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STEP1:まずは必要なファイルを揃えよう。 パッチ パッチとは、簡単に言えばバージョンアップ、小難しく言えばアップデートされた差分ファイルのことです。日本のAOCネット対戦では1.0bパッチというものが使われています。 AOC1.0bパッチ まずはこれをダウンロードしましょう。 ダウンロード後はパッチファイルをダブルクリックするだけでオッケーです。ただし、既に1.ocパッチ(cパッチ)があたっている場合は、aocの再インストールが必要となります。ご注意ください。 IRCクライアント IRCクライアントとは、要はチャットルームです。まずはダウンロードしておきましょう。詳しくはこの先で解説しておきます。 LimeChat この2つがあればネット対戦はほぼ完璧です。 STEP2へ?
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概要 檻ヶ崎レイナが変身するオリヴァン教の二次創作ライダー、「仮面ライダーオリヴァン」そして「オリヴァン」に対抗するために仮面ライダー好きなとーと民達によって作られた二次創作ライダー、一部仮面ライダーではないキャラもここに記載する。 仮面ライダーオリヴァン 2024年5月7日(火)オリヴァン教がオリヴァンからの独立を宣言、新しいオリヴァン教の設立を宣言するとの事、これにより仮面ライダーオリヴァンはオリヴァンの力を以てオリヴァンを制す、つまりオリヴァン対抗用ライダー側になる模様、但しオリヴァン教はオリヴァンを裏切ったわけではなく、彼を尊敬しており、オリヴァン教のやり方でオリヴァンの力を以てオリヴァンを制すとの事。 https //tohyotalk.com/question/654002 https //tohyotalk.com/question/654886 一覧 仮面ライダーエボルコズミック 仮面ライダーアンチオリヴァン 仮面ライダーヴァリアンド 仮面ライダーヴァリアンドver.X 仮面ライダーヴァリアンドver.XX 仮面ライダーヴァリアンドver.XXX 仮面ライダーヴァリアンドver.∞ 仮面ライダークロック アーマードライダー龍玄 キュアベリーアームズ アーマードライダー鎧武 キュアパインアームズ 仮面ライダーレート Ⅱタイプネブフォーム アクセルジェネシスモード 仮面ライダーレート Ⅱタイプネブフォーム クワッドチャージモード 仮面ライダーレートα Ⅱタイプネブフォーム ダブルクワッドアクセルモード 仮面ライダーAZレイズ 仮面ライダーレイズⅧ 仮面ライダーレイズⅧクラック 仮面ライダーゼツ タイプエラー 仮面ライダー鎧武神アームズ アナザーオリヴァン 創造主 オリヴァンに勝つために自ら怪人態を生み出した私 仮面ライダービルド フルフルマグマブリザードプライムスパークリングジーニアスハザードフォーム 仮面ライダーレイズⅠ 仮面ライダープトティラ 仮面ライダーギーツ∞ 仮面ライダーDC ドラゴンフォーム 更なる対抗用ライダー 仮面ライダーレイズⅧに対抗して、オリヴァン も【レイズⅧ対抗用ライダー】仮面ライダーゴジラを作った。 オリヴァン対抗用戦隊 また、派生してオリヴァン対抗用戦隊 投票戦隊トークジャー が作られている。 オリヴァン対抗テロリズム組織 頭蓋機関車 尚、一部のオリヴァン対抗用ライダーは檻ヶ崎レイナが作成していた事が判明した。
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1が書いたレスをまとめたものです。(例外あり) セリフや擬音など以外のものはカットしてあります。 ~~編?というのは、自分の整理用につけたものです。邪魔なら消してもらってかまいません。 1家事失敗編? リ「マスター、起きてください」 男「うぅん…あと5分」 リ「学校遅刻しちゃいますよ?」 男「…あと10分」 リ「遅刻すると色々大変ですよ?」 男「うー、あと15分…」 リ「むぅ」 リ「たいだるうぇーぶ」 男「くぁwせdrftgyふじこlp」 リ「目、覚めました?」 21 リ「目、覚めました?」 男「覚めたっつーか、覚まされたんだがな」 リ「そんなことはどうでもいいので、はやいとこ仕度しないと本当に遅刻しますよ?」 男「…わかったよ。ってアレ?俺の制服水浸し??」 リ「そりゃそうです。私は水属性の召喚獣ですから」 男「…。仕方ねぇ。予備の制服使うか…ってコレも水浸しかよっ!!」 リ「そりゃそうです。私のたいだるうぇーぶは全体魔法ですから」 男「じゃあ俺は何着て学校行けばいいんだよ」 リ「さぁ?」 男「…」 リ「…」 男「お前、ふざけんなよ?」 23 男「ふぅ。なんとか夏用の制服が有ったから良いものを。お前、代えの制服がなかったら どうするつもりだったんだ?」 リ「そんなの知りません」 男「…」 リ「さ、そんなことより朝ごはんの用意が出来ました。マスター、食べてください」 男「ん?あぁ」 リ「さぁ、たーんと召し上がれ」 男「…ちょっと待て。なんだコレは?」 リ「腕によりをかけて作った水炊きです」 男「水炊き…だと?」 リ「水炊きです」 男「リヴァイアたん。お前は俺に朝から鍋を食えというのか?」 リ「そうです。だって私、水属性ですから」 28 男「んじゃ学校行ってくる」 リ「行ってらっしゃい」 男「あんま家ん中で変なことすんなよ?」 リ「マスターは本当に失礼な人ですね。最低です。さーいてーい」 男「ぐっ。…まぁいいや。とりあえず家ん中のことは任せたぞ?」 リ「お任せください!!大波に乗ったつもりでいてください!!」 男(…ふ、不安だ!!) リ「いってらっしゃ~い」 リ「さて…と。先ずは洗濯物から片付けようかな」 33 リ「しかし、マスターは一人暮らしだからとはいえ洗濯物が溜りすぎです。 私がいなかったらどんどんと廃人化していくところですね。」 リ「部屋もこんなに散らかして(嘆息) ベッドの下にも下着やらが散乱してるではないですか。 まったく。生活の乱れは精神の乱れですよ。」 リ「ん?ベッドの下に下着以外のものがあるような(ゴソゴソ) あ、とれた♪」 リ「…これは。トップアイドルのガルーダたんとセイレーンたんの写真集。マスター…こんなものを」 リ「しかもこの写真集、やけにパリパリしてます。所々ページが張り付いてしまってますし。一体なんなんでしょう? 帰ってきたらマスターにでも聞いてみましょうか。」 男「っ!!」 友「どうした男?」 男「いや、なんだか急に寒気が…な」 39 リ「ふぅ、やっと家中の洗濯物を集め終わりました。あとはコレを洗濯機に入れて…洗剤を入れて…スタート♪(ポチ)」 洗「(ゴウ~ンゴウ~ン)」 リ「いやー、一仕事終えると清清しい。(チラリ)」 洗「(ゴウ~ンゴウ~ン)」 リ「さ、次は食器洗い…(チラリ)」 洗「(ゴウ~ンゴウ~ン)」 リ「…」 洗「(ゴウ~ンゴウ~ン)」 リ「うー、この洗濯機の水の流れを見ていると、故郷の海を思い出すなぁ」 洗「(ごう~んごう~ん)」 リ「…久しぶりに水の流れに身を任せてみたいなぁ」 洗「(ごう~んごう~ん)」 リ「マスター、怒るかなぁ」 リ「ばれなければ大丈夫、大丈夫なはず!!」 洗「(ごう~んごう~ん)」 リ「ちょっと、ちょっとだけ。洗濯機の中に入るだけだし、何も悪いことをするわけじゃないし…」 洗「(ごう~んごう~ん)」 リ「うー、もう限界!!洗濯機の中に入ってしまえ~♪」 リ「どうしよう。一面水浸し。洗濯機壊れちゃった…」 リ「マスターに怒られる…かも(グスッ)」 43 リ「(グスッ) …気を取り直して食器洗いでもしましょうか」 リ「うっ。水場が汚いとは思っていましたが、いざ洗おうとするとその汚さに唖然としますね。…でも、ここは地道にやりましょう。また 変なことして、洗濯機の二の舞はゴメンです」 …2時間後 リ「うあ~。やっと半分ですか。マスター、一体どれだけ溜めたらこんなになるんですか…まったく」 リ「しかし、これから残りの半分を片付けるとなると日が暮れる勢いですね。何か言い方法はないものでしょうか?」 TV「テレビショッピング~♪今日ご紹介する商品はコレ!!『全自動食器洗い機』!!この製品使い方は簡単!!アレがこーして、こーな ってアレします。すると・・・!!」 リ「…全自動食器洗い機ですか。良いですねぇ。あんなハイテクなものがココにもあれば…」 TV「でもこの商品。一体どうやって汚れを落としているのでしょう?答えは簡単。洗剤を含んだ水をうんにゃらかんにゃら」 リ「なんと!!今は水圧だけで食器が洗える時代だったんですね!!コレは良いことを聞きました。これだったら残りの食器もすぐに洗い 終わるはず!!なんせ、タイダルウェーブの水圧は、食器洗い機の比じゃ有りませんから!!」 リ「残りの食器に洗剤をたっぷりかけて…と。では行きますよ~♪食器洗い版タイダルウェーブ!!」 リ「あああ…私のバカ!!」 44 リ「…なんだか…自分の家事能力が不安になってきました。で、でも、終わりよければ全て良しってやつです。最後は家中を雑巾掛けして ピッカピカにしてしまいます。」 リ「しかも私は水属性ですからね!!一々雑巾を濡らさなくても、常に濡れた状態に保つことが出来るのです!!この私の能力を持ってす れば、家中の雑巾がけなんてお茶の子さいさいです♪」 (ごしごし) (ごしごし) リ「ふぅ、だいぶ綺麗になりました。後はこの、やたら大きなシミだけです。確か以前、マスターがソースをこぼした痕だとか言ってまし たね。まったく、油ものはシミが落ちにくいんですよ?」 (ごしごし) (ごしごし) リ「む、なかなか手ごわい汚れですね」 (ごしごし) (ごしごし) リ「…なんで落ちないんですか?このッこのッ!!」 (ごしごし) (ごしごし) リ「あーもう!!むかつく汚れ!!何コレ!!あー!!たいだるうぇーぶ!!!」 男「(プルルルル)お?リヴァイアたんから電話?」 男「(ガチャ) もしもし?」 リ「あ、マスター?…ゴメンなさい(グスッ)」 51 男「…リヴァイアたん?どうした?」 リ「マスター…ゴメンなさ…(ブツッ)」 男「もしもし?リヴァイアたん??もしもし!?おい!!どうした!!」 リ「(ツーツーツー)」 男「…くそっ!!なんだってんだ!!」 友「おーい。どうしたんだ、男?」 男「…友。悪ぃ、俺、ちょっと早退するわ」 友「は?早退??なんでまた…」 男「そういうわけだから!!担任には巧く言っといてくれ!!」 友「お、おい!!男!!…行っちゃった。」 男「なにがあったのか知らんが…リヴァイアたん。 待ってろ!!すぐ駆けつけてやる!!」 52 リ「どうしよう。マスターから借りてた携帯も、水浸しにして壊しちゃった。 …ふええぇえぇぇぇん」 (ガチャリ) 男「はぁはぁはぁ…。無事か!?リヴァイアたん!!」 リ「(ビクリ) マ、マスター?学校は?」 男「はぁはぁ、早退…してきた」 リ「なん…で?」 男「なんでってお前…。ってうぉっ!!なんだこりゃ!?床が水浸しじゃねーか!!」 リ「ふぇ」 男「あー!!俺のお気に入りのマグカップが粉砕してる!!」 リ「ふぇぇ」 男「ぎゃー!!洗濯機が …これ、洗濯機…だよな??」 リ「ふぇぇぇぇぇぇん。マスター、ゴメンなさいー(泣)」 男「リヴァイアたん」 55 リ「うぅ…家事を…一生懸命やろうとして…でも、上手くいかなくて…失敗して…物壊しちゃって…」 男「(なるほど。それでこの惨状って訳か)」 リ「一生懸命やろうとして…だから朝も…あんな風になっちゃって…。ちょっと反省して、家事をちゃんとやってビックリさせようと思っ て…でもダメで…」 男「(それでさっきの電話…ってわけね)」 男「リヴァイアたん」 リ「(ビクリ)」 男「ふざけんじゃねーぞ?」 59 リ「あ…あの…その…(ビクビク)」 男「お前が…電話で泣いてたから何事かと思って来てみれば…」 リ「あ…あの…ゴメ…ゴメンな…」 男「…よかった」 リ「…さい。 …え?」 男「まったく。…俺はてっきり、リヴァイアたんの身に危険が迫ってるのかと思ってたよ。 あーあ、走ってきて損した(ニヤリ)」 リ「え?あ、あの?…怒ってないんですか?」 男「んー、色々ショックだったけど、別に怒っちゃいないよ」 リ「どうして?洗濯機も食器も携帯も壊れちゃったのに…」 男「え!?携帯も壊したのか?…あはは、しょうがねぇ奴w」 リ「???…怒ってない?」 男「だから怒ってないって。リヴァイアたんは一生懸命家事をやろうとしたんだろ?だったら俺は怒んねぇよ。 ま、反省はしてもらいたいけどな」 リ「…ありがとう、マスター」 男「は、気にすんな。それはそうと、後始末は自分でやれよ?自業自得って奴だからな」 リ「うん♪」 男「(はぁ、今度の土日は家電やら食器やらの買いだしかねぇ)」 リ「あの…マスター?」 男「ん?」 リ「掃除機…壊れちゃった」 男「(掃除機も追加…っと)」 65買い物編? 次の土曜日 男「さて・・・と。買うものいっぱいあるからなぁ。素早く迅速に、かつ『慎重に』行動しような。リヴァイアたん(ニヤリ)」 リ「マスターはやっぱり少し意地悪ですね(ブー)」 男「あはは。さて、先ずは家電量販店だな。ここでなるべく安く、そしてなるべく新しいものを手に入れよう」 リ「マスター、それ矛盾してるんじゃ?」 男「いやいや、目標は常に高くだな…」 がやがや 男「ん?なんだ?やけに騒がしいな」 リ「家電量販店の中で誰かがもめてるようですよ?」 男「お、ちょっと面白そうじゃん。行ってみようぜ?」 リ「野次馬根性は感心しません」 男「あ、そ。だったらリヴァイアたんはここで待ってる?俺は行くけどさ」 リ「…私も行きます」 男「おや~?野次馬根性が何でしたっけ~(ニヤリ)」 リ「マスターはやっぱり意地悪です!!(プイ)」 68 家電量販店 洗濯機売り場 ??「おい!!店員!!さっきから水を使わない洗濯機はねぇのかって聞いてんだよ!!」 店員「ですから、生憎当社ではそのような商品は取り扱っておりませんで…」 ??「あぁん!!御託は良いんだよ!!さっさと用意しやがれ!!」 女「や、やめようよ。店員さんも困ってる…」 ??「うるせぇ!!女は黙ってろ!!」 女「ひゃあ」 男「あれ?女??」 女「男君!?」 リ「ご学友ですか?マスター」 男「あぁ、クラスメイトの女さんだ」 女「あぁ、貴女が男君の召喚獣さんですね。はじめまして(ニコリ)」 リ「…はじめまして」 男「んで、なにがどうしたんだ?」 女「それが…私達、新しい洗濯機を買いに来たんですけど・・・。そのことで、連れが店員さんともめてしまっていて」 男「え?ってことは、あそこで騒いでる召喚獣って、もしかして…」 女「はい。私の連れの『イフリーたん』です」 イ「おらぁ!!早く洗濯機もってこい!!燃やすぞ、こらぁぁぁ!!!!!」 73 女「とにかく…イフリーたんを止めないと(オロオロ)」 男「そうだな。そうしないと俺達の買い物が出来ん」 リ「いや、マスター。危険すぎますよ。イフリーたんはバカですけど、一応召喚獣ですし。 一回暴れだすと手がつけられないんですよ」 男「いや、しかしだなぁ。このまま買い物できないのも困るし…。おーい、イフリーたん…だっけ? そろそろ落ちつかないか?周りの人も迷惑してるしさ」 イ「あぁん!!なんだ人間!!この私に意見しようってのか!!人間の分際で!!」 男「(カチン) おいおい、バカも休み休み言えよ?今のは意見じゃねぇ。説教だバカ!!」 イ「んだとっ!!調子乗りやがって!!人間風情がなめた口きくんじゃねぇぞ!!」 男「ああ!?バカには説教も通じねぇのか??」 イ「うるせぇぞ!!畜生が!!思い知らせてやる!!『地獄の業…』」 リ「いい加減にしなさい!!イフリーたん!!」 イ「あぁ!? あ、あれ?リヴァイアたん??」 リ「少々おいたが過ぎますよ…」 イ「あ、いや、これは…」 リ「私のマスターに手を挙げるなら黙っていませんよ?このまま大人しくなるのと、私の波に飲まれて消火されるの。どちらが良いですか ?」 イ「いや、あれ?…その~。…女、今日はもう帰ろうか?」 女「え?あ、うん」 78男のメール編? 次の日 リ「結局、洗濯機買えませんでしたね」 男「まーなー。あの騒ぎの後じゃなぁ」 リ「ひどく残念です」 男「でもその代わりに、最新型の掃除機手に入れられたじゃん。全自動掃除機『アトモス』ってやつ」 リ「吸引力は抜群らしいですからね」 ぴろぴろり~ 男「ん?俺の携帯にメール?珍しいな。」 リ「誰からです?」 男「おや?女からだ」 リ「…え?」 男「何々…おー!!喜べリヴァイアたん!!女が昨日のお詫びに、廃棄する予定だった洗濯機くれるらしいぞ!!」 リ「…ふぅん」 男「あれ?嬉しくない?」 リ「え?あ、いや、そんなこと無いですよ!!…それにしてもマスター、女さんのメールアドレス知ってるんですね」 男「そりゃ、まぁ、一応クラスメートだしな。知ってても不思議じゃないだろう?」 リ「(ムスッ) そーですねー。女さんはクラスメイトですもんねー」 男「な、なんだよ。いきなり」 リ「別にー。なんでもありませんよー(プイ)」 男「えぇ???」 リ「(マスターの…バカ)」 87 リ「最近、マスターはよくメールをするんですね?」 男「あぁ。今までは別にメールとかに興味なかったんだが、一度やってみると結構嵌面白いもんなんだな」 リ「女さんとですか?」 男「ん?まぁ、女ともするかな。なんで?」 リ「いえ、別に」 男「友ともメールしてるぜ?どうやらアイツのうち、バハムーたんがいるらしいぞ。なんか、この前料理中にメガフレア使われそうになっ て大騒ぎだったそうだw最近はイフリーたんもメールくれるしなw」 リ「そうなんですか…」 男「…なぁ、リヴァイアたん。どうしたんだよ。最近元気ないぜ?」 リ「そんなことないです」 男「いや、そんなことあるって。いつも一緒にいる俺が言うんだから間違いねーよ」 リ「…分かりませんよ」 男「へ?」 リ「だって、マスターはメールばっかしてるから」 男「え?そうか??でもリヴァイアたんとはいつも一緒に…」 リ「それだけじゃ足りないもんっ!!」 男「リヴァイア…たん?」 リ「マスターがいつも一緒にいてくれるのは嬉しい!!でも、それだけじゃ足りないのっ!!…マスターが…私を置いてけぼりにするのは …イヤなの(グス)」 男「…」 リ「私も…マスターと…メールしたいのに…」 男「っ!!」 リ「私だけ…仲間はずれは…イヤ」 99 男「あぁ、そういうことか」 リ「ゴメンなさい。ちょっと取り乱したかもです」 男「いや、今回のことは俺にも非がある…つーか、俺が悪い。スマン」 リ「あ、いえ、そんなつもりでは…それに…私が携帯持つとすぐ壊れちゃうのも事実ですし。…ふふ」 男「…ちょっと待ってろ!!」 リ「え?マスター、どこ行くんですか!?」 1時間後 男「はぁ、ただいま」 リ「マスター、どこ行ってたんですか?いきなり家を飛び出していちゃって」 男「コレを買ってきた。ほら」 リ「え …これって携帯電話?」 男「おう、その通りだ。コレでいつでも俺とメールし放題だ!!」 リ「…嬉しい♪でも…また水で濡らして壊しちゃう」 男「安心しろ。きっちり防水携帯だ!!」 リ「マスター…」 男「本当はもうちょっとカワイイやつを持たせてやりたかったんだけどな。防水携帯はどれもゴツイのしかなくてさ。それで勘弁してくれ 」 リ「ううん。ゴツクなんてないです。…だってマスターの優しさがいっぱいつまってますから(涙目)」 男「あー、まぁ、そういうわけだ。うん(///)」 131初登校編? 男「リヴァイアたんが家に来て結構経つよなー」 リ「そうですね。結構経ちますねー」 男「そろそろここの生活にも慣れただろ?」 リ「はい!それはもう!!洗濯機を壊さなくなりました!!」 男「(なんか微妙にズレている気がするが…)そうだな、なれたよなー」 リ「どうしたんです?マスター」 男「リヴァイアたん、そろそろ一緒に学校行かないか?」 リ「あ、良いですねー…って、えぇ!?学校ですか!!」 男「そ、学校」 リ「私が行っても…良いのでしょうか?」 男「構わないさ。女も友もそろそろ連れてくる頃合だと思うし。何より、もう家で留守番は飽きただろ?w」 リ「ご迷惑にならないでしょうか?」 男「んー、大丈夫じゃね?多少のミスはイフリーたんがカバーしてくれるだろ?悪い意味で」 リ「そ、そうですか。じゃぁ…お言葉に甘えちゃおうかな(///)」 リ「でもなんでいきなり学校なんですか?」 男「んー、 1がそろそろ家ネタで引っ張るの辛くなってきたらしいからな」 リ「あぁ、納得です」 140 初登校 男「よーし、行くか!!」 リ「はい♪」 リ「あれ?学校ってこっちの方角でしたっけ?」 男「いや、先ずは女の家に行く」 リ「えー、なんでですかー(ブーブー)」 男「うーん、なんつーか、イフリーたんも一緒に連れて行くことになった」 リ「え?イフリーたんも登校するんですか?」 男「そゆこと。ただ、今日は女が委員会の仕事で朝早く家を出るらしくてな。一緒に連れて行けないんだそうだ」 リ「それでマスターが頼まれた…と」 男「そーゆーこと。いやぁ、頼れる男は辛いねぇ…と言いたいところなんだけど、実際はちょっと違う」 リ「なにがですか?」 男「女が頼んだのは、俺じゃない。リヴァイアたん、お前にだよ」 リ「え?わた…し??」 男「あぁ。女、お前のこと尊敬してるっぽいぜ?」 リ「私を?なんで??」 男「ほら、この前の電気屋での一件あっただろ。召喚主である女でさえ止められなかったイフリーたんを、ああもあっさり止めちゃうんだ もんな。そりゃ尊敬もされるさ」 リ「私は…何も」 男「俺とのメールも、ほとんどお前の話題なんだぜ」 リ「そうなんですか!?」 男「おう。まぁ、男性としては少し哀しくもあるがなw」 リ「む。マスター、破廉恥です」 男「えー、なんでだよーw」 リ「えへへ♪」 リ「(…私、女さんのこと勘違いしてたのかな)」 147 女「友君おはよー。あ、バハムーたんも来てるー。おはよー♪」 友「おう、おはよう」 バ「おはよー」 友「おい、女。お前はバハムーたんが学校にいることに違和感はないのか?」 女「え?別に無いけど??」 友「なんで!?アレ…もしかしておかしいのは俺のほうなのか???」 女「どーしたの?急に」 友「だって、アイツ、召喚獣だぞ?」 バ「きこえてる」 女「だって、校則違反じゃないし…」 男「うぃーっす」 友「おぉ!!男!!お前ならまともな判断が出来るだろう!!今のこの状況を見て、どう思う!!」 男「え?あ、あぁ。君がバハムーたんか。よろしく」 バ「よろしく」 友「違うだろ!?学校に召喚獣がいることに違和感は無いのかよ!!!」 男「え?うーん、だって…ほら」 リ「は、始めまして。リヴァイアたんです。よろしくお願いします」 イ「おーい!!女ー!!今着いたぞー!!どこだぁぁぁぁ!!!!!」 友「やっぱり…おかしいのは俺のほうなのかもしれないorz」 164避難訓練編? 先生「はーい。今日は皆が待ちに待った避難訓練の日ですよー。先生は面倒くさくて死にそうさ」 友「いや、やる気出せよ」 リ「マスター。ヒナンクンレンってなんですか?」 男「あぁ、避難訓練っつーのは、学校が地震や火事になったとき素早く非難できるようになるための訓練だな」 リ「なるほど。イフリーたんが暴走したときや、ブラザーズやタイたんが攻めてきたときのための対抗手段の練習ということですね」 男「…ねぇ、俺の話し聞いてた?」 リ「え?私何か間違ってますか?」 男「いや、大まかなところはあってるから良いとは思うけど…」 イ「なぁ、女。どうして火から逃げるんだ?地震はともかく、火なんて怖くもなんともねーじゃん??」 女「うーん、貴女は大丈夫でも、私達が危ないし…」 イ「ははっ!!心配すんなよ!!『もしもの時』は私がお前を守ってやるからな!!女!!」 女「え?あ、…うん(///)」 バ「おなかすいた」 友「もうちょっと待ってなさい」 165 先生「はい、じゃーそろそろ始まるからー。みんな死ぬなよー」 友「だから先生。もう少しやる気を…」 ジリリリリリリリリリ 放送「避難訓練避難訓練!!理科室より火災発生!!理科室より火災発生!!」 男「おー、始まったな。今回は火災か」 女「うん、そうみたいね。素早く避難しましょう」 友「そーだな…って、うわわわわわわ!!」 男「友!?」 友「おい、こら!!バハムーたん!!おろせ!!」 バ「とんでにげたほうが早いよ?」 友「いや、今回はそういうのじゃないから!!おろせーーーー(フェードアウト)」 男「あわれ友よ。ご冥福をお祈りいたします。さて、俺達も逃げるぞ」 リ「マスター、その必要はありません」 男「ん?」 リ「この学校で起きる程度の火災など、私の前じゃ燃えカスも同然です」 男「え、おい!!ちょっと待て!!」 リ「えーい!!学校全部を包み込むくらいのタイダルウェーブ!!」 男「うわわわわわわわわわわ」 先生「男、いるかー(ぐっしょり)」 男「…はい(ぐっしょり)」 先生「お前達のおかげで、火災は食い止められたぞー」 男「そのようですね」 先生「後で友を連れて職員室へ来い、以上」 男「…はい」 249召喚獣が学校に馴染んできた編? 友「しかしさー、俺達のクラス…いや、学校も変わったよなぁ」 男「何がだ?」 友「最初はさ、バハムーたんが学校来ただけで大騒ぎだったのに、今じゃ学校に召喚獣が来ることが普通になっちまってるよ」 男「バハムーたんが来たときに大騒ぎをしてたのは友だけだったけどな」 友「うるせー」 男「でも確かに変わったな。学校のクラスだって3クラスも増えたし」 友「だよなー。この先、俺達の学校はどうなってしまうのか…」 キーンコーンカーンコーン 男「お?昼休みか。とっとと学食行こうぜ。最近は召喚獣のおかげで、より一層学食バトルが激しくなっているからな」 友「はぁ。まったく…」 リ「マスター!!早くしてください!!今日は超人気メニュー『エターナルフォース焼きソバパン』の日ですよ!!」 男「なに!!そうだったな!!急ぐぞ、リヴァイアたん!!」 バ「がくしょく?がくしょくいくの?メガフレアだしてもいい?♪」 友「いや、そう何度も使われてもなぁ。とりあえず今日はダメ」 バ「とてもざんねん」 男「なぁ、友よ。召喚獣が来て、俺達の生活は少し賑やかになったな」 友「あぁ、そうだな」 男「俺は、コレはコレで悪い気はしない」 友「…あぁ、そうだな♪」 254PC教室編? 先生「よーし、おまえらー。今日は情報技術の試験やんぞー。まぁ、初歩的なワードとエクセルの使い方だからな。テキトーにやってても 落ちはしないと思うぞー」 友「相変わらずやる気ねぇ人だな、おい」 リ「うわぁ!この部屋、テレビがいっぱいあるんですね、マスター!!」 男「いや、これテレビ違う。パソコンだ」 リ「ぱそこん?」 男「あぁ、俺の家パソコンねぇもんな。んーなんだ、文章書いたり計算したり、色んなことを調べられる便利な魔法の箱ってところだ」 リ「魔法ですか?何属性の魔法でしょうか??」 男「何属性って言われても…強いて言えば『電気』かなぁ?」 リ「ひぃ!!電気属性!!(ガクブル)」 男「(あぁ、こいつ水属性だもんな) いや、安心しろ。電気属性といっても洗濯機や携帯と同じ様なもんだ」 リ「そうなんですか?(ホッ)」 男「あぁ。それにインターネットとかやってみると面白いぞ?ちょっとやってみるか?」 リ「良いんですか?試験は…」 男「あぁ、あんなの10分で終わるからな」 男「そうそう、んで、そこをクリック」 リ「(カチッ) お、おおお!!すごいですマスター!!コレは面白いです!!」 男「おう、良かったな♪んじゃ、俺はちょっとトイレ行ってくるから、その間は自由に使っていてもいいぜ?」 リ「はい!!」 男「ふぅ。さーてそろそろ教室戻って試験やんねーとだな」 男「よし、リヴァイアたん代わってくれ。そろそろ試験のほうを片付けとく」 リ「…マスター。ぱそこんが真っ黒になってしまいました」 男「ん?あ、本当だ。シャットダウンでもしたのか?再起動…っと」 PC「(シーン)」 男「あれ?…リヴァイアたん、なんか変なことした?」 リ「してないです。普通に使っていただけですけど…」 男「(ああ!!リヴァイアたんの機械オンチ設定すっかり忘れてたっ!!!)」 256タイたんの話編? (グラッグラッ) 男「うお!!地震!!」 リ「きゃっ!!」 男「…ふぅ、収まったみたいだな」 リ「まったく。またタイたんの仕業ですね」 男「え?地震って召喚獣が原因だったの?」 リ「うーん、全部とは言いませんけど、大体はタイたんの仕業ですよ?」 男「マジですか。…なんでこんなことすんだ?」 リ「そりゃあ、タイたんは土属性ですし」 男「いや、そーなんだけどさ。…ん?もしかしてタイたんって日本在住??」 リ「え…そうですけど?何で分かったんですか??」 男「んー、日本は地震が多いからな。もしかしてと思ってさ」 リ「すごい!!マスター!!名探偵!!」 男「ふっふ~ん♪…でも、なんで日本に居座り続けるんだ?少しぐらい他の国に行っても良いと思うんだが」 リ「それは…タイたんが日本人をあまり好きじゃないからです」 男「え?」 258 男「タイたんが日本人を好きじゃないって、どういうことだ?」 リ「それには…深く哀しい理由があるのです」 男「…ゴクリ」 リ「その昔、タイたんは世界中を旅していました。土属性の上位召喚獣であるタイたんは、世界中の大地を均衡に保つ役割を担っていたか らです」 リ「そして、ある日、タイたんはアジアの端にある小さな国にたどり着きました。 そこは当時、大地が肥え、緑の豊かな国だったそうです。タイたんは一目でその国を気に入りました。 しかし、そこで悲劇は起きたのです。タイたんがいつものように、土地のバランスを取るために小規模な地震を起こしていると、そこ に一人の農民が通りかかりました。そしてその農民はタイたんに向かってヒドイ暴言を吐いたのです」 男「暴言…」 リ「えぇ。その農民はタイたんを見て言ったそうです」 259 農民「なんだぁ、おめえさん。ナマズみてぇな顔してんなぁ。ひゃっひゃっひゃ」 リ「…と(深刻)」 男「(…ここは笑うところなのか?そうなのか!?)」 リ「ひどい話ですよね」 男「あ、あぁそうだな。」 男「んで、そのタイたんってのはナマズみたいな顔をしてるのか?」 リ「え?いや…あのー、まぁ、ほどほどに…ね」 男「(…色々同情するぜ、タイたん)」 266アトランティス編? リ「ちなみにアトランティス大陸を滅ぼしたのは、私の母です」 男「うそぉ!!」 268期末試験編? 男「うあー、明日から期末試験だぁ」 リ「大変ですねぇ」 男「大変だよ。1限の『召喚魔法基礎演習』は良いとして、2限の『薬物調整法1』と3限の『電気磁気学』がヤベェ。 特にラムウ先生の『電気磁気学』は赤点取ると裁きの雷でお仕置だからなぁ」 リ「勉強するしかないですね」 男「あー、鬱だー」 ぴろぴろり~ 男「お?イフリーたんからメールだ。なになに『今日は女の家でテスト勉強するから、てめえ等も絶対来い!!以上』だとさ」 リ「イフリーたんが勉強?一体何の風の吹き回しでしょうか?」 男「さあな。でも、ま、良いんじゃねーか?三人寄ればなんとやらってゆーしな。一人でやるより効率がいいかもしれん」 リ「そうですねwじゃ、お土産買って向かいましょうか♪」 男「そうだな♪」 イ「うぉっしゃああああああ!!!!!出番ゲットォォォォォ!!!!!」 269 テスト終了 男「うーむ、昨日は結構勉強したが、テストの出来は微妙だったなぁ」 リ「結構難しかったですね」 男「でも、赤点は無いだろ。自己採点してもどれも50点は超えてるし」 リ「ふふ、良かったです。じゃ、答案貸してください。私、先生のところに持って行きますよ」 男「お、サンキュー」 ラムウ先生「…なんじゃこれ。男の答案、文字が滲んでいて答えが読めん。…0点じゃな」 リ「テスト何点でしょうね~♪」 男「なるべく良い点が取れるといいな~♪」 イ「ちょっと待てえぇぇぇ!!!勉強風景を何故飛ばしたああぁぁぁぁぁ!!」 271のみ ID 3jgcLUzHO ID wgltxdlyO 271 女「で、貴女…肝心の試験はどうだったの?」 イ「完璧だぜ!!あれだけ勉強した甲斐があったってもんだ!!」 女「意外ね…てっきり名前も書けなくて腹立ち紛れに放火でもすると思ってたのに…」 イ「俺はどこかのヒトモドキか!!まぁいい、見ろこの答案用紙!!空欄無しだぜ、予想してた問題全部ビンゴでスラスラ書けたぜヒャッホオ オウ!!」 女「そんなに興奮したら貴女…」 イ「あぁ、返却日が楽しみだ!!きっと男もリヴァイアたんも友もバハムーたんも俺を見直しヒロインの座をゲッツだぜええええ!!」 ゴオオオッ!! イ「って、あああああああ!!」 女「興奮すると火が出て答案が……手遅れだったわね…」 イ「うわーっ待った、今の無し!!お願いですからリターン使わせてええええ!!」 バ「テストのあとは、にぎやかー」 友「あれ…おかしいな…俺の答案用紙も燃えちまった…はは…いいんだいいんだ…どうせ半分以上空欄だったから…ははは…」 275 リ「夏休みです!!マスター!!」 男「知らん!!」 バ「なつやすみー」 友「ちくしょう…」 女「夏休みだね」 イ「うるせぇぇぇぇぇ!!!」 女「補習組は大変ねwリヴァイアたん、バハムーたん。私達は夏休み記念に何か美味しいものでも食べに行きましょう♪」 リ「冷たいものが食べたいのです」 バ「ほっとけーき」 男友イ「…ちくしょう」 ラムウ先生「さて。お前ら、補習の前にお仕置きがあることを忘れちゃいかんぞ?」 男友イ「…ちくしょう(涙目)」 283リヴァイアたんの家出編? 女「ふぅ。お腹いっぱいだねぇ。」 バ「ホットケーキおいしかった」 リ「海水味のかき氷もなかなか素敵でした♪」 女「うんうん。また来ようね」 リ「はい♪ですが…今度はマスターたちとも一緒に来たいです」 女「うん。そうだね~。今度は男君や友君、イフリーたんと一緒に来ようか」 リ「はい♪」 バ「そうだな。そのほうがたのしい」 女「うん、決定♪じゃ、今日のところはコレで解散ね。また明日~」 バ「ばいばーい」 リ「さようなら」 リ「さて、どうしましょう。マスターはもう家に帰っているでしょうか。 ん?あら、今日はジャガイモとニンジンが安いですね。…私だけ美味しいものを食べたのでは不公平です。 今日は私が腕によりをかけてカレーでも作っちゃいましょうか♪ ふふ、マスター、喜んでくれるといいなぁ」 284 男「はぁ、まさか補習するはめになるとは…。自己採点だと50点は堅いはずだったんだが…」 友「まぁ、自己採点ほど当てにならんものも無いけどな」 男「いや、確かに50点は堅かったはずなんだ。一体なんで…しかも0点なんかに…」 イ「ラムウじぃも言ってたじゃねぇか。解答が水にぬれてて滲んでたって。んで何書いてあるからわかんねぇから0点になったってさ」 男「…じゃあ、何で俺の答案が水に濡れんだよ」 友「いや、リヴァイアたんが持ってったからじゃねぇの?俺の答案も誰かさんに燃やされたわけだし…」 イ「なんだよ!!」 友「いや、別に~」 男「いや、でもだな。リヴァイアたんの答案は解答が滲んでねぇんだよ」 イ「そりゃそうさ。だってアイツ、文字書くときは耐水性のボールペン使ってるし」 男「ってことは…俺が補習受けてるのはリヴァイアたんのせい?」 友「いやいや、日頃の勉強不足だろw」 男「うるせー(イラッ)」 285 友「じゃーなー男」 イ「また明日補習で会うぞ!!逃げんなよぉぉぉぉ!!!」 男「…補習…ねぇ。本来なら俺は受けなくても良かったんじゃねぇのか?」 男「リヴァイアたんは、元から少々おっちょこちょいな所があるからな。今回の件も悪気があったわけじゃないだろうし。 …はぁ、でもなんか釈然としねぇよなぁ。俺、あれだけテスト勉強頑張ったのにさ…」 男「あーもう!!考えてもしょうがねぇ!!ジュースでも飲んで落ち着くか。…あれ?…財布?? 財布どこだ!?(イライラッ) …あ、そうか。今日女と飯食いに行くとか言ってたからリヴァイアたんに貸したんだっけか(イライライラ)」 男「くそっ!!んだよ、もう!!」 287 (ガチャ) リ「あ、マスター。お帰りなさい♪」 男「…ただいま」 リ「今日の夕ご飯はカレーライスですよ」 男「…リヴァイアたんが作るの?」 リ「えぇ!!マスターのために腕によりをかけて!!」 男「…ふぅん」 リ「…マスター?」 男「なに」 リ「い、いえ、何でもありません」 リ「マスター、補習はどうでした?」 男「ん、普通」 リ「…普通ですか。あ、でもイフリーたんがいたから補習にならなかったんじゃw」 男「別に」 リ「…そ、そうです…か」 288 リ「マ、マスター?カレーはどのくらいの濃さが好きですか?このくらいで良いですか?」 男「カレーの鍋をカーペットの上に持ってくるな」 リ「で、でも…。 …あ、あの…マスター?…何か怒ってます?」 男「怒ってねぇよっ!!!」 リ「ひっ!!(ガシャン)」 リ「あ、あ…あカレーこぼしちゃいました。すいませんすいません」 男「(ブチン!!)お前なにがしたいんだ!!いつもいつも俺の足引っ張りやがって!! 洗濯機、掃除機、携帯は壊すし、食器は粉砕する!!避難訓練は大騒ぎにするし、俺のテスト勉強を無駄にした!! 人の金で勝手にカレーの具なんか買い物しやがって!!挙句の果てに、カーペットまで汚しやがったな!!てめぇ!!」 リ「すいませんすいません。私はただ…マスターに喜んでもらおうと…(びくびく)」 男「なんでもそう言えば許されると思ってんじゃねーぞ!!お前はなんなんだよ!!」 男「お前なんて召喚しなければ良かった!!」 リ「!!!」 男「俺はもう今日は寝る!!カレーなんて勝手に食ってろ!!」 リ「…ゴメンなさい。ゴメンなさい…マスター(えっぐえぐ)」 男「(その夜、「さようなら」という言葉と、玄関のドアが開く音が聞こえた気がした。でもその時俺は、それを夢だと思ってたんだ…) 」 291 次の日 男「ふぁ~あ。んー、よく寝た。…あー、今日から夏休みか…ま、俺は補習だけどな」 男「おーい、リヴァイアたん?朝だぞー?起きろー」 男「…あら?リヴァイアたんがいねぇ。あいつが朝から出かけるなんて珍しいな」 男「って、うお!!もうこんな時間かよ!!夏休みだからって気が抜けてた!!ヤベー!!遅刻する!!いってきまーす!!」 男「いつもはリヴァイアたんに起こしてもらってたからな。しかし、どこいったんだろ?」 340( 291と重複) 男「ふぁ~あ。んー、よく寝た。…あー、今日から夏休みか…ま、俺は補習だけどな」 男「おーい、リヴァイアたん?朝だぞー?起きろー」 男「…あら?リヴァイアたんがいねぇ。あいつが朝から出かけるなんて珍しいな」 男「って、うお!!もうこんな時間かよ!!夏休みだからって気が抜けてた!!ヤベー!!遅刻する!!いってきまーす!!」 男「いつもはリヴァイアたんに起こしてもらってたからな。しかし、どこいったんだろ?」 男「うーっす」 友「おいすー」 イ「おっせーぞぉぉぉ!!」 男「うるせー!!何でお前はいつもそう喧しいんだ!!」 イ「あぁん!?うるさくねーよ!!」 男「ったく、朝っぱらから(ぐ~)…」 友「…なんだお前?腹減ってんのか?」 男「…おう。今日は朝飯抜きだったからなぁ」
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はぁい!あきらです! このページでは、このチーム流PSO2人狼のやり方を紹介していこうと思っています。 そして人狼ゲーム定期開催を行うことになったので前回のプレイなどから反省点を搾り出し、まことに勝手ながらルール変更を行っているところが一部あります。 ので、サラーっとでもいいので必ず目を通してみてください。 ここで紹介するやり方は会場をチームルーム以外と仮定していますのでチームルームで行う際はGMはお仕事気をつけてね!((((( まず、この人狼ではチャット機能を駆使していきます。 面倒だねごめんね(汗 なんかもっといいアイデアあったらチームリーダーにいってね(汗 ゲーム開始準備 まず人狼参加希望者は人狼開催会場へと集合してください。 GM(ゲームの司会進行であり村長)はある程度の人数が集まったらチームチャットを用いて 「これより人狼ゲームを開始します。 参加者は『○○村』に入村してください。」 と宣言してください。 (以降チームチャットによる発言はオレンジで表示していきます。) これによりゲームの開始を全員に宣言してください。 (村の名前は好きに決めちゃってください。 例:アムドゥスキア村 ラグネ村 床美味村 ドゥドゥ村 木村 等 GMの宣言を確認したらほかの参加者の皆さんは同じくチームチャットで 「(キャラクター名) 入村します」 と宣言してください。(GMさんはこの宣言で参加キャラの把握をお願いします。 これでゲーム開始準備は完璧です! ゲーム開始 『朝』 GMはあみだくじ等の方法で参加メンバーの役職を決めた後、チーム掲示板に役職ネタバラシを書き込んできてください。(墓地行きとなった人の娯楽用です(((( そして 「朝になりました」 と宣言した後、ウィスパーチャット(以降紫)を用いて参加メンバーの一人一人に各々の役職を伝えてください。 (人狼、および共有の方に伝える時のみ同時に同じ役職のメンバーの名前も伝えてください。 GMから役職を聞いた参加者は全員、GMが「昼になりました」と宣言するまで静かに待機していてください。 初日「昼」 所要時間10分固定 GMは全員に役職を伝え終わったら 「お昼になりました。」 と宣言をしてください。 その後GMは 「実は隣の村が人狼に皆殺しにされたらしい・・・」 等といって村民たち(GM以外のプレイヤーですよ!)に人狼のうわさをなんとなーくでもかまわないので聞かせてあげてください。 その後は時間が来るまで参加者全員で好きに会話をしていてかまいません。 このとき使えるチャットはチームチャットとなります。 (ようは雑談時間です。互いの緊張をほぐしつつRPをお楽しみください。 初日「夜」 所要時間10分固定 GMは 「夜になりました。」 と宣言してください。 この宣下以降人狼と共有等の役職は、ウィスパーチャットで仲間同士のみ会話をすることが可能になります。 そして同時に、チームチャットの利用が昼になるまで禁止されますのでパーティーを組んでいないプレイヤーは発言を控えて昼になるのをお待ちください。 二日目「朝」 ここで初日犠牲者GMの姿が発見されます。 GMは 「二日目の朝になりました。 (自分のキャラクター名)が自宅で死体で発見されました」 と発言をした後、遺言があれば遺言を発言し昼時間への移行を宣言してください。 二日目「昼」 所要時間10分固定 GMは 「お昼になりました」 と宣言をしてください。 この宣言によりチームチャットのみの利用が可能になり本格的な人狼探しが始まります。 役職持ちの村人は普通の村人と協力して自分が持っている情報等を開示しつつ人狼を探し当ててください。 人狼は役職持ちの村人に疑われないように注意しながら頑張ってください。 二日目「夕方」 時間未定 GMは 「夕方になりました。処刑する人を決めて投票を行ってください」 と宣言します。 この宣言をみたプレイヤーはGMにウィスパーチャットで 「○○に投票します」 と投票を行ってください。 全員からウィスパーを受け取ったらGMは集計を行ってください。 1.票がそろった場合 GMは 「投票の結果○○さんが処刑されました」 と宣言した後、処刑が確定した人にウィスパーで墓地=チームルームへの移動をお願いしてください。 そして処刑された人はその指示に従って墓地に移動してください。 (墓地に移動した後はGMの宣言を気にせず常時白茶(周囲向けチャット)での発言が可能となります。どうぞ掲示板の役職ネタバレをご覧になって墓地から会話を覗き見つつゲーム終了までお待ちください。なお、現在生きているキャラクターへのネタバレは厳禁です。 2.票がそろわなかった場合(同率が2人いるなど GMは 「票が割れました。もう一度投票を行ってください」 と宣言をしてください。 プレイヤーたちは指示に従いもう一度投票を行った後はGMの次の発言を待ってください。 GMは再び全員からウィスパーを受け取った後は集計を行い、票がそろった場合は1に。そろわなかった場合は2を繰り返してください。 二日目「夜」 所要時間10分固定 GMは 「夜になりました」 と宣言してください。 二日目の夜からは夜時間は人狼と共有、役職持ちの村人が行動する時間となります。 このとき狂人は普通の村人に含まれますので仲良くおねんねしててくださいペルファボーレ。 人狼はウィスパーチャットで噛み殺す標的や今後の相談をした後、GMに噛み殺すキャラクター1名の名前をウィスパーで伝えてください。 共有はウィスパーチャットで時間が来るまで今後の相談等をしていてください。 占い師は占うを行う場合はその対象を決めたらGMにウィスパーで対象1名が誰かを伝え、占いの結果を受け取ってください。(GMは嘘偽りなく占い師に対象の役職を伝えてください。 霊能者は処刑された人を村人か人狼か調べることができます。調べる場合はGMにその旨をウィスパーで伝え、結果を受け取ってください。(GMは嘘偽りなく霊能者に対象の役職を伝えてください。 狩人は護衛対象を1名選択し、GMにウィスパーで伝えてください。 GMはウィスパーを受け取り終わったら朝に移行してかまいません。 三日目「朝」 GMは死亡が確定したキャラクターにウィスパーで移動をお願いしてください。 死亡した方はこのとき、GMに遺言を託すことができます。 遺言が終わった後はチームルームに移動をお願いします。(もちろん死亡ですので役職ネタバレの閲覧や白茶会話が可能となります。現在生きているキャラクターへのネタバレは禁止です。 そして移動をお願いした後、GMは 「三日目の朝になりました。 (先ほどの夜時間で死亡したキャラクター全員の名前)が自宅で死体で発見されました」 と発言をした後、GMは遺言があれば遺言を発言し昼時間への移行を宣言してください。 そして、これ以降は勝敗がつくまで二日目の流れを繰り返してください。 と、これで説明は終了です!ながながとここまで目を通してくださりありがとうございました! (面倒なるーるでごめんね なお役職の増加やルールが若干変わることがあります。その際はその時に進行役(GM)を務めている方に確認をしてください。
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R-Number015 ガデッサ(リヴァイヴ機)(Gadessa Revive Use) 【がでっさ(りう゛ぁいう゛き)】 「修正角度はたったの3度、このガデッサには容易い事!」 情報 作品名 機動戦士ガンダム00 カテゴリ SIDE MS 定価 2,940円 発売日 2009年03月28日 再販日 商品全高 約mm 付属品 手首:×4(開き手×2、銃持ち手×2) 武器:GNメガランチャー、GNビームサーベル基部×2、ビーム刃×2 表情:ゴーグル展開時、ゴーグル装着時 その他:コックピット 商品画像 機体データ 声優:斎賀みつき(スーパーヒーロージェネレーション) 所属:イノベイター 分類:イノベイター専用モビルスーツ 開発者:イノベイター 形式番号:GNZ-003 全高:24,8m(通常時)、21.4m(着地時) 重量:60.4t パイロット:リヴァイヴ・リバイバル GNZ-001 ガルムガンダムをベースにしたGNZシリーズ(通称「ガ」シリーズ)の一機で、砲撃戦重視のモビルスーツ。 設計の際にはGN-005 ガンダムヴァーチェのデータも使用されている。 機体制御に脳量子波を使用するシステムやオリジナルの太陽炉に匹敵する性能を持つ改良型擬似太陽炉を搭載しており、性能はソレスタルビーイングのガンダムと同等以上とされる。 両肩には大型GNコンデンサを搭載しており、粒子消費量の激しさをカバーしている。 本機をはじめとするGNZシリーズは足が鳥のような独特の形になっており、砲撃時には足が爪先立ちのような状態になって地面やアステロイドなどに突き刺す事で機体を固定する。 また、擬似太陽炉はコクピットごと機体から分離し、脱出用のコアファイターとなる。 最終決戦ではトランザムも搭載された。 GNZシリーズの顔は粒子効率などの考慮からガンダムタイプとなっているが、アロウズの反ガンダム思想に配慮してマスクで覆い隠している。 商品解説 評価点 良質な造形。 GNメガランチャーの展開が再現されている。 問題点 劇中に比べると機体色が少し濃い。 不具合情報 関連商品 ガデッサ(ヒリング機) ガデッサ/ガラッゾ/ガッデス用ブースター コメント 名前 コメント
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あなた、この機体に乗って 人工生命体の少女。外見年齢17歳。本名は戦闘人間No.271であり、ツヴァイは奏斗の付けたニックネームである。元々はDr.バイオが世界征服用に造り上げた戦闘人間の一人であったが、Dr.バイオのやり方に賛同できず、最新鋭オートマシンであるエレメティアと支援機のエレスティアを奪って脱走。その後、主人公の天川奏斗と出会い、彼と共にDr.バイオとの戦いに身を投じる事となる。 プロフィール 身長 167㎝ 体重 55㎏ 誕生日 6月26日 血液型 AB型 年齢 0歳(外見年齢は17歳) 一人称 私 胸のサイズ Cカップ 趣味 読書 出身地 Dr,バイオの宇宙ステーション 所属 Dr.バイオ一派→奏斗一派 種族 戦闘人間 属性 無属性 好きなもの パフェ 嫌いなもの カエル イメージCV 東山奈央 初登場作品 ドラゴニュートオリジナル(2018) 武器(全てオリジナル) 超硬度ナイフ とても硬い合成金属で作られたナイフ。 ハンドガン 実弾を発射する拳銃。 ライトソード ビームの刃を発生させた剣。 ブラスターバズーカ 巨大なバズーカ砲。 ドラゴニュートの人形劇では… たまに登場する。ゾーマ戦に助太刀に来たドラゴニュート達では勇者アルスを助けに来ていた。
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『ゆっくり退化していってね!6』 29KB 観察 考証 番い 野良ゆ 赤ゆ 都会 現代 独自設定 退化 道路の端にゆっくりの親子がいる。 帽子の破れたまりさとその子どもたちだ。子どもはれいむとまりさが一匹ずつ。番の姿は見あたらない。 例の非ゆっくり症を発症した子どもを失ったまりさとは違うゆっくりだ。 子まりさに帽子はなく、子れいむのリボンも半分しか残っていない。 過酷な野良の生活で、どちらの飾りも失われてしまったのだ。 こうなってしまっては、どの群れでも子どもたちがまともに扱われることはない。 せいぜいストレス解消のサンドバッグになって、短いゆん生を終えることだろう。 「おちびちゃんたち、やりかたはちゃんとおぼえているよね」 「おぼえてりゅよ。だいじょうぶだにぇ」 「まりしゃもりかいちたよ、おとうしゃん」 「おちびちゃんたちはえらいね。おとうさんはうれしいよ」 まりさと子どもたちは愛情を込めてすりすりする。 一家の顔には苦労が刻み付けられ、肌はがさがさ、髪はぼさぼさだった。 それなのに、妙に三匹は静かだった。 「それじゃあ、いっしょにゆっくりしようね」 やがてまりさが顔を上げた。 ゆっくりする。 それは今となっては、野良から完全に失われたはずではなかっただろうか。 「おとうしゃん、いままでありがちょうにぇ!」 「えいえんにゆっくちちても、おとうしゃんはまりしゃのおとうしゃんだよ!」 子れいむと子まりさは、名残惜しそうになおもまりさのすり切れたお下げを甘噛みする。 それを見て、努めて無感情でいようとしていたまりさはどっと涙を流した。 我慢できなかった。 悲痛な決断を下した自分に、健気についてくる子どもたちが愛しかったのだ。 「ゆぐっ!……ゆえぇ……ゆぇぇええええん!ごめんね!ゆっくりするほうほうがこれしかなくてごめんねぇぇぇええええ!!」 子ゆっくりになってしまったかのように号泣するまりさの頬を、優しく子どもたちは舐めてあげた。 よく見ると、子れいむと子まりさの目にも涙がうっすらとにじんでいた。 子どもたちも、泣くのをこらえていたのだ。 「なかにゃいで!れいみゅたち、ちあわしぇーになりゅんだよにぇ!」 「もうおにゃかぺこぺこにならにゃいし、あちゅいあちゅいもいちゃいいちゃいもにゃいよにぇ!」 子れいむと子まりさは涙を見せず、わざと無邪気に振る舞おうとしていた。 ゆっくりできなくなった今でも、せめて気持ちだけでもゆっくりしたかった。 なにしろ、こんなことができるのは今日が最後なのだ。 「そうだよ!ゆっくりできるよ!おそらのうえのゆっくりぷれいすにいくんだよお!」 まりさはようやく泣き終えると、二匹の子どもを自分の側に並ばせた。 これで、家族の顔も見納めだ。 まりさたちは這って白線ぎりぎりの場所に移動する。 ちりちりと日光が体を焼くのが苦しい。 向こうからトラックが重々しい音と共に走ってきた。 「いまだよ!いくよ!」 それはまりさたちの待ち焦がれていた、この世からゆっくりプレイスに運んでくれるトラックだった。 迷うことなく、まりさと子ゆっくりは車道に飛び出してトラックの前に立ちはだかった。 「すぃーしゃん!れいみゅをゆっくちさせちぇにぇ!」 「すぃーしゃん!まりしゃはゆっくちちたいんだよ!」 「だからまりさたちをころしてえええええええええ!」 トラックはまったく減速せずにまりさたちの上を通り過ぎた。 一瞬「ぎびゅ!」「ぶぇっ!」「ゆぢぇ!」という悲鳴が聞こえただけだ。 汚い三つの餡子の染みが道路に流れている。 まりさたちの願いは叶えられ、家族は一瞬で轢かれて潰された。 苦痛しかなかったこの世から、まりさたちは自殺して逃げたのだ。 それが、街ゆっくりの大部分が選んだ道だった。 街に住む人々にとって、忘れられない一日になることだろう。 今日は全国初となる、野良ゆっくりの集団自殺が「公に」観察された日なのだ。 「C君、君は今どこにいる?もし君が街頭でゆっくりの調査をしているようなら、俺の所にさっきから入ってくるデータのリアルが見えるはずだ。 すごいだろう?まるで増えすぎたら自殺すると言われているレミングの伝説だ。無論レミングは自殺しない。ただ移動している途中で海に落ちただけだ。 しかし、今この街のゆっくりたちは一斉に自殺を始めている。飼いゆっくりを除く八割以上のゆっくりが自殺しようとしているだろう。 君はなぜだと疑問に思っていることだろう。なぜゆっくりが進化と退化を一代で唐突に行ったことが、自殺につながるのか。 そもそも、なぜゆっくりは退化したのか。君は一連のケースを見てその点にさえ疑問を抱いただろうね」 「まず、野良ゆっくりは進化と退化をほぼ一代で成し遂げた。解剖して分かったんだが、餡子の質や密度が野生と明らかに異なっている。 餡子の形は面白いことに野良ゆっくり、飼いゆっくり、野生ゆっくりでそれぞれ違っている。 野生ゆっくりとは地理的に遠く、飼いゆっくりとも交配する機会は少ないからね。野良ゆっくりと野生ゆっくりはそのうち別種になるだろう。 ゆっくりの餡子は内臓と同時に脳の役割を果たしている。察するに、彼女たちは想像力や空想する力が野生よりも急激に発達したんだろう。 以前も言った通り、ゆっくりの遺伝餡に刻まれた理想郷であるゆっくりプレイスを想像し、それを求める力を野良ゆっくりは強化した。 反動として、野良ゆっくりは今日を生きる力を失っている。想像力以外のすべてが退化したんだ。それが君の見てきた野良ゆっくりの姿だ。 それだけではない。ゆっくりたちはわざわざ日光に過敏になり、わざわざ動物に襲われやすくなっている」 「では、この生物学的に見て馬鹿らしく常識はずれな進化と退化がなぜ引き起こされたのか。 その答えこそ、君が今見ている光景にほかならないよ。ゆっくりは死ぬためだけにそうなったんだよ。 この街のゆっくりの数は非常に多い。他の街と違って、ここはゆっくりの一斉駆除を行わないからね。 興味深いことにこの街のゆっくりの個体群密度は、人里に降りてきて畑を荒らす野生ゆっくりの群れの個体群密度に極めて近い。 山から下りてきて『むれのみんなにごはんをちょうだいね!いっぱいでいいよ!』とわめく群れはどうなっている? 即加工場送りだ。全滅させることは難しく半年ほどでまた群れができてしまうが、とりあえずこれでゆっくりの数は減る。 個体群密度の上昇を抑え、周囲一帯の餌を食い尽くして全滅することを避けるため、ゆっくりはわざわざ人間に殺されているようにも思えないだろうか」 俺のケータイに、さっきから連続してA主任からのメールが届く。 画面をびっしりと埋め尽くす文字に、少々めまいを覚えながら懸命に字面を追う。 考察を終えたらしいA主任の文体は、重しが取れたかのように一人だけ軽やかだ。 「ゆっくりは思い描いたゆっくりプレイスを求めて、手に入らないからどうしようもなくなって最後には自殺する。 天国のゆっくりプレイスに逃げようとでも思っているんじゃないかな。こうすることによって全滅は免れ、数の調整ができる。 これと同じことが2001年のM市で起こっている。君も記事は調べたかな。あれは同じようなゆっくりの大量自殺だよ。 M市はゆっくりんピースによって野良ゆっくりが保護され、ドスが誕生したことも相まって個体群密度が高くなりすぎた。 だからゆっくりたちの大部分はドスと一緒に入水自殺したんだよ。違うのはドスがいたことだ。 恐らくドスはゆっくりオーラを使って野良ゆっくりたちを導き、安らかな気持ちで静かに自殺させたんだろう。そうでなかったら大騒ぎになる。 F市に流れ着いた大量のゆっくりの飾りは、数を減らすために自殺したゆっくりたちの成れの果てだよ。 この集団自殺は野良ゆっくりの意思じゃない。ゆっくりの遺伝餡が引き起こした、死ぬためだけの進化と退化の包囲網だ」 A主任の言っていることは、ゆっくりたちにとってはあまりにも残酷なことだった。 死ぬためだけに、ゆっくりたちは変化した。生きるためでもゆっくりするためでもない。ただ死ぬしかゆっくりには許されていない。 中枢餡からの一方的な命令は、ゆっくりの気持ちも願いも無視して数を減らすことのみを優先する。 あの生物学的にめちゃくちゃなゆっくりの退化は、すべてゆっくりを殺すことが目的だった。 この街にM市のようなドスはいない。ゆっくりオーラでゆっくりさせられ、そのまま安楽死を決め込むことは許されていないのだ。 ゆっくりは最後まで意識を保ちながら、自分で自分を殺さなくてはならない。 「ではまとめてみよう。まずゆっくりの数が増えすぎ、一定範囲に一定量のゆっくりが存在して個体群密度が飽和状態を迎える。 恐らく中枢餡経由の超音波による通信かフェロモンなどによって、ゆっくりは自分たちが増えすぎたことを知る。 これによりゆっくりの遺伝餡のトリガーが引かれる。およそ八割以上のゆっくりに急激な進化と退化が起こる。 最も個体群密度の高い街の中心から、バケツリレーのようにして周囲一帯の野良ゆっくりに放射状に影響が広がっていく。 ちなみに飼いゆっくりがこれに含まれないのは、飼いゆっくりの遺伝餡が野良のそれと長期にわたる交配の断絶によって異なっているからだ。 あらゆる方向からゆっくりは死にやすくなる。食性が変化し、日光に過敏になり、動物に襲われやすくなる。すべては、ゆっくりの数を減らすためだ」 「ゆっくりしたい欲求を高められ、同時に生物として生きる力を失ったゆっくりは、最終的に集団で自殺する。 集団自殺によって数が減ると変化は終息し、生き延びたゆっくりから生まれる子どもは元に戻ることだろう。 進化と退化は遺伝餡による強制的なもののため、数が減ったことを感知すれば次代に引き継がれることはない。 これは個体群密度が高まりすぎたゆっくりの数を調整するために起きた異変であり、一連の結果は今いるゆっくりを減らすことに帰結する」 「このような感じだろうか。俺は退化がどのように起こったのかは分かったが、なぜ起きたのかまでは突き止められなかった。 君がカラスに襲われたれいむを研究所に送ってくれたことから、事態が単なる退化だけじゃないと分かったんだよ。 多分この集団自殺が終われば、またゆっくりたちは普通に戻ることだろう。こんな仕方でしか、ゆっくりは数の調整ができないのだろうか。 もしかしたら、また別の形で数を適度に維持するゆっくりの群れが見つかるかもしれない。集団自殺は一つの回答でしかないのだろう。 いずれにせよ、手伝ってくれた君には感謝している。最後のゆっくりたちの騒動を、ぜひその目で見届けて記事にしてもらいたい」 一通りまとめた後、A主任からのメールは届かなくなった。 一方的に喋ってから一方的に打ち切られた感じだが、もともとこの人の喋り方はこんな感じだ。 A主任としては、しばらく自分を悩ませていた課題が解けたことで気分爽快なのだろう。 だが俺の仕事は、まだ終わっていない。 俺は周囲を見回した。 「ゆっくりプレイスがどこにもないからって、ここまでするかよ……」 俺のつぶやきは、きっと街中の人間が感じていることと同じに違いない。 この街は今、ゆっくりの悲鳴と怒号と哀願と絶叫に埋め尽くされている。 どこにいても、ゆっくりの叫び声から逃れることはできない。 どこにいても、ゆっくりの断末魔の姿を見ないで済むことはできない。 側溝から、建物の陰から、灌木の下から、ゆっくりは姿を現して自分の命を絶とうとする。 「うわああああああ!ゆっぐり!ゆっぐり!ゆっぐりずる!ゆっぐりずるんだあああああ!ゆっぐり!ゆっぐりいいい!」 叫びながら、頭をビルの側壁に叩きつけているまりさがいる。 帽子が脱げて風に飛ばされていても、まりさは一顧だにしようとしない。 ひたすら叫びながらばんばんと頭をぶつける。 額の饅頭皮がようやく破れ、壁に餡子が付着し始めた。 まだまだ、まりさが死ぬまで時間がかかるだろう。 「これをたべれば……ゆっくりぷれいすにいけるよ。いまいくからね……まりさ、あかちゃん…………」 あちらでは、さっきから山盛りの雑草を前にれいむが立ち尽くしていた。 やがて覚悟が決まったらしく、れいむはそれを一気に噛まずに丸呑みした。 「おごぉおおお!おごえぇ!おげおげごえおえごえろおおおおおお!」 たちまち餡子を吐いてのたうち回るれいむ。 即死できなかったようだ。 体を痙攣させつつ、れいむは餡子を吐き散らしてのたうち回る。 「まりざをゆっぐりざぜでええええええええええ!」 「もうやだああああ!でいぶはじぬ!じぬんだあああああああ!」 「あははははははは!ゆっくりできるわ!ごれでやっどゆっぐりでぎるわあああああ!」 「じにだい!じにだい!じにだいじにだいいいいいいい!はやぐじにだいいいいいいい!」 「じなぜでぐだざい!ばでぃざをじなぜでぐだざいいい!ぼういやなんでず!いぎるのがいやなんでずうううう!」 一番多いのは、車道に飛び出すゆっくりたちだ。 ゆっくりにとって、車道を走る自動車は巨大な怪物に見えるだろう。 高速で走るそれにぶつかれば、苦しむこともなく一瞬で死ぬことができる。 「うわっ!さっきからなんだよこいつら!タイヤが汚れるじゃねえか!」 飛び出してきた三匹のゆっくりをコンボで轢いた自動車が停車した。 中の運転手は餡子やらカスタードやらがこびりついたタイヤを一瞥し、舌打ちしてから走り去った。 その向こうでは、親ありすと赤ありす、それに赤まりさが話している。 「いい?おかあさんとおちびちゃんたちは、これからいっしょにおそらのうえのゆっくりぷれいすにいくのよ。 そこならおなかいっぱいあまあまをたべられるし、おひさまにあたってもぽかぽかできるし、からすさんやねずみさんにいじめられこともないわ」 「しゅごーい!ありしゅ、ときゃいはなゆっくちぷれいしゅにいきちゃいわ!」 「まりちゃも!まりちゃもゆっくちぷれいしゅにいきちゃいのじぇ!」 美化された自殺だが、赤ゆっくりたちは死を告げられてもかえって目を輝かせる。 ゆっくりプレイスに行ける、という言葉はゆっくりにとって麻薬となったのだろう。 餡子が変化してゆっくりプレイスを望む部分だけが強められた野良ゆっくりにとって、ゆっくりプレイスに行けるということは最高のゆっくりなのだ。 「ゆっくちぷれいしゅ~♪」「ゆっくち~ぷれいしゅ♪」と歌う赤ゆっくりたちを見て、ありすはほほえんだ。 「ゆふふ、そうね。おかあさんもいきたいわ。それじゃあ、いっしょにすぃーさんにぶつかって、ゆっくりぷれいすにいきましょうね」 「ゆっくちりかいしちゃわ!」 「まりちゃがんばるのじぇ!」 楽しそうに死ぬことを話し合う三匹は、正気の俺にとっては理解できないものだった。 ありすたちはのそのそと歩道から車道に出て行く。 あそこに立っていれば、すぐに車がぶつかってありすたちは死ぬことだろう。 しかし、ありすの目の前で一台の車が急停車した。 「危ないなあ!なにやってんだよ!」 路肩に止めてから出てきた男性は、苛立たしげに車道でのんびりしているありすたちに怒鳴った。 たとえゆっくりでも潰したくない人なのか、自分の車が汚れるのが嫌なのか。 怒る男性とは正反対に、ありすはゆっくりした顔で男に言う。 「きにしないで、にんげんさん。ありすたちはこれからゆっくりぷれいすにいくのよ。はやくありすたちをすぃーさんでひいてほしいわ」 「しょうよ!ゆっくちちてにゃいではやくすぃーしゃんをうごかちてにぇ!ありしゅもうまてにゃいわ!」 「まりちゃたちのおにぇがいきけにゃいの?にゃんで?ゆっくちちてにゃいにんげんしゃんなのじぇ!」 ありすたちの発言に、男性は非常に嫌な顔をした。 「はあ?おい、お前自殺するのか。しかも子どもと無理心中するのかよ。最悪だな」 「ありすたちはゆっくりしたいのよ。でももうどこにもゆっくりするばしょはないわ。だから、おそらのうえのゆっくりぷれいすでゆっくりするわ」 子を巻き添えにして自殺するというありすの姿勢は、やはり男性にとって非常に不快なものだったようだ。 しかもありすは悲壮な顔付きではなく、「さあ殺せ」と言わんばかりのふてぶてしい顔をしている。 「なんでぼーっとしてるの?はやくして。ありすとおちびちゃんたちはしにたいのよ」 まるで思い上がった飼いゆっくりが、奴隷の飼い主に餌を要求するかのような図太い態度だった。 早くしろ。さっさと車を動かして自分たちを死なせろ。 失うものがなくなったための無駄に堂々とした振る舞いに、男性は顔をしかめた。 「どけよ」 男性は足でありすを蹴飛ばした。 「ゆっぎゅううううう!」 顔面に見事にヒットしたありすは、悲鳴を上げて車道から歩道へところころ転がる。 「おきゃあしゃあああああん!」 「ゆっくちちてよおおおおお!」 赤ありすと赤まりさが親の後を追って歩道に向かって跳ねる。 一方ありすはがばっと起き上がると、顔中を口にしてわめいた。 「どうじでごんなごどずるのおおおおお!」 「死にたきゃ勝手に死んでろよ」 「がっでにじぬわよおおおお!だがらさっざどずぃーをうごがじなざいよおおおおお!」 男性の冷め切った口調とは正反対に、ありすは頭に血が上ったらしく激高する。 歯を剥き出しにしてありすは男性に詰め寄った。 「お前らゆっくりの分際で、人間の車を自殺の道具に使おうなんて気に入らないんだよ」 もっともな理屈にありすはたじろいだ。 しかしここで諦めるわけにはいかないと思ったらしく、さらにありすは顔をぶんぶんと左右に振って怒鳴った。 「ゆっぐりいいいいい!だっで!だっでずぃーざんはおおぎいもの!がだいもの!はやいもの!だがらありずもがんだんにじねるもの! ありずはじにだい!ぐるじいごどがいっぱい!がなじいごどがいっぱい!ごんなにぐるじがっだらもうじにだい!じにだいじにだいじにだいんだああああああ!」 確かに、どうせ死ぬなら苦しみたくないのはゆっくりも人間も同じだ。 頭を壁にぶつけて割るよりも、雑草を食べて中枢餡を吐くよりも、一瞬で潰してもらえば楽にあの世に行ける。 そう思うならば、ありすは低姿勢でお願いするべきだった。 ありすの取った行動は正反対だ。 「だがらざっざどありずをごろぜええええええ!ごろぜ!ごろぜ!いながものだっでいわれだぐながっだらありずをごろじでみろおおおおおおおおお!」 どうせ死ぬんだから、と捨て鉢になっているため、ありすは後先考えずに男性を口汚く挑発する。 そうすれば人間が怒って、自分たちを車で轢いてくれると考えたのだろうか。 男性はため息をついてから動いた。 「そうかよ。そこまでいうなら殺してやるよ」 男性はありすの頭をつかむと、動けないようにしてから猛烈な勢いでアスファルトに足を擦りつけた。 いくらゆっくりの体で一番分厚いあんよでも、あれだけの力で擦られて無事で済むはずがない。 「ぎゃえええええええええ!いだいいだいいだいいい!ありずのあんよ!あんぎょおおおおおお!」 たちまちありすのあんよの皮が破れ、歩道にカスタードの太い線ができる。 「おきゃあしゃんをいじめりゅにゃあああああ!」 「てをはなちぇえええ!ぷきゅうぅぅうううう!」 見ていた二匹の赤ゆっくりが男性に反撃する。 赤ありすは気合いを入れて男の手に体当たりし、赤まりさはその場でぷくーっと膨れる。 どちらも何の役にも立たない。 「お前らもだよ」 ありすの足を使えなくしてから、男性は続いて両手で一匹ずつ赤ありすと赤まりさを捕まえた。 同様に男性は二匹のあんよをアスファルトですり下ろす。 「やめちぇにぇ!いちゃいのやめちぇ!いぢゃいっ!いいぢゃいああああああああああ!」 「やじゃあ!ごめんなしゃい!ごめんなしゃい!ごめなぢゃあいぢゃぢぢゃあああああ!」 赤ありすと赤まりさは大きな口を開けて悲鳴を響き渡らせる。 歩道にさらにカスタードの線が一本と、餡子の線が一本できた。 仲良く三匹で歩けなくなった家族を、男性は直射日光の当たる場所に一列で並べて置いた。 もうこの街では、ゆっくりが日光に弱いことは周知の事実となっている。 「うがあああああ!あづぃ!あぢゅいいいいい!いだいっ!じぬ!じぶぬううううう!」 「ぴゃぎゃああああああ!おびぇびぇ!まりぢゃのおぶぇぶぇいぢゃいのじぇえええええ!」 「あびゃびいいいいいい!いぢゃい!あぢゅい!ぶぁぢゅびよおおおおお!」 直射日光は容赦なくありす一家の全身を焼いていく。 饅頭皮が焼け、中の餡子が熱せられていく凄まじい激痛にありすと赤ありすと赤まりさは絶叫した。 赤まりさに至っては、両目が光で駄目になったようだ。 しーしーを漏らしてその場でもがくが動けない。 「どぼじでええええ!どぼぢでごんなひどいごどずるのおおおおおお!」 叫ぶありすに、男性は意地悪そうに笑った。 「なに言ってんだよ。これで死ねるじゃないか。よかったな」 こうしていればその内、中枢餡が痛んで三匹は死ぬことだろう。 だが、それは車に轢かれて死ぬのとは比べものにならないほどの苦痛を伴う。 これから自分たちがどうなるのかを理解し、ありすは上半身をぐねぐねと動かして男性に叫んだ。 「ごんなの!あぢゅい!あぢゅいいいいいい!だずげでっ!だずげでえええ!だずげでだずげげげごげっぎゃあああああ!」 言うに事欠いて命乞いを始めたありすに、男性は背を向けた。 路肩に止めた車に戻り、ドアを開ける。 「さんざん死にたいとか言っていまさら助けてだって?何様のつもりだよ」 男性はそう吐き捨てると、自分の車に乗り込み去っていった。 残されたのは、終わらない全身の苦痛に泡を吹きながら叫ぶ三匹のゆっくりだけだ。 ありす親子は死ぬまで苦しみもがくだろう。 「うわああああぁぁぁぁぁぁ……………………!!」 突然上から声がした。 見上げるよりも早く、俺のすぐ隣に何かが落ちてきてべちゃりと潰れた。 見るとそれはれいむだった。 近くの三階建ての雑居ビルの屋上から、手摺りをすり抜けて飛び降りてきたのだろうか。 飛び降り自殺をするゆっくりも現れたらしい。 「いぢゃ……いぢゃいよぉおぉぉ…………でぼ……ごれでゆっぐぢ……でぎ……る……よぉ…………」 れいむの上顎から上は四散して周囲に飛び散っていた。 もみあげがぴくぴくと動いているのが気持ち悪い。昆虫の足が体から切り離されても動いているみたいだ。 かろうじて原形をとどめている口で、れいむは嬉しそうに呟いていた。 「れいぶうぅぅぅぅぅううううう………………!!」 続いて番とおぼしきまりさがれいむのすぐ近くに落下してきた。 だが、まりさは運悪く急所をはずしたようだ。 先に飛び降りたれいむは、中枢餡が傷ついたのか既に弱々しく痙攣するだけになっている。 一方まりさは、あんよと下半身が潰れただけで、上半身は無事だった。 「あがぁっ!いだいっ!あんよざんっ!いだいっ!ばりざのがらだっ!ずごくいだいぃいぃいいい!」 まりさは血の海ならぬ餡子の海にひっくり返り、転げ回りながら苦痛を訴える。 「じにだいっ!じにだいぃ!ばりざはじにだいよおおぉぉおおおおおお!ごろじでっ!はやぐごろじでえええええっ!」 中枢餡が壊れなければ、体内の餡子のほとんどが流れ出るまでまりさは死ねない。 口を金魚鉢の外に出された金魚のようにぱくぱくと動かし、まりさは延々と続く断末魔の苦痛から逃れようとしている。 「お゙っ……ごぉっ……ぶぉ…………ぐり゙ゅ………ぢぃ…………お゙っ………お゙っ…………」 電信柱の陰で一匹の赤れいむが弱々しく震えていた。 近くにはほんの少しだけ雑草がある。きっとどこかで抜いてきた雑草をここで食べたのだろう。 たった一匹で生きていくことよりも、赤れいむは自殺することを選んだ。 なおも「お゙っ……お゙っ……」とれいむは餡子を吐き、もみあげを歩道にぶつけている。 路地裏の暗がりからずりずりと這ってれいむが出てきた。 髪の毛がほとんど抜け、リボンともみあげの片方がない。 カビが生えていそうな饅頭皮を見れば、衰弱して死ぬ寸前なのが一目で分かる。 れいむはおもむろに日なたに出ると、太陽を見上げた。 「あ……ああぁ…………あがぁぁ…………あづいよぉ…………だいようざん………れいぶを……ごのまま……ごろじでねぇ…………」 体を日なたに出して焼け死ぬつもりらしい。 非常に苦しい自殺の方法だが、弱りきったれいむにとって死ぬ方法はこれしかないのだ。 れいむはすべてを諦めきった顔で、じっと日光を浴びている。 「じぬっ!れいぶはじんでゆっぐりぶれいずにいぐううううううう!いぐんだあああああ!」 「あおおおおお!おごおおおお!ごろじでっ!だれでもいいがられぃぶをごろじでねええええ!」 「にんげんざん!にんげんざああああん!ばりざをごろじでぐだざい!あじでふんでゆっぐりじないでずぐにごろじでぐだざい!」 「れいぶもでず!れいぶもいっじょにごろじでぐだざい!ゆっぐりできないんでず!ゆっぐりできないがらじにだいんでず!」 「ばでぃざがざきだよ!ざきにゆっぐりぶれいずにいぐんだよおおおおお!だがらごろじでええええええええ!」 あちこちでゆっくりたちが叫んでいる。 自分を殺してくれ、と誰であろうと頼み込む。 セールスマン。警官。子連れの主婦。ニート。オタク。 老若男女を問わずゆっくりは人間に近づき、殺してくれとお願いする。 「ばりざをごろじでよおおおおおおおおお!」 「ありずもいっじょにじなぜでえええええ!」 「ぱぢぇをえいえんにゆっぐりざぜでぐだざいいいい!」 「れいみゅも!れいみゅもちぬ!ちにゅよおおお!」 「まりちゃもちにたいのじぇ!ころちてほちいのじぇえええ!」 「ありちゅもちんでときゃいはになりゅわあああああああ!」 子ゆっくりや赤ゆっくりでさえも例外ではない。 親が頭を下げている前に飛び出し、先に自分を殺すよう頼む赤ゆっくりがいる。 子ゆっくりがお願いしているのを突き飛ばし、まずは自分を殺すよう要求する親ゆっくりがいる。 仲良くそろって土下座し、人間の関心を引こうと必死な親子ゆっくりがいる。 口々に人間に「死にたいから殺して」と頼んでくるゆっくりはおぞましい。 ほとんどの人間が不気味そうに見てから、なおもすがるゆっくりから逃げるように遠ざかる。 ゆっくりたちは道路に飛び出し、壁にぶつかり、人間に蹴られ、あらゆる方法で死のうとしていた。 「あかちゃん!じゅんばんにころしてあげるからねっ!」 「あかちゃんのためだよっ!すぐにおわるからね!ゆっくり!」 段ボールの巣のすぐ前で凶行が行われていた。 れいむとまりさの番が、四匹のまだ生まれたばかりと思われる赤ゆっくりを追い回していた。 まだろくに喋ることもできない赤れいむが、地面の小石につまづいてころんと転がった。 それにまりさが飛びかかる。 「ゆーっ!おあーあん!おおーあん!ゆびゅっ!」 両親に助けを求めつつ、赤れいむは両親の片方であるまりさの下敷きになってあっさりと息絶えた。 ピュッとまだとろとろの餡子が飛び散った。 「ゆっくりできたよね!おちびちゃん!つぎだよ!」 顔に点々と返り餡を浴びたまりさが、固まって震えていた他の赤ゆっくりたちに向き直る。 「ゆーっ!」 「ゆーうー!」 「ゆあー!ゆあーあ!」 赤ゆっくりたちはしーしーをちょろちょろと漏らして我先に逃げる。 ぴょんぴょんと、まだおぼつかない足取りで跳ねるしかない。 わけの分からない恐怖で怯えた顔は、優しかったお父さんとお母さんがどうしてこうなったのか分からないと訴えていた。 「にげちゃだめだよ!にげたらゆっくりできなくなるからね!ゆっぐりぃ!」 次はれいむの番だった。 一番体力がない恐らく末っ子の赤まりさにれいむは襲いかかる。 「ゆぴぃー…ゆぴぃー……ぴゅびゅっ!」 息切れを起こしてふらふらになっている赤まりさは、振り返る暇もなくれいむのボディプレスの餌食になった。 あまりにも小さな帽子が風に吹かれて飛んでいく。 「ゆーっ!ゆあー!ゆあー!ゆああー!」 ぐちゃぐちゃの末っ子まりさに、姉の赤まりさが泣きながらすり寄った。 扁平になった体にすりすりし、小さな舌で懸命に舐めている。 「ゆあー!ゆああー!ゆああー!」 まりさ、まりさ、と言っているのだろうか。 ぽろぽろ涙を流して動かない赤まりさは、れいむの格好の標的だった。 「ゆふっ!すぐにしんじゃってかわいいねっ!あかちゃん、だいじょうぶだよ!ゆっくぢっ!」 「ゆっ?ゆゆーっ!ゆうー!ゆうーっ!ゆびゃぁっ!」 赤まりさは迫り来るれいむに、赤ゆっくりとは思えない歪んだ顔で後ずさった。 その顔は、妹たちを殺す両親にはっきりを敵意を示している。 だが、そんな赤まりさの気持ちなどまったく無視して、れいむは赤まりさを妹たちと同様の餡子の染みに変えた。 「いいこだね!それじゃあさいごのあかちゃんもつぶしてあげるからねっ!」 残されたのは赤れいむ一匹だけだ。 左右かられいむとまりさに追い詰められ、赤れいむはパニックを起こして泣いていた。 しーしーだけでなくうんうんまで漏らして、赤れいむはなおも両親に訴えかける。 「ゆうー!ゆうー!ゆううぅ!おあーあん!おおーあん!おあーああん!おおーあぁん!」 おかあさん、おとうさんという呼びかけ。 ゆうー、ゆうー、という赤ゆっくりが親に助けを求める声。 そのどちらもが、これから赤れいむを殺そうというれいむとまりさに向けられていたのは皮肉だった。 わけが分からず、ただ死にたくない一心で赤れいむは命乞いをする。 運が悪いことに、この赤ゆっくりたちは自殺を望む八割の野良ゆっくりに含まれていなかったのだ。 「なかないでね!ゆっくり!」 「おあーあぶぇぼっ!」 しかし、れいむとまりさは八割のゆっくりだった。 家族と一緒に死んで、天国のゆっくりプレイスに行こうと遺伝餡によって操作されたゆっくりだったのだ。 懸命の呼びかけにもかかわらず、赤れいむは最愛の両親によって最高の恐怖を味わいつつ死んだ。 残されたのは、子殺しの大罪を犯したれいむとまりさだけだった。 「あ……ああ…しんじゃったよ……あかちゃん……みんなれいむたちがころしちゃったよ…………」 「あああ……ああああ……まりさたち……だいじなあかちゃんを……ころしたんだよぉ…………」 憑き物が落ちたかのように、二匹は呆然と自分たちの凶行の結果を見つめていた。 地面に散らばる赤ちゃんたちの帽子やリボン。 よく見れば、小さな白い歯や丸い目玉もそこかしこに転がっていた。 自分たちがやったのだ。かわいい我が子を、自分たちの手で殺したのだ。 「れいぶうううううううう!ゆっぐりざぜであげるよおおおおお!」 「ばりざああああああああ!ごべんねえええええええええええっ!」 二匹は再び般若のような形相になって、互いに体当たりを始めた。 自分たちの所業があまりにもおぞましくて、もはや直視に耐えなかったのだ。 こんな罪の意識に潰されながら生きているなんて嫌だ。一刻も早く死にたい。 きっとそう思っているだろう。 二匹はお互いをなるべく早く殺そうと、必死になって体当たりを繰り返す。 しばらくばんばんとぶつかっていたが、埒があかないと分かったのか二匹は口に木の枝をくわえた。 「あがああ!いだいっ!ごろじでっ!ごろぢでっ!ゆっぐぢじなびではやぐごぼぢぶぇ!」 「うがあああああ!じねっ!じねっ!じねっ!ゆっぐりじないでじんでねええええええ!」 必死になってれいむとまりさは自分の番を滅多刺しにする。 奇声を張り上げ、れいむはまりさの目を抉り、眼窩に枝を突き刺してかき回す。 一方まりさも、手当たり次第にれいむの顔に枝を刺しまくる。 「ぎゅげげげげげげげげっ!げげっ!ゆげがががっ!!」 方法としてはれいむの方が優れていた。 まりさの眼窩奥深くに差し込まれていた木の枝は、中枢餡を偶然貫いたようだ。 まりさは壊れた機械のように不気味に痙攣した後、がくんと地面に突っ伏した。 れいむは子どもだけでは飽き足りず、番まで殺したのだ。 「ばびぎゃああああああああああ!ばりざ!ばりざばりざばびじゃああああああ!でいぶもじぬよお!じぬ゙ゔゔゔゔゔゔ!」 れいむは今までで最高の悲鳴を上げると、まりさに突き刺した枝に自分も体当たりした。 右目を串刺しにして、れいむにも木の枝が突き刺さる。 「ゆ゙っっぎぃや゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!いだいっ!いだいいいいいいい!じにだいっ!じねない!じねないい!ゆっぐりじねないいいいいいいいいい!」 木の枝が短かったことが不幸だった。 ぎりぎりで中枢餡を貫くことなく、しかし一部だけ壊したのだろう れいむはびくんびくんと出鱈目な方向に体を動かしているが、震えているだけで枝を抜くことができない。 恐らく体の自由が利かなくなったのだ。 れいむはあまりの苦痛に絶叫するが、もう一度さらに深く枝を差し込むこともできない。 待ち望んだ死が訪れるまで、あとどれだけれいむは苦しまなければならないのだろう。 「だず……げ…で……ぐだざい…………ありず……ゆっぐり……じだいんでず…………」 俺は後ろからゆっくりの声が聞こえてきたので振り返った。 弱り切ったありすが、汚い路地裏から這い出してきた。 二匹の赤ゆっくりを連れている。 俺はそのありすと赤ゆっくりに見覚えがあった。 忘れられるわけがない。 「ぶびょーぢぇ!……ぶりぶびぃいいい!」 「……ゆぎぇべべー!…………べぼぼゆっぶ!」 「ごんな……ぐぞゆっぐりが……いるがら…ありず……ゆっぐりできないんでず………だれでもいいがら……ごいづら……ごろじで……」 我が子への嫌悪で醜く歪んだ顔。 親の怨念などどこ吹く風で、意味不明の鳴き声をまき散らしながら跳ねる異常なゆっくり。 あの時のありす親子だった。 結局、子どもを人間に押しつけることはできなかったようだ。 「ありずは……ゆっぐりじだい……じにだぐない……もっど……もっどもっどもっどもっど……ゆっぐりじだがっだぁぁぁ…………!」 周りのゆっくりが死を願う中、ありすは「死にたくない」と言った。 ここまでやせ衰え、無様になってもなお、ありすは自殺する八割のゆっくりにはならなかったのだ。 「ゆっくりしたい」という共通の強い願いを通じて、遺伝餡はゆっくりに変化をもたらす。 でも、その変化の度合いはゆっくりによって違うのだろう。 街のゆっくりが太陽を恐れていたけれど、高級住宅地のゆっくりはまだ外に出られた。 このありすが生んだ赤ゆっくりは異常なゆっくりだったけれど、ほかのゆっくりの赤ゆっくりは正常だった。 退化したからといって、一律全部のゆっくりが自殺はしないのだ。 「べぢぇー!ぢゃばばゆっ!………………ゆっぼー!」 「ぶびびゆっ!……………………ゆぶぢっ!ゆぶぢっ!」 「おばえらなんが……じねぇ………ぐるじんで…ぐるじんで……じねええ…………ありずをゆっぐりざぜないぐぞゆっぐりは……じねぇ………」 なおも不気味に動く赤ゆっくりを、ありすは罵る。 その口調は、親ゆっくりとはとても思えないほど、我が子への恨みと憎しみで濁りきっていた。 だが、もはやありすは瀕死だ。 いくら死にたくないと口で訴えても、か弱いゆっくりにもはや生きる場所はない。 しぶとくゆっくりにしがみつくありすの側に、カラスが舞い降りた。 「だずげで……だずげで………おぢびぢゃん……ままが…ごまっでるのよ………どぼじで……だずげで……ぐれないのぉ………」 カタツムリと同レベルのスピードでしか逃げられないありすは、カラスにとって格好の標的だ。 ツルハシのような嘴によって、ありすの皮が破けてカスタードが流れ出す。 ありすの口から、先程までの悪罵など忘れた懇願が聞こえる。 「びぢぃ!びっぢゃ!ぶっぼ!ぼぼぼぇ!」 「あぴゃぴゅー!ゆげぴっ!ばぇーば!」 子ゆっくりにそれが届くはずがない。 親が生きたまま少しずつ殺されていくのをよそに、二匹の異常なゆっくりは奇声を上げてその場で転げ回る。 すべてに絶望したありすの目から、カスタード混じりの涙がこぼれた。 「ありず……なんのだめに……うばれだのぉ…ごんなふうに…じぬなら……どうじでゆっぐりなんがに……うばれだのよぉ………」 (続く)