約 12,786 件
https://w.atwiki.jp/kink/pages/72.html
甘さを感じなくさせる ギムネマの葉というものが あるんですね。 効果は30分から1時間 持つそうです。 日本では粉末状になって 売っているみたい。 このギムネマ粉をオブラート に包んで食べると、 腸内での糖の吸収が抑えられる ため、ダイエット効果が 期待されているそうです。 link しみ治療 顔のしみ シミ対策化粧品
https://w.atwiki.jp/tunderesure/pages/290.html
作者 でぃすぱ氏 来栖壽人(くるすかずひと)は将来パティシエになるため専門学校に通い、叔父が経営するスウィーツ店の 『ソプラノ』に泊り込みで修行を行っている。 外観はシンプルでおしゃれとはほど遠いが味は本物であり、このお店のデザートを求め遠方から訪れる人は 珍しくもない。壽人のケーキより叔父が作る品のほうが売れるが人気がないわけではなく、叔父の実力が並 外れているのだ。 同じように作っていても、口の中で広がる甘さや香りにスポンジの舌触りは再現できない。世界一位を 何度も獲得した人間に楽々と上回ることは難しいと解っていても、壽人は諦めない。 そろそろ仕込みの時間。今日こそは叔父に一歩近づくためにと壽人は果物と包丁を手にする。 「ありがとうございましたっ」 最後の客が店を後にし、壽人は扉に掛かっている札をOPENからCLOSEにひっくり返してホッと息を 吐く。残すは夕食とクローズ作業だけだ。先ほどとは別世界と思わせるほど静かになった店内を見渡すのが 壽人の癖だ。目を閉じてイメージする。自分の店に自分の作品を。そして、それを嬉しそうに美味しそうに 食べる客の姿を。 傍から見ればただの妄想をしているだけだが、壽人は気にもせずにイメージを続ける。ここにいるのは どうせ俺だけ。叔父さんは奥の調理場にいるだろうし、バイトの人は控え室だ。 その考えが甘かった。 「立ったまま寝るなんて器用だね、壽人」 「ぬぅわっ!み、みかん!?お、お前いつからそこに?」 「アンタがニヤニヤしながら食器がどうたらってとこから」 壽人は目を見開きやっちまったというような表情をする。 簡単に言うと最初からいたのだ。それが解ると壽人は頬を赤らめ美甘から目を逸らす。そして美甘が壽人の 次にニヤニヤし始めた。 美甘は叔父の一人娘でソプラノのウェイトレスをしている。いつもは着替えに行っているはずだが、今日は 何故か店内にまだいた。 「いるなら声かけろよな」 「別にいーじゃん、暇つぶしだから」 「俺を暇つぶしに使うな」 「おーい、2人ともーご飯にするぞー」 「「はーい」」 叔父からの一言により壽人と美甘は夕食の準備に取り掛かった。 壽人は食事を作る叔父の手伝いに美甘はテーブルにイスを用意する。一般的に見て遅い夕飯はソプラノ 唯一のゆっくりと出来る貴重な時間だ。オープンすると同時に客でごった返しになるこの店はスタッフに 安らぎの時間なんていうものは休憩以外にはない。四六時中ソプラノは戦場なのだ。 調理場から良い匂いがフロアに流れ込む。美甘が用意したテーブルにはとても美味しそうな料理で鮮やかに 飾られる。 「いただきます」 「いただきまーす」 「いっただきまーす。ねえ壽人が作ったのってどれ?」 「ん?俺が作ったヤツ?このベーコンとアスパラのスパゲッティ」 壽人が指差したスパゲッティはオリーブオイルの匂いがほのかに香り、湯気と共に店内を包み込む。 「ふーん、これが壽人が作ったんだ。やっぱり見た目はお父さんのに劣るわね」 「じゃあ喰うな」 「ばかねー、私以外にあんたの料理を食べる人がどこにいるのよ」 「私たちが美甘の分まで食べてやるぞ」 「まっ、待ってお父さん!ダメ!これは私が食べるの!!」 「言っておくけど美甘、それ半分だけ俺が作ったってだけだからな」 スパゲッティを美味しく作る際に必ずぶつかる壁がある。それはアルデンテだ。火の強さや湯で時間に 大きく左右されてしまうスパゲッティは美味く作るのが難しい。 まだ完璧にパスタを茹でることが出来ない壽人は、料理全般をこなす叔父に任せ具と絡めることに力を 注いだ。 「もぐもぐ……うん、結構おいしい。やっぱりお父さんが手伝ったからかな」 「美甘の言うことは気にするな。壽人と初めて会ったときよりかは随分成長している」 「ありがとうございますっ」 「……お世辞お世辞」 「うっさい!」 夕食は叔父が作るデザートでいつもしめられる。美甘にとって一日で最も至福であり贅沢な時間だ。 「今日はティラミスだ」 「うっわ~、おいしそー」 「いただきます、叔父さん」 壽人が口に入れた瞬間に口内は砂糖の甘さと、ココアパウダーの代わりに使用されたエスプレッソの豆を 挽いた粉がほんの少しだけ、苦味を味あわせる。 ―――やっぱり遠い 自分と世界トップのパティシエの距離を嫌なほど教える。だが諦めるわけにはいかない。壽人はこの 距離を受け入れ、やる気の燃料とする。 「ふぅ~ご馳走様」 「じゃあ私は自室でやることがあるから、壽人。後はよろしくな」 「了解っす」 「私はのんびりしてようかな~」 美甘が机に体重を預けると目の前にケーキが置かれた。それは先ほど食べたティラミスではなく、 生クリームが乗ったキャロットケーキだった。 「どうしたのこれ?」 「ためしに作ったんだ、味見してくんない?」 「しょうがないわね、アンタがそこまで言うなら食べてあげるわよ」 器用にケーキを一口取りその上に生クリームを乗せ口に運んだ。ニンジンの味は少ししかなく、代わりに 甘さが広がる。 「あっ、おいしい」 「よっし!」 ガッツポーズを決める壽人。 「実はそれ砂糖があんまり使われてないんだ。他のケーキよりも低カロリーに作ってみた」 「うそっ!?だってこれ、ちゃんと甘いよ!」 「どうやってその甘さを出すか悩んだけど、無事成功かな」 「ねえねえ、壽人も食べてみなよ。ホラ」 美甘はケーキにフォークを刺し壽人に食べさせた。 そして美甘はあることに気が付いてしまう。 (こ、ここここれって間接キス~~~!?) 壽人は美甘に食べてもらうため1つしかフォークを持ってこなかった。とすれば自然に間接キスになる。 しかし美甘は壽人に『あ~ん』をしたことには気付いていない。 「うん、結構うまくできたな」 1人で自分の力作に納得していたが、目の前にいる美甘の様子がおかしい。「アワワ」と呟きながら顔を 赤くさせている。 美甘が手にしているフォークと美甘の性格……壽人はすぐに答えを見つけた。そして彼の中にあるS心が 疼いてしまった。 「みかん~、これって間・接・キ・スだよなー」 「キャーーーーー!!言わないでーーー」 「しかも、あ~んしてもらったし」 「えっ…うっそーーー!?」 「マジマジ」 壽人は顔を歪ませニヤニヤと笑っている。何年も一緒にいるが美甘を苛めるのがおもしろくて仕方ない。 「くっそー、私だけ壽人に馬鹿にされるなんて……こうなったのもアンタが悪いんだからねっ」 「イヤイヤ、俺は悪く…」 セリフを言い終える前に美甘の唇によって壽人は何も言えなくなった。首筋からほのかに香る香水に 壽人は目を覚まされる。 「お、お前なにしてんだ!?」 「アアアア、アア、アンタが悪いんだからね!!私に恥を掻かせた罰よっ!」 「恥ってなんだよ!?それに間接キスなんて別に恥っていうほどでもないだろ!」 「ううう、うるさいわね!!私に恥ずかしい思いをさせた分、アンタは罪を償いなさい!」 そして二度目のキス。このキスの甘さは先ほど食べたケーキのせいか、それとも、彼女がそうさせている のか。甘い空気が漂う中2人は恋人になり、これから甘いケーキと甘い生活を作っていくのだった。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/2329.html
あまさひかえめ【登録タグ CD CDあ MazoPCD まなみんCD】 前作 本作 次作 - 甘さ控えめ Magical Palette MazoP まなみん Rossie あひる ネイ 発売:2008年9月23日 価格:¥800 流通:即売 サークル:Discord CD紹介 MazoPによる初のVOCALOIDアルバム。ボーマス5にて初頒布された。 既発表曲9曲をリマスタリング、細部修正して収録。 まなみん(01,02,08)、Rossie(03,04,05)、あひる(06)、ネイ(07)、MazoP(09,10)という5人の作詞家の詞が一度に楽しめるのも魅力! 曲目 雨夜の月 夜天の陽 うたひめ 甘さ控えめ 疑惑と結末 愛のかたち (;`・ω・)チャーハン作るよ! ストロベリー☆ジャム 未公開曲 手をつないで Dancing Queen リンク 作者ホームページ コメント ちなみに価格は¥800でした(`・ω・´) -- MazoP (2008-11-28 01 33 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/monaring/pages/3835.html
悪さか甘さか/Trick or Treat 1黒黒 ソーサリー 悪さか甘さかはあなたを対象にできない。 プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を自分のライブラリーの一番上に置き、 自分のライブラリーのカードを上からその2倍の枚数公開し、その後それらのカードを2つの束に分ける。 そのプレイヤーはあなたが選んだほうの束のカードを自分の手札に加え、残りを自分の墓地に置く。 38版の 26 [部分編集] イラスト * ▲ ツ * ☆☆ ∧∞∧ ∧▲∧ ** * (・∀・〟)∂/ハ)ヽヽ * * * ⊂ノ ヽ ハ`∀´ノ * // // / // ゝ/ ハ \ /////// ======(_)=====∪_ノ=====ミ∥ ノノノノ (_) (_/(_) \\ヽヽ≪ , ' ´ ` ` 、 ** ; `、 ☆* オカシクレナキャ o O 、 ;' ; ; * イタヅラスルモナ!∧λ∧Ω ≫⊂⊃≪ 、 ` ; ( ´∀`)| `' ' W ( つ ` ,、、, ;' ∥ .(⌒) (⌒) (・∀・ )クスクス ` `` /⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒\ (・∀・ ) _ ;' / \ . ̄\_ ∧_∧ | ● ● |  ̄ ̄\_\ (;・∀・ ) | /\/\∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミイラノ \( ̄ ̄ ̄) | |(-_-) (,,゚Д゚) < ハロウィンだぞゴルァ! ヘンソウナンダ、 ( ̄ ̄ ̄) | |(∩∩) /つ ⊃ \ イチオウ ( ̄ ̄ ̄) \ \/\/\/ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ̄ )  ̄) .\_______/
https://w.atwiki.jp/hakarowa4/pages/71.html
甘さの記憶 ◆Ok1sMSayUQ 「うう、なんかこわい……」 棗鈴は廃墟の街をひたひたと歩いていた。しきりにきょろきょろしつつ周囲を窺う。 普段の鈴ならこんな顔にはならない。事態が異常過ぎた。 寮長が、殺された。 鈴自身はさほど接点があったわけではない。しかしよく世話にはなっていたので顔は覚えている。 軽くウェーブのかかった長髪がはためき、喉から血を迸らせる寮長―― 「……うぅ」 思い出すのも嫌だった。気持ち悪いという感触。 絵の具のような鮮やかな赤ではなく、腐りかけの林檎のような黒ずんだ赤が。 失礼だという認識はあったものの、イメージを拭い去りきることができなかった。 やめよう。鈴はぶんぶんと頭を振った。嫌なことは考えないようにするのが一番だ。 ちりんちりん、とポニーテールと一緒に鈴が揺れた。 髪留めに使っている紐につけている鈴だった。兄が小さなころプレゼントしてくれたものだった。 バカだけど、頭も要領もよく、ピンチのときは決まって兄が助けに来てくれた。 バカというのが気に入らなかったので冷たい態度を取ってきてしまったが、根底にある兄への尊敬は変わらなかった。 兄もそんな自分の機微を察してくれているらしく、少し肩を竦めるくらいだった。 それがまた気障ったらしくて、気に入らなかったのだけれど。 「きょーすけぇ……」 気に入らなかったけど、無性に恋しかった。 廃墟の街は昭和時代の街並みといった風情で、瓦葺きの家が立ち並び、切れた電線が木製の電柱から垂れ下がっている。 少し歩けば商店街も見えてきたが、ところどころさび付いた街灯に割れてしまったネオンの看板、 ガタガタと不気味に揺れるシャッターが並ぶばかりで、入れそうなところは少なかった。 恐る恐る、鈴はアーケードを歩いてゆく。どこにも電気がついてない商店街は寂しいというより怖さが先立ち、 幽霊でも出てくるのではないかという予感すら覚える。いやそれならまだいい。 ころしあい。未だ実感を伴わないその言葉を反芻する。 寮長を殺されたように、今も誰かが死んでいるのだろうか。 悲鳴どころか人気すらない商店街を見ていると、これは悪い夢なのかと思いたくもなる。 夢であってほしい。こんなのが現実なんてまっぴらだ。 こまりちゃんが苛められるのも、はるかやクドが痛いと言っているのも、くるがやがみおが苦しんでるのも、みんな嫌だ。 恭介なら。なんだってやってきて、どんな奇跡だって起こしてみせた無敵の兄貴なら。 驚いたな! すげぇだろ今回のドッキリは! と言ってくれるはずなのに。 ガシャン! 「ひっ!」 沈思しかけた思考は、ガラスが割れる音で引き戻された。 誰かがやってきたのかと思い、わたわたしながら逃げ出そうとしたが、足音は聞こえなかった。 戦々恐々としながら振り向くと、割れたガラスのビンがころころと転がっていた。 何かの拍子に倒れ、割れてしまったのだろう。 いつもなら「驚かせるな、ばーか」と言えるはずだったのに、そんな強がりを言う余裕すら今の鈴にはなかった。 しかも一度マックスにまで達してしまった緊張の糸が解けた反動で、鈴の目からは涙が出てしまっていた。 それを切欠にして、次々と弱音が飛び出してくる。 もうやだ。こんなところから帰りたい。 誰か迎えに来て欲しい。普段生意気にしてたからいけなかったのか。 だったら少しは大人しくする。文句も抑えられるよう努力するし、兄もバカになんてしない。 弱音が形を成し、嗚咽を作った。 へたりこそしなかったが、ぐすぐすと鼻をすすりながら歩く鈴の姿は、さながら迷子になった子供だった。 寂しいのに。反省してるのに。 結局、誰も来てはくれなかった。 怒る気力さえ持てなかった。元々鈴は孤独に強いほうではない。 一人でいることが多いものの、それは単に人見知りの裏返しでしかなかったし、好きなわけではなかった。 口下手なだけで、お喋りすることも好きだった。 本当に人付き合いが下手なだけで、棗鈴は至って普通の女の子でしかなかった。 「……んぅ?」 鼻をすすり、目頭をごしごしと擦っていると、商店街の一角に一軒だけシャッターの開いた店があった。 寄ってみると、それは駄菓子屋だった。並ぶプラスチックの箱の中には無数のお菓子があり、 軒先には今ではとても見られないような、裸のままのソースせんべいや裂きイカなどがあった。 こまりちゃんが喜びそうだ、などと思いながら、鈴は色とりどりのお菓子を眺めていた。 そういえば、小さなころは兄に連れられ、井ノ原真人や宮沢謙吾、直枝理樹と一緒によく来ていたものだった。 手に各々百円玉を持ち、何を買うか悩んでいた。 兄は大抵くじやおまけのついたお菓子を、真人はとにかく量のあるお菓子を、謙吾は主にせんべいなどの和風。理樹は比較的色々と買っていた。 自分は。自分はどうだっただろうか。 店先に並ぶお菓子を見回しながら、鈴は記憶の桶をかき回す。 よく思い出せない。みんなでどこに行っていたのかは思い出せても、その中で自分がなにをしていたのかは、曖昧だった。 兄に連れられて行動するばかりで、主体性がなかったのかもしれなかった。 何がしたいというのは二の次で、とにかくみんなに置いていかれるのが嫌でついていっただけだった。 「あたし、何もやってこなかったんだ……」 ぽつりと漏らした。 思い出の中でも、そして今でも、自分は何もできずにいる。 兄が駆けつけてくれるのを待つばかりで、一人じゃ何一つできていない自分。 文句を言いながら、不平を漏らしながら、不満だけを抱えていた自分。 日常のぬるま湯の中で気付けなかったことに、鈴は今更ながらに気付いたのだった。 悲しい、と思うより、悔しかった。 こんな誰でも分かるような当たり前のことにさえ気付けなかった己に腹を立てていた。 自分からゆりかごに留まっていたくせに、居心地が悪いと不平を重ねる、棗鈴はそういう女だった。 何よりも恥ずかしかったのは……そんな自分を、友達に見られていたことだった。 「やだな、それ」 恥を恥と認められたのは、初めてだったかもしれない。 カッコ悪い。素直にそう思った。 なにかやらなくちゃ。次に考えたことはそれだったが、思いつくことがなかった。 兄を探しに行く。友達を探しに行く。そんなのは誰もが考えることで、自分を助けるための行為でしかなかった。 そうじゃない。逃げるんじゃない。立ち向かわなくちゃ。 何に? という疑問はあったが、はっきりとした言葉にすることが出来ずに、鈴はもやもやとした気持ちを抱えるだけだった。 「……とりあえず、これ持っていこ」 駄菓子をデイパックに詰めようとして、鈴はひとつの事実に気付いた。 「しまった……あたしお金持ってない」 ポケットを漁ってみるが、百円玉しか出てこなかった。手には余るほどの駄菓子。 残念だが、諦めるしかなかった。こんなときでも盗みはよくないと思っていたからだった。 「すまん、ゆるせ」 いくつか戻し、百円分のお菓子を持っていこうとしたところで、鈴はふと新しい気配が現れているのに気付いた。 今度は気のせいなんかじゃない。はっきりとした、人の気配だった。 店の立て看板の陰に、誰かが隠れている。本人は完璧に姿を隠したつもりなのかもしれなかったが、ぴょこぴょこと尻尾らしきものが左右に揺れている。 ついでに、ふさふさの毛がついた耳らしきものも。 かわいい。ついそんなことを思ってしまった鈴だったが、すぐに気を引き締め直す。 隠れられているということは、警戒されているということだった。無闇に敵対心を持たれるといいことがない……というのは、 鈴が猫を手懐けるときに覚えた教訓だった。 もっとも、相手は人間……のようなものか? 微妙に自信がない。 人間に動物の耳がついているという話は流石の鈴でも聞いたことがなかった。 むむ、と僅かに唸った挙句、どうにでもなれ、という半ばヤケクソな気持ちで接することにした。行き当たりばったりだ。 「おい、そこのおまえ」 ビクッ、と耳が逆立った。やばい。怖がられている。言葉を選ぶべきだった。 頭の中で言葉を組み立て直し、鈴はなるたけ丁寧に呼びかけてみることにした。 「そこのおまえ! 出てきてくださいませ!」 ビシッ、と看板を指差す。言ってしまった直後、間違えたかもしれないと鈴は思っていた。 お出になってくださいましまし……だったか? こんなことならもっと真面目に現代国語の授業を受けておくんだったと思いつつも、既に賽は投げられた。後は、どんな反応が返ってくるか。 「……」 そろそろ、といった調子で看板から顔が現れた。まだ警戒しているのか、眉根を寄せ、じーっと鈴の方を窺っている。 本当に猫みたいだ。そんな感想を抱く。年のころは鈴よりもずっと年下で、小学生くらいの幼い顔立ちだ。柔らかそうなほっぺたが少し羨ましい。 自分には最近ぷにぷに感が欠けてきたから……などと、詮無いことを思いつつ、鈴は少し余裕を取り戻していることに気付いた。 猫のようなものが相手だからだろうか。うん、大丈夫だと自分に言い聞かせて、鈴は手招きしてみる。 「おいで」 少し笑う。これくらいの感情の方が、寄ってきてくれるものだと経験上で分かっていた。……猫の話だったが。 とはいえ警戒心を抱かせたくないのは人でも猫でも同じだ。自分の気持ちが伝わるかが大事なことなのだ。 栗色の瞳と、左右に分けたお下げが揺れる。どうも迷っているようだった。興味はあるようだが、決め手に欠ける、といったところか。 鈴はもう一度「おいで」と言った。今度は幾分微笑みを深めて。 「甘いもの、あるぞ」 「……甘いもの?」 「そうだぞ、お菓子だ」 先程買ったお菓子を手のひらで弄ぶ。選んだのはなるべく長持ちする飴玉だった。 色鮮やかな包装を剥がし、薄い赤色の飴玉を取り出す。多分苺味だろう。 綺麗な色に興味を惹かれたらしい相手が、飴玉に目を釘付けにしていた。 「美味しいぞ、お菓子」 「……おかし、欲しい」 決め手になったようだった。とてとてと、小走りににじり寄ってきた。 民族風……というのだろうか? 複雑な模様のついた着物に、革の足袋らしきものを履いている。 何より目を引くのはまるで動物そのものの耳や尻尾だ。隠れていたときにも見えていたが、人間の胴体にくっついているのを見ると不思議な気分にさせられる。 動き方からして本物の耳と尻尾に違いなかったが、どういう原理なのかさっぱり分からなかった。 分かったのは、彼女は人の言葉を話し、理解もできるということだった。 鈴も身長は低い方だったが、やってきた彼女はさらに低い。クドよりも低いんじゃないかとある意味クドに対して失礼な感想を抱きつつ、 ほれ、と飴玉を渡してやる。いいの? と首を傾げたが、どうせ手慰みに買ったものだ。あげてしまうほうが寧ろすっきりするというものだ。 「やる。ほら、食べろ。美味しいぞ」 手に飴玉を握らせた。しばらく飴玉の感触を確かめた彼女は、最後に確認するようにくんくんと匂いを嗅ぎ、安全と判断したらしくぽいっと口に放り込む。 飴だというのは食感ですぐに分かったようで、ころころと口の中で転がすのが見て取れた。 「美味いか?」 「おいしい」 それほど表情は変わっていなかったが、甘いものが好きなようだ。僅かに目を細め、味を堪能している。 その姿が、昔の自分と重なる。兄に連れられ、仲間と一緒に、駄菓子屋で買ったお菓子は何だったか。 思い出した。いっぱいの飴玉だったんだ。 色鮮やかな飴玉はビー玉やおはじきみたいで、無性に憧れていたのだった。 その上美味しい。いいことずくめだと思いながら、口の中で転がしていた。 ちゃんと覚えていたんじゃないか。手のひらにまだある、飴玉の群れを眺めながら、鈴は苦笑していた。 忘れたわけじゃない。あたしは、ちゃんとここにいたんだ。 やるべきことの姿が少しずつ見えてきていた。昔は、いや今までは、兄が自分を守っていてくれた。 自分もそれに甘えてきていた。保護する兄と、される妹。 でも、いつまでもそういうわけにはいかない。人はいつか旅立つ。卒業する。 守るものを自分で決め、守っていかなければならなかった。 己という存在を自覚し、己が己でいるために。 「な、おまえ」 「ん?」 「どこか、行きたいところあるか? あたしが連れてってやるぞ」 「ん……」 少女が少し考える素振りを見せた。 飴玉をくれた鈴を信じるかどうか、まだ少しだけ迷っていたようだった。 けれども優しく微笑む鈴を大丈夫だと思ってくれたようで、少女は小さく口にしていた。 「……おとーさんのとこ」 「おとーさん? お父さんか」 口に出して、自分には縁遠いものだ、という感慨を抱く。 祖父に育てられてきた鈴には、父母の思い出というものがない。 でも、だからこそ、そういう存在を持っているこの少女とその親とを合わせてやりたかった。 「よし、任せろ! あたしが絶対連れてってやるからな!」 胸を張って、鈴は宣言した。 そう、今度は。 あたしが守る番だ。 「……」 少しの信頼が、そこにあった。 「りん。あたしの名前だ」 「りんおねーちゃん」 「よし。じゃ次だ。おまえの名前は?」 「アルルゥ」 「アルルゥ? よし、覚えたぞ、アルルゥだな」 「うん」 守られる妹は。 守る姉へと、変わった。 小さな手を引いて、少女は、歩き出す。 【時間:1日目午後1時00分ごろ】 【場所:B-4 廃村】 棗鈴 【持ち物:飴玉数個、不明支給品、水・食料一日分】 【状況:健康】 アルルゥ 【持ち物:不明支給品、水・食料一日分】 【状況:健康】 010 Number Of The Beast 時系列順 015 God s in his heaven,all s right with the world 013 信仰は尊き聖上の為に 投下順 015 God s in his heaven,all s right with the world GAME START 棗鈴 068 CHILDHOOD S END アルルゥ
https://w.atwiki.jp/mangaroyale/pages/35.html
甘さを捨てろ ◆8CP5okaGrU 森閑とした工場が立ち並ぶある一角。 そこに少年と老人がお互いの視線を対峙させていた。 少年は背を向けた形、老人は少年を直視する形で。 沈黙が二人の間を支配していた。 ――時は遡る. 月光をライトにした静寂の広がる工場でその場にふさわしくない音が周囲を蝕む。ガサゴトとパックを漁る音。 武藤カズキは焦っていた。それもそのはず、自分の知り合いが陰惨な殺し合いに参加し、刻々と命の危険に晒されている。 自分の仲間たちはちょっとやそっとでは殺されないだろう。 しかし、カズキの性格上心配で仕方なかった。一刻も早く助け出しにいかなければならない。 焦りのためか、なかなかパックの中身が取り出せないでいた。 四苦八苦しながらも何とかランタンを見つけ、 気を落ち着かせるため水の入ったペットボトルに手をつける。 グビグビと水分が体に浸透すると共に、少しだが落ち着いていく。 カズキは中身の物を確認するかのように1つずつ地面に並べた。 パックの中身がおおむね把握できた。 その中でも、特に目付いたのは紙に包まれていた三種類の手榴弾である。 質感、重量、造形は同じである。ただ、色が違っていた。 赤、青、黄。それらはランタンの光にどす黒く色づいている。 これだけでは詳細がわからない。 パックに説明書がないかと、空っぽになったと思われるパックの底を持ち上げ、中身をぶちまける。 カサっと軽い質音が鳴る。グシャグシャに包まった紙が地に転がっていく。 たぶん漁ってるうちに丸まったんだろう。それを拾い、引き伸ばす。 手榴弾のことが事細かに書かれている説明書であった。 音響、催涙、黄燐。それらがそれぞれの名前である。 自分にとって喜ばしいことなのだろうかとカズキは哀しい笑みを浮かべる。 これらのアイテムが出てきたことによって、自分が殺し合いの前線に立っているのだと再認識させられたからである。 でも、それなりに自分を優位にたたせるものが出てきて、それに嬉しがる自分。 その矛盾した気持ちに哀しくなった。でも、哀しんでいられない。 説明書を読むかぎり、これらの手榴弾は少々扱いづらい物ばかりである。 確かに自分を優位にたたせるアイテムである。 しかし、咄嗟の状況では自分にも被害が及ぶ諸刃の剣である。 音響は突然の騒音で相手の聴覚を奪い、相手をショック状態にさせる。 催涙は相手の鼻腔や眼球などに付着することで咳き込ませたり、涙を流させる。 そして、最後に最も危険である黄燐――これは焼夷弾の一種で、 爆発と同時に周囲を炎上させ、それと同時に催涙とほぼ同じ効果がある猛毒の白煙を上げる。 しかも、黄燐は一度発火し、人体に付着すれば。 ちょっとした突風が吹こうが、地面に転がろうが、なかなか消火しにくいもので、凶悪なものである。 催涙も音響も黄燐もある程度距離とって使用しなければならない。 このサバイバルゲームの中では突然の敵襲、奇襲、夜襲が当たり前。だから、扱い辛いのである。 手榴弾の種類はわかった。そして、最後に最も肝心であるどの色にどの性能があてはまるのか。 カズキの眼が判別の項目に差し掛かったとき。 気配を感じた……それも後ろからである。 言い知れぬものを感じて、汗がドット湧き出る。 座り込んで無防備な自分の背中に何かがいる。心の中が緊張で一杯になっていく。 後ろを振り向きたくない。振り向けば殺されるかもしれない。 だけど、そういうわけにもいかない。カズキは恐る恐る後ろを振り向く。 そこには、得体の知れないサングラスをかけた老人がいた。 ランタンの光が逆光となり、老人の表情が不気味に映らせる。 それが、さらにカズキの不安感を煽った。 ――そして時は戻る。 お互いに見詰め合ったまま暗黙のような沈黙が続いている。 カズキはどうにかこの不利な状況から脱却できないか思考をめぐらす。 謎の老人はなぜか人形のように黙り込んでいるが、攻撃を仕掛けて来るかもしれない。 武装連金を発動させるか、いや、発動させるには声を出さなければならない。怪しまれてしまう。 手榴弾を使うか、いや、まだ種類を判別していない状態では自分も巻き込まれかねない。 それ以前に少しでも不振な動きをすれば、殺られる。 カズキは活路を見出そうとするが、この不利な状況の前では、どうしようもなかった。 ―――刹那 今まで、動きを見せなかった老人が行動を起こす。 カズキもそれに続き、戦闘の態勢にはいる。圧倒的に不利である。覚悟を決める。 「武そ…」 「うちゅーぢんだよ~~~、ぴきゃぺきょり~ん」 そこには、まぬけな顔をした老人がいた。 顔がゴムのように伸びきって、歯グキが猿の威嚇ようにむき出しになっている。 普段のカズキなら、笑い転げるだろうが。 呆気。カズキは突然の老人の奇行に戸惑いを覚えた。 「えっ、あっ……」 また、静寂が広がる。カズキはどう反応すればわからなかった。 「…………ちぇー、冗談も分からない奴かよ……僕はフェイスレスだ」 突然の自己紹介。困惑しながらもカズキも返す。 「あ、オレは武藤カズキ。青汁が似合う16歳」 「そうか、さっそくで悪いけど、カズキクン。君はここがどこで、主催者が何者か知っているかね。 もし知っているなら、カズキ君が知っていること全て教えてくれないか」 カズキは不信を感じながらも、断る理由がないので武装錬金を除く、自分の知っていることを全て話した。 ここに来た経緯。自分の仲間。今感じている思い。後悔と憤り。 「そうかカズキ君は僕と同じで何も知らないままここに来たのか。彼女は君の知り合いだったのか。 それは気の毒なこと思い出せて申し訳ない」 そう、最初に見せしめに殺されたメイド服の女の子。 無慈悲にも殺された。あの時、何も出来なかった自分。 カズキは怒りに溢れた。その憤りを木に叩きつける。 そんなことしても意味がないのはわかっていた。でも、そうしないと収まりがつかなかった。 「いえ、違います。けど、オレは…オレは…」 守れなかった。何も出来なかった。 突如のことで仕方がないかもしれない。でも、カズキはまるで自分のことのように悔やんだ。 影を落とすカズキを尻目にフェイスレスは嘲笑のような笑みをうっすら浮かべる。サングラスが黒く光る。 「突然で悪いけど、カズキクン。僕には絶対に叶えたい『夢』があるんだ。だからさ……」 カズキは突然の意味不明な台詞にハテナマークを傾げる。 が、その後の言葉に呆然とさせられる。 「死んでくれないか」 『死んでくれないか』という言葉。カズキは驚愕した。 さっきまで、普通に話していたのに、このいきなりの変容。疑問が沸き起こる。 後ろにステップを踏み、警戒態勢に入る。 「何の冗談だよ……フェイスレスさん……」 疑問をぶつける。ただの冗談じゃないかと思いたかった。 でも、無常にも、フェイスレスは楽しそうに応える。 「どういうことも、そのまんまの意味だよん。君には死んでもらうよ。まあ、抵抗するだろうから、 そこの手榴弾を拾わせる時間をあげるよ。僕には一切通用しないけど」 「どうしても…オレを殺すつもりなのか……」 返事は……なかった。高笑いのみだった。 そんな殺し合いに乗るなんて、カズキに半ば諦めに似た感情が生まれる。そして、胸に手を当て叫ぶ。 「武 装 錬 金!!」 カズキの両手に小柄のランスがなじむ。自分の相棒ともいえるサンライトハート。 かけ声と共に機械仕掛けの槍が現れたことにフェイスレスは驚嘆した。 「すっげ…」 純粋に驚いたから出た言葉であった。長い間生きている自分の理解を超えた未知の産物。 フェイスレスは始めてみるそれが嬉しかった。 「驚いたよ,カズキ君。この世には僕の知らないようなことがあるんだなんて。 だが、現在の錬金術=科学の練達者であるフェイスレスには『分解』するには朝飯前さ」 フェイスレスは手に内蔵している工具を出し、カズキに踏み出す。 そして、槍目掛け、一瞬で『分解』するはずだった。だが……。 ――ガキィィッ と、音と共に『分解』をしのぐ。槍の刃先で受け止めたのだ。 「へぇ」 なかなかやるなと感心しながら、フェイスレスは第二打をはなつ。 それも、受け止められる。第三打。第四打。カズキは全て受け止める。 二人は一旦バックステップをとり、間合いを取る。互いの視線が対峙する。 初めて出会ったときの状態ではなく、向き合った形である。 「コレは斗貴子さんがくれた。オレの新しい命……皆を守るための命だ! オマエになんか『分解』させはしない!!」 フェイスレスは本気を出していないとはいえ、半機械化した自分の攻撃を防いだカズキに興味がそそられた。槍のことを含め。 それに――――似ている。 腹の底から笑いがこみ上げて来る。 フェイスレスは手をたたき、喝采を贈る。 「何がおかしい」 「はっはっはっは。おもしろいよ、カズキ君。僕は君に興味が出てきたよ。 君の持つ槍、そして君自身。君は本当に優しさと思いやりに溢れ、博愛精神の塊だよ。 まるでマサル君そっくりだ。だからさ、ここで一度戦いはお預けにしようじゃないか」 カズキにとって朗報。しかし、まだ安心はできなかった。 「でも、フェイスレス、お前は人を殺すんだろ……だから、約束しろ人は殺さないって」 「それはできないよ~ん。僕には『夢』があるからね。それに君は僕を殺せない」 フェイスレスはカズキに背を向け歩き出す。 それは、まるで逃げるとはいえず普通に歩を進めている。 カズキはそんな殺人鬼を放置するわけなく槍を構えて呼び止める。 しかし、それでも歩みを止めない。 「そんなにも、僕を止めたいなら、僕を殺すしかない。でも、君は僕を殺すことはできない。 君は背を向け、戦意をなくした相手に刃を向けるほど強くない」 フェイスレスは言い放つ。カズキの甘い性格を見極めて上での発言であった。 そう、言えば、博愛精神に溢れた彼は攻撃できない。 効果的にカズキを押しとどめる台詞。 カズキは歩みを止める。まさにその通りであった。背を向けた相手を攻撃できない。 たとえそれが殺しに乗った相手だろうと。 カズキが今まで戦ってきた相手は自分に敵意を向けてきた者や人間に牙を向くホムンクルス達であった。 お互いに正面からぶつかる正々堂々とした戦いが多かった。 化け物であろうが人間であろうが正面からぶつかる。 ある種カズキの信念のようなものである。 だからこそ、出来なかった。止めたいのに、止められない。 矛盾。 フェイスレスは忘れていた、と大きな身振りで指を立てる。 「ああ、そうそう、カズキ君。もし、才賀勝と言う少年にあったら、伝えておいてくれないか。 『僕たちのゲームは一時休戦だ、協力し合おうじゃないか』と」 矛盾に苦悩するカズキを片隅に話を続ける。 「それと、マサル君とエレオノールという銀髪の女性に会ったら守ってくれないか。 特にマサル君は君に劣らず博愛精神の持ち主でね。結構無茶をするから心配なんだよ。 死なれたら困るからね。それに、君と気が合うと思うからきっといい友達になるよ。 では、頼んだよ、生きていたらまた会おう、カズキ君」 そして、フェイスレスは工場の奥へと暗闇に溶け込むように消えていった。約束の言霊を残して。 笑い声が幾つもの並んだ工場に木霊する。木霊が散れると同時に静寂が広がる。 フェイスレスがいたアスファルトには、もう何もなかった。 そこには、ただランタンに照らされたカズキの影法師が静かに揺らめいていた。 【B-2 工場団地の南部/1日目/深夜】 【武藤カズキ@武装錬金】 {状態}健康 {装備}音響手榴弾・催涙手榴弾・黄燐手榴弾@現実 (道具)支給品一式 水分4/5 {思考} 基本:弱い人達を守る 1 フェイスレスを止めることが出来たのに… 2 仲間を探しに行きたい 3 フェイスレスの約束を守る 4 勝君とエレオノールやらに会ってみたい ※本編終了後、武装錬金ピリオド辺りから登場。 【B-3 北東 /1日目/深夜】 【白金(フェイスレス)@からくりのサーカス】 {状態}愉快 {装備}??? {道具}支給品一式 ??? {思考} 基本 『夢』を叶えるために首輪を『分解』する 1 利用できる奴は利用する(勝やエレオノールを守らせるなど) 2 参加者から情報を得る 3 首輪を集め、分解する(実験用を含め、少なくとも5つは欲しい) 4 利用できない弱者は殺す(首輪を集めるため) 5 極力強い人間との戦闘は避ける ※フェイスレスの参入時期は勝と二年間のゲームを開始したあたりです。 009 銀の道化師と痕面 投下順 008 吸血鬼 009 銀の道化師と痕面 時系列順 008 吸血鬼 初登場 武藤カズキ 037 信じるこの道を進むだけさ 初登場 白金 036 The Great Deceiver (邦題:偉大な詐欺師)
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/9533.html
【検索用 こうちゃとあまさとすきのふんりょう 登録タグ 2008年 CD CDこ こ ゆう オサレP オサレPCD オレジナルP オレジナルPCD 全国配信 初音ミク 曲 曲か 鏡音リン 鏡音レン】 + 目次 目次 曲紹介 KarenT配信曲目 歌詞2008年版 2010年版 コメント 作詞:ゆう 作曲:オレジナルP 編曲:オレジナルP 唄:初音ミク・鏡音リン・鏡音レン(2008年版)、初音ミク(2010年版・2013年版) 曲紹介 曲名:『紅茶と甘さと好きの分量』(こうちゃとあまさとすきのぶんりょう) カフェで流れているようなお洒落な曲で、ジャンルはボサノバ風味のラウンジポップ。 2008年版、2010年版はニコニコ動画にて、2013年版はYouTubeにて公開された。 2010年版はKarenTレーベルよりダウンロード販売が行われている。「Cafeでのひととき」企画で配信された作品の1つ。 KarenT配信 前作 今作 次作 sequence of love / もうそこにはない恋のうた 紅茶と甘さと好きの分量 ordinary day s musicLunalight Serenade 流通:配信 発売:2011年10月24日 価格:¥150 レーベル:KarenT ジャケットイラスト:オサレP iTunes Storeで購入 曲目 紅茶と甘さと好きの分量 (feat. 初音ミク) 歌詞 2008年版 (piaproより転載) 差し込む日差しが温かくて 微睡み 夢を見たくなる 泣きたくなる程 穏やかな午後 待てども貴方は 来ないね ぽつりと置かれた 熱い紅茶 一口 飲んではため息 少しだけ背伸びしたくて入れた 慣れない蜂蜜 甘さが喉に染みた じわりと 君が居て 私が居る 浮かぶ顔 満面の笑み 大好きで それでも 急に不安になるから ねぇ、早く来て 抱きしめて 随分前に飲み干したお茶 見慣れた静かな店内 きらり光るカップ 淵(ふち)を指でなぞる 沈んだ澱(おり) 募る想い まだ来ない 小さく吐く苦い吐息 宙に溶けた この不安も溶けてしまえば こんな風に 君を想い 胸が苦しくならずにすむのに 君が居て 私が居る 思い出す 広い手のひら 幸せで それでも 急に寂しくなるから ねぇ…… 君に会いたい 会いたくて 逸る想い もう待てないよ 窓の外 人影 息を切らせて 駆け込む 君が居て 私が居る 「ゴメンネ」って大好きな声 怒れない ズルいよ! けれどまだ不安だから ねぇ、早く出て 帰ろうよ 温かい家(うち)へ そして優しくキスをしてね♪ 2010年版 差し込む日差しが温かくて 微睡み 夢を見たくなる 泣きたくなる程 穏やかな午後 待てどもあなたは 来ないね ぽつりと置かれた 熱い紅茶 一口 飲んではため息 少しだけ背伸びしたくて入れた 慣れない蜂蜜 甘さが喉に染みた じわりと 君がいて 私がいる 浮かぶ顔 満面の笑み 大好きで それでも 急に不安になるから ねぇ 早く来て 抱きしめて 随分前に飲み干したお茶 見慣れた静かな店内 きらり光るカップ 縁(ふち)を指でなぞる 沈んだ澱(おり) 募る想い まだ来ない 小さく吐く苦い吐息 宙に溶けた この不安も溶けてしまえば こんな風に 君を想い 胸が苦しくならずにすむのに 君がいて 私がいる 思い出す 広い手の平 幸せで それでも 急に寂しくなるから ねぇ… 君に会いたい 逸る想い 時計の音 部屋にこだまする 窓越しに 人影 息を切らせて 駆け込む 君がいて 私がいる ("ゴメンね") 大好きな声 怒れない ズルいよ! 繋いだ手 混ざる温度 ねぇ 優しくキスをしてね コメント なんという隠れた名曲・・・好きだ! -- 名無しさん (2011-06-11 10 47 10) 好きすぎる。。。。 -- 名無しさん (2011-10-02 23 27 53) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3783.html
『甘味と甘さ』 8KB 小ネタ 改造 加工場 現代 捏ねた・・・もとい、小ネタ 甘味と甘さ 毎度の短いお話 独自設定超満載 どっかで見た様なゆっくりが名前だけ出ます 会話が中心になっています ―――加工所・ゆっくり生態研究室 「唐突だが何故ゆっくり・・・特に通常種にあたる物はとてつもなく弱いと思う?」 「本当に唐突ですね主任・・・ゆっくりが饅頭だから、じゃないんですか?」 「まあそれも間違いではないが・・・正確には奴等の中身の甘さがそのまま性格に出ている所為だ」 「え・・・甘味と甘さに関係があるんですか?」 「うむ、私もそれに気が付いたのはつい先日飼いゆっくりの健康診断を手伝った時だった・・・」 「あー、確か人手不足だとかで借り出されたんでしたっけね」 そんな会話をしつつも主任は何かをデスクに並べ始めた。 「で・・・これらは何ですか?」 「うむ、私が診断した中で特に性能が良い・・・っていうか一部人間みたいなゆっくりまで居たのに興味が出てね そういったゆっくり達の中身を少々頂いた、無論飼い主及び本ゆんに了承は取ったぞ」 「はぁ・・・何ていうか今まで見た事がない物ばかりなんですが」 「まあそうだろうな・・・さて、まずは」 まず主任は赤くドロッとしている物を手に取った。 「で、まず最初のそれは何ですか?」 「これはとある農場で飼われているプラチナバッヂののうかりんの中身だ」 「って事はこれ蜜なんですか・・・って何故真っ赤?」 「試しにちょっと舐めてみたまえ」 「はぁ・・・(ペロッ)・・・ッブーーーーー!!」 それを少しだけ舐めた所員は思いっきり噴き出した。 「どうだ?辛いだろう?」 「ゲホッ、ゲホッ、ガハァッ・・・な、何なんですかこれは!」 「それは蜜ではなく、辛味大根とハバネロの紅葉おろしの絞り汁をコラーゲンでドロリとさせた物らしいぞ」 「俺辛いの苦手なんですよ!って、何ですかその中身は!ゆっくりだったら普通に死んでるんじゃないですかそれ!?」 「うむ、これが普通のゆっくりだったら生まれた瞬間・・・いや、実になった瞬間に母体もろとも死んでいる」 「という事は・・・そののうかりんが特別だと?」 「そう考えるのが自然だが・・・ではそれに答える意味も含めて次に行くとしよう」 次に主任が取り出したのは白い粉であった。 「何ですかこれは・・・危ない薬じゃないでしょうね?」 「安心しろ、別にこれを吸ったからって廃人になったりヘブン状態になったりなんて事はない これは先ののうかりんと同じ農場で飼われている銀バッヂのまっちょりーの中身だ」 それを聞いて安心したのか所員はそれを舐めた・・・。 「味が無い・・・何なんですかこれ?」 「まあ味がなくて当然だな、それは純度99・99998%の蛋白質・・・分かりやすく言えばプロテインだ」 「あー、マッチョだからプロテインですか・・・」 「まあそうなんだろう・・・しかもそれは一番消化され易いと言われるホエイプロテインらしいぞ」 「いや、消化云々はどうでもいいですが・・・って主原料は生クリームと一緒なんですね」 続いて主任が取り出した物は赤黒い味噌の様な物であった。 「これは匂いで分かります、確か韓国の調味料のコチュジャンですね?」 「何だツマラン・・・当ててしまったか」 「で、これは何の中身だったんで?」 「うむ、先の農場の一人息子に飼われている銀バッヂのりぐるの中身だ」 そして最後に出したのは見るからに辛そうな真っ赤な液体であった。 「タバスコ・・・ってこれ確かもげふらんの中身じゃ?」 「何だ、知ってたのか」 そして一通りの中身を片付けた後・・・ 「さて・・・ここまでで何か分かった事はあるかね?」 「とりあえず中身を紹介されたゆっくりがチート臭いって事は分かりました」 「まあ間違ってはいないが・・・もっと単純な感想はないのかね?」 「単純な・・・と言いますと?」 主任は咳払いをして続ける・・・。 「紅葉おろし、プロテイン、コチュジャン、タバスコ、他諸々・・・いずれもゆっくりに欠かせないと思われていた甘味がないだろう?」 「あ・・・」 「更に中身を少々頂く際にした世間話で分かったのだが、彼女等には共通している事があった・・・ その中の誰もが〔ゆっくりしたい〕と思っていなかった、まあもげふらんはもげとしか言わんのでよく分からんが」 「でも甘味がないゆっくりだったら中身が豆板醤なめーりんは?」 「これは私の仮説だが・・・例えばめーりんの場合、甘味がない代償としてじゃおとしか喋れないのではないか? そして甘味がない故あの人間でも噛み切れない程の頑丈さを得たのではないかと」 「成る程・・・普通の中身がピザまんなふらんが死ねとしか言えないのとか 肉まんが中身のれみりゃがうーとしか喋れないのもそれで納得できるかもしれませんね・・・まあ胴付なら普通に喋ったりしますけど」 「加えてめーりんはゆっくりしたい訳ではなく、お昼寝をしたいだけらしい ウチで飼ってるめーりん(胴付・銀)がそうだから多分そうなんだろう」 「それ違いが分からないんですけど・・・」 「ま、あくまでもこれは私の立てた仮説なんでな・・・あまり鵜呑みにしないでくれたまえよ?」 そして昼食を終えた二人は再び研究室にて・・・ 「で、結局中身の甘さと性格の甘さの関係とは?」 「先程も言っただろう?中身が甘くない彼女達は誰もがゆっくりしたいと思っていないと」 「はぁ、確かに聞きましたが・・・」 「それが既に答えになっているのだよ」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」 主任はいつの間にか淹れていたコーヒーを啜りつつ続けた。 「君もゆっくりに関わってるのだからゆっくりは虐待すればする程中身が甘くなると知っているだろう?」 「まあ、常識ですよね・・・」 「そして甘くなればなる程、〔ゆっくりできない〕〔ゆっくりしたい〕などと抜かす・・・ 中には幼児退行する個体まで出てくる・・・つまり?」 「中身が甘くなる程にゆっくりする事に貪欲になる・・・つまり甘ったれている・・・と?」 主任は所員の分のコーヒーを淹れて「その通り」と頷いた。 「最も奴等の頭の中は普段から起きながら夢を見ている様な、恋に恋する乙女も真っ青な万年初春状態だがな・・・」 「主任、それは恋に恋する乙女に失礼って物でしょう・・・今時居るとは思えませんけれど」 そして・・・ 「ではこれより、この銅バッヂすら付ける事が出来なかったゴミ饅頭共を使って実験を行うとしよう」 『どぼじでそんなごというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』 今回銅バッヂすら取れなかったのはれいむ種6匹・・・のみであった。 「因みに今回の試験は何匹受けたのかね?」 「今回は通常種のみ各6匹づつ試験を受けたらしいですよ 結果はまりさ・ありす・みょん全員が銅でちぇん全員とぱちゅりー5匹が銀、ぱちゅりー1匹だけ金だったそうで」 「で、こいつらはゆっくりフードになる所であった・・・と?」 「ええ、れいむ種だけは文字通り腐る程余ってるんで簡単に貰えました」 「所で主任、今回はどの様な実験を?」 「なぁに、さっき立てた仮説が立証出来るかどうかをな・・・」 主任はそれだけ言うと予め用意していたらしい、6種類もの何かを持って来た。 「な・・・なんなのそれえええええええええええええええ!」 「やめてね!なんだかそれはゆっくりできないにおいがするよ!」 「そんなのどうでもいいかられいむにあまあまもってきてね!いますぐでいいよ!」 主任と所員はそんなれいむ共の言い分なぞ無視してさっさと作業に入ろうとしていた。 「じゃ、始めるか・・・まずは全体にラムネを」 「はい、では・・・」 『ゆんやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!』 一時間後・・・ 「そろそろ目が覚める頃だろう・・・ではまず餡子の代わりにおろし生姜を突っ込んだれいむAを」 「はい」 所員は一番最初に処置を施したれいむを起こした。 そのれいむは・・・ 「ゆっ!ゆ・・・ゆー!!!ゆーーーーーー!!!」 ゆーとしか喋れなくなっていた。 「・・・非ゆ病ではないよなぁこれ?」 「まあ、目も焦点合ってますし表情も普通ですし・・・さっきからビキィって来てますけど」 因みにこの後筆記試験なぞやらせてみた所、全ての解答欄に〔ゆ〕と書かれていたという・・・。 主任と所員はそのままれいむAを潰してゴミ箱に導入した。 「では次に胃腸薬を突っ込んだれいむBを」 「はい」 そして起こされたれいむBは・・・ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 そのまま死んでいた。 「やはり胃腸薬は無理があったか・・・」 「ですね・・・」 れいむBをそのままゴミ箱に投げ捨てた所員はれいむCを起こした。 「ゆぴっ!ゆぴぴぴぃっ!ゆっきゅちー!」 「主任、こいつには何を?思いっきり非ゆ病にかかってますけど」 「うむ、ミ○カンのポン酢をゼラチンで固めた物を突っ込んでみた」 その後も・・・ 「ガ・・ぎぃ・・・ぐげぇ・・・ご・・・ぉ・・・」 「こいつ思いっきり苦しんでますけど中に何を?」 「餡子の代わりに小豆を生のまま入れてみただけなのだが・・・」 「ぼう゛・・・ぼう゛でい゛ぶを゛ごろ゛じでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「何か物凄く鬼気迫る顔してますけどこいつには何を?」 「クローブという香辛料の粉末だ、因みにこいつは山椒みたいな刺激と並の唐辛子よりも凄い辛味を持っている」 「・・・(ビクッ!)・・・(ビクッ!)・・・」 「こいつ起きてからずっと痙攣しかしてないんですけど一体・・・」 「おろし山葵と和芥子とマスタードと荒挽き胡椒を絶妙なバランスで混ぜてみた物をな・・・」 二人はその後実験に使ったれいむを全てゴミに出して一息ついていた。 「結局全部失敗しましたね・・・まあ成功確立低いとは思ってましたけど」 「何、まだまだこれからさ・・・もしも年内に成功すればボーナスが出るかもしれんしな」 そしてそのまま終業時間となった二人は帰宅した。 2ヶ月後、通常種だけど中身が辛いゆっくりを試験販売してみた所虐待派に賛否両論あり 愛で派に「こんなのゆっくりじゃない!」などという苦情を寄せられ生産に至る事はなかったという・・・。 ~~Fin~~ 書いた人:マーラーあきでしたm(_ _)m
https://w.atwiki.jp/narou_matome/pages/288.html
書籍情報 あらすじ 既刊一覧 作者の他作品 書籍情報 タイトル 王家の秘薬は受難な甘さ 著者 佐倉紫 イラスト みずきたつ 出版社 アルファポリス レーベル ノーチェブックス Nコード N5002BQ(ムーンライトノベルズ) 連載開始 2013年 05月20日 備考 Web版削除済(2014年 05月12日) あらすじ 貴族だけど、貧乏な令嬢ルチアは家族のために日々家事に奮闘中。社交界デビューなんて夢のまた夢――のはずが、突然舞踏会に行くことに。ところが、ルチアはそこで大切な従姉妹の涙を目にする。聞けば「銀髪の男」が彼女を傷つけたという。怒りのあまり「銀髪の男」をいきなりひっぱたいてしまうルチア。だが、それは人違いで……相手は、なんと王子様!? 彼はルチアを不問にする代わりに、「婚約者のフリ」を強要する。女嫌いな彼は、花嫁探しの重圧から解放されるため、彼女を利用しようとしたのだった。戸惑うルチアだが、王妃にすっかり気に入られなぜか「王家の秘薬」と言われる媚薬を盛られてしまい――。秘薬のせいで前後不覚!? キュートで痛快、甘くて濃厚ラブストーリー。 既刊一覧 タイトル 発売日 分類 ISBN 値段 詳細ページ ストア ランキングデータ 王家の秘薬は受難な甘さ 2014年 06月16日 一般書 978-4-434-19419-1 1,200円 アルファポリス Amazon honto 書籍データ 作者の他作品 シンデレラ・マリアージュ 疑われたロイヤルウェディング
https://w.atwiki.jp/marupojipu/pages/288.html
《に》 不祥事後の会見等で大人気のフレーズ。 だが言ってる人は「既に手遅れ」とはまだ認識していなかったりする。