約 969,297 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3394.html
京太郎「せっかく早めに帰ろうと思ったんだけどなぁ」 京太郎「ま、学校出る前に気づいて良かったって思えばいいか」 京太郎「まぁ咲に届けてもらうってのも……ん?なんか部室が騒がしいな」 ???「だから!これは私が届けるからみんなは引き下がってよ!」 ???「いけません!どうせもってかえって今夜のオカズにするんでしょう!?」 ???「そうよ、きっとそうするわ、というわけで部長権限よ、渡しなさい……じゅる」 ???「よだれを垂らしながらいうても誰も従わんと思うぞ?」 ???「やっぱりここは正々堂々と麻雀で決めるべきだじぇ!」 ???「そうだね!じゃあ私がやっちゃうとすぐ勝っちゃうから先に他4人でやって上位3人出してね!」 ???「どうせそう言っておきながら家に帰るんでしょう?お見通しですよ」 ???「困ったものねぇ……」 ???「まったく、その前に、おぬしらはオカズ以外に何に使うんじゃ?」 ???「え、えー……そんなの企業秘密に決まってるじぇ」 京太郎「な、なんだか、変な話になってるような……とりあえずこっそり覗いてみよう、そうしよう」 咲「何に使うって、そりゃあ鑑賞だってするし、ちょこっと布もらったりとか」 和「単純にクンカクンカモフモフとかないんですか?」 久「絶対それ単純じゃないわよね、いったい何よクンカクンカモフモフって」 優希「というか、そんなこと聞いてくるワカメ先輩はオカズ以外何に使うんだじぇ!」 まこ「そんなもの和の言ったことじゃ、京太郎のにおいはな、色々と良いアイディアが沸くんじゃ」 咲「あーわかる、京ちゃんのにおい嗅いだら絶対勝てるんだよねー」 優希「確かに、前のテストのときにバカ犬のにおいを嗅いだらやけに点数が良かったじぇ」 久「一体須賀君のにおいってどうなってるのよ……」 まこ「じゃろう?だから、わしはそれを持って帰ってにおいを嗅いでインスピレーションをじゃな」 咲「だめですよ、この中学校のときの京ちゃんの体操服から作った予備ハンカチあげるんで今回は引き下がってください」 まこ「キャッホォォォォォウ!」 和「咲さん、それ、あと何枚あります?」 優希「あ、それ私も欲しいんだじぇ!この間バカ犬の汗を拭いてやったハンカチとトレードだじぇ!」 咲「優希ちゃんはいいよ、等価交換だね……けど、和ちゃんはなぁ?今回、引き下がってくれる?」 和「ぐ、ぐぬぬ……」 久「というより、まこが抜けて4人になったことだし、麻雀で決着でもつけましょ?」 咲「うーん、まぁいいでしょう……本気、出しますけど」ゴッタオ 和「いくら本気の咲さんが相手でも、今回ばかりは引けませんからね」 優希「ふっふっふ、実は私はな……タコスより京太郎のにおいのほうが強くなれるんだじぇ、たとえ南家になろうと勝てる!」 京太郎「な、なんでこんな意味のない争いが始まってるんだ」 京太郎「なんだろう、かわいい女の子が俺の体操服を取り合ってるのに全然うれしくないや」 京太郎「……いつ、部室に入ったらいいんだ?もう今入ってしまうか?」 京太郎「よし……そうだな、いくか」ガチャ 咲「京ちゃんの体操服は私の物!カン!カン!さらにカン!もいっちょカン!」 和「い、いきなりそれは勝てませんよ……」 久「あ、あきらめたらおしまいよ……」 優希「う、うぅ……バカ犬~」 京太郎「」 咲「無駄だよ!そうやって京ちゃんに助けを求めてもここにはこ……な、い」 久「どうしたの咲……ってあは、あはははは」 京太郎「えーっと、その……体操服、もって帰りますね」 和「! ま、待ってください須賀君!それはいけません!」 優希「そうだじぇバカ犬!お前は早くここから出るんだじぇ!」 咲「そうだよ京ちゃん!さっきのはただのNGだから!テイクツー入るよ!」 京太郎「わ、ちょ、押すなって、うわっ!?」バタン 京太郎「し、閉め出されてしまった」 京太郎「テイクツーとか言われても、いつからなんだよ、くそっ」 京太郎「……しかたない、ここは……ハギヨシさーん!」 ハギヨシ「お呼びですか?」 京太郎「すいませんハギヨシさん、実はかくかくじかじかで……」 ハギヨシ「そのぐらいお安い御用です、では行ってまいります」 京太郎「お願いします……ハギヨシさんと知り合いでよかった」 京太郎「何かあったときは呼んでくれれば飛んでいきます、とは言ってたけどここまで早いだなんて」 京太郎「頼みますよ……」 ハギヨシ(むふふ、京太郎君の体操服だなんて、妄想と股間が膨らみますね……むふふ) ハギヨシ(さて、目標は……ありましたね) 咲「カン!カン!さらにカン!」 優希「まった!それロンだじぇ!」 和「なるほど、国士無双なら暗カンでもいけますね!」 久(成り行きで参加しちゃってるけど、私部長権限でよく須賀君のにおい嗅いでるのよねー) 咲(次にそれやったらどうなるかわかりますよね?部長) 久(こいつ直接脳内に……!) ハギヨシ「むふふふふ、色々と盛ってる執事に不可能はありませんからね」 ハギヨシ「皆さんが麻雀に集中してて良かったです、あとはトイレにいって……ん?」ピリリリリ ハギヨシ「はい、こちらハギヨシです……どうしましたか?透華お嬢様」 透華『どうしましたか、ではありませんわ!ハギヨシ、今すぐ帰ってきなさい!』 透華『それと……ちゃんと手に持ってるものももって帰ってくること、いいですね?』 ハギヨシ「な、なんですか?私は今手に携帯しかもっておりませんが」 透華『須賀君の体操服がそこにあるんでしょう?今すぐ持って帰ってきなさい!早く!』 ハギヨシ「わ、わかりました……しかたありませんね、ぱぱっと京太郎君の家にいってパンツの1枚でも盗って帰りましょう」 京太郎「お、俺の体操服入れが消えてる……ってことは、ハギヨシさんがやってくれたか」 京太郎「あとは帰ってくるのを待つだけだな……」 ~~~~~~~~30分経過~~~~~~~~~~ 京太郎「お、遅いな……咲たちはさっきからずっと麻雀打ってるし」 京太郎「ちょっとメールでもしてみるか……」 京太郎「今どこですか……っと、送信」 ~~~~~~~~龍門渕~~~~~~~~ 透華「でかしましたわ!ハギヨシ!」 衣「おー、ちゃんと京太郎のにおいがするぞー!やたー!」 一「これぐらいあるなら布もらって僕の服に縫っても大丈夫だね」 純「まさかお前が面積少ない服着てる理由って……まさか」 一「そう、このためと、京太郎君を誘惑するためだよ」 ハギヨシ「では、私はこれにて……」 智紀「ポケットの中、京太郎のパンツが……3つ、ある」 透華「!? ハギヨシ、それを今すぐ出しなさい!」 ハギヨシ「ぐぬ、ぐぬぬ……わかりました」 衣「おー、これは……」 純「オレは体操服はいいや、こっちもらうぜ」ヒョイッ 一「うわぁ……穿く用?」 純「? 当たり前だろ?」 透華「さて、ハギヨシ……よくやってくれましたわ!」 智紀「私もこっちをもらう……」ヒョイッ ハギヨシ(や、やばい……あと1着しかない……これをどう死守しよ……ん?)ピリリリリ ハギヨシ「メール……京太郎君から……!」 ハギヨシ(今どこですか……そういえばあれから30分以上たちますね) 透華「ハギヨシ……このメールはどういうことですか?」 ハギヨシ「じ、実はかくかくじかじかで」 衣「なんだ……衣は京太郎の体操服を着れないのか」 透華「このまま黙っておきたいですが、それはさすがにいけませんわ……返してきなさい!」 ハギヨシ「ハッ!」シュバッ ハギヨシ(仕方がありませんね、10分ほど公園のトイレで時間をつぶしましょう) 京太郎「結局メールかえってきてないな……」 京太郎「仕方がない、部室に戻るか……ん?」 モモ「おぉーっと足が滑ったっスー!」 京太郎「」 モモ「いやー目の前に人がいるとは思ってもいなかったっス!」 京太郎「……こんなとこで何やってですか、東横さん」 モモ「別にステルスして視察とかじゃないっスよ!」 京太郎「は、はぁ……とりあえず、スパイってことですか?」 モモ「一応そうなるっス……でも、なんか今日のリンシャンさん……怖いっス」 京太郎「咲が……怖い?ちょっと見てきますね」 咲「キエテル、キョウチャンノタイソウフク……」 和「コノナカノダレカデショウネ……ホカノダレカガトッテイクナンテオカルト、アリエマセン」 優希「ふ、二人ともー?目が死んでるじぇー?」 久「でも、なんでなくなってるの?京太郎君の気配ならまだ学校内にあるし」 まこ「わしにまかせろい……クンクン、これは龍門渕の執事のにおい!……うっぷ」オロロロロ 京太郎「……ハギヨシさん何やってるんですか」 咲「フーン……そういえば京ちゃんと結構仲良かったよね」 和「そうですねぇ……代わりに取ってもらったと考えるのが妥当でしょうけど」 優希「バカ犬の気配はこの部室の前」 久「絶対持ち逃げしてるわ……」 京太郎(バレてる!?それにハギヨシさん何でもち逃げしてるんですか!?) モモ「ど、どうっすか?怖いっスよね……?」 京太郎「……ちょっとまってくれ、電話かける」 モモ「?……別にいいっスけど」 ピリリリリリリリ ハギヨシ「ハァ、ハァ、京太郎君……うっ!」ピリリリリリ ハギヨシ「これで7発目……そろそろ行かないといけませ……ん?」ピリリリリリ ハギヨシ「はいどうも、こちらハギヨシです」 京太郎『あなたは今、どこにいますか?』 ハギヨシ「……龍門渕ですね、透華お嬢様に絞られていたもので」 京太郎『すぐにこっちにこれます?いやきてください来い』 ハギヨシ「わ、わかりました」 京太郎『ちゃんと体操服も持ってきてくださいね?では』ピッ 京太郎「ふぅ、これですぐきてくれるだろ」 モモ「なんか、今日はいろんな人が怖くなる日っスね……」 京太郎「さっきの俺、変でした?」 モモ「人でもやっちゃいそうな目だったっス」 京太郎「ゔっ……そんな目してたかなぁ?」 モモ「してたっスよ……まぁ、深くは追求しないっす」 京太郎「そうしてもらえるとありがたいです……と、あれはハギヨシさんか」 モモ「? 一体何が見えて……うわっ!?」 ハギヨシ「すいません、遅れました」 京太郎「遅れすぎです、そのせいで……ほら」 咲「どうやってあの執事に地獄を見せてあげようか……ふふふ」 和「そうですね、この紙を亀頭に挟んでシュパッとしちゃいましょう」 ハギヨシ「え、えげつない……」 京太郎「はぁ、自業自得ですね、体操服返してくださいよ」 ハギヨシ「ど、どうぞ……では私はこれで!」 モモ「な、なんだかすごい人っすね」 京太郎「一応執事ですし、あれぐらいできないとだめなんじゃないですかね?」 モモ「お、恐ろしい……それじゃあ私はここら辺で帰らせてもらうっす、というか帰らせて欲しいっす」 京太郎「まぁ、部室から禍々しいオーラでてるしなぁ……途中まで送りますよ?」 モモ「いや、いいっす、私は被害者になりたくないっす!それじゃ!」ドヒューン 京太郎「あ、いっちゃった……まぁあの人ステルス?だし、大丈夫か」 京太郎「でもあそこまで拒否されると悲しいな……」 京太郎「……俺も、帰ろう」 ~~~~~~~~~~~~~~次の日の放課後~~~~~~~~~~~~~~ 京太郎「やばっ、部室で勉強してたから筆箱忘れてきちまった」 京太郎「明日の朝でもいいけど、早いにこしたことはないし、取りに行くか……」 京太郎(あれ?……なんだか部室が騒がしいぞ?) カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6310.html
哩「京太郎、そこに正座たい!」 京太郎「えっ、あっ、はい」 姫子「今日は雑用せんでよかと言ったはずちゃ」 京太郎「嫌でも、俺がしないと…」 哩「そげんなこと誰も聞いとらん!だいたい京太郎は…」 煌「あれは何があったんですか?」 美子「京太郎がまた買い出しとかをすませたみたい」 煌「ああ、それでですか」 仁美「なんもかんも京太郎が悪い」 美子「そげんな事もないと…」 仁美「あると。駄目ちゃ言われとる事をやるのは悪い」 美子「そうやけど…」 哩「聞いとるんか京太郎」 京太郎「き、聞いてますよ!」 姫子「部長、やっぱり一回縛っとかんとあかんとですよ」 哩「そやね…」 京太郎「ちょ、そ、それだけ勘弁してください!!」 仁美「……なんもかんもリア充が悪い」 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4338.html
京太郎「へ、一泊の温泉旅行ですか?」 はやり「うん、知り合いから旅行券もらったんだけど期限が明日までで。今日と明日空いてるんだったらどうかな、と思って」 京太郎「明日も空いてますけど、俺なんかが一緒に行っていいんですか?」 はやり「うん、それが予定が合う人が京太郎くんくらいしかいなくて。一人で行くのは嫌だからついてきてもらいたいなって」 京太郎「ええ、いいですよ。むしろこっちから連れて行って欲しいってお願いしたいくらいです」 はやり「本当!?ありがとう!」パアァ ――― ―― ― 京太郎(なーんてことがあって。現在温泉に浸かってます)カポーン 京太郎「はぁー。貸切の露天で見晴らしもいいし、はやりさんにちゃんとお礼言わないとな」 京太郎「ふぃー。極楽極楽」 ガラガラペチペチ 京太郎「あれ、おかしいな。貸切だから誰も入ってこないはずなんだけど……間違ってるのかな」 京太郎「すみませーん、ここ貸し切ってるんです……けど……」 はやり「へ、京太郎くん!?」パクパク 京太郎「は、はやりさんなぜここに……」 はやり「きゃああっ!?」バタバタ 京太郎「うおおおっ!?」ザブッ 京は「「…………」」 京太郎「もしかしてこれって、混浴ってやつですか」 はやり「みたいだね……ちゃんと説明読んでおけば良かった……」 京太郎「お、俺上がりますよ!先に入ってましたし!」 はやり「ま、待って!はやりはその……大丈夫だから、そのまま浸かっててもいいよ……?」 京太郎「い、いや。まだ軽く流した位なんで今から貸切じゃない屋内の方に行こうかなと……」 はやり「それじゃ、その……背中、流して上げようか……?」 ――― ―― ― はやり「そ、その。痒いとことかないですかー///」 京太郎「だ、大丈夫っす」ドキドキ 京太郎(後ろにはタオル一枚のはやりさん……駄目だ!耐えるんだ俺!) はやり「あ、石鹸が」ツルー はやり「取らないとー」ピタフニョン 京太郎(ああ、そんなにくっついたらオモチの感覚が!?ぐぅぅ、耐えるんだマイサン!) はやり「んー、滑ってなかなか取れないよぅ」ニュル 京太郎「おおぅ!?」 はやり「ひゃぁ!いきなり大きな声出してどうしたの……?」 京太郎「いやその、なんていうか……当たってます」 はやり「へっ、あ、ごめんね!っていうか私なんてことを……」 京太郎「い、いや大丈夫ですよ……はい、石鹸です」 はやり「あ、ありがとう……」 ――― ―― ― チャプ… はやり「はあ、いい湯だねぇ~」ホンワカ 京太郎「そうですね」ホンワカ 京太郎「まぁ一悶着ありましたけど、来てよかったです」 はやり「ふふ、そうだね。こんなに気持ちいい温泉に入っちゃったらね」 京太郎「ゆっくり浸かって行きましょう」 はやり「そうしようかー」 ――― ―― ― その後、恋人同士と勘違いした中居さんの手により布団が1つしか用意されなかったり料理も恋人向けになったり色々あったけど小ネタの内容が露天風呂だからここでは詳しくは語らない カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6260.html
朝 日曜日 京太郎「ふわぁ…あれ…ああそういえば一緒に寝たんだったな」 京太郎「朝ごはんを作るか」 京太郎「起こすのも悪いし一人で作るか」 ガチャ…バタン… カピー「パカパカ(ドッペルゲンガーがここまで成長したか…まあ、それも運命か。主の鋼の精神(笑)がどこまでもつか見ものだな。手を出したらロリコンとよんでやろう」 マホ「わふぅ…zzz」 昼 京太郎「マホがパソコンで中学の友達と喋ってるからパソコンは使えないな」 カピー「パカパカ(どうした?」 京太郎「いや、なんかこう久しぶりだと思って」 カピー「パカパカ(私からしたらこのペースでいいんだがな」 京太郎「いや、この抽選券を手に入れてな」 カピー「パカパカ(ホームラン全く…デタラメだな」 京太郎「褒めるなよてれるじゃないか」 カピー「パカパカ(褒めてない」 カピー「パカパカ(結果だ」 カピー「パカパカ(また主にはいらないものばかりだな」 京太郎「でもまあ、もらえるだけいいだろ」 カピー「パカパカ(そうだな…麻雀の本はドッペルゲンガーにでも渡すといいぞ」 ーーーーーーー、 昼2 京太郎「どうしようか」 京太郎「出かけるか」 京太郎「バッティングセンターは疲れるからゴルフに来て見たが…なになに…網にぶち当てたら豪華商品だと。狙うしかないな」 京太郎「昔よんだ漫画の通りに打つと確か…チカラを抜いて笑顔を作って振り抜く」 カーーーーン… 京太郎「おう…凄く飛んだぞ」 バシュ…網に直撃 京太郎「あっ、当たった…」 店員「おめでとうございます。これが景品になります」 よる 京太郎「もしかしたらスポーツの才能があるのかもしれない…まさかな」 京太郎「マホに麻雀を教えるか」 マホ「よろしくお願いします!」ニコニコ 京太郎(そういえばアイテムを使えって言われてたな) 京太郎(どれを使おうか) 京太郎(これにしとくか) マホ「それなんですか?」 京太郎「これは義姉さんが書いた麻雀の参考書だな」 マホ「参考書?」 京太郎「そうだ。理解すれば強くなるぞ」 マホ「ほ、ほんとうですか!」 京太郎「おう。わかり易くおしえてやるからな」 京太郎「ここでこれを切ると見えない圧力が下家にかかるから…」 マホ「あっ、だからこれを切る…す、凄いです!」 京太郎「いやまあ、マホもそのうち簡単にできるよ」 マホ「ほ、本当ですか?」 京太郎「嘘をついても仕方ないだろ」 マホ「が、頑張ります!」 マホ「あ、あの今日もいいですか?」 京太郎「また一緒に寝るのか?」 マホ「……」頷き 京太郎「……」 京太郎「別に構わないぞ」 マホ「やった!これからもいいですか?」 京太郎「まあしかたないからな」 マホ「ありがとう!京お兄ちゃん!」 ギュ…抱きつき 京太郎(夏場のパジャマだから生地がうすい…柔らかい…これ間違ったかもしれない) 京太郎(ゴルフで疲れたのかな…眠いや…z.zz) マホ「…zzz」 カピー「パカパカ(寝顔はそっくりだな」 月曜日 朝 京太郎「……眠い」 カピー「パカパカ(抽選券が手に入ったらくるんだな」 京太郎「…すまん」 カピー「パカパカ(ふん…まあいいがな」 カピー「パカパカ(特別抽選券…またややこしい物を手に入れたな」 京太郎「ゴルフで貰ったんだ」 カピー「パカパカ(常人は六番アイアンで250ヤードも飛ばせないと覚えておけ」 カピー「パカパカ(結果だ…またややこしいのを手に入れたな」 京太郎「愛欲の鎖ってなんだ?」 カピー「パカパカ(質問しにこい。今は答える気分じゃない」 京太郎「カピー…」 カピー「パカパカ(わかっている。ドッペルゲンガーの相手くらいしてやろう」 京太郎「すまんな」 ーーーーーーーーー 昼 京太郎「どこで食べようか」 京太郎「さ、さみしくなんかないんだからな…次は部室で豊音と食べようかな」 ーーーーーーーー 放課後 部室 京太郎「どうしたものかな」 エイスリン「トックン!」 京太郎「今日は基礎をやってみるか」 エイスリン「うん!」 帰り道 京太郎「そういえばさ、俺の家に女の子が来たんだよ」 エイスリン「えっ?」 京太郎「義姉さん達の恩師の子なんだけどさ…」 エイスリン「そ、それで?」 京太郎「麻雀の基礎を教えないといけないんだ」 エイスリン「えっ?」 京太郎「健夜義姉さんが言ってたんだけどな基礎ができないとやばい事になるっぽいんだ…だからさ…力を貸してくれるか?」 エイスリン「麻雀を教えればいいのかな?」 京太郎「そうだ」 エイスリン「よ、良かった…それくらいなら大丈夫だよ」 京太郎「ありがとう、エイスリン。ところでさ」 エイスリン「ナニ?」 京太郎「日本語ペラペラなんだな」 エイスリン「あっ…」 夜 京太郎「もうすぐ夏休みだな」 京太郎「智葉さんを誘ってみるか」 智葉「暇なのか?」 京太郎「勝った。たかみーさんは初手に字牌しか切ってないけど能力持ちなんだろうな。ウィスが着てるな」 京太郎「たかみーさんからだな」 たかみー「一位おめでとうございます」 京「ありがとうございます」 たかみー「あわあわが言ってた通り強い人ですね」 京「あわあわさんと知り合いなんですか?」 たかみー「ええ。貴方に負けた次の日は荒れてますから」 京「そうなんですか…なんかすいません」 たかみー「かまいませんよ。また良かったら打ってくれますか?」 京「此方こそお願いします」 ーーーーーーー 就寝前 京太郎「あれ、もう部屋に来てたのか?」風呂上がり マホ「は、はい!」真っ赤 スッ…雑誌をベッドの下に隠す マホ(ま、まさかあんな本があるなんて思わなかった!) 京太郎「とりあえずもう遅いし寝るか」 マホ「寝る?え、エッチなのはいけないと思います!」カァァ 京太郎「何言ってんだ?」 マホ「うわぁぁ…な、なんでもないです!」 マホ(お、落ち着いて私) 京太郎「…zzz」 マホ「……もう寝てしまったんですか?」 ツンツン… 京太郎「…っ…zzz」 マホ「男の人は溜まるってさっきの本に書いてたけど…何が溜まるんでしょう?それにマホの頭やお腹は熱いし…全部京お兄ちゃんのせいです」 ぎゅう…抱きつき マホ「温かい…京お兄ちゃんはマホとあんな事したいのかな?…マホは別に…構わない…zzz」 朝 京太郎「…なんで抱きつかれてるんだ?」 京太郎「とりあえず起こさないようにしてと…マホの昼ご飯も作っておかないとな」 ーーーーーー 昼 京太郎「どうしようか」 京太郎「……zzz」 ーーーーーー 放課後 部室 京太郎「また寝てしまった」 胡桃「京太郎、全国の譜面をチェックするから手伝って貰っていいかな?」 京太郎「了解です」 胡桃「…この阿知賀の人、特徴的だね」 京太郎「染めてに寄ってる訳でもないですから、多分妹と一緒です赤い牌が来やすいんだと思うな」 胡桃「赤い牌…確かに中や赤ドラもきてるね」 京太郎「厄介な相手になりそうですね」 ーーーーー 帰り道 京太郎「なあ塞、頼みがあるんだけど…」 塞「待って当ててあげようか、その頼み」 京太郎「えっ?」 塞「京太郎の家に居る女の子に麻雀を教えてあげればいいんだよね?」 京太郎「そ、そうだけどなんで…ああ、エイスリンから聞いたな」 塞「うん。水臭いよ京太郎。私達仲間なんだから困った時は頼ってくれないと」 京太郎「ごめん…」 塞「皆知ってるからビシビシ教えられるよ」ニコニコ 京太郎「お、おう…」 京太郎(ある意味、マホにとったら地獄かもしれないな) ーーーーー 夜 京太郎「…昼間寝たからか身体が軽いな」 京太郎「アイテムはどうしようかな」 マホ「今日もよろしくお願いします!」 京太郎「今日は本無しで落ち着いて打つ練習だな」 マホ「はい!」 マホ「…ここ」 コトン… 京太郎(和の打ち方にそっくりだな) マホ「こんな感じでいいですか?」 京太郎「ああ、最初の頃に比べて格段に良くなっなってきてる」 マホ「ほ、本当ですか!」 京太郎「嘘は言わないぞ」 マホ「やったー!」 ーーーーーーー 就寝前 ガチャ… 京太郎「さっさと寝る…あれ…」 マホ「えっ…?」手に妹物の秘蔵本 京太郎「な、なんでそれを…」 マホ「こ、これは違うんですー!!」真っ赤 五分後 リビング 京太郎「とりあえずあの…すいませんでした!」土下座 マホ「お、お兄ちゃんは悪くないです!」 京太郎「いやでも…あれは…」 マホ「それよりも聞きたい事があります」カァァ 京太郎「聞きたい事?」 マホ「お兄ちゃんはマホとあんな事がしたいんですか?」カァァ 京太郎「えっ?」 マホ「だからお兄ちゃんはマホとセックスがしたいのか聞いてるんです!」カァァ 京太郎「したい」 マホ「っ…!」カァァ 京太郎「って答えたらどうするんだ?」 マホ「えっ?」 京太郎「マホ、大事な事だから言っとく。男は皆、等しく狼だ」 マホ「京お兄ちゃんも?」 京太郎「そうだ」 マホ「それじゃあ…マホの事を…」 京太郎「それはしない」 マホ「マホに魅力がないからですか?」 京太郎「…マホは魅力的な女性だ。でも俺はマホを養う金も権力もないただの学生だ」 マホ「えっと…どういう事?」 京太郎「もし俺がここでマホを抱いて妊娠したらどうする」 マホ「妊娠?」 京太郎「そう妊娠だ。中学生の出産なんて世間は認めないし、俺やマホがその子を自分の手で養っていくには若すぎる」 マホ「その通りです…でもマホはお兄ちゃんとなら…」 京太郎「二年後だ。二年後、俺が18でマホが16になる時にマホがその気持ちのままならもう一度話し合うべきだ」 マホ「でもお兄ちゃんが他の人と交際してたら?」 京太郎「…諦めろ」 マホ「そんなのってないです!」 京太郎「そうだマホが好きな俺はただのクズなんだ…」 マホ「うわぁぁぁああん」泣き出して 京太郎「ごめんなマホ」 マホ「……zzz」泣きつかれて眠り 京太郎「ごめんな、マホ」 パタパタ…足音 カピー「パカパカ(酷な断り方をするな」 京太郎「…マホは岩手に来て俺しか頼れないから錯覚してるだけだ」 カピー「パカパカ(それでももう少しまともな断り方があっただろう」 京太郎「そうか?」 カピー「パカパカ(ああ…人の好意には相変わらず弱いな」 京太郎「そうかもしれないな」下を向いて カピー「パカパカ(ふん…まあいい。義姉の部屋にさっさとその小娘を運べ。私が面倒を見ておいてやる」 京太郎「助かる」 カピー「パカパカ(これは貸しだ。まったく、主は世話がやける」 京太郎「カピーには頼りっぱなしだな」 ーーーーーーー 良子部屋 カピー「パカパカ(この娘も難儀だ。主に薬を盛られるかさっき以外の道なら今ごろ抱かれていたのにな…運命とは皮肉だな」 マホ「お兄ちゃん…zz」 カピー「パカパカ(仕方ない…縁を結んだあやつのためにも少しだけ力を貸してやるか」 カピー「パカパカ(夢見でいいか…面倒だからな。惚れた男の過去だ知っておいてそんはないだろ。あの賢母も知って居る事だしな…いや、ならもう一つ奥を観せておくか。今週末長野に魔王や満月に出会いそれを糧にさせるか…」 ビン… マホ「っ…」 朝 京太郎「……はぁ…」溜め息 京太郎「カピー、マホは…」 カピー「パカパカ(安心しろ爆睡してる。あれは昼過ぎまで起きないぞ」 京太郎「そ、そうなのか」 カピー「パカパカ(つまらん事を聞くなよ。あの小娘の事とか特にだ。振ったのに相手に幻想を魅せるな。それは正真正銘のクズだ。主の行動は間違いでは無かったが最善でもなかった。それが全てだ。それでなにが聞きたい?」 京太郎「ならあの鎖についてきかしてくれ」 カピー「パカパカ(あれは一種の増強剤だ」 京太郎「どういう意味だ」 カピー「パカパカ(そのままの意味だ。対象にした相手のある感情を爆発的に増加させ繋ぎとめる。ただそれだけの事だ」 京太郎「それは悪意とかの類いなのか?」 カピー「そうと言えばそうだが害は無い。使用者以外はな」 京太郎「対象者じゃなくて使用者に害があるのか?」 カピー「パカパカ(好きでも無い牝犬が発情してたら困るだろ?」 京太郎「笑えない冗談だな」 カピー「パカパカ(冗談に聞こえるなら冗談なんだろう。知らない方がしあわせな事もあるからな」 830 名前: ◆qV6dwdDny6[saga] 投稿日:2013/12/24(火) 05 29 23.86 ID UuXEvxUVO [1/39] 昼 京太郎「どうしたものかな」 部室 豊音「元気ないね」 京太郎「そう見えるか?」 豊音「うん。顔が暗いもん」 京太郎「そうか…」 豊音「噂の女の子の事かな?」 京太郎「そんなところ…自分の不器用さに呆れてただけだ」 豊音「…京太郎は優しすぎるからね。流されたらラクなのに立ち止まる覚悟がある」 京太郎「俺だって流され易いぞ」 豊音「うんうん、それはないよ。結局、覚悟を決めて行動してるよ。だからその女の子の事もそうした結果なんだと思う」 京太郎「……」 豊音「その子もきっと気付いてくれるよ。京太郎が伝えたかった事」 放課後 部室 京太郎「なにをしようか」 シロ「元気ないね」 京太郎「…すまん」 シロ「別にいい。ただちゃんと教えてね」 京太郎「おう、まかせろ」 ーーーーーーーー 帰り道 胡桃「……」 京太郎「……」 スタスタ… 京太郎「何も聞かないんですか?」 胡桃「うん。話してくれないでしょ」 京太郎「すいません」 胡桃「いいよ、別に。慣れてるから」 京太郎「慣れてる?」 胡桃「結婚式の時も両親に挨拶に行く時もそんな風だったからね」 京太郎「結婚式?」 胡桃「な、なんでもないよ!」 京太郎「でも…」 胡桃「は、早く帰ろうよ!」 ぎゅ…手を握って走り 京太郎「ちょっ、待ってください」 夜 京太郎「……」 京太郎「ハオにメールしてみるか」 From 慧宇 なにかあったんですか? 京太郎「文面でばれたのか?…大丈夫、特に何もなかったぞ」 From 慧宇 それだったらいいんですが…何かあったら言ってくださいね。 京太郎「ああ、そうさしてもらうよと……周りの女性は勘がよすぎないか?」 ーーーーーー 慧宇「やはり岩手に行くべきなんでしょうか?」 就寝前 京太郎「義姉さんの部屋で寝たみたいだな…カピーも居るし大丈夫だろ」 木曜日 朝 京太郎「…どうしようか」 京太郎「お弁当を作るか…マホにもお昼じゃなくてお弁当にしとくか。気分転換になるだろうしな」 ーーーーーーーーーー 昼 京太郎「どうしようかな」 京太郎「熱い……間違ったな」 ーーーーーーーーーー 放課後 部室 京太郎「どうしたものか」 京太郎「今日はオカルトの 強化だな」 塞「うん。豊音や京太郎と比べると能力の競り合いになったら若干だけこっちが弱い気がするから」 京太郎「そんな気はしないんだどな…」 塞「私はするの」 京太郎「わかった…まあ、教えられる事は教えるよ」 帰り道 胡桃「……まだなにもしてないみたいだね」 京太郎「ああ…なんかこうどうすればいいのか解らない」 胡桃「方法は思いついてるの?」 京太郎「いや全く…」 胡桃「なら待つしかないよ」 京太郎「待つ?」 胡桃「うん。何も思いつかないなら相手の行動を待つしかない」 京太郎「…それしかないのか」 胡桃「うん。押してダメなら引くしかないよ」 夜 京太郎「待つのか…」 カピー「パカパカ(落ち込んでいるな」 京太郎「カピーか…マホは?」 カピー「パカパカ(明日の準備で忙しいみたいだぞ。それに主も明後日には北海道だ」 京太郎「何がいいたい?」 カピー「パカパカ(何も。ただ主も人になり始めたと思ってな」 京太郎「俺は元々人だぞ」 カピー「パカパカ(そうだったな」 京太郎「胡桃とイチャイチャしたい」 カピー「パカパカ(はっ?」 京太郎「だからイチャイチャ…」 カピー「パカパカ(いやだからそんな願いじゃなくてもっとこう、具体的なのをな」 京太郎「じゃあなんだったらいいんだ」 カピー「パカパカ(知るか、考えろ。抱きたいでもなんでもいいだろ」 京太郎「いや、お願いで抱きたいはないだろ。そうだな…でもまあ、そうだな…繋がりをくれ」 カピー「パカパカ(いやいや、そっちの方がよっぽど…」 京太郎「カピーが言えって言ったんだろうが!」カァァ カピー「パカパカ(……ふん、男が考える事は女よりメルヘンだから困る。まあいい二個分だ、その一個先にしてやろう。開ける事が無いはずのパンドラの箱だ。開けてみようじゃないか」ゴゴゴゴゴ… 京太郎「な、なんでそんなに張り切ってるんだろう」 カピー「パカパカ(こんな楽しい事、頼まれないとできないからな」 バン… マホ「…マホはどうしたらいいんでしょう?」 ーーーーーーーーーーー 朝 京太郎「…何があったんだ」 京太郎「…朝御飯だな。終業式だからお弁当がいらないしな」 京太郎「いってきます」 ガチャ…バタン… スッ… マホ「行きましたか?…これでいいのです」ポロポロ カピー「パカパカ(ふん…不器用だな」 マホ「それじゃあね、カピー。また会えたらよろしくね」 カピー「パカパカ(月曜日には会えるだろ」 マホ「やっぱり何か喋ってるのかな?」 昼 京太郎「終わった…明日から北海道旅行だからなどうしようか」 京太郎「部活に顔を出してからにするか」 ガチャ… 京太郎「こんにちは」 塞「あれ京太郎、今日きたんだ」 豊音「これで四人だよ!」 エイスリン「ソウダネ」 京太郎「シロと胡桃は?」 塞「シロも胡桃も用事だって」 京太郎「そうなのか」 京太郎「明日から夏休みだな」 豊音「うん…インターハイまでもうすぐだよ」 京太郎「そうだな」 豊音「祭りだよ。皆で楽しまないとね」 京太郎「楽しんで勝つ」 豊音「うん、私達が男女最強だよ」ニコニコ 帰り道 繁華街 京太郎「明日は空港集合だったよな」 白望「うん」 京太郎「あれ、用事だったんじゃないのか?」 白望「買い物してた」 京太郎「ああ、まだあるのか?」 白望「もう終わった」 京太郎「そうか」 白望「楽しみにしてるから」 京太郎「明日か?」 白望「うん。二人だけだから」 京太郎「…待て、それを言うとなんか恥ずかしいぞ」カァァ 白望「わざと…だるい…」 ギュ…おんぶ 京太郎「あーもう、なんかずるいぞ」 白望「気のせい。」 夜 京太郎「…ふぅ、やっと準備が終わった」 京太郎「モモを久しぶりに誘ってみるか」 桃子「久しぶりに誘われたっすよ!」 京太郎「みほこさんに負けた…てかこれ、美穂子じゃないのか?モモからスカイがきてるな」 桃子「残念だったっすね」 京太郎「ああ、モブさんを操られたな」 桃子「そうっすね。見事に試合をコントロールされたっす」 京太郎「だが次は勝つ」 桃子「私が勝つっすよ」 京太郎「ああ、モモ。遅れたが個人戦出場おめでとう」 桃子「ありがとう…京太郎も岩手一位おめでとうっす」 京太郎「ありがとうな。東京で会えるな」 桃子「そうっすね。その時にまたご飯でも行くっす!」 京太郎「それもありだな」 菫「なんだまた来たのか?」 カピー「パカパカ(来てやったの間違いだろ!私は暇人じゃないんだぞ」ジタバタ 菫「まてまて、今日は和菓子があるぞ」ゴソゴソ カピー「パカパカ(わ、和菓子……仕方ない待ってやろうではないか」 菫「ほらあった。それにしてもお前は何処からここに来たんだ?」 パク…もぐもぐ カピー「パカパカ(私に不可能はない!」ポロポロ 菫「こら、口にいれすぎだ馬鹿者」 カピー「パカパカ(す、すまない…」ショボーン 菫「しょぼくれるなら最初からゆっくり食べればいい」 ナデナデ カピー「パカパカ(和菓子が悪い」 菫「…今、どうせ和菓子が悪いとかおもったんだろ」 カピー「パカパカ(なぜばれた」 菫「カピバラがそんな事を思わないか。まあ、ゆっくり食べろよ。私は宿題をしてくるからな」 カピー「パカパカ(頑張ってこい。私はそろそろ帰るからな」 菫「明日はシュークリームだからな」 カピー「パカパカ(よし明日、願い事を叶えてやろう」 サイドストーリー 夢乃マホの合宿 マホ「久しぶりです!」 優希「久しぶりにムロマホコンビを見たジェ」 和「お久しぶりですね」 マホ「今日は呼んでくれてありがとうございます!」 ムロ「さっきまであんなに落ち込んでたのに…もう立ち直ってるよ」 優希「落ち込んでた?」 ムロ「はい、岩手で何かあったみたいなんですよ」 咲「岩手?」 和「なんでマホが岩手に行ってたんですか?」 ムロ「それは…家庭の事情とだけ聞いてるんですが」 マホ「あぅ…それは言えないんです」 優希「なら岩手で何があったか話すんだじぇ」 マホ「振られたんです…」 和「えっ?」 マホ「告白して振られたんです、マホ…」 一同「えっ、ええええ!!」 和「つまり合宿先のお兄さんに告白したら断られて、挙句にいま言った事を言われたんですか?」 マホ「はい…」ショボーン 優希「どうしようもない奴だな、そいつは」 ムロ「最低な人だな」 久「最低って人より大人よね」小声 まこ「そうじゃの…立派な大人じゃ」小声 咲(なんでだろう…京ちゃんが思い付く) 和「……その人は須賀京太郎って人ですか?」 マホ「えっ、なんでそれを…」 和「やっぱり…」 咲「京ちゃんだったんだ」 和「私は須賀君が間違ったと思いません」 マホ「えっ?」 ムロ「な、なんでですか!」 和「それは私の口から言っても意味がないです。マホが気付かないと意味がない…じゃないと須賀君が可哀想です」 マホ「あぅ…」 優希「のどちゃんは手厳しいんだじぇ」 和「私が言えるのは考えなさいって事だけです」 マホ「わ、わかったのです…」 和「それじゃあ、打ちましょうか。それが目的ですから」 マホ「は、はい!」 東一局 一同「よろしくお願いします!」 ムロ「久々にマホのタコスぢからがみられるね」 マホ(タコスの味…懐かしいです。ですが今のマホは姫君なんです!)ゴゴゴゴゴ… 咲「ひっ!」 妲己発動! マホ「ツモ、16000オールです」 咲(東初に高打点…優希ちゃんに似てるけど何か違うような) 東一局一本場 マホ(次は…妖怪) 月光発動! ムロ「ムッ…」 和「立直」 マホ「追っかけるよー、立直」 和「……」 コトン マホ「ロン、4200です」 東一局二本場 マホ「…もしかして宮永先輩が待ってるのって白ですか?」 咲「えっ?」 マホ「マホ、嶺上でツモれる気がします。カン!」 ギュン…ボッ… マホ「嶺上開花ツモドラ6…8200オールです」 咲「えっ?」 マホ「マホの勝ちです」 マホ「マホが勝ったのです!」 久「聞いてたとの違うわね」小声 まこ「ああ…これは魔物じゃ」小声 優希「マホが強くなったな!」 ムロ「長野の県大会が終わってから急にレパートリーが増えたんです」 マホ「♪~」 咲「…」ブルブル 久「でもそれは好都合よ。全国に行く前に魔物クラスと打てるんですから」 和「次は負けません」 マホ「マホだって頑張ります!」 マホ「あぅ……」真っ白に燃え尽きており 久「19局で燃え尽きたわね」 和「そこから後はチョンボとまではいきませんがミスが目立ちましたね」 咲「健夜さんや良子さんの能力もあったよ…」 優希「マホがこんなに成長するなんて思ってもみなかったじぇ」 まこ「そうじゃの…二試合は凌げる能力ばかりじゃったし…何よりどれも強力なのがタチが悪い」 久「その度に最善を引いてるみたいだし将来が楽しみね」 和「はい…私達も負けてられません」 優希「そうだじぇ、マホに負ける訳にはいかないんだじぇ」 咲「わ、私だって負けないよ!」 久「特訓頑張らないとね」 早朝 京太郎「よし、空港に向かうか」 朝 空港 京太郎「あれシロが先に居る」 白望「ダルい」 京太郎「もしかして始発できたのか?」 白望「うん」 京太郎「な、何があったんだ」 白望「寝れなかったから電車で寝てた」 京太郎「……おんぶしてやる」 白望「ありがとう…」 ギュ… 白望「ダルくない…」 昼 札幌 京太郎「先にチェックインをすますか?」 白望「どっちでもいい」 京太郎「こっちは比較的に涼しいしな。どうしようかな」 京太郎「先にチェックインをすますか」 白望「うん」 ーーーーーーー 白望「ここ」 京太郎「……どうやったんだ?」 白望「悩んで福引で当てた」 京太郎「な、なんだって…」 白望「一番良い部屋だよ」 京太郎「えっ…別々部屋なんじゃ」 白望「違う」 京太郎「まさか最初から…」 白望「ダルい…」 ホテル最上階 白望「広い」 京太郎「ベッドが一つしかないんだが」 白望「問題ない」 京太郎「いや、俺からしたら…」 白望「問題ない」 京太郎「……今回だけだぞ」 白望「うん」 京太郎「それでどうする?何処で飯を食べる?」 白望「…」 白望「外」 京太郎「ホテルじゃないんだな」 白望「うん…せっかくだから」 京太郎「その代わりおんぶで移動なのか?」 白望「……手でいい」 ギュ… 白望「悪くない」ニコ 京太郎(やばい、シロが可愛い) 白望「それじゃあ行こうか」 京太郎「お、おう」 スタスタ 白望「ジンギスカン」 京太郎「えっ?」 白望「あそこ」指をさして 京太郎「ジンギスカンを食べるのか?ランチもやってるみたいだが」 白望「うん」 京太郎「…歩き疲れたんだろ?」 白望「それもある」 京太郎「はぁ…まあ、いいか」 白望「美味しいから大丈夫」 京太郎「行った事があるのか?」 白望「二回だけ」 京太郎「北海道に結構行ってるんだな」 白望「…まあね」 白望(家族としかきた事がない…) 京太郎「それなら味も期待できるな」 白望「…ダルい」 京太郎「結構量があるんだな」 白望「うん」 ジュウ… 京太郎「俺が焼かなくていいのか?」 白望「大丈夫」 ジュウ…ジュウ…スッ…皿によそい 京太郎「あ、ありがとう」 白望「食べないの?」 京太郎「いや、シロにこんな事してもらえるなんて思わなかったから」 白望「いつものお礼。世話してもらってるから」ニコ 京太郎「おっ、そ、そうか」カァァ 白望(……想定通り) 昼2. 京太郎「飯も食べたしどうする?」 白望「……」 白望「観光しよう」 京太郎「…ホテルに戻るって言うと思った」 ギュ… 白望「そんな事言わない」 白望(一瞬迷ったけど) 京太郎「何を見にいく?時計台や動物園とかもあるしな」 白望「何処でもいい」 京太郎「……」 京太郎「動物園に行くか」 白望「旭山?」 京太郎「いや近くに円山動物園ってのがあるらしい」 白望「……行くの?」顔をすこし歪めて 京太郎「嫌だったか?」 白望「うんうん…ただ、嫌な予感がしただけ」 京太郎「嫌な予感?」 白望「気のせいだった…行こう」 京太郎「お、おう」 白望(……会うはずがない。あの女なんかに) ーーーーーーーー 動物園 京太郎「世界の熊館にフクロウ…どれから行く?」 白望「どれでもいい」ぐだぁ 京太郎「はは…おんぶするよ、シロ」 白望「別に…」 京太郎「はいはい、疲れてるんだろ」 ギュ… 白望「…ありがとう」 京太郎「凄え、まじでいろんなクマがいる」 白望「野生を感じない」 京太郎「なんだそれ。野生のクマがこんな所にいたら問題だろ」 白望「そうだね…戦ったら勝てる?」 京太郎「…素手なら無理だな」 白望「…ナイフがあるなら?」 京太郎「よく解ったな。三割は増えるな」 白望「戦う前に逃げる」 京太郎「それが最優先だな。でも誰かを護るなら勝つさ…なんてな」 白望「京太郎なら大丈夫」 京太郎「買いかぶりすぎだぞ」ワハハ 白望(豊音の村に行った時に倒してた……ナイフ三本で……死にかけてたけど) 夕方 京太郎「動物園はたまにくると楽しいな」 白望「そうだね」おんぶされており 京太郎「晩飯にはまだはやいしな。どうする?」 白望「……」 白望「これがある」野球のチケット 京太郎「野球観るのか」 白望「動かなくていいから」 京太郎「…なんとなくわかった」 札幌ドーム 京太郎「今から始球式みたいだな」 白望「うん」 解説「今日、始球式をしてくださるのは女子麻雀トッププロの一人、 野依理沙さんです!」 観客「わぁぁぁぁあ!」 京太郎「はっ?」 理沙「頑張る!」ピッチャーマウンドに立っており 白望「ダルい…」 京太郎「な、な、なんでいるんだ」 理沙「ふん!」 ひゅー……バシ… 京太郎「ど真ん中に投げれてる」 理沙「ふん!」 ヒュッ…バシ 白望「スピードが上がってる」 理沙「最後!」ぷんすか シュン…バシュ… 審判「ストラーイク、バッター、アウト!」 理沙「やった!」 京太郎「……意外な特技だ」 白望「そうだね」 京太郎(後でメールしとこう) 楽天の勝ち 京太郎「完封か…さすがだな田中投手」 白望「……zzz 」 京太郎「つまらなくなって寝たな」 白望「京太郎…zzz」 京太郎「はぁ…ホテルに戻るか」おんぶして ーーーーーーー ホテル 部屋 京太郎「ほらついたぞ、シロ」 ボフ…ベッドの上にシロを降ろす 白望「眠い…」うとうと 京太郎「いやいや、とりあえず靴を脱げ」 白望「脱がして貴方…」 京太郎「貴方って、寝ぼけすぎだろ」靴を脱がす 白望「…みんなはどうしたの?」うとうと 京太郎「皆って俺とシロしかいないぞ」 白望「娘達は……zzz」 京太郎「娘ってなんだ…てか、おいシャワーを浴びろよ」 ゆさゆさ 白望「…zzz」 京太郎「駄目か…先にシャワー…いや、飯を確保してくるか」 白望「…京太郎…zzz」 京太郎「?」 白望「今年も……お墓参り……zzz」 京太郎「えっ?」 白望「二人で……zzz」 京太郎「なにを言ってるんだ?」 白望「…うん……愛してるよ……zzz」ニコ 京太郎「っ!……落ち着け…外の空気を吸ってくるか」 ホテル 外 京太郎「あれキグルミが風船を売ってるだと…」 バク「いらっしゃい…おや、迷い込んだみたいですね」 京太郎「迷い込んだ?」 バク「……気にしなくていいですよ。それでここで会ったのも何かの縁だ。一つ幸運を買わないかい?」 京太郎「幸運をですか?」 バク「ああ、この風船には幸運が詰まってる。にいちゃんが対価を払ってくれた分だけ私は幸運をにいちゃんに売ろうじゃないか」 京太郎「対価…広島の人と同じか」 バク「広島?侑子さんと縁があるのかい?」 京太郎「いや、店主にってよりカピーが…」 パク「カピー…まさかにいちゃんあの方の主か!」 京太郎「あの方がカピーならそうです」 パク「かぁ…奇縁だ。にいちゃん、あんたに要求する対価は一つだ。あんたの夢をくれないか?」 京太郎「夢?」 バク「ああ、あんたの視る夢を悪夢をくれ。そうしたら最高の幸運をあんたにやろう」 京太郎「悪夢で幸運が貰えるんですか?」 バク「ああ」 京太郎「……」 京太郎「すいませんがお断りします」 バク「…そうかい残念だ。にいちゃんの夢はさぞ美味かっただろうな」にたぁ 京太郎「悪夢だろうが夢は大切ですから」 バク「流石はあの方の主だ…なら一つこれをやろう。にいちゃんとの縁は大切にしたいからか」風船を一つ渡し 京太郎「これは?」 バク「他人の夢を視る夢が詰まってる」 京太郎「なんですかそれ?」 バク「まあ、そろそろ時間が迫ってるし持っていたら解るさ」 京太郎「えっ?」瞬きをして バチん… 京太郎「居ない…でも風船はあるんだな」 夜2 ホテル 部屋 ガチャ… 京太郎「起きてるかシロー」 白望「…zzz」 京太郎「寝てるな…もうとりあえずおにぎりとか買ってきたんだけどな。まあ、シャワーを浴びて寝るか」 ーーーーーーー 就寝前 京太郎「…この風船は意味があるんだろうか?」 入学式 男「そんなに硬くならなくていいだろ」 少女「か、硬くなってない」 男「安心しろ母さんはきちんと来るぞ」 少女「…本当?」 男「ああ。来るって言ってたからな」 少女「でも大切な試合があるんじゃないの?」 男「はは、娘の入学式より大事な事なんてない。」 わしゃわしゃ… 少女「でもお母さん…一緒に来てくれなかったよ?」ウルウル 男「母さんを信じろ。家族の中で一番しっかりしてるだろ」 少女「うん…そうだね」 男「だろ」 少女「でも胡桃お母さんもしっかりしてるよ」 男「おう…」 少女「エイスリンお母さんだってしっかりしてる…」 男「そ、それでも母さんはしっかりしてるだろ」 娘「…そうだね。お父さんを独占できるからいいけど」 ギュ… 男「ああ娘は可愛いな」 女「楽しそうだな?」 男「おっ、来たか」 娘「お母さん!」 ダッ…ギュ…抱きつき 女「待たせたな」 なでなで 少女「うん、私待ってたよ」ニコニコ 男「それじゃあ行こうか」 女「ああ、京太郎もすまなかっな」 男「いや智葉が…」 バチん…… 京太郎「はっ…あの夢ってまじなのか?…あれでも風船が割れてる」 白望「……zzz」 京太郎「もう一回寝よう」 ーーーーーー 智葉「な、なんだったんだ今の夢は?」 早朝 ??「……」 白望「……朝?」 京太郎「……zzz」ソファーで寝ており 白望「…野球で寝たのか。失敗した」 クンクン…体の匂いをかいで 白望「シャワー浴びないと…」ノソノソ 「寒い…」 クーラーの風が体を冷やしていく。下着姿のままで服を取りにきたが京太郎はまだ寝たままだ。 ??荷物に向けていた身体を京太郎の方に向けて歩き出す。 「…すぅ…すぅ」 ?何度も見た事があるはずの寝顔を彼はしていた。中腰になりながながら彼の顔に頭を近づける。 (なんでこんなに好きなんだろう) ゆっくりと顔を近づけながら私はそう思った。 初めて出会ったのがGWの時。公園で彼と初めて出会った時の印象は今も覚えている。その印象の通りに彼は優しかったし豊音達とも仲良くしていた。 もう会う事もないと思っていた。だけど二週間後に彼は転校してきた。嬉しかったし柄にも無く運命かもしれないと思った自分が恥ずかしい。 「三回結婚したから?」 一回目は宮守の皆と。二回目は12人と。三回目でようやく一人で結婚ができた。夢の様な記憶に想いを馳せる度に考える。 なぜ、記憶が存在するのだろうか。 当たり前の様に受け入れてる事だがどう考えてもおかしい。例えるならTVの内容を覚えている感覚に近い。結婚して、子供が産まれて…人生の中でこれから経験して行く事を私は記憶している。それが嫌だとは思わないし、気持ち悪いと思った事もない。 ただ寂しく思う。 誰よりも共有したい人が忘れている。 誰よりも話をしたい人が知らないでいる。 一方通行の片思いが嫌なんじゃない。 私はただ寂しい。 愛してると言ったあの言葉も。 娘達が産まれたあの瞬間も。 最後を迎えたあの日の事も。 全てが嘘だったと思ってしまう自分がいる。 「京太郎…寂しい」 目から涙が流れる。頬を伝い覗き込んでいた彼の顔に落ちる。 「泣いてるのか?」 どうやら彼を起こしてしまったみたいだ。涙を手で拭う。 「うんうん…髪が乾いてないだけ」 彼にこの感情をぶつける訳にはいかない。ぶつけたら彼は多分、信じてくれる。そして私を受け入れてくれるだろう。だけどそれはただのエゴ。誰も幸せに慣れない。 「…嘘だな」 「えっ?」 彼の言葉に反応してしまう。彼は完全に目覚めていた。 「寂しそうに視える。何があったシロ」 彼はそう言って私の頬を右手で触る。暖かい手だ。お日様の様に暖かく安心を与えてくれる。 「なんでもない」 何時もの様に振る舞い誤魔化す。 「…俺のせいか?」 「違う!」 条件反射でわたしはそれを声を荒げて否定してしまう。 「やっぱりそうなのか」 身体を起こして彼と私は向かい合った。 「俺には話せない事なのか?」 彼の問いに答える事ができない。今、口を開けば何を喋り出すか解らない。 「答えてくれシロ」 話す訳にはいかない。話したら私は京太郎を… 「娘ってのに関係してる事なのか?」 「思い出したの?」 身体が震える。思い出していたのなら… 「やっぱりか…シロ、未来の記憶があるんだな」 「っ!」 思わず黙る。彼は私をカマにかけたのだ。 「そしてその記憶の俺と今の俺とは違うんだな」 答えられない。彼が知らないからこそ真実を突きつけてくる。 「並行世界の記憶…カピーの専門分野みたいな事なんだがな」 頭をかきながら彼はわたしから目を逸らさない 「結論から言おう…シロは記憶があるから苦しいんだな?どんな記憶かは知らない。多分俺と居てくれるって事は幸せだったんだろう。だから俺は聞かないといけない」 やめて…それ以上言ったら私は答えられなくなる。 「シロは俺にどうして欲しいんだ?」 「私は…」 何を言って良いかが解らない。愛して欲しいと言えば望んだ通りになるのに私はその言葉が言えなかった。 「…」 彼は黙ったまま私を見ている。その表情からは何も読み取れない。 「私は京太郎に……」 喉元まで出かかっている。あと一言を言えばいいのに… 「…シロ」 「はい」 彼が言葉を紡ぐ。何を言われるか解らない。記憶の中の彼と現実の彼とを重ね合わせていた事を責めてくるのだろうか?それとも… 「記憶の中の俺はどんな奴だった?」 想像していた斜め上をいく質問だった。故に… 「変わらない」 即答してしまう。 「成長してないって事か?」 苦笑いを浮かべる彼は私にそう聞いてくる。 「違う…優しくて暖かくて…いつも私を支えてくれた」 頬が熱くなる。思えばあまり彼にこんな事を言った覚えがない。信頼してるといえば聞こえはいいが言葉にしないと人は分かり合えないとエイスリンと話していて私は知っていた筈なのに。 「そ、そうか…そう聞くと何か照れるな」 頬をかきながら彼は笑顔になっていた。 「……よし、覚悟を決めるか」 彼はそう言って立ち上がり私を見下ろす。今更ながら身長は彼の方が随分と高い。 「何をするの?」 彼の行動の意味が解らない私はそう聴くしかなかった。 「一回だ。一回しか言わないからな」 「う、うん」 「俺は小瀬川白望の事が好きだ」 「えっ?」 思考が止まる。京太郎の言った言葉が頭でハウリングする。好きだって言われた。三回目の時と同じように。 「記憶の俺よりも俺はシロを幸せにできる自信無い。ただ…シロに寂しい思いはさせない」 胸が熱くなる。私の中で何かが溶けていく。 「だから俺と付き合ってください。あったか解らない幻想よりも俺をみてください。俺は今のシロが好きなんだ」 「私でいいの?」 頭の中で3つの記憶が蘇る。皆で京太郎のお嫁さんになった時の記憶、私だけがお嫁さんの記憶。幸せだったが何処かで思っていた。私だけを見て欲しいと。 「シロじゃないと駄目なんだ」 その記憶が消えていく。正確には溶けていく。あった筈の記憶が私の中に戻っていく。 「信じるよ?」 お互いの距離が縮まっていく。 「信じろ。嘘は言わない」 京太郎を抱きしめて上をむく。 「私も好きだよ、京太郎」 初めてのキスは涙の味がした。 END
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6297.html
番外編 智葉と築地巡り 京太郎「活気がありますね」 智葉「そうだな」 京太郎「うお、鮪がブロックで売られてる…」 智葉「気になるのか?」 京太郎「ええ、まあ。料理を嗜んでるんで」 智葉「嫌味に聞こえるぞ」 京太郎「俺なんてまだまだですよ」 智葉「はぁ…そんな分けないだろ」 京太郎「そうですか?俺は自分がつくるお味噌汁より智葉が作ってくれるお味噌汁の方が美味しいと思うぞ」 智葉「馬鹿が…この天然ジゴロめ」カァァ 京太郎「あれ、照れてる?」 智葉「照れてない」カァァ 京太郎「いや、顔が赤…」 バシ… 智葉「はやく行くぞ!今日は鍋の材料を買いにきたんだからな」 京太郎「っ…ま、待って!」 ギュ… 智葉「離れるからな」 京太郎「はい」ニコニコ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6472.html
◇池田EXED 京太郎「結局、なんでこんなことになってんだかなぁ」ジュゥー 城菜「遊べ兄ちゃん!」 緋菜「遊ぶし!」 奈沙「なにやってるし!」 京太郎「見てわかるだろ、食事作ってるんだよー」ジュー ガチャッ 華菜「おい須賀ァ、帰ってきたぞォ!」 京太郎「はいはい、食事作ってるからお前も大人しく座っとけ」 純代「はい」 星夏「須賀君恐い」 京太郎「居たのかよ!」 華菜「大勢連れてきたし!」 星夏「すみません、二人の愛の巣に」 華菜「ちょ、文堂!須賀とはまだ!」カァッ 純代「まだ?」 華菜「にゃっ、お、お前ら三人のとこ行って来いし!」 京太郎「まぁお前の両親がまだ帰ってこないから一緒にいるだけだしな」 華菜「まぁ、お前のおかげで部活もしっかりできてるし、助かってはいるし?」フッ 京太郎「そうかい……っと出来上がり」サッ 華菜「須賀、相変わらず上手に作るなぁ」 京太郎「お前の飯が俺は好きだけどな」ナデナデ 華菜「にゃっ!?」 京太郎「さて、さっさと食事に……ッ!?」グィッ 華菜「んっ!」ギュッ 京太郎「んんっ!?……ん」ギュッ 星夏(キッチンでなにやってんですかねぇ?)クールニサルゼ 華菜「ぷはっ、いつもありがとうだし……」ニコッ 京太郎「……おう」ナデナデ ◇池田EXED終了 ◇シノ 京太郎(色々終わって、もう二年生のインターハイ) はやり「京ちゃん京ちゃん、今年こそは京ちゃんのハートを撃ちぬいちゃうゾ☆」 京太郎「キツい」 はやり「あれれ、そんなこと言うのはその口かな?塞いじゃうよ?」 ?「はやりちゃん~」 はやり「はや、はややや!?なんでこんなとこにッ!?」 京太郎(車椅子の女の人……綺麗だなぁ) はやり「でもだいぶ回復したね、まぁ誰のせいかって言われたら弱いんだけど」 ?「大丈夫だって、まぁあれ以上続けてたらもっとひどいことになってたんだし……それにしてもはやりちゃんはまだ強欲かぁ、あと一世代ぐらいまたぐの?」 はやり「もう大罪はとうぶん生まれないかなぁ、ほら電話で話した」 ?「あぁ、あの子がそうだったんだ……」 京太郎(ん、なんの話だ?) ?「頑張ってね」ハハッ はやり「もちろんだよ!」グッ ?「よっと、こんにちは」ニコッ 京太郎「えっと、こんにちは」ペコッ ?「そっか、君が六つも持ってて……私より適合率が高かったのかな?」 京太郎「はい?」 ?「あれ、わかんない?」 京太郎「いえ、なんとなくはわかるんですけど……貴女は」 ?「まぁ私のことは置いといて、君は須賀京太郎君だよね?」 京太郎「はい」 ?「そっか、私とはまったく違うなぁ……私一週間ぐらい意識不明だったし、それに今でもこんな感じだし」ハァッ 京太郎「へ?」 ?「まぁ主人が世話してくれてるんだけど、お母さんも一緒に……まぁ君がこんな風になんなくて良かったかな」ニコッ 京太郎「え?」 京太郎(笑顔が可愛い人だなぁ) ?「とりあえず、私ができないことを貴方はやった……凄いよ」 京太郎「いえ、俺は……」 ?「はやりちゃんのこと、よろしくね?」 京太郎「へ?」 ?「それじゃぁね」ギュルッ ギュルルルルルルッ 京太郎「どんなスピードだよ!?」 はやり「はや~さすがだね」 京太郎「どういう意味でっすか?」 はやり「まぁ、さすが私の親友かな!」ビシッ 京太郎「……なんだか、良くわからない人だったなぁ」 はやり「そうかな、まぁ京ちゃんこれからも色々、あの子にお世話になるかもしれないしねー」 京太郎「はい?」 はやり「京ちゃんより色々知ってるだろうけど……既婚者だから恋しちゃダメだゾ☆」 京太郎「しませんよ」 はやり「……ホモじゃないよね?」 京太郎「……ご想像にお任せします」フフッ はやり「はやっ!?」 京太郎(たまにはからかってやろう) はやり(い、急いでみんなにメールしなきゃ!) 京太郎(なんだか厄介なことになる予感がする……気のせいか!) この後、インターハイ会場でプロをも巻き込んだ大騒動が起きるまで、それでほど時間を要さない ?「あっ、はやりちゃんをからかいすぎるのは禁物だよって言うの忘れてた」 ?「おい、行くぞー!」 ?「あ、ちょっと待って~!」 ◇シノ:終了 ◇if-最終決戦敗北- 京太郎「なっ!?」 咏「こいつぁっ」バタッ 透華「化け物っ、ですわっ」バタッ 咲「終わりだね、みんな……私に当てられて倒れちゃった」ニコッ 京太郎「んなオカルト、ありかよっ」 咲「大罪を回収するんだもん、このぐらいできないとね……とりあえずはやりさんから、かな?」ニコッ 京太郎「ま、待て咲っ!」 咲「無理だよ……京ちゃんに色目使うようなメスは私がしっかりお仕置きしないと……ねぇ?」 はやり「っ……」 咲「京ちゃんは、おやすみ」ニコッ 京太郎「さ……き……」バタッ 数年後- 咲「わぁ、綺麗な場所だね京ちゃん!」 京太郎「」 咲「ねぇ、この丘を登るの大変だったんだよ、京ちゃんの車椅子押すの……もうすっかり体力もついちゃったよ」アハハッ 京太郎「」 咲「京ちゃん、どうかな、海が見えるよ~」 京太郎「」 咲「ねぇ京ちゃん、私が悪いんだよね……強制力、だったかな、あんなのに操られちゃって……」 京太郎「」 咲「ごめんね、京ちゃん、ごめんね……」グッ 咲「でもね、私……嬉しいんだ」ニコッ 京太郎「」 咲「だって、ずっと京ちゃんのそばに居れるんだよ、嬉しいよ……だからね京ちゃん」ギュッ 京太郎「」 咲「私、幸せだよ……京ちゃんも、幸せだよね?」フフッ 京太郎「」 咲「そっか、なら良かった!今日の晩御飯は京ちゃんの大好きなハンバーグにしようね、まぁミキサーにかけて食べさせちゃうからあんまり関係ないんだけどさ!」 京太郎「」 咲「今日は腕によりをかけて作るから期待してて、ね!」ニコッ 咲「ずぅっと、一緒だよ……京ちゃん♪」 ◇if-最終決戦敗北-終了 ◇後日談 咲「世界ランキング2位おめでとう!」 透華「やりましたわね京太郎!」 純「さすがだぜ!」 一「男子の中じゃ一位だよ!」 智紀「うん、実質一位」 衣「その通りだな」 歩「うんうん」 ハギヨシ「規格外ですから……小鍛冶様は」フッ 京太郎「いや、わかるんですけどボコボコにやられるとさすがに後味が」 はやり「ほらぁ、すこやんなんてあんな感じだよ、私が一番☆」 咏「寝言は寝て良いな」 華菜「まったくだし」ハッ はやり「屋上」クイッ 美穂子「あらあら」ゴゴゴゴゴッ 桃子「さて、勝負っすね」 ハギヨシ「暴れないでくださいね、今日は京太郎君を祝う日なのですから」ニコッ 「はい」 透華「ハギヨシ、なんだか人間味が出ましたわね」 一「京太郎のこととなるとね」 智紀「まさか」 良子「ないない、ノーウェイノーウェイ」 健夜「……凄い居づらい」 塞「でしょうね」 理沙「当然!」 豊音「サインくださーい!」 エイスリン「Hey!」 洋榎「ていうか世界ランキングで二位のなにが気に食わんのや!」 恭子「主将どうしたんですか?」 雅枝「最近スランプなんやて」 絹恵「ぞっとするやろ?」 優希「まったく、プロになれただけ良いってんだじぇ!」 久「まぁそうよねぇ」 和「そうですねぇ」 まこ「久はプロじゃろうが」 久「てへ」ペロッ 京太郎「結構人集まったなぁ」 咲「そりゃそうだよ、みんな京ちゃんのために集まったんだから!」 京太郎「俺のために、かぁ」 透華「そうですわよ、みんな京太郎のことを喜んでいるのですから」 咏「師匠としても鼻が高いねぇ」 京太郎「ははっ……本当に、俺は人に恵まれてるなぁ」 咏「大事にしないとね」 京太郎「はい」ニッ 京太郎「みんな酔いつぶれたなぁ」 ハギヨシ「そう言えば京太郎君、寝室でもう一人……貴方をお待ちの方がいますよ」 京太郎「ん?」 寝室- 京太郎「ここか」ガチャッ ?「ふふっ、久しぶりだな」ニコッ 京太郎「ッ……そっか、もう何年振りだろうな」 ?「もう幾星霜の時を重ねた気分だ、一緒に居ないとこんなにも時間が長く感じる」 京太郎「そうか……おかえり」 ?「ただいま」 京太郎「もう、心配かけさせんなよ、大事な……家族なんだからさ」ニコッ ◇後日談:終了
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/16.html
01 ~京・久 02 ~京・菫・照 03 ~京・優希・咲 04 ~京・小池・池田 05 ~京・照・美穂子・清澄メンバー 06 ~05の続き 07 ~京・清澄・智紀・透華・小池・池田 08 ~京・清澄 09 ~京・一 10 ~京・ゆみ 11 ~京・和 12 ~07の別バージョン 13 ~京・咲・池田 14 ~京・久 15 ~京・優希 16 ~京・和・咲 17 ~京・優希・咲 18 ~京・小池・池田 19 ~京・照・菫 20 ~京・優希、京・咲(同作者による単発) 21 ~京・池田・咲 22 ~19の別バージョン 23 ~京・智紀・佳織 24 ~京・優希(?) 25 ~京・和・咲 26 ~京・智美・睦月・佳織 27 ~京・一・桃子 28 ~京・久 29 ~27の続き 30 ~29の続き 31 ~京・藤田 32 ~京・和・優希・咲 33 ~京・佳織・咲・優希 34 ~25の続き 35 ~未春・まこ・智紀・美穂子・純代 36 ~京・白糸台 37 ~京・咲 38 ~36の続き 39 ~京・久 40 ~京・咲・照 41 ~京・智美・佳織・睦月・桃子 42 ~京・久・咲 43 ~おっぱい揉みたいシリーズ 44 ~京・久
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3412.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1370437248/ 憧「えぇ!?玄も狙ってたの!?」 灼「……」ピッ 憧「何手なんか挙げてんの?アンタまさか…」 灼「……」コクリ 憧「かぁ~…」 穏乃「うぅー」モジモジ 憧「まさかシズまで!?」 穏乃「う、うん」カァ 憧「はぁ~…」 穏乃「そういう憧だって!」カァ 憧「わ、私はぁ…そ、そのぉ…」ポッ 穏乃「あ!赤くなってる!やっぱりそうなんだ!」 憧「う、うるさい!馬鹿!」 玄「……」モジッ 灼「……」モジモジ 穏乃「……」モジッ 憧「……」モジ 玄「ど、どうしよっ、か…」ヘラァ 穏乃「わ、私は正々堂々勝負するべきだと思います!」 灼「さ、賛成」ポッ 憧「それしかなさそうだもんねー」ハァ 玄「わ、私もそれが一番良いと思う!」カァ 憧「じゃあまずは清澄高校に麻雀の特訓を申し込んでみよっか」 灼「…なるほど」 玄「う、うん」 穏乃「はぁ?なんで?直接清澄高校まで言って京太郎さんを見つければ、」 憧「それで下手すると私達変質者になっちゃうのよバカ」 穏乃「そ、そう、なの?」 ~数日後~ 玄「みんなー、残念だけど清澄高校との合同練習、断られちゃった」 灼「…くっ…」 憧「まぁそんなに上手くは行かないよね」ハァ 穏乃「……」 ~放課後~ シャー 穏乃「ヒョー!MTBってすっごー!」 穏乃「こんなに早いなら明日にはつけるかな!」 シャー ヒョー ~次の日~ 清澄高校 京太郎「ふぁぁ…」ムニャムニャ 咲「おはよ、京ちゃん」 京太郎「あ、おふぁよ」 咲「朝からだらしないなぁ京ちゃんは」クスッ 京太郎「ほっとけ…」 キョウタロウッサーン 咲「?」 京太郎「……」 キョウタロウッサーン 咲「…きょ、京ちゃん」 京太郎「……」 シャー ズリズリズリィ 穏乃「京太郎さん!」ドロドロ ベチャ 京太郎「うわっ汚ねっ」ベトッ 咲「……」 穏乃「京太郎さん!」ニコッ 京太郎「…誰?」 咲「……」 穏乃「阿知賀女子学院1年!高鴨穏乃です!」 京太郎「……」 咲「……」 穏乃「きょ、京太郎、さん」モジッ 京太郎「…?」 穏乃「わ、私とデートしてくれませんか?」カァァ 京太郎「え、やだよ。ていうかお前汗ふけよ」 穏乃「う~ん本物の京太郎さんだー」ベチャベチャ 京太郎「なんなの」 咲「は、離れてください!京ちゃんが嫌がってます!」 穏乃「む!あなたは!」 咲「私は宮永咲!京ちゃんの彼女!」 咲「…に限りなく近しい所にいる幼馴染です」ボソッ 穏乃「彼女ぉ?!」 京太郎「違うからな。ただの幼なじみだよ」 咲「もう、京ちゃん?!照れてないでよ!」 穏乃「なんか言ってますよ?」 京太郎「あいつ文学少女だからな。誇大妄想の気があるんだよ」 穏乃「なるほど~」 穏乃「でも一日中部屋にこもって本を読んでるなんて不健康だよ!山昇ろ山!」 咲「本は知識の泉です。宇内に遍く点在する蒙昧の闇を照らす光です」 咲「四六時中、今時流行りもしない山登りに興じているどこかのお猿さんには理解の及ばない高趣の一涯」 咲「それを不健康の一言でかたずけられるのは甚だ心外です」 咲「謝ってください」 穏乃「ぅ?」 京太郎「文学少女は自分の趣味について貶されるととことんまで饒舌に噛みついてくるからすこぶる面倒くさい」 京太郎「今のお前の一言があのチンチクリンのプライドを傷つけたんだろう。謝っておいた方がいい」 穏乃「文学少女って取り扱いが難しいんですね!」 穏乃「どうもすみませんでした!」 咲「分かればいいんだよ。今度から言動に気をつけてね」 咲「それと京ちゃん?さっきから高鴨さんばっかりに味方して……あまりにも彼女(断定未来)の扱いがなってないんじゃないの!?」 京太郎「そんなことはないぞ。俺はいつでもお前のことを(可哀想なやつだなぁと)思っている」 咲「ホント?」ウル 京太郎「あぁ」ニコ 咲「京ちゃん!」ダキッ 穏乃「それなら私も!」ペチャ 咲「私の京ちゃんに触らないで!」 穏乃「えへへ~京太郎さ~ん」 ワーワーキャッキャ 京太郎(そうだ。和にプレゼントでも買っていこう) 京太郎(そろそろ俺たちも付き合い始めて1ヶ月たつしな……) カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5702.html
392 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/26(木) 01 08 41.29 ID 76p+u2QQo [3/3] 【その頃 阿知賀】 玄「貴重な一票……」ウルウル 穏乃「やったね!!」イェーイ 灼「ハルちゃんにすればいいのに……」ボソッ 晴絵「いやいや、そんなガラじゃないって」ナイナイ 宥「憧れの人、かぁ……」ブルブル ←ようやく解凍された人 玄「おもちの大きな人なら!!」キラキラ 穏乃「おもちって……」エェー 晴絵「そもそも憧れのキャラなんて……」 灼「確かにピンと来ない……(ボーリングだけに)」 憧「憧ちゃん……」ボソッ 一同「え?」クルッ -‐…‐- / ∪ `丶、 /. / | \ ヽ- , ' // / | | |'、 \ ∨ Y\\ i| // / | | | \ ノ || |/ | | |\\ i| i∧ {`ー\ |  ̄\ || | | . | | ヽ ヽ バッ!! 八|l l 〃ヽ \l 〃ヽ ヽ| | ′| | ', | | |l\| {{ }} {{ }} | |/ | | i i | | || .′ー' ///// ー' | l l| | | | | |l { __,/⌒\ u | | || | | | | || 人 レ \ | | | | | | | |l / `|/ \ ! .| ∧ | | | | ||'/ |/ , < \ ノ ∧ , ′ | |/{ /ゝイ ∨\ \\ ∨ / |/ / イ {,∠‘, \', | | // / {⌒YY´ 人 \| |. / ′ / /l_/Т\_i \  ̄ヽ / | |{/ \/|/|_ | ∧ |. / 八 |′ o 八 { \ | _/_彡 ヽ{ \ \ | \ / / 人  ̄ | l>―┬./ / } o | l | 一同「……」 憧「あっ、いや! 今のは……ちがっ!!」アセアセ 宥「」カチコチ ←再び凍結した人 玄「手遅れなのです」ナムナム 憧「違うのぉ……」グスッ カンッ!! 400 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/26(木) 21 49 26.42 ID bRrflfzto [2/12] 【なんやんかんやで 妙神山】 ガラガラッ 京太郎「ただいま戻りましたー!」 和「遅くなってすいません」ペコリ ドドドドドッ ポンコツ姉妹「「うわぁぁぁん京ちゃぁぁぁん!!」」ダダダッ 京太郎「おわっ!?」ビクッ ポンコツ姉妹「「うぇぇぇん!!」」ビェェン 京太郎「おいおい、これくらいで泣くなって」 はやり「もう、心配したんだよ☆」 京太郎「すいません」 ハギヨシ「ご無事で何よりです」ホッ 透華「全く、なんなんですのあのボディコンは!」プンプン 竜華「なんやったんやろなぁ」 菫「怪我も無いようだし……一体何が目的だったんだ?」 京太郎「……」 和「……」 一同「あっ(察し)」 和「……//」モジモジ 優希「の、のどちゃん……? え? 裏切り? 裏切さんなのか?」オロオロ 煌「もしかして気づいてなかったのかな?」 優希「」ガビーン 豊音「昼ドラみたいだよー!」キャーッ! ワイノワイノ ガヤガヤガヤ 菫「それでどこに行っていたんだ?」 京太郎「ちょっと千里山女子高校まで」 竜華「え?」 和「少し麻雀を打ってきたんですよ」ニッコリ はやり「へー! 楽しかった?」 京太郎「ええ、それはもう!」ニコニコ 竜華「え?」 405 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/26(木) 21 57 47.75 ID bRrflfzto [3/12] 菫「(千里山か……中々の強豪だが)」フム 竜華「だ、誰と打ったん!?」ガタッ 京太郎「えっと、和と怜さんとセーラさんです」 竜華「トキィィィィ!!!」 菫「(しかも相手がレギュラーともなると……恐らく今の京太郎君では)」カワイソウニ 優希「どうせぼこられたに決まってるじょ」プイッ 菫「恐らくな」 そしてそれは須賀君をあまり鍛えられていない、私の責任だろう すまない。私が未熟なばかりに…… 咲「京ちゃん可哀想……千里山は許せないよね」ブツブツブツ 照「……あの時仕留めておけば」ブツブツブツブツ 菫「残念だが当然……」 だが、今度こそ私が君を……!! 和「それが、凄いんですよ須賀君!!」フフフ 一同「え?」 和「なんと、三位だったんです!」デデーン 京太郎「いや、そんな……」テレッ 一同「なん……だと?」 菫「……」 ,. '" ,. 、\ ,. -‐ 、 / / ` ´` \ / \ヽ ,.' ' / i ! ヾ / ' l / ,'./ l. !| ! ゙ l ' / .l / // 'l l ! l ! !l. ' .' l/ ー '-―_-' リ└- _!,!_ ! ! ' l l イ~~~下 ,.二、、ー,、/l! l えっ? l .l l ヽ ノ 'i リ ヽ.! l. l | ! l! ` " l l l l ー- _! , l l.!. l ! | ト、 |! l l ! .l.ヽ , ― 、 ,. | ` ┘ l ! !.l 丶 ⌒ .イ ! ! l l ! .! < .!. l l ! ゙、 i ` ´ ! l l ! ヽ 、 .! ! ! l /ヽ. ヽ \ l、 ! l l./ 、 丶 ヽ. \ヽ` 、 l ,.' 丶ヽ ヽ \_.ヽ、 ノ. l ヽ\ \ ヽ ヽ\ 、 l \ 丶 \ヽ ヽ. l i ヽヽ. \、. ヽ . l / l ヽ ヽ ヽ.\. ヽ lヽ. / l,' ` ヽ. ヽ \ ゙ ! ! 412 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/26(木) 22 07 32.77 ID bRrflfzto [4/12] 優希「じぇぇええ!?」 照「アラフォー討伐クエスト受注!!」 咲「麻雀プロ入り不可避!!」 はやり「プロ入りなら歓迎かな?」アハハ 煌「あれ? なんででしょう、嬉しいのに涙が……」ホロリ 透華「へぇ、それなりに打てますのね(衣とも打って大丈夫ですの?)」カンシン ハギヨシ「お見事です」 豊音「ちょー凄いよー!!」パチパチ 和「格好よかったです」テレテレ 京太郎「いやいや、偶然みたいなもんですよ」アハハ 菫「(そ、そうだ! これは偶然か、もしくは誰かが手を抜いたに違いな――)」 和「私も含め、みんな手を抜いていませんでしたよ? それは保証します」ニッコリ 一同「おーっ!」パチパチ 京太郎「へへっ!」ニヤリ 菫「……」 / ./{ミミ . . .彡≧ . .\ / . /´ . . . . . . . . . . . . . . . .\i / ./ ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ ′ . / . . . . . . . . . | . . . . ヽ. . . . . . . . . , . . . ′. . . . . . . . .| .| . . . . . |. . . . . . . . . . . .| . . . . | . . .| . . | .| . . . . . | . . | . . . . . . . i...... . |..... . .| . . .| . ハ| . . . . . | | .| . |......... | | . | .八 . ./7 /|/ ノ| . . . /| | .| . | . . . . .ハ | . | . . . .Tイ示气  ̄ 示气T . . . . . | . | . . . . . ` ヒ...リ ヒ..リ | . . .| . .| | . | . . . . ∧ . . .| . .| | . .\ . . .∧ ' . \ | . .| | . . . . \ .∧ -- ム . . .| . .| | . . . . . . . ≧ . ..、 イ . . . . .| . .| | . . . . . . . . . . . . .| > <| . . . . . . . .| . .| | . . .| . . . . >-j f\ . . | . . .| . .| | . . .|>イ く }l | . . .| . .| | / \_ __|l i . . .|\ /\ \ / | . . | \ おや? 菫の様子が……? 選択安価 ↓1~5で 一番大きいコンマ ゾロ目確定 1 ポンコツの石を使う 2 クールの石を使う 3 熱血の石を使う 4 おもちの石を使う 422 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/26(木) 22 17 37.30 ID bRrflfzto [5/12] 菫「うっ、ううぅぅぅぅっ……」ジワッ 京太郎「え?」 菫「ヒック、そ、そんなぁ……」ウルウル 京太郎「菫さん!?」ガビーン 菫「わ、わだじ、コーチなのに……なにも、グスッ、ぎみにぃ……」ポロポロ 京太郎「???」エー? 透華「これはいただけませんわね」ムスッ ハギヨシ「京太郎君、ここは責任をとるべきですね」フフッ 優希「泣ーかした! 泣ーかした!!」ヤーイ! 和「これは一体……?」 照「菫も色々あるんだね」 煌「帰ったら腹筋と腕立て500回ですね」 豊音「波乱万丈だよー!!」キラキラ 咲「わ、私が京ちゃんのコーチになって、手とり足取り……//」エヘヘ はやり「はやりが麻雀も見てあげよっかな☆」ニッコリ 竜華「それもええなぁ」 菫「ふぐっ……ふぇぇぇ」ボロボロボロッ 京太郎「あの……? どうして菫さんが泣いてるんですか?」 菫「だ、だっで、わだじがおじえでないのに、ぎみはづよぐなっで……」グスグス 京太郎「……」 コンマ安価 ↓3 緊急クエスト! SSSを救え!! 成功報酬雀力+1 00~39 京太郎「確かに……」ウーン 失敗 40~89 京太郎「何言ってるんですか?」ハァ 成功! 90~99 京太郎「……菫さん」ポンポン 大成功!! ゾロ目で菫さんのおもち増量 433 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/26(木) 22 27 47.39 ID bRrflfzto [6/12] 力尽きました…… 報酬が減ります 京太郎「確かに……」ウーン 菫「」ガタガタガタガタガタ 竜華「そもそも雀力なんてアイドルに必要あらへんしね」←悪気はない 菫「」グサッ 照「あっ、射抜かれてる」 咲「大きい矢だねー」 菫「わ、私は……でも」ガタガタガタガタ 透華「前々から思っていましたけど――」 菫「え?」 透華「正直、あまり役に立っていませんわよね?」 ←悪気はない ガシャァァァァァン 菫「」ガクッ ハギヨシ「透華お嬢様!?」 透華「あ、え? ご、ごめんなさいですわ」ペコリ 菫「」ホウシン 京太郎「……」 コンマ安価 ↓3 緊急クエスト! SSSを救え!! 成功報酬雀力+1 2/3 00~49 京太郎「……」 失敗 50~89 京太郎「もう、何言ってるんですか?」ハァ 成功! 90~99 京太郎「……菫さん」ポンポン 大成功!! ゾロ目で菫さんのおもち増量 447 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/26(木) 22 54 33.20 ID bRrflfzto [7/12] 菫「私はいらない子なんだ……」ブツブツブツブツ 京太郎「あの、菫さん?」 菫「ふぇ?」 京太郎「何言ってるんですか?」ハァ 菫「??」キョトン 京太郎「俺が強くなれたのは菫さんのお陰ですよ?」 菫「……え?」 京太郎「そもそも、麻雀のルールを菫さんが思い出させてくれなきゃ打てもしませんし」ウンウン 菫「それは、私じゃなくても……」ウツムキ 京太郎「それに!!」ビシッ 菫「!!」 京太郎「……俺、実は菫さんの牌譜を見たんです」 菫「なんだと!?」 京太郎「調べられるものだけですけど、すっごく勉強になりました」 和「そういえば、打ち筋がやけに似ていましたね」アイノテ 咲照「」ギリギリギリギリギリギリ 菫「……//」カァッ 京太郎「そうです。気がつけば俺……菫さんの打ち方を真似してたんですよ」 菫「あっ、え? それは、その……」モジモジ 京太郎「だから今の俺……」 / / | | | | | l l | | | | | / / | |__ | | | | | l l /| | | | |. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ リ リ | | / / - 、 | x===ミx|‐-| | `ー /x===ミノ// / ∧{ / | .八 _/ { { 刈`| | l /´{ { 刈\,_| イ /ー―‐ ..__. / / | |/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } / . . . . . . . . . . `「⌒ .. // /| l、 ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/ . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . / _,/ . ..| | \ ! j/ ′/ . | . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . . / . . . . { |\ハ_, ノ ,___/{ . .| . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . .∧. / . . . . . . . ′ | . .|\圦 / j/l/. . ′ . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . .∧. /. . . . . . . . . . ′_,ノ⌒ヽ | 、 、 _ -‐' / . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . / . . / . /\ . . . . . . r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /. ./ . . . . . . . . . . . . . . / . / . . ./ . . / . . . . . .\ . .ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/ . / . . . . . . . . . . . . . . / . / . / . . . . . . . . . . . . . / ‘, ‘, ./、 \ / /. . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . // . . . . . . . . . . / . . . . .{ ---- 、 ‘, } / . . } ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ / .{/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . -<⌒ . . . . . ./ . . . . ./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/ . . . . . . . . . . . . . . . . . /´ \ . . . . / . . . . . .{ . . ‘, 人U{ . . . . . . .| \ / .| . . . . . . . . . . . .―‐┐ / \ . . . . . . . . } -- /\ . ノ r/ / . . . . . .| . . . \ ,/ . . . | . . . . / . . . . . . . . . . . ./ 京太郎「もう手遅れなくらい、菫さん色に染まっちゃってるんですよ?」ニィッ 菫「」ジュンジュワー 452 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/26(木) 23 09 36.83 ID bRrflfzto [8/12] 京太郎「だから、これからも菫さんに教えてもらいますからね」 菫「はひっ!」ビクンビクンッ 照「激しく遺憾である」 咲「私だって京ちゃんを染めたいよぉ」ウルウル 優希「い、犬のくせに生意気だじょ!」ドキドキドキ 煌「やっぱり京太郎君は素敵かなー?」フフフ 竜華「ええ話や」ゴシゴシ ハギヨシ「見事です須賀君」パチパチ はやり「青春っていいね☆」 透華「……不覚にもときめいてしまいましたわ」ゼーゼー 豊音「感動しっぱなしだよー!!」ドバドバ 和「YSS(やっぱり須賀君は凄い)」パァァァ 京太郎「頼りにしてますから!」 菫「当たり前だ!」フフン 雀力がちょっぴり上昇した(リーチ!) 菫さんの指導力が上昇した! 菫さんにポンコツ属性が付いた!! 照「オアエリ」 咲「ポンコーズへ 和「歓迎しますよ、盛大に」 菫「なんということだ……! だがしかし……」 京太郎「菫さん?」キョトン 菫「これから……肩に力を入れずに、素の私でいられるのか」フフッ 正直、ほっとしている菫さんがいるとかいないとか ぽんこつ菫 復活!! 復活!! 460 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/26(木) 23 20 41.59 ID bRrflfzto [9/12] 菫「私はポンコツではない、菫だ」キリッ 京太郎「そういうのいいですって」 菫「」ガーン 京太郎「ポンコツはみんなまとめて俺が面倒みます!」フンス 照「私はもう慣れてる(照だけに)」 咲「先が思いやられるね(咲だけに)」 和「喉から手が出るほど、羨ましいです(和だけに)」 菫「……」ソワソワ ポンコーズ「」ジィィィ 菫「す、隅に置けないな、京太郎君は!(菫だけに)」カァァァ 一同「……」 菫「どう、だ?」ワクワク 京太郎「無いです」 一同「無いね」 菫「」ガビーン ワイノワイノ アハハハー みんなが盛り上がっているその頃 誰か一人、この場にいない者がいることにお気づき頂けだろうか? |<●>д<●>) ジィィィィィ ワタシダッテ…… 465 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/26(木) 23 41 35.28 ID bRrflfzto [10/12] 【翌日 妙神山】 京太郎「修行するぞ!!」デデーン 菫「ああ、修行だ!」 透華「今日こそ決めますわよ!」 竜華「勿論や!」デデドン 煌「頑張りましょう!」 優希「暇だじぇー」 咲「レッスンだからしょうがないよ」 照「黙って応援する」 和「須賀君、頑張ってくださいね」ニッコリ ハギヨシ「微力ながらお手伝いさせていただきます」 豊音「とりあえず見ておくよー」ワクワク はやり「超☆期☆待」 京太郎「よし、頑張――」 ちょんちょん 京太郎「ん?」チラッ 淡「……」ジーッ 京太郎「どうした淡?」 / / // . 〃 . iト、| . | ヽ ヽ ヽ 乂 .′ / ,イ . / ! . i| | . |\ . ハ .′ i`ーァ′/ ! . i | . | | . | \ . ヽ . ____ i-‐ ´ . .′ !/ . ′| . | | . | | . | \ .  ̄| ̄ ̄ `ヽ /i| |. | | . | | . ! | . |_,,-‐====‐\ . | . | . i j〃 . i| |. |‐===┼- | j -‐ \ . . | . | . | / . i| {. ! \八 . | jノ , -‐ __,,.⊥ . } . | . 人 頑張ってね ′ . 八 Ⅵ ≫=ミ、 . ! ≫≦Y⌒'マハ 、 . .′ . | . .\ i . i . \{ハ 《 )i ハ\{ ″{ .) i } } 》 . / . /! . \ .\ | . | . i '. ヾ い; jj 八∨乂 _;ノ ノ . / . | . .`ー- | . | . | . | . l'. V辷ク ゞ゚-‐ ' . / . / . | . . | . | . | . | . |ハ / . / . / . . | . . | . | . | . | . | . , / . . .′ . / . | . . . | . | . | . | . | . / ,. ,イ . / . 人 . . . . |.. i | . | . | . | ゝ. 、 ノ .′ // / . / . . / \ .\ . l 从 . | . | . { / > . { /' / . / . . ′ \ .\ . 乂{ \. !\〉、 \_/ . . 〕jッ。. . ィV`ヽ /. / . . / \ .\ . . `\ \{ \;/ . . //{{ ` ´ | |│ ,// . . / \ .\ . . 京太郎「お、おう?(なんだ、淡の奴珍しいな)」コンワク 淡「……」クスッ 選択安価↓3 1 街に出かける 2 旅館でゆっくりする 3 レッスンする 4 ウルトラスペシャルデンジャラス&ハード修業コース 472 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/26(木) 23 49 06.04 ID bRrflfzto [11/12] 京太郎「それじゃあ、早速レッスンを……」 竜華「今日のメニューは確か……」ガサゴソ 淡「ねーねー、あのさぁ?」 京太郎「ん?」 淡「ここの管理人に聞いたんだけど、ここってすっごく効率のいい修行があるらしいよ?」 煌「修行?」 淡「潜在能力を引き出してくれるんだってさー」 照「潜在能力?」 透華「確かにここにはそういった施設もあるようですわね」 淡「折角だからやってみれば? 昨日の遅れを取り戻せるかしれないし」 京太郎「お、そうだな」 竜華「ちょっと受けてみるのもええかもなー」ホンワカ ハギヨシ「(なんだか嫌な予感がしますが……)」ウーン その他「」ポケー 京太郎「じゃあ、受けに行きましょう!」 竜華「頑張るで!」 煌「(どんなハードな修行なんだろう?)」ワクワク 淡「……」クスクスクス ごめんね、タロー だけどタローがいけないんだから 淡「大丈夫。タローがアイドルになれなくても、私は――」 477 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/26(木) 23 59 26.86 ID bRrflfzto [12/12] 京太郎「というわけで来ました」 管理人「お話は伺っています。若くして勇気がありますね」ニコニコ 京太郎「勇気?」キョトン /ハ ∧ / //. / 〈 __ -‐==ミ 、 ┌'′ ア. 」 _jア" ー-ミ〉 _,ノ.. 〉" / ∧. / x__x ∨ /. /示示 ', | ; N| |斗=≦L」_j ', とても辛く、厳しい修行になるでしょう. И |W斗 `^ /^ヒハY vヘ, | 八 」'´Y^h, り丿 ん! |l. `^¨7'^ト、 り ) ´ j,ノ 八. ′人ハ ´ ` _ , 厶 ′ i| 个 ...,_ イ _」Lノ′ 八__j」L」__」j =彡 K _/|{ / ∨ ̄\ _ -‐ '" | v/ ;{⌒ヽノ- | │ ,/ /{_ \ノ > , / | / / {_ \ノ イ/ У ∨ /⌒ヽ {_ \ノ/ |′. l{ / 乂℃人 {_ \ノ ,. |l / / 寸,ノX\_人 ',. |ヘ , , 寸,ノXノハヘ ,. | ∧ { { `寸,ノ∨}∧ ′. | } | _」斗fT^⌒寸リ /\ , ', | 〔汀汀汀_」斗-‐''^⌒|7////∧ ′. , } ̄-= ー=彡 |∧////∧ , / /_ -‐=ニ_ -= ′∨////} } 管理人「ですが、きっと貴方なら大丈夫だと思います」 竜華「えらく重々しい空気なんやけど」コンワク 透華「やめておいた方が……」 管理人「ではまずテストをしましょうか」 京太郎「テスト?」 管理人「この修行を受けるにはあるテストを攻略していただかないといけません」 京太郎「はへー」 管理人「では、早速……」パンパン 京太郎「あの、ちょっ!」 爆上げしたいステータスを選んでください 安価↓3 1容姿 2歌唱力 3演技力 4雀力 5全部上げマシマシ(上昇値均等) 6全部上げましましスペシャル(生還率低い代わりに全部爆上げ) 489 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 00 08 28.49 ID Efcmjxhxo [1/14] 管理人「では、この円の上に乗ってください」 京太郎「こうですか?」スッ バシュッ チビ京「よっ!」ピョコッ ,.. / ヽ ´⌒> 、 / \ / | }! \⌒. / / ! | | ヽ \ /ィ | \∧ | /| |! トー― | _|VT示r ∨j/示rx/ V( レ1( 弋,り 弋り {ソ V __ |/V{ ___ 从|>ー―――r―――/ / ___/ 、 V / イ7 / /――-、 \ ___/ | | ー 77 / / / ー― ノ ( | | / / / / / \| | | / / /´ ̄ ̄ ̄ / ! ∨∨ / /( _/\ /|/ ∨ / / / ⌒ヽ ー / \ / 人 〈 / / | し′  ̄ , >==≠ | /⌒ ト{_ | | |/ |/| | }! | \| {___/ /| | / 京太郎「おわっ?! なんか出てきた!?」 管理人「これは貴方の分身のようなものです」フフ チビ京「よろしくなっ!」 キュゥゥウゥゥン!! 照「はぅぅぅぅっ!?」バタリッ 咲「はぁ、はぁ……あれ欲しいよぉ」ハナジダラダラ 竜華「か、かわえぇな」ドキドキ 優希「」ブクブクブク 和「欲しいです」ジュルリ 煌「すばらっ!」パシャパシャッ ハギヨシ「愛くるしいですね」ニッコリ はやり「食べちゃいたいくらいだねっ!」 一同「え?」 はやり「え?」 透華「(そもそもあれはなんなんですの? ソリッ●ビジョン?)」コンワク チビ京「がんばろうぜー」ピョコピョコ 京太郎「凄いですね(ゲームか何かか?)」 管理人「では、早速テストしましょうか」 490 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 00 20 40.52 ID Efcmjxhxo [2/14] 管理人「これから出てくる敵を倒せれば資格ありとみなします」 京太郎「敵?」 管理人「では早速」スッ ヒュゥゥゥゥゥウン ドシャッ あまとう「んだよ、どこだよここ?」キョロキョロ チビ京「なんだこいつ」 京太郎「あれに勝てばいいんですか?」 管理人「ええ。演技勝負してください」 あまとう「ん? てめぇなにみてんだよ?」 チビ京「みてねーよ」 あまとう「みてんだろーが。ちっ、うぜぇ」 ゾロゾロ ちゃお「そんないいかたはだめだろ?」 みたらい「あいかわらずだねー」 京太郎「あの三匹ですか?」 管理人「ええ。いずれ貴方の超えなければ行けない相手です」 京太郎「……分かりました」スッ なんだかよく分からねーけど…… 京太郎「やるぞ!」 チビ京「おー!!」 木星「「「こいやー!」」」」 コンマ安価 ゾロ目が一つでもあれば全勝 ↓2 50以上であまとうに勝つ ↓3 40以上でちゃおに勝つ ↓4 30以上でみたらいに勝つ 509 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 00 31 38.22 ID Efcmjxhxo [3/14] ボコスカボコスカ! チビ京「どうだー!」デデーン 木星「33-4」チーン 竜華「な阪関無」デデデーン 京太郎「やりましたよ!」 管理人「お見事です」パチパチ サスガキョウチャーン ダイスキダジョー サスガデスネ ウフフ、オッケー☆ 淡「ぐぬぬぬぬぬっ」ギリギリ チビ京「じゃあまたなー!」ヒュンッ バシュッ 京太郎「おわっ!?」ドクンッ ピキィィィン 演技力が一段階上昇した!! 京太郎「すげぇ……!」ピカーン 菫「明らかにオーラが変わったな」ウム 透華「テストだけでこの効果ですの!?」ゴクリ 煌「すばらっ!!」 管理人「これはあくまで須賀さん本来の力ですよ」 京太郎「そうなんですか?」 管理人「眠っていた力を呼び起こしているようなものです」フフフ 京太郎「なるほど……」 管理人「では続いて、修行の方を始めましょうか」 京太郎「はい!!」 猿「出番かのぅ」ムックリ 516 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 00 45 41.43 ID Efcmjxhxo [4/14] 管理人「他の皆さんはここで待っていてもらってもいいですか?」 一同「えええ?」 管理人「これは厳しい修行なので」 竜華「……京太郎君、無理せんでええからな?」 京太郎「大丈夫ですよ」ニッ どんなことがあっても、俺……諦めませんから! 管理人「ではこちらへ」ガチャッ 京太郎「この椅子に座ればいいんですか?」 管理人「はい。それだけで大丈夫です」ニコニコ 京太郎「じゃあ早速」スッ 管理人「あっ」ドンッ 花瓶「」グラァァァ ヒュゥゥゥン 京太郎「?」 バシュゥゥゥウンン! ~~~~~【数ヵ月後】~~~~~ 京太郎「……」ピコピコピコピコ 猿「ウキキッ!」カチャカチャ 京太郎「……」 猿「ウキィィ!」カチャカチャ 京太郎「あのー? どうして俺はこんな猿と二人きりでゲームを数ヶ月もやっているのでしょうか?」 猿「ウキィィィ!」ガリガリ 京太郎「ぎゃあああああ!?」 猿「キィィ!」 京太郎「うぅっ……煌さぁぁん、和ぁぁぁ……会いてぇよぉ」シクシク 猿「……」ピコピコ 京太郎「ちっくしょぉぉぉぉ!!」ピコピコ あれ? そういえば俺……なんでこんな場所にいるんだっけ? 確か椅子に座って……気がつけばこんなところにいて いつの間にか現れた猿とゲームだけ続けて―― 京太郎「俺、一体?」 ドクンッ 517 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 00 51 47.57 ID Efcmjxhxo [5/14] そもそも事務所はどうなったんだ? オーディションは? みんなは? 煌さんは? 和は……? 京太郎「うぐっ!?」ドクンッ 猿「やれやれ、もう限界かの?」 京太郎「え……?」 猿「むぅぅぅぅん!!」 ズバァァァ! バリバリバリッ!!! 花瓶「」グラァァァ ヒュゥゥゥン 京太郎「?」 バリィィィイン! 京太郎「!?」 花瓶が割れた? いや、これは確か……あの時の? あれ? じゃあ今の俺は一体――? 管理人「あちゃー!」 猿「たるんどるな」ハァ 管理人「ろ、老師!!」ビクッ 猿「全く。ちょいと前に奈良の山であったしずのとか言う子の方がしっかりしとったぞい」 管理人「め、面目ありません」ペコペコ 京太郎「さ、さ……」ブルブルブル 猿「ん?」 京太郎「猿が喋ってるぅぅぅぅぅ?!」ガビーン 猿「そこからか」 518 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 00 56 31.08 ID Efcmjxhxo [6/14] 京太郎「一体今のは!?」ドキドキ 管理人「今のは貴方の体に負荷をかけて一時的に精神を加速させていたんですよ」 京太郎「加速?」 管理人「それによって貴方の潜在能力を――」 猿「まぁ、なんでもええじゃろ。ほれ、準備せい」 ヽ, { 7ノ } .'ーソ ____,...-r-=ュ,..., lく ,/ y-'"=>'" ミ.}/ /`ヽ`く}./ 7 ,} r‐ ., -‐'"彡ニニコ{// /.}.Vニュ ./ / /‐ '" ミミ彡三ミ ニi!ヽ /. ./l/ /`,ヽ { .{ ,ノ ,7 '; ';三彡ミニ ミ>'"¨¨ ̄`ヽ/l|!{/ // ヽ { 7ヘ'; '; ミミ三ミ/ ,.ィ'oーニュ、,}ソ,」__ / / l!ヽ、 ///'; ';三彡彡/ //.{.ゝ__,,,,,ノ ノ.f<',`'r'´ }.,ソ /// /'; ';彡彡ソ/ / ミ, -‐‐-ュr‐' .‐!,゚ .)| } { L,ノ./ // /'; '; 彡/ /.ミ/〃 .,/¨`⌒'ノ.ノく!ll .} `ヽ},_ ̄¨.…-..,_ 彡..{/ミ,/ ,∠,,⊿,,___-ヽ y.ソ } 」ソ >-. 、,_{ /__, -'ノ¨>==ニニlニlニニコ} ( -- >く,彡'"^Y-'''''-v_,イ.|! l} し’ __ - ―――――- >.l,l!l! |!l!l!{.ll.} l/// ̄  ̄  ̄  ̄  ̄¨¨¨'' ‐‐.'∠} }.l// >く _ -ヽ >'"´ \ // / ヽ / / ヽ { / ヽ 京太郎「準備ですか?」キョトン 猿「今から決戦の場に案内する」 l|! l|!. |! .|! l||!!''''' ,) レ } { .l|! l|! |! |! l|!!'''' 7 _ノ ,/ .l|!∨、 l|!/ .l|!!;;;;; フ -/- -|‐/、 / ,l|!V .l|!// ;l|!!''''''' / (乂ヽ .| '´ { .l|! V // .,/ ;l|!!'' j/} -/- / l|! V V ,/ / ,/ ;;l|!'' .,ノ (乂ヽ ヽ l|! V V /// ,/ ;;l|!!!!'''' ,.イ,-‐y l.l l { .l|! ./∧ V/,// .;l|!'' ,ノ ┃ -' r.、} ,ノ .,∧ V// ;l|! / ・ ┃ / ∧ {ヽ}∠てハ! ,} V V ;l|! レ'-、__・__ノ.} / .Vヽ{, l|! .У V! |/ l|!! ,/ V∧ /{,,,,/z/z/{/ ノ l|! .V∧ .,イz=-'"¨三三≧ У7人 .l|!|! .V∧ .{イ彡/二ニニニ≠==一----、 / .l|! l|!'|! V∧ ,ィ'ー-‐'" ; イ 二 三 三 三l! } l||! V∧ ./ .ヽ , ィ 二 二 三 三 三 三 lLl! |! V∧ { / ヽ 二 二 三 三 三 三 三{! .V∧ ,У } `マ 二 三 三 三 三 l} .V∧ { - ' " }ュ ; イ 二 三 三 三 三 l} V∧ ,/,/ノ/ ソニ 二 二 三 三 三 三 ユュ、 V∧ .//{! .}lュ、_/. zニ三三三三三 三l} Yて{! { / ニ二ア三三コ!、 /´ 二 二 三 三 三l} (´/ ヽ `ー- 、 イ イ 三ア 二 二 三 三;ヽ 'ーL./ ,〉、 / .| イ>'´ l! `Y ,イ-'|! /l! l! '(こ,∧ヽ/ コ|! l! '" コl! l! / ニコ!、 _ _ _ _ _ _ _ _ _ - ‐ ‐' ./ アニ二ニ>===マニニニニア . {! ./ ; イニニニア´ マニニニア {! ./ ィニニ二ア´ マニニュ {! / イニニア `マニユュ l} ./ イニニニア }!ニユ - l} 猿「さぁ、この空間に入れ」グイグイ 京太郎「」ズルズル 管理人「うわー、本気だー」 519 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 01 05 00.79 ID Efcmjxhxo [7/14] 【闘技場】 京太郎「あの、色々と聞きたいことがあるんですけど」 管理人「はい」 京太郎「まず……なんで巨大化してるんですか?」 斉天大聖「……」 管理人「それはあの方が斉天大聖様だからです」 京太郎「はい(答えになってねぇ……)」 斉天大聖「……」 京太郎「それに、どうしてそんな物騒なモノをお持ちなんですか?」ビクビク 如意棒「」キラーン 管理人「斉天大聖ですから」 京太郎「もう一つ、そもそも……」 斉天大聖「……」 京太郎「これはアイドルの特訓じゃ――」 斉天大聖「ふんっ!!」ブン 京太郎「え?」 ドゴォォォォォン 京太郎「がはっ!?」ピュゥゥゥゥゥン ドシャッ!! 京太郎「」ピクピク 斉天大聖「力を引き出すか、死ぬかじゃ」ギロリ 管理人「……とのことです」 524 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 01 16 25.52 ID Efcmjxhxo [8/14] 京太郎「(無理無理無理無理!! 死ぬ!! 絶対に死ぬ!!)」ゾゾッ 管理人「恐れずに前に進むのです」 京太郎「そんなこと言われても!!」 斉天大聖「よそ見しとる場合か!?」グンッ! 京太郎「!?」 バキィィィッ!! 京太郎「」グルグルグルグルッ!! ドシャッ! 管理人「これは痛そうですね」 ダダダッ 竜華「何しとるんや京太郎君!! ってデカぁぁ!?」ビクッ 煌「!?」 和「なんて恐ろしい……」 透華「なんなんですのこれは!?」 淡「……」 管理人「あ、勝手に入ってきちゃダメですよ?」 竜華「それどころやないやろ!!」 ブンッ!! ドゴォォォッ 京太郎「ぶはっ!?」ゴロゴロゴロゴロ 斉天大聖「ふんっ!!」ズォッ! ゴシャッ! 京太郎「」バゴォォッ! 竜華「京太郎君!!」バッ 管理人「やめなさい」ジャキッ つ剣 竜華「!?」ゾクッ 管理人「邪魔をする方は斬ります」 透華「どうしてそんな……!」 和「良心が痛まないんですか!?」キッ 管理人「私も彼には恩がありますから、お気持ちはわかります」 煌「それならどうして!?」 管理人「……彼の目ですよ」 一同「え?」 管理人「彼の目はまだ、諦めていません」 京太郎「……はぁ、はぁ!」グググッ 526 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 01 27 01.49 ID Efcmjxhxo [9/14] 京太郎「……」ボロボロ ドガッ バキィィイ ドゴォォォン 竜華「なんでなん……?」ジワッ 和「どうして、須賀君は立ち上がるんですか?」 煌「……」 管理人「それは貴女達の為ですよ」 竜華「え?」 管理人「彼は本気アイドルを目指そうとしている。そして、老師はその覚悟を試そうとしている」 和「そんなことになんの意味があるんですか!?」 管理人「さぁ? 意味なんて無いのかもしれません」 一同「!?」 管理人「このまま死ぬかもしれない。仮に勝っても強くなれないかもしれない」 透華「そんな状況、早く終わらせてしまえば――」 管理人「ですが彼は選んだ。貴女達の為に、僅かな可能性にしがみついてでも今より上に行きたかった」 京太郎「うぉぉぉぉぉ!!」ダダダダッ 斉天大聖「!?」 管理人「恐らく、その力の源は……貴女でしょうね」チラッ ??「!!!」ドキッ 管理人「貴女達の為に……ううん、もしかしたら貴女の為に彼は」 ??「…さん店」 選択安価 ↓3 そのレスのコンマで成功判定 ゾロ目で大成功 1 和 70以上で大成功 和スキルゲット 2 煌 80以上で大成功 煌スキルゲット 3 竜華 90以上で大成功 竜華スキルゲット ※ 失敗時はフラグのみ建設 540 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 01 39 53.86 ID Efcmjxhxo [10/14] 管理人「恐らく、その力の源は……貴女でしょうね」チラッ 竜華「!!!」ドキッ 管理人「貴女達の為に……ううん、もしかしたら貴女の為に彼は」 竜華「……」 ヒュゥゥゥン ドシャッ 京太郎「……」ガクッ 竜華「京太郎君!! 立って! 立つんや!!」バンバンッ 京太郎「竜華さん……?」グググッ 竜華「――っ!! ――!!」 ガラス越しで声は聞こえないけど……なんでそんなに心配そうな顔をしてるんですか? 京太郎「大丈夫ですよ、竜華さん」フラフラ 竜華さんの育ててくれるアイドルは…… ちゃんとトップに立ってみせますから 京太郎「俺が……竜華さんを世界一のプロデューサーに」 ポワァァァァン 斉天大聖「!?」 京太郎「して……や……」フラッ バタンッ 竜華「京太郎君!!」 管理人「今の光は……?」 シュルシュルシュルシュル 猿「やれやれ、手加減するのも大変じゃのう」フーッ 管理人「こちらからどうぞ」 竜華「っ!!」ダダダッ 煌「京太郎君!!」ダダッ 和「須賀君!!」タタッ 透華「なんてことですの……!」 淡「ち、ちが……私は……こんな、つもりじゃ」ガタガタガタ 竜華「京太郎君!!」ダキッ 京太郎「……りゅう、かさん?」 竜華「そうや! うちや!!」ダキィッ 和「須賀君!!」ギュゥゥゥ ムニュゥゥゥゥン 京太郎「がはっ!?」ブシャァァァ 竜華「あかん!! 深刻なダメージや!!」ムニュゥゥゥウン 和「酷い……」ジワッ 透華「止めをさしたのはお二人ですわ」ギリギリギリギリギリ 544 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 01 53 14.74 ID Efcmjxhxo [11/14] 【京太郎の部屋】 京太郎「ここは……?」 あれ? 俺はどうしてたんだっけ? 確かあの猿と戦って……それで BJ「気がついたか?」 京太郎「え!?」 カエル顔の医者「二日も寝ていたからね、心配したよ」 京太郎「貴方たちは……?」 青鼻のトナカイ「通りすがりの医者だぞコノヤロー!」 京太郎「(もうトナカイが喋ったくらいじゃ驚かねぇな)」 ドクター紅葉「君の身体はよく鍛えられているね。体調管理がすばらしいね」サワサワ 京太郎「ど、どうも」ビクビク BJ「おまえさん、調子はもうよさそうだな」 京太郎「あ、はい! お陰さまで」 カエル顔の医者「無理は禁物だよ? まだ完治したわけじゃないんだから」 京太郎「確かに体が痛い」ズキズキ BJ「しめて一億、と言いたいが……今回は私一人の処置じゃないんでね」 カエル顔の医者「そもそも医者同士の交流会で来ていたんだけども」 京太郎「ありがとうございます!」ペコリ BJ「礼を言うならあのお嬢さんにするんだな」 京太郎「え?」 青鼻のトナカイ「まる二日も寝ないで看病してたんだぞ!」 京太郎「看病……?」チラッ 竜華「Zzzzzz」スピー 京太郎「竜華さん……」 医者達「「「「……」」」」フッ ガラガラ ピシャッ 竜華「んぅ……?」パチッ 京太郎「……竜華さん」 竜華「うぇっ?」パチクリ 548 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 02 04 36.56 ID Efcmjxhxo [12/14] 京太郎「お目覚めですか? お姫さ――」」 竜華「京太郎君っ!!」ダキッ ムニュゥゥウウン ビキィィィイッ 京太郎「にょわぁぁぁぁぁ!!」ビリビリビリビリ 竜華「あっ!」バッ 京太郎「い、いえ……」 天国と地獄が同時に来るなんて…… 京太郎「だけどたまらんですたい」ニヤニヤ 竜華「???」 京太郎「あ、いえ。なんでもないです」キリッ 竜華「……」ウツムキ 京太郎「竜華さん?」 竜華「なんであんな無理したか……それはもう聞かんでおく」 京太郎「……はい」 竜華「せやけど、一つだけええかな?」 京太郎「はい」 竜華「……今だけ、優しくしてくれへん?」ウワメヅカイ 京太郎「え?」 竜華「……」ボフン ↑ベッドで上半身を起こしている京太郎の下半身に顔をうずめる竜華 京太郎「竜華さん?」 竜華「頭撫でて?」 京太郎「あ、はい」ナデナデ 竜華「優しい言葉かけて」 京太郎「綺麗な髪ですね……サラサラで」 竜華「もっと」 京太郎「えと、いい匂いがします」ドキドキ 竜華「そっか……ええ匂いするんやね」 京太郎「はい。ドキドキします」 竜華「うちも」 京太郎「え?」 竜華「うちもドキドキする……」モフモフ 京太郎「うっ……//」カァァァ 竜華「……//」マッカッカッカ 550 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 02 12 33.12 ID Efcmjxhxo [13/14] 京太郎「……」 竜華「……折角の合宿やったのに、もうすぐ終わりや」ギュゥゥゥ 京太郎「すいません二日も寝たきりで。しかも看病まで」ウツムキ 竜華「アホ、そんなん気にする必要あらへんよ」ペチペチ 京太郎「竜華さん……」 竜華「あのな京太郎君。うち、怖くなったんや……」 京太郎「え?」 竜華「このまま京太郎君が目を覚まさなかったら、もうアイドルをやめてしまうんやないかって」 京太郎「……」 竜華「でも、でもな? 一番怖いのは……きっと」 京太郎君と話せなくなる 京太郎君と一緒にいられなくなる 京太郎君の笑顔が見られなくなる 京太郎君と…… 竜華「……なぁ、京太郎君」 京太郎「はい」 選択安価 ↓3 1 「キス、しよか?」 2 「このまま……一緒にいてもええかな?」 3 「うちも、負けへんから」 587 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/30(月) 21 52 32.65 ID Pb9azu2ao [1/13] 【これまでのあらすじ】 至って普通の高校生、須賀京太郎 彼はある日の出来事を境に大切な仲間達との亀裂を感じてしまう 「お前が宮永達と同価値だと、本気で思っているのか?」 その言葉をバネに、京太郎は自分も仲間と同じように何かを成し遂げることを決意する しかし、タコス作りくらいしか特技の無い彼に……そうそう務まるものなどはなく 足り無い頭でひねりだせたものは―― 「アイドルになる」 お前は面だけはいい 失意に飲まれながらも、その言葉だけを糧に前を進むことを決意する京太郎 だが現実はそう甘くはなかった 「ジャ○ーズ舐めてんじゃねぇよオラァァァン!!」 アイドルは顔だけで務まるものじゃない それは紛れもない事実 京太郎にとっては残酷すぎる現実 「もう、咲達と一緒にいられないかもしれない」 深まる絶望と遠のく希望 そんな闇の中にいた京太郎の前に、現れた一人の少女―― 「……風邪、引くよ」 それはきっと…… / / / // ´ ̄ ヽ / / / | l | | . i. / / | / / > ´ /, ′ | l | | . l / /... | i /ァ===ミ、 ヽ /イ . j_| | . │. ′. リ、 ;《 ん干ハ\ 〃 j\ イ / . /|. / . / ∨ | { ト ノ ' ,ノ / ヾ }/} \ __/ .′ ′ { ヽ{ ゝ こソ =ァ=/ / ソ/ / \ / / ! ∧ 。 ん干ハ㍉ / / ヽ.′ ′ |... ∧__ . ' .' . { ト ノ ′|} / / /// . i|.. | { 、 ゝ こソ //彡 //..... i|. |∧ ヘ / / ノ... i| l ∧ 「 、 . ' .' .° ′ノ┬=ァ ´ i| | / . ` -- ′ , イ / / / j| l / \ / / // j| |/ 丶 ___,,.. イ ../ / i| ト / / i| ../ /-=ニニニム {ニ\ / / i| . ,′/ 運命の出会いってヤツなんだろう 592 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/30(月) 22 07 45.33 ID Pb9azu2ao [2/13] 【前回のあらすじ】 長かった合宿も終盤に差し掛かり、早速レッスンに取り掛かろうとする京太郎 そこへ沈黙を守っていた淡の口から一つの提案が挙がる 淡「ここってすっごく効率のいい修行があるらしいよ?」 合宿の遅れを取り戻す為にも、早速過酷な修行に取り掛かる京太郎ファミリー 資格試験もなんなくクリアし、余裕の成長を見せつけたかのように思えたが―― 京太郎「(無理無理無理無理!! 死ぬ!! 絶対に死ぬ!!)」ゾゾッ もはやアイドルの修行ってレベルじゃねぇぞ!! そう誰もが思うほどの過酷な戦いを強いられる京太郎 結果……京太郎は重傷を負い、二日間もの間寝込むこととなる そして―― 竜華「……なぁ、京太郎君」 京太郎「はい」 /.......... / | ハ ハ ..ノヽ..∧. /....../... / | | \ 斗-、 i ∧ '....../..{ 〃 { 弋{ 〃ヽ 廴 \ | ∧ あの、えと…… i...../... | ト-| { \ ぅ 斗=ミ、 i | / ∧ |... 7.. | | | {_ ヽィ乏) ハ 入 φ / ∧ |ハ ヽr y 弌 弋辷ツ ′ 〉 / i / ∧ その…… |{ i ∧〃_) ハ ` _厶ィ ハ | / ∧ |{弋 〈 ハ ゞ -'' 、 ´ } | / ∧ ` >へ i / | / ∧ }. . -‐- 、 rー ' | / ∧ |.∧ V_ ノ イ | | / ∧ |... ゝ / | | | / ∧ |... > < 八 | | \_ |... i `¨ハ 〉 | |/ ̄ ̄ ̄〃 へ ^ヽ |... | 〉 / | | // ⌒ヽ.∧ |... |__// _/{ | | // V∧ r―|... / ./---、 ' ./ { | |_彡 ' V∧. ∧ { |... / // ̄ ̄ 7 | | |=- / V. / } ト| / 〃 / | | | ./ / V 竜華「このまま……一緒にいてもええかな?」ドキドキドキ 京太郎「!!」 今、二人の距離がまた一歩…… 593 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/30(月) 22 18 02.51 ID Pb9azu2ao [3/13] 京太郎「い、今なんて……?」 竜華「……アホ、二度も言わせんといて」ギュッ 京太郎「ほへ?」 竜華「……黙ってこのままいさせてくれればええ」ムギュゥゥウ そう言って竜華さんは俺の足を枕に、寝る体勢になってしまった 例えるなら学校の机で寝るような姿勢…… 京太郎「って、そうじゃなくて!!」ドキドキ 竜華「気持ちええなぁ……」 フニュン 京太郎「あの、掛け布団越しとはいえその……」アセアセ 竜華のおもち「」ボヨヨーン や、柔らかいこの感触はぁぁぁぁぁぁ!? お、おも、お、おももも、おもももももももちぃぃぃぃぃい?!!??」 竜華「……」スッ 京太郎「りゅ、竜華さん! こ、ここいうのはよくないと思いますですますはい!」テンパリ 須賀ホーン「」ビンビンビィィィィン ペチッ 竜華のほっぺ「」フニフニ 京太郎「」 須賀ホーン「」ビビビビィィィィン 竜華のほっぺ「」グイグイ ぐ、愚息ぅ!? 何をやってんだぁぁぁぁお前ぇぇぇぇぇ!? 竜華「……」 600 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/30(月) 22 27 41.52 ID Pb9azu2ao [4/13] お、終わった――!! 俺の……俺のアイドル人生が終わってしまった 京太郎「逮捕かぁ……この歳で捕まるなら少年院か」アハハハ 竜華「……」 京太郎「どうぞ、気の済むまで殴ってください」ペコリ 須賀ホーン「」シュン 竜華「……」 京太郎「……」 竜華「……」 京太郎「……?」オソルオソル あれ、どうして何も言わないんだ? いつもだったらすぐに鉄拳制裁が飛んで来るはず……? 竜華「……」スーッスーッ 京太郎「竜華さん? もしかして、寝てます?」ツンツン 竜華「ムニャムニャ」スピー 京太郎「……」ゴクリ こ、これはチャンス……なのか? だってどう見てもこれは…… 竜華のほっぺ「」ポヨーン 竜華のふともも「」キラキラ 竜華のおしり「」ムッチリ 竜華のおもち「」バヨエーン 竜華のくちびる「」プルン 京太郎「(ほわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)」デデドン! こ、こんな国宝級の宝を前に…… お、俺は!! 俺は一体……どうすればいいんだァァァァァァ!!??? 選択安価↓3 1 ほっぺをふにふにする 2 ふとももを撫でる 3 お尻を触る 4 おもちを揉む 5 優しく頭を撫でて上げる 611 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/30(月) 22 35 05.35 ID Pb9azu2ao [5/13] 竜華「きょう……しゅ……き……うにゅ」ムニャムニャ 京太郎「ば、バレない……よな?」スッ って、何を考えてんだ俺は!? 京太郎「ぐ、ぐぎぎぎぎぎぎぎっ!?」ギギギギッ だ、ダメだ!! それだけは絶対に―― 竜華さんは俺の……俺の恩人なんだ!! 京太郎「でも、でもでもでもぉ……」チノナミダ こんな、こんなものを前にお預けだなんて…… 京太郎「……」スッ ごめん、愚息。 分かってくれるよな……? 須賀ホーン「」コクリ 京太郎「じゃあ、行くぞ?」 須賀ホーン「」ビンビン 最大パワーで……迷いを!! 京太郎の右腕「」ググググッ 断ち切る!! 京太郎「うぉぉぉぉお南無さぁぁぁぁぁん!!!」ヒュンッ チーン!!! /⌒ _>、/⌒ Y¨¨¨ 、 /´> ´ , } \ , ´ / 、 ヽ / / ' | | ∨ . ー‐イ' / / | | l } | | | . / ' ' / |{ | / /| } l | | // / { |-+-|、 | ,-}/-}/- / } { / ,..イ , 从,ィ=从{ l / ィ=tミ}イ/ /_ 从  ̄´ |∧ { Vリ ∨' Vり /' /- } / } / 从ム , ム,イ-、/l , . r ' /|/ 八 __ _ / / 、 イ Ⅵ \___ イ |ヽ 「 、 | r <///| |/}_」 |//(_)//|_ , <///〈 ,」////イ////> 、 r--- <////////∧ /////////////////> 、_ //////////////〈/ }---{///////////////////////ハ {//|////////////Ⅵ |////////////////////////} |//|//////////////| /////////////////////////l| |//|//////////////{__/////=====///イ///////| 京太郎「」ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ 615 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/30(月) 22 43 48.21 ID Pb9azu2ao [6/13] 京太郎「あぁ……あっ、あぁっ……」ピクピク 竜華「うーん? ムニャムニャ」ギュゥゥゥ 京太郎「ほ、ほほっ、ほっほほぉぉ!」ピクピク 竜華「暴れんなやぁ……堪忍せぇよぉ」ムニャムニャ 京太郎「……」 __,.ィ ̄ ̄`ヽ/ヽ__ > ´ ̄ / ` `、 、、 - ´ / ' } ヽ ヽ\ \ `  ̄ >' / , | ∧/! | } ヽ ヽ /,ィ / ' / /| _/,.ム斗}-/ ハ . なぜ人は…… {/.' ,| ,.|-}/-{ | / ,ィチ斧ミ }/ } | . / イ/{ ! ィ斧从}/ Vzソ ノ /イ , <__ ´// 从{ Vソ / / イ- 、 | 争わずにはいられないのか? {'{ { , ' /' ⌒ } | 从Ⅵ /. ノ | 叭 v_ ̄ヽ ,rー' 从 、 イj / / . < |' /}/ 、__ ´ } イ从/ | |/ 「 ̄| 「 ̄ ̄ ̄ ̄} |//l| |//////// 、 ,. <// ∧ |//////////> 、 竜華「……」スピースピー 京太郎「……ふぅ」 竜華「んふふ……」スリスリ 京太郎「全くこの人はこっちの事情も知らないで……」ハァ でも、それだけ俺を信頼してくれてるってことだよな? そうでなきゃ、こんな無防備な姿を見せてくれるわけない筈だ 京太郎「だから……」 だからこそ、その信頼を裏切っちゃいけない 京太郎「俺……絶対にトップアイドルになります」 竜華「……」ムニャムニャ 京太郎「だから、竜華さんを絶対に――」 ドクンッ ドクンッ 京太郎「好きになったり、しませんから」 竜華「……」 ドクンッ ドクドクドクドクドクッ 京太郎「約束――です」 竜華「……」 619 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/30(月) 22 48 53.34 ID Pb9azu2ao [7/13] 展開に困ったので安価をえっちらほい! コンマ安価 ↓3 ゾロ目で絆覚醒! 00~29 竜華爆睡中 30~89 竜華、ちょうど目を覚ます 90~99 実はこの竜華さん、最初から寝たふり 630 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/30(月) 22 59 11.08 ID Pb9azu2ao [8/13] 【SIDE 竜華】 竜華「……」スピースピー 京太郎「……ふぅ」 ん? なんや、京太郎君……? あれ、どうしてうち…… そっか。 京太郎君の膝の上で寝てもうたんか…… 竜華「んふふ……」スリスリ あかん、これええなぁ なんかいい匂いで落ち着くし……心地ええ 京太郎「全くこの人はこっちの事情も知らないで……」ハァ ふふっ、ごめんな京太郎君 もうちょっとだけ…… もうちょっとだけこのまま―― 京太郎「だから……」 え? どうしたん急に? 一体何を……? 京太郎「俺……絶対にトップアイドルになります」 竜華「……」ムニャムニャ な、なんや急に! 竜華「……」ドキドキドキドキ 初めて会った日から、まだそんなに経っとらんのに もうこんなにかっこよくなって…… 京太郎「だから、竜華さんを絶対に――」 竜華「……?」 ドクンッ ドクンッ 京太郎「好きになったり、しませんから」 竜華「(えっ?)」 ドクンッ ドクドクドクドクドクッ 京太郎「約束――です」 竜華「(今、なんて……?)」ズキィィィッ ~「好きになったり、しませんから」~ 京太郎「……よし、頑張るぞ!」ニィッ 竜華「……」ギュッ 632 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/30(月) 23 11 07.81 ID Pb9azu2ao [9/13] 竜華「……」 京太郎「ふわぁぁぁ、俺も寝ようかな?」ムニャッ ガラガラッ 京太郎「ん?」 煌「具合はどうですか?」スッ 京太郎「あ、煌さん! 静かに!」シィーッ 煌「あら、清水谷さん……?」パチクリ 京太郎「疲れて寝ちゃったみたいです」クスクス 煌「これまで寝ないでつきっきりでしたから」フフフ 京太郎「そういう煌さんも、ありがとうございます」ペコリ 煌「ふぇ?」キョトン 京太郎「眼の下、隈が出来てますよ」アハハ 煌「やだっ!!」カァァァ クルッ タタタッ ガサゴソ ふすま「」コソコソ 京太郎「あれ、煌さん? ふすまに隠れて一体何を?」 煌「うぅ~~! こんな顔見られたくなかったのに……//」マッカッカ 京太郎「何言ってるんですか? 俺の為に作った隈なんですから、むしろ嬉しいですって」アハハ 煌「……京太郎君は乙女心が分かってないですね」ムスッ 京太郎「オトメゴコロ? お米の種類か何か?」スットボケ 煌「フフフフッ、帰ったらレッスンが楽しみですねぇ」ニヤリ 京太郎「」 モウ、ジョウダンデスヨ ダメ、ユルサナイカラ ソンナァ! ダメッタラダメデス! 竜華「……」ギュゥゥゥッ 京太郎君―― うちも頑張るよ 君の事、好きにならへんように…… 竜華「がん、ばる……」ポロポロ 645 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/30(月) 23 36 07.42 ID Pb9azu2ao [11/13] こうして、京太郎達の合宿は幕を終えた 予定とは違う事が何度も起きたが、実りあるものとなっただろう そして―― 【合宿最終日 妙神山 門前】 管理人「皆さん、また来てくださいね」 猿「うきゃきゃっ!!」 咲「京ちゃんの写真をいっぱい撮った(盗撮)」ホッコリ 照「京ちゃんをいっぱいペロペロ出来た(寝込み)」ホッコリ 優希「京太郎のタコスを食べられたじぇ!!(強制)」ホッコリ はやり「京太郎君の元気を分けて貰えたよ☆(吸引)」ツヤツヤ 和「須賀君と二人きりで……ふふっ(デート)」テレテレ 菫「京太郎君と麻雀を打てた……えへへ」デレデレ 豊音「なんだかみんな幸せそうだよー!」ワーイ! 透華「この人達は何しに来ましたの?」アキレ ハギヨシ「楽しい休日になりましたね」フフ 煌「みんな忘れ物は無いかなー?」 京太郎「俺は大丈夫です。竜華さんは大丈夫ですか?」 竜華「バッチリや!」ニコニコ 京太郎「あれ? なんだか機嫌がいいですね」オドロキ 竜華「京太郎君が成長したからなぁ、そりゃ嬉しいで」ニッコリ 京太郎「そうですね! 俺も嬉しいです!」 竜華「せや!」 京太郎「じゃあ! せーの! ハイ、」 パチィィィン 京竜「たぁーっち!!」イェイッ 透華「仲がいいんですのね」 京太郎「勿論ですよ!」 竜華「うちは京太郎君の一番の――」 ズキンッ 竜華「プロデューサー、やから」 合宿編 カンッ!! バンダナの男「美少女がぁぁぁ!! 帰っていくぅぅぅ!!」チノナミダ ボディコン女「死ねっ!!」バキィィィッ 649 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/30(月) 23 39 58.39 ID Pb9azu2ao [12/13] 【SIDE バブルガール】 ジャアカエルゾー イクジェー ジェットキノデバンデスワー! ノリコメー!! ワーイ!! ハイッテ、ドウゾ ガヤガヤ ?「……大丈夫だよね」 きっと大丈夫 だって家族なんだもん 家族は何があっても一緒、離れちゃいけないんだよ? そうだよね? 7;;;;7;;;;;;/;;;;;;;;;;;;,;∥イ;;;;;;;ハ;;;;;;;;;;;;;;;i;;i;;i;;{;;;;;;;;;;;,X ハ;;;;;;;ヘヘ;;;;;;;ハ;;;;;;;;_!. 7;;;;;|;;;;;;;仆÷┤什トL;;;7; ヘ.,;;;;;;;;;;;'i;;i;i;;{;;;;/ ヘ };;;;;;;;;;ヘヘ;;;;};;ヘ;;;;;;! .{;;;{;;;;;;;{;;{;;;;;;;;;川;;;ハ;;;;;ヘ、 ヘ;;;;;;;;;;;;'i;;i;;iY j }-‐ニ'二冂ニ;;、_! {;;;;;;{;;;;;;;{;;{;;;;;;;;;川{ {;;;;{ `゛〟;;;;;;;;;i;i;;i| ‐'_仁;;}─二ニゞ;;}ゝ、}};| .{;;;;;;{;;;;;;;;ハ;;;;;;;;;;{川-‐ヘ {‐、、 .ヘ\;;;;;゛、ヘ ¨V ..`ゝ} ! .{;;;;;;{;;;;;;;;i;;;{;;;;;;;;;{Ⅵ ヘ;;;;;;;;;;;;ii;i / ..从.| {;;;;;;;{;;;;;;;;;{;;{;;;;;;;;;;iii/ ;\;;;;;;;;ヾ ハ ! タロー…… ,{;;;;;;;;;{;;{;;;;;;{;;`i;;;;;;;V \;;;;;ヾ . 7;;l.! ノ;;;;;;;;;{;;;{;;;;;;;{;;ト;;;;;;;;`{ ヽ、;`ヽ /;;イ! /;;;;;;;;;;;{;;;;{;;;;;;ヽ{iヽ;;;;;ヘ `ヽ`ヽ // };| /;;;;;;;;;;;;;;ト;;;ト;;;;;;`、↑ヾ;;ヘ 、 // 7;| 丿;;;;;;;;;;;;ノイ{;;;{;;;;;;;;;`i、ii;;{ヽ`. ` // 7;;;! /;;;;;;;;,/ /;}iヘ;ヘ、;;;;;;;;ヘ;゛;;ヘ ``; ___ _ _ _ _ // /;;彳 /;;;;;;;ィ´ ノ;;;};;ハ;ヘヽ;;;;;;;ヽ゛;;ハ 丶 - -―――==  ̄ /,/' /∥;!. /;;;;;;ィ´ /;;;;イ∥;;;ヾ`ヾ;;;;;;"ヾ、ヽ \ / /´ /;;∥;;|. //イ ./;;;;;/∥;;;;;;∧v∧;;;;;;;;ヾ、;;`、 `>= ___, .-‐´. ' /イ∥;;;;! /〃;;;;/_/;;;;;,/ '∥;;;;;;/∥》!;;;;ヽ;;;;;,ヽヽ;;`;ヾ、 / .7;;/;;;;;;;;;! _ .//∥;;;;;7二ィ _, ィ〃;;;;;;/∥/;;;〉、;;∧;;;;;;ヘヘ!!;;;;;;;;}`ヽ.、 イ´ /;;/;;;;;;ィ ! , ーニ-‐7/∥;;;;;;;{ , イ;;〃/;;;;;;/∥ィ;/}`ヽ};;;;〉N;;;;;∨;;;;ノ;;;;;7ハ;;;;!`ヽ ‐-;; ' /;/;;x'-‐;;|//´ {;ハ∥;;;;;;;;{. ,ィ;;;〃;ノ;;;;//ィィ ノ;;;;∥`∨/ 入ヾ;\;;;;;;;∥};;;ル´〉 /;ノ;;;;ィ ;;;〉´;;| カンッ! ちょいと飯食ってきま 665 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/01(火) 00 38 43.37 ID 7Wb3IeoTo [1/8] 【後日 京太郎のアパート】 京太郎「ふっ!! はぁっ!!」シュバババッ シッパァァァァン!! 京太郎「どうだぁぁぁぁ!!」ピカーン 煌「はい、これでノルマ終了ですね」ニッコリ 京太郎「あの、煌さん?」 煌「はい?」 京太郎「どうして相変わらず体を鍛えるんですか?」ムキッ 煌「それはやっぱり、演技も歌もダンスも体が資本ですから」フンス 京太郎「そう言われるとそうですね」フンフム 煌「……」 京太郎(上裸)「よーし、頑張るぞー!」フンフンフン 京太郎の胸筋「」ピクピク 煌「……」モゾモゾ . . . -‐===‐-ミ .≠´.. `ヽ、 / .. 、 \ _ . i \ 〔 `ヽ、 / . | ヽ マ^ヽ \ ,′ ト、 i ; ∨ .. i . | \ ー+ i | } } リ } ,| i i イ| \ド|\N弋 /V j,.≠ j. / , 从 刈 ,示 云か∨ 斗匕 ,′ エヘヘヘヘ / A xヘ厶孑介 乂 ツ > / .゙ { } /\从乂ヅ ; ;< /. { 弋込.斗ャ 厶ヘ ; ; 丶 冰 ;; /// V ;ハ _,ノヽ / /  ̄ ´ \ / ゝJ `ー一′/∨\ ___. `'ー-=≦=-‐ ≧=-u-rく / }"´ \ __,,.|ヽ}_rf´ / , / ̄ / / ,ハ / / i ,゙ レヘ_/´>'´ ,′ | i } { [ フ / { } 仁_7 V {/ { },_____ ; | ./ / | ∨ニニニ二7 V / | / ̄ ̄ ̄ ̄ソ { / | / / 煌「ああ、素敵な胸板……//」ウットリ 京太郎「?」 ※ 煌さんは仕事に私情を挟まない優秀なマネージャーです 669 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/01(火) 00 54 37.27 ID 7Wb3IeoTo [2/8] ~~そんなこんなで~~ 煌「いよいよ明日はオーディションですね」ハイオチャ 京太郎「……はい」ドウモ 煌「緊張してるのかな?」ニコニコ 京太郎「そりゃまぁ……ここで結果を出さなければ」ウツムキ アクセル1が無くなってしまうかもしれない 俺がオーディションに落ちてしまえば、みんなの居場所が無くなってしまう 夢を諦めるなんて、誰かが涙をこぼすなんて…… そんなのは嫌だ 京太郎「だから俺が結果を出さなきゃ……」 煌「ねぇ、京太郎君」ツンッ 京太郎の胸「」ピクッ 京太郎「ひゃぁぁっ!?」ゾクゾクッ 煌「……(可愛い)」ホッコリ 京太郎「な、何するんですか!?」ドキドキ 煌「……オーディションを何の為に受けるつもりなのかな?」ツンツン 京太郎「え?」 煌「……」ジッ 京太郎「……それは」 選択安価 ↓3 1 京太郎「そりゃ、勝つ為ですよ」 2 京太郎「やっぱり……アクセル1を救うためです」 3 京太郎「……」 4 京太郎「早く、デビューしたいし」 677 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/01(火) 01 08 35.65 ID 7Wb3IeoTo [3/8] 京太郎「やっぱり……アクセル1を救うためです」 煌「そっか。そうなんだ」フムフム 京太郎「それが理由じゃダメですか?」 煌「ダメじゃないですけど、私は少しだけ……イヤかな」ウツムキ 京太郎「え? だって……」 みんなの期待を背負って、俺はオーディションを受ける そのために修行もしたし、実力だってつけたつもりだ だからそれが理由でいい筈…… 煌「確かにそれを聞いたら、アクセル1の人はみんな喜ぶと思うけど、でも……」ウーン 京太郎「でも?」 煌「私が審査員なら、京太郎君を選ばないと思うから」 京太郎「!!」ドキッ 煌「……明日までに答え、見つけられるといいですね」ニコッ テクテク ガチャッ 京太郎「煌さ――!」 煌「お休みなさい、京太郎君」 バタンッ 京太郎「煌さん……」 一体、なんの話なんだ? 俺は間違ってない、よな……? ここで結果を出して、透華さんの親父さんに認めてもらって それでアクセル1が救えるんだ そしたらきっと…… 京太郎「答え、か」 煌さん、俺は一体どうすればいいんですか? ~~こうして、夜は更けていく~~ 【オーディション 当日】
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6290.html
IF 原作に行った京太郎3 京太郎「……」ボー 和「須賀君、どうかしたんですか?」 咲「昨日からああなんだよ」 優希「犬から元気をとったら何も残らないんだじぇ…」 まこ「たまには京太郎にも麻雀を打たしてみるのもいいかもしれんの」 久「それもそうね。須賀君、たまには打たないかしら?」 京太郎「えっ?あっ、いいですよ部長」 咲「わ、私も打とうかな」 和「私も打ちます!」 ーーーーー 南四局 咲(今日は京ちゃんに…)チラ…京太郎をみる 京太郎「………っ」ゴゴゴゴゴ… 久「なっ!」 咲(き、京ちゃん?)ガクブル 和「…?」 京太郎「…ついこの間までこれが普通だったんだけどな。立直」 咲「えっ?」 コトん…ザシュ… 咲(真っ白な槍!?) 京太郎「ロン、四暗刻単騎」 京太郎「…±0の打ち方…本当に全部違うんだな」 久「ち、ちょっと須賀君!」 京太郎「すいません、竹井さん。俺、気分が悪いんで帰ります」 スタスタ… 久「た、竹井さんって!待ちなさい!」 京太郎「……嫌ですよ、俺。この部活辞めますんで」 一同「えっ?」 京太郎「それじゃあ…」 スタスタ… 咲「悲しいんだね京ちゃん…」ポロポロ