約 1,226 件
https://w.atwiki.jp/myads/pages/329.html
ページ1 ページ2 ページ3 青葉急行電鉄競合記 まず始めに Step1 同情するなら金をくれ Step2-1 そうだ道路を引こう。 Step2-2 そうだ道路を引こう。(本編) かなり大事なお知らせ 電光掲示板 制作小話 ~知らぬが仏な話もある~ コメント欄 沙伊津交通鉄道青葉地区街紹介 環状線 中央線 山下線 大橋線 島舞線 地域情報 おまけ 青葉新聞 地名の由来 なぜ起きた? 大地震 終わりに コメント欄 青葉急行電鉄競合記 まず始めに 皆さん、おは(ようございます)こんに(ちは)(こん)ばんは。イッシーです。一時はここを去りましたが、再び戻ってきてしまいました。 今回は、 青葉急行電鉄 という会社と、敵対する会社 戦武鉄道 の競合記を作成します。 多分… gdgdですが最後まで末永く付き合っていただければ… えっ何、contributorさんといろんな意味で被っているだって? 何で被ってはダメなのでしょうか。被っても良いのではないでしょうか。 by蓮○議員 (contributorさん全力でごめんなさい) さぁ競合記の始まり 始まり~ Step1 同情するなら金をくれ 今流行?のニュータウン計画。ココ青葉市でも大内ニュータウン計画が始動した。が、鉄道がない。そこで青葉市、自治体が出資し、第三セクターが出来た。そう、それが 青葉急行電鉄なのだ--- 大内ニュータウン 青葉市 大内特別出張所 青葉市 大内特別出張所 2階 青葉急行電鉄本社(仮) 応接間 市議A… いや~本当にありがとね。青急さんがいないと交通が不便になっちゃうからさ~ 青急(社長)… そんなことはないですよーははっはははは(お前らは、「鉄道ひきましたおww」とか言って市民の株を上げたいんだろ) 市議B… 取り敢えず線路と駅とその他もろもろは作っておいたから後は自由につかってや。 青急(社長)… はぁ…(何で関西弁?) 青葉市 大内特別出張所 3階 青葉急行電鉄本社(仮) 経理部 社長 資金が12億とは何事ですかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 社… えっ何、そんな事聞いてないよ… 経理… 実際に起きているのですぞーーーーーーーーーーーーーーー 社… まぁそれだけ駅周辺の設備がいいということで… 経理… はぁ? 社… それじゃ視察に行ってくるので。さよなら~ 経理… あぁ… 北京極駅 東京極駅 生駒寺駅 赤座生駒駅 どこもかしこもローソン農村じゃねーか!!! そうだ車両はどんな車両なのか見にいかなければ! これは、伊○急もどき8000系じゃねーか!!! 経理… 社長、大変なものが届きましたぞー 社… えっ… 経理… 早く来てください。 社… 分かったよ。 社… こっこれは? 経理…路線図ですぞ。 社… あれこの手紙は? 経理… 読んでみてください。 社… 「お久しぶりです。路線図作成に100億と電光掲示板に500億かかったから残り12億ぐらいしかないけど開発頑張ってね。 市議A・B」 社… ふざけるな(怒)ていうか 同情するなら金をくれ~。 Step2-1 そうだ道路を引こう。 (皆さんにお知らせ) 社…最初からgdgdになってしましましたが気にしないでくださいね♡ 経理…(なにを言ってるんだこいつ?) 社…いつだか12億になってしまっていたがそこから驚異の経営回復(またの名を国からの補助)で新車開発及び路線延長をしました。 今回はそちらをご覧いただこうと思います。 こちらは赤座本町駅です。~ 初期配置の赤座駅を利用しました。各停のみしか止まりませんが駅前はそこそこ賑わっています。 中でも駅前の豆腐屋【 詩斉 (しざい)】は、豆腐の有名店でトラックがよく立ち寄るそうです。 赤座本町駅を抜けると小早川大橋に着きます。 ちなみに特筆する点は有馬線ありませんw そして現在の終点、伊達駅です。 駅名標の所で「レッツパーリー!!」と若者が叫ぶことが地域の問題となっております。 ちなみに今後は娯楽街になる予定です。 これが問題の駅名標です。 作るの疲れた~ ただいま建設中の伊束橋です。 そして急行専用車両東急もどき5050系です。(そこ!似てないって言わないで…orz) 乗車料金は各停と変わらないです。5両編成となってます。 ちなみに急行の本格的な運用により東京極駅が退避可能な設備となりました。 各停と並んだ急行です。 最新の路線図です。 がしかし… Step2-2 そうだ道路を引こう。(本編) 営…社長こちらをご覧ください。 社…え? 営…今話題のフイッターですよ。フイッター。 社…え何それ? 営…今流行のSNSですよ。 社…へぇ~ 営…それでここに、我が社に対し、石田地区にバス作れks。交通不便なう。とか 石田から大内まで遠杉ワロタww ていう書き込みが増加してるんですよ。 社…そうか~。あっ! 営…どうしたんですか? 社…そうだ道路を引こう。 営…そう簡単に道路は引けないですよ(怒) 社…大丈夫。うちのバックには市がついているから。 営…そうですね。(適当な設定では無かったんですね!) 社…へぶしっ!!(誰か変なことを思ってるのか?) ※書き込みはありませんが青急のツイッターを見たい方はこちらから まだまだ続く。 かなり大事なお知らせ 10月1日にここのデータが 吹っ飛びました 。orz でまだ次作用マップ 五島急行 が制作できていないので、振替えとして根津鉄道東武鉄道再現マップを制作したいと思います。かなり雑になると思われますがご了承ください。 電光掲示板 電光掲示板は不定期更新となります。 また、以前コレで問題になりましたのでコピーする場合は一声かけてくださいね。 1・2 東京極・赤座生駒・伊達方面 大内 3・4 東京極・赤座生駒・伊達方面 17 50 For Higashi-Kyōgoku・akaza-ikoma・Date Ouchi sta For Higashi-Kyōgoku・akaza-ikoma・Date ホーム Track 種別 Train 行き先 To 発車時刻 Dep.Time ホーム Track 種別 Train 行き先 To 発車時刻 Dep.Time 1 急 行 伊 達 17:59 3 回 送 17:57 1 各 停 赤座 生駒 18 06 3 回 送 18:17 優先席付近では携帯電話をマナーモードに設定の上、通話はおやめ下さい。皆様のご理解とご協力を宜しくお願いします。青葉急行電鉄 制作小話 ~知らぬが仏な話もある~ + 見ない方がいいかも知れませんよ!? 「まず始めに」から「Step3」までの小話 戦武鉄道の由来は、当マップの地名が戦国武将の名前から取られているからとか、違うとか。 電光掲示板作成に2時間かかってしまったらしい。 なのに路線図は5分で作ったから手抜き。 いばらな道?何それ。普通に標準で開発してます。 「レッツパーリー!!」は渾身のギャグだったりする。 Step2は2段階構造になっている。 コメント欄 蓮○てww ちなみに僕は戦武鉄道を応援します。 presentation by -- μ sky ing (2012-08-08 17 29 50) さてさてコメ返しと行きます。 μ sky ing さん 連○は渾身の一発ギャグです。戦武鉄道の開発はしばしお待ちくださいね。 次回更新は金曜日を予定しています。皆様のご理解とご協力を宜しくお願いしますm(_ _)m -- イッシー (2012-08-08 22 16 07) 私とかぶった場合....気にしたら負け 併走とか競合とかすると、あっという間に車両枠がなくなるんですよねー。 やっぱり私は、バスVS電車の方があっているかも -- contributor (2012-08-09 11 55 16) 久々の電光案内板ですね!後日、こちらの方でも作成してもよろしいですか? -- 546 (2012-08-10 13 16 13) コメ返しと行きます。 contributorさん やばっ…車両数考えて無かったデス。orz 546さん どうぞ作成してください! ただ使用上の注意をよく読み)ry -- イッシー (2012-08-10 13 29 18) イッシーさんの開発期待してます。 -- 東京極(ひがしきょうごく)を東京極(とうきょうごく)と呼んでしまった河岡 (2012-08-10 18 56 40) コメ返しです。 河岡さん 大丈夫! 北京極(きたきょうごく)を(ぺきんごく)って呼んでいた人が居ますのでw -- イッシー (2012-08-13 22 21 41) 名前 コメント 沙伊津交通鉄道青葉地区街紹介 皆さんこん○○は、KTSと申します。今回が三作目となります。 元々は、浦崎市新興鉄道の社長でしたが、前回の功績が認められ、沙伊津交通鉄道の社長となりました。 さて、今回は、青葉地区を開発しましたので、その街並みをどうぞご覧下さい。 路線図の拡大 まずは、路線図です。 環状線 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 北大谷駅です。青葉地区で二番目に大きい一大ターミナルです。 東側にある公園とタワーは、旧路線の跡地に建設しました。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 建物を消すとこんな感じです。 なんか変な線路が伸びてますが、車庫を作ろうとした名残です。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 大谷駅です。隣街へ行くバスが駅前から出ています。 環状線で唯一乗り換え路線がない駅です。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 南大谷駅です。4路線が集まる、青葉地区で最も大きい駅で、利用者・発車本数が一番多いです。 意外と駅裏の方が発展してる気が…ってか写真切れてるし… #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 建物を消すとこんな感じです。 大橋線は、環状線等の線路をくぐり、朽木駅方面へ向かいます。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 赤座駅です。環状線と山下線が止まりますが、山下線の線路が見えません!どこにあるでしょう? ちなみに、環状線と山下線のホームは、改札内でつながっている設定です。 中央線 次は中央線沿線の紹介をします。 中央線は、唯一優等列車が走っている路線で、普通列車が1/2h、快速・急行列車が1/4hの頻度でやってきます。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) まずは、新大谷駅です。快速、急行列車はこの駅までやってきます。 隣町方面へ行く列車が出ています。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 南赤座駅です。中央線と山下線の分岐駅ですが、環状線は止まりません。 (すぐ南を走ってるのに…) 初期配置の工場が近くにあり、駅南の貨物駅から環状線の各駅に運ばれます。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 生駒赤座駅です。普通列車は北大谷駅、優等列車は南大谷駅へ向かう、中央線の分岐駅です。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 配線はこんな感じです。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 生駒駅です。かなり大きな駅ですが、通過駅を増やすために急行列車は通過します。 生駒赤座じゃなくてこっちに止めときゃ良かった 北にあるのは貨物のループ線です。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) ちょっと寄り道。 この地にも開発の魔の手が…! 桜は伐採されてしまいましたorz #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 普通しか止まらない駅はすっ飛ばして京極駅です。 どう考えても次の急行停車駅よりでかいですが、通過駅を増y(ry急行は通過します。 快速が前を走る普通を追い越します。接続はしますが、階段を使っての乗り換えになります。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 山内駅です。誰がどう見ても京極駅の方が大きいですが、急行が止まります。 駅前はあまり発展していません…っていうか土地が狭すぎるだけです、はい。 普通列車は、この駅でスイッチバックして早川駅方面へ向かいます。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 西山内駅です。中央線の終点ですが、山内駅以上に土地がないです。 山上線が隣街まで向かいます。 山下線 さて、次は山下線の沿線を紹介します。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 最初は赤座駅の山下線ホームを紹介します。 青い部分が環状線駅の駅舎の真下で、改札内でつながってる設定です。(早い話が地下街はすべてエキナカです。) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 石田駅です。半分の列車がこの駅で折り返します。 近くにある高架駅が空港線「石田中央」駅ですが、全列車通過します。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) ちょっと寄り道。 石田、赤座地区と生駒地区を結ぶトンネルです。 写真上部を空港線が走っています。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 西石田駅です。なにもありません。 個人的に「大自然の中にある駅ってなんかいいな」って感じで作った駅です。 両端の駅が発展しているので、利用客はそこそこあります。多分。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 早川駅です。南赤座駅で別れた中央線と再会する駅です。(…微妙に違いますが) ・・・あれ?環状線!? #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 2012-2013年越し企画 我が街ツアー旅行にも投稿した、青葉川水門です。 大橋線 次に大橋線の沿線紹介をします。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 小西駅です。ここもスイッチバック形式の駅です。 列車は、青葉大橋を渡って対岸へ向かいます。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 朽木駅です。島舞線に乗り換えられます。 半数の列車がここで折り返します。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 戸田崎公園駅です。 崎を取ったら埼京線某えk(ry 新幹線が止まる駅で、駅前にタワーがあります。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) ちょっと寄り道して新幹線長束駅です。 当然ですが新幹線は通過します。 島舞線 最後に、島舞線の沿線を紹介します。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 途中の駅は飛ばし、伊達空港駅です。 空港線がここと北大谷駅を二時間で結んでいます。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 島舞線の終点、最上駅です。 終点ですが、線路は先に続いています。どこに続いているのでしょうか? #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 先程の線路は、ここ、伊達工業団地に続いていました。 この工場群で生産された資材は、船で隣町へ運ばれる他、島舞線沿線へ、貨物列車で運ばれます。 地域情報 おまけ 青葉新聞 地名の由来 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 毎度おなじみ、地名の由来を紹介していくこのコーナー、第二弾です。 二回目の今回は、「朽木」地区の名前の由来を紹介していきます。何故、「朽木」と呼ばれるようになったのでしょうか。 昔、写真に写ってる場所に、火山がありました。 それで、その火山から有毒な火山ガスが噴出していました。 このガスのせいで、このあたりに生えていた木が枯れてしまったのです。 「木」が「朽ちて」しまったので、「朽木」と呼ばれるようになりました。 ちなみに、その火山についてですが、地盤沈下によって沈んでしまい、噴火口が、湾となって写真の位置に残っているだけです。 なぜ起きた? 大地震 先日、浦崎市で発生した巨大地震の調査が終わった。 調査に加わった浦崎大学教授、四月一日一氏によると、 「浦崎市付近の地盤を調査したが、巨大地震が発生する条件は一切揃っていなかった。 何故地震が起きたのか今後も調査する必要がある」と述べている。 終わりに と、言うわけで、このあたりで紹介を終わらせたいと思います。 次回は、久しぶりに人物視点で街紹介をしたいな~と思っています。 それでは、、次回作でまた会いましょう。 Thank you for your time. コメント欄 なかなかの作品ですね!次回作、楽しみにしています。 (そろそろ開発記はじめねーとなあ) 新幹線長束駅は完全にアレですね。ネ(ry・・・・。 -- カー坊 (2013-02-17 22 36 40) 新幹線長束駅はどうやって作りましたか? -- 急行電鉄 (2013-04-24 21 35 24) ①駅ビル高架駅を作ります。(仮にこれをA駅とします。) ②高架駅バグでA駅のホームを消します。 ③A駅のホームがあった場所に新幹線の線路を通します。 ④駅メニューから、A駅を選び、ホームボタンを押すとホームが復活します。 こうやって作りました。 -- KTS (2013-04-25 18 22 57) 画像と言葉一緒に入れて -- 京王線 (2013-04-27 09 21 54) 長束駅と周辺住民「解せぬ」 -- 青梅特快 (2013-11-11 16 50 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/psps/pages/380.html
2009年10月14日(水)神奈川県 横浜アリーナ OPEN/START 17 30/18 30 Perfume Second Tour 2009『直角二等辺三角形TOUR』 セットリスト 01.Take off (ロングver) 02.NIGHT FLIGHT 03.エレクトロ・ワールド 04.Dream Fighter 05.love the world ―MC― 06.Zero Gravity 07.マカロニ 08.SEVENTH HEAVEN 09.Kiss and Music 10.Speed of Sound (着替え曲) 11.edge (⊿-mix) 12.シークレットシークレット 13.コンピューター・シティ 14.I still love U ―MC― 15.ワンルーム・ディスコ 16.セラミック・ガール 17.ジェニーはご機嫌ななめ ―声だし(パッと楽しく遊ぼうのコーナー)― 18.チョコレイト・ディスコ 19.ポリリズム 20.Puppy love アンコール E01.plastic smile E02.Perfume E03.願い (Album-mix) ついにツアーも終盤戦に突入! P⊿T横浜シリーズ 横浜アリーナ公演4days 1日目 219 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 09 48 53 ID O6C59MzJ 荷造りオワタ 武道館では靖国、代々木では神宮、ガイシでは熱田、城ではなんとか神社 公演成功祈願の巡礼ですが横アリ近辺にいい所がないんだよなあ・・・ 222 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 09 52 16 ID 4E6H5+Tr 川崎大師 235 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 10 16 21 ID ZzDRU4av 物販テント設営中。 まだ集まってるヤツはいないっぽい。俺は元町方面散策してくる。 あ、もう雨ぱらついてるよ。 276 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 10 49 34 ID k6hPSymh おはよー、パフェスレ いよいよ今日から横アリだね まだもぎり連中の打合わせ中、人ナシ あと花束外から確認できた 428 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 13 03 11 ID rZWts1Ig 菊名より歩いて到着!思ってたより近いな。Emilyさん達によるPTAブース飾り付けが完了。グッズ販売列出来始めてた。 451 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 13 16 11 ID ZzDRU4av アリーナ着いた。物販待ちが20人くらい。MEG、テルマ、上戸の花輪確認。 465 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 13 24 58 ID 7VuhuATB アリーナまで意外と歩くな 482 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 13 30 47 ID 7VuhuATB 音出してるみたい。低音ズンズンきてる あと、近くに幸福の科学の施設がある 515 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 13 45 00 ID 7VuhuATB 528 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 13 52 59 ID 7VuhuATB やべえラーメン博物館なめてたわww 536 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 13 59 57 ID ewkzMlzL 物販列び始めたぜ 男女比7 3 男10~20多し 女は大半が20代かな 歩道橋にはプラカいない 593 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 14 36 01 ID 7VuhuATB 10代多い。嬉しい 617 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 14 44 59 ID BZ04fmnY 今会場ついてグッズ並んでるが 2列で並べとのこと。 確かに全体的に若い層。 雨は降ってないが今にも雨が降りそうな空だ。 659 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 04 47 ID 7VuhuATB 盛況です ちなみに私はセブン付近に避難中w 661 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 15 05 11 ID 0cya08Ek 駅前の文教堂ワロタwww 665 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 15 05 46 ID xg0C+hfC MEGから花きてるな 696 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 20 17 ID 7VuhuATB ちょっと肌寒いです。天気も微妙 700 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 20 59 ID bplEFdGR チケット売りますのプラカを首から下げてるオジサンいたw アリーナBとか書いてあったよ 721 名前:宮崎から埼玉に出張の人[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 29 44 ID ndLGdysQ こちらスネーク 現地到着した 731 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 32 43 ID ZzDRU4av 花輪追加。はんにゃ、宮川大輔、カエラ姐さん、NHK MJ、フジ音組、HEY!HEY!HEY!、MONTV。あとは読めん。 736 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 34 20 ID 7VuhuATB 物販すいてます あめふってきたーーーー 743 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 35 43 ID qrPtT6KS 751 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 39 02 ID 7VuhuATB 雨ふってきました 物販に並ぶ方は暈を忘れずに 764 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 43 15 ID 9D13KimA 撮影会がはじまた 771 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 15 46 18 ID UiGGfdfm 逆プラカ結構見かけるから発作的に来ても大丈夫だよ。 778 名前:宮崎から埼玉に出張の人[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 49 54 ID ndLGdysQ どうやら私の携帯ではこれが限界のようだ 雨ふってきた 779 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 50 11 ID 7VuhuATB 黒Perfumeとヤスタカがいるw 787 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 15 53 22 ID 669eVhn6 寒いね グッズ販売落ちついたよ 789 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 53 27 ID 8MeVk7hx 物販列こんな感じ 雨降ってきたからΔ傘買って正解だった 797 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 57 09 ID oO/dzDsa 798 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 57 33 ID 9D13KimA PINOコスの小さな女の子いた 804 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 15 59 15 ID qrPtT6KS 文教堂乙 828 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 10 29 ID d6qLLfDP なんか晴れてきた 831 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 11 12 ID 9D13KimA ライトサーベル大人気 854 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 20 16 ID DZycLJ3a 空の上の方には日が差してる・・・判断が難しい天気だ 882 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 35 26 ID oO/dzDsa 集まってきた 893 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 41 14 ID GB+sf+40 逆プラカ多いよ 迷っている人来たら? 894 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 41 37 ID F1Dd/7uB 現地逆プラカだらけ みんなあまり売れない様子 近くの人、まだ間に合うぞ 896 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 42 10 ID 7VuhuATB てか逆プラカ割といる 見たい人、今からでも間に合うかも。歩道橋の所で少なくとも10枚は募集してる 897 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 42 53 ID 9D13KimA 入場の列ができた 901 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 45 11 ID 7VuhuATB 偽Perfume多すぎw 903 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 46 00 ID fVpIZAOD 文教堂店頭にパフュ・コーナーが。 912 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 48 30 ID ornRHG4J 新横大戸屋で腹ごしらえ。 ツアーTいるな。 914 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 49 14 ID 7VuhuATB 天気よくなってきました 929 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 54 07 ID 7VuhuATB 今日より前のライブは代々木が最後だけど、 代々木よりもカップルやらヤンキーやら高校生の多いこと… カオスです 946 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 59 04 ID Z0DmZIFW RIJのかしゆかコスはかなりレベルたかし。 947 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 16 59 22 ID oO/dzDsa アリ横のセブンイレブンの店員が光るブレスレット販売中って呼び掛けてる。余計なことすんなよ サイリウムには怨みがあんだよ。札幌で 972 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 04 30 ID 7VuhuATB 代々木の青いコスいる 11 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 13 22 ID 7VuhuATB 目の前で高校生2人組がPTA入信w 30 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 19 33 ID oeDyOfwV 文教堂の前でtbtのイントロ流れた瞬間通行人一斉に振り向いたw スーツ姿がちらほらいて心強いな 840 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 19 47 ID 7r+Htaa8 現地スネークです。 間もなく入場開始です。 31 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 19 54 ID qrPtT6KS 混沌としてきた 34 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 21 16 ID hmVdtpBR 横アリ横の7/11がサイリウムを外でうってやがる 39 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 22 16 ID 7VuhuATB 列動いて現在入り口前 42 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 22 53 ID oaeL9nrT 57 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 24 53 ID 7VuhuATB 周りがみんなPTAチケw 64 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 17 26 37 ID l2yc26YQ 逆プラカ多すぎ 65 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 26 54 ID ewkzMlzL 雨は降ってない 入口真ん中におにぎり頭のおねーさん発見 立ち方がのっちぽいw 68 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 27 35 ID DH3vwW/A ついた カオスすぎるwwwwwwww 71 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 28 11 ID no57BBda 逆プラカおおし これそうな人はきてみたら? センター席とかでてるよ 75 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 17 28 44 ID l2yc26YQ コス軍団が一般人と記念撮影会してる 78 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 29 06 ID qrPtT6KS 間もなく入場 80 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 29 28 ID DH3vwW/A LSG率少なすぎワロタ ライブ初めての客っぽいのばっかりw 年齢層若いなあ 85 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 30 40 ID 7VuhuATB 開場ちょっと遅れてる 96 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 33 06 ID AN6M31Xm 駅前の文教堂、店頭でperfume流しててワロタ 入場開始 100 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 33 27 ID 7VuhuATB 入場はじまったので失礼する 4時間後にまた。ノシ 101 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 33 43 ID mkVVnybR いざ出発。 110 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 36 12 ID 2ZZIjdY9 しかし若者が増えたのぉ 112 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 37 16 ID oO/dzDsa 腹減った 116 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 38 58 ID OGTfi2sv しかし、女子率が異常に高いぞ、過去最高かも 117 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 17 38 59 ID l2yc26YQ この混沌とした中で試験勉強してる人がいるwww 707 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 39 49 ID aH3yYtyl 新横浜の満喫より書き込み 武道館以来だが女子率めっちゃ上がってるね 会場前はピノ、エレワ、DF、代々木黒とコスだらけ 1時間前にちょっと小雨が降ったりして⊿傘が売れてたw のっちにしっかり声援してきますのれす 123 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 40 38 ID qrPtT6KS 名古屋、大阪に続きそうでないピノコスの人いるな 131 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 17 43 04 ID l2yc26YQ ここでそうびしていくかい? 掟のコスもいるぞ 136 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 43 39 ID OGTfi2sv 中の物販は超混雑してる、 141 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 17 45 29 ID l2yc26YQ ポリ6のコスもいるぞ 164 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 17 51 31 ID l2yc26YQ ※おおっと※ ※よこありのなかにいる※ 180 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 54 12 ID z/P2aSnt サイドモニタ二個づつ計四個ある、さすが横アリ 191 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 56 46 ID z/P2aSnt 花道異常に長い、ガイシの二割増しぐらいかな? 199 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 58 20 ID tqkZfWPR MEGUMI発見!乳でかすぎてワロタw 208 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 00 00 ID AN6M31Xm ほぅ、これが噂の触角ステージか。 ていうか花道長すぎだろ最前列かわいそう 851 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 02 15 ID 7LWkuHVl グッズ列かなり並んでる。多分今から並んでも間に合わないかも。 245 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 12 55 ID lAIXgzhp kmszかもしらんが代々木コスののっちかしゆかレベルたかしじゃ 630 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 13 08 ID NeQpgsze 今開場内だけど、武道館の時と比べても客層変わったね。 オタっぽい人なんて一握りしかいない。 258 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 14 54 ID GB+sf+40 アリーナだけど全体低いから近く見えるね。 632 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 15 40 ID NeQpgsze アリーナ前方だとPA席よく見える。 MIKIKOタソ… 267 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 16 53 ID z/P2aSnt ゲームジャケコス初めて見た、のっちとかしゆかでした。 270 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 17 11 ID 7VuhuATB 近くにRIJかしゆかがいる 280 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 18 19 26 ID l2yc26YQ センター後方よりアリーナの方が傾斜があるから見易そう 284 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 20 45 ID z/P2aSnt 外人率高いw 337 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 18 30 13 ID l2yc26YQ 手拍子始まった 338 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 30 14 ID fVpIZAOD 手拍子始まった。 339 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 30 20 ID s8dbRQ+C 手拍子ハジマリマシタ 365 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 18 34 05 ID l2yc26YQ パフュームのコスプレ3人組が係員に誘導されて着席w 371 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 34 59 ID fVpIZAOD 手拍子、激しくなった。 376 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 36 21 ID /OiPYs6N 掟さんきた! 384 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 38 56 ID /OiPYs6N 掟さんアリーナの左端w 385 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 18 39 10 ID oBjlK8X9 掟さんアリーナE 391 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2009/10/14(水) 18 40 52 ID l2yc26YQ ハジマタ\(^o^)/ 80 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 00 35 23 ID Zp548mmQ 入場前の外の風景をうpして寝るか
https://w.atwiki.jp/eirei/pages/471.html
大石綱元(おおいし つなもと)日本(武蔵国)1532~1601統率:C 武力:D 政治:A 知力:B 文化:A 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------山内上杉氏、上杉(長尾)家臣。大石元興の子。北条家に追われ、関東管領・上杉憲政に従い越後国に入る。御館の乱では景勝を支持、会津転封後は、保原城代を務める。街道や城下整備などの土木建築分野を得意とし、安田能元・岩井信能と合わせて『会津三奉行』と呼ばれた。播磨守。 大賀宗九(おおが そうく)、大賀信好日本(豊前国中津)1561~1630統率:C 武力:D 政治:B 知力:B 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------博多商人。茶人。「博多の三傑」の一人に数えられる。中津の武器商人。中津藩主・黒田長政が筑前国に移封されると博多に移った。徳川家康から朱印状を受け、ベトナムやタイ、琉球や李氏朝鮮などと貿易を行い、福岡藩の御用商人を務めた。 大久保忠教(おおくぼ ただたか)日本(三河国額田郡上和田)1560~1639統率:C 武力:C 政治:C 知力:B 文化:A 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------徳川家臣。大久保忠員の八男。大久保忠世、大久保忠佐、大久保忠為の弟。高天神城の戦いでは岡部元信を討ち取り、関ヶ原の戦いでも本陣で槍奉行を務めた。大久保長安事件に連座して一時失脚するが、大坂の陣でも本陣旗奉行を務める。晩年は、体験を基に『三河物語』を著し、『天下のご意見番』と呼ばれた。 大久保忠佐(おおくぼ ただすけ)日本(三河国額田郡上和田)1537~1613統率:A 武力:A 政治:D 知力:D 文化:D 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------徳川家臣。大久保忠員の次男で、大久保忠世の弟。武田信玄との一言坂の戦いでは、本多忠勝と共に殿軍を務め、長篠の戦い、小牧・長久手の戦いでも武功を挙げる。関ヶ原の戦いでは徳川秀忠の軍に従い、上田城を攻撃したため遅参する。駿河沼津藩主となるが無嗣断絶となった。蟹江七本槍の一人。 大久保忠隣(おおくぼ ただちか)日本(三河国額田郡上和田)1553~1628統率:B 武力:B 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------徳川家臣。大久保忠世の長男。三河一向一揆、姉川の戦い、三方ヶ原の戦い、小牧・長久手の戦い、小田原征伐などに参陣する。徳川秀忠付の家老となり、小田原藩藩主となる。老中にまで昇進するが、本多正信・本多正純父子と対立し、大久保長安事件にも連座して失脚する。 大久保長安(おおくぼ ながやす)日本(甲斐国)1545~1613統率:E 武力:E 政治:C 知力:A 文化:A 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------武田家、徳川家臣。はじめ猿楽師として武田信玄に仕えた。江戸幕府において天領の管理、新技術を利用した金銀山の採鉱、一里塚、伝馬宿など交通網の整備と、幕府の民政、財政に大きく貢献し、『天下の総代官』と呼ばれた。死後、不正蓄財を追及された。 大蔵卿局(おおくらきょうのつぼね)日本(丹後国)????~1615統率:C 武力:D 政治:B 知力:B 文化:B 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------丹後国の地侍・大野定長の妻。大野治長、大野治房、大野治胤、大野治純の母。淀殿や豊臣秀頼の乳母を務めた。方広寺鐘銘事件では、片桐且元とは別に徳川家康に面会している。大坂の陣では秀頼に殉じた子の治長と共に自害した。 大島光義(おおしま みつよし)日本(美濃国)1508~1604統率:C 武力:B 政治:C 知力:C 文化:D 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------斉藤家、織田家、豊臣家、徳川家臣。はじめ長井道利に属し、織田信長に召しだされると、姉川、長篠の戦いなどで活躍した。関が原の戦いでは東軍に付き、初代関藩主となるが、所領は4人の息子に分与されたため、一代限りの藩主だった。弓の名手だったと言われている。 大須賀忠政(おおすが ただまさ)日本1581~1607統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------徳川家臣。榊原康政の長男。母方の祖父・大須賀康高に子がなかったため、大須賀家を継ぐ。その後、上総久留里3万石の藩主となり、出羽守に叙任される。関ヶ原の戦い後は、遠江横須賀藩6万石の藩主となった。 太田牛一(おおた ぎゅういち)日本(尾張国)1527~1613統率:C 武力:B 政治:B 知力:B 文化:A 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------織田家、豊臣家臣。弓の腕を認められ、織田信長の直臣の弓衆となる。本能寺の変後は隠棲していたが、豊臣秀吉に召し出される。『信長公記』、『太田和泉守記』、『安土日記』など多くの歴史書を記した。 大友義乗(おおとも よしのり)、大友能述、大友能延、大友義延日本(豊後国)1577~1612統率:D 武力:D 政治:C 知力:D 文化:D 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------大友家23代当主。大友義統の嫡子。朝鮮出兵の際に、加藤清正、徳川家康に預けられた。関ヶ原の戦いの後、徳川家の高家に取り立てられた。 大友義統(おおとも よしむね)日本(豊後国)1558~1610統率:D 武力:C 政治:D 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------大友家22代当主。大友宗麟の長男。耳川の戦いで勢力を失い、豊臣秀吉の九州遠征に従い、豊後一国を安堵された。朝鮮出兵に参陣し、秀吉の勘気に触れて一時幽閉される。関ヶ原の戦いでは西軍として豊後に侵攻したが、石垣原の戦いで黒田官兵衛の軍に敗れた。 小笠原長治(おがさわら ながはる)日本1570?~????統率:C 武力:A 政治:C 知力:C 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------兵法家、剣豪。遠江小笠原氏の出で、武田家を経て後北条氏に仕える。奥山公重から新陰流を学び、真新陰流を開いた。『八寸の延金』という技を編み出したとされるが、現在では失伝している。 小笠原秀政(おがさわら ひでまさ)日本1569~1615統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------徳川家臣。小笠原貞慶の子。古河藩主、飯田藩主を経て、松本藩初代藩主となる。大坂夏の陣では、本多忠朝隊を救援したが、天王寺口で毛利勝永の猛攻を受けて戦死する。 小笠原吉次(おがさわら よしつぐ)日本1548~1616統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------徳川家臣。信濃小笠原家の小笠原長隆の子。関ヶ原の戦い後、松平忠吉の付家老として犬山藩主となり、城下町を整備した。後に佐倉藩主、笠間藩主を務めた。 小川祐忠(おがわ すけただ)日本(近江国)1549~1601統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------浅井家、織田家、柴田家、豊臣家臣。本能寺の変が起きると、明智光秀に従って山崎の戦いに参加するが敗北する。清洲会談後は、柴田勝豊の家老となるが、豊臣秀吉に寝返る。関ヶ原の戦いでは西軍から東軍に寝返り、佐和山城攻めにも参加したが、戦後に改易された。 奥田忠高(おくだ ただたか)日本(大和国畑城)????~1618統率:C 武力:A 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------松永家、織田家、豊臣家、徳川家臣。大和の国人。豊臣秀長の死後、致仕して大和へ隠棲するが、徳川家康に請われて関ヶ原の戦いに東軍として参陣する。 奥平信昌(おくだいら のぶまさ)、奥平貞昌日本(三河国)1555~1615統率:C 武力:B 政治:B 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------徳川家臣。三河の有力国人(山家三方衆)。奥平貞能の嫡男。今川家や武田家にも属していたが、武田信玄の死によって徳川に寝返る。長篠の戦いでは長篠城に篭城して善戦する。家康の長女・亀姫を娶り、美濃国加納10万石に重用された。関ヶ原の戦いでは初代京都所司代として安国寺恵瓊を捕らえた。 奥村永福(おくむら ながとみ)、奥村助右衛門日本(尾張国)1541~1624統率:B 武力:A 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------前田家臣。前田利春、前田利久、前田利家に仕える。一時浪人となるが越前攻めで帰参する。後に佐々成政に攻撃されるが、末森城を守りきる(末森の戦い)。その後も九州遠征、小田原討伐に参加し、大阪の役では金沢城代を務め、加賀前田家の礎を築いた。 お船の方(おせんのかた)日本(越後国)1557~1637統率:D 武力:D 政治:C 知力:B 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------直江信綱の正室、のちに直江兼続の正室。直江景綱の娘。父・景綱に男児がなかったため、信綱・兼継と後継者を婿に迎えた。主君・上杉景勝の正室である菊姫とも交流があり、景勝と菊姫の死後、上杉定勝を夫婦で養育した。 小田氏治(おだ うじはる)日本(常陸国)1534?~1602統率:D 武力:D 政治:D 知力:D 文化:D 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------常陸国の戦国大名。小田政治の子で、15代にして最後の小田家当主。北条氏康と結んだため上杉謙信らの攻撃を受けて小田城を追われる。常陸を統一しようとする佐竹氏と争うが敗れ続ける。しかし領民からは慕われており、小田城を奪い奪われを繰り返す。豊臣秀吉の小田原征伐に参加しなかったため所領を没収された。 織田五徳(おだ ごとく)、徳姫、岡崎殿日本(尾張国)1559~1636統率:E 武力:E 政治:E 知力:E 文化:D 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------織田信長と吉乃の娘。徳川家康の嫡男・信康に嫁ぐが、姑である築山殿は今川家の血族であり、織田を憎んでいたため、仲が悪かった。そして、築山殿が武田家と内通しているなど12か条に及ぶ訴状を送り、夫・信康と築山殿を死に追いやることとなった。 織田高長(おだ たかなが)日本1590~1674統率:D 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------織田信雄の五男。細川忠興や前田利常に身を寄せ、大坂夏の陣に参陣する。兄の信良の死で嫡男となり、父の死後、大和国宇陀松山の領地を相続し、2代藩主となる。また、小幡藩主となった甥(信良の子)織田信昌の後見人も務めた。出雲守、侍従。 織田長政(おだ ながまさ)日本(大和国)1628~1690統率:C 武力:C 政治:C 知力:D 文化:D 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------高家織田家初代当主。宇陀松山藩主・織田高長の三男。兄の長頼から宇陀郡の領地を分け与えられる。後に参勤交代する旗本(交代寄合)となる。式部少輔、対馬守。 織田長益(おだ ながます)、織田有楽斎日本(尾張国)1547~1622統率:D 武力:E 政治:C 知力:C 文化:A 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------織田信秀の11男で、信長の実弟。利休七哲の一人。信忠に仕えるが、本能寺の変において二条城から脱出する。小牧・長久手の戦いでは、調停役を務めた。後に出家して「有楽斎」と号し、自ら茶道有楽流を創始した。京都建仁寺に茶室如庵を建て、現在の有楽町に庵を建てた。 織田長頼(おだ ながより)日本(大和国)1620~1689統率:D 武力:D 政治:D 知力:D 文化:D 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------宇陀松山藩3代藩主。織田信高の次男。織田信長の子孫であることから、無官である時に、将軍・徳川家光に単独で拝賀を許された。侍従、伊豆守、山城守。 織田信雄(おだ のぶかつ)、北畠具豊、織田常真日本(尾張国)1558~1630統率:C 武力:D 政治:E 知力:E 文化:D 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------織田信長の次男。伊勢国司の北畠具房の養子となり家督を継ぐ。内大臣。本能寺の変後は、小牧・長久手の戦いで一時、徳川に通じるが、豊臣家に従属する。越中征伐や九州征伐、小田原征伐に参陣するが、徳川旧領への転封を拒否し、改易される。後に、宇陀松山藩2万8000石の藩主となる。 織田信包(おだ のぶかね)、長野信包日本(尾張国)1543~1614統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------織田信秀の四男で織田信長の弟。信長の命で北伊勢の長野工藤家の養子として17代当主なる。小谷攻めでは、お市とその娘を保護する。越前攻め、石山本願寺攻めに参加する。本能寺の変後は、豊臣秀吉に従い、豊臣秀頼の傅役を務めた。関ヶ原の戦いでは西軍に付くが許され、柏原藩初代藩主となった。 織田信武(おだ のぶたけ)、織田国長、織田長通日本(大和国)1655~1694統率:D 武力:D 政治:D 知力:D 文化:D 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------宇陀松山藩4代藩主。織田長頼の長男。侍従、出雲守、伊豆守の官位と国主大名格の待遇を与えられていた。後に家中の対立(宇陀崩れ)が起きて自殺する。 織田信昌(おだ のぶまさ)日本(上野国)1625~1650統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------小幡藩2代藩主。織田信良の次男。父の死により僅か2歳で家督を継ぎ、叔父の織田高長の後見を受ける。領内の検地を実施する。幕命によって館林城、下館城などの守備を勤める。 織田信良(おだ のぶよし)日本1584~1626統率:B 武力:C 政治:B 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------織田信雄の四男。父の改易後は、一時、細川忠興の元に身を寄せる。後に父から上野国甘楽郡などを与えられ、小幡村に陣屋を移転し、小幡藩初代藩主となる。城下町や灌漑用水の整備などを行ない、藩政の基礎を固めた。因幡守、兵部少輔、侍従、左少将。 織田秀雄(おだ ひでかつ)日本1583~1610統率:D 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------織田信雄の長男。亀山城主。豊臣秀吉から越前国大野郡を与えられる。関ヶ原の戦いでは東軍に付きたかった、父の意向で西軍に与した。参議。 織田秀信(おだ ひでのぶ)、織田三法師日本(尾張国)1580~1605統率:D 武力:D 政治:D 知力:E 文化:E 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------織田弾正忠家6代当主。織田信忠の嫡男。岐阜城主。本能寺の変が起こると、豊臣秀吉に擁立され3歳で織田家を継ぐが、飾りでしかなかった。関ヶ原の合戦では西軍に属し、戦後は高野山に出家した。中納言を官し、『岐阜中納言』と呼ばれた。 阿南の方(おなみのかた)、大乗院日本1541~1602統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------二階堂盛義の正室。伊達晴宗と久保姫の娘で、岩城親隆の妹で伊達輝宗らの姉。蘆名盛隆、二階堂行親の母。子の行親が早世してしまったため須賀川城主となる。勢力を拡大する伊達家に抵抗し、甥である伊達政宗の降伏の呼びかけに応じることなく、佐竹氏に落ち延びた。 鬼庭綱元(おににわ つなもと)、茂庭綱元日本(陸奥国伊達郡)1549~1640統率:B 武力:B 政治:A 知力:A 文化:B 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------伊達家臣。鬼庭良直の嫡男。伊達政宗が葛西大崎一揆を煽動していたことが露見すると、豊臣秀吉への弁明のために京に派遣された。一時、政宗との関係が悪化して出奔するが、赦されて帰参する。長谷堂城の戦い、大阪冬の陣、夏の陣にも参陣した。伊達秀宗が宇和島藩主となると、宇和島藩の統治機構確立に尽力した。 小野忠明(おの だたあき)、神子上典膳日本1569~1628統率:D 武力:A 政治:D 知力:D 文化:E 魅力:E--------------------------------------------------------------------------------剣豪。里見家、徳川家臣。伊東一刀斎に師事し、剣術を学び、徳川秀忠に仕え、柳生新陰流と並ぶ将軍家剣術指南役となった。関ヶ原の戦いでは上田城攻め、大坂の陣にも参陣した。小野一刀流の祖。
https://w.atwiki.jp/city_blues/pages/241.html
「お前を呼んだ覚えはない」 扇情的な仕草で座る姫に対し、メフィストが告げる。一km以上も距離が離れているにも拘らず、メフィストの声は驚く程良く通った。 花神、花中の王、百花の王、天香国色。それら全ては、牡丹の別名である。中国史における美女の代名詞の一人である楊貴妃も、嘗てはこの花に例えられていた。 牡丹と言う花はまさに、美しい花の代表格とも言うべき花であり、それ故に女の美を表現する手段としては極めてオーソドックスである事の裏返しでもある。 有り触れた美のレトリックでは、姫の仕草の美しさを表現出来ない。座れば牡丹、と言う言葉があるが、彼女の艶やかさを大輪の牡丹で表現するのは、余りにも陳腐だった。詩才がないとすら、罵られるであろう。 「警報の音が煩過ぎて起きてしまったわ。下郎の始末すら密に済ませられぬのか?」 言って姫が、船首から床に飛び降りると、それを契機に黒い船の威容が、空気に溶けるかのようにその場から消失した。彼女の声も、不気味な程よく届く。 ジャバウォックが病院にやって来るまで、宝具である船の中で微睡んでいた。姫は、興が乗れば数週間も風呂に入っていない浮浪の者に股を開き、 恥垢の溜まるその股間に奉仕をする程の淫売である。しかしそれと同時に、下賤の者との交流を何よりも嫌う女でもあると言う、相反する性質を秘めた貴女であった。 この街は自分が出歩くに値せぬつまらぬ街。それが、姫の下した決断。故に彼女は病院の地下の、誰も来る事のない宝具の船を修められるだけのスペースで今まで惰眠を貪っていたのだ。 その惰眠が、ジャバウォックの来襲を告げる警報で破られた。例え目の前で核爆弾を炸裂させようとも、眠る彼女の興味など引けはしない。 生前の経験から、その警報が何らかの敵襲を告げる物である事を理解していたから、姫は覚醒したのである。メフィスト病院に、敵意をぶつける者。それに興味が湧き、その根源へのコンタクトを取りたくなった。事のあらましは、そんな所である。 「何者だ、女」 憎悪で練り固められた暴虐の魔獣が、姫に対して言った。 メフィストと、姫。人外の美の極致にある麗魔二名が同時にいる空間は、それだけで、正気を保てぬ程の緊張と重圧感が世界を支配する。 常人であれば、自分が此処にいると言う事に先ず疑問を覚え、最終的には、この空間に自分は相応しくないと思い始め、手元にナイフでもあれば迷わず首筋にそれを突き立てる。 しかし、今やこの魔獣は、二名の誇る美が問題にならない程、憎悪が昂ぶっていた。特に、メフィストへの。 「己が身体を金属に変じさせる術か。三六〇〇年程前、ヒッタイトの国で同じような物を見た事があるぞ」 姫は、ジャバウォックの言葉をあからさまに無視し、メフィストの方へと言葉を投げた。下郎は、相手にするに値しないらしい。 憎悪の魔獣の身体に纏われる極熱が、上がった。姫の高慢な態度に対して、憤懣を抱いたらしい事は明白だった。 ヒッタイト。それは世界史に曰く、紀元前約千六百年にアナトリア半島に築かれたとされる王国の事である。 この時代、世界のどの都市国家や諸国を見ても、全ての国が青銅器文明であった。ヒッタイトはその優れた製鉄技術を以て、世界で最初に鉄器文明を築いたとされる、 世界史上のターニングポイントにも設定されている重要な古代国家である。戦争においても、当時多くの国が青銅器文明の中一国だけ鉄器文明の為大層強く、 あのメソポタミアを征服しただけでなく、最も偉大なるファラオとすら称されるオジマンディアスが率いたエジプトを相手に優勢を保っていた程の強国である。 しかし、それが彼の鉄の国の全てではない。姫は知っている。あの国がどのようにして優れた鉄器文明を築けたのかを。 あの国は時の魔術師千人が持てる全ての力と命と引きかえに大魔術儀式を行い、アカシア記録へと無理やり接続、鉄器の知識を引き出させ、当時最強の国家になったのである。 歴史書は語らない、現在の歴史家も信じない。しかし姫は見た事があるし、知っている。遺伝子組み替えで生み出された全長三十m以上のスフィンクスや、 数千度の炎を身体に纏わせ音速の数倍の速度で移動する巨大なハヤブサを兵器として用いていた当時のエジプトを相手に、ヒッタイトがどう渡り合っていたか。 彼の国ではマッハ二十の速度で弾丸を放つライフルが兵士の標準装備だった。現代では実現不可能なレール・ガンも存在し、これは四十㎞以上先の相手でも狙撃出来た。 最高時速七〇〇〇㎞以上の鉄の戦闘機が実用化され、王の近衛兵は全て全長二十m以上の鉄巨人だった。 現存する如何なる技術でも作成不可能とされる完全完璧な球体や、深度六千m以上を簡単に潜る事の出来る潜水艦をも作成出来た、鉄の大王国。 それが、姫の知るヒッタイトだ。その国では細胞と金属を融合させる手術が既に確立化され、自らの意思で己の身体を銃器にさせる事も、剣に変える事も出来る兵士が量産されていた。全身を金属で出来た鬼に変える者も、姫は見た事がある。それとの類似性を、メフィストに指摘した。 「現存する如何なる技術、如何なる魔術でも、目の前のサーヴァントを生み出すのは不可能だ。ヒッタイト王国ですらこれは産み出せん」 「ほう、ではお前は目の前の存在をどう思っておるのじゃ」 「如何とも思わん」 メフィストの言葉は、姫の予想を裏切るものだった。 「これから滅びを与える者に、抱く感慨は何もない。私の怒りを買った事を後悔させながら、地獄の釜底へと叩き落とすだけだ」 その一言を聞いた瞬間、ジャバウォックが動いた。 メフィストが先程放ったレール・ガンの技術を応用、右腕を銃口状の器官に変形させ、其処にローレンツ力を働かせ、体内で精製させた金属の砲弾を発射させる。 弾体と魔界医師との距離感が半分以下にまで縮まった頃には、砲弾はマッハ五十と言う破壊的な速度になっていたが、 時間制御で量子コンピューター並の思考速度を得ていたメフィストは、これに対応。ケープ部分に砲弾が直撃するも、砲弾が即座に腐敗し塵になり、消滅してしまった。 「ほほほ、メフィストの怒りを此処まで買うとは、余程の事をしたらしいの、この鉄の獣(けだもの)は」 「これを葬り終えたら、次はお前だ姫よ。魔界都市にも、せつらにも袖にされた孤独の女王よ」 メフィストが姫に送る言葉には、一切の親しみもない。ジャバウォックと接する時の声のトーンとまるで変わらない。 お前も裁きの対象だと言わんばかりの声音である。メフィストの今の態度は、この吸血姫を御す事など、どんな手段を用いても不可能だと知っているからと言うのもある。 だがメフィストが激怒するのも当たり前の話で、彼は気付いているのだ。この女は、ただ歩くだけで死を生む魔性の女、このロビーに来るまでに、メフィスト病院のスタッフを何人か殺めている事に気付けぬ程、メフィストの目は節穴ではなかった。 「……つまらぬ冗談だけは得意な男よ」 メフィストの口にした言葉は、ただでさえ我儘で気の短い姫の逆鱗を破壊する程の言葉だったらしい。無論彼は、それを選んで彼女を悪罵した。 この場の気温が、零下を割りかねない程の凍結した怒気を放ちながら、姫はメフィストの方を睨みつけていた。殺意が可視化し、重みを孕んだかのようだった。 NPCや、並のサーヴァントであれば、姫が身体から放ち続ける無限大に近い総量の殺意に気死、この怪物を敵に回した事を心の底から悔悟してしまうだろう。 しかしメフィストは、全くそんな事を意に介さず、これから屠殺される牛や豚でも見るような目で、姫の事を横目で見ていた。姫の殺意を感じても、平然とした様子のサーヴァントはメフィストだけじゃない。彼女が鉄の獣と呼んだバーサーカーも、また然りだ。 ㎞単位の距離を一秒を遥かに下回る速度でゼロにし、ジャバウォックが姫の方へと肉薄。 頑強な力場をも紙のように裂き、空間すらをも引き裂いて見せる爪の生え揃った右腕を、この魔獣は竜巻めいた勢いで振るった。 直撃するまで後数十cm、と言う所で、腕が止まった。姫の繊手が、ジャバウォックの右手首を万力の如き力で抑え込んでいるからだった。 「痴れ者が、実力の差をも理解出来ぬか」 そう言って姫は手に力を込め、何と素の腕力で、ジャバウォックの右手を捩じ切ったのである。 ピクッ、と反応するジャバウォック、このサーヴァントもまた、怪物か。言葉には出さぬがそう思ったのは間違いない。 捩じ切られた右手はいつでも再生出来る。お構いなしにジャバウォックは、口から燃え盛る火炎を吐き出した。今やその摂氏は一万度にも達する。 それを真正面から受けてしまう姫、身に纏う衣裳が灰も残らず燃え失せ、彼女もまた瞬きよりも早い時間で燃え盛る人の形となった――燃えていた時間も、一緒だったが。 ジャバウォックが今度こそ、驚愕に目を瞠若させてしまう。 その瞬間を縫って、メフィストが動いた。足元に針金で銃座を再び作っていた彼は、またもジャバウォックの方に、メスによるレール・ガンを発射する。 今回は運良く、メフィストがこれを形成させる瞬間を目の当たりにしていた魔獣は、自らの真正面に局所的ではあるが極めて強い磁場を形成させる。 レール・ガンがマッハ数百の速度でジャバウォックを貫かんと向かうが、磁場に直撃した瞬間、あらぬ方向に大きい角度で逸れて行く。 如何なレールガンと言っても、電磁誘導の力を用いての実体兵器と言う枠からは脱し切れていない。ならば、それを兵器足らしめている電磁誘導の力を狂わせてしまえば、恐れるに足らないのだった。 ――それよりも脅威と感じたのが、燃え盛る妖姫の方であった。 「ハハハハハ!! 懐かしい焔よ!! この獣、竜の火炎を吐きおるぞ!!」 姫に纏われた炎が沈静化して行く。冷静に考えればあり得ない話である。 一万度を超える超高温の炎を浴びていて、『人の形を保てている』と言う事自体が既に常軌を逸した光景だ。普通ならば、人の形すら保てず一瞬の内に、灰も残らず消え失せる。 人の形の炎が、水が引いて行くように消えて行く。露になる、この世の『白』の見本のような色をした柔肌、悠々と風に任せるがままたなびいている射干玉の如き黒髪。 股座に生える、見るだけで盛りの男を射精に導く黒い陰毛。そして、気高さと淫売さが同居した、神ですら裸足で逃げ出すその美貌。真の美しさは、地獄の業火ですら害せる事が出来ぬのか。炎ですら意思を持ち、焼き殺す事を躊躇うのか。そう感じずにはいられない。姫は、無傷であった。 時間制御で魔境の速度を得たメフィストが、此方へと駆け寄って行く。 その手には、メスが握られていた。空間は元より、神や悪魔ですら切断出来ると言われたメスだ。戦闘に用い、斬られれば何が起こるか解らず、 その全てを理解している物はメフィストだけとすら言われた、メフィスト謹製のメスである。 一瞬でジャバウォックの下へと肉薄したメフィストが、メスを振った。 この一撃を喰らうのは拙いと判断したジャバウォックは、受ける事すらせず彼から飛び退き、回避する。この何気ない仕草ですら、音の速度を超えている。 ――それに、裸身の姫が追いすがる。白色の残像を夢魔の残滓めいて世界に残しながら、彼女はジャバウォックに匹敵する程の速度で接近した。 この時には既に魔獣の右手は再生を終えており、それを姫の方へと振るった。明らかに、珪素と炭素の魔獣が腕を振った後で、姫もその左の繊手を優雅に振るった。 腕と腕が衝突する。瞬間、衝撃がジャバウォックの右腕全体に伝わった。衝撃が走った所から、砲弾でも跳ね返す程の強度のジャバウォックの身体に数千分の一秒で亀裂が生じ、 其処から粉々に砕け散った。あり得ない程の衝撃と威力だった、攻撃を受けたのは右腕で、しかもその部位が破壊されたにも拘らず、痺れにも似た鈍い感覚の遅れが、魔獣の身体を打ち据えていた。これこそが、吸血鬼の頂点に立つ者の腕力。核シェルターですら容易く粉砕する、人の形をした自然災害が振う恣意的な暴力だった。 メフィストが針金を空中に抛り、再び針金細工を形成させる。今回は、空を舞う巨大な鷲だった。メフィストの手から成る針金細工だ、嘴から何を吐き出してもおかしくない。 それを見たジャバウォックは、姫とメフィストの双方を攻撃すると言う選択を取った。残った左腕が茫洋と霞んだ瞬間。 Hiiiiii――――――nnnnnnと言う高音がさくかに響いた、瞬間。姫の身体が蒼白く激発し始めた。 あらゆる細胞を麻痺させ、神経を狂わせ、組織を完全に破壊してしまう超高速振動波。それを叩きつけられた事によって、肉体が電離化を始めていた。 針金の巨鷲も、その直撃を受け、何らの役割を果たさせる事なく身体を爆散させる。蒼白く輝く欠片が床に墜落するその中で、メフィストの方は平然とした様子だった。 その振動波の波数を一瞬で解析、それを中和する波長の震動を身体を纏わせているからだった。 「見た目に違わず随分多芸ではないか、この獣は」 進行する身体のプラズマ化以上の速度で、肉体の再生を終えた姫が、面白げに呟いた。 サーヴァントであろうとも肉体が粉々に砕け散る超振動を受けていたとは到底思えない程に、姫の身体には傷がなかった。 生前から付き合いのあるメフィストは既に知っていた事柄だが、此処に来てジャバウォックも気付いたらしい。姫の驚くべき再生能力に。 一万度を超える火炎、身体を瞬時にプラズマ化させる程の高速震動。そして、ジャバウォックの身体に纏わせた、近付くだけであらゆる金属を蒸発させる超高温。 これらに直撃し、何故無傷でいられるのか。無傷、と言う言い方は実は正確ではなかった。厳密には姫は、ダメージを負っている。 『受けた損傷以上の速度で傷が再生する為、傍目から見れば無傷に見える』のである。高位の吸血鬼は、灰になった状態からですら完全なる復活を遂げられる。 夜の覇王たる吸血鬼、その中でも最上位の強さを誇る姫の再生速度は常軌を逸する。分子、原子レベルにまで粉々にされても、次の瞬間には平然と復活出来る程なのだ。サーヴァントになりその存在が著しく劣化したとしても、それでもなお圧倒的な再生力。これが、姫の防御力の正体であった。 スッと、メフィストが人差し指をジャバウォックの方に伸ばす。 その動作に不穏な空気を感じ取ったバーサーカーが、空中へと飛び上がりつつ、その身体の周辺に強い電磁シールドを纏わせた。 これと同時に、メフィストの人差し指から、数千万Vもの放電現象が発生。元々は患者の心臓マッサージ用に編み出した魔術だが、これを対象の抹殺用にまで昇華させている。 紫色の放電は、ジャバウォックと『姫』の方に、毒蛇が対象を噛まんとするような動きで迫ってくる。ジャバウォックの方は電磁シールドに阻まれ、スパークが砕け散るが、 姫の方はまともに直撃。人を一瞬で焼死させる程の超高電圧に直撃しても、炭化どころ皮膚の焦げた跡すら、彼女には見当たらなかった。 あわよくば、ジャバウォックと一緒に殺す、と言うメフィストの考えが、これでもかと言う程露になった瞬間である。 「サーヴァントの身の上は、貴様であろうとも盲いさせるか。私がこの程度で滅ぶと思っておったか!!」 無論、そんな事は言われるまでもない。姫の恐ろしさを知っているメフィストである。この程度で死ぬような相手ではない事は、百も承知だ。 高度二百m程上空まで浮上したジャバウォック。この瞬間右腕は再生を終えており、復活した両腕から細い針の魔弾を射出させる。 ケルトの地の神話に伝わる光神・ルーが用いた、魔王バロールを打ち倒すのに使った魔弾と同じ名前のその攻撃を、タスラムと呼ぶ。 姫の方は、気まぐれからか、思いっきり地を蹴り、一瞬でジャバウォックと同じ高さまで並び、其処で浮遊した。 メフィストの方は、裏地を強調するように白いケープを大きく開くと、その内部に、タスラムが吸い込まれていった。広大無辺な亜空間のゲートなのか、ケープの裏側に吸い込まれたタスラムは爆発したのかどうかすら余人には解らない。 一切の浮力もなしに空を飛べるのは、この世の物理法則に囚われぬ姫であればこそだった。ジャバウォックも最早、驚くには値しないらしい。 左腕の肘から先を銃口の形状に変えるジャバウォック。両腕を霞ませる姫。攻撃を初めに仕掛けたのはジャバウォックだった。 メフィストから学んだレール・ガンの原理を自ら適用させ、体内の金属細胞で精製させた砲弾をマッハ三十の速度で射出させる。 それに対するカウンターのように、姫の行動が次に重なった。砲弾が、姫の身体に届く前に粉々に破壊されたのである。馬鹿な、とジャバウォックが驚いた。 姫もまた、ジャバウォックが使って見せた様な、超高速振動を使って見せたのである。振動させる部位は、己の両腕。その振動波に直撃すれば、物は分子レベルで破壊される。 急いでジャバウォックは、放たれた振動波を無効化させる振動を全方位に放ち、高速振動を中和、無効化させる。 その間、何もしないメフィストではない。 メフィストはケープの裏地から、野球ボール大の大きさの鉄球を取り出し、それを高速で、姫とジャバウォックの間の空間に飛来させて行く。 魔獣と吸血姫が殴り合いを行おうとしていた、正にその寸前で、鉄球に亀裂が入り始めた。それを見た瞬間、ジャバウォックが鉄球から急速に離れた。 無論放り投げたのはただの鉄球ではない。周囲二百mに渡り、最高三億度の熱を撒き散らす特殊反応弾である。 炸裂させれば、閉鎖的な性質を持った空間や固有結界すらも焼き尽くす、メフィストのみが使用出来る恐るべき兵器。人体に放てばどうなるかは最早説明するべくもない。 彼の魔界都市でも、使用は絶対的に禁止。メフィスト病院及び、これに比肩する強固な閉鎖空間の中でしか使用が許されなかった、禁断の兵器である。 割れた箇所から、無色の焔が迸った。億の温度を生み出す特殊成分、それによって生じる炎には、色など存在しないのである。 炎の直撃を受けた姫は、数万分の一秒と言う短い時間で、身体が炎上し始めた。三億度と言う灰どころか魂すら残らぬ程の超高熱を受け、塵一つ残らず消滅するのと、 姫に生来備わる常軌を逸した、それこそ英霊の座を見渡しても屈指の再生力が拮抗している瞬間だった。対魔力スキルを持っていなければサーヴァントですら即死である。 一方、ジャバウォックの方は、亀裂を見てから動き始め、一㎞以上も離れた所へと退避していた。熱を利用した兵器は本来魔獣には通用しない所か、 逆に自らの力の呼び水にする程であるのだが、流石に億の温度は真正面から受け切れない。何せ太陽表面の五万倍の温度だ。 直撃しても多少はその熱エネルギーを吸収できるだろうが、サーヴァントとして矮小化された身では逆に吸収し過ぎで破裂しかねない。 ジャバウォックに備わる、生理現象とも言うべき熱エネルギーの吸収能力が、メフィストの放擲した特殊反応弾の熱を吸収し始めた。 熱エネルギーが放出されていた時間は、およそ四秒。たった一秒で、無尽蔵とも言うべきジャバウォックの吸収能力が吸い過ぎの状態を発生させてしまった。 拙いと思い、更に熱から距離を取りながら、吸収し過ぎたエネルギーを荷電粒子砲やレール・ガン、と言った攻撃に変換、総量を減少させる。 狙った先は無論メフィスト、そして、今も三億度の熱の爆心地に居ながら、人の形を保っている姫の方だ。 全体的に人の形を保った燃焼と言う現状が一番相応しい姫が、雨霰と放たれるレール・ガンを腕を振って木端微塵に破壊する。メフィストの方は、針金の壁を作り出し、何十発にも及ぶ荷電粒子砲を防ぎ切った。 特殊反応弾の熱が収まり、過吸収分のエネルギーも漸く問題ない値まで減らす事が出来たジャバウォック。 これと同時に、メフィストの方へとロケットの如き勢いで向かって行く。そして、移動ルート上で右腕の形を変形させて置く。 それは、肘の辺りから三本に枝分かれした、木肌の荒い大樹と言うべき様相をしており、この状態になった腕を、最大限共振させて行く。 攻撃の正体に既に気付いたメフィストが、何を思ったか、両目に人差し指を突き入れ、即座に引き抜いた。 彼我の距離が、百フィートを切った辺りで、メフィストが虚空目掛けてメスを振った。あの時、目に指を突き入れ、両目を手術。 手術によってBランク相当の千里眼を獲得していたこの美魔人には映っていた。空間に走る、白々と光る細線。 ジャバウォックは、物理的特性を無視する空間の切断現象、それを範囲内に、回避不可能なレベルの密度でバラ撒いていたのだ。 地球上の如何なる生物、赤外線すら視認出来る昆虫ですら不可能な空間の切断線、それを『視る』為に即席の手術を行い、それがどのような角度で放たれたかを認識してから、メフィストは手に持ったメスで空間の切断を逆に斬り返したのだ。 接近しながら、嘗てチェシャ猫の名を冠していたARMSが切り札としていた、空間を切断する魔剣を再び発動させるジャバウォック。 魔獣は、右腕を魔剣(アンサラー)を放つ為の機構に、左手首より先をコンセントに似た二本の刃が突き出た様な形に変形させていた。 後者の方は、余剰エネルギーを高圧電流に変換させ、空間に放電現象として放出させるらしかった。――この時、三億度の熱から完全に復帰した姫が、此方へと急降下して行った。向かう先は、ジャバウォック。 空間に、目に見えぬ魔剣の剣線が閃いた。物理的特性を無視して如何なるものをも切り裂くこの一撃を、今ジャバウォックが放った密度のまま人間が直撃すれば、 待っている未来は挽肉だった。これをメフィストは、ジャバウォックですら右肘より先が霞んでしか見えぬ程の速度でメスを持った右腕を動かし、迫る剣線を逆に切断して行く。 姫もまた、その攻撃に常人には理解出来ぬ、不可視かつ不思議な力を纏わせているのだろうか。花しか手折れず、椀と箸と匙しか持った事のなさそうな程か弱い繊手の一撃は、 空間に刻まれたアンサラーを尽く破壊して行った。メフィストが空間の切断を斬り返し、姫が此方に迫るその最中に、第二陣、超高電圧の放電を魔獣は開始した。 閃くのは、眩いばかりの電光。夜の闇の中でその一撃を放ったら、突然昼になったような錯覚を覚えるだろう。それ程までの電圧と出力の強さだった。 直撃すれば鋼すら蒸発する。意思を持ったようにケープが勝手に動き、メフィストに迫りくる放電を、白布は忠臣の如く明後日の方向に跳ね除けさせる。姫に至っては、身体が焼ける事など構いなしに、ジャバウォックの方へと突っ込んで行く。 接近した姫が、その繊手を振った。傍目からはゆっくりと振っているように見えるが、その実、音の十倍にも届こうかと言う破壊的な速度で行われる白腕の打擲だ。 一万t以上にも達する衝撃を耐える分厚いデューム鋼を、薄焼きの煎餅の様に破壊する恐るべき一撃である。ジャバウォックですら、最早直撃してはならないと思っている。 バッと距離を離し掛けたその時、凄まじい衝撃が魔獣を右から打ち叩いた。新幹線の衝突を思わせる程の威力に、魔獣の重圧な身体が水平に吹っ飛んで行く。 吹っ飛びながら、姿勢の制御を試みているジャバウォックが、見た。どんな貴い血(ブルーブラッド)の女ですら、跪いてキスをさせて欲しいと懇願するに相違ない、 メフィストの輝ける右手が、空間にパントマイムの要領で手を当てているのを。空間振動の類か、ともジャバウォックは思ったが、実態は違う。 空間にも脈拍と言う物があり、人間は元より、ヒトよりも遥かに優れた感覚器官をもつ動物や昆虫ですら、空間の搏動を感じ取る事は出来ない。 その空間の心拍を、メフィストは一時的に増大させたのだ。ジャバウォックが感じた衝撃の正体は、強くなり過ぎた空間の脈拍であった。 ジャバウォックが吹っ飛んだ先に、姫が向かって行く。 裸を露にした、姫の身体。首筋、肩、乳房、腰、そして、尻から太腿を伝って足首、爪先に至るまで、美の精髄足らぬ箇所など一つもない。 人類史に名を刻む如何なる美術家・芸術家でも、姫の身体の一部を再現する事など不可能だろう。彼女はまさに、美と言う概念の始原にして全てだった。 そんな美しい肢体の何処に――音に数倍する速度での奔走を可能とするだけの力があると言うのか。 姫の移動ルートと、ジャバウォックが飛び退いているルートが丁度重なった、その瞬間をメフィストは狙った。 針金を以って銃座を作りだし、白く、そして淡く輝くメスを、其処にセットした。今回使うメスは、ただのメスではない。 此処メフィスト病院に頼ってやってきた患者の、生への希求。そして、己を蝕む病と怪我が治った時の、生きる時の喜びを、メスの形に固めたものである。 これをメフィストは、マッハ百と数十の速度で射出した。放たれたメスは、若返りの秘香油でも塗った様に輝く姫の白肌に包まれた鳩尾を貫通し、 そのままの勢いを減速させるどころか更に加速させて、ジャバウォックの腹部に類する所を貫いた。貫かれればそのポイントにマイクロ・ブラックホールを生みだし、 対魔力の値など構いなしに、生じた極微の黒点に、肉体を破砕させながら吸引させる。その恐怖を知っているジャバウォックは、真っ先にその除去に取りかかり、 穿たれた所を抉り取り地面に投げ捨てた。無論、この一撃を以ってジャバウォックを破壊しようと言う意図もあった。だがそれ以上に今の一撃は――姫に対するものでもある。 「メフィスト……貴様ッ!!」 ダメージは寧ろ、ジャバウォックよりも姫の方が深刻な物であった。 姫もまたジャバウォック同様、メスに貫かれた部位を、内臓である胃や膵臓ごと削って抉り出し、地面に叩き付けていた。 白いものも混じっている。姫自らの手で圧し折った、己の脊椎の一部だ。 内蔵を外部にえぐり出される程度なら吸血鬼の再生能力でどうとでもなる――メフィストが今与えた傷を除けば。 生の希求とは即ち、死霊・悪霊、屍食鬼(グール)等の不死者の類にとっては対極にある概念である。これを練り固めたものをぶつければ、どうなるか。 大抵の存在は、そのまま蒸発して消え失せる。常夜と常闇の中に於いて無敵の存在たる、闇の覇王種・吸血鬼もまた同様。 メフィストの誂えたメスで身体を斬られれば、吸血鬼であろうとも生来備わる再生力をそのまま根こそぎ無効化され、存在の格が低い場合そのまま塵となり灰となり即死する。 そんな状態に今姫が陥っていないのは、彼女が歴史上存在するあらゆる吸血鬼の中で唯一無二にして、最頂点の存在であるからに他ならない。 その存在の格が、メフィストのメスによる消滅と言う結果を捻じ曲げ、堪え難い程の激痛と一時的な再生能力の無効化と言う結果程度に押しとどめていた。 恐るべしは、そんな物を振うメフィストか。それとも、そんな物ですら消滅を齎せぬ姫の方か。どちらにしても言える事は、姫は、メフィスト病院のスタッフを悪戯に殺戮した時点で、メフィストは彼女の味方になる事など断じてあり得ず、敵としてこの場でジャバウォックと同時に始末する心構えを決めていたと言う事だった。 怒りに全てを委ね、姫が、両腕のみならず、両脚、そして身体全体を振わせた――と見るや。 床が、常人の目には捉えきれぬ程の速度で液化と蒸発のプロセスを経始めた。先程ジャバウォックに対して披露した、超高速振動攻撃である。 姫は今回は本気の出力で行っているらしい。まともな防備なしにこれに直撃すれば、瞬きを遥かに下回る時間で、素粒子のレベルにまで身体が分解されてしまう。 急いでジャバウォックとメフィストが、波数を解析し、振動を中和させる振動を逆に纏わせ、姫の攻撃を無効化させた。 そしてその間、ジャバウォックが、考えた。 誰に憚る事無く、ジャバウォックですらが美しいと判断する裸身を曝け出すライダーも。自分を殺すと宣言した、神の如き美を誇る白きキャスターも。 両者とも、恐るべき強さを誇る、魔界の住民だった。しかし、両者には違いがある。ライダーは自分と同じだった。破壊と、暴力、そして死。 姫が司るものは正しくそれだ。彼女は生きている限り、何かを破滅させずにはいられない、何かに死を齎せずにはいられない。姫は、ジャバウォックと同じ宿業を抱いていた。 メフィストは、違う。あの男が司るものは、生、治癒、そして審判。何かを治し、誰かを癒す。それが、メフィストの存在意義。つまりメフィストは、姫とジャバウォックの、対極、アンチに当たる存在だった。 メフィストは、己の邪魔立てをする者に対して、一切の慈悲はない。 メフィストのルールを冒せば、最後。メフィストが発明した超科学の品々、そしてメフィストが操る恐るべき魔術を以って、自らの尊厳を踏み躙った者の抹殺に掛かるのだ。 あの男は何処までも敵対者には無慈悲であり、そして自分は、あの美魔人が無慈悲に振る舞わねばならぬラインを飛び越えてしまったのだと。今更ながらに理解した。 尋常の手段では、先ず勝てない。 あのサーヴァントは、クラスがどうだとか言う問題を超越している。キャスターと言うクラスで呼び出された、怪物(モンスター)であった。 メフィストを滅ぼせる可能性があるとすれば、一つ。自らが生成出来る物質の中で、究極とも言えるそれ――反物質砲を用いるしかなかった。 それですらも、メフィストは対応してしまうのではないかと言う懸念があった。直に放っても、意味がない。 圧倒的な暴力と火力による蹂躙を至上とするジャバウォック、それらに反する事であるが、此処でこの魔獣は二重にそれらの宗旨を破る事とした。 一つ、小賢しいフェイントを使う事。そしてもう一つ、自分の技術ではなく、『他者から学んだ技術』を利用する事。 思い立った瞬間が、実行に移す時だ。ただでさえ神域にあるメフィストの思考速度は、時間制御で平時の七倍と言う、光すら認識しかねない程のそれにまでなっている。 躊躇している時間など絶無だ、即断即決が求められる。ジャバウォックは形状を元に戻させた左手を伸ばし、其処から、 爪だけに特殊な回転を加えさせてマッハに倍する速度で射出させる。それを見たメフィストが、殆ど反射の要領でケープを動かした。 ケープは城塞の様な堅固さらしく、軽く爪をいなしただけでそれを破壊して見せた。 ……直に、それが迂闊な判断だったとメフィストは気付いたらしい。メフィストへの殺意を露にしていた姫にしても同じだった。 白いケープに、渦巻く黒い孔が三つ刻まれていたのだ。それは、ネズミ花火様にスルスルと、メフィストのケープを伝って移動して行き、彼の肉体の方へと向かって行く。 その過程で、一つの孔、いや、弾痕が消えた。メフィストの手による物だろう、二つだけが残った、その時。ボグオォンッ!! と言う音と同時に、メフィストの身体に風穴が二つ空いた。血色の、穴だった。 ――――――――――薔薇が、咲いた。 二人はそう思った。メフィストの胸部に刻まれた、二つの血色の孔。 其処から、燃えるような薔薇の大輪が咲き誇り、咲いたその瞬間に、夕焼けの空の破片を思わせるようなその花弁が散ってしまったように、二人には見えた。 実際には違う。メフィストの身体から咲いていたのは、ルビーの様に輝く彼自身の熱い血潮であり、花弁と見ていたのは、本物の薔薇よりなお赤い血液だった。 真の美しさを持つ者は。造詣を司る神の寵愛を受けた者は、血を流したとて、血を噴き上がらせたとて、見る者にそうとは思わせない。 あのような男が、血など流す筈がない。あの者は血ではなく、代わりに薔薇の花びらを流すのだ、溶かしたルビーを流すのだ、と錯覚させる。姫もジャバウォックも、その錯覚に一瞬囚われた。 攻撃を行ったジャバウォック当人ですら、瞬間の事ではあるが、信じられなかった。ダメージを、負わせられるとは、と。他ならぬ魔獣自身が信じていなかったのだ。 姫自身も同じである。いや、魔界都市 新宿 に、彼女からすれば瞬きにも等しい短い時間とは言え滞在していた、彼女だからこそ理解出来る。 メフィストの身体を害する事が、どれだけの難事である事かを。あの街の住民が、メフィストを恐れたのは、彼自身が 新宿 区長よりも上位のVIPであったからではない。 無敵のスーパーマンになれる薬を服薬しても、米軍を半壊させる程のサイボーグ手術を受けても、神から直々に伝えられた魔術を操っても、問題にならない強さ。 それをメフィストが持っていたからに他ならない。魔界都市であろうとも、いや、魔界であったからこそ、単純な力の優劣は区外よりも特別な意味を持つ。 それから考えれば、メフィストは、触れてはならぬ魔人の一人だったのだ。――その魔人に、傷を負わせたばかりか、血を流させた。もしも此処が魔界都市であるのなら、ジャバウォックの名は永久(とこしえ)まで語り継がれ、誰もがジャバウォックと同じ力を得る事を望むであろう。 常人ならもんどり打って倒れる所を、メフィストは、現在進行形で血孔の治療を進めると言う行為で耐えていた。 白皙の美を誇る魔人は、ジャバウォックがどのような術を使ったのか、その正体を看破していた。姫もまた、それを理解している。 彼女の方は、実際に幾度となくその身で使われていたからだ。メフィストも姫も、ジャバウォックが此処まで芸達者だとは思わなかった。 あの魔獣が使ったものこそは、螺旋、即ち、この地球上で最も生命の成長に適した形を応用した技術。魔獣は、回転の妙技を以ってメフィストに傷を与えたのだ。 黄金長方形と呼ばれる形がある。辺の比が、1:1.1618、即ち黄金比になる長方形である。 この長方形は古の昔より、この世で美しいものの基本の比率として考えられ、現存世界で傑作と呼ばれているあらゆる美術、芸術に、この形は隠されて用いられてきた。 何故、この形は美しいのか。それはこの形は、生命エネルギーの象徴であるからだ。黄金長方形に線を引き、最大の正方形を作成する。 すると、残った長方形がまた黄金長方形の比率になり、そこからまた最大の正方形を描くと、また残った長方形は黄金長方形になり、永遠に相似な図形ができていく。 この時、正方形の列において角の点を滑らかに繋いで行くと、渦巻が出来て行く。これこそが、対数螺旋。生命エネルギーの象徴とも言える、∞を象徴する回転だった。 対数螺旋とは、その形状を有する存在に、内側外側とも等しい比率で成長する事を許し、即ち、最もバランスの取れた存在と化せしめる。 既に死滅したアンモナイトと、その同族オウムガイ。どちらも美しい螺旋を描きながら、前者が遥か古に絶滅し、後者が今なお人間の目に息づくのは偶然ではない。 きつい巻きの螺旋と緩やかな対数螺旋の差、アンバランスとバランスとの差であるからだ。アンモナイトは、螺旋に愛されなかったが故に、絶滅を避けられなかった。 理想的な成長形をなぞって中心より生まれる生命エネルギーは、常に最強の力を発揮する。もしもこの力を正しく発揮出来るのならば――メフィストは元より、姫ですらが消滅を免れない。対数螺旋の力を本当に引き出せる存在は、無限の力を得たに等しく、言ってしまえば、根源への到達者なのだ。 「過小評価を改めよう」 対数螺旋を利用した攻撃が出来るとは、メフィストは思っていなかった。誰から学んだかは解らないが、恐るべきサーヴァントだ。 だが、知っている。今放ったジャバウォックの攻撃は、余りにも練度が低すぎる。恐らくはこっちの気を引く為の、フェイントだったのだろう。 本命は、この後放たれるであろう攻撃。メフィストの瞳は、ジャバウォックの右手に収束して行く、エネルギーの粒子を捉えていた。 それを解析し、今度こそメフィストは、嘗てない程の驚きに、瞳をカッと見開かせた。そのエネルギーは実際に魔界都市でも使われている。 但しそれは、発電などの生活エネルギーの産出の為である。凡そこのエネルギーが、攻撃に使われたなど、聞いた事がない。使えば、使った側も自滅すると解っていたからだ。 地球上でそれを攻撃用エネルギーとして利用する事は、魔界都市でも禁則事項だった。あの魔界でも使われる事が許されなかったそのエネルギーの名を――『反物質』。 あの怪物は、正に息を吸うようにそのエネルギーを己の身体の中で生み出す事が出来るのだ。 ――今、反物質砲が、放たれた。 メフィストのダメージを信じられないものを見るように見ていた姫。ジャバウォックの放った反物質砲を見て、初めて彼女は、『回避』に移った。 持ち前の不死が、通じるかどうか解らぬと判断したからだ。右方向に飛び退くが、時間が遅かった。反物質砲が、究極美の結晶とも言える肉体に衝突。 結果、左の方の脇腹を半分近く消滅させられた。そしてそのまま、姫にリアクションを許させない程の速度で、それはメフィストの方へと向って行く。 バッ、と、メフィストは纏っていたケープを脱ぎ取り、反物質砲へと放り投げた。ケープの裏地が、反物質砲を吸収する。 ジャバウォックが放った、総量次第では文明を地球ごと破壊させる程の魔光が全て、メフィストが身に纏う、天の光を編んで創ったような白いケープに吸収された。 それから、数千分の一秒経った頃だった。ケープそのものに、陶か磁器に生じた亀裂めいた物が走り始め、其処から凄まじい光が漏れだしたのは。 その亀裂から、ケープが爆ぜた。光から、直径数十m規模の爆発が発生し、轟音と爆風が轟く。 反物質砲を、吸収されたとみて驚くのはジャバウォックだ。 魔獣は、 新宿 所か東京、関東、いや、日本列島の三割以上は優に焼け野原に出来る程の出力で、あの魔光を放った。 それなのに、あのケープに吸収され、無効化された。この男は、何者なのだ。本当に、同じサーヴァントなのか!? だが、魔界都市を知る者が見れば、ジャバウォックが行った攻撃によってメフィストに齎された結果の方も、信じられないものだと言う事をこのバーサーカーは知らない。 メフィストのケープを破れると言うだけで、あの世界では恐るべき強者だった。言ってしまえばこの時点で、メフィストを殺せる可能性が多分にあると言う事である。 そしてこの事柄も、ジャバウォックは知らなかったろうが、メフィストは、己の身に纏うケープと言う礼装を犠牲にする事によってでしか、反物質砲を防げなかった。 ジャバウォックはメフィストにダメージを与えられただけでなく、身に纏う、如何なる鎧よりも堅固な白のケープをも破壊して見せたのだ。このバーサーカーもまた、希代の怪物であった。 「馬鹿なッ!!」 ジャバウォックが吼える。 対城宝具以上の出力どころか、神造兵器ですら及ばぬかもしれぬ威力で放たれた反物質を、礼装を犠牲にしたとは言え無効化されるなど、本来あってはならない事なのだ。 メフィストがジャバウォックの方へと駆け寄って行く、速度は、音の四倍強。 拙いと思い、ジャバウォックが、戦いの最中で獲得――進化――した力を発動させる。 発動させた瞬間、ジャバウォックの身体から熱の代わりに、漆黒の瘴気めいた物が噴出、それが纏われ始めた。 当然の事ながら、ただのこけおどしではない。触れたものの結合力を破壊し、分子レベルまで瞬間的に分解させる波動のような物である。 RPGすら跳ね返す重戦車だろうが、数十の編隊を組んで向って行く戦闘機だろうが、一瞬のうちに分解させる恐るべき破滅の雲だ。 無論、これすらも、何らかの魔道の技で捌くのだろうと魔獣はアタリを付けている。近付いてきた所を、今度こそ反物質砲で消滅させる――筈だった。 腹部の辺りに、凄まじいまでの衝撃が走った。 背部まで伝わった衝撃で、そのまま身体が真っ二つに折れてしまいかねない程の威力。余りのインパクトに、痛みが遅れてしまった、どころか、痛みを感じなかった。 ジャバウォックはその衝撃のベクトル方向へと亜音速で吹っ飛ぶ。その最中に見た、右の蹴り足を伸ばした状態の、姫の姿を。あの衝撃は彼女の蹴りによる物だった。 結合崩壊の波動を受けた姫は、当然の事その影響を受け、身体の一部の結合が破壊され、大ダメージを受けた筈なのだが、 受けた傍から結合が崩壊する以上の速度で肉体は回復していた。それなのに――ジャバウォックの反物質砲に直撃した左脇腹だけが、未だに寒々しい空白を晒していた。 「破壊の神を気取る愚か者めが……私の玉体に醜い傷を負わせたな」 そう口にする姫の表情は、余りにも冷たく、凍て付いていた。 臨界点を超えた怒りの余り、憤怒の相が刻まれていなかった。凄まじい怒りに、姫は真顔になっている。一切の感情を宿さぬ無表情でも、姫の美貌が褪せる事はない。 凛冽たる美であった。繚乱と咲き誇る花畑の中に彼女が分け入ろうものなら、花の方が美の敗北を悟り、その場で枯死する道を選ぶだろう。 そんな表情のまま、姫は、遥かな沖から押し寄せる津波のように、その身体から一つの感情を湧き上がらせ、この広大無辺の空間をそれで満たさんとしていた。その感情の名は、殺意だった。 天与の美、と言う言葉が自惚れでも世辞でもなく、正しく真実であるとしか言いようのない姫の身体。それを、下郎如きに傷を負わされた。 その事実に、姫は赫怒を覚えていた。しかし、姫が此処までの怒りを覚えている理由は、もう一つある。それがなければ、姫が抱いた感情は、激怒で終わっていただろう。 思い出してしまったのだ。夜香と言う名の小癪な吸血鬼の祖父に当たる、長老と呼ばれる吸血鬼に傷を負わされた時の事を。 ――今この空間で同じ敵の抹殺に燃える、純白の医魔の姦計によって、二目と見られぬ醜い相貌にされた事を。姫は、事此処に至って思い出したのだった。 その時の怒りも、ジャバウォックにぶつけるつもりでいた。言ってしまえば――国士無双の大英傑、天下無敵の大英雄ですら震え上がる程の、究極の八つ当たりだった。 足を地面につけ、吹っ飛ばされた勢いを急激にゼロにしようとするジャバウォック。 この時魔獣は、此方目掛けて走って行く姫を見た。――彼女と並走するようにメフィストも、此方に向かってきている。悪魔的な光景だった。 反物質砲を放とうと右腕を伸ばすが、この瞬間、メフィストの走る速度が、更に跳ね上がった。「何」、と口にする事すらジャバウォックには出来ない。 メフィストは此処に来て、己の全ての動作の加速度を、それまでの七倍から更に引き上げさせたのだ。今の彼の加速度は、十倍にまで達する。 一瞬でジャバウォックの下へと接近したメフィスト、それが当たり前であるかのように、ジャバウォックが纏う分子分解雲に触れても無傷だった。 それもその筈で、移動する最中に魔界医師は、その雲を中和する白い霧を、魔術で生み出して己に纏わせていたからだ。 左腕を振り上げ、迎撃しようとするバーサーカー。するとメフィストは、魔獣の厳めしい左腕を、繊手で触れ始めた。手のメンテナンスに平気で百万以上の金をかける、一流の手品師やピアニストが、嫉妬どころか羨望の念すら覚える事を忘れる程の、白く透き通った手であった。 触れた箇所から、急激に、ジャバウォックの左腕が金色に輝き始めた。 輝いたという言い方は正確ではない。 ジャバウォックの身体を構成する金属部、即ち珪素が、金色の金属に変わり始めたのだ。――否。真実本当の『黄金』だった。 ジャバウォックの身体は、メフィストが触れた左腕の下腕の辺りから、急速にAuを元素記号とする金属に変換され始めているのだ!! 触れたものを黄金に変えるなど、まるで酒と狂気の神であるディオニュソスに嘆願してその力を得たミダス王宛らだ。 この男なら、或いは。そう思わせるだけの魔力を、メフィストは有している。この男が触れてくれるのならば、鉛ですら、自らの意思で黄金に変わるかも知れない。 錬金術は卑金属を黄金を変える為の試行錯誤だったと知恵者は言う。実際は違う。彼らもまた多くの魔術師同様、『真理』を求めて知識の海を彷徨する、学究の徒であった。 真実の錬金術師は、石を黄金に変える元素転換の術を当の昔に編み出しており、メフィストも当然の如くこれを修めている。 己の身体が変容していく様子に、絶望と驚愕を抱くジャバウォック。幾ら元素転換と言っても、生の人間を黄金に変える事は難しい。 生体を黄金化させるのは難なのが通常である。が、ジャバウォックにとって不幸だったのは、このバーサーカーが金属生命体としての特質も持っていたと言う事だろう。 故に、元素転換が驚く程良く通るのだ。このまま行けばジャバウォックの全身は一瞬で黄金と化し、生きたまま黄金色の美しいオブジェにされかねない。 そうはさせじと、ジャバウォックは、黄金化が左肩の付け根まで侵食しかけようとしたその時、空間の切断で左肩を切断、黄金化を無理やり食い止める。 ゴトンッ、と言う音と同時に、地面に金色の腕が落ちた。――それと同時に、メフィストの右腕が、ジャバウォックの巌の如き胸部に埋没していた。 「――!!」 凄まじい相で、ジャバウォックはメフィストの方を睨んでいた。 水に腕でも突き入れるように、ジャバウォックの胸部に腕が半ばまで没入しているその様子は、ジャバウォックに取っては絶望のメタファー以外のなにものでもなかった。 「終わりだ」 触診をした時、ジャバウォックの体内には、霊核とは別に、彼を彼足らしめている核(コア)のような物がある事にメフィストは気付いていた。 これを破壊しない限り、驚異的なまでの再生能力と暴力を誇るバーサーカーは殺せないだろう。それを、メフィストは己の手で破壊しようとしていたのだ。 メフィストがコアを探った。患者の胸や腹を切開し、患部を触る外科医宛らの動作だった。その様子を姫が、無感動に眺めている。もう、自分が手を下すまでもなく、終わり。そう思ったに相違ない。 ――その、筈だったのだ。 「……そうか」 そうメフィストが告げた。ジャバウォックに対する、無慈悲を通り越して冷酷無比な態度とは一転した、患者に対する慈愛の声音だった。 「救いを求めるか、バーサーカー」 そこまでメフィストが言った瞬間、バーサーカーが動いた。この機を逃す訳には行くまいと、ジャバウォックは急速に暴れ始めたのだ。 拙いと思い、メフィストは腕を引き抜き、振り下ろされた魔獣の剛腕を、針金で形成させた壁で防いだ。 再び、この珪鉄のバーサーカーの方へと向かおうとした、刹那だった。魔獣の姿が、夢か、幻か。白昼夢から覚めるように、メフィスト達の視界から消え失せたのだ。 瞬間移動。違う。メフィストの思考は、一瞬でその正体を看破した。無理にならない範囲ならば、ある程度の事は出来るとは思っていたが、此処まで応用の範囲が広かったとは。 「令呪か」 苦々しく呟くメフィスト。 姫が、役立たずめがと小声で呟いたのを、この魔界医師が、聞き逃す筈もないのだった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ かれこれ十分は、二階からロビーの方へ降りようと画策していた筈である。 時間にして一分もいらない。降りるだけなら二十秒、ロビーに行くのなら其処から更に二十秒。その程度の時間で移動出来る筈なのだ。 ――なのに、如何して。 「全然辿り着けねぇんだよッ!!」 十兵衛が叫ぶのも無理はない。全く、ロビーに辿り着けないのだ。 最初の方はノリノリだった天子の方も、時間が数分経過する頃には無言を保ち始めるようになっていた。 飽きて来たのだろうか。その割には、不平を漏らさないな、とは十兵衛も思っていた。これは飽きて来たと言うよりも、何かを考えているような風である。 【十兵衛、間違いないわ。私達は百億年かけても、ロビーには辿り着けない】 【どうしてだ】 【崑崙、って知ってるかしら?】 【わからねぇ】 【有体に言えば、中華版の楽園よ。この国では高天原とも言うのよね】 【それが此処だと?】 【ううん、違うわ。こんな誰でも辿り着けるようなところが、楽園な筈がないもの。重要なのは、楽園って言うのは『辿り着けない場所』って事】 【今一そう言うのは学んでないんだ。解説ヨロ】 【貴方みたいな悪漢でも解るでしょうけど、天国とか楽園って言うのは、誰でも行ける訳じゃないの。清く正しく美しく、功徳を積んだ者だけが辿り着ける、苦労に苦労を重ねた者だけが辿り着ける、彼らの為に用意された所なのよ。おわかり?】 ああ、と生返事する。それだと十兵衛は元より、天子だって行ける筈がないのだが。 【言っちゃうと楽園や浄土と言う世界は、パスワードとか割符的な物がいるの。それこそが、生前或いは過去に乗り越えて来た苦労だとか、積んで来た功徳。これがない限りは、人は高位次元に存在する楽園には踏み入れられない】 【話の流れから推測するに、俺達にはそれがないから……】 【そう、ロビーに辿り着けない】 十兵衛は考える。 けたたましい警報が鳴り響き、自分達はずっと、ロビーの方へと足を運ぼうとしていた。 しかし、明らかに何かの妨害にあっているかの如く、下階におりると言う行動が阻害されていた。 例えば、アクリルよりもずっと透明な、十兵衛は愚か天子ですら目に見えず、そして天子でも破壊出来ない謎の壁が、一階へと通じる区画を閉鎖していたり。 またある時は、二階から階段を降りたにも拘らず、何故か四階に移動していたり。またある時は、曲がり角を曲がったのに、何時の間にか男子トイレに飛ばされていたり。 空間どうしの繋がりが滅茶苦茶になっているかのように、十兵衛達はロビーの方に辿り着けないのだ。現在彼らは、五階小児科及び子供が遊ぶ為の遊戯室前で会議をしていた。 窓から見る遊戯室には、幼稚園生が楽しむようなチャチなオモチャから、小学校高学年向けにTVゲームまで一通り完備していた。後者の方に至っては、現行世代のゲームハードから過去隆盛を誇っていたゲームハードまで全て揃っている。此処で遊ばせたら寧ろ子供は帰りたくなってしまうような空気すら感じられる。 【そう思った根拠はあるのか?】 【一言で言うなら勘。だけど適当に言った訳じゃないわ。そっくりだもの。人を寄せ付けないその方法論が、私の住んでた所と】 其処まで天子が言って、納得した。そうだ、この少女は――全然信じられないが――天人、いと貴き天の住民だったと言うではないか。 天界、桃源郷、非想非非想天。言い方は人それぞれだが、共通して言えるのは、只人には絶対に辿り着けない場所と言う事である。 どんなに歩いても距離が縮まらない。まっすぐ進んでいる筈なのに不思議な力で移動ルートが捻じ曲げられる。そもそも辿り着けない場所に存在している。 凡そ、人を遠ざける手段としてはこう言った所であろうか。十兵衛と共にロビーへと向かい、その度にあらぬ場所に飛ばされるのを見て、天子は、もしかしたら、と思っていた。 確信にも近い勘があった。間違いなく、この病院に適用されているメソッドは、人には絶対に足を踏み入れられない場所に適用されているそれと、同じであると。 【どっちにしても、私達がロビーに辿り着けないのは、私達がこの空間の主に認められてないからね。こんな状態じゃ、向こうが認めるか消滅するかしない限り、目的地には向かえないわ】 【理屈としては良く解ったが……このまま無手、ってのも癪だな。泣きの一回、これがラストだ。ロビーに降りて良いか?】 【諦め悪いわね、十兵衛】 【出るまで回せば百%。回転数と実行数が全てだ】 実体化させずとも、天子の呆れた様子が伝わってくる。 十兵衛は再度、階段の方へと向かって行く、階段を三段を一足で駆けおりて行き、ロビーの方へと急いで向かって行く。 一階の階段踊り場から一階へと向かい、階段の二段目辺りから一階の床に足を触れた、その瞬間だった。 十兵衛の頭上に広がっていたのは、白い天井と煌煌と光る証明ではなく、抜けるような青い空。十兵衛の視界に広がるのは、四方を取り囲むフェンスと、 フェンス越しに広がる 新宿 の街並み。チュンチュンと泣き声を上げながら、スズメが跳ねている様子が微笑ましい。つまるところ此処は――屋上だった。 「ほんと見事に飛ばされたわねー」 誰も見ていないと判断したか、実体化を始め、能天気に天子が告げた。 この少女が、敵ながら天晴と言っているも同然の言葉を口にするとは珍しいが、実際こうも言いたくなる。 十兵衛ですら、最早怒りの念よりもそう言った旨の言葉しか口に出来ない。ずっとずっと、こうだった。一階の床に足が触れた瞬間、 初めから自分達の向かう場所は此処であったかのような違和感の無さで、十兵衛らは別所へと飛ばされる。 転移の術と言う奴らしい。これは実現させるだけでも凄まじい御業なのであるが、転移されたと言う実感すら抱かせぬ程の転移の術は、最早神の領域の技であるらしい。 実際聞いただけではどれだけ凄いのかは理解出来なかったが、味わってみると成程、その凄さが良く解る。 もしもこの技術を本気で、敵対者の抹殺に向ければ、目的地に向かう過程で不届き者を牢屋か、恐るべきトラップが満載の場所に気付かぬ内に転送させる事だって訳はないだろう。屋上に飛ばされる程度で済んでいるのは、この上ない幸運、と見るべきか。 「こりゃこっちの認識が甘かったかね……」 はぁ、と溜息を吐き、十兵衛は空を見上げた。 サーヴァントの居城である、何某かの仕掛けが施されているのが常である。それがあまりにも高度かつ巧妙過ぎた。 此方の準備不足が祟った。今回は完全に、メフィスト病院のテクノロジーの認識不足であった。仕方ない、戻るか、と天子に言いかけた、その時だった。 「十兵衛。捨てる神あれば何とやらよ」 「あん……?」 天子は十兵衛の方には目もくれず、フェンス越しの 新宿 の風景を眺めていた。 何だ何だと思いながら、十兵衛はその方向に目を凝らしてみて――大いに驚いた。天子が見ている側のフェンスへと駆け寄り、その網目越しの光景を凝視する。 確証が持てないので、懐に忍ばせていた双眼鏡――手下をパシらせ用意した――を用意し、その方向を眺める。見間違いではない。 建物の屋上で、当たり前のように人影が二名、空中戦でチェイスを繰り広げているではないか。それは、血の様に紅いコートを羽織った銀髪の男性と、金属に覆われた様な右腕を持った青年だった。後者の方は、成人女性を一人抱えながら応対している。 「大当たり、って奴だな……」 そう呟く十兵衛の顔には、悪い笑みが刻まれていたのであった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「悪いな。ちと、手洗いに行って来る」 言って塞は、席を立った。 テーブルの上には、日本の代表的な料理の一つである、うどん……の、食べた後である丼が乗っていた。摂った昼食は、山菜うどんである。 関東特有の、醤油をこれでもかと利かせたうどんつゆは残されている状態だ。エージェントである塞は、一応は長く働けるよう健康にも気を使っている。塩分の取り過ぎなど、注意すべき最たる項目だ。 「構わないよ」 と、ジョナサンが言った。彼も、うどんを食べていた。彼の場合は具も何もない、麺の量だけを大盛りにしたかけうどんだった。 塞がトイレの方へと向かって行くのを見送りながら、黒礼服を身に纏う紳士の脳内に、念話が届いた。自分が従えるサーヴァント、ジョニィ・ジョースターから。 【警戒はしておいた方が良い、彼は抜け目のない男だった】 【解ってるよ、アーチャー】 ジョニィの言う通り、塞と言う男は利発的な男で、一挙手一投足に隙がない。彼からは目を離してはならない。 この辺りは流石、英国のエージェントと言うべきものであったが、ジョナサンの時代からして見ればイギリス情報局は未来の組織。知る筈もないのだが。 北上もまた、アレックスから念話で同じ様な旨を知らされていたらしい。 この場に残っていた鈴仙の方にも気を配りながら、トイレの方へと歩く塞にも目線を投げ掛けていた。彼女の昼食は、天ぷらそばだった。 場所はメフィスト病院から五十m程離れた所にある、全国規模で展開しているうどんのチェーン店だった。 三組が出会ってからかれこれ二時間、この店で打ち合わせをしていた。それ程までに、時間が掛かるのかと思うだろう。掛かってしまったのだ。 三組の主従はこの店のテーブル席で、お互いの事を話し合った。自己紹介――当然のように全員核心に迫る情報は伏せている――と、 新宿 で見聞きした事、戦った主従。 皆、それらを話し合った。いわば、情報交換だ。これだけならばもっと短い時間で済んだ事であろうが、時間が十二時に差し掛かった辺りで、予期せぬイベントが起こった。 ルーラー達からの、新しい討伐令の発布。これは大いにこの場の三組を驚かせるに足る出来事だった。クリストファー・ヴァルゼライドと言う真名のバーサーカー、 それを従える、英雄(ザ・ヒーロー)と言う冗談のような名前の青年。彼らについての会議も行った結果、これ程までに時間が経過してしまったのだ。 それが、円滑に出来たのか、と思うだろう。ジョナサンは 新宿 二丁目で起きた事件の影響で、顔が売れすぎてしまっている。 いわばちょっとしたお尋ね者である。何せ彼はバーサーカー・高槻涼との一件における重要参考人だ、何らの変装もなしに表を出歩けば、直に警察の手の者がやって来る。 それなのに何故、何の変装もなしにジョナサンが公の場で食事を出来ているのか。此処に塞が、ジョナサンは自分達と同盟を組むしかないと仄めかしていた全てがある。 ジョナサンにNPCの誰もが気付いていない理由は、塞が従えるアーチャー、鈴仙の能力のおかげであった。 そう、彼女自身の能力で、NPCはジョナサンの事を気付けていないのだ。だから、大手を振って通りを歩けたし、チェーンの飲食店でこうやって食事が出来るのだ。 成程、確かに同盟相手としては魅力的だ。素の状態のジョナサンでは、表通りを歩くと言う何気ない事ですら、既に難しい状態だ。そんな時に、塞のアーチャーの力は、是非とも借り受けたいものであろう。 ――しかし、それが罠である可能性を否定出来ない。 確かに、鈴仙の能力は現状の自分達にとっては有利に働く。だからこそ、立ち止まって考えるべきだ。そう提案したのはジョニィだった。 便利過ぎる能力と言うものは、往々にして依存の様な状態を作り上げてしまう。本人にはその気がなくても、無意識の内にそれを使って頼ってしまうと言う事だ。 これが自分の持っている力であるのならばまだカバーが出来るが、問題はその依存の対象が見知らぬサーヴァントの力であると言う事である。これが拙い。 相手の力に頼りきりになった所を切り捨てられてしまえば、その後やってくる状況は目も当てられない程悲惨なそれになる事だろう。その危険性をジョニィは説き、ジョナサンもまた、それを考えた。 同盟は、組むべきなのであろう。 警戒はするべきだが、ジョナサンには現状、塞とそのサーヴァントと手を組む以外に道はないのではないかと考えている。 ジョナサン側は余りにも不利過ぎる。此方は太陽の下を出歩けるかどうかと言う身分なのに対し、塞はそんな事はない所か、情報面でも何らかの手段で有利に立てている。 ジョニィとて、警戒はするべきだと言っているが、手を組む事のメリットは否定していない。ジョニィですらそう考える程に、鈴仙の能力は魅力的だった。 更に言えば、数で以て敵を倒すと言う事は、最もシンプルかつ有効的な戦略である。 新宿 二丁目で戦ったバーサーカーは、 ジョニィに「あのまま行っていたら殺されていた可能性の方が高い」ですら言わせしめるほどの難敵であったと言う。 それ程までの強敵が何人もいるのであれば、ある時期までは同盟を組んでいた方が、良いのかも知れない。その時期を何時に設定するかが、問題なのだが。 「……」 鈴仙は手元のコップに注がれた水を飲みながら、ジョナサン達の方に目線を抜け目なく送っていた。 実体化し、NPCだと誤認させる力を現在進行形で発揮させている為か、当然彼女も食事をとっている。月見うどんだった。 恐らくは向こうも念話で、作戦会議をしている事だろう。覚と違い、鈴仙には心を読む能力はないが、凡その察しは付けている。此方が信頼出来るか出来ないか。争点は正しく、其処となるであろう。 【アーチャー】 トイレに行った筈の塞から念話が届いて来た。 言うまでもなく用を足しに其処に向かった訳ではない。ザ・ヒーローと言う青年の情報と、北上と言う少女から聞かされたアサシンのマスターの外見の情報を、 新宿 中に散らした情報屋や記者達に教える為に、態々トイレへと向かったのだ。そして、鈴仙と念話で打ち合わせをする為にも、此処に足を運んだ。 【お前の所見を聞きたい】 【手を組むにしても、早い段階で縁切りの算段を付けておいた方がいいわよ。特に、ジョナサン】 【全くの同意見だな】 皮肉な事だが、ジョナサン同様塞達の方も、二組の事を信じていなかった。 但し塞達の方が否定の度合いも、手を早めに切りたいと言う計算を行う本気さも、ずっと上である。 聖杯を破壊する。それが、ジョナサン達の願いであるらしい。冗談ではない。 聖杯の回収を目的とする塞の主従、それを破壊する為に協力して欲しいなど、承諾出来る訳がなかった。 目標の到達地点が、一mmたりとも掠っていない相手とは、共闘は不可能に等しい。であるのに塞は、同じような目的を掲げるライドウの主従とは、 手を組む姿勢を崩さないのに対し、ジョナサンの主従には如何してこうも対応が厳しいのか。ダブルスタンダードも良い所だろう。 この態度の違いは単純明快で、相手の強さに現れている。ライドウの主従は、サーヴァントどころかマスターですら、掛け値なしの強敵であり、 その上情報収集能力においても塞達の上を行くか同等と言う凄まじいペアである。彼らとは可能な限り波風を立たせず、持ちつ持たれつの関係を保ちたい。 対してジョナサンの主従の方は、目視出来るステータスの面からもそれ程強くないのである。無論、スキルや宝具が何なのかが解らない以上油断は出来ないが、 自分達の力を借りねば行動が大幅に制限される、と言う時点でお荷物も同然である。穀潰しを飼う程の余裕はない、ある時点で切り捨てねばならぬ主従だろう。ジョナサン達も、そして北上達も。 【「君も僕と同じような敬虔なキリスト教徒なら、聖杯をこんな事に使われて義憤が抱くだろう。だから共に戦おう」……か】 情報交換の最中、ジョナサンが口にした事を塞は思い出す。 こんな恥かしい言葉を口にしても、くささも嫌味も全く感じさせない人徳の高さを、塞は感じる事が出来た。思い出すだけで、苦笑いを浮かべてしまうが。 【立派だと思うよ、ミスターの事は。だが、駄目だ。あれは俺達でも受け入れられん】 ジョナサンは間違いなく、日本のヤマトナデシコ同様、向こうでも絶滅したに等しい英国紳士その物の様な男ではあるが、それが如何したと言う話だ。 今はその、騎士道精神の鑑の様なものの考えが一番困る。ジョナサンは自分の中の正義の意思で物を考えるが、塞は今イギリスと言う国の国是で動いている。反りが合う訳がない。 【それにしても、どうするの? 私達で密に処理出来るのならばいいけど……】 【あぁ、それが問題だ。『ライドウに知られたら』どうするか、だな】 そう、それが目下最大の問題の一つだった。 推測だが、この聖杯戦争、仮に参加している組数がキリよく二十組だと仮定して、その内聖杯を求めている主従は八割の十六人程であろうと塞は考えている。 実際の参加主従数は知らないが、少なくとも八割。聖杯を求めている主従がいる筈なのだ。ジョナサンが聖杯と、この戦争を裏から操る存在を憎む気持ちも解る。 解るが、彼の様な存在は絶対に少数派でなければならない筈なのだ。当たり前だ。全員が聖杯戦争の主催憎しと言う気持ちであれば、 全員が一致団結、主催の方に反旗を翻す筈なのだ。それこそ、先程討伐令を敷かれたクリストファー・ヴァルゼライドのように――本当にそう思っていたかは知らない―― 仮に聖杯戦争を破壊する主従の事を対主催と呼ぶ事にして、聖杯戦争を管理運営する側としては、この対主催側よりも聖杯を求める主従の方を多く集める必要がある。 無論、全員が聖杯を求める主従ならばなおよい、バトル・ロワイヤルの形式としては問題がないからだ。対主催とはいわば、面子を集めた主催側の不手際。 この人物ならば企画を上手く回してくれる、良い道化になってくれると見込んだ人物が、主催の想定を裏切る人物であった。こう言う風でなければならないのだ。 そしてこの対主催は、主催の側からしたら、少数派なだけでなく、弱く、運営側の力で一掃出来る程度の者でなければならない。対主催の方が強ければ企画が成り立たない。 新宿 における聖杯戦争の主催、その思惑は塞ですらも未知だが、彼としても聖杯戦争を台無しにするような主従の存在は許容出来ない。対主催の存在は、弱ければ弱い程都合が良い。 ――その対主催の側に、よりにもよって『ライドウ達』がいる。これが問題なのだ。 断言しても良かったが、あの主従は間違いなく今回の聖杯戦争における最強の主従の一角である。 サーヴァント同士での戦いでも、鈴仙曰く『勝てない可能性が高い』と言わせしめ、よりにもよってマスター自体も下手なサーヴァントを上回る強さと来ている。 塞も強さには自信がある方だったが、ライドウを相手に勝ちを拾えるか、と言われれば、即座にNOと答える。最悪魔眼の事も気付かれている可能性すらある。 こんな主従達でも、塞達が勝機を見いだせているのは、先の通り対主催側は絶対数が少ないと言う理由がある。つまり最悪は、数の暴力や消耗戦で押せると言う事だ。 その少数派が、出会おうとしている。ジョナサンのサーヴァントが弱いと言ったのはステータス面だけで、実際はどんなスキル構成、どんな宝具なのかは未知なのだ。 無論それは、ライドウの従えていた紅コートのセイバーにも同じ事が言える。しかもあちらは、ステータス面だけを額面通りに受け取っても強い事が解ると言う最悪の存在。 そんな者達が手を組まれたら、塞としても頭の痛い事態に陥ってしまう。しかもここで更に問題になるのが、ジョナサンの性格だ。 塞から見ても気持ちの良い程の好青年である。謹厳実直を絵にした様なライドウは間違いなく、ジョナサンの事を不快に思うまい。つまり、反りが合う。手を組む可能性も高い。 絶対に、ジョナサン達とライドウ達は会わせてはならない。 だからこそ、塞は情報交換の際に、敢えて自分達が『ライドウや十兵衛と同盟を組んでいる事を隠した』。 彼らに話した事柄は、黒贄礼太郎と言うバーサーカーの情報だけである。それ以上の事は一切話していない。 唯一の懸念は、ライドウが提案していた、討伐令の対象となっているサーヴァントのどちらかに攻撃を仕掛けると言う作戦だったが、向こうの側にも悶着があったらしく、 それが先延ばしになっていた。機運は完全に此方に傾いている。ジョナサンの組と北上の組とは仮初の同盟を組みつつも、ライドウ達からなるべく遠ざける。これを、徹底させる必要があるであろう。 【こっちは方々に情報を伝えておく、そっちは適当に話を持たせとけ】 【了解】 其処で鈴仙は念話を打ち切り、情報交換の最中からずっと気になっていた事を、口にし始めた。 「一つ良いかしら」 「どうぞ」 と、答えるのはジョナサンだった。 「貴方達がメフィスト病院の足を踏み入れる際に見たって言う、女子高生が従えてたアーチャーのサーヴァント。ちょっと詳しく聞きたいと思って」 「詳しくって言ってもな……先程ミスター・塞に話した以上の事はないよ」 それが、鈴仙には引っかかっていた。自分の記憶の中に確かに存在する、自らが師匠と呼んで敬愛する人物にそっくりだったからだ。 流れるような銀髪を一本三つ編みにした、見た事もない程の美女。特徴的な帽子で、赤と青のツートンの服。そして、和弓を武器とするアーチャー。 初めて見た時の印象は、とても利発そうで、知恵が回りそうで、ハッキリ言って権謀術数や弁論では到底勝ち目がなさそうな程、インテリであったと言う。 ――何から何まで、鈴仙の師匠、月の都における大賢者にして、神霊の系譜に連なる者の一人、『八意永琳』にそっくりではないか。 まさか、あれが呼ばれていると言うのだろうか? ……まさか、それはあり得ないだろう。彼女は地上人が言う所の神そのものであり、況してや彼女は死なないのだ。 死ぬ可能性がある存在だからこそ英霊やサーヴァントになれるのだ。つまり、端から『死ぬ可能性にない存在はそう言った存在にも普通はなれない』。 よって、聖杯戦争に呼ばれる可能性もない。……だがもしも、本当に永琳が呼ばれていて、そしてもしも、自分と鉢合わせになったら、どうなるのだろうか。 味方になってくれるか? 月の都から逃げて来た自分を保護し、永遠亭の家族の一員として受け入れてくれた恩は、今でも忘れない。仲間になってくれれば心強いだろう。 だが、敵になる可能性も捨てきれない。鈴仙が月にいた頃の永琳に対する評判は、裏切ったのが惜しい程の賢者であり、仲間を殺した大悪党で完全に二分されていた。 実際永琳はかなり容赦のない性格をした人物だ。此方の出方、今までの動向次第では、直に敵対の意思を見せる可能性だって無きにしも非ず。 どちらにしても言える事は、一つ。永琳と戦闘の状態に陥ったら、万に一つも鈴仙には勝てる可能性がないと言う事。 紺珠の薬が宝具になっている事までは流石に解らないだろうが、これにしたって気付かれる蓋然性は極めて高い。紺珠の薬を持っている事に気付かれたら、もう無理。 単純な戦闘の技能も向こうが遥かに上回っているだけでなく、此方のやる事なす事を全て知っているにも拘らず、鈴仙は未だに永琳の出来る事を知悉していないのだ。 これでは勝てる筈がない。故に今出来る事は、ジョナサンらがメフィスト病院で出会ったサーヴァントは、八意永琳のそっくりさんである事を祈るだけである。 「そのアーチャーは、君と知り合いなのかい?」 「それに似てる可能性があるだけ。呼ばれてたら驚くでしょ? 生前の知り合いどうしが、サーヴァントとして招かれてたら」 「それもそうだ」 英霊の座や、サーヴァントとして招かれうる存在の数は膨大である。 座の存在意義に照らして考えれば、永琳も呼ばれる可能性は必ずしもゼロではないが、確率は低い。 何よりも、聖杯戦争に参加出来るサーヴァントの席数は限られており、座に登録されている膨大な人物の中から、知り合い同士が同じ聖杯戦争に招かれるなど、 天文学的な数値とすら言えるだろう。故に、端から永琳が此処 新宿 にいる可能性は、低い。そう鈴仙は考える事にするのだった。 次は、どんな話で、塞が来るまで間を持たせようかと。 考えていたその時だった。自身の持つ能力も相まって、高範囲まで索敵を可能とするサーヴァントの察知能力が、サーヴァントがこの場に出現するのを捉えた。 突如として真率そうな表情になった鈴仙の態度の変化を、ジョナサンも北上も見逃さなかった。「サーヴァントだ」、と、北上が従えるサーヴァントが口にする。彼もまた捉えたらしい。 【マスター、サーヴァントがこの場所に近付いてる!!】 【何ッ!?】 と、トイレにて手足となる人物達に連絡を入れている塞に、そう念話した瞬間だった。 店内の様子がにわかに騒がしくなる。店内で食事をしていたNPC達の様子を見るに、外の様子が気になるらしかった。 大窓の側からやや近い席だった為にすぐ、一同は騒動の原因を発見出来た。向かいの喫茶店の大窓を突き破り、通りに倒けつ転びつと言う様子で躍り出た女性がいたのだ。 レディースのジャケットに、簡素な白いシャツを身に着け、藍色のジーンズを穿いたロングヘアの女性だ。日本人ではない。肌の色こそ白いが、恐らくはヒスパニックである。 「アーチャー、君の力でNPCからどこまで僕の認識を阻害させられる」 あの女性は誰だと考える前に、霊体化しているジョニィがそんな事を訊ねて来た。 「早く答えてくれ」 「NPC程度なら、姿を完全に認識出来なくするのは簡単な事だけど」 光波を操り、屈折率を調整すれば、疑似的な光学迷彩を施す事も鈴仙には可能だ。 「それをやって欲しい」 「は?」 「良いからやるんだ」 何をするつもりだ、と思いながらも、鈴仙は、適当な空間の光の屈折率を操った。 「此処に入れば外部からは貴方の姿が見えなくなるわ」、と説明した瞬間、ジョニィはその内部で実体化を始めた。 出現したジョニィの波長を改めて確認して、背筋が凍った。それまでは特筆に値する波長ではなかったのに、事此処に至って激変していた。 波長が桁違いに短い。それ自体は、別に珍しい物でもない。波長が長さと言うのは個人の性情を示す。長ければ暢気である事を意味し、短ければ短気である事を意味する。 ジョニィの場合は、それが余りにも短すぎる。とは言え、人間の中ではジョニィレベルの波長の短さは、珍しいとは言え滅多に見れぬものではなく、 妖怪に至ってはザラにあるタイプである。鈴仙が違和感を覚えたのは、これに加えてジョニィの波長の位相が、ありえない程にズレていると言う事だった。 この波長の特徴、何処かで見た事があると思ったら、これは黒贄礼太郎の波長である。あの殺人鬼も波長の位相がズレていたが、振幅自体は極端に長かった。 あの殺人鬼の場合は言うなれば、草や花などの、ストレスを感じる事のないものと同じ波長である。 長い波長と短い波長と、一見すると正反対に見えるだろう。それだけならば接点はゼロだが、波長がズレていると言う特徴が加わると、ある一つの共通点が追加される。 人の波長と言うものは精神や心の活動から来る余波であり、言うなれば性格そのものだ。それズレていると言う事は、価値観やものの考え方が決定的に違うと言う事である。 常人とは余りにもかけ離れた物事の考え方。これは所謂、神仏に見られる波長であり、正真正銘の人間には殆どと言っていい程見られない。 仮に、だが。この波長を人間が有するに至ったら、どのような者が誕生するのか。 高い確率で、真正の『サイコパス』が誕生する。黒贄は、人命に対する考え方が、常人とはかけ離れていた。 ――ジョニィの場合は、目的の達成についての価値観が、常人とは一線を画していた。 躊躇う事無く、右手指から爪を三発、ライフル弾の如き勢いで射出させるジョニィ。 NPCとNPCの間を縫い、三発の爪弾は窓ガラスを貫通、破壊させ、その内の一発が、ヒスパニック系の女性――ロベルタの腹部に命中した。 残りの二発は、ロベルタが破壊した店の窓から店内まで直進。店内のNPCの女性の頬を掠めて、壁に激突するのであった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 結論を述べればロベルタは嘗てない程苦しい状態にあった。 食屍鬼街から高槻をメフィスト病院に送り込み、然程あの大医宮から離れていない場所に建てられた、チェーンのファーストフード店で彼女は待機していた。 世界のあらゆる所に店舗展開していると言う、サブマリンサンドイッチの店だ。店の名前こそ違うが、似た様な店は彼女の元居たベネズエラでも見た事がある。 こんな店にいるのは、自らが引き当てた、暴力の具現とも言っても良いバーサーカーが、魔力と言う略奪品を持って凱旋するのを待つ為だ。絶対に出来る、ロベルタはそう思っていたのだ。 ――店に入った瞬間、魔力の消費速度が此方でもよく感じ取れる程速くなっていた。 昼食を注文し、テーブル席でクラブサンドを口にしたその瞬間、魔力の消費量が倍以上に跳ね上がった。 その状態のまま、魔力の消費スピードは減速するどころか時間が経過する毎に上昇して行き、討伐令の対象になる事を覚悟で行った、 南元町の食屍鬼街のゴロツキ達で行った魂喰い、これによって得た魔力は五分前に完全に枯渇。今は食屍鬼街での魂喰いより遥か以前、聖杯戦争の本開催前に魂喰いで徴収した魔力で糊口を凌ぐ形となっている。 それにしたって、今や枯渇一歩手前の状態であった。 そもそもバーサーカーのコンセプトは、宝具もイマイチステータスも低い、と言う英霊を狂化と言う下駄を履かせて強くさせると言うもの。 強くなる事は事実であるが、これを行うとマスターからの制御も利かなくなるばかりか、魔力の消費量も狂化していない他クラスと比べて格段に悪くなる。 狂化と言うのはそれ程までにマスターに負担を強いる手段なのだ。況してや高槻涼は元から弱いサーヴァントどころか、狂化していなくても強いサーヴァント。 強いサーヴァント程、平時及び戦闘時の魔力消費が高くなるのは当たり前の事。元から強いサーヴァントを更に狂化させて手綱を握るのだ。 魔力消費が暴力的なそれにならない訳がない。当然、魔術の素養もない、魔力の代わりになるリソースがゼロのロベルタの負担になる。高槻涼と言うバーサーカーは、ロベルタの手に到底負えるサーヴァントではないのだった。 「何を手間取っている……ッ!!」 だが、ロベルタの魔術の素養と言う物を抜きにしても、バーサーカー・高槻涼、或いはジャバウォックの強さは絶大なそれ。 彼女は本気で、あのバーサーカーは此度の聖杯戦争においても最強のサーヴァントであると信じていた。 軍人の目線から見ても、ジャバウォックの有する火力や攻撃力は絶大。たとえ世界中の軍隊を敵に回しても、勝利するのはジャバウォックの方であろう。 それ程までの強さならば、たかがキャスターの居城如き、有している圧倒的な火力で破壊し、其処に溜めこまれた魔力を強奪すると言う芸当など、出来て当たり前の事なのだ。 それなのに、何を苦戦している!? あれからじき、十分が経過しようとしている。都市を制圧すると言うのならばまだしも、あの程度の病院など、サーヴァントの力ならば十分もいらないだろう。自分がやっても、それ位の時間で済むとロベルタは思っている。 「早く、事を済ませろ……!!」 購入したクラブサンドが、全く口に入らない。ハム、レタス、チーズにトマトを挟んだそれも、アイスコーヒーも、完全に手つかずの状態である。 食べる事も出来ない程、魔力消費が苦しいのだ。魔力消費も度が過ぎれば命に係わる。魔力と言う、血液などと違って自分の身体を循環している自覚がこの上なく薄い、 存在するかどうかすら解らない上に本当に命に関係しているとは思えないリソースを奪われているにも拘らず、大量の血を失っているかのようなこの倦怠感はどうだ。 奪われてる実感も湧かない架空の何かを奪われ、自分は本当に死ぬと言うのか!? 絶対に、それだけはあってはならない。生きねばならないのだ。自分は、絶対に。 握り締めていた、アイスコーヒーの入ったプラスチックの使い捨て容器に力がこもる。 容易く変形し、トレーの上に黒く冷たい液体が零れた。その様子を見て、近くの席に座っていた他のNPCの客が、不審そうにその様子を眺めている。 それすらも気にならない程、ロベルタは今必死に耐えていた。持ってあと、二分。その間にケリを付けて貰わねば、本当に、自分が死んでしまう。 衆人の目線など知った事かと、歯を食いしばり、ロベルタは耐えに耐えていた。 「すいませェん、この席空いてますか?」 明らかに、自分に対して向けられた声。 俯いていたロベルタが、顔を上げた。平凡な、何処にでもいそうと言う事が最大の特徴とも言うべき、没個性の女子高生が、ロベルタの隣に立っていた。 あんな危ない人物に話しかける何て、勇気あるな、と言う目線が近くのNPC達から寄せられる。 「……他に、空いてる席ならあるでしょう」 努めて平静を装いながらロベルタが口にする。彼女の言う通り、テーブル席ならば兎も角、カウンター席ならば全然余裕がある。 「ああ、それもそうですね」 かなり天然の入った人物であるらしい。漸く、店内に座れるスペースがある事に気付く。これで用は済んだだろうと言わんばかりに、再び顔を俯かせるロベルタ。 「あの、すいませェん」 「今度は何……!!」、そう言って顔を見上げさせたその瞬間だった。 ロベルタの右眼を、何かが貫いた。瞬間、ロベルタの思考も、あらゆる感覚器官も完全に焼き尽くされたように、一切が消え失せ、白紙に等しい状態になった。 店内にしても同じだった。彼らは、間の抜けた女子高生の狂行に、目を完全に丸くしている。世界から一切の生き物が死に絶えた様な静寂さが、店の中を包み込んだ。 ――遅れて、ロベルタの右眼から、激痛と鮮血が零れ落ちた。 「こいつ、まさか!!」、そう思った瞬間に、ロベルタの右眼を貫いていた、女子高生が右手で握っていた物が引き抜かれる。何処にでも売ってそうな、先の尖った鉛筆だ。これを以て、ロベルタの目を貫き潰したのである。 凄まじい勢いで右眼から零れ始める血液を見て、店内に女性の悲鳴が木霊した。 サーヴァントの敵襲と判断したロベルタが、座っていたテーブルの縁を引っ掴み、片腕で易々と持ち上げ、女子高生の身体に叩き付けようとした。 しかし、軽くその細腕を、テーブルに合わせて振るい、衝突させた瞬間、テーブルの方がバラバラに砕け散り始めたのである。何たる腕力であろうか。 慌ててロベルタは背を見せて逃走。このチェーン店の店名とロゴを宣伝がてらに大っぴらにプリントした窓ガラスに突進、ガラスが皮膚を傷付ける事すら厭わず叩き割り、 この場から彼女は急いで逃走した。後ろの方で、「待てエエエエェェェェ!!」、と言う叫び声が聞こえてくる。あの女子高生の声と同じであった。 こんな街中で襲撃されるとは思わなかった。しかもあの迷いも躊躇もない行動ぶり、此方が聖杯戦争の参加者だと解っていなければ出来ない事だ。 化粧もある程度施し、服装も変えると言う努力をしていたにもかかわらず、こうまでアッサリと気付かれるとは、尋常の事ではない。どちらにしても、早く距離を取らねば。 ――そう思ったその時だった。向かいの窓ガラスを貫いて、何か弾丸状の物が、ロベルタの腹部を貫いた。 残り二発は、ロベルタの体勢の問題からスカを食い、店内へと消えて行く。腹部に、火箸で貫かれたような熱く焼けるような激痛が走ったのは殆ど同時だった。 何だ、と思い向かいのうどん屋の方に目線をやり――戦慄の表情を浮かべた。店内に、馬に跨り爪を放つアーチャーのマスター、ジョナサン・ジョースターの姿を認めたからだ。 ――拙いッ!!―― あの女子高生程度ならば、まだ逃げ切れるし倒せる。 ジョナサンは無理だ。あの男は元居た世界に置いて来た重火器の類が此方になければ、対等な勝負にすら持ち込めない。 しかも見るに、向こうにはサーヴァントもいるだろう。これでは勝てる筈がない。故に、逃げる、全速力でだ。 人だかりを無視し、ロベルタは疾風の様な勢いで通りを走って行く。「ウオオオオオオォォォォオォオォ!!」、と言う、およそ女が上げるような、 勝鬨めいた声が、何故か遠ざかって行く。チラリと後ろを見ると、ロベルタの向うルートとは逆方向を、あの狂人は爆走していた。 血濡れた鉛筆を振り回しながら向かうその様子に、NPCは気圧されたらしく、怯えた様子で彼女から遠ざかって行く。 しめた、とロベルタは思った。NPCの目線は完全に、あの女子高生の方に向いている。 今なら、自分の脚力で逃げられる可能性が高い。……但し別の存在に追いつかれる可能性の方が高いか。 店の入り口から、見事にアイロンのかかった黒礼服を身に纏う、長身で、恵まれた身体つきに大量の筋肉を搭載した欧州紳士が躍り出た。 ジョナサン・ジョースター、である。あの時ロベルタに、本物の殺意をぶつけに来た男。理想主義的で甘い性格でコーティングされた層の下に、途方もない修羅を飼う戦士。 あれに追いつかれては本当に死んでしまう。そう思いロベルタは、ペース配分などを無視した全力疾走でこの場から遠ざかる。 この 新宿 の地理は既に頭に叩き込んでいる。後で追跡されないよう、腹部から流れる血を左手で、右眼をハンカチを持った右手で抑えながら、 歩きなれた道のように見知らぬ街を走って行き、遂にロベルタは、人通りが少ない住宅街の方へと逃げ切る事が出来た。しかも幸運にも、人通りがないではないか!! 「ヘイ。セニョリータ。追いかけっこはおしまいだぜ」 軽い調子をした、若い男の声が聞こえて来た、その時だった。 鋼色の風が、ロベルタの前面を凄まじい勢いで凪いだ。何が起こったのか考えるよりも速く、右腕の肘から先が、極熱を帯びた激痛を内包し始めた。 痛みの原因を見て、目を見開く。右肘から先が消し飛んでおり、血潮が噴出しているではないか。ロベルタの右手は、ハンカチを握ったまま宙を舞っていた。 噴き出る血の向こう側で、裸の上半身の上に、ロベルタの血よりもなお紅いコートに袖を通す、銀髪の伊達男が佇んでいた。 その手に、男の身長程もありそうな凄まじい大きさの剣を握っており、それを振ってロベルタの腕を斬り飛ばしたらしい。 思考が急速に加速する。死を前にして、あらゆる事象がカタツムリめいてスローになる。その世界の中で、彼女の思考だけが平常通りのそれになる。 先ず、目の前の存在は、セイバークラスのサーヴァントだった。ステータスだけを見ても、恐ろしく優秀なサーヴァントだ。 狂化していないと言う事実から、ジャバウォックより強い可能性すらある。柔軟性についてなど、最早論ずるに値しない。 ジャバウォックがメフィスト病院を制圧するまで持ち堪えられるか。 不可能に決まっている。相手の目を見るだけで解る。紅コートのセイバーは確実に、此方を殺害する気概で満ち満ちていた。 如何にジャバウォックが任務を遂行出来たとしても、ロベルタが死んでは何の意味もない。となれば、取るべき手段は一つだった。 「令呪を――!!」 其処まで言った瞬間だった。ジョニィの爪弾によって損傷した腹部に、凄まじい衝撃が走った。 ダンテのミドルキックがロベルタの腹部に突き刺さった瞬間だった。乾いた息を吐いて、ロベルタが蹴られた方向に吹っ飛ぶ。 蹴られた方向には、一軒家を囲う塀があり、其処に背中から激突。後頭部も思いっきり打ち付けられ、大脳がプリンかゼリーのように頭蓋骨の中をシェイクしていた。 道路の溝に尻を突いた瞬間、大量の血液をロベルタは口腔から吐き出した。余りの蹴りの強さに、大腸の一部が千切れ、潰されたのが解る。 「惜しいな。令呪を奪おうとしたんだが、もうちっと上だったか」 地面に落ちたロベルタの腕を確認しながら、セイバー、ダンテが口にした。 彼の言う通り、ロベルタに刻まれた令呪の位置は、両の下腕には無く、右上腕二頭筋に刻まれている。 憎悪と憤怒を水に溶かし、刷毛で塗ったような表情を作りながら、懐から拳銃を取り出しそれを発砲するも、ダンテは身体を軽く半身にしていとも簡単に回避して見せた。跳弾の音が虚しく、響き渡る。 「Hm……黙ってた方が美人だって言われないか? おたく」 「黙れ!!」 と言ってまたしても、拳銃を発砲しようとするが、ブーツを履いたダンテの爪先が、ロベルタの左手に飛んで来た。 靴先が、命中。手の骨ごと、拳銃を破壊。粉々になった拳銃のパーツが宙を舞い、ロベルタの掌からは折れた骨が突き出た。 苦悶に顔を歪ませるロベルタ。体中から噴き出る、精神的・肉体的なストレスから来る、ナメクジが這い回ったような粘ついた汗が、衣服に沁みて行く。 今や彼女にとっては夏の暑さすらも遥か遠い。身体が感受しているのは、肉体的な痛みだけであった。 「女に優しい模範的アメリカ人に手を上げさせないで欲しいな、セニョリータ」 ダンテとしては、ロベルタはこれで黙ると思っていたのだろう。 悪魔狩人(デビルハンター)であるダンテは、悪魔の討伐には極めて積極的である。タダ同然の値段でも喜んでその仕事を引き受ける。 では、人の場合は如何なのか、と言えば、気乗りがしないと言うのが率直な所だ。だが、殺さないとは言ってない。 悪魔に関わり、人や世界にとって癌となる事が解り切っているのならば、ダンテは躊躇なくリベリオンを振り下ろし、エボニーとアイボリーのトリガーを引く。 これだけ痛めつければ、ロベルタも黙る。ダンテは、そう思っていた。そしてそれは、ロベルタと言う女性を、余りに過小評価し過ぎていた。 「……ずる……」 小声で、かつ早口で、ロベルタが何かを言っているのをダンテは聞き逃さなかった。 そしてその内容も。だからこそ驚いた。此処まで痛めつけられておいて――まだ、令呪を使える程の活力があったのか、と。 「この場に来い、バーサーカー!!」 ロベルタがそう叫んだ瞬間、瞬間的な速度で、彼女の従えるバーサーカーが姿を現した。 ダンテから見たそれは正しく、古い日本の戯画に登場する様な鬼だった。灰胴色の巨躯、人を何人も喰らっていそうな凶相、丸太のような四肢。 ――身体から発散される、尋常ではない殺意。悪魔を身体に宿すダンテですら、身震いせざるを得ない程の覇気を、目の前のバーサーカーは放出していた。 「ヒュー、ジャパーニズ・KAIJUか!!」 そんな恐るべき相手が敵に回った時にこそ、悪魔狩人ダンテの心は最大限に昂ぶる。 名のある悪魔と戦いこれを狩る、それこそが悪魔狩人の本懐なれば。ハントする相手が魔王や魔神であればある程、ダンテの心は燃え上がるのだ。 身体を金属で構成した鬼。成程、相手にとって、一切の不足なしである。 ダーツの要領で、手にしていた大剣、リベリオンを、マッハの速度で、ジャバウォックの顔面に投擲。 そうしながら、空いた左手でガン・ホルスターからアイボリーを取り出し、それをロベルタの方へと発砲。 ダンテはロベルタの心臓を狙っていたらしかったが、思いの外彼女が頑丈であった為に、狙いが逸れた。 既に彼女は立ち上がりダンテ達から距離を離そうとしていた為、アイボリーから離れた凶弾は、ロベルタの左上腕二頭筋の半ばに命中。 弾丸の余りの威力に、命中したポイントから腕が千切れ飛び、更に威力を一切減退させず、塀に命中。四角形をした塀の、弾丸が命中した側の面全てが、バラバラに崩壊してしまった。 ジャバウォックの方は、左腕を無造作に振い、アイボリーの弾丸以上の速度で投げ放たれた魔剣・リベリオンを弾き飛ばす。 事此処に来て、全ての状況を得心したらしい。殺意のこもった目線を明白に、ダンテの方に向けながら、魔獣は口角泡の代わりに火の粉を口から散らして叫んだ。 「小僧、破壊の権化を相手にその態度を何処まで維持出来ると思っている!!」 「お前が消滅したら悲しんでやってもいいぜ」 言ってダンテは、弾き飛ばされたリベリオンを手元にアポート(転移)させ取り寄せる。 その瞬間、ジャバウォックが動いた。たった一歩の踏込で、音速超の速度を獲得し、十m程の距離をゼロにする。 ――速いッ!!―― ダンテが唸った。見た目からは想像もつかない程の敏捷性。全身が殆ど金属で、しかもダンテよりも二回り程大きいと言う体格。 それなのにこのスピードなのだから、驚嘆せざるを得ない。ダンテでなければ、反応すら出来なかっただろう。 リベリオンの腹の部分で、ジャバウォックの右腕の横薙ぎを防御するダンテ。凄まじい衝突のインパクトであった。 爪と剣の衝突部から、家屋に火が付かんばかりの大きな火花が飛び散り、吹っ飛ばされまいとダンテが踏ん張った影響で、彼の足とアスファルトの接地点が削れてしまった。 己の一撃を防がれるとは思ってなかったらしく、ジャバウォックもアテが外れた。直にダンテは、リベリオンを構え下段からそれを振り上げる。 この男、アレだけの衝撃を防御して、腕が痺れていないらしい。自らの頭を縦に斬り裂かんと迫る魔剣の剣先から、ジャバウォックは飛び退き、 飛び退きざまに口腔から火炎を吐き出した。摂氏八千度にも達する業火を、リベリオンを超高速で縦にプロペラ回転させ、その勢いと風圧で炎を全て散らして見せる。 ジャバウォックが突っ込む、ダンテも駆ける。近付くなり、ダンテはリベリオンを恐るべき速度で振るい、ジャバウォックもこれに腕を振って対応する。 時に魔獣は火炎を吐き出したり、腕から針状の体毛を飛ばしたりすると言う芸当を見せるが、ダンテは魔人染みた技倆で剣を振いそれらを跳ね除ける。 最優のサーヴァント。それがセイバーであるらしいが、成程その評価の意味が良く解る戦闘光景(プロモーション)だった。 バーサーカーは、片手間に倒せるような弱い存在ではないらしく、ロベルタへの意識がダンテはかなり薄れている。 このままジャバウォックに戦わせ続ければ、ダンテを倒せる可能性だって、あるかもしれない。しかしそれは、ロベルタの勝利に繋がらない。 例えダンテを倒した所で、後に待っているのはどうしようもなく魔力を消費しきったロベルタだけであり、そもそもダンテの持ち堪える時間次第では、失血死しかねない。 今ロベルタは、両腕がない状態なのだ。しかもリスクは失血だけでなく、ダンテとジャバウォックの余波も含まれる。己のサーヴァントの巻き添えで死ぬことほど、馬鹿らしいものはない。 勝つまで待っても地獄、負けても地獄。フローレンシアの猟犬とまで呼ばれ、敵味方からも恐れられた女傑に残された選択とは、 到底思えない程悲惨な状況だった。結局今のロベルタには、絶望の度合いがやや軽そうな選択を、選ぶしかない。そうとなれば、選ぶ道は一つ。 「――契約者の鍵に命ずる」 小声で、かつ早口で、ロベルタが告げた。 それと同時に、ジャケットのポケットに隠していた契約者の鍵が、ランタンの様に強く群青色に輝き始めた。 その光に気付かぬ程ダンテは愚鈍ではない。意識を此方に向け始めたのを、ロベルタは感じた。 「今の姿から元に戻り、私を連れてこの場から離れろ!!」 そう叫んだ瞬間、ジャバウォックは苦しみの怒号を上げた。 凄まじい叫びであった。人に火を押し付けた様な叫びでありながら、声の大きさは落雷にも勝りそうな程のそれ。 声の凄まじい大きさに、周辺の建造物の窓ガラスに亀裂が入り始める。何が起こると思いながら、ダンテは空いた手でアイボリーを引き抜き、 身体を構成する珪素部分が風化し剥がれ落ちて行っているジャバウォック目掛けてそれを発砲。 ほぼゼロ距離に近い速度から放たれた弾丸が、ジャバウォック――いや。大柄な金属の鎧の中にいた少年に向かって行く。 鬼と言う言葉がこれ以上となく相応しい巨躯を誇っていた魔獣、その本体とも言える少年は、世間並みの体格こそしているが、あの恐るべきバーサーカーに比べれば、 貧相な痩せた男としか見えぬだろう。今この瞬間、ジャバウォックは消え失せ、高槻涼の姿にバトンタッチした。 迫りくる弾丸を、ジャバウォックの面影を残す右腕で弾いて破壊し、凄まじい速度でロベルタの方へと駆けだす高槻。 そしてそのまま彼女を横抱えにし、跳躍。一瞬で右脇の、六階建てのアパートマンションの屋上へと到達。――それに、ダンテが並走していた。 手に持ったリベリオンを高槻の方へと、槍投げの要領で投擲。 悪魔の膂力と言う推進力を借り、初速の時点で音速の二倍と言う殺人的な加速を得たリベリオンが迫る。高槻はこれを、バッと左方向にステップを刻んで回避。 リベリオンが向かった先は、今二名が戦場にしているのと同じ様なアパートマンションだった。其処の屋上に備えられた給水タンクに直撃、貫通し、向かい側へと消え失せる。 高槻はロベルタを抱えている為攻勢に出れないと判断したダンテは、強気に攻める姿勢を崩さない。エボニーとアイボリーをガンホルスターから引き抜き、 対象の抹殺に臨むが、とことん逃走の姿勢に出る高槻らの方に、今回は分があった。ダンテが二丁の愛銃を取り出したと同時に、高槻は地面を蹴って逃走。 瞬きするよりも速い速度で、リベリオンが破壊した給水タンクのあるアパートマンションの屋上に着地、そして、此処でまた跳躍し、一気に距離を離そうとした。 ――その時に、ロベルタは、見た。敵はもう一人いたのだ。それは、今自分達がいる所。 即ち、ダンテが破壊した給水タンクのあるアパートマンションの屋上の陰に、彼は巧妙に隠れていたのである。 見よ。自分の右眼を突き刺した女子高生を傍に侍らせる、黒いマントと黒い学帽の学生を。 見よ。男性器をモティーフにした様な卑猥な造形の頭を持った、日の当たらない洞窟に生息する白蛇のような皮膚と、長躯を持った悍ましい何かを従える青年を。 ――見よ。絶対零度もかくや、と言う冷たい瞳で此方を睨みながら、拳銃を突きつける書生の姿を。 口上も何もなく、黒い書生、葛葉ライドウが、愛銃であるコルト・ライトニングから、凶弾を発砲した。 ただの凶弾ではない。己が従える悪魔の一柱である、雷電属または邪神とも呼ばれる神格、『ミジャグジさま』の力を込めてある。 放たれた鉛弾はミジャグジさまの力によりあり得ない加速を得ただけでなく、雷の力も纏われていた。二千万ボルトにも達する超高圧電気を内包した弾丸だ。 それが、高槻の脚部に命中した。まだ此処から跳躍する前だった。高圧電流が、体中のナノマシンの機能を鈍らせる。 それを受けて、ミジャグジさまは、鈴口にも似た口から、稲妻を束ねた様なレーザーを放射させる。 寸での所で高槻は、身体を大きく半身にさせる事でその一撃を躱すが、今度は赤口葛葉を引き抜いたライドウと、 いつの間にかリベリオンをアポートさせたダンテが此方に向かって来た。高槻の決断は早かった。掻き消えたとしか思えぬ程の速度で、その場から移動。 ダンテが壊した給水タンクの傍まで場所を移す。高槻の動きに気付いていたダンテは、左手に持ったアイボリーを高槻の方目掛けて連射。 弾丸を危なげに回避すると同時に、このバーサーカーはタンクを蹴り抜き、時速数百㎞の速度でそれをダンテ達の方に蹴り飛ばした。 水を撒き散らせて迫るそれを、ライドウは赤口葛葉で、まだ内部に溜まっていた真水ごと切り裂き、直撃を防いだ。 両断されたタンクが屋上の地面に衝突し、マンション全体を緩く振動させる。屋上全体が池にでもなった様に、大量の真水が足元に広がった。 「殺せ」 そうライドウが命令した瞬間、ミジャグジさまが口腔に雷電の力を収束させ始めるが、時既に遅し。 ナノマシンが不調状態ではあるが、回復するまで待っていたらロベルタが危ないと考えたか、地を蹴って跳躍。一気に、百m程も向こうの建物の屋根に着地。ライドウ達から逃走した。 「追うか?」 ダンテがリベリオンを構えて訊ねて来る。 「やめておく。放っておいても、二分かそこらの命だ」 ライドウの口ぶりは、限りなく冷たく、そして、慈悲がなかった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「悪いな少年、殺せなかった」 リベリオンを背負い直してから、ダンテが先ず口にした事はそれだった。 本当に悪びれているのかは一見すれば解らないが、ライドウには何となく解る。これは本当に悪く思っていると。 「お前の意思を尊重し、あの女を半殺しに済ませろと言った俺の落ち度でもある。セイバーが気にする事でもない」 ライドウはダンテが、人殺し、即ち、マスターに対して攻撃を仕掛けると言う事柄に乗り気な性格ではない事は解っていた。 だからこそ、「反抗の意思がなくなる程度には痛めつけろ、殺した方が良いと思ったのならば殺しても構わない」と言う命令に留めておいたのだが、それが裏目に出たらしい。 で、あるのならばダンテが出向くよりもライドウが出向く方が良かったのではないかと思われるが、それはやめておいた。 聖杯戦争に於いて、マスターが誰であるのか露見するのと、サーヴァントが誰なのか露見するのとでは、圧倒的に前者の方が危険である。 マスターの方が遥かに弱いのだからこれは当然だ。サーヴァントが出向いても戦い方や宝具がバレる可能性もなくはないが、ダンテの戦闘の神髄は、 一度の戦闘で全て理解出来る程底の浅い物ではない。つまりライドウは、ダンテに全幅の信頼を置いていたからこそ、彼にロベルタの抹殺を命令したのである。 「この場から様子を眺めていたが、あの女、ただの女ではなかった。身のこなし、走り方。元々は軍属だろう」 「俺も気付いたのは腕を斬り飛ばす直前だったな。筋肉の質と量が全然違うから驚いたぜ」 ここからして、読み違えていた。 バーサーカーの力を借りてヤクザの事務所を襲撃し、武器を蓄えておくだけの、か弱い女かと思ったが、まさか本当は戦闘経験すらある女だったとは。 もしもこの事を知っていたら、対応も変わって来たのだが、今更言っても、詮無き事か。 銀鎧のセイバー、シャドームーンとの戦いを終えた後、ライドウは疾風属の仲魔であるモー・ショボーを駆使し、 新宿 を偵察させた。 偵察する事柄は、セリュー・ユビキタス、遠坂凛、先程のロベルタが何処にいるのかと言う事。 特に前二名を重点的に叩きたいライドウであったが、間の悪い事に二人は既に移動を始めた後。ロベルタも同様だった。 しかしモー・ショボーがロベルタがアジトにしていた直近の雑居ビルに、薬物と、ヤクザから押収した銃器を大量に隠し持っていたと言う報告を受け、方針を変更。 ロベルタの方から先ずは重点的に叩かねばなるまいと考えた。そうライドウに思わせた決定的な要因が、薬物だ。まさか物珍しいから隠してました、等と言う事はあるまい。 確実に常習している可能性が高い。セリューや遠坂の二人とロベルタ、どちらの方がサーヴァントを操るに適さぬ精神状態かと考えた時、ライドウはロベルタを考えたのだ。 そしてロベルタの捜索をモー・ショボーに頼み、再び 新宿 を捜索。これに時間が掛かった。その間ライドウらも、セリューと遠坂の行方を捜してはいたが、 その行方は杳として知れず。結局、ロベルタの行方を知るのに、これだけの時間を喰ってしまったのである。 「ご苦労だった、ミジャグジ、『イッポンダタラ』」 「ホホホ、お前さんの頼みならお安い御用じゃて」 と言って、ミジャグジさまと言う名前をした、白い陰茎の様な悪魔が言葉を返した。外見の割に、その口調と声音は好々爺めいていて、親しみ易さを感じる。 しかし、だからと言って本当に親しみを覚えてはいけない。この悪魔こそ、諏訪の地に伝わる由緒正しき地祇の一柱。 鬼神である建御名方と嘗ては一戦を交えた事もある荒ぶる御霊であり、アマテラスを主神とする大和神族の敵対者とも言えるまつろわぬ祟り神。 菊の御紋をシンボルとする『あの一族』を大本の主とするライドウに、地祇たるミジャグジさまが従う訳は、偏にライドウの実力と帝都、ひいては護国に対する心構えを認めているからである。ライドウの更に上の上司は信条上決して認めぬが、ライドウ自身は認める、と言う所が実に悪魔らしいものの考え方だった。 ――だが、ライドウが言っていたもう一体の悪魔。『イッポンダタラ』、とは一体? 「ウオオオオォォォォ、不承不服だが女装してやったぜえええぇぇぇ!!!」 と、頭の悪い叫び声を上げながら、ロベルタの右眼を突き刺した女子高生が、その正体を現した。 黒色の前掛けを身に着けた、片目だけを空けた銅製の仮面を被る、一本足の悪魔だった。その名を、技芸属、或いは邪鬼、イッポンダタラ。 日本の和歌山県に伝わっているとされる、鍛冶を得意とする鬼の一族で、一説によれば天目一箇神の落魄した姿とも言われる悪魔だ。 技芸属と言う悪魔は変身能力に極めて長けるだけでなく、術者にも変身能力を与えさせる特別な悪魔である。 ライドウにとってこのイッポンダタラには戦闘よりも、潜入捜査に於いて切り札と設定しており、今日初めて此処 新宿 で彼を活用した。 適当な女子高生にイッポンダタラを化けさせ、ロベルタに攻撃を仕掛けた訳は、決してふざけていた訳ではない。 ロベルタがあのファストフード店にいた訳は、NPCが溜まっている場所であるからだろう。此処であるのならば、迂闊に攻撃は出来ないと思ったに相違あるまい。 実際その選択は正しく、この場にいられてはライドウも手出しが出来ない。だからこそ、イッポンダタラを使ってランダムな人物に変身させて、ロベルタに攻撃。 あの場から引きずり出した。当然彼女は、これをサーヴァントによる追跡だと思うだろう。となれば次にやる事は、人目のつかない所への逃走である。 大量のNPCを殺し過ぎれば目立ちすぎると言うリスクが付き纏う、故に戦闘するにしても、人の密集していない所まで彼女は逃げる筈である。 此処で、ライドウとロベルタの意見の一致があった。ライドウとしても、人目の付かない所にロベルタが逃げるのは賛成であった。その方が此方も始末しやすいからだ。 NPCが下手にロベルタを追跡しないように立ち回れ、女子高生に変身させたイッポンダタラにはこう言う命令を予め出していた。 『ロベルタが逃げた方向とは逆方向に移動し、ロベルタが目立たなくなる程大立ち回りをしろ』、と。これによりNPCの注目はロベルタに集まらず、この悪魔に集まった。 後は、予め隠れていたライドウがイッポンダタラを回収、ロベルタを上回る速度で先回り――そうして、現在に至る。これが、全ての顛末だった。 「管に戻れ、ミジャグジ、イッポンダタラ」 「うむ」 「ウオオオオォォォォ、最初は嫌だった筈なのに何でかまた女子高生の姿になりたいのは何故なんだああああァァァァ????? 俺は……俺は、パッション属性のアイドルだった……?」 「消えろ」 言ってライドウはイッポンダタラを急いで戻し、ミジャグジを次に戻そうとした所で、ダンテがちょっと待てと止めに掛かる。 「証拠隠滅だ、これも消しとけ」 と言ってダンテは、己が斬り飛ばし、アイボリーの弾丸でちぎり飛ばしたロベルタの両腕を空中に放り投げた。いつの間にか回収していたらしい。 「ミジャグジ」、と口にすると、得心したと言うようにミジャグジさまは放電を迸らせ、分離され血塗れになった二つの腕を一瞬で炭化、消滅させる。何処までも二人は、仕事人の鑑のような男達なのであった。 【四ツ谷、信濃町方面(須賀町方面アパートマンション屋上)/1日目 午後1:40分】 【葛葉ライドウ@デビルサマナー葛葉ライドウシリーズ】 [状態]健康、魔力消費(中の小)、アズミとツチグモに肉体的ダメージ(大→中) [令呪]残り三画 [契約者の鍵]有 [装備]黒いマント、学生服、学帽 [道具]赤口葛葉、コルト・ライトニング [所持金]学生相応のそれ [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争の主催者の思惑を叩き潰す 1.帝都の平和を守る 2.危険なサーヴァントは葬り去り、話しの解る相手と同盟を組む 3.追って、討伐令を発布された主従(ザ・ヒーローの主従も含む)の居場所を探し、討伐する [備考] 遠坂凛が、聖杯戦争は愚か魔術の知識にも全く疎い上、バーサーカーを制御出来ないマスターであり、性格面はそれ程邪悪ではないのではと認識しています セリュー・ユビキタスは、裏社会でヤクザを殺して回っている下手人ではないかと疑っています 上記の二組の主従は、優先的に処理したいと思っています ある聖杯戦争の参加者の女(ジェナ・エンジェル)の手によるチューナー(ラクシャーサ)と交戦、 新宿 にそう言った存在がいると認識しました チューナーから聞いた、組を壊滅させ武器を奪った女(ロベルタ&高槻涼)が、セリュー・ユビキタスではないかと考えています ジェナ・エンジェルがキャスターのクラスである可能性は、相当に高いと考えています バーサーカー(黒贄礼太郎)の真名を把握しました セリュー・ユビキタスの主従の拠点の情報を塞から得ています セイバー(シャドームーン)の存在を認識しました。但し、マスターについては認識していません 新宿 の全ての中高生について、欠席者および体のどこかに痣があるのを確認された生徒の情報を十兵衛から得ています 新宿 二丁目の辺りで、サーヴァント達が交戦していた事を把握しました バーサーカーの主従(ロベルタ&高槻涼)が逃げ込んだ拠点の位置を把握しています 佐藤十兵衛の主従、葛葉ライドウの主従と遭遇。共闘体制をとりました ルシファーの存在を認識。また、彼が配下に高位の悪魔を人間に扮させ活動させている事を理解しました ロベルタと、彼女が従えるバーサーカー(高槻涼)の存在を知りました 【セイバー(ダンテ)@デビルメイクライシリーズ】 [状態]魔力消費(中) [装備]赤コート [道具]リベリオン、エボニー&アイボリー [所持金]マスターに依存 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯の破壊 1.基本はライドウに合わせている 2.人を悪魔に変身させる参加者を斃す [備考] 人を悪魔に変身させるキャスター(ジェナ・エンジェル)に対して強い怒りを抱いています ひょっとしたら、聖杯戦争に自分の関係者がいるのでは、と薄々察しています 【四ツ谷、信濃町方面(メフィスト病院周辺)/1日目 午後1:40分】 【ジョナサン・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]健康、魔力消費(小) [令呪]残り二画 [契約者の鍵]有 [装備]不明 [道具]不明 [所持金]かなり少ない。 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争を止める。 1.殺戮者(ロベルタ)を殺害する。 2.聖杯戦争を止めるため、願いを聖杯に託す者たちを説得する。 3.外道に対しては2.の限りではない。 [備考] 佐藤十兵衛がマスターであると知りました 拠点は四ツ谷・信濃町方面(新宿御苑周辺)です。 ロベルタが聖杯戦争の参加者であり、当面の敵であると認識しました 一ノ瀬志希とそのサーヴァントあるアーチャー(八意永琳)がサーヴァントであると認識しました ロベルタ戦でのダメージが全回復しました。一時間か二時間後程には退院する予定です 塞&アーチャー(鈴仙・優曇華院・イナバ)の主従の存在を認識。塞と一応の同盟を組もうとは思っていますが、警戒は怠りません 塞がライドウと十兵衛の主従と繋がりを持っている事を知りません 北上&モデルマン(アレックス)と手を組んでいますが、モデルマンに起こった変化から、警戒をしています 【アーチャー(ジョニィ・ジョースター)@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]魔力消費(小)、漆黒の意思(ロベルタ) [装備] [道具]ジョナサンが仕入れたカモミールを筆頭としたハーブ類 [所持金]マスターに依存 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争を止める。 1.殺戮者(ロベルタ)を殺害する 2.マスターと自分の意思に従う 3.次にロベルタ或いは高槻涼と出会う時には、ACT4も辞さないかも知れません [備考] 佐藤十兵衛がマスターであると知りました。 拠点は四ツ谷・信濃町方面(新宿御苑周辺)です。 ロベルタがマスターであると知り、彼の真名は高槻涼、或いはジャバウォックだと認識しました 一ノ瀬志希とそのサーヴァントあるアーチャー(八意永琳)がサーヴァントであると認識しました アレックスがランサー以外の何かに変質した事を理解しました メフィスト病院については懐疑的です 塞の主従についても懐疑的です 【塞@エヌアイン完全世界】 [状態]健康、魔力消費(中) [令呪]残り三画 [契約者の鍵]有 [装備]黒いスーツとサングラス [道具]集めた情報の入ったノートPC、 新宿 の地図 [所持金]あらかじめ持ち込んでいた大金の残り(まだ賄賂をできる程度には残っている) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を獲り、イギリス情報局へ持ち帰る 1.無益な戦闘はせず、情報収集に徹する 2.集めた情報や噂を調査し、マスターをあぶり出す 3.『紺珠の薬』を利用して敵サーヴァントの情報を一方的に収集する 4.鈴仙とのコンタクトはできる限り念話で行う 5.正午までに、討伐令が出ている組の誰を狙うか決める [備考] 拠点は西新宿方面の京王プラザホテルの一室です。 新宿 に関するありとあらゆる分野の情報を手に入れています(地理歴史、下水道の所在、裏社会の事情に天気情報など) 新宿 のあらゆる噂を把握しています 新宿 のメディア関係に介入しようとして失敗した何者かについて、心当たりがあるようです 警察と新宿区役所に協力者がおり、そこから市民の知り得ない事件の詳細や、マスターと思しき人物の個人情報を得ています その他、聞き込みなどの調査によってマスターと思しき人物にある程度目星をつけています。ジョナサンと佐藤以外の人物を把握しているかは後続の書き手にお任せします バーサーカー(黒贄礼太郎)を確認、真名を把握しました。また、彼が凄まじいまでの戦闘続行能力と、不死に近しい生命力の持ち主である事も知りました 遠坂凛が魔術師である事を知りました 、ザ・ヒーローとバーサーカー(ヴァルゼライド)の存在を認識しました セリュー・ユビキタスの主従の拠点の情報を警察内部から得ています 新宿 の全ての中高生について、欠席者および体のどこかに痣があるのを確認された生徒の情報を十兵衛から得ています 新宿 二丁目の辺りで、サーヴァント達が交戦していた事を把握しました 佐藤十兵衛の主従と遭遇。セイバー(比那名居天子)の真名を把握しました。そして、そのスキルや強さも把握しました 葛葉ライドウの主従と遭遇。佐藤十兵衛の主従と共に、共闘体制をとりました セイバー(ダンテ)と、バーサーカー(ヴァルゼライド)の真名を把握しました ルーラー(人修羅)の存在を認識しました。また、ルーラーはこちらから害を加えない限り、聖杯奪還に支障のない相手だと、朧げに認識しています 、ジョナサン・ジョースター&アーチャー(ジョニィ・ジョースター)、北上&モデルマン(アレックス)の主従の存在を認識しました 上記二組の主従と同盟を結ぼうとしていますが、ジョナサンの主従は早期に手を切り脱落して貰おうと考えています。また、彼らにはライドウと十兵衛とコネを持っている事は伝えていません 【アーチャー(鈴仙・優曇華院・イナバ)@東方project】 [状態]魔力消費(中)、若干の恐怖 [装備]黒のパンツスーツとサングラス [道具]ルナティックガン及び自身の能力で生成する弾幕、『紺珠の薬』 [所持金]マスターに依存 [思考・状況] 基本行動方針:サーヴァントとしての仕事を果たす 1.塞の指示に従って情報を集める 2.『紺珠の薬』はあまり使いたくないんだけど!!!!!!!!!!!! 3.黒贄礼太郎は恐ろしいサーヴァント 4.つらい。それはとても [備考] 念話の有効範囲は約2kmです(だいたい1エリアをまたぐ程度) 未来視によりバーサーカー(黒贄礼太郎)を交戦、真名を把握しました。また、彼が凄まじいまでの戦闘続行能力と、不死に近しい生命力の持ち主である事も知りました 遠坂凛が魔術師である事を知りました ザ・ヒーローとバーサーカー(ヴァルゼライド)の存在を認識しました この聖杯戦争に同郷の出身がいる事に、動揺を隠せません セイバー(ダンテ)と、バーサーカー(ヴァルゼライド)の真名を把握しました ルーラー(人修羅)の存在を認識しました。また、ルーラーはこちらから害を加えない限り、聖杯奪還に支障のない相手だと、朧げに認識しています ダンテの宝具、魔剣・スパーダを一瞬だけ確認しました アーチャー(ジョニィ・ジョースター)に強い警戒心を抱いています 【北上@艦隊これくしょん(アニメ版)】 [状態]精神的ダメージ(大) [令呪]残り二画 [契約者の鍵]有 [装備]鎮守府時代の緑色の制服 [道具]艤装、61cm四連装(酸素)魚雷(どちらも現在アレックスの力で透明化させている) [所持金]三千円程 [思考・状況] 基本行動方針:元の世界に帰還する 1.なるべくなら殺す事はしたくない 2.戦闘自体をしたくなくなった [備考] 14cm単装砲、右腕、令呪一画を失いました 幻十の一件がトラウマになりました 住んでいたマンションの拠点を失いました 一ノ瀬志希&アーチャー(八意永琳)、ジョナサン・ジョースター&アーチャー(ジョニィ・ジョースター)、塞&アーチャー(鈴仙・優曇華院・イナバ)の存在を認識しました 右腕に、本物の様に動く義腕をはめられました。また魔人(アレックス)の手により、艤装がNPCからは見えなくなりました 【“魔人”(アレックス)@VIPRPG】 [状態]人修羅化 [装備]軽い服装、鉢巻 [道具]ドラゴンソード [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:北上を帰還させる 1.幻十に対する憎悪 2.聖杯戦争を絶対に北上と勝ち残る 3.力を……!! [備考] 交戦したアサシン(浪蘭幻十)に対して復讐を誓っています。その為ならば如何なる手段にも手を染めるようです 右腕を一時欠損しましたが、現在は動かせる程度には回復しています。 幻十の武器の正体には、まだ気付いていません バーサーカー(高槻涼)と交戦、また彼のマスターであるロベルタの存在を認識しました 一ノ瀬志希&アーチャー(八意永琳)、メフィストのマスターであるルイ・サイファーの存在を認知しました マガタマ、『シャヘル』の影響で人修羅の男になりました 魔人・アレックスのステータスは以下の通りです (筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:A 幸運:A。魔術:B→A、魔力放出:Bと直感:B、勇猛:Bを獲得しました) ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「貴様が愚かを見せるなど、珍しいの。明日世界が、何の理由もなく唐突に滅ぶ事よりも珍しいものを見れたわ」 限りない嘲笑の言葉を隠しもせず、姫が口にした。他者を嘲るその姿ですら、匂う様な高貴さを漂わせるのは、彼女が本物の吸血鬼の故であった。 しかし、それにしても。嘲弄する相手が悪い。彼女が小馬鹿にする相手こそ、ドクターメフィスト。魔界都市の誰もが、敵に回す事を恐れた魔人であれば。 玲瓏たる美貌を姫に向けるメフィスト。 象徴たるケープはない。先程の熾烈な魔戦により、失われた。予備はあるが、ケープを破壊する攻撃手段を有するサーヴァントが、此度の聖杯戦争に招かれていた。この事実だけで、聞く者が聞けば、戦慄を覚える事であろう。 「他に何か言いたい事がありそうだが」 メフィストがただ美しいだけの愚者だけでない事の表れだった。 魔界医師の炯眼は、姫が何を言いたいのか、と言う事を完璧に看破していた。面白くなさそうな様子で、姫が口を開く。 「傷を治せ」 散々メフィスト病院及び、その院長であるメフィストに迷惑をかけた女の言葉とは思えぬ程の内容だった。 スタッフを殺しておいて、戦いで負った傷を治せと言う余りにも居丈高なこの言葉。しかもよりにもよって、最高責任者であるメフィストにそれを吐いていると来ている。 盗人猛々しいを地で行く女だった。応報を司る神ですら、この態度には怒りを通り越して呆れてしまうだろう。 「自然治癒力も捨てた物ではないぞ」 姫も姫なら、メフィストもメフィストだ。要するに、自分の免疫力で治せと言っているような物である。凡そ医者の口にしてよいセリフではなかった。換言すれば治す気はないと言っているようなものだ。 「医者の言う言葉とは思えぬな」 「どの道、この病院にはお前の自然治癒力を上回る薬は開発出来ん。不老不死に薬を与えるなど、ナンセンスだと思わないかね」 姫は、己の左脇腹に目線を投げた。其処には、ジャバウォックの反物質砲で抉られた跡が痛々しく残っている。 血の一滴も流れない。喰らい付きたくなる程美味そうな、赤い肉が外部に露出していた。食人思考(カニバリズム)の気のない正常人ですら、姫の肉を喰らえると言うのならば、全財産どころか妻や子供、自分の魂ですら擲つであろう。それ程までに、魅力的だった。単なる肉の破片ですら、姫の美は、美しいと言う規矩を超越する。 「今治したい」 「治してもやっても良い。臓腑を焼かれても良いのならな」 メフィストの言葉を聞いた瞬間、鉄をも断たんばかりの殺意が、姫の身体から爆発した。 彼の一言で思い出したのである。秋せつらとの最後の逢瀬の時に、この男が自分に何をしたのかを。 「どうした、治されたくないのかね」 姫の性格を知っているからこその言葉であった。誰の目からも明らかな挑発の言葉は、およそメフィストらしくないものだ。 「見ぬ間に性格がねじくれたの」 「そうさせたのは君だ」 「食えぬ男よ、魔界医師。吸血鬼ですら、血を吸う事を躊躇う男」 姫がそう言った瞬間、拡張されていた空間が、元のロビーに戻った。 空間操作の応用を利用した空間拡張が終わった瞬間だった。人間の身長程もある長方形のロボットが、廊下の方面から現れたのは。 メフィスト病院の床に塵一つない訳がこれである。巡回型の清掃ロボットである。時にはロビー、時には廊下を巡回、主に床を掃除するのである。 小児科を掃除する際はテレビモニターに子供向けのアニメを映し出す『粋』な面もあるが、其処はメフィスト病院のテクノロジー。 不届き者を発見した際には、内蔵されたビデオミサイルや、毎分一万発の弾丸を放つバルカン砲がこれを迎え撃つと言う殺人兵器の側面も有している。 尤も、これを使って姫を殺せる事は不可能であるし、メフィスト自身もその気はない。今は、メフィスト病院ロビーに付着した血糊を掃除させる為にこれらを招聘させたのである。 「入口を開けよ」 姫が口にする。地球が誕生した頃から存在するのではないかと言う巨大な氷山さながらの、威圧的で重圧な言葉だった。 「今は昼だ」 最強の種族の一角である吸血鬼は、その強さを制限させるかのように弱点も多い。 大蒜、十字架、流れ水。銀、白木、桃の種。だが最も有名な物は、陽光であろう。吸血鬼にもタイプと言う物があり、西洋系と中国系の二つに分かれる。 これらはそれぞれ弱点が違うが、どちらとも陽光が最大の弱点であると言う点は変わらない。しかし、姫程の吸血鬼となると、太陽の光の聖性すら跳ね除ける。 陽光の効かない吸血鬼。それは、あらゆる退魔士、あらゆるヴァンパイア・ハンターにとっては悪夢に等しい存在だろう。 ――しかし、今の姫はサーヴァントの身。 その状態で果たして、本体の様に、自由に陽光の下にで、振る舞えるのか。姫よ。 「笑止なり、メフィスト」 残虐な笑みを浮かべ、姫が言った。 「昼に外を出歩けぬ身なれば、私は永久にせつらの下に辿り着けぬ。この身が太陽にすら負けると言うのであれば、そう。私が此処に来て誓った大願は、初めから叶わぬものだったと言う事。陽の光など何するものぞ。重ねて言う。入口を開けよ、メフィスト。今なら私が滅ぶ様子を見れるかも知れぬぞ?」 姫は、吸血鬼にとっての屈辱である死を覚悟で、陽光を浴びると言っていた。 ならば、これ以上の言葉は無用だと言わんばかりに、メフィストは、入り口を遮断させていたシャッターを開けさせた。 先程の戦いで証明が破壊され、窓も封鎖され。壁に埋め込まれた非常照明の薄暗い明かりだけが支配するロビーに、燦々とした夏の暑い光が流れ出た。 ――姫よ、お前は果たして? ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ メフィストの戦闘の様子を見に行きたかったのは、永琳も不律の主従も同じであった。 病院内を見回り終えた後、いざロビーの方に行こうとしたら、そうは問屋が降ろさないと言わんばかりに、メフィスト病院の副院長から三名に命令が下された。 メフィスト病院の駐車場に赴き、やってきた患者を『外で治療しろ』、と言う物。余りにもあり得ない命令内容に舌を巻いた。 病院がテロに近い緊急事態で封鎖されていると言うのはまだ解るとして、そんな事態なのに患者を受け入れ治療すると言うその方針が驚きの一つ。 そしてよりにもよって、外で治療を行うと言うその命令。此処が本当に、この世全ての病院とは全く違う所であると、改めて四人は気付かされたのであった。 結局命令に逆らった方が後で不利益を被ると考えた四名は、副院長の命令に唯々諾々と従った。現在永琳と志希、不律は炎天下の病院の外に赴き、患者の治療に当たっている。 自分達と同じ様な命令を下された医者は他にも大勢いたらしく、ベテランや若手を問わぬ多くのスタッフが患者の治療に骨を砕いている。 元々骨折やケロイド程度ならば待合室の時点で治す事も珍しくない病院である。彼らからしたら、それが外に変わっただけの様な物との事。 ……だからと言って、ビニール製の無菌テントを展開し、外で手術をしている医者までいる、と言うのは如何かと思うが。 志希はそれを見て、「ブラックジャックの世界だぁ……」と口にしていたが、本当に漫画の世界の手術過ぎる。同じ病院スタッフは見慣れているらしいが、当然外からやってくる患者にとってはこの光景は未知その物。余りにも現実離れした治療風景に、皆空いた口が塞がらない様子だった。 本職が薬師である永琳ではあるが、医術の方も堪能である。 病院側が用意した医療機器一式を使い、巧みに患者の骨折や火傷、労災で負傷した傷を治して行く。不律もまた、機器を使い、患者の治療に専念する。 志希の方は、病院の中ではかなり若手であると言う、利根川アンジュと言う名前をした金髪の看護婦と一緒に永琳や不律のサポートに徹していた。 何処で覚えたのか、基本的な手術器具や機器の名前は頭に入っているらしく、アンジュが言った機器を正確に手渡すその様子は中々どうして、堂に入っていた。 どのようにして、メフィストの手の内を知ろうかと永琳は考えていた。 思い描いていたのは、襲撃者の情報を知りたいからその時の戦闘の模様を教えてくれ、と言って、メフィストに情報の開示を迫ると言う物だった。 話の流れとしてはこれで矛盾はないであろう。後はあの美しい魔人が首を縦に振ってくれるか、である。 襲撃者がメフィストの手によって葬られていれば、それを理由にメフィストも断るだろう。そうとなれば、話は途端に難しくなる。そうなったら……此方も手練手管を尽くすまでだ。 ――病院の入口や、窓に降りていたシャッターが、今正に開けられた。 永琳も不律も気付いたろう。それは、メフィストが襲撃者を葬り終えた何よりの証左であると。 医療スタッフ達も当然気付いたらしい。後は、大本営からのアナウンスを待つだけである。であるのだが――。 世界が急激に色あせて行くような感覚を、一同は憶えた。 空気の分子に、果実とも、麝香とも取れる、気品漂う香気が結びついているような気がした。 自ら、風景の一部と化してしまい、存在感が根こそぎなくなってしまうと、一同は錯覚した。 シャッターが開け放たれたメフィスト病院の入口から、それは現れた。永琳も、志希も。不律もファウストも。病院のスタッフもNPCも。 ――地上に、太陽が降りて来たようだと、皆思った。或いは、昏黒の夜空に於いて、星海に於いて雌黄色に輝く満月か。 星は空にあるからこそ美しいのである。手を伸ばしても届かない距離にあるからこそ尊いのである。星は、地上に降りて来てはならない。地上に住まう全ての物の存在感を奪ってしまうからである。 その禁忌を、『姫』と言う名の星は冒していた。 太陽の光を、彼女は体中に受けていた。太陽が、己の生み出す全ての光を彼女に照射しているように見える。 この場にいる全員が同じ光を受けている筈なのに、自分達に配分される光だけが、弱く薄暗く見えるのは錯覚であろうか。 或いは、誰に恥じるでもなく、白日の下に裸身を晒している淫蕩で邪悪な美女を焼き殺す為であろうか。しかし、太陽の光を受ければ受ける程、姫は美しく輝くだけである。 天上に在って神の王と称される神格であろうとも、彼女の裸身を見れば魂を奪われ、彼女に耳を舐められれば忽ち彼女の言いなりになるであろう。 己が身に恥じるものなど何もないと言う様子で、姫は片腕を掲げた。太陽の光が万遍なく、しかし流れる虹の如くに全身を巡るその様子は、邪悪の象徴である彼女が、 正義や神格を相手に遂に勝ち取ったことのメタファーであるようにも思えた。次元違いの美貌に、NPC達は欲情する気にもなれない。 決して、姫の左脇腹に、抉るように刻まれた醜い傷跡があるから委縮しているのではない。それがあってもなお、美しいとしか表象しようがないからだった。 両腕の存在しないミロのヴィーナスの彫像、首より上がないサモトラケのニケの石像。欠損しているからこそ美しい芸術の代表格である。姫はまさにこの領域の美に存在し、しかし、その二つの芸術とは次元の違う所に存在する、恐るべき存在なのである。 瞬間、姫の前面に、一艘の中国船が現れた。古代の中国で用いられた櫂船である。 黒い塗料を塗りたくった船体を持ったその船は、一目で貴人が乗る為のそれであると余人に知らせしめるパワーを内包していた。 船底に触れたものを真水、或いは川の流れと定義するそれを見て、姫は跳躍、船上に降り立ち、船の内部へと入って行く。 それを合図に、船が移動を始めた。風も何もないのに帆船が動くのは、果たして如何なる魔法であるのだろうか。 時の重みと威風を見る物に如実に伝えるその船は、数mと進んだところで、空気と同化するように消えて行き、遂には姫の気配も消えてなくなった。色あせていた世界が、元に戻り出す。心なしか、世界の方も、恐るべき魔人が消えてホッとしたように思えるのは、気のせいではないのだろう。 時間にして一分に満たぬ短い時間。 その恐るべき一分間を、不律もファウストも、そして永琳も。何百回も噛まねば味すら染みだして来ない保存食を味わうように、噛みしめていた。 「……厄介なのに目を付けられたわね、私も」 あれが敵に回る事の意味を計算しながら、月の賢者八意永琳は、原初の吸血鬼の一柱たる姫を、如何滅ぼすか。 その算段を、急いで、しかして冷静に。頭の中で弾き出すのであった。 【四ツ谷、信濃町方面(メフィスト病院)/1日目 午後1:45】 【一ノ瀬志希@アイドルマスター・シンデレラガールズ】 [状態]健康、廃都物語(影響度:小) [令呪]残り三画 [契約者の鍵]有 [装備] [道具]服用すれば魔力の回復する薬(複数) [所持金]アイドルとしての活動で得た資金と、元々の資産でそれなり [思考・状況] 基本行動方針: 新宿 からの脱出。 1.午後二時ごろに、市ヶ谷でフレデリカの野外ライブを聴く?(メフィスト病院で働く永琳の都合が付けば) [備考] 午後二時ごろに市ヶ谷方面でフレデリカの野外ライブが行われることを知りました ある程度の時間をメフィスト病院で保護される事になりました ジョナサン・ジョースターとアーチャー(ジョニィ・ジョースター)、北上とモデルマン(アレックス)の事を認識しました。但し後者に関しては、クラスの推察が出来てません 不律と、そのサーヴァントであるランサー(ファウスト)の事を認識しました メフィストが投影した綾瀬夕映の過去の映像経由で、キャスター(タイタス1世(影))の宝具・廃都物語の影響を受けました メフィスト病院での立場は鈴琳(永琳)の助手です ライダー(姫)の存在を認識しました メフィスト病院が何者かの襲撃を受けている事を知りました。が、誰なのかはまだ解っていません 【八意永琳@東方Project】 [状態]十全 [装備]弓矢 [道具]怪我や病に効く薬を幾つか作り置いている [所持金]マスターに依存 [思考・状況] 基本行動方針:一ノ瀬志希をサポートし、目的を達成させる。 1.周囲の警戒を行う。 2.移動しながらでも、いつでも霊薬を作成できるように準備(材料の採取など)を行っておく。 3.メフィスト病院で有利な薬の作成を行って置く [備考] キャスター(タイタス一世)の呪いで眠っている横山千佳(@アイドルマスター・シンデレラガールズ)に接触し、眠り病の呪いをかけるキャスターが存在することを突き止め、そのキャスターが何を行おうとしているのか凡そ理解しました。が、呪いの条件は未だ明白に理解していません。 ジョナサン・ジョースターとアーチャー(ジョニィ・ジョースター)、北上とモデルマン(アレックス)の事を認識しました。但し後者に関しては、クラスの推察が出来てません 不律と、そのサーヴァントであるランサー(ファウスト)の事を認識しました メフィストに対しては、強い敵対心を抱いています メフィスト病院の臨時専属医となりました。時間経過で、何らかの薬が増えるかも知れません ライダー(姫)の存在を認識しました。また彼女に目を付けられました メフィスト病院が何者かの襲撃を受けている事を知りました。が、誰なのかはまだ解っていません 事が丸く収まり次第、メフィストから襲撃者(高槻涼)との戦闘の模様と、霊薬を作成する為の薬を工面して貰うよう交渉する予定です 【不律@エヌアイン完全世界】 [状態]健康、廃都物語(影響度:小) [令呪]残り三画 [契約者の鍵]有 [装備]白衣、電光被服(白衣の下に着用している) [道具]日本刀 [所持金] 1人暮らしができる程度(給料はメフィスト病院から出されている) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手に入れ、過去の研究を抹殺する 1.無力な者や自分の障害に成り得ないマスターに対してはサーヴァント殺害に留めておく 2.メフィスト病院では医者として振る舞い、主従が目の前にいても普通に応対する 3.メフィストとはいつか一戦を交えなければならないが… 4.ランサー(ファウスト)の申し出は余程のことでない限り認めてやる [備考] 予め刻み込まれた記憶により、メフィスト病院の設備等は他の医療スタッフ以上に扱うことができます 一ノ瀬志希とそのサーヴァントであるアーチャー(八意永琳)の存在を認識しました 眠り病の呪いをかけるキャスター(タイタス1世(影))の存在を認識、そして何を行おうとしているのか凡そ理解しました。が、呪いの条件は未だに解りません。 メフィストが投影した綾瀬夕映の過去の映像経由で、キャスター(タイタス1世(影))の宝具・廃都物語の影響を受けました ライダー(姫)の存在を認識しました。また彼女に目を付けられました メフィスト病院が何者かの襲撃を受けている事を知りました。が、誰なのかはまだ解っていません 【ランサー(ファウスト)@GUILTY GEARシリーズ】 [状態]健康 [装備]丸刈太 [道具]スキル・何が出るかな?次第 [所持金]マスターの不律に依存 [思考・状況] 基本行動方針:多くの命を救う 1.無益な殺生は余りしたくない 2.可能ならば、不律には人を殺して欲しくない [備考] キャスター(メフィスト)と会話を交わし、自分とは違う人種である事を強く認識しました 過去を見透かされ、やや動揺しています 一ノ瀬志希とそのサーヴァントであるアーチャー(八意永琳)の存在を認識しました 眠り病の呪いをかけるキャスター(タイタス1世(影))の存在を認識、そして何を行おうとしているのか凡そ理解しました。が、呪いの条件は未だに解りません ライダー(姫)の存在を認識しました。また彼女に目を付けられました メフィスト病院が何者かの襲撃を受けている事を知りました。が、誰なのかはまだ解っていません 【佐藤十兵衛@喧嘩商売、喧嘩稼業】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [契約者の鍵]有 [装備]部下に用意させた小道具 [道具]要石(小)、佐藤クルセイダーズ(9/10) 悪魔化した佐藤クルセイダーズ(1/1) [所持金] 極めて多い [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争から生還する。勝利した場合はGoogle買収。 1.他の参加者と接触し、所属する団体や世界の事情を聞いて見聞を深める。 2.聖杯戦争の黒幕と接触し、真意を知りたい。 3.勝ち残る為には手段は選ばない。 4.正午までに、討伐令が出ている組の誰を狙うか決める。 [備考] ジョナサン・ジョースターがマスターであると知りました 拠点は市ヶ谷・河田町方面です 金田@喧嘩商売の悲鳴をDL販売し、ちょっとした小金持ちになりました セイバー(天子)の要石の一握を、新宿駅地下に埋め込みました 佐藤クルセイダーズの構成人員は基本的に十兵衛が通う高校の学生。 構成人員の一人、ダーマス(増田)が悪魔化(個体種不明)していますが懐柔し、支配下にあります。現在はメフィスト病院で治療に当たらせ、情報が出そろうまで待機しています セイバー(天子)経由で、アーチャー(ジョニィ・ジョースター)、バーサーカー(高槻涼)、謎のサーヴァント(アレックス)の戦い方をある程度は知りました アーチャー(鈴仙・優曇華院・イナバ)の存在と、真名を認識しました ある聖杯戦争の参加者の女(ジェナ・エンジェル)の手によるチューナー(増田)と交戦、 新宿 にそう言った存在がいると認識しました バーサーカー(黒贄礼太郎)の真名を把握しました 遠坂凛、セリュー・ユビキタスの主従の拠点の情報を塞から得ています 新宿 の全ての中高生について、欠席者および体のどこかに痣があるのを確認された生徒の情報を十兵衛から得ています 新宿 二丁目の辺りで、サーヴァント達が交戦していた事を把握しました 塞の主従、葛葉ライドウの主従と遭遇。共闘体制をとりました 屋上から葛葉ライドウ&セイバー(ダンテ)と、ロベルタ&バーサーカー(高槻涼)が戦っていたのを確認しました メフィスト病院が何者かの襲撃を受けている事を知りました。が、誰なのかはまだ解っていません 【比那名居天子@東方Project】 [状態]健康 [装備]なし [道具]携帯電話 [所持金]相当少ない [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争を異変として楽しみ、解決する。 1.自分の意思に従う。 [備考] 拠点は市ヶ谷・河田町方面です メフィスト病院が何者かの襲撃を受けている事を知りました。が、誰なのかはまだ解っていません 【ライダー(美姫)@魔界都市ブルース 夜叉姫伝】 [状態]左脇腹の損傷(大。時間経過で回復)、実体化、せつらのマスターに対する激しい怒り、 [装備]全裸 [道具] [所持金]不要 [思考・状況] 基本行動方針:せつらのマスター(アイギス)を殺す 1.アイギスを殺す、ふがいない様ならせつらも殺す 2.ついでに見かけ次第ジャバウォックを葬る [備考] 宝具である船に乗り、 新宿 の何処かに消えました 一ノ瀬志希&アーチャー(八意永琳)、不律&ランサー(ファウスト)の存在を認識しました ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ アメリカの辺鄙な片田舎、或いは、人に捨てられ、時の流れるに任せるがまま百年も経過したようなヨーロッパの寒村。 それが、敵対者の心象風景を見た男が、その場所に抱いた印象であった。 雲一つない夜の空。なのに、星の明かりが一つも空に瞬いていない。月だけが、丸く輝き、王者の威風を星と言う臣下のいない空に示していた。 それが堪らなく、哀れで、虚しく、寂しかった。惻隠の念すら感じさせる程の、その世界の夜空は、なまじ月だけが目立つせいか、酷く虚無的で、寂寞としたものであった。 教会を思わせる建造物の前に、ゴミやがらくた、流木を鎖で巻き付け固定させ、十字架の形にした様なものがあった。 聖なるシンボルとされる十字架を、このような適当で冒涜的な形に仕上げるとは、神からの罰は免れまい。 ――況して其処に、一人の青年を磔刑にさせているのであれば、なおの事。 その世界は初めから彼と、十字架の前で佇んでいた金髪の少女の二人だけしかいなかったらしい。 典型的な白人の子供とも言うべき姿をした金髪の童女が、ブギーマンでも目の当たりにした様な叫び声を上げた。 第三の闖入者が醜い出っ歯が特徴的なジャバウォックであった訳でもなければ、猛り狂うバンダースナッチだった訳でもない。 恐るべき形相をした金髪の少女ですら、あどけない少女の顔に戻し、世故に限りなく疎そうなこの少女にですら、恐ろしいと思わせる程。その闖入者が、『美しかった』からである。 鎖で磔にされた青年が、美しい魔人の方に弱弱しい動作で、顔を向けた。 酷く憔悴しきった顔立ちだ。永い間磔にされていたであろう事を魔人は認識したが、決してそれが衰弱した理由の全てではないのだと、心で理解してしまった。 「……俺を」 遠くで鳴く虫の様な声で言った。 「俺を、助けて、欲しい……」 言葉を受けて、白い魔人が口を開く。 「……そうか」 そう男が告げた。これまでの彼に対する、無慈悲を通り越して冷酷無比な態度とは一転した、患者に対する慈愛の声音だった。 「救いを求めるか、バーサーカー」 其処で、心象風景とのコネクトが切れる。 現実の世界へと引き戻された魔人の目に映るのは、暴れ狂うジャバウォックの姿であった。 魔獣の胸の内に手を入れた事で、メフィストの脳裏に映された、ジャバウォック/高槻涼と言う少年の心象風景が、これである。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「君と出会って一ヶ月と経過してない、浅い付き合いの身で言うのも何だが、らしくないと私は思うな」 エクトプラズムの椅子に座りながら語るルイ・サイファーは、書物を手にしていなかった。 書物より面白い事柄があったからか。黒檀の机に向って書を嗜むメフィストの美を目の当たりにして、平然とした態度を崩さないマスターは、この男ぐらいのものだろう。 「そう、思った訳は?」 「君は無慈悲だ。そして、我儘だ」 魔界医師に真正面からこのような事を口にすれば、次に何かを喋ろうとした瞬間には心臓を止められていてもおかしくはないだろう。 しかしメフィストは、自らのマスターたる、この金髪の賢者が口にするだろう次の言葉を、ただ待つだけであった。 「魔界都市最高の名医だったからこそ、魔界医師。違うだろうな。君はどの世界に足を運んでも、何処までも魔界医師だっただろう。己の患者には聖母の如き慈愛を持って接するが、それ以外の存在には無慈悲を通り越して冷酷非道。キャスター、君にとって一番許せないのは、己のプライド……沽券だね。それを傷付けたもの。己のプライドに泥を塗り、己の敵に回った存在は、全て例外なく抹殺して来た。故にこそ、魔界医師。そうだろう?」 「そうだな、君と同じだよ。無意味にプライドが高すぎて、損をする事も珍しくなかった」 「敵わないなぁ」 諸手を上げるルイの、何処まで本気か解らぬ微笑みと口ぶりよ。 「そんな君だからこそ、私は理解が出来ない。メフィスト病院を襲撃し、剰えスタッフを殺害し、愛してやまぬ患者と、その関係者に重傷を負わせた。腸が煮えくりかねない相手の筈だ。バーサーカー、高槻涼。彼を何故、みすみす逃してしまったのかな?」 ルイの言った事は蓋し正しかった。メフィストの敵にまわり、嘗て無事であった者など、未だかつて存在しない。 ある者は己が手で葬り去り、ある者は 新宿 一のマン・サーチャーと共闘体制を取って。メフィストは己の敵を全て抹殺して来た。唯一の例外など、『姫』位のものだった。 敵対者に対して、メフィストは無慈悲であると言うこの言葉も正しい。神や仏ですら、どんな悪事を犯した人間にも、地獄と言う責苦は与えるが最後には救われる機会を与える。 魔界医師はそれすら与えない。己の敵に回った者は、宇宙が時間を使い果たしてなお、責苦を味わって貰わねば気が済まないのだ。ある意味で究極のサディストだ。 それ程までの男が、何故。高槻涼を逃すと言う、生前からはあり得ない程の大失態を冒してしまったのか。姫があの時、『明日世界が唐突に何の理由もなく滅ぶ方が珍しくもない程の失態』と口にしたのは、誇張でも何でもないのである。 「人の失態の理由を知りたいかね、ルイ・サイファー。天より堕ちたる熾天使の王よ」 読んでいた書物から、ルイに向けられる目線の、何と恐るべきものか。 殺気など一かけらも込めていないのに、殺す、と言う意思が内包されたその目線。魔界都市の住民や妖物が、絶対に向けられたくないと思った目線を今、ルイは真っ向から受けとめていた。 「人の心が解らないのは医者としてどうかと思うよ」 真正面から、ルイはメフィストに喧嘩を売った。 「知りたくないと思う者が、いる事の方が寧ろ罪だ。君は自分のネームバリューを良く解っているだろう。完璧と言う言葉が何よりも相応しい男のミス。知りたくない者がいない訳がない。だから、教えて欲しいな。魔界医師、その勲、その言寿ぎに何らの譎詐もない、死の具現よ」 「言いたくないのなら」、言ってルイは、スーツの左袖を捲って見せた。 左手首から左肘に掛けて、赤く光り輝くトライバル・タトゥーが刻まれていた。一本の果樹に、狡猾そうな蛇が巻き付いているそのモティーフ。正に、ルイの正体を現すにこの上なく相応しいデザインだった。 「令呪を使った方が、言いやすいかな?」 恐るべき時間が、ゆっくりと流れた。 いや、時間すらも、恐れをなして停止してしまいかねない程の、凍て付いた瞬間だ。 類稀と言う言葉すら最早陳腐過ぎる程美しい貌をしていながら、一切の感情を宿さぬ表情でルイを睨むメフィスト。 『死』と言う概念が人の形を取って現れた様な美魔人の顔を見ても、不敵そうな微笑みを浮かべるルイ。 二名の目線の交錯の時間は、たった数秒と言う短い時間の間でも、永劫の時間を凝集して見せたかのように、終わる事がないのではと人に思わせるに足るものであった。 「……診療していた」 「診療?」 語り始めたのはメフィストだった。折れたのも、メフィストだった。 「あの時、高槻涼と言う名前のバーサーカーに制裁を与えんと腕を突きいれた時、狂化していないあの男の真実の声が聞こえて来た」 「何て、言っていたのかな」 「救って欲しい、と」 足を組むと言う座り方に姿勢を変える、ルイ・サイファー。 「あのバーサーカーは、この病院を襲う事が本意ではなかったのだろう。あの鋼の獣と言う鎧の下に隠された、高槻涼と言うバーサーカー。その更に下に隠された真実の姿を見て、少なくとも私はそう感じた」 「だから、見逃してしまったと」 「病気の内容を聞こうとして、其処で逃がしてしまった。君の言う通りだ。凡そ私らしくないミスだ」 嘲るよりも先に、言葉を失う様な事柄を平然とメフィストは話した。 バーサーカー、高槻涼を逃がした訳は、恐るべき攻撃を放たれ距離を離したと言う訳でもなければ、誰かを人質に取られていたと言う訳でもない。 ただ、敵対者の問診をしていたから、逃がしてしまった。その余りの理由聞いても、ルイは、嘲笑すら浮かべていなかった。 「君にとって高槻涼は如何映った?」 「狂化が間違いなく負担になっている。或いは、理性を欠落したそのままに、暴威を振う自分を、許せなかった。そう、私は見た」 「ならば、其処で殺せば良かったのではないのかね?」 「言葉を続けたまえ」 「高槻涼と言うバーサーカーは、バーサーカーと言うクラスで呼ばれたそれ自体が既に苦しい。そして彼は、メフィスト病院に攻撃を仕掛け、剰え関係者の何人かを死なせた。其処で、死なせた方が治療になった様に私は思うが」 パタンッ、と言う音がした。メフィストが、読んでいた書物を閉じる音だった。ルイを見るその瞳は、限りなく冷たい。 百回物事を教えても、一分程もその内容が頭に入っていない、出来の悪い生徒を見るような老碩学の目線とは、きっと今のメフィストのそれに似ているのだろう。 「先程の言葉をそのまま返そう」 「どうぞ」 「王は人の心が解らない」 ほう、と言ったルイの口の端の、面白いものを見るような歪みかたよ。 「殺してでも貴方を救う。死なせた方が遥かに患者の為になる。そう言う医者は、私も知っている。無能だよ、医者を名乗る資格すら与えない。我が病院のスタッフがこれを口にしようものなら、私の方から死を与える」 「何故、そう言うのかね?」 「医者とは、救う者。患者に希望を与える者。死の国の使者から生者を遠ざける者。自らの患者を、冥府の国に近付ける者は、最早医者ではない」 「だが、君は高槻涼を殺すのだろう」 「殺す。それだけは事実だ」 メフィストの言葉は鉄だった。余りにも矛盾した内容でありながら、その言葉に絶対不変の論拠があるのは、メフィストの語気の強さ故。 無論メフィストは、此処で話を終わらせない。「――だが」、魔人は即座にそう続けた。 「死を与える救いだけは、私は断じて認めない。死を与える事を救いと宣う愚か者は、世に死神のみ。そして私は、死神が嫌いだよ。愛する者を常に私から奪って行く商売敵だ」 握り拳を作ってから、メフィストは口を開く。 「順序が違うのだよ、ルイ・サイファー。『殺して救う』のではない。『救ってから殺す』のだ。高槻涼は殺す。死の国に直ちに送らなければならない。だがその前に、治療しなければならない。彼の心の中に救う病魔を。彼を狂気に駆り立てる術を、私は解かねばならない」 「何故、其処までする義理がある?」 「私に救いを求めたからだ」 席から立ち上がるメフィスト。直立する、ダイヤモンドで出来た一本の若木のようであった。 「病める者が私は好きだ。私を愛してくれるから。狂気に駆られ、私の殺意を受けて尚、高槻涼は私に救いを求めた。ならば、私はそれに報いる。報いた後に、殺す」 「本末転倒ではないのかね、それでは」 「彼は、狂化した自身の姿を恥じていた。狂化した状態のまま、消滅させる事。それは醜い姿のまま冥府に送る事と同義だ。それは、彼の本意ではないし、救った事にはならない」 この世の誰もが理解出来ぬであろう、魔界医師・メフィストの論理。 平常な姿をした、この世で一番の狂人の言動を耳にし、一流のサイコメトラーが恐怖から発狂しかねない、異常な密度の狂気に直撃して――。 ルイ・サイファーがなお浮かべているのは、微笑みだった。原初の暗黒、世界に最初に生まれた悪と言うのは、きっと、彼の事だと思わせるには、十分過ぎる程の笑み。 「救うかね?」 「救う。魔界医師の名に懸けて」 「殺すかね?」 「殺す。魔界医師の名に懸けて」 「なら、君の意思を尊重しよう。先程の非礼を詫びよう、キャスター。だがこれで……私は君の理解者に一歩近づけたかね?」 「程遠い。貴方が悪魔である限り」 無感動にそう告げて、足早にメフィストは出口へと歩みより、院長室から退室した。はためくケープが、シリウスの光のように淡く輝いていた。 自動ドアを開かせ、院長室から出た先は、廊下ではなく、薄暗いメフィスト病院の地下であった。空気清浄器の駆動する、ブーン……と言う音だけが響く、 肌寒い空気。この空間の存在を知る者が、果たしてメフィスト病院に何人いる事か。地下には誰もいなかった。当然である。 此処が、メフィストが殺したい/治したいと思った人物が現れた時のみに訪れる、秘密の工房の手前であるからこそ。メフィストは物を作る際には、誰の手も借りない。己の手だけで、必殺或いは必癒のアイテムを、作り上げるのである。 「……ロザリタ・チスネロスか」 それは、ジャバウォックの胸に手を入れた際に副次的に知った、あのバーサーカーのマスターの名。 此度の襲撃の計画犯。そして、魔界医師の手によりて死を与えねばならぬ、不倶戴天の仇敵。 地の果てまでも追い詰め、高槻涼のマスターは殺されねばならない。キャスターの戦いのセオリーである籠城戦、それを捨ててでも。傍目からみれば愚かだ、釣り合いが取れてないと後ろ指を指されようとも、制裁を加えねばならない。 「逃がさん」 人を救う事に生き甲斐を感じる医者の顔と声で、メフィストはそう言った。 人に死を与えねば気が済まぬ魔人の顔と声で、メフィストはそう言った。 【四谷、信濃町(メフィスト病院)/1日目 午後1:50分】 【ルイ・サイファー@真・女神転生シリーズ】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [契約者の鍵]有 [装備]ブラックスーツ [道具]無 [所持金]小金持ちではある [思考・状況] 基本行動方針:聖杯はいらない 1.聖杯戦争を楽しむ 2.???????? [備考] 院長室から出る事はありません 曰く、力の大部分を封印している状態らしいです セイバー(シャドームーン)とそのマスターであるウェザーの事を認識しました メフィストにマガタマ(真・女神転生Ⅲ)とドリー・カドモン(真・女神転生デビルサマナー)の制作を依頼しました(現在この二つの物品は消費済み) マガタマ、『シャヘル』は、アレックスに呑ませました 失った小指は、メフィストの手によって、一目でそれと解らない義指を当て嵌めています ドリーカドモンとアカシア記録装置の情報を触媒に、四体のサーヴァントを 新宿 に解き放ちました デモディスクを集めて、ある人物に送る様です ?????????????? 【キャスター(メフィスト)@魔界都市ブルースシリーズ】 [状態]健康、実体化、殺意(極大) [装備]白いケープ [道具]種々様々 [所持金]宝石や黄金を生み出せるので∞に等しい [思考・状況] 基本行動方針:患者の治療 1.求めて来た患者を治す 2.邪魔者には死を 3.高槻涼を治療し、その後に殺す 4.ロベルタを確実に殺す 5.姫を確実に殺す [備考] この世界でも、患者は治すと言う決意を表明しました。それについては、一切嘘偽りはありません ランサー(ファウスト)と、そのマスターの不律については認識しているようです ドリー・カドモンの作成を終え、現在ルイ・サイファーの存在情報を基にしたマガタマを制作しました そのついでに、ルイ・サイファーの小指も作りました。 人を昏睡させ、夢を以て何かを成そうとするキャスター(タイタス1世(影))が存在する事を認識しました アーチャー(八意永琳)とそのマスターを臨時の専属医として雇いました ジョナサン・ジョースター&アーチャー(ジョニィ・ジョースター)、北上&モデルマン(アレックス)の存在を認識しました 番場真昼/真夜&バーサーカー(シャドウラビリス)の存在を認識しました 浪蘭幻十の存在を確認しました 浪蘭幻十のクラスについて確信に近い推察をしました ライダー(大杉栄光)の存在を認知しました。 ライダー(大杉栄光)の記憶の問題を認知、治療しようとしました。後から再び治療するようになるかは、後続の書き手様にお任せします。 マスターであるルイ・サイファーが解き放った四体のサーヴァントについて認識しました メフィスト病院が襲撃に会いました。が、何が起こったのかは、戦闘の余波はロビーだけで、院内の他の患者には何が起こったのか全く伝わっていません ロベルタ&バーサーカー(高槻涼)の存在を認識、彼らの抹殺を誓いました 蒼のライダー(姫)の抹殺を誓いました 時系列順 Back It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) Next It`s your dream or my dream or somebody`s dream 投下順 Back It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) Next It`s your dream or my dream or somebody`s dream ←Back Character name Next→ 046 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) 葛葉ライドウ 046 It`s your dream or my dream or somebody`s dream セイバー(ダンテ) 046 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) 佐藤十兵衛 046 It`s your dream or my dream or somebody`s dream セイバー(比那名居天子) 046 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) 一ノ瀬志希 046 It`s your dream or my dream or somebody`s dream アーチャー(八意永琳) 046 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) ジョナサン・ジョースター 046 It`s your dream or my dream or somebody`s dream アーチャー(ジョニィ・ジョースター) 046 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) 塞 046 It`s your dream or my dream or somebody`s dream アーチャー(鈴仙・優曇華院・イナバ) 046 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) 不律 046 It`s your dream or my dream or somebody`s dream ランサー(ファウスト) 046 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) ルイ・サイファー 046 It`s your dream or my dream or somebody`s dream キャスター(メフィスト) 046 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) キャスター(タイタス1世{影}) 046 It`s your dream or my dream or somebody`s dream 046 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) ロベルタ 046 It`s your dream or my dream or somebody`s dream 046 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) バーサーカー(高槻涼) 046 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) 北上 046 It`s your dream or my dream or somebody`s dream 魔人(アレックス) 046 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編) 蒼のライダー 046 It`s your dream or my dream or somebody`s dream
https://w.atwiki.jp/wiki6_piro/pages/5793.html
2011年9月2日(金) 金沢 兼六園、長町 旅行記一覧 > 2011年9月金沢(9/1 2 3 4) 2011年度旅行記■2011年4月黒部バスツアー2011-04-162011-04-17■2011年5月南紀2011-04-302011-05-012011-05-022011-05-03■2011年5月道志2011-05-072011-05-08■2011年6月奥多摩トレイルライド2011-06-19■2011年6月毛呂山トレイルライド2011-06-26■2011年7月伊勢バスツアー2011-07-162011-07-17■2011年8月山梨2011-08-252011-08-26■2011年9月金沢2011-09-012011-09-022011-09-032011-09-04■2011年10月箱根・熱海2011-10-012011-10-02■2011年11月犬山2011-11-222011-11-23■旅行記一覧 2011年度日記4/7(木) き作亭で夕食、外濠夜桜散歩4/8(金) 播磨坂、茗荷谷で飲み4/9(土) 梅岩寺、日の出町4/10(日) 日の出町、千鳥ヶ淵花見4/16(土) 黒部バスツアー 高遠城址公園、光前寺4/17(日) 黒部バスツアー 立山黒部アルペンルート4/19(火) 病院。有鉤骨の骨折、くっついていない。パン家のどん助4/21(木) 高七で夕食4/22(金) とん加゛亭で夕食4/30(土) 南紀ツーリング 熊野→丸山千枚田5/1(日) 南紀ツーリング 丸山千枚田→新宮5/2(月) 南紀ツーリング 新宮→串本5/3(火) 南紀ツーリング 串本→白浜5/4(水) 有楽町5/5(木) 川崎5/6(金) とん加゛亭で夕食5/7(土) 道志キャンプツーリング 御殿場→道志5/8(日) 道志キャンプツーリング 道志→橋本5/11(水) ピエールエルメのケーキ5/14(土) どん助のパンで昼食、サイクリング、とん加゛亭で夕食5/19(木) サンサールで夕食5/28(土) 菊うらで昼食、新宿で買物5/29(日) 誕生日、コメドールエルカミーノで夕食5/30(月) 病院、JSバーガーズカフェで昼食、歯医者6/3(金) 高七で夕食、夜ストリート6/4(土) 新宿→日の出町 多摩川サイクリングロード6/5(日) 日の出町→新宿 多摩川サイクリングロード6/15(水) ハーゲンダッツ、あるでん亭で夕食6/19(日) 奥多摩トレイルライド6/26(日) 毛呂山トレイルライド、樹庵で昼食6/27(月) 仮歯が折れて歯医者。ぱんがで昼食。サイクリング7/2(土) 軽井沢7/3(日) 軽井沢7/9(土) 予備耐震診断、お菓子の家7/15(金) I-Kousyaで昼食、新宿で買物、サイクリング7/16(土) 伊勢バスツアー 伊勢神宮奉納花火大会7/17(日) 伊勢バスツアー 伊勢神宮7/22(金) 菊うらで昼食、まんぷく食堂で高校友人飲み7/24(日) 丹三郎、夜ストリート7/25(月) 夕方ロード7/30(土) 水天宮、予備耐震診断結果報告、みそ泊まる7/31(日) みそ飲み、みそ泊まる8/1(月) 食べ物 荒城の月8/4(木) 職場飲み会8/5(金) CUCC東京飲み8/6(土) 歯医者、日の出町8/7(日) 安藤飲み8/8(月) 食べ物 明石屋かるかん饅頭8/10(水) さらまんじぇで昼食、墨繪で夕食8/11(木) 食べ物 マスカットサイダー8/13(土) 高七で夕食8/15(月) 朝ストリートで腰痛、病院(有鉤骨)8/17(水)8/18(木) ギャラリークープシューで昼食、ペダルデイ8/20(土) 横田基地、日の出町8/25(木) 山梨ツーリング 甲府→昇仙峡→明野8/26(金) 山梨ツーリング 明野→下部温泉9/1(木) 金沢 ひがし茶屋街、金沢城9/2(金) 金沢 兼六園、長町9/3(土) 金沢 尾崎神社、尾山神社、近江町市場、歴史博物館9/4(日) 金沢 尾張町、百番街9/6(火) 歯医者、蕾で昼食、食べ物 甘納豆かわむら9/11(日) 西千葉ストリート9/23(金) エッグスンシングス、明治神宮10/8(土) 北條家10/23(日) カナルカフェで昼食10/25(火) 歯医者、サイクリング11/3(木) 川崎 民家園11/13(日) アフタヌーンティー、筑土八幡神社、ジィオのジェラート11/22(火) 犬山11/23(水) 犬山11/27(日) 高峰山ダウンヒル ←2011-09-01 | 2011-09-03→ 天気:曇り 時々 雨 すべての写真(フォト蔵) 木津屋旅館の部屋からの眺め。3階角部屋なので眺め最高。 今日は早朝の兼六園に行こうと思ってたけど、昨日たくさん歩いた疲れからかそんなに早くは起きられなかった。 8時前に出発、兼六園まで歩いてく。 尾張町のギャラリー三田。 旧村松商店 洋風の離れ付の近代和風住宅。 昨日も見た、大手門前の洋館。門は和風だった。 白鳥路。金沢城の堀が埋められて遊歩道になっている。 大通りを避けて来たのに、自転車がびゅんびゅん通る。通勤・通学の時間帯で、抜け道に使われてるみたい。 前田利家像。 兼六園の茶店通り。 お団子がガイドブックに載ってたので、それを朝ごはん代わりにする。 あんころと兼六だんご。 米粉と塩だけでつくるだんごに砂糖をつけて食べる。昔ながらの味らしいけど、素朴すぎてあまりおいしくなかった。 入場料を払って兼六園の中に入ってすぐの店でまた団子と納豆餅。 こっちの店も団子が固めでいまいちだった。 8時半を過ぎたあたり、団体客がどっと押し寄せてきた。 兼六園と言えばの徽軫(ことじ)灯籠と霞ヶ池。 眺望台からの眺め。 両立することが難しい三対、六つの要素を兼ね備えているので兼六園。 宏大(広く開放的)と幽邃(静寂で奥深い) 人力(人工物)と蒼古(侘び寂び) 水泉と眺望 兼六園最大の特徴は、眺めのよい高台にありながら、用水をひくことで水の流れもあるところ。 霞ヶ池に張り出す唐崎松。枝振りがすごすぎる。 霞ヶ池に浮かぶ蓬莱島。 明治紀念之標。 この日本武尊像は、1880年(明治13年)に建てられた、日本初の銅像。 日本一ものには弱い俺。 山崎山。兼六園の東の奥。 このあたりまでは団体観光客がやってこなくて静か。 苔と木々がとてもいい雰囲気。 山崎山の麓にある辰巳用水の出口。 1632年に金沢城の防火用水としてひかれた。 取水地は犀川の上流10km。江戸時代初期にすごい土木技術。 金沢城の手前で兼六園内を流れ、曲水、池、滝となっている。 成巽閣。13代藩主斉泰の母のために造営した御殿。 建物内は撮影禁止なので写真なし。 根上松。斉泰が盛り上げた土の上に植えて、成長後土を取り除いたと伝わる松。 マングローブみたい。 曲水 霞ヶ池。徽軫灯籠の反対側。鏡みたいに木々が映ってきれい。 霞ヶ池に張り出す内橋亭。 黄門橋。 一枚石から削り出し。自転車好きは、削り出しという言葉に弱い。 長さ6mで全国の日本庭園で4番目に長いらしい。 兼六園のもう一つの日本一。日本最古の噴水。 霞ヶ池との高低差を使った逆サイフォンで噴出している。 瓢池に注ぐ翠滝。 高低差のある園内に二つの池があるのも兼六園の特徴。 瓢池にある夕顔亭 滝があったり、高い木々に囲まれていて、霞ヶ池とは違う雰囲気。 梅園にある舟之御亭。たしかに舟のかたち。 兼六園の随身坂口から出て、すぐにある大きな建物。旧津田玄蕃邸。 加賀藩の重臣津田家の屋敷を移築したもの。 加賀藩は大藩なので、重臣だと1万石を越え、小さな藩の大名並み。屋敷もでかい。 金沢神社。 前田家の祖先とされる菅原道真を祭る。金沢の受験生が参拝する神社らしい。 金城霊沢。金沢の名前の由来となった井戸だが、ひっそりとしている。 きれいな水。神秘的な雰囲気。 ルネサンス風の旧陸軍第九師団司令部庁舎と、バロック風の旧陸軍金沢偕行社。 どちらも明治時代の建築で、それぞれ金沢城内と大手町から移築された。 かつては県庁の分室として使われていたが、現在は何にも使われいない様子。 ふたつとも国登録有形文化財になっているが、ほとんど見に来る人もいなそうだ。もったいない。 100円で乗れる市営のコミュニティバス、金沢ふらっとバスに乗ってにし茶屋街方面に移動。 大工町で降りて歩く。 犀川大橋で犀川を越える。 国登録有形文化財。 神明宮。神明の大ケヤキ。 にし茶屋街。 ひがし茶屋街と共に江戸時代からある茶屋街だが、こっちは伝統的建造物はごく一部しか残っていない。写真の反対側には普通の建物も建っている。 ひがしや主計町のように伝統的建造物群保存地区にもなっていない。 ただ、現役の茶屋の数はにしが一番多いそう。 西茶屋資料館。 かつてここに建っていたお茶屋を再現。 甘納豆かわむら。 デパートで扱ってないし、通販もしてないし、それどころかウェブサイトすらない。でも高評価。すごい店だ。 甘納豆の種類がたくさんあって、でも無添加で日持ちしないのでかなり迷って数種類購入。 西検番事務所。 芸妓衆の稽古場兼管理事務所。 脇の道を通って、裏へ行くと三味線の音が聞こえた。練習してるんだろう。 工事中。町並みにあわせて修景してるのかな。 泉用水。 このあたりは一般住宅地で、その中を流れている。 ふらっとバスに乗って、長町方面へ移動。 昭和な感じな商店街を歩く。 そして昭和な感じの店で昼食。 グリルオーツカ。 金沢名物ハントンライス。スプーンの下の紙ナプキンのたたみ方まで昭和。 ハントンライスとは、ケチャップ味のバターライス、半熟の薄焼き卵の上に、白身魚と海老のフライが乗り、タルタルソース・ケチャップがかかっている料理。 こういう子供の夢みたいな料理好きなんだよなー、トルコライスとかスパカツとか。 具が何も入ってないケチャップライスが1合半くらいある。 120円増しで大盛りってメニューに書いてあったけど、する人いるのか? 普通盛りで満腹。 長町武家屋敷跡を歩く。大野庄用水。 長町で最も有名な通りへ。 武家町らしい、曲がった通り。 大屋家住宅。 むくり屋根の門が優美。松が塀を突き抜けてる。 旧桑嶋家長屋門。 主屋は残ってないのだが門はけっこう残っている。 旧天野家長屋門。 旧高田家長屋門。 金沢市足軽資料館。足軽の住宅を移築。 下級武士の足軽でも、武家住宅なので接客空間が重視されてる。 玄関と玄関の間があり、最もいい場所に座敷があり、専用の便所がある。 座敷。 足軽は基本的に50坪の一戸建て。庭では野菜や果樹を栽培していた。 聖霊修道院聖堂。 事前に調べてなかったが、金沢市足軽資料館の近くをうろうろしてたらたまたま見つけた。 金沢市老舗記念館。 明治時代に建てられた巨大な商家が移築されてる。 当時の店の間を再現。 江戸時代以前からある老舗の薬屋。 裏側は庭に面して座敷や茶室がある。 二階の展示。お菓子でできた花。 金沢の結婚式、お金かかりそー。 金沢のオシャレストリート、竪町商店街。 このスーパー、なつかしー、6年前(2005年8月19日)行った。 金沢にもあるぞ109。 ふらっとバスに乗ってひがし茶屋街方面へ。 梅ノ橋。 ヤマト醤油味噌東山直売所のしょうゆソフトクリーム。 ひがし茶屋街の観光は昨日したので、お買い物。 ひがし茶屋街一番丁。細い通り。 一番丁から観音町通りに抜ける道。クランクしてる。 観音町通り。左の東茶屋休憩館…は、江戸時代末期に建てられた旧涌波家住宅を当時の状態に復元している。市指定有形文化財。 主計町。いったん宿の木津屋旅館に戻る。 不室屋の生麩まんじゅうを食べて休憩。 暗がり坂。 暗がり坂を抜けると久保市乙剣宮…の境内。大きなけやき。 久保市乙剣宮…。 再び兼六園。 兼六園の入園券は一日券なので、何度でも出入りできる。 霞ヶ池から、金沢城に水を送る水道管の跡。 兼六園と金沢城の間は百間掘があるが、その下をくぐる逆サイフォンで送水されていた。 雁行橋。 金沢21世紀美術館。カラー・アクティヴィティ・ハウス。 . . 外から眺めるだけでもきれいだけど、外をぐるぐる回ったり、中から見回したりすると色が変化しておもしろい。 建物のミュージアムショップと無料ゾーンへ。 一番有名な、スイミング・プール。 なんと、展示替の作業中で中に入れないとのこと。残念すぎる! 外から見ても、中に人がいないからただのプールにしか見えない・・・ 市民ギャラリー 加賀友禅の図柄をアレンジした壁画。 雲を測る男 ブループラネットスカイ 立方体の部屋の天井の中央が四角く開いてる。 額縁に入った絵みたいな空を、ベンチに腰掛けてぼけーっと見る。これいいなー。 夕ごはんは、しいのき迎賓館にある、カフェ&ブラッスリーポールボキューズ。 金沢湯涌サイダー柚子小町 金沢の湯涌温泉のサイダー。柚子の香りがとてもよくておいしい。 鶏肉のリエット カレー風味で意外。 小海老とマッシュルームのラヴィオリ 海老とマッシュルームって間違いない組み合わせでおいしいんだけど驚きはない。 でも、これは泡立てたソースのおかげで見た目も食感も面白い。どこにラビオリがあるのかわかりにくいけど。 鶏もも肉のコンフィー おいしかった。鶏肉がほろほろとして、いい食感。 肉の下には、つぶされた茄子。まさかの甘酸っぱいレモン風味。 言われなければ何かのジャムかなって感じで茄子の味は全然しない。わざわざ茄子を使った意味はない気もするけど、食感と酸味は肉ととてもよくあっていた。 クレームブリュレ カスタードクリームがとてもなめらかで口どけよくておいしかった。 2500円のコースだからそんなに期待してなかったけど、とてもよかった。 金曜の夜だから混むかと思って予約したのに、うちらが食事中他にほとんど客がいなかった。静かでよかったけど心配になってしまう。店はきれいだし、ライトアップされた金沢城の石垣も見えて眺めもいいし、接客もいいし、コストパフォーマンスいいし、最高だと思うんだけど。 東京にも同じ店があるけど、調べたら1000円高かった。そうだよなー。 また金沢21世紀美術館へ行って、夜のブループラネット・スカイを観賞。 無料ゾーンは夜10時までやってる。すごい。 主計町まで歩いて帰った。 昨日12kmも歩いて疲れたっていうのに、さらに長い14kmも歩いてた。 旅行記一覧 > 2011年9月金沢(9/1 2 3 4) 2011年度旅行記■2011年4月黒部バスツアー2011-04-162011-04-17■2011年5月南紀2011-04-302011-05-012011-05-022011-05-03■2011年5月道志2011-05-072011-05-08■2011年6月奥多摩トレイルライド2011-06-19■2011年6月毛呂山トレイルライド2011-06-26■2011年7月伊勢バスツアー2011-07-162011-07-17■2011年8月山梨2011-08-252011-08-26■2011年9月金沢2011-09-012011-09-022011-09-032011-09-04■2011年10月箱根・熱海2011-10-012011-10-02■2011年11月犬山2011-11-222011-11-23■旅行記一覧 2011年度日記4/7(木) き作亭で夕食、外濠夜桜散歩4/8(金) 播磨坂、茗荷谷で飲み4/9(土) 梅岩寺、日の出町4/10(日) 日の出町、千鳥ヶ淵花見4/16(土) 黒部バスツアー 高遠城址公園、光前寺4/17(日) 黒部バスツアー 立山黒部アルペンルート4/19(火) 病院。有鉤骨の骨折、くっついていない。パン家のどん助4/21(木) 高七で夕食4/22(金) とん加゛亭で夕食4/30(土) 南紀ツーリング 熊野→丸山千枚田5/1(日) 南紀ツーリング 丸山千枚田→新宮5/2(月) 南紀ツーリング 新宮→串本5/3(火) 南紀ツーリング 串本→白浜5/4(水) 有楽町5/5(木) 川崎5/6(金) とん加゛亭で夕食5/7(土) 道志キャンプツーリング 御殿場→道志5/8(日) 道志キャンプツーリング 道志→橋本5/11(水) ピエールエルメのケーキ5/14(土) どん助のパンで昼食、サイクリング、とん加゛亭で夕食5/19(木) サンサールで夕食5/28(土) 菊うらで昼食、新宿で買物5/29(日) 誕生日、コメドールエルカミーノで夕食5/30(月) 病院、JSバーガーズカフェで昼食、歯医者6/3(金) 高七で夕食、夜ストリート6/4(土) 新宿→日の出町 多摩川サイクリングロード6/5(日) 日の出町→新宿 多摩川サイクリングロード6/15(水) ハーゲンダッツ、あるでん亭で夕食6/19(日) 奥多摩トレイルライド6/26(日) 毛呂山トレイルライド、樹庵で昼食6/27(月) 仮歯が折れて歯医者。ぱんがで昼食。サイクリング7/2(土) 軽井沢7/3(日) 軽井沢7/9(土) 予備耐震診断、お菓子の家7/15(金) I-Kousyaで昼食、新宿で買物、サイクリング7/16(土) 伊勢バスツアー 伊勢神宮奉納花火大会7/17(日) 伊勢バスツアー 伊勢神宮7/22(金) 菊うらで昼食、まんぷく食堂で高校友人飲み7/24(日) 丹三郎、夜ストリート7/25(月) 夕方ロード7/30(土) 水天宮、予備耐震診断結果報告、みそ泊まる7/31(日) みそ飲み、みそ泊まる8/1(月) 食べ物 荒城の月8/4(木) 職場飲み会8/5(金) CUCC東京飲み8/6(土) 歯医者、日の出町8/7(日) 安藤飲み8/8(月) 食べ物 明石屋かるかん饅頭8/10(水) さらまんじぇで昼食、墨繪で夕食8/11(木) 食べ物 マスカットサイダー8/13(土) 高七で夕食8/15(月) 朝ストリートで腰痛、病院(有鉤骨)8/17(水)8/18(木) ギャラリークープシューで昼食、ペダルデイ8/20(土) 横田基地、日の出町8/25(木) 山梨ツーリング 甲府→昇仙峡→明野8/26(金) 山梨ツーリング 明野→下部温泉9/1(木) 金沢 ひがし茶屋街、金沢城9/2(金) 金沢 兼六園、長町9/3(土) 金沢 尾崎神社、尾山神社、近江町市場、歴史博物館9/4(日) 金沢 尾張町、百番街9/6(火) 歯医者、蕾で昼食、食べ物 甘納豆かわむら9/11(日) 西千葉ストリート9/23(金) エッグスンシングス、明治神宮10/8(土) 北條家10/23(日) カナルカフェで昼食10/25(火) 歯医者、サイクリング11/3(木) 川崎 民家園11/13(日) アフタヌーンティー、筑土八幡神社、ジィオのジェラート11/22(火) 犬山11/23(水) 犬山11/27(日) 高峰山ダウンヒル ←2011-09-01 | 2011-09-03→ この項目のタグ 2011年 2011年9月 2011年9月2日 旅行記 日記 石川県 金沢市 タグ「旅行記」「石川県」がついた項目 2002年8月26日 / 2002年8月27日 / 2002年8月28日 / 2005年8月20日 / 2005年8月25日 / 2005年8月26日 / 2011-09-01 / 2011-09-02 / 2011-09-03 / 2011-09-04 タグ「2011年」「日記」がついた項目 2011-02-27 / 2011-03-06 / 2011-04-07 / 2011-04-09 / 2011-06-04 / 2011-06-05 / 2011-06-15 / 2011-06-26 / 2011-07-24 / 2011-08-10 / 2011-09-02 / 2011-11-13
https://w.atwiki.jp/city_blues/pages/181.html
敗退したマスターが聖杯戦争を複数回経験する事例は、あらゆる例外を考慮に入れたとしても極めて稀である。 万能の願望器を求め、際限なくその凄惨さを増す殺し合いだ。生還できた者ですらそう多くはない。 熟達した古強者、今日の裏世界を代表する新鋭、あるいは巻き込まれただけの戦う意思すらなかった子羊。 聖杯戦争から日常に戻れた彼らは、自分たちなりの悟りや救い、あるいは諦めを経て聖杯への執着心と決別する傾向にある。 聖杯に託し叶えようとした、己だけでは届かない願いが絶えても、敗者たちは自分の足で進む道を見つける。見つけなくてはならないのだ。 「……バーサーカー、手前ェ、まさか……!」 そしてここ 新宿 の聖杯戦争の参加者の一人、番場真夜もまた聖杯戦争に参加するのは初めての経験だった。 それ以前に魔術師でさえない彼女が、サーヴァントとの契約状態における魔力消耗の度合いを適正に把握できないことは責められまい。 バーサーカー……シャドウラビリスを召喚して以来、真夜の憔悴ぶりは日ごと増していた。 己の主人格である番場真昼の身の安全、そして偽りとはいえ得た平穏な日常を守ることを命じたサーヴァントは忠実にその任務を果たしていた。 二画の令呪を消費した事による縛り、シャドウラビリスの意向とは関係なく遵守されて当然のことではあったが、真夜は奇妙な違和感を覚えていた。 "有事を起こすな"という絶対命令を出しているのだから、当然サーヴァントとして使用する魔力も微細のはず……その理解が、現実に沿わないのだ。 毎夜悪人を探して殺し、魂食いで魔力不足を補う事を忌避する真夜ではないが、本当に毎夜それを行わねばならない事には辟易していた。 学校から帰宅した後、あまり外出する事のない真昼はかなり早い時間に就寝する。日が沈み、0時を回る前に真夜が起きて聖杯戦争に参加する、というのが彼女たちのタイムスケジュール。 しかし今日、7月14日は友人の誕生日と言う事で真昼は学校を終えてそのまま遊興に参加し、帰り道に真夜が体の主導権を握り、家に帰る事なくそのまま狩りに興じていた。 その倦怠感を基幹としてバーサーカーの戦いぶりを眺めていれば、自分の性分にピッタリはまる、そのあまりに無駄が多い……豪快な暴れようも変わった物に映る。 時折夜の街に現れる、他のマスターとサーヴァントが使役したらしき怪物。悪魔としかいいようのない異形と交戦するバーサーカー。抵抗すらできないただの人間を襲うバーサーカー。 どちらの戦闘も、一切の加減がないのだ。彼女が狂戦士のクラスで召喚されているとはいえ、真夜が必要以上に能力を使うなと指示してもそれは変わらなかった。 表情の変わらない彼女の眼に、嘲弄の気配を感じた真夜はさらに詰問する。バーサーカー特有のたどたどしい言語能力で、シャドウラビリスは簡潔に答えた。 「わざとやってやがるのか……? 毎度派手によぉ」 「―――ャァァ(Yes)」 「溜める力より使う力のほうがでかいんじゃ、毎晩暴れねえといけねえ。真昼が寝不足になっちまうだろうが」 「―――」 「黙ってんじゃねえ!」 今夜の魂食いの獲物は、欧米人2人と、小柄なアジア系外国人1人。 ズタズタに引き裂かれた彼らの肉片と血を啜るシャドウラビリスが持つ戦斧からは絶えず魔力が放出され、彼女が召喚した魔牛も姿を消さずに唸り声を上げている。 精気が磨り減っていく感覚が真夜を襲い始めると、測ったように戦斧と魔牛は姿を消す。魂食いで得た魔力をすぐさま使い切る意図があるのは明らかだった。 激憤しそうになるのを抑えながら、真夜は己のサーヴァントを睨みつけてその真意を糺した。 「令呪で出した命令を忘れたか? なんで真昼を守る時の為にやってる狩りを無駄にするようなことをする?」 「―――ゥィィィ(No)」 搾り出すように、シャドウラビリスは否定の呻き声を上げた。首を横に振る仕草を見て、真夜はイライラと足元の肉片を蹴り飛ばす。 バーサーカーは「真昼を守れ」「真昼を危険に近づけるな」という令呪の縛りに背いていない、と主張している。 互いの存在を知る別の人格とはいえ、解釈によっては同一人物とも言える真昼と真夜だが、真夜は聖杯戦争の事を真昼に隠し、サーヴァントを使役する消耗も一心に引き受けている。 そしてシャドウラビリスと共に戦場に出てきている以上、二人をイコールで繋げることは出来ず、「真昼を危険に近づけるな」という命令は肉体を共有し令呪を課した真夜自身には適応されない。 より単純な「真昼を守れ」という命令については、真夜の肉体が破壊されれば真昼も死ぬためにシャドウラビリスには真夜を全力で守る義務があるのだが。 令呪による縛りが長期的かつ多面的な見方ができる命令であったことがこの失態を生んでいる以上、真夜としてはバーサーカーをただ非難するだけでは足りない。 マスターとしての采配をし直す必要があるのだが、残った令呪は一画。他の主従と逢い見える前に切り札を全て使い切るのはあまりに先が危ぶまれる。 まずはサーヴァントの意思を確認する必要があるか、と真夜はシャドウラビリスの暴挙の根源的な理由を探らんとする。 「いったい何が不満でこんな事を? 言っちゃなんだがオレはマスターとしちゃ三流以下だ、力を無駄遣いしていい道理はないぜ。お前だって他のサーヴァントと戦う時に存分に暴れられなくなるぞ」 「―――戦う」 「そうだ、お前は戦う為に喚ばれたんだろ」 「戦って、殺す」 「……」 言葉少なに返すバーサーカーの感情の揺れを、主従を繋ぐパスを通して検分する真夜。 どうやらシャドウラビリスには、潜伏するとか雌伏するとかいった思考が頭に一片もないらしい。 昼は……『番場真昼』である時には聖杯戦争に参加しないマスターを急かす為、そして派手に暴れることで自分を他のマスターに察知させる為に、毎夜派手に動く必要性を作っているというのか。 マスターが真夜である時に行った暴挙により真昼へ危険が及んでも、それは危険が向こうから近づいてきたというだけであり、シャドウラビリスとしては正当に迎撃すればよいだけ。 凶暴で鳴らした真夜でさえ、勝率計算という概念を持たないかのようなバーサーカーの浅慮には絶句せざるを得なかった。 「……どうすっかなぁ」 「昼(マスター)に、夜(マスター)が、隠すから、よく、ない」 「真昼が自分でやるって決めるまでは、今の方針を変える気はねえ……何だ?」 ポトリ、と真夜の頬に水滴が落ちる。 シャドウラビリスが縦横無尽に散らかした死肉が電線にでも引っ掛かったのか、と夜空を見上げた真夜の表情が驚きに染まった。 何の予兆もなく、滂沱の雨が路地裏に降り注いだのだ。壁のひびさえ怪物に見えるような不気味な周囲の風景が、余計に嫌味を帯びていく。 今宵の狩場は南元町の一角、不法入国した外国人たちの溜まり場となっている通り。悪人探しの為に新宿全体を駆け回る真夜には決まった活動拠点はない。 だからこそ新宿全域のニュースに全て目を通していたが、今日は一日晴れの予報だったはず。 通り雨か、と舌打ちして駆け出す真夜。どの道、この場所に留まる理由はない。……だが。 「……バーサーカー?」 「ゥゥゥゥ……!!」 霊体化を念話で命じたシャドウラビリスが応じず、唸り声を上げていた。 鉄面皮を破って歓喜と暴虐が入り混じった、マスターでさえ初めて見る表情。 そんなシャドウラビリスが見据えるのは、一角の深部、明かりのない最奥。 やがて足音が聞こえる。狂戦士がいるとも知らず、恐れのない足取りで何者かが歩いてくる。 ―――いや、その"何者か"は真実、無知な子羊なのだろうか? 「雨が降ると……傷が痛む。だから皆が傘を差す」 「……?」 奇妙な男だった。髪型や服装もどこか現実離れしているが、何よりその醸し出す気配が奇妙だった。 見れば、降りしきる豪雨が男だけを避けているかのように、その体は全く濡れていない。 真夜の全身を緊張が走る。この異容、聖杯戦争に関わりある人物であると断ずるには十分だ。 念話を行うまでもなく、シャドウラビリスが臨戦態勢に入る。男は周囲に散らばる死体を冷たく見渡しながら、言葉を続けた。 「傘がいらない人間は、自分の人生を呪っているヤツだ……目的の為なら痛みも意に介さない。お前はどうだ?」 「■■■■■■■■■■■ーーー!」 男の言葉が終わると同時に、シャドウラビリスが戦斧を具現させて突撃する。 真夜にとっては何度も見てきた光景で、1秒も経たずにミンチを作り出す結果を生んできたそれを目にしてなお、真夜の緊張は解けない。 その反応は正しく、シャドウラビリスの猛進空しく、男の鼻先で斧は止まった。 斧を防いだのは、細身のサーベル。事も無げに鉄の巨塊を撥ね退けるそれを振るうのは、男ではなく異形の輝鋼。 濁った光を放ちながら突如出現した、銀色の甲冑姿を見れば誰もが息を呑むだろう。 とりわけマスターである真夜には、簡易な文字列がその周囲を取り巻いて見えた。シャドウラビリスを目視した時と同じ現象だ。 「サーヴァント……!?」 「フン!」 間髪入れず、銀色のサーヴァントの拳がシャドウラビリスの顔面に打ち込まれる。 空気を抜かれた風船のように吹き飛ばされた己のサーヴァントが壁を崩しながら足元まで転がる姿を見ながら、真夜は拳銃を懐から取り出す。 だが直後、拳銃は使い物にならなくなった。豪雨が意思を持っているかのように弾層部に集中し、火薬を湿気らせたのだ。 魔牛・アステリオスを顕現させながら立ち上がるシャドウラビリスは、真夜の指示など聞くことはないだろう。 そう理解している真夜の行動は素早かった。暗殺者としての基本に、敵の懐では戦わないということがある。 この雨の正体は不明だが、その渦中にいてはいけない事だけは確かだ。 シャドウラビリスの徹底抗戦の構えもあってか、その場を離れるべく駆け出した真夜を追う者はいなかった。 「逃げたか。マスターが聞いて呆れるというものだ」 「放っておけばいいだろう、セイバー。サーヴァントさえ片付ければマスターはいつでも殺せる。……身元もこれで分かる」 セイバーのマスターが、真夜の落とした手帳を拾い上げる。学校の生徒手帳のようで、自宅の住所は記載されていないが十分な情報だ。 アステリオスを背後に迫るバーサーカー・シャドウラビリスを、セイバー・シャドームーンが迎え撃つ。二つの影が交錯する。 「存分に暴れるがいい……そして、次期創世王の力を知れ」 ◇ 新宿 の片隅、南元町は大変に治安が悪く、反社会勢力の温床となっていた。 とりわけその区画の下部は 新宿 においても他に類を見ないほどに煩雑とした混沌に満ちていた。 ビザを持たない不法入国者がたむろする魔境は、"食屍鬼街(オウガーストリート)"と呼ばれて恐れられ、近づく者もそうはいない。 しかしウェザー・リポートにとっては、探し物の一環としてふらりと立ち寄ったその街に脅威を感じる要素は微塵もなかった。 聖杯戦争に参加している彼は、サーヴァントを用いずともチンピラ程度に遅れは取らない戦闘力を有している。 余所者に絡んできた連中を半分殺して半分残し、自分の存在を認めさせる作業は五分とかからず終了した。 「ウェザーの旦那、まーたヤクザもんの事務所が襲撃されたみたいですぜ」 「やあやあ、スカッとする葉が祖国から差し入れされましてね、一緒に飲りませんか」 「ギ ギ ギ! ウシュルウシュル……」 ロクでもない人間の集まりで、生きるためなら共食いは当たり前、人目なくば辻斬りも茶飯事という無法地帯だったが、それだけに集まる情報の質も量も一級品。 ウェザーが召喚したサーヴァント・セイバーの"超"能力によって支配統制した結果、烏合の衆だった食屍鬼街の住民たち同士の争いもなくなり、すっかり住めば都。 拠点として理想的な土地を得たウェザーは、セイバーに今後の方針を委ねた。 聞けば彼は生前、一軍の長だったという。さらに高ランクの単独行動スキルに加え、宝具により無尽蔵の魔力を生成できるセイバーにとってマスターは現世に自分を繋ぐ楔でしかなかった。 ならばマスターであるウェザーよりも立場は上にしてしかるべきだろうという配慮をセイバーは遠慮なく受けた。 ウェザーに待機を命じ、霊体化して新宿を徘徊し千里眼の能力でサーヴァントとそのマスターを探し回るセイバーは、既に片手の指で足りぬ程の主従を捕捉し観察していた。 「早速殺しにいくのか、セイバー?」 「簡単に落とせる相手ばかりではない。競技試合ではないのだ、自分の手で殺す以外の手法が有効な場合もある」 食屍鬼街にてウェザーが平時を過ごす、無人の廃墟と化したコンビニエンスストア。散策から戻ったセイバーが、横倒しになった棚に腰を下ろしてウェザーに指示を出している。 サーヴァントの中でも破格の戦闘力を持つセイバー……シャドームーンをしてここまで慎重を期する理由の一つに、近隣にいる一体のサーヴァントの存在がある。 堂々と街中に神殿を建造するキャスター、メフィスト。セイバーとキャスターというクラス間の相性を凌駕するほどの脅威であると、シャドームーンは一目見て理解していた。 宝具・キングストーンの加護がなければ腰砕けになっていたであろう、あの美貌のキャスター相手では、敵の神殿の中で戦うならば自身も百戦して百勝はできまい、と。 かの神殿、メフィスト病院について入念な調査が必須だと語るセイバーを見て、ウェザーもまた敵の強大さを悟る。 あらゆる面で死角のない強さを誇るセイバーの意見ならば、万に一つの誤りもないだろうと思えるだけの信頼を、シャドームーンは短い期間でウェザーから得ていた。 「幸い、彼奴の陣地は来るもの拒まずの医療施設だ」 「オレには診察券どころか戸籍すらないんだがな……この一帯の住民は全員そうだが」 「その点は問題ない、だが……」 シャドームーンがマイティ・アイで収集した情報によれば、メフィスト病院は患者に報酬以外の何かを求めることをしない。 治療さえできればそれでいい、病気と病人以外の何も見ていない破綻者の居城なのだ。 そも、患者としてウェザーや食屍鬼街の住民たちを送り込むだけでは千里眼以上の成果は得られまい。 シャドームーンとしてはメフィストに対し、医者と患者という関係を一歩超えた位置に入り込みたかった。 ウェザーもその意を汲み、必殺のチャンスを待つためにまずは搦め手から入る事を許容した。 「せっかく人間共を大勢支配下に置いたのだ。あの病院は臓器や輸血用血液の不足に悩んでいるようで都合もいい。連中の職務をサポートしてやろう」 「モツやら血やらの売り込みをやれ、と? セイバー、先に言っておくがオレに商売の才能はないぜ。学問の徒相手じゃ立ち話も自信はない」 「交渉はこちらでやる。お前は食屍鬼街から健康だが能力が低く、諜報の役に立たない者を十人ほど選抜しろ」 「強制ドナー登録から墓場に直行とはこの街の連中もとんだ災難だな。気の毒だがまあ糞を垂れ流すだけで終わる人生よりは人道的に正しく昇天できるだろうな……」 かっては純粋でどこまでも正義を信じていたウェザーだったが、彼は真っ直ぐに生きていれば"幸福"になれるわけではないと、とうの昔に思い知らされている。 全ての人間に消す事のできない憎悪を秘めている彼にとって、『ヘビー・ウェザー』が封じられ死と恐怖を撒き散らさずにその憎悪を抱えなくてはならない 新宿 での生活は苦痛だった。 ここでなら自殺して楽になる事は恐らく可能だろうが、徐倫たちの為にも己の為にも、自身こそが地獄に送らなければならないプッチ神父を殺さずに死ぬわけにはいかない。 よって、ウェザーが 新宿 の聖杯戦争に勝ち残るべく起こす行為には一切の情け容赦も一片の躊躇もなかった。 「とはいえ、美貌のキャスターへの対処はあくまで特別だ。隙のある者共は積極的に狩るのに変わりはない」 「トオサカリンだったか。白昼の大事件を見せてもらったからな……放っておくのもマスター以外は全員死んで分かりやすくなっていいと思うが」 「外部から注目されて聖杯戦争に何らかの横槍が入るのは望ましくない。手遅れの感は否めんが、早期に排除するのが得策だろう」 調達したウィークリーテレビガイドをパラパラとめくりながら、『神楽坂大量殺人事件』を頭に置く特番の数々に目を落とすウェザー。 その犯人は、スタンドとの共感覚の要領で時たまシャドームーンの視覚共通を行っていたウェザーが目撃したマスターの一人、遠坂凛。 報道番組でも連日顔を売る彼女が何を考えてあんな死体の山を築いたのかは不明だが、シャドームーンの言葉にも一理ある、とウェザーは頷いた。 日付が変わるまであと数時間、シャドームーンも今日は出歩くつもりはないらしく腕を組んだまま立ち上がる気配を見せない。 臓物袋を調達してくるか、とウェザーが腰を上げようとしたと同時。外からドタバタと足音が近づき、割れた自動ドアから男数人が顔を覗かせた。 「ウェザー! ……世紀王の旦那もいるとは丁度いいや、大変な事が!」 「ここには来るなと……。どうした? 血相を変えて」 「こないだヤクザもんを殺しまわってる女の噂話をしただろ? それらしいのが凶器を持ってオウガーストリートをノコノコ歩いてやがんのよ!」 「ほう……外見は? 遠坂凛ではあるまい」 「アイヤ、学生服に長髪でスカーフェイス、性格悪そうなツラ構えのガキねーッ。世紀王様が言ってた連中とも違うみたいねーッ」 彼ら食屍鬼街の住民は、施された精神操作によりシャドームーンの姿を見ても特に疑問に思っていない。 顔に刺青を入れた屈強な男と、東洋人然とした小柄な男が口角泡を飛ばしながらまくし立てる姿を見て、ウェザーは人間と向き合う事で心底から湧き上がる殺意を押し留めながら黙って聞いていた。 夏だというのに黒いコートを着込み、シルクハットを被った男が怒りに震えながら語る。 「悲しい事によォォ~~、オレのダチはでけえ鈍器で殴り殺されたんだがよォ~~、その女が持ってるのがダチの死体を作るのに一役買いそうなハンマーなんだぜ!! あいつのカタキだとしたら絶対に許せねぇ、恨みを晴らさなきゃいけねえんだ、手伝ってくれよウェザー……頼むよぉ~~~」 「悪いがオレは君を知らない。行くなら早く行けよ……蹴り殺すなり何なり好きにするがいい」 「ハヤーーーッ! 東洋の神秘中国拳法でこのオウガーストリートに来たことを後悔させてやるねーーーッ!」 ウェザーに促されて駆け出した三人の男を見送りながら、シャドームーンが重い腰を上げた。 無言で霊体化するサーヴァントを見て、ウェザーはため息をついて住処の外に出て歩き出す。 念話で確かめるまでもなく、新たに現れた新宿の夜を騒がせる殺人者にシャドームーンが興味を持っていることは明白だ。 マスターであるウェザーとしても、生活圏に踏み込む外敵を排除するという意味で足を運ぶだけの理由はある。 しかし彼らにはそれ以外に、確信に近い予感があった。 聖杯戦争―――その敵の一角とぶつかる事になるという予感だった。 ◇ 体に当たる豪雨の感触が消えたのは、200m程走った頃だった。 周囲を見回せばまるで空にカーテンでも引かれたかのように、降雨と晴天が分かれている。 奇妙な男の周辺のみに雨が降っているとでも言うのだろうか。 真夜は超常現象に混乱しながらも、暗殺者としての行動に移る。 道端のダストボックスに駆け寄って蓋を開け、忍ばせていたハンマーを取り出して構える。 狩人から獲物に変わったときの為に、フィールドの数箇所に武器を分散させて隠しておいたのだ。 (マスターを殺しちまえば、敵サーヴァントとは再契約の交渉が出来る。バーサーカーとも縁を切りてえのが本音だしな。あのふざけた髪を脳とシェイクしてやるぜ) マスターとしての感覚で分かるが、シャドウラビリスは激しく魔力を消費しながら交戦中だ。この調子で戦い続ければ消滅も時間の問題。 決着を急がなくてはならない―――最後の令呪を使用してここまでサーヴァントを呼び戻し、追ってくる敵マスターを不意討ちするか、と真夜が思案を始めた時だった。 眼前で南元町を濡らしていた雨が止む。風を切る音が聞こえたかと思えば、軌跡すら目で追えない速度で何かがダストボックスに突っ込み、壁を容易く粉砕した。 戦車が砲撃でもしたのかと思うような大破壊をもたらしたそれを見遣る。砲弾は、あまりに見慣れてしまった姿をしていた。 「バーサーカー!」 「■■■■■■■■■■■ーーー!」 全力疾走で距離をとったつもりだった真夜を一瞬で追い抜いたのは、咆哮を上げる狂戦士。魔牛の腕には、銀色のセイバーが捕らえられ、壁に叩きつけられている。 本来なら原型すら留めない衝撃を受けているだろうに、その緑色の複眼から感じる眼力が微塵も衰えていない事に真夜は気付いた。 人間同士の戦いならこれで決着だったろう。だが、この戦いはサーヴァント戦。ここからが本番……戦場を一瞬で染め上げる暴虐の気配が、真夜の背筋を凍りつかせた。 巻き込まれるまいと駆け出す真夜も気にせず、シャドウラビリスの後先事など考えない全力の攻撃が、連続して放たれる。 地面に、壁に、爆撃じみた痕跡を残しながらアステリオスの豪腕が振り回される。コンクリートに容赦なく叩きつけられるセイバーの表情は、鉄の仮面に覆われて読み取れない。 しかし構う事なく、シャドウラビリスは飛び上がって魔牛が中空に投げ飛ばした敵の身体に戦斧を一撃、また一撃と加えていく。 ある程度の高さまで跳ね上げられ、空中で半回転して地上を見下ろす格好になったセイバーの目に、半身を伸ばして迫る幻影の猛獣が映る。 「壊れ、ろ……!」 アステリオス……迷宮の中で生贄を求め彷徨う魔物の名を持つペルソナの口腔が限界まで広がっていく。 しかしその口はセイバーを飲み込もうとするのではなく、レーザーのような炎を数条吐き出した。 直撃を受けた部分から炎が燃え広がり、全身を炎上させながら落下するセイバー。 その元へ歩み寄るのは、セイバーのマスター、ウェザー・リポート。特に動揺する事もなく、むしろ感心したように燃え上がる己のサーヴァントを見つめている。 「驚いたな、セイバーがここまでやられるとは。初めての経験ってやつだぜ」 「お前も死ぬんだよ!」 勝機と見た真夜がハンマーを構えてウェザーに襲い掛かる。 死角から飛び出してきた真夜を見ることもなく、『ウェザー・リポート』のスタンドが発現して突風を巻き起こす。 しかしハンマーごと真夜を軽々と吹き飛ばした気流も、サーヴァントにとってはそよ風でしかない。 意に介さず暴風を突破してきたシャドウラビリスが振り下ろすスラッシュアックスから逃れるべく、ウェザーは自身の体をスタンドに打たせて移動する。 空振りした斧はそのまま、燃え上がるセイバーに向けられた。バーサーカーである彼女は、手の届く範囲に破壊対象があれば手の届かない対象よりそちらを優先して攻撃する。 「バーサーカー……早く殺れェ……!」 地面に転がる真夜の意識は、痛みとは別の理由で朦朧としていた。 魔力を際限なく吸い上げるバーサーカーの戦闘は、魔術師の素養がない真夜に耐えられるものではない。 それ故に魂喰いを繰り返してきたというのに、シャドウラビリスの愚行のせいで、と恨みに思う余裕すら真夜にはなかった。 とにかく一刻も早く戦闘を切り上げなければ、との思いだけが念となってサーヴァントに届き、それに応えるかのようにスラッシュアックスの渾身の一閃が走る。 首を狩るべく落とされた、猛火のごとき一撃。しかしそれは、唐突にその熱を失った。 斧の柄を、銀色の手が掴んでいる。刃が1ミリも動かない事に気付いたバーサーカーが目を見開いた。 その金色の目を見返す緑の複眼が、鋭い輝きを増していく。全身を覆っていた炎も掻き消え、その身体には目立つ傷など一つもない。 炎だけではなく、夜空の月が落とす光さえも、セイバーのサーヴァント・シャドームーンの身体に融けて吸収されていく。 「終わりか? 人形遊びは……」 シャドームーンの言葉と同時に、アステリオスの影は完全に消滅した。 顕現させるだけの魔力をマスターから得る事ができなくなったのだ。 片手を斧から離し、シャドームーンの顔面に拳を打ち込むシャドウラビリス。 身じろぎすることもなくその一撃を被弾したシャドームーンは、淡々と喋りながら腕を引く。 「……ならば、貴様に見るところはもうない」 エルボートリガーが振動を開始し、拳に膨大な力が集中する。 危険を察知したシャドウラビリスの回避を許さぬ速度のパンチは、ただの一撃で彼女の腹部の60%ほどを抉り取った。 霊体が模る機械部品が飛び散っていく。だらり、と地面に対する反発力を失った身体が傾き、膝が地面についた。 その隙を見逃す事なく、シャドームーンはカカト下ろしをシャドウラビリスの肩口に見舞う。 レッグトリガーが超振動し、左腕を壊死させて千切り飛ばした。仰向けに倒れたシャドウラビリスは、もはや自力で立ち上がる事もできない。 「終わりだ」 「っ……!」 真夜は、一息もすることが出来ずシャドウラビリスが壊される様子を見守っていた。 殺人者として屍の上を歩んできた彼女でさえ初めて経験するほどの恐怖が全身に広がっていく。 絶対的な暴力として認識していたバーサーカーが、たった二発の打撃で完膚なきまでに敗北したのだ。 カシャ、カシャ、カシャ……金属の足音が近づいてくるのを感じて、真夜は防衛反応的に両手を前に突き出した。 シャドームーンは真夜を見下ろしながら、誰に対しても同じ、冷たい声色で語りかける。 「令呪を使い、サーヴァントに生命維持を命じろ。回復だけに専念するように、とな」 「……? な、なんで……」 「言う事を聞いたほうがいいな……オレなら生き残るチャンスは逃がさない」 いつの間にか戻ってきていたウェザーの言葉に条件反射で応じ、真夜の令呪が輝く。命令は『回復のみに専念せよ』。 最後の一画、などと惜しむ暇すらなかった。数秒の躊躇が命を奪う結末をもたらすのは明白。 実体化が不可能になるほど魔力が枯渇し、消えかかっていたシャドウラビリスの霊質が令呪の魔素を取り込んで活性化する。 欠損した肉体が修復されていくが万全には至らず、僅かに身を起こして敵を睨みつける事が出来る程度に留まった。 完全に回復するまでそれ以外の一切の行動を禁じられたバーサーカーを見遣りながら、シャドームーンがウェザーに一本の鍵を放り投げる。 「戦闘中に通達が来ていたぞ。今日から聖杯戦争の……フン……本戦が始まるとの事だ」 「じゃあこいつらはフライングでギリギリ失格したカワイソーなオリンピック選手ってわけか……他にもいたが……なんでこいつらは殺さないんだ?」 「土産だ」 シャドームーンが、真夜の髪を掴んでウェザーの足元に叩きつける。 頭蓋が砕ける音を確かに聞いた真夜の意識は、その時点で途絶えた。それは彼女にとって、間違いなく幸福だっただろう。 不思議そうにシャドームーンの行為を見ているウェザーに、念話が届く。その内容には、ウェザーも大層驚いた。 「そこまでやって殺さないのは難しいな」 「指示通りにやれば、朝までは保つ。やりすぎても、急患を受け入れない事はないだろう」 「了解だ、セイバー」 ウェザーは一瞬の躊躇もなく、シャドームーンの指示通りにスタンドを操り始める。 令呪の縛りによりそれをただ見ているしかないシャドウラビリスに、マスターへの忠義はない。 彼女にあるのは彼女固有の葛藤が狂気化した精神だけだ。 しかし、それでも今、目の前で自分とパスで繋がれた少女の身に起きている……起こされている破壊は、彼女の内面の何かを刺激した。 「ゥゥウゥゥゥ……!ァァァァッァァァ……!!!」 「塵掃除の記憶でも蘇ったか? バーサーカー」 シャドームーンは、生理反応を超越した痙攣を起こしている真夜の服から抜き取った契約者の鍵を矯めつ眇めつしながら呟く。 主従それぞれのパーソナルデータが詰め込まれたそれを奪われる事は、全ての手の内を見られることを意味する。 シャドウラビリスの葛藤、その正体も手に取るようにシャドームーンの脳裏に刻まれていた。 ギリギリと歯を食いしばるシャドウラビリスの首を、冷たい金属の手が掴む。 「幸い魔力には余裕があってな……分けてやろう、ありがたく思え」 霊体同士の接触により流し込まれる魔力は、霊石が生成した異質なるもの。 遠慮なく注ぎ込まれる怪魔の奔流にシャドウラビリスの全身は震え上がり、魔力の補充と引き換えに全身に痣が広がっていく。 サーヴァントとマスターの身に起きた破壊が均一化したのは、それから30分ほど後の事だった。 ◇ 「かなり上手くいったんじゃないか? アナスイほど人体には詳しくないから心配だったんだがな」 「上出来だ。これならあと8時間ほどは生存できるだろう。朝一番で搬送するぞ」 「救急車じゃ、あの病院にいくかどうか分からないからな。タクシーを予約しておこう」 変わり果てた交戦相手の姿を見て、ウェザーとシャドームーンは普段となんら変わりなく会話を続けていた。 およそ人体が絶命を免れる限界まで痛めつけられたマスターと、魔力だけを過剰に与えられて霊体、霊核に至るまで激しく損傷したサーヴァント。 特にマスターは聖杯戦争はおろか、日常生活を過ごす事すら永遠に不可能であろう。後遺症などというレベルの問題ではなく、彼女の身体には正常に機能する部分が殆ど残っていない。 切断されていないことが逆に悲愴な程に形を歪に変えられた四肢は綺麗に折りたたまれて、大きなキャリーバックに入るような人間離れしたポーズを取らされている。 高圧電流により沸騰させられた箇所で特に痛ましいのは眼球だ。傷跡が走っている方の目は、その傷に見合う損壊を果たして零れ落ちている。 サーヴァントは霊体化してマスターの傍に侍り、離れる事すらできない。霊体が回復して万全に戦えるようになるまではこのままだろう。 「これを治せると見込まれる医者か……オレも少し興味が出てきた」 「着いてくるのはいいが、病院内では揉め事は起こすな。患者に手をかけるなど持っての外だぞ……今はな……」 彼らが自分たちの拠点に攻め込んだマスターとサーヴァントを生かしたのは、かの美貌のキャスター・メフィストの手腕を試すためだった。 これほどに破壊されたマスターをどれだけ快復させられるのか? サーヴァントの存在に気付いてもそれを治療しようとするのか? 治療しようとするならば、霊体をどう施術し治すのか? 更に、サーヴァントはバーサーカー。もし回復したのが病院内ならば、病院で暴れだすだろう。そうなった時、病院を捨てて逃げ出すなら神殿の利を奪い殺せる。 病院という神殿をフル活用してバーサーカーを斃そうとするのなら、キャスターの能力を見極めるチャンスになる。 臓器提供という縁結びの他にも、落とせる布石を打てるのならば打てるだけ打っておいた方がいい。それがシャドームーンの決断だった。 「遠坂凛はともかく、セリュー・ユビキタスとバッターというサーヴァントは一切情報が入ってきていない。朝までにもう一度調べておくぜ」 「任せた」 昼間ずっと寝ているだけあり、夜は精力的に働くマスターに満足しながら、シャドームーンは自組と奪った『契約者の鍵』を見比べる。 シャドウラビリスも、番場真夜も、マスターとサーヴァントが似通った要素を持つ傾向に違わずそれぞれ共通する要素を持っていた。 すなわち、誰かの影。シャドウラビリスは光を喰らわんと叫び、番場真夜は光を守らんと願うという違いはあったが、両者共に己の光を強く意識していたことは同じだ。影らしく。 シャドームーンもまた、光……ブラックサンへの意識を片時も捨てた事はなかった。だが、それは真夜やシャドウラビリスの依存や反発という種別の物とは色を異にする。 シャドームーンはそもそも、己をブラックサンの影だと思ってはいなかったのだから。 彼が思い出すのは、先ほどの戦闘で自身が発した一つの言葉。 「人形遊び、か」 シャドームーンという影に対応するブラックサンという光。その二つが互いを高めあいながらも傷つけ合うという意思と意思の激突。 それら全ては、ゴルゴムの新たな創世王を決する為のシステムにより行われた、秋月信彦と南光太郎という人格を無視した茶番……旧創世王の人形遊びに過ぎなかった。 英霊となった今だからこそ、秋月信彦とシャドームーンという相容れない二つの過去の記憶を客観視出来てしまう。ウェザーが「情がある」と称した一瞬があったのもそれが原因だろう。 反英雄シャドームーンとして存在する以上、南光太郎への思いよりもブラックサンへのそれが優先されるはずなのだが……それ程に、南光太郎への感情が強かったのだろうか。 シャドームーンは、己をブラックサンの影だと思ってはいなかった。南光太郎は越えるべき壁であり、自分の対極ではない。己を失った秋月信彦に、自分の対極など存在するはずもない。 南光太郎=ブラックサンは人類の世界を照らす陽の光であり、シャドームーンは月より落ちて人類の世界を陰らせる者。互いだけで完結する関係ではなく、彼らの関係こそが世界を左右する。 彼は 新宿 で在る中で、常にそう己を定義し続け、"秋月信彦"の記憶を"シャドームーン"の中に深く深く沈めてきた。 「負けるはずがない戦いだったということだ」 自分に言い聞かせるように、影の王子が呟く。 英霊として、戦士として背負った物の重みにおいて、シャドームーンは誰に遅れを取るつもりはない。 人間の醜さや愚かさの象徴、頂点とも言うべきこの 新宿 において、人類の文明文化を終末に導くべく造られた存在である彼の暗黒の誇りは、最大に高まり……。 しかし、一人の男の顔を、どうしても脳裏から消す事ができないでいた。 【四ツ谷、信濃町方面(南元町下部・食屍鬼街)/1日目 午前01:30分】 【番場真昼/真夜@悪魔のリドル】 [状態]魔力消費(絶大) 、各種肉体的損傷(極大) 、気絶、脳損傷、瀕死、自立行動不能 [令呪]残り零画 [契約者の鍵]無 [装備]ボロボロの制服 [道具] [所持金]学生相応のそれ [思考・状況] 基本行動方針:真昼の幸せを守る。 1.- [備考] ウェザー・リポートががセイバー(シャドームーン)のマスターであると認識しました 本戦開始の告知を聞いていません。 拠点は歌舞伎町・戸山方面住宅街。昼間は真昼の人格が周辺の高校に通っています。 【シャドウラビリス@ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ】 [状態]左腕喪失、腹部損壊 霊体損壊(大)、魔力(キングストーン由来)最大充填 令呪による命令【真昼を守れ】【真昼を危険に近づけるな】【回復のみに専念せよ】 [装備]スラッシュアックス [道具] [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:全参加者及び 新宿 全住人の破壊 1.全てを破壊し、本物になる 2.回復に専念する [備考] セイバー(シャドームーン)と交戦。ウェザーをマスターと認識しました。 シャドームーンのキングストーンが生成した魔力を供給されましたが、代償として霊体が損傷しました。 霊体の損壊は何の処置も施さなくても、魔力を消費して半日ほどで全回復します。 【ウェス・ブルーマリン(ウェザー・リポート)@ジョジョの奇妙な冒険Part6 ストーンオーシャン】 [状態]健康、魔力消費(小) [令呪]残り三画 [契約者の鍵]無 [装備]普段着 [道具]真夜のハンマー [所持金]割と多い [思考・状況] 基本行動方針:元の世界に戻り、プッチ神父を殺し、自分も死ぬ。 1.優勝狙い。己のサーヴァントの能力を活用し、容赦なく他参加者は殺す。 2.早朝、番場真夜をメフィスト病院に搬送する。 3.それまでは食屍鬼街でセリュー・バッターの情報収集を行う。 [備考] セイバー(シャドームーン)が得た数名の主従の情報を得ています。 拠点は四ツ谷、信濃町方面(南元町下部・食屍鬼街)です。 【シャドームーン@仮面ライダーBLACK RX】 [状態]魔力消費(小) 、肉体的損傷(小) [装備]レッグトリガー、エルボートリガー [道具]契約者の鍵×2(ウェザー、真昼/真夜) [所持金]少ない [思考・状況] 基本行動方針:全参加者の殺害 1.敵によって臨機応変に対応し、勝ち残る。 2.他の主従の情報収集を行う。 3.メフィストを警戒、早朝に食屍鬼街の住民の臓器及び血液を提供する取引を試みたい。 [備考] 千里眼(マイティアイ)により、拠点を中心に周辺の数組の主従の情報を得ています。 南元町下部・食屍鬼街に住まう不法住居外国人たちを精神操作し、支配下に置いています。 "秋月信彦"の側面を極力廃するようにしています。 時系列順 Back 二人の少年 Next 君の知らない物語 投下順 Back ウドンゲイン完全無欠 Next SPIRAL NEMESIS ←Back Character name Next→ 00 全ての人の魂の夜想曲 ウェス・ブルーマリン 21 餓狼踊る街 セイバー(シャドームーン) 00 全ての人の魂の夜想曲 番場真昼/真夜 21 餓狼踊る街 バーサーカー(シャドウラビリス)
https://w.atwiki.jp/city_blues/pages/187.html
新宿 の夜の街は一貫して、剣呑な喧騒に満ちている。 暴力、享楽、謀計……色とりどりのざわめきが広く浅く波及していく都の中で、一際熱をもった点が一つ。 しかしその小さなライブハウスでは、心からの好意と歓声がむしろ清浄とした熱気を燃え上がらせていた。 壇上で歌い踊る少女は観客の視線と歓心を一身に集め、閉鎖された空間を一挙一動にて支配下に置いているといっても過言ではない。 揺れる金色の髪は妖精を連想させ、時に見せる妖艶な表情は女神と夜魔の間を行き来する。 歌声は観客の脳裏に染み込み、ステップは彼らの身体だけでなく心をも誘い、非日常の実感を与えていく。 ――― 河の女神に守られて 嬰児は岸辺に流れ着く ―――― ――― 羊の中で獅子となり 鍬を片手に神理を歌うよ ―――― 少女の歌は、一つの物語のようでもあった。巷に、特に若者たちの間に広まる異界の、魔法を以て栄えた帝国の物語の噂を想起させる。 新宿 の住民の一部が見た天上の都の夢は、その歌を聴くことでさらに多くの人間に広がっていく。 数日前に発表され、中小プロダクションの新人のデビューシングルとしては不自然なほど大々的に宣伝されたその曲は、 新宿 に根付き始めている。 数年~十数年に1度現れる、歌手よりも歌の方が人々に強く焼きつく、そんな曲だと言えた。 そんな歌を若くして一種のカリスマ性さえ持つ見目麗しいハーフの少女が奉唱するのだ。 後ろ盾も持たず、芸能界で生まれたサラブレッドでもない彼女の身の上も、人々には好意的に受け止められた。 一時のムーヴメントに流されて驕る事もなく、小さなライブハウスでの仕事にも手を抜かず精力的にこなす少女を慕うファンは日に日に増え続けた。 ――― 空より降りた智を授け 未開の世界を切り開く ―――― ――― 険しい森も素敵な宝も 不変の時や竜の怒りだって ―――― ――― 彼は構わず先に往く 神々さえも届かない ―――― ――― 私の王国は永遠だよ 私たちのアルケアはそうきっと ―――― 熱狂する観客の先頭、特等席に座っている男が、"アルケア"の単語を聞きつけて視線を上げた。 サイリウムを乱舞させる周囲のハイテンションに全く付き合うことなく、クラシックを聴くようにリラックスしていた男。 遮光性の低いサングラスから知的な眼差しを壇上の歌姫に注ぎ、満足そうに笑みをこぼす。 少女もまた、男の存在に気付き他の観客に向ける物と変わらない笑顔を返した。 おもむろに取り出したサイリウムを掌で弄びながら周囲の歓声をも歌曲の一部として飲み込む男の名はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ。 ライブハウスに響き渡る曲、"アーガデウムから貴方まで"の作詞作曲を手がけたブームの仕掛け人であり……。 新宿 の聖杯戦争のマスターの一人である。 ◇ 「いやあ、いい舞台だったよ宮本くん! 私も童心に返って楽しめた……君のパフォーマンスは一級品と認めよう」 「フンフンフフーン♪ アイドルっぽかったかな~?」 ライブが終わり、楽屋に顔を出したムスカを出迎えたのは、ステージ上の超然とした姿が見る影もない、ダラけた少女だった。 ムスカの職業は軍人である、適当で自由な雰囲気は快いものではなかったが、仕事を見事にこなした相手を見下すほどのものではない。 加えて彼の意識は既に自分の本来の血筋に向いており、己のサーヴァントという身近な見本に学び、『王』として自分の狭量な面を自省しようとする傾向にあった。 故にムスカは駆け寄ってくる男性に鷹揚に笑いかけ、円滑な関係を結ぼうと努める。男性は少女を担当するプロデューサーである。 「ムスカさん、昨日は申し訳ありませんでした。少々トラブルがありまして……」 「何、私は気ままな外国暮らし。一日や二日の予定変更など大した問題ではないよ」 ムスカの 新宿 でのロールは外国から魔界都市―――否、 魔震 より復興した廃都の調査に送り込まれた諜報員。 本国から来たという事になっている連絡員に、定時報告を口頭で行う以外には特に強制力のない役割である。 聖杯戦争の為に利用した者から送られてきた招待に応じたのにも特に意味はなかったし、それが一日順延した事にも関心は薄かった。 だが、少女の右腕半ばに包帯が巻かれているのを見て、ムスカの脳内に疑問符が浮かぶ。 数日前に初めて出会った時にはなかったのでステージ衣装の一部かと思っていたが、簡素な練習服に着替えた後も巻いているのだ。 ムスカが自分の右腕を見ていることに気付いた少女は、慌てたようにタオルで包帯を隠す。敏速な動きだった。 「……怪我をしたのかな? 最近のこの街は物騒だし、護衛でも雇った方がいいと思うがね」 「ん……んー。それはだいじょーぶ。多分だけど」 「暴漢に襲われたとか、レッスン中に怪我したとかではないのでご心配なく。明後日も市ヶ谷の方で野外ライブがありますし、よければ見に来てくださいね」 「大手のプロダクションとか音楽会社が来て、テレビ中継も入るみたいだからねー。やるぞ~☆何かを~」 男性プロデューサーが会話に割って入る様子を見ると、あくまで部外者のムスカに軽々に話すようなトラブルではないようだ。 それ以上の追求をやめたムスカだったが、そのトラブルによって少女が使い物にならなくなれば彼としては少し困る。 ムスカのサーヴァント・キャスターの宝具……『廃都物語』の搾取範囲を広げる為に打った手の一つでしかないとはいえ、この手段はリターンが特に大きかった。 新宿 当世の文明、文化を研究し、苦心模索の末に辿りついた、アイドルという存在を媒介にした夢想の拡散。 少女の身に何かあった場合は、"代わり"を用いてこの計画を続行することになるだろう、ムスカはそう考えた。 「知り合いが生でテレビジョンに映るとは動悸を抑えられないね。どうだろうプロデューサーさん、君のプロダクションが抱える他の子女達にも、私から曲を贈りたいのだが」 「おお! では……」 「既に何曲か書き上げている。ネタには困らぬ境遇でね……宮本くんには合わない曲も出来てしまったし、他の娘にもチャンスをあげたいと君が言っていたのを私は覚えているよ」 キャスターから授かった知識を元に練ったマスター作の詩を、キャスター自身に添削させる事で美術品や骨董品と同じ性能を発揮するに至った魔性の曲。 歌い手の技量や影響力に大きく効果が左右されるが、少女の所属するプロダクションを自ら検分したムスカの見立てでは、そこには彼女に勝るとも劣らぬ才能を秘めたアイドルの卵が揃っていた。 彼女たちもスターダムに駆け上がる足がかりを得られ、ムスカは王になる為の力を彼女達の協力で民衆から吸い上げる事が出来る。 ムスカが学んだ現代知識風にいうならば、WinWinの関係という奴だ。 「一足先にデビューした宮本くんから見て、特に抜きん出た子はいるのかな? 参考までにお聞きしたいね」 「シキちゃんはお休みしてるしー、うーん、わかんなーい☆プロデューサ~」 「はは、人選は進めておきます。細部は後日詰めましょう、ムスカさん」 「ああ。では私はこれで失礼するよ。……アーガデウムから!」 「貴方まで!フレデリカ~☆ バイバイー、ムッシュムスムス~」 少女がレギュラーを勤めるラジオの定型挨拶を交わして親愛を示しながら、ムスカは楽屋を立ち去った。 部屋を出て帰路に着く彼の顔には、先ほどまでの社交的な色は微塵も残っていない。 空になったステージの前を通り過ぎ、熱狂していた観客が今夜見る夢を思いながら、醜悪な笑みを浮かべていた。 ◇ 「やあ、キャスター、久しぶり……なんだいこの部屋は……」 「『この部屋は君のラボにでもすればいいよ』……珍しいな、マスター。ここは私の陣地として活用させてもらっている」 結城美知夫が自宅……高級マンションの一室に足を踏み入れたのは数日ぶりの事になる。 賀来神父と最後の睦言を交わしたあの日から、結城は銀行の仕事がてら 新宿 中を歩き回って見聞を深めていた。 各地に拠点を築き、マスターとサーヴァントを探したり、土地勘を養ったりと精力的に活動する彼を、キャスター……ジェナ・エンジェルは特に気にかけてもいなかった。 裏で動く隠密活動の巧みさにおいてエンジェルは結城の手腕を疑っておらず、己の地盤を固める作業にマスターの協力が必要ではない以上、行動を共にすることを重要視しなかったのだ。 その作業の結果として、ところどころに科学レベルが数百年進んだかのような機械が犇めき、陳列された培養カプセルの中に肉塊や人間が詰まっている異常な空間がここにある。 目新しい光景を前に興味深げな結城に足早に近づき、懐に手を入れて一本の鍵を抜き取るエンジェル。矯めつ眇めつ、群青の輝きを放つ契約者の証を頭上に掲げた。 「おいおい、手癖が悪いなぁ」 「貴様が私に会いに来る理由など、聖杯に手をかけるため以外にありえまい。……やはりな」 「夜中に急に光りはじめてねぇ。周りの人間を誤魔化すのに骨を折ったよ」 「周りの人間。あの神父ではないようだが……どうやら私のマスターは禁欲とは無縁のようだな」 鍵を結城の懐に戻しながら、嫌味にならない程度の香水の芳しさの中から、彼の物とは違う体臭を嗅ぎ分けたエンジェルの眼が嫌悪に染まる。 旺盛な性欲を思う様解消しているらしい己のマスターだったが、褥を共にする相手は十や二十ではないらしい、全くもって気に食わない、と。 かえって面白そうに破顔しながらサーヴァントが放つ無言の掣肘を避わす結城が、銀行支給の鞄からA4用紙を取り出した。 差し出された紙片を受け取り目を通すエンジェルの表情は、ますます険しいものとなる。 「まったく、人を淫売みたいに言うのはやめてほしいね。ぼくは必要とあらば自分の本能に従って行動するし、悪趣味だ悪辣だと言われればそりゃあ否定は出来ないようなヤツさ。 だが必要のない時に自分の本能を曝け出すほど野生的に生きてるつもりはないぜ。……例外は一つあったが、その原因はもういない。きみには話したよな、キャスター」 「なるほど、理性的に生きた結果がこのリストか」 「ハハ、理性的じゃなく都会的に、だねぇ。そう、彼らは 新宿 の有力者やその子弟たちさ。色々親しくさせてもらっているからね、貴重な情報源ってとこだ」 エンジェルの手元の用紙には、雑多な肩書きが付記された人間のプロフィールが連なった表が印字されていた。下はローティーンから上は還暦過ぎまで老若男女見境ない。 マスターが努力を重ねた単独行動による確かな成果を提示されてもなお、彼女の機嫌が好転する事はない。 結城はこのリストの全員と間違いなく肉体関係を結んでいると、エンジェルは確信していた。 「節操がなさすぎるぞ。貴様ほど軽蔑に値する人間も珍しいな」 「いくらでも軽蔑してくれ。僕たちは似たもの同士だ、仲良くはしてもご機嫌取りなんてまっぴらだからねぇ」 「……このリストの中には私が関与した人間はいない。これからも彼らを悪魔化させるのは控えよう」 「話が早くて助かるよ、キャスター。それをお願いしに来たのさ。交流中に相手が悪魔になるなんてごめんだからね……彼ら自身と彼らから流してもらった情報を教えておこうか」 リストを事務机の上に置いたエンジェルが、「聞こう」と短く答えながら、豊かな黒髪を苦悩に揺らす。 彼女にとって許容しかねる淫蕩なマスターの行動であったが、根底で自身と共有し共通する面のある彼がやっている事だけに複雑な感情があるようだ。 即ち、同属嫌悪と単純な侮蔑の感情が混ざり合って自身についても鑑みざるを得なくなるというアイデンティティの危機である。 とはいえ一種の悟りの境地に到達し、強力な精神耐性を持つ彼女であればこそ"頭痛の種"程度に収まっているのだ。 結城美知夫という真正の悪魔よりも悪魔らしい人間は、パスによって心と魂を繋げるサーヴァントのマスターとしては最悪の部類といえた。 「まずは彼、通称ゴメス・オーザック。新宿区の環境課長で、妻子ある男色家。逸物はやや右曲がりで、相手に屈辱を味わわせるのが好きなSッ気の強い男でね、うまくプライドを刺激してやれば一気呵成に腰を」 「やめろ、耳が腐る。 得た情報だけで構わん! 「そうかい?」 飄々と語り始める結城を見ながら、エンジェルはマスターの僅かな変化に気付く。 死と大望成就を目前にして最愛の神父を失い、心に空虚を感じていた、初対面のころの彼よりも僅かに熱がある。 その事について問いただすと、結城はニヤリと笑って契約者の鍵を示してホログラムを表示、討伐令が出された二組のうちの一つを指差した。 「この黒贄礼太郎ってサーヴァントが白昼の大量殺戮をやらかしたとき、近場で見ていてね。君たちの逸脱ぶりを改めて実感したんだよ」 「巻き込まれずに済んだとは日頃の行いが悪い割りには悪運が強い奴だな。それで、どうした?」 「ぼくの人生はまあ波瀾万丈だったが、それでもアレは常軌を逸していると思った。あんなものがいるこの聖杯戦争を引っ掻き回せると思うとね……かっての情熱も再燃するってものさ」 結城美知夫は生前、MWという力に惹かれ、それを得る為に奔走した。 自分の人生を台無しにさせたそのガス兵器を黒幕たちが傀儡に尻拭いをさせて現実から遠ざけようとする様を見て、MWこそが己の全てをかけて手に入れる価値があると信じた。 この狂人にとってMWとは自分を壊した憎悪の対象ではなく、壊れた自分の望みを叶える為の願望器だったのだ。 MW事件の黒幕などとは比べ物にならない力を持つサーヴァントたちの闘争の結果により得られる聖杯という奇跡は、MWを遥かに超える魅力的な道具として彼の眼に映っている。 暗く燃え上がる結城の情熱に、しかしエンジェルはさほど興味を引かれない。結構なことだな、と思うだけだった。 「ぼくがこれだけ頑張っているんだ、君のほうの仕込みも順調だと思いたいね。どうなんだい調子は……」 「順調だよ。ゴトウくん、検体人員のファイルを出してくれ」 「はい」 本来の空間より魔術的作用で拡げられた研究室の奥から、白衣の男性が姿を現す。 結城は少なからず驚いたが、動揺した様子もなくエンジェルに従うのを見て、悪魔化させた住民だろうと当たりをつけた。 アートマを得て悪魔の力を得た人間は、簡単には自我をなくさない。エンジェルほどのカリスマと技術を併せ持つ研究者になら、普段から付き従う事を望む者もいるだろう。 先ほどとは反対にリストを渡された結城は、内容を淡々と補足説明するエンジェルの声を聞きながらファイルをめくる。 その分厚い研究書に記された情報量は、少なからず結城の背中を汗で濡らせた。 「現時点で検体は235体。うち96体は能力不足等の理由で廃棄、さらにこちらに牙を剥いた42体を処分し、残り97体を経過観察中。現時点でサーヴァント級の力を持つ喰奴は4体と言ったところか。 生存個体の種別分類は獣族21、飛天族13、魔族22、龍族9、鬼族15、鬼神族14、神族2、夜叉鬼1となっている。過去に例のない種類の悪魔もいて、暫定で分けた個体もいるがな。 ここ 新宿 で見られる特殊な傾向としては、喰奴たちが夜、夢を見なくなったという報告がよく成されているな。原因は不明だが」 「よく他人に節操がないとかいえたものだな、きみも。何故ここまでやって討伐令を出されていないんだい」 フン、とエンジェルが鼻を鳴らす。彼女にとってはまったくの愚問だった。 「かのバーサーカーを擁する二人の討伐対象は、恐らくは魂喰いが目的で凶行に及んだのだろう。この街の秩序を、強すぎる渇望で乱したから未だ正体の見えない仕掛人に危険視されたのさ」 「戦力が主と従二人だけとは言っても強さは学生運動どころか軍隊並み、そんな勢力がガツガツ争うだけあって名称も戦争っていうんだ、戦場がムチャクチャになるのはしょうがないと思うがなぁ」 「何事にも、秩序の理解は必要さ。上辺を取り繕う役には立つ」 皮肉げに言うエンジェル。結城はなるほど、と相槌を打って、己のサーヴァントの内心を察したような事を口に出す。 「きみがやっていることは、秩序を乱すことじゃない、と」 「私は 新宿 の住民にアートマという力の烙印を与えているだけで、助言や指導をする事はあっても支配して操るようなことはしていない。 巷で噂のミンチ殺人も、"欲求"を隠すだけの配慮と知恵のない処分対象…… 新宿 の人間が選び行った選択だ。そういった個体は極力処理するようにしている。大半が役に立たないからな」 悪腫を燻りだして排除しているのだから、治安維持に貢献しているといっても過言ではないさ、と言うエンジェルに、露悪的な様子は見られない。 本気でそう思っているんだな、と結城は感じ、このサーヴァントが抱えるものについて思いを巡らせた。 「きみは人間って生き物を全く信じていないし、彼らを恨みに怨んでいるんだねぇ」 「? ……恨んではいないよ、マスター。彼らにはあるべき姿と迎えるべき末路があって、そこに正しく誘導してやるだけさ」 「大時代的を通り越して神話の領域だな、君の夢は」 「すぐに現実になる」 「ぼくの夢も、そうなってほしいもんだ。……賀来はここには来なかったのかい?」 ファイルの最後まで読み進めて、結城は意外そうにエンジェルを見る。 エンジェルの性格上、嫌悪する相手でも悪魔にして研究することは忌避すまい。 結城の自宅を賀来が訪れれば、あの偽者も当然魔の手にかかると結城は思っていたし、神父の人格を完全に模倣した存在がどんな悪魔に成り果てるのかと戦々恐々だったのだが。 エンジェルは、「訪れはしたがな、悪魔にはしていないよ」とだけ答えて、話を切り替えた。 「悪魔化ウィルスも在庫を切らした。失敗個体から回収した魔力で生成を賄っていたが、成功結果に収斂されてきたのでな。まあ本戦も始まったことだ、しばらくは新しい悪魔は作らない予定だが……」 「なんだい?」 「貴様の持病、どれだけ生きられるか危ういほど進行していると言っていたな。悪魔化して対処しておくつもりはないか?」 事も無げに言って、エンジェルは握手を求めるように腕を差し出した。 しかし、結城はそれには応えなかった。肩をすくめて、エンジェルに背を向ける。 「その必要はないよ、キャスター。痣は一つで十分さ」 「ファッションが先鋭化した街だ、アートマがどこに出来ても誤魔化せるだろう。現に喰奴たちは包帯や服で隠したり、そもそも刺青として隠していない者も多いぞ」 「あの神父に寝物語で悪魔の誘惑には乗ってはいけない、と聖書を語られてねぇ。自分に言い聞かせているようでもあったなぁ」 「強制はしない。貴様なら強力な悪魔になると思うのだがな……」 残念そうに言うエンジェルに、結城は好感を抱いた。 仮に結城が悪魔化した結果、サーヴァントとマスターの主従の契約にバグが生じてもこのキャスターは意に介さないだろう。 そのバグを利用して事態を好転させようとはしても、不具合がマスターに与える異常や苦痛など歯牙にもかけないと言い切れる。 他者を踏みにじる事を悪とすら思わず、使命として黙々とこなす。彼女は、本当の意味で人間である事をやめているのだから当然だ。 結城は破綻していく存在を見るのが好きだし、自分と同じく破綻した人間を弄ぶのは大好きだった。 玩具というには度を越して危険だが、エンジェルとの聖杯戦争は実に楽しいものとなるだろう。 「ぼくの部屋を作ってくれよ、キャスター。しばらくはここから銀行に通うからさ」 「いいだろう。私以外のサーヴァントが作ったらしき構造体も増えてきている。外出時はより注意する事だ」 天使と悪魔、混沌と混沌。現時点では、二人の聖杯戦争は概ね彼らの企図通りに進んでいた。 【市ヶ谷、河田町方面(砂土原方面・超高級マンション)/1日目 午前7:30分】 【結城美知夫@MW】 [状態]いずれ死に至る病 [令呪]残り三画 [契約者の鍵]有 [装備]銀行員の服装 [道具] [所持金]とても多い [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争に勝利し、人類の歴史に幕を下ろす。 0.とにかく楽しむ。賀来神父@MWのNPCには自分からは会わない。 1. 新宿 の有力者およびその関係者を誘惑し、情報源とする。 2.銀行で普通に働く。 [備考] 新宿のあちこちに拠点となる場所を用意しており、マスター・サーヴァントの情報を集めています(場所の詳細は、後続の書き手様にお任せ致します) 新宿の有力者やその子弟と肉体関係を結び、メッロメロにして情報源として利用しています。(相手の詳細は、後続の書き手様にお任せ致します) 肉体関係を結んだ相手との夜の関係(相手が男性の場合も)は概ね紳士的に結んでおり、情事中に殺傷したNPCはまだ存在しません。 遠坂凛の主従とセリュー・ユビキタスの主従が聖杯戦争の参加者だと理解しました。 【キャスター(ジェナ・エンジェル)@DIGITAL DEVIL SAGA アバタールチューナー】 [状態]健康 [装備]白衣 [道具]悪魔化ウィルス(残量極小) [所持金]新宿住民の財布×犠牲者の数 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争に勝利し、人類の歴史に幕を下ろす。 1.喰奴の経過観察、他の主従の情報収集に努める 2.手駒として仕えそうな喰奴以外は、時期が来れば処分する。 [備考] 新宿全域に、キャスターが悪魔化させた住民(喰奴)が100体近く存在し生活しています。彼らの望みや嗜好を知り、観察していますが、ほとんどの喰奴に自分の情報は明かしていません。 研究助手を志願した喰奴(後藤@喧嘩商売)のように、キャスターの存在を知る者もいるようです。(喰奴となったNPCの詳細は、後続の書き手様にお任せ致します) ◇ 翌日の生中継ライブの場所を調べ終わり、就寝しようとしていたムスカが群青色に輝く鍵に気付いた。 本戦の開始を告げるその内容に驚きながらも、サーヴァントに念話で知らせようとするも不発。 ムスカとタイタス一世が拠点として利用しているのは、百人町の一角に存在する高級ホテル。 しかし陣地はそのホテルの地下を異界化させて幾代のタイタス王の墓所を再現させた空間であり、そこにタイタス一世が籠もっていると外からでは念話は通じない。 「あそこにはなるべく足を踏み入れたくはないが……」 タイタス一世が"夜種"と呼ぶ異形が徘徊し、彼の意思一つで迷宮と化す危険地帯であるが、それ以上に死者の残留思念が漂うあの場はムスカにとっても不気味だった。 とはいえ、放置してタイタス王の降臨を待つには事が重大すぎる。 ムスカは寝巻きを正装に着替え、1階の一室に隠された墓所の入り口へ向かい、合い言葉により出現した光球に手を触れた。 下腹部から引きずり降ろされる印象を覚えたかと思えば、目の前の景色が薄暗い岩室へと変貌した。 【タイタス王よ! 私を御身の元へ導かれよ!】 墓所は複雑に入り組んでおり、何度か足を踏み入れただけのムスカでは歩き回るのは時間の無駄でしかない。 念話を送ってほどなく、眼前の岩壁が音を立てて崩れ、空洞ができた。 覗き込んでみれば、螺旋状の階段が構築されている。 一段飛ばしに駆け下りるムスカが額に大粒の汗を浮かべると同時に階段は途絶え、巨大な銀色の扉が立ちはだかる。 手を当てると、全くの抵抗なく扉は開かれた。 『……誰だ、この小人は』 「!?」 ムスカが見たこともない部屋に、荘厳な威圧を放つ声が届く。 響く声は一つだけではなかった。部屋のあちこちからささやき声やうめき声がムスカに浴びせられる。聞き覚えのある声は一つもない。 だがその不協和音の全てに、ムスカが己のサーヴァントから感じているイメージが潜んでいた。 それは、王の持つ威容だった。竜骨で造られた円卓に、霞のような魔貌の徒が腰を下ろしているのだ! 唯一人、円卓の奥の盛り上がった上座に腰掛ける始祖帝が、周囲の存在へ一層強い覇気に満ちた言葉を放つ。 「……彼の者は佳き人也。現世への繋ぎ手にして、我らの同胞」 「キャスター……彼らは、まさか……」 ........ 「ここに集うはタイタスのみ」 ムスカは、タイタス一世の能力はもちろん、彼が提供したアルケア帝国の史料をもそらんじている。 タイタス一世の言葉をその知識から推すれば、この場に集う偉霊の正体にも察しがつく。 彼らこそ、本来は墓所の玄室で眠りに就いている、タイタスの座を連綿と受け継いできた皇帝たちに相違なかった。 未だ実体を得ず、霊体にすらなりきっていない"過去の残骸"とはいえ、アルケアの歴代皇帝が墓所の最奥にて一堂に会していたのだ。 タイタス一世から魔力を供給されるまでは他に直接干渉する事のできない存在とはいえ、存在するだけで夜種などとは比べ物にならない恐怖を伝播する彼らに、しかしムスカは怯まない。 初代皇帝と対等な契約を結んだ自分が臆するなど、あってはならぬと胸を張る。それを後押しするように、タイタス一世の言葉が空を裂く。 「我が目下、十六番目の席に連座せよ。我が貴種(マスター)の言葉を聞こう」 「火急の用事だ、キャスター。お言葉に甘えさせていただくよ」 ざわつく霞をすりぬけ、円卓に並ぶムスカ。本戦開始の報を、タイタス一世へと伝達する。 『何故斯様な雑種を』『始祖帝は乱心めされたか』……敵意に満ちた言葉や視線がムスカに集中する。 始祖帝はムスカに示された契約者の鍵を昏く赤い瞳で見つめ、後継者たちの問答を無視していた。 討伐令のくだりを読み終えた彼が頬杖をつくと皇帝たちのざわめきは一瞬で静まり返る。 白髪の絶対者が口を開く前兆を察した彼らの様子を見て、ムスカはタイタス一世への憧憬を強める。これぞ王の姿ではないか、と。 「今日この時より真の戦いが始まるとは、これも因果か」 「キャスター、それはどういう……」 「そなたの尽力により、地上には帝都の夢が満ちた。今宵をもってして、魔都の天上に聖都が現出するはずだった」 初耳であったが、ムスカの心に多幸感の火が灯る。 新宿 での活動は決して無駄ではなかった、成し遂げたのだ―――だが、今もって天空の城砦は現れていない。 混乱するムスカに、タイタス一世は静かに道理を説く。 「我らタイタスは、その瞬間を待ちわびここに集った。だが、永遠の夢は邯鄲の夢に堕ちた。この魔都には、我が彼岸たる魂が在るゆえに」 「キャスターの、彼岸……?」 「即ち、我慾に非ず。即ち、善悪に非ず。即ち、滅びへと進む惰弱。即ち、人界の否定者。彼の愚者が、己が夜種を地上に広め、我が夢の器を穢している」 「他のサーヴァントが、アーガデウムの完成を阻害しているという事かな」 「彼奴の思惑は知らぬ。その行動それ自体が、正真の夢に澱を混ぜるのだ」 ムスカには実感できない事なので理解が難しいが、とにかくキャスターの宝具『廃都物語』は万全に作用していないらしい。 ならばその原因を取り除かねば、と進言するムスカを、白貌の皇帝は制した。 「枝を切るより根を育てようぞ、貴種(マスター)。より広くから吸い上げ、より鮮明に地上を夢に侵すのだ」 「しかし……今以上となると、露呈のリスクが……」 「余に、案ありき。今宵告げられた啓が、それを策へと昇華させた」 「お伺いしたい、タイタス王よ」 タイタス一世の枯れ木のような腕が上がり、方陣が描かれる。 刹那、ムスカを除くその場の十二のタイタスの影がもがき苦しみはじめた。 タイタスの名を冠する者を魂縛する始祖帝の魔力が、扇状に放たれる。 程なくして空間に亀裂が入る。ボトリ、と暗室に何かが落ちる音がした。 ムスカは―――それに、視線を飛ばしたことを後悔する。あまりに醜い、死体の寄せ集めとしか言いようのない存在がそこにいた。 『ギ……フソ……タイタ……チウ……ハハ……』 「最も生に餓えた愛し子よ。英霊に墜ちた今、我が命令を受け付けぬそなたであるが……」 「タイタス十世……全てに公平な死を与えた、古王朝の終幕……」 ムスカの呟きに反応して、"タイタス十世"の目が肉隗に浮き上がった。墓所の迷宮に封じられた"タイタス二世"と並びこの場に参列していなかった十世の放つ腐臭は間違いなく、実在している。 そう、タイタス十世は受肉していた。他に干渉できない筈の身にありながら夜種を喰らい、おぞましい異形とはいえ実体を得たのは、彼が"死"に関する逸話を無数に持つタイタスだったからだろうか? 周囲を見渡し、触腕を伸ばそうとする十世であったが、始祖帝が照射する魔力の圧を浴びただけで、空間上に固定されたかのように動きを封じられている。 「……余とそなたが共にタイタスである以上、貴種(マスター)の令呪には逆らえぬと知れ」 「令呪……!?」 「この汚らわしくも美しい愛し子を、余は地上に解き放つ。それには、そなたの令呪の助けが必要だ」 細微な指示が念話でムスカの脳裏に届く。ムスカは同意すべきか、一瞬迷った。 令呪とは、マスターがサーヴァントに対し問答無用で上位に立てるほぼ唯一の手段。 三回消費すれば、サーヴァントを野放しにするのを許諾するようなものなのだ。 だが、ムスカは脳内の警鐘を振り払った。タイタス王は自分の才を認め、その絶大な力を惜しみなく貸してくれているのだ、と。 保険を減らす事を躊躇する様子など見せれば、相手をいたずらに警戒させてしまうだけ、と決断し、左袖をまくり令呪を掲げた。 「―――我がサーヴァントたる始祖帝に、令呪を持って進言する! 『タイタス十世に黒贄礼太郎の姿を取らせ、 新宿 の街に解き放て!』」 「令呪に応じ、タイタス十世に命じる。変貌し、貴種(マスター)に付き従え。その身が一度滅びるまで」 『ア……アコアア…レ…ロッ……コワレ……ル……』 ゴキゴキと異常な音を立てながら、タイタス十世が腐肉と髄液を撒き散らしながら、遠坂凛のバーサーカーを模した姿へと変わっていく。 息を呑む皇帝たちの間から、『姉さん……』『……駄目よ』という声が聞こえた。その方向を一瞬だけ振り向いて、タイタス十世の瞳からは光が消えうせる。 模した現物とは違い、彼には正気を保つことが出来なかった。狂気を守る事もできなかった。今の彼は虚無。放出された令呪の魔力がその全身を覆い、上辺だけを整える。 王家の墓所玄室に副葬品として捧げられ、各タイタスが保有する準宝具とも言える礼装の一つ、霊樹細工琴型弓は黒い魔力を帯びた棍棒のように成り果てていく。 外見だけは黒贄礼太郎となってムスカに跪き、微動だにしないタイタス十世を見遣りながら、タイタス一世が告げる。 「この者の悪名は地上に轟いている。アルケアを想起させる要素を加え、もう一度騒ぎを起こさせれば、悪名に彩りが付いて悪夢を広げるだろう」 「だがこの偽装がバレでもすれば、今度は我々が討伐令の対象に……」 「居場所も明かされぬ布告など……タイタスの名と我が貌が知れ渡る事は、余にとって鬼門足り得ぬ。夢を見る者が、数名増えるだけの事」 「豪気な御人だよ、貴方は。万事抜かりなく遂行しよう、キャスター。惨劇の舞台にもアテがある。無体にも再度無辜の民を虐殺する悪鬼の姿が、即座にこの街全体に広がる場所のアテがね……」 タイタス一世は以前より、巷に広がる遠坂凛とその連れ合いの悪名を利用できないか、と漠然と考えていた。 そんな事をしなくても廃都の想念は 新宿 に広まり、物語は完成すると踏んでいたから、余計な労力は使わなかっただけの話だ。 だが現状、より多大な魔力収集の必要が出てきた上に討伐令という餌に他のサーヴァントが釣られる展開を考えれば、これは令呪を一画使う価値は十分にある陰謀と言えた。 魔力の収集はどう転んでも早まり、地上の戦いを激化させる期待も持てる。仮にタイタス十世が失われこの聖杯戦争の間使えなくなるとしても、採算は合う。 存在そのものがアルケア古王朝という神話の最終節である十世は、バーサーカーとして暴れる姿を見せるだけで住民にアルケアへの想念を抱かせる。 莫大な暴力を預けられたムスカは、内心では恐れを感じていた。戦いなどする必要もなく勝てる……そんな期待は早々に打ち砕かれたのだ。 だがそれ以上に、王権を揮い己の優位性を分かりやすく証明できるとなると、蛮勇じみた興奮があることも否定できない。 生中継で新宿中が注目するイベントに冷や水をぶちまけ、愚民どもに支配されているという事を思い知らせてやれると思えば、ムスカの悪辣な野心が一層奮え立つ。 「万乗の才を持つ若人たちが亡くなると思うと心が痛むが……まあ、用済みなのだから仕方あるまい。せめて最期まで壇上の女王として看取ってあげねばな……」 下卑た笑みを浮かべるムスカに、悼みの感情などまるで感じられない。 彼にとっては自分以外の全てが、利用すべきものでしかなかった。 その本音が漏れていると気付き、慌てて顔を手で覆うムスカにタイタス一世が大らかな言葉をかける。 「その増上慢こそ、庶人に望めぬ血の成せるもの……貴種足る徴。そなたは間違っていない。汝の欲するところをなせ、それが余の法とならん」 「過分な言葉、感謝するよキャスター。君と私は一心同体だ!」 自分の王の血筋を認める発言に、ムスカのプライドとサーヴァントへの信頼感が膨れ上がる。 まるで親のように優しく、目指す王の姿に最も近い偉大なるパートナー。これほど利用しがいのある者もいない、と。 事実タイタス一世にとってムスカは、我が子のごとく愛すべき存在だった。 ―――――そう、タイタス一世は、この部屋にいる全員を、己を愛するように愛していた。 【高田馬場、百人町方面(百人町三丁目・高級ホテル地下・墓所)/1日目 午前0:45分】 【ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ@天空の城ラピュタ】 [状態]得意の絶頂、勝利への絶対的確信 [令呪]残り二画 [契約者の鍵]有 [装備]普段着 [道具]タイタス十世@Ruina -廃都の物語- [所持金]とても多い [思考・状況] 基本行動方針:世界の王となる。 0.アルケア帝国の情報を流布し、アーガデウムを完成させる。 1.本日、市ヶ谷方面で行われる生中継の音楽イベントにタイタス十世を突撃させて現場にいる者を皆殺しにし、その様子をライブで新宿に流す。 2.タイタス一世への揺るぎない信頼。だが所詮は道具に過ぎんよ! [備考] 美術品、骨董品を売りさばく運動に加え、アイドルのNPC(宮本フレデリカ@アイドルマスター シンデレラガールズ)を利用して歌と踊りによるアルケア幻想の流布を行っています。 タイタス十世は黒贄礼太郎の姿を模倣しています。模倣元及び万全の十世より能力・霊格は落ち、サーヴァントに換算すれば以下のステータスに相当します。 . 【クラス:バーサーカー 筋力D+ 耐久E 敏捷C 魔力D 幸運E- スキル:狂化:E+ 戦闘続行:E 変化:- 精神汚染:A- 呪わし血脈:EX】 ※十世を直接的、間接的問わず視認すると、NPC・聖杯戦争の参加者に幸運判定が行われ、失敗するとアルケアの想念が脳裏に刻まれます。(実害は皆無だが、アルケアの夢を見るようになる) 一日目の市ヶ谷方面の何処かで生中継の音楽イベントが行われます。(時間・場所の詳細は、後続の書き手様にお任せ致します) 遠坂凛の主従とセリュー・ユビキタスの主従が聖杯戦争の参加者だと理解しました。 【キャスター(タイタス一世(影))@Ruina -廃都の物語-】 [状態]健康 『我が呪わし我が血脈(カース・オブ・タイタス)』を使用中(タイタス十世を召喚) [装備]ルーンの剣 [道具]墓所に眠る宝の数々 [所持金]極めて多いが現貨への換金が難しい [思考・状況] 基本行動方針:全ての並行世界に、タイタスという存在を刻む。 1.魔力を集め、アーガデウムを完成させる。(75%ほど収集が完了している) 2.肉体を破壊された時の為に、憑依する相手(憑巫)を用意しておく。(最有力候補はマスターであるムスカ) 3.人界の否定者(ジェナ・エンジェル)を敵視。最優先で殺害する。 [備考] 新宿全域に夜種(作成した魔物)を放って人間を墓所に連れ去り、魂喰いをしています。 『我が呪わし我が血脈(カース・オブ・タイタス)』で召喚したタイタス十世を新宿に派遣していますが、令呪のバックアップと自力で実体化していたタイタス十世の特殊な例外によるものであり、 アーガデウムが完成してキャスターが真の姿を取り戻すまでは他のタイタスを同じように運用する事は難しいようです。 キャスター(ジェナ・エンジェル)が街に大量に作り出したチューナー(喰奴)たちの魂などが変質し、彼らが抱くアルケアへの想念も何らかの変化を起こした事で 『廃都物語』による魔力回収の際に詳細不明の異常が発生し、魔力収集効率が落ちています。 時系列順 Back 笑顔の絶えない探偵です Next アイドル学概論 投下順 Back アイドル学概論 Next カスに向かって撃て ←Back Character name Next→ 00 全ての人の魂の夜想曲 結城美知夫 35 オンリー・ロンリー・グローリー キャスター(ジェナ・エンジェル) 00 全ての人の魂の夜想曲 ムスカ 35 オンリー・ロンリー・グローリー キャスター(タイタス一世{影}) 46 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編)
https://w.atwiki.jp/riseiai/pages/93.html
【グモッ】人身事故スレ◆PartX【チュイーーン】 - ↑アクセスカウンタ 記号:△=踏切事故 ▲=触車 ◆=中の人(乗客乗員など)のみ負傷 ?=不確定情報 ※=後に無傷と判明 ☆=人身事故ではない ×=誤りと判明 ◎=正しい情報 開始 479番の第954レス 山陰本線 12月31日~1月2日 話題発生 なし 当該列車 特急スーパーおき5号(キハ187系 乗客約130人) 特徴 ☆ 大雪や倒木のため立ち往生。乗客らは車内で夜を明かす、もとい年を越す。ラッセル車に食料などを積んで現場に向かわせたが、脱線。バスで救助することも検討されたが、断念するなど混乱。当該は米子に約34時間遅れの2日早朝(4時10分頃)到着。山陰線、伯備線で特急など18本が停車し、列車内で年を越した乗客は計約1200人。1日、2日の2日間で400本以上が運休または部分運休するなど、2万人以上に影響。 常磐線 高浜~石岡 1月1日 0時08分 話題発生 479番の第967レス 当該列車 勝田発土浦行き上り普通596M 水戸~土浦間の上り最終 グリーン車なし 特徴 2011年最初の人身事故。線路内に立っていた60~80歳ぐらいの男性がはねられ死亡。(当初見込み1時50分)上下2本が97~81分遅れた。「追記」現場は77kmポスト付近。身元は判明せず、茨城県石岡市長が2月7日付官報に行旅死亡人として公告。 北陸本線 小杉 1月1日 9時38分 話題発生 480番の第105レス 当該列車 敦賀発富山行き下り普通223M 特徴 下りホームで当該が負傷者を発見。上りは10時04分、下りも10時35分に運転再開。「追記」運転士がホームの下、線路とホームの間で男性が頭から血を流してうつ伏せの状態で倒れているのを発見。倒れていたのは富山県射水市の男性(78)で、すでに死亡していた。近くの道路から男性が倒れていた場所に向かって、男性が履いていた長靴と同じ大きさの足跡が続いており、ホームから転落したのではなく、歩いてホーム内に入っていったとみられる。死因は調査中。 常磐線 牛久~ひたち野うしく 1月1日 13時50分頃 話題発生 480番の第131レス 当該列車 特徴 ☆ 線路内人立ち入り。 北陸本線 丸岡 1月1日 14時14分 話題発生 480番の第135レス 当該列車 金沢発福井行き上り普通348M 特徴 ☆ 雪の重さでパンタグラフが上がらなくなり、上り線のみ運転見合わせ。15時08分運転再開。これ以外にも大雪による運休や遅れは各地で多数。例)伯備線特急やくもは終日運休。翌2日も1~2時間遅れ。やくも9号は岡山発所定11時05分のところ、13時頃発車した模様。スーパーはくとも運休・部分運休あり。1日発の東京行き「サンライズ出雲」は運休(サンライズ瀬戸は運転)。 常磐線 1月1日 時 分頃 話題発生 480番の第140レス 当該列車 特徴 ☆ 線路内人立ち入り。 信越本線 亀田~越後石山 1月1日 17時10分頃 話題発生 480番の第158レス 当該列車 ×特急北越5号(485系3000番台) ◎新潟発新井行き快速3374M くびき野4号(ニイT16 485系6両編成) 特徴 新潟市江南区の無職男性(62)がはねられ死亡。新津~新潟間運転見合わせ。19時02分運転再開。新潟からは1060M北越10号が先行、柏崎までは停車駅に限り便宜乗車を特認。普通列車15本が運休、特急など計12本が最大約2時間遅れ、約3700人に影響。磐越西線、越後線にも影響。 横須賀線 横浜~新川崎 1月1日 17時 分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 車両点検。京浜東北線にも影響。 呉線 呉~川原石 1月1日 19時39分 話題発生 480番の第174レス 当該列車 広島発広行き上り普通656M 特徴 △ 海田市~広間運転見合わせ。21時07分運転再開。 南海高野線 住吉東~沢ノ町 1月2日 6時50分頃 話題発生 480番の第231レス 当該列車 和泉中央発難波行き準急4104レ 特徴 △ 住吉東4号踏切(警報機、遮断機あり)で男性がはねられ死亡。男性は遮断機の降りた踏切内で、自転車と一緒に倒れていたという。難波~橋本間運転見合わせ。当該は現場に66分間停車。8時05分運転再開。上下78本が運休、42本が最大約75分遅れ、約3000人に影響。 鹿児島本線 小川~有佐 1月2日 9時29分 話題発生 480番の第241レス 当該列車 回送 特徴 熊本~八代間運転見合わせ。 京浜東北線 上中里 1月2日 18時00分頃 話題発生 480番の第293レス 当該列車 北行き 特徴 ▲ 運行情報スレより引用。若干の遅れ。 山陰本線 1月2日 時 分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 運転士の体調不良。 JR神戸線 元町 1月2日 19時11分頃 話題発生 なし 当該列車 上り 特徴 ☆ 乗務員トラブル。車掌が急病になり、代わりの乗務員を手配。運休や30分前後の遅れが発生。 長崎本線 肥前大浦~小長井 1月3日 5時54分 話題発生 480番の第326レス 当該列車 肥前山口発長崎行き下り普通2821M 下り始発 特徴 公式情報は当初「触車事故」のち「列車が人と衝突」。運転見合わせ。7時15分運転再開。 山陰本線 餘部~鎧 1月3日 9時50分頃(遺体発見時刻) 話題発生 480番の第361レス 当該列車 なし 特徴 ☆ 兵庫県香美町香住区の国道178号線で、茨城県の男子大学生(21)がうつぶせで倒れているのを、パトロール中の兵庫県警美方署員が発見。大学生は頭部を強打しており、すでに死亡していた。近くのJR山陰線餘部駅から、現場の真上にある余部新橋(高さ約40m)の中央まで、1人分の足跡があり、同署は大学生が橋上の高さ約2mの防風壁を乗り越え、飛び降り自殺したとみて調べている。大学生はこの日朝、帰省先の兵庫県新温泉町内から茨城県へ向かう途中だった。2010年8月に開通した余部新橋での転落死は初。 東武東上本線 ときわ台~上板橋 1月3日 13時16分 話題発生 480番の第336レス 当該列車 特徴 △ 現場は26号踏切。池袋~和光市、川越市~小川町間運転見合わせ。13時51分運転再開。 常磐線 荒川沖~土浦 1月3日 22時50分頃 話題発生 480番の第374レス 当該列車 上野発勝田行き特急2069M フレッシュひたち69号 特徴 線路内を歩いていた40~60歳ぐらいの男性がはねられ、脳挫傷でまもなく死亡。取手~勝田間運転見合わせ。0時05分(当初見込み0時30分)運転再開。上下9本が70~8分遅れた。 JR神戸(山陽本)線 西明石~明石 1月4日 7時30分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 線路内人立ち入り。15~10分程度の遅れ。 津軽鉄道線 金木付近 1月4日 8時50分頃 話題発生 480番の第418レス 当該列車 津軽五所川原発津軽中里行き普通3レ(乗客乗員計4人) 特徴 △ 賽ノ河原踏切(警報機、遮断機あり)で列車と軽ワゴン車(報道によってはライトバン)が衝突。軽ワゴン車の男女3人が軽いケガ。車は踏切内で立ち往生していたという。 常磐線 牛久~佐貫 1月4日 8時55分頃 話題発生 480番の第625レス 当該列車 高萩発上野行き上り普通352M グリーン車あり 特徴 ☆ 運転台の前面ガラスに鳥が衝突し、ひびが入った。当該は佐貫まで徐行運転。点検の結果、ガラスの交換が必要と判明。佐貫~上野間は運休となり、乗客は後続に乗り換えた。下り7本が21~8分遅た。 西武池袋線 大泉 1月4日 9時 分頃 話題発生 480番の第415レス 当該列車 特徴 ▲ 信越本線 新津~さつき野 1月4日 12時59分頃 話題発生 480番の第420レス 当該列車 新津発新潟行き下り普通2537M 特徴 △ 現場は北上第二踏切。新潟市秋葉区の男性(90)が踏切内に侵入。当該にはねられ死亡。新津~新潟間運転見合わせ。15時40分頃運転再開。くびきの2号・5号が直江津~新井間区間運休するなど普通列車20本が運休、特急を含む10本が最大2時間47分遅れ、約3500人に影響。 名鉄名古屋本線 奥田~国府宮 1月4日 14時33分 話題発生 480番の第424レス 当該列車 須ケ口発名鉄岐阜行き普通1453レ(1200系) 特徴 △ 遮断機の降りた踏切に男性が侵入。当該にひかれ即死。須ケ口~名鉄岐阜間運転見合わせ。須ケ口~名鉄一宮間で上下58本が運休し、約1万人に影響。 阪和線 鳳付近 1月4日 20時15分頃 話題発生 480番の第433レス 当該列車 京都発関西空港行き特急1043M はるか43号(乗客約100人) 特徴 △ 現場は鳳駅すぐ南側の鳳南一踏切(有人踏切)。男性がホームから飛び込み、当該にはねられ死亡。阪和線、関西空港線とも全線運転見合わせ。関空紀州路快速は運休。当該は21時29分、後続も21時46分(当初見込み21時10分→21時30分)運転再開。20時30分から23時まで振替輸送を実施。はるか46号は運休。運休や最大90分程度の遅れが発生。 JR京都(東海道本)線 吹田 1月4日 23時21分 話題発生 480番の第469レス 当該列車 姫路発米原行き快速846T(10両編成 乗客約200人) 米原行き快速の最終 特徴 現場は駅構内。線路上に立ち入っていた男性=長野市の長野県立高校1年生(16)と判明=がはねられ死亡。自殺の可能性が高い。遺書はなかった。京都~大阪間運転見合わせ。約4700人に影響。 線 赤羽 1月5日 8時 分頃 話題発生 480番の第525レス 当該列車 特徴 ▲ 名古屋市交通局桜通線 車道 1月5日 10時20分頃 話題発生 480番の第527レス 当該列車 野並発中村区役所行きN1003K 特徴 高校生男子(16)がホームから転落。助けようとした60~70代くらいの男性がホームから下をのぞきこんでいたところに列車が進入し接触。男性が負傷、高校生はホーム下の空間に避難していて無傷の模様。2人とも病院に運ばれたが、意識はある。10時59分運転再開。 大船渡線 上鹿折~鹿折唐桑 1月5日 時 分頃 話題発生 480番の第532レス 当該列車 特徴 △ 東武野田線 柏~新柏 1月5日 18時44分 話題発生 480番の第553レス 当該列車 柏発船橋行き普通1811レ(8132F+8533F 8000系6両編成 乗客約600人) 特徴 △ 公式情報は「踏切障害」。踏切(警報機、遮断機付き)で20~30代とみられる男性のミニバイクと衝突。男性は搬送先の病院で死亡。男性は遮断機を上げて踏切内に侵入したという。柏~六実間運転見合わせ。21時30分運転再開。当該は先頭車(クハ8633)のブレーキ管を損傷。柏方と中間の運転台を使って、推進運転で車庫(高柳駅)まで回送。推進運転は25km/h以下、踏切ごとに安全確認が必要のため長引いた。 阪和線 我孫子町~杉本町 1月5日 22時59分 話題発生 480番の第581レス 当該列車 和歌山発天王寺行き快速2210H(ヒネK603 103系6両編成)先頭車=クハ103-1 特徴 △ 現場はNo.1 杉本町北二踏切。女性(39)がはねられ死亡。0時05分運転再開。下り5本が運休、上下20本が最大約1時間15分遅れ、約6000人に影響。23時から30分間振替輸送を実施。 南武線 中野島~登戸 1月6日 18時30分頃 話題発生 480番の第630レス 当該列車 稲城長沼発川崎行き上り普通1822F 特徴 川崎市高津区の警備員男性(60)が電車と接触。男性は電車とホームの間に挟まれ、全身を強く打ってまもなく死亡。全線(立川~川崎間)運転見合わせ。川崎~登戸で折り返し運転を開始したが、登戸の折り返し能力が不足し武蔵溝の口、武蔵中原でも折り返す。19時55分(当初見込み19時50分)運転再開。当該が5分遅れ、約400人に影響。 予讃線 伊予西条付近 1月6日 9時20分頃 話題発生 480番の第 レス 当該列車 岡山発松山行き下り特急1M しおかぜ1号 特徴 ☆ 踏切で軽トラックが脱輪。運転士が手前で気付き停車。特急・普通4本が運休したほか、最大1時間程度の遅れが出た。 京浜東北線 東京 1月6日 19時34分 話題発生 480番の第657レス 当該列車 特徴 ☆ 3番線(北行きホーム)南側で線路火災。火花や煙を確認。き電停止して消火活動。22時43分(当初見込み21時30分→22時30分)運転再開。 高崎線 桶川 1月6日 20時36分 話題発生 480番の第650レス 当該列車 特急4003M あかぎ3号(OM03+OM09 185系14両編成)後ろの編成は湘南色 特徴 桶川市内の無職男性(39)がホームから飛び込み、通過する当該と接触。男性は病院に搬送されたが、頭を強く打っており意識不明の重体。21時20分(当初見込み21時40分)運転再開。上下3本が運休、14本が遅れ、約1万9000人に影響。 中央線 国分寺 1月6日 22時50分頃 話題発生 480番の第678レス 当該列車 特徴 ☆ 転落のみ。 伯備線 新見 1月7日 6時50分頃 話題発生 なし 当該列車 なし 特徴 ☆ 駅構内の猿木踏切(警報機、遮断機付き)で乗用車がスリップ。脱輪して踏切内で立ち往生。約40分間運転を見合わせて車を撤去。特急を含む上下8本が最大30分遅れ、約1200人に影響。 中央快速線 三鷹 1月7日 11時00分頃 話題発生 480番の第698レス 当該列車 上り 特徴 ☆ 不審物(持ち主の不明な荷物)が見つかり、車内点検。 しなの鉄道線 平原~御代田 1月7日 18時40分頃 話題発生 480番の第719レス 当該列車 小諸発軽井沢行き上り普通778M(運転士+乗客12人) 特徴 公式情報は「曲田踏切で電車と歩行者が接触」。正確な現場は踏切の西約50m。線路脇に立っていた男性と接触。頭から出血するなどのけがをして佐久市内の病院に運ばれたが、意識はしっかりしており命に別状はない。現場の線路に柵はない。男性の身元などは調査中。小諸~軽井沢間運転見合わせ。20時頃運転再開。小諸~長野間でも遅れが発生。4本が運休するなど、約600人に影響。 線 1月7日 18時06分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 熊本県八代地方で地震。 北陸本線 新疋田~敦賀 1月7日 19時30分頃 話題発生 480番の第725レス 当該列車 大阪発金沢行き特急4037M サンダーバード37号 特徴 ☆ 鹿と衝撃。 函館本線 札幌 1月7日 21時00分頃 話題発生 なし 当該列車 札幌発旭川行き特急2043M スーパーカムイ43号 新千歳空港始発、札幌まで快速3967M エアポート203号 特徴 ☆ 車両不具合。 紀勢本線 伊勢柏崎~大内山 1月7日 時 分頃 話題発生 なし 当該列車 下り普通 特徴 ☆ 鹿と衝撃。安全確認を行い、後続の特急ワイドビュー南紀7号にも遅れ。 大阪市営地下鉄御堂筋線 淀屋橋 1月7日 22時50分頃 話題発生 480番の第729レス 当該列車 特徴 男性が電車と接触して負傷。 京成線 京成小岩 1月7日 23時30分頃 話題発生 480番の第733レス 当該列車 特徴 ☆ 転落? 札幌市営地下鉄南北線 自衛隊前 1月8日 8時14分 話題発生 480番の第738レス 当該列車 麻生発真駒内行き29レ(6両編成) 特徴 当初は投身事故だったが、「走行路面転落による列車との接触」に変更。札幌市南区の男性(42)がホームに転落。当該と接触し頭などにけが。男性は視覚障害者で、誤って転落したものとみられる。一時全線運転見合わせ。8時25分から麻生~平岸間で折返し運転開始。9時30分(当初見込み10時)全線運転再開。20本が運休し、約5400人に影響。 因美線 鷹狩~用瀬 1月8日 10時50分頃 話題発生 480番の第746レス 当該列車 岡山発鳥取行き特急73D スーパーいなば3号(キハ187系2両編成 乗客69人) 上郡まで2074D 特徴 △ 現場は用瀬駅から約300mの用瀬第2踏切。近くに住む無職男性(62)がはねられ、病院に搬送されたが頭などを打っており、死亡を確認。現場付近はほぼ直線で、運転士が異音に気付き急停車したところ、踏切で男性が倒れていた。郡家~用瀬間運転見合わせ。当該は現場に約1時間半停車。12時20分運転再開。普通列車2本が運休、特急3本が遅れるなど、約300人に影響。スーパーはくと6号、9号の大阪~京都間は運休。 武蔵野線 南越谷 1月8日 11時30分頃 話題発生 480番の第733レス 当該列車 特徴 ☆ 酒に酔った男性が府中本町方面行きの線路上に倒れているのを、反対側のホームにいた男性が発見。駅員と協力して救助。救助した男性は越谷警察署長(58)。当日は休暇中だったが、「警察官として当然のことをしただけ」と話している。 武蔵野線 三郷 1月8日 17時10分頃 話題発生 480番の第754レス 当該列車 海浜幕張発府中本町行き上り普通1616E 特徴 男性がはねられ死亡。自殺とみられる。府中本町~東所沢間で折返し運転。上下6本が運休、14本が最大約1時間15分遅れ、約1万9000人に影響。 日豊本線 西大分~大分 1月8日 20時21分 話題発生 480番の第777レス 当該列車 大分発小倉行き上り普通2596M 特徴 下りは20時58分、上りは当該が21時16分、後続も21時26分に運転再開。 阪和線 熊取 1月9日 21時00分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 車内急病人救護。15~10分程度の遅れ。 JR神戸(山陽本)線 須磨~須磨海浜公園 1月9日 7時44分 話題発生 480番の第788レス 当該列車 京都発西明石行き下り普通117B(7両編成) 特徴 △ 神戸市須磨区の無職女性(81)が遮断機をくぐって踏切内に侵入。当該にはねられ即死。尼崎~姫路間運転見合わせ。新快速・特急は8時01分、快速・普通は上りが8時26分、下りも8時44分(貨物は8時42分、当初見込み9時)それぞれ運転再開。41本が運休、38本が最大約1時間遅れ、約3万人に影響。8時10分から10時20分まで振替輸送を実施。臨時特急「かにカニはまかぜ号」(播但線経由)も遅れ、周辺の列車にも影響。野洲発網干行き下り快速707K(6+6 12両編成)=須磨で緩急接続=は新長田で急停車。一部の乗客が「早くおろせ」と運転士に要求。運転士が折れて鷹取まで運転。1号車と7号車の一番前のドアだけ開けて臨時客扱い。60分遅れで運転再開。 山陰本線 荒島~揖屋 1月9日 11時01分 話題発生 480番の第797レス 当該列車 鳥取発新山口行き特急3003D スーパーおき3号 特徴 井戸踏切で手押し車と衝撃。公式情報は「踏切に障害物」扱い。けが人はない?現場検証、点検、安全確認が終了し11時56分運転再開。 横須賀線 横浜~新川崎 1月9日 17時 分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 異音感知。東海道線、湘南新宿ライン、京浜東北線、総武快速線にも影響。 山形新幹線 北山形 1月9日 時 分 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 線路内人立ち入り。つばさ149号などに遅れ。 鹿児島本線 笹原 1月9日 18時42分 話題発生 480番の第802レス 当該列車 上り普通 特徴 上りのみ運転見合わせ。19時05分から警察による現場検証。JR貨物の情報では19時21分運転再開。 名古屋市営地下鉄東山線 中村公園 1月9日 20時29分 話題発生 480番の第809レス 当該列車 高畑発藤が丘行き下りT2024F 特徴 ※ ホームから女性が転落。直後に電車が進入し、女性の上を約57m通過したが、女性は電車と線路の隙間(約35cm)にいたため無事。自殺を図ったらしい。 線 天王寺 1月9日 23時19分 話題発生 480番の第815レス 当該列車 関空・紀州路快速4206M 特徴 ▲ ホーム上の旅客と触車。 因美線 1月10日 5時55分 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 大雪のため、始発から美作加茂~智頭間運転見合わせ。正午の時点では14時頃の再開を見込んでいたが、13時54分運転再開。上下8本が運休または部分運休し、約30人をタクシーで代替輸送。 秩父鉄道線 寄居 1月10日 8時50分頃 話題発生 480番の第823レス 当該列車 熊谷発三峰口行き急行1001レ 秩父路1号 特徴 駅構内の線路内にいた本庄市の型枠工男性(49)がはねられ、足にけが。同駅ではホームの延長工事を行っており、男性は改札階とホームの間にエレベーターを設置するための基礎工事を行っていた。電車接近時には、警備員がブザー音やハンドマイクで警告していたという。11時頃までにほぼ平常運転に戻る。「補足」男性はドクターヘリで川越の埼玉医科大に搬送されたが重傷。 日田彦山線 池尻~豊前川崎 1月10日 10時40分頃 話題発生 480番の第827レス 当該列車 日田発小倉行き上り普通948D(乗客29人) 特徴 △ 西川崎県道踏切(警報機、遮断機あり)で、踏切内に侵入した男性と接触。男性は町内の病院に運ばれたが死亡。身元は確認中。当該は30分遅れたが、後続には影響なし。 青梅線 昭島 1月10日 時 分 話題発生 当該列車 特徴 ☆ 9号車で急病人がいたため、発車直後に急停車 静岡鉄道線 音羽町付近 1月10日 時 分 話題発生 480番の第831レス 当該列車 特徴 △ 14時35分運転再開。 信越本線 矢代田 1月10日 16時38分 話題発生 480番の第832レス 当該列車 吉田発長岡行き上り普通444M 新潟まで155M 特徴 △ 金山第1踏切で新潟市の専門学校生男子(19)がはねられ、全身を強く打って死亡。長岡~新津間運転見合わせ。普通列車6本が運休し、約2600人に影響。 東武日光線 南栗橋~栗橋 1月10日 19時00分 話題発生 480番の第840レス 当該列車 南栗橋発新栃木行き下り普通245レ 特徴 △ 踏切で宮代町の会社員男性(34)が線路内に侵入。当該にはねられ死亡。電車に向かって歩いていたといい、自殺とみられる。南栗橋~栃木間で運転見合わせ。19時54分(当初見込み20時30分)運転再開。 中国 広州市地下鉄5号線 小北付近 1月10日 22時35分頃(現地時間) 話題発生 480番の第860レス 当該列車 特徴 小北駅発車直後に2両目の車内で2人が焼身自殺ないし心中を図る。広州駅で他の乗客は全員避難。 終了 480番の第853レス
https://w.atwiki.jp/ekish/pages/14.html
最新の更新 2012年4月12日 駅番号 駅名 よみがな 事業者 入手可能グッズ 001 愛知御津 あいちみと J海 002 逢妻 あいづま J海 003 青塚 あおつか 名鉄 004 赤池 あかいけ 名鉄・名交 味噌煮込みうどん 005 阿久比 あぐい 名鉄 006 上ゲ あげ 名鉄 007 朝倉 あさくら 名鉄 008 旭前 あさひまえ 名鉄 009 味岡 あじおか 名鉄 010 味鋺 あじま 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 011 味美 あじよし 海事 012 味美 あじよし 名鉄 013 熱田 あつた J海 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・戦国3大武将(SP)・織田信長・熱田神宮 014 尼ヶ坂 あまがさか 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 015 新瑞橋 あらたまばし 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 016 荒畑 あらはた 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 017 有松 ありまつ 名鉄 018 安城 あんじょう J海 外国テーマパーク(安城) 019 池下 いけした 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 020 池場 いけば J海 021 石浜 いしはま J海 022 石仏 いしぼとけ 名鉄 023 一社 いっしゃ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 024 伊奈 いな 名鉄 025 稲沢 いなざわ J海 026 稲荷口 いなりぐち 名鉄 027 犬山 いぬやま 名鉄 外国テーマパーク(犬山)・味噌煮込みうどん 028 犬山口 いぬやまぐち 名鉄 029 犬山遊園 いぬやまゆうえん 名鉄 030 井原 いはら 豊鉄 031 今池 いまいけ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 032 今伊勢 いまいせ 名鉄 033 いりなか いりなか 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 034 岩倉 いわくら 名鉄 035 岩塚 いわつか 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 036 石刀 いわと 名鉄 037 印場 いんば 名鉄 038 植田 うえだ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 039 植田 うえた 豊鉄 040 植大 うえだい 名鉄 041 牛久保 うしくぼ J海 042 牛田 うしだ 名鉄 043 牛山 うしやま 名鉄 044 内海 うつみ 名鉄 045 宇頭 うとう 名鉄 046 梅坪 うめつぼ 名鉄 味噌煮込みうどん 047 上挙母 うわごろも 名鉄 048 永和 えいわ J海 049 永覚 えかく 愛環 050 江島 えじま J海 051 榎戸 えのきど 名鉄 052 大江 おおえ 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 053 大里 おおさと 名鉄 054 大須観音 おおすかんのん 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・戦国3大武将(SP)・織田信長 055 大曽根 おおぞね J海・名鉄・名交・ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん・戦国3大武将(SP) 056 太田川 おおたがわ 名鉄 味噌煮込みうどん 057 大高 おおだか J海 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 058 大野町 おおのまち 名鉄 059 大府 おおぶ J海 味噌煮込みうどん 060 大海 おおみ J海 061 大森・金城学院前 おおもりきんじょうがくいんまえ 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 062 岡崎 おかざき J海・愛環 戦国3大武将(SP)・味噌煮込みうどん 063 岡崎公園前 おかざきこうえんまえ 名鉄 岡崎城 064 小垣江 おがきえ 名鉄 065 緒川 おがわ J海 066 奥田 おくだ 名鉄 067 奥町 おくちょう 名鉄 068 小田井 おたい 海事 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 069 小田渕 おだぶち 名鉄 070 乙川 おっかわ J海 071 尾頭橋 おとうばし J海 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 072 男川 おとがわ 名鉄 073 小幡 おばた 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 074 尾張旭 おわりあさひ 名鉄 075 尾張一宮 おわりいちのみや J海 076 尾張瀬戸 おわりせと 名鉄 077 尾張星の宮 おわりほしのみや 海事 戦国3大武将(SP)・織田信長・清洲城 078 尾張森岡 おわりもりおか J海 079 尾張横須賀 おわりよこすか 名鉄 080 開明 かいめい 名鉄 081 柿平 かきだいら J海 082 覚王山 かくおうざん 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 083 笠寺 かさでら J海 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 084 柏森 かしわもり 名鉄 085 春日井 かすがい J海 086 春日井 かすがい 名鉄 087 烏森 かすもり 近鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 088 形原 かたはら 名鉄 089 勝川 かちがわ J海 090 勝川 かちがわ 海事 091 金山 かなやま J海・名鉄・名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 092 蟹江 かにえ J海 093 蒲池 かばいけ 名鉄 094 上飯田 かみいいだ 名鉄・名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 095 上小田井 かみおたい 名鉄・名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 096 上豊田 かみとよた 名鉄 097 上野間 かみのま 名鉄 098 上前津 かみまえづ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん・戦国3大武将(SP)・織田信長 099 上丸渕 かみまるぶち 名鉄 100 上社 かみやしろ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 101 上横須賀 かみよこすか 名鉄 102 亀崎 かめざき J海 103 亀島 かめじま 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 104 刈谷 かりや J海・名鉄 味噌煮込みうどん 105 刈谷市 かりやし 名鉄 106 苅安賀 かりやすか 名鉄 107 川名 かわな 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 108 観音寺 かんのんじ 名鉄 109 神戸 かんべ 豊鉄 110 楽田 がくでん 名鉄 111 蒲郡 がまごおり J海・名鉄 味噌煮込みうどん 112 蒲郡競艇場前 がまごおりきょうていじょうまえ 名鉄 113 木曽川 きそがわ J海 114 木曽川堤 きそがわつつみ 名鉄 115 北安城 きたあんじょう 名鉄 116 北岡崎 きたおかざき 愛環 117 北新川 きたしんかわ 名鉄 118 北野桝塚 きたのますづか 愛環 119 喜多山 きたやま 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 120 木田 きだ 名鉄 121 共和 きょうわ J海 122 清洲 きよす J海 戦国3大武将(SP)・織田信長・清洲城 123 吉良吉田 きらよしだ 名鉄 味噌煮込みうどん 124 近鉄蟹江 きんてつかにえ 近鉄 125 近鉄名古屋 きんてつなごや 近鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 126 近鉄八田 きんてつはった 近鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 127 近鉄弥富 きんてつやとみ 近鉄 128 車道 くるまみち 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 129 黒川 くろかわ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 130 黒笹 くろざさ 名鉄 131 黒田 くろだ 名鉄 132 競輪場前 けいりんじょうまえ 豊鉄 133 国府 こう 名鉄 味噌煮込みうどん 134 高蔵寺 こうぞうじ J海・愛環・ゆと 味噌煮込みうどん 135 幸田 こうだ J海 136 江南 こうなん 名鉄 137 国府宮 こうのみや 名鉄 138 河和 こうわ 名鉄 139 河和口 こうわぐち 名鉄 140 黄金 こがね 近鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 141 国際センター こくさいせんたー 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 142 小坂井 こざかい J海 143 越戸 こしど 名鉄 144 木津用水 こつようすい 名鉄 145 こどもの国 こどものくに 名鉄 146 小牧 こまき 名鉄 戦国3大武将(SP) 147 小牧口 こまきぐち 名鉄 148 小牧原 こまきはら 名鉄 149 古見 こみ 名鉄 150 米野 こめの 近鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 151 米野木 こめのき 名鉄 152 御器所 ごきそ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 153 五ノ三 ごのさん 名鉄 154 御油 ごゆ 名鉄 155 栄 さかえ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん・戦国3大武将(SP)・テレビ塔(栄) 156 栄町 さかえまち 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 157 坂部 さかべ 名鉄 158 左京山 さきょうやま 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 159 桜 さくら 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 160 桜本町 さくらほんまち 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 161 桜町前 さくらまちまえ 名鉄 162 桜山 さくらやま 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 163 栄生 さこう 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 164 佐古木 さこぎ 近鉄 165 篠原 ささばら 愛環 166 猿投 さなげ 名鉄 167 佐屋 さや 名鉄 168 三ケ根 さんがね J海 169 三郷 さんごう 名鉄 170 塩釜口 しおがまぐち 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 171 志賀本通 しがほんどおり 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 172 重原 しげはら 名鉄 173 四郷 しごう 愛環 174 七宝 しっぽう 名鉄 175 柴田 しばた 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 176 島氏永 しまうじなが 名鉄 177 清水 しみず 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 178 下小田井 しもおたい 名鉄 179 下地 しもじ J海 180 市役所 しやくしょ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・戦国3大武将(SP)・織田信長・名古屋城 181 市役所前 しやくしょまえ 豊鉄 182 聚楽園 しゅうらくえん 名鉄 183 庄内通 しょうないどおり 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 184 庄内緑地公園 しょうないりょくちこうえん 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 185 勝幡 しょばた 名鉄 186 白沢 しらさわ 名鉄 187 新安城 しんあんじょう 名鉄 味噌煮込みうどん 188 名鉄一宮 めいてついちのみや 名鉄 味噌煮込みうどん 189 新上挙母 しんうわごろも 愛環 190 新川 しんかわ 豊鉄 191 新川橋 しんかわばし 名鉄 192 新川町 しんかわまち 名鉄 193 新木曽川 しんきそがわ 名鉄 194 新清洲 しんきよす 名鉄 戦国3大武将(SP)・織田信長・清洲城 195 新栄町 しんさかえまち 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 196 新城 しんしろ J海 197 新瀬戸 しんせと 名鉄 198 新豊田 しんとよた 愛環 199 名鉄名古屋 めいてつなごや 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 200 新日鉄前 しんにってつまえ 名鉄 201 新舞子 しんまいこ 名鉄 202 新守山 しんもりやま J海 203 甚目寺 じもくじ 名鉄 204 定光寺 じょうこうじ J海 205 浄心 じょうしん 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 206 浄水 じょうすい 名鉄 207 神宮西 じんぐうにし 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 208 神宮前 じんぐうまえ 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん・戦国3大武将(SP)・織田信長・熱田神宮 209 神領 じんりょう J海 210 末野原 すえのはら 愛環 211 須ヶ口 すかぐち 名鉄 味噌煮込みうどん 212 砂田橋 すなだばし 名交・ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 213 住吉町 すみよしちょう 名鉄 214 諏訪町 すわちょう 名鉄 215 瀬戸口 せとぐち 愛環 216 瀬戸市 せとし 愛環 217 瀬戸市役所前 せとしやくしょまえ 名鉄 218 浅間町 せんげんちょう 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・戦国3大武将(SP)・織田信長・名古屋城 219 前後 ぜんご 名鉄 220 善師野 ぜんじの 名鉄 外国テーマパーク(犬山) 221 大山寺 たいさんじ 名鉄 222 高岳 たかおか 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 223 高浜港 たかはまみなと 名鉄 224 高畑 たかばた 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 225 高横須賀 たかよこすか 名鉄 226 田県神社前 たがたじんじゃまえ 名鉄 227 武豊 たけとよ J海 228 竹村 たけむら 名鉄 229 巽ケ丘 たつみがおか 名鉄 230 玉野 たまの 名鉄 231 玉ノ井 たまのい 名鉄 232 多屋 たや 名鉄 233 大同町 だいどうちょう 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 234 大門 だいもん 愛環 235 千種 ちくさ J海・名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 236 知多奥田 ちたおくだ 名鉄 237 知多武豊 ちたたけとよ 名鉄 238 知多半田 ちたはんだ 名鉄 239 茶臼山 ちゃうすやま J海 240 中京競馬場前 ちゅうきょうけいばじょうまえ 名鉄 241 知立 ちりゅう 名鉄 味噌煮込みうどん 242 築地口 つきじぐち 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 243 津島 つしま 名鉄 戦国3大武将(SP)・味噌煮込みうどん 244 土橋 つちはし 名鉄 245 鶴里 つるさと 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 246 鶴舞 つるまい J海・名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 247 寺本 てらもと 名鉄 248 伝馬町 でんまちょう 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 249 東栄 とうえい J海 250 東海事 とうかいどおり 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 251 東上 とうじょう J海 252 徳重・名古屋芸大 とくしげなごやげいだい 名鉄 手羽先 253 常滑 とこなめ 名鉄 味噌煮込みうどん 254 戸田 とだ 近鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 255 富岡前 とみおかまえ 名鉄 256 富吉 とみよし 近鉄 257 豊明 とよあけ 名鉄 258 豊川 とよかわ J海 259 豊川稲荷 とよかわいなり 名鉄 260 豊田市 とよたし 名鉄 261 豊田本町 とよだほんまち 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 262 豊橋 とよはし J海・名鉄・豊鉄 味噌煮込みうどん 263 鳥居 とりい J海 264 道徳 どうとく 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 265 中岡崎 なかおかざき 愛環 266 中小田井 なかおたい 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 267 中水野 なかみずの 愛環 268 中村区役所 なかむらくやくしょ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・戦国3大武将(SP) 269 中村公園 なかむらこうえん 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・戦国3大武将(SP) 270 中村日赤 なかむらにっせき 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 271 長浦 ながうら 名鉄 272 長篠城 ながしのじょう J海 273 長山 ながやま J海 274 名古屋 なごや J海・名交・あお ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん・戦国3大武将(SP) 275 山王 さんのう 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 276 名古屋港 なごやこう 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・水族館(名古屋) 277 ナゴヤドーム前矢田 なごやどーむまえやだ 名交・ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 278 成岩 ならわ 名鉄 279 鳴海 なるみ 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 280 名和 なわ 名鉄 281 西一宮 にしいちのみや 名鉄 282 西浦 にしうら 名鉄 283 西尾 にしお 名鉄 284 西岡崎 にしおかざき J海 285 西尾口 にしおぐち 名鉄 286 西小坂井 にしこざかい J海 287 西高蔵 にしたかくら 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 288 西ノ口 にしのくち 名鉄 289 西幡豆 にしはず 名鉄 290 西春 にしはる 名鉄 手羽先 291 西枇杷島 にしびわじま 名鉄 292 日進 にっしん 名鉄 293 野田城 のだじょう J海 294 野並 のなみ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 295 野間 のま 名鉄 296 萩原 はぎわら 名鉄 297 羽黒 はぐろ 名鉄 298 八田 はった J海 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 299 八田 はった 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 300 原 はら 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 301 半田 はんだ J海 302 半田口 はんだぐち 名鉄 303 東浦 ひがしうら J海 304 東大手 ひがしおおて 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・戦国3大武将(SP)・織田信長・名古屋城 305 東岡崎 ひがしおかざき 名鉄 戦国3大武将(SP)・岡崎城 306 東刈谷 ひがしかりや J海 307 東新町 ひがししんまち J海 308 東名古屋港 ひがしなごやこう 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 309 東成岩 ひがしならわ J海 310 東幡豆 ひがしはず 名鉄 311 東枇杷島 ひがしびわじま 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 312 東別院 ひがしべついん 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 313 東山公園 ひがしやまこうえん 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 314 久屋大通 ひさやおおどおり 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん・テレビ塔(栄) 315 一ツ木 ひとつぎ 名鉄 316 日長 ひなが 名鉄 317 日比野 ひびの 名鉄 318 日比野 ひびの 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 319 瓢箪山 ひょうたんやま 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 320 比良 ひら 海事 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 321 平戸橋 ひらとばし 名鉄 322 平針 ひらばり 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 323 枇杷島 びわじま J海・海事 味噌煮込みうどん 324 富貴 ふき 名鉄 味噌煮込みうどん 325 吹上 ふきあげ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 326 福地 ふくち 名鉄 327 伏見 ふしみ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 328 伏屋 ふしや 近鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 329 藤川 ふじかわ 名鉄 330 藤が丘 ふじがおか 名交・リニ ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 331 藤浪 ふじなみ 名鉄 332 富士松 ふじまつ 名鉄 333 扶桑 ふそう 名鉄 334 二川 ふたがわ J海 335 二子 ふたご 名鉄 336 二ツ杁 ふたついり 名鉄 337 渕高 ふちだか 名鉄 338 船町 ふなまち J海 339 平安通 へいあんどおり 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 340 桜井 さくらい 名鉄 外国テーマパーク(安城) 341 碧海古井 へきかいふるい 名鉄 外国テーマパーク(安城) 342 堀内公園 ほりうちこうえん 名鉄 外国テーマパーク(安城) 343 碧南 へきなん 名鉄 344 碧南中央 へきなんちゅうおう 名鉄 345 星ヶ丘 ほしがおか 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 346 布袋 ほてい 名鉄 347 保見 ほみ 愛環 348 堀田 ほりた 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 349 堀田 ほりた 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 350 本郷 ほんごう 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 351 本陣 ほんじん 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・戦国3大武将(SP) 352 本長篠 ほんながしの J海 353 町方 まちかた 名鉄 354 間内 まない 名鉄 355 丸の内 まるのうち 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 356 丸ノ内 まるのうち 名鉄 357 丸渕 まるぶち 名鉄 358 美合 みあい 名鉄 359 三河安城 みかわあんじょう J海 味噌煮込みうどん 360 三河一宮 みかわいちのみや J海 361 三河大塚 みかわおおつか J海 362 三河大野 みかわおおの J海 363 三河鹿島 みかわかしま 名鉄 364 三河上郷 みかわかみごう 愛環 365 三河川合 みかわかわい J海 366 三河塩津 みかわしおつ J海 367 三河高浜 みかわたかはま 名鉄 368 三河知立 みかわちりゅう 名鉄 369 三河東郷 みかわとうごう J海 370 三河鳥羽 みかわとば 名鉄 371 三河豊田 みかわとよた 愛環 372 三河槙原 みかわまきはら J海 373 三河三谷 みかわみや J海 374 三河八橋 みかわやつはし 名鉄 375 水野 みずの 名鉄 376 瑞穂運動場西 みずほうんどうじょうにし 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 377 瑞穂区役所 みずほくやくしょ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 378 港区役所 みなとくやくしょ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 379 南安城 みなみあんじょう 名鉄 380 南加木屋 みなみかぎや 名鉄 381 青山 あおやま 名鉄 382 美浜緑苑 みはまりょくえん 名鉄 383 妙音通 みょうおんどおり 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 384 妙興寺 みょうこうじ 名鉄 385 三好ケ丘 みよしがおか 名鉄 386 六名 むつな 愛環 387 名城公園 めいじょうこうえん 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 388 名電赤坂 めいでんあかさか 名鉄 389 名電長沢 めいでんながさわ 名鉄 390 名電山中 めいでんやまなか 名鉄 391 本笠寺 もとかさでら 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 392 本宿 もとじゅく 名鉄 393 本星崎 もとほしざき 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 394 本山 もとやま 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 395 森上 もりかみ 名鉄 396 森下 もりした 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 397 守山自衛隊前 もりやまじえいたいまえ 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 398 八草 やくさ リニ 399 八事 やごと 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどん 400 矢田 やだ 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 401 弥富 やとみ J海・名鉄 味噌煮込みうどん 402 矢作橋 やはぎばし 名鉄 403 矢場町 やばちょう 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先・戦国3大武将(SP)・織田信長 404 山口 やまぐち 愛環 405 山崎 やまざき 名鉄 406 八幡 やわた 名鉄 407 八幡新田 やわたしんでん 名鉄 408 湯谷温泉 ゆやおんせん J海 409 吉浜 よしはま 名鉄 410 米津 よねづ 名鉄 411 呼続 よびつぎ 名鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 412 六番町 ろくばんちょう 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 413 六輪 ろくわ 名鉄 414 若林 わかばやし 名鉄 415 赤岩口 あわいわぐち 豊鉄 416 芦原 あしはら 豊鉄 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 417 東田 あずまだ 豊鉄 418 東田坂上 あずまださかうえ 豊鉄 419 運動公園前 うんどうこうえんまえ 豊鉄 420 駅前 えきまえ 豊鉄 421 老津 おいつ 豊鉄 422 大清水 おおしみず 豊鉄 423 小池 こいけ 豊鉄 424 新豊橋 しんとよはし 豊鉄 425 杉山 すぎやま 豊鉄 426 豊橋公園前 とよはしこうえんまえ 豊鉄 427 高師 たかし 豊鉄 428 愛知大学前 あいちだいがくまえ 豊鉄 429 豊島 としま 豊鉄 430 東八町 ひがしはっちょう 豊鉄 431 札木 ふだぎ 豊鉄 432 前畑 まえはた 豊鉄 433 三河田原 みかわたはら 豊鉄 434 南栄 みなみさかえ 豊鉄 435 向ヶ丘 むこうがおか 豊鉄 436 柳生橋 やぎゅうばし 豊鉄 437 やぐま台 やぐまだい 豊鉄 438 春田 はるた J海 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 439 守山 もりやま ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 440 守山市民病院 もりやましみんびょういん ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 441 川宮 かわみや ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 442 川村 かわむら ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 443 白沢渓谷 しらさわけいこく ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 444 小幡緑地 おばたりょくち ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 445 竜泉寺口 りゅうせんじぐち ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 446 竜泉寺 りゅうせんじ ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 447 吉根口 きっこぐち ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 448 下島 しもじま ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 449 吉根 きっこ ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 450 上島(西) かみじま(にし) ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 451 志段味西小学校 しだみにししょうがっこう ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 452 荒田 あらた ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 453 天王橋 てんのうばし ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 454 志段味支所北 しだみししょきた ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 455 中志段味 なかしだみ ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 456 藤塚 ふじつか ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 457 寺林 てらばやし ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 458 上志段味 かみしだみ ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 459 新東谷橋南 しんとうごくばしみなみ ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 460 東谷橋 とうごくばし ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 461 平池南 ひらいけみなみ ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 462 太鼓ヶ根 たいこがね ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 463 東尾張病院 ひがしおわりびょういん ゆと 464 長廻間 ながはざま ゆと 465 吉根住宅 きっこじゅうたく ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 466 玉野川学園 たまのがわがくえん ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 467 志段味スポーツランド しだみすぽーつらんど ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 468 志段味サイエンスパーク しだみさいえんすぱーく ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 469 穴ヶ洞 あながほら ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 470 島の口 しまのぐち ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 471 茶屋ヶ坂 ちゃやがさか 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 472 自由ヶ丘 じゆうがおか 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 473 名古屋大学 なごやだいがく 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 474 ささしまライブ ささしまらいぶ あお ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 475 小本 こもと あお ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 476 荒子 あらこ あお ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 477 南荒子 みなみあらこ あお ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 478 中島 なかしま あお ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 479 名古屋競馬場前 なごやけいばじょうまえ あお ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 480 荒子川公園 あらこがわこうえん あお ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 481 稲永 いなえい あお ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 482 野跡 のぜき あお ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 483 金城ふ頭 きんじょうふとう あお ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 484 瑞穂運動場東 みずほうんどうじょうひがし 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 485 総合リハビリセンター そうごうりはびりせんたー 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 486 八事日赤 やごとにっせき 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 487 りんくう常滑 りんくうとこなめ 名鉄 488 中部国際空港 ちゅうぶこくさいくうこう 名鉄 489 愛環梅坪 あいかんうめつぼ 愛環 490 貝津 かいづ 愛環 491 はなみずき通 はなみずきどおり リニ 492 杁ヶ池公園 いりがいけこうえん リニ 493 長久手古戦場 ながくてこせんじょう リニ 494 芸大通 げいだいどおり リニ 495 公園西 こうえんにし リニ 496 愛・地球博記念公園 あいちきゅうはくきねんこうえん リニ 497 陶磁資料館南 とうじしりょうかんみなみ リニ 498 駅前大通 えきまえおおどおり 豊鉄 499 八草 やくさ 愛環 500 野田新町 のだしんまち J海 501 南桜井 みなみさくらい 名鉄 外国テーマパーク(安城) 502 南大高 みなみおおだか J海 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 503 上島(東) かみじま(ひがし) ゆと ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 504 鳴子北 なるこきた 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 505 相生山 あいおいやま 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 506 神沢 かみさわ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 507 徳重 とくしげ 名交 ういろう・どて煮・味噌カツ・手羽先 508 相見 あいみ J海 味噌煮込みうどん 駅番号 駅名 よみがな 事業者 入手可能グッズ 事業者凡例 J海…JR東海 名鉄…名古屋鉄道 近鉄…近畿日本鉄道 名交…名古屋市交通局 愛環…愛知環状鉄道 豊鉄…豊橋鉄道 海事…東海交通事業 リニ…リニモ あお…あおなみ線 ゆと…名古屋ガイドウェイバス デザインは名古屋城のしゃちほこ。
https://w.atwiki.jp/riseiai/pages/170.html
【グモッ】人身事故スレ◆PartX【チュイーーン】 - ↑アクセスカウンタ 記号:△=踏切事故 ▲=触車 ◆=中の人(乗客乗員など)のみ負傷 ?=不確定情報 ※=後に無傷と判明 ☆=人身事故ではない ×=誤りと判明 ◎=正しい情報 開始 561番の第463レス 【京浜急行 現在の運転状況】 24日23 58頃発生の土砂崩れの影響で、現在も金沢八景~逸見(へみ)間で現在も運転見合わせ。現場では、未だ復旧の見通しはたっていない。JR線、東京モノレール線、シーサイドラインなどに振り替え輸送を実施中。京急は25日夜の記者会見で「26日始発から全線で運転を再開する」と発表。が、脱線した車両の復線に時間を喰い見込みが立たなくなったため、昼過ぎに運転再開が延期になり、結局26日中に復旧ならず。今のところ、「27日初電からの運転再開」を目指しているとのこと。27日7時25分、上下線とも運転を再開した。 ※京急ホームページ:http //www.keikyu.co.jp/index.html ※※京急運行情報(公式Twitter):http //twitter.com/keikyu_official 中央快速線 国分寺 9月21日 0時 分頃 話題発生 561番の第463レス 当該列車 特徴 ▲ 上りに遅れ。 阪急京都本線 富田~高槻市 9月21日 6時57分頃 話題発生 561番の第484レス 当該列車 正雀発河原町行き普通6064レ(5306F 乗客約350人) 特徴 △ 線路内を歩いていた男性がはねられ死亡。長岡天神発下り快速6111レは7分遅れで梅田(所定7時29分)着。11時30分までに上下35本が運休または部分運休。166本が最大約45分遅れ、約7万6000人に影響。 大糸線 柏矢町~豊科 9月21日 9時15分頃 話題発生 561番の第495レス 当該列車 信濃大町発松本行き普通3228M 特徴 穂高~豊科間運転見合わせ。10時18分(当初見込み10時15分)運転再開。 横浜線 町田 9月21日 時 分頃 話題発生 561番の第499レス 当該列車 特徴 ☆ 転落のみ。 東急田園都市線 あざみ野~江田 9月21日 15時19分頃 話題発生 561番の第506レス 当該列車 特徴 ☆ 公式情報は線路内人立ち入り。女性があざみ野付近の跨線橋から線路内に飛び降りる。鷺沼~長津田間運転見合わせ。振替輸送を実施。 西武池袋線 椎名町~東長崎 9月21日 17時45分頃 話題発生 561番の第530レス 当該列車 特徴 △ 現場は東長崎駅から椎名町側最初の踏切。城北信金長崎支店付近。池袋~飯能間・西武有楽町線・豊島線運転見合わせ。小手指17時40分発の上り快速は所沢で抑止。新宿線・狭山線・西武秩父線の運転は運転。18時18分運転再開。振替輸送を実施。東急車は所沢17時30分発で、事故発生時は保谷。再開後、練馬まで運転して回送。池袋には入線しなかった。 線 所沢陸橋 9月21日 時 分頃 話題発生 561番の第549レス 当該列車 特徴 ☆ 乗用車が横転。 京成本線 国府台~江戸川 9月21日 22時 分頃 話題発生 561番の第561レス 当該列車 特徴 ☆ 江戸川鉄橋で線路内人立ち入り。22時頃、「子供3人が立ち入った」と千葉県警に110番があった。県警から連絡を受けた同線の駅員が22時半頃、欄干付近にいた中学1年の少年(12)を発見。さらに駅員や警視庁小岩署員が、高さ約17mの鉄骨部分に登ったまま下りられなくなっていた小学6年の少年(12)と小学5年の少年(10)を見つけた。2人は鉄橋の上部を千葉側から東京側に歩いていたといい、東京消防庁のはしご車などで救助された。けがはなかった。3人は遊び仲間で「面白そうだから橋に登った。これまでも何回かやっている」などと話している。この騒ぎで22時頃から江戸川~国府台間で徐行運転。立ち入りが確認された22時32分から上野~成田空港間で運転を見合わせ、23時20分頃再開。大幅にダイヤが乱れた。振替輸送を実施。 東海道本線 醒ヶ井~米原 9月22日 3時26分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 鹿と接触。3時50分運転再開。 京王相模原線 稲城 9月22日 9時29分頃 話題発生 561番の第606レス 当該列車 橋本発本八幡行き急行1806レ(9748F 9030系) 先頭車=9748 新宿から974K=75K運用 特徴 稲城市内の無職女性(49)がはねられ、まもなく死亡。女性が飛び込むのを運転士などが目撃しており、自殺の可能性が高い。相模原線全線運転見合わせ。当該は10時11分、後続も10時14分(見込み10時30分)運転再開。振替輸送をを実施。当該は初グモ。 東急田園都市線 三軒茶屋 9月22日 23時00分前 話題発生 561番の第640レス 当該列車 特徴 ▲ 東京メトロ日比谷線 北千住~南千住 9月23日 5時30分(レスキューナウでは5時24分)頃 話題発生 561番の第644レス 当該列車 竹ノ塚発中目黒行き普通A501T 特徴 現場は北千住駅から約300mの高架区間。付近に跨線橋はない。全線運転見合わせ。上野以南は先に再開。以北も7時19分(見込み7時00分→7時15分)運転再開。振替輸送を実施。 京王井の頭線 西永福 9月23日 6時28分頃 話題発生 561番の第658レス 当該列車 1027F!? 特徴 永福町~富士見ヶ丘間運転見合わせ。7時46分(当初見込み7時30分)運転再開。 名鉄豊川線 稲荷口~豊川稲荷 9月23日 7時54分頃 話題発生 561番の第680レス 当該列車 国府発豊川稲荷行き普通774レ 特徴 国府~豊川稲荷間運転見合わせ。 東北新幹線 新花巻~北上 9月23日 18時 分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 車両点検。 小田急小田原線 経堂 9月23日 19時54分頃 話題発生 561番の第714レス 当該列車 特徴 ☆ お客様トラブル。酔っぱらった男が大学生くらいの女性の胸をもむ? JR神戸線 大阪 9月23日 20時07分頃 話題発生 561番の第717レス 当該列車 姫路発野洲行き快速824T(V54 223系8両編成 乗客約500人) 特徴 現場は8番線、陸橋下付近。男性が線路に飛び込み、進入してきた電車にはねられ死亡。男性は所持品などから大阪市西淀川区の66歳とみられる。先頭車両床下に巻き込まれた模様。一時付近の列車の運転を見合わせたが、別線対応で20時14分運転再開。運休や最大25分程度の遅れが発生。8番線は封鎖。8番線発着の快速、新快速は全て10番線に変更。防護無線発報で環状線にも影響。西明石始発(大阪20時05分着20時10分発)京都行き普通224Bは、7番線から約20分遅れで発車。上下7本が部分運休、34本が最大約1時間20分遅れ、約1万5000人に影響。 秋田新幹線 田沢湖~角館(田沢湖線 刺巻~神代) 9月24日 10時05分頃 話題発生 561番の第763レス 当該列車 こまち13号 特徴 田沢湖~大曲間運転見合わせ。10時58分運転再開。 身延線 西富士宮 9月24日 15時03分頃 話題発生 561番の第773レス 当該列車 特徴 20代の無職男性が飛び込み自殺。 総武線 9月24日 16時 分頃 話題発生 561番の第775レス 当該列車 特徴 ☆ ドア故障。当該は両国で乗客を降ろし、回送。 五能線 陸奥鶴田~五所川原 9月24日 18時39分頃 話題発生 561番の第781レス 当該列車 特徴 第一報は発生場所の記載なし(五能線は、18時39分頃 人身事故)。川部~鰺ケ沢間運転見合わせ。20時44分運転再開。 山手線 上野~鶯谷 9月24日 19時 分頃 話題発生 561番の第787レス 当該列車 特徴 ☆ 上野~鶯谷間という報告もあったが、公式情報は上野駅構内での線路内人立ち入り。上野駅員が確保に向かう。京浜東北、常磐、高崎、宇都宮の各線も抑止。19時54分運転再開。 東武日光線 明神 9月24日 19時37分頃 話題発生 なし 当該列車 新栃木発東武日光行き普通923レ 特徴 ☆ 車両点検。新栃木~下今市間、下り線のみ運転見合わせ。20時51分運転再開。 東急田園都市線 用賀 9月24日 20時 分頃 話題発生 561番の第796レス 当該列車 特徴 ☆ 転落のみ。 京急本線 追浜~京急田浦 9月25日 0時00分頃(正確には24日23時58分) 話題発生 561番の第808レス 当該列車 京成高砂発三浦海岸行き特急2268H(1701F 8両編成 乗客約700人) 69H運行 押上まで普通2200H 三浦海岸行き最終 特徴 ☆ ツイッターなどでは快特としているものもあったが、特急。トンネルの入り口付近で土砂崩れに突っ込む。うち3両が脱線。5~6人がけが(続報では5人が重傷、運転士男性(24)を含む6人が軽傷→骨折などの重傷7人、軽傷21人計28人)。乗客らは京急田浦駅まで歩いて移動。金沢八景~堀ノ内間運転見合わせ。後続列車は最寄駅で抑止。振替輸送を実施。須賀市付近では24日23時までの1時間に約100mmの雨(神奈川県設置の雨量計では88mm)が降っており、気象庁は土砂災害警戒情報を出していた。付近の制限速度は80km/h。事故当時は75km/hで走行していた。現場近くでは1997年4月にも京急の電車が線路上に崩れた土砂に突っ込み脱線、19人がけがをする事故があった。25日は始発から運転見合わせ。車両の移動(後ろのほうはトンネル内に停車)に手間取る。26日も運転再開ならず。27日7時25分(当分かかる→26日始発から→26日中には→27日始発)運転再開。 名鉄津島線 甚目寺~七宝 9月25日 7時31分頃 話題発生 561番の第856レス 当該列車 中部国際空港発佐屋行き普通745F(4両編成 乗客約250人) 中部国際空港~太田川間、神宮前~須ヶ口間は急行 特徴 △ 七宝駅近くの踏切で愛知県あま市の県立高校2年の男子生徒(17)がはねられた。病院に搬送されたが、2時間後に外傷性ショックで死亡。男子生徒は遮断棒をくぐって踏切を渡ろうとしていた。通学途中だったとみられ、南側の自転車置き場に自転車を置き、踏切に向かうのが目撃されている。七宝駅の改札口は線路を挟んで北側にしかない。上下2本が運休、14本が最大18分遅れ、約9000人に影響。 線 新今宮 9月25日 8時 分頃 話題発生 561番の第857レス 当該列車 特徴 ☆ 未遂。防護発報。 八高線 寄居~用土 9月25日 11時10分頃 話題発生 561番の第863レス 当該列車 特徴 △ 軽トラックと衝突。寄居~児玉間運転見合わせ。 函館本線 国縫~長万部 9月25日 17時30分頃 話題発生 561番の第876レス 当該列車 特急スーパー北斗15号(8両編成) 特徴 ☆ 竜巻とみられる突風で倒れた木と接触。けが人はなかった。倒木は複数あり、除去作業などのため、長万部~森間運転見合わせ。近くの国道では突風でトラック3台が横転。こちらもけが人はない。 大糸線 北小谷~平岩 9月25日 19時05分頃 話題発生 561番の第773レス 当該列車 糸魚川発平岩行き普通436D 特徴 ☆ 小動物と衝撃。糸魚川~南小谷間の1往復(438D、439D)が運休。 身延線 小井川~常永 9月25日 19時56分頃 話題発生 561番の第881レス 当該列車 ×甲府発鰍沢口行き普通3744G(313系) 遅れ ◎下り特急ワイドビューふじかわ 特徴 公式情報は「人が列車に触車」。21時21分運転再開。ワイドビューふじかわ11号、13号などに遅れ。 埼京線 板橋~十条 9月25日 20時21分頃 話題発生 561番の第885レス 当該列車 特徴 △ 現場は王子街道踏切。21時41分(当初見込み21時40分)運転再開。追記:推定20~40歳の男性がはねられ死亡。身長153cm(hydeは156cm)と成人男性としてはかなり低い、左肩に日付と男性名の入れ墨があるなどの特徴。身元は判明せず、10月17日付官報に東京都板橋区長が行旅死亡人として公告。 呉線 川原石~吉浦 9月26日 15時52分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 不発弾らしきものを発見。坂~呉間運転見合わせ。16時59分運転再開。 名鉄竹鼻線 南宿~柳津 9月26日 18時51分頃 話題発生 561番の第941レス 当該列車 笠松発新羽島行き普通 特徴 笠松~新羽島間運転見合わせ。20時40分運転再開。 身延線 波高島~下部温泉 9月26日 時 分頃 話題発生 561番の第947レス 当該列車 下り 特徴 ☆ 野生動物(猪)と衝撃。 大阪市営御堂筋線 三国東 9月26日 20時30分頃 話題発生 561番の第960レス 562番の第25レス 当該列車 なかもず発千里中央行き 特徴 ホームを歩いていた男性が電車の7~8両目に接触した後、線路に転落。男性は胸などを強く打ち、搬送先の病院で死亡。淀川署は所持していた免許証から高松市の男性(60)とみて身元確認を急いでいる。男性はこの電車の1両目に乗っていて、東三国駅で降車。出口に向かって歩いている際、発車した電車に接触したとみられる。当該が現場に9分間停車するなどし、約3200人に影響。 南海高野線 堺東 9月26日 21時36分頃 話題発生 561番の第956レス 562番の第11レス 当該列車 難波発橋本行き急行2765レ? 特徴 接触程度?大幅な遅れはなかったようで、南海の公式情報はなし。 内房線 姉ケ崎~長浦 9月26日 22時21分頃 話題発生 561番の第963レス 562番の第17レス 当該列車 東京発君津行き特急3015M さざなみ15号(255系) 特徴 △ 現場は姉ヶ崎駅から1kmほど離れた踏切。千葉~君津間運転見合わせ。(当初見込み23時40分) 北陸本線 小松~粟津 9月27日 10時04分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 架線にビニールが付着。 熊本市電線 段山本町(だにやままち)電停付近 9月27日 12時20分頃 話題発生 562番の第45レス 当該列車 上熊本駅前発健軍町行きB系統105レ(9703AB) 超低床車 「政令指定都市くまもと誕生!!」ラッピング 特徴 ニュースでは「上熊本方面から新町方面へ向かう電車」。近くに住む男性(81)がはねられ、病院に運ばれたが意識不明の重体。約1時間半後に死亡。市電に設置されていたドライブレコーダーに男性が軌道敷内に小走りで進入。市電が警笛を鳴らし続けたにもかかわらず、逃げるようなそぶりもなく電車に向かって滑り込むような不自然な動きが記録されていた。警察は自殺と事故の両面で今後詳しく調べる。熊本市電は上熊本駅前~段山町間で約1時間半運転を見合わせ、前後の区間で折り返し運転。上下10本が運休するなど、約500人に影響。 久留里線 祇園 9月27日 12時 分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 駅内安全確認。 東武伊勢崎線 茂林寺前~館林 9月27日 17時43分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 線路点検。羽生~館林間運転見合わせ。18時34分運転再開。振替輸送を実施。 岩徳線 周防久保 9月27日 18時32分頃 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 線路の安全確認。 東武スカイツリーライン 西新井 9月27日 21時45分頃 話題発生 562番の第83レス 当該列車 特徴 ☆ 線路内人立ち入り。 大和路線 八尾~志紀 9月28日 5時48分頃 話題発生 562番の第87レス 当該列車 JR難波発奈良行き普通(乗客約50人) 特徴 △ 大阪府八尾市の62歳とみられる男性が電車と接触。搬送先の病院で死亡を確認。運転士と先頭車両にいた乗客が「男性が踏切の中でしゃがみこんでいた」と話しており、自殺の可能性がある。近鉄・大阪市営地下鉄に振替輸送を実施。関西線とおおさか東線で上下計27本が運休や部分運休したほか、12本が最大約1時間遅れ、約1万人に影響。 横浜線 淵野辺 9月28日 11時 分頃 話題発生 562番の第96レス 当該列車 八王子行き快速1125K 特徴 ▲ 公式情報は「車両に人接触」。11時57分運転再開。 東海道本線 大船~藤沢 9月28日 14時40分頃 話題発生 562番の第101レス 当該列車 東京発平塚行き普通835M 特徴 △ 現場は鎌倉道踏切。女性(74)が踏切内のレールにつまずき転倒。うずくまっていたところへ電車が通過しかけ、倒れていた女性の上で停車。女性は額にすり傷を負う軽傷。女性は自力ではい出した。下り特快は大船で抑止。北行特快は武蔵小杉定時。上下4本が運休し、約8000人に影響。 東武東上本線 和光市 9月28日 15時24分頃 話題発生 562番の第115レス 当該列車 特徴 ☆ 公式情報は当初人身事故だったが、ホーム下転落に格下げ。池袋~小川町間で一時運転を見合わせたが、15時35分再開。振替輸送を実施。 京葉線 9月28日 19時45分頃 話題発生 562番の第131レス 当該列車 特徴 ☆ 「葛西臨海公園でしばらく電車とまって、舞浜で降りたらサイレンすごいんだけど…」。線路内人立ち入り。葛西臨海公園駅の手前で武蔵野線と特急さざなみ11号が抑止。運転見合わせは5分程度? 琵琶湖線 9月28日 時 分頃 話題発生 562番の第148レス 当該列車 特徴 ☆ 線路内人立ち入り。 JR京都線 摂津富田~茨木 9月28日 20時20分頃 話題発生 562番の第132レス 当該列車 米原発網干行き快速831T(223系12両 前からJ12+J13 乗客約400人)遅れ 特徴 △ 現場は富田村(とんだむら)踏切(警報機、遮断機付き 歩行者自転車専用)。線路内にいた女性がはねられ死亡。女性は電車が踏切を通過する直前に踏切内に入ってきたという。当該は所定では下り内側線走行だが、遅れのため高槻~大阪間下り外側線に運転線路を変更していた。京都~吹田間運転見合わせ。高槻発新三田行き普通1231Cは摂津富田で抑止。1222Cは831Tの防護無線を受け、踏切手前で抑止。21時23分運転再開。 近鉄奈良線 富雄~学園前 9月28日 21時05分頃 話題発生 562番の第141レス 当該列車 大阪難波発大和西大寺行き準急2053レ 特徴 △ 京浜東北線 田端 9月28日 21時55分頃 話題発生 562番の第156レス 当該列車 特徴 ▲ 運行情報スレ。「人接触で発車五メートルで緊急停止」。 東急田園都市線 溝の口~あざみ野間の各駅 9月28日 ~23時25分頃 話題発生 562番の第869レス 当該列車 清澄白河発長津田行き普通014-221レ 渋谷までB2214K 特徴 ☆ 10月4日発覚。7駅連続で同じドアが閉まらず、発車が遅れるトラブル。最高検の公判部長(58)がドアに持っていたカバンを挟んだのが原因。駅員があざみ野駅で事情を聞き、神奈川県警青葉署に引き渡した。公判部長は帰宅中で、酒に酔っていた。警察から厳重注意を受けた。下り線の数本が最大約15分遅れた。10月16日、法務・検察当局は公判部長を厳重注意の上、最高検総務部付検事に更迭した。 京浜東北線 蒲田 9月29日 8時20分頃 話題発生 562番の第185レス 当該列車 特徴 ☆ 南行きホームでお客様転落。 気仙沼線 和渕~のの岳 9月29日 時 分頃 話題発生 562番の第197レス 当該列車 特徴 △ 前谷地~柳津間運転見合わせ。14時04分運転再開。 高徳線 佐古~吉成 9月29日 14時30分頃 話題発生 562番の第252レス 当該列車 徳島発高松行き特急3018D うずしお18号(2両編成) 特徴 ☆ 走行中に車両の部品が外れ、窓ガラスを破って車内に飛び込む。割れた窓ガラスで耳を切るなどして乗客3人が軽傷。JR四国によると、先頭車両の車輪外側に取り付けられた、速度を運転席に伝える速度発電機の一部(長さ約15cm、重さ約12kg)が外れ、左側の窓から飛び込んだという。県警徳島北署が、外れた原因などを調べている。 京浜東北線 南浦和 9月29日 16時20分頃 話題発生 562番の第204レス 当該列車 南浦和発磯子行き普通1615C(ウラ163) 特徴 ☆ 5号車でトラブル発生、係員呼び出し警笛。急病人(30歳ぐらいの男性)が倒れていた。 大和路線 平野~加美 9月29日 20時40分頃 話題発生 562番の第225レス 当該列車 特徴 奈良~JR難波間運転見合わせ。21時26分運転再開。運休や60~10分の遅れが発生。20時55分から振替輸送を実施。 鹿児島本線 黒崎 9月29日 21時22分頃 話題発生 562番の第232レス 当該列車 大分発博多行き特急3058M ソニック58号 白いソニック 特徴 近鉄大阪線 久宝寺口 9月29日 22時20分頃 話題発生 562番の第241レス 当該列車 青山町発大阪上本町行き快速急行5122レ? 特徴 京浜東北線 秋葉原 9月30日 0時42分頃 話題発生 562番の第261レス 当該列車 北行2304A(ウラ153) 大宮行き最終 約16分遅れ 品川で山手接続のため15分程度停車 特徴 現場は4号車の乗車目標付近か。先頭が6号車の乗車目標で停車。1時18分、負傷者を8号車下からホームに救出。大宮~蒲田間運転見合わせ。山手線も抑止。(見込み1時40分)常磐線我孫子行き最終に接続確保。当該は車両異常発生のため上野で運転見合わせ。 東武東上本線 志木 9月30日 時 分頃 話題発生 562番の第319レス 当該列車 特徴 池袋~小川町間運転見合わせ。7時15分頃運転再開。 常磐線 柏 9月30日 時 分頃 話題発生 562番の第353レス 当該列車 水戸発上野行き上り普通1434M 特徴 ▲ 一番上野寄りの階段付近で男性が電車に接触。17時50分頃運転再開。 線 9月30日 時 分頃 話題発生 562番の第356レス 当該列車 特徴 ☆ 「東海道線止まった」。といっても、台風がらみ。当日は17号接近で朝から徐行、間引き運転など少なからず影響が出ていた。 中央本線 高尾~相模湖 9月30日 時 分頃 話題発生 562番の第369レス 当該列車 高尾発甲府行き下り普通555M(115系長野色) 特徴 ☆ パンタグラフに木が当たる。当該は自力運転不能。 五日市線 武蔵増戸付近? 9月30日 23時00分頃 話題発生 562番の第378レス 当該列車 特徴 ☆ 飛来物と接触。踏切で停車。 東急東横線 綱島付近 9月30日 23時20分頃 話題発生 562番の第381レス 当該列車 特徴 ☆ 安全確認。飛来物か落下物だった模様。 終了 562番の第387レス