約 544,161 件
https://w.atwiki.jp/chuniworld/pages/14.html
人間 筋力に優れ、知能もそこそこ有する種族
https://w.atwiki.jp/kuroeu/pages/354.html
獣人族 解説 獣の耳や尾を持つ半人半獣の亜人間族。 比較的人間族の姿に近い種から鳥人ハルピュアや半人半馬のソエルの様な混在種、熊獣人ヴェアベーアやリザードマンの様な獣に近い種まで様々な種族が存在している。 身体能力は人間族を大きく上回っており、中には獣から人への変身能力を持つ種族もいる。 赤き月女神ベルーラの子供達の末裔であり、赤き月の影響で身体能力を大きく向上させる事ができる。 中には気性が荒い種族もいるものの、基本的には他種族とも無意味に争うことは無いのだが、地方によっては闇夜の眷属扱いをされて迫害をされている場合もある。 雑感・考察 爬虫類系の亜人間族は作品によって獣人族だったり幻獣だったりする。 どちらも間違いでは無いとするなら、獣人族と幻獣の混血種と解釈すべきか。 名前
https://w.atwiki.jp/nerikesi/pages/56.html
2012年2月27日読了 2012年3月28日読了(2回目) ジャムの種類が多くなると売れなくなる。 人は選択肢をできるだけ残そうとする 人は重要な選択は他人にゆだねたい 再読 人間も含めた動物は選択する事が本能 自分で選択する人は長生きする 大事なのは自分で選択していると思う事 人は個人主義と全体主義に分かれる 個人主義自分で選択する 欧米人に多い 恋愛結婚 全体主義周囲が言いと思う事を選択する アジア人に多い 宗教や文化で決められた結婚 自分で結婚相手を決める場合でも誰かに決めてもらう場合でもどちらが幸せかは一概に言えない 人は自分が考える自分になるための選択をする 人は他人に自分はこう見られたいという選択をする 人は選択する時に2種類の考えを使う マシュマロの実験(長期的に特をする選択より短期的に良いと思われる選択をする) 直感短期的 理性長期的 理性的な選択をしても間違う事もある 想像しやすい選択 関連付け 枠に当てはめる 自分の考えに合うもの なぜ自分がその選択をしたのかを覚えておき、今後より好い選択をするために生かす 中身が同じでもパッケージやブランドで満足度や選択は変わる 選択肢が多くなると選択するのが面倒になる 6,7個がベスト 好い選択をするためには専門知識を身につける または、専門家に判断を委ねる 選択が複数ある場合は選択肢の少ない選択から選択すると満足度が大きくなる 間違った選択をしそうな時は、その選択が出来ないような仕組みをつくる 不可能な選択でも選択肢として残す事によって選択の幅が減ったと感じなくなる 人は禁止されるとやりたくなる。
https://w.atwiki.jp/swordworld/pages/5.html
人間 <特徴> 良くも悪くも平均的。 どんな職に就くことが出来る。
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/1258.html
刻印主義(理:Uluvovera)とは、ファルトクノア共和国における思想潮流の一つ。反ポスト・ヒューマニズムの一種と言われることもある。1730年代末にファルトクノアの論壇で流行し、マーカス内戦への介入などに影響した。 本来は哲学的理論に基づく政治哲学の理論の一つであったが、ラヴィル政権に国家的イデオロギーとして利用された(cherry-pickingされた)背景がある。このため、戦後ファルトクノアでは種族差別思想と捉える向きと純粋な哲学的議論に引き戻し、再検討を加えるべきとの二つの立場があることに注意が必要である。 目次 概要 影響 主な思想家フィシャ・グスタフ・フィレナ ラブレイ=デシ・ミリア・ミスウィ・ヘルツァーヴィヤ レシェール・アルヴェイユ サンティンデルティア 批判レクタール・ド・シャーシュ・レクシャータ ユーニア・アンディザツダン ナーフャ・パフール バルリア・ド・リーリエ・バルリハイト その他デリヤ・シュカーシュ 他の思想との関係ナショナリズムとの関係 国民種族昇華主義との関係 概要 刻印主義の刻印とはヴェルテール・シュテック・レヴァーニによる刻印(uluvo)の概念に由来する。人間という存在は、(人間だけでなく弱者たる)他者に囲まれ、その他者の身代わりとして自らの存在意義を自覚することによって、決意する(es tractorvo'i)。決意によって、その人は自らの目的、やるべき事、なすべきことを理解し、他の決意を持った人間と渡り合い、時には戦い、時には協力し合う。そのような存在としての「人間」を重視するのが、刻印主義の中核として存在している。刻印主義はリパラオネ思想における人間存在の分析に「人間」としての重点を置くために、獣人やアンドロイドなどに対して人間と同等の扱いを為すことに疑問を呈する。これは必ずしも獣人やアンドロイドを差別することを意味するのではない。獣人やアンドロイドが人間とは異なる存在として共生しているという事実に対して、人間と同様の存在分析を適用することが果たして正しいのかという根本的な問に基づくものがこの主義である。 即ち、刻印主義は表層的には存在分析における相対主義と見ることもできる。 一方で、イェスカ思想の立場からは、第三政変以降の人権(memylo)を支持する新しい派閥である包括的人間主義(cierjustelen lartera)と最高尊厳を支持する非人間可能性主義(neflartasykolera)に対して、イェスカ哲学的概念であるところの「主体的統一」を施した議論であると見なされている。 影響 当初好意的に捉えられた刻印主義は、論壇では「まだ考察に足らない生まれたての思想」ということで、一旦の留置を与えられ、これからの議論が期待されていた。しかし、ファルトクノア共和国政府(特に宣伝庁最高権利委員会)は、これを政府による公然な獣人、アンドロイド差別のために利用した。 刻印主義自体は、後の内戦に繋がった危険思想と捉えられることが多いが、フィシャ・グスタフ・フィレナの影響を受けた右派哲学者やレシェール・アルヴェイユなどの第三政変以降の新左派思想家などが内戦後に再び取り上げ、中立的な(哲学としての)議論のベースに載せようとする運動も見られている。 主な思想家 フィシャ・グスタフ・フィレナ 哲学者フィレナ 詳しくは「フィシャ・グスタフ・フィレナ」を参照。 フィシャ・グスタフ・フィレナは早期から刻印主義を支持した思想家として挙げられる。獣人やアンドロイドの意識問題に対して、意識体験のアプローチを取るのは誤りであるとして、個別意識体験の触れられない領域があると主張した。獣人やアンドロイド、人間の間には間主観性的な領域が存在することは認めながらも、それぞれの意識体験が完全に同一でないところから、ヴェルテールの存在理解をそのまま適用することは出来ないとした。或いは、そのまま適用することはそれら個別意識体験者に対する差別に通ずるとして、より厳密な社会的存在として彼らを認めるために「人権」ではなく「基本権」たる「最高尊厳」(vasprard)の分析が重要であるとした。 哲学者ラブレイ ラブレイ=デシ・ミリア・ミスウィ・ヘルツァーヴィヤ 詳しくは「ラブレイ=デシ・ミリア・ミスウィ・ヘルツァーヴィヤ」を参照。 ラブレイは、刻印主義に対して側面的な支持を示していた。その支持する側面というのは、多種族が共生するにおいて統一的な権利が承認されることはあり得ないという前提に立ったものであり、人間・獣人・アンドロイドにはそれぞれ各々自己実現に必要な権利が異なるであろうことからである。このことにより、ラブレイは獣人やアンドロイドに対する権利の明文化を目指して主張を強めていくものの、ラヴィル政権によって弾圧されていくことに成る。 内戦後は、国に残っていた刻印主義者たちが政府のラッテンメ人・アンドロイド圧政に加担していたとして、一転して否定に回った。 哲学者レアル レシェール・アルヴェイユ 詳しくは「レシェール・アルヴェイユ」を参照。 戦後刻印主義の先鋒であり、ラヴィル政権の思想利用を指摘した上で、正しい哲学的議論に引き戻すことを主張した。 サンティンデルティア 政治活動家サンティンデルティア 詳しくは「サンティンデルティア #刻印主義について」を参照のこと (記述待ち) 批判 レクタール・ド・シャーシュ・レクシャータ 哲学者レクタール イェスカ主義者のレクタール・ド・シャーシュ・レクシャータは、刻印主義を「ヴェルテールの全くの誤認、或いはそうであるなら利用しようとする解釈」として退けている。 フィレナの意識問題に基づくアプローチに関しては、ヴェルテール自体はより非意識的なアプローチだったのであって、意識主義的文脈に持ち込むこと自体が大いなる誤解であると指弾した。 ユーニア・アンディザツダン レセスティアの思想家、ユーニア・アンディザツダンは人間やアンドロイド、獣人などが異なる存在であり、異なる価値観をもつため、全く同じ存在として分析や権利の付与ができないことを認めた。 一方で、突き詰めていけば同じ種族の個々人も異なる存在であり、異なる価値観を持つので、個々人に別々の権利を認めなければならなくなり権利の飽和による無秩序が訪れると主張。それよりはむしろ規範となる全ての種族にとっての絶対的価値を追い求めることから始めるべきとした。 ナーフャ・パフール アクース連合の思想家であるパフールは、自己実現に必要な権利が異なるであるというところは認めた上で、それを実際の法体系上で全く区別するという行為については、不平等を産む土壌になりかねないとして批判した。また、これを解決する手段として、最も基本的・必須・最小の権利である知的生命権のようなものを定めて権利を規定した上で、人権やアンドロイド権などをその上に置くことが望ましいとした。 バルリア・ド・リーリエ・バルリハイト 哲学者バルリア その他 デリヤ・シュカーシュ 哲学者デリヤ デリヤ・シュカーシュは、ユラリッサ・ダプセフラマファルに由来する超理性主義とニーネン=シャプチ思想に由来する彼自身の議論「シュトムとしてのエシュト」に基づいて刻印主義の再分析を行った。 それによれば、まず以て「そもそもヴェルテールによる主体分析が人間にしか適用できないというのは何故か?」という問いから始まり、その答えは「刻印主義は『断定せねばならないというポスト・ヒューマニズム時代の強迫』」であるという。つまり、刻印主義は反ポスト・ヒューマニズムを掲げながら、ポスト・ヒューマニズムの議論の俎上から逃げ出すことができなかったと彼は結論付けた。 デリヤは、自らを多様なシュトムとして位置づけることが出来るエシュトの存在を刻印主義のような方法で存在分析を望むことはできないと主張した。それはそもそもヴェルテールの存在分析でさえ、近似概念でしかないと捉えることであり、それまでの刻印主義者による「ナショナリズム批判」も他性毀損力(letinno)としてしか映らないのである。 故に、自らを自由で、多様な姿(そしてその仕事としての表出としてのシュトム)として表現できるエシュトとどうあるべきかに関してはダプセフエシュトの実践から見る「理性からのずれ」が必要であるとする。規定し、カテゴリ化する理性からずれることによって、その時々のエシュトとしての真の姿は見えてくるかもしれない。そういった狭域に賭けること以外では、実際のそれぞれの存在分析に寄与することはあり得ないと述べた。 他の思想との関係 ナショナリズムとの関係 刻印主義が成立する背景には、ファルトクノアの思想的土壌としての新イェスカ主義が色濃く関係している。ユエスレオネ革命における政府への懐疑を原点とした新イェスカ主義的土壌では単純なナショナリズムは国家による最高尊厳の剥奪のほうが危険視されるものであり、国家は最高尊厳の保護に立脚してより普遍主義的な立場での国家システムを構築すべき(そうでなければ全体主義的な惨禍を再び引き起こす)との考えの上で生まれたのが、そもそものヴェルテール的人間分析を素朴にイェスカ主義で社会解釈すべきかという問題であり、そこから生まれたのが刻印主義であると捉えらえることも出来る。 国民種族昇華主義との関係 国民種族昇華主義を主張する思想家の批判に対しては、刻印主義者たちの間でも意見が大きく割れており、議論のまとまりが見えない。 新たな世代の刻印主義者たちの間では「国民種族昇華主義も刻印主義も、政治哲学として人々をどう対象に捉えるかの抽象化レベルの問題に過ぎない」として両者を脱構築する姿勢も見せているが、レアルなどの哲学的議論の俎上に戻そうとする運動の中では「ナショナリズムの固有の形態である国民種族昇華主義はナレーンテァトー固有の生きた歴史に生まれるものであり、それは活性したイデオロギーである。対して、刻印主義は自らを何者であるか選び取ることが出来る主体について、ヴェルテールが分析した理論への反駁である。それは人間からの分析に過ぎず、『他の存在』を考慮していないのではないかという静的な哲学的問いであって、同じ俎上で議論することはそれぞれの主義を捻じ曲げて理解することになる」と考える者も多い。
https://w.atwiki.jp/akadama/pages/229.html
「 101さん…これは…」 パソコンの画面を見つめる古泉の顔は青く、血の気の引いた唇は震えている。 目をそらそうとする奴の顔を画面に無理やり向けさせ、そこに書かれた文をちゃんと読むよう促すと、戸惑ったような視線をそこに持っていく 「何…ですか、これ、や…やだ、これ、何なんですか」 画面をスクロールするにつれ、普段うっすら笑みを貼り付けたような表情がどんどん嫌悪感で崩れ、歪んでいくのはなかなか見ものだった。 画面を数度スクロールしただけで、とうとう耐えきれなくなったのか古泉は目の端に涙を浮かべ、こちらを睨みつけてきた。 「何なんですかこれ…。酷い、です…僕はこんなんじゃない、違うのに…」 違う、とそう言い切っても良いのか?本当にこうはならない自信はあるのか? そう問い掛け、そっと古泉の白い首筋に指を這わすと、びくりと体を震わせた。 「っ…たり前、です。僕は、絶対にこんな風にはならない」 そうかそうか、こんな触れただけですぐに反応するような体でそう言うか。 なら、絶対に感じるな、間違っても良さそうな声を出すなよ? 何を、と声を上げる古泉の体を抱えあげてベッドへ押し倒す。 逃げようともがく体を抑えつけ、さあてどうやってよがらせてやろうか そう考えを巡らせながらゆっくりと古泉の体へと指を這わせていった。 「いや、だ…!このっ」 いくらか暴れれば疲れて諦めるだろうと思ったが、意外にしぶとい。 抵抗しながらも隙をみて反撃し、逃げ出そうとこちらの様子を窺っている。 なかなか大人しくしくはなってくれない古泉に痺れを切らし、 手足の抑えはそのままに唇を重ね、古泉の息継ぎのことなど考えず、口内を貪り続けた。 舌を入れた瞬間噛みきられるかと思ったが、逃げる相手の舌を絡めとってやれば後はこちらのもんだ。 長く続いた抵抗も意味をなさないくらいのぐだぐだになり、もうそろそろ良いかと名残惜しい気持ちは抑え、古泉の唇を解放した。 「ふぁっ!はあっ、はっ…ぁ…」 肩で息をし、ぐったりとしつつもまだ逃げようというのか。 のし掛かるこちらの体を力無く押し返し、涙の浮いた目でまだ睨みをきかせる 「冗談、は…もう、結構です…。もう、良いでしょう?」 何を言うか、ここからがお楽しみ。大本命だというのに。 「うあ…んぅーっ?!」 服の上から触っただけで、何て良い反応か。 意地でも声を出さないようだが、まぁ良い。こんなことじゃあ数分持てば良い方だろう。 想像するその数分後を本当にするため、肌けかけた服の隙間ら手を忍ばせ、古泉の性感帯を探す作業に没頭することにした。
https://w.atwiki.jp/nenrei/pages/1157.html
【作品名】聖闘士星矢Ω 【ジャンル】アニメ 【名前】星矢(Ω) 【属性】射手座の黄金聖闘士 【年齢】26歳以上 【長所】理性的で大人の男な性格になっている 【短所】マルスとの戦いで行方不明 【備考】13歳だった当時から13年以上経ったのがΩなので少なくとも26歳にはなっている vol.2
https://w.atwiki.jp/kuroeu/pages/2310.html
術位の思念体 種族:魔族(神格位) 登場作品:封緘のグラセスタ 解説 術位の災怨の主である肉体を持たぬ思念体。 複数の霊体の集合体の様な存在であり、魔力を求めて移動を続けている。 理性的な性格をしており、敵対勢力に属する人間族が相手でも話し合いでの解決を良しとするが、交渉が決裂した場合は実力行使も厭わない。 歪魔ルイズの主であるが、実力はありながらもうるさい彼女には辟易しており、そろそろ側仕えを別の者に変えようと考えている。 人間の身でありながら魔王石に縁があるジェダルに興味を抱き、彼の持つ魔王石とルイズの交換を提案、交渉成立後は約束通り彼女を託して立ち去った。 雑感・考察 ゲーム内の敵情報では魔神では無く、神格系に分類されている。 クリアする上では遭遇する必要が無い敵であり、また上記解説では平和的に交渉で解決しているが、要求を拒絶して討伐する展開もあり、いずれの展開が正史となるのかは不明。 倒す必要が無い敵というのはシリーズを通して大勢いるのだが、大抵の場合は遭遇するかどうかがプレイヤーの手に委ねられているだけであり、 出会った場合は強制的に戦闘になるパターンが多く、このキャラの様に交渉だけで済ませた上でイベントも進められる相手は珍しい。 倒さなくてもルイズちゃん貰えるのか - 名無しさん (2019-08-06 08 39 38) 二回魔王石渡すとルイズちゃんくれます。イベント的には倒すよりもそちらの方が笑える気がします - 管理人 (2019-08-06 09 45 16) 名前
https://w.atwiki.jp/rakirowa/pages/144.html
人間賛歌 ◆LcLEW3UbhI 竜は自らの体を、心地よいものとして受け入れていた。 大地を踏みしめ、歩く。それだけの、人間としては至極当たり前の動作がこの上なく素晴らしい。 人間て、いいな。 スキップすらしそうだった竜は静かにその動きを止めると、RPG-7を唐突に目の前に現れた男へと向けた。 「っと、待ってくれ。俺はジョセフ・ジョースター。この殺し合いには乗ってない。武器を収めてくれ。俺は今ゴマモンってやつを探してるんだが、知らないか? アザラシのような姿の……」 問答無用。 お前の話など、知ったことかとばかりに竜がRPG-7を放つ。 辺りが森である以上、あまり好ましくない事態になるのは覚悟の上だ。竜の鱗はどんな高熱でも容易く防ぐ。 巨大な爆炎が森を舐める。 その熱量は、普通の人間ならば容易くレアくらいには焼き上げる。 勝利を確信しつつも、竜は新たな弾頭をRPG-7へと収めた。 確かに普通の人間相手ならば既に勝利しているだろうが、彼女?(竜に性別があるのだろうか?)と同じように何らかの熱耐性を持っている場合、生き残っている事も十分に考えられる。 そんな彼女の頭上に、巨大な黒い影がさした。今は夜であるが故に本来なら影など生まれないが、周囲が炎に包まれた今ならば話は別だ。 即座に、竜がRPG-7の銃口を頭上へと向ける。 だがそこにあったのは一つのデイバッグのみ。 「悪いが、しばらく気絶しててもらうぜ」 周囲に揺らめく炎が、そのデイバッグの姿を巨大に見せていたのだと、彼女が気付くよりも早く、彼女の懐に飛び込んだジョセフは、波紋の一撃を喰らわせていた。 「ぐっ」 竜がくぐもった悲鳴を上げる。同時に、その体が波を打つように振動した。 波紋によって竜の体の内側が激しく揺さぶられる。 殴られた衝撃自体は比較的軽めの物で(恐らく彼女の幼い姿を見て手加減したのだろう)、鱗によって無力化出来たが、脳にまで達そうかという波紋はそうは行かない。 竜は波紋を無理矢理耐えることによる厳しい苦痛の中で、ジョセフのことを強引に見据えた。そしてRPG-7を空中向かって放ち、その反動を利用して右腕をジョセフに向けて振り下ろす。 「んなっ!?」 ジョセフが動揺した声を上げると同時に、竜の右腕がジョセフの左肩を激しく打ち据えた。 同時に、上空で爆発音。 竜の放ったRPG-7の一撃は空を漂うデイバッグに直撃していた。デイバッグが瞬時に焼失し、中身が四散して爆風と共に何処かへと吹き飛んでいく。更に、生じた火炎が竜とジョセフに降り注いだ。 その光景に竜はほんの一瞬だけ、気を取られた。その隙を衝き、ジョセフがその場から離脱する。その際いくつかの炎が体に纏わりついたが、それも転がって離脱したことによって全て消えていた。 ガシャン。 竜が新たなRPG-7の弾丸を装填し、その銃口をジョセフへと向ける。だが、その照準は安定しない。先程の波紋によるダメージが未だに残っていた。 だからと言って、一方的に不利というわけでもない。竜は静かな笑みを浮かべ、定まらない照準でジョセフを見た。 ジョセフの左腕は垂れていた。先程の一撃は、確かに効いたという確信を持てる感触があった。本来なら痛みで気絶していても可笑しくない。 「子供だと思って手加減してりゃあ随分とやってくれるじゃないの。お前、ただの人間じゃないな」 ジョセフが左腕をかばいつつ、竜へと語りかける。 竜は波紋による苦痛の中、静かに笑みを浮かべると、その薄い胸を精一杯張った。 「ワタシは人間ヨ。それ以上でも、それ以下でもないネ」 「ただの人間が、俺の波紋をまともに受けて、立ってられるもんか?」 「ちょっと体が丈夫なだけヨ」 「ちょっと体が丈夫なだけの奴が、そんなゴツイ銃をぶん回せるのか?」 この辺りで竜の表情から余裕の笑みが消え、 「ちょ、ちょっと筋肉質なだけヨ」 「筋肉質な奴がそんな細い腕してるもんなのか?」 「それはその……骨が細いだけネ。この腕はほとんど筋肉ヨ。ムキムキヨ」 「その腕で半分以上筋肉だったら、ちょっと腕を動かしただけで骨が折れると思うんだがなあ」 「ま、毎日牛乳飲んでたら、骨がすっごい丈夫になったから大丈夫ヨ」 「さっき火の雨を浴びるように喰らったはずだが、火傷一つしてないように見えるな」 この辺りで竜は混乱し始め、 「あの、それは……そう、日本では、精神を滅却すれば火もまた涼しと言うネ。気持ちの問題ヨ」 「……なんでお前がその日本て国の慣用句を知ってるんだ? 見た目十にも満たないお子様のくせに」 「いや、ええと、それは、その……」 「何より。普通の人間は頭に角なんて生えてないんだよ」 ここで切れた。 竜は波紋の痛みを無理矢理抑えて不敵な笑みを浮かべると、高らかな声で宣言する。 「ふっ。良くぞ見破ったと言っておくネ。そうアル。ワタシの正体は人間を遥かに超越した存在……竜アル。今はこのパッチの力で人間になってるアルが……」 竜は不敵な笑みは変わらぬまま、親指を立てて、自らの胸に輝く萌えモンパッチを指差す。 「ここで最後の一人になることで、ワタシは本物の人間として生きるアル。竜なんかより、人間の方がずっといいネ。人間として生きていく為に、ワタシは戦うネ」 言葉の終わりと同時に、RPG-7の引き金を引く。 爆音と共に、ジョセフのいた付近の森が火を噴いた。数本の木がなぎ倒され、更なる火事を併発する。 「お前なんかに邪魔はさせないネ。絶対にワタシは人間になってみせるアルヨ」 ジョセフ・ジョースターは躊躇っていた。 初め、ジョセフは年端もいかない少女が怯えているだけと判断し、気絶させ、落ち着かせてから保護するつもりだった。 少女が見た目通りの存在ではなく、本物の悪質なマーダーだと分かった時点で、倒す覚悟、最悪殺す覚悟もした。 だが、その後の少女の願いは、ジョセフにとってその覚悟を鈍らせるに十分なものであった。 かつてジョセフは『吸血鬼』や『柱の男』果ては『究極生物』まで、人間を超える、多数の者達と戦ってきた。 だが、目の前の少女はその者達と比べて、明らかに異質であった。 (人間になりたいって……くそ、そんな願いを持った化け物がいやがるとは思わなかったぜ。ストレイツォと話をさせたら面白かったかもな) 放たれるRPG-7を、森の中を疾走する事で回避する。後方から激しい爆風が襲い掛かるが、それすらも利用して、ジョセフは走り続ける。 (殺したくねえ。あいつみたいな願いを持った奴を、殺したくねえ。あいつの願いを、叶えてやりてえ。あいつを、人間にしてやりてえ) ジョセフは心の底からそう思った。だが、殺されてやるわけにもいかない。もし仮に少女が優勝出来、それで人間になったとしても、その時点で既に少女は人間ではなく、殺人鬼という名の別の存在だ。 (逃げるわけにはいかねえ。俺があいつを、説得する) そのためにはまず、捕縛する必要がある。 ジョセフは判断すると同時に、周囲の状況と持っている支給品を確認した。 (すまねえが、ゴマモン。お前の支給品、使わせてもらうぜ) ジョセフの物はさっき、RPG-7に吹き飛ばされてしまっていた。流石にそれを探す余裕はない。 ジョセフは支給品を確認し、覚悟を決めると、周囲の状況を確認し、左へと走る方向を転換した。直後に再びRPG-7の爆風が襲い掛かるが、ジョセフは再びそれを利用し、今度は上へと跳んだ。 そのまま木々の枝の上を、走るような速度で跳んで渡る。 「逃がさないアル」 予定通りと言うべきか、少女が同じように右へと追う方向を転換した。だが、少女の動きはそこで止まる。追う対象であったジョセフの姿が見えなくなってしまったのだから、止まらざるを得ない。 「何処に逃げたアルか、腰抜け! 男らしくないとは思わないアルか!?」 大声で叫ぶ少女の声が森の中で響き渡る。 ジョセフはその言葉を落ち着き払ったまま聞いた。 (さっきまでバンバン撃ってた、あのごつい銃を俺の行った方角に撃たないところを見ると、残りの弾数はそう多くないらしいな) 考えつつも着々と準備を整えていく。防御でも攻撃でもなく、捕まえるための準備を。 そしてそれが終了すると同時に、ジョセフは少女の真上の木の枝を蹴り、更に『弾く波紋』によって加速した。 そのジョセフの動きを少女が視認するよりも早く、ジョセフの行動は始まっていた。ジョセフは着地と同時に少女に掴みかかると、その胸に輝くも萌えもんパッチを、強引に剥ぎ取る。 「なっ!?」 声と共に、少女の姿が歪んでいく。全身が膨れ上がるように巨大化し、姿形が人間のそれと離れていく。 「それを返すアル!!」 巨大な一体の竜……伝説にある姿そのままと化した少女が、ジョセフへと襲い掛かった。 「うおおおおお」 気合一閃。 ジョセフは張り上げた声と共に、手にしたヌンチャクを振り上げた。 だが、竜は構わず襲い掛かる。知っているのだ。人間が振り回す程度の武器では、竜の身に戻った自分には、ダメージらしいダメージを与えられない事を。 竜の身に戻った自分に、敗北などあり得ない事を。 (だが、その余裕こそ、お前の弱点だ。相手が勝ち誇った時、そいつは既に敗北している!!) 竜が大きく口を開けて、ジョセフを噛み砕きに掛かる。その巨大な牙に噛まれたらひとたまりも無いだろう。その先にあるのは『死』のみだ。 ジョセフはそんな状況で、だが口端に笑みを浮かべた。振り上げたヌンチャクは何時までたっても振り下ろさない……否、下ろす必要が無い。 「くっ、動けないネ。お前、何をしたアルか!?」 竜はジョセフの眼前で口を開き、そこで動きを止めていた。そして、どんなに時間が経とうと、その態勢が変わることは無い。ジョセフが掛けている波紋を解除するまでは。 「『くっつく波紋』をこのヌンチャクから放って、枝葉に通し、そこいらの木、全てに掛けた。ここら一体は、お前専用の即席の檻だ」 周囲の木々の中からまだ燃えてない枝を探し出し、落とさないように積み上げていく。ジョセフの行った作業はそれだけだ。そしてその積み上げた位置は現在の彼の頭上……即ち、ヌンチャクの触れている部分。 巨大な『竜』の身となった竜は、その『巨大』という性質上、どうしたって木々に触れないわけには行かない。 ジョセフはそれを利用して、竜の体を、辺り一体にの木々に縛り付けることを計画し、成功した。 「いいかお前、耳の穴かっぽじって、良ーく聴けよ。お前が人間になりたいってのは分かるが……」 「ぐがあああああああああ」 ジョセフが説得を始めると早々に、竜が耳を劈くような……ジョセフの鼓膜すら破るような悲鳴を上げた。 竜の悲鳴が大地すら揺るがすかのごとく、響き渡っていく。その音の力のみで、焼け残っている森が全て吹き飛んでいきそうだ。 「ッ痛。なんだ、突然……」 ジョセフは思わず耳を手で押さえつつ、その光景を眼にした。 竜の頭が、体が、まるで枯れ木のごとく、朽ちて行っていた。見事だった鱗はボロボロに剥がれ落ち、立派な髭は既に跡形も無く消えていた。 眼は窪み、生きた心地の無いモノと化し、萌えもんパッチによって人間化した時も尚残っていた角も、まるで枯れ木のように頼りないモノと化していた。 「なっ、んな馬鹿な……」 「があああああああああああああああああああああ」 一際大きな叫びが響き渡る。と、同時に竜は体に多数の木をつけたまま、上空へと飛び去っていた。向かう方角は……東。 火事のせいで木そのものが劣化し、軽くなったか。あるいはあれこそが竜の底力か……。 「くそっ」 そう言えば竜ってのは東の方角の神だったな……。 毒づくと同時にそんなことを思いつつ、竜の落とした支給品を拾い上げたジョセフは走り出していた。 【G-3/内陸側/1日目-黎明】 【ジョセフ・ジョースター@漫画キャラバトルロワイアル】 [状態]:健康、深い怒りと後悔 軽度の疲労、左肩脱臼(波紋の呼吸で治療中です) [装備]:ヌンチャク@漫画ロワ [持物]:デイパック×2、基本支給品一式×2、不明支給品0~2、RPG-7@現実、RPG-7予備弾頭×1@現実、萌えもんパッチ@ニコロワ [方針/行動] 基本方針:殺し合いからの脱出 1:仲間を探す 2:ゴマモンを助ける、竜を説得する。どっちもやらなくちゃならないのが波紋使いの辛いところだ 3:ここのかがみはどの世界から来たかがみだ? [備考] 誰がニコロワ出身かは全く分かってません 主催には時空を超える能力があると推測しています 参戦時期は死亡後です E-2エリア付近にジョセフの支給品が四散しましたが、RPG-7の火力によって燃え尽きているかもしれません E-2付近が焼け野原と化しました。火は広がり続けています。 竜は半狂乱になっていた。 何も考えられない。 何も感じられない。 今はただ、『飛ばなくてはならない』。 竜はその本能のままに飛び続ける。 そんな竜の中で、何処か、ほんの少しだけの理性を保っていた部分が呟いた。 ……ハヤクニンゲンニナリタイ…… 【G-5/1日目-黎明】 【竜@オールジャンルバトルロワイアル】 [状態]:半狂乱、全身ボロボロ、波紋によるダメージ、体に木々がくっつきっぱなし [装備]:なし [持物]:なし [方針/行動] 基本方針:人間として暮らしていくため、優勝を目指す。 1:飛ばなくては、飛ばなくては『死んでしまう』 2:見敵必殺(サーチ・アンド・デストロイ) [備考] 飛行中です。半狂乱なため、地上の物はほとんど眼に入りませんが、空中で何かを見つけた場合、それに特攻する可能性があります。 全身ボロボロになったのは、飛行していればそのうち癒えます。 体に付いた木々は波紋の効果が切れると同時に落ちます。 飛び続けなければ死にます。 040 Advent:One-Winged Angel 投下順に読む 042 純白サンクチュアリィ 040 Advent:One-Winged Angel 時系列順に読む 042 純白サンクチュアリィ 009 イノセント~罪を負いしままで~ ジョセフ・ジョースター 070:1984年 026 鳥獣闘劇戯画 竜 072:いいぞがんばれ!ドラゴンズ! 燃えよドラゴンズ!!
https://w.atwiki.jp/hokkyoku666/pages/21.html
人間。今生きている私たちと変わりはない。 人によっては前世の能力を受け継いでいたり、特異的な能力を会得している。 基本的に捕食される側。