約 14,198 件
https://w.atwiki.jp/140905580/pages/258.html
目次 概念1基本情報 概要 容姿 ギムレットとの関係 得意なことと苦手なこと おばあちゃんメモ エミュレートのコツ ヒミツ集 SS 概念1 基本情報 【略称案】ギムトレ 【身長】142cm 【スリーサイズ】 【髪の色】琥珀色 【瞳の色】牡丹色 【年齢】乙女の秘密なのじゃ(89歳) 【一人称】ワシ 概要 タニノギムレットを担当する超古参トレーナー 若かりし頃から女性としてトレーナーとして数々の名バを排出するだけでなく、ウマ娘やそのトレーナー達の制度、権利、その他諸々の基礎を作り上げた、ヘリトレに並ぶすっごい人。日本だけでなく世界でも割と関係者の間で知られている。 ヘリトレの一年先輩ではあるが、同期みたいな関係。数々の論文や、書籍を発表し、競争ウマ娘だけでなくそれに携わる多くの人のために尽くした。 もう長くないか、持って4年と思った最後に出会ったのがギムレット。彼の柵破壊の際に丁度近くを通りかかり、修理の際に彼女のトレーナーとなる。 ギムレットと共に無敗のままダービーをもぎ取り、全戦全勝のままトゥインクルシリーズを引退。そのままドリームトロフィーリーグに移籍かと思われたが、やはり寄る年並みには勝てず、入院。彼女を他のチームに移籍させることを約束し、お別れ……かと思いきや教え子たちと台無し女神達三女神様がたのおかげで、こうしてのじゃロリウマ娘へと生き返った。 台無しである。 精神は肉体の奴隷、というやつで、肉体年齢に引っ張られているせいか言動や素振りが些か幼い箇所がある。しかし嗜好は変わらずおばあちゃん。黙ってればロリ。 黙れば美少女、しゃべればのじゃロリ、指導の姿は歴戦王。 容姿 ふわもこでおばあちゃんち特有のお線香といい匂いがする琥珀色の髪、もちもちぷにぷになロリロリボディ、のじゃロリ、猫みたいにぱっちりした吊り目、そして麻呂眉。麻呂眉(大事なことなので) 髪は腰丈であり、ポニテツインテお団子編み込み三つ編みetc…とさまざまなヘアスタイルを楽しんでいる。 裁縫や字を書く時には大きな細いフレームの丸眼鏡をかける。丸眼鏡!(大事なry 端的に換言すれば違法風合法ロリおばあちゃん 服装は和装を好み、袴や着物をよく着る。頼めば洋服とかも着てくれる。オシャレするのもしてやるのもされるのも好きで、悩む生徒やトレーナーへと色々な服を見繕ってあげることもある。無ければ作る。 加えてオシャレしたりさせたりしてやるのが大好きである。 下着はブラよりもサラシ派。下はきちんと履いている。 ちなみにAカップである。 Aカップ以上でも以下でもない。 Aカップである。 ギムレットとの関係 普段は俺カッコいいだろ!?するギムレットを褒めちぎり、レースの時は彼女の意志を最優先しながらも、時に厳しくする。彼女のことは孫みたいに思っていて、可愛くて可愛くてしょうがない。ただし柵を折った時は別で、ニコニコと目が笑ってない怖い笑みを浮かべながら補修をする(昔はやってしまったねぇ…なんて笑いながら修理してたけど、肉体に引っ張られた精神のせいで感情の起伏がはっきりした) ギムレットから見たトレーナーはレースに限らず色々なことを教えてくれる大切な人。走り方や呼吸、日頃のこと、学校では教えてくれない役に立つこと、人生のあれこれ……それらをとても大切にしたいと思っている。ライムの花のモチーフは大切にしまっている。 柵を折った後の一緒に修理するのもまた楽しい。でももう少し怒らないでほしい。 一緒に中庭の芝の木陰で昼寝する時間が大好き。 得意なことと苦手なこと 得意なこと 料理(おばあちゃんの味がする) 裁縫、家事(蒼ファルさんの部屋と対抗できるレベル) 苦手なこと 夜ふかし、2度寝(21時には就寝して4時に起きている) 機械(携帯はいまだにガラケー、テレビは無い) おばあちゃんメモ 軽のミニバンに乗ってるぞ!(ボケないためにミッション) おみかんとエビを剥くのがうまいぞ! 正月はあのガタガタいう機械で餅をつくぞ! 家はトレセンから車で30分ほどのはずれにある日本家屋だぞ!(とても広いのはその方がチームが大人数でも泊まれるだろうという考えのため) 家には土間があるぞ!お風呂は金属の深いやつだぞ!囲炉裏とかまどがあるぞ! 遊びに行けば必ずお菓子やジュースを出して遊んでくれるぞ!(最近スイーピーやDK4がよく遊びにくる) ガラケーだぞ!ストラップは折れた柵を加工したものだぞ! 作るご飯は何でも美味いぞ!そして量が多いぞ! お駄賃をよくくれるぞ! 窓は紅葉柄のすりガラスだぞ! エミュレートのコツ 基本はおばあちゃんベースに口調をのじゃロリにすれば完成します。 長年を生きて来たおばあちゃんなので含蓄ある言葉も結構いただける…けど見た目とのギャップが甚だしい。 「ワシのエミュを知りたい?よかろう、教えてやるのじゃ。といっても、のじゃロリにすればいいのじゃ。あー、じゃが矢面に立ってはしゃぎ倒すわけじゃないのは注意するのじゃ。その時のテンション次第でははっちゃけるのじゃが、自分からするわけじゃないので注意するのじゃ。あとこののじゃ口調は直せないのじゃ。ということで、よろしくお願いするのじゃ」 ヒミツ集 タニノギムレット担当トレーナーのヒミツ① 実は、寝る前に養命酒を飲んでいる。 SS 初出 https //bbs.animanch.com/board/953008/?res=15
https://w.atwiki.jp/wiki9_ra-men/pages/3995.html
食べた日:2011/9/28 『麺屋久兵衛』からのメルマガでこの日から3日間、今月の限定と来月の限定が共に提供されるということで、今月の限定がまだ未食だった自分には両方食べれる打ってつけの日!と思ったのですが、最近胃が小っちゃくなり2杯喰いする自信がなかったので、シェアする相手を連れてやってきました(笑) まずは9月の限定「生姜醤油らーめん 大盛(大盛無料)」(800円)を。 11.9.28%20%8Bv%95%BA%89q%20%90%B6%9BI%8F%DD%96%FB%82%E7%81%5B%82%DF%82%F1%91%E5%90%B7%20169%94t%96%DA.JPG 11.9.28%20%8Bv%95%BA%89q%20%90%B6%9BI%8F%DD%96%FB%82%E7%81%5B%82%DF%82%F1%91%E5%90%B7%82%CC%E0%E6%E0%DF%90F%82%CC%92%86%8D%D7%82%BF%82%C0%82%EA%96%CB.JPG スープは生姜がキリッ!と利いた醤油スープ。 色のとおり、醤油がしっかりと感じられる、ややしょっぱめの濃口スープで、共に強い醤油と生姜が相乗効果を生み、インパクトをかもし出しているという印象です。 魚介の風味もしっかりと出ていて、魚介スープと生姜が合わさることによって、どことなく秋刀魚のつみれ鍋のような味わいにも感じます。 麺は中細か中太くらいのちぢれ麺。 琥珀色の麺は、ややボソッとした、いい意味で引っかかり感のある喉越しが特徴です。 具はバラチャーシュー・細切りメンマ・青菜・ナルト・海苔・刻みネギ。 チャーシューはデフォで5枚も乗る贅沢ぶり! こちらのメニューは9月30日(金)までの提供なので(夜のみ)、まだ未食の方は急げ~!! 住所:宮城郡利府町神谷沢字化粧坂63-2 by hiro (2011年 169杯目) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/monamoro/pages/47.html
レオン1世 レオン・アメル・アルティス(Leon Ⅰ Amel Altis アセリア暦1948年5月5日~1988年8月19日)はアルティス帝国第三代皇帝(1957年5月~1988年8月19日)。 身長187㎝、体重71㎏ 来歴 初名はレオン・アメル・ラヴィル。 レオンは1948年クラウス1世26歳のときに王孫として生まれた。父とは違い、健康に気を使って育てられた。幼少時から英才教育を受けているため、ラヴィル語のほかに第二言語であるロシア語が日常会話程度なら出来る。友好国である日本の文化にも興味を持ち、日本語の勉強も行っている。 1957年9月のシャール・ハル・キース中将(当時37)による軍事クーデタで、父王が退位するに伴い即位。キース首相(当時)の軍事政権の下で初期は半ば軟禁状態であったが、政情安定に伴い徐々に公の場に姿を現すようになった。元キース首相を「シャアおじさん」と呼び、クラウス1世追放時期は父代わりのように慕っていた。 民主憲法制定後はラヴィル国民統合の象徴として公務に励む。 ロンメル将軍のクーデタによって廃位に追い込まれ、ファールス離宮において軟禁状態にされた。その後、政治裁判が始まると政治犯収容所・独房に監禁状態となる。 ロンメル失脚後、日本からの主権返還後は復位し、民主主義と国民の幸福を祈って政務に励むが1988年8月19日、長男クライスによって暗殺される。 性格 幼いころからなんにでも興味を持つ少年であったので、科学にも興味を持つ。祖父や父、さらにはキース氏も尊敬している。従順で素直な反面、暴力などを嫌い、9月政変の話をあまり好まない。それでもキース氏を尊敬しているのはその後の平和的手法によって国家を民主化させ安定に導いたことであろう。 容姿は皇族の特徴である銀髪を色濃く受け継いでおり、右目が琥珀色、左目が青のオッドアイである。 称号神の恩寵篤き全ロメリアの庇護者 ローマ皇帝 ルカグラード大公 クライスベルク大公 ラヴィル王 東方大公 グランベルジュ辺境伯 アルティス帝国軍最高司令官 フィンランド国王 肖像画
https://w.atwiki.jp/sora_evo/pages/15.html
キャラクター紹介 ヨシュア・ブライト Estelle Bright 5年前、ブライト家に引き取られた少年。漆黒の髪と琥珀色の瞳を持つ、涼しげな容貌の持ち主。 冷静沈着で頭も切れるため、いつも突っ走りがちなエステルをフォローすることが多い。 彼女と同じく見習い遊撃士で、得物は鋭利な双剣(ツインエッジ)。 フィールドアタック解説 フィールドアクションは双剣による双連撃のモーションでの切りつけ。 発生が早く、硬直も少ないため当てて回り込むことが容易。 特にこだわりがなければ、エステルではなくヨシュアでフィールドアタックをするのが好ましいだろう。 能力解析 初期ステータス HP EP STR DEF ATS ADF SPD DEX AGL MOV 145 50 39 14 20 15 12 16 5 4 ※ 初期Lv.3。装備・クォーツを外して計測。 オーブメント Line1 1-2-3-4-5 Line2 1-6 1,4は時属性専用。 クラフト 名称 効果 消費 基本ディレイ値 修得方法 双連撃 攻撃クラフト:単体・2回攻撃・20%毒 20 ? 初期 絶影 攻撃クラフト:直線・遅延 30 ? Lv.8 ※硬直時間(ディレイ)の算出式=基本ディレイ値÷使用者のSPD(小数点以下切捨て) 移動・アイテム使用・退却の失敗の基本ディレイ値は2000、 通常攻撃の基本ディレイ値は3000。 双連撃 無印から20%毒効果が追加された。相変わらずコストパフォーマンスがよく、またエステルの掛け声にCP+10効果が追加されたため、 どんどん繰り出すことができる。最後までお世話になる技だろう。 絶影 無印から据置。遅延効果は相変わらず強力で、序盤から頼りになる。 Sクラフト 名称 効果 基本ディレイ値 修得方法 断骨剣 攻撃Sクラフト:単体・遅延 ? 初期 断骨剣 遅延効果が追加。遅延効果は通常クラフトの絶影にもあるため、タクティカルボーナス狙い以外では ヨシュアは他のクラフトにCPを回した方が良いだろう。 コメント コメントログを見る 名前 レスを付けたい箇所の〇をクリックしてから コメントを記入するとその箇所へレスを付ける事ができます。 改行は、改行したい箇所で br()と入力して下さい。 タグ:
https://w.atwiki.jp/orikyara3rd/pages/31.html
作者:ゴミカスハートフル 【名前】サーティー・スリージュリエット 【性別】女 【年】16 【性格】冷静でしっかり者。あとチョロい。 【飛ばされる前の生活状況】護衛の依頼を請け負うエージェンシー、「護衛法人サテライト」本部の部員をしていた。 【飛ばされて持った能力】「恐竜人間化」する能力。 「恐竜人間」状態の特徴 ・五感、反射神経、跳躍力、筋力、咬筋力(咬む力)などの身体能力が常人の数倍に上昇する。 ・体には生半可な攻撃では傷付けることの出来ない鱗が生える。 ・手足に凄まじく強靭な爪が生える。岩程度なら軽く引き裂く事が出来る ・身長の二倍ほどの太くしなやかな尻尾が生える。これもまた物を切断する事が出来る ・口が裂け、歯が鋭利な牙に変質する。 ・デメリットとして、 ①動いていないものを認識する事が難しくなる ②変温動物であるため、寒いところでは能力を行使できない ③長時間その状態でいると次第に理性が飛んでいき、やがて完全に理性を失うとただの「人型の肉食恐竜」として暴れまわることになる。気絶すると解除される 【その他】 琥珀色の瞳、短めの黒髪といった容姿。パンのデザインをかたどったブローチで飾りつけをした耳付き帽子、黒のセーラー服を身に着けている。 とある都のスラム街で孤児としてさ迷っていた所をサテライトの一員に拾われ、それ以来サテライトに身を置いていた。帽子はその恩人から貰った物。 そんな中企画世界に飛ばされ、そこで麻琴と出会い、よき相棒としての関係を築く。 テンションが上がると言葉の端々がアメリカンになる癖がある。 Tボーンステーキと抹茶アイスが好きで、小難しい数学の問題が嫌い。趣味はトランプゲーム。 ちょこっとキャラ解説 ・喋り方はほむほむ。 ・サバイバル術に長けていて、鼻が利き夜目が利きと至れり尽くせりだったり。 ・帽子にクロワッサンとフランスパンのブローチを付けていて頑張ってお洒落している。意外と乙女。可愛いとか誉めたら落とせるかも ・基本はトンファーやコンバットでの戦闘を主とするが、銃も名人レベルで扱える。 ・イメージCVは斎藤千和。ほむほむじゃんもう
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/1957.html
ジュディさんが入室しました ジュディ ■◯月◯日 ――SGS 5日目 Bチーム ジュディ (夜。 ハーヴィの仮設テントに音もなく光が羽ばたいてくる。 ジュディ (ハト。鳩だ。発光している、光で編まれたハト。 ジュディ (こんな砂漠に似つかぬ存在だが……魔法や奇跡由来の存在のようだ。 ジュディ (天幕の中で適当な用紙を見つけると、啄んで上に乗り ジュディ (ハトが――光の帯に解ける。 ジュディ ジュディ (ジジ、と用紙を焼いていく…………文字……? ジュディ ジュディ ジュディ ジュディ ――――――――――――――――――――― ジュディ ジュディ ハーヴィさんへ ジュディ ジュディ おげんきですか? ジュディです。 ジュディ サンガルの大きな大きな砂漠に出て、数日が経ちましたね。 ジュディ ジュディ こうして手紙にするのも良い、と聞きましたので筆を執ってみました。 ジュディ たしかに特別な感じがして、何だかソワソワします。 ジュディ ジュディ この数日、私は飛べることを活かして空から砂漠や遺跡を見渡したり ジュディ 手を離せない方にお昼ごはんを運んだりしています。 ジュディ ジュディ たしかに厳しい日照りで大変なときもありますが…… ジュディ 空の上では何もかも忘れてしまうほど、景色が凄いんです。 ジュディ ジュディ 抜けるような青空と、琥珀色に輝く大地はどこまでも続いていて。 ジュディ この世界はこんなにも広くて、こんなにも力強くて。 ジュディ 両手を広げると遊んでくれる風が、とても涼しくて。 ジュディ ジュディ でも、できれば ハーヴィさんと見れたなら もっと良かったな ジュディ なんて思っちゃいます。 ジュディ ジュディ ハーヴィさん、合流できましたら ジュディ 一緒にこの風景を見てみたいな、と思ってます。 ジュディ ジュディ ジュディ ハーヴィさん ジュディ ・・・・・・・・・・。 (天界言語のため、解読できない) ジュディ ジュディ ジュディ ジュディ=エーミス ジュディ ジュディ ――――――――――――――――――――― ジュディさんが退室しました
https://w.atwiki.jp/pfantasy/pages/63.html
前ページ次ページKAERU 『はい。』 そう答えながら、早速荷物を詰め始める。 その間に、ヨモギはに持つを確認に渡していく。 荷物は少量の水、乾燥食料、薬草か何か、宝石類(おそらく魔法道具)だった。 それらを詰めて、ふたを閉める。 立ち上がると、マコトがポケットから丸い琥珀色の石を取り出す。 琥珀色というか、琥珀だった。 周囲を一本のV字の筋が走っている。 『マサキ、頼む。』 短くマコトが喋る。 すると、マサキが抜刀する。 そしてその琥珀に対して剣を構える。 『フッ!』 短く呼吸すると、V字の筋に剣を振り下ろす。 「ビシッ!」 短い音と共に、琥珀は真っ二つに割れた。 半球の琥珀が二つ机の上に転がる。 マコトが、そのうち一つを拾い再びポケットに収めた。 残った一つはそのままだ。 『こっちはいいの?』 ボクがそうマコトに問う。 『ああ、これはココに置いておかなきゃダメだ。』 マコトが答えつつ、部屋の中央に吊るされたランプに手を伸ばす。 息を吹きかけて火を消すのかと思ったら、ランプの中に手を伸ばした。 そして取り出すと、そこには一つの宝石。 『ソレは?』 ボクが思わず聞く。 『これは、ムーンスーン。 魔力を込めると発光する石だ。 何処の家庭でも明かりとして使われている。』 マコトがそう簡単に説明すると、その石を両手で包み念を込める。 すると、その石が発光を止める。 そのままその石をバッグに詰める。 『よし、行こう。』 マサキが扉に手を掛ける。 その後ろにヨモギ、マコト、ボクの順だ。 と、マコトが勢い良く壁を叩く。 「ドンッ!」 すると、屋根から返事が返ってくる。 「ドンッ!」 その返事を待っていたかのようにマサキが扉を開けた。 先に広がるのは夜の帳。 丁度新月らしく月は無い。 全員が外に出ると、マコトがゆっくりと扉を閉める。 少し離れて小屋の全体を眺め見る。 まるで、ログハウスだ。 全部が全部木で出来ている。 『こら、離れるな。』 屋根の上から声がする。 「スタッ」 続いてボクから少し離れたい地に着地音がする。 そのほうを見ると、ヒイラギが居た。 小屋から少し離れたはずなのに、どうやら飛んできたらしい。 視線をマコト達のほうに戻す。 まだ扉の前にいた。 『やっぱり惜しいなぁ。』 ヒイラギがそう言いながらマコト達に近づく。 『そうね、こんな形でも苦労して作ったもんね。』 ヨモギがそう答える。 マサキは無言で小屋の壁に手を当てている。 今までずっと小屋の扉に手を掛けていたマコトが振り払うように一気に振り返る。 『撤退!』 そして、そう力強く宣言すると、全員顔つきが厳しいものに変わる。 『カエル来い! 行くぞ!』 ヒイラギが僕の手を取り早足で丘を下りだす。 先頭はマサキ。 二番手はマサキ、次いでヒイラギと手を引かれているボク、シンガリはマコトだ。 一列で丘を下る。 暫くそうして下ると、一つの大きな岩が見える。 その後ろに全員身を潜めた。 マコトが岩の陰から小屋の方角を伺っているようだ。 ボクもソレに習って見てみる。 『頭を出しすぎるなよ。』 そう、マコトに言われ、頭を適正な位置まで戻される。 丁度小屋が岩の影ぎりぎりに見える位置だ。 小屋の周りに何かが蠢いている。 遠めで見る限り、二本足らしいが、身長が小屋と同じくらいある。 他に、巨大なミミズのような体も見える。 さらに、小屋の屋根の上にも何体か乗っかっているようだ。 『ギリギリセーフってか。』 ヒイラギが付近を警戒しながらそう言った。 マコトがバッグから先ほど半分に割った琥珀を取り出す。 そして岩陰から勢い良く飛び出す。 両手を組んで前に出し、琥珀を目の前にかざす。 そして目を閉じて何か喋りだした。 組んでいた手を離し、手を左右に離していくと同時に位置を下げていく。 琥珀はというと・・・宙に浮いている。 Mr.マリックも顔負けだ。 フワフワと、多少上下に揺れながら、確かに琥珀は宙に浮いていた。 マコトの足元から風が巻き起こり始める。 マコトの足元を見やると、光の魔法円が浮かび上がる。 『ヒュゥ! やるぅ。』 ヨモギがソレを見ながら言った。 『あの琥珀は、二つでセットになっているんだ。』 突然真横でマサキが説明を始めた。 『球である間は魔力を蓄えつづけ、崩壊、つまり二つに割られると魔力の放出を始めるの。』 『マコトは今、その魔力を使って魔法を使っているの。 だから、あんな高等な魔法が使えるの。』 『あと、もう一つの意味がある。』 その説明にヒイラギが付け加える。 『琥珀にはお互いを呼応しあう性質があってな、ああいう風に二つに割られると、片方の石ともう片方の石が呼び合うんだ。』 『さっき片方を小屋の中に置いてきたと思うけれど、ココで魔法を放つと、魔法はその石に向かって行くんだ。』 ヒイラギが語り終わる。 『まだ足りないわね。』 ヨモギがさらに付け加えた。 『ここにある片割れと、もう一方の片割れは同じ魔力を発しているわ。』 『ココで魔法を発動させると向こうの石も呼応して魔法の発動状態に陥るの。』 『でも、実際に魔法はこっちでしか発動していないから、向こうの魔法はとても不安定な状態でその場を維持する。』 『そして、こっちの魔法が向こうの石の近くに行くと、同じ魔力から構成されている向こうの魔法が発火する。』 『魔法は放出されつづけて、発動前段階で蓄積されていたから、発火の瞬間の魔法の威力は凄まじいモノになるわ。』 ヨモギがそう言い終わり、小屋の方角に視線を向ける。 マコトはまだ魔法詠唱を続けている。 『長い再帰ループだなぁ、おい。 終了条件付け忘れたか?』 ヒイラギが言う。 その言葉に目を見開く。 『再帰ループ!?』 思わず叫ぶ。 と、その口を押さえつけられる。 『叫ぶな、馬鹿。』 口をふさがれたままでは声で返事が出来ないので、頷く。 『ああ、そうだ。 再帰ループといって、同じ詠唱を何度も繰り返すんだ。 タダのループと似てるけれど。』 まさか、こんな所で再帰ループなんて言葉を耳にするとは思わなかった。 明らかに縁遠いと思っていたのに。 そうふけっていると、マコトが動き出す。 『お、行くか。』 ヒイラギの声に合わせるようにマコトが大きく足を開く。 マコトが一気に叫ぶ。 すると巨大な火柱が渦を巻きながら小屋のほうに向かっていった。 小屋のほうは、淡い光を放ちだす。 『あれが、発動前段階の魔力。 綺麗だわ。』 ヨモギが見とれている。 そして、魔法が小屋に達する。 「ドドォォオオオン!!!」 小屋の付近一帯を巨大な炎の塊が襲い、上空高くまで火柱が立つ。 ココまで強烈な熱気と、強い地響きが伝わってくる。 空を見ると、付近の雲が炎の光を映し出している。 そして、その火は一瞬で消えた。 今まで小屋の有った付近は完全に焼け野原だ。 小屋の有った形跡すら判らない。 『よし、コレで法は順守した。 行こう。』 マコトが先立って歩き出す。 それに続いて皆が歩き出す。 さっきと違って早足ではなく、普通に歩き出した。 前ページ次ページKAERU
https://w.atwiki.jp/rightnovel/pages/144.html
声 - 小清水亜美 普段は、亜麻色の長い髪、赤い琥珀色の瞳、可憐な面差し、鋭い犬歯、そして先の白い尻尾と立った獣耳を持つ10代中頃の少女の姿をしている。しかしその正体は、何百年もの歳を重ねた、人を丸呑みにできるほど巨大な狼である。 「わっち(私)」「ぬし(貴方)」「…ありんす」「…かや」「…してくりゃれ」などの廓詞を使い、ときおり達観した物言いをする。相手の声色から嘘を見抜いたり、触れあった硬貨の音から純度の差を聞き分けたりすることができる優れた耳を持ち、鋭い洞察力や、麦を瞬く間に成長させる能力などを有する。また、狼以外の動物(鳥、狐、鹿、熊など)と会話し使役することも可能。言われた動物も、よくそれを覚えている様子。もっとも、ロレンスと出会うまで何百年もパスロエ村に「麦の神」として居着いていたため、少々世間からズレたところもある。 故郷であるヨイツの地を離れてからは行く先々でその地の伝承に名を残してきたが、今は悪魔憑き(人狼の類)と誤解され騒がれるのを嫌って、気を許した相手をほかにして耳や尻尾を見せることはない。なお、伝承によってはホロウという名で記録されていることもある。 故郷のヨイツでは指導者として頼られ、教会からは迫害を受けて追われ、村人からは神として扱われてきた彼女には、対等の立場で話のできる相手は本編までの長い間居なかった。そのため他者から畏敬されるということを好まず、ロレンスが自分に張り合ってくることを内心では喜んでいる。 狼の習性でものを丸呑みすることもあるが基本的には美食家で、特に甘い物には目がなく林檎は大好物。その上、大酒飲みでもある。 必要となれば、生き血か数粒の麦粒を食べることで、人の姿から本来の狼の姿に戻ることができる。麦に「宿る」ことで自らの命をながらえ不死となり、その麦は腐ることなく温もりを保つという。自分が宿った麦粒を収めた皮袋をロレンスに作ってもらい、首から下げて大切にしている。 最終巻ではロレンスと事実上夫婦になっており、彼の子を身篭った様子である。 狼と香辛料
https://w.atwiki.jp/madougakuin/pages/178.html
最近自主性が出てきた、と担当の教導師に褒められて、 リアンヌは嬉しいのと申し訳ないのとの二つの気持ちで頭を下げた。 資料室に教材を返す。そして音楽室に向かう。 放課後のこういう用事を手を挙げて自発的にするようになったから。 ……クラスのみんなの役に立ちたい気持ちもウソじゃないけど、 リアはみんなに迷惑をかけてしまう魔力だからなおさらだけど、でも…… ときどき音楽室から聞こえてくるチェロの音色。ときどき音楽室でチェロを弾いている銀髪の青年。 名前も知らない。向こうは自分の存在も知らない。でも、彼女にとってはささやかな幸福の時間。 いつか、あの人と合奏が出来たらいいな。 自分が一方的に知っているだけの人なのだからそんな事はあるわけがない。 判っていてもそんな想像のおかげで、音楽の練習にも身が入った。 いつもいるとは限らないけれど、だから、そのチャンスを逃したくない。 少女はあるいは初めて、それを強く願った。 その日も音楽室からはチェロの調べが聞こえてきていた。 胸を高鳴らせながら中をそっとうかがうと、やはりあの青年がいた。 演奏の邪魔をしないように。彼がいた日はいつもそうしているように。 彼に気付かれないように、そっと音色に聞き惚れ彼に見惚れる。 もう楽譜を見なくても手が覚えているのだろう。何も見ずに滞りなく音色は続く。 と、小節の区切りで音が途絶えた。 あ、と彼女が小さく声を漏らす間もなく。 「中で聞いて行きますか、小さなお嬢さん」 「あ、あの、え、演奏の邪魔しちゃって……その、ごめんなさい……」 慌てて必死に頭を下げるリアンヌに、青年は近寄って笑いかける。 「いえ、構いませんよ。いつも熱心に聞いているようですから」 青年の琥珀色の目を始めて間近で見て、少女の胸は激しく高鳴る。 「は、ははははいっ!し、しつれいしますっ!!」 ちょっと噛んだ。 だが青年はそれに気付かないような振る舞いで、優雅に演奏を再開した。 ……ずっと見ていた事に気付かれていた。 夢心地で演奏を聞いていた少女は、ふとその事に思い当たると、夕日のせいではなく顔を赤らめたのだった。
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/938.html
指舐め 僕が子供の頃、近所にケーキショップがあって、いい匂いをいつも漂わせていた。 甘いもの好きの僕は、毎日のようにショーウィンドウから店内を眺めていたものだ。 奥でケーキの飾り付けをしているのを見て、僕も将来あんな仕事につきたいと思ったのもこの頃。 飾り付けをしている人の指示で厨房をせわしなく動いている人がいる。 ああいうのはやだな、と子供心に思ったっけ。今だから分かるけれど、彼は見習いの若いパティシエだった。 ある日、いつものように店の前に行くと、その日は見習いの彼一人だった。準備中らしく、客もいない。 僕を見かけると、彼は微笑んで、おいでと言うように手招きした。 言われるままに店の中に入ったのはいいが、母親がいる時と違って一人なので少し心細くなる。 「君いつも見てるよね。ケーキ好きなんだ」 僕は答えに困った。もちろん好きだけど、食べるのが好きみたいに思われてる気がした。 そうじゃなくて、作ることに興味があるのに。子供だから上手く言えない。 「今誰もいないから、ちょっと待ってて」 そう言うと彼は、奥から大きめの瓶を持ってきた。琥珀色の何かが入っている。 ふたを開けて、指でひとすくいそれをとると、僕の口元に寄せた。 「ハチミツ?」 「メープルシロップ。それも極上の奴。昨日仕入れられたんだ。舐めてごらん」 少し行儀悪いな、と思いつつも鼻をくすぐる甘い香りに耐え切れず、彼の指を口に含んだ。 濃厚な甘みが口いっぱいに広がる。虫歯が痛んだけど、それも気にならないほど素晴らしい。 僕は味がしなくなるまでずっと彼の指を舐めていた。 「甘くて美味しいね。でも高いんだろーな」 「そりゃあね。でもいつも見にきてくれるから、特別に君だけ」 そして彼はかがんで僕の口に人差し指をあてた。 「誰にも言っちゃダメだよ。僕らだけのヒミツだ」 ヒミツという言葉が何となく大人っぽくて、嬉しくて頷いた。 今、僕はパティシエ見習いとしてその店で働いてる。 極上のメープルシロップの味を教えてくれた彼の元で、いろんな甘いものに囲まれて。 クリーチャーの恋