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熊を追い払う ――ケッシグの言い回しで「森で死ぬ」 Out chasing bears ――Kessig expression meaning "died in the woods" 闇の隆盛 【M TG Wiki】 名前
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《星熊 勇儀》 No.326 Character <第五弾> GRAZE(3)/NODE(6)/COST(2) 種族:鬼 (自動α): あなたのノードが4枚以下の場合、〔このキャラクター〕は「戦闘修正:+3/+3」を得る。 (自動α): 〔あなたの場の「種族:鬼」を持つキャラクター全て〕は「戦闘修正:+1/+1」を得る。 攻撃力(4)/耐久力(4) 「問おう、お前は勇者なのか?それとも愚か者なのか?」 Illustration:香水草 コメント 大江山酒呑童子四天王、力の星熊童子。 条件付ではあるが強大な力を発揮できる。 何もしなくてもN6/C2で戦闘力は実質5/5なので決して弱くは無い。 しかし、彼女の真価は1つ目の能力にある。自分のノードが4以下になると+3/+3の戦闘修正を得るので、なんと8/8という大型キャラクターに変貌するのである。 受動的なデッキではノード4以下に抑えるのは厳しいが、能動的にガンガン動いていくデッキならばそれほど難しくは無い。産霊『ファーストピラミッド』を使えば更に効率よく出すことが出来るだろう。 補正を与えることのできる同じ種族:鬼であり、能力によってノードを調整できる水橋 パルスィ/5弾との相性はそこそこ良い。 「重複しない」の記述がないため、二つめの自動効果は重複する。このカードを3体並べた場合、ノードが5枚以上なら7/7、ノードが4枚以下なら10/10となるため、何かできるかもしれない。例えば6ノード(うちアクティブノード2枚以上)から黄泉の舟→霊符『古き地縛霊の目覚め』→諏訪大戦でノードを4枚以下に→力業『大江山颪』など。 関連 第五弾 星熊 勇儀/9弾 星熊 勇儀/12弾 夜天の鬼神チーム 力業『大江山颪』 怪輪『地獄の苦輪』 鬼声『壊滅の咆哮』 鬼符『怪力乱神』 四天王奥義『三歩必殺』 光鬼『金剛螺旋』
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最終話 熊とひばりが恋をした 267 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 20 55 44.61 ID z0uwwU6n0 [8/20] 推奨BGM: 「俺さんが悪いんですよ?」 阿鼻叫喚の中でも、彼女のその声ははっきりと俺の耳に届いた。 「俺さんが……他の女の子のことばっかり話すから…。」 名を呼ばれるだけで心が躍ったこの声。 「でも、もう大丈夫。」 その声で紡がれる彼女の言葉を、俺は今どう感じ取っているのだろうか? 「皆始末しましたから。」ニコッ その白い肌を鮮血で汚して微笑む彼女の言葉を、何を思って静聴しているのだろうか? 「これで俺さんは私しか見えませんよね? ふふふ……もう誰も私達の邪魔は出来ません。」 俺は、俺が愛した……いや、今でも愛しているはずの彼女が男達に取り押さえられるのを黙って見ている。 彼女は、その右手に持ったナイフで少女達を刺していた彼女とは思えないほど大人しく地べたに押し倒された。 「俺さんは強い女の子の方が好きなんですよね? えへへ…私もこれでやっと俺さんの理想の女の子です。」 彼女の傍らには、俺が世界で一番大切だと言った少女だったものが4つ。 268 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 20 57 10.15 ID z0uwwU6n0 [9/20] 「ウフフ……ネウロイをあっという間に倒してしまったとっても強い俺さんと、二人のお邪魔虫をやっつけた強い私………お似合いですよね♪」ニコッ 白みがかった金髪がキレイだった少女達が、俺に成長した立派な姿を見せてくれることはもう永遠にないのだ。 「俺さん……私達はずっといっしょですよ?」 俺は、今も俺に語りかけている彼女を……4人の少女の命を奪ったレイヴォネン少佐を、 「だって私は……」 誰よりも愛している。 「俺さんのことを愛していますから♪」ニコッ 俺「うわぁ!?」ガバッ 俺「ハァハァ…」ガタガタ 俺「ゆ、夢か…。」 最終話 熊とひばりが恋をした 269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 20 58 16.74 ID z7jz3MWp0 [8/9] いきなり心臓に悪いわ 支援 270 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 20 58 49.72 ID z0uwwU6n0 [10/20] 俺「ハァ……おはよう…。」 ラウラ「おはよう、俺さん。」 ハンナ「おはようございます、俺曹長。どうしたんですか? 顔が真っ青ですよ?」 俺「あ、ああ……ちょっと嫌な夢を見てな…。」 何だったんだ…あの夢? 妙にリアルで…… エルマ『俺さんのことを愛していますから♪』 俺「」ブルッ い、いくらなんでもレイヴォネン少佐がああなるなんてことはないよな? 俺のことを好きになるかどうかすら怪しいんだから。 エイラ「俺~今日はイイ夢見れたかァ?」ニヤニヤ な、何だよ!? ニヤニヤするんじゃねぇよっ! まるで、俺が見た夢を知っているような口ぶりだな…。 エイラ「さぁ、どうだろうナ~♪」 272 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 21 00 27.73 ID z0uwwU6n0 [11/20] 俺「あの夢は一体何だって言うんだよ…。」 エイラ「フフフ…女の嫉妬は怖いっていうことなんダナ~♪」 ? 嫉妬がどうしたんだ? エルマ『皆始末しましたから。』ニコッ 俺「」ゾクッ エルマ「おはようございます、俺曹長。」 俺「うぉわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」 エルマ「キャッ!? ど、どうしたんですか…?」 俺「い、いえ…なんでもないんですけど……」 エルマ「顔色が悪いですよ? もしかしたら熱でも…」 ピトッ 俺「――――!?///」 エルマ「う~ん…熱はないみたいですねぇ……。」 273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 21 01 42.82 ID xBqxTKAU0 [4/4] うぁぁぁぁぁぁ 支援 274 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 21 01 53.61 ID z0uwwU6n0 [12/20] 俺「だ、大丈夫ですっ!」アタフタ エルマ「それならいいんですけど…。」 ヤバイなぁ…。この娘は無自覚にこういうことをするから困る……。 まぁ…これくらい鈍感だから、俺の好意がバレる心配がなくて安心出来るんだがな。 ニパ「おはよう、俺さん。どうしたの、顔が真っ赤だよ?」 俺「お、おうおはよう! ん? ここに寝癖ができてるぞ?」 ニパ「うわぁ!? 本当だ! うぅ…女としてさすがにこれはマズイよなぁ…。」 俺「今更だろ。」ケラケラ ニパ「ひどいよ俺さん!」ムーッ エルマ「う~む……。」ジーッ 俺「こっちの方がお前らしくてイイって。」ワシャワシャ ニパ「寝癖をひどくしないでってば!」ジタバタ エルマ「………よし!」ギュッ 俺「お前は本当にからかい甲斐があるよな。」ナデナデ ニパ「うぅ……俺さんとエルマ隊長が最後の希望だったのに…。」 275 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 21 06 56.56 ID z0uwwU6n0 [13/20] エルマ「お、俺曹長!」 俺「ん? 何ですか、レイヴォネン少佐?」 エルマ「俺曹長はニパさんのことが好きなんですか!?」 俺・ニパ「「…………………………は?」」 エルマ「うぅ……やっぱり息ぴったりです…!」ズーン 俺「いやいや何言ってるんですか!?」 ニパ「そんな………………困るよぅ!///」 俺「お前も本気にしてんじゃねぇ!」 突然何を言い出すんだ…この娘は……。 俺が好きなのは…… エルマ「だって俺さんはニパさんのことをよく今みたいに構っていますし……。」 俺「いやっ……それはコイツをからかうのが面白いだけで…!」 ニパ「なんかやたらとちょっかいかけてくると思ってたら………好きな娘には意地悪したくなる的なヤツだったんだね…!///」 俺「ねぇよ! 俺は小学生か!」 276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 21 10 00.55 ID NNAlRfyJ0 [2/2] やれやれだにゃ~。でも、可愛いぞ支援 277 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 21 12 48.65 ID z0uwwU6n0 [14/20] まったく……たしかに、カタヤイネンはカワイイとは思うけど…さすがに恋愛対象としては見れねェってのに…。 まだ幼い教え子に欲情するような奴は、扶桑陸軍の変態教官だけで十分だ。 俺「ハァ……いくらなんでもこんな子供を女としては見れませんよ…。」 ニパ「むっ……子供扱いしないでよ。」 俺「実際、子供だろ?」 ここで子供じゃなくて、恋愛対象なのは貴女だけですよー、というのを言外に匂わせたつもりなんですけど…… エルマ「そうなんですか……良かった…。」ホッ さすがに気付かないか。 俺「とにかくカタヤイネン、今日くらいは身だしなみを整えておけよ?」 ニパ「…………………うん…。」 今日は俺達L中隊の、最後の日なんだから。 278 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 21 18 48.39 ID z0uwwU6n0 [15/20] エルマ「これを以てスオムス空軍第24戦隊L中隊を解散とする。スオムス軍最高司令官カール・グスタフ・エミール・マンネルハイム元帥。 ふぅ……この辞令の通り、私達L中隊は今を以て解散となります。 今までありがとうございました!」ビシッ 「「「「「ハッ!」」」」」ビシッ エイラ「けっこうあっけない終わり方だナ~。」 俺「軍隊なんてそんなもんだよ。お前らは今日この基地を発つんだろ? 準備はできてるか?」 ラウラ「一応な。」 ハンナ「大丈夫です。」 エイラ「あっ…水晶玉入れるの忘れてタ…。」 ニパ「私もまだ終わってないや…。」 俺「まだまだ時間があるからさっさと行ってこい。」 エイラ・ニパ「「ハ~イ。」」 ハンナ「私達も荷物取ってくる。」 ハンナ「最後の確認をしてきます。」 279 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 21 24 48.52 ID z0uwwU6n0 [16/20] 俺「ふぅ…。」 あっけない…………か。確かにな。 2カ月間寝食を共にした仲間との別れが、紙切れ一枚読み上げるだけで済んじまうってのは、ちょっと寂しいよな。 でも、人との出会いと別れなんてそんなものだよな。出会いがどれだけ衝撃的なものであっても、別れは案外あっけないもんだ。 だから、教官少佐が言っていたように、一期一会を大切にするべきなんだよな。いっしょにいる時間を大切に………だな。 俺「終わっちゃいましたね。」 エルマ「はい……。」 俺「レイヴォネン少佐、お疲れ様でした。」ペコ エルマ「へっ…あ、ありがとうございます…! えっと…頼りない隊長で色々ご迷惑をおかけしました…。」 俺「迷惑なんてとんでもない。貴女がいたから、この隊は最後まで団結していられたんですよ?」 あんなに個性が強い連中ばっかり集まって……よく大きなケンカが起きなかったな…。 唯一あった大ケンカといえば………………ああ、俺とレイヴォネン少佐のやつか…。 281 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 21 30 52.21 ID z0uwwU6n0 [17/20] 俺「こちらこそスイマセン……あの時、思いっきり怒鳴ってしまって…。年上の俺が冷静さを失っちゃダメですよね。」 エルマ「い、いえいえ! あの時私も柄にもなく頭に血が上ってしまって…!」 俺「いやいや俺が……」 エルマ「いえいえ私が……」 俺「………」 エルマ「………」 俺「……ククク…。」 エルマ「……フフフ…。」 俺「最初の頃から考えると、レイヴォネン少佐とこうやって笑いあっているのが信じられませんね。」 エルマ「そ、そうですね。申し訳ないんですけど、俺さんのこと最初は怖い人かと…」 俺「ハハハッ…いいですよ。実際、見た目通り粗暴な奴ですから。」 エルマ「そんなことないです! ちょっと乱暴かもしれないけど、俺さんは優しくて頼もしい人です…。///」カァァ 俺「そ、それはどうも…。///」ポリポリ 何て言うか………レイヴォネン少佐の中で、俺はけっこう高評価だったんだな…。 実際こんなこと言われると……尋常じゃなく照れる…。 282 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 21 32 31.48 ID z0uwwU6n0 [18/20] 俺「と、とにかく! アイツらを無事に送り出せて良かったです!」 エルマ「そ、そうですねっ!」 あまりにも照れくさかったから無理矢理話をそらした。 せっかくイイ雰囲気だったのに………俺のヘタレが…。 俺「無事に送り出して、俺達の仕事は終わりなんですねぇ…。」 エルマ「そうですね。」 俺「これで終わりかぁ…。俺達はアイツらに何かしてやれたんでしょうか?」 エルマ「う~ん……特に思い当たらないですね…。」 このL中隊の設立目的は、若手エースの更なる技術的、人間的な向上だ。 実際この2カ月、俺とレイヴォネン少佐は寝ても醒めてもアイツらの将来のことばっかり考えていた。 その成果がよく分からないとなると………さすがに虚しい。 283 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 21 33 30.93 ID z0uwwU6n0 [19/20] エルマ「まぁ、いいじゃないですか。人の成長っていうのはどれだけ多くの人と出会い、触れ合ったかに依るものだと私は思います。 私達はその出会った人の一部、彼女達の成長の礎となれたんです。それだけで充分だと思いましょう? 彼女達の礎となった他の人達よりも、私達の方が彼女達を想っていたなんていうのは思い上がりです。」 俺「そう…ですね。結局、俺達のやっていたことなんて、アイツらの人生にとってはちっぽけなものですよね。」 エルマ「はい。でも、とってもとっても大事なものです。」 俺やレイヴォネン少佐………ほんのちょっとでも教育というものに携わった者は感謝されるべきではないのだ。 これが俺達の仕事であり、生きがいだから。 感謝する暇があるんだったら、もっと精進して立派な人間になってほしい。 俺達は、立派になった姿を影からそっと覗くだけで充分満足だ。 俺「アイツら…笑顔で送り出してやりましょうね。」 エルマ「はい。」ニコッ 131 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00 29 54.66 ID 75+6OtLg0 [2/41] 俺「忘れ物はないなー?」 ハンナ「はい。」 ラウラ「ああ。」 ニパ「うん……。」グスッ エイラ「ああ。」 俺達は滑走路に来ていた。 エース達の背後には、ヘルシンキへと向かう輸送機。 この飛行機が飛び立ったら、もう俺がコイツらに会うことはないんだろうなぁ。 俺「よし。それじゃあ、輸送機に乗れ。」 エイラ「あ~あ……めんどくさいナ~。」 ラウラ「大して時間かからないだろ?」 ニパ「ヒック……俺さん、エルマ隊長………元気でね…!」グスッ エース達は順々に輸送機に乗っていく。これでコイツらとはお別れか……。 132 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00 34 05.74 ID 75+6OtLg0 [3/41] エルマ「………。」 寂しくないと言ったらウソになる。でも……慣れてるからな。 これでも軍歴はそれなりなんだ。いくつもの出会いと別れを繰り返してきた。 こんな、もの悲しい気持ちだって何回も経験してきたんだ。 ハンナ「………。」ピタッ 俺「ん? どうした、ウィンド?」 ハンナ「やっぱりこのまま別れるのはアレだよね…。」ボソッ スタスタスタ 輸送機の入口で立ち止まったウィンドはUターンして俺とレイヴォネン少佐の方へ歩いてきた。 俺「お、おい…。どうしたんだよ?」 ハンナ「俺曹長、エルマ隊長お世話になりました。」ペコッ 俺「へっ……?」 エルマ「えっ……?」 133 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00 37 22.46 ID 75+6OtLg0 [4/41] 推奨BGM: ハンナ「この隊に来て、お二人といっしょに過ごし、私はこれからの自分の在り方を見つけることが出来ました。 俺曹長みたいに、厳しく部隊を引っ張っていくということも大事だとは思うのですが、私には合っていないと思います。 私は、一歩引いた所で部隊を見守っていきます。」 俺「そうか…。」 ハンナ「はい。私には俺曹長みたいなたくましさもエルマ隊長みたいな誠実さもありません。 でも、何事にも動じない胆の太さには自信があります。 だから、部隊の一番後ろにいて、皆を安心させるという役目を果たしていきたいと思います。」 エルマ「………。」 ハンナ「このことに気付けたのは、自分の長所と短所をしっかりと理解し、自分に出来ることに懸命に取り組むお二人と触れ合ったおかげです。」 教育者という人間は感謝の言葉を受け取ってはいけない、というのが俺の持論だ。 俺達は教え子の糧。教え子が成長することを至上の喜びとするべきである。ちっぽけな自分に感謝する必要がないようなデカイ人間になることを望め。 このことは、俺が教官という役目を負ってから、ずっと持ってきたこだわりだ。 134 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00 38 25.39 ID 75+6OtLg0 [5/41] このこだわりは未来永劫捨てるつもりはない。 ハンナ「俺曹長、エルマ隊長。」 それでも、 ハンナ「お二人に出会えて、本当に良かったです。ありがとうございました。」ニコッ 教え子にこんなことを言われて……嬉しくないわけないよなぁ。 俺「お、おう…!」グスッ エルマ「……グスッ…は、はい!」 胸に熱いものが込み上げてきて、目頭が熱くなる。 それでも、涙は流さない。これだけは譲らない。 コイツらを笑顔で送り出す。 この子供じみた意地だけは、なんとしてでも貫き通してやる。 135 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00 43 08.98 ID 75+6OtLg0 [6/41] ハンナ「それでは俺曹長、エルマ隊長、お体には気を付けてくださいね。」 ウィンドはそう言って輸送機に乗っていった。 エイラ「俺ェ!」 俺「おぉう…。」 おいおい…お前も戻ってきたのかよ…。早くしないと機長さんに迷惑がかかるぞ…? エイラ「俺! 俺のあの強さは誰か大切な人を守るためのものなんダロ?」 俺「ああ。」 俺の力……大熊の爪はお前らを守るためにある。 世界で一番大切なお前らを。 エイラ「私にも大切な人ができたら、あんな力が出せるようになるんだよナ?」 俺「おぅ! これからきっと、お前にも何よりも大切な人ができると思う。その時は、何としてでもその人を守り抜けよ?」 エイラ「ああ!」 元々の才能はずば抜けているんだ。コイツに守るものができた時、どれだけ強くなるんだろうな。 137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00 46 09.94 ID SCdXdR3B0 [1/24] なんという卒業式…… 138 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00 47 10.55 ID 75+6OtLg0 [7/41] エイラ「それじゃあナ、俺! エルマ先輩をしっかり守ってやるんだゾ?」 俺「えっ……あ、ああ…!」 何故ここでレイヴォネン少佐の名前が出てくるんだ? エイラ「エルマ先輩…。」 エルマ「イッルさん…。」 エイラ「エルマ先輩には色々迷惑かけちゃったナ…。イタズラしたり、からかったり、生意気言ったり。エルマ先輩の優しさについつい甘えちゃったんダ…。」 エルマ「そんなこと……ないです! 私もイッルさんにどれだけ迷惑を…!」 ユーティライネンのあんな顔は初めて見た。あんなに優しい表情が出来たんだな。 エイラ「エルマ先輩、私がこうしてスオムスのために戦っていられるのはみんなエルマ先輩のおかげだからナ? エルマ先輩が飛び方を教えてくれて、戦い方を教えてくれたから、私は今エースと呼ばれる存在になれている。 グスッ……本当にありがとナ…!」 エルマ「………ヒック…どういたしまして。」ニコッ 139 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00 50 24.68 ID 75+6OtLg0 [8/41] エイラ「それじゃあナ! エルマ先輩と過ごしたこの2カ月はとっても楽しかったゾ!」 ユーティライネンは一瞬目に涙を溜めたが、すぐに笑顔を取り戻して輸送機へ向かっていった。 あそこで涙をこらえられるとは……アイツももう立派な大人になっているのかもしれねぇな。 ラウラ「エルマ隊長。」 ニッシネンお前もか…。いい加減にしないと機長さんキレちまうぞ? ラウラ「世話になったな。」 エルマ「えっ…は、はい!」 スタスタスタ ラウラ「俺さん。」 俺「お前なぁ…レイヴォネン少佐には世話になっただろ? ちょっと淡白すぎやしないか?」 ラウラ「お礼を言うのは苦手なんだ。」 俺「まったく……もうちょっと可愛げを持てよな。」ナデナデ ラウラ「………。」 自然と手が伸びてニッシネンの頭を撫でてやる。 ゆっくり甘えさせてやるって約束していたのに、結局機会が無かったな。スマン。 140 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00 53 04.83 ID 75+6OtLg0 [9/41] ラウラ「俺さん、俺さんは私達のことをどう思っている?」 俺「俺はお前らのこと、大好きだぞ?」 ラウラ「そうか……その気持ち、ちゃんと伝わっていたからな。」 俺「えっ…?」 態度で示したことなんて一度も…… ラウラ「態度で示さなくても強く思えばちゃんと気持ち伝わる。 これからの参考にさせてもらうよ。」 俺「お、おう…。」 強く思えば伝わる…か。もしかしたら、コイツが言ったように俺はそれほど嫌われていたわけじゃないのかもしれないな。 今まで避けてきたけど、機会があったら昔の教え子にも声をかけてみようかね。 ラウラ「それじゃあな、俺さん。いつか、私が酒を飲めるようになったらいっしょに飲もうな。」 俺「ああ。」 楽しみにしてるぞ。 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00 55 18.75 ID SCdXdR3B0 [2/24] ニッシネンかわいいよニッシネン 142 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00 57 00.60 ID 75+6OtLg0 [10/41] ラウラ「あと、エルマ隊長。」 エルマ「は、はい…!」 ラウラ「俺さんのこと、頼んだよ?」ニコッ エルマ「えっ…」 俺「ニッシネンが笑った…」 ニッシネンはそう言うと、俺達を振り返ることなく輸送機に乗り込んでいった。 いつも無愛想なニッシネンの笑顔。最後にイイもんを見せてもらった。 残るは……… ニパ「………ヒック…グスッ……」グシグシ やっぱりお前も来たか…。後でちゃんと機長さんに謝っとけよ? 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/09(金) 01 00 17.00 ID Iu5Nuy+I0 [1/2] 頑張れ支援 144 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 01 01 10.82 ID 75+6OtLg0 [11/41] ニパ「俺さん…エルマ隊長…」 コイツは多分、一番叱った奴で…一番世話を焼いた奴だ。 俺「お前には色々強く言いすぎたかもなぁ。スマン。俺のこと嫌いだったろ?」 ニパ「そんなことない…! 俺さんのこと、大好きだったよ…!」ポロポロ そうか…。お前は本当にいい娘だなぁ…。 エルマ「ニパさん…。」ナデナデ ニパ「俺さん、エルマ隊長…私が困った時は、すぐに駆けつけてくれる?」 エルマ「はいっ!」 俺「ああ、地球の裏側だろうがどこだろうと駆けつけてやる。」 だって、俺達はお前の世話を焼きたくて焼きたくてしょうがないんだから。 ニパ「そっか………私、頑張るからね。」 俺「うん…。」 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 01 06 43.69 ID SCdXdR3B0 [3/24] スオムス勢がかわいすぎて生きるのがつらい 146 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 01 07 00.30 ID 75+6OtLg0 [12/41] ニパ「もっと面倒事を起こして。もっと迷惑をかけて。もっと仲間を危険に晒して。もっと自分の身を危険に晒して。そして、もっと強くなる。 周りのことなんて気にしない。 何があっても俺さんとエルマ隊長がなんとかしてくれるから。」 エルマ「はい…。」 ニパ「頑張って強くなる。」 俯いていたカタヤイネンが顔を上げた。 ニパ「新聞の一面を飾るくらいに強くなる。」 涙で潤ませたその目は、俺とレイヴォネン少佐を真っすぐに見つめている。 ニパ「スオムスに…いや、世界にその名を轟かせるくらいに強くなる。」 今のカタヤイネンからは、ツイてない自分に対する失望なんて感じられない。 その不幸を凌駕するほど強くなる。その強い意志が、涙で溢れたその瞳からビンビンと伝わってくる。 147 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 01 13 01.65 ID 75+6OtLg0 [13/41] ニパ「だから……」 カタヤイネン……お前はもう充分頑張ってるよ。 ニパ「それくらい強くなったら……」 だからさ、 ニパ「また二人に会いに来てもいい…?」ポロポロ 今は思いっきり泣いていていいんだぞ? 俺「ッ……当たり前だろうがっ!」 エルマ「待ってますからねっ!」グスッ ニパ「それじゃあ私は行くからっ!」ダッ カタヤイネンは輸送機に向かって走り出した。 また…会いに来てくれるのか…。 俺のポリシーには反するけど…… やっぱり…嬉しいよなぁ…。 149 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 01 19 38.87 ID 75+6OtLg0 [14/41] 輸送機のハッチが閉まり、エンジン音がカウハバ基地の滑走路に響く。 これでアイツらとはお別れか…。 教え子を差別はしたくないのだが……正直思い入れは強い連中だな。 立派なエースになってほしいよな…。 ガチャン 俺「あ?」 ニパ「俺さん!」 エイラ「エルマ先輩!」 俺「お前らもう離陸なんだからハッチ開けるんじゃ――」 エイラ・ニパ・ラウラ・ハンナ「「「「これからのスオムスは私達に任せろっ!!」」」」 150 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 01 26 29.02 ID 75+6OtLg0 [15/41] 俺「まったく……頼もしいなぁ…。」 エルマ「そうですね……グスッ」 必死でレイヴォネン少佐から俺の顔を隠す。こんなゴツい男が涙を流している顔なんて気色悪くて見せられねェ。 エルマ「…俺さん。」 ギュッ 俺の背中を何か温かいものが包み込んだ。 エルマ「スイマセン、俺さん…ほんの少しでいいので、こうさせてください…。」 何かに顔を埋めているため、くぐもった声。背中に当たる、微かだだけど確かな息遣い。 エルマ「私、泣かなかったですよね…? 皆を笑って送り出せましたよね…?」 俺「ああ、俺達はちゃんと最後の仕事をやり遂げたよ。」 俺達の教え子を乗せた飛行機はもう見えない。 もう誰も俺達を見ていないから。 今だけ……… エルマ「………。」グスッ 俺達二人しかいない今だけ、思いっきり涙を流そう。 151 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 01 28 02.70 ID 75+6OtLg0 [16/41] エルマ「俺曹長はこれからどうなさるんですか?」 滑走路に戻る途上、レイヴォネン少佐がそう問いかけてきた。 俺「俺………ですか…。」 どうだったっけなぁ……。確か上層部から辞令が来ていて、オラーシャに行けとか言われていたような……。 エルマ「やっぱり、俺曹長もここから出ていっちゃいますよね…。」 俺「………。」 もしこのままオラーシャに行っちまったら、レイヴォネン少佐にはもう二度と会えないだろうな。 所属している隊も違うし、左官と一般兵士とでは立場も違う。 俺の初恋は終わっちまうよなぁ。 エルマ「お、俺曹長……出来たら………出来たらでいいんです…。私のことは忘れないでずっと覚えておいてくださいませんか…?」 失恋か…。 俺「嫌です。」 エルマ「えっ…?」ウルッ 失恋なんて嫌に決まってんだろうがあああああああああああああ!! 152 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 01 28 46.17 ID 75+6OtLg0 [17/41] 俺「俺は…」 教官少佐のおかげで行動する勇気を持てたんだ。 たった一歩じゃねぇか。とっとと踏み出せよ、俺。 俺「俺はここにいますよ。」 レイヴォネン少佐に、しつこいと思われるかもしれない。うっとうしいと思われるかもしれない。 それでも、別々の場所にいるよりはずっとマシだ。 俺「しばらくはここで新人の教官でもしています。」 上層部に頭を下げてそうさせてもらおう。 俺はまだ………この初恋を諦めたくはないから。 エルマ「そう……なんですか…。」ホッ 153 名前:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 01 31 37.29 ID 75+6OtLg0 [18/41] 今はこうして一歩ずつ進んでいくことしか出来ない。 でも、いっしょにいれば、きっとその内辿り着くことが出来るはずだ。 エルマ「良かった……いっしょにいられればきっと…。」ブツブツ 俺が夢に見た場所。初恋が実を結んだ場所へ。 いつか、絶対に言うんだ。 ずっと胸に秘めていた言葉を。君への思いを込めた言葉を いつか、言うんだ。 俺・エルマ「「アナタのことが好きだ。」」 って。 俺・エルマ「「ってあれ?」」 ED: 154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 01 34 05.54 ID SCdXdR3B0 [4/24] 末永く爆発しろ! 156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/09(金) 01 38 07.97 ID Iu5Nuy+I0 [2/2] 激しく乙だ・・・ 俺が代わりに爆発するから幸せに・・・っ
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ドール・モンスター 熊っち 通常モンスター 星4/風属性/獣族/攻 0/守 0 ドール・モンスター 下級モンスター 獣族 風属性
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越後国 蒲原郡 下條組 熊渡(くまわたり)村 大日本地誌大系第34巻 68コマ目 府城の西北に当り行程18里。 家数25軒、東西1町50間・南北1町40間。 山中に住し、北は揚川に傍ふ。 東4町・南4町、共に長谷村の界に至る。その村は南に当り20町。 西3町4間石間村の界に至る。その村まで13町余。 北1町50間石戸村に界ひ揚川を限りとす。その村は丑(北北東)に当り4町。 山川 揚川 村北1町50間にあり。 長谷村の境内より来り、北に流れ西に転じて石間村の界に入る。 境内を流るること8町。 広1町40間。 この川に石戸村に越える船渡あり。 神社 若宮八幡宮 祭神 若宮八幡? 相殿 山神 3座 稲荷神 石神 鎮座 不明 村南5町、山足にあり。 鳥居幣殿拝殿あり。 神職 星大和 何の頃にか内記國良という者当社の神職となる。今の大和國次は10代の孫なりとぞ。 寺院 阿弥陀堂 村中にあり。 草創の時代知らず。 弥陀の像、長1尺2寸、古佛なり。 村民の持なり。 Google Map熊渡地区 神社? 正鬼神社鍾馗(しょうき)様を奉っているようです。漢字が異なる理由は不明。参照:BECCAN blog、阿賀町公式 阿弥陀堂 - 不明 余談。 若宮八幡神社はどこに? 神社明細帳の三川村上戸谷渡には若宮八幡神社が1社しか登録がないのですが、この社でしょうか(旧地名が上之平)? 枠外に柴蕨沢の山神社を合併したとの記載があります。 …としても、現在どこにあるのか不明です。 ※越後佐渡デジタルライブラリー『神社明細帳 阿賀町』No.56より
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《星熊 勇儀》 No.1486 Character <第十六弾> GRAZE(1)/NODE(1)/COST(1) 種族:鬼 (自動γ): 〔あなた〕は本来のテキストを持たないキャラクターカードをプレイした場合、1ドローする。 攻撃力(2)/耐久力(2) 「人間にはちときついかも知れんが…ま、十分腕は立つようだしね」 Illustration:雨宮結鬼 コメント バニラ専用のサポート効果を得て伊吹 萃香/14弾同様鬼らしからぬ低コストになった怪力乱神。 効果はバニラキャラクター全てにキャントリップ効果を付与するもの。バニラキャラクターは天使伝説によって手札に加え易いのでキャラクターをプレイ→ドローであらたな天使伝説を引いてくるといったような流れを作ることも可能。それでなくともバニラビートではバニラの比率が多いので途切れること無くドローすることは容易い。このカード自体1ノード1コストですぐに場面に出せるのも良い感じに噛み合っている。 特に手札のキャラクター全てに奇襲を持たせる蛾符「天蛾の蠱道」との相性は良好。手札のバニラとコストが続く限りキャラクターを連続でプレイできる。同じく2ノード0コストでバニラキャラクターの3/5をノーコストで出せるようになるナマズ「オール電化でエコロジーじゃ!」を並べるとあっという間に大量のキャラが並びこのキャラクターの効果で引いてきた結界「動と静の均衡」に繋いでワンショットする流れは最早バニラビートではお約束。手札を保持しやすくキーパーツのノード体が比較的バニラキャラクターとも近いので化符「忘れ傘の夜行列車」との相性も良い。 また、小型化した大型キャラクターにしては珍しく封術を持っていない。万能除去の鬼声「壊滅の咆哮」や使い回しのできる軽量除去として枷符「咎人の外さぬ枷」、全体的に耐久力の低くなりがちなバニラの耐久面を補強できる鬼符「鬼気狂瀾」など有効に使えるカードは多い。鬼符「怪力乱神」は素の状態で使えるバニラキャラクターが紅 美鈴/1弾しかいないが天使伝説が1枚落ちれば3種類のキャラクターが使え、そうでなくとも耐久-3の除去として使えるので採用してみるのも悪くない。 収録 第十六弾 Liberal Emotion 関連 「星熊 勇儀」 星熊 勇儀/5弾 星熊 勇儀/9弾 星熊 勇儀/12弾 星熊 勇儀/16弾 星熊 勇儀/18弾 場で「星熊 勇儀」として扱われるカード 夜天の鬼神チーム(連結) 四天王奥義「三歩必殺」(連結) 術者が「星熊 勇儀」であるスペルカード 力業「大江山颪」 怪輪「地獄の苦輪」 鬼声「壊滅の咆哮」 鬼符「怪力乱神」 四天王奥義「三歩必殺」 光鬼「金剛螺旋」 枷符「咎人の外さぬ枷」 鬼符「鬼気狂瀾」 「星熊 勇儀」を参照するカード 華のさかづき大江山 本来のテキストを持たないキャラクターカード(+表向きのキャラクター) 紅 美鈴/1弾 サーヴァントフライヤー/5弾 プリズムリバー伯/11弾 上白沢 慧音(白沢)/12弾(変身状態:上白沢 慧音のみ) 神玉/15弾(変身状態:陰陽師のみ) 幽幻魔眼/15弾 黒猫/16弾(変身状態:火焔猫 燐のみ) 朱鷺色の妖怪/16弾 サラ/16弾 小悪魔/17弾 ルーミア/17弾 エリス/18弾 リグル・ナイトバグ/19弾 純狐/19弾
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裏アナロ熊★ynicDVui.c (⇒変更) 裏アナロ熊★wANAROGUMA ・管理人同様、表で管理者達とバトルを繰り広げる男 (ucom民とsoftbank民は管理者じゃないです><) ・表運営とのバトルは時にサガットよりハード 結果、表運営は姿を見せず…softbank民とucom民に嫌がらせしてるだけの痛い人としてスレ住民に認知された ・現在は運営に喧嘩を売るわけでもなく宣伝をするわけでもなく、 ただ単にサガットアンチスレと規制解除スレにて荒らしを続けるのみ ・裏2chラウンジ板を主な活動の場とする ・裏2ch創設期より住み着くベテラン選手 ・表での宣伝活動に追われ裏を留守にしがち(本人談) ・表で追加規制を2回受ける ・表でSoftbankが規制解除されるもアナロ熊は解除されなかった ・電波法違反(違法FM局の開局・違法出力放送)になったかもしれないとスレで告白 ・↓表でこの書き込み以来姿を見せていない(それまでは毎日、表・裏を問わずに出没していた) 600 [´・ω・`] softbank221031028180.bbtec.netアナロ熊 ◆wANAROGUMA [←こいつ痛いから気お付けて下さい(^_^;)] 2009/07/21(火) 01 29 06 ID Al1kMiXc ・1週間後、戻ってきた。本人曰く「おいらは、旅行に行ってただけだよ(^_^;) 」(批判要望板@2chのsoftbankスレでの発言より) →実際は迷惑行為でsoftbankによる回線切断処置が行われたと思われる(一週間) 129 名前: softbank221031028180.bbtec.netアナロ熊 ◆wANAROGUMA [←こいつ痛いから気お付けて下さい(^_^;)] 投稿日: 2009/07/27(月) 16 12 24 ID 12KNoBlA ・最近、2chの糞コテ「マァブ」の書き込みスタイルをまねてるらしい ・裏2ch(管理人サガット)の信者でもアンチでもなくただの荒らしとして2chの住民に認知されている ・地デ鹿とセント君に、巣を乗っ取られる ・自分で立てたスレは、放置するのが癖 ・アナロ熊と白い粉の動画に執着 ・2ch大好きっ子 ・実はここだけの話、ある所の工作員
https://w.atwiki.jp/mh3gbowgun/pages/23.html
青熊轟筒【川漁】 RARE3/下位 攻撃力:281 【SD】281 【PB】309 会心率:0% スロット:--- リロード:遅い 反動:やや小 ブレ:左右/大 装填数 Lv1 Lv2 Lv3 Lv1 Lv2 通常弾 7 5 - 回復弾 2 - 火炎弾 - 捕獲用麻酔弾 2 貫通弾 2 3 3 毒弾 - - 水冷弾 - ペイント弾 2 散弾 4 4 4 麻痺弾 2 - 電撃弾 - 鬼人弾 1 徹甲榴弾 2 - - 睡眠弾 - - 氷結弾 - 硬化弾 - 拡散弾 - - - 減気弾 3 - 滅龍弾 - 斬裂弾 - 水中弾 - - 爆破弾 - 竜撃弾 - ※しゃがみ対応弾は水色、弾追加スキル増加弾と竜撃弾は灰色 しゃがみ対応弾 Lv1散弾 Lv2散弾 Lv1麻痺弾 [部分編集] 特徴 右の部分編集から簡単に特徴の編集ができます 派生 派生 ボーンシューター ボーンシューター RARE1/下位 攻撃力:118 【SD】118 【PB】129 会心率:0% スロット:--- リロード:普通 反動:中 ブレ:無し 装填数 Lv1 Lv2 Lv3 Lv1 Lv2 通常弾 5 4 - 回復弾 2 - 火炎弾 2 捕獲用麻酔弾 2 貫通弾 2 2 3 毒弾 - - 水冷弾 - ペイント弾 2 散弾 4 - - 麻痺弾 - - 電撃弾 - 鬼人弾 - 徹甲榴弾 - - - 睡眠弾 - - 氷結弾 - 硬化弾 1 拡散弾 - - - 減気弾 - - 滅龍弾 - 斬裂弾 2 水中弾 - - 爆破弾 - 竜撃弾 - ※しゃがみ対応弾は水色、弾追加スキル増加弾と竜撃弾は灰色 しゃがみ対応弾 Lv1通常弾 ボーンシューター改 ボーンシューター改 RARE1/下位 攻撃力:148 【SD】148 【PB】162 会心率:0% スロット:--- リロード:普通 反動:中 ブレ:無し 装填数 Lv1 Lv2 Lv3 Lv1 Lv3 通常弾 5 4 3 回復弾 2 - 火炎弾 2 捕獲用麻酔弾 2 貫通弾 2 2 2 毒弾 - - 水冷弾 - ペイント弾 2 散弾 5 - - 麻痺弾 - - 電撃弾 - 鬼人弾 - 徹甲榴弾 - - - 睡眠弾 - - 氷結弾 - 硬化弾 1 拡散弾 - - - 減気弾 - - 滅龍弾 - 斬裂弾 2 水中弾 - - 爆破弾 - 竜撃弾 - ※しゃがみ対応弾は水色、弾追加スキル増加弾と竜撃弾は灰色 しゃがみ対応弾 Lv1通常弾 ボーンバスター ボーンバスター RARE1/下位 攻撃力:192 【SD】192 【PB】211 会心率:0% スロット:--- リロード:普通 反動:中 ブレ:無し 装填数 Lv1 Lv2 Lv3 Lv1 Lv4 通常弾 6 4 4 回復弾 2 - 火炎弾 2 捕獲用麻酔弾 2 貫通弾 2 2 3 毒弾 - - 水冷弾 - ペイント弾 2 散弾 5 4 4 麻痺弾 - - 電撃弾 - 鬼人弾 - 徹甲榴弾 - - - 睡眠弾 - - 氷結弾 - 硬化弾 1 拡散弾 - - - 減気弾 - - 滅龍弾 - 斬裂弾 2 水中弾 - - 爆破弾 - 竜撃弾 - ※しゃがみ対応弾は水色、弾追加スキル増加弾と竜撃弾は灰色 しゃがみ対応弾 Lv1通常弾 Lv2通常弾 青熊筒 青熊筒 RARE1/下位 攻撃力:192 【SD】192 【PB】211 会心率:0% スロット:--- リロード:遅い 反動:やや小 ブレ:左右/小 装填数 Lv1 Lv2 Lv3 Lv1 Lv5 通常弾 6 4 - 回復弾 2 - 火炎弾 - 捕獲用麻酔弾 2 貫通弾 2 2 3 毒弾 - - 水冷弾 - ペイント弾 2 散弾 4 5 6 麻痺弾 2 - 電撃弾 - 鬼人弾 1 徹甲榴弾 1 - - 睡眠弾 - - 氷結弾 - 硬化弾 - 拡散弾 - - - 減気弾 3 - 滅龍弾 - 斬裂弾 - 水中弾 - - 爆破弾 - 竜撃弾 - ※しゃがみ対応弾は水色、弾追加スキル増加弾と竜撃弾は灰色 しゃがみ対応弾 Lv1散弾 青熊轟筒 青熊轟筒 RARE3/下位 攻撃力:251 【SD】251 【PB】276 会心率:0% スロット:--- リロード:遅い 反動:やや小 ブレ:左右/小 装填数 Lv1 Lv2 Lv3 Lv1 Lv6 通常弾 6 4 - 回復弾 2 - 火炎弾 - 捕獲用麻酔弾 2 貫通弾 - - - 毒弾 - - 水冷弾 - ペイント弾 2 散弾 4 4 6 麻痺弾 2 - 電撃弾 - 鬼人弾 1 徹甲榴弾 2 - - 睡眠弾 - - 氷結弾 - 硬化弾 - 拡散弾 - - - 減気弾 3 - 滅龍弾 - 斬裂弾 - 水中弾 - - 爆破弾 - 竜撃弾 - ※しゃがみ対応弾は水色、弾追加スキル増加弾と竜撃弾は灰色 しゃがみ対応弾 Lv1散弾 Lv2散弾 Lv1麻痺弾 青熊轟筒【川漁】 G級単品生産 青熊大轟筒【豪腕】 ヘビィボウガン 青熊轟筒【川漁】 名前 コメント すべてのコメントを見る
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第4話 熊はひばりに恋をした 13 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 35 49.20 ID 1p5eBFTj0 教官さん ん? 何だ、ハルカ? 俺曹長とエルマ少佐ってお似合いだと思います? う~ん……はっきり言って合わないと思うなぁ… やっぱりそうですかねぇ… でも、んなことどうでもいいだろ? はいっ! 俺曹長ならきっと二人が幸せになれる道を見つけられるはずですっ! そうだな、俺曹長……いや、エルマ少佐も満更でもないかもしれねぇか……とにかく、二人なら相性なんていう障害は簡単に乗り越えちまうさ 二人は熊でもひばりでもないんですもんね うん、二人は人間なんだ……ちっぽけで力強い一人の人間なんだから 第4話 熊はひばりに恋をした 14 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 40 33.58 ID 1p5eBFTj0 俺「もう行っちまうんスか?」 教官「ああ、もうやり残したことは無いからな。」 飛行船型ネウロイの襲撃の翌日、教官少佐はもうスオムスを発ってしまうらしい。 俺「もうちょっとゆっくりしていけばいいのに…。」 教官「そういうわけにはいかないんだよ。今までけっこう無理を言わせてもらってたからね。」 そこまで無理してでもなんとかしたかったやり残したこと……タイミングを考えてみると………俺のことか…。 俺「あの…ありがとうございます……。」 この人がやり残したこと……それは多分、俺の片思い。 これを何とかしたかったのだろう。 でも…何で……? 教官「うん、まあ……あんまり役に立てなかったかもしれないからなぁ……。でも、結果はどうあれ、行動することは間違いじゃないと思うよ。」 昨日の俺の強さアピールは多分、失敗に終わったのだろう。 でも、行動する勇気を出せた。 レイヴォネン少佐に俺を好きになってもらえるように、一歩を踏み出すことが出来た。 それが出来ただけでも、この人に何度お礼を言っても足りないくらいだ。 17 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 46 11.91 ID 1p5eBFTj0 教官「あっ…あとコレ、エルマ少佐に渡しておいてくれ。」 そう言って教官少佐が取り出したのは、大きな紙の束。 俺「これは…?」 教官「訓練の方法から胸を大きくさせる方法まで網羅した、『扶桑式ウィッチマニュアル―花開く前の蕾編―』だ。」 パラパラとめくってみると、大きな紙いっぱいに文字がびっしりと書いてあった。それが何枚も。 本当に、射撃のコツとか、人間関係の作り方とか色々書いてある。 それが、全員分。 俺の分もある。そうか…俺は少し胸筋を鍛えすぎてるのか…。気を付けよう。 教官「一応それをずっと持っておいてくれ。悩んだ時、苦しい時に見てみて、参考にするなり反面教師にするなりしてくれるとうれしい。」 俺「絶対…一生大事にします…!」 この人がいたのはたった一週間だ。それなのに、これだけの資料を作り上げるなんて……。 教官「うん、普段から穴が空くほどウィッチを見つめる努力の賜物だよ。」 俺「………。」 ちょっと見直したのに………ハァ…。 19 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 50 58.96 ID 1p5eBFTj0 俺「とにかく、ありがとうございます。あいつらもきっと喜ぶと思います。」 まぁ、渡す前に俺の検閲が入るけどな。 もしかしたら、レイヴォネン少佐のスリーサイズとか……ってイカンイカン! 教官「じゃあ、そろそろ行くわ。」 俺「はい、お気を付けて。」 そうだ、最後に聞いておこう。 俺「あの…教官少佐…? どうして、俺のことをあんなに気にかけてくれたんですか…?」 教官「それはお前、イイ男だからに決まってんだろ?」 俺「ひぃっ!?」 やっぱりコイツホモの人だっ! 教官「バッ……違うっての!! 妄想も大概にしろっ!」 俺「だってアンタならホモでもおかしくないし…。」 教官「俺は中学生専門だ。(キリッ」 俺「それはそれで…」 20 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 54 54.72 ID 1p5eBFTj0 教官「まぁとにかく、君はイイ男だからな。そいつが女に惚れたっていうんだったら、全力で応援してやるのが扶桑男児の性ってやつだ。」 はぁ…扶桑人の性ですか…。 っていうか、 俺「俺はイイ男なんですかね…」 教官「ああ、そうだよ。君が世界で一番大事なものは何だ?」 俺「俺が面倒見てきた後輩達全員です。」 教官「さすが、即答だな。」 俺「はい。」 これだけは、揺るがない。揺るがせない。 ヘタレた俺が守るべき最後の矜持だ。 教官「それを即答出来るからこそ、君はイイ男なんだって。 しかし、ここでエルマ少佐、と答えられない辺り君は不器用だな。」 俺「あっ……。」 教官「ハハハッ…まぁ、エルマ少佐も同じ答えだろうしな。あの娘もイイ女だよな。」 俺「………。」 22 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 00 26.48 ID 1p5eBFTj0 そう……なのか…? いや、そうに決まっているか…。 俺が好きになったあの娘はそういう娘だ。 違うな、好きになって『しまった』娘か…。 教官「ひばりはあんなに可愛らしいんだ。 熊が恋をしてしまっても、何の不思議もないだろう?」 俺「えっ……?」 教官「確かに、君達はあまり相性は良くないかもしれない。 でも、頑張ればきっと上手くいく。 熊もひばりも元を辿れば、どっちも同じ炭素の塊だ。結ばれない道理なんてない。」 俺「それは……へ理屈ですよ…。」 教官「固いこと言うなって。とにかく、頑張れ。」 俺「………。」 25 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 06 28.73 ID 1p5eBFTj0 教官「俺は、君もエルマ少佐も大好きなんだ。だから、二人にはくっ付いてほしい。 イイ男とイイ女はくっ付くもんだって、世間では決まってんだよ。」 俺「レイヴォネン少佐はイイ女だと思いますけど…。」 教官「だろ? んで、君は天下の扶桑皇国陸軍少佐も認めるイイ男だ。 お似合いだな。うん、お似合いだ。」 俺「そんなことは……。」 教官「うるせぇ。言い訳すんな。諦めの悪さもイイ男の条件だ。 とにかく、君はエルマ少佐とくっ付け。 これが、さっき渡した指導マニュアルの代金だ。」 俺「………。」 教官「恩を仇で返すんじゃねぇぞ?」ニッ 26 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 12 36.62 ID 1p5eBFTj0 教官少佐がスオムスを発ってから3日経った。 エルマ「あのぅ……俺曹長、ちょっとよろしいですか…?」 俺「えっ…あ、はい…。」 ん? レイヴォネン少佐の方から話しかけてくるなんて珍しいな。 エルマ「えっと……先程の射撃訓練で指をケガされた、と聞いたんですけど…。」 俺「あっ……これですか? 大丈夫ですよ。小指の先っちょをちょっと切っただけなんで。」 俺としたことが……使い慣れているはずのM1897で指を切るとは…。 最近弛んでいるな。恋愛に現を抜かして、自分の本分を忘れるなんてそれこそレイヴォネン少佐に合わせる顔がねぇ。 ふむ……明日の休暇は、久しぶりに猟にでも出るか。 エルマ「良かった……。」ホッ レイヴォネン少佐は心底安心したようにホッと溜息を吐いた。 心配してくれていたのか…。 自分だけではないと分かっているが、けっこう嬉しいな。 28 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 18 40.76 ID 1p5eBFTj0 エルマ「その……些細なことでも、何かあったら私に言ってくださいね…? 一応隊長なんですから…。」ジーッ 俺「あっ…ハイ。今度から気を付けます。」チラッ エルマ「よ、よろしくお願いしますね…?」プイッ 俺が視線を合わせると、そっぽを向いてしまった。 俺と目を合わせたくねぇのかなぁ…? やっぱりこの前の『たくましい俺にエルマさんもメロメロ作戦』はレイヴォネン少佐に俺に対する恐怖心を与えただけだったみたいだな。 エルマ「………。」ソワソワチラッ ほら…やっぱりいつもより俺を警戒してる…。 エルマ「………。」チラッチラッ あれ? そういえば、前だったら用事が済んだらすぐに俺の傍を離れていたのに…。 まだ何か用事があるのか? 俺「あの、レイヴォネン少佐? まだ何か用事が?」 エルマ「へっ……あっ…す、スイマセン…! し、失礼します!///」ペコペコ そんなに顔を真っ赤にしてまで謝らなくてもいいのに……。 30 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 24 24.33 ID 1p5eBFTj0 ……………………。 これじゃあ、以前と変わらねぇよな。 教官少佐と約束したんだ。 頑張るって。行動するって。 だから…… 俺「あのっ…れ、レイヴォネン少佐!!」 エルマ「は、ハイ!?」ビクッ 俺「明日、俺と………でっ……でっ…でっ………」 勇気を出して、一歩を踏み出すんだ。 俺「デートに行きませんかっ!?」 エルマ「…………………………………………………………………へっ…?」 31 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 30 40.39 ID 1p5eBFTj0 エルマ「うわわっ……!」ヨロ 俺「おっと、大丈夫ですか?」グイッ エルマ「す、スイマセン! ありがとうございます…。///」アウアウ 今日はネウロイの襲撃がある確率が非常に低いとのことで、俺達L中隊は休日となった。 そんな日に、俺とレイヴォネン少佐はカウハバ基地近くの山になんぞ来ているわけで…。 やっぱり失敗だったかなぁ…。俺のことをもっと知ってもらおうと思って趣味の狩猟に誘ってみたはいいけど… 俺「! いたっ!」 バァン エルマ「きゃあっ!?」ビクンッ チッ…逃がしたか…。けっこう大きいトナカイだったのになぁ…。イカンな…やっぱり腕が鈍っている。 俺「あっ…スイマセン、驚かせてしまって…。」 エルマ「い、いえいえ…!」ブンブン なんで俺はこの娘を狩猟なんか連れて行こうなんて思いついたんだろう…。虫も殺せないような優しい娘なんだから、トナカイを撃ち殺したりしたら泣きだしてしまいかねないぞ…。 というか、誘っても断られると思っていたが、思いの外あっさりと承諾してくれた。 33 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 37 20.00 ID 1p5eBFTj0 しかし… エルマ「えっと……俺曹長…? 次はどこに…?」オロオロ この様子を見ると…楽しんでくれているようには見えないよなぁ…。 ガサッ 俺「!?」 エルマ「な、何ですか!?」 グルルルルルルル 俺「おおぅ…これはでっけぇヒグマだな…。」 エルマ「く、熊ですか?」ビクッ 俺達の目の前に現れたのは、体長2mを超すであろうヒグマ。 これは、久しぶりの大物だな…。 俺「レイヴォネン少佐、ここから離れてください。ただし、危険なので俺の姿は見失わないようにしてください。 俺に何かあったら、基地への連絡をお願いします。」ジャキッ エルマ「へっ……えっ…あのっ…!」 34 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 42 33.01 ID 1p5eBFTj0 俺「早くっ!!」 エルマ「は、はいっ!」ダッ レイヴォネン少佐が立ち去ったことを確認して、俺は目の前のヒグマと対峙する。コイツも俺達の様子を窺っていたみたいだな。 レイヴォネン少佐がいなくなって敵が減ったことを確認したということは…… ガアアアアアアアア ヒグマは俺に向けて突っ込んできた。 バァンバァンバァン 愛銃のウィンチェスターM1897を構えて撃つ。 しかし、必殺のスラムファイヤでもこの森の王は止まらない。 俺とヒグマとの距離は、残り2m。 バァン 散弾銃に装弾されていた最後の散弾をヒグマにぶちまけると、奴の額から赤い鮮血が吹き出した。 俺とヒグマとの距離は1.5mもない。 ドサリ ヒグマの前足は、俺の額の30cm手前の中空を掻き、地面に倒れ伏したその巨大な胴体に引っ張られて力無く地に落ちていった。 36 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 48 37.36 ID 1p5eBFTj0 俺「ふぅ……あっぶねぇ…。」 今のは危なかった…。怖気づいてちょっとでも撃つのを躊躇っていたら、確実にやられていた。 さっきまでトナカイを狩る側だったのに、今度は熊に危うく狩られる所だった。 これが、猟の怖い所であり、醍醐味であると俺は思う。 こうやって自然に放り出されてみて、自分の弱さも、強さも強く感じることが出来る。 俺が狩猟が好きな理由の一つが、それだ。 我ながら、野蛮だよなぁ…。 エルマ「あの…俺曹長、お怪我はないですか…?」 俺「大丈夫です。やりました、今日は大猟ですよ!」 エルマ「………。」 俺が熊を倒したのを見て、レイヴォネン少佐が戻ってきた。 もう息絶えている熊がまた息を吹き返すことを恐れているような表情で見つめている。 そりゃあまぁ、こんなでっけぇ熊は怖ぇよな。 そして、それと対峙する俺も…。 37 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 54 45.96 ID 1p5eBFTj0 俺「レイヴォネン少佐、スイマセン…。こんな危険な目に合わせてしまって…。怖かったでしょう…。」 何がしたかったんだろうなぁ…俺…。デートで熊猟なんて、原始人だってやらねぇよ。 エルマ「大丈夫です。怖くなんてありません。」 俺「へっ?」 エルマ「だって、貴方が守ってくれるじゃないですか。」ニコッ 俺「………。」 エルマ「それに、今日は俺曹長のすてk………た、頼もしい姿も見られましたし。///」 頼もしい…か……。 俺「無理しなくていいですよ? 怖いでしょう? 熊は怖くなくても、俺が……貴女の隣にいる俺が、貴女を獲って喰ってしまうかもしれないんだ。」 熊にとって、ひばりは食糧の一つでしかないのだから。 エルマ「そんなことないですって。」ギュッ レイヴォネン少佐の両手が、冷え切った俺の手のひらを包み込んだ。 あったかいな…。 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/17(水) 18 57 35.67 ID zbd5R6530 ああ甘いなああああ支援 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/17(水) 18 57 45.69 ID GVY5RjMeO 2828させやがるなぁ…… 支援 42 :熊はひばりに恋をした ごめんなさい…またちょっと呼び出された…:2011/08/17(水) 19 13 26.28 ID 1p5eBFTj0 エルマ「この手は、私達を守ってくれます。私達を傷つけるものをやっつけてくれます。 そして、私達に温もりをくれます。 そんな手を私達が恐れるなんて、あるわけないじゃないですか。」ニコッ 俺「……………温もりなんて、あげられてねぇよ…。」 エルマ「フフフ…その手でニパさんを笑顔にしてあげたじゃないですか。」 あの時……カタヤイネンが落ち込んだ時に頭を撫でてやった手も………カタヤイネンが大金星を上げた時に抱きしめてやった手も… ネウロイを虐殺して、今巨大な熊の命を散らしたこの手と同じ手なのか……。 エルマ「安心してください。私は貴方を怖がったりしません!」グッ …………………………。 俺「ガオオオオオオオオオオオオオッ!!!」ガバッ エルマ「きゃああああああああああああ食べないでくださいいいいいいいいいいいいいい!!!」ビクゥゥ 俺「………………。」 エルマ「いやっ……あのっ…これは違っ………!」アウアウ 俺「…………………………………………………………ククッ……ハハハハハハハハハハッ!!」 エルマ「ちょっ…ちょっと驚いただけですって…!」 44 :熊はひばりに恋をした 戻ってきました:2011/08/17(水) 19 21 30.28 ID 1p5eBFTj0 分かっている。今この娘が言ったことは本心だ。 この娘が、あんな真っすぐな目で嘘を吐けるわけがないからな。 エルマ「俺曹長、水筒にお茶を入れて来たんですけど、いっしょに飲みませんか?」 俺「いいですね。いただきます。」 俺とレイヴォネン少佐はちょうどいい高さの木の根に腰かけた。 エルマ「その大きな熊、基地まで持って帰るんですか?」 俺「基地の誰かを呼んで車で運ぶつもりです。いやぁ、基地の料理長が喜びそうです。久しぶりに腕がなるなぁ。」 スオムスの寒さを耐えるために身を寄せ合って。 エルマ「俺曹長はお料理をなさるんですか?」 俺「はい。けっこう上手いですよ? 帰ったらごちそうします。」 エルマ「フフフ…楽しみにしていますね?」 今日は来て良かったなぁ。 45 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 19 22 33.81 ID 1p5eBFTj0 俺「今日はお疲れじゃありませんか?」 エルマ「そうですね…ちょっと疲れちゃいました。でも、楽しかったですよ?」 俺とレイヴォネン少佐の距離がずいぶん狭まった気がする。 俺「そう言っていただけるとうれしいです。また誘っても……ってやっぱり危険すぎるか…。」 エルマ「大丈夫ですって。俺曹長が守ってくださるんでしょう?」 肩と肩が触れ合いそうな距離。心臓の鼓動が激しくなり、息苦しい。 俺「ぷ、プレッシャーかけないでください…。」 エルマ「す、スイマセン…!」 でも、何故かとても居心地がいい。 俺「ハハハッ…冗談ですよ。ぜひまたいっしょに行きましょう。」 エルマ「そうですね。よろしくお願いします。」 スオムスの秋空の下、二人の男女が寄り添っている。 俺「寒いなぁ…。」 エルマ「寒いですねぇ…。」 スオムスの秋の寒さに体を震わせながら、熊とひばり………いや、俺とレイヴォネン少佐が身を寄せ合っている。 46 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 19 23 54.06 ID 1p5eBFTj0 次回予告 エイラ「パロメータチェックの時間なんダナ。ちなみに今回から教官さんのパロメータはなくなるんダナ。」 俺「いやっふううううううううううううううううううううううううううううううううううううっ!! 教官少佐のパロメータがなくなったぜええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!」 エイラ「エルマ先輩の好感度:102、信頼度:158なんダナ。良かったじゃないカ。√突入だゾ? って…」 俺「良かったよおおおおおおお……これでホモENDはなくなったああああああ………!」 エイラ「聞いてねぇナ…。あっ、ちなみに次回から新パロメータとして、嫉妬度っていうのが加わるんダナ。」 俺「嫉妬度?」 エイラ「ああ、100超えるとエルマ先輩が病んで部隊全員死ぬんダナ。」 俺「何……だと…?」 次回「熊はひばりに恋をした」第5話 パンケーキを君に 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/17(水) 19 26 38.18 ID 7g8qB61i0 あれ、少佐√の作品じゃなかったの……?
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【元ネタ】史実 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】熊侶(楚・荘王) 【性別】男性 【身長・体重】190cm・82kg 【属性】混沌・善 【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷A 魔力D 幸運B 宝具A+ 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 【固有スキル】 カリスマ:A 大軍団を指揮する天性の才能。 Aランクはおおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。 佯狂:A+ 周囲を欺く自我の偽装。 3年もの間愚君を演じ、功臣・奸臣を完璧に見定めた、 “泣かず飛ばず”の逸話が、魔術の域まで昇華したもの。 相手が判定に成功するまで、熊侶をサーヴァントとして認識させない。 このスキルを応用しての気配遮断を行うこともできる他、 武芸の腕前やカリスマを低く見せる技術も兼ねる。 軍略:C 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。 自らの対軍宝具の行使や、 逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。 【宝具】 『戦に慈悲は無用なれど、散り逝く遺志を無碍にするなかれ(ソウル・オブ・ダイイング・ソルジャー)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~5 最大捕捉:1人 邲の戦いでの大勝後、京観(討ち取った敵兵を積み上げたモニュメント)を 作るよう臣下に勧められた折、この戦で散った晋国の兵に敬意を表した言葉であり、 同時に言い放った言葉によって得た“武の象徴たる戈” “戈を止め、暴を禁じ、散って逝った兵を尊ぶ”概念を宿すこの戈は、 振るうことで対峙した相手の武芸の腕前を1ランク劣化させる。 ……荘王は、「武とは戈を止めると書く」と言っているが、 本来“武”とはその真逆「戈を進める」というのが原義とされている。 『鼎を問い、覇を称えん(タアチュウ・ティン・ウォンティー)』 ランク:A+ 種別:対神秘宝具 レンジ:1 最大捕捉:9個 いにしえより周国に伝わる、王権の象徴たる九鼎の重さを尋ね、 楚に王権象徴を持ち帰ることを示した逸話の具現である宝具。 ランサーが真名を看破した宝具の持つ神秘を否定し、 判定に成功することで封印し、失敗した場合でもその宝具のランクを1ランク下げる。 この宝具の効果は一度真名を看破した宝具に対しては、遭遇時に毎回判定が開始され、 度重なる判定の末、宝具のランクがE-ランクを下回った場合でも封印に至る。 この逸話は、面と向かって皇位をうかがうことによって、 “周の失墜”と“楚がそれを凌駕する大国である”ということを同時に示す意味合いを持ち、 このことによって楚国の覇権が確立されたと言っても過言ではない。 【Weapon】 『曶剣』 荘王が所有する干将・莫邪と並ぶ名剣。 “神聖を侵す”という第二の意味を持つが、 ランサークラスでの顕現なので、宝具には昇華されていない。 【解説】 楚が中原諸国より南蛮と罵られていた春秋時代の楚王であり、 のちに春秋五覇の一人に数えられることとなる楚の佯狂王。荘王、熊侶(熊旅とも)。 父王の死とともに若くして即位するが、先王の喪に服す三年の間、 「口出しを一切禁ず。破ったら死刑」 として酒色にふけり、宮廷に奸臣をはびこらせ、国家を腐敗させた。 だが三年目のある時、この状況を変えねばと、ある功臣がついに、謎かけを偽装して遠回しに、王に諫言した。 「大王。丘の上の鳥が三年、鳴くことも、飛ぶこともしません。これはいか様な鳥でしょうか」 これに対して若王熊侶は、 「うん。そんな鳥が鳴いて飛んだら、みんな絶対ビックリすんだろうな」と答えた (なお、この謎かけをした臣下は、伍子胥の祖父、伍挙である)。 次の日に熊侶は、三年の間臣を見定めていたことを暴露し、数百の奸臣を粛清した。 これによって宮廷の空気は一層引きしまったが、 宴会をよく開いて臣下を労り、酔って妾に無礼を働いた臣下を救った、絶纓の会の逸話なども存在する。 国政を整備した後、自ら軍を率いる勇猛さも発揮し、数多の国を攻め、周都にさえその矛先を伸ばした。 その後も邲の戦いでの晋への大勝や、奇策を用いて宋軍を討った逸話があり、 後世では勇猛さ、厳粛さ、快さを兼ね備える楚最高の名君と謳われている。