約 114,183 件
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/4303.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 The Legend of Heroes III 白き魔女 タイトル The Legend of Heroes III 白き魔女 もうひとつの英雄たちの物語 ザ・レジェンド・オブ・ヒーローズ3 機種 プレイステーション 型番 SLPS-01201 ジャンル RPG 発売元 GMF 発売日 1998-3-19 価格 5800円(税別) 【TOP】【←prev】【SEGA SATURN】【next→】 白き魔女 もうひとつの英雄伝説 タイトル 白き魔女 もうひとつの英雄伝説 機種 セガサターン 型番 T-14322G ジャンル RPG 発売元 ハドソン 発売日 1998-2-26 価格 6800円(税別) 英雄伝説 関連 SCD-R Dragon Slayer 英雄伝説 Dragon Slayer 英雄伝説 II SFC ドラゴンスレイヤー 英雄伝説 ドラゴンスレイヤー 英雄伝説 II MD ドラゴンスレイヤー 英雄伝説 ドラゴンスレイヤー 英雄伝説 II PS The Legend of Heroes I II 英雄伝説 The Legend of Heroes III 白き魔女 The Legend of Heroes IV 朱紅い雫 SS The Legend of Heroes I II 英雄伝説 白き魔女 もうひとつの英雄伝説 駿河屋で購入 プレイステーション セガサターン ザレジェンドオブヒーローズ3
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/119.html
英雄伝説III 白き魔女 白き魔女 -もうひとつの英雄伝説- 英雄伝説ガガーブトリロジー 白き魔女 機種:PC98, PS, SS, PC, PSP 作曲者:Falcom Sound Team jdk(石川三恵子,白川篤史,松岡博文,中島勝,金田直樹,綱島貴博) 編曲者(SS):米光亮,鶴由雄 編曲者(PC):Falcom Sound Team jdk(松岡博文,白川篤史,中島勝,園田隼人,松村弘和,石橋渡) 発売元:日本ファルコム、亜土電子工業(PS)、ハドソン(SS)、バンダイ(PSP) 発売年:1994年、1998年(PS,SS)、2004年(PSP) 概要 英雄伝説シリーズの第3作目。第2期英雄伝説ガガーブトリロジーの記念すべき1作目。 キャッチコピーは「詩うRPG」。シナリオはコピー通りの素晴らしいものだが、ゲーム性に関しては賛否を呼ぶ作品。 しかしながら、膨大なテキスト、町の人間一人一人に至るまでの作り込みなどに支えられた、 その世界観・ストーリーの完成度の高さに、多くのプレイヤーが本当にジュリオやクリス(主人公)と共に旅をしているような感覚を覚えたことだろう。 ジュリオと一緒に涙しクリスと共に笑った日々、そして、その旅を彩ったjdk諸氏による極上の音楽達はいつまでもプレイヤーの胸の中に生き続けることだろう。 (前作:ドラゴンスレイヤー 英雄伝説II 次作:英雄伝説IV 朱紅い雫) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 白き魔女ゲルド Falcom Sound Team jdk オープニング 第3回452位オープニング118位第2回ファルコム126位(PC)第2回ファルコム151位(PC98)泣き曲 220位(PC98) もうひとつの英雄たちの物語 Falcom Sound Team jdk オープニング 愛はきらめきのなかに Falcom Sound Team jdk ラグピック村 第2回ファルコム167位 小さな英雄-オルゴール- Falcom Sound Team jdk クリスのオルゴール 俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! Falcom Sound Team jdk 戦闘曲 WIN!! Falcom Sound Team jdk 戦闘勝利 シャーラ グース Falcom Sound Team jdk シャーラ グースのテーマ MOUNTAIN PATH Falcom Sound Team jdk 山道 FEEL SO GOOD Falcom Sound Team jdk 楽しいイベント 関所 Falcom Sound Team jdk 関所 洞窟 Falcom Sound Team jdk 洞窟 シャリネ Falcom Sound Team jdk シャリネ 浜辺の午後 Falcom Sound Team jdk 浜辺 しあわせな一日 Falcom Sound Team jdk 町 気分はキャプテン・トーマス Falcom Sound Team jdk 船 犯人は誰だ?! Falcom Sound Team jdk 怪しいイベント 愉快な仲間たち Falcom Sound Team jdk 明るいイベント 風といっしょに Falcom Sound Team jdk フィールド 小さな英雄-ジュリオとクリスの大冒険- Falcom Sound Team jdk 章間アニメ LET'S START,OK? Falcom Sound Team jdk フィールド 炭坑 Falcom Sound Team jdk 炭鉱 ガルガのつめ痕 Falcom Sound Team jdk ネルバの町 ローディ Falcom Sound Team jdk ローディのテーマ GAMBLER Falcom Sound Team jdk ダイスの町 毒沼 Falcom Sound Team jdk 毒沼 白き魔女ゲルド-軌跡- Falcom Sound Team jdk ゲルド関連イベント ダーツ Falcom Sound Team jdk ダーツの村 それ見よ我が元気-ああ無情- Falcom Sound Team jdk トロバのキタラ演奏曲途中で弦が切れる 哀しみのメロディ Falcom Sound Team jdk 悲しいイベント それ見よ我が元気 Falcom Sound Team jdk トロバのキタラ演奏曲 嵐の前 Falcom Sound Team jdk ガルガ襲来前のボルト ボルト大決戦 Falcom Sound Team jdk ガルガ対アンビッシュ王国軍 強敵!! Falcom Sound Team jdk ボス戦 第1回ファルコム76位 あ、負けちゃった Falcom Sound Team jdk 戦闘敗北 不思議なお話しを Falcom Sound Team jdk タイトル画面 俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!!-Arrange- Falcom Sound Team jdk 追加曲(PC)、後半戦闘曲 WIN!!-Arrange- Falcom Sound Team jdk 追加曲(Win)、後半戦闘勝利 円舞曲 Falcom Sound Team jdk 城 男ひとり旅 Falcom Sound Team jdk(白川篤史?) 白川篤史熱唱 フラダンシング・オールナイト Falcom Sound Team jdk 追加曲(PC)、jdkスタッフ熱唱 迷いの森 Falcom Sound Team jdk 迷いの森表 第1回ファルコム89位 迷いの森-Arrange- Falcom Sound Team jdk 迷いの森裏 オルドス Falcom Sound Team jdk オルドスの町 第1回ファルコム41位第2回ファルコム103位町曲30位 オルドス大聖堂 Falcom Sound Team jdk オルドス大聖堂 まろうどの賛歌 Falcom Sound Team jdk Vの水底のメロディーが下敷フォルトのパイプオルガン演奏曲 ラウアール Falcom Sound Team jdk 最後のシャリネ ギドナ Falcom Sound Team jdk 砂漠 赤い瞳の誘惑 Falcom Sound Team jdk レバス関連イベント バダット Falcom Sound Team jdk バダッドのテーマ ガガーブの記憶 Falcom Sound Team jdk 遺跡 夢 Falcom Sound Team jdk ジュリオの悪夢 INVASION Falcom Sound Team jdk ドルフュスの塔 ゲルドへの路 Falcom Sound Team jdk 終盤フィールド フィールド327位第2回ファルコム159位 回想-レクイエム- Falcom Sound Team jdk ゲルドの過去 ルード城 Falcom Sound Team jdk ルード城 第2回ファルコム192位 魔獣出現 Falcom Sound Team jdk ルード城戦闘 第1回ファルコム99位 天儀室 Falcom Sound Team jdk 天儀室 王妃イサベル 戦闘前 Falcom Sound Team jdk イザベル戦前 王妃イサベル 戦闘 Falcom Sound Team jdk イザベル戦(ラストバトル) 白き魔女ゲルド-尊き魂- Falcom Sound Team jdk ゲルドの自己犠牲 小さな英雄-青空のむこうに- Falcom Sound Team jdk ラウアールの波消滅 終焉 Falcom Sound Team jdk 大団円 デュルゼルの手紙 Falcom Sound Team jdk デュルゼルの手紙 第1回ファルコム8位第2回ファルコム37位(Win)第2回ファルコム151位(PC98)第2回マイナーレトロ75位パソコンゲーム75位ピアノ72位初代PS287位1990年代213位(PC98) ラグピック村エンディングVer.(愛はきらめきのなかに-エンディング・バージョン-) Falcom Sound Team jdk 愛はきらめきのなかにのアレンジ曲ラップ爺さんとの会話シーン 第1回ファルコム21位エンディング145位 Leon Fredrik Richter Falcom Sound Team jdk 追加曲(Win)Vの同名曲が下敷エンディング HEROES Falcom Sound Team jdk(中島勝?) 盗用が指摘された曲オリジナル版スタッフロール(PC98) 小さな英雄たち Falcom Sound Team jdk リニューアル版追加曲(PC98)HEROESの差し替え曲 第1回ファルコム95位第2回ファルコム183位 HEROES2 Falcom Sound Team jdk 追加曲(PC)HEROESの一部メロディー変更曲スタッフロール(Win) 小さな英雄-冬の到来- Falcom Sound Team jdk エンディング ティラスイールの白き魔女 Falcom Sound Team jdk Fin 時の向こう側 MANYO オープニングテーマ(PSP)歌:riya ゲームソング369位 空の果てへ エンディングテーマ(PSP)歌:riya サウンドトラック ミュージックフロム 英雄伝説III もうひとつの英雄たちの物語~白き魔女~ オリジナル・サウンドトラック 「新・白き魔女」-前編- オリジナル・サウンドトラック 「新・白き魔女」-後編- 「英雄伝説ガガーブトリロジー 白き魔女」オリジナルサウンドトラック 時の向こう側
https://w.atwiki.jp/niconicojikyouplay/pages/1665.html
【ゲーム】英雄伝説III 白き魔女(PC) 【作者名】so-go 【完成度】更新中(2008/10/09~) 【動画数】 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/8754701 【備考】Win Vista対応版です。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/583.html
英雄伝説III 白き魔女 10-370・394~397・399・406・409~412・424~429・433~437・439~450 370白き魔女sage04/11/25 21 54 21ID u8ofgrUH 英雄伝説III 白き魔女 ・ゲーム解説。 ガガーブ・トリロジーと呼ばれるFalcomの「謳うRPG英雄伝説三部作」の先陣を飾るゲーム であり、最後をかざるゲームでもある。発売順は、通例通り、 英雄伝説III→英雄伝説IV→英雄伝説Vであるが、時間軸は 英雄伝説IV(937年)→英雄伝説V(942~943)→英雄伝説III(992)と流れている。 IIIはVの五十年後の世界である。()の数字は年号。暦はガガーブ暦という。 ・世界観解説 かつて世界は一つだった。だが、千年以上前に中央部に走ったガガーブという巨大な亀裂が 大陸を三つに分け、以後、分かたれた大陸はエル・フィルディン(西)、ティラスイール(東)、 ヴェルトルーナ(南)という別個の世界として歴史を刻むことになる。陸づたいに抜けようとすると、 大蛇の背骨と呼ばれる長大な山脈とガガーブの渓谷にはばまれ、海路を取れば、未熟な技術で 造られた船体が荒波に保たず海の藻屑と化す。 各々の世界で、あまたの冒険者が世界の果てを見ようとガガーブを越えることを 夢見たが、ガガーブを越える者は937年まで現れることがなかった。なお、 何故ガガーブが生まれたのか、何故世界は三つに別れてしまったのか、それらの詳細は 英雄伝説Vで語られる。 394白き魔女sage04/11/27 16 56 27ID Gr3Xu6ad そもそもゲーム自体がライトノベルなのじゃ。 ・白き魔女の舞台ティラスイール。 ガガーブの東に広がる世界。フォルティア、メナート、チャノム、オルドス、ウドル、フェエンテ、 アンビッシュ、キドナの8つの国からなる。西に広がるエル・フィルディンや南に位置するヴェルトルーナに 比べると格段に文明の発達が遅れている地方だが、エル・フィルディンやヴェルトルーナと違い争いごとの 少ない平和な世界である。 詳しいことは公式サイトのゲーム紹介でも見てやがれ→ttp //www.falcom.co.jp/ed3_win/index.html ・チャッペルとカンド ティラスイールにおける魔法大系。チャッペルはチャペルの名から連想されるとおり、回復と援護を 司り、杖を精神集中の助けとする。攻撃魔法は二つのみで、うち一つは攻撃を受けた際の反撃時に しか使えない。カンドはロッドを精神集中の助けとする攻撃系の魔法で、自然物の操作から、 果ては時間すら停止させる。本来、チャッペルとカンドは一つの魔法として存在したが、五十年程前 オルドスの地に大聖堂を建てたオルテガという男によって、力の調和を保つことを名目に二つに分けられた。 なお、チャッペルとカンドの両系統の魔法を極めるには天才的な才能を必要とするらしい。 ・大魔導師オルテガ 越えた者は無しと呼ばれるガガーブの壮大亀裂を転移魔法の力によって踏破した唯一の男。 全ての魔法を操り、エル・フィルディン、ヴェルトルーナに異界の魔導師としてその名を残している。 395白き魔女sage04/11/27 17 37 27ID Gr3Xu6ad ・巡礼の旅 ラグピック村に伝わる成人の儀式。14歳になった少年と少女の二人が、銀の短剣を持って各地にある シャリネと呼ばれる祠を訪れるもの。古にある魔女の巡礼を模したと言われる。かつては世界中で少年少女の 成人の儀式としてもてはやされたが、 最後に魔女の巡礼を行った白き魔女の悪評が広がるとともに廃れ、 今ではラグピック以外にその風習を残す村はない。 ・白き魔女 異界よりティラスイールを訪れた最後の魔女。ティラスイール各地のシャリネを渡り歩くと同時に その地に様々な予言を警告として残した。彼女の出生の謎は『英雄伝説V 海の檻詩』のなかで明かされている。 その巡礼の旅は人々の迫害にあう危険なものだったと言われる。ガガーブ暦972年、ティラスイールより その姿を消す。 ・シャリネ 異界より訪れた魔女が魔法の力で築いた社。奥に安置された魔女の鏡とよばれる魔法機械は、 銀の短剣を引き金として、過去現在未来の事象をヴィジョンとして映し出す。 序章 小さな巡礼者 物語はフォルティアの片田舎、ラグピック村と呼ばれる小村から始まる。 巡礼の旅に出かける前日、父親に狩人の息子なんだから自分の門出を祝う料理の獲物くらい自分で 捕まえてこいと言われた少年ジュリオは、西の原に大イノシシを捕まえに行く。 西の原では、薬草を取りに来ていた幼なじみのクリスが大イノシシに襲われそうになっていた。 身を挺して助けたジュリオは見事大イノシシを仕留める。 ・旅立ちの朝 旅立ち前に村の長老が銀色の短剣を二人組の盗賊に盗まれそうになるが、村外れに住む ラップ爺さんのおかげで取り返す。改めて長老の祝いの言葉を拝聴した後、ラップ爺さんから杖を 受け取ったクリスは、ジュリオとともにディーネのシャリネに出発する。 今更主役の紹介なんていらないよな…… 396白き魔女sage04/11/27 17 43 59ID Gr3Xu6ad ・ディーネのシャリネ(水) 魔法の鏡を見るが、映し出されたのは伝え聞いた美しい風景ではなく、暗雲が立ち込め山が陸地を 襲う不吉な光景だった。不安がるジュリオとクリスの二人に シャリネの長老は、「よ~く考えよ~」と言うだけでなんの助けにもならない。この後、二人は ラグーナから船でメナートに渡り、ネガル島をめざす。そこに、テグラのシャリネがあるのだ。 397白き魔女sage04/11/27 18 01 11ID Gr3Xu6ad ・銀の短剣 巡礼の旅人の証。これを持った14歳の少年少女は、巡礼の旅の間、無料で宿を利用、無料で船に 乗船させてもらえ、通行手形無しで関所を通過できる。まさに至れり尽くせりの便利な代物。 原型は英雄伝説Vのあるアイテム。 ・フォルティア ラグーナ 船着場に到着した船を前にしてジュリオが興奮しているとクリスの姿が見えなくなっている。クリスの姿を求めて 町中の人に話を聞くと、船着場のキップ売り場の側にある隊長から脱走兵が町に隠れているという話を聞かされる。 一通り町の人に話を聞いた後に酒場のテナーという人物から、クリスが武器屋の主人と話しているのを見た人がいるという情報を入手。 武器屋の主人に案内された裏の家では、クリスが脱走兵の看病をしていた。事情を聞いたジュリオが店で買ってきた薬を飲ませると、 脱走兵は回復する。宰相のレバスが出す怪しい命令に従うのが嫌で軍を脱走したらしい。。 ほとぼりが醒めるまでここに引きこもるという兵士に見送られた後、ジュリオはクリスに誘われて、 彼女の伯父であるハックに会いに行く。白き魔女の研究者として知られるハックは、この手の学者にありがちな 経済観念ゼロの貧乏神。会いに来た二人の目前で、借金取りゴッチに追いかけられたハックは 窓から飛び出して逃げて行った。 399白き魔女sage04/11/27 18 11 41ID Gr3Xu6ad フォルティア 鷹の爪号 船長曰く、巡礼の旅人は客ではないから、働くように言われる。ジュリオは掃除、クリスは料理と洗濯が仕事だ。 まずは、船室の掃除からだ。全ての船室をまわって掃除をしてボスレイのところに戻ると、今日の仕事は終了だから食事をして休んでくれと言われる。 1日目終了。 今日のジュリオの仕事は甲板の掃除だ。掃除を終わったジュリオは、もっと仕事がしたいという。 船長に手頃な仕事がないか聞いてくれと言うことで船長を探す。話を聞きながら船倉に降りていくと、もういなくなった後だ。ウロウロしていると甲板に出て 行くのを見たと聞き、船首に行くと船長がいて、船首の見張りの仕事を頼まれる。 船首にいて動かずにじっとしているとクリスがやってきて、マストに登り洗濯物を取り込んでいく。その後も動かずにいると、客であるロジャー テスがやってくる。 船長室に一緒に行って事情を聞くと、ロビーでくつろいでいるときにテスのコートがなくなり、船室においてあった懐中時計もなくなったらしい。 ガートンに船首の見張りにつくように言ってくれと言われてガートンに伝言に行く。船長室に戻ると紛失した件について調査をして欲しいと依頼される。 クリスのところに行って説明をすると、巡礼の旅人として調査しようという事になる。 船室をまわると、ヘストンという客も金のブローチがなくなったと言う。船倉に行くとボスレイが魚臭いと行って下に調べに言っている最中に、 密航者ハック伯父さんが登場する。ボスレイが戻ってきて一緒に船長室に行くと、ハックは6番船室に幽閉される事になる。 船長室に泥棒の手配書があり、船室から出てこない2人組の男女が怪しいということになり、船長とブルトの4人で2人組のところに行く。 この二人組が冒頭で銀の短剣を盗もうとした二人組の盗賊である。名を男の方はグースといい、女の方はシャーラという。 2人組みは船酔いがひどいということで、船長室に船酔いを取りに行くように船長に命じられる。船長室に行くが、船酔いの薬はない。 今度は船倉に取りに行ってくれと言われて、取りに行く。ネズミを倒して薬を入手して上に上がると、みんな眠ってしまっている。 船首に行って推理を行う。 ・犯人の目的→お客の持ち物を盗むこと。 ・犯人は何を盗んだか→コートと時計 ・どうやってみんなを眠らせたか→紅茶に睡眠薬を混ぜた ・ズバリ犯人は→お金持ちのへストンさんという推論が成り立つ。 ヘストンを追いかけて行くと、船酔いから回復したグースとシャーラがヘストンから荷物を奪い返し、ヘストンは海の中へ逃亡する。 今度はグースとシャーラの二人が荷物を奪って逃走を図る。長い追いかけっこの結果、ふと我に返った四人は誰も船を操縦していないことに気がつく。 操縦をできる人間はいないかと聞くが、誰も出来ない。ハックならできるかもしれないとクリスが言い出したことで幽閉されたハックを連れてくる。 ハックの指示で船の帆を操作して、めでたく無事にメナートに到着することができた四人。 眠りから目を覚ました船長にお礼として100ピア貰い、みんなと別れる。 406白き魔女sage04/11/29 00 20 48ID M+iLkV3E メナート ニーリ ジュリオが川を眺めていると、子供に激突されて銀の短剣を川に落としてしまう。 すると街の人が手分けして川を探してくれる。 アルデに向かって出発 メナート アルデ 流氷に乗ってきたアザラシが村の回りの海に住みついていて、ネガルまで行く船が出せないらしい。チッタへの道も、崖崩れで通れない。 仕方ないので、崖崩れのところに行ってみると、ミゲルという老人が足をくじいて倒れていた。 爺さんからアルデ村から息子のトバイを呼んできてくれと頼まれて、その通りにすると、。 ミゲルがトバイに命令してジュリオたちをネガル島まで送ってもらえることになる。 船着場にはアザラシが眠っていた。アザラシを起こさないようにこっちに来い、とトバイに言われるが、 その声の大きさにアザラシが目を覚ましてしまう。 コマって宿屋に行くと行商人からアザラシのエサを貰える。また船着場に行き、アザラシのエサを海に投げて アザラシが食べている間に船に乗る。これでやっとネガル島へ出発 タラッタ号の中を散策して甲板の上に出ると、ネガル島の沖合を巨大なコブのようなものが、南に向けて移動している。 あれがガルガと呼ばれる大海獣。その全長は50ミロは軽く超えるらしい。 409白き魔女sage04/11/29 00 40 34ID M+iLkV3E 第1章 テグラの宝石 テグラに到着した二人。ガルガに襲われて街は壊滅状態になっている。 シャリネ(地)もガルガに襲われたようだが、魔女の鏡だけは大丈夫だったようだ。魔女の鏡を見るが、 またもや不吉な光景を見てしまう。次はアンビッシュにある炎のシャリネ、イグニスである。。 港への帰り道、ケビンという老人に頼まれて、泥炭の沼に沈む宝石を三つ取ってくるよう頼まれる。 ケビンじいさんの所に宝石を持っていくと、お礼に100ピアと真紅の炎を1つ貰う。その後、トバイの 船でメナートに戻る。 ・泥炭の沼に沈む宝石 真紅の炎という。泥炭(最下級の炭)の沼のなかで膨らむ性質を持った奇妙な石。 また、一定以上の大きさに育った真紅の炎は、少しの衝撃で爆発する爆弾と化し 魔力、物質を粉々に破壊する危険物になりかわる。なお、魔力をぶつけると、急激に膨張する。 その色彩から宝石として珍重され、芋すら育つことのない貧土に住まうテグラの人間は、 この石を売ることでなんとか食いつないでいる。この石の育て方をテグラの住人に教えたのは 白き魔女。 410白き魔女sage04/11/29 00 47 44ID M+iLkV3E メナート がけ崩れがまだ直っていないということで、トバイはその先の岬まで船で 送ってくれた。次の目的地であるイグニスのシャリネを向かうには、まずチッタという 町へ行かなければならない。 チッタでは海を見ながら、一人の男がたそがれている。腹が減っているらしいので船で貰った麦を あげると上手そうに食べ始めた。男のの名前はアルフというらしい。 その後、町を出てネルバに行こうとするとが、ガルガで危険だと兵が通してくれない。 困っていると、相談に乗ってくれたアルフが兵士と話をつけてくれる。 何故かアルフと一緒にネルバへ向かうことに。 ネルバもガルガに襲われて、町も城も壊滅状態になっていた。 一人の老人がジュリオ達に白き魔女の予言を教えてくれる。 「災いの山は海からあらわれ都をガレキと化す」。アルフはその言葉がアンビッシュにも残っているという。 ネルバがこうして予言通りにガルガに破壊されたということは、アンビッシュも危ない。 アンビッシュに急いで向かうジュリオ達。 411白き魔女sage04/11/29 00 57 24ID M+iLkV3E メナート トパーズ海岸でローディという青年と出会う。ローディはテグラのケビン老人の孫。ある日、 漁のさなかでガルガに襲われた彼は、そのときに父親を亡くし、以後網を捨てて剣を持ち、ガルガへの 復讐のために生きるようになってしまった。 彼はアンビッシュのボルトでガルガを迎え撃とうと思っているらしい。 その根拠は魔女の予言にあった。、テグラで「大地が実りを忘れしとき、山は海を越え人々のなげきが こだまする」と予言した白き魔女は、ネルバとアンビッシュでは「災いの山は海からあらわれ都はガレキと化す」 と予言したのだ。折しも、今年はテグラもメナートも突然の寒波に農作物の大半をやられ、凶作の年となっていた。 恐ろしいことに二十年も前に残された白き魔女予言は、現在起きている全ての事象を言い当てていた。 復讐に燃えるローディは彼らと一緒に行くのを渋るが、持ち前の強引さでジュリオとクリスの二人が 強制的にパーティーに加える。 412白き魔女sage04/11/29 01 09 03ID M+iLkV3E メナート テュエール 船着場の漁師から、ガルガがロップ島で眠っているのを見たと話を聞ける。その様子は、まるでクッションに うつぶせになって寝ているクジラのようだったらしい。 ローディの話では、ガルガは一度眠ると、何日も眠りつづけるらしい。今のうちに先回りして、 ガルガより早くボルトに着くのが良いのだが、ガルガを恐れて誰も船を出さないため陸路で行くしかない。 ローディがボルトで魔女に一夜の宿を貸し、面倒を見た老婆がいると聞いたことから、話を聞きに行くことになる。 彼女の口から白き魔女の名が分かる。魔女は決して本当の名前を明かさないものらしいが、この老婆にだけは言ったようだ。 ゲルド。それが白き魔女の名前。更に老婆の口から、災いの山(ガルガ)に対処する方法が聞ける。 「災いの山は止めることはできない。人々に唯一できるのは、灯りの道を指し示すこと」 炎を並べてガルガを誘導できると解釈したアルフとローディ。これならば、ガルガが上陸する場所をボルトからそらすことができる。 アルフがノルディック王を説得し、炎の道を作るのに必要な物を揃えてもらうとしようと言うが、はたしてメナートのノルディック王に 謁見することはできなかった。すると、アルフが衛兵隊長に話をつけ中に入っていく。城門から出てきた アルフが、ノルディック王はボルトの沿岸を覆うだけの松明を用意すると承諾したという。 資材を集めるのに3日、船を港に呼ぶので4日、さらにボルトまで海路を2日。 それまでにガルガが動けば全てが終わる。時間との勝負が始まる。こうして、 ボルトに行く前に宿屋で一行が休むなか、モリスンという男がアルフを迎えにくる。 三人から黙って去っていく際、アルフは自分の指輪をはずしてテーブルに置いてから行くのだった。 メナート 双竜谷の関所 ボルトへ向かうジュリオ、ローディ、クリスの三名。 関所の前では、一人の老人が門番ともめていた。チャノムのダイスという街に行き、ギャンブルをやりたいらしいが、 孫の門番が通行を許してくれないようだ。 爺さんは、勝手なことにこの人たちと一緒に行くとい言い張り、強引に旅の仲間になってしまう。 ダイスまでで良いということでしかたなく了承する三人だった。 一章終わり。 424白き魔女sage04/11/30 00 22 31ID EIvpOC4C チャノム ダイス 強引に同行してきたジジイの名前はルーレという。彼は町に入ると、さっさとカジノに行ってしまう。 後からカジノに行くとルーレじいさんがボロ儲けしている。話し掛けるが、耳に入らないようだ。 アンビッシュにはまだ行けない。仕方なく南のダーツへ。 チャノム ダーツ この村の住人には気力というものがない。隣のダイスと比較して悲観ばかりしてスネている。 最初はダイスにも負けないくらい豊かな村にしようと努力したが、これだけ差をつけられてしまうと、 負け犬根性が身についてしまってどうにもならないらしい。 村長が、キタラ弾きのトロバが来た時は、一瞬だけ明るくなる。 その時にみんなに、もう一度がんばるように言ってみようというのでトロバがくるのを待っている三人。 いくら待っても来ないので、ダイスに戻ることになってしまった。 チャノム 毒沼地帯 ダイスに戻る途中、キタラ弾きのトロバに会う。魔獣に襲われて、キタラを川に落としてしまい、見つからないというので一緒に探すことになる。 そしてダーツへ。 トロバが演奏する前に、村長が演説をする。今までワシらは隣のダイスと比べていじけてばかりいたが、それではだめだ!。 トロバの演奏を聞いてみんなで勢いをつけて生まれ変わろうじゃないか! こうしてトロバが演奏をはじめる。しかし、ここでキタラの弦が切れてしまう。 盛り上がっていた村人のやる気も、弦が切れたのと同時に消し飛んでしまう。 代わりの弦はないのかと聞くと、村のはずれのクロワ婆さんの所にあるという。 キタラをばあさんが直すまでの間、巡礼の旅人であるジュリオとクリスの二人に彼女が白き魔女の話をしてくれる。 二十年近く前に人々から迫害を受けるゲルドをクロワはかくまった。「何故迫害されてまで旅を続けるのか?」というクロワの問いに、、 ゲルドは「避けられること避けられないことがある」と答えたらしい。 直ったキタラでトロバが演奏をはじめると、みんなが集まってきて演奏を楽しみ、またみんなでがんばろうということになる。 チャノム ダイス ルーレじいさんを見にカジノに行く。ディーラーとルーレットをするが、だまされて身包み剥がされてしまう。 ルーレじいさんが間に入ってくれて宿屋で待っていろと言うので、待っていると所持品を取り返してきてくれる。 交換条件に官邸のバロンに会いに行くのに一緒に行ってほしいといわれる。 バロンの話では、ルーレじいさんはカジノで儲かった金を全てつぎ込んでスラムの人々を助けようとしている。 その金でレンズ豆の種をバロンに仕入れさせて、カジノで儲けた金でそれを買っているという。 レンズ豆の種を持ってダーツまで付き合ってほしいといわれて一緒に行く。 最後の別れの時、バランはルーレを「トーマス」と呼び、ルーレはバロンを「ラモン」と呼ぶ。 トーマスの名に何故ジュリオが反応したかは、ファルコム公式サイトでキャプテン・トーマス を調べればわかる。 425白き魔女sage04/11/30 00 34 03ID EIvpOC4C ・キャプテン・トーマス ガガーブの西、エル・フィルディンの出身。 『英雄伝説IV 朱紅い雫』では白亜の帆船プラネテスI世号、『英雄伝説V』では 白亜の巨大戦艦プラネテスII二世号を操り登場する海の英雄。 英雄伝説IIIでは70歳のしわくちゃの老人の姿で登場し、プレイヤーに時の流れの残酷さを 味あわせてくれる。その武勇譚は大魔導師オルテガの故事と並んでティラスイール中の子供の 憧れの的である。今はティラスイールのテュエールという街の一軒家に一人住む。棚にある航海日誌と ラム酒から当時の名残を感じ取るのは難しい。 ・ラモン トーマスのライバルだった海賊王。黒い帆船黒竜号で全ての海を荒らし回った。 今は何故かティラスイールの片田舎にバロンという名前でひっこんでいる。 426白き魔女sage04/11/30 01 02 54ID EIvpOC4C ~ ダイスは豊かになる。 しかしダーツは名前さえも忘れさられるだろう。 そして、その貧富の差が毒沼を生む。 心は自然の大地や草木にも影響するものだ ~ 白き魔女 ゲルド アンビッシュ ドッタの砦 ガルガがいるので危ないということで、通してもらえない。三都橋のところで会ったバッシンに、 東の門番は気が短いから何度も話し掛けると、怒って追いかけてくるから出口がガラ空きになると 教えてもらう。 アンビッシュ エルザ海岸 またもや門番がいて中に入れてくれない。アルフが置いていった指輪を見せると・・・。 旅人を装った盗賊と間違えられて捕まってしまう。ボルトにある本部に連行されることになる。 アンビッシュ ボルト そこにはアルフがいた。何と、アルフはアンビッシュの王様だった。 おなかがすいていて動けなかったところを介抱してあげたおっさんが、王様とは世の中分からない者だ。 ガルガはまだロップ島にいるが、そろそろ目を覚ましてもいい頃で、いつ海を渡って来ても不思議ではないという。決戦は近い。 ここは、私たちに任せて君たちは巡礼の旅を続けるように言われてしまうが、戦いに参加しないで見ているだけならいいだろうと頼み、一応了承される。 本営を歩き回るジュリオとクリスは、カンドマスター・マギサと出会う。彼女は幼少時に白き魔女と出会い、 魔法の才能を見いだされた女性である。 とうとう作戦会議が始まった。 作戦その1:ガルガがボルトに迫ったら、漁火をたき、それによってガルガの進路を誘導する。 ゲルドの予言に、灯りの道を作り、道を示せとある。この解釈があっていればボルトへの直撃は防げる。 作戦その2:東の谷に誘導したガルガに対し、カンドマスター・マギサの力を借りて退路を遮断する。 作戦その3:谷に閉じ込めたガルガをさらにネットにより動きを止め、一斉攻撃を与える。 作戦開始と同時にガルガが動き出す。ジュリオとクリスを残してみんな東の谷に行ってしまうが、 こんなところで待っていられるかと血のたぎる二人は谷に行く。 ガルガは海岸までは来ているが、海から上がってくる気配がない。 ジュリオをおとりに使う鬼畜作戦をクリスが立案。採用される。 海に入ってジュリオが騒ぐと、すぐにガルガが迫ってくる。 マギサの魔力が大地に亀裂を起こし、長大な隆起を呼ぶ。前後の岩壁に退路を断たれたガルガの動きが止まる。作戦は成功した。 すかさずネットを張って兵士が襲い掛かるが、堅い皮膚の前に全ての攻撃が跳ね返されてしまう。 ジュリオとクリスも戦いに加わることになるが、一足先に口元にたどり着いたローディが投げた真紅の炎 がガルガの口の中に炸裂する。固唾を呑んで見守るジュリオ達の前に、ガルガの口の中から奇怪な生き物が 這い出てきた。全魔力を使い果たした息も絶え絶えになったマギサが最後の力を振り絞って警告を飛ばす。 寄生獣バラー。ガルガの体内に潜みガルガを操ったこの事件の張本人。 真紅の炎の邪気を払う爆発に絶えかねて姿を現したのだ。 魔獣を倒したために正気に戻ったガルガは岩の壁を楽々壊して去っていった。「ガルガが本気だったら 私たち勝てなかったわね」見送るクリスはそう述懐した。 しかし、ガルガに寄生していた寄生獣バゼラーを召喚したのはだれなのか? ともあれ、 寝る間も惜しんでガルガを追い続けたローディは魔獣との戦闘後、倒れてしまいしばらく絶対安静で体を動かしてはならないことになった。 ジュリオとクリスは別れを惜しみながら2人で出発する。次の目的地は、炎のシャリネ、イグニス。 427白き魔女sage04/11/30 01 18 09ID EIvpOC4C 第3章三都橋の幻影 (第二章はボルト決戦というのだが書いたっけ?) アンビッシュ イグニス(炎) 険しい大蛇の背骨を乗り越えて二人はシャリネにたどり着いた。二人ともずいぶんと強くなった。 ラグピック村の面々は、こんな巡礼の旅を乗り越えた面々ばかり。実は恐ろしい強者ばかりなのではないだろうか? ま、そんなことはどうでもいいか。 溶岩のたぎる部屋で魔女の鏡を起動させた二人が見た者は、燃えるような黒い星とその前に立つ 男。一体この映像は何を意味しているのか。 アンビッシュ アンデラ・城下町 街の人に話を聞くと、ジュリオとクリスを迎えるために、明日、料理コンテストが行われるらしい。 アンビッシュ アンデラ城 アルフ・モリスンと話をする。 ローディの具合は、医者に見せたところ、静養すれば心配はない。 マギサは一度に魔法の力を使いすぎたために、症状がだいぶ重い。 マギサはモリスンと同様にカンド魔法の使い手なのでチャッペル魔法は使えない。 チャッペル魔法なら自己回復も容易だが、カンド魔法の使い手の我々では施す手段がない。 ローディのような怪我であれば治療方法はいくらでもあるが、マギサの場合は、 抜け出た魔法エネルギーを補充しなければならないらしい。 マギサを慕うクリスがチャッペル魔法を使ってマギサを回復させる。 ローディの様子を見に行くと、復讐はやめたという彼の言葉を聞ける。 ガルガ自身は本来おとなしい動物だし、今度のことだって本当に悪いのは、ガルガに住み着いた 魔獣だった。父親が殺されたのも、もしかすると今回のようにガルガが魔獣に操られたせいかもしれない。 復讐のために生きるのは命の無駄使いだとアルフに言われて考え直したらしい。 これからの人生の目標はメナートの官廷剣士になることだと言う。 西の部屋に寝室が用意されているということだったので、そこに行って休もうとするが、 豪華すぎて落ち着かない。アルフに言いに行くと、宿酒場のドミンゴのところに行って休むように 言われる。その頃、兵士と侍女に化けたグースとシャーラが、明日の料理コンテストの最中に城から、財宝を 奪う作戦を練っていた。 翌朝、エトスじいさんがローディ用の薬をくれる。宿酒場を出ようとすると、 ジョルノ料理長が迎えに来てくれる。城に着き、ローディに薬を渡しに行くと、クリスに料理コンテストに参加しないのか?と ローディが余計なことを聞く。やる気を刺激されたクリスがジョルノのところに行き、コンテストに参加したいと伝えると、 了承されてしまう。城にある材料は、ご飯とキャベツ・岩塩・オリーブ油だけ。足りないものはクリスが下ごしらえをしている間にジュリオが調達してくることになる。 ・クリス 料理がへたくそ 428白き魔女sage04/11/30 01 25 08ID EIvpOC4C 準優勝・優勝の発表の後に、賞状と記念品の贈呈があるが、ジョルノが忘れてきたことに気が付く。 ジュリオが取りに行こうとして部屋を出ると、グースとシャーラを見つけて捕物劇となる。 城の入口で2人を追い詰める。なお、グースは地下倉庫に置いてあったガラクタとクリスが 料理に使った残りの材料を盗んでいた。しかし、その袋を落とした瞬間、中身ががらくたであることが発覚。 怒ったシャーラはコンビは解消と言って出て行ってしまう。 こうして、シフールのシャリネに出発することになるが、ジュリオ達に恩義があるということで、 オルドスまでモリスンが同行してくれることになる。 アンビッシュ ドッタの砦 ラグピック村の緑の高原で会った、シノンと再会する。恩人であるラップじいさんに会ってきたらしい。 そのとき、ラップという名を聞いたモリスンが大魔導師オルテガの話をしてくれる。オルテガの 俗性はミッシェル・ド・ラップ・ヘブン。ただ1人魔女の島に渡った伝説の大魔導師ということだ。 魔女の島とは、ティラスイールの内海に浮かぶと言われている魔女たちが住むという島で、 そこが魔法が生まれた場所とされているという。 チャノム 三都橋 橋を渡っていると、モリスンがクリスに何か感じないかと聞く。チャッペル魔法の使い手なら、 通常とは違う気配をわかるかと思ったのだいう。クリスも何となく不気味な雰囲気を感じるらしい。 そのとき、後ろから歩いてきた老人とすれ違うが、ジュリオ達とすれ違うと男はいきなり消えてしまう。 門番に聞くと、そんなジジイは通っていないという。 ウドル 風谷の関所 通常は、入国手続きの書類を自分で作らないといけないらしいが、ジュリオ達は巡礼者ということで、 係員が代わりに作ってくれる。待合室で待っているように言われるので、待合室に行くと、 グースが係員ナンパをしているが、ふられてしまう。係員が書類を持ってきてくれて、 西側から出ようしたところでグースが門番ともめている姿を目撃。先に行った連れ(シャーラ)が 通行証を持っていってしまって、書類が作れないそうだ。仕方がないのでグースを同行させることになる。 429白き魔女sage04/11/30 01 33 40ID EIvpOC4C ミッシェル・ド・ラップ・ヘブン 英雄伝説IV、英雄伝説Vに登場する大魔導師オルテガの若き日の姿。三界( ティラスイール、エル・フィルディン、ヴェルトルーナ)に敵無しと言われた強力な魔法使い。 今は魔力の枯れた、ただの爺さんである。 ・魔女の島 異界に繋がる場所のある孤島。英雄伝説Vの舞台ヴェルトルーナにも同じ魔女の島があり、 ある一定の音波に反応して異界とこちらの空間の間に狭間の道をつくっている。 ラップはVの主人公とともに、そこから異界に入った。 ・キャプテン・トーマス 本名 R(ロナルド)・トーマス 433白き魔女sage04/12/01 22 04 51ID 0ae+Muu/ 第4章 聖獣の住む森 ウドル シフール シャリネに行こうとするが、用があるなら賢者を連れてきて、許可が出ていることを証明しろと番をしている男に言われる。 街の中に、賢者はいないのでシフール城へ。 ウドル シフール城 一回城の中に入り、一通り話しを聞いた後に、外に出てくると、賢者が座って待っている。 話をして、シフールの門番のところに一緒に行く。 ウドル シフール・シャリネ グースとモリスンは、シャリネに用はないと言うことで、宿屋で待っていることになる。シャリネにつくと、 突然シャリネは街から離れているから、お前たちを待ち伏せするにはおあつらえ向きの 場所だったと賢者が言いだす。この男は賢者ではなかったのだ。 この男は幻術使いカジムという名で三都橋ですれ違った男だ。 おまえたちは我々のガルガ計画を阻止した。身をもって償ってもう。と言い、戦闘になる。 ギルバセラーは倒すこことができるが、カジムには一撃でやられてしまう。 グースが様子を見に来てくれて助かることができる。 ウドル シフール モリスンはカジムを知っていた。 幻術使いカジムは魔法を操る腕を買われ、悪しき者たちの片棒を担ぐことを生業としている者だという。 ガルガに魔獣を寄生させたのはこの男なのだろうか? 本物の賢者がどこかに捕まっているはずだということで、城を探す。一番右奥の部屋に幽閉されている。 シャリネに賢者と一緒に行く。またもやカジムの声が・・・ 一応確認によってみたが、生きているとは思いませんでしたよ、と言い戦闘になる。 カジムを倒すことはできたが、死に際にクリスとグースに呪いをかける。今は体に体調の変化は ないようだが、カジムは一体どんな呪いをかけたのか・・・ 魔女の鏡 森の中に銀髪の女性が立っているのが見える。水牛みたいな動物も見える。 これらの映像は何を意味するのか。 オルドスへ 434白き魔女sage04/12/01 22 08 52ID 0ae+Muu/ ウドル グレイス山地 オルドスが近づくにつれて、クリスとグースの具合が悪くなっていく。これはまさかカジムの呪いのせいでは・・・ どうやら、カジムの最後の呪いは、オルドスに近づくほど悪化する体を蝕む病だったらしい。 カジムの目的はジュリオ達をオルドスに行かせないように妨害することだった。 ジュリオ達がオルドスに着くと、カジムの雇い主には都合が悪いのだろう。 ここでシフールに引き返したらカジムの目論見どおりの展開になってしまう。 オルドスにはチャッペル魔法を使う名医がいるということで、シフールには戻らずにオルドスに向かう ことにする。 ウドル 町区画 オルドスに入ろうとすると、クリスとグースの顔色が悪いということで入国手続きを門番が代りに やってくれる。呪いばらいならフィーロ先生に診てもらうといいと教えてもらい、ジュリオが先生を 探しにいく。フィーロ先生の病院は西にある、縦に長細い建物だ。 フィーロ先生に会い、宿屋に一緒に来てもらう。 クリスとグースにかかっている呪いはとても強力で、先生の力で直せるかどうかはわからないと言う。 とりあえずやってみようということでやってみるが、うまくいかない。 バレンという人の家に、こんな症状の呪いの解き方が書かれた本があったから、それをもって来てくれ ということでジュリオがバレンの家に行き、本を借りてくる。 本によると、通常の呪いばらいが通じないほどの強力な呪いがかけられている場合、 特製の秘薬をもちい、解除する方法がある。 現在では、秘薬の調合方法を受け継いでいる者は、フュエンテ国の調薬師リズのみとされている。 というわけで、ジュリオが一人でリズのところへ行くことになる。 フュエンテ 北ヒーツ街道 シャーラを見つける。癇癪を起こしてグースを置いてきてしまった事を気にしているようだ。 シフールのシャリネでカジムに呪いをかけられた事を教えると、リズのところに一緒にいってくれること になる。 フュエンテ リズの家 リズに事情を説明する。呪いを解く秘薬の調合方法は知っているが、問題はそのための材料が 揃えられるかどうかだ。町や村で売っている物や森に生えている草ならともかく、秘薬をつくるためには、 特別なものが必要なのだ。その秘薬とは・・・聖獣アルグレスの角だ。フュエンテのアルグレスは 絶滅したけど、深い森が残っているウドルなら、まだアルグレスがいるかもしれない。 噂だが、ウドルには迷いの森があると聞いたことがある。アルグレスが今もいるとしたらそこだろう。 リズの一人娘フィリーが戻ってくる。彼らの話を聞いたフィリーが協力を申し出る。 フィリーは若いが、調薬の知識をしっかりマスターしているから、見つかりさえすればオルドスで調薬が できる。フィリーが仲間になる。ハイゼンによってリズの薬を届けてから、ウドルへ向けて出発。 フュエンテ 北ヒーツ街道 山賊に襲われるが、シャーラの立ち回りで山賊たちは逃げていく。 435白き魔女sage04/12/01 22 14 24ID 0ae+Muu/ ウドル シフール 賢者に迷いの森の事を聞くと、こんな詩があると教えてくれる。「迷いの森はシフールの風を受けてこずえをゆらす」これはかつて、 白き魔女が歌った詩だそうだ。シフールの風が吹き込む森を探してはどうでしょうかということで、森を探す。 ウドル 静寂の森 シフールから森をまっすぐ東に進むと、関所に行ってしまうので(実際に関所にいくことはできないが)静寂の森の中をうろついて迷いの森を 探すことになる。シフールから迷いの森に入って、上に進みながらいくとトネリコに行くことができる。 ウドル トネリコ ここにはラグーナで助けた脱走兵士の2人組がいる。パッドに事情を説明すると、村長が力になってくれるかも知れないということで取り次いでもらう。 村長のところに行き、事情を説明すると、森の入口に案内される。 ウドル 迷いの森 まずは、石碑を見つける。石碑に触るたびに、表の世界と裏の世界が入れ替わるので裏の世界の状態で、ウロウロしていれば アルグレスを見つけることができる。要するに、最初に一回だけ石碑に触ってその後は石碑には触らなければ良い。 アルグレスを見つけると、アルグレスは立ち去ろうとするが、フィリーが話し掛ける。森にもあなたにも決して危害は加えない。 角を少し分けてくれと言うと、アルグレスはどうぞと言わんばかりに頭を下げる。フィリーが少しだけ削りとる。お礼を言うと、 アルグレスは森の奥に去っていく。 森から出てきて村長と話をする。 森の結界はかつて、白き魔女ゲルドが、森と森に住む獣たちを守るために作ったもので、20年前、この地を訪れたゲルドは、 消えていく自然や絶滅していく獣たちを憂い、ここに村を作り、森を見守るように言った。それがトネリコの村の始まりだ。 ここで映像の謎が解ける。あの時の銀髪の女性がゲルドだったのだ。 カジムの呪いに苦しむクリスやグースを救うために、一路オルドスへと急ぐ。 436白き魔女sage04/12/01 22 24 35ID 0ae+Muu/ オルドス 大聖堂 4つのシャリネを巡ってきた者でなければ、大聖堂に入ることはできない。4つのシャリネを巡ってきた者ならば わかるはずだということで、5つの問いを出される。 ・シャリネが司るものは水、地、火、風、空。ディーネのシャリネでは何を司っている?→「水」 ・テグラのシャリネでは何を司っている?→「地」 ・イグニスのシャリネでは何を司っている?→「火」 ・シフールのシャリネでは何を司っている?→「風」 ・魔法の鏡は真実のみを映し出す?→「いいえ」 437白き魔女sage04/12/01 22 26 28ID 0ae+Muu/ 神官レゾンの話 昔は、チャッペルとカンドという魔法の区別もなく、元来はは2つの境界などない力だった。だが、それでは力の 調和が保てなくなる恐れも予測される。自らも大魔導師であったオルドスの初代大神官オルテガはそう考えた。 世の力の全ては、相反する2つの存在によってバランスが保たれているのだ。ひとつが全てを持ち合わせれば、 確かに力は万能になる。だが、比べるべきものが存在しない。過ちを正すすべがない。もしも万能の力を手にした ものにオゴリが生まれれば、その者は力を使い、世界の調和を乱すかもしれない。 オルテガはそのことを危惧し、それまでに存在した魔法をチャッペルとカンドの2つに分けた。 闇と光があるように、月と太陽があるように。万物の法則にかなう調和を魔法にも求めたのだ。 これがチャッペルとカンド、2つの魔法の成り立ちである。 大神官のところへ。 真実を司る神官フォルトが「まろうどの賛歌」をパイプオルガンで弾いてねぎらってくれる。 塔の頂上で大神官はジュリオ達の事を待っていたと言う。鏡を見て、何が見えたか教えてほしいと言う。 ジュリオ達なら、今必要としているメッセージを受け取ることができるはずだ。大神官は毎日ここで鏡を見ている。 しかしそれが半年ほど前から、魔法の鏡は不吉な映像を映し始めた。渦巻く闇、ガルガの襲撃、そして星々を飲み込む 邪悪な妖気を放つ黒衣の男・・・。あきらかに、これから起こる大規模な災いの予兆に違いない。 ジュリオ達はここの魔法の鏡から、それまでに見た4つの鏡の総合的な答えを得ることができる。 魔女の鏡を見る。 ジュリオ達には映像だではなく、音?言葉が聞こえる。「ラ・ウ・ア・ル」と。 兵士がたくさん集まっていて、フォルティアの紋章も見えた。どこかの天井に光る玉を見上げている男も見えた。 魔女の鏡で見たことを大神官に話す。 ラウアールの波が動き始めているほどの事態だったとは・・・。ラウアールの波とは、ひとつの文明が滅ぶときに その大地を覆い尽くすと言われる破滅への波。つまり、ラウアールの波が流れるということは、 この世界が滅ぶということだ。 しかし、ラウアールの波は異界の魔法を知る者でなければ召喚することはできないはず・・・。 まして、この世界では、ラウアールの存在はオルドスでも一部のものしか知らない。 異界の魔法使いがどこかにまぎれているというのか。そして、引き金となる国がフォルティア。 もしや、フォルティアのルドルフ王の身に、何かが起こっているのかもしれない。 でも、魔法の鏡は真実を映し出すとは決まっていない。このまま放っておくとラウアールの波がくるという 予言だろうから、ルード城に行ってみよう。とはりきりだすジュリオ。 5つの魔法の鏡と白き魔女ゲルドはどうつながっているのか大神官に聞く。 大神官も20年ほど前にゲルドにあったことがあると言う。ゲルドは断片的な予言を人々に与えたが ラウアールの波については口をつぐんでいた。 ゲルドは、恐らくこのままではラウアールの波が現れ、世界が破滅の危機に直面することを予見していたのだろう。 モリスン・フィリーのところに戻る モリスンにラウアールの波の事を告げると、やさしさから同行すると言いかねないので、モリスンには黙っていることにする。 モリスンはアルフのところへ戻っていく。 フォルティアルード城に向けて出発 第5章へ 439白き魔女sage04/12/02 00 58 38ID ppdDfGuW ・真実を司る神官フォルト 英雄伝説Vの主人公の五十年後の姿。彼が弾く曲が、Vで主人公達が探し求めたメロディーでもある。 ・ラウアールの波 元を質せば人の悪意の塊。千年以上前、この世界を作り上げた二柱の神が互いに戦った。結果として争いは 相打ちで終わるが、神々の支配から抜け出した『青の民』と呼ばれる民族は、共鳴魔法と呼ばれる魔法を作り上げ、 ヴェルトルーナとティラスイールのギドナ砂漠、エル・フィルディンの一部に一大文明を築く。共鳴魔法とは、 音波の制御によって確立した魔法大系。極めた者なら、歌声で発動させることも可能。ガガーブ歴以前、 青の民たちは共鳴魔法により、一大文明を築いたが、使用する度に害周波が蓄積されることに気がつき、 魔法文明との決別を決断する。害周波とは、人間が放出する濁気(負の想念)。 これが蓄積されると、呪われた場が広がり精神レベルで空間を汚染する。何もせず、人が生きているだけでも 微量ながら放出しているものだが、破壊の感情による共鳴魔法を使用すると、一層増幅して放出される。 青の民は共鳴魔法の使用を禁止するが、時遅く害周波の塊は空を覆う程までに成長した。 青の民はビオラリュームと呼ばれる兵器と、『害周波』から抽出した一部のエネルギーを使用し、 『害周波』の塊を異界に転送させるが。そのとき抽出した害周波のエネルギーが制御を失い、異界に送った害周波と 共振して大断層ガガーブが生まれる。 これにより、大地はティラスイール、エル・フィルディン、ヴェルトルーナの3世界に分断される。 「害周波」監視のため、「青の民」の一部が異界に移住。共に移住した「害周波」の塊は「異界の月」と命名される。 抽出した一部のエネルギー(闇の太陽)はヴェルトルーナのセルバートに封印され、残った青の民の一族が それの監視についた。これ以降、『青の民』は歴史の表面から姿を消す。ヴェルトルーナ各地に先祖からの 役割を担った少数の人々が住むのみとなる。 ・二柱の神々の争い ティラスイールでは巨人タナトーシスと大蛇サーペントの争いとして残る。大蛇の背骨と呼ばれる長大な山脈は、 そのときの争いの名残である。神々の争いの決着は、英雄伝説IVで明らかになる。 440白き魔女sage04/12/02 01 04 58ID ppdDfGuW 第5章 わかたれた湖 フュエンテ ホルク ホルクに入ると、道がすべて封鎖されていて、どこにも行くことができない。 フュエンテは北部と南部に分かれている。北部は兄のエネトン王がハイゼンで治め、南部は弟のキャラック王が このホルクで治めている。2人は双子の兄弟で、生まれた時にケンカしないように、亡くなった女王が 土地を分けたのだ。 少し前に、怪しげな旅人が現れ、王様の屋敷に入っていったが、それからホルクの様子がおかしくなりだしたらしい。 城内に入ったジュリオ、クリス、フィリーの三人はキャラック王から事の真相を知る。 ひと月ほど前、ベラートという旅人が屋敷を訪れて、北のハイゼンの兄が、自分の領土を拡大するために、 このホルクを狙っていると王に告げる。ベラートに言われるまま、攻め込まれた時のために準備をはじめてしまい、 南北街道のルピナス湖のほとりに砦を作ってしまったのだが、最近ベラートを怪しいと感じて砦の建築を中止 しようと持ちかけたが、ベラートはすっかり軍師きどりで、王様が臆病風に吹かれて気が変わらないようにと、 王妃を人質同様に砦に連れて行ってしまったそうだ。 砦の建築を中止したら、ベラートが王妃に何をするかわからない。 まずは、ハイゼンに戦う気持ちがないことを伝えてほしいと頼まれて、北フュエンテにジュリオたちが行くことになる。 441白き魔女sage04/12/02 01 15 18ID ppdDfGuW フュエンテ ハイゼン城 キャラック王の親書を渡すことで、エネトン王もキャラックがハイゼンを狙っていないと知って安心する。 どうやって国民を安心させるか王妃も交えて悩む中、決が下された。 クリスとジュリオが砦に忍び込み、王妃を助け出す。その間にフィリーが、急いでホルクに戻ってキャラック王に連絡を取り、 砦の南側の外でそっと待っていてもらうように取りはからう。そして、エネトン王にも同じように砦の北側で 待機してもらう。王妃を救出したら、ジュリオとクリスの合図で2人の王様に登場してもらいその場で握手をかわして 両国民を安心させるという手はずになる。 フュエンテ ホルクの砦 見張りを山賊が出た作戦を使って騙して砦の中に入る。 武器庫の武器をクリスの魔法で全て燃やしてから王妃の救出に向かう。 ベラートの部屋でカギを入手してから牢に向かう。 牢屋からカーリー王妃を助け出そうとしたところで戻ってきたベラートに二人は捕まってしまう。 そこへ、グースとシャーラが物を盗みに、山賊をつれて砦にやってくるが、 山賊の1人が兵士に見つかって大騒ぎになる。めげない二人だが、すでにクリスが武器を燃やしていたので 盗る物は何もない。 大騒ぎに乗じて王妃を連れて逃げ出そうとするが、またしてもベラートに見つかり王妃を奪われてしまう。 見張り台のところで、2人を見つける。 やはり、ベラートの目的は、砦を完成させて、南部の名代としてハイゼンに攻め込むことだったようだ。 人質を取られてどうしようもない二人だったが、運良く協力してくれたグースが、ベラートに石を投げつけて、 王妃を助けてくれる。気が付いたゲラートは、捨てゼリフを吐いてどこかへ消えてしまう。 こうして、合図とともに王様たちがやってきて二人で堅い握手。 捕まってしまうかもしれないと考えたグースとシャーラは逃げていった。 442白き魔女sage04/12/02 01 22 23ID ppdDfGuW 第6章 動きだす予言 ギドナ バラカ 町に入った途端、爆発に巻き込まれた二人は、気が付くと牢屋に囚われていた。 クリスを爆発事故の張本人砂漠の黒豹と間違えた兵士によってクリスは連れて行かれてしまう。 クリスは同じ牢に放り込まれたバダットという青年に、砂漠の黒豹について話を聞く。 砂漠の黒豹とは、最近出没するようになった過激なテロリストで、何を盗むというわけではないが、 金持ちの家に忍び込んでは警告状を残して去るらしい。警告に従わない金持ちには、今回のように家を 爆弾で粉々に爆発するそうだ。 この牢屋は闘技場の地下で、主のバラカという男は、罪人を戦わせて見せ物にしているらしい。 バダットとジュリオはお互いが戦うことになるように仕向けて、その最中に隙を見つけて逃げるという作戦を立てる。 2人は戦いながら脱走のことを考えるが、出口に兵士が立っていて逃げ道がない。 進退窮まった二人を助けるかのように、何者かが爆弾を投げ込み、見張りの兵を気絶させてしまう。 その隙を見て2人は闘技場から逃げ出す。外へ出ると見知らぬ女性が逃げる手引きをしてかくまってくれた。 443白き魔女sage04/12/02 01 29 55ID ppdDfGuW クリスの行方を追ってギドナのギドネルへ。色々あって、クリスを買い取った豪商ウルギットの 館に入り、真紅の炎を餌にクリスを返して貰おうとするが、運悪くウルギットの腰巾着カンダタに 正体がばれてしまい、牢屋の中に放り込まれる。 牢屋に放り込まれた二人を、砂漠の黒豹が爆弾で壁を壊してジュリオ達を助けてくれる。 砂漠の黒表の正体はナジェだった。ナジェという名は役人を欺くための仮の名前で、本当の名前はテスラという。 彼女の協力で無事クリスを助けることに成功したジュリオだが、怒ったウルギットとカンダタが魔獣の姿に 変身。この二人と戦うことになるが、元が弱かったらしくあっけなく勝ててしまう。 ウルギットとカンダタが狂った原因がフォルティアの占星術師レバスの仕業であると判明。 「赤い瞳を持つものが現れしとき、悪しき計画は動き始める」という白き魔女の予言が真実味を帯びてきた。 444白き魔女sage04/12/02 01 39 24ID ppdDfGuW ギドナ ディルト関所 戦いを挑んできたベラートを倒して関所に入ったバダット、ステラ、クリス、ジュリオの四人。 兵士の密談を立ち聞きしているのを見つかって牢に入れられてしまう。 雑居房に入れられた四人は、そこでハックと再会する。 ハックはジュリオたちをここで待っていたと言う。 偶然にも、この先のアロザで白き魔女の消息に関する有効な手がかりを得ることができたと語るハックが明かした内容。 それは、白き魔女はティラスイールをぐるりと一周して、最終的にフォルティアに来ていたということだった。 アロザには白き魔女と親しかったフォルティアの宮廷剣士デュルゼルが住んでいた。 ハックはその人物の娘であるジョアンナから、白き魔女の最後の予言を聞いていた。 『表情のない兵士たちが、国境を越えるとき、呪縛に囚われた王は、もはや力を失い、海も山も、 やがてはすべて死に絶える。異界の女と、星を操る男に、災いの波は引き寄せられるだろう。』 ハックが抜け道を橋のすぐそばまで掘ってあるから、それを使って脱出することになる。抜け道を進むと、 橋ではなく馬小屋に出てしまう。馬で兵士を驚かせて、逃げようとするがハックが馬に蹴られてはじきと飛ばされ その挙句に兵士に追い詰められてしまう。バダットがクリスとジュリオとステラを先に渡し、ハックの救出に向かう。 救出は成功したが、バダットがハックを連れて渡らないうちに橋があがってしまう。 川に飛び込み兵士から逃れた二人と後で再会することを約束してジュリオ達はアロザに向かう。 兵舎の窓から見える兵士の顔に感情の色は見受けられない。 445白き魔女sage04/12/02 01 46 13ID ppdDfGuW 第7章 巡礼者の軌跡 フォルティアのアロザでジョアンナと合流した三人は、デュルゼルの幽閉されたドルフェスの塔 に向かう。ドルフェスの塔は警戒が厳重で、このままでは入り込むことができない。 街の北側にいるアリスという女の子の協力で、ドルフェスの塔へ入ることに成功する。 そのころ、ハックとバダットの二人は、海を泳ぎながら塔へと向かっていた。 フォルティア ドルフェスの塔 既に先約が入ったらしく、最上階のかぎを2人組の男に奪われた兵士が部屋に閉じこめられていた。 バダットとハックのことだ。少し先で彼らと合流した後、塔の最上階でデュルゼルと対面する。 ジョアンナにジュリオとクリスを、おじいさんが待ち望んでいた人たちだといって紹介されたデュルゼルは、 「まだ役目が残っている」と槍を手にして立ち上がる。 追っ手を、バダットとハックとジョアンナが食い止めていてくれる間に、ジュリオたちは塔を脱出。 大人数では人目につくということで二手に分かれ、後で落ち合うことにする。 446白き魔女sage04/12/02 02 23 20ID ppdDfGuW フォルティア ゲルドの丘 20年前に数々の予言を残し、その消息は様として知れなかった 白き魔女・ゲルド。彼女は死んでいた。しかも、20年前に。18歳の若さで。 墓碑を前に打ちひしがれるハックとジュリオ達にデュルゼルの口から真実が語られる(長いので省く)。 全てはフォルティア王ルドルフが、静養に赴いたドルフェスの浜辺で海岸に漂着したイザベルという女と出会ったことから始まった。 白き魔女がティラスイールに姿を現す二年前の事だった。一目見てイザベルの美しさに惹かれたルドルフ王は、彼女を 王室に招き王妃とする。王妃はその半年後、レバスという男を天文学者として城に招く。 時を置いてゲルドが異界よりティラスイールに来訪。同族のたくらみを阻止すべく彼女は予言という形で、 この世界の救済手段を残すが、彼女を待っていたのは同胞レバスの冷たい剣閃だった。 迫り来るラウアールの波を退けるには、ルード城の天儀室にあるレバスが儀式に使う天球儀を破壊しなければならない。 天球儀が媒介となり災いの波をこの世界に引き寄せているのだ。天球儀は女王、イザベルの力で結界に守られているが、 5つのシャリネの力を得た銀の短剣ならばその結界を破ることができる。実際に巡礼をしてきた者のみがシャリネの魔法の力を使うことが出来る。 異界に存在するラウアールの波は嘆きの想念によって引き寄せられる。戦争は異界からラウアールの波を呼ぶための撒き餌なのだ。 「ゲルドは死んだが、この丘にはまだ、ゲルドの力が生きている。その力を短剣で引き出すのだ。」 と語るデュルゼルに従い、ラップじいさんからもらった杖を墓標の前におき、シャリネでするように銀の短剣を置く。 剣と杖は輝きを取り戻り、ラップのかけた封印が解けた杖はゲルドの杖となり、墓碑の前で錆びついていた剣は昔の輝きを取り戻す。 敵はルード城。 世界を滅ぼすと言うラウアールの波について調べるために、 ハック、バダット、ジョアンナは砂漠の国ギドナへ。 この世界最古の遺跡の残る地へ旅立つ。 ジュリオ、クリス、ステラ、デュルゼルはラウアールの波を呼ぶ占星術師レバスと 異界の女王イザベルのいるルード城へ。 ・イザベル 異界の女王。異界の月により危機に瀕した異界を救うため、彼女はこちらの世界を破滅させる道を 選択する。偶然を装い海岸に流れ着いた彼女は、フォルティアのルドルフ王をその美貌で籠絡し、 やがては魔法の力で操り人形にしてしまう。 ・レバス イザベルに仕える異界の宰相。ゲルドを殺した男。 ・異界の月 異界に転送された害周波が異界で球形状の形をとったもの。千年を経て少しずつ成長し、異界の大地を削り取っていった。 ・さびた剣 英雄伝説IVで神の力を宿した神剣エリュシオンのこと。レアメタル(希少金属)で創られた名剣。 今は神の力もないが、その切れ味は健在。エスペランサーと言う。 ・ゲルド 異界の元女王候補。女王にはイザベルが選ばれ、彼女は命を取られそうになるが、英雄伝説Vのキーパーソンとなる レオーネ・フレデリック・リヒターという音楽家に救われ、異界の月の影響をもっとも受ける危険な場所、『常夜の地』で育つ。 ガガーブ暦972年、同胞の手にかかりティラスイールで死亡。魂を杖の中に託す。 447白き魔女sage04/12/02 02 40 17ID ppdDfGuW フォルティア ルード城 城内に潜入したクリス達の前に、学者先生から伝言を預かったとグースとシャーラ率いる山賊段がやってくる。 成長した天球儀を破壊するには、その表皮を全て取り除かなくてはならないらしい。 天球儀へ向かうジュリオ達の前にカジムが現れる。シフールのシャリネで倒したはずだったが、レバスの力で蘇ったようだ。 横合いから加勢に入ったローディがカジムとの戦いを引き受けてくれる。 足場の悪い所で敵に待ち伏せされ不利になったジュリオ達の前に、アルフが現れる。 オルドスの大神官のところに行き、ラウアールの波のことを聞いたアルフはモリスンには内緒で加勢に来たらしい。 今度は狭い通路で挟み撃ちにあったクリス達をモリスンの放つ火の玉が救う。 オルドスで別れた時の様子が、白々しかったので、アルフに報告した後、王に内緒でここへ向かってきたと言うことだ。 天儀室。 後ろから押し寄せる魔物の兵士からグース達が楯となってかばってくれる。 部屋に入っていくと、レバスが待っている。レバスは言う。 無数の想念を吸収した天球儀は今や物体でありながら生命を得て、最高潮にまで成長した。遅かったな。もはや、私が手を加える必要もない。 儀式はすべて終了した。あとはラウアールの波が、この世界に現れるのを待つだけだ。 どうしてこんなことをするの?と問いかけるジュリオにレバスは答える。 お前たちが異界と呼んでいる我々の世界を救うためだ。魔女の海に浮かぶ魔女の島。お前たちはそう考えているようだが、現実には少し違う。 そこに島などなく、あるのは空間の「ひずみ」なのだ。その場所で2つの世界はつながり、この世界と異界との往来を唯一可能なものとしているのだ。 異界にもこの世界と同じように人間が生き、人々の営みがある。その人々の営みが、ラウアールの波によって崩壊しようとしているのだ。 そのことに気がついたのは、いまから30年ほど前のことだ。我々の世界の人間は『異界の月」の影響で、生まれながらにして魔法を扱えた。 だが、それが仇になった。魔法を扱うさい、消化しきれなかった負の想念が、長年に渡って空間に蓄積され、手のつけられない怪物となったのだ。 それがラウアールの波だ。 自分の世界を救うために、他の世界を滅ぼしてもよいと言うのか?というデュルゼルの問いにレバスは答える。 我々の世界でも様様な意見が出たよ。一部の者はこの世界に来て、それが果たして許される行為なのか自分の足で歩き、この世界を巡るものもいた。 それが、魔女の巡礼だ。中には、白き魔女と呼ばれたゲルドのように、この世界の者が嘆きの想念を生み出さないようにと助言を残して旅をした者もいる。 しかし、我々の結論はもう出ていた。ラウアールの波をこの世界へ追い出し、自らの世界のみを救うという道に。 ステラが言う。「天球儀に嘆きの想念を閉じ込めたのは、ラウアールの波が生まれた時と同じ状況をつくり、この世界に誘導する為だったのね。」と。 そういうことだ。ラウアールの波は、自分を育んできた嘆きの想念の波長を好む。この世界のほうが我々の世界よりも嘆きの想念を多く持てば、 間違いなく、波はこの世界に打ち寄せる。その為にも、我々は非情にならねばならなかった。我々の世界の者が心に持つ嘆きの想念を捨てない限り、この作戦は成立しなかったのだ。 レバスとの戦いが始まる。異形へと変化して戦いを挑むレバスだったが、彼に勝ち目はなかった。 448白き魔女sage04/12/02 03 02 35ID ppdDfGuW 天球儀を破壊することになる。ステラが爆弾で破壊することを試みる。しかし、爆弾では破壊することができない。そこへ、ローディ、アルフ、モリスンが やってくる。爆弾で破壊できないということを説明すると、モリスンが言う。成長した天球儀の周囲は精神的な力により庇護されている。 物理的にも精神的にもそのどちらにも影響を及ぼす真紅の炎があれば…と。 真紅の炎の爆発は、精神的にも浄化作用があると言われている。 ジュリオたちの持つ真紅の炎を出すが、小さすぎるようだ。モリスンの提案で、魔法の力で真紅の炎を大きくすることにする。 クリスとステラも手伝って魔法の力で大きくすることに成功する。ステラから炎を受け取ったグースが天球儀めがけて投げつける。 命中した真紅の炎は、天球儀の皮膚を根こそぎ吹き飛ばした。丸裸となった天球儀にジュリオの投げた銀の短剣が突き刺さる。 天球儀はまっぷたつにわれ、中から嘆きの想念の元にされたフォルティアの兵士の魂とルドルフ王の魂が飛び出していった。 だが、ラウアールの波を呼ぶ力は止まらない。一人残ったイザベル王妃が波を呼び寄せているのだ。 イザベル王妃を捜しに天儀室から出たジュリオ達の後ろで部屋の出入り口が崩れ落ちる。 シャーラと山賊達に瓦礫を片づけるのを任せて、ジュリオ、クリス、ステラ、デュルゼルの四人は王妃のいる屋上に向かう。 澄んだ瞳をしているのね。もしもあなた方のような人ばかりだったら……。残念です。 もう誰にも止められません。私たちの世界に代わり、この世界が終末の時を迎えるのです。 しかし、あなた方が私を倒せば、術はその瞬間に解かれ引き寄せる力もなくなります。でも、だからと言って、災いから逃れられるか どうかは私にもわかりません。ラウアールの波が止まる可能性があるというだけのことです。私にも、育った世界の運命がかかっています。 これまでのような戦いでは済みませんよ。 屋上で四人を待ち受けた王妃はそう語るとレバスを超える異形の姿となって四人に戦いを挑む。 彼女が従える二人の魔人と無数の使い魔を退けて四人は王妃に止めを刺す。元の姿に戻った彼女にジュリオが問いかける。 「……誰にでも、罪はあります。今は、…せめてこの世界が救われることを祈りましょう…」 イザベルを倒すが、ラウアールの波は止まらない。世界が黒一色に染まる中、クリスの手にしたゲルドの杖が輝きだす。 意志を持つかのように宙に浮かんだ杖は、白く輝く霊体と化したゲルドの手に握られていた。 瞬き一つほどの間で、ラウアールの波は消え去った。 想念から生まれた怪物を無に返す手段は、自らの霊体と共に結びつき、最後の存在である魂を自分の手で消滅させるより他はない。 ゲルドは、ラウアールの波と同化して共に消えた。もう魂すら残らない。 「世界がお前に一体何をしてくれたと言うのだ」と悲嘆にくれるデュルゼルを、クリスが慰める。 「異界とか、世界を分けて考えちゃ駄目なのよ。どちらか片方の世界を犠牲にして自分たちだけの世界が助かるなんて、 間違っていたのよ。 」 玉座に帰ったジュリオ達とデュルゼルに、正気を取り戻したルドルフ王はこう語った。 「騙されたと知った今でも、わたしは、優しかったイザベルの姿しか思い出せないのだ。」 449白き魔女sage04/12/02 03 11 22ID ppdDfGuW エピローグ 馬車に乗ってラグピック村に凱旋するジュリオは、デュルゼルから手渡された手紙を読む。 一方、ジュリオからエスペランサーを受け取ったデュルゼルは、ローディと剣の試合をする。 デュルゼルの手紙には、デュルゼルがオルテガからエスペランサーを譲り受けたときの事、 ゲルドが死んだ後、杖にこめられた力を封印し、墓で杖が本来の力を取り戻すよう仕掛けを施したのは オルテガであることが書いてあった。オルテガはそれらに全ての魔力を使い切り、魔法の力を失ったとも。 試合は佳境に進み、ローディの逆風に切り上げる太刀を受け止めたデュルゼルのエスペランサーは、 刀身を半ばから断ち斬られてしまった。 「その剣はエスペランサー、希望というんだろう。希望は折れちまったのかい?」 剣を納めてそう言うローディに、デュルゼルは笑って答える。 「希望はなくならんさ。さしずめ、今の俺にとっての希望は、お前ということだな」 450白き魔女sage04/12/02 03 14 25ID ppdDfGuW ラグピック村に帰った二人を、村人が総出で出迎えてくれる。 トロバまでやって来てキタラを弾き鳴らす。 やがて、ラップじいさんの姿に気づいた二人は輪を抜け出してラップ爺さんのところに行く。 どうしてそんなにすごい人だってことをみんなに黙ってるの?という二人の質問にラップはこう答える。 これからは、修行を積んだ魔法使いが悪い竜を倒したり、腕っぷしの強い剣士が、剣一本で国王になるような時代じゃない。 それで事が収まるような単純な世の中ではなくなりつつあるのじゃよ。これからは一人一人が自分の持つ才能を 役立て、それぞれの暮らす場所でみんなのためになるよう頑張る。そうでなくてはいけないのじゃ。 そのためには伝説の英雄などというものは邪魔なだけじゃ。これからは、大地に根をおろした力こそが 必要なのじゃよ。ゲルドの心のようにな。 ときにガガーブ暦992年 ティラスイールに新世紀の足音が聞こえ始める、冬のことだった
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/58.html
英雄伝説III 白き魔女 10-370・394~397・399・406・409~412・424~429・433~437・439~450 370白き魔女sage04/11/25 21 54 21ID u8ofgrUH 英雄伝説III 白き魔女 ・ゲーム解説。 ガガーブ・トリロジーと呼ばれるFalcomの「謳うRPG英雄伝説三部作」の先陣を飾るゲーム であり、最後をかざるゲームでもある。発売順は、通例通り、 英雄伝説III→英雄伝説IV→英雄伝説Vであるが、時間軸は 英雄伝説IV(937年)→英雄伝説V(942~943)→英雄伝説III(992)と流れている。 IIIはVの五十年後の世界である。()の数字は年号。暦はガガーブ暦という。 ・世界観解説 かつて世界は一つだった。だが、千年以上前に中央部に走ったガガーブという巨大な亀裂が 大陸を三つに分け、以後、分かたれた大陸はエル・フィルディン(西)、ティラスイール(東)、 ヴェルトルーナ(南)という別個の世界として歴史を刻むことになる。陸づたいに抜けようとすると、 大蛇の背骨と呼ばれる長大な山脈とガガーブの渓谷にはばまれ、海路を取れば、未熟な技術で 造られた船体が荒波に保たず海の藻屑と化す。 各々の世界で、あまたの冒険者が世界の果てを見ようとガガーブを越えることを 夢見たが、ガガーブを越える者は937年まで現れることがなかった。なお、 何故ガガーブが生まれたのか、何故世界は三つに別れてしまったのか、それらの詳細は 英雄伝説Vで語られる。 394白き魔女sage04/11/27 16 56 27ID Gr3Xu6ad そもそもゲーム自体がライトノベルなのじゃ。 ・白き魔女の舞台ティラスイール。 ガガーブの東に広がる世界。フォルティア、メナート、チャノム、オルドス、ウドル、フェエンテ、 アンビッシュ、キドナの8つの国からなる。西に広がるエル・フィルディンや南に位置するヴェルトルーナに 比べると格段に文明の発達が遅れている地方だが、エル・フィルディンやヴェルトルーナと違い争いごとの 少ない平和な世界である。 詳しいことは公式サイトのゲーム紹介でも見てやがれ→ttp //www.falcom.co.jp/ed3_win/index.html ・チャッペルとカンド ティラスイールにおける魔法大系。チャッペルはチャペルの名から連想されるとおり、回復と援護を 司り、杖を精神集中の助けとする。攻撃魔法は二つのみで、うち一つは攻撃を受けた際の反撃時に しか使えない。カンドはロッドを精神集中の助けとする攻撃系の魔法で、自然物の操作から、 果ては時間すら停止させる。本来、チャッペルとカンドは一つの魔法として存在したが、五十年程前 オルドスの地に大聖堂を建てたオルテガという男によって、力の調和を保つことを名目に二つに分けられた。 なお、チャッペルとカンドの両系統の魔法を極めるには天才的な才能を必要とするらしい。 ・大魔導師オルテガ 越えた者は無しと呼ばれるガガーブの壮大亀裂を転移魔法の力によって踏破した唯一の男。 全ての魔法を操り、エル・フィルディン、ヴェルトルーナに異界の魔導師としてその名を残している。 395白き魔女sage04/11/27 17 37 27ID Gr3Xu6ad ・巡礼の旅 ラグピック村に伝わる成人の儀式。14歳になった少年と少女の二人が、銀の短剣を持って各地にある シャリネと呼ばれる祠を訪れるもの。古にある魔女の巡礼を模したと言われる。かつては世界中で少年少女の 成人の儀式としてもてはやされたが、 最後に魔女の巡礼を行った白き魔女の悪評が広がるとともに廃れ、 今ではラグピック以外にその風習を残す村はない。 ・白き魔女 異界よりティラスイールを訪れた最後の魔女。ティラスイール各地のシャリネを渡り歩くと同時に その地に様々な予言を警告として残した。彼女の出生の謎は『英雄伝説V 海の檻詩』のなかで明かされている。 その巡礼の旅は人々の迫害にあう危険なものだったと言われる。ガガーブ暦972年、ティラスイールより その姿を消す。 ・シャリネ 異界より訪れた魔女が魔法の力で築いた社。奥に安置された魔女の鏡とよばれる魔法機械は、 銀の短剣を引き金として、過去現在未来の事象をヴィジョンとして映し出す。 序章 小さな巡礼者 物語はフォルティアの片田舎、ラグピック村と呼ばれる小村から始まる。 巡礼の旅に出かける前日、父親に狩人の息子なんだから自分の門出を祝う料理の獲物くらい自分で 捕まえてこいと言われた少年ジュリオは、西の原に大イノシシを捕まえに行く。 西の原では、薬草を取りに来ていた幼なじみのクリスが大イノシシに襲われそうになっていた。 身を挺して助けたジュリオは見事大イノシシを仕留める。 ・旅立ちの朝 旅立ち前に村の長老が銀色の短剣を二人組の盗賊に盗まれそうになるが、村外れに住む ラップ爺さんのおかげで取り返す。改めて長老の祝いの言葉を拝聴した後、ラップ爺さんから杖を 受け取ったクリスは、ジュリオとともにディーネのシャリネに出発する。 今更主役の紹介なんていらないよな…… 396白き魔女sage04/11/27 17 43 59ID Gr3Xu6ad ・ディーネのシャリネ(水) 魔法の鏡を見るが、映し出されたのは伝え聞いた美しい風景ではなく、暗雲が立ち込め山が陸地を 襲う不吉な光景だった。不安がるジュリオとクリスの二人に シャリネの長老は、「よ~く考えよ~」と言うだけでなんの助けにもならない。この後、二人は ラグーナから船でメナートに渡り、ネガル島をめざす。そこに、テグラのシャリネがあるのだ。 397白き魔女sage04/11/27 18 01 11ID Gr3Xu6ad ・銀の短剣 巡礼の旅人の証。これを持った14歳の少年少女は、巡礼の旅の間、無料で宿を利用、無料で船に 乗船させてもらえ、通行手形無しで関所を通過できる。まさに至れり尽くせりの便利な代物。 原型は英雄伝説Vのあるアイテム。 ・フォルティア ラグーナ 船着場に到着した船を前にしてジュリオが興奮しているとクリスの姿が見えなくなっている。クリスの姿を求めて 町中の人に話を聞くと、船着場のキップ売り場の側にある隊長から脱走兵が町に隠れているという話を聞かされる。 一通り町の人に話を聞いた後に酒場のテナーという人物から、クリスが武器屋の主人と話しているのを見た人がいるという情報を入手。 武器屋の主人に案内された裏の家では、クリスが脱走兵の看病をしていた。事情を聞いたジュリオが店で買ってきた薬を飲ませると、 脱走兵は回復する。宰相のレバスが出す怪しい命令に従うのが嫌で軍を脱走したらしい。。 ほとぼりが醒めるまでここに引きこもるという兵士に見送られた後、ジュリオはクリスに誘われて、 彼女の伯父であるハックに会いに行く。白き魔女の研究者として知られるハックは、この手の学者にありがちな 経済観念ゼロの貧乏神。会いに来た二人の目前で、借金取りゴッチに追いかけられたハックは 窓から飛び出して逃げて行った。 399白き魔女sage04/11/27 18 11 41ID Gr3Xu6ad フォルティア 鷹の爪号 船長曰く、巡礼の旅人は客ではないから、働くように言われる。ジュリオは掃除、クリスは料理と洗濯が仕事だ。 まずは、船室の掃除からだ。全ての船室をまわって掃除をしてボスレイのところに戻ると、今日の仕事は終了だから食事をして休んでくれと言われる。 1日目終了。 今日のジュリオの仕事は甲板の掃除だ。掃除を終わったジュリオは、もっと仕事がしたいという。 船長に手頃な仕事がないか聞いてくれと言うことで船長を探す。話を聞きながら船倉に降りていくと、もういなくなった後だ。ウロウロしていると甲板に出て 行くのを見たと聞き、船首に行くと船長がいて、船首の見張りの仕事を頼まれる。 船首にいて動かずにじっとしているとクリスがやってきて、マストに登り洗濯物を取り込んでいく。その後も動かずにいると、客であるロジャー テスがやってくる。 船長室に一緒に行って事情を聞くと、ロビーでくつろいでいるときにテスのコートがなくなり、船室においてあった懐中時計もなくなったらしい。 ガートンに船首の見張りにつくように言ってくれと言われてガートンに伝言に行く。船長室に戻ると紛失した件について調査をして欲しいと依頼される。 クリスのところに行って説明をすると、巡礼の旅人として調査しようという事になる。 船室をまわると、ヘストンという客も金のブローチがなくなったと言う。船倉に行くとボスレイが魚臭いと行って下に調べに言っている最中に、 密航者ハック伯父さんが登場する。ボスレイが戻ってきて一緒に船長室に行くと、ハックは6番船室に幽閉される事になる。 船長室に泥棒の手配書があり、船室から出てこない2人組の男女が怪しいということになり、船長とブルトの4人で2人組のところに行く。 この二人組が冒頭で銀の短剣を盗もうとした二人組の盗賊である。名を男の方はグースといい、女の方はシャーラという。 2人組みは船酔いがひどいということで、船長室に船酔いを取りに行くように船長に命じられる。船長室に行くが、船酔いの薬はない。 今度は船倉に取りに行ってくれと言われて、取りに行く。ネズミを倒して薬を入手して上に上がると、みんな眠ってしまっている。 船首に行って推理を行う。 ・犯人の目的→お客の持ち物を盗むこと。 ・犯人は何を盗んだか→コートと時計 ・どうやってみんなを眠らせたか→紅茶に睡眠薬を混ぜた ・ズバリ犯人は→お金持ちのへストンさんという推論が成り立つ。 ヘストンを追いかけて行くと、船酔いから回復したグースとシャーラがヘストンから荷物を奪い返し、ヘストンは海の中へ逃亡する。 今度はグースとシャーラの二人が荷物を奪って逃走を図る。長い追いかけっこの結果、ふと我に返った四人は誰も船を操縦していないことに気がつく。 操縦をできる人間はいないかと聞くが、誰も出来ない。ハックならできるかもしれないとクリスが言い出したことで幽閉されたハックを連れてくる。 ハックの指示で船の帆を操作して、めでたく無事にメナートに到着することができた四人。 眠りから目を覚ました船長にお礼として100ピア貰い、みんなと別れる。 406白き魔女sage04/11/29 00 20 48ID M+iLkV3E メナート ニーリ ジュリオが川を眺めていると、子供に激突されて銀の短剣を川に落としてしまう。 すると街の人が手分けして川を探してくれる。 アルデに向かって出発 メナート アルデ 流氷に乗ってきたアザラシが村の回りの海に住みついていて、ネガルまで行く船が出せないらしい。チッタへの道も、崖崩れで通れない。 仕方ないので、崖崩れのところに行ってみると、ミゲルという老人が足をくじいて倒れていた。 爺さんからアルデ村から息子のトバイを呼んできてくれと頼まれて、その通りにすると、。 ミゲルがトバイに命令してジュリオたちをネガル島まで送ってもらえることになる。 船着場にはアザラシが眠っていた。アザラシを起こさないようにこっちに来い、とトバイに言われるが、 その声の大きさにアザラシが目を覚ましてしまう。 コマって宿屋に行くと行商人からアザラシのエサを貰える。また船着場に行き、アザラシのエサを海に投げて アザラシが食べている間に船に乗る。これでやっとネガル島へ出発 タラッタ号の中を散策して甲板の上に出ると、ネガル島の沖合を巨大なコブのようなものが、南に向けて移動している。 あれがガルガと呼ばれる大海獣。その全長は50ミロは軽く超えるらしい。 409白き魔女sage04/11/29 00 40 34ID M+iLkV3E 第1章 テグラの宝石 テグラに到着した二人。ガルガに襲われて街は壊滅状態になっている。 シャリネ(地)もガルガに襲われたようだが、魔女の鏡だけは大丈夫だったようだ。魔女の鏡を見るが、 またもや不吉な光景を見てしまう。次はアンビッシュにある炎のシャリネ、イグニスである。。 港への帰り道、ケビンという老人に頼まれて、泥炭の沼に沈む宝石を三つ取ってくるよう頼まれる。 ケビンじいさんの所に宝石を持っていくと、お礼に100ピアと真紅の炎を1つ貰う。その後、トバイの 船でメナートに戻る。 ・泥炭の沼に沈む宝石 真紅の炎という。泥炭(最下級の炭)の沼のなかで膨らむ性質を持った奇妙な石。 また、一定以上の大きさに育った真紅の炎は、少しの衝撃で爆発する爆弾と化し 魔力、物質を粉々に破壊する危険物になりかわる。なお、魔力をぶつけると、急激に膨張する。 その色彩から宝石として珍重され、芋すら育つことのない貧土に住まうテグラの人間は、 この石を売ることでなんとか食いつないでいる。この石の育て方をテグラの住人に教えたのは 白き魔女。 410白き魔女sage04/11/29 00 47 44ID M+iLkV3E メナート がけ崩れがまだ直っていないということで、トバイはその先の岬まで船で 送ってくれた。次の目的地であるイグニスのシャリネを向かうには、まずチッタという 町へ行かなければならない。 チッタでは海を見ながら、一人の男がたそがれている。腹が減っているらしいので船で貰った麦を あげると上手そうに食べ始めた。男のの名前はアルフというらしい。 その後、町を出てネルバに行こうとするとが、ガルガで危険だと兵が通してくれない。 困っていると、相談に乗ってくれたアルフが兵士と話をつけてくれる。 何故かアルフと一緒にネルバへ向かうことに。 ネルバもガルガに襲われて、町も城も壊滅状態になっていた。 一人の老人がジュリオ達に白き魔女の予言を教えてくれる。 「災いの山は海からあらわれ都をガレキと化す」。アルフはその言葉がアンビッシュにも残っているという。 ネルバがこうして予言通りにガルガに破壊されたということは、アンビッシュも危ない。 アンビッシュに急いで向かうジュリオ達。 411白き魔女sage04/11/29 00 57 24ID M+iLkV3E メナート トパーズ海岸でローディという青年と出会う。ローディはテグラのケビン老人の孫。ある日、 漁のさなかでガルガに襲われた彼は、そのときに父親を亡くし、以後網を捨てて剣を持ち、ガルガへの 復讐のために生きるようになってしまった。 彼はアンビッシュのボルトでガルガを迎え撃とうと思っているらしい。 その根拠は魔女の予言にあった。、テグラで「大地が実りを忘れしとき、山は海を越え人々のなげきが こだまする」と予言した白き魔女は、ネルバとアンビッシュでは「災いの山は海からあらわれ都はガレキと化す」 と予言したのだ。折しも、今年はテグラもメナートも突然の寒波に農作物の大半をやられ、凶作の年となっていた。 恐ろしいことに二十年も前に残された白き魔女予言は、現在起きている全ての事象を言い当てていた。 復讐に燃えるローディは彼らと一緒に行くのを渋るが、持ち前の強引さでジュリオとクリスの二人が 強制的にパーティーに加える。 412白き魔女sage04/11/29 01 09 03ID M+iLkV3E メナート テュエール 船着場の漁師から、ガルガがロップ島で眠っているのを見たと話を聞ける。その様子は、まるでクッションに うつぶせになって寝ているクジラのようだったらしい。 ローディの話では、ガルガは一度眠ると、何日も眠りつづけるらしい。今のうちに先回りして、 ガルガより早くボルトに着くのが良いのだが、ガルガを恐れて誰も船を出さないため陸路で行くしかない。 ローディがボルトで魔女に一夜の宿を貸し、面倒を見た老婆がいると聞いたことから、話を聞きに行くことになる。 彼女の口から白き魔女の名が分かる。魔女は決して本当の名前を明かさないものらしいが、この老婆にだけは言ったようだ。 ゲルド。それが白き魔女の名前。更に老婆の口から、災いの山(ガルガ)に対処する方法が聞ける。 「災いの山は止めることはできない。人々に唯一できるのは、灯りの道を指し示すこと」 炎を並べてガルガを誘導できると解釈したアルフとローディ。これならば、ガルガが上陸する場所をボルトからそらすことができる。 アルフがノルディック王を説得し、炎の道を作るのに必要な物を揃えてもらうとしようと言うが、はたしてメナートのノルディック王に 謁見することはできなかった。すると、アルフが衛兵隊長に話をつけ中に入っていく。城門から出てきた アルフが、ノルディック王はボルトの沿岸を覆うだけの松明を用意すると承諾したという。 資材を集めるのに3日、船を港に呼ぶので4日、さらにボルトまで海路を2日。 それまでにガルガが動けば全てが終わる。時間との勝負が始まる。こうして、 ボルトに行く前に宿屋で一行が休むなか、モリスンという男がアルフを迎えにくる。 三人から黙って去っていく際、アルフは自分の指輪をはずしてテーブルに置いてから行くのだった。 メナート 双竜谷の関所 ボルトへ向かうジュリオ、ローディ、クリスの三名。 関所の前では、一人の老人が門番ともめていた。チャノムのダイスという街に行き、ギャンブルをやりたいらしいが、 孫の門番が通行を許してくれないようだ。 爺さんは、勝手なことにこの人たちと一緒に行くとい言い張り、強引に旅の仲間になってしまう。 ダイスまでで良いということでしかたなく了承する三人だった。 一章終わり。 424白き魔女sage04/11/30 00 22 31ID EIvpOC4C チャノム ダイス 強引に同行してきたジジイの名前はルーレという。彼は町に入ると、さっさとカジノに行ってしまう。 後からカジノに行くとルーレじいさんがボロ儲けしている。話し掛けるが、耳に入らないようだ。 アンビッシュにはまだ行けない。仕方なく南のダーツへ。 チャノム ダーツ この村の住人には気力というものがない。隣のダイスと比較して悲観ばかりしてスネている。 最初はダイスにも負けないくらい豊かな村にしようと努力したが、これだけ差をつけられてしまうと、 負け犬根性が身についてしまってどうにもならないらしい。 村長が、キタラ弾きのトロバが来た時は、一瞬だけ明るくなる。 その時にみんなに、もう一度がんばるように言ってみようというのでトロバがくるのを待っている三人。 いくら待っても来ないので、ダイスに戻ることになってしまった。 チャノム 毒沼地帯 ダイスに戻る途中、キタラ弾きのトロバに会う。魔獣に襲われて、キタラを川に落としてしまい、見つからないというので一緒に探すことになる。 そしてダーツへ。 トロバが演奏する前に、村長が演説をする。今までワシらは隣のダイスと比べていじけてばかりいたが、それではだめだ!。 トロバの演奏を聞いてみんなで勢いをつけて生まれ変わろうじゃないか! こうしてトロバが演奏をはじめる。しかし、ここでキタラの弦が切れてしまう。 盛り上がっていた村人のやる気も、弦が切れたのと同時に消し飛んでしまう。 代わりの弦はないのかと聞くと、村のはずれのクロワ婆さんの所にあるという。 キタラをばあさんが直すまでの間、巡礼の旅人であるジュリオとクリスの二人に彼女が白き魔女の話をしてくれる。 二十年近く前に人々から迫害を受けるゲルドをクロワはかくまった。「何故迫害されてまで旅を続けるのか?」というクロワの問いに、、 ゲルドは「避けられること避けられないことがある」と答えたらしい。 直ったキタラでトロバが演奏をはじめると、みんなが集まってきて演奏を楽しみ、またみんなでがんばろうということになる。 チャノム ダイス ルーレじいさんを見にカジノに行く。ディーラーとルーレットをするが、だまされて身包み剥がされてしまう。 ルーレじいさんが間に入ってくれて宿屋で待っていろと言うので、待っていると所持品を取り返してきてくれる。 交換条件に官邸のバロンに会いに行くのに一緒に行ってほしいといわれる。 バロンの話では、ルーレじいさんはカジノで儲かった金を全てつぎ込んでスラムの人々を助けようとしている。 その金でレンズ豆の種をバロンに仕入れさせて、カジノで儲けた金でそれを買っているという。 レンズ豆の種を持ってダーツまで付き合ってほしいといわれて一緒に行く。 最後の別れの時、バランはルーレを「トーマス」と呼び、ルーレはバロンを「ラモン」と呼ぶ。 トーマスの名に何故ジュリオが反応したかは、ファルコム公式サイトでキャプテン・トーマス を調べればわかる。 425白き魔女sage04/11/30 00 34 03ID EIvpOC4C ・キャプテン・トーマス ガガーブの西、エル・フィルディンの出身。 『英雄伝説IV 朱紅い雫』では白亜の帆船プラネテスI世号、『英雄伝説V』では 白亜の巨大戦艦プラネテスII二世号を操り登場する海の英雄。 英雄伝説IIIでは70歳のしわくちゃの老人の姿で登場し、プレイヤーに時の流れの残酷さを 味あわせてくれる。その武勇譚は大魔導師オルテガの故事と並んでティラスイール中の子供の 憧れの的である。今はティラスイールのテュエールという街の一軒家に一人住む。棚にある航海日誌と ラム酒から当時の名残を感じ取るのは難しい。 ・ラモン トーマスのライバルだった海賊王。黒い帆船黒竜号で全ての海を荒らし回った。 今は何故かティラスイールの片田舎にバロンという名前でひっこんでいる。 426白き魔女sage04/11/30 01 02 54ID EIvpOC4C ~ ダイスは豊かになる。 しかしダーツは名前さえも忘れさられるだろう。 そして、その貧富の差が毒沼を生む。 心は自然の大地や草木にも影響するものだ ~ 白き魔女 ゲルド アンビッシュ ドッタの砦 ガルガがいるので危ないということで、通してもらえない。三都橋のところで会ったバッシンに、 東の門番は気が短いから何度も話し掛けると、怒って追いかけてくるから出口がガラ空きになると 教えてもらう。 アンビッシュ エルザ海岸 またもや門番がいて中に入れてくれない。アルフが置いていった指輪を見せると・・・。 旅人を装った盗賊と間違えられて捕まってしまう。ボルトにある本部に連行されることになる。 アンビッシュ ボルト そこにはアルフがいた。何と、アルフはアンビッシュの王様だった。 おなかがすいていて動けなかったところを介抱してあげたおっさんが、王様とは世の中分からない者だ。 ガルガはまだロップ島にいるが、そろそろ目を覚ましてもいい頃で、いつ海を渡って来ても不思議ではないという。決戦は近い。 ここは、私たちに任せて君たちは巡礼の旅を続けるように言われてしまうが、戦いに参加しないで見ているだけならいいだろうと頼み、一応了承される。 本営を歩き回るジュリオとクリスは、カンドマスター・マギサと出会う。彼女は幼少時に白き魔女と出会い、 魔法の才能を見いだされた女性である。 とうとう作戦会議が始まった。 作戦その1:ガルガがボルトに迫ったら、漁火をたき、それによってガルガの進路を誘導する。 ゲルドの予言に、灯りの道を作り、道を示せとある。この解釈があっていればボルトへの直撃は防げる。 作戦その2:東の谷に誘導したガルガに対し、カンドマスター・マギサの力を借りて退路を遮断する。 作戦その3:谷に閉じ込めたガルガをさらにネットにより動きを止め、一斉攻撃を与える。 作戦開始と同時にガルガが動き出す。ジュリオとクリスを残してみんな東の谷に行ってしまうが、 こんなところで待っていられるかと血のたぎる二人は谷に行く。 ガルガは海岸までは来ているが、海から上がってくる気配がない。 ジュリオをおとりに使う鬼畜作戦をクリスが立案。採用される。 海に入ってジュリオが騒ぐと、すぐにガルガが迫ってくる。 マギサの魔力が大地に亀裂を起こし、長大な隆起を呼ぶ。前後の岩壁に退路を断たれたガルガの動きが止まる。作戦は成功した。 すかさずネットを張って兵士が襲い掛かるが、堅い皮膚の前に全ての攻撃が跳ね返されてしまう。 ジュリオとクリスも戦いに加わることになるが、一足先に口元にたどり着いたローディが投げた真紅の炎 がガルガの口の中に炸裂する。固唾を呑んで見守るジュリオ達の前に、ガルガの口の中から奇怪な生き物が 這い出てきた。全魔力を使い果たした息も絶え絶えになったマギサが最後の力を振り絞って警告を飛ばす。 寄生獣バラー。ガルガの体内に潜みガルガを操ったこの事件の張本人。 真紅の炎の邪気を払う爆発に絶えかねて姿を現したのだ。 魔獣を倒したために正気に戻ったガルガは岩の壁を楽々壊して去っていった。「ガルガが本気だったら 私たち勝てなかったわね」見送るクリスはそう述懐した。 しかし、ガルガに寄生していた寄生獣バゼラーを召喚したのはだれなのか? ともあれ、 寝る間も惜しんでガルガを追い続けたローディは魔獣との戦闘後、倒れてしまいしばらく絶対安静で体を動かしてはならないことになった。 ジュリオとクリスは別れを惜しみながら2人で出発する。次の目的地は、炎のシャリネ、イグニス。 427白き魔女sage04/11/30 01 18 09ID EIvpOC4C 第3章三都橋の幻影 (第二章はボルト決戦というのだが書いたっけ?) アンビッシュ イグニス(炎) 険しい大蛇の背骨を乗り越えて二人はシャリネにたどり着いた。二人ともずいぶんと強くなった。 ラグピック村の面々は、こんな巡礼の旅を乗り越えた面々ばかり。実は恐ろしい強者ばかりなのではないだろうか? ま、そんなことはどうでもいいか。 溶岩のたぎる部屋で魔女の鏡を起動させた二人が見た者は、燃えるような黒い星とその前に立つ 男。一体この映像は何を意味しているのか。 アンビッシュ アンデラ・城下町 街の人に話を聞くと、ジュリオとクリスを迎えるために、明日、料理コンテストが行われるらしい。 アンビッシュ アンデラ城 アルフ・モリスンと話をする。 ローディの具合は、医者に見せたところ、静養すれば心配はない。 マギサは一度に魔法の力を使いすぎたために、症状がだいぶ重い。 マギサはモリスンと同様にカンド魔法の使い手なのでチャッペル魔法は使えない。 チャッペル魔法なら自己回復も容易だが、カンド魔法の使い手の我々では施す手段がない。 ローディのような怪我であれば治療方法はいくらでもあるが、マギサの場合は、 抜け出た魔法エネルギーを補充しなければならないらしい。 マギサを慕うクリスがチャッペル魔法を使ってマギサを回復させる。 ローディの様子を見に行くと、復讐はやめたという彼の言葉を聞ける。 ガルガ自身は本来おとなしい動物だし、今度のことだって本当に悪いのは、ガルガに住み着いた 魔獣だった。父親が殺されたのも、もしかすると今回のようにガルガが魔獣に操られたせいかもしれない。 復讐のために生きるのは命の無駄使いだとアルフに言われて考え直したらしい。 これからの人生の目標はメナートの官廷剣士になることだと言う。 西の部屋に寝室が用意されているということだったので、そこに行って休もうとするが、 豪華すぎて落ち着かない。アルフに言いに行くと、宿酒場のドミンゴのところに行って休むように 言われる。その頃、兵士と侍女に化けたグースとシャーラが、明日の料理コンテストの最中に城から、財宝を 奪う作戦を練っていた。 翌朝、エトスじいさんがローディ用の薬をくれる。宿酒場を出ようとすると、 ジョルノ料理長が迎えに来てくれる。城に着き、ローディに薬を渡しに行くと、クリスに料理コンテストに参加しないのか?と ローディが余計なことを聞く。やる気を刺激されたクリスがジョルノのところに行き、コンテストに参加したいと伝えると、 了承されてしまう。城にある材料は、ご飯とキャベツ・岩塩・オリーブ油だけ。足りないものはクリスが下ごしらえをしている間にジュリオが調達してくることになる。 ・クリス 料理がへたくそ 428白き魔女sage04/11/30 01 25 08ID EIvpOC4C 準優勝・優勝の発表の後に、賞状と記念品の贈呈があるが、ジョルノが忘れてきたことに気が付く。 ジュリオが取りに行こうとして部屋を出ると、グースとシャーラを見つけて捕物劇となる。 城の入口で2人を追い詰める。なお、グースは地下倉庫に置いてあったガラクタとクリスが 料理に使った残りの材料を盗んでいた。しかし、その袋を落とした瞬間、中身ががらくたであることが発覚。 怒ったシャーラはコンビは解消と言って出て行ってしまう。 こうして、シフールのシャリネに出発することになるが、ジュリオ達に恩義があるということで、 オルドスまでモリスンが同行してくれることになる。 アンビッシュ ドッタの砦 ラグピック村の緑の高原で会った、シノンと再会する。恩人であるラップじいさんに会ってきたらしい。 そのとき、ラップという名を聞いたモリスンが大魔導師オルテガの話をしてくれる。オルテガの 俗性はミッシェル・ド・ラップ・ヘブン。ただ1人魔女の島に渡った伝説の大魔導師ということだ。 魔女の島とは、ティラスイールの内海に浮かぶと言われている魔女たちが住むという島で、 そこが魔法が生まれた場所とされているという。 チャノム 三都橋 橋を渡っていると、モリスンがクリスに何か感じないかと聞く。チャッペル魔法の使い手なら、 通常とは違う気配をわかるかと思ったのだいう。クリスも何となく不気味な雰囲気を感じるらしい。 そのとき、後ろから歩いてきた老人とすれ違うが、ジュリオ達とすれ違うと男はいきなり消えてしまう。 門番に聞くと、そんなジジイは通っていないという。 ウドル 風谷の関所 通常は、入国手続きの書類を自分で作らないといけないらしいが、ジュリオ達は巡礼者ということで、 係員が代わりに作ってくれる。待合室で待っているように言われるので、待合室に行くと、 グースが係員ナンパをしているが、ふられてしまう。係員が書類を持ってきてくれて、 西側から出ようしたところでグースが門番ともめている姿を目撃。先に行った連れ(シャーラ)が 通行証を持っていってしまって、書類が作れないそうだ。仕方がないのでグースを同行させることになる。 429白き魔女sage04/11/30 01 33 40ID EIvpOC4C ミッシェル・ド・ラップ・ヘブン 英雄伝説IV、英雄伝説Vに登場する大魔導師オルテガの若き日の姿。三界( ティラスイール、エル・フィルディン、ヴェルトルーナ)に敵無しと言われた強力な魔法使い。 今は魔力の枯れた、ただの爺さんである。 ・魔女の島 異界に繋がる場所のある孤島。英雄伝説Vの舞台ヴェルトルーナにも同じ魔女の島があり、 ある一定の音波に反応して異界とこちらの空間の間に狭間の道をつくっている。 ラップはVの主人公とともに、そこから異界に入った。 ・キャプテン・トーマス 本名 R(ロナルド)・トーマス 433白き魔女sage04/12/01 22 04 51ID 0ae+Muu/ 第4章 聖獣の住む森 ウドル シフール シャリネに行こうとするが、用があるなら賢者を連れてきて、許可が出ていることを証明しろと番をしている男に言われる。 街の中に、賢者はいないのでシフール城へ。 ウドル シフール城 一回城の中に入り、一通り話しを聞いた後に、外に出てくると、賢者が座って待っている。 話をして、シフールの門番のところに一緒に行く。 ウドル シフール・シャリネ グースとモリスンは、シャリネに用はないと言うことで、宿屋で待っていることになる。シャリネにつくと、 突然シャリネは街から離れているから、お前たちを待ち伏せするにはおあつらえ向きの 場所だったと賢者が言いだす。この男は賢者ではなかったのだ。 この男は幻術使いカジムという名で三都橋ですれ違った男だ。 おまえたちは我々のガルガ計画を阻止した。身をもって償ってもう。と言い、戦闘になる。 ギルバセラーは倒すこことができるが、カジムには一撃でやられてしまう。 グースが様子を見に来てくれて助かることができる。 ウドル シフール モリスンはカジムを知っていた。 幻術使いカジムは魔法を操る腕を買われ、悪しき者たちの片棒を担ぐことを生業としている者だという。 ガルガに魔獣を寄生させたのはこの男なのだろうか? 本物の賢者がどこかに捕まっているはずだということで、城を探す。一番右奥の部屋に幽閉されている。 シャリネに賢者と一緒に行く。またもやカジムの声が・・・ 一応確認によってみたが、生きているとは思いませんでしたよ、と言い戦闘になる。 カジムを倒すことはできたが、死に際にクリスとグースに呪いをかける。今は体に体調の変化は ないようだが、カジムは一体どんな呪いをかけたのか・・・ 魔女の鏡 森の中に銀髪の女性が立っているのが見える。水牛みたいな動物も見える。 これらの映像は何を意味するのか。 オルドスへ 434白き魔女sage04/12/01 22 08 52ID 0ae+Muu/ ウドル グレイス山地 オルドスが近づくにつれて、クリスとグースの具合が悪くなっていく。これはまさかカジムの呪いのせいでは・・・ どうやら、カジムの最後の呪いは、オルドスに近づくほど悪化する体を蝕む病だったらしい。 カジムの目的はジュリオ達をオルドスに行かせないように妨害することだった。 ジュリオ達がオルドスに着くと、カジムの雇い主には都合が悪いのだろう。 ここでシフールに引き返したらカジムの目論見どおりの展開になってしまう。 オルドスにはチャッペル魔法を使う名医がいるということで、シフールには戻らずにオルドスに向かう ことにする。 ウドル 町区画 オルドスに入ろうとすると、クリスとグースの顔色が悪いということで入国手続きを門番が代りに やってくれる。呪いばらいならフィーロ先生に診てもらうといいと教えてもらい、ジュリオが先生を 探しにいく。フィーロ先生の病院は西にある、縦に長細い建物だ。 フィーロ先生に会い、宿屋に一緒に来てもらう。 クリスとグースにかかっている呪いはとても強力で、先生の力で直せるかどうかはわからないと言う。 とりあえずやってみようということでやってみるが、うまくいかない。 バレンという人の家に、こんな症状の呪いの解き方が書かれた本があったから、それをもって来てくれ ということでジュリオがバレンの家に行き、本を借りてくる。 本によると、通常の呪いばらいが通じないほどの強力な呪いがかけられている場合、 特製の秘薬をもちい、解除する方法がある。 現在では、秘薬の調合方法を受け継いでいる者は、フュエンテ国の調薬師リズのみとされている。 というわけで、ジュリオが一人でリズのところへ行くことになる。 フュエンテ 北ヒーツ街道 シャーラを見つける。癇癪を起こしてグースを置いてきてしまった事を気にしているようだ。 シフールのシャリネでカジムに呪いをかけられた事を教えると、リズのところに一緒にいってくれること になる。 フュエンテ リズの家 リズに事情を説明する。呪いを解く秘薬の調合方法は知っているが、問題はそのための材料が 揃えられるかどうかだ。町や村で売っている物や森に生えている草ならともかく、秘薬をつくるためには、 特別なものが必要なのだ。その秘薬とは・・・聖獣アルグレスの角だ。フュエンテのアルグレスは 絶滅したけど、深い森が残っているウドルなら、まだアルグレスがいるかもしれない。 噂だが、ウドルには迷いの森があると聞いたことがある。アルグレスが今もいるとしたらそこだろう。 リズの一人娘フィリーが戻ってくる。彼らの話を聞いたフィリーが協力を申し出る。 フィリーは若いが、調薬の知識をしっかりマスターしているから、見つかりさえすればオルドスで調薬が できる。フィリーが仲間になる。ハイゼンによってリズの薬を届けてから、ウドルへ向けて出発。 フュエンテ 北ヒーツ街道 山賊に襲われるが、シャーラの立ち回りで山賊たちは逃げていく。 435白き魔女sage04/12/01 22 14 24ID 0ae+Muu/ ウドル シフール 賢者に迷いの森の事を聞くと、こんな詩があると教えてくれる。「迷いの森はシフールの風を受けてこずえをゆらす」これはかつて、 白き魔女が歌った詩だそうだ。シフールの風が吹き込む森を探してはどうでしょうかということで、森を探す。 ウドル 静寂の森 シフールから森をまっすぐ東に進むと、関所に行ってしまうので(実際に関所にいくことはできないが)静寂の森の中をうろついて迷いの森を 探すことになる。シフールから迷いの森に入って、上に進みながらいくとトネリコに行くことができる。 ウドル トネリコ ここにはラグーナで助けた脱走兵士の2人組がいる。パッドに事情を説明すると、村長が力になってくれるかも知れないということで取り次いでもらう。 村長のところに行き、事情を説明すると、森の入口に案内される。 ウドル 迷いの森 まずは、石碑を見つける。石碑に触るたびに、表の世界と裏の世界が入れ替わるので裏の世界の状態で、ウロウロしていれば アルグレスを見つけることができる。要するに、最初に一回だけ石碑に触ってその後は石碑には触らなければ良い。 アルグレスを見つけると、アルグレスは立ち去ろうとするが、フィリーが話し掛ける。森にもあなたにも決して危害は加えない。 角を少し分けてくれと言うと、アルグレスはどうぞと言わんばかりに頭を下げる。フィリーが少しだけ削りとる。お礼を言うと、 アルグレスは森の奥に去っていく。 森から出てきて村長と話をする。 森の結界はかつて、白き魔女ゲルドが、森と森に住む獣たちを守るために作ったもので、20年前、この地を訪れたゲルドは、 消えていく自然や絶滅していく獣たちを憂い、ここに村を作り、森を見守るように言った。それがトネリコの村の始まりだ。 ここで映像の謎が解ける。あの時の銀髪の女性がゲルドだったのだ。 カジムの呪いに苦しむクリスやグースを救うために、一路オルドスへと急ぐ。 436白き魔女sage04/12/01 22 24 35ID 0ae+Muu/ オルドス 大聖堂 4つのシャリネを巡ってきた者でなければ、大聖堂に入ることはできない。4つのシャリネを巡ってきた者ならば わかるはずだということで、5つの問いを出される。 ・シャリネが司るものは水、地、火、風、空。ディーネのシャリネでは何を司っている?→「水」 ・テグラのシャリネでは何を司っている?→「地」 ・イグニスのシャリネでは何を司っている?→「火」 ・シフールのシャリネでは何を司っている?→「風」 ・魔法の鏡は真実のみを映し出す?→「いいえ」 437白き魔女sage04/12/01 22 26 28ID 0ae+Muu/ 神官レゾンの話 昔は、チャッペルとカンドという魔法の区別もなく、元来はは2つの境界などない力だった。だが、それでは力の 調和が保てなくなる恐れも予測される。自らも大魔導師であったオルドスの初代大神官オルテガはそう考えた。 世の力の全ては、相反する2つの存在によってバランスが保たれているのだ。ひとつが全てを持ち合わせれば、 確かに力は万能になる。だが、比べるべきものが存在しない。過ちを正すすべがない。もしも万能の力を手にした ものにオゴリが生まれれば、その者は力を使い、世界の調和を乱すかもしれない。 オルテガはそのことを危惧し、それまでに存在した魔法をチャッペルとカンドの2つに分けた。 闇と光があるように、月と太陽があるように。万物の法則にかなう調和を魔法にも求めたのだ。 これがチャッペルとカンド、2つの魔法の成り立ちである。 大神官のところへ。 真実を司る神官フォルトが「まろうどの賛歌」をパイプオルガンで弾いてねぎらってくれる。 塔の頂上で大神官はジュリオ達の事を待っていたと言う。鏡を見て、何が見えたか教えてほしいと言う。 ジュリオ達なら、今必要としているメッセージを受け取ることができるはずだ。大神官は毎日ここで鏡を見ている。 しかしそれが半年ほど前から、魔法の鏡は不吉な映像を映し始めた。渦巻く闇、ガルガの襲撃、そして星々を飲み込む 邪悪な妖気を放つ黒衣の男・・・。あきらかに、これから起こる大規模な災いの予兆に違いない。 ジュリオ達はここの魔法の鏡から、それまでに見た4つの鏡の総合的な答えを得ることができる。 魔女の鏡を見る。 ジュリオ達には映像だではなく、音?言葉が聞こえる。「ラ・ウ・ア・ル」と。 兵士がたくさん集まっていて、フォルティアの紋章も見えた。どこかの天井に光る玉を見上げている男も見えた。 魔女の鏡で見たことを大神官に話す。 ラウアールの波が動き始めているほどの事態だったとは・・・。ラウアールの波とは、ひとつの文明が滅ぶときに その大地を覆い尽くすと言われる破滅への波。つまり、ラウアールの波が流れるということは、 この世界が滅ぶということだ。 しかし、ラウアールの波は異界の魔法を知る者でなければ召喚することはできないはず・・・。 まして、この世界では、ラウアールの存在はオルドスでも一部のものしか知らない。 異界の魔法使いがどこかにまぎれているというのか。そして、引き金となる国がフォルティア。 もしや、フォルティアのルドルフ王の身に、何かが起こっているのかもしれない。 でも、魔法の鏡は真実を映し出すとは決まっていない。このまま放っておくとラウアールの波がくるという 予言だろうから、ルード城に行ってみよう。とはりきりだすジュリオ。 5つの魔法の鏡と白き魔女ゲルドはどうつながっているのか大神官に聞く。 大神官も20年ほど前にゲルドにあったことがあると言う。ゲルドは断片的な予言を人々に与えたが ラウアールの波については口をつぐんでいた。 ゲルドは、恐らくこのままではラウアールの波が現れ、世界が破滅の危機に直面することを予見していたのだろう。 モリスン・フィリーのところに戻る モリスンにラウアールの波の事を告げると、やさしさから同行すると言いかねないので、モリスンには黙っていることにする。 モリスンはアルフのところへ戻っていく。 フォルティアルード城に向けて出発 第5章へ 439白き魔女sage04/12/02 00 58 38ID ppdDfGuW ・真実を司る神官フォルト 英雄伝説Vの主人公の五十年後の姿。彼が弾く曲が、Vで主人公達が探し求めたメロディーでもある。 ・ラウアールの波 元を質せば人の悪意の塊。千年以上前、この世界を作り上げた二柱の神が互いに戦った。結果として争いは 相打ちで終わるが、神々の支配から抜け出した『青の民』と呼ばれる民族は、共鳴魔法と呼ばれる魔法を作り上げ、 ヴェルトルーナとティラスイールのギドナ砂漠、エル・フィルディンの一部に一大文明を築く。共鳴魔法とは、 音波の制御によって確立した魔法大系。極めた者なら、歌声で発動させることも可能。ガガーブ歴以前、 青の民たちは共鳴魔法により、一大文明を築いたが、使用する度に害周波が蓄積されることに気がつき、 魔法文明との決別を決断する。害周波とは、人間が放出する濁気(負の想念)。 これが蓄積されると、呪われた場が広がり精神レベルで空間を汚染する。何もせず、人が生きているだけでも 微量ながら放出しているものだが、破壊の感情による共鳴魔法を使用すると、一層増幅して放出される。 青の民は共鳴魔法の使用を禁止するが、時遅く害周波の塊は空を覆う程までに成長した。 青の民はビオラリュームと呼ばれる兵器と、『害周波』から抽出した一部のエネルギーを使用し、 『害周波』の塊を異界に転送させるが。そのとき抽出した害周波のエネルギーが制御を失い、異界に送った害周波と 共振して大断層ガガーブが生まれる。 これにより、大地はティラスイール、エル・フィルディン、ヴェルトルーナの3世界に分断される。 「害周波」監視のため、「青の民」の一部が異界に移住。共に移住した「害周波」の塊は「異界の月」と命名される。 抽出した一部のエネルギー(闇の太陽)はヴェルトルーナのセルバートに封印され、残った青の民の一族が それの監視についた。これ以降、『青の民』は歴史の表面から姿を消す。ヴェルトルーナ各地に先祖からの 役割を担った少数の人々が住むのみとなる。 ・二柱の神々の争い ティラスイールでは巨人タナトーシスと大蛇サーペントの争いとして残る。大蛇の背骨と呼ばれる長大な山脈は、 そのときの争いの名残である。神々の争いの決着は、英雄伝説IVで明らかになる。 440白き魔女sage04/12/02 01 04 58ID ppdDfGuW 第5章 わかたれた湖 フュエンテ ホルク ホルクに入ると、道がすべて封鎖されていて、どこにも行くことができない。 フュエンテは北部と南部に分かれている。北部は兄のエネトン王がハイゼンで治め、南部は弟のキャラック王が このホルクで治めている。2人は双子の兄弟で、生まれた時にケンカしないように、亡くなった女王が 土地を分けたのだ。 少し前に、怪しげな旅人が現れ、王様の屋敷に入っていったが、それからホルクの様子がおかしくなりだしたらしい。 城内に入ったジュリオ、クリス、フィリーの三人はキャラック王から事の真相を知る。 ひと月ほど前、ベラートという旅人が屋敷を訪れて、北のハイゼンの兄が、自分の領土を拡大するために、 このホルクを狙っていると王に告げる。ベラートに言われるまま、攻め込まれた時のために準備をはじめてしまい、 南北街道のルピナス湖のほとりに砦を作ってしまったのだが、最近ベラートを怪しいと感じて砦の建築を中止 しようと持ちかけたが、ベラートはすっかり軍師きどりで、王様が臆病風に吹かれて気が変わらないようにと、 王妃を人質同様に砦に連れて行ってしまったそうだ。 砦の建築を中止したら、ベラートが王妃に何をするかわからない。 まずは、ハイゼンに戦う気持ちがないことを伝えてほしいと頼まれて、北フュエンテにジュリオたちが行くことになる。 441白き魔女sage04/12/02 01 15 18ID ppdDfGuW フュエンテ ハイゼン城 キャラック王の親書を渡すことで、エネトン王もキャラックがハイゼンを狙っていないと知って安心する。 どうやって国民を安心させるか王妃も交えて悩む中、決が下された。 クリスとジュリオが砦に忍び込み、王妃を助け出す。その間にフィリーが、急いでホルクに戻ってキャラック王に連絡を取り、 砦の南側の外でそっと待っていてもらうように取りはからう。そして、エネトン王にも同じように砦の北側で 待機してもらう。王妃を救出したら、ジュリオとクリスの合図で2人の王様に登場してもらいその場で握手をかわして 両国民を安心させるという手はずになる。 フュエンテ ホルクの砦 見張りを山賊が出た作戦を使って騙して砦の中に入る。 武器庫の武器をクリスの魔法で全て燃やしてから王妃の救出に向かう。 ベラートの部屋でカギを入手してから牢に向かう。 牢屋からカーリー王妃を助け出そうとしたところで戻ってきたベラートに二人は捕まってしまう。 そこへ、グースとシャーラが物を盗みに、山賊をつれて砦にやってくるが、 山賊の1人が兵士に見つかって大騒ぎになる。めげない二人だが、すでにクリスが武器を燃やしていたので 盗る物は何もない。 大騒ぎに乗じて王妃を連れて逃げ出そうとするが、またしてもベラートに見つかり王妃を奪われてしまう。 見張り台のところで、2人を見つける。 やはり、ベラートの目的は、砦を完成させて、南部の名代としてハイゼンに攻め込むことだったようだ。 人質を取られてどうしようもない二人だったが、運良く協力してくれたグースが、ベラートに石を投げつけて、 王妃を助けてくれる。気が付いたゲラートは、捨てゼリフを吐いてどこかへ消えてしまう。 こうして、合図とともに王様たちがやってきて二人で堅い握手。 捕まってしまうかもしれないと考えたグースとシャーラは逃げていった。 442白き魔女sage04/12/02 01 22 23ID ppdDfGuW 第6章 動きだす予言 ギドナ バラカ 町に入った途端、爆発に巻き込まれた二人は、気が付くと牢屋に囚われていた。 クリスを爆発事故の張本人砂漠の黒豹と間違えた兵士によってクリスは連れて行かれてしまう。 クリスは同じ牢に放り込まれたバダットという青年に、砂漠の黒豹について話を聞く。 砂漠の黒豹とは、最近出没するようになった過激なテロリストで、何を盗むというわけではないが、 金持ちの家に忍び込んでは警告状を残して去るらしい。警告に従わない金持ちには、今回のように家を 爆弾で粉々に爆発するそうだ。 この牢屋は闘技場の地下で、主のバラカという男は、罪人を戦わせて見せ物にしているらしい。 バダットとジュリオはお互いが戦うことになるように仕向けて、その最中に隙を見つけて逃げるという作戦を立てる。 2人は戦いながら脱走のことを考えるが、出口に兵士が立っていて逃げ道がない。 進退窮まった二人を助けるかのように、何者かが爆弾を投げ込み、見張りの兵を気絶させてしまう。 その隙を見て2人は闘技場から逃げ出す。外へ出ると見知らぬ女性が逃げる手引きをしてかくまってくれた。 443白き魔女sage04/12/02 01 29 55ID ppdDfGuW クリスの行方を追ってギドナのギドネルへ。色々あって、クリスを買い取った豪商ウルギットの 館に入り、真紅の炎を餌にクリスを返して貰おうとするが、運悪くウルギットの腰巾着カンダタに 正体がばれてしまい、牢屋の中に放り込まれる。 牢屋に放り込まれた二人を、砂漠の黒豹が爆弾で壁を壊してジュリオ達を助けてくれる。 砂漠の黒表の正体はナジェだった。ナジェという名は役人を欺くための仮の名前で、本当の名前はテスラという。 彼女の協力で無事クリスを助けることに成功したジュリオだが、怒ったウルギットとカンダタが魔獣の姿に 変身。この二人と戦うことになるが、元が弱かったらしくあっけなく勝ててしまう。 ウルギットとカンダタが狂った原因がフォルティアの占星術師レバスの仕業であると判明。 「赤い瞳を持つものが現れしとき、悪しき計画は動き始める」という白き魔女の予言が真実味を帯びてきた。 444白き魔女sage04/12/02 01 39 24ID ppdDfGuW ギドナ ディルト関所 戦いを挑んできたベラートを倒して関所に入ったバダット、ステラ、クリス、ジュリオの四人。 兵士の密談を立ち聞きしているのを見つかって牢に入れられてしまう。 雑居房に入れられた四人は、そこでハックと再会する。 ハックはジュリオたちをここで待っていたと言う。 偶然にも、この先のアロザで白き魔女の消息に関する有効な手がかりを得ることができたと語るハックが明かした内容。 それは、白き魔女はティラスイールをぐるりと一周して、最終的にフォルティアに来ていたということだった。 アロザには白き魔女と親しかったフォルティアの宮廷剣士デュルゼルが住んでいた。 ハックはその人物の娘であるジョアンナから、白き魔女の最後の予言を聞いていた。 『表情のない兵士たちが、国境を越えるとき、呪縛に囚われた王は、もはや力を失い、海も山も、 やがてはすべて死に絶える。異界の女と、星を操る男に、災いの波は引き寄せられるだろう。』 ハックが抜け道を橋のすぐそばまで掘ってあるから、それを使って脱出することになる。抜け道を進むと、 橋ではなく馬小屋に出てしまう。馬で兵士を驚かせて、逃げようとするがハックが馬に蹴られてはじきと飛ばされ その挙句に兵士に追い詰められてしまう。バダットがクリスとジュリオとステラを先に渡し、ハックの救出に向かう。 救出は成功したが、バダットがハックを連れて渡らないうちに橋があがってしまう。 川に飛び込み兵士から逃れた二人と後で再会することを約束してジュリオ達はアロザに向かう。 兵舎の窓から見える兵士の顔に感情の色は見受けられない。 445白き魔女sage04/12/02 01 46 13ID ppdDfGuW 第7章 巡礼者の軌跡 フォルティアのアロザでジョアンナと合流した三人は、デュルゼルの幽閉されたドルフェスの塔 に向かう。ドルフェスの塔は警戒が厳重で、このままでは入り込むことができない。 街の北側にいるアリスという女の子の協力で、ドルフェスの塔へ入ることに成功する。 そのころ、ハックとバダットの二人は、海を泳ぎながら塔へと向かっていた。 フォルティア ドルフェスの塔 既に先約が入ったらしく、最上階のかぎを2人組の男に奪われた兵士が部屋に閉じこめられていた。 バダットとハックのことだ。少し先で彼らと合流した後、塔の最上階でデュルゼルと対面する。 ジョアンナにジュリオとクリスを、おじいさんが待ち望んでいた人たちだといって紹介されたデュルゼルは、 「まだ役目が残っている」と槍を手にして立ち上がる。 追っ手を、バダットとハックとジョアンナが食い止めていてくれる間に、ジュリオたちは塔を脱出。 大人数では人目につくということで二手に分かれ、後で落ち合うことにする。 446白き魔女sage04/12/02 02 23 20ID ppdDfGuW フォルティア ゲルドの丘 20年前に数々の予言を残し、その消息は様として知れなかった 白き魔女・ゲルド。彼女は死んでいた。しかも、20年前に。18歳の若さで。 墓碑を前に打ちひしがれるハックとジュリオ達にデュルゼルの口から真実が語られる(長いので省く)。 全てはフォルティア王ルドルフが、静養に赴いたドルフェスの浜辺で海岸に漂着したイザベルという女と出会ったことから始まった。 白き魔女がティラスイールに姿を現す二年前の事だった。一目見てイザベルの美しさに惹かれたルドルフ王は、彼女を 王室に招き王妃とする。王妃はその半年後、レバスという男を天文学者として城に招く。 時を置いてゲルドが異界よりティラスイールに来訪。同族のたくらみを阻止すべく彼女は予言という形で、 この世界の救済手段を残すが、彼女を待っていたのは同胞レバスの冷たい剣閃だった。 迫り来るラウアールの波を退けるには、ルード城の天儀室にあるレバスが儀式に使う天球儀を破壊しなければならない。 天球儀が媒介となり災いの波をこの世界に引き寄せているのだ。天球儀は女王、イザベルの力で結界に守られているが、 5つのシャリネの力を得た銀の短剣ならばその結界を破ることができる。実際に巡礼をしてきた者のみがシャリネの魔法の力を使うことが出来る。 異界に存在するラウアールの波は嘆きの想念によって引き寄せられる。戦争は異界からラウアールの波を呼ぶための撒き餌なのだ。 「ゲルドは死んだが、この丘にはまだ、ゲルドの力が生きている。その力を短剣で引き出すのだ。」 と語るデュルゼルに従い、ラップじいさんからもらった杖を墓標の前におき、シャリネでするように銀の短剣を置く。 剣と杖は輝きを取り戻り、ラップのかけた封印が解けた杖はゲルドの杖となり、墓碑の前で錆びついていた剣は昔の輝きを取り戻す。 敵はルード城。 世界を滅ぼすと言うラウアールの波について調べるために、 ハック、バダット、ジョアンナは砂漠の国ギドナへ。 この世界最古の遺跡の残る地へ旅立つ。 ジュリオ、クリス、ステラ、デュルゼルはラウアールの波を呼ぶ占星術師レバスと 異界の女王イザベルのいるルード城へ。 ・イザベル 異界の女王。異界の月により危機に瀕した異界を救うため、彼女はこちらの世界を破滅させる道を 選択する。偶然を装い海岸に流れ着いた彼女は、フォルティアのルドルフ王をその美貌で籠絡し、 やがては魔法の力で操り人形にしてしまう。 ・レバス イザベルに仕える異界の宰相。ゲルドを殺した男。 ・異界の月 異界に転送された害周波が異界で球形状の形をとったもの。千年を経て少しずつ成長し、異界の大地を削り取っていった。 ・さびた剣 英雄伝説IVで神の力を宿した神剣エリュシオンのこと。レアメタル(希少金属)で創られた名剣。 今は神の力もないが、その切れ味は健在。エスペランサーと言う。 ・ゲルド 異界の元女王候補。女王にはイザベルが選ばれ、彼女は命を取られそうになるが、英雄伝説Vのキーパーソンとなる レオーネ・フレデリック・リヒターという音楽家に救われ、異界の月の影響をもっとも受ける危険な場所、『常夜の地』で育つ。 ガガーブ暦972年、同胞の手にかかりティラスイールで死亡。魂を杖の中に託す。 447白き魔女sage04/12/02 02 40 17ID ppdDfGuW フォルティア ルード城 城内に潜入したクリス達の前に、学者先生から伝言を預かったとグースとシャーラ率いる山賊段がやってくる。 成長した天球儀を破壊するには、その表皮を全て取り除かなくてはならないらしい。 天球儀へ向かうジュリオ達の前にカジムが現れる。シフールのシャリネで倒したはずだったが、レバスの力で蘇ったようだ。 横合いから加勢に入ったローディがカジムとの戦いを引き受けてくれる。 足場の悪い所で敵に待ち伏せされ不利になったジュリオ達の前に、アルフが現れる。 オルドスの大神官のところに行き、ラウアールの波のことを聞いたアルフはモリスンには内緒で加勢に来たらしい。 今度は狭い通路で挟み撃ちにあったクリス達をモリスンの放つ火の玉が救う。 オルドスで別れた時の様子が、白々しかったので、アルフに報告した後、王に内緒でここへ向かってきたと言うことだ。 天儀室。 後ろから押し寄せる魔物の兵士からグース達が楯となってかばってくれる。 部屋に入っていくと、レバスが待っている。レバスは言う。 無数の想念を吸収した天球儀は今や物体でありながら生命を得て、最高潮にまで成長した。遅かったな。もはや、私が手を加える必要もない。 儀式はすべて終了した。あとはラウアールの波が、この世界に現れるのを待つだけだ。 どうしてこんなことをするの?と問いかけるジュリオにレバスは答える。 お前たちが異界と呼んでいる我々の世界を救うためだ。魔女の海に浮かぶ魔女の島。お前たちはそう考えているようだが、現実には少し違う。 そこに島などなく、あるのは空間の「ひずみ」なのだ。その場所で2つの世界はつながり、この世界と異界との往来を唯一可能なものとしているのだ。 異界にもこの世界と同じように人間が生き、人々の営みがある。その人々の営みが、ラウアールの波によって崩壊しようとしているのだ。 そのことに気がついたのは、いまから30年ほど前のことだ。我々の世界の人間は『異界の月」の影響で、生まれながらにして魔法を扱えた。 だが、それが仇になった。魔法を扱うさい、消化しきれなかった負の想念が、長年に渡って空間に蓄積され、手のつけられない怪物となったのだ。 それがラウアールの波だ。 自分の世界を救うために、他の世界を滅ぼしてもよいと言うのか?というデュルゼルの問いにレバスは答える。 我々の世界でも様様な意見が出たよ。一部の者はこの世界に来て、それが果たして許される行為なのか自分の足で歩き、この世界を巡るものもいた。 それが、魔女の巡礼だ。中には、白き魔女と呼ばれたゲルドのように、この世界の者が嘆きの想念を生み出さないようにと助言を残して旅をした者もいる。 しかし、我々の結論はもう出ていた。ラウアールの波をこの世界へ追い出し、自らの世界のみを救うという道に。 ステラが言う。「天球儀に嘆きの想念を閉じ込めたのは、ラウアールの波が生まれた時と同じ状況をつくり、この世界に誘導する為だったのね。」と。 そういうことだ。ラウアールの波は、自分を育んできた嘆きの想念の波長を好む。この世界のほうが我々の世界よりも嘆きの想念を多く持てば、 間違いなく、波はこの世界に打ち寄せる。その為にも、我々は非情にならねばならなかった。我々の世界の者が心に持つ嘆きの想念を捨てない限り、この作戦は成立しなかったのだ。 レバスとの戦いが始まる。異形へと変化して戦いを挑むレバスだったが、彼に勝ち目はなかった。 448白き魔女sage04/12/02 03 02 35ID ppdDfGuW 天球儀を破壊することになる。ステラが爆弾で破壊することを試みる。しかし、爆弾では破壊することができない。そこへ、ローディ、アルフ、モリスンが やってくる。爆弾で破壊できないということを説明すると、モリスンが言う。成長した天球儀の周囲は精神的な力により庇護されている。 物理的にも精神的にもそのどちらにも影響を及ぼす真紅の炎があれば…と。 真紅の炎の爆発は、精神的にも浄化作用があると言われている。 ジュリオたちの持つ真紅の炎を出すが、小さすぎるようだ。モリスンの提案で、魔法の力で真紅の炎を大きくすることにする。 クリスとステラも手伝って魔法の力で大きくすることに成功する。ステラから炎を受け取ったグースが天球儀めがけて投げつける。 命中した真紅の炎は、天球儀の皮膚を根こそぎ吹き飛ばした。丸裸となった天球儀にジュリオの投げた銀の短剣が突き刺さる。 天球儀はまっぷたつにわれ、中から嘆きの想念の元にされたフォルティアの兵士の魂とルドルフ王の魂が飛び出していった。 だが、ラウアールの波を呼ぶ力は止まらない。一人残ったイザベル王妃が波を呼び寄せているのだ。 イザベル王妃を捜しに天儀室から出たジュリオ達の後ろで部屋の出入り口が崩れ落ちる。 シャーラと山賊達に瓦礫を片づけるのを任せて、ジュリオ、クリス、ステラ、デュルゼルの四人は王妃のいる屋上に向かう。 澄んだ瞳をしているのね。もしもあなた方のような人ばかりだったら……。残念です。 もう誰にも止められません。私たちの世界に代わり、この世界が終末の時を迎えるのです。 しかし、あなた方が私を倒せば、術はその瞬間に解かれ引き寄せる力もなくなります。でも、だからと言って、災いから逃れられるか どうかは私にもわかりません。ラウアールの波が止まる可能性があるというだけのことです。私にも、育った世界の運命がかかっています。 これまでのような戦いでは済みませんよ。 屋上で四人を待ち受けた王妃はそう語るとレバスを超える異形の姿となって四人に戦いを挑む。 彼女が従える二人の魔人と無数の使い魔を退けて四人は王妃に止めを刺す。元の姿に戻った彼女にジュリオが問いかける。 「……誰にでも、罪はあります。今は、…せめてこの世界が救われることを祈りましょう…」 イザベルを倒すが、ラウアールの波は止まらない。世界が黒一色に染まる中、クリスの手にしたゲルドの杖が輝きだす。 意志を持つかのように宙に浮かんだ杖は、白く輝く霊体と化したゲルドの手に握られていた。 瞬き一つほどの間で、ラウアールの波は消え去った。 想念から生まれた怪物を無に返す手段は、自らの霊体と共に結びつき、最後の存在である魂を自分の手で消滅させるより他はない。 ゲルドは、ラウアールの波と同化して共に消えた。もう魂すら残らない。 「世界がお前に一体何をしてくれたと言うのだ」と悲嘆にくれるデュルゼルを、クリスが慰める。 「異界とか、世界を分けて考えちゃ駄目なのよ。どちらか片方の世界を犠牲にして自分たちだけの世界が助かるなんて、 間違っていたのよ。 」 玉座に帰ったジュリオ達とデュルゼルに、正気を取り戻したルドルフ王はこう語った。 「騙されたと知った今でも、わたしは、優しかったイザベルの姿しか思い出せないのだ。」 449白き魔女sage04/12/02 03 11 22ID ppdDfGuW エピローグ 馬車に乗ってラグピック村に凱旋するジュリオは、デュルゼルから手渡された手紙を読む。 一方、ジュリオからエスペランサーを受け取ったデュルゼルは、ローディと剣の試合をする。 デュルゼルの手紙には、デュルゼルがオルテガからエスペランサーを譲り受けたときの事、 ゲルドが死んだ後、杖にこめられた力を封印し、墓で杖が本来の力を取り戻すよう仕掛けを施したのは オルテガであることが書いてあった。オルテガはそれらに全ての魔力を使い切り、魔法の力を失ったとも。 試合は佳境に進み、ローディの逆風に切り上げる太刀を受け止めたデュルゼルのエスペランサーは、 刀身を半ばから断ち斬られてしまった。 「その剣はエスペランサー、希望というんだろう。希望は折れちまったのかい?」 剣を納めてそう言うローディに、デュルゼルは笑って答える。 「希望はなくならんさ。さしずめ、今の俺にとっての希望は、お前ということだな」 450白き魔女sage04/12/02 03 14 25ID ppdDfGuW ラグピック村に帰った二人を、村人が総出で出迎えてくれる。 トロバまでやって来てキタラを弾き鳴らす。 やがて、ラップじいさんの姿に気づいた二人は輪を抜け出してラップ爺さんのところに行く。 どうしてそんなにすごい人だってことをみんなに黙ってるの?という二人の質問にラップはこう答える。 これからは、修行を積んだ魔法使いが悪い竜を倒したり、腕っぷしの強い剣士が、剣一本で国王になるような時代じゃない。 それで事が収まるような単純な世の中ではなくなりつつあるのじゃよ。これからは一人一人が自分の持つ才能を 役立て、それぞれの暮らす場所でみんなのためになるよう頑張る。そうでなくてはいけないのじゃ。 そのためには伝説の英雄などというものは邪魔なだけじゃ。これからは、大地に根をおろした力こそが 必要なのじゃよ。ゲルドの心のようにな。 ときにガガーブ暦992年 ティラスイールに新世紀の足音が聞こえ始める、冬のことだった
https://w.atwiki.jp/jdkmaniacs/pages/75.html
最終更新 2023-11-25 「新・英雄伝説III 「白き魔女」(Windows版)」のBGM別作曲者推測 目次 [非表示] データ 外部リンク 更新情報 概要 推測を終えての所感 オリジナルサウンドトラック 投票 コメント データ 発売日 1999年04月23日 機種 Windows (リメイク版) 原曲作曲者 Falcom Sound Team jdk (石川三恵子, 白川篤史, 松岡博文, 中島勝, 金田直樹, 綱島貴博) 作編曲者 Falcom Sound Team jdk (松岡博文, 白川篤史, 中島勝, 園田隼人, 松村弘和, 石橋渡) 外部リンク 公式 / Wikipedia / VGMdb / Ys MUSIC FILES / ファルコム・スタッフロール / みんなで決めるゲーム音楽まとめWiki / 公式インタビュー (白き魔女 サウンド特集) 更新情報 2020-12-20 「ローディ」「毒沼」「INVASION」の推測を変更/曲目にSpotifyリンク追加 2020-07-03 CD2#33「小さな英雄 -冬の到来-」推測変更(白川→中島&白川) 概要 1994年にPC-98で発売された同名タイトルのWindows移植リメイク。当初は「新・白き魔女」と銘打っていたが後に他の作品との統一感のため「白き魔女」へと改題された。原作のFM音源はMIDI音源へとアレンジ。OSTではPCM音源版が収録されている。基本的には原作OST「MUSIC FROM 英雄伝説III」の曲のままだが新たに2曲の追加曲や新アレンジなどが入っている。「海の檻歌」同様にOSTは前編と後編と別々に発売された。 推測を終えての所感 当時の作曲スタッフは白川氏、中島氏、松村氏、園田氏だがそのうち園田氏は今作ではSEをメインに担当していた。なので実質的にほぼ3人に絞られる。上記リンクの「サウンド特集」インタビューから推測のヒントになる文章を抜粋すると… 白川篤史氏=”今回Windowsになり、当時盛り上げたかったBGMをアレンジしなおせて良かったです。” 中島勝氏=”作曲者自らのアレンジはやはり聴きどころ。「デュルゼルの手紙」ピアノアレンジや「キャプテントーマス」ディスコ風など。また、ラグピック村の曲は今回のアレンジでようやく完成させた気持ちです。” 松村弘和氏=”FM音源版に負けていないディストーションギターが渋い「ルード城」。原作に忠実でありながら、新しくなった白き魔女にぴったりなアレンジになってます。” 園田隼人氏=”僕としては「ドルフェス」を聴いてほしいかな・・・。” …となっていて基本的には原曲の作曲者がそのまま編曲を担当していることが多い。また自分の曲を推している。ただし当時の作曲者ではなく今のメンバーのほうがその曲を編曲するに相応しい場合はその限りではない。適材適所で中島氏も白川氏の曲を編曲しているはずだ。もちろんその逆も然り。 白川氏と中島氏、このふたりはそれぞれ明快に個性が出る曲は分かりやすいがそうでない曲の場合は区別がつきずらい。 園田氏の言葉は恐らくドルフェスの塔で使われるBGM「INVASION」を指していると思われる。”聴いてほしい”という願いがこもっているがこれは自分の自信作だからか、それとも他者が作ったけどお勧め出来るからなのか判断つきかねる。 ちなみに石橋氏は海の檻歌インタビューによると今作では曲を作っていないと思われる。とはいえそのまま鵜呑みにするのは危険だが聴く限り該当しそうな曲はないはず。 オリジナルサウンドトラック +=追加曲 原曲(確定済) No. 曲名 (Spotify) 原曲(確定済) 予想 コメント 01 白き魔女ゲルド 白川・金田 白川 オーケストラの豊かでニュートラルな響きは白川氏のもの。中島氏はもっと明瞭、園田氏は響きに明快な個性があり松村氏が仮にオケ曲を作ったらもっと個性が出ているだろう。 02 もうひとつの英雄たちの物語 白川 白川 冒頭のシンセの響きから白川氏サウンドが明快だ。背景の伴奏するシンセも中島氏とは差がある。氏が好む「白き魔女ゲルド」と同じチューブラーベルもある。サックスが出てくるが中島氏ならもっとジャジーなニュアンスを出すはず。これら2曲が白川氏のサンプルとなり得る。 03 愛はきらめきのなかに 中島 中島 インタビューで自身の編曲を匂わせている曲。確かに「もうひとつの英雄たちの物語」と続けて聴くと響きの差異を感じ取れる。中島氏の曲は音場が白川氏よりずっとワイドで重心が低い。また0 22からのジャジーなブラス、0 51からのサックスのニュアンスなどは氏ならではの手法。トムトムはモナモナ「オープニング」と同じ弾むような音。この曲に中島氏のエッセンスがつまっている。 04 小さな英雄 -オルゴール- 白川 白川 オルゴールへのアレンジなら普通は原曲の作曲者が受け持つはず。敢えて白川氏以外のメンバーがやる意義はない。 05 俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Original- 松岡 松村 他のメンバーとは違うライブ感のある響き、ディストーションギター、沸き立つドラムとベース。松村氏の個性があらわれている。 06 WIN!! -Original- 金田 白川 「もうひとつの英雄たちの物語」同様の響き多めのシンセ。 07 シャーラ グース 白川 中島 まず響きから白川氏ではない。原曲の作曲者は白川氏だが原曲にはないハモンドオルガンのソロパートが追加されていてオルガンの音は中島氏の推測曲「FEEL SO GOOD」と似ている。左側のハイハットはED5「陽のあたる丘で」と同じ。シンセリードはモナモナ「モナーク 勝利目前」と似ている。左側に犬の鳴き声みたいなクイーカが入っているが後年に石橋氏がよく使うがただサウンド的に石橋氏ではないはずだ。ただ右側にあるピアノは「嵐の前」と同じだが白川氏ではないと思う。「愛はきらめきのなかに」にも右側にピアノは入っている。トムトムは「しあわせな一日」と同じ。 08 MOUNTAIN PATH 中島 中島 中島氏と確信出来る「HEROES2」と同じ左側のコンガ。白川氏とは違う響きのブラスで「気分はキャプテン・トーマス」と似ている。シンバルも同様。 09 FEEL SO GOOD 中島 中島 0 31から「愛はきらめきのなかに」同様のジャジーな歌いまわしが確認出来る。 10 関所 白川 白川 白川氏と確実な「嵐の前」「ボルト大決戦」などと同じスネアの音と同じオーケストラ。0 25から「愛はきらめきのなかに」0 55と同じ笛が入るが中島氏ではない。このふたりは同じ手法のアレンジをしてくるので注意深く精査する必要がある。 11 洞窟 白川 白川 「関所」と同じオーケストラ。この時代、基本的にオケ曲は白川氏が担当になることが多い。 12 シャリネ 白川 白川 「洞窟」と同じストリングスとグロッケンシュピールとクラリネット。「もうひとつの英雄たちの物語」と同じチューブラーベル。 13 浜辺の午後 白川 中島 海岸を模した音が入っている。「愛はきらめきのなかに」0 20、1 28と同じエレピが使われている。この楽器は中島氏が今作で多用している。ED5でも「潮風に誘われて」などに使っていて同じ響きだ。 14 しあわせな一日 白川 中島 続けて聴くと「浜辺の午後」と同じサウンドを感じる。中間部のコミカルな表現は中島氏ならではだろう。「愛はきらめきのなかに」0 20以降と同じスティックと1 20以降の硬めのスネア。「FEEL SO GOOD」と同じシンバル。「気分はキャプテン・トーマス」と同じエレキとスネア。VM「頂点を夢見て」0 41と同じエレキの合いの手、さらにED5「愛を感じていたい「終焉」」でも聴かれる。「愛はきらめきのなかに」0 55と同じ笛。ストリングスは白川氏とは違う響き。クラッカーのような炸裂音は「赤い瞳の誘惑」と同じ。 15 気分はキャプテン・トーマス 中島 中島 インタビューから推測可能な曲だが実際にアレンジ、使用楽器、響きなどは氏だと裏付けられる。左側のエレキや右シンバルは「しあわせな一日」と同じ。トランペットは「MOUNTAIN PATH」と同じ。 16 犯人は誰だ?! 綱島 中島 右側ウッドブロックから中島氏か白川氏か絞り込むことが可能。このアレンジはこのふたりしかやらないが「風といっしょに」のウッドブロックと同じ、響きと個性際立つアレンジ、全体の響き的に中島氏が該当する。 17 愉快な仲間たち 白川 松村 「俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Original-」と同じ響き。ハイハットも同じ位置。スラップベースに氏の個性があらわれている。中島氏の響きはもっと重心が低い。石橋氏はもっとアレンジが纏まっている。 18 風といっしょに 白川 中島 「しあわせな一日」とエレピやハーモニカ、カスタネット、右の笛、ストリングスなどアレンジが似た曲。「犯人は誰だ?!」と同じ位置のウッドブロック。0 16や0 20の右側で聴こえるギターは中島氏の推測曲「哀しみのメロディ」0 36からのギターと音も位置も同じ。「愛はきらめきのなかに」、ED5「明日を生きるために」と同じ位置のピアノと音。 19 小さな英雄 -ジュリオとクリスの大冒険- 白川 白川 0 32のシンセは「もうひとつの英雄たちの物語」イントロのシンセと同じ。0 48のシンセは「もうひとつの英雄たちの物語」1 00と同じシンセ。「HEROES2」と同じコンガ。0 46はWin版ED4「旅立ち」0 59を彷彿させられるが…。スネアは「しあわせな一日」と同じ。0 33のシンセはWin版ED4「絆 -熱き想いを胸に-」0 21と同じ。 20 LET'S START, OK? 金田 中島 0 28のシンセはVM「純粋なる者たち」1 11と似ている。モナモナ「オープニング / 砂漠 勝利目前」と似たトムトムやスネア。さらに0 40はモナモナ「オープニング」0 26と同じ。0 06などにある左右で動く音はWin版ED4「向かうべき路途(みち)へ」と似ている。エレキの位置や音は「俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Arrange-」と同じ。 21 炭坑 白川 白川 Win版ED4へ流用される曲。既に白川氏と確定出来ている。オーボエ、チューブラーベルなど「白き魔女ゲルド」と同じ。 22 ガルガのつめ痕 白川 白川 「白き魔女ゲルド」と同じストリングス。「炭坑」から続けて聴くと違いがない。 23 ローディ 白川 白川 「LET'S START, OK?」同様にシンセリード主体の曲。2曲で響きの違いが感じられ恐らくどちらかが白川氏でありどちらかが中島氏だと思う。比較的素材が多いアレンジだが判別は困難、今作では最も難易度が高い推測。「LET'S START, OK?」と比べこちらのほうが曇っていて仄暗い、重心がやや高め。このサウンドは今作の白川氏の曲の響きと合致する。自分にはYsET「PALACE OF DESTRUCTION」などといった白川氏のシンセリード曲を彷彿させられるのだ。 24 GAMBLER 金田・白川 中島 ジャズ調の曲は中島氏の十八番。シンバルやコンガやサックスやトランペットは他の中島氏の推測曲と同じ。トランペットは「HEROES2」の鳴りと同じだ。中島氏と確信可能なED5「ルーレットまかせ」と似たテイストの曲。 25 毒沼 白川 白川 手掛かりが少ない難易度の高い曲だ。決め手は最後の音0 51のシンセのピロリンが4回続く部分。ここはED5「絆 -哀しみを越えて-」1 01辺りでも同じようにシンセを鳴らしている。また冒頭からのシンセは「迷いの森 -Original-」の音と似ている。こういった曲は原曲作曲者自ら編曲、在籍していない場合は中島氏となっている。この場合敢えて中島氏に任せる理由もないような。 26 白き魔女ゲルド -軌跡- 金田 白川 「白き魔女ゲルド」と同じフルートとハープ。「炭坑」と同じオーボエ。「シャリネ」と同じハープ。 27 ダーツ 白川 白川 「洞窟」と同じピチカート。「炭坑」と同じオーボエ。トライアングル。全体の響き的に白川氏が該当。 28 それ見よ我が元気 -ああ無情- 金田 白川 ED5「いざないの歌(フォルト)」を彷彿させるギターの音色。 29 哀しみのメロディ 中島 中島 Win版ED4「朱紅い雫 -神に選ばれし娘-」を彷彿させられた。あの曲が中島氏としたら可能性は高い。実際に0 37のギターは「愛はきらめきのなかに」0 51と同じでエレピも同じ。クリアなサウンドも中島氏に該当。 30 それ見よ我が元気 金田 白川 「それ見よ我が元気 -ああ無情-」と同じギター。ロングVer。ED5では「それ見よ我が元気(フォルト)」へアレンジされている。ソロ曲なので判断しずらいが白川氏のED5での仕事をみるとこういった小曲を今作でも担当しているのかもしれない。 31 嵐の前 白川 白川 氏が確実なオーケストラ。スネアの甲高い音は氏が好む音。 32 ボルト大決戦 白川 白川 「嵐の前」と同じオーケストラ。 33 強敵!! 金田 松村 「ルード城」同様に濃厚にディストーションエレキが暴れるロック曲。 34 あ、負けちゃった 綱島 中島 「デュルゼルの手紙」と同じピアノ。弾きっぷりに氏の個性が出ている。氏は昔からゲームオーバー曲を多く担当している。 35 デュルゼルの手紙(PS版) 中島 中島 ストリングスやアレンジにVM「追憶の脈動」を彷彿。右のアコギは「しあわせな一日」と同じ。鮮やかで明快なアレンジは中島氏のもの。 36 不思議なお話しを 石川 中島 「風といっしょに」と同じハーモニカ。ハモンドオルガンやギターを使ったアレンジ、鮮やかで明瞭な響きは中島氏。 37 俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Arrange- 松岡 中島 中島氏の使うハモンドオルガンとエレピとトランペットとシンバル。「気分はキャプテン・トーマス」と同じトランペットとサイドエレキ。氏がトランペットをよく左右に短く鳴らしたりする。2 02以降盛大にエレキが入っているが松村氏のエレキとは差は大きい。0 28のエレキはWin版ED4「海原を風に乗り」0 38と似ている。 38 WIN!! -Arrange- 金田 松村 「ルード城」と同じ沸き立つベース。「俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Arrange-」と比べるとやはり響きの差異がある。シンバルも違う。スネアやシンセリードにも強靭さがある。 39 円舞曲 白川 白川 「洞窟」とストリングスやクラリネットは同じ。 40 男ひとり旅 白川 白川 「円舞曲」と同じオーケストラ。「もうひとつの英雄たちの物語」と同じサックス。 41 フラダンシング・オールナイト (+) - 中島 全体の響きは「GAMBLER」と同じ。右側のギターは「しあわせな一日」0 19と少し似ている。左側でコロコロと鳴ってるシロフォンは「MOUNTAIN PATH」0 57あたりと似た感じはあり、また「デュルゼルの手紙(PS版)」のシロフォンの位置と同じ。響き的に園田氏や松村氏は外れるはず。0 41からのギターソロは「それ見よ我が元気」とは違う。氏の推測曲ED5「恋する季節」0 06のギターの音と同じ。 42 迷いの森 -Original- 金田 白川 「男ひとり旅」と似たヴィブラフォン。「もうひとつの英雄たちの物語」と似た音のスネア。このドライな響きのスネアは他にモナモナ「雪 勝利目前」、未使用版「THE MORNING GROW」でも聴かれる。響きの距離感は白川氏が該当。 43 迷いの森 -Arrange- 金田 中島 「迷いの森 -Original-」と続けて聴くと響きの差を感じる。右側で鳴り続けている煌めくシンセはモナモナ「アドバイス」右側0 17などで鳴ってるシンセと同じ。左側でポコポコと鳴ってる音0 19はVM「純粋なる者たち」0 07などと同じ。同じくVM「いざない(マスター選択)」と似た雰囲気も聴こえる。1 06からの環境音を入れる演出はWin版ED4「元気なシャノン」1 04と似ている。 44 オルドス 中島 中島 真ん中のギターは「愛はきらめきのなかに」右側のギターと同じ。同様の中島氏がよく使うエレピも聴こえる。ムーディーなトランペットも同曲と同じ音。合間合間に中島氏が好むアレンジのコーラス。「愛はきらめきのなかに」と似たテイストの曲だ。 45 オルドス大聖堂 白川 白川 0 39は「小さな英雄 -ジュリオとクリスの大冒険-」0 33の響きと似ている。こうゆうシンセの響きは白川氏を彷彿。またWin版ED4「太古の遺産」を彷彿する響きでもある。 46 まろうどの賛歌 白川 白川 ED5「水底のメロディー「異界へ」」と同じオルガン。こうゆうふうに編曲するのは原曲の作曲者でしかない。 47 ラウアール 白川 白川 「ボルト大決戦」と同じスネアなどのオーケストラ。コーラス含めた豊かな響きは白川氏だろう。 48 ギドナ 中島 中島 硬いスネアの音は「オルドス」と同じ。左右の歪んだシンセは「犯人は誰だ?!」と同じ。0 30からのピアノの展開はED5「明日を生きるために」を彷彿。「HERO2」で使われるコンガも確認。左側で鳴らされるマリンバはYsET2「COLONY OF LAVA」にも似たアレンジである。明瞭で鮮やかなアレンジは中島氏が該当。 49 赤い瞳の誘惑 中島 中島 「ギドナ」「犯人は誰だ?!」と似たアレンジと響き。0 02などで鳴っているクラッカー的な音は「しあわせな一日」0 35と同じ。 50 バダット 中島 松村 「強敵!!」同様の強靭なサウンド。「強敵!!」と同じハモンドオルガン、「俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Arrange-」などと氏のロック曲と同じ。シンセやパーカッション、オケヒなど中島氏とは圧が違う。 51 ガガーブの記憶 白川 白川 冒頭の響きは「ダーツ」と似ている。「男ひとり旅」と同じヴィブラフォン。 52 夢 中島 中島 「浜辺の午後」と同じまろやかなエレピ。「迷いの森 -Arrange-」と似たフルート。「小さな英雄 -青空のむこうに-」と似たグロッケンシュピール。こういったアレンジなら普通に原曲の作曲者だろう。 53 INVASION 中島 中島 スネアとシロフォンとホルンとトランペット、ストリングスは「MOUNTAIN PATH」と同じ。「MOUNTAIN PATH」が中島氏ならこの曲も氏である必然性がある。オーケストラは白川氏が確実な「ボルト大決戦」とは異なるように思う。特にトランペットの音。また中島氏もこういったオーケストラ曲は十分作れるはずだ。 54 ゲルドへの路 (+) - 園田 白川氏のオーケストラとは全く違う。メロディからして園田氏らしさがあらわれている。0 45からのメロディが氏の典型だろう。 55 回想 -レクイエム- 白川 白川 「王妃イザベル・戦闘」と同じチューブラーベル。チューブラーベル、ストリングス、コーラス、ハイハット、ハープ、オルゴール、笛、ティンパニ、右ストリングス、ホルンなどは白川氏の曲と同じ。 56 ルード城 綱島 松村 メタル魂炸裂!非常に明快。この曲が松村氏の指針。 57 魔獣出現 金田 松村 氏のトレードマークのディストーションギター。トムトムは「俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Arrange-」と似ているが「邪魔する者は容赦しない」を聴く限り中島氏のロック曲はもっとまとまりがあり整然としているはずだ。0 20からは「邪魔する者は容赦しない」0 41を彷彿させられるが展開のコンテキスト上で似る必然があったのかもしれない。 58 天儀室 金田 中島 「ラウアール」と似た冒頭の鐘の音だが音程が狂う鐘は中島氏の曲ブランディッシュVT/4の「GAME OVER」と似ている。左右に揺れる低音シンセは「赤い瞳の誘惑」や中島氏と推測するWin版ED4「真実を求めて」と似ている。左右のエレキは「しあわせな一日」と似ている。トムトムは「愛はきらめきのなかに」と似ている。「オルドス大聖堂」0 39にも似た歪んだシンセがあるけど圧が違う。 59 王妃イザベル・戦闘前 白川 白川 「王妃イザベル・戦闘前」と同じオーケストラとコーラス。 60 王妃イザベル・戦闘 白川 白川 「戦闘前」と続けて聴くと明快。「嵐の前」と同じスネアとオーケストラ。「回想 -レクイエム-」と同じチューブラーベル。 61 白き魔女ゲルド -尊き魂- 金田 白川 「回想 -レクイエム-」と同じオルゴール。「白き魔女ゲルド」や「王妃イザベル・戦闘」と同じオーケストラとコーラス。 62 小さな英雄 -青空のむこうに- 白川 中島 「終焉」のフルートやグロッケンシュピールとは違う響きに聴こえる。「愛はきらめきのなかに」「夢」のフルートと似ている。「夢」と同じグロッケンシュピールもある。グロッケンシュピールをアクセントに使ったアレンジはED5「それぞれの明日へ~Leone Fredrik Richter “End Credits”」にもあり似たサウンドだ。「洞窟」のストリングスとは似ている。ただあまり白川氏とは思いづらい。最後の低弦のピチカートは「ラグピック村エンディングVer.」最後のほうに続いていきそうな似たテイストではある。 63 終焉 綱島 白川 「白き魔女ゲルド -尊き魂-」と同じ右側の銅鑼。1 28の響き多めのシンセは白川氏ならでは。 64 デュルゼルの手紙 中島 中島 ピアノの音は「あ、負けちゃった」と同じ。ジャジーなピアノの歌いまわしに氏の個性があらわれている。また原曲の作曲者でありピアノソロ曲を敢えて別のメンバーがアレンジする意味はない。 65 ラグピック村エンディングVer. 中島 中島 上記インタビュー”ラグピック村の曲は今回のアレンジでようやく完成させた気持ちです。”から中島氏と確定。ピアノの響きは「デュルゼルの手紙」と同じ。ストリングスの響きは白川氏とは異なる。 66 Leone Fredrik Richter - 白川 白川氏ならではの豊かなシンセの響き。左側のポコポコ鳴ってる音は氏がよく使う。 67 HEROES2 中島 中島 「ラグピック村エンディングVer.」と同じストリングス、「MOUNTAIN PATH」と同じコンガ、「気分はキャプテン・トーマス」と同じトランペット。「しあわせな一日」と同じ右ストリングス。 68 小さな英雄 -冬の到来- 中島・白川 中島・白川 ストリングス、右側の低弦は中島氏と推測する「小さな英雄 -青空のむこうに-」と同じ。「Leone Fredrik Richter」や「ティラスイールの白き魔女」といった白川氏のサウンドの響きとは異なる。後半のオルゴール部分は「小さな英雄 -オルゴール-」をくっつけただけだろう。原曲も中島氏と白川氏で分かれて担当している。 69 ティラスイールの白き魔女 白川 白川 「男ひとり旅」と同じヴィブラフォン。「ガガーブの記憶」0 31と同じ。ただ中島氏の推測曲ED5「愛を感じていたい「そして・・」」を彷彿。「小さな英雄 -青空のむこうに-」と同じグロッケンシュピールとハープもある。ただやはり響きの差異が感じられ白川氏だと思う。中島氏はもっとストリングスを明瞭に響かせるように思う。 70 小さな英雄たち(PS版スタッフロール) 白川 新井 氏と推測出来るファルコムクラシックス「Total Ending」と同じサウンド。エレキのプレイやドラムサウンドに氏の個性が明確に出ている。 ↑PAGE TOP 投票 選択肢 投票数 投票 推測に納得 0 推測に異議あり 0 分からない 0 コメント 名無しさん コメント すべてのコメントを見る 免責 ※当wikiは非公式です。情報の妥当性や正確性について保証するものではなく一切の責任を負いかねます。 ※当wikiを利用することによって生じるいかなる損害も当サイトでは補償致しません。 ※ご利用につきましては自己責任となりますのでご注意ください。 ※また当wikiおよび当wiki管理人は日本ファルコム様とは一切関係がありません。 ※文章の著作権は当wikiにあります。内容の複写、転載はお控えください。 ※無料のウィキサービスを利用しているためこちらとは関係のない広告が表示されます。ご理解ください。 Disclaimer ※This wiki is unofficial. We do not guarantee the validity or accuracy of the information and cannot assume any responsibility. ※This site does not compensate for any damage caused by using this wiki. ※Please note that you will be at your own risk. ※Also, this wiki and this wiki administrator have nothing to do with "Nihon Falcom". ※The copyright of the text is on this wiki. Copying or reprinting the contents is prohibited. ※Because you use a free wiki service, you will see ads unrelated to this. Please understand.
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/7374.html
英雄伝説III もうひとつの英雄たちの物語 ~白き魔女~ 【えいゆうでんせつすりー もうひとつのえいゆうたちのものがたり しろきまじょ】 ジャンル RPG 対応機種 PC-9801以降 メディア フロッピーディスクCD-ROM 発売・開発元 日本ファルコム 発売日 1994年3月18日リニューアル版 1994年12月16日 定価 12,800円(税3%込) 配信 プロジェクトEGG/900円(税別) 2007年3月13日 Win10対応版 2018年9月25日 判定 なし ポイント 完成度の高いシナリオシリーズの作風を決定づけたシステムは賛否両論 ドラゴンスレイヤー 英雄伝説シリーズ 概要 ストーリー 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 移植・リメイク 概要 『英雄伝説』シリーズの第3作。前2作は『ドラゴンスレイヤー』シリーズの一作としてリリースされたが、今作からは独立し独自の道を歩む事となった。 前2作とは異なる世界観を舞台とし、「ガガーブ」と呼ばれる亀裂と「大蛇の背骨」と呼ばれる山脈で遮られた大陸を舞台とする「ガガーブトリロジー」3部作の第1弾となっている。 また、シリーズがストーリー重視に転換した最初の作品であり、全9章から成る物語や自動戦闘が特徴。 オリジナル版発売の半年後にはゲームバランスなどに調整の入ったリニューアル版が発売され、以降様々な機種に移植されている。 ストーリー この物語は、ガガーブの先に世界はなく、大蛇の背骨の果てにも世界はないと信じられていた時代の最後の物語である。その頃、この地方はティラスイールと呼ばれ、フォルティア、メナート、チャノム、アンビッシュ、ウドル、オルドス、フュエンテ、ギドナという、8つの国があった。いくつかの国は問題の種を抱えていたが、人々は各々の地で、ささやかな繁栄を築き、日々の生活に勤しんでいた。神話、英雄伝、寓話…。人々の暮らしがあれば、時代の裏に霞そうな伝承もいくつかある。20年前に諸国を巡礼したと伝えられる白き魔女の物語も、そんな伝承のひとつだった。(オープニングより) フォルティア国のラグピック村に住む少年ジュリオは幼馴染の少女クリスと共に成人の儀式として巡礼の旅に出る。 やがて二人は白き魔女の予言と世界の真実を知っていく。 特徴 操作はキーボード以外にジョイスティックが使用可能。 ディレクションバトル 本作の特徴的な戦闘システム。一言で言えば『ファイナルファンタジーXII』のガンビットの先駆けのようなシステム。 フィールドがそのまま戦闘フィールドとなり、リアルタイムで移動や攻撃を繰り返して進むシミュレーション的な要素を持つオートバトルを採用している。 キャラクターはあらかじめ設定した作戦行動に従って戦闘を行う。プレイヤーが出来るのは作戦行動の変更と退却の指示のみ。 作戦行動はHPの割合に応じて4つのパターンを設定可能で、最大8種類の作戦行動を登録しておく事が出来る。 キャラクターには登録した作戦行動のうち1種類をセットしておき、それに従って行動する。戦闘中に作戦を切り替える事も可能だが、パターンの登録や隊列の設定は非戦闘時にしか行えない。 仲間やモンスターにはVPというステータスがあり、行動を行うたびに減っていく。VPがゼロになると強制的に待機状態になり、VPは待機状態になる事で回復する。 キャラによってはたまに特殊な攻撃を使うこともある。 HPやステータス異常は戦闘が終わると全回復する。 全滅時には退却した時と同じ状態で復帰する。 特徴的な戦闘システム左の画面で行動パターンを登録する。画面下のステータスの四角で囲まれた数字が設定されている行動パターン右側の15種類の行動パターンの中から選んで各HP割合の行動を組む。 + 行動パターン詳細 右の列は回復魔法のマーク (回復魔法を使えないキャラにとっては全て後方待機の行動パターン扱い) 1.右列の一番上は、全域で回復魔法を使用。 2.右列の上から2番目は、中域まで距離をとって回復魔法を使用。 3.右列の上から3番目は、通常は中域で回復魔法を使用して、VPが少なくなれば後方に下がって回復魔法を使用。 4.右列の上から4番目は、後方で回復魔法を使用。 5.右下の緑色の四角マークは、何もせず後方待機。 左の列の赤い矢印は攻撃行動のマーク 1.左列の一番上は、全域で攻撃行動。 2.左列の上から2番目は、通常は全域で攻撃行動をとって、VPが少なくなれば中域まで距離をとって向かってきた敵を攻撃。 3.左列の上から3番目は、中域まで距離をとって向かってきた敵を攻撃。 4.左列の上から4番目は、通常は中域で攻撃行動をとって、VPが少なくなれば後方で向かってきた敵を攻撃。 5.左列の上から5番目は、後方で向かってきた敵を攻撃。 真ん中の列は攻撃と回復両方 (回復魔法を使えないキャラにとっては全て後方待機の行動パターン扱い) 1.真ん中の一番上は、通常は全域で攻撃行動をとり、VPが少なくなれば攻撃行動にVPを使うのをやめて全域での回復魔法に専念。 2.真ん中の上から2番目は、通常は全域で攻撃行動をとり、VPが少なくなれば攻撃行動にVPを使うのをやめて中域に距離をとって回復魔法に専念。 3.真ん中の上から3番目は、通常は中域まで距離をとって向かってきた敵を攻撃、VPが少なくなれば中域で回復魔法を使う。 4.真ん中の上から4番目は、通常は中域まで距離をとって向かってきた敵を攻撃、VPが少なくなれば後方で回復魔法を使う。 5.真ん中の上から5番目は、後方で向かってきた敵を攻撃、VPが少なくなれば後方で回復魔法を使う。 魔法 本作の魔法はチャッペル系とカンド系に分かれており、キャラクターによって習得できる系統が変わる。 魔法はレベルアップ時に得たMPを町にある施設で消費することで習得する。 本作のMPは魔法を覚えるためのステータスであって使用する際には消費されない。よって、覚えた魔法は無制限に使えるが、どの魔法を使うかは指定できずキャラクターが自動的に判断する。 なお、前述のように戦闘終了時に全回復するため、魔法メニューは使用可能な魔法の一覧を見るだけの機能となっている。 評価点 ストーリー これまで以上にストーリーを重視しており、初期の広告でも「序章と1章だけで前作のデータ量を超えるボリューム」と銘打たれているように、大ボリュームで展開される。 素朴な少年少女が村の決まりで旅立ち、様々な人々と知り合い、やがて世界の真実を知って世界を救うという非常に王道な作風だが、その旅の過程が丁寧に描写される。 登場人物も魅力的なキャラクターが多く、愛着が湧きやすい。序盤から親切な人々との触れ合いにより、ほのぼのとした温かい雰囲気が醸し出されており、壮大なストーリーながらも地に足の着いた世界観が描き出されている。 サブイベントも豊富に用意されており、旅をしている雰囲気を盛り上げてくれる。 これにより寄り道をするのが楽しく、プレイヤーもジュリオ達と共に旅をしている感覚を共有できる。 中にはスタッフからのメッセージが語られる開発室という遊び心に溢れた隠しマップも。 グラフィック グラフィックは前作からさらなる進化を遂げ、草むらのひとつひとつまで細かく丁寧に描写されており非常に美しい。 前作までは家庭用RPGでよくある町や山などを省略したフィールドになっていたが、今作ではそういった区切りはなくなり、今でいう街道形式に変更された。舞台となるのは大陸の一部に過ぎないのだが、これによって広大な世界を感じられ、旅の雰囲気を盛り上げてくれる。 このスケール感を生かし、超巨大な魔獣が登場するなど演出面も大幅にパワーアップを遂げている。 キャラクターの描写も非常に細かく、豊富なアクションも用意されており、賑やかなイベントシーンが描かれる。 章の幕間にはチビキャラによるデモも用意されている。 オープニングやエンディングで描写されるビジュアルシーンも非常に美麗。 音楽 ファルコムらしくBGMの評価も高い。シナリオに合わせて序盤はほのぼのとした曲が多いが、後半になるにつれて重厚な曲、激しい曲も増えていきストーリーを盛り上げてくれる。 静かな曲調から盛り上がっていくオープニング曲(*1)、ボス戦BGM「強敵!!」、エピローグで流れる「デュルゼルの手紙」などはユーザー投票でも人気を獲得している。 販促用VHS「イーススペシャルコレクション」で本作が扱われた際には幕間のチビキャラデモで使用される「小さな英雄-ジュリオとクリスの大冒険-」と共に本作の映像が流されている。非常に明るい曲で本作の雰囲気を伝えるにはピッタリだった。 賛否両論点 戦闘システム RPGにおいてRTSのような戦闘システムを採用したのは当時としては非常に斬新だった。これ自体は評価点と言える。 しかしながらプレイヤーの介入できる余地が戦闘前の準備がほとんどで、実際の戦闘中は見守る時間の方が多く、AIの頭の悪さなどもあり出来が良いとは言えない。 何もないところでウロウロしたり、敵に挟まれたり、突然攻撃目標を変えてトドメ寸前の敵を放置したり…とAIには問題だらけ。 高低差のある場所で高い崖などから敵を突き落とせば一撃死になるので利用できれば強いのだが、当然AIはこれらを考慮して動いてくれない。逆にこちらが一撃死させられる事もままあり、後半は復活魔法のオンパレードで一戦闘が長くなりやすい。 VP回復は素早さが影響するため、終盤は「素早さの指輪III」を複数買って装備させているかどうかの影響が大きい。数時間放置しても延々と敵が復活と回復を繰り返していることが多いラスボス戦も、素早さが高ければ手数も多くなりわりとあっさり勝てたりする。 ゆえに行動設定や隊列が重要になり、上手くはまった時はなかなか快感で独自の面白さがあるが、システム自体を苦手とするプレイヤーも多く、評価は賛否両論と言える。 ただし基本的には、低HPになれば後退する設定にして、さらに魔法使いは低HPでは回復を優先する設定だけで攻略可能。 前作までが普通のコマンド戦闘だったのも影響している。本作の戦闘システムが雑誌で公表された際に購入を控えたという声も多く、いわゆるコレジャナイ感が強かった。 覚えた魔法を忘れさせたり使用不可設定したりすることができない。 魔法の中にはあまり役に立たない物も多く自動戦闘なので、魔法を全て覚えさせようとしないほうが戦闘は楽になる。 ゲームバランスは普通のRPGなら平均くらいのバランスだが、自動戦闘ゆえに無駄に難易度が上がっている。下手をすると最初の敵であるイノシシに敗北してしまうほど。 エンカウントは固定地点でのランダムエンカウントなので、レベル上げは楽。その一方で退却しても敵はそのまま居座るので、強敵を回避して進むといった事はできない。 リニューアル版ではAIの思考が若干改善され、難易度も下がって遊びやすくなっているので、今からあえてPC98版をプレイするならリニューアル版一択。サブイベントを除く難所の進め方やボス戦で有効な作戦を解説したネタバレ攻略冊子も付属していた(EGG版でもしっかり収録されている)。 問題点 ゲーム的には完全な一本道。後戻り出来ず、期間限定のイベントやアイテムを取り逃すと挽回できない。 最初の村で売られている「剣士教本その1」を買い逃した時点で後々達成できなくなるイベントが存在する。 一見何もないところにアイテムが落ちている事もあるので、コンプリートしたい人は隅々まで歩き回る事になる。 一部、進行が分かりにくい部分が見られる。 序章からはぐれたクリスを探すイベントで、なかなか居場所がわからなかったり…町の人全員に話しかけてとある人物と話せば良いのだが、これが本当にわかりにくい。 古いゲームでありがちな要素ではあるが、とにかく進めなくなったら町の人全員と話したり、直前の会話で言われたことを忘れないことが重要。 一部サブイベントの発生する場所もわかりにくい場面も。一見何もない場所(しかも1マスしか判定がない)に立つと突然会話がはじまったりする。サブイベントを全て見たい人は根気が必要。 行動作成はアイコン表示だけで説明がないので最初は少々分かりにくい。 ちなみに矢印が攻撃/防御、光が回復魔法、背景のオレンジが攻撃範囲で白が防御範囲を表し、アイコンはこれらの組み合わせ。そして緑色の四角だけのアイコンは後方待機となっている。覚えるまではマニュアルと睨めっこになるだろう。 総評 シリーズの大きな転換点であり、続編となる『ガガーブトリロジー』や、さらに先に位置する『軌跡』シリーズなど、後々の作品へと繋がる作風が決定づけられた一作。 ストーリー面での評価は非常に高いが、賛否を呼んだ戦闘システムにより好みの分かれる作品となった。 余談 現在、ファルコムの社長を務めている近藤季洋氏は、かつて本作のファンサイトを作成しており、氏がファルコムに入社したのはこのゲームの影響もあるという。 それ以外にも、現在進行している『軌跡』シリーズのスタッフには本作のファンが非常に多く、特に『空の軌跡』は、本作の影響が強いとされている。 移植・リメイク 移植の度にタイトルがいろいろと違う。 PC98『英雄伝説III 白き魔女 リニューアル』(1994年12月16日発売) 前述のようにゲームバランスやAIに調整が入った新パッケージ。エンディングの曲が変更されている。CD-ROM版やDOSプロンプト対応版など複数のバージョンが発売された。 現在の基準となっているバージョンであり、プロジェクトEGGで配信されているのもこのバージョン。 SS『白き魔女 -もうひとつの英雄伝説-』(1998年2月26日発売 開発・発売:ハドソン) グラフィックやシステムを大幅に変更した最初のフルリメイク。画面構成がクォータービューになり、戦闘も一般的なコマンドバトルになっている。 豪華声優陣によるアニメも魅力。キャラクターデザインも一新されている。 移植開発はPCエンジンやPC-FXで発売された『スタートリング オデッセイ』『スターブレイカー』『ミラークルム ザ・ラストレベレーション』で知られているレイ・フォース。 PS『The Legend of Heroes III 白き魔女 もうひとつの英雄たちの物語』(1998年3月19日発売 開発:GMF、発売:亜土電子工業) グラフィックなどはPC98版準拠。ただし解像度の関係でPC98版の画面をトリミングして中央部を抜き出したようになっている(*2)。 戦闘は1キャラずつ行動する形。キャラ毎に「自動」と「手動」を選択でき、自動戦闘に戦闘方針などはない。 Win『新・英雄伝説III 白き魔女』(1999年4月23日発売) ファルコム自身によるリメイク版で、戦闘時に出せる指示が細かく行えるようになり、改良が行われている。ダウンロード版あり。 ガガーブトリロジーという「枠組み」のほうを基準に考えると、これがスタンダード。これ以降は『もうひとつの~』が付かない。 S!アプリ『英雄伝説III 白き魔女』(開発:ScriptArts、発売:タイトー) PSP『英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女』(2004年12月16日発売 開発:マイクロビジョン、発売:バンダイ) PSP最初のRPG。グラフィックや戦闘システムが一新されたリメイク。この後『IV』『V』も続いて移植され、セーブデータ連動も用意されている。 Win版同様、オートバトルはそのままに細かい指示が可能になり、新たな要素としてゲージが溜まると使える必殺技が用意されている。VPの概念はなくなり、魔法もMP消費制に変更された。 魔法の名前を一新、チャッペル系の魔法から「ハチよせ」を削除、カンド系の魔法に『朱紅い雫』の最強の黒魔法である「リ・カルナシオン」追加など、魔法の内容も変更。 PSP初期作品の常で頻繁に長いロードが挟まるのが欠点。
https://w.atwiki.jp/falcom_staff/pages/12.html
英雄伝説III 白き魔女 THE LEGEND OF HEROES III 1994-03-18/PC-9801 シナリオ 早川正 メインプログラム 秋葉紀好 プログラム 西藤晋市 / 福谷洋一 シナリオ・プログラム 小川勝弘 / 福谷洋一 / 秋葉紀好 / 西藤晋市 / 前田和彦 アート&グラフィック 吉永裕昭 / 菅谷一輝 / 長友誠一郎 / 塩田雄一 / 鈴木秀和 / 山田淳 / 金井まり子 / 村上星児 / 久慈光久 / 下枝孝夫 / 今井浩之 / 岩崎美奈子 ミュージック サウンドチームJDK 石川三恵子 / 白川篤史 / 綱島貴博 / 金田直樹 / 中島勝 / 松岡博文 スペシャルサンクス 塩田英幸 / 沢田憲宏 / 高下雄一 / 中村和郎 / 山中綾子 / 松前俊邦 / 中原嘉伸 コーディネイト 山崎伸治 / 木屋善夫 プロデュース 加藤正幸
https://w.atwiki.jp/falcom_staff/pages/24.html
新英雄伝説III 白き魔女(Windows版) THE LEGEND OF HEROES III -White Witch- 1999-04-23/Windows PROGRAM 田中宏幸 SCENARIO 早川正 / 小川勝弘 SCENARIO ASSISTANCE 近藤季洋 ART and GRAPHICS 長友誠一郎 / 笠原真佐枝 / 田村いずみ / 小林慶久 / 野田香純 / 尾添弘 新津誠 / 吉田麻衣子 MUSIC Sound Team jdk. 松岡博文 / 白川篤史 / 中島勝 / 園田隼人 / 松村弘和 / 石橋渡 TECHNICAL SUPPORT 福谷洋一 下枝孝夫 / 綱島貴博 / 日置伸宏 AUTHORING DOCUMENTATIONS 石川三恵子 / 吉田麻衣子 / 小林慶久 PUBLICITY 石川三恵子 / 稲屋秀文 / 新津誠 / 星野淳史 / 近藤季洋 株式会社 池田印刷 / 株式会社 音研 SALES and MARKETING 中原嘉伸 / 小野郁 USER SUPPORT 中野貴司 / 吉村知己 SPECIAL THANKS 今井浩之 / 酒井朋子 / 草野孝之 / 小野聡子 / 山田淳 / 伊藤慎一 / 村上星児 / 山中綾子 / 荒木健 /梶谷幸人 / 黒坂敦 / 田中英登 / 軽澤誉 / 矢吹浩之 / 遠藤徹 / 竹入久喜 / 長尾一樹 / 酒井美知代 /伊藤千光 / 奥山はるか / 高居淳 / 津嘉山あずさ / 鈴木規夫 / 岩崎美奈子 PC-9801版オリジナル「白き魔女」開発メンバー一同 KING RECORDS / Falcom Creative Office DIRECTOR 加藤正幸 COORDINATOR 藤井大介 SUPERVISOR 山崎伸治 PRODUCER 加藤正幸
https://w.atwiki.jp/whiteroad_blackroad/pages/1.html
<英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女> <ラップじいさんからのプレゼントについて> 最初に村を出るときにラップじいさんから、もらえるペットには何種類かあるみたいです。 現在確認済みなのは犬とうさぎです。 結果:様々なペットがいる。 <動物がえ> 連れて行ってくれといわれたイイエにするとキャラをかえる 結果:かえられる <CM版オープニング> 電源を入れて、ボタンを押さずにタイトル画面になるまで待ちます。 その後しばらく待っていると、CMで流れているオープニングが始まります。 結果:歌付きのオープニングが見られる <海面散歩> フォルティアのディーネに入ったら そのまま一番奥へ行き、 崖沿いを伝って歩くと 海の上を歩く入り口がある。 面白いことに海の上を歩くだけではなく、 崖もすり抜けることが出来る(一部だけ) ちなみにそこには「リマインの霊薬」や 「水のビー玉」等のアイテムがある。 結果:極まれにしか行けません。一番奥の地形を見て判断しましょう <戦闘したくないとき> このゲームは100%逃れる