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飼育(前) 健吾「さて、後は手と頭を入れて…と」 手はすんなりと通り、頭を入れてみる。 まだ、背中のチャックは閉めていないが、頭の中は全く隙間がない程に密着していた。 健吾「じゃあ、背中閉めるよ…」 背中のチャックが閉められた。 すると、体のほうも着ぐるみが厚く作られているのか、かなりの密着具合であった。 つまり顔から体、足の先まで全身が軽く締め付けられているような状態だ。 明江(これ…かなりきつく出来てるな…全く隙間ないや…) 健吾「大丈夫だね!じゃあ、スタジオに行くよ」 どうせ声は、小さな唸り声しか出ないので、軽く頷く明江。 そして、リアルなゴリラは隣のスタジオへ移動を始めた。 しかし、足が完全に伸びない作りになっているため、一応歩くことは出来るが、 中腰で、半ば片足ずつのうさぎ跳びをしている状態。 これは明江にとっては、かなりきついウォーキングである。 明江(…こ…これ…歩くの…かなり…きついな…) すぐ隣のスタジオに移動するだけだが、スタジオにつくころには、 明江は外から見て、ゴリラが立て揺れするのが分かる程に、息が上がっていた。 明江(…撮影が…始まる前から…かなり……暑いよぉ……) ラバースーツを着た上、かなり厚めの着ぐるみ、しかも中の空間はまるでなし、 暑くなるのは当たり前である。 健吾「さてと、最初のカット。ゴリラちゃん、合図でここからあのタレントさんのところまで、 走っていって!」 明江(!?走る!!!…ここまで来ただけできついのに…走る?) しかし、声も出ない明江は言われた通りの事をがんばってやるしかない。 健吾「じゃ、リハーサルから。準備はいい?」 明江も仕事だからと、腹をくくった。 健吾「よーい、スタート!」 健吾の掛け声と共に、先程のきつい体勢で出来る限りの走りをした。 健吾「はいストップ!」 明江(…はぁ…はぁ…何…この…着ぐるみ…きつ…すぎ…) リハーサルの一回だけで、倒れるのではないかというくらい息があがり、 当たり前だが、既に着ぐるみの中はかなりの高温、大量の汗が出ていた。 そんな明江とは裏腹に、 健吾「ゴメンゴメン!カメラの調整が追いつかなかったから、もう一回!」 明江(…え…もう一回…?) 本来なら、健吾に殺意を抱いてもいいくらいの状況だが、声も出せず反論も出来ない、 そして、明江は健吾に対して満更でもなかった為、やり切る事を選択した。 健吾「じゃ、もう一回ね。よーいスタート!」 またも出来る限りの走りをする明江、しかし… 健吾「ダメだな…この角度じゃ、映り方が悪いな…逆から走ってみよう」 明江(…はぁ…はぁ…ダ…ダメ…なの…きつい…よぉ…) その後、結局リハーサルだけで10回は越えて明江は走らされた。 そして、ようやく本番が撮影された。 健吾「オッケー!問題なし!ゴリラちゃん大丈夫??」 そう聞かれたものの、明江は返事をする気力もなかったが、 健吾だけに聞こえるくらいに、きついことを伝えようとした。 明江「…ぅ…ぅ~…ぅ…」 健吾「さすが!慣れてる人は違うねぇ~じゃあ、少しそのまま休憩してて」 ゴリラから漏れてきた声に健吾はそう言って、その場から離れて行った。 明江(ち…違う…きつい…脱がしてほしい…) 明江は脱がしてはもらえず、そのまま次の出番まで待つこととなった。 かなり着ぐるみ内は暑くなってはいたが、走る事が終わったので、 呼吸を整えることは出来た。 そのまましばらく待たされたが、明江には時間を知る術もない。 しばらく、ボーっとしていた明江に健吾が声をかけた。 健吾「お待たせ!次は木登りのシーンだから、ワイヤーつけるね」 そう言って、明江を引っ張り起こし、背中に何かをつけ始めた。 健吾「はい!出来た!じゃ、一回あげてみてください!」 健吾がそういうと、突然、明江の体が引っ張られた。 明江(痛…痛いよ…ベルトが食い込むよぉ…) ワイヤー用に取り付けたベルトが、明江の体に食い込みながら、着ぐるみごと宙へ持ち上げる。 明江の体に食い込むベルトが、明江の体重と着ぐるみの重さを支えるのだ。 痛いのは当然である。 そして、ゴリラはスタジオのかなり上まで吊り上げられ、宙ぶらりんの状態となった。 健吾「吊り上げ、大丈夫だね。じゃ、下ろして。撮影は木をマッハでよじ登る感じだから。 合図で、勢い良く引っ張りあげてね!ゴリラは登ってつ感じの演技で!」 明江(え!?勢い良くって!?…かなり…痛いんじゃ…) 健吾「じゃテスト!よーい、スタート!」 健吾の合図と共にワイヤーが引っ張りあげられる。その瞬間、かなりの力でベルトは、 明江の体を締め付ける。 明江(い…いたい!!!…でも……なん…だろ…) 自分では自覚はなかったが、どうやら明江には締め付けられる事に、快感を感じていた。 着ぐるみが好きで仕事にしているのも、その辺りがあるのだろう。 それ故、ラバースーツ、かなりきつい着ぐるみ、ワイヤー用のベルトでの緊縛、 彼女にとっては最高の快感であった。 健吾「もう一回いくね」 そうして、何度かテストは繰り返され、ようやく本番となった。 テストをする度に明江の快感は増されていった。 健吾「じゃあ本番ね!」 最高の緊縛、そして着ぐるみによる暑さから明江の頭の中はグチャグチャになっていた。 明江(え…もう…本番…でも…わたし…どうかなっちゃいそう…) 健吾「本番!よーい、スタート!!」 健吾の合図と共に今までにないくらいの勢いでワイヤーが引き上げられる。 その締め付けが明江を最高の快感へと誘う。 明江(あぁ!…ぁ…もぅ…あ…ぁぁ…ぁあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!) 引きあげられながら明江は逝ってしまった。 飼育(中後)
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水族館 物産店でラバーメイドとしてバイトをしていた青木綾香、有野有香、石脇彩乃の3人は高校を卒業後、同じ大学に進学した。 以前、バイトをしていた物産店は 高校卒業と共に辞め、3人でまた新しくバイトを始めた。 ただ、立っているだけのバイト。 楽だと思って始めたのだが、ただ 立っているだけというのはかなりきつい。 このバイトは服屋さんのショーウ インドに立ち、10分毎にポーズを 変えるマネキンとなる。 ここの女店長の趣味で、マネキン になるにはまず裸になり、黒いラバースーツを身に纏う。 このラバースーツにはファスナー がなく、ネックエントリータイプ になっている。 下着もすべて外し、生まれたまま の姿になり身体中に滑りをよくす るパウダーを塗っていく。 スーツの首の部分を少し開いて、 左足を入れる。 スーツの足先はソックスのように なっているが、パウダーのおかげ でするんと滑り込む。 中に入った空気を両手で引き上げ るようにして抜く。 続けて右足、スーツの首の部分を 今度は大きく開き、右足を入れる。 腕にもよくパウダーを塗り腕を通し、最後に見た目にはのっぺらぼうにしか見えないラバーマスクを被る。 普通の人なら抵抗もあると思うが彼女たちはすでに経験済み、全く抵抗がなかった。 そんなこともあり即採用となった。 彼女たちは黒いラバーマネキンとなったあと、光沢を出すため自分たちで光沢剤を塗りあった。 中でも綾香が異常に感じるので、2人が競い合うように綾香に光沢剤を塗った。 感じ過ぎた綾香は服を着せられてマネキンとして立っているとき、下の口から涎を流していた。 そんなこともあり、すぐに立っていられなくなり店長に落ち着きのない娘だと思われていた。 それでもただ辞めさせるのは可哀想だと思った店長は、水族館で働いている友人が人手が足りないといっていたのを思い出し紹介してくれたのだった。 水族館のバイトには綾香だけでなく、有香と彩乃もついてきた。 バイトを始めて一週間で事件が起きる。 アシカの世話を担当していた綾香であったが、誤ってアシカを海へ逃がしてしまった。 小さな水族館では芸ができるのはこのアシカだけだった。 そのため、スタッフ達は困り果ててしまっていたが1人のスタッフが『アレ使えないですか?』と。 アレとは以前、アシカショーを宣伝するために造った精巧な着ぐるみ。 街中で水族館をアピールするために女性スタッフが入って、口のところから顔を出して宣伝していた。 新しいアシカが芸を覚えるまでの間、綾香は責任を感じて自分からアシカになることを申し出たのだった。 始めは上手く動けなかったがだんだん様になってきた。 綾香の鈍臭いところも愛嬌がありお客さんにはうけた。 有香も時期同じくしてトラブルを起こしていた。 爬虫類が好きでワニやヘビなどの爬虫類のコーナーを担当していた。 有香はワニがあまりになんでも食べるのが面白くなり餌を過剰に与え太らせ過ぎてしまい、 ほとんど歩くことができない体にしてしまった。 アシカショーと並んでこの水族館の売りであるワニの散歩ができなくなってしまった。 ワニの口をヒモでくくり、噛まれないようにして館内をリードに繋がれて散歩するというもの。 綾香とは違い半ば無理やり責任を取らされ有香はワニをやることに。 ワニの着ぐるみ製作は以前アシカの着ぐるみを造ってもらった会社に依頼。 急ぎということで、一週間ほどで着ぐるみは届いた。 早速、有香はワニに入って散歩の練習を始める。 ワニに入る前に有香は赤のウエットスーツを着せられた。 それも有香の顔も手もすべてを覆う特殊なもの、肌の露出が全くない。 ウエットスーツは背中のファスナーを開けて片足ずついれて行く。 足が入ると腰の辺りまで引き上げ、両腕を通して体を反らすように伸ばす。 最後に長い髪をまとめ、頭を押し込む。 そして手の空いてたスタッフに背中のファスナーを閉めてもらう。 有香はファスナーが閉まっていくごとに呼吸が苦しくなっているような気はしていた。 この特殊なウエットスーツは顔の部分には全く穴がない。 本来ならば目のところには小さな穴を開け視界を確保、口のところには呼吸用にホースを取付、 ホースの反対側はワニの鼻先にある呼吸穴に繋ぐように造られる筈だった。 しかし、急いで造ったため有香本人が着てから穴を開けることになっていることをこのスタッフは知らなかった。 ファスナーを閉め終わるとこのスタッフはワニの散歩でリードを引いてもらうスタッフを呼びに部屋を出ていってしまった。 綾香がアシカ、有香がワニとなると、彩乃は何だろう? 水族館に居るような生き物で、人間が入れそうなサイズのそれが、他に有るか? イルカでは呼吸の問題で困難、と言うより危険だし、ペンギンは最大でも130cm程度だし……。 珍しいけど、コビトカバくらいかな? 始めは息苦しさと締め付け感を楽しんでいた有香だったが、どんどん苦しくなっていく。 たまらず『苦しい、開けて!』叫んでみるが全く反応はない。 有香は視界も奪われているので、スタッフが出て行ったことに気づいていない。 自分でファスナーを下ろそうと背中に手をやってファスナーを探すが、グローブのような手では見つけることができない。 焦って動けば動くほど苦しくなってくる。 必死に背中のファスナーを開けようともがいている時に、ワニの散歩を担当しているスタッフのユミが部屋へ入ってきた。 ユミの見た光景は赤いマネキンが動き回りながら背中の辺りを触り必死にに何かをしようとしている。 始め何をしているのかわからなかったが、ユミの方に顔が向いた時にわかった。 開いている筈の穴が全くない。 すぐに有香に声を掛けてユミは背中のファスナーを開けた。 有香は顔出してようやく呼吸ができた。 しかし、その顔には玉のような汗と疲労の色が見て取れた。 『大丈夫?』ユミが声を掛ける。 有香はユミの問い掛けに、うなづくだけで答えることができなかった。 しばらくたって、ようやく落ち着いた有香に穴を開ける位置の確認のため頭の部分を被ってもらう。 今度はファスナーは開けたまま。 目と口の位置を確認後、すぐに有香は顔出した。 もちろん、短時間でファスナーも閉めていないので苦しくないのだが、先程の恐怖が甦ってくる。 ユミは道具を使い器用に穴を開ける。 目のところは小さく、口のところは大きめに穴を開けた。 再び有香に着てもらい確認。 視界は微妙だったが、息はできる。 しばらくたって、ようやく落ち着いた有香に穴を開ける位置の確認のため頭の部分を被ってもらう。 今度はファスナーは開けたまま。 目と口の位置を確認後、すぐに有香は顔出した。 もちろん、短時間でファスナーも閉めていないので苦しくないのだが、先程の恐怖が甦ってくる。 ユミは道具を使い器用に穴を開ける。 目のところは小さく、口のところは大きめに穴を開けた。 再び有香に着てもらい確認。 視界は微妙だったが、息はできる。 いよいよ、ワニの着ぐるみへ。 ワニにまたがるようにして、ユミがワニの口を大きく開ける。 ウエットスーツの表面はゴム素材になっている。 有香はウエットスーツに覆われた全身にローションを塗り、ユミの開けてくれているワニの口に体を滑りこませる。 ワニの中は柔らかいゴム素材でできているので、ローションを塗った有香は簡単にワニの中に収まった。 先程、ウエットスーツに閉じ込められたほどではないが息苦しくなってきた。 ワニの口の奥から、なんとか見えている視界にホースが伸びてきた。 『くわえて!』ユミの声に反応してホースをくわえる。 呼吸が楽にできる。 有香がくわえたホースの反対側はワニの鼻に繋がっていてたのだ。 少し大きめの声でユミが話し掛ける。 『苦しくない?大丈夫?、大丈夫だったら左手を動かして。』 その声に左手を動かすがワニの質感を出したリアルな着ぐるみのため、動かしにくい。 それでもユミには伝わったようで、 『じゃあ、歩く練習するね。』 と声が聞こえる。 有香はokの意味を込めて、2回左手を動かした。 『まず、右手と左足をゆっくりでいいから前に。』 『次は左手と右足で順番に動かしてみて。』とユミ。 ワニの着ぐるみの腹の部分にローラーが4つ付いており手足を少し動かすだけでも簡単に進むことができた。 ユミに言われるまま動かす有香。 スケートボードにうつ伏せになっているような感じで進むのがわかる。 ただ、外から見ているのとは違い着ぐるみの中ではかなり変な体勢になっている。 着ぐるみのワニの後ろ足が少し前よりについているので、中に入っている有香はお尻だけを後方へ突き出した状態になっている。 かなり変で苦しい体勢である。 お腹のローラーがなければ、とても動くことなどできない。 なんとか落ち着くポジションを探す有香。 そのとき、頭を抑えつけられ、わずかに見えていた視界がさらに狭まる。 ユミは散歩の時に使用する首輪を取り付けた。 首輪を付けたことでユミがなにか言っているのはわかるが、ほとんど声が聞こえない。 わからないので反応しないでいると急に頭が引っ張られる。 有香はさっき、ユミが練習するといったのだろうと思い歩き始めた。 しばらく練習したら、ワニから出してもらえると有香は思っていたが甘かった。 グイグイ引っ張られ、それに合わせて歩いているとなんとなく周りが騒がしくなってきた。 有香がヤバイと思ったときには悲鳴まで聞こえ始めた。 どうやらお客さんの前を歩いているようだ。 これではすぐにはワニからは出してもらえない。 そう考えると無性に早く出してもらいたいと思い始めたが、そんな思いに反して20分もの間館内を連れ回された。 ようやく静かな控え室に戻ってきた。 首輪を外されユミが『初めてなのによく頑張ったわ。』と声をかけてくれて、ようやく解放されると思った瞬間、別の声が聞こえてきた。 『早く、来て!』部屋を出て遠ざかっていく2人の足音。 足音ともに有香の意識も遠ざかっていった。 休憩室で綾香と有香の話をじっと聞いていた彩乃だったが、話が終わると『いいなぁ!刺激的で。それに着ぐるみ楽しそう。』と言って体を大きく仰け反った。 『そんなに着ぐるみやってみたい?』 その声にびっくりして3人は振り返る。 そこには彩乃と一緒に動物の世話や掃除をしているアスカがいた。 アスカの質問に目を輝かせ、彩乃が答える『ぜひ!』 アスカは『じゃあ、明日楽しみにしといて』と言って出て行ってしまった。 翌日、いつものように出勤してアスカについてある部屋へ。 そこには大きな箱がいくつかと、白いウエットスーツが掛けてあった。 『彩乃ッチ、私と体型変わらないよね。』とアスカ。 彩乃は黙ってうなづく。 『じゃあ、早速だけどそこの白いウエットスーツ着ちゃって。』 ウエットスーツは頭の部分まであり、全身をすっぽり覆う。 顔の部分は目のところと口のところに穴が空いている。 アスカは彩乃にウエットスーツを着せるのを手伝いながら、この着ぐるみを以前自分が着ていたことを説明してくれた。 アスカは体力に自信はあったが、きつくて辞めてしまったそうだ。 箱の中からは赤い堅そうなものが次々と出てくる。 途中で何かはわかってしまった。 この部屋で着替えるものと彩乃は思っていたが、着ぐるみのパーツを渡されて、『ついて来て!』といわれ、アスカの後について部屋を出る。 やってきたのは巨大水槽。 アスカは小さめのボンベを2つと潜水できるセットを持って来て準備を始める。 彩乃はいわれるまま水中メガネをつけ、ボンベ2つを背負う。 ボンベの1つは呼吸のための空気、これはレギュレーターを通して彩乃の口へ。 もう1つは真空になっている。 彩乃は着ぐるみのハサミに腕を、複数ある脚の2つに足を入れる。 この着ぐるみは巨大なカニ。 右のハサミの先には穴が空いていて、右手付近にあるレバーのようなものを掴むと、 先程の真空のボンベに繋がったホースが開いてハサミの穴から吸い込むことができる掃除機となる。 アスカは『じゃあ、甲羅取り付けるね。』といって、変な四つん這いになっている彩乃に甲羅を取り付ける。 外からロックしてしまうので、自力で外すことはできない。 レギュレーターをくわえて話すことのできない彩乃はただ呻くことしかできなかった。 床をモソモソ動くことしかできない彩乃に『少しそのままで待ってね』と声をかけるとカニなった彩乃は動かなくなった。 アスカもウエットスーツに着替え始める。 さすがにカニだけを水槽に沈めると上がってこれなくなるので、アスカも一緒に入る。 潜る準備をしてから先にカニを水槽へ、それに続くアスカ。 カニはゆっくりと沈んでいく。 水槽の前にはお客さんが多数こちらを見ている。 中には子供たちが嬉しそうに手を振っているのが見える。 事前に掃除することは聞かされていたので、彩乃はアスカに運んでもらった箇所で掃除を始める。 しかし、水中で着ぐるみを着て掃除。 初めてで上手く行くはずもなく、すぐに真空ボンベは水で満たされて動けずさらに沈んでいく。 水槽の前のお客さんに愛想を振りまいていたアスカであったが、すぐに異常に気づき彩乃を引き挙げてくれた。 彩乃の甲羅を外して、アスカが尋ねる。 『どうだった、着ぐるみ!』 短い時間だったが、すっかり疲れた彩乃の姿がそこにあった。 しかし、彩乃は顔上げ『しんどいですけど、みんなに喜んでもらえて楽しいです!』と笑顔で答えた。 ****おしまい******
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猫アルクってどうやるのさ アルクにカーソルを合わせてスタートを一回押す(念のために2回押すのがベスト そしてシオン→Vシオン→ワルク→赤主→秋葉→アルクの順にカーソルを動かす。 アルクのとこに戻って来たらスタートをもっかい押すと猫アルクが出て来ます。 猫アルクを出すときはまったりと落ち着く事。 じゃないとミスってアルクや別のキャラになって泣きを見ます。 そもそも猫アルクって何さ 残念ながら管理人は原作の月姫をやったことがないので知りませんOTZ 〇〇〇ルートって何さ MBACでは猫アルクにはいくつかのルートがあります とはいってもここの管理猫が勝手につけただけなんですけど。 最初に出てきたキャラによって五戦目と十戦目が固定になってるというのがルートです。 (もしかしたらルートによっては全部固定されてるかもしれません。) 今のところあるのはアルクルート、秋葉ルート、シオンルート、さっちんルートです。 アルクルートは五戦目は青子、十戦目は七夜で固定。 シオンルートは四戦目は白レン、五戦目は秋葉、十戦目はワラキアで固定。 他のルートは今度調べて書いておきます。 何かキャラと変わってるとこってあるの? 空中ダッシュとEXシールドだと思います。 空中ダッシュは滞空時間がだいたい8カウントぐらいあります。 しかも相手に当たらずすり抜けるいう神技。 EXシールドは七夜と比べてですが少し遅いです。 管理猫のヘタレが原因かもしれません。
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人形遊びEX2 学校を後にし、私はアパートへと向かった。 独りになると、また着ぐるみのことで頭が一杯になってきちゃう…… 悪いことしちゃった……かおりんに…… 私個人の悩みのせいで……色んな人に迷惑かけちゃう…… それに……これからまた迷惑かけちゃいそう……勇美ちゃんに…… 私は部屋に戻ると水着を脱いで、朝脱ぎっぱなしだった下着と一緒に洗濯機に入れて、今度はちゃんと下着をつけてから服を着た。 そして時計を見る……6時だから一応市役所の勤務時間は終わってる。 ……よし! 私はバックからケータイを取り出し勇美ちゃんに電話をかけた。 『プルルル…プルルル……ピッ!…はい!上凪です!』 「真紀です。勇美ちゃん、今だいじょぶ?」 『はい、だいじょぶです。あっ!どこか行くんですか?』 「ごめんね……そうじゃなくって……着ぐるみのことで……相談があるの……」 『えっ!……じゃあ今から真紀さん家行ってもいいですか?ここから近いので。』 「う、うん……ごめんね急に……」 『いえいえ!あと10分位でつくと思います。じゃあ一回切りますね!』 「うん」 『それでは!……プツッ!……ツー……ツー……ツー……』 「……ほっ……」 ひとまず安心してケータイを閉じた。 そしてバックにケータイを戻し、部屋を片付けてお茶の準備を始めた。 それからちょうど十分後、勇美ちゃんが私の部屋にきてくれた。 勇美ちゃんはバックを床に置き、腰をおろすとすぐに私に聞いてくれた。 「あの……相談というのは……」 勇美ちゃん……すごく真剣な顔してくれてる…… ……私もしっかりしなきゃ! 私は大きく息を吸い、勇気をふりしぼってあのことを言ってみた。 「私……自分の着ぐるみ買おうと思ってるの!」 「え!……」 勇美ちゃんはびっくりしてた…… いきなりこんなこと言われて驚かない人はいない……私の秘密を知ってる勇美ちゃんだってそうだと思う…… 私は膝の上の拳をギュッと握りしめ、勇美ちゃんに悩みを打ち明けた…… 「この前アリスちゃんになってから……ちょっと変なの…… 日に日に着ぐるみが着たい、って気持ちが大きくなっちゃって……でも……最近美優と会えないから着れなくて…… それで……いつでも着られるように……着ぐるみを買おうと思ったんだけど……」 その先を言おうとしたら唇が震えてきた…… 「もし……買っちゃったら……毎日……着ちゃいそうで…… それで毎日……着ぐるみで感じて……おかしく……なっちゃいそうで……ひっく…… ……怖く……なってきちゃったの……ひっく……着ぐるみがないと……ひっく……やっていけなく……なっちゃうんじゃないかって……」 目の前の勇美ちゃんがぼやけてきた…… 私の目から涙が出てた…… 泣いちゃだめって思っても……このこと考えると自分が怖くなって……どんどん涙が溢れてくる…… 「でも……ひっく……次に……いつ着れるかわかんないし……ひっく……不安で……切なくて…… ひっく………もうどおすればいいか……ひっく……自分じゃ……わかんないの……」 私は勇美ちゃんの前だというのに、その場に泣き崩れてしまった…… 「……真紀さん……顔上げてください」 「ひっく…ひっく…ひっく……」 顔を上げると、勇美ちゃんが優しく微笑み、私の涙を手でぬぐってくれた…… そして泣きやむまで私の頭を優しくなでなでしてくれた…… 私は勇美ちゃんのおかげでやっと落ち着いてきた…… 「ごめんね……急に泣きだしちゃって……」 「いえいえ!それよりさっきの話なんですけど……」 「う、うん」 勇美ちゃんの中では答えが出たみたいだった。 私は勇美ちゃんの顔をじーっと見つめる…… そしたら勇美ちゃんはニコッと笑ってこう言った。 「買っちゃいましょう!着ぐるみ!」 「え!……でも……」 「実は今まで秘密にしてたんですけど……私……MY着ぐるみ持ってます♪」 「……え!ほんと!!」 「はい♪今は指が治ってないんで着れないんですけど……」 私は2回も驚かされた! 一番驚いたのは勇美ちゃんが着ぐるみを持ってることだった! 「私サークルとかに入ってなかったから大学生の時にバイトで毎週着ぐるみが着れたんです。 そのころはよかったんですけど……公務員試験が近くなってくると、そうもしてられなくなっちゃって…… それで思いきって貯めておいたバイト代で着ぐるみ一式買っちゃいました!」 勇美ちゃんはニコニコしながらすごくさっぱりと話すから私はあの疑問を聞いてみた。 「毎日着たいとか思わなかったの?」 「買ったばっかりの頃はそう思いました……でもそれじゃだめだ!って思って自分の中でルールを作りました。」 「……ルール?」 勇美ちゃんがまたニコッと笑った。 「着る日を決めて着ぐるみを着る!ってルールです♪メリハリをつけるってことです!」 着る日を……決める?……メリハリ? 私がポカンとした顔をしてたら、勇美ちゃんは立ち上がって私の部屋のカレンダーを指さした。 「例えば……土曜日にしましょう。そしたら土曜日に全部マーク付けて毎週着ぐるみを着ます!」 「え!毎週!」 「はい♪買ったばかりの頃は毎週でも間隔が短いぐらいです……でも一ヶ月間我慢すれば大体慣れてきます!」 驚きの連続だった…… 今まで不定期に、予定がない日だけ美優に着せてもらってたからかもしれない……こんなこと思いつかなかった…… でもここでまた疑問が浮かんだ…… 「もし……忙しくなっちゃったり……その日に着れなくなっちゃったらどうするの?」 「そしたら……無理してでも着ます!」 「え!」 「あまりにも無理そうだったら着る日の前か後の日にします。 あと、特別ルールでどうして着たくなったときは我慢せずに着ちゃいます!悶々するのが一番良くないですから! あっ!でも連日は着ちゃだめです!……そうすれば最高で週に3回は着れますよ♪」 「う、うん!」 私もなんとか頑張れば……これなら出来そうかも…… あっ!……でも……あの問題が解決してない…… そう……これじゃあ着ぐるみがないと生きていけないのと同じだった…… あんなに一生懸命説明してくれたのに……こんなこと今更言えない…… 私が俯いていると勇美ちゃんが優しくこう言ってくれた…… 「真紀さん……無理して着ぐるみを自分から離そうとすると……いつか壊れちゃいますよ」 「そうだけど……でも……」 「誰にでも息抜きは必要です。 たとえ人と違ってても……それが着ぐるみであっても……それでもいいじゃないですか! 着てるときは着ぐるみを楽しんで、そうじゃないときはちゃんと仕事したり友達と遊んだりすれば♪ ……それに真紀さんだけじゃありません……私も一緒です!ね♪」 「……ありがと……勇美ちゃん……」 そっか……私だけじゃないんだ…… ……勇美ちゃんも……おんなじなんだ…… 私……独りじゃないんだ……うぅぅ…… こんなことで苦しんでたのは私だけじゃなかった……勇美ちゃんもいた…… そう思うと安心して……嬉しくなって……また目からボロボロと涙が溢れだしてきた…… 勇美ちゃんは私が泣きやむまでギュッと私を優しく抱きしめてくれた……相変わらず私は子供で勇美ちゃんは大人だった…… その日は勇美ちゃんの目の前でマキの着ぐるみを注文して、そのあとかおりんを誘って三人で外食した。 着ぐるみが届くまでの間は、ホームセンターで大きな鏡を買ったり、着ぐるみの手入れの仕方を勇美ちゃんから教わったりした。 そして注文してから2週間後……8月7日金曜日、午後6時すぎ……私の部屋に着ぐるみが届いた。 宅配業者さんから受け取ったダンボール箱をテーブルの上に運ぶ…… 引き出しからカッターを取り出し、ガムテープを慎重に切っていく……どんどん脈が速くなってきた…… そしてフタを開け、発泡スチロールやビニールに包まれた物体を1つ1つテーブルの上に並べていく…… 1つ目は肌色の全身タイツ……もちろん顔の部分が開いていて、股にはチャックがついてる。 新品だから肌触りが気持ちよくてサラサラしてる…… 2つ目はウィッグ……黒髪のロングで私と同じ髪型…… 裏側はマジックテープがついててマスクに固定できるようになってる。 そして最後は……私と同じ名前を持つ「マキ」のマスク…… 私はマキにウィッグを被せてみた。 瞳は黒でキリッとしてて真っ直ぐ何かを見据えている。 眉毛はスッと長くて強さの中にも優しさがある。 鼻筋もスッとしててちょっと高め。小さい口は、つぐんで上品に微笑んでいる。 顔の大きさは……アリスちゃんぐらいかもしれない……かなり小顔…… 凛とした大人の女性の顔をしてる…… 私と真逆のもう一人の私……それがマキだった…… ……あれ?……泣きぼくろついてる…… しかも……私とおんなじとこだ…… よく見たら左の目じりの下に泣きぼくろがついてた。 私も同じ所にほくろがある……私が泣き虫なのはこのほくろのせいだと密かに思っている…… 私はマスクを膝の上に置き、大きく息を吐いた…… ついに……買っちゃったんだ…… 私の……私だけの着ぐるみ…… マキの顔を見てたら急に胸がパンパンになってきた…… 体も着ぐるみを着たときの……あの感覚がきそうな感じになってる…… 一気に現実味が増してきた……私の生活の中に……着ぐるみが取り込まれることが…… ふぅ~……明日は土曜日……予定もない……みんなとも都合が合わない日…… ……明日……明日から始めよう……私の……新しい毎日を…… 着る日以外は……あんまり考えちゃだめ!着ぐるみのこと! メリハリが大事って勇美ちゃんも言ってたもん! 私は胸に手をあて深呼吸し、もやもやした気持ちを沈めていった…… そしてマキをダンボール箱の中に戻し、箱を部屋の隅に置いてサキと出会う前の……あの時の私を思い出してその日を過ごした。 でもやっぱり心配だから一応ショーツにナプキンをつけて寝た…… ……ピピピピ!ピピピピ! ……ん~……もう朝に……なっちゃったの…… アラームを止めて時間を見ると朝の9時だった。 結局昨日は興奮してあんまり眠れなかった…… 私はベットか降りて目をこすりながらトイレに入った。 パジャマと一緒にショーツをゆっくりと下す……ちょっとだけナプキンが湿っちゃてる…… 昨日はだめなのに…… ……まだ初日だから……しょうがないのかな…… 私は用を済ませた後、朝ごはんを食べた……でもまだ眠くて頭がよく回らない…… 眠いよぉ……今日は着ぐるみのこと……考えていい日なのに…… ……なんか全然……考えらんない…… 眠気覚ましに顔を洗ったり部屋を掃除したりした……まだ眠い…… しょうがないから冷蔵庫からピーチdeジュースを取り出してちょっとだけ飲んだ……ほんとは着た後に飲む予定だったんだけど…… ゴクッ…ゴクッ…ゴクッ…………ぷはっ!おいしい♪ 一気に目が覚めた!朝飲むピーチdeジュースもやっぱり美味しかった♪ もうちょっと飲みたかったけど朝から贅沢してる気がしてそれ以上は飲めなかった…… よし!頑張るぞ! ピーチdeジュースのおかげで元気が出た。私は着ぐるみを着るための準備をテキパキとこなしていった。 それから数分後……私は最後の確認をしていた。 お風呂も入れたし!エアコンもつけたし!服も用意したし!それから……ラジオペンチもあるし!OK♪ …………あとは私が……着るだけ…… いつもと違う新鮮な感覚だった…… たぶん自分が選んで自分が買った着ぐるみをこれから着るからだと思う…… それに今日は私しかいないから……我慢せずに着ぐるみで……エッチな気持になっていい…… そう思うとドキドキして……どんどん濡れてきちゃう…… まだ何もしてないのに……よし!もう着ちゃお♪ 私はナプキンをゴミ箱に捨て、パジャマと下着を洗濯機に入れて裸になった。エアコンがきいてるから結構寒い…… そして髪をゴムでまとめ、濡れたあそこをティッシュで拭いて、床に広げてある肌タイを拾いあげてチャックを開けた。 ストッキングを履くみたいに右足を肌タイにするすると入れていく…… 「あぅ……んっ…………あっ!」 やだ!変な声……だしちゃった…… ……でも……いいよね……今日はそういう日だもん…… 私の足が肌タイで覆われていく……なんか久しぶりだし新品だから……肌触りがすごくいい…… 続いて左足も入れて腰まで肌タイを引っ張り上げる。 んくぅ!…… 肌タイであそこが優しく擦られて……あそこがちゅくん!ってなった…… 次に両手を通して首にぶら下がってるフードを被る…… 私の肌は顔と背中以外肌タイで覆われてる……どんどん呼吸が速くなる…… 一人でチャック上げるの……はじめて……ちゃんとできるかな…… 背中に手を回して腰にあるチャックのつまみを探す……なんとかつまめた…… そしてつまみを上げていく…… ジ~っという音とともに背中が肌タイで覆われていく……体が肌タイでキュッ!っと優しく締め付けられる…… 髪を挟まないように気をつけてチャックをしっかりと最後まで閉じた……なんとか一人で肌タイを着れた。 サイズは測ったように私の体にぴったりだった…… さっそく顔以外タイツで覆われた自分を、この前買ってきた鏡で見てみる…… はぁ…はぁ…はぁ……ふぅっ!…… 顔が真っ赤になってる……脇がちょっとだけ湿ってる…… それに…… ……こんなに……濡らしちゃった……おしっこ漏らしちゃってるみたい…… まだマスクをつけてないのに……あそこがビッチョリになってた…… 肌タイを着た私の体が……すごく柔らかそうに見える…… ちょっと肌タイの手で体をさすってみる………やっぱり柔らかい…… それに、よくわかんないけど……タイツでこすれあう感じが……すごくきもちいい…… はぅっ!……なんか……これ……いいかも…… ……んくっ!……やみつきに……なっちゃいそう…… 体がどんどんほてってきて……心臓がドックンドックンいって……エッチな気持になってきちゃう…… 気づいたら……自分のおっぱいとあそこに手が伸びてた…… 私はあわててそこから手をどけた。 だ、だめだよ!こんなとこ触っちゃ! ……そろそろ……マスクつけちゃお…… 鏡を見たらあそこがさっきよりも濡れちゃってた…… 私は顔を真っ赤にしながらティッシュで濡れた所を拭いて、テーブルの上のマスクを手に取った。 マスクを手に取ったらさらに胸がドキドキしてきた…… 床にペタンとお尻をつく…… 頭に血が昇っちゃってぽーっとする……あのまま立ってたら倒れちゃってたかもしれない…… でも座っててもあんまり変わらない…… ……ちょっと落ち着こう……時間は一杯あるんだし…… すぅーー……ふぅ~~……すぅーー……ふぅ~~…… 私は意を決してマキと向き合った…… これが今から……私の顔…………あぅぅ!…… ……それでも私と同じ……名前なんだ…………よし! 私は頭頂部の蝶番を支点にしてマキを前後にパカッと開いた。 そして自分の頭の上に持ってくる…… ちょっと体が震えてきた…… やっぱり……怖い…… 被ったら……私じゃ……なくなっちゃうもん…… ……でも……やっぱり………着たい…… 私はマキで頭をサンドイッチし、すばやく両脇をコの字パーツで固定して黒髪のウィッグを被った。 『あぅぅ!!』 やっぱり……顔が潰れちゃう……首も……きついよぉ…… ……あれ!?くっ、苦しい!口に穴がない!……鼻も! だ、だめ!外さなきゃ! 私はパニックになった!今更マスクに呼吸穴がないことに気づいた! あわててマスクを外そうとする! でも固定してあるからもちろん外れない!顎にマスクが引っかかった! ち、窒息しちゃう!息吸わなきゃ! すぅーー 『んむぅぅ!!』 無理やり息を吸ったら口にマスクが張り付いてきた! 私はあわてて息を吐きだした! ぷはっ!!……息が……吸えない…… どうにか……しないと……死んじゃう…… 意識が朦朧としてきた…… そんな中、私は出来るかぎり顔からマスクが離れるように、手でマスクを前に引っ張った。 そしてゆっくり息を吸ってみた……すると目のあたりがスースーする……なぜかマスクの中に外の空気が入ってきた。 はぁ…はぁ………もしかして……目のところに……穴があるの…… マキの顔を触ってみる……ちょうど目の上のところが少しくぼんでた。 たぶんここがマキの呼吸穴なんだと思う……大変だけど静かに息をすればマスクも口に張り付かない…… 息が出来ることに安心した私はその場に寝転んだ。 はぁ…はぁ…はぁ………あぶな……かった…… このまま……死んじゃうのかと……思った…… 私は怖くてちょっと涙が出てた……でも泣いててもしょうがないと思ってとりあえず起き上がった。 しばらくそのまま座ってたら気持ちが落ち着いてきた…… マキは瞳がサングラスになっててそこから外が見える。 それと目の上らへんにある呼吸穴からも一応見えるようになってる…… 私は呼吸穴もそうだけど覗き穴の確認を忘れちゃってた…… いつも着る前に美優とか勇美ちゃんがしてくれてたから全然気が回らなかった…… 二人とも年下なのに………私もしっかりしなきゃ! 私はマキのほっぺを叩こうとしたけどマキの顔があった。 そっか……着てるんだった……どんな感じなんだろ? 私は立ち上がって鏡に体を向けた…… そこには全身をタイツで覆われたマスクを被った私……マキが立っていた…… ゾクゾクッ! あぅぅ!……んくっ!…… さっきまであんなに落ち着いてたのに……胸がキュンってなって……あそこから愛液がじわじわと染み出てきた…… これが……今の私……マキなんだ……ふぅっ!…… やだ……すごくエッチっぽい……恥かしい…… あぁん!……どうしよ……立って……らんない…… 鏡の中のマキを直視できない…… 私が他人の裸を見てるような……複雑な気分になる…… それに肌タイの裸体が……女っぽくって……いやらしく見えて……すごく恥かしい…… 顔は全く別人なのに……その中にはたしかに私が入ってる…… そう思うと胸が一気にパンパンになって……ドキドキして……感じちゃう…… 私は鏡に背を向けてその場に座り込んだ……体がちょっと震えてる…… はぁ…はぁ…はぁ…………いくら感じて……いいっていっても……んんっ!……これじゃ……おかしくなっちゃう…… ……もう服着ちゃおっと…… 私は着ぐるみを着る前に用意しておいた服を着ることにした。 人形遊びEX2(後)
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私の名前は明江。あるCM制作会社でアルバイトをしている。 今日は上司の健吾さんから言われ一週間は缶詰め状態の仕事があると 聞いて撮影スタジオに来た。 明江「おはようございます。健吾さん今日はどんな撮影なんですか?」 健吾「おはよ、あ!言ってなかった?あれ、あれ」 そういって健吾が指をさした先には獣らしき姿があった。 明江「え!ちょっと、なんですか?動物がいますよ!」 明江は真剣に慌て、逃げようとした。 健吾「あ、明江ちゃん大丈夫だよ、あれ、着ぐるみ」 明江「え!?着ぐるみ…ですか?」 落ち着いて見てみたが、言われても分からないくらいリアルなゴリラがそこにいた。 近づいて触ってみると、本当に生き物ではなかった。 明江「すごいですね…これ…まるで本物と区別がつかないですね…」 あまりのリアルさに見とれてしまっていた。 健吾「明江ちゃんが着るんだよ、それ」 明江「え??これ、私が?」 健吾「今日のCM撮影に登場するやつ。いつも通りよろしく!」 明江「…は…はい…」 明江はここで働く前から着ぐるみの経験があったので、CM撮影に使う着ぐるみはいつも彼女の役目だ。 そのため着ぐるみは慣れたものだが、こんなにリアルな動物ものは初めてだった。 健吾「じゃあとにかく、タイツに着替えて!」 そういって健吾はタイツを明江に渡した。 明江「え…これ?ゴムですか?」 渡されたのはラバースーツ。いつもはナイロンのようなタイツで、明江もこれはまだ着た事がなかった。 健吾「今日の撮影は特殊だから、丈夫なものじゃないといけないんだよ」 明江「はあ・・・」 明江は理由は分からなかったが、とにかく着替えのため奥の部屋へ入っていった。 破けないようにゆっくりとラバースーツを着ていく。 明江(これ、ピッタリだ…私サイズって感じ。しかも何だろ…もうちょっと暑い感じがするな…) 手足を通し背中のチャックを上げるところまで着たところで健吾を呼ぶ。 明江「健吾さん!出来ました、背中のチャックお願いします!」 健吾「おう!今行くよ!」 いつもの流れなので、明江はこのタイツ姿を健吾に見られることに抵抗は無くなっていた。 健吾が部屋に入ってきてチャックをあげる。 健吾「それでさ、今日の撮影着ぐるみをワイヤーで吊るんだよね」 明江「え!?」 健吾「このベルトみたいなやつ、体につけなきゃいけないんだよ」 健吾の手には体にワイヤーを固定する為のベルト、しかも複雑に体を縛るようなものがあった。 健吾「でもさ、これ専門のスタッフさんにつけてもらわないと、俺じゃ出来ないんだよね」 明江「え!?他の人にですか!?」 さすがの明江も、体のラインがくっきりと分かるこの格好を健吾以外に見られるのには 少し抵抗があった。しかもベルトをつけると言う事は、体を触られるはずだから。 明江「ちょ…ちょっと…この格好で他の人に見られるのは…」 健吾「そういうと思って、これを用意しておきました!」 そう言って取り出したのは、顔を全部覆ってしまうゴム製のマスクだった。 健吾「これ被っちゃえば、誰だか分からなくなるから、恥ずかしくないでしょ!」 相変わらずの健吾の押しで、明江は戸惑ったものの、少し納得もした。 明江(確かに…これを被って、のっぺら坊みたいになっちゃって、撮影が終わったらここで脱げば 誰かは分からないよね…じゃ…いっか) 明江「分かりました…じゃ、健吾さんお願いします」 健吾「さすが!物分りがいいね!」 そう言って健吾は、明江にラバーのマスクを被せる。 目の部分は薄い布になっており、かなり視界は悪いもののなんとなく周りは確認できる。 呼吸は鼻の所に穴が開いているだけで、口は完全に塞がれていた。 健吾が後ろでどういう閉め方をしているのかは全く分からないが少し時間がかかっていた。 健吾「よし!オッケー!閉め終わったよ!息出来てる?」 その質問に明江は答えようとしたが、顔のサイズに完全にピッタリ出来ていたため、 全く口が動かせず、うなることしか出来なかった。 明江「うぅ~」 健吾「大丈夫ってことだね!じゃあベルトつけてもらおうか!」 明江(何これ…まったくしゃべれないけど…まあ着ぐるみ着たらしゃべらない訳だし…いっか) そして二人はまたスタジオの方へ戻った。すると一人の男が近づいてきた。 スタッフ「健吾ちゃん、この娘?…ベルトをつけるのは?」 健吾「そう、早いとこよろしく!」 どうやら二人は結構仲が良さそうだったが、明江の視界では顔もよく見えないうえ、 今自分が、誰かも分からないのっぺら坊なので、それが誰でも関係は無かった。 するとスタッフがベルトをつけ始めた。 スタッフ「また『今回は』スタイルがいいね…」 やはりそういう見方をされていると思うと、マスクを被っておいてよかったと明江は思った。 『今回』という言葉には気付かずに。 ベルトを体に固定され準備は完了。 健吾「今日はこのゴリラの着ぐるみで、地上のシーンと木へ上るシーンがあるから。 撮影はタレントさんペースでいくから、逐一俺が指示をだすね」 明江「うぅ…」 声にもならない程度の大きさでうなり返事をする明江。 健吾「さてと、着ようか…まずは足から…」 ゴリラの背中側に開いた入口から、足を通そうと入れてみた。 しかしゴリラの足は何故か真っ直ぐにはならず、中で曲がっている。 健吾「これね足が伸びきらないようになってるから、入れるときは手伝ってもらって 無理やり入れないとダメなんだよね」 そう言って健吾は両足の膝くらいまでゴリラに入った明江を押し込み始めた。 健吾は明江を後ろから抱きかかえたような状態で、お尻をぐっと押した。 明江(あ!?健吾さん…ちょっと!お尻…) ラバー越しにお尻を触られて少し驚いたが、着ぐるみの足を通すにはどうしようもない。 明江(あ…もう…はずかしいけど…健吾さんなら…まあ…) 明江の感情とは裏腹に、健吾は物を扱うように明江のお尻を押し込む。 何度か押し込んだ末、なんとか両足は入った。 後は手を通し頭を入れれば完成である。 飼育(中前)
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主な登場人物 主人公:眞田真紀(さなだ まき) 性格、容姿は前と同じですが、体つきが女っぽくなりました。でも胸はあまり大きくなってないです。 ピアノとか色々頑張って夢だった小学校の先生になる。1年2組担当。 相変わらず泣き虫。 子供たちから「まきちゃん先生」と呼ばれている。 学年問わず、男子生徒が将来お嫁さんにしたい先生。 美優とは全然会えないので最近着ぐるみを着ていない。 秘密(着ぐるみを着て感じてしまうこと)を知られたくないこともあり、今も彼氏がいない。 岬香織(みさき かおり) 真紀と同じ小学校の先生。1年1組担当。 真紀と同期で同い年。真紀と趣味が合うし仲がいい。 子供たちから「かおりん先生」と呼ばれている。真紀並みに人気がある先生。 明るくて優しい先生。 生まれつきの茶髪でロング。 真紀と二人のときはお互いタメ語で話す。「かおりん」「まきちゃん」と呼び合っている。 上凪勇美(かみなぎ いさみ) 市役所の人。生活安全推進課に所属している。まだ1年目の下っ端。 真紀の2つ下。子供が大好き。 学生の時にバイトをしていたこともあり、着ぐるみ経験が豊富。 明るいくさっぱりした性格。しっかりもの。 真紀と体系が近い。黒髪のショート。 伊藤萌(いとう もえ) 小学一年生。真紀のクラスの生徒。 黒髪のツインテール。 小さい美優みたいな感じ。 真紀のことが大好で、かなりなついている。 金谷時子(かなや ときこ) 教頭先生。真紀、香織の教育係。 小学生の子供がいる。 包容力のあるお母さんみたいな先生。 「せんせーさよーならー」 「はい、さよ~なら~。気をつけて帰ってね~♪」 帰りのホームルームが終わり、子供たちが帰っていく。 いつもにぎやかだった教室にはもう私しかいなくなった…… 「ふぅ~……頑張らなくちゃ!」 私はちょっと寂しくなりながらも黒板を消していた。 教卓の下にチョークが落ちてる。それを拾おうとした……その時! 「ばあ!!」 「きゃっ!」 教卓の下から萌ちゃんが飛び出してきた! 私は驚いて尻もちをついた。 「……萌ちゃん……いつからいたの?」 「えーと……せんせえがまどふいてたとき!」 私が驚いたのを見て萌ちゃんはすごく嬉しそう……ちょっと痛かった…… パンパンとお尻をはらいながら萌ちゃんの前にしゃがみ込む。 「早く帰らないとお家の人が心配するよ?」 「うん!……あっ!もえ、せんせえに……おねがいがあるの……」 お願い? 「な~に?」 「キュンキュン……して……」 萌ちゃんはモジモジしながら私に頼んでる。 もお……甘えんぼさんなんだから……ふふ♪ 「ちょっとだけだよ♪」 私はニコッと笑った。 「ほんとに!やった~♪」 萌ちゃんは嬉ししそうにピョンピョンと飛び跳ねてる。 かわいい……ちっちゃい美優みたい…… 私は萌ちゃんの頭を胸に抱いてやさしくキュンキュンしてあげた…… 「せんせえのおっぱい……やわらかい……」 私も萌ちゃんに癒されていた…… コンコン! そんなことしてたら急にドアをノックされた! 私はあわてて立ち上がり、ドアの方を向いた! 「は、はい!」 「岬です。入ってもいいですか?」 ほっ……かおりんか…… 「はい、どうぞ。」 私の返事のあとにガラガラっとドアが開き、かおりんが教室に入ってきた。 「教頭先生が呼んでます。なんか急な話らしいです。」 「はい、わかりました。今行きます。」 教室を出ようとしたら萌ちゃんがグイグイとスカートを引っ張る。 振り向くと寂しそうな顔をして私を見つめている…… 「いっちゃうの?」 私は再びしゃがみ込み、萌ちゃんの頭をなでなでしてあげた。 「ごめんね。先生ちょっと用事が出来ちゃったから行かなくちゃいけないの……来週また会おうね♪」 萌ちゃん……今にも泣いちゃいそお……どおしよ…… その光景を見ていたかおりんが急に口を開いた。 「萌ちゃん!先生がお家までおくってってあげるよ!一緒におてて繋いでお家帰ろ♪」 「かおりんせんせえが!うん!もえ、おうちかえる!」 かおりんはランドセルを持ちながら萌ちゃんの手を引いて教室から出ていく…… 私がごめんね!と手を合わせると、かおりんはウインクを返してくれた。 なんか悪いことしちゃった……萌ちゃんにも……かおりんにも…… ……そおだ!話があるんだっけ!行かなくちゃ! 私はあわてて職員室に向かった。 職員室に入り、私は教頭先生の机に向かった。 「私にお話があるとお聞きしたのですが……」 「再来週、交通安全教室あるでしょ?」 「はい。」 そう、夏休みに入る前に小学1年生を対象とした交通安全教室を市役所と学校が協力してやることになってて、 それが再来週の日曜日に学校で行われる。 「さっき市役所の人から連絡があってね、上凪さんが怪我をしたらしいの……」 え!上凪さんが! 「だ、だいじょぶなんですか!上凪さん!」 「指を骨折したらしいの。そんなに大きな怪我じゃないらしいんだけど……」 「ほっ……」 私は少し安心して胸を撫で下ろした。 でも教頭先生はいつも見せないような困った顔をしてる…… 「でも安全教室までには治らないらしいの。これじゃ着ぐるみ無理そうね……」 「え?そうですね……」 安全教室では私が婦警さん役、上凪さんが子供に大人気のアニメのヒロイン、うさみみライダーアリスちゃん役で 子供たちに交通ルールを学んでもらう予定だった。 明日は土曜日だけど安全教室にむけての練習がある。 「そこで、悪いんだけど……上凪さんの代わりに眞田先生が着ぐるみを着てもらえないかしら?」 「……え?わ、私がですか!」 ドックン!ドックン! 私が……着ぐるみを……あぅぅ!…… 急に言われたから一気に胸がパンパンになる…… 震えが止まらない…… 「あなたなら段取りもわかるだろうし、上凪さんと体系もちかいから……あれ?眞田先生?だいじょぶ?」 「え?」 私は自分の性癖のせいで体がほてり、顔を真っ赤にしながら額から汗をふき出していた…… 「だ、だいじょぶです!すみません!」 あわててハンカチをとりだして顔の汗を拭きとった。 「そお……ならいんだけど……あっ、さっきの着ぐるみの話なんだけど、お願いできるかしら?」 ゾクゾクッ! 「ちょ、ちょっと待ってください!」 最近、全然美優に会えないから着ぐるみは着てみたい…… でも……サキになるのとはわけが違う…… みんなの前で……着なくちゃなんない…… そんななかでも……着ぐるみで……感じちゃう…… そしたら私……おかしくなっちゃうよぉ…… 私の心の中では二つの気持ちが複雑に渦巻いていた…… 「この時期蒸し暑いから着ぐるみは大変だし、無理そうだったら岬先生にも頼んでみるけど……」 確かにかなり大変そう……脱水症状とかになっちゃうかも…… そのうえ感じちゃってたら……倒れちゃう…… でも……着てみたい!サキとは違う着ぐるみを! 私の心は決まった!やっぱり着ぐるみを着たい! 「私……着ます!着させてください!」 大声で答えてたから周りにいる先生が驚いてた…… 「いいの?急なこといっちゃってごめんなさい……じゃあよろしく頼むわね!」 教頭先生が私の肩をポン!と叩いて励ましてくれた。 「はい!」 自分の机に座り、今日やった算数のテストの採点をする。 でもさっきから頭の中が着ぐるみのことでいっぱい…… どんなキャラだったっけ……アリスちゃんって……思い出せない…… ……あっ!ここ○じゃない!……間違えちゃった…… 全然採点に集中できてなかった……とりあえず休憩も兼ねてトイレに行くことにした。 職員用のトイレに入りドアを閉めた。 そしてスカートを下し、ゆっくりとショーツを下す……やっぱり濡れちゃってる…… 学校の中で感じちゃうなんて……だめだよ…… 私……先生なのに…… 着ぐるみを着る……そう思っただけなのに濡らしてしまう…… 自分を悔やんでも悔やみきれなかった…… 私は濡れたショーツと股を拭きながら泣きだしてしまった…… ぐすっ…ぐすっ…うぅぅ………気持ち……切り変えなきゃ!いつまで泣いてちゃだめ! 一応ビデオにとっておいたから帰って確認しよう! それまで着ぐるみのことは考えちゃだめ! 私は家に帰るまで着ぐるみのことはおあずけにして仕事に集中することにした。 それから3時間後…… ……よし!できた! 私はテストの採点と他の仕事を終わらせ少し早めに学校を出た。 夕食をコンビニのおにぎりですませ、それを食べながら自分が住むアパートへと向かった。 私は自分の部屋に入ると、すぐにテレビとビデオのリモコンを手に取った。 なによりも早く確認したかった。私が着ることになった着ぐるみを…… 両方のスイッチをつけて、うさみみライダーアリスちゃんを再生する。 この歳で子供向けのアニメを見るのは少し抵抗があったけど…… そしてOPが流れ始めた…… !!……こんなの……着るの…… 私を驚かせたのはアリスちゃんの恰好だった。 アリスちゃんは普段は女子高生(?)だけど、ひとたび変身すると頭からウサギの耳が生えてくる。 それと同時に制服が白いハイレグのスクール水着みたいになるのだ! お尻にはふわふわの尻尾……それにハイネックで首にはファーまで付いていてる…… 股とかお尻とかがぴっちりしてるし、太ももがまる見え…… 足には長靴みたいな白いブーツ、手にもミトンの白い手袋をつけている。 子供番組で流しちゃいけないような……すごい過激な恰好をしてる…… どうしよ……みんなの前でこんな……恥かしい恰好を…… アリスちゃんは悪者たちを原付バイクに乗りながらばったばったと倒していく…… 私は全身を真っ赤にしながらアリスちゃんだけを見ていた……内容なんて全然わかんなかった…… 自分がアリスちゃんの着ぐるみを着てみんなの前に立っている姿を想像する…… そしたら着ぐるみを着たときの……あの甘い感覚が私を襲う…… さっきから胸がドキドキしっぱなし……体が勝手にモジモジと動いてた…… あっ!……んくっ!……やだ……変な気分に……なってきちゃった…… ……お風呂はいろ。 下着姿になりショーツを下す……やっぱり染みだらけになってる…… 見ただけでなのに……だめだよ!こんなんじゃ! ほっぺをパンパン!とはたき、私はお風呂に入った。 お風呂から出てパジャマに着替えてから明日の練習の為の用意をする。 そしてショーツにナプキンをつけて、安全教室の台本を読みながらベットに寝転んだ…… 人形遊びEX(中前)
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続・スレ違いなら…(中前) 時計を見るとスタジオに入る時間になっていた。 快楽ですっかり時間のことを忘れ、楽しんでいた2人。 慌てて『すぐに行きます。』と麻美が答えるが、二重になったゴムのスーツで大きな声が出ない。 久美子がすかさず『麻美さん、準備できたら、お連れします。』と。 それを聞いた男性ADは『お願いします』といって、スタジオへ戻って行った。 エイリアンの着ぐるみを着る麻美はゴムのスーツを着ててもいいが、久美子はそうゆう訳にはいかない。 久美子は慌ててゴムのスーツを脱ぐ、久美子が着替えている間に麻美は重ね着したゴムのスーツの上からエイリアンの着ぐるみを着始める。 久美子も着替えを済ませ、麻美の着ぐるみを着せるのを手伝う。 『苦しくないですか?』久美子が尋ねる。 麻美は『少しと』と答えたが、結構な拘束感である。 もともとピッタリしているので、いつもより動き辛い。 エイリアンの着ぐるみを着てから、ゴムのスーツから顔を出して、スタジオへ向かう。 なんとか間にあったが、番組が始まっても麻美と久美子二人の額には大粒の汗が光っていた。 麻美がエイリアンの着ぐるみを着て顔出していたのは、金曜の放送だったのだが、ほとんどが見切れていた。 そのため視聴者から麻美ちゃんが顔を出したエイリアンが見たいという声が多かったので、彼女の担当する火曜に顔を出してもらうことになった。 番組の冒頭はニュース。 アナウンサーが『いつもは麻美ちゃんの情報コーナーですが、今日は特別に奈々ちゃんに紹介してもらいます。』 麻美もスタジオにいるが、特に触れない。 今回レポーター奈々が紹介するのは、風船を作っている工場。 VTRが流れるのに合わせて説明している。 工場ではごく普通の風船からイベントで使うような大きな風船。 人が入っても割れにくい風船など、色々なものを紹介。 奈々も大きな風船に入って中でたのいる映像や風船から顔だけ出して風船太郎さんのようなことをしたりしてレポートをしている。 その際、チョットしたトラブルが。奈々が風船から出ようと口の部分を大きく開きすぎ、中の空気がすべて抜けてしまいイモムシのようになってしまった。 風船がしっかりしているので、手足を伸ばしてもただ伸びるだけ。 真空パックされたようになった奈々の姿は服を着ていたが、風船はピッタリと身体に張り付き妙なエロさを醸し出していた。 スタジオでそれらの風船を紹介する前に一旦CMに入る。 このコーナーのあと映画の宣伝になるので、麻美がエイリアンのマスクを被ろうとしているところが映っていた。 もちろん、視聴者向けでゴムのスーツは被っていない。 CMが終わり、用意されたテーブルの上には様々な色、形の風船が並べられている。 ゲストの男性が奈々が入った風船に入ってみたいと言い出し、送風機で膨らませた風船に入る。 立ったり座ったりして伸びる風船の体にスタジオは盛り上がる。 その間に麻美はエイリアンのマスクを被るため、AD久美子にゴムのスーツの頭を被るのを手伝ってもらう。 男性ゲストの風船パフォーマンスで、こちらには誰も見向きもしない。 『重ね着、すみません。』久美子がつぶやく。 『大丈夫、気にしないで!』久美子に心配かけまいと元気に振る舞う麻美。 情報コーナーも終わり、エイリアンになった麻美がモニター横にスタンバイ。 いつものように映画の宣伝を始めようとした時、MCアナウンサーから『風船は好き?麻美ちゃんも風船に入って映画紹介してみない?』と。 麻美にはなんのことやら、さっぱり、言葉の意味が分からない。 首をかしげる麻美にみえるように、 アナウンサーがピンクの風船を取り出す。 それは長さ1m、幅50cm程の人型の風船。 ADが送風機を持って現れる。 麻美にはもう嫌な予感がビンビンしている。 人型の風船は背中に、膨らませる口がある。 ADがそこから風を送るとみるみるうちに、ぽっちゃり人型に風船は膨らんだ。 大きさもかなりのものでスタジオの中央を占拠した。 風を止め口を押さえるAD、言い出したアナウンサーが麻美を手招きする。 麻美は抵抗したが、スタジオの空気がそれを許さない感じがしてスタジオ中央へ。 口のところを男性ADが2人が引っ張り広げ、麻美は下半身を入れる。 エイリアンの腰から下は風船の中に入った。 風船は空気が抜けて少し小さくなったので、エイリアンの腰辺りの口から再び空気を送り込む。 膨らんだ風船の口を広げ、今度は上半身を風船の中へ。 エイリアンの全身が風船の中に。 風船の空気も抜けてエイリアンのひと回り大きい程度の大きさに。 口のところは空気が漏れないように縛って完成。 骨が皮膚の外に飛び出たグロさのあるエイリアンもぽっちゃりしたピンクの風船に包まれるとなんとなく可愛らしく見える。 定位置に戻って映画の宣伝をする麻美。 セリフも3日目ともなれば、覚えてしまっている。 エイリアンの着ぐるみの中にはピンマイクもあるので、ゴムのスーツを重ね着している麻美の声もしっかり聞こえている。 宣伝を終えてCMに入ってすぐ、麻美に異常が。 風船から出してもらおうと麻美はADのところへ向かう途中にフラついてしまった。 倒れそうになったので、手をついたのだがその時エイリアンの着ぐるみの尖っている箇所で風船に穴を開けてしまった。 普通の風船なら割れるのだが、特殊な風船なので穴があいて空気だけが漏れてどんどんしぼんでいく。 しぼんでいく風船はエイリアンに膜を張ったようにピッタリと包み込んでいく。 しぼんだことで風船のピンクが濃くなり中のエイリアンが見えなくなり、エイリアンの体の形、皮膚の上の骨だけが浮き出ている。 風船の縮み始めた力は強く、麻美は立っていられなくなり床に横たわった。 風船のゴムは麻美の身体をくの字に曲げる。 それに抵抗し風船から出ようと床を這いずりまわるようにしてもがく麻美。 パニックに近い状態で床の上を激しく動き回る。 エイリアンの着ぐるみを着た麻美はもがいたことで苦しくなったのであろう。 今度は必死に呼吸をしようとするが、風船がエイリアンのマスクに張り付き虚しく膨らんだりしぼんだりが細かく繰り返すだけ。 麻美の動きが緩慢になる。 エイリアンの上からピンクの風船の拘束、今日はエイリアンの着ぐるみの中もゴムのスーツを重ね着したことで動きと呼吸を一層制限されている。 動きがイモムシのように遅くなる。 風船の空気がほとんど抜けたときには麻美は動けなくなっていた。 麻美を助けようとADは背中の縛ったところを必死に解こうとするが、焦ってうまくいかない。 見かねたわ久美子がカッターを持って駆け寄り、風船を切り裂いて麻美を助け出した。 そのまま麻美を支えながら、いつもの部屋へと向かう。 スタジオは一時、騒然としたがCMがあけ、平静を装い番組は進行。 部屋で麻美をイスに座らせると、すぐにマスクを外し、エイリアンの着ぐるみの上半身部分を脱がせる。 その流れでゴムのスーツから麻美の顔を出した。 麻美は苦しかったのだろう、顔からは汗がしたたり肩で息をしている。 久美子が『大丈夫?』と声をかけると、麻美は声を出せずにただ、うなづいた。 『大丈夫なことを報告したら、また戻ってくるから。』と言い残し、久美子はスタジオへと報告に。 1人になった少し広めの部屋には麻美の荒い呼吸だけが響いていた。 スタジオから戻ってきた久美子から今日はもう帰っていいということ、明日はいつもより1時間遅くスタジオ入りでいいことを告げられた。 久美子は自分が重ね着をさせたことに責任を感じて、麻美に何度も謝っていた。 翌日は少し遅めに行くと、いつも久美子が待ってくれているところに、麻美を風船に入れた男性ADが待っていた。 男性ADは麻美を控え室へと案内する。 そして映画の宣伝する時間を打ち合わせして、控え室を出ていった。 今日は原稿を読むだけかと少し寂しく思う麻美であったが、エイリアンの着ぐるみを着ているときは映画の宣伝をきちんと、できていなかったように思えてきた。 今日は普通に映画の宣伝をするぞと気持ちを切り替えてスタジオに入る。 番組は進み、麻美の出番。 映画の宣伝をしていると背後に気配が。 振り返るとそこにエイリアンの姿が。 麻美は少し驚いたが、誰が入っているのかと覗き穴を逆に覗き込む。 中はゴムのスーツを着ていて、黒くて誰か分からない。 宣伝を終えてスタジオの外へ。 番組中、久美子の姿を麻美は探していたが見当たらなかった。 ということは、エイリアンの中身は久美子。 エイリアンの手を引き、いつも着替えている部屋へと向かう。 麻美は自分のエイリアンの着ぐるみを取られたことに妙に腹立たしく思っていた。 おそらくは久美子が入っているエイリアンの手を引き、部屋の中へ。 しかし、部屋の中にはエイリアンの着ぐるみが置いてあった。 麻美は自分用のエイリアンの着ぐるみを使われたと思っていたがそうではなかった。 拍子抜けした麻美に対して、エイリアンは着ぐるみのマスクを取ろうとしている。 手こずっているのを見兼ねて、麻美が手伝う。 マスクを外して出てきたゴムのスーツの頭。 ゴムのスーツを脱がせて出てきたのはやはり久美子。 汗をかいた顔で久美子が話を始める。 金曜に麻美がエイリアンの着ぐるみを着て、映画紹介をした日の視聴率がすごくよくかった。 急遽、あの会社にエイリアンの着ぐるみをテレビ局から追加発注した。 番組としては火曜、水曜、木曜と2人のエイリアンを交代で長時間出演させるつもりをしていた。 しかし、MCの悪ふざけ的な提案、そして風船に閉じ込められる事故が起きた。 本当ならあの後、麻美がエイリアンの姿のまま席について番組の中盤からは、久美子がエイリアンの着ぐるみを着て入れ替わって席についている間、麻美が休憩。 エンディング間近には、麻美のマスクオフのエイリアンが席についているはずだった。 また、久美子が麻美の着ぐるみの手伝っていたのは背格好が麻美に近い久美子がすることで、何かの時に代わりができるという上の考えもあった。 ただ、ゴムのスーツを着てみたかったことや麻美と絡み合ったことは自分の意志によることは麻美に伝えた。 昨日のこともあったので、今日は麻美は着ぐるみなし。 ただ、視聴者の希望やせっかく造った着ぐるみを使わないのもという事で久美子がエイリアンの着ぐるみを着て出演したということだった。 久美子は続けて、番組のエンディングには麻美のマスクオフのエイリアンに出てもらいということですが、どうします?と。 麻美にはトラブルはあったとはいえプライドがある。 久美子に『手伝って』というと、麻美は服を脱ぎ始めた。 下半身はエイリアン、上半身はゴムのスーツで顔を出して久美子は麻美の着替えをいつものように手伝う。 さすがに慣れたもので、早く着ることができた。 まだ、エンディングまで少し余裕はあるが、久美子もこのままというわけにいかない。 今度は麻美が久美子の着ぐるみを脱ぐのを手伝う。 焦っているせいか、下半身だけだがなかなか脱げない。 それでもなんとか脱がせた。 久美子はゴムのスーツの上からジーンズ、靴を履き、トレーナーを着る。 麻美と違い、久美子の髪は短いがゴムのスーツを着ていたせいでボサボサになっている。 軽く髪を梳かすと、キャプを被る。 ジーンズの後ろのポケットに突っ込んであった軍手をつけるとゴムのスーツの黒い皮膚は完全に消えてしまった。 体がエイリアンの麻美の手を軍手の手が引っ張っていく。 エンディングに間に合い、久美子の上司も満足そうであった。 麻美は照明の当たっていない裏方の久美子を見つけてニッコリとした。 久美子も麻美へ返す。 そんな久美子に上司が何か話かけていた。 翌日、エイリアンの着ぐるみを出演最終日。 いつものように久美子が迎えてくれて、いつもの部屋へ。 着替える前に今日の段取りを説明し始める久美子。 おそらく、昨日彼女の上司が話していた内容だろうと麻美は思っていた。 今日は少し演出有りの登場。 それは映画のワンシーンを再現したもので、卵から孵化して麻美のエイリアンが登場するという。 久美子もエイリアンの着ぐるみ姿でいかにも麻美のように振る舞う。 久美子は喋らないが映画の宣伝に入るフリをしたとき、事前に準備した卵から麻美が現れて宣伝を始めるという段取り。 麻美が部屋を見回すと、部屋の片隅にビニールのかけられた紫とシルバーの物体があった。 確かに映画で出てきたエイリアンが孵化した卵もあんな色をしていた。 卵の表面にはドス黒い血管の様なものが無数に網目状に走っている。 少し細い楕円形をしたこの卵、ビニールを取りマジマジと眺める麻美。 そして『面白そう、どうやって入るの?』 それは麻美が卵に入ることを引き受けたことに他ならなかった。 麻美が受けてくれなければ、この企画は終わってしまう。 というのも卵は身体の柔らかい麻美にしか入ることができない。 麻美の身体の柔らかさは情報コーナーの中で何度も披露されていた。 対して久美子は身体が固く前屈も満足にできなかった。 麻美の質問が続く。 『この卵、小さくない?』 久美子が質問に答える。 まず卵への入り方から。 卵の底に口があり、そこから前屈した状態でお尻から入る。 当然、1人では入れないので、私が手伝います。 卵全体はウエットスーツ素材のゴム作られていて、口のところだけはよく伸びる別の素材を使っています。 孵化のときはこの口を開いて出てきて下さい。 卵は小さいですが、ゴムでできているので若干伸びるとは聞いています、と久美子。 説明を聞くと麻美は笑顔で『じゃあ、着替えましょ!』と言って、服を脱ぎ始めた。 麻美の着替えを見ていた久美子だったが、自分も着替えなければならないことを思い出し、着替え始める。 黒光りするゴムのスーツを身にまとう2人。 頭の部分もゴムのスーツに包まれ、完全なゴム人間となるため、仕上げにお互いのファスナーを閉める。 続いてそれぞれがローションを身体中に塗り、エイリアンの着ぐるみを着るのだが、久美子が胸の辺りを塗っていると、背中にあたたかくて柔らかいものが。 それは麻美の胸。 今日でエイリアンの着ぐるみを着るのが終わってしまうので寂しく思った麻美が久美子に抱きついてきた。 そして久美子の耳元で『プライベートでも会えない?』 それに久美子はただうなづく。 『後で連絡先、交換しようね』といって麻美は離れた。 久美子はもう少しひっついていたかったが、出演の時間は迫っている。 エイリアンの着ぐるみに足を通し、着替えを続ける。 久美子は自分がマスクを被る前に、麻美のマスクを被せる。 卵と台車を準備。 麻美に直立姿勢から前屈の姿勢になってもらう。 卵の口を広げ、エイリアン麻美のお尻を入れていく。 着ぐるみのサイズを考えていなかったのか、それとも前屈でお尻が大きくなったのかなかなか入らない。 久美子は事前に聞いていた方法、卵の口をドライヤーで温めてゴムを伸びやすくする方法を実践してみた。 麻美も腰を振って協力してようやくお尻が入った。 その後はスムーズに入っていく。 エイリアンを完全に卵におさめてしまう前に、エイリアンのマスクの口に卵と同じデザイン、色のパイプをくわえさせる。 このパイプで麻美は卵の中でも呼吸ができる。 麻美の呼吸を確保できたところで、卵の中にエイリアンをすっぽりとおさめる。 こうして麻美の身長の半分ほどの細い楕円形の卵ができた。 卵の底からはエイリアンの手と足、それに呼吸用パイプが出ている。 久美子は台車をその卵の横につけると、ゆっくりと卵を倒して台車に乗せた。 台車に乗せられた卵はモソモソ動くとエイリアンの手と足が卵におさまりパイプだけが残った。 久美子は卵の口の不自然になったところを直して、台車から卵が落ちないように乗せ直してから部屋の外へ押して行く。 部屋の外には男性ADが待機しており、卵の乗った台車を引き渡す。 久美子が部屋から出た途端、男性ADは驚いていた。 久美子の姿はエイリアンの身体に頭が黒いゴムの塊。 あとで聞いた話では男性ADには首なしのエイリアンに見えたのだとか。 部屋に戻りエイリアンのマスクを持って、久美子は別の部屋へと向かう。 その部屋には上司とテレビ局のイメージキャラクターの着ぐるみワニ吉。 テレビ局のチャンネルが2なので、02からワニとなった。 ワニ吉はビーチボールのようにビニールを膨らませている着ぐるみ。 胴体部分と顔の部分に別れるようになっている。 当初、かなりリアルなワニの着ぐるみだったが、怖すぎるということで視聴者から公募して今の可愛らしいワニ吉となった。 なぜワニ吉がいるのかというと、今週末にテレビ局でイベントがある。 そのイベント告知のあと、映画の宣伝となっていた。 これは麻美も知らないことなのだが、ワニ吉の中にエイリアンを仕込む。 今日のゲストの芸人にワニ吉の段取りの悪さから、顔をみせろと頭を取ってもらい、エイリアン登場。 エイリアンはそのままモニターの横で宣伝を始めるが、喋らない。 ゲストの芸人がまたツッコミを入れる。 すると、横にあった卵が孵化して、もう1匹のエイリアンが登場し、映画を紹介して終了というのがすべての段取り。 すべてを麻美に教えなかったのは、麻美がワニ吉を気に入っており、ワニ吉に入れると知ったら、卵に入ってもらえず卵の演出ができなくなってしまう可能性があったからである。 久美子は段取り通りエイリアンの着ぐるみのまま、ワニ吉に入る。 空気の入っていないワニ吉はふにゃふにゃで、腕を通さないとズリ落ちてしまう。 上司がワニ吉に空気を送り込むとすぐに膨らみ、今度は久美子の身体を圧迫し始めた。 久美子が『苦しいです!』と叫ぶように言うと、すぐに送風機を止めて少し空気を抜いてくれた。 アニメっぽいワニの身体に黒いゴムの頭。 その頭にリアルなエイリアンの頭を被せる。 やはり、合成写真のようで変である。 最後に膨らませてあるワニ吉の頭をエイリアンに被せる。 上司は心配そうに『苦しくないか?』と久美子に尋ねる。 『少し苦しいですが、大丈夫です。』と久美子。 続けて『それよりエイリアンのマスクの視角とワニ吉の視角が違うのでほとんど見えません。』 久美子がそうゆうと、上司はワニ吉の手を取りゆっくりと引っ張って部屋を出た。 スタジオに入ると番組はCMに入る前のニュース。 CMあけ、イベントの宣伝に入る。 CM中にワニ吉をスタジオ中央へ手を引いて連れていき、宣伝フリップを渡す。 CMがあけて女子アナと2人で宣伝。 女子アナがイベントの日時、場所を紹介する。 続けて内容の紹介を女子アナが始める。 フリップの裏側に内容が書かれているが、ワニ吉は裏返しにできずに落としてしまう。 落としたフリップを拾い上げようとするが空気で膨らんだワニ吉の手では拾うことができず、何度もフリップの上をなぞるだけ。 そこで打ち合わせ通り、ゲストの芸人が登場。 『お前はだれだ?しっかりやらないと顔見せてもらうぞ。』 と言って、ワニ吉の頭を外そうとする。 久美子も打ち合わせ通り、頭を押さえ抵抗する。 しかし、女性の力では押さえきれずにワニ吉の頭が外された。 続・スレ違いなら…(後)
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autolink LB/W06-003 カード名:“着ぐるみ”佐々美 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《スポーツ》?・《動物》? 【自】このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分のレベル2以上のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+3000。 ふんふんふーん♪ レアリティ:R illust.澤野明 CIP効果によるレベル2以上対象パンプ能力持ち。 パンプ値は3000と高く、“和洋折衷”クドのような相手をリバースさせることが条件で発動する能力持ちと併せると安定する他、 “帰国子女”クド等のレベルパンプ効果と併せて使用する事でレベル1キャラまで適用範囲を拡大させる事が出来る。 レベル0キャラであるため色を選ばないという点では扱い易く、逆に早い段階で出てしまっては腐るというデメリットもある。 特徴的には回収やサーチがし難いものではないので、よく考えて積み過ぎないように。
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autolink DC/W01-021 カード名:着ぐるみの中の人 カテゴリ:イベント 色:黄 レベル:1 コスト:1 トリガー:0 あなたは相手のキャラを1枚選び、そのターン中、レベルを-2。 え、これ、その、誰、誰だっけ? レアリティ:C illust.CIRCUS レベルを減らすことで、終盤にもサイドアタックで有効打を狙いやすくなる。 終盤に0レベルキャラを引いても戦力に数えられる点が強み。 また、「紫 和泉子」と合せれば(4ストック必要だが)大抵のキャラをバウンスできる。 レベルの減少量は2と大きく、余程でない限りバウンスや道連れ等につきまとうレベル制限をほぼ無視できるようになる。 そのため普通ならば後半腐りやすい「ゆず&慎」の自動能力や「優秀な赤魔法使い」の起動能力が高い性能を発揮出来るようになる他、 このカードがレベル1であるため早出ししてきた所をコンボで潰すという芸当も可能。 また、レベル2以上を対象とした応援やレベルによる上昇補正がかかる応援などを受けているキャラクターにならば大幅なパワーダウンを与える事も出来る。 色々便利さも感じられるが、反面コストがかかる、イベントであるためデッキを圧迫してしまう、「レベル●以上の相手を倒した場合」という条件の効果を発動できなくなるという欠点もある。 特に最後の効果に必要な条件が満たされなくなるという点は、使用するカードの価値をさげてしまう事にもなるので注意したい。
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あらすじ 1学期も終わり夏休みに入った。そのころ真紀はある悩みを抱えていた……その悩みとは? 主な登場人物 主人公:眞田真紀(さなだ まき) 性格、容姿等は「人形遊び番外編」と同じです。 交通安全教室以降、お互い同じ性癖を持っていることを知ったので、上凪(人形遊び番外編を参照)とかなり仲良くなった。 相変わらず美優に会えないので、アリスちゃんになってからは着ぐるみを着ていない。 磯崎美優(いそざき みゆ) 性格、容姿等は「人形遊び2」と同じですが、4年前と比べると性格が大人になりました。 中学校の国語の先生で、バドミントン部の副顧問をしている。 バドミントン部が今年はイイ線までいっているため夏休みも練習練習の毎日で忙しい。 上凪勇美(かみなぎ いさみ) 性格、容姿等は「人形遊び番外編」と同じです。 だいぶ左の小指が治ってきたが、一応包帯を巻いている。 暇なときは真紀とよく遊ぶようになった。真紀とは「真紀さん」「勇美ちゃん」と呼び合っている。 真紀の秘密を知る数少ない人物。 真紀と美優の関係も、サキのことも知っている。 岬香織(みさき かおり) 性格は「人形遊び番外編」と同じですが、髪が肩ぐらいの長さになりました。 実は胸が結構大きかったりする。 真紀を通じて上凪と最近よく遊ぶようになった。上凪とは「勇美ちゃん」「香織さん」と呼び合っている。 「8月の8日あいてるんだけど、美優はあいてる?」 『ちょっと待ってくださいね!えっと……あっ!すみません……ちょっと無理そうです……』 「そっか……じゃあ、あいてる日があったら一緒に遊ぼ♪最近暑いから体に気をつけてね♪」 『はい♪』 「それじゃあもう遅いから電話きるね、おやすみなさい。」 『おやすみなさい♪』 私は美優が電話を切るのを確認して、ケータイを閉じた。 そしてケータイをバックに入れてベットの上に寝転ぶ。 美優もあいてないんだ……はぁ…… 思わずため息が出ちゃう…… 小学校は夏休みだけど、先生の私は2学期の行事の準備とか子供たちの成績の確認、プール当番とか色々あってほとんど毎日学校にいってる。 でも5時半くらいには帰れるから自由な時間が多い。学校があるときと比べるとかなり暇…… かおりんとか勇美ちゃんと遊んだりすることもあるけど、やっぱり都合が合わない日が多い。 その分、独りの時間があるから……すごく寂しい……子供たちにもプール当番の日しか会えない…… 寂しさを紛らわせようとして私はいつものように机の前の椅子に座り、パソコンのディスプレイをつけて、あるフォルダを開く…… フォルダの中には私が……着ぐるみを着たときの写真がいっぱい入ってる…… 美優に撮ってもらったサキの写真……それに教頭先生に撮ってもらった交通安全教室のときのアリスちゃんの写真…… ……んっ……あっ……んく…… 体がその時のことを思い出して……胸がドキドキする…… 頭がぽーっとして……感じちゃう…… ショーツに入れたティッシュがもう湿ってきた…… 「……あぁん……あっ!だめ!」 独りで変な声を出してることに気づき、恥かしくなってあわててディスプレイの電源を切った。 お風呂から上がったのにちょっと汗かいてきちゃった…… こんなことしてちゃ……だめだよ…… ……やっぱり私……変なのかな…… この前アリスちゃんになってからというもの、私は毎日着ぐるみ姿の私の写真を眺めるようになった…… それで毎日着ぐるみを着たときの……あの感覚を思い出して……あそこを濡らしちゃう…… それに……ある感情が胸の中でどんどん大きくなっている…… ……また……着てみたい…… そう……今すぐにでも着ぐるみを着たい…… 昔はそこまでこんなこと思わなかった…… でも私と美優が先生になってからは、お互い都合が合わなくて着たいときに着ぐるみが着れない…… その不安にも似た気持ちと、この前アリスちゃんになった時の気持ちが頭の中でぐるぐる回って今の状態になってるんだと思う…… ……だめだめ!明日はプール当番なんだからもう寝なくちゃ! 時計を見るともう12時を過ぎていた。 パソコンの前で1時間以上も写真を見ながら悶々としてた…… 私は立ち上がり、トイレで用を済ませてすぐにベットに潜った。 頭にまでタオルケットを被せて目をつむる…… でも着ぐるみが全然頭から離れてくれない…… どうしよ……まだ胸がドキドキして……目がさえちゃって……眠れないよぉ…… ……あっ!パソコンつけっぱし! 私はパソコンの電源を切るのを忘れちゃってた…… あててベットから降りてディスプレイをつけてシャットダウンしようとした。 ……そうだ!いいこと思いついちゃった♪ 私の頭に名案が浮かんだ! 着たいなら……自分で買っちゃお♪ なんで今まで気づかなかったんだろ……私ったら…… そしてネットを開いて検索ワードを入れる。 着ぐるみ、制作、マスクっと…… ……えっと、○×工房だっけ……たぶんこれかな? 昔美優に聞いておいたホームページを開く。 それはアニメに出てきそうな女の子の着ぐるみを作ってる会社のホームページで、ここで美優がサキのマスクを注文したらしい…… 「マスク」ってところをクリックすると色んな顔の女の子のマスクが出てきた。 一つ一つのマスクに名前がついてる……もちろんサキのマスクもあった。 ほんとは「ルリ」っていうんだ……でも……私が着るのと「サキ」になる…… なんか特別って感じで……恥かしい…… 顔を赤くしながら次へ次へとマスクを見ていく……そしてあるところで私の指がピタッと止まった。 うそ……これ……私と同じ…… 私は画面にくぎづけになった……そこには私と同じ名前を持つ「マキ」という女の子のマスクが映し出されていた…… でも私と顔が全然違う……私はみんなからよく子供っぽいって言われる…… マキは全く正反対だった……目がキリッとしてて大人っぽい女性って感じだった…… これ被ったら……私は「マキ」になっちゃうんだ……あぅぅ!…… なんか……同じ名前だから余計に……ドキドキしてきちゃった…… マウスを握ってる手が汗で湿ってきた…… まだ着てもないのに……注文さえしてないのに……胸がパンパンになってる…… ちょっと恥かしいけど……これにしちゃお♪ 私は自分と同じ名前のマスク、「マキ」を買うことにした。 ホームページ上では全部のマスクがそれぞれのウィッグをつけてあるけど、注文するときはウィッグの髪型や色、瞳の色まで選べるようになってる。 もちろんサキみたいにマスクに猿轡をつけるオプションもある…… 猿轡はいらないよね……顎いたくなっちゃうもん…… 肌タイは……やっぱり股にチャックついてた方がいいかも……おしっこするとき便利だしね! 服は……自分の着ればだいじょぶだし…… 髪型とかどうしよ?……同じにしちゃおっかな……私と……ふふ♪ 私は購入のページを開き、敢えて髪を黒髪のロングで瞳は黒……私と同じ特徴を持つマキのマスクを買い物カゴにいれた。 そして肌タイも買い物カゴにいれる……どんどん現実味がでてきて脈が速くなってくる…… 合計で10万8千円……結構かかる…… だけど貯金もあるし、これ位ならだいじょぶだと思う。 そして住所とかカード払いの設定をして、あとは購入ボタンを押すだけとなった。 あとはクリックするだけ…… それで2週間待てば……着ぐるみが届く…… そうすれば……着たいときに着れる♪ そしたら…… そう考えた瞬間、私はマウスから手をはなした…… ……どうなっちゃうんだろ…… 毎日……着ちゃうかもしれない……それで毎日……感じちゃう…… そしたら……私……おかしくなっちゃうよぉ…… 急に体が震えだした…… 怖くなってきた……毎日肌タイを着て……顔をマスクで覆って……そのうえ感じちゃう…… それを日課にしてしまいそうな……着ぐるみがないと生きていけなくなってしまいそうな……自分に…… でも……着ぐるみは着たい……それに今になって欲しくなってきた……自分が所有する着ぐるみを…… しかもマウスをワンクリックすればそれが両方叶ってしまう…… 着ぐるみを買って毎日マキの中でおぼれるか……それとも買わないでサキになれる日まで悶々と過ごすか…… どっちもおかしくなっちゃいそうで……私には選択できなかった…… 自分に押しつぶされた私は、ついに泣きだしてしまった…… ひっく…ひっく……どっちに……すればいいの……ひっく……わかんないよぉ…… ……あっ!美優に相談し… 私の頭に美優が浮かんだけど、すぐに消えていった…… 私が着ぐるみを買う、って言ったら美優は怒ると思うし……美優を傷つけちゃうかもしれない…… それに美優は着ぐるみを見て楽しむ方だから私の気持ちが伝わらない気がする…… 着ぐるみのことなのに美優にさえ相談できない……すごく一人ぼっちに思えてきた…… こんなこと……誰に相談すればいいの……ひっく…… 私の気持ちなんて……ひっく……誰も……わかんないもん…… ひっく…ひっく………私の……気持ち? 「勇美ちゃんだ!」 私は勢いよく椅子から立ち上がり、夜中だということを忘れて大声で勇美ちゃんの名前を叫んだ! 勇美ちゃんならわかるかもしれない!こんなときどうすればいいか…… だって勇美ちゃんも……着ぐるみ着ると感じちゃうって言ってたもん! そう思ったら気持ちが急に楽になって、私はいつの間にか泣きやんでた。 ウィンドウを全部閉じてパソコンを消し、私は再びベットに潜った。 明日相談してみよ……勇美ちゃんに…… それで……どうすればいいか……きけば…… 「すーー……すーー……」 ………ん~~……暑いよぉ…… 私は暑さとともに目を覚ました。昨日はあのまま寝ちゃってたみたい…… ……目覚まし……鳴らなかったかも……今何時だろ…… ベットの上に目覚まし時計がない……ベットから落ちて床に転がってた。 それを拾って時間を確かめる…… ……12時……30分?……え!! 目をこすってもう一回見てみる!確かに12時半だった! 今日はプール当番だから45分にはプールに行って準備をしなくちゃいけない! ど、どうしよ!遅刻しちゃう!ご飯食べなきゃ! あっ!その前に着替えなきゃ!……じゃなくてトイレ行かなくちゃ! 私はあわててトイレに駆け込み用をすませると、パジャマと下着を脱いで紺色の競泳用水着を着て、そのうえにTシャツと短パンを身につけた。 そして冷蔵庫からウイダーインゼリーを取り出してそれをくわえながらバックを持って、いそいで部屋を飛び出した。 「はぁ…はぁ…はぁ……間に合った……」 なんとか時間ぎりぎりに学校のプールに着いた。 今日はすごく暑いし蒸してる……それに走ったからもう全身汗ビッチョリになってた…… 職員用の着替え室に入るとかおりんが水着姿で立っていた。 「おはよう……」 「お、おはよう……えっと……だいじょぶ?顔真っ赤だよ?」 かおりんが心配そうな顔で私のおでこに手を当てた。 「だいじょぶ……ちょっと寝坊しちゃって……走ってきたから……」 「ふふ♪」 かおりんはおでこから手を離すと、私の顔を見ながら口を押さえて笑い出した……なんだろ? 「……何かついてるの?顔に……」 「違う違う!まきちゃんも寝坊することあるんだと思って……急に可笑しくなってきちゃって……ふふふ♪」 「寝坊ぐらい誰だってするよ…………もお!笑いすぎ!」 「ごめんごめん!……あっ!もう着替えてあるの?」 「うん……家で……着てきちゃった……」 恥かしくなってまた顔が真っ赤になった…… そんな私を見て、かおりんがまた笑ってた…… 「っと、いけない!時間過ぎちゃってるから準備始めよっか!」 「うん!」 かおりんもTシャツと短パンを水着の上に着てバックから水泳キャップを取り出した。 私もキャップを取り出し、髪をゴムでまとめて二人で着替え室を出た。 今日は前半が5、6年生、後半は1年生がプールの日だった。 前半は高学年の子たちだから笛を吹いたりするだけだけど、 後半は1年生だから浅いほうのプールに私たちも一緒に入って泳ぎ方とかを教えてあげる…… みんな結構日焼けしてて、元気一杯にプールの中を泳ぎ回ってた。 久しぶりにみんなと遊べてすごく楽しかった…… 子供たちも帰り、私たちは後かたずけをし終わって二人で着替え室に入った。 かおりんは髪をタオルで拭きながらこう言った。 「ふぅ~、今日暑かったね。」 「うん。でもみんなの顔見てたら暑いことなんて忘れちゃってたかも……結構楽しかった♪」 「うん♪私も♪」 そう言いながら、かおりんは私の前でいきなり着てるものを全部脱いで裸になった! 私は顔を真っ赤にしながらあわてて両目を手で塞いだ! 「い、いきなり脱がないで!」 「へ?……女同士なんだからいいでしょ♪」 「そ、そうなの?」 「うん♪」 私はちょっとだけ指を開いてかおりんを見た……もう下着はちゃんと着たみたい…… そしてかおりんが下着姿で私に近寄ってくる……なんかニヤニヤしてる…… 「私の見せたんだから、まきちゃんのも見せて♪」 かおりんはそういって私のTシャツに手をかけた! 私はあわててかおりんから離れた! 「い、いや!……やめて……」 「いいじゃない♪真紀ちゃんスタイルいんだから♪おねがい!」 かおりんは両手を合わせて頼んでくる…… でも……やっぱり見せたくない……恥かしすぎる…… 「ほんとに……だめだってば……」 「ふふ♪冗談だよ♪」 かおりんはそう言って私に背中を向け、Tシャツを着始めた…… 「……もお!」 私もかおりんに背を向けてから水着姿になり、体にタオルを巻いた。 恥かしくて見せられないよ……私の体なんて…… それに……かおりんのほうがスタイルいんだもん……胸おっきいし…… ……なんでみんな私よりも……大きんだろ…… そう思って自分の胸を見る…… 私は背ばっかり伸びて高校の頃と比べてもそこまで胸が大きくなってない…… すこしショボンとしながらバックの中の下着を探す…… ……あれ?……どこいれたっけ…… バックの中を隅々まで探す……下着がない! うそ!なんで!……あっ! 私は部屋を出る前のことを思い出した……急いでたから下着のことなんて忘れちゃってたみたい…… ……しょうがないから水着で帰ろ…… 昨日用意しとけばよかった…………昨日?……あっ! 私は昨日の夜のことを思い出した! 「そうだ!!着ぐる……」 「ど、どうしたの!」 「着ぐるみ」って言いそうになったから、あわてて口を塞いだ! 体に巻いてたタオルがパサッと下に落ちる。 私は着ぐるみを買うか買わないかを勇美ちゃんに相談しようとしてたのを忘れちゃってた…… ゆっくり振り向くとかおりんが心配そうな顔で私を見ていた…… 「……えっと……下着忘れちゃって……」 「そお……急に声出したから何かあったのかと思った。 ……今日は私が鍵返してくるよ、早く帰って着替えないと風邪ひいちゃうよ♪」 「うん……ごめんね、迷惑かけちゃって……」 「困った時はお互いさまでしょ♪」 「え?……うん!ありがと♪」 ……着ぐるみのことはかおりんに言えないし…… みんなと一緒だったからすっかり忘れちゃった…… 私は体をササッと拭いて、水着の上に着てきたTシャツと短パンを着て、先に着替え室を出た。 人形遊びEX2(中)