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タグ 編集/ 1621 凍の日 水の日 土の日 風の日 火の日 荒の日 神の日 地 混乱の週 1 2 3 4 5 6 7 地 調和の週 8 9 10 11 12 13 14 地 死の週 15 16 17 18 19 20 21 地 豊穣の週 22 23 24 25 26 27 28 地 静穏の週 29 30 31 32 33 34 35 地 動作の週 36 37 38 39 40 41 42 地 幻想の週 43 44 45 46 47 48 49 地 真実の週 50 51 52 53 54 55 56 凍の日 水の日 土の日 風の日 火の日 荒の日 神の日 闇 混乱の週 1 2 3 4 5 6 7カイガー・リートール七母神 闇 調和の週 8 9アーガン・アーガー 10 11 12 13 14 闇 死の週 15ソラーク・ソラーン 16 17 18[風が止まる] 19 20 21ワッハ 闇 豊穣の週 22ジオーラ・ウンバーワッハ 23 24[「機織りの日」。癒し手アーナールダの聖日。アーナールダの礼拝が失敗する。族長たちは部族の王へと連絡を始める。] 25ヴァリンド 26 27 28マガスタワチャーザ 闇 静穏の週 29ゴドゥーニアスビーリー 30ゴドゥーニア 31ゴドゥーニア 32ゴドゥーニア 33ゴドゥーニア内的到達への道 34ゴドゥーニア 35ゴドゥーニア 闇 動作の週 36 37 38 39[OiD 「護りの日」。雷鳴轟くオーランスの聖日。オーランスへの礼拝が失敗する。民衆の間に「オーランスの死」の噂が広まり始める。] 40 41 42 闇 幻想の週 43 44 45タイ・コラ・テック 46 47 48 49 闇 真実の週 50 51 52 53 54 55 56 凍の日 水の日 土の日 風の日 火の日 荒の日 神の日 嵐 混乱の週 1 2 3 4 5 6 7 嵐 調和の週 8 9 10 11 12 13[死狂 ダックポイントでジャンズマンから洞窟調査依頼] 14 嵐 死の週 15 16 17 18[死狂 ヒゲ男、マッチョ、白ワンピースの女と遭遇。ロイ右足切断。敗北。マルミール捕縛] 19 20 21 嵐 豊穣の週 22 23 24 25 26 27 28 嵐 静穏の週 29 30 ジョンズタウンに到着。ジャンズマン邂逅。水晶板を預ける。 31 リズ、アズリーリアの地下寺院に匿われていたオーランス司祭と協議。39にトランスとの会合を取り付ける。夜、カルトミッションで運び屋殺害。 32 街に戻ると追われている気配。リズとジェローラモ、ボールドホームへ。トランスとマルミール、ジョンスタウンへ。ジュリエンナはルナー兵に連行されていた。マルミールとトランスは個別にジョンスタウンを脱出。マルミールはリズ達に追いつく。 33 早朝、凍死寸前のトランスが合流。昼、猟師小屋。猟師の村にはルナー兵が来てるっぽい。もめたくないので「3の小屋」まで登る。 34 35 嵐 動作の週 36 2の小屋へ降りる。夜狼戦。戦士バースと出会う。ティガ一行が山を登ってきて山頂付近でオーランスの礼拝が行われることを知る。 37 38 39 公式メモ ブルフラッドにブライアン王が現れる 40 41 42 嵐 幻想の週 43 44 45 46 47 48 49 嵐 真実の週 50 51 52 53 54 55 56 凍の日 水の日 土の日 風の日 火の日 荒の日 神の日 聖 年末 1 2 3 4 5 6 7 サーカステント降下 1622 凍の日 水の日 土の日 風の日 火の日 荒の日 神の日 聖 年始 1 トカゲ聖地突入 2 3 4 5 6 7 凍の日 水の日 土の日 風の日 火の日 荒の日 神の日 海 混乱の週 1 2 3 4 5 6 7 トカゲ聖地離脱 海 調和の週 8 9 10 11 12 13 14 海 死の週 15 16 17 18 19 20 21 海 豊穣の週 22 23 24 25 26 27 28 海 静穏の週 29 30 31 32 33 34 35 海 動作の週 36 37 38 39 40 41 42 海 幻想の週 43 44 45 46 47 48 49 海 真実の週 50 51 52 53 54 55 56 凍の日 水の日 土の日 風の日 火の日 荒の日 神の日 火 混乱の週 1 2 3 4 5 6 7 火 調和の週 8 9 10 11 12 13 14 火 死の週 15 16 17 18 19 20 21 火 豊穣の週 22 23 24 25 26 27 28 火 静穏の週 29 30 31 32 33 34 35 火 動作の週 36 37 38 39 40 41 42 火 幻想の週 43 44 45 46 47 48 49 火 真実の週 50 51 52 53 54 55 56 凍の日 水の日 土の日 風の日 火の日 荒の日 神の日 地 混乱の週 1 2 3 4 5 6 7 地 調和の週 8 9 10 11 12 13 14 地 死の週 15 16 17 18 19 20 21 地 豊穣の週 22 23 24 25 26 27 28 地 静穏の週 29 30 31 32 33 34 35 地 動作の週 36 37 38 39 40 41 42 地 幻想の週 43 44 45 46 47 48 49 地 真実の週 50 51 52 53 54 55 56 凍の日 水の日 土の日 風の日 火の日 荒の日 神の日 闇 混乱の週 1 2 3 4 5 6 7カイガー・リートール七母神 闇 調和の週 8 9アーガン・アーガー 10 11 12 13 14 闇 死の週 15ソラーク・ソラーン 16 17 18 19 20 21ワッハ 闇 豊穣の週 22ジオーラ・ウンバーワッハ 23 24 25ヴァリンド 26 27 28マガスタワチャーザ 闇 静穏の週 29ゴドゥーニアスビーリー 30ゴドゥーニア 31ゴドゥーニア 32ゴドゥーニア 33ゴドゥーニア内的到達への道 34ゴドゥーニア 35ゴドゥーニア 闇 動作の週 36 37 38 39 40 41 42 闇 幻想の週 43 44 45タイ・コラ・テック 46 47 48 49 闇 真実の週 50 51 52 53 54 55 56 凍の日 水の日 土の日 風の日 火の日 荒の日 神の日 嵐 混乱の週 1 2 3 4 5 6 7 嵐 調和の週 8 9 10 11 12 13 14 嵐 死の週 15 16 17 18 19 20 21 嵐 豊穣の週 22 23 24 25 26 27 28 嵐 静穏の週 29 30 31 32 33 34 35 嵐 動作の週 36 37 38 39 40 41 42 嵐 幻想の週 43 44 45 46 47 48 49 嵐 真実の週 50 51 52 53 54 55 56 名前 コメント すべてのコメントを見る
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週報より 2007.6.24 キリストが私たちのためにご自身をささげられたのは私たちをすべての不法から贖い出し、良いわざに熱心なご自分の民を、ご自分のためにきよめるためでしたテトス2 14 19日から21日まで千葉の教団本部で教役者セミナが開催されました。A各教役者がきよめをどう受け止めているか。Bどのように人々をきよめにみちびくか。Cどのようにきよめを教会形成につなげるか。を話し合った後、次のような意見が出されました。 1.きよめとは、人が自己中心を罪として悔い改めてキリストが十字架の死と復活によって人の心に住みその人のたましいを罪からきよめること。 2.きよめられた信徒像とは、キリストによって心の罪を洗いきよめられた人が聖霊に導かれて聖書を基準とした生活をすること。 3.きよめと教会形成はきよめられた人を軸にした愛と赦しの輪によって福音を広めること。 4.教会における実践は、きよめの説教とディボーションの継続、そしてきよめの証をプログラム化して啓蒙し信徒と教会の成熟を目指す。 5.聖協団としては、きよめの定義を明文化し、上記1-4の各項を各教会で実践できるように支援する 祈りは祈りを生み 賛美は感謝を増し 御ことばは行動を促し 十字架は贖いを刺す 佐藤俊輔 2007.2.25 「あなたがたは、今がどのような時か知っているのですから、このように行ないなさい。あなたがたが眠りからさめるべき時刻がもう来ています。というのは、私たちが信じたころよりも、今は救いが私たちにもっと近づいているからです。夜はふけて、昼が近づきました。ですから、私たちは、やみのわざを打ち捨てて光の武具を着けようではありませんか。遊興、酩酊、淫乱、好色、争い、ねたみの生活ではなく、昼間らしい、正しい生き方をしようではありませんか。主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません。」ローマ13 11-14 洗礼を受けて30年過ぎました。信じた頃は、聖書を理解することもおぼつかない状態でした。今でもまだまだですが、神の国が近づいていることを感じています。やみのわざを捨てて、昼に歩くように、慎ましくみことばを行なう生活を目指していけたらと願っています。主の恵みと教会の皆様のお祈りによって、大変励まされております。ありがとうございます。 2007.2.18 愛する者たち。私たちは、今すでに神の子どもです。後の状態はまだ明らかにされていません。しかし、キリストが現われたなら、私たちはキリストに似た者となることがわかっています。なぜならそのとき、私たちはキリストのありのままの姿を見るからです(1ヨハネ3 2) イエス様を信じたとき、私たちは神の子供という立場をいただきました。しかし、この立場が与えられたからといって、すべての立ち居振る舞いが変わってしまうわけではありません。相変わらず弱さを持っており、悩みや悲しみを経験するのです。しかし、この立場のゆえに私たちは希望を持つことができます。最終的な決算がなされるそのとき、それまでの生活がどうあれイエス様の姿に似たものに変えられるのです。今の生活がどうでも良いということではありませんが、不完全な部分をもったままでも最終的には神様の方で私たちを変えてくださいます。イエス様を信じた時からこの変化は始まっているのです。完成はまだですが、間違いなくその日を神様は用意してくださっています。神様が私たちの内側に働いて、イエス様の心を自分の心として生きて生きたいという願いを起こさせて私たちを取り扱ってくださいます。 2007.2.11 「私たちの主、主よ。あなたの御名は全地にわたりなんと力強いことでしょう。」詩篇8 9 今、私はアメリカやヨーロッパの児童文学に興味を持ち、子ども達と図書館へ行くとその種の本を捜します。特に今から百年位前の物語を読むと、のどかでゆったりした雰囲気が味えて楽しいです。そして、そのような本の中には、生活の中に自然に聖書に触れる場面が出てきます。例えば、食事の後、その家の父親が聖書を手に取り、子供達にその中の一節を読んで聞かせたり、それについて話し合ったり、また、土曜日には髪や体をきれいに洗ってもらい、日曜日にはいつも着る服より少しおしゃれな服を着せてもらって、教会の礼拝へ出かける様子が描かれていたりという具合です。皆さんも、たまには小学生になった気分で児童書も読んでみませんか。きっと素敵な発見があると思いますよ。 2007.2.4 「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」Ⅰペテロ5 7 先週の土曜日に、私は普段身に着けているウエストバッグをどこかに置き忘れてしまいました。そのバッグにはいつも家の鍵や職場の証明書、色々なカードを入れていました。忘れたのに気付いたのは、日曜日の朝でした。慌てて家中を捜しましたが、見つかりませんでした。あまりにも慌てていたので、教会の礼拝にも大分遅れてしまいました。教会へ向かう車の中でも不安になり、落ち着きませんでした。 遅れて教会に入り、途中からの礼拝メッセージを聴いて、自分と自分の家族や周りの人たちのことについて神様に祈りました。その後教会の人たちとお茶を飲んだり、お菓子を食べながら交わりをしているうちに置き忘れたバックのことなど気にならなくなる程落ち着いた気分になりました。そして自宅に戻り、もしかすると昨夜行ったレストランにあるんじゃないかと思い、電話をしたところ、イスの上に置き忘れていたことが分かり、すぐに取りに行きお店の人にお礼を言って何とか無事解決しました。 日曜日の青梅教会の聖日礼拝と、礼拝後の教会の人たちとの交わりを通しての神様の恵みに心から感謝しました。 2007.1.21 「だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。]マルコ11 24 以前、皆様にも私の姉の出産について祈っていただきましたが、今年1月5日に無事男の子の赤ちゃんが誕生しました。先週、家族で姉の住む那須に行ってきましたが、姉が赤ちゃんを抱いている姿を見て、本当にうれしく、主に感謝いたしました。姉夫婦は結婚して10年になりますが、ずっと子どもが与えられることを信じて祈っていたようです。今回の出産については、周囲の人の祈りに本当に支えられたと姉も話していましたが、祈りというのは本当にすばらしいと思いました。私の夫も無事に生まれるように毎日祈ってくれて感謝です。今は姉夫婦もなれない育児に奮闘中で大変な思いをしており、今度は夫婦喧嘩があまり度を過ぎないよう祈っていこうと思います。 2007.1.14 そのようにして神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ。それは非常によかった。創世記1 31 「神よ。変えることのできるものについてそれを変えるだけの勇気を与え給え。変えることのできないものについてそれを受け入れるだけの平静さを与え給え。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを見分ける知恵を与え給え。」(ラインホルト・ニーバー) DV(ドメスティックバイオレンス)家庭内での配偶者による様々な暴力、学校でのクラス内のいじめ、悲惨なニュースが毎日報じられ、心をえぐられるような思いです。これはあらゆる世界にあるもので、自己中心で、己の満足だけを求める結果、自分の家族や仲間に自分の幸福を奪われていると思いこみ、攻撃を仕掛けていく。恐ろしいことです。自分の満足のために相手を無理矢理変わらせようとするか。相手の満足のために自分を変えるか。私たちクリスチャンは創造者である神様の満足に目を向けることができます。創世記の1章に神様はご自分の作った世界を見て「よし」とされたと6回語っています。最後は「非常によかった」となっています。神様が「よし」といっているのに、私たちが「だめ」と言って良いのでしょうか。人間の目で配偶者を見て、悪しと思い、「変えてやろうなどと思うのは僭越と言おうか、傲慢と言おうか。イエス様は私たちを赦し続けていてくださり、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」と言ってくださる。変わるべきは私であり、私の信仰のあり方こそ変えなければならないものです。互いに認め合い、互いに補い合って円満を勝ち取っていきたいです。 2007.1.7 「まことにその人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。」詩篇1 2 新年おめでとうございます。愛する方々の祈りのうちに守られたことを心より感謝いたします。 新年、大変すがすがしい心で神様とお話することができました。特に元旦の朝の祈り会は格別でした。上記のみことばから大きな恵みと、又新しい目標が与えられました。イスラエルの人々がみことばの箱を額にしばりつけて、みことばから離れないようにしているように、私も昼も夜も口ずさむようにしようと決心しました。小さな幼子が一つのおもちゃにとどまることなく、次から次へと興味を移していくことを見ますが、私はこのみことばにしっかりととどまり、興味を持ち続けていきます。 この目標が今年の12月31日になって、どのような結果を見ることができるか、とてもワクワクします。主の業を見せていただきたいと、とても楽しみです。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 2006.12.17 愛する者たち。私たちは、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。愛のある者はみな神から生まれ、神を知っています。愛のない者に、神はわかりません。なぜなら神は愛だからです。1ヨハネ4:7-8 聖書には愛について多くのことが記されています。私自身愛についてのみことばがいつも目にとまります9月に入って一人暮らしを始めてから、たくさんの愛に触れることができました。神に守られ生かされている愛。 周りの人に助けられ励まされる愛を日々感じています職場の人からは寒くなりはじめると、室内の暖房について色々心配してくれて品物を与えてもらったり、アドバイスをしてくれたりと、今まで知ることのなかった「愛」に触れ、支えられていることを思います。私にこの暖かい人々を与えて下さった主に感謝しますこの愛を私も私にできるホンの小さなことでも分けていくことができたら・・・っと思っています。 2006.12.10 陶器師は、粘土で制作中の器を自分の手でこわし、再びそれを陶器師自身の気に入ったほかの器に作り替えた。エレミヤ18:4 私は神様になにができるだろうか?いつだかの礼拝でパリサイ人と収税人の話を聞いたとき、「あっ、私ってもしかしてパリサイ人だ。」って思いました。 日常は、神様を忘れた生活をしているにもかかわらず礼拝では司会をしたり賛美したり、会計係りだったり人前だけ一生懸命奉仕をしている自分の姿はまさにパリサイ人そのもののように思いました。そんな私ですが、神様に喜んでもらえるような器になりたいです。 2006.12.3 ハレルヤ。私のたましいよ。主をほめたたえよ。 私は生きているかぎり、主をほめたたえよう。 いのちのあるかぎり、私の神に、ほめ歌を歌おう。詩篇146 1-2 8年程前から詩篇を書き写すように導かれ、芳名帳数冊をプレゼントされて書き始めました。途中次男が結婚し、かわいい孫も与えられ、子守などで落ち着いて机にむかうことができなくなりました。最近落ち着きましたので、再開いたしました。ペンをとる手もままなりませんが、今第100篇まで書き進むことができました。字も上手くありませんが、書いているうちに神様への賛美が湧いてきております。 小さな、小さなことしかできずに年月だけを経ていますが、私に対する神様の大きな愛と力を感じ、とても感謝な日々を過ごさせていただいています。 2006.11.26 神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。ローマ8 28 今年の6月より教会学校の先生として用いていたいています。初めてこのお話を好邦先生より聞かされた時には、何も分からない私にできるのだろうかと心配になりましたが、毎週土曜日に好枝先生と次の日の予習をして、色々教えていただきながら、なんとか続けることができています。 今は、優奈さんと石田さんとともに勉強しています。優奈さんは学校での勉強が忙しい中にあっても、聖書の勉強も大切にし、毎週のように出かけてきてくれています。また、石田さんも熱心に予習して私より詳しい程です。そして何より嬉しいことは、石田さんがこんなにつたない私に対して「とても良かったです。ありがとう」というような言葉をかけて下さいます。その感謝の言葉に励まされて、また、次の勉強を頑張ろうという気持ちにさせられます。これからも神さまのみことばを一つ一つ覚えて、生かしていけるように助けて下さい。 2006.11.19 何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさいピリピ2 3-4 私は、クリスチャンになって色々なことに忍耐できるようになりました。結婚当初は昔のわがままな性格が丸出しで、よく妻を泣かせたり、困らせたりしましたが祈りによって神さまが変えて下さり、今では妻と上手く協調しあい、家庭の平和が保たれています。毎日夜寝る前に祈っていますが、悔い改めの祈りをしてすぐ腹を立てる性格を変えて頂けるようにお願いしています。そのためか心の中も平安が保たれるようになりました。まだまだ不完全ですが少しでもイエスさまに似たものに変えられるように祈り続けていこうと思います。 2006.11.12 御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。ガラテヤ5 22-23 子どもを授かって女の子だと分かったとき、このみことばから愛と実をとって名前をつけました。この世に生を受けて生まれてきた以上、幸せになってもらいたいですし、幸せの秘訣は神さまに愛されることと、そして神さまと人を愛すことだと思ったからです。 最近、世の中には親から愛されずに育った人達が大勢います。愛されないどころか子どもが親から虐待を受けているのです。そういった人達の人生は悲惨なもので、まず人格が育っていない、もしくは壊れてしまっているために社会生活が成り立ちません。私の勤めている施設にもそういった方が入所されますが、本当にやり直しがきかないと言うことを感じます。きっと神さまの愛を受けて愛される体験をする以外に方法はないのだと思います。 私は今、子育て中ですが毎日が忍耐の連続です。時々その忍耐も耐えられなくなりそうになり自分の愛の足りなさを感じます。でもそんな時神さまの忍耐深さを思い起こします。神さまはこの罪がはびこっている世の中、そむきの罪に対して忍耐の限りを尽くしておられます。また、私のようなクリスチャンに対しても忍耐を持って日々導きを与えて下さいます。私は娘に人を愛す人になってもらいたいの、でこれからも神さまの愛と助けをいただいて娘を愛していきたいと思います。 2006.11.5 だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。ローマ12:17 メッセージを聞いているとき、このみことばがすっと入ってきてはっとしました。前にも書いたかもしれませんが、保育園は女社会であるからか、人間関係の中で汚い部分を見ます。それは男女に関係しないのかもしれませんが、人の悪い部分だけがたくさん見えてきて、いらだったり、つい自分も良いことをしているようで、実は心の中はとても汚かったり。これではいけないと思っていても、なんとなくそこから抜け出せないような時このみことばを聴きました。自分がしていたことは、悪に悪を報いることだと、教えられました。ひとの悪いところを見つけて、悪いことを考えるのではなく、自分の心をしっかりと保ち、自分のペースで神さまと共に歩んでいきたいと思います。 2006.10.29 神の賜物と召命とは変わることがありません。ローマ11 29 今回の教役者セミナーは、「教会形成とイスラエル」というテーマで研修が行われました。聖協団では長年イスラエルの救いを祈り続けていますが、そのことと教会形成の間にどのような関連があるのかを話し合ってきました。聖書を読みながら、イスラエルに対する神さまの約束に立って祈ってきたわけですが、その中にイスラエルが良くても悪くても、神の選びと約束とのために神はイスラエルを守り続け、助け続けているということ。今はまだ混乱の中にあり、絶望状態だが、いつか神はイスラエルを完全に救う日が来るという、希望が明らかに示されています。三つ目は、イスラエルは全世界を祝福する民族として選ばれた。アブラハムへの祝福の源となるという約束はイエス・キリストの贖いによって完成されました。Ⅰコリント13章13節にパウロの言葉で有名な「信仰と希望と愛」という大きなテーマが掲げられていますが、イスラエルと神さまとの間にある関係はこの信仰と希望と愛によってなりたっています。私たちの教会もイスラエルと神さまの関係を見習って建て上げていくことが出来ます。人間形成、教会形成といいますが形成とは、あるべき姿に形作っていくことです。神さまから与えられる「信仰と希望と愛」これが私たちを神の子クリスチャンとして、また、キリストの身体であり、キリストの花嫁としての教会として立派に形成していくのです。青梅教会においても、イスラエルと神さまの関係に学びながら、クリスチャンとして教会として成長していきたいと思います。
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登録日:2010/08/27(金) 00 56 21 更新日:2024/02/21 Wed 05 40 48NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 grksネタバレ項目 うみねこのなく頃に なぞなぞ ベアトリーチェ ライオン像 台湾 推理不可能 暗号 解答 魔女の碑文 碑文についてはこちらへ→wiki.aniota.info 07Expansionうみねこのなく頃にに出てくる魔女の碑文の解答がEpisode7にて明かされた。 この項目はその解答を記載するためネタバレを避けたい人はご注意を、尚編者の文に誤解等があったならば直ちに修正を宜しくお願いします。 懐かしき、故郷を貫く鮎の川。 黄金郷を目指す者よ、これを下りて鍵を探せ。 川を下れば、やがて里あり。 その里にて二人が口にし岸を探れ。 そこに黄金郷への鍵が眠る。 鍵を手にせし者は、以下に従いて黄金郷へ旅立つべし。 第一の晩に、鍵の選びし六人を生け贄に捧げよ。 第二の晩に、残されし者は寄り添う二人を引き裂け。 第三の晩に、残されし者は誉れ高き我が名を讃えよ。 第四の晩に、頭を抉りて殺せ。 第五の晩に、胸を抉りて殺せ。 第六の晩に、腹を抉りて殺せ。 第七の晩に、膝を抉りて殺せ。 第八の晩に、足を抉りて殺せ。 第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。 第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう。 魔女は賢者を讃え、四つの宝を授けるだろう。 一つは、黄金郷の全ての黄金。 一つは、全ての死者の魂を蘇らせ。 一つは、失った愛すらも蘇らせる。 一つは、魔女を永遠に眠りにつかせよう。 安らかに眠れ、我が最愛の魔女ベアトリーチェ。 まずこの碑文を説くためには金蔵の故郷がどこかが解らなければならない。 エピソード1等で戦人達が推理した小田原は間違いであり、実際の故郷は台湾である。 これを解いたクレル(一応クレルとしておく)は源次から教えられたが、 これを以前のエピソードで察するには金蔵が台湾原産のビンロウを好んでいる所から読みとるしかない。 次に故郷を貫く鮎の川。台湾には129本もの河川がある。主要な河川は、 濁水渓、高塀渓、淡水河、大甲渓、曽文渓、大吐渓 の6本である。しかしよくよく考えれば鮎は淡水魚であり、川であれば何処にでも住めるのだ。川の考えは間違えだったのか、 しかし淡水と言う言葉に関係が有るかとも思われ、淡水河を調べると淡水河は台北から港湾都市“淡水”に向かって流れていた。 しかしこれ以上調べても進展はなさそうだったので新たに視点を変えクレルは、“川から連想する何か”を考える事にする。 川のように国を貫いて流れ、上り下りもある…… それは鉄道である。 台北から淡水港までを結ぶ鉄道、淡水線。日本統治下の1901年に開通し現在も台北捷運淡水線として使用されている。駅名は 台北駅、 長安駅(旧名、大正街駅)、 双連駅、 大同公司駅、 円山駅、 剣淡駅(旧名、宮ノ下駅)、 土林駅、 石碑駅(旧名、唭哩岸駅)、 金蔵の住んでいた当時は駅名は旧名だった。 現石碑駅、旧唭哩岸駅には碑文の “里”や更にその後の“岸”も見当たる。 また、“二人が口にし”とは其と里に口偏がついている。つまりこれが黄金郷への鍵である。 鍵は手に入ったが“第一の晩に鍵の選びし六人を生け贄に捧げよ”とある。唭哩岸では六文字ではないため、生け贄が成立しない。 クレルはこれを今までと同じく言葉遊びと確信し“別の読み方”で六文字になると考える。 実はキリガンは日本語読みであり現地の人は Qilianと発音する。 これで六文字、鍵は完成する。 しかし何から生け贄を“殺す”のかが解らない。なので“第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう”という碑文の黄金の郷に注目。(*1) 郷をキョウと読み、これを京と読み解く。(この京にたどり着く過程についてクレルは六軒島の地の利から京に思い当たる点が有るらしい) 京はケイと読み、数字の一十百千万億兆京、つまり京と読む。 第十の晩が1京ならば第一の晩には十分の一され千兆となる。 千兆の英語 Quadrillion 第5のゲームの戦人の推理通り11文字である。 六軒島礼拝堂には “お前は千兆分の一でしか祝福されない。” という意味の英文がレリーフに書かれていて、文字は鍵になっている。 普段は差し込まれた状態になっているが、引き抜いたり回すことが可能。 この11文字から鍵のQilianを生け贄に捧げる、つまり鍵を引き抜く。 Quadrillion ここから“寄り添う二人を引き裂け”なので隣り合っているdrのrを右へ1つ移動し離す。 Quadirllion 次に“誉れ高き我が名を讃えよ”なので、残されし文字を並べ替える Qlaoirldiun 残されし文字はLord u。 uは右代宮の頭文字を示し、右代宮卿の意味となるので我が名を讃えたことになる。 あとは頭、胸、腹、膝、足を抉りて殺すだけ。 つまり左から順に生け贄(鍵)を抉りて(回して)殺す(引き抜く)。 全ての鍵が引き抜かれた状態になったので…… “魔女が蘇り、誰も生き残れはしない” こうして仕掛けが作動し礼拝堂の入口二つと四隅に置かれているライオン像が向きを変え、黄金の隠し場所である礼拝堂裏の秘密の地下通路へと案内される。 地下室の扉には以下のように記されている。 第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう。 これを解読したあなた、追記・修正お願いします。 黄金の魔女 ベアトリーチェ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 愛人に生ませた娘と近親相姦した(しかもソレで産まれたヤスは似てないから捨てた)くせに自分のこと棚に上げて「俺の餓鬼共、馬鹿ばっかで生きる価値なし」と爆☆殺するために難題を作る(解答あるのは当人としては慈悲のつもり)…正に金蔵って傲慢なクソ爺ィだよな -- 名無しさん (2013-12-14 00 42 17) ↑読み解きに愛がありませんな、ぷっくくく……どっちみち真実が箱の中なら少しはいい風に取りたいものだわ -- 名無しさん (2013-12-14 00 58 05) 作中で駅名でたの? -- 名無しさん (2013-12-14 02 54 08) なんていうか、解かせる気ないタイプだなコレは -- 名無しさん (2013-12-17 01 34 42) ↑と思いきや解答前にファンの間でいいとこまで答え出てたのよね。散弾銃型人海戦術凄ぇ……。 -- 名無しさん (2013-12-17 08 20 29) 死者=lord u 失った愛=二つのii 碑文を最初に解くことを求められた人物=理御=ベアト=魔女=あなた=you=u uをひっくり返すとn 出来た文字列を並び替えると "dir lion (私の愛する理御へ) -- 名無しさん (2014-01-23 14 06 51) 一番↑ 金蔵がクソなのは事実だからそれはさておきお前の言っている事は右代宮家全員生きているとかヤスは生きてるとかそれと同レベルの荒唐無稽なことだぞ -- 名無しさん (2014-08-25 13 49 40) そもそも金蔵は存命時に毎日爆破の時計のスイッチ切ってたんだから爆殺するためなわけないだろ。 -- 名無しさん (2015-08-09 17 01 53) まず、第一話で、金蔵の故郷の件出してほしかった。あれがなければだめじゃん; ↑7 ロノウェは「だわ」とか言わない!>< -- 名無しさん (2016-09-07 09 12 41) ↑後半はガァプのつもりなんじゃないかな -- 名無しさん (2016-10-03 05 02 14) ↑2。金蔵の故郷明かしたらかなり謎解かれるわ。礼拝堂関係はEP2からとはいえ。 -- 名無しさん (2016-12-20 01 48 03) 一番上はどこをどう読んだらそんなアホな読み違えを起こせるんだ? ヤスを捨てた(しかも能動的にではなく、崖から落っこちそうになったときとっさにそのまま突き放した)のは夏妃だし、碑文を作ったのは表向きクイズということにしておいてヤスに名乗りを上げさせるための工作だし、時限爆弾を作ったのは妙案を出そうと自分を追い詰めるためのセルフタイムリミットであって基本オフにしてるし。 ぶっちゃけ本編読んでないだろ? なお金蔵がクソなのはどうしようもない事実のもよう -- 名無しさん (2019-04-15 17 21 32) 名前 コメント
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ユヘルメリック 人物 イシュガルドのデュランデル家に仕える騎士。 旧FF14時代に騎兵団の団長として登場したほか、蒼天のイシュガルドでは、 インスタンスダンジョン「ダスクヴィジル」にボスモンスターとして登場する。 経歴 ウィルドテオの息子として生まれる。 長じて騎士となった彼は、第六星暦末期(旧FF14時代)には、 デュランデル家の騎兵団の団長を任されるまでに成長する。 結婚したものの、ほぼ同時にダスクヴィジルの指揮官の任を拝命したため、 新妻を皇都に残し、任地に着任した。 その際、妻との愛の証として宝石「氷槍石」をイシュガルド教皇庁に奉納。 ダスクヴィジル内の聖ガンリオル礼拝堂にある戦神ハルオーネ像を飾っている。 なお、第七霊災は、砦の指揮官として迎えている。 この時、降り注ぐメテオの破片とバハムートの炎により、砦の防壁が崩壊。 多くの兵士が撤退を望む中、指揮官であった彼は、砦の死守という道を選ぶ。 最終的には、寒波の到来と食糧難によって、士気の低下した兵士による反乱が勃発。 鎮圧に成功したものの、食糧難から人肉食に手を染めてしまったようだ。 そして、死者のアンデッド化が始まり、最終的には自らもゾンビーと化してしまった。 この辺りの事情については、ダスクヴィジル内に落ちている「騎士の日記」に記されている。
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* 梓「……んぁぁ」 目が覚めるのと同時に気怠さを感じた。 それに頭も重いような……。 首をひねってベッドの傍にある時計を確認すると朝10時を過ぎている。 唯「あずにゃんおはよ」 目を覚ました私に気付いて唯先輩がベッドに近付いてくる。 先輩は既に服を着ていて朝の支度を終えているようだった。 梓「あ、おはようございます……」 唯「大丈夫?」 梓「え……あっ」 昨夜の記憶が断片的に蘇る。 後半は飲み過ぎて唯先輩に迷惑をかけたような……。 おまけに寝坊してるし。 梓「すみません……昨日はご迷惑を」 唯「あずにゃんってお酒弱いんだねぇ」 弱くはないつもりだけど旅行特有の解放感からかお酒が進んで……。 景気付けのつもりがチャンスを潰した上に逆効果。 何やってるのよ私。 梓「今日は……曇りですか。プールで泳ぎますか?」 唯「出来れば晴れた日がいいんだよね。それに今日はあずにゃん泳げないでしょ?」 確かに二日酔いの状態で泳ぐのはきついかも。 梓「う……すみません」 唯「まあまあ、今日はのんびりしてようよ」 梓「いえ、もったいないですし観光に行きましょう」 唯「うーん……」 梓「私なら大丈夫ですから」 唯「そう? じゃあご飯食べて午後から出かけよっか」 シャワーを浴びて遅めの朝食を取った後、私達はシンガポール観光へと出掛けた。 最初はホテルの部屋からも小さく見えていたマーライオン公園へ。 ここは代表的な観光地だから必ず行きたいと思っていた場所だ。 梓「観光地だけあって私達以外にも沢山人がいますね」 唯「だね」 入り江の傍へ行くとマーライオンの像が見える。 頭がライオンで身体が魚の白い像は思ったより大きくて、 入り江に向かって口から勢いよく水を吐き出している。 シンガポールとはサンスクリット語で獅子の国を意味する。 まさにシンガポールを象徴する存在だ。 やっぱり生で見ると違うなぁ。 唯「昨日のあずにゃんみたいだね~」 梓「……」 マーライオン公園を後にした私達は夕方頃まで街を散策した。 気温の高さと昨日のお酒の所為か汗をかいては水分補給していたけどおかげで二日酔いは大分楽になった。 散策の途中でラクサという辛い麺を食べたり、屋台でさとうきびジュースを飲んだり、別の店で山盛りのかき氷を食べたり。 散策というアバウトな計画は唯先輩によって食べ歩きに近いものに変わり、 相変わらず食べる事が好きな先輩につられて私も結構食べてしまった。 ……おいしかったけど。 シンガポールは場所によって雰囲気がガラリと変わる。 ビル街のような近代的な場所もあれば、打って変わってエキゾチックな建物の並ぶストリートがあったり。 私達は行く先々で逐一感激して、童心にかえった気分でシンガポールを堪能した。 あと先輩はマーライオンの像やお土産を見つける度に私をいじってきた。 唯「はー楽しいね!」 梓「そうですね」 唯「あずにゃん調子はどう?」 梓「もう大丈夫です」 唯「よかった。それじゃあ最後にあそこ行ってみない? 金の肉まんが乗ってる建物」 梓「肉……ああ、寺院ですか。唯先輩にしては珍しいですね」 唯「む、そんな事ないでしょ」 梓「あそこは礼拝する場所だから食べ物はありませんよ。それに私がマーライオンしちゃうかもしれませんし」 唯「ごめん、もう言わないから許して」 梓「それは冗談ですけど私達の服装だと肌が露出し過ぎてて入れないかも……」 唯「えっそうなの!?」 梓「宗教上の理由ですね」 唯「じゃあやめとこ。……お?」 梓「あ、でも羽織るものを貸してくれるとか……って先輩?」 唯「あれなら大丈夫そうじゃない?」 唯先輩がよそ見しているには別の礼拝堂が見えた。 少し離れた場所にあるそれは小ぢんまりとしていてよく見つけたなあと感心してしまった。 シンガポールは多民族国家だけあって宗教も様々だ。 先輩の見つけた礼拝堂と寺院は神様も大きさも綺麗さも違うみたい。 梓「大丈夫そうですけど寺院にも入れると思いますよ?」 唯「いや、あっちにしよう。ああいう感じの所の方がご利益ありそうだし」 真面目な顔つきで何言ってるんだ。 梓「それってちょっと違うような……」 唯「まあまあ、ちょっと寄ってこ?」 梓「いいですけど」 先程の寺院へ一直線のメインストリートから脇道に逸れて歩く事数分。 錆びれた礼拝堂の周りは人も疎らだ。 梓「ええと、趣がありますね……」 唯「とりあえず入ってみよ」 中にもほとんど人はいなかった。 内装はこう、趣のある感じと言うか……失礼な事思うのやめよう。 唯先輩は適当な席に座ると私を手招きして呼び寄せる。 並んで座ると先輩は早速礼拝(?)を始めた。 目を閉じて真剣にお願いしてる。 ……せっかくだから、私もお願いしてみようかな。 もしかしたらご利益があるかもしれないし……なんて。 私も唯先輩を真似て目を瞑り手を合わせた。 礼拝堂を最後の観光にして私達はホテルへ戻り夕食を食べる。 ……予定だったけど道中食べ歩いた所為でお腹が空かない。 仕方がないので腹ごなしのつもりでカジノにチャレンジしてみる事に。 入り口には黒服の方々が配置されていて、中は赤い絨毯に金色の照明と煌びやかな空間だった。 唯「なんだかセレブになった気分だねっ」 とか言っていた割に開始早々ちいさな山を当てると 唯「わ、私今日はもうこれで! 換金してくる!」 なんて言い出した。 私も私で日和ってしまい 梓「そ、それがいいですよ!」 とか言ってしまった。 唯先輩も年を重ねたんだなあなんて思ったり。 セレブとは程遠いけどまあいいか。 結局軽い食事で済ませて部屋に戻った。 * 梓「しまったあぁぁぁ……」 気持ちよく目覚めて何気なく時計を見ると朝の7時。 まさに今太陽が昇っているであろう時間だ。 昨日は部屋に戻ってお風呂に入った後まったりしていて、気付いたら朝だった。 散策で疲れ切っていたからついベッドで横になって……。 いや、それ以前に楽しくてすっかり忘れてた……あああ。 今日は27日、唯先輩の誕生日当日。 私のぼんやりとしたビジョンでは27日深夜0時にお祝いして、あわよくば告白の返事をするはずだったのに。 いやいや、まだ今日があるんだから大丈夫……大丈夫だよ。 唯先輩は未だベッドで気持ちよさそうに眠っている。 顔を洗って気合いを入れよう。 暫くして唯先輩が目覚めたと思ったら先輩はハッとしてベッドから飛び起きた。 それから窓に駆け寄ってカーテンを開け放つ。 瞬間、眩しい程の光が部屋に差し込んだ。 唯「晴れだよあずにゃん! プール行こプール!」 2日間我慢していた唯先輩は今すぐにでもプールに飛び込みたいらしい。 梓「ご飯食べてからですよ。それと誕生日おめでとうございます」 唯「おお、ありがと~! じゃあご飯食べにいこ!」 この人はもう気持ちがプールにしか向いてない。 起きてから返事の事ばかり考えていたけど、このホテルでの一番の楽しみといったら空中庭園+プールだ。 先輩には楽しんでもらいたいし、何だかんだ言って私も楽しみだし。 それにそんな場所なら気分も盛り上がってすんなり返事できちゃったりするかも。 朝食を済ませてから屋上には更衣室やロッカーがない事を思い出して一旦部屋に引き返した。 宿泊客は部屋で水着に着替えてバスローブを羽織って屋上へ行く人が多いみたいなので私達もそうする事に。 水着は今回のために2人で買いに行った。 私は唯先輩に強く勧められてついその気になってトロピカルブルーなビキニを購入してしまった。 もうちょっと控えめな感じにしようと思ってたのに。 ただ水着自体は可愛くて、胸元にフリルとリボン、ボトムの両サイドにもリボンがついていてかわいい。 フリルが2段になっているショートパレオもついている。 唯先輩はかわいい似合ってるよーって言ってくれたけど大丈夫かな……。 対する唯先輩はちゃっかり自分の好きな物を選んでいた。 私よりもシックなブルーでグラデーション+ボーダーの水着だ。 トップはビキニを重ね着するデザインで、ボトムには水着+黒のデニムショートパンツを着用。 ショートパンツの腰の部分からちらりと覗く水着がポイント。 すごく似合っていてかわいかっこいい。ずるい。 ただ、買い物の後で気付いたけど色が青系で被っていた。 唯「どう? 似合ってる?」 梓「似合ってますよ」 唯「えへ、あずにゃんも似合ってるよ!」 梓「どうも」 唯「おっと日焼け止め忘れるところだったよ。紫外線怖いからね~」 唯「あずにゃんにも塗ってあげるね」 入念に日焼け止めを塗り準備は万端。 さあ行こう。 部屋から空中庭園へ行くにはまず55階までエレベーターで上り、そこでエレベーターを乗り換える必要がある。 55階の受付でカードキーを提示すると空中庭園用のエレベーターに乗れるのだ。 その間私達の期待は高まるばかり。 唯先輩なんかずっとそわそわしている。 長く感じたエレベーターが止まり、ドアから光が漏れると…… 唯梓「わあぁぁ……!!」 ぞわぞわっと感動の波が身体を駆け巡る。 空がこんなに近くにあるなんて。 視界を覆う2種類の澄んだ青色。 プールと空の間に敷居はなくて、泳いでいる人のすぐ隣が地上200メートルの空になっている。 唯「お、泳いでて落ちないのかな……?」 と思ってしまうほどだ。 プールサイドにはヤシの木等の緑もあってまさしく空中庭園。 その神秘的な情景に感動したのは私達だけでなく、周りの色んな国の旅行客が揃って声をあげていた。 私達はバスローブを脱ぎ捨てて、逸る気持ちを抑え切れずプールに飛び込んだ。 そして恐る恐る水と空の境界へと近付く。 唯「ああー、こういう風になってるのかぁ」 梓「なるほど」 インフィニティプールの仕組みを理解した後、そのまま地上200メートルの絶景に見惚れていた。 部屋からの眺めも良かったけどそれより2倍も高くて窓もないから迫力が違う。 昨日散策したマーライオン公園やエキゾチックな街並み、さらには周りの高層ビル群までも見下ろせてしまう。 私達は感動しっぱなしで、飽きもせずずっとプールの端で肩を並べていた。 唯「……すごいね」 梓「……はい」 唯「きれいだね」 梓「ですね」 それからは2人してプールではしゃいで泳いで、お腹が空いたらプールサイドでご飯を食べてまた泳いで。 ずっと泳いでいたけど気温と日射しは常夏仕様だから寒くないし、全てを忘れて空中の楽園をエンジョイした。 思い出したのは身体がふやけてきてプールから一旦出た時。 空は既に蒼然としていて太陽の沈んだ方角に僅かな赤みを残すばかり。 私には今日やるべき事があったんじゃないのか。 梓「あ゛あぁぁしまったぁぁぁ……」 唯先輩に言わなきゃいけない事が。 唯「あずにゃん、きれいにこげたね」 梓「ぐああぁぁぁ……」 唯「せっかくプール入る前に日焼け止め塗り合いしたのにね。もっとたっぷり塗った方がよかったかなぁ」 梓「あれ以上塗られても……ていうか日焼けし易いのすっかり忘れてました……」 唯「あはは、現地の人みたい」 梓「笑い事じゃないですよ! この年でこんなに日焼けしたら肌が……」 唯「うん……あ、まだ大丈夫だって」 梓「まだとか言わないで下さい。もう部屋戻る……」 唯「えー、夜景見て行こうよ。もう日も沈んだんだしさ」 梓「……そうですね」 唯「それに焼けた肌とトロピカルブルーがマッチしててかわいいよ! 私の目に狂いはなかった」 プールの傍にあるバーで腰を下ろして一息つくと疲れが一気に押し寄せてきた。 1日中プールに入っていたから当然か。 同じく疲れ気味の唯先輩とカクテルを交わしながらプールやシンガポールの感想を話し合った。 辺りはすっかり暗くなって、代わりにプールや周りの建物がライトアップしていく。 昼の爽やかなイメージから一転して雰囲気のある空間へと変化した。 眼下に煌めく摩天楼を眺めながらカクテルを舌にのせる。 気怠さも手伝っていつまでもこうしていたいと思った。 いつの間にか口数も減り、私達の間には静かな空気が流れている。 ……言うなら今しかない。 途端に緊張してきてカクテルが喉を通らなくなった。 けどいいかげん言わなきゃ。 唯先輩から告白されて2週間。 返事をするのは遅れたけどその分毎日色んな事を考えて出した答え。 私は……。 梓「ゆ――!」 梓「……唯先輩?」 唯「……くー」 梓「はあああぁぁぁ……」 寝てた。 今日が終わるまであと数時間、やっとタイミングが掴めそうだったのに……。 でもそうですよね。 今日のプールずっと楽しみにしてたから思いっきりはしゃいでたし。 初日は私が迷惑かけちゃったし、昨日も沢山観光したし。 旅行の疲れが出て当然だよ。 私も寝ちゃいそうだったし。 だけどこんな所で寝てたら風邪引いちゃいますよ。 梓「唯先輩、起きてください」 唯「……ん、ごめん寝ちゃってた」 梓「私は大丈夫ですけどいくら南国だからって夜に外で寝るのはまずいですよ」 唯「だよね」 梓「そろそろ部屋に戻りましょうか」 唯「うん、そうするよ」 部屋に戻って即ベッドにダイブする唯先輩を起こしてお風呂に入ってもらった。 塩素の強いプールだからちゃんと洗い流しておかないと。 お風呂から上がった唯先輩がさっそくあくびをひとつ。 私は先に寝てていいですよと言い残してお風呂場へ向かった。 日焼けにお湯が沁みてどうしようもなかったので入浴は断念。 あとで化粧水いっぱいつけなきゃ。 洗面所で髪を乾かしながら、鏡に映るこんがり焼けた身体にため息をついた。 遊びほうけてるからこんな事になっちゃうんだよ。 私がお風呂に入る時は既に23時を過ぎていた。 唯先輩には今日という日を楽しんでもらえたから、それはよかったけど。 でも言うなら今日がよかった……なんて今さら思っても。 ……私のばか。 もうタイミングも何も関係ない、何でもいいから明日の朝一で言わなきゃだめだ。 いくらか髪が乾いたところでバスローブを羽織り洗面所を出た。 部屋は少なめの照明で照らされている。 このくらい明かりがあれば化粧水とコットン取り出せるかな。 あれ、ベッドに唯先輩がいない。 3
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イーリュン神殿 解説 総本山は無く、個々の神殿の規模は小さい。 だが熱心な信者に支えられており、信者は自らの意思で病院機能を有する礼拝所を開設し、訪れた者へ治療と教義を説く事から知名度は大きい。 教義として女神イーリュンの愛は無限であり、種族を超えての治療や食事の提供といった恩恵を受けられる事から、多くの勢力と友好関係を持ち、市民にも敬愛されている。 だが神殿としての統制力を持たない為に、精神救済を利用した女性主義や売春活動に名を悪用されたり、護衛を伴わない巡礼団が事件に巻き込まれる場合も多い。 マーズテリアやアークパリスの信者が自ら護衛を申し出る場合もあるものの、時には厄介者扱いされる事もある。 なおラウルバーシュ大陸西方や中原では信者の大半が女性であるが、東方や南方では男性信者も多く、辺境であるほど亜人間族文化と同様に治癒者として重要な位置を占めている場合がある。 イーリュン自身が例外的に敵対するアーライナやジェルグナの神殿とは関係良好ではないようで、互いの神殿が一つの街に存在する事は無いとされる。 雑感・考察 会話自体があまり無かったと思うが、特に確執があるようには見えないティナとペテレーネは崇める神の仲を考えると結構珍しい関係なのかもしれない。 名前
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バチカン(Vatican)はローマの地名。イタリア語ではヴァティカーノ(Vaticano)。Vantican は英語、フランス語などでの表記。日本語ではヴァチカン、ヴァティカンとも表記される。 概要 本来はローマ七丘のひとつ、ウァティカヌスの丘(Vaticanus Mons)を意味した。 のちにローマ教皇の公邸がラテラノ宮殿からバチカンに移ると、ルネサンス期には華々しい建造物群が建てられていった。1929年のラテラノ条約によってバチカン市国が成立し、バチカン市国はそれ自体が世界遺産になっている(「バチカン市国」およびイタリア・バチカンの国境を越える世界遺産「ローマ歴史地区」として)。 【画像】 バチカンの素顔 (ナショナル・ジオグラフィック) ノストラダムス関連 ノストラダムスの時代には、現存するバチカンの華やかな建造物群の全てが出揃っていたわけではない(たとえば、サン・ピエトロ大聖堂が現在のようになったのは15世紀以来の改築作業が落ち着いた17世紀のこと)。ただし、システィーナ礼拝堂を初めとして、ノストラダムスの存命中にはすでに現存する姿になっていたものも少なくない(*1)。 バチカンの名は、『予言集』では詩百篇第6巻12番に一度だけ登場する。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
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逆巻く滝の底 ソラ「ベルは?」 ビースト「まだ、あの城の中にいる」 グーフィー「つかまったの?」 ビースト「ベルは自分の意志で 城にとどまっているようだ」 ビースト「他のプリンセスたちも この地のどこかにいる」 ドナルド「なんでだろう?」 ソラ「会って話せばわかるさ」 ビースト「ハートレスどものまっただなかに 乗りこむのか」 ビースト「よし、私も力を貸そう」 礼拝堂 ソラ「プリンセスはどこにいるんだろう?」 シンデレラ「もういないわ」 オーロラ「鍵穴が現われた時のことです 深い闇があふれてきて・・・」 オーロラ「アンセムは闇に飲まれて 消えてしまったんです」 シンデレラ「アンセムが姿を消しても 闇の流出は止まらなかったの」 シンデレラ「だから私たちで力を合わせて 食い止めたのよ」 オーロラ「あの時のアンセムの顔を忘れられません」 オーロラ「闇につつまれる瞬間、彼は・・・笑っていました」 ジャスミン「ソラ、急いで! 鍵穴から 闇があふれそうなの」 アリス「私たちの力じゃ、闇を防ぐだけで、せいいっぱいなの」 白雪姫「でも、それも長つづきしそうにないわ・・・」 ソラ「わかった、すぐに閉じるよ」 白雪姫「よろしくね、キーブレードの勇者さん」 白雪姫「私たちも、できるだけがんばってみるわ」 完成した鍵穴から、闇の淵へ ヘビーモスと戦闘~終了 グーフィー「鍵穴を閉めよう!」 レオン「ついにやったな ソラ」 大広間から、突然レオンの声が聞こえて大広間へ 大広間には、レオン、ユフィ、エアリスがいた ソラ「どうしてここに?」 ユフィ「シドの船でね」 エアリス「みんな子供の頃 ここに住んでいたの」 エアリス「ひと目見たくなって」 レオン「予想以上に荒れてるな」 レオン「昔は平和な土地だったが・・・」 エアリス「だいじょうぶ」 エアリス「アンセムを倒せば ぜんぶ元に戻るよ」 エアリス「君たちの世界もきっと・・・」 ソラ「ほんとか!?」 うなずくエアリス ユフィ「でも、そしたらお別れだね」 エアリス「元に戻った世界・・・」 エアリス「昔みたいに 離れ離れになるから・・・」 ユフィ「みんな、自分たちの世界に帰るんだよ」 ソラ「なら、グミシップで会いに行くよ」 レオン「それは難しいな」 ユフィ「ほら、前は、ほかの世界のこと 誰も知らなかったでしょ?」 エアリス「世界と世界 ばらばらだったから」 エアリス「誰も通れない壁のせい・・・」 ユフィ「今はハートレスのせいで 壁がくずれたけど・・・」 ユフィ「その壁も 元に戻っちゃうんだよ」 レオン「おそらくグミシップも使えなくなる」 ソラ「じゃあ、みんなとも会えなく・・・」 レオン「もし会えなくなったとしても――――」 レオン「なにもかも忘れるわけじゃないさ」 エアリス「心がつながってたら またいつか めぐり会える」 ユフィ「あんたのことは 忘れたくても 忘れられないよねー」 ソラ「どういう意味だよ!?」 ドナルド「ソラー!!」 グーフィー「早く鍵穴を閉めてー」 鍵穴から、闇が溢れようとしている レオン「ソラ たのむ」 ソラ、うなずいて闇の淵へ キーブレードを使い、鍵穴を閉じる 礼拝堂 アリス「ありがとう、ソラ これで、この世界をおおっていた闇の力も弱まっていくと思うわ」 ジャスミン「でも気をつけて 時空のかなたに、とても大きな闇が現れたの」 オーロラ「世界を呑みこむ闇の中心です アンセムは、きっとそこに向かったのでしょう 」 ソラ「だったらグミシップで乗りこんでアンセムもハートレスも、まとめてやっつけてやるさ」 シンデレラ「さすがキーブレードの勇者ね! じゃあ、私たちの勇者さんに闇をふりはらう力をおくるわ」 炎の力を手に入れた 白雪姫「おねがい、ソラ あなたの勇気で、みんなが帰る場所をとりもどして」 オーロラ「闇が消えれば、みんなは世界が消えた時にいた場所へ帰れると思います」 ソラ「じゃあ、カイリも島に?」 シンデレラ「ええ、そのはずよ もちろんあなたもね」 ソラ「俺は、リクと王様を見つけるまで帰れないよ」
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我神崇拝 ボルゾ VR 光/闇文明 (4) クリーチャー:イニシエーター/デスパペット 5000 ■ブロッカー ■このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。 ■自分のターンの終わりに、好きなアルターマギを選びデッキの一番上のカードを裏向きでカウントとして下に置いて良い。その後、好きなアルターマギを選びカウントを一つ破壊して良い(カウントが0になったアルターマギは破壊される) ■相手のカードの効果によってアルターマギが場を離れる時、代わりにこのカードを破壊しても良い。 作者:巡るときのか フレーバーテキスト 我が祈りこそ。 説明 アルターマギのサポートカード。 少々(結構)スペックがモリモリであるが、現代向けということで許してください。 強化セイバー持ち。 自分をブーストするだけでなく、相手の妨害も行う。一回に2のカウント差を生むカード。刺さる環境ならば効果は大きいだろう。 カウントが0になったアルターマギをセイバーしても状況起因処理により、再び破壊されるため意味がない。 カード指定破壊に対してセイバーを使おう。 関連カード + ... 《礼拝者 ボルゾ》 評価 現代のカードパワーと比べてください。 選択肢 投票 強すぎ (0) ちょうどいい (0) 弱い (0) 感想をどうぞ 選択肢 投票 面白い (0) 普通 (0) つまらない (0) 評価 名前 コメント
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10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/20(日) 01 10 12.18 ID TpLImniV0 先に動いたのはベイダー卿だった。その手が軽く動き、掌がワルドの方を向く 。 だが、フォースがその喉を捕らえるより一瞬早く、ワルドは大きく横に跳んだ。 まるで風に舞う羽のように軽やかな動きだった。ルイズには二人の間で何が行われたのか わからなかった。 「やるではないか」 ベイダー卿の口調はどこか楽しそうだ。 「ラ・ロシェールでフーケと戦った時の手並みは見せてもらった。僕は『風』のスクウェアメイジ だ。『ガンダールヴ』、お前がいかなる力をつかっているのかはわからないが、僕の周りに風が 存在している限り、接近してくる脅威は感知できる。その攻撃は通用しない。それに……」 もったいぶった動作で、杖を構え直すワルド。 「お前の弱点はわかっている」 その唇が紡ぐのは、ベイダー卿にも聞き覚えのある呪文だった。 「『ライトニング・クラウド』よ!」 ルイズが悲鳴に近い声を上げた。ベイダーは一度この魔法で仮面の男に後れを取っている。 腰のデルフリンガーも叫んだ。 「相棒! 俺を抜け!」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/20(日) 01 13 03.39 ID TpLImniV0 しかし、デルフリンガーを無視し、ベイダー卿は動かない。 ライトセイバーさえ抜こうとしない。 「死ぬ気か、相棒!?」 「黙ってろ」 そうこうする内にワルドの呪文が完成した。 「死ね、『ガンダールヴ』! 『ライトニング・クラウド』!」 彼の振るう杖の先から、稲妻が飛ぶ。 その強圧的な光を直視できず、ルイズは思わず目をつむった。 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/20(日) 01 18 18.52 ID TpLImniV0 「べ、ベイダー……?」 「卿をつけろと言ったはずだ、マスター」 ルイズがおそるおそるまぶたを開くと、ベイダーを貫くかに見えた電撃が、その掌の前で くすぶっていた。 さらにベイダーが機械の体に通電しないよう少しずつ空気中に放電させると、球電状に凝集 した電光が次第に薄れ、消えていった。 「おのれ!」 その光景に目を剥いたワルドが、再度『ライトニング・クラウド』を放った。先ほどよりさらに強力 な、人間を一撃で炭に返る威力のものだ。 が、それをもベイダーは片手で受け止め、あまつさえ電撃を放った当人であるワルドに向けて 跳ね返してみせた。 「何っ!?」 意表を突かれたワルドが慌てて杖を振る。それに合わせて電撃は再度針路を変え、内陣の 天井を砕いた。 「こいつぁおどれーた! メイジの魔法を素手で跳ね返す奴なんざ、さすがの俺も見たこと ねーや!」 ベイダー卿の腰で、デルフリンガーが歓声を上げた。 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/20(日) 01 21 54.98 ID TpLImniV0 「だだだ、大丈夫なの、ベイダー?」 「平気だ」 「あんた、カミナリも跳ね返せるの?」 ベイダーは電撃を跳ね返した掌をじっと見つめた。 「確信はなかった」 そう言ってから、その手をぐっと握る。 「え? じゃあ、なんで……?」 「いいから下がっていろ」 ベイダーはルイズを後に残すと、大またにワルドの方に近づいていった。 「感謝するがいい、子爵。ここが似合いの死に場所だ。ここで死ね」 「それにしても相棒、そろそろ俺の見せ場のはずなんだが……」 デルフリンガーが切なそうにぼやいた。 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/20(日) 01 24 12.15 ID TpLImniV0 しかし意外なことに、切り札たる電撃の呪文を跳ね返されたはずのワルドは、余裕の態度を 崩さなかった。 「なるほどな。『ガンダールヴ』、君の強さは認めるが、それでも『風』のスクウェアメイジたる 僕には勝てない。その理由を今から教えよう」 近づいてくるベイダー卿から目を離さず、素早く呪文を唱える。 「ユビキタス・デル・ウィンデ……」 呪文が完成すると、ワルドの体はいきなり分身した。 一つ……、二つ……、三つ……、四つ……、本体と合わせて、五体のワルドがベイダーの 前に立ちふさがった。 ベイダーの歩みが止まる。 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/20(日) 01 27 09.23 ID TpLImniV0 「分身!?」 ルイズが叫んだ。 「ただの『分身』ではない。風のユビキタス(遍在)……。風は遍在する。風の吹くところ、何処と なくさ迷い現れ、その距離は意志の力に比例する」 ワルドの分身は、すっと懐から白い仮面を取り出すと、顔につけた。 ルイズの体が恐怖に震えた。 『桟橋』でルイズをさらおうとしたのは、他ならぬワルドだったのだ。 「ワルド……、あなたが……。じゃあ、フーケを脱獄させたのもあなたなの?」 「いかにも。しかも一つ一つが意思と力を持っている。言ったろう、『風』は遍在する!」 五体のワルドがいっせいに呪文を唱え始めた。 『ウィンド・ブレイク』。効果範囲が広くて避けにくく、跳ね返しようもない魔法だ。 五体同時に繰り出す強力な突風を避けきれず、ベイダー卿は礼拝用の長椅子をいくつも 砕いて、ルイズの所まで吹き飛ばされた。 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/20(日) 01 33 11.30 ID TpLImniV0 「きゃああぁっ!」 悲鳴を上げ、轟音に身をすくませてから、ルイズは慌ててベイダーの傍らに駆け寄った。 「ベイダー! 大丈夫!?」 「大丈夫だ」 ベイダーは助け起こそうとするルイズを片手で制し、長椅子の破片を払いながら立ち上がった。 軽く頭を振り、再び前に出る。 さしてダメージも感じさせずに進んでくるベイダーを、五体のワルドが取り囲んだ。 「相棒! 『ガンダールヴ』! いい加減俺を抜けっつーの!」 腰から響くわめき声に小さく頷き、ベイダー卿は久しぶりにデルフリンガーの刀身を抜いた。 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/20(日) 01 40 01.08 ID TpLImniV0 「やはりさすがの貴様もこの魔法は防げないようだな! 『ウィンド・ブレイク』!」 三体のワルドが三方向から突風の呪文を放つ。 さらに残りの二体がわずかに時間差を置いて前後から突っ込んできた。 その杖は青白く発光している。 『エア・ニードル』。さきほど、ウェールズの胸を貫いた呪文だ。 「俺を魔法にぶつけろ!」 叫ぶなり、デルフリンガーの刀身が光り出した。 その声に応じるように、ベイダー卿が左手にデルフリンガーを握りながらその身を回転させた。 同時に、空いた右手にフォースを集中させ、ライトセイバーを引き寄せる。 光り出したデルフリンガーの刀身に魔法の突風が全て吸い込まれ、次の瞬間には右手に握る ライトセイバーが二本の杖を見事に受け止めていた。 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/20(日) 01 43 28.39 ID TpLImniV0 連続攻撃が失敗したとみるや、五体のワルドはいっせいに後退し、囲みを広げた。 ベイダー卿が、さすがに少々驚いた様子でその手の中の剣を見つめる。 「これがほんとの俺の姿さ、相棒! いやぁ、てんで忘れてた! 俺は今から六千年も前に お前に握られてたんだぜ、『ガンダールヴ』。生きてんのに飽き飽きしたときに、テメエの体を 変えたんだった! なにせ、面白いことはありゃあしねえし、つまらん連中ばっかりだった からな!」 「早く言いなさいよ!」 戦いの場から離れたところで、ルイズがわめいた。 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/20(日) 01 46 44.01 ID TpLImniV0 「しかたがねえだろ、忘れてたんだから。でも安心しな、相棒。ちゃちな魔法は全部、俺が 吸い込んでやるよ! この『ガンダールヴ』の左腕、デルフリンガー様がな!」 興味深そうに、ワルドはベイダーの左手の剣を見つめた。 「なるほど……。ただの剣ではなかったというわけか」 再び囲みの輪を狭める。 今度は全員が『エア・ニードル』を唱え、杖を青白く発光させた。 まるでジェダイのライトセイバーのような色だ。 「杖自体が魔法の渦の中心だ。その剣で吸い込むことはできぬ! 以前のように簡単に切れも せぬぞ!」」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/20(日) 01 50 19.08 ID TpLImniV0 その言葉を聞くと、ベイダー卿は左手のデルフリンガーを鞘に戻した。 「おい、俺の出番はもう終わりかよ!」 不満げなデルフリンガーを最後まで鞘に押し込むと、その手に残るのは、赤い灼熱の刃のみ となった。 「来い」 右手のライトセイバーを斜に構え、左手で手招きをして挑発する。 五体のワルドが、ベイダー卿目がけて前後左右から躍りかかった。 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 00 46 50.30 ID oRmuvw4V0 五本の杖がその体に到達する直前、ベイダーは大きく後方に跳び、囲みから逃れた。 空中で見事に回転して着地するベイダー。 標的が消えて同士討ちしそうになり、わずかにたたらを踏んだワルドたちも、すぐさまそれに 追いすがる。 剣戟が始まった。 ベイダーは一対五という圧倒的に不利な状況にもかかわらず、かすらせもせずにワルドの 猛攻を防ぎきる。 ハラハラしながら戦況を見守るルイズだったが、既に何が起こっているのかわからなくなって きていた。両者の動きが、あまりにも速すぎる。 しかし、さすがに手に余るのか、じりじりと後退するベイダー。 その背が、石造りの固い壁に突き当たる。 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 00 51 45.64 ID oRmuvw4V0 ルイズはハッとしたが、背後の守りが固められたせいか、それ以上はワルドも攻め切れない。 数の上では、一対五から一対三になっていた。 剣術に関してはずぶの素人であるルイズから見れば、今どちらが攻めていてどちらが守って いるのか、よくわからない。 ただ、一対三のこの状態で、攻勢と守勢を安易に判断できないくらいに両者が拮抗している ことだけはわかった。 単純計算で、ベイダーは魔法衛士隊隊長であるワルドの三倍の手数で剣を振るっていること になる。 だが、それでもなお、ベイダーが本領を発揮していないような気がしてならなかった。 だけど、だとすればなぜ……? 知らず知らずの内に、ルイズは両者のそばに歩み寄っていた。 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 00 56 39.11 ID oRmuvw4V0 「おい、相棒。どうした?」 息も切らせぬ攻防戦の最中だというのに、腰のデルフリンガーが話しかけてきた。 「いや、この状況でかすらせもしないのは大したもんだと思うぜ? だけど、お前の心は全然 震えちゃいねえな。『ガンダールヴ』は心を震わせて力を溜めるんだ。お前、なんでそんなに 冷静なんだ?」 ベイダー卿は応えない。一心不乱に、三体のワルドと剣を交わす。 「お前、まさかあの娘っ子に遠慮してるんじゃあるめぇな?」 一瞬気が逸れ、払い損ねたワルドの突きを、危うい所で頭を傾けてかわした。 「おいおい、図星かよ」 再び冷静にワルドの突きを払いのけるベイダーの腰で、デルフリンガーはため息のような声を 出した。 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 00 59 29.88 ID oRmuvw4V0 デルフリンガーの声は、近づいてきていたルイズにも聞こえていた。 (まさか、そんな……ね) ルイズの胸がざわめき出す。 まさか、あそこまで言い切ったベイダーが、ルイズの婚約者だったというだけでワルドに遠慮 するだなんて……。 (ありえないわ、そんなの) そんな考えを振り払おうと、ぶんぶんぶんと頭を振る。 そして、もう一度両者の戦いの場に視線を戻した瞬間、唐突にベイダーと目が合った……気が した。 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 01 04 37.65 ID oRmuvw4V0 「ワルドを殺せ」、ベイダーはルイズがそう命ずるのを待っているのだろうか? いや、それは考えられない。彼自身が既に殺意を固めていたはずだ。 ならば……。 (許……可……?) ルイズの婚約者を、ルイズの使い魔が殺す許可を求めているのだ。 なんで今さらになって使い魔の分を守ろうとするのだろうか――ルイズは半ば呆れていた。 ……ルイズにとって、使い魔以上の存在になることを恐れているというのか。 ――あの、自称無敵の暗黒卿が? そこに思い至って、ようやくルイズはこの戦いの構図を理解した。 ルイズをめぐる――そう思うのは自意識過剰かもしれないけど――馬鹿馬鹿しいまでの男同士 の意地の張り合いなのだ、この『決闘』は。 だからルイズは、白々しい言葉ではなく、あくまで行動でベイダーに『許可』を出すことにした。 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 01 09 56.85 ID oRmuvw4V0 ワルドの杖と切り結ぶベイダー卿の視界の隅で、ルイズが呪文を唱え出した。 それに気づいたベイダーは、彼女を制止しようと思ったが、すでに遅かった。 ルイズの失敗魔法は、ベイダーから見て右端のワルドの分身を直撃し、爆発させ、かき消した。 「え、消えた? わたしの魔法で?」 ルイズが目を見張る。 だが、逃げろ、とベイダーが言う間もなく、そんなルイズを残るワルドの内の一体が『ウィンド・ ブレイク』で吹き飛ばした。 目の前で弾け飛ぶルイズの小柄な体を見て、マスクの内側でベイダー卿の瞳が金色に 染まった。 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 01 12 52.32 ID oRmuvw4V0 「そうだ、『ガンダールヴ』! そうやって心を震わせるんだ! お前の強さは心の震えで 決まる! 怒り! 悲しみ! 愛! 喜び! なんだっていい! とにかく心を震わせな、俺の ガンダ……いや、ちょっと待て。震えすぎだぜ……」 興奮し、有頂天になりつつあったデルフリンガーだったが、ベイダーの変貌に気づいて口を つぐむ。 比喩ではなく、ベイダー卿の怒りで文字通り周囲の空気が震撼し、床石にひびが入っていた。 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 01 15 11.13 ID oRmuvw4V0 束の間気圧されつつも、ワルドは残りの四体で再び攻勢に出た。 とは言え、壁を負うベイダーに対しては一度に三体までしか切りかかれない。 このままでは先ほどまでのように攻め切れないのは目に見えていたのだが、そんな地の利を 捨てて、ベイダーはわざわざ前に出てきた。 三対一でなお相手を後退させるその技量には舌を巻くが、あまり賢い判断とは言えない。 好機とばかりに四体目のワルドが切りかかった。 そしてあっさり両断された。 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 01 20 16.53 ID oRmuvw4V0 「何っ!?」 残ったワルドが狼狽する。 無論それでもなお、攻撃の手は緩めない。 だが、そんなワルドの目の前で、ベイダーの振るう刃の速度は天井知らずに上がっていく。 もはやどちらが攻めているのかは、傍目にも明らかになっていた。 三対一だからこそしのぎ切れているが、一体一体のワルドにとって、もはやライトセイバーは 赤い光の壁にしか見えない。 次の一体が両腕を刈り取られた。 痛みのあまり床に転がって悶絶するその顔に向かい、ベイダーが空いている左手を振り下ろす。 頭蓋骨の中身を飛び散らせてから、三体目のワルドがかき消えた。 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 01 26 10.95 ID oRmuvw4V0 「うおっ!」 驚愕の声を上げ、完全に防御に回った四体目の胴を、ライトセイバーがひと薙ぎ。 『エア・ニードル』で固めたはずの杖ごと断ち切られた両半身が、それぞれバラバラの方向に 飛んでいった。 残るはワルドの本体一人。 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 01 30 02.38 ID oRmuvw4V0 最後に残ったワルドの本体が、背を向けて逃げ出さずに向かってきたのは、貴族としては 称えられるべき勇気だったと言えよう。 しかしベイダー卿は破れかぶれの突きを易々とかわし、左脇に絡めとると、その右腕をライト セイバーで切断した。 「ぐおおおおおおぉぉぉぉぉっ!」 右腕を失ったワルドは、無様に礼拝堂の床を転がった。 ライトセイバーで斬られた傷の苦痛は、鋭利な刃物によるそれとは比べ物にならない。 肉、骨、あらゆる体組織が一瞬で炭化するのだ。その熱さと痛みはどれほど訓練された戦士 といえども耐え切れるものではない。 気絶しなかっただけ、ワルドは立派であった。 滝のような汗を垂れ流し、転がりながらかろうじて数歩の距離を取って、ベイダー卿を睨み つける。 だが、もはや暗黒卿からは逃げられない。 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 01 34 02.64 ID oRmuvw4V0 切断され先端がいまだ赤熱している右腕を見つめながら、ワルドはともすれば激痛にクラッシュ しそうになる思考を必死に働かせた。 どうすればこの場から逃れられるか、を。 もはやメイジとしての恥や外聞に頓着している場合ではない、理性がそう結論付けた時、ワルド の行動も決まっていた。 彼は左手を懐にやり、切り札を取り出した。 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 01 37 13.89 ID oRmuvw4V0 ワルドが取り出した『武器』を見て、止めを刺そうと歩み寄ったベイダーの足取りが凍りついた。 残った左手に握られたワルドの切り札、それは紛れもなくブラスター銃だった。 ベイダー卿の脳裡に、一月前に聞いたオスマン氏の話が蘇る。 ハルケギニアに突如として現れた二人のエイリアン種。 略奪の限りを尽くした彼らを討ち果たしたのは、ワルドであった。 ワルドはその際にブラスターを奪い、私物としたに違いない。 そしてその銃口は、ベイダーではなく、床に倒れたままのルイズを狙っていた。 154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 01 41 17.85 ID oRmuvw4V0 「『ガンダールヴ』、貴様の動きをもってしても、この距離でこの銃弾を防ぐことはできまい」 左手で銃を構え、残った右ひじと両足を使ってじりじり後退していくワルド。 図星だった。自分に向かってくるのなら光速の弾でも防げるが、ルイズが標的となればそうは いかない。 「マスターを撃ってみろ。次の瞬間にお前は死ぬ」 「それでも僕はかまわないぞ。もとより僕はこの身を『レコン・キスタ』に捧げている。任務の 一つは果たしたし、その上で我らの脅威となるメイジを一人始末できれば申し分ない」 ワルドはそこでようやく立ち上がった。銃口をルイズに固定したまま、さらに後退する。 162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/22(火) 01 44 34.37 ID oRmuvw4V0 とうとうその足が、礼拝堂の入り口の敷居をまたぐ。 十分距離は取った、ワルドはそう判断した。 「また会おう、『ガンダールヴ』」 もはや用済みのルイズに向かって、ワルドはブラスターの引き金を引いた。 ベイダーはそれよりわずかに早く、ライトセイバーを投げた。 ブラスターの射線にライトセイバーの刀身が割って入り、飛来した光弾を偏向させてあさっての 方向に弾き飛ばす。 だが、ベイダーの手にライトセイバーが戻ってきたときには、すでにワルドの姿は消え失せて いた。 そしてその直後、彼と入れ代わるようにして、王軍を打ち破った貴族派の先陣が、鬨の声と 共に礼拝堂に雪崩れ込んできた。 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 03 40 53.08 ID BH7EYA680 浮遊大陸の岬の突端に位置したニューカッスル城は、一方向からしか攻めることが出来ない。 この難攻不落の名城と、そこに籠もる王軍の頑強な抵抗により、反乱軍は当初の予想を上回る 損害を出していた。 密集して押し寄せた先陣が、魔法と大砲の一斉射を幾度も受けたのである。 しかし所詮は多勢に無勢。 一度城壁の内側へと侵入された堅城は、脆かった。 王軍はそのほとんどがメイジで、護衛の兵を持たなかった。 王軍のメイジたちは、群がるアリのような名もなき『レコン・キスタ』の兵士たちに、一人、また 一人と討ち取られ、散っていった。 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 03 45 41.51 ID BH7EYA680 予想以上に手こずりはしたものの、戦の大勢はすでに決し、反乱軍の兵士たちにとっては どれほどの功を立て、どれほどの戦利品を獲るかが最大の関心事となっていた。 城の奥に立て籠もっているのだろう、未だジェームズ一世とウェールズ皇太子の首級を挙げた という報は伝わってきていない。 老いたジェームズ一世以上に、王軍の総大将と目されるプリンス・オブ・ウェールズの首こそ、 彼らが狙う最大の獲物であった。 そして、城門を突破してきた反乱軍の内、平民・メイジの混成小隊およそ百人が礼拝堂周辺に 殺到してきたのだった。 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 03 49 38.07 ID BH7EYA680 真っ先に礼拝堂内部に飛び込んだ十数人の平民の兵士がまず目にしたものは、赤い光を 放つ剣を握った、亜人種と思しき黒ずくめの人影であった。 身の丈およそ2メイル。威圧感たっぷりのそのフォルムに、彼らの足がぴたりと止まる。 「コーホー」 不気味な呼吸音。 礼拝堂の内部が寒々しく感じられるのは、嵌め殺しの飾り窓のせいで日光が差し込みにくい からだけではないだろう。 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 03 55 02.25 ID BH7EYA680 しかし、所詮は亜人。知能は低く、魔法を使えるわけでもない。訓練された戦士がこれだけ いるのだから、怖れる理由は皆無だ。 兵士たちはそう判断し、互いに目配せしてから、一斉に斬りかかった。 そして、その判断が誤りであったことを思い知るために、彼らは生命という代償を支払うことに なる。 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 03 59 32.28 ID BH7EYA680 周辺で残党狩りという名目の略奪行為を繰り広げていた小隊は、突如響いた轟音に一斉に 振り向いた。 礼拝堂の入り口から、中に突入した兵士たちが吹き飛ばされ、次々に地面に叩きつけられた。 平民も貴族も、慌ててその場に駆け寄る。 吹き飛ばされた兵士たちは、その多くがすでに事切れ、辛うじて息のある者も、皆あらぬ方向に 手足を折り曲げられていた。無論、瀕死の重傷である 一瞬で十数人の屈強な兵士が蹴散らされた……。 恐怖という感情が、平民にも貴族にも分け隔てなく襲い掛かった。 ゴクッ……、固唾を呑む音が自分のものなのか、あるいは近くの他人が発したものなのか、 彼らの内の誰一人として判別することができなかった。 そして、そんな彼らが見守る中、礼拝堂の入り口をくぐって、シスの暗黒卿が姿を現した。 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 04 03 53.42 ID BH7EYA680 ベイダー卿は右手にライトセイバー、左手にデルフリンガーを握って、数段分高い礼拝堂の 入り口から、反乱軍の兵士たちを睥睨した。 杖を持つメイジの数は、二十人程度。 残りは護衛の平民の兵士だ。 左手のデルフリンガーが口を開いた。 「よう、相棒。まさかこいつら全員相手にするつもりじゃねーだろうな?」 「彼ら次第だ」 ベイダーはうるさそうに応え、一斉に戦闘態勢を整える敵兵の中、メイジが固まっている辺りに 向かって宣告した。 「ここにあるのは物言わぬ躯と一人の少女と僕だけだ。お前達の手柄になるようなものは何も ない。命が惜しくば去るがいい」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 04 10 41.65 ID BH7EYA680 反乱軍がやや動揺を見せた。 てっきり亜人種と思っていた巨人が、流暢に喋ったからだ。 「平民か……」 どこからか声が上がった。 平民の戦士が主君を守ろうと武器を構えている――彼らはそう理解した。 平民に気を呑まれかけたという事実にプライドを傷つけられた貴族たちが、最も早く反応した。 「平民ごときの稚拙な恫喝に、我ら貴族が屈すると思う……げぅ!」 すっかり傲岸な態度を取り戻し、呪文を唱えようと杖を構えたメイジが一人、喉を押さえたまま 宙に浮いた。 「警告はしたぞ」 ベイダーが軽く手を捻ると、もうそのメイジは動かなくなった。 ざわめきが広がる。 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 04 14 56.65 ID BH7EYA680 だが結局、勝ち戦の余勢を駆って退きどころがわからなくなっていた彼らは、一斉に礼拝堂 へと突撃してきた。 平民は手にした槍や剣を振り回し、メイジは口々に呪文を唱える。 ベイダーはその一つ一つに冷静にかつ迅速に対処した。 平民は、一合も打ち合うことなく得物ごとライトセイバーで斬り捨て、メイジの放つ魔法は全て デルフリンガーを振るって吸い込む。 瞬く間に平民の兵士を殲滅。 護衛を失って浮き足立ったメイジを皆殺しにするのは、それよりもさらに簡単だった。 礼拝堂付近の一個小隊が全滅するのに、五分とかからなかった。 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 04 19 32.12 ID BH7EYA680 「一発もらっちまったな」 ベイダー卿が眼下に散らばる死体を見下ろしていると、デルフリンガーがポツリと漏らした。 その言葉どおり、ベイダー卿の胸の装甲部に、わずかな焦げ目ができていた。 至近距離で爆発四散した『フレイム・ボール』の炎の欠片が当たった跡だ。 無論、その程度でベイダー卿の体に傷をつけることはできない。 デルフリンガーはさらに続けた。 「この小隊が戻ってこないことがわかったら、すぐに増援の部隊がやって来るわな。それを 破っても、次はもっとたくさんの敵さんが来るだろうよ。お前さん、五万を一人で相手にする つもりか?」 「コーホー」 ベイダー卿は答えない。 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 04 25 43.02 ID BH7EYA680 「いや、俺はお前の強さの程はよくわかるよ? 並外れた膂力に体力。さっきワルドの相手を した時にも息一つ切らせてなかったよな。あいつはハルケギニアでも相当上に位置づけられる メイジだ。それを手玉に取った相棒に一対一で勝てる奴はどこにもいないだろうよ」 シュウウゥゥ……。 しばらく敵兵が来ないことがわかると、ベイダーはライトセイバーの刃を収めた。 それにもかかわらず自分が鞘に突っ込まれないのを肯定の証しと取り、デルフリンガーは 続けた。 「でも、それだけじゃねえ。お前は、次に何が起こるかほとんどわかってやがるんだ。これは 経験じゃねえ。勘でもねえ。もっと別の力だ。それに加えて、あの系統魔法でも先住魔法でも ねえ妙な力……。断言してもいいぜ? このハルケギニアに、相棒、お前以上の使い手は 未来永劫現れねえだろうよ」 遠くで上がる鬨の声。気のせいか、少しずつ近づいてきているようだ。 ベイダーは踵を返すと、礼拝堂の内部に向かった。 その左手には、相変わらず口を慎まないデルフリンガー。 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 04 30 41.53 ID BH7EYA680 「相棒。俺は引っ付いてりゃ大体の武器のことはわかるし、握られてりゃ使い手の力量は わかる。お前は無敵だ。五万の軍隊にも、うまくやりゃ勝てるかも知れねえよ? でも、それは あくまでうまくいったらの話だ。お前の体にゃ、致命的な弱点があるだろ?」 デルフリンガーの柄を握るベイダー卿の手に、少しだけ力が籠もった。 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 04 37 22.07 ID BH7EYA680 「お前が生身の人間だったら、俺も止めやしねえ。好き勝手暴れて、五万の大軍を追い散らせ。 そして新しい伝説を作れ。でも、さっきわかったろ? どんだけ集中してても、運が悪けりゃ 攻撃がかすることもある。生身の人間なら、多少の傷を負ったって無理して戦い続けられる だろうよ。だけどお前はそうじゃねえ。当たり所が悪けりゃ、つまるところ『生命維持装置』とやら にダメージがいったら、一発で致命傷だ。違うか?」 ベイダーは応えず、ルイズのもとに歩み寄った。 「ま、それでもやっぱ運次第さね。お前と俺が組んだらハルケギニア最強は間違いねえ。 五万の軍勢なんざ朝飯前だろうよ。んむむ……、考えてみりゃ、俺としてもこれ以上の使い手 から振るわれる機会なんてないんだからな。五万人斬り捨てて、俺とお前で伝説作るのも いいかもしれん。……おっしゃ、行くか、相棒!」 話している内に、デルフリンガーは次第に興奮してきたようだ。ベイダーの左手でカチャカチャ 震えた。 120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 04 44 10.82 ID BH7EYA680 しかしベイダーはそんなデルフリンガーをうるさそうに鞘に収めると、床石に伏したままの ルイズの体を仰向けにひっくり返し、その耳元に顔を寄せた。 戦うにせよ脱出するにせよ、気絶したルイズを置き去りにするわけにも、戦場に連れて行く わけにもいかない。 「マスター……、マスター!」 がくがくと、その半身を揺さぶる。 だが、反応はない。 ベイダーはさらに続けた。 「マスタ……ルイズ。起きるんだ、ルイズ!」 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 04 46 45.98 ID BH7EYA680 ぴくんっ、とルイズの小柄な体が反応し、両の瞼が震えながらゆっくりと上がった。 「べ、ベイダー? あんた、勝ったの?」 「子爵なら追い払ったぞ、マスター。あとはどうやってここを脱出するかだ」 ルイズがハッとして身を起こした。そして、ベイダーの手を振りほどくと、すでに事切れた ウェールズ皇太子の傍らに駆け寄った。 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 04 51 28.90 ID BH7EYA680 そして、そっと跪く。 「殿下、申し訳ありません……。わたしが裏切り者を案内してきたばかりに」 両腕に抱きかかえるようにして、その亡骸を抱き起こす。 「マスター、時間がない」 ベイダーが促した。 近くで爆発音。 さらに近くで、反乱軍のものと思しき鬨の声。 ルイズは目尻に涙を溜めながらも小さく頷き、立ち上がろうとした。 その際、ウェールズの指にキラリと光る風のルビーが目に入った。 半ば無意識に、ルイズは指輪をウェールズの指から抜き、ポケットに入れた。そしてそれから、 ベイダーの元へと駆けつけた。 129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 04 54 05.57 ID BH7EYA680 「ベイダー、どうする気なの?」 「僕一人なら敵陣を突っ切って脱出することは可能だ。だが、マスターを守りながらでは……」 「何言ってんのよ」 ルイズが唇を尖らせた。 さっ、とその手に杖が握られる。 「このルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、腐っても使い魔の足手まとい なんかになったりしないわ」 その瞳に滲む決意の色を認め、ベイダー卿は小さく、だがどこか満足げに頷いた。 「わかった。その内騎兵もやって来るだろう。それまで攻め手は僕が全部引き受ける。敵の馬を 奪った後、その手綱をマスターに任せる」 「なんかやっぱり見くびられてるような気がするんだけど……、ま、しょうがないわね」 渋々、といった風情でルイズが同意した。固よりベイダーとの実力の差はわきまえている。 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 04 57 39.29 ID BH7EYA680 鬨の声が近くなった。 察するに、今度は一個中隊。二、三百はいるだろう。 ベイダーが再びライトセイバーを抜く。 赤い光が、礼拝堂の中の薄明を破った。 一方のルイズも杖を構える。 その頭の中は、どんな魔法を使うかについての思案で一杯だ。 成功確率ほぼゼロのルイズの魔法だが、極々々々稀に成功することもある……かもしれない。 133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 05 01 28.31 ID BH7EYA680 「来るぞ、マスター」 ベイダーの声に、ルイズがコクリ、と頷く。 まだ見ぬ、だがこれから確実に現れる敵を見据えて。 だがそんな二人の後ろで、ぼこっと、地面が盛り上がった。 「な、なに?」 感情を張り詰めさせすぎて蒼白な顔のルイズが、地面を見つめた。 「敵? 下から?」 慌てて、どもりながら攻撃のための呪文を唱えようとするルイズ。 しかしそんな彼女を、ベイダーが片手で制した。 床石が乾いた音を立てて割れ、茶色の生き物が姿を現した。 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 05 04 31.71 ID BH7EYA680 「えっ?」 呆気に取られるルイズ。その体を、茶色の生き物がモグモグと嬉しそうに組み伏せる。 「ちょっ、きゃっ! あんた、ギーシュの使い魔のっ……こら! どこ触ってんのよ!」 ジャイアントモールの体の下で、ルイズがじたばたと暴れた。 ちょうどその時、巨大モグラが出てきた穴から、ひょこっとギーシュが顔を出した。 「こら、ヴェルダンデ! どこまでお前は穴を掘る気なんだね! いいけど! って……」 ギーシュの視線が、ヴェルダンデからルイズへ、そしてそれからベイダー卿へと注がれる。 「こ、これはベイダー卿! こちらにおいででしたか!」 さっと片膝を突き、礼をするギーシュ。 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 05 09 10.44 ID BH7EYA680 「な、なんであんたがここにいるのよ!」 ルイズが怒鳴る。 「いやなに。『土くれ』のフーケとの一戦に勝利した僕たちは、寝る間も惜しんできみたちの あとを追いかけたのだ。なにせこの任務には、姫殿下の名誉がかかっているからね」 「ここは雲の上なのよ? どうやって!」 そのとき、ギーシュの傍らにキュルケが顔を出した。 「タバサのシルフィードよ」 ギーシュがうんうん、と頷く。 「アルビオンに着いたはいいが、何せ勝手がわからぬ異国だからね。でも、このヴェルダンデが いきなり穴を掘り始めた。後をくっついていったら、ここに出た。 巨大モグラのヴェルダンデは、フガフガとルイズの指に光る『水のルビー』に鼻を押しつけて いる。 「なるほど。水のルビーの匂いを追いかけて、ここまで穴を掘ったのか。僕の可愛いヴェル ダンデは、なにせとびっきりの宝石好きだからね。ラ・ロシェールまで、穴を掘ってやって きたんだよ、彼は」 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 05 13 39.90 ID BH7EYA680 『彼は』というからにはオスなんだ……ルイズはちょっと呆けた頭でそんなことを考えた。 ……いや、今はそんな場合じゃない。 「は、話は後よ! 敵がそこまで来てるの!」 「逃げるって、任務は? ワルド子爵は?」 「手紙は手に入れたわ。それから……ワルドは裏切り者だった」 「なぁんだ。よくわかんないけど、もう終わっちゃったのね」 キュルケはつまらなそうに言った。 キュルケ、ギーシュ、ルイズ、そしてベイダーという順で穴に潜り込んだ。 殿を務めるベイダーは、最後に思い切りフォースを荒れ狂わせ、礼拝堂の天井を破壊した。 突入しようとしていた『レコン・キスタ』の兵士たちの目の前で、礼拝堂は轟音と共に崩壊した。 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 05 16 35.23 ID BH7EYA680 ヴェルダンデが掘った穴は、アルビオン大陸の真下に通じていた。 ルイズたちが穴から出ると、すでにそこは雲の中である。 落下する四人とモグラを、シルフィードが受け止める。 モグラは風竜の口にくわえられたので、抗議の鳴き声を上げた。 「我慢しておくれ、可愛いヴェルダンデ。トリステインに降りるまでの辛抱だからね」 風竜は、緩やかに降下して雲を抜けると、魔法学院を目指し、力強く羽ばたいた。 雲と空の青の中、アルビオン大陸が遠ざかる。短い滞在だったが、いろんなものをルイズの 胸に残した、白の国が遠ざかる。 ちくりと、ルイズの心が痛んだ。 もうワルドに会うことはないだろう。 優しい子爵。憧れの貴族。幼い頃、父同士が交わした、結婚の約束……。 思い出の風景が蘇った。 家族から隠れ、一人泣き伏した庭の小舟の底。 幼いルイズを抱き上げ、この秘密の場所から連れ出したワルドはもういない。 いるのは、薄汚い裏切り者。勇気溢れる皇太子を殺害し、この自分をも手にかけようとした、 薄汚い殺人者……。 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/23(水) 05 19 00.37 ID BH7EYA680 だけど、憧れの婚約者を失ったにも関わらず、どうしてルイズの心はそれ程落ち込んでは いないのだろうか。 シルフィードの背で、ルイズは強い風に髪をなぶらせながら考えていた。 誰もが疲れ切り、ルイズと同じく沈黙を守っていた。 しばらくそうやって思惟を巡らせている内に、緊張の糸が切れたルイズを睡魔が襲った。 疲労の極みにある体は、この眠気に抗する術を持たなかった。 頭がかくかくと揺れ、視界がぐんぐん暗転していく中、唐突にルイズは理解した。 (そうだ……。さっき、気を失ってるわたしを起こしてくれた声は……) 148 名前:第二部完[] 投稿日:2007/05/23(水) 05 22 14.42 ID BH7EYA680 『ルイズ』 最近ようやく聞き慣れた声。だけど、未だに聞き慣れない、いやそれどころか初めて聞くはず の言葉が、ルイズの耳に蘇る。 (そう、なんだ……) 完全に意識を手放し、後ろに反り返るルイズ。 その頭を、シルフィードに跨ったベイダー卿の胸が受け止めた。 魔法学院までの道のりは、まだまだ長い。 (シルフィードの飛ぶ高空から、さらに宇宙空間までパンしてエンディング) 第二部END