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もし地震が起こったら 白糸台高校の部室にて グラグラグラグラグラ 京太郎「うわっ!めちゃくちゃ揺れてる!」 淡「おお!すっごいじゃん!地震だよ!」 菫「能天気に喜んでいる場合か!早く何処かに隠れ……ちょっと待て、照はどこだ?」 京太郎「さっき菓子類を抱えてダッシュで部室から出て行きました!」 菫「なんて馬鹿なことを!」 淡「そんな、テルー!」 京太郎「お、俺!連れ戻してきます!」 菫「馬鹿者!お前まで身の危険に晒されるんだぞ!」 淡「キョータロー!行っちゃ駄目だよ!」 京太郎「……ごめんなさい、菫部長、淡……それでも俺、あの人を見捨てられないんだ!!……ん?」ガチャガチャ 淡&菫「……?」 京太郎「あ、開かねぇ!どうなってんだ!!?」 菫「ッ!まさか地震のせいで歪みが生じたのか!?」 淡「うそぉ!!それじゃあ閉じ込められたみたいなもんじゃん!!」 京太郎「そんな……」 菫「……」 淡「キョータロー……」 京太郎「くそっ……くそぉっ!!照さぁぁぁぁん!!!」 照「なに?京ちゃん」ガチャッ 三人「」 照「?どうしたの?皆して固まって」 京太郎「て、照さん……無事だったんですね」 照「えっ、当たり前じゃない。私が外に出たくらいに、もう地震治まってたんだから」 京太郎「えっ、あっ」 菫&淡「「……そういえば」」 京太郎「あ……ああ……////」プルプル 照「京ちゃん大丈夫?顔真っ赤だよ?」 京太郎「う、うわあああああああああん!!!」ダダッガチャッバタンッ 照「……そんなに恥ずかしかったのかな?私の名前叫ぶの……」 カンッ!
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憩「ウッフッフッフー、京太郎君ーあーそーぼー♪」 京太郎「はーあーいー……って、反射的に返事しちゃいましたけど、気軽に遊びに来れる距離じゃないですよね!?」 憩「いやいやー、大阪―長野って結構遠いんねえー」(家入れて入れて 京太郎「なんでまた、こうもいきなり……」(招き招き 憩「そりゃあもちろん……京太郎君に会いたなったからやよー」(おおきにおおきに 京太郎「……………………」(絶句 憩「…………エヘヘヘヘへ」(テレ 京太郎「お、お茶淹れてくるんで、さ、先に部屋へどうぞ!」(テレレ 憩「はーい、お邪魔しますぅー♪」 京太郎「……ちくしょう、不意打ちすぎだぜ」 カーたん「?」(パコッ……パコッ……! 憩「うえっ、なんなんこの子…………ね、ネズミ?」 カーたん「……?」(フンスフンス 憩「ヒァ……ちょ、ちょっと、ゴメンやけどあんま引っ付いてこんといてーや……!」(逃げ逃げ カーたん「――――♪」(ククッ……鬼ごっこか、面白い……! 憩「だ、だからー、足に抱きついてこんといてーって……ちょ、やめ――――あっ!?」(本棚の本、倒壊! カーたん「!?」(パコッ……! 憩「あ、し、しもた、変に手ぇついたせいで本落ちてもうた…………んー?」 憩「なんやろ、この本、カバーと中身が違って――――」 えちぃ本「ほう……我が擬態を見破るか」 憩「お、おー……コレはあれかな、全国の思春期な男の子のマストアイテム……エ、エロ本」(まじまじ 憩「へー……ほー……ふーん……っ、こ、これはこれは……立派なオモチをお持ちで、なーんて―――」 京太郎「………………」(ジー 憩「………………あ」(カッ 京太郎「……………………ンッ、ンンッ!」(目そらし 憩「ぁ、あー……ゴメンなー、本落としてもうたんよー」(戻し戻し えちぃ本「さらば……また会おう」 京太郎「…………お茶、どうぞ」 憩「ど、どーもー」 京憩「………………」(カチコチ 憩「えーっと、ど、どの辺から?」 京太郎「ほー……ふーんの辺りから……です」 憩「そ、そうなんやー、アハ、アハハハッ!」 京太郎「意外と女の子も、あーいう本を食い入るように読んだりするんですね……」 憩「ちゃうねん!あれは不可抗力、そう不可抗力やってん!!」(アタフタ 京太郎「い、いやいや、大丈夫っ……大丈夫ですからっ……!あーいうのに興味を持つのは、俺達の年齢なら当然……!なんら非難されるいわれは……ないっ……!」(ざわ……ざわ…… 憩「そんな顔濃うしたシリアスモードで慰めてくれんでええからっ……!?」 憩「だ、だって……しゃーないやん、京太郎君ってど、どーいうシチュエーションとか……ぶ、ぷれい……が好きなんかなー、って……」(上目遣い 京太郎「ゴブフッ……!?」(茶を噴いた 京太郎「ぷ、ぷぷぷぷれい!?いきっ、いきなりなに言ってんですか!?」 憩「え?あ、いやー……テヘッ♪」(ポッ 京太郎(これは――――どう受け取ったらいいのかわかんねえー、まったくもってわっかんねえー……!)(モンモン 京太郎(誘われてる……まさかっ……!ちょっと気のありそうな言葉に心踊らせる……期待する……痩せた考えっ……!) 京太郎(いい加減、気付けっ……!世の中そうそう、エロゲやエロ本みたいな展開は望めないっ……!)(ざわ……ざわ……! 憩(………………危険牌切ったんやけどなー、見逃しかな今回は) 憩(山越し狙うんもありやし……今度はもうちょい際どい服で来たろうかな♪)(主にナース服など 荒川さん、実は策士説。 終われ
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2 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/06(水) 22 57 30.46 ID /L+gJUY9o [2/7] > -─── < / ` 、 / \ / / \ ./ / ヽ / / / / l ヽ どうして、こうなっちゃうのかな? .∨ j ∨ / ル , j l Y .j Y´ ノ ,; ノ/j イハ ! } .イ ト'´Y ナ卅'‐x- zノ/j /ハ } } l ! ! ! レ'≠=≦、ノ ./ イ/.! イ ! ! ! ! ! Y .Y { んzハソ ノ ノ ノ/∧!' ! ! ハ } 〉 l | .! | ゝ-ク' ´ r=≦'.`メ ノ /ノ.リ ./ { ! ! l ん.v/.}ノ ノ' /' ./ 〉 ト-! ! ゝ.乂./ / ノ / /´∧ !`| | ` ./ /イ ノ -‐' .ヽ {. { ! r--, ./ ! j , r '´'´ .∧ ∧.、 {.`ヽ、  ̄´ ノ !リ リ´ /,r ‐ .、 .∧ ∧ヽ ゝ `ヽ -‐<r‐-、' / /r.⌒ヽ、 `ヽ、 ∧ ∧、\ゝ  ̄ /./Y ! / { ヽ 〉、∧ ∧` ,v‐ー-、 / }l | { / /.!. ヽ ∥} `} | ヽr' ´ >./ /j' j .!' .! ∨' l .} l Y´ r'´ r./ 〉' { .ト, | ∥ .j l j }ゝ-{ / \ .' }、 l .∥∨ }/ } ∨ \ .∧ 【須賀京太郎】 <アイドルランク>(ファン人数) Dランクアイドル(10000~100000) <容姿> A(63) <雀力> E(29) <歌唱力> E(23) <演技力> C(42) <特技> タコス作り <担当> 清水谷竜華(プロデューサー) 花田煌(マネージャー) 弘世菫(麻雀コーチ) 瑞原はやり(トレーナー) 竹井久(事務員見習い) 龍門渕透華(スポンサー) 松実宥(メイク) <アイドル経歴> 雑誌特集 パンフレット サイン会 ドラマ主演 いい○も出演 CM出演 |. G | F | E | . D |. C | . B |. A | . S | SS |SSS―――┼―――――――――――――――――――――――――容姿 |llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll雀力 |lllllllllllllllllllllllllllll歌唱力|lllllllllllllllllllllll演技力|llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll <須賀京太郎のファン> 宮永照 宮永咲 蒲原智美 愛宕洋榎 愛宕絹恵 江口セーラ 鹿倉胡桃 染谷まこ 片岡優希 原村和 国広一 福路美穂子 深堀純代 藤田靖子 滝見春 34 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/07(木) 00 35 31.29 ID ZNMj1rFRo [3/4] 【おまけ】 ビッグスターバブル「お兄ちゃんの応援をしなきゃ」シメイカン パソコン「」ウィーン コードネームたかみー「ねぇ、なんで私達が?」 コードネームフィッシャー「こう見えて忙しいんだけど」 ビッグスターバブル「うるさーい! いいから会員サイトを作って!」プンプン たかみ「……はぁ」カタカタ フィッシャー「やれやれ」カタカタ ¨ ̄ ̄ ̄¨ 、 / _/ ̄} ̄`ー-、 / ./ /{____ }⌒ _ \ / ./ /└.//-‐ /l \ \ | |. /'‐-// |. / .i-‐''\ \ / .| {.〃⌒ヽ |/〃⌒ヽ | | 》 // ./| |.{i. (^ノ i} {i (^ノ i}リノ / -‐=ニニ二二二二二二 / ./ | ヾ 二ノ ヾゝ.イ| / ふっふっふっふっ. / / ./ ∧ ∧ 丶 フ | |r,人 (( // ./ / \. \┌--‐ /「/^i \. ヽ /. / ./ / ‐-┐ヽ. / { ヽ\ 二二二ニニ==‐ /.. / / 〈 -==} i} } .}\\ ヽ / // / ∧ } // ̄\/ / / \\ ノ / /. / / /∧{ {.{\. \/ / \\ / / ./| / //└-= \\ / \\ ( (. | / / ∧ 〉 \/ ) ) ヽ } / ̄{{__ .// } / // \ / . \.. ´ 《∨ / / .| . -===={ }=r‐-==‐-┐ ノ {/\ / / / ̄ ‐- -‐=='´ ∨/ ‐-‐ / / } < i/ ∨/// / / | \ i ∨//// { /‐-===┐ | \ ∨// ヽ../ } | /\ |-‐  ̄ ̄ | /| \__ -===┘  ̄ ̄| / \ |. / ,. ` | | / ,. ` |. |. rr/ ` |. |. / {冂./ | | / / } |. {{. { {二二二ヽ_. \__〕 {_____〕 一体彼女は、何星何淡なんだ……? 続く 66 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 22 37 07.44 ID Iz5s8tB/o [2/11] 【アクセル1】 あのCM撮影から三日後のことだ ※まだ放送されていません 大事な話があるからと、竜華さんに事務所に呼び出された そこで俺を待っていたのは…… 京太郎「クリスマス……ですか?」キョトン 煌「はいっ!」ニコニコ 京太郎「クリスマスがどうかしたんですか?」 煌「んふふっ、それはですねぇ」ニコニコ 竜華「ちょっと待った」 京太郎「竜華さん?」 竜華「その前にこれを見て」サッ 京太郎「どれどれ」ノゾキ PC[須賀京太郎ファンクラブ]デデーン 京太郎「……」 竜華「……どう?」ドヤァ 京太郎「……え? 何これ?」 久「京太郎君のファンクラブよ」 京太郎「はえー、ファンクラブですか」 宥「凄い……」カチカチ 京太郎「……」 竜華「……」 京太郎「アイエエエ!?」 一同「反応遅っ!?」ガビーン 67 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 22 44 38.49 ID Iz5s8tB/o [3/11] 京太郎「す、すごいじゃないですか!?」 竜華「まぁ、非公式なんやけどな」 京太郎「ど、どれくらい……!」ドキドキ 煌「今のファンクラブの人数は……1919人ですね」 宥「これって多いのかな?」 久「出だしだし、十分じゃない?」 京太郎「う、うぉぉお……」ブルブル 久「京太郎君もアイドルらしさが増してきたわねー」シミジミ 京太郎「……んー?」モヤモヤ 久「あら、どうしたの?」 京太郎「いえ……何か違和感が」 竜華「え? 十分な人数やん」 京太郎「いえ、そっちじゃなくて……」 煌「?」 京太郎「なんだ、なんなんだ……」 久「変な京太郎君ね」 京太郎「……んー?」 コンマ安価↓3 ゾロ目でラキスケ 00~89 違和感に気づかない 90~99 違和感に気づく 回答安価 ↓1~3 違和感の正体に気づいた人は回答ドゾー 75 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 22 52 56.25 ID Iz5s8tB/o [4/11] 73 勿論サービスイベント 竜華「京太郎君、話続けてもええ?」 京太郎「あ、はい」 久「ちゃんと聞きなさいよ、京太郎君」 京太郎「!!」キュピーン! 煌「!?」 宥「??」 竜華「どうかした?」 京太郎「分かりました! 違和感の正体!」 久「?」 京太郎「部長ですよ! 部長!」 久「!!」ドッキィイン 竜華「竹井さん?」 煌「はて、何かおかしいところがありましたか?」 宥「うーん?」 久「きょ、京太郎君の勘違いよ」アセアセ 京太郎「ほらぁ! またですよまた!」 三人「?」 京太郎「名前ですよ名前!」 久「……」モジモジ 三人「あっ、そっか」 京太郎「急にどうしたんですか部長?」 久「だって……」ソワソワ 京太郎「?」 久「私、もう部長じゃないのに……その、ずっと部長としか呼んでくれないし」モジモジ 京太郎「!!」 ,; ヽ / ; ハ. / .. / / /l ,. / ... / . / / /ノ乂 ; l ! l ─ - 、 / // ノ,l |. | l ;;r''"\/" | | | | / ,/`ヽ ,=--─-| !. | l.' __., - ,4 /. | i ト、`ヾ==、 .__ / | / l | ; i 、、、 `== / | / / l l } 、 `゙ / l/. / / } } ! _ / ; / // / //ノ\ ‘ー '゙ ,. イ /ノ. / i ;l (、 ` ,z‐= 爪 / | { ;x〈 ヘ.\ /ヘミ 、 ( ( ,ゞ-‐'". . . 丶、 ハ. . \ ( \ヽ\ \ 久「だからその……気づいて、欲しかったのに……バカ」カァァァ 京太郎「」キュン 81 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 02 27.53 ID Iz5s8tB/o [5/11] 79 可愛ければ許されるのじゃよ 京太郎「いや、なんかすみません……俺にとって部長はその……」アセアセ 久「……」ツーン 京太郎「あの、話を聞いてくださいよ部長」 久「……」ツンツーン 京太郎「あわあわ!?」 淡「呼んだ?」 京太郎「呼んでねぇっての」ペシッ 淡「あぅっ……えへへ」スリスリ 京太郎「それにしても……どうすりゃいいんだ」 煌「ここは別の呼び方をしてみては?」 竜華「うん、それがええと思う」 宥「頑張ってー」ブルブル 京太郎「別の呼び方……」 とは言っても、一体なんて呼べばいいんだ? うーん…… 選択安価 ↓2 から最初に二票orゾロ目 ※ 呼び方が成功するかどうかは好感度依存 呼べない呼び方もあり ※ 成功すれば今後の呼び方が変わります 1 竹井さん 2 上埜さん 3 久さん 4 久ちゃん 5 先輩 6 竹井先輩 7 ひさりん 8 ひさっち 9 女王様 10 ハニー 92 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 10 43.84 ID Iz5s8tB/o [6/11] 京太郎「あの、すいませんでした……久さん」 久「!」ピクッ 京太郎「えと……これで、いいですか?」ビクビク 久「……い」プルプルプル 京太郎「ひっ?!」 久「……かい」ボソッ 京太郎「え?」 久「も、もう一回……呼んで?」ニヘラァ 煌黒龍「「めっちゃ顔とろけとるゥー!?」」ガビーン 京太郎「久さん」 久「ふっ、ふふっ……いいわね、これ」ニマニマ 煌「……」パシャパシャ 竜華「なんなんや一体」ゲンナリ 宥「あったかそう」コナミカン 久「それじゃあ私も呼び方変えてみようかしら?」クスッ 京太郎「え?」 久「何がいいかしら?」フフフ 選択安価 ↓2 から最初に二票orゾロ目 ※ 呼ばれ方が成功するかどうかは好感度依存 呼ばれない呼び方もあり ※ 成功すれば今後の呼び方が変わります 1 須賀君 2 ガースー 3 すがっち 4 京太郎君 5 京ちゃん 6 京君 7 キョン 8 犬 9 下僕 10 丁稚 104 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 18 25.19 ID Iz5s8tB/o [7/11] 京ちゃんの能力はリーチ一発……? ぶっこぉすのか……(困惑) 久「やっぱりこれがいいわ、京太郎君」 京太郎「いやいや、それ以外になんて呼ぶ気だったんですか?」 久「すがっちとか、どう?」フフ 京太郎「似合わないですって」アハハ 久「犬とか丁稚は?」 京太郎「似合いすぎるのでやめてください」キリッ 久「あら残念♪」 京太郎「もう、久さんってば」ムスッ 久「ごめんなさいね。でも……」 ,.. ; ハ;' \ ;k;ヾxヘ⌒ ,, 、 ヽ; \. / / イ ヽ ' 〆' ,;;≠ヌミヾ; !; ヽ i / i /i /' ;彳 ヽi! | ヽ | i i i .| " 斤ヾろ c} | ヽ. ! i i i. | ' ゙ゝ; ノ | } ! i レ|"` // | }、 .! i /i | _`__ _ i ヽ、. ! || ' !| レシ;キ=ミ; { ゝ、_ ゙ i|. |, ;il゙ヘ; ヽ , \ ~ヽ, iト 'l ;ゞ、 ゝう; ゚ノ , / l `ヽ ヽ. !| ゙、 |ミ\. / / / `ヽ、 i~\ | i|. \ |; \ i l ! ー- ' ゙ミ | ) / 'i! \.{ \ / i ソ ' '! ヾ; .ヽ.._____ , .イ" ノ /. \ \ \ { / ヽ ゞミ,;;; ヽ /i\ , ヾ; i|  ̄ ̄ ゙ ミ、 Y ,イ ヽ ./ /j 久「これからは先輩じゃなく……【一人の女】としてよろしくね、京太郎君」 京太郎「はいっ!」ニッ キャッキャウフフ アハハハー 竜華「……」 煌「まぁまぁ」ポムッ 竜華「妬いてへんもん」 淡「うーん、義姉としては嫌だなぁ」カキカキ 宥「?」 竜華「って、そろそろ本題や!」 京太郎「あ、そういえばそんなこともありましたね」 デデーン! 部長の呼び方、呼ばれ方が変わったお! 107 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 28 49.46 ID Iz5s8tB/o [8/11] 竜華「とにかく、このファンクラブを正式に認めようと思うんよ」 淡「えー? 別にいいよ……」フワァァ 京太郎「それすっげーいいと思います!」 / \ _人_ ' ` 、 \ Υ'/ / / ト、 丶 / / / | | | Χ } .′ il / | | \ | / `、 リ | i | _|l__∧ト、八 | メ´ ニニ / } | 私もそう思う! | | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j | |l l|斗示芋ミ、 ''h! } ,′ , |l 八 И'h! } 乂___ノ / / || \| 乂__ノ /i/i/ / /l| .八 ゝ /i/i/i i / / / / | ‘,\ ハ r ア /l/ / / | ト、 込、 _ノ // ,イ l| |l l\ \> .,_ /∨ /l| 八_ |ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ | | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧ | |/─、_ / |∨ __ Ⅴ__=| / 〕\ \ | | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶 宥「?」 煌「それでですね、今度のクリスマスにパーティでも催そうかと」 京太郎「パーティ?」 竜華「ファンクラブから抽選で、京太郎君と食事会! みたいな感じやね」 京太郎「お、おぉぉ!!」 久「これでファンクラブに入る人も増えそうね」 淡「……クリスマス……お兄ちゃんと……食事」ブツブツブツブツ 宥「???」ブルブル 京太郎「じゃあ、善は急げですよ! ファンクラブ会長に連絡を!」 竜華「とりあえずメールを送ってみるで……」カタカタカタ ソウシンチュウ 淡「!」ブーッブーッ 京太郎「ん? 淡、携帯鳴ってるぞ」 淡「あ、うん。そだね」 竜華「これで後は返信待ちやな」 淡「……」カチチカチカチカチカチカチカチカチカチ ジュシンチュウ 煌「あっ。返信が来てますよ」 竜華「はやっ?!」 京太郎「なんて書いてあるんですか?」 久「なになに……」 112 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 38 04.99 ID Iz5s8tB/o [9/11] 差出人:ビッグスターバブル タイトル:光栄です 本文 初めまして、アクセル1のスタッフの皆さん。 私は須賀京太郎ファンクラブの会長、ビッグスターバブルです。 この度は~~~ ~~~中略~~~ それでは、当日を楽しみにしております 久「あら、礼儀正しい人ね」 竜華「これなら任せても安心そうやなぁ」 煌「早速アクセル1のブログにも載せましょう」 京太郎「おぉぉ、俺のファンクラブが出来るなんて」ジィィーン 淡「そんなに嬉しい?」 京太郎「ああ! むちゃむちゃ嬉しいぜ!!」 淡「え、えへへっ……! やった……//」ギュッ 宥「(さっきから忙しそうだなぁ)」ボーッ 久「それじゃあ会場の手続きとイベントのプランを練りましょうか」 竜華「せやな、スポンサーに連絡せんと」 ???「その必要はありませんわ!!」バーン!! 京太郎「!?」 l´ ,' \ヽ∨//_ ヘ l . ', l !| ̄  ̄/' ´ ',ト ',. ,' Ⅵ /' l!∨ ', / ,'_!|__.{( _≦千‐<へヽ. //レ//「 ',l -- ´ \ ‐‐ / ',iヽヘ`ト、 //ノヘ // -ヽ_‐ | , ====ミ !| `\ // i! ! '´ ̄ ̄` / ` jレi . ', \. /// |ヘ.', ' /!´ ! ∧ `', // { | ト ー-....‐ 丶l ,' } ノ i!. l ! ヽ \.ヘ ', ,' -'/ /ヘ. j! ヾ / \ ヽ人 ヽ ; -'-‐っ /「/ ∧. ∨ \ ∨!> . /, ィ≦ イ / ∧ ヘ / / ヽ ∨ _レ ´ ヽ _.,ィl }┤ | / ∨ \. / / !_ |/ \ ヽ'‐ヘ」つ、 ! { \ \ / --‐‐ フ ヽ /´__ l ├──-ヽ _ \. / / \ イ ト r‐‐ {/ / ヽ \ | `.i \ ト、. / ! イ⌒ヽ ∧ヽ __ 、イト 、 / \ ヽ l \ \ / /` 彡' ∨ ∧ク ̄ // .!', `ヾ /、 Y i ! |、 \ \. / /イ ∨ イ. /イ | ヘ `i } ノj/ i ,' ,┐、 ヽ ___./_/´ ∨ / ヾ//i !. !|ヽ\ /,' / i / ' | \ ∧ 、ヽ 透華「私ですわ!!」ババーン 京太郎「あ、透華さんだ」 久「相変わらず騒がしいわね」 竜華「寒いから早く扉閉めて」 宥「寒い……」ブルブル 煌「暖かいココアですよ、どうぞ」スッ 淡「……いい気分が台無し」ボソッ 透華「」 117 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 42 50.99 ID Iz5s8tB/o [10/11] 透華「なんなんですの!? なんなんですのぉぉ!?」キィィィ __ /| , -、____/,、 \ r‐' ̄_/ / |\\|//| | ̄ r‐' | |ミミァ‐''''"| | \ | | / | | | / / 〈 _,`ィヽ、 | | / /`ー、Y", -‐'iヽ | \ | キィ~ / ,イ !、ii〕'!、`┸" ノ 〉 i ) \. ( | r‐' ,二、" / //、 \___ \ 、!(三ニ´ー~)( \ ___  ̄`ー--、_ \ ゞ、"゛  ̄ _, ゙、 h_/ ̄_, -‐ヽ `ー-、`ー-、 ) r≧ーtく /\ ) / ト、 `ー-、 `ヾ 、_ \ /ノ| .| ,个、 ノ / / ./ \ 丶 \ ヾi /人|\ !' ∧ V" V / | \__ \ | .| / | \ /| |\ ===|/ /、 \ |\ | | .ノ. / ζ | U| .|`U 〉 | \ \ 丶 \ | |/ / / | .{ ハ | / /、 \ \ \ \ | ||/| / | ゙、 ゙、 ./ / \ ゙、 ゙、 ゙、 | ノ|| | | ,| ゙、 人 / / | | | | / \ | | ゙、 ζ 入 | / / | | | ノ/ \ | ゙、 / V. / /\ ハ | / / ハギヨシ「透華お嬢様、落ち着いてください!」 京太郎「うわぁハギヨシさんだぁ!」ワーイ 久「あらいらっしゃい!」ニコッ 竜華「そんな場所におらんで、こっちのストーブに当たったらええよ」ニコニコ 宥「こっちはあったかいよ?」 煌「ハギヨシさんもココアをどうぞ」スッ ハギヨシ「んっふ、困ったものです」アセダラダラ ,r'´ ̄ ̄ ヽ /丶 _//∧ l'⌒ヽ-、_ / .|ヽヾ、7/ i| ヘ_/^ヽヘヘ / |,⊥ミ∨/l| ト、 └ユ ! .i ト、 ヘ ヌ二¨ ヽ ! l |L_ ゝヽ_/ ャ=ヽャ‐ \-、 i '7_,.≧=- }} ′ ` ヘ. \ヽ j ff'"⌒ヽ ノ 、_,.ィi レ、 l ヘ!. ノ 7弋 , , 爪从 . i l. イ ハ tt彳′ l j ∧ // ! ト、 _ ‐ュ /7 ∧ヘ. /,ハ ヽヽヘ f二´-‐'' " / / / ヘ ヘ { { ヘ 丶 ゝ _ /∨ / ヘ ヘ ヘ! ゝ \ ` ┬-‐' /! ィ′ ヘ ヘ 丶、_ \ 广弌irく l l 〉────'┼‐-、 !| \ Y/ /V ≦ヽl ∨ l ト !| ハ l| ィイ' 7ソトミ、 ヽヽ ヽ. l l 厶イ j ∧/ //ハヽ\∨lルl l f´ i ノ/ ∧∨// ヾ 、 ゝ'.ノ l 透華「」 121 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 53 07.10 ID Iz5s8tB/o [11/11] ~~そんなこんなで~~ 透華「私だって、私だって……」グスグス / / / ├-、 / / / ノ レi 〉 // / / N ' / /;' / // / /!|.| /// // r='/ , ナメ ハ!.| i/.// 《/ i,.cイナソノノ ! ト、// メ、 ! `′{ リ ノ !))/ //メ、! | __ ノ/ / ノ(. ///ノ,ハ |_ / ノ /_/ //-‐=<\ ゙、 |/ / /// ∧ \\\ハ i! 〈 (/ / \ \! i |. | 丶、ヽ 、 / \\ト-V ノ ヽノ \ \ 〉/ / ノ ヽ ヾ、( ゙、 \ Vイ ゙、 \ Y! i ` ! ゙、 京太郎「冗談ですよ透華さん」ナデナデ 久「からかい甲斐があるわねぇ」ヨシヨシ 竜華「もうちょっとメンタル鍛えんとなぁ」ポンポン 宥「みかん食べる?」スッ 煌「ほら、涙を吹いてください」スッ 透華「みんな……暖かいですわ」ジィーン 竜華「ということで、かくかくしかじかなんやけど?」 透華「ええ! 勿論! 私が全身全霊をかけてイベントを成功させますわ!」 一同「おー!」パチパチ 透華「これも仲間の為ですわ!」ウルウル 京太郎「あの、非常に罪悪感が……」ズキズキ 煌「もっと別のやり方があったんじゃないかな?」 竜華「うちはまだ、以前のドッキリ(合宿)のこと許しとらんし」プイッ 久「私なんて連れて行ってもらえなかったし」ムスッ 淡「なんでもいいよー」フワァァ 透華「ああ、仲間……いい響きですわ!」ジィィン ハギヨシ「(透華お嬢様が変な男に騙されないか、非常に心配ですね)」サメザメ 京太郎「後でフォロー入れておきます」 ハギヨシ「助かります」ハァ 124 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/08(金) 00 05 08.69 ID 6YCnRf2Qo [1/10] 竜華「この龍門渕グループのホテルなら安く借りれそうや」 煌「京太郎君のファンは学生が多いですから、なるべく安くしたいですね」 久「旅費や宿泊代もバカにならないしねぇ。クリスマスならなおさら」 竜華「いっそのこと泊まりがけのイベントにする?」 煌「しかしそれでは予算が……」 アーダコーダ ワイワイガヤガヤ 京太郎「なんだか白熱してるな……」 透華「そういえば、一つお聞きしたいことがありますの」 京太郎「え? 俺にですか?」 透華「ええ。貴方、天江衣をご存知ですわね?」 京太郎「天江衣……? ああ、あの県大会決勝で咲と戦った……」 透華「……その様子ですと、覚えてはいないようですわね」ハァ 京太郎「はい? いや、ちゃんと覚えてますよ。あのうさ耳ですよね?」 透華「いえ、そういう意味じゃありませんのよ」ウーン 京太郎「???」 透華は悩んでいた―― 京太郎と衣を合わせるべきかどうか。 もはや京太郎はそれなりのアイドルとして成長し、活躍もしている。 まだ荒らさこそあるものの、衣に合わせるには申し分ないスペックだ。 しかし、彼には大事なものが欠けている。 それは……衣との思い出 透華「(やはり彼にとっては大した思い出じゃないようですわね)」 たまたま泣いていた女の子に声をかけて励ました。 された方には心に残る思い出なのだが、 年がら年中そんなことばかりしている京太郎にとってはそうではない。 それゆえに、思い出すのは困難の極み 京太郎「透華さん?」 透華「……」 128 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 00 14 01.53 ID 6YCnRf2Qo [2/10] 透華「もしも、の話ですわ……」 京太郎「はい?」 透華「もし、遠い昔に貴方が……一人の泣いている女の子を見かけて」 京太郎「女の子……」 透華「その女の子を励ましてあげて、やがてその女の子は泣き止む」 京太郎「……」 透華「ですが、貴方と分かれてすぐにまた、涙を流すような日々を送ることになってしまう」 京太郎「え?」 透華「それから十年近く、辛い毎日に耐えながら……ずっとずっと」 京太郎「……」 透華「貴方と再会することだけを希望に……生きてきたとしたら」 京太郎「……」 透華「貴方はその子に再会した時……なんて言葉をかけてあげますの?」 京太郎「……」 コンマ安価↓ 3 00~39 京太郎「(あれ、もしかしてこれ……口説かれてる?)」キュピーン 40~69 京太郎「いや、いきなりそう言われても……」 70~89 京太郎「……分かりません」 90~99 京太郎「……」 ゾロ目 京太郎 覚 醒 134 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 00 20 26.78 ID 6YCnRf2Qo [3/10] 京太郎「いや、いきなりそう言われても……」 透華「……そう、ですわね」ウツムキ 京太郎「あっ」 透華「気にする必要はありませんわ」スタスタ 京太郎「透華さん?」 ハギヨシ「京太郎君、今は……」スッ 京太郎「ハギヨシさん……」 ハギヨシ「大丈夫、きっと……分かる日が来ますから」 京太郎「……はい」 この時、胸の中に残したわだかまりが…… まさかあんなことになるなんて 透華「(やはり衣に会わせるわけには……)」 今の俺には、まだ知る由もなかった 京太郎「……」ギュッ 【???】 //////\/ハ ///,/ \! ,....-―-.、 //// , イ////////\ //// , イ/////,/ ^ーァ/ヽ≠//,.く ///////,/ ,ィ///////////\ ////> '´ ///////////////,ハ /> '´ 〃////////////////! ,..'/ 从////////,γ⌒ヽ//,| /' `i///////,乂__.ノ//,ハ /////////////////ヽ ////////////////////\ ///////////////////////,\ , イ///////////////////////////ヽ ,.....イ/////////////////////////////////\ ,...イ´///////////////////////////////////////>.、 ,..イ///////////////////////////////////////////////,>.、 .//>ァ//////////////////////////////////////////////////>、 .///.///////////////////////////////////////////////////////.ヽ. ///.////////////////////////////////////////////////,ヾ.、/////ト、/\/// ///,イ///////////////////////////////////////////////ハ ヾ///ハ ヾ//ヽ// ///〃////////////////////////////////////////////////ハ ヾ///} Y//ハ/ //// {//////////////////////////////////////////////////} Y//! .|///! ?「……須賀、京太郎」ボソリ 続く 282 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 22 37 00.28 ID QaBiZFySo [7/13] 【6話終了後 アクセル1】 トゥルルルルッ ガチャッ 久「はい、アクセル1です。ええ、はい、はい……」 トゥルルルルッ ガチャッ 煌「はい、アクセル1です。はい、いえ、それは……」 トゥルルルルッ ガチャッ 竜華「はい、アクセル1……ぐっ」 ガヤガヤガヤ 和「……」 京太郎「」ズーン はやり「あはは……気持ちは凄くわかるよ」 菫「なに、気にすることはない」ポム 京太郎「いえ……いいんです」シクシク 和「私も、それなりに批判などを受けていますから」 京太郎「新人に辛いよな、この世界」 はやり「特に下積みの無いとね……やっかみもあるし」 社長「また手紙が届いているよ」ザッ 京太郎「……読みます」 菫「いや、そこまでしなくても……」 京太郎「これもファンの声ですから」ガサガサ ヨムヨム 京太郎「Oh……」 和「うわっ……酷い」 はやり「罵詈雑言ってこういうことをいうんだねー」ゲンナリ 菫「おのれ……射抜いてくれる!」シュッシュッ 京太郎「やっぱり、俺もまだまだだなぁ」ブルブル 和「須賀君……」 京太郎「ドラマの主役に選ばれて、ちょっと浮かれててたのかも」ズーン 菫「須賀君?」 京太郎「やっぱり俺なんかが主役なんて……」ウジウジ 宥「それは違うよ!」バキューン 一同「?!」 京太郎「宥さん……?」 宥「京太郎君じゃなきゃ……ダメ、だよ」ギュッ 京太郎「……」 宥「だから、その……! えと……」オロオロ 283 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 22 47 03.21 ID QaBiZFySo [8/13] 京太郎「……すいません」ペコリ 宥「え?」 京太郎「情けないっすよね! これくらいでへこたれてちゃ!」グッ 和「須賀君?」 京太郎「……まだ、折り返しなんです」 はやり「うん、そうだね!」 京太郎「これから……もっともっと頑張らないと」 誰にも負けないくらい頑張って、最高のトップアイドルになるんだ こんなところで、諦めてたまるか! 京太郎「ありがとうございます、宥さんのお陰ですよ」ギュッ _,, ----- _ , r ´ ` ヽ.、 / \ / \ / \ ./ / ヽ / / i ヽ / / / ハ | | i ヽ ./ j | ハ | | | | | ヽ j | | , r ナ'ナ.|` メ, | |i_,rハ- 、i | i ヽ .i ii | / / / .j / | /1 / ! /iヽ、 リ | ヽ | || | /_ノ--i / .| /| / .V ._i / .| / |i | | | | | /r' ノ' ヽ | / i/ r'´ y ヽ| イ |i | | | | |/.{ .} レ { .レ'/ / /| リ .〉 |´| |. ゝ ノ 、 .ノ./ /| / レ / | |. ! ! ゝー''´ ゝ _.ノ / / ノ' ' / | |ゝi | \ \ \ \ \ \ \ \ \/ ノ | イ 〈 | | | | ´ i j | .ゝ | | ヽ |、 / ̄ ̄ ̄ヽ ノ ノ | ヽ | | ヽ |.ゝ、 ゝ-------'__ -- ' / / ヽ、 〉 ! | i ` ヽ------- ' ´ __, --/ / ヽ / ! i / ヽ i、 __ - ' ,,ノ / i ヽ ./ ヽ Y 〉、 ヽ、__, ´ _ -´ // .ヽ iヽリ / ヽ | ./ \ゝヽ _, r ´ r⌒ヽ ノ レ / ヽ | | `]-___, r ' ノ / ヽノ 宥「う、うん……頑張ろうね」ジュゥゥ 和「……」ジェラジェラ 社長「……やはり、演技力はともかく音楽の先生が必要なようだね」 透華「どうやらそのようですわ」 社長「ふむ、しかしどうするか……」 透華「誰か知り合いはいませんの?」 社長「……! ティンと来た!」 透華「?」 社長「あの子がいいな、うん。そうしよう」ウンウン 透華「あの子?」 社長「……ふふふ、待っていてくれ京太郎君。最高のボイストレーナーを用意しよう」 透華「最高の??」 713 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/02(土) 00 40 26.70 ID kLWQah23o [3/9] あっ、やべ おいらも↓3だと思って明華で書いちゃった テヘペロ 没にするの勿体ないから、一応透華(72)します ※ この1レスのみです 明華「……」ニコッ 京太郎「(美人っ!!)」ピカーン 煌「確か、臨海の雀明華さん?」 明華「お久しぶりです」ペコリ 煌「ええ。ですが、それにしてもどうしてこんな場所に?」 明華「それは……」チラッ 京太郎「?」 明華「……あの日、私は勇気が無くて見て見ぬフリをしました」ウツムキ 京太郎「??」 煌「あの?」 明華「須賀京太郎さん」ジッ 京太郎「はい?」 明華「私に、貴方を調教させてください!」ズザザーッ 京太郎「……」 煌「……」 明華「いい声で、鳴いて欲しいんです!」 京太郎「」 煌「」 ※ 明華ちゃんは社長にボイトレで雇われてきた設定だったっす 竜華Pごめんよ、すぐに書き直すから 422 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 21 59 27.83 ID +kF/cFuio [2/18] 【アクセル1】 テレビ「テレテレテレテレテレ♪」 竜華「おぉ、もうCM流れとる!」パチパチ 京太郎「うわぁ……こうして見ると緊張しますね」 煌「結果が出るまではあと二、三日待ってください」 宥「うーん、クール過ぎてちょっと苦手かも」 久「あら、私はいいと思うけど」フフ 社長「京太郎君、ちょっといいかな?」 京太郎「あ、はい!」 社長「年末の予定の事なんだが……本当にいいのかい?」 京太郎「……はい。決めたことですから」 竜華「ほんと、勿体無いで京太郎君」ポン 煌「ほんとそうですよ、年末の仕事を全部キャンセルだなんて」 京太郎「……俺、CMの仕事を受けて気づいたんです」ボソリ 竜華「え?」 京太郎「やっぱり今の俺じゃ、折角の仕事も活かせない。たまたま成功しても、いずれボロが出るって」 社長「……うむ」 京太郎「それに、他の仕事にかまけて……大切なドラマの仕事をおろそかにしちゃいましたし」 竜華「そう……」 京太郎「だからまずは、ソルサキを完璧に成功させます!」 もう二度と、ファンの期待を裏切るわけにはいかねぇから…… 社長「……その心意気、その覚悟。本物のようだね」 京太郎「はいっ!」 久「じゃあ、社長。あの話を進めてもいいですよね?」 社長「ああ。勿論」 京太郎「……あの話?」 竜華「おじさん、なんのこと?」 社長「……須賀京太郎育成計画」ボソリ 京竜「!?」 社長「その最終段階に入るのさ!」デデーン 426 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 22 10 09.20 ID +kF/cFuio [3/18] 煌「なんですか、それ」ジトーッ 京太郎「??」 社長「今、京太郎君に付いているトレーナーは三人だ」 久「総合の瑞原プロ、容姿の松実さん、あとおまけの弘世さん」 菫「おい」 社長「おまけはともかく、残りの演技、歌のトレーナーが欲しいとは思わないかね?」 京太郎「確かに……」 竜華「確かにおまけはともかく、歌と演技はすぐにでも欲しいかも」 菫「ちょっと待て」 社長「そこで、新たにトレーナーを二人追加することにしたのだよ!」デデーン 一同「な、なんだってー!?」 照「やったね京ちゃん! 仲間が増えるよ!」 菫「おい、やめろ」 社長「つまりこれで、須賀京太郎のトレーナーが勢ぞろいということになる!」 京太郎「お、おぉ……」 竜華「正直麻雀トレーナーは見直しても……」 宥「うん、いいんじゃないかな?」 菫「ぐぬぬぬっ……おのれ、あの時の借りを!」 照「菫、うるさい」 菫「」ポンコツーン 久「とりあえず続きを聞きましょ」 社長「これにより四人の専属トレーナー、そしてそれらのまとめ役の瑞原プロの五人が君を鍛えることになる!」 京太郎「す、すげぇ……仲間がいっきに二人も増えるのか」ゴクリ 淡「妹は仲間に入る!?」ガバッ 京太郎「いや、妹は普通に家族だろ」jk 淡「か、家族っ!?」 京太郎「うん」 淡「……」フニャァ 京太郎「??」 434 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 22 19 39.62 ID +kF/cFuio [4/18] 433 それもう孫を選べばよくね? 社長「そして、その二人はもう既に雇ってある」 京太郎「!?」 竜華「うちに相談もせんといつの間に……」 煌「何やら最近こそこそしていると思ったら」ハァ 社長「二人の初出勤日は、クリスマスパーティの翌日の予定だよ」 久「ふふっ、そしてもう一つ大事なことがあるのよ」ウィンク 京太郎「?」 社長「実は慰安旅行を計画しているのさ」 一同「!?」 社長「まぁ、私達は年末の仕事があるから行けないが……アイドルチームは予定が無いからね」 久「つまり、そこで新メンバーのお披露目と、京太郎君の強化合宿を兼ねた旅行ってわけ」 竜華「……すばらぁ」 煌「すばらっ!」 宥「どこかなぁ?」 菫「温泉がいいな、うん」 透華「出資は私ですのよ」ドヤァ 淡「家族同伴はオッケー?」 照「(未来の)妻はどう?」 久「ダメ」バッサリ 淡照「!?」 久「ダメ」 淡照「」ブクブクブク 441 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 22 30 22.00 ID +kF/cFuio [5/18] 社長「それと、スタッフのみんなに新しい知らせがある」 久「あ、私も含めてね」 一同「?」 社長「トレーナーの二人が揃ってから詳しく話すが、君達にも新たな目標が追加されるよ」 竜華「新たな目標?」 久「……上を目指すのは京太郎君だけじゃないってこと」 煌「まさか……」 宥「??」 菫「なるほどな(分からないけど分かったフリをしておこう)」 京太郎「?」 社長「さて、そろそろ仕事の時間だ。では詳しい話はまた今度」 久「ふふふ」 透華「……生きてますの?」ツンツン 淡「……許さない」ブツブツブツ ~~ ~~ -―――- ~ ~ ..... . `丶 / \ } } . . { { / / . . │ |\ |\ | . } } / | / | | ト- |--∨\ | { { / /| |ノ| 八 | _..斗-=ミ\| | | / | /-匕-=ミ\|\| 〃⌒゙ヾⅥ | | }  ̄ ̄ | | イ /〃⌒ヾ {{ }} }|/| | | { { | 八ハ{ {{ }} ゞ==(⌒) | / | } |/| {. ハ (⌒)=='' /// |/} | | ヽ_| /// __,ノ | }. { | 八 _.. ‐~‐-、 イ | {. } | 个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ | レヘ _≧=一ァ 〔/⌒T iT7ス / ∨\ /r ̄ ̄ ̄7____/ / ∧/ } { ∧ | / / / ∧ { } / {\/⌒)_∠__/| / ∧ / ゙T{ 二(__ `ヽ _ヽ / ∨ハ. {_ / \/ _〉. { /\ _ | ノ _) 人._ |_/|/ } } \_____,|/ /i i\  ̄ ̄`ヽ j { ∨ / /|i ハ i \ | / / i i i ハ i i i i 丶 ... ______丿 〈 i i i i/ i i i i i| | } 、___/ i i i i/ Ⅵ i/ | { 照「ふえぇぇ咲ぃ」ボロボロッ 透華「わーお、ですわね」ドンビキ 竜華「……上を目指す」ギュッ 530 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 23 19 20.35 ID +kF/cFuio [12/18] 【クリスマスパーティ 当日】 スタッフ「花田さん、準備できましたー」 煌「うーん、そこの証明機材をもっとこっちに向けて貰ってもいいですか?」 スタッフ「ういーっす」 ガヤガヤ 京太郎「お、おぉ……」 竜華「いよいよ、ファン感謝パーティやね」 久「抽選で選ばれた30人だったっけ?」 菫「うむ……」プルッ 京太郎「ん?」ピクッ 菫「? どうしたんだ京太郎君」ボヨーン 京太郎「い、いえ……いつの間にそんな」 菫「ど、どこを見ているんだ!?」カァァァ 京太郎「あっ、いやっ! すいません!」アワアワ 菫「全く……//」カァァ 竜華「偽物やな」 煌「偽物ですね」 久「偽物に決まってるじゃない」 宥「にせもの?」 菫「おい、これは自前だぞ!」イライラ 煌黒龍「え? ナイナイ」プークスクス 菫「確かめてみろ!」バッ ポロンッ 京太郎「」ハナジブーッ! 宥「あわわっ!?」 久「な、なにやってるのよ!?」エーッ? 菫「うぁっ!?」カァァァ 京太郎「黒のブラ……」グッ b 菫「わ、忘れてくれ……//」ブシュゥゥウ 竜華「ぐぬぬ」サッ 煌「卑怯な!」サッ 久「はいはい、そこは対抗して脱がないよーに」グイグイ 539 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 23 25 57.64 ID +kF/cFuio [13/18] 535 割り切れよ……でないと、死ぬぞ 竜華「なんかピンク色空間できとる」 久「いいんじゃない? たまにはそっちの需要に答えても」 煌「さてと、そんなこんなで開場まであと十分ですね」 竜華「食器の配膳とかはまだなん? テーブルクロスも」 久「あ、それは今あの子が……」 ?「すいません、今運びますねー」トテトテ 京太郎「ん? この声は……」 ,. - ──‐- 、 /,,.-‐‐──- 、 ゙ 、. ∠/´ `.、 ヽ /./ / / ハ ヽ ' ,ィ゙ {. ム--.、l | | !ハ! i .i , ゙ / ヾヽ|人|ヽィリヽ! !ナ'リメ、_ノ.} | } ! / / ヽ| ィ==、 ___ ",ィノ リ |/ {. ヽ7 l  ゙̄ヽ / |__'、_ { |. ' /} i| {/ | {\. v ̄リ ./小 | | | ||" \ `ー , <二| ! ! | ||ィ=| ` _..!≧_i_/| } リ/ ̄ ̄ ̄¨二二 ̄ ̄`゙ー-、_r‐‐'"´/´′/ ,>リ ./リ /、 .二二/, ─-、\___)〉 /-‐/ , .ィ " ─ 、"、∨ミ==!ミ 、___..冫 )__..)/∧/ /, .// / '. | | `ー- 、.ミ.`──‐} ̄\_/ /, ' }.| | `゙ 、 `' 、ノ 〃 ,'. | | ` 、 ` 、../ ./// | | __ヾノ"´ /゙./__」 ! 〆 〃 /_____」 ─-‐'" `ー─ " ./i/ 美穂子「お久しぶりですね、須賀君」ニッコリ 京太郎「福路さん!」 541 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 23 27 23.18 ID +kF/cFuio [14/18] コピペミスってた 菫「……」マッカッカ 宥「赤くなってあったかそう」ギュゥゥ 菫「くっ、は、離せぇっ!」 宥「あったかい……」ムニムニ 菫「ぬわーっ」 宥「えへへ」 竜華「なんかピンク色空間できとる」 久「いいんじゃない? たまにはそっちの需要に答えても」 煌「さてと、そんなこんなで開場まであと十分ですね」 竜華「食器の配膳とかはまだなん?」 久「あ、それは今……」 ?「すいません、今運びますねー」トテトテ 京太郎「ん? この声は……」 ,. - ──‐- 、 /,,.-‐‐──- 、 ゙ 、. ∠/´ `.、 ヽ /./ / / ハ ヽ ' ,ィ゙ {. ム--.、l | | !ハ! i .i , ゙ / ヾヽ|人|ヽィリヽ! !ナ'リメ、_ノ.} | } ! / / ヽ| ィ==、 ___ ",ィノ リ |/ {. ヽ7 l  ゙̄ヽ / |__'、_ { |. ' /} i| {/ | {\. v ̄リ ./小 | | | ||" \ `ー , <二| ! ! | ||ィ=| ` _..!≧_i_/| } リ/ ̄ ̄ ̄¨二二 ̄ ̄`゙ー-、_r‐‐'"´/´′/ ,>リ ./リ /、 .二二/, ─-、\___)〉 /-‐/ , .ィ " ─ 、"、∨ミ==!ミ 、___..冫 )__..)/∧/ /, .// / '. | | `ー- 、.ミ.`──‐} ̄\_/ /, ' }.| | `゙ 、 `' 、ノ 〃 ,'. | | ` 、 ` 、../ ./// | | __ヾノ"´ /゙./__」 ! 〆 〃 /_____」 ─-‐'" `ー─ " ./i/ 美穂子「お久しぶりですね、須賀君」ニッコリ 京太郎「福路さん!」 543 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 23 34 21.15 ID +kF/cFuio [15/18] 京太郎「あれ、どうしてこんな場所に?」 美穂子「それは若の為……げふん、上埜さんの為……げふんげふん、色々あって」 久「私が頼んだのよ、バイト探してるみたいだったから」 竜華「へぇ、長野の人なん?」 美穂子「風越女子の福路美穂子です。初めまして」ペコリン 煌「感じのいい人ですね、すばらっ!」 京太郎「まさに聖人」 菫「ふんふむ」 久「挨拶はそれくらいにして、早く仕事に戻らないと」 美穂子「そうですね。では皆さん、また後で」 京太郎「お願いします」 美穂子「はい、頑張りますね」ニコッ - ´ ` / \ ' / ./ ゛ / / ./ ./__' ./ i i ゚. / / .' ´/ /| / ./ .l ! / .゚ .i ./ / .|/ /l ヽ' / i l ' l x≠ミ ´ // ./ ' '| i ゚. | x、 // .// | ,. 、 | , _ ゛/ ./ _ -, ‐ , ´ ヽト、 l `, .' ./ / / .' 'ヽ_|ヽ_─‐ ´ / /─ ' ‐-、./.| -- _ ' } / / / |´ | / / _ ´ / .|, i  ̄ i '´./ - ' '--、 ┌ '  ゚̄. ´ r' ¨ タタタッ 京太郎「天使……あとおもちが大きい」ジィーン 竜華「……むっ」グイッ フニュン 京太郎「ファッ!?」 竜華「ほら、主役も用意せんと!」グイグイ ムニュムニュ 宥「あ、メイクしなきゃ!」グシッ フニュフニュ ボヨヨーン ズルズル 京太郎「幸せ……」ビクビクッ 564 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 23 55 44.10 ID +kF/cFuio [17/18] 【開演 パーティ開場】 ウワァ、ゴチソウガイッパイナンダヨ! オ、オチツケ! オネェサマァァァ!! ゲ!?ナンデアンタガインノヨ! ネーネーアナタハドウシテコンナパーティデモウルトラマンナノ? ッテワタシハワタシハキイテミル チッ、ウッセェナァ ギャハハハッダイイチイハレイギモシラナインデスカー? 優希「うわぁ、人がいっぱいだじょ」キョロキョロ 久「あら、優希じゃない」 優希「おー! お久しぶり!」トテテッ 久「咲や和はどうしたの? まこにも招待状を出した筈だけど?」 優希「咲ちゃんやのどちゃんは現地集合だから分からないじぇ。染谷先輩はキャンセルだって」 久「店が忙しいのかしら、クリスマスだし」ウーン 優希「そう言えば犬はどこ?」キョロキョロ 久「今は準備中よ。もう少し待っててね」 優希「うぅ……別に犬に会いに来たんじゃないじぇ」モジモジ 久「ふふっ、可愛いわねー」ナデナデ 照「……あ、バイキング式なんだ」 ケーキの山「」ズモモモモ 照「……」ジュルリ パクパクパク 憩「うーん、先生にチケットもろたんはええけど……」キョロキョロ ~~~一週間前~~~ BJ「以前担当した患者から貰ったんだが、私には無用でね」 少女「あー! ちぇんちぇー! それ須賀君のパーティ券なのら!」 BJ「お前にはまだ早い」 少女「あっちょんぷりけー!!」ピョイン ~~~~ 憩「うーん」 565 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 23 57 08.23 ID +kF/cFuio [18/18] 小蒔「い、いよいよ会えるんですね」ドキドキ 春「うん」ポリポリポリ 小蒔「……これも、運命なのでしょうか?」 ※チケットが当たったのは巴さんです ~~一週間前~~ 小蒔「……外れました」ズーン 巴「あ、当たった!」 霞「ふふっ、よかったわね」ニコニコ 巴「え……?」 霞「よかったわね」ズイッ /| __ {. | / _⌒ヽ -─……─‐- `∧ / .\ . / `ヽ . . .ヽ ' ., . . ハ ′ / ∨ .l | i l / l! ト、 ト、 | . ., | | |' | |'´\ |‐- } |i. . ., | |\|'⌒ | l | \| ∨ 八 . . ., ' | l __ 乂 | ,イ示冬、〉 / ミ . . . ., |l | l_ ,竹冬、\| .乂 ン / } | 〉 . . . ... 八 | l〃乂ン/ ̄`ー─‐‐′| |〉/. . . . . ..`、 \{ |i ハー‐" ' u r| | '. . . . . . . . . .\ | | 人" __ ,イ_}∧. . . . . . . . . . 、 ..\ ' } ‘ ′ ... |八 ∧ |. . . . . . . .ト、. . .. >-< / 〉-}/|. . . . . . . .| \| / ∧ / / \. . . . . . .| 巴「……」アセダラダラ 霞「よかっ」ゴゴゴゴゴッ 巴「姫様にどうぞ」スッ 小蒔「え?」 巴「私は興味無いので」 小蒔「ほ、本当に?!」パァァァ 霞「Gut!」 巴「……」シクシク 初美「きっとそのうちいいことありますよー」ポンッ 春「……当たった」ニマニマニマ ~~~~ 572 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 00 07 23.02 ID LGCvCxbEo [1/6] 胡桃「……」ドキドキドキ ~~一週間前~~ 豊音「うわぁ、ダメだったよー!」ガックリ エイスリン「ガッテム!」 塞「あー、残念」 シロ「ダル……」グテーン 胡桃「うっ……ひぐっ……」メソメソ 豊音「げ、元気だして!」アセアセ エイスリン「ダイジョウブ、ネクストトライ!」 白望「次があればねー」ボソッ 胡桃「うわぁぁぁん!」ビエー 塞「シロ!」クォラ! 白望「あ、ごめん」シュン ガラガラッ トシ「なんだい騒がしいね」 一同「!?」 トシ「……ん? 泣いてるのかい?」 胡桃「あぅっ……」ゴシゴシ トシ「うーん、飴でもあればいいんだけど……そうだ!」ガサゴソ スッ 胡桃「これは……?」 トシ「以前結婚相談に乗ってあげてた子からもらってね。私はいらないから、あげるよ」 豊音「ああああっ!! そ、それは!?」ビクッ 塞「嘘……」 パーリィ券「」デデドン! 胡桃「……」バチバチバチバチバチッ!ッ!! シュインシュインシュイン! 一同「す、スーパーサ○ヤ人2!?」 胡桃「……」ニパァァァァ ~~~~ 577 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 00 16 47.56 ID LGCvCxbEo [2/6] アッ、イイトモアノオンナガイルワケヨ! チョウスガクントナカノイイヤツデスネ ブ チ コ ロ シ カクテイネ ダイジョウブ、ソンナノドッチヲワタシハオウエンシテル オッパイオオキイカライイジャン ウゥゥウマヅラァァァ!! ヒィィィイ!? 和「なんだか居心地が悪いですね」ズーン 智美「……やぁ、清澄の」 和「え? 蒲原さん?」 智美「久しぶりだなー」ワハハ 和「はい、本当に久しぶりですね」 智美「……」 和「……?」 智美「……負けないぞ」ボソリ 和「はい?」 智美「なんでもない、なんでもない」ワハハ 和「???」 ウワッ! ナンカデッカイビーカーガアル! シカモナカニヒトガハイッテンゾ! コドモノヨウニモロウジンノヨウニモオトコニモオンナニモミエルゾ! ナニヤッテンダリジチョウォォォ!? 咲「うぅ……京ちゃんはどこかなぁ?」キョロキョロ ??「きゅいきゅい」 咲「うん、ごめんね。無理に連れてきちゃって」 ??「きゅいー」フルフル 咲「えへへっ。ありがと」ギュゥゥ ??「きゅぅう」スリスリ 584 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 00 29 27.23 ID LGCvCxbEo [3/6] 【舞台裏】 宥「よし、できた!」 京太郎「おお、いい感じですよ」シャキィーン 竜華「もう時間や!」 煌「京太郎君、急いで急いで!」 京太郎「はいっ!」タタタッ 【ステージ】 ザワザワ ガヤガヤ 煌「それでは皆さんお待たせしました!」 ヒューパチパチパチ アクシロヨ ンァッー! イキスギィ! アァ~イイッスネ~ 煌「いずれトップアイドルになる男、須賀京太郎君の登場です!」バッ _ , 、 /ィ--∨ .- 、 __/ , , } l \ ` ー-, | /{ { l | | . /_/ | / 从 ,-}/、 |l | / 从 -rォⅥ /rォ- }イ { _` ̄´ { {rI ゞ ,}' ゞ } }∧ Y {{ |Y } 从∧ _ 八{ 「l | || | | | Ⅵ 、 ` ー` イ / ' { ー '' ' | /^〉 「//}` ー ´r'-、 | ' ノ_,」// | |/()| . /´ //////∧_ r '///>- 、 ∧ _人 イ///////∧-}//////////> 、 {//\___「///////// ∨////////////∧ |////()/}//////////{/////====/// //| ////// //////////(_)//////////|////| ,'//////イ/////////////////////l|////| ////////j//////////////////////|////| {////////{//////////////////////|////| ∨//////イ////////////////////// ///∧ マ//// |//////////(_)///////// {//////}  ̄ |/////////////////////,イ///// | |/////////////////////} 〉/////| |////////////////////{ {//////| //////////////////////∨///// } //==///////////////==/\///イ 京太郎「どうも! 須賀京太郎です!」 \キャーッ!!/ \イキマスヨーイクイク! ヌッ!/ \んあー/ \ファッ?! くぅーん……/ 590 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 00 40 44.83 ID LGCvCxbEo [4/6] 588 基本的にAAの服装は気にしないのがマナー(大嘘) 煌「それでは須賀君より一言どうぞ」 京太郎「あーえっと、折角のクリスマスを俺なんかと過ごしてくれて、本当にありがとうございます!」 \シアワセダヨー!/ \アタリマエダヨナァ?/ \ソウダヨ/ 京太郎「あははっ、すっげぇ嬉しいっす!」 \コッチミテー/ 京太郎「はいっ!」ニコッ \カミネクゥーン/ 京太郎「お前とやる音楽なら悪かねぇ!」キリッ \キャーッ!!/ 京太郎「ありがとうございます!」ペコリン 煌「(いい感じですね)」 京太郎「えーっと、とにかく今日はガンガン楽しみましょう! 俺も楽しみます!」 \ウン!/ \スガクントイッショニタノシミターイ/ \ダイテー!/ 京太郎「あぁ、クリスマスにこんなにモテるなんて……」ウルウル \ナカナイデー/ \カワイイー!/ 京太郎「へへっ、それじゃあ挨拶はこれくらいにしておきます! 早くごはん食べたいですしね!」 煌「はい、ありがとうございましたー!」 ガヤガヤガヤガヤ 煌「この後須賀君はテーブルを回りますので、皆さんはそれぞれのテーブルでお待ちくださいね」 タノシミー! アクシロヨ 煌「食事を取りに行く時以外はあまりフロア内を歩き回らないでくださいね」 626 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 21 30 29.85 ID mlj3/utfo [2/16] 624 気にしたら負け 【パーティ会場】 ワイワイガヤガヤ 京太郎「さて、まずはテーブルを回らないと」 竜華「一人で大丈夫?」 京太郎「折角ですし、一人で向き合ってみます」 竜華「京太郎君……」 京太郎「大丈夫ですよ」ニッ 煌「それじゃあ私達は席で見守ってますね」 透華「さて、なにから頂きましょうか」 久「お腹が空いたわ、もうぺこぺこよ」テクテク 宥「あったかそうな料理……」キョロキョロ 菫「コレクッテモイイカナ?」 はやり「わーい、ご馳走だねっ☆」 ガヤガヤガヤ 京太郎「……さて、順番に席を回るかな」テクテク \キャーッ!/ \コッチミテー/ 京太郎「後で行きますからー!」 よし、まずは知り合いから話してみるか 【Aテーブル】 京太郎「よっ、お前ら」ニッコリ 咲「京ちゃんっ!」パァァァ 和「ふふっ、楽しませてもらってますよ」 優希「来るのが遅いんだじょ!」パクパク 京太郎「そういうなよ、おまえの好きなタコス用意したの俺なんだぜ?」 優希「!?」 京太郎「うまいか?」 優希「う、うん……ありがと」モジモジ \タコスガスガクンノテヅクリ!?/ \ウバエー!/ \リャクダツダー!/ \ジョウシキハツウヨウシネェ!/ 京太郎「あ、あはは」 優希「先に取っておいてよかったじょ」モグモグ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4420.html
郁乃「じゃあー、私適当に飲みもんとか買うてくるからー」(ふららー 京太郎「ぐっ……ククッ……耐えた……堪えきったぜっ……」 郁乃の猛攻に全体の三分の一近くの精神を失う……常人であれば(人間関係的に)死亡っ……! しかし京太郎、これを乗り切るっ……! 京太郎(……出掛ける前、保険を掛けておいたのが効いたっ……!) 自室のテーブルの奥深くっ……そこに所持する隠し財産! 京太郎(クク……クククッ……和や智紀を始めとする、あるカテゴリーに属する美女、美少女を集めた秘蔵本……。出版したはいいが、すぐに物言いがついたせいで発禁となった希少中の希少……!) 一時間前……郁乃達との待ち合わせに出発す一時間前、京太郎まさかのオモチ鑑賞……! それは体に余分な血を足すに等しい……! 下手をすれば高まった血圧による目眩、動悸息切れ……などを誘発する危険行為っ……! 京太郎「勝った……俺は、勝ったんだ、勝ったっ……!」(ポロ……ポロ…… 油断する……ここにきて京太郎……まさかの油断っ……! 恭子「……なあ、須賀君ちょっと聞いていい?」 京太郎「は、はい、どうしたんですか末原さん?」 恭子「うぅん、そんなたいしたこと違うよ。ちょっとさっき監督とやってたことについて聞きたいだけやから」 京太郎(そ、それって……う、腕に赤阪さんのオモチが引っ付いてたことか……!?) ざわ…… ざわ…… 京太郎(おそらく……末原さんはこう聞くはずだ……『腕にオモチが当たってたよね……気持ちよかった?』と……!) ざわ…… ざわ…… 京太郎(ククッ……なら俺が返す言葉は一択……これ以上なくシンプルっ……!) 京太郎、ここにきて二度目の油断っ……! 恭子の考えなら読める……そんな慢心……親しい仲という環境への甘えっ……! 恭子「…………あのな、さっき監督と腕組んでたけど――」 京太郎「…………ッ」 ざわ…… ざわ…… 京太郎、気付かない……恭子の質問には魔法がかけられていることにっ……! 恭子「腕にオモチなんて当たってへんかったでな?全然気持ちよくなかったでな?」 京太郎「いいえっ……そんなわけないじゃない――――ハッ!?」 肯定っ……京太郎、肯定してしまうっ……! 恭子「…………須賀君は正直者やね」(ニコッ 京太郎(す、末原さんの目が死んでる……)(ゾゾッ……! 恭子「フフ、ウフフフッ……」(ジ…… 京太郎「……す、すみませんでした、俺も…………やっぱり男のサガには抗い切れなかった――」 恭子「誰のでもええんやったら私でも――」(ポソリ…… ざわ…… 京太郎「え?」 恭子「フフ……なんでもないよ?ホント、なんでも……」(ジィー…… 京太郎「す、末原……さん?」 ざわ…… ざわ…… ざわ…… ざわ…… ざわ…… 恭子「――――――クスッ♪」 末原ちゃんにはヤンデレ似合いそうという風潮……ないよね、すまん。 え?まともなバージョンはないんかい? どないしょ……ひとまず終われ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/679.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1346676042/ 京太郎「我らが清澄麻雀女子部は全国で優勝した」 京太郎「だが俺はと言えば唯一の男子部員なのに県予選初戦敗退」 京太郎「雑用を全て担ってるとはいえ風元々あった嫉妬と合わさり風当たりが強くなった」 京太郎「清澄に俺の居場所はない」 京太郎「ハギヨシさんから教わった執事流護身術と料理スキルを活かして何処かでひっそり暮らそう……」 京太郎「みんな楽しかったぜ、じゃあな」 京太郎「そうだ、岩手に行こう」 京太郎「親戚もいた気がするしちょうどいいかな」 岩手県、宮守高校付近 新装開店:タコス屋ルルーシュ 京太郎「ハギヨシさんの伝手で空き店舗を譲り受けられるとは幸い、本当に頭が上がらないよ……」グスン 京太郎「タコスは優希のせいで作り慣れたからな……あいつ今頃どうしてるかな心配だ」 カランカラーン 京太郎「いらっしゃいませー!」 姉帯「こんなところにタコス屋なんてあったんだー、やってるよね?」 京太郎「いらっしゃいませ、今日開店したばかりなんですよ。一番最初のお客さんなんでサービスしますよ」 姉帯「わーい!ありがとうね。今度友達も連れてくるよー」 京太郎「ありがとうございます!それでは席へどうぞ」 注文取ってしばらくして 京太郎「こちらが当店の目玉商品のタコスでございます。味には自信があるのでどうぞ!」 姉帯「美味しそうだね、いただきまーす」 姉帯「そういえば、このお店1人だけなの?他の店員さんが見えないけどー」 京太郎「……その通りです。色々あって長野から1人で来まして」 姉帯「大変だね、若く見えるけど……もしかして同い年?」 京太郎「いやぁ、まだ16ですよ」ハハハ 姉帯「え!?わたしより年下なんだ…背も高いし大人びてるから年上だと思ったよー」 京太郎「背が高いって……貴女のほうがよっぽど高いですよ!!」 姉帯「気にしてるんだよ!本当はもう少し女の子らしい背丈がよかったのに……」グスン 京太郎「いやいや!!充分可愛いですから!!」 姉帯「……本当?」 京太郎「本当ですから!信じてください」 姉帯「ふふ……ありがとうね。こんなこと言われたの初めてだよー」 京太郎「それは何よりです」ハギヨシ流イケメンスマイル 姉帯「///……そ、それじゃあご馳走様!!お代は……」 京太郎「サービスするって言ったじゃないですか。お代は結構ですよ」 姉帯「申し訳ないよ…」 京太郎「岩手に来て始めてのお客さんが可愛い女の子だったんですから!むしろ俺のほうがお金払いたいぐらいですよ」 姉帯「……………///う、嬉しいな。じゃあ名前教えてくれる?わたしは姉帯豊音」 京太郎「俺は須賀京太郎です!またのお越しを!!」 姉帯「じ、しゃあね!京太郎君!」 カランカラーン 京太郎「背がすごく高いけど可愛い人だったなぁ……また来るって言ってたよな」ニヤニヤ 京太郎「俺にもやっと春が来たのか……」 次の日 カランカラーン 京太郎「いらっしゃいませー!」 京太郎「姉帯さん来てくれたんですね!嬉しいです」 姉帯「勿論だよー、今日は部活の顧問だったトシさんを連れて来たんだ」 トシ「あら若い店長さんねぇ、豊音が学校でもたくさん話してたからどんな人かと思ったけど良い人そうね」 姉帯「ト、トシさん!」 京太郎「あ、姉帯さん…そんなに俺のタコスの味が気に入ってくれたんですね!感激です!!」 姉帯「………そ、そうだねー」グスン 京太郎「姉帯さん!?ど、どうしたんですか!」 トシさん「おやおや、こんなに早く男友達が出来るなんてねぇ。将来は安泰かね」 姉帯「しょ、将来って……///」 京太郎「そ、そんなこと……///」 京太郎「ゴホン……気を取り直して席へどうぞ!こちらがメニューになります!」 姉帯「わたしは昨日食べたのが良いなー」 トシさん「タコスなんて食べるの何十年ぶりかしらねぇ。わたしも豊音と同じで良いよ」 京太郎「かしこまりました!しばらくお待ちを!」 タコスンマイー! 姉帯「やっぱり美味しいよー!」 トシ「こんなに美味しいタコスは初めて食べたねぇ。豊音が気に入るのも分かるよ」 京太郎「俺も美味しそうに食べてもらえるのはとても嬉しいです!」 姉帯「ご馳走様!!今日こそはお金払うよ!」 京太郎「さすがに毎日サービスすると生活出来ませんからね」ハハハ 京太郎「って……諭吉さんがなんか多くないですか?」 トシ「これはほんの気持ちだよ。岩手に1人で来て大変なんだろう?豊音の友達になってくれたお礼もあるしね」 京太郎「ありがとうございます!!俺っ……俺っ……実は不安で…」グスン 姉帯「わ、わたしも!少ししかないけd……」 トシ「こらこら、豊音はまだ高校生なんだから大人にこういうのは任せておきなさい。その代わり……」コソコソ 姉帯「ふえっ!……わ、分かりました///」ギュッ 京太郎「えっ……あ、姉帯さん………」 姉帯「こ、これは昨日の分のお礼なんだからねー///」 数分後 京太郎「すいませんでした。情けないところをお見せして……」 トシ「いいんだよ、16歳なんてまだまだ甘えていればいいんのさ。それにこういう時はありがとう、だろう?」 姉帯「そうだよ!わたしの方が年上なんだからね!」 京太郎「……ありがとうございます!!!」 姉帯「そ、それと……///わたしのこと豊音って呼んでもいいよ。毎日通うからっ!」 トシ「あらあら」 京太郎「姉帯さ……豊音さん!俺、頑張ってこの店を大きくするんでよろしくお願いします!」 姉帯「頑張ってね!」 ゴチソウサマデシター カランカラーン _____ ____ ___ 京太郎「ここも繁盛してきたな。週刊誌のコラムの取材が来るなんて思っても見なかったよ」 現在は開店して数ヶ月、姉帯さん以外の宮守女子麻雀部のメンバーとも顔合わせした カランカラーン 京太郎「いらっしゃいませー!」 豊音「京太郎君!今日も来たよー」 シロ「ダルい……早く席に行こう」 塞「まったく、シロは相変わらずなんだから。こんにちは京太郎君」 エイスリン「コンニチハ!」 胡桃「ここのタコスは何度食べても飽きないね」 京太郎「皆さんいらっしゃいませー!こちらの席へどうぞ!」 タコスクリムゾン 宮守メンバー「ご馳走様!」 京太郎「そういえばこの前週刊誌の取材が来たんですよ!今女子高生に話題のタコス屋って!」 豊音「凄いねー、わたし1人で通ってた頃とは大違いだね」 京太郎「もしかしたら皆さんのお陰かもしれませんね。皆さん美人ぞろいですから」 豊音「そ、そんなこと……///」 京太郎「そんなことありますよ。取材の時に皆さんがいてくれれば売り上げUP間違いなしです!」 シロ「私も取材受けることになる?ダル……」 塞「開店して数ヶ月で雑誌って京太郎君って才能あるんだね」 エイスリン「ギャラ?」札束の絵 胡桃「わたしより年下なのに稼いで羨ましい」 京太郎「師匠がとてもすごい人でしたから……元気にしてるかな」 京太郎「取材の時はお願いしますね!ありがとうございました!!」 豊音「は、恥ずかしいけど協力するよ!」 シロ「ダルいけど……いいよ。豊音の想い人さん」ボソッ 京太郎「シロさん今なんて?」 シロ「気にしないで。繰り返すのダルい……」 塞「私も良いかな。依頼があれば協力するよ」 エイスリン「ワタシモ!」金塊の絵 胡桃「でも今の小さいお店の方が通いやすいよね…」 京太郎「大きなお店になっても皆さんは特等席に招待しますから安心してください!開店当時からのお得意様ですからね」 京太郎「特に豊音さんはサービスしますよ!休業日にも食べに来てくれる人は豊音さんぐらいです」 豊音「あわわわ……///それは言わないでよー」 シロ「通い妻」ボソ 塞「私たちお邪魔だったかな?」ケラケラ エイスリン「ケッコン?」ウエディングドレスの絵 胡桃「高身長の夫婦とか反則!」 京太郎・豊音「……///」 取材当日 京太郎「取材よろしくお願いします!」 記者「ここが最近有名なタコス屋かー。随分若い店主だなー」ワハハ 記者2「今日はよく通っている高校生がいると聞いておるぞ!!何処におるのだ?」 豊音「コ、コンニチハー。キョウハオヒガラモヨク」 京太郎「豊音さん!落ち着いて落ち着いて。テレビじゃないんですから、ね」ナデナデ 豊音「ふえっ?そ、そうだよね、雑誌だもんね」カオマッカ 物陰にて シロ「何で私達がこんなことしなきゃいけないの……ダル」 塞「こんなチャンス一度きりしかないのよ!それに豊音の晴れ舞台見なくて何が友達よ!」 胡桃「そこっ、うるさい!バレるでしょ」 エイスリン「ギャラヤマワケ?」札束の絵 京太郎(あそこにいるのって……シロさん達だよな……) 胡桃「絶対ばれたよ!」 記者「これ全国で売られる雑誌だからね。君も有名になって商売繁盛だな」ワハハ 記者2「お主の故郷にも勿論発行されるぞ!」 京太郎「売り上げが上がるのは嬉しいですがそこまで大きな記事にしなくても良いですよ」 豊音「だ、ダメだよー!どーんと宣伝してもらわなきゃ!」 京太郎「いえいえ、俺は豊音やその周りの人達が来てくれれば充分ですよ」 豊音「京太郎君……///」 記者「はいはい惚気はそこまでなー」ワハハ 記者2「それでは取材に入る!!」 キングクリムゾン 全国で発売された週刊誌は勿論長野にも出回った 記事は京太郎の頼みにより小さく取り上げられた 竜門渕休憩室 ハギヨシ「どうやら成功したようですね京太郎君。色々と教えたかいがあったというものです」 ハギヨシ「しかし清澄は荒れてますよ……」 清澄 咲「京ちゃん……どこに行っちゃったの………京ちゃんを追い詰めた奴らはもういないから帰って来てよ………」 優希「京太郎……もう我儘言わないから帰ってきてくれ……」 そんな折、雑誌の京太郎の記事が咲たちの目にも止まった まこ「ん?この記事は……京太郎?」 咲「!?見せてください!!!!」ゴッ 優希「!?見せるんだじぇ!!!!」ゴッ まこ「ひえぇ……こ、ここの記事じゃ。岩手のタコス屋!」 写っていたのは田舎の一軒家を改装したこぢんまりしたタコス屋の前にツーショットで寄り添うように並んでいる京太郎と豊音 見出しには若い夫婦(仮)で経営する話題の美味しいタコス屋!!! とだいぶ誇張して書かれている 咲「………京ちゃん、やっと見つけたよ……私に黙って駆け落ちなんて……」ギリッ 優希「よりにもよってタコス屋なんて……私に対する、いや……全てのタコスに対する侮辱だじぇ!!!」 咲・優希「岩手に攻め込む!」 数週間後 京太郎「雑誌掲載後にありがちな大量のお客さんの波もようやく打ち止めになったな……」 豊音「大変だったねー、注文取るのがあんなに大変だなんて思わなかったよー!」 京太郎「乗り切れたのは宮守の皆さんがアルバイトに来てくれたからですよ。ありがとうございます!!」 豊音「あわわ……そんなに畏まらなくても良いよー!それに……私達の仲じゃない///」 京太郎「そ、そうですね……///雑誌で夫婦って紹介されててびっくりしました」 豊音「あれにはびっくりしたよー///」 イチャイチャイチャイチャ 店外 咲「なにあれしにたいわたしのきょうちゃんがわたしいがいとしあわせそうなんでわたしじゃしあわせになれなかったの」ブツブツ 優希「タコスータコスー」ブツブツ 咲「ハッ!!あまりに絶望的な差を見せつけられておかしくなるところだった」 優希「雑誌でも見たけど清澄の頃よりタコスがパワーアップしてるじぇ……」 咲「取り合えずは客として乗り込んで幼馴染の差を見せつけるよ!」 優希「久しぶりに京太郎のタコスが食べたいじぇ」 カランカラーン 京太郎「いらっしゃいm………お、お前ら……なんでここに……」 豊音「京太郎君の知り合い?いらっしゃいませー」 京太郎「…………ハッ、接客接客と。こちらの席へどうぞー!」 咲「ありがとう"京ちゃん~!ずっと食べるの楽しみにしてたんだ!"幼馴染"が有名人になってからね」 優希「数ヶ月ぶりの京太郎のタコスだじぇ!!毎日作ってもらうっていうのがあんなに大切なことだとは思いもしなかったじぇ」 豊音「え……?幼馴染……貴女と京太郎君は凄く親しそうだけど…どういう関係なの」 咲「元いた学校では"嫁さん"なん「注文はどうしますか!!!!」京ちゃん……」 京太郎「注文は?」 優希「いつもやつ」 京太郎「かしこまりました。豊音さんちょっとこっちに……」 厨房にて 豊音「京太郎君……わたし……今まで邪魔だったのかなー……あの幼馴染の娘凄く京太郎君のこと好いてるよ」グスン 京太郎「……長野を出た時に師匠以外の人との関係は全て切り捨てました。あそこに俺の居場所はないと思ったから」 豊音「そ、それじゃああの娘は……」 京太郎「確かに咲は大事な幼馴染です。優希も気のおけない友人です。でもそれは岩手に来る前の俺です。今は……」ギュッ 豊音「え?…え?……///」 京太郎「貴女が一番大事なんです!!」ギュー 豊音「ちょ……ちょーうれしいよー」カオマッカ 厨房の入り口 咲「………………………負けた」 優希「仕方ないじぇ……京太郎が苦しんでるのを優勝したことに浮かれて気付かなかったんだから」 咲「最後に京ちゃんのタコス食べて帰ろうか」 優希「そうだじぇ」 京太郎「さて!長野から来た友人達にとっておきのを振る舞いましょうか!」 豊音「そうだね!頑張って作るよー!」 ホールにて 京太郎「出来たぞー咲!優希!とっておきだ!」 咲「美味しい……美味しいよ京ちゃん」グスン 優希「やっぱり京太郎、いや犬はこうでなくっちゃな!」 京太郎「咲!?泣くほど美味いのか!!作ったかいがあるな!!!」 豊音(厨房での話聞こえてたよね……ごめんね) 豊音「そ、それは少し違うと思うなー…」 咲「美味しくて泣いてるんです!!!」グスン 優希「美味いぞ!!」 京太郎「???」 カン
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モニタ越しに映る咲の和了を見た瞬間、俺は控室を飛び出していた。 清澄、阿知賀、白糸台、臨海によるインハイ決勝。 挙げた順番がそのまま順位だ。ウチがまさかの最下位である。 点数表示される前だったが、直感で理解できた。点差に間違いはないはずだ。 大したモンだよ、咲。 画面の向こうにいるであろうネリーの表情など見る必要はない。 迎えに行けば済む。会ってどうするとか、何を喋るのかなど考えてはいなかった。 以前通ったときと変わらない廊下を長く感じながらひたすら走る。 「あ」 見つけるより早く聞こえた。ネリー。 ネリー「キョウ、タロー?」 京太郎「ああ、迎えに来たぜ」 少し遠い。歩み寄るがネリーは立ったままだ。構わなかった。俺が行けばいい。 ネリー「キョウタロー…ネリー、負けちゃった…」 京太郎「分かってる。何も言うな」 言わせない。ネリーを抱きしめる。 腕の中で体が震え始めた。抑えきれない泣き声が耳を衝く。 精々数分だろうけど、数時間に感じた。 ネリー「あんなに注意しとけって言われたのにね」 涙で濡れた瞳を俺に向けながら言葉を紡ぐ。 ただ、沈んだ声ではない。少しは立ち直れたのか。 京太郎「ホントにな」 腕を解き離れる。その替わりに手を繋いだ。 京太郎「歩けるか?」 ネリー「うん、大丈夫」 そのまま控室へ歩いて行く。無言だった。俺も声を出さなかった。 控室前の廊下。皆が立っている。 ネリー「手、離すよ」 京太郎「ああ」 離したついでにネリーが先に歩いて行く。5人の前で止まった。 ネリー「ごめんなさい、勝てなかった」 下げた頭を数秒上げなかった。ゆっくり頭を上げ直す。 「ごめんなさい」 メンバーの4人もその言葉と共に、ネリーに向けて頭を下げる。 アレク「最後は私に帰結する。だから誰が悪い、とかはやめておこう。 点差とかの分析も落ち着いてからだね」 頭を上げた監督がそう言った。俺が考えなしに飛び出した後、 きちんとメンバーを落ち着かせてくれたようだ。 ダヴァン「悔しいデスネ。表彰台にすら乗れないナンテ」 明華「同点なのにこれは少々やり切れません」 監督以外が控室に入り直して、軽い反省会である。 まあどのみち4位なので、表彰式には出られないんだけどさ。 アレク「お待たせ」 ドアを開けて監督が入ってきた。 京太郎「どう、でした?」 立ち上がって吃った。4位であることは臨海の偉いさん方も現認したはずだろうから。 アレク「残留だってさ。正式には学校戻ってからだけど」 部屋の空気が緩む。結果はともかく、数字では考慮してくれたらしい。 智葉「これで3年白糸台に負け続けですからね。どうなるかと思いましたが」 アレク「まあね、その辺は突かれたよ。せめてウチ3位で白糸台4位ならメンツが立ったのにって」 打倒白糸台は達成できた算段か。少々情けない気もするんだが。 ネリー「お腹空いてきちゃった」 ハオ「勝負前後で、あまり口にしてませんからね」 ダヴァン「ラーメン不足デス。早急デ補充ヲ…」 声が怪しいが無理もない。5位決定戦からずっとぶっ通しだ。落ち着いたせいか空腹を自覚させられる。 京太郎「戻りましょうか?」 智葉「そうだな、インタビューもない。悔しいがさっさと帰って反省会兼残念会といこう」 順次立ち上がり部屋を出て行く。忘れ物がないか殿でチェック。 電気を消してドアを閉めた。 ネリー「遅いよー」 京太郎「しゃーねーだろ、忘れ物したら面倒なんだから」 アレク「ああ、そうだった」 唐突な監督の声。俺のセリフに同意したってわけはなさそうだ。 アレク「伝えるの忘れてたわ。一社だけ今からウチを取材するらしいよ」 ハオ「今から、ですか?」 アレク「出入口で待ってるらしい」 京太郎「4位のウチを?」 アレク「毎年4位の学校を取材するんだってさ。『他所とは違う視点で稼ぐ』らしい」 ネリー「変なの」 全くだ。理屈はわかるが、読み手の主観からすれば買おう、とは思いにくいだろうに。 アレコレ言いながら歩いて行くと、それらしい人影が見えてきた。 ネリーから始まって順次取材を受けていく。流石に慣れたものだ。 持ちっ放しで手が痛かったので機材を持ち直していると、監督に呼ばれた。 京太郎「どうかしました?」 アレク「ちょっとカチンとくる質問受けたんだ。だから挑発に乗ることにして…」 言われたことに耳を疑ったが、してみたかったのでまあいいかと思った。 京太郎「ネリーには?」 アレク「言ってある」 なら俺達次第か。気づいたネリーが寄ってくる。なんとも悪い笑顔。 ネリー「単純だよねー、監督も」 京太郎「らしいのか、らしくないのか判断つかないな。こういう形で挑発に乗るってのは」 ネリー「モデル料しっかり分捕るらしいからネリーはOKだけど」 京太郎「俺の分は?」 ネリー「ネリーが貰ってあげる!」 京太郎「オイコラ、戦犯ドケチ大将」 ネリー「言ったなー。全国出れずの胸好きー」 そんな遣り取りをしてる間に、メンバーの個別取材は終わったらしい。出番ってわけね。 両手に機材持ちの状態で1枚撮影される。1枚でいいらしいので機材を脇に置いた。 片膝を付いた俺の前で、ネリーが体ごと横を向く。 左腕はネリーの膝裏、右腕はネリーの首後ろ辺りに伸ばす。 京太郎「んじゃゆっくり腕に乗ってくれ」 負荷が少しずつ掛かってくる。膝を地面から離し、確実に立ち上がっていく。 お姫様抱っこだ。 『マネージャーの男子にいいとこ見せられませんでしたね?』と煽られたらしい。 『マネージャーの男子が面白いことしてくれるから』と監督は返したようだ。 イカンでしょ、それ。 ネリー「キョウタロー、カメラあっちだよ?」 京太郎「ああ」 言われた方へ顔を向ける。写真を撮られた。といっても2枚だけだ。 基本ポーズが限られる以上どうしようもない。 集合写真も撮影し、監督と名刺交換後に取材は終わった。 建物の外へ出た。暑さはあるが、それなりの風が吹いているのでジメッとはしないのが救いだ。 京太郎「どっか寄ります? それともホテル帰ってレストラン?」 アレク「祝勝会予定で抑えてた店あるからそこに行こう。残念会に変更の連絡はしたから」 ダヴァン「ラーメンありマスカ?」 明華「イクラなどがあれば」 なんて元気な、いや現金な先輩方なのか。ま、ウジウジするよりいいんだけど。 ネリー「あ、キョウタロー。これ」 店に近付いたあたりでネリーに止められた。 差し出されたそれ。試合開始前、ネリーにお守り代わりにと渡したキーホルダー。 ハンドボールのコート柄がデザインされたヤツだった、が。 京太郎「砕けてる?」 ネリー「うん、オーラス開始時のミヤナガに…」 あの瞬間か。控室の俺ですら肌を何かが撫でていったように感じたものだ。 同じ女性のメンバーは推して知るべし。ましてや近くにいた大将3人なら尚更か。 残ってるのは輪っかの方だけ。コート柄はあのオーラで粉砕された、と。 京太郎「攻めの手伝いにはなっても、お守りにはならなかったか」 ネリー「ううん、違う。守ってくれたからあの点差で済んだんだよ」 清澄 100300 阿知賀 99900 白糸台 99900 臨海 99900 この点差で俺のキーホルダーが、何を守ったというんだ。 同点であっても上家取りの結果ウチは4位だというのに。 席順の運すら引き寄せられない程度で。 ネリー「じゃあキョウタロー、席このままでこんな点差だったら?」 清澄 100100 阿知賀 100100 白糸台 100100 臨海 99700 言葉を出せなかった。意味まで確かに噛み締めたとき、ようやく声になった。 京太郎「上位3校で上家取り…?」 ネリー「そう。たった200点だけど、キョウタローが守ってくれたんだよ。 ウチの一人負けなんてならないように」 そう言ってくれたネリーの笑顔は、今までよりずっと綺麗に見えた。 カン
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はやり「健夜ちゃんを酔わせて京太郎くんについて聞いてみた」 【好感度15/50】 健夜「えー、京太郎くん?」 健夜「そうだね、付き人としては申し分ないと思うよー」 健夜「流石に一回り歳離れてるし恋愛感情とかはない、かなぁ」 健夜「はー、後5歳若かったらなぁ……くすん」 【好感度30/50】 健夜「京太郎くん、ねー」 健夜「まぁ頼りになるし、顔も格好いいほうだとは思うし……」 健夜「で、でもちょっと気になるだけで別にその……異性として意識とかは……」 健夜「し、してないこともなくもないっていうか……」ゴニョゴニョ 【40/50】 健夜「歳の差カップルとか別に普通だよねっ?」 健夜「それに京太郎くんが主夫になって私を支えてくれるとかいいと思うんだ!」 健夜「毎朝早起きして朝ごはんを作ってくれる京太郎くんとか……ウヘヘ」 【45/50(恋愛)】 健夜「京太郎くん?大好きだよ?」 健夜「式とかいつにしようかな、とかドレスのこととか今から楽しみでしょうが無いかなぁ///」 健夜「今更2年とか普通に待てるし、それまでもずっと一緒だし……」 健夜「京太郎くんが私を選んでくれてよかった///」 【45/50(従順)】 健夜「ごsy……京太郎くんのこと?」 健夜「え?『今変なこと口走ったよね☆』?ななな、なーんのことかな」 健夜「……黙秘権を行使します」 健夜(今日は何されちゃうのかなぁ……♪) 【45/50(病み)】 健夜「京太郎くんのこと?どうしてそんなこと聞くの?」 健夜「駄目だよ。京太郎くんは私のモノなんだから取ろうとしたら」 健夜「折っちゃうよ?」クス 健夜「え、私と京太郎くんがどれだけ深い中なのか聞きたかった?」 健夜「ふふ、そうだね。京太郎くんと私は。二度と離れない鎖で繋がってるんだよ」 健夜「もう絶対離したりしないんだから……うふふ」 はやり「健夜ちゃん、いろんな可能性を秘めてるんだね☆(震え声)」
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バレンタイン前日……清澄高校麻雀部部室 京太郎「今日一日分の感謝を込めて綺麗にしてやらないと……」(フキフキ 久「お邪魔ー……って、須賀君なにやってんの?」 京太郎「あ、元部長。なにって、卓の掃除と軽いメンテに決まってるじゃないですか」 久「いや、それは見ればわかるんだけど……。すごく恍惚とした顔で自動卓バラしてる人がいたら、誰だってなにしてるのか聞くでしょ?つか、自動卓バラして大丈夫なの!?」 京太郎「安心してください、俺の自動卓メンテテクはハギヨシさん仕込みです!」 久「龍門渕さんとこの執事さんってなんでもできるのねー……」 京太郎「羨ましい限りです」(カチャカチャ 久「いや、須賀君も十分ハイスペックだと思うけど」 京太郎「ハギヨシさんに比べたらまだまだ。俺には、配牌の時点で和了できるような仕込みはできないですし」 久「いや、すんな!っていうか、あの執事さん本気で何者なの!?」 京太郎「何者なんでしょーねー……よーし、おしまい」 久「お、お疲れー」 京太郎「そういえばなんか用事でもあったんですか、元部長。染谷先輩とか咲なら、もう帰っちゃってますけど」 久「ええ?あー、まあ、うん、知ってる知ってる。でも大丈夫、今日用事あるのは須賀君だから」 京太郎「へ?俺すか」 久「そそ。いちおー確認しとくけど、今日なんの日か知ってるよね?」 京太郎「……バレンタインですよね?」 久「即答されるとなんか反応に困るんだけど、正解ー」 京太郎「あ、よかった当たった。元部長のことだから、もっと別の答えを求められているのかと思いました」 久「アハハ、いくら私でもこーいう日にそんなボケは求めないわよ」 京太郎「なるほどー」 久「……と、とりあえず須賀君、手出して」 京太郎「こうすか?」 久「――――ん」(ポス 京太郎「なんすかコレ。やけにファンシーな包みですけど、中になに入ってるんですか?」 久「いや、チョコに決まってるじゃない。この流れで黒糖とか渡すよーなタイプに見える?」 京太郎「…………実は少し」 久「よーし、須賀君ちょっとそこのロッカーの中で頭冷やそうか!」(ガッ 京太郎「ワ、ワハハ、冗談ですってば、冗談……!」 久「まったく、傷つくわー。私にしては珍しく素直に、チョコをプレゼントしてあげたっていうのに」(ムスッ 京太郎「おー、それはレアですね」 久「オイ。他の感想はないの、他の感想は」(ジトー 京太郎「…………元部長的にどーいう言葉が聞けると満足ですか?」(ニコリ 久「ふぇっ!?ど、どーいうって……それは、ホラ、アレよ……普通に嬉しいですとか、えっと――――よ」(ゴニョゴニョ 京太郎「すみません、ちょっと聞こえないです」(ニコニコ 久「だ、だから――――っ、い、いいわ、そっちがその気ならハッキリ言ってあげるわよ!」 京太郎「お願いしまっす!」 久「いい、須賀君?私は――――――――!」 ロッカー『出番はまだか……』 久編……カンッ!
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霞「ということで、須賀京太郎を堕としてもらうわ」 小蒔「へ? 須賀京太郎、さんを?」 巴「(なにがというわけなんだろう)」 霞「実はかくかくしかじか、須賀家の血筋をどんちゃほい! eternalwater!」 初美「(ありがちな設定ですねー)」 小蒔「そ、そんな大層な理由があったなんて……でも、私なんかが」モジモジ 霞「(イチコロだと思うけど、確かに不安ね)」ウーン 春「私にいい考えがある」ポリポリ 霞「どうするつもり?」 春「このサイトに、男を落とす手練手管が載っている」 初美「凄く胡散臭いですよー」 霞「でも、何か参考になるかもしれないわ!」 小蒔「参考に……この、アラサー嬢という方は恋愛の百戦錬磨だそうですね」カチカチ 霞「それは心強いわ! さぁ、これを参考に須賀京太郎を堕とさなきゃ」 小蒔「あの、拒否権は無いの霞ちゃん?」 霞「ちなみにこれを拒否した場合」 小蒔「場合?」 霞「神威鎮々」カッ! 小蒔「や、やりますっ!! 絶対に須賀京太郎さんを堕とします!!」アセアセアセ 霞「(嘘だけど)」 巴「(えぐいことを)」 小蒔「……須賀、京太郎さん……か」ドクン ,.....──...... ,ィ `ヽ ,ィ / ', ',ヽ ,' / ,イ ハ ',ム. ,' { ハ‐{ハ ,'.} ,'- } ', ', ハ ハ从 ', 乂| リイ ,' イ ,' ', V { 「l 「l 'ノ / l ム ⌒l. l」 l」 'イ⌒, } {{.! ',. } 〃 〃 .} / ハ} ',乂 ヽ、 ⊂ニ⊃ U .イ-' ノ }! ゙ゝ ;> _ .< ,イ ノ′ / }/、ヘ/'ヽ、 { ヽ / ツ ヽ ≠ /` ', ヽ ,イ イ 〉′ / ) ハ ) ,イ ( ,' / /. Vイ ヽ r-',__/ヾ / , ′. ',__ ノ_ 7_}-.{. / ./ }─ヘ┤. 7 人 { 〈 人 ',. / ヽ-=ニニニニニ=──く ', / }={ニニニ只ニニニニ7{_ ', /. ノニ{ニニリニマニニニ}ニ', ',. /. /ニニ≧=ニニニニ=≦ニ', ', 小蒔「だ、大丈夫でしょうか……?」 第二十章【巫女サーの姫! 女子力憑依の裏技!】 鹿児島 小蒔「あの、本当にやるの?」 霞「ええ。これが成功すれば、性交して世継ぎが生まれるのよ」フフフ 小蒔「せ、性交って……//」カァ 巴「しかし、姫様の気持ちはどうなるんですか?」 霞「大丈夫よ。実はまんざらでもない、のよね?」 小蒔「!」ドキッ 初美「? 初耳ですよー」 春「初美だけに」ボリボリ 初美「口を縫い合わせますよー?」 春「冗談」ニッコリ 巴「漫才はともかく、どういうことですか?」 霞「ふふっ。実は小蒔ちゃんは以前、須賀京太郎と会ったことがあるの」 小蒔「っ」カァァ 霞「とはいっても、たった一日だけどね」 小蒔「はい。須賀神社が無くなった後も、多少の親交はありましたから」 霞「それで、その日以来……ねぇ」クスクス 小蒔「わわっ!」パタパタ 初美「初恋ですよー」 春「青春」 初美「春だけに、ですかー?」 春「黒糖ねじ込む」ジリッ 初美「冗談ですよー」ゴゴゴ 霞「とまぁ、とにかくイヤイヤでは無いのよね?」 小蒔「うっ」 巴「なら問題無いですね」 小蒔「で、でも向こうは私のことを覚えているかどうか」アセ 霞「ふふ、大丈夫よ。可愛い女の子のことを忘れるハズがないわ」 小蒔「……だと、いいんですが」ウツムキ 霞「そう心配しないで。そのために、あの女子力テクニックを学んだんでしょう?」 巴「はい。もし、彼が姫のことを忘れていてもすぐにメロメロですよ!」 初美「(アレでですかー?)」 春「楽しみ」ポリポリ 小蒔「が、頑張りますっ!」 霞「その意気よ。じゃあ、さっそく向かいましょうか」 小蒔「え? 今からですか?」 霞「ええ。善は急げよ。どこでも山ワープで向かうわ」 初美「便利な設定ですよー」テクテク 小蒔「でもワープなんてそんな」 ビュンッ 小蒔「できるわけが」 長野 小蒔「はうわっ!?」ガビーン 霞「着いたわね」 初美「さっそく須賀京太郎を捜索ですよー!」 春「長野は寒い」 巴「巫女服は応えますねー」 小蒔「うぅ……心の準備が」ドキドキ 霞「大丈夫よ。さぁ、行きましょう」フフ 須賀家 京太郎「……えー、玄関を開けたら巫女さんが五人もいたんですが」 春「見つけた」 初美「思ったよりも順調ですねー」 巴「ということで須賀君。来てください」 京太郎「どういうことですか!? 怪しい新興宗教ですかヤダァー!!」 霞「あらあら。困ったわね」ドタプーン -―――- .... ´ ` ..、 / \ \ \ / / | ト、 \ \ \ \ / / l | | \ \ | \ . / / Ν | |´  ̄\八 | . | i l-\ l八 斧苧干 | | | | | \l __\{ 乂hソ | | | | |l l |斥汽 | | | | 八 l∧乂ソ , ″ | | | | Y . ″ | | | |. | l 从 __ _ | | 八 八 \ l┌ヘ)` /| | / / \ Y 二二〉‐=≦ | | / / ∨ ┬_]┘ | 从 | / / / 八 /l_/⌒∨ | ∧ / / ノ/ // /∨ |⌒ 、. _ノ / // / ∨| \ _// / // / ゙ | \ \ / // /'"´ / / ゙ . } ,. / / , '" / / ゙o.j / / {/ / / ゙ \ / . / / / / | l \/ / / / / | |\ \ ト. { ./ / / . . . . . .. ノ´| ∧ | || { { / / . . . . l / | | || { 八 { { 八 | | || { l\ { { _ _ / /| | || { | \ \ -=ニ二ニ=- 、 / / | | || { | / ̄ ̄[二二フ二フ二二二二二二[ / .ノ ノ |人 京太郎「うぉぉわぁぁぁぁ!? マジかよっ!? すげぇぇぇぇっ!!!」 霞「上手く釣れたようね」フフフ 小蒔「むぅっ」プクッ 京太郎「というかよく見たら永水の皆さんじゃないですか!? どうして長野に!?」 巴「あはは、いえ。大した理由じゃないんですが」 春「姫様と子作りセックスして欲しい」 京太郎「!?」 初美「当身」ビシッ 春「ティロフィナーレッ?!」ガクッ 京太郎「い、今なんて!?」ガタガタガタ 初美「なんでもないですよー」ニッコリ 霞「ええ、何も言ってないわ」ニッコリ 小蒔「……あぅ」カァァァ 京太郎「(聞き間違いか?)」 霞「それでね、長野に来た理由なんだけど神社絡みのことでね?」 京太郎「あ、そうなんですか。わざわざご苦労様です」 霞「だけどね、付き添いで来た小蒔ちゃんが少し暇になってしまうのよ」 京太郎「え?」 巴「私達がお仕事をしている間ですね。それで、せっかくだから長野見物でもと」 京太郎「それはいいですね」 霞「ふふ、そこでアナタに案内をお願いしたくて来たのよ」 京太郎「はいっ!? 俺が案内ですか!?」 小蒔「……//」モジモジ 霞「小蒔ちゃんと昔会ったことがあるのは覚えてる?」 京太郎「あ、やっぱりアレは神代さんだったんですね。違うかなー? くらいには思ってたんですけど」 巴「(やりましたね姫様。覚えてましたよ!)」ヒソヒソ 小蒔「……」パァァ ... -―━―- ... / \ / / / / l . / / / | |l l l . | l | l 八i l 八 ハ l | | |八芹坏\ ノ芹坏ノ} | |从 { ヒソ ヒソ 厶イ | 八 }∧ ''' ' '''' _'ノ 八 \ .、 V__フ .. / `Y^介ト - 个ミ= / //} /\' \ / / / { ∧/ / | l |_ /{ { { i / / | l八\ /八八 | ∨ / | / \ / {ノ / / ノ' } ∧ 〈__/ / / ∨_rv'__ 京太郎「懐かしいなぁ。小学二年くらいの頃だったので」 霞「どう? その縁もあるし、久しぶりに遊んでくれないかしら?」 京太郎「俺なんかでよければ! どうせ暇な身分なんで」 京太郎の携帯「」ブーブーブーブーブーブー!! 霞「携帯すごく鳴ってるけど?」 京太郎「いえ。どうせ相手は分かってるので」 小蒔「(彼女、だったらどうしよう……)」シュン 春「もう何も怖くない」 初美「楽にしてあげますよー」シュッシュッ 街中 京太郎「いやーそれにしてもお久しぶりですね」 小蒔「……//」テクテク ガヤガヤガヤ 京太郎「(それにしても大きくなったなぁ神代さん。いや、色んなところが)」ゴクッ 小蒔「(き、緊張して死にそう……)」ドキドキドキ 京太郎「さて、どこか行きたい場所とかあります?」 小蒔「あ、えっ、あっ」オドオド コソッ 霞「何やってるの小蒔ちゃん! もっと押さなきゃ!」 巴「緊張で頭が真っ白になってるようですね」 春「カンペを用意した」 初美「完璧ですよー」 / / / | ∨ |∨ | l | |./ l | ||V ∨ 斗-l l | /  ̄ \i/ | |i| | l ∨ l\ | l | l | /||! | |l| ⊥ヽ ∨ \\l └‐' || l だ カ||l l ぃイ l \\>‐'´ x-‐==气 | け ン.l |l l ぃヽ ´ ‐'´勹 |」 l に ペ{ l ヽ斗 x_=气 ∨二ノ| 〉 |i 〈'´ ) | /// | //\ _ / |i ∧ 乂ン | l | .(つ li ∧ /// ′ | | l lニ⊇|i ∧ . ‐ ァ / | | |/ ̄└ュ | |i ヽ ` | | |l /└‐┘|i ||  ̄ ¨ ―-< /| | 八 初美「……」シュッシュッ 春「痛い痛い」 霞「遊んでる場合じゃないわ! 早くそのカンペを!」 キラキラッ 小蒔「(眩しいっ!? って、アレは霞ちゃん達……あっ)」 京太郎「?」 小蒔「(そうだ。私が頑張らないと……ダメなんですよね!)」ギュッ アラサー嬢さんから学んだ女子力テクの力! 今、憑依させます!! 小蒔「っ!」カッ 小蒔「……」スッ ドクン 京太郎「さぁて、どこに行きましょうかね」 ドクン ドクン 京太郎「巫女服のままじゃ目立ちますから、まずは服屋さんで何か買います? おごりますよ!」 ド ク ン 小蒔「う」 京太郎「神代さん?」 小蒔「うぐぅ」コクコク 京太郎「へ?」 霞「(行ったァァァァ!!)」 初美「(あーあ、やっちゃいましたねー)」 巴「行けるっ!!」 京太郎「あの、神代さん? 具合でも悪くなりました?」 小蒔「うぐぅ」フリフリ 京太郎「え? でも、うぐって」 小蒔「うぐぅぐぅぐぅ!」フリフリフリ 京太郎「???」 【巫女姫様の女子力憑依1 男に返事をするとき「うぐぅ」と言う】 男から話しかけられたら、とりあえず頷きながら「うぐぅ」と言っておきましょう 霞「ふふ、気にしてるわね。これで須賀京太郎は小蒔ちゃんの容態を意識しなければならないわ」 初美「それがなんになるんでしょうかねー」 春「キツイ」 京太郎「ベンチで休みましょうか?」 小蒔「うぐぅ! うぐぅうぐぅ!」コクコクコク 京太郎「じゃ、じゃあ行きましょう」 小蒔「うぐぅ!(ど、どうでしょうか?)」コクッ 京太郎「(こんな変な人だったっけ?)」 ベ ン チ 京太郎「さぁ、どうぞ」 小蒔「うぐぅ!」 京太郎「……」 小蒔「(ここまでは順調……霞ちゃんの言葉を思い出さなきゃ)」ドキドキ 回 想 小蒔「あの、この方法で大丈夫なんでしょうか?」 霞「ええ。このサイトにはオタクを堕とす方法って書いてあるけど」 巴「男なんてみんなオタクですよ」 春「簡単に堕とせる」ドヤッ 初美「うわー、処女がこぞって男を語ってますよー。まぁ、人のこと言えませんですけどー」 霞「ごっほん。とにかく、この方法で須賀京太郎はイチコロよ」 小蒔「が、頑張ります!」 現在 小蒔「(じゃ、じゃあ次は第二ステップに)」ドキドキ 京太郎「何か飲み物でも買ってきましょうか? なにがいいですか?」 小蒔「うぐぅ! オレンジジュースを……」 京太郎「はい。ちょっと待っててください」 小蒔「うぐぅ!」 タタタッ 小蒔「(えっと、次のステップは……)」 タタタ 京太郎「お待たせしました」 小蒔「あ、ありがとうございます」サッ 京太郎「いえ、お金はいいですよ」 小蒔「で、でも! うぐぅ!」 京太郎「気にしないでください」ニッ 小蒔「あぅ……あ、ありがとうございます」ドクン ドクン ドクン 京太郎「?」 小蒔「きょ、京太郎氏!!」 京太郎「!?」 霞「(やったぁ!!)」 初美「あぁ……」 京太郎「きょ、京太郎氏?」 小蒔「な、何か問題がありますか? 京太郎氏!」 京太郎「あ、いえ。別に問題というほどじゃ(なんじゃそりゃ)」 小蒔「お、お主が嫌ならやめますけど?」 京太郎「お主!?」 【巫女姫様の女子力憑依2 男の名前を呼ぶとき「○○氏」「おぬし」と呼ぶ】 男は普通に名前で「○○君」と呼ばれても嬉しくありません。「○○氏」や「おぬし」や「兄者」などと呼ばれると喜びます。 京太郎「(本当に大丈夫なのか神代さん?)」 小蒔「そ、それとも兄者の方がいいですか?」 京太郎「い、いえ。その中なら京太郎氏が一番マシです」 小蒔「うぐぅ! そうですか……(やった! 名前で呼べるんだ!)」ドキドキ 霞「ふふ、喜んでるわね小蒔ちゃん」 巴「よかったですね」 初美「あーあーあー」 京太郎「それよりジュース飲みましょうよ」 小蒔「あ、そうですね! じゃあ、ああっと!?」ツルッ ゴロゴロゴロ 京太郎「あ、水滴で滑っちゃいました?」ヒョイッ 小蒔「(失敗した失敗した失敗した!! こんな時こそ!)」ドキドキ 霞「行きなさい小蒔ちゃん! 誰かの為じゃなく!! アナタ自身の為に!!」 初美「……はぁ」 京太郎「はい、どうぞ。土ははらっておきましたから」スッ 小蒔「……」ドクンドクン カッ!! .... ´ ` ..、 / \ \ / \ . / | l __| | | . | l l l_| ト、´ | | | . | l l/l | | | 八∧ / | | l l l八{\ l j斧う冬 }厶 | | l l |,斧冬 ̄ 乂_ツ 〉} | 乂八从 乂ツ , . . _ノ 八 ∨ . . . __ / / / ∨ 人 └ ' ..イ / / ∨ 〕i ト. __. ├i=Κ 乂 /_j ノノ } └l \_ / /.斗‐ .-―八 | | ` 、 / /´/ ̄`゙ ∨ | | / // | |ノ 小蒔「お、オウフ……」 京太郎「!?」 小蒔「うぐぅ! 私としたことが……オウフ、失敗しました」 京太郎「あ、え?」 小蒔「かたじけないでござるよ」 京太郎「!?!?!?!?!?!?」 【巫女姫様の女子力憑依3 失敗したり痛かったら「オウフ……」と言う】 オタクは女子の細かい部分を観察しています。とっさに出る言葉も観察しています。 何かミスしたり、痛いことがあったら「オウフ……」と言いましょう。同類だと認識してくれます。 59 名前: ◆Pcb58XTPnw[saga] 投稿日:2015/04/26(日) 23 23 53.44 ID AXnaL4r0o [12/17] 京太郎「じ、神代さんは疲れてるんじゃないですか?」 小蒔「うぐぅ! そう見えますか?」 京太郎「す、少し」 小蒔「オウフ……京太郎氏にそう思われるなんて」シュン 京太郎「(俺は一体どうすればいいんだろう)」 小蒔「(なんとか挽回しなきゃ!)」ドキドキ 京太郎「そ、そういえば……神代さんは映画とか見るんですか?」 小蒔「うぐぅ! 霞ちゃん達と、たまに」 京太郎「へー? 最近は何を見たんですか?」 小蒔「ど、どらごんぼーるという、びゅんびゅんするアニメを……」 京太郎「あー、フリーザですか? あれ、俺まだ見てないんですよー。ドラゴンボール好きなんですけど」 小蒔「!!」キュピーン 霞「チャンスよ小蒔ちゃん!!」 初美「そろそろ黙ってくれませんかねー?」 京太郎「あれって確か、ゴールデンフリーザが出るんですよね? 強かったですか?」 小蒔「!!」 カッ 小蒔「知らなかったです!! そうなんですねー!!!」 京太郎「へ?」 小蒔「ごーるでんふりーざ!! 詳しいんですね京太郎氏!?」 京太郎「あ、え? でも、神代さんは映画を見たんじゃ?」 小蒔「あっ」 京太郎「……?」 小蒔「オウフ……」 京太郎「!?!?!?」 【巫女姫様の女子力憑依4 男が自慢げに話してきたら知ってても「知らなかったそうなんだー!!」と言う】 オタクの知識は素晴らしく豊富ですが、昨日テレビでやっていた知識だったり、女子でも知っている知識だったりすることもあります。 そんなときは「知らなかったそうなんだー!!」と言って満足感を与えましょう。 小蒔「(失敗しちゃいました)」シュン 京太郎「(やっぱり様子がおかしいな)」ウーン 小蒔「(つ、次こそ起死回生を!)」 京太郎「あの……」 小蒔「きょ、京太郎氏は!! ガンダムがお好きですか!?」 京太郎「へ? まぁ、嫌いじゃないですし見ますけど」 小蒔「うぐぅ!(第一条件はクリア)」 京太郎「神代さんも見るんですか?」 小蒔「ひゃ、ひゃいっ! びゅんびゅんしてますよね?」 京太郎「そうですね(あ、これ見てないな)」 小蒔「うぐぅ!」 京太郎「(ダメ元で聞いてみるか)小蒔さんの好きなモビルスーツはなんですか?」 小蒔「もびるすーつ?」 霞「今よ!!」 初美「霞ちゃん?」ゴゴゴゴ 霞「な、何を怒ってるの?」ビクビク 初美「私は今すぐにでも止めたいんですよー?」 小蒔「(もびるすーつはわかりませんけど、ガンダムの話題だったら大丈夫です!)」フンス 京太郎「?」 小蒔「わ、私は!(決めてみせます!!)」 カッ!!! _.. -‐==‐- .._ ,....´..............................`...、 /......../...................、............. , ' . . ../{..........j......}.......}.............. / .,' ./../厶....../{....厶._/../............ ,′ ./..//{/ \{ハ/ }/}イ|....| . . . .l i{..ⅱ{ /j{ _.二_ 二._从...|l . . | 八. !い{从ニ⌒ 、 ⌒ニハ).八 . . | |.!..... 厶``` r--y```-イ . . . . 〈 从...... . . 〉._ `ニ´ ノ爪 . . ./}ノ > 、 {. .ミト .__. イ彡 . .)ノ __ /.....ニ7⌒7| {T⌒丶、≪⌒ , '..............厂三ハ 从_>‐‐\ . \ /../......../ {ニ、 ぃ、_,,ツ '⌒ ). . . .' , j{.i.{..../;厶 \\/∠.._ /イ. j. . } ハい(/ / ̄ \__.ノノ}/^\ 七iでつ' // マ⌒ __ノ _,√ . { , ' 'r㍉て_]ユ._ 小蒔「アムロとシャアだったらアムロが好きぃ~!」 京太郎「!?」 小蒔「やっぱりシャアはダメですね。アムロがいいですよアムロー!」 京太郎「……それはRX-78-2が好きってことですか?」 小蒔「うぐぅ? あーるえっくす?」 京太郎「あ、いえ……なんでもないです」 小蒔「アムロが好きです!! アムロ! アムロ!」 【巫女姫様の女子力憑依5 とりあえず「アムロとシャアだったらアムロが好きぃ~」と言っとく】 ガンダムの登場人物にアムロとシャアというキャラクターがいて、よく比べる対象になります。 シャアはイケメンなので、色々とコンプレックスをもっているアムロのほうが好きだと言っておけば、オタクは「俺も恋愛対称かも」と勘違いしてくれます。 京太郎「あ、アムロが好きなのは伝わりましたから、洋服買いに行きませんか?」 小蒔「うぐぅ! ありがとうございます!」 京太郎「いえ、では……行きましょう」 小蒔「(折り返しに来たけど、まだまだ京太郎さんの心を掴めてない)」ギュッ 京太郎「(どうしたもんかなぁ)」 小蒔「(次からは恥ずかしがってる場合じゃないですね!)」 ぶてぃっく 小蒔「うわぁ、沢山ありますね」 京太郎「好きなのを選んでください」 小蒔「で、でも! ここ高いですし」 京太郎「気にしないでください。俺が出すので」 小蒔「うぐぅ! そんなの悪いですよ!」 京太郎「あはは、大丈夫ですよ。こう見えても俺――」 / / | | | | | l l | | | | | / / | |__ | | | | | l l /| | | | |. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ リ リ | | / / - 、 | x===ミx|‐-| | `ー /x===ミノ// / ∧{ / | .八 _/ { { 刈`| | l /´{ { 刈\,_| イ /ー―‐ ..__. / / | |/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } / . . . . . . . . . . `「⌒ .. // /| l、 ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/ . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . / _,/ . ..| | \ ! j/ ′/ . | . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . . / . . . . { |\ハ_, ノ ,___/{ . .| . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . .∧. / . . . . . . . ′ | . .|\圦 / j/l/. . ′ . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . .∧. /. . . . . . . . . . ′_,ノ⌒ヽ | 、 、 _ -‐' / . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . / . . / . /\ . . . . . . r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /. ./ . . . . . . . . . . . . . . / . / . . ./ . . / . . . . . .\ . .ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/ . / . . . . . . . . . . . . . . / . / . / . . . . . . . . . . . . . / ‘, ‘, ./、 \ / /. . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . // . . . . . . . . . . / . . . . .{ ---- 、 ‘, } / . . } ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ / .{/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . -<⌒ . . . . . ./ . . . . ./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/ . . . . . . . . . . . . . . . . . /´ \ . . . . / . . . . . .{ . . ‘, 人U{ . . . . . . .| \ / .| . . . . . . . . . . . .―‐┐ / \ . . . . . . . . } -- /\ . ノ r/ / . . . . . .| . . . \ ,/ . . . | . . . . / . . . . . . . . . . . ./ 京太郎「わりとお金持ち」 小蒔「(かっこいい)」キュンキュン 一「透華ー? まだかかるのー?」 透華「京太郎に可愛いと言って貰える服が見つかるまで帰りませんわ!!」シャッ 衣「まだまだ選ぶぞ!」 一「やれやれ。二人して、あいつのどこがそんなにいいの?」 透華「全てですわ! あと従姉弟っぽい」 衣「従姉妹っぽい」 一「あ、ふーん」 京太郎「うわぁ、すごく似合ってますよ!」 小蒔「うぐぅ! 買ってくださって、ありがとうございます」 京太郎「いえ、こんなかわいい物を見れたことに比べれば安いもんですよ」ニコッ 小蒔「うぐぅ……//」カァァ 京太郎「じゃあ次は喫茶店でも探しましょうか」 小蒔「うぐぅ! はい!」 京太郎「(そのうぐぅはいるんだろうか)」 小蒔「(さ、さて次のステップは)」ドキドキドキ スタスタ 霞「これよ、小蒔ちゃん!」サッ 初美「むがー!むがむがー!」ジタバタ 巴「おとなしくしてください!」 春「後で開放するから」 明星「すみませんすみませんすみません」 初美「むがぁぁぁあ!!} 巴「三人に勝てるわけないでしょう!」 京太郎「コーヒーの店でいいですか?」 小蒔「(い、行きます!)」ドキドキ 京太郎「神代さん?」 小蒔「う、」 ドクン 小蒔「うぐぅ! コーヒーでいいです牌これ~!」 京太郎「……へ?」 小蒔「きょ、京太郎氏はコーヒーはなにが好きですか? 私はカプチーノです牌これ~!」 京太郎「ぱ、ぱいこれ?」 小蒔「でもカプチーノは苦いので、いつも牌これ砂糖を沢山いれちゃうんです牌これ!」 京太郎「……あの、牌これってなんですか?」キョトン 小蒔「……ハハッ」 京太郎「」 小蒔「それでですね。この間は霞牌これちゃんが牌これをパイパイして~」 京太郎「……」 【巫女姫様の女子力憑依6 会話の最後にさりげなく「牌これ」と言っとく】 最近とても話題になることが多いゲーム『牌これ』。 実際に遊んだことはないかもしれませんが、会話の節々に「牌これ」と言っておけば、男は喜びます。 たとえば「昨日の晩御飯は何を食べたのかなあ? 私はカレーライス牌これ」「明日は雨なんだって牌これ」などですね。 男から「なんだよ牌これって~(笑)」とか言われても無視してOK。もしくは「ハハッ」と笑っておけば大丈夫。 スターバックス 京太郎「つ、着きましたよ(なんだか胸が痛くなってきた)」ズキズキ 小蒔「うぐぅ! いい香りがしますねー牌これ!!」 京太郎「じゃあ、入りましょうか」 カタカタカタ ゆみ「む、また女連れとはな」ッタァーン! ビシッ 店員「いらっしゃいませ」 京太郎「いつものを」 店員「いつものですねー」 小蒔「うぐぅ? いつもので通じるんですか牌これー?」 京太郎「ええ」 店員「お世話になっておりますー」 ゆみ「(馬鹿な!? 私ですらいつものなんて言ったことないぞ!?)」カタカタカタ 京太郎「小蒔さんはカプチーノでいいですよね?」 小蒔「うぐぅ!」コクコク 店員「たい焼きはいりませんか?」 小蒔「うぐぅ?」 店員「チッ、にわかかよ」 小蒔「オウフ……牌これ」 京太郎「??」 店員「では男前さんと月宮さんはこちらへ」 小蒔「月宮?」 ゆみ「S県か……いや、元ネタは鍵だな」カタカタカタ 霞「(誰でやるかが問題ね)」 巴「ネトゲやってそうな人といえば、あの人しかいないですけど」 小蒔「京太郎氏のは甘そうですね牌これ~」スタスタ 京太郎「ええ。なれるとこればっかりですよ」スタスタ 小蒔「(つ、次のテクニックは……恥ずかしすぎます)」ドキドキ で、でも! 京太郎さんに私を、娶ってもらう為に!! 小蒔「(私は! 頑張ります!!)」キッ 京太郎「ここが空いてますね」 小蒔「うぐぅ! はい。じゃあ、座ります……」 >--- 、 f ∨ 〈ヾヽ 〉ー- / >´ ̄ ヽj三王ヽ f´ / . . . . ..∨ `ミ=-、王ヾー、_>_/王〉 イ { i ヾア王三王三王三班ヽ / ヽ、 /ヽ ヽ ゞ--=^ヾ三王三王ミリ ,イ 、 /ヽ ソ __ . . \王三王ミi / >´ \ヽ / ヽ . ヾ三王ij / / ヘヾ ∧ . 〉三ゾ / ノ 〈ミ∨ ∧ 《ミ/i / , イ ヾ∨ ∧ゝ、 ノ彡ソゞ / >´ ∨ ∧ゞ王`ー--=´汪三∥ / / ヾ ∧ ` ̄~ ̄^~^ ̄ ゙̄´ 京太郎「(神代さん、ミニスカだから座る時気を付けないと中が見えそうだなー)」チラッ 小蒔「ッ~~~//」カァァ クパァ 京太郎「……えっ?」 小蒔「……//」ソワソワ 京太郎「あ、ちょ、え? は?(え、なにこれ? スカートの中身が俺に丸見えなんですけど?)」 小蒔「うぅ~~……//」パタパタ 京太郎「(ていうかちょっと待って! この世界の女ってみんなパンツ履いてねぇんだけど!!)」 小蒔「(み、見てる……見られてます)」カァァァ 京太郎「(アレが丸見えになってるぅぅぅぅぅぅ嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!! まっぴぃぃぃぃんくっ!!)」ガタガタガタ 小蒔「ぱっ」 京太郎「!?」 小蒔「パンツじゃないから恥ずかしくないもんっ!!」 / | |.. . ゙、 . ゙、゙、. \ |. i | i |. ∧ 、.i. .i . ` 、. ! | |、 | | i | ! | | | 、 > | | i 「! ヽート!、 リ ! |ハ ト | ̄ ̄. ,..-、| i | !゙、 _、!二゙、-| イ リ ! |ヽ | / へ.゙、 丶ヾヽ ´{ i` ヽ! 1!| /| !ノ゙、リ (パンツよりヤバイのが見えてるんですが……)」 ヽ \ !丶  ̄ Vイ ハ |\ i. 丶 \゙、 ` リ `ヽ `┬ 、 ヾ / i ;ィノ U ,....-ィ / ,, ‐レリ _  ̄ /゛=!_ \ `ー-、_ _/ ゛== 、 \ / ̄ヽ、 ゛===-、 小蒔「(あぅぅぅっ!!)」ボシュゥゥ 【巫女姫様の女子力憑依7 ミニスカ姿で席に座った瞬間「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」と言う】 男はストレートな女子ファッションに弱いので、ミニスカートで飲み会に行けば注目の的です。 座る瞬間「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」と言いながら顔を真っ赤にすると男はメロメロです。 京太郎「(お、落ち着け俺! 神代さんは何か勘違いしてるのかも)」ドキドキドキ 小蒔「~~~//」モジモジ 京太郎「あの、神代さん。女性なんですから、足は閉じた方が」 小蒔「オウフ……すみません……」パタン 京太郎「(これで当面の危機は去った)」ホッ 小蒔「(効果は、あったでしょうか?)」 京太郎「(一生忘れないぞ)」ホクホク 小蒔「か、カプチーノ頂きます」ズズッ 京太郎「ああ、それじゃあ俺も……」ズズ 小蒔「あの、それってなんて名前のコーヒーなんですか牌これ?」 京太郎「え? これですか?」 小蒔「うぐぅ! はい」 京太郎「ダブルベンティヘーゼルナッツアーモンドブラベウィズエクストラホイップウィズチョコレートソースエクストラコーヒーコーヒーフラペチーノライトアイスですよ」 小蒔「はへ?」 京太郎「ダブルベンティヘーゼルナッツアーモンドブラベウィズエクストラホイップウィズチョコレートソースエクストラコーヒーコーヒーフラペチーノライトアイスです」 小蒔「うぐぅ? それって何属性ですか?」 京太郎「え? 水、なのかな? でも、うーん」 小蒔「まぁとにかく美味しいんですよね牌これ!」 京太郎「はい。そうだ、一口飲みます?」スッ 小蒔「うぇっ!? な、ななな!?」カァァ 京太郎「?」 小蒔「そ、それって何属性ですか!?」 京太郎「属性?」 小蒔「口移し属性なんですか牌これ!?」ドキドキドキ 京太郎「ち、違いますよ! 俺はただ、一口飲んでもらおうと」 小蒔「うぐぅ! じゃあ関節キス属性ですね牌これ~!!」 京太郎「関節きっ……//」カァ 小蒔「うぐぅ!! うぐぅうぐぅ!」 京太郎「(あぁぁぁもぉぉぉぉ!!!! なんだよこれぇぇぇ!!)」モンモンモン 霞「いい感じね、フフフ」ニヤリ 春「黒糖オレください」 店員「ねぇよ」 【巫女姫様の女子力憑依8 とにかく「それって何属性?」と聞く】 男は暴走してわけのわからないことを言いがちですが、理解できなかったら「それって何属性?」と聞きましょう。 だいたいのオタク会話に通用するので、「こいつわかってるな」と思われると同時に、恋愛対象としてみてもらえます。 返答が理解できなくてもほっときましょう。理解する必要はないです。 霞「(そろそろ勝負を決める頃ね)」サッ 巴「行くんですか?」 霞「ええ。最終作戦よ!」 春「頑張って、姫様」 初美「むがぁあああああああああ!!」 明星「ひぃぃぃぃっ!?」 霞「さぁ、このカンペを見て!!」バッ 小蒔「(あ、あれは霞ちゃんからのカンペ!!)」チラッ 京太郎「(気が気でないぜ全く)」ドキドキ 小蒔「(が、頑張ります!)」スッ ガタッ 京太郎「? どうしたんですか、急に席を立って?」 小蒔「うぐぅ……きょ、京太郎氏!」テクテク 京太郎「な、なんですか!? え、ええ!?」 小蒔「! ふぅーっ」ミミフゥー ゾクゾク 京太郎「ひゃぁぁっ!?」ガタッ 小蒔「あんっ♪ 二人だけで消えませんか?」 京太郎「!?」 霞「勝ったわね」 巴「はい」 初美「むがぁあああああああああああああ!」ブチブチブチッ 春「嘘、拘束が……!?」 小蒔「(こ、こここここここれで!!)」ドキドキ 京太郎「……神代さん」ボソ 小蒔「うぐぅ! ひゃひっ! 牌これ!!」 / l ′ ,′/ / | ∧ , / l / ./ l ′ ∧ ′. / イ|l | l| / ,イ ィ} /! ′ |l ∧ ヽ. |l 八 | lレ\// / / l , / l / |l | l|ー一. |l /¨! .从{-==≧、 / ヌ } ./ / .!∧ |l | l| 从 { λ/ ` 弋丕 /´ l} //Ⅳ_ 斗< |l | l| ∨V ヽ / ´、ニ赱 | /l .八 l| } ` ┤ 从/ |l / ヽ |Ⅳ ∧ {! _ノ |/ ′∨ 仆、 八 ∨ -― 、 /≧ュ. / \ . ィ _/二二二≧ュ \ /}/. -=≦二ニニ=- 二二ニ()≧ュ ー</∨ __≦二二二二二ニニ -=ニ()ニ=-/ {=ニニ{0=- |二二二二二二ニニ//二=-/ 八 ニニ|0=- !__二ニニニニニニニ{ /二二二 >、 ,<-=ー ヽ\ 京太郎「どういう、つもりなんですか?」 小蒔「えっ……?」 【巫女姫様の女子力憑依9 耳元でフ~ッと息をかけてから小さな声で「あんっ、二人だけで消えない?」と言う】 文字で書くといやらしく感じますが、爽やかに明るく、でも小さな声でそう話すだけで男はあなたの虜になります。 話し始める前に、耳元でフ~ッと息をかけるのが重要ですよ。 京太郎「……さっきから、ふざけてるんですか?」 小蒔「オウフ……私はふざけてなんか」 京太郎「いい加減にしてください!!」ダンッ 小蒔「ひゃひっ!?」 京太郎「俺、久しぶりに神代さんに会えて……嬉しかったのに」ジワッ 小蒔「あっ」ドクン 京太郎「……すみません。怒鳴ったりして」ゴシゴシ 小蒔「え、えっと」 京太郎「俺、帰ります」ガタッ 小蒔「ま、待ってください! あの、私は別に!」 京太郎「……さようなら」 タタタッ 小蒔「あっ……」ズキッ 霞「……これマジ?」 巴「マジです」 春「ありえない」 明星「あわわわっ!」ガタガタ 初美「だ~~~か~~~ら~~~言ったんですよぉぉ!!!」ギロリッ 小蒔「……京太郎、さん」ポツン 店外 京太郎「……くそ!! 最低だ、俺」ワナワナ ペシッッ 京太郎「あたっ!? って、誰ですか!?」バッ / / . ∧ / ∧ . . . 〈 . . .. \ {/ . ./ミ∨/彡ヘ . . . ヽ. . . .. 〈 . ./`⌒^゙"^⌒´| . . . .. 、. . . .. | |i . .i |i . . . . . \ . . | . | || . .| 八 . . . . .\ \| .... | /¨ニ=- リ . i| ¬ト ´ ̄\「\ . . .ー=ニZ_ | ¨ニ=- / . ノリアテ斥 ァ弍斥仆 . . ___;; >/ ¨¨ニ=, ∠..ノ. ./ 小 乂゚ツ 乂゚ツ从 . .厂). .| ∨ / / イ八ノ {_ハ , ////⌒\ /. ⌒´ / . \ 八 , ーく / '⌒\_) / ; . / _厶ィ ` ´ イ / //⌒\__) / | /| .厂 | . . |> _,、</ /∨ _ --、__) __,,厶 |/´∨ | | . | | /-ヘ / ____,,) (____ ’ | |/\| |_, イ ∧ /∧ ゙マ/ (_____ `' │ ´\___/| 〉- 〈 ∨/ ∧ 〈_ (__,、 \_〉 ゙. / | . | , \∧ ‐=ニ..,, (___, \_ノ ∨ ∨ | ∧ `ヽ7 -=ニ,, ___/∧ } 〈 |\ / |/ // `、 }| 〉7 ⌒ン ノ ∨ | `〈 | ,// \_,,八 ∨/ / ∧ 人 \ │/  ̄\_〉 / ̄\_ イ| ゆみ「やぁ」 京太郎「あっ……ゆみさん」 ゆみ「……お前は間違っていないさ」 京太郎「でも……」 ゆみ「ふふ。思うところがあるなら、私が聞いてやる。どうだ? 駅前にスタバが出来たらしいんだが」 京太郎「……ありがとうございます」ゴシゴシ ゆみ「なぁに、美味いコーヒーを飲めば気も紛れるさ」 鹿児島 小蒔「……」シーン 初美「誰のせいですかー? はい、誰のせいですかああああああああああああああああああ!?!!?」ダンッ 霞「ひぅっ……ごめんなさい、ごめんなさい」ポロポロ 春「落ち着いて」 初美「あ?」 春「ゴメンナサイ」グス 巴「ちゃんと忠告を聞くべきした……申し訳ありません姫様」 初美「姫様だけじゃありませんよー!! 須賀君にも酷いことをしたって自覚あるんですかー!?」 霞「そうね……彼にもちゃんと謝らないと」グスッ 初美「姫様。大丈夫ですよー、私達がちゃんとどうにかしますからー」 小蒔「はい……でも、これは私の問題でもあるから」ブルブル 初美「姫様……」 小蒔「(京太郎……さん)」 十年前 須賀父「いいか京太郎? 姫様に無礼が無いようにな?」 京太郎「はーい」 須賀父「じゃあ父さんは久しぶりに当主と話してくるから」 京太郎「俺は?」 須賀父「向こうに六仙の子達と姫様がいるらしいから、遊んでこい」 京太郎「えー? 女と遊ぶなんて嫌だー」 須賀父「つべ言わずに行けホイ」 京太郎「……ちぇー」スタスタ キョロキョロ 京太郎「って、誰もいねーじゃん」 ウワーン ワーンワーン 京太郎「?」 「ひっく、ぐすっ」 京太郎「なんだここ? 蔵? 中から声が聞こえるぞ」 京太郎「ノックしてもしもーし!」コンコン 「え? 誰、ですか?」 京太郎「通りすがりの須賀京太郎だけど」 「すがきょうたろぉ?」 京太郎「俺が名乗ったんだから、お前も名乗れよコノヤロー」 「や、やろうじゃないです。小蒔です」 京太郎「こまき? 小蒔かー、そんで? 何してんの?」 「遊んでいたら、大切なお皿を割っちゃって……それで」グスッ 京太郎「ふーん? お仕置きで閉じ込められてんだ」 「はい」 京太郎「じゃあ、開けてやろうか?」 「え? で、でもバレたらお父様に怒られるから……」 京太郎「そんときゃ、一緒に怒られてやるよ」ガコン 「そんなの、ダメです!」 京太郎「しょうがねぇなぁ。じゃあ……」 ギギギギィィィ 小蒔「あっ」ドクン _ -‐==‐- /. . . . . . ` -‐==ニ二 ‐‐- _ `ヽ / . . . / / / `ヽ / / .i .ト . __ニ=-. ./ . / | | ヽ \ / . / { i‐-ヽ ._\ \ ./ . { i ', ! ___\ . / ヽ \ ニ=- ̄ / | i | | |≠r rュミヾ i{ .ハ ∨ ∨ミ、 ./ /| i .{ !`ヽ !| {つ i! } `ヽ| 〉j. 〉 } // | ', i !ニミヽi\{ 乂zzソ /| !| | i ヽ ム . |fっi! } { i |‐-─ 、- | ト \ヽ|匁ソ , / i/| | . . . . ./ ヽ | .| } ゝ ‐- / !/i| . . / i t|ノノ~|/Vハ くi ノ /. ヽ/ |ゝ、 \ -‐ /. / ヽ >‐──.、. . / -‐‐、 / _,「 . ) . / イ ニ=- ~ / f . | r / // ~ ‐-ヽ / | ハ ! /| / i / __ i . 、/|__ ∠ / ‐ // | /`-‐ / / | __ -‐/ / | 京太郎「俺が中に入ってやるよ。それなら、問題ねぇだろー?」 バタン 小蒔「……あ、え?」 京太郎「よいしょっと。うわー、中は暗いなー」 小蒔「どう……して?」 京太郎「ん? だって暇だし」 小蒔「それだけ、で?」 京太郎「んー、後はそうだな……ちょっと、お前が俺の知り合いに似てるから」 小蒔「知り合い?」 京太郎「泣き虫で、ドジで、どうしようも無い奴だけど……可愛い奴なんだ」 小蒔「……ふぅん」 京太郎「だから、俺が守ってやるよ」ギュッ 小蒔「あ……ありがとう……//」カァ 現在 小蒔「……あれから、十年」 あの後、私と京太郎さんはいつの間にか眠っちゃって 起きた時には、京太郎さんは父親に連れられて帰った後だった 時間にして、僅か一時間ほどしか話せなかったけど 私は――あの日からずっと、ずっと 小蒔「京太郎、さん」ギュッ ウワァァァァアン!! ァァァァァァッ……ウアァァァ 霞「落ち込んでるわね」ハァ 巴「今度こそどうにかしませんと」 初美「……何かいい案があれば」 春「ある」 初美「!?」 春「とっておきが、ある」ドン 初美「どうせくだらない案に決まってますよー」 春「今度はイケる」 霞「参考までに聞かせてくれる?」 春「こういうの」ゴニョゴニョ 巴「え? それは……」ナイナイ 初美「頭がおかしくなりましたかー?」 霞「ええ。正気じゃないわ」 初美「!?」バッ 霞「? どうしたの?」 初美「霞ちゃんがおかしいと思うということは……まさかのまさかですよー!?」ピコーン 明星「はい! 姉さまの考えと真逆のことをやれば成功に決まっています!!」ニッコリ 霞「おい」クイクイッ 初美「到底おかしな作戦ですがー! もはやこれに縋るしかないですねー」 春「お任せあれ」 巴「(それって敗北フラグじゃ……)」 初美「姫様ー!! 姫様ー!! 最後の作戦ですよー!!)」タタタッ 須賀家 京太郎「……神代、さん」 ~ゆみ「彼女なりに、お前にアピールしようとしたんだろう。認めろとは言わないが、分かってはやってくれ」~ 京太郎「そう、なのかな?」 あのアホみたいに思えた行動も全て――俺の為にやってことだとしたら 京太郎「……謝らないと、な」 そうだ、俺は神代さんを拒絶してしまった ガキの頃に、守るって言ったのに! 京太郎「くそ! こうしちゃいられねぇ!! 謝りに行かねぇと!!」ダッ ピンポーン 京太郎「!?」タタッ ダダダダ ガチャッ 京太郎「神代さん!?」 小蒔「あ、あの……//」モジモジ 京太郎「神代さん、俺……あの」 小蒔「ごめんなさい。私、京太郎さんのことを何も考えてませんでした」 京太郎「!!」 小蒔「だから、私謝りたくて」 京太郎「謝るのは俺の方です! ごめんなさい!! 神代さんの気持ちを!」 小蒔「いえ、それはいいんです。私はもう、決めましたから」 京太郎「え?」 小蒔「京太郎さん! 私、神代小蒔は!!」ドクン 京太郎「っ」ドキッ ドクン ドクン 小蒔「今日からおぬしの家に住むわ!」デーン 京太郎「」 【巫女姫様の女子力憑依10 突然「今日からおぬしの家に住むわ」と言って押しかける】 突然、何の連絡もせず、リュックとバッグを持って男の家に行き、「今日からおぬしの家に住むわ」と言って転がり込みましょう。 男は驚きながらも漫画やアニメやラノベのような展開に喜び、あなたを受け入れてくれるはずです。 貧乏だったり生理的に受け付けなかったら出て行けばOK。ただし、ストーカー被害に遭わないためのケアは必要です。 京太郎「(聞き間違いか?)」ゴシゴシ 小蒔「えへへっ」ドキドキ 京太郎「あの、もう一度言ってもらえますか?」 小蒔「はい! 今日からおぬしの家に住むわ!!」デーン 京太郎「……は?」 小蒔「荷物も持ってきました! これからは同じ屋根の下で暮らします!」 京太郎「……ひ?」 小蒔「身の回りのお世話から何もかもを行います!」 京太郎「……ふ?」 小蒔「だから、その……//」 京太郎「……へ?」 ... -―━―- ... / \ / / / / l . / / / | |l l l . | l | l 八i l 八 ハ l | | |八芹坏\ ノ芹坏ノ} | |从 { ヒソ ヒソ 厶イ | 八 }∧/// ' /// _'ノ 八 \ .、 V__フ .. / `Y^介ト - 个ミ= / //} /\' \ / / / { ∧/ / | l |_ /{ { { i / / | l八\ /八八 | ∨ / | / \ / {ノ / / ノ' } ∧ 〈__/ / / ∨_rv'__ 〈人_{ / / |―┴'´人 / 从 /\/ 从 ∧. _/ \{ { _, 、__ / ――、∧ / __ }二二二二二≧==≦{ // ̄ ̄ \ 小蒔「いっぱい、愛して……くださいっ」ニコッ 京太郎「ほぉぉぉぉぉぉ!?!?」 冴えない男子高校生の俺の家に、突然巨乳巫女が押しかけてきた! そんな巫女の目的は、俺との間に子供作ることだって!? おいおい、俺の貞操は一体どうなっちゃうんだ!? 京太郎「ってエロゲかよ!!!!」 小蒔「もう、離しませんからっ!」ダキッ ムニュン 京太郎「やわぁあーーーーらぁぁぁぁあぃい!!!」 小蒔「んふふ」スリスリ 霞「結局は」 初美「胸で」 巴「攻めるのが」 春「一番」ポリポリ 明星「大人って……大人って」ズゥーン 小蒔「京太郎さぁーん、大好きですっ」 京太郎「うわぁぁぁぁぁ!! 理性がぁぁぁぁぁ!!」 この後どうなったかって? さぁ――どうなったんだろうな 第二十章【巫女サーの姫! 女子力憑依の裏技!】 カンッ!
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憩「ちゅーわけで、全国個人戦出場者の親睦を深めるためにみんなでかくれんぼしましょー!」 一同「おー♪」 京太郎「え、なにこれ怖い……」 憩「どしたん、京太郎君?」 京太郎「どしたん、じゃないですよ!なんなんですかこの面子!?」 利仙「え?」 もこ「……」 藍子「ん?」 絃「――――」 京太郎「どーしてかくれんぼすんのに、東海王者とか静岡一位とか千葉MVPの人達を呼び出してるんですか!?」 憩「だって、二人やったらあんまり面白くないやん?」 憩「まあ~?京太郎君が二人っきりで遊びたいって言うんならそれもありなんやけどね」 憩「ところがどっこい……!今回はさっき言った通り、みんなと親睦を深めます……!!」(ざわ……ざわ…… そっとしておこう…… 京太郎「はあ……分かりました」 京太郎「でもみなさん、忙しかったりするんじゃないんですか?」 利仙「大丈夫ですよー」 藍子「こっちとしては嬉しいお誘いだったしね」 京太郎「そうなんですか?」 藍子「まね。ほら、もこってシャイだから……こーやって遊んでくれる人少ないの」 もこ「…………」(ブツブツブツブツ 京太郎「…………なるほど」 憩「では、京太郎君も納得してくれたとこで鬼を決めたいと思いまーす!!」 憩「出ーさなきゃ負けよ、イン・ジャン・ホイ!!」 一同「――――あ」(チョキ もこ「――――」(パー 藍子「えっと、大丈夫もこ?鬼だけどでき――」 もこ「――――♪」(ぎひっ 藍子「あ、大丈夫そーね」 京太郎(あれ喜んでるんだ……) 絃(あれはあれで可愛いとは思いますが) 憩「―――――そ、それじゃあかくれんぼスタート~♪」 ――――それからどうした 【ロッカールーム】 もこ「…………?」(キョロキョロ ロッカー「――――――――」 もこ「…………」(ガン、バン、ドン、バカッ……! ラストロッカー「…………」(ざわ……ざわ…… もこ「……♪」(ぎひっ タッタッタッタ…… ロッカー「……………」 【ロッカー内】 京太郎「……行ったみたいですよ」 憩「やね……。いやあ、まさかうちの隠れよ思ったロッカーに京太郎君が入っとったとは……フフッ、気が合うねえ」 京太郎「それで同じロッカーに入ってくるのはどうなんですか?」 憩「えー、いいやん、まだ余裕はあったんやし」 京太郎(い、いや、こんなに密着してるといろいろマズいんだよ……。ボリューム不足とはいえ柔らかい感触とか、なんかいい匂いとか……!) 京太郎「と、とりあえずもこさんも行きましたし、一旦出ましょう!暑いですし!!」 憩「え?あ、う、うん、そうやね」 憩(ちょっと汗かいたしな……臭かったりせえへんやろか……) 憩「よいしょ―――――っと?」 憩「えっと、あれ?……嘘やろ?」 京太郎「あの、どうかしたんですか?」 憩「ゴメン、京太郎君――――ロッカーの扉、開かへん……」 京太郎「え……ええぇぇぇぇぇぇぇっ!?」 ――半時間後 京太郎「―――――」 京太郎の頬を汗が流れる。 が、それも致し方なし。緊張している……狭い空間、世間で上から数えた方が早いであろう容姿の少女と密着している、そんな状況っ……! 京太郎「……だ、大丈夫ですか荒川さん?」 憩「ぅ、うん……」(モジモジ 異様な状況…… 肌の触れあう狭い空間に男女二人きり……意識せざるを得ないっ……! 京太郎(時間が経つにつれて、荒川さんが挙動不審になっていく……) 憩(うわうわやばいやばい……!)(グールグル 徐々に高まっていく危機感と、異性とぴたり寄り添っている状態に憩はクラクラし始めていた。 光源がロッカーの隙間から差し込む光だけの空間。耳まで熱くなっている自分の顔を見られなくてよかったと、激しく鼓動を打つ胸を気にしながら思う。 憩(さっきからずーっと、京太郎君にうちの胸押し付けとる形なんやけど……ど、どないしよ……!こ、このままこんなん続いたら――――) 駆け抜ける脳内映像……! ロッカーの中、激しく抱き合い……確かめ合うっ、お互いを……! ――――荒川さん……いや、憩さん!俺、もう……!! ――――あ、そ、そんなん……こんな場所じゃアカンよ……! 憩(――――う、うわーーーー、うわーーーーーー!?)(悶々 いつもは余裕のある態度で接しているのだが、さすがにこうした状況など考慮しているはずもなく、憩の思考は散り散りになっていくばかりだ。 憩(い、意外と京太郎君、体がっしりしとるし……なんちゅーか、香水とか使ってへんのに嫌な匂いせえへんし……) 男っぽさ、というのだろうか。 とにかく、性別というものを強く意識せざるを得ない。 憩(ぅ、ん……アカンて、変な気持になってまうよ……) 密室の中に居続けたせいで、少し服の中が蒸れてきてしまっている。 男の子には分からないかもしれないが、これで意外とスカートというのも中に熱が篭るのである。 まして、汚れや痛みに強いナース服の生地。梅雨時のように着心地が悪くなってしまっていたりした。 憩「ちょっとゴメン、京太郎君……」 京太郎「え、ちょっと、荒川さん!?」 憩「え―――――ッ!?」 モゾモゾと狭いのを承知で、熱を抜くために体を蠢かした瞬間、京太郎から狼狽した声が届く。 どうかしたのかと、たいして気にも留めず顔を上げたところで憩は気付いた。 憩(――――――――ちょう背伸びしたら口ひっついてまうやんーーーー!?) 京太郎「―――――――」(ギリギリ…… 憩が顔を上げたことでさらに接近した唇を回避するため、首を限界まで伸ばしている京太郎の努力が涙ぐましい。 憩(……だからって、ここまで必死に避けてんのはどーか思うけどね) 京太郎「あ、の……?」 憩「――――京太郎君は嫌?」 首を伸ばしたままの京太郎の目を真っ直ぐ見つめて聞いてみる。 京太郎「え、嫌ってどういう意味……ええ!?」 憩「――――」 狼狽する京太郎を暫し見つめた後、憩は静かに目を閉じて―――― 京太郎「うおっ、眩しッ!?」 憩「…………え」 ガボンッ、と薄い金属板の震える音と共にロッカーの中に光が溢れた。 逆光に目が眩むが、すぐに明るさに慣れる。振り返った先の視界に立っていたのは、ゴシックロリータ風の服と、左目を隠すリボンや包帯に身を包んだ対木もこ。 もこ「…………」 京太郎「――――」 憩「――――――――」 沈黙が痛い。 そういえば自分達はかくれんぼをしていたなあ、と今更ながら思い出す京太郎と憩に、もこは感情の窺えぬ顔――――いや、違った、子供が見ればひきつけを起こすような満面の笑みを浮かべてくれた。 もこ「――――――――♪」(ぎひっ!! 京太郎「ヒイィッ!?」 憩「も、もしかして……」 もこ「~~~~♪」(ブツブツブツブツ 最後に残ったロッカーを開けずに去ったのはもしや、と考える憩。 京太郎「み、見つかっちゃったことだし、戻りましょうか……」 憩「う、うん、そやね……」 真実を知るのは、凶笑と呼んで差し支えない笑みを残して背を向けるもこのみ。 憩(ちょっと……惜しかったかもしれんね) 喉元過ぎればなんとやら。 次、同じ状況になったら今度は躊躇わないでいこうと決心する憩であった――――