約 485,753 件
https://w.atwiki.jp/syuramesi/pages/418.html
にんにくの酢漬け 修羅場の時の食事 (゚д゚)ウマー【2】 168 168 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。:02/08/02 16 46 ID JM8chW8w ひたすらにんにくの皮をむく。 ↓ 沸騰した牛乳で5分ほど煮て臭みを取る。水洗いして牛乳を落とす。 ↓ 酢(米酢、りんご酢等)に塩、唐辛子を居れて沸騰させる。 ↓ 貯蔵瓶に入れたにんにくの上から熱々の酢をぶっかける。 ↓ 2週間~1ヶ月放置プレイで(゚д゚)ウマー そのままでもスライスしてサラダにぶちまけてもOK
https://w.atwiki.jp/magicalgirls/pages/21.html
名称:天海学校生徒会 分類:学校組織 概要: 高校、中学、小学全てを取り仕切る生徒会 以下のようなが役職がそれぞれあり基本は高校、中学、小学で独立して活動を行うが生徒会室は共有してる為交流がある 魔法少女であるか否かは役職に就けるかには一切関係ないが、同じ魔法少女の役員同士の交流の場となることもあったようだ だが、魔法少女を公にしてはならないという暗黙の了解が魔法少女の役員間である 役職一覧(小中高共通) 生徒会長 副生徒会長 会計(小にはなし) 高校多田 晴 書記×2 学級委員長 風紀委員長 図書委員長 保険委員長 クラブ委員長 共有:こちらも好きなようにどうぞ、ただ公な活動で魔法少女に関わることをやることはなしで、役職は早い者勝ちです 役職を増やしたり設定増やしてかまいません!
https://w.atwiki.jp/syuramesi/pages/203.html
パスタ料理 修羅場の時の食事(゚д゚)ウマー 317 317 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。:02/01/15 03 41 ID xOxpC6Jn 湯がいたパスタにマヨネーズをまぶし、醤油を適量かけるだけ シンプルだけど(゚д゚)ウマー これはシーナ誠のエッセイに載っていた ついでに、ほぐれたカラシメンタイもまぶし、海苔をかけるとさらに(゚д゚)ウマー!!
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/314.html
ゆっくりスの翼 ――妖立宇宙軍―― 妖立宇宙軍、それは妖怪による宇宙軍。 設立者はいわずと知れた蓬莱人、Dr.八意永琳である。目的は月の奪取。宇宙開発が進み、人間による開拓か始まろうとしている月面を、蓬莱人の手に取り戻すのが、彼女の狙いだった。 彼女は蓬莱人として長年の間に築き上げた人脈と、妖怪ならではの超科学を駆使して、今ここにNASAやグラフコスモスのそれをも越える、優秀な月面輸送システムを築き上げたのであった。 これは、その輝かしき第一歩の記録である。 「Tマイナス600、射場閉鎖」 「外部電源より機内電源へ移行。ロケットは自律制御を開始します――」 幻想郷に何重にもエコーした声が響き渡る。アリス邸を改造して作られたブロックハウス(打ち上げ指揮所)に詰めている管制兎たちのアナウンスだ。 紅魔館の館内で建造された、八意永琳謹製の妖怪月ロケットであるモウソウチク5型、略してM5ロケットは、数千項目ものプリフライトチェックを終えて、間もなく打ち上げられようとしていた。 ロケットの先端、ノーズフェアリング内に収められたルナー・ボートでは、ただひとりの搭乗者であるゆっくりかぐやが、人々から挨拶を受けていた。 「元気でね」 「頑張って」 「向こうへ着いてもゆっくりしてね!」「ゆっくりするんだぜ!」「ちゅるんだよ!」 親しい妖怪たちとともに、見送りに来たれいむやまりさたちが声をかける。 彼女らの挨拶が終わると、最後にボート内に顔を突き出して、永琳本人が言った。 「これは私が考えた、私の実験よ。おまえのものじゃない。今ならまだ、引き返せる……本当に行く?」 「ゆぅ~」 ポリカーボネイトの透明なゆっくり用宇宙ボールに入ったゆぐやが、いつもの眠そうな目で、うなずいた。 「これはかぐやのおしごとなのよ~。かぐやのおかあさんからうけついだのよ~。だからかぐやは、ぜったいおつきさまにいくのよ~」 知らない人間が見れば、本番前だというのに何をのんびりしているのかと思うような口調だが、普段はしゃべるどころか、だらだらごろごろしてばかりで、決して自分から何かしようとは思わないのがゆぐやである。このゆぐやが目一杯本気になっているのが、永琳にはわかった。 ゆぐやの母は、60年代のアポロ計画の一環として、宇宙へ行った。ただ一頭、地球大気圏の外へ出たゆっくりだった。 だがしょせんゆっくり、悲しいかな、黄金のトロフィーに等しいと言われる月着陸ミッションを与えられることはなく、地球の上で朽ちてしまったのだ。 しかし彼女は恋をし、娘を残した。それがこのゆぐやだ。 ゆっくりかぐや種はめったに動かない代わり、寿命が長い。ずっと待っていた彼女に、ようやくチャンスが巡って来たというわけだった。 「いいわ。頑張ってちょうだい。――ゆっくりしていってね」 「ゆっくりするのよ~」 ゆぐやがゆらゆらと体を揺らしてうなずいた。永琳はサムアップサインをしてボートを出た。 作業兎たちが、頑丈なレンチでハッチを閉めた。 「整備塔クリアー! カウントダウン続行!」 「整備塔、オープンします!」 湖の中洲にたつ紅魔館の時計台が、ポーンポーンポーンと規則的なアラームの音を立てながら左右に開いていく。M5型の緑色の姿が、夕刻の幻想郷に姿を現し、真東に向かって首をもたげた。 「まったく、何で私たちの館をこんなことのために……」 「ま、いいんじゃないの。面白そうだし」 紅魔館メンバーは、全員霧の湖の外まで退避させられている。咲夜メイド長の愚痴に、館の主であるレミリアが、にやにや笑いながら答えた。 「あの気違い女科学者がどれほどのものを作ったのか、とっくり見せてもらおうじゃない?」 「お嬢様……館の後始末は私の仕事なんですよ?」 昨夜が悲しそうに首を振った。 永遠邸では、ロケット及びペイロードの総合管制指揮所として、システムの集約的な管理が行われていた。 「妖怪の山から気象情報入電! 風力4、雲量0。気象GOです!」 「飛行哨戒中の博麗霊夢および霧雨魔理沙より入電、周辺空域に障害となる飛行物なし――」 「Tマイナス300、永琳博士、最終判断を」 「GO? NO-GO?」 「もちろん、GOよ」 紅魔館から飛び離れる途中の空中で、永琳が不敵に答えた。 「M5ロケット、最終打ち上げ段階に入ります」 幻想郷の多くの人々とゆっくりが見守る前で、最後のカウントダウンが進んでいく。 「10、9、8、7――」 ロケットの側面から黒い煙が噴き出す。発電用サイドモータ点火。 「6、5、4――」 紅魔館の湖に近い側で、盛大な放水が沸き起こる。噴射衝撃波を緩和するウォーターカーテンの展開。 「3、2、1――」 人々が拳を握る。ゆっくりたちが叫ぶ。 ゆぐやが唇をかみ締める。 「ゼロ。Lift-off!!」 閃光とともに、凄まじい白煙が湖上に吹き渡った。二秒もかけずに湖畔に届き、湖面を覆う。 M5が上昇を始める。鋭い機首を天空へ向ける。突き刺さるように昇っていく。 遅れて、湖畔の人々に、五体を揺さぶるとどろきがバリバリと届いた。 レミリアが、フランドールが、パチュリーが目を見張る。他の人々も。それは確かに、何百年もの時を生きた幻想郷住人にさえ、いまだ目撃されたことのない、壮大なスペクタクルだった。 ただひとり、咲夜メイド長だけが滂沱の涙を流していた。 「あああああ、館がこっぱみじんにいいいいいい……」 「Tプラス10、11、12、13……」 アリス邸ブロックハウスでは、打ち上げ後ロケットの管制が続いている。 「T75、一段燃焼終了! 一段分離!」 「二段点火確認!」 「100、101、102……」 「間もなく妖怪の山管制圏を出ます」 「妖怪の山、ロスト!」 「管制中継を妖怪の山からチェイサーにハンドオーバ!」 「チェイサー、了解ーい!」 高速で上昇し飛行していくロケットは、あっという間に地平線の向こうへ消える。人間たちの場合、ロケットの行程にそって地上追跡局や追跡船を設置しておくのが常道である。 幻想郷に外部の追跡局はない。代わりに永琳が選んだのは、最速を誇る妖怪にロケットを可能な限り追尾させる方式だった。 「清く正しい、射命丸でーーーーーーーーーーーーーーっす!!!」 マスコミ天狗の射命丸文が、翼を羽ばたき大気を切り裂き、すばらしい高速でM5を追っていく。 「145、146、147、148……」 「二段燃焼終了!」 「天狗より地上、竹の二段目がおっこちましたぁー!」 モウソウチク5型は、永琳がDNA改造した巨大な竹のロケットである。その中にはBPシリーズと呼ばれる高分子ブタジエン系固体燃料がぎっしり詰まっている。これが燃える端から、下の段を節目のところで切り離していくのだ。 「182、183、184、185、フェアリングオープン!」 「天狗より地上、竹の先っぽが剥けました! ゆぐやちゃんのボートが出てきてます! っていうか、そろそろつらいでーす!」 この時点ですでにロケットと文の水平分速はマッハ10を越えている。鉛直高度は150Km。アメリカ空軍の定める宇宙高度(80.5Km)のはるか上だ。 空は暗く、星が瞬く。いかに妖怪といえども、宇宙空間の環境はつらい。 「ひきが れきまへーーーーーーーーーーん!」 「地上管制より天狗、あと100秒こらえなさい」 「ひ、ひほごろひー!」 永琳の冷酷な指令に、息を止めて顔を真っ赤にした文が細い悲鳴を上げた。 そんな彼女の頭上で、M5は再び閃光を放ち、加速を始める。 「三段点火! 206、207、208、209」 「へーん、もうやけらー!」 ぶっちゃけ妖怪に酸素は必要ない。根性据えた文がさらに大きく羽ばたいて、ないに等しい高空大気を蹴りつけた。 三段に点火したロケットはますます速度を上げる。空気抵抗が極小なためその速度は天井知らずにあがっていく。時速一万二千キロから、一万三千、一万四千。マッハ17、マッハ18、マッハ19。 「ちょ…………こえ…………まぢ、むぃ……………………」 顔を赤くしたり青くしたり、おぼれた人間みたいにバタバタもがいていた文が、はるか頭上の点のように離れたロケットに目を止め、気づいた。 「てんうよい、ちひょー。ろへっほ、ちぎえ……は……」 Tプラス347秒。加速を終了したM5三段が分離した。 秒速七千九百メートル、軌道速度達成。ゆぐやは人工衛星となった。 力尽きた文が、目をペケにしてへろへろと落ちていく。 透明な宇宙ボールの中。強烈な打ち上げGのせいでぺったんこに潰れていた饅頭が、もぞもぞと動き出した。じきに、ぽむっ! と音を立てて球形に戻る。 「ゆふー…………ちょっぴり、おもかったのよぉ……」 ゆっくりかぐやは一息ついた。ゆっくりは骨がないので、外側さえしっかりボールで支えられていれば、意外とGには強いのだ。 「ゆっくりする、のよぉ……」 ゆむゆむと体を回して、ルナー・ボートの窓のほうを見た。 そして、息を呑んだ。 「ゆぅ……」 そこは天空。 純白の太陽の輝く、暗黒の宇宙。眼下には青い大気と、渦巻く雲。 一望のもと数千キロ四方が収まっている。地球のいかなる王も皇帝も見たことのない、生命の王国。 「おかあさん……ゆぐやは……ゆぐやは……やっとおいついたのよぉ……」 ぽろり、と流した涙は、落下せずに宙に浮く。きらきらと輝いて漂い始める。 「とっても……ゆっくりできるのよぉ……♪」 あとからあとから流れる涙に、きらきらと周りを取り囲まれて、ゆぐやはふわふわとゆっくりする。 幻想郷に外部地上局はない。 このことは、幻想郷とボートとの通信が、一日のうち限られた時間にしかできないということを意味した。永琳は当然、ボートと通信できる時間に月遷移軌道へのトランスファを行うことにしていた。その通信可能範囲と、軌道離脱タイミングが一致するまで、数日かかった。 「今ロケットを噴射しても、月に向いていない。しかし月に向くまで待っていると、電波が届かなくなる。両方が一致するまで待つのよ、かぐや」 「ゆぅ~ん、ゆっくりしているから、だいじょうぶなのよぉ~」 数日の待機など、ゆぐやには屁でもない。ふわふわふわふわとゆっくりして過ごした。 五日後、タイミングが一致した。永遠亭の追跡管制局で、永琳は命じる。 「いち、にい、さんでボタンを押すのよ。いい?」 「ゆぅ~」 「いち、にぃ、さん!」 「……」 「かぐや? かぐや、どうしたの!」 「……すやすや……すやすや……」 ゆぐやは寝ていた。 打ち上げの時はやる気満々だったが、五日も待たされてはやる気が失せるのは当然だった。永琳の必死の呼びかけもむなしく、ゆぐやは起きなかった。持ち時間を使いきり、軌道離脱ウインドウは閉じた。 次のウインドウは八日後だった。 八日後、ゆぐやは聞き返した。 「あかいぼたんだったぁ? あおいぼたんだったぁ~?」 「赤 い ボ タ ン よ ッ」 永琳が握り締めたマイクが、バキャッと音を立てて折れた。 このウインドウも閉じてしまった。次のウインドウは四日後だった。 そして、ロケットのバッテリーが持つのは、その日までだった。 「私は何か、とんでもない間違いをしたんじゃ……」 永琳が人選について真剣に悩み始めたとき、声をかける者たちがいた。 「れいむたちに――」 「まりさたちに――」 「ま か せ て ね !」 現れたのは、ゆぐやの親友だった森のゆっくりたち! 「あなたたち……!」 永琳は、しゃがみこみ、一縷の望みを託して彼女らの頬に触れた。 「たのむわ……同じゆっくりとして!」 「ゆっ、れいむがはげますよ!」 「まりさがげんきづけてやるんだぜ!」 何の根拠もなく自信満々に言い張るゆっくりたちの姿に、永琳は強く思った。 ――ダメかもしんない。 「か・ぐ・や! か・ぐ・や!」 「ゆーえす! ゆーえす! ゆーえす! 「ゆっ、ゆっくりしないでね! いまだけがんばってね!」 当日、永琳の心配をよそに、ゆっくりたちは必死の声援を送った。 「ゆうぅぅ~、うるさくてねれないのよぉ……あ、これ?」 ぽちっとな。 寝ぼけまなこのゆぐやが押したボタンで、M5の四段ブースターが点火、軌道離脱噴射が行われた。 加速後に四段は分離され、ルナー・ボートは月へ向かう。 月は遠いが、地球から遠ざかれば遠ざかるほど、可視時間が長くなっていく。 地球軌道を離れて五日後、幻想郷とボートは、ほぼ一日の半分の時間、交信できるようになっていた。 だが、交信の内容はほとんど永琳の悲鳴で占められていた。 「起きて、ねぇ起きて! お願いだからちゃんと起きて、動いて! おまえを救うのはお前しかいないのよ! サボってたら命にかかわるのよ! 動いてってば! 今だけ、あと二日だけでいいから! それさえ済んだら好きなだけゆっくり出来るから! ねぇ聞いてる? 頼むからいう事を聞いてちょうだい! 聞けっていってるでしょ! 動けこのくそニートが!」 「えーりん、うるさいんだけどぉ……」 「うわわわごめんなさい姫様」 あまりしつこく怒鳴るので本物の輝夜まで起きてきてしまい、あわてて謝る永琳だった。 問題は電力だった。 地球軌道で、ルナー・ボートはバッテリーの電力を使い尽くした。ボートに太陽電池パドルはついていない。船内の温度は自転によるバーベキューロールで保っているから、凍りついたり蒸し焼きになったりすることはないが、通信機やコンピューターは電気を使っている。 電気がなければ、着陸できない。 こんなこともあろうかと、ルナー・ボートには手回し式の発電機が取り付けられていた。バッテリーが底を突いても、残っている最後の力――人力で、最低限の電力を確保するためだ。 だが、その人力ならぬ、ゆっくり力が、予想を超えて頼りないのが問題だった。 「ゆぅ……ゆぅ……」 「寝てないで起きなさーい!」 「だって……ねむいのよぉ……」 今日もニート明日もニート。ゆぐやのさぼり能力は尋常ではなかった。 「こうなったら仕方がないわ……鈴仙! てゐ!」 「はぁぁい……」「なんだウサー」 ものすごいやる気ない顔でやってきた二人に、永琳は次々に命令を出した。プリズムリバー三姉妹を呼んで来い、できれば小野塚小町も、それに八雲紫と連絡をつけろ、等など。 二人の兎は、一応頑張った。だが、小町と紫の返事はそっけないものだった。 「そりゃ、あたしは距離を操れますけど、さんじうまんキロも離れてるものをなんとかしろってーのは、さすがに無理ですねえ」 「隙間はどこにでも出せるわけじゃないのよ」 等など。 頼みの綱の三姉妹が、地上通信士用のマイクの前でじゃかじゃかと躁になるロックをかき鳴らしたが、五分もしないうちに輝夜が現れてマジ怒りされてしまった。 残存電力はいよいよ残り少なく、通信の維持すら難しくなってきた。 「ああもう一体、どうしたら……!」 八意永琳、万事休す。 そのとき――である。 彼女は、ある男のことを思い出した。 それは、幻想郷の住人ではない。日本人ですらない。 あのNASAで、人を月に送るために働いていたという。 今でもいるのかどうかは、わからない。そもそも生きているのかどうか。アポロが終わったのは40年近く昔だ。 それでも永琳は、てゐを呼んだ。 「御用ウサー?」 「ええ、そうよ」 「はいはい、今度はどんな無理難題ウサ」 「アメリカへ行ってちょうだい」 「……」 悪戯ウサギ、さすがに無言。 永琳は腕組みしながら横目で彼女を見つめ、きっぱりと言った。 「アメリカへ行ってちょうだい」 「……いやだと言ったら?」 「M6の乗員になりたい?」 「ふぁーい」 この人相手ではどこまでも貧乏くじを引く、てゐだった。 ……というより、だからこそ悪戯に走るのかもしれない。 『かぐや、かぐや』 「……ゆ……?」 ゆうゆうと無重力の心地よい惰眠をむさぼっていたゆぐやは、目を開ける。 「だれなのよぉ……?」 『僕だよ』 だれだろう? 聞いたことがあるような、ないような……。 眠くてだるい。面倒くさい。ゆぐやは再び寝ようとする。 『覚えてないかな。あれは半世紀近く前だしな。君はお母さんより、ずっと小さかった……』 「ゆっ? おかあさん?」 『そうだ。思い出せないかい? 僕は――君のお母さんを宇宙に送った』 年老いてしわがれた声。ゆぐやの味噌餡の脳みそに電撃が走る。 ――そうよぉ……このこえには、たしかにききおぼえがあるのよぉ……。 「おにいさんは……じっけんおにいさん!?」 『……うん、まあ、そうだ』 若干の沈黙を経て、すぐに相手は言葉を続ける。 『四十年前、かぐやがいけなかったところに、いま娘の君が行こうとしているという。 僕は……僕は、なんと言っていいんだろう、かける言葉がない。 あのときかぐやには、月へ行けるとさんざん吹き込んだのに、結局行かせてやれなかった。そんな僕には、君に言葉をかける資格など……本当はないのかもしれない』 『ちょっとあんた、そんなヘコむようなこと言ってどうすんのさコラ!』 なにやらウサギの声がぎゃんぎゃんと聞こえるが、ゆぐやは気にならなかった。 母を宇宙へ行かせてくれた彼が、今また再び言葉をくれた――それだけで、何か、長い時間の谷間を経て、足りていないもの届けてもらったような気がした。 「ううん…… おにいさん かぐや、げんきがでたのよぉ……」 そう言うと、かぐやはゆっくりボールからゆむゆむと這い出て、壁のハンドルに取り付いた。口でくわえて、いっしょうけんめいぐるぐると回す。 発電機が回り、ゆっくりと電力が貯まり始めた。通信機の音声が鮮明になる。テレメーターを監視している永琳の歓喜の声が聞こえた。 『やったじゃない、かぐや! その調子よ、なんとかあと二時間頑張って!』 「ゆっくり、がんばるのよぉ~」 ゆぐやは懸命にハンドルを回し、なんとか着陸に必要なだけの電力を貯めこんだ。 最後にアメリカから、力強い声が飛んできた。 『かぐや、君たちにはこれが一番だったな。――Take it EASY!』 「ゆっくりしていくよぉ~」 ゆぐやは返事をして、ルナー・ボートの窓に見入った。 そこにはいつの間にか、巨大な月の姿が見え始めていた。 月――白銀の盆、あるいは光と闇で形作られた鋭利なる鎌。 竹製の小型固体モータ二本をV字に広げて、うまく推力を加減し、モウソウチク五型は月周回軌道に乗った。 月の脱出速度は、わずか二・四キロ。つまり、かなり速度を落としても地面にぶつかってしまうことはない。 ゆぐやは、低速で流れていく月面の光景を、ゆっくりと眺めた。 灰色の明確な日向。黒色の冥界のような日陰。いや、かすかに日陰も見えている。日向面からの照り返しだろう。 それにしても中間のディテールはあまりにも少ない。白と黒だけ。砂と岩のみ。四季映姫が見れば、あるいは好みそうな景色だが、この風景を好む人は少ないだろう。 ゆぐやは――また、泣いていた。 彼女は知っていたのだ、この地にかつて、月人の壮大な都があったことを。 そしてまた―― 彼女は知っているのだ。この地にいずれ、人間の壮大な都が築かれることを。 ただゆぐやは、母と同じように、今ここに来たかった。 月人も、人間もいない、今このときに――。 『月着陸噴射、開始するわ』 はるか遠くに離れた永琳の声とともに、ゆぐやの視界の中で、前方へとモータの炎が伸びた。スッと減速Gがかかる。 『噴射成功。着陸まで四百秒。かぐや、ボールに入って』 「……ゆっ」 ゆぐやはゆっくり宇宙ボールに入り、ワンタッチの蓋を閉じる。 そのまま、窓外の景色を見続けた。当分の間、見られなくなるはずだった。 やがて、地上の景色が近づいてきた。ゆぐやは目を閉じ、衝撃に備える。 窓の外を流れる砂の速度が極限まで高まり――衝撃! 「ゆぐぅっ、ゆぐぅぅぅ!」 球形のルナー・ボートは、レゴリスの砂漠にじかに突っ込んだ。硬着陸。だが停止せず、何度もバウンドする。浅い角度で入ったのが幸いした。それを狙った進入だった。 六分の一重力下で、ぽーん、ぽーんと跳ねたボールは、地上では考えられないほど長々と転がってから、ようやく動きを止めた。 巻き起こった砂塵が、きれいな放物線を描いて落下していき、やがて再び真空が澄んだ。 バシュッ、と音を立ててボートのハッチが開く。 そこから、透明なゆっくり宇宙ボールが顔を出した。 中に入っているゆぐやの歩行によって、ボールは転がり、空中に出て―― とさっ、と軽い音を立てて砂の上に降りた。 「ゆううう……!」 ゆっくりかぐや、月着陸。 幻想郷を出てから、実に二十五日後のことだった。 「ここが……おつきさまなのぉ~」 しみじみと、ゆぐやは月面を見回す。 静かだ。――風はなく、鳥もおらず、人や妖怪も一切いない。 広大な砂と、点在する岩だけの世界。 万年の無人。 億年の静寂。 その荒涼たる景色を見て、ゆぐやは―― 「……ゆっくりできるのよぉ~~~~♪」 心から、歓喜した。 そう……それが、ゆぐやが選ばれた理由だった。 月でゆっくりできる、ということが。 ゆぐやは不死だ。体を粉々にされて燃やし尽くされない限り死なない。食料も水もいらず、酸素もいらない。 だからこそ、アポロ計画のサターン宇宙船よりはるかに小さなM5型で、月に来られたのだ。M5はパワーが弱く、月まで一ヵ月近くもかかった。普通の人間が乗ったら、酸素も食料も足りなくて、餓死するか窒息死していただろう。 そして、なんらかの奇跡に恵まれた月に到着したとしても、そこで絶望を味わったことだろう。 M5は、帰還用の宇宙船を載せていないのだから。 そう、これは片道飛行。帰らずの旅。 月に骨を埋める者でなければ、許されない旅。 ゆぐやこそは、その資格を持つ者だった。 「ゆっしょ、ゆっしょ……ゆふー……すずしいのよ♪」 ボートの日陰に入って、ゆぐやは息をつく。月の二十八日の自転に合わせて、多少は動かなければならないだろうが、たいしたことではない。 ここでは、誰も――人間だけでなく、同じゆっくりたちでさえもが――干渉してこないのだ。 絶対の孤独。――究極の放置。 母の夢見た、永遠の、ゆっくり。 いや、厳密にはそうではない、いずれここには誰かが来るだろうから。 だがそれも……ずっと先のことだ。二十年か、三十年か。あるいは千年か、二千年か。 でもその程度ならかまわない。 二十年に一度ぐらいなら……起きてやったって、いいではないか。 『かぐや、着いたの? 報告して!』 「ゆっくり、とうちゃくしたよぉ……」 小さな通信機にそうつぶやくと、ゆぐやはそれをひと呑みに飲み込んだ。 そして、目を閉じた。 「ゆっくり、ゆっくりするのよ~……」 月面、静かの海、アポロ11号着陸地点から二キロ。 白い太陽と青い地球だけが見守る砂漠で、小さなボールがゆっくりし続けている。 あの日からずうっと。 これからもずうっと。 ===================================================================== 「ゆっくりと動物の人」さんの「そらを夢見て」を見て、 発作的に月まで連れてってやりたくなりまして。 YT 最後のシーン、「猫の地球儀」という小説を思い出しました。 切ない終わり方ですがこういうの大好きです。あと宇宙開発モノも。ゆぐや可愛いよゆぐや。 -- 名無しさん (2008-10-09 03 21 28) 数年前「シューメイカー=レビー彗星」で再び脚光を浴びた ユージン・シューメイカー博士は元宇宙飛行士候補でした。 彼は難病に冒され、宇宙への道を閉ざされてしまいます。 しかし彼は天文学者として宇宙開発にその一生を捧げ、 多くの飛行士を送り出す事に貢献しました。 今、シューメイカー博士は月に眠っています。 無人月面探査機に彼の遺灰が載せられ、 生前果たせなかった月面着陸を果たしたのです。 シューメイカー夫人は言います。 「夜空を見上げればいつでもあの人に会えるんです。なんて素晴らしい事でしょう!」 -- 私は饅頭 (2008-10-09 04 53 44) なんと荘厳な物語っっ そして作者の博識ぶりに脱帽 -- 名無しさん (2008-12-09 16 51 42) いいはなしだなーーーー -- ちぇんと(ry 飼いたい (2012-03-29 11 17 20) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/221.html
【 YouTubeアニメ無料動画@Wiki >生徒会の一存>【MAD】生徒会の一存 すぎさきのなく頃に】 【MAD】生徒会の一存 すぎさきのなく頃に お気に入りに追加する bookmark_hatena(show=はてなブックマークに登録,target=blank) このページは YouTube ,veoh,MEGAなどで視聴できる【MAD】生徒会の一存 すぎさきのなく頃にの 無料 動画 を紹介しています。 更新状況 更新履歴を必要最低限にわかりやすくまとめたものです。 【広告】あの部長のドメインが、ワタシのより可愛いなんて・・・・。 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(9/23) 【最新】けいおん!!:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【最新】屍鬼:アニメ動画2本追加しました!(9/23) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【ソノ他】動画ページ上部に「お知らせ」を追加しました!(9/23) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(9/5) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(9/2) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/26) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画3本追加しました!(8/25) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【修正】デュラララ!!:第7話を視聴可能な動画に更新しました!(8/16) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(8/16) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/15) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【過去】とらドラ!:アニメ動画5本追加しました!(8/14) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/12) 【ソノ他】70万ヒット達成!ありがとうございますヽ(´∀`)ノ(8/11) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/11) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(8/11) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【関連】殿といっしょ:MAD動画等7本追加しました!(8/10) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画2本追加しました!(8/10) 【過去】こばと。:アニメ動画全話追加し終えました!(8/9) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/6) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/3) javascript plugin Error このプラグインで利用できない命令または文字列が入っています。 お知らせ↓追加しました!(9/23) 最近、更新が停滞していて本当にごめんなさい。管理人の都合で、またしばらくサイトの更新ができなくなります。えっと、都合というのはちょっとした国家試験なんです。もっと早く勉強を始めていれば・・・と後悔が募るばかりですが、この度、生まれて初めて(!)本気を出そうと思います。もうすでに遅いような気もしますが、ネットするのを我慢して、自分なりに頑張ってみようと思ってます。たまに更新することもあるかもしれませんが、その時は勉強サボってるなあと思ってください(^^;) 更新は10月下旬頃に再開する予定です。怠け者でダメ人間な管理人ですが、これからも生温かい目で見守ってくれるとうれしいです(*´□`*)♪ ※実はこっそり隠れてツイッターもやっています。あまり見られたくないですが、もし見つけたらリプくれると喜びます! 当サイトについて 動画は最近放送されたアニメを中心に( ´∀`)マターリ紹介しています。管理人の気まぐれや人気記事ランキング、リクエストなどを参照して過去のアニメも更新してます。最近はニコ動などのMAD動画やYouTubeなどにあるOP&EDもバリバリ更新!事前に動画共有サイトから埋め込みタグを取得しているので、他サイトに移動する必要はありません。再生マークをポチっとするだけでOK.゚(*´∀`)b゚+.゚ veoh アニメ動画専用。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合も結構あります。30分以上だと5分間しか見れませんが、ほとんどのアニメは30分以内なので全部見れます。→ Ranking MEGA アニメ動画専用。再生マーク赤をポチっとしたら、広告といっしょにもう一度表示されるので、再生マーク緑をクリックすると再生できます。あまり削除されません。72分間連続視聴すると動画が見れなくなりますので、その場合は54分空けてから見て下さい。また通常は1日に10本までしか見れません。→ Ranking YouTube アニメ動画やMAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。アニメ動画の場合は削除されることが多々あります。MAD動画の場合はなるべくコメント付きのニコニコ動画で見ることをお勧めします。YouTubeだけで紹介(そんな時期がありました…)しているアニメ動画のページは、かなり削除済み多数です(*_ _)人ゴメンナサイ。全部はとても対応できそうにないので、どうしても見たい動画は【リクエスト】してください。→ Ranking ニコニコ動画 MAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合もたまにあります。通常は登録しないと見れませんが、埋め込みなのでログイン不要です。コメントに慣れてない人は右下の吹き出しマークをクリックして非表示にしてみてください。広告は×を押して消して下さい。→ Ranking コメントについて↓一部更新しました!(9/23) いつもたくさんのコメントありがとうございます!遅くなる事もありますが、すべて読ませてもらってます♪ 少し注意事項です。動画ページには各ページ中部に感想を書くためのコメント欄がありますが、最近そのコメント欄に「動画が見れない」などのコメントが目立ちます。そのような視聴不可報告は【リクエスト・視聴不可・不具合報告】にコメントしてください。それ以外のページの視聴不可報告は見落としてしまって対応できないことがあります。ご協力よろしくお願いします。 上の注意事項は一部の方です。みんなの感想や応援のコメントには本当に感謝しています!励まされます!アリガトウ(●´∀`●)ノ 見れない時は… veohとMEGAの両方とも削除済みで見れない時は【視聴不可報告】にコメントして頂けると助かります。 動画の視聴に便利なサイト ■GOM PLAYER:MP4やFLV動画の再生ソフトです。DVD,AVIなどの再生にも対応しています。 ■GOM ENCODER :対応ファイル形式が豊富なカンタン高速動画変換ソフトです。PSP/iPod/iPhone/WALKMANなどに対応。 ■バンディカム:CPUの占有率が低く、キャプチャー中でもゲームがカクカクしません。無料動画キャプチャーソフトの新定番です。 動画を見る前or後に押してくれるとうれしいですd(≧▽≦*d) ニコニコ動画 【ニコニコ動画】【MAD】生徒会の一存 すぎさきのなく頃に このページのタグ YouTube アニメ 無料 動画MAD 生徒会の一存 アニメ 超展開過ぎてワロタw 生徒会の一存 ひぐらしのなく頃に せい☆ぞん UnlimitedBladeWorks 作者は真冬シリーズ また真冬か 作者は真冬に化けた杉崎 コメント(感想) 動画【MAD】生徒会の一存 すぎさきのなく頃にに関するコメントを気軽に書いてください♪ 名前 クリック単価、広告の種類、管理画面の使いやすさなど総合的に判断しても1番オススメです(●`・v・) 今日の人気ページランキング そらのおとしもの 第3話「エンジェロイド初体験(0シレイ)」 けいおん!! 第17話「部室がない!」 そらのおとしもの 第12話「逃るること叶わぬ螺旋回廊(クサリ)」 「-BLEACH-ブリーチ」 第224話:3vs1の戦闘!ピンチの乱菊 「2/3」 リクエスト・視聴不可・不具合報告 デュラララ!! ED「Trust Me」Full ストライクウィッチーズ 第5話「はやい、おっきい、やわらかい」 ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第1話「プロムナイト」 ギャグマンガ日和+ 第12話「五月雨をあつめて早し最上川」 ギャグマンガ日和+ 第1話「ルノアールVSセザンヌ」 美味しんぼ 第15話「日本風カレー」 コメント/イナズマイレブン 第68話「集結!日本代表!!」 黒執事II 第2話「単執事」 イナズマイレブン 第1話「サッカーやろうぜ!」 世紀末オカルト学院 第6話「文明の道程/BUNMEI s distance」 涼宮ハルヒの憂鬱 第5話「涼宮ハルヒの憂鬱V」 君に届け 第19話「夢」 【けいおん!】にゃいむにゃいむ【あずにゃん×マイムマイム】 ギャグマンガ日和+ 第3話「銭湯に行こう」 BLEACH[ブリーチ] 第233話 敵となった斬月 2-3 昨日の人気ページランキング そらのおとしもの 第3話「エンジェロイド初体験(0シレイ)」 けいおん!! 第17話「部室がない!」 そらのおとしもの 第12話「逃るること叶わぬ螺旋回廊(クサリ)」 「-BLEACH-ブリーチ」 第224話:3vs1の戦闘!ピンチの乱菊 「2/3」 リクエスト・視聴不可・不具合報告 デュラララ!! ED「Trust Me」Full ストライクウィッチーズ 第5話「はやい、おっきい、やわらかい」 ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第1話「プロムナイト」 ギャグマンガ日和+ 第12話「五月雨をあつめて早し最上川」 ギャグマンガ日和+ 第1話「ルノアールVSセザンヌ」 美味しんぼ 第15話「日本風カレー」 コメント/イナズマイレブン 第68話「集結!日本代表!!」 黒執事II 第2話「単執事」 イナズマイレブン 第1話「サッカーやろうぜ!」 世紀末オカルト学院 第6話「文明の道程/BUNMEI s distance」 涼宮ハルヒの憂鬱 第5話「涼宮ハルヒの憂鬱V」 君に届け 第19話「夢」 【けいおん!】にゃいむにゃいむ【あずにゃん×マイムマイム】 ギャグマンガ日和+ 第3話「銭湯に行こう」 BLEACH[ブリーチ] 第233話 敵となった斬月 2-3
https://w.atwiki.jp/syuramesi/pages/256.html
デザート 修羅場の時の食事(゚д゚)ウマー 438 438 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。:02/02/04 04 54 ID EtWhYCQx 皮を剥いて適当な大きさに切ったリンゴを器に入れ、 どっさりの砂糖と適量のレモン汁を入れ、ラップをしてレンジで7分(500Wの場合)チン。 あつあつをそのまま食べると(゚д゚)ウマー リンゴを細かく切って作れば、冷やしてヨーグルトやゼリーに入れて(゚д゚)ウマー
https://w.atwiki.jp/takahashid/pages/21.html
生徒会 コスト 名前 性別 攻 防 体 精 FS 発 成 2 井上密道 男 14 0 7 4 5 80 100 2 戦いに巻き込まれた一般人たち 両 20 0 10 0 0 2.5 栂村 阿々阿 男 0 14 9 0 7 95 100 2.5 チワワトカゲモドキの剣 無 8 8 8 4 2 82 100 4 橘かなで 女 17 0 8 3 2 65 100 5.5 木下アベンジ 男 20 0 2 0 8 100 100 6 腐死病 ナナ 女 15 1 5 2 7 50 100 8 成金太郎 男 0 0 4 6 20 100 100 8.5 虎斑 大亜 男 0 11 3 2 14 80 100 10 狂咲 狂香 女 0 0 10 0 20 80 100 10 衆洲城 爽/7th Azure 女 1 15 10 3 1 100 100 10 ゴリラ 女 15 5 5 5 0 70 100 11 利田 凛 女 0 1 10 4 15 90 100 12 拷問具「星火」 無 0 15 12 3 0 80 100 13 河原崎岸人 男 0 0 15 5 10 80 100 14 ボンバービッチ 女 1 1 6 2 20 100 100 20 真実の魔女古戸ヱリカ 女 0 0 7 3 20 100 100 23 林水素 女 0 0 6 5 19 85 100
https://w.atwiki.jp/pandammst/pages/61.html
―――対跋扈連合 「最後の戦い、と思えば不思議と心が寂しくなりますね」 「けれど最後の宴だからこそ思いっきり騒げる。そうじゃないの?」 「そうですね。もっともこの宴、私達の勝利以外に有り得ませんが」 大きな戦の前だというのに緊張の欠片すら感じさせない女性が二人、対跋扈連合旗艦『ラー・カイラム』の一室で談笑していた。 「・・・なんだ、こんな所で油を売ってたのか。しかも酒臭い。作戦前だというのに貴様達は何をしてるんだ」 「何って、アンタんとこの大将と勝利の美酒を先に味わっていたのさ。ねえ、カリス?」 「そうですね、カエデ。しかしHolly、アナタもKYと呼ばれたくなかったらもう少し空気をよm」 「分かった分かった、今度からそうする。艦長達が呼んでいる。全パイロットはブリーフィングルームに集合だ」 「アナタは言ったそばから・・・いいでしょう、行きましょうカエデ」 「ああ。Holly、君も軍略以外をもう少し学んだほうがいいぞ」 「って待て、ゴミを散らかしたまま行くな。おい、聞いてるのか。くそ、何で俺が片付けるハメに・・・」 そう呟く青年を他所に、二人は酔った素振りも無くブリーフィングルームへと去っていった。 「さて、作戦の説明は以上だ。質問はあるか?」 「大有りなのだー。なんでこの艦が他の艦を置いて前に出る必要があるのだ。旗艦は後ろで撃墜されないようにするべきじゃないのかー!!」 「落ち着けプラティ、さっきも説明があっただろ。他の艦じゃ機動部隊の援護が出来るほどの練度を持ったクルーがいないんだ。」 「でもウィルだってこの艦に乗ってるから、前に出るのは困るんじゃないのかーっ!?」 「でもそれはこの艦に乗ってるオペレーター全員の総意なのよ?相手があの跋扈粋軍である以上、パートナーには出来る限りの支援をしたいってね。」 「うー、納得いかないけど、オペ子がそう言うなら我慢するのだ。」 「他に意見はないか?・・・・・・・・・なら、3時間後に作戦開始だ。各員の働きに期待するっ!!」 ブリーフィングが終わり、次々と退室していった部屋には、作戦を説明していた青年とオペ子と呼ばれた少女の二人だけが残った。 「さて、俺に何か言いたいことがありそうだなオペ子・・・・・・いや、妹よ」 「その呼ばれ方も久しぶりね、兄さん。どうして今更戻ってきたの?しかもけっしゃにではなく連合に」 「・・・・・・お前の知らない因縁がある。少なくとも俺の中では・・・いや、俺達の中ではまだ決着がついてないのさ。お前がこの世界に来る前の話だから知らないだろうけどな」 「ちょっと怪しいけど、そういうことにしておいてあげるわ。兄さんが嘘をつく時なんてよほどの時だけだしね」 「そうか、すまんな・・・コ。さて、お喋りは終わりだ。俺達も配置につくぞ」 「了解兄さn・・・じゃなくて艦長っ」 「んー、ヴァニさんがいながらアヴィンさんに対するオペ子ちゃんの態度が特別だと思ったけど、実は兄妹だったなんて」 「やっぱりメイちゃんもお年頃だなぁ、おじさんも若い頃は・・・」 「おじさん、バカ言ってないでさっさと行くよ」 「待ってよ、メイちゃーん」 決戦まであと三時間 ――――跋扈粋軍 「おやおやぁ、どうしました戒さん。複雑そうな顔してますよ?」 「……ちょっと感傷に浸っていただけだ。作戦開始までには元に戻る」 「そうですか、それならいいんですけど」 「しかし相棒、バーゼル殿の言う通りらしくないな」 「相手さんにちょっと因縁があるだけだ。相棒と出会う前のな……」 「皆さんこんなとこにいたんですか。あれっどうしたんですか、三人とも暗い顔してますよっ」 「イエス。お嬢様の言う通り、お通夜にでも出席できるような顔をされてます」 「もう!イエスマンっ!アタシそこまで言ってないわよ!!」 「イエス、すみませんお嬢様……」 「ソシエ殿、イエスマン殿も反省しているようだしその辺にしてあげたらいい。それより俺達を探していたのではないのか?」 「あ、いけない!元締達が呼んでたの忘れてました!!」 「よく集まったねぇお前達」 「久しぶりねノヴァ。貴女とこうして会うのは何時振りだったかしら」 「そんなことァ覚えていないよ、まめ。しかし、アタシは全員に声をかけたつもりだったがいないのもちらほらいるみたいだねぇ」 「仕方ないでしょう。我々が散らばってから時間が経っています。この世界から足を洗った者達がいてもおかしくはありません。」 「しかし元締、これだけの面子を集めて何しようっていうんですか。僕達に世界でも征服しろと?」 「ディアナ様が望むとあれば私はそれでもいい。だが、今回は目的が不明瞭すぎる……趣味かっ」 「趣味で世界征服ってのも楽しそうだねェ。でも今回は違うよ。目的はただ一つ、大きな戦さァ!!」 「ふぅ、イエスマン。水を取ってきて頂戴」 「イエス、お嬢様」 「さすがのソシエ殿もアレだけの面子を前に緊張していたと見えるな」 「あ、アラストルさん。私は新参ですから失礼が無いようにって精一杯でしたよ」 「それを言うならば俺の方が大変だろう。御仕舞衆に拾われ裏の仕事をするようになったとはいえ、 跋扈粋軍とは特に関係があったわけでもなかったのだからな」 「……アラストルさんは本当は向こう側に行きたかったんですか?」 「かの有名な跋扈粋軍だ。刃を交えてみたくないといえば嘘になる。しかし今回は戒の強い後押しもあってな、 こちら側で戦うことにした。そんな顔はしなくていい。これも俺が納得して決めたことだ」 「アラストルさん……頼りにしていますから頑張ってくださいねっ!!」 「共に戦うんだ、ソシエ殿も頑張るんだよ」 「あっ、そうですね。私ったらつい…」 「相棒もソシエ殿には甘いことだ」 「イエス。しかしお嬢様も嬉しそうなので私達は空気を読みましょう」 決戦まであと二時間 ――――開戦直前 距離にして約十キロ。機動兵器での戦闘を考えればどちらが先に動いてもすぐに対応できる距離にて二つの戦艦が対峙していた。 「跋扈元締ノヴァ、久しぶりだな。といってもアンタが俺を覚えているかどうかまでは分からんがな」 「アンタ・・・・・・あァ、確か彼岸島とかいう組織にいた命拾いしたボウヤだろ。お姫様が帰ってこないから他に浮気したのかい」 「ふん、そういうアンタは相変わらずだな。まあいい、俺が言いたいことは分かってるんだろう」 「ハッ、分からないねェ。言葉にしない行動なんて分かりたくもないねェ」 「そうか、だったら言ってやるよ。跋扈粋軍のトップの一人、元締のノヴァ。今日がアンタの最期の日だっ!!」 「ヤれるもんならやってみなボウヤ。アタシは簡単にイキやしないよ」 「その言葉、アンタの遺言にしてやるよ。全機発進準備」 「了解、全機発進準備」 「アンタたち、勢いでアチラさんに負けるんじゃないよォ、全機アタシに続きな!!」 「敵艦からノヴァ機の発進を確認。他反応多数。接近してきます。」 「準備の終わってる機体から順次発進させろっ」 「右舷カタパルト、mirai機、プラティ機、Holly機、順に発進どうぞ!!」 「左舷カタパルト、乱馬機、ヴァイス機、サティ機の順に発進します。おじさん、気をつけてね」 「こちらmirai、出撃します」 「任せろメイちゃん。おじさんの強さを見せ付けてやるぞ~」 「・・・・・・ヴァイス、出る」 「春くん、私の背中は春くんがいるって信じてるよっ♪」 「陽ちゃん、大丈夫。今度こそ僕は君を守るっ!!絶望の海になんて落とさせない」 「蜂の巣をつついたようにわらわらと出てきたな。元締、どうするんだ」 「全機展開終了しました。これより本艦も前進を開始します。」 「そんなのキマってるよ、命令は一つだよ! 「よし、全機に通達っ! 『目標は敵勢力の殲滅。全機、攻撃開始!!』 お ま け
https://w.atwiki.jp/syuramesi/pages/355.html
もやしとハムの和え物 修羅場の時の食事(゚д゚)ウマー 810 810 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。:02/05/06 08 47 ID USk3e6wm のってきたからもいっちょー。(゚Д゚)マー! もやし→茹でる ハム→細切り 好みの味で酢醤油を作る→ごま油と豆板醤を加える これらを和えるだけ!(゚д゚)ウマー ハムを鶏肉の茹でたの(裂く)に変えたり、パセリやキュウリ足すと ちょっとご馳走っぽいかも。 ごま油と豆板醤を粒マスタードに変えても風味変わっていい鴨。
https://w.atwiki.jp/gakuseibr/pages/34.html
大東亜共和国プログラムによるバトルロワイヤル……!! 他校生徒の鋭い眼光、室江高の運命やいかに……!? それは、いったい誰の思惑だったのか?! 室江高剣道部に最大にして最悪のの危機が迫る!! そして、今、戦いの始まりを告げる鐘が鳴り響く――――― そのとき、室江高剣道部のピンチに駆けつける小粒なヒーローが颯爽と現れた!! 機動戦士を彷彿とさせるヘルメット。 オレンジカラーの入ったサングラス。 目に鮮やかな真っ赤なスカーフ。 そして、右手にはビームサーベル。 足元には、どこか見覚えのある猫。 駆けつけたヒーロー、その名は――――スーパーダン!! 彼の英雄譚が、今始まる。 □ 朝の白い陽射しが木造の校舎へと差し込む。 ここは平瀬村分校跡。 校舎の周りに茂っている大小の草木は、朝露に濡れ輝きを見せていた。 古びた体育倉庫に、せまい運動場。学校施設として整っているとは言いがたい。 分校ということもあって、平時でも穏やかな時間が流れていたであろうことが伺える。 しかし、現在のこの場所は穏やかどころではない静けさに覆われていた。 出勤してくる職員も、登校してくる児童や生徒は一人としていない。 日常というものから切り離された空間が、そこにはあった。 そして、こんな分校の中で覚醒を間近に控えた少年が一人。 短く刈られた髪に縦長ながら丸みを帯びた顔、その寝姿は人に呑気そうな印象を与える。 その少年の名は栄花段十朗。室江高校剣道部の所属である。 「待ってるぉ、みんなぁ……今、俺がたすけにぃ……」 キリリと眉を吊り上げ、調子外れな寝言を言いながら、残り少ない夢の時簡に浸る。 彼には、夢を名残惜しむ権利があるだろう。 やがて幸せな夢の終わりを告げ、過酷の悪夢が始まるのだから。 「よし……すーぱーだんがきたからには、もぅ大丈夫だ……ぞ。 ………………んー、う、んー? ………………あ?」 ほどなくしてダンは目を覚ますこととなった。 まだ夢と現実の区別があいまいなのか、キョロキョロと辺りを見回す。 周囲にあるのは、古びた机と椅子、薄汚れた黒板などだった。 これだけの情報でも、そこは学校の教室であると判断できる。 しかし、そこはダンの慣れ親しんだ学校とは明らかに違う。 ここまで認識したところで、意識を失う前のことをおぼろげながらに思い出してきていた。 頭に浮かぶのはプログラムに選ばれたこと、開幕の場で殺された人たちのことなど様々だ。 学校に通い、部活をして、ミヤミヤと一緒に帰る。 そんな日常からは既に切り離されていることを思い出す。 現状を一通り知ったところで、ダンは、まず始めに純粋に怖いと思った。 彼はギャグ漫画に出てきそうな容姿とは裏腹に、高校生としては、かなりできる人間であった。 成績優秀でスポーツセンスもよくかわいい彼女がいる。 さらに、自覚的にかどうかはわからないが人の暗い部分も受け入れられる懐の深さを持っていた。 そんな彼だが、所詮は一般的な男子高校生であることに変わりはない。 国家権力により強制された殺し合い。恐ろしくないわけがなかった。 教室の床に座り、これからどうすればいいんだろう、と考える。 今回のプログラムは団体戦であり、剣道部の仲間と殺しあう必要はない。 その点は、彼の心にわずかな安心を与えた。 しかし、ダンは悩む。必要に迫られたからとはいえ、自分に人を殺すなんてことが出来るのかと。 悩みながらも、彼はのんびりしてはいられない。 ダンの恋人であるミヤミヤは、周りを殺してでも自分を生きて帰そうとするだろうから。 彼女の持つ闇を知っている。今の状況は彼女の闇を際立たせてしまうだろう。 だが、同時にそれ以上の彼女の優しさを知っている。 だから、そんな彼女守ってあげたいと思う。 「俺は……弱い男だ」 字面とはイメージの違う間の抜けた声で漏らす。 一般人のダンが周囲の人間を殺す覚悟など簡単に出来るわけがない。 かといって、このプログラムを壊すと言えるほど常識がないわけでもない。 そもそも、プログラムの概念が浸透しているこの国では、反逆の意志を持つのは容易ではないのだ。 そんな中でも迷う彼は充分な倫理観を備えた人間だといえるだろう。 「よし! こんなもん俺がぶっ潰してやるぜ。みんな安心しろ!」 右手でガッツポーズを作りつつ、宣言してみる。 日頃の彼を知っている人間は、実にダンらしい発言だと思うだろう。 だが、すぐにダンは右手を下ろし、しょんぼりとした顔に戻ってしまう。 空気を読まない発言も目立つ彼だが、その心根は優しいものだった。 しかし、普段のように振舞えるようになるには、何かしらのきっかけでもないと無理そうだった。 しばしの沈黙の後、やっぱりみんなと合流しようという結論にいたる。 剣道部のみんなが心配だ。 今後の身の振り方は置いておくとしても、これだけは、今のダンにとって100%純粋な感情だった。 ズボンをはたきながら立ち上がる。と、ここで彼は身を震わせた。 プロの殺し屋でもあるまいし、別に敵の殺意を感じ取ったわけではない。 「ト、トイレー」 少し落ち着いたからか、催しただけである。 ダンは荷物を掴み、男子トイレへと駆けて行った。 □ 「ふぅー」 ハンカチで手を拭きながら、すっきりした表情で廊下へとダンが姿を現す。 そして廊下に置いておいたやけに重たく感じた荷物へと目をやる。 ここでようやく支給品の確認をすることとなった。 出てきたのはモシン・ナガンM1891/30。 帝政ロシア時代から第二次大戦にかけてソ連で使用されたボルトアクションのスナイパーライフルだ。 フィンランドの天才スナイパーであったシモ・ヘイヘが愛銃とした銃の後継にあたる。 重量は実に4kgであり、一般人が持ち歩くには苦労があるだろう。 説明書を読み、ダンはモシン・ナガンを恐る恐る手に取ってみる。 そのずっしりとした重みに、再び恐ろしさを感じた。 「へ、この程度の重さなんて、剣道やってる俺には何ともないぜ」 強がりを言い、銃をぐっと持ち上げて銃口を上へと向ける。 その姿はふらふらしてかなり危なっかしい。 だが、調子に乗ってダンは右手だけにモシン・ナガンを持ち替えた。 それが彼の失敗だった。 「うぉ、っとと、うわ」 頭が大きいダンは、ただでさえ重心が安定しない。 持ち上げた銃の重みで後ろへと重心がずれ、ととっと後ずさる羽目になる。 慌てて両手に持ち帰るも、既に手遅れだった。 ダンの右手と背中の間から後ろに突き出た銃底が何かを砕く。 瞬間―――― ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ リリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ リリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ リリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ リリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ けたたましい音が校舎全体から響き始める。 不運なことにダンが砕いたのは火災報知機だった。 「うわ! なんだなんだ!?」 突然の事態に混乱し、右往左往するダン。 冷や汗をかき、報知器をいじくりまわす。 だが、ダンが混乱して操作を誤っているのか報知器は一向に止まる気配がない。 ここは分校『跡』だ。もしかしたら報知器自体が壊れているという可能性もある。 焦るダンを置き去りにして、朝焼けの中、火災報知機の音は周辺へと存在を主張するように響き続ける。 ダンの手により、今、戦いの始まりを告げる鐘は鳴らされた。 血で血を洗う凄惨なバトルロワイヤルが始まる。 ダンは、果たしてヒーローとなり、英雄譚を紡ぐことが出来るだろうか。 【G-3 平瀬村分校跡/一日目 早朝】 【栄花段十朗@BAMBOO BLADE】 【状態】:健康 【装備】:モシン・ナガンM1891/30(5/5) 【所持品】:支給品一式、予備弾30、狙撃用スコープ 【思考・行動】 0:うお、なんだ、どうしたんだ? 1:室江高のメンバーと合流する。 ※火災報知機がなっています。周辺エリアにおいて、報知器の音が響きわたりました。 投下順で読む Next 政府連絡文書