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【陛下と僕と獣の数字 第九話~陛下ピンチ~】 「この……ド変態め!」 右アッパーがセージの後頭部に突き刺さる。 見事に弧を描いて吹き飛ぶセージ。 「おー」 思わず感嘆の声をあげるトト。 「まったく、これに懲りて妙なことは……」 此処で初めてクラウディアは気づく。 今殴り飛ばした筈のセージが居ない。 と、いうかそもそも見覚えのない場所に彼女らは居た。 「……クラウディア、さん。新手の契約者です」 自らの契約者の不在を感知出来なかったことにトトは焦っていた。 自分は弱っていて戦闘できないし、九郎も恐らく自分が居なくては能力は使えない。 実際、九郎が一人で能力を発動させた所をトトは見ていないのだ。 「ふむ、空間操作か。操作系統の極致だが……」 そうなると厄介な相手だ。 クラウディアは周囲を警戒する。 「皇帝特権を以て宣言しよう。私の目に映らぬ物はない!」 クラウディアの右手から大量の数字を模した形の赤い光がこぼれて彼女の右目に入り込んでいく。 片目だけが紅く染まった彼女が辺りを見回すと、一人の男が立っていた。 「そこの貴様だな!?」 「え?」 トトは慌ててクラウディアの見ている方向と同じ方向を向く。 居た。 確かに男が一人立っていた。 「は?」 男としても完全に予想外だったらしく目を丸くしている。 が、実戦においてそんなことをしている時間はない。 クラウディアはその隙の生じ方から男が戦闘慣れしていないと判断した。 「――――嘘だろ、僕を逃がせ隙間女!」 遅いな、とクラウディアは思う。 男が慌てて何かの隙間に駆け込もうとする姿を見て彼女は笑った。 あんな鈍さではとっくに殺されている。 「まあ、今から死ぬのだがな」 トトを肩車したままでクラウディアは瞬時に男の真後ろに走りこむ。 足の甲を男の腹に引っ掛けてそのまま脚力任せに“足で”男を背後へ投げ飛ばす。 「皇帝に無断で尻を向けるとは不敬である」 地面から龍の顎が現れる。 「その罪」 大きく口を開き 「死を以て償うがいい」 噛み砕く。 血の一滴すら漏らさぬ大口、問答無用の咀嚼。 悲鳴がしばらく続いたところからするとあえてゆっくりと味わったと見える。 「ふん、中々良い歌を吟じたものだ。許してやろう」 酷く楽しそうに、カラカラと笑う。 吐き気を催す邪悪が其処に存在る。 「トトよ、怪我は無かったか?」 同じ笑みがトトに向けられる。 背筋が凍りつく感覚。 しかしそれを表に出せばどうなるか分からない。 トトは黙って頷いた。 その時突如として巻き起こる空間全体がねじ切られるような感覚。 今まで隙間女が形成していた異空間が破壊されたらしい。 「あら、彼ったら殺されてしまったのね まあ隙間女は私に帰ってくるからいいんだけど とにかく、早めに切り上げて先回りしておいてよかったわ」 世界が反転するような感覚が消えるとそこには尼姿の女が居た。 「――――誰だ!?」 「私に名前はないわ」 「クラウディア、こいつは恐らく私の同類です」 「ふむ、ならばお前の敵ということか?」 「ええ、まあ。しかしこの女は見たことが……」 「口を慎みなさい自殺志願、貴女は私たちの仲間でも無ければ同類でもない ただの敵よ、私達を殺すよりなお残酷な目に遭わせているのだから」 「ふむ、それでそこの尼僧。用件はなんだ?」 「金子セージを預かった。返してほしくば貴女の能力で夜刀浦深海に眠る祟神の祭壇を破壊なさい」 「嘘をつくな」 「それはどうかしら?」 そう言って尼姿の女性は近くにあったロッカーを開く。 すると中から見慣れた顔の男性が出てきた。 気絶している。 「セージ!?」 「ほら、たかが一般人。攫ってくるのは容易いことだったわ」 「…………ふん」 トトを降ろして両腕をフリーな状態にする。 「その祟神を開放してどうする?」 「ルルイエの浮上」 「うそでしょう?あんな夢物語をまだ実行に移そうとする“私”が居たなんて」 「ルルイエ?聞いたことがあるな、あの伯爵が言っていた…… あれが浮上すれば大変なことになると聞いているが」 「質問の権利はあなた達にはありません。残されたのは回答の義務だけ トト神、そして獣の数字の契約者、貴女達の力はルルイエの浮上に大変役立つの 大人しく協力していただければセージ君はお返しいたしますわ 協力していただけないならば彼には死んでもらいますが……?」 「く……」 「さあ」 クラウディアは俯く。 彼女には解っていた。 眼の前の肉体が本当にセージである可能性が限りなく低いことが。 しかし、それでも、ほんの僅かにでもその可能性があるかぎり、彼女は動けない。 「さあ……!答えなさい皇帝!」 「答えは……」 クラウディアは顔をあげる。 「イエスだ、だからセージは今すぐ開放してやってくれ」 「ふふふ、嬉しいわ」 尼僧はニコニコと笑う。 が、次の瞬間表情は一変する。 「トト神!妙なことは考えないほうが良いわ いくら貴女でも契約者が居なければ戦えないでしょうに?」 女性の声に動きを止めるトト。 「ふむ、トトよ。お前はセージを助けようとしてくれたのか」 「……やれやれ」 「礼を言おう、おい貴様。そこのトトも見逃してくれるか?」 「まあ貴女が付いてきてくれるならそれくらい呑むけど…… どうせ別の誰かに狙われて彼女は死ぬわよ?」 「構わん、九郎が守る」 その言葉を聞いた瞬間、女性はニタァと笑う。 「その通り、俺が守る」 闇を吸い込み駆ける漆黒の閃光。 魔を断ち夜明けを告げるモノクロの正義。 「――――え?」 それはSR-71“ブラックバード” 超高速偵察機のミニチュア それが反応不可能な速度で尼姿の女に直撃する。 見事に胴体の上下が物別れした。 「九郎!?」 「ヒーローの出前一丁だ!」 九郎は人間形態に戻って素早く刀を抜き放ち、倒れているセージをおぼしき男を抱きかかえる。 「……馬鹿な、変則契約の影響で二人揃わないと能力は使えないんじゃ!?」 尼姿の女性は信じられないといった顔で九郎を見つめる。 「ああ、それな。確かに“俺一人で能力を発動させたのは今が初めて”だからな 勘違いするのも無理はないか トトが行なっているのはあくまで俺の戦闘の補助なんだけどな 俺がトト無しでなければ戦えないと踏んで捨ておいたんだろうが…… あんたも所詮戦闘屋じゃあないみたいだね」 「なんで今まで一度も試そうとすら……」 「面白かったから、読み違えたねえお姉さん」 面白かったから。 お化け屋敷に入ったのも、トトを助けたのも、変則契約のリスクを負っている振りをしてたのも 全てが全て特に明確な理由はない。 鷲山九郎は敏いが目的意識というものをはっきりと持っていない。 それ故に読むことができない。 行動に指向性が無いものを読むことなどできないのだ。 トト自身も、今の今まで九郎がここまで上手に補助なしで能力を使えるなど知らなかった。 「読み違えたね、それはどっちの方かしら?」 次の瞬間、セージだと思われた“それ”が大口を開けて九郎を飲み込もうとする。 だがその直前にクラウディアによって“それ”は焼き尽くされる。 「ふむ、私に友の姿を破壞させたな?」 クラウディアの瞳が怒りに燃える。 「ひっ……!」 「覚悟しろ!」 「逃げるしか無いみたいね」 女は自らロッカーの扉に挟まれる。 すると次の瞬間、尼姿の女は煙のように消え去っていた。 「くそっ!逃したか!」 「あのセージは偽物か……」 「となると本物は何処に居るんだろう?」 「むん、とりあえず一旦ここを出よう まだ何かトラップやら残っているかもしれないしな」 三人はとりあえずこのお化け屋敷から出ることを決めた。 彼らは知らない。 この時点で三人の遥か後方でセージがちょっと年上っぽいお姉さんとイチャイチャしてるなど。 【陛下と僕と獣の数字 第九話~陛下ピンチ~】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字
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【陛下と僕と獣の数字 第12.5話】 「……どういたしまして」 酷くつまらなさそうに呟く。 星野美空、と名乗っていた少女は懐から携帯電話を取り出す。 かける先は彼女に仕事を依頼した男。 「任務完了しましたサンジェルマン伯爵」 「ご苦労様です霙さん」 そう、サンジェルマン伯爵。 彼は先ほど首を取られた後、保存しておいた別の肉体を使って無理矢理蘇生していたのだ。 そして既に死を待つばかりだった金子セージを即座に治療、後処理を少女――霧雲霙――に頼んだのだ。 「それではこれより観測・爆破ポイントに移動し、計画の第二フェイズに移行します」 「陛下については残念ですがああなった以上、元に戻る可能性はありません 私の指示通り、タイミングを見計らってセージ君ごと爆砕して下さい」 「了解しました、金子セージ、クラウディアの両名は必ずや私が始末致します」 「セージ君には治療ついでに私の錬金術で仕掛けを施しておきましたがあれ単体では威力不足ですからね あれも哀れな少年だ、父と兄は力を持っていた故に既に殺され、犯人は母親 たとえ奇跡が起きた所で彼はもう救われなどしない……」 「あの女性が化身の一体……というのは完全に予想外でしたね」 「ええ、裏をかかれましたが我々の前準備がこれで生きてきます それでは健闘を祈りますよ」 そこで通話は終わる。 「あーあ、それにしても男の子ってなんであんなちょろいかなあ ちょっと引くわあ、馬鹿じゃないかしら さっさと仕事終わらせてお父さんの所かーえろっと」 誰に言うとでも無く独り言を呟く。 「おい、お前ここで何をやっている?」 「――――――!」 「悪女だねえ、嫌いじゃないよそういうの」 「あなた達は……!?」 「随分物騒なワードが聞こえたけどどういうことだろうなあ? 俺のクラスメートが爆殺?放っておけねえな、そしてクラウディアを始末ってどういうことだ? 分からないことが多すぎるぜ」 「暗殺者にしては若い……さしずめ、そう“育てられたタイプ”ってところか 日本にもこんなえげつないことするヤツが居たなんてね」 鷲山九郎、トト、その二人が霙の背後に立っていた。 トトの言葉に霙は一瞬だけ反応を見せる。 その言葉が彼女の誇りを傷つけたことをトトは知らない。 「都合の良い道具風情が何を知っているか解らないが…… まあとにかく洗いざらい吐いてもらおうか」 九郎の持つ剣が霙に突きつけられる。 しかしそれでも不敵に微笑む霙。 そこに、今まで見てきた道具として使われている子供たちとは違う、言い知れぬ不気味さをトトは感じていた。 【陛下と僕と獣の数字 第12.5話 続】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字
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横浜実況版の機能の一つ。 決まった言葉を本文中に入れてレスをすると、ランダムな数字を表示する。 占いのような使い方をする。 [kazu] :3桁までの数字を表示。 [okazu] :2桁までの数字を表示。 [kokazu] :1桁の数字を表示。 カッコも含めてコピペすると使える。 一つのレスでは同じ言葉を2回以上使うことが出来ない。 あまりに使われすぎて、嫌う人も増えたため 以前シーズン中は機能を停止していた。(現在は使用可能) ご利用は計画的に。 !star機能 おみくじ機能 おかず機能で遊べるスレ おかずと遊ぶスレ ベイスターズスロット☆ 【銀河鉄道】おかずで特定の数字を出すスレ【河野友軌】 など 由来 ☆☆2010横浜実況スレ 4/30 東京ヤクルト戦part3☆☆ http //www.livebays.net/bbs/test/read.cgi/live/1272627495/ 726 :ホッシー君@定位置脱出 :2010/04/30(金) 21 27 08 ところでランダムの名称がokazuなのはなんで? 770 :かんりにん ★ [] :2010/04/30(金) 21 29 20 726 kazuは単純に数からきている ひと桁はkokazu、真中なのでokazu じつは田中一徳とは関係ない 822 :かんりにん ★ [] :2010/04/30(金) 21 31 10 横浜優勝キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!! 後付けでそういやおかず=一徳だな・・・と気づいただけ
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【陛下と僕と獣の数字 第十話~出会い別れヴォルテックス~】 お化け屋敷を出た後、僕は何故か陛下と九郎に締め上げられた。 いや、マジで理由が分からない。 聞いても教えてくれないし。 何があったのか教えて欲しいです。 「じゃあ次はどこ行く?」 「そろそろ腹が空いた、セージ、お前に全員分の昼ごはんをおごることを許可する」 「え?」 「命令する」 「え?」 「トトちゃんお寿司たべたーい><」 あら、新しいキャラ付けですかトトさん。 しかしお寿司はちょっと厳しいかなあ僕の財布だと。 「よし、そうしよう」 「ああ最高だな、ちょうどお寿司を食べたかったところだ」 え、なんでお前らはそんな息があってるの? 僕が居ない間に何があったの? もうやだ、やだもう。 それから先はもう思い出したくもない。 積み重なるお皿、吹き飛ぶ財布。 絶妙に僕が払える限度額ギリギリまで食っていきやがった。 「じゃあそういう訳でこれからはお互い仲良くやっていこうではないか」 「そうだな、俺たちには敵対する理由もメリットも無い」 何かしらの同意が出来上がってるし! お前ら僕の居ない間になにやってたんだよもう! 食事が終わるとなんとなく解散の雰囲気になり、僕らは家に帰る事になった。 暇な日曜の午後、僕は陛下と一緒に宿題をすることになった。 「なあセージ」 「なんだ陛下」 「人を好きになるとはどういうことなのだろうな」 「なんだ急にお前らしくもない」 「あの九郎という男、あの男は何故トトにあそこまで拘るのだ」 「え?」 「私には分からない、確かに人は大事にしなくてはいけないのだろう 大切な人は私にも居る、だがなんというかあれはこう……」 「なんだい?」 「なにかが違うのだ、私の知っている“大事にする”という言葉と トトにレインコートをかけている何気ない一瞬や、寿司を食べさせてやっている一瞬 そんな時にふと溢れる暖かな感情と言うか…… あと私がトトと仲良くしている時に一瞬だけ悲しそうな表情をしたりとか あれは一体なんなのだろう」 思い返す。 そういえば九郎が、何事にも常に一歩引いた態度のあいつが あのトトという少女には…… 「あれじゃないの?」 「なんだ」 「愛しちゃってるんだよ、あのトトちゃんのこと」 「愛か」 「うん、恋愛」 「分からないなあ……」 「ゆっくり時間をかけて知れば良いんじゃないの?」 「時間か、あれば良いがな」 その時の陛下の顔は何故か悲しそうだった。 翌日、僕がいつもどおり学校に行こうとして家の扉を開けると…… 「おはようございます。陛下、そしてセージ君」 「おや伯爵」 家には何故か伯爵が来ていた。 「急ですが陛下、私めと一緒に国にお帰りくださいませ」 え? 「あなた様の皇位継承が衆議院と貴族会議で承認されました」 「うむ、そうか」 え? 「どうしたセージ?」 「いや、急に帰るって」 「私は皇帝だ、民のために行動せねばなるまい 私が皇位につくことが決まった以上民の為に帰るのが当然だ」 「いやでもクラスにも馴染んだところで……」 「残念だな、だがまあ」 それはそれだ、と彼女は当然のように言った。 何も言えない。 そんな馬鹿な。 伯爵はやけに冷たい目で彼女を見つめていた。 「伯爵様、クラウディアちゃんの荷物まとめておきましたよ」 「む、母上様ありがとうございます」 「貴女がいなくなると寂しくなるわ」 「向こうに着いたらお手紙を送りますのでどうか悲しまないで下さい」 「運転手がそろそろ到着します、陛下こちらへ」 あっという間に彼女は遠くへ行ってしまう。 言いたいことがあった気がする。 だがそれはもう、今はもう………… 「それではセージ君、今まで色々とお疲れ様でした 深くお礼を言わせて頂きます」 事務的に頭を下げる伯爵という男。 僕はただ黙って頭を下げることしか出来なかった。 【陛下と僕と獣の数字 第十話~出会い別れヴォルテックス~ 続】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字
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【陛下と僕と獣の数字 第11.5話】 「あは……あははははははは!」 嗤う。 「あはははははははははははははははは!」 笑う。 「はははははははははははははははははははははは!」 哂う。 「ついに目を覚ましたわ!全て狙い通りに!」 自宅の近くで鉢合わせするように数日前からあの狂犬をこの街に誘い込み 遊園地では無茶な襲撃を仕掛けてあえてサンジェルマンを警戒させ 息子がもっとも後悔するタイミングで別れを演出し そしてこの結果。 「これであの娘は私達の一員!私たちの中でも最強の一“獣”そのものになった!」 「ちょっとちょっと、胴体真っ二つになった貴方を治した私に感謝は?」 女性の背後に少女が現れる。 顔は痣だらけ、首にも締められた跡がある少女。 「もちろんするわよ私、それとも聖母様とでも呼べば良い?」 「やめて、私はたった一人の可哀想な男の子の為の聖母なの あとはもう他の誰からも聖母だなんて呼ばれる気はないわ それよりも私こそどうなの?自分の息子を“アレ”の呼び水にするなんて」 「息子、ねえ」 あーあ、と女性はため息を吐く。 「どーーーーーーでも良いわ」 「だと思った」 「私はこの一瞬のために居た私だし、それ以外本当にどうでもいいのよね」 「知ってる知ってる」 「じゃ、行くわ」 「いってらっしゃい私」 「ええ、しっかりと“獣(ワタシ)”は手に入れてくるわ」 女性は少女に向けてはっきりと宣言する。 尼僧の姿をしたその女性の顔はハッキリ見えているはずなのに何故かそれを顔とは識別出来なかった。 【陛下と僕と獣の数字 第11.5話 続】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字
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朝焼け http //distilleryimage4.s3.amazonaws.com/478f8f2cfc5111e1b62322000a1e8a75_7.jpg 公園 http //distilleryimage0.s3.amazonaws.com/f5ff2276a0ca11e18bb812313804a181_7.jpg 夕焼け http //web.stagram.com/p/217829013920902605_143980474 早朝 http //web.stagram.com/p/279007260628708620_143980474 さゆちゃんと雪と遊んできた!手が霜焼け! http //web.stagram.com/p/368384978272611641_143980474 かまくら http //distilleryimage6.s3.amazonaws.com/987486a65fdc11e28e7522000a1fbe50_7.jpg 他 http //p.twipple.jp/UDFwL http //p.twipple.jp/rpPtr http //p.twipple.jp/nfPwY http //p.twipple.jp/z3JaS http //p.twipple.jp/CErKe http //p.twipple.jp/UrEz5
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【陛下と僕と獣の数字 第五話】 夜刀浦市立第一高等学校。 どこにでもある普通の公立高校。 治安は良く、進学実績もそこそこのまあまあ良い感じの高校だ。 「今年の二年B組の出し物は……筋肉喫茶だ 男子は全員上半身裸で筋肉をアピール、女子は裏方に回って料理を作れ」 担任が少々筋肉フェチでしかも男なことを除けば 「先生よ、それには反対だ!」 陛下が手を上げて異義を唱える。 「女子だからといって誇れぬ肉体を持っていないというのは偏見でしょう! 女子が筋肉を誇ってはいけないという理由があるのか!?」 駄目だこいつ。 「ほう……クラウディア君、そう言うからには君とてそれ相応の筋肉は持っているのだろうな」 「無論、私は幼少の頃よりレスリングを習わされてきています 鍛えあげられた肉体は殿方にも劣らぬ強度と筋肉を誇っている!」 ドヤ顔するなよ陛下…… そして羨望の眼差しで見つめるなよお前ら…… 陛下はゲーム風に言うと特殊技能「カリスマ」を所持しているせいか何故か何をやっても人の尊敬を集めてしまう。 生まれながらにして王の器を持つということなのだろうか 「良かろう!良い筋肉だ!女子も筋肉に自信がある物は給仕の大役を認めようではないか!」 いつの間にか陛下は脱いでらっしゃった。 うわすげえ腹筋六つに割れてる。 ミラ・ジョヴォヴィッチかよ、ララ・クロフトかよ。 お前吹き替えは絶対田中敦子さんにやってもらえよな。 「うぉおおおおおおおおおおおおおお!」 謎のテンションである。 完全に陛下のテンションが皆に伝染している。 後で皆「なんであの時は調子に乗っちゃったんだろう……」って後悔するのに 「じゃあ二年B組は筋肉喫茶で良いな?」 「YEAHHHHHHHHHHHHHH!」 「レッツ、パーリィ!」 「YEAHHHHHHHHHHHH!」 「という訳で書記の鷲山君、頼んだ」 「あいあいさー」 と、そこで違和感を感じる。 書記の須山九郎、彼一人だけがこの異常な狂奔の中で冷静を保っている。 彼はしれっと提出する書類に【喫茶店・軽食】と書いて生徒会対策兼賢者モード時の為の保険までかけている。 ホームルームが終わった後、体育の授業の為に体育館に向かう僕は鷲山くんに話しかけてみることにした。 「須山、筋肉喫茶って書かなかったな」 「当たり前だろう、あんなものを真面目にやるなんていかれている」 まったくだ、お前が正しい。 「そう思うよ、筋肉喫茶なんてやってられないからな」 「ラーメン屋なら頑張るんだけどなあ」 鷲山君の実家はラーメン屋である。 なかなか繁盛しているようで高校を卒業したら彼は家を継ぐのだそうだ。 「ところで金子」 「なんだ」 「お前さ……生きてるってなんだと思う?」 「分からない」 「迷える衆生に道を示すのが僧の役目じゃないのか?」 「俺は僧じゃない、兄貴と親父だけだ」 「じゃあなんなんだ、お前のジョブは」 「スチューデント?」 「だーよなー……」 「急にどうしたんだ、生きていることの定義を問うなんて」 「いや、最近身近な人が死んでねえ」 「それはご愁傷様だったな」 手をあわせておくとしよう。 「生きてるとか死んでるとか、存在するとかしないとか なんだか正直良くわからなくなってきたよ」 「そうだなあ……」 それが簡単に解ったら宗教何て要らないよ。 と僕はニヒルに答えようかと思ったがそれもあんまりだ。 「仏様が言っていた 空即是色、色即是空、とな」 「なんだそりゃあ」 「有るものは無いし、無いものは有る」 「訳わからん」 「解ったら仏だよ あともう一ついい言葉を教えてやろう」 「なんだ?」 「本来無一物」 「意味は?」 「零から生まれた生き物が還る処もまた零でしかない」 「……つまりあれか、生にも死にも違いなんて無いんだと」 「違うけど今はそんなもんでいいよ」 「ふーん」 「ただね」 僕はね 「無一物中無尽蔵 なんもないけどそれゆえになんとでもなる ZERO=ALL」 「……成程」 じゃあこれでいいのか、と鷲山は呟く。 「今目の前にあるものを否定するなんて辛いだけだからな どんなことが有ったとしても、自分の目で見たことは事実なんだし、それを飲み込んで受け止めて生きていくしかない」 「解った、そうだな。死んだ人は死んだ、生きている人を大切にしていよう」 「それで良いんじゃないか、死んだ人に感謝して、生きている人を大切にする だってほら、お前は生きているんだから」 「死んだら?」 「零さ、今そこにいるお前は零でない。だから生きている 零を思考することなど不可能だ、零は観測することしかできない」 「そっか……、少し気持ちが軽くなったよ」 「それは重畳」 「ところでお前の従妹さんが次は体育の授業ということでハッスルなさってるが」 「おぉのう……」 クラウディアがダンク決めていた。 お前本当にこのクラスに馴染んでるなおい。 体育の授業が終わり、放課後。 下校する途中は商店街を通り抜けながらクラウディアとの雑談が僕の日常である。 「なあセージ」 「どうしたクラウディア」 「あの鷲山という男」 珍しい、他人のことなど気にしない陛下が僕との雑談で他人の話題を出すなんて。 「本当に生きているのか?」 「は?」 「うん、生気がしないんだ。やつから」 「何言っているんだ?」 「心臓も動いている、顔色も良い、しかしヤツには生者の気配が無い」 「親戚の人が死んだらしい、それが原因だろう?」 「ふむ……まあそういうことにしてお……」 一瞬だけ、閃光が走る。 次の瞬間に爆炎が。 そして最後に暴風が。 「うっ……つぅ……」 僕はといえば何とか助かっていた。 「大丈夫だったかセージ?」 路地裏に蹴り飛ばされていたおかげで直撃を免れた僕は路地裏から顔を出す。 クラウディアは平気な顔をして立っていた。 服が黒焦げになっているが爆心地と思しき方向を見てニヤニヤと笑っている。 「俺は助かったがお前は?」 「私に人間の兵器は効かぬ」 「他の人は?」 「あ、しまった」 路地裏から出て辺りを見回すとちょうど夕刻で買い物に来ていた人々が炎に焼かれ、爆風を叩きつけられてうめいていた。 地獄絵図である。 「すまぬセージ、うっかりしておった」 クラウディアはその情景を見ても眉ひとつ動かさず、ただ僕にだけ“約束をうっかり忘れた子供のような”顔をして謝った 「……仕方ない、救急車に連絡するぞ」 「お、怒ってるのかセージ?すまなかった、特に気にしていなかったからつい守るのを忘れてしまったんだ なんなら今から能力を使ってでもここの人達を……」 「いやいい、能力は使うな」 僕が怒っていると勘違いされてしまった。 陛下が少し涙目であらせられる。 この人は他人のことが本当にどうでもいいのだ。 「お前を狙った攻撃ならばそれは相手の思うつぼだ、クラウディアは辺りを警戒していて」 「ならば任せよ!この私に奇襲の類は無意味だからな!」 さすが幼少時より暗殺者に狙われ続けただけはある。 未来予知じみた直感を持つ彼女に任せていればその心配はないだろう。 「ごきげんうるわしゅう異国の皇帝よ」 なに? 「何者だ貴様!」 「強いて言えば這い寄る混沌、あるいは無貌の……まあ良い」 声が響く。 透き通る刃のような美しい声。 「夜刀浦の街に少々縁があって罷り越しました、今宵は偉大なる皇帝陛下に多少の土産物を持って挨拶に伺ったところです」 陛下の見ている方向に、男は居た。 漆黒のスーツに身を包み、ステッキをついてキザにポーズまで決める長身の男。 浅黒い肌に黒い髪、瞳は見ているだけで吐き気を催すような暗い光を湛えていた。 「言いたいことが解らんな?」 「貴女ともあろう方が理解なさらないとは……残念至極 貴女ならばきっと喜んでいただけると思ったのですがね、このような大殺戮は」 男はマッチを擦り、足元のポリタンクを蹴り倒す。 きつい匂いの液体が溢れてピタゴラスイッチのように蹴り飛ばされたポリタンクが別の仕掛けとぶつかって各所にガソリンが飛び散る。 「僅かな火であってもこうしてしまえば炎が炎を呼んでこの商店街程度は火の海にできるでしょうねえ 貴方も私も人間の兵器では傷がつきませんから、まあそこそこ特等席で地獄が見られるカト 貴方はこういうの大好きでしょう、暴君?」 「やめろ!」 「悪いね少年、君には聞いてない」 男が指をパチンと弾くと僕の身体はひとりでに地面へと叩きつけられる。 「貴様良くもセージを……!」 そう言ってクラウディアは一足に男に飛びかかる。 「ひえー怖い怖い」 男は大げさに驚く振りをしながらマッチをポロリと落とす。 「あ、びっくりして落としちゃった」 「――――――――!?」 男の足元のガソリン溜りにマッチが落下していく。 陛下の足では間に合わない。 絶体絶命か、そう思われた瞬間だった。 「鴉、限定解除」 白刃が二回、宙を舞う。 黒翼が二度、軌跡を描く。 マッチの火は、剣の閃きによって消し去られていた。 「来ましたか鴉!」 「這い寄る混沌、貴方の好きにはさせない」 「ククク、私の庇護下から逃げるとは愚かな真似をしたものだ 死体に都市伝説としての貴方の力を埋め込んだ所で私を討伐できるとでも? 大人しく我が下に還るのです!」 怯え惑う人並みを分けて白髪の少女が現れる。 そして鴉のような甲冑を纏った漆黒の騎士が彼女を守るようにして寄り添う。 「獣の数字の契約者様、本来関係ない貴方様を我々の戦いに巻き込んでしまい、申し訳ありません」 少女はクラウディアに深く頭を下げる。 「構わん、それよりそこの男だ」 クラウディアの瞳孔が収縮してまるで獲物を見つけた鰐や獅子のようになっている。 「あの男、至極不快である。貴様らが何者かは知らぬが私の手伝いをする許可を与えよう」 「ありがたき幸せ」 少女は再び深く一礼して一歩下がる。 「おーっと、ストップストップ!二対一なんて面白くないよー!? 今回は挨拶に来ただけなんだ、今日からこの街を死ぬほど面白い俺のおもちゃ箱にするからよろしくねって」 「そのような戯言、聞く耳持たぬわ! 我が獣の数字を以て命ずる!貴様は座して死を待て!」 獣の数字が紅く輝く。 赤光が目にも留まらぬ疾さで男を幾重にも拘束して動きを封じる。 「なっ!?あれ?時間跳躍ができない……!」 「肉片も残らぬほどに切り刻みなさい、鴉」 「御意」 鎧の剣士が剣を男に投げつける。 剣士が幾つもの印を結ぶとあっという間に剣は無数に増え、数え切れない程の物量で男を串刺しにする。 「がァっ!?」 「ダストザダスト、混沌もまた混沌に帰りなさい」 「く……裏切り者、め 俺が死んだ所で第二第三の俺がお前の所に現れるぞ!」 散り際に、男は吼える。 「相克こそ混沌の証なれば」 少女はそう答えていた気がする、しかし風が吹いてよく分からなかった。 わずかに残ったケシ粒のような肉塊を、クラウディアの呼び出した龍が焼き払って男は完全に消滅した。 遠くから救急車のサイレンの音色が聞こえてきたので、僕と陛下、そして謎の二人組はそそくさとその場を退散した。 「やはりそうか」 「え?」 陛下は納得が行ったというような顔つきで頷いている。 「あの鷲山という男、死人だ!何かの能力で無理矢理魂を身体に縛り付けられている!」 何故そのように嬉しそうな顔で話すのか、僕には分からなかった。 分からなかったのではなくて、分かろうとしなかったのだけど。 それが怖かっただけなのだけど。 【陛下と僕と獣の数字 第五話 続】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字
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【陛下と僕と獣の数字 第6.5話】 「くっ……どちらも想像以上の能力だった」 半身から血を流しながらも歩き続ける男。 這い寄る混沌ナイアトラップ。 彼はクラウディアによる拘束とトトに使役された九郎の斬撃で瀕死となっていた。 しかしそれでもバラバラになった存在を繋ぎあわせて自らの肉体を再構成。 この世に再び具現しようとしていた。 「だがしかし、詰めが……甘かったな 我々の内に目覚めた自殺衝動、そして眠れるアンチ・クライスト 良いさ、今はしばらく力を溜めて……再びこの街を悪意で染めてやる」 そう言って、這うようにして路地裏の闇へと溶けていこうとする這いよる混沌。 「駄目だ」 ガシリ、と男の頭をつかむ腕。 死の舞踏、振り返った男はそんな題名の絵画を思い出した。 「お前に明日は来ない」 厳かに呟く髑髏の仮面。 驚くほど軽い音をさせながら這い寄る混沌の頭骨が砕けていく。 「や、やめてくれ!」 “これ”は這いよる混沌の中でもとびきり弱い個体だ。 そしてとびきり弱い個体であるがゆえにとびきり強い悪意を持っている。 単純に純粋に、都市伝説の力さえ使わずに無力な人々を害することだけに特化した個体。 だからこそ、こんな悲鳴もあげる。 「お前に」 仮面の青年は厳かに繰り返す。 「明日は」 「やめろ!離せ!くそっ!なんで逃げられないんだ!少し身体をバラバラにすればそれだけで……!」 「来ない」 仮面の青年は何本かの骨を地面から取り出すと這い寄る混沌を串刺しにして地面に貼り付ける。 「ほう、私がやられたか」 「しかしそやつは私の中でも最弱の存在」 「策を弄して数を殺すことしかできない」 「化身と呼ぶにもはばかられるような小物だ」 それと同時に次々と現れる異形の怪物達。 或るものは象のような鼻をした四腕の巨漢。 或るものは幾つ物触手が絡まりあった異形。 或るものは無数の目がついた蝙蝠。 そして或るものは純白の美しい肉体に赤いマフラーだけを巻いている。 まるでヒーローのように。 見るだけでも正気を削られていくような狂気の一群。 しかし仮面の青年は怯まない。 「死神の力を得ているな?」 「答える義理はない」 「ふん、我々を前に逃げる素振りすら見せぬとは……人間も愚かになったな」 「俺は悪を見過ごさない」 言うが早いか仮面の青年はまず巨漢の顔面を殴り潰す。 青年に掴みかかろうとした巨漢の腕をバク転で回避して空いた土手っ腹に前蹴りを叩きこむ。 横から現れた触手の数々を手刀で切り裂くとその一品に骨を仕込ませて飛んでいた蝙蝠向けて投げつける。 直撃、目を貫かれた蝙蝠はふらふらと落ちて行く。 蝙蝠を踏みつけにして英雄の似姿とでもいうべき邪神の化身が青年に襲いかかる。 蹴りと蹴り、拳と拳、同時に幾つもぶつかる。 「猛れ狂骨!」 後ろから跳びかかった巨漢を肋骨のような形をした刃が八つ裂きにする。 「その姿ではどちらが正義か解からんな?」 “英雄(エロイカ・パロディア)”とでも呼びたくなるその化身は笑う。 しかし哀れなものでも見るかのように青年はそれを見下して仮面の下から嘆息する。 「正義とは誰かに認めてもらうことではない。自らに恥じぬことだ」 「は?」 その刹那、仮面の青年――明日真――の拳が邪神を貫いた。 ただの拳であれば死ぬことはなかっただろう。 しかしその拳は死神の鎌の具現。 いくら程度の差があろうとも、いくら神の化身であろうとも、死は等しく訪れる。 「その魂、旭日の光と散華しろ」 彼らの戦場に朝日が差す。 それと同時に歪な英雄の巨像は光の粒子になって消滅した。 「さて、次はこいつか」 青年は仮面を外して写真を覗き込む。 「こいつが鍵になるっていうのが本当なら……」 裏に蜜柑のマークがついたその写真には褐色の肌と白い髪の少女が写っていた。 【陛下と僕と獣の数字 第6.5話】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字
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@パを改造するなら誰もが目を通すであろう、「@パーティー解体新書」。 ここに、特定のステージから特定のステージへ移動するコマンドの追加の仕方が書かれてありますよね。 この方法だと、「./lib/_skill.cgi」の中で1つの条件に対して1行が必要になってきます。 なので、私の@パのように何十個も条件を作っていると、それだけ行数が多くなり、無駄に長くなってしまいます。 そこで、たくさんのステージ移動の条件をまとめて一つにして、管理を楽にしよう!というのが今回の目的。 オマケとして、移動先のステージで途中参加の可否が設定出来る、というシステムも組み込まれています。 まず、「./config.cgi」を開いてみます。 そこに、以下のように、ステージ移動のための条件を纏めた配列を追加します。 # ステージ移動 # [移動前,移動後,途中参加可能か(0→可能,1→不可能)], @stch_num = ( [移動前のステージ番号,移動後のステージ番号,途中参加の可否], [移動前のステージ番号,移動後のステージ番号,途中参加の可否], ・ ・ ・ ); []の中には、指示通りにステージ番号や数値を入れてください。 続いて、「./lib/_skill.cgi」を開き、以下の1行を探しましょう。 push @skills, ([0, 0, きっく , sub{ kick }]) if $round == 0 $m eq $leader; # 開始前 リーダーのみ このすぐ下に、以下を追加。 # 次のステージへ進むコマンドを追加 if ($round == 10 @enemys == 0 $type eq 1 ) { for my $i (0.. $#stch_num) { push @skills, ([0, 0, "$stages[$stch_num[$i][1]]に進む", sub{ $stage = $stch_num[$i][1]; $round = $stch_num[$i][2]; $com.=" br / $m達は$stages[$stage]に進んだ!"; }]) if $stage == $stch_num[$i][0]; } } これで完了です。 さらに条件を追加したい時は、「./config.cgi」の「@stch_num」に要素を追加してやるだけでOKです。 _skill.cgiの中がキレイに纏まって、スッキリしましたね。 更に特別な条件での移動を追加したい時には、この方法に加えて、更に解体新書の方法も一緒に使用することも可能です。 目次に戻る
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【陛下と僕と獣の数字 第8.5話~wikiの単発作品の殺戮少女を見ると良いかもしれません~】 「というわけです所長、代理として護衛の任務は果たして来ました」 「完璧だ、仕事はそれでオシマイ。あとは好きに遊んでくると良い」 「そうは言いますけど私一人で遊んでこいっていうんですか?」 不満そうな声を上げてみる。 電話の向こうから苦笑いするお父さんの声。 「できたら……お父さんと一緒に来たいなあ」 その直後に猫撫で声で甘えてみる。 心底可笑しそうにお父さんは笑う。 「済まないがそれはできないな。代わりに今度どこかに連れていこう」 「約束だよ?」 「ああ」 通話が切れる。 さて、さっさと帰ることにしよう。 それにしても……あのセージとかいう人中々イケメンだったなあ。 反応が初心なところも中々可愛いがいかんせん包容力が足りないのが物足りない。 愛するより愛されたい私としてはハードボイルドで血と硝煙の香りがして雰囲気がマッチョで(ガチマッチョは引く)、でも捨てきれぬ優しさを漂わせる年上じゃないと駄目なのだ。 「お、メール」 何台も持っている携帯の一つが鳴る。 「お兄さんからだわ、消去」 基本的に小言しかないので見ないことにしている。 友達からのメールはさっさと返信しておこう。 映画を見に行くからついてこいとのことである。 初めて会った時から自分勝手なところが変わらないなあ。 でもそういうところが好きなんだけどね。 「あらこれ……」 別の携帯にさっそくセージくんからのメールが来ていた。 うわ……メールだとテンションたかいなあ……。 適当に色よい返事しておくか。 あの後お友達にボコボコにされたと思うんだけどどうなんだろう。 まあその程度でこりるとも思えないんだけどさ。 「あの後は無事に友達に会えました、ありがとうございましたっと」 偽名を使って接触した相手だから距離を置かなければならないのだろうが嫌いではないタイプだ。 まあ友達としてメールで探りを入れるのは大事だろうし、お父さんの命令通りしっかり付かず離れずで監視しておこう。 でもなんで都市伝説の力を使って探ろうとしないんだろう? それも含めて私はまだまだ学ぶ必要がある。 より完璧な兵器でいるために。 そして同時に完璧な兵器の運用者である為に。 「おや霙さん」 電車に揺られて家路につく私の前に黄金の伯爵が現れる。 「伯爵様ですか、お父さんを通じて任務については報告がございますのでしばしお待ちください 少なくともあのセージという人には言われた通りにしました」 「グッド、凡庸な青年ですがその凡庸さが何時か武器になる どうしようもなくなったら彼にも陛下を守るために働いてもらいましょう」 しかし、知り合いの子供にそんな真似をさせるとはこの男も一体どういう神経なのだろう。 「解せぬ、という顔ですね」 「はい」 「仕方ないのですよ、わが友であり師でもある“トト神”を殺したあの少女 あれは今相当に弱っていますから……少しでも暗殺の為の手駒を増やしたい」 電車の中でそんなこと大声で言っていいのか? ああ、人払いは済んでいるのか。 「期待していますよ、貴女には」 「ありがとうございます」 事務的に返事をする。 伯爵はにこりと笑って何処かに行ってしまった。 電車は家のある街の駅に着く。 今日もまた悪いこともしていない人の命を奪うような真似をした。 でもそれは私がお父さんの命令を聞いて私の意思でやったことだ。 だから、良い。 私は悪くない。 私は幸せだ。 私みたいな子供の中では群を抜いて幸せだ。 私を迎えに来ていたお父さんに手を引かれて私は私の家に帰る。 【陛下と僕と獣の数字 第8.5話~wikiの単発作品の殺戮少女を見ると良いかもしれません~ つづく】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字