約 5,047,794 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2442.html
……さて…… みなさんこんにちは、千尋です 三日間の泊まり込みで中学校の特別講師に行ってきました 授業の内容はまたの機会にお話するとして…… 今回は少佐の強い要望により一等兵の初陣のお話をしたいと思います 場所は地元のゲームセンター、使う筐体はミッシェルの製品です ……え? 講師に行ってきた街でしなかったのかと? …………その街、ゲームセンターが無かったんです 第六話 対決、山田農場神姫部門 とある平日の昼過ぎ、自分たちは総帥に連れられて人もまばらのゲームセンターに来ている 目的は一等兵の初陣だ 付き添いとして総帥の神姫は全員連れてきている 「……弾倉よし、各可動部よし……えっと、あとは……」 「一等兵、すでにチェックは終わってるだろう?」 一等兵と少佐のこの会話も今朝より7度目になり、自分としては既に聞き飽きた感がある 「……私も、初陣はあんな感じでありましたか?」 曹長の問いに自分は頷いた 「1年前のお前も落ち着かなかった……あの時も少佐とあんな感じの掛け合いをしていた」 しかし、少佐もよく何度も同じ返答ができるものだ 自分ならば3回目くらいで返答を拒否したくなるのだがな ……そんな事をしている間に、総帥が筐体のそばに着いたようだ 総帥は自分たちを移送用キャリングケースから出して投入ポッドの側に置き、本体側に歩いていった……試合の受付をしてくるのだろう 「……こんな時は手のひらに『人』と書いて飲む…………あれ? わたし達の場合は『神姫』って書くんですか!?」 ……本当に落ち着け、一等兵 「……おや? キミ達は、高城さんの所の……?」 一等兵に気を取られているうちに、なにやら大きなキャリングケースを2つずつ持った若い夫婦連れが近づいていた……声を掛けてきたのは夫の方だ 「あ! 山田さん、お久しぶりです!」 タイミング良く総帥が戻ってきた……受付を終了して、挑戦者待ちの状態だとディスプレイに表示されている 「やっぱり高城さんですか!……対戦するんですか?」 この人は、この街の外れで農場を経営している山田 貴善(やまだ たかよし)さんで、後ろにいるのが奥さんの柚月(ゆつき)さんだ……見るからに人の良さそうな若夫婦である その山田さんが人懐っこい笑顔で総帥に話しかける 「はい、今日はこの子の初陣なんです」 言いながら総帥は一等兵を手のひらの上に持ち上げた……一等兵はまだあたふたしている 「じゃあ、そのお相手はボク達がさせてもらうよっ!」 山田さんの奥方の胸ポケットから顔を出した小さい戦乙女、アルトアイネス型が高らかに宣言した 「……『達』って事は……姉様、私も出るのですか?」 同じ胸ポケットから遅れて顔を出したのは、大きな戦乙女、アルトレーネ型だ ……アルトレーネがアルトアイネスの妹というのも、なかなか違和感があるな…… 「ルイはともかくマリがやる気なので、お相手お願いします」 山田さんの夫の方……呼び方が面倒くさいな、名前でいいか……貴善さんが低姿勢に勝負を申し出た 後ろでは柚月さんが会釈をしている……先程から言葉を発してないが、この人は失声症なのだとか 総帥の診断では『何らかの心的外傷』が原因なのだそうだ……まあ、今はそんな事は関係のない話だったな 2人が反対側のポッドに向かい、総帥は一等兵のセッティングに入られた 「さあ、頑張ってね一等兵」 「きっ、期待に添えるよう頑張ります!」 重量のある機関銃に、1本の剣……予備の弾倉が2個 今回はフライトユニットを着けずに出撃するらしい……まあ、相手が2人掛かりなのだから、一撃離脱の戦法は使いにくいだろう 「……あとは……曹長も行こうか」 「はっ! 了解であります!」 さすがに初陣で1対2は辛いと判断されたのだろう、総帥は曹長の準備も始められた サブマシンガンにガトリング砲、予備弾倉がそれぞれ3個ずつ……どうやら弾幕で援護させる気でおられるようだ 「……じゃあ少佐、指揮は任せたよ」 「はっ! お任せ下さい! 必ずや我が隊を勝利に導いてご覧に入れます!」 ポッド横の指令席に立ち、少佐が総帥に敬礼をした……相変わらず綺麗なフォームだ 「えっ、あの……総帥が指揮をとってくれるんじゃないんですか?」 やはりと言うべきか、一等兵は困惑しているな そうだろうな、本来神姫バトルにおいて神姫に指示を出すのはマスターの役目だ しかし、総帥の『指揮』はかなり特殊だからな……通常は少佐が全指揮を取ることになっている 「なんだ? 私の指揮では不満か?」 「あ、いえ、そう言うわけではないんですが……」 「ならば問題無かろう、ポッドに入れ」 有無を言わせぬ少佐の言葉に、一等兵は狐につままれたような表情のまま神姫投入ポッドに入っていった 「では! 行って参ります!」 曹長がセンサーゴーグルを取り外したメットを被り少佐に敬礼をした 「うむ、今回は一等兵の初陣であるからな、しっかり援護してやれ」 少佐の言葉に曹長は再び敬礼をしてポッドに入っていった ポッドには拠点に収納される予備の武装が既にセットされていた 戦場情報 ステージ:未開の密林 コーナーA 高城・M・千尋 飛鳥型 δ ゼルノグラード型 γ 予備兵装 ガトリング砲×1門 ガトリング予備弾倉×5個(200発) サブマシンガン×3丁 マシンガン予備弾倉×7個(80発) 携行式ミサイルランチャー×3門(4発) 軍刀:煉×2本 ヒミツの追加武装(δ) ヒミツの追加武装(γ) コーナーB 山田夫妻 アルトアイネス型 マリ アルトレーネ型 ルイ 予備兵装……不明 『GET READY ?』 モニターにこんな表示が現れる……どうやら相手の準備が完了したようだ 総帥も準備完了のボタンを押す……ポッドのシャッターが閉められた 少佐を見ると指揮用ヘッドセットを装着してマイクテストをしていた ……両者の読み込みが終了し、ディスプレイに二人の姿が表示された 「……貴君らの検討を祈る、行くぞ!」 『了解!』 二人の声が綺麗に重なった……試合開始だ ……今回の戦場は『未開の密林』と名付けられていた、どうやら山田夫妻の自作ステージらしい 鬱蒼と茂る木々に、湿度の高そうな空気、堂々と闊歩する巨大生物……ん!? 白い斑紋のある真っ赤な丸い身体に体躯の半分を占める大きな口、口の上から突き出た目玉、巨躯にはアンバランスな足……恐らく、地球上には存在しないであろう巨大生物がそこにいた 「なっ!? この生き物は!?」 「ばっ、バケモノであります!」 ディスプレイのこちら側にいる自分でも驚いているのだ、実際に目の当たりにした二人の驚きは自分のそれを大きく上回るだろう 「落ち着け! ただのギミックだ!」 少佐の言葉通り、その巨大生物は2人に目もくれずに木々の間を縫って何処かへ歩いていった 「……なんだったのでしょう?」 「向こうがこっちに敵意を出さないなら、気にせず行くであります。敵はもう動き出してるはずであります」 曹長はこんな時、意外と冷静になる 既に思考を戦闘用に切り替えているようだ 「一等兵、貴官は九時方向から進め。曹長は遊撃とする、自己の判断で行動せよ」 『了解!』 再び2人の声が重なり、一等兵は少佐の指示通り拠点から左方向へ歩き始めた 一方曹長は、先程の巨大生物を追うように中央の道を進んでいく ……どうやら、巨大生物が気になっていたようだ 自分はとりあえず一等兵の動向を見ることにするか ……道無き道を進んでしばらく…… 周囲の木々は隙間なく茂り戦場の広さがよくわからない上に、視界が非常に悪い 幾度か最初にみた巨大生物よりも3分の1くらいの大きさの生物を見たが、特に一等兵に攻撃を仕掛けることはなかった 生物がレーダーに反応するので多少の攪乱にはなっているが、特に害は無さそうだと少佐は判断している ……しかし、自分にはこの生物がただの環境ギミックには思えなかった 何か別の目的がある……そんな気がしてならなかった 「……これは、なんでしょう?」 自分が考え込んでいる内に一等兵は少し開けた場所に進み、何かを発見したようだ そこには、赤いタマネギのような球体が3本の足で鎮座していた……その足下の地面にはミステリーサークルのような模様がある 生き物ではなさそうだが、球体の頭頂部では花を模したプロペラがゆっくりと回転している……UFOか? 「……未確認飛行物体をこの目で確認してしまったら、それはUFOと呼んで良いんですかね?」 とりあえず自分はUFOと呼称するとしよう 「そんな事は気にするな、まずは周囲に警戒しつつ『それ』が脅威となり得るか調査しろ」 敵以外のものがレーダーに反応しているので、信じられる物は自らの目と耳だけになっている しかし、それすらも生い茂る木々とざわめく生物達によって曖昧になる……果たして、どれだけまともに索敵できるかな 「……なんだか、あたたかいです……これは生きているんでしょうか?」 一等兵がUFOに触れて調査している……生きている? これも生物だとでも言うのか? 「剣で叩いてみますか?」 一等兵がベルトから剣を鞘ごと外し、正眼に構える 「やめておけ……おそらくこれもギミックだ」 少佐の判断に一等兵は剣をベルトに戻した ……ガサッ! 「……っ!?」 「隠れろ!」 何かの物音がして、コンマ数秒の間を空けずに少佐の指示が飛ぶ 一等兵はそれに従い、近くにあった倒木の影に身を潜めた 「……今、誰か居た?」 姿を現したのは、マリだった リアユニット以外の武装を一切着けず、頭に一本のアンテナが立っていて、その先端には赤く光るビーコンが揺れていた……ちょっとマヌケな光景だが、妙に可愛らしい リアユニットのノインテーターは改造されているようで、スカートを構成するブレードが外されサブアームの手の大きさが倍以上に大きい……実質攻撃力が落ちていると思うのだが、何のために? 「う~……あー、もう! デメマダラばっかりでレーダー使えないじゃん!」 ……あのかわい……おかしな生物は『デメマダラ』と言うのか? ということは、小さいのはその幼生体だろうか 「まあいいや……お~い、こっちこっち!」 マリが出てきた方に向かって呼びかけるともう1人、ルイも姿を現した……こちらは頭の上にアンテナと青く光るビーコンが揺れている 「もう……姉様も手伝って下さい!」 ルイの方もマリと同じような改造を施されたニーベルングを背中に背負っていて、今はそのサブアームで何かを抱えている 「いいじゃん、ほら早くペレットこっち置いて!」 マリに誘導されるままルイはそれをUFOの球体部分の真下に置いた ……やはりあのUFOはただのギミックではなかったか……しかし、あれは何だ?…… 丈の短い円筒状で、中央に大きく『1』と書かれた赤い何か……マリが『ペレット』と呼んでいたな ……キュミミミ……キュポンッ! やや間抜けな音を立ててUFOが底部からペレットを吸い込んだ……これが、キャトルミューティレーションというやつか? 「……レーダーに反応が増えました、UFOの内部に反応が二つ!」 相手に聞こえないような小声で一等兵が報告する 「こちらのレーダーでも捕捉している、そのまま様子を見るんだ……相手は二人掛かりの上にどんな武装を持ち出してくるかわからん、下手に動けばやられるぞ」 「了解、このまま経過を見ます」 再び一等兵が視線を戻すと、UFOの頭頂部にあるプロペラが少しだけ早く回っていた ……ポポンッ! UFOの頭頂部から何かが2個射出され、それはゆっくりと降下して地面に落ち、土に埋まった ……遠目ではよく見えなかったが、なにやら葉の付いた植物の種子のようにみえたが…… 「あ! 姉様、芽が生えましたよ!」 しばらくすると、落着した地点から葉っぱのような物が生えた 「……んしょっ、と」 マリがおもむろにその葉の根本をサブアームで掴み、勢いよく引き抜いた ……ぐぐっ……ポンッ! またも間抜けな音を立て、マリは何かを引っこ抜いた 「きゃうっ!?」 マリが引っこ抜いた『もの』……それは……頭から一枚の大きな葉を生やした種型神姫ジュビジーだった まさか、相手はこうして戦力を確保するのか? 「じゃあこっちは私が……っと!」 「きゃん!?」 もう一つの葉はルイが引っこ抜く……こちらも同じようなジュビジーが抜ける ……あのUFOはジュビジーを増殖させるための装置なのか? 「……敵戦力が増殖する条件は、先程の『ペレット』と言うことか……」 少佐は自分と同じ事を考えていたようだ 「曹長、聞こえるか? ビジュアルデータを送る、ペレットを見つけ次第破壊しろ!」 「了解であります!」 ディスプレイは一等兵を追跡するカメラになっているから曹長の状態がわからないが、通信終了直後に銃声が聞こえたあたり、付近にペレットがあったのだろう 「……あの、わたしはどうしましょうか?」 相手の様子を見ていた一等兵が少佐に指示を要求してきた 「一度その場を離れてペレットを捜索、発見次第破壊しろ」 ……自分は物陰に隠れて機関銃で威嚇射撃、敵の警戒心を煽って増殖の進行を鈍らせる、という行動が最適かと思ったのだが指揮官は少佐だ、だから自分は何も言ってはいけない 「了解、この場を離脱します」 一等兵は気配を殺しながら木々に身を隠してその場を離れて森の中へ入っていった ……森の中は、混沌を極めていた 先程のデメマダラのみならず、珍妙な生物で溢れかえっていた 「……凄いです! この森は生命に満ちあふれています!」 一等兵……お前は何故そんなに楽しそうなんだ? 「気を緩めるな、速やかにペレットを探して破壊しろ。敵の増殖をくい止めるんだ」 はしゃぐ一等兵に少佐が檄を飛ばす 「はい、りょうか……あ! 発見しました!」 一等兵の目の前には複数のペレットがあった しかし先程見たような物だけではなく赤青黄の三色あり、そのペレットは背が高く葉のない茎で地面と繋がっていて、本体からは花弁が広がっている……まるで一輪の花が直接地面から生えているようだ 「それがペレットの本来の姿なのかも知れん、本体に狙いを集中させて破壊しろ」 「了解!」 一等兵が機関銃を構え、1つのペレット目掛けてトリガーを引いた 数発の弾丸がペレットに直撃、細い茎が激しく千切れ飛び、花弁は儚く散った……しかしペレットは残っていた……しかも無傷で 「……どういうことなの!?」 一等兵は驚きを隠せず、どうして良いかわからなくなっているようだ 「破壊できないなら、せめて奴らに見つからないように運び出せ」 少佐が次の指示を出し、一等兵がそれに従った……しかし…… 「……くうっ……お、重いです!」 ペレットは見た目以上に重いらしく、一等兵が力を込めても微動だにしなかった こんな物を奴らは運び出したというのか? 「あっ、姉様! 敵さん発見です!」 「やっぱりね、銃声が聞こえたと思ったらペレット狙ってたな?」 機関銃の音を聞きつけた二人に見つかってしまった 「先手必勝だ! 撃て!」 「はい!」 少佐の指示に一等兵が機関銃を構ようとする 「させないよ! 行けっ!」 一等兵の行動を予測していたのかマリの行動は一等兵が機関銃を構えるより早く、サブアームで何かを投げつけてきた 「なっ……むぎゅっ!?」 その何かにぶつかり、一等兵は地面に仰向けに倒れた 一等兵にぶつかったものは、頭に大きな葉を付けたジュビジーだった 「まだまだ行くよ! どりゃあっ!」 「それそれなのです!」 マリとルイは追い打ちをかけるように次々とジュビジーを投擲してくる……いつの間に数を増やしてきたんだ? 「むっ、むぐぐ……」 ジュビジー達の下敷きになり、一等兵が足をばたつかせて暴れるがジュビジー達はびくともしなかった ジュビジーの上にジュビジーが重なり、20人くらいが一等兵の上に乗ったとき、暴れていた一等兵の足がパタリと止まった 「お? やっつけたかな?」 一等兵の状態を確かめるためにマリが近づく ……ドガガガガガガガガガッ!! そこに降り注ぐ大粒の弾丸の雨、マリとルイは反射的にその場を飛び退いた 「うわっ!? あっぶないなぁ、もう」 「あの、姉様……ジュビちゃんたちが……」 一等兵の上から動かないまま弾丸の雨にさらされたジュビジー達はその大半がヴァーチャルの粒子になって消滅した 「やばっ!? 大損害だよ!」 マリは言うが早いか、どこからかホイッスルを取り出し、思いっきり吹き鳴らした 甲高い笛の音があたりに響き、残っていたジュビジー達がマリの側へ移動する ……ん? 今、マリのビーコンが強く光ったような? 「大丈夫でありますか!?」 ガトリングの掃射を終えた曹長が一等兵に近寄り安否を気遣う 「うぅ……ふぁい、らいじょうぶれす……」 一等兵はゆっくりと起き上がり、呂律の回ってない返事をした……自分には大丈夫に見えない 「……ルイ、ここはボクが引き受けるから、5人連れて増やしてきて」 「わかりました!」 二人の短い会話の後に、今度はルイがホイッスルを短く吹いた マリの物と音色が違う音に反応し、5人のジュビジーがルイの側に移動する ……気のせいか、ホイッスルを吹いた瞬間ルイのビーコンが強く光った 「すぐに増やしてきます!」 ルイが背を向けて走り出し、5人のジュビジーもそれに続いていく 「逃がすな! 撃て!」 少佐からの指示が飛ぶ、曹長はすぐにガトリングを構えたが、一等兵は先程ジュビジーをぶつけられた衝撃で機関銃を落としてしまっていたようだ 「させるかっ!」 ルイの背中に向けてガトリングを構える曹長にマリがジュビジーを投げつけた 「ぐあっ!?」 ジュビジーがぶつかった衝撃で照準がずれ、撃ち出された弾丸は周辺の木の幹を穿っただけに終わった 「次はこっち!」 マリが次のジュビジーを掴み、今度は一等兵目掛けて投げつけた 「……せいっ!」 ビシュッ! 投げつけられたジュビジーに対し、一等兵は鞘から剣を抜いて逆袈裟に切り払った ジュビジーは銅を斜めに切断され、ヴァーチャルの粒子になって消滅した ……先程から思ったが、ジュビジー自体には攻撃力も耐久力もほとんど無いようだ 通常の神姫ならば多少の射撃や斬撃では戦闘不能にならないのだが……どうやらこのジュビジー達は攻撃、耐久ともに最低値以下に設定してあるようだ 「……っ! この!」 曹長がジュビジーを振り払い、ガトリングを放棄してサブマシンガンをマリに向ける しかし、それもまた投げられたジュビジーによって照準を狂わされた 「このままでは時間を稼がれてしまいます」 「分かっているであります……しかし……」 「……ほら、仕掛けてこないの?」 三人は距離を開けてにらみ合っていた 現在マリの後ろにはジュビジーが7人、そしてノインテーターの腕に掴まれているのが2人 攻撃準備動作に入った瞬間にマリはジュビジーを投げつけてくる マシンガンを構えるより早いその攻撃は、不要なダメージを受けるどころか弾の無駄撃ちも引き起こしてしまう 「……わたしが仕掛けます、援護お願いします」 どうやら一等兵に何か考えがあるようで、剣を握り直して下段に構えた 「……行きます!」 一等兵がマリに向かって駆けだし、その後ろで曹長がサブマシンガンを構えた 「来た! くらえっ!」 マリが右サブアームのジュビジーを投げる……目標は一等兵 「そこっ!」 曹長がサブマシンガンを構え、トリガーを引いた 「させない!」 マリは自分に向けて撃ち出された弾丸を空いた右サブアームで防御する……しかし、曹長の狙いはマリではなかった 「きゃうぅっ!」 マリの左サブアームに掴んでいたジュビジーが悲鳴をあげた 「…!? しまった!」 左サブアームに掴んでいたジュビジーがヴァーチャルの粒子になって消えた その間に一等兵が投げつけられたジュビジーを切り払い、さらにマリの後ろで待機していたジュビジーを次々と切り捨てていった 「くっ、この!」 マリが空いたサブアームの拳で一等兵に殴りかかるが、手の大きさのせいで大振りになってしまい、易々と回避されてしまう 「食らうであります!」 その隙に曹長がサブマシンガンで残りのジュビジーを掃討する わずか数秒の内にジュビジーは全滅した 「ぐっ……ちくしょー、ジュビジーが全滅した……こんな時は!」 マリの次なる行動に備えるため、一等兵は剣を、曹長はサブマシンガンを構え直した マリがその場にしゃがむ、するとビーコンの発光色が赤から白に変化した 「……勇気ある撤退だ!」 突如ビーコンからまばゆい閃光が放たれ、モニターが白一色に包まれた 視界が戻ったとき、すでにマリは姿を消していた 「……逃がしたか……すぐに探せ! まだ遠くへは行ってないはずだ!」 「了解!」 「了解であります!」 少佐の指示に、2人はルイが逃げた方向へ走り出した……おそらく、ジュビジーが全滅したマリはルイと合流するだろうと予測した上での行動だろう 「……えっしょ、えっしょ……」 「…………」 「…………」 ……2人は、途中でペレットを運んでいるジュビジーを発見してしまった 驚きな事に、一等兵がどれだけ力を込めてもピクリとも動かなかったペレットをジュビジーはひとりで運んでいる 一歩進むごとに頭の葉がユラユラ揺れてなんともかわい……いや、この状態はどう判断したものか ここでジュビジーを撃てば、マリとルイに気づかれないように敵の増殖を遅らせることができる しかし、このままジュビジーを歩かせれば2人がいる地点にたどり着くかもしれない 「撃つなよ、そいつを泳がせれば敵の本陣に着くかもしれんからな」 少佐の判断は後者だったようだ 指示を受け、2人は少し離れた後方からペレットを運ぶジュビジーを観察することにしたようだ ……ドスッ、ドスッ、ドスッ…… しばらく観察を続けていると、デメマダラが2人の横を通り抜けて行った……やはり、2人には興味を示さなかった ドスッ、ドスッ、ドスッ、ドスッ……グルル…… デメマダラがジュビジーの真後ろで歩みを止め、低く短く唸った 「えっしょ、えっしょ……」 ジュビジーはデメマダラを気にせずにペレットを運び続けている ……グルルル……パクッ 「きゃあっ!?」 「あ……?」 「えっ……?」 ジュビジーの短い悲鳴が響き、2人が素っ頓狂な声を上げた ……ジュビジーがデメマダラに食べられてしまったのだ まず上半身を大きな口にくわえ、もがくジュビジーを気にせずに上を向いて丸呑みにした ……グルル…… ジュビジーを飲み込んだ後、デメマダラは再び短く唸ってから周囲を見回している …………ドスッ、ドスッ、ドスッ…… そして再び歩き出す……気のせいか、先ほどまでジュビジーが向かっていた方向へ進んでいった ……デメマダラが去った後には、ペレットだけが残っていた…… 「……手掛かり、食べられちゃいましたね」 「……そうでありますな」 いきなりの事態に2人は困惑しているようだ 「……あー……どうしたものか」 少佐まで呆気にとられてしまったようだ 「……と、とりあえずデメマダラを追え! 奴はジュビジーのみを捕食対象にしているのかもしれん」 「了解!」 とりあえず少佐が出した指示に一等兵が返事をする……しかし、曹長は首を傾げていた 「……デメマダラ……?」 そうか……あの時曹長はいなかったから、あの生物の名前を知らなかったのか 「先ほどジュビジーを捕食した生物の名前だ。マリがそう言っていた……今すぐ追え!」 「なるほど……了解であります!」 ……2人がデメマダラの向かった方向へ進み、しばらく時間が経過した 既にデメマダラを見失っており、2人はただ歩を進めているだけだった 「……しっかし、やたらと広い森でありますなぁ……軍服を森林迷彩に着替えれば良かったであります」 「うぅ……機関銃を無くしてしまうなんて……軽いサブマシンガンにすれば良かったです」 行けども木々ばかりで気が滅入ってきたのか、2人の声は気弱になっていた 「反省会は後でしろ、今は戦闘に集中するんだ」 少佐のヘッドセットを借り、自分が2人に言葉をかける 「……そうだな、一度2人とも拠点に帰投してはどうだ? 今の装備では心許ないだろう」 後ろの少佐に振り返りながら2人に提案をする……少佐も頷いているから、反対ではないらしい 「……そうですね、さっき少し戦って思ったのですが……マリさんが本気を出したら剣1本では立ち向かえないと思いますので、一度装備の補充に向かいます」 「自分は着替えと弾倉の補充、それとミサイルランチャーを取りに戻るであります……今の武器では、ペレットすら破壊できなかったのであります」 2人の意見を聞き、少佐にヘッドセットを返した 「よし、2人とも拠点への帰投を許可する」 少佐の言葉を受け、2人は拠点へと歩を進めた…… 戻る 続く
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2588.html
フブキ型神姫「与一」 燃えないゴミ捨て場に廃棄されていたところを義弘によって拾われ再起動した神姫。「アテナ」「キュベレー」にとっては姉的存在。 普段は言って聞かせる程度だが本気で怒らせると恐怖の人となる。 アーンヴァルmk2型神姫「アテナ」 「キュベレー」とともに義弘がどこからか手に入れてきた神姫。まじめな性格で表裏のない性格とても恥ずかしがりやで頂点に達すると、 手近なものを投げつける習性がある。 ストラーフmk2型神姫「キュベレー」 「アテナ」とともに義弘がどこからか手に入れてきた神姫。冷静さを常に保とうと表面上そう努めてているが、「アテナ」と違い天邪鬼 なところがあり、本人も気にしている。その点について「アテナ」をうらやましく思っており、その反動からかアテナをよくからかっては 物を投げつけられている。 マオチャオ型神姫「たま子」 天真爛漫でマオチャオ型を絵にかいたような神姫でいつも笑顔を絶やさず楽しそうにしている。が、時にズバリと的を得たことを口にし、 侮れない一面を持つ。甚平とともにいろいろなところにいくのが大好き ストラーフmk型神姫「リリス」 いつも冷静さを崩さないが、マスターである「千歳」のことを第一に強く幸せを思っている。「強くなりたい。」という 「千歳」の願いにこたえ、ともに神姫バトルを戦う。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/350.html
戦うことを忘れた武装神姫 その2 焼きそばの調理にかかる。 具は冷蔵庫にあったキャベツとニンジン、魚肉ソーセージであっさり済ませることにした。 「んじゃ、野菜をよろしく。」 でんとキャベツを乗せたまな板の前に武装状態で構えるは、猫爪型のエルガ。 「千切り?みじんぎり?それとも、つま切り?」 「・・・角切りでいいってば。」 「にゃっはー、冗談ですよー。」 冗談でも勘弁して貰いたい。まぁ、そこがかわいいところなのだが。 「せぇの・・・」 小さい躰でありながら、軽々とキャベツ1/4を持ち上げ・・・ 「にゃっ! にゃっ! にゃっ! にゃっ〜!」 ざらららっ。 研爪で、あっという間に角切り完了。 「ほい!」 中華鍋を引っぱり出しつつ、片手で俺はニンジンをポンとエルガに投げる。 「うにゃぁっ!」 飛びかるや否や、あっさりと皮むき・銀杏切りが施される。 「最後はこれだっ!」 魚肉ソーセージのビニールを剥いて、エルガの前に差し出す。 エルガはさっと構えるとー 「ぱくっ。」 「え?」 もぐ、もぐ・・・ 「ごちそーさまー!」 ・・・月末の俺にとっては貴重な、魚肉ソーセージが瞬時に消失した。 つーか、お前モノ食えたのか?! 虚しい気持ちにもなるが、エルガの至福の表情を見ると、 ・・・なんか怒る気にもならない。ま、野菜焼きそばでもいっか。 日常の中で、まったりと過ごす俺と神姫たち。 しかし、ここに居るのは戦うことを忘れた武装神姫。。。 <その1 へ戻る< >その3 へ進む> <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/495.html
総てを司る、脆き神の姫(前半) 我がMMSショップ“ALChemist”は、平日はそう多く客が来ない店だ。 かといって、店長が店を閉めずに勝手にぶらついてる訳にも往かぬ。 そこで今日は、神姫カスタマイズ用パーツの準備を行っている所だ。 何せ今日は、あの娘の帰ってくる日であるからな。有無、腕が鳴る。 と、準備を進めているとドアの開く気配がした。どうやら来た様だ。 「……ここか。ちわっす~、シロネコですよっと」 「おお、何時もすまない……って、お前は誰だ?」 「お嬢ちゃんこそ、ここの店長さんって何処さ?」 「待て、お嬢ちゃん言うな!私が店長・槇野だッ」 私の答えに目を丸くしているのは運送屋の兄ちゃん等ではなく、 見た事もない若い女性であった。手に箱を持ってきてはいるが、 一体人をなんだと思っているのだ。……しかしこの箱のロゴは。 「へぇ~。てっきり熟達したオッサンとばかり思ったのに、こんな……」 「こんな何だぁッ?!それよりもその箱、東杜田技研の精密部品用か?」 「ビンゴ。小型機械技術研究製作部から直接持ってきましたよ、彼女を」 「彼女だと?……もしやとは思うが、貴女があの“Dr.CTa”だとでも?」 そーですけど、ソレが何か?と言い放った目の前の女性は、 確かに名刺を渡してくれた。相違ないが……これがなのか? このどう見ても有明系の腐女子な、このお姉さんがかッ!? ……OK、判っている。私だって見た目が一致しないしな。 「あれ?……マイスター、マイスター。お客さんですの~?」 「う、うむロッテよ。こちらがちっちゃい物研の博士さんだ」 「おやお久しぶり、“妹”さんをお連れしたよロッテちゃん」 「クララ?クララが治りましたの?ドクター、クララはっ?」 「うわっ!?落ち着いて、これから晶ちゃんに説明するから」 店番用のフライトユニットでドクターに飛びかかるロッテを宥めつつ、 私は店の応接室に案内する。“ちゃん”付けは幾ら言っても直さぬので 諦める事にした。今はそれどころでない、クララの説明を聞かねばな。 「まずは依頼されていた、この娘の“オーバーロード”について」 「有無……此方でも先天性と後天性の両方を疑っていたのだが?」 「その通り。治すには、コアもCSCもバラさないとダメだねぇ」 「でもそれじゃ、クララはクララじゃなくなっちゃいますのッ!」 「まあ落ち着けってばさ。何も悲観する事ばかりじゃないっての」 「そこだ。クララに宿りし能力は何なのだ?それさえ判れば……」 回りくどい会話をする必要は無さそうなので問いただすと、ドクターは 解析結果と思しき資料を渡してきた。そこに印された数値に目を疑う。 信じられない様な情報解析速度、及び並列処理容量がそこにあるのだ。 「なんだこれは、速度が通常神姫の6.78倍はあるぞドクター?!」 「処理用のバッファ容量も、凡そ64倍。これが彼女の病の真相だ」 「ふむ、火器管制プログラムと駆動系の一部が使えぬのは……?」 「察しの通り、その辺ゴッソリ情報処理に割り当てられてるのさ」 「えっと~……それって頭がとってもいい、って事なんですの?」 「まあ平たく言っちゃえばそう。この娘は“神姫型スパコン”か」 その代わり、通常の方法ではバトルなど全く向いておらぬのだがな。 だがここで少し違う発想をする私の閃きは、自分でも大事にしたい。 解が見えたので、私は気になっていた別の問いをぶつける事にした。 「所でドクター。ロッテに“食事機能”を搭載したのはもしや」 「ああ、そりゃ私だ。折角彼奴経由で来た神姫だしね、ひひひ」 「……そのニヤケた面を見る限り、クララにも何かした様だの」 「当然だろ。この娘はロッテちゃん以上に、味に煩いはずだよ」 「やった~!じゃあ、一緒にクララともお食事できますの~♪」 月一のレポートも頼まれてしまったが、ロッテが可愛いので許そう。 ……食事が今度はより一層賑やかになってくれるはずだからなッ!! とりあえずこれを縁とした協力体制も取り付けたし、茶を振る舞って 見送ろうか……土産に“Electro Lolita”の服を幾つか買わせてな。 「やぁ、いい工作精度だねぇ……沙羅とヴェルナ、喜ぶかな~?」 「それは判らぬが、意見等があれば聞いてくれぬか、ドクター?」 「はいよっと。じゃあそろそろ“会議”だから、あたしゃ行くよ」 「うむ、技術者としての見地と手腕。今回も感謝するぞドクター」 「こっちこそ、マイスター(職人)としての感性に期待してるさね」 名前が出たのは二人だが、買っていった数は6セット。謎だ。 さて、手元に残されたのは箱の中で未だ眠るハウリンが一人。 ロッテも見守る中で、私は彼女の大幅な改造に取りかかった! 「待っていろロッテよ、すぐにお前の“妹”を現出させてやる!」 「はいっ!……クララが、ちゃんと目覚めてくれますように……」 ──────今目覚めさせてあげる、新たな神の姫よ。 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2723.html
「わぷっ……」 意識が戻った途端、口の中に何かじゃりじゃりとしたものが入ってきた。恐らく、風に舞い上げられた砂だろう。ステージ『砂漠』が故だ。 (口の中がざらざらする……) (今のは仕方ないとは思うけどね) 砂漠と言っても、地平線まで砂が続いているわけではない。ステージを囲むように瓦礫のようなもの――それもステージ『コロシアム』の瓦礫――が存在し、まるで朽ち果てたコロシアムの跡のようだった。またステージ中央には大きな砂丘があり、反対側は見えないようになっている。 (相手は忍者をイメージした神姫みたいだね) (土遁、砂隠れの術?) (いや、無いと思うけど……) 突然後ろから現れてバッサリ、なんてことが起こったり起こらなかったり。無いよね。 (相手の武装は、刀が二本だけ?) それだけで事足りる、ということだろうか? いや、あるいは防御に重きを置いているとか。 (なんにせよ、ボレアスで牽制射撃。たぶん無駄だけど) (わかった) 手にランチャーが現れる。刀が二本だけということは、相手はやはり接近型のクロスメイン。忍者型と言うことは、足は速いのだろうか? と言うことは、おそらくそもそも射撃など回避するだろう。そして最接近。うーん……。 (念のために両手にゼピュロス) (あ、そうだね) 両手に大きめの鉄甲が現れる。 これで準備は出来た。後は試合開始を待つだけ。 (相手は、リアライドみたいだね) シリアから送られてくる情報に目を通す。宮下さんと静というフブキ型の間には、並々ならぬ主従関係のょうな物が感じ取れた。多分、ライドシステムが発明される前から神姫バトルをやっていたのだろう。それ故のリアライドか。 その時、上空にスクリーンが現れ、試合の開始を告げた。 『Ready……Go!』 とにかくまず飛ばないと話にならない。私はバイザーを降ろし、空へあがった。 このステージは時折砂嵐が吹き荒れる。だからあまり長い間上空にはいたくない。風で煽られて墜落、なんてしょうもなさすぎる結末だ。 砂丘はあまり大きくなく、すぐに相手を黙認することが出来た。相手は試合開始から動いていないのだろうか? じっとしたまま動かない。 ロック範囲まで近付いても、動く気配がない。一昨日のアルトアイネスを思い出す。だが、あれとは違うのは、それが無気力からくる静止では無く、まさに明鏡止水がごとき立ち姿であることだ。 黒く、柔らかな和服を思わせるアーマー、その黒の中に浮かぶ紅いマフラー。そして手には曇りのない刀。 まるでそこでそうあるのが当たり前なように、あるいは初めからそうあったかのように、静はそこにいた。 (駄目で元々……!) 空中で静止し、ボレアスを構える。銃口を向けられようが、その頬はピクリとも動かない。 引き金を引く。銃口から放たれた光の帯は、真っ直ぐ静へと向かっていく。 が、そのエネルギーをまるでそこに飛んでた虫を払うかのような自然な動作で刀を振り、切り裂いた。 (あはは、なんかもうボレアスが信用出来なくなってきた……) (相手が悪すぎるだけ) 多分、2本ある内の1本だろう。対ビームコーティングでもしてあるのか、そんなところだろう。光学系の武器は全部アウト、結局はインファイトだ。 (とにかく攻めよう。フェイントをかける。エウロスを出して) (オッケー。ブースターは任せて) 両手に出した剣を前に構え、風に乗るように飛び出す。相手は未だに動かない。おそらく接近してきたところに一閃を決めるつもりだろうが、そうはいかない。 みるみる内に相手との距離が縮まる。私はエウロスを振り上げる。自然と足は前に投げ出される。そこで手を振り下ろす――フリをする。足のスラスターが起動し、私の体はふわりと上にあがった。これで相手の攻撃は避けられ…… (動いて……ない!?) 相手はボレアスを向けられた時同様、一切動いていなかった。 (ならっ) 浮かんだ時、慣性により僅かに前に進んでいる。つまり相手の真上。ならば取るべき行動は一つ。 膝を曲げ、落下と共に突き出す。これには反応した。 力を入れているとは思えないゆったりとした動き。相手は右手に握られた刀を真上にかざす。私の足はその刀を踏みつける形になる。 (っ!) 私はその時点で追撃を断念し、その刀を踏み台に後ろへ跳んだ。そこでようやく刀に力が込められていることに気が付く。 着地。そこで勢いを殺さない。バネにした足で大地を蹴り、姿勢を低くして相手に肉薄する。 「はっ!」 その体勢から右腕だけを逆袈裟に一閃。それは身を反らされかわされる。それは想定済みだった。 さらに右足を踏み出しながら、今度は左腕を体ごとあげる。それも後ろへ避けられる。これもわかってる。 あげた体を左に捻り、左腕を目一杯下げる。さらに右手で相手の刀を抑えながら左足を前に出す。体重を後ろから前に移しながら左腕を相手の眉間に突き出した。 「…………!」 しかしそれすらも、相手は最低限の動きだけでかわしてしまう。この場合、首だけを動かして。 「……見事です」 相手が口を開く。刀を左手に持ち換え、右手でエウロスをどかす。 「マスターの攻撃における体重移動、神姫におけるマスターの腕の動きに合わせたリアパーツの動き。とても見事です」 確かに攻撃の最中、アイオロスは行動の邪魔にならなかった。それはシリアがこっちの動きに合わせてせわしなく動かしてくれたおかげだろう。 「しかし……」 相手が右手を静かに刀の柄に添える。 「残念ですが力不足です!」 相手が刀を僅かに下にずらしながら力を込める。私も右腕に力を込めるが、相手は両手、こちらは片手。勝敗は目に見えていた。 相手が刀を押し上げる。こちらのエウロスは刀の鍔で引っ掛かり、結果的にボディが空くことになる。私はさらなる追撃を恐れて左手を動かそうとした。 「遅い」 次の瞬間、顎にかなり強い衝撃。それが相手の膝だとはこのときの私は気付いていなかった。 「くあっ……」 目の前がチカチカする。体を支えられない。何とか足を動かして体が崩れるのだけは阻止する。 「終わりです」 声が聞こえ、必死に求めた視界には、すでに相手の姿はなく。 私は体の中に冷たい物が通り抜けるのを感じた。 画面の中で、静が飛び上がるように樹羽の顎目がけて膝蹴りをかます。樹羽が左手を動かすのが見えたが、如何せん瞬発力はフブキ型の方が高い。見事に顎に膝が入る。樹羽は体勢を崩した。あれだけの衝撃だ、たぶん軽い脳震盪だろう。 観戦用のモニターに青い点と線が表示される。レールアクションを使って神姫のレーダーを封じる気だ。静が音もなく樹羽の背後に回る。そして、その背中には刀を突き刺した。うまくリアパーツの合間を縫っての一撃。クリティカルダウンだ。 (終わったわね……) ゲームエンド。まぁ、当然と言えば当然の結果だ。 宮下亘彦、そしてその神姫である静。彼らは神姫バトルが始まって以来からの古株。あまりにも年期が違いすぎるのだから。 (にしても、予想通りとは言え、樹羽は大丈夫かしら……) あまりにも呆気なく、とても善戦したとは言いがたい結果。いや、樹羽のような初心者にしては上出来な方かも知れない。 その時、宮下さんが静を回収しゆっくりと立ち上がった。どうやら連戦する気は最初から無かったらしい。 宮下さんが私の脇を通り抜ける。 「そう怖い顔するもんじゃねぇぞ」 顔に手を当てて初めて気付いた。あたしの顔は今、相当にこわばっている。 「ああいう成功続きの初心者にはな、一回強制負けイベントってのをやらせねぇと成長しねぇ」 「……それであの子が潰れる可能性があってもですか?」 「そんときはその程度だったと諦めるんだな。お前さん自身のためにも」 振り返ると、そこに宮下さんの姿はもう無かった。相変わらず音もなく消える人だ。 「あたし自身のため、ね……」 最後に言ったあのセリフ。あの人はどこまで知っているのだろう。まったく、前々から思っていたが、何者なのだろうかあの人は。 (ま、今あたしが気にすることじゃないわね) あたしは未だに筐体に座っている樹羽に駆け寄った。 第八話の1へ 第八話の3へ トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2712.html
そして、次第に意識は浮上していく。ぼやけた意識は、ある一点を境にはっきりする。 (ステージ『コロシアム』か……) 円形のフィールドで、障害物は天井から生えた鉄柱程度。最もポピュラーでスタンダードなステージだ。 (樹羽) シリアの声が、自分の内から響いてくる。その声に対し、私は口を使わずに返す。 (シリア、調子は?) (絶好調。油断はしないけどね) 私は自分の――神姫の体を軽く動かした。 手を握り、また開く。足を上げて、下ろす。蹴る、殴る。問題なしだ。 (武装セットお願い) (了解っと) 自分の体が光ったかと思うと、すぐに光は散った。だが、変化はある。 ヘッドガード、ショルダーガード、ブレストガード、リアテイルパーツ、リアウイングパーツ、レッグパーツ。 俗に純正装備と言われるものだ。ついでにアームガード兼ナックルにもなる『ゼピュロス』も展開してある。 (空に羽ばたく鳥のように、だっけ?) (セイレーンって元々そういう感じらしいよ?) セイレーンと聞くと、海でハープを弾いているイメージなのだが、それはイーアネイラのほうだ。実際、中世以前のセイレーンは半人半鳥であったと伝えられている。 まぁ、なんにせよ与えられた武装は最大限活用させていただく。 (絵美ちゃん……相手の武装は?) (相手も純正装備だね。槍になるダブルナイフ、それから光学系ランチャー。ウェポンプールに剣が二本とバズーカが一つずつ) 相手は大海を泳ぐマーメイドをイメージされた神姫だ。らしいと言えばらしい。いや、どこら辺がマーメイドらしいかは、分からないから、結局よくわからないのか。 ちなみにこちらの純正装備は、カタールにスピードランチャー、あとナックルといったところだ。ウェポンプールは空っぽ。あくまで純正装備だけだ。 (互いにロングレンジは不向き。ランチャーの種類的に言えば相手の方が僅かに有利) 通常のランチャー――光学系ならなおのこと射程が長い。 しかし、エネルギー反応をこちらがキャッチしてからガードが間に合うぐらいの速度だ。 逆にスピードランチャーは、射程が短い代わりに弾速が早い。 例えて言うなら、通常のランチャーは70m先まで届いてスピードランチャーは60mしか届かない。 (ミドルからクロスの槍も、相手の使い方次第だけど、クロスはダブルナイフと剣だし、ゼピュロスとエウロスをうまく使えばなんとかなるんじゃない?) カタールのエウロスは、ゼピュロスを展開したままでも掴むことができるのを、この間知った。前回のエリーゼ戦では、ゼピュロスで殴るためにあえて一つしか展開しなかったが、本来エウロスは二本あるのだ。 (槍も、クロスで使われるかも知れない。油断大敵) (だね。そろそろ始まるよ) 開始を宣言するブザーがなる。 『Ready……Go!』 アナウンスが入り、いよいよ戦闘が始まった。 (ロックオン出来る?) (ちょっと難しいな……もう少し近付いて) 実は障害物がないのと、このステージが直径80m程度しかないので、相手の姿はギリギリ視認出来る。 (っ、エネルギー反応、来るよ!) ロック範囲は相手の方が広いのか、こちらがロックしない内に砲撃がきた。 (この程度なら……!) 走りながら、軽くサイドステップして軸をずらす。次の瞬間、さっきまで自分がいた場所に光が伸びた。 (狙いが甘い……ノーロック? それともわざと反らした?) 多分前者だろう。客観的にみて、あの少女が戦い慣れしているとは思えない。 (ロック完了!) 牽制のランチャーを二、三度避けた辺りで、シリアが報告した。 現在の武装のロック範囲は41,2s(人で言うところの41,2mに当たる)だから、ロック完了=約40mと考えていい。 それでも相手の姿は辛うじて人型だとわかる程度。 (飛ぶ……は駄目だな、狙い撃ちにされる) 背中についているリアウィングは、広げることで飛行することが出来る。飛んだ方が早いのだが、今飛んでもランチャーの良い的だ。 だから…… (だから、ミドルでレールアクションを使って一気に近付く) Rail Action. 一時的に神姫の性能限界を越えて動けるプログラム。 発動後、相手からの射撃の威力を軽減するバリアを展開し、さらにジャミングをかけた後、高速移動する。 ただし、レールアクションの名の如く、一定のルートしか動けず、ベテランのプレイヤーには最悪ルートを読まれ、反撃ないし回避される。 さらに使用制限があることが難点としてあげられる。 距離、24,8s。 (よし、ここで……) レールアクションを使おうとした、その時だった。 (あれは……?) 最初は見間違いだと思った。しかし、ここまで近付いたのだから、相手の様子もはっきりする。 ――そこには、一匹の人魚がいた。 あった筈の足は魚の鰭のようになっている。それは中空を漂った後、おもむろに地面に潜った。 (な、何あれっ!?) シリアは随分と驚いているようだが、私はそれほどでもなかった。それよりも重要なことを、思い出すので必死だった。 (確か、あれは……固有RA) 柏木さんから神姫について朝から晩までみっちり覚えた甲斐があった。 レールアクションの中には、そのタイプ専用の固有RAが存在する。イーアネイラの固有RAは、『ウェパル・アサルト』 まさにステージという海を游ぐ人魚の如きレールアクション。発動後、ステージの下に潜り込み、そこから強襲する。 確かに効果的ではあるが、反則くさい。地面から来るなんて非常識な気がする。 「ハックシュンッ!」 「にゃ? 風邪ですかにゃ先生?」 「いや、なんか今寒気が……」 どこかのゲームセンターにて、ドリルで砂漠に潜るミス非常識がいたりもするが、それはまた別の話。 (ジャミングでロックも出来ない……樹羽) シリアが不安そうに意向をうかがってくる。私は…… (……ゼピュロスしまって。ボレアス、展開。同時にチャージ開始) (ランチャーで向かえうつの? そんなこと) (早くして) 早くしないと、相手が仕掛けてきてしまう。 シリアは渋々ゼピュロスを消し、既に見慣れたランチャーを出した。小さな起動音、チャージ開始。 (落ち着けば、かわせる) この固有RAは相手のガードを崩す能力がある。下手をすれば、HP切れではなく、クリティカルダウンをもらいかねない。 通常、神姫に設定されているHP(ヒットポイント)は、ゼロになると試合が終了する。動けると言い張っても、ジャッジシステムはそのマスターに負けを宣言する仕組み。 しかし、たとえHPが残っていようとも神姫から強制的に弾かれるほどの衝撃を食らった場合、クリティカルダウン扱いで一撃で倒されてしまう。 つまり、いくらデータ的に威力の弱い武装でも――少し嫌な例えだが、相手の首を撥ねたり、腹部を貫いたりした場合、ダメージ計算すら行わず、ワンキルになる。 しかし大概はその前に神姫がバリアを張り、クリティカルダウンはそんなに起こらない。だが相手がレールアクションを使用した場合、ジャミングによって相手の位置が掴めないため、クリティカルダウンになりやすいのだ。 (来るなら、来い) 計器では測れない、その場の雰囲気を五感で感じとる。 相手は必ず下から来る。しかし、飛び出すタイミングがわからないため、不用意に飛ぶわけにもいかない。 集中する。自分の中にある一点に心を静める。 足元から、水が撥ねる音がした。 (今だ!) ボレアスを斜め前に放り投げ、自分も飛込むように前へと転がる。 次の瞬間、さっきまで自分がいた場所からアイラが飛び出した。 「え、嘘っ!?」 相手はさぞ驚愕しているだろう。しかし、確認するのは、前方に投げたボレアスをキャッチした後だ。 落ちてくるのを待っているなんてことはせず、翼を広げながら自分から取りに行く。 今、掴んだ。 「「いっけぇぇぇっ!!」」 二人の声がユニゾンし、オーバーヒート寸前だったボレアスから出た光の帯は、固有RAの後の硬直で動けない相手を飲み込んだ。派手な爆煙が辺りに広がる。 (やった、の?) (まだ、ジャッジが出てない) 倒せたのなら、ジャッジシステムが勝者の名前を掲げるだろう。 それがないのなら、結論は一つ。 (まだ、終わってない) (大丈夫? 絵美?) (うん、なんとか……) ギリギリのところでアイラがバリアを張ってくれなければ一撃でやられていたかもしれない。それでもまったくダメージがなかったわけではない。まだ腕が痺れている。 (強いね、樹羽さん) (えぇ、神姫バトルの初心者なんて思えないわ) さっきのウェパル・アサルトをかわされるとは思わなかった。多分、事前にお兄ちゃんが教えておいたんだと思うけど。 (絵美、クロスでの戦いになるわ。気を付けて) (うん。ありがとう、アイラ) 持っている槍、『トリアイナ・ハスタ』に力を込める。今のうちにスキュラの準備もしておかなくちゃ。 (やっぱり倒しきれてないか……) 爆煙がはれ、そこにいたのは、傷付きながらも槍を構え直すアイラの姿だった。 (クロスでいくよ。ゼピュロスとエウロスを出して) (わかった。気を付けてね) ボレアスが消え、代わりに両手にカタールと鉄甲が現れる。それを構えながら、私は相棒に尋ねた。 (ねぇ、確か相手の装備は剣とダブルナイフと槍なんだよね?) (クロスの武器って意味なら、そうだよ) (そう……) 剣は、取り回しが利く。多様される恐れがあるが、来たら来たでどうにでもなりそうな気がする。 ダブルナイフは取り回し次第ではかなり手強い。まだ慣れてないからゼピュロスで捌くのはキツイかもしれない。 槍も危ないかもしれない。聞いた話では、槍だけで大会を勝ち抜いた強者もいるという話を聞く。それは数年前の話らしいので、絵美ちゃんではないはずだが。 (バーニアの制御をこっちに回して、合わせる練習はこのバトルが終わったら) (樹羽) すこし凛としたシリアの声。改まって、といった感じか。 (確かに、樹羽がバーニア制御した方が、的確なタイミングでバーニアを使えるかもしれない。でも、それじゃ駄目なんだよ) 言われて、気付く。自分はどうやら、勝ちにこだわり過ぎていたらしい。 (二人で勝とう、樹羽) (……そう、だよね。私一人で戦ってるわけじゃ、ないんだよね) 何年も一人だった。信用できなかった。頼れなかった。 でも、今は自分の中に、信頼できる相棒がいる。 (勝とう、二人で!) 相手に向かって構え直す。相手はまだ攻めて来ない。ずっと続くかと思われたにらみあいは、相手が破った。 突如相手の姿が消える。レールアクションだ。 (落ち着け、さっきもできたじゃないか) 空気の流れを、全身の感覚を総動員して感じとる。 (*1) 右に回転し、飛んできた足をゼピュロスで受け止める。さらにそこからくる槍のなぎ払いは、左手を前に出しながらシリアがバリアを張ってガード。 「何でっ!?」 「そこぉっ!!」 ガード時に引いた右手を相手につき出す。しかし、それは相手の左手に現れた一本のナイフによって阻まれた。付け根の部分から三つに分かれており、そこで挟み押さえられてしまう。 「はぁっ!」 相手の槍が顔面に迫る。この槍も先端が三つに分かれている。その間にエウロスを入れ、押さえ込む。 互いに両手が封じられてしまった。地面を踏みしめているため、足技も使えない。 (エウロス……収納!) (……っ) 両手から刃が消え、同時に右手を引く。 支えがなくなり、相手の体制が崩れる。 「でぇやぁっ!!」 がら空きになった腹に、右手のゼピュロスを下から叩き込む。相手の腕が動くが、間に合うわけがない。綺麗にボディに拳とゼピュロスが入る。同時に足のバーニアが起動し、掬い上げるように相手を浮かせる。 そこからさらに腕を引き、バーニアをふかして相手の上をとる。そして、右手に現れた刃を相手に向けた。 「貫けぇぇっ!!」 重力にバーニアの加速。相手がとっさに張ったバリアと、こちらの刃が激しくぶつかり合いながら、二人とも地面に落下していく。 そして、地上との距離がゼロになった時、勝敗は決まった。 「…………」 相手の脇腹を貫き、地面に刺さった刃を抜く。 「私たちの、勝ちだ」 試合終了のブザーが、鳴った。 第四話の2へ 第五話の1へ トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1727.html
過去ログ 武装神姫SSwiki 読者参加企画 『武装神姫うきうきバトル』第一回 サラ(仮)「みなさまこんにちは。毎度おなじみの3S、リーダーのサラ(仮)です」 犬〇「同じく、犬〇です(座礼)」 テッコ「……ん、アイz―――」 サラ(仮)「こらそこ。さり気なく本名を名乗ろうとしない!!」 テッコ「……最早暗黙の了解……」 犬〇「だったら、余計名乗っちゃダメなような気が……」 テッコ「…じゃあ、テッコで」 サラ(仮)「よろしい」 犬〇「さて、唐突に始まりましたこの企画、一体何かといいますと、日頃SSをお読み下さっている読者の皆様に楽しんで貰おうと、ALCが無い知恵ひねって考えた読者参加企画です」 テッコ「……頑張った」 サラ(仮)「まあ、面白いかどうかは別問題ですが……」 犬〇「ええ、と。具体的な内容はと言いますと……、クラブハンド・フォートブラッグのサラさん。犬子さんの土下座ライフ。の犬子さん。鋼の心 ~Eisen Herz~のアイゼンさんの三名に、『読者の皆様が作った神姫』で挑戦していただこうという企画です」 テッコ「……メンバーがワザとらしい」 サラ(仮)「仕様です」 犬〇「数回行う予定でして、参加してくださった方、および、見事な成績を収めた方には次回のゲームが有利になる特典を差し上げたいと思います」 サラ(仮)「まあ、なるべく簡単に作れるように調整したと言ってますので、なにとぞ参加してやってください」 犬〇「神姫は幾つかの項目を選ぶだけで簡単に作れます」 テッコ「……作成時間。早ければ1分」 サラ(仮)「それでは、具体的な作成手順の説明に入りましょう」 犬〇「一応、私たちがお手本としてサンプルの神姫を作りながら説明しますね」 テッコ「……では、始まり始まり……」 1.オーナーと神姫の名前を決めよう。 サラ(仮)「読んで字の如し、オーナーの名前と神姫の名前を決定するだけですね」 犬〇「オーナー名は本名で無くても良いのですよね?」 テッコ「……ん、もちろんOK」 サラ(仮)「ゲームの成績を発表し、特典を進呈する都合上、オーナー名はきちんと付けてください」 テッコ「……通りすがり、とか、名無し、ではALCが混乱する」 犬〇「折角良い成績を収めても、自分かどうかが分からなければ意味ないですよね?」 サラ(仮)「どうしても困る場合は、『~のオーナー』とか『~のマスター』のように神姫の名前を絡めるのもOKです」 犬〇「後は何か注意点はありますか?」 サラ(仮)「良識の範疇ですが、私たちも純真な乙女なので、放送禁止用語は神姫名、オーナー名共に不可とします」 テッコ「……ん、注意してね」 犬〇「さて、サンプル神姫のオーナー名と神姫名は如何しましょうか?」 テッコ「……オーナー名は『3S』で」 サラ(仮)「それじゃあ、神姫名は『サンプルちゃん』で行きましょう」 犬〇「ああ、もちろん神姫名は最後に付けても構いませんよ?」 テッコ「……項目の1.2.3.4.は自由な順番で決めていい」 サラ(仮)「では早速次に行きましょう」 2.神姫の機種(種類)を選ぼう。 サラ(仮)「これもそのまま。用意されている6機種から一つの機種を選ぶだけです」 犬〇「ハウリンとか、フォートブラッグなどの機種を選ぶんですね?」 サラ(仮)「そうです」 テッコ「……用意されている機種は?」 犬〇「今回は、『フブキ』『アーンヴァル』『ストラーフ』『マオチャオ』『ハウリン』『フォートブラッグ』の6機種です」 サラ(仮)「ご要望があれば、他の神姫も参加するかもしれませんね」 テッコ「では、神姫のデータ」 ①フブキ HP18 回避力と命中率に優れた隠密型の神姫。 バランスは良好で比較的扱いやすいが、デフォルトでは決め技にかける。 隠しパラメーターが判明しているのが最大の強み。 ②アーンヴァル HP16 回避力に優れた飛行型の神姫。 HPは低いが、回避で補えればかなりの強さを誇る。 一撃必殺のレーザーも魅力の一つ。 ③ストラーフ HP20 防御力、攻撃力の双方に優れた重装型の神姫。 HPも高いが、欠点もあるらしい。 必殺技は威力、命中、防御を兼ね揃えたチーグル。 ④マオチャオ HP18 攻撃力と回避力に優れた近接戦型の神姫。 気まぐれなのかスロットごとの差異が大きいらしい。 スーパーネコキックは威力では劣るが隙の無い攻撃。 ⑤ハウリン HP20 高めのHPを持った万能型の神姫。 癖の無い性能を持ち、非常に扱いやすい。 必殺技は隙が大きいが威力、命中共に高いハウリングサンダー。 ⑥フォートブラッグ HP18 平均的な能力を持つ砲撃型の神姫。 目立った特徴は無いが、ある種の武器との相性が良いらしい。 必殺技は以後の命中率を向上させる非攻撃型。 サラ(仮)「おや? データといっても具体的な数値はHPしか無いのですね?」 犬〇「はい、他のパラメータは隠し要素となっています」 テッコ「でも補正値の様なものなんだって」 犬〇「一応、具体例として『フブキ』の隠しパラメータを公開します」 ①フブキ HP18 スロット1のアクションの命中率を+2 スロット5のリアクションの回避率を+2 回避力と命中率に優れた隠密型の神姫。 バランスは良好で比較的扱いやすいが、デフォルトでは決め技にかける。 隠しパラメーターが判明しているのが最大の強み。 サラ(仮)「『スロット』とか、『アクション』『リアクション』とはなんでしょうか?」 犬〇「それらは後で説明します」 テッコ「……とにかく、回避と命中が強いって事だけ分かればいい」 犬〇「もちろん、他の神姫にもこのような隠し能力がありますよ」 テッコ「……公開されていないだけ。……得意な能力を推測するのも手」 サラ(仮)「では折角ですのでこの『フブキ』を選んで次に進みましょう」 3.CSCを選ぼう。 サラ(仮)「ここではCSCのセットを選びます」 犬〇「本来は3つ個別に選んでいただきたいのですが、オーナーさま方の負担を減らす為、幾つかのセットを用意させていただきました」 テッコ「……ここも一つ選ぶだけ。らくちんらくちん」 犬〇「では、データの方をどうぞ」 ①耐久型CSC 特殊能力:『頑丈』 HPに+5 ②ぷちマスィ~ンズCSC 特殊能力:『追撃』 全スロットのアクションに攻撃力+1(非攻撃以外) ③重装型CSC 特殊能力:『重武装』 カテゴリーBの行動を3つまで装備できる。ただし、回避力-1のスロットがどこかに2つできる。 ④隠密型CSC 特殊能力:『隠密』 1ターン目のアクションのみ全てのスロットが命中+1、攻撃力+3。2ターンめ以降は何の効果もなし。 ⑤汎用型CSC 特殊能力:『万能型』 自らのタイプ以外のカテゴリーA行動を選択可能。最大装備数が1なのは変わらず。 ⑥逆境型CSC 特殊能力:『最後の一撃』 HPが5以下になっている場合、全てのスロットの攻撃力が+3(非攻撃以外) サラ(仮)「やはり、『スロット』と言う単語がありますね」 犬〇「その説明は次で行いますのでちょっと待っててください」 テッコ「……それじゃあ『サンプルちゃん』には⑤の『万能型』を選ぶ」 サラ(仮)「ふむ。これも選ぶだけで終わりですか。さっさと次に行きましょう」 4.行動を選ぼう。 犬〇「はい。ここで6つの行動を選ぶと神姫の完成ですよ」 サラ(仮)「早いですね」 犬〇「それがウリですから」 テッコ「……神姫は、6つの行動をきめるスロットがある」 犬〇「はい。それぞれの行動には、攻撃に使用する『攻撃力』『命中率』と、防御に使用する『回避力』『防御力』が存在します」 テッコ「……一部例外あり」 犬〇「お互いの神姫が選んだ行動を比べあいターン毎にダメージを決定します」 サラ(仮)「先にHPを0にした方が勝ちですか?」 犬〇「そうです。ターン制バトルですね」 テッコ「……注意点」 犬〇「攻撃は全て同時に行われます。つまり、“相打ち”もあり得ますのでご注意下さい」 サラ(仮)「詳細な戦闘手順は後の項目に譲るとしましょうか」 テッコ「……ではデータを」 カテゴリーC(最大装備数4) C0 レーザーソード/格闘 アクション :攻撃力3 命中率5 リアクション:回避力1 防御力0 C1 アルヴォ/射撃 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力1 防御力0 C2 アングルブレード/格闘 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 C3 ウズルイフ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 C7 棘輪/射撃 アクション :攻撃力4 命中率3 リアクション:回避力1 防御力1 C8 アルファ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 C9 アサルトライフル/射撃 アクション :攻撃力6 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーB(最大装備数2) B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 B2 グレネード/射撃 アクション :攻撃力7 命中率3 リアクション:回避力0 防御力2 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 B4 吠莱壱式/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力2 B5 滑空砲/射撃 アクション :攻撃力7 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーA(最大装備数1) A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 A2 チーグル(ストラーフのみ) アクション :攻撃力8 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 A3 スーパーネコキック(マオチャオのみ) アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力1 防御力2 A4 ハウリングサンダー(ハウリンのみ) アクション :攻撃力9 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 A5 ロックオン(フォートブラッグのみ) アクション :非攻撃 リアクション:回避0 防御2 特殊効果 :以後、全ての攻撃の命中+1。重複する。 サラ(仮)「結構量がありますね」 犬〇「基本的にABCの3つのカテゴリーの行動があります」 テッコ「……Aが強い、Bが普通、Cが少し弱い」 犬〇「そうですね。でも、強い行動ほど装備できる数が少ないのに注意してください」 サラ(仮)「具体的にはAは1つだけ、Bが2つだけ、Cは4つまで装備できますね」 テッコ「……Aは自分の機種と合ったものしか選べない」 犬〇「そうです。でも、先程選んでくださったCSCによってはこのルールが変わることもあります」 サラ(仮)「そういえば、『サンプルちゃん』は⑤の『万能型』を選んでましたね」 犬〇「そうです、だからカテゴリーAの行動を自由に1個選べるんです」 テッコ「……CSCで⑤の『万能型』を選んでないと、『フブキ』はA行動を選択できない?」 犬〇「そうです。同様に、他の神姫でもCSCで⑤の『万能型』を選んだからといって2つのA行動を選択できる訳ではない事に注意してください。A行動は最大で一個までしか装備できません」 テッコ「……『サンプルちゃん』の装備を選んでみた」 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 犬〇「はい。Cが4個以下(『サンプルちゃん』では3個)、Bが2個以下、Aが1個。規定値以内ですね」 サラ(仮)「CSCで⑤の『万能型』を選んだので、本来はアーンヴァルのみの装備である『レーザー』を装備していますね。 犬〇「では、次はこれを1から6のスロットに自由に並べ替えて下さい」 テッコ「……こんな感じ?」 スロット1 A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 スロット2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 スロット3 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 スロット4 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 スロット5 B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 スロット6 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 犬〇「はい。並べ方には特に制限はありません。自由に並べてください」 テッコ「……これで完成?」 犬〇「はい」 5.完成!! 犬〇「では完成した神姫をまとめておきますね?」 オーナー名 『3S』 神姫名 『サンプルちゃん』 機種 1『フブキ』 CSC 5『万能型』 行動 スロット1 A1 レーザー/射撃 スロット2 C6 十手/格闘 スロット3 B3 旋牙/格闘 スロット4 C4 研爪/格闘 スロット5 B1 リアウイング スロット6 C5 防盾/格闘 犬〇「最後に、完成した神姫を投稿する際の注意点として数字は必ず書いてください」 サラ(仮)「逆に言えば、数字だけでもOKです」 テッコ「……サンプルならこんな感じ」 3S サンプルちゃん 1 5 A1 C6 B3 C4 B1 C5 サラ(仮)「最低、オーナー名と神姫名、機種とCSCの数字、そして6つの武器の記号と数字が書かれていれば充分です」 テッコ「……慣れればすぐできるね」 サラ(仮)「その上で、戦闘に際する意気込みや、追加神姫の要望、感想なども書いてくださると非常にありがたいです」 犬〇「そして、最後に以上の神姫データを投稿してくださればALCが処理し、結果を発表しますよ」 サラ(仮)「これで基本的な説明は以上ですね」 テッコ「……次は上級編」 6.勝つためのあれこれ。 サラ(仮)「最後に戦闘のルールと勝つためのヒントを説明しましょう」 テッコ「……まずはルール」 犬〇「これらの処理はALCがランダムにサイコロを振って決めますので、オーナーの皆様は特に読む必要はありません」 サラ(仮)「興味のある方は参考までにどうぞ」 犬〇「では、ターンの流れを書き出します」 攻撃側の『命中率』から回避側の『回避力』を引いた『最終命中率』の数字を出す。 ALCがサイコロを振って、出た数字が『最終命中率』以下ならば命中。 例外措置として、出た数字が1ならば必ず命中。6ならば必ず外れ。 命中したら、攻撃側の『攻撃力』から防御側の『防御力』を引いて、『最終ダメージ』を出す。 『最終ダメージ』をHPから引いて残りHPを出す。 両方が攻撃をし終わったらターン終了。 HPが0以下になっている神姫が居たら決着。 そうでなかったら次のターンへ。 10ターン目終了時に決着が付かなければ、のこりHPの多いほうが勝ち。 そのとき残りHPが同じならばオーナーさんの勝ち。 互いのHPが0になってもオーナーさんの勝ち。 犬〇「引き分けは勝ちですか、意外と楽ですね」 サラ(仮)「勝負の世界は非情ですが、これはあくまでゲームですので」 テッコ「……注意する点は?」 サラ(仮)「そうですね。攻撃は同時に処理されるということでしょうか?」 犬〇「つまり、HPが0になっても、“そのターンまでは攻撃できる”と言う事ですね?」 サラ(仮)「はい。もちろんそのターンで倒してしまえば引き分け、つまりはオーナーさんの勝ちです」 テッコ「……最後に、武装選択のコツ」 サラ(仮)「基本的に同じカテゴリーの武装に優越はありません」 犬〇「最終的にモノを言うのは『運』ですが、その中でも最大のものでかつ、オーナーさんが選択できるのが装備スロットです」 テッコ「……どの装備スロットにどの行動を置くかが結構重要」 サラ(仮)「とは言え、『フブキ』以外は非公開ですので、結局は『運』ですかね?」 犬〇「そうです。そして、自分の神姫を信じてください。それが勝利へ至る道です」 テッコ「……で、私たち……じゃなくて、『サラ』『犬子さん』『アイゼン』と戦う、と?」 サラ(仮)「いえ、今回は模擬戦として、先程作った『サンプルちゃん』と戦っていただきます」 犬〇「データをもう一度載せておきますね」 オーナー名 『3S』 神姫名 『サンプルちゃん』 機種 1『フブキ』 CSC 5『万能型』 行動 スロット1 A1 レーザー/射撃 スロット2 C6 十手/格闘 スロット3 B3 旋牙/格闘 スロット4 C4 研爪/格闘 スロット5 B1 リアウイング スロット6 C5 防盾/格闘 テッコ「……これに勝てば良いんだ?」 サラ(仮)「そうです今回は参加者全員に何らかの特典が与えられますし、戦績に応じても個別に特典が送られます」 犬〇「さあ。オーナーの皆さん、頑張ってください!!」 サラ(仮)「なお、第一回参加書き込みの締め切りは2008年2月22日(金)までといたします」 犬〇「お申し込みはお早めに」 テッコ「……そして武運を祈る。念力で」 犬〇「念力って……」 サラ(仮)「では。長くなりましたが、本日はこの辺で~」 犬〇「皆様のご参加をお待ちしております(座礼)」 テッコ「……ちゃお」 7.まとめ。 ステップ1、オーナーの名前を決める。 ステップ2、神姫の名前を決める。 ステップ3、神姫の機種を選ぶ。 ①フブキ HP18 回避力と命中率に優れた隠密型の神姫。 バランスは良好で比較的扱いやすいが、デフォルトでは決め技にかける。 隠しパラメーターが判明しているのが最大の強み。 ②アーンヴァル HP15 回避力に優れた飛行型の神姫。 HPは低いが、回避で補えればかなりの強さを誇る。 一撃必殺のレーザーも魅力の一つ。 ③ストラーフ HP20 防御力、攻撃力の双方に優れた重装型の神姫。 HPも高いが、欠点もあるらしい。 必殺技は威力、命中、防御を兼ね揃えたチーグル。 ④マオチャオ HP18 攻撃力と回避力に優れた近接戦型の神姫。 気まぐれなのかスロットごとの差異が大きいらしい。 スーパーネコキックは威力では劣るが隙の無い攻撃。 ⑤ハウリン HP20 高めのHPを持った万能型の神姫。 癖の無い性能を持ち、非常に扱いやすい。 必殺技は隙が大きいが威力、命中共に高いハウリングサンダー。 ⑥フォートブラッグ HP18 平均的な能力を持つ砲撃型の神姫。 目立った特徴は無いが、ある種の武器との相性が良いらしい。 必殺技は以後の命中率を向上させる非攻撃型。 ステップ4、CSCを選ぶ。 ①耐久型CSC 特殊能力:『頑丈』 HPに+5 ②ぷちマスィ~ンズCSC 特殊能力:『追撃』 全てスロットのアクションに攻撃力+1(リアウイング以外) ③重装型CSC 特殊能力:『重武装』 カテゴリーBのアクションを3つまで装備できる。ただし、回避力-1のスロットがどこかに2つできる。 ④隠密型CSC 特殊能力:『隠密』 1ターン目のアクションのみ全てのスロットが命中+1、攻撃力+3。2ターンめ以降は何の効果もなし。 ⑤汎用型CSC 特殊能力:『万能型』 自らのタイプ以外のカテゴリーAアクションを選択可能。最大装備数が1なのは変わらず。 ⑥逆境型CSC 特殊能力:『最後の一撃』 HPが5以下になっている場合、全てのスロットの攻撃力が+3(リアウイング以外) ステップ5、行動を6つ選ぶ(最大装備可能数に注意)。 カテゴリーC(最大装備数4) C0 レーザーソード/格闘 アクション :攻撃力3 命中率5 リアクション:回避力1 防御力0 C1 アルヴォ/射撃 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力1 防御力0 C2 アングルブレード/格闘 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 C3 ウズルイフ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 C7 棘輪/射撃 アクション :攻撃力4 命中率3 リアクション:回避力1 防御力1 C8 アルファ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 C9 アサルトライフル/射撃 アクション :攻撃力6 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーB(最大装備数2) B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 B2 グレネード/射撃 アクション :攻撃力7 命中率3 リアクション:回避力0 防御力2 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 B4 吠莱壱式/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力2 B5 滑空砲/射撃 アクション :攻撃力7 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーA(最大装備数1) A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 A2 チーグル(ストラーフのみ) アクション :攻撃力8 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 A3 スーパーネコキック(マオチャオのみ) アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力1 防御力2 A4 ハウリングサンダー(ハウリンのみ) アクション :攻撃力9 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 A5 ロックオン(フォートブラッグのみ) アクション :非攻撃 リアクション:回避0 防御2 特殊効果 :以後、全ての攻撃の命中+1。重複する。 ステップ6、書き込む。 以上です。 今回の敵は、以下の通り。 オーナー名 『3S』 神姫名 『サンプルちゃん』 機種 1『フブキ』 CSC 5『万能型』 行動 スロット1 A1 レーザー/射撃 スロット2 C6 十手/格闘 スロット3 B3 旋牙/格闘 スロット4 C4 研爪/格闘 スロット5 B1 リアウイング スロット6 C5 防盾/格闘 おまけのQ&Aコーナー。 Q これってなんですか? A 読者の皆様に楽しんでいただく為の企画です。 Q 参加費用とか要りますか? A 無料です。(でもパソコンの電気代などは自分で払ってください) Q SS書いたことが無いのですけど参加しても良いんでしょうか? A むしろ読者さまの為の企画ですので、ぜひご参加を。 Q バトルロンド等のオフィシャルとの関係は? A この企画はALCの独断潜航(誤字にあらず)です。バトルロンドやコナミとは無関係です。 Q 特典って何ですか? A 参加した方全員に次回のゲームが少し有利になる特典が与えられます。 Q その内容は? A 次回参加募集まで秘密と言うことで。 Q 結果発表はいつになりますか? A 募集締め切りの2日後を予定しております。 第一回ですと、2008年2月24日(日)までに発表予定です。 Q 所で、メールアドレスとか必要ですか? A 不要です。 Q 書き込みするのって、なんか怖いんですけど? A ちょっとだけ勇気を出してみましょう。きっと楽しいですよ? Q 実は、武装神姫を持ってないんですけど? A 実物の神姫は必要ありませんが、これを期に買って下さると仲間が増えたALCが喜びます。 Q 所で武装神姫って何ですか? A ……こちらのwikiSSや、オフィシャルサイトをご覧下さい。 Q 今夜の晩御飯、何にしたら良いでしょうか? A ……ハンバーグが良いと思います。 Q 同じカテゴリーの武器を複数装備することは出来ますか? A できます。『防盾』四つとかも可能なので、色々考えてみて下さい。 Q なんだかTRPGの戦闘システムみたいですね? A まったくですね。なにせ現役でGMやっているもので(照)。 《エントリー済み神姫一覧》 (オーナー名、神姫名共に敬称略) ◆蝕神&ラプラス(ストラーフ/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.アングルブレード 2.チーグル 3.吠莱壱式 4.吠莱壱式 5.研爪 6.研爪 ◆和葉&ティエラ(フォートブラッグ/重装型CSC) 1.防盾 2.ロックオン 3.滑空砲 4.防盾 5.滑空砲 6.滑空砲 ◆土下座&朝霧(ハウリン/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.ハウリングサンダー 2.ウズルイフ 3.ウズルイフ 4.ウズルイフ 5.アングルブレード 6.吠莱壱式 ◆木香&ルウ(アーンヴァル/逆境型CSC) 1.レーザーソード 2.リアウイング 3.レーザーソード 4.レーザーソード 5.レーザー 6.レーザーソード ◆繭玉&アンリ・マユ(ストラーフ/重装型CSC) 1.滑空砲 2.アングルブレード 3.滑空砲 4.チーグル 5.アングルブレード 6.滑空砲 ◆東南風&風雨(フォートブラッグ/重装型CSC) 1.グレネード 2.ウズルイフ 3.吠莱壱式 4.アルファ 5.滑空砲 6.アサルトライフル ◆絢人&ユノー(アーンヴァル/逆境型CSC) 1.アルヴォ 2.リアウイング 3.レーザーソード 4.アサルトライフル 5.リアウイング 6.レーザー ◆ROTVALT&TITANIA(ストラーフ/耐久型CSC) 1.チーグル 2.レーザーソード 3.アルファ 4.旋牙 5.アルファ 6.旋牙 ◆月夜&上弦(ハウリン/耐久型CSC) 1.防盾 2.アングルブレード 3.アングルブレード 4.ハウリングサンダー 5.吠莱壱式 6.吠莱壱式 ◆うぃんでぃ&ルゼ(ストラーフ/逆境型CSC) 1.防盾 2.アングルブレード 3.アングルブレード 4.吠莱壱式 5.チーグル 6.吠莱壱式 ◆生駒さん&にーの丞(マオチャオ/逆境型CSC) 1.リアウイング 2.防盾 3.防盾 4.防盾 5.防盾 6.スーパーネコキック ◆紅騎士&エクス(アーンヴァル/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.リアウイング 2.アルヴォ 3.レーザー 4.吠莱壱式 5.アルファ 6.レーザーソード ◆水井&エミリ(フォートブラッグ/逆境型CSC) 1.ロックオン 2.滑空砲 3.グレネード 4.アサルトライフル 5.防盾 6.レーザーソード ◆ダムド&リン(フォートブラッグ/耐久型CSC) 1.ロックオン 2.旋牙 3.滑空砲 4.ウズルイフ 5.アルファ 6.アルファ ◆霞&ユキ(フォートブラッグ/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.ウズルイフ 2.吠莱壱式 3.アルファ 4.ウズルイフ 5.滑空砲 6.ロックオン ◆かもだるま&カール(フォートブラッグ/耐久型CSC) 1.ロックオン 2.滑空砲 3.滑空砲 4.アサルトライフル 5.アサルトライフル 6.アサルトライフル 2月23日0時現在、以上の16名の登録を確認しています。 神姫の投稿はコチラへどうぞ。 ご意見、ご感想、ご要望などもお待ちしております。 オーナー名『3S』 神姫名『サンプルちゃん』 1 5 A1 C6 B3 C4 B1 C5 挑戦、お待ちしております。 アーク参加希望。 -- 名無しさん (2008-02-19 23 48 20) ↑こんな感じでどうぞ。 改行できないので、できればスペースを使って文字の間を空けてください。 -- ALC (2008-02-19 23 49 56) オーナー名「蝕神」 神姫名「ラプラス」 3 2 C2 A2 B4 B4 C4 C4 お手柔らかに。エウクランテの参戦希望します -- 蝕神 (2008-02-20 02 18 02) なんだかTRPGの戦闘システムみたいですね。 -- 名無しさん (2008-02-20 09 10 35) オーナー名「和葉」 神姫名「ティエラ」 6 3 A5 B5 C5 B5 B5 っとですよ、SS参加者は書き込んで内容なのでがりがりと(何 -- 和葉 (2008-02-20 13 19 55) オーナー名『土下座』 神姫名『朝霧』 神姫 『⑤ハウリン』 CSC 『②ぷちマスィ~ンズ』 スロット『A4 C3 C3 C3 C2 B4』 早速参戦、ハウリン大戦のNPCからー。 -- 土下座 (2008-02-20 18 11 47) オーナー名「木香」 神姫名「ルウ」 ② ⑥ A1 B1 C0 C0 C0 C0 近接特化にし過ぎたか…… 皆々様、どうかお手柔らかに。よろしくお願い致します -- 木香 (2008-02-20 22 42 30) オーナー名『繭玉』 神姫名『アンリ・マユ』 3 3 B5 C2 B5 A2 C2 B5 あまりいぢめないでやって下さいね(笑) -- まゆたま (2008-02-20 23 37 25) オーナー名『東南風』 神姫名『風雨』 6 3 B2 C3 B4 C8 B5 C9 フォートブラッグのAスロット、攻撃力上昇もお願いしたいです…(笑) -- MZ (2008-02-21 03 01 57) オーナー名『絢人』 神姫名『ユノー』 神姫『②アーンヴァル』 CSC『⑥逆境型』 C1 B1 C0 C9 B1 A1 ツガル参戦希望です。どうぞお手柔らかに -- 名無しさん (2008-02-21 07 38 19) オーナー名『ROTVALT』 神姫名『TITANIA』 3 1 A2 C0 C8 B3 C8 B3 実際こんなの使ってました。 -- 名無しさん (2008-02-21 14 36 54) オーナー名『月夜』 神姫名『上弦』 5 1 C5 C2 C2 A4 B4 B4 バトロンで使ってるのと同じ防御型で参戦します -- 月夜 (2008-02-21 19 08 36) オーナー名「うぃんでぃ」 神姫名「ルゼ」 3 6 C5 C2 C2 B4 A2 B4 これからバトロンでセットアップ予定だったりします。飛鳥参戦は……無理ですよねやっぱり…… -- うぃんでぃ (2008-02-21 19 25 19) オーナー名『生駒さん』 神姫名『にーの丞』 4 6 B1 C5 C5 C5 C5 A3 ねこいないー! ということでねこ分補充の子猫ー。あと種子がいないのは罪だと思います(爆) -- うさぎなひと (2008-02-21 20 46 19) オーナー名「紅騎士」 神姫名「エクス」 2 2 B1 C1 A1 B4 C8 C0 アーヴァルの特性を生かしつつ回避重視で。しかし、相手のレーザーライフル、補正で命中5か……キツイ……しかもリアウィングが回避3(補正込み)って理不尽だ…… -- 紅騎士 (2008-02-21 22 59 04) オーナー名『エミリのマスター』 神姫名『エミリ』 6 6 A5 B5 B2 C9 C5 C8 C0 自作による本来の外見を再現できない故、この場では拠点防衛用っぽい雰囲気の神姫として参加させていただきます。 …私的には『エウクランテ』、『ジルダリア』、『ヴァッフェバニー』あたりの追加を希望したいです。 -- 矢津田 (2008-02-22 02 53 58) オーナー名『ダムド』 神姫名『リン』 6 1 A5 B3 B5 C3 C8 C8 ティグリース&ウィトゥルース参戦は…きついですかね? -- ダムド (2008-02-22 12 56 30) オーナー名『霞』 神姫名『ユキ』 6 2 C3 B4 C8 C3 B5 A5 皆様、よろしくお願いしますね 久しぶりにバトロン起動しますか・・・ -- 霞 (2008-02-22 13 46 54) ぐお、おおおう、あ、改めて、修正っ、行動1に、C5をっ、あとは順に2からずらしていく方向でー(汗 -- 和葉 (2008-02-22 14 13 38) オーナー名『かもだるま』神姫名『カール』61 A5 B5 B5 C9 C9 C9 読者参加です。締切間に合うかな? -- かもだるま (2008-02-22 23 50 22) 現在、ロスタイムに突入中です。 参加も受け付けますが、記述にミスがあった場合のサポートが出来ないと思われます。 投稿なされる場合は、武装(行動)が6つある事を確認して下さい。 ロスタイム、及び既参加者の修正受付は2月23日、18時で締め切ります。 次回のエントリー受付は2月25日月曜開始予定です。 -- ALC (2008-02-23 00 26 45) 申し訳ありません、修正お願いします。 C8「アルファ」を削除していただきたいのです。 あと、オーナー名を『エミリのマスター』から『水井』に変更させていただきたく思いますので、宜しくお願いします。 -- 矢津田 (2008-02-23 02 15 29) 申し訳ありません、修正お願いします。 「ルウ」のスロットの順番を、 C0 B1 C0 C0 A1 C0 の順番に変更して頂きたいのです。お手数かとは思いますが、できれば宜しくお願いします。 -- 木香 (2008-02-23 13 53 29) 文責:ALC
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1495.html
そして大切な物と、見出したる光 あの大敗より三日目の夜……わたし・ロッテは、この暗い店舗に居ます。 手にマイスターが以前くれたペンダントを握りしめ、ずっと考えますの。 『自分は果たして何の為に戦って、誰の為に一体何をするべきなのか』? これはわたしだけの事じゃなくて、アルマお姉ちゃんとクララちゃん…… そしてマイスター自身にも突きつけられた、フリッグさんの問いですの。 「今日はここか、ロッテ。そろそろ寝ぬとバッテリーが切れてしまうぞ」 「……大丈夫ですの。ちゃんと御飯も食べましたから、多少保ちますの」 「そうは言っても、普段より摂取量が少ないだろう……皆、そうだがな」 「あれから、わたしはずっと考えますの。考えきれない位、想いますの」 背中に感じる、マイスターの吐息。多分、さっきまで騒がしかったのは わたしを探していた所為ですの。でも、今は……貴女の顔を見るのが、 とっても辛いですの……マイスターの為と言いながら、わたしは……。 「……わたしは、ただ自分が気持ちよかっただけなんじゃないかって」 「ふむ……私を詰っても構わぬ、この際心情を全部吐き出してしまえ」 「マイスターの作る服はとってもお洒落で、作った武器は頼もしくて」 「有無。無論、そうあるべきと願い作った物だからな……それはいい」 「ですけど、それに慣れきってましたの。それに甘えていましたの!」 マイスターの与えてくれる物・時間・心、それが心地よかった。だから それを当然と思って、甘えきってしまいましたの。“強い事”こそが、 当然だなんて……怖い考えさえ在った気もしますの。何故か震える手を 必死に堪えながら、わたしは続けます……“弱さ”を、隠せないから。 「わたしは自分が赦せないですの、マイスターを利用しただけの自分が」 「……そう、思うのか。いや、今この言葉だけは……『そう思うの?』」 「え?マイスター、泣いて……それに、その言葉って……その……!?」 普段と全く違う口調で、わたしを背中から包んだマイスターの言の葉は、 今まで聞いた事がない程に、儚く哀しげで。鈴を鳴らす様に、繊細な声。 そして普段の気丈さを全く感じさせない、『少女の言葉』でしたの……。 でもそれも一瞬。咳払いをして……普段通りの口調で、問い掛けますの。 「……私はな、お前達を戦いに送り出して良かったと思っているのだぞ」 「どうして、ですの?ただ戦って、勝ったらはしゃいでただけなのに!」 「だからだ!その笑顔を見て、私は思ったのだぞ……『嬉しい』とな!」 「え……笑顔……?わたし達の“笑顔”……ですの?マイスター……?」 「そう。私の力を以て、皆……時には他の神姫にも、笑顔を灯してきた」 それはとても微力な事。でもマイスターが、常に心がけていた事ですの。 神姫達に笑顔を。わたし達が、そして灯さんの神姫達やお客様達が……。 常に笑ってくれるからこそ、ここまでやってこれたのだと。マイスターは そう言って、わたしを胸に抱き寄せてくれましたの……とても、暖かく。 「そして、側にいるお前達にも笑ってほしいと思い。全てを為してきた」 「……それがマイスターの、『誰の、何の為に戦うか』って事ですの?」 「そうだ。全ては隣人たる神姫達、そして私の側にいるお前達の笑顔故」 「……大切な人の、笑顔の為に……たったそれだけで、大丈夫ですの?」 私の最後の迷いに、『とても大事で、十分な理由だ』と言って。貴女は 優しく抱いてくれましたの。でも、まだ残っている疑問。それは……。 「“マイスター”が“便利な道具”ではない事は、ハッキリしましたの」 「……嗚呼。まだ『誰の、何の為に戦うのか』以外にも宿題があったな」 「はいですの。わたし達にとって『“マイスター”とは何なのか』って」 「そして同時に、私にとって『“三姉妹”とは何か』と……言われたな」 そう、『大切な人の、笑顔の為に戦う』。それは忘れかけていた、重要な 事柄ですの。これがまず一つ……でも、その“大切な人”って何ですの? フリッグさんは“それ”をちゃんと認識してほしいと、願ってましたの。 マイスターは、暖かくて凛としていて……そして時にお茶目で優しくて。 何より、こう……貴女の事を思うと、胸の辺りが暖かく感じられて……。 「……色々言葉は思い浮かびますけど、まだ一語にはまとまりませんの」 「アルマとクララもそう言っていた……更に私もだ。明確にはならぬな」 「唯の“大切な人”で済ませてしまうのは楽ですの。けど、それは……」 「有無……それで済ませられぬ気がするのだ。もっと深い何かがある筈」 “存在”を認識した時、わたしはそれを言葉にする怖さも感じてました。 ですけど、何時かはマイスターに告げなければならないですの。だって、 永遠にチャンスがあるとは限らないですの。それはアルマお姉ちゃんも、 クララちゃんも……マイスターさえきっと感じている事ですの。だから! 「何時かちゃんと言葉に出来る日が来たら、必ず言いますの。だから」 「有無、待っていてくれ。その時は必ず、皆に告げよう。その言葉を」 『わたし達は“笑顔”の為に戦い、“大切な人”の為に歩いてゆこう』。 まだ解決しきれない“問い”にも、一応の光明が見えてきましたの。なら 後は、フリッグさんに剣戟を通して伝える……その為には、特訓ですの! 「マイスター、散々困らせちゃってごめんなさいですの。でも、大丈夫」 「……その笑顔だ。そうして笑ってくれるならば、私は何でもしよう!」 「はいですの♪なら、明日から色々手伝ってくださいですの。まず……」 ──────見えてきた大切なモノ……その手に残るのは、何かな? 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/335.html
2036年 武装神姫の世界 (公式設定)について これは公式ページ内2036年 武装神姫の世界の情報をまとめたものである。 2036年 武装神姫の世界 2031年発売(神姫タイプ以外のMMSはこの限りではない) 主要ユーザー層は十代後半から四十代の男性 神姫の仕様(ハードウェア) 最小構成 神姫は基本的に以下のパーツで構成され、起動後のパーツの取り外しには神姫の停止を伴う。 最小構成CSC(胸部) Core Setup Chipの略。 多数存在するCSCのうち三つを選択しセットする。(同種のCSCの複数セットが可能かは不明) CSCの組み合わせによりコアユニット、素体の基本の性格、能力に対し固体ごとの個性、差異が生じる。 コアユニット(頭部) 頭部に内蔵されるパーツ。 コアユニットの種類により基本的な性格が決まっている。 これとCSCの組み合わせにより性格が決まる。 素体(胴体部) 頭部以下、四肢も含めた胴体部 これとのCSCの組み合わせにより能力が決まる。 このパーツ(胴体部)にバッテリーが内蔵されている。 オプション クレイドル 内蔵バッテリーの充電、データ整理、PCとの通信に用いられる非接触式充電通信装置。 神姫は一日一度このクレイドル上で充電、データ整理のために"眠る"。 武装パーツ 詳細不明 価格 高性能PC程度。(最小構成、武装パーツの有無、クレードルの有無、パーツの性能、流通経路により上下すると思われる) 神姫の仕様(ソフトウェア) 神姫は起動時にオーナー登録をする。 これはMMS国際法により定められている。 オーナーは必ず個人である。 神姫一人に対するオーナーは一人である 逆に一人のオーナーに対して神姫は複数登録できる。 この結びつきは絶対的なものであり、神姫はオーナーを変えることが出来ない。 流通 神姫センター 全国主要都市に点在する「MMS-Automation 神姫」を扱う専門店。 神姫、武装パーツの購入、修理を行うことが出来る。 武装神姫バトルを中心としたアミューズメント筐体も設置されている。 MMSショップ 神姫センターとの違いは不明。 おそらく神姫以外のMSSの取り扱いやアミューズメント筐体の有無だと思われる。 大型家電量販店 神姫、パーツの購入、修理が可能。 ただし上記の二つと違い専門に扱っていないのでサービス質は多少落ちると思われる。 アミューズメント 設置場所 神姫センター、アミューズメント施設等 コンテンツ 武装神姫バトルがメインコンテンツだと思われる。 ほかにも数種類存在するもよう。 武装神姫バトル 2032年から稼動、2036年現在バージョンアップを重ね人気アミューズメントとして定着。 筐体 テーブル状の台の上に透明の直方体のカバーが付いた筐体。 カバー側面に神姫出入り用の扉がある。 筐体上方の天井に吊り下げ式モニター有り(オプション?) オーナー用の椅子二台有り(オプション?) 仕様 バーチャルデータではなく実機を戦闘させる。 レギュレーション 以下の二種類が存在する オフィシャルバトル "武装神姫バトル管理協会(略称神姫BMA)"によって設定されたクラス分けとレギュレーションに則り行われる フリーバトル クラス分け、レギュレーションによらない自由に行われるバトル
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1763.html
緊急事態発生!! 武装神姫SSwiki 読者参加企画 『武装神姫うきうきバトル』第三回 最初に異変に気付いたのは貴方だった。 有名な神姫と戦うと言う特別イベントで、貴方の神姫の戦いが終わって数分。 最初はほんの小さな違和感が、やがて不審に変わる……。 貴方の神姫が帰ってこない。 まだフィールドに残っているのかと思って場内モニターを見れば、そこには先程まで貴方の神姫と戦っていた対戦相手の姿が見える。 既に次の戦いが始まっており、当然ながら貴方の神姫が戦場に居る筈も無い。 何が起こっているのか? 焦燥と不安に駆られる貴方の周囲でも他のオーナー達が騒ぎ始めていた。 どうやら他にも帰還が遅れている神姫が居るらしい。 パートナーの無事を祈る貴方を他所に、混乱は拡大してゆく一方だった。 犬丸「―――ワン、ワン、ワン、ワン、ワン、ワン、ワン、ワン、ワン、ワン、ワン、ワン……」 サラ(仮)「あの、上のミニSSとのあまりに違うその雰囲気は一体なんなのでしょうか?」 犬丸「それがですね、実は、語尾を付け忘れていた事が発覚しまして……(泣)」 サラ(仮)「ああ、~ワンって奴ですね? 今も忘れたようですが?」 犬丸「わ、ワン!!」 テッコ「……それとね、名前の表記も間違っていた……」 犬丸「面目次第も御座いません……」 サラ(仮)「なるほど、そして土下座で絞め、ですか?」 テッコ「……では、脈絡も無しに。……武装神姫うきうきバトル第三回。始まります」 サラ(仮)&犬丸「ああ、いい所だけ取られた!?」 テッコ「……犬丸、語尾、語尾」 犬丸「わ、ワン(泣)!!」 前回の結果発表参加者特典一覧 イリーガル撃退指令 神姫を作ろう1.オーナー名/神姫名の決定 2.機種選択 3.CSC選択 4.武装選択 5.武装の並べ替え 6.オプション選択 7.ルート選択 8.完成!! イリーガルデータ。1.クローネ 2.ジルベルト 3.フィル 4.クロロ 5.フォンフー(風虎) 6.メグ おまけのQ&Aコーナー 色々投票所 《エントリー済み神姫一覧》 前回の結果発表 サラ(仮)「さて、早速ですが前回の結果発表です」 テッコ「……ですがその前に、主催者側としてのお詫びをします」 犬丸「今回、戦闘を終えた皆様の神姫を『イリーガル』神姫が強襲すると言う不測の事態が発生しました、ワン」 サラ(仮)「確認された『イリーガル』は全部で6体」 テッコ「……強敵との戦いで疲弊していたこともあって、最終的にHPを残して帰還できたのは僅か3名と言う結果に終わっています」 犬丸「ですが。オーナーの皆様は、どうかご自分の神姫を責めないで上げてくださいですワン」 サラ(仮)「そうですね。疲弊した状態での連戦でありながらも、何名かは『イリーガル』を後一歩まで追い詰めたそうです」 犬丸「今回は、それぞれの対戦相手との戦闘の他、各イリーガルとの戦いの記録も収録してあります」 テッコ「……参考にして」 サラ(仮)「では、戦闘記録は別ページでどうぞ」 第二回戦闘記録 参加者特典一覧 ◆紅騎士さま 過剰攻撃賞『オプション:安産祈願のお守り』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆蝕神さま 過剰攻撃賞『オプション:安産祈願のお守り』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆木香さま ジャストダメージ賞『S2 マジカルステッキ』 10ターン耐久賞『オプション:交通安全のお守り』 逆襲の狼煙賞『S1 レーヴァテイン』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆ROTVALTさま ジャストダメージ賞『S2 マジカルステッキ』 相打ち賞『オプション:応急修理』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆繭玉さま 最速撃破賞『お好きな特典一つ』 過剰攻撃賞『オプション:安産祈願のお守り』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆かもだるまさま ジャストダメージ賞『S2 マジカルステッキ』 相打ち賞『オプション:応急修理』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆テンチョーさま ジャストダメージ賞『S2 マジカルステッキ』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆月夜さま 最速撃破賞『お好きな特典一つ』 過剰攻撃賞『オプション:安産祈願のお守り』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆水井さま ジャストダメージ賞『S2 マジカルステッキ』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆ダムドさま 超過剰攻撃賞『S1 レーヴァテイン』 過剰攻撃賞『オプション:安産祈願のお守り』 相打ち賞『オプション:応急修理』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆霞さま ジャストダメージ賞『S2 マジカルステッキ』 砂漠の骸賞『お好きな特典一つ』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆二階堂さま 過剰攻撃賞『オプション:安産祈願のお守り』 猛攻撃賞『オプション:合格祈願のお守り』 10ターン耐久賞『オプション:交通安全のお守り』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆土下座さま 過剰攻撃賞『オプション:安産祈願のお守り』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆絢人さま 過剰攻撃賞『オプション:安産祈願のお守り』 10ターン耐久賞『オプション:交通安全のお守り』 逆襲の狼煙賞『S1 レーヴァテイン』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆東南風さま 逆襲の狼煙賞『S1 レーヴァテイン』 砂漠の骸賞『お好きな特典一つ』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆九重さま 過剰攻撃賞『オプション:安産祈願のお守り』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 ◆うぃんでぃさま 過剰攻撃賞『オプション:安産祈願のお守り』 相打ち賞『オプション:応急修理』 参加賞『S3武装:ヂェリカン』 サラ(仮)「今回、イリーガルとの交戦は特典の対象外とさせて頂いています」 テッコ「……イリーガルとの戦いは想定外の事態だから、有利不利には関わらないよ」 犬丸「そして、今回最も配布が多いのは、オプションの『お守り』シリーズですワン」 サラ(仮)「一見地味ですが、指定されたスロットに必殺技などを置いておくと非常に効果的でしょう」 テッコ「……あと、ヂェリカンが大幅にパワーアップ」 サラ(仮)「詳しくは武器データを閲覧してください」 犬丸「では、例によって特典の条件を纏めておきます」 最速撃破賞『お好きな特典一つ』 今回最も少ないターンで敵を撃破した神姫に送られる。 ジャストダメージ賞『S2 マジカルステッキ』 相手のHPを0丁度にした神姫に送られる。 超過剰攻撃賞『S1 レーヴァテイン』 相手のHPを最も減らした神姫に送られる。 過剰攻撃賞『オプション:安産祈願のお守り』 相手のHPをマイナスにして勝利した神姫に送られる。 猛攻撃賞『オプション:合格祈願のお守り』 当たり外れに関わらず、最も激しい攻撃を行った神姫に送られる。 10ターン耐久賞『オプション:交通安全のお守り』 10ターン目まで戦闘を行った神姫に送られる。 相打ち賞『オプション:応急修理』 相打ちで勝利した神姫に送られる。 逆襲の狼煙賞『S1 レーヴァテイン』 惜しくも敗れてしまった神姫に送られる。 砂漠の骸賞『お好きな特典一つ』 砂漠の悪魔に挑んで散った勇者に送られる。 参加賞『S5武装:ヂェリカン』 参加した全ての神姫に送られる。 イリーガル撃退指令 サラ(仮)「さて、今回は皆様にご協力をお願いしたいと思います」 犬丸「実は、当神姫センターのバトルフィールドは、先に襲撃してきたイリーガル達によって現在制圧状態にありますワン」 サラ(仮)「そして、これに対処する為。当センターは皆様のご協力を仰ぎ、撃退作戦を展開することになりました」 テッコ「……私たちも、頑張る」 サラ(仮)「はい。私たちがそれぞれ別のルートからバトルフィールドに侵入します」 犬丸「皆様には、私たちと共にバトルフィールドに突入していただきたいのです」 テッコ「……待ち構えているイリーガルが違うけど、私たちも可能なら援護をするし……」 サラ(仮)「では、それを踏まえたうえで今回の神姫作成ルールに行きましょう」 神姫を作ろう サラ(仮)「では、今回も神姫の作成手順を説明しましょう」 犬丸「基本的な事は前回と一緒ですが、一部番号の変わったものもあるのでご注意くださいワン」 サラ(仮)「より詳しい解説は前回の解説を参照してください」 テッコ「……過去ログに、ある」 サラ(仮)「一応、今回は埋める項目をリストアップしておきました」 犬丸「ご参考までにどうぞですワン」 オーナー名: 神姫名: 機種: CSC: スロット1: スロット2: スロット3: スロット4: スロット5: スロット6: オプション: 選択ルート: 1.オーナー名/神姫名の決定 サラ(仮)「これは読んで字の如し」 犬丸「オーナーの名前と、神姫の名前を決めるだけですワン」 テッコ「……本名である必要、無い」 犬丸「お好きな名前をつけて下さいワン」 サラ(仮)「どうしても迷うようなら『~のマスター』と神姫の名前を絡めるのも良いでしょう」 2.機種選択 サラ(仮)「さて、今回は追加神姫2体を迎えて総勢9機種がエントリーしています」 犬丸「減りましたね、ワン」 テッコ「……いくら減っても、どれか一つ選ぶだけ」 サラ(仮)「前回同様。オーナー名、神姫名、機種が全部同じなら同一神姫と見なします」 犬丸「今回の注意点としては、次回に『ブラックアーンヴァル』の参戦が予定されていますが、使用条件が『一度でもアーンヴァルを使ったオーナーである事』となっていますワン」 サラ(仮)「条件を充たす最後チャンスです。『ブラックアーンヴァル』を使用したい方でまだアーンヴァルを使用していない方は、今回はアーンヴァルを選択すると良いでしょう」 神姫一覧 3.CSC選択 サラ(仮)「これも選ぶだけ、です」 犬丸「一部武装の装備数に影響を与えるものがありますが、最終的には武器は6つになる事を覚えておいてくださいワン」 テッコ「……今回も、新CSCが追加されてる」 サラ(仮)「前回参加の神姫もCSCを交換できるので自由に選んでくださいね」 犬丸「戦闘AIによる補正も含めてCSCセット、ですワン」 CSC一覧 4.武装選択 サラ(仮)「さて、今回は幾つか消滅した武器もあるので注意してください」 犬丸「ですが、新しい武器もあります」 テッコ「……名前が変わっただけの武器もあるから、だまされちゃダメ」 サラ(仮)「……騙すって……」 武装一覧 5.武装の並べ替え サラ(仮)「選んだ武装は1から6のスロットにはめ込んで下さい」 犬丸「どのスロットに何を装備するかが結構重要ですワン」 テッコ「それ次第で戦闘力が大きく変わる神姫も多い」 犬丸「最終的に、1から6の武装が全て埋まっている事を確認してくださいワン?」 6.オプション選択 サラ(仮)「今回からの参加の方は自動的に1です」 テッコ「……意外と便利なオプションだから、他のオプションを選べても、1でいいかもしれない」 犬丸「オプションの一覧はリストの最後にありますワン。参加者特典をもっている方は効果の程を確めてくださいですワン」 オプション一覧 7.ルート選択 サラ(仮)「さて、今回は私たちの誰かと一緒に突入することになります」 犬丸「それぞれのルートで待ち受けているイリーガルが違うと思われますので、そこも考慮してルートを選んでくださいワン」 テッコ「……直接戦うイリーガルを選択できる訳ではない事に注意して」 犬丸「では、リストです、ワン」 1.サラルート 裏口からの突入です。 『ウサギ型イリーガル:ジルベルト』 『種型イリーガル:クロロ』 との遭遇が予想されます。 2.犬子さんルート 抜け穴を開けての突入です。 『丑型イリーガル:メグ』 『花型イリーガル:フィル』 との遭遇が予想されます。 3.アイゼンルート 正面からの突入です。 『サンタ型イリーガル:クローネ』 『寅型イリーガル:フォンフー』 との遭遇が予想されます。 サラ(仮)「また、今回も連戦になると予想されますが、それを想定してこちら側で『急速充電装置』を用意しています」 テッコ「……戦闘後、10点HPが回復する」 サラ(仮)「今回は、その上で2回程の戦闘が予想されています」 犬丸「厳しい戦いですけど、頑張りましょう!! ……ワン」 8.完成!! オーナー名: 神姫名: 機種: CSC: スロット1: スロット2: スロット3: スロット4: スロット5: スロット6: オプション: 選択ルート: サラ(仮)「以上の項目が全て埋まっていれば完成です」 犬丸「後は下の投稿欄から投稿するだけです、ワン」 テッコ「……ALCから《エントリー済み神姫一覧》で確認を出すので、ミスや間違いが無いかチェック」 サラ(仮)「ALCのレスは、翌日0時以降を目安に行います」 犬丸「変更なども随時受け付けますので、お気軽にどうぞです、ワン」 テッコ「……今回の募集は2008年3月8日(土)の12:00くらいまで」 サラ(仮)「それでは、共に戦場へ赴きましょう!!」 犬丸「皆さんの力を貸してください」 テッコ「……ん。一緒に頑張ろ」 イリーガルデータ。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Illegal01.jpg) 1.クローネ オーナー名 『???』 神姫名 『クローネ』 機種 『ツガル(HP15)』 CSC Il『イリーガルCSC』 行動 スロット1 C11 スナイパーライフル スロット2 C11 スナイパーライフル スロット3 C1 フォービドブレイド スロット4 C1 フォービドブレイド スロット5 B7 H.E.M.L. スロット6 B7 H.E.M.L. イリーガル達のリーダー格。 他の神姫をいぢめるのが大好きなSっ娘。 優しくされるのには慣れていない。 あんまり優しくされるとデレる。 ※非常に回避力の高いイリーガルです。 命中率の高い武器で挑むか、必中を狙って高威力の武器を選ぶのが有効でしょう。 2.ジルベルト オーナー名 『???』 神姫名 『ジルベルト』 機種 『ヴァッフェバニー(HP18)』 CSC Il『イリーガルCSC』 行動 スロット1 IC1 ミニガン スロット2 IC1 ミニガン スロット3 IB1 ハンティングエッジ スロット4 IA1 爆破トラップ スロット5 C2 カロッテ スロット6 C7 アーミーブレイド 天然ボケのヘッポコ三等兵。 実力はあるのだが、基本的に頭が悪い。 よく騙される。 困ると暴れて、あたり構わずミニガンをぶっ放す困ったちゃん。 ※全般的に性能が高く、イリーガル中最強との話もあります。 必殺技はプレーヤーの神姫と同じデータの攻撃をしてくる爆破トラップです。 攻撃以外には無反応で、特殊効果は一部を除き真似できません。 B9、A6(最終ターン限定)、S2の特殊効果は適用されます。 3.フィル オーナー名 『???』 神姫名 『フィル』 機種 『ジルダリア(HP17)』 CSC Il『イリーガルCSC』 行動 スロット1 C9 ボーレンホーミング スロット2 IA2 ハイパーモード スロット3 IC2 アレルギーペタル スロット4 IC2 アレルギーペタル スロット5 IB2 フラグレンスキラー スロット6 IB2 フラグレンスキラー 無感情っぽい無表情神姫。 実は単にめんどくさがりや。表情を変えるのもめんどい。 その点フラグレンスキラーは撃っておけば、後は待ってるだけでも良いのでお気に入り。 でも、途中で面倒になってハイパーモードを使っちゃう。 ※ジルダリアの特殊能力として、特殊効果の効力を倍にするという能力を持ちます。 フラグレンスキラーの毒ダメージや、アレルギーペダルの命中率低下なども倍化します。 イリーガル専用武装のデータは倍化前のものなのでご注意を。 4.クロロ オーナー名 『???』 神姫名 『クロロ』 機種 『ジュビジー(HP17)』 CSC Il『イリーガルCSC』 行動 スロット1 C6 ハンマーシード スロット2 C6 ハンマーシード スロット3 C10 パウダースプレイヤー スロット4 B8 グリーンカッター スロット5 B8 グリーンカッター スロット6 IA3 キュベレーアフェクション アンニュイでメランコリックなダウナー系神姫。 …を目指している能天気さん。 名前の『ク』を『ケ』と間違えるとキレる。 書き間違えてもアウト。キレ易い現代のばかもの。 ※ジュビジーの特殊能力として、1ターンに最大5点までしかダメージを受けないという能力を持ちます。 そのため、高威力の武器の効果が薄いです。 また、必殺技は9点以下のダメージを跳ね返すと言う、極めて特殊なものです。 10点以上のダメージならば突破できますが、その場合も実際に受けるダメージは5点までです。 5.フォンフー(風虎) オーナー名 『???』 神姫名 『フォンフー』 機種 『ティグリース(HP18)』 CSC Il『イリーガルCSC』 行動 スロット1 IA4 真鬼王 スロット2 B8 朱天 スロット3 C7 滅爪 スロット4 C7 滅爪 スロット5 C5 神滅爪 スロット6 C5 神滅爪 静かにしているのが苦手なおしゃべりさん。 いつでも何か話をしていないと気が済まない。 別に相手は誰でも良いらしい。 時々、動物や無機物とお話している少しアブナイ娘。 ※攻撃力2倍の『真鬼王』に目が行きがちですが、攻撃力と命中率を兼ね備えた強敵です。 その上で『真鬼王』が発動すれば、もはや手が付けられない状態になるでしょう。 6.メグ オーナー名 『???』 神姫名 『メグ』 機種 『ウィトゥルース(HP18)』 CSC Il『イリーガルCSC』 行動 スロット1 IA5 ファストオーガ スロット2 C2 コンピクト スロット3 C4 ラピッドランチャー スロット4 C4 ラピッドランチャー スロット5 B4 粒子砲 スロット6 B4 粒子砲 いつもニコニコしているほんわかイリーガル。 でも実は結構腹黒い。 自分で戦うより、他のイリーガルをけしかけるのが好き。 だけど、出来ればトドメは自分で刺したい。 ※攻撃力と命中率に長けたイリーガルです。 防御と回避のバランスが良い為、特にこれと言った弱点はありません。 Il『イリーガルCSC』 違法行為が出来る非合法のCSC。 倒されても即座に撤退して修復を行える。 (実際の戦闘には一切の修正がありません) ※武器のデータは名称を変更したもの。 データ自体は武器表のデータを参照。 イリーガル専用の武器も併記。 イリーガル専用装備 おまけのQ&Aコーナー Q これってなんですか? A 読者の皆様に楽しんでいただく為の企画です。 Q 参加費用とか要りますか? A 無料です。(でもパソコンの電気代などは自分で払ってください) Q SS書いたことが無いのですけど参加しても良いんでしょうか? A むしろ読者さまの為の企画ですので、ぜひご参加を。 Q バトルロンド等のオフィシャルとの関係は? A この企画はALCの独断潜航(誤字にあらず)です。バトルロンドやコナミとは無関係です。 Q 特典って何ですか? A 参加した方全員に次回のゲームが少し有利になる特典が与えられます。 Q その内容は? A 次回参加募集まで秘密と言うことで。 Q 募集締め切りはいつになりますか? A 第三回ですと、2008年3月8日(土)12:00までです。 Q 結果発表はいつになりますか? A 募集締め切りの翌日を予定しております。 第二回ですと、2008年3月9日(日)までに発表予定です。 Q 所で、メールアドレスとか必要ですか? A 不要です。 Q 書き込みするのって、なんか怖いんですけど? A ちょっとだけ勇気を出してみましょう。きっと楽しいですよ? Q 実は、武装神姫を持ってないんですけど? A 実物の神姫は必要ありませんが、これを期に買って下さると仲間が増えたALCが喜びます。 Q 所で武装神姫って何ですか? A ……こちらのwikiSSや、オフィシャルサイトをご覧下さい。 Q 今夜の晩御飯、何にしたら良いでしょうか? A ……オムライスが良いと思います。 Q 同じカテゴリーの武器を複数装備することは出来ますか? A できます。『防盾』四つとかも可能なので、色々考えてみて下さい。 Q なんだかTRPGの戦闘システムみたいですね? A まったくですね。なにせ現役でGMやっているもので(照)。 Q 今回からの参加って不利じゃないんですか? A 最後にモノを言うのは『運』です。 しかし、ジンクス的には『ハウリン』、能力的には『アーク』『イーダ』がオススメです。 また、『前回』参加したか否かが特典の有無にかかわるので、今回参加してしまえば既存参加者との格差は無くなります。 色々投票所 参加して欲しい神姫に投票をどうぞ。 (ストラーフ【白】[2],サイフォス[4],紅緒[4],ツガル【青】[1],イーアネイラ[1],ヴァッフェドルフィン[1],グラップラップ[2],シュメッターリング[1],ルムメルティア[6],ゼルノグラード[2],フブキ[6]) コイツが出るなら参加してやるぜ、と言う方。 是非ぽちっと押してやって下さい。 参加しないけど追加神姫の要望を出したい、と言うのもOKですよ~。 《エントリー済み神姫一覧》 (オーナー名、神姫名共に敬称略) ◆テンチョー(姉担当)&カレラ(エウクランテ/汎用型CSC)アイゼンルート 1.C4 AC用ハンドガン 2.B1 グライダー風味ウイング 3.C11 脚部レールカノン 4.A9 板野サーカス 5.B7 サザンクロスの印 6.C4 AC用ハンドガン 援護攻撃 アイゼン「……ん、マブダチ」 ◆ROTVALT&TITANIA(ストラーフ/耐久型CSC )アイゼンルート 1.A2 チーグル 2.B4 波動砲 3.B4 波動砲 4.S3 ヂェリカン 5.C3 魔剣:カラドボルグ 6.C3 魔剣:カラドボルグ 援護攻撃 アイゼン「……背中、任せた」 ◆蝕神&六花(エウクランテ/ぷちマスィ~ンズCSC)サラルート 1.A6 プレステイル/テンペスト 2.C11 シルバーストーン 3.S3 ヂェリカン 4.B5 ハルコンネン 5.C11 シルバーストーン 6.B5 ハルコンネン 援護攻撃 サラ「随分燃えているようですが、ちゃんと私の出番も残しておいてくださいよ?」 ◆繭玉&アンリ・マユ(ストラーフ/ぷちマスィ~ンズCSC)犬子さんルート 1.C11 シルバーストーン 2.C11 シルバーストーン 3.B5 滑空砲 4.S1 レーヴァティン 5.A2 チーグル 6.B5 滑空砲 安産祈願のお守り 犬子さん「で、できれば。程々にしておいてあげて欲しいのですが……」 ◆かもだるま&カール(フォートブラッグ/ぷちマスィ~ンズCSC)サラルート 1.C8 破滅ミサイル 2.A5 砲撃モード 3.B2 火炎直撃砲 4.S2 ハイパー放射ミサイル 5.B2 火炎直撃砲 6.C8 破滅ミサイル 応急修理 サラ「ええと。……今度はちゃんと動けますか?」 クロロ(ボケガエル!? ボケガエルとか言われたよ!? 許さない、許さないよ!? 許さないんだからぁ!!(泣)) クロロ(…って、変な物に改造される!? 助けてよ~っ、ジル~っ!?(怖)) ◆木香&ルウ(アーンヴァル/逆境型CSC)アイゼンルート 1.C1 デュアル・ハーロゥ 2.B1 エール・オブ・コスモス 3.C1 デュアル・ハーロゥ 4.S1 アーク・エッジ 5.A1 ランス・オブ・ケイオス 6.C1 デュアル・ハーロゥ 援護攻撃 アイゼン「……露払い。任せて」 ◆水井&エミリ(フォートブラッグ/逆境型CSC)サラルート 1.A5 砲撃モード 2.B4 九七式荷電粒子砲 3.B2 グレネード 4.C6 弱装型チーグル 5.S3 ヂェリカン 6.C4 アサルトカービン 援護攻撃 サラ「一緒に来ていただけるとは頼もしい限りです。よろしくお願いしますよ?」 ◆ダムド&リン(フォートブラッグ/耐久型CSC)犬子さんルート 1.C10 ソドム 2.A5 砲撃モード 3.B5 電磁式ライフル 4.S1 氷剣グラム 5.C10 ゴモラ 6.S3 ヂェリカン 応急修理 犬子さん「あの凄まじい攻撃力が味方となれば、非常に心強いというものです。是非頼りにさせて下さい」 ◆月夜&上弦(ハウリン/耐久型)犬子さんルート 1.B4 吠莱壱式 2.S1 レーヴァティン 3.B4 吠莱壱式 4.C3 アングルブレード 5.A4 ハウリングサンダー 6.S3 ヂェリカン 安産祈願のお守り 犬子さん「さあ、二人でイリーガルの皆さんに、ハウリングサンダーの威力を教えてあげましょう!!」 ◆紅騎士&エクス(アーンヴァル/逆境型CSC)アイゼンルート 1.B7 対神姫大型ライフル 2.C2 アルヴォPDW9 ナイツカスタム 3.B9 レールガン「ロンゴミアント」 4.A1 高エネルギー長距離ビーム砲 5.S3 複合ブースターパック「アヴァロン」 6.C1 試作型ライトセイバー「カリバーン」 援護攻撃 アイゼン「……制空権、お願い」 ◆絢人&ユノー(アーンヴァル/逆境型CSC)犬子さんルート 1.S3 ヂェリカン 2.C1 『ドラゴントゥース』ザンバーモード 3.B1 リアスラスターD42 4.A1『ドラゴントゥース』フルバーストモード 5.C1 『ドラゴントゥース』ザンバーモード 6.C11『ドラゴントゥース』速射モード 応急修理 犬子さん「あ、はい。お帰りなさいませ(深々)」(←マジボケ) ◆二階堂&アセリア(アーク/軽装型CSC)サラルート 1.B7 スーパーシルバーストーン 2.C2 内装炸裂弾 3.A7 H.S.T. 4.C2 内装炸裂弾 5.C11 紫電改 6.S3 ヂェリカン 合格祈願のお守り サラ「……の、乗ってもいいですか? いえ、ぶつけませんから。……多分」 ◆テンチョー(妹担当)&ラーリ(アーク/超攻撃型CSC)サラルート 1.C9 連装型サブマシンガン 2.A7 スカーレット・ナイトライダー轢き逃げ 3.C11 XBR-M-82Aビームライフル 4.C11 XBR-M-82Aビームライフル 5.C9 連装型サブマシンガン 6.A7 スカーレット・ナイトライダー轢き逃げ 援護攻撃 サラ「最近は事故を起こす確率は減ったんです。……少し」 ◆霧野&朝霧(ハウリン/ぷちマスィ~ンズCSC)アイゼンルート 1.C4 ウズルイフ 2.C4 ウズルイフ 3.A4 ハウリングサンダー 4.C4 ウズルイフ 5.B4 吠莱壱式 6.C3 アングルブレード 援護攻撃 アイゼン「……ハウリングサンダー。頼りにするよ?」 ◆九重&チャイカ(ストラーフ/耐久型CSC)犬子さんルート 1.B2 カンプピストル「サリュート」 2.C4 ウズルイフ 3.C4 ウズルイフ 4.S3 ボディアーマー「スプートニク」 5.C4 ウズルイフ 6.C4 ウズルイフ 援護攻撃 犬子さん「はいっ。…こちらこそよろしくお願いします(座礼)」 ◆うぃんでぃ&ルゼ(ストラーフ/逆境型CSC)アイゼンルート 1.S3 ヂェリカン 2.B8 『エンジェルシード』ブレードモード 3.B4 『エンジェルシード』ガンナーモード 4.C3 ウィッチスティング 5.A2 チーグル 6.C3 ウィッチスティング 安産祈願のお守り アイゼン「……ちょっと、お話聞かせてくれないかな……? ってヤツ」(←某管理局の白い悪魔(Cv田村ゆかり)風味で) ◆霞&フォリカ(アーンヴァル/超攻撃型CSC)犬子さんルート 1.A1 レーザー 2.C2 アルヴォ 3.C2 アルヴォ 4.C2 アルヴォ 5.A1 レーザー 6.S3 ヂェリカン 交通安全のお守り 犬子さん「今回は皆さんと一緒に戦えて、とても頼もしいです(尻尾ぱたぱた)」 ◆ダムド(2)&レン(マオチャオ/ぷちマスィ~ンズCSC)アイゼンルート 1.C5 研爪 2.A3 スーパーネコキック 3.B1 リアウイング 4.C5 研爪 5.B3 旋牙 6.C12 DFナイフ 援護攻撃 アイゼン「……今回はマオチャオ参戦。……よろしく」 ◆東南風&風雨&時雨(フォートブラッグ/重装型CSC)アイゼンルート 1.A5 砲撃モード 2.C9 アルファ 3.B4 吠莱壱式 4.C9 アルファ 5.B4 吠莱壱式 6.B5 滑空砲 交通安全のお守り アイゼン「……火力も充実してきたし、正面は陽動のつもりだったけど、このまま中央突破しちゃおう……。二人ともよろしく」 ◆カイ㌧&ゆりあ(アーンヴァル/ぷちマスィ~ンズCSC )アイゼンルート 1.C2 アルヴォ 2.C1 レーザーソード 3.B7 スーパーシルバーストーン 4.C2 アルヴォ 5.B1 リアウイング 6.A1 レーザー 援護攻撃 アイゼン「……黒アーンヴァルは凄く強いって、マスターが言ってた」 ◆紅騎士(2)&ユキ(飛鳥/軽装型CSC )サラルート 1.C1 太刀「草薙」 2.A9 対神姫チェーンガン「布都御魂」 3.C2 アルヴォPDW9 ナイツカスタム 4.B1 高機動バックパック「天の羽衣」 5.C1 太刀「草薙」 6.C2 アルヴォPDW9 ナイツカスタム 援護攻撃 サラ「さて、着々とクロロをカエルに変える準備が進んでいるようですね。クククク……」 3月8日18時現在、以上の21名の登録を確認しています。