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SS世界の機神について概略をまとめます 機神 機神は、古代魔導帝國によって完成をみた、魔導ロボットです。 物理的、魔法的に極めて高い完成度を持つため、魔導帝国崩壊以後も、かなりの数がこの世界に残っているようです。 高度に魔導的存在で、異世界に隠遁させ、そこで自己修復さえ行うことができます。 また異世界から、自由に呼び出すこともできます。この呼び出しには、対となって作られた魔導具が必要となります。 この世界で王を名乗るためには、機神を保有している必要があります。 ただし古代魔導帝国の直接の末裔である「帝國」では、一門の宗主にあたる諸侯が機神を保有しているようです。 この機神をもって、軍に志願、ないしは諸侯軍に参画する貴族もおおくあります。 古代魔導帝国機神世代 古代魔導帝国の作り上げた機神は、およそ三つの世代に分類できるようです :最終世代 神龍との戦争の生み出した、もっとも魔導能力の高い機神です。 素材的にもオリハルコンをふんだんに用いています。 今のところ、三つの機神が存在するようです ∴「アウラルム・ドラクデア」(書き手内略称:黄金龍) 帝國 東方辺境候蔵 現在の帝國東方辺境候一門、かつての東方森林有力諸侯であったシリヤスクス一門に所蔵保存されていた機神です。 どのような能力をもっているかは高度な機密と思われますが、神龍の持つ、現象としての森羅万象を引き起こす力があったといいます。 現在の乗り手は、副帝レイヒルフトその人であるともいわれています。 ∴「デウス・エクス・マキーナ」(書き手内略称:機械神) 帝國 ケルトリア皇家所蔵 帝國皇統の所蔵していた、最終世代のなかのさらに究極的な機神と言われています。 最も完成された機神の一つで、古代魔導帝国の解明した限りの完全制御を行えるようです。この能力は、逆に魔導特異点でもある今上皇帝リランディアとの相互作用を引き起こす危険があったようです。 現在の乗り手は、帝國元帥カメリア・シリヤスクス・シルディールです、が、その事実は機密の一つでしょう。 どのような能力をもっているかは高度な機密と思われますが、八相魔導制御によってあらゆることが成せるともいいます。 ∴「タブラ・ラサ」 王冠盟邦 大帝所蔵 古代魔導帝國機神群の最終世代のひとつのようです。 その能力は不明のままです。 大帝その人の乗機といいます。 :前最終世代 神龍との戦争の生み出した、第二世代と思われる機神です。 魔導能力は高まり、また物理的にもオリハルコンと呼ばれる魔導金属が使われ始めました。 :レギナ・アトレータ・ケイロニウス 帝國 ケルトリウス皇家所蔵→アル・カルナイ王家 ケイロニウス皇統を象徴する機神です。神聖金(オリハルコン)の骨格を持ち、精霊銀(ミスリル)の装甲で覆われた極めて強力な機体です。 機体は白色を基調に銀色と黒色に塗装されていますが、戦闘時には魔力で装甲が強化されるため、七色の魔法光に覆われた姿となるようです。 現在の乗り手は今上皇帝の姉である双性者アルトリアであり、内戦中は近衛騎士団と共に帝都防衛戦で活躍しました。 武装は大剣「撰帝の大剣」と円盾ですが、円盾は左腕に半ば独立稼動式に装着されているため、両手で大剣を振るう事ができます。また円盾は防御結界を発生させるための魔法陣が刻まれており、敵の長距離魔法攻撃に対して十分な防御力を発揮します。 また強力な魔力を放出する機能があるとも言われています。 :アルゲントゥム・ルナ・サジタリアス(ケイレイSS内) 行方不明 第二世代の最終群のひとつです。 左手に弓を持ち、機体に十二の矢をもちますが、いずれも弓矢のままではありません。魔導によって完全制御された、自在飛翔する刃であり、本体の魔導的分身でもあります。もって遠距離から至近距離までの全距離で神龍との戦闘を意図したようです。 しかしながら、その程度では足りなかったのでしょう。 :名称不明(仮称:鑓の機神) 帝國 ケイロニウス・レオニダス一門所蔵 休眠中 機神の発達過程の中で、さまざまに現れた、異形機神の一つです。 機体の背中から、頭にかぶさり、さらに長く伸びた、鳥のような意匠の構造を負っています。その構造は、鑓の機神を飛翔させる魔道機能をもっているようです。 右手には作り付けの馬上鑓を、左腕にも作り付けで盾を備えています。 ぶっちゃければ、ワンダースカッツのような見掛けをしています。。 ただし、クロスミラージュ雌型のような足を持っています(人型よりあまりにかけ離れると、乗り手が起動できなくなるでしょう) これら機能をあわせて、右腕に作りつけにした鑓で神龍に突入したものと思われます。 かつてレオニダス王家の機として、帝國皇帝の乗るレギナ・アトレータ・ケイロニウスと一騎打ちを演じ、敗北したという戦歴を持っています。 :名称不明(仮称:剣の機神) 行方不明 機神の発達過程のなかで、さまざまに現れたものの一つです。 巨大な剣を扱うといいます。 :アルブム・モノケロス 帝國 北方辺境候グスタファス家所蔵 帝國により管理 北方辺境の誇る前最終世代の究極的と言っていい機神のひとつです。背に6枚の、翼のような意匠を持ち、そこにある剣のように長い羽根の意匠を分離し、飛翔させ空中の自由なところから魔力砲撃を行います。 アムリウス・アドルファス・グスタファスによって使われ、北方辺境軍の象徴ともなりました。 度重なる損傷と消耗を受けても、異界回帰せず、限られた技術により臨時の補修のみを加えられ戦い続けたことも特徴でした。内戦終結時には、主兵器であった羽根剣の半分を失っていたともいいます。 現在は帝國の管理下にあり、積極的な休眠と修繕が行われているともいいます。 :名称不明(仮称:ストフリ) 帝國 西方辺境 フラウィウス・クリオ家所蔵 西方辺境フラウィウス家の誇る機神。詳細不明 世代不明 :マグヌス・カエサル・ユリウス 南方辺境候ユリウス一門に所蔵されていた機神。内戦南方戦役で南方諸侯が敗北した後、皇帝に没収され休眠していたといわれます。ユリウス一門十八家の復帰とともに、ユリウス一門に起動を許され、エウセピア・ユリウス・フェブリアヌスを乗り手とすることになりました。 大柄の機体に重装甲が特徴です。 :ディーヴォ・アウグストゥス・マクシムス ユリウス・マクシムス公爵家所蔵の機神。大柄の機体に重装甲を特徴としています。特に大きな特徴は肩を覆うもので、とがった衝角を伸ばすことができることです。 現在の乗り手はおそらく、マクシムス公フェルヌスといいます。 :グイン・ハイファール ゴーラ帝国皇帝機 機中のグインと呼ばれ、古代魔導帝國直系を自認するゴーラ帝国の象徴にふさわしいものであるといいます。 ゴルム帝を乗り手としていましたが、大北方戦争末期にゴルム帝は憤死、ヨルマ帝のものとなりました。 ヨルマ帝は、人中のヴェストラこと、ヴェストラ将軍に搭乗の許可を与え、人中のヴェストラ、機中のグインが相合わさる危険な事態となりました。 :名称不明(スカニアの機神) ゴーラ帝国スカニア大公国の機神です。 詳細不明です。 :名称不明(ヴィーキアの機神) ゴーラ帝国ヴィーキア大公国の機神です。 詳細不明です。 :初期世代 前最終世代との違いは、物理的構造が大きいようです。典型的なアウィス・ラパクスは、ミスリル銀による構造と、装甲で、前最終世代のオリハルコンに劣ります。 :アウィス・ラパクス 西方辺境候所蔵 猛禽を思わせる頭部と、風きり羽根を並べたような意匠の肩装甲、また猛禽の尾羽根を開いたような腰周りの装甲をもつ機神です。 世代としてはごく初期のものらしく、それまでの魔導ロボットを機神と呼ばしめるものに転移させたものであり、後の機神の叩き台となったものであるようです。 :ベルタ・ロマノレヴィ・アクアヴィテ 聖グアベロ皇国が保有する「アウィス・ラパクス」と同世代の極初期型機神です。皇国聖堂騎士団の団長機でもあります。 三角錐型の頭部と、そこから伸びるポールが特徴的な機体です。聖剣「ロマノレヴィ・ドンナ・セルヴァティカ」と 聖盾「ロマノレヴィ・リゼルヴァ」を装備しており、戦闘時には双方ともに魔力付与によって強化されますが、 そのために機神自体の戦闘時間は長くはありません。 帝國によって再現された機神たち 帝國は、そのもつ巨大な国力をもって、機装甲を上回る機神を製造するにいたっています。 レイヒルフト以前の帝國が、その能力を持っていたかどうかは不明です :帝國正規軍の機神 ∴黒の龍神 「アウラルム・ドラクデア」をベースに開発、製造された機神です。 きわめて高価でありまた、操縦者に魔導能力を要求するため、極少数が存在するだけです。 魔族領戦役時に12機が配備され、魔族軍の邪神鎧を相手に活躍し、東方辺境候軍勝利の一因ともなりました。 また内戦時には帝都防衛戦に全機投入されて、グスタファス候率いる教会軍を相手に活躍しています。 帝國軍近衛軍団独立第901機甲兵大隊にのみ配備され、近衛騎士団の主力機となっています。 ∴黒の二 黒の龍神をベースに開発、製造された普及型の機神です。黒騎士と呼ばれる選抜騎士に与えられています。 砲兵の射撃の後、青の三の戦列が敵戦列を突破するまでの間、敵戦列の穴を開け続けるための機体です。 通常の重機装甲とは比較にもならない高性能と、強力な魔道機能を持ち、常に3機小隊で運用されます。 類別としては機神とされていますが、魔導機能を搭載していないため、実質的には魔道機装甲と呼ぶべき機体です。 この機体を元にして、青の三の試作型が開発されたと考えらます。 形態的には、戦場の状況や、与えられた黒騎士の戦闘スタイルにあわせてさまざまなものをとるようです。武装、装甲においても、さまざまなものが与えられます。 ∴クルル=カリル 機神デウス・エキス・マキーナに対する研究、ユイさん、イサラ、おねいちゃんのトライアングル大暴走から生まれた新世代最強の機神です。 古代魔導帝國の機神に匹敵する性能を得たものの、まだ外部からの整備が必要で、その運用経費は帝國をして一桁のクルル=カリルしか運用できないとか、乗り手そのものに改造が必要とか、尖ったものに。 ::クルル=カリル試作機 デウス・エキス・マキーナに対する研究を直接反映した機体。魔導師の魔導ツールとしてフルスペックの能力発揮が可能 ::クルル=カリル量産初号機 試作機をスペックダウンしたものの、魔導ツールとしての機能性は保持されている。 ::クルル=カリル量産機 初号機と違って、魔導ツールとしてではなく、兵法魔術の実施を支援する程度のレベルに機能を抑制してある。 ∴ディエス・イレ :帝國皇室の機装甲 皇帝警護の任を長年担ってきた帝國近衛騎士団も、機神を保有しています。 いずれも、レイヒルフトによって、開発を命じられたもののようです。 ∴レギナ・アトレータ・トリニタス 内戦後半の帝都防衛戦で、皇女アルトリアの駆る機神「レギナ・アトレータ・ケイロニウス」が、度々近衛騎士団の重魔道機「アクアリウム・トリニタス」が追随できず、単機突出して危機に陥る事があったため、急遽、副帝レイヒルフトが「レギナ・アトレータ・ケイロニウス」を元に開発させたロースペック版の機神です。帝都防衛戦の末期に少数が配備されて活躍し、グスタファス候軍の北方撤退の理由の一つとなりました。 骨格と要部装甲だけ精霊銀(ミスリル)とし、それ以外は隕鉄を魔導処理した物を使用しています。 機体性能は母体となった「レギナ・アトレータ・ケイロニウス」と比較して一段落ちますが、それでも並の機装甲を凌ぐ強力な性能を持っています。また、魔導機能も省かれていないため、機神として完全に機能する機体でもあります。 機体は白色を基調として塗装されておりますが、近衛騎士団の三つの旅団にちなんで、赤、青、黄、の三色も使われています。そのため、「レギナ・アトレータ・カエルレウム」「レギナ・アトレータ・ルブルム」「レギナ・アトレータ・フラウム」とも呼ばれます。 武装は、主として乗り手の得物でありますが、防御結界の発生器でもある左腕の円盾は搭載されています。 :ゼニア共和国の機神 ∴ラインの黄金
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ここはギルドで撮ったSS(スクリーンショット)をいろいろ置いてます。 スーさん頑張るの巻 5/30 ペア同士で撮影 5/29 メイドマッサージ店 5/29 ほしーーーミ☆5/29 集合してみたよ~ 5/29 HP作成中 5/29 SS置き場テスト 5/29
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1乙SS・ナタネ 7 :ドラーモン ◆Op1e.m5muw :2006/12/22(金) 20 36 16 ID ??? 【1】はハクタイの森を進んでいた。 「あー、なんだかな……」 さっきから自分の後を付いてくる一人の少女。 振り向くと、その少女はあわてて木の影に隠れてしまう。 『なんだアイツ、あれで隠れてるつもりか?』 なぜ自分に付いてくるかはわからないが、とりあえず無視して進むことにした。 「そろそろ出口……ってまだ尾けてきてんのか」 バレバレの尾行ほど気になるものはない。 いい加減歯痒いので、【1】は振り向くとズカズカと歩いていく。 少女は「ひあっ」と珍妙な奇声を発して逃げようとするが、あわてて木の根につまづき、壮絶に転倒してしまう。 「まったく、お前何がしたいんだよ」 【1】がその細腕をひっぱり上げると、少女の幼さを残しながらも美しいその顔が真っ赤になる。 「は、離して!」 「ああ、ごめん」 その剣幕に思わずひるんでしまった【1】は手を離してしまう。 汚れた衣服をパンパンと叩く少女の姿に、思わず突っ込んでしまう。 「なぁ、ヘソなんか出して寒くないか?」 少女は全身を真っ赤にして走り去ってしまった。 「……なんだったんだ、あの娘?」 8 :ドラーモン ◆Op1e.m5muw :2006/12/22(金) 20 37 13 ID ??? その場から逃げ出した少女…ナタネは頬を染めながら爆走していた。 『私、私、一目惚れしちゃった!』 そう、それは偶然だった。 ハクタイの森を散歩していたナタネは、バトルで折ってしまった木に謝っている【1】の姿を見てズキュンときてしまったのだ。 『なんてやさしい人なんだろう』 普段は軽いノリのナタネだったが、いざこういう事態になると一歩が踏み出せない。 で、さっきもあの体たらくだ。 「名前だけでも、名前だけでも聞いておくんだった!」 ナタネの後悔の暴走は続いた。 傷心のナタネがジムに帰ると、どうやら挑戦者が来たらしい。 ナタネはその挑戦者の姿を見て心臓が飛び出そうになった。 『あ、あ、あ、あの人だぁぁぁっ!』 まだ心の準備ができていない。 こうなったら…… 「かくれんぼでここのジムトレーナー全員と戦ってもらって時間稼ぎよ!」 ジムリーダーの横暴だと言われようが、恋するナタネには時間が必要なのだ。 『とりあえず、とりあえず心の準備の時間を頂戴!』 しかし【1】は強かった。 わずか10分ほどで全てのトレーナーは倒され、残るはナタネのみ。 『ああ、近づいてくる、スレ立ては970の予定だったのに……なんでこんなに早いの!』 もうどうしていいか分からない。 9 :ドラーモン ◆Op1e.m5muw :2006/12/22(金) 20 38 22 ID ??? 【1】はやっとジムリーダーに会えるところまできた。 しかし、本来いるべき場所にジムリーダーがいない。 「えーっと、こういう場合はどうすれば……」 困った【1】が辺りを見回すと、右の林から何やら声が聞こえてくる。 「ふ、ふぇぇぇぇん、いぐっ、いぐぅ……」 『泣き声?』 こっそり近づいてみると、ハクタイの森で出会った少女が泣きながら叫んでいる。 「こんな突然に、告白なんてできないよぅぅぅ…」 「こ、告白?」 思わず声を上げてしまった【1】と少女との目が合う。 その瞬間少女の矢のようなタックルが【1】に炸裂し、その体を押し倒した。 「名前が、名前が聞きたかっただけなんですぅ…」 「はぁ」 「告白とかはそれからのはずだったんですぅ…」 「は、はぁ」 【1】はなんとなく理解した。 【1】は少女、ナタネの頭を撫でる。 「うぇぇ…ひっく」 「ここのジムリーダーは笑顔がトレードマークのかわいい娘だって聞いたんだけどな」 ナタネがゆっくりと顔を上げる。 「じゃあ、自己紹介しようか…」 「ボクは【1】。目の前の君に一目惚れしちゃったポケモントレーナー」 ナタネの顔が輝く。 「私はナタネ、貴男に……一目惚れしちゃったナタネよ!大好き、私も大好きっ!」 ナタネは【1】の頬を両手で押さえると、我慢できないかのように唇を重ねた。 『なんか……しょっぱいキスだな』 それはナタネの涙の味がする唇だった。 このSSの裏話(外伝3スレに投下) 981 :ドラーモン ◆Op1e.m5muw :2006/12/22(金) 21 14 47 ID ??? ナタネが見たあの光景。 【960】が木をいたわってる場面、そこには確かに対戦相手である【970】もいたのだ。 しかしナタネの目には【960】しか見えていなかった。 いわゆる「恋は盲目」というやつである。 【970】は仕方なくハクタイの森を出た。 「ああ、これからどうすっかなぁ……体でも鍛えてみっか」 そんな彼の手には「シジマ格闘道場シンオウ支部・門下生募集」の広告が握られていた。 多分 970はアロマなお姉さんと幸せに暮らしたんだと思う、そう信じたい。 投下スレ ドラえもん・のび太のポケモン小説【外伝4】 ※注 スレ立ては970の予定だったのに……なんでこんなに早いの! この一節は 1が早く新スレを立てた事を皮肉ったようだ (970でのスレ立て予定が、960が早まって立てたため)
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『星空の仲間たち(後編)』/夏希◆JIBDaXNP.g 夜中の美翔家のリビングに、重々しい空気が立ち込める。父の弘一郎、母の可南子、兄の和也が集まって家族会議が行われた。 舞は慎重に言葉を選びながら、薫と満が天涯孤独であり、頼れる者がいないことを伝える。 力になってあげたいこと。できるなら、この家で二人と一緒に暮らしたいこと。 どうしてそうなったのか、事情は話せないことを伝えた。 「それで、今は薫ちゃんはどうしているんだい?」 「疲れて、私の部屋で眠ってるわ。今日は色々あって大変だったの」 「事情を話せないってのが問題ね。それじゃ戸籍も取れないし。それに、一緒に暮らすとしても家には和也がいるでしょ」 「そうだね。何かあるとは思わないが、年頃の異性と一緒に生活することはお互いのためにならないだろう」 「それなら、僕が学校の寮に入ってもいいよ。その方が勉強にも集中できるかもしれないしね」 「そんな、お兄ちゃんが出て行くことなんてないわっ!」 「とにかく、今のままじゃ中学校までしか先がないわ。進学や就職をするなら、やっぱり」 「それに関しては、何か方法がないか調べておこう」 「私も知り合いを当たってみるわ」 「お父さん、お母さん、お願いね」 「僕にもできることがあれば、遠慮なく言ってくれるといい」 「うん、お兄ちゃんもありがとう」 舞は音を立てないように、そっと部屋に戻る。 しかし、寝ていたはずの薫の姿はどこにもなくて―― 「まさかっ! 今の話を聞かれたんじゃ?」 舞は玄関に駆けつける。予想通り、そこからは薫の靴が消えていた。 『ふたりはプリキュア Splash Star――星空の仲間たち(後編)――』 夕食後、咲と満とみのりは、一緒にトランプ遊びをした。 何をやっても満が圧倒的に強くて、みのりはつまんないとか不満を口にする。 しかし、そのうち満が手加減を覚えてきて、良い勝負ができるようになってきた。 「いけないっ! もうこんな時間だ。みのりも宿題やっちゃわないと」 「はぁ~い」 「満は……心配ないか。わたしの宿題は~っと」 「咲、お腹空いたラピ」「チョッピも、何か食べたいチョピ~」 「フプ~」「ムプ~」 「えっ? おねえちゃん、今、なにか言った?」 「あはは、気のせい気のせい。お願い、満っ! みのりの勉強見てて」 「ええ、いいわよ。行ってらっしゃい」 「おねえちゃんどこに行ったの?」 「さあ? トイレじゃないかしら」 咲は廊下に出て人の居ないのを確認すると、クリスタルコミューンを出して先端のフェアリードロップに息を吹きかける。 上下に振って生まれた光が、スプラッシュコミューンに吸い込まれる。 ディスプレイの中に生まれた料理はカレーライス。先ほどの咲たちの食事を見ていて、どうしても自分たちも食べたくなったのだとか。 「咲、お世話を忘れるなんてひどいラピ」 「舞は、自分の食事よりも優先してくれてたチョピ」 「フプ~!」「ムプ~!」 これでも限界まで我慢していたらしい。咲に抗議の声を上げる、フラッピにチョッピにフープにムープ。 咲も口を尖らせる。チョッピが増えたのに加えて、今日は満もいる。みのりの世話もしなきゃならない。大所帯で大変なのだ。 「何よ、フラッピはチョッピに伝えたい気持ちがあるって言うから、わたしがまとめて預かってるんじゃない」 「あ~それは……ラピ~」 「急に元気がなくなったムプ?」 「何だか赤くなってるププ?」 「チョッピも聞きたいチョピ」 「いや……あの……話すと長くなるラピ」 「ならないでしょ! 一言伝えるだけじゃない。わたしの時はさんざんからかったクセに」 「そうだっ! わたし、お父さんとお母さんにお話があるんだった。フラッピ、がんばりなさいよね!」 咲は、大介と沙織の休む寝室に向う。まだ眠っていなかったのか、一度のノックですぐに二人は出てきてくれた。 立ち話できるようなことじゃないからと、居間のテーブルに座ってもらい、咲がお茶を淹れた。 「どうしたんだ? あらたまって」 「突然、満ちゃんを家に連れて来たことと関係あるのかしら?」 「やっぱりお見通しか~。そう、満と薫のことなの!」 咲は真剣な表情になって、二人にお願いする。 何も聞かず、何も求めず、ただ、ありのままに満と薫を家族に迎えてほしいって。 そのためなら、自分はどんなことでもするからって。 両親の仕事の大変さも、家計のことも、もう咲は十分に理解していた。その上でのお願いだった。 もともと、おねだりなんて滅多にする子じゃない。愛娘の懸命なお願いに、大介と沙織は厳しい表情で唸り声を上げる。 「う~ん、コロネを預かると決めたのとはワケが違うからなあ……」 「お父さんったら、真面目に考えてくださいな」 「考えてるさ。家はお店にスペースを取られてるから狭い。咲とみのりも同室にしてるくらいだしな」 「そうね。部屋はなんとかなるとしても、高校や大学に二人を行かせるとなると、家計も頑張らなくちゃいけないわね」 「それは大丈夫! 二人ともすっごく頭も良いし運動もできるの。きっと、特待生とかになれると思うんだ」 「ともかく少し考えさせて。いい子たちなのは分かるんだけど、里親ともなると責任も重大なのよ」 「家族として迎えるだけでいいと思うんだけど……」 「そう簡単にもいかないさ」 咲はため息を一つ付いて部屋に戻る。できれば、早く満と薫に居場所を作ってあげたかった。 しかし、元より二つ返事で承諾してもらえるような内容ではない。考えると言ってくれただけでも、大きな収穫なのだろうと思うことにした。 「あれっ? みのり一人? 満はどうしたの?」 「ええ~っ、一緒じゃないの? おねえちゃんの帰りが遅いから見に行くって言ってたよ」 「満っ!? まさか!!」 咲はクローゼットからマフラーとコートを取り出して、そのまま外に駆け出した。 夜のトネリコの森を、満は一人歩く。冬の森の闇は深く、他の生き物の気配も感じられない。 黄色のセーターにピンク色のコート。咲の服を借りてきたにも関わらず、冷気は容赦なく身体から体温を奪っていく。 寒い、そう感じるのも初めての体験だった。 やがて見えてくる、大きな影。 夕凪の山頂にそびえ立つ、巨大な樹木。トネリコの森の御神木――大空の樹だった。 「誰っ? こんな時間に誰かいるの?」 「その声は――満?」 「薫じゃない! どうしてこんなところに?」 月や星の光すら届かない、大空の樹の下に立つ人影。 目が慣れてきて、ようやくその姿を確認できるようになる。 水色のトレンチコートに、白いマフラー。舞から借りた冬服に身を包んだ薫だった。 「ほんとにどうしたのよ? 愛想が悪くて追い出されたとか?」 「私は満みたいには振舞えない。でも、舞も、ご家族も、みんなよくしてくれたわ」 「ふうん、じゃあ、わたしと一緒ね」 「多分ね。もう、前のように満のことが何でもわかるわけじゃないから」 たった半日離れていただけなのに、随分と久しぶりに再会したような気がする。 確かに、これほど長い時間、別々に行動したことはなかった。 「こんなに、人間は弱いものだったのね。暗いと物は見えないし、少し動くと疲れるし、この程度の寒さで震えてしまう」 「弱いからこそ、わかることもあるわ。私は満の背中をあたたかいと感じたことなんてなかった」 大空の樹の根元。かつて空の泉でしていたように、互いを支えあうようにして座り込んだ。 背中と背中を合わせて、両手で膝を抱えて―― 「人間は、弱いから助け合うのかしら?」 「人間だけじゃないわ。さっき望遠鏡を覗かせてもらったの。星も、互いに影響を与え合うことで存在しているそうよ」 確かに人間は弱い。そして命は脆い。いくらあがいたところで、滅びへの道を転がっていく運命は避けられない。 そんな儚い者たちが、支えあい、助け合って生きている姿を、美しいと感じた。 だけど、そう感じている自分たちは、やっぱり強者だった。 同じ立場になってみて、不安に心が押しつぶされそうになる。 もう、自分たちだけの力で生きていくことはできない。 咲と舞しか頼れる人もいなくて、その二人を困らせているんだって。 「薫、今、何を考えているの?」 「満が考えていることと、同じだと思うわ」 「わたしたちが、このまま緑の郷に居てもいいのかってこと?」 「そして、駄目だとしても、他に行ける場所もないってことよ」 満と薫が、この世界に来た時の力、その残滓は今も残っている。 まだ学校に籍はあるだろうし、クラスメイトも自分たちを覚えてはいるだろう。 でも、その先がない。この世界では、何をするにも戸籍というものが必要になるらしい。 この世界の住人ではない満と薫は、その元となる国籍すらないのだ。新たな暗示を植えつける力も失った今、この世界に自分たちの居場所はない。 「もう、ダークフォールもない。あったとしても、今のわたしたちじゃ生きていけない。それは泉の郷でも同じよ」 「それに、私たちは咲と舞と一緒に居たい。この緑の郷で生きていきたい」 満と薫は立ち上がり、大空の樹の幹に触れる。かつて咲がしていたように、両手を広げておでこを付けてみる。 でも――何の答えも得られなかった。 一歩下がり、両手を合わせて頭を下げる。この樹の向こう側にいるはずの、フィーリア王女に願いを訴える。 「フィーリア王女、お願いします。どうか、わたしたちに精霊の力を――」 「滅びの力に代わる、新たな力を授けてください」 微かな期待を込めて、一心に祈り続ける。しかし、いつまで待っても、大空の樹は何の変化も見せなかった。 一層の生命力を取り戻し、濃い葉を茂らせた枝々も、今はより深い影を作り出すだけだった。 二人は肩を落とし、再び背中を合わせて座り込む。声が、フィーリア王女に届かなかったとは思えなかった。 世界樹の精霊である彼女は、全ての命を同時に見守っているはずなのだから。 「ダメね、虫が良すぎるのよ。こうして、生きていられるだけでも奇跡なんだもの」 「何か、思い違いをしていたのかもしれない」 「薫、どうしたの?」 「私たちは、咲や舞と繋がったわ。でも、二人はこの世界のみんなと繋がっていた」 自分たちが、どうでもいいと思ったこと。それを、咲と舞はとても大切にしていた。 例えば、学校の授業やスポーツ。それに、テストなんてのもあった。 無下に断ってしまったけど、クラブ活動を勧められたりもした。 それだって、この世界のみんなと繋がるためには、必要なことだったんじゃないのか? 「わたしたちもそうすればいいってこと? 無理よっ! 滅びの力で生み出されたわたしたちは、愛されて生まれた二人とは違うわっ!」 「でも、運命は変えられる。咲と舞はそう言ったし、私たちはそれを信じてきたはずよ」 「あの時のわたしたちには、力があったわ。この世界のために、してあげられることがあった。今はもう、何もないのよ?」 「無くしたからこそ、感じられるものもあるわ。こんなに、満の背中は温かいから」 「そういえば、咲と舞も言ってたわね。わたしたちのおかげで、嬉しいって気持ちがもらえたって」 「つまらない些細なこと。大したことじゃなくても、それを積み重ねたら、私たちもこの世界で居場所を見つけられるかもしれない」 背中を合わせたまま、どちらともなく、満と薫は手を握る。 始めは冷たかった掌は、少しづつ体温を取り戻す。やがてポカポカと温かくなった。 「そうね。力を失わなければ、薫の手があたたかいだなんて気が付かなかった」 「家族はいないけど、私たちは一人じゃないわ」 「わたしたち、初めから一緒だったもの。もう一度、二人でやり直しましょう」 「二人じゃないわ。咲と舞がいるもの」 満たちが運命を変えたいと思うなら、わたしたちが力になるから。 そんな、咲の声が聞こえたような気がした。 「帰ろう、薫。きっと、咲も舞も、みのりちゃんも心配してる」 「おじさんたちや、おばさんたちだって、心配してると思うわ」 二人が立ち上がった時、遠くから満と薫の名を呼ぶ声が聞こえてきた。 咲と舞が、息を切らせながら走ってきた。 その後ろからも、何人かの人影が近づいてくる。 咲の両親の、大介と沙織。妹のみのりにコロネ。舞の両親の、弘一郎と可南子。兄の和也。 咲のバックが微かに揺れる。フラッピにチョッピ、フープやムープも中に隠れているんだろう。 「満、薫。やっぱりここに居たんだね、心配したんだからっ!」 「隠すみたいに話してた、私たちがいけなかったの。返って余計な気を使わせてしまったわ」 「咲と舞は何も悪くないわ。勝手に出てきてごめんなさい」 「一人になって考えたかったの。心配かけてごめんなさい」 二人に頭を下げたところで、両親たちが追いついてくる。 満と薫は、同じように無断で家を抜け出して心配かけたことを謝る。 そして――咲と舞ではなく、ご両親に向き合って、お願いを口にする。 「お願いがあります。もうしばらくだけ、わたしたちを家に置いてもらえませんか?」 「大したことはできないけれど、何でもお手伝いします。だから……お願いします!」 「そのことなんだが、私たちも日向さんのご両親と相談してね」 「もう、心配しなくていいのよ」 「「どういうことですか?」」 「満ちゃんと薫ちゃんの二人は、うちで家族として迎えようと思うんだ。店も手伝ってもらえるし、みのりも喜ぶだろう」 「部屋も、一つくらいなら開けられると思うの。同じ部屋になるけど構わないわよね?」 「戸籍のことも、心配はいらないよ。帰化申請という制度があってね」 「外国には、国籍のない子供たちがたくさんいるの。私がそのうちの二人を連れ帰ったことにするわ」 「こう見えても私たちは顔が広くてね。多少のことならごまかしは効くんだ」 「後見人として、身元保証も引き受けるつもりよ。広い意味では、私たちの家族でもあるってことになるわね」 展開に付いていけず、ただ呆然とする満と薫。そこに、事前に話を聞かされていたみのりが我慢しきれずに口を挟む。 続いて、和也も。そして、咲と舞も。 「つまり~、薫おねえさんと満おねえさんは、本当にみのりのおねえちゃんになるってことなのだ」 「僕の妹にもなるわけだね。あらためてよろしくね」 「わたし言ったよね。満たちが運命を変えたいと思うなら、わたしたちが力になるって!」 「薫さん、満さん。これからも、ずっと一緒よ」 「そんな……。わたしたちは、そんなことまでしてもらう理由なんて」 「こんなに大きな恩を、返す力なんてありません」 「そんなこと、考えないのが家族というものよ。でも、どうしてもって言うなら」 「いつか、あなたたちが大きくなった時に、同じように困ってる人に手を差し伸べてあげてほしいの」 沙織と可南子が続ける。涙き崩れそうになる満と薫を、咲と舞が肩を抱くようにして支えた。 突然、大した風もないのに大空の樹が揺れる。 祠を中心に、金色に輝きを放つ。 ただ、その光に気が付いた者は、咲と舞と満と薫だけのようだった。 フィーリア王女の言葉が甦る。 昔、世界は命の存在しない暗黒でした。 しかし、命が生まれ、星となって、暗い宇宙の中でお互いを照らし出した。 そんな星たちのように、あなたがたも互いを大切に思う心で、照らしあって輝いているのです。 満と薫は手を合わせ、大空の樹に心の中で語りかける。 「フィーリア王女、やっとわかりました。これが、互いを大切に思う心で、照らしあって輝くってこと」 「星空の仲間たち。それは咲と舞だけじゃなかった。星は宇宙に、無数に輝いているのだから」 光が収まった後、満と薫はみんなのいる方に振り返る。 咲も、舞も、大介と沙織も、弘一郎と可南子も、みのりと和也も、そしてコロネまで。 みんな微笑みながら、二人を優しく見守ってくれていた。 「満ちゃん、薫ちゃん。この樹には、こんな言い伝えがあるのよ」 「お母さん、それ知ってる! 大空の樹の下で出会った者は、強い絆で結ばれるんだよね!」 「そして、これからもきっと、もっともっと、たくさんの人たちと出会うのよね」 「出会いたい! もっと、もっと、たくさんの人たちと」 「この美しい緑の郷の、みんなと繋がりたい」 「えっ? 緑の郷って?」 「あはは、なんでもない、なんでもない。さあ、帰ろう! 満、薫」 「そうね、帰りましょう!」 「帰るラピ!」「そうするチョピ!」 「ムプ~」「ププ~」 「今……、変な声が聞こえなかった?」 「気のせいよ。早く帰って休みましょう」 仲良く連なって帰る二組の家族を、大空の樹は優しく枝を揺らして見送った。 ここより永久に――永遠の星空の仲間たち。 ~~ fin ~~
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No タイトル 登場人物 000 ボーナスゲーム・スタート 夜神月、古戸ヱリカ、神楽、坂田銀時、ベルンカステル卿、リューク 001 鬼退治 尾崎敏夫、天野雪輝 002 とある探偵の最終兵器 シャーロック・シェリンフォード、京子、日野貞夫 003 『魔術師殺し』と『神になった少女』 松田桃太、衛宮切嗣、我妻由乃 004 冷戦 沖田総吾、明智小衣、桐山和雄 005 そして呪いは全てを蝕むのか? ディルムッド・オディナ、美樹さやか、上条当麻、藤林杏 006 執行 ◆VxAx.uhVsM、◆xzYb/YHTdl、湊智花、霧切響子、室野静信 007 式/シキ 両儀式 008 正義/正偽の味方-Umlimited brade works- 衛宮士郎、土方十四郎 009 誓いの星 直枝理樹、黒神めだか 010 不幸書き手は絶叫する ◆YR7i2glCpA、二木佳奈多、春原陽平、日之影空洞 011 天使、ハッカー、……あ、魔術師さんいたんですか^^ 高木藤丸、立華奏、間桐慎二 012 強者たちのバトル・ロワイアル フィアンマ、◆8nn53GQqty、ガッシュ・ベル、球磨川禊 013 「悲壮」 岡崎朋也、天王寺裕吾 014 消える飛行機雲、追いかけて追いかけて。 クレリエル、新藤真紀、国崎往人 015 幸運もしくは不運 伊藤カイジ、ドラえもん 016 この世全ての悪 ◆ymCx/l3enu(荒神健児)、ヒルダ 017 未来少女 志村新八、阿万音鈴羽 018 殺し合い『卒業生』『新入生』 黒夜海鳥、◆WYGpimknm2、相川歩 019 それが彼のジャスティス 衛宮切嗣、伊吹風子、小神さくら 020 益荒男の武闘会 阿良々木暦、サー・ランスロット、平和島静雄 021 失われた者たちのバトル・ロワイアル 朱鷺戸沙耶、川田章吾 022 得たかったモノは―――? 言峰綺礼、ヴェント、不二咲千尋 023 世界が違うって本人たちには大問題だよね 長谷川昴、巴マミ、夜神月 024 答えを知る者と出す者 ◆sWPde7Q8zk、高嶺清麿 025 闇突と壊れ物の夢 来ヶ谷唯湖、麦野沈利、古手梨花、野比のび太、西条玉藻 026 糸切り(意図霧)≪前編≫ ランサー、紫木一姫、匂宮出夢 027 糸切り(意図霧)≪後編≫ 028 きぼう――――hope――― 棗鈴、アーチャー、苗木誠、阿見音弘之 029 奇妙な邂逅 滝口優一郎、翠星石 030 走り出した想いは何時までも―――― 前原圭一、天王寺深雪、久宇舞弥 031 過程上のバッドエンド 三枝葉留佳、岡部倫太郎、闇口崩子 032 これは殺人鬼ですか? ――――いえ、COOLな芸術家です 雨生龍之介、高村橘花 033 空ろの白と狂い咲きの黒、そして蹂躙の紅(前編) ◆6LQfwU/9.M、◆meUMrrZs9o、イスカンダル、バーサーカー、いーちゃん、一方通行、セラフィム 034 空ろの白と狂い咲きの黒、そして蹂躙の紅(後編) 035 その常識をぶち殺す!! 垣根帝督、坂田銀時、織田信長 036 さいはて――――goal――― 十神白夜、人吉善吉、神尾観鈴 037 約束のパラダイム ステイル=マグヌス、牧瀬紅莉栖、セルティ・ストゥルルソン 038 打ち込まれたキー 心理定規、相川友、暁美ほむら 039 二人の悪、そして一人の善 雨流みねね、L、折原マヤ 040 ≪人間失格――――ゼロザキヒトシキ≫ 零崎人識 041 真実は嘘が喰らい尽くす ◆VxAX.uhVsM、土御門元春、ウェイバー・ベルベット 042 救世主の隣に居た者 橋田至 043 果てしなく続く蒼の世界 玖渚友、仲村ゆり 044 悲しみの向こうへと、辿り着けるなら 天王寺裕吾、大神さくら、三沢真帆、神尾晴子 045 蒼い雷鳴―独眼竜VS厳流無名― 神北小毬、アサシン、伊達政宗 046 観察開始★ 球磨川禊、園崎詩音 047 死者に死亡フラグは適用されない 桐生萌郁、青木百合、音無結弦 048 赤色との遭遇 哀川潤、黒桐幹也 049 堕ちた希望を拾って、明日に繋いでゆけば セイバー、絹旗最愛、相川歩
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No タイトル 登場人物 000 オープニング:大いなる実験 ショッカー戦闘員、死神博士(大ショッカー) 001 迷惑な存在 アポロガイスト、死神博士 002 「このままでいいんだよ」 織斑一夏、球磨川禊、諸葛亮 003 果報は寝て待て 坂田銀時、スバル・ナカジマ 004 不死鳥とチャイナ娘 神楽、凰鈴音、真庭鳳凰 005 堕ちる翼 アーカード、高町なのは 006 人として軸がぶれている…ってレベルじゃねーぞ! 大尉、哀川潤 007 ドSは続くよ何処までも 沖田総悟 008 八神はやての災難 零崎人識、八神はやて 009 怪盗は手癖が悪い 海東大樹、関羽 010 フィリップのパーフェクト対主催教室 篠ノ之箒、フィリップ 011 幸福(プラス)と不幸(マイナス) 江迎怒江、鑢七実
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140文字SS:Yes!プリキュア5&GoGo【1】(10話保管) 140文字SS:Yes!プリキュア5&GoGo【2】(10話保管) 140文字SS:Yes!プリキュア5&GoGo【3】(10話保管) 140文字SS:Yes!プリキュア5&GoGo【4】
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元スレURL 【SS】ことり 「糸」 概要 魔法の毛糸 衣装製作が捗る素材を手に入れご満悦のことりだったが、それだけでは終わらず… タグ ^南ことり ^短編 ^ホラー 名前 コメント
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ギルドスクリーンショット ギルドでのイベント等で撮ったSSや面白いSSなどあれば載せる感じで ここに載せ方分からないと思うのでBBSへ添付してくれればこちらに移します 11月某所にて テスト -- 管理者@ねいとさん (2010-11-26 17 08 39) 名前 コメント
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SSとはサイドストーリー、ショートストーリーの略。つまりは小説だと考えればおk そしてこのページは魔法検定に関するSS。それを載せる場所だと考えてもらいたい フォンス氏のSS『退廃した未来?』 「…さてここはどこだ……?」 気がつくと何処かの廃墟に居た。 見渡す限り枯れ草と瓦礫の世界…一体何処に魂を拘束されたのだろうか 「………何かないかな…」 何時までもボケッと突っ立っている訳にもいかない。今の自分は何せ―― {パッ} 「…ここに魔法と言う観念が在るのは幸いだな」 ――何も無いも同然。人が存在するか、食べられる物が在るか、全てが分からない世界に居たのだから {パリパリ…} 先ずはこの世界を知ることが大事。 「……いくか」 煎餅を食べ終わると無意識に足が動いてた 「……何処までも瓦礫しかないな…」 ………それからどれ位の時間が過ぎただろうか。何か異質な物を見つけた 「……………」 近づいて見ると、それは誰かの『墓』だった 「……」 そこには粗い字で―― 『アルニカ、2012没』 ――と書かれていた 「アルニカ…?」 何かが変だ。そう感じ辺りを見回すと似たような物が沢山ある 「……トーム、2013没。伊木、2015没。蟒蛇、2020没。ルナ、2020没。ミスト、2016没。ディム、2017没。キズナ、2012没。クレヴィード、2019没…何だこれは!」 見慣れた名前の墓…そして何年も先の年号… 「………未来…?」 そんなバカな…そう思って居た時あり得ない光景が目に入る 「ミンウ、2018没…バカな…」 不死身の人の墓。こんな矛盾した話があるものか 「誰だ!」 「!?」 突然の声にびっくりしてとっさに身構えた。だがその目に映ったのは異形の鎧に身を包んだ… 「アシュレイ……さん…?」 「おや?どうして僕の名前を知ってるんだい?」 「だってその姿は間違い無くオ―」 「とにかく、こんな危ないところにいちゃ駄目じゃないか」 「何が起きたんで―」 「さあ、早く避難所に行きなさい」 「アシュレイ―」 「早く!!!!」 いつもとは全く違う雰囲気。まるで何かを恐れて居るかの様な…… 「私はフォンスです。何が有ったんですか?」 「…フォンス君?彼ならもう三年前に消滅したよ?」 「…え?」 その異形の鎧に連れられて一つの墓の前に辿り着いた 「……フォンス、2022没…嘘だ…」 自分の墓の前に自分が居る。自分が何故…? 「…よく見たら君はよく似ているね、一体君は誰何だい?」 「だから私は―」 歩きながら自分のここまで来た経緯を話しつつ歩っていた…道中では山田の墓…クイックの墓…アスールの墓…数々の物が目に焼き付いていく… 「ついた。此処が僕たちのベース…」 ベース…ボロボロのお城。 「ここは今は亡き神楽の本部だったんだよ」 そう言いつつ中に案内する彼。 「…………!!!」 中は人でごった返していた。皆傷だらけで今にも死にそうな人も何人か見受けられる 「お帰りなさいアシュレイさん…この子は…?」 神父とフィリスだ。他にも不死身な人を中心に何人か見たこと有るような人が数人… 「この人は過去のフォンス君だよ」 そしてまたこの世界に来た経緯を話した。 「…………なるほど。」 「…で、ここはどういう世界なんです?」 「ここは…君から言う…数ある未来の内の一つ…かな」 やはり未来か。 「………この荒れ果て―」 「それは暴走した魔法のせいなのですよ」 「……えっ?」 質問を言い終わる前に答えがでていた。全てを見透かされた様に― 「うん。ことの経緯は君の時代から数年後…かな?いつも通り検定をしていたんだ」 「検定が終わってカフェで一段落していた時―」 「―突然あちこちで謎の嵐が吹き荒れ始めたのです。」 「私達はそれを止めようと飛び出したのですが―」 「見事に『返り討ち』に会ってな…」 「…嵐?」 「…魔力の嵐。それからと言うもの、世界中で災厄が起き始めた―」 「―僕達は今まで必死に耐えてきた…けどそれももう限界―」 「―全ては私たちが撒いた種だから…………」 ………………… 「…今から君を元の世界に戻すよ。」 「根源回帰・始!…これであなたは元の世界に拘束されましたです ついでに一時的に特異点も封印しました…」 「……」 「明智君、頼んだよ」 「おk把握…」 「『禍』が着たぞ!備えろ!」 「フォンス君、お願いだ…僕達と同じ道を…歩まないでくれ……」 「時渡り!」 「今の君たちならまだ出来る……君たち……なら…」 そして時を渡る瞬間、調停者と奏が魔力の『波』に飲み込まれ消滅し、アリアが叫ぶ姿が目に焼き付いた… ………… …………… 気がつくとカフェの裏にいた 「じゃ、『昔の明智』に宜しく」 そう言い残すと再び彼は時を渡っていった……… 「………魔法…か…」 そして僕はカフェに入っていった………