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A 主要症候のとらえ方 主要症候のとらえ方2 小項目 肥満,やせ,体重減少・増加,脱水,浮腫,発熱,全身倦怠感,顔色不良,顔面蒼白,高血圧,チアノーゼ,黄疸,ショック,意識障害,失神,不穏,けいれん,視力障害,視野異常,複視,飛蚊症,眼脂,結膜の発赤(出血,充血),聴力障害(難聴),めまい,耳鳴り,鼻出血,咽頭痛,咳,喀痰,血痰,喀血,構音障害,嗄声,嚥下困難(障害),誤嚥,喘鳴,呼吸困難,息切れ,胸痛,胸部圧迫感,動悸,頻脈,徐脈,不整脈,腹痛,胸やけ,悪心,嘔吐,吐血,下血,便秘,下痢,(粘)血便,腹部膨隆・膨満,腹部腫瘤,乏尿,無尿,多尿,頻尿,尿閉,尿失禁,排尿困難,血尿,蛋白尿,膿尿,月経異常,無月経,性器出血,記憶障害,思考障害,幻覚,妄想,不安,抑うつ,躁状態,不安,恐怖,食思(欲)不振,睡眠障害,頭痛,頭重感,運動麻痺,筋力低下,運動失調,不随意運動,歩行障害,感覚障害,腰背部痛,筋肉痛,関節痛,関節腫脹,関節変形,乳房のしこり・左右差,皮膚の陥凹,リンパ節腫脹,出血傾向,掻痒,皮疹 102C5 幻覚を認めないのはどれか。 a せん妄 b うつ病 c 統合失調症 d 覚醒剤依存症 e アルコール依存症 ○ a × b ○ c ○ d ○ e 正解 b 102C6 障害を受けると嗄声をきたすのはどれか。 a 顔面神経 b 舌咽神経 c 迷走神経 d 副神経 e 舌下神経 × a × b ○ c × d × e 正解 c 102C18 28歳の女性。全身倦怠感と黄疸とを主訴に来院した。幼少児から何度か顔色不良を指摘されたことがあった。兄が貧血と言われたことがある。眼瞼結膜は貧血様で,眼球結膜に黄染を認める。第3肋間胸骨左縁に2/6度の収縮期雑音を聴取する。左肋骨弓下に脾の先端を触れる。血液所見:赤血球 262万,Hb 8.2g/dl,Ht 25%,網赤血球 7.4%,白血球 4600,血小板 17万。血液生化学所見:総蛋白 7.2g/dl,アルブミン 4.6g/dl,尿素窒素 12.0mg/dl,クレアチニン 0.8mg/dl,総コレステロール 185mg/dl,総ビリルビン 3.8mg/dl,直接ビリルビン 0.8mg/dl,AST 78IU/l,ALT 35IU/l,LDH 684IU/l(基準176~353),ALP 220IU/l(基準260以下)。 黄疸の原因として考えられるのはどれか。 a 溶血 b 肝炎 c 弁膜症 d 胆道閉塞 e 体質性黄疸 ○ a × b × c × d × e 正解 a 102C19 20歳の女性。首の痛みを主訴に来院した。3日前から左側頚部に持続的な痛みを感じるようになった。体温 36.8℃,脈拍 76/分,整。左頚部に径1cmのリンパ節を2個触知し,いずれも表面平滑,弾性軟で,可動性と圧痛とがある。甲状腺は触知しない。左後頚部の髪の生え際に径1.5cmの発赤と腫脹とがみられ,毛包に分泌物が付着している。口腔内に異常はない。腋窩と鼠径部とにリンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。肝・脾を触知しない。 頚部リンパ節腫脹の原因として最も考えられるのはどれか。 a アレルギー性 b ウイルス性 c 化膿性 d 結核性 e 腫瘍性 × a × b ○ c × d × e 正解 c 102C26,102C27 次の文を読み,26,27の問いに答えよ。 60歳の女性。めまいを主訴に来院した。 現病歴: 嫁の結婚式の準備で過労が続いていた。昨日,朝起きようとしたら天井がぐるぐる回るため,寝床でじっとしていた。めまいは約30秒で軽快した。昨日は一日,部屋を暗くして寝ていた。本日,めまいの回数が減ったので,起きて洗濯物を干そうとしたところ周囲がぐるぐると回るめまいが出現したため,心配になり受診した。頭痛はない。 既往歴: 虫垂切除術 家族歴: 父親が脳梗塞,母親が糖尿病。 現症: 意識は清明。身長 155cm,体重 50kg。体温 36.8℃。脈拍 80/分,整。血圧 112/68mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。運動麻痺,感覚異常および運動失調を認めない。 26 診断に有用な検査はどれか。 a 聴力検査 b 頭部MRA c 頭部単純CT d 頭部単純MRI e 頭位変換眼振検査 × a × b × c × d ○ e 正解 e 27 病変の部位はどこか。 a コルチ器 b 血管条 c 半規管 d 前庭神経 e 小脳 × a × b ○ c × d × e 正解 c 102C28,102C29 次の文を読み,28,29の問いに答えよ。 72歳の女性。息苦しさを主訴に来院した。 現病歴: 2日前から発熱と全身倦怠感とを訴えていた。昨日の就寝時から息苦しさがひどくなり,よく眠れなかった。 既往歴: 8年前から慢性閉塞性肺疾患(COPD)を指摘されているが,治療は受けていない。 現症: 意識は清明。身長 154cm,体重 42kg。体温 37.8℃。呼吸数 24/分。脈拍 108/分,整。血圧 186/104mmHg。口唇にチアノーゼを認める。頚静脈の怒張を認める。心音に異常を認めない。呼吸音は減弱している。腹部は平坦,軟で,右肋骨弓下に間を2cm触知する。脾は触知しない。腹部に圧痛や抵抗はない。 28 治療の緊急性の高さを示す症候はどれか。 a 発熱 b 頻脈 c 血圧上昇 d チアノーゼ e 頚静脈怒張 × a × b × c ○ d × e 正解 d 29 まず行う検査はどれか。 a 心電図 b 呼吸機能検査 c 心エコー検査 d 喀痰細菌培養 e 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉 × a × b × c × d ○ e 正解 e 102F4 体重減少が摂食量の低下によらないのはどれか。 a うつ病 b 食道癌 c 消化性潰瘍 d アルコール依存症 e 甲状腺機能亢進症 ○ a ○ b ○ c ○ d × e 正解 e 102F5 吐血が主訴となるのはどれか。 a 食道静脈瘤 b 急性腸炎 c 腸閉塞 d 急性胆嚢炎 e 急性膵炎 ○ a × b × c × d × e 正解 a 102F17 43歳の女性。倦怠感と前頚部腫脹とを主訴に来院した。3か月前からの動機と発汗とが次第に増強し,1か月前から倦怠感と易疲労感とが加わるとともに全頚部の腫脹に気付いた。既往に特記すべき疾患はない。意識は清明。身長 161cm,体重 53kg。呼吸数 18/分。脈拍 104/分,整。血圧 124/64mmHg。 認められる症候はどれか。 a 体重増加 b 皮膚乾燥 c 眼球陥凹 d 手指振戦 e 腱反射低下 × a × b × c ○ d × e 正解 d 102F19 42歳の男性。腹痛を主訴に来院した。昨日から悪心とともに腹痛が上腹部に出現し,次第に増強しながら右下腹部に限局してきた。身長 172cm,体重 67kg。体温 37.6℃。脈拍 76/分,整。血圧 136/72mmHg。血液所見:赤血球 452万,白血球 11800。 腹部所見で認めないのはどれか。 a 圧痛 b 反跳痛 c 筋性防御 d 腹部膨隆 e 腸雑音低下 ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 102F26,102F27 次の文を読み,26,27の問いに答えよ。 19歳の女性。5日前から嘔気と嘔吐とを主訴に来院した。 現病歴: 症状は早朝と空腹時とに悪化する傾向がある。下痢や腹痛はない。 既往歴・生活歴: 特記すべきことはない。最終月経は35日前から5日間。 現症: 意識は清明。身長 162cm,体重 58kg。体温 36.8℃。脈拍 72/分,整。血圧 102/68mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知せず。圧痛や抵抗を認めない。 検査所見: 血液所見と血液生化学所見とに異常を認めない。 26 次に行う検査はどれか。 a 妊娠反応 b 頭部単純CT c 腹部エックス線単純撮影 d 上部消化管内視鏡検査 e Hamiltonうつ病評価尺度 ○ a × b × c × d × e 正解 a 27 嘔気と嘔吐とが改善しないため1週間後再受診した。意識は清明。体重 56kg。体温 37.2℃。脈拍 108/分,整。血圧 92/60mmHg。皮膚と口腔粘膜とは乾燥している。甲状腺に腫大と圧痛とを認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知せず,圧痛や抵抗を認めない。 最も考えられるのはどれか。 a 貧血 b 脱水 c 肺水腫 d 腸閉塞 e 胃食道逆流 × a ○ b × c × d × e 正解 b 102H4 頚部の写真を別に示す。 消化管癌の転移がみられやすいリンパ節の部位はどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤ × a ○ b × c × d × e 正解 b 102H5 無月経と関連が深いのはどれか。 a やせ b 浮腫 c 高血圧 d 貧血 e 蛋白尿 ○ a × b × c × d × e 正解 a 102H6 下痢をきたしやすいのはどれか。 a 十二指腸潰瘍 b 過敏性腸症候群 c 肝硬変 d Parkinson病 e 甲状腺機能低下症 × a ○ b × c × d × e 正解 b 102H22 72歳の女性。転倒による腰椎圧迫骨折のため整形外科病棟に入院した。入院当夜に「ここはどこ」,「助けて」と大声を出して興奮し始めた。周囲の者には見えない相手と争っている様子となり不隠となった。数時間にわたってこのような状態が続いた。翌朝覚醒時,見当識に障害はなく落ち着いているが昨夜のことは記憶にない。入院前に精神症状はみられなかった。 考えられるのはどれか。 a 昏迷 b 解離 c せん妄 d Korsakoff症候群 e 偽認知症(偽痴呆) × a × b ○ c × d × e 正解 c 102H23 40歳の女性。健康診査でコレステロール高値を指摘され来院した。血清総コレステロール 324mg/dl。他に異常を指摘されなかった。自覚症状はない。父親は43歳時に心筋梗塞で死亡している。 診断上重要なのはどれか。 a 頚部触診 b 胸部聴診 c 腹部触診 d アキレス腱の触診 e 上下肢の動脈の触診 × a × b × c ○ d × e 正解 d 102H31,102H32 次の文を読み,31,32の問いに答えよ。 65歳の男性。発熱を主訴に来院した。 現病歴: 1週前から咳嗽と喀痰とを認めていた。3日前から高熱となり,膿性痰が増量し,昨日から呼吸困難も増強したため来院した。 既往歴: 5年前から糖尿病を指摘され,食事療法を勧められていたが放置していた。 生活歴: 喫煙は30本/日を26年間。飲酒はビール大瓶1本/日を40年間。 家族歴: 特記すべきことはない。 現症: 意識は清明。身長 168cm,体重 68kg。体温 39.2℃。脈は得k 112/分,整。血圧 138/96mmHg。左胸部打診で濁音を認める。心音に異常を認めない。左側の呼吸音の減弱を認める。 検査所見: 尿所見:蛋白 1+,糖(-)。血液所見:赤血球 410万,Hb 13.0g/dl,Ht 40%,白血球 13900(好中球 80%,好酸球 5%,好塩基球 1%,単球 4%,リンパ球 10%),血小板 46万。血液生化学所見:血糖 125mg/dl,総蛋白 6.2g/dl,アルブミン 2.6g/dl,尿素窒素 20.0mg/dl,クレアチニン 0.6mg/dl,総ビリルビン 0.3mg/dl,直接ビリルビン 0.2mg/dl,AST 53IU/l,ALT 58IU/l,LDH 340IU/l(基準 176~353),Na 141mEq/l,K 4.6mEq/l,Cl 109mEq/l,Ca 8.4mg。免疫学所見:CRP 16.9mg/dl,β-D-グルカン 6.0pg/ml(基準 20以下)。胸部エックス線写真と胸腔穿刺液のGram染色標本とを別に示す。 31 この疾患にみられるのはどれか。 a 胸痛 b 嘔気 c 血痰 d 嗄声 e 下腿浮腫 ○ a × b × c × d × e 正解 a 32 治療薬として適切なのはどれか。 a 抗菌薬 b 抗真菌薬 c 抗結核薬 d 副腎皮質ステロイド薬 e 非ステロイド性抗炎症薬 ○ a × b × c × d × e 正解 a 102H33,102H34 次の文を読み,33,34の問いに答えよ。 42歳の男性。腹痛と嘔吐とを主訴に来院した。 現病歴: 3日前から間欠的に腹痛が出現し,嘔吐を繰り返した。昨日から腹痛が持続的となり,今朝から38℃台の発熱を認める。3日前から排ガスと排便とがない。 既往歴: 28歳児に胆嚢摘出術を受けた。 現症: 身長 172cm,体重 65kg。体温 38.4℃。脈拍 124/分,整。血圧 96/62mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖(-),潜血(-)。血液所見:赤沈 80mm/1時間,赤血球 520万,Hb 16.5g/dl,白血球 18000,血小板 34万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dl,アルブミン 3.5g/dl,AST 45IU/l,ALT 50IU/l,CRP 18.0mg/dl。腹部エックス線単純写真立位像を別に示す。 33 腹部所見でみられるのはどれか。 a 波動 b 鼓音 c 血管雑音 d 腹壁静脈怒張 e 表在リンパ節腫脹 × a ○ b × c × d × e 正解 b 34 初期の対応で誤っているのはどれか。 a 絶飲食 b 輸液 c 下剤投与 d 抗菌薬投与 e 胃管挿入 ○ a ○ b × c ○ d ○ e 正解 c 102H35,102H36 次の文を読み,35,36の問いに答えよ。 40歳の男性。左下肢の痛みを主訴に来院した。 現病歴: 4週前から左腰の痛みが出現した。他院で腰痛症の診断で非ステロイド性抗炎症薬の投与を受け,週1回通院していたが症状は改善せず,左下腿外側の痛みと左足背のしびれとを自覚するようになった。患者自身としては以前経験した腰痛とは違うように思っていたが,腰痛症と診断した医師とは長い付き合いで,そのことを言い出せず,改善のないまま4週間服薬を続けた。しかし,全く改善がみられないため,紹介状を持たずに当院を受診した。 既往歴: 30歳から時々腰痛を自覚。 生活歴・家族歴: 特記すべきことはない。 現症: 意識は清明。身長 170cm,体重 65kg。体温 36.2℃。脈拍 72/分,整。血圧 124/66mmHg。左右膝蓋腱反射とアキレス腱反射とは正常で,病的反射はみられない。徒手筋力テストでは左母趾の背屈力が4と低下している。 35 下線部のような状況を避けるために有用な会話はどれか。 a 「階段の昇降はできますか」 b 「痛みで夜中に目が覚めますか」 c 「尿の出が悪いことはありますか」 d 「痛みについて何か心配なことはありますか」 e 「痛みが続いているのですか。困りましたね」 × a × b × c ○ d × e 正解 d 36 診断に有用な検査はどれか。 a 筋電図 b 大動脈造影 c 頭部単純CT d 腰椎単純MRI e 大腿静脈超音波検査 × a × b × c ○ d × e 正解 d 101C12 嗄声について正しいのはどれか。 a 咳ができる。 b 息がしにくい。 c 高調な声である。 d 呂律が回らない。 e 大きな声が出せる。 ○ a × b × c × d × e 正解 a 101C13 癌の転移によるリンパ節腫脹の特徴はどれか。 a 軟らかい。 b 圧痛がない。 c 可動性がある。 d 皮膚に熱感がある。 e 相互の癒合がない。 × a ○ b × c × d × e 正解 b 101C14 膨疹の特徴はどれか。 a 浮腫 b 苔癬化 c 色素沈着 d 水疱形成 e 鱗屑付着 ○ a × b × c × d × e 正解 a 101C15 症候と病態の組合せで誤っているのはどれか。 a 嗄声――――反回神経麻痺 b 喀血――――肺アスペルギルス症 c 喘鳴――――間質性肺炎 d 呼吸困難――低酸素血症 e 顔面浮腫――上大静脈閉塞 ○ a ○ b × c ○ d ○ e 正解 c 101C16 掻痒を生じることが多いのはどれか。 a アルコール性肝障害 b 原発性胆汁性肝硬変 c 慢性肝炎 d 急性膵炎 e 胆石症 × a ○ b × c × d × e 正解 b 101C17 蛋白尿について正しいのはどれか。 a 蛋白で尿は混濁する。 b 造影剤投与で偽陽性を示す。 c 成分の大部分はグロブリンである。 d 起立時の蛋白尿は腎生検の適応となる。 e 尿蛋白量は慢性糸球体腎炎の予後に影響する。 × a × b × c × d ○ e 正解 e 101C18 脱水の症候として特徴的なのはどれか。 a 口渇 b 徐脈 c 血圧上昇 d 呼吸困難 e チアノーゼ ○ a × b × c × d × e 正解 a 101D8 8か月の乳児。嘔吐と下痢とを主訴に来院した。昨日の昼ころから白色水様の下痢が続いている。今朝からは嘔吐をするようになり,哺乳力低下が認められる。泣き声が弱々しくぐったりしており,大泉門が陥凹している。舌と口腔粘膜とが乾燥している。 まず行うのはどれか。 a 輸液 b 止痢薬投与 c 制吐薬投与 d 抗菌薬投与 e 中心静脈栄養 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 ロタウイルス性胃腸炎による中等度脱水症 100E14 チアノーゼを判定する部位で最も適切なのはどれか。 a 眼瞼結膜 b 口唇 c 舌 d 手掌 e 足底 × a ○ b × c × d × e 正解 b 100E15 「私はキリストの生まれ変わりだ」という発言から疑われる症状はどれか。 a 幻覚 b 妄想 c 強迫 d 不安 e 痴呆 × a ○ b × c × d × e 正解 b 100E16 咳を伴わないのはどれか。 a 胸膜炎 b 気管支喘息 c 過換気症候群 d 慢性副鼻腔炎 e うっ血性心不全 ○ a ○ b × c ○ d ○ e 正解 c
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「かなえキッチン」 フラワーエッセンスとエンジェルカード 2009年5月17日 (日) ドリーン・バーチュー博士のエンジェルカードは10種類以上あるそうですが、先日H子さんのエンジェルリーディングを受けた時に購入した、エンジェルカード。 「form the Fairies」。 絵の可愛らしさで選びました。 真ん中の青いボトルは、H子さんが調合してくださったフラワーエッセンス。 1日4回以上、1回に4滴、お水やお茶に入れたり、直接スポイドから下に垂らします。 イギリスの医師、エドワード・バッチ博士によって1936年に完成された心や感情のバランスを取り戻すための自然療法です。 フラワーエッセンスは、お花が最もエネルギーを発揮する早朝に摘み、クリスタルボールに入れられた水に浮かべ、太陽の光にあてたり、煮沸したりしたりすることで、鼻のエネルギーを見ずに転写したものです。 フラワーエッセンスは日常抱え込んださまざまな感情面や心理面に働きかけ、バランスを整えるようにサポートしてくれます。 心と体の関係は密接で、感情や精神的なマイナス状態を取り除くことで、間接的に身体の健康を取り戻す助けにもなります。 また副作用や依存性もなく、無害で、赤ちゃんや妊婦さん、ペットや植物にも安心して使用することができます。 世界中で70年以上使用されていて、事故の報告はありません。 光・大地・水・風など自然のエネルギーから作られるエッセンスのサポートにより、自分自身の力で、自らを振り返り心の状態を整えます。 私は、外出時のエコボトルに入れたお水やお茶に1日分のフラワーエッセンスを入れたり、愛犬の給水ボトルに入れています。 H子さんが用意してくれたこのエッセンスの調合は、愛犬のためのもので、飼い主である私にも効果があるということで、同じ物を飲んでいます。 学生になったら時間のゆとりもできるでしょう、そうなったらあれもやりたい、これもやりたい、あの人と会いたいなど色々夢を膨らませていたわけですが、予想外に慌ただしい毎日となり、疲労の蓄積と、思うように動けないこともストレスとなっているのか、春からずっと体調がすっきりしない日々でした。 そして、先週から悲しい出来事が続いて、気持ちが沈んでしまうことが多いのですが、そんな時に、料理やお菓子作りは気分転換になりますし、美味しい物が与えてくれる幸福感は、何よりです。 そして、エンジェルカードとフラワーエッセンスにも助けられています。 先日、高校時代の北海道にいるお友達から、「私達はまた二人の生活に戻りました」という知らせを受けて、大きなショックを受けました。 彼女は先日、日比谷花壇のフラワーギフト券を贈ってくれた女性です。 ずっと治療を続けて、奇跡的に授かった赤ちゃんでしたが。 「可愛い姿のエコーを残してお空に帰ってしまいました。天使の入れ物を買って今はエコー写真を大事にしまっています。」と。 命の重さ・夫婦としての絆、色んなことを教えてもらいました、と思える彼女は素晴らしい。 そして、少しずつでもまた前向きに頑張ります、と言えるまでにはどれほどの涙を流したかを考え、姪や甥の姿を思い浮かべると、生命の誕生の神秘を感じ、感動をおぼえます。 同世代の友人知人には、不妊治療をしている女性が多いです。 望んでも赤ちゃんが授からない日々の苦悩と、肉体的、経済的な負担も大きく、出生率の減少は、そういう女性たちが多いことも影響しているのではと感じます。 自分自身はそういう経験がないので実際わかりませんが、結婚し健康な子供を授かって母親になれるということは、当たり前ではなくて、奇跡の連続でこの世に誕生する宝物なのだと思うと、お泊まりにきている姪ちゃんが愛おしくて、ぎゅっと抱きしめてしまいました。 木曜日のごはん日記に、明日は朝7時から介護のお手伝いがあります、と書きましたが、予定通り金曜日は早朝から、月に何度かお手伝いをしている80歳のおじいさまのお宅に伺いました。 私は自宅では愛犬の介護もあるので、お昼までのお約束でお手伝いをしました。 夜、約束の時間になっても連絡がこないので、どうしたのかしらとこちらから電話をすると「現在おかけになった地域では、ネットワーク設備が故障している、または相手の通信機器の電源が入っていないか故障していると思われます」とアナウンスが流れました。 どういうことかしら?と思い、翌日電話をしても繋がらないので、心配になってご家族の携帯電話に連絡をすると、「昨日の午後自宅が火事で全焼しました、父親はその中にいて他界しました」と言われて… 私がお手伝いをして帰宅し、数時間後の出来事だった様子。 おじいさまと最後に会ったのは、私ではないか、ということで、その後色々なところから事情を聞かれて、サスペンスドラマのような一日でした。 やはり目の調子が相変わらずなので、かかりつけの医師に、眼科の専門病院へ紹介状を書いていただきました。 眼科だけの病院で、非常勤も含めると数十名の眼科医が在籍しているという病院。 多分東京でも、かなり大きな部類に入る眼科病院ではないでしょうか。 重度の眼瞼痙攣患者には、内服薬の他、ボトックス治療や手術療法もできるそう。 予約の電話をしたら、検査だけで3~4時間はかかります、とのことでびっくり。 検査後当日は車の運転ができません、ということで、電車で行かなくては。 先週は落ち込みがちな日々でしたが、明るく元気な姪ちゃんに癒された週末でした。 ハッピーな日ばかりでなくても、自分の中でプラスに転換できるエネルギーを蓄えることが大事ですね。 画像元データ: http //img6.cookpad.com/diary/p/440/568/083F647B67E40208568A646E420F552D.jpg かなえキッチン : ごはん日記 2009年05月
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前ページ次ページLibrary/医学 書籍 神経内科ケーススタディ ベッドサイドの神経の診かた 医学生・研修医のための脳神経内科 改訂4版 福武敏夫、神経症状の診かた・考えかた 第2版 福武敏夫、脊髄臨床神経学ノート...持ってない 脳波に慣れる! デジタル脳波入門 脳波超速ラーニング...持ってない 神経伝導検査と筋電図を学ぶ人のために 第2版...持ってない WEB 頭部外傷治療・管理のガイドライン第4版 NICE Head injury assessment and early management ACS TQIP BEST PRACTICES IN THE MANAGEMENT OF TRAUMATIC BRAIN INJURY ADULT TRAUMA CLINICAL PRACTICE GUIDELINES Initial Management of Closed Head Injury in Adults 内科 うんちく 内膜中膜複合体肥厚度(IMT)...プラークの評価 原因不明の痛みで「仮病」「なまけている」と誤解も SAPHO症候群とは? アロディニア 尿管の支配神経はS1?? 万能瞳孔計 五苓散が脳浮腫を改善させる。 人形の目現象(頭位眼反射、顔を動かしても正面を見ようとする運動) 脳梗塞 BAD 脳卒中 トルソー症候群 脳卒中後てんかん パーキンソン症候群 Myerson's sign(マイヤーソン徴候) レモン水とレボドパ 脊髄症 HAM HTLV-1関連脊髄症 脱髄性疾患 多発性硬化症 視神経脊髄炎 ADEM 慢性炎症性脱髄性多発神経炎(chronic inflammatory demyelinating polyneuropathy CIDP) 頭痛 国際頭痛分類 てんかん トッド麻痺 外科 用語集 脳動脈模型作り方 脳波 術中モニタリング MEP(motor evoked potential) SEP(somatosensory evoked potential) ABR(auditory brainstem respon VEP(visual evoked potential) 解剖学的知識 脳血管内治療に必要な解剖学的知識 機能的脳血管解剖 小脳の血管支配 FUsion 3D CT 皮膚縫合 血管縫合 ガドリニウムの長期副作用疑い Top of Vajelor syndrome 開頭後合併症 カテコラミンサージからのたこつぼ型心筋症 クッシング潰瘍 大気圧症候群 神経原性肺水腫 SPECT てんかん 脳動脈瘤- コイル塞栓術 脳動脈瘤- クリッピング 海面状血管腫 微小血管減圧術 DBS Deep Brain Stimulating パーキンソン病、脳深部刺激療法 若い人の開頭後の処置 硬膜下血腫再発、内視鏡手術 脳梗塞 Dr.竜平の脳梗塞治療 G-FAST 兆候 血栓回収 抗血小板薬 CEA:Carotid Endarterectomy- 頸動脈狭窄症の第1選択の血行再建術 狭窄の評価方法 書籍 神経内科ケーススタディ ベッドサイドの神経の診かた 色々と詳しい 医学生・研修医のための脳神経内科 改訂4版 福武敏夫、神経症状の診かた・考えかた 第2版 福武敏夫、脊髄臨床神経学ノート...持ってない 気になる本ではある 脳波に慣れる! デジタル脳波入門 脳波超速ラーニング...持ってない 実習回った時に紹介された。 神経伝導検査と筋電図を学ぶ人のために 第2版...持ってない バイブルらしい WEB 頭部外傷治療・管理のガイドライン第4版 https //minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0419/G0001164 NICE Head injury assessment and early management https //www.nice.org.uk/guidance/ng232/resources/head-injury-assessment-and-early-management-pdf-66143892774085 ACS TQIP BEST PRACTICES IN THE MANAGEMENT OF TRAUMATIC BRAIN INJURY https //www.facs.org/media/mkej5u3b/tbi_guidelines.pdf ADULT TRAUMA CLINICAL PRACTICE GUIDELINES Initial Management of Closed Head Injury in Adults https //aci.health.nsw.gov.au/__data/assets/pdf_file/0003/195150/NSW-Health-Initial-management-closed-head-injuries-full.pdf 疾患 内科 うんちく 内膜中膜複合体肥厚度(IMT)...プラークの評価 https //www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-097.html 原因不明の痛みで「仮病」「なまけている」と誤解も SAPHO症候群とは? 滑膜炎、ざ 瘡そう (ニキビ様皮膚炎)、皮膚のう 疱ぽう 症、骨過形成症、骨炎と、あまり目にする機会のない病名が五つも並んだら、「SAPHO症候群」と呼ばれる病気の可能性があります。 https //yomidr.yomiuri.co.jp/article/20210623-OYTET50009/ アロディニア 通常では痛みを引き起こさないような非侵害刺激(接触や軽度の圧迫、非侵害的な温冷刺激など)で痛みを生じてしまう感覚異常のこと 末期がん、糖尿病性ニューロパチー、帯状疱疹後、脊髄損傷などで発症する神経障害性疼痛の代表的症状の一つである。 https //bsd.neuroinf.jp/wiki/アロディニア 尿管の支配神経はS1?? 電気刺激で実験した人がいるらしい(要調査) 万能瞳孔計 瞳孔の幅を見る物差しである 1000円くらいで売ってる 五苓散が脳浮腫を改善させる。 分子レベルの機序としては,五苓散は腎に存在するアクアポリン3活性を抑制し多尿を生じさせ,脳のアクアポリン4活性を抑制し脳浮腫を改善させると想定されている。 https //www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=7590 人形の目現象(頭位眼反射、顔を動かしても正面を見ようとする運動) 脳幹機能の評価に用いる https //www.jaam.jp/dictionary/dictionary/word/1028.html 脳梗塞 BAD 脳卒中 トルソー症候群 トルソー症候群はトルソーというフランスの神経内科医が19世紀に発見した病気で、がんの合併症の1つである静脈血栓塞栓症、狭い意味ではそれを伴う脳卒中を指します。がんは浸潤や転移などで患者を苦しめますが、同時にムチンやサイトカイン、組織因子など血管や心臓の内部に血栓をできやすくするということも行っています。こうした状態を血液凝固能が上昇しているといい、血栓が血流に乗って脳に流れ着くと脳卒中を引き起こす原因になります。このようなタイプの脳卒中をトルソー症候群と定義しています。 https //www.senshiniryo.net/stroke_a/07/index.html 脳卒中後てんかん 脳卒中生存者の7%に認められる https //www.med.gifu-u.ac.jp/neurology/column/cvd/011.html パーキンソン症候群 Myerson s sign(マイヤーソン徴候) 教科書的には検者が眉間を指でトントンと叩いて刺激すると眼瞼が閉じる徴候のことですが、眼瞼が閉じなくても眼輪筋の収縮が見られたら私どもは陽性としています。 瞬目減少は瞬きが少なくなっている状態です。 レモン水とレボドパ レボドパは酸に溶けやすく水に溶けにくい性質があり、胃液のpHが低いほうが吸収がよい。 https //yakuzaic.com/archives/4924 脊髄症 HAM HTLV-1関連脊髄症 https //www.nanbyou.or.jp/entry/50 脱髄性疾患 多発性硬化症 視神経脊髄炎 ADEM 慢性炎症性脱髄性多発神経炎(chronic inflammatory demyelinating polyneuropathy CIDP) 頭痛 国際頭痛分類 https //www.jhsnet.net/kokusai_new_2019.html てんかん https //www.lab.toho-u.ac.jp/med/sakura/neurology/guide/treatment/treatment12.html トッド麻痺 外科 用語集 http //jns.umin.ac.jp/member/files/yougo_ver3.pdf 脳動脈模型作り方 http //plaza.umin.ac.jp/~zen-jun/全循過去/public_html/secret_file/研究会誌_23巻/Kaishi_Vol.23_68-79.pdf 脳波 自動判別はまだ実現していないらしい 術中モニタリング http //www.izumino.or.jp/nc/chara/opemoni.html MEP(motor evoked potential) 運動誘発電位モニタリング SEP(somatosensory evoked potential) 体性感覚誘発電位モニタリング ABR(auditory brainstem respon 聴性脳幹反応 VEP(visual evoked potential) 視覚誘発電位モニタリング 解剖学的知識 脳血管内治療に必要な解剖学的知識 機能的脳血管解剖 https //www.jstage.jst.go.jp/article/jcns/13/2/13_KJ00003227577/_pdf/-char/ja 小脳の血管支配 http //www.treatneuro.com/archives/8289 http //n-ent.sakura.ne.jp/tokusyu/04_5.html 前下小脳動脈症候群と内耳動脈症候群(仮称) https //www.jstage.jst.go.jp/article/jibirin1925/82/12/82_12_1693/_pdf FUsion 3D CT 皮膚縫合 1/2ルール ロックする SILK BRAIDED NYLON MONOFIBER POLYESTER BRAIDED 針先から3/4のところをもつ 有鉤せっし じしんき もすきーとなんとか 血管縫合 位置確認のために中空で交差させて確認 針を刺すときは高倍率 縛るときは低倍率 ピントを合わせる ピントを合わせた領域で可能な限り操作する 針は先端から2/3の部分を持つ カウンターを入れながら刺す 右手は可能な限り固定しながら、左で輪っかを作る:女結び 女結びを3回行う。 残りは2本の針を使う。 ガドリニウムの長期副作用疑い Top of Vajelor syndrome 開頭後合併症 カテコラミンサージからのたこつぼ型心筋症 クッシング潰瘍 クッシング潰瘍とは,中枢神経系疾患や頭部外傷あるいは頭部手術後に生じる胃・十二指腸潰瘍 予防にPPIを使ったりするが、あまり効果ない説もある。 https //www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=12396 大気圧症候群 https //www.jstage.jst.go.jp/article/jcns/26/2/26_143/_pdf 神経原性肺水腫 https //www.jstage.jst.go.jp/article/jjaam1990/4/1/4_1_17/_pdf SPECT 過還流による脳出血のリスクを評価するために用いる。 てんかん ジャクソン型 https //pathologycenter.jp/disease/epilepsy/epilepsy1.html 脳動脈瘤- コイル塞栓術 コイルはプラチナでできている。 3D-CTの白い部分は、静脈を示している 動脈瘤が毎日拍動して軟膜が変性してこびりついている。 内頸動脈の近くの神経 繊維で固めて炎症を起こして固める。 術後2年間は血液サラサラの薬を飲む 脳動脈瘤- クリッピング 海面状血管腫 https //plaza.umin.ac.jp/sawamura/braintumors/cavernoma/ 微小血管減圧術 神経を圧迫している血管をどかす手術 例えば7,8番脳神経をPICA(後下小脳動脈)が圧迫しているため、それをどかす。 耳の横からアクセスして、小脳をどかして、橋付近にへばりついているPICAをどかす。 DBS Deep Brain Stimulating パーキンソン病、脳深部刺激療法 https //dbs-chiryo.jp/about-dbs/treatment-summary/ 若い人の開頭後の処置 若い人は硬膜外血腫になりやすいため、硬膜と骨をぬう。 硬膜下血腫再発、内視鏡手術 脳梗塞 Dr.竜平の脳梗塞治療 https //pharmacist.m3.com/column/stroke G-FAST Gaze-deviation facial drop arm drop speech problems time 疑ったら、CTなしでコールして良い 兆候 心房細動、片麻痺、失語、意識障害、共同偏視 院内の脳梗塞は、循環障害のケースが多く、遅れがち rt-PAは3割くらい溶けるがあまり溶けない 90日後の評価によって行なっている。 血栓回収 スタンダードになりつつある。 抗血小板薬 血小板の寿命は14日くらいでタイミング意味あるのか。 CEA:Carotid Endarterectomy- 頸動脈狭窄症の第1選択の血行再建術 内頸動脈の枝 外頸動脈の枝 筋肉 頸動脈小体の支配神経 リンパ節 頚神経叢 浅いところに持っていく!! 血管の結合組織を輪ゴムと釣り糸で引っ張る。 狭窄部位を確認 プラークを縫い付けておく Vasa-Vasorum 血管栄養血管 狭窄の評価方法 http //shizuoka-med.jrc.or.jp/dat/files/sect/file/lab%20news/labnews21.pdf 1. ECST 法 European Carotid Surgery Trial 測定は簡便であり、二次元的な値になります。 2. NASCET 法 North American Symptomatic Carotid Endarterectomy 血管造影の狭窄率に対応し、外科的治療の指標となります。 (内頸動脈適応。遠位端の描出が困難なことが多い) 3. Area 法 立体的な把握ができ、不整形の血管に有用です。
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D 面接者の態度 小項目 共感的態度,理解的態度,支持的態度,問題解決への援助的態度,評価的態度,解釈的態度,調査的態度,逃避的態度 102F28,102F29 次の文を読み,28,29の問いに答えよ。 42歳の女性。不眠と頭痛とを主訴に来院した。 現病歴: 半年前に職場で管理職に昇進したころから不眠が出現した。疲れやすくて食欲もなく,趣味の社交ダンスもやめてしまった。この1か月は,夕方になると鈍い痛みを後頭部に感じ仕事に集中できなかった。部下に迷惑をかけているので思い切って仕事を辞めようかとも考えた。子供はおらず夫と二人暮らしである。心配した夫に病院に行くように強く勧められたため思い切って来院した。 既往歴: 特記すべきことはない。 家族歴: 母親が糖尿病で通院治療中。 現症: 意識は清明。身長 163cm,体重 47kg。脈拍 72/分,整。血圧 104/72mmHg。眼瞼結膜に貧血を認めない。甲状腺腫大はない。頚部リンパ節は触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。下腿に浮腫を認めない。筋力低下はなく,深部腱反射は正常である。 28 医師が医療面接でこの患者にかける言葉のなかで,共感的態度を表しているのはどれか。 a 「職場の人間関係がストレスなのですね。私も経験があります」 b 「睡眠不足だと頭も痛くなりますし集中力も落ちますよね」 c 「仕事を辞めようと思うほど支障をきたしているのですね」 d 「子供さんがいない生活はずいぶん寂しいでしょうね」 e 「この半年の間に一度も病院に行っていないのですか」 × a × b ○ c × d × e 正解 c 29 解釈モデルを尋ねる質問はどれか。 a 「以前と比べて体重が減ってきてはいませんか」 b 「死んだほうがましだと思うことはありませんか」 c 「普段定期的に飲んでいるお薬があったら教えてください」 d 「何かご質問があるようでしたらおっしゃってください」 e 「どうして眠れなくなったのか思い当たることはありますか」 × a × b × c × d ○ e 正解 e 101C11 医療面接での医師の態度として適切なのはどれか。 a 患者の要求はすべて受け入れる。 b 答えにくい質問の時は話題を変える。 c できるだけ視線を合わせないようにする。 d 患者の感情の動きを受け入れるようにする。 e 沈黙が起こった時は,まず医師から話しかける。 × a × b × c ○ d × e 正解 d 101D4 42歳の男性。不眠を主訴に来院した。初診時の医療面接で以下のような会話が行われた。 医師①「こんにちは,私は本日担当させていただくAです」 ②「今日はどのような理由でいらっしゃいましたか」 患者「眠れないので困っています」 医師③「もう少し詳しく教えてください」 患者「1か月前から寝つきが悪くなって,せっかく寝ても夜中にすぐ目が覚めてしまいます。おかげで,日中の仕事がはかどりません」 医師④「それは困りましたね」 患者「このままでは仕事を辞めなくてはならないかもしれません」 医師⑤「眠れなくなったのに何かきっかけがありますか」 この会話について正しいのはどれか。 a ①は支援の意思を伝えている。 b ②は閉鎖型の質問である。 c ③は会話を促進している。 d ④は訴えを解釈している。 e ⑤は情報を点検している。 × a × b ○ c × d × e 正解 c 100E11 「最近疲れやすくて散歩にも出られないんですよ」という患者の訴えに対する共感的応答で最も適切なのはどれか。 a 「私もそうなんですよ」 b 「そうですか,それは辛いですね」 c 「どのくらい歩くと疲れてきますか」 d 「いけませんねえ,もっと元気を出さなくては」 e 「生活が不規則になっているんじゃないですか」 × a ○ b × c × d × e 正解 b 100D2 初診患者(田中○子,56歳)に対する担当医(山本医師)の会話を以下に示す。 医師①「おはようございます。私は内科医の山本です。お名前をお聞かせください」 患者「田中○子と申します」(下をみつめて低い声) 医師②「どうされましたか。来院された理由を詳しくお話しください」 患者「実は1週前から体がだるくなり,夜よく眠れなくなりました……」 医師「それは大変ですね」 ③「1週前から体がだるく,夜よく眠れなくなったのですね。他に何かありませんか」 患者「あの……,息子が勤める化学薬品工場で10日前に事故があり,巻き込まれて失明しそうなんです」(涙を流す) 医師④「どんな事故だったのですか。どうして事故が起こったのですか。息子さんはどこに入院しておられるのですか」 患者「もう,顔が工場の薬でメチャメチャになり……」(涙を流す) 医師⑤「なるほど,そのようなことがあれば,辛いですね」 患者「……」 医師「ところで,体のだるさについて伺いたいのですが,例えば,横になるともう起き上がれないほどのだるさですか」 患者「それほどでもありません」 医師の発言で調査的なのはどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤ × a × b × c ○ d × e 正解 d 99B9 医療面接での医師の態度で,患者との信頼関係を確立するために最も有用なのはどれか。 a 解釈的態度 b 調査的態度 c 逃避的態度 d 評価的態度 e 理解的態度 × a × b × c × d ○ e 正解 e
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A 基本的疾患・症候群 小項目 正常妊娠,妊娠悪阻,子宮外妊娠(異所性妊娠),認知症,アルコール・薬物依存症,うつ病,双極性障害(躁うつ病),統合失調症,不安障害(パニック障害,社会不安障害),身体表現性障害(心気症,心身症),ストレス関連障害(外傷後ストレス障害(PTSD),急性ストレス障害),睡眠障害,睡眠時無呼吸症候群,湿疹・皮膚炎,接触皮膚炎,アトピー性皮膚炎,蕁麻疹,ウイルス性発疹症(麻疹,風疹,水痘,ヘルペス),結膜炎,角膜炎,白内障,緑内障,糖尿病・高血圧・動脈硬化による眼底変化,急性中耳炎,良性発作性頭位眩暈症,アレルギー性鼻炎,急性・慢性副鼻腔炎,上気道炎,扁桃炎,急性気管支炎,急性細気管支炎,気管支喘息(小児喘息を含む),肺炎,胸膜炎,慢性閉塞性肺疾患(COPD),肺結核,慢性呼吸不全,肺癌,自然気胸,緊張性気胸,気道閉塞,急性呼吸不全,急性呼吸促(窮)迫症候群(ARDS),肺循環障害(肺梗塞,肺塞栓症),肺水腫,うっ血性心不全,過換気症候群,不整脈,先天性心疾患,弁膜症(僧帽弁膜症,大動脈弁膜症),急性心筋梗塞,急性冠症候群,狭心症,心筋症,高血圧症,動脈硬化症,急性大動脈解離,大動脈瘤破裂,閉塞性動脈疾患,深部静脈血栓症,下肢静脈瘤,胃食道逆流症(逆流性食道炎(GERD)),胃・食道静脈瘤,食道癌,胃潰瘍,十二指腸潰瘍(消化性潰瘍),食道癌,急性胃腸炎,便秘症,乳児下痢症,急性虫垂炎,炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎,Crohn病),機能性消化管障害(機能性ディスペプシア,過敏性腸症候群),大腸癌,痔瘻,痔核,急性・慢性肝炎,脂肪肝,肝硬変,肝不全,肝性脳症,肝癌,胆石症,胆嚢炎,胆管炎,急性・慢性膵炎,膵癌,鼠径ヘルニア,腸閉塞,腸重積症,汎発性腹膜炎,鉄欠乏性貧血,二次性貧血,急性白血病,出血傾向,播種性血管内凝固(DIC),悪性リンパ腫,急性・慢性糸球体腎炎症候群,ネフローゼ症候群,急性腎盂腎炎,尿路感染症,糖尿病性腎症,急性・慢性腎不全,腎癌,膀胱癌,尿路結石,前立腺肥大症,前立腺癌,子宮内膜症,月経困難症,卵巣癌,子宮筋腫,子宮頸癌,子宮体癌,更年期障害,緊張型頭痛頭痛,片頭痛,脳出血,くも膜下出血,頭蓋内血腫,脳梗塞,脳卒中後遺症,Parkinson病,髄膜炎,脳炎,脳症,熱性けいれん,てんかん,脳性麻痺,変形性脊椎症,脊柱管狭窄症,椎間板ヘルニア,肩関節周囲炎,変形性関節症,関節リウマチ,骨折,頭部外傷,脊髄損傷,甲状腺機能亢進症・低下症,糖尿病,メタボリックシンドローム,脂質異常症(高脂血症),高尿酸血症,痛風,骨粗鬆症,乳癌,アナフィラキシー,薬疹,敗血症,急性食中毒,皮膚潰瘍,褥瘡,熱中症,寒冷による障害 102C11 尿毒症でみられないのはどれか。 a 嗄声 b 乏尿 c 貧血 d 肺水腫 e 意識障害 × a ○ b ○ c ○ d ○ e 正解 a 102C23 28歳の女性。激しい頭痛を主訴に来院した。19歳ころから拍動性の右側に頭痛を自覚している。頭痛は嘔吐を伴い,吐き終わると少し楽になると言う。頭痛持続中は強い光と大きな音とがつらく,暗い部屋でじっとしていることが多かった。大学生のころには頭痛は定期試験が終了した後などに限られていたが,卒業後就職したころから週に1回は出現するようになり,欠勤することが多い。最近は,月経開始2日前から開始2日後にかけて激しい頭痛が出現している。頭痛出現に先行する症状は特にない。神経学的所見に異常はない。母親にも同様の頭痛がある。 考えられるのはどれか。 a 緑内障 b 偏頭痛 c 頚椎症 d 副鼻腔炎 e 緊張型頭痛 × a × b ○ c × d × e 正解 c 102C24 28歳の女性。hMG-hCG療法による体外受精・胚移植施行後7日目に,著明な腹部膨満と腹痛とを主訴に来院した。身長 160cm,体重 56kg。体温 36.6℃。脈拍 88/分,整。血圧 90/48mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部超音波検査で大量の腹水貯留と蝶形10cmに達する両側卵巣腫瘤とを認める。尿所見:蛋白(-),糖(-)。尿量:10ml/時。血液所見:赤血球 590万,Hb 16.9g/dl,Ht 55%,白血球 13000,血小板 34万。血液生化学所見:糖蛋白 5.1g/dl,アルブミン 2.7g/dl,尿素窒素 23.0mg/dl,クレアチニン 1.3mg/dl,Na 139mEq/l,K 4.8mEq/l,Cl 109mEq/l。 対応として適切なのはどれか。 a 輸血 b 経過観察 c 電解質輸液 d 昇圧薬投与 e 高浸透圧利尿薬投与 × a × b ○ c × d × e 利尿薬により循環血液量の更なる低下を引き起こす(禁忌) 正解 c 診断 卵巣過剰刺激症候群(OHSS) 102F10 労作性狭心症で正しいのはどれか。 a 発作は空腹時に起こる。 b 痛みは呼吸で変動する。 c 痛みは数秒間持続する。 d 痛みは頚部や肩に放散する。 e 針で刺すような痛みである。 × a × b × c ○ d × e 正解 d 102F24 45歳の女性。3週前からの抑うつ気分と自責感とを主訴に来院した。 診断に重要な症候はどれか。 a 不眠 b 食欲亢進 c 皮膚掻痒感 d 下肢脱力感 e 不正性器出血 ○ a × b × c × d × e 正解 a 102H27 23歳の女性。喘鳴と息切れとを主訴に来院した。1年半前から風邪をひくと喘鳴と息切れとが出現し,風邪が治るといつも消失していた。1週前にも同じ症状が出現し,息切れがこれまでで最も強かったが,週末を挟んで症状が軽減してから受診した。身長 154cm,体重 46kg。体温 36.5℃。呼吸数 16/分。脈拍 80/分,整。血圧 112/64mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。動脈血ガス分析(自発呼吸,room air):pH 7.41,PaO2 86Torr,PaCO2 39Torr。 考えられるのはどれか。 a 急性気管支炎 b 気管支喘息 c 気管支拡張症 d 胸膜炎 e 肺結核 × a ○ b × c × d × e 正解 b 101C33 頭部単純CTを別に示す。 診断はどれか。 a 脳出血 b 脳梗塞 c くも膜下出血 d 急性硬膜外血腫 e 急性硬膜下血腫 × a × b × c × d ○ e 正解 e 101C36 肝硬変の検査所見で正しいのはどれか。 a 血小板増加 b プロトロンビン時間延長 c アルブミン増加 d γ-グロブリン減少 e コリンエステラーゼ増加 × a ○ b × c × d × e 正解 b 101C37 片頭痛でみられないのはどれか。 a 拍動性頭痛 b 視覚の異常 c 音への過敏 d 悪心・嘔吐 e けいれん ○ a ○ b ○ c ○ d × e 正解 e 101C38 仕事ができないという患者の訴えで,うつ病の可能性が高いのはどれか。 a 「やりたくないので仕事のことは考えないようにしています」 b 「やらないといけないのですが頭が回りません」 c 「上司にすぐ怒られるので,したくありません」 d 「この仕事は自分にはあっていません」 e 「ものを考えるとすぐ眠くなります」 × a ○ b × c × d × e 正解 b 101C39(採点除外) 特発性てんかんで正しいのはどれか。 a 環境要因が原因として重要である。 b 脳腫瘍が原因となることがある。 c 有病率は10%である。 d 幼小児期の発症が多い。 e 女性に多い。 × a × b × c ○ d × e 正解 d 101D15(採点除外) 36歳の男性。急に出現した頭痛と右眼瞼下垂とを主訴に来院した。意識は清明。右瞳孔は左より大きく対光反射は消失している。 最も考えられるのはどれか。 a 片頭痛 b 脳梗塞 c 脳出血 d 緊張型頭痛 e くも膜下出血 × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 動眼神経麻痺を伴うくも膜下出血 101D16 45歳の女性。体動時の息切れを主訴に来院した。半年前から駅の階段を上がる際に息切れと動悸とを自覚していた。最近,平地での早歩き程度でも動悸を感じるようになった。意識は清明。身長 154cm,体重 49kg。呼吸数 18/分。脈拍 92/分,整。血圧 126/82mmHg。眼瞼結膜は貧血様。大動脈弁領域に駆出性の収縮期雑音を認める。血液所見:赤血球 300万,Hb 8.1g/dl,Ht 23%,白血球 4200,血小板 40万,白血球分画に異常はない。 対応として適切なのはどれか。 a 骨髄穿刺 b 出血源の検索 c 免疫抑制薬の投与 d ビタミンB12の筋注 e 赤血球濃厚液の輸血 × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 貧血 101D17 26歳の男性。下痢を主訴に来院した。3年前から通勤途上の電車の中で便意が突然出現するようになり,我慢をすると徐々に下腹部を中心と下腹痛が出現するようになった。駅のトイレに駆け込むと一気に排便があり,腹痛も便意も改善する。 この患者でみられるのはどれか。 a 未消化便 b 灰白色便 c 脂肪便 d 粘血便 e 水様便 × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 過敏性腸症候群(下痢型) 101D18 29歳の女性。突然の動悸を主訴に来院した。これまで心電図に異常を指摘されたことはない。意識は清明。血圧 118/70mmHg。心電図を別に示す。 治療薬として適切なのはどれか。 a アトロピン b アドレナリン c イソプロテレノール d ベラパミル e リドカイン × a 禁忌 × b 禁忌 × c 禁忌 ○ d × e 正解 d 診断 発作性上室性頻拍(PSVT) 101D19 48歳の男性。高血圧症と高脂血症とで通院中である。自己血圧測定の結果を持参して定期受診した。最近,血圧変動が激しいことの理由を尋ねたところ,「飲み始めるとついつい深酒になり,朝起きられない。朝食後の降圧薬の服用ができないし,そんな日は無断欠勤してしまう。それでも酒が止められない」と述べた。 この患者の健康上の問題として最も重要なのはどれか。 a 高血圧症 b 高脂血症 c 問題飲酒行動 d 無断欠勤の罪悪感 e 服薬コンプライアンス × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 アルコール依存症 101D20 32歳の男性。意識消失のため搬入された。うどんを食べてすぐに運動をしたところ,全身にじんま疹が出現し,その後,意識を消失した。小麦アレルギーの既往がある。呼吸数 24/分。脈拍 120/分,整。血圧 74/52mmHg。 まず行うべき処置はどれか。 a アトロピン皮下注射 b アドレナリン皮下注射 c ジアゼパム静脈注射 d ドパミン点滴静注 e プレドニゾロン静脈注射 × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 アナフィラキシーショック 101D21 8か月の乳児。発熱とけいれんとを主訴に来院した。午前中は元気で哺乳力も良好であったが,午後になって発熱に気づいた。その後,約3分続く全身のけいれんを認めた。発熱もけいれんも出生後初めてだという。意識は清明。身長 72cm,体重 8600g。体温 38.6℃。大泉門の膨隆は認めない。咽頭に軽度の発赤を認める。鼓膜に異常はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部に異常を認めない。項部硬直とKernig徴候とはみられない。血液所見と血液生化学所見とに異常を認めない。 対応として適切なのはどれか。 a 輸液 b 経過観察 c 抗菌薬投与 d 抗けいれん薬投与 e 副腎皮質ステロイド薬投与 × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 熱性けいれん 101D33,101D34(101D34は採点除外) 次の文を読み,33,34の問いに答えよ。 25歳の男性。意識消失発作を主訴に来院した。 現病歴: 受診日の早朝,車を運転中に便意を自覚した。排便したかったが,我慢をして運転を続けた。ガソリンスタンドに車を止めて,車外に一歩踏み出したところで,発汗を認めた。そして頭から血が引いてゆく感じがして気が遠くなり,その場にゆっくりと倒れ込んだ。数秒後に意識は戻り,怪我はなく,歩行することができた。 既往歴: 特記すべきことはない。 現症: 身長 170cm,体重 65kg。体温 36.5℃。呼吸数 14/分。脈拍 80/分,整。血圧 100/80mmHg。眼瞼結膜に貧血はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的に異常所見を認めない。 33 この患者の診断に最も有用なのはどれか。 a 病歴 b 身体診察 c 血液検査 d 胸部エックス線撮影 e 頭部CT ○ a × b × c × d × e 正解 a 34 このような発作を起こしにくい状況はどれか。 a 咳嗽 b 排尿 c 嘔吐 d 運動 e 疼痛 ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 診断 血管迷走神経性失神(vasovagal syncope) 101D39,101D40 次の文を読み,39,40の問いに答えよ。 8歳の男児。意識障害のため搬入された。 現病歴: 自転車で坂を下っていて転倒した。「頭が痛い」と泣いて家に帰ったが,転倒1時間後から傾眠傾向となった。 既往歴: 4歳時に小児喘息と診断されたが治療は受けていない。 現症: 意識障害を認め,痛み刺激で開眼する。身長 129cm,体重 30kg。呼吸数 22/分。脈拍 112/分,整。血圧 102/64mmHg。瞳孔径:右 2mm,左 4mm。対光反射は左で減弱している。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。 検査所見: 血液所見:赤血球 471万,Hb 12.5g/dl,Ht 40%,白血球 12000。血清生化学所見:AST 28IU/l,ALT 25IU/l,アミラーゼ 90IU/l(基準 37~160)。動脈血ガス分析(自発呼吸,酸素 3l/分投与下):pH 7.24,PaO2 228Torr,PaCO2 54Torr,HCO3- 22mEq/l。 39 直ちに頭部単純CTが行われた。その写真を別に示す。 診断はどれか。 a 脳出血 b 脳梗塞 c くも膜下出血 d 急性硬膜外血腫 e 急性硬膜下血腫 × a × b × c ○ d × e 正解 d 40 CTから帰室後,いびきが激しくなり陥没呼吸が出現した。 まず行うのはどれか。 a 気管切開 b 胸腔穿刺 c エアウェイ挿入 d 用手的人工呼吸 e 輪状甲状間膜穿刺 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 急性硬膜外血腫 101D43,101D44 次の文を読み,43,44の問いに答えよ。 60歳の女性。健康診査で高血圧を指摘されて来院した。 現病歴: 1か月前に健康診査を受けたところ,血圧が高いと指摘され,病院受診を勧められた。~既往歴: 20年前に人間ドックで蛋白尿と血尿を指摘されたが,二次検査では心配ないと言われた。出産は2回で,いずれも正常であった。 家族歴: 母親が高血圧,父親が高血圧と糖尿病。 現症: 意識は清明。身長 156cm,体重 48kg。脈拍 76/分,整。血圧 170/96mmHg。血圧に左右差はない。皮膚に発疹を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部に異常を認めない。下腿に浮腫を認める。 検査所見: 尿所見:蛋白 3+,糖(-),潜血 2+,沈渣に赤血球 10~20/1視野,白血球 0~2/1視野,赤血球円柱(+),白血球円柱(-)。血液所見:赤血球 320万,Hb 9.6g/dl,Ht 28%,白血球 5600,血小板 23万。血清生化学所見:空腹時血糖 118mg/dl,HbA1c 6.0%(基準 4.3~5.8),総蛋白 6.5g/dl,アルブミン 3.9g/dl,尿素窒素 62mg/dl,クレアチニン 4.6mg/dl,AST 21IU/l,ALT 9IU/l,Na 138mEq/l,K 5.1mEq/l,Cl 105mEq/l,Ca 7.8mg/dl,P 5.2mg/dl。 43 次に行う検査として適切なのはどれか。 a 尿培様 b 尿細胞診 c 腹部造影CT d 腹部超音波検査 e 腎シンチグラフィ × a × b × c 禁忌 ○ d × e 正解 d 44 対応として適切でないのはどれか。 a 減塩食 b 低蛋白色 c 降圧薬投与 d カリウム制限食 e 経口糖尿病薬投与 ○ a ○ b ○ c ○ d × e 禁忌 正解 e 診断 腎不全(急性か慢性化は不明だが,病歴からは慢性の可能性が高い) 101D47,101D48(101D48は採点除外) 次の文を読み,47,48の問いに答えよ。 54歳の男性。意識障害を主訴に来院した。 現病歴: 5年前に1型糖尿病と診断され,インスリン治療を開始した。1週前から38℃台の発熱と咽頭痛とがあり,2日前食欲低下と嘔気とを認めたためインスリン注射を自己中止した。今朝,意識がもうろうとしているところを家族に気付かれた。 家族歴: 特記すべきことはない。 現症: 意識はJCS Ⅱ-20。身長 176cm,体重 60kg。体温 37.3℃。呼吸数 30/分。脈拍 92/分,整。血圧 124/76mmHg。貧血と黄疸とを認めない。舌は乾燥している。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾は触知しない。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖 4+,ケトン体 3+。血糖は簡易測定器で測定可能範囲を超える異常高値である。 47 検査で最も必要性が低いのはどれか。 a 血球 b 血糖 c 含窒素成分 d 脂質 e 電解質 ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 48 生理食塩水の点滴と静脈内インスリン持続注入とによって患者の意識レベルは一時改善したが,やがて再び意識障害が進行した。 治療方針を決めるために最も有用な検査はどれか。 a 頭部単純CT b 脳脊髄液 c 脳波 d 心エコー検査 e 心電図 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 糖尿病性ケトアシドーシス(DKA) 100E29 湿疹について誤っているのはどれか。 a 掻痒を伴う。 b 非伝染性である。 c 小水疱を形成する。 d 表皮の炎症である。 e 数時間で消退する。 ○ a ○ b ○ c ○ d × e 正解 e 100E30 アトピー性皮膚炎に特徴的でないのはどれか。 a 掻痒 b 虹彩炎 c 白内障 d 対称性皮疹 e 血清IgE増加 ○ a × b ○ c ○ d ○ e 正解 b 100E31 労作性狭心症で正しいのはどれか。 a 針で剌すような痛みである。 b 痛みは頸部や肩に放散する。 c 痛みが数秒間持続する。 d 発作は空腹時に起こる。 e 硝酸薬は無効である。 × a ○ b × c × d × e 正解 b 100E32 脳梗塞の発症に関連しないのはどれか。 a 脱水症 b 糖尿病 c 僧帽弁膜症 d 過換気症候群 e 播種性血管内凝固症候群〈DIC〉 ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 100E33 第4頸髄の脊髄外傷でみられるのはどれか。 a 頻脈 b 嘔吐 c 呼吸困難 d けいれん e 意識障害 × a × b ○ c × d × e 正解 c 100E34 鉄欠乏性貧血でみられるのはどれか。 a 黄疸 b 脾腫 c 鼻出血 d チアノーゼ e 収縮期雑音 × a × b × c × d ○ e 正解 e 100E35 うつ病について正しいのはどれか。 a 自殺は少ない。 b 気分転換で改善する。 c 薬物治療に反応しない。 d 意欲の障害がみられる。 e 気分の日内変動はみられない。 × a × b × c ○ d × e 正解 d 100E36 小児の腹痛の原因として最も多いのはどれか。 a 便秘症 b 胆嚢炎 c 腸重積症 d 急性虫垂炎 e 鼠径ヘルニア ○ a × b × c × d × e 正解 a 100E37 便秘症の原因として考えられるのはどれか。 a 胆石症 b 慢性肝炎 c 慢性膵炎 d 高尿酸血症 e 甲状腺機能低下症 × a × b × c × d ○ e 正解 e
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脳血管の閉塞部位と臨床症状 動脈名 閉塞部位 病巣側 反対側 視野 その他 前大脳動脈 完全閉塞(一側閉塞では必ずしも発症しない) 1.顔を含む片麻痺(下肢に強い)2.下肢の皮質性感覚障害 1.尿失禁? 2.歩行失行、左運動失行、3.把握反射?, 吸引反射? 4.記憶喪失, 精神障害 5.無動無言症 6.一過性失語 Heubner動脈(内側線状体動脈) 1.下顔面,舌, 上肢(特に近位部の麻痺)2.筋硬直?が著明3.不随意運動 Heubner動脈より末梢 1.下肢,特に遠位部の麻痺2.下肢の皮質性感覚障害 動脈名 閉塞部位 病巣側 反対側 視野 その他 中大脳動脈 完全閉塞(中大脳動脈と内頸動脈閉塞は臨床症状は似ている。★があるときは内頸動脈閉塞を疑う) ★一過性の視力障害が前駆する 1.顔面、舌を含めた片麻痺(回復期には上肢に麻痺が強い)2.皮質性感覚障害 同名半盲?、同名下部四半盲 1.意識障害?2.優位半球障害では失語(運動性?,感覚性?)Gerstmann症候群?失行?,失認?4.病巣と反対側への注視麻痺?, 共同偏視? 外側線状体動脈 1.顔,舌を含む片麻痺(上肢に強い)2.感覚障害 同名半盲? 1.意識障害(軽い)2.優位側では運動失語を伴うことあり 動脈名 閉塞部位 病巣側 反対側 視野 その他 全脈絡叢動脈 1.顔を含む片麻痺2.半身の感覚鈍麻 同名半盲?, 同名上部四半盲 MCA閉塞と似ているが,優位側でも失語は起こさない 動脈名 閉塞部位 病巣側 反対側 視野 その他 後大脳動脈 皮質枝 同名半盲?, 同名上部四半盲 1. 優位側では失読症?,視覚失認? 2.両側障害では皮質盲?3.記銘力障害? 深部枝1.視床膝動脈(視床症候群?, Dejerine-Roussy症候群?) 1.半身の感覚鈍麻(特に深部感覚の高度な障害)2.自発痛?, 異常感覚? Hyperpathia3.不全片麻痺4.運動失調?(上肢の企図振戦?)5.不随意運動(舞踏病様?, アテトーゼ様 アテトーゼ様不随意運動?) 深部枝2.視床貫通枝?または傍正中動脈?(脳底動脈上部からの枝) 動眼神経麻痺?(A)(眼瞼下垂?, 斜視?, 散瞳?) 1.小脳失調?(B)2.片麻痺(C)3.舞踏病様不随意運動?(D)4.半身の深部感覚障害?) 1.Claude症候群?(A+B)2.Weber症候群?(A+C)3.Benedikt症候群?4.ヘミバリスムス(ルイ体?)5.Parinaud症候群?脳脚幻覚症?7.中脳?上部の広汎な梗塞では昏睡?, 除脳硬直? 深部枝3.内包後脚?への枝 1.顔を含む片麻痺2.半身感覚障害 同名半盲? retrolenticular capsule syndrome? 動脈名 閉塞部位 病巣側 反対側 視野 その他 脳底動脈 橋上部内側脳底動脈上部の傍正中枝 1.核間性眼筋麻痺?2.ミオクローヌス?様症状(口蓋?, 咽頭?, 声帯?, 呼吸器, 顔面?, 眼筋? )小脳失調? 1.顔を含む片麻痺2.まれに触覚, 振動覚, 位置覚の障害 橋上部内側上小脳動脈? 1.小脳失調?(A)2.Horner症候群?3.病側への注視麻痺? 2.顔を含む半身の痛?・温覚障害?(C)下肢優位の触覚?,振動覚?, 位置覚障害?(上肢,顔面では解離性感覚脱失) br3.難聴? 1.めまい?, 嘔気・嘔吐?2.眼振?(水平?, 垂直?)4.斜偏視?Raymond-Cestan症候群?(A+B+C+D+病側不随意運動+(反対側片麻痺)) 橋中部内側脳底動脈中央部の傍正中枝 小脳失調?(両側性に障害された時,明瞭になる) 1.顔を含む片麻痺2.半身の触覚?,振動覚?,位置覚?の障害(種々であり,また一過性) 橋中部外側単周回動脈? 1.小脳失調?(A)2.咬筋麻痺?(B)3.顔面知覚麻痺(C)4.Horner症候群?5病側への注視麻痺? 半身の解離性感覚障害(D) Marie-Foix症候群?(A+B+C+D+(反対側片麻痺)) 橋下部内側傍正中枝 1.病側への注視麻痺?(輻輳反射?は存在)外側視時の複視?3.小脳失調? 1.顔を含む片麻痺2.片麻痺と病巣側の顔面?・外転神経麻痺?(Millard-Gubler症候群?)片麻痺と病巣側への注視麻痺?, 病側顔面?,外転神経麻痺?(Foville症候群?) 1.眼振?2.片麻痺,病側の顔面痙攣?(Brissaud症候群?) 橋下部外側前下小脳動脈 1.末梢性顔面神経麻痺?(A)2.病側への注視麻痺?3.難聴?,耳鳴?(C)4.小脳失調?5.Horner症候群?6.顔の感覚鈍麻(D)(普通は起こらない) 半身の解離性感覚障害?(病側A,B,C,Dを伴うもの-Gasperini症候群?) 1.回転性めまい?, 嘔気・嘔吐?2.眼振?(水平?, 垂直?)3.斜偏視? 橋下部(内側+外側)前下小脳動脈 橋下部内側の症状+橋下部外側の症状 橋下部内側の症状+橋下部外側の症状 動脈名 閉塞部位 病巣側 反対側 視野 その他 椎骨・脳底動脈 延髄内側1.椎骨動脈?またはその分枝2.前脊髄動脈?分枝3.脳底動脈?下部の分枝 舌の萎縮?・麻痺(A) 2.片麻痺(顔は含まない, 上肢に強い)(B)(Jackson症候群?A+B)2.上半身の触覚?・深部感覚障害?(C)(Dejerine症候群?A+B+C) 1.前脊髄動脈?傍正中枝閉塞では病側の上肢, 対側の下肢に麻痺をおこす(交差性片麻痺?)2.時に四肢麻痺 延髄外側(Wallenberg症候群?)1.後下小脳動脈?(普通は椎骨動脈?より分枝)2.椎骨動脈?またはその分枝3.脳底動脈?下部の分枝 1.小脳失調?(病側へ倒れる)2.顔面のしびれ感,解離性感覚障害?3.Horner症候群?4.軟口蓋麻痺?,咽頭反射?消失(A)5.味覚障害?6.半身のしびれ感7.吃逆? 半身の解離性感覚障害?(Wallenberg症候群?に片麻痺を伴う時にはBabinski-Nageotte症候群?) 1.回転性めまい?,頭痛?,嘔気・嘔吐?で突発2.眼振?3.Avellis症候群(A+B+C+対側の片麻痺)5.Schmidt症候群?(A+C+病側副神経麻痺?+対側片麻痺) 主幹部閉塞 回転性めまい?,嘔気?で発症, 昏睡?, 弛緩性四肢麻痺?, 球麻痺?, 除脳硬直?(特に疼痛刺激で), 共同偏視?, 斜偏視?,瞳孔不同?, 縮瞳?, 発熱?, 血圧上昇?等を示し、早期に死亡(閉塞が完全でない場合は症状はさまざま) 病側と同様 脳室出血?と診断されることもある。 動脈名 閉塞部位 病巣側 反対側 視野 その他
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辞書 品詞 解説 例文 漢字 日本国語大辞典 名詞 [一] ヒトや動物に備わる感覚器官の一つ。光の刺激を受けて、外界の状況を知るための器官。普通、ヒトをはじめ脊椎動物のように頭部に二つあって対をなすものをいう。動物の種類によってその個数・位置・構造・機能は異なり、一様でない。まなこ。① 眼球・眼瞼などを含む視器全体をいう。 ※古事記(712)上「是に左の御目を洗ひたまふ時に、成れる神の名は、天照大御神」※竹取(9C末‐10C初)「此事を歎くにひげも白く、腰も屈まり、目も爛れにけり」 目・眼 ② 視器の主要部分である眼球をいう。ヒトをはじめ脊椎動物のものは、鞏(きょう)膜・脈絡膜・網膜に包まれ、その内部に水様液・ガラス液を満たし、レンズのはたらきをする。目玉。目の玉。 ※竹取(9C末‐10C初)「御目は白(しら)めにて臥し給へり」※嵯峨本方丈記(1212)「俄にくづれうめられて、隠かたなく平に打ひさがれて二の目など一寸斗うち出されたるを」 ③ 人の顔の中の、①のついている位置、高さ。高さを表わす基準としていう。 ※宗五大草紙(1528)公私御かよひの事「配膳の様、古は飯点心肴以下をも目より上に持たる由申候へ共」 [二] (一)のはたらきをいう。視覚をつかさどるものとして、また、心情を表出するものとしての目。① ものを見る目。また、そのはたらき。ものを見る動作。「目につく」「目を離す」「目を配る」「目恥ずかし」などの形で用いる。 ※宇津保(970‐999頃)俊蔭「父おとど限りなくかなしうし給て、片時、御めはなち給はぬ御子なりけり」 ② 特に、恋しくおもう人を見ること。男女が会うこと。 ※万葉(8C後)七・一三一〇「雲隠る小島の神のかしこけば目(め)は隔てども心隔てや」 ③ 対象を見る目の向き。視線。「目をそばめる」「目を引く」「目を注ぐ」「目が移る」「目のやり場に困る」などの形で用いられる。 ④ 目の様子。めつき。まなざし。また、目で情意を表わすしぐさ。目の表情。目づかい。目顔。「目を見す」「目で知らせる」「目で殺す」「目に物言わす」などの形で用いられる。 ⑤ 目で見た感じ。それを見る時の気持。「目を喜ばす」「目を驚かす」などの形で用いられる。 ※土左(935頃)承平五年二月五日「まつばら、めもはるばるなり」 ⑥ (限定の語を伴って) その立場に立って見ること。それを見る立場。見方。 ※源氏(1001‐14頃)玉鬘「多くの年へだてたるめには、ふとしも見わかぬなりけり」 ⑦ 対象を正当に認識し評価する力。鑑賞、鑑定、洞察、識別などをする目の力。眼力。見識。めがね。「目を肥やす」「目がきく」「目かしこし」などの形で用いられる。 ※今昔(1120頃か)二六「不知にこそ有けれ。目有者ぞ見付る。我、此の石取てむ」※謡曲・烏帽子折(1480頃)「もし正清が縁りの者か、おん目の程のかしこさよ、わらはは鎌田が妹に」 ⑧ 眠ること。睡眠。 「夜の目」※浄瑠璃・生玉心中(1715か)中「晦日の夜からゆふべ迄あんじて一めもをよらずお心つかれお身の毒かへっておやすみなされませ」 ⑨ 好意、贔屓(ひいき)などの心ざし。そのような心ざしをもって見ること。「目をかける」「目に入れる」などの形で用いられる。 ⑩ にらみつけること。にらんで叱ること。また、そのしぐさ。目玉。お目玉。「目をもらう」「目をする」などの形で用いられる。 ⑪ 動物の目に準ずる機械の作用。光学機器や電波探知機などの、物の像をつくりだすはたらきを比喩的にいう。 「カメラの目」「ミクロの目」「レーダーの目」 [三] 見る対象をいう。① 見る対象となる顔や姿。特に、「君が」「妹が」などの限定を伴って会いたいと思う人の顔や姿をいう。上代において多く用いられた。 ※書紀(720)斉明七年一〇月・歌謡「君が梅(メ)の恋(こほ)しきからに泊(は)てて居てかくや恋ひむも君が梅(メ)を欲(ほ)り」 ② 目に見える姿や様子。「日の目」「人目」「そばめ」などの形で用いられる。 ③ 目に見る姿、様子の意から転じて、その者が出会う、自身の有様、境地、境遇。めぐりあわせ。体験。 「憂き目」「つらい目」※枕(10C終)九「かかるめ見んとは思はざりけむなど、あはれがる」※今昔(1120頃か)五「かく難堪(たへがた)き目を久く見給ふべきに非ず」 [四] 位置、形状、価値などが(一)に似ている物事をいう。① 事柄の中心となる点、または主要な点。(イ) 主眼。眼目。 ※随筆・戴恩記(1644頃)下「此卿の眼と見給へる歌書は古今集一部とせり」 (ロ) 物の中心。中心にある穴など。 「台風の目」 ② 目、特に眼球を思わせる形状のもの。(イ) 双六(すごろく)などに用いる賽(さい)の面につけられた、一から六までの点。 「賽の目」※万葉(8C後)一六・三八二七「一二の目(め)のみにはあらず五六三四さへありけり双六の頭(さえ)」 (ロ) 紋様、または紋所の名。方形または菱形の中心に点を一つ打った図柄のもの。紋所には「いつつめ」「かどたてひとつめ」「じゅうろくめ」などがある。 ※随筆・守貞漫稿(1837‐53)一四「或は茶の類にて四つ目の紋を白に染ぬき縫にもする也」 (ハ) 鏑矢(かぶらや)の鏑にあけた穴。通常、三ないし八か所にあける。 ※半井本保元(1220頃か)上「なま朴の鶉の長八寸の目九さしたるにて、六寸、なひば八寸の大かりまたをねぢすけみ」 (ニ) 幕の部分の名。軍陣に用いる幕にあけた物見のための穴。全部で九つあけ、上の二つは大将、中の三つは臣下、下の四つは諸軍勢の物見とする。また、上の二つは日月を、中と下との七つは七曜を表わすともいう。物見。 ※甲陽軍鑑(17C初)品四四「目のあき所は不 レ 定、もんのあひあひに、あくる。目いづれも、広(ひろさ)かねの、五寸にあくる」 (ホ) 縫針の、糸を通す孔。めど。耳。 ※虞美人草(1907)〈夏目漱石〉九「絹糸を細長く目(メ)に貫いた儘」 [五] 連続する、物と物との隙間(すきま)。間の区切り。区切りをつける線条。また、そのように刻まれたもの。① 交差する何本もの線条の間にできる隙間。(イ) 織られた糸と糸との間にできた隙間。織り目。布目。 ※曾丹集(11C初か)「しつのめのあさけのころもめをあらみはげしき冬はかぜもさはらず」 (ロ) 網、籠、垣、筵などの、編まれた間にできた隙間。編み目。 ※書紀(720)神代下・歌謡「天離る 鄙つ女の い渡らす迫門(せと)石川片淵 片淵に 網張り渡し 妹(メ)ろ寄しに 寄し寄り来ね 石川片淵」 (ハ) 碁、将棋、双六の盤や方眼紙などで、縦横の線がまじわるところ。また、縦横の線によって区切られた中の部分。縦横に交わる何本もの線の間にできる空所。 〔日葡辞書(1603‐04)〕 (ニ) 囲碁で、連結が完全な石で囲んである一つ、または連結した二つの空点。また、交互の着手によって最終的にそうなる形。個別に二つ以上の目がある一連の石は、イキといって絶対に取ることができない。 ※古今著聞集(1254)一二「法深房の方の石、目一つくりて、其うへこふをたてたりければ、ただにはとらるまじといはれけり」 (ホ) 相接する物と物との間の隙間。板や瓦などを並べ合わせたときにできる隙間。 「板目(いため)」「目張り」「目塗り」※枕(10C終)二五一「いと多うも降らぬが、瓦のめごとに入りて」 ② 間をおいて並んでいる線条、または、稜(りょう)。(イ) 碾臼(ひきうす)、擂鉢(すりばち)などの、物をすりつぶす面に立てた筋。 ※仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)六「目のつぶれたる摺鉢に」 (ロ) 鋸(のこぎり)の歯、三つ目錐(きり)などの先、鑢(やすり)の面などのように、多数に立てた稜をもつ突起。 「鋸の目」※福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉幼少の時「鋸の鑪の目を叩て居る」 (ハ) 木材の縦の断面にあらわれる筋。 「正目」「木目(もくめ)」 (ニ) 道具を使ってできる筋目。箒(ほうき)で掃いた後や櫛けずった後の筋。 ※桑の実(1913)〈鈴木三重吉〉七「すがすがしく箒の目がついてゐた」 [六] 空間的、時間的な切れめ。二つの物、あるいは二つの事態の区切りや接点。転じて、物の条理、また計量の区切りや、単位をいう。多くの場合、動詞の連用形と複合して用いられる。「切れ目」「切り目」「分け目」「折り目」「境目」「繋ぎ目」「綴じ目」など。① 物を切り離し、または合わせた箇所に生ずる線状の痕跡(こんせき)。または離合する先端の部分。 ② 異質のものが部分的に混在する部分。「焦げ目」「よごれ目」など。 ③ 異なる状況に転ずる境目。状況が転換する時点。その間際。動詞の連用形と複合して用いられる。 「死に目」「弱り目」「落ち目」「金の切れ目」「時候の変わり目」 ④ 物事の条理。筋道。筋目。普通には「文目(あやめ)」という。 ⑤ 計量・計測のために、秤(はかり)その他の計器類に刻んだしるし。計量、計測の区切りを表わすしるし。目盛(めもり)。→目に掛ける。 ※日葡辞書(1603‐04)「Meuo(メヲ) ヨム、または、カゾユル〈訳〉重量を知るために、目盛を数える」 ⑥ 秤、または枡(ます)ではかる量。量目(りょうめ)。目方。秤目(はかりめ)。枡目(ますめ)。→目を掛ける。 「出目(でめ)」「目減(めべ)り」「目が足らぬ」 ⑦ 器(うつわ)の容量。全量。転じて、物事の可能な範囲。 「目いっぱい」「七分目」「目八分」 ⑧ 近世における銀貨の量目の単位、匁(もんめ)の略。一の位の数が零であるときにだけ用いられる。ただし、一〇を除く。 ※コリャード日本文典(1632)「ヒャク me(メ)」 [七] 近世から明治時代にかけて行なわれた茶商の符丁で、八の意。 感動詞 目をむき、にらみつける動作に伴って発することば。特に人を叱ったりたしなめたりするときに用いるが、実際の発音は、「めえ」ないし「めっ」となる。→(一)(二)⑩。 ※三ちゃんも三ちゃんや(1971)〈古山高麗雄〉一「『いい加減にしないと、母ちゃん、本気にメよ』と奥さんは子供に言い」 接尾辞 ① 数詞のあとに付いて、初めから数え進んでひと区切りをつけた、その区切りまでの数を表わすのに用いる。 ※風姿花伝(1400‐02頃)三「されば、昼二番めによき能の体を、夜の脇にすべし」※人情本・清談若緑(19C中)三「今日より三日猶予はすべし。第三日めの薄暮には、残らず明て引取り候へ」 ② 形容詞の語幹、動詞の連用形などに付いて、そのような度合、加減、性質、傾向の意味を添える。「細め」「長め」「控えめ」「おさえめ」など。 ※置炬燵(1890)〈斎藤緑雨〉上「火鉢出で茶菓出で、続いて鼈甲羅宇とやら、ちと太いめの長煙管、桝形の煙草箱」 広辞苑 名詞 ➊物を見る働きをする所。①視覚器官の通称。眼球と視神経を主要部とし、眼瞼・眼筋・涙器などの付属器から成る。→ 眼球 (がんきゅう)。 万葉集16「わが―らは真澄の鏡」。日葡辞書「メ、マナコ」。「―を閉じる」 目・眼 ②物を見る時の目の辺の様子。めつき。まなざし。 「はたから変な―で見られる」 ③目に似た形のもの。 「うおの―」 ④動きの中心にあるもの。 「台風の―」「騒動の―」 ➋目の働き。①見る機能。 「―のよい人」 ②見ること。見えること。 斉明紀「君が―の恋しきからに 泊 (は)ててゐてかくや恋ひむも君が―を欲り」。「ひいき―で見る」 ③注意して見ること。見張り。監視。 浄瑠璃、大経師昔暦「この玉がきつと―になつて」。浄瑠璃、国性爺後日合戦「舅両人の―を盗むと思へば」 ④文字を読むこと。読字能力。 枕草子314「いかでか。片―もあきつかうまつらでは」。浄瑠璃、心中二つ腹帯「書出し一つする程の―は親達があけておく」 ⑤(抽象的に)物事を見抜く力。洞察力。 浄瑠璃、主馬判官盛久「ええ―の明かぬ大将、笑止千万」。「専門家の―に狂いはない」「物を見る―がある」 ⑥光を感知するなど目に似た働きのあるもの。 「レーダーの―」 ➌目に見えたもの。①目に映る、物の姿・形・様子。 「見た―が悪い」 ②物事に出会った体験。 古今和歌集恋「うき―のみ生ひて流るる浦なれば」。「いい―を見る」 ➍点状のもの。①縦横に並んだ線の交わる所。また、そのすき間。 神代紀下「網張り渡し、―ろ寄しに寄し寄りこね」。「碁盤の―」「―が粗い布」 ②囲碁で、石が 活 (い)きるために必要で相手が打つことのできない点。眼が二つ以上ある石は活きる。 ③線状のものなどが交わった所。 「結び―」 ④一列に並んだ(筋状の)凹凸やすきま。 「のこぎりの―」「櫛の―」 ⑤ 賽 (さい)の面につけた点のしるし。またその点の数。 万葉集16「 一二 (ひとふた)の―のみにあらず…双六の 賽 (さえ)」。「いい―が出ない」「勝ち―になる」 ⑥物差し・秤など計量器に打った、量を読むための刻みのしるし。目盛り。 ➎(「秤の目」から転じて)物の重さに関すること。①秤で計る量。重さ。 「―減り」「三貫―」 ② 匁 (もんめ)に同じ。 源氏物語順集「幾―かけたるこがねなるらん」 ➏物の接する所。また、そこに生ずる筋。 万葉集11「葺ける板―」。万葉集12「衣の縫ひ―」。枕草子251「雪…瓦の―ごとに入りて」。「折り―」「境―」「季節の変り―」「 柾 (まさ)―」 ➐幔幕の 名所 (などころ)。第2・第3・第4の 幅 (の)の総称。物見の幅。紋の幅。 接尾辞 ①その順番であることを表す。 「五番―」「二つ―」「三段―」 ②その性質・傾向を持つ意を表す。 「細―」「落ち―」 大言海 名詞 〔 見 (ミ)ト通ズ、或ハ云フ、 見 (ミエ)ノ約〕(一)動物ノ物ヲ視ルコトヲ主ル官。 眼 (マナコ)、 瞼 (マブタ)ノ總稱。眼球 目・眼 (二){見ルコト。逢フコト。見ユルコト。視 齊明紀、七年十月「君ガ 梅 (メ)ノ、戀シキカラニ、泊テテ居テ、斯クヤ戀ヒムモ、君ガ 梅 (メ)ヲ欲リ」(梅ハ目ニテ見ユル意)「目ニ止マル」目ニ觸ル」目ニ餘ル」目ヲクラマス」僻目」外目」陸目」 (三){光ノ見ユルトコロ。 萬葉集、二 三十五? 長歌「天雲ヲ、日ノ目モ見セズ、常闇ニ、オホヒタマヒテ」 検索用附箋:名詞名称 検索用附箋:感動詞 検索用附箋:接尾辞 附箋:名称 名詞 感動詞 接尾辞
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CASE #20 国立大学教授。社会学系の学者・作家。 Nov 29, 2020 感染が始まってからあっという間に中国の科学者が遺伝子コードを特定して公開したり、1年でワクチンできたり、とにかく今回、医学や生物学の凄さを見せつけられたなあ。 May 9, 2021 はやくワクチン広がって普段どおりもとどおりの生活に戻って、かわいいシャツ着てひとりで北新地で飲み歩きたいよう………………………オフラインでトークイベントとか講演会とかしたいよう。サイン会とかもしたいよう。 May 16, 2021 ワクチン接種100万回達成なら再宣言不要に 東大准教授らが試算 Jun 10, 2021 申し訳ないですが「ワクチン禍」とか言ってるバカな陰謀論者やそれをRTしてくるひとはブロックするよ Jun 26, 2021 すごい効きめやな そしてyahooニュースのコメント欄ほんまクローズしたらええのに 5月のコロナ死者99%がワクチン接種未完了 米CDC(テレビ朝日系(ANN)) Jun 28, 2021 しかしワクチンひろがって完全に街がもとに戻ったら、おれたぶん戎橋の真ん中で号泣するな。 Jul 23, 2021 ワクチン打っていま帰ってきた Aug 3, 2021 ワクチンはよ、、、、、、 コロナ感染死、ワクチン接種済みなら0.001%未満 米CDC Aug 19, 2021 ワクチンの効果すごいな 2回目接種から14日以降に発症で「死亡・重症化ゼロ」…大阪府調査 Sep 11, 2021 岸和田市民でなくてもワクチン接種できるそうです! みなさまぜひご活用ください。明日も接種してるらしいです!!! Sep 12, 2021 そういえばワクチンけっこう早くに打てたけど、1回めから熱が出て、2回めのときは39度まであがってめちゃめちゃしんどかったけど、でも意外に元気で、「風邪の諸症状が一切なくて、ただ純粋に熱だけ出てる」という、初めての体験であった。ロキソニン飲んでちょっと寝たけどあとは普通に仕事してた Sep 24, 2021 ワクチンすげえええ 「ワクチン2回接種」で感染は未接種者の“約17分の1” 厚労省 | NHKニュース Oct 28, 2021 「こうした背景からも、接種していない人は今週と来週の予約が欠かせないのだ。「オレは絶対に接種しない」というアンチはともかく、様子見だったり、忙しさにかまけたりして接種を先送りしている人はとにかく急ぐことだ」 ワクチン1回目予約は「11月9日」がタイムリミット Nov 5, 2021 まあ「ファクターX」がほんとにあればいいんだけど、たぶん普通に「ワクチン+マスク」がいちばん効いてるんじゃないかな Dec 30, 2021 コロナワクチン拒否なぜ? 「副反応怖い」最多、学歴で差も - 米調査:時事ドットコム Jan 8, 2022 covidに対するもっとも有効な手立てはワクチンです。みなさんワクチンを打ちましょう。 Jan 23, 2022 科学すごいな………………… 万能コロナワクチンは完成間近か、成果続々、治験に進んだものも | ナショナルジオグラフィック日本版サイト Feb 11, 2022 毎年ワクチン打つのはもう当然そうなるんだろうけど、いまの状況見てると、毎年ワクチン打ってもなおマンボーやらキンキューやらで1年の半分以上は行動制限、っていうのがこの先何十年も続くんじゃないかと……… ぞっとしますわ Feb 19, 2022 にゃん。どうも眼瞼下垂とかいうものになったらしい。きのうMRI検査したら脳梗塞ではなかった。左目だけめっちゃ下がってて若干ゾンビみがありますが、私は元気です。しかしこの顔の状態でじんぶん大賞の授賞式行かんといかんという…… サングラスかけとこかな……… Feb 19, 2022 科学すごいな、、、「どのような変異でも、遺伝子解析データさえ用意できれば数時間以内にもワクチンが設計できる」 新型コロナ モデルナ、秋にも次世代ワクチン 23年にインフル対応型 日本経済新聞 Jun 27, 2022 奥歯の激痛に耐えて原稿書いてます なんど歯医者行っても何ともないらしい。たぶん寝てる間に食いしばってるんやろな @txxx 失礼します。放散痛・関連通と言って、別の場所の疾患が強い痛みとなって出ることがあります。夜間だけ症状が起きる狭心症(冠攣縮性狭心症)などもありますので、できるだけ早期に内科(可能なら総合病院の循環器内科)を受診されることをお勧めします。 Oct 12, 2022 【業務連絡】本日、頭痛と目眩のため休みます。メールのお返事などもできません。よろしく〜 May 19, 2022 偏頭痛の新しい薬だそうで、閃輝暗点から始まるやつにも効くかなあ Aug 15, 2022 寝れん(笑)(笑)諦めてデパス飲んだ、、、せっかく2か月ぐらい薬やめてたのにここ数日また飲んでる。なんか嫌やなあ。いうても寝れないときに一錠だけ、ぐらいのペースだけど Sep 12, 2022 Replying to @Axxx 哀れなネトウヨやなあ しかも反ワクチンか、、、、一生星見とけよ、、 Oct 8, 2022 小説の連載ってちょっと不安が爆発して薬の量が増えてますが(笑)、季刊かつ不定期連載なので、ゆっくりしたペースで続けていきたいと思います。 Apr 21 さいきん立て続けに、いろんなひとから「顔に元気がない」「顔がしょんぼりしてる」って同じこと言われてめちゃめちゃびっくりしてる。自分にそんな意識ないんだけど。軽く鬱っぽくなってるんかなあ Apr 25 【深刻】ところで、実は激しいいびきで悩んでいます。無呼吸かどうかはまだ診察に行ってないのでわかりませんが、ついに寝室が別になりました(笑 「パルスサーミア」なんか効果ないですよねえ。喉の手術も微妙っぽい。やっぱりCPAPかなあ…。福山雅治さんも使ってはるらしいですが…まあ、まず診察行けよって話ですが Jun 17 不安強いなーなんか ちょっと薬飲みすぎたかな逆に Jul 14 なんか薬💊の種類増えたなあ Aug 18 薬を飲むと寝過ぎてしまうのう Oct 2 科学ってすごいなあ、、、 新型コロナ「万能ワクチン」が開発される 将来の変異株まで対策できる可能性 Oct 28 時間割が覚えられない。1限が何時からで、2限が何時からで、昼休みが何時からで、3限が何時からで、っていうのがどうしても覚えられない………………… 前の職場のときも前の前の職場のときも最後まで覚えられなくて紙に書いて貼ったりメモアプリのいちばん上に書いたりしてた。あと教室の場所もほんとうに覚えられない。建物と階数だけ覚えておいてあとはランダムにそのフロアをぐるぐるしてたらいつのまにかたどり着く方式でこれまで生きてきてます。 Nov 20 なんと…… カーボヴェルデ出身のシンガー、Sara Tavares がなくなったとのこと。まだ若いのに非常に残念…… ご冥福を…… Nov 30 太ったな 太る一方やな Dec 1 帰宅後ただちに地域猫にごはん Dec 2 いろんな書店で大阪の生活史が平積み、山積みになってるの見るたびに「売れ残ったらどうしよう……」って不安になって吐きそうになるな。 Dec 4 note日記、更新しました。やたらと東京に行った1ヶ月。学会、送別会、散歩、トークイベント、取材、女性専用車両、そのほか。お読みください 人生まるごと握って回す 2 これ、売り上げが第1回の半分ぐらいしかない(笑)もう飽きられたかな…………………みなさまよければ読んでやってください………… Dec 7 ぜんぜん声が出ん…………ゲホげほゲホげほゲホげほ 咳が止まらん………熱とかはぜんぜんないです Dec 8 めちゃめちゃ怖い、、、、、 家族が陰謀論に「どう接したら…」集まった声 | NHK | WEB特集 Dec 13 もうついったでの議論に完全に付いていけなくなってるな。みんな一体何の話をしてるんだろう。いや別に知りたくないですが
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更新日時 2012-04-24 22 05 33 (Tue) 問題1 48歳男性。1ヶ月前から上顎の齲歯のため鈍痛が持続していた。 CTで脳膿瘍と診断。この脳病変を最もきたしやすいのはどれか? 1鼻茸 2慢性鼻炎 3略 4略 5急性副鼻腔炎 +... 解答5急性副鼻腔炎 出題者コメント1や2はだめかな? 解説 鼻茸もあるけど、経過としては副鼻腔炎→鼻茸って感じだから、まずは副鼻腔炎を選ぶべきだろうね 慢性鼻炎ってのはひっかけかな。あくまで、副鼻腔に炎症がいかないとその先(脳)にも波及しないって考えたほうがいいかも X2、X3の問題だったら鼻茸とか慢性鼻炎も候補に上がってくるが 問題2 熱けいれん(heat cramps)とは次のうちどれか? (1)小児などで高熱を発したときに起こる全身性の痙攣のことである。 (2)ふくらはぎ(こむらがえり),大腿,肩,腹筋などに 痛みを伴う発作的な骨格筋の収縮が運動の最中や労作終了後に生ずるものをさす。 +... 解答2 解説 熱けいれん(heat cramps)は熱中症の病態の一つである。 (熱中症)Heat Emergencies A.熱浮腫(heat edema) B.熱失神(heat syncope) C.熱けいれん(heat cramps) D.熱疲労(heat exhaustion) E.熱射病(heat stroke)に分類される。 熱けいれんは、発汗を伴う労作運動に水分のみを補充したときに起こり、低ナトリウム血症が関与している。 熱けいれんは、大腿二頭筋、上腕筋などの発達した筋肉に繰り返しておこる有痛性痙攣である。 有痛性痙攣のため、転げ回るくらい痛い。 塩分(生理食塩水⇒の経口投与,あるいはミネラル配合の清涼飲料水)を補給するが、嘔吐した場合は点滴する。 点滴していても有痛性痙攣がひどいと点滴が固定できずに、抜けてしまうこともある。 なお、熱けいれんは体温は正常であることが多く、発汗がみられる。 問題3 MSで下顎反射↑はわかるんだけど、角膜反射↓は何故? +... 解答 下顎反射は深部反射 角膜反射は表在反射 解説 表在反射は上位でも下位障害でも低下するやん 深部腱反射は上位障害で亢進やん 感覚器が深部か表在かってことだと勝手に思ってる。 表在反射は主に皮膚感覚で真皮に感覚器がある 深部反射は主に腱でもちろん腱という深い位置にある 嘘かもしれないけど、この解釈で今のところ困ったことはない。 問題4 バビンスキー反射はどれか?2つ選べ ①開扇現象 ②母趾の背屈 ③趾指の屈曲 +... 解答 1、2 解説 バビンスキー反応は、通常は正常成人では出現せず, 錐体路(皮質脊髄路,上位運動ニューロン)が 障害されたときに誘発される反射を総称する。 陽性の場合は ①第1趾が背屈し(母趾の背屈) ②同時に他の趾が扇のように開く(開扇現象) なお2歳までは、バビンスキー反射は陽性であるのが正常であり、 もし認められなけれ異常である。 問題5 足底の刺激によりバビンスキー反射が陽性となった。 この反応を生じうる病変部位はどれか。2つ選べ。 ①内包後脚 ②中脳底部 ③小脳皮質 ④脊髄後索 ⑤末梢知覚神経 出典:第84回A37 +... 解答 1、2 解説 Babinski反射(バビンスキー反射)(第84回A37) 足底の刺激による第1趾の背屈は、Babinski反射陽性であり、錐体路の障害時に見られる。 錐体路は、大脳運動領野→内包(主に後脚の後1/3)→脳幹底部(腹側)→延髄→錐体→脊髄側索→脊髄前角に至る経路(皮質脊髄路)であり、 この経路の障害によりBabinski反射陽性となる。 Babinski反射の判定には母趾の動きが他趾の動きより重要である。 病的反射(上位運動ニューロン障害に伴って起こる原始反射) (1)Babinski反射、Chaddock反射(足の外果の横をこする) →錐体路の障害時に見られる。 →母趾が足背に背屈し(母趾現象)、母趾以外4本の指が開いた状態(開扇現象)となる。 (2)Hoffman反射 →手の中指末節を強くはじくと母指が屈曲する。 (3)口とがらせ、吸引、把握………前頭葉の障害による。 問題6 60歳男性。2年間から時々、両下肢のところどころに電気の走るような鋭い 痛みが起こるようになり、その都度、鎮痛薬を服用した。昨年から夜道を歩くと ふらつくようになった。最近痛みが増強し、昼間でも脚がふらつくので来院した。 瞳孔は左右不同・不正円形で、対光反射は消失し、輻輳反応は保たれている。 四肢に麻痺はないが、筋緊張が軽度に低下している。指鼻試験は良好で、踵膝試験 は拙劣であるが、注視下では改善を認める。腱反射は上肢で減弱、下肢で消失し、 バビンスキ-徴候は陰性である。 最も疑われる疾患はなにか. 一つ選べ. a. Werdnig-Hoffmann病 b. 慢性硬膜外血腫 c. 髄膜炎 d. 脊髄梅毒 e. 多系統萎縮症 追加問題 本疾患の症状とその時期について正しいのはどれか. 2つえらべ. 1. 感染後2ヶ月 - 軟性下疳 2. 感染後2ヶ月 - 扁平コンジローマ 3. 感染後2年 - ゴム腫 4. 感染後12年 - 大動脈瘤 5. 感染後12年 - 視力障害 +... 解答 本問 d * 追加問題 4, 5 *** 解説 解法の要点: 両下肢の電撃痛・対光反射以上と輻輳反射正常(Argyll-Robertson瞳孔)・後索障害・ 膝蓋腱反射消失(Westphal徴候)より神経梅毒が疑われる。従ってdが正解になる。梅 毒は減少傾向であるが、性感染症として未だ重要であり、その症状は時期も併せて 知っておく必要がある。[Dr.Mで解けた!](Dr.M1-774) 診断:神経梅毒(脊髄癆) (本問) ×a 先天性疾患であり、新生児期より発症する。 ×b 存在しない疾患名。いい加減な診断は患者に不安を与えるだけである。[Don t] ×c 2年におよぶような慢性的な経過はたどらない。 ○d 解法の要点より、これしか考えられない。 ×e 慢性的な経過をたどる点では合致するが、症状が合わない。 (追加問題) ×1 硬性下疳は感染後3ヶ月以内に多い症状である。ひっかけに注意。 ×2 扁平コンジローマは梅毒の症状であるが、第2期(3ヶ月~3年)に多い。 ×3 ゴム腫は梅毒の症状であるが、第3期(3年~10年)に多い。 ○4 大動脈瘤は第4期(10年以降)に見られる。 ○5 視力障害は第4期にみられる。他にも難聴・進行麻痺などがある。 コメント: 硬性下疳と軟性下疳・扁平コンジローマと尖形コンジローマは引っかけの選択肢 として国試でもよく出題されている。ゴロで知識を確実なものにしておこう。 問題7 抗ドパミン薬投与中に悪性症候群がでたらどうするか a.抗ドパミン薬減らす b.ドパミン投与 c.即中止 d.ダントロレン筋注 +... 解答 c 解説 一応自分が正解としたのはcです。 薬の量を急に変えたりしたときにも悪性症候群は出現するらしいが、 治療としては、原因と思われる薬物の中止。(この処置がさらに悪性症候群を悪化させるかどうかは謎であるが) あと、ダントロレンは投与するが、筋注ではないのではないかと思ったんだが・・・ 臨床現場を知らんので知ってる人がいたら教えて欲しいのだけど、 悪性症候群で全身の筋が固縮してるわけで個別の筋注は実質不可能なのと 筋注では全身に作用が発現するのに時間がかかるので、静注するんじゃないかと想像してたんだが ダントロレンは内服or静注。 内服の場合、経口摂取が無理なら鼻腔から注入するらしい。 悪性症候群は、生命に危機が迫った緊急に治療を要する事態であり、 投薬の即時中止,補液とダントロレン静注による積極的治療が必要である。 脇の下、首などの冷却などの管理も大切。 抗精神病薬と抗パーキンソン薬は対応が違うみたいよ ①起因薬剤の処置 投与の中止 抗精神病薬が誘因とみられる場合には、その薬剤を直ちに中止する。 パーキンソン病患者で悪性症候群の誘因となる薬剤が併用されている場合には、 その薬剤は中止し、他の抗パーキンソン病薬は継続する。 ②投与再開後、漸減 抗パーキンソン病薬で、減量時や中止時に発現したときは、 いったんもとの投与量に戻した後に漸減していき投与初期のときは投与を中止する。13) 全身管理 (適切な治療が可能な施設への転送も含めて) 1.適切な補液による脱水、電解質バランスの補正 2.クーリング 3.酸素の投与および呼吸循環管理 4.腎機能のモニタリング 5.精神症状にはベンゾジアゼピン(フルニトラゼパムなど)の静脈内投与で対処 問題8 特発性てんかんで正しいのはどれか?1つ選べ。 ①環境要因が原因として重要である。 ②脳腫瘍が原因となることがある。 ③有病率は10%である。 ④幼小児期の発症が多い。 ⑤女性に多い。 +... 解答 4(正答率:49.7%) 解説 ×①てんかんの一部には遺伝子異常が同定されている家系もあり、 遺伝要因が重要である。 ×②「特発性」とは原因不明の意味である。脳腫瘍によるてんかんは続発性てんかんである。 ×③有病率は小児人口100~200人に1人である。 特発性てんかんの有病率は3~7/1000人である。 ○④生後~2歳までと思春期にピークがあり、特発性てんかんは3歳未満の発症が70%である。 ×⑤小児欠神てんかんを除いて男性に多い。 ポイント:「特発性」=原因不明の意味。脳腫瘍など原因の記載があるものは選ばない。 問題9 コルサコフ症候群で正しいのはどれか、3つ選べ。 a. 急性アルコール精神病である b. 覚醒剤精神病である c. 側頭葉の萎縮が目立つ d. 自律神経症状を伴う e. 作話を伴う f. 精神症状は原因物質をやめることで改善する g. ビタミンB6欠乏による h. 妊娠悪阻の誤治療でなることがある +... 解答 c、e、h 問題9 次の文を読み,22~24の問いに答えよ. 61歳の男性.複視と歩行障害とを主訴に来院した. 現病歴:今日の午前10時頃,会議中に突然物が二重に見え,右上下肢が動かしづらいことに気付いた. 様子をみていたが改善しないため午後5時に来院した. 既往歴 10年前から糖尿病で,5年前からインスリンで加療中である.6年前から高血圧で加療中である. 2年前に突然,右上下肢が動かしづらくなり,歩く時ふらつく症状があったため入院したことがある. それらの症状は数日で消失し,1週間で退院した. 家族歴:兄と姉が高血圧で加療中である. 現 症:意識レペルはJCS I -1. 顔の表情は正常.身長165cm,体重52kg.体温36.2℃.臥位で脈拍84/分,整. 血圧156/80mmHg.眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない.心音と呼吸音とに異常を認めない. 腹部は平坦で,圧痛と抵抗とを認めない.肝・牌を触知しない.右側方視で左眼は内転できず, 右眼に水平眼振を認める.左側方視では両眼とも正常に動く.幅輸と垂直方向の眼球運動とは正常である. 右上下肢の筋力低下と深部腱反射充進とを認める.起立・歩行障害を認める. 四肢に不随意運動はなく,頭痛,失語・失行・失認,項部硬直,顔面筋麻疹および聴力障害を認めない. 検査所見:尿所見:蛋白(-),糖1十.血液所見:赤血球495万, Hb 16.0g/dl, Ht 44%,白血球6,500,血小板25万. 血清生化学所見:空腹時血糖240mg/c!/, HbA1C8.2% (基準4.3~5.8),総蛋白6.9g/dl. アルブミン4.8g/dl,尿素窒素9.2mg/dl,クレアチニン0.9mg/dl, AST 181U/l, ALT 141U/l. 心電図と頭部単純CTとに異常を認めない. E22 病変の部位はどこか. a 内 包 b 視 床 c 中 脳 d 小 脳 e 橋 E23 診断に最も有用なのはどれか. a 髄液検査 b 脳 波 c 頭部単純MRI d 頚動脈超音波検査 e SPECT E24 治療薬として適切なのはどれか. a 抗血小板薬 b 抗ウイルス薬 c 免疫グロブリン製剤 d 副腎皮質ステロイド薬 e 組織プラスミノゲン・アクチベーター〈tPA〉 +... 解答 22 e 23 c 24 a (正答率:E22 20.7%、E23 79.6% 、E24 72.3%) 解説 主要所見:複視,右上下肢麻庫,右側方視で左眼は内転できず,右眼に水平眼振 左側方視,垂直方向の眼球運動正常 意 図: 病歴と理学所見,神経学的所見から病巣の部位を推定し,適切な検査方法および治療 を問うている. キーワード:①物が二重に見える(-複視) ②右上下肢麻疹(一右片麻疹) ③糖尿病,高血圧の既往(一血管性病変の危険因子) ④右側方視で左眼は内転できず,右眼に水平眼振(→MLF症候群) ⑤左側方視,垂直方向の眼球運動正常 (→MLF症候群) ⑥右上下肢の筋力低下と深部腱反射充進(→右錐体路障害と右片麻疹) ⑦失語・失行・失認は認めない(→大脳皮質の障害はない) ⑧心電図と頭部CTには異常なし(→心房細動は否定的,脳出血はない) 1.臨床症状,神経所見をまとめると左内側縦束(MLF)症候群と錐体路徴候を伴う 右上下肢麻疹である.また,大脳皮質の障害を示唆する失語・失行・失認は認めて いない.以上から脳幹部,特に左橋レベルの障害が疑われる.原因としては,比較 的突然発症であり,動脈硬化性病変の危険因子である高血圧,糖尿病を伴っている ことから脳血管障害を第一に疑う. 2.さらに頭部CTは正常なので,出血は否定的であり脳梗塞をより強く疑う(頭部 CTでは発症早期の脳梗塞や脳幹部の小梗塞を検出することは困難である). 3.このほか,外眼筋運動障害という観点からはGuillain-Barre症候群の亜型である Fisher症候群も鑑別に挙がるが,先行感染がないこと,深部腱反射が消失していな いこと,失調症状が明らかではないことから否定的である. 診 断:左橋梗塞 E22 × a 内包の障害では片麻疹や錐体路徴候は認められるが,眼球運動障害は伴わない. ×b 視床の障害では感覚障害をきたす. × c 外眼筋運動障害の原因のうち,動眼神経麻疹なら中脳の病変と考えられるが, 本例の外眼筋運動障害は動眼神経麻疹ではなく, MLF症候群である. ×d 小脳障害では片麻疹も錐体路徴候も認められない.眼振は出現するが,外眼筋 運動障害は認めない. ○e 左MLF症候群と右片麻癖を示すので,左橋の障害と考えられる. E23 × a Fisher症候群では細胞蛋白解離を認めるが,本例ではFisher症候群は否定的で あり,髄液検査が診断に有用とは考えにくい. ×b てんかん発作や意識障害もなく,鑑別には役立だない. ○c 脳幹部などの小梗塞はCTでは検出できないことが多く, MRIが最も有用である. ×d 動脈硬化の程度の判定など危険因子の検討には必要であるが,直ちに脳梗塞の 病巣診断には役立だない. ×e 脳血流を検討する検査としては重要であるが,直接の部位診断には役立だない. また,解像度の問題から脳幹病変は検出しにくい. E24 ○a 脳梗塞急性期には抗血小板薬は第一選択となる.本例では心房細動を伴ってお らず,塞栓症は否定的であるので,慢性期予防においてもワーファリンよりもア スピリン,チクロピジン,クロピドグレルなどの抗血小板薬を用いる. ×b 単純ヘルペス脳炎などウイルス感染を示唆する所見はない. × c Guillain-Barre症候群やその亜型であるFisher症候群では第一選択であるが, 脳梗塞には用いない. ×d 多発性硬化症の急性期には大量静注療法(パルス療法)を行うが,脳梗塞には 用いない. × e tPAは2005年10月から保険適用が認められ,脳梗塞(虚血性脳血管障害)に用 いられるようになった血栓溶解薬である.劇的に症状を改善する効果がある一方, 出皿性梗塞などの致死的副作用を生じることもあり,その適応ぱ厳格に定められ ている.特に時間的制約については厳密に定められており,発症3時間以内に投 与しなければならない.本例では来院時,すでに7時間経過しており適応外である. 問題10 58歳の男性。身長162㎝、体重86㎏。不眠症があり、睡眠薬を2種類服用している。 前日までは異常がなかったが、起床時に左手首が下がったままで、上げることができないのに 気づいて受診した。 現症:意識は正常。左手関節の背屈と左指筋の伸展とがいずれも麻痺のためにできないが、 左手関節の掌屈と左手指筋の屈曲との筋力は正常である。表在感覚は左前腕、左手背で低下している。 右上肢には神経学的異常を認めなかった。膀胱直腸障害はない。 左上肢の運動麻痺の原因部位はどれか。 ①橋 ②延髄 ③頸髄 ④胸髄 ⑤末梢神経 +... 解答 ⑤ 解説 ○⑤左上肢の運動麻痺症状は、橈骨神経麻痺に典型的である。(下垂手) 橈骨神経の支配領域に手の背側の感覚低下がある。 松葉杖による腋窩部での圧迫のほか,より下部で上腕骨周囲を回って肘部へと下行する部分での 睡眠中の圧迫,上腕骨骨折,上腕への不注意な注射による障害が多い。 土曜日の夜麻痺Saturday-night palsyとも言う。 酒に酔ったり,熟睡して一側上肢を伸ばして横になり,その上肢を枕にして長時間寝ていると 頭の重みで橈骨神経が圧迫され,上腕三頭筋や下垂手,垂れ手などの運動麻痺と 橈骨神経知覚固有野の障害などが起こる。 土曜日の夜に起こることが多いのでこのように命名された。 問題11 68歳の女性。10ケ月前から計算力低下と記憶力低下とを認める。3ケ月前から歩行が不安定となり、 ときに尿失禁をきたすようになった。頭部X線単純CT写真を次に示す。 なお、脳槽シンチグラフィは24時間後も脳室への取り込みを示した。 (CT像:両側側脳室が左右対称性拡大と前角後角を中心とした脳室周囲に透亮像(PVL)がみられる) 適切な治療はどれか?1つ選べ。 ①副腎皮質ステロイド薬 ②脳循環代謝改善薬 ③高圧酸素療法 ④脳室-腹腔シャント ⑤減圧開頭術 出典:85E40 +... 解答 ④ 解説 診断:正常圧水頭症(NPH Normal Pressure Hydrocephalus) 正常圧水頭症のトリアス(記銘力障害、歩行力障害、尿失禁)が認められる。 頭部CT像の所見とあわせて、水頭症、それも正常圧水頭症と診断される。 正常圧水頭症に対する有効な治療法はシャント手術である。 NPHは、しばしばくも膜下出血後や髄膜炎に続発して1~6ケ月後くらいから生じる。 TVで、アルツハイマー型認知症と誤診されて、30万人の患者に対して、1000人しか治療が 行われていないと。 問題12 54歳の女性。右手指のしびれを主訴に来院した。 5ケ月前から右拇指、示指および中指にビリビリした感じがあり、 特に朝、目を覚ました時に強かった。1年前から縫製の内職をしているが、 3ケ月前から針を持つ時に指に力が入らない。 (1)みられるのはどれか?2つ選べ。 ①母指球筋の萎縮 ②示指伸展筋力の低下 ③拇指背側の感覚障害 ④肘管部でのTinel徴候 ⑤手関節掌屈による感覚異常の増強 (2)最も考えられるのはどれか? ①頚髄腫瘍 ②橈骨神経麻痺 ③肘部管症候群 ④手根管症候群 ⑤多発性神経炎 出典:103I56 (2)スレ6 576氏 +... 解答 (1)①⑤(正答率:68.3%) (2)④ 解説 右拇指、示指および中指にビリビリした感じ(→正中神経領域の症状) 3ケ月前から針を持つ時に指に力が入らない(→母指球筋の萎縮) 朝、目を覚ました時、明け方に強い(→手根管症候群に特徴的) 中年女性で、明け方に強い拇指、示指(手の橈骨側)のしびれ・痛みがあれば、 絞扼性正中神経障害の手根管症候群を考える。 (手の橈骨側だが、橈骨神経麻痺と間違えてはいけない。 橈骨神経麻痺は下垂手で手首を上に上げることができない) (1) ○①正中神経障害で母指球筋の萎縮が生じる。 ×②示指伸展筋力の低下は橈骨神経障害。 ×③生じない。 ×④手根管症候群では、手首(手関節の手掌側)で叩打痛を認める。(Tinel徴候) ○⑤Phalen testのことで、手関節を1分以上掌屈すると感覚異常が増強する。 (2) ×①頚髄腫瘍では、主に両側性、上肢全体に症状を認めることが多い。 ×②橈骨神経麻痺では、下垂手を生じる。 ×③肘部管症候群では、肘で尺骨神経障害が生じたもの。 小指・薬指尺側半分の感覚障害を認める。 ○④症状が当てはまる。 ×⑤複数の末梢神経が障害されて、多彩な症状を呈する。 続きの問題は神経・精神・運動3の問題103で治療の出題あり http //www35.atwiki.jp/105kokushi/pages/64.html 問題13 52 歳の男性。意識障害で搬入された。2年前に離婚し、一人暮らし。離婚後、 飲酒量が増え、毎晩日本酒8合を飲んでいた。久しぶりに妹が訪ねていくと、意識が混濁していたため、 救急車を要請した。体温36.2℃。脈拍104/分、整。血圧130/70mmHg。 両下腿に浮腫を認める。意識レベルはJCSⅠ-3。項部硬直を認めない。 両眼の外転障害と注視方向性の水平眼振とを認める。歩行は失調性、腱反射は両下肢で低下している。 (1)治療として適切なのはどれか。1つ選べ。 ① 血漿交換 ② ブドウ糖液静注 ③ ビタミンB1静注 ④ 免疫グロブリン大量静注療法 ⑤ 副腎皮質ステロイドのパルス療法 (2)JCSⅠ-3は次のうちどれか?1つ選べ。(追加問題) ①大体意識清明だが、今ひとつはっきりしない。 ②見当識障害(時間、場所、人)がある。 ③自分の名前、生年月日が言えない。 ④普通の呼びかけで容易に覚醒する。 ⑤大声または身体をゆさぶることにより開眼する。 出典:104A50 +... 解答 (1)③(正答率:99.0%) (2)③ 解説 診断:Wernicke脳症 (1) ×①血漿交換はGuillain-Barre症候群に対する治療である。本症例では進行性運動麻痺が存在せず、診断基準にあてはまらない。 ×②ブドウ糖液のみを投与すると、Wernicke脳症が悪化してしまう。 ○③Wernicke脳症に対しては、ビタミンB1(チアミン)静注を行う。 ×④免疫グロブリン大量静注療法は、血漿交換と同様、Guillain-Barre症候群に対する治療である。 ×⑤副腎皮質ステロイドのパルス療法は、多発性硬化症に対する治療である。 多発性硬化症なら、錐体路症状が高頻度に認められるはず。 ビタミンB1欠乏では、末梢神経障害(脚気),心不全(脚気心),Wernicke脳症などをきたす。 アルコール多飲や、不適切な輸液が原因となることが多い。 Wernicke脳症のTrias①意識障害、②失調性歩行、③外眼筋麻痺 (2)③ JCSⅠは刺激しないでも開眼している状態。 JCSⅡは刺激すると覚醒する。刺激をやめると眠り込む状態。 JCSⅢは刺激をしても開眼しない。 ×①Ⅰ-1 ×②Ⅰ-2 ○③Ⅰ-3 ×④Ⅱ-1 ×⑤Ⅱ-2 ○③JCSⅠ-3は、開眼しているが、自分の名前、生年月日が言えない状態である。 104回の問題の中に、105回の問題がひそんでいるケースである。 問題14 羽ばたき振戦が認められるのはどれか?3つ選べ。 ①肝不全 ②腎不全 ③呼吸不全(CO2ナルコーシス) ④心不全 ⑤免疫不全 出典:スレ7 437氏 +... 解答 ①②③ 解説 羽ばたき振戦は肝不全、腎不全、呼吸不全(CO2ナルコーシス)などでみられる。 アステリクシス、アステレキシス、asterixis =「固定姿勢不能症」=「羽ばたき振戦」関連問題 問題15 羽ばたき振戦が認められるのはどれか?2つ選べ。 ①Parkinson病 ②糖尿病性昏睡 ③アルコール離脱症候群 ④尿毒症 ⑤Wilson病 アステリクシス、アステレキシス、asterixis =「固定姿勢不能症」=「羽ばたき振戦」 出典:85A31(65A37) +... 解答 ④⑤ 解説 羽ばたき振戦は肝不全、腎不全、呼吸不全(CO2ナルコーシス)などでみられる。 ×①Parkinson病は安静時振戦が認められる。 ×②糖尿病性昏睡では特徴的な不随意運動はない。 ×③アルコール離脱症候群では、アルコール振戦がある。 ○④尿毒症では、腎不全を起こし羽ばたき振戦がみられる。 ○⑤Wilson病では肝不全にまで至れば、羽ばたき振戦がみられる。 関連問題 問題16 24歳の女性。1年前に重症筋無力症と診断された。 ネオスチグミンによる治療を受け、経過は順調であった。 3日前から激しい咳嗽が出現し、2日前には脱力と呼吸困難を訴えるようになった。 今朝になり不穏状態となったため、来院した。 呼吸数は30/分で、1回換気量は4ml/kgであった。 血液所見:赤沈 26mm/1時間,赤血球 510万,Hb 13.4g/dl,白血球 8900,血小板 22万。 動脈血ガス分析(自発呼吸,room air)pH 7.31, PaO2 60Torr, PaCO2 50Torr, HCO3- 25mEq/l。 直ちに気管挿管し、テンシロンテストを行うと7ml/kgに改善した。 次に行うべき治療はどれか。2つ選べ。 ①アトロピン静注 ②ネオスチグミン静注 ③副腎皮質ステロイド薬静注 ④抗菌薬の投与 ⑤テンシロン投与 出典:スレ7 802氏【91F37の改変問題】(参考:血液所見のみ101A56を参考にしました) +... 解答 ②④ 解説 診断…重症筋無力症(MG)の、筋無力性クリーゼ 本症例はMG患者に急速に呼吸困難が見られているので、MGクリーゼを疑う。 MGクリーゼには、以下の二つの原因がある。 ①筋無力性クリーゼ…未治療、薬剤感受性低下、感染(肺炎)、ストレス、妊娠などによって神経筋伝導の阻害が増悪した状態。 ②コリン作動性クリーゼ…MGに対して抗ChE薬を過剰投与することで脱分極が続き、Naチャネルが不活性化した状態。 その鑑別は、テンシロンを静注し、症状が改善すれば筋無力性、改善しなければコリン作動性となる。 治療はいずれも呼吸管理(気管内挿管、人工呼吸)を最優先に行う。 その後、筋無力性クリーゼは誘因の除去、抗ChE薬の投与を行い、コリン作動性クリーゼは抗ChE薬の投与量を漸減し、 硫酸アトロピンの投与を行う。 本症例はテンシロン静注によって症状の改善が見られているため、筋無力性と考えられる。 また、その誘因は3日前からの激しい咳嗽から、肺炎が疑われる(若年者の肺炎であり、白血球正常赤沈亢進からマイコプラズマ肺炎が疑わしい)。 そのため、治療は抗ChE薬(ネオスチグミン)の投与と、原疾患である肺炎の治療のため抗菌薬の投与が必要となる。 101A56では、その他に 1週間前から発熱と強い咳嗽とを主訴に来院。体温39.0℃、左背部に軽度のcoarse crecklesを聴取する。 1週前から出現した症状が近医での投薬にもかかわらず持続している。 CRP6.8。胸部レントゲン写真で左中肺野に淡い陰影像。 胸部単純CTで気管支壁の肥厚及びその周辺の粒状影。 →マイコプラズマ肺炎と診断させ、抗菌薬を2つ選べ が原本になっている。 重症筋無力症のガイドラインによると P41のⅩⅢ. クリーゼの治療方針 クリーゼの治療においてエビデンスを持つ治療法はないが、 (3) 抗コリンエステラーゼ薬のwash out:クリーゼ下では抗コリンエステラーゼ薬は分泌過 多などの副作用のため全身管理を困難にする一方、治療効果を得にくいため中止する。 となっているようです。 重症筋無力症 ガイドライン MGクリーゼの治療 原則として、ICUまたはそれに準ずる施設に収容して治療することが必要である。 呼吸困難を呈するケースでは、ただちに気管内挿管を行い、必要に応じてレスピレーターによる呼吸管理を開始する。 気道感染を合併することが多いので、気道の吸引は十分に行う。気道分泌物を細菌学的検査に提出後、化学療法を開始するが、 神経筋接合部の伝達を障害する可能性のある抗生物質(表1[表](アミノグリコシド系))は避ける。 挿管した状態で、原則としてすべての抗コリンエステラーゼ薬を中止し、十分な補液とともに、数日~1週間対症療法を行う。 可及的速やかに血漿交換療法/免疫吸着療法を開始する。最近は、IM-TR350カラムを用いた免疫吸着療法を、 連日ないし週2~3回ずつ計7~8回程度行うことが多い。 出題者コメント 重症筋無力症の筋無力性クリーゼは91F37で出題され、QBにも収録されているのですが、その次のページの重症筋無力症のまとめには入っていません。 YNでは、【補足事項】に入っており、見逃している人もいるのではないかなと(というより自分も見逃していました)思って、作成しました。 また、91F37ではコリン作動性クリーゼの症例でしたが、せっかくだからマイコプラズマの勉強にもなるように、肺炎による筋無力性クリーゼとして問題を作り替えてみました。 学習の一助になりましたら幸いです。 何かおかしなところがありましたらご指摘よろしくお願いいたします。 問題17 82歳の男性。3週前から歩行が不安定となり、記銘力が低下してきた。 5日前から右半身の運動麻痺が進行し、夜間に尿失禁を認めるようになった。 考えられる疾患はどれか?2つ選べ。 ①Alzheimer病 ②慢性硬膜下血腫 ③転移性脳腫瘍 ④高血圧性脳内出血 ⑤正常圧水頭症 出典:83B36 +... 解答 ②③ 解説 ×①Alzheimer病では、片麻痺にはならない。 ○②慢性硬膜下血腫では、精神症状が目立つことがあり、注意を要する。 ○③転移性脳腫瘍では、脳転移病巣の急速拡大、脳浮腫などにより多彩な症状を呈する。 肺癌の転移が多く、テント上の大脳皮質(中大脳動脈流域)に多い。 ×④高血圧性脳内出血では、急激に症状が完成する。 ×⑤正常圧水頭症では、多くの場合、過去に脳梗塞などの既往があり、 (Trias 記銘力障害、歩行障害、尿失禁)を示すが、片麻痺は見られない。 正常圧水頭症では、歩行障害,痴呆,尿失禁などの精神神経症状の1つ以上を呈し,髄液圧が正常で,脳室拡大を認め, 髄液短絡術によって症状改善を示すものを正常圧水頭症(NPH)とよぶ」と定義されていますが、 「持続的に髄液圧を測定する(持続髄液圧測定)と圧波(間欠的圧上昇)を認めることが多い」と書いてありました。 正常圧水頭症の検査欄 「脳脊髄液の検査で,髄液圧は正常であるが,頭蓋内圧の持続測定では,基本圧の上昇, 間欠的圧波の出現をみる」とも記載あり。 正常圧水頭症で脳圧は上がってるのにルンバールやっていいってどういう理論なんだろうな。 脳圧は殆ど正常~間欠的に少し上昇なんじゃない? 炎症所見もないし。 TVでルンバールで20CC抜くだけでも数日で記銘力障害がとれてくると。 問題18 46歳。男性。白内障で3年前に手術歴がある。 1年前に検診で脂質異常症が見つかり、抗高脂血症薬を投与したが、効果が乏しいため、 ある疾患が疑われて詳しい血液検査を施行したところCK上昇があり、神経内科に紹介された。 一見すると、普通の中年男性にしかみえないが、顔が大きく痩せてはいないが違和感を感じる。 観察すると、瞳孔の中央付近まで眼瞼下垂があり、瞬目が少なく、眼球運動が少ない。 額がとても広く感じられるのは前頭髪脱毛があるためで、年齢の割にふけて見え、違和感を感じたのはこれらの特徴のためと分かった。 質問をしたところ、一番困っているのは、職場で物をつかんで離す作業が遅くなり、「遅い」と言われることだという。 自分ではさほど困らないと言う。 検査すると、素早く両手を握ることはできるが、全力でも開くのに5秒くらいかかる。 最も考えられる疾患はどれか?1つ選べ。 ①筋強直性ジストロフィー ②ALS ③小児麻痺 ④重症筋無力症 ⑤多発性筋炎 +... 解答 ① 解説 ○①筋強直性ジストロフィーは、前頭部禿げ、白内障、斧様顔貌、ミオトニー、舌の叩打反応、胸鎖乳突筋萎縮、 インポテンツ、糖尿病、難聴、心筋障害などの典型症状の他に、初期にはやせは目立たないが頭蓋骨肥厚があり、 脂質異常症、ミオトニーがひどくても自覚的には強く感じず他覚症状と自覚症状に乖離があり、 性格変化で頑固な性格になるなどの症状がある。 症状が進行すると眼瞼下垂、眼球運動の過少、悪性腫瘍も認められることがある。 参照 コメント 斧様顔貌って、どの辺が斧なのか、全然納得いかないよな。。。 ↑あれは日本語ではしゃもじ様顔貌でいいと思う ↑ポリクリで診たケースでは、痩せ顔ではなかったが、前頭部禿げがあるため 実際の顔より細長く感じた。 じゃもじ様顔貌、当たっている。 問題19 筋強直性ジストロフィーに、特徴的でない所見はどれか?1つ選べ。 ①self-limiting ②脂質異常症 ③白内障 ④性格変化 ⑤眼瞼下垂 +... 解答 ① 解説 ×①self-limiting(自然治癒)は、筋強直性ジストロフィーでは認められることはなく、進行性である。 ○②脂質異常症は良く認められる。糖尿病の合併も多い。 ○③白内障は比較的若い年齢から認められることが多い。 ○④性格変化は、病状が進むにつれて認められやすくなり、性格が頑固になる傾向がある。 ○⑤眼瞼下垂は、病状が進行してくると認められることが多い。瞬目の減少や外眼筋麻痺も出現することが多い。 self-limitingを入れて作って見ました。当初はアトピー性皮膚炎のつもりでした。 ※アトピー性皮膚炎は、筋強直性ジストロフィーでは、特徴的に認められる所見ではない。 問題20 18歳の男子。両下腿部が細くなったことを主訴に来院した。12歳ころから つまづきやすかった。四肢遠位部に筋萎縮、前脛骨筋に高度の筋力低下、下腿三頭筋と 手指筋とに軽度の筋力低下がある。足部に軽度の感覚障害を認める。正中神経の運 動神経伝導速度は35 m/秒(基準50~60)。なお、父親にも同様の症状を認める。 適切な対応はどれか。2つ選べ。 ①アキレス腱の持続的伸張 ②レクリエーション療法 ③前脛骨筋の筋力強化 ④作業療法 ⑤短下肢装具の処方 出典:97A45 +... 解答 ①⑤ 解説 診断:Charcot-Marie-Tooth病 診断のポイント 【1】若年から中年に発症し,運動神経・感覚神経を主体に障害する遺伝性ニューロパチーである. 【2】下肢遠位筋に左右対称性に発症し,緩徐進行性の経過を示す. 【3】筋力低下・筋萎縮と深部感覚障害がみられる. 【4】多くは常染色体優性遺伝を呈し,脱髄型と軸索障害型に分けられる. 【5】末梢ミエリン・軸索関連蛋白の遺伝子異常が認められ,多くはCMT1Aである。 常染色体優性遺伝が多い. 若年発症.(10~30歳代) 下肢遠位部に強い筋萎縮(左右対称性)と筋力低下, 大腿の下1/3以下の筋萎縮に加えて(逆シャンパンボトル型), 特に前脛骨筋に高度の筋萎縮,その拮抗筋の下腿三頭筋の筋力低下は軽度である. 足の変形が見られ(凹足)(内反尖足)(槌状足指) 歩くときに膝を高く上げ,足をつま先から着地(steppage gait)(CMT病に特徴的) 四肢の感覚障害はないか,軽度であり 深部反射↓(特にアキレス腱反射↓) 筋電図で神経原性変化が認められるとき,Charcot-Marie-Tooth病を考える. 正中神経伝導速度:35m/秒などと低下:CMT病Ⅰ型(伝導速度遅延型,脱髄型) 38~40m/秒以上でCMT病Ⅱ型(伝導速度軽度遅延型ないし正常型) (基準は50~60m/秒) 治療:有効な治療法はない.進行は極めて緩徐であるため,生命予後は悪くない. ①アキレス腱の持続的伸張,②短下肢装具の処方 ←←(国試問題2つ選択させる) 問題21 68歳の男性。軽自動車を運転中に電柱に衝突し救急車で搬入された。意識は清明。激しい頚部痛を訴えている。 上腕三頭筋から両下肢にかけて高度の麻痺を認める。 障害部位はどれか?1つ選べ。 ①第1頸髄 ②第3頸髄 ③第5頸髄 ④第7頸髄 ⑤第1胸髄 出典:100H32 +... 解答 ④(正答率:82%) 解説 ×①第1~3頸髄では呼吸停止となる。 ×②第3頸髄では、横隔膜麻痺による呼吸停止となり、人工呼吸器が必要となる。 ×③第5頸髄では、上腕二頭筋以下の麻痺となる。 ○④第7頸髄では、上腕三頭筋以下の麻痺となる。 ×⑤第1胸髄では、手の屈筋以下の麻痺となる。 覚え方:×たり+たりして10を作る。 第5頸髄:5×2=10より 上腕二頭筋以下の麻痺(2) 第7頸髄:7+3=10より 上腕三頭筋以下の麻痺(3) 第1胸髄:1+9=10より (手の)屈筋以下の麻痺(9) 問題22 40歳の男性。1年前から徐々に歩きにくくなり、1ケ月前から両手のしびれがあり来院した。 深部反射は、下顎反射正常、上腕二頭筋反射消失、上腕三頭筋反射亢進、膝蓋腱反射亢進およびアキレス腱反射亢進が見られた。 最も考えられる障害部位はどれか?1つ選べ。 ①橋 ②第3,4頸髄 ③第5、6頸髄 ④第7,8頸髄 ⑤第1,2胸髄 出典:93E15 +... 解答 ③ 解説 二頭筋→C5(2×5=10より) 三頭筋→C7(3+7=10より) 上腕二頭筋反射:C5,6 上腕三頭筋反射:C6,7,8 膝蓋腱反射:L2~4 アキレス腱反射:L5、S1、2 バビンスキー反射:L4~L5、L5~S1 問題23 61歳の女性。10日前発熱と下痢を発症し、3日前に下肢の脱力を訴え来院した。 起立、歩行ができず、四肢に中度から高度の筋力低下が認められる。 深部腱反射は認めない。病的反射なし。 責任病変部位はどれか?1つ選べ。 ①大脳 ②脳幹 ③脊髄 ④末梢神経 ⑤筋肉 +... 解答 ④ 解説 診断:Guillain-Barre症候群 発熱・下痢の後、四肢の脱力をきたす疾患はGuillain-Barre症候群をまず疑う。 深部腱反射消失は末梢神経障害を示唆する所見である。 ×①~③中枢神経系では腱反射は亢進することが多い。 ④末梢神経障害では、腱反射消失、筋力低下をきたす。 ⑤筋疾患では腱反射は低下するが、消失することはない。 Guillain-Barre症候群では、先行する細菌・ウイルス感染症状が見られ、1~3週間後に発症する。 下肢から乗降する弛緩性運動麻痺、脱力、四肢麻痺を特徴とする。 問題24 25歳の女性。最近、右手の使いにくさと両上肢のしびれ感があり来院した。数年前から後頚部の痛みを自覚していた。 頸椎MRIのT1強調矢状断像あり。(頚椎MRI像:脊髄に空洞を認める) この患者でみられないのはどれか。 ①上肢の痛覚低下 ②手指骨間筋の萎縮 ③下肢の振動覚低下 ④膝蓋腱反射の亢進 ⑤上腕二頭筋反射の低下 出典:99H4 +... 解答 ③ 解説 ○①感覚障害はほぼ必発である。 ○②前角に病変が及ぶと髄節性の筋萎縮を呈する。 ×③触覚と振動覚障害はみられないか、あるとしても軽微である。 ○④錐体路に病変が及べば生じうる。 ○⑤高率に認める。 脊髄空洞症syringomyelia 20~30歳代に、小指筋萎縮、筋力低下で初発し、 次いで肩胛骨と上胸部にも筋萎縮を認めるようになる。(前角細胞の障害) 歩行困難となり(痙性歩行)、膝蓋腱反射亢進、バビンスキー反射陽性(Babinski反射陽性)(錐体路症状) 頚部、肩、上腕、前腕、手の温痛覚消失、(体節性の解離性知覚障害) 深部覚は正常が見られるとき、脊髄空洞症を考える。 症状:宙づり型の感覚障害(体節性の解離性知覚障害) 確定診断は、MRIによって病巣を証明する。 問題25 星状神経節ブロックで正しいのはどれか?全て選べ。 ①ブロック部位はC6又はC7横突起付近で行う。 ②適応は、偏頭痛、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛、上肢カウザルキーなどがある。 ③ブロックの合併症として、気胸がある。 ④ブロックにより、上肢の温度上昇が見られる。 ⑤ブロックは、両側同時に行ってはならない。 +... 解答 ①②③④⑤ 解説 ○①星状神経節は下部頚部交感神経節と第一胸部交感神経節とが融合したもの。ブロック部位はC6又はC7横突起付近で行う。 ○②適応は、頭部・顔面の痛み(偏頭痛、筋緊張性頭痛、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛など)や頚部・上肢・肩関節の痛み、 血流障害(Raynaud病)、上肢カウザルキー(自律神経症状を伴った灼熱性疼痛)である。 ○③ブロックの合併症として反回神経麻痺、上肢の運動障害、気胸などがある。 ○④ブロックの特徴として肢の温度上昇が見られる。上肢の血管が拡張する。他に結膜充血、鼻粘膜血管が拡張するため、鼻閉が見られる。 ○⑤ホルネル症候群は、星状神経節ブロックの効果判定の1つになる。両側同時にブロックしてはならない。(呼吸困難に陥ることがあるため)