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俺は女共がテロリスト達に強姦されていてもまったく気にも留めず、 物陰に隠れながらテロリストを殲滅するための策を模索する妄想 結局俺TUEEEEEEEな妄想だから フォーク一本と体術でテロリスト達を殲滅しちゃうんだけどね 女共の大半はテロリストが銃を乱射したせいで死ぬ 唯一生き残った女の一人が「あんたさえ大人しくしてればみんな死なずにすんだのにぃぃぃぃいいいい!!!!」 と叫びながら落ちてた拳銃を拾って俺を撃ってきたから、 俺は舌打ちをしながら持っていたフォークをその女の喉へ向かって投げつけた フォークは一直線に喉元へ突き刺さって女はその場に倒れる 俺は女のもとに近づいて、フォークを抜き取り、俺を撃った銃を拾いとどめを刺す - 人がこの妄想を観覧しました ネタ元 漫画やゲームのキャラになった妄想('A`)男 その参 この妄想に対してのコメント 名前 コメント
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先日ですが「人志松本のすべらない話」であの古館伊知郎さんが出演をしていた。 見ていた人にはどうなのかと注目をしていたと言う。 この春まで出演をしていた「報道ステーション」とは打って変わってはじけていたと言うがこれもあれで鍛えていたと言う。 それはプロレスの実況をしていたと言うがこれをしていた時には凄くはじけていたと言うのですからまさにその節でした。 報道ステーションに出演していた時には凄く大人しいイメージもあった。 しかし、この春に番組を卒業して完全にフリーとなっても変わらなかったと言う。 この番組に出演して他の出演者たちには絶賛をした。 とは言えすべらない話なので中には滑った芸人さんもいますが今回の出演した古館さんから学ぶ事もあるのではと思っている。 どこから話に入る事ではなく次第にも盛り上げていく事が大事だと思っているのです。 過去にもマイク一本でステージを立つ事もあってこれもかなり盛り上がったと言うが2014年には復活はしていると言う。 今年はこの様なステージあるかも知れないと思っているのです。 今回のこのすべらない話を見て絶賛した人も多く勉強にもなったと思っているかも知れない。 こうした事も会社のスピーチに役立つかも知れないです。 これから面白くしたいと思っている人にはお勧めだと思っているです。 この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます。 バナナダイエットの効果
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この歌詞が刺さった!グッとフレーズ ~私を支えた歌詞SP2022~(2022.12.29 18 00~22 00) ※ TBS送出の提供クレジットはPTを除き、カラー表記 ローカルスポンサー枠(18時台) TBS/KIRIN(キリンビール)、NEXON、アサヒビール、住宅情報館 ナショナルスポンサー枠 19時台0'30"…アサヒ緑健、HEBEL HAUS、P G、YBC ヤマザキビスケット、FUJIFILM、ニトリ、フジパン、小林製薬、Paloma、ポリデント(グラクソ・スミスクライン株式会社)、伸和ピアノ、アサヒビール、Kowa、AEON、HABA(PT) 20時台1'00"…Coca-Cola 0'30"…unicharm ユニ・チャーム、FUJIFILM、TCB、Aflac、木下グループ、セブン アイHLDGS.(セブン-イレブン)(PT) 21時台0'30"…SUNTORY、okamoto、積水ハウス、M(McDonald's)、SMBC、グラクソ・スミスクライン株式会社(PT)
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「指や脚を刺身にすれば、嫌でも喋るぞ」 互いの刀が交差し、一進一退の押し問答する中、アサガワは半笑いの表情をしながら呟く。彼女に頭突きをされた男は、虎のような目つきで、アサガワを睨んだ。 「自己紹介がまだでしたね。本名は、朝川真美。楼国での階級は中尉を。エントリヒ帝国では、戦技教導学校の指導教官をやっています」 アサガワは男の額に自分の額をぶつけたまま、舌が回りきらない早口で自分の自己紹介を済ませた。あまりにも滑稽だったのか、男は鼻で笑う。 「なるほど。その刀、そして朝川という名字。私が持っている刀の所有者だった、女子の姉か」 男がそこまで言うと、アサガワは頭を引いた。半笑いの表情から、殺意に満ちた視線を男に送る。その代わりに男が薄ら笑いを浮かべていた。 「それがしは、時雨(しぐれ)。楼国では、流浪の旅をしていた」 袴と胴衣を着た男は、時雨と名乗った。腰にはムラマサが納められていた鞘と、脇差しを帯びている。 聞いたことが無い名前だ、と時雨のことをアサガワが思った途端、時雨は鍔迫り合いを止め、思いっきり後ろへ下がった。 アサガワは少しだけ体勢が崩れたのを見計らって、時雨は下駄を履いた右足を彼女の腹部へ突き出した。 あまりにも一瞬の出来事にアサガワは驚き、そして身体は後ろへ倒れこみそうになる。それを踏ん張り、刀を握り締める。 「そなたは色々と聞きたいようだな。しかし、それがしとそなたは敵対の身だ」 お互いの刀の、有効範囲内まで下がったアサガワは刀を持っている両手を、額の上へまで上げた。腹部に襲い掛かる痛みを抑えながら。 そして、今まさに刀を振りかぶらんとするアサガワの構えを見て、時雨は目を細める。 「上段の構え、か」 オロチの剣先が天を突くような、アサガワの構えに時雨は薄ら笑いを浮かべた。気持ち悪い笑い方をする時雨に対して、アサガワはひどく冷静に深呼吸をする。 「妹君の方は、八双の構えだったな。あんな使えない構え方をする一方で、そなたの構えは実用的だな」 時雨はムラマサの剣先が、アサガワの喉を突くような構えをしていた。ムラマサの柄は、時雨の臍の位置に置かれている。攻撃的なアサガワの上段の構えに対して、時雨の中段の構えは落ち着いた印象だった。 「先生、手助けのほうは?」 水差すかのように、MP40や小銃を持った黒旗の兵士がアサガワの左右と背後に現れた。その中の一人が、時雨のことを『先生』と呼んだ。 「結構。彼女は私の相手だ。手助けは一切無用。お主らは、後退する敵兵を追撃するがよい」 了解しました!と男は言うと、アサガワの周囲を取り囲んだ集団は一斉に走り出す。 「これで邪魔者は居なくなった。存分に死合を楽しもう」 第四話『ターニングポイント』 見えぬ鉄槌によって、ゴーストバスターズの虎の子である威力偵察隊の一部が吹き飛んだ。スケルトンはその光景を、路地裏から見てしまう。アサガワからの指示通りに、武装集団を側面から攻撃しようとした瞬間の出来事だった。 「対戦車ロケット?角度から見て、恐らく高所からです」 パラドックスは冷静にロケット弾が着弾した角度を計算し、スケルトンに報告する。パラドックスの報告を聞いた彼は、右手で持っていたSTG45の銃身を左手で握った。スケルトンの背中には、ガーランドM1ライフルがスリングベルトによってぶら下がっていた。 直後、またロケット弾が疲弊した威力偵察隊に襲い掛かった。そのとき、パラドックスが背負っていた無線機から入電が入る。 「こちら、ジョーヌ。B方面に黒旗のMAIDが逃走中ですわ!至急、迎撃に向かってください」 前以て無線機からの通信を外部スピーカーに切り替えていたため、スケルトンはパラドックス越しに無線の内容を聞き取ることはなかった。 「パラドックス。周波数を10973に変更」 「了解。……周波数を変更しました。通信をどうぞ」 「こちら、スケルトン。ポイント456にボートを出してくれ。以上だ」 パラドックスはスケルトンの通信内容をそのまま伝える。一方、彼はSTG45を握り締めたまま、広場を見ていた。銃弾が飛び交う中、ボロボロになった威力偵察隊の前を発煙筒が煙を噴出する。後方で援護射撃していた、近接戦闘部隊の行動だったに違いない。パラドックスとスケルトンが居る路地裏の後ろには、ゆったりと川が流れていた。フロレンツ市内にあちこちに張り巡らされている。 フロレンツが、緑と水の街と呼ばれる由縁であった。 「隊長!こっちです!」 男の声が、路地裏に響き渡った。パラドックスが振り返ると、優雅に流れる川の岸に小さな電動ゴムボートの上に無線機を背負った男が呼んでいた。スケルトンはパラドックスに「無線機を捨てろ」と言うと、一目散にボートへ向かって走り出した。 「チャップマン、状況はどうなっている?」 スケルトンはボートの先端部分で片膝を突きながら、STG45の銃口を両脇に挟まれた民家に向けていた。パラドックスはスケルトンの後ろを。彼女の後ろには、ゴムボートの電動モーター部分で座っている、スケルトンの腹心のチャップマンが居た。 チャップマンは無線機の受話器に耳を当てながら、口を開く。 「威力偵察部隊は、近接戦闘部隊と共に後退。広場に出た敵の増援は、アサガワ教官とジョーヌが一掃した模様。されど、アサガワ教官はサムライと交戦中のようです」 「サムライ?楼国のか?」 スケルトンはサムライ、という単語に難色を示したのか、チャップマンに問いただす。 「間違いないそうです。ジョーヌの通信どおりに、アサガワ教官はサムライと交戦中。なお、ジョーヌは現在、逃走したMAIDを逐次追跡中」 「だとしたら、敵は近いな」 ジョーヌの羽音が、風に乗って聞こえてくるとスケルトンは呟いた。パラドックスはMG42を邪魔にならないところに置き、ネイルガンを両手で使って構えた。チャップマンは首に掛けていた双眼鏡を目に当てて、周囲をくまなく探索している。 前方200メートル先の曲がり角だった。石で出来た防波堤の上で、立っている女性がチャップマンの双眼鏡に映った。短い青色の髪型に、鼻先にちょこんと乗った眼鏡。何よりチャップマンの目に惹いたのは、黒色のメイド服を着ていること。そして、両脇に一つずつウンゲツィーファーシュレックを挟んでいたことだった。さらに腕部と脚部には、サポーターのように甲冑が装着されている。 「前方200メートル!MAID、対戦車ロケットを装備!」 チャップマンはそう叫ぶと、モーターを最大出力まで上げる為にワイヤーを引っ張った。スケルトンは、いち早くSTG45のトリガーを引いた。強烈な銃声とマズルフラッシュが、月明かりに照らされた運河を戦場に仕立て上げた。パラドックスは、スケルトンが射撃しているSTG45の馬鹿げた銃声とマズルフラッシュに驚いていた。帝国で生産されているそれとは格段に違うモノだということを知った。 パラドックスはスケルトンの隣に移動し、肩を並ぶようにしてネイルガンを前へ突き出し、トリガーを引く。甲高い発射音と同時に、防波堤で立っていたMAIDに飛来する。 青髪のMAIDは、怒っている様な形相で跳躍。閉店中だった靴屋の玄関に、鉄釘と弾丸が叩きこまれた。その間に、ボートはMAIDの所へ接近する。 「こちら、チャップマン。MAIDをポイント4238にて遭遇。現在、交戦中!」 スケルトンが撃ち続けるSTG45の銃声に負けないように、チャップマンは声を張り上げて、ジョーヌに連絡する。一方、MAIDは再度防波堤の上で着地すると、撃ち込まれる銃弾を回避する。そして、全速力で曲がり角を右に曲がる。パラドックスたちを乗せたボートもまた、進路をMAIDが逃げた方向へ向ける。 「レッド!(弾切れ!)」 「グリーン(了解)」 スケルトンの言葉にパラドックスは返事を返すと、彼は空になったSTG45のマガジンをボートの上に捨てた。そして、腰に帯びていたマガジンポケットから新しいそれを取り出し、装填する。 「チャップマン、回避行動は任せたぞ!」 「任せてください、隊長!」 防波堤の上で走るMAIDの背中に、STG45の銃口を向けたスケルトンは注意を促す。MAIDとの距離は着実に迫ってきており、同時に相手からの反撃もありうる距離だった。 そのとき、防波堤の上を走っていたMAIDは大きく跳躍する。夜空に浮かぶ月が、跳躍するMAIDと折り重なった。 MAIDは、運河の左側に建てられた民家の屋根に着地。ボートとの距離は離れていないものの、高低差が愕然としている。 「厄介なMAIDです。レッド(弾切れ)」 パラドックスはそう呟くと、空になったネイルガンのボックス型マガジンを抜き捨てる。リロードする時間がもったいないため、すぐ傍に置いていたMG42に手を出した。 パラドックスは脇に挟むようにして、MG42を持つ。コッキングレバーを引き、銃口を上へ向けるとトリガーを引いた。おびただしい量の弾丸が、民家の外壁を削りながら、屋根の上を走るMAIDに襲い掛かる。さらにスケルトンからの援護射撃が加わり、MAIDの周辺に弾丸が交差する。しかし、一発もMAIDには命中しなかった。 「おほほほほ。黒旗のMAIDさん、ご機嫌ようですわ」 聞き覚えのある声がスケルトンの耳に入ると、後ろへ振り返る。逃走するMAIDの後方に、MG42を構えたジョーヌが上空で飛行していた。MAIDは、両脇に抱えていた対戦車ロケットの砲口をジョーヌに向けた。耳をつんざく轟音と同時に、対戦車ロケットから二つの砲弾が発射される。 「っと、楽勝ですわ」 しかしジョーヌはお茶の子さいさい、といった様子で砲弾を回避する。 MAIDは血走った目でジョーヌを見ながら、後ろを向いたままステップをする。その一方でパラドックスやスケルトンからの弾幕を回避し続けていた。 「なんだ、あのMAID。弾が全く当たらないぞ」 STG45のトリガーを引き続けるスケルトンは、一方的に弾丸を回避するMAIDに難色を示した。するとMAIDは、対戦車ロケットを運河の方へ投げ捨てた。 それは、猛進するパラドックスたちのボートへ当たろうとしていた。 「身を屈めて!!」 チャップマンはそう言うと、急いでモーターの電源を切った。緊急停止するかのようにボートは減速し、投げ捨てられた対戦車ロケットが水柱を立てて、消えていった。全身に水を浴びたスケルトンは、STG45が無事なのを確かめる。同様にパラドックスもMG42の無事を確かめた。 「ナイスだ、チャップマン。早くあのMAIDの所へ行くぞ!」 スケルトンは顔を後ろへ向けると、叫んだ。しかし、チャップマンは電動モーターのエンジンを作動させるワイヤーを引っ張り続けていた。表情は青ざめており、冷や汗をかいていた。 「た、隊長……今さっきの急停止で、エンジンが故障したと思われます」 パラドックスはそこまで聞くとMG42とネイルガンを手に持って、ボートから身を乗り出し跳躍する。ボートはそのときの衝撃で大きく左右に揺れるが、スケルトンとチャップマンは沈まないように身体を使って制御する。 「パラドックス、追いかけろ!」 跳躍によって、岸へ着地したパラドックスにスケルトンは叫んだ。しかし、当の本人は済ました顔でスケルトンを見ながら、口を開いた。 「了解です」 パラドックスは両手に銃器を持つと身を低くくし、走り出す。すると、遥か遠くのほうで羽ばたくジョーヌの後ろ姿を捉えた。甲冑を装着し、両手にMG42とネイルガンを握りながら走っているが、追いつけた。それはジョーヌが比較的、ゆったりとした速度で飛翔しているおかげだった。 ジョーヌは慌しく上下左右に移動しながら、迫り来る銃弾を回避している。恐らく、青髪のMAIDによるものだとパラドックスは思った。 運河と、両脇に挟まれた民家はずっと続いていている。パラドックスは防波堤を蹴り上げ、空高く跳躍。 ジョーヌが追っているMAIDは向かい側の民家の屋根へ着地した。そして、走り続ける。 満月が出ている為か、パラドックスの目に薄っすらと、向こう側の民家の屋根を走っている青髪のMAIDを捉えた。右手にSTG45を持って、トリガーを引いている。左手には、アーミーナイフを逆手で持っていた。 「ジョーヌ!」 上空で弾丸を回避するジョーヌに向かって、パラドックスは叫んだ。ジョーヌはそれに気づくと、MAIDとの距離を一旦、離す。 「貴方一人だけですか?!」 まだ愚痴を言っているだけの余裕があると、パラドックスは思った。両手の銃器を構え、川を挟んだ民家の屋根の上を走り続けるMAIDに銃口を向ける。こちらの出方を悟ったのか、全力疾走で走っていたMAIDは足の速さを緩め、やがて立ち止まった。 「ようやく観念でございますか。今後の人生設計の為には、悪くない判断と思いますけど?」 ジョーヌはそう言うと、青髪のMAIDは俯いたままSTG45を手から離す。パラドックスはずっと、標的のMAIDに向けて銃器を構えていた。 「調子乗ンじゃねーぞ、このド特定が!!」 青髪のMAIDは、ジョーヌに向かってそう叫んだ。眼鏡をかけた知的な顔から想像できない罵声と、血気迫った表情をしている。うろたえるジョーヌであったが、パラドックスは良からぬことを想像し、MG42のトリガーを引いた。 同じくして、青髪のMAIDはジョーヌに向かって走り出した。MG42から放たれる弾丸は足元で着弾するが、MAIDの走りに邪魔をしなかった。 「ジョーヌ、避けてください!!」 トリガーを引き続けながら、パラドックスは叫んだ。青髪のMAIDはジョーヌとの距離を肉薄すると、跳躍した。 逆手に持ったアーミーナイフの刀身が、満月の光によって反射している。MG42の弾丸は、MAIDに一発も当たらなかった。 「死に腐れよ!」 跳躍したMAIDは真正面から、ジョーヌに向かって突進した。ジョーヌは気を取りも出したのか、羽を使って後退。その瞬間、MAIDは逆手で握っていたアーミーナイフを横殴りに振った。 「くっ!」 反射的にジョーヌは両腕を使って、頭と上半身を守った。彼女の腕にナイフの切っ先が触れたのか、袖が横に切り裂かれる。 「まだ終わってねぇぞ!」 MAIDの罵声と同時に、ジョーヌの頭部に衝撃が走った。横殴りのような衝撃に、ジョーヌは為す術も無かった。視界が真っ暗になった途端、背中に激しい痛みとガラスを突き破った音が耳に届く。痛みに堪えながら目を開くと、閉店になった雑貨屋の店内が広がっていた。ショーウィンドを突き破ったのか、中の商品が散乱している。ジョーヌもまた、アンティーク商品が置かれている棚にぶつかっていた。お尻に何か踏んでいるのか、軽い痛みが走った。 「大丈夫ですか、ジョーヌ!!」 パラドックスの声と同時に、ショーウィンドの手前の道路から彼女が上から現れた。両手にMG42とネイルガンを脇に挟んで持っていた。ジョーヌは、大丈夫、と言おうとした瞬間、パラドックスの背後にあのMAIDが居た。青髪の、眼鏡をかけたMAIDが。 「パラドックス、後ろ!」 「遅い」 パラドックスが振り返ろうとした瞬間、青髪のMAIDは淡々とした口調で呟いた。その瞬間、MAIDは後ろ回し蹴りをパラドックスの頭部へお見舞いした。 目にも止まらぬ速さで繰り出されたそれに、パラドックスは何も出来ずに雑貨屋に突っ込んだ。ジョーヌから、やや離れた手前にパラドックスはうつ伏せで倒れている。 「ド特定に、瘴気臭いMAID。来る所来る所、こういう輩が居て大変困ります」 先ほどの血気盛んな口調を止めていた青髪のMAIDは肩を竦めながら、呟く。そして、パラドックスが手放したネイルガンを右手に持って、ボロボロになった店内へ足を踏み入れた。 「申し遅れました。私は、軍事正常委員会に所属するエーアリヒと名乗るMAIDです。冥土の土産に、名前ぐらい名乗っても困りませんわね」 青髪のMAID……エーアリヒは左手で握っていたアーミーナイフを、腰に帯びた鞘に納める。そして、右手で握っていたネイルガンのトリガーを引いた。甲高い発射音と同時に、鉄釘がパラドックスの右太股に突き刺さった。気絶していたのか、パラドックスは急に叫び声を上げる。 「おやおや、こんな銃でしたとは。真に失礼しました」 その場でパラドックスはもがき苦しむが、太股に突き刺さった鉄釘は床に達していた。いくらパラドックスがあがこうとも、突き刺さった鉄釘は肉の中で暴れるだけだった。 「貴女、本当に瘴気臭いわね。……ああ、瘴炉でしたか。それじゃ、特定MAIDじゃないですか。ついでに、そこの空戦MAIDも」 エーアリヒは柔和な笑みを浮かべた瞬間、ジョーヌはフライトジャケットに隠していた拳銃を取り出す。そして素早い動作で、エーアリヒの額に照準を向けた瞬間だった。 握っていた拳銃が銀色に輝く物体によって、弾き飛ばされる。さらに、ジョーヌの頬を何かが横切った。ぬめりとした感触が、頬から首にへと伝っていく。 「変な真似はしない方がよろしいですよ。もっとも、貴女たちには死んでもらうしかないのですが」 顔を後ろへ向けると、鉄釘が突き刺さった拳銃がジョーヌの後ろの壁に磔刑にされていた。頬に右手を当て、それを確かめると血が付着している。 「私、そろそろ遊びには飽きてきました。それでは、死んでくださいませ」 ネイルガンの銃口を、ジョーヌに向けたエーアリヒは冷徹な表情を彼女に向けていた。ジョーヌは全てを諦めていたとき、聞き覚えのある声が耳に入った。 「ようやく、追いつけた」 「なぜ、私の妹の刀を持っている?なぜ、妹のことを知っている?」 上段の構えをしたまま、摺り足をしながらアサガワは着実に距離を詰める。時雨は中段の構えのまま、一歩も動かない。 「一つだけ応えよう。それがしは、朝川一家のことは高く評価している。特に、朝川真美と朝川千早については、一度お手合わせしたかった」 アサガワは摺り足を止め、立ち止まる。時雨と自分の間合いに入ったことを確かめ、アサガワは彼をにらめ付けた。 「それがし、流浪の身故に職が無い。そのため、軍事正常委員会という組織の傭兵として身を置いている。そのときに、朝川千早と名乗る『女中』に出会い、手合わせを願った」 時雨は一呼吸置き、また口を開く。 「答えられるのはこれまでだ。それがしは、朝川千早に完敗し、生かされた証として、このムラマサを貰い受けた。女中はもう、朝川家の人間ではない」 時雨はそこで言い終わった途端、アサガワは鋭い呼吸音と同時に前へ踏み込んだ。空に突き刺すように掲げていたオロチの刀身が真っ直ぐ、振り下ろされる。しかし、時雨はムラマサの刀身を、向かってくるオロチの刀身に摺り上げた。オロチの刀身は、ムラマサによって弾き返される。 その隙を突いた時雨は、すぐさま後ろへ下がり、がら空きとなったアサガワの胴に目掛けて、ムラマサを横へ振る。空気を切り裂く音が鳴った。 「千早は、朝川家の人間だ!」 繰り出される時雨の胴切りを、アサガワはバックステップで回避。彼女が居た空間が、ムラマサによって切り裂かれた。 「そんなことはどうでもいい。それがしは、朝川千早の上へ行く朝川真美と手合わせを願っていた。朝川家長女としての実力を、存分に味わいたい」 時雨はそう言うと、構えを整える。アサガワもそれに倣って、上段の構えをした。揺らぐ心境を抑えきれないアサガワは、どうにかして落ち着こうと深呼吸をした。それを悟ったかのように、時雨は踏み込んだ。ムラマサの太刀筋は、頭上に掲げられたアサガワの手首……小手を狙っていた。 「甘い!」 アサガワは一歩踏み出し、オロチを握った右手を振り下ろした。時雨の小手打ちより早く打ち出された、アサガワの面打ち。振り下ろされるオロチに対して、時雨は全身を使って、横へ回避。しかし左肩にオロチの切っ先が当たったのか、微かな切れ筋が胴衣に出来た。 「さすが、朝川家。小技ではどうしようもない!」 時雨は興奮を抑えきれない口調で呟き、打ち切ったアサガワの側面へ回り込む。それを悟ったアサガワは、素早く時雨と向き合った。 「これだ、まさしくこれが武者震いぞ」 「戯言を、ほざくな!」 アサガワは上段の構えから、中段の構えへ戻す。勝負をつけるつもりだった。手っ取り早く、この男を倒して、妹のことを聞き出したかった。 踏み込んだアサガワの狙う所は、時雨の小手だった。時雨は、繰り出される小手打ちに両手を下へ引っ込め、自身の身体を一歩下がらせた。アサガワの繰り出された小手打ちは、完全に空振る。 「そろそろ、牽制には疲れたところだ。一気に勝負をつけさせてもらうぞ!」 時雨は早口にそう言うと、面打ちを繰り出した。 「壱!」 左斜めから繰り出される面打ちを、アサガワは辛うじてオロチを使って、弾いた。 「弐!」 息も止まらぬ速さで、右斜めから面打ちが繰り出される。これもまた、アサガワは弾く。 「参!」 時雨は手首を返すと、アサガワの股を狙った。アサガワは、左手で鞘を抜き出し、股を切り裂こうとするムラマサの刀身を防いだ。 「四!」 時雨の連続打ちは続いた。急所を狙った技から派生して、右胴打ちに入る。アサガワは何とかして弾くものの、限界が近づいていた。 だが、時雨の連続打ちの手数は読めていた。最後は突きで締めてくると。 それを防いだら、こっちの勝ちだった。あれほどの連続技をして、呼吸や肉体が持つ訳じゃない。 「伍!」 右胴打ちを防がれた時雨は、摺り足で大きく下がると、また踏み込んだ。ムラマサを突く様にして、アサガワの喉へ向ける。繰り出される突きを、アサガワは鞘を使って弾き、首を大きく左へ傾げた。 ムラマサの突きが、頬を横切る。全ての連続技を凌いだアサガワは、攻勢に仕掛けようとした。時雨は、両手で握っていたムラマサを離した。 そして、腰に帯びていた脇差しを両手で抜いた。 「させるかァ!」 空いていた左手の、人差し指と中指を突き出したアサガワは時雨の両目に向かって突き刺そうとした。それよりも早く、時雨は抜いた脇差しでアサガワの右肩に突き刺した。 焼けるような激痛が走る。アサガワはそれを堪えて、左手を突き出す。時雨は追い討ちをかけるように、離したムラマサを掴んだ。 「やはり、この程度の実力であったか」 落胆した口調で時雨は言うと、アサガワから繰り出される『目潰し』を避けた。時雨は、滑り込むように下がるとアサガワの顔に向かって面打ちをした。 「まだまだ!!」 疾風というべき速度で繰り出されるムラマサの刀身に、アサガワは激痛が走る右肩を動かした。そして、両手を使ってムラマサの太刀筋を受けた。甲高い金属音が、周囲に響く。 「ほぅ、真剣白刃取りか。それに、この甲高い音。なるほど、義肢か」 一歩も引かれない状況に追いやられたアサガワは、激痛に堪えながら、両手で受け取ったムラマサの太刀筋を離さなかった。恐らく、両手の代わりになった義肢でなければ、自分はそこら辺でのた打ち回っていた。 「朝川家は、そんな紛い物を使うようになったのか?武人なら武人らしく、両手の代わりに小刀でも仕込まないのか」 今までの余裕の口調だった時雨は、少し語気を荒げて、アサガワを睨めつけた。 「余興は終わった。朝川家には、もう何も求めない」 吐き捨てるように時雨は言うと、ムラマサの刀身がアサガワの両手から離れた。間合いを空けようとするアサガワだが、時雨はそれよりも早くムラマサを振った。アサガワの腹部に、衝撃が走った。その場で仰向けになって倒れると、腹部を両手で抱える。腹部に走る衝撃と、右肩に焼けるような激痛。その二つが、アサガワに襲い掛かっていた。 「所詮、この程度の実力であったが。無駄足だった」 涙目になったアサガワの視界に、こちらを見下ろす時雨の姿が居た。仰向けになって倒れたアサガワの目には、暗闇に染まった空と一緒に、時雨が映っている。 腹部には鈍い衝撃が与えられただけで、切られた感触はしなかった。恐らく、時雨は峰打ちを使ったんだ、とアサガワは思った。 「さて、これを返してもらう」 時雨はそう言うと、アサガワの右肩に突き刺さった脇差しに手を伸ばした。アサガワは抵抗しようとしたが、激痛のあまりに首を横に振るだけだった。 「や、やめろ……」 「敗者に情けなぞいらん」 時雨の下駄を履いた右足が、アサガワの右腕を押さえた。そして、時雨は両手を使って右肩に突き刺さった脇差しを引っこ抜こうとする。そのとき、アサガワは今までと比べ物にならない激痛が走った。腹の底から、悲鳴を上げる。それでも脇差しが抜けないのか、時雨は力を入れた。 さらに悲鳴を上げ続けるアサガワだったが、ようやく脇差しが抜いた感触がした。止め処無く右肩から血が流れ、アサガワの頬や首に血が付着している。時雨はそんなアサガワの姿に鼻で笑った。 そして彼は、懐から携行用の包帯を取り出し、それをアサガワに見えるようにして置いた。 「もっと強くなれ。それがしは、死に場所を探しているからな」 時雨はそう言い残すと、アサガワの視界から消えた。彼女は、何も出来ずに痛みに堪えていた。そして、手元に置かれた包帯を左手で握り締める。 仰向けになった状態で、包帯を握り締めた左手を空に向かって突き出した。右肩の痛みよりも、時雨によって傷つけられた自尊心がアサガワを精神的に痛めた。 涙を流し、アサガワは時雨に渡された包帯を見ることしか出来なかった。 「ようやく、追いつけた」 スケルトンの声と共に、エーアリヒは身を屈めた。その瞬間、彼女の頭があった空間をスケルトンの裏拳が飛んだ。それを回避したエーアリヒは、足払いをする。しかし、スケルトンはその場で跳躍し、お返しとばかりに踵落としをする。 「たかが人間の癖に、やりますわね」 ネイルガンを持った両腕を交差させて、スケルトンから繰り出される踵落としを受け止めたエーアリヒは呟く。スケルトンは、頭蓋骨のデザインをしたバラクラバの隙間から、鋭い眼光を放っている。 「ありがとよ。白兵戦はあんまり得意じゃないんだがな」 腰を低く落としたエーアリヒはスケルトンの踵落としを受け止めたまま、出方を伺おうとしていた。筋骨隆々な、不気味な格好をした男。さらにこちらの足払いを完全に回避し、踵落としを繰り出すほどの技術を持っている。迂闊に出れば、カウンターを食らうことは確実だった。 「その謙虚な姿勢、ぜひとも我々の組織のMAIDたちにご教授願いたいですわ」 バックステップのように左足を蹴り上げ、店内へエーアリヒは入る。追いかけるように飛び出したスケルトンに、彼女はネイルガンを向け、トリガーを引く。 「そうかい。だが、授業料は高いぞ!」 三点射で発射された鉄釘に対して、スケルトンは肩にかけていたSTG45を取り出し、盾代わりにした。三本の釘がSTG45に突き刺さり、スケルトンはすぐさまそれをエーアリヒに投げつけた。弾薬や薬室に鉄釘が達していたのか、STG45は小刻みに振動し、煙が出ていた。 「ちっ!」 手前に投げられたSTG45を見るや否、全てを悟ったエーアリヒは思わず舌打ちをする。その瞬間、STG45は手榴弾のような規模の爆発を引き起こした。ジョーヌは思わず目を閉じてしまう。 「くそったれの、人間が!!」 黒煙から飛び出したエーアリヒは、アーミーナイフを片手にスケルトンに突っ込んだ。素早い動作と同時に、風のようにアーミーナイフを振る。スケルトンはそれを回避するが、所々にナイフの切っ先が服を切り裂き、肌へ達する。 「手強いな!」 スケルトンもまた、エーアリヒのアーミーナイフとはいかないもののナイフを取り出す。それを逆手で持つと、彼女との距離を離した。 「手強くて結構!どうやら貴方も排除対象其の三になりそうですわ」 殺気に満ちた視線をスケルトンに送ったエーアリヒは、アーミーナイフを構える。スケルトンは身を屈めて突っ込んだ途端、エーアリヒと自分の間に奇妙な格好をした男が割り込んだ。 「邪魔立て済まぬ」 スケルトンが繰り出したナイフの切っ先が、袴と胴衣を着た男の脇差しによって防がれていた。スケルトンは力を込めようとも、脇差しは微塵も動かない。 「時雨先生ではありませんか。何の御用でこちらに?」 エーアリヒは落ち着いた口調に戻すと、握っていたアーミーナイフを鞘に納めた。時雨は脇差しでスケルトンのナイフを受け止めながら、顔をエーアリヒの方へ向ける。 「作戦は失敗だ。歩兵も既に消耗しきっておる。それに、この都の治安維持隊が体制を立て直した。深追いは無謀だと思っている」 「先生がそう仰るなら仕方が無いですね。しかし、上層部には何と伝えたらいいでしょうか?」 「何とでもいいだろう。それがしを呼べは、ちゃんと状況を説明できるぞ」 エーアリヒは、思わず両肩を竦める。 「傭兵である貴方が、上層部と顔を見合わせることはなんてありえませんわ」 「お喋りはそれで十分だろうに。撤退するぞ」 時雨はそう言うと、脇差しを引く。思わずバランスを崩したスケルトンに、時雨は脇差しの柄で脇腹を突いた。スケルトンは呻き声と同時に、その場へ倒れこむとする。一方、エーアリヒは跳躍し、民家の屋根へ向かった。 「そこの男、早々に広場へ向かえ。朝川真美が倒れておるぞ」 時雨はそう言い残すと、脇差しを鞘へ納め、走り去る。スケルトンは痛みを何とかして押さえ込むと、時雨が言った言葉を何回も繰り返した。 「アサガワ教官が……?」 フロレンツで発生した、黒旗による襲撃事件。治安維持隊は大きな損害を与えられたものの、フロレンツ駐留連隊の出動によって、事なきを得た。 報告書に書かれたことを、ジョーヌは思い返していた。あの後、ゴーストバスターズは殉職者五名と重軽傷者十数名を出してしまう大損害を被った。 さらにパラドックスはネイルガンの10mmナーゲル弾を太股に突き刺さり、全治一週間の負傷。 アサガワ教官は、右肩に深い刀傷を煩い、現場復帰は先の話なると、スケルトンは言っていた。 過去最悪の事件、だとジョーヌは思った。しかし、これ以上の惨事が起こることを、予感していた。いや、そうせざるを得なかった。朝方の、領事館前広場。 戦場となったそこには、死体が点在していた。頬にガーゼと、頭に包帯を巻いたジョーヌの他に、死体を片付けている治安維持隊がせっせと動いていた。 そんなジョーヌの目の前に、一人の男の死体があった。アサガワが持っていたPTRDの14.5ミリメートル弾によって、頭部を粉砕されていた男。 男のジャケットに、ある紋章が隠されていた。そのことを親切な治安維持隊の若者が報告してくれたことを、ジョーヌは感謝している。 手渡された紋章を片手に、ジョーヌはその身分を持った男を見下ろす。 その紋章は、ルーン文字で作られた『SS』の文字。それが意味するのは、エントリヒ帝国が誇る武装SSの部隊章だった。 NEXT SCENARIO→『幕間』 SCENARIO LIST 関連人物 アサガワ・シュトロハイヒ パラドックス ジョーヌ ゴーストバスターズ隊員ブレイン・"骸骨男"・アムセル チャップマン 治安維持隊 武装SS隊員 エーアリヒ 時雨
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すたーだすと【登録タグ VOCALOID sackP す 曲 鏡音リン】 作詞:SACK 作曲:SACK 編曲:SACK 唄:鏡音リン 曲紹介 爽快感のある星のうたです。 動画はコード付き。 歌詞 ル・ルラルラル 君の手を握った ル・ルラルラル 凍える夜空に ル・ルラルラル 温めてあげるよ ル・ルラルラル 君の小さな手 いつかきっと 消える光 だからそっと つなぐその手 そしていつか とどく光 産まれたひかり ひかれあう力が つりあって まわる僕と君と 星が輝くせかい ぶつからない 離れない 二人の距離 二人の手 つないで ル・ルラルラル ふたつ星流れる ル・ルラルラル 秘密の場所まで ル・ルラルラル 真空につながる ル・ルラルラル 星屑の軌跡 いつもずっと 感じる想い 街の灯に かくされてても 確かに 照らし続けている 本当のひかり 輝く星の光は 照らしだす 自らは輝きを 放てぬ星々を 君の光が 僕を映し出すよ これからも いつまでも ひかれあう力が つりあって まわる僕と君と 星が輝くせかい ぶつからない 離れない 二人の距離 二人の手 つないで 輝く星の光は 照らしだす 自らは輝きをを 放てぬ星々を 君の光が 僕を映し出すよ これからも いつまでも コメント 名前 コメント
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. 【作品名】神殺しのリュシア 【名前】リュシア 【属性】人間、バズ傭兵団「双剣の竜剣士」 【大きさ】15歳の少女並(実年齢は18歳) 【攻撃力】腕の立つ傭兵並(達人と鍛えた人の中間ぐらい) 馬に乗った達人と戦闘中、相手の足にしがみつき、馬に上がって 背後から首を羽交い絞めにした。 そして全体重をかけて地面に引きずり下ろし、 地面に叩きつけられた相手より先に立ち上がって剣で攻撃した。 双剣:拳から肘までの長さの剣を両手に装備。 一般兵や傭兵には反応できない剣速度。 飛び掛って攻撃してくる兵士を一振りで片付けた。 敵陣に飛び込んで中心にいた強敵と相対 相手から視線を逸らさずに、その周囲の数人の傭兵を倒した。 剣が効かない全身鎧の場合、相手の鎧の隙間に短剣を刺し込んで隙間を広げ、もう一方の短剣で突く。 【防御力】腕の立つ傭兵並、使い込まれてひしゃげた鉄の胸当てを装備。 他にはいくつか軽防具を装備しているらしい。 (イラストでは胸当て、手甲、太腿にベルト?) 腹、右腕と左肩を大剣で深く斬られた状態で 血が吹き出そうが、骨がきしもうがかまわず冷静に戦闘可能。 ダメージを気にしないので、片腕を盾にして攻撃を受け止めてもう片方で反撃したりもする。 【素早さ】移動・反応は腕の立つ傭兵並。小柄かつ軽装備なので小回りがきく。 鍛えた人では対応ができない移動速度。 普通の兵・傭兵では近づけない騎馬と歩兵で構成された敵傭兵団の間をすり抜け 中心部まで到達できる。 兵士、戦闘慣れした傭兵の攻撃に対応できる反応。 【特殊能力】 不老:体に流れる時間が停止しているので、年齢は18歳でも15歳の体のまま。 再生:背中を剣で、大剣で腕と肩を斬られて腹に大剣が突き刺さって死んだ状態からでも 一晩で生き返って痛みが消え、二日で動けるようになり 三日目には傷が塞がり始めて普通に動けて、十日で傷跡も無くなる。 背中から肺に到達するまで爪で抉られて大量出血して死んでも同様の速度で再生した。 手足を切断されてもくっつくらしい。 【長所】素早く小回りがきく、重傷級のダメージでも戦闘力が落ちない 【短所】攻撃力が低い、再生速度も遅い 【戦法】一気に接近、相手の懐に入り込んで斬る 【備考】竜の肉を食べて不死身になった主人公。 豪腕の剣士戦の装備で参戦。 36スレ目 参戦 642 :イラストに騙された名無しさん:2013/10/18(金) 18 10 57.87 ID F/O5GPWZ リュシア考察 ○○トウジ、笛小路松麿 斬り殺し勝ち ×直 風で転ばされ内部攻撃負け ○○○ホンダ~天馬吾渡夢二等空士 弾が2、3発当たっても動きは止まらない 斬り殺して勝ち ×田代信士 壁に阻まれ穴に落とされ負け ×醜男ジュバル 槍で貫かれ格闘戦で負け ×ビスマ・リグ 原子崩壊負け 田代信士>リュシア>天馬吾渡夢二等空士
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○月×日 20:45 裏門傍 「…やれやれ、ようやく付いたな」 「まったくだわ」 タクシーを降りた女性と少女 赤い靴と、その契約者だ 赤い靴は相変わらず、爆乳美女の姿のままである 「まったく…異空間は発動させられるのね?」 「あぁ。だが、異空間を通って敷地内に入る…と言うのは無理そうだな。異空間に身を潜めるくらいはできそうだが」 それと、あとはせいぜい他の異空間にちょっかいをかけられるくらいか …とまれ この高校に、マッドガッサー一味はいるのだ 「さて、監視カメラが見えるな…門から入る訳にはいかないな」 「でしょうね」 ひょい、と 赤い靴は、契約者の体を片腕で抱き上げた そして、ったん!!と 軽々と、塀を飛び越える 女性の体になっていても、これくらいの身体能力はある すたんっ、と着地も軽やかだ 「だが、校舎内に入るにはどうしてもカメラの前を通るぞ?」 「わかってるわよ。でも、気づかれるのが遅いにこしたことはないでしょ?」 「まぁ、その通りだな」 契約者を抱き上げたまま、壁沿いに進む とにかく、校舎内に侵入する出入り口を探さなければ ---だが、その時 「っ!?」 「きゃっ!?」 どすっ!!と 二人の傍に、矢が突き刺さった 頭上を見上げると…屋上から、誰かが狙いをつけてきている! 「赤い靴っ!」 「わかっている!!」 即座に、異空間を形成し、避難する ここにいながら、ここではない空間を作りだしそこに入り込む、引き込む それが、赤い靴の能力だ 普段ならここに入り込んだまま移動できるのだが…この敷地内では、なぜかそれが使えない (…恐らく、あちこちに描かれている魔法陣のせいだと思うが…) 視界に入ってくる魔法陣を見やりつつ、そう考える赤い靴 全て消してしまえばいいのかもしれないが、そんな時間はない こうやって隠れているだけでも、タイムロスなのだ、本来は だが、今はこうするしかない 自分達に、遠距離攻撃手段はないし……自分の戦闘力は、落ちてしまっているから 契約者を危険に巻き込まないためにも、仕方ないのだ 「あぁ、もう、じれったいわね…!」 「そう言うな…誰かと合流できれば楽なのだが、今は慎重に行くしかあるまい」 苛立つ様子の契約者の頭を撫でつつ、赤い靴は苦笑した …相手の正確な人数、戦力も不明の今現在 そして、校舎内にどれだけの戦力が入り込んでいるかも、はっきりとはわからない ……とにかく、自分たちはひたすらに慎重に進んでいくだけだ to be … ? 前ページ連載 - 赤い靴
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Aパートに戻る +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ゆっくらいだーディケイネ 第9話 ■Bパート ~ここから先は第3者の視点で書かせていただきます~ ~統一しろよと言う苦情は一切受け付けません~ ドゴオッ! 馬ケガレの一匹がついに月の都を囲む防護壁をぶち破り、月の都に潜入してしまった! 馬ケガレはそのまま月の都の中心にある月の宮殿まで突進していく! 「まずい!」 より姫は馬ケガレがぶち破った壁の穴から月の都に入っていく。 しかし、他の馬ケガレも出来上がった穴から都に突入しようとする! 「よりひめ様!ここは私たちが何とかします!」 それを食い止めたのはうさ耳ゆっくり率いるレイセンだった! 白い煙とシャボン玉で、馬ケガレの突入を防いでいる! 短時間でしかないが、それでも時間稼ぎにはなる。 「…すまない!」 よりひめはそれだけ言うと、全身から泡を出して一気に滑り出した! 凄い勢いで月の都に突入した馬ケガレを追いかける! しかし、よりひめが馬ケガレに追いつくより、馬ケガレが月の宮殿に突入するのが早そうだ。 月の宮殿まで後10メートル…9メートル…。 (くそっ!間に合わないか!?) よりひめがそう思った次の瞬間! 「・・・・・・・!」 突然、馬ケガレの足が止まる。 「何だ?」 よりひめは突然馬ケガレが足を止めたことに驚き、急ブレーキをかける。 馬ケガレの視線の先・・・・月の宮殿の巨大正門、 その正門に、二人の少女が立っていた。 「うわお、間近で見るとやっぱり洒落にならないほど大きいじゃん。」 「よくも私のかわいいゆっくりを苛めてくれたわね!この代償は高くつくわよ!」 「いや、勝手に自分の物宣言するな、この変態。」 「ちょッと!私の事を変態って言わないでよ!」 「ごめん、痴女だったか。」 「痴女ですらない!私はただゆっくりが好きな女の子よ!」 紅里と伝子であった。 何だが月の宮殿正門前で、漫才みたいなやり取りを繰り広げている。 「…あいつら、何でここに居る!?何をやっているんだ!?」 よりひめは二人の少女を見て混乱した。 と、伝子がそんなよりひめの姿を見つける。 「あ、よりひめだぁ~ゆっくりなのに凛々しい顔つきだぁ~でもそのギャップがよし!」 ……鼻血を出して親指を立ててグッジョブ、している。 「…何だこいつは…。」 よりひめは激しい頭痛に襲われた…。 「まぁ、とにかくまずは、この何かラオウが乗ってそうな黒い馬を何とかしますか!」 紅里はそう言ってペンダントとメダルを取り出した。 伝子も同じく、キーホルダーとメダルを取り出す。 『変身!』 二人は掛け声と共にメダルをそれぞれのアイテムにはめ込んだ! 『ユックライドゥ!』 『ディ・ケイ~ネ!』 『ディ・エイキ!』 光に包まれ、紅里はディケイネ!伝子はディエイキに変身した! 「…な、変身…したのか?」 よりひめは変身した二人をみて驚きを隠せない。 「そんじゃ、まずは目の前のケガレだか何だかよく解らない物を倒しますか!」 「ゆっくりを苛めた罪は重いわよ!」 変身した二人は馬ケガレのほうをにらみつけた。 そして、次の瞬間、驚くべきことが起こった。 「……ディ…けいね…。」 何と、馬ケガレがディケイネを見て言葉を発したのだ。 「え!?」 「け、ケガレが喋っただと!?そんな事は一度も…!」 いきなり喋ったケガレにディケイネもよりひめも驚きの声を上げる。 ケガレは更に喋り続ける。 「悪魔…すべての世界…滅ぼすゆっくり…!」 「ちょっと!ひょっとしてこいつ私が世界を滅ぼす的な事言ってない?」 「もしかしなくても言ってるわね。」 「滅ぼす…前に…潰す!」 馬ケガレはディケイネに向かって突撃してくる! 「う、うわっ!」 ディケイネはとっさにメダルをペンダントにはめた! 「ユックライドゥ!チチチチチチチルノ!」 ディケイネはチルノの姿に変身した! 「そいで持って!」 続けてメダルをはめる! 「スペルライドゥ!チルノ!」 凍符「パーフェクトフリーズ!」 氷の魂が馬ケガレの足元に向かって飛んでいく! ガチインッ! 馬ケガレは足元が急に凍った所為でバランスを崩した! そのまま横出しになる馬ケガレ! 「やった!」 「後は私が!」 そこへ飛び出してきたのはディエイキだった。 「ちょ、何であんたが!?」 「あんたの手持ちじゃ、ケガレに止めを刺すのは難しいでしょ、ここは私に任せなさい!」 ディエイキはメダルを取り出し、キーホルダーにはめ込んだ! 「ユックライドゥ!ゆーびぃ!」 現れたのは手足を持つゆっくり、ゆーびぃ! 「・・・ゴォオオオオオオオオオッ!」 ゆーびぃは物凄い勢いで吸い込みを始めた! 「う、うぉおおおおおお…!」 ギュポンッ。 馬ケガレはゆーびぃの腹の中に納まってしまいました。 「な、何と、…。」 「私達が数十人がかりで処理するケガレを、たった二人で…!」 戦いの様子を見ていたよりひめのお月のうさ耳ゆっくりたちが驚きの声を上げる。 と、その時だ。 「うわあっ!」 いきなりレイセンが上から降って来た! よりひめは慌ててレイセンをキャッチする! 「レイセン!いきなり上から降ってきてどうしたと言うんだ!」 ぼろぼろなレイセンによりひめは慌てて話しかけてみる。 「す、すみません、ケガレたちを食い止め切れませんでした・・・。」 レイセンはつらそうな顔でよりひめにそう言った。 ドドドドドドドド! 激しい足跡が聞こえてくる。 嫌な予感がしてディケイネ達が音のするほうへと振り向いてみると、 そこにはこちらに向かってくる馬ケガレの大群があった! 「うわ!」 思わず声を上げるディケイネたち。 「ディ…ケイネ…!」 「悪魔…悪魔…。」 「滅ぼす…もの…!」 しかも、全員寸分の類も無く、ディケイネの方向に向かってくる! 「うわお!?やっぱりこいつらも私狙い!?」 一気に迫ってくる馬ケガレの大群を見て驚きを隠せないディケイネ。 しかし、と惑っている暇は無い! 「ああもう、やるしかないか!」 ディケイネは決心すると、新しいメダルをペンダントにはめ込んだ! 「ユックライドゥ!テル・・・カグ~ヤ!」 ・・・何か一瞬名前を呼び間違えたがそこはスルーしてください。 とにかく今度はディケイネの姿がかぐやに変わった! 「ちょ!かぐやでどうやってあの軍団に対処する気なの!?」 ディエイキがディケイネにそう問いかける。 「ふふん、それは見れば解るわよ!」 そういってディケイネは一枚のメダルをペンダントにはめ込んだ。 「スキルライドゥ!かぐや!」 永遠と須臾を操る程度の能力 発動!!! かぐやは人には認識できないほどの一瞬――須臾を集める事が出来る。 これを利用することによって彼女は人には認識できない瞬間の世界で行動することが出来る。 ………即ち、どういう事かというと。 シュンッ! ドガッ!バキッ!ドゴッ!バキッ! 「・・・・・・!」 敵が認識出来ないほどの超高速で移動できるようになるのだ。 いわゆる仮面ライダーカブトが使うクロックアップと同じ物だと思えば良いだろう。 とにかくその能力を使って、ディケイネは馬ケガレ全員に攻撃を加えた! 「・・・・・・!?」 馬ケガレは何が起こったのか解らないまま倒れこむ。 着地するディケイネ。 「うっ・・・・。」 それと同時に、輝夜の姿から元のディケイネに戻ってしまう。 「うう、やっぱりかぐやの身体って働く事には向いてないようね………。」 かぐやのゆっくりとしての身体能力はパチュリーと同レベルと言われている。 そして、時間を操る能力は得てして身体に負担をかけるものである。 ディケイネは一瞬にして10時間は戦ったような疲労感に襲われた。 「あの、辛そうですけど大丈夫ですか!?」 うさ耳ゆっくりの一人がディケイネに問いかける。 「……大丈夫、それより倒れたケガレを浄化しないと行けないんじゃない?」 「……あ!」 確かに、倒れたケガレを何とかしないとまた起き上がってしまう。 そのことに気づいたうさ耳ゆっくり達はすぐに倒れた馬ケガレを洗いに向かった。 「それ、みんなでこいつらを洗え~!」 「お~!」 全員で手分けして馬ケガレを洗っていく。 外にいたうさ耳ゆっくり達も合流し、ケガレの洗浄作業は高速で行われた。 「ハイハイ!小さくなったケガレはみ~んなゆーびぃが吸い込んじゃいますからね~♪」 うさ耳ゆっくり達に洗われて小さくなったケガレは、全部ディエイキが召喚したゆーびぃが吸い込んでしまった。 ・・・何はともあれ、これで馬ケガレの脅威は月の都から去った。 月の都は馬ケガレが暴れまわったためにかなりの被害ででてしまったが、完全に破壊されてはいない。 「……お前達には助けられたな、礼を言う。」 よりひめはディケイネに向かってそう言った。 「…礼を言うのはまだ早いでしょうが…。」 そう言ってディケイネは歩き出す。 「……!何処に行こうと思ってるんだ、お前は!」 「まだ外に、あのケガレの親玉が残っているでしょうが。」 そう、まだ遥かにあの地平線を埋め尽くすほどの巨大なケガレが残っているのだ。 巨大ケガレは確実に月の都に近づいてきている。 そうでなくても、さっきのような馬ケガレを生み出して月の都を襲ってくるかもしれないのだ。 放っておくわけには、絶対に行かない。 「待て!まさかその身体であいつを倒しに行くつもりか!?」 「まぁ、そのつもりだけど。」 それを聞いたよりひめは正気じゃない、と考える。 ディケイネはさっきの能力を使った反動で、身体に強力なダメージを負っている。 これであのケガレに挑もうなんて、正気ではない。 「待て、お前を行かせる訳には行かない!」 「何よ、悪いけど私は行かないと決めたら行かないけど、行くと決めたらとことんまでいく女よ。」 「だとしても、貴様を行かせる訳には行かない、元々ケガレの問題は我々月のゆっくりの問題だ! 無関係な貴様を巻き込むわけには行かない!」 「……関係、あるとしたら?」 「!?」 「あいつら、私の姿を見たら「世界を滅ぼすゆっくり」とか言って襲ってきたでしょ…… どうやら今回月の都をあいつらが襲った理由って・・・私にあるみたいね。」 「そ、そうなのか!?」 「あんたの姉さんはケガレがあんなに積極的に攻めてくるのは始めてみたって言ってたわ、 その理由も多分私よ、私を倒すために、あいつらは必死になって月の都に攻め込もうとした。」 「…………。」 「だからあたし一人で行くのよ、他人に迷惑をかけるのは私の主義じゃないからね。 帰ってこなかったら、シェルターに居るれいむとまりさの事よろしく頼むわ、 ちょっと迷惑な奴だけど、根っからの悪人じゃないから。」 それだけ言ってディケイネは月の都から出ようとする。 …と、その時、ディケイネの身体がフワリと浮き上がった。 「え!?」 「……ならば私も助太刀されてもらう、恩を返せぬままにくたばってもらっては困るからな。」 よりひめがディケイネの身体を持ち上げたのだ。 よりひめはディケイネの身体を持ち上げると、全身から泡を吹き出した。 「ちょ、良いって下ろして!」 「悪いが!私もこうと決めたらテコでも動かんゆっくりでな! レイセン!悪いが怪我したゆっくりの手当てをしてくれ!」 「え、ええ!?二匹だけで行くつもりなんですか!」 不安げな表情でレイセンはよりひめにそう問いかける。 「大丈夫、私がそう簡単にやられるゆっくりではないからな。」 しかし、力強く答えるよりひめを見て、レイセンは確信した。 彼女を止めることは、不可能だと。 「…そ、そうですか…ではお気をつけて下さい!」 自分出来る事は、二人を見送ることだけだ。 「じゃあ私はゆっくりの手当てをさせてもらうわね。」 ディエイキはそう言って怪我してるゆっくりに向かっていく。 「さあみんな!お姉さんと包帯マキマキしましょ~ね!」 「・・・折角ですけど、遠慮します。」 「がーん!」 月のゆっくりにそう言われて、軽く落ち込んでしまったディエイキでした。 「そんじゃ、行きますか!」 「よし!いくぞ!」 よりひめはデイケィネを乗せて、凄い勢いで滑り出した! ~☆~ 地平線の向こうにあるオオケガレの元に向かう、ディケイネとよりひめ。 「……月の都に住むゆっくり達は元々人間に連れられてこの都にやってきたんだ。」 と、突然よりひめが口を開く。 「人間と私達は、穢れなきこの地を開拓し、力をあわせて月の都を作った。 私達はその過程で穢れを捨て、今のスポンジボディを手に入れたのだ。」 「ゆっくりって、穢れを捨てるとスポンジになるわけ?」 「らしいな、何故そうなるのかは私達にも解らん。」 どうやらゆっくりのいい加減さは何処に行っても代わらないらしい。 「やがて、人間と一部のゆっくりが更にゆっくり出来る場所を求めて新天地へと旅立った。 私達はここに残り、月の都でゆっくりしていく道を選んだ。 ・・・その時、去っていった人間のリーダーと約束したのだ、 何があっても、お前達は月の都を守り抜いて欲しい、ここは私達の故郷なのだと。 ・・・だからお前には感謝している、もう少しで…私は約束を守れなくなるところだった。」 「あの、何でいきなりそんな事を話し出す訳?」 「まぁ、目的地に着くまで暇だからな、それにお前にも私達の事を知ってもらいたかったのかもしれない。」 「ふぅ~ん…。」 「・・・そうこうしている内に目的地には着いたみたいだな。」 よりひめはそういって急ブレーキをかけた。 ディケイネの目の前のケガレは、ありえない大きさだった。 正にケガレの海、としか言いようが無い。 「さて、こんなデカブツをどうやって倒したもんだか・・・。」 ディケイネは、目の前に広がるケガレの海を見て、どうしたものかと考えてしまう。 「こいつには核がある、そいつさえぶち壊せば!」 「……その核は、何処にあるわけ?」 「まぁ、上から地道に探すしかないのだが。」 「……ホントにこいつを何とかできるのか不安になってきたわ……まぁ、仕方ないか。」 そういってディケイネはメダルを取り出した。 「ユックライドゥ!れみみりゃ!」 メダルをペンダントにはめて、ディケイネはれみりゃに変身した。 「今度は私が運ぶ番ね。」 ディケイネはよりひめを頭の上に乗せると、その翼で空中に舞い上がった。 「うわッととと……重力が弱いと飛ぶのも簡単じゃないわね。」 「だ、大丈夫なのか?」 「大丈夫、直に慣れるって。」 そういって、れみりゃになったディケイネはよりひめを乗せてケガレの海の上を飛んでいく。 「さて…核は何処に…。」 ディケイネは真下に広がるケガレの海をキョロキョロ見回してみた。 ……ケガレの海の丁度中心に当たる部分に、黒い球が浮いている。 「あれだ!あれがこのケガレの核だ!」 よりひめはその核を見て大声でそう叫ぶ。 「あれだけむき出しなんて、何てわかり易い・・・・。」 ディケイネはそう思いながらも、その黒い球の元へと近づいていった。 しゃれにならないほどデカイ。 間近でケガレの核を見たディケイネは、思わずそう思ってしまった。 「・・・まさか・・・自ら敵地に飛び込んでくるとはな、破壊の使者よ。」 しかも、その核が突然喋りだした。 「うわ、こいつも喋った!しかも口調が隔絶!」 「これだけからだがでかいと、脳みそも相当でかくなるようだな……。」 ディケイネも、よりひめも、ケガレが喋ることには驚いているようだ。 しかし、ならば聞いてみたい事があるとディケイネは考えていた。 「ねえ!月の都に攻め込んできた馬の化け物が私の事を見て世界を滅ぼすとか、言ってたけど、あれはどういう事なの!?」 ディケイネは核に向かってその質問を投げつける。 「…言った通りだ、貴様はいずれ、世界を滅ぼす…。」 「いや、だからそれが解らないんだって!そもそも私がどうやって世界を滅ぼすの!」 「解らん…だが貴様はいずれ世界を滅ぼすことになるとあのゆっくりが…!」 「…!?何、あんたにそんな事を吹き込んだゆっくりが居るってこと?迷惑な話ね。」 「いずれにせよ、世界が滅べば我も滅ぶ…だから貴様を、ここで潰す!」 ゴオッ! 核が言い終わると同時に、黒い触手がディケイネに向かって伸びてきた! 不意を疲れたディケイネは、避けることが出来ない! バシイッ! 「し、しまった!」 ディケイネとよりひめは、黒い穢れの上に叩き落されてしまった! 衝撃でれみりゃの姿から元の姿に戻るディケイネ。 そんなディケイネに向かって黒い触手が襲い掛かる! 「く!スペルカードで!」 ディケイネはすぐにメダルを取り出して反撃に移ろうとするが・・・。 「あ、あれ!?」 メダルをいれてあるポシェットが何処にも見当たらない、 見るとちょっと離れたところに、ポシェットが落ちている。 叩き落された時にポシェットを落としてしまったのだ! 「く、くそ!」 慌ててポシッェトを取りに行こうとするディケイネ! しかし、ディケイネがポシエットを取りに行こうとするより早く、黒い触手はディケイネの目前まで迫っていた。 「クッ!」 ディケイネは自分の身体が触手に貫かれることを覚悟して、その眼をつむった。 ガキインッ! 金属にぶつかった様な、変な音がする。 そして、自分の身体には全く痛みが走っていない。 「・・・・?」 ディケイネは疑問に思い、ゆっくりと目を開いてみた。 「・・・大丈夫みたいだな。」 ディケイネの目の前に、黒い触手を身体に突き刺したよりひめが立っていた。 よりひめが身体を張って、黒い触手からディケイネを守ったのだ! 「ちょ、よりひめ、身体にいろいろ刺さってるんですけど!?」 「心配するな、中身をチタン合金に替えた、皮は貫通してるが中身は貫通していない。」 言われてみれば、触手はよりひめの身体に突き刺さっているが、どれも突き刺さっているだけで貫通はしていない。 触手は、よりひめの身体から抜けて引っ込んでいく。 それと同時に、よりひめはその場にへたり込む。 確かに、身体は貫いていないが、それでもダメージはあったようだ。 「ああもう!無茶して!」 ディケイネはポシェットを拾うことも忘れてよりひめの元に近寄る。 「…フン、まだまだ元気なようだな。」 「それよりあんた!何て無茶を!」 「言っただろう?貴様を…死なせるわけには行かない…と。」 そう言うとよりひめはゆっくりと立ち上がる。 「…何故だ?何故貴様は自分の身を犠牲にしてあいつを守った? ゆっくりとはゆっくり出来ないことは決してやらない生き物じゃないのか?」 ケガレの核は理解できないといった様子でそう問いかけた。 「一度決めた事は最後まで貫き通す…それが出来ないゆっくりは死してなおゆっくり出来ないのだ。」 「…理解不能だ。」 「…そういえば貴様はこいつが世界を滅ぼすと吹き込まれてこいつを始末しようと思ったんだったな、 わが身可愛さにこいつを殺そうなんて考える貴様には理解不可能な考え方だろうな。」 そういってよりひめはディケイネを守るようにケガレの核をきっと睨みつける。 「私が立っている限り!こいつには絶対傷つけさせん!」 「よりひめ…。」 「…ならば、貴様を潰してからゆっくりこいつを始末させてもらう!」 先ほどとは比べ物にならないほど巨大で鋭い触手が形成される! 黒い触手はそのまま凄い勢いでよりひめに向かって飛んでいった! ・・・フニャ。 しかし、よりひめに突き刺さる目前で勢いをなくし、まるで空気の抜けた風船のように地面に落ちた。 「…え、一体何が起こってるの!?」 「な、何だ、力が……力が抜ける……!」 核は急に苦しみ始める。 「な、何だ、誰かが・・・誰かが私に何かしているのか!?」 核の真下にホログラムのようなモニターが映し出される。 そのモニターには驚くべき光景が映し出されていた。 ~☆~ 「皆さん!力をあわせてケガレを浄化するのです!」 「うぉおおお!みんな!よりひめ様をお助けするんだぁ~!」 「おおおおおおおおっ!」 大ケガレの縁に当たる部分では、月のゆっくりによる大ケガレの洗浄作業が行われていたのだ! とよひめの指示の元、レイセン率いる月のゆっくりたちが全員掛かりで大ケガレの洗浄を行っている。 中には大怪我をして、包帯が痛々しいゆっくりもいる。 しかし、そのゆっくりも自らの怪我を押して大ケガレの洗浄を行っていた。 「ゆっ!ゆっ!ゆっ・・・ふう、もうきゅーけいしていいか?」 「まだちょっとしか洗ってないよ!れいむも頑張ってるんだからまりさも頑張ってね!」 「な、何でこんな事に・・・。」 れいむもまりさも、モップを使って大ケガレの洗浄に参加している。 全力で洗いまくってる月のゆっくりと比べれば、スピードはとろすぎるが・・・まぁこいつらにしては良く出来ている方だ。 「ゆーびぃ!吸って吸って吸いまくれ~!」 「ゆ~!」 「…無事で居なさいよ床次 紅里!あんたに死なれたらそれはそれでちょっと寂しいんだから!」 ディエイキもゆーびぃを複数召喚してケガレを吸わせ続けている。 月のゆっくり達によるケガレの戦場作業の勢いは留まることを知らなかった。 「…ねぇ、レイセン。」 とよひめが全力でケガレ洗浄中のレイセンに問いかける。 「…何ですか、とよひめ様。」 「お互い、都で大人しくしてろといわれたのに、ものの見事に約束を破っちゃったわねぇ。」 「…そう言えばそうですね。」 「後で怒られるかしら、よりひめに。」 「怒られるのは確定でしょうね……でも……私は例え怒られても、よりひめ様を助けに行くつもりでした。」 「あら、奇遇ね、私もよ。」 「……。」 「……。」 「ゆぷっ!」 こんなゆっくり出来ない状況で、二人は思わず笑い声を上げてしまった。 ~☆~ 「な、何故だ・・・あいつら何故そろいもそろって私に逆らう…!?」 大ケガレの核は自分を洗浄しているゆっくりの大群を見て、信じられない表情をしていた。 自分より弱い存在であるはずのゆっくりが諦めもせずに何故立ち向かう!? 大ケガレには理解できない光景だった。 「…簡単さ、こいつら全員、頭の固い頑固者だからさ。」 その答えを言ったのは、他でもないディエイキだった。 よりひめと共に、力強く大ケガレの核を睨みつける。 「ボロボロになっても私を守り抜くと決めたよりひめ、例え後で怒られると解ってもよりひめを守るためにやって来た月のゆっくりたち。 一度決めたことはそれこそテコでも動かさない、時にはその所為で迷惑をかけることもある、 ………だけど、その鋼の意思は、何者にも動かすことが出来ない!」 ディケイネの前に光りが3つ形成される。 「誰にも壊すことが出来ない鋼の『信念』……お前みたいな軟弱物に壊せると思わないで。」 そう、信念。 一度決めたことは意地でも守り通す、鋼の意思・・・。 その意思こそが・・・ディケイネに新たな力を与える! カッ! 激しい光に見舞われ、ディケイネの目の前に新たな3つのメダルが現れた。 月のゆっくりの信念がディケイネに新たな力を与えたのだ。 「よりひめ、やるよ!」 ディケイネはよりひめにそう呼びかけた。 「ああ、この身体、貴様に預ける!」 大声で答えるよりひめ。 ディケイネは現れた3枚のメダルのうちの一つをペンダントにはめ込んだ! 「ファイナルフォームライドゥ! ヨヨヨリヒメェ!」 ペンダントから声が聞こえると同時に、よりひめの身体が光に包まれ、そして変貌した。 全長がディケイネの祐に10倍はある巨大な刀。 これがよりひめの秘められた力、その名も『綿月の大太刀!』 「覚悟しなさいよ!この刀に切れないものなど、あんまりない!」 「…何だ、その曖昧にも程がある表現は。」 「地上で流行のきめ文句。 まぁとにかくあんたはぶっ潰しちゃうから!」 そう言ってディケイネは巨大な刀をケガレの核に突きつけた! 「フン!そんなもの、叩きおってくれるわ!」 ケガレの核の周りに無数の黒い触手が出来上がる! 今にもディケイネに襲い掛かりそうなほど、いきり立っている! 「…甘いね。」 それを見て、ディケイネは不敵な笑みをこぼした。 ズババババババアッ! 「な、何!?」 ケガレの核は驚きの声を上げる。 生成した触手が、地面から生えた無数の刃に叩き切られたのだから。 無論、これも綿月の大太刀の力である。 「ここまできたら素直に止めを刺されなさいっての。 まぁ、そんな訳だからいきなり行くよ!」 「ラストスペルライドゥ!ヨヨヨヨリヒメ!」 その言葉と同時に、綿月の大太刀が巨大な刃に包まれる! ディケイネはケガレの核の真上に飛び上がり、刀を振りかざした! 愛宕様「カクヅチの一閃」 「いっけえええええええええええ!」 ディケイネは綿月の大太刀を振り下ろし、ケガレの核を一刀両断した! 「ギャアアアアアアアアアアアアア!」 真っ二つにされた核はそのまま炎に包まれる! それと同時に、巨大なケガレの海にも火が広まっていく。 あっという間に、大ケガレは地上においても殆どないほどの暑い日に覆われたのであった。 ・・・え?そんな事したらケガレの海のど真ん中に居たディケイネまで火の海に包まれるんじゃないかって? それは大丈夫、デイケイネの周りだけ火が及ばなかったから、 ご都合主義の塊なんです、この炎。 「…終わったな。」 よりひめは元の姿に戻り、ディケイネに向かってそう言った。 「そうだね。」 燃え盛る大ケガレを見て、二人は勝利を噛み締めるのであった。 ~☆~ ・・・さて、この燃え盛る大ケガレを、別の場所で見ていたゆっくりが一人、 探偵物語の主人公がかぶるような帽子を深くかぶっていて正体はわからない。 だが、燃え盛る大ケガレを見て、そのゆっくりは軽くしたうちをしていた。 「…破壊の使者、ディケイネ…やはりアイツを生かしておく訳には行かない…!」 そういった次の瞬間、そのゆっくりの姿は消えていた。 ~☆~ 静かの海のそばに立っている紅里のお部屋。 その出入り口の前にれいむとまりさが立っていた。 その向かい側には、れいせんと綿月のゆっくりが居る。 「…ホントにもう行ってしまうのですか?」 「うん、名残惜しいけどお別れだよ!」 「もうじき宴が始まる、お前達には宴の主役として出て来てもらいたいのだが…。」 「ホントはまりさ達だって宴会に出たいぜ!だけど…。」 「…何か、お姉さん、ケガレが言ってた事を引きずってるから…。」 「…ケガレが言ってたこと…世界を滅ぼす…か。」 ケガレ達は世界を滅ぼすゆっくりであるディケイネを倒すために、月の都に攻め込んだ、 もしかしたら自分が居なければ月の都も被害を出さずにすんだのかもしれない。 紅里がそう考えていてもおかしくはない。 「全く、失礼なこと吹き込む人が居た物だね!」 「おねーさんは怖いところがあるけど、世界を滅ぼすほど悪魔じゃないんだぜ。」 「それは間違いないね!」 「……あいつに伝えておいてくれ、月の都はお前達をゆっくり歓迎する、 いつでも遊びに来てくれ、とな。」 「ゆっくり理解したよ!」 そういって部屋に入ろうとしたれいむとまりさ。 ……と、 そこで玄関から出てきた紅里と鉢合わせした。 「あれ?おねーさんどうしたの?」 「やっぱり宴会に出るの?」 「…れいむ、一つ聞きたいことがあるんだけど。」 紅里は冷たい口調でれいむに問いかけた。 「ゆ?」 「冷蔵庫に保管しておいた食べ物、この部屋から出ている間に何から何までなくなってるんだけど・・・これ、あんたの所為でしょ。」 「ゆ、ゆゆ!?何の事!?れいむしらないよ!? まりさが食べちゃったんじゃない!?」 「まりさは私と一緒に居たからアリバイがある。 アリバイが無いのはあんただけだよ。」 「…あ、そういえばよりひめさんたちが宴会に誘ってくれたんだった。」 そういってれいむはこっそり逃げ出そうとする。 そのれいむの頭を紅里がガッシと掴む。 「…本日の説教タ~イム。」 「うわああああああ!おねーさん許してぇ~!」 れいむは紅里に引きずられて部屋の中に入って行った。 「…そ、それじゃあ縁があったらまた今度!」 残されたまりさもそそくさと部屋には言っていく。 まりさが部屋の中に入ると同時に、よりひめの前から部屋が消えた。 「……え~と、何だ、このコメントしづらい空気は……。」 よりひめは背筋に少しだけ冷たい物を感じたのであった。 第9話、終わり! 第10話に続く オマケ、今日の伝子 ケガレがさって、復興が進んでいる月の都。 その中央にある、月の都の象徴月の宮殿。 「あっはぁ~~~ん。」 その宮殿の一室から、妙に色っぽい声が聞こえてきた。 その一室とは、月の宮殿の大浴場。 「はぁあ…良いわ、良いわよ、もっとあらってぇ…。」 大浴場では伝子が月のゆっくり達に全身を洗われていた。 彼女の表情は正に至福の表情で、だらしが無いッたらありゃしない。 「あの~お姉さん、私たち、いつまで洗っていればいいんですか?」 「私の気が済むまでよ…ああッそう、そこもっと丁寧に洗って…。」 「あれ?何か泡がピンク色に…ってこれ、お姉さんの鼻血が混じってる!?」 「この世界に来て本当によかったぁああああああああああ~~~~~ん。」 …ちなみに伝子はのぼせと鼻血の出すぎでまたも医療室に運ばれたのであった。 書いた人 かに NEXT 第10話 いない英雄(脚本→→sumigi氏) うさ耳ゆっくり(月のゆっくり)のアイデアといいかわいらしさといいたまりません! -- 名無しさん (2009-07-26 12 16 14) 名前 コメント
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18 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/30(金) 21 03 54 ID vMJ0IL7I 【食堂】 ひたぎ「さて、皆さんお待たせしました」 C.C.「引っ越し後、最初のひたぎウィッチの時間だ」 上条「いや別に誰も待ってn」 ヒュン ガッ ひたぎ「あら?手が滑ったわ」 上条「どう滑ったら壁にカッターが突き刺さるんだよ!?」 ひたぎ「壁に刺さったのは上条君が避けたからでしょ?」 上条「やっぱり俺を狙ってたんじゃねぇか!!」 ひたぎ「え?何を言ってるのこの人?」 上条「は?」 ひたぎ「嫌だわ…上条君ったら『こいつ俺に気があるな』って目で私を見てたのね…」 上条「そういう意味じゃねぇーーーッ!!!」 C.C.「とんだうぬぼれ男だな…童貞の癖に…」 ひたぎ「全く、勘違いしないでよね。一応言うけどこれはツンデレ台詞じゃないわよ」 上条「……もう反論する気も起きない…」 アーチャー「ふん、相変わらず仲のいい奴らだ」 上条「どの辺が!?」 アーチャー「これだけ言いたいことを言えるのは、この程度のことでは相手が自分を嫌いにならないと思っているからだ」 上条「……嫌われてもいいと思ってるのかもしれねぇじゃねーか…」 アーチャー「そんな奴は最初から相手にしない。この2人はそういう奴らだ」 ひたぎ「………」 C.C.「………」 アーチャー「ふん、反論もなしか?」 衣「う~ん…よくわからぬが…要するにシーちゃんもひーちゃんも上条が好きなのか?」 上条「いやそれはちg」 ひたぎ「ええそうよ。実は私は上条君が大好きなの」 C.C.「そして私も上条が大好きなんだ」 上条「はい!?」 衣「おお~そうだったのか~」 ひたぎ「ええ、もうメロメロなのよ」 C.C.「もはや首ったけという奴だな」 上条「え、あの、え…?」 アーチャー「……羞恥を煽る方向に切り替えたか…」 黒子「お姉様がいなくてよかったですの…」 士郎「インデックスも今は聞いてないしな…」 インデックス「引っ越しの後の食事は美味しいんだよ!」ガツガツ セイバー「貴女は特に関係ないはずでは!?」バクバク インデックス「え、え~と…色々あるんだよ!!」ガツガツ
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ざくざくとクーパーは自分の足元の雪を手にした棒でつついていく、まったく手応えが無い…。 「だめだ、バッツ兄ちゃん…ここもクレバスだよ」 「そうか…」 2人の足取りは遅々として進まない。 東に向かった二人を待ちうけていたもの…それは無数のクレバスとアイスバーン。 それを避けて進んでいる間に2人は道に迷いつつあった。 かなりの長い時間が経過しているにも関わらず、 直線距離にしてわずか数百メートルも進んでいないのがもどかしくてならない。 ちなみに彼らは知る由もなかったが、エドガーたちが結局南に向かわざるを得なかったのも、 実はそのためだったりする。 「戻ろう…これ以上はとてもじゃないけど進めないよ」 疲れ果て地面にへたり込んだクーパーが提案する。 これ以上進めば日が暮れる、日が暮れる前に何とか野営の出来る場所を見つけなければ…、 「あの時引き返していれば…」 申し訳無さ気に頭を下げるクーパーをバッツは慰める。 「気にすんなよ、仕方が無いさ」 そう言って引き返そうとしたバッツだったがその時、足元が不意に滑った。 慌ててクーパーへと手を伸ばすがわずかに遅い。 「う!うわぁぁぁぁぁ!」 ごろごろと氷壁を滑り落ちていくバッツ、転落しながらも必死で体勢を立て直そうとするが なかなか上手く行かない、ならばブレイブブレイドを氷に突きたてて、滑り止めにしようとするが 刃は氷の上で火花を散らすのみで刺さってはくれない。 「だったら…ちくしょう、ファイア!」 バッツの声と同時に剣が赤く輝き、同時にしゅうしゅうと音を立てて氷が溶けて行く。 さらにバッツは両手で剣を握り、両足に力を込めて渾身の力で踏ん張っていく、 やがてがきんっという鈍い音と同時にようやくバッツの身体は停止する、炎が氷を溶かし、 刃が元の岩肌に突き刺さったのだ。 ようやく一息つけたバッツはそろそろと下を覗きこむ…地面は自分の遥か下だ。 さらにその時剣が滑り、またバッツの身体が谷底へ滑っていく。 結局、それからしばらくしてクーパーがロープを上から投げてくれるまでの間、バッツは身動き一つ出来なかった。 こうして命からがら救出されたバッツだったが、その時にはすでに日は沈みつつあった。 「よかった、バッツ兄ちゃん本当によかった」 救出の喜びを隠そうともせず、バッツにすがりつくクーパー、だがバッツは喜んでばかりもいられなかった。 「ああ…だけど困った事になってしまった」 「?」 「俺の荷物は全部谷底だ、したがって食料は全部パーだ」 荷物を分けていたのが裏目に出た、先頭を行くクーパーをなるだけ身軽にするために、 彼には地図等の最低限の装備のみを持たせて、残りの食料などは全部自分が抱えることにしたのだが 自分がそれを失ってしまったのでは話にならない。 さっきとは逆にうなだれるバッツをクーパーが励ます。 「とにかく戻ろう…今ならまだ安全な場所までは帰れると思うから」 【バッツ@魔法剣士(アビリティ:時魔法) 所持品:ブレイブブレイド 第一行動方針:安全圏まで引き返す 第二行動方針:アリーナ(アニー)、とんぬら、パパス、エーコの仲間(名前しか知らない)を捜す 基本行動方針:非好戦的だが自衛はする 最終行動方針:ゲームを抜け、ゾーマを倒す】 【クーパー 所持品:天空の盾 第一行動方針:安全圏まで引き返す 第二行動方針:アリーナ(アニー)、とんぬら、パパス、エーコの仲間(名前しか知らない)を捜す 最終行動方針:ゲームを抜け、ゾーマを倒す】 【現在位置:ロンタルギアの中央北西の山地】 (バッツは武器以外の荷物を全て、それから食料は2人共通で全て失っています) ←PREV INDEX NEXT→ ←PREV バッツ NEXT→ ←PREV クーパー NEXT→