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2020年10月20日 出題者:マスクドMAX タイトル:「余計な手間」 【問題】 タカフミはコシノに連絡しようと思ってメールアプリを開いたが、 電話の番号を見付けたため、メールを送るはめになった。 いったいどういうことだろう? 【解説】 + ... 亀田工業の技術者タカフミ、海山産業の作業員コシノに電話をかける用事が出来た。 しかし、海山産業に電話をかけると、下請けを見下すおばちゃんに電話が繋がってしまう。 それを嫌がり、メールに作業場の電話に直接繋がる番号などが無いかとアプリを開いた。 「えっと…製造部コシノ、番号◯72…ん?これ内線の番号か?あの人社内用のテンプレで送ってるのか」 コシノに呆れつつ、自分の電話にかけて欲しいと番号をメールで送るタカフミだった。 《実話》 配信日に戻る 前の問題 次の問題
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神戸、中央区、元町。駅前 今日からドキドキニーハオハンユー講座 大人、中高生、おばちゃんに「こんにちは」だめだめ ここでは貴方もニーハオ まじでテキスト三ページここはとにかく羞恥心にかつぞ一万三千円月謝は安くない歯
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昔、男のウィッチが存在するという話を聞いたことがある。 怪異と戦える分の魔力を持つ彼等は男の理想であり、俺の憧れでもあった。 だが育つに連れ、出来ることと出来ないことの区別は自然と付いてくる。ましてや戦時中だ。 「身体能力」という点において劣っていた俺は、代わりに「器用さ」という点で設営隊員としての適正を受け入隊した。 その時は自分が出来ることを最大限に引き出すために、他の人が出来ないことをするためにと意気込んでいた。 しかし、今になって思う。 『本当にこれでよかったのだろうか?』 【夕方、ワイト島分遣隊基地、宿舎付近にて】 俺「うぐっ…なにすんだよ」ズザッ… 隊長「出撃しようとするウィッチを止めるなど、軍律違反にも程がある。何故止めた?」 俺「……」 隊長「何か言ったらどうだ」 俺「……設営隊に入るなんて間違ってた」 隊長「!!」 俺「陸戦兵士やパイロットを目指すべきだった…命を掛けてでも戦うべきだった…」 隊長「お前…」 俺「なんで俺達の代わりにあの子達が戦ってるんだ!設営隊なんて…戦わないでただ作業してるだけじゃないか!」 隊長「……」 俺「俺も戦いたい…ネウロイを倒したい。それこそが本当の男の役目なんだ…」 二人の間に沈黙が降りる。 隊長「…分かった、お前の除隊を認める」 俺「えっ…」 隊長「他の隊への転属を希望するのだな?今回の任務も一応だが終了している、上へ申告しておいてやろう」 俺「……」 隊長「戦うためだと?陸戦隊でも飛行隊でも何処にでも好きに行くがいい、ゴミ野郎」 俺「…」 隊長は振り返り、舎内へ向かって歩き始める。 俺「くそっ…」グッ 俺の握った拳には、今まで金槌を振るってきた為に生じたマメの感触が生々しく感じられた。 【基地付近上空にて】 ヴォォォォン! 角丸「補足!3時の方向、大型1!小型2!」 ウィルマ「大型といっても『超』が付くぐらい…」 アメリー「わぁあ…あんなに大きいの初めてみます…」 ウィルマ「この基地が手薄だから奇襲に力を入れてきたってわけね」 大型ネウロイ「――!」ゴォォォ! 小型ネウロイ「!――」ヒュゥゥン! ラウラ「…二手に分かれた」 角丸「厄介なことになったわ…」 ヴォォォォン! フラン「はぁはぁ…間に合った…」 角丸「フラン遅いわよ!」 フラン「あっ…ごめん…」 フラン(もうっ…あいつのせいで…) 角丸「これで全員揃った?大型は私とウィルマとラウラの三人で叩くわよ!」 ウィルマ「了解!」 ラウラ「了解」 角丸「アメリー、フラン、小型をお願いできるかしら?」 アメリー「やっやってみますっ!」 フラン「えっ?う…うん…」 角丸「いくわよ!全機、攻撃開始!!」 ヴォォォン!! 大型ネウロイ「――!」バシュウゥゥゥ! 攻撃を受けたネウロイも反撃に出る。 対地攻撃をも備える夜間戦闘機型の大型ネウロイは、ウィッチへの反抗と同時に地上への爆撃も開始させた。 ヒュゥゥゥ…―― ドオォォォォオン!! ラウラ「なっ…!」 ウィルマ「爆撃!?…このままだと基地が!」 角丸「くっ…二人とも、誘導して基地から離すわよ!」 地上から上がった火の手が、小型を追っているアメリーとフランの目にも映る。 アメリー「ひゃぁ!?そんな…基地の近くが…」 フラン「なんの冗談よ…これ…」 小型ネウロイも二人に対して反撃してくる。 小型ネウロイ「――!!」バシュゥゥ フラン「きゃあぁ!!」バシィィィィィッ! アメリー「フランさんっ!?」 フランは間一髪でシールドを張れた。これ以上、地上の様子を気にしている場合ではない。 今はこの小型ネウロイを倒すことに集中しなければ、こっちが撃墜されてしまう。 フラン「(こわい…)やっ…やってくれたわね、このぉー!!」ダダダダダ!! アメリー「フランさん!はぁぁ…よかったぁ」 フラン「ボーっとしてないで、あんたも攻撃しなさいよ!」 アメリー「はっはいっ!」タタタタタ! フラン「(こわい…けどやんなきゃ…)ネウロイなんかに…まっ負けるもんかぁー!!」ダダダダダ!! 【基地周辺にて】 『ザザッ…全隊員に告ぐ!外に残っている者は至急、基地内部に退避せよ!!』 「くそっ!ネウロイの野郎、爆撃してきやがった!」 「いいから逃げるぞ、此処にいたらやられちまう!!」 俺「……」 外にいる他の兵士が基地の舎内に逃げて行く中、俺は一人だけ空を見つめていた。 俺(ちくしょう…戦いたい…でも俺には何も出来ない) 俺「それに…」 俺(怖い…怖くて仕方がないんだ…くそ…) 「何突っ立ってんだお前!早くこっちに来い!」ガッ! 俺「…あっ」グイッ 俺は兵士に腕を引っ張られ、舎内の方向へと連れて行かれる。 何も出来ない悔しさが、唇を噛み締めることを止めさせようとはしなかった。 【ハンガーにて】 「よし、此処まで来りゃあ一先ずは安心だ…」 俺「……」 「おいお前…って見慣れない顔だな。とにかく先に待機室に行ってるからな」 俺「はい…」 俺をハンガーに連れてきた兵士は待機室に向かった。 しかし俺は滑走路の方向へ振り返り、もう一度空を見つめる。 ダダダダダ… キュンキュン… ドォォォォン… 外から聞こえる爆撃や銃弾の音、そして目に映るウィッチ達が飛行する軌道。 俺「…なんでだ」 震えている自分の手足、何も出来ない悔しさ。 このまま、俺は立っていることしか出来ないんだ。 俺「くそっ…なんで俺は…なんで…設営隊なんて…」 そうだ、やっぱり設営隊など入るべきではな ――カンカンッ 俺「…?」 カチャカチャ―― 俺(何の音だ?) 突然、背後から機械的な音が聞こえてくる。 気になって振り返ると、 整備兵「よっしゃあ!中尉達が帰ってくるまでに整備の準備だ!今日は面倒くさい日になっちまったけど、整備は丹念にな!そんでいつも以上に綺麗に磨けよお前らぁ!」 「「「おう!!」」」 そこには今日の任務を終えたはずの整備兵が全員ハンガーに集まっていた。 「ストライカーを鏡にするまで磨いてやろうじゃねぇか!」 「ははは、言ってくれるな!だったら俺の整備で性能を十倍にさせてやる!」 ガハハハハハハ!! ガヤガヤ 俺「なんで皆、笑顔なんだよ…女の子達が戦ってんだぞ…?」 俺には信じられない光景だった。 彼女達が命がけで戦っているというのに、何故この人たちはこんなにも明るいんだ。 俺「どうして…」 【基地付近上空にて】 ラウラ「大型の動きが鈍ってきた…あと少し…!」ダダダダダッ!! 大型ネウロイ「――!?」ピキッピキッ ラウラ「よし…」 大型ネウロイ「――」シュゥゥゥゥン! ラウラ「なっ再生した!?」 ウィルマ「そうはさせないわよっ!」ヴォォォォン! ダダダダ! 大型ネウロイ「――!!」ピキピキッ パキンッ 角丸「流石ウィルマね…でも、私も負けていられないわ!」ヴォォォォン! ラウラ「あっ…!」 ウィルマ「隊長さん、近過ぎる!」 角丸「大丈夫よ、あいつが再生しようとするなら…」 シャッ 角丸「金剛力で!」 ビシュッ!! 大型ネウロイ「!?」カッ 角丸が投げた小刀がネウロイの胴体部分に突き刺さる。 角丸「はぁぁぁ!!」ヴオォォォォオン! ガッ… ドォォン!!! そしてネウロイの胴体から下の部分が派手に吹き飛んだ。 ウィルマ「ひゃぁーすごいわね!」 直ぐにネウロイは再生しようとする。だがしかし、 大型ネウロイ「!――!?」シュゥゥゥン… ラウラ「…再生が止まった」 角丸「魔力を通した小刀を突き刺してきたからよ。そう簡単に元に戻らせやしないわ」 ウィルマ「さっすが隊長さん!やるぅ~!」 角丸「ふふっ…たまには隊長らしいところ見せなくちゃね」 フラン「そりゃぁーっ!!」ダダダダ! 小型ネウロイ「――」キュン キュン フラン「もうっ、まどろっこしいわね…」 アメリー「(当たらないなら…当たるところまで近づいて!)えいっ!」ダンッ! 小型ネウロイ「――!」パキン! アメリー「やった、当たりましたぁ!」 フラン「や…やるわねあんた、でもまだかすっただけよ!」 小型ネウロイ「!――」ヒュン! アメリー「ひゃぁ!」 しかし機転を利かしたネウロイは崩れた体勢を逆に生かして旋回し、アメリーの後ろに回り込んだ。 フラン「くっ…!(…この距離からだと一発でおとせない…)」 『大丈夫よ。少しずつでも、当てることが力になるから』 フラン「…そうよ、一発でも当てやる」 アメリー「助けてくださいぃ!」 フラン「あんた、ぜったいに動くんじゃないわよぉ!!」ダダダッ! 小型ネウロイ「――!?」カキィン! ネウロイはビームを放とうとしたが、フランの弾で再び体勢を崩した。 アメリー「ふぇっ?」 フラン「今よっ!はやく撃つのっ!」 アメリー「はっはいぃ!!」タタタタタタ!! 小型ネウロイ「!!!――」 パキィィィイィィン… アメリー「な…なんとかなりましたぁ…」 フラン「休んでる暇はないわよ、小型はまだ一匹残ってるんだからっ!」 【ハンガーにて】 「おい!アメリー軍曹が小型を落としたぞ!」 一人の整備兵が上げる声に連れ、周りにも歓声が広がった。 俺「…」 俺はその様子を隅から見つめ続けている。 整備用具を片手に喜んでいる兵士達の姿、俺とは一体何が違うのだろう。 食堂のおばちゃん「あんた、こんなところに座って何やってんだい?」 俺「おばちゃん?…なんで此処に」 食堂のおばちゃん「騒ぎ立ててるバカ共のために食事を持ってきたのさ。あいつらが食事する前にネウロイが来たからねぇ」 俺「…そうですか」 食堂のおばちゃん「なんかあったのかい?」 俺「別に……俺は自分が情けないだけです。男なのに戦わず、設営隊に入って…彼女達を戦わせてしまっている。もし、俺が戦えるのなら…」 食堂のおばちゃん「やっぱりねぇ」 俺「?」 食堂のおばちゃん「隊長さんから聞いたよ。話を聞いた通り、あんたは出来ることを放置して出来ないことに熱を上げるバカだ。若気の至りってヤツ?」 俺「隊長め……それになんだよおばちゃんまで」 食堂のおばちゃん「あの子達を死なせたくないと思うのなら、出来ないことを諦めな」 俺「…えっ」 食堂おばちゃん「その代わり出来ることを全力でやれ。あいつらのようにな」 俺「……」 食堂のおばちゃん「一度やるって決めたんだ、出来ることから逃げるな、死ぬまでやり遂げろ」 俺「……」 食堂のおばちゃん「それがあんたの戦いだ」 俺「…俺の…戦い?」 食堂のおばちゃん「あぁ……あっははは!一度怒られたからって何なのさ、そんなんで凹んでんじゃないよ、男だろ?ちんちん付いてんだろ?」ギュゥ 俺「ぎゃぁああああああああ!!嬉しくねぇえええ」ジタバタ 何年も食堂を任されている彼女の話を聞いて、俺は何となく分かったような気がする。 どうして整備兵達があんなにも明るいのか、あんなにも安心した素振りでウィッチ達の帰りを待っているのか。 それはきっと、彼女達のためだ。安心した皆の顔をみて喜んで欲しいためだ。 そして、自分自身がネウロイと戦えないことを分かっているから。 どんな時でも人類と彼女達に出来る最大限のことをするために、 彼らはあんなにも馬鹿で、全力なんだろう。 俺(帰ってくる彼女達を皆が笑顔で出迎えようとしている…待機室に居ても良いはずなのに…) 食堂のおばちゃん「なぁ俺、さっき遅れて走ってたフランちゃんが言ってたよ『これじゃお風呂に入った意味がない』ってね」 俺「へぇ……そう…ですか…」 食堂のおばちゃん「さぁ、どうする?設営隊員」 俺「……俺、風呂もう一回入れてきます!!」ダッ!! いっそのことだ。 俺も、今日はそんな馬鹿になってみようと思う。 【基地付近上空にて】 ウィルマ「当た…れっ…!」ガガガガガ!! 大型ネウロイ「――!!」パキィン!! キィィィン 角丸「やっとコアが見えたわね!」 ラウラ「これで…終わりだ」 ダダダダダダ!! パキ! ピキィ! 大型ネウロイ「!!!」 パキィィィィイィィン… 角丸「はぁ…はぁ…やったわね…!」 ウィルマ「よし、後はアメリーとフランの方を」 小型ネウロイ「…!!――」キュウゥゥゥン!! フラン「なっ何?いきなり速くなった!?」 キィィィィィン!! アメリー「あう…だめです、ぜんぜん追いつけません!」 角丸『ザザッ…アメリーどうしたの!?』 アメリー「それが…大型が倒された後、小型がすごい速くなって…」 ウィルマ『まずいわ!あの小型、基地の方向に向かってる…ザザッ…!』 フラン「なっなんでよっ!?」 角丸『倒した大型と連動していた高機動型かもしれないわ!とにかく追うのよ!』 フラン「ああもぅっ!!」ヴォォォォォン!! アメリー「了解です!」ヴォォォォォン!! 小型ネウロイ「――」キィィィィン!! フラン「どうしてこんなに速いのよっ…まさか基地に特攻するつもり!?」 アメリー「くぅぅ…!」 小型ネウロイ「――!」キイィィィィイン!! フラン「(また速くなった!?)くっ…待てぇーこのぉー!!」ヴオォォォォオン!! アメリー「フランさん!?それ以上は魔法力の限界が…」 フランは更にストライカーに魔力を込め、加速するネウロイを全力で追う。 フラン「あたしだって、イェーガー中尉とおんなじストライカー使ってるんだからぁ!」 しかし距離は縮まらない。前方には基地の建物が見えてきた。 このままでは確実にネウロイが衝突してしまう。 小型ネウロイ「――!」キイィィィィイン!!! 角丸『ザザッ…基地に…いる…全……員…は…郊外…ザザッ…避難…』 フラン「だめ…追いつけない…このままじゃ基地に…っ」 フラン(…!?) フラン「えっ?」 衝突まで残り僅か、フランは何かに気が付いた。 小型ネウロイの前方に映る基地からは何故か湯気が立ち昇っており、 しかもその湯気の元の風呂場にはポツンと一人、誰かが立っている。 俺だ。 フラン「なななななにやってんのよあんたぁー!?」 小型ネウロイ「――」キイィィィィイン!!! フラン「あいつにぶつかるっ!?そんなのだめぇ!!(一発…一発でも当てる!)」 ダンッ! 小型ネウロイ「――!!?」カキィン! 衝突間際、機尾に弾が当たったネウロイはバランスを崩して上に跳ね上がった。 ブォォォォォ!! 俺「うおおおおおおっ!?」 すぐ上をかすめたネウロイによって押し寄せた風圧が風呂場を襲う。 俺はドラム缶を押さえつけ必死に耐えた。せっかくフラン達のために湯を張って準備したものだから倒すわけにはいかない。 ネウロイは急上昇して対空砲火を掻い潜り、基地に再度特攻するため体勢を整え始める。 フラン「はぁ…はぁ…ちょっとぉー!!」ヴォォォォン 俺「んっ?」 フラン「なんであんたがここにいんの!?さっさと避難しなさいよひなんをっ!」 俺「フランシー少尉っ!?」 俺が夜空を見上げるとそこにはフランがいた。 しかしそのまた上にはネウロイもいる。体勢を整え直し、今度は基地に向かって一直線に垂直落下してきた。 フラン「(うそ…また特攻する気なの!?)このぉ…う…うおりゃぁあああーっ!!」 小型ネウロイ「――」ゴォォォォォッ フラン「(こわい…もし倒せなかったら、あたしも…みんなも…)とっ…とりゃぁああー!」ヴオォォォォオン!! 彼女の目には涙が溜まっている。手も震えている。 それでもフランは上昇し、落下するネウロイと一騎打ちを試みた。 しかし根は少女だ、今すぐにでも逃げ出したいほど恐怖を感じている。 俺(そうだ…少尉だって本当は怖くて仕方が無いんだ…だけどそれでも戦っている) 小型ネウロイ「――」ゴオォォォォオッ!!! フラン「はぁ…はぁ…なによ…うぅ…うぅっ(こわいっ…)」 俺(なら…今、俺に出来ることは!!) 俺「っ…少尉殿ー!先程は本当に申し訳ありませんでしたぁー!!!」 フラン「ふ、ふぇえ?」 俺「少尉殿なら絶対に勝てますからー!!」 フラン「あ、あんた…」 俺はフランに向かって大声で叫んだ。 俺「俺に出来ることは貴女方のサポートでしかありません!だから全力で少尉殿のお力になりたいのです!!」 それは無責任な行動かもしれない。 しかし震えている彼女に対して俺が「出来ること」はこれしか無いと思った。 俺「貴女のお帰りをっ、お風呂を入れてっ心よりお待ちしております、少尉殿ー!!!」 小型ネウロイ「――!!」ゴオォォォォオッ!!! フラン「はぁ…し…しょうがないわねぇー!だったらもうっ、ネウロイを倒すしかないじゃない!」 ヴオォォォォオン!!! 小型ネウロイ「――!?」 フラン「う…うりゃぁああああああああ!!」ダダダダダダッ!! もう迷いは無い。落下してくるネウロイに対して恐怖は感じない。 パキィン! パキィィン! 小型ネウロイ「!!!?」 フラン「今、ネウロイを倒さなきゃ…」ダダダダダダッ!! パキィン!パキイィ フラン「待ってるお風呂とあいつがいなくなっちゃうのよぉーっ!!」 小型ネウロイ「―」 パキィィィィイィィン…! ―― 【数時間後、夜、執務室にて】 コンコンッ 角丸「どうぞ」 隊長「失礼します」ガチャ 角丸「あら、隊長さん」 隊長「本日はフランシー少尉が大活躍だったようで」 角丸「そうなんですよ。それで…何か御用で?」 隊長「中尉、ご無礼をお許しください。急なネウロイの襲撃によりさぞお疲れのことと存じます。俺一等兵の処分についての詳細を聞きに参りました」 角丸「俺さんのことを?」 隊長「はっ。出撃なされようとした少尉の手を掴みまして、妨害をした件で。摘発もされ処分は既に受けていると聞きましたので」 角丸「…やはり気になるのですか?」 隊長「……一応、あいつの上官兼先生でありますので」 角丸「ふふっ…そうですよね。俺さんなら今、フランのお手伝い係としてお風呂場で処分を受けています」 隊長「は?風呂場ですか?」 角丸「はい、お風呂場です」ニコッ 【夜、風呂場にて】 俺「ふらんしー少尉?あのこれ…全く前が見えないんですけど」 フラン「当たり前でしょ、あんたにあたしの裸を見せるよてーなんてあるわけないし」 俺「目隠しだなんて…しかしこれでは何処に湯沸しの火があるのかも分からないです。筒で息を吹こうとしても無理」 フラン「う…うるさいわねっ!処分なのよこれはっ!」 チャポーン… フラン「お風呂に入ったから、もー目隠しはとってもいーわよ?」 俺「はっ。湯加減はどうで」スルッ フラン「なっ!こっちを見るなぁー!!」バシャン! 俺「熱っつう!!あちちちぢ…!」 フラン「顔を上げたらあたしの裸が見えちゃうかもしれないでしょばかぁーっ!」 俺「え?は、はい…。(なんて無茶苦茶な…)」 フッー メラメラ フラン「あぁーつかれたぁー…なんか今日はほんとーに長く感じたな…」 俺「ですね。俺もまさかこんなことになるとは」フッー メラメラ フラン「あのねぇ…元はといえばあんたがいけないんだからね?」 俺「はい?あー…少尉の手を掴んでしまったことですか?」 フラン「そうよ。なんであんなことしたのよ、もー…そのせいで出撃も遅くなったし」 俺「すみません……ただ、俺は怖かったんです」 フラン「えっ?」 俺「あの時は、もし何かあって少尉が帰って来なくなったらってすごい不安になって…」 フラン「…」 俺「男の俺が何で戦わないんだ、俺が戦うべきだ…絶対に少尉を戦わせたくないって思っていましたから」 フラン「ふぅん……なっ何であたしを戦わせたくなかったの?」 俺「えっそれは少尉が…」 フラン「……」ドキッ 俺「小さくて子どもらしいから」 フラン「なによそれー!!」バシャーン! 俺「って熱っう!なにするんですか!」 フラン「馬鹿にすんのもいーかげんにしなさいよこらぁ!」プンスカ 俺「馬鹿になんてしてないじゃないですか!」 フラン「だいいち男だから戦うなんて、そーゆーのからまず間違ってんのよ!男女平等なんだから男も女もかんけーないの!」 俺「!!…はっ、ははは!そうですよね……少尉の言うとおりだ」 フラン「?なにいきなり笑い出してんのよ、気持ち悪いわね…」 俺「いや、俺は間違ってました。だからこれからは心を入れ替えて頑張ります」 フラン「ふぅん…」 俺(先生にも謝らなくちゃな…) 俺「フランシー少尉、俺はまだ技術不足ですが、あなたのために早急に風呂を直してみせます」 フラン「…あたしのため?」 俺「やっと分かりました。少尉の喜ぶ顔を見ることが設営隊員としての俺の生きがいみたいです」 フラン「へっ!?そっ…そう?…なっなんかおーげさ過ぎじゃないそれ!?///」 俺「大袈裟ですけど、もう心に決めたことなので」 フラン「…そ…それ…なら…」 俺「…?」 フラン「…それなら…しっ…」モジモジ 俺「……?」 フラン「しっしっかり、がんばり…なさい…よ?///」 今回だけは、俺はフランの言葉を聞き逃さなかった。 俺「はい、ありがとうございます――」 フゥー フゥー メラメラ 俺「どうです少尉?温かいですか?」 フラン「んー…ちょっと…ぬるいかなぁ?」 温まるフランのために、寒い中俺は息を吹き続けた。 このドラム缶風呂のように、きっと俺は自分の一生を裏方役として過ごすだろう。 でも、それは決して悪くはない。 何故なら、俺に出来ることだからだ。 フラン「ねぇ…」 俺「ん?」 フラン「あ…あたしこそ…今日は…ありがとね…っ///」 俺「なんのなんの」 『本当にこれでよかったのだろうか?』 もう一度そう自分に問うのなら、俺は何度だってこう言い返してやる。 『よかったに決まっている』 つづく
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『くちはわざわいのもと』 12KB 制裁 小ネタ 自業自得 お家宣言 家族崩壊 現代 愛護人間 おうち宣言制裁ものです おうち宣言ものを書きたかったんだ。 「ゆふふ!ここはれいむたちのゆっくりプレイスだよ!」 「くそにんげんはとっととあまあまをもってくるのぜ!」 「はやきゅもってきょい!」 昼飯にたまには外食と近所のジョ◯サンに一時間くらい出かけていた時の出来事だった。 猫専用出入口から入ってきたのであろう 野良ゆっくりが一階のリビングをめちゃくちゃに荒らしていた。 まりさ種にれいむ種、あとこいつらのミニチュアみたいな小さいのが2匹。 所謂おうち宣言というやつである。 その生ゴミやらうんうんやらがついた汚い身体で部屋をズルズル動きまわるもんだから 床や壁、カーペットなど目に見える部屋の中そこらじゅうが泥だらけだ。 「うんうんでりゅよ…でりゅっ!でりゅう!!!」(モリュ!モリュリュ) 読みかけだった本の上に盛大にうんうんをひねり出す小汚物饅頭。 「そうだ、うちの猫は…!?」 俺はハッとなって飼っている猫を探す。 猫がゆっくりごときに負けないと思うが トロいうちの猫のことだ。少し心配である。 「フゴゴ…スー…」 我が家の愛猫は二階の押入の奥で寝ていた。 肉球をぷにぷに触るとひっくり返ってアゴを見せる。 ゆっくりが侵入してきたことも気づいてないのだろう。役に立たないやつだ。 さて、猫の安全も確認したし野良の駆除をしなければ。 「おい!くそどれい!きいてるのかなのぜ!? はやくまりささまに、あまあまをけんっじょう!するんだぜ!」 「ゆふふ…まりさ、あのくそにんげんはびびってるんだよ! おいごみくず!さっさというとおりにしてね!それからすぐにしんでね!」 「「ゆぴぴー…ゆぴー」」 掃除道具を持って一階のリビングに戻ると でか饅頭はまだ猛っていた。 小さいくそ饅頭は寝息を立てて寝ている。 「ゆふふっ!おちびちゃんはてんしっ!のようなえがおだよぉぉぉ…! このあたらしいおうちのいちばんいいばしょにべっどさんをつくってあげようね!」 「ゆふふっ!そうだね、れいむ! …ああ~ん?なにみてるんだぜぇ?くそどれい!!! おまえははやくおちびちゃんのためにあまあまをもってこいなのぜ!!! それいじょうここにいるとぶちころがすのぜ!!!」 ゆっくり達の会話を無視してゴム手袋をはめながらつかつかと近寄り 「あみゃあみゃ…」とかゆぴゆぴ寝息を立ててるちび饅頭を掴み上げる。 「おっ…おまえぇぇぇぇぇ!!!なにきたないてで おちびちゃんをさわってるんだぁぁぁぁぁ!!!」 「な…なにやってるのぜくそどれい!!!きがくるったかなのぜ!?ぶちころすぞ!!! さっさとおちびちゃんをゆかにおろせぇぇぇ!!!」 ぽすんぽすんと足に体当りしながらそんなことを宣うので 言われた通り床におろしてやった。 「ゆ…?きょきょはどきょにゃにょ…くしょにんげん?」 叩きつけて。 「おしょぱぼあっ!!!!!」 床に飛び散る餡子の花。 でか饅頭二匹はしばらく固まっていたが 「あ」 「ああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!?」 の絶叫とともに再起動した。 「くそにんげんんんんん!!!!!おばえぇぇぇぇぇ!!!よぐもおじびじゃんをぉぉぉぉぉ!!!」 「ぎざまぁぁぁ!!!よぐもどれいのぶんざいでごんなごどをじでがじでぐれだなぁぁぁぁぁ!!!」 「ゆゆ…?おとーしゃ…どうちたの?」 残ったチビ饅頭も俺の手の中で目覚めた。 こいつはさっき俺の大切な本にうんうんをモリュモリュ捻り出してたやつだ。 「ゆ…!!!くしょにんげん!きちゃにゃいてでれいみゅにしゃわりゅにゃぁぁぁ!!! はなちぇぇぇぇぇぇ!!!」 手の中でもるんもるん暴れる一口饅頭。 何か面白い潰し方はないかな、と周りを見回すと机の上に定規があった。 親饅頭がまだなにかギャギャー喚いているが無視して、庭に続く窓を開ける。 ティッシュの箱を縦に立て、縦長の長方形の台を作ってからそこに片方がはみ出る感じに定規を乗せた。 定規を思いっきり曲げ、先端の方にみゅーみゅー五月蝿いチビ饅頭をセットして片手で押さえる。 それを庭に向ければゴミ饅頭投石機の完成だ。 「やべろぉぉぉぉぉ!!!ぐぞにんげんんんんん!!! そのきったないてからおじびじゃんをはなぜぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆゆ?な…なにしてるにょ?しゃっしゃとあみゃあみゃをもっちぇ…」(ビンッ!!!) 言い切る前に庭の塀に勢いよく射出される子まんじゅう。 「おぼっ!!!」 断末魔もそこそこに本日二つ目の餡子の花が開いた。 おお、これは爽快だ。癖になりそう。 「ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!? おじびじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」 「おじびぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?!?!?!?!?」 すごい顔でぐねんぐねん曲がったり伸び縮みしたりする二匹。 ちび饅頭は小さいので室内で潰してもサッと拭き取るだけで終わるが バスケットボールくらいあるデカ饅頭は、飛び散らすとバスタオルが必要になるくらい掃除が面倒くさい。 なのでゴミ袋に入れて庭で潰すことにした。 「おばえぇぇぇぇぇ!!!よっよぐもでいぶのおじびじゃんをぉぉぉぉぉ!!!」 「ゆるざない!!!ぜっだいにゆるざない!!!ゆるざないぃぃぃぃぃ!!!」 すごい形相と声で吠える二匹の番。 それにしてもゆっくりというものは理解にし難い。 何故『人間と意思疎通できて喋れる』という最大の利点を 最悪の扱い方でしか運用できないのだろうか。 例えば『ゆっゆっ』としか喋れないゆっくりがおうち宣言しに来たとしよう。 俺が帰ってくるとリビングでくつろぐゆっくり達の姿が見える。 「ゆゆっ?ゆーっ」 俺を見るなり足元に群がってきて、ポインポインと俺の足にじゃれついてくる。 お腹が空いてるようなので何か食べれるものを探して与えると 「ゆっゆ~!ゆゆゆ~ん!」 汚いがいい食べっぷりで完食してくれる。 「ゆゆーん!ゆっゆっ」 「ゆぴぴ…ゆぴ…」 窓際のソファが気に入ったのか、そこで家族みんなで集まってひなたぼっこをし始める。 それを目を細めながらのんびりと眺め、コーヒーを淹れて休日を楽しむうららかな一時。 これが喋れる事になるとこうなる。 俺が帰ってくるとリビングでくつろぐゆっくり達の姿が見える。 「ゆふふ、なかなかいいおうちだね! おちびちゃんたち!ここをれいむたちのゆっくりプレイスにしようね!」 「「「ゆっきゅりりきゃいしちゃよ!!!」」」 「ゆふふ、みんなとってもいいこなんだぜっ!!! …ああん!?なんなんだぜ!?おまえは! さいっきょう!かぞくのまりさいっかのゆっくりプレイスに むだんではいってくるななのぜ!!!」 俺を見るなり足元に群がってきて(実際はせいっさい!しようと近づいてきている) ポインポインと俺の足にじゃれついてくる(実際は攻撃してる) お腹が空いてるようなので何か食べれるものを探して与えると 「がっつがーっつ!!!むしゃーっ!!!それなりーーー! くそみたいなにんげんがだしたくそみたいなそれなりー!な、くそごはんさん!」 「むーちゃむーちゃ!!!ちちちちちちあわちぇぇぇぇぇぇ!!!」(プシャー!) 「はふはっふがつがつ!むーしゃむーしゃ!うめ!めっちゃうめぇぇぇ!!! …おい、くそどれい!なにみてるの!? れいむさまのみりょくっ!にくぎづけになってるのはわかるけどおちつかないよ! とっととどっかいってね!そしたらしんでね!すぐでいいよ!」 汚いがいい食べっぷりで完食してくれる。 「まりささまはおねむなんだぜ!!!」 「ゆっ!こんなところにとってもゆっくりできるふかふかさんがあるよ!!!」 「ぴっきぃぃぃぃぃ!!!とってもとっても ふーきゃふーきゃなのじぇぇぇぇ!!! まりちゃはここをゆっくりぷれいちゅっ!に にんちぇいしゅりゅんだじぇっ!」(プリンッ) 「ゆふふ…れいむのおちびちゃん、とってもげんきだよぉぉぉぉぉ…! とってもわんぱくだよぉぉぉぉぉ…!」 「ゆふっ!そうだねれいむ! ん?おいくそどれい!!!さっさともうふっ!さんをもってくるんだぜ!!! ほんっときがきかないやつなのぜ…!まりささまはいかりっ!しんとうなのぜ!? これいじょうまりささまをおこらすと、ほんとにころしちゃうかもしれないのぜ!?」 「さあ、みんなでスーパーすーやすーやタイムをはじめるよ!!!」 「「「ゆっゆおーーー!!!」」」 窓際のソファが気に入ったのか、そこで家族みんなで集まってひなたぼっこをし始める。 それに目を細めながら…細…ほ…そ… 「ヒャッハーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」 そんな感じで餡子脳が喋れることの利点に追いついていない。 例えるならスクーターにロケットエンジンを積んだようなものだろうか。 『お買い物に出ようとしてスクーターに乗ったら大気圏で燃え尽きていた』とかそんな感じである。 難儀な生き物だ。 サンダルを履き庭に出て、袋に入れたままの ギャギャー五月蝿い二匹のクリーチャーを愛用のバットで潰そうとした時だった。 「んまー!あなた!可愛いゆっくりちゃんになにしてるんですの!?」 隣のおばちゃんが声をかけてきた。 この人はゆっくりがとても大好きな変な人だ。 「ゆっくりんなんとか」って変な会にも入っているとても面倒臭い人。 「へ?ああ、野良がおうち宣言してきたもんで…潰して生ゴミに出そうかと…」 「潰してですって!?ゆっくりちゃんが可哀想じゃないの!!!」 え、ナニソレ。 「いやいや、こいつら野良ですよ?」 「それにしたって潰すとか…可哀想じゃありませんこと!?」 え、ドウスレバイイノデスカ。 「あ、なるほど、わかりました。じゃあこれあげます。俺要りませんので」 「いりませんわよ!!!そんな野良!!!でも潰しちゃ可哀想ですし この機会にあなたも可愛いゆっくりちゃんを飼ってみてはどうかしら!?」 ナニソレコワイ。 俺は少し考えたあと 「俺は間違ってもこんなもの飼いたくありません。 しかしあなたは潰すなという。 では、ここは一つゆっくり達の意思を尊重しましょう」 と、いい二匹を解き放った。 「くそにんげんんんんんん!!!」 「おばぇぇぇぇぇ!!!よぐもごんなどごろにとじどめだなぁぁぁぁぁ!!!」 この世知辛い世の中に再び生を許された二匹の汚物饅頭。 「まっ!汚い言葉遣いです事」 俺はぴーひゃらぴーひゃら見当違いのことを叫ぶ二匹をなだめながらこう言った。 「まあまあおちつけお前ら。 さっきは悪かった悪かった俺は全く反省もしないが。 えっとなー。俺がおうち宣言を止めたことをあのおばちゃんに話したら あの人、お前たちがとってもとーっても!可哀想だっていってたぞ」 二匹はおばちゃんの方を向き、ゆうう~?と少し考える。 そして何かに気づいたのか、ハッと再起動した。 「ゆっ!そうだよ!れいむたちはかわいそうなんだよ!!!」 「ゆゆっ!そうだよ!まりさたちはおうちせんげんっ!をおいだされた かわいそうなゆっくりなんだよ!!!」 オチビを潰した恨みは綺麗サッパリ忘れてる。ウム、さすが餡子脳。 二匹ともおばちゃんの方に向き直って、胸を張って怒鳴り散らし始めた。 「おい、くそにんげん!!!そのゆっくりプレイスをまりささまによこすんだぜ!!!」 「れいむたちはかわいそうなしんぐるっ!ふうふっ!なんだよ!!! とってもかわいそうなんだよ!だからかいゆっくりにしてね!すぐでいいよ!!!」 デターッゆっくりさんの十八番! 可哀想!だから→見返り頂戴! 悪い人間は『人の心の隙間』につけ込み、狡猾にそれを利用するが ゆっくりは『自分の心の隙間』につけ込み、それを使って相手を攻める。 ビルの屋上から飛び降り自殺をするついでに階下の人間に天空ペケ字拳を繰り出すような自傷行為だ。 「ふざけないで頂戴!!!うちにはもう餡統証付きのぱちゅりーちゃんがいるんですのよ!!!」 「でもれいむたちはかわいそうなんだよね!?」 「えっ!?そ、それはそうだけど…」 「ゆっくりさべつっ!はいけないのぜ!!! どんなゆっくりにもゆんけんっ!はあるはずなのぜ!!!」 「ななな…!!!なにをいってるの!? あなたたちみたいなきったない野良とうちのぱちりーちゃんを比べないで頂戴!!!」 飼いゆになれるかなれないかの瀬戸際なので両者とも必死だ。 「ぬ…ぬぎぎ…! あ、あなた!!!なんとかしなさい!!! あなたが飼ってやればいいじゃないです事!?」 「いやだから要りませんって。こんなくそ饅頭。 こいつらがうちの家に一歩でもはいったら即捻り潰しますよ」 「そんなことしたらゆっくりちゃんが可哀想だって言ってるでしょう!!! なんで何回言ってもわからないのかしらっ!?」 「ゆーしょ!ゆーしょ!」 「ゆっひ!ゆっひ!」 そんな問答をしてる間に、ゆっくり達はお隣に侵入しようとしていた。 「まりさっ!かいゆだよ!れいむたちやっとかいゆになれるんだね!」 「にんげんのくそどれいにあまあまくそたべほうだい…! ばらいろのゆんせいっ!がくそめのまえにあるのぜ!!!」 尻をもるんもるんと振りつつ庭のブロック塀の穴からお隣さんに潜入しようとする二匹。 すっごいきもちわるい。 「ひっ…ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!ちょ、ちょっと!!!入って来ないで!!! あ、あなた!はやくなんとかしなさい!!!」 「ウーンでも潰すなってイワレタシナー。 ゆっくりちゃんもそっち行きたいって言ってるしナー。 ゆっくりが可愛いのならゆんけんは大切にしませんと奥さん。デュフフ!」 「はやっ!はやくっ!!!ぎゃぁぁぁぁぁひぃぃぃぃぃ!!! なんでもいいからどーにかしなさい!!!!!」 「へーいへい」 そう言うので仕方なくぷりんぷりんしている尻に向かって ゴルフスイングの要領で、勢い良くバットを振りぬいた。 「ゆっぴょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」 「まっまでぃざ!?までぃっぱぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 まりさの尻は弾けて混ざり、れいむの尻はそのままの形を維持しぶっちぎれ うちの木の幹に当たって地面に落っこちる。 まだぷりんぷりんしてた気持ちの悪いそれを見たおばちゃんは「あふん」とそのまま卒倒した。 「喋れることがやっと役に立ったじゃないか」 日頃からなんやかんや五月蝿かった隣のおばちゃんを撃退できたお礼に その残骸を回収して、親子ともどもうちの庭に埋めてやった。 「ニャー」 「おお、ごはんか。ちょっと待ってろよ」 夕方。愛猫がご飯をねだるので缶詰を開けてやる。 俺も自分の夕飯の用意をしないといけないので台所に立って、コンロに火を入れる。 そんな俺の足に愛猫はスリスリをしてご飯をおねだりしてくる。 猫はほんとうに可愛い。 だが、もしこの可愛い生き物が人語を喋れたとしたらどんなことを言うのだろうか。 喋れないから可愛いのではないだろうか。 ゆっくり達もあのおばちゃんもそうだが 身の丈に合わないことは喋らないほうがいいのに、何故口をだすのだろうか。 「口は災いの元。沈黙は金ニャ」 猫はそんなことを言うような目で今日も美味しいご飯にありつくのであった。 了 他に書いたもの。 anko4390 水族館でゆっくり anko4400 シュミレーションゲーム 毎回誤字脱字すみませんです…。 前二作、感想評価共々誠にありがとうございました。 挿絵:
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律「梓、今日購買で鯛焼き売ってるぞ」 梓「! ちょ、ちょっと行ってきます!」 律「おう」 ―――― 梓「鯛焼き下さいなっ!」きらきら パートのおばちゃん店員「鯛焼き? そんなの無いわよ?」 梓「え」 パートのおばちゃん店員「あらあら、今日はエイプリルフールじゃないの? 誰かに騙されたんでしょ」 梓「あ……」かあっ パートのおばちゃん店員「唐揚げならあるけど食べる?」 梓「っ!」だっ パートのおばちゃん店員「あらあら」 梓「こんな安易な嘘に引っ掛かるなんてっ……」むかむか 梓「……やり返そう、うん。決めた」 梓「でもできるかな……嘘見抜かれて警戒されたらどうしよう?」 梓「……」 梓「……そうだ」にやっ 梓「鯛焼き、売ってませんでした」 律「え? おっかしいなー」 梓(白々しいっ)いらっ 梓「律先輩、頭にゴミが付いてますよ」 律「え? どこ?」 梓「ここです」ごそごそ 律「……おい。カチューシャはゴミじゃないぞ」 梓「ああ、すみません。間違えました」 律「今返せば怒らない」 梓「そんなに怖い顔しないで下さいよ……はい、戻しました」 律「戻してないだろ。今髪に何付けた?」 梓「はい、鏡」すっ 律「ああ? ……なんだこれ、まさか唯?」 梓「はい。そっくりですよ律先輩」 律「いや似てねーし」 梓「似てますよ! 憂も引っ掛かるくらいそっくり!」 律「……そ、そんなに似てる?」 梓「はいっ!」 律「……」うずうず 律「……ちょっと憂に会ってくるね、あずにゃん!」 梓「行ってらっしゃい、唯先輩!」 律「行ってきます!」 梓「ふふふ、ちょろいちょろい!」にやにや ―――― 憂「今日は桜が綺麗だなあ……」ぽけーっ 律「憂ー!」だきっ 憂「きゃっ!?」 律「今何してた?」 憂「今桜を……」 律「桜? そだ、桜餅食べたいな! 帰りに二人で桜餅買い──」 憂「……律さん、何してるんですか?」 律「」 ―――― 律「なかのぉっ!!」 梓「なんですか」 律「てめ、やっぱ全然似てねーじゃねーか!! そっこーバレたぞ!!」 梓「ええ、ちっとも似てません」 律「……こいつ」いらっ 梓「そもそも律先輩が悪いんですから。おあいこですよ」にやっ 律「もうゆるさねー!!」どんっ 梓「いに゙ゃっ!? ……何するんですかっ!!」どんっ 律「おぶっ!? ……のやろ~!」 梓「……」じりっ 律「……」じりっ 梓「ぶにゃああああ!!」だっ 律「うおおおおおお!!」だっ ──こんこん ──がちゃっ 和「律居る?、新年度の部活紹介──ってちょっと!?」 憂「こんにちは。律さん居ま──わっ!?」 梓「しゃー!」がりがり 律「いって!? こいつぅ!!」ごんっ 梓「に゙ゃっ!?」 和「あなた達何してるのっ!!」がしっ 律「ぐ、はなせのどかぁっ!!」じたばた 和「憂、そっちは?」 憂「梓ちゃん、落ち着いて? ね?」ぎゅっ 梓「フーッ!! フーッ!!」じたばた ―― 和「はあ、まったく。小学生みたいな争いしてるんじゃないわよ」 律「ごめんなさい……」 憂「梓ちゃん、めっ」 梓「ごめんなさい……」 律「和達はどうして部室に?」 和「部活紹介のステージ日程の事でちょっとね」 憂「律さん、急に居なくなっちゃうから気になって……」 和「で、あなた達が喧嘩してた原因は?」 梓「……律先輩に嘘つかれてそれで仕返しを」 律「ちょっと待て! 私嘘ついて無いぞ!」 梓「この後に及んでまだ嘘つくんですかっ!」 憂「待って、梓ちゃん。梓ちゃんが律さんに言われた嘘ってなあに?」 律「私は嘘ついてない!」 憂「ああ、えっと……梓ちゃんが律さんに言われた"嘘だと思ってる事"ってなあに?」 梓「……購買で鯛焼き売ってるって」 和「た、鯛焼き?」 憂「鯛焼き……ふふっ」 梓「……」かあっ 律「おい、私は嘘ついてないからな!」 梓「でも売ってませんでしたっ!」 和「……ねえ律。その鯛焼き情報の出どころは?」 律「え? 唯からだけど」 梓「……唯先輩?」 和「はあ……律、今日なんの日か分かってるわよね?」 律「エイプリルフールだろ? それがどしたの?」 憂「……嘘です、律さん」 律「何が?」 憂「お姉ちゃんの……その、鯛焼き情報です」 律「……ええ!? あれが嘘!?」がーん 梓「き、気付いてなかったんですか?」 律「だって、あまりにも私と関係無い事だったから……てっきり本当の事かと」 和「唯なりに考えたのでしょうね。人をあまり傷つけない、小さな嘘を」 憂「お姉ちゃん、優しいけど裏目に出ちゃったよ……」 梓「な、なんて迷惑な……」へなへな 律「……あ、梓」 梓「……」 律「ごめんな。知らなかったとはいえ……」 梓「……こっちこそ、ごめんなさい。カチューシャ返します」すっ 律「……じゃ、つけてくれよ」 梓「……」ごそごそ 律「ん、ありがと」にこっ 梓「律先輩、やっぱりこっちの方が似合ってます」にこっ 律「へへっ……そうだ。クレープで良けりゃ今から食べに行く?」 梓「はいっ!」 律「よし! 和ー戸締まり宜しくー」 和「え、ちょっと」 梓「律先輩、早く早く!」 律「あいよー!」だっ 和「もう、しょうがないんだから」 憂「一件落着ですね」 和「そうね。なんか疲れたわ。糖分が欲しいわね」 憂「! じゃ、じゃあさ和ちゃん。うちで桜餅食べよ?」 和「あら、憂もエイプリルフール?」 憂「……嘘じゃないもん」ぷいっ 和「今のが"嘘"よ」 憂「え? ……もう、和ちゃんったら!」 和「ふふ、行きましょ?」 憂「はいっ!」 おわり 戻る
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☆タイトル 透明ちゃん4 ☆使用ツール RPGツクールVX Ace Lite ニコニコエディション ☆制作者 クリアちゃん ☆ソフト種別 フリーソフト ☆ジャンル RPG ゲーム概要 普通のRPGです。 みみよんの気ままな散歩の物語。 今回のコンセプトは、"圧倒的実力差"です。 いつもの"ボスよりエンカウントの方が厄介"という展開を一転。 一応ボスの方が厄介だけど、負ける方が難しいゲームとなっています。 (ただしいつも通り、問答無用でゲームオーバーにはします。) もちろんエンカウントをスルーしまくれば後半勝てなくなるのもご愛嬌。 ※ゲーム内付属の取説参照。 重要 選択肢 最初の選択肢によってゲームの進行自体に大きな変化はありません。 しかし手に入る道具、会話等に若干の変化が現れます。 どこでもいいはあり得ません。死にます。 セーブ16 オマケ要素として用意してあります。 "PERFECT CLEAR"と本編で見た後にご覧にならないとネタバレになってしまいます。 上書きしてしまうと復元できないのでご注意下さい。 舞台 始まりはみみよんの住んでいる村。 今回はみみよんがいつもどうやって至る所を回っているのかがわかります多分ネ。 クリア ラスボスはいます。ご安心ください。 エンドロールを見ていただけると嬉しいです。 ただし、エンドロール中に画面を切り替えないで下さい。 音楽同期が死にます。
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785 :名無しの心子知らず:2008/11/20(木) 14 40 57ID PqRY0ZxO ずいぶん前の話になるけど、某オヤジマークののディスカウントショップにて、 中学生くらいの娘を連れた母親が 『あら~、ここサンプルないのね~』 と言いながら、陳列棚にあったマニキュアのひとつの封を切って自分の爪に塗ってた。 店員さんに 『あの、マニキュア封を開けて塗ってるおばちゃんいますけど…』 と言ったら無言で店員現場に急行。 でも店員がやって来るのに気付いた母親は売り場から逃げた。 私と擦れ違った時に思いきり睨んできたが、立派な万引き行為だっつーの。 娘の目の前でするなよ、ていうか娘、カーチャン止めてやれよ…。 786 :名無しの心子知らず:2008/11/20(木) 17 05 28ID 6Aw4u3yn 娘、中学生じゃ母親止められないよ・・・。 もし、娘が母親止めたら殴られるかもしれないし ご飯抜きになるかもしれない。 そういう子供は、親に染まって育つか目の前のことを無かったこととして 無関心に育つか、もしくはほんの稀にマトモに育つかだね。 次のお話→787
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*指輪奥2 *クローバー奥 *貯金箱奥 *策士奥 *立葵奥 *すれ違い838-2 *借りパク常連ママ *メール便奥 *721 *R4おばちゃん *755 *819 *822 * * スレ35 ← ★ → スレ37
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声優 さ行検索 名前:品田 美穂 よみ:しなだ みほ 性別:女性 誕生日:1月23日 出身地:新潟県 血液型:B型 所属:ケンユウオフィス 出演作品 2012 TV - 探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕 - 屋台のおばちゃん 関連商品 声優 さ行検索
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声優 か行検索 名前:小林 美奈 よみ:こばやし みな 性別:女性 誕生日:1月21日 出身地:福島県 血液型:A型 所属:ケッケコーポレーション 出演作品 2012 TV - 探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕 - 次子のおばちゃん 関連商品 声優 か行検索