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P「またアイドル達の乳首の色が気になって眠れない」 執筆開始日時 2012/07/09 元スレURL http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341844601/ 概要 P「前回は春香、響、美希と失敗してしまったが今日は違う!」 P「このとめどない想いを!彼女たちの決して晒されぬ桃源郷を!」 P「この目に焼き付けるまでは諦めるわけにはいかない!」 P「そろそろ限界だ……早速 5に仕掛けるとしよう」 タグ ^三浦あずさ ^双海真美 まとめサイト 森きのこ!
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タルサラの戦い イベントタルサラの戦いの攻略メモです。 イベント内容 一定時間魔方陣をモンスターから守るイベントです。クリアまで1回30分弱かかります。 失敗条件は制限時間内に魔方陣に50体のモンスターが入ることです。 時間経過するとクリアとなりますが、ボスモンスターを倒しきれなかった場合、宝箱のサイコロはふれません。 報酬 ボスモンスター4体、お宝モンスター4波を倒すことによりルーンや強化石がランダムで出るお宝箱を入手できます。 ドロップアイテムは材料のみ。 攻略 全部で51波からなるモンスターの群れをひたすら倒すだけです。 15、30、45、51波にお宝モンスターが出ます。間隔は8分弱ですので、放置の目安に。 回数ごとに敵がどんどん強くなります。敵からの被ダメが1を超えだしたら限界だと思ってください。 基本的にPTイベントですが、人数が多くてもおいしくないです。 70装備をある程度強化すればイージーソロ攻略が可能になるので、お宝モンスターまで戦えるならソロのほうがおいしいです。 人数を増やしても、同じくらいの強さだったら耐えれる回数はそんなに変わらないので。 戦略 特にないですw 『お宝モンスが来たらメテオ』でおk 敵一体倒すごとに怒りポイントが1溜まり、100になるとメテオが使えます。魔方陣に敵が入ると1体につき4ポイントたまります。 ギリギリクリアできるレベルならトラップ等をいろいろ考えてもいいかもしれませんが、基本的には不要です。 長くてかったるい時は イージーソロ攻略が可能ならノーマルの2F(30回)ハードの1F(15回)まではどうにかなります。 ハード15回攻略は最初のボスまでにメテオをためてボスと群がる雑魚モンスターに使い、15波のお宝モンスターまで逃げて、お宝モンスターを殲滅、宝箱を取ったらとっとと離脱です。ルナティックも基本的に同じことができます。 ボスモンスターまで1ダメージで耐えれることとメテオをためれることが条件になります。
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1942年 北アフリカのトブルクは一面砂漠の不毛の地であった。 昼には気温50℃を超え日差しが容赦なく照りつけ、夜になれば昼間とは対照的に氷点下まで冷え込む。 人類が住むにはとても厳しい環境のここは人類連合軍アフリカ軍団の拠点であった。 人類の希望、アフリカの星ことハンナ・ユスティーナ・マルセイユ中尉をはじめとするウィッチたちもこの場所に部隊を編成している。 加東「朝から暑いわね……。というか昨日もマルセイユに付き合わされたから少し頭が痛い……」 大き目の天幕から姿を現した女性は加東圭子。扶桑皇国陸軍の大尉である。ついこの間まで元ウィッチで扶桑皇国の従軍記者として活動していた彼女だが、再びウィッチとして任官された。 マルセイユに面倒事を押し付けられた形であるが、統合戦闘団「アフリカ」の司令官である。 加東「ん、あれは何かしら……?」 彼女の視線の先には紺色の固まりのようなものがあった。しかし数十メートル離れた先にあるのでそれが何なのかは見当がつかなかった。 加東「とりあえず行ってみましょう」トテトテ 俺「………………」 加東「な、なにこれ……!?」 加東は絶句せざるを得なかった。目の前で黒い肩掛けのバッグを持った15,6程に見える少年が“頭や胸から血を流して”横たわっていたのだから。 加東「呼吸をしてない……。でも脈はあるし。衛生兵!」 衛生兵を呼んだ後、加東は倒れていた少年に衛生兵が来るまで人工呼吸を施すことにした。……所謂マウストゥーマウスだがそれを気にしてられない、一刻を争う状況であった。 気道を確保してしばらくの間人工呼吸と胸骨圧迫を繰り返す。 俺「……げふっ! ごほ!……う、うぅん……」 加東の人工呼吸が功を奏したか、俺は呼吸をし始めた。しかしまだぐったりとしていて油断ならない状況でもあった。 加東「……良かった! 呼吸は戻ったみたい。……あとは専門家に任せないと」 衛生兵1「加東大尉! お呼びですか!?」 慌てた様子で加東の元に衛生兵たち数人が担架を持って駆け寄ってくる。砂の上でぐったりと横たわる俺を見て状況を察したのか、担架に俺を乗せた。 衛生兵2「とりあえずこの少年のことは我々にお任せください!」 加東「ええ、お願いするわね。彼の鞄は私が持っておくわ」 加東がそう言うと衛生兵たちは医療用の天幕まで一目散に駆けて行った。 彼女は衛生兵たちの姿が見えなくなるまで見送ってから司令官の山積した仕事をするべく自分の天幕に戻る。 加東「……って! よく考えてみればあれ、ファーストキスじゃない! でも。人工呼吸ならきっとノーカウント! きっとそう!」 そう自分に言い聞かせたものの、加東はしばらく俺の顔と唇の感触が頭から離れず仕事が手に着かなかった。 医療用の天幕 俺「すぅ……すぅ……」 俺は4時間も経てば俺は衛生兵たちの尽力もあってか、安らかな表情で規則正しく寝息を立てていた。 これがさっきまで命の危うい状況だったというのだから驚きだ。しかし頭に巻かれた包帯などは確かに彼の重症さを物語っている。 と、天幕に誰かが入って来た。 加東「彼の容態はどう?」 稲垣「し、失礼します」 やはりというか、俺を真っ先に見つけて救助した加東であった。その後ろには12歳の扶桑陸軍ウィッチ、稲垣真美軍曹がちょこちょことついている。 140cmにも満たない小柄な体だからか、彼女より20cm以上身長が高い加東の後ろに完全に隠れてしまっていた。 衛生兵1「あ、加東大尉、お疲れ様です。少年は大分良くなりましたよ。元々かなり頑丈にできているのかもしれませんね。こんなに回復の早い患者は初めてですよ」 加東「そう……怪我はどんな感じだったの?」 衛生兵1「肋骨や腕の骨が骨折、頭部からも出血していましたし、他にも結構きつい打撲をしていましたね。正直こんな安らかに眠れるはずない怪我ばかりでした」 加東「正直固有魔法でもあるのかと思うくらい早い回復ね……」 しかし加東はその仮説をすぐに否定した。男のウィッチというのは世界で数少ない上に自身もあまり聞いたことが無いからだ。 俺「う、うぅん……」 稲垣「ケイさん、患者さんが目を覚ましますよ」 先程から興味津々に俺を見ていた稲垣の言葉で加東と衛生兵が会話を止めて彼の方を注視する。 俺「……知らない天井だ……」 加東「目が覚めた?」 俺は反射的にはいと返事するものの、声の主の方を見て絶句した。 白い着物に緋色の袴、まるで巫女さんのような扶桑陸軍の正装を着こなした猫っ毛の女性。 俺「(なんでヒガシさんが居るんだ? コスプレにしたってあまりにもそっくり……夢でも見てるのかな)」 加東「良かった。本当に吃驚したわよ。砂漠の上に血を流して横たわっているんだから」 衛生兵1「君は肋骨や腕を骨折して打撲気味のようだね」 加東に言われ自分の格好を見た。元々着ていた制服から着替えさせられていたのであろう。 また、衛生兵に言われて体を見ると骨折していると教えられた部分からは多少の痛みのようなものを感じるが、事故の直後に感じた激痛とは比べ物にならないほど軽い。 打撲していると言われたものの体の節々から少しだるさを感じる程度だ。 俺「……? 特に骨折や打撲をしたような痛みは感じませんよ……?」 加東、稲垣、衛生兵1「え」 あの後、衛生兵が俺の怪我をしていた幾つかの部分に確かめるように触れたものの、 俺「特別痛みの酷い部分はないです」 俺はこの一点張りだった。 加東「と、とりあえず、大丈夫に越したことはないわね。色々と聞きたいことがあるから、ちょっと私の天幕まで来てくれる? ええと……」 俺「わかりました。あ、俺は俺です。お好きに呼んでください(つか一体どうなってるんだろう……?)」 一覧に戻る 3月25日投下
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579 代打名無し@実況は野球ch板で sage 2008/10/21(火) 18 23 22 ID i/y6247X0 MBS 岡田、大矢監督続投に驚く 横浜の知り合いの関係者を「おいちょっと来い」とベンチ裏に呼び出し、理由を問いただす 580 代打名無し@実況は野球ch板で sage 2008/10/21(火) 18 25 32 ID Rgw9s/XV0 大矢電撃辞任?来た!来た! (来期の横浜優勝に)期待してもらって結構です 581 代打名無し@実況は野球ch板で sage 2008/10/21(火) 18 27 55 ID nWYygn990 ★おいちょっと来い もしくは ★おいちょっと来い(とベンチ裏に呼び出し、理由を問いただす) 582 代打名無し@実況は野球ch板で sage 2008/10/21(火) 18 29 29 ID i/y6247X0 正確にはこうみたいです MBS 大矢監督の続投が決まった時に、驚いた岡田監督は懇意にしている横浜のコーチをわざわざ呼んで、 「おい、横浜はどないなっとるんや」と問いただした 583 OOY sage 2008/10/21(火) 18 31 17 ID F9wCi3cv0 何でそんなことを、ぞく投のあれを、言われなくちゃならないんだ! 10日前 806 代打名無し@実況は野球ch板で sage 2008/10/12(日) 21 51 01 ID c3XnpaKy0 横浜大矢明彦監督(60)が試合前、阪神岡田監督が球団に辞意を申し出たことについて触れた。 「昨日(11日阪神戦)のメンバー交換のとき、辞めると言われたよ。いろいろ大変だったみたいだよ」と話した。 今季、両チームの対戦では死球を巡る“遺恨”もあったが、2シーズンを戦った敵将を思いやった。 http //www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20081012-418476.html 何か(危機感が)足りんな
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このウィキを、潰そうと政府の工作員が送り込まれているのはご存知だと思います。 以下のような、不適切な荒らし記事が多く作られました。 多くが、反政府の人々や、「ポリコレ(反白人貴族論)」を冷笑する内容であり、 DSアメリカ白人貴族の犬である、自民党とその信者の、 白人の世界支配を応援する、思想が透けて見えます。 これらは、自民党工作員や、その飼い犬であるネトウヨが作成したページであり、 当ウィキの意識ではございません。 https //w.atwiki.jp/shinjitsuwiki/pages/86.html https //w.atwiki.jp/shinjitsuwiki/pages/92.html そして、編集者のIPアドレスを調査した所、事実が明らかになりました。 霞ヶ関からの書き込みであったのです。 自民党は、『内閣情報室』というネット工作部隊で世論操作しており、 ロスチャイルドなどの白人支配を応援する、「アンチポリコレ(白人優勢論)」世論を形成し、 不当な工作でこのウィキの真実を届きにくく、検索順位を低下させています。 その内閣情報室の本部が、霞ヶ関に存在します。 映画「新聞記者」でも描かれた真実です。 陰謀論ではなく、真実です。 内閣情報調査室、インターネットでの情報収集を認める https //it.srad.jp/story/20/07/02/1644204/ 自民党工作員自らが、荒らしに来る。 それは、このウィキが奴等にとって都合悪いと言う、証明です。 見ているか自民党工作員!国民はお前を断固否定します!
https://w.atwiki.jp/kageki/pages/211.html
ご確認ください!!! 公演費お支払いまだの方 なほ 合宿予約金お支払いまだの方 (1000円) ゆうこ
https://w.atwiki.jp/yougosq/pages/3633.html
■エルヴァルの退屈、その真意 世界樹の迷宮3のクエスト。 資産家エルヴァルの依頼でB13Fにいるクラーケンを討伐してきて欲しい、というクエスト。 エルヴァルの友人は結構謎の人。「数十年前」に海底神殿に到達し、クラーケン封印後も生存してたっぽい。深都とはどういう関係だったのだろうか。そして何レベルだったのだろうか。 足を縛るスキルは持っていなかった、というのは確かだと思う。あの回復量…。 エルヴァル氏は主人公たちのクラーケン討伐報告を受ける直前に亡くなってしまうが、その死に顔は討伐を確信してあったかのように安らかなものであったという。・・・しかし、当のクラーケンは討伐しても14日経過すると復活する。システム上の都合とはいえ、何だかやりきれないものがある。 I.IIのクエストを最低限の状態でクリアしていても、受けられる不思議 ↑↑エルヴァル氏も14日後に世界のどこかで復活… ↑それただの化け物だろ ↑実は黒幕 ↑ 裏クエスト「ある資産家の、復活と終焉。」 世界樹のどこかにFOEとなって復活した元資産家を探しだして倒す。 報酬は排撃する漏斗なんですね、わかりません… クエストクリア後のママのセリフが好きだなあ ↑ママのセリフも相まって泣けた エルヴァル氏、合掌・・・。 くらけん「エルヴァルよ、安らかに眠るがよい。・・・まあ私は14日経てば復活するがな。クスクス。」 結果的には、討伐を試みるより封印したままの方が良かったのではないだろうか……。 クエストを受けて数時間で終わらせようが、前座のクエストと同日中に終わらせようがエルヴァルの生きている間に報告は間に合わない。 数十年前が実は99年の事でエルヴァルはフローディア婆さんと同い歳の友達だったりするのかもしれない 流石にそれは百年近く前とか言うだろう コメント
https://w.atwiki.jp/lanobe/pages/15.html
プシュケの涙 作者 柴村仁 イラストレーター 也 レーベル 電撃文庫・メディアワークス文庫 「こうして言葉にしてみると……すごく陳腐だ。笑っていいよ」 「笑わないよ。笑っていいことじゃないだろう」 あなたがそう言ってくれたから、私はここにいる――あなたのそばは、呼吸がしやすい。ここにいれば、私は安らかだった。だから私は、あなたのために絵を描こう。 夏休み、一人の少女が校舎の四階から飛び降り自殺した。そのわけを探る二人の少年。一人は、全てがうまくいかず鬱々としてる受験生。もう一人は、何を考えているかよく分からない“変人”。そんな二人が導き出した真実は……。 柴村仁による青春小説。ミステリ調の前半+恋愛小説調の2部構成になっており、見開きイラストで区切られている。 ファンタジー要素はなく、一般文芸作品に近い。 「自殺」をテーマに取り扱っており、陰鬱とした雰囲気を与えるが、透明感のある文章で丹念に綴られている。 それゆえ女性や一般文芸読者にはとっつきやすいが、ともすれば『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』並みの鬱小説になりかねないので、そういうのが嫌いな人は避けたほうがいい。 シリーズはメディアワークス文庫に移籍し、『ハイドラの告白』・『セイジャの式日』の三部作となった。(世界観の繋がった番外編として『おーい、キソ会長!』がある)
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PageLastUpdate 2007-07-24/today - /yesterday - DebugTimer 2007/07/23 デバッグ用のマーカーとして、メッセージボックスを利用できる静的クラスです。 インスタンスの宣言は必要ありません。 呼び出しと呼び出しの間隔を出力するのでパフォーマンスのボトルネックがすぐわかります。 既存の「MessageBox.Show」をそのまま「DebugTimer.Show」に置き換えて使えます。 既存の「Debug.WriteLine」をそのまま「DebugTimer.WriteLine」に置き換えて使えます。 どちらの方法で指定しても、各呼び出し間の所要時間を出力ウインドウに表示してくれます。 メッセージボックスを開いてから結果を返すまでの「ユーザーオペレート」の時間が別途測定されるので 操作待ちなのかそうでないのかがはっきりします。 使用例) IF DebugTimer.Show("×××します。よろしいですか?","xxxの実行",MessageBoxButtons.OKCancel) = DialogResult.OK Then 処理 DebugTimer.WriteLine("xxx処理終了") End IF 出力ウインドウへの出力) ※罫線が出るわけではなく、タブ区切りです。 動作 起動から 前回から 表示テキスト SHOW 00 00 000 00 00 000 ×××します。よろしいですか? ---- 00 01 000 00 00 968 OK MEMO 00 03 006 00 02 974 xxx処理終了 動作の種類はShowで呼び出したときは「SHOW」、メッセージボックスの結果には「----」、WriteLineで呼び出したときはデフォルトでは「MEMO」が表示されます。 特に重要なポイントではWriteLineの第二引数を指定することで、別の文字を出力できます。 使用例) DebugTimer.WriteLine("ここ大事!","ERR!") 出力ウインドウへの出力) ※罫線が出るわけではなく、タブ区切りです。 ERR! 00 01 000 00 00 000 ここ大事! コードは長そうに見えますが、MessageBoxのShowのバリエーションをひたすらラップしているだけです(^-^; Option Strict On Imports System.Windows.Forms Public Class DebugTimer Private Shared _start As Date Private Shared _before As Date Private Shared _timer As New DebugTimer Private Shared _result As DialogResult Private Sub New() _start = Now _before = _start End Sub Public ReadOnly Property StartTime() As Date Get Return _start End Get End Property Public Shared Sub WriteLine(ByVal message As String) Debug.WriteLine("MEMO" vbTab _ Format(Date.Parse("2000/1/1").Add(Now().Subtract(_start)), "mm ss fff") vbTab _ Format(Date.Parse("2000/1/1").Add(Now().Subtract(_before)), "mm ss fff") vbTab _ message) _before = Now End Sub Public Shared Sub WriteLine(ByVal message As String, ByVal messagetype As String) Debug.WriteLine(messagetype vbTab _ Format(Date.Parse("2000/1/1").Add(Now().Subtract(_start)), "mm ss fff") vbTab _ Format(Date.Parse("2000/1/1").Add(Now().Subtract(_before)), "mm ss fff") vbTab _ message) _before = Now End Sub #Region "Show-ウィンドウ指定なし" Public Shared Function Show(ByVal text As String) As DialogResult WriteLine(text, "SHOW") _result = MessageBox.Show(text) WriteLine(_result.ToString, "----") Return _result End Function Public Shared Function Show(ByVal text As String, _ ByVal caption As String) As DialogResult WriteLine(text, "SHOW") _result = MessageBox.Show(text, caption) WriteLine(_result.ToString, "----") Return _result End Function Public Shared Function Show(ByVal text As String, _ ByVal caption As String, _ ByVal buttons As MessageBoxButtons) As DialogResult WriteLine(text, "SHOW") _result = MessageBox.Show(text, caption, buttons) WriteLine(_result.ToString, "----") Return _result End Function Public Shared Function Show(ByVal text As String, _ ByVal caption As String, _ ByVal buttons As MessageBoxButtons, _ ByVal icon As MessageBoxIcon) As DialogResult WriteLine(text, "SHOW") _result = MessageBox.Show(text, caption, buttons, icon) WriteLine(_result.ToString, "----") Return _result End Function Public Shared Function Show(ByVal text As String, _ ByVal caption As String, _ ByVal buttons As MessageBoxButtons, _ ByVal icon As MessageBoxIcon, _ ByVal defaultButton As MessageBoxDefaultButton) As DialogResult WriteLine(text, "SHOW") _result = MessageBox.Show(text, caption, buttons, icon, defaultButton) WriteLine(_result.ToString, "----") Return _result End Function Public Shared Function Show(ByVal text As String, _ ByVal caption As String, _ ByVal buttons As MessageBoxButtons, _ ByVal icon As MessageBoxIcon, _ ByVal defaultButton As MessageBoxDefaultButton, _ ByVal options As MessageBoxOptions) As DialogResult WriteLine(text, "SHOW") _result = MessageBox.Show(text, caption, buttons, icon, defaultButton, options) WriteLine(_result.ToString, "----") Return _result End Function #End Region #Region "Show-ウインドウ指定あり" ■ Public Shared Function Show(ByVal owner As IWin32Window, _ ByVal text As String) As DialogResult WriteLine(Text, "SHOW") _result = MessageBox.Show(owner, Text) WriteLine(_result.ToString, "----") Return _result End Function Public Shared Function Show(ByVal owner As IWin32Window, _ ByVal text As String, _ ByVal caption As String) As DialogResult WriteLine(text, "SHOW") _result = MessageBox.Show(owner, text, caption) WriteLine(_result.ToString, "----") Return _result End Function Public Shared Function Show(ByVal owner As IWin32Window, _ ByVal text As String, _ ByVal caption As String, _ ByVal buttons As MessageBoxButtons) As DialogResult WriteLine(text, "SHOW") _result = MessageBox.Show(owner, text, caption, buttons) WriteLine(_result.ToString, "----") Return _result End Function Public Shared Function Show(ByVal owner As IWin32Window, _ ByVal text As String, _ ByVal caption As String, _ ByVal buttons As MessageBoxButtons, _ ByVal icon As MessageBoxIcon) As DialogResult WriteLine(Text, "SHOW") _result = MessageBox.Show(owner, Text, caption, buttons, icon) WriteLine(_result.ToString, "----") Return _result End Function Public Shared Function Show(ByVal owner As IWin32Window, _ ByVal text As String, _ ByVal caption As String, _ ByVal buttons As MessageBoxButtons, _ ByVal icon As MessageBoxIcon, _ ByVal defaultButton As MessageBoxDefaultButton) As DialogResult WriteLine(Text, "SHOW") _result = MessageBox.Show(owner, Text, caption, buttons, icon, defaultButton) WriteLine(_result.ToString, "----") Return _result End Function Public Shared Function Show(ByVal owner As IWin32Window, _ ByVal text As String, _ ByVal caption As String, _ ByVal buttons As MessageBoxButtons, _ ByVal icon As MessageBoxIcon, _ ByVal defaultButton As MessageBoxDefaultButton, _ ByVal options As MessageBoxOptions) As DialogResult WriteLine(Text, "SHOW") _result = MessageBox.Show(owner, Text, caption, buttons, icon, defaultButton, options) WriteLine(_result.ToString, "----") Return _result End Function #End Region End Class comment このページの記述で聞きたいこととか間違ってることとかありましたらコメントを。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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0314:"仲間"ということ ◆7euNFXayzo 半炎半氷の怪人が放った焔は、あらゆる存在を無慈悲に焼き尽くしていく。 草木を。大地を。造られた存在とはいえ、現実の世界においては、悠久に続いていく筈だったその自然を。 火炎地獄。この状況には、そんな言葉が相応しい。 思ったよりも火の手が早い。世直しマンがそれに気付いたのは、下山を始めてすぐの事だった。 燃焼を加速させるものが、あまりにも多過ぎる。 生い茂る雑草、咲き誇る花の群れ。 状況が状況でなければ愛らしさの一つでも覚えたのだろうが、今はその一つ一つが疎ましい。 足場を悪くする要因であることも、辛い。 ヒーローである自分はまだいい。ピッコロとの闘いで受けたダメージは当然癒え切っていないが、 小柄な少女一人を背負って歩く分には何の支障もない。 前方を行く麦藁の少年――ルフィも、その足取りは見たところ軽快である。 大柄なバッファローマンの身体の重みなど、まるで感じていないかの如く。 ルキアに関しても、熱さに顔を顰めてこそいるもののまだまだ大丈夫そうだ。 問題は―― (……ボンチュー、気落ちするな。今は足を動かすことに専念するんだ……) 毒にも薬にもならない、否、今の状況では逆効果にもなりかねないその激励は、胸中で消えていく。 無残にも焼き爛れてしまった猿を背負い、下り坂を行く少年。 その表情は沈みきっていて、デイパックの中へと纏めて仕舞い込んだ読心マシーンに頼るまでもなく、 闘いを見ていることしか出来なかった自分への無力感に打ちひしがれているのがありありと見て取れた。 彼の視線の先にあるのは、ルフィの背中でぐったりとしたまま動かない、勇猛果敢な正義超人。 自分と同じ、強い『正義』の志を持った、どこまでも熱く、頼れる男。 (……彼が傷付いたことで叱責を受けるべきなのは、寧ろ私の方だ。) 奴と闘う前、自分は浅はかな判断から、読心マシーンを持たずにピッコロへと挑んだ。 ピッコロが取り出した、正体不明の小瓶の中に入っていた木の実。あの木の実を口にする前に、奴の心が読めていたなら。 奴は確実に倒せていたし、バッファローマンが傷付くこともなかった。 非情な殺し合いの舞台において、最初に出会ったかけがえのない、仲間。 失うわけには、いかない。 ――だから、頼む。もう少しで麓へと辿り着く。そこから先に行けば、安全な場所もきっと見つかるだろう。 死ぬな、バッファローマン。早く目を覚まして、ボンチューを安心させてやれ―― 「――未だ生を謳歌しているという、幸運に恵まれた者たちよ――」 思いは、無残にも打ち砕かれた。 呼ばれる筈のない名前が挙げられたことに足を止めてしまってから、とうとう頭までイカれちまったか、そう思った。 最初に疑ったのは聴覚の方だったが、主催者達のこの"声"を感じ取っている箇所は耳ではないということにすぐ気付いたので。 脱落した者。 脱落。 もう、いないということ。 死んだと、いうこと。 ――バッファローマン。 死んだ? 「――バカな」 鎧のヒーローが、見事なまでに自分の心境を代弁してくれた。 ああ、そうだよ。バカなこと言ってんじゃねえよ。 だって、いるじゃねえかよ、目の前に。 背負われて、寝てんじゃねえか。なあ、おい。 「おい――」 呼びかけた背中からは、声一つ無く。 それどころか、何故か――遠ざかっていく。 ルフィが、歩いていた。 「おい――待てよ」 ルフィは、答えない。 顔を向ける訳でもなく、足を止める訳でもなく、ただ、先へ先へと進んでいく。 そうしてまた、距離が離れる。 麦藁帽子の後姿は、その場にいる誰もを置き去りにしたまま下っていく。 「聞いてんのかよ、おい――待てよ!」 「待たねェ」 荒げた声に対して、その返答はやけに淡々として聞こえた。 それに続く、言葉も。 「角のおっさん、息、してねェ。死んじまった」 「ふざけんな」 「……ボンチュー、止めろ」 世直しマンがこちらへと振り返って静止の言葉を投げかけてくるが、聞こえなかった。 聞こえないフリをしていた、という方が正しかったかもしれない。 「死ぬ訳ねえ、だろ」 「死んだ」 「死んでねえよ!」 「死んだ」 「ふざけんなって言ってんだろうが!」 「ふざけてこんなこと言えるワケねェだろ!!」 それまで静かな口調でいたルフィが、突然そうやって怒鳴った。 相変わらず背中は向けたままだったが、顔を見るまでもなく彼が激情に駆られていることは分かった。 そして、その怒りの奥に、深い悲しみを湛えていることも。 当たり前だ。 バッファローマンは、死んだ。 受け止めろ。 オレがやっていることは、単なる八つ当たりだ。 「……何だよ、それはよ……!」 気付いていたのに、ボンチューは叫ぶことを止めなかった。 止められなかった。 「お前、さっきオレ達に言ったばっかじゃねえか! 諦めんなって! 絶対に助けるって! だから――だからそうやって背負ってんだろ! お前の言ったこともやったことも、全部――全部ウソだったのかよッ!」 オレは一体、何を言っているんだろうか。 弱いくせに。何も、守れないくせに。 "絶対に助ける"なんて、言えもしなかったくせに。 またオレは、あの時と同じことを繰り返したんだ。 ――あの時? 気が付けば、火の手がかなり近くまで回ってきていた。 燃える。 焼け死ぬ。 ――誰が? 重なり合う風景。燃え上がる炎は、自分の大切なものを悉く奪っていく。全ては焼け爛れて、この手を離れていく。 オレは弱くて。何も守れなくて。誰も助けることなんて出来ない――誰も救えないんだ―― ……メグ――! その音は燃え盛る山中においてやたらと浮いて響いたが、だからこそ誰もの耳に強烈に届いた。 聞いた者が気持ちよさを覚えるほど、はっきりとした―― 頬を、張る音。 「――おま、え」 「……この……大たわけがぁっ!!」 自分よりもずっと、年上であろう少女。 自分よりもずっと、小さな身体をした少女。 ――から飛んでくる罵声。 それを認識した途端、ひりひりとした痛みが左顔面を覆い尽くしていく。見るまでもなく、その箇所は赤く腫れ上がっているだろう。 要するに、自分は一体何をやられてどうなったのか。 ――単純明快。 ビンタされた。 「今度という今度はつくづく愛想が尽きた! 助平の上に性根まで腐り切っておったとはな、付き合いきれぬわ!」 「――んなッ、まだオメーはオレをスケベ呼ばわッ――あ」 「貴様のような莫迦者など、文字通り煮るなり焼くなり好きにされてしまえっ! 世直しマン殿、ルフィ殿、往くぞ!」 自ら『死神』を名乗った少女は、ある意味その呼び名に似合った通りの死の宣告を一方的に言い捨てると、 呆気に取られた様子の二人を差し置いてずんずん山道を下りていった。 ……無茶苦茶に早い。 あっという間に、小柄な背中が更に小さくなっていく。 数秒間が空いた後、麦藁帽子と鎧のヒーローがお互いに顔を見合わせて、おずおずといった様子でその背中を追いかけ始める。 取り残されたのは、息絶えし猿を背負って呆然としている身長178cmの七歳児。 迫り来る熱波が彼を覚醒させた。 振り返ると、ほとんど目と鼻の先の距離まで炎が近づいてきている。 「うおおおおおおおすげえ熱ッ!?」 『飛び上がった』という表現がよく似合う姿だった。そう、彼は予想外の熱量に押されて、飛び上がった。 自分でも何処に残っていたのかサッパリな早足で、ボンチューは遠くなる仲間達の背中を追いかけて下り道を駆けた。 (……さすがに、アレだけ言われて引っぱたかれて、立ち直らないワケにもいかねえだろ。男として。) それは、傲慢不遜な少女に対するささやかな反抗心でもあり、また同時に、申し訳ない気持ちを隠すための建前でもあった。 あの大粒の涙を湛えた瞳は、暫く忘れられそうにない。 「これから完全に陽が落ちて夜になるが、そんな時にあの山火事は悪目立ちし過ぎる。皆、疲れているだろうがもう少し移動しよう」 という世直しマンの判断の下、一行は下山後更に関東方面を目指し歩を進め、福島県入りを果たした。 その頃にはすっかり世界を照らす天体は入れ替わっていて、鈍く輝く満月の下、彼らは民家にてようやくの休息を迎えることが出来た。 着いた直後に、バッファローマンとエテ吉を埋めてやろうと言い出したのは、ルフィ。 反対する者など、誰もいなかった。 ただし、グループの中で一番傷が深かったイヴだけは、世直しマンの判断により、一台だけあったベッドに今は寝かされている。 5人の選んだ家は、他と比べて然程外見が派手ということもなく、とりわけ平凡な雰囲気の漂う、 けれど清潔感の保たれた――造られた世界なのだから、当然の話だけれども――ところで、庭の土も比較的平らにされていた。 武器にあたると主催者側から判断されたか、スコップの類は見つからなかったので、結局全員がかりで素手によって掘り起こした。 ルキアには男三人で充分だと言ったのだが、頑として聞かなかった。 そして今、二人――もとい、一人と一匹の物言わぬ身体は、穴の中に仰向けに寝かされている。 世直しマンは、二度と覚めない眠りに就きながらも、満足気な笑みを浮かべているバッファローマンの顔を眺めた。 ――共にリングへと上がる夢は、叶わなかったな。 だが、この世界において、お前と共に悪へと立ち向かうことが出来たことを、私は誇りに思う。 後のことは、心配するな。 お前が我々に見せてくれた正義超人の魂は、確かに受け継いだぞ―― 続いて、その横に眠る、無残な姿と成り果てたチンパンジーの亡骸を見つめる。 もう少し早く辿り着くことが出来ていれば、お前も救うことが出来たのだろうか――すまない。 お前の無念も、我々は背負うと、誓おう―― 「お別れだ――我々の闘いを、どうか、見守っていてほしい」 土を被せていく間は、誰もが無言だった。 俯くルフィの目元は、麦藁帽子の鍔に隠れて確かめることが出来ず。 ルキアは、唇をきつく引き結んでいて。 ボンチューも、無表情を保ったまま黙々と手を動かして。 死者との別れは、そうして、終わった。 かすかに感じた人の気配に、イヴは重たい身体を起こした。 ドアへと向けて鋭い視線を飛ばしたが、気配の正体がすっかり見慣れた麦藁帽子であることに気付いて、すぐさま安堵の笑みを浮かべる。 「ルフィさん……」 「わりィ。起こしちまった」 「ううん、起きていたから……見に来て、くれたの?」 「ああ。ケガ、もういいのか」 「一人で歩くくらいなら、多分、もう大丈夫――いつまでも、お荷物のままじゃいられないもの」 最後の一言は決意表明も兼ねていたが、実際その程度にはもう回復出来ていた。 整った環境で身体を休めることが出来たため、若干ではあるもののナノマシンの回復速度が増したということらしい。 世間一般的に見ればまだまだ大怪我の部類に入るのだろうが、そうも言っていられないのが現状であろう。 ルフィにしろ、世直しマンにしろ、自分を背負っている間はほとんど無防備の状態になってしまう。負担もかかる。 自分が足手まといになっては、ならないのだ。 ――私のせいで、これ以上、誰かに死んでほしくない。 「……私も、みんなの役に立たないと……強く、ならないと、いけないから……」 「強くなりてェのは、誰だって同じだ」 「――え?」 半ば独り言に近かった自分の声に対し、当たり前のようにルフィがそう答えたので、イヴは彼の顔へと視線を向けた。 声を荒げる訳でもなく、ただ静かに、ルフィが続ける。 「おれはウソをつけねェ。ウソにする気なんかなかった。角のおっさんを助けられるって思ったから、おれは絶対に助けるって言ったんだ。 でも、角のおっさんは死んじまった。あのウォンチューってやつが言ってたみたいに、おれが言ったことはウソになっちまった。 ウソになっちまったのは、おれが弱かったからだ」 「それは――違うわ。あのヒーローの人が、死んだのは――」 ウォンチューではなくボンチューだ、という指摘はともかくとして。 ――『誰』の、せいだ? その思考に至ってしまったことを、イヴは自分で恐ろしいと思った。これでは、単なる責任の擦り付け合いだ。 お前のせいだ。お前が悪い。お前が罪を償え――そんな愚かな念が、この場において一体何になるというのだろう。 ましてやルフィは、焼き殺されたあのチンパンジーの分も、精一杯にあの氷と炎の化物と闘い、そして撃退してみせた。 そんなルフィが弱いというなら、自分は、一体何だというのか。 ――そう。本当に、弱いのは。 「本当に、弱いのは――あの人が、死んだのは、私のせいよ」 苦しみを交えて吐き出したその言葉に、やはりルフィは顔色を微塵も変えないままで、答えた。 「そう。お前のせい」 暫定的に割り振られた自分の部屋で、ボンチューは畳の上に横になった。 その途端、急激な睡魔に襲われる。 疲労困憊した身体が、すっかり根を上げていた。 瞼が、重い。ともすれば、あっさりと意識を手放してしまいそうだ。 ――寝る前に、やる事があるだろ、オレは。 緩慢な動作で、部屋の脇へと放り投げたデイパックへと手を伸ばす。 取り出したペットボトルの蓋を開け、寝転がったままでそれを口に付けた。 渇ききった喉が、その一口で潤っていく――そのイメージは、見事なまでに打ち砕かれた。 ……ヌルい。 直にという訳ではなかったにせよ、火に炙られていたようなものなのだから、当然と言えば当然の話なのだけれど。 支給されてから、時間も経っていることだし。 ――そう、時間が経った。 このゲームが始まってまだ初日だというのに、ボンチューには今日という日があまりにも長く感じられた。 僅かな時間に、様々なことが起こり過ぎていた。 頭の潰れた青年の死体。緑色の怪物。自分を助けてくれた二人のヒーロー。自らを死神と呼んだ黒髪の少女。 険しい山道。炎と氷の化物。麦藁帽子の少年。金髪の少女。 貫かれる、超人の身体。 『あきらめんな』という、その一言。 燃え広がる、全て。 麦藁の少年が、怒っていた。 黒髪の少女が、怒っていた。 ――泣いていた。 「……」 蓋をし直したペットボトルを無造作にデイパックへと突っ込んで、ボンチューは立ち上がった。 部屋を踏み出すその一歩は、思ったよりもずっとずっと、重い。 託された思いの分の、重みだろうか。 弱い自分と袂を分かつために必要な、覚悟の重みだろうか。 ただ一つ、分かっていることと言えば。 それら全部を背負うことが出来なければ、今度こそ自分は何も護れないだろうという事だけだった。 ――私の、せい。 胸中で繰り返した言葉が、酷く、重く、心に圧し掛かる。 自ら認めた事実に、何の迷いもなく肯定された。にも拘らず、ショックを受けている自分がいる。 何処かで、『まさか』と高を括っていたのかもしれない。 『お前のせいじゃない』なんて言葉を聞いて、安心したかったのかもしれない。 けれど、これで、はっきりとした。 潤み始める瞳を、許さない。 ――涙を流す権利なんて、私にはない。 私のせいで、あの人は死んだのだから。 私が、弱いから―― 「それから、ウォンチューってやつのせい」 そう、ウォンチュー―― ……え? 盛大に名前を間違えたままのルフィに対して突っ込もうという気持ちよりも先に、戸惑いが全身を支配していて、言葉にならない。 一体、何を言っているのだろうか。 「ルギアってやつもいたっけか」 また微妙なところで間違っていたが、そんな事はもはやどうでもよかった。 ――ルフィの、様子が、おかしい。 自分以外の二人の名前が挙げられたことで、イヴは客観的な思考を取り戻すことが出来た。 何かが、間違っている。こんなことを、言う筈がない。 この少年は――『ついでなんだ。気にすんな!』――そんな一言で自分を救ってくれた、この麦藁の少年は―― 「あと、鎧のおっさん――」 「――やめてッ!」 平坦な調子で続いていた言葉の刃を、イヴは叫んで断ち切った。 もう、限界だった。 耐えられ、なかった。 "仲間"への非難を止めようとしない、ルフィの残酷さと。 ――"仲間"だと思っていたルフィの、その変貌に。 「……それ以上は、許さないわ」 「おれが、あいつらのせいだって言ったからか」 「……そう」 「あいつらのこと、弱いって思ってるからか」 「……あの人達は、強いわ」 「角のおっさんは死んだぞ」 「それは――」 ――『クク、ククク……ハァァーーーーハッッハァァァァァ!!!』―― 「……あの、緑色の男が――」 「角のおっさんは、あいつより弱かった。だから殺されちまったんだ」 「――違、う……」 「違わねェよ。ていうか、ルギアってやつにおっさんが自分で言ってたろ。俺よりあいつが強かったって」 「……違う……!」 毅然とした態度で言い負かすつもりだったのに、気が付けばこっちが駄々を捏ねているような格好になってしまっている。 自分でも、何故こうもムキになっているのかよく分からなくなっていた。 そもそも、ルフィの方こそ何故こうも変わってしまったのか。 深い傷を負い、放っておけばそのまま死んでしまっていただろう自分を、あの屈託のない笑みで背負ってくれた少年が。 弱い自分を見捨てないでくれた、強い少年が―― ――『ウソになっちまったのは、おれが弱かったからだ』―― ……あれ? ……『おれ』が? ――『強くなりてェのは、誰だって同じだ』―― そうだった。 この口論も、全てはその一言から始まったのではなかったか。 いかにも一般家庭という雰囲気を漂わせている灰色のソファに、ルキアは腰掛けた。柔らかな綿に、軽く身体が沈み込む。 何の気もなしにリビングへと出てきたのはいいが、結局、成すべき事がないという事実に変わりはなかった。 他の者達と同じように、部屋で疲れを癒すという選択肢もあったのだろうが、その拍子に、眠りに就いてしまうことが怖かった。 この殺し合いの中で、命を散らしてまでルキアを守り通してくれた、二人の男。 彼らが、黄泉で、待っている。 ――私を、待っている。 ――そして、次に闇を垣間見る時には、あやつもその中にいるのだろう。 あやつの手に、私はきっと、抗うことが出来ない。 それが、夢幻だと分かりきっていても。 私がその手を掴むことで、本物のあやつがどんな思いをするのか、分かり切っていても。 らしくない考えだと思った。 自分の意思の力とは、こんなにも脆いものだっただろうか。 どれだけ現実が辛く苦しいものであっても、決して逃避などせず、立ち向かえる心を自分は持っていたような気がする。 その強さは、仮初のものだったのだろうか。 次々と失われていく命の束と共に、見せ掛けだけの自分の強さも、この現実に奪われていってしまったのだろうか。 ――ならば、今の私には何が残されている? 分からない。 私には、何があった? 教えてくれ。 答えなど、私にはまるで見つけ出すことが出来ぬ。 闇の中からでも、構わない。私も、傍へと往くから。だから。 答えて、くれ。 一護―― 気が付けば、視界はあの時と同じ闇に覆われていて。 「……ア」 歩を進めればきっと、彼らはその先にいるのだろう。 「……ルキア、おい」 そうして、あの時と同じように、黒へと飲み込まれようとする私を繋ぎ止めるのは。 「……ルキア、ルキアッ! 聞こえてねえのかよ、返事しろッ、ルキアッ!!」 ――あの時と同じ力強さを持った、現実の"仲間"が伸ばした手だった。 「……あ……」 滲んだ視界のその先に、男の顔があった。 歪んで見える表情は何故か、泣き出しそうな印象をルキアへと与えたが、手の甲で拭った水のカーテンの向こう側にいる男の顔は、 思い出せる姿と何ら変わらない、無愛想な感じの無表情を浮かべたままだった。 「――助平」 「……やっとの第一声がそれかよ」 心配して損したぜ、そう言って吐息を漏らすボンチューの振る舞いには、何処となく余裕というか、堂々とした調子が感じられる。 何があったというのだろう。 何となく驚きで二の句が告げないルキアを前に、ボンチューはルキアの肩を掴んでいた両手を離して、それから一言、 「悪かったな」 それだけ言った。 「――は?」 思わず、そう聞き返してしまった。 まさかこの男から、侘びの言葉などというものを聞くことになるとは――というか、そもそも、何に対しての? 「いや――だからよ、その……何ていうか」 向こうも予想外の反応だったのか、困った様子で頭を掻いている。 前から気付いていたことだが、どうもこの少年は『言葉で何かを説明する』ということが実に苦手な質らしい。 ただ、以前は自分からその事を面倒臭がって会話を断ち切ってしまっていたが――今度はどうも様子が違う。 不器用ながらも、ルキアと向き合うその両目には、一生懸命に思いを伝えようとする光が確かに込められていた。 「オレ――散々、滅茶苦茶なことばっか言って。勝手に逆ギレして、当たり散らして。お前のこと、怒らせたろ。 ルフィにも言うけど、先に、お前に謝っときたかった。 ――泣いてたから、お前」 ――こいつ。 思い返すのは、心の底まで直接響く、皺枯れた老人の愉快そうな声。 葬列に加わりし者達の名の中で、読み上げられたその名前。 戯言を弄する――その一言で切って捨てることが出来れば、どんなに楽だっただろうか。 同時に呼ばれた、正義超人を名乗る角の生えた大男。彼が生きてさえいれば、本気でルキアは一護の死を信じなかったかもしれない。 しかし―― 『角のおっさん、息、してねェ。死んじまった』 誰にも気付かれることはなかったが、本当はその一言が頬を濡らすきっかけだったのだ。 彼の死が真実であろうと、一護の死だけは偽りに違いない。 そう思えるほどルキアは弱くもなかったし、強くもなかった。 そうして、様々な思いが頭の中で混ざり合い、訳が分からなくなっていた時に、怒鳴り声が届いてきて。 聞いてみれば、目の前のたわけがたわけた事をほざいていて。 だから頬を張った。 それが、あの山で起こったことの顛末。 ――とどのつまり、ボンチューがルキアの怒りの琴線に触れてしまったのは確かなのだが、 涙の直接の原因は彼という訳ではないので、その事に関しては謝られてもルキアには返す言葉が無いのであって。 ――しかし、まあ。 「もう一度言う――悪かった」 不器用ながらも――その声は、とても、とても真剣に響いて。 だから、野暮な指摘を告げるのは、止めておくことにした。 ――なあ、一護。私は"仲間"に出会えたぞ。 貴様と同じ、酷く不器用でいながら、酷く一生懸命な大莫迦者だ。 莫迦だから立ち直るのも早いが、その分落ち込むのも早いときている。 そんな危なっかしい奴を、放っておく訳にもいくまい――? 顔を上げたボンチューに向け、ルキアはふっと唇の端を軽く吊り上げ、不敵な笑みを浮かべてみせた。 それが、不器用な謝罪の言葉に対する答えだった。 「イヴ」 飄々としたその口調は、今までと何ら変わりない。 何ら変わらないその声を、まるで聞き入れようとしなかった、さっきまでの自分。 何故だろう。今は――耳を傾けることが出来ている。 「角のおっさんが死んだのは、自分が弱いからだって言ったよな」 「……うん」 「弱いお前が、おっさんの死んじまったワケを、ずっと背負って生きてくのか」 「……」 「重てェだろ、そんなの」 「……!」 確信を突かれたというのは、こういう時のことを言うのだろうと思った。 ――『そう。お前のせい』―― 本当に、ついさっきの出来事。 思慮も覚悟も足りなかった自分は、その一言だけで潰されそうになってしまって。 何から何まで、ルフィの言うとおりだった。 命の重みなんてものは、勢いだけで生まれたような、半端な気持ちで背負いきれるものではなかったのだ。 ――それを彼は、最初から、分かっていたんだ。 だから、ボンチューを。 ルキアを。 世直しマンを。 そして―― ――『ウソになっちまったのは、おれが弱かったからだ』―― 一人では、背負いきれない重荷であっても。 その重荷を分け合える、"仲間"がいるなら。 決して、押し潰されることなどないのだ―― 「イヴ」 飄々としたその口調は、今までと何ら変わりない。 だというのに、たった一言名前を呼んだだけのその声が、自分を優しく諭そうとしているかのように響くのは何故だろうか。 それが気の持ち様による変化だというのなら、自分はどれだけ愚かなのだろう。 彼は、何一つ変わっていなかったということだ。 『海賊王』になるという、偉大な夢を持った麦藁の少年の、"仲間"に対する目一杯の思いやりと、優しさは。 「言ったろ? 強くなりてェのは誰だって同じなんだ。 おれだってそうだし、鎧のおっさんも、ウォンチューも、ルギアだってきっとそう思ってる。 ――だから、イヴも強くなりゃいい! 鎧のおっさんもウォンチューもルギアも、おれだってもっと強くなる! それで、角のおっさんを殺したあいつらも、他のわりィやつらも、 『みんな』で倒すんだ! それが! "仲間"ってことだろ!!」 そう言って、満面の笑みを浮かべるルフィ。 あっけらかんとした調子で、語られた信念。 当たり前のことを、当たり前のように言える強さが。 とても――眩しい。 ――ああ、まただ。 彼の笑顔とその言葉は、ちっとも悲しくなんかないのに、私の心を強く揺さぶるのだ。 悲しくないときに流れるそれの正体を、私は知っている。 もう、堪える理由なんて何処にもなかった。 「……うん……!」 『強くなろう』と、何の足枷もなくそう言える。 自分のために。仲間の、ために。 私はもっと、強くなろう―― 頬を撫でるように伝わる雫が、今は冷たく心地良い。 だから、水滴の通う跡を拭いもせずに、イヴはルフィへと微笑みを返した。 ぎゅるるるるる 「うおぉぉぉ腹減ったぁーっ! イヴ、わりィけどなんか食いモン持ってねェか?」 「……ルフィさん……」 その直後、タイミング悪くルフィに対しても侘びを入れに来たボンチューの食料が、 ものの数分で跡形もなくなってしまったことは言うまでもない。 「わりィ。全部食っちまった」 「アホかテメーはぁッ!!」 「喧しいぞたわけめ。果物の一つや二つ如きで卑しいとは思わんのか」 「一つや二つじゃなくて丸ごと全部食われたんだよッ!!」 「……痩せの大食い……」 「――状況が分からん」 騒がしさのあまり部屋の様子を見に来た世直しマンは、室内を見回してそれだけ呟いた。 悪夢の一日目が終わるまで、残された時間は後僅か。 与えられた平和な一時を、彼らは有意義に――一人を除いて、過ごすことが出来たという。 【福島県北部・民家/夜】 【世直しマン@とっても!ラッキーマン】 [状態]中程度のダメージ、中度の疲労 [装備]世直しマンの鎧@とっても!ラッキーマン、読心マシーン@とっても!ラッキーマン [道具]荷物一式 [思考]:1、関東方面へと移動。 2、ラッキーマンを探す。 3、ゲームから脱出し主催者を倒す。 【朽木ルキア@BLEACH】 [状態]:右腕に軽度の火傷 [装備]:コルトパイソン357マグナム 残弾21発@CITY HUNTER [道具]:荷物一式、バッファローマンの荷物一式、遊戯王カード(青眼の白龍・次の0時まで使用不可)@遊戯王 [思考]:1、関東方面へと移動。 2、ゲームから脱出。 【ボンチュー@世紀末リーダー伝たけし!】 [状態]ダメージ中、中度の疲労 [装備]なし [道具]荷物一式(食料ゼロ)、蟹座の黄金聖衣(元の形態)@聖闘士星矢 [思考]:1、ルキアを守る。 2、関東方面へと移動。 3、もっと強くなる。 4、これ以上、誰にも負けない。 5、ゲームから脱出。 【モンキー・D・ルフィ@ONE PIECE】 [状態]わき腹・他数箇所に軽いダメージ、両腕を始め全身数箇所に火傷 [装備]無し [道具]荷物一式(食料ゼロ) [思考]1、"仲間"とともに生き残る。 2、関東方面へと移動。 3、自分と悟空と猿とイヴの仲間・食料を探す。 4、悟空を一発ぶん殴る。 【イヴ@BLACK CAT】 [状態]胸に刺し傷(応急処置済み。血は止まっている)、中度の疲労(走るとなると若干苦しい) [装備]いちご柄のパンツ@いちご100% [道具]無し [思考]1、"仲間"とともに生き残る。 2、もっと強くなる。 3、関東方面へと移動。 4、トレイン・スヴェン・月との合流。 5、ゲームの破壊。 時系列順に読む Back 0313 混沌体験//~空条承太郎はクールな仲間が欲しい~ Next 0290 DIOの世界~予兆~ 投下順に読む Back 0313 混沌体験//~空条承太郎はクールな仲間が欲しい~ Next 0315 弱肉強食/DIOが私を呼んでいる 崖っぷちの正義と悪〈後編〉 ルフィ 0336 その光の名は 崖っぷちの正義と悪〈後編〉 イヴ 0336 その光の名は 崖っぷちの正義と悪〈後編〉 ボンチュー 0336 その光の名は 崖っぷちの正義と悪〈後編〉 ルキア 0336 その光の名は 崖っぷちの正義と悪〈後編〉 世直しマン 0336 その光の名は