約 1,190,167 件
https://w.atwiki.jp/kigurumi-novel/pages/91.html
チュンチュンという雀の鳴き声で目を覚ます女。 どうやら洋人形は脱がされており、ダッチワイフも脱いでいる。 見ればいつものパジャマ姿で、例の洋人形の乙女チックな部屋のベットに寝ていた。 さっぱりしている事から、気絶している間に風呂に入れられたみたいだ。 いまだ寝ぼけており、あ~こんな山奥でも雀は居るんだ。というどうでもいい事をボンヤリと考えていた。 「おっ、起きたか…」 「うん、おはよう。今何時?」 「8時を過ぎたぐらいだな」 男が部屋へと入ってくる。 ボンヤリとした頭で挨拶をし、時間を尋ねた。 男が時間を答えた瞬間、女の頭は回転を始めた。 「ちょ、寝坊!!」 「あ~、ゆっくりすればいいじゃん」 「そんな訳にいかないでしょ。一番お金賭けたんだからっ!!」 そういって女はパジャマを豪快に脱ぎ、箪笥からラバースーツを取り出した。 男の手にはリード。 その先にはやけに光沢、テカル二本足で歩く猫がいた。 女がラバースーツを着込んだ姿である。 「ほら、散歩行くぞ」 男はリードを無理やり引っ張る。 そのリードはラバー猫に繋がっており、猫はヨロヨロと男の後に続いた。 四日目のまだ朝と呼べる昼前の時間。 山の中腹ではあるが、夏に向かう時期であり、天気予報でも熱くなると言われていた。 男の恰好も半袖であり、少し汗を掻いている。 ラバー猫の全身を包む恰好ではあるが、素肌が露出している部分はない為、汗は掻いてはいなかった。 中ではヌルヌルとした感触であり、吐く息も熱気に包まれていたが。 呼吸穴である猫の鼻の部分に手を翳せば中の熱気と湿気が感じられる。 女は何時ものごとくダッチワイフを着込み、ただ何時もと違うのは目と口と鼻の部分がくりぬかれている所だ。 次にローションを体に垂らすと塗り広げていった。 もう一つラバースーツを着込む為である。 パックリと背中の開いたラバースーツに足から入れ、股間の部分を合わせてアナルに肉棒とは言えない太めの棒を挿入。 それはラバースーツに付けられており、肉棒でラバースーツが腰まで上げられていた。 手を丸めて腕を通し、男に言って顔を被せてもらう。 この時、鼻には短い管を。 口にはシュノーケルを改造して付けた呼吸口を咥えた。 背中のジッパーが上げられて、しかしまだ余裕がある。 チャックのすぐ横に空気を送り込む場所があり、そこに男は自転車の空気入れを装着。 空気を送り込んでいく。 「大丈夫か?」 男の問いかけに、少しオーバーに頭を振る。 猫のラバースーツは二重構造になっており、その間に空気を溜められるようになっていた。 送り込まれた空気は二枚目の猫の形をしたラバースーツを膨らませていく。 胸がやけに大きくなり、プルンと揺れる。 あちこち緩かったのがギチュギチュと音を立てて締まっていった。 男は最後に首輪をつけ、首の後ろのチャックの穴に首輪を通し、南京錠で鍵を掛けた。 男はリードをグイと引っ張る。 女が遠慮なく引っ張ってくれと事前に頼んでいたことでもあるが、男としては誰かに見られるのを防ぎたかった。 女の容姿が小学生でも通じてしまう上、今現在やっている事は犯罪としか見られない。 どう見ても小さな子を猫の姿をしたラバーに詰めて、無理やり歩かせているのだ。 ただ、ここが田舎の山の中腹。 しかも私有地であり、よっぽどでない限り他人がやってくることはないのだが。 「ここらでいいか?」 男の問いかけにラバー猫はコクンと頷いた。 ラバー猫の中で女は暑さにヘバッていた。 熱が逃げないのだ。 その上、少し膨らませ過ぎたのか、呼吸がし辛い。 自分から言い出した事なのだが、女は早く終わってと願っていた。 パンパンに膨れたゴムの中。 全身を締め付ける気持ちよさの中、無理やり引っ張られたリード。 キチュキチュと音がなるのが聞こえた。 女が持ち込んだ着ぐるみ群の中で唯一異彩なのが、この着ぐるみである。 自身で脱ぐことが出来ないのだ。 他のは追加で鍵をかけない限り苦労はするだろうが、脱げない事はない。 だが、今現在追加で鍵を掛けられているが、この着ぐるみだけは元々自身で脱げないのだ。 チャックの位置が背中側で、尻の上の辺りから上げられて、首元まである。 その上手は丸められ物を掴めない。 更には空気で膨らませられ、関節も動かしずらい。 「ここらでいいか?」 男の問いに一も二もなく飛びついた女。 男はリードを引っ張り、無造作に生えていた木にくくりつける。 ラバー猫が木に抱き着いた形で、手首を縄で結んだ。 「尻尾は尾骶骨の上に付けてんのか」 ニギニギと尻尾を握る男。 猫の尻尾はアナルに入れた為、不自然に下に下がると思っていた男であったが、マジマジと見ると、結構本格的だ。 男は気楽であったが、中の女は大変であった。 アナルに入れた肉棒は尻尾側と繋がっており、男が尻尾を握ったのに合わせて、肉棒が膨らんだり縮んだりした。 「そんなに我慢出来ないのか?」 そんな事は知らないとばかり、本当に知らない男は、ラバー猫がビクリと震えたのをおかしてほしいからと解釈。 デンマを取り出し、ラバー猫の股間へと後ろ側から股の下を通して当てた。 『ウンムウゥゥゥゥゥ…』 呼吸口を咥えているせいであろう、女が吠えた。 腕は抱き着いた木の向こう側で縛られている為、強烈な快楽を取り除くことは出来ない。 少しでも逃れようと尻を振るも、まるでそれは男を誘っているかのようだった。 それどころか膨らんだ尻尾が揺れ、女のアナルを責める。 『ムヒィ、ムヒィ…』 女の声に鳴き声が混じり始める。 少し躊躇したが、男は一度デンマを離してみようかと手に力を込めた。 この時、デンマは股間の下を通して当てられていた。 女は快楽に耐えようと、太ももに力を込め閉じようとする。 空気で膨らんでいたその部分はガッチリとデンマを抑え込んでいた。 滑らないラバースーツだったため、ピクリとも動かない。 『アァァァァァァァ…』 男が焦りだした瞬間、女が絶叫しながら逝った。 逝ったことで気絶したのか、弛緩しデンマを挟み込んでいた太ももが左右へと開いた。 男は股間から一度下へと引き、デンマを抜いた。 目の前には木に凭れ掛かっているようにして気絶しているラバー猫。 大丈夫だろうかと男は考えるも、すぐにピクッと動き出した様子から大丈夫と判断した。 「気が付いた所で続きと行こうか?」 男の問いかけに、呼吸穴から荒い息を吐き出しつつコクンと頷いた。 それを確認した男は後ろからラバー猫に抱き着く。 木に押し付ける形となったラバー猫の胸をもみしだく。 男の手にはビーチボールを掴んでいるかのような感触。 だが、ラバー猫は感じているかのように体を揺すった。 男は先の失敗をしないようにデンマを前から股間へと当てる。 ラバー猫に密着している男にも、股間部分に当てたデンマの振動が感じられた。 膨らませている為振動が全身に伝わっているようだ。 ラバー猫の呼吸が聞こえる。 少々荒いが、小さく喘いでいるのが男にも分かった。 「わり、俺も限界」 男はここで台本とは違う行動をとる。 元々の打ち合わせでは、もう一回デンマで逝くだけであったが、抱き着いた時の振動は男の物も責めていた。 ズボンの上からでも分かる程勃起したそれ。 男はラバー猫に閉じ込められている女に断りをいれ、ポケットに入れっぱなししていたローションを手に取った。 ラバー猫の股間部分。 挿入できるように袋状になったそこへとローションを垂らした指を出し入れする。 ラバー猫は低く唸っている。 男に抗議している訳ではなく、ただ喘ぎ声がくぐもっているだけなのだ。 扇風機の前であ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁってやって遊んだことはないだろうか。 少し違うが、あれも声が拡散されて起きるものであり、ゴムに声の振動が散らされてそういった音が出たのだ。 『待って、まってぇ、もうダメ、逝く、いくぅぅぅ…』 だが、中にいる女は大変であった。 男はまだ二回目という認識であったが、実は気をやったのは十回近くになる。 上手く隠した女だったが、その遊び心が今の地獄を生み出していた。 デンマの振動が全身に伝わり、敏感な場所、そうじゃない場所関係なく責められている。 それどころか、その振動は尻尾から伝わり、アナル、中から女を責めていた。 その上で男に前も責められ、女は二桁の大台に乗った。 少しぐったりするラバー猫を木から引きはがすと、落ち葉の上へと寝かせた。 ラバー猫の股間の袋状になっている場所はローションでテカリ、ただの穴なのにエロい。 男はズボンを膝までおろし、自身の物に残っているローションを垂らした。 「入れるぞ?」 男はとりあえず声を掛けるも、返答を聞く前に挿入する。 女はエビの様に反る。 更に尻尾の下の辺りにもデンマを押し当てた。 「うおっ!?」 男は思わず声を上げた。 挿入した肉棒を求めて、女の秘部が挟み込み蠢く。 それをラバー越しに感じながら、ラバーを伝ってデンマの振動を感じられた。 それが何気に強い快楽となって男を責めているのだ。 ついつい、出してしまいそうになりながらも男は耐え、女を責めていく。 目の前に居るのは間抜けな顔をした小さな猫なのに、男には女が目の前に居るように感じられた。 それを後ろから責めており、女の見た目も合わさって背徳感が半端ない。 しかも今は女をラバーに閉じ込めて、その上で犯しているのだ。 普段よりも興奮して逝きそうになるのが早く感じられる。 「う、うぶぅぅぅぅぅぅ…!!」 「ぐっ、俺も…」 女は体を揺すりだし、男とタイミングを同じくして果てた。 「あ~、終わっちゃったね」 「あと数回は此処に来るんだけどな」 女が壁紙を剥がしながら男に声を掛けた。 壁紙を剥がした下からはロッジの、丸太をならした壁が出てくる。 壁紙は百均で買ったシールタイプの物。 借りているだけの別荘だけに、後片付けを行わなければならない。 メルヘンと言うか、ヒラヒラフリフリに合わせた壁や天井が元の姿を取り戻していった。 男が言っているのは一回で持ち運べないもの。 家具や大物の荷物を後で数回に分けて取りに来なければいけない事だ。 少しさびしそうに女は天井からシャンデリア擬きを外した。 翌日、男の車の後部座席は荷物であふれていた。 家具や大物の荷物が無い状態でこれなのだ。 準備に時間を掛けたが、帰りには掛けられない為である。 「さってと、行くか」 男は後部座席に向かって声を掛けた。 助手席に女は居ない。 後部座席は荷物であふれており、人が座るスペース等ない。 では女は何処にいるのか。 車を数時間走らせ、自宅マンションの地下駐車場へと車を止めた。 男は、荷物を持てるだけ持ち、エレベーターへ。 数回に分けて家へと運び込む。 最後に荷物の下から出てきたトランクを持ち上げた。 『ウブッ…』 「もう少しだから声だすなよ」 トランクの中に聞こえるように、周りには聞こえないよう小声で注意する。 そう女は行きと同じくトランクに入っていたのだ。 結構な量を肩に担ぎ、トランクはゴロゴロと引いて。 「結構楽しかったな。また行こうか?」 男の独り言がエレベーター内に響いた。 終わり。
https://w.atwiki.jp/kigurumi-novel/pages/151.html
目が覚めた。ここはどこだろう?寝返ると安物のバネの音がする。簡素なベッドに寝かされているようだ。思考はまだ定まらないが全身に抗いようの無い圧迫感。まだ着ぐるみのままでいるようだ。無意識に動かした指先に柔らかな布が触れる。散々恥ずかしい思いをさせられたあの衣装だ。周囲を見回すと壁に鏡がある。「うーーーーん…」上半身を起こして伸びをすると可愛らしいあくびがでる。ゆっくり息を吐いて鏡を見た。「こ、これが…わたし… 私なのよね?」思わず聖美子がつぶやく。すでに何度も鏡で見ていたが、やはりその生身の身体では有り得ない容姿に心がときめき、鼓動が高鳴る。落ち着いて見ることができなかった全身をあらためて見る。小柄な身体、白いタイツを穿いた形のいい細い足、バランスよく広がった腰には派手なフリルの付いた薄いピンクのミニスカートとその裾から隠しきれずにはみ出た股間には女の子にはありえない微かな膨らみ、理想的なまでにくびれた胴、人前ではこれはこれでちょっと恥ずかしい程の存在感を主張する胸、その上半身を覆うこれまた薄いピンクのフリルブラウス、アニメから出てきたような可愛らしい顔の美少女着ぐるみ、髪は艶のある緑の黒髪。衣装はいろんな意味でもうすこし大人しいほうが好みだが、これはこれで可愛いと思う、ただし、これは自分でなく他の誰かが着るのを見るほうが楽しいだろう。股間以外はほぼ進一の理想だった。真っ先にその気に入らない股間が反応するが、同時にそれは心地よい刺激を生み出す。若干の問題があるものの、表情を変えて自由に動ける可愛い理想の等身大の人形が両肩を抱いて目の前にいる。さっきはこの格好で酷い目に遭わされた。その後でパニックを起こし気を失ってしまったらしい。そう、死ぬほどに恥ずかしい目にあわされた。ふと、そのとき鏡に映った苦痛に耐えかねて歪む聖美子の顔が甦る。股間の刺激が強まる。鏡の中の聖美子が俯いてスカートの裾を引き下げるが気になる股間を完全に隠せない。そのまま鏡に目をやり、我ながらなんて淫らな格好なのかしら…頭の中で思う。こんな姿…人には絶対見られたくないのに、さっきは3体もの美少女着ぐるみに見られてしまった。恥ずかしさがこみ上げてくると同時に、尚も膨れた股間がショーツ越しにタイツを押し広げようとする。 もともと美少女着ぐるみに興味があった。着ぐるみで淫らな格好や行為をしている画像も見たことがある。中には股間が膨れた美少女着ぐるみや男根を生やした美少女着ぐるみもいた。進一にとってそれら全てはネット上で与えられるものだった。着ぐるみを着てみたいという淡い願望はあったが、それは漠然とながら最初は普通に着るものだと思っていた。それが、特殊な着ぐるみで、しかも己のあられもない格好を人前で晒す羽目になったのだ。夢にも思っていなかった。なにより人前に出るとやはり羞恥心が起こりマスクに埋め込まれたチップが聖美子として更にオーバーに行動を演出してしまう。その声は進一にも聞こえるし、どういう行動をしているかも分かるから、より一層進一の羞恥心を煽るようだ。「私が望んだこと…?」美人着ぐるみ婦警さんが言った言葉が蘇り、聖美子の口で自問自答する。「そう。最初は冗談で言ってみたのに本当に穴があるんだもの… 驚いたけど、直ぐに着てみたくなったのよ…」普段ならこんな独り言はしないだろう。口調も音程も少女のものになっている。脳内で思ったことが普段は使わない言葉と声質に変わり耳を通して戻ってくる。理屈では分かっているのだが、その違和感が新鮮で進一の耳をくすぐる。さっきは他人に聞かれる恥ずかしさがあったが、今は室内に誰も居ない。聖美子が敏感になった進一の身体を弄りだす。視覚による刺激と聴覚による刺激と全身に感じる刺激とで股間が大きく膨らみ固さを増す。体中を弄っていた両手を股間へやる。進一は今までに無い高揚を感じながら聖美子にワザと声を出させようとする。「わたしったら… ココをこんなにしちゃって… なんていけないコ。 アフ!」指先で軽く触れただけなのに圧迫されて敏感になっているソコがなんともいえない刺激を受ける。片手を胸に移して両方を同時に弄る。「え? すごい! 気持ちいいの。こんなの初めて!」鏡の中の聖美子が揺れる。初めて体験する刺激に我を忘れて股間のモノを擦る。「だめ、とまらない! こんなことって! あ、いやっ んく、いい!」瞬く間に進一を強烈な刺激が襲い、普段ならまだ序の口という早さで一気に上り詰めてしまった。聖美子はさっきと違う細く甲高い悲鳴を上げると大きくのけぞり両足をつま先まで伸ばして硬直した後にベッドの上にその身体を横たえてまた動かなくなった。 暫くして再度進一は覚醒した。聖美子が目を開く。完全に時間の感覚が失われていた。どうやら着ぐるみのままイケナイことをして気を失ってしまったようだ。こんなことでは身が持たない。ハッとして股間に両手をやる。確かに出してしまったはずだが、下着を捲ってスーツの上から確認してもその感触が無い。そういえば避妊具を被せていたはずだ。身体が収縮するほどだ。あの避妊具には分解吸収する機能でも付いているのかもしれない。進一は都合のいいように考えることにした。下着を元に戻すと今度は余計なことを考えないようにして部屋の中を見回す。ベッドの傍らの机に箱が置いてある。ノロノロと起き上がってベッドの上を這うように四つん這いで近寄り中を見てみると聖美子と同じマスクが入っていた。今被ってるのと同じ口内が閉じている最初に手にしたマスクだ。鏡を見ると、自分と同じ顔のマスクを右手に持った聖美子が四つん這いになっていた。左手を箱の縁にかけて可愛いお尻を丸出しにして子犬のようなあどけない表情で見つめる。あわてて座り直しマスクの正面を両手で持って広げる。口を開けても声を出すことができないマスク。何故かさっきの一人遊びの刺激が蘇る。進一は猛烈にそのマスクを被ってみたいという衝動に駆られた。最初に受けた仕打ちを忘れたわけではないが抑え切れなかった。マスクを交換するにはウイッグを外さなければならない。マスクを持って鏡の近くへ行くと手探りでウィッグを締めているベルトを探す。程なくしてウイッグの内側にベルトを見つけ緩めて外す。またスキンヘッドの聖美子が現れる。マスクのファスナーはスーツと同じ構造だったが念のため手元のマスクを見て頭頂部の金具の位置を確認する。マスクの後頭部にある開口部は左右が垂直に分割されているが、その断面は垂直でなく斜めに切った刺身のように右端の上に左端を重ね合わせるようになっている。重ね合わさった根元部分を捲るとその奥の窪みにはまっている金具が指に触れた。マスクの左端がファスナーや金具の上に被さって隠してしまい、閉じるとファスナーや金具が見えなくなる仕組みだ。マスクの開口部の端は極限まで薄く仕上げられており透明感があるため右側に重ねると張り付いてその境界は見た目にはほとんど判らなくなる。 ウィッグを被るとまったくといっていいほど境目が分からない。また、金具を上げて閉じるのでウイッグを被ったままではマスクを脱ぐことができないというわけだ。慣れない手つきでファスナーを外しマスクを脱ぐとスーツを被った進一の頭が現れた。「ふー」長いため息が出る。鏡を見るとモジモジ君のようなノッペラボウの姿がこっちを見ている。これはこれでそそるものがあるが聖美子を見慣れた目にはあまり見たくない格好だった。持ってきたマスクの後頭部を左右に開いて口内部分と舌の部分を引っ張る。進一は口を開けて口内部分を飲み込みながらゆっくり顔を突っ込む。舌が大きく作ってあって思ったよりスムーズに入る。軽く口から息を吸うとマスクの口内部分が喉に向かって滑っていき、舌の部分も先端まで被さった。普段、進一は口で息をすることは無い。欠伸など特別なとき以外はほとんど鼻で呼吸するほうだ。当然、最初のマスクを被ってからも普段どおりに鼻で呼吸していた。後頭部に手を回してファスナーを探る。左右のファスナーを合わせるため、進一は少し多めに息を吸って鼻呼吸を止めて指先に意識を手中する。程なくしてファスナーの金具が合わさるとそのまま締め上げた。金具が上がるにつれて純粋にマスクが密着していく感覚が気持ちよい。すぐに最初に被ったマスクと同じく頭部が圧迫され口内も膨れて密着しだした。もしやと思っていたが、同時に余裕のあったマスクの舌が収縮して密着する。そのままウイッグを取ってスキンヘッドの聖美子が被る。ベルトの部分を持って被ったので手探りでも直ぐに締めることができた。ベルトが締まるとウイッグがマスクに密着して外れなくなる。鏡の中で聖美子が微笑んだ。実は進一はここまで息を止めたまま一挙動でこなしていたのだ。その結果、一連の作業に集中した脳が次の活動を行うために大量の酸素を要求する。つまり進一は深呼吸をしたくなった。しかしそんな欲求に応えるべく口を開いて大きく息を吸おうとしても呼吸ができない!生命維持に支障をきたすような事態に陥り進一の脳がパニックを起こす。深呼吸をしようとしているため無意識に鼻の気道を閉じてしまっているのだが、パニックを起こした進一の脳はそんなことにも気づかない。息ができない! 可愛い格好の聖美子が髪を振り乱してのたうちまわる。 喉をかきむしって口をパクパクさせるが一向にそこから空気を取り込むことができない。鏡の聖美子の顔に恐怖が浮かぶ。このままでは死んでしてしまう。鏡の聖美子に向かって右腕を伸ばすが、同じようにもがいて手を伸ばすだけで助けてはくれない。しかしその鏡の中の脱いだマスクに気づいてハッと気づく。俺はナニ間抜けなことをしてるんだ。鼻の気道を開けてゆっくりおおきく鼻で深呼吸する。身体が前後に大きく揺れる。危うく死ぬところだった。我ながら間抜けな失敗だったが、安堵感とともに全身から力が抜けて聖美子が何度も肩で息をする。落ち着きを取り戻すとその場に横たわった。暫くすると聖美子がもそもそ動き出し横たわったまま鏡に向き直るとその異変に気付き慌てて両手を股間へやる。「え!?まさか? 無くなっちゃった!?」ちょっとした焦りを感じて股間を弄る。鏡に映る股間は、窒息の苦痛で萎えていたのかショーツとタイツの圧迫で殆ど少女のように平らだった。これこそ完璧な状態だった。できればこの状態を維持していたいのに…しかし、それも長くは続かない。理想の状態を見ているだけで徐々に膨らみが戻ってしまう。結局、我慢できずに股間を弄り始める。心地よい刺激に鼓動が高鳴り呼吸が荒くなる。今度は間違いなく鼻で深呼吸する。口では息ができないけど開けたり閉じたりしてみると喘いでいるように見えた。唇に右手の人差し指を当てる。甘えたような聖美子が鏡の中で見つめる。そのまま口の中に指を入れて口内に指先を走らせる。乾いた口内に今まで感じたことのない刺激が走る。舌で指を舐めまわす。いや、この場合は濡れないので撫で回すといったほうが妥当かもしれない。親指も入れて舌を摘んで引っ張ってみる。軽く聖美子が仰け反る。ベッドのバネが軋んで音をたてる。口を大きく開けたことでまた無意識に鼻を閉じてしまったようだ。口で深呼吸をしようとして軽いパニックを起こし全身が小さく反応するが、今度は落ち着いて鼻で呼吸をする。 口で呼吸できないことが分かっていても、ふとしたことで鼻の気道を閉じて口で呼吸してしまうようだ。直ぐに落ち着きを取り戻すと、一旦引っ込めた舌を出して軽く握った右手で自分の頭を小突いてみせた。ちょっとドジっ娘なお嬢さんといった風情だ。出した舌で手のひらを撫でまわす。普通なら涎でベトベトになるような行為をしているのに手も指も口の周りも乾いたままだ。まるで、身体が生き物でないただの物、人形かマネキンにでもなってしまったようだった。左腕が胸へ伸び、舌で撫で飽きた右手が股間へ伸びる。ついさっき淫らな行為は自粛しようと思ったのに、舌の根も乾かぬ内というが元々舌が濡れていない今の聖美子には無縁だ。最初は両手とも遠慮がちに触っていたが次第に大胆に弄りだした。…「ねえねえ、今度のデータ、これまた凄い値なんだから~」「こっちの数値もさっき以上に乱高下してるぜ」「なかなか興味深い結果が得られたようね」「そろそろ、アレ試した方がいいんじゃねーか?」「そうね」「じゃ、スイッチ押すんだから~」「まって、まだよ。私が押します。そのスイッチをよこしなさい」「えーずるいんだから~」「つべこべ言わないの」「はーい」美少女着ぐるみ婦警さんが抱えていた怪しいスイッチを美人着ぐるみ婦警さんが取り上げる。「こういうのはタイミングが大事よ。世の中そんなに甘くはないってことも経験しないといけないわね」「鞭の次は飴。そのまた次は… おー怖い怖い、クワバラクワバラ」「…今ね!」暫くモニタ画面を見ながらタイミングを見計らっていた美人着ぐるみ婦警さんがセーフティを跳ね上げ、ぽちっ!とスイッチを押す。見守っていた二体が息を呑む。「さ、さすがはおねーさま…なんだから~」「こりゃ、すげーわな…」「さあ、迎えに行きましょうか。私たちの新商品を…」そういうと傍らのリモコンを持って立ち上がった。 進一は自分の身に何が起こったのか理解できなかった。鏡の中、横たわった聖美子が股間と胸に手をやったまま動かない。いや、進一が動けなくなったのだ。今まで通り鼻で息はできるし視線も動かすことができるのに、首を回すことはおろか指一本でさえも動かせない。しかも、あとちょっとで絶頂に上り詰めそうだというとんでもないタイミングで全身が動かなくなってしまった。欲望のなすがまま淫らな行為に走ってしまったのだが、その最高の…いや最悪の格好で固まってしまったのだ。鏡の中の聖美子はなんともいえないほど淫らな格好だった。切なげに目を細め小さな口を目いっぱい開け舌が下唇に軽く触れている。腰のタイツとショーツは太ももまで下ろされ、股間の右手はその人差し指をお尻の穴に突っ込んでいた。手首の横で進一のモノが交差するようにそそり勃っている。左手はブラウスの胸のボタンを外しその中の右の膨らみを掴んでいる。指が肛門に入っているため微妙な刺激があるがそれでは足りない。胸を掴んだ手もやはり動かせず。進一を自ら焦らすだけだった。鏡に映る聖美子の淫らな格好を見ても、もやもやとした切ない気持ちになるだけでそれ以上どうすることもできなかった。進一の股間のモノは正直に膨れ上がったまま、その奔流を解き放つことができない。つまり絶頂に上り詰める直前で逝くことはおろか萎えることすらもできなくなったのだ。切なさと情けなさのあまり涙が出てきた。聖美子が鼻ですすり泣く。すると鏡にノイズが走り間髪をおかずに映像が映る。スーツを興味なさそうに眺める進一が映った。『ゴクリ…着ぐるみにも穴はあるんだよな』進一の頭の中にハンマーで打たれたような撃が走った!間違いなく自分の声だ。映像が早送りになる。スーツやマスクをあちこち見回す自分が映る。三体の着ぐるみの婦警さんもいる。その場では見逃したが、一体の着ぐるみ婦警さんが面を脱ぐとおっさんが顔を出す。あの美人着ぐるみ婦警さんの容姿振る舞い言動からはとても想像できないふてぶてしい顔だ。聖美子がすすり泣きしながら軽く噴出す。進一がまたマスクを見てると三人が手拍子を打ち始めた。 その後、意を決した進一が服を脱いでスーツを着始める。早送りで時間が短縮されているのであっという間に両足を穿き終わる。圧縮されていく様子が映像からもはっきりとわかる。見る見るうちに足が小さくなっていく。次に股間のモノに避妊具を被せてスーツの中に通す。スーツの凹部を肛門に挿入する映像になると手間取ってるのが分かる。どこで隠し撮りをしていたのか分からないがカメラが切り替わると進一の苦痛に満ちた表情まで捉えている。こんなところまで撮られているなんて…止めてくれと叫ぼうと持ってもこのマスクでは喋ることすらできない。しかもどういうわけかまったく動けないからこの状況を受け入れるしかなかった。映像のなかで進一は何度か深呼吸をし、落ち着きを取り戻すと腰を通してたくし上げ両手も通して頭まで着てしまう。多少上半身が大きかったが、見る間にバランスの取れた女の子の身体になる。胸も腰も肩も丸みを帯びていた。しかし、股間のモノは多少小さくなったものの異性であることを誇示するかのようにいきり勃っている。三体の着ぐるみが寄ってきてアップになる。やはり進一が一番小さい。体格と身長の変化に半ば呆然として動かなくなった進一に寄って集って身体検査を始める。いつの間にか股間のモノが萎え垂れ下がっていた。進一はこの光景になんとなく見覚えがあった。鏡に映った光景とほとんど同じだ。マジックミラーの裏側からずっと撮影されていたのだろう。カメラは何台も設置されているようで、ときどき映像が切り替わる。進一のモノが大きくなると股間を押さえてしゃがみこんだ。やはり全部撮られているようだ。小柄になった進一が更にうずくまるように座っている。すぐに画面を覗き込むようにアップになる。点鼻薬を貰うと立ち上がって鼻に点す。『あの、その前に… えっ!!なんで!?』突然、通常の再生になって聖美子の声が再生される。三体が進一を取り囲んで騒いでいる。 スーツを着た進一が初めて喋ったら女の子の声になっていたのだ。『あ、あの…』『なあに?』『何か穿くものが欲しいんですけど…』客観的に聞いても可愛い声だ。とても自分の声が元になっているとは思えない。しかもこのときはまだ性格をコントロールされていない。かつての自分の感情がそのまま飾られずに聖美子の声で発せられているのを聞いて、今までと違った刺激が進一の脳をくすぐり鼓動を早める。しかし進一が下着を要求したのを他所に三体が話し合うと一体が部屋を出て行く。「あ、あの…」進一が弱々しく口を開く。「あらまあ、ごめんなさいね。あなたのキャラクターはね、そ・う・い・う 設定なのよ。」「え゛!!」まだ頭部はスーツを被った進一のままで聖美子の小さな悲鳴がする。「でも安心しろや。そこに囚人服があるだろ。」束の間フリルの洋服が映る。そう、もはや隠せるのなら何でもよかった。進一が衣装を掴もうとするが、その腕を着ぐるみ婦警さんが捕らえて自由を奪う。胸も股間も丸映しになった。映像を見つめる進一は恥ずかしさで一杯になったが、依然どうすることも出来ない。出て行った美少女着ぐるみ婦警さんが箱を抱えて帰ってくる。箱から取り出したのは最初に被ったマスクだ。進一は裸の女の子の格好のまま椅子に座らされて手錠をかけられてしまう。胸も股間のモノも隠せずに真正面から映ってしまっている。周囲に居るのは着ぐるみの婦警さんだ。AVでしか見れないような光景に進一の心境は複雑になる。その中の主役であろう、この直後に着ぐるみにされてしまうのが自分なのだ。マスクを持った婦警さんが進一に近づく。それまでは口や目鼻と股間のモノが進一の記号としてまだ残っていた。その股間のモノは形こそ進一のものであるがスーツで完全に覆われてしまっている。客観的に映像を見ていると張子を股間に咥えたただのマネキンのように見えてくる。そしてあのマスクが被せられると自分を示す記号は何一つなくなってしまうのだ。しかし、普通のマネキンには手錠などかけられていないだろう。 その手錠が生々しく映る。 無抵抗のままマスクが被せられる。 この世から自分が居なくなる… 過去の映像ではあるが、見せ付けられている進一にはこれまでと違う別の感情、切なさが押し寄せる。 そんな進一を知ってか知らずか、とうとうスキンヘッドの聖美子が映しだされた。 ファスナーが閉じらると目を瞬きさせて大きく見開く。口内が膨張してちょっと驚いたのだ。 丸坊主とはいえフタナリ全裸での荒い呼吸がなんともそそる。 すぐに黒のウイッグが被せられ、正真正銘のお嬢様が完成した。 促されて立ち上がると小さなフリルつきのショーツが穿かせられた。 股間のものを突かれたりと暫く弄ばれる。 そう、アレは自分のモノだ。 スーツ越しとはいえ他人に自分のモノを弄ばれたのは初めてだった。 映像の中で進一はささやかな抵抗の意思を示してみせるが手錠をかけられているので抗えずにいい玩具にされている。 今度は悲壮感で一杯になる。 ようやく衣装を着る場面になる。 後ろ手に手錠を掛けられたまま聖美子は着せ替え人形のようにキャミソールが着せられタイツを穿かせられていく。 映像を見ている進一は慣れてきたタイツの圧迫感がまた気になりだした。 問題のミニスカートが穿かせられるが、下からのカメラには股間がはっきり映されていた。 聖美子がカメラ目線になると進一は映像に釘付けになった。 鏡に映った股間に気付いた聖美子が驚いた表情をすると蚊の鳴くような声で訴える。 「こんなの恥ずかしすぎます…」 うつむいたままの聖美子から手錠が外された。 やっと自由になると顔を覆って座り込んでしまう。 恥らう聖美子の姿は進一の心に得も言われぬ劣情を興し、いつしか魅入ってしまっていた。
https://w.atwiki.jp/wor_season2/pages/21.html
着ぐるみについて 「上級の洞窟」「秘宝の島」「継承回数」によって入手可能です。 「上級の洞窟」「秘宝の島」については"戦闘勝利時"のみ確率によって入手可能です。 継承時に預けた着ぐるみに着替えることができます。 その他「公式イベント」にて入手できる可能性があります。 赤文字表記の着ぐるみは他着ぐるみとセリフの異なる着ぐるみです(レアキグ) 上級の洞窟 COS-MOS EXルーミア アーチャー アーリィー アドル アナスタシア アリーナ アリス アルル アレクサンダー イリヤ いろは ヴァン ヴィクセン エイナ エルウィン エルレイン オルハ カイーナ カイト ガルフォード ガンドレイク キュッポ クライス クラン クリス クルーク クレア 【NEW】 クロノ コレット ジーク ジーン ジェイ ジェット ジナ シベリン・ウー シルメリア スネーク セイバー セネル ゼフェル セリカ ゼロ タキシード一八 ダンテ チャムチャム ティオ テラ トレニア ハヤト バレッタ ビアンカ ビアンカ・幼 ビュウ フィール プラム ブルカノ プレセア ボリス マキ マローネ ミツルギ ミト 【NEW】 モーリン モリガン ライオンソラ ラミントン ランサー(RS) リアラ リッド レクセウス レナス レノ レン ロード・ラン ロディ ワラキアの夜 安倍泰明 遠坂凛 覚醒ヒロ 剣士(RS) 黒セイバー 咲夜 七夜志貴 主人公(DQ5) 主人公・幼(DQ5) 森蘭丸 壬生月斬紅郎 星彩 戦国卍丸 戦士(RS) 寵徳 猫アルク 覇王丸 白レン 緋雨閑丸 武道家(RS) 娘(DQ5) 毛利元就 友沢亮 鈴希 呂布 萬三九六 袁紹 軋間紅摩 秘宝の島 出現条件 着ぐるみ屋に5着以上の着ぐるみを預ける。 ※1.秘宝着ぐるみを開放すると「上級の洞窟」の着ぐるみ遭遇率が低下します。 ※2.イベント産の着ぐるみはカウントの対象外です。 DQ5-息子 アルフレッド アルベル ヴィンセント ヴェイク エトナ ガイ ジーク ジーニアス ジューダス シンク セイレーン ティア ニーギ ニーナ(BOF3) ミレーニア ムサシ ラハール ランディ リース ルーク レオン 教えたガール 紅蓮の錬金術師 真鏡名ミナ 【NEW】 ロズ 【NEW】 真田幸村 【NEW】 ⅩⅢ機関 【NEW】 元親 【NEW】 ガッシュ 継承 ※継承着ぐるみは50種のみ。50回目以降は未実装 【0回】 フォクシー 【1回】 ビリー 【2回】 アテナ 【3回】 チェ・リム 【4回】 チャン 【5回】 鎮 【6回】 ダイアナ 【7回】 エリザベート 【8回】 アーデルハイド 【9回】 イグニス 【10回】 ハヤテ 【11回】 ヘヴィ・D! 【12回】 ジョー東 【13回】 K’ 【14回】 グリフォンマスク 【15回】 K9999 【16回】 藤堂香澄 【17回】 レオナ 【18回】 舞 【19回】 不知火舞 【20回】 マチュア 【21回】 ももこ 【22回】 ムカイ 【23回】 包 【24回】 ズィルバー 【25回】 ローズ 【26回】 ヴァネッサ 【27回】 ウィップ 【28回】 ユリ 【29回】 龍 【30回】 アルバ 【31回】 アヤ 【32回】 クリス 【33回】 ハヤト 【34回】 四条雛子 【35回】 クラレット 【36回】 チョイ 【37回】 リプレ 【38回】 ギース 【39回】 モナティ 【40回】 クーラ 【41回】 カシス 【42回】 デュオロン 【43回】 エルカ 【44回】 アンヘル 【45回】 ジンガ 【46回】 シェン・ウー 【47回】 アカネ 【48回】 バイス 【49回】 エルジン 第1回公式イベント 2021年12月25日開始の公式イベント賞品です。(現在は入手不可) 【特賞】 ジュード 【A賞】 遠野美凪 【B賞】 ロアン 第2回公式イベント 2022年8月14日開始の公式イベント賞品です。(現在は入手不可) [イベント屋] 第2回イベントを開始しました。限定賞品が全て出た時点で終了です。(14日21時0分) [イベント屋] 限定賞品が全て出ましたのでイベントは終了しました。(21日7時49分) 【特賞】 ナナミ 【A賞】 鉄火 【B賞】 ヴァージニア 本ページで使用されている全てのアイコン素材の著作権は下記サイト運営者様に帰属します。 旧: ジェリーフィッシュ快賊団!(閉鎖) 移転先: JFK!りたーん
https://w.atwiki.jp/kigurumi-novel/pages/16.html
作品一覧 水槽 R15/♀/着・ラ ここからはR18 カフェ R18/♀/着・全・ラ パテシェのご褒美 R18/♀/着
https://w.atwiki.jp/kigurumi-novel/pages/15.html
作品一覧 日雇バイト A/♀/着 マスコットとパラサイト A/♂/着 マーメイちゃん A/♂♀/着 ここから下はR18対象 RISA R18/♀/着・全 ももぴ R18/♀/着・全 人形遊びEX R18/♀/着 ママはウルトラマン R18/♀/着・ラ
https://w.atwiki.jp/kigurumi-novel/pages/90.html
三日目の朝。 女と男は山の新鮮な空気の中ラジオ体操を行っていた。 「何でラジオ体操?」 「1、2、3、4、流石に逝きっぱなしってのは乱れ過ぎだと思うわけよ」 「まぁ、まだ半分だしね」 男の疑問に女はこの二日の様にヤル事だけを考えていてはいけないと思ったからと答える。 男もそれほど考えて質問したわけではないのであっさり納得する。 ラジオ体操は深呼吸して終わった。 「さーてと、ヤリますか」 「おいっ!?」 「当然でしょ。時間は半分も過ぎちゃったんだから…」 終わった途端、先の言葉を否定するかのように女が男に垂れかかる。 男は女の舌の根の乾かぬ内に変わった態度に突っ込みを入れた。 だが、女も健康の為の体操は先ので終わったんだからと男を誘った。 男は溜息一つ、まぁ、元々この旅行はヤル為だけの旅行だったと思い出した。 二人は仲良く別荘の中へと入っていった。 男の目の前には洋風の人形が立っている。 女が再びダッチワイフを着込み、その上から人形のパーツを付けた姿だ。 ただ初日と違う点がある。 股間のパーツが無く、ダッチワイフの股間。袋状になっているそれが剥き出しなのだ。 「あ~、さて何を着て貰おうかな」 男はゴクッと生唾を飲み込み、決められたセリフを言う。 男の視線の先、様々なコスプレ衣装が並んでいる。 その中からチアガールの衣装を手に取った。 今回は女が人形になって男に玩具にされるという趣旨だ。 女が男がこの二日間気持ちよくなっていない事に気が付いたからなのだが、男は自分で処理していたのでそこまで溜まっていたわけではない。 だが、剥き出しの股間に、いやダッチワイフなのだが、その中に妻が閉じ込められていると考えると興奮を隠せない男。 所々にある突き出した人形のパーツに苦労しながら、洋人形をチアガールに変えた。 手にはポンポン。但し、このポンポンは指を丸めた手にはめる拘束具でもある。 人形を後ろから抱きかかえ、ベットに向かって降ろした。 洋人形は尻を高く上げ、男の方へと向けている。 顔はベットの枕に埋めており、男は息が出来ているのか心配になった。 今回は女は一切動かないと言う事にしてある。 男が好きに、どんなに手荒に扱っても文句を言わないというのだ。 「ローション何処にやったっけ?」 再び生唾を飲み込んだ男は、流石にそのままでは擦れて痛い為、ローションを探す。 だが、何処に置いたのか忘れてしまっていた。 責め具を置いてある棚をゴソゴソと探す。 「うおっ、ってトランクに入れたんだった」 足元に注意を払っていなかった為、開けっぱなしで置いてあったトランクに躓いた。 思わずトランクを見ると、そこに探していたローションの瓶が入っていた。 女は枕に視界を防がれていた。 呼吸は枕に顔を埋めている状態で辛いが、元々呼吸が制限されている状態であり、そこまで気にならなかった。 別に動きを拘束されている訳ではないので、手をついて起き上れば、それで済む話。 なのだが、今は人形になっており、男の好きにさせるという趣旨である以上、動けなかったのだ。 (ちょっと、まだなの?) 流石にこの体勢のままというのは辛くなってきており、何かしらの刺激が欲しかった。 ダッチワイフの中では股間から、トロトロと愛液が流れ出しているのが、感触で解る。 「うおっ、ってトランクに入れたんだった」 男がローションを探す音が聞こえており、女は先に準備しときなさいよと思ったが、やはり動かない。 男が何かに躓いた音がしたときは、思わず大丈夫か確認しそうになったが、気合で動かなかった。 ローションの瓶を見つけたのだろう、小さな甲高い音が聞こえる。 男が高く上げた尻の先に居るのが気配で分かった。 (何やってんだろ) 女は呼吸を落ち着かせ、その時を今か今かと待っているが、中々刺激はこない。 ローションの瓶は見つけたはずで、ただ物音ひとつしない状況だ。 (早くしてよ。なんか恥ずかしくなってきたじゃない…) 視線は自身の股間辺りに注がれているのが感じられた。 ダッチワイフに包まれている為、素肌は見えていないはずなのだが、やけに恥ずかしい。 心の中で思わず男に愚痴をこぼす。 (わひゃ、って触っただけ触っただけ) 待ち望んでいた刺激に、少し触られただけだというのに大げさに反応してしまった。 ビクッと跳ねてしまう。 一度刺激は止むも、なんでもないと解るとその刺激は再開した。 トランクからローションを取り出した男は改めて尻を高く上げている洋人形に向き直る。 そこで思わず息をのむ。 中々刺激がなかったためだろう。 安産型の形のいい尻がほんの僅かに左右に揺れているのである。 それはまるで誘っているかのようで、実際は焦れているだけであるが、それでも男は無性に興奮してしまった。 思わず揺れている尻をジッと見る。 思い出したかのようにローションの瓶を開けると、人差し指と中指に掛け、袋状になっている秘部に突っ込んだ。 突っ込んだ瞬間、洋人形が一瞬ビクッとなり、流石に無理やりすぎたかと思った男であったが、再び尻を揺らし始めたのを見て、遠慮しなくなった。 ズンズンと少し乱暴に出し入れするうちに、洋人形から喘ぎ声が漏れてくる。 「そろそろいいか?」 思わず訪ねてしまった男。 洋人形は一度コクンと頷いた。 ここまでやっても人形であるというスタンスを崩さない女に脱帽しながら、男は自身のはち切れんばかりとなった肉棒を取り出した。 女はほんの僅かなパニックを起こしている。 元々呼吸が困難で、気絶しないギリギリというレベルだったので枕に呼吸穴を塞がれても気にならなかった。 しかし、それは確実に呼吸を困難にしており、男の肉棒で貫かれるたびに快楽以上の苦痛があった。 だが自身は人形であり、呼吸等していないという女の頑固さが悲鳴を上げるのを抑えていた。 (く、苦しい…) 女は早く終わってと願いながら、それでも肉棒に貫かれているせいか、秘部からはトロトロと愛液が出ているのが解る。 (あっ、……) 男が本格的に挿入をしようと洋人形を仰向けにする。 枕に抑え込まれていた呼吸穴が解放され、息苦しさはあるものの、呼吸困難からは解放された。 そのことに小さな落胆を覚える女であったが、別にマゾではないんだったと思い出す。 呼吸制御されたって濡れない。 あくまで今の自分は人形なんだと認識する事で興奮するのだ。 (意地でも声を出すもんか) 改めて自身の性癖を認識した女は、今の自分は洋人形なのだから何をされても声を出さないと固く決意した。 「だぁ、ちくしょっ」 「へっへぇん、私の勝ちぃ」 今女は頭だけダッチワイフから出した状況でエプロンを付け料理している。 疑似裸エプロンだ。 そんな中、男はガックリと悔しがり、女は勝ち誇った。 あの後、人形になりきっている女の喘ぎ声を何とか出させようと奮闘するも、人形になりきっている女から喘ぎ声一つ引き出せなかった。 男は女へと、人形であるというスタンスを崩してやろうと奮闘したことを告げ、結構荒っぽく責めたが大丈夫だったかと聞いた。 その話を聞いた女は、自身も人形の中で自分は人形なのだからと声を出さないようにしていたと答えた。 それが今の状況だ。 言葉に出さなくても、結局似た考えをしているのがこの夫婦である。 「なぁ、それ脱がなくても良かったのか?」 「まぁ、安物だしね」 男はダッチワイフに油等が飛んで融けないかと聞く。 女はそれに答えて、どうせ安物だし、この五日間持てばいいからと簡単に改造したものだと。 そんなもんかと男は短く答えた。 食後、男はビールとツマミを手にテレビの前に座った。 持ってきたビールとツマミはテレビ前に置いてあるソファーの横に備え付けられた天板へと置いた。 ソファーに座り、テレビのリモコンを握り、テレビの電源を付ける。 ソファーの背もたれに深く沈み込み、足を延ばして膨れているスポーツバッグに置いた。 スポーツバッグが勝手に揺れる。 「おいおい、揺れんなよ。足を置いただけだぞ」 男はそのスポーツバッグに声を掛けた。 お判りだろう。 スポーツバッグには再び洋人形になった女が小さく丸まって入っていたのだ。 洋人形に収まると、小柄な女でもそれなりにサイズが変わる。 だが、元々が小柄すぎる女である為、一回り大きくなった所で対して変わらない。 だが、実際に女が何も纏っていない状態であればスッポリと入ってしまう大きさの物であれば、洋人形で大きくなっている事を実感出来た。 「動くなよ、俺は人形をバックに詰めただけだぞ」 男の挑発の様な言葉に男の足の下のバックは揺れるのをやめた。 食前の勝負をまだ根に持っているようだ。 そう声を掛けると女がむきになり、人形のフリをしだすのを見越した言葉であった。 「う~ん、でも見た目面白くないんだよね」 男の前にパンパンに膨れたスポーツバックが置かれているだけである。 男としても面白くなかった。 「なぁ、勝負しないか? 俺が野球中継見ながら責めるから、お前は動かない、声を出さないという勝負」 男は女に勝負を持ちかける。 だが、スポーツバッグはウンともスンとも言わない。 女が人形のフリを続けているからだ。 男もそれが分かっており、分かったうえで勝負を持ちかけたのだ。 「反対なしで、それじゃあ始めるぞ」 男は番組を野球中継に替える。 今現在7回表、ジャイアンツの攻撃のようだ。 男はソファに沈み込み、テレビのリモコンとは違うリモコンを手に取った。 「とりあえず、中でいいか?」 リモコンの中と書かれた場所を押す。 途端にスポーツバックが揺れだし、ブーンと言う振動音を響かせた。 リモコンを置いて、野球中継に戻る。 一度だけ視線をスポーツバッグにやるも、ただバッグが揺れているだけだ。 物を見るような視線を向けてしまっても仕方がないといえよう。 ただ、そんな状態でありながら、男のアソコははち切れんばかり反り立つ。 ふぅ…と一度息を吐き出し、視線をテレビに戻した。 テレビの中では、キャッチャーであり、四番でもある阿部がバッターボックスに立った所であった。 「おいおい、揺れんなよ。足を置いただけだぞ」 男の言葉に女は無茶を言うなと言いたくなった。 女は今洋人形の姿でスポーツバッグに詰められている。 足を曲げて膝を抱え込むようにして小さく丸まっている女の背中に男の足と言っていた。の重さが加わったのだ。 こんな恰好であり、更に呼吸が制限される環境で背中に重さが加わったのだ。 息苦しくて仕方がない。 「動くなよ、俺は人形をバックに詰めただけだぞ」 だが、男の挑発の様な言葉に女は動くのをやめた。 そうだ今人形だった。 少し前にやっていた小学生連れ去り事件を真似して始めたスポーツバッグ詰め。 それは小学生体型の女だからこそ出来たことで、その時と同じ感覚でいた女は冷や水を浴びせられたかのように固まった。 「う~ん、でも見た目面白くないんだよね」 それはそうだろうと思う女。 男からしたら勝手に揺れるスポーツバッグがあるだけだ。 「なぁ、勝負しないか? 俺が野球中継見ながら責めるから、お前は動かない、声を出さないという勝負」 女としては男の言葉に反対したかった。 何よりこの体勢がキツイと言うのと、洋人形に包まれている分一回り大きくなっていて、スポーツバッグが締め付けてくるのだ。 だが、今は洋人形。 喋るわけにもいかず、動くのも嫌で。 「反対なしで、それじゃあ始めるぞ」 だが、女がどうするかと考えている間にも、男はそれを了承と取ったらしく。 不意に女の股間に埋め込んだ男根が振動を始めた。 『阿部打った、阿部打った!!これは大きい、入るか?』 テレビから野球中継の実況が聞こえてくる。 背中に再び重さが加わった。 『さぁ、九回裏、これを守りきれば巨人軍の勝利です』 「もう少しで終わりだから、逝っときなさい」 テレビの画面には九回裏、ノーランナー、ツーアウトと表示されている。 もう野球中継も終わりで、スポーツバッグは相変わらず揺れていて、しかし男はその事を指摘しない。 スポーツバッグに優しく声を掛けながら、リモコンのスイッチを強へと押し上げた。 途端に激しく揺れるスポーツバッグ。 よく聞くとウーウー唸っている。 『三振、最後はストレートで三振に仕留めました』 「おっ、終わった」 テレビから歓声が聞こえ、一瞬テレビへと視線を移す男。 呟いた瞬間、スポーツバッグからくぐもった悲鳴じみた喘ぎ声が聞こえた。 「やり過ぎたか?」 さっきまで揺れていたスポーツバッグが少しヘタレて動かなくなった。 小柄着ぐるみ4日目
https://w.atwiki.jp/kigurumi-novel/pages/87.html
一人暮らしの狭い部屋には似つかわしくない2人掛けのソファ、そしてマッサージチェアーがある。 この部屋の主である男は帰宅すると、まずソファに座りテレビをつける。 そして、合皮のどこにでもありそうなソファに横たわる。 何気ない光景であるが、違うところが一つある。 男が横になると、「んぅぅぅ」とソファの中から女性の声が漏れる。 その声に男は満足そうな笑みを浮かべながらテレビを眺めていた。 その部屋にインターホンが鳴り響く。 男は渋々といった様子で立ち上がると玄関へと向かう。 そして、扉を開ける。 そこには若く美しい顔立ちの女性が立っていた。 男と何やら会話を交わした後、部屋へと入る。 女性は部屋に入ると、いきなり服を脱ぎ始めた。 男は女性の裸には目もくれず、マッサージチェアーの背面で何かをしている。 女性は裸になると、今度は持ってきた大きめのバッグから黒いラバースーツを取り出し足を通していく、みるみる彼女の体は顔を残し黒いゴムで覆われてしまった。 男はマッサージチェアーから彼女の元に戻ると、彼女に耳栓をし口にはボールギャグ、そして頭に鼻の穴のみ開いたマスクを被せ、手にはボールのようなグローブを取りつけた。 これで彼女は聴覚、視覚、言葉を奪われた上、両手の自由までも奪われてしまい1人ではなにもできなくなってしまった。 そんな彼女の手を引き、男はマッサージチェアーへと誘導する。 ピッタリとしたラバースーツに押し潰されないほど大きな胸に触ることなく。 そしてそのまま彼女をマッサージチェアーの中へと押し込める。 彼女もまた抵抗することなく、その中に収まり、男はマッサージチェアーの背面の複数あるファスナーを内から順に閉めていく。 ファスナーを閉め終わると男はマッサージチェアーに勢いよく座る。 それを合図にマッサージチェアーは動き出す。 丸いボールのような揉み玉が男の背中をほぐしていく。 揉み玉が丁度良いところにくると、男が合図を送る。 すると揉み玉はそこをマッサージし続ける。 マッサージは10分程続いている、ラバースーツに身を包み、満足に呼吸のできないマスクを被せられ、マッサージチェアーに閉じ込められた彼女は一体中でどうなっているのだろう。 そんな時、インターホンが再び部屋の中に響く。 男はマッサージチェアーから立ち上がり、玄関へと向かう。 男が退いたマッサージチェアーからは、苦しそうな呼吸が聞こえる。 男が玄関を開けると、髪の長い小柄な女性が立っていた。 男はなにも話さず女性を部屋へと通す。 女性はかなり小柄で150cmにも満たない。 そんな彼女もまた服を脱ぎ始めた。 またも男は女性には目もくれず、奥の部屋へと入っていく。 小柄な女性は、あらかじめ競泳水着を身につけていた。 これから水泳でも始めるかのように、長い髪をゴムのスイミングキャップに収める。 小柄な女性が髪をキャップに収めたとき、男が奥の部屋から出てきた。 右脇には大きなクマのぬいぐるみ、左手には業務用ラップ。 小柄な女性は男の姿を見ると、床に座り込み左腕を曲げる。 男はポケットから何かを取り出した。 それは包装の解かれたいくつかのコンドーム。 男はその一つを取ると、小柄な女性の畳まれた左腕の肘からコンドームを被せていく。 被せ終わるとすぐにそれが外れないように、その上からラップをキツく巻いていく。 その同じ作業を右腕、そして両脚にも同じように施した。 もちろん、脚は曲げた状態で。 こうして、両手両足が使えなくなった小柄な女性に耳栓をし、口の部分のみ開口したバルーンマスクを被せて、膨らませる。 そして用意していたクマのぬいぐるみの背中を開く。 そして小柄な女性をクマのぬいぐるみへと押し込めていく、折り畳まれた脚から順番に。 最後にクマの鼻の呼吸穴へと伸びるホースをバルーンマスクの開口部へと突き刺し、クマの頭へと押し込む。 クマのぬいぐるみの背中の部分を完全に閉めてしまうと生きたクマのぬいぐるみのできあがり。 クマのぬいぐるみは両足で立とうとするが、フローリングに足を取られ、仰向けに転倒。 短い両手をバタバタさせるが、起き上がれない。 必死に体を左右に振りうつ伏せになろうとするが、全くできなかった。 男は少し疲れた様子で、床で起き上がろうとバタバタするクマのぬいぐるみを一瞥すると、テレビを消して奥の寝室へと消えていった。 テレビの消えたリビングダイニングには、人影はなかったが、複数の呼吸音がはっきりと聞き取れた。 その呼吸音はソファ、マッサージチェアー、床に転がったクマのぬいぐるみ、そしてダイニングのイスの二脚から聞こえてくる。 ダイニングのイスは二脚とも、黒く光沢を帯びている。 見た目からして人の形をしているが、顔はなく頭は卵のような形をしている。 イスの脚はピンヒールを履いたような脚が2本と、お尻を支えるようにして伸びる脚の計3本。 背もたれには2つの大きな膨らみがあり、よく見ると動いているのが見て取れる。 男がいなくなった部屋では、動くモノはいなくなり、ただただ呼吸する音だけが部屋を覆っていた。 奥の寝室では男が寝る準備を始めていた、とはいっても服を脱ぎ下着姿になっただけである。 そしてそのままベッドに腰掛ける。 「んぅぅ」マットレスの中の方から声が聞こえてくる。 男はその声に全く動じることなく、そのままベッドに横になる。 「ふぅん、ふぅん」と力を入れるような女性の鼻息とも呼吸とも取れる音がマットレスの中から少し続いたが、それもすぐにやんだ。 男はベッドの端にあった抱き枕に抱きつく。 この抱き枕は白いエナメル素材でできており、上の部分は円筒状で下の部分は円筒を2つに割った半円筒状になっており脚のようになっている。 男は抱き枕の脚のようになった部分に自分の左脚を挟み込むようにし、抱き枕に自分の股間を擦りつけた。 抱き枕は始め、されるがままだったが執拗な男の股間攻撃に、ついには体をよじって、やめてといった感じで抵抗を始める。 そして「いい加減にして、バカ!」 抱き枕が言葉を発した。 男は驚き抱き枕に抱きつくのをやめた。 抱き枕は半円筒の脚をうまく使いベッドから降りた。 そして、上半身を振り回し男に反撃する。 あまりの抱き枕の攻撃ぶりに男は堪らず、「ゴメン、悪かった、調子に乗り過ぎた」と謝罪した。 すると、抱き枕は動きを止めたが、激しく動いたせいで抱き枕は前かがみになり、苦しそうな様子を見せる。 もちろん、抱き枕から漏れる呼吸音も荒い。 そしてそのままベッド脇の床に、女の子座りでへたり込んだ。 疲れて動けなくなったのかと、男がベッドの上から覗き込むと、抱き枕の上部分の円筒のてっぺんからジッジッと音がして円筒のフタが開いた。 中から出てきたのは黒いゴムの手、続いてのっぺらぼうの頭。 そして全身ゴム、黒いラバースーツに身を包んだ女が飛び出し、勢いよく男に飛びかかる。 そして「ふざけないで!マジメにやって」そういうと女はラバーマスク越しに男にキスをした。 女が先ほどとは打って変わって、優しく言う「明日、がんばって、お願い」と、そして女は少し呼吸が落ち着いてから、先ほど飛び出し、もぬけの殻となっていた抱き枕へと再び入っていく。 抱き枕の中の女は、これらの家具をデザインしたデザイナー。 男は海外から家具を輸入する傍らフェチなグッズを輸入し取り扱っていた。 2人が出会ったのは、男の輸入家具のお店。 女が人の形に見える家具を見つけたことが、人間家具を始めるきっかけとなった。 女は人を家具に入れて恋人へのサプライズとして送ることを思いついた。 男はそんなバカげたことをする人はいないと否定したが、男の予測に反して入ってみたいという希望者があり、それはまた女性ばかりであった。 こうして、人も集まったので実験的に行ってみようということになり、男の部屋で実験が開始された。 まずはどれほどの時間耐えられるか。 女も抱き枕として、自分自身も実験に参加。 他の女性は動きはもちろんなのだが、見ること、聞くこと、話すことを制限される条件を了承してもらった上で家具等に入ってもらっている。 一晩、家具として過ごしてもらった後、家具として梱包され男の家具店へと配送される。 そこでようやく家具から解放される。 最後に用意したアンケートに答えてもらい、希望があれば、入っていた家具を格安での購入も可能。 人間家具と化した女性達に囲まれて一夜を過ごした男。 早朝から家具の梱包作業を開始する。 男は手慣れてた感じで家具の梱包を施し、自分で配送する。 まずは、抱き枕。 プレゼントを想定して細長いビニール袋に入れて封をする、少しの空気穴を残して。 先行して抱き枕の女を店に配送し、男は部屋へ戻り人間家具が傷まないようにしてから、次々と店へと運ぶ。 抱き枕の女はその間に着替えを済ませ、人間家具が運ばれてくるのを待って、2人で彼女達を解放していくという段取り。 男はビニール袋に入れた抱き枕を肩に担ぐと軽自動車へと向かう。 抱き枕は屋外ということもあり、おとなしくしている。 軽自動車に載せて、車が動きだす頃にはビニール袋には水滴がつき曇り始めていた。 店に着いた時には、声は出さないものの苦しそうにビニール袋の中でしきりに細かく動いていた。 男は車の中で、ビニール袋を開け新鮮な空気を入れてやる。 落ち着いたようで、抱き枕の動きも収まる。 それから、再び封をすると男は抱き枕を肩に担ぎ店へと運ぶ。 店の中でソファに包装されたまま抱き枕は降ろされた。 包装を解かれるまで、ジッと待つ抱き枕。 しかし、男はその様子を少し離れたところから眺める。 しばらくすると、再び呼吸が苦しくなり、動き出す抱き枕。 「早く出して!苦しい!」 大きな声を上げ、動きは一層激しくなる。 そして、ソファから落下。 「痛っ!」 全身がクッションのような抱き枕、それほど痛くはないのに大袈裟だと思いながら、その様子を眺める男。 女は苦しさから、抱き枕からの脱出を試みるが、男は中から女が自分では出られないように細工してあった。 「もう、なんで開かないの」叫びにも近い言葉がビニールに包まれた抱き枕から漏れる。 それでも必死にもがく、しかしエナメル素材でできた抱き枕はビニールに擦れるだけで破れることはなかった。 「たすけて!」最後の力を振り絞って叫んだ。 ここでようやく男が動き出す。 ビニール袋を破り、抱き枕を出すとソファに乗せ、抱き枕の上部を開ける。 中には黒い頭が見えるが飛び出してはこない。 男は抱き枕の中に腕を突っ込み、ぐったりした全身ラバースーツの女を抱き枕から引っ張り出した。 力なく抱き枕から引き出された女のマスクを男が外す。 中からは長い髪、そして綺麗な顔立ちの女の顔が現われた。 今、巷で話題になっている美しすぎる家具デザイナーとして、名前が売れ始めているだけあって、素っぴんでもかなりのものである。 女は呼吸ができなくて怖かったのだろう、目には涙が滲んでいる。 そんな女を男は優しく抱きしめた。 いつもは気の強い女も、今のような呼吸制御をしてやると、途端におとなしく従順になる。 「家具運んでくるから」といって、涙ぐんでいる女の頭を撫でると、男は店を出ていった。 男は仕事用のトラックに乗り換えると、自宅へと向かう。 男が自宅に着くと、ソファの横に仰向けでクマのぬいぐるみがいた。 ソファやマットレスを運び出すのに邪魔になるので、寝室の奥へ移動させようと持ち上げると、変な声を発して動き出した。 おそらく今まで寝ていたのだろう。 男は寝室の奥の壁にクマのぬいぐるみを座らせた状態でもたれ掛けさせると。 寝室のマットレスを運び出した。 途中、男の後ろで音が聞こえたので振り返るとクマのぬいぐるみが立ち上がり、二足歩行でこちらへ歩き始めていたので、家具の運び出すのに邪魔にならないよう、ドアを閉めた。 クマのぬいぐるみはそれほど大きくないので、最後に助手席にでも載せて、男は運ぶつもりでいた。 まずマットレスやソファに緩衝材を簡単に巻いてからトラックへと積み込む。 続いて、ダイニングのイス。 こちらは入念に緩衝材を巻いていく。 それもそのはず、人の部分がほぼ剥き出しになっているからだ。 また、男はこのイスの背もたれの柔らかく大きな膨らみを触りたい衝動とも必死に戦い自分を抑えた。 ダイニングのイスは緩衝材を巻いた上から、さらにビニールを被せ、トラックに積み時は横向きにして積んだ。 次にマッサージチェアー、こちらも寝ていたようで緩衝材を巻くため、移動させた際驚いたようで、揉み玉である手が激しく動いていた。 それでもすぐに自分の状況を把握したようで、揉み玉の動きは落ち着いた。 そして、トラックはマッサージチェアーを載せると、男の自宅を出発した。 トラックで一度に運ばれてきた家具たち。 女もシャワーを浴び、化粧まで済ませ準備万端という様子。 ただ、一日中ラバースーツを着ていたせいで、ボディソープの香りに混じり、ゴムの匂いもしていた。 家具を男が運び、女が梱包を解いていく。 家具から解放していく順番については先に入った人から解放すればよかったのだが、最初に入ったマットレスやソファに入った女性は中で眠っているらしく、顔のある辺りに耳を近づけると寝息が聞こえてきた。 その次に長いのは、ダイニングのイスの2人。 友だち同士で参加してくれたが、どうも片方の女性は辛くなってきたようで、小刻みに揺れている。 ダイニングのイスのベースには光沢のある黒の3本脚がある。 前方の2本の脚の先はハイヒールになっており、後ろの1本は普通のイスの脚。 全身ラバースーツを着た女性が、ハイヒールを履くことで、イスの脚は完成となる。 座の部分はベースがお尻の型になっており、若干後ろに下がっている。 後ろに下がっていることで、イスとなる女性の足が上方へ突き出すことで脚が長く、見た目が良くなる。 イスとなる女性は、座の部分に座り太ももから腰の付け根にかけて、使用者の座となるパーツを被せるように取り付け、ネジで固定する。 これで女性の足の自由は奪われた。 背もたれは人の背中を型取ったもので、イスのベースと一体で女性の背中をしっかりと支えることができる。 その背もたれからは腕を突き出したとき下側にベースがくるように、肘掛けが伸びている。 肘掛けの先は半球状になっており、女性が手をグーにして入れ、上からフタをし完全な球形にする。 肩から胸の下辺りまで、背もたれに固定するパーツをこれもネジで取り付ける。 このパーツは二の腕、首も完全に固定してまうが、乳房の所だけは穴が開いており、座る人の背中に当たるようになっている。 体を完全に固定、ラバースーツの露出しているところは足の膝から下、お腹、胸、肘から先。 自分では体を動かせなくなった女性に顔も耳もない全くの、のっぺらぼうのマスクを被せる。 マスクは首を固定するパーツに接触していて全く動かせなくなる こうして、時間と手間をかけてできたイスは最後に光沢剤を全体に塗る。 ベースとなる素材は薄い強化プラスチックで、ラバースーツの露出している箇所も光沢剤を塗ってしまうと、境目が分からないほどになった。 これがデザイナーである女の今回の傑作の人間家具。 ネジで数カ所固定しているため、取り付けも大変だったが、これらの工程を遡りイスのパーツを外していく。 かなりの時間を要し、2人は女性たちは解放された。 しかし、体を一日中固定されていたため、すぐに立つことはできず、少ししてからようやく立ち上がることができた。 イスから解放された女性たちは女に案内され、ラバースーツ姿のまま、シャワー室へと向かう。 イスだった2人の女性の胸が形もよく、大きかったので少しくらい触れば良かったかなぁと後悔しながら、マットレスの女性を解放しながらも、男の目はシャワー室へと消えていく女性たちを追っていた。 続いてマットレスとソファだが、ファスナーが取り付けてあり、至ってシンプルな構造。 マットレス、ソファの真ん中部分がくり抜かれていて、その部分に女性を入れてファスナーを閉めればできあがりなのだが、ただ入ってもらうだけでなく、物に成り切ってもらうための作業が入る。 まずは厚手のウエットスーツを着てもらう。 手も足も顔も一切露出の無いもの。 あるのは鼻の部分に空いた呼吸用の穴だけ。 そして、ウエットスーツを着るときは耳栓をし、音を遮断する。 これだけでも十分、外部と隔離された感はあるが、クッション性がない。 そのため、ゴムでできたバルーン寝袋に入ってもらう。 バルーン寝袋は空気を注入することができ、膨らみマットレス、ソファとしてのクッション性が出る。 ただ、バルーン寝袋は外側に膨らむだけではなく、内側にも膨らむため、中の女性も同時に圧迫し動けなくする。 この状態でマットレス、ソファに女性たちは閉じ込められていた。 ソファとマットレス、それにダイニングのイスの2人については、男がまだ働いている時に男の部屋へとやってきて、デザイナーの女によって人間家具にされ、女自身も抱き枕として仕事が終わりの男の帰宅を待っていた。 男が帰宅してからはご存知の通り、マッサージチェアーとクマのぬいぐるみについて説明の必要はない。 ただし、付け加えるならば先の4人はネットによる希望者。 マッサージチェアーは、男の家具店のフェチグッズのコーナーに貼られたチラシを見ての応募、クマのぬいぐるみは2人の共通の知り合い。 さて、マットレスとソファの人間家具にされた2人を解放するため、奮起する男だったがバルーン寝袋がしっかりと挟まり引っ張り出そうとするが、男の力でもビクともしない。 「よくこんなものを中へ入れられたなぁ!?」 「女のくせに怪力か?」 と男が一人言をボヤきながら、バルーン寝袋を引っ張ってる後ろに女が戻ってきていた。 「誰が怪力って?」 「•••••••」 なにも言い返せない男に女が続ける。 「中へバルーン寝袋をひいてからそこへ入ってもらい、空気を入れて膨らましたのよ」 「少しは頭使いなさい!」 男は慌ててバルーン寝袋の空気口を探す、そして口を見つけると空気を抜き始めた。 空気は勢いよく抜けていく。 こうして、また女性2人が解放され、女は全身ウエットスーツ姿のままの女性たちをシャワー室へと手を引いて誘導していく。 男はまたしても女性たちの顔を拝むことはできなかった。 次にマッサージチェアーの解放に取り掛かる。 自分で人間家具にしたので、解放はお手のもの。 マッサージチェアーの背後に回り、複数あるファスナーを次々に開けていく。 最後のファスナーを開けると、男の腕に体重が掛かるのがわかった。 中の女性はお尻から二つ折りになるようにして外へと出てきた。 中から引き出そうと準備していた男は慌てて抱き抱えるようにして、女性を受けとめた。 女性が自ら希望したボールギャグが、呼吸を妨げ苦しそうであった。 男は女性を抱き抱えながら、片手でマスクを外そうとしたが、なぜか女性は拒否。 イヤイヤといった仕草を見せる。 「どうして?」男が話しかけるが、耳栓をしていて女性にその声は届かない。 その間にもマスクの繋ぎ目からは、涎とも汗とも分からない液体が流れ出る。 男は女性の背後に回り、マスクを剥がす。 少し抵抗したものの、マスクを取ることに成功した。 女性の背後からマスクに続いてボールギャグ、耳栓を外す男。 女性は最後は抵抗することなく、それを受け入れた。 改めて男は「マスクを外すの、イヤだった?」優しく問いかけると。 女性は「拘束されている感じが良くて」と、消え入りそうな声で、恥ずかしそうに下を向いて答える。 男はそれを聞くと近くに女がいないことを確認し、「また人間家具、お願いできる?」 マッサージチェアーの女性が頷く。 続けて、「今度はもう少し拘束具を増やしてみようか?」と男がいうと、まだボールギャグの痕が残り、顎の辺りに涎が残った顔を男の方を向け、ニッコリ微笑んだ。 その顔は女性というよりは、少女のような表情だった。 少女の表情から、すぐに女性の顔に戻ったと思うと女性は「あ、どうも」といって、男の後ろに視線をやる。 女が戻ってきた。 「何か変なことされませんでした?大丈夫ですか?」男の方を見ながら戻ってきた女が女性に尋ねる。 「いいえ、何も」 「シャワー室が空いたので行きましょ」女が女性の手を引く。 女性も慌てて立ち上がりついていく。 何かを思い出したように女は振り返り「ラストよろしく」女はそういうと女性とシャワー室の方へと消えていった。 マッサージチェアーのあの若く綺麗な女性が、ドMなのか。 男の頭の中では、次回あの女性をどう攻めてやろうかと想像していたが、途中恋人関係にもある家具デザイナーの女が想像の中まで割り込んできて、男は何度か頭を振った。 それでも、男の頭の中はどんどん妄想で満たされていく。 先ほどマッサージチェアーから出てきた女性が、ラバースーツを着て目の前に立っている。 顔は少女のような表情を見せ、そして恥ずかしそうにラバースーツと一体となったマスクを被り、背中のファスナーを器用に自分で閉めれば、肌の露出は全くなくなってしまった。 ラバーマスクの口の部分には、コンドームのようなものが付いており垂れている。 女性はそれを自分の口へと収める。 そして、目が見えないので手探りで男へと近寄ってくるラバードール。 男の体に触れると、今度は膝を床につけ男のズボンのベルトを手で探すと、外し始める。 ベルトを外し男のペニスを引き出すと、今度はゴムの手でシゴき始める。 ペニスの大きさを確認するように何度も撫でる。 男のペニスが次第に硬く大きくなると、次はコンドームのようになった口にホウバリ、刺激を与え続ける。 あまりの気持ちの良さに男も堪らず、ラバードールの頭を両手で掴むと激しく動かす。 激しさを増す程に、ラバードールの呼吸も激しくなる。 マスクの鼻のところに空いた小さな穴では、とても呼吸が追いつかず、ラバーマスクが張り付き女性の顔が浮き出る。 それでも女性は男のために精一杯の奉公に努める。 そして女性に応えるかのように男はフイニッシュ。 ラバードールから男のペニスが抜かれる。 ラバーマスクの口からは、白い粘液が床に垂れ落ちる。 それを男は優しく拭いてやると、ラバードールは男に近づき、ラバーマスク越しで篭った声であったが「今度は私の番、痛いのはやめてね」と。 男は女性にお返しとして、重ね着をしての圧迫と呼吸制御を考えた。 好きだったようなので、コンドームの口にボールギャグを取り付け、その上からのっぺらぼうのゴムのマスクを被せてやる。 「あぁぁぁウゥあ」苦しさから言葉にならない声を上げる。 ラバードールの体に男はローションを塗り、光沢の出た体にネックエントリータイプのラバースーツを着せる。 妙な締め付け感に気持ち良くなったのか、ラバードールは太ももをこすり合わせるようにして体をくねらせる。 その上から、ゼンタイを。 そしてパンストを次々に被せていく。 かなり苦しいようで、着せられたものを剥ぎ取ろうとするが、手がパンストが邪魔をして指が使えない。 重ね着を繰り返し、中の女性の体型が想像できない程に膨れている。 手足を曲げることができず、指もなくなって床をのたうち舞う。 苦しんでいるのに、彼女はこの状況を一人楽しんでいる。 そんなことを思うと男も興奮してきたが、床を這い回る姿はまるで、クマのぬいぐるみ。 ”‼︎ ” ” クマのぬいぐるみ! ” 男は膨れ上がった妄想から、現実に引き戻される。 と同時に女の言葉が出てきた。 ”ラストよろしく” つまり、クマのぬいぐるみから女性を解放すること。 辺りを見回す男、そして重大なことに気づいた男の顔は焦りに満ち、慌てて店を飛び出していく。 大きな家具を運び出すのに邪魔だったんで、寝室の隅に移動させて、最後にトラックの助手席にでも載せようと思い忘れてきた⁉︎ 大急ぎで自宅へと戻る。 クマのぬいぐるみは、家具デザイナーの女の妹。 姉妹よく似ていて2人とも美人。 それもそのはず、双子なのだから。 家具デザイナーの姉は昔からどちらかといえば、おとなしく、妹の方は活発であった。 妹はずっと新体操をしていたが、ケガをしてからは新体操も辞めてしまい今は普通にOLをしている。 それでも体は相当に柔らかく、運動神経もいい。 姉がふざけて、「体を小さくしてクマのぬいぐるみに入ってよ」と声をかけたところ、「面白そう」といって参加してくれた。 家具デザイナーの女は、男にも内緒で男の自宅の2部屋と家具店内の数カ所にカメラを設置してあった。 女は募集を募った時点で、人間家具の動画を撮影するつもりでいた。 撮影のことは、この姉妹だけが知っており、男にはヒミツにされていた。 男が奇跡的にも参加者にイタズラしなかったことは男自身を救うことになったが、家具デザイナーの女が入っている抱き枕にしたことには、撮影が台無しになるので、女が怒ったのである。 自宅に戻ってきた男は、寝室へと飛び込む様に入っていく。 寝室の隅に座らせたはずのクマのぬいぐるみがいない⁉︎ 慌てて周りを見渡すが、見当たらない。 マットレスのなくなったベッドの奥にクマの耳と頭が見えている。 どうやら、自分で移動したようだ。 男が声を掛けようとしたとき、クマのぬいぐるみは器用に立ち上がり、ベッドに手をかけて体を支えるようにして歩き出した。 「歩けるの?」男は思わず声をかけたが、耳栓をしバルーンマスクを被っているため、男の声は届かない。 それでもヨチヨチ歩きで、クマのぬいぐるみは知っているかのように、男の方へと近づいてきた。 そのあまりの愛らしさに、男は自分からも近づきクマのぬいぐるみを抱きしめる。 クマのぬいぐるみは急に抱きつかれたことに驚き、妙な声を上げた。 男はクマのぬいぐるみの背後に回ると、クマのぬいぐるみの背中を開く。 そして、バルーンマスクの空気を抜き妹の頭を引き出す。 そしてバルーンマスクを外す。 妹は眩しそうにしながら、部屋の照明から目をそらす。 男は妹の耳栓を外し、謝罪する。 「ゴメン、遅くなって」 妹はまだクマのぬいぐるみを着たまま、キョトンとした様子で男を見ている。 そして「え!どうしたんですか?」と。 男は妹だけを店に運び忘れたことを説明した。 妹は頷き、事の次第を理解したようで「気にしないでください!ほとんど寝てましたし、それに歩けるようになり、いい感じですから」と笑顔で男に答えた。 男はホッとした表情を浮かべたが、妹は続けて「いいんですけど、お願いしたいことが」 少しビクつく男。 普段、家具デザイナーの姉のお願いが突拍子もないことが多かったからだ。 何をお願いされるのか、心配しながらも妹に尋ねると「私をもう一度クマのぬいぐるみに戻して下さい」と。 そして「寝室のクローゼットの前にある、スーツケースに入れて運んで下さい、運ぶ場所は家具屋さんでなく、私の彼氏のところに」 少し間があり、「ぬいぐるみとして動けるようになったので、彼を驚かせたいんです」と。 妹は自分のカバンをクマの短い腕で指し、「あのカバンに彼の家の鍵が入ってます、それから住所言いますんで、メモして下さい」 男は語尾こそ丁寧だが、なんだか恋人である姉に指示されている気分になってきた。 「スーツケースを見て思いついたの、私とお揃いのだから、彼の家に置いてあっても変に思われないと思うので」イタズラを思いつき少女のような表情で話す妹。 「だったら、そのバルーンマスクをやめて顔だけが露出するようなバルーンマスクに替えてみる?」と男が提案。 「それなら、クマのぬいぐるみの目を通して彼が帰ってきたこともわかると思うよ」 それを聞いて、妹は嬉しそうにウンウンと頷いている。 今被っているバルーンマスクを引っ張って脱がせると、中に被っていたスイミングキャップも一緒に脱げて、長い髪があらわになった。 男が別のバルーンマスクを用意し、あらわになった妹の長い髪を慣れない手つきで、スイミングキャップへと収める。 そして、新たに用意したバルーンマスクを妹に被せ、クマのぬいぐるみへと戻す。 「どう?」ぬいぐるみの前で男が手を振ってみる。 「あぃよぅうへふ」呼吸用のパイプを咥えているので、ハッキリとは話せないが、大丈夫のようだ。 クマのぬいぐるみは、前方に倒れ四つん這いになってから、いとも簡単に立ち上がる。 その無駄のない動きから、さすが新体操選手と男を絶賛させた。 クマのぬいぐるみは立ち上がると、スーツケースへと向かって歩き出す。 そして、スーツケースに辿り着くと短い腕でスーツケースを叩き、早く運んでと言わんばかりであった。 男は包装用のビニール袋をクマのぬいぐるみに見せ、「プレゼント包装しますか?」と尋ねると、クマのぬいぐるみはウンウンと応えた。 男がビニール袋の口を開いてやると、クマのぬいぐるみは自分から、その中へと収まった。 ぬいぐるみの頭は出したままで、ビニール袋の口をクマのぬいぐるみの首のところで締めて、プレゼントらしくリボンをつけた。 「これで君はプレゼントのクマのぬいぐるみ、だからもう声を出さないように!」男がそう言うと、クマのぬいぐるみの頭が少し動いた。 男はそのままクマのぬいぐるみを抱えると、スーツケースへと入れ、ケースを閉めロックを掛けて運ぶ準備にかかる。 部屋を出てガラガラとスーツケースを車へと運ぶ。 スーツケースの中は、頭こそでているがビニール袋に入りクマのぬいぐるみに閉じ込められた妹はかなりの暑さを感じていた。 加えてこの揺れ、物として扱われているが、逆にこのことで少し興奮を覚えて始めていた。 車に着いたようで、スーツケースが転がるのが止まった。 しばらくすると、体が浮き上がる感覚。 そして今度は体制が横向きになった。 「ちょっ…」ちょっと待ってと叫びたかったが、自分がぬいぐるみであることを思い出し、言葉を発するのをやめた。 スーツケースを車に積み込むのに縦向きのままでは載せることが出来ないので、横向きにしたのだがクマのぬいぐるみの顔が下を向いてしまい、呼吸口を圧迫し呼吸しづらくなった。 四つん這いの姿勢になって呼吸を確保しようとしたが、狭いスーツケースの中では短いクマのぬいぐるみの腕すら満足に動かすスペースはなかった。 ”我慢だ!” クマのぬいぐるみに閉じ込められた妹は自分にそう言い聞かせ、顔が潰された状態で早く彼の家に着くのを待った。 走り続けた車がようやく止まった。 スーツケースが縦向きになり、ホッとする妹。 体が宙に浮く感じがした、そしてガラガラと音を立てスーツケースは運ばれる。 部屋へと着いたようで、またしてもスーツケースが横向きに。 そしてロックが外れ、新鮮な空気が入ってくるが、クマのぬいぐるみがうつ伏せ状態。 男は慌てて一旦スーツケースを閉じると、反対側へ横向きに倒して、ケースへと開く。 「もしかして、車の中でずっとうつ伏せ?」歯切れ悪く男が尋ねると、クマのぬいぐるみは言葉を発せず、頷いた。 「ゴメン、申し訳ない、大丈夫?」 男が反省していることが十分伝わってきたので、クマのぬいぐるみは短い腕を懸命に伸ばし、男の肩を2回ポンポンと叩いた。 「本当にすまない、じゃ帰るからあとは上手くやってね」 「あ!そうそう、彼の家の鍵は施錠した後、お姉さんに渡しておくから、またもらってね」と男は言い残し帰っていった。 家具商の男とデザイナーの女が、その後どうなったかは想像にお任せしますが、人間家具を希望する人が少しずつ増えているようです。 もしかすると、あなたが何気なく使っている家具にも女性が息を潜めて入っているかもしれませんよ。 デザイナーの妹については、クマのぬいぐるみで彼を驚かせることに成功。 その後、彼の希望でクマのぬいぐるみに入ってのプレイが増えたそうです。 彼のSっ気と妹のMっ気もこれがきっかけで開花したようで、クマのぬいぐるみに入る時も腕と足だけでなく、頭にまでコンドームを被せられ、その上からラップを巻かれたりと、エスカレートしているとか。 そのまま呼吸穴だけ確保し、クマのぬいぐるみに閉じ込められるようになったようで今では全く声を出せなくなっている。 その上、縛られてバルコニーに吊るされたり、時には人間家具ならぬ、ぬいぐるみ家具となることもある。 中でも彼のお気に入りは、クマのぬいぐるみが入ったエナメル素材で造られた小さめの抱き枕。 それを股に挟んで寝るのが、凄くいい。 もちろん、中のぬいぐるみは苦しくてよく動くが彼は気にしない。 そして、夜が更けていく。 おしまい
https://w.atwiki.jp/disney22/pages/19.html
着ぐるみ アイコンは ジェリーフィッシュ快賊団 様よりお借りしています。 上級着ぐるみ(上級キグ) ※上級の洞窟で極稀に遭遇できる着ぐるみモンスターを倒すと、 たまに継承の際に着れる(着ぐるみ屋に預けたら)着ぐるみを落としてくれます。 なお、一度預けた着ぐるみは取り出すことができませんので御注意ください。 アーリィ アーチャー アドル アナスタシア 安倍泰明 アリーナ アリス アルル アレクサンダー イリヤ いろは ヴァン ヴィクセン エイナ エルウィン エルレイン 袁紹 オルハ カイト カイーナ 覚醒ヒロ ガルフォード ガンドレイク キュッポ クライス クラン クリス クルーク クレア 黒セイバー 軋間紅摩 剣士(RS) KOS-MOS コレット 咲夜 壬生月斬紅郎 萬三九六 ジーク ジーン ジェイ ジェット ジナ シベリン・ウー 主人公(DQ5) 主人公・幼(DQ5) シルメリア 白レン 鈴希 スネーク 星彩 セイバー セネル ゼフェル セリカ ゼロ 戦国卍丸 戦士(RS) タキシード一八 ダンテ チャムチャム ティオ テラ 遠坂凛 友沢亮 トレニア 七夜志貴 猫アルク 覇王丸 ハヤト バレッタ ビアンカ ビアンカ・幼 緋雨閑丸 ビュウ フィール 武道家(RS) プラム ブルカノ プレセア 寵徳 ボリス マキ マローネ ミツルギ ミト 娘(DQ5) 毛利元就 モリガン ライオンソラ ラミントン(RS) 森蘭丸 ランサー(RS) リアラ リッド 呂布 ルーミア レクセウス レナス レノ レン ロード・ラン ロディ ワラキアの夜
https://w.atwiki.jp/kigurumi-novel/pages/89.html
朝日が玄関の隙間から差し込む。 まだまだ早朝であり、幾ら山の朝が早いと言っても日が昇ったばかりの時間から男と女はプレイの準備を始めていた。 女はダッチワイフの恰好で箱の中に立っている。 箱はベニヤで作られた簡単なものだ。 足場が作られ、少々高くなっていること以外は正面が開いていること以外何の変哲もない。 「ぴったしだな」 「ちゃんと測ったもんね」 男が無駄に感心する。 正面のドールの部屋の扉は内開きであり、中へと扉を開いて箱を設置。 箱は扉の部分にぴったりと収まり、正面から見ると部屋ではなく納戸みたいになった。 「それじゃ、被せるぞ」 男はダッチワイフにそう声を掛け、正面を蓋するように板で塞ぐ。 板のやや上方に丸い穴が開いており、そこからダッチワイフが顔を出す。 そのダッチワイフに雄鹿の頭部の剥製を被せた。 この剥製、掃除している時に見つかり、実家に電話して貰ったものを女が改造したのだ。 剥製は喉元まであり、穴を覆い隠す。 正面から見るとベニヤの壁に鹿の剥製が飾ってあるように見えた。 「それじゃ、行ってくるな」 男は鹿の剥製に声を掛けて玄関を出る。 玄関を閉める前にリモコンのスイッチを入れた。 玄関を閉め施錠した男は車に乗り込み、一時間30分ぐらい走った先のスーパーへと向かった。 山の中であり、田舎の端にある為、車でもそれぐらいかかる。 着く時間がちょうどそのスーパーのオープンに合わせてこの時間から出たのだ。 女は男が帰ってくるまで振動にさらされていることになる。 その事に男は自身の股間が朝だからという理由以外で大きくさせた。 女は正面を向いたまま、箱の中で体を捩じらせる。 (これ、結構辛い…) 今までのプレイとは違い立ったままなのだ。 そのうえで膣に異物が入っており、とてもじゃないが立ってはいられない。 頭が抜けたり、首が締まったりしないよう肩の所を紐で持ち上げているが、それとて凭れるわけにもいかない。 ベニヤに簡易に打ち付けただけなのだから、何時外れるか解らないのだ。 (空気が入ってくるだけ、ましね) 女が鼻で息を吸い込む。 剥製の鼻の部分は穴が開けられており、内側には市販の風邪マスクを切ったものを張り付けてある。 多少息苦しいが、それでも呼吸制御とか比べればなんともなかった。 眼の所には内側にガチャポンのケースを改造して入れてある。 外を見るのに何の支障も無かった。 (まだまだ、帰ってはこないわね。) 男は先ほど出て行ったばかりなのだ。 最低三時間はこのまま。 玄関に差し込む光も変わっておらず、時間が経っていない事を示す。 (ひ、あ、ああ) 不意に振動以外の快楽が押し寄せてきた。 それは目覚まし時計を改造して、デンマと組み合わせ、タイマー式で攻める道具。 それのタイマーが入ったのだった。 (ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ…) 女は呼吸を荒くする。 タイマー式のデンマは20分毎に1分だけ作動する。 そのように設定したのは女であったが、動き続けるローターの振動で気をやった後、降ろしてもらえずそのまま更なる高みに逝くのだ。 鼻からしか息ができない事もあり、女は気絶寸前であった。 気絶していないのが奇跡なぐらいで、女は今のが何回目なのか分からなくなるほど。 (き、きつい) 縛られているわけではなく、手足も自由だ。 しかし、折角こんなプレイをしているのだからと、女はデンマを外すようなことはしない。 その時、外から車の音が聞こえた。 男が帰ってきたのだ。 ガチャガチャと鍵が開けられる音がして、玄関が開けられた。 男が顔を出し、ただいまと言う。 女もお帰りと返そうとして、不意にデンマが動き出した。 『ブフォォォォォ…』 「ブフッ」 女が不意の快楽に喘ぎ声を上げてしまった。男は何故か笑い転げ、蹲っている。 男は別荘の前に車を止める。助手席に置いた買い物を手に持って車を降りた。 約4時間経っている。女がどうなっているか心配な男は急ぎ足だ。 車に鍵を掛け、内ポケットから玄関の鍵を取り出し、開けた。 「ただいま」 買い物は玄関脇に置き、正面の鹿の剥製に意識があるかの確認を込めてただいまと言った。 流石にお帰りと言う言葉は期待していないが、洋人形の様に言葉を制限していないため、女なら気絶していない以外、何かしら返すだろうという思惑である。 『ブフォォォォォ…』 「ブフッ」 流石に不意打ち過ぎた。 まさか雄鹿の剥製が舌を出して鳴くとは思わなかったのだ。 舌はダッチワイフの口内だろう。 鳴き声は、鼻に張ったマスクが振動して出たものだろう。 しかし、まさか鳴き声で返されるとは思わず、男は腹を抱えて笑ってしまったのだ。 無駄にツボに入ってしまった為、男は少しの間笑い転げてしまったのだった。 田舎の山の中。そこそこ標高が高く、昼間だが暑苦しいというわけではなかった。 長袖一枚羽織った方がいいぐらいで、女は少し意気揚々だ。 男と並んで歩いても親子と間違えられず、イチャついていても援交と間違われる事もない。 当り前だろう、この山の中には今男と女しか居ないのだから。 昼飯を食べた後、ピクニックに行こうと元々計画しており、女の背中にはリュックサックが背負われている。 その中身はタオルとレジャーシート、お弁当だ。 「ぜぇ、ヒュー、ぜぇ、ヒュー…」 「遅いぞぉ、がんばれ男の子」 「む、無茶言うなよ、これって結構重いんだぞ…」 その後ろ臼に似た物を担ぎながら荒い息で着いてくる男が居た。 女はふざけて声援を送る。 30前であり、男の子と言う歳でもないがその事に突っ込む気力もなかった。 中が空洞になっている事もあり、それ程重たいわけではないが、それでも結構な重量を持っての山登りはキツイ。 男が元バスケットマンで体格が良く、担いでいる物がそんな重さで無いと解っていても、男の様子に無茶だったかなと思う女。 「…、もう、ここ、でいい、よな」 「本当に大丈夫?」 途切れ途切れに言葉を紡ぎ、臼の様なものを下す男。 元々途中までしか運ばない予定だったとはいえ、男の様子に心配そうにする言葉を掛ける。 「ああ~、大丈夫、大丈夫」 「先にお弁当にしようか?」 「ああ、ありがとう。そうだな…、そうするか」 流石に女に心配されたままと言うのは男のプライドに触ったのだろう。手を振って大丈夫だとアピールする。 女はそんな男に水筒からお茶を出し渡す。男も礼を言ってお茶を受け取り、女の提案を受け入れたのだった。 掃除を終わらせ、家具を運び入れた日。 男の実家から男に電話があった。 それは男が通った小学校が今年度を持って廃校になるというものだった。 今はちょうど夏休みだが、先生達が使わなくなったもの等を処分しているそうだ。 行ってみたら如何かと言う内容であった。 女が行ってみたいと言い出し、帰りによることにした。 「あら、懐かしい顔ね。」 「先生、ご無沙汰してます。」 初老の女性。頭は白髪交じりになり、顔にも昔はなかった皺がある。 男が高学年の時に担任であった女性だ。 昔は男子も女子も憧れたパワフルな女性であったが、もうその印象はなく温和な笑みを浮かべている。 「それで何をしに来たのかしら」 「廃校になると聞いて、最後に見ておこうって」 「そう、よかったら使わない教材とか、記念になりそうなものでも貰ってく?」 先生の言葉に男が返した。男の言葉に先生はなら記念に何か持っていくかと言う。 当然まだ授業は残ってはいるが、低学年はもう居らず、高学年も前半の授業は終わっている。 買う時は高かった教材も、廃校になると同時に処分されるのだ。 そうでなくても、学校の思い出になるものは多く、壊してしまうのなら欲しい人に上げているのだという。 先生の先導でそんな物が集めてある木工室に入った男と女。 「大した物はないけどねぇ…」 「いえ、思い出が詰まってますから」 「そうね」 大したものはないという先生だったが、男の正面にある校歌の書かれたボードを見て笑う。 それは男がバスケットボールをぶつけて落としてしまった物だ。 その後新しい物になったんだが、まさか古い方を取ってあるとは思わなかった。 「これって何ですか?」 「ああ、それ、今年の正月に記念として仮装大賞出たのよ。その時のものね」 女がそんな物の中にある臼の様な物に着目する。 臼みたいだが結構な高さがあり、真ん中に二つの穴が開いている。 後ろ側に壁の様なものがあり、そこにも二つ穴が開いていた。 先生曰く、去年夏終わりには廃校になることが決まっており、記念として某仮装大賞に卒業生と一緒に出たのだ。 森の精という題名でやった仮装で、その臼見たいな物は木の精霊役の物だという。 それも持って行く?と聞く先生に何かに使えるからと図々しくも貰う女であった。 男は件の校歌のボードを貰い、学校を後にするのだった。 この臼、木工の先生が自作したものであり、本物の丸太をくりぬいて作られている。 色々と軽くする工夫をされている物の結構な重量があった。 「着替えるね」 「あいよ」 弁当を食べ終わり、一息ついた後女が切り出した。 木々の中で上着を脱ぎ、スカートを下す。 素っ裸になった訳ではなく、中に木目の全身タイツを着込んでいたのだ。 男に頭の部分を被せてもらい、後ろでチャックを閉めてもらう。 男に抱きかかえられ、臼の中心に降ろしてもらった。 元々小学生用に作られているとはいえど、女の身長は低く、下手な小学生よりも幼児体型だ。 改造したが、それでも難なく臼に収まった。 二つの穴に足を入れる。足は届かず、中心に突き出たデンマが女の股間に突き刺さる。 後ろ手に二つの穴に通し、それを縄で結んで貰う。これで自力では抜け出せなくなった。 男がさらに女性の顔に見えるだけの、凸凹だけで色も何もついていない面を女に被せた。 「すげぇ、仮装用とはいえ、ここまでハマるなんて」 男が驚く。周りの木々と同化して本当にファンタジーから抜け出してきたようなドリアードが其処に居た。 木工の先生が丸太を削り出して作り出した為、自然に溶け込んだのだ。 女が全身タイツを染める時も妥協等しなかった事も、面が木の板を削り出して作った事もあるのかもしれない。 浮くだろと思っていた男の思惑を外した形となった。 「…あ、スイッチ」 思わず呆けていた男はこの後の手順を思い出す。 デンマのスイッチを入れる為、女の股間辺りでゴソゴソしだしたのだ。 「う、うん、…」 「もう、ちょっと我慢しろよ」 男の手が女の股間を刺激する。 女が我慢しようにも声が漏れた。 「ふぐぅぅぅぅぅ…」 「おっ、入った」 唐突に振動が女を責める。デンマのスイッチが入ったのだ。 足が届いておらず、全体重をデンマで受け止めている形になる為、その振動はダイレクトに伝わる。 常に押し付けている状態であり、喘ぎながら、イヤイヤするように女は首を振るのだった。 女の視界は面によって遮られている。 何時何処から責められるか分からない状態を女は楽しんでいた。 股間に僅かに埋没するデンマはいまだ激しく振動しているのにも関わらず、女は更なる刺激を欲した。 しかし、今の自分は人形だ。 喘ぎ声は仕方ないにしろ、言葉を発する訳にもいかない。 「あぐ、むぅぅぅぅ…」 しかし、不意に女の胸の先端。 乳首と呼ばれる場所に刺激が走った。 聞こえる音から、男が持ってきたもう一つのデンマを押し当てているのだろう。 それは女が待ち望んだ快楽。 足が届かない為、股間で自身の軽い体重を支えているが、抜け出せない以上快楽が続く。 二つの快楽に襲われ、あっけなく女は逝った。 男は興奮を抑えながら、少し離れた場所でドリアードになった女を見ていた。 山の中なのだ。放置プレイといきたい所であったが、人よりも野生動物が怖く、そんな事は出来ない。 少なくとも誰かが見張っていないといけないのだ。 (なんだ?) 男は不意に女が何かを訴えている事に気づいた。 流石に長い付き合いで、何かを言いたいというだけなら解る。 喘ぎ声が出ている以上、言葉にして言えばいいではないかと男は考える。 (ああ、今は人形設定だったな) そこで男は閃く。人形プレイの最中なのだ。 何だかんだと凝り性の女の事なのだ。 プレイに合わせて声を出さないようにしていてもおかしくはない。 喘ぎ声は我慢できていないが、それでも喋らないのは凄いと思った。 (ああ、刺激が欲しいのか…) 何度か普通のセックスもしている。 ああやってモジモジしている時は、もう一つ刺激が欲しいという女の癖なのだ。 股間に食い込むように振動しているデンマだけでは足りなかったようだ。 男は予備で持ってきていたデンマの電源を入れる。 「あぐ、むぅぅぅぅ…」 女が嬉しそうに鳴く。 デンマを女の性感帯、それも決まって股間と乳首を刺激するとすぐに逝ってしまうほど弱い場所。 そこにデンマを押し当て、振動を強へと変えた。 股間と乳首。 女の弱い場所二つにデンマで刺激を加えた為、案の定女はすぐに逝ってしまった。 女は気絶したのかぐったりとしている。 そこで男は気付いた。 (あ、やっちゃった…) そう、この後片付けを男がしなければいけない事に。 しかも、女と、女が持ってきた荷物も男が持たなければいけない事に。 女が気絶するほど逝くと、普通に歩くぐらいならば問題ないが、流石に山下りは酷だろう。 元々、ここまでヤルつもりはなく、股間のデンマで一回逝けばやめるつもりだったのだ。 幾ら女が刺激を欲しがったからと言って、ここまでヤル必要はなかったのだ。 (………、がんばるしかないか) 女を放置する訳にもいかない。 弁当等を残していけば、風に吹かれてゴミになるかもしれない。 野生動物が寄ってくるかもしれない。 もう結構時間が経って、暗くなり始めているから、臼の様なものだけをもう一度取りに来るわけにもいかなかった。 男は覚悟を決めて、後片付けをし、臼を持ってきた時に使っていたロープで臼を背中に背負い。 女のリュックを肩にかけ、女を横抱きにして下山する男。 緩やかで、下りだったこともあり、更に舗装こそしてないものの、落ち葉が躓く様な物を覆い隠していたこともあり何とか下山できたのだった。 小柄着ぐるみ3日目
https://w.atwiki.jp/kigurumi-novel/pages/80.html
男は後部座席にあるトランクに目をやった。 目の前にはポツンと建つ古びた家がある。 男が持つ別荘である。 男は運転席から降りると、後部座席のドアを開け、ポケットから出したリモコンをトランクに向けた。 ガタ、ガタ。 トランクが勝手に動き出す。 その様子をニヤッとイヤラシイ笑みで見た男はスイッチはそのままに。 勝手に動くトランクを車から降ろして、別荘へと歩き出した。 別荘に入ると、トランクを玄関に横倒しに置いて、男が奥からタオルを持ってくる。 タオルでトランクの汚れた部分を拭くと、再びトランクを持って中へ。 奥まった一室は、縫い包みや、フリフリのカーテン。ピンクを強調した部屋。 それこそ、女の子の部屋。それも人形の。といった部屋にトランクを運んだ。 カチッ。 トランクにポケットに入れていた鍵をはめ入れ、掛かっていた鍵を開ける。 トランクを開ける。 『う、う、う…。』 体を丸め、膝を抱えて入っている洋風の人形が居た。 人形の口の辺りから、泣き声のようなうめき声が聞こえる。 「ほら、部屋に着いたぞ。」 男は、その洋風の人形の脇に手を入れてトランクの中に立たせた。 人形は赤いヒラヒラのゴシックロリータを着ており、高さは男が背が高い事を抜いても、男の腰ぐらいだ。 「ほら、サッサっとしろ。」 男の声色は優しいが命令口調で人形に元々命じてあった事をさせる。 立ち上がった人形はトランクから出て、部屋の隅にある棚の方へと歩いていく。 棚から大きなゼンマイ巻きを持ってくると男に渡した。 『ふぅ、ふぅ…。』 人形から深呼吸する様な音が聞こえる。 人形は服の裾を男に向かってまくり上げると、中のドロワーズも下げてしまった。 そこにあったのは、精巧に作られた女性器であり、その中心に巨大な螺子が埋没していた。 男はその螺子の頭にゼンマイ巻きを差し込み回しはじめる。 そして、その手を放した。 『う、うぐぅ、うがぁう…。』 人形から苦悶の声が聞こえる。 だが、体はブルブル震えているが、服の裾を握ったままにし、動かないように耐えていた。 「もう、脱ごうか。」 男は一度ビクッとした後、動かなくなった人形に声を掛ける。 人形は男の声に少し考えた後、嫌々するように首を左右に振った。 「でも、もう夕飯だよ。飯食べて風呂入った後にまたしようぜ。」 男の言葉に小さく頷いた人形は後ろを向いた。 このゴシックロリータ服は後ろにチャックが付いており、前から被る様にして着る。 男は人形から服を脱がすと、首の所にある切れ目に指をひっかけ、後ろへと細いCの字の様なパーツを外した。 人形の首の前と後ろの窪みに指を入れ、前後に割る様に、胸のパーツを外すと、腰の球体になっているパーツを外した。 パーツの中にはラバー生地が縫い付けられており、中身を圧迫するように膨らませてある。 パーツは近くに置いてあった開けっ放しのトランクに置いておき、どんどんとパーツを外していった。 パーツ同士が噛み合い、順番に外さなければ外れない様になっているが、男は迷いなく外していく。 最後に顔のパーツをほんの少し開いて上へと持ち上げた。 中から出てきたのは間抜けな顔をしたダッチワイフ。口の所はゴムの袋になっており、鼻の部分に二つ穴が開いていた。 股間の部分にある巨大な螺子が貫いているラバーパンツの横の部分の鍵。 番号を合わせて外し、横から開いてダッチワイフに足を抜かせた。 股間の所も袋状になっており、その袋状になっている部分を貫いている男性器を模したバイブが粘着質な音と共に抜かれた。 『う、ふぅー、ふぅー。』 ダッチワイフが抜く時に小さく声を漏らしたが、男は気にせず無理やり抜く。 ダッチワイフの後ろに回ると、ダッチワイフの首周りを一周するチャックを外す。 背中のチャックを、男が降ろしている間にダッチワイフは自ら頭に手をやり、ダッチワイフの頭を脱いだ。 ダッチワイフから出てきたのは、まだ幼さが残る少女の様な女性。 実はこれでももうすぐ30になる。身長は140あるかないか。 高校時代はバスケットマンで手足が長く、高身長で、腰の位置が男にしては高い男と並ぶと親子にしか見えない。 「ほら、先にシャワー浴びてこいよ。こっちはやっておく。」 「うん、宜しく。」 男は女性が部屋から出て行ったのを見送ってから、パーツのラバー素材の部分から空気を抜き出し、ダッチワイフに付着している汗をぬぐったり処理を始めた。 「才能の無駄遣いじゃ、ないのかね?」 ラバーパンツに付けられた絡繰り。 ゼンマイを巻くと、螺子が回転してその先端に付けられた男性器も一緒に回転する。 その上男が持っているリモコンのスイッチを入れると振動もする。 これは先の女性が自ら作ったものであった。 「ぷはー、やっぱ風呂上りのビールは最高ね。」 「そういう所は年相応だよな。」 見た目は少女だが、椅子に座り、ビールを流し込んでいる姿はおっさんである。 男は呆れつつ女性を見ているが、別に幻滅したりはしない。 夫婦になって10年経ち、幼馴染を今まで続けていたのだ。 女の方もそれがわかっており、遠慮等をしたりしない。 「飲んじまったから、今日はもう無しな。」 「ええ~…。」 「危ないだろ。明日は朝からでもいいんだから。」 「そりゃ、そうだけどさ。」 男の言葉に不満げに唇を尖らす女。 結婚記念日にこのさびれた山奥の別荘でドールプレイをと言い出したのは女の方であった。 それを男は了承し、有給プラス定休日を利用して5日間の滞在を計画したのだった。 女はアダルトと付いたり、大人のと付いたりするものにとても興味を持っていた。 それは自身の容姿のせいであった。 140あるかないかの低身長の上、童顔が拍車を掛けており、年齢通りに見られる事が少ないからだ。 ましてや、親子のようにしか見られない男と出かけると、決まって二、三回は職質されるのだ。 男が…。要は未成年との援交に見られるのだ。 一回二回なら女も自身の容姿がどう見えているか解っているので我慢するのだが。 それでも三回四回になってくると頭にくる。 一度警察官に切れて、自身の免許書、保険書、さらには男の指にも嵌っている結婚指輪まで見せて猛抗議したことがあった。 その時の警察官はまだ若く、女の抗議にシュンとしてしまっていた。 そんな事があって女はあまり男と出かけられない。それが不満となっていたのだ。 今回のドールプレイも、女の趣味。大人のおもちゃや、アダルトアイテムをネットで見ていた時に拾ってきていた。 「ねぇ、確か別荘持ってたわよね。」 「うん?実家の?でもあれって、山小屋って言った方が正しいと思うぞ。しかも倉庫にしか使ってないし。」 「ねぇ、ねぇ。こんな計画立てたんだけど…。」 女の計画を聞いて思わず頭を抱える男。だが、普通にデートすると職質で止められる事を考えるといいのかもしれない。 それに、女が二人で出かけられない事に不満を持っている事も知っており、男は頷いたのだった。 男の実家はそれなりの大地主であり、山を幾つか所有している。 その山の一つに、大きな山小屋を建てたのだ。 それなりに大きいウッドログハウス。その前に男と女は立っていた。 「さぁてと、片付けますか。」 「水は来てんだよね。」 「ああ、電気はまだだけど。」 見た目は豪華であったが、実態はただの倉庫。 実家が所有する山は何処も町よりも離れており不便だからだ。 普段は電気も水も来ていない。管理する人間が居らず、漏電したら即山火事になりかねない。 しかし、ここに滞在することを決めて、実家に電話した時、水道と電気に電話してくれたのだ。 さすがに倉庫に滞在する訳にもいかず、掃除をする羽目になったが。 それならセット化してしまおうと女の提案に従って、いろいろと買い込んできていた。 「荷物は一部屋に纏めとこう。」 「…ねぇ、この部屋使っちゃってもいい?」 「おう、でもそこは一番狭い部屋だぞ。」 「流石に材料が足りないわよ。」 ログハウスは全部で四部屋ある。玄関を入って右側、右側奥、左側、そして女が覗き込んでいる正面の部屋である。 山作業の荷物は左側の部屋に押し込む。右側奥がキッチンや風呂、便所等水周りだからだ。 男が、一番狭い正面の部屋でいいかと聞くと、流石にその他の部屋では飾り付ける為の材料が足りないと女が告げる。 それもそうかと男も頷き、部屋を飾り付けるのを手伝った。 「あとは箪笥とかの家具ね。」 「それはまた今度な。掃除終わらせて帰ろうぜ。」 「うん。」 部屋が狭いこともあって飾り付けはすぐに終わった。 ピンクの壁に真っ赤な絨毯。カーテンはフリフリのレースのものに代わった。 後は家具を運び入れるだけだ。しかし、家具は持ってきておらず、掃除も終わっていないため、男がまた今度にしようと提案。 女は素直に頷いたのだった。 女は何も身に着けていない。手には間抜けな顔をした改造ダッチワイフ。 その背中をパックリと開け、足から順番に入れていく。股間の部分は袋状になっており、指で押し込んでいった。 腕を通し、顔を被る。口の部分も袋状になっており、それを咥えて頭の部分を被った。 鼻の部分にはストローを短く切ったかのような筒が付いており、それを鼻に刺す。 そんなに長くなく、精々入り口に違和感があるだけだ。 「宜しくぅ~。」 「あいよ。」 そこで男を呼んで後ろのチャックを閉めてもらう。そのまま、頭と体の部分も同じくチャックする。 「ぷっ。」 「あによ。」 「す、すまん。」 女はダッチワイフになった。その間抜け面に男が思わず吹き出す。 女に凄まれて大人しく謝ったが。 「まぁ、いいわ。ほら練習の成果が試される時。」 「さんざんやったから、間違う事はないぞ。」 次にゴロゴロとあるパーツに手を伸ばす。 今から女入りダッチワイフを球体関節の洋人形で閉じ込めるのだ。 パーツには順番があり、その順番通りに組み合わせるとパズルの様に、接着剤等なくてもくっつけられるのだ。 流石に同じ様なパーツが多数存在するため、事前にスパルタで練習させられた為に淀みなく組み合わせていく。 「ほんと、よく考えるよな、こんなの」 男が手に取ったラバーパンツの股間部分には凶悪な装置があった。女が趣味全開で改造したものだ。 球体人形にミスマッチしないように表側には木造の絡繰り。裏側には男性器を模したバイブが突き出ている。 今はまだその威力を発揮しないが、家具を運び込んだ時に部屋に置いたゼンマイ巻きを使うと、途端に凶悪に化ける。 「セリフとか覚えた?」 「ばっちし。とは言えないかな…」 「確りしてよ?」 「あいよ」 女が最後の確認をしてくる。男は頭を掻きながら自身なさげに言った。 このラバーパンツを履くと、パーツどうしが組み合わさり、手順通りに外さなければ外れない様になる。 パーツの内側に空気を送り、パーツの内側に張り付けたラバーを膨らませると喋る事も出来なくなる。 女は最後の確認をし、自身なさげな男にエールを送った。 男が履きやすいように広げ持つラバーパンツに足を通していく。 「う、ふう…」 バイブを挿入する時に違和感と快楽から息が漏れるも一瞬の事だ。 男がラバーパンツを横で固定した。 「空気入れるぞ」 「うん、やっちゃって」 男が自転車の空気入れを持って女に問いかける。 女も覚悟を決めて頷いた。 (きたきた、この拘束感がいいのよね) 空気が送り込まれ、内側のラバーが膨らむごとに圧迫感が増していく。 それと同時に女の興奮も上がっていった。 男が広げ持つゴシックロリータ服に腕を通し、チャックを閉めてもらった。 女は人形の中から、部屋にある姿見を覗き込んだ。 (うわ、ガールズメイデンのマアカが居る) 洋人形の面のモデルは女が持つ漫画のキャラクターだ。 このゴシックロリータ服も、そのキャラクターのコスプレ衣装であり、今回の着やすい服に合致した為、購入したものだ。 「よいしょっと、本当に入るのか?」 「………」 「って喋れなかったな。」 女が人知れず感動していると、男が大き目のトランクを持ってきた。 素の状態の女であれば、もう一サイズ小さいものでも余裕であったが、人形になるとその分面積が増え、入らなかったために買い直したのだ。 男が疑問を含み声を掛けるも、人形になった女は答えない。 ああ、そういえば…とこの状態では喋れないのを思い出した男はどうするかと考えていると。 「おお、入るもんだな」 「………」 無言でトランクに入る人形。膝を抱えるようにして横倒しになると、指でトランクを閉める様に指示を出した。 それに従い男はトランクを閉めるとトランクの鍵を掛け、コロで転がして車の後部座席に乗せた。 女はブロロ…というエンジン音と揺れで車が動き出した事を悟った。 少し窮屈だが、確りと体が固定されている為楽ではあった。 車酔い等無縁の女で、こんな体勢であっても酔わない。 何度か実験した為それも解っている。 ただ、予想外であったのは。 (ちょ、山道ってこんなに揺れるの!?) 別荘のある山に入ったのだろう。車が上下に揺れる。 普通に乗っていれば気にしない事でも、トランクに詰められている女には強烈であった。 (うん、く、しかもバイブが、振動で揺れるし) 絡繰りのせいだろうか、挿入してあるバイブが車の上下に合わせて揺れるのだ。 女の敏感な部分を擦り上げる。 (ふ、ふん、ああ、って、えっ!?) 声が出ないのをいい事に、バイブの快楽に身を任せていた女は肩が持ち上がった事に気づいた。 鍵を掛けたトランクが持ち上がったのだ。 (う、ウソ、なんで?) 女は知らない事であったが、女と同じガールズメイデンのコスプレやグッズとしてこのトランクを買った客からクレームがついていた。 アンティーク調であり、形がガールズメイデンの人形が入っているトランクに似ているこのトランクは外から開けられなくする鍵が付いてはいるが、中からは容易に開けられるのだ。 これは子供が入って事故を起こすのを防ぐ為であったが、その機能は開き易く、物を詰めると持った時点で中身をぶちまけるといったクレームがあった。 女は気に入ったトランクにそんなクレームがついているとは知らず買ってしまっていた。 (こんな所で開いてしまったら興醒めじゃない) 女は今回のデート?を楽しみにしており、トランクが開かないように体を縮こませるのであった。 体を縮こませている為、バイブをより強く挟み込む結果となった。 それと同時に車が止まり、女が油断した瞬間、バイブが振動し始めた。 このバイブ、ローターと組み合わさっており、男が持つスイッチで振動させられるのだ。 (ちょ、いく、いくいくぅぅぅぅ…) 車の振動で揺れるバイブに耐え、強く挟み込んだ所でこの振動である。一気に気をやってしまった。 (ちょ、止めないの!?って段差…、あぁああ……。) 更には振動させたままトランクを運び始めた男。 指示したのは女なのだが、予定外に思わず心の中で男に文句を言う。 しかも、この別荘に運び入れる為に縦にして転がしているのだろう。 所々にある段差で、バイブが深く突き刺さり、またも女を快楽の渦に巻き込んでいく。 トランクが開けられた時、不覚にも女は逝き過ぎて泣いていた。 「ほら、部屋に着いたぞ。ほら、サッサっとしろ」 男は決められていたセリフを言う。そのセリフを考えたのは女であったが、女はそんな男のセリフに悶えそうになっていた。 今は人形と言い聞かせて、かわいい柄の棚から大きなゼンマイ巻きを手に取り男に差し出した。 (ふひぃ、ちょ、こんなに凄かったの?) グルングルンとゼンマイを巻いている為、一緒にバイブも回る。 その回転が作る快楽に女はもう気絶しそうであった。 (う、うぐぅ、うがぁう…) 瞬間、バイブが回転しだす。男がゼンマイ巻きを巻き終わり放したのだ。 バイブはローターで振動したまま回転しだす。 その快楽の波に、人の声では無いような声で喘いだ。 今は人形であった為、勝手に座り込むのはいけないだろうと、服の裾を握って耐えていた。 耐えてはいたが、予定外に二回も逝っていた為、簡単に逝ってしまった。 「もう、脱ごうか」 男がそう提案するも、実はもう少し逝きたかった女は首を横に振ってしまった。 「でも、もう夕飯だよ。飯食べて風呂入った後にまたしようぜ」 男の言葉に、もうそんな時間なのかと、男の提案に乗ることにした。 今のままでは食事も出来ない。 男に脱がしてもらいながら、女は夕食の献立を決めるのだった。 小柄着ぐるみ2日目