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『正月の風景』 3KB 小ネタ 野良ゆ 今年もよろしくお願いします 「ゆびぇぇぇぇん!おとーしゃん、しゃむいのじぇぇぇぇぇ!」 「おびちちゃん、がまんするんだぜ。おひさまが、ぽーかぽーかしてる、こうえんさんまで、ゆっくりいそぐんだぜ!」 「おびちちゃんたち、がんばってね!もうすぐだよ!」 「れーみゅ、もう、つかれちゃよ…」 日の当たらない裏路地のダンボールハウスから、日の光を求めて移動する野良ゆっくりの親子。 普段ならいくら寒くても巣から出てこないのだが、今日は如何いう訳か人間が一人も見当たらない。 そこで一家そろって、日向で暖をとる事にしたのだ。 日向ぼっこをするのは久しぶりの事。 ここ数日はやたらとゆっくりしていない人間ばかりを見かけて、一家そろってゆっくりする機会がなかったのだ。 そして極め付けが昨夜だ。 夜にもかかわらず、沢山の人間が外に出ている上に、近くからゆっくり出来ない大きな音が絶えず鳴り響いていたのだ。 ゴーン!ゴーン!ゴーン! 「ゆびぇぇぇぇぇん!こわいのじぇぇぇぇぇ!うるしゃいのじぇぇぇぇ!ゆっくちできにゃいのじぇぇぇぇぇ!!」 「ゆんやぁぁぁぁ!れーみゅ、きょわいよぉぉぉ!ゆっくちできにゃいぃぃぃぃ!!」 「まりざぁぁぁ!なんなのこのおとはぁぁぁ?!どうなってるのぉぉぉぉ?!なんとかしてよぉぉぉぉ!!」 「ゆぅぅぅ?!そんなこといわれても、こまるんだぜ!そとにはにんげんさんが、いっぱいいるんだぜ!どうなっているんだぜ?!」 寝不足の上ゆっくり出来ないと、散々な目にあった野良一家。 人間を見かけないのを良い事に、近所の公園まで日向ぼっこをしに出かけたのだ。 ところが冷たいアスファルトのせいで、早速愚図り出す子ゆっくり達。 親は子ゆっくりをなだめながら、公園を目指した。 「あんちゃん、ゆっくりだよ!初ゆっくりだよ!」 「おっ!本当だ!年越したんだ!生意気だな、ゆっくりの癖に!」 『ゆっ?!』 「なにするの?!れいむをはなしてね!にんげんさんは、ゆっくりできないよ!」 「はいはい、ゆっくりゆっくりっと!」 「ゆわーい!おそらをとんでるみたー 『ブスッ!』 びゅ?!」 少年に持ち上がれらたれいむは、そのまま放り投げられる。 そして重力に従い落下、門松の竹に突き刺さった。 「ゆびぇぇぇぇぇぇん!おかーしゃぁぁぁぁぁ!!」 「れいぶぅぅぅぅぅ?!どぼじでごんなことずるんだぜぇぇぇぇぇ?!」 「あんちゃん、さっすがぁ!俺もまりさでやっていい?」 「ああ、いいぞ!」 続いてまりさも持ち上げられる。 そして、れいむと同じように放り投げられ… 「ゆっがぁぁぁぁ!おそらをぉぉぉぉ?!『ドスッ!』 ゆ゛!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁ!おちょーしゃんがぁぁぁぁぁ!!」 れいむと同じように、苦悶の表情を浮かべて門松に突き刺さった。 それを満足そうに眺める兄弟。 足元では、飛び跳ね泣き叫ぶ子ゆっくり達。 「あんちゃん、こいつらどうする?」 「このままにしておいても、うるさくて迷惑だろ?それに親が死んじゃったから、どうせ生き残れないし………親の元に送ってあげようか?」 そう言うと、少年は子ゆっくり達を持ち上げる。 そして二匹を門松の松の上に乗せた。 「ゆびゃ?!いだいぃぃぃぃぃ!ゆっくちできにゃいのじぇぇぇぇぇ!」 「ゆぴぃ!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!ゆっくりでききゃいぃぃぃぃぃ!!」 松の葉があんよに突き刺さり、涙を流す子ゆっくり達。 親が竹に刺さったときよりも、一層大きな声をあげて泣き叫ぶ。 「やっべ!にげるぞ!」 「うん!でも、あんちゃんはやさしいのな!あいては野良ゆっくりなのに」 「ははは!子ゆっくりにお年玉だよ!」 そう言うと、兄弟は慌てて走り去っていった。 「なんだよ、うるせぇなぁ………うわ!今年もかよ!ったく…ついてないぜ…誰の悪戯だ?」 完 徒然あき
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名前:ジェームズ・ストーンフィールド 性別:男 年齢:21 身長:170cm 体重:70kg 容姿:坊主頭、青い目、眉間に傷がある、中肉中背。 おいたち 製鉄工場の重役の家に産まれた8人兄弟の4男。 幼い頃から鉄製品に親しみ、銃の扱いに長ける。 獣士に覚醒した後は父の推薦である貴族の所有する山の管理を手伝う仕事を任され。 パートナーの復元獣を操り山の管理をこなす傍ら、父のバックアップで得た強力な装備を手により自分に最良な有魂獣を求めていた所、無魂獣の出現により、獣士ギルドに召集された。 眉間の傷は現在のパートナーであるレインベアーとの戦闘中についた物。 備考:使用する武器は普通より良質なマスケット銃と、腰に装備したサーベル。 使 用復元獣:レインベアー ジェームズの仕える貴族の所有する山に生息していた身の丈3mもある熊の有魂獣を許可を得て殺し、使役している。 ジェームズが単独で殺したため無傷。 分厚い筋肉は一撃で人間を殴り殺す事ができ、爪や牙はレンガや石を砕くほど強力。 体内に発火器官の様な物があり、噛み砕いた石を一度飲み込み、散弾銃のように口から発射する能力を持つ。 散弾の威力はそこまで高くなく、爆風などで勢いよく飛ぶガラス片程度。 使用復元獣の元となる有魂獣をどうやって倒したか: 巣の洞穴を見つけ出して爆薬を投げ込み致命傷を負わせる事に成功 死亡確認を行おうとした時復活され、眉間に石の散弾が突き刺さったものの反撃に撃った銃がレインベアの心臓を捕らえ、完全に死亡させた。
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唯「あ、あの二人とも、早く食べないと時間が…」 律「あのなあ!唯には私みたいな明るくてかわいいチャーミングな美少女が似合うの!」 澪「いや、元気でおもしろい、じゃなかったか?」 和「唯にはしっかり面倒みてあげられる、落ち着きのある人じゃなきゃダメなのよ」 紬「それって…和ちゃんのこと?」 和「う…まあ…」 律「だいたい和は10年以上唯と一緒にいるんだろ!?」 和「そうだけど…それが?」 律「そんな長くいると…唯も飽きたんじゃないか?古女房ってヤツだな!」 和「……!ふ…ふる…」 律「唯~ぴっちぴちの私と仲良くしような~」 唯「ふえ!?う、うん…」 和「……」 澪「な、なあ和、さっきの話は気にするなよ?律はちょっと意地っぱりなだけで…」 和「ねえ澪…律って唯のこと好きなのかしら」 澪「いやまあ好きは好きだろ…?友達だし…私も唯のことす、好きだし」 和「そうよね…私みたいな古女房より新しい友達のほうがいいわよね…」 澪(根に持ってる…) 澪「和、こうなったらどんどんアプローチしなきゃダメだ!」 和「え?」 澪「幼なじみなんだし、唯のことよくわかってるんだろ?その利点を活かして仲良くするんだ!」 和「そうね…あの子は私がいないと危なっかしいし…世話してあげないと!」 澪「素直じゃないなあ…」 放課後、音楽室前 和(よし、生徒会の用事で来たって言おう…ん?もういるのかしら?) 律「唯、大丈夫か?」 唯「うん、でももうびしょびしょ…」 律「ホントだ…あっという間にびしょ濡れだな…ペロ」 唯「あ、りっちゃん、なめちゃダメだよう…」 和(な…な、なにをしてるのかしら…) 和「ちょ、ちょっとあんたたち!なにやってんの!い、いくらなんでもそんなこと…」 唯「あれ?和ちゃん?」 律「唯のヤツがジュースこぼしちゃってさあ、制服びしょびしょになっちゃったんだよ」 唯「んもう!りっちゃんこぼれたのなめちゃダメだよ?」 律「だってもったいないだろ~?」 和「え…あ、そう…」 紬「ふふ♪なにを想像してたのかしら?」 和「い、いたの?べ、別に私はなにも…」 紬「うふふ~…」 律「しかし唯、ホントにびしょびしょだな… しょうがない、ジャージ貸してやるからスカート脱いで乾かすんだ!」 唯「らじゃ!」ゴソゴソ 和「ちょ、ちょっと!」 唯「ほえ?なあに和ちゃん」 和「そんな…みんなの前で脱いじゃダメでしょ!」 唯「え、そうかなあ?」 律「なにいってんだ和、今さら恥じらいなんかないって!ここは女子校だぞ? さあ唯、今日はどんなパンツだ?早く見せてみろ!」 唯「いや~ん♪みたい~?」 律「ええい、じゃあ私が脱がして…」 和「だ、ダメぇ!」 律「なんだよ和ー」 唯「どうしたの?」 和「唯、ちょっとこっちきなさい!音楽室の前で着替えるわよ!」 唯「ええ、なんでえ?」 和「いいから!あと律、ジャージは私が貸すから!」 律「え…そうか?」 紬「ふふ…和ちゃんたら…」 唯「和ちゃんどうしたの?別に中でもよかったのに」 和「いいのよ別に…さあ、早く着替えちゃいなさい」 唯「わかった~うんしょっと…」 和(な、なんでこんな気にしてるんだろ…幼なじみだっていうのに) 唯「ふう~蒸し暑いしこのままパンツでいちゃダメ?」 和「ダメ!早くジャージはきなさい!」 唯「ちぇー」 和(まったく……) 唯「う、お、お、おっとっと…」 和「ちょっと唯?あぶな…」 唯「あだっ!」 ドサッ 和「いった…唯、大丈夫?」 唯「うん…和ちゃん、受け止めてくれてありがとー」 和「いいのよ…まったくドジなんだから…」 唯「えへへ…和ちゃんに抱きつくと落ち着くなあ♪」 和「…あんたは変わらないわね…」 和(唯の匂い…昔と同じだな…) 澪「な…なにをしてるんだ二人とも…?」 梓「そんなところでなにを…」 唯「あ、澪ちゃんにあずにゃ~ん、おいーす♪」 和「こ、これはその…」 澪「って唯!なんでスカート履いてないんだ!?」 唯「え?ああ、濡れちゃったから…」 澪「ぬっ…」 梓「先輩フケツです!なに考えてるんですか!」 唯「ええ?なんでそんなに怒るの?」 和「もういいから早くジャージ履きなさい!」 和(唯といると疲れるこの感じ…これも久しぶりね…) 和「ほら唯、口の周りにクリームが…」 唯「うう…ありがと和ちゃん!」 和「どういたしまして…まったく、幼稚園の時から変わらないわねえ」 唯「そうかな~?」 澪「…あの二人、ホント幼なじみって感じだな」 紬「なにか雰囲気が違うわよね」 梓「そうですねえ」 律「……」 律「…そんで和、生徒会の用事ってなんだよ?」 和「え?あー…ええと…」 律「私たち練習あるし、食べ終わったら出てってくれよな」 和「そんな…」 澪「律、そんな言い方ないだろ?見ていってもらえばいいじゃないか」 紬「そうよ!きっと励みになるわよ!」 律「おまえら……」 律「部外者がいたら集中できないだろ!さ、わかったら和、早く出てけよ?」 和「ねえ律、見学ってことで…いてもいい?私、たまには唯…皆の演奏見てみたいし」 唯「そうだよ~和ちゃんがいた方がやる気でるよ!」 律「聞こえなかったのかよ!集中できないから早く出てけって!」 和「べ…別にいいでしょ?ただ見るだけなんだから!」 澪「おい律、なにさっきからピリピリしてるんだよ?」 律「別に…」 紬「りっちゃん、大丈夫よ!和ちゃんは邪魔したりしないから」 梓「そうですよ、観客がいた方がいいですって」 律「…わかったよ…じゃあ見てるだけな」 唯「わーい、和ちゃん、見ててね?私頑張るから!」 和「うん…頑張って」 律「……」 ジャーン… 唯「どうだった和ちゃん!」 和「うん、すごくよかったわよ皆!」 澪「やっぱり観客がいると調子いいな!」 梓「唯先輩もいつもより上手にできてましたよ!」 紬「よかったわねえ、りっちゃん?」 律「うん…そうだな…」 唯「和ちゃん、もっと褒めて~?頭なでなでして~?」 和「はいはい…よくできました」 唯「えへへ~」 紬「あらまあ♪」 澪「あはは…ホントに仲いいな」 梓「なんだか微笑ましいです」 律「…唯!」 唯「ん?なあにりっちゃん?」 律「こっち来い!」 唯「え?なにか用?」 律「いいから来い!」 唯「うん…」 澪「ん?どうしたんだ律?」 梓「さあ…」 和(律…?) 唯「なあに?」 律「私のひざの上に座れ!」 和「なっ…」 紬「まあ!」 唯「え?ひざ?なんで?きっと重いよ…?」 律「いいから座れ!」 唯「うう…わ、わかったよ…」 澪「な、なに考えてんだ律…」 梓「皆目わかりません…」 和(律…どういうつもりなの…?) 唯「よっと…重くない?これじゃひざ枕じゃなくてひざ椅子だね」 律「重くない!」 澪「なあ律、お前なにを?」 律「別にー?ちょっと唯と遊びたくなっただけだよ」 和「な、なんで私を見るの!?」 律「ゆーいー、遊ぼうぜー?」 唯「おわ、りっちゃんくすぐったいよう!」 和「なによ…もう…」 律「ゆーいー♪」スリスリ 唯「もう、どしたのりっちゃん?なんかいつもと違うね!」 紬「うふふふふふふ…」 澪「おい律、いい加…」 和「ちょっと律!いい加減離れたらどうなの!?唯だって嫌がってるでしょ!」 澪「の、和?」 律「えー?そんなことないよなぁ唯ー?」 唯「え、まあ嫌じゃないけど…」 和「唯…」 律「ほらな?二人で仲良くしてるんだから邪魔しないでね古女房さん♪」 和「ま、また言ったわね…だいたいそんな体密着してたら暑いでしょ? 唯が汗かいてあせもができたらどうするのよ!」 梓「あ…あせも…」 紬「さすが和ちゃん…心配するレベルが違うわね!」 澪「まるでマ…じゃない、お母さんみたいだな」 律「ふ、ふん!その時は私が薬つけてやるからな唯!」 唯「ホント?お願ーい」 律「へん!私たちだってこれくらい仲良いんだぞ和!」 和「う…」 和「い…いいから離れなさい唯!」グイッ 唯「うお…」 律「あ!やめろ和!まだ座ったばかりだろ!」グイッ 唯「ひえ…」 和「もういいの!」グイッ 唯「おお…」 紬「…なんだか3人ともとってもいい雰囲気ねえ」 澪「どこが…?」 梓「あの、ところで練習は…?」 紬「じゃあこういうのはどうかしら? 唯ちゃんが和ちゃんとりっちゃん、どっちと仲良くしたいか決めるの♪」 律「そいつはそうだな…唯、どっちがいいんだ?」 和「唯、律みたいにうるさすぎる人は苦手よね?」 律「あん?」 唯「ど…」 律「ど?」 和「なに?」 唯「どっちかなんて決められないよ…私、どっちも好きだから…だから二人とも仲良くしよう?」 律「う…まあ別に…」 和「いいけど…」 唯「ふう、よかったー」 紬「唯ちゃんたら、罪な子なんだから…」 帰り道 和(…でも私より律の方が唯とスキンシップしてるのは事実よね…) 和「うーん…」 唯「どしたの和ちゃん?」 和「あ、別に…じゃあここで」 唯「あ、和ちゃん、家よって行かない?」 和「な、なんで?」 唯「あ…あの…私、今日ずっと和ちゃんに言おうと思ってたんだけど…」 和「え…?」 唯「宿題…教えて?」 和「な…なんだ…自分でやらないとためにならないわよ?」 唯「う…そうだよね…やっぱり自分でやらなきゃだよね…」 和「え?」 唯「ごめんなさい和ちゃん、私自分で…」 和「ちょ、ちょっと待って唯!わかったわ!今日は特別に教えてあげる!」 唯「え?ホント?ありがとー!」 和(しまった…まあ、別にいいわよね…今回だけだし…) 唯「ただいま憂!」 和「お邪魔します」 憂「おかえりなさいお姉ちゃん、和さん、こんばんは!どうしたんですか?」 和「こんばんは…今日は唯の宿題見てあげにきたの」 唯「憂ー、和ちゃんにお菓子をお出しして!命の恩人だから!」 憂「命の…?じゃあお菓子、後で持っていくので待ってくださいね?」 和「うん…ありがとう」 和「で、今日の宿題は?」 唯「これなんだけど~全然わかんないの~」 和「えっとこれはまず…」 和(それにしても…唯の部屋で勉強教えるなんて久しぶりだな…) 唯「和ちゃん?続きは?」 和「あ、うん…ねえ唯、普段は勉強どうしてるの?」 唯「うーん、澪ちゃんとかムギちゃんに教えてもらったりしてるかな」 和「ふうん…」 和「じゃあ今度から…」 ガラ 憂「お茶とお菓子持ってきましたよー?」 唯「わーい!」 和「あ…ありがとう憂ちゃん」 憂「いえいえ…あ、ところで和さんに一つ聞きたいことがあるんですけど…」 4
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第52話:最強同士の同盟 砂浜で激しい旋風が巻き起こっていた。 力と力のぶつかり合い、巨大な竜巻が塔のようにそびえたつ。 アーロンのくり出す風の奥義にセフィロスが応え、トルネドの魔法を覇気とともに放った結果である。 アーロンはアリアハン南の海岸に出現したが、運の悪いことにそれはセフィロス出現場所と同位置だったのだ。 初め、両者は向かいあったまま動かなかった。 お互いの出方を探るため、というより戦う意思表示を先にする方を譲りあったとでもいった方が正しい。 完全にどちらもやる気だった。 理由は両者で異なる。 こいつは間違いなくゲームに乗る、アーロンの理由はセフィロスの瞳の色を見てそう判断したため。 逃げられるとは思えなかったのだ。 一方のセフィロスは最初からゲームに乗っていたため。 単純明快、生き残るために参加者を倒す、それだけだ。 数多の砂粒を吸い上げた風の塔が形を崩して、辺りに砂の雨を降らしたとき、セフィロスは勝機が見えた と判断した。 すなわち、この視界が奪われた状況で、自分は相手の位置が完全にわかっていると。 敵の殺気を読んだのだ。 目を閉じ精神を高めたセフィロスの頭の中には、二十歩ほど先に赤い靄のような塊が映っていた。 赤い靄こそ敵の放つ殺気をイメージしたもので、それがアーロンである。 姿がはっきり映っているわけではない。 ただ自分がわかりやすい形であればいいのだ、その位置に敵が居ることが把握できればいいのだから。 セフィロスは両手を胸の高さまで持っていく。その手には村正が握られている。 ばっ、と砂地を蹴って、疾走した。目を閉じたままで。 砂粒が全身を叩いたがセフィロスの進路を妨げる障害にはならない。 敵を目前としたところで、跳躍し、勢いをつけて斜めから刀を振り下ろした。 そこには姿勢を低く待ち構えていたアーロンがいた。 金属と金属のぶつかる激しい衝突音。 アーロンはセフィロスの刀を剣で受け止めた。 体重をかけたセフィロスの斬撃を受け流して反撃に出るアーロン。 セフィロスは体勢を崩し、膝をついていた。 「殺気を読めば不意討ちなど!」 なるほど、とセフィロスは思った。 この男も同じことをやっていたか。さて、おもしろくなりそうだ。 セフィロスは歓喜に震え、少し本気を出す気になった。 アーロンが剣を振り下ろす一瞬の間の思考だ。 次の一瞬、何かが深々とめり込む異様な音がした。 「どうした?」 セフィロスは思わず声をかけた。 剣を握ったままのアーロンが彫像のようになって動かない。 数秒間をおいて、ゆっくりとアーロンが崩れ落ちる。 セフィロスは倒れてくる体からさっと身をかわす。 砂浜に巨体が横たわった。 アーロンの背には針が突き刺さっていた。 針には毒が塗られており、それがアーロンに死をもたらした。 セフィロスが視線を移すと風のおさまった砂浜に何とも面妖な衣装をした男が立っていた。 悪趣味といってもいい。 この男がやったのか……セフィロスは不機嫌になった。 「どういうつもりだ。まさか私を助けたなどと言うつもりか」 クジャは心底おもしろそうに笑った。 「まさか。君はどう見てもその男より強いよ。いや、それどころじゃない、僕と同じくらいの力を持っている。 どう転んでも負けるなんて思えなかったね」 「なら何故余計な手出しをした」 セフィロスの問にクジャは髪をかき上げて答える。 「挨拶さ。君と行動を共にするものとして。これから二人で次々と血祭りをあげようじゃないか」 「共にだと……」 セフィロスは立ち上がってクジャを見つめた。 この男……強い。体じゅうから尋常でない力を発している。 セフィロスは自分がこの男と戦いたがっていることに気づいた。 全力を出すにふさわしい相手を見つけた。その喜びがこみあがってくる。 クジャは両腕をひろげて空を見上げた。 「君は本当に強いね……。たぶん、普通の人間じゃないんだろうね。生まれ持った才覚かな、凡人が どんなにがんばっても手に入れることができない…… 僕の隣を並んで歩いていても不自然じゃない者、それは君、初めてだよ」 クジャは自分の言葉に酔っていた。 彼の己の肉体を誇示するような服装も、その性格から来るものだろう。 セフィロスはクジャの性格は拒絶したかった。まるで道化師、到底好きにはなれない。 だが、その内在する力には間違いなく惹かれるものがある。 セフィロスはクジャの申し出に応じる気になった。 「貴様は正直理解し難いところが多い、が、いいだろう。手を組んでやる。 ただし条件付きだ。最後、私と貴様の二人だけになったところで、本気で闘い合いたい。 誰にも邪魔をされずに、どちらかが死ぬまでな」 クジャは笑って、いいよとうなずいた。 「まあ、わざわざ条件づけしなくても結局そうなるんだけどね」 【セフィロス 所持品:村正、ふういんのマテリア 行動方針:参加者を倒して最後にクジャと決闘 【クジャ 所持品:ブラスターガン、毒針弾、神経弾、 行動方針:最後まで生き残る】 【現在位置:アリアハン南の海岸】 【アーロン 死亡】 【残り 123名】
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スイーピー とは、【スーパードンキーコング3 謎のクレミス島】のキャラクター。 プロフィール 作品別 コメント プロフィール スイーピー 他言語 種族 キツツキ(?) 所属 くう中のワル達 初登場 【スーパードンキーコング3 謎のクレミス島】 目付きの悪いキツツキのようなキャラクター。壁穴から勢いよく突っ込んでくる。壁に刺さると抜けなくなる。 作品別 【スーパードンキーコング3 謎のクレミス島】 2-4、8-4に登場。壁に突き刺さるタイプと無限に出続けるタイプがいる。 壁に突き刺さるタイプはダメージ判定が無く、突き刺さった後は足場として利用できる。ただし物の当たり判定はあるようで、タル等をぶつけると壊れてしまう。 無限湧きする方は合間を縫って避けて進もう。 コメント 名前
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[ ]←これの中のセリフは実況です。 試合が始まった。まず先に動いたのは、先攻ボールを持っていた相手チームだ。 [キャプテンの武方勝、MFをかわしてDFラインへ攻め上がる!] 「うそやろ!こんな簡単に・・」 「いくぜ!バックトルネード!」 回転しながらボールごと宙に飛び上がった武方勝は、そのまま かかとをボールに叩きつけた。 (来る・・・!) 上条は身構えたがーーー横から飛鷹が割って入った。 「そんな遠いとこからのシュートは届かねえよ!」前にボールの勢いを 殺した時と同じように、飛鷹は足で空を薙払った。 「真空魔!」 飛鷹の必殺技によって勢いを失ったボールは、飛鷹の足元へと収まる。 「・・・上条。もっと力抜いて、どっしり構えてろ。 初心者だからって心配しなくていい。」 「飛鷹さん・・」 「お前はお前のプレーをすればいいだけだ。だから、自分の力を出し切ることだけ考えろ!」 そう言って、飛鷹はパスを出し、自らもドリブルで上がっていった。 [飛鷹のパスからのカウンター攻撃! 一気に目金、一ノ瀬、基山へとボールがつながっていくー!] 「行かせるか!」 [DFの黒部がブロックにいった・・っ!?] 実況が驚くのも無理はない。シュートチャンスにもかかわらず、 ヒロトはヒールでボールを斜め後ろへと高く上げたのだ。そしてそこにはーー 回転をつけてジャンプした闇野が。 「ダークトルネード!」 闇野の放ったシュートは、黒い炎を纏ってゴールへと突き刺さった。 [ゴール!] という実況の声が響いた。それを見ていた土御門は、 「なあ、お前アレについていけるかにゃー?」 と、隣の悪友に質問してみた。 「いや、これはボクが甘かったみたいやね・・・ でもボクの立派な姿を小萌センセーに見てもらうためには、諦めるわけにはいかへんのや!」 変な決意が返ってきた。 上条たちは、なんとか前半を一点リードで折り返した。 「あいつらはまだ切り札を使ってきていない。」 ハーフタイム、MFの一ノ瀬一哉はこう指摘した。 「上条、FWの三兄弟には気をつけてくれ。あいつらの連携は、兄弟だけあって相当なものだ」 「・・・はい。」 ーー後半が始まる。
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841 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/01/29(月) 18 49 39 ID SQxqzpns 「……考えとくよ」 それだけ言って――僕は如月更紗のベッドから離れた。彼女の生腕が名残惜しそうに離れる。 別に、一緒に帰ることが嫌なわけではない。 神無士乃との約束を破るのが嫌なわけでもない。 如月更紗を、嫌いなわけでもない。 それが、問題なのだ。 そう――僕はもう気付いている。ここ数日のやり取りの中で、気付かずにはいられなくなっている。 神無士乃に対してそう思ったように――如月更紗にもまた、ある種の居心地のよさを感じていることに。 一緒にいると疲れる。それには変わりはない。 けれど―― 一緒にいて、楽しいのも、また事実だ。 偽ることのできない――事実だ。 だから、怖い。 楽しくて、楽しくて、楽しすぎて――姉さんのことを、忘れてしまうのが、怖い。 深く情を入れてはいけない。 自分にとって、何が一番なのか、忘れるな。 何を最も優先すべきなのか、忘れるな。 お前は――姉さんが、好きなんだろう。 お前は――姉さんの、仇が取りたいのだろう。 なら、それを一番に考えろ。 死んでいる姉さんと、生きている神無士乃や如月更紗を天秤にかけて。 いない君と、いる誰かを秤にかけて。 迷わずに――姉さんを選べなければ、ならない。 迷っては、いけない。 「なあ如月更紗」 僕はベッドを離れ、保健室のベッドを囲む白いカーテンに手をかけながら、如月更紗に話しかけた。 如月更紗は「ん?」と、枕の上で器用に首を傾げてみせた。何かを心待ちにするような、楽しそうな 表情。 そんな如月更紗に、僕は尋ねる。 「お前――いつから僕のこと好きなんだよ?」 どうして、と聞くべきだったのかもしれない。 けれど、直接的に聞くのが何となく恥かしくて、そう訊ねた。 如月更紗は―― 「ああ、ああ、そんなことか」 応えて。 微笑みながら、僕の問いに、楽しそうに答えたのだった。 「勿論秘密だよ。秘密だけれども――夜にベッドの上で教えてあげなくもないわよ」 「そういう物言いが胡散臭いんだよなあ……」 答えを期待していたわけではないけれど、こうもはぐらかされるといい気分ではない。 まあ、夜を期待しておこう。 ひょっとしたらひょっとすると、何かの気まぐれで、如月更紗自身のことを話してくれるかもしれないから。 「それじゃあ――またな」 「また、ね」 挨拶をして、僕は如月更紗と別れて保健室を出る。 また、という約束は――果たされることは、なかったけれど。 842 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/01/29(月) 19 16 57 ID SQxqzpns 太陽が遠い。 夜も夕方もまだ遠い。真昼の太陽は、かなりの高さにあって手が届きそうにもなかった。季節柄暑いけれ ど、我慢できないほどでもない。坂道の下から吹いてくる風が制服の下に入り込んで気持ちが良かった。 誰もいない坂道を下るのは、かなり気分がいい。 「皆がサボりたがる気持ちも少し分かるな……」 独り言を呟くが、独り言を聞く人がいないというのは、中々いいものだった。教室で独り言をぶつ ぶつと呟けば変人だが、ここでは聞く人は誰もいない。坂道をのんびりと歩いているのは僕だけだっ た。いつもならば蟻のように行き来している中学生や高校生も、今は一人だっていやしない。 どことなく、静かな気がした。 遠くからは車の走る音や、町の声が聞こえてくる。背後にある学校からは、グラウンドの歓声が聞 こえてくる。それでも、周りには音がないように思えた。 近くに、何もないからだ。 全てが遠い――別のセカイでの、音だった。 「たまにはこんな静かなのも悪くないよな……」 いつも、賑やかだから。 登下校は、神無士乃が一緒だから。 最近は、とくに賑やかだから。 学校や家に、如月更紗がいるから。 こんなに静かなのは――姉さんといるときくらいだ。 「どこにも行きたくねえなあ……」 そんな、不健全のような、不健康のような台詞を吐きながら、 僕は歩く。 家へと、歩く。 三十分ほど歩いて家まで辿り着く。郊外まで来ると、静けさはより一層深くなっていた。住宅街に 存在するせいで、道路からの音が聞こえずらい。学校の声も聞こえない。夕方になればそこそこ賑わ うが、この時間に家にいるのは、暇を持て余している専業主婦くらいだろう。 あるいは、家から出ることのできない事情を持つ者だけだ。 姉さんもその一例だよな――そんなことを思いながら、胸ポケットから鍵を取り出して扉を開ける。 ノブをひねると、鍵がしまっていた。 「…………」 あれ――おかしい。 もう一度鍵を差し込んで、ノブを回す。今度は抵抗なく扉が開いた。無人の玄関が、いつも通りの玄関が 目の前に広がる。 「…………」 843 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/01/29(月) 19 17 41 ID SQxqzpns 鍵が壊れていたのではない。 最初から――開いていたのだろう。 扉の鍵が、開いていた。 「…………」 可能性は二つ。 閉め忘れたか、誰かが開けたかだ。 前者はいかにもありえそうだった。今朝はどたばたとしていたから、閉め忘れていてもおかしくはない。実際、きちんと 閉めたかどうか、記憶は曖昧だった。神無士乃や如月更紗にかき乱された朝だ、鍵を閉め忘れていてもおかしくはない。 おかしくは無いが、違和感がある。 そんなはずはないと、頭のどこかで警鐘が鳴る。 後者の可能性について考えてみる。家の中にいる人間が扉を開けた、というもの。 それは、あり得ない。 家の中には確かに姉さんがいるけれど――姉さんは、物理的にはもう何もできない。 なら。 家の外にいる人間が、扉の鍵を開けて、中に入ったことになる。 「…………」 考えられる可能性を更に考える。こういうことをしそうなのは、間違いなく如月更紗だ。僕らが家を出た後で、 タイミングを見計らって如月更紗がこの家に侵入、トランクケースを置いて学校へ向かった――そう考えれば辻褄 はあう。如月更紗は既に一度ピッキングを行っているから、実行することは可能だ。 可能なだけだ。 辻褄があうだけだ。 何かが――何か、嫌な予感がする。 蟲のしらせ、なのかもしれない。 ――これ以上考えても、答えはでない。 考えすぎかもしれない――そんな甘い考えを捨て切れなかったが、それでも念のために、 足音を殺して家へと上がる。なぜ足音を殺すのか、考えもしなかった。 静かに、静かに。 家へと入って。 居間への扉を開けて―― 居間では。 「雨に――唄えば――」 見知らぬ男が、小声で歌を口ずさんでいた。 844 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/01/29(月) 19 59 37 ID SQxqzpns 「――誰だ、お前」 思わず、言葉が口を割って出てきた。 見たことのない男だった。 見たことも聞いたことも無い男だった。 上から下まで黒一色の服装。暑さを感じないのか、長袖に黒の靴下まではいているせいで、首から上まで しか肌色が見えない。怪我でもしているのか、松葉杖を使っていた。 男が見ていたのは、居間に飾ってある、何の変哲もない写真たてだ。 姉さんの写真を――男は、見ていた。 男は、唄うことを止めることもなく、写真を見るのもやめようとしなかった。僕がきたのを、まったく意に介して いなかった。まるでそこが自分の居場所であるかのようにくつろいでいる。 ここは。 この家は、僕と姉さんの場所だというのに―― 「――誰だお前は!」 今度こそ、意志を持って怒鳴った。怒鳴られて初めて気付いたように、男はゆっくりと、振り向く。 優男にしか見えなかった。 不法侵入をするような男には見えなかった。どこにでもいる男にしか見えなかった。 ただ一点。 姉さんのように。 如月更紗のように。 変質した神無士乃のように。 あるいはそれ以上に――暗く暗く暗く暗い、何処までも沈むような、黒い瞳だった。 黒い意志を持つ、瞳だった。 「……ああ」 男は僕を見て、興味なさげにいう。 「君が弟か」 「…………!」 その言葉に、感情が沸騰しそうになる。 弟。 それは僕を主体にとらえた言葉ではなく――あくまでも、姉さんを主とした場合の呼び名だ。 つまり、こいつは、姉さんの知り合いで―― 「お前は――誰だ」 僕は三度、如月更紗に対してそうしたように、誰だと、男に尋ねる。 姉さんは、学校に知り合いなどいなかった。まともな友人などいなかった。 まともでない知り合いが、まともでない方法でここにいる。 それは、つまり。 この男は―― 男は、惑うこともなく、淡々と応える。 「特に誰でもないよ――先輩から貰ったウサギの名は、後輩に譲ってしまった」 ウサギ。 先輩。 後輩。 ウサギ。 三月ウサギ―― 「――お前か!」 頭の中で幾つもの単語が浮かび上がり、一瞬でくもの巣のように繋がっていく。家にいた男、姉さんのことを知っている男、 ウサギ、譲られたウサギ、譲られたものを譲ったウサギ、三月ウサギの次。 五月生まれの三月ウサギ! こいつが――姉さんを殺した男! 奇妙な確信を持って僕は松葉杖をつく男へと飛び掛り、 845 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/01/29(月) 20 28 47 ID SQxqzpns 「あら、駄目ですよ」 後ろからかかる声と共に――止められた。 無理矢理に、脚を止められた。 止めざるを得なかった。 横薙ぎに脚を包丁で切られれば、誰だって足を止めるだろう。 右足から感覚が消え、うまく走ることができずに右半身から床に倒れこむ。受身を取ることすら できなかった。どうにか手をついて頭を床にぶつけるのだけは防ぐ。 遅れて――痛みがくる。 脚に、痛みが。 痛い。 それ以上に――熱い。脚が熱い。熱いのに、冷えていく。 脚から血が、抜けていく。 「兄さんに乱暴しようなんて――私が許しません」 上から声がする。さっき後ろで聞こえていた声が、今度は上から聞こえてくる。高い、女の子の声。 聞いたことのない声は、笑っている。 楽しそうに、笑っている。 「兄さんに触れるなんてとんでもない。触れていいのは、私だけです」 笑い声が近づいてくる。同時に、きぃ、きぃと車輪の音が聞こえる。 何の音だ――疑問に思いながら、力を振り絞って、身体を仰向けに戻す。 車椅子に乗り、血に濡れた包丁を手にした少女が、楽しそうに笑っていた。 「男の方も、女の方も、関係ありません。兄さんの側にいていいのは私だけです。 私は兄さんだけのもので、兄さんは、私だけのものです。 そうでしょう――兄さん?」 最後の言葉は、僕ではなく、松葉杖をついた男に向けられたものだった。 男は、目の前で起きた惨劇に眉一つ動かすことなく、退屈そうに答える。 「お前が言うなら、そうなんだろ」 「ええ、その通りです。だから――貴方は、邪魔者です」 退屈そうな男と対照的に、少女はどこまでも楽しそうだった。 おかしそうに、笑っている。 犯しそうに――笑っている。 「お前、は……」 脚の傷を手で押さえる。ぬるりと、血に濡れる感触がする。それでも血が止まらない。フローリングの床に、血が だくだくと、だくだくだくと広がっていく。的確に、これ以上ないくらいに正確に動脈を切られたのだろう。 急いで手当てをしないと、間違いなく死ぬ。 いや、手当てをしても怪しい――そして、それ以上に。 目の前の少女が、それを許すようには見えなかった。 「ごめんなさい。ここは貴方の家なんでしょうけど……今は、私と兄さんのための世界なんです」 くすくすと、車椅子の少女は笑う。血塗れの包丁にはそぐわない、純粋無垢な笑みだった。 少女は笑う。 男は笑わない。 僕は―― 「は、はは」 僕は、笑った。 「はははははははははははははははははははははははははは!」 笑うしかなかった。 なんだ――これは。 一体なんで、こんなことになっている。理不尽だ。曖昧だ。唐突すぎる。伏線も前ぶれも何もなく、理由も意味もなく、 ――僕は、殺されるのか。 姉さんを殺した奴にですらなく。 その妹に――邪魔だという、それだけの理由で、死ぬのか。 馬鹿げている。 狂っている。 どいつもこいつも――狂ってやがる。 「はははははははははははははははははははははははは!」 僕は笑い、笑い、笑って、 「煩い」 喉に包丁が突き刺さって――それ以上、笑うことはできなかった。 847 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/01/29(月) 20 43 59 ID SQxqzpns 少女の投げた包丁は――まっすぐに、僕の喉へと突き刺さっていた。 惑いも迷いもない、微塵の躊躇もない、真っ直ぐな一撃だった。 刺さってから、初めて投げられたことが気付くほどに。 つまりは、何をしようが、手遅れだったのだろう。 「兄さんと、私の、邪魔をしないでください」 少女が憮然とした声でいう。人を殺したばかりとは思えない、可愛らしい嫉妬めいた声だった。 態度と――やっていることが、一致していない。 それとも。 これが、彼女にとっての、日常なんだろうか。 邪魔なものを、残らず排除するのが。 「兄さんも兄さんです。こんな所、こなければいいでしょう? 二人だけでいいじゃないですか」 「思い出めぐりをしたかっただけだよ。またしばらくここから離れるんだから」 「私は――兄さんがいれば、思い出も何もいりません」 「そうかい」 兄妹の会話が、遠くで聞こえる。 彼らが遠くに行ったんじゃない――僕の意識が、遠ざかっていく。 喉に刺さった包丁を、抜く力もない。脚を押さえていた手から力が抜ける。 力が、抜ける。 血が、抜ける。 命が――抜ける。 抜け落ちる。 「…………あ、」 暗くなる視界の中で。 男も少女も見えなくなっていく視界の中で。 姉さんが、笑っているのが見えた。 ああ――姉さんが笑っている。 僕も、それだけで十分だ。 十分、なんだ。 姉さん。 僕も、今。 ――そっちにいくよ。 《TYPE・C BAD END》
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俺は女共がテロリスト達に強姦されていてもまったく気にも留めず、 物陰に隠れながらテロリストを殲滅するための策を模索する妄想 結局俺TUEEEEEEEな妄想だから フォーク一本と体術でテロリスト達を殲滅しちゃうんだけどね 女共の大半はテロリストが銃を乱射したせいで死ぬ 唯一生き残った女の一人が「あんたさえ大人しくしてればみんな死なずにすんだのにぃぃぃぃいいいい!!!!」 と叫びながら落ちてた拳銃を拾って俺を撃ってきたから、 俺は舌打ちをしながら持っていたフォークをその女の喉へ向かって投げつけた フォークは一直線に喉元へ突き刺さって女はその場に倒れる 俺は女のもとに近づいて、フォークを抜き取り、俺を撃った銃を拾いとどめを刺す - 人がこの妄想を観覧しました ネタ元 漫画やゲームのキャラになった妄想('A`)男 その参 この妄想に対してのコメント 名前 コメント
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この歌詞が刺さった!グッとフレーズ ~私を支えた歌詞SP2022~(2022.12.29 18 00~22 00) ※ TBS送出の提供クレジットはPTを除き、カラー表記 ローカルスポンサー枠(18時台) TBS/KIRIN(キリンビール)、NEXON、アサヒビール、住宅情報館 ナショナルスポンサー枠 19時台0'30"…アサヒ緑健、HEBEL HAUS、P G、YBC ヤマザキビスケット、FUJIFILM、ニトリ、フジパン、小林製薬、Paloma、ポリデント(グラクソ・スミスクライン株式会社)、伸和ピアノ、アサヒビール、Kowa、AEON、HABA(PT) 20時台1'00"…Coca-Cola 0'30"…unicharm ユニ・チャーム、FUJIFILM、TCB、Aflac、木下グループ、セブン アイHLDGS.(セブン-イレブン)(PT) 21時台0'30"…SUNTORY、okamoto、積水ハウス、M(McDonald's)、SMBC、グラクソ・スミスクライン株式会社(PT)
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先日ですが「人志松本のすべらない話」であの古館伊知郎さんが出演をしていた。 見ていた人にはどうなのかと注目をしていたと言う。 この春まで出演をしていた「報道ステーション」とは打って変わってはじけていたと言うがこれもあれで鍛えていたと言う。 それはプロレスの実況をしていたと言うがこれをしていた時には凄くはじけていたと言うのですからまさにその節でした。 報道ステーションに出演していた時には凄く大人しいイメージもあった。 しかし、この春に番組を卒業して完全にフリーとなっても変わらなかったと言う。 この番組に出演して他の出演者たちには絶賛をした。 とは言えすべらない話なので中には滑った芸人さんもいますが今回の出演した古館さんから学ぶ事もあるのではと思っている。 どこから話に入る事ではなく次第にも盛り上げていく事が大事だと思っているのです。 過去にもマイク一本でステージを立つ事もあってこれもかなり盛り上がったと言うが2014年には復活はしていると言う。 今年はこの様なステージあるかも知れないと思っているのです。 今回のこのすべらない話を見て絶賛した人も多く勉強にもなったと思っているかも知れない。 こうした事も会社のスピーチに役立つかも知れないです。 これから面白くしたいと思っている人にはお勧めだと思っているです。 この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます。 バナナダイエットの効果