約 5,048,029 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/230.html
登場する人&神姫 浅見 秋人 (あさみ あきひと) 会社員 両親は離婚。母親に姉弟ともに引取られるがその後事故により他界。 父方の元には行かず姉弟二人暮らし。 恐ろしく切れ味の鋭い自家製刃物を神姫に持たせ、バトルに参加している事で一部のオーナーからはソードマイスターと呼ばれている。 バトルは勝つためではなく、神姫達の自由意志に任せて参加。 ハウリン<冬花>を引き取ってからは参戦していない為、神姫達のリーグ順位は落ちる一方だが本人達は気にもしていない。 基本的に事なかれ主義。そして無駄に凝り性。 浅見 弥生 (あさみ やよい) 喫茶店<日々平穏>マスター 秋人の姉 母親から引き継いだ喫茶店を経営している。 母の再婚相手、浅見宗次の連れ子だった秋人を離婚後母が引取りまもなく他界。 秋人が宗次を敬遠していたため父方には戻らず姉弟二人で生活していくことを選ぶ。 血の繋がりはなく、その事は秋人は知らない。秋人を姉弟以上の感情で見ている。 ねここの大ファン。そのため同型のマオチャオタイプを購入。ただし機械音痴。 何かあるたび秋人に泣きつく。最近やっとテレビの番組予約が出来るようになる。 おっとりした性格で小柄な可愛い系の女性。しかし芯は強い。 ハウリン 冬花 (とうか) マスター 秋人 ファースト登録(以前の登録がそのままの為) これまでの戦闘経験からA(秋人の調整した戦闘用ボディ使用時)~B+(ノーマルボディ使用時)の戦闘能力を持っている。 物静かな清楚な女の子。 アーンヴァル 春香 (はるか) マスター 秋人 セカンド登録 遠近共にバランスの取れた戦闘をする。特徴が無いのが特徴。 初期の頃からバトルに参加していたためセカンドにいるが実力はサードクラス。 面倒見の良いお姉さんタイプ。 ストラーフ 鈴夏 (すずか) マスター 秋人 セカンド登録 中~遠距離の射撃戦を好んでする。 近距離になると秋人から貰った守り刀を躊躇無く使う。この子が折りまくっていたので秋人の刃物は進化し続けたとも言える。 秋人に関してちょっと嫉妬深いのが玉に傷。 マオチャオ ネム (ねむ) マスター 弥生 サード登録 デビューしたて 弥生がねここのファンなのを知ってバトルに参加。ただしマスターが弥生なので的確な指示が出せる訳も無く敗戦続き。唯一、春香とのバトルにて1勝をあげる。 目標はねここと対戦して勝つこと。 基本的に楽しければ何でもOK。 感情が高ぶると「にゃー」としか言えなくなる 春夏秋冬TOPに戻る TOPぺ-ジに戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/762.html
ガングラー鋼月の『今時の武装神姫事情』Vol.1 『パソコンでググる武装神姫』 皆さんこんにちわ。自称おもちゃライターのガングラー鋼月と申します。神姫マガジンさんでも新製品レビューなんか時々書かせて戴いていたんですが、このたびスペースを戴いて、コラムを担当させてもらえることになりました。 大会での効果的な運用方法やちょっとした改造例、新製品レビューなんかは他の記事を見てもらうとして、ここではもっと基本よりの……皆さんが普段「?」と感じることを書いていこうと思います。 ○パソコンでググる武装神姫 家に帰ると、ウチの白子が俺のパソコンでネットを見ていた。 「どうしたの? 何か面白い記事でもあった?」 背広を脱ぎながらそう問い掛けると、白子はパソコンのディスプレイを眺めながら、うっとりした瞳でため息をついた。 「今度、新しい背部ユニットが出るんです。欲しいなぁ……」 神姫ユーザー諸氏なら珍しくもない光景だろう。神姫のおねだりに負けて、通販ボタンをポチっと押してしまったかたも多いのではないかと思う。 しかし、ここで疑問に思った方も多いのではないだろうか。 神姫が、なんでパソコンでネットを見るんだ? と。 ○神姫はロボットか? 神姫はロボットである。 アンドロイドとかガイノイドとかいう意見もあるだろうが、そこまでの細かい分類はここでは追求しない。私のホームグラウンドであるオモチャ業界的に言えば、SRWやGFFといった人工知能内蔵型ホビーロボットの延長上にある。 だが、SRWのスーパーロボットや、GFFのMSは自分からネットを見たり、ましてやビームライフルをねだったりしない。せいぜい定期バージョンアップのアナウンスをする程度で、それもメンテナンスソフトが定期的に取得した更新情報を参照しているに過ぎない。 この辺りの性格付けはコミュニケーションに重点を置く神姫シリーズの面目躍如といった所だが、やはりここでも同様の疑問にぶち当たる。 ネットが見たければ、わざわざ人間用のキーボードやマウスを使わなくても、GFFのようにメンテナンスソフト経由でネットに直結すればいいんじゃないか? と。 ○神姫の頭脳はパソコンじゃない まず、ここで神姫の構造をおさらいしてみよう。 神姫はおおまかに三つの部品で構成される。 電子頭脳と記憶中枢を搭載した頭部コアユニット。 思考パターンやデータベースを記録し、神姫のプリセット状態に影響するCSC。 そして、頭部とCSCをつなぐマザーボードを内蔵した素体。 素体のマザーボードに好みのCSCを三つセットして、頭部コアユニットを接続。そのあと起動信号を送ることで初めて神姫が起動するのは……神姫ユーザーなら誰も知っているはずだ。 さてここで注目して欲しいのは、頭部コアユニットである。 頭部コアユニットは電子頭脳と記憶ユニットを含む、文字通り神姫の頭脳部分だ。ここで神姫は物事を記憶し、経験を蓄積させ、CSCの思考パターンに従って思考・判断する。 コアユニットに実装された電子頭脳は、陽電子頭脳と呼ばれる(一般には超AIのほうが通りが良いが)バイオコンピュータの一種で、パソコンに使われている集積回路とは全くの別物だ。 詳しい構造の話は割愛するが、最大の特徴は『自分で考え、判断できる』コンピュータである事だろう。 ○勘違いするコンピュータ 陽電子頭脳は、正確・厳密な判断よりも、あいまいな思考。即ち、人間くさい思考を再現したコンピュータである。 神姫がマスターの話を勘違いした。 居眠りしていると、神姫が気を使って毛布を掛けてくれた。 怖いテレビを見たら、神姫が怖がって離れなくなった。 神姫がバトルスタイルについて悩み出した。 このどれか、もしくは全ての行動を経験した事のある神姫オーナーは多いだろう。これこそが陽電子頭脳の特徴であり、GFFやパソコンの集積回路には出来ない芸当だ。 陽電子頭脳とは、勘違いを含めて、推測や判断を自分で行えるコンピュータなのである。 ただ上記の通り、正確・厳密な判断には欠ける面も多く、製品には個体差(いわゆる性質のムラ)が出てしまう特性があるため、パソコン的な使い方には向いていない。現状の最新OSであるWindows2037も、陽電子頭脳をCPUに用いたパソコンのサポートは行っておらず、ロードマップにも対応の予定は明記されていない。 補足だが、CSCや陽電子頭脳の品質のムラを神姫では『ゆらぎ』という個性化するための特徴として位置付けており、この性質が問題になったことはない。 執筆者注 正確には神姫の陽電子頭脳は、人間と同じくメンタル部分と自律神経部分の二重構造になっており、自律神経部分の陽電子頭脳はある程度正確・厳密な判断を行うことが出来る。 ただ、こちらは神姫の内部構造の管理に特化した部分であり、追加機能を実行できる部分ではないため、本コラムではメンタル部分についてのみ記述した。 ○ブラウザを学習できない神姫 では本題に戻ろう。 パソコンと神姫のコンピュータが別物なのは分かった。だが、神姫には武装用のドライバや、追加学習ソフトというものが確かに存在する。その延長上で、ネット閲覧ソフトも神姫に組み込めるのではないか? 答えは『理論上は○』だ。 神姫武装用のドライバや、言語などの学習ソフトは、パソコンソフトのインストールとは本質的に異なる。 実はドライバも学習ソフトも、神姫に『基本的な使い方を教える』だけでしかない。我々が辞書を買ってきたり、取説を読んだりするのと同じだ。 概ねの場合において、ドライバやソフト導入後も神姫にはそれを使いこなすための追加学習が必要になる。 そして、実際に神姫用ブラウジングソフトというものが企画されたことは、ある。 正確に言えば、あった。 先日偶然にもその企画担当者と話をする機会があったのだが、心の中に流れ込んでくる(そう神姫は表現したらしい)htmlの情報は神姫にとって感じの良いモノではなかったらしい。 唯一、バーチャルバトルと同じようにパソコンとバーチャルポッドを経由すれば、ブラウジング時の不快感はなくなったそうだが……。そこまでして、パソコンで直接ブラウジングを回避するメリットはない。 結局そのソフトは、評価試験の段階で開発中止になったそうだ。 恐らくは人間に近い思考に調整された陽電子頭脳が、ブラウザの処理に追いつけなかったのだろうというのが、開発者の見解だった。 そんなわけで、陽電子頭脳を用いた神姫は、自らの好奇心を満足させるため、シリコンコンピュータを用いたパソコンとシリコンコンピュータ用のブラウザでネットを検索するのである。 間違っても『おねだりしやすいから』という理由ではないことだけは付け加えておきたい。 トップ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/658.html
真っ直ぐに学び、ひたむきに語り 秋葉原を要する千代田区には、“一応塾”なる大学出資の学習塾がある。 どことなく安心出来ない屋号であるのだが……実績は確かと聞いていた。 私は戸籍謄本等を求められぬこの塾へ、実験的にクララを通わせている。 勿論“殻の躯”で門前払いされたので、HVIFを用いて審査を通った。 そこで彼女は高校生・槇野梓として、一般の“同年代の人間”と過ごす。 「ただいまなんだよ、お姉ちゃん。今日も宿題が一杯あるんだよッ」 「おお、御苦労だな梓……いや、クララ。HVIFを休ませるか?」 「ううん。今日は筆記問題もあるから、この姿でないといけないよ」 「この時代にプリントとはなぁ。電子データに統一すればいい物を」 そうなのだ。“当番制”を崩せない以上、毎日塾に通う事は出来ない。 とは言え進学塾故に、ノルマというか必要な単位はこなさねばならん。 従ってクララは当番日になると、法外な“宿題”を抱え込む事になる。 更に塾通いは深夜まで続く。だが聡明な梓は、決して夜遊びに奔らん。 「“書く能力”を維持するには、スタイラスだけじゃ不十分だもん」 「それもそうだが、環境問題を叫ぶならば工夫が必要にならんか?」 「その為に、来年度はフィルム型のスクリーンが支給されるんだよ」 「……レンタルか。もう少し早くても良さそうな気はしていたがな」 この現状を仕向けたのは私で、同意したのは他ならぬクララ本人なのだ。 寡黙で頭脳派に見えるクララだが、ハウリンタイプのサガと言うべきか、 実は外に出て目一杯“勉強”したかったらしい。それも人間の学問をだ。 だが今現在まで、日本国は神姫に人権を認めていない。海外も殆ど同様。 となればどうしても、学習の機会は通信教育が頼り……嘆かわしい事だ。 「そう言えば、今日は神姫を連れたクラスメイトが来ていたんだよ?」 「……確かにあの塾、神姫を持ち込む事自体に渋い顔はしなかったが」 「種型の“綺羅”さん。彼女もオーナーの勉強に興味有るみたいだよ」 ……名前に少々引っかかる物があるが、それはさておこう。有無。 梓の話ではないが、人間の行動に興味を持つ神姫は結構多いのだ。 だが大抵の場合、社会進出は認められぬ。ネット上で正体を隠して 活動している神姫がいないとは言い切れないが、殆どは玩具扱い。 『なら“肉の躯”はどうなるの?』……これが私の考えた疑問だ。 「どうだ、仮初めとは言え高校生としての勉学の日々は?……辛いか?」 「そんな事無いよ、お姉ちゃん。自分の能力を活かし、高められるから」 「流石はクララ。私の見立て通りだ……む、もう筆記は終わったのかッ」 そしてエルゴを訪れた際に、クララの言葉で思いついたのが“塾通い”。 “HVIFによる神姫の社会進出”実験……という名目で、行っている。 この企みにクララのニーズは見事当てはまり、周囲の誤魔化しも良好だ。 御陰で人間の社会常識を教え込む際に、ロッテよりも容易に会話が進む。 「終わったよ。後は全部データ処理……神姫素体で十分出来るもん」 「そうか。しかしこんな問題、私でも時間が掛かるというのになぁ」 「学ぶ事はとっても楽しいんだよ、お姉ちゃんが技術を磨く様にね」 「成程な……向上心は大事だ。今後もその調子で学ぶのだぞ、梓ッ」 神姫にもある“発展性”が、クララに於いては知識という方向性で 急速に成長している。これは良い傾向と言えた。己の才能を活かし 更に高めていく。人間としてそれを活かせずとも、可能性は増す。 そうして、人は更なるステージに到達していくのだからな。有無。 「……え、ええっと。梓ちゃん?これ、なんて書いてあるんですか?」 「なんだか難しすぎて、コアがオーバーヒートしちゃいそうですの~」 「アルマお姉ちゃん、ロッテお姉ちゃん……無理するとよくないよ?」 テーブルを登ってきたアルマとロッテが、その難解極まりない宿題に 音を上げている。神姫が学問を学ぶ機会などそう多くはない。大抵は こんな反応だろう……。故に、クララの特異性が目立つとも言える。 「今ハーブティーを入れてやる。皆飲んで、寝る準備をしろよ?」 ちなみに、これは物理学のプリントだった。成程、クララには重要。 学んだ事は“魔術”に転用する事で、具体的な力となる。これもまた 人間では為しえない……“武装神姫”だからこそ出来る事であるな。 「有り難うなんだよ、お姉ちゃん。躯があったまるもん」 「はふ……流石にHVIF用のサイズは、違いますの♪」 「人間とほぼ同様なのだ、アルマでもなければ飲めまい」 「うう、ひどいですマイスター!?……飲めますけどっ」 さて……ティータイムでくつろいだ所で、私は梓に質問する。 純粋に一人の“姉”として、最も気になる要素とすら言えた。 それは即ち、人間であれば十二分に有り得るだろう“話題”。 「ところで梓や、塾でお前に親しくする男性はいるのか?」 「結構いるんだよ?神姫だって言えないから苦労するもん」 「……ほう。例えばどんな奴だ?ヘラヘラ笑ってないか?」 「顔がデロって垂れ下がった人が、話しかけてくるんだよ」 ……今度そいつを連れてきてもらう必要がありそうだと思うな。 無論、私の“妹”である梓……いや、クララに変な蟲が付いては たまらん故、一度お灸を据える為だ。そこの貴様も、同様だぞ? この後を覗いたら、たっぷり仕置きしてやる。覚悟しておけッ! 「……さて、そろそろお風呂に入るか。寝る準備を始めるぞッ」 「うん。今日は疲れたから、たっぷり入ろうね……お姉ちゃん」 「う゛、うむ。背中を、その。流してやろうではないか、なぁ」 「マイスター顔がまっかっかですの♪……アルマお姉ちゃん?」 「あ、あのっ。あたしも、ロッテちゃんの背中……流したいな」 「ふぇ、ふぇえっ!?そんな事言われるの初めてですのッ!?」 ──────姿形が違うからこそ、毎日が楽しいのかな? 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/959.html
―断片― 断片1―海神― 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン 神姫狩人 より設定等参照 断片2―きらり― おまかせ♪ホーリーベル ツガル戦術論 よりお名前拝借 断片3―僕とティキの番外編― リハビリ 戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/928.html
ガングラー鋼月の『今時の武装神姫事情』Vol.2 『神姫の構造ってどうなってるの?』 メンテナンスや装備交換で分解することの多い神姫のパーツ。だが、我々は本当に神姫の体を知り尽くしているのだろうか? ○神姫の改造やメンテナンスについて 神姫のハード本体を触るケースとして一番多いのは、手足の換装や関節部のメンテナンスだろう。これに続くのが、拡張スペーサー部や外部装備、ソフトウェア的な調整となる。 逆を言えば、それ以外のパーツはほとんど触る必要がないとも言える。 以下、主に触らない箇所を図で紹介してみた。 1.陽電子頭脳 神姫の頭脳部分。 人間で言えば頭蓋骨に相当する、頭部フレームの内側に収納されている。 陽電子頭脳の詳細については前回のコラム参照。 2.神姫顔 神姫の顔は人間と同じく、頭部フレーム表面に人工筋肉が組み合わされ、そのうえに人工皮質が貼り付けられている(モデルによって頭部の形状が異なるため、筋肉の付き方まで人間と全く同じというわけではない)。 この人工筋肉と人工皮質の動きによって、神姫は自由に表情を変えることが出来る。 3.神姫口 神姫の口には食事用の歯が付けられている。人間の義歯と同じ素材で作られているが、人間のように三十二本あるわけではない。 咀嚼の動作は表情用の人工筋肉に接続して行っているため、基本的に人間と同じように噛んだりすり潰したりする事が出来る。神姫の口の大きさもあって非常に細かいパーツ群であるため、もし歯が欠けた場合、補修はメーカー修理扱いになる。 ちなみにストラーフタイプには八重歯が付いているが、噛みつき技の使用は公式戦では禁止されているため、注意が必要だ。 4.神姫胸部 CSCとCSC基盤が納められている中枢。 5.関節 神姫素体は基本的に外骨格構造。内部にはICPF(導電性高分子アクチュエータ)を中心とした人工筋肉や、情報伝達を司る神経ケーブルが通されている。 ICPFは人間の筋肉に比べ、百倍近いパワーを出すことが出来る。神姫が自分ほどの大きさのあるライフルや、水の入ったコップを持ち上げることが出来るのは、この人工筋肉があってこその技だ。 神姫の関節は非常に大きな力を扱う丈夫なパーツだが、無理矢理な力を加えると折れてしまうこともあるので、取り扱いには細心の注意が必要。 神姫が嫌がる動かし方はしないのが大原則だ。 6.拡張スペーサー 神姫素体各所にあるハードポイント。 パーツへの給電やデータ送受信もここで行われている。 7.神姫袋 歯で噛み砕いた食事は、喉・CSC基盤の裏に通されたチューブを通り、この中に流れ込む。ただし、神姫の食事機能はあくまでもコミュニケーション用の機能であるため、消化してエネルギーに変換する事はない。 溜め込まれた水分は股間のスリット、固形物は腹のハッチを開け、主にトイレで『排泄』される。 ちなみに神姫袋はあくまでも通称であり、正式名称ではない。 8.バッテリー 神姫のメインバッテリーと充電用コネクタは、神姫袋の後ろ、腰~お尻あたりにある。お尻をクレイドルに触れさせることで、バッテリーを充電することが可能。 お尻のコネクタは非接触型の端子ではあるものの、指で触れると電位差が発生するのか、神姫が嫌がるので触らないように注意。 神姫のバッテリーは、メインバッテリー(構造は非公開)、外装を兼ねたプラスチック電池、人工筋肉のICPF(ICPFにも蓄電池の効果がある)などの複数の電源で構成されている。 基本はメインバッテリーが使われるが、バトルなどの大出力が必要になる場合は、外装・ICPFの予備電源が使われる。 9.神姫足 高いところから落ちても平気な足。 装甲強度が高いわけではなく、関節の柔らかさ等でショックを吸収する事でダメージを軽減しているだけなので、見かけほど頑丈なわけではない。 ○神姫の体はブラックボックス こうしてまとめてみると、頭部~胴体、要するに手足以外のパーツに関しては、驚くほど非公開情報が多いことに驚かされる。 特にバッテリーに関しては構造がほとんど公開されておらず、本社の完全な独占状態になっているのが現状だ。部品の取り寄せは出来るし、使用済みバッテリーの回収も行っているため、ユーザーとしての問題はないが、長時間駆動用の大容量バッテリーを望む声は多いため、メーカーには何らかの対応を期待したいところだ。 トップ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/995.html
歌声、響いて──あるいは茜の日常 こうして手を動かしメロディを口ずさんでいると、時間を忘れます。 ふぇ……あたしですか?ええっと、マイスター・槇野晶の“妹”たる 神姫のアルマですッ……と言っても今日はHVIF当番の日なので、 “茜”として台所に立ち、お姉ちゃんが起きるのを待ってるんです。 あ、目が覚めたみたいです……もう、武装作るのに根詰めちゃって。 エアコンで冷えない様に、設定温度を上げて毛布も掛けたんですよ。 「ん、むぅ……くしゅっ。くそ、冷えてしまった様だな……む?」 「ふんふふんふ~ん……♪あ、起こしちゃいましたマイスター?」 「いや、構わぬ茜。ロッテとアルマは、今はどうしているのだ?」 ずれた眼鏡を掛け直しつつ整った黒髪を手櫛で直し、毛布を畳む少女。 これが、あたし達の“姉”である晶お姉ちゃん。“職人”を名乗るのは ハッタリじゃないんですよ?さっきまで突っ伏していた作業台の上に、 フレームと思しき金属と強化プラスチックの塊が、幾つもありますし。 ちなみにロッテちゃんとアルマちゃんは、あたしの“妹”たる神姫達。 「クレイドルのバスタブでお風呂に入っていますよ。仲良く洗いっこ」 「こ、こらッ!?想起させるような事を言うんじゃない!それよりッ」 「……意識ですね?ええ、大丈夫。しっかり認知する様にしてます♪」 「ならばいいのだが……“現実感に乏しい”というのは気になってな」 お姉ちゃんが言うのは、この“肉の躯”……HVIFを使い続けていて 分かってきた副作用の事です。こうして“茜”として過ごした記憶が、 神姫素体の“アルマ”に戻った時、僅かに“感じ方”が代わるんです。 フェレンツェ博士とお姉ちゃんの改良で、一応は緩和したんですが…… 多分あたし達に“魂”があるなら、それを元の躯から例え擬似的にでも 引き離した事で起きているんじゃないかな、って……そう思うんです。 「お前達の神姫素体をその体内に接合するという手法もあるが……」 「“素体を完全に捨て去ってまで人に近付く必要はない”ですね?」 「有無、やるとしても多種多様な問題が付きまとう。当分は無しだ」 「ですねぇ……その時もすぐ元の素体に戻れる様でないと、嫌です」 神姫は神姫として誇りを持って生きていきたい。それが、あたし達姉妹と 晶お姉ちゃんの、共通の考えです。別に“人類”になりたくてHVIFを 使っている訳じゃないですからね……垣根をどこまで取り払えるか、要は それを知りたいだけですし。あたし達は、あくまでも“神姫”なんです。 「それで構わぬ。むしろ、そういう想いを持ってくれる方が嬉しいぞ」 「いえ。お姉ちゃん達こそあたし達の事考えてくれて、嬉しいです♪」 「そうか……む?何やら良い香りがするが、これは……紅茶か、茜?」 「淹れましたっ。ほら、時間見て下さい……とっくに深夜ですよ~?」 お姉ちゃんに紅茶を渡した後、あたしも自分のを持って席に着きます。 ちょっと根を詰めると、徹夜でもなんでもしちゃうのが晶お姉ちゃん。 だからあたし達周りの神姫が、適当にブレーキを掛けないとダメです。 『何故神姫か?』……ですか?ほら、お姉ちゃんは偏屈ですし……ね? 「ふぁ~、いいお風呂でしたの~♪クララちゃんも性徴しちゃって」 「……神姫素体でそんな変化しないもん、ロッテお姉ちゃんってば」 ちょ、ちょっと漢字変換が気になりますけど……“妹達”が別室にある クレイドルから出てきました。長風呂らしく、気持ちよさそうですね。 真っ赤になったクララちゃん、可愛らしいです。ロッテちゃんってば♪ 紅茶を飲み干し、晶お姉ちゃんが肩に飛び乗った神姫二人を撫でます。 「む?風呂上がりか二人とも……有無、人工頭髪の発色も良しッ!」 「マイスターも、お風呂戴いてくださいですの♪疲れたでしょう?」 「ぐーぐー気持ちよさそうに寝ていたんだよ?知らないだろうけど」 「う゛……そ、そんなはしたない寝方はせん!ともあれ、良いか?」 あたしは微笑み肯きます。ティーカップも洗わないといけないですし、 なんだかいい歌詞が浮かびそうで……ちょっと思考を整理したいです。 「では、リフレッシュしてこようか……覗くんじゃないぞ、お前達?」 「ひょっとしたら覗いちゃうかも、って冗談ですの~マイスター?!」 「からかっちゃダメだよロッテお姉ちゃん……大丈夫だよマイスター」 「全く……この娘を頼むぞ茜。私が出たら、お前も入ると良いだろう」 「もう皆元気ですね……わかりました。ごゆっくり、お姉ちゃんっ♪」 晶お姉ちゃんは『仕方ない娘らだ』と笑って、下階に降りていきました。 神姫素体でもHVIFでも代わらない……変えたくはない、日々の幸福。 その目線や視点は違っても“あの人の神姫”として、楽しく過ごす毎日。 小さくて大切な喜びが、ついつい即興の歌になって口から零れてきます。 『♪あたしはとっても小さくて、でも命-想い-はハートに一杯なのよ 魔法使いが躯大きくしても、ココロまで大きくなんてならないわ だって何があってもあたしは常にあたし、巨人なんか無理な話ね この宝物小人のままでずっと大事なの、大きくなっても大切なの だから夜が来ても、あたしは常にあたし-自分-でいられるのよ♪』 ──────題名は“A little little jem”って所で、どうですか? メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/484.html
天の妙なる響きに、しばし身を委ね 夜の東京……と言っても、いかがわしいゲームの発売日でもない限り 真夏と暮れの魔境現出時以外、アキバの夜はおよそ静かなのである。 ましてやここは外れでしかも地下、換気さえ注意すれば快適な物だ。 と言うわけで今晩は、昼に虫干しを兼ね整頓した蔵書を読んでいる。 「ふぅむ、この配線パターンはこれが効率的か……なるほど」 「むにゃ……マイスター、起きてらしたですの~?ふぁ……」 「ん……?おおッ。起こしてしまったかロッテ、すまないな」 「いえ、充電も問題ないですし……わたしは構いませんの♪」 「そうか、なら曲でもかけてやろうか……パイプオルガンだ」 OK、そこの貴様。人を怪物でも見る様な目で眺めるんじゃない。 クラシックは私の好みだ、文句あるか?それに、その……ロッテも 実はクラシックを気に入っていてな?──少し違う意味で、だが。 少し待っていろ、すぐに分かるぞ……ほら、聞こえてくるだろう? 「♪普く星々は、空を照らし……」 「♪風はそっと、夢を運びて……」 「♪人は幸せに、夜を越える……」 のびのびとした明るい即興詞、透き通った水晶の様なボイス。 パイプオルガンの重厚で荘厳な音色に負けぬ、彼女の存在感。 そう……これは、ロッテが自らの意思で奏でている歌なのだ。 “プロテクト”を外されたCSCは、人と同じ感受性を宿す。 それが故に、彼女はこの様な美しい歌を唱う事が出来るッ!! 「♪……お粗末ですが、一曲マイスターに差し上げますの」 「粗末なんて、とんでもないッ!……可愛い娘だ、ロッテ」 「きゃっ?えへへ~……ありがとうございますですの~♪」 私の為に唱ってくれたロッテを抱きしめながらも、思う固有名詞。 その名は“アシモフ・プロテクト”。神姫という“魂”を縛る枷。 普通のユーザーならば極初期の段階で解除処置を受けているのに、 その現状を以てなお搭載されているのは、人のエゴ故であろうな。 社会が神姫達人工知性体を、対等のパートナーと見ていない現状。 なんとも嘆かわしい限りだ。彼女らの本質……魂、そして“心”! 「本当にお前達は、人と何も変わりがないのにな……」 「いつかみんなが、仲良く唱いあえたら幸せですの♪」 「有無、だなぁ。その為に、出来る事はせねばなッ!」 「きゃ?!ま、マイスターわきわきはだめですの!?」 「ダメだッ、私は今ロッテが愛おしくてたまらんッ!」 「きゃ、きゃぁ~っ♪くすぐったいですの~っ!?!」 胸元に優しく抱きしめた“妹”を、私は心を込めて撫でてやる。 ロッテはいかがわいい愛玩用ではないのだが、何故か喜ぶのだ。 本人曰く『メモリがいっぱいになっちゃいますの』だそうだが、 センサーが感じずともそのCSCとコアが“幸せ”を覚える…… 躯は人造でも“魂”が天然自然に備わる証と、私は思っている。 「は、はふぅ~……マイスター、もうギブアップですのぉ~」 「う、うむッ。今日はこの辺で勘弁してやろうか、ロッテ?」 「……はい。だって、マイスターもお顔が真っ赤ですの~♪」 「う゛ぁ!?き、気のせいだ照明のせいだなんでもないっ!」 本に顔を埋める。いかん、昔からどうにも私は素直になれない。 特に神姫……しかもロッテの事となると、胸が締め付けられる。 でもこれじゃ、検査後に戻ってくるクララに嫌われちゃう……。 ……って貴様、人の心の声を聞くなッ!言い訳は、無用だッ!! 何、『自分で言ってるんだろう』だと?ええい、そこに直れぇ! 「ごほんごほん、げふげふ……いかんいかん、暴走寸前だ」 「もう。マイスターってば、クララが驚いちゃいますのっ」 「うむ、分かってはいるんだが“妹”への想いが……なぁ」 「それはちゃんと、クララも分かってくれると思いますの」 事実その通り、こういう暴走をするのはロッテと打ち解けてからだ。 クララとも最初の内はぎこちなかろうが、ロッテが証言するのならば きっと判ってくれるのだろう。無論私が彼女を理解するのも重要だ。 久々に挫けそうになったが、すぐ持ち直した。これは私の長所だな。 「眠気が冴えてしまった……これをもう少し、読むとするか」 「じゃあわたしももう一曲、マイスターに捧げますの……♪」 「ああ、頼む。冬の夜は長いからな、良い歌が聴きたいぞ?」 「はいですのっ!……♪華咲く心、踊る私、愉快な調べ……」 ──────あなた達がいるだけで、私は満たされるの。 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2713.html
私にも敵が見える気がしたが別にそんなことはなかったZE☆ 「樹羽……」 「何、顔近いよ」 私は絵美ちゃんとのバトルに勝った。 華凛のことだから、てっきり抱きついたりしてくるかと思っていたら、なぜかすごい顔をしてこちらに迫ってきた。 「樹羽、今までまともに神姫バトルやったことないでしょ」 「ううん、ない」 「じゃあ、小さい頃に空手とか」 「幼稚園から小学一年まで合気道をy」 ガッと肩を捕まれる。 「なんであんなに手慣れてるのよ! ていうかレールアクションまで防ぎ切ったわよね!? どういうことなのよ! 訳言えわけぇぇぇぇっ!!」 ガクガクと揺さぶられ、まともに会話どころか呼吸まで危うい。 「華凛さん落ち着いて! 樹羽が死んじゃいますよ! 白眼剥きそうですよ!」 シリアの声が遠くに感じる。もう、だめかもしれない。 「はい、言いたくなる気持ちもわかりますが、まずは落ち着いてください。へたをすると本当に死にますよ?」 柏木さんに諭され、ようやく華凛は放してくれた。ちょっと首が痛い。 「で、説明してもらいましょうか?」 勝ったのに尋問されるってどういうことだろう。 「何に関して?」 「うん、まずはレールアクションをかわしたことについて」 イーアネイラの固有RAと、槍のレールアクションのことについてだろうか? 「……なんとなく」 「はぁっ!?」 「空気、というか気配みたいなもの」 「ありえない……神姫を始めてまだ数日の人がレールアクションをかわす。しかもなんとなくその場の空気で二回も……」 華凛が部屋の隅でぶつぶつと何か言っている。 「華凛?」 「……次の質問」 しばらくして、華凛がようやくこちらにやってくる。 「樹羽、仁さんと何回練習した?」 「数えてない。でも、一日に二桁はやった」 「まぁ、朝から晩まで文字通り神姫漬けでしたからねぇ」 柏木さんもうんうんと頷いている。 確かに、大抵神姫にライドして実践形式の練習で、疲れたら柏木さんに神姫の話を聞いたりしていたから、神姫漬けと言っても過言じゃない。 「だからって、あたし樹羽があそこまでアグレッシブに動けるとは思ってもみなかったわよ……神 姫に触れて少しは私以外の人とのコミュニケーションを学んでもらおうと思ってただけだったのに……何? とんでもない原石掘り出しちゃったのあたし?」 また華凛は隅でぶつぶつ言っている。 まぁ、華凛の目測は決して外れではなく、他人とのコミュニケーションは取れてきたと自負している。ただ、神姫バトルが思っていたより面白かったから、ついついのめり込んでしまっただけだ。 「華凛お姉ちゃん、なんでそんな隅にいるの?」 絵美ちゃんは心配そうに華凛に駆け寄る。 「うん……ちょっと理解しがたい問題があってね。それを理解するために時間がかかるの」 「??」 絵美ちゃんはまだよくわかっていないようだ。 「でも、そこまで神姫漬けだったなら……まぁ、百歩譲って理解できるか……」 華凛がふらふらとこちらに戻ってくる。 「でも、まだバーニアの制御はうまくいかない。落ち着けばなんとかなるけど」 空気が死んだ 「……仁さん、知ってた?」 「……いえ、さすがに知りませんでした」 「……??」 何かまずい事でも言っただろうか? なにやら2人とも部屋の隅に行ってしまった。 「樹羽、悪いけどもう一回言ってみてくれない?」 「だから、バーニアの制御はまだうまくいかないって……」 「すみません、僕は彼女を甘く見すぎていたようです……」 柏木さんがぐったりと椅子にもたれかかっている。 何故? 「バーニアの制御って、いつもアイラがしてくれるやつだよね?」 「……そうね、その通りよ」 アイラまでもが、筺体の上でぐったりしている。 何故? 「シリア、何か変?」 「さぁ……私にもよく分からないけど……」 「マスターが天然なら、神姫が天然ってことね……」 華凛はさっきにも増してぐったりしている。 何故? 「樹羽、バーニアの制御ってどうやってるの?」 「えっと、自分が行きたい方向を決めて、バーっと」 「無意識に緻密な計算ガン無視ってこと? 天然もここまでくると、呆れる通り越して感服するわ……」 「これは、磨けばとんでもない大物になりますよ……」 「??」 樹羽は『荒削りな原石』の称号を得た! 後から聞いた話だが、普通のバーニアの制御とは口で言うほど簡単ではないらしい。 まず噴射角度を決め、そこからバーニアを噴射する時間と強さを計算するんだとか。その計算は、やろうと思ってできないことはないが、近接戦闘中や、咄嗟の回避などの時にはとてもじゃないができない。 そこで、それを神姫にやってもらう訳だ。 神姫の演算システムがあれば、さっき挙げた場合でも対応できる。ただし、マスターとの息があってないと、その後が続かない。 他にも武器の取り出しや、火器管制なども神姫が――リアライド時にはマスターが担当する。 が、私の場合その計算を抜きにしてバーニアを動かしていた。 ライドしている時、神姫の体は人間の脳からでた電気信号を各部位に送って動かすという。人が右手を動かす時に右手に電気信号を送るが、その信号をそっくりそのまま神姫の右手に送るというわけだ。 つまり、私は普通にバーニア制御をしていたが、あれはすごいことだったらしい。レアスキルとかνタイプとか言われた。 第五話の2へ トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1071.html
ガングラー鋼月の『今時の武装神姫事情』Vol.3 『神姫ショップの見分け方』 このコラムを読んでいる読者諸氏は、このタイトルを見ても「何を今更?」と思うことだろう。神姫を扱う店は今や日本中どこにでもあるし、神姫だってどこでも買うことが出来るからだ。 だが、ひとくくりに神姫を扱っているお店といってもピンキリだ。 それを最も簡単に見分ける方法。 神姫ショップの呼び名と、サービスの取り扱い範囲について今日は書いていこうと思う。 ○神姫ショップには、分類がある ひと言で神姫ショップと言っても、ひとつのビルがまるごと神姫を取り扱っている秋葉原の神姫センターと、バトル筐体を置いているだけの商店街の模型店では、受けられるサービスの内容が随分と変わってくる。 そのため、神姫を取り扱うショップはいくつかの区分けがされ、専用のステッカーを貼ることが義務づけられている。 お店の自動ドアの隅やレジ前に、『MMS公式ショップ』などと書かれたステッカーが貼られているのを見たことはないだろうか? それが、そのショップがどの程度の事が出来るのかを判断する、最も簡単な手掛かりとなる。 ○神姫センター EDEN-PLASTICSの直営店、もしくはそれと同規模のショップに与えられる名称。大抵はビルの数フロア~ビル全てを使った非常に大規模な施設となっている。 神姫・オフィシャルパーツ類の販売、オーナー登録やバトルサービスの登録処理、修理や調整・定期点検、その他もろもろ、神姫関連のサポートの全てを行うことが出来る。 専門の技術スタッフが複数名常駐しており、初心者向けの教室や、個別に技術的なアドバイスを受けられるようになっている事も多い。 基本的に万能な神姫センターだが、その規模ゆえ大都市にしか置かれておらず、地方ユーザーには縁がないのが実情である。 またEDEN-PLASTICSの直営店という性質上、公式認定されていないパーツ(自作パーツやショップメイド品)の販売・調整やサポートは一切してくれないのが基本。 希に例外もあるが、店員さんの善意によるものであることがほとんどなので、過度の要求をすると店員さんに迷惑がかかってしまう。無茶なお願いは程々にしておこう。 登録店舗は、EDEN-PLASTICSのWebサイトで確認できる。 なお、神姫センターに限っては『神姫センター○○店』、『○○神姫センター』という店名であるため、特定のステッカー等は貼られていない。 ○MMS公式ショップ MMS全般を取り扱うショップ。公式資格を持ったスタッフが最低一名おり、神姫を含むMMSとそのパーツ類の販売、オーナー登録、修理や定期点検を行う事が出来る。 ただし、あくまでもMMS全般の取り扱いであるため、神姫BMAの認定が必要となる武装神姫のバトルサービス登録は行うことは出来ない。これはバトル筐体が置いてあっても同じ事だ。 そのため、ドールショップなど、神姫をバトル目的以外で扱うショップが登録している場合が多い。 また、公式資格を持つスタッフが『最低』一名という条件であるため、営業日に常に万全のサポートが出来るわけではない(混雑時や、公式資格スタッフが休んでいる場合など)。 特殊な相談や詳しい話を聞きたいときは、あらかじめショップに問い合わせておくといいだろう。 登録店舗は、EDEN-PLASTICSのWebサイトで確認できる。 ○BMA公認ショップ 神姫BMAの認定登録を受け、バトルサービス関連のサポートを行えるようになったショップ。具体的には、バトルサービスの登録を行うことと、BMA規定に準拠した装備を製作・販売することが出来る。 なお、プレイヤーが自作した装備もバトルサービスで使うことは出来るが、それがBMA規定に違反していた場合、そのバトルは参戦前に失格となってしまう。 ショップによっては自作装備がBMA規定の範囲内であるか確認してくれる所もあるので、困ったら相談してみるのもいいだろう(ただし、あくまでもショップの善意によるものなので、過度の相談はするべきではない)。 神姫BMAの認定を受けるためにはMMS公式ショップの登録が前提となるため、MMS公式ショップで行えるサポートは全て行うことが出来る。 武装神姫を扱い、バトル筐体を置いているショップの多くがこの公認資格を取っている。 登録店舗は、神姫BMAのWebサイトで確認できる。 なお、BMA公認ショップ=MMS公式ショップであるため、EDEN-PLASTICSのWebサイトにも同じ店舗が載っていることになるが、BMA認定ショップかどうかは記載されていないので注意が必要だ。 ○BMA認定プレイングショップ 神姫バトルの筐体が置いてあるアミューズメント施設の中で、特に神姫BMAの認定を受けているもの。 普通のゲームセンターとの違いは、バトルサービス登録が出来る点と、神姫BMA公式のイベントが行われるという点の二つ。 BMA公式イベントの中にはプレイングショップ限定のイベントもあるため、参加してみたいプレイヤーは一度チェックしてみるといいだろう。 なお、神姫の販売やバトル登録以外のサポートは一切行われていない。オーナー登録も出来ないので、そちらは事前に済ませておく必要がある。 登録店舗は、神姫BMAのWebサイトで確認できる。 ○神姫販売店・神姫取扱店 神姫本体や、パーツ類の販売のみを取り扱っているショップ。主に家電量販店や玩具チェーン店などが相当する。 登録や修理など販売以外のサポートは行っておらず、詳しいアドバイスを受けられる可能性も低い。修理を受け付けてくれる店舗もあるようだが、その場合は基本的にメーカーに送られる事となる。 大手家電量販店などは、割引セールを頻繁に行っているため、神姫を安く買える場合も多い。 ○ステッカーのないお店 基本的に販売店・取扱店と同じく、神姫やパーツ類の販売のみを行っている店。基本的にサポートの類はしてくれないと思った方がいい。 ○それで結局、どのお店がいいの? 当然ながら、店によってメリット・デメリットが出てくるため、一概にここがいいとは言えない。 ただ、同じ小さな模型店でも、ステッカーのない店とBMA認定ショップのステッカーのある店では、そのサポート体制やスタッフの知識に大きな差があるだろう事は理解してもらえるはずだ。 もっとも、BMA認定ショップでもその内情はかなりの差が出て来ているため(オリジナル商品まで展開している店もあれば、神姫を置いているだけという店もある)、結局は『実際に足を運んでみるのが一番だ』という結論になってしまうのだが……。 最後に各ショップのメリット・デメリットを記載しておくので、せめてもの参考にしていただければ幸いである。 神姫センター メリット メーカー直営店である。 神姫関連の全てのサポートが安定して受けられる。 デメリット 非公式装備のサポートは受けられない。 大都市にしかない。 基本的に定価。 MMS公式ショップ メリット バトル以外の神姫のサポートが受けられる。 店舗ごとのオリジナル商品を扱っている場合がある。 デメリット バトル関係のサポートは受けられない。 店によって、受けられるサービスの差が大きい。 BMA公認ショップ メリット 神姫関連の全てのサポートが受けられる。 店舗ごとのオリジナル商品を扱っている場合がある。 デメリット 店によって、受けられるサービスの差が大きい。 BMA認定プレイングショップ 神姫の販売・サポートを行っていないため、ここでは省略する。 神姫販売店・神姫取扱店 メリット セールなどの場合は、神姫本体やパーツ類が安く買える場合がある。 デメリット 公式・非公式にかかわらず一切のアフターサービス・サポートが受けられない。 非公式ショップ メリット 店舗ごとのオリジナル商品を扱っている場合がある。 デメリット 公式のサポートが受けられない。 オリジナル商品が、公式で使えない可能性がある。 トップ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1864.html
第二回「神姫のお値段、いくら?」 時報「今回もやってきました"時報が回答したあとに"、解説の時報です」 日暮「助手の日暮です。…前回のオチは忘れる事にしてください」 時報「?、なんの事だい?」 時報「今回のテーマは"武装神姫ってどのぐらいで買えるの?"との事です」 日暮「神姫無頼の主な舞台であるアオゾラ町神姫センターから、カタログをもらってきたので少し見てみましょう」 MMS本体(基本タイプ、CSC込) 52700円 クレイドル(基本型) 15000円 武装セット・アーンヴァル型 47300円 武装セット・ハウリン型 36800円 武装セット・サイフォス型 42000円 武装セット・アーク型 53600円 (※セットでお買いもとめもできます) 日暮「私たちって意外と安いのですね」 時報「ハイテクの塊といっても小さいからね、MMS本体とクレイドルだけなら七万円くらいで買えるね」 時報「そういえば、携帯に新しいメロディを入れたんだ」 日暮「(まさか…)どんなやつですか」 時報「スイッチオン、と」 たん・た・たらりらたん♪ ||| || | __∩__ ぐしゃっ | ,. . .;§, |; ., ,・∮|_@δ,_|,. ; , 。 ∽(__)_)β 。,.・; 日暮「…時報さんが癒し系に潰されたので、今回はこの辺で」 神姫無頼質問コーナーに戻る 流れ流れて神姫無頼に戻る トップページ