約 1,745,439 件
https://w.atwiki.jp/jackthecabinet/pages/36.html
ハウスルール一覧 この辺で採用されたり採用されてなかったりするハウスルール一覧。 採用するか否かはKPによる。PLはKPに従うこと。 既に付け外し不可なデータで採用されている物の場合、KPも何かしら何か計らってくれると嬉しいです。 データに関するハウスルール「BRPCoC/! TurningOver」 PCの年齢 [介入点]と[縁故] 世界観に関わるハウスルール《復活》(基p.279)について「/! TurningOver」版要約 「/! TurningOver」へのにぼし版オプション データに関するハウスルール 「BRPCoC/! TurningOver」 tricken氏提唱のハウスルール集。かなり多岐にわたって調整が入っている。特に上げるならば、 成功度とデフォルディング/判定成果の数値化による、万能技能・特化技能の成果の差別化 支援行動の具体的な裁定例 ヒーローポイント、[介入点]と[縁故]の導入 《復活(基p.279)》についての具体的・発展的な裁定 などがあげられるだろう。 その他、「Long, Long depression」で使用されたルールなどが掲載されている。 全てのKPのセッションで採用されている訳ではないが、判断基準としても一読の価値あり。 PCの年齢 PCの年齢はルールブックだと「EDU+6」が最低値となっている。 このハウスルールでは、これを無視して年齢を設定することが出来る。 KPはこの設定により、交渉事などにペナルティを課してもよい。 これは公式のEDU+6から10ずつ年齢を上げていく事で、 EDUを1点ずつプラス出来るルールと真逆の措置となる。 理由としては、不相応な知識を身に着けている事による 「子供らしくなさ」などの違和感などがあげられるだろう。 [介入点]と[縁故] 鯖卓[LLD]発祥。大雑把にまとめて、どちらもヒーローポイント(英雄点)である。 前者が汎用的なものであるのに対して、後者は個々のPCに対する絆によるボーナスとなる。 詳しくはtricken氏の「/! TurningOver」参照のこと。 世界観に関わるハウスルール 《復活》(基p.279)について 「/! TurningOver」版要約 使用された人間は、厳密には「人間」のカテゴリではなくなる。これは「再胚胎者(Respawned)」と呼ばれる。 使用された人間は、最低SANが再設定される。0で永久発狂するのではなく、「200-クトゥルフ神話技能値」まで下がり続ける。 SANがマイナスに食い込んだ場合、使用された人間には肉体的な怪異が発生する。これは理を外れた事による、魂の汚穢による現象である。 詳細な記述については、tricken氏の「/! TurningOver」第二部を参照のこと。 「/! TurningOver」へのにぼし版オプション tricken氏の「/! TurningOver」を閲覧済という前提での記載になっている。 上の要約とこれ単体でも機能させることは出来るが、「/! TurningOver」を参考にした上での方がより面白く運用出来るだろう。 ◆1.追加変異表3種 肉体的な怪異の追加変異表。使用に条件はなく、変異発生時に奇怪化変異表ではなくこちらを利用するだけで良い。 データコンセプトとして「ハイリスク・トンデモリターン」を掲げており、単純にマイナスとなるだけの項目が存在しない。 「とにかくいっぱい補正が増える奴!」というマンチキンなPLにはオススメだが、 これを使用する場合は必ずKPに確認を取ること。また、デメリットもちゃんと確認すること。 採用した場合、KPは各項目の * デメリット * を積極的に適用する事をお薦めする。 ◆2.肉体的変異の発生開始位置 ここからはtricken氏の「/! TurningOver」を大きくハックする。 使用の際は必ず参加者全員の合意を取ること。 発生タイミングを「"狂気の発生"と同タイミング」に変更する通常SANが0になるという事はゲームからの脱落を示すが、変異は基本SANがマイナスとなってから発生する。これは発生する頃には大抵、ノーマルなPCは脱落してしまっており、他のPCと足並みを揃える事が大変難しいと言う事を示す。これはこの現象をカバーする為の追加ルールであり、SANがマイナスになる以外にも、「一時的狂気」「不定の狂気」が発生した場合にも同時に肉体的怪異が発生するようになる。これを採用する場合は変異開始点はあくまで《復活》の成否にのみ使用するのをお薦めするが、より変異を加速させたい場合は【(開始点)%を目標に成否ロールを行い、成功した場合更に変異が発生する】というようにするというのも良いだろう。 発生位置を「基本値-(変異数*5%)」まで引き下げる原文を素直に解釈した場合、例えば精神分析によって-5から1回復した場合、このあと1点でもSANにダメージを受けるとすぐに変異が発生してしまう。これを防ぐ為のルールである。これのみ採用すると変異機会が激減してしまうため、合わせて「基本値に何十%か上乗せする」「復活時必ず変異を引き起こす」などの手心を加えるか、もしくは前述の「狂気の発生と同タイミングに変更」と同時に適用するなどすると良い。 名前
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/2651.html
485 名前:1/5[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 07 16 14.91 0 男をスルーするツンデレとスルー出来ないツンデレ ~後編~ 『次に、あたしの傘小さいもの。普通にアンタと一緒に入ったら肩が濡れちゃうの。アン タを濡らさない為にあたしが何で犠牲にならなくちゃならないのか分からないし。それに、 人目につくのもヤなの。下手に知り合いとかに見られて噂にでもなったら自殺ものよ。ア ンタなんかとスキャンダルになるなんて、考えただけでもう、超最悪だし』 顔を歪めて、かなみは真剣にイヤイヤと首を振った。普通なら女子にこんな顔でダメ出 しされたら結構ショックなのだろうが、かなみが俺にこういう顔をするのはいつもの事だ し、その割に結構傍にいる事が多いので、これもコミュニケーションの一つと最近はあま り気にしなくなっていた。 「なるほどね」 頷きつつ、俺は考える。どうやら、工夫次第では乗り越えられそうな理由だったので、 ちょっとホッとしつつ、俺はまずは楽な方から答える事にした。 「じゃあ、絶対にかなみを濡らさないって約束しても、ダメか?」 そう言うと、何故かかなみは体をピクッと小さく反応させた。それから慌てて顔を逸ら しつつ、目線だけは俺の顔をしっかり捉えて聞き返してくる。 『濡らさないって……結構雨足強いじゃない。そんな事、約束出来るわけ?』 俺は、しっかりと頷いた。 「ああ。もちろん背丈の関係があるから傘は俺が持つけどさ。柄の部分を二人の間じゃな くて、かなみの体の中央に持って来ればさ。かなみの位置は傘の中心に来るから濡れない だろ? 俺は入れてもらう側だし、ある程度濡れたって仕方ないって諦められるから」 『じゃあ、もしあたしが濡れたら……どう、責任取るの?』 そう聞かれたので、俺はおどけて肩をすくめた。 「そりゃ、かなみの言う通りにどんな罰でも受けるさ。責任を果たせなかった以上は仕方 ないしな」 するとかなみは、思案げな顔で黙り込んでしまった。しばし考え込んでから、顔を上げ て俺を見て問い質す。 『……もしかして……もう一つの理由も、同じように答えるつもりなの? その……誰か にバレたらイヤだからって言うのも……』 486 名前:2/5[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 07 16 50.04 0 そっちはリスクが少ないから、説得だけで何とかする気ではいたが、確かにそう言って もし噂になった時の事を考えたら、同じように責任を取らなければならないだろう。そう 結論付けて、俺は頷いた。 「ああ。ま、この時間は中途半端な遅さだし、あまり帰ってる生徒もいないし。それに雨 の勢いが強いから、そんな他人に構ってる余裕はないと思うけど、万が一バレたら、同じ ように責任取るよ」 『そっか…… ちょっとでも濡れたら、タカシを自由にコキ使えるのか……』 どうやらこのお嬢さん。ちょっと良からぬ事を企んでいる気がする。とはいえ、そこは 俺が頑張って濡らさないよう鉄壁のガードをすればいい訳だし、背に腹は代えられない。 それより、かなみがあともう一歩踏み出す為に、もう一押ししなければならない。そこで、 俺はあともう一つ、条件を出すことにした。 「ああ。ラーメンとドーナツ奢って貰えて、万が一濡れたら、俺に自由に責任取らせてい い。こんな雨じゃ顔バレの心配もほとんどないし。あと何が問題なんだ?」 わざとメリットを立て続けに並べて、俺は確認する。それにかなみは煮え切らない態度 を見せた。 『うん……それはその……分かっているんだけど…… その……』 何がかなみを迷わせているのかは分からなかったが、やはりあと一押しは必要なようだ。 俺は、スッと手を出して人差し指を立てて見せた。 「じゃあ、俺からも一つ条件を。もし、かなみがそれでも俺を放り出して帰るっていうな ら……そうだな。今週のサ○デーとス○リッツの内容。全部ネタバレする」 『えーっ!? や、止めてよそれ!! 楽しみにしてるんだから。つか、早く貸せ!!』 週刊漫画誌は俺に頼ってるかなみは、物凄く不満気な顔で文句を言った。それに俺は頷く。 「ああ。家にあるからさ。帰りについでに俺んち寄れば、渡してやるよ。で、どうする? 傘に入れてくれればいいことだらけだけど、入れてくれなければ漫画のネタ晴らしまでさ れちゃう訳で。ま、決めるのはかなみだけど」 最後はわざと突き放すように言うと、かなみはうーっ、と小さく唸ってから、まるでケ ンカでも挑むように、居丈高な態度で答えた。 487 名前:3/5[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 07 17 28.69 0 『わ、分かったわよ。どのみちアンタ見捨てて風邪でも引かれたら寝覚めも悪いしね。そ こまで言うなら、入れて帰ってあげるわよ』 「よし。商談成立!!」 出費は多少痛いが、どうやら上手く行ったようだ。俺は手を叩いて喜びを表しつつ頷い てかなみを促した。 「じゃあ、もう帰ろうぜ。こんなトコで立ち話してても寒いだけだしよ。ほら。傘貸して」 手を出すと、かなみは素直に自分の可愛らしい水色の傘を差し出した。 『はい。しっかりと差してよ。あたしの事、少しでも濡らしたらホントに承知しないんだ からね』 「分かってるよ。よっと」 ワンタッチのボタンを押して傘を開く。それからかなみを手招きした。 「ほれ、入って」 『分かってるわよ。全く、何の因果でアンタなんかと相合傘なんて…… 色々役得有りと はいえ、やっぱり冗談じゃないわよ』 ぶつくさいいつつ傘の下に入るかなみに、俺はそっと手を伸ばす。 「もうちょっと近く寄って。ほら、このくらいに」 肩をそっと抱いて、グイッと引き寄せる。途端にかなみが驚いて声を上げた。 『ちょ、ちょっと!? 何すんのよ一体』 「濡らさない為には、もうちょっとくっ付かないとと思って。ほら。これで傘の中心だ」 片手でかなみを抱き寄せたまま、もう片方の傘を持つ手を顔の前辺りに持ってくる。 『だからって……肩を抱く事ないでしょうが……』 「イヤか?」 『イヤに決まってるじゃない。こんなの……』 その割には、全く抵抗をしないのが不思議だが。まあ、口でいやいや言いつつ、結局従 うなんてのは、そう珍しくも無い。それを知っていなければ、俺もここまでは出来なかっ ただろう。 「ま、家に着くまでの間だ。我慢しろよな」 そう言い聞かせると、かなみはフン、と荒い鼻息を吐く。 『全くもう……万が一にもこんな姿を友子辺りに見られたら、全く言い訳出来ないわよ……』 クラスの友達で、ゴシップネタ大好きな女の子の名前を挙げて、かなみはぶつくさと文 句を言う。俺はわざと、雰囲気を作るように耳元で小声で言った。 488 名前:4/5[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 07 18 01.29 0 「顔をさ。俺の方に向けて俯いて縋り付くようにすれば、恋人同士には見られても、逆に 顔は見えないから、誰かは分からないと思うぞ」 果たして、乗ってくるかどうかは疑問だったが、少し迷ったあと、かなみは小さく頷い た。そして、俺の腰に手を回し、顔を脇の辺りに当てて来る。 『こ……こんな事までしなくちゃならないなんて、ホント最悪……』 口では最悪と言っているけど、声が震えているのが動揺を伝えてくる。かくいう俺も、 内心では心臓がドキドキだ。かなみ相手に異性を意識しても、まさかここまで動じるとは 思ってもみなかった。それを押し隠して、俺は敢えて気楽に言った。 「んじゃ、ま。帰りますか」 『うん……こうしてると、あんまり前が見えないから……エスコートも、頼むわね?』 「了解。任せとけって」 頼もしげな口調で答えると、俺はかなみを寄り添わせたまま、雨の中へと足を踏み出す。 そして俺たちは、まるで本当に恋人のように、家路についたのだった。 コンビニの休憩コーナーで、買ったファッション誌を広げつつ、私は窓から雨の外を眺 めていた。テーブルの上には、カフェオレが手も付けられていないまま温くなっている。 『遅いな……あの二人……』 私がお兄ちゃんを置き去りにして、コンビニに立ち寄ってからもう20分以上が経過して いる。 『お兄ちゃん、かなみちゃんの説得に戸惑ったのかな。甲斐性ゼロだから……』 ちらり、と広げた雑誌に目をやるが、すぐに窓の外へと注意が戻ってしまう。と、その 時、学校の方から歩いてくる一組の男女の姿が視界に入った。 『あ…………』 思わず、声が漏れた。胸がズキン、と痛む。 『あんな風に……寄り添って……』 私が帰る時、昇降口でかなみちゃんを見掛けた。傘を片手に、下駄箱の陰から出口の方 を窺っていて、その先には私のお兄ちゃんが、雨に降られて困った様子で立っていて…… だから私は、敢えてお兄ちゃんに声を掛けて、冷たく見捨てて、かなみちゃんが声を掛け やすいようにお膳立てしてあげたのだ。 489 名前:5/5[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 07 19 43.90 0 『だからって……あそこまで仲良いなんて……聞いてないよ』 肩を抱かれ、体をお兄ちゃんに預けるようにして歩いているかなみちゃん。何だかまだ ぎこちないけれど、それが却って初々しいカップルみたいで、私の心に突き刺さる。なの に、視線を外したくても外す事が出来なくて、私の目の前をゆっくりと横切って行く二人 を、ただ眺めている事しか出来なかった。 『何……やってるんだろうな。私ってば……ホント……』 二人の姿が完全に消えてから、テーブルの上に両肘を突き、立てた腕の上で重ねた手の 上に額を乗せて、私は酷い自己嫌悪に陥っていた。 『……私って、ホントバカだ……お兄ちゃんのこと、バカバカ言って……だけど、色んな 意味で、本当に本当に…私の方が、バカだよ……ホント……』 視界が霞んでいくのを、もう抑える事が出来ないまま、私はただひたすら、同じ言葉を 呟き続けていたのだった。 終わり
https://w.atwiki.jp/yarusekai/pages/49.html
ゲンスルー (死亡) 前衛兵 人間 悪 スキルポイント 4 腕力 7 硬度 5 速力 7 知力 6 耐性 火 弱点 水 スキル 【爆弾魔】 爆発関連のスキル、攻撃に【貫通】付与、敵の防御を無効化する 【悪党】 悪いことへの忌避がない。善のキャラへの攻撃ダメージ+10 【爆弾使い】 通常攻撃が爆破系列の攻撃になる 【偽装】 敵のアライメントによる補正を無効化できる。自身のアライメントを変更できる(戦闘中のみ効果 変更に1ターン必要) 【身軽】 敵専用。常時先制になる 【ボス】 敵専用。兵力値が実際の二倍。発動後全能力値+1 アクティブスキル 【リトルフラワー】消費1 敵前衛単体に火のランク×30のスキルダメージ。耐性を無効化する 【すり替え】 消費1 敵の前衛単体のアクセサリと自分のアクセサリをすり替える アクセサリ 1 【時限爆弾】 3ターン目に爆発し、持ち主に確定で50ダメージ 2 なし
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/2650.html
466 名前:1/5[sage] 投稿日:2012/10/30(火) 05 55 42.67 0 男をスルーするツンデレとスルー出来ないツンデレ ~中編~ 「ちくしょう。兄を見捨てて帰るとか、何て冷たい妹だ……」 頭を掻きつつ、俺は空を見上げた。雨は収まるどころか、さらに雨足を激しくしている。 「先生に借りろとか…… それするくらいなら、濡れて帰るっつの」 部活や委員会活動で教師と接触のある奴ならそれもあるだろうが、そういうのに一切縁 の無い俺としては、職員室は足を踏み入れたくない場所でしかなかった。 「とはいえ、どうしようもないしな……根本ちゃんに借りるかな。抜き打ち小テストで補 習食らわなきゃ、雨振る前に帰りつけたかも知れんのに……」 ただ、そんな理由で傘を借りに言ったら、多分また長々と説教を食らうだろう。最後に は貸してくれるかもしれないが、帰り時間がまた遅くなる事は必定だ。 「でなきゃ、お袋が帰ってくる時間を待って、家に電話して迎えに来てもらうか…… 怒 られはするけど、車の中ならまだ…… ただ、それだと6時は確実に過ぎるよな。とはい え、このままでも同じか……」 時間潰すなら、図書室でも行って本でも読んでた方がマシかも。そう思って校内に戻ろ うと振り向いた時だった。見知った女子生徒と目が合う。 「……かなみ?」 向こうは驚いたように目を見開き、体をビクッとさせてパッと隠れるが、すぐにおずお ずと姿を現した。 「何やってんの、お前?」 訝しく思いつつ聞くと、かなみはブスッとした顔で俺を睨み付けて、素っ気無く答えた。 『べっつに。何やってたっていいでしょうが。いちいちタカシに答えなくちゃいけない事 なの、それ?』 「いや。別に答えたくないならそれでもいいけど。ただ、俺の脳内にかなみはこっそりと 隠れて俺に答えたくない事をしていたってインプットされるだけで」 わざとかなみが気にするように言うと、案の定怒鳴り声が返って来た。 『誰もやましい事なんてしてないってば!! 勝手に変な想像しないでよねっ!!』 俺は大仰に手振り首振り、それを否定した。 「いやいや。何も想像はしてないけどさ。ただ、かなみは人に言えないような事をしてい たという、そういう事実だけを認識するだけで、別にその内容までは深く追求するつもり は無いから」 467 名前:2/5[sage] 投稿日:2012/10/30(火) 05 56 15.53 0 『でも、やっぱり何かヤダ。だって、人に言えないようなことなんてしてないもん』 「じゃあ、何してたんだ?」 予想通り、エサに食いついてくれたので、ついついニヤニヤしつつもう一度聞く。一方 のかなみはといえば、一瞬顔をしかめたものの、開き直って偉そうに胸を張って答えた。 『何してたって……ただ見てただけよ。自分の妹にすら傘に入れて貰うのを拒否される哀 れな男の末路をね』 「ああ、なるほどね」 俺は頷く。一部始終かどうかは分からないにせよ、どうやら今の俺の状況は完全にかな みは理解しているようだ。だとすれば話は早いが、ここでかなみに素直にお願いしても舞 と同じように一蹴されるのがオチだろう。慎重に話を進めないといけない。 「ところでお前さ。こんな時間まで何やってたの? 今日って部活、雨で休みじゃないの か?」 かなみは硬式テニス部に所属している。だから普段なら遅いのも分かるが、コートの使 えない今日、遅くまで残っている理由が解せなかった。 『べ、別にいいでしょ? 部活が無かったら遅くまで残ってちゃいけない訳じゃ無いし』 どうもさっきから、ごまかすような態度が気になるので、また俺は同じ方法を使って聞 き出すことにする。 「よし、分かった。かなみは俺に言えないような理由で――」 『違うわよ、このバカッ!!』 今度は最後まで言い切らないうちに罵られた。 「じゃあ、何でだか教えてくれよ。でないと俺の好奇心がはち切れて、明日余計な事を口 走るかも知れん」 『ちょ、ちょっと待ちなさいよ。アンタ、あたしを脅すつもり?』 ちょっと焦って詰問するかなみに、俺は多少おどけて、とぼけてみせる。 「いや、そんなつもりはないけど。ただ、そうなっちゃう可能性が高いから、今のうちに 警告だけでもしておこうかと思って」 『アンタってホント、卑怯者よね。容姿だけじゃなくて性格まで薄汚いなんて最悪』 正直、そこまで罵られるほど酷い事はしていないと思うのだが、中学以来より酷くなっ たかなみの毒舌からすれば、普通なのでさほど俺は気にしなかった。ただ、これもワザと らしくちょっと舌打ちしてみせる。 468 名前:3/5[sage] 投稿日:2012/10/30(火) 05 56 46.89 0 「ちぇっ。親切に教えてやったのに。で、実際どうなの? 教えてくれれば、余計な事も 口走らなくて済みそうなんだけど」 またしても口車に乗せられてしまい、かなみは悔しそうに歯軋りする。 『言うわよっ!! 別に言えないような変なことしてないし。確かに部室に集まったとこ ろで雨が降って来たから今日は中止になったんだけど、せっかくジャージに着替えたのに すぐに制服に着替え直すのももったいなかったから、ちょっと体育館の隅借りて、自主ト レしてたの。軽く柔軟と筋トレとね』 「別に普通の事じゃん。何でいちいち隠そうとしたんだ?」 素朴な疑問を提示すると、かなみはムッとした顔で、ちょっとバツの悪そうにそっぽを 向いた。 『べ、別に隠そうとした訳じゃないわよ。アンタに教えるのがいちいち面倒だと思っただ け。だから、すぐに答えたでしょ?』 かなみの態度を見ていると、どうにもまだ裏がありそうに思えてしょうがないが、嘘を 言っているようにも見えないので、その件については追求は諦め、俺はそろそろ本題に入 ることにした。 「じゃあ、軽くトレーニングして帰ろうと思ったら、たまたま俺が舞と話をしているのに 出くわしたと、それでいいのか?」 そう聞くと、かなみはコクリと頷いてから強気に俺を睨み付けた。 『そうよ。ホントは声掛けても良かったんだけど、アンタの情けない様がちょっと面白かっ たから、そのまま見させて貰っただけよ』 それは俺が第二の質問として用意していたが、今度は機先を制され先に答えられてしまっ た。少々つまらない思いで舌打ちしつつ、お返しに悪態を吐く。 「ちぇっ。人が困ってる様をこっそり影から見て喜ぶなんて、お前ホント性格悪いよな」 『あら? それはお互い様でしょ? いちいち人の気に障る事言って質問に答えさせよう とするアンタの方がよっぽど性格悪いわよ』 それは確かにその通りだったので、ぐうの音も出なかった俺は、仕方無しに話を進める。 「で、それならお前は、俺が何で困ってるか、よく理解していると思っていいんだよな?」 そう確認すると、かなみはコクリと素直に頷いて答えた。 469 名前:4/5[sage] 投稿日:2012/10/30(火) 05 57 21.38 0 「そりゃ、もう。舞ちゃんに懇願して断わられてる情けない兄の姿は、一部始終見てます から」 ホント、嫌な言い方するなと思いつつ、それは口に出さずに俺は両手で拝んで頭を下げた。 「それなら話が早い。お前、傘持ってるだろ? 頼むから入れてくれないか?」 『絶対、イヤ』 またしても、一刀両断された。しかし今度はまだ予想の範疇内だ。舞の時のように情に 訴えたりはせず、俺は落ち着いた様子でかなみを問い質す。 「絶対、とはまた手厳しいな。何でそんなイヤなんだよ。理由を教えてくれれば、納得も するけどさ」 するとかなみは、即座に答えた。 『まず、精神的にイヤ。アンタと相合傘だなんて、その……考えられないし……』 「なるほど。じゃあ、俺が心理的な拒否感を上回るほどの報酬を提供すれば、その問題は クリア出来るよな?」 うつむき加減だったかなみの顔が、俺の言葉にパッと反応する。俺の顔を見つめたかな みは、一瞬後にすぐ疑わしげな表情になる。 『あたしの嫌悪感を上回るほどの報酬って…… 言っとくけど、アンタに対する嫌悪感は 並大抵じゃ振り払えないわよ?』 「仄々亭の味噌ラーメン。バターとコーンにチャーシューのトッピングに、薬膳餃子もつ ける」 かなみの大好物をパッと並べ立てて条件にする。スポーツ少女であるかなみは、ダイエ ットは運動でこなすものと言って、食べ物はよく食べる。お小遣いの都合上、そうそうは 通えないラーメン屋さんの好物に、明らかに心が動かされていた。 『ぐっ…… だ、だからって、食べ物だけで落ちるようなかなみさんじゃありませんよ。 そんな事くらいであたしの嫌悪感が消えると思ったら大間違いなんだから』 「そうか? 我慢するだけの価値はあると思うけどな?」 俺は味噌ではなく塩派だが、仄々亭のラーメンをご馳走されると言われれば、かなりの 事はやってのける自信がある。しかしかなみは、やっぱりダメと言う風に首を振った。 470 名前:5/5[sage] 投稿日:2012/10/30(火) 05 58 23.78 0 『ううん。確かに仄々亭の味噌ラーメンは魅力的だけど、それだけじゃダメね。せめて、 ミスドのドーナツ3つはデザートに付けないと。そもそも仄々亭の後はミスド行かないと、 あたしの中では完結しないのよ。もちろん、お茶も付けてね』 ラーメン+ドーナツ屋のゴチとなるとさすがに出費がかさむ。とはいえ、払えない額で は無いし、交渉のテーブルに乗っているだけでも舞よりはずっと御しやすい。 「贅沢言うなって言いたいところだが…… 今の俺は背に腹は代えられない状況だしな。 その条件、丸呑みすれば入れてくれるのか?」 『ううん。ダメ』 俺の問いに、かなみはあっさりと首を横に振った。俺はガクッと肩を落とす。 「何でだよ? それだけご馳走すれば、嫌悪感とチャラになるんじゃないのか?」 かなみに確認すると、それには素直に頷いた。 『うん。まあ、それだけご馳走して貰えるなら、アンタと相合傘をするくらい、我慢して あげてもいいけど。でも、イヤなのはそれだけじゃないもの。今のは、あくまで嫌な事の 一つだけに過ぎないから』 俺は内心、舌打ちした。あんまり向こうの条件ばかりを聞くのはさすがに宜しくない。 とはいえ、拒否する理由が分からない事には対策の立てようも無かった。 「分かった。じゃあ、どれだけあるか分からないけどさ。俺と相合傘して帰るのが嫌な理 由を全部並べてくれよ。それを聞いて、どうしようもなかったら諦めるからさ」 『了解。ちゃんと聞いてなさいよ?』 そう前置きしてから、かなみは俺の質問に答え始めた。 後編に続く
https://w.atwiki.jp/idol7/pages/4382.html
順不同 MAI MALI MARI MARIA MARIN Marine★Star まいこ まき まきのことり まこと ますきあこ まなか まりか まりん マイコ マスクド・チェリー マリエ マーガリン 丸居沙矢香 丸山彩乃 丸山純 丸純子 丸高愛実 円美穂 前原あい 前園りさ 前川杏衣梨 前田はな 前田亜季 前田亜美 前田優希 前田愛 前田憂佳 前田敦子 前田知穂子 前田知美 前田綾花 前田美奈 前田英里 升水美奈子 増山加弥乃 増田有華 増田未亜 政重友紀 村井美樹 松たか子 松下唯 松下奈緒 松下李生 松下果歩 松下由樹 松下美保 松下萌子 松井ありさ 松井千夏 松井友梨亜 松井友香 松井咲子 松井沙也香 松井玲奈 松井珠理奈 松井絵里奈 松原夏海 松原梨沙 松原渓 松坂あゆ 松坂るい 松坂南 松坂桃李 松坂祥子 松室麻衣 松尾れい子 松居彩 松山まみ 松山クミコ 松山メアリ 松山友紀 松岡みやび 松岡永里子 松岡由樹 松岡由紀 松岡里枝 松岡音々 松島ひな 松島絵美 松崎桃子 松嶋初音 松嶋菜々子 松川マミヤ 松星あき 松木あい 松木里菜 松本さゆき 松本まひる 松本まりか 松本みな 松本アキ 松本亜璃沙 松本未来 松本果奈絵 松本江梨花 松本涼香 松本渚 松本真南 松本純 松本絢子 松本美沙希 松本若菜 松本茜 松本莉緒 松本香苗 松本麻沙美 松村あやか 松村かすみ 松村映理子 松永京子 松永瑠里 松浦あんず 松浦ひろみ 松浦亜弥 松浦莉奈 松田かりな 松田ちい 松田まどか 松田ゆり 松田亜衣 松田千奈 松田純 松田綾 松田裕美 松藤あつこ 松谷恵美 松里ともか 松金ようこ 松金洋子 松雪泰子 正田彩 牧山純子 牧村美羽 牧瀬里穂 牧野さやか 牧野結莉亜 町田恵 益若つばさ 眞鍋かをり 真中瞳 真咲れいな 真城かなみ 真壁万緒 真央 真山あやの 真山景子 真崎麻衣 真希ほのか 真木こころ 真木よう子 真澄あさか 真琴 真知りさ 真野いおり 真野しずく 真野恵里菜 真鏡名ゆな 舞原沙希 舞白 舞花 舞谷知香 護あさな 麻亜里 麻理奈 麻美谷恭子 黛英里佳 MariEri ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/akb48oto/pages/4.html
公式音ゲーオリジナル.Ver (水色) メンバー名 P 初期 P MAX 進化後MAX スキル スキル詳細 進化素材 相笠萌 阿部マリア 石田晴香 伊豆田莉奈 加藤・小林茉・松井珠 市川美織 相笠・内田・松井珠 入山杏奈 岩佐美咲 武藤・森川・渡辺麻 岩田華怜 10206 小林香・古畑・渡辺麻 岩立沙穂 伊豆田・岡田奈・北原 内田眞由美 内山奈月 梅田彩佳 梅田綾乃 大島優子 大島涼花 大場美奈 大森美優 大家志津香 岡田彩花 岡田奈々 柏木由紀 片山陽加 加藤玲奈 川栄李奈 菊地あやか 北澤早紀 5057 岩立・倉持・島崎 北原里英 倉持明日香 小嶋菜月 小嶋陽菜 篠崎・中村・松井珠 小嶋真子 北原・篠崎・田野 兒玉遥 小林香菜 小林茉里奈 相笠・伊豆田・入山 佐々木優佳里 佐藤亜美奈 5170 幸せの歌声 コンボ60回時、スコア450UPスキル玉出現 相笠・小林香・松井珠 佐藤すみれ 入山・内田・佐々木 篠崎彩奈 島崎遥香 入山・内田・村山 島田晴香 鈴木紫帆里 入山・倉持・篠崎 鈴木まりや 高島祐利奈 高城亜樹 高橋朱里 高橋みなみ 竹内美宥 田名部生来 田野優花 北原・兒玉・古畑 近野莉菜 永尾まりや 中田ちさと 中村麻里子 名取稚菜 小嶋陽・佐々木・武藤 西野未姫 野澤玲奈 北澤・島崎・田野 野中美郷 橋本耀 平田梨奈 藤江れいな 藤田奈那 古畑奈和 5008 幸せの歌声 コンボ60回時、スコア450UPスキル玉出現 岡田彩・倉持・島崎 前田亜美 北澤・小嶋陽・田野 前田美月 5013 平静の歌声 コンボ60回時、判定6秒緩和スキル玉出現 松井数・兒玉・相笠 松井咲子 岡田奈・兒玉・渡辺麻 松井珠理奈 峯岸みなみ 宮崎美穂 武藤十夢 村山彩希 茂木忍 入山・小嶋陽・島崎 森川彩香 矢倉楓子 幸せの歌声 コンボ60回時、スコア450UPスキル玉出現 内田・北原・古畑 山内鈴蘭 横山由依 渡辺麻友 渡辺美優紀
https://w.atwiki.jp/gods/pages/25574.html
スルーアマイ(スルーア・マイ) スコットランド民間伝承の妖精。 その名は「善い人」の意。 険しい山や森や円塔に住む。 別名: スリースマ (スリース・マ)
https://w.atwiki.jp/akb43/pages/4379.html
順不同 MAI MALI MARI MARIA MARIN Marine★Star まいこ まき まきのことり ますきあこ まなか まりか まりん マイコ マスクド・チェリー マリエ マーガリン 丸居沙矢香 丸山彩乃 丸山純 丸純子 丸高愛実 円美穂 前原あい 前園りさ 前川杏衣梨 前田はな 前田亜季 前田亜美 前田優希 前田愛 前田憂佳 前田敦子 前田知穂子 前田知美 前田綾花 前田美奈 前田英里 升水美奈子 増山加弥乃 増田有華 増田未亜 政重友紀 村井美樹 松たか子 松下唯 松下奈緒 松下李生 松下果歩 松下由樹 松下美保 松下萌子 松井ありさ 松井千夏 松井友梨亜 松井友香 松井咲子 松井沙也香 松井玲奈 松井珠理奈 松井絵里奈 松原夏海 松原梨沙 松原渓 松坂あゆ 松坂るい 松坂南 松坂桃李 松坂祥子 松室麻衣 松尾れい子 松居彩 松山まみ 松山クミコ 松山メアリ 松山友紀 松岡みやび 松岡永里子 松岡由樹 松岡由紀 松岡里枝 松岡音々 松島ひな 松島絵美 松崎桃子 松嶋初音 松嶋菜々子 松川マミヤ 松星あき 松木あい 松木里菜 松本さゆき 松本まひる 松本まりか 松本みな 松本亜璃沙 松本未来 松本江梨花 松本涼香 松本渚 松本真南 松本純 松本絢子 松本美沙希 松本若菜 松本茜 松本莉緒 松本香苗 松本麻沙美 松村あやか 松村かすみ 松村映理子 松永京子 松永瑠里 松浦あんず 松浦ひろみ 松浦亜弥 松浦莉奈 松田かりな 松田ちい 松田まどか 松田ゆり 松田亜衣 松田千奈 松田純 松田綾 松田裕美 松美翔 松藤あつこ 松谷恵美 松里ともか 松金ようこ 松金洋子 松雪泰子 正田彩 牧山純子 牧村美羽 牧瀬里穂 牧野さやか 牧野結莉亜 町田恵 益若つばさ 眞鍋かをり 真中瞳 真咲れいな 真城かなみ 真壁万緒 真央 真山あやの 真山景子 真崎麻衣 真希ほのか 真木こころ 真木よう子 真澄あさか 真琴 真知りさ 真野いおり 真野しずく 真野恵里菜 真鏡名ゆな 舞原沙希 舞白 舞花 舞谷知香 護あさな 麻亜里 麻理奈 麻美谷恭子 黛英里佳 MariEri ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/sevenlives/pages/2117.html
スループット 読み:するーぷっと 英語:throughput 別名: 意味: スループットとは、コンピュータの単位時間による処理能力のこと。 ネットワーク用語では単位時間による転送速度のこと。 2011年01月17日 FTTH ADSL ルータ レイテンシ? SmartBits
https://w.atwiki.jp/c-atelier/pages/3283.html
実際に読む(リンク) 前話ガルニエ魔法商店 メノウにオシャレを 概要 恐怖!反モナップ同盟結成 レシピ追加 無 登場キャラ 登場 マフラグ ミィヤ メノウ フィレル ギコルド モナップ アピール フィレル ギコルド マフラグ君 元ネタ解説: 293 フィレル「それがカクカクシカジカテイネンピで・・・。」 ダイハツの「ムーヴコンテカスタム」のCMより。 「カクカクシカジカ」なるキャラクターが「CVT」を「ちょっとヴぃっくりな低燃費」と説明する。 296 ギコルド「僕、あのモナー嫌いです。」 まぁ無理もないわな・・・