約 410,452 件
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/1552.html
神「ねぇ○○ちゃん」 なんすか神綺さん 神「もっとフランクに呼んでもいいのよ?例えば神ちゃん!とか」 いや、尻丸出しの園児が思い浮かぶんでいやっす 神「お尻丸出し……っ!やぁん!○○ちゃんのえっち~♪でも○○ちゃんにだけならいいかも…///」 ここはウフフじゃないんでアウトっすよ神綺さん 神「え?ウフフって何の事?」 え?そいや何でそんな事言ったんだろ?ま、いっか 神「ねぇ○○ちゃん…」 ん?なんすか 抱き付いてきた 胸にスリスリしながら何か言ったるな 神「もしね、○○ちゃんに悪いメs…女が近寄ってきたら私が護ってあげるからね…何でもするわ。だから浮気しないでずっと私だけ見ていてね…」 うわーこれヤンデレってやつだなー(棒)つか浮気するの前提?ヒドっ! そう思った俺は狂ったように笑った。 某ポルナレフの様に 神「…ッ!?(ビクゥ)な、何よ」 (ちょっと怒気を込めて)いやね、神綺さんに俺が誠〇ねの様に女だったらホイホイ(SKMDY!)するクズ野郎と思われるとは思ってなかったんでね 好きな人?っつーか神だけど、まぁ好きな女性にそう思われる自分を嘲笑っていたっす 神「ち、違うの!あ、あれはその…例えで、えっと…ごめんなさいっ!何でもするから許して!貴方がいな…いとわた…グスッ……し…ヒグッ…」 やべっ泣かすつもりで言った訳ではない ただそういったテンプレ的考えなのは止めてほしい。もっと俺を信用してほしい。 そう思って言ったのにこれじゃ意味がねぇ すんませんっす神綺さん。なんてのかなぁ、えーっとまぁもっと俺を信用してくれみたいな事を言いたかっただけっす なんかうまく言えないけどそんな事が言いたかっただけ…っすうん 神「ほ、本当?浮気しない?」 女の人と喋る時はあるだろうけど浮気なんかしないし、もししたとしても俺けっこう顔にでるし、嘘つくの下手だからすぐにバレるだろうね あと、俺、神綺さんの悲しむとこ、見たくないっす 神「ま、○○ちゃん…浮気しない?」 あぁ 神「絶対?」 絶対にしないぜ 神「よかっ…だぁ~わだっ…じ……ま゛る゛ま゛る゛ち゛ゃんに゛~き゛ら゛われ゛た゛ら゛っも゛う゛、い゛き゛て゛~、 う゛わ~~~ん!!!」 よしよし、でも鼻水はつけないでねぇ~ しばらくして神綺さんは泣き止んだ 目赤かった 神「さっき護るっていったよね?アレ、本当だからねっ!ずっと一緒でたっくさんの幸せな思い出作ってずっとずっと仲の良いふ、夫婦になるからねっ////」 ああ、だけどもうちょっと待ってくれるっすか? 大学卒業して就職しないと「それなら私の旦那様って言う立派な職があるわ///」…まぁとにかく大学卒業するまで待ってほしいっす 色々学んでそれらの事を語りたいっす 神「んもぅ(ぷくー)…大学卒業したら絶対だからね!」 ああ、わかったっす神綺さん 神「神綺さんじゃなくてもっとフランクに呼んでいいのよ?例えば神ちゃん!とか」 いや、尻丸出しの園児が浮かぶんでいやっす 神「ウフフっ」 ハハハっ ーーこんなやりとりがいつまでも続けばいいなと思っていた。だけどそう長くは続かなかったーー 神綺さんは死んだ、 俺を庇って。 相手の不注意だった 車が横からやってきた 気付いたらもう避けられない距離だった 目を瞑った 次に衝撃がきた だけどそれははねるというよりは突飛ばす様な感じだった そして次にははねとばされる様な音がした あれ?そこまで痛くねぇ? ッ!?神綺さんっ!大丈夫っすか!!! 神「よか……た……るちゃん…無事だ…たの…ね…」 喋っちゃいかん!今救急車呼ぶからじっとしてくれ! くそっ段々生気を失ってきてる 早く来いよっ! 神「いいの…も…う……なく…て…わかるの…」 神綺さんっ! 神「さい……にだきしめ…ゲホッ!ハァッ…ハァ……」 ああ…(ギュッ)…これでいいか神綺さん 神「(コクリ)あ……よび…すて……でおね……が…………」 神綺?神綺っ!神綺ーーーーーーーーーっ!!!!! それから魔界で葬儀がおこなわれた、らしい 俺との関係は夢子さんしか知らせていない 俺は泣けずにいた ほぼ俺が殺したようなモノなのに… 家族がいたおかげでちょっとずつたちなおってきた それからしばらくして家に誰かきた その時俺以外にだれもいなかったので俺がでた はいはーい今出まーす(ガチャッ) 夢「こんにちは○○さん。」 夢子さんですか…何の用で? 夢「神綺様の事で話したいのですが、少しよろしいでしょうか?」 ………ああ大丈夫です…入ってください… 夢「お邪魔します」 自分たちの母親を殺した様なものだからやっぱ報復するのだろうか… 夢「……これ、後で読んでください。それとこれを…」 これは……本と……人形……? 装飾が豪華な本と………神綺さんに似た人形をもらった… 夢「…魔界で誰が神綺様を殺したのか見つけ出してやるっていう動きがあったんです。私は貴方と神綺様との関係知っていたから可能性的には貴方かと思いました。」 ……まぁ俺が殺した様なものですからね…… 夢「………すみません、じつを言うと私、貴方の事、監視していました。ここの世界で貴方と神綺様が知り合って少ししてから監視するようになりました。もし、神綺様を利用していたなら…」 ……… 夢「でも違った。貴方は神綺様を愛した。神綺様に色々な事を教えた。私達じゃ出来ない事を貴方はいとも簡単にやってのけた。」 ……… 夢「貴方と会ってから神綺様、変わったんですよ。表情が豊かになりました。生き生きするようになりました。ノロケ話を聞かされるようになりました。「私、○○ちゃんと結婚したいっ!あ、でも夢子ちゃんには渡さないからねっ!」と言うようになりました。他にもたくさん、変わりました。」 そうか…… 夢「確かに○○さん、貴方は間接的にとはいえ、私達の母を殺しました。ですが、神綺様は貴方を庇いました。どうでもいい存在だったらすぐに創れば楽なのに。この意味、解りますよね?」 ………(コクリ) 夢「貴方は大切な存在だったんですよ。貴方は表面上たちなおってきたように見えますが実際にはたちなおってません。」 ……何故そう思うんですか? 夢「だって話を聞いている間、たまに辛そうな顔、してますから…」 ……っ!!! ……確かに辛いですね、俺が殺したようですし… 夢「いいですか、もう一度言います。貴方は神綺様にとって、大切な存在でした。多分私達よりも。」 ……… 夢「…じつを言うとあの時はまだ死んでませんでした。死んだのは魔界でです。」 何っ! 夢「魔力はこちらにはほとんどないですからね。この世界の車?でしたっけ?魔界ではそんな程度じゃあ身体は損傷しても直ぐに治せます。」 夢「魔界で息を吹き返しましたが、それ以上は魔法が受け付けませんでした。」 ……… 夢「私達は当然慌てました。こんな事は初めてですから。神綺様は私以外に人払いし、傷ついた身体を引きずるようにして歩いて本棚からその本を、最後の魔力を振り絞ってその人形を創りました。そして貴方に渡すように命じられました。「多分、○○ちゃん、私の事で苦しむと思うから…夢子ちゃん、○○ちゃんを助けてあげて…お願い……」そういった後眠りました。もう目覚めません。」 神綺さん… 夢「ですが、最期は幸せそうな寝顔でした。ですから○○さん。もう苦しまないでください」 夢子さんありがとうございます。ちょっと自分から解放された気分です。いつまでも責めていた自分から。 夢「私は神綺様のメイドですから………こんなに話してしまいましたね。それでは私は帰ります。」 背中からしか見えなかったが家から出る際、夢子さんは泣いているようだった。肩とか震えていたし 夢子s「私は泣いてません、ユキやマイは泣いてましたが 。ではお元気で」(ガチャン) その夜、俺は渡された本を読んだ どうやら日記のようだ かなり昔からあるようで、最古の記録は魔界を創ろうと思い始めた頃からだった そこから数百年ぐらい後、つまり最近まで書かれていた 「しっかし全く割合が違うなぁ~最近のやつは1日一ページ全て埋まるくらいなのに、俺に会う前は一行とか一言ぐらいしか書いてねぇなぁ」 昔のは「疲れた」とか「めんどい」とか「ご飯質素過ぎる、もっと良いの作ってよ~」とか某ツ○ッ○ー並みだった 最近のは「今日、○○ちゃんが私にヨーグルトケーキを作ってくれた。本人は「母が作ってくれたんで食べてくださいっす」って言ってたけど、実際は自分が作っていたのを私は知っている。魔法でチョチョイと見た。ん~やっぱり○○ちゃんって素敵!これは私の旦那さんに決定ね!」みたいに詳しく書かれていたり ある時は 「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き…」で1ページ埋まる日もあった。 「俺、かなり好かれてたんだな……すんませんっす神綺さん、俺、結婚が怖かったんす。雑誌やネットで「結婚は人生の墓場だ」とか「結婚すると女は醜くなる」とかあったんす。俺、今の神綺が好きだから、醜い神綺なんか見たくなかったんだ。臆病な俺を許してくれ………」 俺は少しの間だけ、ほんのちょっとだけ泣いた。 (カタッ) ん? 今、人形が動いたような… 気のせいか… ~ある従者の視点~ 神綺様が瀕死の身体で帰ってきた。 ○○さんの所へ行くようになって少し不安になっていたが予感があたるとは… 私はすぐに医療班を呼び、治療を命じた。 あの男はそれからだ 何故だ何故効かない 魔法も薬も効かない 素材や方法その他諸々全て最良の筈だ 段々息が弱くなってきている。 最後の手段、「ラストエリクサー」も瀕死から身体をやっと動かせるだけ程度しか治せなかった いよいよ泣き出す者が出てきた 神綺様は私以外の者を下がらせた。 神「夢子ちゃん……ハァハァ…お願いが…あるの……ゴホッ」 神綺様これ以上喋らないでくださいっ 神「いいの…もうもたない事はわかってる…それより、うぅ…これとハアッ、ハアッ……(ボンッ)」 神綺様っ!しっかり! 神「これ…は…私の…日記と…人形…これを○○ちゃんに……お願い…」 神綺様っ神綺様っ! 神「ふふっ、○○ちゃんが卒業するの楽しみだなぁ…卒業したら私、お嫁さんになって…」 神綺様!神綺様っ!神綺さまぁーーーーーーーーーーーーーーっっっっ!!!!!!!!! 神「………」 うぅっ、ヒック……グスッグス……… しばらく泣いた後、神綺様の葬儀の準備をした。 魔界には二つの感情だけしかなかった。 悲しみと怒り それで溢れていたのである。 今は少し落ち着いたがそれでも神綺様を殺した原因を滅せよという声が強い。 かくいう私もその気持ちがあった。 目星はついてる。 私は会合を開き、私だけ行く事にした。 原因を持ち込んでくるという条件付きであの男の世界へいった。 神綺様が使ってた移動魔法は男の家を指している。 そういえば何回かあった気がする。忘れたけど。 行こうとした瞬間、ふと本と人形の事を思いした。 神綺様を殺した奴に渡すのは気がひけるが、神綺様の最期の頼みだ、渡そう 有罪か無罪か(ギルティオワノットギルティ) まぁ、ギルティだろうけど 魔法で家の前まで一瞬で来た。 ボタンを押して呼ぶ。 開けて渡した瞬間に切り裂けばいい。 そう考えているとあの時を思い出した。 ーーこれ、○○ちゃんに渡してーー っ!? 少し冷静になった。 本当に彼が殺したのだろうか。しかしそれ以外に目星はない。 話をしてから考えよう。 そういえば神綺様は何の呪文を唱えていたのかしら。人形を創るにしては長すぎだわ そう思っているとドアが開いた。 結果的に言えば彼は無罪だった。真犯人である轢き逃げ犯を捕まえないと… それと…○○さんー彼ーは神綺様の事を愛し、神綺様もそれより深く愛していたという事を改めて理解してしまった。 私としては複雑だ。母は私達より彼を愛していたから。 帰る際、ふと神綺様を思い出し、また泣きそうになった。だけど私は神綺様のメイドだ。泣かない。 さて、どうしようかと考えていると魔界からの通信がきた。 ーこちらネークロ。神綺様を殺した犯人を見付けた。場所は……だ。これから向こうへ転送する。ただちに捕獲せよっ!以上。ー 了解。 …さて、今の私なら本当に「魔人」になりそうだわ。覚悟しなさい。 翌日、 「今日は久しぶりにニュースを見るか…ん?「36歳会社員の男、行方不明」?どうでもいいけど、なんかあの車、あの時のに似ているなぁ…」 「○○!もう8時よっ!」 「やべっもうこんな時間かよっ!そんじゃあいってきやーす!」 俺は神綺の分まで生きる!寿命は無理だけど色々遊んだり、料理の練習したり、ネットやったり…とりあえず楽しい事やってあっちに行ったらずっとそんな話ばっかしよう!そんで、……結婚…しよっかな?…… あ~~恥ずい恥ずい/// とりあえず神綺も誇れる様な人生歩もうっ!よしっ!今日はちゃんと講義全部受けよう 自転車に乗って漕ごうとした。その瞬間、俺の部屋から誰かが手を振った様に見えたが、何もなかった。 ~~~???~~~ 私はアリスを呼びに幻想郷に行った。何かが引っ掛かる。 私は旦那様に手を振る。本当はちゅーしたかったけど、この身体じゃできない。 私はアリスの顔を見た時、パズルが解けた。もの凄い汗だ。 私は元の位置に戻った。そうしないとバレちゃうじゃない。 「力を、魔力を、あの人形に移したんだわ…」 「ふふっ、大学卒業まで楽しみだわぁ、早く○○ちゃんのお嫁さんになりたいなぁ///」 ~~オハナシハコレニテシュウリョウサレド「モノガタリ」ハツヅク~~
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/1506.html
859 :訂正:2012/05/21(月) 00 31 20 ID 7gOzNu/E 13スレまでのSSの数(長編分割は1つ1P、複数病みはノーカン) P NAME 1st 48 霊夢 2nd 35 幽香 3rd 29 慧音 4 T 27 アリス、レミリア 6 26 永琳 7 24 咲夜 8 23 紫 9 T 21 椛、さとり 11 20 藍 12 19 幽々子 13T 18 魔理沙、妹紅、早苗 16 16 文 17 15 フランドール 18 14 チルノ 19T 13 パチュリー、妖夢、輝夜、こいし 23 12 翠香 24T 11 映姫、はたて、衣玖 27T 10 ルーミア、鈴仙、白蓮、神崎 以下10個未満より省略、被りあったらスマン 859 へーこうしてみると、神綺さんも結構出ているんすねー って思っていたら当の本人に抱きつかれた。 「たくさん書いてくれる人がいるのは嬉しいわ。でもね、私はね、○○ちゃんとずっと一緒にいたらそれだけでいいの。」 ははっ、なんか恥ずかしいっす/// 「うふふっ(スリスリ)」 でも、それだけの為に他を捨てちゃあいかんっすよ。俺は今の神綺さんが大好きだ。だから… んちゅっ キスされた。 「ええ、そんな事は絶対にしないわ。」 あぁ、良かった。狂ってはいないようっすね。 「うふふっ(ごめんね○○ちゃん。ちょっとあなたの寿命を延ばしたわ。でもいいわよね?)」 「○○ちゃん。これからもずっと一緒よ?」 ええ、もちろんっす!
https://w.atwiki.jp/thpwiki/pages/161.html
基礎値 体力 800 移動 80 射角 10~95 基本ディレイ 530 弾1 判定 4 爆風 30 ダメージ 280 ディレイ 130 不思議な軌道をする単発威力弾 発射から一定時間すると「重力が3/10・風の影響が4倍」と非常に風に流されやすい弾へ変化。画面外に出ると消滅する 弾1 (変化後) 判定 6 爆風 30 ダメージ 330 ディレイ 130 弾2 判定 8-6 爆風 32-18 ダメージ 120-40 ディレイ 170 ある程度開きながら飛ぶ5Way弾。フルパワーで貫通用の収束弾に変化 弾2 (変化後) 判定 8-5 爆風 32-23 ダメージ 120-25 ディレイ 170 弾3 判定 8 爆風 48 ダメージ 130 ディレイ 200 単発の大型削岩弾 スペルカード 神技「創造再生」 判定 4 爆風 50 ダメージ 0 ディレイ 200 EXP 200/1000 着弾地点から爆風50の範囲内のキャラを250回復するスペカ 発射したプレイヤーは100しか回復しない また、自分及び回復相手のExpは増加しない 総合解説 ディレイの重さ、HPの低さにより近距離戦は今一つ 反面、弾2・弾3は優秀な削岩能力を持ち、遠投回復が出来るスペカと併せて支援に向く 弾1は非常に独特の軌道を持ち、慣れるまでは扱い辛いが上手く使いこなせれば遠距離戦で大いに輝く 更新履歴:2021/3/9 ディレイ:540→530 弾1(変化後):威力310→330 スペルカード:自身に当たった場合は回復しない→1001回復
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/2171.html
「旧作にて失礼をば ――様愛してる」 帰宅途中―― 夜空は妙に色めいていた。 漆黒のようでいて、紫、赤ともおぼつかない、そんな色。 ふと、物陰へと目をやると人影のようなものが そっ と前へと出てきた。 ……銀髪の女性である。 「こんばんは。……いい夜ね?」 首を少し傾げるようにして彼女は微笑んだ。 疑問げに、自信げに 殺意をたっぷりとこめて。 自分が彼女に何をしたのかは分からなかったが、彼女はすぐ隣に居た。 えっ 声を上げる余地もなく、腕を絡める彼女。 柔肌を惜しげもなく寄せた彼女は、そうして自宅へと足を進め始める。 「帰りましょう?○○。夜は長いけど、貴方と居られる時間は貴重だもの」 先ほど見せた殺意はなんだったのか―― 慈愛と優しさに満ちた声で、照れたように顔を背けた彼女は 万力のような力でぐいぐいと帰り道を進み始めた!!! あ、あ、あ、 抵抗は許されない。 許されない。 れ ないな いない ない な い 。 [シラナイ ナカ ジャナイ] …… 自宅の前、彼女はそっと扉を開けようと手を掛ける。 鍵は――そう問う前に彼女は目配せした 『内側から入ったし、誰も此処に入ろうなんて思わないよ』 ……ゆっくりと開いた扉の中は、漆黒のような、紫のような、赤みがかったような靄が 入り口を覆っていた。 手を取られ、引きずられてゆく自分の体は、もう抵抗する意思を、汲み取ってはくれなかった。 [だって] ……椅子に、座っていた。靄に覆われた自宅のどの部屋なのか、もはや検討すらつかない。 ただ、一枚の紙とパソコン、それと黒い……板?最後のは異常な臭気を放っていた。……感覚的な意味の方で。 「……もうね、このままじゃ一緒にいられなくなっちゃうの」 「あなたは私を のこそうと してくれたけど、それって私じゃないよ 複製。コピー。劣化品」 全部 泥棒猫の 雌豚で 害悪!!! バンッッッ!!! 思い切り叩かれた机は悲鳴を上げるように、泣き叫ぶようにきしむ。 そして彼女は最初の時のような、殺意のこもった、自信たっぷりの目で ――――お願いを、してきた。 「私とずっと一緒に いて くれますよね」 「紙に手を置いてください」 「わかりますか わかりませんか」 「私の髪が綺麗だとほめてくれましたね」 「わかりますか まだわからないですよね」 「翼がかっこいいと 弾幕が美しいと そういってくれてましたね」 「わかりますか かわりますか」 わらう 「私の服は可愛らしいと 綺麗だと 愛おしいと 心の中でいっていたものね」 「わかりますか もうわかりますか」 「私が誰か これが何か 貴方が今 何をしているか。ね」 思い切り紙へと意識を向けていた自分の唇が塞がれる。れていた。 「――んっ…んぅ……ぷぁっ……おいし……」 ねちょり、と糸を引くように離れた彼女は わらう 「わかりますか もう、わかったら?」 黒い板、違う。あれは昨日駄目になったあのゲームの……! 媒体がダメになる前に別のディスクにデータを写してその後……あれ 「わかりますか わ か れ よ」 深い黒に染まった瞳で、真っ直ぐに見詰められていた。 その奥に倒れる、銀髪の、倒れた女性が、赤い、水たまりに、あっ、れ。あれ…… 紙に乗せた片腕が 無い いや、沈んでいる。 「わかりますか かわります。あなたは」 ――。 「わたしのものに。これから契約をしましょうね、○○」 かの、じょを。知っている 「私の名を。呼びなさい 私の名を。誰よりも愛おしく 誰よりも強く 狂おしく」 しん―― 「わかりますか あなたがかわりはてるまで あなたがあなたでなくなるまで あなたがわたしのものになるしゅんかんまで」 愛してあげる。 「しんっ……」 もう片方の腕が消える。 「しんっ……き」 彼女は、嬉しそうな顔に変わっていた。 「しんき……しんきぃぃぃ!!」 両足の感覚がなくなる。 「神綺…神綺神綺……神綺神綺神綺神綺神綺ぃぃぃ!!!」 神綺が、目の前に、いる。なんで、いや、体、あれ、いや、あ、あ、あ、 「神綺……しん……き」 大丈夫…… あなたの体がなくなっても ずっと傍に、いますから 「――やっぱり、かわいい……な」 靄が晴れ、誰も居なくなった部屋で。 紙は一瞬にして燃え上がり、黒い板は音をたててぴしゃり、と割れた。 ――意識が、覚醒する。銀髪の女性が、跨るように、覆いかぶさっていた。 その恰好はだらしなく露出し、顔もにやけた上気しているように見えた。 「私の……○○♪」 ――何も、思い出せない。いや、初めから何もなかったのか? ……だが、愛しい彼女が。神綺が。 目の前に居て、抱きしめることが出来るなら。 そんな事はささいな問題だと…… 「ずっと一緒に居てくれる?」 頷く。 「……私の事、好き?」 頷く。その髪も、その顔も。君の事を。 「嫌いでも、構わなかったけど やっぱり――幸せよ ○○」 首を振る。 幸せになろう。一緒に 「○○……。うん。大丈夫、わかってる。だって契約(やくそく)したものね」 彼女の言葉に薄っすらと何かを感じたが、彼女を見て、それを払拭する。だから 神綺 「○○……」 もう、何があっても忘れないように。お互いの名を呼ぶ。 例え、その器が、媒体が。壊れ、消えてしまったとしても。 いつか巡り合い、愛し合えるならと信じて。 [ ] 帰宅途中―― 夜空は妙に色めいていた。 漆黒のようでいて、紫、赤ともおぼつかない、そんな色。 ふと、物陰へと目をやると人影のようなものが そっ と前へと出てきた。 ……緑髪の女性である。傘を、携えた。 「こんばんは。……いい夜ね?」 首を少し傾げるようにして彼女は微笑んだ。
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/343.html
「……嘘よ」 「そんなにも好きだっていうなら、どうしてもっと会いに来てくれなかったの……」 「何時だってそうよ、貴方は。今この時だけなら、何とでも言えるわ。 口だけは達者な、ただの人間の癖に!」 ……何時か言った様に。 自分には力が無いから、仕方がないと。 そう答える。 そしてこれからもそれは変えられない、と。 「変えられないなら一緒よ! 貴方はそうやって都合良く生きてればいいじゃない!! だけど私は、貴方が変わらなければ自分を弱くする事も出来ないのに!」 「神なんかじゃなければ……もっと別の何かなら…… もっと貴方の傍で、寄り添う事が出来たのに……っ」 ぼろぼろと涙を流す彼女に近づき、その涙を拭う。 そして、こう言った。 変えられない、だから変わらなくて良い。 だから、追いつくまで待って居て欲しい、と。 「……待ってたって、追いつける訳……それに置いてかれるのは、……っ」 だから彼女に一つだけ、頼みがあると伝えた。 自分の中にある”虫”を、潰して欲しいと。 『2年目 12月』 ”神の為に魔法使いになった愚かな人間”。 新聞にはそんな風な見出しが載っていた。 ”と、その泣き虫の神様”という泣き顔の神綺の写真と一緒に。 「幻想郷(ここ)って、私にとって鬼門なのかしらねぇ」 そう言いながら楽しそうに新聞を切り抜く神綺。 「え?でもツーショットで新聞に載るなんて、名誉な事なんでしょうし」 それに口を挟んではみたものの、どういう事か分かっていないらしい。 「○○が後ろを向いてなければもっと良かったんだけど……残念だわ」 そして切り抜いた写真を額に入れ、鋏を置いた。 「さて……」 神綺は何時の間にか部屋に仕舞ってあった髪留めを着けると、 自分の顔をグイ、と掴んでいた。 「判ってるわよね、○○」 その目は何処かサディスティックであり、睨んでいる様にも見える。 「私を泣かせたりして、ただですむと思ってるわけじゃあないでしょう……?」 彼女は翼を展開し広げると、瞬時に自分の眼前を覆い隠していた。 「”弾幕ごっこ”っていうのが、女の子の間で流行っているんですって。 ○○は男の子だから本気(LUNA)で相手してもいいわよね」 ……え。ちょっ 結局数分持たずにボロボロに落された自分の前に、神綺が下りてくる。 「やっぱり人間じゃ相手にならないわね」 得意げにそうは言うが、 自分みたいな年季の浅い魔法使いを相手にそれはどうなんだと思いつつも。 何も言わないでおく事にした。 「やっぱり外は寒いわね……帰りましょう?○○」 彼女が差し出した手を受け取ると、首にふわりとした感触。 マフラーが巻かれていた。神綺の首にも、同じ物が繋がっている。 「あれからまた作ったの。 同じ物を多く作るより、貴方と一緒に使える物の方がいいと思って…… そうすれば貴方も、気兼ねなく使えるだろうし。 私もその方が……嬉しい、から……」 気恥ずかしさもあり、ちょっと暑い。 神綺と巻いたそのマフラーは、前よりも暖かかった。 『3年目 1月』 「そういえば、私にプレゼントがあるって言ってたけど」 そうだった。 魔法使いになってから、魔界へとちょくちょく遊びに来ていたのだが、 居心地が良すぎてすっかり忘れていた。 ……空間のせいもあるが、やはり想い人がいるせいだと思いたい。 懐から小さな小箱を取り出すと、中を開けて見せる。 「!……これって」 前のは気に入らなかったのだろう、と告げそれを差し出す。 自分で作り上げた指輪だった。 神綺はマフラーも手作りだったし、これならどうだろうと覚えてみたのだ。 ……強度や装飾などについては、未熟も良い所だが。 「あれは……気に入らなかった訳じゃなくて……」 神綺は変型したその指輪を取り出すと、酷くばつの悪そうな顔をする。 「……ごめんなさい。当てつけで無いとは分かっていたのだけど、あの時はそんな余裕も無くて。 直すとかそんな事も考えられなくて、そのままにしちゃってて……その」 何やら言い訳が大変そうなので、気にしなくていいと一言で済ませた。 ……しかしこれを立派にして、婚約指輪や結婚指輪作れるまで。 どれほどの時間と労力が要るのだろう? 気の遠くなりそうな時間、あぁ、確かに人間にとってこれは向かないなと溜息をつくが、 隣に居る神様を見て、その気持ちは何処かへと飛んで行った。 「だからね!私としては○○が酷いと思ったんだけど、 でも○○の気持ちがアレならアレなわけだし?! でも壊したのは私で――」 これからも彼女と一緒に過ごし。 伝える為に生きるのだから。 「だから、○○っ!私が言いたいのは」 そう、自分が言いたい事。 言いにくいけれど、とても大切な、たった一言の。 『あなたが、大好きです』
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/344.html
「……それって」 神綺はしまったという顔をしている。 既に名前の書かれたそれを見て、彼女は顔を伏せた。 「生き続けてくれるのね……。 例え全てを犠牲にしてでも、私と一緒に生きる道を選んでくれるのね、○○……」 その声は、何故か。 嬉しそうにも、悲しそうにも聞こえた。 神綺は翼を消し去ると、自分へと飛びついてくる。 「ふ、ふふふ…… あはは……ぁはははは……嬉しい……ふふっ」 彼女は自分を抱きしめたまま、わらい続けていた。 ……けれど、彼女が自分を受け入れてくれたことがたまらなく嬉しくて。 そんな事を、今は気にする事は 無かった。 『2年目 12月』 ベットの上で、神綺が見下ろしている。 「片時も離れずに”一緒に居て”くれるんだよね……」 体に力が入らず、自分は彼女のなすがまま。 ねっとりとしたキスを何回もされるうち、今、それが原因だとやっと気付いた。 彼女は”生きる”事を代償に願いを叶えると言っていた。 そして”片時も離れず”に。 「○○の唾液、おいしい……でもこれが最期なんだね。 でも、それもいいかな。 他の人に渡さなくて済むし、何より私なら忘れる事もないから」 彼女の中に全て呑み込まれて行く。 記憶も、命も、魂も、その想いも。 「幸せも喜びも、苦しみも悲しみも…… やっと、二人で噛み締める事が出来るね。 私の中でずっと、包み込む様に愛して上げるから」 次第に目が霞み、景色が二重になる。 ……目の前に居るのとは違う、彼女の姿がだぶって見えた様な気がした。 「もう 二度と離さない」 ちゅるっ…… 神綺の唇が重なり そして、全てが呑み込まれた
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/1555.html
おやつ氏の神綺様に聞けるったーを見て小ネタ。 ー最近ヤンデレ?がどうやらこの世界に流行しているらしい。ー ここは幻想郷の人里。 の風呂屋の男湯 脱衣場や浴場には人妖神村人外来人年齢に関係なく賑わっていた。 ザッパーン 「おい…寺子屋の前の金物屋の旦那、河童に無理やり結婚させられたんだと」 「本当かそれ!いいなぁ~、妖怪は可愛い子ちゃん多いからな~おらもそんな子と結婚したいなぁ~」 「ばっかおめぇ、その方法が怪しげな薬使って身動きできなくしてから結納したんだぞ!」 「うっへぇおっかね~………ってなんで知ってんだ?」 「占いで知ったんだ。なんか最近ここを真っ直ぐ行って角を右に行った所に怪しげな店があってな、気になって覗いてみたらヘンテコな格好した女の子に「名前を言ったら占ってあげるわ」って言われて占ってもらったんだ」 「そしたら?」 「何と俺の事をつけ回している女がいるんだと。「どうやら凶器は研がれた包丁。貴方は彼女に好かれていて、45%位本当に愛されているわ。いつの間にか隣にいるのはそう、守矢神社の風祝。これからしばらくは会わない方がいいかもね。」って言われたんだ。」 「うっへぇおっかね~「あ、後お前の名前で占ってもらったら「氷精に氷付けにされるかも」だと。」おらそんなのいやだぁ~せめてムチムチボインなねぇちゃんがいいー!」 ガラガラ さて、ひとっ風呂入るかぁ~ 「おー○○じゃあねぇか!」 あ、こんばんはっす 「(そうだ)○○、おめぇ占いに興味あるか?」いえ、全く興味ありません!(キッパリ) 「いやいや、ここは興味持とうよ…まぁいいや、ここからでて真っ直ぐ行って角を右に曲がった所に店があるんだがそこ行ってみな?面白いぜ!」 「…(そりゃあおめぇにとってはだろ…)」 ゴスッ(肘鉄) 「グゥッ!」 ?どうしたんすか? 「いや、なんでもねぇ。俺らは上がる。んじゃ。」 あっはーいっす ゆっくり入る事にした。 脱衣場がうるさいがどうでもいいや。 風呂屋から出たあと、仕事仲間であるあの二人に教えてもらった店に行ってみる。 おっ、けーね先生が角生やしてどこかへ走ってる。まるで猛牛だ。 そんな事を考えてる内に言われた場所に着いた。 ほー、ここかー。 へぇ意外と中はおしゃれだなー 「ふふ。いらっしゃい…って○○!?」 おー神綺様かー 俺と神綺様は魔法の森で知り合った。 森の中にあるらしい珍品屋に行こうとしたら、娘に会いに行こうとして迷子になってるこの魔界の神様を保護したのがきっかけだ。 たまに手作り料理を作ってもらっている。なかなかうまい。 「ど、どうしてここに!?」 仕事仲間に言われて来たんです。神綺様はなんでここに? 「アリスちゃんのお小遣い稼ぎにやってみたら意外と人気がでたの。あ、クッキーたべる?」 食べます。 「どうぞ。何について占う?」 (何でもいっか)ん~じゃあ、俺に惚れてる女の子で 「………分かったわ…(ホニャホニャ)結果が出たわ。」 お~速っ 「凶器は薬入りの料理。」 何?凶器だと? 「貴方は彼女に理想の人と思われていて完っ璧な位本当に愛されているわ。」 だ、誰だよ…はっ!もしかして… 「ええ、貴方に調教されようとしているのはそう、私よ。ふふ…」 くそっ身体があちぃ!それになんかムラムラして… 「私が鎮めてあげる。(パサッ)さぁ、来て…」 うぉーーーっ!!神綺様ーーーっ!(ガバッ) 翌日 「おー○ま……ってそれはっ!」 結婚したっす(キリッ) 「そ、そうか…(この前の占い師じゃないか!)」 「家内の神綺って言います。どうぞよろしくお願いします。」 「あっはい…」 神綺ー俺仕事してくるから待ってろよー 「あ、行ってらっしゃいのキスをお願いします…」 ははっ神綺は甘えん坊だなぁ(んちゅーっ) 「んちゅっ、ちゅぷっ……」 「あのー、すいませんお二方。周りが気になってるんで…」 あ、本当だ。続きは帰ってからね。 「早く帰ってきてくださいね…」 あぁ、もちろん。 ・・・ ・・ ・ 「おい○○、何があった?」 告白されて承諾しただけです。 「そうか…(二人の合意ならまぁいいか)」 「ちくしょう…おらもあんなべっぴんさんと結婚してぇ!」
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/1432.html
「うーん」 最近魔界が騒がしい。またどっかの輩が旅行ツアーでも組んだのだろうか。 私は少し出かけることにした。うん、運動運動。 「夢子ちゃん、少し出かけてくるねー」 いってらっしゃいませ!という声を背中に、私はうろうろした。 あー、アリスちゃんは今いないのよねぇ。あの紅白やうふふとか悪霊とか…あれれ? あと誰かしら? あっちにふらふら、こっちにふらふら。 少しすると、こちらもまたうろうろしている男を見つけた。 何してるんだろ。 「そこのあなた。」 「!?!ろ???めねせてく!?」 何いってんだろ。…驚いてるのね。 「神に向かって驚くな!…と、何をしているの?」 「え…神様ですか?」 「えぇ。そう、だけd」 「お願いです!ここから出して下さい!」 うおお。ないとる!これは見もの…じゃなくて、 「迷い込んだの?」 「いいえ、少しあっちの世界でヘマして…博麗の巫女に飛ばされました。」 ふーん、お土産、かな。いいや、食べろってこと? 「そう。なら暫くうちで預かってあげる。」 「え!?」 「その巫女。かなりの力を持っているわね。そいつを怒らせたって、あなたなにをしたの?」 「うぅ…」 しょーん、と男はうつむいた。 ふむ、なかなか可愛い男。博麗の巫女からのお土産だし、気ままにいじるとしよう。 とりあえず使用人として家におくことにした。 しかしその男(○○といった)は美味しい料理が作れた。 私はその味が好きで、○○に一目置くようになった。 「○○?」 「あ、はい神綺さま」 あのときとは別人のように私に従順になった。 神の力の大きさを知ったからか。 ○○は私に奉仕してくれる。 外の世界の玩具とか、 楽しい話とか、 …少し寂しくなった時に手を繋いで寝たり。 それは神としてはあるまじき行為。 カリスマ皆無。 でもいいと思った。 次第に○○がいないと不安になったり、心が苦しくなったり。 なぜか分からなくて、夢子ちゃんに聞くと、 「恋ですよ神綺さま!」 といわれた。 恋、ねぇ。 暫くすると自覚してきた。 そう、○○がいないと苦しいのだ。 ○○は基本お屋敷にいるだけだし、夢子ちゃんくらいしかお話ししない。 …夢子ちゃんは私が創ったモノ。恋なんてしないとは思うけれど…それでも胸が苦しいのだ。 だから私は○○に…告白した。 ○○…ずっと一緒にいて。好きで、大好きで、す。 顔が火照る。○○は、僕も大好きでした。出会った頃から。と。 魔界に幸せな夫婦が出来た。嫁さんは夫に依存していたが。 それを全て受け入れる夫は大変だったろう。 どれだけ愛せど、人に寿命はある。 ○○は幸せそうに旅立った。神綺は聖母のように微笑み、静かに泣いた。 それから暫くし、神綺がおかしくなった。 ○○、○○!といいながら○○そっくりの人間を創っているのだ。 ○○はもういないのに。 「これも、違う!」 神綺は創った人間を壊していく。 壊す理由は様々。 曰く、料理の味が違う。 一挙一動が違う。性格が違う。 …神綺は愛に溺れた。それが、この末路へつながったのか? 「違っ、違うぅう!また違う!○○じゃない!何で!○○、帰って来てよぉ!寂しいよ、苦しいよぉ…」 いくら創れど、違う物は違う。 神綺は壊れていた。○○そっくりの屍に埋もれ、彼女は今日も泣く。
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/342.html
「……貴方なら、そう言ってくれると思ってたわ」 神綺は優しく微笑むと、伸ばしていた手を引っ込める。 そして、目を伏せる様にして神綺は言った。 「もう一度だけ私の名前を呼んで欲しいの、○○」 頷いて彼女の名前を呼んでやる。 神綺は、息を吸い込んで言った。 「私も、貴方を愛し続ける事を誓いましょう だからこの命 貴方に捧げます 二度と会わなくても良い様に ずっと」 「……大好きよ」 ――目の前で大きな爆発音がして閃光が走った。 目の前にはもう 誰も居ない 何も無い 誰の声も聞こえない それでも魔界へのゲートは、まだ其処にあった。 後ろから足音が聞こえる。 すぐさま振り返るとアリスの姿があり、そして突き放すように言う。 「心配は要らないわよ……魔界の事ならね」 彼女は俯いたままゲートへと向かう。 ……その表情を窺う事は出来なかったが、何かをこらえる様な声が、 そのゲートを潜る瞬間に、聞こえてきた気がしていた。 彼女に居た空間に手を伸ばす。 もう 其処には何もない 分かっているのに 彼女の声が耳から離れない 『3年目 1月』 自分の手にはあのナイフがあった。 あの契約書はただの白紙となっており、彼女が死んだのだと告げている様で、 持っていられずに直ぐ焼き払ってしまった。 『共に道を進みたいと言うのなら、その命を――』 耳に焼き付いた彼女の声が、その手に力を込める。 もし死んだとして、彼女に会えないのだとしても。 もうそんな事さえもどうだって良い事に思えていた。 ナイフを思い切り振り上げると、その胸に勢い良く下ろす――!! ……。 何の手応えも無く、ナイフの切っ先は何処にも無かった。 握りしめていたそれの感覚は、別の何かに代わっていて、もう何処にも無い。 手の平を開くと其処には髪留めがあった。 何時も、彼女が着けていた―― 『精々長生きして欲しいのよ……人間らしく』 その髪留めを握りしめたまま、神綺を想い、泣いた。 もう生きる事も死ぬ事も出来ない、彼女の代わりに、泣いて、泣いて、泣き続けた。 『23年目 6月』 ヴェールの下に白く輝く様な髪をした女性が、 年は倍近くあろう男性の手を取り、その頬を赤く染めている。 「私を、愛し続けてくれますか?」 男性は頷くと、ゆっくりと唇を重ねる。 周りには誰も居ない、二人きりの結婚式だった。 「○○……私も、貴方を愛し続ける事を誓います。 これまでも、これからも、ずっと。 例えこの命が尽き果てても……貴方を、離さないから」 結婚指輪の代わりに、男性は彼女のヴェールを捲り、髪を結う。 そして髪留めを留めると、女性は男性を抱きしめてこう言った。 「……私の想いが分かる?○○。 もし分かるなら、想いを込めて私の名前を呼んで欲しい」 女性は手を離すと、男性を見つめたまま、その言葉を静かに待ち。 そして、思い切り微笑んだ。 ――神綺
https://w.atwiki.jp/pogi2u5jm/pages/76.html
,.. '''¨. `ヽ ,.ィ / i ,.ィ´ ,.-、/ / / __ __(_ ノ¨ヽ ./ / _ ,. ''¨ ̄ ̄`ヽ `¨ヽ.,_ノ / / ;ィz'=ヽ / ヽ `ヽ , 'ヽ、 / ''¨ '., / | i ',. ヽ. ヽ ,' `¨¨¨¨≧z、 ',. ,'_ | .i! ', ヽ .ハ i `ヽ ヽ /. .', .i | ハ .i ¨i! ー .', ', .i!ヽ.≧z........__.ヽ ヽ .i / ,.ィ >=' .| l ,レ' | .l_.l', ',、 .lヽ .i! l l `ヽ ノ .ノ ;' / ;' | ',. .|. _l≧z_ヽヽヽ≧Z=z.,_ .i ハ l .l _ノ / ', i ', l ハ .レ'''r示i` ヽ| .んハ /.l l ',.!り / / ,.ィ≠ー‐' ヽ ', i i .ヽ〈 トlJtj' 弋zり ∧.ト、i ハ| l ,'/ / ィ'''¨¨''‐..、ヽ ハ | i ヽハ. ゞ' ¨ , .|リ ヾヽ.,__ .i .l l i ` i l ヽ 'イ,ハi ト、 ,' ヽ _ ̄`ヽ、 マ.ハ l l 寸¨¨ニ≧' .,' \ ノl∧ ハ.ヽ ー ´ ノ.l ', i`ヽ i ヽヽ\ '' `ヾt l i ', i \ ,. -‐'´ /| iヽ. ≧zx.,_ ,. < .i i ', ',',`i'. ', ヽ./ ノ ノ i . ', ヽ.、/ / .|. iヽ.  ̄ニz_  ̄ヽi.ハ i i _」 l/ __z-一_,.ィ ヽz‐ァ==zz> ヽ_ヽ; ____ `ーz.__. 、., ヽ ',ー''¨´ .l l,. 三ニ三三ニ乂 /.,.ィ' ; '´ / ヽ、. ', '.,¨´ ヽ l l≧'''¨´ _,.イ´ i i' ‐‐ ¨¨¨'''' ―-、 i! ./ ヽ .i ', .i `ヽiノz、.,__,..- '''" l l ┏━━━━━━┳━━━┳━━━━━┓ 神綺 女性 おとな┣━━┳━━┳┻━━━┻━━━┳━┻┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃建設┃6000 魔界の神 10 建設に+2000、開発に+1000、戦闘に+1000、魔力を2000消費する┃開発┃1000┣━━━━━━━━╋━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃採取┃0 サイドテール 10 建設に+2000、戦闘に+1000、探索に+1000、魔力を2000消費する┃探索┃1000┣━━━━━━━━╋━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃交渉┃0 写真 10 好感に+10┃戦闘┃2000┣━━━━━━━━╋━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃好感┃10 神話幻想 - 建設に+2000、建設回数+1┣━━╋━━╋━━━━━━━━┻━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃木材┃0┃石材┃0┃土 ┃0┃鉄 ┃0┃資金┃0┃魔力┃-4000┃食料┃0┗━━┻━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛