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対戦モンスター出現条件一覧(新4章) その他情報/注意 取得可能アイテムの表記 取得可能アイテムモンスター対戦リスト☆クラス合計3〜6 ☆クラス合計7〜9 ☆クラス合計10〜12 ボスモンスター対戦リストボスモンスタークラス合計3〜6(BOSS)チビムウス (BOSS)冥界の騎士ドクロ (BOSS)オーガ&(BOSS)戦斧闘士ゼノビア (BOSS)大富豪アリバ ボスモンスタークラス合計7〜9(BOSS)堕天使ルシフェル (BOSS)炎竜サラマンダー (BOSS)ファントム (BOSS)炎獣人ヴァルカン ボスモンスタークラス合計10〜12(BOSS)スカーレッド・ドラゴン (BOSS)魔装騎士クラン (BOSS)黒鉄竜アイアンドラゴン (BOSS)アスモデウス (BOSS)魔将ガープ 味方チームに関係なくランダムで出現(BOSS)女神パラスアテナ (BOSS)魔剣王パズズ (BOSS)煉獄皇アレス (BOSS)灼鉄竜スティールドラゴン (BOSS)魔王アヴァドン (BOSS)熱鋼騎士クロム (BOSS)煉獄帝アレス 確定条件(別枠)ボスモンスター(BOSS)魔皇ラフロイグ (BOSS)勇者タンタ (BOSS)黒炎竜サラマンダー (BOSS)チヴィエール (BOSS)ジェネラル・バルト (BOSS)邪帝ラフロイグ (BOSS)魔剣王パズズ (BOSS)煉獄皇アレス (BOSS)灼鉄竜スティールドラゴン (BOSS)魔王アヴァドン (BOSS)熱鋼騎士クロム (BOSS)煉獄帝アレス 対戦モンスター出現条件一覧(新4章) その他情報/注意 「クラス合計」→カード左上の☆の数 「リーダーを」→1枚目に読み込ませるカードの事 取得可能アイテムの表記 (レア)は、特定のモンスターのグループでのみ低確率で出現するアイテム なお、この章からミラーアイテムの概念がなくなり、ミラーアイテムはノーマルアイテムとしてドロップするようになった。 取得可能アイテムモンスター対戦リスト ☆クラス合計3〜6 主に☆〜☆☆の組み合わせのモンスターがでてくる マゴラ シルフ コッコ ピート ノーム シルフ 熱戦士アレス ヴァル ピート 熱戦士アレス マンダー ノーム ヴァル マゴラ ノーム 召喚士キカ マンダー マゴラ 召喚士キカ シルフ コッコ 黒炎竜の火種 ピート ピート ヴァル ラマンダー 炎竜のタマゴ(レア) ☆クラス合計7〜9 主に☆〜☆☆☆の組み合わせのモンスターがでてくる 熱戦士アレス ヴァル ラマンダー 熱戦士アレス 重戦士クラン ロボ弐式火炎放射型 召喚士キカ フルド 重戦士クラン 召喚士キカ 商人アリ 地獄の戦士ドクロ ヴァル 商人アリ フルド 霊媒師キキカ コカトリス マゴラ取得可能アイテム:秘薬 コカトリスの羽根 霊媒師キキカ フルドフォルク シルフ取得可能アイテム:秘薬 妖精の笛 重装騎士クラン 大商人アリバ コッコ取得可能アイテム:強壮剤 魅惑のメダル 取得可能アイテム(レア):勇者のメダル 熱剣士アレス サラマンダー ピート取得可能アイテム:アレスの火打石 ほのおのかたまり フルドフォルク バジリスク コッコ取得可能アイテム:妖精の笛 バジリエキス ヴァルカン サラマンダー ロボ弐式火炎放射型取得可能アイテム: ほのおのかたまり ダークサラマンダー サラマンダー 黒炎竜の火種取得可能アイテム:魔界炭、ほのおのかたまり 近衛隊長バルト 重装騎士クラン 熱戦士アレス取得可能アイテム:ペンダントフレーム、強壮剤、アレスの火打石 アテナ 商人アリ 重戦士クラン(レア)取得可能アイテム:アテナの鏡 ゴーレム 地獄の戦士ドクロ ノーム(レア)取得可能アイテム(レア):邪煉瓦 デーモン 地獄の戦士ドクロ 鏡戦士リフレク(レア) ☆クラス合計10〜12 主に☆☆〜☆☆☆の組み合わせのモンスターがでてくる 熱剣士アレス ヴァルカン サラマンダー取得可能アイテム:アレスの火打石 ほのおのかたまり 炎人のツメ 熱剣士アレス コカトリス 重装騎士クラン取得可能アイテム:アレスの火打石 コカトリスの羽根 強壮剤 大商人アリバ フルドフォルク 霊媒師キキカ取得可能アイテム:魅惑のメダル 妖精の笛 秘薬 取得可能アイテム(レア):勇者のメダル アルフリック コカトリス バジリスク取得可能アイテム:コカトリスの羽根 バジリエキス 取得可能アイテム(レア):妖精のお守り メタトロン ヴァルカン バジリスク取得可能アイテム:バジリエキス 炎人のツメ 取得可能アイテム(レア):堕天使の声 聖騎士クフリン 重装騎士クラン 大商人アリバ取得可能アイテム:魅惑のメダル 強壮剤 取得可能アイテム(レア):勇者のメダル 聖なる意思 闇騎士ゲボルグ ヴァルカン サラマンダー取得可能アイテム:ほのおのかたまり 炎人のツメ 取得可能アイテム(レア):闇なる意思 メタトロン 聖騎士クフリン 闇騎士ゲボルグ取得可能アイテム(レア):聖なる意思 闇なる意思 堕天使の声 熱剣士アレス サラマンダー ダークサラマンダー取得可能アイテム:アレスの火打石 ほのおのかたまり 魔界炭 近衛隊長バルト ダークサラマンダー 重装騎士クラン取得可能アイテム:ペンダントフレーム 魔界炭 強壮剤 サラマンダー 火炎の勇者バーン メタトロン取得可能アイテム:ほのおのかたまり、火炎魂 取得可能アイテム(レア):勇者のしるし、堕天使の声 ゴーレム サラマンダー 炎竜のタマゴ(レア)取得可能アイテム:ほのおのかたまり 取得可能アイテム(レア):邪煉瓦 ボスモンスター対戦リスト ボスモンスタークラス合計3〜6 (BOSS)チビムウス チビムウス (BOSS)冥界の騎士ドクロ 冥界の騎士ドクロ取得可能アイテム:ドクロの髑髏 (BOSS)オーガ&(BOSS)戦斧闘士ゼノビア オーガ 戦斧闘士ゼノビア取得可能アイテム(レア):オーガの指輪、ゼノビアの指輪 (BOSS)大富豪アリバ 大富豪アリバ取得可能アイテム(レア):ラッキーコイン ボスモンスタークラス合計7〜9 (BOSS)堕天使ルシフェル 堕天使ルシフェル メタトロン取得可能アイテム:レッドサークル (BOSS)炎竜サラマンダー 炎竜サラマンダー 炎竜のタマゴ取得可能アイテム(レア):レッドスピリット (BOSS)ファントム ファントム取得可能アイテム:魔界モルト 取得可能アイテム(レア):魔皇の追憶 (BOSS)炎獣人ヴァルカン ピートー 炎獣人ヴァルカン取得可能アイテム:魔界炭 取得可能アイテム(レア):炎塊、炎獣人のツメ ボスモンスタークラス合計10〜12 (BOSS)スカーレッド・ドラゴン スカーレッド・ドラゴン取得可能アイテム(レア):スカーレッドソウル (BOSS)魔装騎士クラン 魔装騎士クラン取得可能アイテム(レア):ダークマター (BOSS)黒鉄竜アイアンドラゴン 黒鉄竜アイアンドラゴン 鉄のタマゴ取得可能アイテム:鉄のウロコ 取得可能アイテム(レア):鋼鉄竜のウロコ (BOSS)アスモデウス アスモデウス取得可能アイテム(レア):悪魔の契約書 (BOSS)魔将ガープ ダークサラマンダー 魔将ガープ 魔鏡騎士リフレク取得可能アイテム:魔界炭 取得可能アイテム(レア):悪魔学のすすめ、ミラーアーマー 味方チームに関係なくランダムで出現 (BOSS)女神パラスアテナ 女神パラスアテナ取得可能アイテム:女神の聖油 (BOSS)魔剣王パズズ 魔剣王パズズ取得可能アイテム(レア):研魔砥石 (確定条件もあり) (BOSS)煉獄皇アレス 煉獄皇アレス取得可能アイテム(レア):煉獄の焔 (確定条件もあり) (BOSS)灼鉄竜スティールドラゴン 灼鉄竜スティールドラゴン取得可能アイテム:スティールウール 取得可能アイテム(レア):スティールコア (確定条件もあり) (BOSS)魔王アヴァドン アヴァドンフード 魔王アヴァドン アヴァドンフード取得可能アイテム:きんのさら 取得可能アイテム(レア):きんのクロッシュ (確定条件もあり) (BOSS)熱鋼騎士クロム アインドラン 熱鋼騎士クロム アルフリック取得可能アイテム:鉄のウロコ、ヒートハート 取得可能アイテム(レア):妖精のお守り (確定条件もあり) (BOSS)煉獄帝アレス 煉獄帝アレス取得可能アイテム:アレスの火打石 取得可能アイテム(レア):煉獄の黒焔 (確定条件もあり) 確定条件(別枠)ボスモンスター 以下のモンスターについては確定条件を満たすと必ず出現する。 出現枠は別枠となっているので、下記のモンスター以外に+3種類選択できる。 条件の重複は可能。 (BOSS)魔皇ラフロイグ 魔皇ラフロイグ 確定条件:チームにチビムウスと熱剣士アレスを入れる。両者ともLv10の場合、魔皇ラフロイグをバトル入手可能(かりモン不可(*1))取得可能アイテム:魔界モルト 取得可能アイテム(レア):魔王の記憶 (BOSS)勇者タンタ 勇者タンタ 確定条件:リーダーを魔剣士ダンテ(Lv10)か魔界の門番ダンテ(Lv10)にする。取得可能アイテム(レア):ペンダントフレーム (BOSS)黒炎竜サラマンダー 黒炎竜サラマンダー 黒炎竜の火種 確定条件:リーダーを炎竜サラマンダー(Lv10)にする。取得可能アイテム(レア):ダークコア (BOSS)チヴィエール チヴィエール 確定条件:リーダーを魔皇ラフロイグ(Lv10)にする。 (BOSS)ジェネラル・バルト ジェネラル・バルト 確定条件:チームすべてに「魔王」または「魔皇」と名の付くモンスターをスキャン(魔王リヴィエール・魔王ベルゼブブ・牛魔王なども可)「魔皇」「大魔王」は新4章から使用可能になった。牛魔王も同時追加(?) 取得可能アイテム(レア):コインフレーム (BOSS)邪帝ラフロイグ 邪帝ラフロイグ 確定条件:チームに魔王ムウス(Lv10)と熱剣士アレス(Lv10)を入れる。スカーレッド・ドラゴンか炎竜サラマンダーか黒炎竜サラマンダーも入れた場合、レアアイテムを必ずドロップする。取得可能アイテム(レア):邪帝のボトル (BOSS)魔剣王パズズ 魔剣王パズズ 確定条件:リーダーを火炎の勇者バーンにする取得可能アイテム(レア):研魔砥石 (BOSS)煉獄皇アレス 煉獄皇アレス 確定条件:リーダーを鋼騎士クロムか邪神チビムウスにする取得可能アイテム(レア):煉獄の焔 (BOSS)灼鉄竜スティールドラゴン 灼鉄竜スティールドラゴン 確定条件:リーダーを鋼騎士クロムにする。Lv10の場合、レアアイテムを必ずドロップする。取得可能アイテム:スティールウール 取得可能アイテム(レア):スティールコア (BOSS)魔王アヴァドン アヴァドンフード 魔王アヴァドン アヴァドンフード 確定条件:リーダーをアヴァドンフードにする取得可能アイテム:きんのさら 取得可能アイテム(レア):きんのクロッシュ (BOSS)熱鋼騎士クロム アインドラン 熱鋼騎士クロム アルフリック 確定条件:リーダーを煉獄皇アレスか魔将ガープにする取得可能アイテム:鉄鉱石、ヒートハート 取得可能アイテム(レア):妖精のお守り (BOSS)煉獄帝アレス 煉獄帝アレス 確定条件:リーダーを熱鋼騎士クロムか魔王ムウスにする取得可能アイテム:アレスの火打石 取得可能アイテム(レア):煉獄の黒焔
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※投稿者は作者とは別人です 228 :外伝:2008/10/26(日) 22 37 46 ID sjtC5X1.0 「この通行証は認められん」 「でもリプラック司令のサインがありますよ、ほらココに」 「そのような者、本官は知らん!」 横柄の国から横柄を広めに来たような口調の憲兵の台詞を聞いて、アーニスは溜息を吐いた。 三日前ツンデレラの第16竜騎兵連隊に12騎のワイバーンを送り届けたアーニスは、編隊を先導して 来たワイバーンでモエンタに飛んで帰る予定だったのだが、戦隊司令に帰還用のワイバーンを徴発され、 殴り書きの通行証一枚持たされて基地を追い出されてしまった。 そして負傷兵を後送する艀に便乗してドルプネズ運河を下り、ポルクイシキの街でモエンタ行きの馬車 を探していたところで絵に描いたような悪役顔の野戦憲兵に捕まってしまったのだ。 「お前は脱走兵であるな?本官の目はフシアナではないぞ」 いやフシアナだろといいかけたアーニスは、ジロリと睨まれ冷たい汗を流す。 マオンド人にあらずば人にあらずとまで言われるマオンドの差別主義は、マオンド人の中でも厳格な 階級制度として適応されている。 そして平民の軍属が非マオンド人に接する態度は二種類に分けられる。 一つは同じ貴族階級に虐げられる仲間として比較的穏健な態度で接するというもの。 残念ながらこれは少数派だ。 もう一つは貴族に虐げられた鬱憤をより弱い立場の者にぶつけるというもの。 アーニスが遭遇したのは後者の典型だった。 悪いことにプラチナブロンドの髪とエメラルドグリーンの瞳を持つアーニスは、メイヤー山脈に 住む少数民族ロワ族の特徴を余すところ無く示しており、更に悪いことにアーニスはどこのミスコン に出しても三位以内に入選すること間違いなしのとびきりの美少女だった。 「脱走兵は死刑である、吊るし首である」 二人の憲兵が両側からアーニスの腕を拘束する。 「本来なら即死刑執行であるが本官は情に厚い男であるからして、取り調べの態度如何で情状酌量の 余地もないこともないのである」 革の飛行服を押し上げる豊かな胸の膨らみに舐めるような視線を這わせ、好色な笑みを浮かべる憲兵達。 明らかにアーニスを“野戦用マットレス(戦地で非公式に徴用した慰安婦の隠語)”として使用する つもりである。 街外れにある煉瓦造りの倉庫を改装した憲兵詰所兼留置場、その地下室にそいやそいやと掛け声を 掛けながらアーニスを担ぎ込む三人の憲兵。 ワイバーンの手綱を握らせれば一騎当千のアーニスも、陸の上で屈強な男三人が相手では如何とも し難い。 「お、思い出した。実はワタクシすっごくタチの悪い性病患ってるんです!」 「フッ、下手な嘘は止すのである。本官の生娘センサーがホレ、このとおりビンビンにいきり立って いるのである」 「イヤーッ!なんかグレイトに脈打ってるー!?!」 229 :外伝:2008/10/26(日) 22 38 59 ID sjtC5X1.0 哀れアーニス、獣のような男達に純潔を奪われてしまうのかと思われたその時、轟音とともに建物が 震動した。 一瞬遅れて崩れた天井が図ったように憲兵達の頭上に降り注ぐ。 「これはひょっとしてチャンス?」 うつ伏せに倒れた憲兵を跨いで出口に向かおうとしたアーニスのブーツを、憲兵の腕が掴む。 「逃がさないのである」 「うわ、勤勉な人!」 だが再度の激震により一階から降ってきた石炭ストーブが憲兵を直撃する。 混乱に乗じて詰所から脱出したアーニスが見たものは、グロスシーブルーに塗られたずんぐりした 単発機とその胴体と主翼に描かれた白い星だった 「あれは…」 その日、第26護衛空母部隊第3護衛空母群“タフィ3”の三隻の護衛空母から発進したFM-2 ワイルドキャット18機は右の主翼に58gal容量のドロップタンクを懸架し、左の主翼に 500ポンド爆弾一発を懸架して往復600マイルを飛び、ポルクイシキの兵站施設に爆撃と機銃掃射 を加えた。 「あの子がいたぞ!」 任務を終え母艦に帰投する途中でベイソン少尉の無線に興奮したゼオラ少尉の声が飛び込んで来た。 「あの子って?」 「トムナン湾でワイバーンの編隊を先導してた銀髪のカワイコちゃんだよ!」 そう言われてベイソンも思い出した。 あの時は4機のワイルドキャットを相手に1騎で渡り合った見事な戦いぶりと、その正体が清楚な 美少女だったという意外性からパイロット仲間の間で大いに話題になったものだ。 「いや~相変わらずいい体してたな~」 「お前なあ…」 思わず呆れるベイソンだったが続くゼオラの台詞は思いのほかシリアスだった。 「なあ、今度空であの子に会ったらお前、撃てるか?」 「撃つべきなんだろうが…本音を言うと撃ちたくない」 「俺もだ…」 その後VC-10を代表するムードメーカー二人は、珍しく母艦に着くまで一言も発しなかった。
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設楽 聖司 アルバムイベント | 学校関連 | デート関連 | ED関連 | ツーショットなど | ADV | 【学校関連】 ※在学している2年目まで発生 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 (1) 初登場シーン(2年目2月まで・芸術パラ一定以上で平日に芸術コマンド実行) (2) 携帯メール(1年目5月末以降から発生・冬服期間・普通以上・平日勉強コマンド実行) (3) 黒板消し(通年平日・友好・自動発生) (4) 手の大きさ比べ(冬服期間・好き以上・喫茶店に寄る) (5) 保育園児(6月~7月・友好以上・平日に吹奏楽部コマンド実行) (6) 夕暮れの音楽室、ピアノ(2年目10月以降・友好以上・自動発生) (7) 学園演劇(2年目文化祭・友好以上・学園演劇を選択・好感度が設楽>紺野) (8) 卒業式(2年目3月1日・好き以上・好感度が設楽>紺野) (9) 喫茶店会話(冬) (10) 喫茶店会話(夏) 【デート関連】 1 2 3 4 5 6 7 (1) タンポポ(春・友好以上・花見シーズンを除く森林公園) (2) 通り雨(夏・普通以上・臨海公園の煉瓦道)※自室カスタマイズ写真 (3) ダンス(秋・好き以上・場所不問) ※下記注意 (4) たこ焼き食べ(冬・商店街・友好限定) (5) コンクール(3年目秋・好き以上・学校関連(6)発生済・設楽とデートの約束のない休日に電話orデートor外出以外のコマンドを実行) (6) 変装(3年目文化祭・友好以上・好感度が設楽>紺野・ツーショット(9)の条件を満たしていない) (7) クリスマス(3年目・誘いを受ける・好き以上・好感度が一番高い・紺野と△関係でない) ※指定の場所へは行かない事になるが、次回同じ場所でデートすると同じ場所判定を食らう 【ED関連】 1 2 3 4 5 (1) 告白表情1 (2) 告白表情2 (3) シルエット(教会)(告白ED) (4) シルエット(教室)(親友告白ED) (5) ED後 ※自室カスタマイズ写真 【ツーショットなど】 ※紺野と共通・紺野とPVP中は発生しない 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ( 1 )水族館のイルカショー(夏・水族館で3人デート) ( 2 )ジェットコースター(春・遊園地で3人デート・両方友好以上) ( 3 )スキーで転倒(冬・はばたき山で3人デート・紺野好き以上&設楽友好以下) ( 4 )紅葉狩(秋・はばたき山で3人デート・設楽好き以上&紺野友好以下) ( 5 )卒業旅行の相談(夏服時・両方友好以上) ( 6 ) 図書室で勉強会(夏服時・期末試験前・紺野友好以上&設楽友好以下・コマンド不問) ( 7 )落書きチェス講座(冬服時2年目秋~冬・設楽好き以上&紺野友好以下) ( 8 )卒業式(2年目3月卒業式・紺野&設楽友好以上) ( 9 )3年目文化祭(両方友好限定) (10)クリスマス(3年目12月24日・紺野&設楽友好以上・紺野設楽で三角関係中でPVPでない) (11)三人ED2 【ADVイベント】 教師 (夕暮れの音楽室、ピアノスチル後) 学校でピアノを弾く理由 (自宅デート2回目) パーティ後日談 (ダンススチル後) ライバル? (4月か10月のKHS交響団コンサートにデート後) ※OKをもらうのが難しいが、はじめからスタートした際、(設楽以外も含め)3回目までのデートは無条件でOKされるため、 手っ取り早く見るのは1年目4月に登場させてすぐ誘うとよい クラス出展(文化祭前に一緒に下校して文化祭会話を聞く、吹奏楽部『以外』に所属/部活無所属でも可、学園演劇に出ない) 見せたい風景(植物園デート1回目) 1年生、春(設楽) (図書館での設楽と紺野校内会話を二人が在学中に3回目まで見る、完全ランダム、コマンド不問、好感度不問) ※図書館会話が出るまでひたすらリロード 不毛な会話 (△結成前でも確認済み/2人が友好関係になったら) 現状維持(PVP後) 彼女の存在(告白ED1後) ▲▲ページ top memo メモ の枠内に書き込み、投稿ボタンを押すとここに表示されます 。 編集がわからない、編集している時間がないとき、メモ代わりに使って下さい。 質問等は攻略スレへ ジェットコースター4月で発生しました。恐らく新名スノボのように遊園地3人で1回以上行っていることが条件ではないかと。両方好き以上で3月に行ったとき起こらず4月に再度続けて行ったら起こりました(春に2回行くことが条件かは不明)。 (2010-07-23 00 00 10) △(2)ジェットコースターは、このサイトのどこかでランダム性があるというのを読んだので、出なくても諦めず、リロ3回目で見られました。だからやはりランダム性がある気がしました・・・。 (2010-08-08 00 40 43) 「図書室で勉強」設楽好き・紺野友好でも出ました。2年目7月△関係中です。 (2010-09-06 19 33 06) 好感度が設楽好き以上/紺野友好で卒業式スチル出ず。△時だと二人スチルのみ発生。 (2011-09-08 12 40 03) チェスは紺野が普通以下でもいけました~!! (2011-12-31 01 34 24) 「図書室で勉強」2年目6月紺野好き・設楽普通で出ました。その後8月に△関係に。これってADVイベントに必要な図書室での会話に入るのかなぁ? (2012-01-27 07 31 05) イルカショー (2013-12-08 11 14 01) メモ ▲▲ページ top
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前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ 場面は現代の日本。 東京・渋谷の道玄坂にある、ガウディが設計したかのような奇怪なビル。 そこの20階に、高級マンションのような一室があった…。 煉瓦造りの壁をした薄暗い室内には観葉植物も置かれているが、 さまざまな骸骨や剥製や不気味な置物が飾られ、本棚には無数のオカルト書が並び、 重厚な木製のアンティーク家具の上には、髑髏に乗った蝋燭の火が輝いている。 そこに座っているのは、ローブに身を包み丸眼鏡をかけた、灰色の髪の壮年の男。 だが彼の肌は生臭くぬるぬるしており、顔はあばた面で口が異様に大きく、 腹はぽっこりと不健康に膨らみ、まるでヒキガエルを連想させた…。 彼は午後の居眠りをしているらしい。いや、今彼は異世界に『霊夢』を送り、 長年待ち続けていた人物を探し当てようとしているのだ……。 ……………………………………………………………… あれ? ここはどこ? …ああ、夢の中ね。こんな変な建物見たことないもの。 そうか、私は広場でおぞましい光景を見て精神が耐えられなくなり、失神したのね。 まったくマツシタの奴、あんな大騒動起こすなんて思わなかったわ! 強いのは分かったけど、後でちゃんとお仕置きしてやらなきゃ…。 『ああ、やっとつながった。はじめまして、きみはルイズだね?』 「っキャアア! なっ何よあんた、かかか、蛙みたいな顔して!!」 突然目の前に変な男が現れた。また蛙だ。 こんな悪夢を見るなんて、私のSAN値はどれぐらい残っているのかしら? 『そうだ、私は「蛙男」だからな。今は毛呂山(けろやま)と名乗っている。 魔法使いであり、オカルト作家のはしくれだ』 「こ、こないでよ見るからに変態! 化け物! キモオタ! ハルコンネンの精!」 『ああ…無知な者に説明するのは疲れる。せっかく通信がつながったというのに』 『ケロヤマ』と名乗る怪奇・蛙男は、ため息をつくと一方的にしゃべり出した…。 簡潔に説明しよう。ミス・ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 私はきみの召喚した子供、松下一郎こと『悪魔くん』の使徒、つまり高等な従僕だ。 体はもともと人間だが、魂は古代の魔法使い『蛙男』のものでね、 『悪魔くん』が朽ち果てた古い肉体の代わりに、新しい肉体を授けてくれたのだ。 彼は悪徳と不浄に満ちた現代の世界を粉砕し、偉大なる革命を起こすためこの世に生まれた。 差別も偏見も、貧乏も退屈も、戦争も国境もない幸福な世界、 『千年王国』を地上に築くべき『メシア(救世主)』なのだ。 そして私たち『使徒』は彼に仕え、共に戦うよう定められていた。 やがて彼は予言にあるとおり、信じていた味方に裏切られ、凶弾に斃れた。 『こちら側』の暦でいうと、前回のメシア『ナザレのイエス』が誕生してから およそ1964年目のことだった……。 だがメシアは死後『七年』経つと甦り、再び地上に降臨して権威を増し、 ついに『千年王国』を樹立するとも予言されていた…。 そこで私は七年待った。だが彼は来なかった。 『1+6』は『7』だから十六年後かと思い直したが、やはり来なかった。 二十五年、三十四年と待ったが復活の気配はなく、世界の混迷は深まるばかりだった。 生き残っていた『使徒』の残党も死んで行き、私一人になってしまった…。 『こちら側』での今年(2007年)は、彼が亡くなってからほぼ四十三年目に当たる。 そこで私は持てる魔力を振り絞り、築き上げた情報網を最大限に活用して、 遂にメシアが『ハルケギニア』という異世界にいるという情報を掴んだのだ!! そして、霊的にもっとも異次元とつながり易いように魔法の眠りにつき、 『霊夢』の中できみに語りかけているというわけだよ。 少しきみの記憶も覗かせてもらっているがね。 そういうわけで、きみがメシアをそちらに召喚してしまったため、 『こちら側』の世界――『地球』というのだが―――は、未だに悪魔の支配する、 不浄で、猥雑で、暴力的で、金銭至上主義で、貧富の差が大きく、 階層制度が厳しい軍事国家ばかりが乱立する『地上の地獄』のままだ。 世紀末から何年も経つというのにな……。 まあ、今年がだめなら五十二年目、六十一年目、七十年目、 一百六年目…といつまでも待つさ。 『ファウスト博士』などは、メシアの出現を四百年も待ち続けていたのだしな。 彼が『そちら』の世界で力を蓄えておられるようで、私も嬉しい。 ことによると、そちらで『千年王国』を建設されてから、こちらに戻ってこられるのかもな。 これから私は『悪魔くん』の夢の中にも行き、彼と再会することにしよう。 ああ、なんと懐かしいことだろうか……。 では、また会おう。ミス・ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 追伸:時代は今、ツンデレよりもヤンデレだ。 『ヤンデレ大全』近日発売! 「帰れキモオタ! アキバに帰れ!!」 (つづく) 前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ
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2017年11月12日/11月23日/2018年02月10日/02月17日開催 「裏切りの代償」 ■参加キャラクター 名前 プレイヤー 職業 心 技 体 武器 備考 カレ・ルー 天かける翼 盗賊 5 11 5 ショートソード AT2 初参加PC ショー・バイニン BUSHOUMONO 魔戦士 4 9 6 ロングソード AT4 職業ボーナス補填あり マリオン hand 精霊使い 8 8 5 ショートソード AT2 初参加PC ドラ=エイモン ase 戦士 5 7 9 ショートスピア AT4 PC名変更(旧名:キンシコウ) ■依頼概要 リューンにある「劇団」に所属しているピーターという男からの依頼。 その劇団に所属している幼馴染でありスター女優のイザベラに1週間ほど前から不吉な事件が続き、 命を狙っている者がいる可能性があると考えた彼は、彼女を護衛すると同時に 彼女を狙っている者の正体を突き止めてほしいと冒険者達に依頼を出した。 ■見学者 Tirina sAsa ■友好NPC 宿の亭主 給仕の娘 ルーナー ---片角の牡鹿亭の冒険者の一人。PC達に色々な助言を与えてくれる。 サンダー ---エールの井泉亭の三代目亭主。 盗賊ギルド員 ---モブ。毒針の鑑定をした。 通行人(複数)、露天商 ---モブ。イザベラ襲撃後に聞き込みを行った。 タカトゥー歌劇団 ---リューンで活動している劇団。 劇団員 ピーター(依頼人) ---役者で幼なじみのイザベラと同時期に同じ劇団に入った。 イザベラ ---劇団のスター女優。今回の護衛対象。 タカトゥー ---劇団の座長。 アンリ・ムーソン ---美術(大道具)担当。 ルカ・レドーラ ---衣装係。 サラ・トルジェン ---ベテランの女優。 劇団関連業者 ジェイソン・ノトー ---装飾関連の業者(未登場・名前のみ)。 ハゲ散らかした店主 ---劇団練習所近くでパンとスープを作ってるお店の店主。 マリナ・アジャット ---劇団練習所近くでパンとスープを作ってるお店の店員、熱烈な劇団のファン。 ■敵対NPC 裏ピーター ---イザベラへの失望によって生まれた別人格。暗黒の魔法を使う。 ■地理 交易都市リューン ■建物・名称 片角の牡鹿亭 エールの井泉亭 劇団の練習場 イザベラの家 パンとスープの店 ---劇団に食事を配達している店。名称不明。 ■イベント エールの井泉亭での調査。 劇団練習所での聞き込み。 ショー、イザベラ家の外で夜通し警護&イザベラお手製ご飯。 マリオンとエイモン、エールの井泉亭でサラに聞き込み。 カレ、劇団練習所のトイレに隠れて、夜間の潜入調査。便所で一人保存食を食べる。 劇団近くのパンとスープのお店での聞き込み。劇団ファンのマリナ・アジャット。 カレ、練習所で賄いスープゲット(祝)。 イザベラ、黒い衣を纏った暴漢により負傷。 黒い衣の暴漢、煙幕とともに消えゆ。 消えた黒い衣の暴漢を行方を探り、周囲や劇団員への聞き込み。 料理上手のイザベラのボルチーニ茸とクリームソースを使ったリゾット。 イザベラ家での警護 夜間イザベラとピーターの会話・・・ のちもう一つの人格を表すピーター。 ■獲得アイテム 元歌姫イザベラのサイン(×4) ---【イザベラのフルネームと ◯◯さんへYYYY.MM.DD】というメッセージ付き。 ■購入・支出 飲み代(10sp)(マリオン、エイモン) ---エールの井泉亭でサラから話を聞き出す際に各自支払い。 食事代(10sp)(ショー、エイモン、マリオン) ---パンとスープの店で店員から話を聞き出す際に各自支払い。 ■報酬 1人1500sp×4人=6000sp ---本来はピーターから1人300spが支払われる予定だったが、イザベラが肩代わりすることになり、更に多額の迷惑料が上乗せされた。 ■クーポン 劇団の歌姫殺害を阻止した(+4) ■セッションメモ 黒服が窓から落下について。金田一少年の事件簿のオペラ座の事件のトリックからの流用。劇団にあった重い煉瓦を使って窓を破壊して、煙玉を使って通行人に紛れたように見せる。 サラ「一つだけ許せない事があったけど、これは彼女を思っての事よ。」→イザベラの枕営業 表ピーターは自分が犯人だと理解してない。 新システム「幸運値」 PCの強化に依存せず、さまざまな状況に対応しうるファジー要素となりうる。 マルチクラスの職業ボーナスに関する仕様変更の補填としてショーに経験点15点が与えられた。(参考:セッションデータ/嫉妬と模特児と姫様) ■反省会ワンポイントメモ 推理物という形式が珍しいCWCRPGであった為かGM側も色々試行錯誤で、PC側も「推理」は難しい。位置関係の把握がややこしかった声もあったが、今後の探索や調査がメインとなるシティアドベンチャー形式への布石になったのではないだろうか。 カレは藤原竜也。
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◆街に着いた。翼の生えたライダーが街に戻ったがゆえに、危険もある。 しかし、ロウヒなる女主人はこの街の、さらなる奥、館にいるらしい。 無視するわけにもいかなかった。 付け加えて、他に行くような場所はない。 この島にあるスポットは、街と、森と、川だけだという。 「急造の島らしいからね?」 ◆時代は500年。この情報はあまり関係がない。 おそらくはキリがいいから。きっと理由なんてそんなものだ。 「よく聞いて、マスター。この島は隔絶されてるの。ロウヒが唄う呪歌の影響だと思うわ」 ◆街に入って早々な出会えたマタ・ハリいわく、この島は外界からは切り離された土地と化しているらしい。 一例としてカルデアの通信が届かないように、外界から受ける影響の一切が遮断されている。 それと同様に、この島から外界へ影響を与えることはできない。 「だからこその特異点未満というのかな? 人類史に生じた染みという点においては確かに同じかもしれないね?」 「でも、だからといって人類史が崩れるということはないわ。もうここは、海の只中を彷徨う流木のような場所だもの」 ◆それでも現に巻き込まれている以上、帰るにしろ解決するにしろ、動かなければならない。 そうでなくとも、可能であれば解決して、後顧の憂いはなくしておきたい。 「そうね。でも深追いはしないで、マスター。ここにいるクレオパトラとタマモキャットとを回収して帰るぐらいの心づもりでいいの」 「どうであれ、きみの命は一つしかないしね。 カルデアのバックアップが期待できない以上、無茶は禁物だよ?」 ◆頷く。こちらとて万全ではないのだ。 双方の干渉ができないという。一度リタイアしたらリトライは難しい。 それでも命あっての物種だ。 ◆特異点を解決する。都合上、こう表現した。 ただ街についてなお、なにをどうしたらいいのか、思い浮かばない。 そもそも、ロウヒはポポヨラで何をやっているのだ。 「……そうね。実のところそこがやりづらいところだわ」 ◆周囲の様子を窺う。 冷たい空気は相変わらずだ。ただし、街の外の寒々しく空々しい、干からびた雰囲気とは一転している。 街の中はなんだか雰囲気が暖かい。 煉瓦造りの家々も見た目は質素だ。 それらを繋ぐ石畳の道も、その先に伸びる、ロウヒがいるという館も、特別なものは皆無である。 それでも確かにこの街には、“幸せ”が溢れているように見える。 行き交う人々も、一口で表現するなら、余裕があった。 「私も同感ね。街の人たちと話していても、とても幸せそうだもの」 ◆マタ・ハリは複雑そうだ。 マタ・ハリはあまり身の上を語ろうとはしない。 話さない理由はあろう。プライベートは大切だ。 それでもマスターとして最低限の知識は身につけてきた。 昔、そうしたことを告げると、マタ・ハリはいつもみたいに微笑んで流してくれた。 ◆マタ・ハリの生涯は決して明るいものじゃなかった。 伝説のスパイ。陽の目を持つ女。 そんな彼女は“幸せ”な人たちを前にして、何を思うのだろう。 「……。ふぅむ」 ◆対して、オルフェウスは曖昧な表情を浮かべる。 オルフェウスの逸話はだれかから聞いたことがある。 ギリシャ神話の英雄の多くが乗ったというアルゴー船に乗船した話。 そして、冥界へ乗り込み、愛すべき妻を地上へ連れ戻そうとした話。 それ以上は知らなかった。 彼が何を思っているのかは分からない。 常にこちらに問いかけるように語りかける彼の心情をどんなに慮ってもあまりある。 「ん、どうかしたかい? マスター」 ◆出会って間もないオルフェウスをついつい凝視してしまっていた。 彼がこちらの顔を覗き込んでくる。 彼の顔に、もはや雑駁さは見られない。 だから、こちらが返す答えは決まっていた。 「そうかい? ならいいんだけど。それで、これからどうするんだい?」 「一度、街の人に話を聞いてみたらいかが? この街の人は急に襲いかかってきたりはしないはずよ」 「そうなのかい?」 「ええ。だって、他者を害さなくたって、彼らは幸せでしょうから」 ◆幸せだから、人を傷つけたりしない。 それは確かに、一つの真理なのだろう。 他者をひがむことない世界に争いはない。 周囲をそしることない世界に諍いはない。 自分をねたむことない世界に戦いはない。 ◆すでにその辣腕でこの街の諜報を終えたマタ・ハリの言だ。 信用しよう。痛みの共有はできなくとも信じることは勝手だから。 BACK TOP NEXT g 自己照射鏡面 ポポヨラ i ▲上へ戻る
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あ|か|さ|た| は|ま|や| ノーマル→対戦時に確定で入手可能 レア→対戦時に入手可能だが、確定ではない 画像をクリックすると指定のアイテムに飛べます。 天叢雲剣 入手元(レア):(BOSS)ヤマタノオロチ 入手元:スサノヲ 作成方法:草薙剣+聖水 進化素材:+オオオロチ(Lv10)→ヤマタノオロチ 変化:ヤマタノオロチ(Lv10)の姿を変化 ヴァジュラ 入手元(レア):(BOSS)雷神インドラ 進化素材:+雨神ミトラ→雷神インドラ 変化:雷神インドラ(Lv10)の姿を変化 大ネジ 入手元:ロボ四式要塞型 合体素材:+波動剣→波動ユニット 合体素材:+ほのおのかたまり→火炎ユニット カルラの横笛 入手元:カルラ 進化素材:+カラステング(Lv10)→カルラ 金竜のウロコ 作成方法:金竜のヒゲ+赤竜のウロコ 合体素材:+竜帝の肝→金竜玉 金竜玉 入手元(レア):(BOSS)竜帝ファンロン 作成方法:金竜のウロコ+竜帝の肝 進化素材:+ファンロー(Lv10)→竜帝ファンロン 金竜のヒゲ 入手元:ファンロー 合体素材:+赤竜のウロコ→金竜のウロコ 合体素材:+黄金の粉→ 黄金竜のヒゲ 草薙剣 入手元:ヤマト 合体素材:+聖水→天叢雲剣 グリーンソウル 入手元(レア):(BOSS)龍神ククルカン 入手元(レア):(BOSS)神樹竜ククルカン 進化素材:+タマゴン(Lv10)orケロゴン(赤)(Lv10)→ケロゴン(緑) 進化素材:+ケツアルカトル(Lv10)→龍神ククルカン 変化:龍神ククルカン(Lv10)の姿を変化 変化:神樹竜ククルカン(Lv10)の姿を変化 黒竜騎装 作成方法:ブラックスピア+ブラックシールド 合体素材:+ブラックヘルム→真黒竜騎装 金剛杵 入手元:雨神ミトラ 進化素材:+アシユラ(Lv10)→雨神ミトラ 邪悪なシルク 入手元:(BOSS)魔公爵アスタロト 合体素材:+魔性のレザー→魔公爵のマント 変化:魔公爵アスタロト(Lv10)の姿を変化 真黒竜騎装 入手方法:ブラックヘルム+黒竜騎装 進化素材:+暗黒竜騎士レオン(Lv10)→漆黒の竜騎士レオン 赤色の羽根 入手元:セキト 合体素材:+ユニホーン→セキトのツノ セキトのツノ 作成方法:ユニホーン+ 赤色の羽根 進化素材:+天馬ユニコーン→セキト ダークエッジ 入手元:闇のジーク 入手元:暗黒騎士エッジ 進化素材:風のジーク(ダークエッジを所持)+竜騎兵レオンorカルラor月風魔→闇のジーク 合体素材:+邪煉瓦orダークマインド→ダークネスエッジ 波動剣 入手元(レア):(BOSS)月風魔 合体素材:+大ネジ→波動ユニット 合体素材:+月氏霊魂→大念動波剣 進化素材 +風魔の零→月風魔 波動ユニット 作成方法:波動剣+大ネジ 進化素材:+ロボ四式→ロボ四式要塞型 秘伝のリボン 入手元(レア):舞将アゲハ 合体素材:+秘伝の鱗粉→舞将の具足 秘伝の鱗粉 入手元:舞将アゲハ 合体素材:+秘伝のリボン→舞将の具足 フォックスファー 入手元:(BOSS)ダッキ 進化素材:+ヤコ(Lv10)→ダッキ 舞将の具足 作成方法:秘伝のリボン+秘伝の鱗粉 進化素材:+アゲハ→舞将アゲハ ブラックシールド 入手元(レア):暗黒竜騎士レオン 合体素材:+ブラックスピア→黒竜騎装 進化素材:+黒竜騎兵レオン(Lv10)→暗黒竜騎士レオン ブラックスピア 入手元:暗黒竜騎士レオン 合体素材:+ブラックシールド→黒竜騎装 進化素材:+竜騎兵レオン→黒竜騎兵レオン ブラックヘルム 入手元:(BOSS)漆黒の竜騎士レオン 合体素材:+黒竜騎装→真黒竜騎装 変化:漆黒の竜騎士レオン(Lv10)の姿を変化 魔界吟醸 入手元(レア):(BOSS)魔王ナナワライ 合体素材:+魔米→魔界大吟醸 変化:魔王ナナワライ(Lv10)の姿を変化 魔界大吟醸 作成方法:魔界吟醸+魔米 進化素材:+魔王ナナワライ(Lv10)→邪神ナナワライ 魔公爵のマント 作成方法:邪悪なシルク+魔性のレザー 進化素材:+悪魔アスタロ→魔公爵アスタロト マジカルソード 入手元:魔導騎士マジカ 入手元:(BOSS)魔導騎士カオスマジカ 合体素材:+真紅の魔石→マジカルソードΣ 合体素材:+漆黒の魔石→マジカルソードΩ マジカルソードΣ 作成方法:マジカルソード+真紅の魔石 進化素材:+魔法騎士マジカ(Lv10)→魔導騎士マジカ 魔性のレザー 入手元:悪魔アスタロ 合体素材:+邪悪なシルク→魔公爵のマント 魔米 入手元:(BOSS)邪神ナナワライ 合体素材:+魔界吟醸→魔界大吟醸 変化:邪神ナナワライ(Lv10)の姿を変化 メドゥーサの涙 入手元(レア):(BOSS)女帝メドゥーサ 進化素材:+メドゥシアナ→女帝メドゥーサ 変化:女帝メドゥーサ(Lv10)の姿を変化 ユニホーン 入手元(レア):天馬ユニコーン 合体素材:+赤色の羽根→セキトのツノ 竜帝の肝 入手元:(BOSS)竜帝ファンロン 合体素材:+金竜のウロコ→金竜玉 変化:竜帝ファンロン(Lv10)の姿を変化
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キギ@無名騎士藩国 作戦参謀。 アイドレスの作戦と名の付く作業のエキスパート。 作戦ライブラリ創設者。 最古にして最長の参謀。 彼の参謀としての歴史は参謀本部が発足されるよりも昔に遡る。 そして――猫の関わる戦争のほぼ全ての作戦立案に、彼は関わった。 参考資料:個人的な参謀仕事まとめ。byキギ /*/ E18はじめての戦争:対アウドムラ戦の作戦原案提案 E40キノウツンの誇り:たけきのこ救出戦の作戦原案のみ提案 E41第1次共通資格試験:参謀4級取得 E56同時多発爆発:無名騎士藩国の作戦案作成および作戦参謀 E59決戦FVB:ロジャー防衛の原案の提案 E65作戦立案:ゴロネコ藩国偵察作戦案の作成および偵察指揮 E65作戦立案:玄霧藩国偵察作戦案の作成 E65作戦立案:宇宙(FEGリンクゲート)偵察の原案の提案 E65作戦立案:小笠原偵察作戦案の作成(未使用) E69青森救出戦:青森救出作戦の原案の提案 E70亜細亜の曙:原案の提案および作戦参謀 E72ゴロネコ藩国防衛戦:原案の提案 E72玄霧藩国防衛戦:作戦案の作成 吏族ダンパ小笠原偵察:作戦案作成および作戦参謀 吏族ダンパ広島偵察:作戦案作成および作戦参謀 吏族ダンパ小笠原決戦:作戦案の作成および作戦参謀 吏族ダンパ後ほねっこ偵察:作戦案検討および作戦参謀補佐 後ほねっこ男爵領奪回戦:作戦案検討および作戦参謀補佐 E80広島侵攻:作戦班として作戦案検討および作戦参謀 E85故郷への長い旅:作戦班として作戦案検討およびオペレーター部隊運用の提案 E91ガンパレードブルー:作戦案検討および作戦参謀 E98九州会戦:作戦班として作戦案の腹案作成や検討 E101ラーカウ要塞攻略戦:作戦班として作戦案の検討 E102白いオーケストラ再び :作戦班として作戦案の検討 作戦ライブラリ:随時、戦闘イベントに提出された作戦概要や補正用作戦のまとめ /*/ ――その場所は設定にはない。 どこかのどこか。 赤煉瓦の壁に大きな窓を壁一面に張り巡らせた、どことなくヨーロッパの学校校舎を連想させる建築物である。 その3階建ての...みすぼらしいとは言わないが質素な建物こそが、『にゃんにゃん共和国参謀本部』 だった。 とはいえ、それは見かけだけのこと。 内部では現在建築学の粋を極めた構造物と設備によって、 「――と言うことではないのであしからず。」 見たまま町役場程度の建物に、全国から参謀たちが詰めかけている。 それが参謀本部の実態なのだ。 キギは誰にともなく呟いて苦笑した。 現在の参謀本部は休業中なので忙しくはない。 とは言え、何人かの事務員と参謀長だけは、残務処理に追われていた。 今はというと、事務室の誰もいない机で、乃亜1型が一人リザルト処理をしている。 仕事時間が足りない~とは本人の言だが、実のところオーバーワーク気味である。まことにお疲れ様です。 事務室は教室ほどの部屋にデスクが所狭しと並べられていた。 というより有り体に言えば狭い。 ターン中頃の参謀大増員に耐えきれていなかった。 人が増えた昨今では「参謀本部は狭すぎる、いやショボすぎる、増築すべきだ、いやいっそのこと新築するべきだ」 との意見が絶えない。 もっともな話だがそれを言われたときの、上層――とりわけ古参は苦笑して「そうだなあ」と言うだけである。具体案が出ることはなく暗黙に却下されるのが常だった。 キギにしてもこの狭苦しい人が机の間を横になって歩くような参謀本部に愛着を持っていた。 低い天井も、音を立てる木の床も、誰かの拳で穴の空いた板壁も。 それらを見るたびに今はいない人間の足跡、らくがき、面影が幻となって庁舎と重なる。 視線の向こうで乃亜1型が下敷きで顔をパタパタあおいでいた。 ちなみにこの参謀庁舎、空調がない。天井で居酒屋とかによくある巨大な扇風機がぐるぐる回っている程度である。クールビズどころではない。 冷房ぐらいは付けるべきだと思うが、断熱効果など期待できない造りの隙間部屋なのでクーラーなど無駄だという意見で終わるのが常だった。 断熱改装ぐらいはしてもバチは当たらないと思うんですけど。 「ところで、なぜ呼ばれたのでしょうか」 事務室とパーテーションで区切られただけの「参謀長室」で、両足を机にあげている参謀長――玄霧。 参謀服も着ず、開襟シャツの胸元をはだけ汗をだらだらと垂らしながら、ガリガリ君を食べている。 蹴っ飛ばしてやろうかと思いつつキギは訊ねたのだった。 「んにゃ、っと。よいしょ」 と言ってガリガリ君を口にくわえてのけぞった。 勢いを付けて座り直そうとしてそのままこける。 「んぎゃあ」 このひと万能執事目指してるんじゃなかったっけ、と思いつつキギはぐるりと室内を見回す。 『ノーダイス・ノーヒーロー』 と書かれた明朝体の張り紙。 キギは知っている。以前の参謀長が随分昔に貼ったものだった。 いい標語ですねと聞いたら、沈鬱そうな表情で「あはは」と笑ったのを思い出す。 まあ、いろいろやりきれないところがあるらしい。 「あー痛。いやいや、暑い中ご苦労様。休暇中なのにねえ」 「まったくです。これでしょうもない内容だったらぶっ飛ばしますよ」 「実は、オレが進言した結果、キギさんに勲章が出ることになりまして」 玄霧は話を無視してガリガリ君のバーをゴミ箱に捨ててから、抽斗を探った。 「どこだったかな」 「勲章? 参謀勲章でなくて?」 「うむ、参謀勲章でなくて。オレがキギさんって参謀の鏡だよねーって進言した結果、特別に貰えるのよん」 そう言いつつも玄霧は参謀長デスクの抽斗を探り続ける。 ごそごそ動く腕の肩口には腕章で『オレってちょーえらい ビクトリー・グミ最強』 と筆書きされていた。 まあ、こういう人だなあと思いつつキギは半目で事務所――パーテーションの向こうを覗く。乃亜1型は時間が空いたのかお弁当を食べていた。 「あった、これだ。はい、あげる。受勲おめ」 「はあ」 と、両手の平に収まるぐらいの箱を投げ渡される。紺色のつるっとした生地で覆われた指輪とかを入れるあれだ。 ちなみに玄霧が掴んでいた部分が汗でにじんで濃いシミになっていた。 いろいろとため息をつきながら、ゆっくりとケースを開くと、中には柏葉の付いた勲章。 勲章部分も豪華で剣と槍と翼、銀色に黒と赤が混じった拵えになっている。 「柏葉付勲章というらしーよ」 「そのままですね」 「ちなみに賞状の方は、郵送してるから」 「なら、これも郵送してくれれば良かったんじゃあ」 「ん~む。やっぱりこういうのはてづからじゃないと雰囲気出ないじゃなーい」 これで雰囲気が出ていると思っている玄霧の脳に驚異を覚えつつ、キギは勲章を手にとって眺めて目を閉じる。 「ありがたいですけど――僕なんかが貰って良いのでしょうか」 「あー、まー言うと思ったけど。作戦ライブラリ、アレのお陰でかなり助かりましたし」 「ライブラリですか」 「うむ、作戦ライブラリの登場で各国の作戦も立てやすくなったし、一つの場所に纏められてるので検索性もいいし、管理は大変だっただろうね、と」 「そりゃあまあ大変でしたけど、」 どちらかと言えば楽しかった。趣味でやっていた部分もある。 「それにあれは、自分の不甲斐なさを痛感して、それで作ったものです...」 思えば、猫の戦術面での不得手を指摘されてからの発足である。 自分の心が一度折れて、真の作戦参謀として進むきっかけになった出来事。 イラスト、応援が限界を突破して効力を上げていく中での作戦補正の頭打ち。個人の限界、あるいは無知を痛感した。 そして考え抜いた末、難しいと言われていた作戦の広域募集を行い、そして、 「――痛感して、そして広島戦で作戦補正は限界突破をした」 玄霧はにやりと、いやらしく笑った。 「むろん個人として戦術、戦略の勉強もしたけれど、でもな。それよりも、作戦をすべての藩国に募集して、それを班長としてまとめ上げて提出した。 オレはそんな自分を奢らずに人々の協力を無限に発揮させる――そんなキギさんの後押しこそが実を結んだんだって思うのよ」 「そんな、大げさですよ。あのときだって反省しなきゃいけないことがいっぱいありましたし...」 「いやいや。んでもって、キギさんはそこから募集した作戦やその結果を、保存、データソース化してライブラリを作成した。それが作戦ライブラリ。 ライブラリ。あれはいいよ。過去の戦闘イベントから戦術を学ぶこともできるし、各国のエキスパートの意見を蓄積できる。戦闘単位が藩国ごとになっても生き抜けたのは、あれのおかげだと思うよ」 「でも、マジックアイテム探しでは流用できませんでしたし」 「参考にはできたさ」 「しかし、あれは持ち込み品として維持費もいただいておりますし――」 なおも食い下がるキギに、玄霧は「う~ん」と唸る。 立ち上がって、どう言おうかなあという表情だった。 視線を彷徨わせながら、あちこちを見る。 ふと、その視線が何かを見つけた、 「ん~まあ、これは言うつもり無かったんだけど。でも言った方が良いのかなあ。」 そんな前置きをしてから、玄霧は。 「別に、ライブラリだけじゃないよ」 と言った。 彼が見つけたのは天井近くの額縁だった。 それは、ターンごとに映された集合写真で、玄霧とキギはもちろんすべての写真に写っていた。玄霧は写真の中心――つまり中期の写真を見ている。時期的にはゴロネコ・玄霧防衛戦の頃だ。この頃の参謀本部は物凄く数が少ない。4・5人動いていればいい方だった。 玄霧とキギは共に指揮官として両国の防衛に参加した。 「あのころ、キギさんが全ての作戦を担っていた。どんな逆境でも青森防衛イベントが起ころうとも、全部やってくれた。オレたちも、キギさんならやってくれると信じてキギさんに頼った。今思えばむちゃぶり以外の何者でもないんだけどなぁ」 と、玄霧は苦い思い出を噛みしめてデスクに肘を置いた。 そして、ここだけは真剣な表情で、 「作戦補正が頭打ってよーがなんだろーが、そんなの関係ねぇよ。あんとき、そんなコトをやってくれる――くれた人はキギさん。あんたしかいなかった」 苦笑。真剣な顔が続かなくなって、もとの玄霧らしい顔に戻る。 「もちろん、ライブラリのキギさんも作戦班長としてのキギさんも感謝している。 ...でもなぁ、オレはあのころのキギさんに一番ありがとうって言いたいのよ。そんでもって、そのあと心が折れても...くじけても...それでもずっと、最初から最後までいっしょに戦ってくれた、陰でみんなを支えてくれたキギさんにお疲れ様って言いたいのよ」 くしゃくしゃと笑ってからキギの持つ勲章を拳でこん、と叩いた。「内緒だからな」と、前置きをして、 「てーなわけで、猫参謀にして参謀長である玄霧は、その柏葉の勲章を無名騎士藩国のキギに授ける。受け取ってくれるな?」 玄霧の一方的な演説に、キギはしばらくぼんやりしていた。 参謀長室(兼事務室)の熱さのせいでおでこからはだらだらと汗が流れている。せめて冷房は必要だなとまた思った。外ではまだ夏と勘違いしているのか、蝉が盛大に大合唱をしている。 パーテーションの向こうでは、乃亜1型がリザルト提出の遅れている藩国に催促の電話を掛けていた。 煉瓦にはめ込まれた大きめの窓の外には、建物を覆うように生えた木々の風景。 ――微かに笑ったのだろうか。 少し開いた口でキギは、玄霧に応えた。 「背景の木の役」 「?」 「いえ、背景の木の役みたいに目立たなくて...それこそ、どこかにでもある木々のように存在して舞台の一員としてこっそり頑張っている。 ――そんな風になれたらなって、昔思ってたんですよ」 「ふうん」 玄霧も窓の外を見た。 「まー、ずいぶんとでっかい木になっちゃったねぇ」 それには応えなかったが、かわりにキギはもう何も言わなかった。 玄霧はそんな彼の顔を眺めてから口の端を曲げて笑みをつくった。 「柏葉勲章、受勲おめでとう」 「はい」 (終わり)
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―――― ――――――― ―――――――――――――― ――………吉影……吉影や…… ………吉影…何で残すんだい……?…私の料理…が…嫌いなのかい……?……… ―――うっ、とお腹を押さえる。 目の前には自分が食べ残した料理。 その量は明らかに幼い自分の胃の許容容量をオーバーしている。 ……そうなのかい……?……私が…心をこ……めて作った料理が…食べられないというのかい………?… ―――違う――そうじゃなくて――――― 口を開くが、幼い自分には抗いようもない力で髪をを掴まれ、卓上の御碗に叩きつけられる。 顔面が食べ物で汚れる。 ――――― ――――――― ――――――――――――― ………吉影…… …何で…私と一緒に、お風呂に入りたくない…なんて…言い出すんだい…?……私が……嫌いになったの……?……… ―――頭を掴まれ、湯のはった浴槽に頭を突っ込まれる。 苦しい。 息が出来ない。 ――――――― ―――――――――― ――――――――――――― ………吉影……何でだい………?………何で…私を………愛してくれないんだい………?… ――――ズル――ズル――――― ―――襟首を掴まれ、廊下を引き摺られる。 ―――ガラッ――――ドシャッ―― 物置の扉が開かれ、身体を投げ出される。 物置の中は暗く、扉からの光しか明かりはない。 ……吉影…何がいけないんだい?私は…こんなに…お前を愛しているのに……何で、私を愛してくれないんだい?……… ―――――――――――――――やめて――――― ――――――――――やめて――――― ―――――そんな重みを―――背負わせないで――――――― ―――物置の引き戸が閉じられる。 逆光の中、自分を見下ろす顔。 陰っているせいで、その表情を窺い知ることは出来ない。 だが、見えていなくても、それが誰か、彼には分かっていた。 ――――――――――母さん―――――――――― ――――――― ――――――吉影――― ――――――――――吉影――――――――― ―――――「………………………………う…………」 吉影は目を覚ました。壁にもたれていた身体を起こし、辺りを見回す。 「………夢……か…………」 ここは紅魔館地下。壁の蝋燭の仄かな明かりに照らされた、赤煉瓦の通路。 (…………それにしても…) 吉影は懐の地図を取り出し、広げる。 (……まさか、『あの頃』の夢を見るとはな…それだけ、自覚のない間にストレスを抱えていたという事か…?) 地図左上の時計を確認すると、既に『賭け』開始から半日以上経過していた。 「……吉影…吉影…」 頭上からの声に、吉影はハッと顔を上げる。 「…親父……」 そこにいたのは、彼の父親、吉良吉廣だった。 吉廣は写真から顔だけを出し、さめざめと泣いている。 「……吉影……すまなかった………お前の苦しみを知っておったというのに…わしはお前の母親を止める事が出来んかった……お前を助けてやれんかった…………」 (……寝言を聞かれてしまった…か…) 老いた顔をさらにしわくちゃにして泣いている父親に、吉影は声をかける。 「……いや…親父は十分わたしを助けてくれた…死後もわたしの側にいてくれているじゃないか…」 吉影の言葉に、吉廣は首を振る。 「いや…わしはどうしようもない役立たずじゃ…!生前も死後も、たった一人の息子を護ることも出来ずに…今も、自分のせいで息子が苦境に立たされておるというのに、何も出来ん…!わしは…わしは親失格じゃ…!!」 なおも泣き続ける吉廣に、吉影は優しい口調で話し掛ける。 「いや…今こうなっているのは親父のせいじゃない。あのとき親父が『キング・クリムゾン』とハッタリをかましてくれなければ、わたしは今頃妖怪共の糞になっていた…。それに、仮にそうなっていなかったとしても、あの天狗が『キング・クリムゾン』以外を目的にわたしを罠にかけようとするのは変わらないだろう。わたしは親父には感謝しているよ。 それに……」 吉影の瞳が吉廣の目を見据える。 「………わたしは、お袋にも感謝している。彼女の『教育』のお蔭で、わたしは『盲目的に享楽を追い掛ける浅はかな人生』を歩まずに済んだ…わたしの『性(さが)』を知っても、彼女はわたしを理解してくれた…。…だから………」 吉影は少し悲しそうに目を反らす。 「……お袋を責めるのは…もう止めてくれ…」 吉影の言葉に、彼の父親はハッと息を呑む。 「………分かったわい……」 吉廣はゴシゴシと涙を拭う。 「ところで……」 吉影が話を切り出した。 「どうだ…?手筈通りにいきそうか?」 「ん…?ああ、そうじゃったな。今のところ、問題無く事は運んでおる。」 「彼…宮本輝之輔は、協力したのか?」 「ああ、どうやらヤツもかなりキテいるみたいでな、『脱走の手助けをしてやる』と言ったら飛び付いてきよったわい。」 「そうか分かった。引き続き頑張ってくれ。」 「ああ、任せておれ。」 吉廣が写真の中に引っ込み『ジャンプ』した後、吉影は立ち上がった。 「よし、親父達が計画通りに動いてくれれば、問題は無い……あとは…」 吉影が何やら地図を眺め思案している時だった。 「ッ!!!?」 吉影の左手を強烈な衝撃が襲った。 「ヤツめッ!遂に来たかッ!【シアーハートアタック】の餌に食い付いたな!?」 左手の痛みに耐えながら、吉影はスタンドを出現させる。 「【キラークイーン】!!」 彼の傍らに【キラークイーン】が現れる。その時、また吉影の左手の甲を衝撃が走った。同時にそう遠くない場所から爆発音が響いて来る。 「ヤツの部屋の前に仕掛けておいた【シアーハートアタック】…爆弾化しておいても良かったが、そうするとわたしが近くで四六時中見張って起爆しなくてはならず、爆弾化しなければ以前のように容易く封じられてしまう…ならばッ!!」 【キラークイーン】がスイッチを押した。 ドグオォォォォ!! 「ギャアアアあァァァァー!!」 爆音と悲鳴が地下の空間に木霊する。 「【シアーハートアタック】の他に、『第一の爆弾』も仕掛けさせてもらった!【シアーハートアタック】に気を取られて上に注意が向いている間に、足元を攻撃できるよう、床を爆弾に変えてな…!!」 吉影はニヤリと笑い、左手の痛みも気にしていない様子だ。 「だが……モチロン、この程度で君を倒せる――などと、甘い考えは持っていない…」 ……ザッ…ザッ… 背後からの足音に、吉影は悠然と応え、振り返る。そこに立っていたのは、黒い笑みを浮かべ吉影を見つめるフランの姿があった。 「あははっ、随分と情熱的なモーニングコールではなくて?」 彼女はニィっと笑い、ませた口調で話し掛けた。彼女の足はズタズタに崩れていたが、そんな事気にも留めていない。右手をきゅっと握る度に、【シアーハートアタック】の爆発音が轟き吉影の左手が悲鳴をあげる。 「昼夜逆転生活を営む引きこもりのお嬢さんには、このくらいの衝撃が眠気覚ましにはちょうど良いと思ったんだがね……」 吉影も左手の痛みなど意に介さず、微笑を浮かべフランを睨む。 二人とも戦闘態勢にはいり、身構える。空気が熱を帯びる。 「……ねえ…貴方…」 フランがスペルカードを抜き、吉影に話し掛ける。 「聞いたわよ…人里で、『先生』をしてるらしいわね……」 「…それがどうした?」 「…私ね、昨日寝る前に、外の世界のご本を読んだの…幻想郷に来る前、私が住んでいた地域の事が書いてあるご本を…ね……」 フランは自慢気に話し掛ける。 「その中にね…昔の王国で行われていたとっても楽しそうなショーの事が書いてあったの… 『ころっせお』っていうおっきな入れ物の中に、人間とかヒョウとか、ライオンとか入れて、最後に誰が生き残るか観て楽しむそうよ…」 フフフっとフランは笑う。 「でも、実はみ~んな『人間が死ぬ』のが楽しみで見に来ていたそうよ…今やってる『お遊戯』もおんなじ。私がライオンで貴方がカワイソーな人間、貴方は『お客様』を楽しませるために死ぬのよ。」 クスクスと可笑しそうに笑うフラン。 「フン、貴様がライオンでわたしが人間だと?なるほど、理にかなっているな。」 吉影は無表情にそう答え、ニヤリと笑う。 「ライオンの君は、檻に繋がれて鞭で打たれ、生肉を喰らい芸を仕込まれて、人間の見世物になっているのがお似合いだ。」 フランの目付きが険しくなる。 「ねえ…『ころっせお』って…『殺っせよ』って聞こえない…?国語の先生…?」 フランがスペルカードを掲げた。 「残念、ダジャレは零点だ。」 吉影も姿勢を低くし、【キラークイーン】のビジョンを自身に重ねる。 「……ならば…折角だから、『先生』として一つ教えてあげよう…」 吉影の瞳が殺人鬼のそれに変貌する。 「では教育してやろう… 本当の『化け物』の、闘争というものを…!」 「キャハハハハッ!分かったわ、よ~く覚えておいてあげる……」 フランの瞳が心の底から楽しそうに笑う。 「大それた事を言ってしまって……二秒後にピーピー泣きじゃくる事になったおバカな人間の事をねッ!!」 フランのスペルカード宣言が地下に響き渡る。 「禁忌『禁じられた遊び』」 フランの両手に十字架が出現し、それらが膨大なエネルギーを纏って巨大な十文字となる。 「せぇぇいっ!!」 吸血鬼の腕力で投げられた十字架が、吉影に迫る。壁をギャルギャルと削りながら肉迫するそれらは、まさに歯車的破壊大車輪。 「…フンッ…吸血鬼が十字架とは……」 吉影は眉一つ動かさず、ただ一言。 「やれ、【キラークイーン】。」 【キラークイーン】が床を叩き壊し、煉瓦の破片を掴んで投げつけた。破片は十字架弾幕の間を縫い、フランに迫る。 「んっ……」 フランが『破壊の目』の視界に移行し見ると、吉影の投げた煉瓦からは、『目』が抜き取られていた。 「……フフっ…」 ほくそ笑むと、フランは翼をひろげ、空気を打ち叩き飛翔する。天狗並の物凄い速さで爆弾煉瓦を避け、一直線に吉影に突っ込んでいく。 フランと十字架弾幕が吉影を八つ裂きにしようと襲い掛かる。 「しばッ!!」 【キラークイーン】のラッシュで弾幕を捌く。弾かれた十字架が壁を木っ端微塵に破壊する。だが、一発一発が重く、左手も使えない今、フランの接近に対応出来る状況ではない。 「キャハハハッ!」 隕石のように向かって来るフラン。両手の十字架がギャルギャルと回転し、吉影目掛けてブゥンッ!と投げつけた。 ガガガガガッ……! 壁をぼろぼろに削り取りながら2つの十字架が吉影を襲う。 「しばばッ!!」 右手だけでは弾ききれないと判断し、蹴りで弾き飛ばす。軌道を逸らされ弾幕は壁に突っ込み、破片が飛び散る。 「せぇぇいやァッ!」 もうもうと立ち込める土煙を破り、フランが吉影の目の前に現れる。渾身の力を込めた拳に加速を乗せ、吉影の顔面を狙う。 吉影は【キラークイーン】の右腕でガードする間も無く―――― ――ニヤリと笑い、【キラークイーン】右手のスイッチを押した。 ドグオオォォォォ!! フランと吉影の間、フランの背後で、寸分違わず同時に大爆発が起こった。 「きゃあッ!?」 フランは前方からの爆風に押し戻され、吉影は衝撃を利用・軽減しバックジャンプで距離をとる。 (こ…この人間…!爆弾を二つに割って最初の一発をわざと私に避けさせて…二発目を私の弾幕が起こした土煙に紛れて……ッ!!) 視界を遮断されていては『物』自体が見えないので『目』の有無は分からない。 自分の能力の弱点を『自分の攻撃を利用されて』突かれた事に、フランは怒る。だが――― ドドグオオォォォォ!! 「ッ~~~~!!」 前方の煉瓦の破片を爆破! 後方の煉瓦の破片を爆破! けっこう楽しむつもりでいたフランも全身をエアバックに押し潰されるかのような爆風風圧にはビビった!! 「ギャアアァァァあ!!」 その二つの爆心の間に生じる超高圧の圧倒的破壊空間はまさに万力的砂嵐の小宇宙!! これぞ闘技『二重(フタエ)の起爆』!! 「アアァァァァ………――」 悲鳴は爆音に掻き消され、やがて爆発は止まった。 「さて、どうなったかな…」 サンジェルマンにカツサンドを買いに行くかのような雰囲気で、吉影はゆったりと歩み寄っていく。 「…あ………あぁ…」 滅茶苦茶に破壊された瓦礫の中、フランは仰向けに倒れガクガクと痙攣している。右腕は肩から千切れ飛び、両足は膝のあたりから吹き飛んで骨が見えている。 「ああぁ……い…痛い……痛い…!!痛い…」 自分の血溜まりの中で、フランは痛みに悲鳴を上げる。 吉影は彼女の前に立ち、冷酷な目で見下ろす。 「そうか痛いか、なら死ね」 一切の感情の籠っていない声で言い放つと、【キラークイーン】の発射した拳銃弾がフランの脳天を撃ち抜いた。 「ガグッ……」 頭から血を吹き出し、ふっと倒れた。同時に、接触起爆型爆弾に変えられた拳銃弾がカチリ、と音をたて、爆発した。フランの身体はバラバラと塵に還り風の吹かない地下の床に積もる。 「さて、それじゃあ………」 パンパン、と手を払い、吉影は何の感動なさそうに振り返る。 「『本物』を片付けなければな…」 背後に佇むフランを、ギロリと睨む。 「すっご~い、なんで『分身』だって分かったの?」 「『アレ』の右手を吹き飛ばしてやったのに、左手の痛みがとまらないからだ。」 感心するフランにつまらなさそうに言い、吉影は身構える。フランも片足を引き、構える。 「ねえ……私…少し思ったんだけど…」 フランが楽しそうに笑う。 「よく考えたら…スペルカードバトルなら、けっこうしょっちゅう出来るのよね。今みたいな『お泊まり』で『思う存分』出来るのはめったに無いけど……せっかくの私の『能力』で壊れない人との『お遊戯』を、いつものスペルカードだけで戦うのは、ちょっともったいないかな~って。それでね……」 フランの目が無邪気な輝きを帯びた。 「こ~いうのはどう?」 フランが左手を吉影に向けた! 「ッ!!!?」 吉影は自分の『目』が引き寄せられるのを感じ、 「【キラークイーン】ッ!!」 【キラークイーン】の指が吉影に触れ、彼の『目』がスイッチに『ジャンプ』する。 「……………」 『きゅっとしてドカーン』への特効薬を持つ吉影だが、何かに気付き、ギリッと歯を噛み締める。 (くっ……!この小娘、まさか…!) フランの目を睨み返すと、彼女はニィっと笑う。 「アハハハハ、分かってくれたようね…」 悪戯っぽい笑みを浮かべ、フランは吉影を見つめ返す。 「これから、私はスペルカードを使わないわ。代わりに、貴方の『目』を引っ張り続ける。そうすれば…貴方も『爆弾』が使えなくなるでしょ…?そうしたら、弾幕の撃てない貴方は……」 吉影がゴクリ、と喉を鳴らす。 「…『肉弾戦』、……か…?」 ウフフフっとフランは可愛らしく笑った。 「…なるほど、それなら……」 吉影は足を引き、身構える。 「それ相応の『覚悟』が必要だな……!」 【キラークイーン】にファイティングポーズをとらせる。彼の瞳には躊躇いは無く、既に『覚悟』が宿っていた。 「キャハハハ、さあ、始めましょう……?サイコーにエキセントリックな『遊び』をねっ!!」 二人の視線が交差する。空気が闘争心にビリビリと震える。 歪な翼が空を打ち、筋骨隆々の脚が床を蹴る。その瞬間、フッと二人の姿は消え…… ドオオオォォォォォンッ!! 拳と拳が激突し、衝撃が波動となって地下空間に響き渡っていった。 ―――――――― ―――― 同時刻、某所 「ええい、なにをモタモタしておるんじゃ!もっと気張れ!!『スタンドは気合い』じゃぞ!!」 「そ…そんな事言われても…!もともとタクシーより大きい物をファイリングした事なんてありませんし…た、体力も弱ってるんで…」 「全く、近頃の若いモンは…!ほれ、これでどうじゃ!?」 「ブッ!?ゲホッゲホッ!!なっなんですかこの怪しげな粉!?」 「魔法の森に自生しておる茸の胞子じゃ。なんでも魔法使いの力を高めるそうでな、スタンド使いにも(たぶん)効果はある。」 「な、なるほど、でもこれって、害は無いんですかぁ?」 「安心せい、ちゃんとスタンド使いを被験者にして安全性を確かめておいたわい(被験者はわしじゃがな…)」 「そ、そうですか。だったら安心ですね… おおっ!ホントだッ!!力がみなぎって来たぞ!!ハハハハハ最高にハイってヤツだぁぁぁ!! あれ、なんか親父さんが二人見える……」 ―――――――――――――――――――― ―――――――― 「せぇぇぇぇぇいッ!!」 「しばばばばばばばはッ!!」 ドオォン!! ガァン! ドギャアァン!! 「うっ……!」 「ぐぅッ………!」 空中で打ち合い、バッ!と離れる。 スタッ 「はぁ…はぁ…」 着地し、フランは荒い息を整える。彼女の両手は手の甲が裂け、真っ二つに折れた骨が飛び出していた。 タンッ 「ハァー…ハァー…」 【キラークイーン】の脚で着地し、吉影はフランを睨みつける。 「グッ……!」 左手の痛みに呻き耐え、吉影は思考を巡らせる。 (わたしに有利な点は…『ヤツには【【キラークイーン】のスイッチ】以外見えない』という事…そして『スタンドを攻撃出来る手段が無い』点、そして『相手が【能力】を使えない』『相手はスペルカードを使わない』の二点…ッ! 対して、わたしにとって不利な条件は……『爆弾が使えない』『左腕を動かせない』の二つ…。 通常なら、総合的にはわたしの方が有利なのだが……) ビリビリと痛む右肩に手をやる。 (…流石は吸血鬼…!東方仗助の『クレイジー・ダイヤモンド』と互角に渡り合えるパワーを持つ我が【キラークイーン】に…スタンドも持たずにこれほどのダメージを…!与えるとは…ッ!!) スタンドは実体化したタイプ以外スタンドでしか倒せないと言われているが、実はスタンド攻撃以外の手段によってダメージを受ける場合がある。 それは『スタンドから触れようとして、触れた対象に【押し負けた】』時である。 実際、スタンドであるシルバー・チャリオッツはセト神に弱体化された状態で銃弾を弾こうとした際、『力負け』しレイピアが曲がってしまった。 つまり、本体を攻撃されなくてもスタンドがダメージを受ける危険があり、安心は出来ないのだ。 (だが…打ち合って分かったッ!ヤツは実戦経験は殆ど無い!ただ吸血鬼のパワーとスピードに頼るだけの、幼稚な闘い方ッ!!その経験の浅さを、うまく点く事が出来れば……!) 吉影の瞳が殺気を放つ。 フランの手の甲の傷はみるみる塞がっていき、やがて完全に治癒した。 (クソッ!化け物め…!!これではジリ貧だ…) フランは手の具合を確かめようと、強く握り締める。また【シアーハートアタック】の爆発音が響き、左手に激痛がはしる。 「ぐッ………!!」 痛みに耐え、吉影はフランを睨む。 と、フランが顔をあげ、身構えた。吉影も【キラークイーン】に構えさせる。 「「……………………………」」 また空間が覇気で満たされる。壁や天井がビリビリと震える。 二人の緊張が極限に達した時――― 「えぇぇぇぇぇいっ!!」 フランの翼が空気を打ち、弾丸のように突っ込んで来る。一気に間合いを詰め、頭上から吉影に襲い掛かる。 「せぇいッ!!」 フランの右ストレートを【キラークイーン】の右拳が迎え撃つ。 「しばっ!!」 ビキギキ…! (くっ…!重いッ!!…) 右肩にはしる痛みを振り切り、手刀で反撃するが、射程距離外に逃げられ空振る。 「ええぇい!!」 更に頭上からのフランの猛攻を【キラークイーン】の右手で捌いていく。 (クソっ、やはり右手が見えているッ…!!) 右拳を弾き、右足の蹴りを頭上に受け流す。 (そして、この小娘…我が【キラークイーン】の射程距離を熟知しているッ!常に空中から攻撃して、危険な一撃を避けつつ短期決戦で反撃の余地を奪う作戦だッ!) 「しばっ!!」 僅かな隙を突き、左ストレートを手刀で払う。パワーAのスタンドの手刀を喰らい、手首が骨まで斬られる。動脈まで傷が達し、鮮血が噴き出す。 「ギィッ!……」 フランの表情が痛みに歪む。だが次の瞬間、 「獲ったぁ!!」 凶悪な笑みを浮かべ、右足で強烈な蹴りを放った! 「なッ!?」 がら空きの吉影の左側頭部に満身の力を込めた蹴りが叩き込まれる!! 「勝った!第三部完!!」 だが、フランの想像のように吉影が脳髄を撒き散らす事はなかった。 「見えたッ!!」 ガギィィィィン!! フランの蹴りは吉影の耳の数センチ手前で止まる! 「えっ!こ、これは…頭突きっ!?」 驚愕するフランの右足を、【キラークイーン】の右拳が強打する。 バギィッ!! 「ギャアァァ!」 へし折られ血の噴き出す右足の痛みにフランが悲鳴をあげる。その隙を吉影が狙う。 「今だッ!」 【キラークイーン】の脚で跳躍し、射程距離限界までフランに肉迫する。吉影、【キラークイーン】、【キラークイーン】の右腕が一つの槍のように一直線に伸びる。 「しばっ!!」 【キラークイーン】の手刀が、フランの鳩尾を突いた! 「アギャアアァァァ!!」 フランの身体がビクビクと痙攣する。さらに力を込め突くと、手刀がズブズブと肉を破り食い込む。 「もっと奥へ…心臓を…!心臓をッ!!」 「ウガアァァァァ!!」 【キラークイーン】が咆哮し、心臓へと達しようと渾身の力を込め突く。血が噴き出し、【キラークイーン】のショッキングピンクの肌を深紅に染める。 だが―― 「淑女(レディ)の胸元に手を突っ込むなんて乱暴じゃなくって?」 「ッ!!!?」 狂気を帯び始めた双眸が、吉影を見下ろしていた。 「ざんね~ん、本当は吸血鬼は心臓を潰された程度じゃ死なないの。そしてこれで……」 ガシィッ! フランの両手が【キラークイーン】の右腕を掴む。 「これで捕まえたわァッ!!」 ビュゥン! 右足の蹴りが吉影のこめかみを狙う! 「ぐおッ!?」 また頭突きで防御しようとするが、 「ぐあッ!!」 先程とは比べ物にならないパワーで押しきられ、姿勢が揺らぐ。 (こっコイツ…!なんて不死性だッ…!) かなりの衝撃に思わず後退り、さっきの爆発でできた凹凸に足を取られる。 「しま…ッ!?」 仰向けに倒れ込んだ吉影に、フランが強襲をかける!! 「もらったわッ!!」 左手で【キラークイーン】の右手を押さえ、満身の力を込めた拳を叩き込む!吸血鬼の拳が吉影の顔面に迫り――― ドバギャァッ!! 「…ガハッ……!」 【キラークイーン】の蹴りが、フランの腹にめり込んでいた。 「スタンドは精神エネルギーの具現…幽霊のように宙に浮いているのだから、足捌きなど不要なのだよ。と、いっても君には見えないか……」 吉影は腹筋の力を利用して飛び起きる。 「さあ反撃と行こうか!!【キラークイーン】!!」 強烈な衝撃を受け動きを止めたフランの横っ腹に、【キラークイーン】の左膝が突き刺さる! ドバキィッ!! 「か……は…!!」 ゴボッと血を噴き出し、フランは項垂れる。 「よし、いけるぞ!そのまま叩き込めっ!!」 「ウガアァァァッ!!」 【キラークイーン】が吼え、フランの脳天にエルボーを見舞う! 「ギャアァッ…!」 頭蓋骨が砕ける音、肉が裂ける音。フランの身体はくずおれ、ドシャリと床に倒れ伏した。 「まだだッ!そいつの息の根をとめろッ!」 【キラークイーン】がフランの頭を砕こうと右脚を振り上げた。その時! ズバシャァ!! 「ぐおあぁぁ!?」 意外!それは翼ッ!!フランの七色の宝石のような歪な翼が、吉影の頬を掠める。 「ぐっ!」 バックジャンプで距離を開き、頬を撫でる。鋭利な刃物で斬りつけられたようにパックリと傷が口を開き、血が流れ出ていた。 「…うっ……ううッ…」 血にまみれたフランが身体を起こし、立ち上がる。その身体には既に傷は無く、治癒し終わっていた。 「くそッ…!なんて化け物だ……!!」 吉影の額を一筋の汗が流れる。 「くっ……ククク…ハハ……アハハハハハハ…!!」 すこぶる愉しそうに笑い、吉影を睨む。その目は地獄の底のように深く、飽くなき悦楽を求めていた。 「まったく…わたし自身も『化け物』と自覚していたが…」 ギリッと歯を食い縛り、口角を吊り上げる。 「コイツを見るかぎり…やはりわたしは『人間』のようだッ!!」 自信の籠った笑みを浮かべ、【キラークイーン】の脚で突撃していった。 ――――――――――――――――― ――――――――同時刻―――― 「くそっ…!!」 彼―宮本輝之輔がいるのは紅魔館地下大図書館。彼のスタンド『エニグマ』で本棚を掃除している。 「あっちで呼ばれてコッチで怒鳴られ…!!僕に休みは無いっていうのかッ!?」 悪態をつきながら仕事をしていると―――― ドグオオオォォォォン!! 「……………………え……?」 何の前触れも無く壁が吹き飛び、極太レーザーが襲い掛かって来た! 「なんだってェェェェーッ!?!?」 レーザーは輝之輔に向かって一直線に迫り来る。 「くそぉォォォォォッ!!エニグマ!!」 彼のスタンドが彼の前に立ちはだかり、レーザーを紙に変える。圧倒的なエネルギーは紙に封じ込められ、ファイリングされた。 「あ…危なかった……!」 腰が抜け、輝之輔はヘナヘナと座り込む。と、そこへ―――― 「あーやれやれ、ちょっとやり過ぎちまったぜ…」 長い金髪に黒いとんがり帽、黒服に白のエプロンという出で立ちの少女が、箒を持って壁の穴から登場した。白黒魔法使い、霧雨魔理沙である。 「おおラッキー、本棚まではギリギリ大丈夫だったみたいだな。じゃあせっかくだから無事だった本を『借りて』いくとするぜ。」 キョロキョロと図書館内を見回し、他人事のように呟くと、今日も今日とて泥棒稼業に精を出そうと…… 「んっ?変だな…」 彼女の視線が輝之輔の足下に向けられた。 「私の『マスタースパーク』の痕が、本棚の前でぷっつりと途絶えているぜ…これは…どういう事だ?」 そこでやっと彼女は輝之輔の存在に気付いた。 「おーいそこのお前、ちょっと訊いてもいいか?」 「ひぃッ!?」 すっかり放心していた輝之輔は突然の声掛けにビクッと驚いた。 「お前…私のマスパを―どうやってか知らないが―止めたみたいだな…?パチュリーの新しい使い魔か?」 魔理沙は右手のミニ八卦炉を輝之輔に向ける。 「どうやって私の十八番を防いだのか、見せてもらうぜ!!」 ミニ八卦炉が熱と光を帯びる。それを見て、輝之輔はヤバイ!と直感した。 「恋符『マスタース――』」 「うああああああ!!」 輝之輔は懐から一枚の紙を取り出し、開いた。炎の弾幕が魔理沙に向かって飛んでいく。 「ッ!」 魔理沙はミニ八卦炉を下ろし、箒に飛び乗って回避した。 「これは…パチュリーの火符『アグニシャイン』か?」 輝之輔は震えながらも立ち上がり、必死に考えを巡らす。 (こいつは…『白黒強盗』霧雨魔理沙!しょっちゅう本を盗みに来ては、パチュリーと戦って逃げていくヤツ…あの紫もやしに一泡吹かせているのを見るのは楽しかったけど、その後僕がどれだけ八つ当たりされたか…ッ!!) 彼女への恨みが高まっていくが、今はそんな事を考えている場合ではない。 (しまった…ヤツに弾幕をファイリング出来る事を気付かれてしまったっ…!下手をすればパチュリーに話してしまうかもしれない…なんとかしてこいつをパチュリーに会わせないようにしないと…!!) そう考えている時、魔理沙が何気ない口調で口を開いた。 「なんだ、お前パチュリーの『奴隷』か。」 彼女の言葉に深い意味は無かった。彼女が言った『奴隷』とは、スペルカードのうち自分以外のモノに弾幕を撃たせるタイプの技で、その弾幕を撃つ人形や本等の『モノ』の事を指している。 つまり、彼女は輝之輔がパチュリーの弾幕を撃った事で、彼を『パチュリーの新しいスペルカードか?』と思っただけである。 しかし、そんな幻想郷の少女達の事情など露ほども知らない輝之輔にとってその言葉は致命的だった。魔理沙の放った言葉のマスパが、彼の衰弱しきった自尊心を跡形も無く粉砕した。 「まあいい。お前がパチュリーの新スペルなら、攻略すれば良い話だぜ。」 放心している輝之輔に構う事なく、魔理沙は再度ミニ八卦炉を構える。 「恋符『マスタースパーク』!」 極太レーザーが迫るが、輝之輔はショックで動けない。 ――――さらに悪い事は、彼女の言葉のレーザーは彼の心を吹き飛ばすだけでは飽き足らず、その膨大な熱でドロドロに融解させ、煮えたぎる溶岩のようにした事だ。 バシュウゥゥゥゥン!! 「なっ…!!」 魔理沙のお気に入りのマスパは、一瞬で消滅してしまった。 「マスター……なんだって…?」 マスパを封じ込めた紙をヒラヒラと振り、輝之輔がギロリと魔理沙を睨み付ける。その圧倒的な負のオーラに、魔理沙は思わずたじろぐ。 「マスター…ベーション…だったか…?こんだけ上機嫌に撒き散らしやがって…ティッシュ何箱必要なんだよ…!ああッ!?」 完全プッツン状態の輝之輔は相手が同じ年頃の少女だというのに躊躇いなく下品な事を口走る。 「…お前、私を挑発してるのか…?」 怒りに顔を赤くしながら、魔理沙は再度ミニ八卦炉を構える。 「魔砲『ファイナルスパーク』!!」 さらに強力なレーザーが輝之輔目掛けて放たれた。図書館の床を削りながら、彼に迫る。だが―――― 「エニグマ。」 輝之輔の呟きと共に、レーザーは掻き消える。彼の手にはもう一枚の新しい紙。 「うっ、ファイナルスパークまで…!」 魔理沙はギリッと歯を噛み締める。 輝之輔は目に見えそうなほどのマイナスオーラを全身にみなぎらせ、魔理沙を睨む。 「お前の事はよく知ってるぞ…しょっちゅうあの紫もやしと戦ってたな……【切り裂き魔羅沙】…だったか?」 ぶちギレながら下品なセリフを吐き掛ける輝之輔に、魔理沙の怒りも有頂天になった。 「おまえッ!!私をなんだと思ってるんだッ!!」 箒につかまり、輝之輔に向かって行く。 「これならどうだ!」 直進しながら一発目を撃ち、急カーブして斜めから二発目を発射した。 「『ダブルスパーク』!」 二本のマスパが輝之輔を襲う。輝之輔は微動だにせず、スタンドに命令する。 「小賢しい!エニグマッ!!」 スタンドのヴィジョンが彼の身体と重なり、漆黒の鎧となって二発のレーザーを封印した。 「無駄無駄ァ!僕のスタンドはいうなれば!『パワーを吸い取る盾』!『弾丸を撃ち返す防御壁』!エネルギーは紙にされ封印されてしまうのだッ! お前の弾幕のスピードがいくら早かろーが火力がいくら強かろーが我がスタンド―――――『エニグマ』の前には無駄だッ!僕を倒す事はできないし貴様に出来ることは逃げることしかないィィ!」 輝之輔が吼える。だが、魔理沙は箒に乗って上昇し、さらにスペルカードを掲げる。 「光撃『シュート・ザ・ムーン』!」 魔方陣がいくつも飛んできて、輝之輔を包囲しレーザーを放つ。 「無駄だッ!何発だろうが紙に変えて…、 ッ!?」 レーザーが床をなめて迫って来て、彼の立っている床の周りが炎をあげて燃え始めた。 「レーザーで燃えた床の足下からの炎とレーザーの包囲網、防げるものなら防いでみな!」 「うああああああ!!」 炎とレーザーの中から輝之輔の悲鳴が轟く。 「――――……な~んてね。」 ハッと背後からの声に振り向くと、輝之輔が無傷で立っていた。 (自分を紙に変えて、ファイリングしておいた『悲鳴』を置いて脱出した…ちょっと驚かされたけど、弾幕戦なら僕は無敵!!これなら吉良の親父さんに頼らなくても、あの紫もやしをメタメタに出来る!) 散々痛め付けられた彼の心に、優越感が染み渡っていく。 「さあ、反撃だ!!」 マスパを封印した紙を開く。すると、さっき撃ち込まれたレーザーと全く同じものが魔理沙に向かっていった! 「な、なんだって~ッ!?」 慌てて魔理沙もマスパを撃ち、相殺させる。ミニ八卦炉を握った両手がビリビリと痺れる。 「全く同じ威力…!間違いないっ!あいつ、私のマスパを撃ち返したぜッ!」 辺りを見回すと、輝之輔は既に何処かに逃げてしまっていた。 「いったいどんな術を…!これは是非とも確かめないとすまないぜッ!」 怒りは何処かに吹き飛び、好奇心に目を輝かせ魔理沙は雷のように飛び出した。 ―――――――――――――――――――――――――――― 「はぁ…はぁ…」 「ハァー…ハァー…ゲホッ……」 フランは片膝を着き、背中に手をやる。左翼がもがれ、血が噴き出していた。右足は踝から変な方向に曲がり、折れた骨が皮膚を突き破って飛び出している。 吉影は壁に右手を着き、荒い呼吸を整える。その右手は甲が裂け、血がドクドクと流れ出ていた。左半身の負傷が酷く、左側頭部からの出血、左腕の骨折と、かなりの重症を負っていた。 「クソッ…なんというパワーとスピードだ……【キラークイーン】が『押し負けて』ダメージを負うとは…!」 ギリリッと歯を食い縛り、身構える。フランの傷はみるみるふさがっていき、千切れ飛んだ翼以外は完治して余裕綽々と立ち上がる。 「くそッ、まったくなんという化け物っぷりだ…!冗談じゃないぞ…ッ!」 フランは身構え、二人は対峙する。二人の身体から闘気が立ち上る。 「う~ん、ゾクゾクするぅ…」 ゾクゾクと背を震わせるフラン。 「イイわ…!スゴく…!堪らないわね…」 頬を赤く上気させ、恍惚の表情で吉影を見つめる。 「ホントに…スゴく……愉シイわ……!!」 彼女の紅い瞳が、蠱惑的な光を帯び、吉影を映す。 「……………わたしは………」 吉影はそっと尻ポケットからライフル弾を取り出し、【キラークイーン】に握らせる。 「…『闘い』は嫌いだ……『闘争』は私が目指す『平穏な人生』とは相反しているからだ……だがッ!!…」 凶悪な笑みを浮かべ、フランを睨む。 「…面白い…酷く面白いぞ…!!この『闘い』は…!」 殺人鬼と吸血鬼、二人の『鬼』が向かい合う。 「そう…貴方も楽しんでくれて嬉しいわ…」 フランも可笑しそうに笑う。 「でも…………………」 フランが懐から一枚のスペルカードを取り出した。 「なッ……!?」 吉影が目を見開く。 「これで終わらせてあげるッ!」 約束を破り、フランはスペルカードを掲げる。 「クソがァァァッ!!」 【キラークイーン】の脚で床を蹴り、吉影が肉迫する。フランのスペルカード宣言が響く。 「禁忌『レーヴァテイン―――――」 ドバシャァッ!! カードを握るフランの左手を、ライフル弾が貫通した。 「ギャアァァァァ!」 指が弾け飛び親指ほどの穴があいた左手を押さえる。 (『目』への引力が消えた!やるなら今だッ!今しかないッ!!) 【キラークイーン】の脚で跳躍し、フランに迫る! 「うおおおおあぁぁぁぁぁ!!」 自身の『目』を解除し、【キラークイーン】の右手がフランの身体に触れる寸前だった。 ギィンッ!! 「ッ!!!?」 フランが顔をあげ、吉影を睨んだ。狂気の滲んだその姿は、まさに悪魔。 「もらったァーッ!!!」 フランが崩れかかった左手を突き出す! 「マズイッ!【キラークイーン】!!」 解除され持ち主のもとに戻ろうとする『目』を、【キラークイーン】が捕まえようと手を伸ばす。だが、『目』は【キラークイーン】の指から離れ、フランの左手に引き寄せられた。グシャグシャに傷付いた左手のひらに、『目』が着床する。 バギィッ! 「うぐあッ!!」 【キラークイーン】の顎にフランの蹴りが炸裂する。派手にぶっ飛ばされ、吉影は床に叩き付けられる。 「がはッ…!」 上半身を起こし、吉影は自分の『目』を見る。彼の全身の『目』は、全て抜き取られていた。 「きゃははははッ!!やったッ!勝ったッ!仕止めたッ! お姉さまッ!この人間を仕止めたわよ…この私が『川尻浩作』をとったわ!」 今までで一番嬉しそうに、フランは笑い声をあげる。 「やったァァーッ!あはははははははッ!!」 「ぐっ…………」 吉影の額に汗が浮かぶ。瞳が震え、絶望が彼の表情に刻まれる。 「お…圧すのか…その『目』を…!!」 「ええ!そうよ!圧すわッ!」 フランの表情が狂気に溶ける。 「アイツとの約束を破ってしまう事になるけど…そんな事どうでもいいわッ!コワシテアゲルッ!!」 紅い瞳が快楽に爛々と輝く。 「や、やめろ…!た…大変な事になるぞ……ッ!!」 吉影が必死に思い止まらせようとする。だが、フランは耳を貸さない。 「いいえ!『限界』よッ!圧すわッ!」 彼女の左手に力が籠る! 「今だッ!!」 ドグオオオオオォォォォォォォォォォ!!!! 『目』が握り潰され、爆発した――――
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