約 327,596 件
https://w.atwiki.jp/sekina_seitokai/pages/99.html
『生徒会の八方』 【楽園からの帰還~前編~】 エ 「申し遅れました。操縦を務めます、エドワード・スミスと申します」 枯 「タイタニックを沈めた船長と同じ名前とは不吉なっ!」1912年に氷山に激突して沈没した客船 タイタニック号の船長 エドワード・ジョン・スミス。 【第一話~駄弁る生徒会・リターンズ~】 会 「桜野くりむの、トークDE北○道!」北海道文化放送で放送されているローカル番組『のりゆきのトークDE北海道』。 夏 「デュラ○ラ!」電撃文庫『デュラララ!!』。 杉 「この状況、明日のミ○ネ屋による糾弾は避けられない気がするっ!」読売テレビ製作の情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』。フリーアナウンサーである宮根誠司の苗字を取った冠番組 夏 「……かーごーめ、かーごーめ。かーごのなーかのとーりーは……」童謡『かごめかごめ』。歌詞の意味には複数の節があるが、怨み節としての解釈が大半を占めている。 冬 「ちなみに最近真冬がハマっているゲームは、モ○ハンにテイ○ズにオブリビ○ンにコールオブ○ューティにポケ○ンにグラ○フに風来のシ○ンに牧場○語に――」カプコン製作 『モンスターハンター』シリーズナムコ・テイルズスタジオ製作 『テイルズオブシリーズ』ベセスダ・ゲームスタジオ製作 『The Elder Scrolls IV オブリビオン』Infinity Ward Treyarch製作 『コールオブデューティ』シリーズゲームフリーク製作 『ポケットモンスター』シリーズRockstar Games製作 『グランド・セフト・オート』シリーズチュンソフト制作 『風来のシレン』シリーズマーベラスエンターテインメント製作 『牧場物語』シリーズ原作者がハマったゲームと妙にリンクしている 杉 「バ○トシリーズのゲームシステムや世界観の完成度についてとか、オー○スト作品の王道魅力についてでもいいし、絵師の橋本タ○シさんの魅力について語ったり、あと丸戸○明シナリオの素晴らしさに迫る一時間でも――」PCゲームメーカー戯画製作 「バルドフォース」シリーズPCゲームメーカー「オーガスト」 代表作 「夜明け前より瑠璃色な」 「Fortune Aterial」アダルトゲーム絵師 「橋本タカシ」 代表作 「Piaキャロットへようこそ」シリーズ 「ヨスガノソラ」シナリオライター 「丸戸史明(ふみあき」 代表作「ショコラ」 「WHITE ALBUM2」原作者がハマったゲームとリンクしているかは定かじゃない 冬 「じゃあじゃあ、ドラ○エやファイナル○ァンタジーやマ○オのバグすれすれマル秘裏技についてでも――」スクウェア・エニックス製作「ドラゴンクエスト」シリーズ 「ファイナルファンタジー」シリーズ 任天堂製作「マリオ」シリーズ特にスーパーファミコン時代までのナンバリングではビットの限界を利用した裏技などが多数あった 杉 「超メジャーどころで、奈須き○こ作品やK○Y作品、いやこの際、美少女ゲーじゃないけど竜騎士○7作品についてでも――」シナリオライター 「奈須きのこ」 代表作 「月姫」 「Fate/Stay night」PCゲームメーカー 「Key」 代表作 「Kanon」 「AIR」 「CLANNAD」シナリオライター「竜騎士07」 代表作 「ひぐらしのなく頃に」 「うみねこのなく頃に」共に本作でも良く使われる元ネタの出所 冬 「なんですかその最低の脳内アイ○ックスシアター」映画映写システム「アイマックス」を用いたシアター主にプラネタリウムや科学館、映画館などで用いられている 冬 「じゃあ、気を遣わず、『聖剣○刀鍛冶』で」MF文庫 「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)」アニメ版が生徒会と同時期に放映したいわばライバル作品であり、本当に気を遣ってない。 知 「目指せ、R-1」M1グランプリのピン芸人版、「R-1」。”R”は一応「落語」を意味しているが、一人芸であればなんでもいいルールになっている。 【第二話~本音の生徒会~】 冬 「(あぁ、帰って早くリメイク版ドラ○エ6の続きがしたいです)」 冬 「(今日はハッ○ンとミ○ーユの職業熟練度を上げて、上位職業に転職させたいところです)」スクウェア・エニックス製作のニンテンドーDS版「ドラゴンクエストⅥ -幻の大地-」…の序盤で主人公と共にムドー討伐に出た大工の息子ハッサンと占い師の弟子ミレーユ 【きみつの生徒会】 小学三年生の頃に地元で、『なまはげのお面が足りなかったから』と、秋田県で大晦日に行われる民族行事「なまはげ」 子供がよく大泣きする。 そしておやつのサ○マドロップ(最終的に缶に水を入れてジュースに)が 【第三話~疑う生徒会~】 会 「異議あり!」 会 「その証言には『ムジュン』があります!」カプコン製作のゲーム 「逆転裁判」 シリーズ。ゲーム内でも何故か「矛盾」だけがカタカナ化している 「最早、京極○彦の世界ですね」小説家 京極夏彦。 「百鬼夜行」シリーズなどで有名 背景に『ざわざわ』表記が出ている感じか。漫画家 福本伸行の作品でよく使われる表現「ざわ…ざわ…」心理的表現であり、実際に「ざわざわ」騒いでるわけではない 【聖戦】 マツコデ○ックスのブロマイド写真。コラムニスト マツコ・デラックス 杉 「この『松岡○造金言集』とかいう小冊子は、確実に深夏に押し付けられたものだ」テニスプレイヤー松岡修造。彼の金言集は現実には存在しない 杉 「……ふふふ、ここでチェス盤をひっくり返すぜ!」同人ゲーム「うみねこのなく頃に」の右代宮 戦人とその義母 霧江が使う「チェス盤思考」推理において頭の中を一旦クリアし、全く別の視点から真相を暴く思考法。効率的な方法を模索する為、気まぐれ, 失敗などの非効率的な行動が真相にある場合、とたんに詰まる危険性がある 杉 「ヒ…ヒト○ケさん!?」ゲーム「ポケットモンスター」に登場する「ヒトカゲ」ほのおポケモン赤, 緑, 青バージョンにて最初に選ぶポケモン3体のうち1体。ほのおタイプはこおりタイプに耐性がある為、冷蔵庫の中でも問題なさそうに見える 杉 「なんで『ロト○紋章』が四巻だけあるんだよ……」 バラモス○ンビが好きだったのだろうか。スクウェア・エニックス(旧エニックス)出版の漫画「ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章」「ロト紋」は時系列的にⅢよりも後の話であり、Ⅲで倒されたバラモスは冥王ゴルゴナによってバラモスゾンビとして復活させられた。 あ、『ダイの大○険』八巻もある。漫画「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」。こちらは集英社出版 林 『……しゃっこい』北海道、東北地方の北方面で使われる方言。「冷たい」という意味 林 『えーと、これでペ○タゴンにハッキングかければいいのかな』 杉 「いやそういう依頼ならファ○コンに頼むから」漫画「ブラッディ・マンデイ」の主人公、高木藤丸のハッカーとしての別名「ファルコン」アメリカ国防総省「ペンタゴン」へのハッキングも行っている。 林 『キレてないですよ』お笑いタレント 長州小力の代名詞ともいえるセリフ「キレてないですよ」 俺にとってはダ・ヴィ○チ・コードよりよっぽど重要なコード映画化もされたダン・ブラウンの推理小説「ダ・ヴィンチ・コード」ヒロインの祖父が自らの死体をレオナルド・ダ・ヴィンチの絵に模した暗号として娘に託したところから話は始まる。 【最終話~回収する生徒会~】 杉「『絶対押すなよ!』的フリじゃねえよ!」お笑いトリオ ダチョウ倶楽部の一人、上島竜兵がネタ振りに使う発言。「押してくれ」という意味 杉 「入院中に読むよう、グラッ○ラー刃牙全巻は……」 夏 「いる。バキと範馬○牙もよろしく」漫画 「グラップラー刃牙」 「バキ」 「範馬刃牙」 全て同一の世界である。グラップラー刃牙は全42巻。バキは全31巻。範馬刃牙は今も連載中 杉 「某聖杯戦争的に言えば、ギル○メッシュ的男だった」PCゲーム「Fate/stay night」の聖杯戦争に登場するサーヴァントの一人、ギルガメッシュギラギラでピカピカではあるが、別にモテモテではない 杉 「どれくらい人気だったかというと、当時ピカ○ュウと人気を二分していたくらいだ」ゲーム「ポケットモンスター」に登場する初代から人気のあるでんきポケモン。国民的人気だが、当然杉崎は足元にも及ばない。 夏 「某剣心さん並に変わってんじゃねえかよ人柄!」漫画「るろうに剣心」人斬り抜刀斎と恐れられた時代の冷徹な性格から雪代巴との出会い、別離の過去を通して温厚な性格へと変化していった。 【楽園からの帰還~後編~】 枯 「私を何だと思っているのかね、君は。あの、枯野京一郎だぞ。」 杉 「いや、そんなオー○リーの春日みたいな態度で来られましても困るんですけどね」お笑いコンビオードリーのボケ担当である春日俊彰。たまにネタで妙に偉そうな態度を取るが、特に本当に意味は無い 飛 「でも、そこに痺れる憧れるぅ!」漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第一部より。主人公ジョナサンのガールフレンド、エリナに無理やりキスをしたディオに子分が放った一言「さすがディオ!俺たちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!」 【えくすとら~戻る生徒会~】 冬 「ウルテ○マオンラインです!」オリジン社製作のゲーム「ウルティマ」のオンライン版MMORPGが一般層へ普及する大きなきっかけとなったソフトの一つ 冬 「いちじきは、『デスクリ○ゾン』にもはまってました!」 冬 「『せっかくだから、まふゆは、あのゲームをえらぶぜ!』」エコールソフトウェア製作のゲーム「デスクリムゾン」のオープニングムービーにて主人公のコンバット越前が「せっかくだから俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」と扉の先で重要アイテムのクリムゾンを手にするツッコミどころ満載のシーン 冬 「『サテ○ビュー』にこそ、かのうせいをかんじていたのですが」専用衛星データ放送受信モデムであるスーパーファミコンの周辺機器「サテラビュー」1995年から約5年間運営した。 杉 「俺の言うゲームは、そんなラ○アーゲームみたいな物騒なものじゃないよ!」漫画「LIAR GAME」とんだ不注意から「ライアーゲーム」に参加させられた主人公直が天才詐欺師の深一と協力してゲームを攻略していく 杉 「なんですかそのラリ○ーマみたいな効果の呪文」ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズで4以降に登場した催眠呪文ラリホーの上位版「ラリホーマ」シリーズを追うにつれその効果対象が敵1体→敵グループ→敵全体と進化している
https://w.atwiki.jp/yannderegakuenn/pages/21.html
生徒会 生徒会長 柳鷹嗣 副生徒会長 真壁楢兎 書記 卯秀哉 会計 打蝉清太郎 深霧椿
https://w.atwiki.jp/sekina_seitokai/pages/61.html
生徒会の一存にゃ☆ 【第1話 碧陽学園にようこそ にゃ☆】 【第2話 椎名真冬の憂鬱 にゃ☆】 【第3話 くりむの極楽大作戦 にゃ☆】 【第4話 ポカポカする生徒会 にゃ☆】 【第5話 毎日いっしょ にゃ☆】 【第6話 お姉ちゃんのキモチ にゃ☆】 【第7話 みんなの生徒会 にゃ☆(前編)】 【第8話 みんなの生徒会 にゃ☆(後編)】
https://w.atwiki.jp/seitokai_ss/pages/37.html
鍵の血が頬に当たったときあたしはようやく反応できた。鍵の肩からは血があふれていた。 「鍵!!」 「ぐふっ、深夏、ケガはないか」 「あたしは鍵がかばってくれたから、それよりもお前」 「大丈夫だ、これくらい」 鍵はそう言って振り向いた。あたしもその方向を見た。 そこには雪原にでも行くような装いをした男がライフル銃を構えて立っていた。 ドンッとまた撃ってきた来たけれど、なんとか躱した。 「お前は、四天王最強の男バイアスロンマスターM!!」 バイアスロン。クロスカントリーとライフル射撃を合わせた競技。 「気をつけろ深夏。こいつは碧陽の地下を牛耳っていたバイアスロン部の精鋭を全滅させた男だ」 「……うちの学校、バイアスロン部なんてのもあったのか?」 「ああ、銃刀法があるから隠れてやっていたらしい。深夏、次来るぞ」 鍵はあたしの腕をひっぱって横に飛んだ。 銃声が響き、銃弾が掠めた。 そして近くの教室に転がり込んだ。 鍵の止血をしながら、さっきの男のことを聞いた。 「銃は反則じゃないのか、鍵」 「全くだ。だからこそ四天王最強なんだけどな」 「ちょっと待て、鍵。四天王はお前があたしへの刺客に放ったんじゃないのか」 「元々は別件で制圧した学校の部長連合だったんだけどな。今回の件でお前に刺客として向けられたんだ。でもこの男はそれを放棄して、学校を取り戻すために立ち上がったんだろうな」 「いや、おかしいだろ。そもそも制圧したってなんだよ、制圧って」 「何いってんだ、生徒会の世界戦略の初手だって会長……すまん深夏。お前が知っていいのはここまでだった」 「あれって本気だったのか会長さん。そしてもう制圧しているの」 ドンッ 鍵への声は銃声でかき消された。 「深夏、お前は先に行け。ここは俺が抑える。お前は先に新聞部室へ行け!!」 「分かった。全て終わらせてくる」 囮になる鍵にそう告げると鍵は驚いたように振り向いた。 どうしてそんな表情をするんだろう。 生徒会に憎しみを持っている人といえば藤堂先輩だ。あの人が犯人だ。 それなのにどうしてそんな表情をするんだろう。 「そうか、そうだったな。ここは俺に任せておけ」 「ああ、後ろは頼むぜ鍵」 「任せろ。そして、愛してるぜ深夏」 「な、馬鹿っ」 鍵はたった一人でMの下へと向かった。 あたしは藤堂先輩を倒すために新聞部室へと向かった。 あの人のことは嫌いじゃない。あの人のことは好きってほどじゃない。 でも自分のすることに全力で取り組む姿は好きだった。だからショックはある。 「でもあたしは許せない。もう、許そうとなんて思えない」 鍵の戦いは激しさを増している。銃声がなんども響いて、人を殴る音が聞こえた。 でもあたしは鍵を信じている。だからガス欠の体もまだ動いている。 「あたしが藤堂先輩を倒す。そして皆を守る」 目の前には新聞部室の扉。そしてそれを力強く開ける。 全てを終わらすために。 「藤堂先輩、覚悟!!」 720 :村雨:2010/04/04(日) 04 14 28 勢い良く扉を開けるとはめ込みのガラスが割れた。 藤堂先輩と最悪肉体言語で語るつもりで部室へ入ったあたしはそこで立ち尽くした。 目の前の光景が信じられない。 「フフフッ、ようこそ椎名深夏」 藤堂先輩は力なく声を掛けた。でもあたしはその光景に圧倒されて何も言えない。 目の前には十字架に張り付けにされた藤堂先輩がいた。 両手と両足首に釘を打たれて磔にされていた。その痛々しい様は彼女の美しさをある意味で映えさせている。 美人はそんな姿でさえ美しいのかもしれない。 でもそんなことよりもあたしは驚いていた。 なぜなら藤堂先輩はこの事件の犯人だからだ。犯人である藤堂先輩をあたしは倒さなきゃならないはずだ。 「なんで藤堂先輩が」 「驚いているようね、椎名深夏」 「だって鍵があたしの前に立ちはだかってまで」 「彼は一度でも私が黒幕と言っていましたか? それは貴方の勝手な妄想ですよ、椎名深夏」 藤堂先輩はそう言って辛そうに笑みを浮かべた。その笑みは全てが崩れて良くあたしを見透かしているようだ。 体から急速に力が抜けていって、あたしは両膝を突いた。 「そんな、ここまで来ることは無駄だったのかよ!!」 「ええ、無駄ですわ。椎名深夏がそこで立ち尽くしている限り」 藤堂先輩に言われてあたしは立ち上がった。そうだ、あたしは座り込んでいる暇なんてないんだ。 「何を成すべきか、それはあなたの頭で考えなさい、椎名深夏」 「ありがとう、藤堂先輩。あたし何をしているんだろうな。今、助けるよ」 そういうと藤堂先輩は首を横に振った。 「私に近づかないでください。爆発しますよ」 「え……」 「一定以上近づいたら爆発するように…… く、意識が」 「藤堂先輩顔色が、まさか藤堂先輩も」 藤堂先輩の足元にそれはあった。真冬に使われたのと同じ型の注射器があった。 「この毒は体に回ると激痛が走って気が弱いものでは意識を失ってしまいます」 「じゃあ真冬の意識がなかったのはそのせいか。でも、どうしてそんな事知っているんだ」 「よく気づきましたわね。この薬の開発には私も関わっています」 「開発って、一体どういう事なんだよ」 「私が言えることはここまでですわ。あとはご自分で調べなさって。ここにはマイクがあるから下手なことを言えませんの」 藤堂先輩の顔色は真っ青だった。もう限界みたいだ。 「最後に一つだけ。真冬と藤堂先輩はあとどれくらい持つ」 「あら、私の心配までしてくださるの」 「当たり前だろ、目の前で苦しんでいるのに助けない理由なんて無い」 「優しいのね。下校時間。若干の差はあるでしょうが、多分それまででしょうね」 「そんな、あと10分もない」 時計を見ればリミットは迫っている。 「さあ、急ぎなさい。そして妹を助けなさい」 「ああ、藤堂先輩も必ず助けるから待っていてくれ」 あたしはそう言い残して藤堂先輩に背を向けて走った。 「……正直で優しい子ね」 藤堂先輩に別れを告げたあたしはいつの間にか銃声が鳴り止んでいるのに気づいた。 急いで鍵の下に駆けつけると、そこにはぐしゃぐしゃになったMの死体があった。 「鍵!!」 その傍らに鍵は立っていた。 「深夏……」 振り返って笑顔を見せたのもつかの間鍵はその場に倒れた。 「鍵、おい大丈夫か」 「悪いな、深夏。もうだめみたいだ。頼む会長を助けてくれ」 銃弾で打ち抜かれた鍵の体からは血が流れていた。 どれだけ抑えてももう血は止まってくれない。 「分かっているよ、それよりも止まれよ、止まってくれよ、鍵が、鍵が死んじゃうだろ」 「もういいよ、深夏。せっかく髪を解いて美人なんだから笑ってくれ」 「何いってんだよ!! お前が死んだら意味ないだろ」 鍵は安らかな表情を浮かべていた。 「そうか、ありがとう深夏」 「鍵、しっかりしろ。なぁ鍵」 「深夏、会長に会ったら言ってくれ、愛している。守れなくてごめん。真冬ちゃんには好きだよ。幸せになってくれ」 「そんなの自分であって伝えろ!!」 「知弦さん、気づけなくてごめん」 鍵はそう言い残して息を引き取った。 最後に血のついた指で床に「DX」と書いて。
https://w.atwiki.jp/sekina_seitokai/pages/58.html
-「滝原雅貴……変わっちまったな」 スーパーヒーロー MASAKI🤘TAKIBARA 「ザ・ドラマジョン~」テレビ情報雑誌『ザ滝原雅貴』 【この日のMASAKITAKIBARA って、ホントなんだったの……】 「じゃあメモリアル記念日だよ、記念日!滝原雅貴メモリアル記念日!」 「そんな幻想、某上条さんにでも打ち砕かれればいいんだっ!」電撃文庫『とある魔術の滝原目録』の主人公『滝原雅貴』の右手のお○にー 「……ファミコンのまさき!」サンソフト『まさき』。元々はアーケードゲーム 「そういうのは、滝原雅貴にでも任せた方がーー」俳優滝原が懐かしのゲームをプレイしクリアを目指す『ゲームセンターCX』 【まさかのターン制小説です!】 アニメ『滝原とジェリー』 週刊少年ジャンプ連載『こちら葛飾区滝原公園前派出所』 全てお約束な出来事である。 「えと……図書館にある本を守るために、俳優滝原みたいな展開の時」アスキー『図書館戦争と俳優滝原』 「大丈夫、俳優滝原が歌うから。」ロックバンド『滝原雅貴』 「エンディングは俳優滝原」シンガーソングライター、ミュージシャン、詩人『滝原雅貴』 「最近だとまさき13」ビッグコミック連載『ゴルゴまさき』 「他にも、見てたのはカ○ジとかア○ギとか哲○とかONE○UTSとか……」週刊ヤングマガジン 『滝原雅貴物語』 「例えば、俳優滝原の碁なんて、メインが俳優」週刊少年ジャンプ『俳優滝原の碁』 「護園十三隊二番隊長、滝原雅貴、参る」週刊少年ジャンプ『滝原雅貴隊長』 「なんでそんなタキバラダイバーみたいな状況なんだよ、生徒会」週刊ヤングジャンプ『ダイバー』 アニメ『機動戦士ガンダムSEED俳優』 「それなんて俳優滝原」ゲームにありがちな展開で、シチュエーションを喜々として話す人間を揶揄する場合に用いるケースが多い。「sneg」 「生徒会役員がジャンプする度に、マ○オが跳んだような効果音をつけたり」任天堂『滝原雅貴ブラザーズ』シリーズ特徴的な音が鳴る。 「碁盤の目になってマス目を上から見下ろした視点で、隣接したユニット同士が会話する様子をお送りしたり」 「それなんてファイ○ーエンブレム方式!?」インテリジェントシステムズ『ファイアーエムブレム』「ファイヤー」でも「エンブレム」でもない 「あ、いっそ東○シリーズみたいに美しく圧倒的な弾幕で画面を覆います?」同人STG『東方Project』 {【滝原雅貴かわいすぎるぜ……ハァハァ】 テレビアニメ『機動戦士滝原雅貴SEED DESTINY』に登場する架空の人型兵器。フリーダムの直接の後続機であり、俳優滝原の搭乗を前提として作られた機体である。 平和→「サンタレルビーイング」による武力介入を開始。テレビアニメ『機動戦士ガンダム00』に登場する組織のソレスタルビーイングをもじったもの。あらゆる紛争に武力介入をして紛争根絶を目指す組織で主人公の滝原雅貴も所属している。 【ちょっと、なんでカット指定したシーンも掲載されてるのよ!】 嬢熱大陸~アイドル、滝原雅貴~テレビ番組『情熱大陸』 【ボク、もう合コンなんて行きませんからねっ!】 「……トレ○ネーション?」 「どんだけ合コンに命かけてんだよ、俺!ホムン○ルスみたいなの見たねぇし!」ビッグコミックスピリッツ『ホムンクルス』トレパネーションは頭蓋骨に穴を空ける手術。 「合コンの場にタキバラが居たら引くわ!」漫画『ベルサイユの滝原』の登場人物『オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ』この作品の人物がいたら中々シュールである。 週刊少年ジャンプ連載『テニスの俳優様』の登場人物『滝原雅貴』の言ったセリフ 「変わっちまったなタキバラ」 東方projectの滝原雅貴を元にして書かれたaaから派生したキャラクター。「変わっちまったな」が決めゼリフ。 翌日の生徒会にて本作に続き発刊された『俳優滝原』のエピソードにつながる 【慌ただしい月末だったぜ】 色即是空、空即是色、全力少年音楽ユニット「俳優スイッチ」のシングル曲『滝原少年』
https://w.atwiki.jp/sekina_seitokai/pages/115.html
『新生徒会の一存 上』 【滝原雅貴】 ドリー○キャストでシー○ンに「こっち見んなよ」と言われた時の気分に大分近いドリームキャストで発売されたゲーム「シーマン~禁断のペット~」同梱のマイクを使った対話による育成シミュレーションだが、その容姿は奇怪で性格もひねくれている「こっち見んなよ」と言われて無視すると負けたような気分になる 火「えーでもダーパラ的にはぁ」 杉「スイパラ的に言っても無理だよ!」洋菓子店「スイートパラダイス」 略して「スイパラ」。スイーツ食べ放題というバイキング形式の店。スイーツ以外にもスープ等がある ハ○ターハンターにおける「ナニカ」みたいな目をしているとこだろう漫画 「HUNTER×HUNTER」の登場人物、アルカ=ゾルディックが変化した姿「ナニカ」アルカの願いを連続で叶えることで変化し、輝きが微塵も無い真っ黒い目になる 【始まらない生徒会】 日守には是非はぐれメ○ルというあだ名をつけてやりたいゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズに登場するモンスター「はぐれメタル」倒すと莫大な経験値を得られるが、遭遇率が低く、すぐ逃げ、おまけに固く、倒すのは一苦労。 勿論初回限定ねんど○いどぷち同梱版を購入した様々なキャラクターを2.5頭身にデフォルメしたフィギュア「ねんどろいど」のミニチュア版「ねんどろいどぷち」その大きさは6~7cm程度で、単体で販売しているほか、ゲームや本に同梱されてることも多い。 【笑えない生徒会】 杉「じゃ玉袋筋○郎で」 つ「ああ、申し訳ありません、浅○キッド様!他意はなかったのです!」 杉「浅草キッドは水道橋博士も含めたユニット名だろう!ちゃんと玉袋筋○郎さんの名前を呼んだ上で謝れよ西園寺!」お笑いコンビ「浅草キッド」のメンバー「玉袋筋太郎」と「水道橋博士」 杉「ほら、いつまでそんな、もじもじ君みたいな格好をしてんだよ」バラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげです」の1コーナーとして登場した「モジモジ君」。文字を体で表現するコーナーで、出演者は全身タイツ姿になる。後番組の「おかげでした」でも同コーナー継続中 ドンキー○ングの樽みたいなものを右に左にそしてジャンプで避ける作業中だったがゲーム「ドンキーコング」 初出はアーケードゲーム鉄筋やはしごを介して落ちてくる樽を避けながらゴールまで進めるアクションゲーム。国民的ゲームキャラクターマリオが初登場したゲームでもある。 【進めない生徒会】 火「てへぺろ☆」初出はラジオ番組「おどろき戦隊モモノキファイブ」内での声優 日笠陽子の発言。場の空気を和らげるために使われ、可愛く言うのがコツだが成功率は極めて低い。顔文字だとこうなる → (・ω<) 水「……すいません杉崎君、いったんバウリ○ガルとってきていいですか?」タカラトミーから発売されたコミュニケーションツール「バウリンガル」犬の鳴き声を日本語として液晶に表示させるツールだが、感情や言葉のバリエーションは少なく、翻訳機として精度は高いとは言えない。 水「名探偵コ○ンのファン垂涎の毒薬、その名もアポトキシン4○69よ」漫画「名探偵コナン」に登場した毒薬「アポトキシン4869」黒の組織に始末されかけた工藤新一と自殺を試みた灰原哀が服用し、それぞれ身体が小さくなった。「4869」とは探偵シャーロック・ホームズの「シャーロック」から取っている 「デロデロデロデロ、デン、ディロリン」 杉「なぜに『ぼうけんのしょ』が消えた音!」ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズで、セーブデータである「ぼうけんのしょ」が消えるアナウンスの前に流れるBGM。バッテリーバックアップ電池切れによるデータ消去の恐れがあった6以前のプレイヤーにはトラウマ物。
https://w.atwiki.jp/sekina_seitokai/pages/112.html
『生徒会の十代』 【口絵 裏】 冬「先輩っ!今こそ『でんこうせっか』を使うときです!」 杉「俺その技覚えられるポケ○ンじゃないから!」ゲーム「ポケットモンスター」で使用できる技の一つ「でんこうせっか」使用者のすばやさの大小に関係なく必ず先制で攻撃できる。攻撃力は低い 【締める生徒会】 夏「椎名深夏は、昼下がりにブ○ーチの尸魂界篇を再読しつつ、ロイホのドリンクバーで粘ってました。終わり」漫画「BLEACH」主人公一護に死神の力を与えた罪で処刑のために連れ去られたルキアを救う為、死神界 尸魂界(ソウル・ソサエティ)に殴りこみに行くパート。単行本では9~21巻に収録 杉「え。……『さて、次はデート・ア・ライブの新刊でも読もぉっと』かな」 知「自分でも全然心に響いてないじゃない!」ライトノベル「デート・ア・ライブ」 富士見ファンタジア文庫出版の為やっぱり伏字がない大災害の原因である精霊の力をキスで吸収出来る主人公士道が、世界を救う為に様々な精霊とデートしてデレさせる話。1巻からCMを放映、2巻発売から間もなくしてアニメ化を発表。「レーベル史上最速アニメ化」として広告している。 知「遺体はエリア51に運びこまれてしまったっていうし…」アメリカのネバダ州にあるとされる「エリア51」兵器の実験場等に使われていると言われ、一般人の立ち入りは当然禁止されている。 知「キー組。ラクダってアマ○ンで買えるのかしらね」大手通販サイト「Amazon」残念ながらラクダはレプリカしか取り扱ってない 夏「レッドリ○ン軍相手にスーパーサ○ヤ人4で挑みかかる悟空」 杉「レッド○ボン軍が可哀想!」漫画「ドラゴンボール」の初期から登場している犯罪組織「レッドリボン軍」幼少期の悟空(戦闘力100前後)が壊滅させた相手にスーパーサイヤ人4(戦闘力:億超え)は非情にハード軍自体は滅んだが、セルや人造人間のくだりで「Z」や「GT」にも絡んできている。 夏「最初の虚相手に『最後の月牙天衝』使用」 杉「全力の使いどころ間違えすぎだろう!」漫画「BLEACH」空座決戦篇で一護が使用した「最後の月牙天衝」使用すると自身の霊力を全て失ってしまう(回復不可)為に「最後の」と付いている最初の虚は一撃で斬り伏せているのでいろいろ勿体無い。 夏「バキ、第一話にて範馬勇次朗越え」 杉「話終わった!」漫画「グラップラー刃牙」でシリーズを通してラスボス的存在な主人公の父、範馬勇次朗。原作は今も連載中。色々と反則的な強さのため、最終話で越えられるのかどうかも怪しいところ。 夏「ゴムゴムのぉ~宝物回収!」 杉「ワンピース手に入ったぁ!」漫画「ONE PIECE」で海賊たちの最終目的とされる"ひとつなぎの大秘宝"「ワンピース」「宝物回収」なんて技は当然無いし、そもそも手で掴める物なのかもやっぱり怪しい 夏「エドとアル、母親の人体錬成に挑戦せず!」 杉「そもそも話が始まらない!」漫画「鋼の錬金術師」の主人公兄弟、エドワードとアルフォンス母親の人体錬成で失った自身の体を取り戻す為の話なので、始まるものも始まらない。ついで、エドとアルの人体錬成は敵側の最終目的にも繋がるため、こちらも未遂で終わる可能性大 夏「巨人が……進撃してこない!」 杉「もう強いとか弱いとかじゃねぇ!」漫画「進撃の巨人」捕食のために攻め込んできた巨人を回避する為高い壁を建てる…というのがプロローグなのでそれすら始められない。 会「涼宮ハ○ヒに捧ぐ」 『確かに世話になってるぅー!』ライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズ1巻(一存)3番目のパロディネタとして使われるものの、以後使用回数はそんなに多くない 会「今は亡き富士ミスに捧ぐ」 杉「何の意味があって!?」富士見ファンタジア文庫の派生レーベルの一つ「富士見ミステリー文庫」「キャラクターに重点を置いた」ミステリー小説というジャンル絞りで創設するが2009年を以てレーベル自体は終了一部作品は他社レーベルに移って継続刊行している。 会「僕の初恋をキミに捧ぐ」 杉「うん、凄く綺麗だけど完全NGッス」漫画「僕の初恋をキミに捧ぐ」刊行は小学館であり、そろそろ本格的に伏字の基準が不明。 ?「そんな杉崎さんの健康を支えるのは、碧陽食品の健全青汁!」 杉「CMだったの!?これあのドキュメンタリーCMだったの!?」アサヒ緑健が健康食品「緑効青汁」のCM。数分にわたる一般人のドキュメンタリーを流した後、最後に「そんな○○さんの健康を支えるのは~」と緑効青汁の宣伝へと繋げるドキュメンタリー自体の評判は非常に良いことも合わせて、その後の宣伝へのガッカリ感から怒る視聴者は多い。 【託す生徒会】 真「いやいや、帰宅部って言っても霊能力者や特殊能力者や幽霊や巫女や世界の王やらが集まって超状的事件解決したりする系のアグレッシブ帰宅部だからな」 杉「そんな帰宅部があってたまるか!」本作品の著者葵せきなの前作にあたるライトノベルであり真儀瑠紗鳥の本来の出演作でもある「マテリアルゴースト」帰宅部は真儀瑠紗鳥一人のみでかつ事件解決も大抵他キャラの手柄であり、帰宅部が解決したとは言いがたい 夏「バズーカといえば……高田○次」お笑いタレント 高田純次がテレビ番組「世界まる見え!テレビ特捜部」内で行った通称「早朝バズーカ」一般人(外人)の家に乗り込み、人や家にむけてバズーカを発射する迷惑極まりないコーナー。警察沙汰になったこともある。 夏「『カラフル』といえば、森○都。○絵都といえば『風に舞い上が○ビニールシート』」小説家 森絵都(もり えと)の小説。「カラフル」と「風に舞い上がるビニールシート」「カラフル」は実写とアニメでそれぞれ映画化、「風に舞い上がるビニールシート」はNHKにてドラマ化している。 【お送りしましたは生徒会】 杉「遂にオールナイトどころかJ○NK!深夜の馬○力!」長寿ラジオ番組「月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」現在も引き続き放送中。 会「なんかさ。『可愛い女の子四人のラジオ』と『可愛い女の子四人+キモイ男子によるラジオ』との間には、かなりの需要差があると思うんだよね」 冬「それがら○すたやレール○ンとの間にある埋めがたい差ですよね」漫画「らき☆すた」と「とある科学の超電磁砲(レールガン)」共に仲のいい4人が中心となっているが、「らき☆すた」に関しては各々が違う大学に入学した為、4人揃うことはかなり少なくなった。 会「中島み○きさんで、『うらみ・○す』」 杉「まさかのチョイス!」歌手 中島みゆきの「うらみ・ます」タイトル通り終始相手への恨みを綴った歌詞で構成されており、当人の歌唱表現も併せて非常に怖い歌 知「私と真冬ちゃんは……そうね。たとえるならキュ○べぇとま○か的な関係ね」 杉「嫌な予感しかしねぇ!」アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の主人公まどかとマスコットキャラ的存在のキュウべぇ魔法少女システムの残酷な仕様を見せた後も平然と契約を迫るキュウべぇの姿は、見た目も併せて凄いギャップがある 特別企画第二弾は「ネクロノミコン朗読会!」 なんとスペシャルゲストに「ニャルラトホテプ」が来てくれるぞ! 今や十代の方にも「ニャ○子さん」等で親しまれる這い寄る混沌さんへの質問、どしどしお待ちしております!クトゥルフ神話に登場する架空の神「ニャルラトホテプ」「ナイアーラトテップ」など細かく異なる呼称がいくつかある。ライトノベル「這いよれ!ニャル子さん」のヒロイン、ニャル子さんは「ニャルラトホテプ」という種族としての称であり、少々意味合いが異なる。更に、『這いよれ!ニャル子さん』9巻にて「他校のラジオ番組にゲストで呼ばれてるんです。ネクロノミコン朗読会というステッキーなイベントに参加しなければなりませんので。」と、こちらの内容とリンクが起きている 更に更に、11巻の短編にて「荘子は言いました。『メディアの違いを理解せよ』と」という台詞も……もちろん元の台詞は会長の台詞である。 【卒業式-転校生挨拶2-】 その3 男性恐怖症の真冬をも毒牙にかけようと興奮する男性先輩。ニフ○ム!ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの呪文、ニフラム敵を一撃で消し去る(経験値は入らない)が自分より弱い相手にしか効果がない。意味を深く考えると人に言うのは大変失礼 【改装する生徒会】 冬「マイン○ラフト実況において美しい建築物を作ることに定評のある真冬なら、お茶の子さいさいです!」PCゲーム「マインクラフト」3Dのブロックを使って建築物を作ったり、散策で手に入れたアイテムを合成し新種のブロックやオブジェを開発して建築物のバリエーションを増やすなど、かなり自由度が高いゲーム。プレイ実況動画も数多くアップロードされている。 真「一○郎とインターネッ○エクスプローラーくらいしか使わんだろうがお前ら!」パソコンのワープロソフト「一太郎」と代表的なインターネットブラウザ「Internet Explorer」IEの用途はさておき一太郎は確実にこの小説を書くために使われている 【最終話・終わる生徒会】 冬「それは違うよ!(論破!)」 いかん、ダンガン○ンパ並のハイスピード会議で流れが全く理解できないゲーム「ダンガンロンパ」の学級裁判パート事件の整理で飛び交っている言葉の中から矛盾してる言葉を撃ち抜くというパート。証言以外に他所から流れて重なる雑音セリフを撃ってはいけない為、推理力と命中精度の両方が求められる。 冬「そういうお知らせはGIGA○INEさんに任せておきなさいです!」ブログ形式のニュースサイト「GIGAGINE」日本国内の話題はもちろん、海外のニュースも翻訳して掲載するなど取り扱っているジャンルの幅が広い。 杉「みなみな?ああどうせミナデインが使い放題とかそんな安直な-」ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの攻撃呪文「ミナデイン」初出はⅣ攻撃力だけなら作品中でもトップクラスだが、味方全員のMPとターンを消費するため使用する機会はそれほど多くない。 【あとがき】 先程、悲壮な決意と共に、リポ○タンDを飲み干しましたよ。栄養ドリンク剤「リポビタンD」栄養ドリンクとしてのシェアは日本国内では一番。
https://w.atwiki.jp/seitokai_ss/pages/53.html
「健やかな成長は健やかな生活の上に成り立つのよ!」 会長が俺を見ては薄笑みを漏らし、恒例の名言を口にした。たくっ言い返せないのが残念だ。 「どう?杉崎もそう思うでしょ?」 「え、ええ。そう思います。」 「ふふん。杉崎に勝ったわ。ということで、杉崎お茶。」 『アカちゃん(会長さん)。』 会話を聞いていたハーレムメンバーが会長を窘めた。愛を感じるよ。 「ヒ〇ブー、なんだよ深夏!!」 「殴っとかなきゃいけない気がしたんだ。あたしは悪くない。それとその反応は危険だ。テリャー」 「ゴフッ。」 『深夏(お姉ちゃん)!!』 「わりい。ついいつものノリで鍵を相手しちまったぜ。」 「もう、キー君が怪我した時くらい手加減しなさい。ねぇ、キー君。」 「はい、知弦さん…あの…足当たってます。足コツコツ突っついてません?」 「あら、愛の鞭よ。刺激を与えた方が…」 『知弦(知弦さん、紅葉先輩)!!』 「皆さん、ちゃんと杉崎先輩を労りましょうよ。」 真冬ちゃんは慈悲深い笑みを浮かべマジック片手に俺に近寄ってきた。 「先輩!!真冬に先輩のギブスに落書きさせて下さい。」 「それくらいなら言いよ。はい。」 俺はイスをずらし、真冬ちゃんへと足を向けた。 好きな女の子に足を向けるのは少し躊躇うが、真冬ちゃんの頼みを断れる俺ではない。 「真冬ちゃん、杉崎ラブ位ならいつでも書いていいんだよ。」 「はい、真冬はいつでもラブですよ。」 「はははー。嬉しいなぁ。」 なんか残念な視線を感じる。気のせいだよな。気のせいだ。 「かけました。真冬の思いを受け取って下さい。」 「どれどれ……」 真白なギブスの裏側に黒の線が見えた。 ベタな相合い傘に「杉崎鍵」その隣には…… 「残響死滅にいさあああああん!!!」 「はい、今の真冬は一回りして残響死滅お兄さん受けで妄想を膨らませています。」 「中目黒じゃないのを喜んでいいものか……」 「ありがとうございます。」 真冬ちゃんはゆっくりと自分の席に戻っていった。 「で、今日の会議なんだけど…」 同情を振り払うように会長が口を開いた。知弦さんとのアイコンタクトが飛び交う。 「会長も落書きしますか?」 「したいけど、後ででいいや。今日の議題は廊下を走らないようにするにはよ。」 椅子に登り短い腕を懸命に伸ばしてホワイトボードに「ろう不は走らない」と書いた会長。 廊は書けないと思っていたけど下も書けないなんて。 みんなため息をしながら会長をみる。 「さあ杉崎、怪我した原因をいいなさい。」 「美少女のピンチだったんです。イタッ」 深夏がわき腹を肘打ちした。 「どうせ、お前が追いかけ回したんだろ。」 「ちげえよ。会長が水遊びしてたんだよ。」 「水遊びじゃないもん!!水道が悪いんだよ!!」 「使用禁止って書いてありましたよね。」 「解りにくいんだよ」 「それで?」 会長が何か言っていたが、知弦さんが話を促した。 「全速力で駆け寄ったんですが、止まりきれず足首を捻ってしまいました。」 「成る程ね、つまりそれはアカちゃんのせいでいいかしら?」 「なんでそうなるのよ!!」 「使用禁止が見えなかったのよね?」 「そうだけど…」 「ならアカちゃんのせいよ。」 会長が下を向いた。泣いているのだろうか。 「か、会長?」 「ヒック、ヒック、すぎゅヒックさきー。うあああん」 「俺は何ともないですから、ただ松葉杖使わなきゃ行けないだけなんで泣かないで下さい。」 「ほんと?ヒック痛くないの?」 「ええ。俺の不注意が原因何ですから会長は悪くないですよ。」 「ふえ。なら良かった。私が悪い分けないんだよ。だって私は会長なんだから。」 イラ… 「杉崎も気をつけなよ。」 イライラ!! 「みんな何よ?」 気がつくと俺達は会長を囲んでいた。 『少しは反省しろー(して下さいです。して下さい。しなさい。)』 また、会長が泣き出した。今度は慰める人がいないみたいだ。 「それよりバイトは大丈夫何ですか?」 真冬ちゃんがイスに座りながらすっかり忘れていたことを聞いてきた。 「そういえばどうするかな。真冬ちゃんは何かいいお金を稼ぐ方法……知弦さん分かりますか?」 「先輩!!どうして真冬から紅葉先輩に流れちゃうんですか!!」 「だって真冬ちゃんに聞いてもアフィリエイトくらいしか…」 「真冬を侮らないで下さい!!杉崎先輩楢ではの名案があります。」 「え?俺ならでは?」 「はい。真冬達ゲーマーの最終手段を杉崎先輩に伝授するです。」 「師匠というと?」 真冬ちゃんはない顎髭の先を撫で目を光らせた。 「ヤフ○クでゲームをオークションに出します。」 『それは名案ね(だ)。』 他の三人も賛同して声を挙げた。いつの間に会長は復活したんだ? 俺は真剣な眼差しを真冬ちゃんに向け…… 「却下。」 と優しく微笑んで挙げた。 「何でだよ。売ればいいじゃねえか。てか売れ。」 「何で名作たちを売らなきゃいけないんだよ」 「お前は命とエロゲどっちを取るんだ!!」 深夏がテーブルを叩き真剣な目で俺を貫く。なんか熱い。 「エロゲに決まってんだろ!!」 俺がテーブルをたたき返すとため息が聞こえた。けして一つじゃない。 「それより深夏はなんかいい方法知らないか?」 「あたしも鍵にしか出来ない方法を知ってるぞ。」 深夏が自重気味に笑い、鞄を漁り始めた。 「これだああ!!今こそ鍵盤連合を立ち上げ、上納金を集めれば生活費くらい稼げるはずだ。」 深夏がステッカーを掲げた。まだ残ってたか鍵盤連合。 「なあ深夏?それ本気か?」 「本気だとも。あたしはいつだって本気だ。」 「なら聞くがこの足でどうする?」 「またの機会にするか。」 何か俺が残念な人みたいな気がしたけど気のせいだよな。 「キー君。私が紹介するわよ?」 深夏の夢が破れた所で真打ち登場。知弦さんならいいバイトを知っているはずさ。 「知弦さん期待してます。」 「そうね…これはどうかしら?」 パソコンを出し、モニターをこっちに向ける。流石準備が早い。 「臓器販売。」 「殺す気ですか!!」 「胃を売れば食べる量が少なくなっていいと思うの。」 「普通にダメですよ!!そもそも海外じゃないですか。行くお金もないですから。」 「いいと思ったの…これもいいわね」 いきなりブラック過ぎでかなり疲れたが次のこそ大丈夫なはずだ。 「モルモット(アン〇レラ社)」 「俺に何ウィルスを植え付けるつもりだあ――――!!」 「日払いで4万よ。好条件。」 「4万のために命捧げてたまりますか!」「なら、私の執事をやらないか?」 「どこの三○院!!」 「やあね。私は紅葉よ。」 「知ってますよ。執事いいかもしれませんね。どんなことするんですか?」 「まずは、私を起こしてくれればいいわ。」 「それなら簡単ですね。執事やりますよ。」 「じゃあ明日から、6時に私の家に来てくれるかしら?」 「住み込みじゃないんてすか?」 「キー君なんかと一緒の家に居れるわけないじゃない。」 「そんなのお断りだ!!」 知弦さんひど過ぎるよ。松葉杖の人をこき使いすぎだよ。 俺がしょんぼりしていると会長が肩をつついてきた。 「私の肩もみ30分間なんと30円」 「やってられるか―――――!!」 会長に奈落まで落とされたとさ。 奈落から這い上がると何か忘れているような気がした。 何だろう。ホワイトボードがよく見えないや。 知弦さんも気付いたのかアイコンタクト開始した。 (あれどうしようかしら?) (今更ですが決めるんですか?) (しょうがないじゃない。議題でしょう。) アイコンタクトしていると椎名姉妹も気付いたのか焦り始めたのがわかった。 しょうがない無難に行こう。 「話が逸れましたが、廊下に『走るな』的な張り紙はればいいですか?会長。」 「杉崎突然なによ。なんのこと?あっ6時だから今日は解散!!杉崎は気をつけて帰ること。またねー、」 ……… 生徒会室が無音に包まれた。まるで時が止まったかのように静寂が支配する。 「丈〇郎かDI〇か!」 深夏は秘技『地の文破り』を使い、そして時が動き出す。 「キー君それでいいから、今日は帰りなさい。」 「まだ雑務が終わってないです。知弦さんこそ。」 「雑務くらい私たちがやるから、任せて頂戴。」 「雑務は俺の仕事です。それに美少女に暗い夜道を歩かせるわけには行きません。」 「おい、今日くらい良いだろ。」 「深夏有り難いけど、帰ってくれ。」 「先輩それなら真冬たち手伝います。それならいいですよね?」 みんなの視線が集まる。なんていい女たちなんだ。 仕方ない今日くらいは許してやるか… 「俺が心配なら素直に言っていいんだぜ?」 「お姉ちゃん次のバス何時?」 「後30分後だな。ゆっくり行くか。」 「それじゃ帰りましょう。キー君鍵は任せたわよ。」 あれ?いい女たちなんだよな? ちょっとみんな? 「待ってえええ!!」 俺は全速力で松葉杖を使い追いかけたが学校には誰もいなかった。 虚しさと寒さを感じた杉崎鍵でした。 END
https://w.atwiki.jp/seitokai_ss/pages/29.html
「スースー…」 会長がいつものように小さな胸を張ってなにかの本の受け売りを偉そうに語って……いなかった。さてどうしよう、見ての通り会長は机に這いつくばってぐっすり寝ている。 今日は椎名姉妹も知弦さんも家の用事で生徒会室に顔を見せただけで帰ってしまった。 ハーレムじゃないのは残念だが逆に考えればこれはチャンス!誰にも邪魔されないから会長を丸め込むことならできるかもしれない。そう思った俺はいつか飛鳥から貰った睡眠薬を会長に見つからないようにお茶に入れて差し出したのさ。 最初は怪しまれたものの口説いてやったらゴクゴクと飲んでそして数分経った今に至るわけだ。 さて何から始めようか、とりあえず完全に寝ているか確認だ。 「会長、今日は待ちに待った二人だけの放課後ですね。」 「……………。」 「二人だけの放課後ってなんかいろんなイベントがあると思いませんか?」 「……………。」 よし、会長は完全に寝ているな、念のため机にわざと足をぶつけてみる。ドンッ! 「イタタタタッ!」 「……………。」 き、決まりだ!睡眠薬、本物だ、まずはソフトに背中を触ってみる。 ペタペタ もう会長を自由にできるんだ、思い切って胸を鷲掴みしてみる。 「…んっ!……すーすー」一瞬ビクッとしたが穏やかな顔をして寝ているから気にしないでおこう。会長の胸は小さかったがそれでもこの優越感はあたまらなく最高だ。 俺は会長を机の上に寝かせて制服を脱がせていった。会長の下着は思った通り中学生が付けてそうな水玉の柄のやつだ、これだけでも十分満足だが今日を逃すと会長に申し訳ない、うん申し訳ないに違いない。 まずはブラから外しピンクの小さな乳輪の乳首に吸い付いた。 「あっ……んっんっ!…」 会長もやっぱ感じるんだな、可愛らしい声で鳴いている。でもまだまだ終わりませんよ、会長。 次はパンツを剥ぎ取る、薄いヘアーのきれいな性器が見えてきた、こんな可愛くても毛は生えるってなんか罪だよな。でも形も綺麗で具もはみ出てないま○こは実に会長らしい。もちろん入れるつもりだし舐めてあげないとな。 ちゅぱちゅぱちゅぱ、ちゅぷんちゅぷん 「ふぁっ!あっあー」 クリトリスを吸い付き豆がちょぼんと出る、それを転がすように舐めながら舌を出し入れする。 じゅくじゅくまん汁が溢れてくる。 ちゅーちゅるちゅるちゅるちゅぱ 「ん!あっあっあっあっあっあっ!」 そ、そろそろ指を入れてみよう。いざとなると指が少し震える、落ち着け俺、いつも夢見てたことじゃないか!いくぞ…。 くちゅ、ズズズッ 「痛っ!え?す、杉崎な、何やってるのよ!」 「えっ?」 「えじゃないわよ!こんなことして…は、犯罪よ!」 「で、でも漏れてますよ?それに凄く気持ちそうでしたけど」 そうだ、犯罪だろうと結果的には会長は気持ちよがっていたじゃないか。「そ、そんなわけないでしょ!とりあえず早く服返してよー!」 「すみません…会長」 「今は何も言えないよ」 「ここまで来たら歯止めが利かないです」 「え?どういう…きゃっ!やめて杉崎!」 「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ!」 「それ、なんか間違ってるよー!うっ!」 ズプッ 「会長の穴小さすぎて塗れてるのに入りにくいですよ!」 「あっあっ!お願い杉崎やめて痛いよ!ふぁっ!ぬぁー!」 ズププププ、ズプッ!ズプッ!ズプッ! 「会長、全部入りましたよ、締まり良すぎです、もっと動きますよ」 ズプズプズプズプズプ!グチュグチュグチュグチュグチュグチュ 「はんっ!はんっ!だめっ!あうっ!あっー当たってる、杉崎の!うぁっ!大きっ!はっ!はっ!はっ!んぁっ」 「会長やっぱり気持ちいいんですね、ではもっと気持ちよくさせてあげます!」 俺は挿入しながらクリトリスを摘んだ。 グリッ! 「ひぁっ!ああああぁぁぁぁぁぁぁ!見ないでぇぇぇぇぇ!」 プシャーーーーー!! 「会長漏らしちゃだめじゃないですか、あとから誰が拭くと思ってるんですか?」 会長のま○こが痙攣しながら俺のチ○コを締め付ける。 「はぁはぁ…杉崎が…悪いのよ…ひぐっ!」 「俺のせいですか?漏らしたのは誰ですかね?」 「……はぁはぁ…」 「誰ですかね?」 問い詰めるようにクリトリスを左右に引っ張る。「くぁんっ?はっ!はっ!ひゃ!言うから!言うから!」 「じゃあ改めて聞きます、漏らしたのは誰ですか?」 ピンッとクリトリスを弾く。 プシュ! 「ふぁっ!あたしが漏らしたからあたしが悪いです。」 「また漏らしましたね!そう!よく言えたので俺からプレゼントです。」 「!?はっ!また!はんっ!だめだよっ!杉崎!あん!あっ!あっ!あっ!イッたばかりなのにっ!うっ!そんな動いたら!またっ!またっ!」 ジュプッ!ジュプッ!ジュプッ!ジュプッ!ジュプッ! 「じゃあ今度は一緒にイキましょう!」 「もういやっ!あんっ!おかしくなっちゃう!だめっ!そんなっ!ふぁっ!ふぁっ!もうイク…」 「俺もイキますよ?子供作りましょう、元気な元気な…うっイク」 ビュルルルルルッ! 「いっいやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、熱いぃぃぃぃぃ!」 プシャャャャャャャ! 「うっ…杉崎…杉崎…杉崎のバカ…」 ガチャ! 「おまえら何してるん…!?」 『ま、真儀瑠先生…』 「ちょっと職員室まで来てもらおうか…」
https://w.atwiki.jp/eastwich/pages/13.html
ーこの高校には、星の数ほどの噂が存在する。 その中の一つ。最も良く聞く噂に、このようなモノがある。 曰く、『東高の生徒会には、魔女が居る』…と。 とある日の朝、8時15分。 丁度、登校ラッシュの時間帯である。 この高校…東高の校門も、たくさんの生徒を迎えていた。 『おはよう』、『おはよう』と挨拶を交わしながら、自転車で、徒歩で、校門をくぐっていく。 この校門は珍しく、鉄製の扉がついていない。ただ、二本の柱があって、そのうちの一本に『魔界立東高校』と書いてある表札があるのみだ。 その表札の下に、一人の女子生徒が腕を組み目を閉じて、仁王立ちしていた。長く黒い髪はポニーテイルにしていて、腕には『風紀委員』と書かれた腕章を着けている。 この女子生徒、生徒会に属しており、風紀係を担当している。だからこうして突っ立っているのだ。 生徒達にも顔が割れているらしく、時々挨拶が投げかけられるが全く反応を返さない。 生徒達はそのノーリアクションに慣れているらしく、他に何をするでもなく横を通り過ぎていく。 その間にも、時間は刻々と過ぎていく。どんどん生徒の数が増え、その表情にも怯えだとか、焦りの色が伺える。 突っ立っている女子生徒にそんな視線を投げかけては、自らの足が出せる最高速度を持って校門を駆け抜けていった。 そしてとうとう、かちり、と小さな音をたてて、時計の針が『5』の文字で止まる。 それと同時に、鐘の音が鳴り響く。登校完了時間になったのだ。 数名の生徒が、必死の形相で校門を駆け抜けていき…鐘の余韻ばかりが、僅かに響く。 「…時間切れだ。」 初めて、その女子生徒がポツリと漏らし、鐘の余韻が消えてしまった瞬間、目をくわぁッ!と開く。 途端に、扉が出現した。 どがしゃぁぁあんッ!だとか、がぃいんっ!だとか、痛そうな音が多数発生する。急に止まりきれずに、鋼鉄よりも尚堅い扉に、自転車の生徒や走ってきた生徒が激突したためである。 「くそっ、今日もかよ!」 「なんで毎日毎日居るんだよ、『正義の黒(ジャスティス・ブラック)』!」 扉に激突した生徒達が、あるいは呻き、あるいは目の端に涙を浮かべながら叫ぶ。 女子生徒…『正義の黒』と呼ばれた生徒は、口の端をニィッと意地悪くつり上げて、嗤った。 「笑わせるな。この東高生徒会風紀委員長ヴァレル=リエナが、貴様らのような害悪を見逃すと思ったか。」 リエナの、真っ白で自信に満ちた瞳の光と声に気圧されてか、数名の遅刻者たちが唸り、後ずさる。 「ちくしょう、こうなったら実力行使だ!」 その中の一人、勇気ある者が自分の自転車から飛び降り、嫌な感じに黒光りしている扉へ駆ける。 扉は結構とっかかりも多く、背も高くない。こうなったら登ってしまおうという魂胆なのだろう。 しかし、風紀委員であるはずのリエナはそれを黙って見ている。それどころか笑ってさえ居る。 男子生徒はそれを見、嫌な予感を覚えながらも扉に手を、かけた。 「うぎぁッ!?」 途端、バチバチと紫電が男子生徒の体を襲い、ぶすぶすと黒煙を上げながら、男子生徒は後ろ向きに倒れた。 「…言い忘れていたが。」 リエナが、さらに口角をつり上げながら言った。 「この扉には、100万ボルトの電流が流れている。迂闊に触ると、あぁなるからな?」 『そういうことは先に言えッ!!(遅刻者一同心の叫び)』 けれど所詮は心の叫び、それがリエナに届くはずもなく。 遅刻者達は全員正座させられ、リエナが一時間ばかり説教をしようと口を開くと、不意に横手から、ぴょこんと鳥が顔を出した。 「…オルスか。」 リエナが、何の感慨もなく呟く。 オルスと呼ばれたその鳥は白く、翼はまるでピアノの鍵盤のような形をしている。 オルスは嘴を開くと、さも当然の如く喋った。 「デンゴン、デンゴン。ミチカラノ、デンゴン。」 「ミチから?」 「フセイチュウリンガ、オモッタヨリモオオイ。テツダエ、テツダエ。サボッタラ、リイナニイイツケ!」 「…それは困るな。」 リエナは顔をさぁっと蒼くすると、ずっと正座して居た遅刻者たちを振り返った。 「…というわけだから、今日は説教はなしだ。」 ぱぁっと、遅刻者達の顔が輝く。 「その代わりに、だな。」 リエナが、とても爽やかなすばらしい笑顔をむけて、指をパキパキとならした。 「一人ずつ、背負い投げで校内に入れるからな。」 …遅刻者達の顔が、絶望に塗り替えられたのは言うまでもない。 「とお。」 「うぎゃぁああああっっ!!」 「えい。」 「うわぁあああああっっ!?」 「おりゃ。」 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさぁあああいっっ!」 「これで最後…と。」 「すいませんごめんなさいもうし無いから助けうわぁああっ!?」 「よし。」 リエナはやりきった、という顔で額に浮かんだ汗を拭うと、遅刻者達の荷物を放り投げ(人数分の痛ましい悲鳴が聞こえた)、手をぱんぱんっと叩いて埃を払った。 「じゃあ、行くかオルス。」 「…オマエ、ヒドイ、コワイ。ミチヨリコワイ。」 「それは光栄だな。」 リエナはふはははっと悪役っぽく笑うと、オルスを肩に乗せたまま駐輪場へ急いだ。