約 847,479 件
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/1660.html
普通の人の普通の視点からの正直な感想という印象。それだけに最後の蟲の死体に対する気持ちも普通であった -- (名無しさん) 2013-10-09 02 45 55 隊員としての視点とあくまで人間の感情で見て知り語る異世界がするっと頭の中に景色を広げました。生きる姿も滅ぶ姿もそれは異世界なんですね -- (名無しさん) 2014-10-05 18 35 05
https://w.atwiki.jp/chaosdrama2nd/pages/1104.html
―――――― 予告 ―――――― オルガ・イツカ「俺は…鉄華団団長…!オルガ・イツカだぞ……!!! 」 ケイオスに存在する色々な団の団長……オルガ・イツカ……彼は、この世界で平穏(?)な日々を過ごしていた……… しかし……そんなオルガの前に、ある人物が現れる…… ライド・マッス「そんな……あれは…… 」 オルガ・イツカ「お前は…まさか 」 ???「俺はお前だ…… 」 ???→もう一人のオルガ「俺は鉄華団団長……オルガ・イツカだぞ 」 激突する二人のオルガ! 仮面ライダーオルガ「俺が俺に負けるわけにはいかねえ……! 」 もう一人のオルガ「無駄だ。俺とアンタじゃ場数が違えよ 突如世界に現れたもう一人のオルガに、果たして対抗できるのか!? もう一人のオルガ「━━━アーマータイムだ 」 ━━━━ 仮面ライダーオルガ 異世界オルガ大決戦 ━━━━ ―――――― coming soon… ―――――― 関羽「そんなものはない。 」 市長「貴様は何度そうやってないことにしてきやがったァァァァァァァ———————!!!!!!!!!!(関羽の秘孔を突く!!!!爆発四散!!!!仮面ライダーオルガ 異世界オルガ大決戦始動!!!!) 」 ペニーワイズ「どうして…(栞子のシャワーで化粧が落ちる) 」 ちなつの絵「(ペニーワイズの顔) 」 ヒロ「20xx年、オルガは死ぬ。 」 syamu_game「明後日3月4日は私の誕生日でございます。プレゼントお待ちしてます 」 ???「……次の世界は……へっ、面白いことになりそうじゃねえか 」 ― 『カオスドラマの世界』ケイオス ― ヌマクロー「(頭から地面に埋まりガクガク震えている) 」 アスラン・ザラ「何埋まってんだこの馬鹿野郎!!!!(理不尽にヌマクローを殴る) 」 研「かわいそうなヌマクロー…… 」 モルカー・ブラウン「人間が愚かとか偶然のせいじゃなくて…俺が悪いんだよ 」 ━━━……いつも通りの混沌、いつも通りの景色 たまに危機が迫り、事件が起き……そして……またこの景色に戻る それが、この世界のある種の『平穏だった』 しかし、その平穏を破るように、“空に穴が空く”。 ヒロ「あっー! 」 そして、その空の穴から巨大な人型の影が這い出てくる。光るバイザー、白いカラーリング、聳り立つ頭部の一本ヅノ。その巨体は脚部のスラスターをふかしながら、ゆっくりと大地に降り立った。 アスラン・ザラ「なんだ!?この街中にモビルスーツだと!? 」 電話猫「どうして道路に負担をかけるんですか?どうして… 」 そして……それのコックピットらしき場所がゆっくりと開く。もちろん、その中からは人影が。そして、そして、その人影は…… ???「ああ、すまねえ ちょっと迷惑かけちまったか 」 ???→オルガ…?「前、あんまよく見えなくてよ(……鉄華団団長・オルガ・イツカにそっくりだった) 」 タチャンカ「あれは……モビルスーツ…? 」 アスラン・ザラ「オルガ!!!これはどういうことだ説明しろ!!!! 」 オルガ…?「うおお、アスラン先輩?この世界にもいやがるのか…悪いが俺はアンタらの知ってるオルガ・イツカじゃねえ 」 マクギリス「やあオルガ団長、突然空に穴なんか開けてどうしたんだ?……待て、私たちの知っているオルガではないだと? 」 オルガ…?「ああ、そうだな 説明しなきゃいけねえか……俺は鉄華団団長……オルガ・イツカ。ひょんなことからいろんな世界を旅してる。まあ……いろいろあったんだ。お前らの知ってるオルガとは別世界……並行世界って奴の同一人物だ 」 アスラン・ザラ「何!?パラレルワールドのオルガだと!? 」 オルガ…?→異世界のオルガ「信じられねえかもしれねえが……コイツで世界の壁を渡ってココ…ケイオスだっけか?に来たのが、動かねえ証拠だ(と、自らが乗って来たモビルスーツ…オルガ専用獅電を指さす) 」 マクギリス「ふむ……そのMSには世界の壁を越える機能が付いているのか。確かに、見たことのない機関が付いているようだ 」 ヒロ「…オルガの偽物ダ!!!!!! 」 異世界のオルガ「落ち着けよ。俺は別にアンタらの敵ってわけじゃない。誰か、この世界の俺がいる場所、知ってるか? 」 マクギリス「オルガ団長なら……うむ、噂をすればそこに 」 ライド・マッス「だ…団長が二人!? 」 こっちのオルガ「なんだよ…結構瓜二つじゃねえか… 」 異世界のオルガ「そうか。お前がこっちの……ケイオスのオルガ・イツカか。俺は並行世界のお前……鉄華団団長…オルガ・イツカだぞ 」 オルガ・イツカ「何?お前……並行世界……パラレルワールドのオルガ・イツカだと?俺も……鉄華団団長……オルガ・イツカだぞ! 」 異世界のオルガ「そうだ。お前は俺だ。この世界のな。俺がこの世界に来た理由。まあ、端的に話そうじゃねえか。(そう言うと異世界のオルガはオルガに近づき……突然蹴り飛ばした!)お前の力、この世界の力……継承させてもらうぜ 」 オルガ・イツカ「な、何……?何言ってやがる……!!!(異世界のオルガに蹴っ飛ばされ倒れ込む) 」 BGM♪: 11 - Vulnerable Surface ~ MS Gundam IBO (OST I) 異世界のオルガ「抵抗すんな、すぐ終わる(そう言うと、異世界のオルガはあるものを取り出す。白色で、真ん中に電子パネルのあるベルトのバックル。見慣れたものだ。ジクウドライバー。ジオウたちが変身に使用するモノだ。異世界のオルガはそれを腰に巻きつけ、新たに赤いモノを取り出す。ライドウォッチ。オルガの顔が描かれた物だ。こちらのオルガが仮面ライダーオルガに変身するために用いるものとよく似ている。もちろん、もう一人のオルガは迷いなくそれをドライバーのスロットに差し込んだ) 」 異世界のオルガ「……変身(バックルを一回転させ、周りからは歯車のようなものが現れる。激しい光と共に異世界のオルガはそれに包まれ、姿を変えていく) 」 異世界のオルガ→仮面ライダージオルガ「\rider time!!!/ 《仮面ライダー!!!オルガ・イツカ!!!》(激しいシステム音声と共に、光が晴れる。その中にいたのは、仮面ライダーオルガと似ているが、また違った姿をした仮面ライダー……仮面ライダー・ジオルガがいた)抵抗するならちと乱暴するぜ? 」 ――― VS.仮面ライダージオルガ ――― オルガ・イツカ「ちくしょうやるしかねえ!!!(オルガドライバーを取り出し二つのRide on ウォッチを装填、仮面ライダーオルガに変身する) 」 オルガ・イツカ→仮面ライダーオルガ「うおおおおおお!!!!(変身し一直線にジオルガに蹴りかかる) 」 仮面ライダージオルガ「甘えよ!(しかし、オルガの蹴りを片手で受け止め跳ね除ける。よろめくオルガに膝蹴りを放ち、それに怯むオルガをさらに回し蹴りで吹き飛ばし壁に叩きつけてしまう) 」 ヒロ「さぁ始まりました!オルガvsオルガ!実況は私ヒロがお送りいたします 」 ライド・マッス「だ、団長ォ!!! 」 ペニーワイズ「解説は私ペニーワイズがお送りいたします(なぜか机に、ちゃちゃまるがくくりつけられてる棒が置いてある) 」 アスラン・ザラ「やめろ!!!!自分同士の争いは醜いものだ!!!!!(ジオルガを止めようと殴りかかる) 」 ヒロ「そして自爆はアスランがお送りいたします(自爆スイッチを持っている) 」 ペニーワイズ「私はジオルガが優勢になった時にこのちゃちゃまるをぶん投げればよろしいんですね? 」 仮面ライダーオルガ「いってえ……!なんなんだよテメエは!!!(瓦礫の中から立ち上がり、再びジオルガに殴りかかる) 」 ヒロ「はい。私はオルガが劣勢になったらこの自爆スイッチを押してジオルガをちゃちゃまるの家ごと消し去ろうという魂胆でござあます。 」 ポリゴン2「キコキコキコ……(三輪車を漕いでオルガが叩きつけられた壁の陰から姿を表す)キコ… この騒ぎを起こした元凶は君だね(喜怒哀楽の変化が見て取れない眼をじっと異世界のオルガへ向け)—————今……っ お前は公園で遊んでいた幼女を怖がらせた……ッ 今!お前は幼女たちをGo Home させた……ッ!!許さん、絶対に許さんぞ虫けら共!!じわじわとトリックルームの中で餓死させてくれる……!!!!!(┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨) 」 仮面ライダージオルガ「抵抗すんなって……言ったろうが!!!(アスランのパンチとオルガの攻撃をどちらも片手で受け止め、そのままオルガを地面に、アスランを実況席の方向に投げつける) 」 ペニーワイズ「おっとあぶね(アスランをちゃちゃまるがくくりつけられた棒で打ち返す) 」 アスラン・ザラ「うわあああああああ!!!!!(ちゃちゃまる棒にホームランされそのままその辺の建物に激突した) 」 ニコル「危ない!!!(唐突にアスランと実況席の間に割り込む)うわあああああああああああああああああああああ!!!!! 」 仮面ライダーオルガ「テメエ!よくもニコルとアスランを!!! 」 仮面ライダージオルガ「えっ知らねえし……だが……どうやら手加減して勝てる相手じゃなさそうだな(そう言ったジオルガは虚空から剣を取り出す。マエガミギレードだ) 」 革命野郎「(ちゃちゃまるの家をのっとる) 」 革命野郎「大人しくスルー!俺たちはここに来た異世界の仮面ライダーと戦う権利と羊の家を交換するんだ。 」 ポリゴン2 → イベルアンオーガインフィニティ2「(突如黒い球体に包まれるや、内側からそれを破壊し全ての伝説のポケモンの遺伝子をインストールした究極のポケモンが爆誕した。メガシンカである)どうも、イベルアンオーガインフィニティ2です。こいつは相棒の『朽ちた剣』 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨… 」 キャロン「なまこワンワン! 」 仮面ライダージオルガ「さあ、少し手荒に行くぜ?この世界の俺……(マエガミギレードでオルガに斬りかかり、一撃で吹き飛ばし、地に沈める) 」 革命野郎A「てめぇら何度言ったらわかるんでい!静かにしろい! 」 革命野郎C「おい、そろそろあっちに行って異世界オルガに宣戦布告してこい(Aに指示) 」 仮面ライダーオルガ「ぐぅ…ちくしょう…!(斬撃によって出た煙を出しながら後ろへと倒れ込む。が、腕のホルダーから新たなウォッチを取り出そうとする) 」 革命野郎A「オッケー!(ちゃちゃまる宅からしばかりきを持ち出し、ジオルガに投げる) 」 仮面ライダージオルガ「……(オルガに歩いて近づくが、周りの気配に気づいて周りを見渡す)なんだなんだ?随分と集まって来たじゃねえか。抵抗するなって何度も言ったのによ 」 リュウ「俺より強い奴に会いに来た 」 イベルアンオーガインフィニティ2「君が何の目的がって何をしでかそうとしているかには興味ないよ。ただ、幼女を泣かせた……この剣が朽ちるには充分な理由だよ(口にくわえた大剣を真一文字に振るい一閃に見える複数の斬撃をジオルガへ向かって解き放つ) 」 仮面ライダージオルガ「……チッ(飛んできたしばかりきを真っ二つに切り裂き、その後マエガミギレードにウォッチを挿す。そして、それによって刃に溜まったエネルギーでちゃちゃまる宅を切り裂き、そのままの勢いでロリコン2が放った斬撃を全てそのまま弾き返す) 」 仮面ライダーオルガ「……!なんてやつだ…!ジャスティスの核自爆にも耐えうるちゃちゃまるの自宅を一撃で真っ二つにするなんて…… 」 イベルアンオーガインフィニティ2 → ポリゴン2「シュンシュンシュン (攻撃を弾き返され全身に細かい切れ込みが走る。瞬く間に小さく縮み、滝のような涙を流した)僕の最大火力、『きょじゅうざん』が通用しなかった。もうダメだ……おしまいだぁ…… 」 仮面ライダージオルガ「……これ以上増えると面倒だな、そうだな……ちょっと面白えモノを見せてやる(そう言うと、ジオルガはまた、新たなウォッチを取り出した) 」 リュウ「諦めるな!心が折れない限り負けは無い!!(下挑発で豪鬼っぽいポーズを取る) 」 仮面ライダージオルガ「━━アーマータイムだ。(そのウォッチをベルトの開きスロットに差し込み……再びベルトを一回転。眩い光と共にアーマーが展開され、それがジオルガに装着される)《armor time!!!》《スー!マー!ホー!!!》(その名は、仮面ライダージオルガ・スマホアーマー) 」 仮面ライダーオルガ「…何……アーマータイム……だと…… 」 仮面ライダージオルガ「サーチ。(ジオルガがそう呟くと、その周辺にいる全員の頭上にカーソルのようなものが出現する)これ、何だと思う? 」 仮面ライダージオルガ「答え合わせだ。光よ穿て、輝く聖槍、シャイニングジャベリン(ジオルガがそう言葉を発すると、上空に無数の魔法陣が出現する。そして、そこから周囲に存在する全ての生物に対して、光の槍の掃射が行われた)主砲掃射ァァァァ!!!! 」 仮面ライダーオルガ「何!?なんだそりゃ!?(降り注ぐ光の槍を両腕で防ごうとするも圧倒的物量に押し切られガードごと破られ、次々貫かれる)うあああああああ!!!!!! 」 セントくん「バーーーーンッ!!!(建物の壁を突き破って参上する)すごいでしょ!?最高でしょ!?天才でしょ!?そう、ヒーローは遅れてやってくるものさ!自意識過剰な正義のライダー!キリューセントのおでましdギャアアアアアアアア’(光の槍に串刺しにされる) 」 革命野郎「うわああああ!!!(ちゃちゃまる宅もろともやられる) 」 バンジョー龍我「オイヤベェッ!!! セントォ!!! ニゲルォ!!! オレノマグマガ!ホトバシルッ!!! ウワアアアアア(ドラえもん走りで辛うじて光矢の雨から逃げていく) 」 アスラン・ザラ「ちょっと待て!!!俺もか!?ヌォォォォォ!!!!(ようやく瓦礫の中から這い出て来たにもかかわらず降り注ぐ光の槍にやられる) 」 むらびと「ガチャ(半壊したちゃちゃまる宅のドアから現れ、降り注ぐ光の矢の一本を"しまう")ポイッ――――ズシァアアアアッ!!!!(その直後、ジオルガに向けて倍以上の大きさを誇る矢として投げ返した) 」 はらぺこあおむし「(光の槍に紛れて落下しながらハロウィンのアルバイトをしている) 」 仮面ライダージオルガ「プロテクション(飛来する光の矢を前にそう呟き、光の矢をあっさりとかき消す)マルチプル(さらに自分の周囲に軽く百を超える魔法陣を作り出し、ちゃちゃまる宅に向かってさらに光の矢を放つ) 」 リュウ「ガギィン!!ガギィン!!(見事な連続ブロッキングで光の矢を防いでいたが、途中でミスって直撃する) 」 仮面ライダーオルガ「……なんてやつだ……あいつも俺だってのに……ここまで実力差が……あるのかよ……(ボロボロの状態で膝をつき、ジオルガを見据える) 」 仮面ライダージオルガ「それじゃあ……やらせてもらうか(と、彼は腕から一つのウォッチを取り出す。ブランクウォッチ。まだ何も入っていない。それを持って、オルガへと近づき……)頂くぜ……ケイオスの力の一端って奴をな!(それをオルガに押し付け、力を奪い取った) 」 仮面ライダーオルガ→オルガ・イツカ「ぐあああああああ!!!!!(力を奪われ、変身を解除されそのまま倒れ込む。そして、ジオルガの手の中には、“カオスドラマのオルガ・イツカ”の力が封じ込められたウォッチが作り出された) 」 仮面ライダージオルガ→異世界のオルガ「(ウォッチが作られたことを確認すると、ゆっくりとウォッチを引き抜き変身を解除する)……これがありゃあ、本格的にカオスドラマの世界に干渉できる。悪く思うんじゃねえぞ……まだこりゃあ、序の口に過ぎねえんだからよ……(そう言うと、異世界のオルガは乗って来たモビルスーツに乗り込んだ) 」 オルガ・イツカ「……待ち……やがれ………テメエ一体……なんなんだ………!!! 」 セントくん「バーーーーンッ!!!(建物の壁を突き破って参上する)すごいでしょ!?最高でしょ!?天才でしょ!?そう、ヒーローは遅れてやってくるものさ!自意識過剰な正義のライダー!キリューセントのおでましdギャアアアアアアアア’(光の槍に串刺しにされる) 」 革命野郎「うわああああ!!!(ちゃちゃまる宅もろともやられる) 」 バンジョー龍我「オイヤベェッ!!! セントォ!!! ニゲルォ!!! オレノマグマガ!ホトバシルッ!!! ウワアアアアア(ドラえもん走りで辛うじて光矢の雨から逃げていく) 」 アスラン・ザラ「ちょっと待て!!!俺もか!?ヌォォォォォ!!!!(ようやく瓦礫の中から這い出て来たにもかかわらず降り注ぐ光の槍にやられる) 」 むらびと「ガチャ(半壊したちゃちゃまる宅のドアから現れ、降り注ぐ光の矢の一本を"しまう")ポイッ――――ズシァアアアアッ!!!!(その直後、ジオルガに向けて倍以上の大きさを誇る矢として投げ返した) 」 はらぺこあおむし「(光の槍に紛れて落下しながらハロウィンのアルバイトをしている) 」 仮面ライダージオルガ「プロテクション(飛来する光の矢を前にそう呟き、光の矢をあっさりとかき消す)マルチプル(さらに自分の周囲に軽く百を超える魔法陣を作り出し、ちゃちゃまる宅に向かってさらに光の矢を放つ) 」 リュウ「ガギィン!!ガギィン!!(見事な連続ブロッキングで光の矢を防いでいたが、途中でミスって直撃する) 」 仮面ライダーオルガ「……なんてやつだ……あいつも俺だってのに……ここまで実力差が……あるのかよ……(ボロボロの状態で膝をつき、ジオルガを見据える) 」 仮面ライダージオルガ「それじゃあ……やらせてもらうか(と、彼は腕から一つのウォッチを取り出す。ブランクウォッチ。まだ何も入っていない。それを持って、オルガへと近づき……)頂くぜ……ケイオスの力の一端って奴をな!(それをオルガに押し付け、力を奪い取った) 」 仮面ライダーオルガ→オルガ・イツカ「ぐあああああああ!!!!!(力を奪われ、変身を解除されそのまま倒れ込む。そして、ジオルガの手の中には、“カオスドラマのオルガ・イツカ”の力が封じ込められたウォッチが作り出された) 」 仮面ライダージオルガ→異世界のオルガ「(ウォッチが作られたことを確認すると、ゆっくりとウォッチを引き抜き変身を解除する)……これがありゃあ、本格的にカオスドラマの世界に干渉できる。悪く思うんじゃねえぞ……まだこりゃあ、序の口に過ぎねえんだからよ……(そう言うと、異世界のオルガは乗って来たモビルスーツに乗り込んだ) 」 オルガ・イツカ「……待ち……やがれ………テメエ一体……なんなんだ………!!! 」 異世界のオルガ「……俺か?俺は火星の王、異世界転生者、IS適合者、デュエリスト、孤独なファイター……鉄華団団長、オルガ・イツカだ。この世界も、俺が「獲る」。(そう言うと、彼はコックピットの中に消えていき……そのモビルスーツも、時空の穴へと消えていった) 」 マクギリス「……フフフ……ハッハッハッハ!!!!こっぴどくやられたな!!!オルガ団長!!!……あのもう一人のオルガ団長が何を考えているか、私にも察しはつかんがね。だが……よからぬことを企んでいるのは確かなようだ。また……彼はこの世界に現れるだろう 」 オルガ・イツカ「マク……ギリス……アイツは……もう一人の俺は……また来るのか!? 」 マクギリス「ああ!十中八九、このケイオスにまた、あの異世界の団長は現れるだろう。フフフ……良かれ悪かれ、これからも彼とは付き合っていく羽目になりそうだ。だから君たちに提案をしよう。これから先、彼を異世界のオルガ団長と言っていては不便ではないか? 」 マクギリス「━━━だから、彼を……オルガ・イツカをこう呼ぼう 」 ━━━ パラレルオルガ、と ━━━ 前回までの、仮面ライダーオルガは!『突如オルガ専用獅電に乗って現れた異世界のオルガ・イツカ、パラレルオルガ!最初はただの異世界から来たオルガだと思われていたが、そんなオルガはなんとこちらのオルガに襲いかかって来た!!!こちらのオルガは綺麗に叩きのめされ力をウォッチに奪われてしまう!!!果たしてパラレルオルガの目的とは!?団長の力は戻るのか!?』 ― 指定暴力団鉄華団・本部 ― マクギリス「やあ、同志諸君。よく集まってくれた。とても重要なことなんだ。みんなに聞いてもらいたい 」 おー(約2名) ペニーワイズ「あかりをつけましょちゃちゃまるに~♪(火のついた松明を持ちながらちゃちゃまる宅のインターホンを連打している) 」 ライド「なんでウチの施設勝手に使ってんだよ!マクギリスさん!!! 」 桐生一馬「俺はカタギだ( 指定暴力団鉄華団) 」 マクギリス「先日、異世界からもう一人のオルガ団長……今後、“パラレルオルガ”と呼称する……が現れたのは、皆も知っているだろう? 」 マクギリス「彼はオルガ団長の力を奪い去り……そして姿をくらましたわけだが……そんな彼の動向が、掴めて来たかもしれない 」 マクギリス「パラレルオルガは、オルガ団長の力を奪った。その際に、彼は“これでケイオスに本格的に干渉できる”…と、言っていた。そしてもう一つ……昨日を境に、行方不明事件や、突如力を失う者達が多発した。これを無関係とする方が……不自然だ 」 マクギリス「……彼は既に始めている。オルガ団長にやったように、この世界そのものを継承する為に。力を、あるいは存在を、奪い取っているんだ。……この事実は、まだ殆どの人間が知らない。よって、即刻この危機を皆に知らせ……パラレルオルガを全総力をもって、排除するのです。まだ彼の詳細な力は分からない。だからこそ、手遅れになる前に、出来るだけ強い戦力で、叩く。協力してくれ、同志達 」 トランプ氏「(ハンバーガーを食べながら見ている) 」 おーおーるがおー(3名) ベジータ「早速伝説の超オルガを征伐しに出かける!後に続け、ブロリー! 」 トランクス「父さん!闇雲に出かけるのは危険です!もっと奴の情報が集まってからでも…! 」 ライド「そんなこと言われてもどうやってもう一人の団長を探すんだよ准将ォ! 」 ベジータ「臆病者はついてこなくてもよい!伝説の超オルガだが何だが知らないが…この俺…超(スーパー)ベジータ様が木っ端☆微塵にしてやるぜ! 」 マクギリス「心配はいらんよ、ほら(モニターを指さす)既にパラレルオルガの乗っているモビルスーツのエイハブウェーブは解析済みだ。該当するエイハブウェーブがこの世界で検知された場合、すぐにこのモニターに反映され、詳細な座標、ロケーションが表示される。また、全国の同志達に協力してもらう為に『パラレル存在接触感知アプリ』を配信しておいた。このおかげでどこに現れようと、このアプリによる通報が届くというわけさ 」 ベジータ「なっ…!?あの野郎は天才だ!!(マクギリスに瞠目する) 」 オルガ・イツカ「みんながこのアプリダウンロードしてくれてたらの話だけどな 」 ヒロ「あ、オルガ!なぜここに!(ぇ 」 マクギリス「うるさいぞ、そこ…というか、オルガ団長 もう身体の方は大丈夫なのか? 」 オルガ・イツカ「ああ、なんとかな?それより……アイツに……もう一人の俺に落とし前を付けに行かねえとな 」 水兵ワドルディ「プリコネのリーク情報が入手できると聞いてインストールしたんですが完全にデマでしたね。アンストで。(パラレル存在接触感知アプリをアンインストール) 」 ペニーワイズ「クソアプリ!(ワドルディのスマホを奪い、ちゃちゃまる宅にぶん投げる) 」 クリ(スタル)ボー(イ)「何!?全自動でオカズを探してくれるアプリではないのか!? 」 オルガ・イツカ「やっぱこの作戦ダメじゃん 」 バル艦長「さぁ~て、早速晩飯のラーメンをいだきますかnああああああああ!!?(ちゃちゃまる宅で勝手にラーメンを食べようとしたところラーメンの中に窓を突き破ってきたスマホがぶちこまれ熱い汁が目玉に飛び散り悶絶する) 」 マクギリス「……ま、まあいいだろう。アプリがなくとも、このモニターがある限り奴にこの地上で、逃げ場はないのだからな… 」 ヒロ「あぶり出し次第殺ふというわけですな。 」 ヒロ「噛んだ。(殺ふ→殺す) 」 現場猫「ヒロ、アウトー! 」 カイロス「(ヒロのお尻にハサミギロチン) 」 ヒロ「アッ(絶命) 」 マクギリス「……(と、そうこうしているとモニターが光る。どうやらエイハブウェーブを検知したようだ)……来たか。座標を確認して、奴を……待て、この座標は…… 」 リュウ「つまり……それは……いやこれはアウトじゃないか 」 オルガ・イツカ「どうしたマクギリス?何があった?モニターに何が映ってる? 」 マクギリス「……ゼロだ。座標が限りなく、0に近い。ゼロ……X,Yが0,0の地点は……ちょうどこの世界の中心を指す……この世界の……中心…… 」 オルガ・イツカ「待ちやがれ、マクギリス、ケイオスの中心だと?そりゃ…… 」 マクギリス「……奴は既に……『この世界の構造』を知っている…… 」 マクギリス「彼は、パラレルオルガが言ったことは、比喩表現ではない。この世界の者たちの力を奪う?そんなものではない。彼の目的はこの世界そのものと見ていい。総員即刻出発の準備を。奴の目的は、私たちが向かうべきは…… 」 ━━━━『カオスルーム』だ リュウ「そうか……奴は既に直接攻撃の準備を…… 」 科学者「コンピュータがはじき出したデータによりますと、パラレルオルガは地下のカオスルームにおりますじゃ。 」 マクギリス「彼の真意が攻撃なのか、それはまだ分かっていない。だが、ここまで『芯』に迫っている存在を放っていれば……何が起こるか分からない。情報班は全国に通達。戦闘班は……即刻パラレルオルガの拘束に向かえ!!! 」 ― カオスルーム ― パラレルオルガ「……ここが……カオスルームってとこか?随分と殺風景な最深部だな(腕から、ブランクウォッチを取り出す)……ああ。今から、【カオスドラマ】を、【異世界オルガ】にする。悪く思うんじゃねえぞ……一瞬、だからな(そう言うと彼はそのブランクウォッチの他に、数個のウォッチを取り出し、さらに奥へと歩を進めた) 」 スネーク「(カオスルーム内、段ボールに隠れてパラレルオルガの様子を見ている)此方スネーク、やはり彼らの読みは正しかった様だ……奴が来ている 」 バキィッ!!!ダカダカダカダカ……(と、彼が進み出した途端、扉は開き、複数の人影がそこに踏み込んでくる) オルガ・イツカ「事実確認サンキュー……!間に合ったようだな……パラレルオルガ……!(真っ先に踏み込み、パラレルオルガに銃を突きつける) 」 パラレルオルガ「……ああん?何だ?その呼び方は。俺は鉄華団団長……オルガ・イツカだぞ。お前の方こそ、パラレルのオルガ・イツカなんじゃねえのか?混沌世界の、オルガ・イツカ(そう言って振り向き、オルガに銃を突きつける) 」 オルガ・イツカ「……どっちだって構わねえ。この世界のオルガ・イツカは……俺一人だ。さっさと元のところに引き返しやがれ、パラレルオルガ。じゃなきゃ……ここでブチ殺す 」 スネーク「どちらが正しいかに興味はない、俺は俺の任務を遂行する(格好良く段ボールから現れ、パラレルオルガに銃を向ける) 」 リヒター「ここはお前の住む世界ではない! 」 パラレルオルガ「待て。(殺気立つ面々を抑えるように手を突き出す)……少し、昔話をしてやろうじゃねえか。俺のついての話だ 」 魂魄妖夢「私は何故ここにいるのか……(ミョンツーの逆襲)ええいままよ、どちらが善なるものか斬って腹の中を覗くのが容易いでしょう! 」 オルガ・イツカ「いきなり、何を言い出す? 」 ヌマクロー「(ミョンツーの前に生えてきてブロッキング) 」 ヒロ「……今こそお前の最後だ!(パラレルオルガに銃を突きつける) 」 パラレルオルガ「……お前たちは帰れと言ったが……俺は元の世界には帰れねえ。元の世界の俺は死んだ。死んだんだ。それから、何があった?ふざけた神とやらに出迎えられて、二回目の人生のスタートだ。数え切れないくらい死んださ。その度に、また、息を吹き返した。その度に、また、別の世界に行った。いろいろ、あったんだ。そうだな、どんな話が聞きたい?スマホを使う、将来の王様が主人公のお話。近未来、女しか装着できねえパワードスーツが出回った世界のお話。俺の元の世界とよく似てて、よく違う世界のお話。色んな世界の奴らが集まって、学校通ってるお話。そうだな、ビスケットと鬼を退治する話もあるぞ 」 パラレルオルガ「……他にも、身体ン中に転生したり……核の炎に包まれた後の世界とか、無限に続く荒野の世界……スライムになったり、モンスターをハントしたこともあった。と言っても、今の状況じゃお前らはどの世界の話も聞いてくれそうにないがな。そう……まあ、俺は……色んな世界で、色んな話を見て来た…… 」 スネーク「(亜空の使者事件の時の様な現象か……?)大佐、いったいこれは……大佐?クソっ、繋がらない……? 」 ムスカ『私はムスカ大佐だ』 」 オルガ・イツカ「……(撃つか?だが、コイツ……) 」 ロイ「『私はロイだ』 」 パラレルオルガ「……要するに、だ。俺とお前じゃ、場数が違う。覚悟してもらうぜ、オルガ・イツカ。そしてケイオス。俺は強えぞ。お喋りは終わりだ。……ここなら充分、暴れられそうだな(喋り終えると、オルガはジクウドライバーを取り出し、巻きつけた) 」 BGM♪:45 - In a fury ~ MS Gundam IBO (OST II) パラレルオルガ→仮面ライダージオルガ「(前回と同じように、ウォッチをベルトに挿入し変身する)……さあ、かかって来やがれ 」 スネーク「(構えていた拳銃……mk22麻酔銃をパラレルオルガの頭部目掛けて撃つ)撃て!!何かするつもりだ!! 」 ――― VS. 『オルガ・イツカ』 ――― 仮面ライダージオルガ「(カキン…と装甲で麻酔針を弾き、そのままゆっくりとオルガに接近する)さて、今のお前には変身能力もねえが、どうする? 」 オルガ・イツカ「クッソォォォォォ!!!!!(手に持った拳銃をジオルガに向かって連射する、半ばやけくそになり全弾) 」 ベジータ「サイヤ人の王子、ベジータが相手だ!チャアアアアアアアアアアアアアアアアーーーッ!!!(ここぞと言わんばかりに超サイヤ人化してジオルゲへと迫る)はああぁっ!!(ジオルガの顎に向けてアッパーパンチを繰り出そうとする) 」 仮面ライダージオルガ「……通常弾頭でこの装甲を貫くのが無理なのは、テメエが一番知ってるはずだ……(弾丸を弾きながらゆっくりと接近する) 」 ロボットランチャー軍団(ギャラルホルン仕様)「総員、放て!!!(ベジータに続きジオルガに大量のミサイルを一斉射する) 」 仮面ライダージオルガ「…!(ベジータのパンチで怯むが、すぐさま体制を立て直しベジータを掴み、それを盾にミサイルを凌ぐ) 」 スネーク「(どこからともなく取り出した手榴弾のピンを素早く抜き、ジオルガに投げつける)……ライダーシステム…!! 」 アスラン・ザラ「この馬鹿野郎!!!(ジオルガに向かい全速力で殴りかかる) 」 ベジータ「なっ!?(掴まれ身動きが取れなくなる)やめろ!離せー!離しやがれ!離してください!のおおおおおおおおおおおおおおおおおおん(大量のミサイルを一身に浴びる) 」 ヒロ「こ、こいつ…ベジータを盾に!(容赦なく撃ち続ける) 」 仮面ライダージオルガ「……へっ(ボロクズになったベジータを投げ捨て、スネークの手榴弾をその身で受ける。が、特に外傷がない状態でその煙から現れる。そこにアスランの拳が顔面にクリーンヒットする。……が、倒れない)なるほど……いいのもらったぜ!(アスランの腕を掴み、そのまま膝蹴りを入れてからケンカキックで蹴り飛ばす) 」 アスラン・ザラ「ヌヴォォォォォ!!!!!!(蹴り飛ばされ壁に叩きつけられ倒れ込む) 」 ベジータ「クソッタレぇ~…!(よろよろと立ち上がる)ならばこいつをお見舞いだ!喰らえ!"ビッグバンアターーーーーック"!!!(ジオルガに突き出した掌から極太の光線を放った) 」 仮面ライダージオルガ「面倒な奴らだ……?(下がろうとしたジオルガにビッグバンアタックが飛来、その直撃を受け吹き飛ばされるジオルガ、だが受け身を取りすぐさま立て直す)…!やりやがる…! 」 スネーク「(スティンガーミサイルを取り出し、ジオルガに向けて撃ち込む)負傷者を下げろ!!動けるものは攻撃を止めるな!! 」 マクギリス「生半可な火力ではあの装甲は抜けん!全火力を集中して、まずは変身を解除させることに集中しろ! 」 リキッド「スネークどけ!俺が殺る!!!(メタルギアREXに乗ってカオスルームに乗り込み、レールガンの直撃で仕留めようとする) 」 ベジータ「やはりあの野郎は天才か!?(マクギリスのアドバイスに二度目の脱帽)よーし…!いいものを見せてやろう! はぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああ……ッ……!!!!(両の拳を引き、気を集中させる) 」 オルガ・イツカ「これでどうだァ!?(携帯式ダインスレイヴを取り出し、それをジオルガに放つ) 」 デッドプール「戦いの基本は格闘だ。武器や装備に頼ってはいけない(そう言うや味噌汁をジオルガへ投げつける) 」 現場猫「ヨシ!突撃だ!(メタルギアREXの上にちゃっかり乗っている) 」 仮面ライダージオルガ「……!!!こいつら、マジか!?(目前に迫るいくつもの攻撃に、流石に後ろへ飛びのこうとする) 」 スネーク「リキッド!!?生きていたのか…!! 」 電話猫「どうして闘争心が掻き立てられるのですか?どうして…(涙目で現場猫にしがみついている) 」 バオッキー「ウッキー!今年は申年!!申年!!ウウウウウウウウウウウゥゥゥゥ"ゥ"ゥ"ゥ"(ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ) 」 バオッキー → ザルード「ウ"ウ"ウ"ウ"ウ"ウ"!!!!…… テンテンテン♪テテテテンテテーン♪(おめでとう!バオッキーはザルードにしんk……闇落ちした!) は か い こ う せ ん (ギャリック砲をジオルガへぶっ放す) 」 ウロロット「 キュイ ン (DB的瞬間移動で現れ、背後からジオルガを羽交い締めにしようと摑みかかる)今だァ———!!オラごとこいつを撃てェェェーーーーー!! 」 ペニーワイズ「………!俺の底力を見せてやる(突然ジャスティス5機を持って現れる)ジャスティス五人囃子!アスランから強奪してきた 」 ヌマクロー「(このヌマクロー!何もせん!!) 」 ベジータ(ブルー)「はああああああぁッ!!!!(超サイヤ人ブルーに進化を遂げる)これでトドメだァ!!ファイナルフラーーーーーーッシュ!!!!!!(星をも消し飛ばす紫色の極太光線を両手から放った) 」 マルマイン「(ふてきにほほえんでいる) 」 ペニーワイズ「あかりをつけましょちゃちゃまるに~♪お花をあげましょ頭の中に~♪(火のついた松明を右手に、グルグル巻きにしたちゃちゃまるを左手に持つ)5人囃子のジャスティス~♪今日は楽しい核祭り~♪(ジャスティス5機をジオルガに接近させ、自爆装置を起動させる) 」 ちゃちゃまる「 ぴ え ん 」 仮面ライダージオルガ「っ、放しやがれ!て、テメエこの野郎!!!(ウロロットに掴まれ、避けるに避けれない状況で、この場の全員の放った火力を、正面から受ける) 」 仮面ライダージオルガ→パラレルオルガ「ウオァァァァァ!!!!!!!(無数の攻撃をその間に受け、爆音とともに大爆発に飲み込まれていく……) 」 オルガ・イツカ「……やったか!? 」 スネーク「あれだけの攻撃を正面から受けた以上、只では済まないだろう……だがまだ気を抜くな、何か隠していないとも限らん(スティンガーミサイルをジオルガの居た所に向けながら) 」 パラレルオルガ「……ァア………(その爆発から、大量のウォッチが撒き散らされる。ジオルガのホルダーに嵌っていたモノだ。その中には、仮面ライダーオルガに変身するために使う、オルガウォッチと、イツカウォッチもあった。そして、爆炎の中から、フラフラと立ち上がる影。パラレルオルガのソレ。ゆっくりと立ち……)タイム……リミットだ(そう口を開いた彼の手に……見たことのないウォッチが収まっていた) 」 パラレルオルガ「……流石に、十何年分の、ログを、吸い取るのには……時間、かけたけどなァ……なんとか、くたばる前に……完成したァ(彼の手の中に収まっている、新たなウォッチ。それを鳴らした時、放たれる音声は……)《カオスドラマ!》……これは、俺ン物だ 」 ペニーワイズ「な、なんだと!ちゃちゃまるとちゃちゃまるの家の犠牲は無駄だったというのか! 」 マクギリス「……しまった…!コイツ、この空間にいる間、常に、ブランクウォッチにこの空間にある『力』を吸い取っていたのか…! 」 パラレルオルガ「ご名答だ……マクギリス。もうこんなところに……用はねえ(そう言ったパラレルオルガが腕を振るうと、時空の穴がそこに開く) 」 ベジータ(ブルー)「フン…!死にぞこないが!なにっ!?おい貴様!どこへ逃げる!? 」 [1603851] スネーク「オルガ・イツカァァァァァァァ!!(パラレルオルガにスティンガーミサイルを放つ) 」 オルガ・イツカ「逃げんじゃねえ!!!クソ野郎!!!(去ろうとするパラレルオルガに走り寄り、殴りかかる) 」 マクギリス「……しまった…!コイツ、この空間にいる間、常に、ブランクウォッチにこの空間にある『力』を吸い取っていたのか…! 」 パラレルオルガ「……(迫るスティンガーミサイルとオルガを見て、ウォッチのスイッチを入れ……手を空に翳す)ーーー これでいいのか? [1603851] :【参照】 」 ペニーワイズ「ちゃちゃまるの仇いいいい!!!(ちゃちゃまるをくくりつけた棒をパラレルオルガにぶん投げる) 」 【引用】【改竄】[1603851] スネーク「オルガ・イツカァァァァァァァ!!(【ケイオスのオルガ・イツカ】にスティンガーミサイルを放つ) オルガ・イツカ「!?(突如放たれたスティンガーミサイルに吹き飛ばされる)うわぁぁぁぁぁ!!!!!!! 」 パラレルオルガ「……悪いな。まだ、この世界の弄り方に慣れてなくてよ。不備があったら、申し訳ねえ(ちゃちゃまるを片手で吹き飛ばしながら、時空の穴に入っていく)それじゃあ今度こそサヨウナラ。次はいつ会えるだろうな? 」 オルガ・イツカ「待て…待ちやが…れ…(身を引きずって追おうとするも、敢えなく倒れ込む) 」 スネーク「違う……!手元が狂った!?いや違う……あれは"改竄"能力… 」 マクギリス「……ククク……ハッハッハッハ!!!これはまずい……まずいことになったぞ!!!奴が……奴が持っているウォッチは……本当に『カオスドラマ』そのもののウォッチのようだ……!ウワサには聞いていたが……あの力は間違いない…… 」 マクギリス「フフフ……我々は失敗した。もう万が一を通すような状況だ。……あの時のような奇跡は、二度も起こらない。手繰り寄せなければならない。同志たちに連絡を 」 ━━━━この世界の総力を持って、パラレルオルガを討たねばならぬと 仮面ライダーオルガ 異世界オルガ大決戦へ戻る
https://w.atwiki.jp/rainbowstream/pages/85.html
グラットファイト 土曜日と日曜日によって出現する敵が異なり、それに伴って出現するアイテムも変化する。 土曜日は火曜日・水曜日・木曜日に出現するアイテムを拾える。 日曜日は月曜日・金曜日に出現するアイテムを拾える。 常に身を守り、ダメージを軽減してくる敵がいるため攻撃戦術を入れておかないと引き分けになる場合がある 攻撃戦術を入れておけば引き分けになることはないだろう。 名前 コピー アイテム アクアハリー バブル プルーン ウィンドプクラ チューリップ ウッディーテイル ストーン ココンッツ オーロラカブー アサガオ グランドフロッツォ ココナッツ コールドワポッド サイクロンカブー チューリップ サイクロンハリー ウイング ココナッツ チルドフロッツォ バブル プルーン ナチュラルワポッド チューリップ バーニングハリー ボム ラズベリー バブルプクラ アサガオ ヒートワポッド バラ フリーズテイル ボム・バブル プルーン フレアフロッツォ ボム ラズベリー フレイムカブー バーニング バラ フレイムテイル ラズベリー ボルケーノプクラ バラ 以下日曜日に出現する敵の情報 名前 レベル 力 魔力 抵抗力 精神力 生命力 技量 速さ 覚醒力 戦術 コピー アイテム エレキフロッツォ 2014 6712 3460 3460 3775 6082 5243 5348 6082 ジャンプ(物) スパーク パパイヤ キラーワポッド 2020 4103 5996 7154 6733 4734 4944 3892 4944 身を守る(常時) アヤメ グローリーカブー 2026 4960 4960 6015 6015 7599 3482 5277 3693 テレポート(物) ライト ヒマワリ シェイドカブー 2042 5002 5002 6066 6066 7662 3512 5321 3724 テレポート(物) ミニマム アヤメ シャインテイル 2046 6612 3519 4372 5225 7358 5545 4905 4052 頭を飛ばす(物) スパーク パパイヤ シャドーテイル 2034 6571 3497 4345 5193 7312 5511 4875 4027 頭を飛ばす(物) スパーク・ミニマム アケビ スライハリー 2036 6153 4774 4031 3607 6259 4456 6259 5198 体当たり(物) ミニマム アケビ セイントプクラ 2022 5897 4528 3791 4107 8320 5897 3475 4528 体当たり(物) フラッシュハリー 2032 6140 4764 4023 3599 6246 4446 6246 5187 体当たり(物) スパーク パパイヤ ポイズンフロッツォ 2046 6825 3519 3519 3839 6185 5332 5439 6185 ジャンプ(物) ニンジャ・ミニマム・ウイング アケビ ホワイトワポッド 2037 4139 6050 7218 6793 4776 4989 3927 4989 身を守る(常時) ヒマワリ
https://w.atwiki.jp/leisurely/pages/410.html
【名前】 亜人 【読み方】 あじん 【分類】 用語 / 総称 【呼ばれ方】 名前のまま 【備考】 ページの登録タグ: 亜人 用語 総称 【詳細】 異世界物では定番の亜人。一般的定義としては人間以外で人間に近い種を呼ぶ総称。 のんびり農家の異世界においての亜人の範囲は広く、他の作品では魔物(ラミアやハーピーなど)に分類されることが多い生物でも亜人に分類される。 基本的に、部分的にでもヒト型であり、言語などによる意思疎通ができれば亜人に分類される可能性が高い。 また、出てきた亜人は、部分的に違うところはあるが、ほぼ人間と同じ見た目である種が多い。 出てくる亜人の一例として、ラミアはギリシャ神話に登場するような人っぽい魔物(怪物)であるが、この世界では亜人扱いであり、下半身は蛇だが上半身は完全な人間であると外見はかなり人っぽい(一部除く)。 且つラミア族に人食いは居ない模様。 これは他の亜人種にも言えることであり、人間種同様何らかの耕作などで生計を立てて暮らしている。 食料事情の厳しさなどはあるものの、割とどの種もフレンドリー(?) また、のんびり農家の異世界に出てくる亜人は、大半が女性である。 これは、ハイエルフや鬼人族は紛争などで男性がいないような描写もあるため、そのあたりが理由の一つであると思われる。 【亜人種の一覧】 ここは、各ページに付けられたタグ情報から自動で出力されます。 反映に時間がかかる場合があります。 「種族名」と「亜人」のタグを持つページを表示(最大100件) 悪魔族 エルダードワーフ エルフ族 オーガ 鬼人族 吸血鬼 巨人族 ケンタウロス ゴブリン族 ゴロック族 砂漠エルフ 神人族 獣人族 セイレーン 天使族 ドワーフ ニュニュダフネ ハイエルフ ハーピー族 魔族 ミノタウロス 夢魔族 山エルフ ラミア族 リザードマン
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/488.html
異世界のウィッチ2・その6 ―――――― 人型ネウロイが出現し、出撃した三人の内、 一人は重傷、一人は軽傷、無傷なのは一人だけで、 重傷者のバルクホルン大尉は医務室に運び込まれた、宮藤の治療もあって大事には至らなかったが、 目を覚ますまで医務室の世話になることになった、ということがウィッチーズに知らされた。 リーネ「バルクホルンさんがやられるなんて・・・」 ルッキ「うじゅー・・・」 坂本「俺。・・・例の、『召喚された彼女』で間違いないんだな?」 ・・・能力からしても、心の会話からしても、間違いない。 俺「・・・ああ」 エイラ「・・・もう、完全に『敵』ダナ」 俺「・・・その通りだ。・・・放っておくことはできない。絶対に」 そう言って、俺は拳を握り締めた。 ・・・居場所のためなら人類に敵対しても平然としていられるようなやつに、 もはや同情なんてできなかった。 サーニャ「・・・」 シャーリー「・・・なあ、俺」 俺「なんだ」 シャーリー「そのネウロイは『能力』を持ってるんだよな?」 俺「ああ」 シャーリー「・・・詳細、教えてくれないか」 ミーナ「・・・俺さん。説明をお願いします」 俺「・・・俺が観察した限り」 ミーナ「・・・」 俺「・・・ネウロイの能力は『異世界の魔力でシールドを作る』ことだ」 ペリーヌ「・・・ネウロイが・・・」 リーネ「シールド・・・?」 俺「あのネウロイはシールドを展開できるんだが、シールドに銃撃すると、撃った弾がこっちに返ってくる」 シャーリー「なんだって・・・」 エーリカ「・・・」 俺「返ってくる弾はどこから飛んでくるかわからない。上下左右、前後・・・ どこからでも、360度、全方向から返せるみたいだ。バルクホルンは二方向から返されたから撃墜された」 シャーリー「・・・とんでもない力じゃないか・・・」 ・・・シャーリーの言葉に、ウィッチーズは同意した。 ルッキ「うじゅぅ・・・やばそう・・・」 宮藤「迂闊に攻撃できないってことですか!?」 ペリーヌ「そういうことになりますわね・・・」 ミーナ「・・・」 ・・・みんな動揺するのはわかるが、その前に、ふと思ったシールドの「特徴」をミーナに報告しておきたかった。 俺「ミーナさん」 ミーナ「・・・なんでしょう?」 俺「・・・気になることがあるんだが・・・あのネウロイ、シールドを張るときは必ず動きを止めていたんだ」 坂本「・・・」 俺「動くときは、いちいちシールドを解除してから動いていた。・・・あのネウロイを撃破するには、そこが突破口になりそうな気がする」 シャーリー「・・・弱点があるってことか?」 俺「ああ。・・・俺があの魔力でシールドを張れないのと同じように、あのネウロイも『できないこと』があるはずなんだ」 リーネ「シールドを張っている間は動けないってことですか!?」 俺「恐らくな・・・」 ミーナ「・・・報告ありがとう、俺さん。参考にしてみるわ」 俺「・・・」 それと、一つ、サーニャに尋ねなくてはならないことがある。 俺「・・・サーニャ」 サーニャ「はい?」 俺「報告だと、ネウロイは『小型機が3体出現した』らしいが・・・」 サーニャ「・・・そのとおりです。俺さん達が戦っていた空域には、ネウロイの反応が3つありました」 そのサーニャの言葉に、今まで思いつめたような顔をしていたハルトマンが声をあげた。 エーリカ「・・・おかしい」 エイラ「ハ?」 エーリカ「どうみても1体しかいなかったよ」 サーニャ「・・・え?」 俺「・・・俺の記憶違いじゃなかったみたいだな。あれはどうみても1体しかいなかったぞ」 サーニャ「・・・それはおかしいです。3体の反応が確かにありました。確かに、です」 珍しくサーニャが強い口調で言う。 エイラ「おい俺、サーニャを疑ってんノカ?」 俺「違う。・・・まだ隠されてる秘密があるかもってことだ」 エーリカ「・・・」 坂本「・・・慎重に戦う必要がありそうだな」 ミーナ「そうね・・・」 ―――――――三日後 二日のうちにバルクホルンは回復し、本人が言うにはもう出撃するのに問題はないそうだ。 すげえ回復力だな。宮藤のおかげもあるんだろうけど。 そして今日、またネウロイが出現した。・・・小型機が3体。恐らく『彼女』だろう。 坂本「ミーナ中佐・私・シャーリー・ハルトマン・エイラ・ルッキーニ・宮藤・俺が出撃する。その他は基地で待機だ」 『了解』 ――――――― 反応があった辺りに向かってみると、やはり『彼女』はいた。 ・・・一人で。 俺「・・・本当に三体の反応があったのか?やっぱり1体しかいないじゃねえか・・・」 俺の言葉に、ミーナがハッとしたような顔をして言った。 ミーナ「・・・ネウロイの脚部に違和感があります・・・ おそらくあの部分が小型機と判断されたものと思われます。原因はわかりませんが・・・」 エーリカ「あのストライカーみたいな部分?・・・無くても良さそうなあの部分が?」 エイラ「・・・変なヤツだ」 ルッキ「ホントに人型だぁー」ブウゥゥン シャーリー「あ、おいルッキーニ!」 ルッキーニはネウロイに接近しようとするが、やはりそれに合わせてネウロイは後退していく。 ルッキ「うじゅー・・・」ブウゥゥン ルッキーニが諦めて俺達の陣に戻ると、彼女は元の位置に戻る。やはり一定の距離を維持しようとしている。 坂本は魔眼で彼女を観察する。 坂本「・・・コアは腹部にあるが、小さいな。狙撃したいところだが、 ・・・俺、ネウロイの能力は、確かにあるんだな?」 俺「なんなら試すか?」 坂本「・・・頼む」 俺「了解っ」ガガガガ 接近しながら、また4発、弾丸を放つ。ネウロイは俺が接近した分の距離を高速で後退し、弾丸を確認してから、 ブオン 静止して例のあのシールドを張る。 スゥウゥゥ・・・ やはり弾丸がすり抜けていく。 そしてすぐにネウロイはシールドを解除する。 エイラ「・・・!」 エイラが叫んだ。 エイラ「宮藤!下から来るゾ!」 宮藤「えっ!?は、はい!」 エイラの指示で、宮藤は下を向きシールドを張る。 その後一秒も経たないうちに、 バシュンバシュンバシュバシュン 俺が放ったはずの4発の弾丸が宮藤のシールドに行く手を阻まれていた。 宮藤「・・・これって!」 ミーナ「・・・報告どおりというわけね」 坂本「・・・ネウロイの魔力の流れから判断するに、彼女に一発でも弾を当てればシールドを無理矢理解除させられそうだが・・・」 シャーリー「本当か!?」 坂本「だが、背後に回る必要がありそうだ。 つまり背後から腹部を狙い打てればすぐに済むのだが・・・」 宮藤「その前に、あのネウロイを足止めしなくちゃいけなかったんじゃ?そうしないと攻撃できないんですよね?」 シャーリー「そうだったな。俺によれば『シールドを張っている間は動けない』らしいからな」 宮藤「ずっとシールドを張り続けさせるってことですね?」 俺「・・・言っておくが、絶え間なく攻撃し続けなくちゃいけないってことだぞ」 ルッキ「でも、撃った弾丸が返ってくるんでしょ?びしゅーんって・・・うじゅ~、撃ちたくないよぉ」 エーリカ「それはしょうがないよ。・・・避けては通れない道なんだから」 あれこれ言っている俺達を横目に、ミーナが言った。 ミーナ「リーネさんに増援を頼みますか?」 エーリカ「色んな方向から飛んでくる弾を避けながら狙撃させるの?・・・かなりシビアじゃない?」 坂本「ふーむ・・・」 数秒の静寂のあと、ミーナが口を開いた。 ミーナ「・・・作戦を伝えます!シャーリーさん!」 シャーリー「おう!」 ミーナ「あなたはネウロイの裏に回り、銃撃でシールド展開を阻害、 可能なら腹部を狙いネウロイを撃破してください!」 シャーリー「了解!」 ミーナ「俺さん!」 俺「なんだ」 ミーナ「あなたはネウロイの正面へ向かってください! ネウロイを確実に破壊するため、シールドが解除されたらあなたの力で攻撃をお願いします!」 俺「了解」 ミーナ「エイラさん!あなたの力で、二人に向かってくる弾丸の位置の伝達を!」 エイラ「ワカッタ」 ミーナ「私達は・・・、ネウロイに向けて、攻撃します!銃撃を途切れさせてはなりません!」 『了解』 ミーナ「シャーリーさん!俺さん!辛い役割を押し付けますが、お願いします!」 シャーリー「エイラ!頼むぞ!」 エイラ「私は指示をするダケダ・・・避けれるかは、お前達次第ダゾ。・・・俺!」 俺「なんだ」 エイラ「絶対当たるなヨ!サーニャのためにも!」 俺「・・・」 だったら当たるわけにはいかないな。 俺「了解!」 ――――――――― エイラ「俺!右下カラ!」 俺「っ!」ヒュン 宮藤「あわわ、お二人とも、大丈夫ですか!?」ガガガガガガガ 仕方が無いとはいえ、銃撃しながらそんなこと言われると複雑な気分だ。 だって、今、俺とシャーリーが避けているのは、お前たちが放った弾なんだから。 さっきから返ってくる弾丸が俺とシャーリーにばかり向かってくるのは、ネウロイがこちらの作戦に気付いたからなんだろうか。 なんとかなってはいるが、こちらはシールドを使えないという点が痛い。 この弾幕だ、シールドしてしまったらそのまま解除できずに押され続けるに違いない。 エイラ「大尉!真上から、次左下!」 シャーリー「っ!」ヒュンッ シャーリーは左に移動して避けた。 エイラ「俺!真下右下真上!」 俺は右上に避けようとするが、 俺「うおぉっ!?」ピッ あぶねえ、真上から来たのが頬にカスった。血が一筋滲み出る。少し移動が遅れていたら脳天を撃ち抜かれていただろう。 ・・・肝が冷えた。紫色の魔力に救われた。 ルッキ「シャーリー!俺!後ろから見てるとすんごい光景だよ!カッコイイ!!」ガガガガガ 様々な方向から次々に飛んでくる弾丸を高速で避け続ける俺達を見てルッキーニが叫ぶ。 シャーリー「ありがとなルッキーニ!」ギュンッ 俺「んなこと言ってる場合じゃないだろっ!!」ドヒュン この弾幕の中で隙を見つけては徐々にネウロイに近づいていくが、近づくたびに返ってくる弾丸のスピードと精密さが増しているような気がする。 エイラ「大尉!右上・左・右上・真上!」 シャーリー「おうっ!」ギュンッギュンッ エイラの指示を受け、シャーリーは的確に見極めて異常な弾幕を華麗に身体を翻して避けきっている。 エーリカ「たった一体でこんなに弾幕張れるネウロイが出てくるとは想像してなかったよ!」ガガガガガガ 俺「元はお前たちの弾丸だろぉ!」ヒュンッ 俺もなんとか避ける。ギリギリで避けまくる。先程切れた頬に冷たい風が当たってピリピリする。 エーリカ「んもぅ!もっと気の利いた返ししてよ!」ガガガガガ 俺「どんなだよぉ!?」ヒュオンッ エイラ「俺!左・左下・右下・真上!」 また指示が飛ぶ。右下に向かい初弾と第二波を避け、身体を回転させて上へ避け、次に左へ移動する。 この弾幕の真っ只中で、シールド無しでギリギリで避け続けていて、 ・・・迫ってくる恐怖とそれを避ける興奮のせいでなんだかハイになってきた気がする。 ブシュッ エイラ「・・・ア」 俺「・・・うぅぉっ、・・・ぅっ」ピッ グラッ 次は首の皮に掠った。少量の血が噴き出る。少し体勢を崩してしまった。 その隙を見逃さず、さらに四発の弾丸が俺の額に向かってくるのが見えた。 エイラ「俺ッ!?」 (・・・このときエイラは、俺の顔の左側からさらに血が噴出すのを予知した。) 高速で飛んでくる死の恐怖に、ついに俺は耐え切れなくなり、 ・・・プツン ・・・俺の中の何かが切れる音がした気がする。 俺「っうおおぉぉぉぉぉぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!」 無理矢理体勢を立て直して叫んだ。 坂本「俺!?どうした!?」 ヒュンッ ブチッ 全身を右に振って、着弾する直前で避けることができたが、 完全に避けきることはできず、左耳が千切れた。 エイラ「お、オオッ!?」 この恐怖を作り出している根源に対し、首と耳から血を散らしながら、俺は再び叫んだ。 俺「あああああああぁぁぁぁぁっっッッくそォッ!!このネウロイッ!!絶対にぶっ殺してやるううぅぅゥゥゥゥゥッ!!!!」ビュンッ 坂本「何を叫んでるんだ!」ガガガガガ ミーナ「俺さん!冷静に!」ガガガガガ エイラ「なんだアイツ・・・サーニャが見たらなんて思うカナ・・・」 エーリカ「私の知ってる俺じゃない・・・」ガガガガガ ルッキ「もっと別な何かだね!」ガガガガガ 宮藤「本当、別人みたい・・・」ガガガガガ インカムからそんな声が聞こえてくるが、それらを意に介さず、目の前に徐々に近づいてきているネウロイを俺は見据えた。 俺「シャーリィッ!!」 シャーリー「なんだぁっ!?」 俺「あとどのくらいだぁっ!!??」 シャーリー「あと10mで後ろに回れるっ!もう少しだっ!!」 エイラ「大尉!」 シャーリー「おう!」 エイラ「真下右上真上!」 シャーリー「了解!」ビュンッ エイラ「隊長!銃撃を止めさせてクレ!」 『!』 エイラの言葉にミーナが返す前に、銃撃部隊は射撃を停止した。 エイラがこう言ったということは、『希望』が見えたということだ、と、全機理解していた。 エイラには見えていた。シャーリーがネウロイの背後に位置取り、俺は刀を振り上げて斬りかかろうとする光景が。 もうここまでくれば銃撃は必要ない、失敗する要素はないだろう、とエイラは判断したのだ。 ルッキ「シャーリー!行ける!?」 シャーリー「ナイス指示だエイラ!ここならバッチリ狙える!準備は良いなァ!?俺、行くぞォォ!!」 シャーリーが銃を構えるのが、視界の隅に見えた。俺は、すぐ目の前まで近づいたネウロイに刀を向けて、 俺「来いよおおおおぉぉぉぉぉォォォォォ!!!!」 また叫んだ。 シャーリー「行けええぇぇぇェェェェ!!!!!!」 シャーリーも叫び、シャーリーはネウロイの腹部目がけて銃撃し、 俺は紫色の魔力を込めた刀を上段に構え彼女に向かっていく。 ・・・あとでエイラから聞いた話だが、予知関係無しの勝手な予想だと 作戦通り俺とシャーリーは彼女を撃破できるだろうと思っていたらしい。 だが、銃撃を中止させたあとの予知に現れた光景は、エイラの理解が追いつかないような、 全く予測できない光景だったので『銃撃を中止させなければ良かった』と、後悔し、絶句したそうだ。 エイラの能力で現れた光景は、肩から血を流し呆然としているシャーリーの姿と、 シールドを解除し撤退していくネウロイの姿と、胴体部分を血だらけにしている俺の姿だった。 ビシュビシュビシュビシュッ 坂本「・・・なんの音だ?」 シャーリー「・・・」 ルッキ「シャーリー!撃てた!?」 シャーリー「・・・」 ルッキ「シャーリー!?」 シャーリー「・・・しくじった・・・」 宮藤「え!?」 シャーリー「まさかこんなことまでできるなんて・・・予想外だった・・・このネウロイ、ヤバい・・・」 ミーナ「シャーリーさん!何が起こったの!?」 シャーリー「・・・弾丸で弾丸を・・・止めやがった・・・」 坂本「何!?」 シャーリー「私の撃った弾が・・・返ってきた弾丸に止められた・・・」 宮藤「え!?」 シャーリー「・・・ここまで・・・正確に返せるなんて・・・思わなかったよ・・・くっ!」 ルッキ「シャーリー!?」 シャーリー「被弾した・・・左肩をぶち抜かれた・・・」 ルッキ「そんな!?シャーリー、今行く!」 シャーリー「頼むよルッキーニ・・・中佐、ネウロイが撤退してる・・・作戦は失敗だ・・・ ・・・俺も、ヤバい状態だ、助けてやってくれ・・・」 宮藤「そうだ!俺さんは!?」 俺「・・・」 宮藤「俺さん!?」 俺「・・・かはっ・・・」 エーリカ「どうしたの俺!?」 ――――――十数秒前 シャーリーがネウロイに攻撃したのを見てから、俺はシールドに刀を振り下ろした。 バシュウゥゥゥウンッ 少し重い手応えがあり、シールドの魔力が消える感覚があった。・・・俺の魔力ならシールドを破れるのか?と、少し驚いた。 シャーリーはどうなったのだろうか?姿が見えない。 シャーリーを探すのを諦めて目の前を見ると、ネウロイは体勢を崩して仰け反っていた。この状態なら反撃できないだろう。 彼女の脚部が空を蹴った。 トドメの突きをくりだそうと突進した瞬間、 ビュビュインッ 小さくだが、ビームの射出音が耳に届いた。そのビームは俺の両の脇腹を貫いた。どこからそのビームが放たれたかというと。 ・・・こんなん・・・避けれるわけ・・・ねえだろ・・・ 脚部。先程空を蹴ったと思った脚部から放たれた不意の二撃だった。 仰け反ったと思ったら、それと同時にネウロイはビームの照準を定めていたというわけだ。 ・・・勝ったと思ったら、最後に・・・まだ隠していたのか・・・ ・・・脚部の『二体のネウロイ』は、このために・・・『彼女の危機的状況』のためにあったのか・・・ ・・・あと・・・少し・・・だったのに・・・っ そう考えたら、ネウロイが背を向けて撤退していくのが見えた。 俺「・・・かはっ・・・」 そして、俺は血を吐き、・・・意識が遠のいていった。 異世界のウィッチ2・その8
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/306.html
異世界のウィッチ2・その6 ―――――― 人型ネウロイが出現し、出撃した三人の内、 一人は重傷、一人は軽傷、無傷なのは一人だけで、 重傷者のバルクホルン大尉は医務室に運び込まれた、宮藤の治療もあって大事には至らなかったが、 目を覚ますまで医務室の世話になることになった、ということがウィッチーズに知らされた。 リーネ「バルクホルンさんがやられるなんて・・・」 ルッキ「うじゅー・・・」 坂本「俺。・・・例の、『召喚された彼女』で間違いないんだな?」 ・・・能力からしても、心の会話からしても、間違いない。 俺「・・・ああ」 エイラ「・・・もう、完全に『敵』ダナ」 俺「・・・その通りだ。・・・放っておくことはできない。絶対に」 そう言って、俺は拳を握り締めた。 ・・・居場所のためなら人類に敵対しても平然としていられるようなやつに、 もはや同情なんてできなかった。 サーニャ「・・・」 シャーリー「・・・なあ、俺」 俺「なんだ」 シャーリー「そのネウロイは『能力』を持ってるんだよな?」 俺「ああ」 シャーリー「・・・詳細、教えてくれないか」 ミーナ「・・・俺さん。説明をお願いします」 俺「・・・俺が観察した限り」 ミーナ「・・・」 俺「・・・ネウロイの能力は『異世界の魔力でシールドを作る』ことだ」 ペリーヌ「・・・ネウロイが・・・」 リーネ「シールド・・・?」 俺「あのネウロイはシールドを展開できるんだが、シールドに銃撃すると、撃った弾がこっちに返ってくる」 シャーリー「なんだって・・・」 エーリカ「・・・」 俺「返ってくる弾はどこから飛んでくるかわからない。上下左右、前後・・・ どこからでも、360度、全方向から返せるみたいだ。バルクホルンは二方向から返されたから撃墜された」 シャーリー「・・・とんでもない力じゃないか・・・」 ・・・シャーリーの言葉に、ウィッチーズは同意した。 ルッキ「うじゅぅ・・・やばそう・・・」 宮藤「迂闊に攻撃できないってことですか!?」 ペリーヌ「そういうことになりますわね・・・」 ミーナ「・・・」 ・・・みんな動揺するのはわかるが、その前に、ふと思ったシールドの「特徴」をミーナに報告しておきたかった。 俺「ミーナさん」 ミーナ「・・・なんでしょう?」 俺「・・・気になることがあるんだが・・・あのネウロイ、シールドを張るときは必ず動きを止めていたんだ」 坂本「・・・」 俺「動くときは、いちいちシールドを解除してから動いていた。・・・あのネウロイを撃破するには、そこが突破口になりそうな気がする」 シャーリー「・・・弱点があるってことか?」 俺「ああ。・・・俺があの魔力でシールドを張れないのと同じように、あのネウロイも『できないこと』があるはずなんだ」 リーネ「シールドを張っている間は動けないってことですか!?」 俺「恐らくな・・・」 ミーナ「・・・報告ありがとう、俺さん。参考にしてみるわ」 俺「・・・」 それと、一つ、サーニャに尋ねなくてはならないことがある。 俺「・・・サーニャ」 サーニャ「はい?」 俺「報告だと、ネウロイは『小型機が3体出現した』らしいが・・・」 サーニャ「・・・そのとおりです。俺さん達が戦っていた空域には、ネウロイの反応が3つありました」 そのサーニャの言葉に、今まで思いつめたような顔をしていたハルトマンが声をあげた。 エーリカ「・・・おかしい」 エイラ「ハ?」 エーリカ「どうみても1体しかいなかったよ」 サーニャ「・・・え?」 俺「・・・俺の記憶違いじゃなかったみたいだな。あれはどうみても1体しかいなかったぞ」 サーニャ「・・・それはおかしいです。3体の反応が確かにありました。確かに、です」 珍しくサーニャが強い口調で言う。 エイラ「おい俺、サーニャを疑ってんノカ?」 俺「違う。・・・まだ隠されてる秘密があるかもってことだ」 エーリカ「・・・」 坂本「・・・慎重に戦う必要がありそうだな」 ミーナ「そうね・・・」 ―――――――三日後 二日のうちにバルクホルンは回復し、本人が言うにはもう出撃するのに問題はないそうだ。 すげえ回復力だな。宮藤のおかげもあるんだろうけど。 そして今日、またネウロイが出現した。・・・小型機が3体。恐らく『彼女』だろう。 坂本「ミーナ中佐・私・シャーリー・ハルトマン・エイラ・ルッキーニ・宮藤・俺が出撃する。その他は基地で待機だ」 『了解』 ――――――― 反応があった辺りに向かってみると、やはり『彼女』はいた。 ・・・一人で。 俺「・・・本当に三体の反応があったのか?やっぱり1体しかいないじゃねえか・・・」 俺の言葉に、ミーナがハッとしたような顔をして言った。 ミーナ「・・・ネウロイの脚部に違和感があります・・・ おそらくあの部分が小型機と判断されたものと思われます。原因はわかりませんが・・・」 エーリカ「あのストライカーみたいな部分?・・・無くても良さそうなあの部分が?」 エイラ「・・・変なヤツだ」 ルッキ「ホントに人型だぁー」ブウゥゥン シャーリー「あ、おいルッキーニ!」 ルッキーニはネウロイに接近しようとするが、やはりそれに合わせてネウロイは後退していく。 ルッキ「うじゅー・・・」ブウゥゥン ルッキーニが諦めて俺達の陣に戻ると、彼女は元の位置に戻る。やはり一定の距離を維持しようとしている。 坂本は魔眼で彼女を観察する。 坂本「・・・コアは腹部にあるが、小さいな。狙撃したいところだが、 ・・・俺、ネウロイの能力は、確かにあるんだな?」 俺「なんなら試すか?」 坂本「・・・頼む」 俺「了解っ」ガガガガ 接近しながら、また4発、弾丸を放つ。ネウロイは俺が接近した分の距離を高速で後退し、弾丸を確認してから、 ブオン 静止して例のあのシールドを張る。 スゥウゥゥ・・・ やはり弾丸がすり抜けていく。 そしてすぐにネウロイはシールドを解除する。 エイラ「・・・!」 エイラが叫んだ。 エイラ「宮藤!下から来るゾ!」 宮藤「えっ!?は、はい!」 エイラの指示で、宮藤は下を向きシールドを張る。 その後一秒も経たないうちに、 バシュンバシュンバシュバシュン 俺が放ったはずの4発の弾丸が宮藤のシールドに行く手を阻まれていた。 宮藤「・・・これって!」 ミーナ「・・・報告どおりというわけね」 坂本「・・・ネウロイの魔力の流れから判断するに、彼女に一発でも弾を当てればシールドを無理矢理解除させられそうだが・・・」 シャーリー「本当か!?」 坂本「だが、背後に回る必要がありそうだ。 つまり背後から腹部を狙い打てればすぐに済むのだが・・・」 宮藤「その前に、あのネウロイを足止めしなくちゃいけなかったんじゃ?そうしないと攻撃できないんですよね?」 シャーリー「そうだったな。俺によれば『シールドを張っている間は動けない』らしいからな」 宮藤「ずっとシールドを張り続けさせるってことですね?」 俺「・・・言っておくが、絶え間なく攻撃し続けなくちゃいけないってことだぞ」 ルッキ「でも、撃った弾丸が返ってくるんでしょ?びしゅーんって・・・うじゅ~、撃ちたくないよぉ」 エーリカ「それはしょうがないよ。・・・避けては通れない道なんだから」 あれこれ言っている俺達を横目に、ミーナが言った。 ミーナ「リーネさんに増援を頼みますか?」 エーリカ「色んな方向から飛んでくる弾を避けながら狙撃させるの?・・・かなりシビアじゃない?」 坂本「ふーむ・・・」 数秒の静寂のあと、ミーナが口を開いた。 ミーナ「・・・作戦を伝えます!シャーリーさん!」 シャーリー「おう!」 ミーナ「あなたはネウロイの裏に回り、銃撃でシールド展開を阻害、 可能なら腹部を狙いネウロイを撃破してください!」 シャーリー「了解!」 ミーナ「俺さん!」 俺「なんだ」 ミーナ「あなたはネウロイの正面へ向かってください! ネウロイを確実に破壊するため、シールドが解除されたらあなたの力で攻撃をお願いします!」 俺「了解」 ミーナ「エイラさん!あなたの力で、二人に向かってくる弾丸の位置の伝達を!」 エイラ「ワカッタ」 ミーナ「私達は・・・、ネウロイに向けて、攻撃します!銃撃を途切れさせてはなりません!」 『了解』 ミーナ「シャーリーさん!俺さん!辛い役割を押し付けますが、お願いします!」 シャーリー「エイラ!頼むぞ!」 エイラ「私は指示をするダケダ・・・避けれるかは、お前達次第ダゾ。・・・俺!」 俺「なんだ」 エイラ「絶対当たるなヨ!サーニャのためにも!」 俺「・・・」 だったら当たるわけにはいかないな。 俺「了解!」 ――――――――― エイラ「俺!右下カラ!」 俺「っ!」ヒュン 宮藤「あわわ、お二人とも、大丈夫ですか!?」ガガガガガガガ 仕方が無いとはいえ、銃撃しながらそんなこと言われると複雑な気分だ。 だって、今、俺とシャーリーが避けているのは、お前たちが放った弾なんだから。 さっきから返ってくる弾丸が俺とシャーリーにばかり向かってくるのは、ネウロイがこちらの作戦に気付いたからなんだろうか。 なんとかなってはいるが、こちらはシールドを使えないという点が痛い。 この弾幕だ、シールドしてしまったらそのまま解除できずに押され続けるに違いない。 エイラ「大尉!真上から、次左下!」 シャーリー「っ!」ヒュンッ シャーリーは左に移動して避けた。 エイラ「俺!真下右下真上!」 俺は右上に避けようとするが、 俺「うおぉっ!?」ピッ あぶねえ、真上から来たのが頬にカスった。血が一筋滲み出る。少し移動が遅れていたら脳天を撃ち抜かれていただろう。 ・・・肝が冷えた。紫色の魔力に救われた。 ルッキ「シャーリー!俺!後ろから見てるとすんごい光景だよ!カッコイイ!!」ガガガガガ 様々な方向から次々に飛んでくる弾丸を高速で避け続ける俺達を見てルッキーニが叫ぶ。 シャーリー「ありがとなルッキーニ!」ギュンッ 俺「んなこと言ってる場合じゃないだろっ!!」ドヒュン この弾幕の中で隙を見つけては徐々にネウロイに近づいていくが、近づくたびに返ってくる弾丸のスピードと精密さが増しているような気がする。 エイラ「大尉!右上・左・右上・真上!」 シャーリー「おうっ!」ギュンッギュンッ エイラの指示を受け、シャーリーは的確に見極めて異常な弾幕を華麗に身体を翻して避けきっている。 エーリカ「たった一体でこんなに弾幕張れるネウロイが出てくるとは想像してなかったよ!」ガガガガガガ 俺「元はお前たちの弾丸だろぉ!」ヒュンッ 俺もなんとか避ける。ギリギリで避けまくる。先程切れた頬に冷たい風が当たってピリピリする。 エーリカ「んもぅ!もっと気の利いた返ししてよ!」ガガガガガ 俺「どんなだよぉ!?」ヒュオンッ エイラ「俺!左・左下・右下・真上!」 また指示が飛ぶ。右下に向かい初弾と第二波を避け、身体を回転させて上へ避け、次に左へ移動する。 この弾幕の真っ只中で、シールド無しでギリギリで避け続けていて、 ・・・迫ってくる恐怖とそれを避ける興奮のせいでなんだかハイになってきた気がする。 ブシュッ エイラ「・・・ア」 俺「・・・うぅぉっ、・・・ぅっ」ピッ グラッ 次は首の皮に掠った。少量の血が噴き出る。少し体勢を崩してしまった。 その隙を見逃さず、さらに四発の弾丸が俺の額に向かってくるのが見えた。 エイラ「俺ッ!?」 (・・・このときエイラは、俺の顔の左側からさらに血が噴出すのを予知した。) 高速で飛んでくる死の恐怖に、ついに俺は耐え切れなくなり、 ・・・プツン ・・・俺の中の何かが切れる音がした気がする。 俺「っうおおぉぉぉぉぉぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!」 無理矢理体勢を立て直して叫んだ。 坂本「俺!?どうした!?」 ヒュンッ ブチッ 全身を右に振って、着弾する直前で避けることができたが、 完全に避けきることはできず、左耳が千切れた。 エイラ「お、オオッ!?」 この恐怖を作り出している根源に対し、首と耳から血を散らしながら、俺は再び叫んだ。 俺「あああああああぁぁぁぁぁっっッッくそォッ!!このネウロイッ!!絶対にぶっ殺してやるううぅぅゥゥゥゥゥッ!!!!」ビュンッ 坂本「何を叫んでるんだ!」ガガガガガ ミーナ「俺さん!冷静に!」ガガガガガ エイラ「なんだアイツ・・・サーニャが見たらなんて思うカナ・・・」 エーリカ「私の知ってる俺じゃない・・・」ガガガガガ ルッキ「もっと別な何かだね!」ガガガガガ 宮藤「本当、別人みたい・・・」ガガガガガ インカムからそんな声が聞こえてくるが、それらを意に介さず、目の前に徐々に近づいてきているネウロイを俺は見据えた。 俺「シャーリィッ!!」 シャーリー「なんだぁっ!?」 俺「あとどのくらいだぁっ!!??」 シャーリー「あと10mで後ろに回れるっ!もう少しだっ!!」 エイラ「大尉!」 シャーリー「おう!」 エイラ「真下右上真上!」 シャーリー「了解!」ビュンッ エイラ「隊長!銃撃を止めさせてクレ!」 『!』 エイラの言葉にミーナが返す前に、銃撃部隊は射撃を停止した。 エイラがこう言ったということは、『希望』が見えたということだ、と、全機理解していた。 エイラには見えていた。シャーリーがネウロイの背後に位置取り、俺は刀を振り上げて斬りかかろうとする光景が。 もうここまでくれば銃撃は必要ない、失敗する要素はないだろう、とエイラは判断したのだ。 ルッキ「シャーリー!行ける!?」 シャーリー「ナイス指示だエイラ!ここならバッチリ狙える!準備は良いなァ!?俺、行くぞォォ!!」 シャーリーが銃を構えるのが、視界の隅に見えた。俺は、すぐ目の前まで近づいたネウロイに刀を向けて、 俺「来いよおおおおぉぉぉぉぉォォォォォ!!!!」 また叫んだ。 シャーリー「行けええぇぇぇェェェェ!!!!!!」 シャーリーも叫び、シャーリーはネウロイの腹部目がけて銃撃し、 俺は紫色の魔力を込めた刀を上段に構え彼女に向かっていく。 ・・・あとでエイラから聞いた話だが、予知関係無しの勝手な予想だと 作戦通り俺とシャーリーは彼女を撃破できるだろうと思っていたらしい。 だが、銃撃を中止させたあとの予知に現れた光景は、エイラの理解が追いつかないような、 全く予測できない光景だったので『銃撃を中止させなければ良かった』と、後悔し、絶句したそうだ。 エイラの能力で現れた光景は、肩から血を流し呆然としているシャーリーの姿と、 シールドを解除し撤退していくネウロイの姿と、胴体部分を血だらけにしている俺の姿だった。 ビシュビシュビシュビシュッ 坂本「・・・なんの音だ?」 シャーリー「・・・」 ルッキ「シャーリー!撃てた!?」 シャーリー「・・・」 ルッキ「シャーリー!?」 シャーリー「・・・しくじった・・・」 宮藤「え!?」 シャーリー「まさかこんなことまでできるなんて・・・予想外だった・・・このネウロイ、ヤバい・・・」 ミーナ「シャーリーさん!何が起こったの!?」 シャーリー「・・・弾丸で弾丸を・・・止めやがった・・・」 坂本「何!?」 シャーリー「私の撃った弾が・・・返ってきた弾丸に止められた・・・」 宮藤「え!?」 シャーリー「・・・ここまで・・・正確に返せるなんて・・・思わなかったよ・・・くっ!」 ルッキ「シャーリー!?」 シャーリー「被弾した・・・左肩をぶち抜かれた・・・」 ルッキ「そんな!?シャーリー、今行く!」 シャーリー「頼むよルッキーニ・・・中佐、ネウロイが撤退してる・・・作戦は失敗だ・・・ ・・・俺も、ヤバい状態だ、助けてやってくれ・・・」 宮藤「そうだ!俺さんは!?」 俺「・・・」 宮藤「俺さん!?」 俺「・・・かはっ・・・」 エーリカ「どうしたの俺!?」 ――――――十数秒前 シャーリーがネウロイに攻撃したのを見てから、俺はシールドに刀を振り下ろした。 バシュウゥゥゥウンッ 少し重い手応えがあり、シールドの魔力が消える感覚があった。・・・俺の魔力ならシールドを破れるのか?と、少し驚いた。 シャーリーはどうなったのだろうか?姿が見えない。 シャーリーを探すのを諦めて目の前を見ると、ネウロイは体勢を崩して仰け反っていた。この状態なら反撃できないだろう。 彼女の脚部が空を蹴った。 トドメの突きをくりだそうと突進した瞬間、 ビュビュインッ 小さくだが、ビームの射出音が耳に届いた。そのビームは俺の両の脇腹を貫いた。どこからそのビームが放たれたかというと。 ・・・こんなん・・・避けれるわけ・・・ねえだろ・・・ 脚部。先程空を蹴ったと思った脚部から放たれた不意の二撃だった。 仰け反ったと思ったら、それと同時にネウロイはビームの照準を定めていたというわけだ。 ・・・勝ったと思ったら、最後に・・・まだ隠していたのか・・・ ・・・脚部の『二体のネウロイ』は、このために・・・『彼女の危機的状況』のためにあったのか・・・ ・・・あと・・・少し・・・だったのに・・・っ そう考えたら、ネウロイが背を向けて撤退していくのが見えた。 俺「・・・かはっ・・・」 そして、俺は血を吐き、・・・意識が遠のいていった。 異世界のウィッチ2・その8
https://w.atwiki.jp/asuta9876/pages/20.html
【名前】 勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした 【読み方】 ゆうしゃしょうかんにまきこまれたけど、いせかいはへいわでした 【詳細】 灯台原作の『なろう系小説』。 勇者召喚された青年の所為で、巻き込まれた主人公は異世界に転移してしまう。 だが、その異世界はほのぼのとした世界だった。 そんな巻き込まれ主人公の異世界ほのぼのライフ。
https://w.atwiki.jp/shosensyojodokusen/pages/473.html
■素材採取家の異世界旅行記 木乃子増緒 ともぞ Webコミック版 特になし 恋愛要素は薄め
https://w.atwiki.jp/magicalgirlwar/pages/84.html
2話 ガウリイ(以下ガウ)「・・・しかしリナよ、なんで話を聞く気になんぞなったんだ?」 リナ「金になるって話だからよ。…ま、理由はそれだけじゃないけどね。どっちにしたって当てにしてた金貨は稼げなかったから仕事の話はありがたいわよ。それともガウリイはまた盗賊狩りした方がよかった?」 ガウ「良くは無いさ。・・・けど、なんかお前さんと一緒に旅なんぞしてたら、なんか長生きできんような気がするなぁ・・・オレ・・・。」 リナ「あたしもそう思う。」 ガウ「ところで腕利きのボディーガードを探してるって言ってたけど、そのスポンサーのタリムさんは何かヤバイ奴にでも狙われてるのか?」 傭兵「いや、俺ももう1週間ほど雇われてるが屋敷の警護ばっかりでヤバイ奴どころか襲撃すら1回も無いな。俺はスポンサーから詳しい話は聞かされてないが、こんなにおいしい仕事は無ぇよ。今回も腕利きを探して来いとは言われたが、よっぽど警戒心の強い人なのかね?」 リナ「…そうでも無いみたいよ。誰か、…見ているわね。あたし達を。」 ガウ「なんだ、お前も感じたか。」 傭兵「…!? ど、どこだ? 敵か!?」 リナ「出てきなさい。わざとあたし達に気づかれたんでしょう?」 ???&??「・・・・・・・・・。」 リナ「あれは…。」 ガウ「魔族…か。」 ???「タリムの客か。この仕事、受ける気でいるのか? …やめておけ、長生きしたいのであればな。」 ??「我らが言葉に耳を傾けるもよし、逆らうもまたよし。何となれば、そは汝らの選んだ生き方なれば。」 リナ「何言ってんのよ! あなた達にどうこう言われる筋合いは無いわ! さっきの城でのデーモン騒ぎ、あれはあんた達の仕業なの?」 ???「・・・・・・・・・・・・。」 リナ「なんとか言いなさいよ。あんな下級デーモンなんかであたし達をどうこう出来るとでも思ってたのかも知れないけど、とんだ見当違いだったわね。そんな奴に長生きしたかったらやめろなんて言われても説得力無いわよ。」 ??「…どうします、セイグラム様。あのように言われていますが…。」 セイグラム(以下セイ)「構うな、ギオ。我等に与えられた任は警告を与えることのみ。それを果たせばそれでよい。」 ギオ「わかりました。…ともかく、この件からは手を引け。わかったな。」 セイ「確かに伝えたぞ。」 リナ「ほほー、このリナ様にケンカを売るとは、いい度胸してるじゃない。」 ガウ「ホントお前さんといると長生き出来る気がしないよ…。で、話を聞くもう一つの理由ってのはこれか。」 リナ「ええそうよ。お城の件だけなら話を蹴ってもよかったけど、直々にケンカ売りに来たんだもの。ここで退いたら、魔族にびびって逃げたことになるもん。受けましょう、この仕事。」 傭兵「ほ、本気か? お前ら…。魔族なんか出てきて無事に済むはずが無いだろ! 話が違うぜ!」 リナ「あら、怖気づいたんなら今のうちに仕事降りたら? それも利口だと思うわよ。」 ―タリム邸― 傭兵「ミスター、腕利きを連れてきました。では、私は失礼します・・・。」 リナ(あーあ、今更逃げられるか!とか強がっちゃって) タリム「ようこそお二人とも、ワシがこのコーダイで魔道士協会の副評議長をやっておるタリムじゃ。」 リナ「はじめまして、ミスター・タリム。リナ=インバースです。」 ガウ「俺はこいつの一応保護者をやってる流れの傭兵のガウリイ=ガブリエフです。」 タリム「よろしく頼む。早速仕事の話で悪いがの、2人にはワシのボデーガードと調査を頼みたいんじゃ。」 リナ「調査…ですか?」 タリム「うむ。お嬢ちゃん達の腕を見込んで頼むんじゃが、調査してもらいたいのはこの街の魔道士協会の評議長『白のハルシフォム』と、もう一人の副評議長『青のデイミア』じゃ。」 リナ「この街の魔道士協会トップ2人を調べろだなんて、穏やかな話じゃないわね。」 タリム「うむ。お嬢ちゃんも魔道士なら分かると思うが、あの2人の魔道士としての研究テーマが『生命』での。まぁデイミアの奴は厳密には違うんじゃが、似た様な研究をしておって評議長に重宝されておったんじゃ。」 リナ「『生命』ってこういった話を振られる時点でキナ臭いわね。」 タリム「鋭いの、その通りじゃ。他の傭兵の者には言ってないんじゃが連中『生命の探求』なんぞをしておっての、まぁ老化を防ぐ健康法魔法見たいなもんの開発やらならワシも警戒しなかったがの。実際にそういった魔法も開発しておったしな。ほれ、バーニングフィンガーアタック!」 ガウ「おお~、体が温かくなってきて肩こりに効くー。」 リナ「名前と効果のギャップが酷いわね。」 タリム「それもデイミアの奴のセンスじゃよ。あやつはの、ちいとおかしいんじゃよ、ここがな。」 リナ「はあ。」 タリム「あやつは魔道士の本分のはずの何かの探究を、遊びか何かのように考えておる。…と、話がそれたの。そして大っぴらには言えんが連中恐らくは『不死の探究』もしておった。…特に評議長の方がの。」 リナ「それって…!」 ガウ「よく悪い奴とかがやりたがる不老不死ってやつか?」 タリム「歯に衣着せぬ言い方をすればそうじゃ。デイミアも似たような研究をしておったから利用しておったんじゃろ。ワシがそのことに気づいのはこの街で妙な失踪事件が連続していての…。もしやとは思ったんじゃが…。ワシが気づくのが遅くて、研究が完成に近づいて実験段階に入ったのかもしれん。魔道士協会の評議長ともなればコーダイ王への発言権も強い事を利用して好き放題やりおって…。」 リナ「………。ここの屋敷に来る途中、2匹の魔族にこの仕事を降りるように警告されました。あの魔族は恐らく…。」 タリム「評議長の手の者か。永遠の命の探究の一端で呼び出したのかもしれん。だが、2体というのが気になるの。もしや、1体は…。」 リナ「デイミアの僕ですか。」 タリム「可能性は高いじゃろう。…危ない橋になってきたがこの話、受けてはもらえんだろうかの?無論報酬は弾む。」 リナ「あたし達も望むところです。報酬がいいのも勿論ですけど、ここまで話を聞いちゃった上に何より売られたケンカを買わなきゃリナ=インバースの名に傷がつくってもんよ!」 ガウ「…まーたお前は俺の意見も聞かずに。」 リナ「何よガウリイ、じゃああなたこのまま街の人達がどれだけ不死の実験で誘拐されちゃってもいいとか思ってるわけ?」 ガウ「誰も受けないとは言ってないだろ? 俺もここまで聞いちゃ黙っていられないぜ。」 タリム「契約成立じゃな。では、さっそくで悪いがデイミアの屋敷の調査に行っては貰えんかの?」 リナ「ええ、任せておいてください。ガウリイ! 行くわよ。」 ガウ「おう!」 ニケ「あ~もうすっかり夜じゃんかよ。あのオッサンは意味分かんないし。勇者初仕事も楽じゃないなー。」 ククリ「♪~♪~勇者様とはっつしっごとー~♪」 ニケ「…あのなあククリ、いきなり『あのひきがえるめ! 評議長の研究が完成したから取り入ろうとして私を殺すつもりに違いない! …そうとも、…そうとも! ひははっ! 私にははじめからわかっていたんだ!』とか叫びだしてマジで怖かったんだけどお前何も思わなかったの?」 ククリ「たしかにあたしもあのおじさんこわかったけど、勇者様と一緒なら平気!」 ニケ「あーはいはいそうでしたね。…まぁ俺もこれだけお金もらったから文句はないけどさ。いきなり『早くタリムのところに行ってあのひきがえるをやっつけてきてくれ! 勇者なんだろ!』だもんなぁ…。」 ククリ「あ! ねぇ勇者様、あれじゃない? でっかいお屋敷って。」 ニケ「そうみたいだけど、…なんか様子が変じゃないか? それになんか生臭い臭いがする。」 ククリ「見て! 勇者様! 人がたおれてる!」 ニケ「お、おい! だいじょうぶですか!?」 傭兵「あ…、なんでこんなところに子供が…ガフッ! はやく…逃げなさい……、もうこの屋敷に生きている…、人間は…。ミスタ・タリムも…連れていかれた……。白い半分の仮面をつけた…手の長い、黒い塊が…!」 ニケ「しゃべらないでください! 人を呼んできます!…ククリ、人に知らせたらすぐに俺たちも戻るぞ。やな予感がする。」 ククリ「はい、勇者様! ごめんなさい、あたし怪我を治す魔法とか使えなくて…。」 ニケ「ククリ、急ぐぞ!(俺達、こんなシリアスやるようなキャラじゃないんだけどなぁ…)」 リナ「ガウリイ! 急いで! ミスター・タリムが心配だわ。」 ガウ「おう!」 リナ「まさかデイミアがあんなことになっているなんて! …ってあの子達は。」 ニケ「あ、あれ? あなた達はお城で会った…」 リナ「リナよ、あなた達どうしてこんなところに?」 ニケ「それが、あのあとこの街の副評議長とかいうデイミアってへんなおっさんに雇われたんです。で、タリムが自分を殺しに来るはずだからやっつけに行ってくれって…。」 リナ「あたし達と同じだけどあなた達はデイミアに雇われていたのね。あたし達はタリム側だけど、ってことはあなた達今タリム邸から来たのよね?何が起きていたの?」 ニケ「…俺達がついたころには全滅していました。息のある人もいたので周りの人に知らせて引き返していたところです。タリムさんも長い腕の白仮面を付けた黒い塊に連れ去られたそうです。」 リナ「こっちと同じね。私たちも今デイミアの屋敷に行っていた所よ。あなた達もう、あそこへは戻らない方がいいわ。こっちはセイグラムとかいう魔族が出てきてデイミアを…」 ニケ「そうですか…。」 リナ(この子達にあんな闇の呪法『屍肉呪法』をかけられたデイミアはとても見せられないわ。かつて英断王として名高かったガリア国のディルス2世がかけられたとされる伝説の呪術。 まさかこの目で見ることになるとは思わなかったわ。…もう2度と見たくは無いけど。) ガウ「それにしても話が食い違ってないか? どっちも相手は評議長と繋がってるはずだって…。」 リナ「ええ、それにこうして両陣営が潰された以上、答えは自然に出てくるわね。2匹の魔族の飼い主で黒幕は…。」 ??「そう、白のハルシフォムだ。」 リナ「あんたは?」 カヤ「カヤという城の神官じゃ。コーダイ王の密命により魔道士協会のトップを調査していたものだ。」 ククリ「このおじさん顔が怖いよー勇者様―!」 ニケ「だー! 今はそう言う場面じゃないから我慢しろー!」 カヤ「ゴ、ゴホン。そう察しのと通りこの事件の黒幕はハルシフォムじゃ。それに知っての通り2匹の魔族を連れておりワシでは全く歯が立たん。見たところお前たちは城のデーモンを退治した猛者と勇者。奴の屋敷まで案内するからワシの代わりに倒してくれはせんか?」 リナ「そうね、ここまで来た以上あとには引けないわ。ニケ君とククリちゃん、また共同戦線と行きましょうか。」 ニケ「はい!」 ククリ「勇者様と一緒にあんなことした悪い奴をやっつけるのね? ククリも頑張る!」 ガウ「いざとなったら俺がまとめて守ってやるから安心しな。」 リナ「決まりね。じゃあカヤさん、ハルシフォムの屋敷まで案内して頂戴。」 カヤ「ああ、ついてきなさい。」(ニヤリ) カヤ「この裏口からなら気付かれることなく侵入することができるだろう。」 ガウ「サンキュー! 怖い顔の神官さん。」 カヤ「では、私はここまでだ。お前達が評議長の陰謀を止めてくれることを願っているぞ。」 ニケ「ここからは俺達だけですね。…やっぱ俺達帰ってもいいですか?」 ククリ「ダメよ、勇者様。ククリだって怖いけど悪い人をやっつけるの勇者様のお仕事よ。」 ニケ「お前本当にわかってんのか? 魔族がいるって話じゃんか。俺そんなのと戦えないよ…」 リナ「確かに、魔族はこの前のデーモン達と違って精神が本体だから剣みたいな物理攻撃じゃまったく効果がないわ。もし、出会ったら私とその子の魔法が主軸になるからガウリイは私、ニケ君は無理せずその子をを守ってあげてね。ガウリイ、頼んだわよ。いくらあなたが凄腕の剣士だからと言っても剣が効かないんじゃどうしようもないんだからね。」 ガウ「まかせておけ、これでも一応お前の保護者だからな。」 リナ「じゃあ中に入るわよ。」 リナ「ここにある隠し扉が怪しいわね。ガウリイ、ちょっとこれ斬れない?」 ガウ「ちょっと狭いな。斬れんことはないと思うが…」 ニケ「ああ、それなら俺に任せてください。ここをちょちょいと。開きましたよ。」 リナ「あなた便利な特技持ってるわね。勇者より盗賊の素質の方があるかもしれないわよ?」 ニケ「あ、あははは…」 ククリ「なんかいっぱい並んでるけど暗くてよく見えないわ。」 リナ「…誰もいないみたいね。よし、ライティング! って、…なっ!」 ニケ「な、なんだよこれ!」 ククリ「勇者様―!」 リナ「…おそらく、実験で作った合成獣ね。命の強いもの同士をかけ合わせたりしたのね。」 ???「おお、お嬢ちゃんじゃないか。よくここがわかったの。」 リナ「その声は…って、!!!」 ガウ「どうした? リ………」 ???「まあ…驚くのも無理のないことじゃわな…。」 ニケ「うわ! ククリ、見るな! な、なんだよこれ…」 タリム「こんな姿ですまんの。だいぶ見栄えは変わってしまったが、間違いなくわしが紫のタリム本人じゃよ。」 ガウ「ず、ずいぶんと…変わっちゃいましたね…。」 タリム「うむ、実はお嬢ちゃん達が出たすぐ後にわしの屋敷に魔族がやってきての誘拐されて気づけばこの通りじゃ。恐らくデイミアの奴も似たような事になっておったじゃろう。」 リナ(こくこく。) タリム「あの2匹の魔族は両方ともアレの僕じゃった。そしてもっと最悪なことに、アレはすでに仮初の不死を手に入れておった。」 リナ「そ、それって…」 タリム「うむ、魔族との契約じゃ。」 ガウ「じゃあもう評議長とやらを倒すことは出来ないってことか?」 タリム「いや、方法はある。竜破斬クラスの呪文で契約している魔族を倒すことも可能じゃが、この街中でそんなものは使えん。だが、魔族との契約の証しである『契約の石』を破壊すれば不死で失くすこともできる。」 リナ「契約の石か、マズイわね。石とは言うものの、決まった形はしていないと聞いたことがあるわ。」 タリム「さすがによく知っておるな。じゃが、わしには2つ心当たりがある。1つはこの先の廊下の両脇にあるガーゴイル像が加えている玉。評議長は以前わしにこれは大切な物だと見せびらかしておった。そして、もうひとつは当たっておれば正に盲点なんじゃが…、よけるんじゃ! お嬢ちゃん!」 ドガーーン!! リナ「タリムさん! く、誰こんなことするのは!」 ハルシフォム(以下ハル)「いやー、外れてしまいましたね、はっはっは…その試験サンプルが余計な事を言わなければちゃんと当たっていたでしょうにね! そうそう初めまして、私がコーダイ魔道士協会評議長のハルシフォムと申します。ああ、あなた方のお名前は結構ですよ。すぐにお別れになりますので。」 リナ「あんたが黒幕ってわけね。いきなり不意打ちなんて不死って聞いた割にセコイ真似するのね。」 ハル「では試してみますか? どうぞ、攻撃してきて下さい。」 リナ「言われなくても! ガウリイ! 炎の矢よ!」 ガウ「はあっ!」 SE ガウ「ちくしょう! 確かに斬ったのに本当に死なねえぞ、あいつ!」 ニケ「不味いですよ! ここは逃げましょう!」 リナ「そうね! 一旦引いて契約の石を探すわよ!」 ハル「させると思いますか?」 リナ「させてもらうわよ! 振動弾!×2」 SE ククリ「すごい魔法…」 リナ「感心してる場合じゃないわよ! これで時間は稼げるはず!今のうちに逃げるわよ!」 戦闘マップ ガウ「廊下に出たぞ! リナ、もしかしてあれじゃないか? さっき言ってた像の加えてる玉って。」 リナ「恐らくこれね。よし、みんな! これ片っぱしからぶっ壊すわよ!」 ニケ「うわーーー! さっきの合成獣の群れが追ってきたー!」 リナ「ち、きっと戻ってあのカプセルの中の合成獣を放ってるのね。無理に戦う必要はないわ! 像を壊して!」 勝利条件 像の破壊 敗北条件 仲間の戦闘不能 2ターン経過ぐらい ククリ「勇者様! なんか真っ黒くて手の長い人が追ってくるー!」 ギオ「どこへ行くのかな…血相変えて。」 リナ「足止め、ってやつね? ギオ=ガイアさん。」 ギオ「いいや、足止めではない、始末よ」 リナ「みんな! あれには構わないで! さっきも言ったけど剣じゃ攻撃が通らないわよ!」 ニケ、ギオへ攻撃時の攻撃後 ニケ「うわ、やっぱり効かねー!」 リナ「何してるの! 早く像を壊して!」 ガウリイ、ギオへ攻撃時の攻撃後 ギオ「無駄だ、我ら魔族に剣など通じぬ。」 ガウ「ああ、確認させてもらった。」(これはいよいよアレの出番かも知れんな…) 像全数破壊後 リナ「これでどう!? 契約の石は壊したわよ!」 ギオ「? 何を勘違いしているかは知らないがそれは契約の石などではないぞ。不死の研究の記録されたメモリーオーブだそうだ。まあ我は関せぬが…」 ニケ「そんな…、どうすればいいんだよ…」 ギオ「どうするもない。これでお前は死ぬのだからな!」 ククリ「勇者様危ない!」 ガウ「させるかよ! 光よぉ!」 ??(ほう、これは珍しいものをもっておるな) ギオ「ごわああああああ! 馬鹿な!? 光の剣だと!? 聞いておらんぞ! そんな話は!」 リナ「隙アリ! 烈閃槍!」 ギオ「がぅあぁぁぁっ!」 ハル「そこまでです。」 敵増援 ハルシフォム、セイグラム リナ「ちぃ、ハルシフォムにセイグラム! 追いつかれたか…。」 ハル「光の剣…ですか、ですがそれでも不死の私を倒すことなどできはしない。」 リナ「ちょうどよかったわ。セイグラム、確かあなたを倒してもハルシフォムの不死はうしなわれるんだったわね。」 セイ「我を滅ぼすことができれば…な。」 ハル「セイグラム、お前はそこで見物でもしているがいい。」 セイ「御意に。」 リナ「やるしかないか…! ガウリイ!あなたそんな隠し玉持ってたんだから頼りにするわよ!」 ガウ「おう! まかせろ!」 リナ(とは言ったものの、何か手を打たなければ不味いわね。) 勝利条件 敵の全滅 敗北条件 味方の戦闘不能 1ターン経過後 ガウ「やっぱり光の剣でもダメか!」 ニケ「俺の短剣も入るけどちっとも効いてないよ…」 ガウ「リナ! どうにかならないのか!」 リナ(やっぱりセイグラムを何とかしないと駄目なんだろうけど、迂闊に手を出したら逃げられちゃう。そうしたら本当に倒す手がなくなっちゃう…) ククリ「勇者様たちを助けなきゃ…、でもどうしたら…。…1回も成功したことないけど、あの魔法陣書いてみよう! ええーい!」 長い声のネコ「オアーーーーーーーーーーーー」 リナ「と、突然何!? ああー、なんか気が抜けるわー。」 ニケ「なんて間の抜けた声…、ククリこれってどんな魔法…。」 セイ&ギオ「ぐあああああああああああ!!」 ハル「どうした! セイグラム!」 リナ「なんか効いてるし…。どうもあの猫がいる間は魔法も出ないみたいだし…。なんか力が抜けて動けないわ…。もういいわ、あれしまって。」 ククリ「そんなことできないよ~っ。あっ勇者様! 勇者様は平気だ、普段から気が抜けてるから。」 ガウ「あのー、なんか俺も平気なんだけど…。」 リナ「脳みそクラゲにも効果は無いみたいね…。」 ニケ「行くぞ魔族! どうせ効かないならその仮面だけでも砕いてやる! はあ!」 SEパリーン! 長い声のネコ消滅 セイ「がああああああああ! 我が…、我が契約の石が…!」 リナ「えっ! あれが!? ラッキー! でかした勇者様!」 ハル「ば、馬鹿な! クッ、かくなる上は!」 ギオ「うっ、くっ、あのネコめ! む、ハルシフォム殿、何を…! ぐわあああああああ!」 リナ「う、嘘でしょ? 魔族を…喰ってる…!」 ハル「く、くふふふふ。まさか契約の石を砕かれるとは思わなかったぞ…。だが、これで不死とはいかんが近付いたはず…。セイグラム、倒せ! そいつらを!」 リナ「何言ってるのよ! 不死じゃなくなったんならもうこっちのモノよ!」 ガウ「おう!」 ニケ「あっちの人なら剣は効く、よし、俺も! ククリ! 俺達もやるぞ!」 ククリ「はい! 勇者様」 勝利条件 ハルシフォムの撃墜 敗北条件 味方の戦闘不能 ハルシフォム撃墜 ハル「ぐわああああ! くそ!ならばその小娘だけでも…!」 ニケ「危ない! ククリ! よけ…!」 カヤ出現、ハルシフォムに攻撃 ハル「ぐわあああああああああああああああ!!!!!」 セイ「あ、あなたは!?」 カヤ「もう、お前らは用済みだ。お前も消えろ。」 カヤ、セイグラムに攻撃 セイ「ごあああああ! ぐ、いつか…必ず……!」 セイグラム撤退 カヤ「逃げられたか。まあいい。それよりも、」 ククリ「ひ、!」 カヤ「貴様ミグミグ族のグルグル使いだな?」 リナ「! …グルグル使い。」 ニケ「そんなことよりあんた何モンだ!? お城の神官じゃ無かったのかよ!」 カヤ「ふむ、面白いものを見せてもらった代わりに教えてやろう。ワシは神官は神官だが神に仕えている神官ではない。」 ガウ「…みんな気をつけろ、このジイサンさっきまでと違うぞ!」 カヤ「わしが仕えているのは赤眼の魔王シャブラニグドゥ様、そして私は冥神官カヤ。それがワシだ。」 ニケ「ま、魔王!? な、何言ってんだこいつ…! ……? リナさん?」 リナ「ありえないわ…。なんでそんな奴がここにいるのよ!」 カヤ「元々城の神官として潜り込んでいたんじゃがな、勇者募集を国王にさせ、まとめて葬ってやろうと思ってな。」 ガウ「城でデーモンを召喚したのはあんたか!」 カヤ「そうだ、だがそこで面白いものを見つけてな。そう、お前だグルグル使い。」 ククリ「そんなこと言われても…。」 カヤ「まさかまだ生き残りがいたとは思わなかったぞ、お前の一族には降魔戦争での借りがあるからな。」 リナ「この子には関係ないじゃないの!」 カヤ「これはわしのプライドの問題だ。グルグル使い、貴様とはいつか決着をつけてやる。だが、今とは言わん。もっと成長してワシを楽しませてくれる様になるまで今回はこれで退いてやろう。」 ガウ「偉そうに! 今ここで倒して…」 リナ「ガウリイダメ! 手を出さないで!」 ガウ「リナ…。」 カヤ「利口な相方がいて良かったな光の剣の末裔。では、また会おう。グルグル使い。」 カヤ撤退 リナ「………ふう。行ってくれたか。」 会話パートへ 街道 リナ「しかし、とんでもないことになっちゃったわね・・・。」 ガウ「あのじいさんが実は魔族だったことか? それともこの子らが勇者だったって事がか?」 リナ「両方ともよ。あのカヤとかいう魔族、自分のことを冥神官とか言ってたわ。魔王の5人の腹心である冥王の直属の魔族ってことね。あのセイグラムやギオを取り込んだハルシフォムをまるで自分の周りに集ってる羽虫ん様にあしらっていたわ。とてもじゃないけど、私達ぐらいでどうこうできる相手じゃないわ。」 ニケ「それもそうなんだけど、俺ってもしかしてあんな奴らと戦っていかなきゃならないの…?」 リナ「そうね。あのカヤみたいな奴はそうそう出くわさないでしょうけど、セイグラムやギオクラスの魔族とならやりあう確立は高いんじゃないかしら。」 ニケ「やりあう…たってあいつら剣が効かないんですけど…、頼みのククリのグルグルはいつ失敗するか分からないし…。」 ククリ「ごめんなさい勇者様…。(涙目)」 ニケ「いやいやいや、責めてないって!今回だってククリの魔法があったから勝てたわけだし。」 ガウ「おー、あのなんか間の抜けたネコだよな? 俺とニケはなんとも無かったけどリナ達や魔族の連中なんてえらい苦しんでたよな?」 リナ「あなた達みたいな普段から気の抜けた奴には効果無いみたいね。でも精神に作用する魔法なせいか魔族には絶大な効果だったわ。そしてそれが失われたと言われる伝説の魔法、グルグルだってんだから私も驚いたわ。」 ククリ「ククリはミグミグ族なんだ、っておばあちゃんが言ってた。ミグミグ族の生き残りっていう人が赤ちゃんのククリをおばあちゃんに預けていなくなっちゃったみたいだけど、ククリがミグミグ族でグルグルを使えるのは誰にも言っちゃいけないって言われてたの。」 リナ「ミグミグ族の生き残りがいるって話になったら大変なことになるでしょうからね。」 ククリ「ククリはちっちゃい頃からおばあちゃんに勇者様の事を聞かされてきたの。いつか勇者がククリを迎えに来てくれる、そうしたらククリは勇者様と一緒に村を出なさいって。」 ニケ「で、そこに俺が来たと…。」 ククリ「そうなの! だから勇者様は本当に勇者様なの!」 ニケ「ククリ、そうは言うけどな。俺なんて小さい頃から親父に勇者になれ~なんて鍛えられて村から出てきたただの人間だぜ? 特別な力なんて何にも無いし。」 ククリ「でも勇者様はお城でおっきな剣を引いて勇者様って認めてもらえたじゃない!」 ニケ「あー、あのピカピカ光った剣な。なんかちょっと胡散臭い気もするけど…。光の剣って言えば俺よりもガウリイさんの方が勇者っぽいような・・・。」 リナ「そうよガウリイ! なんであなたがあんなもの持ってたのよ!?」 ガウ「ああ、これはオレの家に代々伝わる大事な家宝の剣なんだ。」 リナ「その剣ちょーだいっ!」 ガウ「はぁっ!?」 リナ「ねーっ、お願いっ! タダでなんてあつかましいーことは言わないわ。五百! 五百でそれ売って!」 ガウ「あーのーなー! …全く、どこの世界に『光の剣』をそんな値段で売り渡すバカがいるってんだ…。」 リナ「ここの世界。」 ガウ「だめなものはだめ。値段の問題じゃないぜ。」 リナ「まあいいわ。あなたが光の剣を譲ってくれる気になるまで、あなたの追っかけをやらせてもらいますからね。」 ガウ「まぁ、俺としても一応お前の保護者をやってる身だし、お前さんがそれで無茶をやめてくれればいいんだけどな。お前さん達はどうするんだ?」 ニケ「…本当はあんなおっかない奴らが出てくるんじゃ帰りたいけど、そうもいかないでしょ。」 リナ「そうね、もし勇者としての使命を放棄して村に帰っても、今日の感じじゃまたあなた達の前に現れるでしょうね。」 ニケ「俺、自分の出来るところまでやってみます。あんな怖い顔のじいさんにずっと狙われてたんじゃ敵いませんし、なにより 勇 者 ですから!」 ククリ「さすが勇者様―! かっこいいー!」 リナ「あら、じゃあこのまま旅に出ていくのね。行先はわかっているの?」 ニケ「王様には、シュギ村を目指してからきりなしの塔のあるネコジタ谷に向かえって言われたのでとりあえずシュギ村に行こうと思います。」 ガウ「………んんーっ、こんな子供2人での旅なんて危なっかしくていけないなー。よし! 俺がお前たち2人の保護者になってやる。」 ニケ「え? それって…」 ガウ「なーに、こんなじゃじゃ馬の跳ねっ返りも面倒見てやってるんだ。なんてこたないよ。それでいいか?リナ?」 リナ「ま、あんたの追っかけやるっていった手前、しょうがないわね。それに、勇者様が魔王を倒す前にやられちゃっても困るしね? ニケ君。」 ニケ「じゃあ一緒に来てもらえるんですか!?」 ククリ「わーい! 勇者様のパーティー結成なのー!」 リナ「ま、あたしとしてもここまで噛んで後は知らんぷりってのも後味悪いわね。と、言うことで次の目的地のシュギ村へ出発しましょうか!」 インターミッションへ
https://w.atwiki.jp/isekaiorirowa/pages/90.html
【名前】秋野 直樹(あきの なおき) 【所属】現地人/異世界転移者 【種族】人間 【年齢】18歳 【職業】D級冒険者 【外見】黒目黒髪の純日本人。よく言えば素朴で優しげ、悪く言えばひ弱な印象の顔立ちをしている少年。 【趣味】アニメ視聴、アニソン歌唱(地味に歌が上手い)、売春宿通い 【好きなもの】仕事後のビール、女遊び、道具の整備、故郷 【嫌いなもの】孤独、大型トラック、ゴブリン(異世界生活が安定した頃、調子に乗って受けた依頼でガチ死にかけたから) 【性格】 欲望には素直だが、値は真面目で良識がある善人。これまでの異世界生活でこなれており、荒事にもしっかり対応できる。 世渡りが上手く、聞き上手。勘が鋭く、突発的な対応力にも優れる。 一人称「俺」 【能力】 『原作知識』 異世界の王国に起こる『異変』、その渦中に起こる魔王と勇者の戦いを描いた一つの物語の知識を持つ。 メインとなる勇者と魔王、そして多数の登場人物の個人情報を把握しているが、ガチのファンではなくアニメから入ったにわかなので情報の精度は宛にならない。 『冒険者』 Dランク冒険者。ランク相応に薬草収穫や害虫駆除、どぶ掃除など危険度の低い依頼をメインに活動している。 掛け持ちしている肉体労働のバイトで鍛えられており、割と肉体派。 はぐれゴブリン程度なら難なく殺せる。 とは言っても元が一般人なので、そこらの村人に多少毛が生えた程度の実力。 『聖剣ファイナルソードと星砕きのグレートスターズ』 直樹の愛用する武器。短い直剣(ショートソード)とサブ武器の混紡(クラブ)。 打撃と斬撃が合わさって最強に見える。 素寒貧だった直樹を見かねたある善良な商人が、多少まけた値段で売ってくれた品で、かなりの愛着がある。 ホームシック諸々で寂しい夜はこの二つに話しかけて気を紛らわしていた。 【詳細】 ある日登校中に大型トラックに轢かれたと思ったら異世界に居た高校生。 身元の保証もない世界で途方にくれていたが、やがて直前まで視聴していたアニメ『異世界戦争-プシュコマキア戦記』とこの地の情報が酷似していることに気づく。 以後、アニメ知識を頼りに何とか冒険者ギルドに身元を登録し、難易度の低い依頼と日雇いのバイトを掛け持ちしながら生活基盤を構築、来る『原作』に備えていた。 【備考】 転移したのが『異変』発生前の一年ほど前だったため、準備期間はあり、何とか序盤の生存に成功。 以後、原作知識で頼れそうな勇者との合流を目指し行動している。 なお、彼の知る『異世界戦争-プシュコマキア戦記』のメイン主人公は『希望』の勇者となるが、実際の所、現実の勇者や魔王が彼の知る原作のキャラクターと一致しているかは不明。 仮に一致していたとしても、直樹は中盤あたりしかアニメを視聴していないため、これから起こるイベントや、魔神の正体、魔王の権能の攻略方法等は把握していない。