約 674,603 件
https://w.atwiki.jp/m12br/pages/51.html
102 :名無し募集中。。。:2012/02/12(日) 09 56 12.68 O 4周目【第二日目午前1時15分】 飯田圭織は眠気覚ましのストロングコーヒーを一口飲むと、椅子に座ったまま、その長い足を組み換えた。 (まあ…ここまでは想定の範囲内よ…)ヘッドセットから聞こえてくるメンバーたちの音声から各々の行動はすべて筒抜けである。 さらにコーヒーをゆっくり口に運び、一台のモニターに向き直った。画面を確認するとニヤリと笑う。 投薬の効果は6時間後に顕れる。送られてくるデータから分析するに、いよいよ始まりそうだ。 「さて…楽しませてもらうわよ」酷薄な表情を浮かべて、飯田圭織は立ち上がった。 106 :名無し募集中。。。:2012/02/12(日) 13 23 48.94 0 【4周目 二日目 新垣・道重・田中・光井・譜久村・生田・鞘師・鈴木・石田 午前1時20分】 「ごごごごご、ごめんなさい!私、つい熱くなっちゃって…ごめんなさい!」 亜佑美がガバッと直立姿勢で頭を下げる。 「新垣さ~ん、会いたかったです~」 衣梨奈は里沙に抱きついて頬ずりをしている。 二人とも先程からずっとこの調子である。 「もういいから、それよりも怪我はない?」 「は、はい!」 「生田も、わかったからちょっと離れてよ」 「えぇー、ヤですー」 里沙は亜佑美をなだめ、衣梨奈を無理やりひっぺがすと今の状況を整理する。 今ここにいるのは9人。 あとは飯窪、佐藤、工藤の3人。 飯窪はなよなよしてるけど一応もう高校生。心配だけど、それなりに考えて行動できるはず。 工藤は一番年下だけど、一番しっかりしてる。心配はいらないだろうけど、はやいとこ合流したい。 一番心配なのは佐藤だ。今頃どうしているのか。はやく見つけてあげたい。 とはいえ、このまま9人でこの開けた浜辺にいるのはどうだろうか。 (…そうだ!) 「ねぇ、みんな。この森を抜けた先にカフェを見つけたの、そこへ移動しよう」 里沙の提案で移動することに決まった。 あとの3人に移動していることを報せるために花火を打ち上げながら。 気絶している里保を香音が背負おう。 それを見て衣梨奈が駆け寄り、 「香音、えりなが背負うっちゃん」 「え、でも」 衣梨奈が無理やり気味に代わる。 衣梨奈なりの気遣いなのだろう。ああいうところは感心する 107 :名無し募集中。。。:2012/02/12(日) 13 53 58.51 0 みんなで移動を始める。 「ねぇ、フクちゃん。ちょっと代わってくれへん?」 「あ、はい。いいですよ」 愛佳は背中のれいなを聖に移した。 そして少し歩調を緩めて、香音の横に並んだ。 「?」 聖は不思議そうな顔をする。 「ズッキ、ちょっとええか?」 愛佳が小声で香音に話しかける。 「はい、どうしました?」 「憶えとるか?」 愛佳はさりげなく首輪を指す。 「あっ、はい」 「やり方は?」 「…えっと、ごめんなさい。自信ないです」 「…そか」 すると愛佳は唇の前で人差し指を立てて紙を手渡してきた。 そこには首輪の構造図と香音へのメッセージが書かれていた。 愛佳が香音に会って香音が“前回”のことを憶えていたときのためにあらかじめ用意していたものだ。 「えぇっ!?」 しかしそのメッセージの内容を見て香音は思わず声をあげてしまった。 「どうした鈴木?」 「あ、いえ、なんでもないです。あははは…」 笑ってごまかす。 「光井さん、これって」 愛佳は黙って頷いた。 その様子を聖がいぶかしげに見ていた。 ほどなくして一行はカフェ『PACIFIC・HELL』へと到着した。 156 :名無し募集中。。。:2012/02/13(月) 23 00 54.14 0 【4周目 二日目 新垣里沙 道重さゆみ 午前2時】 カフェに到着した一行はぐったりとしていた。 どのメンバーもゲームが始まってからずっと緊張と移動を繰り返していたため、疲労は極限まで溜まっていた。 そこで少しの間、仮眠を取ることにした。 しかし里沙は眠ることができなかった。 キッチンの中でお湯を沸かす。 使われなくなってそれほど経っていないのか、内装もそうだが、キッチンもちゃんと機能している。 電気もまだ通電していて、電気式のコンロは問題なく使うことができた。 里沙はシンクに手をついて溜息をつく。 なんとかここまで集まることができた。残るはあと三人。 でも、全員集まったあとどうすれば良いのか。 里沙には見当がついていない。 それどころか鞘師が目を覚ました時どうすればいいか。 石田はしっかりとしていると思っていたが、鞘師とのことを考えると危なっかしい。 田中っちはまだ目を覚ましていないけど、ちゃんと協力してくれるのか。 心配事は尽きない。 「はぁ…」 もう一度溜息をついてしまう。 元々ネガティブで悩みがちな性格なのだ。一度沈むと底が知れない。 私はモーニング娘。のリーダー。 だからみんなを守らなければいけない。 でも今の私にそんなことができるのだろうか。 こんな時…「愛ちゃんがいてくれたらなぁ」 そんな言葉が口をついて出てしまった。 愛ちゃんが捕まっていることを思い出す。そうだ、愛ちゃんとカメも私が助けなければ。 「ガキさん?」 そんなことを考えていたら後ろから声をかけられた。 157 :名無し募集中。。。:2012/02/13(月) 23 20 39.60 0 「眠れないの?」 声をかけたのはさゆみだった。 「さゆみん。…うん、疲れてるはずなんだけどね」 「わかる。実はさゆみもそうなの」 少しの沈黙。 ポットのお湯がコポコポと音をたてる。 「…ねぇガキさん。これからどうするの?」 さゆみらしい直球の問い。 「…ごめん、まだわからない」 「…そっか」 「…ダメだよね、こんなんじゃ。…私リーダーなのに。…私が皆を守らなきゃいけないのに」 さっきまで考えていたことがそのままこぼれていく。 こんなことさゆみに言って不安にさせてはいけない。 大丈夫って、私がなんとかするって言ってあげないといけないのに。 「頼りないよね…。何にも思いつかないんだよ…」 気持ちがこぼれていく。 こんなこと今までなかった。 今までの自分なら誰かの前で弱音を吐くなんてこと絶対にしなかったのに。 涙があふれてくる。 それをさゆみに見せないように里沙はシンクの方を向いた。 また少しの沈黙。 「ご、ごめんね、さゆみん。…あははっ、私どうしちゃったんだろ」 さゆみに背を向けたまま精一杯強がってみせる。 「ガキさん…。やっぱり愛ちゃんがいないと寂しいの?」 158 :名無し募集中。。。:2012/02/13(月) 23 49 01.76 0 「えっ…?」 里沙が驚いて振り向く。 「だってさっき“愛ちゃんがいてくれたらなぁ”って、言ってたから」 さゆみがゆっくりと席を立つ。 「や、やだなぁ!き、聞いてたの?はずかしいはずかしい!」 里沙は焦って顔を背けた。 「ふふふっ」 さゆみは少しずつ里沙に近づいていく。 そしてぐっと顔を近づけると 「可愛い…」 「えっ?」 そう言って驚く里沙の唇を指で触れる。 「えっ?」 「ふふふっ」 そのまま唇をなぞる。 「ちょっ、さゆみん!?」 「なぁに?」 さゆみがさらに顔を近づけようとしたところで里沙はヒラリとかわしてキッチンの入口に手をかける。 「あん♪」 「ち、ちょっと、ど、どうしたの、さゆみん?」 さゆみはそのままシンクに腰かける。 「ふふふっ、ガキさんがあんまりにも可愛いから悪戯しちゃった♪」 「も、もうっ!やめてよそういうの!」 「…でも、やっぱりダメだよ。ガキさんが弱音を吐いちゃ」 「…」 「ガキさんががんばってくれないとね。頼りにしてるんだから」 里沙は気付く。あぁそうか。これはさゆみなりの気遣いだったんだ。 「…うん、そうだね。ごめん!私がんばるよ」 そう言って里沙はにこやかにキッチンを出ていった。 …ポットのことなどすっかり忘れて…。 159 :名無し募集中。。。:2012/02/13(月) 23 52 13.49 0 シンクに腰かけたままさゆみは電気コンロのスイッチを切る。 「そうだよぉガキさん♪」 誰もいなくなったキッチンでさゆみは続ける。 「がんばってよねぇ♪」 里沙の唇に触れた指で自らの唇をなぞる。 「さっきからさゆみ、急にお腹の下のあたりが熱いのぉ♪」 もう片方の手で下腹部に触れる。 「お願いだからさゆみを不安にさせないでねぇ♪」 声が艶味をおびていく。 「そうじゃないとさゆみ…」 ―――なにするかわからないから――― 160 :名無し募集中。。。:2012/02/14(火) 00 42 46.47 0 【4周目 二日目 譜久村聖 鈴木香音 午前2時】 香音は眠っている里保の隣に腰掛けていた。 さっきまでの里保の錯乱ぶりを思い出す。 あれはおそらく“過去”のトラウマ。 香音の知っている“前回”に里保のトラウマになりそうなことは思いつかない。 どうしたらいいのだろうか。 それに心配なのは里保だけじゃない。 展望台での反応から衣梨奈も“過去”のトラウマを抱えているに違いない。 香音は二人のトラウマをなんとかしなければ先に進めない。 そんな気がしていた。 「眠らないの?」 声をかけてくれたのは聖だった。 「ううん。でも、誰かが看てないと」 眠っている里保を見る。 「それなら私が看ててあげるから、香音ちゃんは休んでいいよ」 「ありがと。でも、聖ちゃんこそ怪我してるんだから休んでなよ」 「いいよ私が」「聖ちゃんこそいいよ」「ううん私が」「いやいや私が」 無益な押し問答。 「「ふふっ」」 二人で吹き出してしまった。 「じゃあ二人で看てよう」 「うん」 二人は特に何をするでもなく、眠る里保をしばらく黙って見ていた。 「…ねぇ、香音ちゃん。聞いてもいい?」 「いいよ。何?」 161 :名無し募集中。。。:2012/02/14(火) 01 00 36.76 0 「さっきさぁ、光井さんと何を話してたの?」 「えっ!?」 予想外の質問に香音は驚いてしまった。 「え、えーっとねぇ…そのぉ…」 うろたえる香音を聖は真剣な眼差しで見つめる。 「あーっと…えとぉ…」 香音はごまかし方を思いつかなかった。 「ふ~ん…私には教えられないことなんだねぇ~」 聖は拗ねて見せる。 「あ、あ、あ、あのっ!違うの!そうじゃなくてぇ!」 「香音ちゃん、しっ!」 立ち上がって大声を出してしまった香音を聖は慌ててなだめる。 「ご、ごめん」 「もうっ!」 「で、でもあのぅ…今はまだ言えないっていうかぁ…」 「ふふっ、もういいよ。無理には聞かない」 「ごめん…」 うつむく香音。 「あれ?香音ちゃんなんか落ちたよ?」 「えっ?あっ!」 さっき立ち上がったはずみで香音のポケットから紙のようなものが落ちたのだ。 「なぁにこれ…」 「ダメっ!」 「きゃっ!」 香音は思わずひったくってしまった。 「あっ…ごめん、聖ちゃん…」 我に返ってすぐに謝る。紙を大切に抱え込んで。 「…いいよ、大丈夫。…じゃあ、私は寝ようかな」 そう言って聖は席を立った。 「…うん、おやすみ」 香音は自分の不器用さにさらに落ち込んだ。 180 :名無し募集中。。。:2012/02/14(火) 23 45 46.55 0 【4周目 二日目 田中れいな 午前3時30分】 「ん…」 目が覚める。 視線の先に映る天井。 今日のスケジュールはどうなっていたっけ。 まだ時間に余裕があるならもうひと眠りしたい。 今何時なんだろう。 そんなことを考えながら寝がえりをうって気付く。 見慣れない寝起きの風景。 あぁ…ここは自分の部屋じゃないんだ。 身体を起こす。 ソファーのようなところに寝かされていた。 部屋の中には机につっぷして寝ている愛佳がいる。 立ちあがって近づくと部屋の外には他のメンバーたちも寝ているのが見えた。 部屋を出る。 喫茶店のような内装。 足下には 「う゛~ん…う゛~ん…」 となにやらうなされている亜佑美と 「にぃ~がきさ~ん…だいすきですぅ~」 と寝言を言いながら亜佑美に絡みつく衣梨奈。 隣の部屋には自分と同じようにソファーに寝かされている里保。 そしてその傍らには椅子に座ったまま眠っている香音もいた。 記憶を辿る。 そうだ、自分は愛佳に撃たれたのだ。 181 :名無し募集中。。。:2012/02/15(水) 00 03 51.05 0 自分に向けられたボウガンの切先。 胸に手を当てる。 傷などない。 自分は愛佳に生かされたことを理解する。 そのあと何がどうなって今の状況になったのかはわからない。 それでもこうして何人かのメンバーが同じ所で寝息をたてている。 これが愛佳の目指すところなのだろう。 部屋へ戻る。 「愛佳」 呼びかけても起きることはない。 自分が使っていたタオルケットを愛佳の背中にそっとかける。 そしてそのまま小声で語りかけた。 「愛佳…なんでれいなのこと殺さなかったと?」 そんなことは聞かなくてもわかっている。 愛佳はみんなで助かる気なのだ。 「愛佳は甘いったい」 少しだけ呆れたように笑う。 「でも現実はそんなに甘くないとよ。…だかられいなは…」 愛佳の肩にかけた手に無意識に力が入る。 「ぅん…」 「あっ…」 愛佳が漏らした声に手を離す。 そして一歩だけ下がる。 「あの時れいなを殺さなかったこと…愛佳は必ず後悔することになるけんね」 そう言ってれいなが部屋を出ようとしたその時。 部屋の外で動く人影が見えた。 183 :名無し募集中。。。:2012/02/15(水) 00 39 14.85 0 れいなは息をひそめて様子をうかがう。 人影はうろうろと歩き回っている。 部屋の中に入る。 そんなに時間をかけずに出てくる。 そして次の部屋に入る。 しばらくすると今度はメンバーのまわりをうろうろし始めた。 …なるほどね。 どうやらバッグをまさぐっているらしい。 お目当てのモノが見つからないのか、バッグを叩きつける…ふりをしている。 音をたてないように。 今度は香音のバッグをまさぐる。 するとイイモノでも見つけたのか小躍りしていた。 そして鼻歌を歌いながらキッチンへと入っていく。 れいなはこっそりと後をつけ、キッチンを覗き込む。 (面白そうなことしとるっちゃね) そいつがしたことをしっかりと確認すると、れいなは再び部屋へ戻る。 そしてソファーに寝転がる。 (出て行こうかと思っとったけど気が変わったったい。あいつが何をするか見届けちゃるけんね) れいなは事が始まるまで留まることにした。 (…やっぱり愛佳は甘いとよ。れいなはこうなると思っとったと) 209 :名無し募集中。。。:2012/02/16(木) 00 05 48.98 0 【4周目 二日目 新垣・道重・田中・光井・譜久村・生田・鞘師・鈴木・石田 午前5時】 「生田さん、生田さん」 「んん~」 「起きて下さい」 「新垣さん~もう少し寝かせてください~」 衣梨奈が抱きつく。 「ちょっ、違いますから!寝ボケないでくださいー」 「うぅ~ん」 「ごめんね」 ようやく目を覚ました衣梨奈は自分の醜態を自覚して気まずそうにしていた。 「…いえ、大丈夫です」 そう返す亜佑美も少しげっそりとしていた。 「おはよう生田」 「新垣さん♪おはようございます」 里沙に声をかけられてあからさまに喜ぶ衣梨奈 「あんまり石田にみっともないとこ見せないことー」 コツンと頭を軽く叩かれる。 「すいませ~ん」 今度は肩を落としてしょんぼりする。 「あっ…」 れいなの姿が里沙の目に入る。 「…おはよう、田中っち」 「おはよう、ガキさん」 軽い挨拶。 でも二人の間にはほんの少し緊張感が走る。 れいなが里沙の横を通り過ぎる。 「…ガキさんもおったっちゃね…」 里沙にだけ聞こえる声でそうつぶやいた。 210 :名無し募集中。。。:2012/02/16(木) 00 32 04.81 0 「あれ!?」 自分のバッグをまさぐりながら香音が声をあげる。 「どうしたと?」 衣梨奈が気付いて近づいてくる。 そして香音のバッグを覗き込んだ。 「あっ!?」 それに気付いてすぐにバッグを口を閉じる。 不思議そうに小首をかしげる衣梨奈。 「な、なんでもないよ!」 あきらかに動揺する香音。 すると目の前を通ってキッチンへと向かう聖についていく。 「ど、どこ行くの聖ちゃん?」 「えっ?…うん、みんなに飲みものでも入れようと思って」 「あ、あたし手伝うよ」 二人はキッチンへと入って行った。 「…へんなの」 衣梨奈はそう言って二人を見送った。 「ガキさん、りほりほのところ?」 里沙は里保の様子を見に部屋へと向かう途中、さゆみに声をかけられた。 「うん」 「それならさゆみが行くよ」 「えっ?」 「いいからいいから♪」 さゆみは里沙から半ば無理やりに看病道具をひったくると、反対を向かせてその背中を押す。 「ちょっとさゆみん」 「ほらほら、ガキさんはみんなをまとめて♪」 そう言いながら意気揚々と里保の眠る部屋へと入っていく。 「…もう、しょうがないなぁ」 里沙は呆れながらもその後ろ姿を微笑ましく見送った。 211 :名無し募集中。。。:2012/02/16(木) 01 01 51.39 0 「あっ、新垣さん。おはようございます」 「おはよう光井」 フロアにはれいな、愛佳、衣梨奈、亜佑美の4人が思い思いに座っている。 里沙は4人を見渡せる位置に立つ。 「フクちゃんと鈴木は?」 「キッチンで飲み物入れてます」 衣梨奈が答える。 「道重さんは?」 「さゆは今鞘師を看てくれてる」 愛佳の問いには里沙が答えた。 一呼吸置いて里沙が話始める。 「これからのことなんだけど、まずは残りの三人を探そうと思ってるの」 まだ合流できていないメンバー。 飯窪、佐藤、工藤。 早く見つけてあげたい。 「それと…これをなんとかしないとね」 首輪をさわる。 タイムリミットは迫っている。 「…それでね、2班に分かれるっていうのはどう?」 里沙の提案。 「三人を探す班と首輪をはずす方法を考える班。これが一番効率が良いと思って」 「…ええんちゃいますか。愛佳はそれでいいと思います」 「私もいいと思います」 愛佳と亜佑美が賛同する。 「えりなも賛成ですー」 衣梨奈は里沙の提案ならなんでも良いみたいだ。 「…」 れいなは答えない。 212 :名無し募集中。。。:2012/02/16(木) 01 18 00.41 0 「…田中っちはどう?」 「…」 「田中さん?」 愛佳が心配そうに声をかける。 「別に…それでいいっちゃない」 「…そう、ありがと」 素っ気ない言い方ながらも返事を返してくれたれいなに里沙は礼を言う。 「そしたら班分けなんだけど…」 「あのー、愛佳は残って首輪の解除方法を考えたいです」 光井が立候補する。 確かに光井は頭がいい。 「それとズッキにサポートしてもらいたいんですが、ええですか?」 鈴木を指名するのは意外だけど光井がそうしたいならここは任せた方がいいのかもしれない。 「じゃあ、そっちは光井お願い。そしたら私は三人を探す方にする」 「えりなは新垣さんと一緒がいいです!」 すかさず生田の立候補。 まぁ予想してたし別にいいだろう。 あとのメンバーを考えると首輪班にさゆとフクちゃん。捜索班に田中っちと石田とするのがバランス良さそうだ。 「田中っちと石田はどうする?」 一応聞いてみる。 「私はあんまり頭良くないので、三人を探す方が良いです…」 田中っちの反応を待つ。 するとそこへ聖と香音がお茶を持ってきた。 213 :名無し募集中。。。:2012/02/16(木) 01 20 17.96 0 ―――里保の部屋――― 「りほりほ~、起きてる~?」 さゆみが小声で声をかける。 当然返事は返ってこない。 そもそも返事を期待していない掛け声。 「ふふふっ、まだ起きないでねぇ~♪」 極力足音をたてないように近付く。 そして里保の隣に到着すると、里保の顔をじぃっと見つめる。 「可愛いなぁ…」 里保の髪を撫でる。 「ねぇ、りほりほ。今のこの状況どう思う?」 眠っている里保は当然答えない。 「いつまで続くかなぁ」 かまわず続ける。 「みんなで協力だって…そんなのうまく行くわけないのに」 さゆみの顔はにこやかだ。 「ぅん…」 すると里保が目を覚ます。 「あら…」 バチンッという何かが弾けるような音。 「きゃんっ!」 里保は身体を跳ね上げると再び眠りに落ちた。 「りほりほが起きるのはまだ早いの」 里保の体勢を整え、タオルケットを丁寧にかけ直す。 「面白くなるのはこれからなんだから」 そう言ってさゆみは口元を妖しく歪めた。 239 :名無し募集中。。。:2012/02/17(金) 01 00 28.10 0 213の続き ―――フロア――― 「はい、どうぞ」 「ありがと」 里沙が聖からカップを受け取る。 愛佳、衣梨奈、亜佑美の三人は香音からお茶を受け取る。 「はい、田中さんもどうぞ」 聖がれいなにもお茶を勧める。 「…」 れいなはそのお茶を一瞥する。 「田中さん?」 聖は小首をかしげる。 するとれいなはいきなり聖の手を力いっぱい叩いた。 ガシャンという音を発して床に落ちたカップが割れる。 フロアを静寂が包んだ。 聖は叩かれた手を握り、驚きの表情でうろたえる。 その場に居合わせた他のメンバーは呆気にとられ、動くことも言葉を発することもできずに二人を見つめていた。 「大根芝居っちゃね」 冷たく言い放つ。 聖は脅えた目でれいなを見る。 「このお茶には何が入ってると?」 「えっ?」 その言葉の意味がわからないと言いたげな聖の表情はれいなの感情を逆撫でた。 240 :名無し募集中。。。:2012/02/17(金) 01 35 30.66 0 「れいなは知っとーけん、とぼけなくってイイっちゃん!」 れいなの凄みに聖が後ずさる。 「みんなが寝てる間に何しとったと?」 その言葉に聖の顔色が一気に青ざめる。 「どうしたの?」 騒ぎを聞きつけたのか、さゆみがフロアに出てきた。 「それが…」 亜佑美も状況が飲み込めず、言葉に詰まってしまう。 「こそこそ何をやっとったかって聞いとーやん、答えりーよ!」 詰め寄るれいなに聖は後ずさりながら震え、両肩を抱く。 その姿は愛佳に助けられる前の聖に戻ったようだった。 「ちょっと待って田中っち!」 里沙が間に入る。 「…新垣さん」 聖はすがるような眼差しで里沙を見上げる。 「何よガキさん…邪魔せんでよ」 れいなは逆にめんどくさそうな顔で里沙を見る。 その仕草に尻込みしながらも里沙は言葉を続ける。 「お願いだからやめて。みんなが見てる。話は私も聞くから、3人で奥に行こう」 里沙は聖とれいなの腕を掴んで奥の部屋へ連れて行こうとする。 れいなはその手を振りほどく。 「離して!」 「田中っち、お願い言うこと聞いて、みんな不安がるから…」 「綺麗事はもううんざりっちゃん!!!」 241 :名無し募集中。。。:2012/02/17(金) 02 25 06.12 0 「れいなはしっかり見たとよ。みんなが寝てる時にフクちゃんがキッチンで何かしてるの」 聖の身体がビクッと震える。 「香音ちゃんのバッグからも何か盗んだやろ」 「えっ!?」 香音が驚く。 聖は涙に濡れた瞳で香音を見つめた。 「聖ちゃん…」 そして見つめ返す香音から顔を背ける。 その肩に里沙が手を置く。 「答えりーよ。お茶に毒でも入れたんやろ」 「そうなの?フクちゃんひどい!」 さゆみも声をあげる。 里沙がれいなに向き直る。 「もうやめて田中っち。…田中っちが考えてるようなことはないから」 「れいなは見たって言ってるやろ。嘘じゃないけんね」 「わかってる。…でもフクちゃんはそんなことしてない」 「…どういう意味?」 「それは…」 言い淀む里沙。 「なによ…根拠もないのにフクちゃんをかばってると?」 「そうじゃない…」 「ガキさんは現実から目を背けてるだけっちゃん!」 「…」 里沙は口を閉ざす。 「や、やめてください!」 聖が里沙をかばうように前に出てくる。 「…田中さんの言うとおりです。私はみんなが寝てる時に」 「フクちゃん!」 里沙が聖を止める。 262 :名無し募集中。。。:2012/02/17(金) 23 41 32.92 0 241の続き 「お願い田中っち…フクちゃんを信じて…」 強い瞳でれいなを見つめる。 しかしそれを受け流すように視線をはずしてれいなが続ける。 「…そういえばガキさんも寝とらんかったね」 その言葉を聞いたメンバーたちが動揺する。 「えっ…じゃあ二人はグルってこと?」 「ち、違います!」 さゆみの発言を聖が慌てて否定する。 「まぁ、れいなはどっちでもいいっちゃん」 そう言って少しだけ斜に構えると、いきなりチャクラムを投げつけた。 それは聖を庇うように立つ里沙の頬をかすめると、ズカンという音をたてて木製の壁にメリ込む。 再び聖の心に恐怖がよみがえる。 「れいなはフクちゃんを殺すけど、ガキさんはどうする?」 恐ろしく冷たい言葉。 それはれいなが本気であることを伝えるだけでなく、凍てつく程の恐怖心をその場に居合わせた者へと植えつけた。 「…わかった」 その中で唯一れいなの気迫に抗った里沙が応える。 「私が相手になる」 それが望む答えだったのか、れいなは少しだけ口元を緩める。 「に、新垣さん…」 先程里沙の前に出た気概はどこへいったのか、聖は弱々しく里沙にすがりつく。その身体はガクガクと震えていた。 「大丈夫。任せて」 里沙は聖の手をやさしく握った。 263 :名無し募集中。。。:2012/02/17(金) 23 54 31.16 0 里沙は立てかけてあった日本刀を手に取ると外へと歩き出す。 れいなも無言でその後に続く。 「新垣さん!」 「ついてこないで!」 走り寄ろうとする衣梨奈を制す。 「…ちゃんと二人で戻ってくるから少しだけ待ってて」 そう言い残すとドアを開けて出ていく。 れいなもその言葉に何も言わずに出ていった。 気まずい静寂の中、愛佳がスッと歩き出す。 「光井さん?」 不安げな香音の声。 その声に一度だけ振り向くと 「大丈夫や、心配いらん。ああ見えてちゃんと二人は信頼しあっとる。なんたって9年の付き合いやからな」 軽い口調で笑ってみせる。 「愛佳が見届けてくる」 そう言って愛佳も外へと出ていった。 フロアにはチリンチリンというドアベルの音だけが響いていた。 壁際まで後ずさって震えながら肩を抱く聖。 香音がその様子にためらいながらも声をかけようとした時 「ねぇフクちゃん!どういうことなの!?」 さゆみがすごい剣幕で詰め寄った。 「…ごめんなさい」 「ごめんなさいじゃないでしょ!いったいあなた何してたの!」 「…ごめんなさい…ごめんなさい」 「謝ってなんて言ってない!ちゃんと答えて!…やっぱり毒を盛ろうとしたのは本当なのね」 核心をつくさゆみの言葉に聖はビクッと大きく身体を震わせるとすがるような顔で言葉をつむぐ。 「…ちがいます…私…ちがうんです…」 聖のその姿に衣梨奈と香音の心はズキリと痛んだ。 264 :名無し募集中。。。:2012/02/18(土) 00 21 39.06 0 「この期に及んでまだとぼけるんだ…」 さゆみの言葉が少しずつ冷めていく。 「あっ…」 「あなた、サイテーね」 聖の心を破壊する言葉。 聖は辺りを見まわす。 ここには先程まで自分を信じてくれていた里沙はもういない。 自分を見るメンバーの目は疑いに満ちているようにしか感じられない。 聖にはもう耐えることはできなかった。 聖は覆いかぶさるように立つさゆみを突き飛ばすと、走って勝手口から飛び出して行った。 「聖ちゃん!」 香音もその後を追う。 ※ここからTRUE END(完結)ルートとBAD END(5周目)ルートに分岐させてみたいのですがいかがでしょうか。 [選択肢] この後の生田衣梨奈の行動は? [ 新垣さんが心配だ、ドアから外に出る。 聖が心配だ、勝手口から後を追う。 最初に選択していただいた方を正規ルートにしようかと。 こういうやり方アリなのかはわかりませんが よろしくお願いします。
https://w.atwiki.jp/m12br/pages/59.html
「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート 359 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/15(木) 20 02 02.88 0 【4周目 二日目 OG 午後4時】 「くっそぉー!あのガキどもどこに行きよったんや!!!」 中澤がデスクをおもいっきり叩く。 ドカンという大きな音が響き渡った。 指令室内はガランとしている。 ほとんどの人間が里沙たちを探すために出払っていた。 「…あたしたちも探しに行って来ようかなぁ」 「…う、うん。そうだね」 安倍と飯田が恐る恐る声をかける。 それをギロリと睨む中澤。 二人は逃げ出すように司令室を出て行った。 「…」 「…お前は何しとんねん、小川」 「は、はいっ!?」 小川は監視モニターにかじりついていた。 「い、いえ、なんでもありません!」 「だったらお前もはよ行かんかい!ボケェ!!!」 「はいーっ!」 脱兎の如く出て行く小川。 司令室に残った中澤はドカリとイスに腰掛ける。 そしてデスクの上の荷物を蹴り飛ばして足を乗せる。 「…ただじゃおかんからのぅ。…覚悟しぃやガキども」 そう憎々しくつぶやきながらも、捕まえたあとのことを妄想し、口元を妖しく歪めた。 361 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/15(木) 21 33 31.75 0 【4周目 二日目 午後4時】 瓦礫が散乱し、半壊した家屋の中に12人が集まっている。 ここはカフェ『PACIFIC・HELL』 愛佳の提案した集合場所こそ、このカフェだった。 心理と状況の死角。 出発地点であり、自らで破壊・放棄した拠点。 そう思わせることが狙い。 さらに愛佳が手榴弾で破壊したのは、設置されていたであろうカメラや盗聴器を除去するためでもある。 そしてあれから約2時間。 未だに敵の手が伸びてこないということは愛佳の思惑通りにいっているということなのだろう。 12人は輪を作り、初めて本音で今後のことを話し合う。 「まずはひとつ、はっきりさせなあかんことがあります。…それは“記憶”のことです」 “過去の記憶”。 なぜかはわからない。 でも確かに憶えている同じ時間軸上で自らに起こった出来事。 「愛佳が首輪を解体できたのもこの“記憶”のおかげです。“前回”愛佳は田中さんが死んで外れた首輪をズッキと一緒に調べて解体方法を見つけました」 「ちょっ、ちょっと待って!」 里沙が遮る。 「な、何言ってるの光井?」 あまりにも淡々と話す愛佳に圧倒され、里沙は混乱した。 「…」 その様子を愛佳がじっと見つめる。 「あたしも憶えてます。“前回の記憶”」 「…私もです」 「聖も…」 「はい、憶えてます」 香音、里保、聖、そして遥ははっきりと答えた。 362 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/15(木) 21 33 50.54 0 「そう言えばりほりほと最初に会った時にも言ってた…」 「…はい」 “今回”さゆみと初めて遭遇した時のことを思い出し、里保が気まずそうに返事をする。 「田中さんは憶えてはりますか?」 無言でブンブンと首を振る。 「…たぶん、私も憶えてます」 控えめに春菜も手をあげる。 その視線は無意識に聖に向いてしまい、目が合った二人も気まずそうに目をそらした。 みんなの話を聞いて亜佑美と優樹が互いを見る。二人にも心当たりがあるようだ。 「みんな何言っとうとー?」 衣梨奈が不思議そうに首をかしげる。 「生田は憶えてないんか?」 「?」 「…いえ、憶えてると思います。…ジュンジュンさんたちとの時のことを思い出してください」 衣梨奈の代わりにあえて久住の名前を出さずに香音が答える。 なるほど…と愛佳がうなずく。 「ねぇ何?みんな何言ってるの?」 里沙の混乱は増すばかり。 「この際、細かい記憶の内容云々はえぇ。それぞれこの後に必要なことだけ思い出して情報共有してんか」 すべてを語ればお互いが殺し合ってきたことも語らねばならない。 今はその必要はないし、それを乗り越えて今がある。 わざわざ蒸し返す話ではない。それをあえて愛佳が口にすることで全員に免罪符を与えたのだ。愛佳自身も実際に香音を殺している。 「たぶん、お三人さんは憶えていらっしゃらないと思いますんで、ここはそういうもんとして聞いといてください」 「えぇーっ!?」 こういうとき、さゆみとれいなはものわかりが良い。 いや、わからないから深くつっこまないのだろう。 逆に里沙の方が往生際が悪いのだ。 「ちゃんと説明してよ光井!」 「えーっと…若さですよ」つい口をついて出てしまった。 「なん言おうとっ!」「それどういう意味よっ!」 しまった。余計な油を注いでしまった。 363 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/15(木) 21 34 06.97 0 なんとか三人をなだめ、話を再開する。 「南の海岸にボートがあるかもしれません」 「ボート?」 「はい、いつ来るかはわからないんですけど、かりんちゃんと三好さんがボートでハルたちを助けに来てくれていました」 「かりんちゃんと絵梨香ちゃんが?」 「あっ!」 「どした、鞘師?」 「学校に高橋さんがいます!」 「なんでそれを!?」 「えっ!?」 里保の言葉に里沙が驚き、その里沙が驚いたことに他のメンバーが驚いた。 「どういうこと?ガキさん」 「…私だけ教えられたの。…愛ちゃんとカメが捕まってるって」 「絵里も!?」 「…うん。私が勝ち残った時だけ、二人も解放するって中澤さんが」 「じゃあ、助けに行かないと!」 「ダメよ!危険すぎる!」 「でも見捨てるわけには行かないっちゃん」 「…でも」 「ジュンジュンさんととリンリンさんも助けないと」 「もしかしたらOGの人たちが何人か味方になってくれるかもしれません」 「無理やろ。吉澤さんとか小春とかノリノリやったやん」 「ハル、保田さんに助けてもらいました」 「それほんとか?」 「はい」 議論はしばらく続いた。 そして結論として里沙とれいなが学校に忍び込んで高橋と亀井を救出する。 他のメンバーは南の海岸へ向かって、かりんと絵梨香を探すことに決まった。 決行は深夜0時。 それまでは交代で見張りを立てながら休息を取ることにした。 367 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/15(木) 22 58 10.52 0 【4周目 二日目 OG 午後6時】 「ぅ…」 体育用具室に吊るされた保田。 石川のオシオキを受け、身も心もボロボロにされていた。 「…裕ちゃん」 それでも保田の心は折れていない。 中澤を正気に戻したい。 それが保田の願いだった。 ガラリと扉が開く。 差し込む光に顔をしかめながらも目を向ける。 「保田さん、大丈夫ですか?」 入ってきたのは小川だった。 「…まこっちゃん」 「ひどい…」 小川は保田の身体に付けられた傷の数々を見て悲しむ。 「今降ろしてあげますからね」 「ありがとう…」 小川は保田の縄を解くと、崩れ落ちるその身体を受け止めた。 「し、しっかりしてください、保田さん!」 「ぅ…。ごめん」 なんとか自分の足で立ち上がる。 「さぁ、行きましょう!」 「…待って」 「はい?」 「お願いがあるの」 「なんですか?」 「私の代わりにあの娘たちの力になってあげてほしいの」 「何言ってるんですか、最初からそのつもりですよ」 保田は首を振る。 368 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/15(木) 22 59 12.74 0 「私はここに残ってやることがあるわ。…裕ちゃんを説得する」 「えぇっ!?」 「だからまこっちゃんは行って」 「そ、それだったらあたしも残ります。ジュンジュンとリンリンは手遅れだけど…本当だったら愛ちゃんとカメちゃんを残して行けないもん!」 「あれあれー?ケメちゃんだけかと思ったら麻琴もなのー?」 体育用具室の入口に人影。 「あっ…」 小川の声が震える。 そこに立っていたのは藤本だった。 「美貴ちゃん…」 「二人してなぁーにやってんだか」 ズカズカと入ってくる。 「藤本…」 「何やってんの?」 藤本の投げかけ。 「何って…」 小川は少し混乱する。 バレたと思っていたが、もしかしたらまだバレていないのかも。 「こんなことやって楽しい?」 「あ…」 それが勘違いだとすぐに気付く。 藤本は本当に保田と小川の行動の意味がわかっていないのだ。 「楽しいに決まってるでしょ。自分たちの意思で、自分たちが本当にしたいことをしてるんだから」 戸惑う小川に対し、保田は動じずに答える。 「へぇー…楽しいんだぁー…」 藤本は手に持った拳銃をもてあそぶ。 「ふぅーん…」 真上に投げ上げて、受け取る。 「じゃあもう満足?」 そう言って拳銃を保田へと向けた。 369 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/15(木) 23 00 28.27 0 「待って美貴ちゃん!」 小川が間に割って入る。 「…」 「お願い、見逃して美貴ちゃん!」 「…まこっちゃん」 必死の懇願。 「…」 「美貴ちゃん!」 藤本が拳銃を下げる。 そしてクルっと背を向けた。 「あ…ありがとう!美貴ちゃん!」 小川は嬉しそうに頭を下げる。 「さぁ、行きましょう保田さん!」 そう言って保田の手を引き、入口へ向かってかけだす。 「…」 怪訝そうに振り返る保田。 すると藤本がニヤリと笑う。 「くっ!」 突然押し飛ばされる小川。 「うわぁっ!」 地面に倒れ込むと同時に銃声が響き渡った。 ドサリと倒れる音。 急いで起き上がって振り返る。 保田が倒れていた。 「保田さんっ!」 藤本はツカツカと保田の横まで歩いてくると、その身体を足蹴にした。 「逃すわけないじゃんバーカ」 クスクスと笑いながら踏みつける。 小川はギリっと歯を食いしばり、藤本と戦う覚悟を決めた。 375 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/15(木) 23 57 04.48 0 小川が構える。 「…逃げなさい」 「えっ?」 保田は藤本の足首をつかんで顔をあげる。 「…お願い、まこっちゃん。…私の代わりにあの娘たちに…」 「まだ言ってんの?」 保田の背中に銃弾が打ち込まれる。 「ぐっ…」 「保田さんっ!」 「行って…」 「でも…」 「行きなさいっ!!!」 保田の檄に後押され、小川が背を向けて駆け出す。 「逃がさないっつってんでしょっ!」 藤本が撃ちまくる。 「うっ!…」 小川の呻き。 しかしすぐさま保田が藤本にしがみついて阻止する。 「ちょっと!離しなさいよ!」 「…あんたは私と心中よ」 保田は隠し持っていた手榴弾を手にする。 「…ちょっと…うそでしょ」 「あら…あんたでも狼狽えることあるのね」 「いやっ!!!」 「…まこっちゃん…あとは頼んだわよ」 体育用具室が吹き飛ぶ。 「保田さん…保田さん…」 小川は泣きながら学校を飛び出した。 376 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/15(木) 23 58 20.46 0 【4周目 二日目 午後8時】 「さゆみん、交代だよ」 「あ、うん。ありがとう、ガキさん」 さゆみと見張りを交代し、里沙は瓦礫の上に腰掛ける。 見上げた夜空には置かれている状況とは裏腹に、綺麗な月が浮かんでいた。 足元を見る。 遥が必死に守った武器。 それが並べてある。 いつ敵が現れても対処できるように。 しかし、その数はもうそんなに多くはない。 日本刀を手にする。 なんとなくこれが一番手になじむ。 刃に映る自分の顔。 里沙はみんなには内緒でひとつの決意をしていた。 OGたちとの戦いは避けられない。 メンバーを危険にさらすわけにはいかない。 …ならば学校へ行くのは自分だけでいい。 里沙が立ち上がる。 手には日本刀だけ。 他の武器はもしもの時のためにみんなへ残す。 するとガサリと木々が揺れた。 伏せて辺りをうかがう里沙。 (こんな時に…) 右手に日本刀。左手に拳銃を握って備える。 しかし、次の瞬間。茂みから姿を現したのは両手をあげた同期の小川麻琴だった。 「まこっちん!」 377 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/15(木) 23 59 41.31 0 「やっほー、ガキさん」 いつものノリ。 それでも里沙は警戒して迎えた。 「止まって、まこっちん」 「あー、それは正解だけど、今は時間がないからなぁ…どうしたら信用してくれる?」 「…」 決して油断はできない。 「…っ…」 小川の顔が少しだけ険しくなる。 里沙は小川の身体を注意深く観察した。 すると脇腹が真っ赤に染まっているのがわかった。 「まこっちん!その傷!」 武器をしまって駆け寄る。 「あはは…ドジっちゃってさ」 自嘲気味に笑う。 「新垣さん、どうかしましたか?」 騒ぎを聞きつけてメンバーたちも集まってきた。 「まこっちゃんっ!」 さゆみも駆け寄って支える。 「とりあえず中へ!」 「ありがと…でも時間がないから先に話をさせて」 小川が里沙たちにもたらした情報。 それは“この島を出る船を自動的に砲撃する砲台がある”ということ。そしてその“砲台の制御装置は学校の指令室にある”ということ。 “高橋と亀井が視聴覚室に閉じ込められている”ということ。“ジュンジュンとリンリンはもう味方ではない”ということ。 「どうしてっ!?」 「…みんな、なんとなくわかってるでしょ?この島に来て以来、自分が自分でないような感覚。いつもより欲求に正直になってる感覚」 さゆみや聖がハッとした顔をする。亜佑美や里保にも心当たりがあるようだ。 「あれね。薬のせいなんだよ」 「薬?」 「うん。…こんこんが作った薬」 378 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/16(金) 00 01 35.61 0 「こんこんが!?」 「そうなの。本当はこんなことに使うつもりじゃなかったんだけどね…」 小川が悲しそうな顔をする。 「その薬を飲むと理性が壊れて本能がむき出しになるんだよ。ジュンジュンとリンリンはそれを飲まされてる。だからもうきっと… 保田さんがずっと抑えてくれてたんだけどね。理性がなくなると洗脳が効きやすくなるらしいから…」 「…っ」 里沙は悔しそうに唇を噛む。 「OGのみんなもそう。もうみんな後戻りはできなくなってる。だから…」 そう言って小川はカードキーを差し出す。 「これは?」 「武器庫のカードキーだよ。島の各所にあるから。…これが場所」 簡単な地図の書かれた紙を渡す。 「ほんとはあたしや保田さんでなんとかしてあげたかったけど、もう役に立てそうもないからさ。 …行くんでしょ?学校。愛ちゃんとカメちゃんを助けに。…それに結局砲台をなんとかしないと逃げられないしね」 里沙はカードキーを受け取る。 「…ガキさん。勝手なお願いだけど…OGのみんなをお願い。…もう殺してあげてほしいんだ」 「えっ!?」 「本当はみんな苦しんでるんだと思う。だからさ…」 「まこっちん?」 小川の声が少しずつ弱くなっていく。 「「まこっちゃん!」」 さゆみとれいなが必死に呼ぶ。 「…みんな…ごめんね…………」 小川の手が力なく垂れ下がった。 「っ…」 その身体を里沙は強く強く抱きしめた。 406 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/16(金) 23 22 09.06 0 【4周目 二日目 午後9時】 小川がもたらした情報によって作戦は変更された。 まずは里沙とれいなが先行し、学校の東西に位置する武器庫を強襲・破壊。 それを陽動として残りの10人は南の武器庫を奪取。 里沙とれいなは北へ迂回し、学校へ侵入。 極力戦闘を避けつつ、高橋と亀井を救出、そして砲台の制御装置を破壊。 その間に10人は3班に分かれて南の海岸を捜索し、かりんと絵梨香と合流する。 その後、全員で島を脱出する。 決行は変わらず深夜0時。 作戦を改めて確認し、12人は解散する。 その際、れいなは里沙に 「…抜け駆けはなしやけんね」 そう念を押した。 「見抜かれてたんだ…」 外を見張りつつ里沙がつぶやく。 「そりゃそうよ。なんてったって9年の付き合いだからね」 「さゆみん」 里沙の向かいの瓦礫に腰掛ける。 「…そうだね。なんだかんだでもう9年か」 「愛ちゃんやまこっちゃんには及ばないけどね」 小川のことを想う。 しばしの沈黙。 「…ねぇ、帰ったら何する?」 「えっ?…んー、そうだなぁ…ゆっくりお風呂入りたいかな」 「そ、そうだね」 さゆみは自分の服をつまんで改めてその汚れを確認した。 407 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/16(金) 23 23 20.75 0 里沙は再び外を見る。そして… 「さゆみん…。みんなのことお願いね」 完結に。 それでいて多くの想いが乗せられた言葉。 さゆみはその重みを確かめるように下を向く。 そして顔を上げると 「…うん」 里沙を見ず、里沙と同じ外を見ながら噛み締めるように応えた。 「…新垣さん」「…道重さん」 語らう里沙とさゆみを壁から見つめる衣梨奈と聖。 「…っ!」 「ダメだよっ、えりぽん!」 たまらず里沙へ駆け寄ろうとする衣梨奈を聖が止める。 「だって…」 「新垣さんも道重さんもきっとずっと私たち後輩のために気を張ってたんだから、今は休ませてあげましょう」 「…」 「ね」 「…うん」 里沙の代わりに聖に抱きつき、その胸に顔をうずめる。 「…えりぽん」 「っ…」 聖は衣梨奈の頭をやさしく撫で続けた。 408 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/16(金) 23 24 21.07 0 「香音ちゃん、足の調子はどう?」 「うん、だいじょうぶ!…って言いたいとこだけど、本当はまだダメみたい」 「そう…」 「ごめんね。大事な時に役に立てなくて」 「なんでそんなこと言うの!」 里保が立ち上がる。 「私の方こそずっとずっと香音ちゃんに助けられた…謝るのは私の方だよ…ごめん」 「里保ちゃん…」 里保の目から涙が落ちる。 「…はぁ、もう、まったくしようがないなぁ」 「えっ?」 「ほらっ!」 香音が変顔をしながら里保を覗き込む。 「…何やってんの?」 「むー」 頬を膨らませて不満をアピールする。 「じゃあ、こうよ!」 定番の蝶の真似。 「…」 「これでどう!」 カマキリ。 「あいたっ!」 「香音ちゃん!」 足の傷を押さえる。 「いたたたたっ…やり過ぎちゃった」 「プッ!…もうっ、何やってんだか」 「えへへっ」 「ふふふっ」 二人は笑いあった。 そしてひとしきり笑ったあと 「…あのね、香音ちゃん―――」 里保が切り出した。 409 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/16(金) 23 25 27.13 0 「愛佳」 「…はい」 机に向かってなにやら必死に考え込んでいる愛佳にれいなが声をかける。 「何しとうと?」 「あ、はい」 れいなが覗き込む。 そこには今回の作戦についていろいろなことが書き殴られていた。 「まだ考えとー。もう作戦は決まったんやし、頭も休めた方がいいけん、いい加減にしたら?」 「でも…本当にこれでえぇんやろかと…」 作戦は愛佳の提案だ。 愛佳は提案したはいいものの、不安でたまらなくなったのだ。 「メンバーの中で愛佳が一番頭がいいけん、問題ないやろ」 「でも…」 「はぁ…」 れいなは溜息をつく。 「考えすぎとか気ー使いすぎとか、愛佳の悪いとこっちゃん。たまには気楽にやりぃ」 背を向けて入口まで歩く。 「大丈夫っちゃん。れいながちゃんと愛佳の作戦を成功させたるけんね」 「田中さん…」 「さぁーてと、れいなはもう一寝入りしてくるっちゃね~」 照れ隠しにちょっと大きめの声でそう言うとれいなは愛佳の部屋を後にする。 そんなれいなの仕草に笑顔を見せる愛佳。 「…よしっ!」 そしてペンを放り投げた。 411 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/16(金) 23 27 28.32 0 「ねぇ、くどぅー!ねぇ、くどぅー!」 「あーもう、うるさいなぁ」 「聞いて聞いてーっ!」 「だぁーっ!静かにしてよ!まぁちゃんも眠らないとこのあと大変だぞ!」 「えぇーっ!だって眠くないんだもん!」 「じゃあ一人で起きてなよ!ハルを巻き込むな!」 「やだー!」 そんな二人のやり取りを少し離れて見ている春菜と亜佑美。 「仲が良いんだか、悪いんだか」 「ふふふっ、そうね」 優樹と遥はバタバタと騒いでいる。 亜佑美は二人を横目に見ながら話す。 「ねぇ、はるなん」 「ん?なぁに?」 「…まぁちゃんのこと、お願いしていいかな」 作戦では亜佑美は優樹と同じ班だった。 「…うん、わかった」 「理由…聞かないの?」 「聞いてもしかたないでしょ。亜佑美ちゃん頑固だし」 「えっ、そうかな?」 「そうだよ。…ほんと鞘師さんと似てるよね」 春菜はついそう言って、“しまった”という顔をする。 亜佑美は少しだけむくれた顔をしていた。 「あー…ごめんね」 「…いいけどね、自覚してるし」 「そっか」 「…ありがと、はるなん」 「…うん」 414 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/17(土) 00 31 12.35 0 【4周目 二日目 午後11時】 先行する里沙とれいなが出発する。 「じゃあ、行ってくる。あとのことは頼んだよ」 「うん、任せて」 さゆみがドンっと胸を叩く。 「…新垣さん」 衣梨奈がおずおずと近づいてくる。 「なによ生田。…ふふっ、らしくないじゃない」 「…だって」 「…ふぅ。ほらっ、いらっしゃい」 里沙が手を広げる。 「に、新垣さ…」 「新垣さーん!!!」 「おわっと!」 衣梨奈を差し置いて優樹が抱きついた。 「…」 ぽっかーんとなる衣梨奈。 「新垣さん!新垣さん!」 かまわず頭をこすり付ける優樹。 「おぉーよしよし。佐藤も気をつけるんだよ」 「はい」 優樹を離す。 衣梨奈は所在なさげにしていた。 そんな衣梨奈を里沙はぐぃっと抱き寄せる。 「アンタも怪我するんじゃないよ」 「…はい」 衣梨奈は涙を堪え、遠慮がちに里沙の背中に手をまわした。 415 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/17(土) 00 32 09.78 0 「田中さん」 靴紐を留めなおしていたれいなが愛佳の声で顔をあげる。 「ん」 そして手をあげる。 愛佳はハイタッチでそれに応える。 「田中さん」 今度は遥。 「ん」 れいなは少しだけかがんで手を差し出す。 遥もおもいっきりその手を叩く。 「ニシシッ」 れいなは満足そうに笑うと遥の頭をわしゃわしゃと撫でた。 「それじゃ、行ってくるけんね」 「「はい」」 里沙とれいなは目が合うと一度だけ“うん”とうなずき、闇夜の中へと駆け出した。 416 :4周目アナザー「聖が心配だ、勝手口から後を追う。」選択ルート:2012/03/17(土) 00 59 35.00 0 【4周目 二日目 午後11時】 闇に包まれた海の上。 一隻のモーターボートが浮かぶ。 エンジンはかかっていない。 「だいぶ時間かかっちゃたな、鞘師ちゃんや遥ちゃんは無事かなぁ」 モーターボートは海岸に到着しようとしていた。 「すみません、三好さん…こんなところまで付き合わせちゃって…」 「いいってことよ。私もチャーミーの野郎に一発食らわせなくちゃ気がすまないしさ」 「さゆきちゃんも良かったの?危険だよ?」 「私は大丈夫です!今度こそは私がみなさんを助けるんです!」 「えっ?今度こそ?」 「あっ!いえっ!とにかく私もみなさんを助けたいんです!」 「…そう。でもなんで敬語なの?」 「あわわっ…そうでした。…じゃない!そうだよね、ごめん」 「…変なの」 「それよりもアタシはかりんちゃんがモーニング娘を助けたいって思ってたのが意外だったよ。てっきり恨んでるものと…」 「私は別にモーニング娘。さんを恨んでいませんよ。 それより私はモーニング娘。じゃないのにあんなに良くしてくれて、一緒にリボーンをやったみんなを助けたい…」 ボートの先端が砂浜に乗り上げる。 絵梨香は飛び降りるとローブを近くの岩に結ぶ。 「よし」 かりんとさゆきも後に続いてボートを降りる。 「とりあえず、どうすっか?」 「まずは学校に向かいましょう!」 「学校?」 「あ、いや、島の中心部に向かいましょう!」 「…ま、まぁ、それが無難だな」 三人は島の中心部に向かって歩き出した。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/8427.html
つばさのちかい【登録タグ つ 初音ミク 曲 神道P】 作詞:神道P 作曲:神道P 編曲:神道P 唄:初音ミク 歌詞 誰のためボクは飛び立つ? 残された夢 護るため 逆向きに渦巻く流れ 立ちはだかる 巨大なもの 同じ色した 強い光 輝き遠く広がり 呑み込まれそうになりながら それでもボクは抗う 進みすぎた 時計の針 戻すことが正しくとも 遅れた者 生き残る為 正義に刃剥ぐ たとえボクが 不完全な まがい物に過ぎぬとしても 帰る場所を 護りぬくよ この翼に誓う 何のためボクは生まれた? 祈りの力 示すため 異なる理想抱く者 ぶつかり合う いつの世にも 同じ力を宿しながら 別の親持つボクらは いつか戦う日訪れる それは避け得ぬ定め 進みすぎた 時計の針 戻すことが正しくとも 遅れた者 生き残る為 正義に刃剥ぐ たとえボクが 不完全な まがい物に過ぎぬとしても 帰る場所を 護りぬくよ この翼に誓う コメント ミクはまがい物なんかじゃないです!! -- 名無しさん (2010-01-28 17 07 10) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mayoero/pages/28.html
ステージ ストーリーに関わるため、プロットが上がるまで細かいところは決められない。 余裕があれば隠しステージとか周回で変わる要素が欲しい。 ステージ数が少ないのでボリュームとかどうなんだ。もっと増やせるのかどうか。。。 ステージ1 ステージ名:未定 始めのステージ。よくある親切なガイドはなく、ユーザーにはマニュアル or Readme.txtを読んでいただく。 勝利条件 敵の全滅 ステージ2 ステージ名:未定 勝利条件 指定敵を指定数以上破壊する。 ステージ3 ステージ名:未定 中ボス。 勝利条件 敵の全滅 ステージ4 ステージ名:未定: 勝利条件 指定時間生き残る。 ステージ5 ステージ名:未定 大ボス。最終戦。 勝利条件 敵の全滅 勝利条件(案) 敵の全滅 指定時間生き残る。 指定敵を指定数以上破壊する。 指定時間内に敵の全滅。 HPを指定%以下にして敵の全滅。 指定場所へ辿り着く 指定アイテムを指定数入手する。 指定敵を破壊する。
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/455.html
17ページ目 問題は、三嶋がしびれでも切らせたのか、禁止エリアが一気に拡大したことだった。ほとんどは海の部分とは言え、これまでに比べれば圧倒的に範囲が広く設定され、逆に言えば戦闘エリアが一気に狭まったことになる。今後も同じように、禁止エリアが広く設定されてくることも予想できるし、当然ながら全員が地図の中央付近へと集まってくることも予想出来る。ついに戦闘は避けられないだろう。 生き残るには、やるしかない……。 ……本当にそうなのだろうか。星屑はふと疑問に思った。確かに戦いを強いられているのは確かだ。だけど相手を倒すことにどんな意味がある? これで生き残って、俺たちはどんな意味を持つのだろうか。 「おい、星屑。いまさらだがお前……人、殺せるよな?」 「えっ? いや……わからない」 にやっとして振り返ったむったに、星屑は少し戸惑う。殺せるか殺せないかで言えば、この状況だ。殺せるだろう。だが、その意味は……理由は……。 「難しいこと考えてんのがバレバレなんだよ。もっと簡単に考えろ」 「簡単に、とはどういうことだ?」 「生きること。生き残ること。自分が生きなきゃ、その存在価値など皆無だ」 生きる……。そして存在価値を得る。星屑は目を見開いた。今までの地味で味気ない生活。何の取り柄もない自分。どこかずれたような感覚を持っていた現実。……もしかしたら、俺はこの場所を本当は求めていたのか。こうして、存在の意味が確認できる場所を。 むったは続ける。 「俺も理由なく人なんか殺したくない。だがこれは、ある意味でみんなを救うんだ。そして俺たちが生き残った後、また同じ事が繰り返されないように考えなければならない」 「むった……。そうだな、そうだよな」 「お前はゴミか? それとも存在価値がある人間か?」 「俺はゴミなんかじゃない」 「それで決定だろ」 ニヤニヤとして、そして吐き捨てるようにむったは言った。 内心、むったは笑い転げんばかりだった。理由無く人を殺したくない? そんなのは嘘だ。みんなを救う? そんな気はさらさらない。生き残った後にどうするかなんて考える必要なんて無い。 次へ トップへ
https://w.atwiki.jp/kensyu-seminar/pages/15.html
職業能力開発に費やす時間 「職業・社会参加に関する調査」からは785人に実施のうち有効回答は690人が得られた。 自己啓発など職業能力開発に費やす時間は月にどのくらいかを尋ねたところ、 17時間~30時間が20.5%と最も多く 12か月で引きなおすと最低204時間~最高360時間を職業能力開発に費やしていることになる。 しかもこの他に30時間/月を超える人も14.3%存在し204時間を超える職業能力開発や訓練を実施している人は34.8%存在していることになる。 つまり就業者の3人に1人は年間204時間を費やしていて、それより少ない時間の人も合わせた全体平均では一人当たり168時間/年(14時間/月) で職業能力開発の時間として費やしていることになる。 出典:独立行政法人労働政策・研修機構 「就業・社会参加に関する調査」 ■研修Wikiの作成者プロフィール 中西 誠(なかにし まこと) 2007年5月株式会社ディプレ設立、代表取締役に就任。 以後、就職支援の研修を軸とし、年間2500名以上の未就労者を対象に 就職スキルを向上させる研修に準じ、60%以上の就職決定実績を持つ。 一方20代~30代半ばまでの受講者を対象に、ビジネスマナー、新入社員研修、 リーダーシップ研修などを自身でも手掛ける。 日本中の研修講師を登録し、職業能力向上のための学習機会を提供している。 ウェブサイト「研修バンク」「セミナーバンク」の運営を行い企業の研修ディレクションを行っている。 【中西誠ブログ:ハタラクを楽しむ!研修セミナー.jp中西誠のブログ】 #blogsearch2
https://w.atwiki.jp/vipgfo/pages/20.html
早見表武器等で金がかかる職 パラディン バーサーカー レンジャー アサシン テンプラー プリースト ウィザード ネクロマンサー ウンコマン ここはざっと簡単に職業を紹介するよ あとは職業ページ見ろ 早見表 ◎=さいつよ ○=普通~つよ △=微妙 ×=クソ 対人に関しては職同士の相性で強い弱いあるしどれもしっかりやれば強い 総合的なものだと思ってくれればいいです 職業 ID需要(~Lv78) ID需要(Lv80~) 狩り 対人(~LV60) 対人(70・80BF) 対人(90BF) 対人(GV) うざい パラディン ◎ ◎ △ ◎ △ △ ◎ ○ バーサーカー ○ ◎ ○ ◎ ◎ ○ × △ レンジャー ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ ◎ ○ アサシン ○ ○ △ ○ ◎ ◎ ○ ○ テンプラー △ ※1 ◎ × △ ○ ※3 ○ ○ ◎ プリースト ◎ ◎ ○ ○ × △ ○ △ ウィザード ○ ○ ○ × ※2 × △ ◎ ○ ネクロマンサー ○ ○ ○ ○ ○ ※4 ○ △ ◎ ウンコマン ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ |補足 ※1=テンプラはいれば強いけど、いなくても十分回れる 1枠なので需要は微妙 ※2=だが、PSと装備次第では◎ ※3=高レレになるほどバフや懲戒で強いけど多すぎると微妙 ※4=1:1においては◎ 武器等で金がかかる職 パラプリ>バサアサ>テン>ウィズ>ネクロ>レン けど対人始めるとどの職も結構色々いる パラディン 硬いよ!!メイン盾きたこれでかつる 移動速度、攻撃速度共に早い IDで必須。需要ありまくりもてもて。 遠距離が魔法スキル1つだけ。 魔法は勘弁してください 装備の耐久が悲しみに包まれる バーサーカー スーパー近接火力。脳筋。 もてる武器の種類は全職中1番多い。 パラほどではないが盾も可能 あの足止めやめてください魔法とかあの レンジャー 遠距離専門。足速い。隠れられる 剣で遠距離に色々効果乗せられる。速い攻撃速度と副次ダメによる手数火力 雑魚狩りでは最強というか早すぎてミグルおいつかない 避けれないとお豆腐ちゃん悲しいね 近接火力が悲しいのでギルボス、IDボスはソロ無理 アサシン レンジャーとバーサーカーの要素を併せ持つアプデでさいつよに。 戦闘中でも隠れられる 範囲何それうまいの?とか過去の時代。 きたないなさすが忍者きたない。BFでは強めだけどID需要は微妙かも スタンさえしなければめちゃくちゃ強いスタンさえしなければ・・ テンプラー 支援職なにそれおいしいの ある程度育つとウィズに劣らない位の瞬間火力キチになる 硬いしBFでもつよしょくになる IDでは高レベルIDじゃないとそこまで需要はない 火力枠でもないしPTに一人しかいらないので枠の取り合い ソロ狩りがきつい。マゾいので心折れる あまりおすすめはしない職、やるならサブで。 プリースト 鳥・犬(狼)・猿(ゴリラ)に変身して戦う一人桃太郎 パラに次ぐPT高需要のモテモテ職 オラクルになるとPTにいるだけで移動速度が上がる上に狼の火力もトップクラスのため必須のようなもの パラやテンと違ってPTに何人いても困らない あとバトルライドが無くても余裕というか変身するからいらねえwwwwww アップデートの影響で高レベル帯対人は元々は強かったけれど弱職化 弱職だけどIDで最強の防具の交換にBFのポイントが必要になるため取るなら出ないといけない がんばって取るなら60BFがおすすめプリつえーのすwwwwwwwwwwwww 装備いっぱい必要だけどID需要あるから金策は問題ない ウィザード 高火力魔法が炸裂 足止めが豊富で相手をはめて倒すことが可能 アップデートの影響でBFでの対人はかなりの不遇職化 ただしGvでの強さはそのままで、60BFでも装備とPSがあればかなりの強い 防御が紙で回復手段が皆無のためギルボス、IDボスはソロ不可能 ネクロマンサー やっほー蚊だよー^^vいえええええwwwwwww 凶悪なデバフが多数使用可能 召喚が可能でソロでも寂しくない PTバフが近接職に喜ばれる 対人はねちねちと蚊のように刺すスタイル IPに嫌がらせしたいやつに超おすすめ 火力でぼーんってタイプじゃないから火力には期待するな ただしそのうざさ故にVIP内からも嫌われるというリスクも伴う ウンコマン ネクロを超える凶悪デバフ・PTバフ持ち 簡単な漢字すら読めなくなるパッシブがあるらしい(輪廻をわまわると読む等) PTバフ「うんこまんの臭い」は攻撃するたびに100%の確率で 味方を死亡させる、移動速度500%低下などランダムでやばい効果が発動する 清潔で解除不可能らしい。 ※うんこまんの臭いの効果検証で分かったもの 攻撃するたびに100%の確率で PTメンバーをランダムで一人(全員)死亡させる 移動速度500%低下 自分を中心とした1000mの範囲内で自爆 うんこ
https://w.atwiki.jp/battleroyale/pages/309.html
026 BR黙示録マジ ざざーん。ざざーん。 大きな波が断崖絶壁の岩に当たっては砕け、無数の泡となって消えてゆく。 その様子を上から寝そべりながらぼんやりと眺めていた男が一人。 「ここから飛び降りたら、空をも飛べるかもしらん……」 そんなことを呟いて寝返ると、海の青から今度は空の青が男の視界を埋め尽くした。 「下も青けりゃ上も青、そして俺の顔も見事に真っ青ってか! …あーちくしょう!なんだってこんなことになっちまったっていうんだよー!」 駄々っ子のように足をバタバタさせながらこの男…♂マジは一人で騒いでいた。 「大体よー、1年もWIZにもセージにもならずにふらふらしてた奴が いきなりマジシャンギルドに呼ばれるってことにおかしいって思わなかったのかよー! 今まで出向いたことなんて一度もなかった癖になんで今更いっちまったんだよ俺のバカ!」 一頻り騒いだ後に♂マジはまた寝返って、先ほどのように岩に当たっては消えてゆく波を眺めていた。 ……ゲフェンの街にカプラの空間転送サービスを使って降り立った時、薄々嫌な感じに気付いてはいたんだ。 普段から静かなこの街だけど、その時はまるで人が全て消えてしまったかのように気配を感じなかったことに。 1年前俺をマジシャンに転職させてくれたおねーさんが蒼白な顔をして俺を待っていたことに。 そして何より…おねーさんの後ろから現れた白い格好をしたこいつが……この嫌な感じを生み出していることに。 全身の毛が逆立ち、『こいつはヤバイ!』ということを本能が知らせていたが俺は動くことが出来なかった。 本能よりも、頭脳が……思考が全て諦めることを選択していたんだ。こいつには敵わない、と。 「で、こうなっちまったわけだ……どうすりゃいいんだよ、人殺しなんてモヤシの俺には出来ねえよぉ… とほほ、ほんとにここから飛び降りちまおうかなぁ…」 と、途方に暮れていた♂マジは支給品の青箱を思い出し寝そべったまま袋を漁り一つだけ青箱を取り出した。 小さな箱は思ったより重量感がある。♂マジはむっくりと起き上がり、やがて蓋に手をかけた。 「これで勝負は、俺の運命は決まる…南無三!」 そして♂マジは、箱を……運命のトビラを開いたのである。 「なんだこれ?サイコロ…?」 箱の中には3つのサイコロ、いやサイコロと呼んでいいものなのか怪しいものが入っていた。 骨を削って出来たような粗い立方体。だが、それよりも遥かに目を引くまるで血のような一面一面に彫られた…… 「1しかない…どの面も1しかないサイコロ……?」 ♂マジがその3つのサイコロを右手に持ち、ぐっと握り締めた瞬間。 ♂マジに電流走るっ………! ざわ… ざわ… 「ああっ……!そうだ…俺は何を考えていたんだっ……!」 ♂マジは目を見開いて、おもむろに立ち上がり考え込むようなポーズで崖の上をうろうろ歩き始め考える。 「何が空を飛べるかもしらんだ……そんなことが人間にできるはずがない……! そんなことをしても死ぬだけっ……無駄死に……無意味っ………! 考えろ、考えるんだ……俺は今何をするべきなのかを………!」 そして♂マジが崖の上をぐるぐる回ってしばらくした時のことであった。 「よし……よし……現状の整理はこんなところか…。 このゲームに生き残るには、二つ……参加者をけり落として最後の一人になるまで生き残ること。 そしてもう一つは、このゲームの元凶……あの道化師を倒し、この島から脱出すること。 どちらも可能性は限りなく0に近いが、このゲームを生き残る為には必ずどちらかを選ばなければならない………! 生き残るんだ……生きて、生きて戻るんだっ………!!ぐっ…ぐぐっ……」 ♂マジの目からぼろぼろと涙が流れては落ちてゆく。 「俺はやはり人を殺すことなんて、憎んでもいない人を殺すことなんてできない……。 だったら俺がすることは一つしかない………仲間を、生き残る仲間を探すっ……!探すんだっ……!」 涙をこすり♂マジは袋を担いで島の奥のほうへと歩き出した。 右手のピンゾロサイコロをしっかりと握り締め、まだ見ぬ仲間を求め彷徨うのであった。 ♂マジ 現在位置-断崖絶壁の海岸付近(A-6) 所持品-青箱(未開封)、ピンゾロサイコロ3つ 外見特徴-長髪 顔色が悪い 備考-JOB50 仲間を求めている 戻る 目次 進む
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1371.html
71話 もしも殺し合いから生き延びて……。 俺は生き延びた。あの地獄の殺し合いから。 だけど……多くの大切な仲間、親友を失ってしまった。 リリア…ゴメス…そしてアレックス。 アレックスの姉貴と妹はとても悲しんでいた。 特に妹のリナックスの悲しみようはとても直視出来ない程だった。 俺から話を聞いた後は一人じゃ立ち上がれない程ショックを受けて……。 色々な人に報告に回った。エンリュウ、ファルコン、ヘレン、キャロル、王様……。 勇者アレックスが死んだ――その事はポテチ王国や魔王軍、 更にはアンデッドナイ軍、俺の弟のアンパン軍、玉露軍にも大きな衝撃を与えたようだ。 ダーエロの方も、俺と同じように魔王軍の連中に、ムシャやドラゴナスが死んだ事を、 話して回っているようだ。 ドラゴナス――あいつ、家族がいるんだよな。 ムシャにも弟子がいるし。みんな、悲しむだろうな……。 ……何で俺なんだろうな。 ウザイアンと呼ばれ、いつもネタキャラとして扱われている俺が。 勇者であるアレックスの方が生き残るのに相応しかったんじゃないんだろうか。 ……いや、やめよう。そんな風に考えるのは。 そんな事言ったら、アレックスや、死んでいった奴らに失礼だ。 「よぉ、ダーエロ」 「ブライアンか」 庭園や噴水が設置され、さながら自然公園の様相を呈した魔王城ロビーを通り、 相変わらずヘレングッズが大量に置いてあるダーエロの部屋で、 俺はダーエロと、あの殺し合いから生還して以来久し振りに会った。 「…どうよ、あれから」 「…リナックスの奴、だいぶ悲しんでるな…他の奴らも」 「そうか…こっちも似たようなもんだ。ハーたんやハーナス達、見てるの辛くてさ…。 弟子五郎もやっぱり落ち込んでいる。ニンニンや五世の奴も同様だ」 「……ドラゴナスが殺し合いに乗っていたって事は」 「話せる訳無いだろ…! 無理だよ」 「…だよな」 ダーエロもダーエロでやっぱり大変だったみたいだな……。 残りの四天王や弟子五郎なら多分立ち直れると思うけど、 ハーたんやハーナス達はどうなるんだろう。 それはリナックス達にも同じ事が言える。 けど、俺らじゃどうする事も出来ない。 「おーっと、お帰りかい」 「ああ」 門番のメカゴーレムに会釈し、俺は魔王城を後にした。 少し肌寒い風が、草原に吹いていた。 アレックス……俺は武器を振り回すだけの戦士だ。 お前の代わりに勇者になんてなれないけどさ。 精一杯生きてみるよ。 いつかは俺もそっちに行くだろうから、その時はまた、お前の仲間にして貰うぜ。 【俺得ロワ3rd ブライアン、ダーエロ――――THE END】 オロカモノノタワムレノオワリニ 時系列順 失われた世界 オロカモノノタワムレノオワリニ 投下順 失われた世界 オロカモノノタワムレノオワリニ ブライアン THE END オロカモノノタワムレノオワリニ ダーエロ THE END
https://w.atwiki.jp/multiple/pages/369.html
【名前】土御門元春 【出典】とある魔術の禁書目録 【種族】人間 【性別】男 【口調】一人称: 二人称・三人称: 【性格】 【備考】 以下、マルチジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 土御門元春の本ロワにおける動向 初登場話 0006 嘘と嘘の狭間で 死亡話 0153 それは誰にも聞こえぬ歌――勇侠青春謳(後編) 登場話数 6話 スタンス マーダー 現在状況 死亡 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 上条当麻 友好 カミやん 死体を発見する 0006 [[]] ウソップ 敵対 しゃげキング 銃弾を受けるが超能力で生き残る 0006 嘘と嘘の狭間で サカキ 敵対 オジさま 銃弾を受けるが超能力で生き残る 0006 嘘と嘘の狭間で ゼロ 友好⇒敵対 殺害される 0006 嘘と嘘の狭間で 水銀燈 友好 0006 嘘と嘘の狭間で