約 30,346 件
https://w.atwiki.jp/akadama/pages/53.html
僕は今痴漢に遭っていた。 満員電車で身動きも取れず、声を上げるにも男としてのプライドがそれを許さない。 僕は同性にもそういう目で見られる事は多くて。お尻を軽く撫でられる程度の痴漢なら 幸か不幸か、まぁ多少は慣れているとも言えて。 大体この手合いはそこまでしつこくは無いものだから。 そして僕は男だから、この程度で動揺していては……。 半端な慣れが裏目に出るというのも良くある話で。 いつしかお尻に触れていたその手は、前方へと回ってきていた。 車内の隅に追いやられている僕には、身じろぐ隙間も纏わり付く手を退ける余裕も無く。 制服のジャケットで隠れているのを良い事に、その手はズボンのファスナーにまで 手を掛けてきた。 ……これは明らかにまずい。 こんなにも積極的な痴漢は初めてで。 落ち着けと自分に言い聞かせても、僕の心臓はいう事を聞かない。 やがて隙間から手が忍び込み、下着を掻き分け、情け無い事に硬くなり始めている僕自身に触れた。 侵入してきた手が一瞬止まる。 何故止まったのかも想像がついてしまい。ますます自分がふがいない。 「…良い趣味してるな変態」 小さな囁きが聞こえた。 良くはないし、それ以前に僕の趣味では無いんですが。 それに変態というのは男である僕に痴漢しているそちらでしょう。 などと言い返せるはずもなく。 弱い部分を守るはずの体毛は僕のソコには無く。直接肌に指が触れるのが解る。 抵抗も、勿論言い訳も出来ずに、僕はこの場をどう切り抜けるべきなのかを 焦って上手く働かない頭で考えるのみだった。
https://w.atwiki.jp/wiki3_idol/pages/217.html
米倉涼子プロフィール 誕生日 1975年8月1日 星座 しし座 出身地 神奈川 血液型 B型 身長 168cm 特技 バレエ 作品 テレビ 交渉人 肩ごしの恋人 わるいやつら 不信のとき けものみち 黒革の手帖 モンスターペアレント #blogsearch2 サイト名 URL
https://w.atwiki.jp/yuriharuhi/pages/108.html
彼女との出会いは、この部室に彼女が押しかけてきたことであった。 当初の予定では、私は観測対象である涼宮ハルヒと距離を置いて、つまり、 人間関係としての接点を持たずに、第三者的な観測を行う予定であった。 直接接触は、バックアップ、つまり朝倉涼子の役目であった。 そのために、もっとも涼宮ハルヒが近づかないであろう「文芸部」の、唯一の部員 というポジションを設定したのだ。 情報統合思念体ですら予想していない事態であった。予想していたら、 私に書道部にでも入るように命じていたに違いない。 昼休みに文芸部室で読書をしていると、いきなり扉が開いた。 この部屋に第三者が近寄る確率を下げていたはずなのだが。 「よし、誰もいないわね」 扉の外から部室を覗いて、彼女は不躾にもそう言った。その時私は、 本棚の後ろにいたのだ。 「なにか用?」 眼鏡越しに、闖入者に視線を向けた。 「あら、ごめんなさい。文芸部って人がいないっていうから見に来たのよ」 そこにいたのは…観測対象、いや、涼宮ハルヒだった。 予定外の事態に、情報統合思念体にリンク。指示を請う。 『観測せよ』 返答はそれだけであった。つまり、私を通じて推移を見たいということだ。 「私は文芸部の部員。なので、部員は存在する」 「そうなの、あなた、一年生?」 彼女は、本棚と、そこにぎっしり詰まった本と、折りたたみ机と、私の分のパイプ椅子しかない部室を 見回してから言った。 「そう」 「私も一年よ。ねえ、この部屋くれない?」 …意味がわからなかった。 「入部するならこれを書いて提出」 きわめて一般的な反応をしてみせる。観測対象との直接接触は、バックアップの役目のはず。 つまり完全に予定外だ。 「入部したい訳じゃないのよ。この部室が欲しいの」 部室というのは、「くれ」「やる」でやりとりすべきものではないはず… …だったはずだ。自信満々、当たり前のこととして言う彼女を前に、判断が揺らぐ。 「ここは文芸部室。私という部員がいるので、文芸部が占有している」 彼女は、少し考えるそぶりを見せた。そして、今読んでいる本の表現を借りると、 「チェシャ猫の微笑み」をみせて、 「じゃあ、あなたもいっしょにもらえばいいのね」 はぁ? 手から本が落ちた。それよりも、私は、自分があっけにとられて「はぁ?」という 反応をするとは思っていなかった。それは、むしろ朝倉涼子の担当する範囲ではないのか。 「あなたが私のモノになれば万事解決ね。ああ、あなたって呼ぶのも変だから、名前教えて」 「長門有希」 「私は涼宮ハルヒよ。有希って呼んでいいでしょ?」 知っている、とは言えない。かわりに、じっと彼女を見た。なぜ、彼女は顔を赤くしたのだろう。 「かまわない」 「それで有希、私のものになるわよね」 強引だ。一般的な反応であれば、断るか怒るかだろう。 「今この部室を使っているのは私ひとり。なので、使うのはかまわない」 観測に都合のいい方で応じた。部室でなく私を要求していたが、部室の要求の言い間違いと判断するのが 妥当であろう。 「ありがとう、これで本拠地が決まったわ」 いきなり抱きつかれた。涼宮ハルヒの体温を観測…と、何をしているのかと自問する。 だが、こうやっていると、第三者的観測で得られない情報が多く得られる。 体温。におい。触感。だきしめられるというのはどういうことか。 もう少し情報を獲得しよう。 私は、観測対象の背中に手をまわした。彼女は、それを何かの合図と思ったのだろうか。 「あ、ごめんなさい」 体をはなす。だが、手が私の顔に向かってのばされた。 「眼鏡、ずれちゃったわね」 彼女の手で眼鏡が直されるまで、私は、眼鏡がずれたことに気が付いていなかった。 「じゃあ、放課後にまたくるわね」 彼女は、入ってきたときと同様、疾風のような勢いで部室を出て行った。 なぜか、放課後が待ち遠しくてたまらなかった。 「へえ、涼宮さんがあなたのところに行ったの」 帰宅後、朝倉涼子と観測方針の調整を行なった。彼女は、 このような調整を行う際に、毎回何らかの料理を持参ずる。そのため、調整は 常に、食事を行いながらとなる。 「確認したところ、私も直接観測を行うよう命じられた」 「…そうなんだ」 朝倉涼子の目がしばし泳ぐ。涼宮ハルヒと私の接触状況の情報を受け取ったのだろう。 「…いきなり抱きつかれたんだ」 「予想外だった」 「そうね。そのわりには、積極的に観察しているのね」 今後の観測方針を調整するはずが、ただ無言の食事となった。
https://w.atwiki.jp/2679450010/pages/48.html
キョン 秋ソフト2 涼宮ハルヒ 春パステル、夏クリア 朝比奈みくる 春パステル2 長門有紀 夏スモーキー3 古泉樹 春パステル2 朝倉涼子 夏スモーキー 鶴屋 春ビビッド 喜緑江美里 夏クリア キョンの妹 春パステル
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/1361.html
6/を殺して幸先のいいスタートを切り出したハルヒたち。 だが魔の手が彼女らに忍び寄っていることには全く気付かなかった 「サイケ光線!!」 「ひでぶっ!!」 どっからかビームが飛んできて古泉に直撃し、古泉は消し炭になった。 「何ですって…!」 次の瞬間HALの首が宙を舞った。 「他のパロロワから来たくせに調子乗ってんじゃないわよ!!」 ご立腹のハルヒは秘剣カブラステギを鞘に戻す。 「む…これはやばいな…一旦撤退せねば。」 ガイバー状態のキョンはその場から逃げ出そうとする。 「おっと…逃がさないからな。『もう1人の俺』。サイコキネシス。」 するとキョンの身体は急に動かなくなった。 「なん…だと…?」 「さて自分を殺すのは気が引けるな。アカギ頼む。」 「ああ…分かった。」 アカギと呼ばれた白髪の少年はガイバーキョンの頭部に銃を向け、引き金を引いた パァニ…パァニ… 「嘘…」 3人がやられたのを見て朝倉はアニロワでのトラウマが再来し、恐怖で尻餅をついてしまった。 そしてそんな自分を見下ろしているのは紛れもなく『自分』。 少しお腹が膨れており、満面の笑みを浮かべ、ナイフを手に取り立っていた。 そして自分を見下ろす朝倉涼子は口を開く。 「貴方は『助けて…殺さないで!!』という。」 「助けて…殺さないで!!…ハッ!!」 「うん、それ無理♪」 ザシュッ 「勝率0%…よって撤退する。」 長門は逃げ出した。 「逃がさないからな。」 「長門さん待って~♪」 フーキョンと朝倉は逃げる長門を追おうとするが、 「まぁ逃がしときなさい。有希1人で何ができるっていうのよ。」 「朝倉さんは真・長門さんの赤ん坊身篭っているんだろ?無理するなよ。」 ハルヒとアカギがそれぞれ止めた。 「さて、主催をぶっ潰してこのロワを乗っ取ってやるわ!新生SOS団突撃ぃぃぃ!」 「まぁせいぜいがんばるか…」 「そして長門さんを保護する!!」 「ククク…狂気の沙汰ほど面白い…!」 【一日目・午後12時35分/カナダ】 【新生SOS団】 【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】 [状態] 健康 [装備] 秘剣カブラステギ+99(金、三)、ラセン風魔の盾+99(金、と)(それぞれ追加効果の全容不明)、 罠師の腕輪、転ばぬ先の杖 [道具] 大量の復活草 [思考] 1:まずは主催を潰してロワを乗っ取る 2:とりあえずシレンを探す 3:仲間が増えてご満悦 【フーキョン@涼宮ハルヒシリーズ】 [状態]:Lv.99 健康 [装備]:不明 [道具]:不明 [思考]: 1:ハルヒについていく 2:仲間が増えるのは良い事じゃないか [備考]:チートでフーディンに進化しました。 チートで覚えられる全ての技を覚えました。 【朝倉涼子@ハルヒシリーズ】 [状態]対有機生命体コンタクト用インターフェース、真・長門の子を孕んでいる [装備]朝倉専用コンバットナイフ [道具]不明 [思考]基本:主催を殺し合いの場に引き摺り下ろす 1:真・長門さんと合流したい 【赤木しげる@アカギ】 [状態]強運、神域、悪漢 [装備]拳銃 [道具]不明 [思考]基本:主催を殺し合いの場に引き摺り下ろす 1:狂気の沙汰を楽しむ 【長門有希@kskロワ】 [状態]:健康 [装備]:不明 [道具]:不明 [思考]:基本:HAL様奉仕 1:不利なので今は逃走する。 【古泉一樹@ラノロワ 死亡確認】 死因:サイケ光線が直撃 【涼宮ハルヒ@オールロワ 死亡確認】 死因:ハルヒに首を狩られる 【キョン@kskロワ 死亡確認】 死因:アカギにパァニ…される 【朝倉涼子@アニロワ 死亡確認】 死因:朝倉にナイフで刺される
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5080.html
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5099.html
https://w.atwiki.jp/ln_alter2/pages/33.html
◆LxH6hCs9JU氏 投下した作品 No. タイトル 登場人物 001 盤曲の台は食い違い インデックス、ヴィルヘルミナ・カルメル、フリアグネ 007 紅蓮への懇願 シャナ、櫛枝実乃梨、木下秀吉 046 凶る復讐心 浅上藤乃 047 朝比奈みくると土屋康太のバカテスト 朝比奈みくる、土屋康太 053 粗悪品共の舞踏会 アリソン・ウィッティングトン・シュルツ、シズ、キョン、メリッサ・マオ、リリアーヌ・アイカシア・コラソン・ウィッティングトン・シュルツ、相良宗介、フリアグネ、トラヴァス、坂井悠二 059 ユケムリトラベル(上) 人類五名温泉宿の旅ユケムリトラベル(下) 人類五名温泉宿の旅 朝倉涼子、師匠、北村祐作、筑摩小四郎、姫路瑞希、黒桐幹也 061 二輪車の乗り手 上条当麻、千鳥かなめ、シャナ、櫛枝実乃梨、木下秀吉 064 化語(バケガタリ) ガウルン、如月左衛門 067 超難易度(レベルベリーハード) 白井黒子、ティー、黒桐鮮花、クルツ・ウェーバー、土御門元春 083 ハラキリサイクル(上) 忍法・戯言破りハラキリサイクル(下) 忍法・神落とし 朧、涼宮ハルヒ、いーちゃん 085 箱――(白光) 玖渚友 089 ゆうじスネイク 坂井悠二、キョン 091 「葬儀の話」― Separation ― シズ 097 「続・ネコの話」― Destroy it! ― 白井黒子、ティー 098 アミとトレイズ〈そして二人は、〉 トレイズ、川嶋亜美 102 スキルエンカウンター(上) 古泉一樹の挑戦スキルエンカウンター(下) 古泉一樹の挑戦 水前寺邦博、須藤晶穂、御坂美琴、シャナ、古泉一樹 105 国語――(酷誤) 紫木一姫 106 愛憎起源 Certain Desire. ステイル=マグヌス、白純里緒、零崎人識 109 献身的な子羊は強者の知識を守る インデックス、テレサ・テスタロッサ 116 「謀反が起きた国」― BATTLE ROYAL IXA ― 朝倉涼子、師匠、浅上藤乃 120 しばるセンス・オブ・ロス リリアーヌ・アイカシア・コラソン・ウィッティングトン・シュルツ、相良宗介、フリアグネ、トラヴァス、両儀式 121 競ってられない三者鼎立? 千鳥かなめ、ガウルン、如月左衛門 123 問答無用のリユニオン 黒桐鮮花、クルツ・ウェーバー、白井黒子、ティー、浅羽直之、玖渚友 127 お・ん・なビースト~一匹チワワの川嶋さん~ 川嶋亜美 131 “幻想殺し”と黙する姫【レイディ】 上条当麻、姫路瑞希 136 ペルソナヘイズ(上) 少女には向かない職業ペルソナヘイズ(下) 少女には向かない職業 ヴィルヘルミナ・カルメル、逢坂大河、島田美波、テレサ・テスタロッサ、インデックス、シャナ、須藤晶穂、キノ 137 糸語(意図騙) 如月左衛門、紫木一姫 141 死線の寝室――(Access point) 坂井悠二、水前寺邦博、西東天 144 エンキリサイテル(上) 狩人vs.不知なるシズエンキリサイテル(下) 狩人vs.不知なるシズ シズ、伊里野加奈、フリアグネ、トラヴァス、両義式、黒桐鮮花、クルツ・ウェーバー、白井黒子、ティー、浅羽直之 149 キノとトレイズ〈そして二人は探しに行った〉 キノ、トレイズ 150 零崎人識の人間関係 涼宮ハルヒ、いーちゃん 158 「作戦会議」― IN Bennys ― 師匠、朝倉涼子、浅上藤乃 160 忘却のイグジスタンス リリアーヌ・アイカシア・コラソン・ウィッティングトン・シュルツ、相良宗介、クルツ・ウェーバー、黒桐鮮花 167 浅羽直之の人間関係【改】 浅羽直之 登場キャラ 4回 クルツ・ウェーバー、黒桐鮮花、シャナ、白井黒子、ティー、フリアグネ 3回 浅上藤乃、朝倉涼子、浅羽直之、インデックス、如月左衛門、坂井悠二、相良宗介、師匠、シズ、トラヴァス、リリアーヌ・アイカシア・コラソン・ウィッティングトン・シュルツ 2回 いーちゃん、ヴィルヘルミナ・カルメル、ガウルン、上条当麻、川嶋亜美、キノ、木下秀吉、キョン、櫛枝実乃梨、玖渚友、水前寺邦博、涼宮ハルヒ、須藤晶穂、千鳥かなめ、テレサ・テスタロッサ、トレイズ、姫路瑞希、紫木一姫、両儀式 1回 逢坂大河、朝比奈みくる、アリソン・ウィッティングトン・シュルツ、伊里野加奈、朧、北村祐作、古泉一樹、黒桐幹也、西東天、島田美波、白純里緒、ステイル=マグヌス、零崎人識、筑摩小四郎、土御門元春、土屋康太、御坂美琴、メリッサ・マオ コメント欄 記念すべき第一話☆インデックスはやっぱりインデックスで吹いたw -- 名無しさん (2009-06-01 23 45 31) 予想もしなかった、でも確かに面白い、ワクワクする、次が気になって仕方ない。そんな素晴らしいトスを正確に上げてくる職人芸の持ち主。 -- 名無しさん (2009-06-17 03 21 44) 予想をいい意味で裏切る構成が素晴らしい。キャラ一人一人が生き生きと描けている凄い人。 -- 名無しさん (2009-06-26 16 48 54) 非常にオールラウンダーの人。どんな展開もそのキャラらしく魅せてくれる。シャナ勢を書くのが上手く愛を感じる。 -- 名無しさん (2010-01-29 04 45 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/niconicomugenjintori/pages/427.html
涼宮ハルヒ(23、26、30、33、41、42、127) 朝倉涼子(30、47、56、79、80、85、108、173、326) 長門有希(82、85、87、95、186)
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/352.html
だだっ広いリビングの全面ガラス張りの窓から、シンは外を眺めた。 漆黒の空間に浮かぶ、無数の銀河。楕円銀河、レンズ状銀河、渦巻銀河。 様々な形の大宇宙の神秘がちりばめられている。 「……いつ見ても、非常識な景色だな」 シンは溜息をつき、リビング中央の脚の低いテーブルに戻った。 そもそもの始まりから非常識まみれだった。メサイアでアスランに堕とされ、 目覚めてみたらいきなりこの得たいの知れないリビングに寝かされていたのだ。 そして、同じく部屋に閉じこめられていた人物と情報を交換し、 打開策が見つからないまま今に至る、というわけだ。 「天国とか地獄ってわけじゃないよなぁ。確信は持てないけど」 既にこの部屋に来て一週間、同じような事を考え続けていた。 そんな益もない行為にふけっていると、バスルームに通じるドアが開いた。 「シンくん?私の衣服って何処にしまってあったかしら?」 朝倉涼子――シンと同じく、この部屋に閉じこめられているもう一人の人物である。 腰に届く艶やかな黒髪、丁寧で穏やかな物腰の美少女であり、対有機生命体コンタクト用 ヒューマノイド・インターフェース、通称TFEI端末である。平たく言えば宇宙人。 ちなみにシンは、その説明に半信半疑である。 「ああ、それなら――って、何て格好してるんだよ!」 涼子のほうを振り向いたシンは慌てて顔を逸らした。 バスルームから出てきた涼子は短いタオルで体を覆っていただけだった。 火照って上気した肌、健康的な太股、タオルに締め付けられた豊かな乳房、湿気を含み肌に張り付いた黒髪。 視界に入ったのは1秒か2秒ほどとはいえ、シンにとっては刺激が強すぎたようだ。 「ねえ、どこかしら?」 どこか楽しげな声に、シンは顔を背けたまま指で場所を指し示した。 そして、そのまま立ち上がり、 「お、俺はあっちの部屋に行ってるから」 と、顔を赤くしたままリビングの襖を開けて、隣の和室に逃げてしまった。 涼子はキョトンとした後、クスクス笑いながら言った。 「私の寝室だって忘れてるのかしら」 涼子は後でどうやってシンをからかうか考えながら、楽しげにバスルームに戻っていった。 一覧へ