約 45,996 件
https://w.atwiki.jp/macrossf-eparo/pages/33.html
564 名無しさん@ピンキー sage 2008/05/26(月) 22 57 53 ID 4IyXT/Ai 108だが、ひさかたぶりに投下。7話の後のアルト×シェリル。 ちなみに8話は今夜放映組なんで、本編とはいろいろ違ってても許してくれ。 かたかたかた… と、PCのパネルを操作する。 放課後の教室は、もう薄暗く、アルト一人残して誰もいない。 「ちっ」 モニターに映し出されるのは、フロンティア内の有名ジュエリーショップのHP。 数々の輝きが、アルトの視線に次々と流れていく。 わかっているさ… いま自分の行おうとしていることが、どれだけ無意味なことに過ぎないとわかっていても、アルトはクリックをやめられない。 先の初陣から一週間がたとうとしていた。 フロンティアに無事帰還したアルトを待っていたのは、新統合軍から派遣された研究員達。バジュラの母艦内を唯一肉眼で目の当たりにしたアルトは、細密な報告をただちに要求された。 なにせアルトの機体に蓄積されていたデータは、機体もろとも木っ端微塵にされたのだ。 彼の生還は、彼が今回犯した命令違反行為を不問にするほどの功績に値したようだ。 アルトがやっと開放されたのは昨日のことであり、登校した学園では、欠席した分の課題レポートがすかさず彼を追い立ててくれた。 「では、ここでシェリルノームさんの会見を…」 PCに別窓で開いていたTV放送に、彼女の姿が映る。 アルトの指の動きが止まる。 「シェリル…」 フロンティアのすべての報道番組は非常事態宣言の日から、ギャラクシー関連とバジュラの特番を連日のように組んでいた。その中で、シェリルノームの名は、否応なくこのニュースの中心にあった。 彼女の故郷を突然襲った悲劇。故郷に戻れなくなった歌姫。 マスコミは彼女にひっきりなしにコメントを求め、番組の中の彼女は冷静に彼女の役割を果たしていた。 その右耳にちらちらと映る小さなイヤリング… アルトは無意識に唇を噛んだ。 なぜ、俺はあの時… 一瞬の判断さえあれば…あの時、イヤリングをつかんでコクピットから脱出も可能だったはずだ。 「くっ」 あれは彼女にとって、この世でただひとつきりの母親の形見の品だ。 わかっている。 このフロンティア中を探したって、たとえ同じものを探し得たとして、それが代わりになるはずもないことを… ルカの命を救ったこと、バジュラ母艦の貴重な情報を得たこと、仲間は乱暴に肩を叩き、アルトの栄誉を称えたが、…必ず持ち帰ると彼女に誓った己の言葉が重くのしかかる… ふいに、覚えのある甘い香りがただよう。 次の瞬間、背後から両目を塞がれ、アルトは息を飲んだ。 「…………シェリル?」 「あら、わかっちゃった?」 優しい声だった。 アルトは首を乱暴に振り、銀河の妖精からの拘束から逃れるように、立ち上がった。 「おまえ、どこからっ!!」 PCには、彼女の記者会見の映像が繰り返し流れている。 「ちゃんと正門からきたわよ」 にっこり微笑みながら、シェリルは、変装用のサングラスをはずす。 「やっぱり広いわね、この学校。さすがフロンティアでもトップレベルなだけあるわね」 「だから…どうしてここに…」 忙しいはずじゃないのか、と言葉を続けるより早くシェリルの言葉が遮った。 「アルトの顔を見にきたの」 ついっと、アルトを見上げてくる。 「なかなか連絡とれないし、電話もこないし、こっちから出向いたほうが早いかな、って思って、…あら?」 シェリルの視線がつけっぱなしのモニターに向かう。 慌てて、手を伸ばして、遮ろうとしたが、間に合わなかった。 「なぁに、柄にもないサイト見ているのね?」 「こ、これは…」 駄目だ、いいこじつけが思い浮かばない。 突然現れた当の本人に、アルトは半分パニックに陥っていた。 「ごめん、シェリルっ!!」 結局、頭を思いっきり下げるしかなかった。 謝ればすむ問題ではないことを承知で、でも謝るしかなかった。 「俺…おまえのイヤリング…」 「私の言った通りでしょ?」 返ってきた言葉は柔らかな響き。 アルトが恐る恐る視線を上げると、はにかんだようなシェリルの瞳が飛び込んできた。 「私のママのもたらす幸運は、百発百中なんだから」 「シェリル…」 「アルトをちゃんと無事に帰らせてくれた。凄いでしょ?」 シェリルはアルトに歩み寄る。 また鼻腔につく甘い香り。 反射的にアルトの脊髄を走らせるなにかがあった。 忘れもしない部室のロッカールーム。 狭い空間に密着した肌。バイブモードの携帯が、アルトのスラックスのポケットで震えだした途端、耳元に漏れた喘ぎ… あまりにも生々しく、熱を帯びたその声が、あっさりアルトの脳裏に細密なまでに蘇る。 正直、あんなに「女」と密着したのは初めてだった。ランカともバルキリーのコクピットで似たようなことがあったが、彼女は「女の子」だ。 「アルト?」 そんな無防備すぎる顔なんか見せないでくれ。 知らず知らずに頬が火照ってくるのを隠したくて、俺は椅子にかけてあった鞄をとる。 とにかくこいつから、いまは離れなければ、そう頭の片隅でキンキン警報が鳴り響いている。
https://w.atwiki.jp/mantenkn/pages/8.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/2302.html
竹井「──以上が今回の戦闘の報告となります」 フェデリカ「侵攻してきた敵部隊を全て撃破。損害も無し、と。結果としては文句無しね。誰かさんがまったく命令に従わなかった点を除けば」 フェデリカが呆れ顔で溜息を吐く。 その顔を見て、竹井は申し訳なさそうに口を開いた。 竹井「申し訳ありません……。私の責任です」 フェデリカ「いえ、例え現場の指揮官が誰であったとしても、俺を抑えることはできなかったでしょうね」 本当のところは、竹井も内心フェデリカと同じ意見だった。 戦闘中、俺の眼中には敵しか映っておらず、竹井達のことなど見ていなかったように思われたからだ。 フェデリカ「それで? 肝心の命令違反者は何してるの?」 竹井「それがその……いつも通りに……」 フェデリカ「部屋にこもっているわけね」 竹井「ええ……。処分の方はどうしましょうか」 フェデリカ「うーん。処分してもあんまり意味がないと思うのよねぇ……」 軍法に照らし合わせて処分を下そうとすれば大事になるし、最悪俺がこの部隊から居なくなりかねない。 命令違反をしたとはいえ、俺の実力は本物だ。 部隊にとって貴重な戦力である俺を失うわけにはいかない。 かといって、司令官の裁量での軽い処分となると効果は薄いだろう。 竹井「自室謹慎は既に似たような状態になっていますし、減給も大して気にしなさそうですよね……」 フェデリカ「じゃあ一週間トイレ掃除とか? なんか普通に無視しそうだけど」 竹井「でも、何のおとがめなしというのも……」 竹井とフェデリカが揃って頭を悩ませる。 すると、部屋の外から誰かが走ってくる足音が聞こえてきた。 その足音は竹井達のいる執務室のドアの前で止まり、次の瞬間、ドアが勢いよく開け放たれた。 天姫「た、竹井大尉! 大変です!」 部屋に飛び込んできたのは天姫だった。 いったい何があったのか。 普段は大人しい天姫が、ドアをノックもせずに飛び込んでくるとは。 竹井「諏訪少尉? どうしたの?」 天姫「フェルナンディア中尉が、『俺の態度が気に入らない。修正してやる!』とか何とか言って、俺さんのところに行っちゃったんですぅ~!」 フェデリカ「あ~、いつかはやるかなとは思ってたけどねぇ……。こんなに早いとは思わなかったわ」 竹井「大変、早く止めに行かないと……!」 天姫を連れて、竹井が慌てて執務室を飛び出していった。 ● 竹井が俺の部屋へ辿り着くと、そこでは予想通りの展開が広がっていた。 フェルナンディア「ちょっとアンタ、聞いてるの!?」 俺「………………」 一方的にがなり立てるフェルナンディアと、ベッドに寝転んだまま煙草を吹かしている俺。 俺はまるで相手をする気がないらしく、フェルナンディアの方を見ようともしない。 ルチアナ「お酒の瓶がたくさん転がってますね……」 マルチナ「ていうか煙草くさ~い」 フェルナンディアの付き添いで来たのだろう。 マルチナとルチアナは俺の部屋を珍しそうに見回している。 竹井「フェルナンディア中尉、いったいどうしたの?」 フェルナンディア「どうもこうも、さっきの戦闘のことよ! あんなふうに勝手に動かれたらこっちが迷惑でしょうが!」 俺「……敵は倒したんだから問題ないだろう」 さすがにそろそろうるさく感じるようになったのか、俺がぶっきらぼうに言い返した。 フェルナンディア「問題ないわけないでしょ! こんなこともわかんないの!? アンタ本当に大尉!?」 やかましく捲し立てるフェルナンディア。 俺は鬱陶しそうな顔を隠そうともせず、疲れたように溜め息を吐いた。 マルチナ「あれ? 何これ」 その時、マルチナが机の上にあるものを見つけた。 何の変哲もないM1911。 ただ、そのグリップには何か文字が彫られている。 それを確認しようと、マルチナが手を伸ばした。 俺「それに触るなッ!」 瞬間、部屋にいた誰もが身を凍らせた。 いつも無気力な俺が本気で怒っている。 それも、殺気すら感じられる程に。 マルチナ「俺、あの……僕……」 俺は何か言おうとするマルチナを無視し、机に近づく。 そして机の上のM1911を掴み、そのまま乱暴な足取りで部屋を出ていってしまった。 フェルナンディア「何よ、あれ……」 辛うじて声を絞り出すフェルナンディア。 俺の怒りに当てられたせいか、少しの間呼吸を忘れていたようだ。 思い出したかのように体感が蘇り、心臓の鼓動をやけに大きく伝えてくる。 ルチアナ「ティナ、大丈夫?」 マルチナ「うん……ちょっとびっくりしただけだから……」 ルチアナの気遣いにマルチナが弱々しく応える。 自分の不用意な行動で俺を怒らせたことを後悔しているのだろう。 竹井「ともかく、俺大尉の処分は少佐と相談している最中ですから。この場は解散とします」 そう言って場をまとめた竹井が皆を俺の部屋から追い出した。 皆が出た後、竹井がドアを閉める前に主の出ていった室内を見つめる。 備え付けの家具と酒の瓶以外、何もないその部屋にあった一丁の銃。 あれは、竹井にとって見覚えのある銃だった。 竹井(どうしてあれを俺さんが持っているの……?) ● 西暦1940年。醇子がここ、リバウにある扶桑遣欧艦隊の駐屯基地に配属されて数ヶ月が経ったある日のこと。 珍しいことに、竹井は朝から俺に呼び出されていた。 俺「悪いな、竹井。朝から呼び出したりなんかして」 竹井「いえ、そんなことないです。ところで今日はどうしたんですか?」 俺「ああ、実はそろそろ女の誕生日なんだけど、そのことで相談があるんだよ」 聞けば、俺は女が以前から欲しがっていたM1911を贈るつもりらしい。 リベリオンの銃なので入手に少々手間取ったが、その過程でとある話を耳にしたのだと言う。 俺「なんでも、銃に自分達で刻印するのが流行ってるんだと」 竹井「あ、私も聞いたことあります。文字やマークとかを彫って、お守りみたいにするんですよね?」 俺「ああ。でも俺ってそういうのよく知らないからさ、竹井にアドバイスして欲しいんだ」 竹井「うーん、そうですねぇ……。ていうか」 頬に手を当てて考え込む竹井だったが、ふと重要なことに気が付いた。 竹井「女性の誕生日に銃を贈るのはどうかと思います。だって女さんは──」 思い浮かべた言葉に胸が痛む。 それでも、竹井は口を開いた。 竹井「──俺さんの、恋人なんでしょう?」 言った後、竹井は無意識に俺から視線を逸らしていた。 出会った当初からなんとなくはわかっていたのだ。 俺の女への態度が、同僚に対してのものではないこと。 そして、女の俺への態度も同様であるということに。 俺「……バレてたか。悪い、隠してたつもりじゃなかったんだけど」 竹井「大丈夫です。気にしてませんから」 嘘だ。 心のどこかで、『違う、本当に好きなのはお前だ』と言ってくれるのではないかと期待していた。 でも、現実は竹井の予想通り、俺の気持ちは女にしか向いていなかった。 一つだけ幸運だったことがあるとするなら、俺が竹井の思いに気付いていないという点だろう。 俺「そうか、よかった。まあともかく、そのへんは心配ないよ。恋人らしいプレゼントは別に考えてるから」 竹井「それなら大丈夫ですね。ところでさっきの話ですけど……、やっぱり刻印の内容は俺さんが自分で考えた方がいいと思います」 俺「いや、考えてはいるんだけどさぁ……」 竹井「シンプルでも気持ちを込めたメッセージなら、きっと女さんも喜んでくれますよ」 俺「そうだなぁ……。じゃあこういうのは?」 俺が口にしたのは、どこかで聞いたことのあるフレーズだった。 何から引用したのかはわからない。 ただ、それが大切な者を思う祈りの言葉だということだけは、直感的に理解できた。 竹井「いいと思います。文字は自分で彫るんですか?」 俺「ああ。内容も決まったことだし、早速取り掛かるとするよ」 満足げに微笑み、いそいそとその場を後にする俺。 今から部屋にこもって作業をするつもりなのだろう。 俺を見送った後、竹井は自嘲気味に呟いた。 竹井「初恋は実らないって言うけど……本当だったんだなぁ……」 その日の夜、竹井は仲間達に隠れて一晩泣き続けた。 朝になって赤くなった目を心配され、ごまかすのに大変苦労したが。 だが、そのおかげで数日後に聞いた話を素直に受け止めることができた。 それは、俺が女の誕生日に指輪を渡し、プロポーズをしたという話だった。 ● 数日後、フェデリカに呼び出された竹井は執務室へと赴いた。 竹井「竹井です」 フェデリカ「はぁい。どうぞ~」 ドアをノックし、間延びした返事を聞いてからドアを開ける。 室内では、フェデリカが机の上の書類を眺めているところだった。 竹井「失礼します。……それは?」 フェデリカ「扶桑からの書類よ。数日前からあちこち色々手を回しててね。今さっき届いたの」 書類を渡され、目を通してみると、それは俺に関してのものだった。 経歴に関しての情報だけでなく、過去の戦闘記録などの様々な情報が記載されている。 竹井「どうしてこんなものを……?」 フェデリカ「俺を今のままにしておくわけにはいかないでしょ? だから、何かの役に立つかと思って情報を集めてたってわけ」 フェデリカと共に竹井が書類を読み進めていく。 それによると、俺は前々から周囲との間にトラブルを起こしていたらしい。 その原因は俺の自分勝手な行動に起因しており、そのせいか俺は度々転属を繰り返している。 しかも、転属は俺から希望したもので、その理由は『多くの敵を倒したいから最前線へ行きたい』だというのだ。 フェデリカ「この間の戦闘もそうだったらしいけど、俺って随分と好戦的なのねぇ。撃墜数を稼ぐのが好きなのかしら?」 竹井「多分、違うと思います」 前回の戦闘で俺が見せた、尋常ならざるほどの敵意。 あれは自分の功績や名誉などのためではない。 竹井「俺さんはネウロイを恨んでいるんです。それも、心の底から」 今の世の中、ネウロイに恨みを抱く者など掃いて捨てるほどいるが、俺の恨みはそれらよりも一層深く感じられる。 竹井はそんな人間をこれまでに何度か見てきた。 そして、そういった者達には決まって共通点がある。 大切な何かを奪われたという点だ。 フェデリカ「記録によると、俺が敵機の撃墜に執着するようになったのは二年ほど前からみたいね」 当時の資料を重点的に調べていく。 その時、一枚の書類が竹井の目に止まった。 ある戦闘の報告書の後ろに、クリップで追加された死亡者リスト。 悪寒のような感覚を覚えつつ、竹井はその文面を読み始めた。 ● 深夜、酒を飲んでぼんやりとしていた俺の頭に、ドアをノックする音が響いてきた。 俺「誰だ?」 竹井「竹井です。失礼します」 俺は部屋に入ってきた竹井の雰囲気がいつもと違うことに気が付いた。 そして、竹井の視線が机の上のM1911に注がれているのを見て、これから起こるであろう未来を漠然と察する。 竹井「俺さん、その銃の持ち主は──女さんは今、どうしているんですか?」 俺「それを聞くってことは、わかっているんだろう? あいつは──」 ぞっとするほど冷たい声で、俺は告げた。 俺「──死んだよ」
https://w.atwiki.jp/suzuneh/pages/14.html
規約違反による動画削除に対してのニコニコ公式批判について ニコニコ公式により、鈴音の動画の幾つかが規約違反により削除された。 これに対し鈴音は「事前にニコニコ公式と話し合い、規約違反でないことを確認した」と発言。 (本人の発言だけなので、本当に確認したかは不明) 鈴音はその後、ニコニコ公式とメールでやり取りをしたらしいが、「ニコニコ公式から失礼なメールが来た、うちの会社なら絶対有り得ない」と一方的にニコニコに悪印象を与える発言を続ける。 (実際にメールのやり取りをしたかも不明) 自分の規約違反が原因だが、ニコニコ公式を一方的に批判し、フォロワー達にニコニコ公式に対しての悪印象を与えるような発言を繰り返していた。 https //mobile.twitter.com/suzune25254649/status/1205445280948080640 https //megalodon.jp/2020-0108-0700-03/https //mobile.twitter.com 443/suzune25254649/status/1205445280948080640 https //i.imgur.com/3w9UOEg.jpg その後、ニコニコお偉いさんに喰ってかかるも、びびってツイート削除している 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mosianatagasourinara/pages/50.html
国民(民間人)が放送法違反を告訴できるようにできる法案を可決し、放送法違反に罰則を設ける。「国家権力vsメディア」ではなく「国民の知る権利vs報道しない自由」であり、飽くまでも「民間人対メディア」の構造である。 日本はメディア主権ではない。メディアは国民を導く先導者ではなく、国民を煽る扇動者にすぎないのだ。 放送事業者の倫理はすでに崩壊している。そんな放送事業者の法律違反を取り締まるには、現行の放送法では不十分である。国民(民間人)が放送法違反を告訴できるような仕組みを作らなければならない。国民(民間人)が放送事業者の放送法違反の処罰を求められるシステムが必要なのだ。そうでなくては、国民の知る権利は守れない。 メディアによる放送法違反や人権侵害を監視する知る権利厳守民間委員会設置を提唱する。少数のメディアが国民の知る権利を蹂躙し、ジャーナリズムを無視した放送法違反を行った場合、それが国民(民間人)の意思によって罰せされる制度を整備する必要がある。また、「報道しない自由」によって国民の知る権利が侵害・萎縮されないように、国民(民間人)の意思によって「報道する命令」を司法が出せるようにする。 「少数の良識無き電波の独占者」に対して無防備な民間人を守るためには、新しい概念と仕組みが必要である。 http //pressstickbluejune.wixsite.com/carpenter-jp/blank-2
https://w.atwiki.jp/characterprofnari/pages/11.html
This information CLASS TOP SECRET/Special Compartmental Information 以下の情報は合衆国政府の定める“TS/SCI”最高機密特別区分情報に該当しますTS/SCI以下のセキュリティクリアランスでは閲覧できません。また、この資料のコピー、配布、持ち出しは禁じられています。違反者は国家安全保障の観点から厳重に処罰されます。また、本情報の管理担当者は日に4度の資料状態の確認を徹底して下さい。 Info code SC-000237819 Writer Jack Donahue この資料は国防総省主導で行われた対人調査の報告書である。調査はあくまで国家安全保障上の情報補完を目的としたものである。必ずしも被調査対象者が危険分子であることを示すものではない。 Object Name C.Bishop SS No 505-57-4516 Nationality United State Country of birth Japan Date of Birth April/24/1976 Last Class Major Pay Grade OF-3 Info Update Jan/14/2037 C■au■e-B■s■■pに関する経歴報告書 また付随情報 経歴 + ... Report No1 出生から軍務初期 + ... 1974年4月24日、日本で生を受ける。母親は日本人。 1979年 母方の実家との不仲を理由に夫が帰国。それにつれられて米国へ移り国籍を変更。祖父のもとへ預けられ、████████州で育つ。その後順当に成長し、1993年にマサチューセッツ工科大学に進学。予備役士官候補生養育課程(ROTC)を同時期に履修しており、学業と並行して軍事教育を受ける。 大学での専攻は言語学と文化史。言語に関しては主に中央アジア、中東地域の言語に興味を示していた模様。 1997年に大学を卒業。履修者は4年の軍役を課すROTCの規定に従って海兵隊へと入隊。基礎訓練校を卒業し任官すると、上官の推薦状を得て陸軍の空挺学校へ入校する。三段階の訓練を経た後に合格、空挺徽章を授与され、MOS8023を取得。 1998年に入ってすぐアフリカ派遣を経験。某国国境沿いのDMZ周辺での人道支援任務中、武装集団の襲撃を受けたことにより実戦を経験する。この際に上官と指揮下にあった一名が戦死するも、難民の護衛には成功。また自身も爆発片による負傷を負いながら戦闘を継続し、見事生還している。 同年、東欧での紛争介入の経験や増加しつつある派兵先での小規模な衝突、および治安戦の拡大を想定し、海兵隊内で新たなるプログラムが発足する事となる。帰国後、調査対象者は当プログラムに選抜されている。 ベテラン将校10名、任官3年以内の新任将校10名の計20名を候補としたこのプログラムの目的は、 1:0203(陸上情報士官)に内包されるSSTLC(前哨狙撃兵チーム指揮官コース)の訓練期間を延長し、偽装、情報収集、射撃等の技能への時間配分を増やすこと。 これにより、チームマネジメントを重視した従来のSSTLC課程を強化し、将校の任務技術水準(偽装、偵察、侵入及び撤収、射撃)の底上げを図る。 2:従来、将校は課程卒業後0203を正式に付与される前に3つの選択肢から一つを選ぶ必要があり、SSTLCはその一つであったが、0203から独立した「前哨狙撃手チーム士官」MOSを整備すること。 にある。 特に冷戦後、海兵隊の前哨狙撃手は脱落率の高さやその他要因も相まって慢性的な人材不足に置かれており、将校の数は特に払底していると言って差し支えない状況にあった。 このため、より専門的な実技知識、経験を持つ将校を獲得しようという思惑があったものと思われる。 見事過程を修了するも、全体の卒業者はわずか5名。通常4割程度の卒業が見込まれる過程だが、将校の任務を並行した上で、下士官と同様の水準で前哨狙撃兵課程を課すのはあまりにも過酷であると判断されプロジェクトは凍結される。 このためMOS0317(前哨狙撃兵)は正式には付与されていないが、経歴書には明確に前哨狙撃兵養成課程卒業が記されている。 また代替として、MOS0203(SSLTC)が付与されている。 プログラム凍結の後、調査対象者はMOS8024(戦闘潜水士官)を取得、これによって資格基準を満たしたためMOS8026(空挺/戦闘潜水士官)資格を入手している。これは明らかに遠征軍偵察隊の選抜志願を狙った動きであり、実際にMOS8026取得直後、海兵遠征軍偵察隊(Force Recon)の選抜に志願している。一年半の選抜を無事通過し、MOS0307(これは下士官におけるMOS0321に対応する将校の主要MOSである)を取得。 EGR-Officerとなったのち、再びアフリカへの派遣を経験することとなる。保有特技区分にこそ含まれていないものの、教育を受けた前哨狙撃兵は貴重であるため偵察部隊の指揮官兼射手として同行。非武装中立地帯の監視任務を始め複数の任務に参加している。 2001年、9月11日。貿易センタービルへのハイジャック旅客機特攻をはじめとする同時多発テロが発生。 この日、調査対象者は派兵から帰国し、大学時代から交際していた婚約者のクロエ・ローレンツ(以下、副次対象A)との約束のためにニューヨークを訪れていたことが確認されている。この事件に巻き込まれて貿易センタービルで勤務していた副次対象Aは死亡している。 この直後、調査対象者は特殊作戦司令部資産に先駆けアフガニスタンへの増員を開始したCIAに接触。大学時代の専攻と自身が出した論文を持ち込み、直に交渉を重ね偵察中隊将校から一時的にCIA陸上部局、特別行動部門へ分遣された工作担当官へと配置換えを受けている。 アフガニスタンでは特殊部隊より先に現地入りし、高価値目標の捜索とタグ付け、及び切迫状況における物理排除に従事。2002年のタクルガルでは米兵の救助作戦にも参加していたことが当時の資料で確認されている。 2002年末にCIAへの分遣が終了し、原隊復帰。帰国をせず現地で部隊と合流し複数の作戦に動員されている。 (*1)。 特殊部隊を中心とした多国籍軍がアフガニスタンへ大々的に展開を始めると、偵察隊偵察チームを指揮する被調査対象の活動はより活発になり、現地敵対勢力であるタリバン、アルカイダの拠点の割り出し、有効勢力である北部同盟への軍事情報の供与などに始まる。 同時に偵察隊の性質を生かした特殊作戦を実行しており、長距離からの狙撃による█████の排除、敵勢力の漸減などで戦果を挙げたようだ。2003年のイラク戦争開戦までの戦果は確認された数字で32名。 2003年にはイラク戦争が開戦、同時期に海兵隊内で行われた特殊部隊の創設計画に参加。第一分遣隊、通称DET-1の偵察狙撃チームの指揮官に任命されている。 Report No2 軍務中期 + ... 2003年に開戦したイラク戦争が、世界的なテロとの戦い、いわゆるGlobal War On Terrorism、GWOTとよばれるそれの激化に拍車をかけた。 被調査対象は2003年の開戦時からイラク戦争に関与していたことが人事記録から確認されている。被調査対象とその率いる偵察狙撃チームは高価値目標の捜索を主要任務としており、ファルージャ、アルヒッラなどの激戦区で海軍特殊部隊とともに市街地掃討戦を展開していたと思われる。 2004年後期には北部地域での残党狩りのためクルド人部隊との連携作戦に従事。基本的に狙撃を主軸とした補助作戦を遂行していたことが記録に残っている。情報担当の調査によれば、被調査対象に懸賞金がかかったのもこのころであり、北部地域で40名近い標的を射殺したことに起因する模様。懸賞額は████米ドル。 2005年からはふたたびアフガニスタンへと移動。 このころ、アフガニスタンでは一度沈静化したかに思われたタリバン・アルカイダの活動が再び活発化しており、イラク戦争とアフガニスタン紛争の2方面への展開を行っていた米軍は、特殊作戦遂行可能な部隊の不足に悩まされていたと思われる。 その穴埋めを行うために被調査対象者のチームはアフガニスタンへと送り込まれたと推察され、こちらで展開された作戦内容はイラクでのそれと大きな差がなく、高価値目標の捜索であったようだ。 射線が長く伸びる上に海抜の高いアフガニスタンでの戦闘は狙撃手にとり理想的な地形であり、2005年から2006年末までの間に、被調査対象はチーム全体で300名、被調査対象単独で70人を超える武装した敵を射殺したことが報告されている。 また、この数は記録に係数可能な状態で記された数であり、その記録から漏れた敵が過分に存在することは間違いないと思われる。また、意図的に報告されていない戦果についても考慮するべきである。 2006年末、アフガニスタン山中へ取り残された海軍特殊部隊員救助のために出撃。降下地点付近で敵の伏撃に遭遇し、乗機が被弾。この際にチームの副官がヘリから振り落とされており、その回収はその場では不能と基調が判断したためバグラム空軍基地へ一時帰還している。これに関しては通信記録が残っている。資料番号████████。 こののち部下と海軍隊員の救助に尽力するものの、同時に命令違反を犯したため(*2)、また同時期に少年兵を狙撃で排除したことが問題視され査問委員会から招集され部隊を離脱している(*3)。 なお、この査問委員会は即座に解散、命令違反と少年兵殺害に関しては不問となった。原因は不明。 Report No3 軍務後期 + ... 査問委員会の中止後、書類上は再編された海兵特殊戦司令部隷下の部隊へ戻ったことになっているが、この点に関しては特筆事項ではないため省略する。(*4) 2007年からは中央情報局(CIA)と統合参謀本部が主導するProject-57のための基幹人員として招集されている。 Project-57に関しては被調査対象に関しての多くがメディアによって流出したいまでも最高機密指定となっており、閲覧不能であるが、ある目的のために特化された特殊任務部隊の編成計画であると推察される。このProject-57によって編成された部隊は便宜上TaskForce57(第57任務部隊、以降TF57と呼称)と呼ばれ、統合参謀本部ではDユニットというあだ名が与えられてたようである(*5)。 TF57の人員はアメリか5軍の中から幅広く採用されており、その採用に関する基準は不明。NSW、ASOC、AFSOC、MARSOC問わず、各軍特殊作戦司令部隷下の人員を起用しており、事実上の混成部隊。統合参謀本部直属であったとされているが、実際のところはCIAの元で作戦を遂行していたと思われる。が、CIAのどの部署の元で活動していたのかは不明であり、またその部署が一般に存在が知られる部署ではない可能性が示唆されている。 TF57の主要任務は元隊員の証言によれば“政治的、また軍事的に高い効果が見込める”と判断された作戦に絞られ、通常の戦略・戦術偵察や重要度のさして高くない襲撃任務などはSEALのDEV-GRUやデルタフォースにゆだねていたとされる。つまりはTF57は政府やCIAが用いる最上級のカードであり、第一階層、Tier1と呼ばれる部隊よりもさらに上の階層にいたとみなすべきでであると思われる。 TF57はタリバンの幹部である███████やアルカイダ幹部████████、南米███████カルテルのボス███████の殺害に関与したとされているが、これを裏付ける資料はない。また欧州、特にフランスを中心として連続発生した爆弾や銃器を用いた連続での同時多発的なテロ、欧州連鎖テロ事件に際し、実行幹部の████████をTF57が追跡中だったとされている。 この仏独同時多発テロに関しては、車を用い銃器を無差別に乱射するテロリストグループと交戦する“現地治安機関ではない”“英語を喋る”武装したチームの存在が確認されており、彼らが多くの民間人の保護、避難に当たったことも確認されているが、現在でも正体は不明である。 また同時に、欧州連鎖テロの主軸であった化学兵器のスタジアム、劇場への散布計画が小規模の不発で終わった件に関してもTF57の関与が疑われており、これに関してはフランス対外治安総局が調査を行ったが、米政府は一切の情報を公開していない。これに関してはテロの致命的な部分が早期鎮圧されたことによって被害者数が抑えられたため、仏政府としても必要以上の詮索をすることは好ましくないと判断した面があると思われる。 テロによる被害者数は死者数だけで250名を超す惨事であったが、結果的に不発に終わった多くのテロ行為が成功していたならば、その被害者数は数倍に上っていただろうという試算が専門家によって出されている。 また、TF57の介入に関しては一般には報道されておらず、“英語を用いる武装チーム”に関してもコアなミリタリーマニア以外の間で話題に上がることはないため、特別の対処がとられた様子は確認できない。(これら仏独同時多発テロに関する詳細情報は、副次資料4を参照) このほか、TF57の関与が疑われる作戦は数多く存在しており、これに関してはいまだに調査を続けている機関もある。また、元隊員や、関係者の証言によって関与が明らかになった作戦もあるが、その中でも2013年に行われたTF57最後の作戦、オペレーションドーンはひときわ有名である。 本作戦に関する説明は別途副次資料5を参照のこと。 この作戦によって大損害を受けたTF57は解体され、またマスコミへのリークで存在が明るみに出た結果、被調査対象もまたその矢面に立たされることとなった。 軍を退役したのは作戦での負傷が理由の傷痍除隊ということになっているが、政府と軍内部から働きかけがあたことはまちがいないとみられる。 最終階級は少佐、給与等級はOF-3。 Report No4 民間時代 + ... 軍を除籍後、作戦での負傷が癒えるとすぐに民間の軍事代行企業であGren McDonnell社、通称G Mに入社。この際、TF57の司令であり上官であったイーサン・D・プライスのから経営陣への紹介があったようだ。 G Mはこの時期中東を中心に活動しており、過去の不祥事で凋落したBW社のポジションを奪う形で成長を遂げた後である。主な業務は兵站代行、拠点警備、現地勢力への教育等。2015年中ごろまではアフガニスタンでの保安業務実行部勤務になっているが、その後イラクへ異動させられている。 G Mには米政府からの依頼を受けて難度の高い業務をこなす部署があったことが確認されている。襲撃、偵察、暗殺などを実行していたと思われ、被調査対象者もこの部署の在籍者であり、異動に関してはそれが何らかのかかわりを持っていると思われる。 イラクでも何らかの特殊な業務に関与したと思われ、彼がカウンタースナイプで狙撃手を排除したことを、クルド人自治区の新聞が報じた記録がある。またアルビルの大使館の職員の護衛、何らかの重要物資運搬業務に関する資料が発見されたほか、G M勤務最後期のシンジャール包囲戦では、ISILに再度包囲されたシンジャールから難民と医療ボランティアを脱出させるために奮戦している。同時にこの戦闘の参加者の証言では、最終的に現場の指揮を執っていたとのこと。 またイラクでは現地の幼年兵とともに活動していたことが取材で明らかになっている。 こののち、記者の██████ ████████がイラクでの取材をもとにして被調査対象者を中心に書いた記事“傍らには銃 ある請負人の記録”が地方紙で発行。反響を呼び、全国紙でも掲載されることとなる。直後彼はチームもろともG Mから解雇されている。 その他資料 + ... 副次資料1 + ... 補足事項 大学在籍時代に彼は政府出資の言語研究プログラムに参加しており、中央アジア、中東の言語に関しての研究を行っていたため作戦展開前の現地状況の調査、秘密裡の現地協力者や反タリバン勢力との協力関係の構築を行う人員に適していると判断されたとみられる。実際、この時期に現地語に精通した要員が複数投入されている。 副次資料2 + ... 命令違反と救助作戦の顛末 被調査対象者の帰還後、再度海軍主軸で救助チームが編成。被調査対象者もこれへの帯同を希望するが、上官の判断により却下されたことが証言として残っている(判断の理由は不明)。が、被調査対象者がこの救助チームとともに再び現地へ向かったことは軍の公式の記録にも残っているため、命令違反を犯しての出撃だったと思われる。これに関し、海軍の救助チームの指揮官は把握していたと思われるが、あえて同行を許可した模様。指揮官への取り調べものちに行われたが、大した調査もなく終了している。第2次救助チームは降下予定地点を変更してヘリで接近するも、途中で再び対空砲火をうけた模様。このときの通信記録によれば、降下地点の2キロ手前で激しい射撃を浴び、機はやむなく低空を飛行し火線を逃れ、退避を選択した模様。この際の無理な機動により、被調査対象は機外へ脱落。以後回収ができぬまま救助チームとヘリは基地へ帰還したと報告されている。被調査対象者は機からの脱落後、単独で夜間の山脈を行軍。出撃前に得ていた情報をもとに孤立した部下と海軍隊員を捜索していたとのちに証言している。ここからは、のちに軍がとった被調査対象者の証言になるが、最終的に現地武装集団が利用するトンネルを発見。内部に侵入し、拘束されていた部下と隊員を発見し解放したのち、負傷した海軍隊員を部下とともに運び出したとのこと。バグラム空軍基地の司令部が彼らの消息をつかんだのは、被調査対象者の機外脱落から4時間後のことであり、偵察を行っていた無人機が武装集団からの追撃を受ける3人を発見したことによる。こののち即座にレンジャー連隊を主軸とした緊急対応部隊が急行、AC-130による航空支援のもと、3人を救助した。こののち、この救助における並みならぬ献身と単独で捜索を行った勇気に対しシルバースター勲章がおくられている。 副次資料3 + ... Dユニット 副次資料4 別資料として保管。 音声資料 + ... 音声資料1 + ... ラベル 査問委員会音声資料 日付:Jan/5/2007 査問委員 宣誓に感謝します。それでは、まずあなたの官級姓名をもう一度名乗っていただけますか。 被調査対象 はい、僕は██████ ██████、階級は現在大尉です。所属は合衆国海兵隊、特殊作戦司令部第1分遣隊、F偵察チーム。 査問委員:どうも丁寧にありがとう、大尉。ではあなたの2006年当時の担当していた作戦についての概要を説明してください。 被調査対象:当時僕はチームを率いて偵察と狙撃による脅威排除を行っていました。 査問委員:では同年の██月██日、あなたはアフガニスタンの████████州で作戦についていたそうですが、この時も同様でしょうか。 被調査対象:基本的に任務は一貫していましたので同様です。その時期は市街地掃討に従事する多国籍軍支援のため、主に制圧作戦開始前に都市部に侵入し、前哨陣地を確保して脅威の報告と排除に当たっていました。 査問委員:ありがとうございます。ではその脅威の報告と排除に関しての説明を願えますか。 被調査対象 はい、主に倍率つきの光学機器を用いて市街地を詳細に観察、武装した敵の位置、数、様子、また戦略・戦術的に価値があると思われる物資、人物の位置を記録し、司令部に報告するのが第1。その報告を受けた司令部からの許可があった場合、または緊急を要すると判断した場合に、狙撃銃をはじめとする火器を用いてそれを攻撃、排除するのが第2。以上2点が主要な任務でした。 査問委員:詳細な説明に感謝します、大尉。ではその日に何人の敵を殺害しましたか。 被調査対象:失礼ながら、それは答えるべき情報ですか。配布された資料に記されていると思いますが。 査問委員:あなたは今日ここで私の質問に答える義務があります。答えてください。 被調査対象:《ため息の音》6名を殺害しました。いずれも.300ウィンチェスターマグナムを使用する単発の狙撃銃によるものです。距離は最長600ヤード、最短122ヤードです。 査問委員:いずれの対象も武装していましたか? 被調査対象:はい、していなければ射撃を行えません。明確な武器の所持が交戦規定上発砲が許可される事由の中で最も重要視される要素です。 査問委員:その6名の中に十代前半の少年が入っていることに関して、あなたはご存知ですね、大尉。 被調査対象:もちろん。撃ったのは僕ですから。スコープで確認し、発砲しました。 査問委員:この少年を殺害したことが、国際法規に照らし合わせて問題のある行為である可能性があります。 被調査対象:お言葉ですが、報告書にある通り対象は武装していました。法規、交戦規定の双方から見て問題はないと思われます。 査問委員:爆発物を身に着け、また所持していたという報告は受けています。 被調査対象:ですから明確に交戦規定に合致する武装した敵意ある存在であると判断しました。また、対象は制圧した地点に停車している友軍車両に接近中であり、緊急の対処が必要であると判断したうえでの発砲です。これに関してはアラン曹長と、随伴していた海軍のロジャース伍長の報告にある通りです。 査問委員:遠方からの照準器越しで少年の手にしたものが明確に確認できましたか? 被調査対象:拡大したうえで手にしたものは対人手榴弾であると判断しました。またはだけた上着の隙間からコンポジションを体に巻き付けているのは確認しています。 査問委員:手榴弾と体に巻き付けた爆薬はどのような形状でしたか。 被調査対象:手榴弾は楕円形のものです。コンポジションは黒い包みに覆われ、コードのようなものが確認できました。いったいこれは何のための質問ですか? 査問委員:それだけで爆発物であると判断できるのでしょうか。見間違いによる誤認の可能性は? 失礼ですが大尉、あなたがそれが爆発物であると判断するのに要した時間はどれほどありましたか。また、距離や砂塵、緊張などによる誤認の可能性は。 被調査対象:断言します、ありません。明確に爆発物であると判断しています、形状からも明白ですし、その確認は僕だけで行ったものではない。お言葉ですが、質問の真意も目的もわかりますが、この査問自体が無意味だ。 査問委員:口を慎んでください、大尉。私はあなたが射殺した少年が武装していなかったという証言を受けています。 《かすかなどよめき》 被調査対象:くだらない。僕が発砲、少年を射殺した数秒後に、彼の体に巻き付けていたコンポジションが爆発したことも報告書には明記されている。明確に、彼の身体には爆薬が巻き付けられていた。 査問委員:ですがそれが彼の手にしていたものが爆発物であるという証拠にはなりませんし、また彼が彼の意思により爆発物を用いて兵士を殺傷しようとした証拠にはなりません。 被調査対象:あの爆発で政府軍兵士1人が死亡、2人が負傷した。撃たなければもっと大勢が死んでいた。その少年の意思の介在の有無にかかわらず、爆発物を身に着け、接近していたのは事実であり、これは交戦規定によって発砲の正当な根拠になる。だれが武装はなかったとぬかしたのかは知りません、ですが、僕は彼が手榴弾を手に、爆薬を身に着けていたのは間違いではないと主張します。仮に手榴弾でなかったとしても、発砲には何の問題もありません。爆発があった事実が消せない以上、僕の発砲には正当性があります。それが任務です。 査問委員 《十数秒の沈黙と資料をめくる音》ではその3日後の作戦中、また少年をひとり射殺していますね。距離は945ヤード。報告では銃器を所持していたとありますが、これに関しては。 被調査対象:友軍からの発砲報告を受け、指示された方向を索敵した結果、AK自動小銃を抱えて移動する人影を確認したため、敵味方識別ののちに射殺しました。 査問委員:遠くから小銃であると明確に識別できるものでしょうか。ましてや相手は子供ですよ。 被調査対象:では小銃であることの識別が困難であるのに、子供かどうかが見分けられるものでしょうか、お答え願えますか。 査問委員:立場が分かっていないようですが大尉、質問者はあくまでこちらで、あなたのその発言は挑発行為とみなされ…… 被調査対象:945ヤードであっても高倍率の照準器のため小銃の識別は可能です。また相手のおよその年齢も識別可能でしたが、銃器を所持し、味方の側面へ迂回する動きを見せたので発砲しました。報告書の通りです、報告書を読んでいただきたい。僕は交戦規定に合致した射撃を行っています。 査問員会:《咳払い》射殺された少年のそばには銃はなかったとのことですが。 被調査対象:少年の遺体のあった斜面の下でAKが発見された旨が報告されています。とんだ茶番だ、そんなにしてまでつるし上げたいのか。 査問委員会:大尉! この査問委員会は正規の手続きを経たものであり、悪意を持って一個人を誹謗するためのものではない! 今すぐその発言を撤回していただきたい。 《ざわめき。被調査対象者の声が入るが、かき消すように会場のドアが開く音。何人かの声で委員会の中止命令を告げる声。録音終了》 映像資料 + ... 資料に対する特記事項、付随情報添付、管理者への質問等はここへ。 名前 コメント すべてのコメントを見る 閲覧者カウンター 今日 - 昨日 - 総計 - 閲覧者数は常に計数され、機密保持のために正規アクセス数との照会を行っています
https://w.atwiki.jp/verwaltungsrecht/pages/49.html
建築基準法(平成14年法律85号による改正前のもの) 第2条 この法律において次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。+ 三十六 特定行政庁 建築主事を置く市町村の区域については当該市町村の長をいい、その他の市町村の区域については都道府県知事をいう。ただし、第97条の2第1項の市町村又は特別区の区域については、同条第4項の規定により当該市町村の長が行うこととなる事務又は第97条の3第3項の規定により特別区の長が行うこととなる事務に関する限り、当該市町村又は特別区の長をもつて特定行政庁とみなし、当該市町村又は特別区の長が行わないこととされる事務については、都道府県知事を特定行政庁とみなす。 (建築主事)第4条第1項 政令 で指定する人口25万以上の市は、その長の指揮監督の下に、第6条第1項の規定による確認に関する事務をつかさどらせるために、建築主事を置かなければならない。 (建築物の建築等に関する申請及び確認)第6条 建築主は、第1号から第3号までに掲げる建築物を建築しようとする場合(増築しようとする場合においては、建築物が増築後において第1号から第3号までに掲げる規模のものとなる場合を含む。)、これらの建築物の大規模の修繕若しくは大規模の模様替をしようとする場合又は第4号に掲げる建築物を建築しようとする場合においては、当該工事に着手する前に、その計画が建築基準関係規定(この法律並びにこれに基づく命令及び条例の規定(以下「建築基準法令の規定」という。)その他建築物の敷地、構造又は建築設備に関する法律並びにこれに基づく命令及び条例の規定で政令で定めるものをいう。以下同じ。)に適合するものであることについて、確認の申請書を提出して建築主事の確認を受け、確認済証の交付を受けなければならない。当該確認を受けた建築物の計画の変更(国土交通省令で定める軽微な変更を除く。)をして、第1号から第3号までに掲げる建築物を建築しようとする場合(増築しようとする場合においては、建築物が増築後において第1号から第3号までに掲げる規模のものとなる場合を含む。)、これらの建築物の大規模の修繕若しくは大規模の模様替をしようとする場合又は第4号に掲げる建築物を建築しようとする場合も、同様とする。 一 別表第一(い)欄に掲げる用途に供する特殊建築物で、その用途に供する部分の床面積の合計が百平方メートルを超えるもの 二 木造の建築物で三以上の階数を有し、又は延べ面積が五百平方メートル、高さが十三メートル若しくは軒の高さが九メートルを超えるもの 三 木造以外の建築物で二以上の階数を有し、又は延べ面積が二百平方メートルを超えるもの 四 前3号に掲げる建築物を除くほか、都市計画区域(都道府県知事が都道府県都市計画審議会の意見を聴いて指定する区域を除く。)若しくは準都市計画区域(市町村長が市町村都市計画審議会(当該市町村に市町村都市計画審議会が置かれていないときは、当該市町村の存する都道府県の都道府県都市計画審議会)の意見を聴いて指定する区域を除く。)内又は都道府県知事が関係市町村の意見を聴いてその区域の全部若しくは一部について指定する区域内における建築物 2 前項の規定は、防火地域及び準防火地域外において建築物を増築し、改築し、又は移転しようとする場合で、その増築、改築又は移転に係る部分の床面積の合計が十平方メートル以内であるときについては、適用しない。 3 建築主事は、第1項の申請書が提出された場合において、その計画が建築士法第3条から第3条の3までの規定に違反するときは、当該申請書を受理することができない。 4 建築主事は、第1項の申請書を受理した場合においては、同項第1号から第3号までに係るものにあつてはその受理した日から21日以内に、同項第4号に係るものにあつてはその受理した日から七日以内に、申請に係る建築物の計画が建築基準関係規定に適合するかどうかを審査し、審査の結果に基づいて建築基準関係規定に適合することを確認したときは、当該申請者に確認済証を交付しなければならない。 5 建築主事は、前項の場合において、申請に係る計画が建築基準関係規定に適合しないことを認めたとき、又は申請書の記載によつては建築基準関係規定に適合するかどうかを決定することができない正当な理由があるときは、その旨及びその理由を記載した通知書を同項の期限内に当該申請者に交付しなければならない。 6 第1項の確認済証の交付を受けた後でなければ、同項の建築物の建築、大規模の修繕又は大規模の模様替の工事は、することができない。 7 第1項の規定による確認の申請書、同項の確認済証及び第5項の通知書の様式は、国土交通省令で定める。 (国土交通大臣等の指定を受けた者による確認)第6条の2 前条第1項各号に掲げる建築物の計画(建築士法第3条から第3条の3までの規定に違反するものを除く。)が建築基準関係規定に適合するものであることについて、第77条の18から第77条の21までの規定の定めるところにより国土交通大臣又は都道府県知事が指定した者の確認を受け、国土交通省令で定めるところにより確認済証の交付を受けたときは、当該確認は前条第1項の規定による確認と、当該確認済証は同項の確認済証とみなす。 2 前項の規定による指定は、二以上の都道府県の区域において同項の規定による確認の業務を行おうとする者を指定する場合にあつては国土交通大臣が、一の都道府県の区域において同項の規定による確認の業務を行おうとする者を指定する場合にあつては都道府県知事がするものとする。 3 第1項の規定による指定を受けた者は、同項の確認済証の交付をしたときは、国土交通省令で定めるところにより、その交付に係る建築物の計画に関する国土交通省令で定める書類を添えて、その旨を特定行政庁に報告しなければならない。 4 特定行政庁は、前項の規定による報告を受けた場合において、第1項の確認済証の交付を受けた建築物の計画が建築基準関係規定に適合しないと認めるときは、当該建築物の建築主及び当該確認済証を交付した同項の規定による指定を受けた者にその旨を通知しなければならない。この場合において、当該確認済証は、その効力を失う。 5 前項の場合において、特定行政庁は、必要に応じ、第9条第1項又は第10項の命令その他の措置を講ずるものとする。 (指定)第77条の18 第6条の2第1項(第87条第1項、第87条の2又は第88条第1項若しくは第2項において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)又は第7条の2第1項(第87条の2又は第88条第1項若しくは第2項において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)の規定による指定(以下この節において単に「指定」という。)は、第6条の2第1項の規定による確認又は第7条の2第1項及び第7条の4第1項(第87条の2又は第88条第1項において準用する場合を含む。)の検査(以下この節、第77条の62第2項及び第7章において「確認検査」という。)の業務を行おうとする者の申請により行う。 2 前項の申請は、国土交通省令で定めるところにより、国土交通省令で定める区分に従い、確認検査の業務を行う区域(以下この節において「業務区域」という。)を定めてしなければならない。 (指定の基準)第77条の20 国土交通大臣又は都道府県知事は、指定の申請が次に掲げる基準に適合していると認めるときでなければ、指定をしてはならない。 一 第77条の24第1項の確認検査員(職員である者に限る。)の数が、確認検査を行おうとする建築物の種類、規模及び数に応じて国土交通省令で定める数以上であること。 二 前号に規定するほか、職員、確認検査の業務の実施の方法その他の事項についての確認検査の業務の実施に関する計画が、確認検査の業務の適確な実施のために適切なものであること。 三 前号の確認検査の業務の実施に関する計画を適確に実施するに足りる経理的基礎を有するものであること。 四 法人にあつては役員、法人の種類に応じて国土交通省令で定める構成員又は職員(第77条の24第1項の確認検査員を含む。以下この号において同じ。)の構成が、法人以外の者にあつてはその者及びその職員の構成が、確認検査の業務の公正な実施に支障を及ぼすおそれがないものであること。 五 確認検査の業務以外の業務を行つている場合には、その業務を行うことによつて確認検査の業務の公正な実施に支障を及ぼすおそれがないものであること。 六 前各号に定めるもののほか、確認検査の業務を行うにつき十分な適格性を有するものであること。 (不服申立て)第94条 建築基準法令の規定による特定行政庁、建築主事若しくは建築監視員又は指定確認検査機関の処分又はこれに係る不作為に不服がある者は、行政不服審査法第3条第2項に規定する処分庁又は不作為庁が、特定行政庁、建築主事又は建築監視員である場合にあつては当該市町村又は都道府県の建築審査会に、指定確認検査機関である場合にあつては当該処分又は不作為に係る建築物又は工作物について第6条第1項(第87条第1項、第87条の二又は第88条第1項若しくは第2項において準用する場合を含む。)の規定による確認をする権限を有する建築主事が置かれた市町村又は都道府県の建築審査会に対して審査請求をすることができる。 2 建築審査会は、前項の規定による審査請求を受理した場合においては、審査請求を受理した日から一月以内に、裁決をしなければならない。 3 建築審査会は、前項の裁決を行う場合においては、あらかじめ、審査請求人、特定行政庁、建築主事、建築監視員、指定確認検査機関その他の関係人又はこれらの者の代理人の出頭を求めて、公開による口頭審査を行わなければならない。 第95条 建築審査会の裁決に不服がある者は、国土交通大臣に対して再審査請求をすることができる。 (審査請求と訴訟との関係)第96条 第94条第1項に規定する処分の取消しの訴えは、当該処分についての審査請求に対する建築審査会の裁決を経た後でなければ、提起することができない。 建築基準法に基づく指定建築基準適合判定資格者検定機関等に関する省令(平成13年国土交通省令第128号による改正後のもの) (指定確認検査機関に係る指定の申請)第14条第1項 法第77条の18第1項の規定による指定を受けようとする者は、二以上の都道府県の区域において確認検査の業務を行おうとする場合にあっては国土交通大臣に、一の都道府県の区域において確認検査の業務を行おうとする場合にあっては当該都道府県知事に、別記第1号様式の指定確認検査機関指定申請書に次に掲げる書類を添えて、これを提出しなければならない。ただし、第8号の2の書類のうち、成年被後見人でないことを証する登記事項証明書(後見登記等に関する法律(平成11年法律第152号)第10条第1項に規定する登記事項証明書をいう。以下同じ。)については、その旨を証明した市町村(特別区を含む。以下同じ。)の長の証明書をもって代えることができる。(略) (権限の委任)第80条 法第6条の2第1項(法第87条第1項、法第87条の二又は法第88条第1項若しくは第2項において準用する場合を含む。)、法第7条の2第1項(法第87条の二又は法第88条第1項若しくは第2項において準用する場合を含む。)及び法第4章の2第2節並びに第31条に規定する国土交通大臣の権限のうち、その確認検査の業務を一の地方整備局の管轄区域内のみにおいて行う指定確認検査機関に関するものは、当該地方整備局長に委任する。
https://w.atwiki.jp/sharoushi/pages/19.html
1.目的 男女の均等な機会,待遇の確保を図る,妊娠中及び出産後の健康の確保を図る(1条) 2.性差別の解消と,女性労働者の妊娠・出産に関する保護の拡充(2条) 3.均等な機会の付与と差別的取り扱いの禁止 (1)募集,採用(5条) (2)配置(業務の配分および権限の付与を含む),昇進,降格,教育訓練(6条1項) 例外芸能・芸術の表現で,男女一方の性に従事させる必要がある 防犯上の要請から男性に重視させる必要がある 宗教上,風紀上,スポーツにおける協議の性質上,男女一方の性に従事させる必要がある 労働基準法の規定で,女性労働が制限 風俗,風習の違いにより,能力が発揮しにくい海外の勤務 (3)福利厚生(6条2号) 厚生労働省令で規定(則1条) 資金の貸付 福祉増進のための金銭給付(生命保険の一部補助など) 資産形成の金銭給付(財形貯蓄奨励金など) 住宅の貸与 (4)職種及び雇用形態の変更(6条3号) 雇用形態の変更(例):正社員から有期契約労働者など (5)退職の勧奨,定年,解雇,雇用契約の更新(6条4号) (6)実質的に性差別となる措置(7条) 間接的な性差別,厚生労働省令で定める 募集,採用にあたり,一定身長,体重,体力を要件とする コース別雇用管理制度における総合職の募集・採用に当たり,全国転勤を要件とする 昇進にあたり,転勤経験を要件とする 4.女性労働者に係る措置に関する特例 女性が4割を下回る雇用管理区分おける募集・採用の際,女性に有利な取り扱いをする 女性が4割を下回る職務に新たに女性を配置する場合 5.婚姻,妊娠,出産等を理由とした女性労働者に対する不利益な取り扱いは禁止 (1)婚姻,妊娠,出産を退職理由として予定(9条1項),婚姻を理由に解雇(9条2項) (2)妊娠,出産,産前産後休暇の取得,厚生労働省令で定める理由(育児時間取得, 健康管理に関する措置)による解雇その他不利益な取扱い(9条3項) (3)妊娠中の女性労働者や産後1年を経過しない女性労働者に対する解雇は無効(9条4項) 6.セクシュアルハラスメントについて必要な措置を講ずる義務がある(11条1項) 対価型セクシュアルハラスメント 環境型セクシュアルハラスメント 7.妊産婦の{健康管理に関する措置} 保健指導,健康検査の時間確保(義務規定)(12条) 1.のための勤務時間健康,勤務軽減など必要な措置を講じる(義務規定) 妊娠週数 ~23 24~35 36~出産 期間 4週 2週 1週 ※医師等の指示があればそれに従う 8.ポジティブアクションに対する国の援助(14条) 9.紛争は,苦情処理機関,都道府県労働局長の助言・指導・勧告,紛争調整委員会の調停により解決する (1)自主的解決(募集・採用についての苦情・セクハラを除く) (2)紛争解決の援助(17条) 都道府県労働局長の支援対象 募集・採用 配置・昇進・降格・教育訓練 福利厚生 労働者の職種・雇用形態の変更 退職の勧奨・定年・解雇・労働契約の更新 間接的な性差別 婚姻・妊娠・出産を理由とする不利益な取扱い禁止 セクシュアルハラスメント 妊産婦の健康管理に関する措置 (3)調停の委任(18条) 調停対象 配置・昇進・降格・教育訓練 福利厚生 労働者の職種・雇用形態の変更 退職の勧奨・定年・解雇・労働契約の更新 間接的な性差別 婚姻・妊娠・出産を理由とする不利益な取扱い禁止 セクシュアルハラスメント 妊産婦の健康管理に関する措置 10.厚生労働大臣の勧告に従わない場合は,その旨が公表される(29条) (1)報告なし,虚偽の報告には20万円以下の過料 (2)次の規定に違反する事業主を勧告し,勧告に従わない場合は公表(39条) 募集・採用 配置・昇進・降格・教育訓練 福利厚生 労働者の職種・雇用形態の変更 退職の勧奨・定年・解雇・労働契約の更新 間接的な性差別 婚姻・妊娠・出産を理由とする不利益な取扱い禁止 セクシュアルハラスメント 妊産婦の健康管理に関する措置
https://w.atwiki.jp/gun_fighters/pages/54.html
This information CLASS TOP SECRET/Special Compartmental Information 以下の情報は合衆国政府の定める“TS/SCI”最高機密特別区分情報に該当しますTS/SCI以下のセキュリティクリアランスでは閲覧できません。また、この資料のコピー、配布、持ち出しは禁じられています。違反者は国家安全保障の観点から厳重に処罰されます。また、本情報の管理担当者は日に4度の資料状態の確認を徹底して下さい。 Info code SC-000237819 Writer Jack Donahue この資料は国防総省主導で行われた対人調査の報告書である。調査はあくまで国家安全保障上の情報補完を目的としたものである。必ずしも被調査対象者が危険分子であることを示すものではない。 Object Name C.Bishop SS No 505-57-4516 Nationality United State Country of birth Japan Date of Birth April/24/1976 Last Class Major Pay Grade OF-3 Info Update Jan/14/2037 C■au■e-B■s■■pに関する経歴報告書 また付随情報 経歴 +... Report No1 出生から軍務初期 +... 1976年4月24日、日本で生を受ける。母親は日本人。 1981年 母方の実家との不仲を理由に夫が帰国。それにつれられて米国へ移り国籍を変更。祖父のもとへ預けられ、████████州で育つ。その後順当に成長し、1995年にマサチューセッツ工科大学に進学。予備役士官候補生養育課程(ROTC)を同時期に履修しており、学業と並行して軍事教育を受ける。 大学での専攻は言語学と文化史。言語に関しては主に中央アジア、中東地域の言語に興味を示していた模様。大学時代の交友関係と素行を調査した結果、地元警察が在学時代に2度彼をごく短期間交流していた模様。理由は酒場での乱闘とのことだが、どちらも不起訴になっている。 1999年に大学を卒業。履修者は4年の軍役を課すROTCの規定にしたがい海兵隊へと入隊。同年のうちに前哨狙撃手課程へ志願し、突破。成績は上位。とくに射撃技能、偽装技能に関しての評価が高かった模様。勤務態度は平凡。アフリカへの派遣を経験したのち、遠征軍付偵察隊、通称フォースリーコンの選抜へ志願。1年近くにわたる選抜課程を潜り抜け、配属が確定となる。 2001年、9月11日。貿易センタービルへのハイジャック旅客機特攻をはじめとする同時多発テロが発生。 この日、調査対象は大学時代から交際していた███のクロエ・ローレンツ(以下、副次対象A)との約束があり、ニューヨークを訪れていたことが確認されている。この事件に巻き込まれて貿易センタービルで勤務していた副次対象Aは死亡している模様。 2001年 911直後、警戒状態で海洋に展開した海軍艦艇へ随行する海洋特殊任務部隊(MSPF)に配属。PSI――大量破壊兵器拡散防止構想に基づく緊急の強襲臨検任務に参加。このとき、目標船舶に乗船していた過激派の不意打ちを受け上官が戦死。指揮を代行して船舶の制圧を実行。制圧した船舶内から放射性物質が多数押収されたことが報告されている。 こののち、損耗した遠征軍偵察小隊(MRF)の人員補充のため本土へ帰還。副次対象Aの死亡、上官の戦死などのストレス要因を受け前線配置から後方への一時移動を進められるが辞退している。 再編後は数名の部下を率いてアフガニスタン派兵へ参加。デルタフォース、SEALチームやグリーンベレーなどを差し置き、深部偵察の命を受けて最も早く現地入りしていることが資料からうかがえる(*1)。 特殊部隊を中心とした多国籍軍がアフガニスタンへ大々的に展開を始めると、偵察隊を指揮する被調査対象の活動はより活発になり、現地敵対勢力であるタリバン、アルカイダの拠点の割り出し、有効勢力である北部同盟への軍事情報の供与などに始まる。同時に偵察隊の性質を生かした特殊作戦を実行しており、長距離からの狙撃による█████の排除、敵勢力の漸減などで戦果を挙げたようだ。2003年のイラク戦争開戦までの戦果は確認された数字で32名。 2003年にはイラク戦争が開戦、同時期に海兵隊内で行われた特殊部隊の創設計画に参加。第一分遣隊、通称DET-1の偵察狙撃チームの指揮官に任命されている。 Report No2 軍務中期 +... 2003年に開戦したイラク戦争が、世界的なテロとの戦い、いわゆるGlobal War On Terrorism、GWOTとよばれるそれの激化に拍車をかけた。 被調査対象は2003年の開戦時からイラク戦争に関与していたことが人事記録から確認されている。被調査対象とその率いる偵察狙撃チームは高価値目標の捜索を主要任務としており、ファルージャ、アルヒッラなどの激戦区で海軍特殊部隊とともに市街地掃討戦を展開していたと思われる。 2004年後期には北部地域での残党狩りのためクルド人部隊との連携作戦に従事。基本的に狙撃を主軸とした補助作戦を遂行していたことが記録に残っている。情報担当の調査によれば、被調査対象に懸賞金がかかったのもこのころであり、北部地域で40名近い標的を射殺したことに起因する模様。懸賞額は████米ドル。 2005年からはふたたびアフガニスタンへと移動。 このころ、アフガニスタンでは一度沈静化したかに思われたタリバン・アルカイダの活動が再び活発化しており、イラク戦争とアフガニスタン紛争の2方面への展開を行っていた米軍は、特殊作戦遂行可能な部隊の不足に悩まされていたと思われる。 その穴埋めを行うために被調査対象者のチームはアフガニスタンへと送り込まれたと推察され、こちらで展開された作戦内容はイラクでのそれと大きな差がなく、高価値目標の捜索であったようだ。 射線が長く伸びやすいアフガニスタンでの戦闘は狙撃手にとり理想的な地形であり、2005年から2006年末までの間に、被調査対象はチーム全体で300名、被調査対象単独で70人を超える武装した敵を射殺したことが報告されている。また、この数は記録に係数可能な状態で記された数であり、その記録から漏れた敵が過分に存在することは間違いないと思われる。また、意図的に報告されていない戦果についても考慮するべきである。 2006年末、アフガニスタン山中へ取り残された海軍特殊部隊員救助のために出撃。降下地点付近で敵の伏撃に遭遇し、乗機が被弾。この際にチームの副官がヘリから振り落とされており、その回収はその場では不能と基調が判断したためバグラム空軍基地へ一時帰還している。これに関しては通信記録が残っている。資料番号████████。 こののち部下と海軍隊員の救助に尽力するものの、同時に命令違反を犯したため(*2)、また同時期に少年兵を狙撃で排除したことが問題視され査問委員会から招集され部隊を離脱している(*3)。 なお、この査問委員会は即座に解散、命令違反と少年兵殺害に関しては不問となった。原因は不明。 Report No3 軍務後期 +... 査問委員会の中止後、書類上は再編された海兵特殊戦司令部隷下の部隊へ戻ったことになっているが、この点に関しては特筆事項ではないため省略する。(*4) 2007年からは中央情報局(CIA)と統合参謀本部が主導するProject-57のための基幹人員として招集されている。 Project-57に関しては被調査対象に関しての多くがメディアによって流出したいまでも最高機密指定となっており、閲覧不能であるが、ある目的のために特化された特殊任務部隊の編成計画であると推察される。このProject-57によって編成された部隊は便宜上TaskForce57(第57任務部隊、以降TF57と呼称)と呼ばれ、統合参謀本部ではDユニットというあだ名が与えられてたようである(*5)。 TF57の人員はアメリか5軍の中から幅広く採用されており、その採用に関する基準は不明。NSW、ASOC、AFSOC、MARSOC問わず、各軍特殊作戦司令部隷下の人員を起用しており、事実上の混成部隊。統合参謀本部直属であったとされているが、実際のところはCIAの元で作戦を遂行していたと思われる。が、CIAのどの部署の元で活動していたのかは不明であり、またその部署が一般に存在が知られる部署ではない可能性が示唆されている。 TF57の主要任務は元隊員の証言によれば“政治的、また軍事的に高い効果が見込める”と判断された作戦に絞られ、通常の戦略・戦術偵察や重要度のさして高くない襲撃任務などはSEALのDEV-GRUやデルタフォースにゆだねていたとされる。つまりはTF57は政府やCIAが用いる最上級のカードであり、第一階層、Tier1と呼ばれる部隊よりもさらに上の階層にいたとみなすべきでであると思われる。 TF57はタリバンの幹部である███████やアルカイダ幹部████████、南米███████カルテルのボス███████の殺害に関与したとされているが、これを裏付ける資料はない。また欧州、特にフランスを中心として連続発生した爆弾や銃器を用いた連続での同時多発的なテロ、欧州連鎖テロ事件に際し、実行幹部の████████をTF57が追跡中だったとされている。 この仏独同時多発テロに関しては、車を用い銃器を無差別に乱射するテロリストグループと交戦する“現地治安機関ではない”“英語を喋る”武装したチームの存在が確認されており、彼らが多くの民間人の保護、避難に当たったことも確認されているが、現在でも正体は不明である。 また同時に、欧州連鎖テロの主軸であった化学兵器のスタジアム、劇場への散布計画が小規模の不発で終わった件に関してもTF57の関与が疑われており、これに関してはフランス対外治安総局が調査を行ったが、米政府は一切の情報を公開していない。これに関してはテロの致命的な部分が早期鎮圧されたことによって被害者数が抑えられたため、仏政府としても必要以上の詮索をすることは好ましくないと判断した面があると思われる。 テロによる被害者数は死者数だけで250名を超す惨事であったが、結果的に不発に終わった多くのテロ行為が成功していたならば、その被害者数は数倍に上っていただろうという試算が専門家によって出されている。 また、TF57の介入に関しては一般には報道されておらず、“英語を用いる武装チーム”に関してもコアなミリタリーマニア以外の間で話題に上がることはないため、特別の対処がとられた様子は確認できない。(これら仏独同時多発テロに関する詳細情報は、副次資料4を参照) このほか、TF57の関与が疑われる作戦は数多く存在しており、これに関してはいまだに調査を続けている機関もある。また、元隊員や、関係者の証言によって関与が明らかになった作戦もあるが、その中でも2013年に行われたTF57最後の作戦、オペレーションドーンはひときわ有名である。 本作戦に関する説明は別途副次資料5を参照のこと。 この作戦によって大損害を受けたTF57は解体され、またマスコミへのリークで存在が明るみに出た結果、被調査対象もまたその矢面に立たされることとなった。 軍を退役したのは作戦での負傷が理由の傷痍除隊ということになっているが、政府と軍内部から働きかけがあたことはまちがいないとみられる。 最終階級は少佐、給与等級はOF-3。 Report No4 民間時代 +... 軍を除籍後、作戦での負傷が癒えるとすぐに民間の軍事代行企業であGren McDonnell社、通称G Mに入社。この際、TF57の司令であり上官であったイーサン・D・プライスのから経営陣への紹介があったようだ。 G Mはこの時期中東を中心に活動しており、過去の不祥事で凋落したBW社のポジションを奪う形で成長を遂げた後である。主な業務は兵站代行、拠点警備、現地勢力への教育等。2015年中ごろまではアフガニスタンでの保安業務実行部勤務になっているが、その後イラクへ異動させられている。 G Mには米政府からの依頼を受けて難度の高い業務をこなす部署があったことが確認されている。襲撃、偵察、暗殺などを実行していたと思われ、被調査対象者もこの部署の在籍者であり、異動に関してはそれが何らかのかかわりを持っていると思われる。 イラクでも何らかの特殊な業務に関与したと思われ、彼がカウンタースナイプで狙撃手を排除したことを、クルド人自治区の新聞が報じた記録がある。またアルビルの大使館の職員の護衛、何らかの重要物資運搬業務に関する資料が発見されたほか、G M勤務最後期のシンジャール包囲戦では、ISILに再度包囲されたシンジャールから難民と医療ボランティアを脱出させるために奮戦している。同時にこの戦闘の参加者の証言では、最終的に現場の指揮を執っていたとのこと。 またイラクでは現地の幼年兵とともに活動していたことが取材で明らかになっている。 こののち、記者の██████ ████████がイラクでの取材をもとにして被調査対象者を中心に書いた記事“傍らには銃 ある請負人の記録”が地方紙で発行。反響を呼び、全国紙でも掲載されることとなる。直後彼はチームもろともG Mから解雇されている。 その他資料 +... 副次資料1 +... 補足事項 大学在籍時代に彼は政府出資の言語研究プログラムに参加しており、中央アジア、中東の言語に関しての研究を行っていたため作戦展開前の現地状況の調査、秘密裡の現地協力者や反タリバン勢力との協力関係の構築を行う人員に適していると判断されたとみられる。実際、この時期に現地語に精通した要員が複数投入されている。 副次資料2 +... 命令違反と救助作戦の顛末 被調査対象者の帰還後、再度海軍主軸で救助チームが編成。被調査対象者もこれへの帯同を希望するが、上官の判断により却下されたことが証言として残っている(判断の理由は不明)。が、被調査対象者がこの救助チームとともに再び現地へ向かったことは軍の公式の記録にも残っているため、命令違反を犯しての出撃だったと思われる。これに関し、海軍の救助チームの指揮官は把握していたと思われるが、あえて同行を許可した模様。指揮官への取り調べものちに行われたが、大した調査もなく終了している。第2次救助チームは降下予定地点を変更してヘリで接近するも、途中で再び対空砲火をうけた模様。このときの通信記録によれば、降下地点の2キロ手前で激しい射撃を浴び、機はやむなく低空を飛行し火線を逃れ、退避を選択した模様。この際の無理な機動により、被調査対象は機外へ脱落。以後回収ができぬまま救助チームとヘリは基地へ帰還したと報告されている。被調査対象者は機からの脱落後、単独で夜間の山脈を行軍。出撃前に得ていた情報をもとに孤立した部下と海軍隊員を捜索していたとのちに証言している。ここからは、のちに軍がとった被調査対象者の証言になるが、最終的に現地武装集団が利用するトンネルを発見。内部に侵入し、拘束されていた部下と隊員を発見し解放したのち、負傷した海軍隊員を部下とともに運び出したとのこと。バグラム空軍基地の司令部が彼らの消息をつかんだのは、被調査対象者の機外脱落から4時間後のことであり、偵察を行っていた無人機が武装集団からの追撃を受ける3人を発見したことによる。こののち即座にレンジャー連隊を主軸とした緊急対応部隊が急行、AC-130による航空支援のもと、3人を救助した。こののち、この救助における並みならぬ献身と単独で捜索を行った勇気に対しシルバースター勲章がおくられている。 副次資料3 +... Dユニット 統合参謀本部がTaskForce57を指し示すのに使ったとされるコードネーム。Dの意味は長らく不明であり、米陸軍第一特殊作戦部隊D分遣隊、デルタフォースのDを用いた偽装ネームかと思われていたが、旧統合参謀本部出身者であり、現上院議員である██████氏の証言があらたに得られたため、その認識は変更された。TaskForce57とはほとんどの人間が存在を知らぬ部隊であり、その部隊名はおろか構成人員を知る人間もいない部隊である。その誰も顔を知らない隊員たち、顔のない男たちを揶揄して、アイルランドに伝わる首のない妖精、デュラハンの頭文字をとった、というのが██████氏の証言である。 副次資料4 別資料として保管。 音声資料 +... 音声資料1 +... ラベル 査問委員会音声資料 日付:Jan/5/2007 査問委員 宣誓に感謝します。それでは、まずあなたの官級姓名をもう一度名乗っていただけますか。 被調査対象 はい、僕は██████ ██████、階級は現在大尉です。所属は合衆国海兵隊、特殊作戦司令部第1分遣隊、F偵察チーム。 査問委員:どうも丁寧にありがとう、大尉。ではあなたの2006年当時の担当していた作戦についての概要を説明してください。 被調査対象:当時僕はチームを率いて偵察と狙撃による脅威排除を行っていました。 査問委員:では同年の██月██日、あなたはアフガニスタンの████████州で作戦についていたそうですが、この時も同様でしょうか。 被調査対象:基本的に任務は一貫していましたので同様です。その時期は市街地掃討に従事する多国籍軍支援のため、主に制圧作戦開始前に都市部に侵入し、前哨陣地を確保して脅威の報告と排除に当たっていました。 査問委員:ありがとうございます。ではその脅威の報告と排除に関しての説明を願えますか。 被調査対象 はい、主に倍率つきの光学機器を用いて市街地を詳細に観察、武装した敵の位置、数、様子、また戦略・戦術的に価値があると思われる物資、人物の位置を記録し、司令部に報告するのが第1。その報告を受けた司令部からの許可があった場合、または緊急を要すると判断した場合に、狙撃銃をはじめとする火器を用いてそれを攻撃、排除するのが第2。以上2点が主要な任務でした。 査問委員:詳細な説明に感謝します、大尉。ではその日に何人の敵を殺害しましたか。 被調査対象:失礼ながら、それは答えるべき情報ですか。配布された資料に記されていると思いますが。 査問委員:あなたは今日ここで私の質問に答える義務があります。答えてください。 被調査対象:《ため息の音》6名を殺害しました。いずれも.300ウィンチェスターマグナムを使用する単発の狙撃銃によるものです。距離は最長600ヤード、最短122ヤードです。 査問委員:いずれの対象も武装していましたか? 被調査対象:はい、していなければ射撃を行えません。明確な武器の所持が交戦規定上発砲が許可される事由の中で最も重要視される要素です。 査問委員:その6名の中に十代前半の少年が入っていることに関して、あなたはご存知ですね、大尉。 被調査対象:もちろん。撃ったのは僕ですから。スコープで確認し、発砲しました。 査問委員:この少年を殺害したことが、国際法規に照らし合わせて問題のある行為である可能性があります。 被調査対象:お言葉ですが、報告書にある通り対象は武装していました。法規、交戦規定の双方から見て問題はないと思われます。 査問委員:爆発物を身に着け、また所持していたという報告は受けています。 被調査対象:ですから明確に交戦規定に合致する武装した敵意ある存在であると判断しました。また、対象は制圧した地点に停車している友軍車両に接近中であり、緊急の対処が必要であると判断したうえでの発砲です。これに関してはアラン曹長と、随伴していた海軍のロジャース伍長の報告にある通りです。 査問委員:遠方からの照準器越しで少年の手にしたものが明確に確認できましたか? 被調査対象:拡大したうえで手にしたものは対人手榴弾であると判断しました。またはだけた上着の隙間からコンポジションを体に巻き付けているのは確認しています。 査問委員:手榴弾と体に巻き付けた爆薬はどのような形状でしたか。 被調査対象:手榴弾は楕円形のものです。コンポジションは黒い包みに覆われ、コードのようなものが確認できました。いったいこれは何のための質問ですか? 査問委員:それだけで爆発物であると判断できるのでしょうか。見間違いによる誤認の可能性は? 失礼ですが大尉、あなたがそれが爆発物であると判断するのに要した時間はどれほどありましたか。また、距離や砂塵、緊張などによる誤認の可能性は。 被調査対象:断言します、ありません。明確に爆発物であると判断しています、形状からも明白ですし、その確認は僕だけで行ったものではない。お言葉ですが、質問の真意も目的もわかりますが、この査問自体が無意味だ。 査問委員:口を慎んでください、大尉。私はあなたが射殺した少年が武装していなかったという証言を受けています。 《かすかなどよめき》 被調査対象:くだらない。僕が発砲、少年を射殺した数秒後に、彼の体に巻き付けていたコンポジションが爆発したことも報告書には明記されている。明確に、彼の身体には爆薬が巻き付けられていた。 査問委員:ですがそれが彼の手にしていたものが爆発物であるという証拠にはなりませんし、また彼が彼の意思により爆発物を用いて兵士を殺傷しようとした証拠にはなりません。 被調査対象:あの爆発で政府軍兵士1人が死亡、2人が負傷した。撃たなければもっと大勢が死んでいた。その少年の意思の介在の有無にかかわらず、爆発物を身に着け、接近していたのは事実であり、これは交戦規定によって発砲の正当な根拠になる。だれが武装はなかったとぬかしたのかは知りません、ですが、僕は彼が手榴弾を手に、爆薬を身に着けていたのは間違いではないと主張します。仮に手榴弾でなかったとしても、発砲には何の問題もありません。爆発があった事実が消せない以上、僕の発砲には正当性があります。それが任務です。 査問委員 《十数秒の沈黙と資料をめくる音》ではその3日後の作戦中、また少年をひとり射殺していますね。距離は945ヤード。報告では銃器を所持していたとありますが、これに関しては。 被調査対象:友軍からの発砲報告を受け、指示された方向を索敵した結果、AK自動小銃を抱えて移動する人影を確認したため、敵味方識別ののちに射殺しました。 査問委員:遠くから小銃であると明確に識別できるものでしょうか。ましてや相手は子供ですよ。 被調査対象:では小銃であることの識別が困難であるのに、子供かどうかが見分けられるものでしょうか、お答え願えますか。 査問委員:立場が分かっていないようですが大尉、質問者はあくまでこちらで、あなたのその発言は挑発行為とみなされ…… 被調査対象:945ヤードであっても高倍率の照準器のため小銃の識別は可能です。また相手のおよその年齢も識別可能でしたが、銃器を所持し、味方の側面へ迂回する動きを見せたので発砲しました。報告書の通りです、報告書を読んでいただきたい。僕は交戦規定に合致した射撃を行っています。 査問員会:《咳払い》射殺された少年のそばには銃はなかったとのことですが。 被調査対象:少年の遺体のあった斜面の下でAKが発見された旨が報告されています。とんだ茶番だ、そんなにしてまでつるし上げたいのか。 査問委員会:大尉! この査問委員会は正規の手続きを経たものであり、悪意を持って一個人を誹謗するためのものではない! 今すぐその発言を撤回していただきたい。 《ざわめき。被調査対象者の声が入るが、かき消すように会場のドアが開く音。何人かの声で委員会の中止命令を告げる声。録音終了》 映像資料 +... 資料に対する特記事項、付随情報添付、管理者への質問等はここへ。 名前 コメント すべてのコメントを見る 閲覧者カウンター 今日 - 昨日 - 総計 - 閲覧者数は常に計数され、機密保持のために正規アクセス数との照会を行っています
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/703.html
前へ 本文 次回予告 迎撃に上がった坂本、ペリーヌ、シャーリー、ルッキーニの四名はネウロイとの交戦予想地点に近付きつつあった。 少し遅れてエーリカが合流し、五名となる。 ミーナ『目標はローマ方面を目指して南下中。ただし、徐々に加速している模様。 交戦予想地点を修正。およそ……』 坂本「大丈夫だ。こちらも補足した。……んっ!?」 突如、ネウロイがブースターパーツを分離。一機だったネウロイは五機の編隊となった。 指令室でレーダーを見ていたミーナは突然の事態に驚いて声を上げた。 ミーナ『分裂した!?』 坂本「違う、子機を切り離したんだ。数を利用して突破する気か……」 エーリカ「五対五か。ちょうどいいじゃん」 坂本「そうだな。各自散開、各個撃破。ここから先へ行かすな!」 「「「「了解!」」」」 坂本「シャーリー。コアのある本体は、あの真ん中の奴だ。かなり速い。お前に任せた」 シャーリー「ラジャー。あいつか!」 高度を上げて空域を抜けようとする本体を追い、シャーリーも緩やかに反転して上って行く。 追い付ける速度だ。後ろを取るなど、造作もない。 シャーリー「逃がすかぁっ!!」 ブローニングが勢いよく弾丸をバラ撒いて行く。だが、ネウロイには当たらない。 シャーリー「あれっ?」 いや、避けられている。このネウロイの推進部分は後方に一つきりだが、真横に近い異常な角度で移動して弾丸を回避しているのだ。 ストライカーだって一応は物理法則(笑)に則った存在だというのに、ネウロイと来たらこれだ。 そのネウロイは大きく弧を描いて反転してきた。ドッグファイトに応じるつもりなのだ。 シャーリー「お、やる気か? そうこなくっちゃ!」 ウサギは、舌なめずりをして獲物を待ち構えた。 * * * シャーリー『くっ……じっとしてろよ……!』 ハルトマンに不意打ちで装着させられたインカムから、シャーリーの声が聞こえてくる。 すばしっこいネウロイを相手に、苦戦しているようだ。 バルクホルン「リベリアン……」 おそらくは自分を気遣って様子を見に来てくれたのに、結局喧嘩別れに終わってしまった。 どうしていつもそうなってしまうんだろう? 俺や仲間たちのことも……。 バルクホルン「私なんかより、ずっと私の心配をしてくれたのに」 得体の知れない何かに突き動かされて、結局は迷惑を掛けてしまった。 バルクホルン「どうして、私はいつもこうなんだ……」 シャーリーの荒い吐息がインカムから流れ込む。 なかなか勝機を掴めずにいるらしい。せめて…… バルクホルン「せめて、助けてやりたい……」 ・・ このやり方ではまた怒られてしまうだろう。でも、今からシャーリーの所に行くには他に手がない。 俺の魔法に頼るという手もあるのだが、飛行停止処分がある以上、大っぴらに助力は仰げない。 何より、俺とした約束を反故にしてしまうことが最後まで後ろ髪を引いた。 バルクホルン「私こそ矛盾しているな。許せよ俺、シャーリー……!」 * * * 芳佳『みみみミーナ中佐! どうしましょう!』 シャーリーの苦戦の報に、ミーナ中佐は宮藤とリーネを援護に上げた。 その宮藤から連絡が入っていた。バルクホルン大尉がジェットストライカーの封印を破って持ち出したと言うのだ。 俺「あれほど言ったのに……」 ミーナ「今はそれを言ってる場合じゃないわ。トゥルーデ! 応答しなさい!」 バルクホルン『済まんミーナ、俺も。罰は後で受ける。今は……!』 ミーナ「……俺くん。トゥルーデは、あとどれくらい持つの?」 俺「回復具合から概算して五分……も持たないでしょうね。大尉、聞いてますね?」 バルクホルン『聞いている。私はあとどれくらい飛べるんだ?』 俺「三分ってとこです。三分以内にネウロイを撃破して下さい。そんでストライカーを投棄して、シャーリーに拾ってもらうんです。 それ以上の着用は最悪の可能性を招くと思っていい」 バルクホルン『了解した。それだけあれば充分だ』 了解を告げる声には、覇気があるのかないのか、よく分からなかった。 それを勘ぐる間もなく、レーダー上のネウロイがまた分裂した。 ミーナ「! レーダーの影が増えた。シャーリーさんが挟み撃ちにされるわ。急いで」 バルクホルン『もう射程に入る。ジョーカー1、攻撃を開始する!』 ミーナ「ふう。……さて、俺くん」 あぁ、怖ぇ。それ以外の感想が出てこねぇ。 ドドドドドドという実に漫画的な擬音が中佐の背後に浮かび上がって見える。 俺「……何でございましょうか」 ミーナ「ジェットストライカー。すぐに起動回路を解体するよう言ったわよね?」 俺「はい……」 ミーナ「なのに、どうしてトゥルーデは飛んでいるの?」 俺「ええと、その……。開発省に持ってかれる前にやりたいことがありまして……ちょっと弄ってたんですよ」 ミーナ「なぜ?」 俺「返す前にもう一度飛ばせないかなって。だから、余計な魔法力の吸収を減らすフィルター組み込んでみたりして」 ミーナ「それで?」 俺「きょ、今日中に仕上げてテストしてレポートまとめて、それから命令通り 起動回路をバラして封印する予定だったんです。全くネウロイめ……」 ミーナ「だから?」 俺「……ごめんなさい」 ミーナ「んもう。謝って済むなら軍規は要らないわ……!」 つい先日、坂本少佐にも同じことを言われた。全くもってその通りだ。 これまで散々軍規に触れることをしてきたが、今回ばかりは洒落にならん。 俺「大尉……どうか無事で……」 神に縋りたくなる気持ちというやつが、今は痛いほどよく分かった。 * * * 再び海上。二つに分かれたネウロイの本体が、前後からシャーリーを挟み込むべく旋回してくる。 シャーリー「やばい、挟まれた……!」 ジ ャ ム どうする。銃は弾詰まりを起こしてしまって役に立たない。 こうしている間にもネウロイは迫ってくる。 シャーリー「くそ、考えてる場合じゃないぞ!」 ひとまずその場を離れて回避しようとするが、推力はそのままに身軽になったネウロイは速かった。 間一髪、間に合わない……! シャーリー「ダメだ、やられる……!?」 バルクホルン『泣き言は似合わないぞ、リベリアン!』 シャーリー「バルクホルン!? どこだ!?」 ドパン! ドパン! ドパン! どこかで聞き覚えのある轟音と共に、シャーリーの背後から迫っていたネウロイが歪にひしゃげ、砕け散った。 まだ一機残っているということは、今のは本体ではないようだ。 シャーリー「リーネのよりでかい……まさか50ミリカノン? それじゃジェットか!?」 続けて連射。初めの二発がシャーリーの目前にまで迫っていた本体を消し飛ばす。 その破片の中から放り出されたコアを、三発目が貫いた。 シャーリー「……すげー……」 コアの撃破によって、坂本たちと交戦していた子機も全てが破片へとその姿を変えていた。 ペリーヌ「ジェットストライカーは使用禁止のはずでは……?」 坂本「バルクホルンめ……無茶しおって」 エーリカ「しっしっし~」 その御膳立てをしたエーリカは一人、ほくそ笑むのだった。 しかし、問題はそれでは終わらなかった。 シャーリー『やったぞバルクホルン! ……バルクホルン? どうなってんだ? バルクホルンのスピードが落ちないぞ!』 坂本「いかん! ジェットストライカーが暴走しているんだ。 このままだと魔法力を吸い尽くされるぞ!」 案の定。これほどまでにこの言葉が似合う状況が他にあるだろうか? 今度は、エーリカは一人、真っ青になった。 * * * ミーナ「何てこと……! 俺くん、時間は!?」 俺「三分十七秒。一応四分までは持つと思って言ったんですけど……ここまで消耗してたなんて。 こうなったら仕方ねぇ、大尉の回収は俺がやります」 左手の五本の指先に意識を集中し、魔法を使おうとする俺を、ミーナ中佐が制止した。 ミーナ「ダメよ! 距離がありすぎるわ。そんなことしたら、今度は俺くんの命にかかわる!」 俺「でも、このままじゃ大尉が……!」 俺にも責任がある。俺が起動回路を解体していればこんなことにはならなかった。 いや、それはそれでシャーリーが危ないのかもしれないが、それは結果論だ。 ミーナ「シャーリーさんが居るわ。シャーリーさん、聞こえる? バルクホルン大尉をお願い!」 シャーリー『了解!』 俺「くそっ。シャーリー、左脚の真ん中ら辺に緊急停止レバーがある。左右連動だ。大尉を捕まえたら思いっきり引っ張れ!」 シャーリー『ああ、一度見てるから大丈夫だ。任せとけ!』 まるで心臓を握り締められているような感覚が、俺と中佐を支配する。 祈ることしか出来ないというのは、こんなにも人間を苛むものだったのかと、俺は今更ながらに噛み締めた。 * * * やはりジェットストライカーのスピードは異常だった。制御を失って加速し続けているということもあった。 改造されたP-51の全速力でも離されないのがやっとだ。 シャーリー「あと少しなのに……! んの、くそったれぇぇぇぇぇっ!!」 シャーリーの咆哮に応じたのか、P-51の排気管から排気炎が噴き出す。 音速を超えて、ようやくジェットストライカーとの距離が縮まり始めた。 そしてついに、シャーリーの指がバルクホルンを捉えた。 シャーリー「届いたっ! 止まれーーーーーっ!!」 俺が言った通りの位置にあったレバーを思い切り引き絞る。 ジェットストライカーの魔導エンジンが黒煙と共に機能を停止し、やがてストライカーごと脱落していった。 シャーリー「はぁ……あっぶね……ん?」 いつの間にかバルクホルンは、シャーリーの豊かな胸に顔を埋めて幸せそうに寝息を立てていた。 こんなに幸せそうな顔を見せるのは初めてかもしれない。どんな夢を見ているのだろう? シャーリー「……ま、たまにはいっか」 そう結論付けて、彼女は帰路へとついた。 そして、それを遠距離から確認した人間が一人。 ルッキーニ「ああああーっ! それあたしのあーたーしーのーっ!!」 彼女は、自分の特等席に別の人間が入り込んだことに、ひどく憤慨した。 いや、二人。 芳佳「うらやましい……」 リーネ「よ、芳佳ちゃん……?」 彼女の目には見えてはいなかったのだが、何やら感じ取るものがあったようである。 正確には、三人。 サーニャ「バルクホルンさんの声……? やわらかい……?」 魔導針というものは、何かと便利なのである。 エイラ「むにゃ……サーニャぁ……ウヘヘヘ」 サーニャ「………」 ……便利なのである! * * * 日も傾き、夕暮れに染まる第501統合戦闘航空団基地。 ハンガーの一角に、回収されたジェットストライカーと武装が置いてある。 と言っても全損しており、このまま兵器開発省の担当者に引き渡されることになっていた。 エイラ「私たちが寝てる間に何があったんダ?」 サーニャ「バラバラ……」 ペリーヌ「まったく、人騒がせなストライカーでしたわね」 ミーナ「ええ。それを使う人間もね」 坂本「管理を任された人間もな」 命令違反は命令違反。バルクホルン大尉と俺は、罰として大量の芋の皮剥きを命じられた。 俺は俺で、中佐に一対一でこってり絞られたのだが、その上罰を与えるというのは如何なものかと異議を申し立てたい。 シャーリー「お陰でネウロイを倒せたんだ。少しは大目に見てくれよ」 ミーナ「規則は規則です」 坂本「しかし……俺はともかく、バルクホルンが命令違反なんて初めてじゃないか?」 俺「ともかくって何だよ。これでも昔はいい子ちゃんだったんだぜ」 ミーナ「空軍時代はね。それがどんどん転げ落ちちゃって。兵器開発省は不良の養成でもしてるの?」 くそ。昔のことを知っている人間が居るというのは、どうにもやりにくいものだ。 エーリカ?「皆さん、どうもお騒がせしました」 やたらしおらしいエーリカが謝罪する。 ……いや、エーリカじゃない。この子は…… 坂本「何故お前が謝る?」 シャーリー「ハルトマンのせいじゃないだろ?」 エーリカ?「いえ、私は……」 みんな気付いていないらしい。中佐も何も言わないことだし、しばらく黙っておこうか。 ……それはそれとして、基地に通じる通路の方から何やら香ばしい香りが漂ってくる。 やがて宮藤とリーネが、大量の料理を載せたカートを押してやってきた。 リーネ「皆さーん、おなか空いてませんか~?」 芳佳「お芋がいっぱい届いてたから、色々作ってみましたよ。 はい、ハルトマンさんもどうぞ」 全部芋か……食物繊維に困らない生活が始まりそうだ。 エーリカ?「頂きます」 芳佳「あれ? メガネなんかしてましたっけ?」 エーリカ?「はい、ずっと」 エーリカ「わぁ、おいしそう」 芳佳「あ、こっちのハルトマンさんもどうぞ……えっ」 宮藤の驚きの声に、俺・エーリカ・中佐を除く場の全員が違和感を察した。 揃いも揃って二人のハルトマンを見比べている。 もう少しこらえていたかったが、もう無理だ。俺は思わず吹き出してしまった。 エーリカ?「お久しぶりです、姉様。俺さんも」 エーリカ「あれ? ウルスラ?」 俺「よぉウーシュ。お目当てのモンはあっちだぞ」 ミーナ「紹介が遅れてしまったわね。こちらはウルスラ・ハルトマン中尉。 エーリカ・ハルトマン中尉の双子の妹さんよ。ジェットストライカー開発スタッフの一人なの」 「「「妹ぉ!?」」」 ああ、笑いが止まらない。 * * * バルクホルン「こちらこそジェットストライカーを壊してしまったというのに、詫びなんて……」 俺「で、このジャガイモの山か」 ペリーヌ「ま、またこんなに……」 ウルスラ「お詫びと言っても、これくらいしか渡せるものがなくって。 俺特務中尉には、もういくつか持ってきてあるんですけど」 俺「俺に? ……お仕事の時間か」 ウルスラ「はい。では、こちらへ……」 ウルスラに案内されて向かった先は、ジャガイモ満載の巨大なケースに囲まれた一角。 興味があるのか、他の連中もついて来ている。いいのか? ウルスラ「構いませんよ。どうせテストで見せることになるんですから」 俺「そりゃそうだ。で、これが新型の魔導兵器か」 俺が持ち上げたのは黒塗りの拳銃……にしては大きい。 どちらかと言えば機関銃や狙撃銃の銃身を取っ払った基部に近い大きさだ。 ウルスラ「はい。魔導技術研究班の新作、NWX-01グリップベースです」 俺「カールスラント語じゃないのか?」 ウルスラ「色々と事情がありまして。こちらがマニュアルになります。 グリップベースはその名の通り基部ですが、単品でも大型拳銃としての使用が可能です。威力は落ちますけど」 マニュアル作成はウーシュが担当したのだという。 予想通りの分厚いマニュアルにげんなりしながら、口頭での説明に耳を傾ける。 ウルスラ「続いてこちらがNWX-02スコープバレル。グリップベースに装着することで狙撃銃として運用出来ます。 スコープは魔導光学式の新型なので、そちらのテストもお願いするとのことです。 スコープバレルを装着した状態でバレルを折りたたむことで、近~中距離に対応した短機関銃としても機能します。 左側のダイヤルでマニュアルとセミオートの切り替えや弾の発射間隔等を調整して下さい。実体弾では出来ない芸当ですね」 次から次へと飛び出す専門用語と状況説明に、ついて来た連中がついて来てない。 ウーシュもそれに気付いたのか、説明のレベルをいくらか下げた。 ウルスラ「えっと。つまり、俺さんには開発省の仕事で新型兵器のテストをしてもらうんです。 元々そういう名目でこちらに出向しているので、これからが俺さんの本分となりますね」 リーネ「真っ黒な銃ですね。何ミリの弾を使うんですか?」 普段はこういうミリタリー話には参加してこないリーネだが、 同じ狙撃手として俺の新しい玩具に興味があるようだ。 俺「カートリッジは……これか。何だ、空じゃねーか。ていうか小っさ」 グリップベースから取り外したカートリッジは、俺の片手と同じくらいの大きさだった。 ウルスラ「当然です。それ、バッテリーですから」 芳佳「バッテリー?」 バルクホルン「充電して使う電池のことだ」 リーネ「電池……じゃあ、電気を撃ち出すんですか?」 俺「そういうことか……。リーネ、そうじゃねぇ。この電池は、この銃に組み込まれた…… エンジンって言っていいのかな。そいつを作動させるためのモンなんだよ」 シャーリー「ストライカーでもないのにエンジン? 自走でもすんのか?」 ウルスラ「厳密にはエンジンではありません。魔導炉…… 疑似魔法力を生み出し圧縮する装置を稼働させるために必要なんです」 サーニャ「その装置のコアは、ネウロイと同種のものなんですね」 サーニャが魔導針でグリップベースを探りながら言った。 一同にどよめきが広がる……おそらく全員が同じことを考えている。 ウォーロック……かつてガリア戦の終盤でブリタニア軍によって秘密裏に投入された、 ネウロイのコアを組み込んだ機械兵の存在を。 ウルスラ「はい。その通りです」 それがどうしたとでも言わんばかりに、彼女はあっさりと肯定した。 <つづく> ページ先頭へ 次回予告 ウルスラ「ウルスラ・ハルトマンです。次回、『もごもごっ』」 俺「ステンバーイ、ウーシュ。まだ慌てるような時間じゃない」 ウルスラ「は、はい……(触ってもらった……手、あったかかった///)」 バルクホルン「で、次回はどんな話なんだ?」 エーリカ「何でも、高度30000メートルの上空にコアを持つネウロイが出るんだって」 芳佳「ネウロイのバリエーションも豊富ですよねー」 シャーリー「そんなに高いと空気もないだろうし、どうやって攻めるんだ?」 俺「その辺は次回をお楽しみに。アニメ準拠だけどな。ちなみに今回ウーシュから受け取った武装が活躍するのはもう少し先だ」 エーリカ「それじゃウルスラ、改めてゴゥッ」 ウルスラ「はい。次回、『星に願いを』」 俺「ビューティフォー。……発音こんなで大丈夫か?」 ガランド「うん、流暢なブリタニア語だった。実にエレガントだ」 ミーナ「ガランド少将!? 次回に出ないのに!? じゃなかった、いつこちらに!?」 エイラ「ていうか私とサーニャがメインの回なのに予告に出ないってどういうことダヨ」 前へ ページ先頭へ