約 3,845 件
https://w.atwiki.jp/skullgirls/pages/23.html
現在のバージョンではこのページのコンボは使えません 現行のコンボはピーコック(アンコール)へ プロフィール キャラ紹介動画 コマンド表技名の表記 キャラ解説 技解説 コンボダメージ倍率は全て1.0 基礎コンボ 戦術基本テクニック アシスト選択 コメント欄(編集・修正要望) プロフィール [部分編集] かつては孤児、そして奴隷としてパトリシアという名を持っていたが、彼女を捕えた奴隷商人たちによってその体を残酷に切り刻まれてしまう。 エイヴィアン博士のスカルガール対策研究室によって救出され、信じがたいパワーの生体力学武器を持った形で生まれ変わることになった。 この「アーガスシステム」は彼女の体を補強し、他に例を見ない武器の使用を可能にした。 しかし彼らは彼女の心に関しては何も手をつけることができなかった。 傷ついた心、そしてアニメに対する執着心を持た彼女は、その新しい武器を恐ろしい「仲間」へと仕立てあげ、それを使って町を血で染めることにまったく躊躇しない。 恐ろしい人物であることに間違いはないが、王国をスカルガールの手から守るには最適の人材と言えるだろう。 名前:ピーコック 声優:セラ・ウィリアムズ 年齢:13歳 生年月日:11月13日(さそり座) 血液型:B 身長:137cm 体重:43kg(が基準だが変化する) スリーサイズ:46A・43・51 好きな物:アニメ、TV番組「星の少女アニー」、映画、暴力、ジャンクフード、スポーツカー、爆弾、葉巻、リーダーとなること 嫌いな物:弱虫、お役所、権威者、人、スカルハート、おたく、サラダ、箸 キャラ紹介動画 [部分編集] コマンド表 [部分編集] 分類 技名 コマンド 備考 必殺技 Bang! 236+弱P BANG! 236+中P Bang Bang Bang! 236+強P 強Pの追加入力で3発まで撃てる Shadow of Impending Doom 214+Pタメ 弱で自分の目の前、中で画面端、強で敵の現在地、ため時間で3段階に変化 George s Day Out 236+弱K Boxcar George 236+中K George at the Air Show 236+強K The Hole Idea 214+K Fire in the Hole! └ P 超必殺技 Argus Agony 236+PP Lonesome Lenny 236+KK Lv3超必 Goodfellas 通常投げ中に214+PP コマンド受付は初段の蹴りが入るまでの間 技名の表記 分類 日本版 海外版 海外版カナ読み 通称 必殺技 バン! Bang! バン! 弱銃、L銃 バン!! BANG! バン! 中銃、M銃 バン!バン!!バン!!! Bang Bang Bang! バン!バン!バン! 強銃、H銃 迫りくる恐怖の影 Shadow of Impending Doom シャドウ オブ インペンディング ドゥーム 影 おでかけジョージ George s Day Out ジョージズ デイ アウト 弱爆弾、L爆弾 ボックスカー ジョージ Boxcar George ボックスカー ジョージ 中爆弾、M爆弾 ジョージの飛行ショー George at the Air Show ジョージ アット ジ エア ショウ 強爆弾、H爆弾 ホール アイディア The Hole Idea ザ ホール アイディア 穴、ワープ ファイア イン ザ ホール! Fire in the Hole! ファイア イン ザ ホール! 超必殺技 アーガス アゴニー Argus Agony アーガス アゴニー ビーム ロンサム レニー Lonesome Lenny ロンサム レニー Lv3超必 グッドフェローズ Goodfellas グッドフェローズ キャラ解説 [部分編集] トリッキーな技の揃った玄人向けキャラだが 各種アイテム投げは重複が可能なのでばらまきで近づかせない戦法が可能。 反面、近距離で有効な技が乏しく、一度接近されると不利な戦いを強いられる。 小柄なキャラなので当たり判定が小さめに見えるが、縦方向の当たり判定は帽子の見た目を突き抜けているほど大きいので注意。 また、広げた腕がそのまま当たり判定なので横に広く、立ち攻撃をいとも簡単に食らってしまう。 そのかわり足元の判定が狭く、状況次第では足払い系をスカすことができる。 バックダッシュ中は足元に判定がなくなる。 長所 やたらと豊富な遠距離技。距離をとっていればこちらが一方的に攻撃し続けることが可能。 飛び道具ヒット確認から差し込めるLv1超技を持ち、遠距離からでも安定したダメージソースが存在する。 ワープ技や派生の奇襲技により、相手を撹乱する動きも可能。 短所 接近戦で小回りが利かず、これと言った切り返し技もないので防戦に回ると脆い。 個性的な技が多い分、操作や使い分けが煩雑。特に214Pホールドを使いこなそうとすると考える事が一気に増える。 214Pで落ちてくる物一覧 1段階 ボーリング玉、ティーカップ、植木鉢、酒瓶、ドル袋、お魚、長靴 2段階 テレビ(avery(子分の鳥))、テレビ(ニコニコ動画)、テレビ(貞子風Filia)、トゲ付き鉄球、ゆっくりフォーチュン、金庫 ドラム缶(丸焼き七面鳥付き)、洗面台(極低確率)、子分1号(Andy)、子分2号(Tommy(額にT)) 3段階 冷蔵庫、ピアノ、モアイ、象さん、分銅(天雷破、HIT数によってダメージ変化)、ロードローラー(HITすると相手をロックしての無駄無駄ラッシュ付き、ほかよりダメージが高い) 236中Pで出る物 ガンブレード(FFVIII)、バスターソード(FFVII)、ブロディアのパンチ(MvCジン・サオトメ)、封炎剣(GG)、チェーンソー、顔が書かれた剣 236強Pで撃つ弾 野球ボール、ボーリングの玉、キラー(マリオ) 技解説 [部分編集] 通常技 DAM 備考 解説 立弱P 300,300 弱P入力で2段目派生 つっつき2回。1,2段ともに当てて有利。ガードで5分。 立中P 500 パイ攻撃。リーチがある。単発だと当てても大きく不利。 立強P 700,500 2HIT2段目飛び道具 ミニ大砲を打つ。飛び道具技だが、取り出す動作にも攻撃判定がある。弾を撃ってから各種必殺技に空キャンするのが強い。 立弱K 400 目玉キック。前の判定が強い。ガードで微有利。 立中K 600 エリアル始動技 床踏み抜きアッパー。ギミックに食らい判定が一切無いので判定激強。 立強K 1100 浮かせ+受身可能ダウン ラグビーキック。最初のバウンドは受身不可。 屈弱P 300,300 弱P入力で2段目派生 葉巻ふかし。当ててもガードでも大きく有利。2段目のがガード時の有利が大きい。 屈中P 525 目玉ソード。上への判定強い。 屈強P 950 下段 ロケット噴射。噴煙に食らい判定なし。 屈弱K 350 ハットからキック。小足だが上段。ガードで微有利。上への判定強い。 屈中K 550 下段 目玉ビーム。判定強い。 屈強K 1100 下段+受身可能ダウン ジャムセッション。スライディング技。最初のバウンドの時点で受身されてしまう。 J弱P 300 ハンマー。発生が早く、判定も強い。見た目より下へのリーチは短い。 J中P 525 口からトラバサミ。前へのリーチが長く、判定も強い。割と持続もある。 J強P 1200 ショットガン。反動で後ろに飛ぶ。反動後は真下に落下。見た目よりリーチは短い。 J弱K 225×3 3HIT 多段チェーンソー。斜め下へのリーチが長い。珍しく武器に食らい判定があり、判定が弱い。 J中K 500 地面からトラバサミを出す。上段判定。相手と距離が近ければ相手の真下に出るが、遠い場合は自分から少し離れた位置に出る。慣性が弱まりゆったりしたジャンプになる。本体が攻撃を受けると消える。 J強K 900450,450 AVERY(子分):2HIT 自分の真上にAVERYを蹴り飛ばす。AVERYは上段判定。設置技だが蹴り上げにも攻撃判定あり。AVERYはそのまま真下に落ちてきて多段ヒットする。一度に2個出そうとすると、1個目が消える。あと他のAVERYが出る攻撃(5強K、2弱K、2強K)でも消える。要は一匹しか居ないってこと。(…だが何故かArgus Agonyでは消えない)ピーコックが攻撃を食らっても消えるので注意。 通常投げ DAM 備考 解説 弱P+弱K 150×5,400 袋に相手を捕まえてボコる。投げ間合いが広いが、発生は遅め。3ゲージ超必に派生できる。最後の蹴りの後はキャンセルでき、バンバンバンやビーム超必が繋がる。 (空中で)弱P+弱K 200×5 マンガ表現風にボコる。ver1.01から有利時間が増加。距離が離れるため中央では追撃不可だが、画面端ならJLKでの追撃が間に合うようになった。 特殊行動 DAM 備考 解説 (味方)中P+中K or 強P+強K 500 交代攻撃 地面の穴からマジックハンドアッパー。発生後しばらく経って初めて食らい判定が出現し、ヒットすれば容易に拾ってコンボにいける。しかし攻撃範囲がかなり狭く、スカされたりガードされたりすると隙が膨大。よって交代技の中でも危険度は高い。 236中P+中K or 強P+強K 0 アウトテイク トゲ付きバットスイング。標準的な性能の強制交代攻撃。相手が1人の時はヒット時壁バウンドになる。 必殺技 DAM 備考 Bang! 236+弱P 700 (ver.1.00)出掛かり3F目~発生まで打撃・飛び道具無敵(ver.1.01)出がかり3F目~攻撃判定が消えるまで打撃・飛び道具無敵 銃から旗を飛び出させる技。出始めからではないものの打撃無敵なので、近距離の攻めがつらいピーコックには貴重な切り返し手段。ガードされた場合小技は確定するものの、比較的隙は少ない。信頼性は低いがどうしても攻めがキツイなら使うのもありだろう。 BANG! 236+中P 700 (ver.1.00)出がかり3F目~発生直前まで投げ無敵(ver.1.01)出がかり3F目~攻撃判定が消えるまで投げ無敵 銃から様々な剣(拳)を飛び出させる技。投げのみの無敵がある。当たると吹き飛びダウンで、超必で安定して拾えるほか壁端なら壁バウンドして拾い直せる。 Bang Bang Bang! 236+強P 350×3 強Pの追加入力で3発まで撃てる 銃からランダムで弾を撃つ技。弾の種類で性能は変わらない。3連発できるため、ヒット確認からビームに容易に繋げることができる。 Shadow of Impending Doom 214+Pタメ 1段階850,2段階1400,3段階2100+α 弱で自分の目の前、中で画面端、強で敵の現在地、ため時間で3段階に変化 影が出た所に様々な物体を落とす設置技。ボタンを押し続けることで影が大きくなり、それに応じた大きさの物体が落ちてくる。押し続けている間は影を溜めつつも自由に動け、ボタンを離せば(溜め切りを除き)好きなタイミングで落とせる。落下物は3段階まであり、影に!マークが出た時点でレベルが上がっている。溜めてから発動までに攻撃を食らうと消えてしまう。強版は影が出ているあいだ相手の位置をサーチするので、隙を見て溜めておけば相手はうかつに動きにくい。そのかわり溜め中は弾系の飛び道具が打てなくなるので、その間は爆弾系の設置を上手く使おう。3段階まで溜めると中段になる。(ver.1.01)影を貯めている間、ゲージ増加量が全て3分の2に減少するようになった。 George s Day Out 236+弱K 550 飛び道具で相殺される ゆっくり前に歩く爆弾を投げる技。長く画面に居座るので、とりあえず出しておくといやらしい。投げた時点で攻撃判定があり、近距離なら当てて大幅に有利、ガードされてもほぼ5分。爆弾系は1発目が消滅して少し経つまで、同じ種類のものを場に出せないので注意。(ver.1.01)全ての爆弾技で、爆弾を出した後の硬直中に他の爆弾技でキャンセルできるようになった。 Boxcar George 236+中K 650 飛び道具で相殺される 車に乗った爆弾を呼ぶ技。後ろの画面外から登場し、速度が速い。入力からある程度まで経てば途中で攻撃を受けてもちゃんと発生する。 George at the Air Show 236+強K 550 飛び道具で相殺される 飛行機に乗った爆弾を呼ぶ技。放物線を描く軌道で飛び、ぶつかるか落下して爆発する。相手の空中行動を制限できる。車と同様にある程度で発生保障が付く。 The Hole Idea 214+K - 出掛かり3F目~穴から出るまで完全無敵 自分の真下に穴を作って入り込むワープ技。弱で自分と相手の中間、中で相手の目の前、強で相手の背後から出てくる。穴に入るまで無敵があるが、相手との距離を離すことはできず、ワープ後の隙が大きいので注意。強版は画面端から無理やり脱出する手段として優秀。相手の接近に合わせて使おう。立強Pや飛び道具アシストなどと組み合わせることで有利に攻めこむ事もできる。 Fire in the Hole! └ P 550 穴に入る前にP入力 ワープと見せかけて、相手の真下に爆弾を出す技。自分はその場から動かずすぐ出てくる。P押しっぱでも発動するので、影を溜めてる際は注意。穴に入った時点で発生保障が付く。 超必殺技 DAM 備考 Argus Agony 236+PP (ver,1.00)300×5,500,280×30(ver.1.01)250×5,350,320×30 出掛かり3F目~発生直前まで完全無敵 ビームを出したのち、一斉掃射を行う超必。一瞬で画面端まで判定が出る上、発生もそこそこ早く使いやすい。無敵があるが、発生と同時に切れる。相手をダウンさせないため、画面端近距離だと当てても不利Fを背負うので注意。弾幕攻撃であるため、相手から距離を取りたい場合にも有効。しかしビーム部分と弾幕部分の間で連続ガードが一旦途切れるので、割り込み手段を持っている相手へのぶっぱなしは危険。 Lonesome Lenny 236+KK (ver.1.00)3000 (ver.1.01)3800 出掛かり1F目~発生直後まで完全無敵 巨大爆弾を設置する超必。発生保障あり。時間経過でのみ爆発し、大体6秒弱。爆破は敵味方関係なく食らう。ガードは可能。食らい判定を持っており、敵味方の攻撃を阻害するほか、食らうたびに爆破までの時間が早くなる。また被弾によって位置が移動する。投げなどのロック技は食らわない。レニーは出現後約20Fまでは攻撃を食らわずスルーするが、設置した瞬間だけはレニーの判定上に1Fの攻撃相殺判定が出る。 Lv3超必 DAM 備考 Goodfellas (通常投げ中)214+PP 5200 コマンド受付は初段の蹴りが入るまでの間 仲間が現れて文字通り袋叩きにし、爆破でフィニッシュする3ゲージ超必。前投げ、後ろ投げに関係なく、(投げ成立時の方向で)前方に吹っ飛ばす。 コンボ [部分編集] ダメージ倍率は全て1.0 基礎コンボ 全キャラ安定中央コンボ 2弱P2段 2中P 中K J弱P J弱K1ヒット J中P 空中前ダッシュ J弱P J中P 着地 (前歩き )弱P 中P 強K 強影 (前歩き )中K J強P 0ゲージ ダメ 3668(ver.1.0) 4033(ver.1.1) 2弱P2段 2中P 中K J弱P J弱K1ヒット J中P 空中前ダッシュ J弱P J中P 着地 (前歩き )弱P 中P 強P2ヒット 強銃3発 ビーム超必 1ゲージ ダメ 4400(ver.1.0) 5000(ver.1.1) キャラを選ばず決めることが出来る初歩コンボ。 空中ダッシュ J弱Pは出してから少し経たないと前に進まず、慣れが必要。要練習。 ver1.1で、影を当てた時には必ずピーコック側に寄るようになった。 前歩きはキャラによってはやらないと安定しない。 強K 強影のキャンセルをわずかに遅らせると、慣性で前に進むため中Kで拾いやすくなる。 地上投げから 地上投げ 強銃3発orビーム超必 投げの最後の蹴りの直後にキャンセルをかける。 キャラによっては投げ 強銃3発 ビームが繋がり、ダメージが高い。 もちろん3ゲージ超必を使っても良い。 対戦に当たってとりあえず上記安定コンボと投げからの追撃は頭に入れておきたい。 空中追撃が安定するレベルになってきたら、下記のキャラ別基礎コンボも覚えていこう。 キャラ別中央基礎コンボ セレベラ・ダブル以外 2弱P 2中P 中K 遅らせJ中P J強P 空中前ダッシュ J弱P J中P 着地 (前歩き ) 弱P 中P 強K 強影 (前歩き )中K J弱K3ヒット J中P J強K 着地 垂直HJ J強P 0ゲージ 4999(ver.1.0) 5539(ver.1.1) 2弱P 2中P 中K 遅らせJ中P J強P 空中前ダッシュ J弱P J中P 着地 (前歩き ) 弱P 中P 強K 強影溜め ビーム超必 影発動 強銃3発( ビーム超必) 1ゲージ ダメ 6000前後(ver.1.0) 2ゲージ ダメ 6900前後(ver.1.0) ノーゲージコンボの最後のJ強Pは永久防止システムに引っかかるが、締めの攻撃なのでされても問題ない。 ビーム超必 影発動はレベル3を当てれるが、浮きがランダムなのでその後の追撃の安定度が低くなる。 安定度を重視するならレベル2を当てるように調整しよう。 また最後の強銃は若干シビアなので、これも省略して直ビームでもイイ。 2弱P 2中P 中K 遅らせJ弱P J強K 空中前ダッシュ すぐにJ弱P J強K 着地 前J J中P J強P 空中前ダッシュ J弱K J中P (前歩き )弱P 中P 強K 強影 歩きMK J強P 0ゲージ ダメ 5452(ver.1.1) 2弱P 2中P 中K 遅らせJ弱P J強K 空中前ダッシュ すぐにJ弱P J強K 着地 前J J中P J強P 空中前ダッシュ J弱K J中P (前歩き )弱P 中P 強K 強影 ビーム超必 レベル2影発動 強銃3発( ビーム超必) 1ゲージ ダメ 7400前後(ver1.1) 2ゲージ ダメ 9200前後(ver1.1) 0ゲージでは1つ前のコンボのほうがダメが高い。またJ弱Kのヒット数が多いほど高くなるが、離れ易くもなる。 ヴァレンタインには着地前JからJMPだとHKが届かなくなるので、着地 前J強P~にしよう。 セレベラとダブルは空中での浮きや食らい判定が特殊なので、下記のレシピを使う。 セレベラ 2弱P 2中P 中K 遅らせJ弱P J強K 空中前ダッシュ すぐにJ弱P J中P 着地 (前歩き ) 弱P 中P 強K 強影 (前歩き )中K J弱K3ヒット J中P J強K 着地 垂直HJ J強P 0ゲージ ダメ 4674(ver1.0) 5223(ver1.1) 2弱P 2中P 中K 遅らせJ弱P J強K 空中前ダッシュ すぐにJ弱P J中P 着地 (前歩き ) 弱P 中P 強K 強影溜め ビーム超必 影発動 強銃3発( ビーム超必) 1ゲージ ダメ 5600前後(ver1.0) 2弱P 2中P 中K 遅らせJ弱P J強K 空中前ダッシュ すぐにJ弱P J強K 着地 2中P 中K J中P J強P 空中前ダッシュ J弱K J中P 着地 弱K 中P 強K 強影 ダッシュ 弱P 中P 中K J強P 0ゲージ ダメ 5860(ver.1.1) 2弱P 2中P 中K 遅らせJ弱P J強K 空中前ダッシュ すぐにJ弱P J強K 着地 2中P 中K J中P J強P 空中前ダッシュ J弱K J中P 着地 弱K 中P 強K 強影 ビーム超必 レベル2影発動( ビーム超必) 1ゲージ ダメ 7900前後(ver.1.1) 2ゲージ ダメ 9500前後(ver1.1) ダブル 2弱P 2中P 中K J弱K1ヒット J中P J強P 空中前ダッシュ J弱P J中P 着地 2強P 弱爆弾 2弱K 中P(2中K) 強K 強影 (前歩き )中K J強P 0ゲージ ダメ 4682(ver1.0) 5127(ver1.1) 2弱P 2中P 中K J弱K1ヒット J中P J強P 空中前ダッシュ J弱P J中P 着地 2強P 弱爆弾 2弱K 中P(2中K) 強K 強影溜め ビーム超必 影発動 強銃3発( ビーム超必) 1ゲージ ダメ 6200前後(ver1.0) 6900前後(ver1.1) ver1.0では中Pを2中Kにしたほうがダメが高い 2弱P 2中P 中K J弱K1ヒット J強K 空中前ダッシュ すぐにJ弱K1ヒット J強K 着地 前J J中P J強P 空中前ダッシュ J弱P J中P 2強P 弱爆弾 2弱K 中P 強K 強影 J強P 0ゲージ ダメ 5684(ver1.1) 2弱P 2中P 中K J弱K1ヒット J強K 空中前ダッシュ すぐにJ弱K1ヒット J強K 着地 前J J中P J強P 空中前ダッシュ J弱P J中P 2強P 弱爆弾 2弱K 中P 強K 強影 ビーム超必 レベル2影発動 大銃3発( ビーム超必) 1ゲージ ダメ 7500前後(ver1.1) 2ゲージ ダメ 9500前後(ver.1.1) パラソール限定 2弱P 2中P 中K 遅らせJ中P J強P 空中前ダッシュ J弱P J中P 着地( 微前歩き) 強P1ヒット 弱爆弾 2弱K 中P 強K 強影 中K J弱K3ヒット J中P J強K J大P 0ゲージ ダメ 5843(ver.1.1) 2弱P 2中P 中K 遅らせJ中P J強P 空中前ダッシュ J弱P J中P 着地( 微前歩き) 強P1ヒット 弱爆弾 2弱K 中P 強K 強影 ビーム超必( ビーム超必) 1ゲージ ダメ 7400前後(ver1.1) 2ゲージ ダメ 9600前後(ver.1.1) 爆弾ループ 弱爆弾はヒット時の有利が大きく、密着で弱攻撃が目押しで繋がるほか、 画面端では強K 弱爆弾持続ヒットでさらに大きい有利を取ることが出来る。 コレを利用し、 画面端 始動コンボ チェーン 強K 弱爆弾 (チェーン 強K 弱爆弾 )×n~ という高ダメージループコンボが可能。 壁の近くからエリアルで端まで運んで着地 チェーンからも狙うことが出来る。 強Kから弱爆弾をそのまま繋ぐとノックバックで距離が離れてしまい、前歩きを挟んで距離を詰める必要がでるが、 強K 弱爆弾を遅らせてキャンセルすれば慣性で前に進むために距離が離れずに済む。 キャラひとりひとりの食らい判定よって爆弾の当たり方がだいぶ変わる。トレモで感覚を覚えよう。 ある程度妥協しても中央コンボよりはダメージが取れるので、自分の安定するレシピを考えておくといい。 端限定とはいえ、普段出せない高火力が望めるようになるので覚えておきたい。 キャラ限の多いこのゲームの中でも特に調整が難しいコンボなので、はじめは1ループ狙う程度で十分。 慣れてきたらループ数を増やしていくといい。 強P 影 ビーム 立ち強Pの1ヒット目はのけぞり時間が大きく、 シビアではあるが強P 強影 ビームを素早く入力することで繋げることが出来る。 地面バウンドを消費せずにビーム 影発動 ビームの2ゲージコンボが可能になるので、知識として覚えておくといい。 強P 中爆弾 弱爆弾 ver1.1の調整のひとつである爆弾技から爆弾技へキャンセルを利用したもの。 立ち強P1ヒット 中爆弾 弱爆弾とタイミングよくキャンセルすることで強Pのよろけに弱爆弾が間に合い、 そのあとに走ってきた中爆弾が時間差でヒットして大きな有利時間を作ることが出来る。 空中投げからの追撃 ver1.1から、画面端での空投げのあとにJ攻撃でダウン追撃が間に合うようになった。 硬直が切れたら着地までにJ弱K 弱P~などから爆弾ループに移行し、大ダメージを与えよう。 +参考動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm20192830 戦術 [部分編集] 基本テクニック 強P空キャンセル各種必殺技 立強Pの弾を打った後にキャンセルをかけることで、飛び道具を出しつつさらに必殺技を出せる。 必殺技を出そうとして通常技が暴発するという懸念がなくなるのも利点。 銃、爆弾、影のどれを使っても強い。 低空ダッシュJ攻撃による中段攻撃 ピーコックの空中ダッシュは少しの間その場で静止するので、 すぐにJ攻撃を出せば真下に落ち、高速の中段にすることが出来る。 J弱P、J弱K、J中Pの順で発生が速いが、地上コンボへの繋ぎやすさはその逆の順になる。 J攻撃キャンセル空中ダッシュ コンボ以外でも、J中KやJ強K、J強Pなどを空中ダッシュでキャンセルすることで立ち回りの幅が広がる。 J中K・J強Kで設置を置きつつ空中前ダッシュで攻め入ったり、J強P 空中バックダッシュ J強Pで脱兎の如く逃げたりと、上手く活用しよう。 投げ 弱爆弾からの攻め 地上投げを弱爆弾でキャンセルすると、(端以外では)ちょうど相手の起き上がりに爆弾が重なる。 爆弾を置いたあとは余裕を持って相手に近づくことができるため、そこから有利に攻めを展開しよう。 もちろんゲージを使って投げから直接ダメージを取りにいってもいい。 アシスト選択 ピーコックは優秀な飛び道具技、設置技を複数持っているためアシスト選択の幅が広い。 以下に各技の特徴を書いていく。 オススメは立強P・影・爆弾系の中からどれか。 立強P デフォルト1設定。 無難な飛び道具アシスト。接近戦では2ヒットするのが強み。 BANG! デフォルト2設定。 吹き飛びダウン。ほぼコンボ用? Bang Bang Bang! 飛び道具アシスト。 立強Pより弾が速いのが特徴。設定の仕様上一発のみなので立強Pより威力は低い。 Shadow of Impending Doom 設置アシスト。 強版を設定すれば相手をサーチして落ちるので抑止力として強力。溜めは出来ないのでレベル1固定。 George s Day Out 設置アシスト。 長く残るのが強みだが、その分攻撃で消されやすいのと連続でアシを呼びにくくなるのがネック。 Boxcar George 設置アシスト。 途中で攻撃を受けても、後からくる車爆弾で相手を阻害できる可能性があるのが強み。 George at the Air Show 設置アシスト。 空中からの攻めに対して大きな抑止力になる。 Bang! 無敵アシスト。 アシは投げを食らわないので発生まで完全無敵。しかし出がかりを潰される可能性がある+リーチ短い+当てても有利少ないので無敵アシの中では弱い。 どうしてもチームに無敵アシが欲しいor無敵ガーキャンが欲しい時用と言えるだろう。 通常投げ 投げアシスト。 投げ間合い広めで追撃も可能。一応投げ抜けはできる。 屈強K 下段突進アシスト。 候補として入れたが、発生遅めで移動距離も短く判定も弱いので気軽には出せない。 コメント欄(編集・修正要望) wikiの編集がよくわからない人用 挑発増えてます? -- (名無しさん) 2014-07-05 20 33 22 ピアコック使い全員滅びろ -- (名無しさん) 2014-12-29 23 19 29 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/5949.html
登録日:2011/07/20(水) 22 21 14 更新日:2024/06/27 Thu 19 48 22NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 2002年 うそつき おおつか たべちゃうぞ どうしてこうなった へぇ まさかのワンピース まんが水戸黄門 カオス キター!満開激しくキボンヌ タモリ テレビ番組 トリビア トリビアの泉 ニャホニャホタマクロー ビビる大木 フジテレビ ヤシマ作戦←八嶋作戦 中江真司 予算の無駄遣い 八嶋智人 公式が病気 懐かしいなぁこの音 才能の無駄遣い 検証 無駄知識 番組の死に際にはなった一言 知識 秀逸な項目 脳内再生余裕 警護官 内田晋三 雑学 高橋克実 魚かー 八嶋「続いては、こちらのトリビアです」 No.774 Wiki籠りさんからのトリビア フジテレビは昔「トリビアの泉」という 無駄知識を披露する番組を放送していた ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー タモリ「知ってるよ!」 八嶋「見ていただきましょう。こちらが確認のVTRです」 フジテレビの方はこう語る Q フジテレビは昔 「トリビアの泉」という無駄知識を披露する番組を放送していた? A はい 確かに フジテレビは昔「トリビアの泉」という無駄知識を披露する番組を放送していました 当初は深夜番組として2002年に始まったのですが その後好評を博し 翌2003年にはゴールデンに進出しました 大木「ゴールデンか~」( ・∀・)つ〃∩ ヘェー A しかし 次第にネタが尽きてきてマンネリ化が進み 番組は3年で終了しました ベッキー「え~かわいそ~」 それでは番組で紹介された 主なトリビアをご覧下さい ガーナサッカー協会会長の名前はニャホニャホタマクロー ガーナサッカー協会会長ニャホニャホタマクローの家の名前はニャホハウス 清水国明がブックオフのCMに出演しているのは、実の姉がブックオフの常務だから(*1) チャーゴグガゴグマンチャウグガゴグチャウバナガンガマウグ湖という湖がある 水戸黄門のアニメ版がある ウルトラマンと仮面ライダーが握手するビデオがある 秘密戦隊ゴレンジャーは鶏ガラスープで敵を倒した事がある 子門真人が歌うスターウォーズのテーマがある ロシアにはヤキマンコ通りがある ハンガリー語で「塩が足りない」は「シオタラン」 実写版ルパン三世で次元大介を演じたのは田中邦衛 北斗の拳のケンシロウが「あたたたた」と言うとき 最後に必ず「終わった」と言う ドラゴンボールの孫悟空の声優野沢雅子は 姪の友達一人ひとりに電話で「オッス!オラ悟空」と言った事がある 核戦争後の世界を舞台にファミコンで戦う漫画がある ウルトラマンが歌うラップがある ガチャピンが歌う「たべちゃうぞ」という歌がある 「ぷ」に「。」をつけるとボウリングをしてる人っぽく見える ぷ....。iii トリビアの種 日本刀とピストル 対決したら勝つのは日本刀 日本刀とウォーターカッター 対決したら勝つのは日本刀 日本刀とマシンガン 対決したら勝つのはマシンガン フィギュアスケート選手が目を回すのは1000回転しても目を回さない 百獣の王ライオンが一番好きな焼き肉はハラミ 世界のカブトムシが戦ったら 優勝するのはヘラクレスオオカブト 12球団のマスコットで100m走をした場合 優勝するのは北海道日本ハムファイターズのB.B 馬と鹿で馬鹿なのは、馬 等身大ペッタン人形は高層ビルで55m進む 声優のプロが決める工事現場の看板の声は堀内賢雄 ガセビアの沼 ぐっすりの語源はGood Sleepというのはガセ 孫悟空の元になったサルはキンシコウというのはガセ ヤクルトスワローズの前身は当初「国鉄コンドルズ」という名前だったが、「混んどる」という意味になるため「座ろう」という意味のスワローズになったというのはガセ 水戸黄門のうっかり八兵衛は「黄門様、ファイト」と言った事があるというのはガセ 木の年輪で東西南北が分かるというのはガセ 富士の樹海では方位磁石が効かないというのはガセ 牛は赤いものを見ると興奮するというのはガセ ペットボトルに水を入れて置いておくと猫よけになるというのはガセ 皆さんも トリビアがあれば 書き込んでみて下さい ( 冥∀殿)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー 八嶋「おっと、冥殿さん満へぇありがとうございます!」 冥殿「凄いですね…こんなにあるなんて」 高橋「私も夜の方は、たっぷり有りますよ」 冥殿「いや、高橋さんはちょっと…(苦笑)」 高橋「…八嶋くん、説明を」 八嶋「はい。『トリビアの泉』とは2002年にフジテレビ系列で放送された雑学バラエティーです。 司会は私『古畑任三郎』でおなじみの八嶋智人とこちらの『ショムニ』でおなじみの高橋克実さんで、 発表されたムダ知識『トリビア』に感動したり共感したら、手元のボタン『へぇボタン』を押すというシステムになっていました」 ( ・∀・)つ〃∩ ヘェー 八嶋「一人につき最大20へぇ。1へぇにつき100円、全員が満へぇまで押した状態の100へぇだと特別に10万円を、 80へぇ以上だとそれとは別に品評会会長であるタモリさんが選んだ粗品を差し上げます」 ( ・∀・)つ〃∩ ヘェー しかし100へぇになる事は絶対になく、99へぇが事実上の最高得点である。原因は番組からの指示なのかへぇが控えめで絶対に19へぇまでしか押さないタモリさん。 八嶋「その回最も高い『へぇ』を獲得した方には、こちら『金の脳』を差し上げています」 八嶋「ちなみに、この『金の脳』は…はいメロンパン入れになっておりま~す♪はいガチャリンコ☆」 高橋「さらに、私高橋が最も気に入った今週のMFT(マイ・フェイバリット・トリビア)(*2)に選ばれた方には、こちらの『銀の脳』を差し上げます」 高橋「ちなみにこの『銀の脳』、五つ集めると『金の脳』と交換することが出来ます」 八嶋「いらっしゃいませ~☆」 八嶋「その後番組は夜の9時というゴールデン枠に移項し、審査委員長にタモリ会長を加え、 ムダ知識による実験コーナー『トリビアの種』や投稿の中のガセネタを晒す『ガセビアの沼』等様々なコーナーを産み出しました」 緒川たまき「……嘘つき♪」 タモリ「この言い方はアレだね、男の方がくだらない自慢とかしてるんだよ。それで女の方が『またまたぁ』みたいな感じでからかってwww」 八嶋「また、アムロ・レイやヤッターマンのボヤッキー等豪華声優陣による副音声・通称『影ナレ』というシステムも取り入れました」 大木「涼宮ハルヒが影ナレをした事も有りましたよね」 タモリ「そうだっけ?」 荒俣「あれはMADだよね」 八嶋「そう…残念ながらあれはMADです」 大木「MADなんだ~」( ・∀・)つ〃∩ ヘェー 八嶋「やがて番組は次第にマンネリ化やネタ切れ化が進み、ナレーターの中江真司さんの死去も手伝って人気は低迷。 2012年まで、何度か特番が放送されるも、レギュラー化の復活は無いという訳です」 高橋「ちなみに、私は実際に『お前の復活は無い』と言われました」 決して見習ってはいけません。「はぁ~」なトリビア のぶ子と俺は、付き合っている。 コンビニのビニール袋の底を切り取ると、タンクトップになる。 「花*花」の間にあるものは肛門に見える うちの母ちゃんのカレーは日本一! エロビデオを押し入れの隙間から見るともっとドキドキできる 八嶋「只今のトリビア、80へぇを獲得しました!会長、粗品の方を…」 タモリ「追記と修正にしましょう」 ベイベー _ / ・ア (__) △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\へぇ~/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 違反コメントを削除 「布団が吹っ飛んだ」実証に爆笑した記憶がある -- 名無しさん (2013-11-17 23 14 05) 面白かったけど確か犬のトリビアの種で「やらせ」が発覚して終わったんじゃなかった? -- 名無しさん (2013-12-26 11 19 04) 教科書の落書きの回はかなり笑った -- 名無しさん (2013-12-26 12 32 29) 末期は種ばっかりになったのが不満だったなあ。種は種で面白かったけどやっぱり一番見たかったのはトリビア。 -- 名無しさん (2013-12-26 12 38 10) この大空に、翼を広げ、飛んで行きたいよ~♪(ガシャゴロン!)『切れた』とか『お前はもう死んでいる。なに?ひでぶ(棒読み)』とか、当時呼吸困難になるくらい笑った -- 名無しさん (2013-12-26 13 14 32) 編集や芸人の使い方が最高だった、あとマネキンが落ちる時の「翼をください」も -- 名無しさん (2013-12-26 14 54 25) 淡々としたナレーションがシュールさに磨きをかけていた。 -- 名無しさん (2013-12-26 15 01 40) エロゲのパスちゃC++でパロディのシルビアの泉とかあったね節約知識を紹介するの 高橋さんのポジションが本編じゃ真面目なおじ様だったのに(笑) -- 名無し (2014-01-11 16 48 16) 役不足は褒め言葉ってトリビアで皆知ってるよみたいな空気の中知らなくて1人だけ20へぇだったMEGUMIにはワロタ -- 名無しさん (2014-03-27 09 04 18) 今度スペシャルでやるときは「はぁ~のトリビア」もぜひやって欲しい。 -- 名無しさん (2014-03-27 09 38 10) ワンピースコラボは面白かった(笑) -- 名無しさん (2014-03-30 13 40 33) ウルトラマンネタが多かった印象。ウルトラマン伝説とかウルトラ水流、vs.仮面ライダーとか妄想セブンが取り上げられたよね。 -- 名無しさん (2014-04-14 19 05 50) 木の年輪と富士の樹海のガセビアには驚いたな。普通にサバイバルの常識として広まってたし -- 名無しさん (2014-05-10 23 02 03) ファニーボーンの検証に千葉繁を使ってたのはよく覚えてる -- 名無しさん (2014-05-11 01 38 18) 最初から最後まで一番面白かったのは種のお題発表時の八嶋の奇声 -- 名無しさん (2014-05-13 22 58 32) 各トリビアの話の最後の高橋の一言が面白くてこの人天才だなって思ってたな -- 名無しさん (2014-06-10 20 05 50) アニメの水戸黄門を昔当たり前のようによく見ていた。ちなみにシティハンターの香ちゃんの中の人のデビュー作だったりする。 -- 名無しさん (2014-06-10 20 30 11) 前にウルトラマンはバラバラにされたことがあるってトリビア送ったけど採用されなかった…orz -- 名無しさん (2014-06-10 20 45 56) ↑それは「マニアの中では当たり前」という内容で通用しないそうです。 -- 名無しさん (2014-06-10 20 53 23) ↑ マニアの中では当たり前だったらゴレンジャーの鶏ガラスープも採用しちゃダメなんじゃ……ウルトラマンは他にカラータイマー取られてシワシワになったり手から水出すのは採用されてるのに -- 名無しさん (2014-06-10 20 57 10) ↑サンタの衣装が赤なのは「コカコーラ」のCMからというのも「知られている」という理由で採用されなかった。しかし「ルビーとサファイアはじつは同じ」というのは採用されていたこっちのほうがトリビアだと思うのだが。 -- 名無しさん (2014-06-10 21 11 31) ↑悪く考えれば「スタッフの気分」で決まっているんじゃないかと思うことも・・・。 -- 名無しさん (2014-06-10 21 12 29) ↑スタッフの間での知名度って事か…… -- 名無しさん (2014-06-10 21 13 53) ピーターパンが恐かったよ。要約が笑えた -- 名無しさん (2014-06-10 21 15 45) ↑永遠に大人にならないじゃなくて大人になったら殺される・・・・なんてディストピアなんだネバーランド。 -- 名無しさん (2014-06-10 21 43 10) 凄く長い湖の名前を童謡と一緒に覚えてる奴を覚えてる、ガンガマウグ! -- 名無しさん (2014-06-10 22 06 41) 種で所々エヴァをパクった演出してて面白かったわ どっかの研究所のおっさんがゲンドウの笑い方真似してたり -- 名無しさん (2014-06-11 23 46 11) スタッフ「○○が△△って本当ですか?」専門家「え?そうなんd(暗転)はい、その通りです」 -- 名無しさん (2014-11-02 20 48 41) 3年しか続かなかったって書かれると意外に思えてしまう。もっと長く続いていたように感じたけど案外短かったんだね -- 名無しさん (2014-11-02 20 57 10) おどるでチョイ役で出てた高橋さんを主人公にしたドラマをやってたな -- 名無しさん (2015-01-02 11 24 43) カブトムシのやつはコーカサスがヘタレだったな~ -- 名無しさん (2015-01-02 11 43 56) 「チンポという名前の妖怪がいる」を見て そんなのでもいいのか!と思って「オケツという名前の妖怪がいる」を投稿したことがあったなwもちろん不採用。今思うと当たり前だなあ。二番煎じだしチンポほどのインパクトもないしな。 -- 名無しさん (2015-01-02 12 30 28) ↑水木先生は何であのキャラを出したのか今でも謎に思う。それほどのインパクトトリビアだった。 -- 名無しさん (2015-01-02 13 40 01) ↑↑↑に追記。ヘラクレスとの特別試合ではちゃんと戦ってた。 -- 名無しさん (2015-01-02 14 09 11) ↑↑昔から鬼太郎大好きで普通に知ってたから放送見た時はスタジオでめっちゃ受けてるのも含めて悔しかったなあ。て言ってもコロンブスの卵なんだけどね。 -- 名無しさん (2015-01-02 14 52 44) 「比内鶏は天然記念物だから食べたらダメ」というトリビアがあってからそれまで比内鶏と表記されてたのは全て比内地鶏になったね。やはり「おたくの店では天然記念物を食わせてるのか」という誤解を招くからかな -- 名無しさん (2015-05-07 16 15 55) 2005年辺りから種の方がメインになり本トリビアが一日3~4本になった時は視聴を止めた。4月4日と6月6日と8月8日と10月10日と12月12日は毎年同じ曜日というトリビアで専門家が「知らなかった」→翌日改めて取材は吹いた。 -- 名無しさん (2015-08-14 13 51 58) 残念ながら100へぇは一度もない。タモリが登場してからさらに厳しくなった。書籍ではしのえみがもっと素直になればと言われる始末。 -- 名無しさん (2015-08-14 14 14 47) 雑種犬シリーズは絶許。 -- 名無しさん (2015-09-27 14 57 53) うろ覚えだけど、どっかの大学の偉い教授が自販機でコーラ買わされて何本も飲まされてた奴は爆笑したわ、もう一回見たい -- 名無しさん (2015-09-27 15 07 59) タイヤをスキー台でジャンプさせる動画はわかってても笑うw -- 名無しさん (2015-11-21 03 55 33) 違反コメントを削除 個人的には種のほうがおもしろかったなぁ。でも種は種で金がメッチャかかるだろうからダメだったのかね -- 名無しさん (2016-05-08 14 56 35) ネットが普及して、逆にまたネタの発掘が楽しくなってくるな またパワーアップした泉と種を見せてほしい -- 名無しさん (2016-06-07 14 48 09) 最近よくつべに転がってんのみるけどやっぱ面白いよな。昼とか夕方に再放送とか入れてくんないかな -- 名無しさん (2016-06-07 14 53 18) ↑↑↑本当に反日だったら日本刀VSウォーターカッターで日本刀が勝てる条件にしないからな -- 名無しさん (2016-06-16 16 31 36) vsマシンガンを希望した人はサブマシンガン的なモノを予想してたんじゃないかなぁ? まさかあんな重機関銃がくるとは… -- 名無しさん (2016-06-16 16 56 58) ↑2 実際、夕方にでも再放送すれば数字を取れるのは絶対に間違いないが、おそらく権利の問題が他の番組と比べて相当複雑なんじゃないか?漫画やアニメ絡みのトリビアで映像を大量に引用しているのもそうだし、肖像権とか実験に立ち会った専門家にも権利が発生していそうだ。 -- 名無しさん (2016-06-16 18 52 29) 「大日本帝国憲法は盗まれたことがある」ちょうどこの当時小学校で習ったばかりでした -- 名無しさん (2016-06-16 22 06 39) サスペンスドラマのテレビ欄で何番目が犯人かという種でアホほど笑った -- 名無しさん (2016-06-16 22 26 10) 個人的に一番笑ったのは『相撲の行司がミスをしたときに切腹用の脇差し(?)を持っている』ってやつ。ネタ自体はそこまで面白くないが、『実際に切腹した人いるんですか』『いいえ』『ではなぜ持っている』『切腹のため』『では実際にいるのですか』というループが何度も繰り返されたのが面白すぎた。……まあ、今考えれば失礼なネタではあるのだが。 -- 名無しさん (2016-08-09 23 09 43) 一番笑ったのは5リラー2リラ= -- 名無しさん (2016-08-09 23 20 31) ↑4 「国旗が緑一色の国がある」みたいに内容が変わってしまったトリビアもあるからなぁ -- 名無しさん (2016-08-23 17 44 48) 違反コメントを削除 初代オリンピックは登場選手みんな全裸だったが98へぇとった時は悔しかったな…家にあるドラえもんのスポーツ学研漫画で知ってたからさ… -- 名無しさん (2016-10-04 20 05 06) めちゃイケの数取団でこの番組の放映中に「トリビア」が出されて字幕で単位は「へぇ」という事になっていたはずだけど、この番組終了後に同じ場面をVTRで振り返った時は単位は「ネタ」という事になっていた -- 名無しさん (2016-10-22 20 42 56) トリビアの種の軍事もので度々いろんな国にお願いするくだりはひやひやしたなあ -- 名無しさん (2016-10-24 19 29 21) 日本刀vsマシンガン、最初の何発かは弾の方が切れててむしろ日本刀ってすげえなと感心した記憶がある -- 名無しさん (2016-11-17 13 02 37) 日本刀VSバズーカとかもやってもらいたかったな… -- 名無しさん (2016-12-07 20 58 22) ↑日本刀VSバズーカですか。自分は日本刀VS西洋の剣(つるぎ)をやってほしかったけど。 -- 名無しさん (2017-05-29 13 34 56) トリビアってもともとはギリシャの女神のことだっけ? -- 名無しさん (2017-09-01 19 53 19) ↑ ラテン語か何かで「三叉路」という意味らしい。三叉路は様々な所から来た人々が情報交換するため、次第に「有益な情報」という意味を持つようになったが、それがいつの間にか「くだらない世間話」という意味になり、そこから転じて「無駄な知識」という意味になったとか。つまり「トリビア」は最初はムダどころか普通に有用な知識の事だったのだそうな -- 名無しさん (2017-09-01 21 19 48) 卒塔婆用プリンターのトリビア好きだった -- 名無しさん (2017-10-01 10 49 46) どんな下らない事にも、全力投球なのが面白かった -- 名無しさん (2017-11-16 12 35 42) 昔に読んだ絵本にそう書かれてたから「プーさんの本名はサンダース」って送ったけど採用されなかったな。後に「実は前の住人の立て札」っていう設定になったみたいだけど -- 名無しさん (2018-04-18 20 30 10) 種の時の「えー、統計学的に見ると2000人…」でブラックアウトしちゃう美添教授に吹いてたわw -- 名無しさん (2018-04-19 20 30 32) ブラックサンタのネタを聞いてなかなか怖かったかなぁ~ -- 名無しさん (2018-04-19 21 11 45) NHKのチコちゃんが成功しているのを見ると、今やっても面白い番組にできるポテンシャルはあると思う -- 名無しさん (2018-09-08 14 31 00) 腕相撲最強の人が次々対戦相手を破っている時のBGMがZARDの「負けないで」だったのがツボにはまった記憶があるけど、つべとかで見れねーかな?w -- 名無しさん (2019-08-10 09 25 51) 緒形拳はドラえもんが好きってのもあったなw -- 名無しさん (2019-10-11 19 49 41) テレビスペシャルでの復活はネットの発達があるから今は無理なのか、ネットの発達があるからこそ今やるならもっとパワーアップして盛り上がるのか -- 名無しさん (2020-02-18 20 43 34) 野良猫が一番面白かった -- 名無しさん (2020-02-28 15 13 04) 猫が魚持ってくやつとか犬が主人守ったりするやつは語り草 -- 名無しさん (2020-09-07 15 47 03) お笑い番組としては今でも通じるクオリティだったんだけど、視聴者のニーズが無駄知識の方に寄ってたんだよな。この番組が火付け役でブームにもなってたし。そこのすれ違いが惜しいなあとかもったいないなあって気持ちがずっと思ってる -- 名無しさん (2020-09-09 08 37 15) 「ゲゲゲの鬼太郎には妹がいる」を紹介してくれれば…… -- 名無しさん (2020-09-17 08 11 20) フジテレビオンデマンドとかAmazonプライムビデオで過去のトリビア配信してほしい -- 名無しさん (2021-03-20 15 05 36) バナナに出来る黒い点の名前は「シュガースポット」ってのは、その前にダウンタウンデラックスがクイズ番組だった頃にやっててそれで覚えてた視聴者もいたのでは? -- 名無しさん (2021-06-08 13 21 23) 今はすぐにネットで情報が得られるから、仮に放送するにしても、種をメインにした方が受けそう -- 名無しさん (2021-06-08 18 28 52) ↑水曜日のダウンタウンはそんな感じよね -- 名無しさん (2021-07-22 15 29 20) 一時代を築いたとは言いすぎかもしれんが、とにかく強烈な印象を残した番組だったよな -- 名無しさん (2021-07-26 00 22 04) 末期の影ナレも有名どころを呼んでたから相当ギャラがかかっただろうな -- 名無しさん (2022-01-18 11 40 43) YOUTUBEでなんかの回をみていたらまさかの漫画☆太郎…製作者はかなりこだわりがあるとみた -- 名無しさん (2022-03-15 21 38 15) 最後の「ベイベー」の元ネタがわからん… -- 名無しさん (2022-08-03 06 43 20) ↑ベイベーって言葉に七面鳥が反応するのよ -- 名無しさん (2022-09-05 18 10 47) ゴールデンタイムのレギュラー放送最終回の放送日は、奇しくも八嶋智人の誕生日だった。 -- 名無しさん (2022-09-05 18 16 46) かなりの低へぇが出たトリビアは「『役不足』は誉め言葉」があったな。(100へぇ中たったの20へぇ) -- 名無しさん (2022-09-20 18 39 40) 大山のぶ代さんに関するトリビア、かなり間を空けて紹介されてたな。(一方は深夜時代、もう一方はゴールデン時代の最終回。) -- 名無しさん (2022-09-26 16 57 41) ガセビアの灯油ポンプの回は見ていたときに、アレ?って思って、訂正されてたの時にやっぱりって思った記憶があるが、当時の自分は一体ドコに引っかかっていたのか… -- 名無しさん (2022-09-26 17 55 08) 同年に放送開始した『行列のできる法律相談所』(現在はタイトルから「法律」がなくなっている)は開始から20年以上経過しているにもかかわらず、よく続いているな...。 -- 名無しさん (2022-10-16 18 45 12) もし、2008年のリーマン・ショックが無かったら、2009年4月に本番組のレギュラー放送が再開されたのかもしれないし、視聴率が低迷になった2010年代以降も物凄い高視聴率だったかもしれないよ。 -- 名無しさん (2023-04-28 13 39 27) 久々に思い出した(笑)真っ先にニャホニャホタマクローの歌が出てきて笑った -- 名無しさん (2023-05-20 08 41 38) ↑×3 『相談所』は当初の面影が全くない程に変わり果ててたし(この間はありきたりなグルメ特集をしていた)、同じスタッフが手掛けた『チコちゃん』は間違いがしばしば専門家から指摘されるし、「種」特化とも言える『水ダウ』も警察に怒られてからは微妙なのが増えてきたし、あんまりダラダラ長く続けるのも問題だと思う。 -- 名無しさん (2023-11-05 04 25 32) 他でもない『タモリ倶楽部』でエロトリビアに特化した「エロビアの泉」というパロディ企画をやったことがある -- 名無しさん (2023-11-05 08 40 13) VTRで舘ひろしとか忌野清志郎とかナパーム・デスが出たり中々凄かったよな、この番組 -- 名無しさん (2023-12-12 00 32 53) テレビ東京で放送中の『ありえへん♾️世界』は本作の影響を受けてるらしい。 -- 名無しさん (2024-06-04 20 38 04) 僕にとっては1日でも早くレギュラー再開してほしい番組1位(関係ないが、僕的には1日でも早く放送終了して番組はT○Sの「サン○ーモー○ング」) -- 名無しさん (2024-06-24 17 02 42) ↑訂正、関係ないが、僕的には1日でも早く放送終了してほしい番組はT○Sの「サン○ーモー○ング」 -- 名無しさん (2024-06-24 17 03 35) NHKで月に1回放送してる『魔改造の夜』も「トリビアの種」の影響らしい。 -- 名無しさん (2024-06-27 19 48 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2258.html
空前のゆっくりペットブームから一年。 みんななんかめっきり飽きて捨てゆっくりが町の中で増殖しまくっていた。 なんかもう、すごい増殖しまくった。 ゴミ捨て場に行って5分待っていれば必ず一匹二匹のゆっくりを見かけるくらい増殖していた。 割と普通に社会問題だった。 ゆっくり関連の条例の制定が急がれていた。 「おかーしゃん!おいちいね!」 まあ当のゆっくり達はというと社会問題など知ったことではない。 このゆっくりもそんな町に放たれ増殖したゆっくり達の内の一匹だった。 親子で仲良く路地裏のゴミ捨て場にゴミ漁りに来ていた。 「ゆう…まりさがむかしたべてたごはんはこんなもんじゃなかったよ… こんなのぜんぜんおいしくなんてないよ…」 子どもと一緒に生ゴミをあさりながら死んだ魚のような瞳でまりさは呻いた。 こんな風に昔の栄華を懐かしむゆっくりは多い。 子まりさにとっては久々にありつけたご馳走だった生ゴミも 隣に居るお母さんがこんな様子ではすっかりおいしくなくなっていた。 「ゆぅ…」 子まりさは悲しそうに母の口元に咥えているにんじんの切れ端を見つめた。 「おかあさんがにんげんさんにごはんもらってたころわね こんなゴミみたいなのじゃないとぉ〜ってもあまくたいたにんじんさんが…」 クドクドクドクドまりさは自分の子どもにおいしかったにんじんの料理について話を始めていた。 聞けば聞くほど子まりさはおなか一杯食べてるはずなのにおなかがすいていくような不思議な虚脱感を味わった。 「まりさのふぃあんせのれいむはとってもゆっくりしてて ほっぺもぷにぷにですりすりするととってもきもちよかったんだよ… まりさもれいむもとぉ〜ってもあいしあっててまりさがれいむのことはにーってよぶと れいむはだーりんっておへんじしてくれてね…」 何の実りもないまりさの昔話の中で、このれいむの話だけは子まりさは大好きだった。 もし歯車が今と違ったかみ合い方をしていればきっとそのれいむが自分のお母さんになっていたに違いない。 「ほんとはれいむとのすっきりであかちゃんつくりたかったのにぃ…あんな…あんなすっきりでぇ…」 いつものようにまりさがさめざめと泣き始めてその話は終わった。 きっと世が世なら、そのれいむが子まりさのお母さんになったんだ。 噛み締めるように何度も子まりさは胸中で繰り返した。 「きょうこそいっぱいたべものをもらうよ!」 「がんばりょうねおかあしゃん!」 久々にやる気を見せたまりさを子まりさはうれしく思いながら一緒にえいえいゆー!と声をあげた。 「ゆぅ〜んゆぅ〜ん」 まりさは媚びた笑顔を浮かべながらごろりとその場に転がり足の裏や腹を見せながら 猫なで声を上げて上目遣いに八百屋を見つめた。 それを見た通りすがりの主婦達はソレから目を逸らしてそそくさと店の前を通り過ぎて行った。 八百屋の男は眉間に皴を寄せてまりさの前に立ち見下ろしながらたずねた。 「何してんだテメェ」 その声音には明らかに脅迫的な強い圧力が篭っていたがまりさは気にせずに言った。 「おにいさん!まりさおなかすいたよ!」 そういうとまた媚びるような甘ったるい声でゆぅ〜んゆぅ〜んと鳴きながら かわいらしくおなかを見せつつその場を行ったり来たりして転がった。 「そうか」 八百屋の親父が観念したように力なく答えたのを聞いて、まりさは確かな手ごたえを感じて目を輝かせた。 しかしまりさは油断しなかった。 ここで畳み掛けるようにアピールすることが 人間に媚びる上で重要なポイントであることを知っていたからだ。 本当に喜んでいるのを示すために目は潤ませて淵に涙を溜めて声は喜びに震わせる。 「ゆ!たべものくれるの?ありがとうおにいさん!」 「客逃げただろうが二度と来るな糞饅頭!!」 八百屋の長靴の爪先が勢いよくまりさの顔面を捉えた。 「どぼぢべ!?」 何故こんな仕打ちを受けているのかまったく理解できずに まりさは商店街をサッカーボールのようにゴロゴロと転がっていった。 餌を集めるときまりさは必ずのようにまずこの手法を試していたが 子まりさは成功しているところは一度か二度くらいしか見たことがなかった。 野良生活で表面だけでなく皮の奥まで汚れが染み付くほど薄汚れて悪臭を発するまりさに 食べ物を与えてやろうなどという物好きは中々いなかった。 「ごんなおがおじゃお゛ねだりでぎな゛いよおおおお……」 そしていつもこんな風に泣きながら怪我をしたところを自分の帽子にすりすりしながら痛みを紛らわすまりさと共にゴミ漁りに精を出すことが定番だった。 たまに怪我の程度が酷いので子まりさだけで探しに行くこともある。 子まりさは、最初からゴミ漁りをすれば痛い目にも合わないし もっと食べ物を集められるのにと言っているのだが まりさはゴミ漁りなんて最後の手段、恥を知れと言って聞き入れてもらえなかった。 「まりさはねぇ!ゆっくりこんてすとでゆうしょうしていっぱいおにいさんたちにごはんもらったことだってあるんだからね!」 そして以前町内のゆっくり限定ペット品評会で優勝したことの自慢話が始まるので 子まりさも最近ではあまり口答えしなくなり ゴミ漁りの時に使う体力を温存するためにまりさが失敗するのを待つのが日課になっていた。 子まりさはそんなまりさのことを少しも悪くは思わなかった。 いや、多少手際が悪いくらいには思っていたが、それがあるからこそお母さんなんだと考えていた。 そして子まりさはお母さんが大好きだった。 このゴミ漁りで命を繋ぐ日々の中で代わりなど有りはし無いたった一匹の大切な大切な家族だ。 嫌いになれる訳が無かった。 そうして今日もまりさと子まりさの一日はゴミを漁って過ぎていく。 「ゅ?ゆっくちちていっちぇね!」 まりさが今日は一人でおねだりに行くから待っているようにといわれたので 子まりさは待ち合わせ場所の近くのゴミ捨て場で一人でゴミ漁りをしていた。 そんな子まりさは背後から一人の若い男がじっと見つめているのに気付いて元気に挨拶をした。 別に何か見返りを求めているわけでもないが、挨拶したほうが気分がいい。 「ん、ああ」 男はびっくりしたのかそれほど悪くは無い顔の造形をゆがめて気の無い返事をすると 何か思うところでもあったのかポケットを漁り始め中から出てきた飴玉を取り出した。 「食べるかい?」 覇気の無いどこか暗い影のあるような声音で男は子まりさにその飴玉を差し出した。 「ゅ…いりゃない」 子まりさは俯いて少しの間考えてから男の申し出を断った。 このゴミ捨て場には結構食べ物がありそうだったし、子まりさが毎日食料集めに精を出しているおかげで今食料には困っていなかった。 「おにいしゃんがじぶんであまあましてゆっくちちていっちぇね!」 笑顔でそう告げて子まりさはまたゴミ漁りに戻った。 「そ、そう」 男はそれだけ言うとバツが悪そうにポケットに飴玉を戻してコートの襟に顔が半分埋まるほど首をすぼめ俯いていそいそとその場を去っていった。 子まりさはうきうきしていた。 大好きなお母さんまりさにプレゼントを用意して、今日がそれを渡す日だったからだ。 何故今日なのかというと、まあ特にこれといった理由は無い。 ただ単にお母さんが好きだってことを形にして示してみたかったのと 後町が何故だか知らないが浮かれているというかやたらとキラキラと輝いていて その上これも理由はさっぱり分からないがゴミ置き場にある生ゴミの量もたくさん増えていて余裕があった。 これから寒くなって大変なのにどうしてみんなこんなに浮かれてるのだろうかと子まりさは首を傾げた。 特に今日はすごかった。 「ゅぅ〜ん、あみゃあみゃでとっちぇもおいちぃよ!」 普段は見たことも無いような白くて綺麗なクリームと 甘い甘いパンを混ぜこめたようなお菓子がゴミ箱にぽんと置かれて居たりした。 「これにゃらおかあしゃんもとってもあみゃあみゃでおおよりょこびだょ!」 他にも香ばしく甘辛く焼いたひらべったい肉の周りについてる奴や まだ僅かに桃色の射す程度に焼いた肉のこびり付いている骨。 子まりさは肉屋に吊るされている鶏は見ていてなんだか悲しくなるので大嫌いだったが、鶏肉自体は大好きだった。 皮が堅くて中はふわふわのパンが見つかった。 ほっぺについた白いクリームをぺろりと舐めて舌鼓を打ちながら お母さんもこれならきっと喜んでくれると思って子まりさはにんまりと笑った。 たくさんのご馳走をゴミ箱の中に埋もれていた真っ白な箱に詰め込んで 喜ぶお母さんの顔を思い浮かべながら子まりさは歯を食いしばり箱の端を咥えながら 煌びやかな大通りとは打って変って薄暗い路地裏を額に汗を浮かべ 同時にそんな疲れを感じさせない明るい笑みを浮かべながら進んでいった。 まりさは暗い路地の向こうのゴミ箱の前で啜り泣きながらゴミを漁っていた。 「ゆぅ〜ん・・・ゆぅ〜ん・・・ゅぅぅうううう…!」 普段よりも長くか細い泣き声をあげながらまりさは折角のクリスマスに こんな暗い路地裏で惨めにゴミ漁りをしている自分の身の不幸を呪った。 ちょっと前までは、まりさもあの柔らかく優しい明かりに包まれて 暖かな暖炉にあたりながら飼い主やフィアンセのれいむとおいしいケーキや 自分と同じくらいの大きさがある七面鳥の丸焼きを食べて笑いながら過ごしていたのだ。 なのに今は寒空の下でこんな汚らわしいことをしながらなんとか生きながらえている。 惨め以外の何者でもなかった。 まりさは舌を一生懸命動かしてゴミを漁りながら その合間に何度も路地の向うの大通りの方をちらりと盗み見ては目をそらした。 自分を柔らかく包んでくれていたあの優しい明かりが、何故か今の自分には眩し過ぎて直視出来なかった。 そんな風にまたまりさは路地の向こうを盗み見て、子まりさの体より大きな箱を懸命に引き摺ってくるのに気付いた。 まりさが呆然とそれを見つめていると、子まりさはまりさの目の前にまでやっとのことでやってきて満面の笑みを浮かべていった。 「おかあしゃん!いっぱいおいちいごちそうもってきちゃよ!!ゆっくちちていっちぇね!」 まりさがその箱の中身を覗き込むと大粒の涙がその頬を伝っていった。 「ゆぅ〜ん…ゆゆゆぅ〜〜ん…!」 プレゼントを見て涙を浮かべるまりさを見て 子まりさは泣くほど喜んでくれたのだと思って跳ね上がるほど嬉しくなった。 「こんなので…こんなのでごちそうだなんてなんてかわいそうなあかちゃんなのおおおおお!!」 子まりさは飛び跳ねるのをぴたりとやめた。 まりさの言っている意味が分からなくて唖然としてくしゃくしゃになったその顔を見つめた。 「こんっ、こんなほねとかわとぐちゃぐちゃになったけーきみたいなごびどーぜんの…ゆぅぅううう…! こんなのごちぞうなんがじゃないんだよおおおおおお!! ごみどーぜんでさえないよぉ!ごみ!ごみなんだよおおおおお!?」 胸の中が乾いていくような良く分からない感覚が 子まりさの中にあったほくほくとした嬉しい気持ちを砂漠に垂らした水みたいに吸い取っていった。 まりさは子まりさを哀れみ尚も捲くし立てた。 「ごべんねえええええええ!!おがあざんじぇんじぇんおいぢいぼのだべざぜであげれなぐでごべんねえええええええ!! ゆ゛う゛うううううう!!ごべんね゛えええええええええ!!!!」 そう言ってまりさは後はずっと謝りながら小さな子まりさの体に顔を埋め涙でべちょべちょになった肌を擦りつけた。 子まりさは、うん、悲しくなんて全然無かった。 お母さんが本当に子まりさのことを想っていてくれたのがわかって本当に嬉かった。 プレゼントを用意して本当によかった。 「ほんちょだ、じぇんじぇんおいちくなんかないね」 まだ口の端に残っていたクリームをペロリと舐めてみた子まりさが呟いた。 ソレはわんわん泣き喚くまりさと路地の向うから聞こえてくる雑踏の喧騒によってかき消された。 それからすぐに寒く辛い冬はやって来た。 いや、冬は既にやって来ていたと言った方がいいだろう。 ただそれまでは煌びやかな町の明かりがそれを忘れさせてくれていた。 それに食べ物もゴミ捨て場にたくさんあった。 だがあれから一週間もすると町の明かりはすっかり消えていつものように夜は人気も無く薄暗く 手に入る食べ物の量もめっきり減った。 ただ人間達が家に篭りがちになるので まりさのおねだりで無駄な時間を費やすことが減ったのは子まりさにとってはやりやすかった。 「……」 それにまりさはあの日以来どうにも塞ぎ込みがちで、いつものような昔の自慢話を余りしなくなっていた。 これも、食べ物を集めることにおいては大分助けになった。 もっとも、子まりさの心情的には全く歓迎すべきことでは無かったが。 「おかあしゃん…」 「……」 子まりさが呼びかけても、まりさは虚ろな眼差しで一瞥するだけで 何も口から発さずにまた黙々とゴミ漁りをする作業に戻った。 まりさが何を求めているのか、何がまりさを苦しめているのやら。 子まりさにはどうしてもわからなかった。 ずっと一緒に過ごしてきて、その理由がはっきりとわかったのはそれからすぐ後のことだった。 「や、やあ」 以前ゴミ捨て場で飴玉を渡そうとしてきた男が、中々食べ物が見つからず町をうろついていた子まりさに声をかけた。 「ゅ?ゅっくちちちぇいっちぇね!」 ボロは着てても心は錦。 大きな声を出すと空きっ腹に響いたが、子まりさは元気に挨拶を返した。 冷たい風に当てられ続けて林檎のように真っ赤になった頬の力強さがその笑顔に映えた。 「なんかお腹空かしてるように見えるけど…大丈夫?」 「おなかすいてるけどだいじょーぶだょ!」 おずおずと尋ねる男に子まりさは一部肯定しつつも元気に返事した。 「なんか肉付き悪そうだけど」 「ふゆのあいだはみんにゃこんなかんじだけどだいじょーぶだょ! はるさんきたらまたおなかいっぱいたべれりゅの!」 心配は要らない、と子まりさは男に向かって痩せて薄くなった胸を張って見せた。 「いや、その、良ければ食べ物とか…」 「おにいしゃんだってごはんみちゅけりゅのたいへんでちょ? まりしゃはしんぱいいりゃないからゆっくちちちぇいっちぇね!」 「でも、一人ぼっちで大変じゃないかい?」 「まりしゃひとりぼっちじゃないょ!まりしゃおかあしゃんといっちょだょ!」 弱弱しくも食い下がる男に子まりさは本当に心の底から自慢げにそう言ってまた胸を張った。 「まりしゃのおかあしゃんはね」 子まりさは自分の母をこの男に自慢してあげようと思って、胸を張ったまま口を開いた。 「たすけてねええええええええええええええ!!!」 その時だった、路地の奥からまりさの悲鳴が轟いたのは。 「おかあしゃん!?」 子まりさは慌てて駆け出した。 男も呆然とした顔をしながら子まりさの後についていった、歩いて。 「おかあしゃん!?おかあしゃん!?」 子まりさは泣き喚きながら助けを求めるまりさを見るために背中が地面につくくらい思い切り見上げなければならなかった。 「でれないのおおおおおおおおおおお!!だぢでえええええ!だぢでええええええええ!!」 まりさは、丁度まりさの体の大きさと同じくらいの口の大きさのゴミ箱にすっぽりはまって真上を見ながら喘いでいた。 完全にぴっちりと体がはまってしまったらしく身動き一つとれず、ゴミ箱を僅かに揺らすのが精一杯のようだ。 それどころかもがけばもがくほどまりさの重みの分深く深くゴミ箱へとはまっていく。 「いやだあああああああああああ!!ごんな、ごんなごみだめのながでぢんぢゃうなんでいやあああああ!! どぼぢでええええええ!!どぼぢでま゛り゛ざがごんなめにいいいいいい!! どぼぢでごんなごどになっだのおおおおおおおおおおおおおおおおお!? あ゛んなに、あんなにあだっががっだのにい!!あ゛んなにずでぎだっだどにい!! あん゛な゛にだのぢばっだのにいいい!!あ゛んなに゛ぃ!あ゛んなにぃ!! お゛いし゛いごはんがあっでえええ!!おうぢのながあっだがぐでえええ!! ゆっぐぢぢだれ゛いむ゛がいっぢょでえええええええ!!おにいざんがいでええええええええ!! あ゛んな゛にいいいい!!じあわ゛ぜだっだどにいいいいいいいい!! れ゛いむ゛ううううう!!おにいざあああああああああん!! ゆ゛ばあ゛ああ゛ああ゛ああ゛あああ!!」 こんな時でも、いやこんな時だからこそだろうか。 まりさはやはり昔のことを思い出して泣いていた。 「おかあしゃんがんばっちぇね!ゆーえしゅ!ゆーえしゅ!」 子まりさはまりさを助けようと、ゴミ箱を押してみたりまりさの舌を咥えて引っ張り出そうとしてみたりしたがびくともしなかった。 「だ、大丈夫か…あ…!」 「だぢっ…ゆ…!」 ついてきた男とまりさの目が合った。 まりさは男の顔を見てはっと息を呑み目を潤ませた。 「お、お、おにいざぁあああああああああああああん!!」 「まりさ…!」 二人が頭上で衝撃の再開を果たした中、子まりさは必死にゴミ箱を押していた。 「おにいざああああああんあいだがっだよおおおおおおおおおお!!」 まりさは以前まりさのことを飼っていた男の顔を見てボロボロと涙を零した。 あまりに涙を流すのでゴミ箱の中が涙で一杯になって溺死するのではないかと思われるほどだった。 「おかあしゃんいまだちてあげゅかりゃがんばっちぇねええええええ!!げほっ、げほっ」 子まりさは叫びすぎてむせた。 「ま、まさかまた会えるなんて…よかった!無事だったんだな!」 男もこの運命的な再会に胸を熱くしているようだった。 ぎゅっと拳を握り締めて口元に笑顔を浮かべている。 「おにいざああああああん!!どぼぢでま゛り゛ざのごどずでだのおおおお!?」 「ゅ!?しゅてたにょ!?おかあしゃんのことしゅてたにょ!?」 再開を果たした男に対してまりさは長年の疑問を大声でぶつけた。 その母の言葉を聞いて信じられないという表情を浮かべた子まりさは男をキッと睨みつけた。 まりさの昔話を聞くたびにまりさが恋しそうに、その素晴らしかった頃の思い出を語るので 子まりさはてっきり飼い主の男は素晴らしい人物で、しかしまりさとは死に別れでもしたのかと信じていた。 だからまりさの言った捨てた、という言葉が子まりさには信じられなかった。 「それは、ほら、引越し先がペット禁止だったし…その…」 「ぞうだっだんだねえええええええええ!!ま゛り゛ざのごどぎらいになっだんじゃないんだねえええええ!!」 男は後ろめたそうに答えたが、まりさはその答えに大いに満足したようで感激でさらに咽び泣いた。 「う、うん、まりさのこと嫌ったりしてないさ!今でも大好きだよ!」 男はほっとした様子でそのまま天まで昇っていきそうなほど舞い上がっているまりさに合わせて言った。 「じゃあまたいっじょにぐらぜるんだねえええええええ!?」 「いやそれは、その下宿で一人暮らしだしペットは無理だけど、あ、うん、一緒に遊んだりは出来るよ!」 男はまりさの問いに一瞬バツが悪そうに目をそむけたがすぐに調子よく頷いてそう返した。 「うれぢいよおおおお!!まだむがぢみだいにぐらぜるんだねえええええ!! れ゛い゛む゛!れ゛い゛む゛どもまだあえ゛るのおおおおお!?」 「あ、そのう、れいむは…ああうん、またきっと別のいいれいむに会えるよ 今助けてやるからな!」 そう言って男は一歩踏み出して、ゴミ箱の汚れを見て嫌そうな顔をして一瞬立ち止まった。 子まりさには、男の発する言葉も、所作も、その何もかもが胡散臭く感じた。 「まっちぇねぇ!!!!」 ゴミ箱の横に居た子まりさは小さな体を命一杯強張らせて男に向かって鋭く叫んだ。 「え?」 「ゆ、ゆ?」 男は子まりさのその小さな体に似合わない気迫に気圧されて一歩退いた。 「ど、どうしたんだい?」 男は怪訝な表情を浮かべて子まりさに尋ねた。 「おにいしゃん、まりしゃたちはおにいしゃんにたすけりゃれにゃくてもだいじょーぶだよ」 子まりさは心を落ち着け、男に対して最も伝えたいことを言った。 「え、でも」 「ゆ?なにをいってるの?なんなの?ばかなの?」 そしてそのことを証明するために子まりさは動き始めた。 子まりさは男とまりさを無視して、ゴミ箱の淵にたっぷり中身の詰ったゴミ袋の先を引っ掛けた。 ゴミ袋の重さに引っ張られて僅かにゴミ箱が傾く。 下に下りた子まりさはそのスキマに小さな木の棒を差し込んだ。 ものによってはしゃぶると食べ物の味のする木の棒でゴミ捨て場でたまに見つけてはしゃぶったりしていた。 それを咥えて、子まりさは必死にゴミ箱を持ち上げようと踏ん張った。 そうして少しスキマが大きくなると、近くに寄せておいた小さなゴミをまたスキマに噛ませて 少しずつ少しずつスキマを大きくしていった。 やがて、傾きの限界に達したゴミ箱はドサリと音を立てて倒れて、その衝撃で中のゴミとまりさはゴミ箱から吐き出された。 脱出できたことを喜ぶ余裕さえなくまりさは呆然とした表情で子まりさを見つめていた。 子まりさははあはあと息を切らせながら目に涙を浮かべて、そして胸を張った。 「まりしゃたちはだいじょーぶだよ、まりしゃたちはおにいしゃんがいにゃくても、いきてけりゅよ それじぇみょおかあしゃんがしゅきで、いっちょにいちゃいならなら、ずっとずっといっちょにいてあげちぇね それかりゃ、もうおかあしゃんをきずちゅけりゅのはやめてね もうぜっちゃいはなれちゃりしちゃだめだよ おやくしょくちてね」 そう言うと後は黙り込んで子まりさは男の目をじっと見つめた。 「ぼ、僕が…僕は…」 男は震えながら後ずさった。 この男とまりさのやり取りを聞いて子まりさは気が付いたのだ。 母が何故ああも哀れに苦しんでいるのか。 そして母があれほど苦しんでいるのを何故子まりさにはわからなかったのかを。 子まりさはこのゴミ溜めのような場所で生まれてそしてこのゴミ溜めのような場所でずっと育ってきた。 だから地に足がついているから今の生活は大変だとは思うけど苦しいとか不幸だと思ったことはなかった。 だけれどまりさは違った。 まりさはペットとして、きっと子まりさが夢にも見ないような素敵な生活をしてきたのだ。 だから、今の生活になじめない、地面に足をつけることができない。 まりさのことが子まりさにはまるで肉屋の軒先に吊るされた鶏のように見えた。 ずっと前、まりさと子まりさが物乞いをしに肉屋の前に並んだとき子まりさはわあわあと泣いてしまったことがあった。 吊るされている鶏さんがかわいそうでかわいそうで涙がぽろぽろこぼれてきたのだ。 まりさはその鶏と同じだ。 地面に、今自分が住まう世界に足をつけることができれば楽になれるのに 昔の生活がまりさの体を縛り付けて天井から吊るされているみたいに宙ぶらりんになっているのだ。 もがけばもがくほど、その縄はまりさの体に食い込んでまりさのことを苦しめる。 もしかしたらその縄は断ち切ることができるかもしれない。 上から誰かが引き上げるか、それとも下から誰かが引っ張ってあげてその縄を断ち切るかすれば、あるいは。 断ち切るのは彼か、子まりさか。 子まりさはただただじっと男を見つめた。 子まりさは男が子まりさの視線を振り切ってまりさを連れて行くというならそれでもいいと思った。 自分達は自分達だけで生きていけることを示した。 それでも一緒に居たいのか、同情心で悪戯にまりさを期待させて、そしてまた捨てたりしないのか。 まりさのことを傷つけないと誓えるのか。 それが知りたかった。 男は何も言わずにきびすを返して走って立ち去った。 「まってねおにいさん!!おにいさああああああああああん!?」 まりさの呼び止める声も聞かずに男はすぐに雑踏にまぎれて消えていった。 結局男はまりさを絡め取る縄を断ち切ってはくれなかった。 なら自分が断ち切ろう、そう子まりさは強く心に誓った。 「おかあしゃん…」 もう昔のことなんて忘れて、ゆっくりしていいんだよ。 そう言おうとした子まりさは気が付くと宙を舞って暗闇の中に押し込まれた。 「どぼぢでおにいざんにあんなひどいごどいうのおおおおおおおおおおお!?」 子まりさの体はまりさによって倒れたゴミ箱の中に押し込まれていった。 中に入っていた尖ったゴミが子まりさの皮を引き裂く 暗いゴミ箱の奥から、目を剥き歯茎を見せて鬼のような形相を浮かべるまりさを見ながら まりさを絡め取る縄を断ち切れるのは男でも、自分でもないということを子まりさは悟った。 まりさはその縄が切れてしまうことを何より恐れている。 だからどんなに手を貸そうとも下からではいくら引っ張っても歯を食いしばり必死に縄を護り逆に自分を傷つける。 護り抜いた縄をいつか誰かが引っ張り上げてくれることを信じている。 その縄が切れればもう上へといけないと知っている。 そしてそんな細い細い可能性いっそのこと断ち切ってしまった方が楽だということを認めない。 あんなに細い細い糸を断ち切るまいと必死に体に絡めている。 糸が細ければ細いほど鋭く、体に食い込み痛みは増すというのに。 なんて救いがないのだろうか。 子まりさは、自分ではもうどうにもならないということを知って嘆いた。 子まりさは薄れいく意識の中で、大通りに向かい痛ましいまでにお兄さんを呼び続けるまりさの声をを聞いてその行く末を案じて涙した。 涙は上に昇ることなく生ごみに紛れ染み込み臭いや汚れと混ざり合って汚液となってゴミ箱から流れ染み出していった。 この涙が報われることなど、ないんだろうな、きっと。 産まれて初めて達観というものを覚えて、子まりさの意識は途絶えた。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/1947.html
空前のゆっくりペットブームから一年。 みんななんかめっきり飽きて捨てゆっくりが町の中で増殖しまくっていた。 なんかもう、すごい増殖しまくった。 ゴミ捨て場に行って5分待っていれば必ず一匹二匹のゆっくりを見かけるくらい増殖していた。 割と普通に社会問題だった。 ゆっくり関連の条例の制定が急がれていた。 「おかーしゃん!おいちいね!」 まあ当のゆっくり達はというと社会問題など知ったことではない。 このゆっくりもそんな町に放たれ増殖したゆっくり達の内の一匹だった。 親子で仲良く路地裏のゴミ捨て場にゴミ漁りに来ていた。 「ゆう…まりさがむかしたべてたごはんはこんなもんじゃなかったよ… こんなのぜんぜんおいしくなんてないよ…」 子どもと一緒に生ゴミをあさりながら死んだ魚のような瞳でまりさは呻いた。 こんな風に昔の栄華を懐かしむゆっくりは多い。 子まりさにとっては久々にありつけたご馳走だった生ゴミも 隣に居るお母さんがこんな様子ではすっかりおいしくなくなっていた。 「ゆぅ…」 子まりさは悲しそうに母の口元に咥えているにんじんの切れ端を見つめた。 「おかあさんがにんげんさんにごはんもらってたころわね こんなゴミみたいなのじゃないとぉ?ってもあまくたいたにんじんさんが…」 クドクドクドクドまりさは自分の子どもにおいしかったにんじんの料理について話を始めていた。 聞けば聞くほど子まりさはおなか一杯食べてるはずなのにおなかがすいていくような不思議な虚脱感を味わった。 「まりさのふぃあんせのれいむはとってもゆっくりしてて ほっぺもぷにぷにですりすりするととってもきもちよかったんだよ… まりさもれいむもとぉ?ってもあいしあっててまりさがれいむのことはにーってよぶと れいむはだーりんっておへんじしてくれてね…」 何の実りもないまりさの昔話の中で、このれいむの話だけは子まりさは大好きだった。 もし歯車が今と違ったかみ合い方をしていればきっとそのれいむが自分のお母さんになっていたに違いない。 「ほんとはれいむとのすっきりであかちゃんつくりたかったのにぃ…あんな…あんなすっきりでぇ…」 いつものようにまりさがさめざめと泣き始めてその話は終わった。 きっと世が世なら、そのれいむが子まりさのお母さんになったんだ。 噛み締めるように何度も子まりさは胸中で繰り返した。 「きょうこそいっぱいたべものをもらうよ!」 「がんばりょうねおかあしゃん!」 久々にやる気を見せたまりさを子まりさはうれしく思いながら一緒にえいえいゆー!と声をあげた。 「ゆぅ?んゆぅ?ん」 まりさは媚びた笑顔を浮かべながらごろりとその場に転がり足の裏や腹を見せながら 猫なで声を上げて上目遣いに八百屋を見つめた。 それを見た通りすがりの主婦達はソレから目を逸らしてそそくさと店の前を通り過ぎて行った。 八百屋の男は眉間に皴を寄せてまりさの前に立ち見下ろしながらたずねた。 「何してんだテメェ」 その声音には明らかに脅迫的な強い圧力が篭っていたがまりさは気にせずに言った。 「おにいさん!まりさおなかすいたよ!」 そういうとまた媚びるような甘ったるい声でゆぅ?んゆぅ?んと鳴きながら かわいらしくおなかを見せつつその場を行ったり来たりして転がった。 「そうか」 八百屋の親父が観念したように力なく答えたのを聞いて、まりさは確かな手ごたえを感じて目を輝かせた。 しかしまりさは油断しなかった。 ここで畳み掛けるようにアピールすることが 人間に媚びる上で重要なポイントであることを知っていたからだ。 本当に喜んでいるのを示すために目は潤ませて淵に涙を溜めて声は喜びに震わせる。 「ゆ!たべものくれるの?ありがとうおにいさん!」 「客逃げただろうが二度と来るな糞饅頭!!」 八百屋の長靴の爪先が勢いよくまりさの顔面を捉えた。 「どぼぢべ!?」 何故こんな仕打ちを受けているのかまったく理解できずに まりさは商店街をサッカーボールのようにゴロゴロと転がっていった。 餌を集めるときまりさは必ずのようにまずこの手法を試していたが 子まりさは成功しているところは一度か二度くらいしか見たことがなかった。 野良生活で表面だけでなく皮の奥まで汚れが染み付くほど薄汚れて悪臭を発するまりさに 食べ物を与えてやろうなどという物好きは中々いなかった。 「ごんなおがおじゃお゛ねだりでぎな゛いよおおおお……」 そしていつもこんな風に泣きながら怪我をしたところを自分の帽子にすりすりしながら痛みを紛らわすまりさと共にゴミ漁りに精を出すことが定番だった。 たまに怪我の程度が酷いので子まりさだけで探しに行くこともある。 子まりさは、最初からゴミ漁りをすれば痛い目にも合わないし もっと食べ物を集められるのにと言っているのだが まりさはゴミ漁りなんて最後の手段、恥を知れと言って聞き入れてもらえなかった。 「まりさはねぇ!ゆっくりこんてすとでゆうしょうしていっぱいおにいさんたちにごはんもらったことだってあるんだからね!」 そして以前町内のゆっくり限定ペット品評会で優勝したことの自慢話が始まるので 子まりさも最近ではあまり口答えしなくなり ゴミ漁りの時に使う体力を温存するためにまりさが失敗するのを待つのが日課になっていた。 子まりさはそんなまりさのことを少しも悪くは思わなかった。 いや、多少手際が悪いくらいには思っていたが、それがあるからこそお母さんなんだと考えていた。 そして子まりさはお母さんが大好きだった。 このゴミ漁りで命を繋ぐ日々の中で代わりなど有りはし無いたった一匹の大切な大切な家族だ。 嫌いになれる訳が無かった。 そうして今日もまりさと子まりさの一日はゴミを漁って過ぎていく。 「ゅ?ゆっくちちていっちぇね!」 まりさが今日は一人でおねだりに行くから待っているようにといわれたので 子まりさは待ち合わせ場所の近くのゴミ捨て場で一人でゴミ漁りをしていた。 そんな子まりさは背後から一人の若い男がじっと見つめているのに気付いて元気に挨拶をした。 別に何か見返りを求めているわけでもないが、挨拶したほうが気分がいい。 「ん、ああ」 男はびっくりしたのかそれほど悪くは無い顔の造形をゆがめて気の無い返事をすると 何か思うところでもあったのかポケットを漁り始め中から出てきた飴玉を取り出した。 「食べるかい?」 覇気の無いどこか暗い影のあるような声音で男は子まりさにその飴玉を差し出した。 「ゅ…いりゃない」 子まりさは俯いて少しの間考えてから男の申し出を断った。 このゴミ捨て場には結構食べ物がありそうだったし、子まりさが毎日食料集めに精を出しているおかげで今食料には困っていなかった。 「おにいしゃんがじぶんであまあましてゆっくちちていっちぇね!」 笑顔でそう告げて子まりさはまたゴミ漁りに戻った。 「そ、そう」 男はそれだけ言うとバツが悪そうにポケットに飴玉を戻してコートの襟に顔が半分埋まるほど首をすぼめ俯いていそいそとその場を去っていった。 子まりさはうきうきしていた。 大好きなお母さんまりさにプレゼントを用意して、今日がそれを渡す日だったからだ。 何故今日なのかというと、まあ特にこれといった理由は無い。 ただ単にお母さんが好きだってことを形にして示してみたかったのと 後町が何故だか知らないが浮かれているというかやたらとキラキラと輝いていて その上これも理由はさっぱり分からないがゴミ置き場にある生ゴミの量もたくさん増えていて余裕があった。 これから寒くなって大変なのにどうしてみんなこんなに浮かれてるのだろうかと子まりさは首を傾げた。 特に今日はすごかった。 「ゅぅ?ん、あみゃあみゃでとっちぇもおいちぃよ!」 普段は見たことも無いような白くて綺麗なクリームと 甘い甘いパンを混ぜこめたようなお菓子がゴミ箱にぽんと置かれて居たりした。 「これにゃらおかあしゃんもとってもあみゃあみゃでおおよりょこびだょ!」 他にも香ばしく甘辛く焼いたひらべったい肉の周りについてる奴や まだ僅かに桃色の射す程度に焼いた肉のこびり付いている骨。 子まりさは肉屋に吊るされている鶏は見ていてなんだか悲しくなるので大嫌いだったが、鶏肉自体は大好きだった。 皮が堅くて中はふわふわのパンが見つかった。 ほっぺについた白いクリームをぺろりと舐めて舌鼓を打ちながら お母さんもこれならきっと喜んでくれると思って子まりさはにんまりと笑った。 たくさんのご馳走をゴミ箱の中に埋もれていた真っ白な箱に詰め込んで 喜ぶお母さんの顔を思い浮かべながら子まりさは歯を食いしばり箱の端を咥えながら 煌びやかな大通りとは打って変って薄暗い路地裏を額に汗を浮かべ 同時にそんな疲れを感じさせない明るい笑みを浮かべながら進んでいった。 まりさは暗い路地の向こうのゴミ箱の前で啜り泣きながらゴミを漁っていた。 「ゆぅ?ん・・・ゆぅ?ん・・・ゅぅぅうううう…!」 普段よりも長くか細い泣き声をあげながらまりさは折角のクリスマスに こんな暗い路地裏で惨めにゴミ漁りをしている自分の身の不幸を呪った。 ちょっと前までは、まりさもあの柔らかく優しい明かりに包まれて 暖かな暖炉にあたりながら飼い主やフィアンセのれいむとおいしいケーキや 自分と同じくらいの大きさがある七面鳥の丸焼きを食べて笑いながら過ごしていたのだ。 なのに今は寒空の下でこんな汚らわしいことをしながらなんとか生きながらえている。 惨め以外の何者でもなかった。 まりさは舌を一生懸命動かしてゴミを漁りながら その合間に何度も路地の向うの大通りの方をちらりと盗み見ては目をそらした。 自分を柔らかく包んでくれていたあの優しい明かりが、何故か今の自分には眩し過ぎて直視出来なかった。 そんな風にまたまりさは路地の向こうを盗み見て、子まりさの体より大きな箱を懸命に引き摺ってくるのに気付いた。 まりさが呆然とそれを見つめていると、子まりさはまりさの目の前にまでやっとのことでやってきて満面の笑みを浮かべていった。 「おかあしゃん!いっぱいおいちいごちそうもってきちゃよ!!ゆっくちちていっちぇね!」 まりさがその箱の中身を覗き込むと大粒の涙がその頬を伝っていった。 「ゆぅ?ん…ゆゆゆぅ??ん…!」 プレゼントを見て涙を浮かべるまりさを見て 子まりさは泣くほど喜んでくれたのだと思って跳ね上がるほど嬉しくなった。 「こんなので…こんなのでごちそうだなんてなんてかわいそうなあかちゃんなのおおおおお!!」 子まりさは飛び跳ねるのをぴたりとやめた。 まりさの言っている意味が分からなくて唖然としてくしゃくしゃになったその顔を見つめた。 「こんっ、こんなほねとかわとぐちゃぐちゃになったけーきみたいなごびどーぜんの…ゆぅぅううう…! こんなのごちぞうなんがじゃないんだよおおおおおお!! ごみどーぜんでさえないよぉ!ごみ!ごみなんだよおおおおお!?」 胸の中が乾いていくような良く分からない感覚が 子まりさの中にあったほくほくとした嬉しい気持ちを砂漠に垂らした水みたいに吸い取っていった。 まりさは子まりさを哀れみ尚も捲くし立てた。 「ごべんねえええええええ!!おがあざんじぇんじぇんおいぢいぼのだべざぜであげれなぐでごべんねえええええええ!! ゆ゛う゛うううううう!!ごべんね゛えええええええええ!!!!」 そう言ってまりさは後はずっと謝りながら小さな子まりさの体に顔を埋め涙でべちょべちょになった肌を擦りつけた。 子まりさは、うん、悲しくなんて全然無かった。 お母さんが本当に子まりさのことを想っていてくれたのがわかって本当に嬉かった。 プレゼントを用意して本当によかった。 「ほんちょだ、じぇんじぇんおいちくなんかないね」 まだ口の端に残っていたクリームをペロリと舐めてみた子まりさが呟いた。 ソレはわんわん泣き喚くまりさと路地の向うから聞こえてくる雑踏の喧騒によってかき消された。 それからすぐに寒く辛い冬はやって来た。 いや、冬は既にやって来ていたと言った方がいいだろう。 ただそれまでは煌びやかな町の明かりがそれを忘れさせてくれていた。 それに食べ物もゴミ捨て場にたくさんあった。 だがあれから一週間もすると町の明かりはすっかり消えていつものように夜は人気も無く薄暗く 手に入る食べ物の量もめっきり減った。 ただ人間達が家に篭りがちになるので まりさのおねだりで無駄な時間を費やすことが減ったのは子まりさにとってはやりやすかった。 「……」 それにまりさはあの日以来どうにも塞ぎ込みがちで、いつものような昔の自慢話を余りしなくなっていた。 これも、食べ物を集めることにおいては大分助けになった。 もっとも、子まりさの心情的には全く歓迎すべきことでは無かったが。 「おかあしゃん…」 「……」 子まりさが呼びかけても、まりさは虚ろな眼差しで一瞥するだけで 何も口から発さずにまた黙々とゴミ漁りをする作業に戻った。 まりさが何を求めているのか、何がまりさを苦しめているのやら。 子まりさにはどうしてもわからなかった。 ずっと一緒に過ごしてきて、その理由がはっきりとわかったのはそれからすぐ後のことだった。 「や、やあ」 以前ゴミ捨て場で飴玉を渡そうとしてきた男が、中々食べ物が見つからず町をうろついていた子まりさに声をかけた。 「ゅ?ゅっくちちちぇいっちぇね!」 ボロは着てても心は錦。 大きな声を出すと空きっ腹に響いたが、子まりさは元気に挨拶を返した。 冷たい風に当てられ続けて林檎のように真っ赤になった頬の力強さがその笑顔に映えた。 「なんかお腹空かしてるように見えるけど…大丈夫?」 「おなかすいてるけどだいじょーぶだょ!」 おずおずと尋ねる男に子まりさは一部肯定しつつも元気に返事した。 「なんか肉付き悪そうだけど」 「ふゆのあいだはみんにゃこんなかんじだけどだいじょーぶだょ! はるさんきたらまたおなかいっぱいたべれりゅの!」 心配は要らない、と子まりさは男に向かって痩せて薄くなった胸を張って見せた。 「いや、その、良ければ食べ物とか…」 「おにいしゃんだってごはんみちゅけりゅのたいへんでちょ? まりしゃはしんぱいいりゃないからゆっくちちちぇいっちぇね!」 「でも、一人ぼっちで大変じゃないかい?」 「まりしゃひとりぼっちじゃないょ!まりしゃおかあしゃんといっちょだょ!」 弱弱しくも食い下がる男に子まりさは本当に心の底から自慢げにそう言ってまた胸を張った。 「まりしゃのおかあしゃんはね」 子まりさは自分の母をこの男に自慢してあげようと思って、胸を張ったまま口を開いた。 「たすけてねええええええええええええええ!!!」 その時だった、路地の奥からまりさの悲鳴が轟いたのは。 「おかあしゃん!?」 子まりさは慌てて駆け出した。 男も呆然とした顔をしながら子まりさの後についていった、歩いて。 「おかあしゃん!?おかあしゃん!?」 子まりさは泣き喚きながら助けを求めるまりさを見るために背中が地面につくくらい思い切り見上げなければならなかった。 「でれないのおおおおおおおおおおお!!だぢでえええええ!だぢでええええええええ!!」 まりさは、丁度まりさの体の大きさと同じくらいの口の大きさのゴミ箱にすっぽりはまって真上を見ながら喘いでいた。 完全にぴっちりと体がはまってしまったらしく身動き一つとれず、ゴミ箱を僅かに揺らすのが精一杯のようだ。 それどころかもがけばもがくほどまりさの重みの分深く深くゴミ箱へとはまっていく。 「いやだあああああああああああ!!ごんな、ごんなごみだめのながでぢんぢゃうなんでいやあああああ!! どぼぢでええええええ!!どぼぢでま゛り゛ざがごんなめにいいいいいい!! どぼぢでごんなごどになっだのおおおおおおおおおおおおおおおおお!? あ゛んなに、あんなにあだっががっだのにい!!あ゛んなにずでぎだっだどにい!! あん゛な゛にだのぢばっだのにいいい!!あ゛んなに゛ぃ!あ゛んなにぃ!! お゛いし゛いごはんがあっでえええ!!おうぢのながあっだがぐでえええ!! ゆっぐぢぢだれ゛いむ゛がいっぢょでえええええええ!!おにいざんがいでええええええええ!! あ゛んな゛にいいいい!!じあわ゛ぜだっだどにいいいいいいいい!! れ゛いむ゛ううううう!!おにいざあああああああああん!! ゆ゛ばあ゛ああ゛ああ゛ああ゛あああ!!」 こんな時でも、いやこんな時だからこそだろうか。 まりさはやはり昔のことを思い出して泣いていた。 「おかあしゃんがんばっちぇね!ゆーえしゅ!ゆーえしゅ!」 子まりさはまりさを助けようと、ゴミ箱を押してみたりまりさの舌を咥えて引っ張り出そうとしてみたりしたがびくともしなかった。 「だ、大丈夫か…あ…!」 「だぢっ…ゆ…!」 ついてきた男とまりさの目が合った。 まりさは男の顔を見てはっと息を呑み目を潤ませた。 「お、お、おにいざぁあああああああああああああん!!」 「まりさ…!」 二人が頭上で衝撃の再開を果たした中、子まりさは必死にゴミ箱を押していた。 「おにいざああああああんあいだがっだよおおおおおおおおおお!!」 まりさは以前まりさのことを飼っていた男の顔を見てボロボロと涙を零した。 あまりに涙を流すのでゴミ箱の中が涙で一杯になって溺死するのではないかと思われるほどだった。 「おかあしゃんいまだちてあげゅかりゃがんばっちぇねええええええ!!げほっ、げほっ」 子まりさは叫びすぎてむせた。 「ま、まさかまた会えるなんて…よかった!無事だったんだな!」 男もこの運命的な再会に胸を熱くしているようだった。 ぎゅっと拳を握り締めて口元に笑顔を浮かべている。 「おにいざああああああん!!どぼぢでま゛り゛ざのごどずでだのおおおお!?」 「ゅ!?しゅてたにょ!?おかあしゃんのことしゅてたにょ!?」 再開を果たした男に対してまりさは長年の疑問を大声でぶつけた。 その母の言葉を聞いて信じられないという表情を浮かべた子まりさは男をキッと睨みつけた。 まりさの昔話を聞くたびにまりさが恋しそうに、その素晴らしかった頃の思い出を語るので 子まりさはてっきり飼い主の男は素晴らしい人物で、しかしまりさとは死に別れでもしたのかと信じていた。 だからまりさの言った捨てた、という言葉が子まりさには信じられなかった。 「それは、ほら、引越し先がペット禁止だったし…その…」 「ぞうだっだんだねえええええええええ!!ま゛り゛ざのごどぎらいになっだんじゃないんだねえええええ!!」 男は後ろめたそうに答えたが、まりさはその答えに大いに満足したようで感激でさらに咽び泣いた。 「う、うん、まりさのこと嫌ったりしてないさ!今でも大好きだよ!」 男はほっとした様子でそのまま天まで昇っていきそうなほど舞い上がっているまりさに合わせて言った。 「じゃあまたいっじょにぐらぜるんだねえええええええ!?」 「いやそれは、その下宿で一人暮らしだしペットは無理だけど、あ、うん、一緒に遊んだりは出来るよ!」 男はまりさの問いに一瞬バツが悪そうに目をそむけたがすぐに調子よく頷いてそう返した。 「うれぢいよおおおお!!まだむがぢみだいにぐらぜるんだねえええええ!! れ゛い゛む゛!れ゛い゛む゛どもまだあえ゛るのおおおおお!?」 「あ、そのう、れいむは…ああうん、またきっと別のいいれいむに会えるよ 今助けてやるからな!」 そう言って男は一歩踏み出して、ゴミ箱の汚れを見て嫌そうな顔をして一瞬立ち止まった。 子まりさには、男の発する言葉も、所作も、その何もかもが胡散臭く感じた。 「まっちぇねぇ!!!!」 ゴミ箱の横に居た子まりさは小さな体を命一杯強張らせて男に向かって鋭く叫んだ。 「え?」 「ゆ、ゆ?」 男は子まりさのその小さな体に似合わない気迫に気圧されて一歩退いた。 「ど、どうしたんだい?」 男は怪訝な表情を浮かべて子まりさに尋ねた。 「おにいしゃん、まりしゃたちはおにいしゃんにたすけりゃれにゃくてもだいじょーぶだよ」 子まりさは心を落ち着け、男に対して最も伝えたいことを言った。 「え、でも」 「ゆ?なにをいってるの?なんなの?ばかなの?」 そしてそのことを証明するために子まりさは動き始めた。 子まりさは男とまりさを無視して、ゴミ箱の淵にたっぷり中身の詰ったゴミ袋の先を引っ掛けた。 ゴミ袋の重さに引っ張られて僅かにゴミ箱が傾く。 下に下りた子まりさはそのスキマに小さな木の棒を差し込んだ。 ものによってはしゃぶると食べ物の味のする木の棒でゴミ捨て場でたまに見つけてはしゃぶったりしていた。 それを咥えて、子まりさは必死にゴミ箱を持ち上げようと踏ん張った。 そうして少しスキマが大きくなると、近くに寄せておいた小さなゴミをまたスキマに噛ませて 少しずつ少しずつスキマを大きくしていった。 やがて、傾きの限界に達したゴミ箱はドサリと音を立てて倒れて、その衝撃で中のゴミとまりさはゴミ箱から吐き出された。 脱出できたことを喜ぶ余裕さえなくまりさは呆然とした表情で子まりさを見つめていた。 子まりさははあはあと息を切らせながら目に涙を浮かべて、そして胸を張った。 「まりしゃたちはだいじょーぶだよ、まりしゃたちはおにいしゃんがいにゃくても、いきてけりゅよ それじぇみょおかあしゃんがしゅきで、いっちょにいちゃいならなら、ずっとずっといっちょにいてあげちぇね それかりゃ、もうおかあしゃんをきずちゅけりゅのはやめてね もうぜっちゃいはなれちゃりしちゃだめだよ おやくしょくちてね」 そう言うと後は黙り込んで子まりさは男の目をじっと見つめた。 「ぼ、僕が…僕は…」 男は震えながら後ずさった。 この男とまりさのやり取りを聞いて子まりさは気が付いたのだ。 母が何故ああも哀れに苦しんでいるのか。 そして母があれほど苦しんでいるのを何故子まりさにはわからなかったのかを。 子まりさはこのゴミ溜めのような場所で生まれてそしてこのゴミ溜めのような場所でずっと育ってきた。 だから地に足がついているから今の生活は大変だとは思うけど苦しいとか不幸だと思ったことはなかった。 だけれどまりさは違った。 まりさはペットとして、きっと子まりさが夢にも見ないような素敵な生活をしてきたのだ。 だから、今の生活になじめない、地面に足をつけることができない。 まりさのことが子まりさにはまるで肉屋の軒先に吊るされた鶏のように見えた。 ずっと前、まりさと子まりさが物乞いをしに肉屋の前に並んだとき子まりさはわあわあと泣いてしまったことがあった。 吊るされている鶏さんがかわいそうでかわいそうで涙がぽろぽろこぼれてきたのだ。 まりさはその鶏と同じだ。 地面に、今自分が住まう世界に足をつけることができれば楽になれるのに 昔の生活がまりさの体を縛り付けて天井から吊るされているみたいに宙ぶらりんになっているのだ。 もがけばもがくほど、その縄はまりさの体に食い込んでまりさのことを苦しめる。 もしかしたらその縄は断ち切ることができるかもしれない。 上から誰かが引き上げるか、それとも下から誰かが引っ張ってあげてその縄を断ち切るかすれば、あるいは。 断ち切るのは彼か、子まりさか。 子まりさはただただじっと男を見つめた。 子まりさは男が子まりさの視線を振り切ってまりさを連れて行くというならそれでもいいと思った。 自分達は自分達だけで生きていけることを示した。 それでも一緒に居たいのか、同情心で悪戯にまりさを期待させて、そしてまた捨てたりしないのか。 まりさのことを傷つけないと誓えるのか。 それが知りたかった。 男は何も言わずにきびすを返して走って立ち去った。 「まってねおにいさん!!おにいさああああああああああん!?」 まりさの呼び止める声も聞かずに男はすぐに雑踏にまぎれて消えていった。 結局男はまりさを絡め取る縄を断ち切ってはくれなかった。 なら自分が断ち切ろう、そう子まりさは強く心に誓った。 「おかあしゃん…」 もう昔のことなんて忘れて、ゆっくりしていいんだよ。 そう言おうとした子まりさは気が付くと宙を舞って暗闇の中に押し込まれた。 「どぼぢでおにいざんにあんなひどいごどいうのおおおおおおおおおおお!?」 子まりさの体はまりさによって倒れたゴミ箱の中に押し込まれていった。 中に入っていた尖ったゴミが子まりさの皮を引き裂く 暗いゴミ箱の奥から、目を剥き歯茎を見せて鬼のような形相を浮かべるまりさを見ながら まりさを絡め取る縄を断ち切れるのは男でも、自分でもないということを子まりさは悟った。 まりさはその縄が切れてしまうことを何より恐れている。 だからどんなに手を貸そうとも下からではいくら引っ張っても歯を食いしばり必死に縄を護り逆に自分を傷つける。 護り抜いた縄をいつか誰かが引っ張り上げてくれることを信じている。 その縄が切れればもう上へといけないと知っている。 そしてそんな細い細い可能性いっそのこと断ち切ってしまった方が楽だということを認めない。 あんなに細い細い糸を断ち切るまいと必死に体に絡めている。 糸が細ければ細いほど鋭く、体に食い込み痛みは増すというのに。 なんて救いがないのだろうか。 子まりさは、自分ではもうどうにもならないということを知って嘆いた。 子まりさは薄れいく意識の中で、大通りに向かい痛ましいまでにお兄さんを呼び続けるまりさの声をを聞いてその行く末を案じて涙した。 涙は上に昇ることなく生ごみに紛れ染み込み臭いや汚れと混ざり合って汚液となってゴミ箱から流れ染み出していった。 この涙が報われることなど、ないんだろうな、きっと。 産まれて初めて達観というものを覚えて、子まりさの意識は途絶えた。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29700.html
登録日:2014/09/01 Mon 00 11 41 更新日:2024/06/28 Fri 23 47 22NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 イベント イベント海域 コラボイベント 再開求ム 期間限定 期間限定海域 硫黄島 艦これ 艦これイベント 艦隊これくしょん 蒼き鋼のアルペジオ 観音崎 迎撃!霧の艦隊 霧の艦隊これくしょん 前回→決戦!鉄底海峡を抜けて!(艦隊これくしょん) 次回→索敵機、発艦はじめ!(艦隊これくしょん) この項目では『艦隊これくしょん -艦これ-』の『蒼き鋼のアルペジオ』とのコラボイベント『迎撃!霧の艦隊』について解説する。 ◇概要 2013年12月24日から、翌年の1月8日まで行われたコラボイベント。当然モチーフとなる史実は存在せず、関連するルート固定艦もない。猛威を振るったゲージ回復もこのイベントから撤廃されている。 これ以前から『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』のエンドカードでは艦これイラストレーターが自身の担当した艦娘とその同型のメンタルモデルを描くなどのコラボが行われていた。 イベント海域においては敵NPCとして霧の船が登場した他、一部の艦艇はイベント期間限定艦船としてプレイヤーが使用可能であった。 霧の船のブッ飛んだ性能を除けば羅針盤が荒ぶる事もあまり無く、難易度も低めなのでさほどストレスを溜めずに楽しめるイベントとなった。 が、艦娘を「兵器としての誇りを失った」と見下すコンゴウ、そしてマヤのカーニバルのコンボ攻撃に阻まれ続けてストレスマッハになった提督も少数だがいた。 このイベントのみ、旗艦を撃沈しなければゲージが減らない(通常海域と同じ)仕様となっている。 さらに、ドロップする艦娘には長門、瑞鳳、三隈、伊19などのレア艦も多く、通常海域で探すよりも格段に楽に入手できたので、多くの提督がレア艦掘りに勤しんだ。 まあそのおかげで人によっては100回近くコンゴウを撃沈することになったりしたのだが。もうやめて!コンゴウのライフはとっくにゼロよ! 本イベントをクリアすることで艦娘のほうの伊401が入手可能。 また、イベント終了時に1隻でも霧の船を所有していたプレイヤーには家具アイテムとして「『霧』の桐箪笥」が贈られた。 ナノマテリアル製で上にはイオナの艦船模型が乗っている。 ◇本イベントの特色と後の『艦これ』への影響 本イベントは後にも先にもこれっきりなこのイベントにしかない要素や、後の世にまで持ち出されるほど高く評価された部分というのが非常に多い。 まず、先述したように本イベント以降、社会人に悪名高いゲージ回復ギミックが完全に撤廃された。 艦これ起動中にWindowsUpdateに再起動させられてしまい、見たらゲージが回復していた…なんて悲劇もなくなったのだ。 他にも前述したように唯一ゲージが旗艦を撃沈しないと減らない(通常海域と同様)仕様であったり、非常に珍しく支援艦隊が使用できないイベントでもある。他に支援艦隊が使用できないのは2013年春イベント・敵艦隊前線泊地殴り込みくらい(※)。 とはいえ、その分敵艦隊自体が当時の水準でも戦艦の砲撃で簡単に片付く程度に貧弱であり、艦隊が育っていれば脅威なのは霧の艦隊の面々くらいで、仮にあっても使う必要性自体が感じられなかった。 ※なお、支援艦隊の実装は2013年夏イベント・南方海域強襲偵察!なので当時は概念自体が存在しない。なのでこれも実質本イベントだけの仕様と言ってよい。 そして『艦これ』のゲーム内での他作品とのコラボが行われたのは2024年6月現在もこのイベントだけである(※書籍も含めればらき☆すたとのコラボがあり『艦これ』で他作品とのコラボが一概に忌避されているというわけではない)。艦これアーケードでも本イベントは未実装となっている。なので、残念ながらアーケードにおいて艦娘と共に3Dグラで動く霧の艦隊を見る事はできない。 コメント欄も見ればわかるが、霧の艦隊共々復刻が幾度も望まれながら、本イベントは一度たりとも復刻されていない(尤も『艦これ』では復刻イベントの類自体が少ないが)。 他にも好評だった要素はあり、特に挙げられるのが ボス前で羅針盤に悩まされる事もほとんどない(E-1に至っては悩まされる事自体がない) 難易度もそこまで高くない(低難易度)ので、レア艦掘り周回が捗る(特に霧艦が減るクリア後) 出撃制限が存在しない(※当時は『札』の概念自体が存在しない) 期間限定で使用可能な霧艦(特にイオナ)も、重すぎる消費に十分見合うレベルで非常に強力であった。(イオナ単艦で当時の通常海域最深部・5-3「サブ島沖海域」(*1)を突破する事すらやろうと思えばできた) この辺り。 当時の『艦これ』の世界観に合わせて大きく手加減している霧の艦隊だが、この舐めプ性能ですら艦娘が局所的に追いつくだけでも非常に長い年月がかかっている。 超重力砲で初めて実装された「砲撃戦での複数ターゲットの特殊攻撃」だが、これを艦娘側が実現するのは2期初期・2018年9月実装のNelsonのネルソンタッチの実装まで待たなくてはならない。超重力砲のように1人でも使える単独完結した複数ターゲットの特殊砲撃は2023年2月実装の夜間瑞雲による夜戦カットイン攻撃の実装まで存在せず、無条件で使用可能な複数ターゲット攻撃は2024年6月現在でも存在しない。 ステータス上、タカオに匹敵する火力を重巡系統が手に入れるのは2021年3月実装の最上改二特、ハルナの火力を上回る高速戦艦は2022年6月の大和改二の実装を待たねばならなかった。 イオナに至っては最初から高速の潜水艦は2024年6月現在も未実装(というよりも、WW2世代にそんな船はない)。後に実現した高速化潜水艦には装備面の制約が多く、イオナほどの汎用性や火力は当然見込めない。しかも当時はケッコンカッコカリや補強増設といった要素が存在せず、イオナ本人にもまだ伸びしろがある。ステータスで上回っているのは「運」「回避」くらい(その「運」も初期値が伊58と同等の50)で、今後も火力や耐久面で上回る見込みは皆無。 また、新艦娘が実装されたイベントで新艦娘のドロップ(=掘り)がなかったイベントも2024年6月現在もなお本イベントだけである(厳密には桃の節句!沖に立つ波も該当するが、此方はそもそも新艦娘自体が0である為、新艦娘掘りが発生する余地そのものがなかった)。 この為、全クリすれば新艦娘はコンプリート可能。最終報酬の1人しかいないけど。 そして『艦これ』で初の「全3海域」の小規模イベントであり、比較的難易度も低かったのは前述してきたとおり。 結果、このイベントは今日に至るまで小規模イベントの基準になっているわけである。 ◇本イベが好評であったがゆえの『負』 その一方、本イベントは難易度インフレやギミック・出撃制限の複雑化が進む2期の『艦これ』イベントを批判する為の材料として用いられる側面もまた持っている。 1海域にギミックが詰め込まれ、複数のゲージと多くのマスで埋め尽くされた「最近の艦これ(特に最終海域)」のマップが、ギミックが存在せず羅針盤はどちらを向こうがボス、ボスまで含めてたった4マスしかない本イベントのE-1「観音崎沖迎撃戦」と並べられて…なんて光景が意外なほどみられる。 事実、小規模イベントだがゲージ数が多く、ギミックから戦力ゲージ・輸送ゲージ・道中・ボス全てにおいて難易度が非常に高いようなイベントは小規模詐欺だと皮肉られる事になった。 言ってしまえば、こういった不満はそもそも2期現在の最終海域と最初期のE-1を比較するというのが、当時とは全く事情が違いすぎてナンセンスである。 当時は『艦これ』が始まって8か月。さらに、プレイヤーの大半が『艦これ』をプレイ開始して半年以内。サービスインから数年が経過している状況との単純比較は困難 難易度選択が存在しない(難易度選択の実装は2015年冬イベント・迎撃!トラック泊地強襲)。クリアできないからといって難易度を下げるといった事は当時は不可能 といった事情がほとんど留意されず、あくまで 「ゲージ数の増加」「ギミックの実装によるマップの複雑化」「これらによる最短出撃回数自体の増加」で、プレイヤーにとって海域突破までにかかる時間そのものが増えている 出撃制限(いわゆる『札』)の有無 敵艦隊の純粋な強さのインフレ。13年当時、イベ海域でも無名の雑魚(いわゆるイロハ級)がボス敵、随伴が今となってはほとんど脅威ではない浮遊(護衛)要塞という事はそこまで珍しくなかったが、2期ではE-1から1期でラスボス級だった鬼/姫級が出てくる事も当たり前になった といった、現代と単純比較した不満点が焦点にされがちなのである。 ゲージ回復がなくなったから札やギミックも実装される余地ができたわけだが、本イベントが持ち上げられる理由はそもそもそれらが全てなかった事なので…。 ちなみに「全3海域以下」の小規模イベントにおける総合ゲージ数は以下の通り。 迎撃!霧の艦隊:3海域、戦力ゲージ3本 計3本、ギミックなし 札なし※そもそもこの時代には存在しない 出撃!礼号作戦:3海域、戦力ゲージ3本、輸送ゲージ1本 計4本、ギミックなし 札なし 偵察戦力緊急展開!「光」作戦:3海域、戦力ゲージ1本、輸送ゲージ3本 計4本、ギミックあり 札あり 邀撃!ブイン防衛作戦:3海域、戦力ゲージ3本、輸送ゲージ3本 計6本、ギミックあり 札あり 欧州方面反撃作戦 発動!「シングル作戦」:3海域、戦力ゲージ5本 計5本、ギミックあり 札あり 桃の節句!沖に立つ波:1海域、戦力ゲージ2本、輸送ゲージ1本 計3本、ギミックあり 札なし 増援輸送作戦!地中海の戦い:3海域、戦力ゲージ7本、輸送ゲージ3本 計10本、ギミックあり 札あり 帰ってきた鎮守府秋刀魚祭り/海上護衛!本土近海航路の防衛:3海域 戦力ゲージ6本、輸送ゲージ2本 計8本 ギミックあり 札(秋刀魚祭り中のみ)なし、後段作戦実装後はあり …つまり、今にまで続く「小規模」の基準とされておきながら「全3海域、ゲージも各海域1本ずつ(3本)」だったイベントは2024年6月現在もこのイベントしかないのである。 この中で『札』が設定されていないイベントは出撃!礼号作戦と桃の節句!沖に立つ波しかない。 さらに、批判されがちな要素の1つである「難関マスでS勝利(海域によっては複数回)する事でボス出現(=ここを突破せねばボスに挑戦する権利すら得られない)、等の面倒なギミックがない」となると出撃!礼号作戦や、終点マスでA勝利するくらいしかギミックがない海上護衛!本土近海航路の防衛の前段作戦くらいしか該当しない。 なお、後者は「こういうのでいいんだよこういうので」とタグ付けがなされ、有志によるアンケートにおいても2期イベントの中で「とても満足した」「満足した」の割合が8割以上と最も高かった。他のイベは「満足した」「とても満足した」が5割を切っていたり、逆に「不満だった」「とても不満だった」が5割を超える事も割と珍しくないので、そういうことだ… 昨今はギミック1つやゲージ当たりの個々の難易度が高くなっているので、7ゲージ以上あると「実質大規模」なんて事が言われたりもするが、ゲージ数や工数で見た場合そもそも「詐欺」じゃないイベントの方が少なくなっているわけである……。 ◇BGM 冬の抜錨!:全海域道中 SAVIOR OF SONG:全海域ボス SAVIOR OF SONGは、アニメアルペジオのOP主題歌。 歌詞つきでいきなり流れたために、驚いた提督も多かった。 ◇マップ コラボイベントという事もあってか数は3つと少なめ。 ◆E-1 観音崎沖迎撃戦 最初のマップ。イオナ入手によって解放される。 羅針盤があるがどちらを向いてもボスであり、交戦する敵艦隊が若干違うだけ。 ボスはタカオ。 マップ名の由来はイオナ達が横須賀への道中でタカオと交戦したことからか。 ◆E-2 硫黄島沖海戦 この辺りから霧が猛威をふるい始める。タカオ入手で解放。 ボスはハルナ。 こちらの名前の由来は群像たちの拠点である硫黄島か。実際にハルナ・キリシマと交戦したのは横須賀であったが… なお、『艦これ』本編で史実の激戦区としての「硫黄島の戦い」が舞台となるのは実に9年以上後。 当時は想像もできなかったが、本ゲームはそこまで長く続いたのだ。 ◆E-3 霧の艦隊 艦隊決戦! ハルナの入手で始まるラストステージ。 ボスはコンゴウ。BGMとして流れるOPテーマ『SAVIOR OF SONG』でテンションが上がること間違いなし。 ◇霧の艦隊 2012年頃から出現し始めた正体不明の艦船たち。その外見は第二次大戦時の軍艦を模しているものの性能は桁違いであり、圧倒的な力で瞬く間に人類を世界中の海から叩き出してしまった。 艦これにおいてもそれは同じであり、期間限定なのを良い事に艦娘を遥かに凌ぐトンデモスペックを誇っている。 本来ならば彼女らを倒すにはその身を守るクラインフィールドを突破しなければならないのだが、その辺りはヒュウガがなんらかの処置を施してクリアしている。 性能に比例するように燃費も凄まじいため、油断すると資源が枯渇する。 時折クラインフィールドのエフェクトが発生して攻撃を無効化するが、これは単にMissのエフェクトを差し替えているだけ説が有力。 ◆イオナ 潜水艦イ401、イオナ。急速せんこ~。 任務『謎の潜水艦「イオナ」と接触せよ!』で入手。彼女の着任により、イベントへの出撃が可能になる。 潜水艦とは思えない大火力と重装甲、機動力を兼ね備えたバケモノ。 しかしその性能が最も発揮されたのは演習で敵として出てきた時というのは皮肉な話である。 潜水艦伊401を模した本編でのメインヒロイン。 鎮守府では提督がお腹を見たがるらしい。また憲兵の出番か…… 潜水艦ではあるものの、運用コストが戦艦並みのためオリョクルには不向き。 性能の高さから、難関海域である5-3クリアに使った提督も多かったとか。 ◆タカオ 超重力砲、エンゲージ!さぁ…覚悟するのよ! E-1でのボスであるが、クリア後に『霧の艦隊重巡「タカオ」と接触せよ!』達成で使用可能に。 重巡であるがスペックは戦艦並みに高く、更に最大3隻に攻撃可能な超重力砲を装備している。 高雄型1番艦『高雄』を模した重巡洋艦。 横須賀へ向かうイオナ達の前に立ち塞がるが敗北し、以降兵器としての性能を向上させる人間と言うユニットに興味を持ち始め霧を出奔するが、それが訳の分らん方向に向かい群像に想いを寄せるようになった。 付いたあだ名が「ツンデレ重巡」、「従順タカオ」。 艦これにおいては群像が登場しない為か、提督LOVEな様子。 ◆ハルナ お前たちに戦いという言葉の定義を教えてやる。 E-2のボス。彼女も攻略後に『霧の大戦艦「ハルナ」と接触せよ!』で仲間に出来る。 大和型すら超える狂気じみた性能を誇り、もちろん超重力砲も搭載。 燃費は大和型よりはマシという程度。 金剛型3番艦「榛名」の姿をした霧の大戦艦。 横須賀でキリシマと共にイオナに挑むが敗北、刑部蒔絵との出会いが彼女の在り方を大きく変えていった。 普段はクールだが着ているコートを脱がされると途端に弱々しくなってしまう。時報では提督にも度々コートを奪われている様子。ちなみにスタイル抜群。 時報によると鎮守府内にキリシマと蒔絵もいるらしい。また、艦娘の方の金剛についても言及している。 というか、とある家具でキリクマが確認できたり。家具は残ってるので霧の艦隊唯一居残りというのはナイショだ ◆キリシマ フフフ、これが戦闘だ。大戦艦級の火力にひれ伏すがいい! E-2ボス面でハルナと共に登場。ハルナとステータス的には特に違いは無い。 本編でメンタルモデルとしての姿を失った為かこちらは仲間に出来ない。 しかしハルナの時報で存在について触れられている他、家具「七面鳥のご馳走」に映っている。 霧の船がいなくなってもこの家具が使えるということは、まさか置いて行かれたのだろうか… 金剛型4番艦「霧島」を模した大戦艦。 クールなハルナとは対照的に好戦的な性格をしている。 イオナに敗北して以来、メンタルモデルの姿を維持できないほどナノマテリアルを失ってしまい、クマのぬいぐるみの「ヨタロウ」の中に入っている。というかこっちの期間の方が長い。 ◆マヤ カ~ニバルだよ! み~んな、手加減なしで吹っ飛ばしちゃうよ~っ! E-2及びE-3において登場。 超重力砲の大火力によってアルペジオを知らない提督にも「カーニバル」という言葉をトラウマと共に刻みこませた。 高雄型3番艦「摩耶」の姿を模している。 主にコンゴウの下で動き、ピアノの演奏が趣味なアホの娘。 メンタルモデルの中でも特に感情豊かなように見えるが、アニメにおいては終盤で衝撃の事実が判明した。 ◆コンゴウ メンタルモデルと艦娘の違いを教えてやる。沈め E-3のボス。 ラスボスだけに同型のハルナ・キリシマ以上の性能を発揮する。 金剛型1番艦「金剛」の姿をした霧の艦隊東洋方面第一巡航艦隊旗艦。 あくまでも自分達は兵器であるとし、感情というものには否定的。 しかし、イオナらと関わる中でその影響を受けていき…… アニメ終盤では異形の姿に変貌するが、本イベントではそちらは無し。あっても勝てる気がしないが。 艦娘の方の金剛と同じく紅茶を嗜むが、残念ながら特に絡みは無し。 ◆ナガラ級 長良型軽巡洋艦を模した船。 物語開始直後に侵食魚雷で沈められたり、超重力砲でまとめて薙ぎ払われたり、コンゴウのカーニバルに巻き込まれたりした為か雑魚敵扱い。 彼らも超重力砲をもっているためかなり厄介…なはずなのだが、軽巡であるため潜水艦がいると対潜攻撃が優先されてしまう。 先にも述べたイオナの高スペック故にイオナを主力に組んでいた提督が多かったため、最後までナガラ級が超重力砲を撃つ事実を知らない提督も多かった。 追記・修正は艦娘を凌駕するスペックでお願いします △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- …とまぁ、もろもろの要素から非常に評価の高いイベントだったのだが、ただ一点、問題点というか従来のイベントとは大きく異なる部分があった。 戦闘ボイスの密度である。 通常、艦これでは戦闘中にセリフを発するのは自艦隊のみ。それ以外ではイベント海域のボスが喋るだけである。 しかし本来の敵である深海棲艦は演出上ボイスにエフェクトがかかっており、さらにあまり声量も大きくない。音量バランスによってはBGMやSEにかき消されてしまいそうなほどである。 しかしこのコラボイベント、相手は深海棲艦ではなくアニメからのゲストたち。艦娘たちに負けず劣らず元気に喋る。 おまけに敵の場合、攻撃時と狙われたとき(小破、中破したときではない)にボイスが設定されている。 ボスは能力が高いことや随伴艦がかばうことで生存率が高く、最後に残る場合が大半。当然攻撃が集中することになる。 特に多くの提督の印象に残ったのが 声が大きく セリフが長く テンションも声も高く 何度も登場する マヤだった。 マヤが最後に残った状態からの戦闘はというと 「ピアノ弾くより攻撃のほうがかんた~ん、いっぱい「ビッグセブンの力、侮る「撃っちゃ「やだやだ、マヤの「バァァァァァニング、ラァァァァァ「ちゃやー「摩耶様の攻「うおっと!いまのは喰らえーっ!」ったかも」「まあ私はやっぱ基本「やだやだ、マヤのこといじめちゃ「よし、友永隊、頼「うおっと今のは 超うるせぇ 別にしゃべりまくるのはマヤに限った話ではないのだが、ハルナやコンゴウはあまり大きな声を出さないのでそこまで酷くはならなかった。 これによってあちこちで 「うるさすぎワロタ」「頼むから一人ずつ喋ってくれ」「声自体は聞きやすいのに何言ってるかわからん」 という声が続出した。 おまけにボス戦では前述のようにBGMとして『SAVIOR OF SONG』がボーカル付きで流れるのでそれはもう凄まじいことになっていた。 まあ不満点というよりはネタとして扱う提督がほとんどであり、これも含めて楽しいイベントだったという評価が多い。 恐らく探せば動画も出てくるはずなので、気になった方は調べてみるのもいいだろう。 追記・修正は、『霧』の桐箪笥を持っている方がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] マジでやりたかったなコレ。鎮守府に着任したのが遅かったから出来なかった… -- 名無しさん (2014-09-01 18 38 32) ナガラもビーム撃てたのか、イオナ外さなくて良かったな -- 名無しさん (2014-09-01 20 36 09) ちょっとヌルかったのはあるけどまさしく「イベント」だった。アルペジオの売り上げも爆上げでwin-winだったし劇場版で再コラボくるぞこれ。 -- 名無しさん (2014-09-02 00 18 19) ↑再コラボの暁には霧の生徒会が相手になるだろーねー……アシガラちゃん使えるなら本気出す -- 名無しさん (2014-09-02 08 59 24) ↑2ぶちギレコンゴウはヤバかったな…昼戦大和一発大破には呆然としたわ -- 名無しさん (2014-09-02 09 55 07) 火力と一撃の被害数こそやばいが、いつもと違うエフェクトとか敵とかビーム撃つ仲間とかのおかげで飽きないしサクサク。『お祭り騒ぎ』ってのがしっくりくる。 -- 名無しさん (2014-09-02 17 50 39) 敵味方両方とも霧の艦がいるとものすごくうるさかった -- 名無しさん (2014-09-03 17 38 50) 好きなイベントだったけど場を弁えずに暴れるバカが出まくってるのを見たからもう二度とやらないで欲しい。どっちも好きだから尚更バカが沸くのが耐えられない -- 名無しさん (2014-09-13 13 26 14) 評判良かったなこれ。イベント終了後も留まって欲しかったって意見あったくらい。 -- 名無しさん (2014-09-13 14 28 20) 地獄の秋のあとの天国の冬 -- 名無しさん (2014-10-05 04 36 04) 大型艦建造と一緒に始まったせいで資材を溶かした提督大量発生、俺だよ! -- 名無しさん (2014-10-05 09 24 53) 何故人はイベントの最中に溶鉱炉を開くのか・・・は兎も角、パラオ以降のプレイヤーはこのイベントで初めて制覇する喜びを味わう事が出来たんだろうな -- 名無しさん (2014-12-08 22 45 21) 霧の連中はどうやって深海棲艦を従えてたんだろうか -- 名無しさん (2015-01-22 18 10 15) そもそも深海勢を従えるような性分かねぇ。居座ったら付いてきたとかそんなんだったりして。 -- 名無しさん (2015-01-22 18 41 44) ↑2 力でだろうな。ナノマテリアルの供与がなくても貫通してくる深海棲艦こえーわ -- 名無しさん (2015-01-22 19 51 18) ↑7 バカが未だに未練がましく『クリア出来ないから来てよー』とか喚いてるがな -- 名無しさん (2015-02-03 18 07 00) 艦これの黒歴史。アルペ馬鹿はさっさと垢消して、どうぞ -- 名無しさん (2015-03-20 19 50 49) 霧と深海が組んでるのはスパロボで百鬼帝国とメガノイドが同盟組んでるようなものかなって… -- 名無しさん (2015-05-11 19 36 38) コラボはもう二度と無さそうだな。後はバカが消えてくれれば言う事無し。コラボなんて百害あって一利無しって良く分かるイベントだったな -- 名無しさん (2015-08-02 14 59 02) 映画準拠の再コラボだとムサシを相手にしなきゃならないのか…(12連超重力砲を見ながら) -- 名無しさん (2015-10-06 14 28 36) ↑でぇーじょうぶだ、こっちもスーパーイオナが使える。なお資材 -- 名無しさん (2015-10-06 18 46 43) このイベントを元に霧の艦隊は桁違いに強いとされるが、ジェネシックガオガイガーがゾンダー相手には無力とされるような相性の問題だったりして -- 名無しさん (2015-10-06 18 58 56) ちなみにこのイベのE1はボス含めて3戦でボスマスへは羅針盤無しの確定、潜水艦だけで行けば消費も被害殆ど無い上に道中で補給艦も狩れるという全海域でも屈指の任務消化に最適の海域だったりする -- 名無しさん (2016-06-18 20 45 48) SAVIOR OF SONGの前奏開始タイミングが神だったな -- 名無しさん (2016-09-07 15 28 07) キャラゲーやイベントとしての評判は艦これイベントの中でもかなり高め(難易度が低いとか羅針盤がないとかの『ユーザー目線』で、だが)だったが、コンゴウに艦娘を馬鹿にされ、戦艦棲姫に勝った艦隊をマヤにカーニバル無双された事が未だにフラッシュバックするヤツがいる模様…ハイ、自分ですとも・・・ -- 名無しさん (2016-09-08 03 41 57) この頃はまだ楽しかった。 -- 名無しさん (2017-04-24 08 51 35) も ど し て(切実) -- 名無しさん (2017-08-20 12 03 43) 映画はWoWsとコラボしちゃったし、ないよな... -- 名無しさん (2021-11-07 19 21 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mainichi-matome/pages/4848.html
10月31日名古屋版朝刊 10月31日(土) 北九州版(福岡県)朝刊 10月31日(土) 北九州版(福岡県) <広告 A面~D面> 10月31日 高知版 朝刊 2009年10月31日 毎日新聞 大阪版(京都)朝刊 関連ページ 10月31日名古屋版朝刊 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事170 http //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1255428338/542 1面題字下:貝印料理包丁 途中:YKKap(カラー) 毎日検定バンク 雪国まいたけwww.maitake.co.jp/(カラー) 下:有斐閣 築地書館 論創社 緑書房 1万年堂出版 大空出版 ベレ出版 毎日新聞社(3段) 2面下:文藝春秋(5段) 3面下:幻冬舎(5段) 4面:★毎日新聞社・TOYOTA★(カラー全) 5面下:(株)JTBパブリッシング(5段) 7面下:(株)加美乃素本舗(5段) 9面途中:外為どっとコム 10面下:(社)日本広告業協会(1段) 11面下:毎日新聞社・中部電力 中電不動産(株) (株)トーエネック (株)シーテック 愛知電機(株) 中央電気工事(株) (株)テクノ中部 川北電気工業(株) (株)中部プラントサービス(7段) 12面下:(株)富士フィルムヘルスケアラボラトリー(5段) 13面途中:毎日新聞社 14面:★★T-fal★★(2段) 15面下:内藤一水社 アド大広名古屋 近鉄タクシー(株)(2段) 16面下:毎日新聞社(ゆず茶講習会)(5段) 20面下:和尊の会事務局 セキスイハイム中部(株)(5段) 途中:安藤建設 21面下:たわだリハビリクリニック(名古屋市港区) オフィス舞(一宮市) 中川診療所(中川区) 東名住宅社(名古屋市南区) (特)「子どもに無煙環境を」推進協議会(大阪市中央区) NHK名古屋 占とみー(5段) 22面:日本サプリメント(株)(全) 23面下:毎日小学生新聞(2段) 記事:ヤマト運輸に改善命令 24面下:日本百貨店協会(5段) 25面下:八ッ目製薬 (株)グランドギャラリー 毎日文化センター サンマリエ(株)(3段) 26面途中:Bridal Collection SPOSA DI MATSUEDA 西松屋(カラー) 下:興和(株)(3段) 10月31日(土) 北九州版(福岡県)朝刊 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事170 http //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1255428338/547-549 一面:貝印料理包丁 関孫六 ttp //www.kai-group.com/jp ”題字下”, 株式会社 雪国まいたけ 「まいたけ抽出物」で検索”記事中カラー”,YKKap”天気予報中”, 毎日新聞社,現代書館,幻冬舎,日本カルチャー協会,日本園芸協会,新書館”下5分の1” 二面:新潮社”下3分の1” 三面:幻冬舎新書”下3分の1” 四面:毎日新聞社,ジャパンインプラントセンター (株)オクスン(福岡市博多区)”下3分の1” 五面:JTBパブリッシング”下3分の1” 七面:[毎日求人情報 MYWAY] 広告申込先「九州大有社、(株)アド通信社,内藤一水社,西行案内,西部毎日広告社」, 毎日新聞販売開発部 西部本部・福岡本部(新聞販売店 経営者募集), 菱化ロジテック(株)(北九州市八幡西区)(正社員募集), 八幡医師会看護専門学院(北九州市八幡東区)(看護教員募集), (株)合人社計画研究所 北九州支店(北九州市小倉北区)(契約社員募集), アフラック 北九州支社(北九州市小倉北区)(嘱託社員募集), 株式会社共立メンテナンス(東京都千代田区)(寮長・寮母(ご夫婦)募集), 東明館小学校(小郡市)、東明館中学校・高等学校(佐賀県三養基郡)(教員募集), 有限会社東宝電設(北九州市小倉南区)(電工・作業員募集), 日本カレット(株)(滋賀県東近江市)(フォークリフト作業、一般作業), 福岡大学(福岡市城南区)(専任事務職員募集) ”中15分の5”, ふどうさん市場 企画:株式会社総合広告社”下15分の2” 十面:[広告 企画・制作/毎日新聞社広告局] T-fal ティファール アルティメットオートクリーン(アイロン)”全面カラー” 十一面:司法書士法人 (まろ)麿法務事務所(福岡市中央区・北九州市小倉北区), 株式会社グランドギャラリー,あかひげ薬局”下7分の1” 十二面:DMJえがお生活 DMJ企業グループ (株)全日本通販(東京都千代田区) (金時ショウガもろみ酢:健康食品:通販)“全面白黒” 十三面:日本百貨店協会「共通商品券5,000円以上のお買い物で、地球に優しい商品が当たります!」”下3分の1” 十四面:トラピックス 阪急交通社(海外:色々)”全面白黒” 十五面:毎日育英会(毎日新聞社関係)”記事中”, 第65期本因坊戦 主催:毎日新聞社・日本棋院・関西棋院協賛:大和証券グループ”将棋記事”, 第68期名人戦 主催:毎日新聞社・朝日新聞社 協賛:大和証券グループ”将棋記事” 十六面:[広告 企画・制作/毎日新聞社広告局] トヨタのハイブリッドカー『プリウス』が 「2009-2010日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました”全面カラー” 十七面:公営レースガイド”中15分の1”,株式会社加美乃素本舗(白髪染め:通販)”下7分の1” 十九面:FUJIFILM 株式会社富士フィルム ヘルスケア ラボラトリー(メタバリア:健康食品:通販)”下3分の1” 二十面:有限会社マイホームサービス(北九州市小倉北区),株式会社小倉住宅(北九州市小倉南区), 本城天然温泉 おとぎの杜(北九州市八幡西区)”中15分の2”, 第38回北九州市民糖尿病教室 -輪になって闘おう糖尿病- 糖尿病フェスタ お問い合わせ先:北九州医師会, 松本クリニック(北九州市小倉南区),財団法人健和会(公益法人)戸畑けんわ病院(北九州市戸畑区), 医療法人やまさき内科医院(北九州市小倉北区),医療法人北愛会 合馬内科クリニック(北九州市小倉北区), 国家公務員共済組合連合会 新小倉病院(北九州市小倉北区), 萩原中央病院(北九州市八幡西区)”下15分の5” 二十一面:古恵良質店(北九州市小倉北区)”記事中”,(株)東武住販(北九州市)”記事中”, 日東開発株式会社(北九州市八幡西区),質ココ屋(質店:北九州市小倉北区), 九州電気設備工事株式会社(北九州市八幡西区), フジモト 藤本産業株式会社/り・ほうむ工房 有限会社くるまや工房(北九州市小倉南区), 八坂神社 七五三詣り(北九州市小倉北区:小倉城内)”下4分の1” 二十二面:外為どっとコム”記事中”,サンマリエ株式会社(結婚相手紹介)”下5分の1” 二十三面:日本直販 株式会社総通(通販)”下3分の1” 二十四面:手づくりゆず茶講習会 参加者募集 お問い合わせ:毎日新聞「ゆず茶講習会」係, 手づくりゆず茶 かんたんレシピ ttp //mainichi.jp/sp/yuzu2009 ”下3分の1” 二十五面:毎日小学生新聞 毎日新聞社,大川温泉貴肌美人緑の湯(大川市大字中八院), あい司法書士法人(福岡市中央区),別府 杉乃井ホテル”下4分の1” 二十六面:RKB 毎日放送株式会社(番組宣伝)”番組欄中”, 株式会社マックスオーディオ ttp //www.maxaudio.co.jp ”記事中”,西松屋”記事中カラー”, トラピックス 阪急交通社(国内:沖縄)”下5分の1” 全面広告は、10面:毎日新聞社広告局(ティファール)、12面:通販、14面:阪急交通社、 16面:毎日新聞社広告局(トヨタ)、です。 10面・16面は、広告が入らなくなってきたから毎日新聞社広告局が企画・制作して広告を入れて貰ってるんでしょうか!? 10月31日(土) 北九州版(福岡県) <広告 A面~D面> 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事170 http //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1255428338/550 A面:株式会社 マッハFC 曽根店 ttp //www.mach5.jp (マッハ車検)”全面白黒” B面:北九州市立 響ホール 「2009響シリーズ第4弾 仲道郁代 ピアノ・リサイタル」 「2009響シリーズ第3弾 10人のミラクル・トランペッター・クリスマス・コンサート」 主催:(財)北九州市芸術文化振興財団 共催:北九州市 お問い合わせ:(財)北九州市芸術文化振興財団 音楽事業課, 第32回リバートーク市民公開講座「大切な人を乳がんから守りませんか」~乳がん!!早期発見・早期治療~ お問い合わせ:財団法人 平成紫川会 ”上3分の1”, 「北九州市環境首都検定」申込受付中! お問い合わせ:お問い合わせ:北九州市環境局環境学習課, 関西汽船(株) 小倉港営業所, [広告 企画・製作/西部毎日広告社]「北九州エリア情報」 北九州PET検診センター開設5年 がん早期発見に威力 ”中3分の1”, 人形の五条(北九州市門司区黄金町)”下3分の1” C面:ニューウェーブ北九州ガールズ 九州女子サッカーリーグ1部へ昇格! NPO法人北九州フットボールクラブ、KPC、株式会社日報、株式会社大庭産業”上3分の2”, 宗教法人三明院なごみのさと水巻霊園(遠賀郡水巻町)”下3分の1” D面:JAIFA 社団法人生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会 北九州協会”全面白黒” B面は昨日とほとんど同じですね。 10月31日 高知版 朝刊 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事171 http //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1257196188/53-54 一面:貝印料理包丁、YKKap、毎日検定バンク、雪国まいたけ “カラー” 『社会人野球日本選手権』 主催:毎日新聞社、(財)日本野球連盟 共催:大阪市 後援:スポーツニッポン新聞社、大阪シティドーム 主管:日本野球連盟近畿地区連盟 毎日新聞社、現代書館、幻冬舎、日本カルチャー協会、日本園芸協会、新書館 二面:新潮社 “3分の1” 三面:幻冬舎 “3分の1” 四面:トヨタ 企画・制作/毎日新聞社広告局 “全面カラー” 五面:株式会社JTBパブリッシング “3分の1” 六面:日本百貨店協会 “3分の1” 十面:外為どっとコム 十一面:株式会社アンターク本舗 十二面:日本サプリメント “全面” 十三面:株式会社味とこころ “3分の1” 十四面:T-fal (ティファール) 企画・制作/毎日新聞社広告局 “全面カラー” 十六面:京都産業大学 “3分の1” 十七面:ラブレ創健株式会社 “3分の1” 二十面:H.I.S. “全面” 二十一面:株式会社富士フィルム ヘルスケア ラボラトリー “3分の1” 二十二面:『朱と墨』 主催:正木美術館、毎日新聞社 『小野竹喬展』 主催:毎日新聞社、大阪市立美術館、NHK大阪放送局、NHKプラネット近畿 協賛:日本写真印刷、毎日ビルディング 『全国学生相撲選手権』 主催:日本学生相撲連盟、日本相撲連盟 後援:文部科学省、大阪府、堺市、日本相撲協会、NHK 主管:西日本学生相撲連盟 『職人の技展』 主催:近鉄百貨店上本町店 後援:毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社 二十四面:『祝 おめでとう七五三』 企画・制作/四国毎日広告社 “3分の1” 高知八幡宮、土佐神社、潮江天満宮、十市新宮神社 御菓子司 冨士屋 二十五面:京つけもの 大安、土佐海産物 海訪屋、かわせみ針、山重食肉、株式会社ミヤマエ 『祝 全国都道府県議会議長会自治功労者表彰受賞』 企画・制作/四国通信 高知県議会議員 佐竹紀夫氏、高知県議会議員 武石利彦氏 株式会社無手無冠、大正町森林組合、平野協同畜産、興津漁業協同組合、有限会社熊谷鉄建 有限会社台地鉄工、有限会社武田商事、四国霊場第37番札所 藤井山 岩本寺、菱高精機株式会社 (有)高南コンサルタント、有限会社谷渕住設、(有)高南観光自動車・高南トラベル、高知精工(株) 有限会社北幡観光自動車、黒潮本陣、岡山石油店、株式会社高知ミツトヨ、久礼漁業協同組合 上ノ加江漁業協同組合、有限会社岩本商店 二十六面:スポニチ 二十七面:大和証券グループ(協賛)第68期名人戦 第65期本因坊戦、毎日新聞大阪開発 二十八面:興和株式会社・興和新薬株式会社、黄桜株式会社 “3分の1” 二十九面:良縁デスク 株式会社グッドリンク サンマリエ、ノッツェ、株式会社ジェイエムアイ、株式会社リーブ、プライムマリッジ株式会社 三十面:毎日フォトバンク、オーバルホール、西松屋 “カラー” 株式会社クラワ “5分の1カラー” 2009年10月31日 毎日新聞 大阪版(京都)朝刊 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事171 http //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1257196188/363-365 一面:貝印料理包丁 ★ YKkap ”2色カラー” 毎日検定バンク × 雪国まいたけ ”カラー”☆☆☆ 毎日新聞社 × 現代書館 幻冬舎 日本カルチャー協会 DMJ企業グループ 日本園芸協会 新書館 二面:新潮社 ”下3分の1” 三面:幻冬舎 ”下3分の1” 四面:トヨタ TOYOTA「広告」企画制作・毎日新聞社広告局”全面カラー”★☆★ 五面:株式会社JTBパブリッシング ”下3分の1” 六面:日本百貨店協会 ”下3分の1”☆ 十面:外為どっとコム 十一面:アンターク本舗 十二面:日本サプリメント ”全面”★ 十三面:株式会社味とこころ ”下3分の1” 十四面:T-fal ティファール「広告」企画制作・毎日新聞社広告局”全面カラー”★★★ 十五面:加美乃素本舗 十六面:京都産業大学 ”下3分の1”★ 十七面:ラブレ創健株式会社 ”下3分の1”★★ 二十面:日本直販 ”全面” 二十一面:スポニチ × 二十二面:H.I.S. ”全面” 二十四面:泉北ホーム ”全面”★ 二十五面:株式会社富士フィルム ヘルスケア ラボラトリー ”下3分の1” <第36回社会人野球日本選手権大会 主催・日本野球連盟、毎日新聞社> 二十六面(京都):京しゅみ 菰軒] 村山本家吟醸 澤井醤油本店 田鶴 三條サクラヤ写真機店 翠雲苑 北尾石材 魚山園 京都国際ホテル ★ 二十七面(京都):京銘茶 山本園 そば料理 権太呂 肛門科 渡辺医院 公益社 丸栄ガクブチ 安田念珠店 京おこのみ 久蔵 ≪こっから映画館上映情報です→≫南座 、労演、祇園会館、東方公楽、TOHOシネマズ二条、 新京極シネラリーベⅠ・Ⅱ、 イオンシネマ久御山、京都みなみ会館 、京都シネマ 1・2・3 、MOVIX京都 、 千本日活(☆田園セックス☆ミセスの荒い息☆犬小屋の妻発情しました 入場料500円税込み) 二十八面:毎日新聞大阪開発 × まいまいクラブ × 二十九面:セキスイハイム 積水化学工業株式会社 ”全面カラー”★★★ 三十面:興和株式会社 興和新薬株式会社 <ゆず茶講習会 毎日新聞中部本社広告部・主催、 全日本氷糖工業組合・石塚硝子(株)、高知県園芸農業会、協同組合連合会>”下3分の1” 三十一面:株式会社グッドリンク 良縁デスク サンマリエ、ノッツェ、ジェイエムアイ、リーブ、プライムマリッジ 毎日小学生新聞 × ハイファイ堂 オーディオ ★ グランドギャラリー ピアノ あかひげ薬局 三十二面:毎日フォトバンク × オーバルホール × 西松屋 ”カラー。ベビー用品店” 株式会社クラワ ”下5分の1カラー” ×→自社広告 ☆→新規企業 ★→広告復活企業 (記憶違いならごめんなさい) セキスイハイム 積水化学工業、西松屋、貝印料理包丁、ティファール T-fal 関連ページ 2009年7月- 12月 毎日新聞に広告を出していた企業 雪国まいたけ
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/2130.html
それぞれのクリスマス・プレゼント 前編 冬休みの始まりを告げる頃と同じくして、この一年を締めくくる最後の大イベントとも言うべき日がやってきた。 それはここ、学園都市でも同じなわけで、十二月二十四日『クリスマス・イブ』の夕方近く、一人の少女がお馴染みの公園で一人佇んでいる。 名門お嬢様学校たる常盤台中学の制服の上からダッフルコートを着た、見目麗しい美少女。 肩まで届く短めのシャンパンゴールドの髪に、花飾りのついたヘアピンを付けた、学園都市第三位のLEVEL5(超能力者)、『超電磁砲』御坂美琴。 この日、彼女は街中をあちこちと彷徨った末、最後にこのいつもの公園にたどり着いたのだった。「はぁー。アイツ、いったいどこにいるのよ、まったく……」 大きくため息をつくと、夕暮れに差し掛かった空を見上げていた。 朝方の晴れ間もすっかり消え失せて、今はどんよりとした灰色がかった低い雲が空を埋め尽くしている。 それまでたいしたことも無かった風が、陽が隠れるや否や身を切るような冷たさを伴って吹き始めていた。 どうやら今夜は、ホワイトクリスマスになりそうだ。「――くしゅんっ!」 冷たい風が彼女のすぐ横を吹き荒び、思わず放ったくしゃみと、「うぅっ、寒っ……」 ぞぞっと背筋を這い登るような寒気が、彼女の気持ちをより一層暗くさせてしまう。 すでにどこの学校も冬休みへと突入し、街中に溢れる学生やカップルたちの喧騒が、この人気の無い静かな公園にまで聞こえてくる。 その賑やかさに背を向けるように、美琴はリボンの掛かった紙包みを入れた袋を抱えて、じっと空を見つめたままだ。 彼女は想いを寄せる一人の少年を求めて、朝からずっと街中を彷徨い歩き続けていた。 自身の能力で生体電気を操り、体温調節をすることで寒さを凌ぐことは出来るものの、捜し求める彼の姿を見つけることが出来なかった精神的疲労が、その身に寒さを感じさせる。「――結局どこにもいなかったわね」 この日のためにと同室の後輩に気付かれぬよう、こつこつと編んできたマフラーが昨夜ようやく完成し、今日こそはと一大決心をしてこの日に臨んだはずなのに。 今朝から彼に電話をしたが一向に繋がらず、電源が入っていないというアナウンスが虚しく流れ、ならばとメールを出しても返事が無い。 一昨日は学校帰りにこの公園で顔を合わせているから、どこかへ出かけたということも考えにくいのだが、彼の不幸体質を思えばもしかして、という思いが彼女の頭をよぎってしまう。 先月、ハワイでの騒乱に付いて行き、バードウェイと名乗る少女に謀られ絶望のどん底にまで突き落とされた少年。 そんな彼を支え、更に自分でケリをつけようとたった一人で死地に飛び込んで行ったのを追いかけて、最後は二人で力を合わせなんとか事態を収拾することが出来た。 その時も口をすっぱくして、何度も彼に言い聞かせるように言った言葉が、――アンタは一人じゃない。――その重荷は私も背負う。――アンタと私は同じ道を進んでいる。 ようやくそのことを納得させはしたものの、いつも何かに巻き込まれ、まるで糸の切れた凧のようにどこかへ飛んでいってしまいそうな少年と同じ道を進むなんて、並大抵の覚悟では敵わない。 必死になって手を伸ばし、その手を彼に届かせて、元の場所へと引っ張り上げる。 そのことの難しさを誰よりも知る彼女にとって、再び彼が向かうであろう騒乱の場はこの世界のどこになるのかと思うと、その身が引き締まるような気持ちになるのだ。 明るい未来のために、彼は行く手に立ち塞がる闇を突き破って進んでいこうとしている。 そんな彼を追いかける自分も、いつかのように彼を見失ってしまうことだってあるかもしれないと思うだけで、頭上に広がる空にように気持ちも曇っていく。 だがふと何気なく触れたポケットの中にある二つの硬い感触。その手触りが彼女にその不安をきれいにかき消していった。 それはハワイで買ったキューピッドアローのタグリング。あの時渡せないまま、彼女はずっと今も持ち続けていたのだ。 この世には「魔術」という「科学」とは違う能力が存在し、オカルトという世界があることを彼女自身も否応無く知らされることになったあの出来事。 だが、だからといって自分はそれに頼ろうとは思わない。 チタン製のペアリングに、電気分解を利用した着色を施した、この世で唯一無二の模様が刻みつけられた指輪。 たとえそれが「浮気防止」というオカルトチックなおまじない効果があるのだとしても、それに頼って彼をなんとかしようとも思わない。 その少年は右手に持つ『幻想殺し』のおかげで、神様のご加護も打ち消してしまうから、自分には幸福はやって来ないという。 美琴はそれを聞いた時から、神様が彼に幸福をもたらさないのなら、この自分の力で彼を幸せにしようと、心に想いを秘めていた。 ありえないことをありうると信じて、現実にさせたのが超能力なら、能力者として、この自分の力で彼を幸せにしてみせようと。 あくまでも己の力で、自らの想いで以ってその少年の夢を守りたいのだと、自分を信じて誓ったのだから。 少年が向かう所には、いつだって自分も一緒に行くと決めた。一人で背負って、一人で突っ走る少年の背中を守るのは自分の役目なのだ決めていた。 『オカルト(神の力=オシリス)』に頼らず、『自分だけの現実(人の力=ホルス)』でもって彼を追いかけることを望んだのだから。 いつか少年が自分の方を振り向いて、この手をとってくれた時こそが、この指輪を渡すときだと美琴は決めていた。 彼がこの指輪を受け取ってくれるとき。人の力が神の力を上回るとき。それはいつになるのか、彼女自身にもわからない。 ただ自分の心が挫けそうになったとき、彼女はこうして指輪に触れることで、自らの芯を確かめられるようになっていた。 なのに、 どうして、「アンタは、一体どこにいるのよ……」 力無い呟きが、暗灰色した曇り空に消えていく。 「あーっ! 見つけたんだよ、短髪!」 どこかで聞いた声に、振り向いた美琴が見たのは白い修道服の少女。銀髪碧眼美少女なシスター。「何か用なの? アンタ」 目下、美琴の最大にして最強のライバル、インデックスがはあはあと息を切らして立っていた。「――それと「短髪」言うんじゃないわよ。私には御坂美琴って名前があるんだから」「短髪だから短髪って言ってるんだよ。私にだってインデックスって名前があるんだもん」「ぐぬぬぬぬ!」「ふんっ!」 にらみ合う少女の間にバチバチと火花が散る。 お互いが想いを寄せる少年を間に挟んで、いつのまにか恋の鞘当てをするようになった二人の間に漂う不穏な空気。 が、インデックスはふっと肩を竦めるように息を吐くと、それまでの表情を変えると、にこりと笑顔になった。「――探してたんだよ、みこと」「だから短……えっ? あっ……ああ、うん。な、何? 探してたって?」 それまでの空気を一変させるような彼女の変化に美琴は戸惑った。 珍しく張り合おうとせず、まるで肩透かしのように歩み寄ってきたインデックスの態度に、まるで毒気を抜かれたかのごとく美琴も素直に応じていた。「うん。あのね、みことは今、暇なのかな?」「んー、暇といえば暇だけど……」 ライバルにアイツを探していたとはさすがに言えない美琴だったが、そんな彼女の心境を見透かしたように、「――とうまなら今日は補習だって言ってたんだよ」「へっ? ほ、補習?」 十月中旬から続いた騒動のおかげで、上条は帰国以来ずっと補習と課題漬けだった。 もちろんそんな彼の事情は美琴も承知していて、出来る限りの協力をしてはいたが、今日も補習があるとは聞いてはいなかった。 というより、「アイツ、おととい会ったときは、今日セールに出かけるって言ってたくせに……」「今朝、こもえから電話があったんだよ。――上条ちゃん、バカだから補習の補習でーす、なんだって」「補習の補習って……ったく、あの馬鹿」 補習だというのなら、道理でどこを探しても見つからないわけで。「それでね、みことに相談があるんだけど……」「珍しいじゃない。アンタが私に相談って……言ってみなさいよ?」 何かたくらんでいるのかと、ちょっとだけ警戒した美琴だったが、インデックスはそんな彼女の心境に何の頓着もせず、「実はとうまのこと、なんだけど」「ア、アイツがどうかしたの!?」「うん。クリスマスのこと、なんだけど……ね」 相談が上条のことだと聞いて、身を乗り出すような美琴の態度に、インデックスはまあまあ落ち着けと言わんばかりの顔をする。「――とうまは記憶喪失だから、クリスマスのこと、ぜんぜん覚えてないんだよね」「――っ!」 上条の周りの人間で、彼の記憶喪失のことを知っているのは、医者を除けばインデックスと美琴の二人だけだ。 お互いにそのことは彼から知らされて、他言無用と釘も刺されているのだが。 「だからとうまは、今年が始めてのクリスマスなのかも」「そっか……。アイツ、クリスマスの記憶、失くしたんだっけ」 過去には上条とて、いろんなクリスマスの日々を過ごしていたのだろう。 だが記憶を失ったことで、クリスマスという日を知ってはいても、それがどんな日で、何をする日なのかを全て無くしているのだ。「うん。だから私とみことで、とうまに初めてのクリスマスをプレゼントが出来たらって思うんだよ!」「インデックス……」 美琴はクリスマスに上条と過ごすことだけに気をとられ、肝心の相手のことまで考えが及ばなかった自分の至らなさを恥じた。と同時に、彼のためにという気持ちを忘れないライバルを、素直にすごいと思う。 上条を支えたい、助けたいと思いながら、彼への細かな心配りまで行き届かない自分の愚かしさが、上条との仲を縮められない所以なのだろうと。「ありがとう、インデックス。――私、やっぱりまだまだよね。これじゃアンタにもアイツにも追いつけないはずだわ……」「みこと。――それは私のシスターとしての人徳がなせるワザなんだよ」 しんみりする美琴をからかうようにインデックスがイタズラっぽく笑う。 そんな笑顔に救われるように、美琴もくすりと笑みを漏らしていた。「それで、手伝ってくれるのかな?」「もちろんよ! 二人でアイツに最高のクリスマスをプレゼントしましょ?」「うん、ありがとうなんだよ。だからみこと……ハイ!」 そう言って、美琴の方へすっと右手を差し出したインデックス。「クリスマス休戦、ってわけね?」 差し出されたインデックスの右手をとり、握手を交わす美琴。 今夜だけは恋のライバルという立場を離れて、同じ少年を愛するものとして、彼のために素敵なクリスマスにしようと誓う。「――さて、アイツにどんなクリスマスをプレゼントしたらいいか、教えてくれないかな? インデックス」「まずは、クリスマスのご馳走なんだよ! 七面鳥でしょ? ミンスパイとか、デザートならトライフルかクリスマスプディングなんてのもいいかも! あ、日本式でクリスマスケーキとかも!」「アンタのディナーは英国式かい……」「おなかいっぱいご飯を食べさせてくれるとうれしいな?」 さっきまでの感動はどこへやら。彼女の食欲は何者にも勝るらしい。「わかったわよ。――じゃ、私が料理を作るから、インデックスには飾り付けをお願いできるかな」「もちろんなんだよ! ……みことの手料理なら、とうまも満足かな?」「――ん? なにか言った?」「――ううん、何も」 ぼそっと呟いた言葉は、美琴には聞こえなかったようで、ほっと胸を撫で下ろすインデックスだった。 二学期が終わったにもかかわらず、小萌先生から補習の補習という愛情たっぷりの授業をみっちりと受けさせられた。 おまけに――あしたは補習はありませんけど、上条ちゃんには明後日までにこの課題をしてもらうのですよーっ! と大量の課題を持たされた。「…………不幸だ」 いつもの呟きが、すでに暮れかかった曇り空のかなたに消えていく。 そんな学校からの帰り道。冬休み中の学生たちが巻き起こす、にぎやかな街の喧騒を聞きながら、上条は街中に溢れるクリスマス商戦の広告に目を奪われる。 だがそれは彼の記憶を呼び覚ますことも無く、ただ、クリスマス=プレゼント=ケーキという知識だけを彼の脳裏に浮かばせることとなった。「クリスマスって、プレゼントとケーキの日なんだっけか?」 今月も病院への支払いに家計を圧迫されている状態では、プレゼントやケーキに割ける予算は多くない。 別に自分がミーハーだというわけではないが、それでもこうしたイベントに触れておくことで、失った記憶の穴埋めになればとは思う。「インデックスにケーキでも買ってってやるかな? どうせ二人だけなんだし、ショートケーキでもいいか……」 そうしてケーキショップに足を向けようとしたが、「そういや御坂にもいろいろ世話になったんだった」 ふと立ち止まった彼の脳裏に浮かんだ美琴の表情は、なぜか笑顔になっていて。「やっぱりアイツにも……なにかプレゼントを贈ってやらなきゃな」 ここ最近、彼女の顔を思い浮かべるたびに、胸は切なく締め付けられ、顔がカアッと熱く火照る。 ただ一緒に居られるだけで、なぜだか気持ちがわくわくとして、喜びが溢れだす。 彼女が隣にいるだけで、ふわりと香るその匂いに心臓がドキリとさせられるのだ。 あの日、自分も背負うと力強く言い放った彼女の言葉に、初めは純粋な感謝の気持ちだったのが、いつしかそれは、「もしかして俺、アイツのこと……好きになったのかもしれねえ」 いつだって支えてくれる。いざという時は、安心して自分の背中を任せられる。 何よりも、――もし自分が進む道が違っていたのだとしたら、彼女は必ず自分にそれを教えてくれる。 ただ前へ進むことしか知らない自分に、美琴はその方向を指し示してくれる大切な相棒(パートナー)なのだと思うようになっていた。 ついにはそんな彼女に、彼はインデックスに向けるものとは異なる感情を抱くようになっていた。 自身の心にいつの間にか入り込んでいた御坂美琴という少女に、上条は十分な安心と信頼を、なにより熱い恋慕の情を持つようになっていた。 なんの気兼ねもなしに、ただ傍にいて欲しい。ずっと自分を支えて欲しい。ともすれば失われてしまいがちな平和な日常に、彼女の笑顔があったなら。 何ひとつ失う事なくみんなで笑って帰るという、そんなちっぽけな自分の夢さえも、彼女の笑顔を通して見られることが出来たなら。 (不幸な俺にだって、幸せってものがはっきりと見えるようなような気がするんだ) 誰かの幸せを通して自分の幸せを求めるのでなく、初めて自身の幸せというものを素直に求めたいと思うこともあった。 だが記憶を失っても残っていた、自分の不幸に誰かを巻き込むまいとする習性が、上条をそこから遠ざけようとする。 不幸なことが起こらないことが自分の幸福だと、諦めにも似た思いを持つ彼には、自分が幸せになることが、誰かの幸せに繋がることに気が付かない。(そんな幸せなんて、俺には来ないことぐらい……わかってはいるんだけどな) 気が付けば繁華街へとやってきていた。ここは様々なショップが立ち並ぶ賑やかな街の大通り。 ここでなら彼女になにか喜んでもらえるものがあるかと思い、彼はキョロキョロと辺りを見渡した。 その中でふと、道端に佇む露天のアクセサリー売りが目に留まる。(そういや御坂妹にも前に買った覚えがあったっけ) そう思い返しながら並んでいる品々を眺めていると、(ん? これは……カエル? ああ確かゲコ太って言ったっけ……) 見つけたのはゲコ太のヘアピンセット。さらに、――これは、と思ったのをもう一つ。「すみません。これとコレをください」 ちょっと予算をオーバーしてしまい、これで明日からしばらく上条家のおかずは通常より少なめになることが決まってしまった。 インデックスには申し訳ないと思いながら、そのかわり自分の分を減らすことで彼女の分を補うことにする。 それでも美琴の喜んだ顔が見られるなら、「安い買い物、だよな……」 彼はそう独りごちながら、ケーキショップへと足を向けていた。 その途中で美琴に連絡を取ってみるかと携帯を取り出したが、「へっ!? 電池切れ?」 きちんと充電しておいたつもりが、電源が入らない。昨夜はいつの間にか充電器から外れていたらしい。「…………不幸だ」 本日何度目かの呟きは、クリスマスイヴでも神のご加護を打ち消してしまう『不幸な少年』の宿命なのか。 降りだした雪の中、上条は髪や肩を濡らしながら、家路を急ぐ。「――しゃあねえ。帰ってからにすっか」 こんな冷たい風の中、部屋に帰ったら、同居人に晩御飯の支度をして、またいつものように過ごすだけ。 寄り道をした分、遅くはなったが、インデックスにはプレゼントとして、ケーキがあるから噛み付きだけは避けられるだろう、と。 なによりもこんな冷たい雪の降る日に、一人侘しく過ごすよりはマシだ、とも思う。「せめて明日は、御坂に会いたいな……」 明日はこの、ポケットの中にある包みを彼女に渡そう。 そうして少しでも喜んでもらえたなら、それだけで自分は十分に幸せなんだと思いながら、上条は足を速めた。 笑っていて欲しいと願う少女たちの笑顔を見られることが、今の彼にとって思いつく限りの幸せだから。 「ただいまー。インデックス、ケーキ買って……なっ!?」 部屋の玄関を開けた瞬間、上条の耳に響く破裂音と、目の前に飛んできた色とりどりの紙テープ。 驚いた彼が慌てて玄関へ飛び込むや否や、再びクラッカーが鳴らされて、待ち構えていた少女が……二人?「メリークリスマス! おかえり、とうま!」「メリークリスマス! おかえりなさい!」「メ、メリークリスマ……って、おいっ!? お、お前たち……インデックスに……み、御坂かぁ!?」 なぜかサンタクロースの衣装を着た二人の美少女に出迎えられて、玄関先で固まってしまった上条。「どう? びっくりしたかな? とうま」「な、なにか言いなさいよ……こ、こっちだって恥ずかしいんだから」 赤と白のサンタのようなロングドレスを身に着けたインデックスと、同じ色合いのミニスカサンタドレスを着た美琴だった。 普段のように平気な顔で出迎えたインデックスに対し、真っ赤な顔でもじもじと身悶える美琴。 短いスカートの下からチラチラ覗くのが、もちろんいつもの短パンなのがちょっと残念に思えた上条だったが。 それでも見慣れた制服姿の彼女でなく、身体のラインが強調されたセクシー衣装のサンタクロースの登場に、ごくりと喉を鳴らす彼は、「よ、よく似合ってると思うぞ。――か、可愛いし……」「かっ……かか、可愛いっ!?」 その言葉にさっと頬を赤らめる美琴のセクシーな姿に、いつも以上にドキリと心臓が揺さぶられる。 他にもっと気の聞いたセリフを言えればと思うものの、いつもより色っぽい彼女の姿から視線を逸らすことが出来ず、なんと言っていいかも分からない。 ただ、「これは……アリだな」 ポツリと漏らした言葉と、ある一点で止められた視線の先は、以前に比べてよりふくらみを増した美琴の胸元にあって。 並んで立った少女二人を見比べているかのような上条の視線に、よりいっそう頬を染め胸元を手で隠した美琴と、なにやら不穏なオーラを立ち上らせるインデックス。 直後に轟いた怒号と何かを噛み砕くような咀嚼音。そして断末魔の声。「とーーうーーまーーっ!!!」「ぎゃーーーっ!!! ふ、不幸だあああーーーっ!!!」「えへ……へへへ……アリって……アリだって……」 頭から丸かじりされる少年に、丸かじりするサンタドレスの銀髪少女。胸元に手を当てたままで、ぼうっと夢の世界へ旅立ってしまったミニスカサンタ。 クリスマスという聖なる日に似つかわしくないカオスなやりとりが繰り広げられた、ここ上条家にはいつもの日常があった。 やがてテーブルの上には、所狭しと並べられた、美琴の手作り料理の数々。 前菜は「たらのフリット」と「スモークサーモンサラダ仕立て」。「野菜のポタージュスープ」とメインは「牛肉のグラーシュ」。デザートはもちろんクリスマスケーキ。 インデックスの分も考えて、どれも大盛り山盛りテンコ盛りに盛りだくさんな料理だというのに、「ごめんね、ホントはもっといろいろ作りたかったんだけど、あまり時間がなくて……」 今こそ腕の見せ所だと張り切って献立を考えたが、夕方から取り掛かったのではそう凝った料理も出来ずに、ちょっとしょんぼりとなっている美琴だった。 ミニスカサンタドレスの上に着けた、ゲコ太プリントのエプロンの裾をぎゅっと握っている姿が、彼女の口惜しさを表しているよう。 だが、貧乏家主とその居候にとっては、どれも今まで縁の無かった見るからに美味しそうな料理の数々に、テンションはうなぎ上りに急上昇する。「いやいやいや。すげえ……すげえよ! これ、全部お前が作ったのか?」「やっぱりみことはすごいんだよ!」 こんな贅沢したことないと、上条もインデックスも涎を垂らさんばかりに、料理に見入っていた。 そんな二人の様子に、ようやく彼女もほっとしたように、「そ、そうかな。そう言ってもらうと……、あ、でも口に合うかどうか……」「そんなこと無いって! これは絶対美味いに決まってる! だからとにかく早く食おうぜ? 俺、腹減ってきたぞっ!」「うん。私もお腹すいたんだよ!」 お腹を空かせてせっつく二人からの言葉を受けて、美琴も――そうね、と気を取り直し、じゃあ、とジュースのグラスを取り上げていた。 それを待ちかねていたように、上条とインデックスもグラスを掲げると、彼女とともに乾杯を叫ぶ。「「「カンパーイ! メリークリスマス!」」」 「ふう。もう食えねえよ。ご馳走様でした。御坂、上条さんもう幸せすぎて、大満足ですよ」「はあー。久しぶりにお腹いっぱい食べたんだよ。みこと、ごちそうさま」「お粗末さま。たくさん食べてくれて、よかった」 あまり物のない質素な上条の部屋だが、窓の横に置かれたクリスマスツリーがこの温かい雰囲気に花を添える。 部屋の天井に設えられた色とりどりの飾りつけの下で、三人はにぎやかで楽しい食事時間を過ごすことが出来た。 あれだけあった料理の数々も、いつのまにかきれいに全員のお腹に納まって、あとはデザートのクリスマスケーキを残すだけ。 テーブルの上を片付けると、美琴が買ってきたホールタイプのクリスマスケーキと、上条がインデックスのためにと買ってきたショートケーキを並べたが、「やっぱり俺が買ったのは見劣りするよなあ。」 自分の買ったケーキのみすぼらしさに、ついそれを引っ込めようと手を伸ばした上条の手を、美琴が止めるように引っ掴んでいた。「ダメよ! これはアンタがこの子のために買ったものでしょ? だったらアンタの気持ちが込められてるんだから、引っ込めて良いわけないじゃない」「でもさ、やっぱり……」「見た目じゃないわよ。アンタが良かれと思って買ってきたんだから、インデックスだって喜んでるって。そうでしょ?」 そう言うと、インデックスへと視線を送る。「そうなんだよ、とうま。こういうものは気持ちの問題なのかも。――だから両方とも私が美味しくいただくんだよ!」「ヨソウドオリノコタエヲアリガトウ」「私にだってアンタが買ってきた方のが美味しそうに見えるわよ」「御坂……」 二人からの言葉に、ちょっとほろりとさせられた上条。 いつになくしんみりとした雰囲気の中、そんな彼の表情を見たインデックスが言う。「あのね、とうま。私にはとうまに何か買ってプレゼントなんて出来ないけど、それでも送りたいものがあるんだよ」 インデックスは立ち上がると美琴の手をとって、上条の隣へと座らせた。 なにか言いたげな顔をする美琴を笑顔で制し、けげんな表情の上条に、クリスマスケーキのろうそくに灯を点すように言う。 部屋の灯りを消すと、ろうそくのともし火とクリスマスツリーのちらちらと輝く光の中、彼女はこほんと小さく咳払いをして。――Silent night, holy night――All is calm, all is bright――Round yon Virgin, Mother and Child――Holy infant so tender and mild――Sleep in heavenly peace――Sleep in heavenly peace 静かな室内に、インデックスの歌声が流れていく。ミサで歌われる賛美歌や、なじみのある歌もない歌も。 それらの『歌』はかつて打ち止めを救ったのでも、一方通行が使ったのでもない、普通の歌。 クリスマスキャロルとして、普通に歌われる歌。されど元々は「祝歌」であり「喜びの歌」なのだ。 そして。 いつの間にか、美琴も一緒に歌っていた。 喜びを讃え歌うことで、たとえ相手が神のご加護を打ち消してしまうのだとしても、この祈りが聞き届けられないはずがないと信じているからインデックスは歌うのだ。 同じように、彼のために歌い、彼のために祈る少女のために歌う美琴。歌に込めた想いに違いは無く、魔術師であれ、超能力者であれ、その心に区別はない。 だからこそ。 自らの祈りを信じて、自らの力を信じて、大切に思う人たちのために歌うことで幸せを願う。 それは「科学」の世界であれ、「魔術」の世界であれ、上条を想う二人の少女の望み。 自らの意志の力で大切な人のことを想う彼女らは、今宵、一つの形となって、決着を迎えることになる。~~ To be Continued ~~
https://w.atwiki.jp/wadaisenryaku2/pages/525.html
マリアナ沖海戦 陣営情報 陣営 軍事費 都市収入 国家収入 都市 空港 港 最大数 兵力 大日本帝国 20000 600 400 6 16 20 32 8 第31軍 20000 800 200 8 14 5 32 21 第58任務部隊 10000 300 1200 3 3 1 64 22 第51任務部隊 10000 300 1200 3 1 1 64 23 南太平洋方面軍 5000 1000 500 10 5 2 48 15 マップ詳細 担当国 大日本帝国 参戦国 第31軍(友軍)、第58任務部隊、第51任務部隊、南太平洋方面軍 作戦期間 44年6月1日~6月25日 勝利条件 大勝利 20ターン以内に敵司令部を破壊する 勝利 第31部隊司令部の防衛 勝利の鍵 1.零式艦戦52型を優先配置、先行発進させて敵を潰す 2.前のマップを通っていない場合は、艦載機の進化・改良を忘れずに行う 3.マップ南のラエ、ラバウル方面も零式艦戦52型や雷電を使う 追加新兵器 空軍 なし 陸軍 三式中戦車(進化)、試製対空戦車ソキ(進化) 海軍 なし 戦勝ボーナス 結果 訓練値 経験値 資金 大勝利 100 200 8000 勝利 100 100 4000 攻略 [簡単なマップ説明] アメリカ軍キャンペーンマップサイパン奪回作戦と同じマップ。 プレイヤーはマップ南西のソロンからスタート。友軍の第31軍はグアムに拠点を持ち、 今にも眼前のアメリカ軍と激突しそうな状況だ。 “マリアナの七面鳥撃ち”をさせないためにも、不用意に戦線を拡大させず確実に敵機を 減らして行く戦い方を心がけよう。 史実では日本側が太平洋上の制空・制海権を失う程の損害を出した戦い。 それを再現するかのように、友軍の心もとない戦力に比べ米側の空海軍物量は圧倒的だ。 紫電改が未開発なので、新型とはいえ時代遅れな零式艦戦52型で立ち向かわなければいけないのも辛いところ。 次戦に向けての紫電改への乗り換えもテーマの一つとなる(これについては後述)。 また日本の正規空母だが、撃沈されようとされまいと本マップが最後の出番となる。 次回以降配備される紫電改は正規空母と共に戦えないというのもまた泣ける。 ならば積極的に前に出す手もあるが、当然撃沈されたらされたで艦載機の行き場が消失する。 これまでと同様、海上索敵に注意し、相手の艦砲射撃で一撃死を喰らわないよう注意しよう。 敗北条件の「友軍の司令部破壊」だが、これはおそらく「友軍司令部を破壊された状態で引き分けならゲームオーバー」 ということであり、友軍が陥落しても米司令部を全破壊さえできれば特に問題はないらしい。 しかし今回友軍の潜水艦隊が大変有能で、相手の戦艦空母を次々沈めてくれる。敵側も駆逐艦2隻ぐらいしか対潜兵器がない。 また天候は雨が多いのも幸いで、友軍が爆撃で全滅する可能性も低めだ。 だがあくまで空では圧倒的劣勢。万一友軍を落とされると潜水艦隊の支援が得られず、 大量の戦艦がこちらに向かってくるため、友軍方面を無視し続けるわけにもいかないだろう。 [大勝利を狙うパターン] ニューギニア防衛戦で艦載機の進化・改良が終わっている人は零式艦戦52型を優先配置。 艦載できないが手持ち空軍中最強・かつ航続力に優れる疾風も当然有効な選択肢だ。ただし直接生産できないため全滅には注意。 次のターンで東へ全速前進させ、ニューギニア方面から飛んでくる空軍と主力の艦載機を 相手にする。コルセアとはノーガードの殴り合いになるだろうが、その他なら優位に戦える。 並行して彗星と天山を配置して空母に詰め込み、港には日駆逐艦、日軽巡洋艦、これも東へ前進。 前のマップを通らなかった人は、忘れずに進化・改良を行ってから発進・搭載させるようにしよう。 最後に落下傘部隊を複数配置し、空港で変形させて待機。制空権を確保できたタイミングで 飛び出し、最初にビアク島、続いてニューギニアの空港を狙う。戦艦、軽巡洋艦、雷電あたりに 支援させるとよい。その勢いを保ちつつ、南太平洋方面軍司令部を攻撃だ。 主力の敵艦隊は零戦で敵艦載機を根こそぎにしていけば、軍事費不足で行き詰まるだろう。 あとは、二つの司令部に絨毯爆撃で破壊してしまえばよい。…といきたいところだがそれは天候OFFでの話。 天候ONだと雨が非常に多く、爆撃で仕留めるのは難しい。結局は戦艦群を到着させる必要があるだろう。 順調に事が進めば、途中多少の足止めを喰らったとしても、大和や長門を大勝ターンまでに到着させることは十分可能だ。 司令部前の歩兵やスチュアートを排除したら、空母や軽巡なども隣接させて、戦艦と共に総攻撃だ。 ところで、主力の敵艦隊はある程度ターンが経過すると下がってしまう。どうも友軍の 第31軍が敵司令部方面に切り込んでしまうため、迎撃を行おうと下がってしまうらしい。 余計なことを… 友軍の支援を行う場合は、翔鶴or瑞鶴1隻を友軍方面に送り込んでみても良い。 その際、道中にある友軍空港は疾風の拠点にしよう。 東に向かう本隊も空母2隻あれば十分回せるはずだ。 当然不用意に敵に近づけすぎず、海上を移動できる空港として役割を全うしよう。 そして友軍方面が落ち着いた頃に足の速さを活かして本隊に合流だ。 [経験値を稼ぐパターン] 敵司令部の位置と大勝利に要するターン数を考えると、経験値を稼ぐには不向きなマップ。 それよりも大勝を目指そう。大勝で得られる経験値・訓練値が非常に大きいため、 ユニットを生産しておくだけで次マップで両方MAXになる。 [零戦→紫電改への引継ぎ] そして最終盤、零戦以外を使って勝利が確定する状況であれば、 (上にも書いたが天候ONならば艦隊でトドメを刺すことになる可能性が高い) 零戦は将来烈風にしたい部隊を除いて処分してしまい、司令部周辺に雷電を生産しよう。 大勝なら次マップで即進化で紫電改@訓練値MAXが得られる。朗報な事に勝利でも経験値MAXには届くようだ。 万一引き分けだったとしても1~2部隊は検討の余地がある。というのも、 ここの初期訓練値>次マップの初期訓練値のため、次マップで紫電改を全部新規生産するよりは楽かもしれないからだ。 次マップは最前線周りの友軍空港数が多く、雷電のままでも燃料切れの心配は少ない。 空母は軽空母だけなので、紫電改が揃わないうちは艦攻艦爆を載せていけば問題ない。 もちろんある程度は零戦を持ち越し、後輩育成のサポートに回す必要はあるだろう。 [九七式中戦車改(一式中戦車)→三式中戦車] もし出すとするとただでさえ少ない部隊数を圧迫することになってしまうので、慣れた人向け。だが十分可能だ。 ここで三式にしておけば、ある程度大勝で進める必要はあるが、菊水一号作戦で即四式にでき、 日本本土決戦で即五式が出せる。 ここで出さなければ、次マップで三式、沖縄戦で四式。沖縄や本土決戦で稼いで五式。 そこまで大差はないが、五式がどうしても早めに欲しいプレイヤーは検討してみよう。 なおソキへの進化は見送って全く問題ない。次以降のマップで直接生産もできるようになる。 ※某アスペクト本が隼2型を出しているが、必要ない。 コメント 攻略等に関して意見のある方はコメントをお寄せください。 また誤字脱字以外で特に攻略内容に変更を加えた場合は、変更箇所とその理由をコメントするようにしましょう。 名前 コメント 敵艦隊は対潜能力ゼロだが潜水艦は間に合わない。 -- ねこ (2021-05-06 02 47 05) 第31軍の救援に向かうと総崩れするので全軍東へ行きニューギニアを制圧する。その頃に北側から敵航空艦隊が押し寄せてくるので疾風、飛燕をメインに攻撃させとどめを零戦で行うと展開が有利になる。敵戦艦の射撃範囲にこちら側の艦隊が入ると撃破されてしまうので注意。 -- 名無しさん (2021-04-20 10 22 27) まず疾風、零戦52型を展開。天候がイマイチな事もあり爆撃機系は程々にし、司令部を艦砲射撃が届くようになってから攻撃。自部隊を24しか出せないので、中戦車の進化は次マップに回しますが、天山、雷電はここで生産しても良いでしょう。訓練・経験値150なので十分使えますし、次で進化可能です。 -- いもはむ (2018-10-24 01 03 45) 友軍の潜水艦が米機動部隊を勝手に壊滅してくれます。潜水艦強すぎ。 -- 名無しさん (2017-11-12 20 07 45) このマップで九十七式中戦車改から三式中戦車に進化しておくと、沖縄戦で四式中戦車が活躍できます。四式の強さはシャーマン戦車とほぼ互角です。 -- 名無しさん (2016-02-19 17 50 16) 艦載機は減少していきます。最後に南太平洋方面軍を攻撃した航空艦隊で残った敵司令部を攻撃すれば簡単に勝てると思います。 -- 名無しさん (2014-10-09 02 31 21) 同時に三・四隻の潜水艦を敵空母、戦艦群の攻撃に当たらせれば、攻撃し放題、敵の海上戦力は減少し、艦載 -- 名無しさん (2014-10-09 02 28 54) 敵側は南太平洋方面軍に駆逐艦が一隻だけなので、プレイヤーは艦載機と海軍主力で敵駆逐艦と南太平洋方面軍を粉砕に手を尽くす。 -- 名無しさん (2014-10-09 02 26 15) 次のマップで生産した紫電改だと結構きついので、雷電を作っておいたほうがいいと思います。ただ、このマップから使うよりはその前から作っておいたほうがいいとは思いますが・・・ -- 名無しさん (2011-04-12 23 12 43) 零戦より先に(あるなら)疾風では?それとこのマップで雷電作っても次のマップで紫電改が生産可能なので無駄かと -- 名無しさん (2011-04-11 12 24 59) まだ正規空母がいるので、軽空母配置は消しました。 -- 名無しさん (2011-03-25 02 11 08)
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3080.html
空前のゆっくりペットブームから一年。 みんななんかめっきり飽きて捨てゆっくりが町の中で増殖しまくっていた。 なんかもう、すごい増殖しまくった。 ゴミ捨て場に行って5分待っていれば必ず一匹二匹のゆっくりを見かけるくらい増殖していた。 割と普通に社会問題だった。 ゆっくり関連の条例の制定が急がれていた。 「おかーしゃん!おいちいね!」 まあ当のゆっくり達はというと社会問題など知ったことではない。 このゆっくりもそんな町に放たれ増殖したゆっくり達の内の一匹だった。 親子で仲良く路地裏のゴミ捨て場にゴミ漁りに来ていた。 「ゆう…まりさがむかしたべてたごはんはこんなもんじゃなかったよ… こんなのぜんぜんおいしくなんてないよ…」 子どもと一緒に生ゴミをあさりながら死んだ魚のような瞳でまりさは呻いた。 こんな風に昔の栄華を懐かしむゆっくりは多い。 子まりさにとっては久々にありつけたご馳走だった生ゴミも 隣に居るお母さんがこんな様子ではすっかりおいしくなくなっていた。 「ゆぅ…」 子まりさは悲しそうに母の口元に咥えているにんじんの切れ端を見つめた。 「おかあさんがにんげんさんにごはんもらってたころわね こんなゴミみたいなのじゃないとぉ〜ってもあまくたいたにんじんさんが…」 クドクドクドクドまりさは自分の子どもにおいしかったにんじんの料理について話を始めていた。 聞けば聞くほど子まりさはおなか一杯食べてるはずなのにおなかがすいていくような不思議な虚脱感を味わった。 「まりさのふぃあんせのれいむはとってもゆっくりしてて ほっぺもぷにぷにですりすりするととってもきもちよかったんだよ… まりさもれいむもとぉ〜ってもあいしあっててまりさがれいむのことはにーってよぶと れいむはだーりんっておへんじしてくれてね…」 何の実りもないまりさの昔話の中で、このれいむの話だけは子まりさは大好きだった。 もし歯車が今と違ったかみ合い方をしていればきっとそのれいむが自分のお母さんになっていたに違いない。 「ほんとはれいむとのすっきりであかちゃんつくりたかったのにぃ…あんな…あんなすっきりでぇ…」 いつものようにまりさがさめざめと泣き始めてその話は終わった。 きっと世が世なら、そのれいむが子まりさのお母さんになったんだ。 噛み締めるように何度も子まりさは胸中で繰り返した。 「きょうこそいっぱいたべものをもらうよ!」 「がんばりょうねおかあしゃん!」 久々にやる気を見せたまりさを子まりさはうれしく思いながら一緒にえいえいゆー!と声をあげた。 「ゆぅ〜んゆぅ〜ん」 まりさは媚びた笑顔を浮かべながらごろりとその場に転がり足の裏や腹を見せながら 猫なで声を上げて上目遣いに八百屋を見つめた。 それを見た通りすがりの主婦達はソレから目を逸らしてそそくさと店の前を通り過ぎて行った。 八百屋の男は眉間に皴を寄せてまりさの前に立ち見下ろしながらたずねた。 「何してんだテメェ」 その声音には明らかに脅迫的な強い圧力が篭っていたがまりさは気にせずに言った。 「おにいさん!まりさおなかすいたよ!」 そういうとまた媚びるような甘ったるい声でゆぅ〜んゆぅ〜んと鳴きながら かわいらしくおなかを見せつつその場を行ったり来たりして転がった。 「そうか」 八百屋の親父が観念したように力なく答えたのを聞いて、まりさは確かな手ごたえを感じて目を輝かせた。 しかしまりさは油断しなかった。 ここで畳み掛けるようにアピールすることが 人間に媚びる上で重要なポイントであることを知っていたからだ。 本当に喜んでいるのを示すために目は潤ませて淵に涙を溜めて声は喜びに震わせる。 「ゆ!たべものくれるの?ありがとうおにいさん!」 「客逃げただろうが二度と来るな糞饅頭!!」 八百屋の長靴の爪先が勢いよくまりさの顔面を捉えた。 「どぼぢべ!?」 何故こんな仕打ちを受けているのかまったく理解できずに まりさは商店街をサッカーボールのようにゴロゴロと転がっていった。 餌を集めるときまりさは必ずのようにまずこの手法を試していたが 子まりさは成功しているところは一度か二度くらいしか見たことがなかった。 野良生活で表面だけでなく皮の奥まで汚れが染み付くほど薄汚れて悪臭を発するまりさに 食べ物を与えてやろうなどという物好きは中々いなかった。 「ごんなおがおじゃお゛ねだりでぎな゛いよおおおお……」 そしていつもこんな風に泣きながら怪我をしたところを自分の帽子にすりすりしながら痛みを紛らわすまりさと共にゴミ漁りに精を出すことが定番だった。 たまに怪我の程度が酷いので子まりさだけで探しに行くこともある。 子まりさは、最初からゴミ漁りをすれば痛い目にも合わないし もっと食べ物を集められるのにと言っているのだが まりさはゴミ漁りなんて最後の手段、恥を知れと言って聞き入れてもらえなかった。 「まりさはねぇ!ゆっくりこんてすとでゆうしょうしていっぱいおにいさんたちにごはんもらったことだってあるんだからね!」 そして以前町内のゆっくり限定ペット品評会で優勝したことの自慢話が始まるので 子まりさも最近ではあまり口答えしなくなり ゴミ漁りの時に使う体力を温存するためにまりさが失敗するのを待つのが日課になっていた。 子まりさはそんなまりさのことを少しも悪くは思わなかった。 いや、多少手際が悪いくらいには思っていたが、それがあるからこそお母さんなんだと考えていた。 そして子まりさはお母さんが大好きだった。 このゴミ漁りで命を繋ぐ日々の中で代わりなど有りはし無いたった一匹の大切な大切な家族だ。 嫌いになれる訳が無かった。 そうして今日もまりさと子まりさの一日はゴミを漁って過ぎていく。 「ゅ?ゆっくちちていっちぇね!」 まりさが今日は一人でおねだりに行くから待っているようにといわれたので 子まりさは待ち合わせ場所の近くのゴミ捨て場で一人でゴミ漁りをしていた。 そんな子まりさは背後から一人の若い男がじっと見つめているのに気付いて元気に挨拶をした。 別に何か見返りを求めているわけでもないが、挨拶したほうが気分がいい。 「ん、ああ」 男はびっくりしたのかそれほど悪くは無い顔の造形をゆがめて気の無い返事をすると 何か思うところでもあったのかポケットを漁り始め中から出てきた飴玉を取り出した。 「食べるかい?」 覇気の無いどこか暗い影のあるような声音で男は子まりさにその飴玉を差し出した。 「ゅ…いりゃない」 子まりさは俯いて少しの間考えてから男の申し出を断った。 このゴミ捨て場には結構食べ物がありそうだったし、子まりさが毎日食料集めに精を出しているおかげで今食料には困っていなかった。 「おにいしゃんがじぶんであまあましてゆっくちちていっちぇね!」 笑顔でそう告げて子まりさはまたゴミ漁りに戻った。 「そ、そう」 男はそれだけ言うとバツが悪そうにポケットに飴玉を戻してコートの襟に顔が半分埋まるほど首をすぼめ俯いていそいそとその場を去っていった。 子まりさはうきうきしていた。 大好きなお母さんまりさにプレゼントを用意して、今日がそれを渡す日だったからだ。 何故今日なのかというと、まあ特にこれといった理由は無い。 ただ単にお母さんが好きだってことを形にして示してみたかったのと 後町が何故だか知らないが浮かれているというかやたらとキラキラと輝いていて その上これも理由はさっぱり分からないがゴミ置き場にある生ゴミの量もたくさん増えていて余裕があった。 これから寒くなって大変なのにどうしてみんなこんなに浮かれてるのだろうかと子まりさは首を傾げた。 特に今日はすごかった。 「ゅぅ〜ん、あみゃあみゃでとっちぇもおいちぃよ!」 普段は見たことも無いような白くて綺麗なクリームと 甘い甘いパンを混ぜこめたようなお菓子がゴミ箱にぽんと置かれて居たりした。 「これにゃらおかあしゃんもとってもあみゃあみゃでおおよりょこびだょ!」 他にも香ばしく甘辛く焼いたひらべったい肉の周りについてる奴や まだ僅かに桃色の射す程度に焼いた肉のこびり付いている骨。 子まりさは肉屋に吊るされている鶏は見ていてなんだか悲しくなるので大嫌いだったが、鶏肉自体は大好きだった。 皮が堅くて中はふわふわのパンが見つかった。 ほっぺについた白いクリームをぺろりと舐めて舌鼓を打ちながら お母さんもこれならきっと喜んでくれると思って子まりさはにんまりと笑った。 たくさんのご馳走をゴミ箱の中に埋もれていた真っ白な箱に詰め込んで 喜ぶお母さんの顔を思い浮かべながら子まりさは歯を食いしばり箱の端を咥えながら 煌びやかな大通りとは打って変って薄暗い路地裏を額に汗を浮かべ 同時にそんな疲れを感じさせない明るい笑みを浮かべながら進んでいった。 まりさは暗い路地の向こうのゴミ箱の前で啜り泣きながらゴミを漁っていた。 「ゆぅ〜ん・・・ゆぅ〜ん・・・ゅぅぅうううう…!」 普段よりも長くか細い泣き声をあげながらまりさは折角のクリスマスに こんな暗い路地裏で惨めにゴミ漁りをしている自分の身の不幸を呪った。 ちょっと前までは、まりさもあの柔らかく優しい明かりに包まれて 暖かな暖炉にあたりながら飼い主やフィアンセのれいむとおいしいケーキや 自分と同じくらいの大きさがある七面鳥の丸焼きを食べて笑いながら過ごしていたのだ。 なのに今は寒空の下でこんな汚らわしいことをしながらなんとか生きながらえている。 惨め以外の何者でもなかった。 まりさは舌を一生懸命動かしてゴミを漁りながら その合間に何度も路地の向うの大通りの方をちらりと盗み見ては目をそらした。 自分を柔らかく包んでくれていたあの優しい明かりが、何故か今の自分には眩し過ぎて直視出来なかった。 そんな風にまたまりさは路地の向こうを盗み見て、子まりさの体より大きな箱を懸命に引き摺ってくるのに気付いた。 まりさが呆然とそれを見つめていると、子まりさはまりさの目の前にまでやっとのことでやってきて満面の笑みを浮かべていった。 「おかあしゃん!いっぱいおいちいごちそうもってきちゃよ!!ゆっくちちていっちぇね!」 まりさがその箱の中身を覗き込むと大粒の涙がその頬を伝っていった。 「ゆぅ〜ん…ゆゆゆぅ〜〜ん…!」 プレゼントを見て涙を浮かべるまりさを見て 子まりさは泣くほど喜んでくれたのだと思って跳ね上がるほど嬉しくなった。 「こんなので…こんなのでごちそうだなんてなんてかわいそうなあかちゃんなのおおおおお!!」 子まりさは飛び跳ねるのをぴたりとやめた。 まりさの言っている意味が分からなくて唖然としてくしゃくしゃになったその顔を見つめた。 「こんっ、こんなほねとかわとぐちゃぐちゃになったけーきみたいなごびどーぜんの…ゆぅぅううう…! こんなのごちぞうなんがじゃないんだよおおおおおお!! ごみどーぜんでさえないよぉ!ごみ!ごみなんだよおおおおお!?」 胸の中が乾いていくような良く分からない感覚が 子まりさの中にあったほくほくとした嬉しい気持ちを砂漠に垂らした水みたいに吸い取っていった。 まりさは子まりさを哀れみ尚も捲くし立てた。 「ごべんねえええええええ!!おがあざんじぇんじぇんおいぢいぼのだべざぜであげれなぐでごべんねえええええええ!! ゆ゛う゛うううううう!!ごべんね゛えええええええええ!!!!」 そう言ってまりさは後はずっと謝りながら小さな子まりさの体に顔を埋め涙でべちょべちょになった肌を擦りつけた。 子まりさは、うん、悲しくなんて全然無かった。 お母さんが本当に子まりさのことを想っていてくれたのがわかって本当に嬉かった。 プレゼントを用意して本当によかった。 「ほんちょだ、じぇんじぇんおいちくなんかないね」 まだ口の端に残っていたクリームをペロリと舐めてみた子まりさが呟いた。 ソレはわんわん泣き喚くまりさと路地の向うから聞こえてくる雑踏の喧騒によってかき消された。 それからすぐに寒く辛い冬はやって来た。 いや、冬は既にやって来ていたと言った方がいいだろう。 ただそれまでは煌びやかな町の明かりがそれを忘れさせてくれていた。 それに食べ物もゴミ捨て場にたくさんあった。 だがあれから一週間もすると町の明かりはすっかり消えていつものように夜は人気も無く薄暗く 手に入る食べ物の量もめっきり減った。 ただ人間達が家に篭りがちになるので まりさのおねだりで無駄な時間を費やすことが減ったのは子まりさにとってはやりやすかった。 「……」 それにまりさはあの日以来どうにも塞ぎ込みがちで、いつものような昔の自慢話を余りしなくなっていた。 これも、食べ物を集めることにおいては大分助けになった。 もっとも、子まりさの心情的には全く歓迎すべきことでは無かったが。 「おかあしゃん…」 「……」 子まりさが呼びかけても、まりさは虚ろな眼差しで一瞥するだけで 何も口から発さずにまた黙々とゴミ漁りをする作業に戻った。 まりさが何を求めているのか、何がまりさを苦しめているのやら。 子まりさにはどうしてもわからなかった。 ずっと一緒に過ごしてきて、その理由がはっきりとわかったのはそれからすぐ後のことだった。 「や、やあ」 以前ゴミ捨て場で飴玉を渡そうとしてきた男が、中々食べ物が見つからず町をうろついていた子まりさに声をかけた。 「ゅ?ゅっくちちちぇいっちぇね!」 ボロは着てても心は錦。 大きな声を出すと空きっ腹に響いたが、子まりさは元気に挨拶を返した。 冷たい風に当てられ続けて林檎のように真っ赤になった頬の力強さがその笑顔に映えた。 「なんかお腹空かしてるように見えるけど…大丈夫?」 「おなかすいてるけどだいじょーぶだょ!」 おずおずと尋ねる男に子まりさは一部肯定しつつも元気に返事した。 「なんか肉付き悪そうだけど」 「ふゆのあいだはみんにゃこんなかんじだけどだいじょーぶだょ! はるさんきたらまたおなかいっぱいたべれりゅの!」 心配は要らない、と子まりさは男に向かって痩せて薄くなった胸を張って見せた。 「いや、その、良ければ食べ物とか…」 「おにいしゃんだってごはんみちゅけりゅのたいへんでちょ? まりしゃはしんぱいいりゃないからゆっくちちちぇいっちぇね!」 「でも、一人ぼっちで大変じゃないかい?」 「まりしゃひとりぼっちじゃないょ!まりしゃおかあしゃんといっちょだょ!」 弱弱しくも食い下がる男に子まりさは本当に心の底から自慢げにそう言ってまた胸を張った。 「まりしゃのおかあしゃんはね」 子まりさは自分の母をこの男に自慢してあげようと思って、胸を張ったまま口を開いた。 「たすけてねええええええええええええええ!!!」 その時だった、路地の奥からまりさの悲鳴が轟いたのは。 「おかあしゃん!?」 子まりさは慌てて駆け出した。 男も呆然とした顔をしながら子まりさの後についていった、歩いて。 「おかあしゃん!?おかあしゃん!?」 子まりさは泣き喚きながら助けを求めるまりさを見るために背中が地面につくくらい思い切り見上げなければならなかった。 「でれないのおおおおおおおおおおお!!だぢでえええええ!だぢでええええええええ!!」 まりさは、丁度まりさの体の大きさと同じくらいの口の大きさのゴミ箱にすっぽりはまって真上を見ながら喘いでいた。 完全にぴっちりと体がはまってしまったらしく身動き一つとれず、ゴミ箱を僅かに揺らすのが精一杯のようだ。 それどころかもがけばもがくほどまりさの重みの分深く深くゴミ箱へとはまっていく。 「いやだあああああああああああ!!ごんな、ごんなごみだめのながでぢんぢゃうなんでいやあああああ!! どぼぢでええええええ!!どぼぢでま゛り゛ざがごんなめにいいいいいい!! どぼぢでごんなごどになっだのおおおおおおおおおおおおおおおおお!? あ゛んなに、あんなにあだっががっだのにい!!あ゛んなにずでぎだっだどにい!! あん゛な゛にだのぢばっだのにいいい!!あ゛んなに゛ぃ!あ゛んなにぃ!! お゛いし゛いごはんがあっでえええ!!おうぢのながあっだがぐでえええ!! ゆっぐぢぢだれ゛いむ゛がいっぢょでえええええええ!!おにいざんがいでええええええええ!! あ゛んな゛にいいいい!!じあわ゛ぜだっだどにいいいいいいいい!! れ゛いむ゛ううううう!!おにいざあああああああああん!! ゆ゛ばあ゛ああ゛ああ゛ああ゛あああ!!」 こんな時でも、いやこんな時だからこそだろうか。 まりさはやはり昔のことを思い出して泣いていた。 「おかあしゃんがんばっちぇね!ゆーえしゅ!ゆーえしゅ!」 子まりさはまりさを助けようと、ゴミ箱を押してみたりまりさの舌を咥えて引っ張り出そうとしてみたりしたがびくともしなかった。 「だ、大丈夫か…あ…!」 「だぢっ…ゆ…!」 ついてきた男とまりさの目が合った。 まりさは男の顔を見てはっと息を呑み目を潤ませた。 「お、お、おにいざぁあああああああああああああん!!」 「まりさ…!」 二人が頭上で衝撃の再開を果たした中、子まりさは必死にゴミ箱を押していた。 「おにいざああああああんあいだがっだよおおおおおおおおおお!!」 まりさは以前まりさのことを飼っていた男の顔を見てボロボロと涙を零した。 あまりに涙を流すのでゴミ箱の中が涙で一杯になって溺死するのではないかと思われるほどだった。 「おかあしゃんいまだちてあげゅかりゃがんばっちぇねええええええ!!げほっ、げほっ」 子まりさは叫びすぎてむせた。 「ま、まさかまた会えるなんて…よかった!無事だったんだな!」 男もこの運命的な再会に胸を熱くしているようだった。 ぎゅっと拳を握り締めて口元に笑顔を浮かべている。 「おにいざああああああん!!どぼぢでま゛り゛ざのごどずでだのおおおお!?」 「ゅ!?しゅてたにょ!?おかあしゃんのことしゅてたにょ!?」 再開を果たした男に対してまりさは長年の疑問を大声でぶつけた。 その母の言葉を聞いて信じられないという表情を浮かべた子まりさは男をキッと睨みつけた。 まりさの昔話を聞くたびにまりさが恋しそうに、その素晴らしかった頃の思い出を語るので 子まりさはてっきり飼い主の男は素晴らしい人物で、しかしまりさとは死に別れでもしたのかと信じていた。 だからまりさの言った捨てた、という言葉が子まりさには信じられなかった。 「それは、ほら、引越し先がペット禁止だったし…その…」 「ぞうだっだんだねえええええええええ!!ま゛り゛ざのごどぎらいになっだんじゃないんだねえええええ!!」 男は後ろめたそうに答えたが、まりさはその答えに大いに満足したようで感激でさらに咽び泣いた。 「う、うん、まりさのこと嫌ったりしてないさ!今でも大好きだよ!」 男はほっとした様子でそのまま天まで昇っていきそうなほど舞い上がっているまりさに合わせて言った。 「じゃあまたいっじょにぐらぜるんだねえええええええ!?」 「いやそれは、その下宿で一人暮らしだしペットは無理だけど、あ、うん、一緒に遊んだりは出来るよ!」 男はまりさの問いに一瞬バツが悪そうに目をそむけたがすぐに調子よく頷いてそう返した。 「うれぢいよおおおお!!まだむがぢみだいにぐらぜるんだねえええええ!! れ゛い゛む゛!れ゛い゛む゛どもまだあえ゛るのおおおおお!?」 「あ、そのう、れいむは…ああうん、またきっと別のいいれいむに会えるよ 今助けてやるからな!」 そう言って男は一歩踏み出して、ゴミ箱の汚れを見て嫌そうな顔をして一瞬立ち止まった。 子まりさには、男の発する言葉も、所作も、その何もかもが胡散臭く感じた。 「まっちぇねぇ!!!!」 ゴミ箱の横に居た子まりさは小さな体を命一杯強張らせて男に向かって鋭く叫んだ。 「え?」 「ゆ、ゆ?」 男は子まりさのその小さな体に似合わない気迫に気圧されて一歩退いた。 「ど、どうしたんだい?」 男は怪訝な表情を浮かべて子まりさに尋ねた。 「おにいしゃん、まりしゃたちはおにいしゃんにたすけりゃれにゃくてもだいじょーぶだよ」 子まりさは心を落ち着け、男に対して最も伝えたいことを言った。 「え、でも」 「ゆ?なにをいってるの?なんなの?ばかなの?」 そしてそのことを証明するために子まりさは動き始めた。 子まりさは男とまりさを無視して、ゴミ箱の淵にたっぷり中身の詰ったゴミ袋の先を引っ掛けた。 ゴミ袋の重さに引っ張られて僅かにゴミ箱が傾く。 下に下りた子まりさはそのスキマに小さな木の棒を差し込んだ。 ものによってはしゃぶると食べ物の味のする木の棒でゴミ捨て場でたまに見つけてはしゃぶったりしていた。 それを咥えて、子まりさは必死にゴミ箱を持ち上げようと踏ん張った。 そうして少しスキマが大きくなると、近くに寄せておいた小さなゴミをまたスキマに噛ませて 少しずつ少しずつスキマを大きくしていった。 やがて、傾きの限界に達したゴミ箱はドサリと音を立てて倒れて、その衝撃で中のゴミとまりさはゴミ箱から吐き出された。 脱出できたことを喜ぶ余裕さえなくまりさは呆然とした表情で子まりさを見つめていた。 子まりさははあはあと息を切らせながら目に涙を浮かべて、そして胸を張った。 「まりしゃたちはだいじょーぶだよ、まりしゃたちはおにいしゃんがいにゃくても、いきてけりゅよ それじぇみょおかあしゃんがしゅきで、いっちょにいちゃいならなら、ずっとずっといっちょにいてあげちぇね それかりゃ、もうおかあしゃんをきずちゅけりゅのはやめてね もうぜっちゃいはなれちゃりしちゃだめだよ おやくしょくちてね」 そう言うと後は黙り込んで子まりさは男の目をじっと見つめた。 「ぼ、僕が…僕は…」 男は震えながら後ずさった。 この男とまりさのやり取りを聞いて子まりさは気が付いたのだ。 母が何故ああも哀れに苦しんでいるのか。 そして母があれほど苦しんでいるのを何故子まりさにはわからなかったのかを。 子まりさはこのゴミ溜めのような場所で生まれてそしてこのゴミ溜めのような場所でずっと育ってきた。 だから地に足がついているから今の生活は大変だとは思うけど苦しいとか不幸だと思ったことはなかった。 だけれどまりさは違った。 まりさはペットとして、きっと子まりさが夢にも見ないような素敵な生活をしてきたのだ。 だから、今の生活になじめない、地面に足をつけることができない。 まりさのことが子まりさにはまるで肉屋の軒先に吊るされた鶏のように見えた。 ずっと前、まりさと子まりさが物乞いをしに肉屋の前に並んだとき子まりさはわあわあと泣いてしまったことがあった。 吊るされている鶏さんがかわいそうでかわいそうで涙がぽろぽろこぼれてきたのだ。 まりさはその鶏と同じだ。 地面に、今自分が住まう世界に足をつけることができれば楽になれるのに 昔の生活がまりさの体を縛り付けて天井から吊るされているみたいに宙ぶらりんになっているのだ。 もがけばもがくほど、その縄はまりさの体に食い込んでまりさのことを苦しめる。 もしかしたらその縄は断ち切ることができるかもしれない。 上から誰かが引き上げるか、それとも下から誰かが引っ張ってあげてその縄を断ち切るかすれば、あるいは。 断ち切るのは彼か、子まりさか。 子まりさはただただじっと男を見つめた。 子まりさは男が子まりさの視線を振り切ってまりさを連れて行くというならそれでもいいと思った。 自分達は自分達だけで生きていけることを示した。 それでも一緒に居たいのか、同情心で悪戯にまりさを期待させて、そしてまた捨てたりしないのか。 まりさのことを傷つけないと誓えるのか。 それが知りたかった。 男は何も言わずにきびすを返して走って立ち去った。 「まってねおにいさん!!おにいさああああああああああん!?」 まりさの呼び止める声も聞かずに男はすぐに雑踏にまぎれて消えていった。 結局男はまりさを絡め取る縄を断ち切ってはくれなかった。 なら自分が断ち切ろう、そう子まりさは強く心に誓った。 「おかあしゃん…」 もう昔のことなんて忘れて、ゆっくりしていいんだよ。 そう言おうとした子まりさは気が付くと宙を舞って暗闇の中に押し込まれた。 「どぼぢでおにいざんにあんなひどいごどいうのおおおおおおおおおおお!?」 子まりさの体はまりさによって倒れたゴミ箱の中に押し込まれていった。 中に入っていた尖ったゴミが子まりさの皮を引き裂く 暗いゴミ箱の奥から、目を剥き歯茎を見せて鬼のような形相を浮かべるまりさを見ながら まりさを絡め取る縄を断ち切れるのは男でも、自分でもないということを子まりさは悟った。 まりさはその縄が切れてしまうことを何より恐れている。 だからどんなに手を貸そうとも下からではいくら引っ張っても歯を食いしばり必死に縄を護り逆に自分を傷つける。 護り抜いた縄をいつか誰かが引っ張り上げてくれることを信じている。 その縄が切れればもう上へといけないと知っている。 そしてそんな細い細い可能性いっそのこと断ち切ってしまった方が楽だということを認めない。 あんなに細い細い糸を断ち切るまいと必死に体に絡めている。 糸が細ければ細いほど鋭く、体に食い込み痛みは増すというのに。 なんて救いがないのだろうか。 子まりさは、自分ではもうどうにもならないということを知って嘆いた。 子まりさは薄れいく意識の中で、大通りに向かい痛ましいまでにお兄さんを呼び続けるまりさの声をを聞いてその行く末を案じて涙した。 涙は上に昇ることなく生ごみに紛れ染み込み臭いや汚れと混ざり合って汚液となってゴミ箱から流れ染み出していった。 この涙が報われることなど、ないんだろうな、きっと。 産まれて初めて達観というものを覚えて、子まりさの意識は途絶えた。
https://w.atwiki.jp/miraclequest/pages/58.html
ミラガチャ ※販売終了アイテムも多いので解らないところは空欄で構いません ※ミラガチャは初回無料、以降は小判3000枚、復刻版ガチャは初回から小判3000枚。 ※ミラガチャ初回無料は変わりませんが、1回小判2000枚(祝祭の3月編から?)になりました。 ミラガチャ白雪の12月編 神話の1月編 漆黒の2月編 桜花の3月編 新緑の4月編 シ・コークの5月編 レトロ未来の6月編 海神の7月編 納涼の8月編 お月見の9月編 ハロウィンの10月編 ミラ学の11月編 クリスマスの12月編 新春の1月編 恋心の2月編 祝祭の3月編 お花見の4月編 中世王家の5月編 光と闇の2月編 中見出し コメント更新履歴 白雪の12月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 白雪号 赤い目を持つ白馬。白毛馬は珍しく、縁起が良いとされています。エミュレーター召喚も可能。[2008/12 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー 銀 那須与一の弓 弓の名手「那須与一」が使ったとされる長弓。これを使えば誰でも百発百中かな?[2008/12 ミラガチャ銀アイテム!!] [攻 200] 銅 白鷺城 ヒム・エッジにある有名な城。その美しさからミラクガルド国宝認定を受けています。[2008/12 ミラガチャ銅アイテム!!] [防 200] - 無銘の太刀 銘こそ見当たらないものの、とても切れ味の鋭い太刀です。名のある刀匠が作ったものかも? [2008/12 ミラガチャアイテム] [攻 75] - 無銘の戦鎧 銘こそ見当たらないものの、白い輝きが眩しい立派な戦鎧です。生半可な力では傷つきそうにありません。[2008/12 ミラガチャアイテム] [防 110] - 晴れ着 女の子が晴れの日に着る和装です。可愛さ120%アップは間違いなしですよ。[2008/12 ミラガチャアイテム] [防 90] _ 腰兵糧 足軽たちが腰につけ、戦の間に食べた弁当です。忙しい戦闘中も素早く元気をチャージできます。[2008/12 ミラガチャアイテム] _ 米一俵 俵に詰まったお米です。食料としてはもちろん、昔は資産価値もあったんです。戦闘中以外に使用で体力回復。[2008/12 ミラガチャアイテム] _ 四尺玉 打ち上げ花火の定番です。敵にダメージを与えるだけでなく、爆音で痺れさせます。[2008/12 ミラガチャアイテム] 神話の1月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 天丸 伝説の天馬の子。ちんちくりんですが、すごく強いです。エミュレーター召喚も可能。[2009/1 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー 銀 シューティングスター 衛星上にある隕石を召喚し、大気圏外から落下させて大ダメージを与える。[2009/1 ミラガチャ銀アイテム!!] [攻 195] 銅 アクロポリスの神殿 丘の上に立つ古代遺跡。世界遺産として多くの人が訪れる名建築です。防御力もバツグン![2009/1 ミラガチャ銅アイテム!!] [防 200] - インフィニテシマル 剣からほとばしるエネルギーにより、最小の力で最大のダメージを与えるといわれる伝説の剣。[2009/1 ミラガチャアイテム] [攻 75] - 真紅のマニア向け ゴシックでロリータな鎧を赤く染めあげました。ただし、特に3倍の能力は持ちません。[2009/1 ミラガチャアイテム] [防 95] - リミテッドビンテージ 限定品で年季の入った超カッコいい鎧。もちろん見た目相応の性能もありますよ。[2009/1 ミラガチャアイテム] [防 115] _ 伝説のフランスパン 「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」という名言のパンのほう。おなかいっぱいになりますよ。[2009/1 ミラガチャアイテム] HP全回復 _ 女神様のお菓子 とっても甘ーい女神様御用達のお菓子。落ち込んでいた気分もすぐに晴れちゃいます。[2009/1 ミラガチャアイテム] _ 神々のいかづち 空がにわかに曇り、黒雲からの雷光が敵を襲います。大ダメージの上、麻痺の効果があることも。[2009/1 ミラガチャアイテム] 漆黒の2月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 ムルシェラゴ 非常に巨大なこうもり。大いなる闇の力を操り、ミラクルな一撃を連発するという。[2009/2 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー 銀 ザ・クロムガンナー 山をも砕くアメコミ風巨大ロボ。あらゆる揉め事を腕力で解決! 武器なのでエミュレーター召喚とかはできません。[2009/2 ミラガチャ銀アイテム!!] [攻 205] 銅 ウェインライト 秘密メカ満載のダークヒーロー御用達スーパーカー。どんな攻撃も流麗に受け流します。[2009/2 ミラガチャ銅アイテム!!] [防 190] - ブラッディセイヴァー 赤く不気味に輝くライトセイヴァー。一説では魔王の力を取りこんでいるとか…? [2009/2 ミラガチャアイテム] [攻 75] - デスサイスΩ 伝説の武器「デスサイス」の普及版。漆黒の刃が通好みといわれています。[2009/2 ミラガチャアイテム] [攻 80] - デスインフェルノΣ 伝説の防具「デスインフェルノ」の普及版。闇に溶け込める配色が死神たちにも人気の一品です。[2009/2 ミラガチャアイテム] [防 100] _ 黒の書 忌まわしき者たちの秘密が書かれた禁書。読み上げるだけでダメージを与え、さらに沈黙してしまうという。[2009/2 ミラガチャアイテム] _ トマトジュース 有機栽培トマトだけを使った贅沢な一品。HP全回復の上、有効成分リコピンの働きで幸せも訪れますよ。[2009/2 ミラガチャアイテム] HP全回復+ _ スーパー痛み止め 直接静脈に注射することで、あらゆる傷や疲れをなかったことにする魔法の注射。健康も害さない優れモノですよ。[2009/2 ミラガチャアイテム] 桜花の3月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 未楽ザクラ 精霊が宿っているといわれる桜の古木。願えば魔法でアナタを助けてくれると言います。エミュレーター召喚も可能。[2009/3 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー 銀 まじかる☆ステッキ ミラクガルド魔法少女組合推薦! 魔法の力を借りて敵を殴り倒すステキなステッキです。[2009/3 ミラガチャ銀アイテム!!] [攻 195] wep168 銅 まじかる☆ウェア ミラクガルド魔法少女組合絶賛! 軽やかな動きで敵からのダメージを最小限に止めます。[2009/3 ミラガチャ銅アイテム!!] [防 180] arm172 - 居合刀・桜花 一閃すると桜吹雪が舞いちり、離れた相手をも昏倒させると伝えられた日本刀。[2009/3 ミラガチャアイテム] [攻 75] - 春めく山 山です。春めいています。相手は見とれて攻撃の手が緩んだり、緩まなかったり。[2009/3 ミラガチャアイテム] [防 110] - 戦鎧・桜竹 攻撃されそうになると、無数の桜吹雪が舞って装備するものを守るといわれる戦鎧。[2009/3 ミラガチャアイテム] [防 100] _ 道明寺餅 いわゆる桜餅。中でもキー・オトあたりでメジャーなタイプのヤツです。HP全回復の上元気が出ますよ。[2009/3 ミラガチャアイテム] HP全回復+ _ 花粉的な袋 花粉といっても黄色いアレではなく、桜の花の花粉。多くのモンスターには有害らしいですよ。[2009/3 ミラガチャアイテム] _ 花見酒 チョイと一杯のつもりで飲んで、いつの間にやらHP・MP全回復。さらにツキまで回ってきちゃう!?[2009/3 ミラガチャアイテム] HPMP全回復+凶を消す+吉+(戦闘中)命中率ダウン? 新緑の4月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 皐月龍 エミュー 銀 タネガシマ 古戦場から発掘された鉄砲をモンスター用に改造しました。モンスター用なので人に向けちゃだめだよっ[2009/4 ミラガチャ銀アイテム!!] [攻 210] 銅 戦国兜『愛』 とある戦国武将が愛用したと云われる兜。額の愛の字がカッコイイ![2009/4 ミラガチャ銅アイテム!!] [防 200] - エコなマニア向け エコロジーの時代の最先端を行くエコマニアにピッタリの制服です。[2009/4 ミラガチャアイテム!!] [防 75] - 碧鈴 樹齢千年とも言われる古木を用いて作られた鎧。着用時は不思議と器用さが増します。[2009/4 ミラガチャアイテム!!] [防 100] - 竹光 強靭な孟宗竹で作られた薄刃の竹光です。特殊な製法により真剣を凌駕する鋭さを持ちます。[2009/4 ミラガチャアイテム] [攻 80] _ たけのこの刺身 新鮮なたけのこを刺身にしました。わさび醤油でどうぞ。[2009/4 ミラガチャアイテム] _ 五月病 五月のもやっとした気分が相手にうつっちゃう…。[2009/4 ミラガチャアイテム] _ 山菜のおひたし 採れたての山菜をおひたしにしました。春の風味をおたのしみ下さい。[2009/4 ミラガチャアイテム] シ・コークの5月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 ペーシュ エリカ様の ペットドラゴーン と同じ種族の ドラゴーン です。英知に優れる種族のため、AtomFusion で敵をなぎ払います![2009/5 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー 銀 天使のスプーン エリカ様御用達のブランドが販売している豪華なスプーン。いざという時は強力な武器にもなっちゃう超セレブ志向な逸品。[2009/5 ミラガチャ銀アイテム!!] [攻 215] 銅 - - A型トーク 高度な変換エンジンを積んだ言語変換ソフト。精緻に組み上げられた「ことば」の力で敵にダメージを与えます。[2009/5 ミラガチャアイテム!!] [攻 90] - マリリン・ライナー シ・コーク地方とチュ・ゴーク地方を結ぶ快速電車。日々通勤通学をがんばる皆さんを運んでいます。[2009/5 ミラガチャアイテム!!] [防 75] _ おやどりひなどり 塩、胡椒、ガーリックで味付けられた骨つきの鶏肉。おやどりの締まった食感と、ひなどりのやわらかい食感をお楽しみ下さい。[2009/5 ミラガチャアイテム!!] _ トーク・スィムラーメン トーク・スィムのご当地ラーメン。豚骨ベースの醤油スープに中細めんが良く合います。豚バラ肉、ネギ、もやしと生卵を入れてお召し上がりください。[2009/5 ミラガチャアイテム!!] _ 金色の山嶺 シ・コークの有名なパティシエが作った豪華なプリン。エリカ様の一押しのスィーツです。[2009/5 ミラガチャアイテム!!] レトロ未来の6月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 MDR01-LUPSL 古代の遺跡から発見されたエミュー。未解明のテクノロジーを使った特殊技のD-MAXで敵を粉砕します![2009/6 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー 銀 銅 加速式陽電子砲 加速器で陽電子を対消滅させ、強大なエネルギーを砲身から発射するライフル。[2009/6 ミラガチャ銅アイテム!!] [攻 160] - ポワワ銃 リング状の光線を発射する未来な銃です。光線の発射時に商品名のもとになった「ポワワ」という音を発します。[2009/6 ミラガチャアイテム!!] [攻 80] - ミラクル・ハイテク・ハンマー 叩く時に「ピコッ」という音を発するのが特徴的な未来のテクノロジー満載で作られたハンマーです。[2009/6 ミラガチャアイテム!!] [攻 95] - アストロスーツ 宇宙遊泳を楽しむためのに作られたスーツ。体にフィットした作りなので運動性は抜群です。もちろんモンスターの攻撃も防げます。[2009/6 ミラガチャアイテム!!] [防 80] _ 未来の定食セット 未来の世界で定食料理に出される食品です。見た目はアレでも味は保証済みですよ☆[2009/6 ミラガチャアイテム] _ 未来の朝食セット 未来の世界で朝食に出される食品です。水が一緒に無いと食べにくいのはお約束。[2009/6 ミラガチャアイテム] _ ペンシルロケット 宇宙までは行けないけど、威力抜群のロケット。どーん!と一発モンスターにお見舞いしちゃいましょう![2009/6 ミラガチャアイテム] 敵1体にダメ700over(約900ダメも確認) 海神の7月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 クカーン 海に棲むエミューの一種。海も空も自慢の羽根で元気に翔び回る行動派。好物はウニらしいです![2009/7 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー 銀 海神のトライデント 海神を祭る祭具であり、邪悪を祓う宝具でもある神槍。武器としても優秀な性能を秘めています。[2009/7 ミラガチャ銀アイテム!!] [攻 175] 銅 海姫ノ羽衣 海神の娘が着ていたと言われる水で出来た羽衣。水冷式で暑い日でも涼しい優れた羽衣です。[2009/7 ミラガチャ銅アイテム!!] [防 200] - ビーチパラソル UVカット率99%の高性能ビーチパラソル。折りたたむとこれまた高性能な武器に早変わりします。[2009/7 ミラガチャアイテム!!] [攻 100] - 海の家 海岸沿いに立ち並び、海に遊びに来る人を歓迎してくれます。料理をおいしくしてくれるという不思議な効果もあります。[2009/7 ミラガチャアイテム!!] [防 110] - 薫風のマニア向け スクール水着の上にワイシャツを羽織ってます。ワイシャツがダボダボなのが外せないポイント! 重度のマニア向けです。[2009/7 ミラガチャアイテム!!] [防 90] _ 七月病 海で油断していたら、思わずリゾート気分にひたっちゃった…。[2009/7 ミラガチャアイテム] _ 書中見舞い 夏の贈り物の定番。普段お世話になっている人に贈ってみてはいかがでしょうか?[2009/7 ミラガチャアイテム] _ 粉っぽい焼きそば 海の家で買える粉っぽい焼きそばです。でもこれが無いと海に来た気分になれないんです。[2009/7 ミラガチャアイテム] 納涼の8月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 ホロ 魂の往来を司る冥界の使者。でも最近、ホームシック気味です。[2009/8 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー 銀 ジェイソン 呪われた高性能農具。本来の役割を失い、相手に襲い掛かります。[2009/8 ミラガチャ銀アイテム!!] [攻 180] 銅 ホワイトフィアー 装着するだけで、ホラーな気分になっちゃう呪いの仮面。チェーンソーの音が聞こえてきそう?[2009/8 ミラガチャ銅アイテム!!] [防 190] - おばけ屋敷 寒気がするほどの納涼ならここ。おばけたちが安全稼働でお迎えします。[2009/8 ミラガチャアイテム!!] [防 115] - スイカ割り 心眼を信じてロックオン。思いっきり振り下ろしましょう。[2009/8 ミラガチャアイテム!!] [攻 38] - 幽界のナタ 禍々しいオーラをまとった呪われたナタ。どのような経緯で呪われたのかは誰にもわからない。[2009/8 ミラガチャアイテム!!] [攻 100] _ ウィル・オ・ウィスプ 肝試しの定番アイテム。風が吹いていなくても、なぜかユラユラ動きます。[2009/8 ミラガチャアイテム!!] 敵1体に600±ダメ _ 八月病 怖い話をしてたら、みんな集まってきちゃった…。[2009/8 ミラガチャアイテム!!] _ ながしそうめん 夏の納涼メニューと言ったらこれ。お腹が空いてる人は上流で構えましょう。[2009/8 ミラガチャアイテム!!] お月見の9月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 月光龍 月に住むと云われる幻想的な光を放つドラゴーン。夜空を舞うその美しい姿は、見た者の心を捕らえ離しません。[2009/9 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー itm990 銀 アルテミスの弓 月の女神アルテミスが使っていたとされる弓。月光のような冴え冴えとした矢で敵を射抜きます。[2009/9 ミラガチャ銅アイテム!!] [攻 180] wep210 銅 月の涙 月光を封じ込めた守護石を使って作られた首飾り。月の女神の加護を受けられます。[2009/9 ミラガチャ銅アイテム!!] [防 180] arm218 - 天体望遠鏡 天体観測のために作られた望遠鏡。星を見上げた状態から一気に振り下ろします。[2009/9 ミラガチャアイテム!!] [攻 90] wep211 - 因幡の臼 おいしいお餅をつくために作られたうさぎサイズの臼。全体に甘みが広がるように工夫されています。[2009/9 ミラガチャアイテム!!] [防 120] arm219 - 因幡の杵 おいしいお餅をつくために作られたうさぎサイズの杵。コシのある食感が出るように工夫されています。[2009/9 ミラガチャアイテム!!] [攻 100] wep212 _ 九月病 月を見ていたらなんだか切なくなってきちゃった…。[2009/9 ミラガチャアイテム!!] 敵1体に260±ダメージ itm320 _ 月見酒 お月見の時に飲むお酒。つい物思いに耽ってしまう甘い舌触りが特徴です。[2009/9 ミラガチャアイテム!!] HPMP全回復+福移動中○戦闘中○エミュー×送信○ itm321 _ 月見団子 お月見ですすきなどと一緒に備える団子。モチモチとした食感がやめられません。[2009/9 ミラガチャアイテム!!] MP全回復移動中○戦闘中○エミュー×送信○ itm322 ハロウィンの10月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 大魔導にゃんこ 昔は見習い魔女に仕える使い魔の猫だったが、魔力を得て大魔導にゃんこになった猫型のエミュー。強力な魔法を使いこなします。[2009/10 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー 銀 大魔導師の杖 魔導の道を究めた大魔導師御用達の杖。魔法を自在に操れるような気がしてきます。[2009/10 ミラガチャ銀アイテム!!] [攻 170]大魔導師のローブ[防+10、魔力+25] 銅 大魔導師のローブ 魔導の道を究めた大魔導師御用達のローブ。セットで装備することで魔法の加護を得る事が出来る。[2009/10 ミラガチャ銅アイテム!!] [防 180]大魔導師の杖[防+10、魔力+25] arm225 - 見習い魔女の箒 見習い魔女の娘が使っていた箒。かなり使い込まれていて努力していたのが伺える。[2009/10 ミラガチャアイテム!!] [攻 100] - 見習い魔女の服 やんちゃな見習い魔女達の服装セット。大魔導師を夢見る熱意が伝わってくる。[2009/10 ミラガチャアイテム!!] [防 130] - 見習い魔女のリボン やんちゃな見習い魔女の娘が着けていた赤色の大きなリボン。機能性よりも可愛らしさを強調するようなデザインをされている。根性+1/魔力+2[2009/10 ミラガチャアイテム!!] 装飾品[根性+1魔力+2] acc052 _ 十月病 トリック・オア・トリートと言ってたら、お菓子一杯もらっちゃった。[2009/10 ミラガチャアイテム!!] HP全回復 itm327 _ ハロウィンお菓子セット ハロウィンの時に子供たちに配るお菓子セット。とっても甘くておいしいので、幸せな気分になれます。[2009/10 ミラガチャアイテム!!] HP MP全回復+吉戦闘中○エミュー×移動中○ _ パンプキン・ボム ジャック・オー・ランタンをパワーアップさせた結果、爆弾になっちゃいました。[2009/10 ミラガチャアイテム!!] 敵1体400±ダメージ itm329 ミラ学の11月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 ケルベロス この世とあの世を結ぶ地獄門を守ると云われる三つ首の番犬。地獄の業火や地獄の細氷、地獄の瘴気などを繰り出します。[2009/11 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー itm9059 銀 運命の曲がり角 遅刻っ、遅刻っ! このままだと遅刻しちゃう!! なんで目覚ましがこんな日に限って壊れてるのよぉ~!![2009/11 ミラガチャ銀アイテム!!] [攻 220(器用)] 銅 伝説の木 ミラクル学園七不思議のひとつ。この木の下から始まった恋人達は末永く伝説の木の加護を得れるという。[2009/11 ミラガチャ銅アイテム!!] [防 180] - ミラ学女子制服 私立ミラクル学園第三高等学校の女子用の制服。校舎が新しくなったときに制服も新しくリニューアルされた。[2009/11 ミラガチャアイテム!!] [防 100] - ミラ学男子制服 私立ミラクル学園第三高等学校の男子用の制服。校舎が新しくなったときに制服も新しくリニューアルされた。[2009/11 ミラガチャアイテム!!] [防 100] - 旧校舎の鍵 ミラクル学園の旧校舎の鍵。開かずの扉がある場所までいけるようになる。[2009/11 ミラガチャアイテム!!] _ BADEND 一大決心の末に玉砕したという瞬間を凝縮した危険なアイテム。使うと気絶しちゃう位のダメージを得れます。[2009/11 ミラガチャアイテム!!] _ 乙女のラブレター 世界最高峰の攻撃力を誇る乙女のラブレター。急な発熱に動悸の乱れ。それは恋の病。[2009/11 ミラガチャアイテム!!] _ 十一月病 学校でのんびりしてたら、文化祭にいつのまにか参加しちゃった。[2009/11 ミラガチャアイテム!!] itm343 クリスマスの12月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 光輝竜ルミナルス 闇夜を照らす光輝を纏う強大な力を持つドラゴーン。大気中の電磁波を操る力を持ち、檣頭電光などの強力な技を使いこなします。[2009/12 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー itm9067 銀 アイスランス 地獄の最下層コキュートスの氷より削りだされた氷の槍。コキュートスの氷から作られた防具と対となるように設計されている。[2009/12 ミラガチャ銀アイテム!!] [攻 255(敏捷)]セット装備→①アイスシールド[攻+30,防+10]②アイスメイル[攻+30,防+30] wep228 銅 アイスシールド 地獄の最下層コキュートスの氷より削りだされた氷の盾。コキュートスの氷から作られた武器と対となるように設計されている。[2009/12 ミラガチャ銅アイテム!!] [防 260]セット装備→①アイスランス[攻+30,防+10]②アイスソード[攻+15,防+10] arm240 - グランダッシャー号 サンタクロース協会一押しの雪ゾリ。轢き心…、乗り心地が最高の高級品です。[2009/12 ミラガチャアイテム!!] [攻 120] wep229 - ケーキの特売看板 毎年クリスマスの日に活躍するクリスマスケーキの特売カンバン。なぜか呪の力で武器化してしまいました。[2009/12 ミラガチャアイテム!!] [攻 100] wep230 - サンタさんスーツ クリスマスケーキを売る人を寒さから守る防寒具。ケーキの特売カンバンとセットで装備すると完璧です。[2009/12 ミラガチャアイテム!!] [防 80] arm241 _ ロースト・ターキー 専用の焼き機を使ってじっくり焙って作り上げた一品。ニワトリよりも大きな七面鳥なので大人数のパーティーなどにお勧めですよ。[2009/12 ミラガチャアイテム!!] itm351 _ 十二月病 のんびりクリスマスパーティーしてたら、いつのまにかツリーに飾られちゃった。[2009/12 ミラガチャアイテム!!] itm352 _ プレゼント爆弾 とっても衝撃的なサプライズをプレゼントできるナイスな爆弾。プレゼントされたら混乱したりしちゃいます。[2009/12 ミラガチャアイテム!!] itm353 新春の1月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 ハクメン 別名「白面金毛九尾の狐」と呼ばれる傾国の大妖狐。非常に強力な妖力を持ち同族や人々に恐れられています。[2010/1 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー 銀 銅 - - - _ 神主の衣装 神主の仮装用衣装です。これを着ると神主になった気分になれます。[2010/1 ミラガチャアイテム!!] アバが神主の格好になる itm547 _ おせち 豪華な内容のおせち。栄養のバランスもとられています。食べ過ぎには注意ですよ。[2010/1 ミラガチャアイテム!!] 道具 _ 巫女さんの衣装 巫女さんの仮装用衣装です。 恋心の2月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 銀 銅 中段左 中段中 中段右 GOODEND 一大決心の末に告白し見事に恋人をGETしたという瞬間を凝縮した幸福溢れるアイテム。[2010/2 ミラガチャアイテム!!] 下段左 下段中 下段右 GIRIチョコ 義理だよ。義理。本当に義理なんだからねっ!。[2010/2 ミラガチャアイテム!!] 祝祭の3月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 銀 銅 - - - _ _ _ お花見の4月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 銀 銅 - - - _ _ _ 中世王家の5月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 銀 銅 - - - _ _ _ 光と闇の2月編 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 タケハヅチ 『天界上層』で『破壊の槌』とも畏怖される天使。元々はカガセオの一部だったが『天界』が『正義』のみを抽出し作られた。基本的に能天気に見えます。[2011/2 ミラガチャ金アイテム!!] エミュー 銀 悪魔騎士 かつては『天界』で大軍団を率いていたと云われる堕天使。カガセオに忠誠を誓い打倒天界に燃えています。[2011/2 ミラガチャ銀アイテム!!] エミュー 銅 エンジェルナイト 『天界上層』で大軍団を率いる天使の騎士。敬愛していた兄が堕天し『天界』に牙を剥いている事に胸を痛めています。[2011/2 ミラガチャ銅アイテム!!] エミュー - セイント・クルステクション 蒼い刃を持つ聖なる儀式を経て作られた剣。十字架をあしらったその刀身は、悪しき者を震え上がらせると言われています。[2011/2 ミラガチャアイテム!!] [攻 180] - 荊棘の冠 棘のある植物で作られた冠。咎人にかぶせる目的で作られ、その罪の重さによって使われる植物の棘の数が変わります。[2011/2 ミラガチャアイテム!!] [防 140] - 聖杯 ある聖人が弟子との最後の晩餐で使った聖なる杯。中には薄めたワインが入っていたと言われています。[2011/2 ミラガチャアイテム!!] 道具 HP MP全快 _ 天使の羽根 天使の持つ白い羽根を模した小さなアイテム。街中ではこれをつけた人が何人も歩いています。[2011/2 ミラガチャアイテム!!] 道具 戦闘中攻撃力 防御力UP _ メダリオン 様々な文様が刻み込まれた大きなメダル。お守りとして良く身につけられています。[2011/2 ミラガチャアイテム!!] 道具 戦闘中敵1体にダメージ _ 悪魔のしっぽ 悪魔の象徴とも言われる鉤つきの尻尾を模したアイテム。ズボンにつけるとアナタも悪魔っ子になれるかも!?[2011/2 ミラガチャアイテム!!] 道具 戦闘中回避率or敏捷UP? 中見出し 級 アイテム名 説明書き 効果 備考 金 銀 銅 - - - _ _ _ コメント 名前 コメント 過去ログはこちら→コメント過去ログ 更新履歴 2011-04-22 11 17 53 (Fri);