約 5,048,140 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2707.html
登場する人物、そして神姫 オーナー 奏萩樹羽(かなはぎみきは) 16歳 本作の主人公。絶賛引きこもり中の少女。 8年前に父親の会社が倒産し、さらに当時陰湿なイジメを受け強い疑心暗鬼に取り付かれた。 2年前の中学2年生の春、華凛と出会い親友となる。 しかし高校にあがると華凛と離れてしまい、登校拒否になり、中退。 華凛のおかげで疑心暗鬼はかなり薄れたものの、根っから人付き合いが苦手。 作中ではあまり描くことができなかったが、髪が長くて背が小さい。 ちなみに華凛が割と大きい事を少しうらやましく思っている。主に胸部。 秋已華凛(あきのみかりん) 16歳 桜崎高校と近所のゲームセンターに通う高校一年生。樹羽の親友。 元気であることが取柄で割とテンションが高い。 だがあくまで楽観的ではなく、ちゃんと物事を考えて動いている。 神姫のことに詳しく、昔は神姫を持っていたとかいなかったとか。 赤い髪が特徴的で、普段はあげているが学校がある日はそのまま垂らしている。 普通逆じゃないかとかそういうことは、この際置いといておこう。 柏木仁(かしわぎじん) 22歳 某所でホビーショップを営んでいる黒縁メガネが似合う青年。 大学生の時神姫に惹かれ、当時発売されたアーンヴァルmk.2型を購入。 それから3年後にホビーショップを開いた。 パソコンの知識が多少ある。 また神姫についての話は一度しゃべりだすと中々止まらない。 バトルもしようと思えば出来るが、あんまり強くない。 南絵美(みなみえみ) 9歳 仁の姪。幼くして父を亡くし、母も仕事に忙しい日々で、仁が面倒を見ている。 仁からしてみれば、亡き兄の忘れ形見のような存在。 本人も仁のことを「お兄ちゃん」と慕っている。 生まれつき病弱で、神姫バトルなら気にせず体が動かせるという理由でノーマルライドを選んでいる。 長谷川碧(はせがわみどり) 16歳 神姫センターの受付嬢。樹羽と華凛の同級生で中学時代はクラスが一緒だった。 彼女は中学を卒業後、就職の道へ進んだ。その際、親や親戚のコネを使って神姫センターに就職。今に至る。 彼女は明るく真面目な性格で受付という仕事をまっとうしている。 余談だが、彼女のファンクラブの人数は3桁に上るとか上らないとか。 東雲榊(しののめさかき) 16歳 華凛と同じく桜崎高校に通う青年。華凛と同じクラス。 両親ともに音楽の道で活躍中で、その影響か自然と音楽に興味がある。 趣味はクラシック系の音楽を聴くこと。家がでかい。 ちなみに小学校一年生の時は樹羽と同じクラスだったりもした。 木嶺楓(もくれいかえで) 19歳 現役大学生の女性。数年前に男性恐怖症になってしまい、さらに多重人格まで発症してしまった。 今では何故か鉢巻の着脱で人格が入れ替わるようになっている。 今までの彼女と番長(仮)の彼女を表と裏でしておくと、 表の彼女は比較的物静かな女性で普通に大学にて講習を受けたりしている。 変わって裏の彼女は大胆で好戦的で正義感が強い。 だが元が元だけに礼儀正しいところもある。 宮下亘彦(みやしたのぶひこ) 65歳 顔に傷があり肉体が引き締まったオジサマ。未だにその眼光は衰えを見せない。 昔は暴力団のお頭ではなかったかと言う噂は絶えないが、本人が否定しないのもまた事実である。 酒が好きで付き合って飲もうものなら死んでしまいかねない。 酔いが回ったときの彼は比較的陽気になるとか。 神姫バトル初期からのマスターで未だに彼らに勝てる者たちは少ない。 朱野和也(あけのかずや) 15歳 樹羽たちが通っていた中学校の後輩。華凛と同じ陸上部所属で今は部長を務めている。 樹羽と同じ位身長が低いが足は速い。運動全般は出来るが頭の方は少し残念。 当初、華凛に惹かれて陸上部に入部したが一緒にいた樹羽に心奪われてしまい、それ以降好意を持っている。 バトルにおいては大剣とパイルバンカーを主軸にして戦うスタンスを徹底しており、仲間内では負けなしの実力を誇る。必殺技は『天地激震 フィストバンカー』。 余談だが、華凛が現在神姫を持っていない理由を知る数少ない一人。 神姫 シリア エウクランテ型 改造され、暴走していた神姫。 あらかたの箇所をクリーニングされ、樹羽の神姫になることになった。 基本性格設定のままだが、改造された影響か、はたまたクリーニングのやりすぎか、歌うことに関してあまり言わない。 そのためカラオケボックスにて反省会ということにはなりそうにない。 表面上では吹っ切れたように装ってはいるが、やはり前のマスターのことは気になっているらしい。 エリーゼ アーンヴァルmk.2型 仁の神姫。天使のような笑みで人を驚かせるのが趣味。 驚かされる方からしてみればとてもはた迷惑だが、彼女の笑みを見れば許せてしまうのは、さすがは天使型MMSというわけか。 アイラ イーアネイラ型 絵美の神姫。しっかり者のお姉さん。 彼女を一言で表すなら(というか一言でしか表せない) で か い グリーン ベイビーラズ型 碧の神姫。割とおき楽な性格で趣味はロックを聴くこと奏でること。 安定した語尾とその性格に最初は戸惑うかも知れないが、慣れてくれば楽しい神姫。 碧と一緒にいることが生きがいのようになっていて、当初碧が仕事に行っている間留守番をしたところ、一週間はすねたらしい。 今ではカウンターの下で静かにロックを聴いていることで安定したようだ。 シンリー アルトアイネス型 榊の神姫。マスターがクラシック系なのに対し彼女はロック系。 作曲することが出来、既にネットに数曲あげたりもしている。 『Day Black』という名前であげている。 初めて作った曲『さよならマスター』はミリオン再生を記録し、多くのリスナーを泣かせたとか。 (創作秘話で彼女は『最初すっごくマスターがウザくて半分投げやりにやったらなんか出来た』と語っている) 紅葉(もみじ) アーク型 楓の神姫。基本性格設定のままでおせっかい焼きな部分もあるが、それよりちょっぴり好戦的。 一人暮らしの楓の手伝いもしているそうだ。思ったことをずばずば言ったりして楓にたしなめられたりしている。 バトルでもそんな性格のもと、ガツンとまっすぐのガチンコ勝負という意気込み。 楓の男性恐怖症を治そうとしたこともあるらしいが、そんな彼女でも楓の病気は治らなかった。 静(しず) フブキ型 亘彦の神姫。フブキ弐型が横行している2044年では既に化石となりつつあるフブキ型の一機。 主の命令であれば自らの命であっても惜しまない覚悟と忠誠を誓っている。 口数は少ないが、主のことを心から慕い仕えている。 侍のような覚悟と忍のような忠誠と身のこなしを兼ね備える。 使う武装は主の指示で刀のみ。 ハオ マオチャオ型 和也の神姫。名前の由来は覇王から。 マタタビジェルが大好物で、多くて日に5杯は飲むこともある。 本人的にはマスターの恋路はどうでもよく、マタタビジェルさえ飲めればいいと考えている節があるが、実際のところ少しだけ興味があることも事実。 実は負けず嫌いで、負けえれば即再戦を申しこむこともあるんだとか。 トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/45.html
あらすじ ベテランマスター岡島士郎と、彼の持つ神姫達が織りなす 笑いありHありハードバトルありな日常。 え?作品名ですか? うん、適切且つ妥当。 著 でこちゅー ◆CtUOuuxRW. 人物・神姫設定 <各種設定集~人物編~ > <各種設定集~神姫編~ > ストーリー一覧 第一話 「おっ昼~休~みはウッキウキショッピング♪」 第二話 「昼下がりの情事ヤマモト」 ※注)H要素あり 第三話 「ウサギって寂しいと死んじゃうんだよ!」 第四話 「だれも いないひ」 第五話 「悲しき戦士の咆吼」※注)神姫破壊描写あり 第六話 「ジャロの身上相談所」 第七話 「美少女戦士、登場!?」 第八話 「知らなかった闇・本当の光」※注神姫破壊描写あり) 第九話 「鶴畑の末姫、登場!」 第十話 「Paka-Paka RISING」 第十一話 「妹、襲来」 第十二話 「ジャロにマタタビ?」 第十三話 「三郎さん家のアネゴさん 勝手に外伝 ~冬だ!熱海だ!人魚姫だ!?」 外伝シリーズ 「鶴畑家の人々」 第一話 「鶴畑家の食卓」
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/153.html
武装神姫・標準武装一覧 ※各武装の設定は非公式のものです。 『フブキ』【大手裏剣・白詰草】 【忍者刀・風花】 【忍者鎌・散梅】 【飛苦無・蓮華草】 『アーンヴァル』【アルヴォ PDW9】 【アルヴォLP4ハンドガン】 【GEモデルLC3レーザーライフル】 【M4ライトセイバー】 『ストラーフ』【フルストゥ・グフロートゥ】 【フルストゥ・クレイン】 【アングルブレード】 【シュラム・リボルビンググレネードランチャー】 【モデルPHCハンドガン・ヴズルイフ】 『マオチャオ』【研爪(ヤンチャオ)】 【防壁(ファンビー)】 【旋牙(シャンヤ)】 【ぷちマスィーンズ】 『ハウリン』【十手(じって)】 【棘輪(きょくりん)】 【吠莱壱式(ほうらい・いちしき)】 【ぷちマスィーンズ】 『ヴァッフェバニー』【カロッテP12】 【カロッテTMP】 【STR6ミニガン】 【ハグタンド・アーミーブレード】 『サイフォス』【コルヌ】 【デファンス】 【ベック】 【クリニエール】 『紅緒』【為虎添翼(イコテンヨク)】 【怨徹骨髄(エンテツコツズイ)】 【気炎万丈(キエンバンジョウ)】 【破邪顕正(ハジャケンショウ)】 『ツガル』【ハイパーエレクトロマグネティックランチャー】 【フォービドブレイド】 【ホーンスナイパーライフル】 『ジルダリア』【アレルギーペタル】 【モルートブレイド】 【グラースプアイビー】 【ポーレンホーミング】 【フレグランスキラー】 『ジュビジー』【ハンマーシード】 【パウダースプレイヤー】 【グリーンカッター】 『フォートブラッグ』【FB256 1.2mm滑腔砲】 【FBモデル M16A1アサルトライフル】 【FB0.9V アルファ・ピストル】 『エウクランテ』【ゼピュロス】 【エウロス】 【ボレアス】 【テンペスト】※ 『イーアネイラ』【スキュラ】 【ネプチューン・トリトン】 【ネプチューン・プロテウス】 【サーペント】 【トリアイナ】 【オルフェウス】 【exOPT MM09MRアタッチポール】 【メイルシュトローム】 『ヴァッフェドルフィン』【フィンブレード】 【アンカーナイフ】 【カロッテMP6】 【ヴァッサーマン・トーペードG】 【ヴァッサーマン・D-MP】 『ウィトゥルース』【コンピクトU7】 【ルインM21】 【ラピッドランチャー】 【インフェルノキャノン】 『ティグリース』【風神(フウジン)】 【雷神(ライジン)】 【極閻魔(コクエンマ)】 【朱天(シュテン)】 【炎虎甲】 『グラップラップ』【フレキシブル・マニピュレータ】 【ハイブレス・マニュピレータ】 共通武装【サイズ・オブ・ザ・グリムリーパー】 【ソード・オブ・ガルガンテュア】 【ASM-Ⅶ“ハルバード”大型ミサイル】 【ASM-Ⅳ“カッツバルゲル”中型ミサイル】 【ASM-Ⅵ“スティレット”小型ミサイル】 【SMG-A4W“ジャマダハル”サブマシンガン】 【銀のフォーク】 【“シェルブレイク”パイルバンカー】 【ポラーシュテルン・FATEシールド】 【青龍刀・飛鱗「フェイリン」】 【ホウキ・オブ・ザ・クリーンキーパー】 【パンチンググローブ“紅き炎の拳”】 【パンチンググローブ“蒼き風の拳”】 【RHG-AT2“ピースビルダー”リボルバー】 【グリーフエングレイバー】 【バルムンク】 【ツインビームガン】 【ローズブーケ(赤)】 【ロケット砲“シュトルム・ウント・ドランク”】 【レトロビームガン】 【パラソルスピア】 【フライングソーサー】 【モアイ像】 【銀のナイフ】 【スタンロッド】 【桃花扇】 【クライモア】 【ブーメラン】 【レーヴァテイン】 【野太刀】 【エーススラッシャー】 『フブキ』 【大手裏剣・白詰草】 ○投擲武装 持ち手のついた巨大な手裏剣。 質量があるので投げつけても威力が落ちないが、コントロールが難しいためある程度の技量が必要。 イベントにて無料配布されたプロモーションアイテムで、市販されていない。 【忍者刀・風花】 ○至近距離 刃に反りが無い直刀。 軽量で、突きに長ける。 白詰草と同じくプロモーションアイテムなので、非売品。さらにこちらは白詰草よりも入手機会が限られていたため、現在は半ばレアアイテムと化している。 【忍者鎌・散梅】 ○斬撃武装 片手で用いる小型鎌。 軽快に振るうことが出来るが、なかなか馬鹿に出来ない鋭さを持つ。 【飛苦無・蓮華草】 平らで小型の刃物。 携行性に優れ、投擲ほか様々な用途に使用できる忍び道具。 『アーンヴァル』 【アルヴォ PDW9】 短機関銃。携行性に優れて取り扱いが容易。 また、自己防衛にも十分な威力を持った火器である。 :PDW=Parsonal Difence Wepon 【アルヴォLP4ハンドガン】 ○実弾式拳銃 未来的デザインのハンドガン。 ケースレス方式。 非常に軽量である。 【GEモデルLC3レーザーライフル】 神姫から考えれば、携行がギリギリ可能というレベルの大型レーザー砲。 その重量・サイズゆえに扱い難いが、それを補って有り余る破壊力を有する。 【M4ライトセイバー】 柄から発する棒状の光の刃により、敵を攻撃する白兵戦用武器。 『ストラーフ』 【フルストゥ・グフロートゥ】 両刃で鍔が無く、反り返りが多い、複雑な形状をした幅広の剣。 【フルストゥ・クレイン】 グフロートゥより一回り小さな幅広の剣。同じく独特な形状をしている。 両刃で鍔を持たない一体成型。形状・重量から投擲にも向く。 【アングルブレード】 ストラーフが持つ様々な剣の一つ。両刃。 中程から根にかけては刃が弧を描き、先にかけては直刃となっている、非常に独特な形状をした長剣。 【シュラム・リボルビンググレネードランチャー】 回転式弾倉からグレネード弾を発射する、携行タイプの重火器。 高威力な反面、反動が大きく、重量の面から取り回しが難しい。 【モデルPHCハンドガン・ヴズルイフ】 リボルバータイプの大型拳銃。大口径で威力が高い。 『マオチャオ』 【研爪(ヤンチャオ)】 衝袖・裂拳甲の上から装着する格闘武装。 鋭い三本爪のクローユニット。 【防壁(ファンビー)】 衝袖・裂拳甲の上から装着する防御兵装。 丸っこいシールド状ユニット。 【旋牙(シャンヤ)】 裂拳甲を取り外し、まるまる換装するという装着スタイルをとる大型ドリル。 そのコミカルな外見に反して、凶悪なパワーを誇る。 【ぷちマスィーンズ】 ○特殊兵装 五体いるマオチャオのサポートユニット。 それぞれ異なるデザインで構成されている。 一体がマオチャオの背中で指令を出し、他四体が様々な兵装で攻撃する。 主に近接戦闘重視のルーチンが組まれている。 『ハウリン』 【十手(じって)】 棒の柄に鈎爪がついた鈍器。 打突のみならず防御にも使用でき、威力は高くないが使い勝手の良い武器である。 【棘輪(きょくりん)】 ○投擲用リング リング状の武器。 刃が多数設けられている。 【吠莱壱式(ほうらい・いちしき)】 ○実弾式ロケット砲 腕部に装着する大型のロケット砲。 骨をモチーフにした形状をしている。 特殊機能として強力なプラズマを弾頭に圧縮させて撃ち出す『ハウリングサンダー』がある。 【ぷちマスィーンズ】 ○特殊兵装 五体いるハウリンのサポートユニット。 それぞれ壱、弐、参、肆、伍とマーキングされている。 一体がハウリンの背中で指令を出し、他四体が様々な兵装で攻撃する。 マオチャオのものと違いこちらは遠距離戦主体となっている。 『ヴァッフェバニー』 【カロッテP12】 ○実弾式拳銃 オートマチック式ハンドガン。 スライド上部が切り取られ銃身が露出しているのが特長。 レーザーサイトが装着されている。 【カロッテTMP】 サブマシンガン。オプションとしてスコープが装備できる。 :TMP=Tactical Machine Pistol 【STR6ミニガン】 ○実弾式機関銃 手持ち式のミニガン。 取り回しは難しいが、弾幕を張るのに向いている。 【ハグタンド・アーミーブレード】 片刃の直剣。 『サイフォス』 【コルヌ】 幅広の長剣。用途的にはバスタード・ソードに近い。 鍔・柄に豪奢な装飾をあしらっているが、機能性は損なわれていない。 【デファンス】 サイズ的には騎上刺突用クラスの大きさを誇るランス。 コルヌと同じく柄の部分を中心に金の装飾が目立ち、実用性はもとより儀礼的な意味でも効果が大きい。。 【ベック】 ○クロスボウ 強力な弦をハンドルによって巻き上げる、クレインクライン・クロスボウ。 通常のクロスボウに比して高威力だが連射性能はかなり低い。 【クリニエール】 ○実体斧 片手用ハンドアックス。 比較的小型で見た目より取り回しやすい。 相手に投げつけることもできる。 『紅緒』 【為虎添翼(イコテンヨク)】 装飾らしき物はほとんど無い太刀。 【怨徹骨髄(エンテツコツズイ)】 同、脇差。紅緒の武器はサイフォスと違い、飾り気が少ない実用性重視のデザインになっているようだ。 【気炎万丈(キエンバンジョウ)】 ○実弾式滑腔銃 火縄銃。 実物の火縄銃と操作方法が同じなので連射力は低い。 【破邪顕正(ハジャケンショウ)】 ○実体長刀 薙刀。 リーチが長く威力も高い。刃が十字になっている。 『ツガル』 【ハイパーエレクトロマグネティックランチャー】 リアユニットに接続されている大型電磁加速砲。 高初速の弾丸を発射できるほか、空中姿勢制御の補助ユニットとしても使用できる。 【フォービドブレイド】 ○電磁式実体剣 背部ユニットに装着される双剣。 刃は長刃と短刃になっている。 【ホーンスナイパーライフル】 狙撃用自動小銃。 長い有効射程と精密な照準による高い命中精度を誇る。 『ジルダリア』 【アレルギーペタル】 ○打撃武装? 相手神姫に対して何らかの状態異常を起こす音波を発生する、花びらを模した音叉状格闘武器。 これに限らずジルダリアの武装は、従来の神姫のものと違い見た目から性能が判断できかねるものが多い。 【モルートブレイド】 ○実体剣 片刃の剣。ジルダリアの武装の中ではもっとも一般的なものといえる。 ちなみにモルートとはイタリア語で「非常に」と言う意味で、オリーブの中にも同じ名前の品種がある。 【グラースプアイビー】 ○鞭 ツタを模した鞭状の武器。その名の通り相手神姫を拘束し動けなくする。 【ポーレンホーミング】 ○特殊拳銃 七つの銃口から花粉状の弾丸を放つハンドガン。 弾速は遅いが一発一発が高い誘導性能を持っており、拳銃系の武器の中では冗談みたいな強さを誇る。 【フレグランスキラー】 ○特殊銃器 弾丸ではなく状態異常特性のある香水を高圧噴霧する銃。射程はそれほど長くないものの、アレルギーペタルと合わせて用いることで発揮されるいやらしさは他の神姫の追随を許さない。 『ジュビジー』 【ハンマーシード】 ○打撃武装 フレキシブルにしなって威力を増す棍棒で、いわゆるフレイル。数少ない殴打系の格闘武装。 【パウダースプレイヤー】 ○特殊機関銃 小さな胞子状の弾丸をスプレーするように撃ちまくるマシンピストル。弾丸の小ささは弾道が煙に見えるほどである。見た目どおり水平方向に対して自動で発射角度を変えることができ、射手は縦軸を合わせるだけでよい。 物理的な威力はほとんどないが、ジルダリアの武器同様弾丸に状態異常特性がふくまれているようだ。 【グリーンカッター】 ○機械式斬撃武装 ぎざぎざの葉を模した回転のこぎり。ポップな外見とは裏腹に凶悪な性能である。 『フォートブラッグ』 【FB256 1.2mm滑腔砲】 ○実体式滑腔砲 おそらく現在まで発売されている公式実弾武器の中では一番の威力を誇る大砲。 箱から出した状態では「絶対に砲口を覗かないでください」などと書かれた大きな注意書きが貼られ、砲口には安全キャップがはめ込まれている。 あらゆる装甲を貫通する徹甲弾を撃ち出すが、反動に精密機器が耐え切れないため単体での照準機能はない。また最大装薬の砲弾は専用のバックパックを使って固定、接地しなければ撃てないほど強力で、手持ちで撃とうものなら撃った神姫が反動で転んでしまう。 【FBモデル M16A1アサルトライフル】 伝説的名銃であるM16A1をフォートブラッグ用にリデザインした物。 自動小銃。小口径と軽量なボディで携行性に優れ、オプションとして銃身下部に単発式のグレネードランチャーを装備できる。 【FB0.9V アルファ・ピストル】 ○電気発火式実弾拳銃 ハンマーのモールドはあるが、名前の通り電気発火式のハンドガンのようである。 拳銃系武装の中では命中精度が高い部類に入る。 『エウクランテ』 【ゼピュロス】 ○小型ボウガン 牽制用等に使用されるビームボウガン。主に手首部分のハードポイントに装備される。 エネルギー兵器のため反動が少なくその分高威力、高命中率を誇る。 【エウロス】 ○斬撃兵装 2対装備する大型の片手用格闘用ブレード。 後述する【テンペスト】を構成する部品となり、またトリガーが設置されていることから 何らかのエネルギーを刀身威力の向上用に使用してると思われるが、詳細不明。 【ボレアス】 ○ビームランチャー 取り回しと優れた二連式高出力ビームランチャー。 上下二連装の銃身が特長で、下部は左右に回転させることができるため熟練した神姫であれば二目標同時攻撃が可能である。 【テンペスト】※ ○合体武装 上記三種の武装と本体のリアテイルパーツを組み合わせて作られる大型ビーム砲。 ボレアスの台尻にある大口径砲身を前方に向け、他の武装のエネルギーも集中・集約して発射する。 『イーアネイラ』 【スキュラ】 ○射撃兵装 水中での推進を重視した鏃型の弾丸を発射するレールガン。近距離の牽制として用いる。 後述のアタッチポールと組み合わせることにより、槍としても使用可能。 【ネプチューン・トリトン】 ○射撃兵装 二連装の水中機関銃と小型水中ミサイルランチャーの複合武装。ミサイルを魚雷と表記しないのは、地上でも発射できるため。 【ネプチューン・プロテウス】 ○射撃兵装 二連装の大型魚雷発射筒。 【サーペント】 ○射撃兵装 LC3レーザーライフルのイーアネイラ版といった面持ちの大型ランチャー。ただし撃ち出されるのはレーザーではなく、強力な指向性の振動波を持った音響(フォノン)メーサーである。水中では音速が秒速1000メートル以上にもなるため、本武装の優位性は言うまでもない。 【トリアイナ】 ○刺突兵装 イーアネイラ唯一の格闘武装。単体でも軽量な短剣として使用できるが、後述のアタッチポールとの組み合わせで、投擲槍、トライデント、二つ組み合わせてツイントライデントと、多彩に変化する。 【オルフェウス】 ○防御兵装 琴の形をした盾。攻撃を受けると弦によってその衝撃などに呼応した逆位相振動をぶつけてダメージを相殺する。特に波そのものであるレーザー兵器に対しては非常に有効である。 【exOPT MM09MRアタッチポール】 ○特殊兵装 用途によってその役目を変える追加アイテム。格闘武装の長さを稼ぐ棒になったり、電力兵器の追加バッテリーになったり、銃砲の追加砲身になったりする。 【メイルシュトローム】 ○合体兵装 上記のトリアイナ、オルフェウス以外の全ての武装を合体させた大型複合射撃武装。 全武装の一斉射撃により圧倒的な弾幕と威力を発揮する。 『ヴァッフェドルフィン』 【フィンブレード】 ○斬撃兵装 水中潜行時の舵にもなる特殊剣。トンファーのように使用する。 【アンカーナイフ】 ○投擲兵装 ワイアーを張って水中で神姫自身を固定するためのナイフ。もちろん攻撃にも使える。 【カロッテMP6】 ○射撃兵装 密閉性が高く水中での作動にも支障をきたさない機関銃。銃身が二つあり、下はその機関銃だが、上は水中で使用するニードルガンである。セレクターが四つあることから判別できる(安全、単発、連発、ニードルであると思われる) 【ヴァッサーマン・トーペードG】 ○射撃兵装 小型の魚雷を高速射出する魚雷発射筒。威力よりも制圧力を重視してある。 【ヴァッサーマン・D-MP】 ○射撃兵装 片手で扱える超小型の無反動砲。弾体そのものに推進力があるため水中での使用も可能である。 『ウィトゥルース』 【コンピクトU7】 ○実弾式拳銃 やや大型のハンドガン。ナックルガードが付いているのが特徴。 ハンドガンの中では珍しく、ハードポイントが側面に設置されている。 【ルインM21】 ○実弾式機関銃 直覚的なデザインの機関銃。比較的大型ではあるがバランスは良く、片手で傾向可能。 後部にハードポイントが設置されている。 【ラピッドランチャー】 ○電磁式加速砲 全体的に曲面で構成されたレールガン。連射可能な兵装とされている。 神姫本体の装備に接続して使うケースが多いが、収納式グリップが設置されており、 手に持って射撃することも可能。 尚、ウィトゥルースは上記3武装を2つずつデフォルトで装備している。 【インフェルノキャノン】 ○荷電粒子砲 ティグリースの主砲とも言える大型ビームランチャー。 その強大な威力・反動ゆえに連射は不可能だが、絶大な破壊力を持つ。 また、簡易ビーグル【プッチブレイカー】の基部ユニットにもなる。 『ティグリース』 【風神(フウジン)】 ○片手剣 湾曲した刀身を持つ片手剣。 鋭い切れ味を持つ。 【雷神(ライジン)】 ○片手剣 稲妻のような波打った刀身を持つ片手剣。 帯電性能があり、切れ味以上の破壊力を持つ。 【極閻魔(コクエンマ)】 ○片手剣 真っ直ぐな刀身を持った片手剣。 癖がなくどんな状況においても対応可能な汎用性の高い剣である。 尚、上記3種の剣をティグリースはそれぞれ2竿づつ所持している。 【朱天(シュテン)】 ○両手大剣 大型の実装剣。扱いは難しいが、その一撃は絶大な威力を持つ。 また基部から2割にして使用することも可能。 【炎虎甲】 ○格闘兵装+防御盾 通常はリアパーツにセットされている大型装甲だが、 真鬼王の腕部に変形する機能を活かし直接神姫腕部に接続、格闘戦に使用することも可能。 その場合、チーグルアームに匹敵する威力を生み出す。 『グラップラップ』 【フレキシブル・マニピュレータ】 ○作業用アーム 補助用マニュピレータ。 出力は低いが、細かな作業に向いている。 【ハイブレス・マニュピレータ】 ○作業用アーム 大型マニュピレータ。本来は戦闘用ではないものの、その鋼鉄をも引きぢぎることが可能な出力は 戦闘用としても十分実用に耐えられる。 共通武装 【サイズ・オブ・ザ・グリムリーパー】 ○至近~近距離 細身で鋭利な鎌。 スイッチを入れることで刃が赤熱し相手の装甲を溶断することができる。 【ソード・オブ・ガルガンテュア】 ○至近~近距離 大型の片刃剣。 その重量にまかせて相手を叩き切るのがセオリー。 【ASM-Ⅶ“ハルバード”大型ミサイル】 ○中~遠距離 神姫の背丈ほどもあるミサイル。 威力は絶大だが見た目どおり鈍重で命中率は期待できない。 手に持ってそのまま投げつける豪快な使用例も報告されている。 【ASM-Ⅳ“カッツバルゲル”中型ミサイル】 ○中~遠距離 太めのミサイル。 バランスが取れているので使い勝手が良い。 【ASM-Ⅵ“スティレット”小型ミサイル】 ○近~中距離 短距離ミサイル。 単発の威力は低いが一度に多数装備できる。 【SMG-A4W“ジャマダハル”サブマシンガン】 ○近~中距離 サブマシンガンと謳っているが実質アサルトライフルに近い。 構造的に頑丈でかなり乱暴に扱っても壊れない。 【銀のフォーク】 ○至近距離 どこの家庭にもあるごく普通のフォーク。 神姫が持つと一転して凶器になる。 【“シェルブレイク”パイルバンカー】 ○至近距離 内部で高圧ガスを爆発させ高速で金属パイルを打ち出す格闘武装。 使用回数が限られており使い手の多大な技量が要求されるが、ほとんどの装甲を貫ける。 【ポラーシュテルン・FATEシールド】 ○防御兵装 全身のどこにでも装着できる使い勝手の良いシールド。 増加ジョイントとしても優秀。 【青龍刀・飛鱗「フェイリン」】 ○至近距離 きらびやかな装飾の施された青龍刀。 武器として十分な性能を持つが、装飾品としても使われる。 【ホウキ・オブ・ザ・クリーンキーパー】 ○??? 一見ただのほうきに見えるし実際にほうきとして使えるが、 実は近年実践ノウハウが蓄積されつつある電磁浮遊推進システムが内蔵され、本当の魔法使いのように宙に浮くことができる。乗りこなすにはある程度のコツがいるものの、人間の自転車に似た感覚の手軽な乗り物として神姫の間で普及しつつある。 飛行性能としては中の下。戦闘には向かない。 【パンチンググローブ“紅き炎の拳”】 ○至近距離 内部にパワーチャージャーが組み込まれたハイテクグローブ。 装着した神姫のパンチの威力を数倍に引き上げる。 【パンチンググローブ“蒼き風の拳”】 ○至近距離 内部にスピードブースターが組み込まれたハイテクグローブ。 機関銃のようなパンチを繰り出すことができるようになる。 【RHG-AT2“ピースビルダー”リボルバー】 ○至近~中距離 精密なエングレーブ(彫刻)が施された中折れ式シングルアクションリボルバー。 実際に銃としての機能はあるが、装飾品の意味合いが強い。 【グリーフエングレイバー】 ○斬撃武装 一般的なアーミーナイフの神姫版。しっかりセレーション(のこぎり)もついているので、ツールナイフとしてバトル以外でも重宝する。 【バルムンク】 ○斬撃武装 職人が一本一本丁寧に鍛えた西洋剣。神姫の武装としてはかなり高額だが、それに見合った切れ味である。 【ツインビームガン】 ○射撃武装 往年の名作シューティングゲームの主人公機、ツインビーをあしらったパルスビームガン。命中するとベル状の残滓が発生する。 【ローズブーケ(赤)】 ○打撃武装 その名の通りバラの花束のブーケである。張力のある特殊素材で作った造花で、ひっぱたかれると意外に痛い。 【ロケット砲“シュトルム・ウント・ドランク”】 ○射撃武装 RPGロケットランチャーを模した武装。弾頭が大きいため予備を何発も持ち歩けない。その分一発辺りの破壊力は強力に保障されている。 【レトロビームガン】 ○射撃武装 ※編者未確認、加筆をお願いします。 【パラソルスピア】 ○刺突武装 傘で刺されれば誰でも痛い。 【フライングソーサー】 ○投擲武装 特殊セラミックでできたお皿。裏に武装神姫のロゴが入っている。 信じられないが航空力学をふんだんに取り入れているため、よく飛ぶ。 【モアイ像】 ○投擲武装 人工大理石で整形されたモアイ像。固形燃料ロケットおよび整流装置およびアクティブセンサーが内蔵されており、ほとんどミサイルである。頭頂部を向けて追ってくる様だけで戦意を喪失した神姫も多い。 【銀のナイフ】 ○斬撃武装 銀のフォークと対になる武装。といってもただの人間用ナイフであるが、神姫にとってはやっぱり凶器である。 【スタンロッド】 ○打撃武装 5万ボルトの電撃を与える警棒。電気信号で動いている神姫にとってはかなりいやらしい武器である。 【桃花扇】 ○投擲武装 ※編者未確認、加筆をお願いします。 【クライモア】 ○打撃兵装 鋼鉄から削りだした巨大な剣。切れ味は考慮されておらず、もはや鉄塊である。 【ブーメラン】 ○投擲兵装 射撃能力の無いマオチャオ武装のために作られたらしい木製のブーメラン。 ただし手違いから現在装備することができない。 【レーヴァテイン】 ○斬撃兵装 刀身にガスによる燃焼機構が施された耐熱素材による剣。 「刃が燃えている剣ってカッコいいよね!」というかなり無茶な構想で作り上げられているが、威力はあるらしい。 【野太刀】 ○斬撃兵装 重装甲の神姫に対してもその装甲ごと切り裂く大型の刀。 非常に切れるため初心者はお断り。 【エーススラッシャー】 ○投擲武装 内部に爆破装置が組み込まれたトランプ。トランプそのものが投げるのにかなりの技量を要するので、実質上級者向けとなっている。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/642.html
我が意思よ、より遠くより高みへ “妹達”の決意は確かで、自分達の質を高めようと日々努力している。 そうなれば、彼女らの“姉”である私・槇野晶とて負けていられない。 マイスター(職人)を自認し、神姫用アイテムの工作精度は既に十分だ。 だがそれで満足してはいないし、何より私には欠けている所があった。 「……ふむ、この関数を使えばこう。いや、これはもう少し早く……」 「マイスター。そっちのインクルード関数なら、解析速度が速いもん」 「これか……おお、確かにCSCのパターングラフが!?……流石だ」 それは、神姫にまつわる精密部品の情報処理能力。自ら作った武装の 制御関数はこれまで独力で作れたが、それとて満足する物ではない。 更にその先……CSCの専門的解析や、ディープな制御系に至っては “ちっちゃい物研”や“エルゴ”に頼らねばならなかった。側にいる クララの装備……“魔術”の為の装備も、動作原理は日暮の設計だ。 「では、この命令を組み合わせて……どうだ?これならいけるか?」 「障害検知精度、96.18%。うん、マイスターも上達してきたんだよ」 「流石に何時までも、クララや周りの人を頼ってばかりではな……」 頼る事を悪いとは思わん……“適材適所”という言葉もある。だが、 “独立独歩”という言葉も同時に存在する。頼るのは良いが、それは 依存する理由にはならぬ。最低でも、戦闘中の神姫をリアルタイムで データ補佐出来るだけの事はしたかった。“妹”の情報を自分自身で メンテナンス・改良出来る技術力が、私には必要だったのだ。有無。 「……でも、無理しなくてもマイスターには自分の役割があるよ」 「それはそれで大事だが、日暮に啖呵を切ってしまったのでな?」 「啖呵を切った?……あっ!確か“神姫犯罪”で何か、って……」 そう。『“神姫犯罪”撲滅の為、手伝う事があれば何時でも言え』。 以前私は、日暮に向かって言っている。それでいざ助力を請われて、 『出来ない事がありますごめんなさい』ではまるっきりバカの所業。 恐らく“犯罪という怪物”に対して、そんな泣き言を吐く暇はない。 既に助力自体はクララも、そして現在クレイドルで寝ているロッテと 同じく就寝中のアルマも了解している。私が及び腰ではダメなのだ! 「そうだ。いざとなれば神姫の為にあらゆる物を作る事になるだろう」 「……警備用アーマーがどうとか、以前零していたけどそれなのかな」 「有無、その機構制御系が良い例だな。それ位は自力で作りたい物だ」 何故なら、装備だけでなく……了解済みとは言え“妹達”を死地に 送り出さねばならない時が訪れるかも知れない。私がフヌケでは、 そんな時に何も出来ず……下手をすれば皆を失うリスクすら伴う。 ……自分が不甲斐ない為にそんな想いをするのは、真っ平御免だ! 「ただ見ているだけ等、私の魂が赦せないからな……もう少しだ」 「……それなら、マイスターももっと頑張って。上達は早いもん」 「任せろクララ!腕を磨き、立派なマイスター(職人)となるッ!」 エールを送ってくれる“教官”クララに、私は頬ずりをしてしまう。 実際彼女の知性がなければ、もう少し私の学習度合いは遅いだろう。 感謝の表れだった……お互いに照れくさいが、純粋な想いの発露だ。 ……貴様、私の顔がそんなにおかしいか?!そこにいろ、逃げるな! 「マイスター、それよりも……あのフォートブラッグタイプは一体?」 「う゛……ああ、まだ眠っているぞ。引き取り手が見つかりそうだな」 クララのドライな切り返しで、私は平静を取り戻した。“あの”神姫。 猪刈に蹂躙されかかり、今度はアルマの如く壊される前に救い出せた、 あのフォートブラッグタイプ先行販売品、昔の名は“かまきりん”か。 AIPTDの発症パターンも殆ど無く、微調整のみで再起動が可能だ。 「しかし本人が望んだ事とは言え、よく未熟な私の為に……なぁ」 「それだけ救ってくれた“人”への恩義がある、って事なんだよ」 「恩義、か……私が養えない事を、少々残念がっていた様だしな」 今、私はCSC解析の勉強をしていたが……その実験台は彼女だ。 側にいられないなら、せめて役に立てる様に……という事かもな。 今は“かまきりん”の厚意に預かりつつ、自らの腕を磨くまでだ。 「せめて今度のマスターは、真っ当な人間であってほしい物だ」 現在まで、彼女を引き取りたいという申し出を2~3受けている。 実験台となってくれた彼女を引き渡すまでに、恥じぬ腕を磨こう。 私の意思は硬く、そして間もなく結実しようとしている所だった。 「ゆくゆくはあのミモザみたいな神姫も、自ら治せる様になりたいな」 「……大丈夫、マイスターもきっと日暮さんの様に、技術が身に付く」 「その手応えは私も感じている。さ、もう一頑張りしようかクララや」 ミモザという神姫は、以前私が常連から預かった裏バトルの犠牲者。 彼女を自力で治せないのが歯がゆかった。犯罪に抗いたい私の本心を 一層強化したのはミモザのデータロスト事件があったればこそ、だ。 先日の祝勝会の後、日暮から修理を終えたミモザを引き取った時に、 その想いは更に強まった。故に今、短期集中コースで勉強中なのだ。 「……猛勉強位でへこたれてはいられん、私は前に進まねばな」 元から想いはあったのだが、それは今“妹達”以外に言う気のない事だ。 話すべき時が来れば、その時は貴様にも話してやろうとは思うが……な。 というわけで私は、クララの指導を受けつつ……更なる猛勉強を始めた。 「データ制御はこの関数よりも、自力で構築した方が早いんだよ」 「ふむ。基礎は昨日学んだが、その応用で組めるか?例えば……」 ──────全ては信念の為。自らの義を貫きたいからなの。 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/608.html
その御名は、誇りと想いと麗しの 今日は良い日だった。アルマは自らの忌まわしい過去をほぼ清算して、 クララは己の武器を見つけ、良い師にも出会った。本当に素晴らしい。 というわけで今日の祝勝会は、少し奮発して“エルゴ”近所の喫茶店を 訪ねる事とした。日暮にクララの戦闘ログを見せるのも目的だが……。 「いらっしゃい……あらあら貴女、エルゴさんに通ってる女の子ね?」 「有無。私の“妹”が此処の評判を聞きつけたのでな、来てみたのだ」 「初めましてですの。人間一人と神姫三人ですけど、大丈夫ですの?」 「ああ。神姫の為のコーヒーなら任せろ、大火力で相手してやるぞッ」 喫茶店“LEN”と言ったか?なんでも看板娘の神姫・レンが淹れる コーヒーは店主の物に負けず、食事が出来る一部神姫に好評らしい。 ……些か“大火力”の意味を測りかねるが、信頼は出来そうだった。 というわけで、コーヒーを四人分と人間用のパフェを一つ。それから 各々が好きな軽食を一品ずつ注文した。心地よいアロマが広がるな。 「はい、お待たせしました。そっちの娘、こんなに食べられるかしら」 「ああ、少々大食いでな……この程度ならどうにかなるか、アルマ?」 「大食いなんてひどいですマイスター!……でも、おいしそうかもッ」 「……アルマお姉ちゃん、行儀良くしようって話じゃなかったかな?」 その言葉で、ハッと息を呑むアルマ。そう言えば、無邪気に食べ出す 以前までとは違い、なんだか三人の行儀は……妙に良くなっている。 “いただきます”の挨拶も普段からするとは言え、今日はより丁寧。 「はむ……はむ……このチキンサンド、とってもジューシーですの♪」 「あむ……こっちのコブサラダ、スパイシーで凄く美味しいんだよ?」 「はむはむ……カツサンドが、とっても柔らかくて……大好きですッ」 流石に各々の好物を食べる時は、堅苦しさを微塵も感じさせないが。 何というか、そうだな……“雰囲気”に気を配っている様子だった。 一体何があったのか、私は聞いてみる事にした。答えは意外な物だ。 「ん。だって今日から、わたし達は正真正銘“戦乙女”ですの」 「ヴィネットさんの妹が“舞姫”である様に、責任は重いもん」 「うんと……なら、せめて立ち居振る舞いからしっかり、って」 “ヴィネット”。ここから割と遠くにある硝子工房、“Moon”の 看板神姫の名だな。確か私・槇野晶が、常連のオーダーで非戦闘用の ドレスを作る際、そこの硝子工芸品を利用したくて訪ねた事がある。 流石に上質な硝子細工を、あの地下室だけで作り上げるのは無理だ。 というわけで、その時はロッテを伴い直接交渉に赴いたのだが……。 『……貴女ね、名前には相応しい振る舞いって物があるのよ?!』 『きゃっ!?な、名前……ですの?えっと、“戦乙女”……って』 『そう名乗りたいなら、それらしいスタイルを心がけなさいッ!』 工房主・リカルドとの会話に割って入ったのが、ヴィネット嬢だった。 ロッテは当初から、外見よりも多少幼い印象を周囲に与えがちな娘だ。 自由奔放が過ぎる彼女の生活態度を、ガツンと一発叱ったのだったな。 そして叱責を受け止め反省したロッテを、ヴィネット嬢は撫でていた。 『フェスタの事もあり、つい言わずに居られませんでした』 『……ううん、気付かせてくれるのは有り難い事ですの♪』 『よろしい。じゃ、マスターの作品を少し見ていきなさい』 フェスタとは、ヴィネット嬢の“妹”である“舞踏の天使”たる神姫。 ヴィネット嬢がその霊妙なる歌声をもって“歌姫”と呼べるのならば、 フェスタ嬢のダンス映像を見た感想は、クララの言葉通り“舞姫”だ。 呼ぶ名・呼ばれる名に相応しい姿を、力を持つ言霊に負けぬ生き様を。 それは“神姫”という単語の段階で始まっている、彼女の信念なのだ。 「そうか。既にあの一件、アルマとクララに話したのだな?ロッテや」 「はいですの。今日からは二人も“戦乙女”……そう名乗りましたし」 「……あれだけの大見得を切ったのだから、ボクらも自覚しないとね」 「はいっ。今すぐ、あのお二人みたいになれなく……ならなくてもッ」 その出会い以来神姫同士投合したのか、メールでの交流が続いている。 優しくも厳しいヴィネット嬢の言葉は、ロッテ達三姉妹にもいい刺激。 そして今日は三人がその真名……二つ名を、堂々と名乗り上げた日だ。 再び逢えた時、誇らしくその名を口に出来る様に……堅い決意だった。 「それなら応援するが、焦らずともいいぞ?お前達はお前達だからな」 「はいですのッ!マイスターの“妹”として……“戦乙女”として!」 「大仰な二つ名に恥じないだけの、“神姫としての魂”を会得するよ」 「HVIFを使っていても……その志、大事に生きていこうかなって」 彼女らの想いが単なる憧れだけでない事は、私がよく実感していた。 ある時は私が見繕ってきたMMS用の楽器を鳴らし、またある時には 三人で机に向かい何かを特訓した……思えば、全部“コレ”の為だ。 疑念が解けた瞬間、私は皆の頭を撫でてやらずにいられなかったッ! 「……よく言った。成長を期待しているぞ、お前達ッ!」 名乗る権利を謳うからには、相応の義務と生き方を……という信念。 それは私自身の二つ名……“マイスター(職人)”にしても同じ事だ。 故に自らを奮い立たせる意味も込めて、私は某巨大掲示板を覗いた。 ウェアラブルPCを起動させPHSを接続、眼鏡に情報を映し出す。 「ふむ。お前達の事が、“三色の戦乙女”と話題になっているな」 「え、えっと……うん、もう引き返せない。引き返さないですよ」 「……アルマお姉ちゃん、真っ赤。大丈夫、この調子で行こう?」 「今日は二人ともとっても格好良かったですの。大丈夫ですの!」 ──────貴女達ならきっと、間違いない“戦乙女”になれるから。 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/112.html
【突発ミニコーナー、なぜなに武装神姫】 「はい、何故か始まってしまいましたこのコーナー。馴染みの薄い武装神姫について補則をしていこうというコーナーです。 進行は私、風見 美砂と~」 「ねここがやるよ~☆」 「で、第一回目なんだけど、それは……」 『何でマオチャオって名前があるのにねここって名前がつくの?』 「ぶー。ねここはねここだもーん!」 「ふふ、それはそれでいいんだけどね。説明するとマオチャオって言うのは武装神姫の形式名、もしくは名称。 つまりは猫型=マオチャオ型、ということなのね。それに神姫は一人一人異なるパーソナルデータ(性格)を持っているから、 名前をつけるのね。もっとも名前を考えるのが面倒なオーナーだと、白子や黒子なんて直感で付ける人もいるけど」 「それはそれでかわいーのー♪」 「ま、ねここって名前も似たようなものよね……あはは」 「ぴんぽーん☆」 「ちなみに武装神姫には公式設定と言うものが殆ど存在しません。そのためあくまで個人レベルの発言である事をご了承ください」 続く 戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/113.html
【なぜなに武装神姫、そのに】 「さて早くも第二回になりました。ねここを探し回ってヘロヘロなみさにゃんがお送り致します」 「ねーこーこーのせいじゃーないもーん」 「ま、調整しなかった私も悪いんだけどね……それでは第二回の疑問はこちら」 『武装神姫は改造できるの?』 「やめろー、じょっかー!ぶっとばすにゃー☆」 「何時のネタよ……えぇと開き直って行きましょう。 武装神姫は素体と呼ばれる少女型の15cmボディに武装や機動ユニットを増設、というよりは着せるに近い形で装着させるの。 それで各部にある拡張スペーサーと呼ばれるハードポイントに接続するんだけど、この規格は全武装神姫全て共通。 装備のごちゃ混ぜはいくらでも可能と言う訳ね。だからねここの背中に飛行ユニットを付けたりも出来たの」 「なっるほどぉ~☆」 「それと今は規格にこだわらない改造も増えてるみたい。例えばガン○ラの武器や装備を取り付けたり、GIジョーから装備を持ってきたり。 あとアムドライ○ーと、ユニットの規格が一緒なのは公然の秘密☆」 「同じ会社だもんねー♪」 続く 上へ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/538.html
新たに産まれ落ちた、その意味を 静かな冬の夜、と言っても暖冬の今年は雪など欠片も見あたらんが。 ともあれ今日の雑事を終えた私は、神姫達が眠る自分の寝床に赴く。 HVIFを得た事で、私の寝床では常にもう一人が眠る事になった。 「……すぅ、すぅ……」 「葵め、いい寝顔だな」 今日は槇野葵……立場上では私達“四姉妹”の三女となったロッテ。 諸処の事情でHVIFの運用にあたっては、当番制を敷く事とした。 昨日はアルマである茜、明日はクララである梓、明後日はお休みだ。 非番のHVIFは、下階の居室で自己メンテナンスをしながら眠る。 「人型神姫インターフェイス、か……便利ではあるのだがな」 “人間の心”と“神姫の心”に、違いは殆どないと私は思っている。 故にこそ、役割の違う“肉の躯”と“殻の躯”は共にあるべき要素。 それぞれの立ち位置を認識し、更に己を高める素地であってほしい。 その為に……他の理由もあるが、常時使わせる事は躊躇われたのだ。 「えと。マイスターをずっと待っていたんですよ、ロッテちゃん」 「……ボク達も、マイスターを待っていたんだよ。話があるもん」 「おお、アルマにクララ……ロッテの素体は寝ているか。何だ?」 クレイドルのベッドに腰掛けた二人が、所在なげに私を見つめている。 どうやら二人でずっと話をしていた様だが、深刻そうな表情だな……? 二人を抱き上げベッドに腰掛けて、話し出すのを待ってやる事とした。 そうして先に口を開いたのは、未だ心に傷を持つ……アルマであった。 「うんと、えっと……あたしを抱え込んで、後悔してないですか?」 「後悔だと?何故そう思うのか、話してみてくれぬか……アルマや」 「はい。あたしは猪刈さんにずっと酷い事されて、辛い日々でした」 そう言い、ジャケットに覆われた上から自らの胸を撫でるアルマ。 修理及び改造の際に、猪刈めが植え付けた歪んだ胸は一度外した。 だが“女性”にとって己の乳を失う事は、多大な心的苦痛を伴う。 故に私は、二人より僅かに大きい胸部パーツを彼女に与えたのだ。 しかし痛ましい日々の思い出を掻き消すには、まだ至らぬ様だな。 「マイスター達は、あたしをそこから救い出してくれました……」 「……嫌だったのか?私はあの悪夢から、お前を救いたかったが」 「それ自体は凄く嬉しいんです。でも……うんと、怖いんですッ」 「怖い……何を畏れている?この日々に終わりが訪れる事をか?」 「はいッ。マイスターの為に尽くせて嬉しいけど、いつかそれは」 永遠などない──そう告げて言葉を遮った私を、彼女が哀しげに見る。 そこで私は、顔をそっと近づけて……真っ直ぐに見つめる。HVIFの 導入以来少し照れる様になったが、今は真剣な“心の闇”の話なのだ。 「何時かは私もお前達も果せる日が来るだろう。だがそれでいいのだ」 「それで、いい……あたし、マイスターの為にずっと尽くしたいのに」 「尽くすなという事ではない。その日まで如何に己の業を成せたかだ」 「己の業?……えと、うんとっ……マイスター、それって一体……?」 「此処にアルマが居る現在の日々をどう生きるか、それが大事なのだ」 何時かは別れる日が来てしまう、その事実に怯えているアルマ。 その怯え故に、私が現在を後悔していないか?と思うのだろう。 だがそれは問題ではない。最期まで如何に自分らしく生きたか、 自らの所業を如何に成し遂げたか、それで生命の価値は決まる。 人間も神姫も、“等価”の命ならば評価もまた同じという事だ。 「故にこう言おう。アルマの為すべき事を、今後も為せ」 「あたしの為すべき事を……あたしの思う通りに……?」 「そうだ。私は後悔の無い様に、アルマに生きてほしい」 「んと……難しいですけど、分かりました。頑張ります」 「頑張る事ではない。自分のペースで十分だよ、アルマ」 わだかまりが解けて安心したアルマの隣で、クララは難しい顔をする。 今の話とも関連したのか、先程から感心したり眉を潜めたり忙しいな。 というわけで、今度はクララの話を聞く……それは意外な問いだった。 「……ボク達は、何の為にいるのかな?」 「ふむ……HVIFを得て思った事だな」 「そう。ボク達は元々、人間の遊び道具」 「開発初期はそうだ。だが今は留まらぬ」 クララはその特質上、本やネット上の資料を読む事を好む傾向にある。 それ故、神姫が元来ホビー……遊びの対象である事もよく知っている。 発した疑念は哲学的とも言える複雑な問いとなって、結実したのだな。 “人間の目線”を得る事が出来たのも、この場合は拍車を掛ける要因。 「初期が人間の遊具として考えられたとしても、今はそう言い切れん」 「……あの猪刈みたいな人は、少数とは言え他にもいるみたいだよ?」 「哀しい事実だが、初期の思考を棄て切れぬ人もまだ居るという事だ」 「反対に別のステージへ進んだ人間も、いるって言いたいのかな……」 「有無。クララ、情報を信じるのも良いが……目の前に私がいるぞ?」 その言葉にハッとするクララ。どうも“肉の躯”を得てから彼女は、 人間の暗い側面を多く見ている。何せここはオタクの街……秋葉原。 萌えだの何だの、人間の様々な思念が渦巻く電脳と欲望の“聖地”。 だから神姫の扱われ方を改めて認識し、そして不安になったのだな。 「少なくとも私と周りにいる人々は、お前達を玩具とは見ない」 「でも、ボク達が一体何なのか……知りたいんだもん、ボクは」 「お前達は“神姫”。人間の隣へと産まれし、大事な隣人だよ」 「神姫……玩具ではない人間の友人……“神姫”というボク達」 そして私は二人を優しく抱きしめる。知識だけで解決せぬ事もある。 クララは聡明な娘だ、故に知識だけで進もうとした。そしてそれが、 絶対的な答えを出す鍵でない事も、今理解してくれた様だな。有無。 「……マイスター、ごめんなさいだよ。変な事言っちゃって」 「構わぬ。そうして悩み成長していけば、お前達の糧になる」 「今後もいろいろ壁に当たるかもしれないけど、頑張るもん」 「その意気だ。さあ、葵を一人にはできんしそろそろ寝るか」 「はいっ!あたし、マイスターの側に居られて幸せです……」 「うん。ボクも、そして多分ロッテお姉ちゃんも同じ気持ち」 ──────貴女達と共にあれば、畏れる事は何もないよ。 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/384.html
今晩は、ジェネシスです。ジェニーの方が通りが良いでしょうか。 私は今、繁華街の喫茶店に来ています。 少し、相談したい事がありまして。そして、私の目の前には… 「ジェニーちゃん、レーコ頼んでええ?」 「どうぞ」 ラストさんが居ます。男性としてのマスターを一番知っている方だと思うのですが。 「で?ウチに相談て何やのん?身体の事?」 「いえ、そうでは無いんですが…」 「んー?ちゃうのん?てっきりその話やと思たけど」 アイスコーヒーをストローで掻き回しながらラストさんがこちらを見ています。 愛想笑いなど浮かべつつどう話を切り出そうか迷っていると、向こうから話題が 振られてきました。 「そういえばジェニーちゃん元の身体もあるんやろ?どないして身体換装しとるん?」 「いや、それを言うならラストさんも。前から疑問だったんですけど」 神姫の素体とコアは基本不可分です。無論、そのシステムの盲点をつくような改造で 換装を可能としてる個体も居るのですが。 私達がお互いどういうシステムで動いてるのか。興味はあります。 「ウチは単純に身体を二つ持っとるんよ。神姫のボディとインターフェースのボディ」 「で、暗号化した専用の信号でデータを遣り取りしてデータ上の人格…人間で言うと なんやろな?心とか魂とか?を共有してるねん」 「二つのボディで性格や喋り方が変わるんはそのせい。で、片方がこうして起動 しとる時、もう片方は寝とるんよ。こないな感じで」 そう言ってラストさんが胸ポケットから取り出した手帳ほどのケースには彼女の身体が 眠っていました。成る程。 「私の方はもっと簡単ですよ。こうですから」 後ろ髪を上げてうなじの部分をラストさんに見せます。 私の首にはリンクコアがあり、そこに本体が直接収納、接続されているのです。 つまり、このボディは異常に大きな外装扱いなワケです。 「ああ、なるほどなぁ…また変わったテを。らしいちゅうか、なんちゅうか…」 快活に笑うその笑顔につられて笑みを浮かべます。 「そういえば、その身体どうやって誤魔化したん?店とか出たんやろ?」 「はい。まぁ、二日ぐらいでしたから…メンテという事にして、代理の教師として なんとか」 「ほっほぉ?偽名とか興味あるなぁ。何て名乗ってたん?」 「秋月 兎羽子(あきづき とうこ)ですね。苗字は由来がなんとかで名前は語呂で」 「へぇ…ちゃんと可愛い名前やん。てっきりフィーナ・ファム・アーシュライトとか ディアナ・ソレルとか月野うさぎとかかと思うて期待しててんけど」 「…流石にソレは。却下しました」 「候補には上がってたんかい。流石、夏はんは空気読めんなぁ…」 呆れたのか感心したのか解らない唸り声を上げながらラストさんが頷いています。 「ラストさんは…偽名とか持ってらっしゃるんですか?」 人間世界で生活するならそのぐらいは用意してるんでしょうか…? 「へ?ウチ?犬吠埼 凛奈(いぬぼうざき りんな)」 なるほど。ハウリンだから… 「…秋奈さんですか?」 「姉弟合作や」 神姫に歴史あり。でしょうか。あの人達は昔から… 「あー、ごめんごめん。ゼンゼン話ブレとんな。改めて、相談て何やのん?」 急に本題に戻られてこちらが面食らったり。 「ええと…マスターの、事なんですが…」 「夏はんの?」 きょとんとした感じで尋ね返すラストさんに頷きます。 「じ…実は先日、マスターに…その、こ、告白をしたんですがっ」 「ああうん、知っとるよ」 思い切って会話を切り出したんですが。え? 「し…知って?」 「いや実はな。あの時隣の部屋にウチとボスおってん」 「な…な!?にゃー!?」 「いや、んな判り易くパニくらんでも」 なだめるようにチョイチョイと手を振るラストさん。 いや、ちょっと冷静じゃ居られないんですが。 「いやぁ、何回掛けても夏はん携帯に出ぇへんし、こらマズいんちゃうかと思って 行ったんやけどな?したら二人とも爆睡しとるし」 「まぁ、疲れてるんやろ思て隣のボスの部屋で待っててんけど。したら何ですか、何か 隣の部屋からドラマチックな台詞聞こえてくるやん?」 「いやぁ、エエもん聞いたで。ウチもあんなん言うてみたいわぁ」 「な…な…」 大ダメージというか…ぐうの音も出ません。 「ああ、これ発見なんやけどガラスコップって意外と音集めるねんなぁ」 「ら…ラストさんっ…もういいです、勘弁してください」 「いや、勘弁も何も他意はないで。んで、告白してどないしたん?」 「そんなに簡単に気持ちを切り替えられませんてば。ちょっと待って下さい」 ゆっくりと紅茶を口に含み気分を落ち着けます… 聞かれてたのは恥ずかしいですが、これはこれで話が早いか。ポジティブシンキング。 「で…それ以来、マスターも少し優しくなったんですが…その、そういう男女の間に 起こる事態と言いますか…進展が無くてですね。ど…どうしたらいいでしょうか?」 「成る程。ウチが呼ばれた理由がよう解ったわ」 「すいません…他に相談出来る人居なくて」 「ええよええよ。で、ジェニーちゃんはどないしたいん?」 「私ですか?…それは、その…普通の恋人みたいにですね…」 「抱かれたいと」 ストレートな一言に思わずむせたり。 「ごほっ、ごほ!…ええと、そうなんですけど…言い方って物が」 「犯されたい、か。情熱的やなぁ、ジェニーちゃん」 「逆ですっ!!」 「うわ。しー。静かにせなアカンよ。目立ちたい話ちゃうやろ」 「う…はい。って、私のせいですか?」 指を立ててジェスチャーするラストさんにジト目で反論しながら、お互い顔を近づけて 声のトーンを落とします。 「で、逆っちゅう事は犯したいんか。そらナンボ何でもハシャギ過ぎちゃうか?」 「いい加減そのネタから離れて下さい?」 私の雰囲気を察したのかラストさんが咳払いを一つ。 「ええと。まぁ…夏はん根っからスケベやけどヘンなトコで真面目やで?」 「はい。なんか視線は感じるんですけど、我慢してるみたいで」 「…ちっとキモいなぁ。ソレ」 「…色々仕方ないんじゃないかと。考えさせないで下さい」 「まぁ、積極的かと思うくらいで丁度ええよ、夏はんみたく身体より頭が先に動く タイプ相手には」 「はい…そうですね」 言われてみれば。 頷き、カップに口をつけて答えます。 「ま、しっかりせな。見敵必殺の神姫さんたるモンが」 「オタオタしとったら、ウチが貰ってまうで?夏はんの事はよう知っとるしー」 からかい口調でこちらを挑発してくるラストさん。 挑発に乗るのもどうかとは思いますけど…しっかりと見据えて。 「…マスターが誰を選ぶかなんて解らないですけど。引き下がりはしませんよ」 「私だって、あの人を…あ、愛してるんですから」 「ん、その意気や。どもらんかったらなおええ」 「はい…」 照れはそう簡単には消えないです。うう… 「ま、それはそれとして。ウチも夏はんにコナ掛けよかな?」 「なっ!?」 突然の宣戦布告(?)に再び混乱の只中へ。 「ウチは家庭とかに幸せを感じられんタイプやから本妻は狙ってへんけど。まぁ、愛人 はアリやなー、とか」 「か、勝手に話を進めないで下さいっ!!」 「まぁまぁ、実際ウチみたいなんが居た方が間も持つし変化もあるで?花はジェニー ちゃんに持たすし?」 「いや、でも、それは…普通の恋愛から遠ざかっていくようなっ!?」 「スデに普通やないでー、神姫とマスターの禁断の恋愛」 「う…」 「まぁ、色々役に立つよって。任せとき。なんなら二人纏めて相手してもええよ?」 「…せめて最初は普通がいいです」 「後々はアブノーマルなプレイもアリ、か。発展家やなぁ」 「だから何でそうなるんですかっ!?」 結局、押し切られた私はラストさんの同居提案に協力する事になりました。 …毒を食らわば皿まで、という感じでしょうか。 しかしこれだって…今後の騒々しい共同生活のまだ一端に過ぎなかったのです。 私、本当に普通の恋愛は出来るんでしょうか…? 疑問は汲めども湧き出る泉の如し。でした。 メニューへ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/569.html
神姫ちゃんは何歳ですか? これはある神姫とそのマスターとの愛と肉欲の日々を描いた物語である… でも最近、肉欲の日々は送ってないよね… 書いた人 優柔不断な人(仮) 神姫ちゃんは何歳ですか?本編 過去編 番外編 武装神姫飛鳥ちゃんエウクランて その他作品 騎士子シリーズ コラボ大歓迎 話を大幅に変えてしまうようなのでなければ大丈夫 チョイ役とかなら許可も要りません ドンドン出して出して ※鳳凰カップ等で神姫の父さんの橘明人とかしまし神姫たちの日常日記とリンクしております ※学園設定に於いてチアキ氏の凪さん家シリーズとリンクしております 登場人物&登場神姫 舞台解説・特殊設定 國崎技研商品カタログ 本編 第一話 学園天国 微エロ注意 香田瀬がユキに買ってきた物は… 第二話 NY決戦 ※エロ注意!18禁です ユキちゃんの決意!(堕落ともいう) 第三話 現実と虚構の狭間に ※エロ注意!18禁です 親友の愛澤の頼みとは… 第四話 バレンタイン懺悔 ※エロ注意!18禁です うれしはずかしバレンタイン 第五話 スパイぷち作戦 ※エロ注意!18禁です 前編・後編 激しい修行の果てに二人が得た物は? 第六話 物事は基本が大事 ※エロ注意!18禁です 前編・後編 にゃーにゃーにゃー! 第七話 水那岐のファースト・コンタクト 水那岐、ついに神姫購入!彼女が選んだパートナーの実力は…? 第八話 初めての… 観奈、ついに香田瀬と… でこちゅー ◆CtUOuuxRW. 氏の岡島士郎と愉快な神姫達から鶴畑兄弟をお借りしました 第九話 モンスターバスターズ ※エロ注意!18禁です 前編・後編 國崎技研に現れた魔物とは? 第十話 プリンセス・パニック 微エロ注意 楽しい雛祭り…でもなんか雲行きが妖しいような… 第十一話 決意 ※エロ注意!18禁です ついに香田瀬が… 第十二話 前夜祭 鳳凰カップへ向け調整中の観奈とミチル 第十三話 アクシデント 鳳凰カップに向け調整してたひじりんが… 第十四話 重なり合う時間 ※エロ注意!18禁です 新道、ついに決断の時! 戦うことを忘れた武装神姫から東杜田技研の製品を出させていただいております 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリンからTODA-Design、 妄想神姫からElectro Lolitaの名称を出させていただいております 第十五話 花乃二重奏 鳳凰カップ編・予選Iグループの第三回戦 水那岐と花乃の前に立ちふさがった男は… 第十六話 ストライカー 鳳凰カップ編・予選Cグループの第四回戦 ミチルを相手にする事になったある神姫とそのマスターのお話 ※魔女っ子神姫☆ドキドキハウリンから設定をお借りしています 第十七話 恋人達の午後 鳳凰カップ編・午後の休憩時間の話で、一五話の前の話です ※橘明人とかしまし神姫たちの日常日記から明人氏とかしましシスターズを アールとエルとからシルク嬢をお借りしています 第十八話 審査員爆誕 鳳凰カップ編・お菓子作りコンテストの審査員が今(ノリで)誕生する! 審査速報随時更新します。色々な所とコラボになるかもしれません 第十九話 もう、ショックっす! ※エロ注意!18禁です いつもとやや毛色が違うエロなので注意(触手風味) プ○ジェクト×・装備はこうして作られる? 第二十話 激突!女の子?←オリオジナル版 激突!女の子?(凪版)←校正(正式)版 鳳凰カップ編・決勝一回戦第五試合 少女にしか見えない女性と少女にしか見えない男の子の対決! 凪さん家シリーズの千空キュン&弁慶ちゃんとの対戦です 弁慶ちゃんの性格が違ってしまった為、チアキ氏に校正していただきました 第二十一話 究極の愛の表現!? ※エロ注意!18禁です ※少女に対するえっちな表現有り!! まぁアレな話なんですが 第二十二話 ようこそ黒葉学園へ! 黒葉学園へと入学した観奈を待ち受けるお約束 学園設定に於いてチアキ氏の凪さん家シリーズとリンクしております ぬえ氏の剣は紅い花の誇りより琥珀さんと魔剣設定をお借りしています うさぎなひとさんのGene Lessよりゲストをお借りしました ドキ(ryさんの魔女っ子神姫☆ドキドキハウリンからGFF設定をお借りしています 第二十三話 存在しない罪への罰 ※エロ注意!18禁です マイの贖罪。だがそれは存在しない罪への物であった… 第二十四話 再会と初対面と 國崎の新製品のデザイン依頼…のはずが、なんでこうなるの? 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン 妄想神姫 HOBBY LIFE,HOBBY SHOP とリンクさせて頂きます (今回はドキドキ編ですw) 第二十五話 天の川 星の海 何故、水那岐は國崎技研を設立させたのか、その過去が明らかに!? 第二十六話 激突!健四郎vs晶 健四郎、交渉するその2(普通コレを交渉とは言わない) 妄想神姫 橘明人とかしまし神姫たちの日常日記(人型神姫インターフェイス関連) とリンクさせて頂きます (今回は激突編です) 第二十七話 スーパー神姫TIME ついに神姫情報番組がゴールデンタイム進出!その栄えある第一回のゲストは!? 剣は紅い花の誇り 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン ねここの飼い方 岡島士郎と愉快な神姫達(武装神姫のリン?) とリンクさせて頂きました 第二十八話 天使の舞い降りた夜 ※神姫破壊描写あり クリスマスが近づいてきたある日に起きた惨劇 はたして、彼女たちの運命は…? HOBBY LIFE,HOBBY SHOP とリンクさせて戴きました 第二十九話 奇跡、偶然、それとも…? ティールとファロン、日暮さんとご対面 …だけだったはずなのに、なにやらトラブルが? HOBBY LIFE,HOBBY SHOP とリンクさせて戴きました 第三十話 初めての神姫バトルはタッグマッチ ついに対決! 果たしてティールとファロンに勝機はあるのか!? HOBBY LIFE,HOBBY SHOP とリンクさせて戴きました 過去編 初恋 新道の神姫、ムツキの過去のお話です 終わりの始まり 新道の過去の話 「初恋」の後です 1日だけの恋人 過去の話 「終わりの始まり」の後です 番外編 第四.五話 愛澤祐太の科学の愛情 ※エロ注意!18禁です 香田瀬の親友、愛澤の研究の日々 剛vs剛 鳳凰カップKグループ第四回戦 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリンから十貴君とジルを出演させていただいております 第二一.五話 デモンストレーション 『テンタクスル』の正しい使い方 第二二.五話 愛澤祐太の科学の愛情リターンズ※エロ注意!18禁です 愛澤の研究の日々その2 ※穂刈氏のEXECUTIONより、武装闘士の設定をお借りしました 武装神姫飛鳥ちゃんエウクランて 神姫ちゃん~も半端なままに別のお話を 元はエロ妄想スレ6の323氏のネタで妄想を膨らませた事からこの話が出来ました この場で同氏にお礼を言わせていただきます「さんきゅっ(はぁと」 基本設定等は神姫ちゃん~と同じです こちらはごく普通のサラリーマンマスターと神姫とのお話 ※そして基本的には当然『18禁』です ※Gの人のHOBBY LIFE,HOBBY SHOPと随所でリンクさせていただきます 登場神姫・人物 設定に関しては神姫ちゃん~と同一です 舞台解説・特殊設定 ep01飛鳥ちゃん誕生 ep02飛鳥ちゃん心を知る※エロ注意!18禁です ep03飛鳥ちゃんと噂のお方 ep04飛鳥ちゃんお姉様のお友達と会う ※今回、背景キャラに多数の方々にゲスト出演させて頂きました ep05飛鳥ちゃん初めてのバトル ep06あすかちゃんとぁゃιぃお店※ややエロ気味? epx-1マシンフレンドの三姉妹※エロ注意!18禁です その他作品 単発作品ページに投稿した物とエロ妄想スレから引き上げた物です 優柔不断な短編集 罪の代償※微エロ注意 ややダーク?です 花は咲き乱れて※エロ注意!18禁です バトルロンド系妄想短編 これからも…※エロ注意!18禁です 騎士子シリーズ 登場神姫 騎士子 本編の主人公。サイフォス型本来の剣技に加え、高い射撃能力と空間認識能力を持つ 射撃に関しては、元々使い勝手の悪いベック(クロスボウ)を確実に当てるために行った厳しい鍛錬の賜物である 空間認識能力のおかげで1対複数の戦いをもこなす事が出来る。これもシミュレーターで多数のAIダミーの位置を把握するトレーニングを経て得た能力である 現在は青く塗られたセイバーガンダムを改造した装備をしている PS系装甲では無いがそれ以外のセイバーの機能の他に様々な追加機能を有している ちなみに彼女には名前がついているのだが、作者の今更感の為作品中では騎士子のままである 主要装備 ビームライフル 汎用性が高い アムフォルタス 2門装備。いわゆるチャージショット。発射までに時間が掛かる為、殆ど使われない。追加機能有り スーパーフォルティス 2門装備。アムフォルタス上面に付けられたサブウエポン的な存在だが、騎士子は好んで使う 機関砲 唯一の実弾装備。滅多に使われないが、対ビーム防御がある相手に有効 ビームサーベル 2本装備 空力防盾 ラミネート装甲で出来ているのでビーム兵器にも有効。変形時には空力抵抗に対する整流を行う 犬子 騎士子の姉的存在。手先が器用で武装を作ったりも出来る。趣味はマスターの個人情報集め(主にえっちなコレクションの把握) 右足に不調がある為、バトルには参加しない ちなみに彼女には名(以下略 空を自由に飛びたいな さらば騎士子!? 騎士子のヴァレンタイン大作戦