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7d**薬品作製 説明 アイテム「材料」「食材」をアイテム「薬品」に作り変えます。薬品は消耗に分類され、様々な効果を持ちます。この技能のLVが薬品作製の成功条件となります。 LVが高いほど戦闘中の全状態異常耐性が増加します。 この技能の処理番号は3190です。 必要技能料理24+医学16 特殊効果 未確認 習得技 未確認 作製された薬品のデータ(逆引き)(第2期第82回時点+α) 薬品研究手記から転載・編集 薬品作製の成功Lv&効果が未判明の素材一覧 突貫作業で作ったので抜けがあるかもしれません。 「付加:○○」は食材作製で作製された食材 効果(効果量) 材料 強さ 成功 失敗 薬品付加(成功LV/失敗LV) 武器 魔石 防具 装飾 HP300回復 ただの石 1 20 15 治癒LV3(15/-) 天使LV2(20/18) 耐衰弱LV1(30/-) 鎮痛LV1 14 小さい貝殻 1 5 4 駄木 2 10 9 にられば 3 20 - ビール瓶の蓋 4 20 - 平石 5 6 1 千切れた投網 10 41 - マイケルの亡骸 25 - 白い枝 12 10 9 泰山木 14 12 4 銀の枝 20 10 - 白檀 38 5 - おいしい草 10 30 24 質素な保存食 30 3 2 HP600回復 藍鉄鉱 2 10 7 活力LV3(22/-) 活力LV3(25/22) 命鎖LV2(20/9) 精鎖LV2(23/21) 白樺 3 6 2 大蒜 4 12 11 赤い枝 8 15 14 干乾びた海鼠 30 63 - 簡単な保存食 60 9 8 HP1200回復 白石 3 30 20 天使LV3(25/20) 活泉LV2(30/-) 治癒LV4(30/-) 回復LV2(30/-) 紅い雫 10 31 - 茎韮 15 30 - おにく20(合成) 20 10 9 いいおにく40 40 30 10 いいおにく60 60 25 15 HP2400回復 亜麻 3 40 - 回復LV1(30/-) マナの泉(40/26) 鎮痛LV5(40/37) 吸魔LV1(25/-) 枝豆 12 24 - 苔石 15 25 20 バナナ 15 - 茄子 26 20 - 地底樹 27 30 27 HP4800回復 骨 5 30 28 回復LV2(40/-) 吸収LV3(40/-) 祝福LV5(40/-) 復活LV4(40/38) 一角獣の角 10 33 10 黄韮 20 30 - 強靭な韮 30 40 - 神木の欠片 40 40 - おにく100 100 50 30 おにく200 200 30 20 付加:耐炎上LV1 -27 35 30 SP40回復 石英 1 5 - 魔防LV3(20/-) 退魔LV2(14/-) 体力LV2(25/-) 気合LV1(8/-) 白砂 2 10 9 駄石 ラベンダー 腐肉 3 30 15 杉 5 3 - 楔石 6 18 4 魔法石の欠片(C) 10 15 - 魔法石の欠片(AorB?) 10 22 20 パンくず 10 30 29 榎 38 30 - 付加:平穏LV1 4- 30 - SP80回復 黄鉄鉱 2 17 - 活泉LV2(35/20) 魔術LV2(25/20) 体力LV4(25/22) 吸収LV3(26/20) 木瓜 3 12 11 孔雀石 5 10 - ハウライト 17 20 - SP160回復 線香花火 1 12 - 耐混乱LV5(35/32) 平穏LV3(26/20) 安穏LV2(25/-) 召喚印LV3(20/-) 牡丹 4 10 9 日干し若布 8 30 - 椿 9 30 20 魔法樹の欠片(A) 10 20 12? 桜 15 20 17 林檎 23 15 10 SP320回復 干乾びたクラゲ 1 28 20 平穏LV3(30/-) マナLV1(25/-) 安穏LV3(20/-) 気合Lv4(40/-) 銅の枝 18 15 - 痺れる触手 25 15 - 青魔法石 30 40 20 赤魔法石 30 白魔法石 30 紫魔法石 30 緑魔法石 - 紫水晶(?) 36 30 - 橘 43 40 20 ハーベストムーン 54 30 - はちみつ 40 10 - 普通の保存食 180 18 17 SP640回復 割り箸 2 62 - 削気LV5(49/40) コストダウン(50/40) 魔法補正(45/-) 加護LV3(40/-) ニラエッセンス 3 31 29 アベンチュリン 25 23 22 サードニクス 60 40 - HP300SP40回復 コスモス 2 30 - - 風柳LV5(50/-) - - ドライアイス 40 43 - HP600SP80回復 翌檜 10 15 - 活泉LV5(34/-) 加護LV3(45/38) 天使LV4(40) ×(45) 柚子 35 15 - HP1200SP160回復 躑躅 3 30 29 武術LV2(25/-) 加護LV1(25/-) 回復LV4(37/30) 活性LV4(40/25) 角 5 30 20 藤 17 25 9 霞石 20 10 9 椎 22 16 - 桃 23 20 6 翡翠 35 30 - 贅沢な保存食 300 30 29 HP2400SP320回復 ればにら 3 40 20 武術LV3(40/25) 魔術LV3(40/-) 生贄LV2(48/-) 奉納LV2(40/-) 黒王石 50 40 19 タラバ 60 55 30 GREATな保存食 500 40 39 HP4800SP640回復 虹色貝 2 40 30 風柳LV5(50/-) 流水LV5(40/-) - 風柳LV5(48/-) 稲 5 40 35 甲殻 15 54 30 MHP増加(20%) 亀の甲羅 12 10 9 活力LV3(30/-) 生命力(60/40) 治癒LV3(40/-) 活性LV3(26/-) ヘッドルーツ 20 21 10 芙蓉 16 15 8 生命石 25 25 20 椰子 30 30 10 養岩 19 - 巨大な骨 50 20 - 美味しい煉瓦 30 25 21 付加:物防LV3 - 30 - 付加:道連LV2 - 40 - 付加:水撃LV3 - 40 - MSP増加(20%) 蔦 3 14 13 退魔LV3(28/-) 祝福LV4(26/-) 体力LV4(25/19) マナLV1(18/15) 蛍石 4 13 12 蒼い雫 10 40 30 魔法樹の欠片(B) 21 12? めのう 13 22 20 ピンクローズ 20 20 19 八手 36 20 - 付加:奪攻LV2 - 20 - AT増加(20%) 牙 4 10 9 奪攻LV2(20/13) 物攻LV3(22/-) 物防LV4(20/-) 物防LV3(27/-) 大きな爪 6 20 - 火焔草 10 20 - V字石 26 15 - 樫 40 40 - DF増加(20%) 毛皮(A)? 2 40 30 物理補正(60/30) 防御LV3(30/-) 耐衰弱LV5(30/36) 魔防LV3(26/-) 皮 12 40 16 プニプニ枝 13 15 14 鉄鋼葉 17 19 15 魚人の鱗 25 30 - 合歓木 21 20 ゴムの木 30 30 15 付加:風撃LV3 - 40 - MAT増加(20%) 轟石 11 18 10 攻撃LV3(30/-) 魔術LV3 25 道連LV3(30/-) 魔攻LV3(30/-) 黒い宝石 12 15 14 燐灰石 14 20 10 石版 20 10 - 風穴石 37 30 - ガーネット 50 40 - MDF増加(20%) 青い宝石 8 12 11 奪防LV2(26/20) 耐霊LV3(30/25) 魔防LV4(26/-) 吸魔LV2(26/-) ロードナイト 15 20 19 公孫樹 26 30 5 HIT/MHIT増加(25%) 丸石 4 15 14 腐食LV2(25/-) 命中LV5(40/38) 魔術LV2(20/-) 反魔LV4(30/28) 柳 8 15 14 駄岩 30 30 29 ランタン竹 43 20 - 付加:闇撃LV4 - 43 - EVA/MEVA増加(25%) 気持ち悪い薬品 1 15 14 回避撃LV1(22/9) 風柳LV2(30/-) 回魔撃LV1(23/-) 流水LV3 30 羽根 5 4 流木 30 15 頭蓋骨 15 13 11 石鹸 21 19 - CRI/MCRI増加(30%) 爪 1 10 3 集中LV2(25/-) 集中LV3(33/-) 集中LV2(25/-) 集中LV3(20/-) 針 10 9 山査子 5 19 7 松 6 10 9 白い歯 8 30 20 電気石 12 15 8 大きな角 15 30 15 SPD増加(20%) マイケルの欠片 1 4 3 加速LV3(15/10) 倍速LV2(30/26) 倍速LV1(25/20) 軽快LV2 26 ローズマリー 3 30 - しっぽ 12 50 20 水韮 15 30 - 十字石 44 62 - 魅力増加 桜貝 2 20 14 魅了LV3(32/-) ×(40) 耐魅了LV2(33/-) 紅護法LV2(33/-) オトギリソウ 5 30 - 彼岸花 20 9 アホ毛 30 - 緑星石 18 20 - 黄金 60 30 - バームクーヘン 99 70 30 状態異常特性増加 腐った枝 1 27 21 ×(40) 炎撃LV1(40/-) ×(40) 氷撃LV1(33/-) 触手 3 40 30 毒針 30 - 干乾びたヒトデ 15 30 14 方解石 21 20 - 付加:鎮痛LV3 - 21 - 状態異常耐性増加(30%) でべそ 1 30 - 耐衰弱LV3(28/-) 耐睡眠LV3(20/-) 耐混乱LV3(20/-) 耐魅了LV3(20/-) 青色のドロドロ 3 10 1 砂鉄 5 20 18 蟹の殻 8 20 - ポプラ 20 15 11 銀塊 25 20 10 葵 28 30 - 月桂樹 40 30 - いいおにく180 180 40 12 能力CP増加 すごくおいしい草 80 24 - ×(40) - ×(17) ×(35) 戦闘CP増加 漆黒の羽根 6 15 10 回避LV5(60/30) マナLV2(40/-) 再形成(30/-) 奪攻LV4(30/-) 太いワカメ 23 40 - 異極鉱 50 40 30 生産CP増加(2CP) 砂金 10 30 25 ×(40) ×(49) ×(40) ×(40) 金の枝 25 20 - 白王石 41 40 - 付加:魔防LV3 - 31 - 付加:マナLV1 - 20 - 上位CP増加(1CP) レモン石 22 30 15 ×(36) ×(40) - - 月長石 28 30 - 付加:地撃LV3 - 31 - 治癒LV3付加 梅 13 30 20 免疫LV3(40/28) 治癒LV3(40/-) 療治LV3(28/-) 風柳LV4 40 薔薇宝石 30 1 - 平穏LV3付加 宝石の欠片 8 29 20 平穏LV1(28/-) 平穏LV1(26/-) 平穏LV1(22/-) 平穏LV1(25/-) 露草宝石 30 8 - 黒檀 38 50 - 黄安華 50 40 - 貫通LV3付加 烏賊の背骨 2 30 - 奪攻LV2(40/6) 天使LV2(20/7) 棘棘LV3(40/-) 反撃LV2(40/-) 鋭い牙 6 25 21 ガラス瓶 10 20 19 ロケット花火 30 - 竹 12 28 10 猫目石 15 30 - 蟻通 20 30 20 刃の欠片 21 - 削気LV3付加 コベリン 24 40 25 衰弱LV3(40/-) 流水LV4(37/-) 異常特性(40/35) 攻撃LV3(40/-) 怨恨石 26 15 12 付加:天使LV2 - 40 - 猛毒LV5付加 緑色のドロドロ 3 40 36 毒薬(50/25) 貫通LV5(69/25) 耐猛毒LV4(25/-) 猛毒ガス(70/-) 鈴蘭 5 40 37 毒牙 12 53 31 炎上LV5付加 煙草 15 40 - ×(40) 麻痺LV5(40/-) ×(40/-) - 真紅の羽根 16 40 - 凍結LV5付加 氷晶石 45 30 - 幻覚LV5(50/-) 氷撃LV3(50/-) - - 麻痺LV5付加 鋭い爪 3 50 40 - - - - 混乱LV5付加 韮 2 40 30 混乱ガス(50/-) 混乱の舞(70/-) 混乱消滅(40/-) 耐混乱LV5(70/-) 杜若 16 61 40 韮束 40 30 - 紫檀 38 40 30 睡眠LV5付加 銀水晶 40 40 30 睡眠LV5(40/-) - - - 付加:武術LV5 - 43 - 魅了LV5付加 赤い玉 14 40 35 - - - - 衰弱LV5付加 くちばし 3 40 30 衰弱LV5(60/-) 兇撃LV5(60/-) 兇撃LV4(40/-) 衰弱噴射(40/-) 大きな牙 10 68 40 黒い玉 14 40 39 悪魔の牙 25 50 30 韮結石 40 30 - 祝福LV5付加 辣韮 30 40 30 - - 高速治癒(50/-) 集中LV5(50/-) 反射LV5付加 レッサー韮 1 30 20 武術LV5(40/30) - 加速LV4(40/-) 魔術LV5(40/30) 反魔LV2付加 黒い牙 20 24 - 大乱闘(30/-) 追撃LV2(50/40) 風霊力LV3(26/-) 氷撃LV2(40/-) 歩行韮 33 63 10 ミラーストーン 42 40 30 反撃LV2付加 小さな牙 2 30 29 反撃LV2(31/-) 魔反撃LV2(37/-) 棘棘LV2(33/-) 鎮痛LV3(21/17) 煉瓦 9 35 30 おにく50 50 30 28 追撃LV1付加 翼 10 35 30 追撃LV1(50/-) 猛毒LV5(40/-) 追風LV5(40/-) 加速LV5(40/-) 付加:制止 - 40 - 活泉LV3付加 マナの欠片 15 20 11 祝福LV3(28/-) ×(28) 鎮痛LV3(28/-) 水霊力LV5(50/-) 南天 40 40 - 角砂糖 180 25 - 鎮痛LV3付加 スチール缶 34 40 30 - - - - 柊 37 30 - 気合LV3付加 神の水 1 30 1 天使LV4(30/-) 魔攻LV5(30/25) マナLV1(30/-) 活泉LV2(40/-) 巻貝 3 30 25 カカオ 28 40 - 療治LV2付加 水仙宝石 30 15 - - - 蒼護法LV5(40/-) 紅護法LV5(50/-) グリーンクリスタル 40 55 31 サードオニキス 55 20 19 光輝石 72 20 - 安穏LV2付加 アダム鉱 30 20 - 耐炎上LV5(40/-) 耐睡眠LV5(40/-) - 耐猛毒LV5(50/26) ブルークリスタル 40 40 36 回復LV2付加 ねじれた角 12 49 - 加護LV2(40/30) 回復LV2(30/-) 鎮痛LV3(30/-) 療治LV4(30/-) 付加:奪防LV2 - 55 - 闘争LV2付加 赤色のドロドロ 3 25 23 幻覚LV4(35/33) 武術LV2(30/-) 軽快LV2(30/-) 耐霊LV2(38/-) ニラックマ 30 62 - 磨珠 35 - おにく20(生) 20 40 35 牙剥LV2付加 薔薇 3 35 31 攻撃LV5(60/-) 全体撃(60/58) 反魔撃LV3(75/25) 武術LV3(40/-) 海栗の殻 10 35 30 竜の牙 30 47 30 加護LV5付加 綺麗な金髪 27 61 57 世界樹の恵み(45/40) 安穏LV5(40/-) 風柳LV5(49/-) ひらり(51/-) 金剛石 32 50 40 エセハルコン 40 40 30 豊穣石 50 33 18 耐霊LV5付加 黄金樹の欠片 36 40 30 - 免疫LV5(45/-) - - 岩塩 50 61 58 おにく300 300 67 40 爆撃付加 えびせん 24 40 15 反撃反魔(70/-) 火化LV5(70/-) 炎上ガス(70/-) 火霊力LV5(70/-) 爆弾 50 40 30 落ちてた薬(作製) ただの枝 1 4 1 ×(20) - 平穏LV3(40) 平穏LV2(33) どうしようもない物体 30 12 腐った丸太 10 14 - 付加:自棄LV3 - 40 - 落ちてた薬(市販) - - (市販) 吸収LV2(25/19) 吸収LV3 26 平穏LV3(38/33) 平穏LV2(25/20) ポーションHP500 付加:凍結LV1 36 40 - 治癒LV1 5 吸収LV1 10 天使LV1(15/10) 療治LV1(20/15) ×は失敗例のみ -は不明 習得者感想 マイケルの欠片、薬品作製Lv4で効果なしの薬品になりました。 -- ななし (2010-02-17 22 35 39) 悪魔の牙、30で薬品化失敗 -- 名無しさん (2010-08-18 23 38 27) サモンビーフのおにく20はおにく20(合成) -- 名無しさん (2010-08-18 23 39 09) 生産CP増加薬品の増加量は2。(遺跡内ショップの熟練キャラメルは3) -- 名無しさん (2010-08-19 01 44 55) 雑木、3で薬品化失敗 -- 名無しさん (2010-08-19 16 04 29) 羽根と気持ち悪い薬品の成功/失敗LVが入れ違いになっているようなので修正 -- 名無しさん (2010-08-19 16 20 08) 毛皮(?)、13で失敗。スチール缶、30で失敗。歩行石壁の素、40で失敗。アルミ缶、前期に45での失敗例あり。 -- 名無しさん (2010-09-02 03 59 39) 竜の牙、30で失敗。紫魔法石、30で失敗。 -- 名無しさん (2010-09-17 05 25 10) ガラス瓶ですが、Lv11で作製実験失敗しました。 -- 名無しさん (2010-10-06 21 50 40) バナナはLv15で成功 -- 名無しさん (2010-10-14 19 03 29) にらればはLv30で成功。HP300回復 -- 名無しさん (2010-10-14 19 06 44) レッサー韮はLv30で成功。反射LV5付加 -- 名無しさん (2010-10-14 19 11 44) ガラス瓶はLv12でも失敗。この先もLv1づつ上げて絞り込んで行きます。次の報告は確定時…かな? -- 名無しさん (2010-10-16 02 28 16) 取り合えず、ガラス瓶・バナナ・にられば・レッサー韮の情報だけ反映。レッサー韮はどこら辺に入れればいいのか分からないので適当に突っ込んだ。 -- 名無しさん (2010-10-16 02 44 21) 折角なのでエンジェライトから今回の薬品作製の結果を確認して更新してみた。…薔薇宝石はLv1でOKとか、信じられないと思うが本当だ。 -- 名無しさん (2010-10-16 03 03 03) で、↑のデータから追記。毛皮はLv30でも失敗。 -- 名無しさん (2010-10-16 03 04 41) 平石の強さが4になっていたので5に修正しておきます。 -- 名無しさん (2010-10-17 23 21 12) Lv12で皮からの薬品作製失敗です。 -- 名無しさん (2010-10-21 01 45 16) Lv13で頭蓋骨から薬品作製に成功したので更新 -- 名無しさん (2010-11-10 23 43 19) 十字石からSPD増幅。薬品作製LV62。 -- 名無しさん (2011-06-04 02 39 49) サードオニキスLv20で薬品作製成功ー。Lv19だと失敗だったからLv20で確定でっす。 -- 名無しさん (2011-07-30 01 17 01) 名前 コメント
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前100|トップ|次100 701 :オーバーテクナナシー:2005/10/17(月)21 52 38ID J9t3MV1p ×次 ○字 702 :オーバーテクナナシー:2005/10/17(月)22 45 15ID bA5rITpI 699 >あと、食べると『精力』(男が女に子供をはらませる能力)も向上します。 マジ? キャビアを食べるとエチーしたくなるというのは本で読んだが。(女性には効かない) 703 :オーバーテクナナシー:2005/10/17(月)22 55 23ID tIIsmwof 【聞こえない声】 イカの生食はやめた方がいいと思うよ、赤道直下で半日もかけて持って帰ったらどうなるだろう。 まぁそれはそれとして。 折角解決していく順番の話あったんですから、主要穀物の事も多少は話しときましょうか。 今の作物は原始人さん達が作りやすいように作ってるから、なかなか移行させるのは難しいでしょう。 麦の人か米の人、どちらかに折れてもらう事になるのでしょうか。 どちらが有利なのかはより良い育て方を教えて、原始人さん達の側に選んでもらうのが良いかな。 主要穀物は少なくとも、米・麦の二択にまではなってる訳ですし。 【ないしょ話ここまで】 704 :オーバーテクナナシー:2005/10/17(月)22 56 58ID bA5rITpI ありゃ。聞こえない声で話すのを忘れてしまった・・・。 >原始人さんへ 「キャビア」というのはサメの卵のことです。 「サメ」とは海にいる大きな生き物(魚だったかな?)で、 口には先の鋭い歯がずらりと並んでいます。 とても危険で、噛み付かれたら腕が食いちぎられたりするかもしれません。 もしかしたらウズメさんが知っているかな? ちなみにキャビアは珍しく、高値で取引できるかもしれませんが 別にものすごく美味しいというわけではないそうです。(母からの受け売りですが) 【聞こえない声】 現代では高価な食べ物でも、原始時代では別にどうでもいいものなんだろうなぁ。 705 :オーバーテクナナシー:2005/10/17(月)23 03 08ID PU134hOg 704 嘘を教えるんじゃありませんw キャビアはチョウザメ(淡水魚・サメに似てるだけでサメでは無い)の卵。 ちなみに、 「淡水」塩の味が殆どしない水、川や湖などの水 706 :オーバーテクナナシー:2005/10/17(月)23 08 11ID tIIsmwof 【聞こえない声】 キャビアやフォアグラなんかの珍味より、マヨネーズとかを教えた方がよっぽど驚くでしょうねw ところで、キャビアの取れるチョウザメはサメじゃなかったりするんですよね。 サメだとフカヒレかな…アンモニアが多くて手間ばかりかかるけど。 【ないしょ話ここまで】 707 :オーバーテクナナシー:2005/10/17(月)23 25 45ID PU134hOg 【聞こえない声】 砂糖黍の絞った後の茎からジーンズを作ると聞いて調べたら、 絞り滓から蝋が抽出できるのね。 でも、どうやって抽出して加工するんだろうか? 708 :オーバーテクナナシー:2005/10/17(月)23 57 28ID 0WOZmY5y 【聞こえない声】 マヨネーズかぁ。 作るのは難しくないけど、酢はあったかね? レモン汁とかブドウ酢でもいいらしいが。 709 :オーバーテクナナシー:2005/10/18(火)00 12 51ID cFb3/WrU 【聞こえない声】 Wikipediaによると、葉や茎の表面を覆っているという事らしいですね。 抽出方法は薬に溶かすか圧力をかけて押し出すかって所みたい。 薬品については…現代のは出るのだけれども。 【ないしょ話ここまで】 710 :オーバーテクナナシー:2005/10/18(火)00 20 03ID stSw3TYR 赤道直下ではなく、中緯度だった気がする ともかく、取ってから時間が経ったイカを生で食べるのは危なそう 711 :原始人@初代1◆zhFdGsjV7M:2005/10/18(火)00 28 02ID aKMNTwUX 449 なんか、説明がむずかしいだよ。 頭の中に板が飛んでいて、なにか書いてあるような 声が聞こえるような よくわかんねえなぁ 453 me good! and you? me cant swim. me unbelievable the man can swim. (トロールイングリッシュってこんなかんじだったかな? 日本語以外の言語は中の人がついていけないので なるべく、勘弁してください) 455 最近また、モラーラ達が油を作り始めただよ まぁ、食うにこまらねぇ程度には、なってるみたいだよ。 466 タマネギがわかっただよー 見たことはねぇだで、さがしてみるだよー 474 ヒンジがわかっただよ かぁちゃんの足だか? 走れねえだども、歩くことはできるだよ。 ちょっと足を引きずってるかんじだね 松葉杖は足を怪我した人にはべんりそうだなぁ 712 :原始人@初代1◆zhFdGsjV7M:2005/10/18(火)00 39 12ID aKMNTwUX 475 鋳物とか、わかっただよ。 また、孔雀石集めてためしてみるだで、しばらくまつだよ。 483 『錘』はいまは、石を入れた皮袋をつかってるだよ。 1gの錘っていうのが1gっていうのがつくるのがめんどくせえだな。 今あるのは、100gのやつだけだ。 つくったはいいけど、あまり、みんなつかわねぇだな。 『竹ピンセット』はつくってみただよー 486 錘の石に穴はあいてねえだな。 川原で適当に拾ってきたやつをつかってるだが それじゃだめだか? 494 なんのことだぁ? 495 鍛治と陶芸がわかっただよ。 最近、土器のほうは、ほかの奴もまねするようになっただよ。 まー、かまどがねぇだで、野焼きからやってるだで あまりよいものは作れねえみたいだなぁ。 503 ????なんかいったか? 713 :初代1◆zhFdGsjV7M:2005/10/18(火)01 00 22ID aKMNTwUX 人間が複数集まれば、自然とグループができてくるものだ。 30人程度の小学生の1クラスをみても、いくつかの小さなグループが 形成されているのがわかるだろう。 人口250人を超える未来技術村でもグループは存在する。 家族や仲のよい友人というものより、もう少し大きなグループを紹介しよう。 ・モラーラと聖女信仰集団 モラーラを中心とする聖女を信仰する集団で 常時5~6人の男だけで構成されている。 最近まで、村で一番富んでいた集団でもあった。 ・長老とスーパーマーケット 長老以外は、長老の女たちとその娘で構成されている。 食料を備蓄していて、困っている人に配布などもおこなっているようだ。 村で、一番信頼されている集団である。 ・クックルーと狩に行く集団 メンバーは固定とはいかないが、中心にはクックルーがつねにいる。 狩に行く、男集とそれを加工する女集で構成されていて おそらく、村最大のグループになるだろう。 ・ウズメと愉快な仲間たち 主に海に魚をとりに行く集団。 最近は、菜種油の生産もはじめたようだ。 男女混合で10人程度 他にも、「麦食うぞ派」や「やっぱり米が好き派」、「かぁちゃんクラブ」 「酒サケ団」、「し~ファンクラブ」等も確認されている。 重複して所属するものもいるので、規模はまちまち あと、集団の名前は、1が勝手に決めたので、正式名称にあらず。 詳細は、希望があったら、ナナッシにでも、聞いてみてください。 714 :死者の代弁者:2005/10/18(火)01 38 18ID qlUvl878 【聞こえない声】 700 お褒めに預かり恐縮です。 皆さまが楽しむうえで参考になればよいのですが。 でももう当分、こういうコチャコチャしたのは書かないようにします。なんか疲れるし。 713 モラーラ達って10人ぐらいいるような気がしてた…。なぜか勘違い。 個人的には「酒サケ団」に期待したい。むしろ参加したい。 あと「長老の女たち」というフレーズに少しだけ反応しちゃう。 【寝ます】 715 :オーバーテクナナシー:2005/10/18(火)14 57 15ID soIlXV8U ナナッシさんへ 他は名前で大体分かるんですが、「し~ファンクラブ」は何をしている集団なんでしょうか? あとナナッシさんが特に中のよいあるいは所属している集団はどれくらいありますか? 716 :オーバーテクナナシー:2005/10/18(火)18 57 02ID aIez3vsV すいません 「中がよい」は「仲がよい」の間違いです。 717 :オーバーテクナナシー:2005/10/18(火)20 52 09ID tgfgsW11 【聞こえない声】 長老とスーパーマーケットが貨幣を発行できそうですな。 貨幣材料の候補としては、貝殻、木札、石、穀物、布、金属などがあるんですが、穀物は定量升がありませんし、貝殻は余り出回っていない、 他は手間かかりすぎということで、今回は加工した鹿の角を推してみようと思います。 他にいい案があったら修正をお願いします。 ttp //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E9%87%91 から超引用。というかそのまま。 【聞こえない声ここまで】 原始人さん、物の交換に『貨幣』を導入してみてはどうですか? 貨幣(かへい)とは、「価値の尺度」「交換の媒介」「価値の保存」の機能を持ったモノです。 各機能を説明します。 ・価値の尺度 貨幣はモノの価値を客観的に表す尺度となります。これによって異なるモノの価値を比較することができます。例えば、孔雀石20個と鹿1頭といった比較が客観的に可能になります。 →交換の時に、何がどれだけの価値を持っているか比べやすくなります。 ・交換の媒介 貨幣を介さない物々交換の経済においては、取引が成立する条件として、相手が自分の欲しいモノを持っていることと同時に、自分が相手の欲しいモノを持っている ことが必要です。これに対し、貨幣を介する社会では、共通価値である貨幣を介すことにより取引をスムーズに行うことができます。 →相手が欲しい物を持っていなくても、また自分の持っているものが相手の欲しい物でなくても、とりあえず貨幣と交換できます。あとで貨幣と欲しい物を交換しましょう。 ・価値の保存・蓄積 モノの価値を貨幣に変換することで長期的に保存することができます。例えば、「鹿1匹の価値」は鹿が腐敗すればなくなってしまいますが、貨幣に換えておけば保存・蓄積できます。 →鹿をそのまま置いておけば腐ってしまいますし、米はネズミに食べられてしまうかもしれません。貨幣に換えておけばそんなこともありません。必要な時に必要な物と交換できます。 718 :オーバーテクナナシー:2005/10/18(火)20 52 55ID tgfgsW11 717 続き 貨幣にはいろいろな物が使えますが、原始人さんたちならば鹿の角を貨幣にするといいでしょう。 使えなくなった鹿の角を集めて、削って形を揃えて、何でもいいので決まったしるしを彫りこんでください。それで完成です。 貨幣とは、誰も彼もが勝手に作っていいものではありません。信用できる人たちに作ってもらいましょう。 原始人さんたちでは、長老と長老の女たちが適任だと思います。 作った貨幣は、「これを持ってきたら、食べ物これだけか、塩これだけか、油これだけと交換してあげるよ」と言って、交換の時に相手へ渡すようにさせてください。 719 :死者の代弁者:2005/10/18(火)21 22 46ID qlUvl878 【聞こえない声】 鉄は、古くは鐵と書いた。 金の王哉。 鉄が、いかに偉大な発見であったかをあらわしていると言えるだろう。 核融合反応の終点である鉄は、宇宙にも広く存在する金属である。 人類がその歴史上、永きに渡って利用してきた鉄は、主に炭素との混合物であった。 炭素が多ければ、鉄は固く、脆くなる。 炭素の少ない鉄は、曲げに強く、粘り強い性質を示す。 炭素の含有質量が0.6%前後の鉄は、特に強靭な性質を持つ。 刃を作るのに用いられたそれは、刃金と呼ばれた。 剛なる金、鋼である。 …なんてな。 プロジェクトXを確認してみました。鉄作りの参考になれば。 【ないしょ話つづく】 720 :死者の代弁者:2005/10/18(火)21 24 25ID qlUvl878 【ないしょ話つづき】 プロジェクトXの、ドラマ抜きでたたらの情報を箇条書き。 ・炉は黄土色の土で作っていた・・・赤い土より断熱性がいいのでしょう。珪藻土があるので問題ないと思われます。 ・火を入れたときは赤い炎。約15時間で山吹色の炎になる・・・空気を送りすぎると15時間ぐらいで火が消えたりするそうです。 ・三日三晩、空気を送り続ける・・・たたらは1500度と温度が低いので、時間をかけてゆっくり鉄を溶かす。 ・砂鉄は、すこし酸化した赤っぽい物を使う・・・プロジェクトXでは、砂鉄に水をかけて少し錆びさせることでうまくいったとのこと。酸素を多めに持っていた方が温度が上がるということではないかと思います。 ・うまく鉄が溶けると、泡のはじけるような音が炉の下の方から微かに聞こえる・・・まあ溶けてるでしょうからね。プロジェクトXの演出の一環かもしれません。 映像では風呂桶みたいな形の炉に木炭をたっぷり入れて火をつけ、炎の中に砂鉄を少しずつスコップで入れていました。 プロジェクトXでは最後に炉を割って、下からズク(玉鋼を含む鉄の塊)を取り出していましたが、調べたところでは鉄をドロドロになるまで溶かして流れ出させ、何回も使うタイプもあります。(溶けた鉄はノロと呼ばれていたそうです。) 違いは鉄が溶けたときに、流れ出すようにするかどうか、それだけみたいです。 ズクを作るタイプもノロを作るタイプも温度は変わらないわけですし、 でっかいズクができても割ったり加工したりが大変なので、多少は自由のきく、ノロを作るタイプがいいでしょうね。 以上、情報だけ。 【ないしょ話ここまで】 721 :原始人@初代1◆zhFdGsjV7M:2005/10/18(火)22 19 26ID aKMNTwUX 「おーい、ナナッシやい。木炭はないかモナー」 モーナーがナナッシをたずねてきたのは、夕暮れのころだ。 「おおお、モーナー。なんかすげぇ久しぶりのような気もするぞ」 「そんなことはないモナー。昨日もあってるモナー」 「そーいや、ギーコはどうしてるだか?」 「昨日、ナナッシもいっしょに、木の切り出しを手伝ったモナー」 「そうだったかぁ?」 閑話休題 「残念なんだが、木炭は全部なくなっただよ」 「昨日、あれだけ、木を切ったのに、もうないモナか?」 「いやー、それがだな・・・・」 実のところ、木炭の生産量、効率共に初期のときとそれほど差がない。 昨日切った木材は、まだ加工前であるし、 以前蓄えてあった分は、今しがた、女連中がどうしてもと言って いくらかの、布と交換に持っていってしまった。 「みんな、木炭をたくさん使うモナー」 「おまえモナー」 「ああ、それは、ぼくのせりふモナー」 っと、いうわけで、もうちょっと何とかならんものだろうか? 722 :原始人@初代1◆zhFdGsjV7M:2005/10/18(火)22 34 17ID aKMNTwUX 505 みんなに話してみるだよ。 506 おおー、おもしろいかなー モラーラにおしえるだねー だども、パピルスも絵の具も、布も、高価だで あまり量は作れねえかも知れねえだな。 507 あいつら、あんまり食わねぇだよ。 しかも、あまりもてねぇだよ。 だども、ちょっとケチくさいだかね。 519 広葉樹と針葉樹がわかっただよー そーいや、樫や柏は名前は知ってるだが そんな木かはしらねえだな。 皮を柔らかくするのに使えるらしいだで 詳しく知りたいだよ。 遠近法もわかっただよ。 オレは、別に気にして書いてるわけじゃねだな。 532 白い人だか? なんかちょっとしがうきがするだよ。 「いっひ まっく」 とか、そんな言葉だったようなきもするだよ。 (詳しい突っ込みは、現在は不許可です) 723 :オーバーテクナナシー:2005/10/18(火)23 11 30ID 6cYEBH3Z ぐ、ぐーてんもるげん・・・きびしいなこりゃ。 724 :オーバーテクナナシー:2005/10/18(火)23 22 13ID nGtnfAfV 【聞こえない声】 たぶんドイツ語?……正確には違うのだろうが まあ白い人とは言語が違う、相手の言葉をどうにかして覚えるか 向こうがこちらの言葉を覚えてくれるまで正確な意思疎通は不可能だ ということがわかっていれば、言語に拘る必要はないか。 725 :死者の代弁者:2005/10/18(火)23 29 58ID qlUvl878 【聞こえない声】 ドイツ語ならできるよー。でもツッコミ無用なのね。 とりあえず炭不足の対策を。これから木炭はさらに必要になることですし。 【ここから聞こえる声】 木炭不足の解消に、カンタン炭焼き法、『伏せ焼き』をお教えしましょう。 用意するもの ・拳が入るぐらいの竹筒。節は抜いておいて、長さは2キュービットより少し長いぐらい。 ・穴を掘る道具、木を切る道具、火起こしセット(または火種)、耐火煉瓦8個ぐらい。 まず、材料の木があるところまで行きます。んで、木を切ります。 木は2尺ぐらいの長さにしておきます。あんまし正確に2尺じゃなくてもいいです。 次に、地面に穴を掘ります。幅3尺、長さ6尺、深さ7寸ぐらいです。これも大体でいいです。 長い方を風が吹いてくる方向に向けて掘りましょう。 あと、風の吹いてくる方向は、真ん中をちょっとだけ飛び出すような形に掘っておきます。 こんな感じ。 http //moritetsu.net/sumiyaki/image/fuseyaki3.jpg 穴は、まわりに枯草とかの、燃えやすいものがない場所に掘って下さい。 火をつけるので、燃え広がるとやばいです。 できたら、穴の中の、ちょっと出っ張って掘った場所の横あたりに耐火煉瓦をおきます。 風下の方に竹筒を立て、石か何かで倒れないようにしておきます。 それから穴の側面に、穴が崩れてこないように、太めの木を並べて置きます。 こんな感じ。 http //moritetsu.net/sumiyaki/image/fuseyaki4.jpg 次に、穴の中にどんどん木を並べていきます。 一番下は細い木、太い木が真ん中の方に来るように、最後は火のつきやすい細い木や枝を乗っけていきます。 隙間なく穴の中に木を入れていって、地面より2、3寸の高さまで並べます。 726 :死者の代弁者:2005/10/18(火)23 33 09ID qlUvl878 木を並べ終わったら、そのへんから草を持ってきて、木の上にわっさわっさかけていきます。 5寸ぐらいの厚さになるまで草を乗せます。すきまなく乗せます。 でも穴の出っ張り部分は風の入り口なので、ここだけ空けておきます。 草の上から、穴を掘ったときの土をかぶせます。やっぱり、穴の出っ張り部分はあけておきます。 土をかけ終わったら、穴のあいている部分から火をつけます。枯草でも突っ込んで、がんがん燃やします。 そうすると、竹筒から煙が出てきます。 煙に手をかざして、じっとしていられないぐらい熱くなってきたら、火をつけた残りの穴のところを耐火煉瓦でふさぎます。 あんまりキッチリふさいでしまわず、ちょっと隙間が開いているぐらいがいいです。 ここまでできたら、一眠りするぐらいの時間、放っておきます。 別の炭焼き穴を掘っていてもいいですし、寝ててもいいでしょう。 そのあと、さっき煉瓦でふさいだ穴を、土を使って完全に埋めます。 しばらくすると竹筒から煙が出なくなるので、竹筒を引き抜いて、竹のささっていた穴も土で埋めます。 あとはそのまま1日放っておいて、冷めたらできあがり。 穴を掘り返すと、木炭が出来ています。 これなら木の近くで炭が作れます。 炭にすると木よりずっと軽くなるので、たくさん持ち帰れるでしょう。 カマドも要らないので、同時に沢山の炭を焼くこともできます。 モラーラさんたちも連れて行けば、たくさん炭が作れますし、 炭が不足しているのなら、きっと油よりたくさんの物と交換してもらえますから、喜んでくれると思います。 【聞こえない声】 http //moritetsu.net/sumiyaki/sumi2.html カンタン炭焼き法、伏せ焼き♪ 耐火煉瓦も、多分これぐらいなら用意できるよね。 トタンはないので仕方ありません…昔の人はトタンなしでやってたんだから大丈夫でしょ~。 727 :オーバーテクナナシー:2005/10/19(水)02 08 27ID f6UhnKlv 原始人さん、切り倒した木を切ったその日に村まで持ち帰っていませんか? 切った場所で2週間ほど放置し、それから回収するようにするととても軽くなり、乾燥にかかる時間も短くなります。 (野晒しにする事によって、木に含まれるヤニなどの油分が抜ける為に乾燥しやすくなる。木材としても品質は良くなります。) 『伏せ焼き』をする場合にも野晒しにしてから焼くと一層上手く仕上がるでしょう。 【聞こえない声】 石炭ですけど、発見されたのが5日の距離だったらもうちょい村寄りの場所にもあっておかしくないですよね。 石炭は広範囲で厚く埋蔵量も多いので、そのへん掘ってみたら案外出るかもしれません。 アテもなくそこらを露天掘りにする労力は無いのでもう少し調査ができればよいですね。 【ないしょ話ここまで】 728 :オーバーテクナナシー:2005/10/19(水)09 16 29ID 3JaXccv8 【聞こえない声】 720 ノロとは鉄の溶けたものではなくて、砂鉄に含まれる不純物と炉の内壁の溶けた物だったと思います 操業が進むにつれ、炉の底部にこのノロと鉄が蓄積してゆくのですが、比重によって鉄は下のほうに沈み 上側にノロが溜まってゆくので、定期的にこれを排出しなければなりません 一見溶けた鉄に見えるので勘違いされたのでは? 729 :オーバーテクナナシー:2005/10/19(水)17 01 01ID 2Vk0VR/K のろ 鉱滓(こうさい)・スラグの俗称。 スラグ 鉱滓(こうさい)。鍰(からみ)。のろ からみ【鍰】 鉱石を溶錬する際に生ずる、金属分をとった残り滓(かす)。 一般に珪酸塩から成る。スラグ こうさい【鉱滓】 (コウシ)の慣用読み)。溶鉱炉・平炉などで鉱石を溶錬する際に生ずる非金属性の滓(かす)。 石灰・マグネシア・無水珪酸・アルミナその他から成る。のろ。スラグ。 730 :死者の代弁者:2005/10/19(水)22 02 55ID yNXjd2v/ 【聞こえない声】 728 ご指摘ありがとうございます。 あらためてノロで検索かけてみると、確かにおっしゃる通りでした。 ズクっていうのもあまり言わないんですね。 ケラ、ですか。 元の大都だったかウランバートルだったかの古代製鉄設備と、ごっちゃになってました。 どうも失礼しました。 ところで検索した中に、ノロは炉内の温度を上げるという情報と下げると言う情報があるのですが、 これってどっちが正しいんでしょう? 【ないしょ話ここまで】 731 :オーバーテクナナシー:2005/10/20(木)00 33 09ID fSRpmIJH 【聞こえない声】 【ひょっとして、まだスカスカの布しかない?針は出来たみたいだけど裁縫技術は向上したのか? 2-671、684のフェルト作る話はどこいった?石鹸・苛性ソーダは結局出来たのか? 【聞こえない声】は宣言なしでも【】で囲んでいればいいという仮ルールと、原始人には理解できなくても 初代1の確認支援の為にソースがつけられるものは併記する事を提案する。 初代1がソースを確認した上で、書き込みで原始人が理解できるか判断すればいいんだし】 始めまして、足はまだ『草履』ですか?『毛皮』や『革』、『布』で『袋』を作って、『紐』で巻いて結ぶだけでも違いますよ。 こうやって足を守る物を『靴』といいます(言葉自体は1スレででてるけど)。 草履の上から袋をかぶせるだけでも小さな傷からは守ってくれるでしょう。 膝(体の部位ってどこまで知ってるんだっけ)の下まであるものもあります。 地面に当たる所が丈夫でやわらかい物だと歩くのがぐっと楽になるはずです。 何か最近不便に思うことはありますか?『服』は大丈夫ですか?寒くありませんか? 732 :録霊60◆CcpqMQdg0A:2005/10/20(木)01 21 10ID J26qIt9G 722 ぐーてんあーべんと へあ ななっし! たぶん、白い人はこの村のことを「ローテスタール」、つまり「赤い谷」と 呼んでいるかも。 丘から見た絵を見ると、周りの緑に比べて村のある谷の赤さがすごく目立ちますし。 【無駄話終了】 『柏』は大きいぎざぎざの葉が特徴です。その葉は、冬になって枯れても落ちず、春に新しい葉 が生えてから落ちます。そのため、子孫繁栄という意味があって縁起がいいらしいです。 葉は皿の代わりに使ったり、ご飯を蒸す際に水の中にこぼれないよう石や竹かごの上に敷く という使い方があります。 柏ttp //had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/fagaceae/kasiwa/kasiwa01.jpg 『樫』は、冬でも葉っぱが緑色のままで、ふちに棘のようなぎざぎざがあることが特徴です。 硬いので、鋤や鍬の柄や橋に最適です。ただし、欠点としては乾きにくいということがあります。 『樫』にはいろいろな種類がありますが、この村は海にも近いので、『ウバメガシ』 という種類のカシが生えているかと思います。 『ウバメガシ』は、葉っぱが丸っこいのが特徴で、良質の木炭を作ることができます。 (備長炭の原料らしいですがどうつくるんだろう?) ウバメガシ:ttp //kanon101.cool.ne.jp/foto_sinrin/K_buna/ubame_gasi/ubame_gasi01_inx.jpg 733 :オーバーテクナナシー:2005/10/20(木)01 25 58ID 0/wGa1zV ナナッシさんへ 「し~ファンクラブ」とはどんな事をする集まりですか? 詳しく教えてもらえませんか? 【聞こえない声】 し~が歌姫にしか思えない… この妄想が確かなら歌から音階、楽譜の説明が楽にできそう。 734 :オーバーテクナナシー:2005/10/20(木)01 26 41ID gsIFQhpX 原始人は北極神拳をマスターしているのでスペースコロニーにいるカラスどもを一気に電撃 735 :オーバーテクナナシー:2005/10/20(木)05 08 36ID 8LvPPc6P いろいろ考えて結論だしました。 このスレタイは、実際無理です。 翌日には、覚えてない等と言われつづけますから。 人間にとって、一番重要な勉強法なのは、幼児期から15歳くらいまでで 如何に沢山身に付けるかが大事。 それ以降の年齢では、ほとんど考えたり覚えたりはできないという事。 社会全体のレベルの高さも大事。 このスレタイは、事実上無理があります。 736 :死者の代弁者:2005/10/20(木)08 33 49ID aWh3pn6A 私はウズメさんのファンクラブがないことに抗議しますよ(何 735 学校も教えてあるみたいですよ。 原始人にも世代はあるようですが、わかりやすくするため一部の人が不老長寿になっています。 村そのものは変わっていくと思います。 737 :ウズメ@原始人:2005/10/20(木)10 51 02ID T1tG+Nt3 ウズメはまた子供達を集めて何かやろうとしています 「え~と、これからみんなにアルファベット文字っちゅうのをおしえますだ」 「それおいしいの?」「それつおい?」「おもしろい?」 「いやいや、遊びじゃなくってな、どこかに言葉を書いて留めておけるちうまっこと不思議な物だ」 「おーーー・・・」 いまいちピンときていないようだが説明を続ける 「粘土とかにな、こうやって線を書いていくだよ」 「この一つ一つが、あたい達が『あ~』とか『う~』とか喋った音をあらわしていて・・・」 「たとえば、あたいの名前はこう書くだ」 地面に線を引きながら「Ootekunanasinouzumehime」 「なげーよ」 「おぼえきれねーよ」 「じゃあこうだ」「Uzume」 「おめーの名前は・・・こう」 名前を書いてもらった子供の顔がぱっとかがやいた 「これがおらの名前かー。わーいわーい」 回りで見ていた子供達も 「あたしの名前も書いてー!」 「おれのもー!!」 一斉に食いついてきた (´-`).。oO(よしよし、ここでたたみかけるように) 「なんと、名前が書けるだけじゃ有りません あたい達が喋った言葉をいちいち覚えておかなくても たとえば、かあちゃんに聞いた言葉とかもそのまま書いておくことが出来まーす」 ここで子供達の動きがぴたっと止まった (´-`).。oO(・・・あ・・・あれ?) 738 :ウズメ@原始人:2005/10/20(木)10 51 32ID T1tG+Nt3 そして一瞬間があり一斉にどよめいた 「つまり、かあちゃんのお小言をかいておけば、いつでも怒られる事が出来ると・・・うれしくねーーーー!!」 「お、おそろしー!」(((((((゜Д゜;))))))ガクガクブルブル 「うわーん。」・゜゜・( _ ;)・゜゜・。 泣き出した子供もいる 「ま・・・まあまて、そんなもん書いとかなくてもいいだろ」 いちはやくその場を収めたのはウズメではなく少し年長の女の子だった さすが女の子はいつの時代でもしっかりしているようだ 「誰か友達のうちに遊びに行った時に、そいつが居なかった時なんか、自分が来た事を書いておけば その友達が帰ってきたときにそれ見て、自分が来た事がわかるんじゃねーかな?」 「たからものの隠し場所をかいておいて友達だけに見せるとか!」 「おいしーものの有る場所をみんなに知らせるとか!」 「それはウズメのうちだ」「それみんなしってる」 「こら!どうりでここ最近くいもんが無くなると思ったら!」 ウズメは感心してしまった 「なるほど!しっかし、おめーたちあったまえーなー!」 「そんな使い方思いつきもしなかっただ」 ウズメもネ申さんから文字を教わってはいたものの 使い方についてはいまいちピンときていなかったのであった(笑 有史以来~という言葉があります。 有史とは文字による記録がある歴史ということ つまり、人間の歴史とは文字の歴史でもあるわけです。それ以前は遺物からの推測しか出来ません これは文字のはじまりと学校とはまだ呼べなが、それらしきもののはじまりでありました 739 :聖女◆9RaBw0NoLw:2005/10/20(木)15 32 55ID lb2CwDMq 貨幣や情報、それは贋物の歴史の始まり。 740 :聖女◆9RaBw0NoLw:2005/10/20(木)15 33 57ID lb2CwDMq 贋物というか、粗悪品、模造や数合わせ、辻褄合わせの技術の歴史の始まり。 741 :オーバーテクナナシー:2005/10/20(木)15 56 23ID h5sNHFUY 【聞こえない声】 ウズメとガキンチョ親衛隊もそれなりの勢力だなw 【聞こえる声】 今日はネ申の世界の昔話をしましょう。 子供達に伝えて下さい。 昔々、二つの大きな川が流れる場所にシュメール人という人々が住み、 メソポタミアという偉大な文明がありました。 この土地は肥沃な土地で、小麦を一粒蒔くと50粒にも100粒にもなってかえってきました。 周りには森が広がり、人々はその木を切り開き、炭を焼き、煉瓦を作り、 天に届くほどの立派な建物や、美しい土器や陶器を作りました。 しかし、そうしているうちにこの土地にあるすべての木を切りつくしてしまいました。 そのせいで建物も器も作ることが出来なくなり、雨が降れば川は氾濫し、 水には塩が混じり、小麦は取れなくなりました。 こうしてこの土地は砂漠となり、シュメール人はどこかへ消えていきました。 そして、今でもこの土地には木が生えず、砂漠のままになっています。 未来技術村はこんなことにならないように、木を大切にしましょうね。 742 :オーバーテクナナシー:2005/10/20(木)16 51 42ID 9SnFBu+X 736 【びっくりするほど聞こえない声】 735って誤爆の薫り高いんですが・・・ 743 :オーバーテクナナシー:2005/10/20(木)17 45 23ID gVDLqkb1 【聞こえない声】 737-738 果たしてどれ位の子供が文字を覚えるのか疑問。 正確に言えば、ウズメさんの中の人が甘く見ているように思えます。 現代の発展途上国では子供が4~5歳にもなれば労働力として期待されますが、 これは原始人達においても同じだと思います。 これといって実用的ではなく、日常で使われない技術をそう簡単に習得できるでしょうか。 前4世紀頃の古代ギリシャでは識字率は5%ほど、先進的な都市部においても10%程度。 19世紀初頭のイギリスで20%、中世ヨーロッパには無文字圏も存在していたそうです。 *識字率:15歳以上の人口に対する、日常生活の簡単な内容についての読み書きができる人口の割合 別に史実を辿る必要はありませんが、文字を一般に普及させるにはそれなりの環境が必要かと。 735はスレの趣旨を理解していないのか誤爆なのか判りませんが、「このスレタイは」を 「文字を覚えるのは」に変えてみると、現時点においては正しいように思われます。 744 :オーバーテクナナシー:2005/10/20(木)18 18 07ID XLBTEbNI 【聞こえない声】 「弥生時代にはすでに文字があった」という説もあるそうですから、 文字を教える事自体は良いと思います。 文字というよりも「シンボルマーク」的なものの発達の方が早いとは思いますが。 たとえば「Uzume」を「ウズメ」と読むのではなく、 「これはウズメを表す模様だな」と覚える感じで。 745 :死者の代弁者:2005/10/20(木)19 57 29ID aWh3pn6A 【聞こえない声】 743 文字は早い子だと2歳になる前から覚え始めますよ。 興味を誘導してやれば、ほとんど言葉と平行して覚えることが出来ます。 大人の側に教える気さえあれば、4歳まででも表音文字なら覚えられるでしょう。 むしろ6歳からひらがなを教えようという日本の教育が遅すぎ。 早い方が楽に覚えられます。 幼児には詰め込み教育や、強制して教えるということができないからでしょうね。 でも所詮は幼児、興味を誘導するなど、まさに赤子の手をひねるようなものです。 やってみればわかりますよ。 親が楽をしようと思ったら、そりゃできませんけど…。 746 :死者の代弁者:2005/10/20(木)20 04 36ID aWh3pn6A 昔の人や発展途上国で識字率が低いのは、親が文字を大切なものだと思ってないから。 教えないから覚えない…教えられないから覚えない。 日本人は昔から識字率が高いですが、それでも四民平等が実現して、 学問が出来れば出世できる道が開けた頃から、爆発的に識字率が上がっています。 …さすがに教育勅語だけでは、ここまでの効果はなかったでしょう。 せっかく学校を教えてるんだから、学校で文字を教えるようにしてはいかがでしょう。 きつい仕事の出来ない老人も結構いるようですし、遊ばせておくよりは子供を見させる。 文字なんかは時々ウズメさんたちが特別講師で教えに行けばいいんじゃないかな。 【ないしょ話ここまで】 747 :死者の代弁者:2005/10/20(木)20 25 05ID aWh3pn6A 【聞こえない声】 そうそう、識字率ですが… 古代は文字を特権階級のものとしたため、文字が広がらなかった事例があるのでは。 逆にいえば、貴族階級の識字率はかなり高いんじゃないでしょうか? 民は知らしむべからず、依らしむべし。というやつですね。 古代ギリシャの都市国家なんて、戦争しては奴隷を作ってたわけですから…。 奴隷に文字など教えるはずもなく。 だから、スパルタとアテネでは教育に相当な差があったことになってますよね。 原始人さんたちの識字率は、「どこまでやるか」の問題だと思います。 子供たちをいったん学校に集めてしまうことさえできれば話は簡単かと。 今のところ村人はネ申の教えた技術で食えてますし、子供も遊びまわってるようですから、できないかな? 【おわり】 748 :オーバーテクナナシー:2005/10/20(木)20 41 40ID fSRpmIJH 【労働力と生産力、需要と施設なんかのバランス大丈夫なんだろうか 何に何人・何日かけてどれだけの成果がでてるとかわからないからなぁ】 今行っている事で人手や施設が足りないものはありますか? 技術はわかるが(道具や人、材料や技術が足りないので)実行できないものはありますか? 働けるけど手が空いてしまっている人は今何をしていますか? 749 :オーバーテクナナシー:2005/10/20(木)20 45 05ID 9SnFBu+X 【聞こえない声】 何年か前に、子供たちが億だの兆だの、まだ教わってるはずもない単位を 使い始めて大人たちがビックリしたという話がありました コレのタネは、実はドラゴンボールのカードなのですがw 現在の子供たちも、小学校低学年ですでにポケモンだの遊戯王だのの 大人でも容易には把握できない「遊びにまつわるルール」を使いこなしています 子供は遊びの中で成長します 文字も、うまいこと遊びの中に取り入れられる事があるようなら 普及は難しくないでしょう 750 :オーバーテクナナシー:2005/10/20(木)21 28 50ID JcZks5cP 【聞こえない声】 747 ナナッシやウズメはあくまで「ネ申の声を聞くことの出来る原始人」なだけで ネ申の言うがままに行動するのでも、ネ申の思惑を理解してくれるのでもないですよね。 将来必要になるから、などでは観念的な押し付けに過ぎませんし、原始人たちが自発的に 文字を覚えようとする短期的かつ具体的なメリットを提示できなければ、文字の普及も 学校(教育制度)の設立も難しいのではないでしょうか。 749 遊びのためと言うのは子供にとっては具体的なメリットですね。 子供が夢中になって文字を覚えることも苦にしないような、 そんな遊びを考案できればいいんですけど。 前100|トップ|次100
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キギ@無名騎士藩国 作戦参謀。 アイドレスの作戦と名の付く作業のエキスパート。 作戦ライブラリ創設者。 最古にして最長の参謀。 彼の参謀としての歴史は参謀本部が発足されるよりも昔に遡る。 そして――猫の関わる戦争のほぼ全ての作戦立案に、彼は関わった。 参考資料:個人的な参謀仕事まとめ。byキギ /*/ E18はじめての戦争:対アウドムラ戦の作戦原案提案 E40キノウツンの誇り:たけきのこ救出戦の作戦原案のみ提案 E41第1次共通資格試験:参謀4級取得 E56同時多発爆発:無名騎士藩国の作戦案作成および作戦参謀 E59決戦FVB:ロジャー防衛の原案の提案 E65作戦立案:ゴロネコ藩国偵察作戦案の作成および偵察指揮 E65作戦立案:玄霧藩国偵察作戦案の作成 E65作戦立案:宇宙(FEGリンクゲート)偵察の原案の提案 E65作戦立案:小笠原偵察作戦案の作成(未使用) E69青森救出戦:青森救出作戦の原案の提案 E70亜細亜の曙:原案の提案および作戦参謀 E72ゴロネコ藩国防衛戦:原案の提案 E72玄霧藩国防衛戦:作戦案の作成 吏族ダンパ小笠原偵察:作戦案作成および作戦参謀 吏族ダンパ広島偵察:作戦案作成および作戦参謀 吏族ダンパ小笠原決戦:作戦案の作成および作戦参謀 吏族ダンパ後ほねっこ偵察:作戦案検討および作戦参謀補佐 後ほねっこ男爵領奪回戦:作戦案検討および作戦参謀補佐 E80広島侵攻:作戦班として作戦案検討および作戦参謀 E85故郷への長い旅:作戦班として作戦案検討およびオペレーター部隊運用の提案 E91ガンパレードブルー:作戦案検討および作戦参謀 E98九州会戦:作戦班として作戦案の腹案作成や検討 E101ラーカウ要塞攻略戦:作戦班として作戦案の検討 E102白いオーケストラ再び :作戦班として作戦案の検討 作戦ライブラリ:随時、戦闘イベントに提出された作戦概要や補正用作戦のまとめ /*/ ――その場所は設定にはない。 どこかのどこか。 赤煉瓦の壁に大きな窓を壁一面に張り巡らせた、どことなくヨーロッパの学校校舎を連想させる建築物である。 その3階建ての...みすぼらしいとは言わないが質素な建物こそが、『にゃんにゃん共和国参謀本部』 だった。 とはいえ、それは見かけだけのこと。 内部では現在建築学の粋を極めた構造物と設備によって、 「――と言うことではないのであしからず。」 見たまま町役場程度の建物に、全国から参謀たちが詰めかけている。 それが参謀本部の実態なのだ。 キギは誰にともなく呟いて苦笑した。 現在の参謀本部は休業中なので忙しくはない。 とは言え、何人かの事務員と参謀長だけは、残務処理に追われていた。 今はというと、事務室の誰もいない机で、乃亜1型が一人リザルト処理をしている。 仕事時間が足りない~とは本人の言だが、実のところオーバーワーク気味である。まことにお疲れ様です。 事務室は教室ほどの部屋にデスクが所狭しと並べられていた。 というより有り体に言えば狭い。 ターン中頃の参謀大増員に耐えきれていなかった。 人が増えた昨今では「参謀本部は狭すぎる、いやショボすぎる、増築すべきだ、いやいっそのこと新築するべきだ」 との意見が絶えない。 もっともな話だがそれを言われたときの、上層――とりわけ古参は苦笑して「そうだなあ」と言うだけである。具体案が出ることはなく暗黙に却下されるのが常だった。 キギにしてもこの狭苦しい人が机の間を横になって歩くような参謀本部に愛着を持っていた。 低い天井も、音を立てる木の床も、誰かの拳で穴の空いた板壁も。 それらを見るたびに今はいない人間の足跡、らくがき、面影が幻となって庁舎と重なる。 視線の向こうで乃亜1型が下敷きで顔をパタパタあおいでいた。 ちなみにこの参謀庁舎、空調がない。天井で居酒屋とかによくある巨大な扇風機がぐるぐる回っている程度である。クールビズどころではない。 冷房ぐらいは付けるべきだと思うが、断熱効果など期待できない造りの隙間部屋なのでクーラーなど無駄だという意見で終わるのが常だった。 断熱改装ぐらいはしてもバチは当たらないと思うんですけど。 「ところで、なぜ呼ばれたのでしょうか」 事務室とパーテーションで区切られただけの「参謀長室」で、両足を机にあげている参謀長――玄霧。 参謀服も着ず、開襟シャツの胸元をはだけ汗をだらだらと垂らしながら、ガリガリ君を食べている。 蹴っ飛ばしてやろうかと思いつつキギは訊ねたのだった。 「んにゃ、っと。よいしょ」 と言ってガリガリ君を口にくわえてのけぞった。 勢いを付けて座り直そうとしてそのままこける。 「んぎゃあ」 このひと万能執事目指してるんじゃなかったっけ、と思いつつキギはぐるりと室内を見回す。 『ノーダイス・ノーヒーロー』 と書かれた明朝体の張り紙。 キギは知っている。以前の参謀長が随分昔に貼ったものだった。 いい標語ですねと聞いたら、沈鬱そうな表情で「あはは」と笑ったのを思い出す。 まあ、いろいろやりきれないところがあるらしい。 「あー痛。いやいや、暑い中ご苦労様。休暇中なのにねえ」 「まったくです。これでしょうもない内容だったらぶっ飛ばしますよ」 「実は、オレが進言した結果、キギさんに勲章が出ることになりまして」 玄霧は話を無視してガリガリ君のバーをゴミ箱に捨ててから、抽斗を探った。 「どこだったかな」 「勲章? 参謀勲章でなくて?」 「うむ、参謀勲章でなくて。オレがキギさんって参謀の鏡だよねーって進言した結果、特別に貰えるのよん」 そう言いつつも玄霧は参謀長デスクの抽斗を探り続ける。 ごそごそ動く腕の肩口には腕章で『オレってちょーえらい ビクトリー・グミ最強』 と筆書きされていた。 まあ、こういう人だなあと思いつつキギは半目で事務所――パーテーションの向こうを覗く。乃亜1型は時間が空いたのかお弁当を食べていた。 「あった、これだ。はい、あげる。受勲おめ」 「はあ」 と、両手の平に収まるぐらいの箱を投げ渡される。紺色のつるっとした生地で覆われた指輪とかを入れるあれだ。 ちなみに玄霧が掴んでいた部分が汗でにじんで濃いシミになっていた。 いろいろとため息をつきながら、ゆっくりとケースを開くと、中には柏葉の付いた勲章。 勲章部分も豪華で剣と槍と翼、銀色に黒と赤が混じった拵えになっている。 「柏葉付勲章というらしーよ」 「そのままですね」 「ちなみに賞状の方は、郵送してるから」 「なら、これも郵送してくれれば良かったんじゃあ」 「ん~む。やっぱりこういうのはてづからじゃないと雰囲気出ないじゃなーい」 これで雰囲気が出ていると思っている玄霧の脳に驚異を覚えつつ、キギは勲章を手にとって眺めて目を閉じる。 「ありがたいですけど――僕なんかが貰って良いのでしょうか」 「あー、まー言うと思ったけど。作戦ライブラリ、アレのお陰でかなり助かりましたし」 「ライブラリですか」 「うむ、作戦ライブラリの登場で各国の作戦も立てやすくなったし、一つの場所に纏められてるので検索性もいいし、管理は大変だっただろうね、と」 「そりゃあまあ大変でしたけど、」 どちらかと言えば楽しかった。趣味でやっていた部分もある。 「それにあれは、自分の不甲斐なさを痛感して、それで作ったものです...」 思えば、猫の戦術面での不得手を指摘されてからの発足である。 自分の心が一度折れて、真の作戦参謀として進むきっかけになった出来事。 イラスト、応援が限界を突破して効力を上げていく中での作戦補正の頭打ち。個人の限界、あるいは無知を痛感した。 そして考え抜いた末、難しいと言われていた作戦の広域募集を行い、そして、 「――痛感して、そして広島戦で作戦補正は限界突破をした」 玄霧はにやりと、いやらしく笑った。 「むろん個人として戦術、戦略の勉強もしたけれど、でもな。それよりも、作戦をすべての藩国に募集して、それを班長としてまとめ上げて提出した。 オレはそんな自分を奢らずに人々の協力を無限に発揮させる――そんなキギさんの後押しこそが実を結んだんだって思うのよ」 「そんな、大げさですよ。あのときだって反省しなきゃいけないことがいっぱいありましたし...」 「いやいや。んでもって、キギさんはそこから募集した作戦やその結果を、保存、データソース化してライブラリを作成した。それが作戦ライブラリ。 ライブラリ。あれはいいよ。過去の戦闘イベントから戦術を学ぶこともできるし、各国のエキスパートの意見を蓄積できる。戦闘単位が藩国ごとになっても生き抜けたのは、あれのおかげだと思うよ」 「でも、マジックアイテム探しでは流用できませんでしたし」 「参考にはできたさ」 「しかし、あれは持ち込み品として維持費もいただいておりますし――」 なおも食い下がるキギに、玄霧は「う~ん」と唸る。 立ち上がって、どう言おうかなあという表情だった。 視線を彷徨わせながら、あちこちを見る。 ふと、その視線が何かを見つけた、 「ん~まあ、これは言うつもり無かったんだけど。でも言った方が良いのかなあ。」 そんな前置きをしてから、玄霧は。 「別に、ライブラリだけじゃないよ」 と言った。 彼が見つけたのは天井近くの額縁だった。 それは、ターンごとに映された集合写真で、玄霧とキギはもちろんすべての写真に写っていた。玄霧は写真の中心――つまり中期の写真を見ている。時期的にはゴロネコ・玄霧防衛戦の頃だ。この頃の参謀本部は物凄く数が少ない。4・5人動いていればいい方だった。 玄霧とキギは共に指揮官として両国の防衛に参加した。 「あのころ、キギさんが全ての作戦を担っていた。どんな逆境でも青森防衛イベントが起ころうとも、全部やってくれた。オレたちも、キギさんならやってくれると信じてキギさんに頼った。今思えばむちゃぶり以外の何者でもないんだけどなぁ」 と、玄霧は苦い思い出を噛みしめてデスクに肘を置いた。 そして、ここだけは真剣な表情で、 「作戦補正が頭打ってよーがなんだろーが、そんなの関係ねぇよ。あんとき、そんなコトをやってくれる――くれた人はキギさん。あんたしかいなかった」 苦笑。真剣な顔が続かなくなって、もとの玄霧らしい顔に戻る。 「もちろん、ライブラリのキギさんも作戦班長としてのキギさんも感謝している。 ...でもなぁ、オレはあのころのキギさんに一番ありがとうって言いたいのよ。そんでもって、そのあと心が折れても...くじけても...それでもずっと、最初から最後までいっしょに戦ってくれた、陰でみんなを支えてくれたキギさんにお疲れ様って言いたいのよ」 くしゃくしゃと笑ってからキギの持つ勲章を拳でこん、と叩いた。「内緒だからな」と、前置きをして、 「てーなわけで、猫参謀にして参謀長である玄霧は、その柏葉の勲章を無名騎士藩国のキギに授ける。受け取ってくれるな?」 玄霧の一方的な演説に、キギはしばらくぼんやりしていた。 参謀長室(兼事務室)の熱さのせいでおでこからはだらだらと汗が流れている。せめて冷房は必要だなとまた思った。外ではまだ夏と勘違いしているのか、蝉が盛大に大合唱をしている。 パーテーションの向こうでは、乃亜1型がリザルト提出の遅れている藩国に催促の電話を掛けていた。 煉瓦にはめ込まれた大きめの窓の外には、建物を覆うように生えた木々の風景。 ――微かに笑ったのだろうか。 少し開いた口でキギは、玄霧に応えた。 「背景の木の役」 「?」 「いえ、背景の木の役みたいに目立たなくて...それこそ、どこかにでもある木々のように存在して舞台の一員としてこっそり頑張っている。 ――そんな風になれたらなって、昔思ってたんですよ」 「ふうん」 玄霧も窓の外を見た。 「まー、ずいぶんとでっかい木になっちゃったねぇ」 それには応えなかったが、かわりにキギはもう何も言わなかった。 玄霧はそんな彼の顔を眺めてから口の端を曲げて笑みをつくった。 「柏葉勲章、受勲おめでとう」 「はい」 (終わり)
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―――― ――――――― ―――――――――――――― ――………吉影……吉影や…… ………吉影…何で残すんだい……?…私の料理…が…嫌いなのかい……?……… ―――うっ、とお腹を押さえる。 目の前には自分が食べ残した料理。 その量は明らかに幼い自分の胃の許容容量をオーバーしている。 ……そうなのかい……?……私が…心をこ……めて作った料理が…食べられないというのかい………?… ―――違う――そうじゃなくて――――― 口を開くが、幼い自分には抗いようもない力で髪をを掴まれ、卓上の御碗に叩きつけられる。 顔面が食べ物で汚れる。 ――――― ――――――― ――――――――――――― ………吉影…… …何で…私と一緒に、お風呂に入りたくない…なんて…言い出すんだい…?……私が……嫌いになったの……?……… ―――頭を掴まれ、湯のはった浴槽に頭を突っ込まれる。 苦しい。 息が出来ない。 ――――――― ―――――――――― ――――――――――――― ………吉影……何でだい………?………何で…私を………愛してくれないんだい………?… ――――ズル――ズル――――― ―――襟首を掴まれ、廊下を引き摺られる。 ―――ガラッ――――ドシャッ―― 物置の扉が開かれ、身体を投げ出される。 物置の中は暗く、扉からの光しか明かりはない。 ……吉影…何がいけないんだい?私は…こんなに…お前を愛しているのに……何で、私を愛してくれないんだい?……… ―――――――――――――――やめて――――― ――――――――――やめて――――― ―――――そんな重みを―――背負わせないで――――――― ―――物置の引き戸が閉じられる。 逆光の中、自分を見下ろす顔。 陰っているせいで、その表情を窺い知ることは出来ない。 だが、見えていなくても、それが誰か、彼には分かっていた。 ――――――――――母さん―――――――――― ――――――― ――――――吉影――― ――――――――――吉影――――――――― ―――――「………………………………う…………」 吉影は目を覚ました。壁にもたれていた身体を起こし、辺りを見回す。 「………夢……か…………」 ここは紅魔館地下。壁の蝋燭の仄かな明かりに照らされた、赤煉瓦の通路。 (…………それにしても…) 吉影は懐の地図を取り出し、広げる。 (……まさか、『あの頃』の夢を見るとはな…それだけ、自覚のない間にストレスを抱えていたという事か…?) 地図左上の時計を確認すると、既に『賭け』開始から半日以上経過していた。 「……吉影…吉影…」 頭上からの声に、吉影はハッと顔を上げる。 「…親父……」 そこにいたのは、彼の父親、吉良吉廣だった。 吉廣は写真から顔だけを出し、さめざめと泣いている。 「……吉影……すまなかった………お前の苦しみを知っておったというのに…わしはお前の母親を止める事が出来んかった……お前を助けてやれんかった…………」 (……寝言を聞かれてしまった…か…) 老いた顔をさらにしわくちゃにして泣いている父親に、吉影は声をかける。 「……いや…親父は十分わたしを助けてくれた…死後もわたしの側にいてくれているじゃないか…」 吉影の言葉に、吉廣は首を振る。 「いや…わしはどうしようもない役立たずじゃ…!生前も死後も、たった一人の息子を護ることも出来ずに…今も、自分のせいで息子が苦境に立たされておるというのに、何も出来ん…!わしは…わしは親失格じゃ…!!」 なおも泣き続ける吉廣に、吉影は優しい口調で話し掛ける。 「いや…今こうなっているのは親父のせいじゃない。あのとき親父が『キング・クリムゾン』とハッタリをかましてくれなければ、わたしは今頃妖怪共の糞になっていた…。それに、仮にそうなっていなかったとしても、あの天狗が『キング・クリムゾン』以外を目的にわたしを罠にかけようとするのは変わらないだろう。わたしは親父には感謝しているよ。 それに……」 吉影の瞳が吉廣の目を見据える。 「………わたしは、お袋にも感謝している。彼女の『教育』のお蔭で、わたしは『盲目的に享楽を追い掛ける浅はかな人生』を歩まずに済んだ…わたしの『性(さが)』を知っても、彼女はわたしを理解してくれた…。…だから………」 吉影は少し悲しそうに目を反らす。 「……お袋を責めるのは…もう止めてくれ…」 吉影の言葉に、彼の父親はハッと息を呑む。 「………分かったわい……」 吉廣はゴシゴシと涙を拭う。 「ところで……」 吉影が話を切り出した。 「どうだ…?手筈通りにいきそうか?」 「ん…?ああ、そうじゃったな。今のところ、問題無く事は運んでおる。」 「彼…宮本輝之輔は、協力したのか?」 「ああ、どうやらヤツもかなりキテいるみたいでな、『脱走の手助けをしてやる』と言ったら飛び付いてきよったわい。」 「そうか分かった。引き続き頑張ってくれ。」 「ああ、任せておれ。」 吉廣が写真の中に引っ込み『ジャンプ』した後、吉影は立ち上がった。 「よし、親父達が計画通りに動いてくれれば、問題は無い……あとは…」 吉影が何やら地図を眺め思案している時だった。 「ッ!!!?」 吉影の左手を強烈な衝撃が襲った。 「ヤツめッ!遂に来たかッ!【シアーハートアタック】の餌に食い付いたな!?」 左手の痛みに耐えながら、吉影はスタンドを出現させる。 「【キラークイーン】!!」 彼の傍らに【キラークイーン】が現れる。その時、また吉影の左手の甲を衝撃が走った。同時にそう遠くない場所から爆発音が響いて来る。 「ヤツの部屋の前に仕掛けておいた【シアーハートアタック】…爆弾化しておいても良かったが、そうするとわたしが近くで四六時中見張って起爆しなくてはならず、爆弾化しなければ以前のように容易く封じられてしまう…ならばッ!!」 【キラークイーン】がスイッチを押した。 ドグオォォォォ!! 「ギャアアアあァァァァー!!」 爆音と悲鳴が地下の空間に木霊する。 「【シアーハートアタック】の他に、『第一の爆弾』も仕掛けさせてもらった!【シアーハートアタック】に気を取られて上に注意が向いている間に、足元を攻撃できるよう、床を爆弾に変えてな…!!」 吉影はニヤリと笑い、左手の痛みも気にしていない様子だ。 「だが……モチロン、この程度で君を倒せる――などと、甘い考えは持っていない…」 ……ザッ…ザッ… 背後からの足音に、吉影は悠然と応え、振り返る。そこに立っていたのは、黒い笑みを浮かべ吉影を見つめるフランの姿があった。 「あははっ、随分と情熱的なモーニングコールではなくて?」 彼女はニィっと笑い、ませた口調で話し掛けた。彼女の足はズタズタに崩れていたが、そんな事気にも留めていない。右手をきゅっと握る度に、【シアーハートアタック】の爆発音が轟き吉影の左手が悲鳴をあげる。 「昼夜逆転生活を営む引きこもりのお嬢さんには、このくらいの衝撃が眠気覚ましにはちょうど良いと思ったんだがね……」 吉影も左手の痛みなど意に介さず、微笑を浮かべフランを睨む。 二人とも戦闘態勢にはいり、身構える。空気が熱を帯びる。 「……ねえ…貴方…」 フランがスペルカードを抜き、吉影に話し掛ける。 「聞いたわよ…人里で、『先生』をしてるらしいわね……」 「…それがどうした?」 「…私ね、昨日寝る前に、外の世界のご本を読んだの…幻想郷に来る前、私が住んでいた地域の事が書いてあるご本を…ね……」 フランは自慢気に話し掛ける。 「その中にね…昔の王国で行われていたとっても楽しそうなショーの事が書いてあったの… 『ころっせお』っていうおっきな入れ物の中に、人間とかヒョウとか、ライオンとか入れて、最後に誰が生き残るか観て楽しむそうよ…」 フフフっとフランは笑う。 「でも、実はみ~んな『人間が死ぬ』のが楽しみで見に来ていたそうよ…今やってる『お遊戯』もおんなじ。私がライオンで貴方がカワイソーな人間、貴方は『お客様』を楽しませるために死ぬのよ。」 クスクスと可笑しそうに笑うフラン。 「フン、貴様がライオンでわたしが人間だと?なるほど、理にかなっているな。」 吉影は無表情にそう答え、ニヤリと笑う。 「ライオンの君は、檻に繋がれて鞭で打たれ、生肉を喰らい芸を仕込まれて、人間の見世物になっているのがお似合いだ。」 フランの目付きが険しくなる。 「ねえ…『ころっせお』って…『殺っせよ』って聞こえない…?国語の先生…?」 フランがスペルカードを掲げた。 「残念、ダジャレは零点だ。」 吉影も姿勢を低くし、【キラークイーン】のビジョンを自身に重ねる。 「……ならば…折角だから、『先生』として一つ教えてあげよう…」 吉影の瞳が殺人鬼のそれに変貌する。 「では教育してやろう… 本当の『化け物』の、闘争というものを…!」 「キャハハハハッ!分かったわ、よ~く覚えておいてあげる……」 フランの瞳が心の底から楽しそうに笑う。 「大それた事を言ってしまって……二秒後にピーピー泣きじゃくる事になったおバカな人間の事をねッ!!」 フランのスペルカード宣言が地下に響き渡る。 「禁忌『禁じられた遊び』」 フランの両手に十字架が出現し、それらが膨大なエネルギーを纏って巨大な十文字となる。 「せぇぇいっ!!」 吸血鬼の腕力で投げられた十字架が、吉影に迫る。壁をギャルギャルと削りながら肉迫するそれらは、まさに歯車的破壊大車輪。 「…フンッ…吸血鬼が十字架とは……」 吉影は眉一つ動かさず、ただ一言。 「やれ、【キラークイーン】。」 【キラークイーン】が床を叩き壊し、煉瓦の破片を掴んで投げつけた。破片は十字架弾幕の間を縫い、フランに迫る。 「んっ……」 フランが『破壊の目』の視界に移行し見ると、吉影の投げた煉瓦からは、『目』が抜き取られていた。 「……フフっ…」 ほくそ笑むと、フランは翼をひろげ、空気を打ち叩き飛翔する。天狗並の物凄い速さで爆弾煉瓦を避け、一直線に吉影に突っ込んでいく。 フランと十字架弾幕が吉影を八つ裂きにしようと襲い掛かる。 「しばッ!!」 【キラークイーン】のラッシュで弾幕を捌く。弾かれた十字架が壁を木っ端微塵に破壊する。だが、一発一発が重く、左手も使えない今、フランの接近に対応出来る状況ではない。 「キャハハハッ!」 隕石のように向かって来るフラン。両手の十字架がギャルギャルと回転し、吉影目掛けてブゥンッ!と投げつけた。 ガガガガガッ……! 壁をぼろぼろに削り取りながら2つの十字架が吉影を襲う。 「しばばッ!!」 右手だけでは弾ききれないと判断し、蹴りで弾き飛ばす。軌道を逸らされ弾幕は壁に突っ込み、破片が飛び散る。 「せぇぇいやァッ!」 もうもうと立ち込める土煙を破り、フランが吉影の目の前に現れる。渾身の力を込めた拳に加速を乗せ、吉影の顔面を狙う。 吉影は【キラークイーン】の右腕でガードする間も無く―――― ――ニヤリと笑い、【キラークイーン】右手のスイッチを押した。 ドグオオォォォォ!! フランと吉影の間、フランの背後で、寸分違わず同時に大爆発が起こった。 「きゃあッ!?」 フランは前方からの爆風に押し戻され、吉影は衝撃を利用・軽減しバックジャンプで距離をとる。 (こ…この人間…!爆弾を二つに割って最初の一発をわざと私に避けさせて…二発目を私の弾幕が起こした土煙に紛れて……ッ!!) 視界を遮断されていては『物』自体が見えないので『目』の有無は分からない。 自分の能力の弱点を『自分の攻撃を利用されて』突かれた事に、フランは怒る。だが――― ドドグオオォォォォ!! 「ッ~~~~!!」 前方の煉瓦の破片を爆破! 後方の煉瓦の破片を爆破! けっこう楽しむつもりでいたフランも全身をエアバックに押し潰されるかのような爆風風圧にはビビった!! 「ギャアアァァァあ!!」 その二つの爆心の間に生じる超高圧の圧倒的破壊空間はまさに万力的砂嵐の小宇宙!! これぞ闘技『二重(フタエ)の起爆』!! 「アアァァァァ………――」 悲鳴は爆音に掻き消され、やがて爆発は止まった。 「さて、どうなったかな…」 サンジェルマンにカツサンドを買いに行くかのような雰囲気で、吉影はゆったりと歩み寄っていく。 「…あ………あぁ…」 滅茶苦茶に破壊された瓦礫の中、フランは仰向けに倒れガクガクと痙攣している。右腕は肩から千切れ飛び、両足は膝のあたりから吹き飛んで骨が見えている。 「ああぁ……い…痛い……痛い…!!痛い…」 自分の血溜まりの中で、フランは痛みに悲鳴を上げる。 吉影は彼女の前に立ち、冷酷な目で見下ろす。 「そうか痛いか、なら死ね」 一切の感情の籠っていない声で言い放つと、【キラークイーン】の発射した拳銃弾がフランの脳天を撃ち抜いた。 「ガグッ……」 頭から血を吹き出し、ふっと倒れた。同時に、接触起爆型爆弾に変えられた拳銃弾がカチリ、と音をたて、爆発した。フランの身体はバラバラと塵に還り風の吹かない地下の床に積もる。 「さて、それじゃあ………」 パンパン、と手を払い、吉影は何の感動なさそうに振り返る。 「『本物』を片付けなければな…」 背後に佇むフランを、ギロリと睨む。 「すっご~い、なんで『分身』だって分かったの?」 「『アレ』の右手を吹き飛ばしてやったのに、左手の痛みがとまらないからだ。」 感心するフランにつまらなさそうに言い、吉影は身構える。フランも片足を引き、構える。 「ねえ……私…少し思ったんだけど…」 フランが楽しそうに笑う。 「よく考えたら…スペルカードバトルなら、けっこうしょっちゅう出来るのよね。今みたいな『お泊まり』で『思う存分』出来るのはめったに無いけど……せっかくの私の『能力』で壊れない人との『お遊戯』を、いつものスペルカードだけで戦うのは、ちょっともったいないかな~って。それでね……」 フランの目が無邪気な輝きを帯びた。 「こ~いうのはどう?」 フランが左手を吉影に向けた! 「ッ!!!?」 吉影は自分の『目』が引き寄せられるのを感じ、 「【キラークイーン】ッ!!」 【キラークイーン】の指が吉影に触れ、彼の『目』がスイッチに『ジャンプ』する。 「……………」 『きゅっとしてドカーン』への特効薬を持つ吉影だが、何かに気付き、ギリッと歯を噛み締める。 (くっ……!この小娘、まさか…!) フランの目を睨み返すと、彼女はニィっと笑う。 「アハハハハ、分かってくれたようね…」 悪戯っぽい笑みを浮かべ、フランは吉影を見つめ返す。 「これから、私はスペルカードを使わないわ。代わりに、貴方の『目』を引っ張り続ける。そうすれば…貴方も『爆弾』が使えなくなるでしょ…?そうしたら、弾幕の撃てない貴方は……」 吉影がゴクリ、と喉を鳴らす。 「…『肉弾戦』、……か…?」 ウフフフっとフランは可愛らしく笑った。 「…なるほど、それなら……」 吉影は足を引き、身構える。 「それ相応の『覚悟』が必要だな……!」 【キラークイーン】にファイティングポーズをとらせる。彼の瞳には躊躇いは無く、既に『覚悟』が宿っていた。 「キャハハハ、さあ、始めましょう……?サイコーにエキセントリックな『遊び』をねっ!!」 二人の視線が交差する。空気が闘争心にビリビリと震える。 歪な翼が空を打ち、筋骨隆々の脚が床を蹴る。その瞬間、フッと二人の姿は消え…… ドオオオォォォォォンッ!! 拳と拳が激突し、衝撃が波動となって地下空間に響き渡っていった。 ―――――――― ―――― 同時刻、某所 「ええい、なにをモタモタしておるんじゃ!もっと気張れ!!『スタンドは気合い』じゃぞ!!」 「そ…そんな事言われても…!もともとタクシーより大きい物をファイリングした事なんてありませんし…た、体力も弱ってるんで…」 「全く、近頃の若いモンは…!ほれ、これでどうじゃ!?」 「ブッ!?ゲホッゲホッ!!なっなんですかこの怪しげな粉!?」 「魔法の森に自生しておる茸の胞子じゃ。なんでも魔法使いの力を高めるそうでな、スタンド使いにも(たぶん)効果はある。」 「な、なるほど、でもこれって、害は無いんですかぁ?」 「安心せい、ちゃんとスタンド使いを被験者にして安全性を確かめておいたわい(被験者はわしじゃがな…)」 「そ、そうですか。だったら安心ですね… おおっ!ホントだッ!!力がみなぎって来たぞ!!ハハハハハ最高にハイってヤツだぁぁぁ!! あれ、なんか親父さんが二人見える……」 ―――――――――――――――――――― ―――――――― 「せぇぇぇぇぇいッ!!」 「しばばばばばばばはッ!!」 ドオォン!! ガァン! ドギャアァン!! 「うっ……!」 「ぐぅッ………!」 空中で打ち合い、バッ!と離れる。 スタッ 「はぁ…はぁ…」 着地し、フランは荒い息を整える。彼女の両手は手の甲が裂け、真っ二つに折れた骨が飛び出していた。 タンッ 「ハァー…ハァー…」 【キラークイーン】の脚で着地し、吉影はフランを睨みつける。 「グッ……!」 左手の痛みに呻き耐え、吉影は思考を巡らせる。 (わたしに有利な点は…『ヤツには【【キラークイーン】のスイッチ】以外見えない』という事…そして『スタンドを攻撃出来る手段が無い』点、そして『相手が【能力】を使えない』『相手はスペルカードを使わない』の二点…ッ! 対して、わたしにとって不利な条件は……『爆弾が使えない』『左腕を動かせない』の二つ…。 通常なら、総合的にはわたしの方が有利なのだが……) ビリビリと痛む右肩に手をやる。 (…流石は吸血鬼…!東方仗助の『クレイジー・ダイヤモンド』と互角に渡り合えるパワーを持つ我が【キラークイーン】に…スタンドも持たずにこれほどのダメージを…!与えるとは…ッ!!) スタンドは実体化したタイプ以外スタンドでしか倒せないと言われているが、実はスタンド攻撃以外の手段によってダメージを受ける場合がある。 それは『スタンドから触れようとして、触れた対象に【押し負けた】』時である。 実際、スタンドであるシルバー・チャリオッツはセト神に弱体化された状態で銃弾を弾こうとした際、『力負け』しレイピアが曲がってしまった。 つまり、本体を攻撃されなくてもスタンドがダメージを受ける危険があり、安心は出来ないのだ。 (だが…打ち合って分かったッ!ヤツは実戦経験は殆ど無い!ただ吸血鬼のパワーとスピードに頼るだけの、幼稚な闘い方ッ!!その経験の浅さを、うまく点く事が出来れば……!) 吉影の瞳が殺気を放つ。 フランの手の甲の傷はみるみる塞がっていき、やがて完全に治癒した。 (クソッ!化け物め…!!これではジリ貧だ…) フランは手の具合を確かめようと、強く握り締める。また【シアーハートアタック】の爆発音が響き、左手に激痛がはしる。 「ぐッ………!!」 痛みに耐え、吉影はフランを睨む。 と、フランが顔をあげ、身構えた。吉影も【キラークイーン】に構えさせる。 「「……………………………」」 また空間が覇気で満たされる。壁や天井がビリビリと震える。 二人の緊張が極限に達した時――― 「えぇぇぇぇぇいっ!!」 フランの翼が空気を打ち、弾丸のように突っ込んで来る。一気に間合いを詰め、頭上から吉影に襲い掛かる。 「せぇいッ!!」 フランの右ストレートを【キラークイーン】の右拳が迎え撃つ。 「しばっ!!」 ビキギキ…! (くっ…!重いッ!!…) 右肩にはしる痛みを振り切り、手刀で反撃するが、射程距離外に逃げられ空振る。 「ええぇい!!」 更に頭上からのフランの猛攻を【キラークイーン】の右手で捌いていく。 (クソっ、やはり右手が見えているッ…!!) 右拳を弾き、右足の蹴りを頭上に受け流す。 (そして、この小娘…我が【キラークイーン】の射程距離を熟知しているッ!常に空中から攻撃して、危険な一撃を避けつつ短期決戦で反撃の余地を奪う作戦だッ!) 「しばっ!!」 僅かな隙を突き、左ストレートを手刀で払う。パワーAのスタンドの手刀を喰らい、手首が骨まで斬られる。動脈まで傷が達し、鮮血が噴き出す。 「ギィッ!……」 フランの表情が痛みに歪む。だが次の瞬間、 「獲ったぁ!!」 凶悪な笑みを浮かべ、右足で強烈な蹴りを放った! 「なッ!?」 がら空きの吉影の左側頭部に満身の力を込めた蹴りが叩き込まれる!! 「勝った!第三部完!!」 だが、フランの想像のように吉影が脳髄を撒き散らす事はなかった。 「見えたッ!!」 ガギィィィィン!! フランの蹴りは吉影の耳の数センチ手前で止まる! 「えっ!こ、これは…頭突きっ!?」 驚愕するフランの右足を、【キラークイーン】の右拳が強打する。 バギィッ!! 「ギャアァァ!」 へし折られ血の噴き出す右足の痛みにフランが悲鳴をあげる。その隙を吉影が狙う。 「今だッ!」 【キラークイーン】の脚で跳躍し、射程距離限界までフランに肉迫する。吉影、【キラークイーン】、【キラークイーン】の右腕が一つの槍のように一直線に伸びる。 「しばっ!!」 【キラークイーン】の手刀が、フランの鳩尾を突いた! 「アギャアアァァァ!!」 フランの身体がビクビクと痙攣する。さらに力を込め突くと、手刀がズブズブと肉を破り食い込む。 「もっと奥へ…心臓を…!心臓をッ!!」 「ウガアァァァァ!!」 【キラークイーン】が咆哮し、心臓へと達しようと渾身の力を込め突く。血が噴き出し、【キラークイーン】のショッキングピンクの肌を深紅に染める。 だが―― 「淑女(レディ)の胸元に手を突っ込むなんて乱暴じゃなくって?」 「ッ!!!?」 狂気を帯び始めた双眸が、吉影を見下ろしていた。 「ざんね~ん、本当は吸血鬼は心臓を潰された程度じゃ死なないの。そしてこれで……」 ガシィッ! フランの両手が【キラークイーン】の右腕を掴む。 「これで捕まえたわァッ!!」 ビュゥン! 右足の蹴りが吉影のこめかみを狙う! 「ぐおッ!?」 また頭突きで防御しようとするが、 「ぐあッ!!」 先程とは比べ物にならないパワーで押しきられ、姿勢が揺らぐ。 (こっコイツ…!なんて不死性だッ…!) かなりの衝撃に思わず後退り、さっきの爆発でできた凹凸に足を取られる。 「しま…ッ!?」 仰向けに倒れ込んだ吉影に、フランが強襲をかける!! 「もらったわッ!!」 左手で【キラークイーン】の右手を押さえ、満身の力を込めた拳を叩き込む!吸血鬼の拳が吉影の顔面に迫り――― ドバギャァッ!! 「…ガハッ……!」 【キラークイーン】の蹴りが、フランの腹にめり込んでいた。 「スタンドは精神エネルギーの具現…幽霊のように宙に浮いているのだから、足捌きなど不要なのだよ。と、いっても君には見えないか……」 吉影は腹筋の力を利用して飛び起きる。 「さあ反撃と行こうか!!【キラークイーン】!!」 強烈な衝撃を受け動きを止めたフランの横っ腹に、【キラークイーン】の左膝が突き刺さる! ドバキィッ!! 「か……は…!!」 ゴボッと血を噴き出し、フランは項垂れる。 「よし、いけるぞ!そのまま叩き込めっ!!」 「ウガアァァァッ!!」 【キラークイーン】が吼え、フランの脳天にエルボーを見舞う! 「ギャアァッ…!」 頭蓋骨が砕ける音、肉が裂ける音。フランの身体はくずおれ、ドシャリと床に倒れ伏した。 「まだだッ!そいつの息の根をとめろッ!」 【キラークイーン】がフランの頭を砕こうと右脚を振り上げた。その時! ズバシャァ!! 「ぐおあぁぁ!?」 意外!それは翼ッ!!フランの七色の宝石のような歪な翼が、吉影の頬を掠める。 「ぐっ!」 バックジャンプで距離を開き、頬を撫でる。鋭利な刃物で斬りつけられたようにパックリと傷が口を開き、血が流れ出ていた。 「…うっ……ううッ…」 血にまみれたフランが身体を起こし、立ち上がる。その身体には既に傷は無く、治癒し終わっていた。 「くそッ…!なんて化け物だ……!!」 吉影の額を一筋の汗が流れる。 「くっ……ククク…ハハ……アハハハハハハ…!!」 すこぶる愉しそうに笑い、吉影を睨む。その目は地獄の底のように深く、飽くなき悦楽を求めていた。 「まったく…わたし自身も『化け物』と自覚していたが…」 ギリッと歯を食い縛り、口角を吊り上げる。 「コイツを見るかぎり…やはりわたしは『人間』のようだッ!!」 自信の籠った笑みを浮かべ、【キラークイーン】の脚で突撃していった。 ――――――――――――――――― ――――――――同時刻―――― 「くそっ…!!」 彼―宮本輝之輔がいるのは紅魔館地下大図書館。彼のスタンド『エニグマ』で本棚を掃除している。 「あっちで呼ばれてコッチで怒鳴られ…!!僕に休みは無いっていうのかッ!?」 悪態をつきながら仕事をしていると―――― ドグオオオォォォォン!! 「……………………え……?」 何の前触れも無く壁が吹き飛び、極太レーザーが襲い掛かって来た! 「なんだってェェェェーッ!?!?」 レーザーは輝之輔に向かって一直線に迫り来る。 「くそぉォォォォォッ!!エニグマ!!」 彼のスタンドが彼の前に立ちはだかり、レーザーを紙に変える。圧倒的なエネルギーは紙に封じ込められ、ファイリングされた。 「あ…危なかった……!」 腰が抜け、輝之輔はヘナヘナと座り込む。と、そこへ―――― 「あーやれやれ、ちょっとやり過ぎちまったぜ…」 長い金髪に黒いとんがり帽、黒服に白のエプロンという出で立ちの少女が、箒を持って壁の穴から登場した。白黒魔法使い、霧雨魔理沙である。 「おおラッキー、本棚まではギリギリ大丈夫だったみたいだな。じゃあせっかくだから無事だった本を『借りて』いくとするぜ。」 キョロキョロと図書館内を見回し、他人事のように呟くと、今日も今日とて泥棒稼業に精を出そうと…… 「んっ?変だな…」 彼女の視線が輝之輔の足下に向けられた。 「私の『マスタースパーク』の痕が、本棚の前でぷっつりと途絶えているぜ…これは…どういう事だ?」 そこでやっと彼女は輝之輔の存在に気付いた。 「おーいそこのお前、ちょっと訊いてもいいか?」 「ひぃッ!?」 すっかり放心していた輝之輔は突然の声掛けにビクッと驚いた。 「お前…私のマスパを―どうやってか知らないが―止めたみたいだな…?パチュリーの新しい使い魔か?」 魔理沙は右手のミニ八卦炉を輝之輔に向ける。 「どうやって私の十八番を防いだのか、見せてもらうぜ!!」 ミニ八卦炉が熱と光を帯びる。それを見て、輝之輔はヤバイ!と直感した。 「恋符『マスタース――』」 「うああああああ!!」 輝之輔は懐から一枚の紙を取り出し、開いた。炎の弾幕が魔理沙に向かって飛んでいく。 「ッ!」 魔理沙はミニ八卦炉を下ろし、箒に飛び乗って回避した。 「これは…パチュリーの火符『アグニシャイン』か?」 輝之輔は震えながらも立ち上がり、必死に考えを巡らす。 (こいつは…『白黒強盗』霧雨魔理沙!しょっちゅう本を盗みに来ては、パチュリーと戦って逃げていくヤツ…あの紫もやしに一泡吹かせているのを見るのは楽しかったけど、その後僕がどれだけ八つ当たりされたか…ッ!!) 彼女への恨みが高まっていくが、今はそんな事を考えている場合ではない。 (しまった…ヤツに弾幕をファイリング出来る事を気付かれてしまったっ…!下手をすればパチュリーに話してしまうかもしれない…なんとかしてこいつをパチュリーに会わせないようにしないと…!!) そう考えている時、魔理沙が何気ない口調で口を開いた。 「なんだ、お前パチュリーの『奴隷』か。」 彼女の言葉に深い意味は無かった。彼女が言った『奴隷』とは、スペルカードのうち自分以外のモノに弾幕を撃たせるタイプの技で、その弾幕を撃つ人形や本等の『モノ』の事を指している。 つまり、彼女は輝之輔がパチュリーの弾幕を撃った事で、彼を『パチュリーの新しいスペルカードか?』と思っただけである。 しかし、そんな幻想郷の少女達の事情など露ほども知らない輝之輔にとってその言葉は致命的だった。魔理沙の放った言葉のマスパが、彼の衰弱しきった自尊心を跡形も無く粉砕した。 「まあいい。お前がパチュリーの新スペルなら、攻略すれば良い話だぜ。」 放心している輝之輔に構う事なく、魔理沙は再度ミニ八卦炉を構える。 「恋符『マスタースパーク』!」 極太レーザーが迫るが、輝之輔はショックで動けない。 ――――さらに悪い事は、彼女の言葉のレーザーは彼の心を吹き飛ばすだけでは飽き足らず、その膨大な熱でドロドロに融解させ、煮えたぎる溶岩のようにした事だ。 バシュウゥゥゥゥン!! 「なっ…!!」 魔理沙のお気に入りのマスパは、一瞬で消滅してしまった。 「マスター……なんだって…?」 マスパを封じ込めた紙をヒラヒラと振り、輝之輔がギロリと魔理沙を睨み付ける。その圧倒的な負のオーラに、魔理沙は思わずたじろぐ。 「マスター…ベーション…だったか…?こんだけ上機嫌に撒き散らしやがって…ティッシュ何箱必要なんだよ…!ああッ!?」 完全プッツン状態の輝之輔は相手が同じ年頃の少女だというのに躊躇いなく下品な事を口走る。 「…お前、私を挑発してるのか…?」 怒りに顔を赤くしながら、魔理沙は再度ミニ八卦炉を構える。 「魔砲『ファイナルスパーク』!!」 さらに強力なレーザーが輝之輔目掛けて放たれた。図書館の床を削りながら、彼に迫る。だが―――― 「エニグマ。」 輝之輔の呟きと共に、レーザーは掻き消える。彼の手にはもう一枚の新しい紙。 「うっ、ファイナルスパークまで…!」 魔理沙はギリッと歯を噛み締める。 輝之輔は目に見えそうなほどのマイナスオーラを全身にみなぎらせ、魔理沙を睨む。 「お前の事はよく知ってるぞ…しょっちゅうあの紫もやしと戦ってたな……【切り裂き魔羅沙】…だったか?」 ぶちギレながら下品なセリフを吐き掛ける輝之輔に、魔理沙の怒りも有頂天になった。 「おまえッ!!私をなんだと思ってるんだッ!!」 箒につかまり、輝之輔に向かって行く。 「これならどうだ!」 直進しながら一発目を撃ち、急カーブして斜めから二発目を発射した。 「『ダブルスパーク』!」 二本のマスパが輝之輔を襲う。輝之輔は微動だにせず、スタンドに命令する。 「小賢しい!エニグマッ!!」 スタンドのヴィジョンが彼の身体と重なり、漆黒の鎧となって二発のレーザーを封印した。 「無駄無駄ァ!僕のスタンドはいうなれば!『パワーを吸い取る盾』!『弾丸を撃ち返す防御壁』!エネルギーは紙にされ封印されてしまうのだッ! お前の弾幕のスピードがいくら早かろーが火力がいくら強かろーが我がスタンド―――――『エニグマ』の前には無駄だッ!僕を倒す事はできないし貴様に出来ることは逃げることしかないィィ!」 輝之輔が吼える。だが、魔理沙は箒に乗って上昇し、さらにスペルカードを掲げる。 「光撃『シュート・ザ・ムーン』!」 魔方陣がいくつも飛んできて、輝之輔を包囲しレーザーを放つ。 「無駄だッ!何発だろうが紙に変えて…、 ッ!?」 レーザーが床をなめて迫って来て、彼の立っている床の周りが炎をあげて燃え始めた。 「レーザーで燃えた床の足下からの炎とレーザーの包囲網、防げるものなら防いでみな!」 「うああああああ!!」 炎とレーザーの中から輝之輔の悲鳴が轟く。 「――――……な~んてね。」 ハッと背後からの声に振り向くと、輝之輔が無傷で立っていた。 (自分を紙に変えて、ファイリングしておいた『悲鳴』を置いて脱出した…ちょっと驚かされたけど、弾幕戦なら僕は無敵!!これなら吉良の親父さんに頼らなくても、あの紫もやしをメタメタに出来る!) 散々痛め付けられた彼の心に、優越感が染み渡っていく。 「さあ、反撃だ!!」 マスパを封印した紙を開く。すると、さっき撃ち込まれたレーザーと全く同じものが魔理沙に向かっていった! 「な、なんだって~ッ!?」 慌てて魔理沙もマスパを撃ち、相殺させる。ミニ八卦炉を握った両手がビリビリと痺れる。 「全く同じ威力…!間違いないっ!あいつ、私のマスパを撃ち返したぜッ!」 辺りを見回すと、輝之輔は既に何処かに逃げてしまっていた。 「いったいどんな術を…!これは是非とも確かめないとすまないぜッ!」 怒りは何処かに吹き飛び、好奇心に目を輝かせ魔理沙は雷のように飛び出した。 ―――――――――――――――――――――――――――― 「はぁ…はぁ…」 「ハァー…ハァー…ゲホッ……」 フランは片膝を着き、背中に手をやる。左翼がもがれ、血が噴き出していた。右足は踝から変な方向に曲がり、折れた骨が皮膚を突き破って飛び出している。 吉影は壁に右手を着き、荒い呼吸を整える。その右手は甲が裂け、血がドクドクと流れ出ていた。左半身の負傷が酷く、左側頭部からの出血、左腕の骨折と、かなりの重症を負っていた。 「クソッ…なんというパワーとスピードだ……【キラークイーン】が『押し負けて』ダメージを負うとは…!」 ギリリッと歯を食い縛り、身構える。フランの傷はみるみるふさがっていき、千切れ飛んだ翼以外は完治して余裕綽々と立ち上がる。 「くそッ、まったくなんという化け物っぷりだ…!冗談じゃないぞ…ッ!」 フランは身構え、二人は対峙する。二人の身体から闘気が立ち上る。 「う~ん、ゾクゾクするぅ…」 ゾクゾクと背を震わせるフラン。 「イイわ…!スゴく…!堪らないわね…」 頬を赤く上気させ、恍惚の表情で吉影を見つめる。 「ホントに…スゴく……愉シイわ……!!」 彼女の紅い瞳が、蠱惑的な光を帯び、吉影を映す。 「……………わたしは………」 吉影はそっと尻ポケットからライフル弾を取り出し、【キラークイーン】に握らせる。 「…『闘い』は嫌いだ……『闘争』は私が目指す『平穏な人生』とは相反しているからだ……だがッ!!…」 凶悪な笑みを浮かべ、フランを睨む。 「…面白い…酷く面白いぞ…!!この『闘い』は…!」 殺人鬼と吸血鬼、二人の『鬼』が向かい合う。 「そう…貴方も楽しんでくれて嬉しいわ…」 フランも可笑しそうに笑う。 「でも…………………」 フランが懐から一枚のスペルカードを取り出した。 「なッ……!?」 吉影が目を見開く。 「これで終わらせてあげるッ!」 約束を破り、フランはスペルカードを掲げる。 「クソがァァァッ!!」 【キラークイーン】の脚で床を蹴り、吉影が肉迫する。フランのスペルカード宣言が響く。 「禁忌『レーヴァテイン―――――」 ドバシャァッ!! カードを握るフランの左手を、ライフル弾が貫通した。 「ギャアァァァァ!」 指が弾け飛び親指ほどの穴があいた左手を押さえる。 (『目』への引力が消えた!やるなら今だッ!今しかないッ!!) 【キラークイーン】の脚で跳躍し、フランに迫る! 「うおおおおあぁぁぁぁぁ!!」 自身の『目』を解除し、【キラークイーン】の右手がフランの身体に触れる寸前だった。 ギィンッ!! 「ッ!!!?」 フランが顔をあげ、吉影を睨んだ。狂気の滲んだその姿は、まさに悪魔。 「もらったァーッ!!!」 フランが崩れかかった左手を突き出す! 「マズイッ!【キラークイーン】!!」 解除され持ち主のもとに戻ろうとする『目』を、【キラークイーン】が捕まえようと手を伸ばす。だが、『目』は【キラークイーン】の指から離れ、フランの左手に引き寄せられた。グシャグシャに傷付いた左手のひらに、『目』が着床する。 バギィッ! 「うぐあッ!!」 【キラークイーン】の顎にフランの蹴りが炸裂する。派手にぶっ飛ばされ、吉影は床に叩き付けられる。 「がはッ…!」 上半身を起こし、吉影は自分の『目』を見る。彼の全身の『目』は、全て抜き取られていた。 「きゃははははッ!!やったッ!勝ったッ!仕止めたッ! お姉さまッ!この人間を仕止めたわよ…この私が『川尻浩作』をとったわ!」 今までで一番嬉しそうに、フランは笑い声をあげる。 「やったァァーッ!あはははははははッ!!」 「ぐっ…………」 吉影の額に汗が浮かぶ。瞳が震え、絶望が彼の表情に刻まれる。 「お…圧すのか…その『目』を…!!」 「ええ!そうよ!圧すわッ!」 フランの表情が狂気に溶ける。 「アイツとの約束を破ってしまう事になるけど…そんな事どうでもいいわッ!コワシテアゲルッ!!」 紅い瞳が快楽に爛々と輝く。 「や、やめろ…!た…大変な事になるぞ……ッ!!」 吉影が必死に思い止まらせようとする。だが、フランは耳を貸さない。 「いいえ!『限界』よッ!圧すわッ!」 彼女の左手に力が籠る! 「今だッ!!」 ドグオオオオオォォォォォォォォォォ!!!! 『目』が握り潰され、爆発した――――
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国名:イルスト 国旗:考え中 国章:考え中 国教:イスラム教的ななにか:一神教、厳格な戒律、国民の生活習慣および、商習慣にも影響を及ぼす 名称などはあとで考えます。 自然:砂漠が国土の7割をしめる。中央に大きな湖があり、マーメイドによる海上運輸と砂漠を渡る 砂漠ウサギ”バーニィ”による商隊が往来している。 大変過酷な環境のため、人々の居住区はかなり限られてしまっており、水の使用には一定の制限がかかる。 (これは、どんな人にも平等に適用される) 町並み; イスラーム建築 http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%BB%BA%E7%AF%89 伝統的な建築意匠を施した建物群。材料は日干し煉瓦。 各地から様々な人種の人々がやってくるため、世界各国の情報が集まる。 種族比率:人間40%、エレノイア20%、マーメイド15% その他均等 ただし、これは国に所属する人間の分布。国家人口の倍近い旅人がいるため、実際の町の種族比率は異なる。 種族感情:平等主義が戒律で決められている。 ただし、裏家業に属する(コトの多い)ネットゴブリンに対する悪感情が一般には存在する。 歴史:大陸中央に位置する東西に長い国。 領土の大部分が砂漠であるが、東西の経済交通の経由地として栄えている。 立地条件などもあり、単純な国力は7国の中でも低い方。 交通の要として、多くの情報、モノが集まる地であり、どの国とも対等の外交関係を維持するように努めている。 また、砂漠でしかとれない、隠れサボテン(高価な霊薬(リーフ)の材料になる、アロエ的な何か)、ディアブロス(硬質な角が工業的に価値がある)など ここでしかとれない希少な動植物があり、それらを捕獲するハンターもいる。 この国がないと成り立たないコトも多く、大陸全土の要と行っても良い国。 常に中立の立ち位置で世界を見守る。 政治、統治体制: 中規模な商工ギルドが集まって統治している。 ギルドの代表の合議で政策を決定するが、便宜的に全ギルドの代表者を2年に一度、選挙で決定する。 国家の状態:諸外国とは友好的に接する。 外交:他国とのつながりをとることで、少ない生産性、乏しい技術力をカバーしていることもあり、外交を国の生命線と位置づけ、重視している。 永世中立国。軍隊は持たないが、ハンターやキャラバンの護衛のための傭兵などがたくさんいる。 ただし、有事の際に組織的行動がとれるかは疑問視されている。 特産品:なんかいろいろ 有名人物: ワーフィル ギルド総代表 商隊 「砂の煌めき」の隊長にして現ギルド総代表。代表選出2回目。 物静かな小人族(ホビット)で争いを好まず、旅人にも優しく接する。 砂漠の渡し手として、長年にわたりお客の信頼を得てきたこともあり、多くの固定客を持つ。 人間に換算しても、すでに老齢の域に達している。 ラウルスト・ブレイズ (傭兵団 団長) 砂漠の傭兵団「デザートウルフ」の団長。 砂漠における傭兵の役目は、危険な砂漠を渡る間、魔獣達から商隊を護衛することにある。 砂漠の移動については、平均生存率60%程度で、常に死と隣り合わせである。 その中で、95%以上の生存率を誇るデザートウルフは優秀な傭兵団と認識されている。 しかし、近年、航海技術の発達や、兵器の発達などもあり,砂漠を渡っての運送は減少傾向にある。 フィー・フィオナ・フィーン(砂漠のハンター集団 暁の矢 代表) 砂漠に存在するレアな動植物を採集し、市場に流すハンター集団である。 依頼を受けずに、自分の意志で砂漠に渡るモノや、依頼を受けて特定の顧客に モノを納めるハンターなど様々である。 暁の矢は顧客の依頼により、素材を集めている。 フィーは幼少の頃、親に聞かされて育った砂漠の幻の獣 砂龍「デザートヒュドラ」を狩るのが生涯の目的。 存在は確かなのだが、砂漠の奥深くに住んでおり、かつ、非常に強力な存在のため、 捕獲した者がいないばかりか、全ての生態が謎に包まれている。 その血液には魔力が濃縮されており、魔法工学的に計り知れない価値があるとされている。 ヘイテン(ネットゴブリン 情報屋) イルストの裏社会を牛耳るネットゴブリン……とされている。 短命なネットゴブリンだが、長期にわたってその名前や存在は示されていることから、 一人の人間を指す名前ではなく、イルストのゴブネットそのものを指すものではないかと言われている。 (ネットゴブリンはテレパシー的なモノで情報共有が可能) 全世界のあらゆる情報を集めており、知らないことはないとされている。 「世界の目」と呼ばれることもある。 ちなみにイルスト自体はその存在を公には認めていない。 データ: 国家要素 宗教:150 魔法:100 自然:50 科学:50 国家傾向 軍事:50 政治:150 生産力:50 経済力:300 兵役:238 愛国心:188 人口:200(20万) 軍資金:338 備考:
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中世ヨーロッパの宮殿を思わせる、巨大な石造りの建物は、近隣を囲む遊園地のアトラクションから流れる軽快な音楽に晒され、さながら某有名テーマパークのシンボルがごとき存在感を放っている。 しかし正確には煉瓦を模して造られただけの安っぽいコンクリートの外観は、見るものが見れば胡散臭い雰囲気を感じ取る――そんなものの前で佇むのは、継ぎ接ぎだらけの顔に深き悲哀の色を滲ませる黒衣の男、ブラック・ジャックであった。 「……なんて惨いことを」 奇跡の天才外科医と謳われる彼にとって、人の死などそれこそ日常茶飯事である。 中東における内紛の最中に行われた野外手術の際など、彼の腕をもってしても尚救うことのできなかった命がごまんとあった。それは手の施しようのない、いわば運命とも言うべき死である。 しかし、先の女の死は本当に運命だったのだろうか――ブラック・ジャックは静かに自問する。 答えは否。救える命だった。 一言だけ彼女に声をかければ良かったのだ。 「駄目だ、下手に奴を刺激するな」とでも。 だがそれをしなかったのは自身の油断、置かれた状況に順応しきれずにいた甘さが心に燻っていたからだ――ブラック・ジャックはそう推察する。 また、爆弾はブラック・ジャックにとって最も忌むべき災厄であった。 一瞬にして人体を粉々に吹き飛ばす暴力性といい、どこにでも潜む可能性を持つそのステルス性といい、まさに悪魔の兵器であるそれの恐ろしさを彼は二度、続けざまに味わっている。一度目は母の死、二度目は己の身をもって。 彼はそっと、顔の縫い目に沿って頬を撫でる。 生々しく蘇る過去の悲劇に、一時期はメスすら持てない状態に陥ったこともあるブラック・ジャックは恐怖していた。 名も知らぬ女の死によって、またメスが握れなくなることを。 ――トラウマってのはどうも拭い去れないものだな。母さん、俺はまだまだひよっこみたいだよ。 彼はふっと自嘲すると、肩にかけたデイパックから、自分にあてがわれた支給品をおもむろに取り出す。 名称通りの用途を持つ「腕時計型麻酔銃」と、うねうねと絶え間なく不気味な動きをする髪の毛の携帯ストラップ「あかねちゃん」を眺めながら、果たしてこれらだけで来たるべき危機を乗り越えられるのかという疑念に苛まれる。 ――しかし、俺は俺にしか出来ないことをするまでだ。いや……そうすることが自ずと最善の選択になり得るはず。 先程、いち早くこの島の地図を開いたブラック・ジャックは、中央街の北に病院が設置されてあることに目敏く気付いていた。 ――異常な状況下に置かれた大多数の人間の中には、必然的に狂人が出現する。 雪山で遭難し、食料も尽きた人間が、最後に共食いを始めるというのは有名な話だが、その惨劇がこの場で実現しようとしている。そしてそれを止める術はないだろう。 だが、抑制はできる。 この殺し合い中は多くの負傷者が出るはずだ。そんな彼らが怪我の治療を目的に病院に立ち寄ることも少なくあるまい。 そして俺は医者だ。器材さえ揃っていればどのような怪我人にも対応できる。 幸いにも相応の医療器機を期待できる病院があるということなら、大がかりな手術もおそらく可能だろう。 この二つの点を考慮すれば、俺が今為さなければならないことは病院に訪れる者への奉仕、という結論に自然と辿り着く。 しかしただ奉仕するばかりではない。立ち寄る怪我人に適切な治療を施す代償として、人命救助に協力することを誓わせる。 リスクは高いが、参加者の救済のチャンスが増え、首輪を解除する知識を持った人物と接触できる可能性も十二分にある。 そうと決まれば話は早い――ブラック・ジャックは手元の腕時計型麻酔銃を左手に付け、ストラップを懐にしまうと、新たに取り出した島の地図を右手に携え、西に進路を向けて歩き始める。 ――遊園地エリアから病院までのルートは存外短い。このまま西に直進すれば、およそ二時間の内には辿り着けるだろう。 ……ふっ、待っているんだなアノン。貴様の思惑通りにはいかないってこと……必ず証明してみせるぜ。 【遊園地/1日目/06 20】 【ブラック・ジャック@ブラックジャック】 [状態]:健康 [装備]:腕時計型麻酔銃@名探偵コナン/あかねちゃん@魔人探偵脳噛ネウロ [道具]:なし [思考] 第一行動方針:病院へ行こう 第二行動方針:怪我人は治療しないとな 第三行動方針:トラウマも解消しないと 基本行動方針:殺し合いを止めねば Back 絡み付く糸 時系列順で読む Next 聖徳太子の楽しいバトルロワイヤル Back 帰ってきた朝倉涼子 投下順で読む Next 聖徳太子の楽しいバトルロワイヤル GAME START ブラック・ジャック Next
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上野恩賜公園 うえのおんしこうえん 東京都台東区にある公園。通称上野公園。 総面積約53万㎡の広大な敷地の中に、美術館・博物館・動物園等の多くの文化施設が存在する。 所在地 東京都台東区上野公園 地図 より大きな地図で 東京都 を表示 1868年7月4日:上野戦争により寛永寺伽藍の大部分を焼失 1873年5月:太政官達により東京府公園に指定 1876年5月:公園建設完成、開園 1876年:園内に新聞縦覧所、自働体重計(自動販売機の日本最古の記録)が設置される 1877年:寛永寺本坊跡地にて第1回内国勧業博覧会を開催 1881年:第2回内国勧業博覧会を開催、閉会後に博物館が使用する前提で煉瓦造の建物を建設 1882年3月20日:国立博物館および付属動物園が開館 1890年:帝室御料地となり宮内省の管轄に置かれる 1924年:宮内省から東京市に払い下げられ、この経緯から「上野恩賜公園」という名称となった 1933年:京成本線日暮里駅 - 京成上野駅間に博物館動物園駅が開業 1973年:公園指定100周年を記念して、ボードウィン博士の銅像を建立。ただし、顔がボードウィン博士の弟のものに取り違えられていた 1997年:博物館動物園駅営業休止 2004年:博物館動物園駅廃止 2006年:ボードウィン博士の銅像の(正しい顔への)建て替えが行われる 2012年:「上野恩賜公園再生整備事業」における「竹の台・文化施設エリア」の再整備工事(噴水・オープンカフェ・園路の再整備と樹木伐採)が完了 2023-09-16… ラジオ体操会場 #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 2018-04-26 清水観音堂。 2017-12-07 2015-04-02… 関連項目 2015年度/写真日記 2015年度/行った所写真 2017-12-07 2017年度/写真日記 2017年度/行った所写真 2018-12-15 2018年度/行った所写真 ミュージアムテラス ラジオ体操会場 一言日記 不忍池 台東区 国立科学博物館 国立西洋美術館 新東京百景 日本さくら名所100選 日本の歴史公園100選 日本の都市公園100選 旧因州池田屋敷表門 旧東京音楽学校奏楽堂 東京サイクリング 東京巡り 東京都 深川公園 美しい日本の歴史的風土100選 風景 飛鳥山公園 この項目のタグ 2015年 2015年4月 2015年4月2日 2017年 2017年12月 2018年 2018年4月 2023年 2023年9月 ラジオ体操 公園 台東区 施設 東京都 桜 植物 歴史 紅葉 自然 花 タグ「台東区」がついた項目 2009-03-16 / 2010-12-03 / 2016-01-16 / 2016-04-13 / 2016-06-05 / 2016-06-11 / 2016-09-11 / 2016-11-01 / 2017-09-13 / 2017-12-07 / 2018-05-04 / 2018-08-18 / 2018-12-04 / 2018-12-15 / 2021-05-14 / 2022-07-30 / 浅草駅4番出入口上屋 / 浅草きびだんごあづま / 浅草神社 / 浅草ちょうちんもなか / 浅草橋 / 浅草花やしき / アルサスローレン / 壱番屋(台東区浅草) / 上野駅 / 上野恩賜公園 / 上野藪そば / うさぎや / 梅園 / オッティモシーフードガーデン上野の森さくらテラス店 / 恩賜上野動物園 / 亀屋(台東区浅草) / 寛永寺 / 喜久屋 / 旧博物館動物園駅 / 旧岩崎邸庭園 / 旧因州池田屋敷表門 / 旧東京音楽学校奏楽堂 / 蔵前橋 / 黒田記念館 / 上野戸みら伊本舗 / 国際子ども図書館 / 国立科学博物館 / 国立科学博物館日本館 / 国立西洋美術館 / 九重 / 言問橋 / 寿湯(台東区) / 駒形橋 / 堺屋酒店 / 旧坂本小学校 / 山谷堀公園 / 不忍池 / 白鬚橋 / ジンギスカン霧島御徒町店 / 隅田公園 / 浅草寺 / 大昌園 / 立飲みたきおか2号店 / たる松本店 / 手打うどん叶屋 / 東京芸術大学上野キャンパス / 東京国立博物館 / 東京都道463号 / 東武鉄道浅草駅 / 鳥越神社 / 根津初音 / 萩の湯 / 飄香居 / 比留間歯科医院 / 富久の湯 / 三筋湯 / みはし / みはし上野本店 / ミュージアムテラス / 箭弓稲荷神社(台東区) / 柳橋 / 吉原神社 タグ「東京都」「公園」がついた項目 暁ふ頭公園 / 秋留台公園 / 飛鳥山公園 / 荒川岩淵関緑地 / 有栖川宮記念公園 / 井の頭恩賜公園 / 上野恩賜公園 / 江戸川公園 / 青梅市梅の公園 / 大泉さくら運動公園 / 大井ふ頭中央海浜公園 / 大井ふ頭緑道公園 / 大塚公園 / 大森ふるさとの浜辺公園 / 大横川親水公園 / お台場海浜公園 / 落合公園 / 音無親水公園 / おとめ山公園 / 葛西臨海公園 / 釜の淵公園 / 亀塚公園 / 甘泉園公園 / 北の丸公園 / 砧公園 / 旧中川水辺公園 / キンキン広場 / 皇居外苑 / 皇居東御苑 / 小金井公園 / 五反田ふれあい水辺広場 / 国会前庭 / 駒沢オリンピック公園 / 金比羅公園(あきる野市) / 狭山公園 / 蚕糸の森公園 / 山谷堀公園 / 潮風公園 / 芝浦南ふ頭公園 / 清水谷公園 / 城南島海浜公園 / 昭和記念公園 / 新宿区立児童遊園 / 新宿中央公園 / シンボルプロムナード公園 / 神代植物公園 / 隅田公園 / 洗足池公園 / 善福寺公園 / 外濠公園 / 多摩川台公園 / 千鳥ヶ淵公園 / 千鳥ヶ淵緑道 / ちんちん山児童遊園 / 鶴巻南公園 / 東郷元帥記念公園 / 舎人公園 / 戸山公園 / 豊洲ぐるり公園 / 鍋島松濤公園 / 西六郷公園 / 八幡堀遊歩道 / 春海橋公園 / 晴海ふ頭公園 / 光が丘公園 / 肥後細川庭園 / 日比谷公園 / 深川公園 / 二子玉川公園 / 水元公園 / 南長崎花咲公園 / 妙正寺公園 / 明治神宮外苑 / 目黒天空庭園 / 矢来公園 / 横網町公園 / 代々木公園 / 林試の森公園 / 若洲海浜公園 / 若洲公園 / 和田倉噴水公園 / 和田堀公園 タグ「ラジオ体操」がついた項目 井の頭恩賜公園 / 上野恩賜公園 / 江戸川公園 / 大塚公園 / 亀塚公園 / 小金井公園 / 護国寺 / 洗足池公園 / 傳通院 / 鳥越神社 / 二宮神社(あきる野市) / 根津神社 / 久松小学校 / 矢来公園 / 林試の森公園
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デコレーション一覧 Decorations 目次 1 アルファベット順 A-Z 2 五十音カナ順 アイウエオ… 3 4 5 注釈 6 関連リンク 1 アルファベット順 A-Z A. Ambulance Angel Topiary Apple Tree B. Backwater Brewery Barbed Wire Fence Barrier Basketball Game Beach Chair Bench Boadwalk Bench Boadwalk Fountain Bomb Shelter Broken Down Dryer Broken Down Washer Burning Bush Burns Limo Butterfly Tent C. Camp Fire Cannon Carved Ice Sculpture Chain Fence Chalmer s 1979 _ONDA Channel 6 News Van Cheru Bird Bath Cobblestone Wall Coffee Kart D. Devil Float DMV Limo Duff Blimp Dumpster E. F. Fence Fiddler Fire Eater Fleet-A-Pita Flower Planter Flowers Fountain Fountain of Love Fried Dough Stand G. Garbage Bin Gas Pump Gazebo Golden Calf Idol Graffiti Wall Greenpeace Boat H. Hail Ants Sign Handsome Pete Homer s Hammock Hot Tub Hotdog Stand Houseboat Human Statue I. Iron Railing J. Jet Engine Bike Juggler K. Khlav Kalash Stand Kiddie Pool Knight Boat Krustyland Shuttle L. Lady Justice Statue Lamp post Large Hedge Lawn Chair Left-handed Roadster Lemonade Stand Little Lady Justice Love Bench Lovely Fence Lovely Flower Cart Lovely Lamppost M. Mime Miniature Nuclear Warhead Minnow Pond Monkey Bars Mount Carlmore N Newspaper Dispenser O. Orange Tree P. Parking Lot Parking Meter Patio Table Pavement Peanut Cart Phone Booth Picket Fence Piece-of-crap Car Planter Police Car Popcorn Stand Popsicle Stick Disco Stu Popsicle Stick Patty Selma Pylon Q R. Rabbit Hedge Radioactive Man Billboad Red Brick Wall River Road Robby The Automation Rose Bush S. S.W.A.T Van See-Saw Shrub Small Hedge Snapdragons Southern Cracker Fountain Springfield Park Entrane Springfield Sign Squidport Entrance Stolen Bumper Car Stop Sign Swing T. TetherBall The Mayflower Tire Fire Training Dummy Training Wall Trash Can Tree Tree Swing U. V. Valentine s Balloons Valentine s Pond Volleyball Net W. Weather Station Whale Wooden Fence World s Largest Zirconia Worldwide Broadcast Dish X. Y. Z. 2 五十音カナ順 アイウエオ… The Simpsons Tapped Out での呼称を日本語訳した項目名です。公式の字幕版および吹替版アニメや一般的に知られている名称と異なっている場合が有ります。 ア行 アイス棒のディスコスチュ アイス棒のパティーとセルマ 愛の噴水 赤煉瓦塀 悪魔の山車 四阿 ウサギの刈り込み 牛の黄金像 雲梯 国際放送アンテナ 大きな生け垣 汚水醸造所 大人の正義の女神像 オレンジの木 オンボロの自動車 オートマトンのロビー カ行 街灯 ガソリンポンプ カラヴカラーシュ売り場 川 かわいい小鳥の水浴び場 カールモア山 気象観測ステーション 木のぶらんこ キャンプファイア 救急車 金魚草 鎖のフェンス くじら クラスティーランドシャトルバス グリーンピースの船 訓練用ダミー 鯉のいる池 氷の彫刻 子供用プール ゴミ入れ ゴミ捨て場 ゴミ箱缶 壊れた乾燥機 壊れた洗濯機 コーヒーのカート販売所 サ行 サウザンクラッカーの噴水 ジェットエンジンバイク ジャグラー 樹木 新聞の自販機 シーソー スキッドポート入り口 スプリングフィールド公園入り口 スプリングフィールドサイン スワットバン 世界最大のジルコニア タ行 大砲 タイヤファイア ダフ飛行船 小さな生け垣 小さな正義の女神像 チェルマーズの1979年製オンダ チャンネル6中継車 駐車場 駐車メーター 蝶のテント 通行止め 停止標識 低木 テザーボール 鉄格子 天使の刈り込み 電話ボックス 道路 尖った囲い トレーニング用障壁 ナ行 ナイトボート 人間彫刻 盗まれたバンパーカー ハ行 バイオリン弾き ハイルアント看板 パイロン ハウスボート 橋 バスケットボールゲーム パティオテーブル パトカー 花 花のプランター バラの植木 バレンタインの風船 バレンタインの水辺 バレーボールネット ハンサムペート パントマイム役者 バーンズのリムジン 火喰い 左ハンドルのロードスター ビーチチェア ピーナツのカート販売所 フェンス フライドスナック売り場 ブランコ プランター フリートアピタ 噴水 ベンチ 防空壕 放射能男の広告板 舗装地 ホットタブ ホットドッグ売り場 ポップコーン売り場 ボードウォークの噴水 ボードウォークベンチ ホーマーのハンモック マ行 丸石の石垣 ミニチュア核弾頭 メイフラワー号 燃えてる茂み 木製の囲い ヤ行 有刺鉄線付きフェンス ラ行 落書き塀 ラブベンチ ラブリー街灯 ラブリーフェンス ラブリーフラワーカート リムジン教習車 リンゴの木 レモネード売り場 ローンチェア 3 5 注釈 6 関連リンク ウィキサイト内 外部リンク サイトトップ ページトップ 戻る
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デートの選択肢 ※◎バッチリ好印象、○良い感じ、△まあまあ、★特別会話 ※特別会話は相手がときめいていないと発生しません ※火、木はバイトのシフトが入っているため、その日のデートは必ず断られます(誘いのTELをかけるのは可能) ※特定の場所に特定のファッションで行くと追加台詞があります 選択肢でピンクの羽が出るもの(天)、紫の羽が出るもの(悪)をつけています。(間違っていたら訂正、また追加お願いします) (ファッション、「追加台詞」参照) | はばたき山 | 繁華街 | 森林公園 | 臨海地区 | その他 | *はばたき山(待ち合わせ:バス停) 【動物園(通常)】 ※アニマル柄の服で追加台詞あり 1.◎早く、早く見たい! 2.◎すごい迫力だったね! 3.◎また来ようね?(天) ★琉夏くん、はしゃぎ過ぎ 【動物園(わんにゃん)】 1.△琉夏くんは犬派?猫派? 2.○なついてるだけだよ 3.△どうしてそんなに苦手なの? ★はい、この子抱っこして?(悪) 【動物園(アルパカ牧場)】 ※三択後□ボタンでデートコミュあり 1.○アルパカだよ。知らないの? 2.◎無反応だったりして…… / ×わたしが怒るかも(悪) 3.○……コウくん? ★あのアルパカは琉夏くん! 【スキー】 1.◎スキーは任せて!(要運動パラ40) / △教えてくれるとうれしいな…… 2.◎スノボにしよう! 3.○琉夏くん、カッコイイ ★怖いから、もうやめて…… 【はばたき山(紅葉)】 1.○山がすごくきれい……(天) 2.○本当だ、集めようか? 3.○化かされちゃう? ★失礼ねっ! 【遊園地(ジェットコースター)】 ※ミニスカートで追加台詞あり 1.◎恐かった……もうダメ △まあ、こんなもんでしょ?(悪) 2.◎恐かった……もうヤダ 3.◎そのまま空を飛べそうだよね!(天) ★思いません…… 【遊園地(観覧車)】 1.◎景色、キレイだったね(天) 2.◎のんびりしてる感じかな(天) 3.◎もう、おじいちゃんだもんね(天) ★本当?危ないなぁ…… 【遊園地(ゴーカート)】 1.◎じゃあ、次は本気で行くよ!(悪) 2.◎琉夏くん、速すぎ! 3.○しちゃう! ★レースクイーンとして出るね?(悪) 【遊園地(お化け屋敷)】 1.◎足がすくんじゃった…… / ×まぁ子供だましだよね(悪) 2.◎今は入ったこと後悔してる…… 3.◎もうヤダ!二度と入らない! ★琉夏くん、怖くないの? 【遊園地(メリーゴーランド)】 1.○お姫様気分(天) 2.◎お姫様は……わたし?(悪) 3.◎すっごく幻想的だったね? ★やっぱり人気無いんだね? 【遊園地(ナイトパレード)】 1.◎わぁ、キレイ……(天) 2.◎昼間とは違う雰囲気だよね? 3.◎兄弟っていいね……(天) / ○ちょっと妬けちゃうな(悪) ★保護者なしで!? 【はばたき城(展示コーナー)】 1.○お土産コーナーに行ってみよう? 2.○恋に生きた羽生直続の兜だって(天) 3.○今の携帯ストラップだね? ★刀とかには興味ないの?(天) 【はばたき城(天守閣)】 1.◎殿様気分だね! 2.◎うん、絶対あると思う! 3.○望遠鏡があるよ? ★さすがに見えないんじゃ…… 【牧場】 1.◎のどかだねぇ……(天) 2.○ちゃんと、わかってるんだよ 3.◎乗ってみたい!!(天) ★ちょっと、怖いかも…… | はばたき山 | 繁華街 | 森林公園 | 臨海地区 | その他 | *繁華街(待ち合わせ:駅前広場) 【ライブハウス】 1.◎すっごく良かったね!(天) 2.◎すごいスピードのでしょ? 3.○カッコいいのにもったいない! ★ちょっとやり過ぎだったよね? 【ボウリング場(ボウリング)】 1.◎勝負してみる?(悪)/△琉夏くん、教えてくれる?(天) 2.○スペア狙える?(天)/ ×手加減~ (悪) 3.○今日は泣かしちゃうかもよ?(悪) ★琉夏くんには敵わないよ 【ボウリング場(ダーツ)】 1.◎誰に聞いてんだ、コラ 2.◎お願い、外して(天) 3.○琉夏くんもやれば出来るね ★ラブラブ効果が出てると思う? 【ゲームセンター】 1.◎メダルゲームに挑戦したい! 2.◎やだよ……怖いやつでしょ? 3.◎えぇ!わたしも連れてって! ★どうしたのカッコつけて? 【カラオケBOX】 1.○カラオケって得意? / △はい、まずは一曲!(天) 2.◎十八番だもん!(天) / ×振り付けも可愛かった?(悪) 3.○”兄弟盃"は? ★デュエットして欲しいな(天) 【映画館(月並学園物語)】 ※薄着(胸元の開いた服装)で追加台詞あり ○今日の映画、ハズレだったね 【映画館(USHIRO~丑牢~)】 ◎今日の映画、最高だったね! 【映画館(大隕石)】 △今日の映画、ハズレだったね 【映画館(とんがりボウシ)】 ○今日の映画、最高だったね! 【映画館(リーサルマジシャン2)】 ○今日の映画、まあまあだったね 【映画館(HEAVY METAL COBRA)】 ◎今日の映画、最高だったね! 【映画館(ホワイト・タウン)】 ○今日の映画、ハズレだったね 【映画館(抱擁の季節)】 ○今日の映画、ハズレだったね 【映画館(レッドトレーサー7000)】 ○今日の映画、最高だったね! 【映画館(チェルシーの悩み)】 ○今日の映画、ハズレだったね 【映画館(流氷物語~迷子のアザラシ~)】 ○今日の映画、まあまあだったね 【映画館(グレート・ウィザード)】 ○今日の映画、最高だったね! | はばたき山 | 繁華街 | 森林公園 | 臨海地区 | その他 | *森林公園(待ち合わせ:公園入り口) 【森林公園(春)】 1.○見て、タンポポが咲いてるよ?(天) 2.○ちょっと、ね? 3.○わたしがもっと速く歩くよ ★今ごろ気づいてる! 【森林公園(花見)】 ※三択後□ボタンでデートコミュあり 1.◎きれいだな……(天)/ △すぐに散っちゃう(悪) 2.◎胸が苦しくなるね 3.◎春は別れの季節だから ★春は出会いの季節だから(天) ※選択肢後、□ボタンで特殊会話あり (DS版の背景タッチの代わり?) 【森林公園(噴水)】 1.◎水浴びしたくなるね? 2.◎琉夏くんとどっちが大きい? 3.○アイス買ってきて…… ★琉夏くんに見とれてただけ(天) 【森林公園(秋)】 1.○食欲の秋だっ! 2.○駆け抜けてみよう! 3.○映画の1シーンみたいだね? ★恋人同士みたいだね(悪) 【森林公園(冬)】 1.○どこかで温まろうよ?(天) 2.○琉夏くんは冬が嫌いなんだ?{(悪) 3.○温かい飲み物買ってくる? ★そんなに苦手なら帰ろうか? 【温水プール】 1.○水泳ならまかせてよ!(要運動パラ) / △うーん、人並みには…… 2.○行っとく!! 3.◎はしゃぎ過ぎちゃったね? ★ごめん☆セクシー過ぎちゃった(悪) 【スケート場】 ※ミニスカートで追加会話あり 1.◎銀盤の妖精だよ!!(要運動パラ) / △滑り方、教えてくれる? 2.◎オッケー!くるくる回ろう! 3.◎ありがとう!(天) ★どさくさに紛れてなんかした?(悪) 【植物園】 1.◎果物コーナーに行こうよ 2.◎じっとしてたほうがいいね…… 3.○いつか、行けるといいね? ★探検しちゃおうか! 【博物館(常設展示)】 1.△あの埴輪は琉夏くんの先祖! 2.○じゃあ、小さい声でね? 3.△楽しむコツが? ★楽しむコツが? 【博物館(ビンテージバイク展)】 1.◎本当にバイクが好きなんだね? 【博物館(印象派絵画展)】 1.○違う色に見えるよね? 【博物館(宝石展)】 1.◎あれが欲しいな 【博物館(三原色展)】 1.○難しくてよくわかんない…… 【フリーマーケット】 1.○見て回るだけでも楽しそう 2.○じゃあ、一緒に探して? 3.○買っちゃえ!買っちゃえ! ★琥一くんに相談したら?(悪) | はばたき山 | 繁華街 | 森林公園 | 臨海地区 | その他 | *臨海地区(待ち合わせ:はばたき駅) 【ショッピングモール(フードコート)】 1.◎ジェラート食べなきゃ! 2.◎一緒に並ぶのがいいんだよ 3.◎じゃ、甘~いの買って来よう! ★琉夏くんと同じの食べる! 【臨海公園(煉瓦道)】 1.○ちょっと気取ってるよね?(悪) / △煉瓦って素敵だよね?(天) 2.○あっちで干物、干してるよ? 3.○いい思い出だね? ★街並みってほどじゃないよ ※とき修以前に見ないと繋がりが悪いです 【臨海公園(遊覧船)】 1.◎潮の香りがするね 2.◎……忍びこんじゃう?(悪) 3.◎行けそうな気がする! ★ダメッ! 【臨海公園(波止場)】 ※鐘(紐)は□ボタンでキャラと一緒に鳴らせる 「お、派手な音。なんか当たった?」 1.◎あ、相性バッチリの音! 「おぉ!?なにコレ……ハズレ?」 1.○不吉な感じだね…… 【臨海公園(波止場)鐘を鳴らさない】 1.△ウミネコがいっぱいいる! 2.△そのままが良かった? 3.○わたし、ここ好きだもん ★まあ、デートスポットだからね 【水族館】 1.◎あの魚……おいしそう……(悪) / ○小さいお魚がカワイイね!(天) 2.○ファンタジーなの? 3.○泳いじゃおうよ! ★怖いこと言わないでよ! 【水族館(イルカショー)】 1.◎すごいジャンプだったね! 2.◎水もしたたるイイ女だよ!(悪) 3.◎イルカと兄妹みたいだったね? ★一頭だけズレてたけどね? 【水族館(水中トンネル)】 1.◎人魚になった気分(天) 2.○わぁ、キレイだね……(天) 3.◎スキューバ、やってみたい! ★潜りはちょっと…… 【イベントホール(KCH交響楽団)】 ◎今日のイベント、最高だったね! 【イベントホール(とんがりボーズ)】 ◎今日のイベント、最高だったね! 【イベントホール(はばたきロックフェスタ)】 ◎今日のイベント、最高だったね! 【イベントホール(お笑いジャイアント)】 ○今日のイベント、ハズレだったね 【イベントホール(シルク・ド・リューン)】 ◎今日のイベント、最高だったね! 【イベントホール(TRAN-SPARK)】 ○今日のイベント、まあまあだったね 【プラネタリウム】 1.○寝ちゃった、ゴメン…… / △天の川が綺麗だったね…… (天) 2.○琉夏くんの寝顔可愛い(悪) 3.○ふたご座の一等星は? ★ 流れ星に何をお願いしたの?(天) 【海 海水浴(夏)】 1.◎ダイブ・イントゥ・ブルー! 2.○オイル、塗ってあげようか?(天) 3.◎水着を着こなせてないよね? ★都会っぽい男の子とか?(悪) 【海 青の洞窟(夏)】 1.◎わぁ、神秘的だね……(天) 2.◎人魚に逢えそうだね?(天) 3.○ロマンチックね ★琉夏くんが一緒なら平気(悪) 【花火大会】 1.◎きれいだなぁ……(天) 2.◎この町のが一番だよ 3.◎来年も一緒に見ようね?(天) ★もう三年生だもんね…… 【海辺の散歩(冬)】 1.△冬の海には美味しい魚がいるね 2.○楽しい我が家だね(天) 3.△どうして黙ってるの? ★ねぇ、なにか言って? | はばたき山 | 繁華街 | 森林公園 | 臨海地区 | その他 | *その他 【公園通り】【商店街】【ショッピングモール】共通 ※商店街のみ三択後□ボタンでデートコミュあり 「きっと、これ似合うよ。」 1.◎本当だ!買っちゃおうかな!(天) 「次、これ着てみようか?似合うよ?」 1.◎似合いません! 【琉夏の部屋(待ち合わせ:自宅前)】 ※薄着で追加台詞あり ※三択後□ボタンでデートコミュあり 1.◎ステキな部屋だね!(天) 2.◎部屋のお片付けしてあげる(天) / ×ベッドの下(悪)※判定は最悪なのでLv.4推奨 3.◎ホットケーキ食べようか? ★今日は琥一くんは?(悪) | はばたき山 | 繁華街 | 森林公園 | 臨海地区 | その他 | ▲▲ページ top memo メモ の枠内に書き込み、投稿ボタンを押すとここに表示されます 。 デートの情報を更新したい が、 wikiの編集がわからない、編集している時間がないとき、メモ代わりに使って下さい。 海水浴の夏の2です。オイル塗ってくれる?で(悪)でした。 (2013-02-04 12 58 33) 森林公園(冬)、雪降らないかな?で(悪)でした。ただし印象最悪です。 (2014-04-30 00 02 07) 牧場でウェスタンシャツを着ていると会話あります (2015-03-14 00 25 35) メモ ▲▲ページ top ▲【目次】
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この物語にはご都合主義と残酷な表現と少しばかりのエロスがトッピングされています。ご了承ください。 自分は、自分であり、自分とは、一人である。 そのようなことに、自分が気づいたのは、乳児期から幼少期の間だった。 自分は呪われし仔として、誰からも祝福されず産まれた。母親……いいや、そう呼ぶには抵抗がある。自分はあの人を母と呼びたくない。あの人もそうだろう。だから名前で呼ぶことにする――パシパエさんと。 パシパエさんが浮気をして生まれた子。そう周りの人に認識され、パシパエさんの夫である人にも憎悪され産まれてきた。 パシパエさんが行ったのが、ただの浮気なら、こう話は拗れなかっただろう。不貞の妻は夫の叱責を大人しく受け、子供はどこか遠くに捨てられる。そう言う、みんなが幸せになれる解決策をとれたのだから。 それはとれなかった、妻の浮気相手は牛で、自分は牛頭人身の化物として産まれたのだから。 自分の産声は、牛の吠え声のそれだった。らしい。これは城に住む従者のうわさ話として聞いた内容だ。 兎も角、それによってパシパエさんの浮気はばれ、産婆は逃げだし、夫は怒り狂い、城内は騒然となった。 ――父親が神の牛でも、その子供を敬い愛す理由にはならない 自分は、産んだ者から一度も抱かれず、ミノスは産湯を産まれたばかりの自分にぶっかけ、従者に命じて隠し部屋を急遽造らせた。 そこに、自分は閉じこめられた。 ――餌は容器に満たされた牛の乳を啜り、部屋と自分が臭えば、上からの大量の湯によって清められ、藁にくるまって眠った。 普通の赤子ならとっくに死んでいただろう。しかし、自分は仮にも神牛の子である。人間以上の生命力を持っていたのである。 さすがに自分でも産まれたばかりの記憶は曖昧であった。だから、これらの話は、自分が死に“座”と呼ばれる概念に、自分が住むことになったときに、記録として読んだモノである。 自分は生きていた。自分は牛の乳を啜り、湯によって体を打たれ、人の愛を受けずに。 自分は聞き耳を立てて人の会話を聞くことを習慣としていた。何故その様なことをしようと思ったかわからない。 自分の中の人間の部分がそれを欲していたのかもしれない。 それにより自分は人の言葉を覚え、言葉を出すことができるようになった。 ある日いつものように聞き耳を立てていると、懐かしい声が聞こえた。 パシパエさんとミノスである。どうやら、自分の父を殺す、殺さないで揉めているようだ。未だに、パシパエの恋は冷めていなく、ミノスの憎しみは熱いようであった。 自分は父が殺されるかもしれないと言うことを聞いても、何も思わなかった。言葉は覚えても、感情は憶えることができず、心が枯れてしまっているみたいであった。 声は段々大きくなり、荒々しくなっていった。そして 「愛しの君の方が具合が良いわよ! あなたとはモノがちがうからね! 凄く激しくせめてね! あなたと比べられることが恥ずかしいくらいにね! 優しくしてって懇願する私の声を無視してガンガン奥まで突いてくれてね! あなたは私が愛しの君に抱かれてから、一度も抱いてくれなかったじゃない! あなただってあの牛に惚れ込んだのだからわかる部分があるでしょう!? ああそうだ。名案を思いついたわ! 私が愛しの君に抱かれている間、あなたも後ろの方を使って愛しの君をだけばいいじゃない! きっと貴方も思い直してくれるわ。 あはっははっはははっは!」 何が何やら言っていることが、一つとしてわからなかった。 それっきり、会話は途絶えた。 そうして、暫く立ったある日ミノスに首を掴まれ、外に連れ出された。抵抗しようかと思ったが、幾ら自分の体が同年代の子より大きく、力が強くても相手は屈強な大人である。呻き声を上げるしか他なかった。 ミノスは言った。 「お前を迷宮(ラビュリントス)に幽閉する。もう城にはおけなくなった。自分を恨め、餌は届けてやるから勝手に食え」 それだけ言い、お抱えの従者の下へずるずると自分を引き摺って行った。 自分を従者の足下へ投げ捨て、ミノスは数歩後退った。そして、突然女性の金切り声が聞こえた。 自分はその声の方へ顔を向けた。 ――涙を浮かべた一人の女性だった。泣いている理由は、この恐ろしい自分の姿を見た所為だと思った。しかし、違った。 そのふくよかな体をした女性は、ミノスに食って掛かっていった。 「あんな小さな子供を迷宮に閉じこめるなんて酷い! 酷すぎるわ! 私に育てさせて! 牛の頭がどうしたというのです! 私は牛に乗って荒波を越えて、この国に来ました。 そして、貴方を産みました、牛は大好きな生き物です! それに可愛い仔牛じゃあありませんか! 私が育てるから離して!」 その女性は、“あの子を育てる。自分が育てる。”と叫び続け、近衛兵によって、自分の下から離れていった。 最後まで、自分に手を伸ばし、大粒の涙を浮かべ、暴れていた女性は視界から消えていった。 それが何だか、麻痺した心に深く響いていった。 気がついたら迷宮にいた。 目を開けたら、目の前には湧き水がわき出している小さな縦穴があった。 周りは煉瓦でできた壁に囲まれ、天井も煉瓦でできていた。少し壁伝いに歩いてみた。 ――――上下左右とも縦横無尽。そう表現する他ないくらい通路が滅茶苦茶に入り乱れていた。正直言って吐き気がした。 自分はまず喉を潤し、目に付いた通路を進んでみた。曲がり角があれば、曲ったり曲らなかったり、兎に角進んでみた。 不思議と突き当たりに出会わず、それどころか正面の壁が遙か彼方に見えるくらい離れている通路さえあった。 自分は歩き続けた。そして汗水漬くになり、息が上がり始めたときそれが見えた。 ――元の場所。湧き水の間であった。あれだけ歩いたのに戻ってきてしまったのだ。 自分は疲れ果て座り込んだ。そして頭を抱えてどうやって生きていくかを考えた。正直、餌を届けてやるというミノスの言葉は信じられなかった。 ふと、獣の臭いを嗅いだ。ここは窓もないのに空気が不思議と澄んでいた。それに微かに空気が流れているようにも感じられた。 自分は臭いを感じた方へ足を進めた。そこには鹿がいた。 ――立派な牡鹿であった。その鹿の胴体には野菜や果物が括り付けられていた。 ミノスは自分を生かすつもりらしい。神の牛の仔である自分を殺さないのは神威の怒りを恐れてか。 自分は自分の中の獣に従い、牡鹿に飛びかかった。牡鹿は、ひらりと身を躱し、通路の奥へ逃げていった。 自分の手には胴体に括り付けられていた餌が握られていた。牡鹿を殺して食うことはできなくても、野菜くらいは奪い取ることができた。 自分は元の場所に戻り、水と一緒にそれを食い、寝た。 目覚めは突然だった。自分は脇腹に鋭い痛みを感じて覚醒した。 目を開けて脇腹を確認すると、牡鹿の角が突き刺さっていた。 「ぐぶ、ごもおぉぉぉ!」 だらしなく開いた口から悲鳴とよだれが辺りに飛び散った。刺さった角を掴みこれ以上食い込むのを防ぎ、牡鹿に顔を向ける。 その時自分の体に電流のように流れていくモノがあった。それは生まれて初めて感じる感情だった。生まれて初めて感じる肉体の痛みだった。生まれて初めて感じる心の揺らぎだった。 「ぴぎきぃぃぃぃああああ!!!」 牡鹿は狂った悲鳴を上げて自分(獲物)に刺さった角を振り回し、勢いよく壁に叩きつけた。 「ぶぐあ……げぼはがぁ!」 背中に走った衝撃で息が詰まり、血反吐を吐いてのたうち回った。幸いにも角は抜けていたので体は自由になった。 「ぴゅぎぃぃぃあああ!!」 再度雄叫びを上げ自分に向かって突進してきた。それを自分は痛みに耐えながら、ごろりと転がり間一髪で避けることができた。 ズシン――! 牡鹿は勢い余って壁に激突し、その際角の片方が乾いた音を立てて折れた。 「ぴゅぎいえああああ!!」 九門の叫びを上げる牡鹿。しかしその目には狂気の紅が宿り、逞しい体は鬼気を宿し、吐息はこの迷宮を蒸し風呂にするかのような熱を持っていた。 「ひぎいっ!」 自分は逃げ出した。同年代の幼児よりも遙かに逞しい足を動かして、背を向け一目散に逃げ出した。 「ぴゅいえええあああ!!」 牡鹿は今までより遙かに大きく叫び、自分を追ってきた。何故自分を追うのかわからなかった。自分が憎いのか。自分を食うつもりなのか。それともこの迷宮が狂わせたのか。それは誰にもわからない。 ともかく、追いつかれれば殺される。殺されるのは『嫌だ』と自分の生存本能が騒いでいた。 自分は兎に角曲がり角があれば曲り、出来る限り牡鹿と直線に並ばないようにした。幾ら自分の足が同年代の者と比べて、少々速いといっても相手は牡鹿である。足の速さでは比べるのが間違っている。 「はっ。はっ。はっ。はっ……」 いったい何回角を曲ったのかわからない。牡鹿はまだ追ってきている。それにこれだけ走っているのに、一度も行き止まりに当たらないのも不可解だったが、さらに不可解なことがある。 ――一度たりとも同じ場所を走っていないのだ。 自分は脇腹から血を流しながら走っている。つまりは地面に血の跡が残ってしまうわけだ。しかし、走りながら地面を見てもそんな跡はまったくなく、それどころか空気すら汗臭くなく新鮮な空気であった。 異常。超常。そう言っても大袈裟ではない現象だった。 自分はこの事態を冷静とは言わないが、心の片隅のどこかで納得していた。『ミノスはこれくらいのことはやる。そのぐらい自分に出て来て欲しくないのだろう』そう思った。 今はそんなこと考えている場合ではない、と自分を叱咤し足を動かす。 そして右に曲ったとき、視界が暗黒に塗り潰された。 ――世界の果てに続くような真っ直ぐした通路だった――。 曲がり角は遙か先で走っていったら確実に追いつかれるほどの長さがあった。 自分は後戻りをし、別の道を行こうとしたがその選択肢も塗り潰された。 牡鹿がもうすぐ側まで来ていた。戻る時間もなければ、血を流しすぎた体はもう走れそうになかった。 追い詰められた。殺される。突き殺される。 牡鹿もさすがにふらふらだが、自分のような幼児を屠りさる力は残っているだろう。ただ一度の突進で自分を殺せると思うことだろう。 自分の思考を呼んだのか、牡鹿は片方の角しか残っていない頭を深く下げ後ろ足に力を溜め始めた。 当たる寸前によける――不可能だ。そんな体力は足に残っていない。そもそも一瞬で牡鹿の角は自分に突き刺さるだろう。足を動かしている暇はない。 そこで自分は――拳を握った。相手をぶち殺すために。生き残るために。 ここで一生を過ごすより、この場で死んだ方が楽なのではないか。そう思ったが、今死ぬのだけは駄目だと思った。せめてあのふくよかな女性の涙の理由を知ってから死ぬべきだと思った。 ろくに教育もふれあいもしたことのない自分が何故このようなことを思ったのかわからない。でもただ生きてみようと思った。 そこまで考えたとき牡鹿が閃光になった。そう思えるほどの速さだった。自分は兎に角がむしゃらに拳を相手の頭に当てることだけを考えて振り下ろした。 ――弾かれた。弾かれて無様に地面に転がった。 自分は負けたのかと思い、目を恐る恐る開けてみた。とても奇妙な物体があった。 それは牡鹿だった。顎が上を向き、額が陥没し、目と鼻と耳から粘着質の血を流し、肛門から据えた臭いの立つ血便を垂れ流している。 牡鹿は「ぴ……ぎ……」とだけ鳴くと崩れ落ちた。 自分は勝った。自分は初めて生き物を殺した。これで自分は獣になった。そんな多数の思いが頭を駆けめぐった。しかし今は眠ろうと思う。 牡鹿は後で食おう。それはとても自然なこと。そう思ったとき、目はもう閉じていた。 To be continued.