約 969,266 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/136.html
【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力か…」 京太郎「合同合宿ですか?」 京太郎「ヤンデレ……?」【安価】まとめ 京太郎「鹿児島で巫女さん!」まとめ 京太郎「長野四校で」ハギヨシ「また合同合宿、ですか」まとめ 【安価】京太郎「俺が……アイドル?」咲「ふぇっ!?」【ほのぼの】まとめ 京太郎「Kちゃんぬいぐるみ?」 京太郎「大学生かぁ」小ネタまとめ 【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」まとめ 京太郎「ときめきとメモリアルに満ちた高校生活?」小ネタまとめ 京太郎「プロの付き人ですか?」まとめ 京太郎「俺がギャルゲー主人公……ないな」小ネタまとめ 京太郎「奈良の親戚の家で一年か……」小ネタまとめ 京太郎「記憶喪失…?」小ネタまとめ 京太郎「救われぬ愛に救いの手を」まとめ 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」【大阪:千里山】 由暉子「外に出すって言ったのに……」京太郎「ユキおこプンプン丸?」まとめ 京太郎「トキ姉起きろー」 怜「んー………」まとめ 理沙「京太郎!」プンスコ 京太郎「わかりました」まとめ 京太郎「今日は竜華さんの誕生日か......」まとめ 京太郎「和の胸囲98cm…!? 嘘だろっ!?」まとめ 咲「牌が行方不明?」まとめ 京太郎「Do-Dai」まとめ 久「大吉ちょうだい」まこ「自分のがあるじゃろ」まとめ 咲「やっぱり京咲がナンバーワン!」京太郎「?」まとめ 京太郎「俺がマネージャー?」爽「打倒はやりん!」まとめ 京太郎「和にマック奢ったらドハマリした」まとめ 京太郎「ステルスと」モモ「イーワンっす!」まとめ 【コンマ】京太郎「一度やったくらいで調子のんな」咲「京ちゃん最低、最低だよ!」まとめ 【咲-saki-】京太郎「未来デパート?」【安価】まとめ 京太郎「全国って可愛い女の子が多いよな」まとめ 【咲SS】京太郎「今日ははやりさんの誕生日か...」まとめ 京太郎「夏祭りだ」 咲「夏祭りだね」まとめ 京太郎「俺の日記」まとめ 京太郎「義姉さん達がどうしたんだ?」まとめ 淡「雲の切れ間に」京太郎「星が瞬く」まとめ 咲「やったね京ちゃん」京太郎「家族が増えるよ!」まとめ 二週目京太郎「義姉さん達がどうしたんだ?」小ネタまとめ 京太郎「何でもいいから、そろそろ行動起こさないと……」まとめ 健夜「せめて思い出に須賀る」まとめ 京太郎「清々荘にて」まとめ 京太郎「俺たちの絆パワーでお前を倒す!」まとめ 菫「不本意だが王様ゲームの練習をするしかないようだ…」まとめ 咲「マホが…なんだって?」まとめ 優希「京太郎をとったな、のどちゃん!!」和「彼は私を選んだんです」久「体だけはね」まとめ 咲「京ちゃんの妹になりたかったな」まとめ 京太郎「みやながけ」咲「京咲!」まとめ 咲「山!」 京太郎「山?」まとめ 京太郎「女の子が積極的になりすぎた世界」まとめ 専用まとめwiki 京太郎「清澄高校麻雀部員共」 【咲-saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「笹食ってる場合じゃねえ!」 京太郎「岩手に引っ越すことになった」 京太郎「修羅場ラヴァーズ」 京太郎「俺が三年生?」 【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 長編 照→京←咲 京×和 京太郎「紅生姜のない牛丼屋」 照「咲が!私から京ちゃんをとったからいけないんだーーーっ!!」 タコス「京太郎!だーい好きだじょ!」 すこやん 京×咏 - 照「京ちゃん、カッコよくなったね」京太郎「えっ!?」 照「京ちゃん、カッコよくなったね」京太郎「えっ!?」 オープニング&通常ルート 真ルート 前編 真ルート 中編 真ルート 後編 番外編『今更かよ!』 番外編『放課後』 番外編『かえりみち』 番外編『好きだよ』1/2 番外編『好きだよ』2/2 番外編の番外編『腐部屋のてるてるとここの照が遭遇したらどうなるのか見てみたい』 - ゆみ「私は君が欲しい!」京太郎「!?」 ゆみ「私は君が欲しい!」京太郎「!?」 第一話 第二話 第三話 第四話 後日談 - 京太郎「悪女」 京太郎「悪女」 第一話 第二話 第三話 Another view 嘘次回予告 小ネタ① 小ネタ② - 京太郎「恩知らずでごめんな」 京太郎「恩知らずでごめんな」 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 最終話 - 怜外伝 怜外伝 第一部 第二部 第三部 最終部 外伝・~モブ田の受難~ 外伝・~天衣無縫の仮面~ - うさぎちゃんとアリスくん うさぎちゃんとアリスくん うさぎちゃんとアリスくん 第一部その1 うさぎちゃんとアリスくん 第一部その2 うさぎちゃんとアリスくん 第一部その3 うさぎちゃんとアリスくん 第二部その1 うさぎちゃんとアリスくん 第二部その2 うさぎちゃんとアリスくん 第二部その3 うさぎちゃんとアリスくん 第二部その4 うさぎちゃんとアリスくん 第二部その5 うさぎちゃんとアリスくん おまけ1 うさぎちゃんとアリスくん おまけ2 うさぎちゃんとアリスくん 第三部その1 うさぎちゃんとアリスくん 第三部その2 うさぎちゃんとアリスくん 第三部その3 うさぎちゃんとアリスくん 第三部その4 うさぎちゃんとアリスくん 第三部その5 - 竜華と怜とイチャイチャするだけの話 竜華と怜とイチャイチャするだけの話 竜華と怜とイチャイチャするだけの話 竜華と怜とイチャイチャするだけの話 2 竜華と怜とイチャイチャするだけの話 3 竜華と怜とイチャイチャするだけの話 4 竜華と怜とイチャイチャするだけの話 5 竜華と怜とイチャイチャするだけの話 6 竜華と怜とイチャイチャするだけの話 7 竜華と怜とイチャイチャするだけの話 8 竜華と怜とイチャイチャするだけの話 9 竜華と怜とイチャイチャするだけの話 10 - 京太郎が黒髪にしてみたら 京太郎が黒髪にしてみたら 京太郎が黒髪にしてみたら・清澄編 京太郎が黒髪にしてみたら・龍門渕編 京太郎が黒髪にしてみたら・阿知賀編 京太郎が黒髪にしてみたら・鶴賀編 京太郎が黒髪にしてみたら・千里山編 京太郎が黒髪にしてみたら・白糸台編 京太郎が黒髪にしてみたら・宮守編 京太郎が黒髪にしてみたら・姫松編 京太郎が黒髪にしてみたら・風越&清澄編 編 - 京太郎「俺が奴隷扱いされてるって言う噂が流れてる?」 京太郎「俺が奴隷扱いされてるっていう噂が流れてる?」 プロローグ 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 エピローグ おまけ - 衣「龍門渕へようこそ」京太郎「おじゃましまーす」 衣「龍門渕へようこそ」京太郎「おじゃましまーす」 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 最終話 おまけ集 小ネタ集 - 男京太郎 おもち巡りの旅 男京太郎 おもち巡りの旅 男京太郎 おもち巡りの旅~序章~ 男京太郎 おもち巡りの旅~序章その2 男京太郎 おもち巡りの旅~第一部 男京太郎 おもち巡りの旅~第一部その2 男京太郎 おもち巡りの旅~第一部その3 男京太郎 おもち巡りの旅~第一部その4 男京太郎 おもち巡りの旅~第一部その5 男京太郎 おもち巡りの旅~第一部その6 男京太郎 おもち巡りの旅~第一部その7 - 神代の守人 神代の守人 京太郎「神代の守人」 小蒔「神代の戻人」 滝見春「神代の浄人」 戒能良子「神代の病人」 薄墨初美「神代の狩人」 宮永咲「神代の想人」 石戸霞「神代の良人」 - タコスと綾なす日々 タコスと綾なす日々 京太郎「クリスマスなのに何の予定もない」 京太郎「年末の予定は埋まってる」 京太郎「タコス娘との三が日の過ごし方」 京太郎「今までとは違うバースデー」 優希「私と京太郎のバレンタイン」 京太郎「倍返しのホワイトデー」 優希「黄金週間に交わした約束」 優希「これから先も二人で一緒に」 - 和「…浮気者」 和「…浮気者」 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 三つ巴分岐エンド 第7章 第8章 第9章 第10章 第11章 咲視点 - 京太郎裁判 京太郎裁判 第一回 開廷 第二回 開廷 第1回原村和ムッツリ裁判 第三回 開廷 第四回 開廷≪前篇≫ 第四回 開廷≪後篇≫ 第五回 開廷 第2回原村和ムッツリ裁判 - 助っ人京ちゃん 助っ人京ちゃん 助っ人京ちゃん season1 助っ人京ちゃん season2 助っ人京ちゃん season3 助っ人京ちゃん season4 助っ人京ちゃん season5 助っ人京ちゃん season6 - 京太郎、部室で熟睡 京太郎、部室で熟睡 京太郎、部室で熟睡 清澄Ver 京太郎、部室で熟睡 白糸台Ver 京太郎、部室で熟睡 阿知賀Ver 京太郎、部室で熟睡 新道寺Ver 京太郎、部室で熟睡 永水Ver 京太郎、部室で熟睡 千里山Ver 京太郎、部室で熟睡 姫松Ver 京太郎、部室で熟睡 宮守Ver 京太郎、部室で熟睡 有珠山Ver 京太郎、部室で熟睡 臨海Ver 京太郎熟睡 マホ編 京太郎熟睡 プロ編 京太郎、部室で熟睡2週目 清澄・阿知賀編 京太郎、部室で熟睡2週目 白糸台編 - ○年生集合させてみた ○年生集合させてみた 1年生集合させてみた その1 1年生集合させてみた その2 1年生集合させてみた その3 1年生集合させてみた その4 1年生集合させてみた その5 1年生集合させてみた その6 1年生集合させてみた その7 1年生集合させてみた その8 1年生集合させてみた その9 1年生集合させてみた その10 2年生集合させてみた その1 2年生集合させてみた その2 2年生集合させてみた その3 2年生集合させてみた@ -玄side- 2年生集合させてみた@ -灼side- 2年生集合させてみた@ -衣side- 3年生集合させてみた その1 3年生集合させてみた その2 3年生集合させてみた その3 3年生集合させてみた その4 - 寮長さんは金髪学生 寮長さんは金髪学生 寮長さんは金髪学生 清澄編 寮長さんは金髪学生 鶴賀編 寮長さんは金髪学生 龍門渕 寮長さんは金髪学生 永水 寮長さんは金髪学生 白糸台編 - ぷちさき! ぷちさき! ぷちさき!~タコス~ ぷちさき!~どらろー~ ぷちさき!~のどっち~ ぷちさき!~まふらー~ ぷちさき!~おっど~ ぷちさき!~はぎー~ ぷちさき!~おさげ~ ぷちさき!~わかめ~ ぷちさき!~ぽんこつ~ ぷちさき!~しずー~ ぷちさき!~清澄~ - 照→京←淡 照→京←淡 その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 - 久「ロッカーの中で」京太郎「襲わないから」 久「ロッカーの中で」京太郎「襲わないから」 清澄高校編 宮守女子高校編 龍門渕高校編(前篇/後篇) 小ネタ 白糸台 - 京太郎「あれ俺がいる……?」 京太郎「あれ俺がいる……?」 前編 中編 後編 エピローグまとめ - 京太郎「あれ俺要らなくね……?」 京太郎「あれ俺要らなくね……?」 前編 中編 後編 小ネタ - 小蒔(あ、またはっちゃんにキングボンビーが……)初美「……」イラッ 小蒔(あ、またはっちゃんにキングボンビーが……)初美「……」イラッ 前編 後編 エピローグ - 京太郎「俺の居場所か」 宮守VS清澄 編 京太郎「俺の居場所か」 宮守VS清澄 編 本編 短編集 - 京太郎「俺のサクセスストーリー」 京太郎「俺のサクセスストーリー」 前編 後編 小ネタ - youtuber京ちゃん youtuber京ちゃん その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 その11 その12 その13 その14 - 割烹ー須賀 割烹ー須賀 その1 その2 その3 その4 その5 その6 テルー編 テルー編After テルー編 日本酒の日 テルー編 新年 - シミュレーションシステム シミュレーションシステム その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 おまけ - 京太郎インタビュー 京太郎インタビュー その1 その2 その3 その3の続き その4 その5 その5の続き その5.5 その6 その6の続き その7 その8 その8の続き その9 その9の続き その10 最終回 - VRアプリ『京ちゃんと一緒』β版 VRアプリ『京ちゃんと一緒』β版 宮永咲の場合 片岡優希の場合 染谷まこの場合 原村和の場合 番外編(大星淡の場合) - kyoチャンネル kyoチャンネル その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 - 連作短編的なの 連作短編的なの 桃姉帯照と出会う話 モモの話 姉帯メール(やや重い) てるてる会議 咲桃姉帯で重い話 ちょー八尺様だよー 特にオチはない宮守での話 玄ちゃんの笑顔を曇らせていきたい 阿知賀の話(穏乃編) 憧ちゃん援交ネタin京太郎
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6440.html
五日目・朝- 京太郎「さて、今日は部室に行くかどうか……」 テクテクテク 京太郎「お、あれって……」 京太郎「お、透華!」フリフリ 透華「きょ、京太郎!?」 京太郎「また会うなんて思わなかったぞ」 透華「そ、そうですわね!」アセッアセッ 京太郎(アンテナが、荒ぶっている) 京太郎「あれから麻雀の方はどうだ?」 透華「気のせいか強くなった気がしますわ!」グッ 京太郎「なら良かった」 京太郎(トラウマになったなんて、嫌だからなぁ) 授業- 京太郎「おい歩、次の授業ってなんだ?」 歩「またですか!?」ジカンワリ 京太郎「えぇ~と」 教師「はい、裁縫は器用さも重要ですが正確さや慎重さ、そして失敗したときの対応なども……」 京太郎「有象無象にすぎん」シュバババ 歩「容姿から想像もできない器用さですね、先生ドン引きですよ」 京太郎「容姿のことは言うなよ!」イテッ 昼- 京太郎「さて、昼はどうするかなぁ」 京太郎「前に昼誘ってもらったし……純はファン大そうだから智紀だな」デンワ 智紀『もしもし、どうしたの?』 京太郎「一緒に御飯食べないか?」 智紀『……良いけど、二人の方が良いよね』 京太郎「そのつもりだったけど、どうして?」 智紀『京太郎に敬語使われるのは、不気味』 京太郎「不気味って、お前なぁ~」 智紀『フフッ、じゃあ中庭で待ってるね』 京太郎「おう、すぐ行く」タッタッ 放課後- 京太郎「この後はどうするか……麻雀部だけど、まだ俺は入部届も出してないんだよな」 部室- ガチャッ 京太郎「うぃーす」 透華「京太郎、もう少し気合のある声で入ってきなさい!」 京太郎「お前みたく悪目立ちしたくない」 透華「なっ!?」ガーン 京太郎「悪目立ちって自覚無かったのか……」ハァ 純「おい京太郎、お前麻雀上手いんだから教えてくれよ」 智紀「少し話がある」 衣「おい京太郎、衣と打てー!」 京太郎「待て待て、俺の体は一つだ!」 一「そして時間も有限だね、どうするの?」ニヤ 京太郎「……一、お前性格良くなったよな」 一「ありがとう!」 京太郎「皮肉だよ!」 京太郎「じゃあ純、麻雀教えるって言ってもどこらへんが知りたいんだよ?」 純「そりゃもちろん、打ち方とかさ……流れの読み方とかも知りたいんだけど、そこらへんは京太郎じゃわかんないだろ?」 京太郎「まぁ確かにな……じゃあ、やることは」 京太郎(つって精神統一を本気ではじめた純だが……) 純「……」スゥ 京太郎(す、すげぇ様になってる、男として悔しい……) 純「……」パチッ 純「ふぅ、確かになんだかよくなった気がするぜ」 京太郎「マジで!?」 純「マジに決まってんだろ、とりあえずオレの力が上がったのは確かだ、ありがとな!」バシッ 京太郎「お、おう」 一(あれ、なんも考えてない顔だ) 衣(純の力が上がったということは、京太郎が食いやすくなったということか……) 放課後2- 京太郎「さて、次はどうするか……」 智紀「……」ジー 衣「……」ジー 京太郎「よし、麻雀を打つか……」 衣「フッフッフッ、有象無象と違うところを見せてみろ!」ゴッ 透華「今回は目立たせてもらいますわ!」ゴッ 一「まぁ、良いか」 京太郎(衣のオカルトに反応してる……おさえろよ)ズゾゾゾッ 京太郎(あまり、良くないか)タンッ 衣(力を使うまでも無いか?)タンッ 一(ああ普通、でも普通じゃ勝てないんだよね) タンッ 透華(ひどい、やきとりですわね)タンッ 京太郎(いや、どれも使わなくていい……使うほど制御できてやしない)タンッ 衣(なにもしてこないか、なら衣もなにもせずに勝つ!)タンッ 一(これ、キツイっ)タンッ 透華(つ、強くなった気がしましたが……)タンッ 京太郎(これは、キツイかっ!) 衣「ツモ、3000・3700!」ダンッ 透華「なぁぁぁ!?」 一「やっぱ、こうなるかっ」クッ 京太郎(どうする……次は能力をどれか発動してみるか?) 衣「後半戦と赴こうぞ」ゴッ 京太郎「今度こそ……」ゴッ 衣「このままでは有象無象と変わらないぞ」ゴッ 一「が、頑張ろう!」 透華「」シロメ 京太郎「よし、ロン!タンピン三色ドラ1、8000!」 透華「キィィ! やりましたわね!」 一(どうするかなぁ……) 衣(京太郎が乗ってきた、支配してみるのも手か……) 京太郎(いや、どれも使わなくていい……制御するのも難しいしな)タンッ 一(京太郎、さっきから凄い!)タンッ 透華(京太郎に凄いとこ、見せたいのに……)タンッ 衣(おもしろい、見せてみろ京太郎!)ゴッ 能力『月海支配』発動:全員の点決めコンマ下二桁を20下げる。 京太郎(衣、来るのか!)ゾクッ 衣(さぁ、衣の支配から抜け出してみせろ!)ゴッ 透華(これはっ……衣、本気ですの?) 一(思い出すね、あの夜のことを……) 京太郎(衣、俺を試してるのか……だけどな、お前ぐらいデカい獲物だとそれだけ喰いやすくなる……) 京太郎「」ニヤッ 純「なっ」ビクッ 透華「ッ」ゾクッ 衣「ッ!」ゾクッ ブチリッ 衣(なっ、喰われた!?それに、今のはッ!) 京太郎「」ニッ 能力『魔物喰い』発動:能力を発動した相手の能力を次コンマ下二桁を01にする。 透華(衣が食べられないはずありませんわ、私より力が強いのだから……) 一(なんだか、私も感じた……) 衣(こ、衣の支配が及ばないなんて、こんなの……はじめてだ!)ニッ タンッ 京太郎「ロン、発中チャンタ、ドラ1……7700」ニヤッ 一「京太郎、やっぱ強いなぁ」クッ 透華「」サァー トップ 京太郎 45+96=141 二着 衣 74+01=75 三着 透華 10+22=32 ラス 一 34+07=41 京太郎「ッ……ハッ!」バッ 衣「京太郎!凄いぞ、衣の支配を抜け出したのは京太郎が初めてだ!」パァッ 京太郎「ハハッ、お気に召したならなにより」 透華「」シロメ アンテナ「」シナシナ 一「透華ー!!?」 純「これは、ダメそうだなぁ」 智紀「もう時間」ムスッ 京太郎「あー悪い悪い、今度はしっかり話聞くからさ!」 智紀「なら、良いけど……」 衣「今度また打とう!」キャッキャッ 京太郎「おう、また打とうな!」ニッ 衣「うん!」パァ 下校中- 京太郎「ずいぶん遅くなったなぁ」ハァ 京太郎(うん、衣からの反応も良かったみたいだしな、安心だ!)グッ 京太郎「さて、今日は遅くなったし、このまま帰るか!」ダッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「ふぅ~」 京太郎「さて、どうするかな……」 京太郎「今日も麻雀やったけど……ネトマするか!」 一人目 きょーこ 二人目 ピーチ姫 三人目 キャップ 京太郎「おお、全員二回目か!」 きょーこ:前の二人がいるとは思わんかったわ、雪辱晴らさせてもらうで! ピーチ姫:キョータローさんにきょーこさん、今回も勝たせてもらうっすよ! キャップ:よろしくお願いします 良い麻雀にしましょう キョータロ:みなさん、前よりも強くなった俺の力、見せてあげますよ! 京太郎「よし、今日こそ一位だッ!」ゴッ トップ キャップ 二着 きょーこ 三着 ピーチ姫 ラス 京太郎 キョータロ:ラスかよー! きょーこ:どや!メゲるやろ! ピーチ姫:おぉ、みんな強いっすね キョータローさんは、手牌最悪みたいっすね キャップ:ネトマでもキャップは最強だし! 京太郎「だからキャップは性格最初と違うって……なんだ、きょーこは」 京太郎「あれ、誰かからウィスが飛んできてる?」 キャップ:すみません、パソコンというものが苦手で今、後輩の家でネット麻雀をさせてもらって後輩に打ってもらってるんですが、プロフィールを見れば長野のようで、高校生ですか? 京太郎「おう、なるほど……なんとなくわかった」 キョータロ:そうですよ キャップ:私は風越なんですが、ご縁があれば現実の方でも打ちましょうね キョータロ:はい、ご縁があれば 京太郎「それだけか、律儀な人だなぁ……後輩に打ってもらってるらしいけど……ログアウトしない?」 キャップ:お前、キャップに気に入られてからって調子載るなし! 京太郎「……なんだ一体、ログアウトしたし」ハァ 京太郎「さて、寝……メールか」 京太郎「二人か……」 京太郎「智紀からだな」 差出人:智紀 本文『明日こそ、話聞いてもらうから……次の県大会に関わるから』 京太郎「き、今日聞いておいた方が良かったのか?」 『わかりました なんでも聞きますよ』ソウシン 京太郎「……敬語にしたのに他意はないぞ!」ウン ブブブ 京太郎「帰ってきた」 差出人:智紀 本文『絶対だからね、おやすみ』 京太郎「よし、次は一だな」 差出人:一 本文『前もだったけど、今日もなにかした?』 京太郎「……感じたのか、話してもらったのか」 本文『あぁ、俺のオカルトだ』 差出人:一 本文『にわかには信じられないけど、ボクの目の前で起きてちょっとだけでも異変を感じたんだから信じないわけにはいかないけど、今度どうやるのか教えてよ』 京太郎「……まぁ、咏さんにでも聞いてみるか、この手のやつの取得のしかた」 本文『わかった、色々試してみよう』 龍門渕・智紀部屋- 智紀「透華や衣から聞いた話を総合すれば、能力ジャマー的な感じ」タタタタンッ 智紀「他の学校の衣と同じような相手がいれば京太郎を使って……」タタン 智紀「……でも、いるの?まぁ、京太郎に話すだけ話せばいいか……腐腐ッ腐腐腐ッ!」 龍門渕・一部屋- 一「ボクも透華や衣や京太郎みたいな力さえ手に入ればみんなの役にたてるもんね」 一「頑張るぞ!」ヨシッ 自宅・自室- 京太郎「さて、明日も学校か」 カピー「カピー」マダカヨウビダゾ 京太郎「おやすみ~」パチンッ カピー「ピカ」カマエッテ 五日目終了 六日目・朝- 京太郎「さて、今日はどうするかなぁ」 テクテクテク 京太郎「お、あれって……」 京太郎「一か」 一「聞こえてるよ!」ガァッ 京太郎「うお、ていうか透華と一緒じゃないんだな」 一「たまにはね、というより最近は一人で行くって言って言っちゃったりするんだよね」シュン 京太郎「……まぁそんな寂しがり屋の一と一緒に登校してやろう!」フフン 一「ふん、ボクのセクシーさに目が眩んだんじゃないの?」 京太郎「は?セクシー?どこが?」 一「フンッ!」ヒュッ 京太郎「うぉっ!?」シュッ 一「避けるなぁ!」 京太郎「逃げるだろ!」ダッダッダッ 授業- 京太郎「次の授業は?」 歩「はいはい」ジカンワリ 京太郎「ん~?」 教師「はい、料理を作ってください、課題は自由です」 京太郎「さすが龍門渕、一人一つ料理を作れるなんて!」シュバババ 歩「私と一緒だったら?」 京太郎「足手まとい!」 ポカッ イテッ 昼- 京太郎「さて、今日の昼は……」 京太郎「……衣誘ってみるか……ってあいつ携帯もってねぇ!」 ?「京太郎!」ドスッ 京太郎「ぐおっ、こ、衣か!」 衣「そうだぞ、衣だぞ!」エッヘン 京太郎「丁度良い、一緒に飯食うか」 衣「うん! どこで食べるんだ?」 京太郎「まぁ、どこでも」 衣「京太郎のクラスにしよう!」 京太郎「……いや、クラスはやm」 衣「京太郎のクラスが良い!」パァッ 京太郎「はい」 放課後- 京太郎「麻雀部に行って智紀の話聞くか、それとも行かなくても良いか……」 京太郎「……今日は行かなくていいか!」ワ-イ 歩「良いの?」 京太郎「言い訳、頼んだ!」グッ 歩「……はぁ、わかった」 京太郎(あのおもちともう一度会いたい!)キリッ 雀荘『Roof-top』- 京太郎「……いないか」 ??「いらっしゃいませ、御一人ですか?」 京太郎「あぁ、はい」 ??「また来てくれたんですね、今日は麻雀しますか?」 京太郎「んー」 京太郎「今日は麻雀でも打たせてもらいます」 ??「じゃあ私がお相手します、こちらにどうぞ」スッ 雀卓へと案内される。 京太郎「さて……アイスティーで」 ??「はい、お待ちください」 ??「後輩が来たんで卓に入るけぇ」 京太郎(うお、あれは!) 和「失礼します」バイン ??「アイスティーです」コトッ 京太郎「お久しぶりですね」 和「はい」 ??「知り合いか?」 和「この間の……」 ??「あぁ、なるほど!後輩が世話になったの、染谷まこじゃ」 京太郎「いえ、当然です」キリッ まこ「フフッ、それよりもう一人必要で……」 美穂子「失礼します」 京太郎「風越の……制服」ゴクッ 美穂子「お願いします」ペコッ まこ(これはこれは……大物が釣れたな) 和(誰であろうと倒すだけです) 京太郎「須賀京太郎です、お願いします」 美穂子「福路美穂子です、よろしくお願いしますね」 和「原村和です、よろしくお願いします」 まこ「染谷まこじゃ、よろしゅう頼む」 まこ(不味いのぉ)タンッ 和(これでどうでしょうか……)タンッ 美穂子(やはり、みんなそこそこやるわ)タンッ 京太郎(衣、使わせてもらうぞ……)タンッ 能力『月海支配』発動 まこ(ん、上がれん!?) 和(確率を計算しても、おかしい……それにさっきから須賀君が鳴いたりしはじめたのは……?) 美穂子(これはまるで、天江衣!) 須賀京太郎(海の底で、待っているそれを掴み、引き当てる……それが『海底撈月』だ!) 京太郎「ツモ! 3000・6000!」 まこ「なぁっ!?」 和(凄い確率ですね) 美穂子(間違いない……龍門渕の天江衣とまったく同じ) 京太郎「次ももらう……」ゴッ まこ(後半は全部海底撈月で上がりおった、化物か!) 和(前半の異常な偶然、後半も起こるとは思えない) 美穂子(これが終わったら、少しお話したいわ) 京太郎(これなら使う必要はないな) まこ(む、表情を見るか?) 和(これは、酷いです) 美穂子(やっぱり、須賀君は天江衣の関係者なの?) まこ(やっばいのぉ)タンッ 和(これは、どうしましょうか……)タンッ 美穂子(強い、この須賀京太郎君って子、強すぎるッ)タンッ 京太郎(ハハハッ……これは、凄いぜ!)タンッ 京太郎「もらったぁ! ツモ、300・500!」 まこ(ラストになんというクズ手) 和(凄い手ですね) 美穂子(ええ、これは少しお話する必要がありそうですね) トップ 京太郎 15+77=92 二着 まこ 00+67=67 三着 美穂子 00+33=33 ラス 和 11+15=26 美穂子「なにはともあれ、負けですか」 和(最初、調子が良かったのがウソのようです) まこ「こんな大物がおるとはな、男子は魔境じゃ」ハァ 京太郎「ありがとうございます、男子とやる機会が驚くほど無いんですが」アセ 美穂子「須賀君、途中まで一緒に帰りませんか?」ニコッ 京太郎(須賀京太郎、モテキ来ました……) まこ「ありがとうございましたー、また打ってくれると助かるけぇ」 京太郎「はい、また!」 和「今度は、負けません」 美穂子「ふふ、こちらこそ」 店を出る二人。 美穂子「須賀君の御家はどっちなんですか?」 京太郎「俺の家はあっちの方です」ユビサシ 美穂子「なら途中まで一緒に行きましょうか」ニコッ 京太郎(どこだ、どこでフラグが立った!?) テクテク 京太郎(歩く速度には気を遣った方が良いよな……) 美穂子「あの、違ったら悪いんだけど……キョータロって名前でネット麻雀してる?」 京太郎(あれ、風越でそんなことを聞いてくるって) 京太郎「もしかして、キャップですか?」 美穂子「ということは、やっぱり須賀君がキョータロなのね」 京太郎「ははは、まさか昨日の今日で打つことになるなんて」ハッ 美穂子「ふふっ、運命みたいね?」クスッ 京太郎(か、可愛い……) 美穂子「でも今日の染谷さん、本気じゃないように見えたわ」 京太郎「それはわかりませんでした……でも福路さん、本気だしてないですよね?」 京太郎(妙な感じ、良い匂いがしたしな……) 京太郎「美味しそうですね」 美穂子「え?」 京太郎(ヤラカシタァァァァァッ!)ガーン 美穂子「ふふっ、須賀君って突然変なこと言うのね」クスッ 京太郎「あ、あはは! なんか美味しそうな匂いがどっかの家から!」 美穂子「お腹空いてるのかしら?」 京太郎「え、はい! そうなんですよー!」 美穂子「少しお話も聞きたいし、どこか寄って行きましょうか」 京太郎「え……はい!」キラキラ ファミレス- 京太郎(うおぉ、まさか出会って一日でこんなことになるとは!) 美穂子「あのね、須賀君に聞きたいのはあの海底撈月のことなの」 京太郎「……え?」キョトン 美穂子「須賀君って龍門渕の生徒よね?」 京太郎「あ、はい」 美穂子「校章でわかったから」ニコッ 京太郎(て、天使か……) 美穂子「天江衣さんと、どういう関係なの?」 京太郎(いいい、いきなりヤンデレか!?) 美穂子「似てたのよ、去年の天江さんと……」 京太郎「さすがですね」ハハッ 美穂子「天江さんと同じような人が、長野にまだいるなんて……男の人で良かったわ」ニコッ 京太郎「名門風越、さすがです」コ 美穂子「ふふっ」 京太郎(だけど、それにしても美味しそうだな……)ゴクッ ファミレスから出て十数分 美穂子「えっと、ではこれで」ペコッ 京太郎「はい、楽しかったです!」 美穂子「いえ、あの携帯番号とメールアドレスを交換したいんだけど……」アタフタ 京太郎「やりましょう」 美穂子「ごめんね?」 京太郎「大丈夫です、知り合いで慣れてるんで」ハハッ ポチポチ 京太郎「これで大丈夫です」 美穂子「ありがとう、じゃあまたね」フリフリ 京太郎「はい、また!」 夜- 自宅・自室- 京太郎「さて、どうするかな……」 京太郎「本を読もう!」ペラペラ 京太郎「誰からだ?」 京太郎「咲か、あいつも良くメールしてくるようになったなぁ」シミジミ 差出人:咲 本文『今日、女の人とファミレスにいたでしょ?』 京太郎「ちょっと怖いぞ」 本文『麻雀関係の友達だよ』ソウシン 京太郎「うん、事実だぞ! それ以上の関係になりたいけどな!」ニヘラ ブブブッ 差出人:咲 本文『うん、また麻雀したいなー』 京太郎「俺もさ、ただ速攻で倒されかねないけどな」ポチポチ その後、十数分ほどメールをした。 宮永家・咲部屋- 咲「京ちゃんったら、また知らない女の人と……」ニッ 咲「でも、全部倒せば良いよね!」ゴッ 七日目・朝- 京太郎「今日こそ、智紀と話さないとな……マジで拗ねるかもしれないし」 テクテクテク 京太郎「あれは……」 京太郎「お、透華!」 透華「京太郎!?」バッ 京太郎「うぉっ!?」ビクッ 透華「ま、まさかこんなところで会うとは思いませんでしたわ!」 アンテナ「」グワングワン 透華「では一緒に行きましてよ!」 京太郎「お、おう」 スタスタスタ 京太郎「」 透華「ぁ……ぅ、えっと……ぅぅ」オロオロ 京太郎(……どうした透華!) 授業- 京太郎「さて歩?」 歩「」ジカンワリ 京太郎「サンキュ!」 京太郎「今日はテニスか……」 ??「よろしく」 京太郎「お、おう……ほんとに高校生か?まぁ打つか」スパーン ??「」ギュォォォッ 京太郎「なっ、弾があいつの方に吸い込まれて!?」 ギュォッ 京太郎(弾が―――) ゴッ 京太郎(避けらんねぇ……) 歩「須賀さんが吹っ飛んだー!」 昼- 京太郎「そろそろ、智紀を誘うか?」 京太郎「うん、屋上は風があって涼しいなぁ……」 純「よう京太郎!」 京太郎「純……前みたいに智紀いる?」 純「まぁいるけど、智紀との約束ほったらかしたんだって?昨日は腹を抱えながら全力で帰ったって歩に聞いたけどさ」 京太郎(あいつ、変なこと言いやがって) 純「まぁともかく、智紀と二人で飯食ってこい!」バシッ 京太郎「ぐおっ」フラッ 京太郎「純のやつ力強ぇ……あ」 智紀「……」ジー 京太郎「あ、あのさ、悪かったなあまり話すタイミング無くてさ」ハハッ 智紀「……」ジー 京太郎「どうせなら放課後一緒にどっか行かないか? 二人きりの方が良いんだろ?」 智紀「え?」 京太郎「鈍いな、デートだよデート……まぁ実際はただの会g」 智紀「」 京太郎「智紀?智紀ー?」 智紀「えっ!あ、その……あ、あとで連絡する!」ダッ 京太郎「……なんだ?」 純「お前って罪な奴だよな……あいつ初心もいいとこなのにさ」 京太郎「はぁ?」 純「ははは、お前には一生わかんねぇよ」 京太郎「どういうことだ?」 放課後- 校門前- 京太郎「さて……」 智紀「き、京太郎、お待たせ」 京太郎「おう、待ってないぞ、とりあえず近場のファミレスでも行こうぜ」 京太郎(智紀も俺も適当に理由を歩に行って部活を休んだわけだが……智紀がやけにそわそわしてる) テクテクテク 京太郎「(サボるの)はじめてか?」 智紀「えっ!?あ、うん、そうだね……(デートは)初めて」 京太郎「そっか……まぁ大船に乗ったつもりでさ、(透華の雷が落ちるかもしれないけど)いざって時は俺に任せとけ!」 智紀(い、いざって時!?私のマストはハギ京なのに……)カァァッ ファミレス- 京太郎「さて、注文もとりあえずしたしドリンクも取りに行った……話って?」 智紀「昨年の風越、なかなか手こずらされたのを思い出したからデータを集めてみたの」 京太郎「隣にいるのはなんでだ?」 智紀「パソコン見せにくい」カタカタ 京太郎「なるほど……で、そのデータを集めたら?」 智紀「このレベルが集まると、良くないことになる」 京太郎「……だから?」 智紀「偵察」 京太郎「誰が?」 智紀「京太郎が」 京太郎「要件を聞こうか」 智紀「全然ゴルゴっぽくない」 京太郎「言うな……とりあえずみんなの役にたつためならやるけど、どうすればいいんだ?」 智紀「まぁ、そこは自分でなんとかしてほしいんだけど」 京太郎「どういう……ことだ……」 智紀「今のは似てた」 京太郎「マジか……ともかく、偵察するにしろちょっとは手伝ってほしいんだが」 智紀「たまに情報があれば送るから」 京太郎「おう、頼んだぞ」 智紀「うん、話はおしまい」 京太郎「じゃあ……」 テクテクテク 京太郎「そう言えば智紀ってずっとそのメガネだよな」 智紀「うん、どれにすればいいかわからなくて、今のままで良いかなって……」 京太郎「よし、せっかくだし買いに行こうぜ!」 智紀「そんな急に」 京太郎「行くぞ!」グイッ 智紀(手、手を!?)カァァッ 眼○市場- 京太郎「こんなのとかどうだ?」スッ 智紀「ちょっと派手かも」 京太郎「そうか、なら……こっちとか!」 智紀「……可愛いかも」 京太郎「おお、そうかそうか!」 智紀(楽しいかも……眼鏡なんてただの生活必需品でしかなかったから、こんな風に見るの初めて) 帰宅中- 京太郎「どうだ?新しい眼鏡」 智紀「うん、ありがとう……良かったの?」 京太郎「あぁ、大事な(幼馴染の)智紀のためならどんと任せてくれ!」エッヘン 智紀「―――ッ!?」カァァッ 京太郎「それに、俺が買った眼鏡を智紀がかけてくれれば嬉しいし」シラフ 智紀「そ、その……」 京太郎「ついでに俺も伊達眼鏡勝ったしな!」スチャッ 智紀(赤い縁の眼鏡……)ポーッ 智紀「な、なんで?」 夜- 自宅・自室- 京太郎「久しぶりだったけど、智紀と二人ってのも新鮮で楽しかったな!」ウンウン 京太郎「今日は麻雀やってないからな……ネトマするか!」 一人目 リックドム 二人目 かじゅ 三人目 あわ 京太郎「お、あわさんが初めてだな」 リックドム:久しぶりだねキョータロさん、みんなもよろしく♪ かじゅ:全員やったことがある面子だな、よろしく頼む あわ:よろしくねー!悪いけど高校100年生には勝てないってこと教えてあげるよ! キョータロ:全員強そうですね、油断できなさそうだ。よろしくお願いします! 京太郎「よし、今日こそ一位だッ!」ゴッ トップ かじゅ 二着 キョータロ 三着 あわ ラス リックドム キョータロ:ネットに嫌われてんのかな かじゅ:ネットと現実じゃ感覚通りに打っても仕方ない部分があるからな、回数をこなせばネットも慣れるさ リックドム:お疲れさまです♪ あわ:なんで私が三位なのさぁ! 京太郎「はぁ、かじゅさんは優しいな……あわ、お前もかじゅさんの言葉で落ち着け」 京太郎「あれ、誰かからウィスが飛んできてる?」 京太郎「ん、リックドムさんからか……なんでドムなんだ?」 リックドム:手牌見ましたが、あそこから持ち直すなんて並じゃありませんね 京太郎「性格違う……?」 キョータロ:結構やってきましたからね、師匠もいましたし リックドム:できればこれからもこうしてお相手していただけると助かります。それでは 京太郎「……ログアウトした、なにか並々ならない理由があるのか……?」 京太郎「お、メールか?」 京太郎「誰からだ?」 京太郎「お、咏さんからか」 差出人:咏 本文『今度連休とかあったら教えてよ、一緒に旅行でも行こうと思うんだけど、京ちゃんの予定わかんねーけど』 京太郎「咏さんから旅行のお誘いか……」 本文『いいですよ』ソウシン 京太郎「よし、これで良いだろう!」ブブブッ 京太郎「このスピードにも慣れて来たな、あんまメールとかしないんだけど……」 差出人:咏 本文『じゃあ、連休の時は絶対に連絡するように!じゃあおやすみ、知らんけど』 京太郎「おやすみなさい……っと!」 三尋木咏家- 咏「ったく、私がこんな風になるなんてなぁ~まったくわかんねー」ゴロゴロ 咏「……もっと近くに、いれれば良かったんだけどね」ゴロゴロ ピタッ 咏「……」カァァッ 自宅・自室- 京太郎「さて、明日も……学校!」 カピー「カピー」アシタハモクヨウダ 京太郎「おやすみな、カピー」パチンッ カピー「ピカ」カマエワンノカ 七日目終了 龍門渕家・智紀部屋- 智紀「……寝られない」 ゴロゴロ 智紀「どうしよう、京太郎が頭から離れない……」 ゴロゴロ 八日目・朝- 京太郎「偵察って言ってもなぁ、風越ぐらいしか……いや福治さんを騙すのは罪悪感で死にたくなるだろ」 テクテクテク 京太郎「お、あれは……」 京太郎「子供?衣か……」 衣「子供じゃない衣だ!」クワッ 京太郎「わかってるよ……あれ、今日は一人か?」 衣「透華と智紀は先に行ってしまったからな、一はそれを追って行って純は日直でもっと早くに出た!」 京太郎「ハギヨシさんは?」 衣「五秒ほど前に消えたぞ!」 京太郎「……なるほど、俺がいるってわかってたか」サスガシツジ 衣「一緒に行こう、京太郎!」ギュッ 手を繋ぐ。 京太郎「おう」ギュッ 授業- 京太郎「歩ー!」 歩「はい」ジカンワリ 京太郎「おう!」 京太郎(せっかくの自習だ、少し落ち着いて麻雀について考えてみよう……) クラスメイトA「ねえ須賀君、麻雀しようよ!」 クラスメイトB「麻雀部の力を見せてよ~」 歩「ということで、良い?」 京太郎「……いいぜ!」 昼- 京太郎「さて、今日はどうするかな」 中庭- 智紀「お、お待たせ!」ゼェハァ 京太郎「お、おう……もっとゆっくりで良かったんだぞ?」 智紀(京太郎を待たせないようにって、らしくないことを……) 京太郎「さて、昼飯食おうぜ!」 座る二人。 智紀「うん」 京太郎「小食なんだな?」 智紀「うん、もともとあんまり食べないから」 京太郎(……のわりには一部膨らんでると) 智紀「変なとこ見ないで」 京太郎「ッ!? わ、わりぃ!」 智紀(ま、まぁ……京太郎なら良い……とは言えないや) 放課後- 京太郎「麻雀部に行くか……いや偵察しに行くって手もあるな」 京太郎「……今日は行かなくていいか!」 京太郎「さて、どうするか……」ウムムッ 京太郎(選択肢としては風越ぐらいか、智紀に聞けば他に学校がわかるかもしれないな……じゃっかんの遠出も部費で出してもらえるか?) 京太郎「風越なら、福路さんも通せるしな……風越にしよう!」 プルルルル 福路『もしもし?』 京太郎「福路さん、須賀です」 福路『ああ、こんにちは』 京太郎「どうもっす、ところで一緒に麻雀でもどうっすか?風越の人も一緒に」 福路『……偵察ですか?』 京太郎「いえいえ、麻雀を楽しもうと思ったんですよ。もちろんそちらが勝てば龍門渕の情報を渡します」 京太郎(勝手にこんなこと言ったけど、大丈夫だよな?) 福路『わかりました、例のRoof-topでお会いしましょう』 京太郎「了解です」 Roof-top- 京太郎「さて、そろそろか……染谷さんとかは居ないんだな」 美穂子「お待たせしました須賀君」 京太郎「お待ちしてました……三人で来たんですね」 美穂子「あまり手の内を晒すのも良くないですから、勝ってそちらの情報いただきますね?」ニコッ ??「池田華菜だ、龍門渕なんてぶっとばしてやるし!」クワッ ??「深堀純代、よろしくお願いします」ドムッ 京太郎「よろしくお願いします」 京太郎(悪くないな) 美穂子(かなり不味いわ) 純代(いつもとあまり変わらない) 華菜(なにこの手牌!勝てる、これなら勝てるし!龍門渕吹っ飛ばす!) 『魔王の軍勢(喰)』 純代(良くない)タンッ 美穂子(今日は華菜の調子が良いわ、これなら勝てるかも……)タンッ 華菜(これで勝つし!)タンッ 京太郎(なんだか行ける気がする、咲……!)タンッ 能力『魔王の軍勢(喰)』発動 京太郎「カン!」タンッ 華菜「ニャッ!?」ビクッ 美穂子(鳴いたということは前の海底撈月?) 純代(なんでこの状況で……) 京太郎(つかめなかったかっ!) 華菜「ツモ、4000・4800だし!」ダンッ 京太郎「―――っ!?」 純代(す、すごい勢い……) 美穂子(何も無かった、華菜の勢いがそれに勝った?) 京太郎「次こそは……!」ゴッ 美穂子(須賀君が海底撈月を使わない、どうして?) 華菜(華菜ちゃん大勝利だし!) 純代(この打ち方、見覚えがある……) 京太郎(さて、どうするか……) 美穂子(今ここでこれを使うのは、良くないわよね) 純代(私だけやきとりになる……) 華菜(やっぱり、さっきみたいにはいかないか!) 華菜(結構不味いし)タンッ 純代(やっぱりあの打ち方、覚えがあるけど……変わった?)タンッ 美穂子(須賀君、この動きはまさか!)タンッ 京太郎(衣、行くぞ!)タンッ 能力『月海支配』発動 純代(これは……上がれない?) 美穂子(これは、始まった!須賀君の海底撈月!?) 華菜(ま、まさかこれ……あ、天江衣のっ!?)ガクガク 京太郎(さぁ、有象無象を蹴散らすぞ、俺が月を掴む……『海底撈月』!) 京太郎「もらったぁ! ロン、18000!」 華菜「ひぅっ」ビクッ 純代(わからない、この打ち方があの人なのか……) 美穂子(負け、ですか……) トップ 京太郎 48+85=133 二着 華菜 86+09=95 三着 美穂子 29+11=40 ラス 純代 19+08=27 京太郎「ありがとうございました」ペコッ 華菜「な、ななな、なんだしお前!なんでそんなことができるんだし!」バッ 美穂子「華菜!?」ビクッ 華菜「天江衣に続き、こいつまでこんなことをやってきた!わけわかんないっ、もう……無理だっ」 純代「……」シュン 京太郎「悪いが俺はたぶん、その手の才能がある」 華菜「ッ」ギリッ 京太郎「だけどな、俺だって別に勝ち続けてきたわけじゃない……」 華菜「は?」 京太郎「ここで折れるのも折れないのも自由だけどな、俺を……衣を理由にしないでくれ。俺に勝てると思ったらいつでもかかってこいよ」ニッ 華菜「……ぶっ飛ばしてやるし」ギラッ 京太郎「ハッ、期待しないで待ってるよ」スッ 美穂子「あっ、須賀君!」 京太郎「じゃあな」 京太郎「まぁ、風越のレベルがわかっただけ上々か?」 ダッダッダッダッ 美穂子「す、須賀君!」ハァハァ 京太郎「ふ、福路さん!?大丈夫ですか!?」 美穂子「はぁ、はぁっ……え、ええ」スッ 京太郎(エロい) 美穂子「そのね、ありがとう……天江衣さんの力を使ってくれて」 京太郎「お礼ですか?」 美穂子「華菜に発破をかけたでしょ?おかげで華菜は、次は折れないわ」 京太郎「……情報、もらいましたからね」 京太郎(まだ福路さんは本気じゃないだろうけれど、匂いでわかる) 美穂子「また誘ってね、こっちも須賀君でみんな実力を上げてもらうから」クスッ 京太郎「練習台ですか」ハハッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「さて、どうするかな……」 京太郎「……」ザゼン 京太郎(福路さん、原村さん、智紀……この三人がやはりおっぱい四天王か……いや、まだ日本は広い)モンモン 京太郎「む、メールだな」 京太郎「二人からか、誰だ?」 京太郎「お、福路さんからだ……」 差出人:福路さん 本文『きょうは ありがとうございました またおあいておねがいします』 京太郎「読みにく!って咲ので慣れてるからな、機械音痴なのか福路さん……やっぱ可愛いじゃないか!」 本文『はい、池田さんも深堀さんも風越のレギュラーなのでこちらも良いトレーニングになりました』ソウシン 京太郎「特に池田さんの最初の火力、すごかったもんな……お、返ってきた」 差出人:福路さん 本文『かなもずいぶんやる気になっているようです またさそってください おやすみなさい』 京太郎「よし、これでまた誘えるぞ!偵察になってるかわからないけど……次は咏さんか」 差出人:咏 本文『連休の日、わかるかーい?』 京太郎「……正直いつでも良いんだよな」 本文『いつでも良いですよ』 京太郎「さて、いつになるか……」 ブブブッ 差出人:咏 本文『いつでも良いって……わかんねー』 京太郎「俺が決めるなら……」 『明日から』ソウシン 京太郎「よし、とりあえず咲のメールだ」 差出人:咲 本文『明日の放課後にでも久しぶりに来ない?』 京太郎「タイミングが悪い奴だなぁ」 本文『わりぃ!もう先約が入ってるんだ、今度こっちから遊びに誘う!』ソウシン 京太郎「で、咏さんからの返事が来てるな……」 差出人:咏 本文『じゃあ明日、朝7時から長野駅集合な、知らんけど!』 京太郎「知らないのかよ!……まぁ大丈夫だろ、そんなこと言いながら咏さんは信頼できる」ウンウン 京太郎「咲はと……」 差出人:咲 本文『わかった、まってるね♪』 京太郎「もう音符まで使えるようになったのか、成長したな咲……じゃあ二人に後はおやすみって送って、よし!」ソウシン 三尋木咏家- 咏「きょ、京ちゃんと二人で……りょ、旅行、知らねーけど……」カァァッ 咏「が、頑張るぞ、京ちゃんと……頑張る、知らんけど!……」ボンッ 宮永家・咲部屋- 咲「……京ちゃん、私寂しいよ」シュン 京太郎の写真を見つめる。 咲「でも、今度遊んでくれるって言ってたから、元気だそ!」グッ 自宅・自室- 京太郎「さて、明日は休んじゃうぞ!」ワーイ カピー「カピー」ダイジョウブカ? 京太郎「余裕だぜ、おやすみカピー」パチンッ カピー「カピ」ソロソロカマエヨ 八日目終了
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3077.html
照「もしもし、京太郎? どうしたの? 突然電話してきて」 京太郎『いやぁ……今日は照さんの誕生日じゃないですか、んで電話させてもらいました』 照「嬉しいけど、平日だから京太郎は学校があるでしょ? 自由登校な私と違って」 京太郎『いやいや、貴女の為なら学校なんかサボっちゃいますよ……友達にノートのコピー頼んでありますし』 照「ふぅ……そのノート見て判らないところがあったら電話しなさい、私が勉強手伝ってあげるから」 京太郎『ハハハ……それはそうと! 誕生日おめでとうございます、照さん』 照「誤魔化したな……京太郎……でも、ありがとう。贅沢を言うなら電話越しじゃなく言って貰いたかったかな……」 京太郎『……代わりと言っちゃなんですが、プレゼントを贈りました。もう少しすると届きますんで…… んじゃ、名残惜しいけど……これで失礼しますね』 照「ごめんね、わがまま言って……プレゼント大事にするから……またね、京太郎」 電話を切った10分後に、ニヤニヤ笑う菫といっしょに京太郎が照の部屋に現れます 京太郎「じゃーん、プレゼントは俺でしたぁ! なーんてね」 オマケ この日、白糸台麻雀部全員に照への連絡禁止という伝言が菫から回され、とても穏やかな誕生日を過ごす照でした オマケ2 京太郎は、照と遊んでる内に時間が遅くなり長野まで帰りそびれ、宮永家(東京)にお泊まりしました
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/558.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341759326/ 咲「京ちゃんは清澄の雑用係として重宝してます」 霞「ふんふむ……」 霞「性格とかはどうなのかしら?」 咲「うーん、特に乱暴とかはしない感じだし…なんていうか、悟ってるっていうか。」 霞「へぇ……」 咲「あ、でも……」 霞「?」 咲「おっぱい好きで、ちょっと…えっち……」 霞「ふんふむふんふむ」 京太郎「おっす、咲」 咲「あ、京ちゃん」 霞「あら……」 京太郎「えっと…この人は……」 霞「永水女子の大将をしてた石戸霞です」 京太郎「あぁ、霞さんでしたか!あの咲より稼いでた!」 霞「あら……それでも敗退したわけだから、意味ないのだけれどね」 京太郎「あ、すんません……」 霞「あ、いいのよ」 霞(ふふっ、姫様のお相手はこの子にしようかしら) 京太郎(実際に見てみると…すごいおっぱいだなぁ) 咲「む、また鼻のしたのばして」 京太郎「ちょ、伸ばしてねぇよ!」 霞「あらあら」 咲「石戸さんごめんなさい…こんなヤツなんです」 霞「いえいいのよ……」 霞「むしろ、興味を持ったというか……」 京太郎「えっ」 咲「ーーーッ!」 咲「いくよ、京ちゃん!!」 京太郎「えっ?咲、ちょまっ……」 霞(いじめたくなる子だわ……)ゾクゾクッ 霞(おまけに料理もできる……咲ちゃんが言うように優秀物件ね) 霞「ふふっ、楽しみだわ」 京太郎「ど、どうしたんだよいきなり……」 咲「ツーン」 京太郎「ええっ!?俺何か悪いことしたか?」 咲「知らないもん」 京太郎「はぁぁ?」 咲「おっぱい星人め」ボソッ 優希「おやおや、咲ちゃん…手なんか握っちゃって、あつあつですな」 咲「!」バッ 咲「これは不可抗力で……」 優希「ほっほーう」 咲「うう……」 優希「で、犬よ…タコスは?」 京太郎「あ、そうだよまだだった!」 優希「とっとと買ってこんかぁーい!」 咲「わ、私が知らずに連れてきちゃっただけだから許して!」 優希「む!それならいいが…」ギロッ 京太郎「わーった、わーったから買ってくるから」 優希「早く動けー!」ゲシッ 京太郎「はいはい」 京太郎「ってー…まったく、優希のやつも容赦ないよなぁ」 京太郎「はー、ここの近くのタコス屋っていっても……」カチカチ 霞(あら……) 霞(こっちに気づいてないわね……わざとらしくぶつかって見ましょうか) ポヨンッ 霞「ひゃんっ」 京太郎「うおっと…大丈夫ですか?」 霞「え、ええ…大丈夫……あら?」 京太郎「あ、石戸さん…でしたよね?」 霞「あら、名前覚えててくださったんですね」 京太郎「いやまぁ、さっきあったばかりだし……」 京太郎(さっきの感触……すごかったなー) 京太郎(おっとりお姉さんって感じだなぁ……美人さんだし) 霞(視線がエロいわ)ゾクゾク 霞「立ち話もなんですから、座って話でもどうかしら?」 京太郎「えっ!?」 京太郎「お、俺なんかが石戸さんなんかと話すことなんて何もないんじゃないかなー……あはは」 霞「まあまあ、そう言わずに」フニュ 京太郎(うおおおおっ!!なんだこの感触ぅ!!) 霞「何か悩みとかあれば、聞けますから」ニコッ 京太郎「は、はひ……」ホワー 霞「喉乾いたわね」 京太郎「あ、俺おごりますよ!」 霞「京太郎くんに悪いわ」 京太郎「い、いえいえ!全然問題ないです!」 霞(チョロいわ) 京太郎(な、なななな…名前ェーーーー!?) 霞「あ、そうだ…京太郎くんは麻雀部なのよね?」 京太郎「へ?あ、そ…そうですね一応は」 霞「一応?」 京太郎「いやー、麻雀部入ったのはいいけど、弱いから雑用ばっかなんすよねー」 霞「ふんふむ」 京太郎(ふ、ふんふむって可愛らしいなぁ……) 霞「それって辛くはないのかしら?」 京太郎「辛い?」 霞「みんなにこき使われるようなものでしょう?」 京太郎「あー、そういうの…考えたことなかったな」 霞「あら……」 京太郎「俺が雑用に回ることでみんなが練習に集中できる……」 京太郎「それでみんなが強くなってくれるならそれもいいかもしれないって思ってさ」 京太郎「おれって、麻雀の才能ないみたいだらさ…はは」 霞(……) 京太郎「あ、すみません…こんな話聞いてもらっちゃって……」 霞「そうね、ちょっと時間をもらえるかしら?」 京太郎「へ……?あーっと…ちょっと買い物の途中で……」 霞「買い物が、そんなに大事……?」ムギュウ 京太郎「なーーッ!?」 京太郎(う、上目遣いで胸があたって……ええいっ) 京太郎「わかりました……問題ないですよ」 霞「じゃあちょっと、人気の無いところにいきましょう?」 京太郎「は、はい……」 霞「うふふっ」 京太郎(人気の無いところで男女二人って…つまりは……) 京太郎(ええい、落ち着け…俺!) 霞「ここでいいかしら」 京太郎「は、はぁ……」 霞「ん…」シュルッ 京太郎「ちょ、ちょー!?」 霞「うふふ……」 霞「これ、どう思うかしら」 彼女は纏っていたものをはだけさせ、そう問いかけてきた。 そこには、この世のものとは思えない大きさの胸がそこにある。 ──ゴクリ。生唾を思わず飲み込む。 霞「ここ、パンパンに膨れてるわ」 京太郎「うっ!?」 股間をさすられ、変な声が出てしまった。 京太郎「な、なにして……」 霞「京太郎くんの話を聞いてたら、そういう話もご無沙汰なんじゃないかと思ったの」 京太郎「それと、これとは…話が別じゃ……」 霞「ごめんなさい……これは私の自己満足なの」 京太郎「……」 なぜだと思った。 京太郎「あ、あの……」 霞「ごめんなさい」 彼女はおもむろにズボンのファスナーを下ろし、俺のを露出させる。 霞「ふふっ……可愛い子ね」 その言葉と同時に柔らかいものに包まれた。 霞「んっ……」 京太郎「うぁっ!?」 全体を包んでもまだ余ってるのではないかというぐらいの感触だ。 京太郎「だ、だめです……だめですからっ」 霞「んっ……あつい……」 声が届いていないのだろうか、行為に集中している。 霞「んっ…ふっ……どうかしら……?」 京太郎「くっ…」 動かれるだけで全体が擦れる。 とんでもない気持ちよさだ。 京太郎「や、やめてください…霞さん、どうしたんですか……」 霞「んふっ……んっ……」 ズリュッズリュッとリズミカルな音がに響く。 彼女は完全に自分の世界に入っているようだ。 霞「んぁ……」 京太郎「よ、涎……?なにを……」 霞「んっ……潤滑液……」 霞「はっ…胸の中、んん…熱いわ……」 さっきよりスムーズに動くようになったおかげで速度が速くなっている、相当マズイ。 京太郎「くっ……そろそろ…やめてください……」 霞「あ、んんっ……終わらないわ、よ……」 上下の動きが加速する。 逃げることもできるはずだ、だが足が動かない。 京太郎「石戸さん……そろそろ、マズイです……」 霞「そろそろ?んん……いいのよ、胸に出して」 霞「んっ……れろ…」 京太郎(ぐっ!?舌が先端に当たって…) 限界が近づいてくるのを悟った。 京太郎「ほ、ほんとにマズイですから……」 霞「んん♪ふっ……んむ…ちゅっ」 その言葉を発した途端、こちらの願いとは逆に更に動きが速くなる。 京太郎「うあ……」 京太郎「くっ、もうだめです…っくぅ」 限界を超えてなんとか堪えていたものを、そのまま彼女の顔に吐き出してしまう。 霞「あっ……♪」 勢いが止まることなくどんどんら彼女の顔や髪を汚していく。 霞「んんっ……まだ止まらない……」 京太郎「はぁ…はぁ…」 霞「んふっ……どうだったかしら?」 霞「あらあら、まだこんなに大きいわ」 思考もままならない頭に流れ込んでくるのは罪悪感だけだった…。 なぜ、こんなことをしたのか……どうしてこうなったのか……そんな考えが頭の中を駆け巡る。 霞「ん…ちゅ……」 京太郎「うあっ!?」 霞「ん……んふっ…ちゅっ…じゅる」 彼女の口から、まさに吸われるようにまた吐き出してしまう。 霞「んっ…んんん……んくっ…」 ドクドクと波打つそれは抑えられるように口の中に入り、彼女に飲み干される。 霞「んくっ……ん……」 彼女はコクンッとそのまま飲み干してしまう。 二連続で出したせいでなにも考えられない。 霞「んふ…ごちそうさま」 意識はそこで途絶えた。 京太郎「ん……あれ?」 霞「あら、お目覚めのようで?」 京太郎(えーと…俺って今まで……?) 霞「京太郎くんの精液、美味しかったですよ」ニコッ 京太郎「!?」 京太郎(思い出した……この人に抜かれて……) 京太郎(ってなんでそんなことになったんだ!?) 霞「くすくす」 霞「ごめんなさい、あまりにも可愛かったので、つい……」 京太郎「は、はぁ……」 霞「うん、まずは合格よ」 京太郎「うん?なんの話で?」 霞「ふふっ、こちらの話です」 京太郎「はぁ…」 霞「あ、あと……私のことは霞って呼んでいいわ」 京太郎「か、霞さん……ですか」 霞「あら、いやかしら?」 京太郎「いやまぁ、年上を名前で呼ぶことなんてありませんでしたし」 霞「あらあら」 京太郎「で、なんで膝枕……?」 京太郎(とんでもないのが目の前にあるし……) 霞「……?」 霞「膝枕は嫌だったかしら?」 京太郎「い、いえいえ……極上です」 霞「あらあらっ……嬉しいわね」 京太郎(で、なんでこうなったか…聞きにくいなぁ……) 霞「なんで襲ったか、わからない?」ツツー 京太郎「は、はひっ!?」 京太郎「なんで心の中が……」 霞「秘密♪」 京太郎「はぁ……まぁ、知りたいですけど」 霞「小蒔ちゃんのお相手探しを、小蒔ちゃんのお父様に頼まれててね」 京太郎「……は?」 京太郎「あの…うちの片岡と打ったあの子……ですよね?」 霞「そうそう」 京太郎「え、本家……?」 霞「くすっ」 霞「私が襲ったのは個人的な趣味よ」 京太郎「あ、はは……さいですか」 霞「私も楽しめたからよかったわよ」 京太郎「は、はぁ」 霞「霧島神境の姫は17の時に必ず破瓜をしないといけないの」 京太郎「え?え?」 霞「というわけで、小蒔ちゃんにはもうそろそろお相手が必要なんです」 京太郎「それが……」 霞「はい」 京太郎「えええええええ!?」 京太郎「俺が……あの子と……?」 霞「ええ、でもしきたりがありまして……」 京太郎「はぁ」 霞「姦通した相手の子供を産まないといけないとか……」 京太郎「ぶっ!?」 霞「ちなみに前代の姫もインターハイでお相手を見つけたそうです」 京太郎「な、なんですと……」 霞「なので、お願いします……」 京太郎「い、いやぁ……その…」 京太郎「ぐぬぬ……」 霞「だめかしら?あそこまでしたのに……」 京太郎「うぐっ!?」 京太郎「そこは個人的なんちゃらだったんじゃ……」 霞「んー……」 霞「下も、欲しい……?」 京太郎「くはっ」ブシャッ 霞「うふふ、気絶したわ」 霞「強行手段でいくしかないわね」パチンッ 小蒔「えと……こう、ですか?」ズリュズリュ 霞「その調子よー」 小蒔「うぅ、難しいです…」ズリュズリュ 京太郎(あれ……なんかしたの方が、ぬめぬめして……) 小蒔「んっ…ふぅっ……」ズリズリ 京太郎(え、なんで神代さんが……!?) 京太郎「うっ!?」 小蒔「ひぁっ……あ、あつい……」 霞「あらあら」 霞「それが子種ですよ、小蒔ちゃん」 小蒔「こ、これが…ん……変な味ですね」 京太郎「ひ、ひぃぃ……」 小蒔「ん……ちゅぱっ…癖になりそうです」 霞「おはようございます、京太郎」 小蒔「お、おはようございます……京太郎、さん……」カァァ 京太郎「え、えと…ちょ…」 霞「強行手段に出ました……ふふ」 京太郎「……」 京太郎「夢、か……」 小蒔「ガーンッ!?」 霞「あらあら、せっかく小蒔ちゃんが頑張ってたのに……」 京太郎「これ、現実なんですか…」 霞「そうよー」 小蒔「えと……私じゃ、ダメなのでしょうか?」 京太郎「え……」 京太郎「いやいや、こんなのと一生なんて、神代さんはいやでしょ!?」 小蒔「いやなんかじゃ、ないです」 京太郎(う……) 霞「さてと、小蒔ちゃん」 小蒔「は、はい!」 霞「もう一発行っちゃいましょうか」 小蒔「はっ…はい……」 京太郎「ーーーッ!?」 霞「ん……小蒔ちゃんは、お口で……」 小蒔「はい、ん……ちゅっ…じゅる…んん」 霞「あっ…鼻が当たって…んっ」 京太郎(が、顔面騎乗ーー!?) 霞「くすくす、どうかしら?」 京太郎「んー!んー!」 霞「やんっ…くすぐったい……」 小蒔「んぶっ……ぢゅるっ……んぐぐ……」 霞「んっ……乳首もいじめてあげないと……ね」クリクリ 京太郎「んんー!」 霞「あっ……いい…これ…んんっ」スリスリ 京太郎(やべえ……これは死ねるんじゃないか……) 小蒔「んちゅっ……れろ…んん…ぬちゃ」 霞「そうそう、小蒔ちゃん…んっ…そんな感じよ……」 京太郎(これは……やば……) 小蒔「んふっ…んっんっんっ……」 霞「京太郎も、舐めてくれても…いいのよっ…」 京太郎(ぐっ…)レロッ 霞「んっあぁっ…ザラザラしたのが、こすれて……あっあぁ……」 小蒔「んっんぐっ…んんんっんっ」 京太郎(だめだ…そろそろ……) 霞「あっあぁっ……」 小蒔「んぐっんっぐ……んんんっ!?」ドクドク 霞「あっ…あああっ……あ……はぁ…」 京太郎「うぁ……」 小蒔「んっ……んくっ……んくっ……」 霞「最後に……吸ってあげてください」 小蒔「ん……ぷはっ」 霞「完璧です」 京太郎(罪悪感しかのこんねぇ……) 小蒔「えと……美味しかったです」モジモジ 京太郎「ぶっ!?」 初美「はぁ、やっと終わりましたか……」 巴「隣の部屋だからすごい響くわー」 春「二人とも顔真っ赤」 巴「あ、あんたこそ……」 初美「はー、本家のほうもとんでもないしきたりを残してくれたもんですよ…」 巴「ほんとよねー」 春「でもこれが一族のため」 初美「まぁそうなんですけどねー」 巴「はぁー」 春「霞だけ、ずるい」 初美「たしかにですよー」 小蒔「すぅ…すぅ…」 霞「あらあら、寝ちゃったわね」 京太郎「えっと……あの話、マジなんですか?」 霞「うふふ、そうね……小蒔ちゃんを放置するとあとが大変だし、ちょっと隣の部屋に行っててもらえないかしら?」 京太郎「となり…ですか、はい」 京太郎「はー、たしかにいい思いしてきたけど、こんな俺でいいのかなぁ……」 ガラッ 初美「ジー」 春「ジー」 巴「……」 京太郎「えーと、あの……」 春「飛んで火に入る夏の虫」 初美「もうこうなったら犯してやるですよー」 巴「よっこらせっと」 京太郎「え?え」 京太郎「あのー俺、なんか悪いことしました?」 初美「なにもしてないですよー?」 巴「大丈夫、あんたは無罪だから」 春「……」ジリジリ 京太郎「えええっ!?」 霞「あら、手をだしたらあとでお仕置きよ?」 「「「ひっ!?」」」 霞「始めてのお相手は姫様じゃないと……ね?」ゴゴゴ 「「「は、はい……」」」 京太郎「え…なんで俺が経験人数なしって……なんで知られて」 霞「ちょっとばかりお友達に聞かせてもらいました」 京太郎「うわあぁぁ!!」 初美「どーてー……」 巴「姫様で素人童貞になれますよ」 春「格下げ」 京太郎「うわあー!!」 霞「クスクス」 霞「しょうがないですから、一日一人、一回だけふぇらちおすることを許可しましょう」 京太郎「んなっ!?」 初美「それなら、いいです」 春「うん」 霞「じゃー、はっちゃんから、どうぞー」 京太郎「え、ええー…」 初美「なんですか、不満ですか?」 京太郎「いや、まずこんなことしてるのが間違いだろ……」 初美「ふふっ、私は嬉しいですよー?」 京太郎「うっ……」 初美「大きくなってきましたねー」ツンツン 初美「私みたいなボディーでも、反応してくれるんですね」 初美「んふふっ……ちゅっ」 京太郎「っ!?」 初美「んー……」ツツツ 京太郎(ううっ……筋に沿って舌が……) 初美「びくんびくんっていってますよー」 初美「そんなにうれしいんですかー?」 京太郎(うぐっ……) 初美「あー」 初美「んぷっ……んん……んくっ…ぷはっ」 初美「……大きすぎですよー」 京太郎「し、しるか……」 初美「んんっ……んー!」 初美「あはまほほーまへ、はいひまひた」(頭の方まで入りました) 京太郎(くぅ……きっつ……) 初美「うほひまふへー」(動きますねー) 京太郎(いちいち声に出されると震えて…うくっ) 初美「んぐっ……んん……んー……ん……」 京太郎(き、きつすぎ……) 初美「んー……ん…んっ…んぐっ」 京太郎(くっ……これ犯罪級だろ……) 京太郎「えと、入り口までで平気ですんで」 霞「あら、そんな遠慮しなくても……」 咲「……京、ちゃん」フラフラ 京太郎「!?」 咲「京ちゃん……おかえり……」フラフラ 京太郎「お、お前……様子がおかしいぞ……?」 霞「あら、そういえばあの時の行為、見られてたわね」 京太郎「ーーーッ!?」 咲「京ちゃん……」 霞「あらあら……」 霞(これは退散したほうがよさそうね) 霞「それでは、送り届けましたよ」 京太郎「ちょ、」 咲「いこ、京ちゃん」 京太郎「……お、おう…」チラッ 霞(早朝、問題ないですよね?) 霞「心配ですねぇ……」 霞「と、私も帰りませんと」 京太郎(いったか…) 咲「ねぇ、京ちゃん」 京太郎「ど、どうした?」 咲「今日は、どこにイッテタノカナ?」 京太郎「い、いやぁ……買い物の途中に迷っちまってさー」 京太郎「途方に暮れてたら石戸さんが助けてくれて、ここにかえってこれたってわけだ」 咲「……へー」 咲「半日も……迷ってたの?」 京太郎「っ……」 京太郎「いやぁ……ちょっとついでに荷物もしちゃったもんで……」 京太郎「女の子一人だと大変そうだと思ってな」 咲「へぇ……」 咲「なぁんだ、そういうことかー」パアッ 京太郎「……?急な話だったからな」 咲「次はちゃんと連絡するんだぞぉー!」 京太郎「お、おう」 咲(臭うなぁ………) 咲「色んな女の臭いがするよ……」 優希「きょーたろー!!」 京太郎「ん…なんだ、優希か……すまん、一人にさせてくれないか」 優希「じぇ!?」 優希「そんな……」 咲「……」 咲「永水女子かぁ」クスッ 霞「まずいわね……」 小蒔「……明日ですか」 霞「丑三つ時……」 巴「」 初美「」 霞「春ちゃんは、この子たちを見ててね」 春「了解」 霞「さて、いきますよ……小蒔ちゃん」チャキッ 小蒔「……はい」チャッ 京太郎(そろそろくるはずなんだが……)キョロキョロ 京太郎「周りに咲の姿はない……よな?」 小蒔「あ、あそこに……」 霞「よかった、無事ですね……」 京太郎「お、いたいた……」 霞「なんともなくてよかったです……」 小蒔「……ほっ」 京太郎「そ、そんな大げさですよ」 霞「大げさだったらよかったんだけど……いるんでしょう?」 咲「……」スッ 京太郎「なっ!?」 咲「京ちゃん……信じてたのに……」グスン 京太郎「ど、どういうこと…」 咲「幼稚園のころから誓ってたよね?」 京太郎「ん?幼稚園のころはまだ知り合いじゃなかったぞ」 咲「えっ、じゃあ小学生だったはずだよ」 京太郎「俺たちが知り合ったのは中学から」 咲「えっ、うそうそうそ……」 京太郎「嘘じゃないんだが……」 霞(あら、何か憑いてるわ…)スッ 咲「うそじゃないもん!ほんとだもん!」 京太郎「ええ……」 咲「私のこと、信じてよ!」 霞「えいっ」ストンッ 咲「きゅう……」 京太郎「……?」 霞「んー、何が憑いてるかわからないわねー」 京太郎「え、どういうことですか?」 霞「専門的なのはわからないから、春ちゃんにみせたほうがいいかしら、これは……」 京太郎「はぁ」 春「んー、下級霊が取り憑いてるね」 京太郎「えっ、そうだったの!?」 春「最近憑いたらしいから、すぐ追い出せる」 京太郎「は、はぁ……」 春「あれ、妄想癖でもあったんじゃない?」 京太郎「あー、そういえばある事ないこと……」 春「じゃ、もう安心」ポリッ 京太郎「ほっ」 咲「ん……」 霞「あら、目覚めた?」 咲「は、はい……って霞さん!?」 霞「あらあら、そんなあなたは咲ちゃん」 咲「えっと、あの……あの後どれくらいまで行ったんですか……」カァァ 霞「あらあら、あれで終わりだったわよ」 咲「ええー!?チャンスあったでしょ!?」 霞「そうは言ってもねぇ~」 咲「やっぱり、覗いてたのがいけなかったんですか……」 霞「そうことでもないのだけれど……」 京太郎「……なに、あれ」 春「ただのガールズトーク」 京太郎「ええっ、あれが!?」 巴「やっと立てるようになった……」 初美「股が……裂けますよー……」 春「おはよう」 小蒔「……」アセアセ 春「宮永咲は割と乙女だった」ポリポリ 巴「幼馴染は眼中にないってね」 京太郎「oh...」 京太郎「まぁ……あの様子なら、安心かな」 小蒔「……」ウズウズ 巴「ん……」ニヤリ 初美「……」ニヤリ 初美「きょーたろー…あそぼー」ギュッ 巴「いや、私と話でもしよう」ギュッ 小蒔「あ……」アタフタ 京太郎「ちょ、お前ら腕に引っ付くな!」 小蒔「~~~!!」モフッ 春「ぽりぽり」 京太郎「うおっとと!!」 咲「ん……京ちゃんが巫女さんたちに囲まれて……薄い本のネタになるよっ!!」 小蒔「…チラッ……チラッチラッ」 京太郎「……声出てますよ」 小蒔「ひゃい!?」 霞「あ、そうだ……まだあれ…やってなかったわ」 京太郎「あれ?」 霞「あれ、です」 霞「床の準備おーけー」 霞「じゃ、寝転がってください」 京太郎「お、おお…?」 京太郎「二人で俺を挟んで、一体何を……」 霞「二人で挟むのがミソです」 京太郎「……?」 霞「ズボンはいらないわね」ポーイ 霞「ほら、小蒔ちゃんも」 小蒔「は、はい……」 京太郎(うはー…天国)ビンビン 小蒔「わっ……もう元気ですね…」 霞「絶倫ねぇ」クスクス 霞「んっ」フニュン 小蒔「ぁぅ……」フニュン 京太郎「ぉぉ…」 霞「乳首が、こすれて……んん」ムニュムニュ 小蒔「京太郎さんのが、波打ってます…」ムニュムニュ 霞「ふふっ、これが小蒔ちゃんの中に入るのよ?」フニュフニュ 小蒔「ひぁぁ……」フニフニ 霞「しっかりご奉仕して、精液絞り出してあげないと」 小蒔「はっ、はい……んちゅっ…」 霞「うんうん、いい感じね」 小蒔「んっ…れろぉ……」 霞「あらあら、小蒔ちゃんは積極的ね」 小蒔「んっ……こうでもしないと…他の人に取られちゃいます……」 霞「あらあら、はじめては小蒔ちゃんのものよ?」 小蒔「んっちゅ……ちゅぶっ」 小蒔「それでも、不安になります……」 霞「くすくす、だそうだけど…京太郎?」 京太郎「へっ!?」 小蒔「む~~」ジー 京太郎「早い者勝ちさ……」 小蒔「かぷっ」 京太郎「ひぃん」 ーーーーーー ーー 小蒔「んくっ……」 京太郎「いくらなんでも、飲まなくても……」 小蒔「いいんです」ニコッ 京太郎「なんていい子なんだろう……」 小蒔「あふんっ」ボフンッ 霞「あらあらー」 一時間後 霞「あっんんっもっと、もっと頂戴!」 二時間後 霞「あ、ああっ……もう何回イったかわから……んんっ」 三時間後 霞「もー無理だわー!あっ…うにゃぁぁぁ」 四時間後 霞「んあっ…ね……寝かせて…んん…ください……」 五時間後 霞「あ……あひぃ……」 六時間後 霞「」 巴「やりすぎた」 京太郎「ふぁー、よく寝た……うおっ!?」 巴「あ、おはよう……」 初美「一晩中騒いで、うるさかったのですよー」 春「その隣で寝てた京太郎……」 小蒔「えと……霞ちゃん起きないと、できないよね……」 巴「あ」 初美「おいおい」 春「起きろー黒糖突っ込むぞー」 霞「はっ!?」 巴「ぐっじょぶ」 京太郎「……」 霞「はー、久しぶりに発散できたわー」 巴「あれだけやってそれかい……」 霞「さ、気を取り直して……」 霞「まずは、私達で手と足を抑えましょう」 「「「ラジャ」」」ガシッ 京太郎「え、まじで?」 霞「こうしたほうが捗りますので」 京太郎「……」 霞「さ、小蒔ちゃん」 小蒔「は、はいっ」 小蒔「ズボン、降ろします……」 初美「あー、だらしなくテントはっていますねー」 京太郎「は、恥ずかしい……」 霞「ほら、パンツも脱がさないと……」 小蒔「は、はぃ……」スルスル 霞「じゃあ、まずは手で」 小蒔「……」コシュコシュ 京太郎「うおっ!?」 京太郎(弱くはない、しかし控えめな手コキ……) 京太郎「も、もうちょっと強く……」 小蒔「は、はいっ」ギュッギュッ 京太郎「おっ……」ビュルビュルッ 小蒔「ひゃっ!?か、顔に……」 巴「はやっ……」 初美「……」 小蒔「えと……その……」 霞「そのままお口でやってー」 小蒔「は、はい……んちゅ、ちゅぱっ」 小蒔「んっ……んふぅ……ちゅぽんっ」 小蒔「れろ……ちゅっ…はむ……」 京太郎「ふおお…」 小蒔「んん……んぐっ……んむんむ」 小蒔「んっ……んむ……」 霞「喉の奥で出してもらうのよ?」 小蒔「んっ」 小蒔「んー…んくく……」 小蒔「んっ、んくっんんっ」 京太郎「あ、まずい」 小蒔「んん?んっ……んんー!」ドクドク 小蒔「んくっ、コクン……ん…くちゅくちゅ、ごくん」 小蒔「ぷはぁ……んん……」 霞「よくできました」 霞「次は胸ね」 小蒔「ん、はい……」フニュ 小蒔「よ、いしょ……」ムニュ 小蒔「ど、どうですか……?」ムニュムニュ 京太郎「あ、あぁ……すごいいいよ」 小蒔「は、はい……」ズリュズリュ 京太郎「お、おお……」 小蒔「す、すごいビクビクって……んっ」ズリズリ 京太郎「そ、そろそろ……」 小蒔「き、きてください……胸の中に、いっぱい……」ズッズッ 小蒔「んっ!?」 小蒔「あ……胸の中で跳ねて……んぅ」 小蒔「かっ……はぁ……はぁ…うく…」 小蒔「あ、ぅぅ……いたい……です……」 霞「それがはじめての痛みなのよ」 小蒔「ん……はじめて、奪われちゃったんですね……」 京太郎「こっちも奪われたけどな……」 小蒔「あはは……」 霞「んー、動けそうかしら?」 小蒔「え、えと……んっ…つぅ……」ヌチュ 小蒔「はっ…ぁ……んく、うぅ……」グチュ 京太郎(苦しそうだな……) 小蒔「んっ……だい…じょぶ、いけそうです」カクカク 霞「うん、そのままお願いね」 初美(いたそう) 巴(あれだけ勢いつけて喪失しちゃったらなぁ) 小蒔「んん~っ……はぁっんっ……」 小蒔「はぁっはあっんくっ……んんっ」 京太郎(ゆ、ゆっくりだけど…締め付けられて……) 小蒔「んぅ……ん…んん……」 小蒔「んっ、んんっ……あっ、んんっ」 京太郎(うお……スピードが上がってる……) 小蒔「あんっくふぅ……やぁ……あっ」 小蒔「あっ…きょうたろ、さん…んっ……どうですっ…かぁ…」タプンタプン 京太郎「や、やばい……」 京太郎(揺れるおっぱいも…エロすぎる!) 霞(絵になるわ……) 小蒔「あっ、やんっ……なんか、気持ちよく……くふぅっ……」 小蒔「なに、これ…あっ…腰、とまらなっ……いぃっ!」タプンタプン 京太郎(うおお…やばい……) 小蒔「あっ、やぁぁ……んん……なんか、きちゃう……」 小蒔「あ、あぁっ…止まらない…んんんっ止まれない……よぉ……」 京太郎「くっ、そろそろ……」 小蒔「あっ…んっ……きて、きてくださいっ……せーし、注いでくださいっ」 京太郎「くっ、射精る!」 小蒔「あっんああっ……奥で、せーしが…あばれて……あふぅ……」ポフッ 小蒔「すう……すう……」 京太郎「くっ、まだ出てる……」 小蒔「んっ……んん……すう……」 霞「あらあら…寝ちゃったのね」 霞「じゃあ、次は初美ちゃんね」 初美「え、ええ……」 初美「いたそうですー」 霞「気持ちいいわよ」 初美「……」 小蒔「すう…すう……」コロン 霞「……あれは後回しね」 初美「いきますよー……」クチュ 初美「うう、見てるだけで濡れてしまいました……」 京太郎「ぜ、前戯なしで平気なのか…?」 初美「しらないですそんなの!」ズプッ 初美「ひっ!?」 初美「ひ、広げられて……痛いです……」 京太郎「言わんごっちゃない……」 初美「う、うるさい!」ググッ 初美「ぐ……ぅぅ……この……」 初美「もう……ちょっと……で…」プッ 初美「かはっ……!?」 初美「ぅ……ぁ……」ガクガク 初美「なんですか、この痛みは……」 霞「抜きたい?」 初美「ぅ……抜きたい…です……」 霞「動いていいわよ」ボソッ 初美「と、とりあえず……痛みが収まるまで、まってほし……あがっ!?」ズンッ 京太郎(やべぇ……このキツさは犯罪級……) 初美「ぁ……あぁ……ぁ…」 霞(その顔、見てるだけでゾクゾクするのよねー) 京太郎「突き上げる度に……締まる……」 初美「あ゛っ……やめ……んん゛っ!」 初美「うぐっ……ひぐっ……うあ゛ぁっ…いだい゛っ……あああっ」 霞「あらあら」 京太郎「くっ、すまんっ……」 初美「しきゅ…こ……あいちゃ……ぐううっ…」 京太郎「ぐ…」 初美「ひ…ぎぃ……あ……ああ……」ガクガク 京太郎「くっ……いくぞっ…」ドクドク 初美「ぁ……」ビクッビクッ 初美「は、ぁ……」ズルン 初美「ぁ……痛い……ですよぉ……」 霞「あらあら」ゾクゾク 京太郎(悪女だなー) 初美「す、すこし……休ませてください……」 巴「次は私がいいな……」 京太郎「えーと」 巴「そ、その…正常位でお願い」テレテレ 春「……あざとい」 霞「まぁいいわよー」 京太郎「は、はい……」 巴「やさしく……お願いね?」 京太郎「……善処します」 京太郎「思ったより濡れてるな……いらないかな?」 巴「んっ……いいわよそんなもの……ていうか恥ずかしい……」 京太郎「え、あぁ…ごめん」 巴「その、変な形してたりしたらいやだし……」 京太郎「そんなことはないと思うぞ?」 巴「へ……」 巴「ぁ……」カァァ 京太郎「っと、そろそろ挿れちゃいますよ」 巴「う、うん」 京太郎「んー、ちょっとほぐそう」スッ 巴「ん……ひぁ……」 京太郎「だいぶキツい……」クチュクチュ 巴「あっ……ちょ、ちょっとぉ……」 京太郎「あ、ごめんな……?」 巴「う……まぁいいけど……」 京太郎「うし、だいぶほぐれたし……いくぞ?」 巴「うん…きて」 巴「んくっ……入って、くるぅ……」 巴「んっ……あれ、もう入ったの?」 京太郎「い、いや……小休止ってところかな」 巴「あぁ……」 巴「一気にいっちゃって……」 京太郎「いいのか?」 巴「…」コクッ 京太郎「わかった……」ググッ 巴「くぅ……んっ……」プッ 巴「うぐっ……いたいわね……これ…」 京太郎「奥まで、入ったな……」 巴「うふっ……子宮口をノックされてるわ……」 巴「ふうっ、堪能完了……めちゃくちゃにして?」 京太郎「ーーッ!」 京太郎「いいんですか?」 巴「うん、きて……」 巴「ぁっ……あんっ……やぁっ……くぅ…」 巴「あはっ、京太郎のが、暴れてる……」 巴「んっ、んんっ…あっ…やぁ、んっ…」 京太郎「強くしますよ……」 巴「ああっ!?やっ、つよっ……ああんっすぎ……よ…やぁっ」ズッズッ 巴「も、もう……すごすぎて……ひぃんっ」 巴「あ…んあぁっ……何か、くる!きちゃうっ……」 京太郎「くっ、俺もそろそろ……」 巴「んっ、きてっ!きてぇっ!わたひ、いっちゃ……イっちゃうぅ……」 京太郎「うっ…くぅ……」 巴「んっ、あっ、あんっ…ああっあっあっあっ…ああああっ!」 京太郎「うああっ!」ドクンッ 巴「あっ、あああっ!やああぁ……」ビクッビクッ 巴「はっ……ぁ……はぁ……」コポッ 京太郎「うぁ……」ズル 巴「うふっ、よかったよ……想像以上だった」 霞(なーんかつまらかったわ……) 春「次は私」 霞「えー、私が最後ー?」 春「なんか長そうだから……」 霞「そんなことないわよー……」 春「まぁ、とりあえず私が……」 ーーーーー ーー 春「んぁ……すご…ひぁぁ……」ビクッビクッ 京太郎「ふぅ……」 霞「次は私ねー」 霞「私は、バックで突いてほしいわね」 京太郎「……そこに立ってください」 霞「……はい♪」 京太郎「うわ……壮観」ゴクリ 霞「うふっ、そうかしら……」 京太郎「い、いきますよ?」ズプ… 霞「あっ…♪」 京太郎「っと」 霞「ないと思ってた?でもあるのよねぇ」 京太郎「い、いきますよ?」ググッ 霞「んっ……はふぅ……あっ……いっ…たいわ……」 霞「ふふっ、でも幸せな痛みね、これ……」 京太郎「そ、そうですか…?」 霞「うふふ、女ってそういうものよ」 ーーーーー ーー 霞「くぅ……くぅ……」 京太郎「お、おわった……」 京太郎「霞さんだけ三連発もしちまった……」 京太郎「あー、眠いな……」 京太郎「寝ちまうか……」 京太郎「……zzz」 初美「うーん、むにゃむにゃ……」 巴「うふふっ……すやすや」 春「んー……くぅ」 霞「すう……すう……」 小蒔「ん……みんな寝てしまったのですね」 小蒔「えーと……いました」 小蒔「京太郎さん、こんな一族ですが末長くよろしくお願いしますね」 小蒔「……ん」 ---------------------------------------------------------------------- 咲、久しぶり まず謝らなきゃいけないのは、いきなり転校したことかな。 あの時は急で話す暇がなかった、今更だけどごめんな。 あれから一年、音信不通だったのは許してくれ、なかなか時間が取れなかったんだ。あはは。 まぁ、積もる話もあるだろうし、こっちに遊びにこないか? まってるぜ 神代京太郎より ---------------------------------------------------------------------- 咲「京ちゃん……ここは、うん…遊びに行ってみるかな」 咲「えっと、ここだよね?」 咲「立派な神社だなぁ……」 霞「~♪」 咲「あ、あれ……霞さーん」 霞「あら、咲ちゃん…遊びにきてくれたの?」 咲「はい、京ちゃんの手紙に書いてあったので」 京太郎「んお、なんだ…客か?」 京太郎「お、咲、か…?」 咲「あ、京ちゃん…久しぶり」 京太郎「髪伸ばしたんだなぁ」 咲「えへへ」 霞「むっ」 霞「立ち話もなんですし、中に入って話しましょう」 京太郎「そうだな」 小蒔「んー…お客さんですか?」 咲「お邪魔してます……て、お子さんですか」 霞「うふふ、可愛いでしょ?」 咲「こんなに可愛いんですねぇ……」 小蒔「こう、子供を見てると和んでしまいます」 小蒔「ほら、この写真とか…」 咲「あら、これ全員神代さんの子供……じゃないですよね?」 霞「去年出場した5人と京太郎の子供よーふふっ」 咲「なっー!?」 咲「その話、詳しく聞かせてください!」 霞「え、まぁ…いいけれど……」 京太郎「あぁ、始まった」 小蒔「さっきと様子が違いますね」 京太郎「あぁ、あいつな……」 咲「次描く本のネタが潤うよー!」メモメモ 京太郎「オールマイティな同人作家なんだよ……」 カン! 霞「んっ、やぁぁ……膜破かれた後なのに…きもち、ひゃんっ」 京太郎「膜破かれて感じるなんて、ドMなんですかね?」パシンッ 霞「やっ、ひぁぁ……お尻叩いちゃ……んんんっ」 京太郎「くっ……ほら、叩いた時に締まりがよくなります……」パチンッ 霞「あっ、まって……それ、やば……ひぃんっ」パンパン 霞「あっ、あっんんっ……らめぇっ……敏感になっちゃって……はぁんっ」パンパン 霞「えっ、あっ……なにか、くっる……んああっ」パチッズチュッ 京太郎「も、もうイくんですか!?」 霞「うんっ、くる……これっ、イっちゃうよぉっ…やっ…らめぇ……」 霞「あっ、イくっ…イっちゃうっ……んっやっああっ」 霞「あっあっあぁあっ、あああっ……んひぃっ」ガクガク 京太郎「くっ、あと少し……ですっ」パンパン 霞「んぐっ……あっらめっ…敏感になって…んきゅうーっ」 京太郎「うおおっ…」パンパン 霞「またっまたきちゃうっ…あっこれっ、飛んじゃうぅ!」 京太郎「くっ、射精しますよ!」パンパン 霞「あっ、んああっ、せーしが、当たって……んんっ」 京太郎「はぁ……はぁ……」 霞「はぁっ……すごいぃ…これが……」 霞「はっ……あん……お腹の中、京太郎でいっぱいだわ」 京太郎「はっ、はは……さすがに疲れた……」 霞「あら、なにいってるの?」 京太郎「へ?」 霞「もっと、ちょうだぁい?」グイッ 京太郎「~~~~!!!」 ーーーー ーー 咲「こんなこともあったのか……ネタがどんどん作られていくよぉ」メモメモ 霞「その後も激しく求めあって、気づいたら寝ちゃってたわ」 咲「うひょー!これは大ヒット間違いなし!」 小蒔「……」ジトー 京太郎「うぐっ、こっちを見ないでいただけますか……」 小蒔「え、えっちです……」カァァ 京太郎「ぶっ!?」 さらにカン! 小蒔「……」ソーッ 京太郎「……ぐごー」 小蒔「……」ススッ 小蒔「えへへ……」ピトッ 小蒔「はぁ……やっぱりここが落ち着きますね」 小蒔「京太郎、さん……」クンクン 京太郎「zzz」 咲「はよ、はよ襲え」ポソッ 小蒔「!?」ビクッ 咲「夜這いもネタにできるから、早く…!」ヒソヒソ 小蒔「あ、あわ、わ……」カァァ 小蒔「きゅう……」 咲「あれ、気を失っちゃった……」 咲「ネタなさそうだし、私も寝よっと……」 小蒔「うーん……助けて……助けてー……」ウンウン 翌日 京太郎「お、もう帰るのか?」 咲「うん、結構かかるからね」 京太郎「あー、そうだな」 咲「あ、京ちゃん」 京太郎「ん?」 咲「二人目×5(を作る時のお話)、楽しみにしてるよ!」 京太郎「ぶっ!?」 霞「あらあら、早速作っちゃいましょうか?」 小蒔「ちょ、ちょっと霞ちゃん……」アワワ 巴「あはは……」 初美「ふ、二人目ですか……」 春「ん」ポリポリ 京太郎「いやいや!」 もいっこカン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6308.html
番外編 京太郎と豊音のED秘話 豊音「寒いよー」 京太郎「岩手の冬も長野の冬も変わらないからな」 豊音「違うのは皆がいない事だね」 京太郎「…嫌だったか?」 豊音「うんうん。京太郎が望んだ事なら私はついていくよ」 京太郎「…ありがとう」 豊音「みずくさいよ。私達はもう夫婦なんだから」左の指輪を見て 京太郎「そうだな。ずいぶんと時間がかかってごめんな」 豊音「ぜんぜん。寧ろ二年でここまできたら十分だよ」 京太郎「二年か…長かったはずなのに短かく感じるよ」 豊音「そうだね。二年前に京太郎と結ばれて…全国優勝をしたりお姉さん達を相手に麻雀で勝利したり」 京太郎「…なあ豊音。本当に大学に行かなくてよかったのか?」 豊音「うん。勉強をしたい事もなかったしそれに…はやく京太郎の赤ちゃんが欲しかったから」ニコ 京太郎「うっ…ああもう、豊音がかわいすぎる」 豊音「き、急にどうしたの?」カァァ 京太郎「なんでもない。こんな俺と居てくれてありがとうな」 豊音「全国男子麻雀三連覇で三年連続エキシビションマッチで日本最強プロに勝ってる京太郎がこんなにとか言ったらだめだよ」 京太郎「……そうだな。来年から俺もプロになれるからな。これで豊音を支えることができる」 豊音「それは違うよ。私達は支えあって生きていくんだよ。辛い事も悲しい事も嬉しい事も全部共有して歩いていく。だって夫婦なんだから」 京太郎「……そうだな」 豊音「そうだよ。だからあの…その…」 京太郎「どうしたんだ?」 豊音「……して欲しいかなって」 京太郎「えっ?」 豊音「危険日だからあの抱いて欲しいかな」カァァ 京太郎「……」 豊音「だ、駄目かな?」 京太郎「今夜はクリスマスだからな」 豊音「えっ?」 京太郎「六時間は寝かせないからな」 豊音「あっ…うん!」 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6247.html
5月12日金曜日 朝 京太郎「…和と出かけるのは世間的にはデートと言うのではないだろうか」 カピー「パカパカ(朝からまた来たのか…それなら散歩につれていけ」 京太郎「…すまん、今日は昼前から人と会う約束があって」 カピー「パカパカ(おもちばかり追いかけてたらいつかないちち共に刺されるぞ」 カピー「パカパカ(天沼鉾についてか…あれは主が手にするものではなかった代物だ」 京太郎「俺が手にするものじゃなかった?」 カピー「パカパカ(そうだ。たまたま天、要石、天女のを得て条件を満たしてしまっただげのモノ。だから器はできても中身が伴わないから性能が落ちて、その奥にとたどり着けない」 京太郎「難しい話だな。ならその器はどうやったら満たされるんだ?」 カピー「パカパカ(…人との縁を大切にしろ。槍を刺すのもいいが神殺しではなくその真逆のモノなのだから無理をさせていることになるからな。あのおっぱいおばけ以外の五人…岩手、大阪…奈良にもいるな。精々満たせよ。その鉾は主の力になるからな」 昼1 京太郎「さて待ち合わせ場所にはやく着いたけど…和はまだきてないみたいだな」 数分後 和「す、すいません!お待たせしたみたいで…ハァハァ…」 京太郎「いや待ってないけど、その格好は…」 和「へ、変ですか?須賀君に喜んでもらう為に頑張ったんですが…」 京太郎「いや、とても似合ってる。寧ろドストライクです、ありがとうございました」 和「そ、それはよかったです」カァァ 京太郎「それで今日は何処に行くんだ?」 和「えっとですね…今日は」 和「父に映画のペアチケットを貰ったんで映画でもどうですか?」 京太郎「映画か…ああいいぜ」 ギュ…←和から手を握る 和「な、なら行きましょう」 京太郎(和の手細いな…) ーーーーーーー 映画館 京太郎「それで何を見るんだ?」 和「あれです」 京太郎(あれは今CMで絶賛されてる純愛もの…義姉さん達が見にいきたいのかチラチラとCMの度に見てくるからな。原作とは違って最後にヒロインは助かるんだよな) 和「い、嫌だったですか?」 京太郎「そんな事はないぞ。ただまあ、和とこれを見れて幸せだなっと思ってな」 和「なっ!」カァァ 京太郎「チケットは和にだして貰うから俺はポップコーンでも買ってくる」 トテトテ…… 和「須賀君だから見に来たにきまってるじゃないですか…」小声 上映中 京太郎(…中々に重いな。恋人を助けるには世界チャンピオンにならないといけない。だが世界大会と恋人の死の宣告をされた日が一緒とか…映像で観ると余計に重いな) ギュ… 京太郎(和は真剣だな…女の子はああいうのに憧れるのか?義姉さんや咲はある意味メタ発言をしながら映画やドラマを観るからな…新鮮だ) ーーーーーーー 和(京太郎君と手を繋いで映画を観てる…気を抜いたら頬が緩みそうですから真剣な表情じゃないと) 和(それにしてもこの映画の主人公は京太郎君に似てますよね。金髪で麻雀が強くて家事とかもこなせて…ただヒロインが義理の姉と言うのは納得できませんが…京太郎君は私がこんな事になったらこうしてくれるんでしょうか?) 帰り道 京太郎「面白かったな」 和「ええ、最後に女の子が助かってよかったです」 京太郎「そうだな…でも俺が主人公ならもうヒロインには会わないかな」 和「えっ?」 京太郎「決勝まで行って慢心して役満をブチ当てられてヒロインを助けられないと絶望したのにヒロインが自分で助かった…男として複雑だろ」 和「そうなんですか?」 京太郎「そうなんだ。男は見栄っ張りなんだよ」 和「…ヒロインはでも主人公に会いたくて頑張ったのに救われないじゃないですか」 京太郎「……それもそうだな」 和「そうです。ヒロインは主人公と居たいから頑張ったんです。なのに主人公が居なくなったら意味ないじゃないですか」 京太郎「……」 和「…男の人は身勝手ですよ。女からしたら側に居れるだけで良いんですから」 京太郎「そんなものなのか?」 和「そんなもんなんです。私も須賀君と居れたら嬉しいですから」 京太郎「えっ?」 和「私は須賀君が好きです」 和「……冗談ですよ」 京太郎「そ、そうだよな。俺達まだ出会って一カ月も経ってないのに…」アタフタ 和「ふふ、須賀君も慌てるんですね」 京太郎「お、俺だって和に告白されたらテンパるって!」 和「岩手に行く事を黙ってた罰です。因みにこれはあとで咲さんに報告しときますんで…」 京太郎「な、なんだと…」 和「さあ、はやくかえりますよ」 ダッ… 京太郎「えっ、ちょっ待てよ、和!」 夜 京太郎「……あれは目がマジだった…ヘタレだよな、俺」 カピー「パカパカ(ヘタレがどうした?」 京太郎「…何でしってるんだ」 カピー「パカパカ(私は知らない事がないぞ」 京太郎「…本当に恐ろしいな」 京太郎「願い事を聞いてくれ」 カピー「パカパカ(よし、何だ言ってみろ。星がみたいのか?温泉か?五月に雪とかでもいいぞ」 京太郎「自然系統は頼まないから」 カピー「パカパカ(なんだと…それなら何か私に未来を変えさせたいのか?」 京太郎「未来を変える?」 カピー「パカパカ(そうだ。例えば留学生がとどまったり負けた事で転校するのを止めたり、身体が弱いのを普通にしたり。私にできないのは主がヘタレを治すことだな」ワハハ 京太郎「……えらい具体的だな」 カピー「パカパカ(私は未来が視えるからな)」 京太郎「ちょっと考える…」 京太郎「…俺と関わる人が幸せになるようにしてくれ」 カピー「パカパカ(抽象的だな。それじゃあ私は誰を救えばいいかわからないだろ」 京太郎「…それならどうしようも無い運命を変えてくれ。可能性があるのはなしだ。今のまあまでは絶対的に変えられない未来だけを変えてくれ」 カピー「パカパカ(…私に不可能はない。主も言い方が悪いな。最悪を回避するつもりなら主が願わなければいいのに。わざと願う必要もなかろうて」 京太郎「…俺は賢くないからな」 カピー「パカパカ(まあいい…その願いを叶えよう」 ♪ー 京太郎「…電話か?」 京太郎「もしもし?」 衣「もしもし、義兄様の携帯であっているか?」 京太郎「あってるぞ、衣。どうした、こんな夜遅くに」 衣「…この前の件の詫びと義兄様を送り出す為にささやかなパーティーを明日しようと思う。来てくれるか?」 京太郎「構わないが…ハギヨシさんがこっちに来るのか?」 衣「そうだ。あと衣に対する命令を考えておくんだぞ!」カァァ プツン… 京太郎「…命令?ああ、あれか麻雀に勝ったらのやつか…どうしたものか」 5月13日 土曜日 朝 京太郎「カピーが朝から出かけただと……」 ーーーーーーー 健夜義姉さんを起こしにいく。 京太郎「健夜義姉さんを起こしに行こう。最近ダラけてるからな」 コンコン… 京太郎「健夜義姉さん、起きてる?」 シーン… 京太郎「寝てるか…入るよ」 ガチャ 京太郎「………」 京太郎「またジャージか…もうアラサーなのにジャージは駄目だろ。貰い手がいないだろうし…まあ、30なっても無理なら俺が結婚を……なんてな、相手にされないか」 ガタ… 京太郎「?もしかして義姉さん起きてる?」 健夜「すぅ…zzz」 京太郎「寝てるよな…聞かれてたら恥ずかしいし……今日はこのままでいいか」 ガチャ…バタン 健夜「…どうしよう今ので完全に目が覚めたよ…もう京君は無自覚なのに鋭いからタチが悪い。うぅ…二度寝しよ」カァァ 昼1 ハギヨシ「お迎えにあがりました」 京太郎「今日は鼻眼鏡はしてないんですか?」 ハギヨシ「ええ、あれをしていると食事ができないらしいのでやめました」 京太郎「…確かに無理だな」 ハギヨシ「それでは向かいましょう」 ーーーーーーーー 一「よく来てくれたね、須賀君」 京太郎「お出迎えありがとうございます、国広さん」 一「透華と衣はちょっと用事で忙しいから僕が変わりに案内するよ」 京太郎「そうなんですか…お願いします」 テクテク… 一「明後日には岩手に行くんだっけ?」 京太郎「ええまあ。日曜日の夜出発になってますが、多分月曜日の朝になるかな」 一「…それはどうして?」 京太郎「健夜義姉さんが……いやまあ、色々とあるんですよ」ワハハ 一「そうなんだ…まあいいや。僕は須賀君に贈り物があるんだ」 京太郎「贈り物?」 一「一つは僕のメルアドと携帯番号。もう一つはこれかな」 御守りを見せる 京太郎「ありがとうございます…でも俺はお返しができない」 一「いらないよ…僕はもう沢山のモノを君に貰ったからね。これはそのお礼を兼ねてるんだ」 京太郎「俺は国広さんになにも…」 一「ハジメ。呼び捨てでいいよ。僕も京太郎って呼ぶし。京太郎が気がついてないだけだよ!あと御守りの中身は覗いたら駄目だからね!」カァァ 京太郎「わかったよ、ハジメ。向こうについたらお返しの品を送るよ。それで対等だ。一方的なのはあまり好きじゃないんだ」 一「京太郎らしいな…期待してるよ」 透華「よくおいでになってくれましたわ!」 京太郎「龍門渕さん、お招きありがとうございます」 透華「それを言う相手は私ではなくてよ」 トテトテ… 衣「よく来たな京太郎!」 バッ…ギュッ 京太郎「おっと…元気そうだな衣」 衣「ああ、衣は元気だぞ!今日は楽しんで行ってくれ」 京太郎「ああ、楽しましてもらうよ」 透華「本日はーーー」 京太郎「龍門渕さんがスピーチをし始めて十分は経つぞ…流石というべきか?」 ちょんちょん… 京太郎「うん?」 京太郎「どうしたんだ、衣?」 衣「よかったら衣とご飯を食べないか?」 京太郎「別にいいけど龍門渕さんのスピーチは…?」 衣「大丈夫だ…あれはあと十分以上かかると衣は知ってるからな」 京太郎「そんなにかかるのか…」 衣「それよりもハギヨシが作った料理を食べよう!エビフライとタルタルは絶品だぞ!」 京太郎「…しかたない、食べるか」 衣「うん!」 衣「美味しいね、京太郎」 京太郎「そうだな…本当にハギヨシさんご飯は美味しいな」 衣「京太郎、あーんだ」エビフライを箸で掴んで 京太郎「…あーん。」 もぐもぐ… 京太郎「美味しいな」 衣「だろ。ハギヨシのエビフライは天下一品のできだからな!」 京太郎「はい、お返しだ。あーん…」ウインナーを掴み 衣「あーん…」 もぐもぐ… 衣「美味しいな!」 京太郎「ならよかった」あはは ーーーー 衣「なあ、京太郎…いや義兄様。岩手に行っても衣の事を忘れないでいてくれるか?」 京太郎「当たり前だろ。衣は俺の義妹だからな。忘れるわけないだろ」 衣「そうだよな…わかっては居るんだがどうしても怖くてな…」 すっ…わしゃわしゃ 京太郎「信じろ、衣。俺はひとりぼっちが嫌いだからな。衣のことは絶対に忘れないさ」 衣「…ぐす……そうだね…衣も1人が嫌いだから義兄様の事を忘れないよ」ポタ…ポタ… 京太郎「まったく衣は手間のかかる可愛い義妹だよ」ワハハ ーーーーーー 純「あれを素でやってるのか京太郎は…」 智紀「恐るべき才能…」 一「京太郎は優しいからね」 透華「私の伝説は…」 衣「それで京太郎は衣に何を命令するんだ?」 京太郎「命令…ああ、ちゃんと考えてきてるぞ」 一、透華「…」ガタ! 京太郎「…全国で待っている。個人でも団体でもどっちでもいい、全国で会おう」 衣「えっ?」 京太郎「だから…」 純「京太郎、それは命令じゃないだろ」 一「そうだよ、普通なら全国に来いって言うのに待ってるって頼んでるよ」 京太郎「いやまあ、俺は清澄高校の麻雀部だからさどっちかを応援するってのはできないんだ…」 衣「任せろ、義兄様。衣は必ず全国で義兄様に会いに行くぞ!」 透華「私も忘れて貰っては困りますわ。県大会で勝つのこの龍門渕透華が率いる龍門渕高校ですわ」 智紀「負けない…」 京太郎「ああ、楽しみにしてるよ」 昼2 京太郎「全国で待つか…言ったからには俺も頑張らないとな」 久「京太郎に勝てる高校生なんて殆ど…二、三人も居ないわよ?」 京太郎「そんな事ない……あれ、久なんでいるんだ?」 久「少しね…でも丁度良かったわ。京太郎、私に付き合ってちょうだい」 京太郎「何を?」 久「もちろん…」 久「決まってるわよ、デートよデート」 京太郎「…ああ、この間は邪魔が入りましたもんね」 久「そうよ…あの後藤田プロには色々としてもらったんだから」 京太郎「笑顔が怖い……」ボソ 久「何か言ったかしら?」 京太郎「いえ、なにも」 久「それじゃあ…あそこにいきましょうか」 久「私の家に行きましょ。京太郎に渡す選別と美味しい紅茶があるのよ」 京太郎「流石に久の家に俺みたいな格好の奴が行ったら問題になるんじゃないのか?」 久「大丈夫よ。お父さんは出張でいないし…それとも嫌なのかしら?」涙目 京太郎「行かしていただきます!」 久「よろしい、なら行きますか」 ーーーーーーー コトン… 久「京太郎が淹れたよりはおちるけどどうぞ」 京太郎「久が淹れてくれただけで俺は美味しいと思うけどな…」 ゴク… 京太郎(あれなんか苦い…). 久「どうかした?」 京太郎「いや、なんか紅茶が苦くて…あれ…」 バタ… 京太郎「ひ、久…何を……盛った?」 久「別に何も?増強剤と少しの興奮剤をね…大丈夫よ、京太郎。今の私、危険日ど真ん中だから…孕んでも京太郎に責任とか言わないし。でもたまには岩手から帰って来て欲しいな」 京太郎「なんで…」 久「…我慢できなくなったのよ。一緒に居るって言ったのに私をおいていくし…だから、証が欲しかった。今日は寝かせないわよ?」 すっ…バサ… 90 名前: ◆qV6dwdDny6[saga] 投稿日:2013/11/04(月) 12 46 16.39 ID 6LmbjOTSO [11/12] 京太郎(…まずい…実は全く薬が効いて無いなんて言えない。てか久の裸でまじで息子が。) ギュ…チュ…っ! 久「はぁ…愛してるわ京太郎」 京太郎「…俺もだ…久」 ギュ…バッ… 久「えっ、薬は…!」 京太郎「耐性持ちでな…誘ったのはそっちなんだ…覚悟しろよ」 久「は、はい…」カァァ ーーーーーーー 京太郎「あの後まる二日間久とまぐわり、俺は義姉さん達との真剣麻雀に勝利した…そして」 久「貴方、世界チャンピオンおめでとう!」 娘「パーパー!」 ダキ… 京太郎「ありがとう久…あれからも七年か」 久「そうね…義姉さん達の許可が降りるまで大変だったわ」 京太郎「そうだな…」 久「それでね貴方…私、あと二人子供が欲しいの」カァァ 京太郎「……よし、行こう。今日は寝かせないからな」 娘「またプロレスごっこするの?」 久「ち、ちがう…」 京太郎「今日は弟か妹を神様から授かるんだよ」 娘「私、両方がいい!」 京太郎「娘もこう言ってるし…今日は頑張りますか!」 久「もう馬鹿なんだから」カァァ END 久「私の家に…いえ、公園にでも行きましょう」 京太郎「別にいいけど…前半に不吉な言葉が聞こえた気が…」 久「き、気のせいよ!さあ、はやく行きましょう!」 ギュ、ダッ… 京太郎「えっ、急に走るな…」 久(なんで今、京太郎に媚薬を盛ろうって考えたのかしら…恥ずかしい)カァァ 公園 久「…岩手に行ったら京太郎はどうするつもりなの?」 京太郎「麻雀かな…」 久「ふふふ…京太郎らしいわね」 京太郎「馬鹿にされてる気がする…」 久「褒めてるのよ。ねえ京太郎…」 京太郎「うん?」 久「私が京太郎を好きって言ったらどうするの?」 京太郎「……断る」 久「理由は?」 京太郎「俺は久との約束を破って岩手に行く…それにもし答えたらまた久を傷つけるだけだろ」 久「……本当に京太郎は馬鹿ね」 バッ… 京太郎「えっ?」 バシ… 久「自惚れないで。私はそんな詰まらない事で傷付かないわ」 京太郎「……」 久「京太郎、この前の時もそうだった。人を大切にするって言っといて京太郎は適度な距離でいようとする。傷付くのが怖いのわ京太郎の方よ」 京太郎「俺はそんなつもりじゃ…」 久「そんなつもりなのよ。だから私が踏み込んであげる」 京太郎「えっ…」 ギュ… 久「私は京太郎の側に居るわ。恋や愛じゃない…私は貴方の隣に居たい。貴方を支えたいのよ」 京太郎「俺にそんな価値は…」 久「ある。私には貴方が“必要”なのよ」 京太郎「…知りませんよ」 久「構わないわ」 京太郎「馬鹿ですよ久は…」 久「京太郎ほどじゃないわ」 京太郎「……逃がしませんよ?」 久「上等。私こそ逃がさないんだから」 夜 京太郎「……気が緩んでるな。幸せすぎる時ほど後が怖いのにな」 良子「どうかしたんですか、京太郎?顔色がバッドですよ」 京太郎「そうかな。特に何もないんだけど」 良子「…まあ、いいでしょう。今日はどうかしたんですか?」 京太郎「…」 京太郎「引越したら良子義姉さんはどうするか聞きたくてさ」 良子「タイトルの関係であまり纏まって家には居られない…知らない土地なのにごめんなさい」 京太郎「い、いや、俺ももう高校生だし1人で大丈夫。そういえばもうすぐ大きなタイトル戦だったね」 良子「Yes。去年は健夜義姉さんに負けましたが今年こそは私が勝ちます」 京太郎「今年は大沼プロも強いんだろ?世界タイトルで役満連続であがったらしいし」 良子「…あれは京太郎が戦うべき相手です。私は健夜義姉さんと夏の家族旅行決定権の為に全力を尽くすだけです」 京太郎「…タイトル戦が夏の家族旅行決定権だなんて普通ありえないぞ」 良子「ノーウェイ。勝者が絶対です」 京太郎「相変わらず義姉さん達は規格外だ…」 夜 別視点 健夜「…ついに明日だね、良子ちゃん」 良子「そうですね…京太郎は最後まで悩んでるようでした」 健夜「京君が一番ココにいたからね…それより明日、本当にやるの?」 良子「オフコース。霞の事情も知りましたし、そろそろ六女仙と京太郎がまともに会ってもいいはずです」 健夜「それは良子ちゃんが私に勝てないからそうなってるんじゃ…」 良子「とにかく明日は夕方からパーティーです」 朝 京太郎「…今日、長野を去るのか」 京太郎「昨日は健夜義姉さんだったから次は良子義姉さんだな」 コンコン… 京太郎「良子義姉さん、おきてるか?」 シーン… 京太郎「はぁ…どうしてうちの義姉二人は世間的にはクールで通ってるのに家ではだらしないんだ。入るよ」 ガチャ… 良子「…zzz」 京太郎「爆睡してるし。全くもう二十歳なんだからしっかりしてくれよ。起きてくれ、良子義姉さん」 良子「…あと五分…」 京太郎「ダメだ。今日は朝から出かけるんだろ」 良子「ノーウェイ…だいじょ…ぶです…zzz」 京太郎「秘技を使うか…これ恥ずかしいからしたくないんだけどな…」 スッ…良子の耳元に顔をちかづけて 京太郎「朝だよ、義姉さん。起きないと寂しいだろ?」 バッ… 良子「おはようございます、京太郎……突然ですが抱きしめますね?答えは聞いてません」 ぎゅー 良子「一年ぶりぐらいに聞いてエキサイトしました…むかしはもう少し可愛かったのに……」 京太郎(義姉さんが話し始めたら五分はかかるんだが…起きたからいいか) 良子「聞いてるんですか京太郎?だいたい京太郎は…」 昼1 京太郎「夕方までにあの高級ホテルに着けとはどういう事なんだ?まあとりあえず出かけるか」 ーーーーー ♪ 京太郎「うん?妹尾さんからか…。雀荘で麻雀を教えて欲しいか…まあ、構わないか」 京太郎「ここが妹尾さんが言ってた雀荘だよな…」 ガチャ… 華菜「それロン!8000!」 佳織「うぅ…どうぞ」 京太郎「あれ妹尾さん、知り合いと打ってるの?」 佳織「す、須賀君!違うの…須賀君を待ってたら…」 華菜「なんだお前は?華菜ちゃん達は今、打ってるんだぞ!」 京太郎(残り1000点で…なんだこれ明らかに初心者狩り紛いの事をしてるぞこの人達) 華菜「さあ、お前の親なんだからはやくしろよ」 佳織「うぅ…」 京太郎「ちょっと待った。妹尾さんの変わりに俺が打つよ。点数もそのままで」 華菜「はぁ?そんなの駄目に…」 京太郎「初心者の妹尾さんをあんまりいじめないでやってくださいよ」 華菜「イジメてなんかないし!仕方ないから認めてやる。皆もそれでいいよね?」 純代「大丈夫」 星夏「かまいませんよ」 京太郎「なら…俺の友人をいじめたんだ覚悟してくださいね」ゴゴゴゴゴゴ… 一同「ひっ!」 京太郎「俺の親番からか…」 南3局 京太郎 1000 華菜 43000 星夏 32000 純代 24000 京太郎 W役満 対象 池田 京太郎(…っ…また槍に弾かれた。しかたないか。この牌が来た意味を考えろ) 逆転者と添い遂げた者発動! 華菜(なんなんだ…なんなんだよ、あの男は!) コトン… 京太郎「ロン…ここってWありなんだよな?国士無双13面待ちで96000」 華菜「なっ!」 京太郎「俺の友人を虐めてたんだ…W役満ぐらい平気だろ?」 京太郎 97000 華菜 -53000 星夏 32000 純代 24000 京太郎が勝利しました。 佳織「す、凄いです!須賀君!」 ギュ… 京太郎「たまたまだよ、たまたま」ワハハ 華菜「……けるな、ふざけるな!」 京太郎「はっ?」 華菜「たまたまW役満をあがっていい気になるなよ…次は最初から…」 京太郎「負け犬が吠えるな。三人で妹尾さんをサンドバッグにしてたんだ…W役満なんて安いだろ。実力差を理解しろよ」ゴッ… 華菜「うっ…華菜ちゃんは華菜ちゃんは負けてないし!」ジュッ…ポタ バタバタ 星夏「ま、待ってください!」 バッ 純代「……」キッ←京太郎をにらむ ダッ… ーーーーー 京太郎「……罪悪感があるな」ボソ 佳織「あ、あの…私のせいでごめんなさい」 京太郎「いや、妹尾さんが謝る事じゃ無い。ただ俺が大人げなかっただけだから」 佳織「……須賀君、私つよくなりたいです」 京太郎「えっ?」 佳織「さっきの人達なんかよりもっと強くなって須賀君が全力で打っても遊べるくらいに強くなります!」 京太郎「…ふふふ。妹尾さんは面白いですね」 妹尾「よく言われます」 京太郎「なら一丁、この須賀京太郎が全力で麻雀を教えますよ」 妹尾「はい!」 夕方 京太郎「妹尾さんは幸運過ぎるだろ…最後に打ったら三回は役満聴牌してたぞ。とりあえずここが指定されたホテルだけど…あれだれかいる」 ??「……」 巴「須賀さ…こほん、京太郎君、お久しぶりです」 京太郎「えっ、うん。お久しぶりです巴さん」 巴「皆が待ってるからはやく行きましょう」 とことこ… 京太郎「あの、ここで何をするんですか?」 巴「知らされてないの?」 京太郎「はい。朝に健夜義姉さんが此処に来るようにって言われて」 巴「そうなんだ…簡単に言うと親睦会をするの」 京太郎「親睦会?」 巴「そう、貴方の義姉さん達が私達を赦すって言ってこれからの事もあるから一席設けたのよ」 京太郎「一席って、まるでお酒を…まさか飲んでるんじゃ」 巴「の、飲んでないわよ、私は!」 京太郎「地獄絵図が広がってそうだな…」 巴「アハハ…頑張ってね」 京太郎「…逃げて来た人も同罪ですよ」 巴「ばれてたか…」 ーーーーーーー ガチャ 京太郎「……」 京太郎「酒くさい…これやばい奴じゃ…」 ギュ… 小蒔「たいちょー、きょーたろーくんを…つかまえまちた!」 京太郎「えっ、姫様?くさ…酔ってるな」 健夜「よくやった、うしちちにごう!」 京太郎「義姉さんもかよ…」 ギュー 初美「わたしもつかまえたのれすよー」 京太郎「ちょっ!初美さん見えてる、見えてるから!」 春「きょーたろーの変態…」 京太郎「春さん、助けて…なんであんたも上半身裸なんだよ!」 ギュー 春「あつかったから……寒いからあたためて…」 霞「みんならめようー、きょーたろくんはみんなのものなんだから!」 京太郎「霞さん、おれは貴方を信じて……真っ裸だと…神は死んだのか?いや、巴さんが!」 良子「私の酒が飲めないとかありえないですー!」 巴「えっ…もう、無理!」ゴグゴクゴク… 巴「キョー君ー私も混ぜてよー、」 パサ… 京太郎「良子義姉さん、良子義姉さんは酔ってないんだろ!」 良子「Yes。ですが残念です京太郎…私は貴方をヘルプできません」 京太郎「えっ?」 良子「今日は酒池肉林…乱行パーティーだからです!」 パサ… 京太郎「ど、どういう…」 良子「霞の件を知って私は考えたんです…いっその事、全員京太郎の嫁にすれば争いはおきません」 京太郎「俺の人権は!」 良子「ナッシング!大丈夫京太郎!全員に少し強力な妊娠誘発剤を飲まして危険日前後なだけです…私は大当たりですがね」 京太郎「信じてたのに…義姉さん…」 スッ… 良子「大丈夫京太郎、家族が来年には三人から15人になるだけのことです…それで貴方は誰にも見捨てられない」 ちゅ…くちゅ… 京太郎「おれは…」 良子「天上のシミを数えてるあいだに全部終わります。これを飲んでくださいね」 ゴグ… 京太郎「何を…」 良子「ただ、精力が何倍にもなるだけですよ…それじゃあ始めましょうか。肉の宴です!」 数年後 京太郎「その後はすごかった…ホテルのスィーツルームで永遠と一週間ただ腰を振り、飯を食べるだけの性活が続いた。俺は抑えきれない性欲に身を任せた。そして今俺は…」 小蒔「あ、貴方…今日は私の番ですから可愛がってくださいね」 京太郎「待って、小蒔…今日はタイトル戦で…」 小蒔「関係ありません…良子さんが三人目なのにわたしも旦那様の子供が欲しいです!」 初美「そうですよ!私もあと二人は欲しいですよー」 京太郎「えっ、初美さん?」 巴「わ、私もいますよ」 霞「私もね…」 春「私も…」 京太郎「…昨日も五人でしませんでしたか?」 霞「昨日は昨日。今日は今日よ?目標は皆合わせて20人なんだから」 京太郎「…良子義姉さんが三人、健夜義姉さんも三人、他は二人づつだから…もう16人俺の子供が…」 小蒔「大丈夫ですよ!旦那様は世間では世界最強の男や抱かれたい男No.1の称号があるんですから」 霞「私達ぐらい余裕よね?」 京太郎「……今日も寝かさないからかな!」 カン 京太郎「…はっ!何か凄まじい未来があった気がする」 巴「何を言ってるんですか」 小蒔「京太郎様!」 京太郎「姫様、今日はよろしくお願いします」 小蒔「うぅ…今日は無礼講ですよ」 京太郎「は、はぁ…」 良子「そうですよ。今日は親睦会ですから」 京太郎「そう言うなら…そうするか」 小蒔「はい!」 京太郎「良子義姉さん、どうしてこんな事を思いついたんだ?」 良子「何がですか?」 京太郎「いや、いつもの良子義姉さんなら姫様とかに辛辣だからさ」 良子「かつての嫁仲間ですからね…優しくもなりますよ」 京太郎「嫁仲間?」 良子「ソーリー、京太郎にはまだ関係のない話です。それよりほら、京太郎の好物をとっときましたよ」 京太郎「ありがとう…あれ俺、義姉さんにカレイが好きになったって言ったっけ?」 良子「私は京太郎の事ならなんでも解りますよ」ニコニコ 京太郎「そうなのか?」 良子「はい、第二夫人ですからね」 京太郎「酔ってないか?」 良子「酔うのは二人の時だけですよ」 京太郎「…。まあいいや、これありがとう」 良子「妻の勤めですから」 京太郎「今の義姉さんなら立派な嫁さんだよ」 テクテク… 良子「当たり前ですよ、貴方」カァァ 小蒔「京太郎様!」 ダッダッダ… 京太郎「姫様、走ったら危ないですよ」 小蒔「大丈…あっ…!」 バタ……ギュ… 京太郎「ほら言ったじゃないですか」 小蒔「うぅ……京太郎様の胸は温かいですね」 京太郎「そうですか?ほら、立ってください」 小蒔「あっ…何故か懐かしい気がしました」 京太郎「懐かしいですか…そういえば昔、一度だけ今見たいなことがありましたね」 小蒔「あ、あれは、京太郎様がアイスを持って行ったから…」カァァ 京太郎「姫様が自慢するからですよ……懐かしいですね」 小蒔「あれからもう大分と経ちますから…京太郎様、この度は本当にありがとうございました」 京太郎「えっ?」 小蒔「霞ちゃんの事です。付き物が落ちたみたいに元気になりました…あれは京太郎様のおかげですよね?」 京太郎「俺は何も…」 小蒔「…否定しても駄目です。過去は変えれませんが…また良かったら私達と遊んでくれますか?」 京太郎「はい、こんな俺で良ければ」 小蒔「ありがとうございます」 バッ…ギュ… 初美「ああ、姫様ばかりずるいのですよ!」 小蒔「私の特権だからいいんです!」 京太郎「喧嘩しない喧嘩しない…昔みたいにか…悪くないのかもな」 京太郎「あれ霞さん…どこ行くんだろ」 霞「……」 スッ… 京太郎「追いかけるかな」 ーーーーーーー 京太郎「霞さん、どうかしたんですか?」 霞「須賀…京太郎君…ついて来たの?」 京太郎「ええまあ、姿が見えたので」 霞「姫様の相手もしてあげてよ。あの娘だけじゃない、春ちゃんも初美ちゃんも貴方と話をしたいのよ」 京太郎「何かあったんですか?」 霞「……少しね。変な既視感を感じたのよ」 京太郎「既視感?」 霞「そう既視感…貴方の義姉二人と私達が貴方の嫁になるのよ」 京太郎「それはまた壮絶な…」 霞「嫌だったかしら?」 京太郎「全く。寧ろ男なら誰でも望む事でしょ」ワハハ 霞「貴方らしいわね…でもね…」 スッ… 京太郎「近いですよ、霞さん」 霞「私からしたらそうあって欲しい未来なのよ」 チュ…クチュ… 京太郎「な、なっ!」カァァ 霞「まだまだ子供ね…京太郎、私は貴方を諦めないわ。岩手に行っても押しかけてやる。私は昔から貴方に姉じゃなくて友人…今は恋人かしら、そう見て欲しかったのよ」 京太郎「おれは…」 霞「言わなくてもわかってる。だから少しだけ待ってあげる…そうね、全国大会が終わった後にでも聞きに行くわ」 京太郎「…駄目です。それなら断ります」 霞「…本当に変な気遣いはできるのね」 京太郎「俺はまだ貴方や他の人を選べません。だから俺は貴方を振ります」 霞「そう…答えてくれてありがとう。先に戻っててくれるかしら…もう少し夜風に当たって行くわ」 京太郎「はい…」 ーーーーーー 霞「そんな回答知ってたわよ…良子さんや健夜さんも怪しいし…今度は私が二番目で姫様を正妻にする」 巴「京太郎君、どうかしたの?」 京太郎「いや、弄ばれたなって思って」 巴「弄ばれたの?」 京太郎「うん…本人は気が付いてないみたいだけどな」 巴「…なんか京太郎君、大人になったね」 京太郎「そうか?」 巴「うん、昔はもっとやんちゃだった」 京太郎「八歳だったからな…やんちゃなのは仕方ない」 巴「それもそうだね」 京太郎「巴さんだって大人の女性になったよ…昔、森に行った時なんで…」 巴「あ、あれは二人の秘密だから喋ったら駄目!」 京太郎「そうだったな…懐かしいな」 巴「そうだね…また彼処に行けたらいいね」 京太郎「ああ…また彼処に二人で行くか」 巴「うん」ニコ 霞「それではこれで親睦会を終わります!」 京太郎「…すぐだったな」 トントン… ??「……」 初美「少し話しませんかー?」 京太郎「別にいいけど…大丈夫なのか?」 初美「大丈夫ですよー。こっちです」 ーーーーーーー 初美「京太郎は本当に鹿児島にはこないんですか?」 京太郎「ああ…岩手に行くからな」 初美「…うぅ…岩手なんか田舎よりも鹿児島の方がいいですよ」 京太郎「ごめん」 初美「…京太郎は我儘ですよ」 京太郎「それは初美さんの方が…」 初美「お姉さんですよー」 京太郎「えっ…初美さんじゃ」 グッ… 初美「昔みたいに初美お姉ちゃんの方がいいですか?」 京太郎「初美お姉さん…」 初美「それでいいですよー」 ナデナデ… 初美「な、何をするですか!」 京太郎「いや仕返し…」 初美「京太郎の癖に生意気ですよ!」 ナデナデ 京太郎「それでも逃げないんだな」 初美「し、仕方なくですよ!京太郎が可哀想だから!」 京太郎「ふふふ…ありがとうな、初美お姉さん」 初美「うぅ…京太郎なんて嫌いですよー」カァァ 夜 家 京太郎「…義姉さん達が帰って来てから秘密会議をしてる。明日の朝から岩手に行くのに大丈夫なのか?」 カピー「パカパカ(久しぶりだな」 京太郎「昨日は何処に行ってたんだ?」 カピー「パカパカ(大阪にたこ焼きを食べにな」 京太郎「…本当か?」 カピー「パカパカ(本当だ」 カピー「パカパカ(これを持って某所に行くだけで主様は有名人だぞ…冗談は置いておこうか」 カピー「パカパカ(この鏡は元は八咫烏のガキの鏡だがそんな事はどうでもいい。この鏡は儀水鏡よりも強力でありかつ終わりを呼ぶ)」 京太郎「終わり?」 カピー「パカパカ(まあ、人生の墓場の事だ。使い切っても壊れないが力は込めれないからな。この鏡は大切にするといい。天沼鉾が完成してるんだ…こんな時は二度とこないだろう」 京太郎「因みにカピーから見たらこれはどんな価値なんだ?」 カピー「パカパカ(昔作った出来損ない以下の鏡だ」 京太郎「そ、そうなのか…」 深夜 某所 トシ「こんな夜中にどうしたんだい?」 霞「…宣戦布告の電話です」 トシ「そうかい…それでどうするつもりだい?」 霞「全国大会で戦いましょう…勝つのは私達です」 トシ「…あの娘達は負けやしないさ。勝つのは私達だ」 霞「では…」 トシ「そうだね…」 霞、トシ「全国で会いましょう」 ーーーーーー 健夜「良子ちゃんも思い出したの?」 良子「健夜義姉さんも思い出したんですね」 健夜「そっか…それでどうするの?」 良子「決まってるじゃないですか」 健夜「そうだね、私達は常に一緒だったね」 良子「ええ私達は京太郎を支えるだけですよ」 健夜「うん京君は私達が支えるよ」 良子健夜「18歳になったら勝負です」 朝 京太郎「それじゃあ、行こうか義姉さん達」 良子「そうですね…行きましょうか」 健夜「私が運転するからね」 京太郎「あれカピーは何処だ?…まあ、向こうにいるだろう」 岩手 カピー「パカパカ(ここが新居か…悪くないな」 昼2 京太郎「ここが新居か…」 健夜「第二のマイホームだね」 良子「部屋の間取りは説明した通りなので、とりあえず荷物の整理ですね」 京太郎「そうだな」 ーーーーー 京太郎「やっぱり居たかカピー」 カピー「パカパカ(朝から待ちわびたぞ」 京太郎「たまに俺はカピーがただのカピパラじゃないような気がする」 カピー「パカパカ(私はただのカピパラだ。安心しろ」 京太郎「……まあ、カピーはカピーだからな」 ーーーーーーーーーー 夕食 強制イベント 京太郎「そういえばさ…俺って何処に転校するんだ?」 良子「宮守女子ですよ」 京太郎「えっ?」 良子「だから宮守…」 京太郎「ちょっと待った、あそこは女子高じゃ…」 健夜「大丈夫、あそこは今年から共学になったんだよ」 京太郎「そうなのか…」 良子「男子は少ないですが京太郎なら大丈夫です…ただし、あんまり女の子に手をだしたらためですよ?」 健夜「そうだよ…十人以下ならいいかな」 京太郎「そんなに居たらただのタラシじゃないか」 健夜良子「……」 京太郎「俺はそんなにもてないよ」 健夜良子(天然ジゴロの自覚は無しか…) 夜 家 京太郎「片付けは終わったし…どうしたものか」 カピー「パカパカ(もう片付けが終わったのか」 京太郎「ああ。もともと物があまりなかったからな」 カピー「パカパカ(そうだったな。今回は果実の回収と零天の果実についての説明だな」 京太郎「果実って事は食べれるのか?」 カピー「パカパカ(鋭いな。あの果実は実体化できないが人に譲渡する事ができる」 京太郎「譲渡?」 カピー「パカパカ(そうだ、譲渡された果実はその人の中で成長する」 京太郎「成長…?」 カピー「パカパカ(譲渡する相手を間違えるな。あれはお前を想う心で成長する。絆ではない…一種の子供に近いものだ。成長すれば必ず力になる」 京太郎「どうやって譲渡するんだ?」 カピー「パカパカ(時がくればわかる。今回はサービスで全て回収しておいてやる」 美穂子からメール ♪ー 京太郎「美穂子からメールがきてる」 From 福路美穂子 はじめてのめーるです。だいじょうぶでしょうか? 京太郎「全部平仮名だと。本当に苦手なんだな。大丈夫ですよ。また何か合ったら相談します…と」 From 福路美穂子 はい!またれんらくしますね! 京太郎「…少しだけ元気が出たな」 朝 火曜日 京太郎「今日から…新しい学校か」 京太郎「健夜義姉さんを起こすか」 ーーーーーー コンコン… 京太郎「健夜義姉さん、起きてる?」 シーン… 京太郎「…まあ引っ越してすぐだから仕方ないか。起こすけどな」 ガチャ… 京太郎「健夜義姉さん、朝だ…ぞ……なんで裸で寝てるんだよ!」 健夜「うぅ……貴方?もう朝なのかな……目覚めのKissは?」寝坊け眼+布団で身体を隠すためにそこからにじみ出るエロさ 京太郎「…すぅ…はぁ…よし落ち着いた」 健夜「貴方?」 スッ… 京太郎「そんな行為は大切なひとにする事だと俺は思うぞ、義姉さん」耳元で 健夜「……」 ガシ… 京太郎「えっ?」 健夜「朝から…小言なんて聞きたくないよ」 チュ…くちゅ…約一分蹂躙され 健夜「ぷはぁ……二度寝しよう……」 バタン 京太郎「うぅ…」カァァ 京太郎「起きろ、この馬鹿義姉!!!」真っ赤 健夜「…zzzz」 朝 強制イベント トシと出会う 京太郎「健夜義姉さんを叱ってたら遅刻ギリギリだった…」 トシ「ようやくきたのかい?」 京太郎「えっ、トシさんがなんでここに…」 トシ「ここで教師をしているからに決まっているじゃないか」 京太郎「ならここには…」 トシ「ああ、塞達がいるよ」 京太郎「よっしゃぁ!」 トシ「えらく喜ぶじゃないか」 京太郎「ええ…全国で会うと前の高校の麻雀部の人達と約束してたから…塞達なら全国に行けると俺は思ってるから素直に嬉しいんです」 トシ「それじゃあ、麻雀部にきてくれるかい?」 京太郎「はい、喜んで!」 放課後 京太郎「質問責めにあって昼は動けなかった…それよりも麻雀部だ!」 京太郎「…すぅ…はぁ…よし、行くぞ」 ガチャ 京太郎「失礼します、入部希望の須賀京太郎……あっ」 豊音「えっ…」 エイスリン「わぁ…」 白望「……ダルい」 豊音「京太郎君だよ!」 エイスリン[ブンブンと手を振って居る絵] もぞもぞ 白望「…ダルい」 ギュ… 京太郎「えっと、皆さんお久しぶりです」 豊音「な、なんで京太郎君が居るの?」 京太郎「えっ、いや、俺は今日からこの宮守に転校してきたんだけど…トシさんから聞いてない?」 エイスリン[腕をバッテンにしてる絵] 京太郎「まじか…これからよろしくお願いします」 白望「よろしく……」 ぎゅう 京太郎「シロ、抱きつくのはいいけど暑くないか?」 白望「大丈夫……だるくないから」 塞「皆ー、今日はなんだか良い事が…えっ、なんで」 京太郎「どうも、お久しぶりです」 バタン… 塞「えっ、今、京太郎が居たよね…身嗜みとか大丈夫だよね…てかなんでシロが張り付いてるの?そんな事より…」 ガチャ 塞「なんで京太郎がここにはいるの!」 京太郎「あはは…本日三回目だな。宮守に転校してきたんだ」 塞「そうなんだ…それで麻雀部に入るの?」 京太郎「ああ、よろしく頼むよ」 胡桃「このお茶とかも京太郎がいれてくれたんだよ!」 豊音「お菓子も何時の間にか用意されてたし」 エイスリン[京太郎がテキパキ動いている絵] 白望「だるくないよ…」 トシ「おやもう皆いるのかい…珍しいね」 京太郎「朝方ぶりですトシさん」 トシ「あんたの環境適応力も驚いたもんだ…てっきりエイスリンかシロ辺りに警戒されてるかと思ったよ」 京太郎「顔見知りだったんで大丈夫でしたよ」 トシ「そうかいなら今日は須賀の歓迎会に行こうか」 一同「えっ?」 トシ「歓迎会だよ、歓迎会。何か皆で食べに行こうか。お金は気にしなくていいよ。須賀の義姉二人から渡されてるからね」 京太郎(義姉さん達に気を使わせたかな) 京太郎「なら、焼肉かバイキングにいきませんか?」 エイスリン[手で大きな丸を作っている絵] 白望「どこでもいい…ダルい」 塞「京太郎がそう言うなら私もどこでも」 胡桃「私もどこでもいいかな」 豊音「じゃあさ、皆で…」 豊音「皆でバイキングに行こうよ!」 トシ「それでいいかい?」 一同「うん」 ーーーーーーーー バイキング 塞「それじゃあ、京太郎の入部を祝って、乾杯!」 一同「乾杯!」 胡桃「京太郎、ご飯とりに行こうよ」 京太郎「いいですよ」 シロ「京太郎ー」 京太郎「わかってるよ、シロの分もとってくる」 シロ「…ありがとう」 ーーーーーー 胡桃「京太郎はなんであんなにシロと仲がいいの?」 京太郎「仲がいいのかな。会った時からあんなんだったんですよ」 胡桃「それってあれだよね、私達と麻雀を打つ前にシロやとよね達と会ってたやつだよね」 京太郎「そうですよ。ベンチにシロが居てそこで会ったんですよ」 胡桃「シロらしいね」 京太郎「俺もそう思います…こっちの方がシロは好きそうかな」シロの好みに合わせて選んでいく 胡桃「…京太郎って凄いんだね」 京太郎「えっ?」 胡桃「麻雀が強くて雑用ができて、気を使えるんだから」 京太郎「それなら鹿倉さんも凄いですよ」 胡桃「えっ?」 京太郎「皆で移動する時もシロやエイスリンを気にかけてましたよね?俺がするよりも先に。さすが年上だなって思いましたよ」 胡桃「あ、あたりまえだよ!私は三年生だからね!」 京太郎「そうですね、俺はまたまだ至らない一年生ですからご鞭撻お願いします」 胡桃「任せなさい。あっ、京太郎あそこのラザニアとって」 京太郎「はい、どうぞ。隣のピラフもどうですか?」 胡桃「もらおうかな」 京太郎「了解です」 京太郎「とってきたぞー」 シロ「あーん…」 すっ エイスリン[食べさせる絵と豊音がさびしがってる絵] 京太郎「…頼む」 エイスリン「英(まかせてよ」 ーーーー 京太郎「豊音さん、隣いいですか?」 豊音「あっ、うん!どうぞだよー」 京太郎「豊音さんはあんまり食べないんですか?」 豊音「うん。昔から小食なんだよー。京太郎君は男の子だからたくさん食べないと駄目だよ」 京太郎「これでも結構食べてるんですが…」 豊音「そういえば京太郎君って清澄高校から転校してきたんだよね?」 京太郎「ええまあ…」 豊音「じゃあさ…原村和と知り合いなのかな?」 京太郎「同じ部活でしたし、友人でしたよ」 豊音「…超ー凄いよ!テレビに出てた人と知り合いなんて羨ましいよ!」 京太郎「そうでもないよ。和もテレビで見るよりも人間らしいし」 豊音「それでもだよ。」 京太郎「また良かったら紹介しましょうか?」 豊音「う、うん!約束だよ!」 塞「京太郎!」 京太郎「どうかしました?」 塞「いや、その…引っ越してきたばかりで場所がわからないだろうから今度の日曜日に案内しようかなって」 京太郎「それはお願いします…あっ、塞、動かないで」 塞「えっ?」 スッ… 京太郎「ご飯粒がついてた」 パク… 塞「なっ!」 京太郎「ビビンバかな…俺も食べようかな」 塞「うぅ……」真っ赤 ーーーーー トシ「それじゃあ気をつけて帰るんだよ」 豊音「それじゃあ京太郎君、また明日!」 塞「気をつけて帰ってね!」 胡桃「またね、京太郎」 京太郎「さて…こっちであってるよな」 トントン ??「……」 白望「京太郎…」 ギュ… 京太郎「あれ、シロは塞と帰ったんじゃ…」 白望「……今日、家に人がいないんだ」 京太郎「それで…?」 白望「家事がダルい…」 京太郎「…もしかして」 白望「うん…」 京太郎「駄目だ」 白望「……離れないよ?」 京太郎「塞に連絡を…」 白望「さっき…塞の携帯の電源を切った…」 京太郎「な、なんだと…そ、そうだ、親御さんが許さない」 From 小瀬川母 ダルくない相手ならいいんじゃない? 京太郎「ガッデム…神は死んだのか」 ギュ… 白望「ダルくない…」 京太郎「ただいまー」小声 白望「…おじゃまします」 カピー「パカパカ(また数奇な女を連れて帰ってきたのか…愛情や友情じゃない…ただの依存か…優秀過ぎるのは罪だな。姉共は昼からタイトル戦でいないから。命拾いしたな」. 白望「カピバラって喋るんだね…ダルい…」 京太郎「気のせいだと思っててくれ」 白望「うん……京太郎、お風呂」 京太郎「……まじで家事をさせるつもりか」 白望「うん……駄目だった?」 京太郎「嫌なら家に連れてこないぞ…風呂は自動設定してるからもう湧いてるぞ。洗濯物は右の白い洗濯機にいれてスタートを押してくれたら明日の朝には綺麗になるから……寝巻きは義姉のジャージでいいよな」 白望「わかった…」 夜 白望「おやすみ…」 京太郎「ああ、おやすみ」 ガチャ… 京太郎「客人の部屋を先に整えていてよかった…俺も寝よう」 ーーーーーー 深夜 白望「…う…お小水」 モゾモゾ… ガチャ… 白望「…あれ、部屋どこ…ダルいな」 ガチャ… 京太郎「……zzz」 白望「…」 モゾモゾ 白望「………」 白望「…京太郎、お小水…」 ゴシゴシ… 京太郎「うん……義姉さんまた怖い話をみたの?…トイレはこっちだよ」寝ぼけている ギュ… 白望「……」 京太郎「待っててあげるから…」 白望「…うん」 数分後 白望「おんぶ…」 京太郎「……今日だけだぞ…」 ギュ… 白望「だるくない…」 ガチャ… 京太郎「うん…」降ろす モゾモゾ… 京太郎「おやすみ…zzz」 白望「京太郎の部屋なんだけど…ダルいからいいか」 モゾモゾ 白望「…………さむい」 スゥ…京太郎の方を向く 京太郎「…zzz」 モゾモゾ… ギュ… 白望「…悪くない」 数分後 白望「……」 ギュっ 白望「………zzz」 ーーーーーーー 京太郎「トイレ、あれ…」 ギュ… 白望「……zzz」 京太郎「……動かないだと…」 モゾモゾ…腕を動かすが離れず 京太郎「…シロ」 白望「……zzz」 ゆさゆさ… 白望「…っ?」 京太郎「腕はなしてくれないか?」 白望「うん…」 バッ… 京太郎「ありがとう」 モゾモゾ…ガチャ… 京太郎「…トイレ、トイレと…」 数分後 ガチャ… 京太郎「やっぱり寝てるよな」 白望「………zzz」 京太郎「……床で寝るか」 ズルズル…毛布をだしてきて 京太郎「…おやすみ…zzz」 早朝 ??「……」 白望「……京太郎?」 モゾモゾ… 京太郎「……zzz」 白望「……」 モゾモゾ…ギュ… 白望「依存か……京太郎はどっちがいいんだろう?」 京太郎「…zzzz」 白望「今はいいかな…考えるのダルいし……zzz」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3322.html
ハギヨシ「LOVEしちゃったでござる!」 京太郎「マジかよ?ついにハギヨシにも好きな人出来たってか!」 ハギヨシ「お恥ずかしながら」 京太郎「で、その相手って誰なんだよ?」 ハギヨシ「それはでござるな……」 透華「ハギヨシ、夕食の準備お願いしますわ」 ハギヨシ「かしこまりました」 ハギヨシ「では京太郎、後ほど」スタスタ 京太郎「ああ、うん」 透華「何を話してましたの?」 京太郎「ハギヨシに好きな人が出来たんだよ」 透華「まあ、ハギヨシにですの?お相手は誰でしょう」 京太郎「それを聞く前にトーカが夕食作らせに行ったんだけどな」 透華「まるで私の責任みたいに言いますわね」 京太郎「まーなぁ」 透華「そこは『そんな事無いよ』と言う所でしょーがぁ!!」グルグル 京太郎「冷静になれよ。アホ毛が大回転してるぜ?」 透華「誰のせいだと思ってますの!!」ムキー 一「なにを怒ってるの?」スタスタ 透華「はじめ!聞いて下さいます?また京太郎さんが私を虐めますのよ!」 一「京太郎も飽きないねぇ」 京太郎「そう言うなよイチ君」 一「だからボクは“はじめ”だって何度言えば分かるのかな」 一「で、何が理由で透華が怒ったの?」 透華「そうでしたわ!なんとハギヨシに好きな方が出来ましたのよ」 一「えっ?あの萩原さんが!?」 透華「そうなんですのよ。お相手は誰でしょうか?」 透華「でも、ハギヨシが好きになった方ですからきっと私の様な才色兼備に決まってますわー」 透華「おーっほっほっほっほ!!」 一「透華の戯れ事は置いといて本当に誰なんだろうね」 京太郎「さあな。だけど俺はどんな人だとうとハギヨシを応援するぜ!」 一「ボクもだよ」 透華「おーっほっほっほっほ!!」 一「……」 一「ボク萩原さんのお手伝いしてくるから京太郎は衣の相手をしてあげて」 京太郎「分かったぜ」 透華「おーっほっほっほっほ……げほっげほっ!む、むせましたわ……はじめ、お水を……」 透華「って、誰もいませんわーーー!!」 -食堂- ハギヨシ「本日のメニューは衣様からご要望のありました。エビフライを初めとした魚介類を中心とした料理でございます」コトッ 衣「わーい!!」 京太郎「うひょー相変わらず美味そうだなハギヨシ!!」 ハギヨシ「恐れいります」 透華「二人ともはしゃいで無いで座りなさいな」 一「透華様どうぞ」スッ 透華「ありがとうはじめ」 ハギヨシ「衣様と京太郎もどうぞお座り下さい」スッ 京太郎「おーし」 衣「うむ」 透華「では、はじめとハギヨシも一緒に食べますわよ。特にハギヨシには聞きたい事がありますので」 ハギヨシ「かしこまりました」 一「はい。お嬢様」 透華「では頂きます」パンッ 京太郎「頂きます!……うん、美味い!」 衣「美味しいぞハギヨシ」 ハギヨシ「ありがとうございます」 京太郎「んでさクチャクチャ、ハギヨシのモグモグって誰なんだよ?」 透華「お行儀が悪いですわよ。ですが、私も気になりますわ。ハギヨシが好きになった方の事」 ハギヨシ「京太郎?まさか言ったのですか?」 ハギヨシ「駄目ではありませんが……恥ずかしいでござるよ」ポッ 一「」ポカーン 透華「」カランッ 一「……はっ!?と、透華!フォーク!」 衣「エビフライ美味しいー!」 京太郎「それは悪い事したな。悪い」パンッ ハギヨシ「お気になさらず京太郎」 透華「」 一「透華、帰って来てよー」ユサユサ 透華「はっ!?」ビクンッ 透華「わ、私とした事が思考停止していましたわ」 透華「……で、誰が好きになりましたの?私達が知っている方ですの?」 ハギヨシ「はい」 一「うわっ!誰なんだろ?」 衣「お魚骨があって食べ辛い……」グシュグシュ 京太郎「ほれ、俺が取ってやるよ」スッスッ 衣「きょうたろー恩に着るぞ!」 透華「だ、誰ですの?」 ハギヨシ「……先ずは、髪は金色でして」 透華「ま、まさか……」 一「それって……」 透華「京太郎さんですの!?」 一「京太郎なの!?」 京太郎「んー?俺がどうしたって?」スッスッ ハギヨシ「お二人はまずそのBL脳をどうにかして下さい」 透華「そ、そうでしたわね。私とした事が……」 一「ごめんなさい……」 ハギヨシ「女性です」 京太郎「へぇ、金髪で女性で俺達が知ってる人か。もしかしてトーカか?」 透華「へっ?」 一「わおっ!」 透華「わ、わわわわわ……私ですの!?」 衣「どうしたのだトーカは?」 京太郎「発情してんだよ」 衣「発情?」 一「わー!衣に変な事教えないでよー!」 透華「ハ、ハギヨシ……わ、私ですの?その、好きな人って……」 ハギヨシ「違うでござる」キリッ 透華「」 一「あっ……」 ハギヨシ「その方はもっと巨乳でございます」 透華「」 京太郎「トーカは貧乳だもんな!」 一「ちょ、京太郎!!」 透華「……」ペタペタ 一「と、とうか?」 透華「……ひ」 京太郎「ひ?」 透華「貧乳で悪かったですわねぇぇぇぇ!!どーせ私は胸がありませんわよーーーー!!」ブンッ 京太郎「えっ?」グサッ 一「あっ……」 京太郎「のわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ブシュゥゥゥゥゥ 一「わーーーーー!!」 衣「ど、どうしたのだ!きょうたろーの額にフォークが刺さっているぞ!!」 京太郎「」バターン 透華「……はっ!」 京太郎「」ドクドク 透華「きゃぁぁぁぁぁぁ!!やってしまいましたわーーー!!」 -数分後- 京太郎「いやー、まさかトーカがフォーク投げるとは思わなかったぜ」 透華「京太郎さんが悪いのですわよ!」 衣「よく分からんがきょうたろーにフォークを刺したトーカのその態度は良くないぞ」 透華「うっ……」 透華「ごめんなさいですわ」 京太郎「気にすんなって。あっ、俺巨乳も貧乳も大丈夫だからさ」 一「フォローになってないからそれ」 透華「うぅぅ……色んな意味で恥ずかしいですわ。穴があったら埋まりたい」 京太郎「んじゃ掘るか」ザッ 一「掘っちゃ駄目だよ!!」 京太郎「うーん、でも金髪巨乳で尚且つ俺達が知ってるのは……」 ハギヨシ「因みに長野の方です」 一「だったら二人くらいだね」 透華「そうですわね。風越の福路美穂子と鶴賀の妹尾佳織」 京太郎「どっちなんだよ?」 ハギヨシ「それは……」 一「それは?」 ハギヨシ「……」 透華「早くお言いなさいな」 ハギヨシ「……前者でござる」 京太郎「わおっ!みほみほかよ!」 一「みほみほってなに?」 透華「そうですか。あの方ですか」 ハギヨシ「はい」 京太郎「さすがハギヨシ!見る目あるぜ!」グッ ハギヨシ「……京太郎」パシッ 透華「京×ハギですわ!!」 一「それ違うって言われたでしょ」 透華「コホンッ、ハギヨシが好きな方が誰がは分かりましたわ。それでどうしますの?」 京太郎「もち、告りに行くんだよな!」 ハギヨシ「出来ればそうしたいでござる」 京太郎「だってよ。よーし、メシ食ったら全員に召集かけよーぜ!」 一「全員ってともきーと純くん呼ぶの?」 京太郎「ちげーよ。風越以外のみんなだよ!」 一「えっ?今から!」 京太郎「当然」 透華「そんなに大袈裟にする必要がありますの?」 京太郎「おいおい、告白ってのは一世一代の大イベントだぜ?」 京太郎「もし俺らだけで作戦練って失敗して見ろよ?トーカが戦犯になっちまうじゃねーか」 透華「どうしてそこで私ですの!!」 京太郎「なんとなく」 透華「なんとなくで戦犯にされたらたまったもんじゃありませんわよー!!」グルグル 一「またアホ毛回ってる」 衣「やはりきょうたろーが来るとトーカは一段と賑やかだな。愉快愉快」 透華「笑い事ではありませんわよ」 京太郎「じゃあハギヨシ。連絡したらみんなの送り迎え頼むぜ」 ハギヨシ「かしこまりました」 透華「はぁ……疲れますわ」 -食後 娯楽室- 京太郎「さてと、全員に連絡したからみんなが来るまでなにしようか?」 透華「我が龍門渕グループが開発した試作ゲームでもやりませんか?」 京太郎「おっ!やるやる!」 透華「では、スタンバイですわ」パチンッ ウィィィィン ガシャン 京太郎「おおー」 透華「本日のゲームはこちらですわ」 京太郎「カンバイオ ワハハザード。ガンシューか」 衣「これ怖いから余り好きではない……」 一「また京太郎にモニターやって貰うの?」 透華「そうですわ」 京太郎「こっちは何時でもいいぜ」ガシャコ 透華「先ずは使用キャラを選んで下さいませ」 京太郎「なら俺はせっかくだからコンバット桃子を選ぶぜ!」ピッ 透華「それではミッションスタートですわ!」 -数十分後- 桃子『死ねっす!』パンッ カマボコ『ワハハ』グシャ 一「いつ見ても気持ち悪いね。このカマボコってクリーチャー」 衣「カ、カマボコ怖い……」ガクガク 赤カマボコ『ワハハ』 京太郎「ボスか!」 透華「この赤カマボコは通常のカマボコの三倍速いですわよ」 京太郎「おーし、やってやろうじゃん」カチャカチャ 桃子『くたばれっす!この疫病神め!』ドンッ 赤カマボコ『ワハハ、当たりはせんよ!』スカッ 京太郎「速い!」 赤カマボコ『ワハハ、戦いは非情さ!』ガブリッ 桃子『いてぇっす!』ガブカブッ 京太郎「ヤベェ」ガチャガチャ 赤カマボコ『ワハハ ワハハ ワハハ』ガブカブッ 京太郎「って、これ連続ダメージじゃねーか!」 透華「このゲームはリアルさを追求する為にダメージ後の無敵時間なんてありませんわよ」 京太郎「マジかよ!」 桃子『ぐはっ!カマボコ恨んでやるっす……』グシャ 赤カマボコ「ワハハ、桃子である不幸を呪うがいい」 GAME OVER 京太郎「死んだ」 透華「残念でしたわね」 京太郎「もう一回!」 透華「分かりましたわ」プルル 携帯「新世界でー 人は未来をーティッシュのように~ 飲み干せるかさーえ知らーず 全て放り投げた~」 透華「……失礼」ピッ 透華「私ですわ。ええ、全員連れて参りましたのね?では、大広間に案内なさいな」 一「到着したの?」 透華「ええ。私達も参りましょう」 京太郎「おう。衣も行こうぜ」 衣「カマボコ怖い」ガタガタ 京太郎「ほらよ」スッ 衣「きょうたろー?」 京太郎「俺と手繋いでたら怖くないだろ?」 衣「きょうたろー……うん」ギュ 京太郎「行こうか」 -大広間- 透華「えー、本日は急な召集にも関わらず集まってくれてありがとうございますわ」 京太郎「あれ?何人か足りなくね?」 ハギヨシ「その件ですが蒲原様とワカメ様は別便のオスプレイで移動中、不慮の事故で墜落した衝撃で潰され病院送りになりました」 京太郎「あちゃーオスプレイ怖いなー」 一「なんでオスプレイなんかに乗せたのさ」 透華「どうでもいいですわ」 京太郎「んじゃ、みんなで会議始めようぜ」 モモ「始めるって何を始めるんすか?お兄ちゃん」 京太郎「そうだった。今、モモが良い事言った!」 一「なんで東横さん京太郎の事お兄ちゃんって呼ぶの?」 モモ「それが知りたければ北海道が舞台のファミレスアニメを見ろっす!原作は咲-Saki-と同じヤングガンガンで連載中っすよ」 透華「ステマモモ乙ですわ」 京太郎「今回のお題は……ハギヨシー」 ハギヨシ「はっ」スッ 第1回ハギヨシ告白大作戦 京太郎「これだ!」バンッ 咲「ハギヨシさんの告白?」 モモ「ハギヨシさんってあそこにいる執事さんっすよね」 智紀「そう。でも驚いた」 純「だよな!まさかハギヨシに好きな奴が出来るなんてよ」 京太郎「おいおいモンプチのメンバーがそれじゃ駄目だろー」 透華「私の名字を猫のエサにしないでくださいますか!!」 一「透華どうどう」 久「で、ハギヨシさんが告白する相手って誰なの?もしかしてこの中にいるとか?」 加治木「ふむ、だとしたら……ん?よく見れば風越のメンバーがいない」 一「オスプレイに潰された二人もいないんだけどね」 和「そんなオカルトはどうでもいいです」 優希「で、ハギヨシさんが好きな人は誰なんだじょ?まさか池田か?」 透華「池田華菜のような雑種をハギヨシが好きになると思いまして?」 透華「ハギヨシの好きな女性はこちらですわー」バンッ 深堀「」 咲「わっ、ドムだ!」 モモ「ハギヨシさんドム専だったんすね……」 透華「間違えましたわ!因みにドムの由来はグフ同様『そんなやられ方』をするからと言う理由で付けられたらしいですわよ」 透華「気を取り直してこの方ですわ!」バンッ 透華「福路美穂子さんです」 久「へぇ、あの子ね」 加治木「ほぅ」 智紀「ハギヨシさんは年下好きと」カタカタ 純「んでハギヨシが好きな奴は分かったが、どう会議するんだよ?」 京太郎「分かってねーなぁ純は。さすがあしゅら男爵だぜ」 純「だぁれがあしゅら男爵だぁ!!」バンッ 京太郎「みんなよーく聞いてくれよ。告白ってのは凄く大事なイベントなんだぜ?エロゲみたいにそうほいほい行くもんじゃねーんだ」 衣「エロゲってなんだ?」 一「わー!衣は知らなくていいから!」 透華「京太郎さん!衣の情操教育に悪い発言は控えてくれますか!」 咲「そうかな?私がもし京ちゃんに子供作ろって言われたらすぐ子作りするけど」 モモ「なに言ってんすかこの脳内リンシャン畑は。私の目の黒い内はそんな事させないっすよ」 咲「はぁっ?なに保護者面してんの?私と京ちゃんは『幼馴染み』なんだよ!昨日今日で兄弟の杯交わした女とは年期が違うね!」 モモ「知らないんすか?一昔前ならともかく今の幼馴染みは『負け犬』フラグなんすよ!」 咲「言ってくれるねステマモモ」 モモ「そっちこそっすよリンシャンマシーン!」 透華「喧嘩なら他所でやりなさい!今度、言い争いをしたら罰金バッキンガムですわよ!」ビシッ シーーーーーーーーン 衣「はじめ……なんだか寒い」カタカタ 一「……うん、ボクもだよ」 純「ここは北極はたまた南極って奴か?」 智紀「つまんね」カタカタ 透華「ブチ殺しますわよ!」 和「あっ、それ私の台詞なんで勝手に使わないで下さい」 透華「ムキーーーー!!」ブンブンッ 京太郎「身内からボロクソ言われたら世話ねーな」 透華「うぅぅ……このままでは話が進まなくてハギヨシが玉砕してしまいますわ」 ハギヨシ「お気になさらず透華お嬢様」 透華「その張本人が他人事とはどう言う事ですのよ!」 京太郎「ハギヨシはトーカを気遣ってくれてんだよ。それを怒ってやんなよ」 透華「そ、そうですわね。済みませんでしたわハギヨシ」 ハギヨシ「お気になさらず」 京太郎「つー事でハギヨシが一発でばら色人生歩む為に俺達が良い案を出してやろうぜ?なんかある人、挙手ー」 咲「はい!」 京太郎「ほい、咲」 咲「先ずは福路さんに刺客を送ります。送る相手は蒲原さんと染谷先輩でいいかな?」 咲「で、暴漢を襲わせてピンチに陥る福路さんを颯爽とハギヨシさんが登場」 咲「二人を病院送りなるまでボコボコにしてお怪我はありませんか?と言い介抱するってのはどうかな」 京太郎「なるほどなー」 透華「少し強引過ぎませんか?それに病院送りになった二人をまた病院送りにしますの?」 透華「そんな暴力を目の前で見せられたら好意を抱くどころか危ない人間と思われるんじゃないでしょうか?」 モモ「そうっすよ。ラノベばっかり読んでるからそんな程度の低いアホみたいな発想しか出来ないんすよ」 モモ「こんなのがお兄ちゃんの幼馴染みなんて聞いて呆れるっすね」 咲「だったらモモちゃん言ってみてよ!それだけ私の案をこき下ろせるんだからよっぽど凄い案なんだよね?」 モモ「当然。ここからはステルスモモの独壇場っすよ!」 モモ「ここは偶然を装って好感度アップ作戦っす。先ずは死角に待機していて福路さんが見えたら体当たり モモ「倒れた福路さんを申し訳なさそうに介抱してお怪我はありませんか?」 モモ「良かったらこのハンカチを使って下さいと言って渡した後に立ち去るっす」 モモ「福路さんの事っすから必ず反そうとするはず。ここでも偶然を装いばったり再開。そこで話の花が開いて二人はラブラブっすよ」 咲「何それ?そっちの方がよっぽどアニメや漫画の見すぎじゃないかな?」 モモ「私の案にケチ付けるんすか?」 透華「まあまあ。確かに咲さんよりはまともですわね」 モモ「どうっすか?これで私の方が優秀って事が証明されたっすね」 咲「ぐぎぎぎぎぎ……」 京太郎「他に案がある人!」 和「はい」 京太郎「はい、のどっち」 和「恋文を渡すのはどうでしょうか?」 和「変な手段を使わなくても今の自分の気持ちを素直に伝える事が出来ると思うんですが。相手の方もドキドキするかも知れません」 京太郎「ほうほう。なるほどな」 和「例えば……須賀くんこれを」スッ 京太郎「ん?手紙か?」 和「はい、どうぞ読んで下さい」 京太郎「ああ」パラッ ─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─ 須賀くんへ 好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです 好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです 好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです 愛しています 貴方だけの和より ─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─ 京太郎「……」 透華「何を書いてましたの?」チラッ 透華「……」 京太郎「俺、いまスゲェドキドキするんだけど気のせいかな?」 透華「気のせいですわよ。きっと……」 優希「京太郎になにを渡したじょ?」 和「ふふっ、内緒ですよ」 和「うふふふふふふっ」 透華「ほ、他にあるか方どうぞー」 加治木「フォイ!!」 透華「加治木さんどうぞ」 加治木「セックスでござる!」 透華「ブフゥゥゥゥゥゥ!!」 加治木「セックスをすれば仲良くなれると聞いたでござる!」 京太郎「おー大胆なの来たな。さすがはストーカーキャラに定評があるゆみちんだ」 透華「な、なななななな……ぬわぁにを言ってますのこの方はぁぁぁぁ!!」 純「セ、セック……ってお前なぁ!」 京太郎「ほうほう。純クンも純な所があるんだな純だけに」 純「テ、テメェ!ブッ殺すぞ!」 衣「せっくすってなんだ?」 モモ「セックスって言うのはっすね……」 一「わーわーわーわー!!」 モモ「なんで遮るんすか?」 一「当たり前だよ!」 咲「セックスってのはね。好きな男の人と女の人が……」 透華「黙らっしゃい!」ブンッ 咲「へぶっ!?」ベコーン 透華「却下も却下!大却下ですわよ!ハギヨシを犯罪者にするつもりですか!」 久「もう拉致して催眠凌辱堕ちでいいじゃない」 透華「だからハギヨシを犯罪者に仕立て上げるのはやめさない!それと破廉恥ですわよ皆さん!」 透華「それでハギヨシはどの案が良かったですか?」 ハギヨシ「そうですね。私としましては……」 ハギヨシ「ちょっとそこのお嬢さん、自分はおぱーいソムリエでござる」 ハギヨシ「良ければ貴女のおぱーいを触らせてくださらぬか?そこから始まる恋もあるかもでござるよ?……こんな感じでしょうか?」 透華「ハギヨシそこに立ちなさい!」 ハギヨシ「はい」 透華「どアホーー!」スパンッ ハギヨシ「申し訳ありません」パシンッ 透華「はぁはぁ……」 ハギヨシ「透華お嬢様。血圧が上昇致しますよ」 透華「誰のせいだと思ってますのーー!!」 透華「全く、どうしてこんなにアホばかりなんですの!?この世界線は間違ってますわ!」 京太郎「なら飛べよ」 透華「やりませんわよ。取り敢えず東横さんの案が一番まともそうですからそれを採用しましょう。ハギヨシ、分かってますね」 透華「間違えてもおぱーいを触るなどと言う愚行をしないように」 ハギヨシ「お任せあれ」 京太郎「こりゃトーカの戦犯フラグかもな」 透華「だからどうして私が戦犯になりますのよ!」 透華「はぁ……先行き不安ですわ」 -翌日 風越女子前- 池田「だーしだしだしだし」 ドム「」ギュゥゥゥン ドム「」ギュゥゥゥン ドム「」ギュゥゥゥン ハギヨシ「こちらウルフ1持ち場に着きました」 透華『こちらドラゴン1ターゲットは確認出来まして?』 ハギヨシ「いいえ。鬱陶しそうな学生とドムが3機です」 透華『そうですか。まだ来ませんのね』 京太郎『焦んなよ。直に来るさ』 透華『そうですわね』 美穂子「」スタスタ ハギヨシ「来ました」 透華『チャンスですわ!』 池田「キャプテン一緒に帰りましょう!」 美穂子「いいわよ華菜」 池田「やったしー!」 ハギヨシ「イレギュラーが発生しました」 透華『チッ、あの女は何時でも邪魔ですわ』 京太郎『和、池田華菜を排除しろ』 和『分かりましたゼロ……いえ、須賀君』 和「はぁ!」ダッ 池田「ん?」 和「くたばれ池田華菜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」グワッ 池田「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ズドォォォォン 和「池田は絶対に許さない!許すもんか!!」ガシャコ 美穂子「華菜?」 和『だーしだしだし。急用を思い出したし。キャプテン済みませんし』 美穂子「分かったわ。また明日ね」 和『イレギュラーは排除しました』 京太郎『よくやった和』 和『では約束は守って下さいね』 京太郎『ああ、分かったよ』 ハギヨシ「京太郎、指示を頼むでござる」 京太郎『おう、じゃあ……』 京太郎『全速力で相手の顔面にラリアット。その後にキン肉ドライバーをやればいいと思うよ』 ハギヨシ「かしこまりました」 -司令部- 透華「誰ですの?」 咲「私だ」 京太郎「咲、お前なにやってんだよ!」 咲「モモちゃんの案が採用されるが我慢出来なくて」 透華「そんな私情でハギヨシの告白大作戦を失敗させるつもりですか!」 咲「私は我慢弱く、落ち着きのない女なのさ」 咲「しかも、自分の思い通りにならない事が大の嫌いときている。ナンセンスだが動かずにはいられない」 透華「なんて自分勝手な方ですの!」 咲「なんとでも言うがいいよ。もう手遅れだけどね」 透華「え?」 音声『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』ゴキッ ボキッ メキッ 京太郎「あちゃーハギヨシやっちまったな」 透華「咲さん貴方と言う人は!」 京太郎「もういないぜ」 透華「許しませんわよーーーー!!」 -龍門渕邸- 透華「それで福路さんの容態は?」 京太郎「まあ何日か入院だけど大した事ないとさ」 透華「そうですか。ハギヨシは?」 京太郎「ハギヨシはまあ……自分でやった事とはいえ落ち込んでるかな」 透華「これも全て宮永咲のせいですわ!あの女がいなければ全ては上手く行っていたかも知れませんのに!」 京太郎「起きちまった事は仕方ないさ。俺達はタイムマシーンも無ければデロリアンも無い。タイムリープマシンすら無いんだからよ」 京太郎「ここはどうしたら汚名挽回出来るか考えようぜ」 透華「汚名を挽回してどうしますの!返上ですわよ!」 -食堂- 一「宮永さんの妨害で失敗しちゃったんだ」 透華「そうですわ!もう我慢なりませんわ!」 衣「きょーたろーが作ったご飯おいしいー!」モグモグ 京太郎「ありがとな」ナデナテ 衣「はふぅ~」ホワホワ 透華「で、京太郎さんは何か良い案はありまして?」 京太郎「なんの?」 透華「決まってますわ。宮永咲をブチのめす案ですわ」 京太郎「咲は貧弱だからトーカでもボコれるんじゃないか?」 透華「暴力的には嫌ですわ。なんと言いますか、もっと精神的に効くのを」 京太郎「分かんねー」 一「だったらさ、透華と京太郎が付き合ったらどうかな?」 透華「」ガチャン 京太郎「んー?なんで?」 透華「は、はじめ!何を言ってますの!」 一「だって精神的打撃でしょ?だったらそれが一番かなーって」 京太郎「じゃあ付き合うか?」 透華「!!」 透華「そ、それは……」カァァァ 透華「……あの、その」モジモジ 透華「きゅ~~」バタンッ 京太郎「どわっ!?トーカ!」 一「あーあ、もう透華は情けないなぁ」 一「透華はボクが片付けとくから二人はご飯食べててね」グィ 透華「」ズリズリ 京太郎「フォーイ」 衣「分かったぞ」 衣「……」 衣「きょーたろー」 京太郎「ん?」 衣「ハギヨシが全然元気ないんだ」 京太郎「ハギヨシには好きな人がいるんだ」 衣「うん、知ってる」 京太郎「でもな、ハギヨシはその好きな人にユベリズムやっちまったんだ」 衣「そうなんだ。怖いなユベリズム」 京太郎「そう言う訳で元気ないんだ」 衣「どうすれば元気出るかな?」 京太郎「今はそっとしてやろうぜ。少し経ったらGバウンサー作ってと誘えばいいかな」 衣「分かった。しからばきょーたろー。ご飯食べ終わったら衣と遊ぼう」 京太郎「いいぜ」 -休日 龍門渕邸- 透華「福路さんと面会出来るようになりましてよ」 京太郎「そっか。んじゃ行こうぜハギヨシ」 ハギヨシ「はい」 純「ちょっと待てよ!」 京太郎「なんだよジュンジュン」 純「福路を病院送りにした奴が見舞いに行ったら問題だろ!」 一「確かにそれは言えてる。どうするの?」 透華「それなら心配いりませんわ。医者が調べた所その時の記憶が無いとか。目撃者もいないようですし事故と片付けました」 純「おいおい」 智紀「問題ない」モグモグ 衣「カロリーメイトおいしそう」 智紀「はい」スッ 衣「わーい」 一「その問題はクリアしたとしてどうやってその状況から仲良くするのさ」 京太郎「それなら簡単だ。助けた奴をハギヨシにすればいい」 透華「そうですわね。記憶が無ければ捏造するのも簡単」 純「いいのかよ」 透華「純はハギヨシが幸せになって欲しくありませんの?」 純「そりゃなって欲しいけどよぉ。なんか犯罪まがいじゃねーか」 智紀「問題ない」カタカタ 衣「カロリーメイトおいしい」モキュモキュ 透華「そんな事を言っていたら何も出来ませんわよ。とにかく行動あるのみですわ。さあ、行きますわよハギヨシ!」 ハギヨシ「はい」 -龍門渕総合病院- 透華「失礼しますわ」ガラッ 美穂子「……龍門渕さん?」 透華「この病院は私のグループのでして、お知り合いの福路さんが入院されたと聞いてお見舞いに参りましたわ」 美穂子「わざわざありがとうございます」 衣「みほこミイラ見たいだ」 一「駄目だよ。そんな事言ったら」 衣「……ごめんなさい」 純「身体はどうなんだ?」 美穂子「大した事はないですよ。一週間程で退院ですから」 智紀「大きな怪我じゃなくて良かったですね」カタカタ 京太郎「でも本当に災難だったな。まさかトランスポルターに轢かれるなんてよ」 美穂子「そうなの?」 透華「ええ。でも彼が助けてくれたんですのよ。ハギヨシ」 ハギヨシ「どうも」スッ 美穂子「貴方が?」 ハギヨシ「私が福路様を助けた時には気を失っておりまして」 美穂子「そうだったんですか。ありがとうございます」 ハギヨシ「いえ、私は当然のことをしたまでです」 透華「あー私、飲み物が欲しくなりましたわー」 一「透華?」 透華(私に合わせて下さいませ) 純(お、おう) 純「あ、オレもー」 智紀「ブログアップしないと」 一「ボクは何か食べ物が欲しいなー」 衣「衣もお菓子食べたい!」 京太郎「んじゃ、行こうか」 透華「ハギヨシ、頼みましたよ」 ハギヨシ「お任せ……」 透華「それは死亡フラグですわ!」 ハギヨシ「合点承知でござる」 透華「よろしい!」 -院内売店- 一「上手く行くかな?」 京太郎「さあな。後はハギヨシ次第って所だ」 一「京太郎は良かったの?」 京太郎「なにが?」 一「萩原さんが、その……誰かと付き合う事」 京太郎「おいおい今更だぜ。じゃなかったらここまでしないだろ?」 一「そ、そうだね。なに言ってんだろボク」 京太郎「変なイチ君だな」 一「だからイチ君じゃないから」 透華「さあ、私達はハギヨシの成功を祈りつつ適当に時間を潰しましょう」 一「そうだね」 ハギヨシ「うぉぉぉぉぉぉん!!」ダダダダダッ 一「……って、萩原さん!?」 透華「ハギヨシストップですわ!」 ハギヨシ「嫌でござる!」ダダダダダッ 京太郎「和!」 和「はい!」サッ 純「どっから出て来たんだよ!!」 京太郎「いっちょ一発ズドンて行ってみっか!」 和「ズドンじゃありません!」 透華「そんな事はどーでもいいですから早くやって下さいませませ」 和「……分かりました」ガシャコ 和「白砂台座、梅椿接続」グッ ハギヨシ「……」ダダダダダッ 和「距離算出……」グググッ 「拍手」パンッ ハギヨシ「……」ダダダダダッ 和「あいましたっ!!」グググッ バッ ズドンッ!! ズギュゥゥゥゥゥゥン ハギヨシ「ぐへらっ!!」チュドーン 和「……」ドヤッ 京太郎「おー!さすがズドンのどっち」 一「射殺のどっちだね」 透華「お見事ですわ。ケガレのどっち」 和「……絶対に許さない」 -待ち合い室- 透華「なにがありましたの?」 ハギヨシ「いえ、少しおぱーいの弾力のほどを」 透華「ハギヨシはもう死んでいいですわよ」 ハギヨシ「ほんの冗談です」 一「萩原さんがどんどん壊れていく……」 智紀「これもまた運命」カタカタ 純「取り敢えず言ってみ?」 ハギヨシ「はい。実は福路様の好みは執事ではないと……」 衣「デュエルパンおいしいー」モキュモキュ 透華「どんなタイプが好みですの?」 ハギヨシ「最近の好みは勇者らしいです」 透華「はっ?」 純「勇者だと!?」 京太郎「ガガガッ!ガガガッ!」 一「僕は太陽のが好きなんだけど」 純「そこは熱血最強だろ!」 一「いやいや、それ勇者シリーズじゃないから」 透華「もう特急でも司令でもなんでもいいですわよ!」 透華「福路さんは勇者がお好きと言ったのですか」 ハギヨシ「はい。武力による戦争を根絶する勇者らしいです」 透華「困りましたわね」 純「もう諦めろ」 智紀「諦めたらそこで試合終了」カタカタ 京太郎「武力による戦争根絶か……」 京太郎「まてよ?」 一「なにか思い付いたの!」 京太郎「宮守女子ってあったよな」 透華「ええ。清澄と当たった高校ですわね」 京太郎「こうは考えられないか?」 京太郎「宮野真守女子高校。略して宮守!」 京太郎「俺がガン●ダム●だ!!」 一「いやいや!こじつけにも程があるよ!しかも伏せれてないから!」 一「透華も何か言ってよ!」 透華「そうですわ!流石は京太郎さんですわー」 一「駄目だこの二人……」 衣「……ハズレだ」ショボーン 透華「そうと決まれば岩手に出発ですわ!」 -空港- 蒲原「今日は蒲原ミサゴ航空をご利用頂きありがとうございますワハハ」 蒲原「機長は私、蒲原智美です。暫しのフライトをお楽しみワハハ下さいませワハハ」 透華「早く出発なさいませ」 蒲原「では出発しますワハハ」 #aa(){{{ ,r ^ =ァ- , -、 , - ´_,,r " _______.. 、、-ァr| i´_ ,r _´__ _ _  ̄¨``…= |-─ヒ!---… "゛´ il「~lii r亠、 | rへ,、 |・._ | __.. 、、---‐─…! ├^ー‐_ =====━… , -| `´ |  ̄  ̄ ̄  ̄二ニ! ̄ |`¨ ̄ _,. -1 |¨¨i | _ | 。 ⌒L、 _ , 、-_ ´‐ " _,ゝ._| /7 / `l | rz─=,ニ=-─===z二 ̄ _< _,. - " _」 = 「´ / .| . | (  ̄//  ̄`l¨`i ``T F ̄  ̄丶. -<´ l凹 | / | | /´ ̄rュ` ー┘ ° L0!_ r‐、 ` ┴==-┴--、__/ | …==i=(_ o 。 ° ロ  ̄ ‐┴-⊥., -‐- 、 _≦ 、_ | |┘゙コド"--、- - _ /F、-、 )イ ̄  ̄´  ̄ (O  ̄ ̄"``ー- 二 _  ̄ __王ニ-‐ ´ ̄´ r !!、 ̄ ¨¨ ̄(.○゙ ゙‐ - }}} -機内- 衣「うぅ……なんだか気持ち悪い」 透華「もう少し優しく飛べませんの?」 蒲原「ワハハ、これが限界玄界灘だぞー」 純「……」 一「……」 智紀「……寒い」ガクガク 京太郎「大丈夫か?」 衣「駄目そうだ……」プルプル 透華「ハギヨシ酔い止めを」 ハギヨシ「衣様どうぞ」スッ 京太郎「ちょいまち」スッ 透華「京太郎さん?」 京太郎「ハギヨシこれ14歳以上からだぞ」 ハギヨシ「なんと!?」 82 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/06(月) 18 03 23.56 ID t5cnyUyDO [50/116回(携帯)] 透華「困りましたわ……」 一「いやいや、衣も17歳だよ!ボク達と同い年だから!」 透華「そうでしたわ!!」 京太郎「そう言えばみんな誕生日近いんだよな?」 透華「そうですわね。因みに私の誕生日はセンチメンタリズムな運命を感じられずにはいられない乙女座の人と同じですわよ」 京太郎「この気持ち、まさしく愛だ!!」 智紀「……」カタカタ 透華「はて、ですが一人だけ違ったような……」 智紀「……」カタカタ 透華「智紀」 智紀「な、なに?」 透華「この、裏切り者がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 智紀「どうしてそうなるの!」 一「はいはい、いいから。早く薬飲ませないと衣吐いちゃうよ」 衣「ぎもぢわるぃぃぃぃぃ」 純「ヤベェぞ!」 透華「衣、これをお飲みなさい」スッ 衣「……に、苦くない?」 透華「大丈夫ですわよ。さあ」 衣「う、うん……」 衣「……んぐ」コクコク 衣「……飲んだ」 透華「よく飲めましたわね!偉いですわ」 ハギヨシ「おめでとうございます」 京太郎「今日はエビフライだな」 衣「わーい!うぷぅ……」 一「わわわ!!」 純「すぐには効かねえんだからはしゃぐなよ」 衣「わ、分かった」 京太郎「よし、ころたん俺に膝乗りだ」ポンポン 衣「うん」ポムッ 京太郎「よしよし」ナデナデ 衣「やはりきょうたろーの膝の上は落ち着くぞ~」ホワホワ 透華「……」 一「羨ましいとか思ってない?」 透華「なっ!?そんな訳ありませんわよ!!」 透華「いきなり何を言う……」 ガクンッ 透華「きゃ!?」ヨロッ 純「な、なんだ!!」 蒲原「ワハハ、これはマズイなー」 透華「何が起きたんですの!」 蒲原「皆様、左手をご覧下さい。エンジンが燃えておりますーワハハ」 一「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」 純「テメェ!笑ってる場合か!なんとかしやがれ!」 蒲原「ワハハ、無理無理。では私は脱出を……」ダッ 透華「ハギヨシ!」ビシッ ハギヨシ「チェストー!!」ゲシッ 蒲原「ぐはっ……」メリッ バタッ 透華「どうしますの!?」 智紀「私、まだ死にたくない……」 衣「怖いよー……」 京太郎「なんとかするしかねーな。いっちょやって見るか」 ハギヨシ「京太郎?」 一「操縦経験は?」 京太郎「KMFとVFを少しかな」 純「よ、よし!なら京太郎に任せた!」 ハギヨシ「京太郎、ファイトですよ」 京太郎「おう、任されてー」グッ -機内- 京太郎「ッ……みんな無事か?」 透華「え、ええ……」 純「痛てて……死ぬかと思ったぞ」 智紀「生きてるって素晴らしい」 一「もう二度したくない体験だよ……」 ハギヨシ「全くです」 京太郎「衣は?」 透華「そうですわ!衣!」 衣「うぅぅ……」 透華「衣!!」 京太郎「大丈夫か?」 衣「吐いちゃった」ゲローン ハギヨシ「お怪我はないようですね」 透華「良かったですわ。さあ、こんな所は早く出ましょう」 -山- 京太郎「みんな全力でオスプレイから離れろ!」 一「分かったよ!」 透華「さあ、衣!」スッ 衣「うん」ギュ 純「みんな伏せろーー!!」 #aa(){{{ __,, ========= ,,_,__ ...‐ ゙ . ` ,_ ` ‐... || ..‐´ ゙ `‐.. ── /\ / ○ \ /\/........;;;;;;;;;;;;;;;; ´ (⌒,) .l ヽ. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;................. ||| ─── / ゙ ゙ .  ̄ ヽ __ , ─| ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......。・ ・ ・ / / ヽ .| ゙ ゙゙゙゙゙;;;;;; ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ヽ l ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. .ヽ ./ ..................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ____ 日F|xxx・,` ゙゙゙゙タ.゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ./゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙!!゙゙゙゙゙ ` *[] H]. |[][]| 日日II[][] l* ノキli; i . .;, 、 .,, .V ` ; 、 .; ´ ;,i!!|iγ j;‘日/ .|[][]| 口旦 E=Д;‘` /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ; .` .; il,.;;. ||i .i| ;il|!!|;(゙ "‘、Дロ Д日T† ;j; `;;i|l|li||lll|||il;i ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;; `ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ ・;日日T 日 Hvv´+" ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;, ,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙ ´. 田#v[][]†~~† v[] ・ ゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii ;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙ +` F|ロxxx 田#YYv、*; ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´ ,,・、 日旦 ロ|=|E」vxxx `l ; `+E| ∩v |=| }}} 京太郎「あぶねー、もう少しでオスプレイと運命共にする所だったぜ」 透華「ええ」 純「だな……で、ここは何処なんだ?」 ハギヨシ「GPSが壊れてて確認出来ません」 一「携帯も圏外だよ」 京太郎「ノーパソは?」 智紀「……オスプレイに置いて来た」ズーン 京太郎「あー……悪い」 透華「とにかく此処に止まっていても仕方ありませんわ。進みますわよ」 一「そうだね」 -十数分後- 透華「なかなか下山出来ませんわね……」 衣「……疲れた」 一「もしかして同じ所を回ったりしてない?」 純「そうじゃないと信じたいぜ」 智紀「……待って」 京太郎「どうした?」 智紀「なにか聞こえない?」 ハギヨシ「何かとは?」 智紀「なにか……そう、ぽぽとか」 透華「ぽぽ?ミスターポポ?」 一「違うと思うよ」 ぽぽぽぽ 智紀「聞こえた!」 透華「た、確かに!」 ぽぽぽぽ 純「なんだこの声はよ」 衣「こ、怖いぞ……」 京太郎「……」 ぽぽぽぽ ハギヨシ「近いですね」 透華「……」 ガサガサ 智紀「ひっ!?」 ぽぽぽぽ ぽぽぽぽ ぽぽぽぽ ぽぽぽぽ ぽぽぽぽ ぽぽぽぽーん!! ガサガサ 巨人「……」ヌッ 一「で、出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「どうしたのー?」 透華「……」 透華「……で」 「で?」 透華「でけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 透華「ですわ!!」 「???」 透華「ど、どどどうしてゼントランがいますの!?」 一「と、とととと透華落ち着きなよ!!」 智紀「ヤックデカルチャー」 透華「ダイダロスアタックですわ!!」 純「お前ら落ち着け!よく見ろ、人間だろ」 透華「えっ?」 一「へっ?」 京太郎「とよねーじゃんかよ」 透華「とよねー?」 豊音「わー!京太郎くんだー!!」トテトテ 京太郎「久しぶり」 豊音「お久しぶりだよー」ダキッ 京太郎「おっ?」ギュ 透華「!?!?」 一「なに?京太郎の知り合い?」 純「って、この女宮守の!」 智紀「姉帯豊音」 透華「姉帯豊音ってあの、姉帯でけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!の姉帯豊音ですの?」 一「そうみたいだね」 豊音「京太郎くん岩手に来てくれたんだね。ちょー嬉しいよー」 京太郎「まあ、訳ありでな」 豊音「訳あり?」 京太郎「そうそう」 透華「なんだか馴れ馴れし方ですわね……」 一「嫉妬してるの?」 透華「してませんわよ!」 京太郎「……って、訳なんだよ」 豊音「そうなんだーこの人達が京太郎くんのお友達なんだねー」 京太郎「YES」 豊音「皆さんはじめまして。姉帯豊音です。本日は岩手にようこそいらっしゃいましたー」ペコリッ 透華「い、いえ。私は龍門渕透華です。よろしくお願い致しますわ」 衣「大きい……」 豊音「わー、ちょー可愛いよー!」 衣「ひぃ!?」ビクッ 京太郎「そう怖がんなよ。とよねーはとてもいい子なんだぜ?ころたんご挨拶だ」 衣「う、うん。衣は天江衣だ。宜しく頼む」 豊音「うん。よろしくねー」 京太郎「所でなんでとよねーがいるんだ?」 豊音「校舎の裏で凄い音がしたから見に来たんだよー」 純「は?」 ザワザワ なになに? ハギヨシ「どうやら宮守の裏山に落下したようですね」 一「うわっ!人が沢山集まって来てるよ!」 透華「ですが好都合ですわ。姉帯さん、校舎に案内してくれます?」 豊音「えっ?今から?」 透華「そうですわ。お願いします」 豊音「う、うん。分かったよーみんなこっちだよー」 -宮守女子校舎内- 純「騒がしいな」 一「そりゃ校舎裏にあんなの落下したら騒ぐでしょ」 純「それもそうだな」 透華「おかげで私達が校舎に侵入しても誰も気付きませんが」 京太郎「しっかし女の子ばっかりだなー」 一「女子校だから当然だと思うよ」 京太郎「そりゃそーか。でも可愛い子いっぱいだで嬉しいぜ」 豊音「むー、京太郎くん!」グイッ 京太郎「おわっ!?」 豊音「あんまりよそ見したら嫌だよ」ギュ 京太郎「お、おう」 ハギヨシ「ほうほう」 智紀「ふむふむ」 透華「……」 一「あーあ」 衣「探検しいる見たいで楽しいぞ」 純「だよな」 豊音「ここが麻雀部だよ。どうぞ」 透華「失礼しますわ」 -麻雀部 部室- 京太郎「よー!道場破りにきたぜー」 一「なに馬鹿な事言ってんのー!!」 透華「いいですわね、それ」 一「透華も便乗しない!」 塞「はっ?道場破り?」 シロ「……ダルい」 胡桃「道場破りって何処の誰よ!」 京太郎「オレオレ」 胡桃「なんだ詐欺師か……えっ?」 豊音「京太郎くんだよ!それから京太郎くんのお友達も来たよー」 透華「どうも」 エイスリン「キョタロー!」 エイスリン「……」カキカキ スッ #aa(){{{ / . . . / / /. . ト、. . . . . . .ヽ ヽ ヽ . / . . . / / /. . . . . | | ト、 . 、. . . ヽ ヽ ヽ、 . . / / /. . . . . .ト. !ハ. | -`¨ヽ . ! 丶 Y / / . . / , /. . . . . . . .|| | i!|レ ¨ ̄},, ! ノ . . 〉 ! . . / / . . . . .. . . {. . .i| レ|||{ {j,∠.ノ . . . ./ アイタカッタゾ!! | . / , /. . . .| .、. . .\ヘ ,j| ` ^ー -‐ァ | . i ∧. . . .ト、ヽ、 . ヽY__, // | . | | | ||. . .ヽ \ マ {フー‐ ´ 〈ヽ.ヽ、 / ヽ | | ∨!. .|、 、ヽ ,>′ , --=、ヽ ゙ / \ 、 ノ∧ | ヽ\ヘ、 ^ //¨¨^y ´ `´ `Y- =、ヽ ̄\ー、ヽ_ ,ノ/、 ; ィ ¨ `ヽ ヽ. \\___`__Vヽヾ、‐′,イ 弋 ノ ヽ. `ー----∨ヘ ` ´!ヽ、 `¨´_,. \ ∨j/ ヽ、`¨ ´__,. `ヽ、 / ´ `ア¨.ィ ´ \/ // / // / { // / \ // /}}} 京太郎「おー!相変わらず絵がうめーな」 エイスリン「////////」テレテレ 一「なんなのこれ?」 透華「絵ですわね」 京太郎「エイちゃんは留学生であんまり日本語が得意じゃないんだよ」 豊音「だからホワイトボードに絵を書いて表現するんだよー」 純「変わった奴だな」 胡桃「ほえー君も豊音並に大きいねー」 純「なんだこのチビは?」 胡桃「チビって言うなーーー!!私には鹿倉胡桃って立派な名前があるんだから!!」 胡桃「それに、これでも私も3年なんだからね!」 純「分かった!分かった!悪かったよ!」 胡桃「分かればよろしい」 衣「……」 胡桃「ん?」 衣「……」ジィィィ 胡桃「……ふむ」 衣「うむ」スッ 胡桃「うん」ギュ 一「なんだかよくわからないけど感じるものがあったみたいだね」 透華「そうですわね。なんだかよくわかりませんけど」 京太郎「ころたんとくるみん。ちっちゃい子が仲良くするっていいよな!!」グッ 一「ロリコン」 智紀「シャア」 透華「セロリですわ」 京太郎「分かってねーなぁ、俺はロリコンじゃなくてミニコンだぜ」 塞「どう違うのよ?あっ、因みに私は臼沢塞ね。みんな覚えてよ」 京太郎「ロリコンってのは小さい子にハァハァするだろ?ミニコンはただ愛でるだけなんだ」 豊音「ハァハァって?」 塞「豊音は知らなくていいのよ」 エイスリン「カクラクルミハ ワタシノハハニナッテクレルカモシレナカッタジョセイダ!!!」 胡桃「エイちゃんはなに言っててんのさ……」 エイスリン「タイサノオコトバ」 胡桃「それは分かってるから」 塞「で、胡桃は須賀君の母親になりたい訳?」 胡桃「ななななっ!?」 胡桃「何を言ってんの塞はっ!!わ、私は京太郎の母親なんか……ゴニョゴニョ」 塞「ほうほう」 智紀「ふむふむ」 豊音「う~~~」 胡桃「変に納得するなぁぁぁぁぁ!!」 白望「胡桃うるさい」グテー 透華「あそこでダレているゾンビさんは誰ですの?」 塞「小瀬川白望。愛称はシロよ」 透華「しろみ?卵みたいな名前ですわね」 京太郎「俺の姉ちゃんきみだぜー」 透華「貴方にそんなお姉さんはいませんわよ」 京太郎「おのれシュナイゼル!」 一「お兄さんもいないよね?」 京太郎「久姉さんは?」 透華「許可します」 白望「……ダルい。でも大歓迎する」 透華「ありがとうございますわ」 透華「それで、貴方が……エイちゃんさんでしたわね」 エイスリン「……」カキカキ スッ #aa(){{{ \ / ハl\; ト、 . \ / / \ / > \l \ト、 \ / /^ヽ / \ト、 \ / \ \ / ヘ | / \ /、 _ -‐ ´ \. / /ノ / ヘ | `\ \ーヽ -‐ "´ ___j |/ ノ __\. | ./ / ;\i | .| . / . / ´ tテ‐≧__ノ / //´ / し /  ̄_ , r≦___、 / \ .ソ厶/ /<tj ヽ. ′ノ -‐‐‐‐ "´ _/^7 .// / \ ` ´ / エイスリン・ウィッシュアートデス ヨロシク! //レ′{ / 、 / / ____/ |. ヽ/ ._ -‐ _ - ´ ノ / 八 l \ |^l ヽ ` -、_ ./ `゙ ー- 、_ { \ 、 \\__ 〉/ / \ `゙ ー- _ | ヽ ヽ\`‐---‐ ´ ,. ィ´} \ | \ \  ̄ / / .|\ \ \}}} 透華「……個性的ですわね」 エイスリン「……」ニコニコ 智紀「エイスリン?確かワカメに瞬殺された……」 胡桃「ダメ!!」 智紀「え?」 エイスリン「ワ、ワカメ……」ガタガタ 豊音「エイスリンさん!」 エイスリン「ア……アァ……ワカメ……」ガタガタ エイスリン「ウワァァァァァァァァァァァァァ!!」 一「な、何が起きたの!?」 塞「フラッシュするワカメよ」 ハギヨシ「フラッシュするワカメとは?」 胡桃「エイちゃんは清澄のワカメと対局した時に精神的に深い傷を負ったんだ] 胡桃「そのせいでワカメって単語に過剰なまでに拒否反応を起こしてしまう」 一「それがフラッシュするワカメ?」 京太郎「そうだ。エイちゃんは今でもワカメの呪縛から逃れられないでいる。同じ清澄の人間として何も出来ないのが情けない……」 透華「貴方は同じ部の仲間と他校の人間だと他校を選びますの?」 京太郎「当たり前だろ!エイちゃん可愛いだろ!!」 透華「納得しましたわ」 エイスリン「ウッ、ウァァァァァ……」ガクガク 豊音「大丈夫だよー怖いワカメさんはいないよー」 白望「そう、私達がいるから」 エイスリン「ウァァ……」ガクガク 京太郎「エイちゃん大丈夫だよ。此処には俺がいる、宮守のみんながいる。龍門渕のみんなもいる。だから……」ギュ エイスリン「……キョタロー?」 京太郎「もう何も怖くない、怖くはないんだ」ポンポン 胡桃「そうだよ。今度あのワカメ王子が来たら私達が仕留めてやるんだから」 塞「そうね。同じ眼鏡属性としと野放しには出来ないわ」 エイスリン「……ウン」 エイスリン「アリガトウミンナ。アリガトウ、キョタロー」 京太郎「気にすんなよ」 透華「こんないたいけな方を貶めるワカメ、絶対に許しませんわ」 衣「怒髪衝冠ワカメにはそれ相応の処罰を衣も与えたくなったぞ」 エイスリン「キョタロー」 京太郎「ん?」 エイスリン「……」カキカキ スッ #aa(){{{ _.. -‐……‐- .._ ´ `丶、 / 、 \\ \ `、 ヽ /, i i、 `、 `、 // i | 「\ \ ゙, ゙, ; . . . / , i |j `、-‐…‐-ミ.゙. Wハ / ,′,′ i 圦 、 ゙; 、 iハ 【_Vハ . ´ ; /\ \ }iハハj止_ハ; Г)、} / ; ; i ij jⅩ ` ‐-- ,㌢゙⌒¨ ,′ Г \ {{ ; iiⅱ jⅣ __ ″ / ; \ . \ !iⅱi{ {い. \ ,㌢⌒ / ,゙ ; .. `、 ‘リ从W辷} } } # .゙ / ;゙; . ゙, 》 ´ ノ人__ _,ノ ; / ,! }ii ; }} } ,´ , 厂}込、 . ; . / ,;゙| ,ハj / ,゙ / . /. √ ` ._;ァ=‐‐ ´! ;゙_jWル1 },゙ / / ; .゙i; . /{ {い 7「 Vv , . { }トミ」|__/イ} {ノ ;; ii ; ;゙{_V゛ ;; | Vv/^゙ 、 ゙、]  ̄ミメ、 i ‘i八{ i{ ヤ ;、 ii | ,氷 \` ハ U ! \〈 ゙, ⅱ| /⌒^\ ` ‐- } ハ __ /` ‐- }i 从|__/_____\/ ノ/ ,ハ xzx_ i毯i二二二二二二二二二|亠亠亠亠亠亠|二二二二二二二二二爬i |[|「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄] 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||]| | || | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ===========  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| || | | || | . +∽o, | || | | || | o∽*o。 .+° ゚% | || | | || | +゜ %。...。゚ $ | || | . _」乢j」__ ゜ ゚$゚ ∮ _」ユL| , ´_.. ..__,ノ ; ∮ ´_.. .._\ . / ´ _.. `` $. ∫ _.. .._ `、 . { ´ .._ ゚ ° ど __ } . ! ´ __,ノ .゜ と___ } イ]「「| ゚。 . |`Tハ / . \__| || | ゚+ . | || l/ | || | ゚+. _ . o ゚ | || | | || | ゜+.、__ (♂° | || | | || | ゜ +心 | || | | || |________________________」| || | | ||_________________________|| | Lこ二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ごノ / ∧ \ \ / ハ / /` .._ ,゙ ハ _.. ∧ / ⌒ ‐--┘ └---‐ ⌒ ∧ / ∧}}} エイスリン「ダイスキ!」 京太郎「エイちゃん……ああ、俺もだよ!!」 ~HAPPY END~ 透華「……って、勝手に終わらすんじゃありませーーん!!」 京太郎「なんだよ。ムードブチ壊すなよなー」 透華「これはハギヨシの恋愛成就の作品ですのよ!京太郎さんが成就してどうしますの!!」 透華「そ・れ・に!告白されたからって簡単に受けすぎですわ!」 京太郎「いや、アレだよ。来る者拒まずって奴?」 透華「はぁ!?なんなんですの?でしたら私が告白したら京太郎さんは受けてくれますの?」 京太郎「うん」 透華「私と付き合って下さいませ!!」 京太郎「いいぜー」 透華「やりましたわーー!!」 一「おいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 ハギヨシ「いやはや羨ましいですな京太郎」 胡桃「だ、だったら私も!」 白望「立候補する」 豊音「だ、ダメだよー!私もだよー!」 一「わけワカ……っと、ヤバイ、ヤバイ」 智紀「わけがわからないよ」 一「そう!それそれ!」 純「オレら何しに来たんだっけ?」 衣「観光か?」 智紀「違うと思う」 塞「で、本当に何しに来たの?」 透華「そうでしたわ!!」 京太郎「ハギヨシを勇者にしに来たんだった」 塞「はい?」 エイスリン「ユウシャ?ヨシヒコ?」 一「そんなインチキな勇者じゃないから」 胡桃「どうしてこの人を勇者に?そもそもなんでこの学校な訳?」 京太郎「イチくーん」 一「なんでボクが説明役なの?」 透華「お願いしますわ」 一「まあ、いいけど。じゃあ詳しく、優しくコンパクトに説明しましょー」 ワーーーー!! ~なぜなにはじめクンのコーナー~ パンパカパーン パンパカパーン パパパパパン 一「どうもこんにちは。はじめお姉さんだよ。で、ころたんウサギさんとくるみん青眼の白龍さんだよ」 衣「ウサギだぞー」 胡桃「なんで私はブルーアイズなの!?」 一「因みに、なぜなにナデシコって曲は実はTV版には無くて劇場版が初めてなんだよ」 透華「そんなの誰でも知ってますわ」 エイスリン「カイバシャチョウ!」 京太郎「二人共可愛い!!」 豊音「滅びのバーストストリームかっこいいよー」 智紀「でも凡骨カード」 一「はいはい、分かったから聞こうねー」 一「今回ボク達が何故、宮守に来たと言うと発端は京太郎の発言から始まったんだ」 一「宮野真守女子高校。略して宮守!」」 一「京太郎はこう考えたんだと思う。俺がガンダムでありながら銀河美少年でもある厨二病全開の勇者は宮守に行けば見つかると」 京太郎「さすがイチ君ニュータイプ!」 一「褒めても何も出ないよ」 塞「無茶苦茶な発想ね」 白望「聞いてるだけでダルい」 一「だからボク達は宮守女子校に行く事になったんだ」 一「えっ?勇者だったら松本や檜山でもいいだろって?そんなのボクは聞かれても困るなー」 胡桃「お姉さん質問!」 一「なにかな?」 胡桃「そんな事言ったら勇者を題材とした作品って腐るほどあるよね?」 一「シャラップ!!そんな事を言い出したらキリがないでしょ!」 一「とにかく今回は宮野なの!理由が知りたかったら犬日々見なさい!」 透華「ステマはじめお姉さん乙ですわ」 エイスリン「ステマーステマー」 胡桃「エイちゃんはそんな単語覚えなくていいから!」 豊音「それで勇者さんはいるの?」 一「その言葉をそのまま返すよ」 豊音「え?」 豊音「うーん……勇者さんいないよ」 透華「えっ?」 塞「残念だけどその理論は間違っているわ」 透華「どうしてですの?」 塞「だって、この学校宮野真守とは一切関係無いから!!」 京太郎「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」 透華「ぬわぁんですってぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 ハギヨシ「……」 一「だと思ったよ」 純「だったら行く前に言えよ!」 一「止めれると思う?」 純「……無理だな」 一「でしょ」 透華「そんな……では私の努力は……」 一「無駄だったんだよ」 京太郎「まあいいじゃん」 一「そりゃ京太郎はいいだろうね……」 豊音「私もいいよー」 エイスリン「イイ!」 白望「ダルいい……」 一「そりゃ君らも好きな人に会えたんだからねー」 透華「私ももういいですわ」 一「透華は諦めちゃ駄目でしょ!!」 塞「ああ、でも宮守で転職は出来ないけど出来る場所は知ってるわよ」 透華「本当ですの?」 塞「ええ」 京太郎「何処なんだ?」 塞「ダーマ神社って場所があるの。そこで転職出来るはずよ」 ハギヨシ「ダーマ神社」 透華「知っていますの?」 ハギヨシ「はい、名前だけは。伝承だけの存在だと思っていましたが……」 一「場所は分かる?」 塞「確か……鹿児島だったかな?」 透華「鹿児島。また遠いですわね。でも、ハギヨシの恋の為には仕方ありませんわね」 ハギヨシ「ありがとうございます」 一「だそうだよ京太郎」 エイスリン「キョタロー」スリスリ 豊音「京太郎くーん」ギュ 京太郎「よーしよーし」ナデナデ 一「話聞けよコラ」 透華「そうと決まれば鹿児島にGOですわ!」ビシッ -鹿児島- 京太郎「とう!!」スタッ 透華「到着しましたわ!」 白望「……ダルすぎ」グデーン 衣「鹿児島だー!」 豊音「鹿児島だねー!」 胡桃「鹿児島には桜島って火山があるんだよ」 エイスリン「カザン!!マグマ!?マグマダ!」 胡桃「お願いだから日本の負の部分は覚えないで」 一「所で道中でも挙がった話題だけど、岩手組は無理に付いて来なくて良かったんだよ」 胡桃「いいじゃん。なんで駄目なの?」 一「駄目に決まってるよ!いい?タダでさえ人数多いから描写が面倒なのにこれ以上増えたら全く出なくなる人も出るんだよ!」 胡桃「例えば?」 智紀「私とか」 塞「私とか」 ハギヨシ「私とかですね」 透華「ハギヨシが出なくてどーしますの!」 衣「衣もあんまり出番無い……なんか悪い事したのかな?」 一「衣はなんて言うか、台詞回しが面倒?」 衣「酷いぞ!!」 京太郎「ころたんは側にいるだけでいいんだよ」 衣「そ、そうか?」 京太郎「そうだよ」 衣「きょうたろー」ジーン 透華「さすがですわ京太郎さん!」 豊音「京太郎くん優しいよー」 エイスリン「カッコイイ!」 胡桃「やっぱり京太郎は良い事言うね!」 白望「京太郎のそう言う所、いいと思う」 一「あーもう!だからイチャイチャすんなーー!!」 ハギヨシ「うらやま私刑でござる」 透華「取り敢えず観光しましょうか」 純「ダーマ神社に行くんじゃなかったのかよ?」 透華「そうでしたわね」 一「透華がどんどんアホな子になって行くよ……」 京太郎「鹿児島まで来たのはいいけどダーマ神社って何処にあるんだよ?」 塞「今はダーマ神社って呼ばれてないらしいわね」パラパラ 胡桃「どうやって見つけるの?」 塞「大丈夫。ここに載ってるから」スッ 一「霧島神宮?」 塞「そう。ダーマ神社と呼ばれてたのは今から1万年と2千年前の話。現在はなんやかんやあって霧島神宮と名を変えてるみたい」 京太郎「そいつはさぞかしスゲー戦いがあったんだろうな」 ハギヨシ「なるほどザワールド」 豊音「場所は分かるの?」 塞「大丈夫よ。スカウターにインプットしたから」カチッ ピコンッ 衣「おー!カッコイイぞ!」 エイスリン「……」カキカキ サッ #aa(){{{ \ / / ̄ ̄/ヽ / o ゴ た 闘 | ゙̄ヽ、 | ,,-─ """" ̄,,-ヾ、l| ̄ ̄" l" || / |/ ミ っ 稗 ヽ、;;;; ゙ヽ、 | / □[二]⊿__ヾ|| . ┌┤ || | |/ め た 力 | ゙ ヽ、 ゙ヽ、 | .l .| 「L[]‐ " ;;-‐ l ̄ .||. | | || | o ・ の ・ | ゙ o、;;; ゙ | l .|,|,,,-‐、o‐ ∧__∧ノ口 l || | | || | |/ ・ 5 ・ |‐-------‐ ゙ 、- | ヽ、 ( ) || | | || | |/ ・ か ・ | ,,,,,,, | ,,,, ̄ ( )<l .|| _ ̄| || < ・ | ,,,- " | ヽ "" | | ,,-‐、 ゙,ノ // | ・ ・ >,,- " l| ゙ヽ、 (_、___) // /  ̄ ll // | ・ ・ | / | ゙" ‐----‐ " | .| .. l .// ヽ ・ | ヽヽ- " _,,,‐ " | | .... 、/ \ | ,,,、-─ "‐ " | |_ ;;;;- " ゙ヽ、 /  ̄ ̄ / ̄, ./\ ,,-‐ "‐ ... ,,‐" | / ゙ヽ、 " ,,‐ "/ / | }}} 胡桃「……」 一「あの子どうにかからないかな?」 胡桃「無理だから」 塞「こっちよ!」スッ 豊音「おー!」 透華「目指すは霧島神宮!待っていなさいな!オーッホッホッホ!!」 一「透華気合い入りすぎ」 白望「……ダルい」 -霧島神宮- 京太郎「到着!!」 透華「一瞬でしたわね」 豊音「だよねー」 一「いやいや、違うから!何時間も掛かったから!」 ハギヨシ「驚異のボソンジャンプでした」 京太郎「フォールドだろ?」 エイスリン「ハイパードライブ!」 白望「次元波動超弦励起縮退半径跳躍重力波超光速航法」 塞「シロの長過ぎ」 豊音「???」 白望「……全カロリー消費したダルい、京太郎抱っこ」 京太郎「しょうがないお姫様だな」 エイスリン「ワタシモ!」 透華「でしたら私も!」 一「みんな……少し頭を冷やそうか?」ゴゴゴゴゴッ 透華「は、はじめが怖いですわ……」 白望「ダルこわ」 純「国広クンどうどう」 智紀「このままだと一が早死にしそう」 一「やめてよね」 「騒がしいわね」 一「す、済みません……ってデカ!?」 「デカい?」 京太郎「その豊満なビックバンは!!」 「京太郎くん?」 京太郎「かすみん?」 一「かすみん?誰?」 京太郎「かすみんのおぱーい!!」ピョーン ニギッ 霞「あらあら、久しぶりに会ったと思ったらいきなりおぱーいを鷲掴みなんて酷いわ」タプン タプン 豊音「はわわわ////////」 一「待てやコラ!」 胡桃「ちょっ、京太郎なにやってんの!!」 京太郎「なにって?かすみんのおぱーい揉んでるんだけど」 胡桃「揉んでるんだけど、じゃないよ!」 透華「そうですわよ!それに気安く殿方に胸を触らせるなどなんてはしたない!それでも巫女ですの!?」 霞「正真正銘の巫女よ」タプン タプン 一「とんだ痴女巫女だね」 霞「貴女の格好で言われたくはないわね」 純「だとよ」 一「……」 衣「ちじょってなんだ?」 エイスリン「……」カキカキ サッ #aa(){{{ ┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏┛┣━━┓┏┛┗┓ ┃┃ ┗┓┣━┓┃┗┓┏╋━┓┃┃ ┏┓ ┏┫┃ ┃┃ ┃┃┗━┛┃┃ ┃┃ ┏━┓ ┗┫┃┏┛┃ ┃┃┏━┓┃┗━┛┃ ┗┓┗┓ ┗┛┗━┛ ┗┛┗━┛┗━━━┛ ┗━┛ __________________________________ . . . . . . . |. |」 . |│ | | ! | |. . . |. . |. . | | | | . ! |. . .|. . . | | |. . . . . . . . . . . . . |. | | . トL」.j |」└‐┴┴┘l」 |__」ム斗. . | | |. . . . . . . . . . . . ハ. .|」ー┘_ `ヽ / _└ 、 」 | |. . . . . . . . . . . . | |/_≫“,ニミ≪ ≫,ニミ≪、|」イ. . . . . . . . . . | 〃 〃 _ ハ 〃 _ ハ Y |. . . . . . . . . . l 7 ) r ハ . ) r ハ . 豺. . . . . . . . . ト{ { { 乂ソ } { 乂ソ } ,} !イ. . . . . . . . | 乂辷彡ノ 乂辷彡ノ ′| . . . . . . . | `ー-`¨ ´ `¨ ´ー ´ │. . . . . . .ハ ハ. . . . . . . . i . i .i. . . . . . . . . 从 从. . .  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┏┳━━━┓ ┏┓ ┏┓┏┓┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏━┓ ┃┏━━┳┛ ┏┓┏━┓┏┛┗┓┃┃┃┃┃┃┏┛┗┓┏━┛┗┓┃ ┃ ┣┻━━┻┓ ┃┃┗━┛┗┓┏╋╋┛┃┃┃┃┣┛┗┫┗┳━┏┛┃ ┃ ┗┳┳┳┓┃ ┃┃ ┃┣┛┗┓┗┛┃┃┣┛┗┫ ┃囗┃ ┗━┛ ┏┛┏┛┃┗┓┃┃┏━┓ ┗┫囗┏┛┏━┛┃┃囗┏┛ ┣━┃ ┏━┓ ┗┻┛ ┗━┛┗┛┗━┛ ┗━┛ ┗━━┛┗━┛ ┗━┛ ┗━┛}}} 豊音「私もだよー」 胡桃「三人は一生知らなくていい単語だから」 霞「それに、これは京太郎くんとの挨拶みたいなものよ」 京太郎「そうだぜ!」 透華「くっ……この売女巫女、許せませんわ!!」 胡桃「京太郎をダークサイドに堕とす女は倒すべき!」 塞「ちょと待って。この痴女巫女……永水の石戸霞じゃない?」 霞「今頃気付いたのかしら?岩手の宮守に……長野の龍門渕」 透華「どーでもいいですわ。今から消す売女の名前など、覚える必要はありませんので」 霞「……あのね、さっきから痴女とか売女とか言ってるけど、私一応処女なのよ?流石に傷付くわ」 一同「「……」」 エイスリン「ショジョってなに?」 衣「こ、衣は!一応知っているぞ……うん」 胡桃「えー……あー、これもエイちゃんは知らなくていい単語だよ」 エイスリン「キニナリマス!」 一「うん、だから知らなくていい……」 エイスリン「ワタシ、キニナリマス!!」 塞「だからね……」 エイスリン「キニナリマス……」ウルウル 一「あっ……」 京太郎「エイちゃん泣かすなよ!」 塞「だ、だってね……」 透華「困りましたわ」 霞「困る事ないでしょ?むしろ隠す事が罪よ」 透華「巫女の貴方がそれをいいますの!?」 霞「そうでしょ?あの子もいつかは経験する事なのだから。まあ、私は京太郎くんに捧げるけどね」 京太郎「任されてー」 一「ダメだコイツら」 透華「んま!安売り巫女のなんて汚らわし事でしょう!」 エイスリン「ショジョー!ショジョー!!」 豊音「あわわわわわ!エイスリンさんダメだよー!!」 塞「ちょ!大声で連呼しないの!」 エイスリン「ダッタラオシエテ」 胡桃「どーすんのよ」 白望「ダルい。適当にごまかせばいいだけ」 京太郎「んじゃ俺が」 一「京太郎は駄目だよ」 京太郎「なんで?」 一「平然とおぱーいとか言いながら胸を揉む人間は信用ならないからね」 京太郎「ひでーな」 ハギヨシ「ならば私が説明を」 透華「ハギヨシ、ちゃんとオブラートに包んで話しますのよ」 ハギヨシ「承知しております。ではエイスリン様」 エイスリン「オネガイシマス」 ハギヨシ「処女と言いますのは一度も性交渉をした事がない女性を指す言葉です」 エイスリン「セイコーショー?ワカラナイヨ!モット、クワシクヤサシク、コンパクトニセツメイシテヨ!」 ハギヨシ「簡単に述べますと、セックスした事がない女性の事です」 一「あちゃー……」 胡桃「君達の執事ってバカなの?」 エイスリン「!!」 エイスリン「セ……セク……」カァァァァ エイスリン「ハズカシイ!!」バッ 透華「このバカヨシがーーーー!!」ゲシィ ハギヨシ「おうふっ!!」キーン 京太郎「うへぇ、痛そう~」 霞「あははははっ!そこのバカ執事のおかげで隠す努力が台無しね!貴様らの頑張り過ぎよ!」 透華「くぅぅぅ……ハギヨシのバカさ加減は認めざるを得ませんわ……」 一「ボクの知ってる萩原さんは死んだ。そう考えないとやって行けないよ」 純「そもそもハギヨシの為に来たんじゃなかったのかよ」 透華「だからこそ余計に悲しいですわよ!!」 霞「それで、貴女達は何の用事で来たのかしら?無いなら他の参拝客の邪魔になるので京太郎くん以外は帰って結構よ」 透華「ぬわぁんですって!ありますわよ!」 霞「なら何かしら?」 透華「この霧島神宮、転職が出来るらしいですわね」 霞「ええ、そうだけど。よく知ってるわね」 塞「鹿児島パーフェクトガイドに載ってたわ」バッ 霞「そう……道理で最近転職希望の参拝者が多かった訳ね」 京太郎「このハギヨシを転職させたいんだ」 ハギヨシ「はい」 霞「この執事さんを?」 京太郎「勇者にして欲しいんだよ」 霞「勇者?」 透華「ええ。可能かしら?」 霞「出来ない訳じゃないけど、勇者は定員1名よ。それに……」チラッ 京太郎「ん?」 透華「む?」 霞「勇者になって貰いたい人は他にいるから駄目よ」 胡桃「あの汚れ巫女、一瞬だけど京太郎の事見てた」 白望「汚れ巫女ダルい」 エイスリン「ケガレミコ!」 霞「貴女達はぁぁぁぁ……」ギチギチ 透華「そこをお願い出来ませんか?」 霞「無理」 一「人助けだと思ってお願いします」ペコリ 霞「頭下げても駄目」 胡桃「ケチ!」 霞「ケチで結構」 純「男らしくねーぞ」 霞「私は女性ですので。貴女と違って」 純「んだとぉ!!」 エイスリン「オネガイ、ケガレミコ!」 霞「ぜっっっっったいに嫌よ!!」 ハギヨシ「ならば私の裸で……」ヌギヌギ 霞「死ね!」ブンッ ハギヨシ「ごはぁ!!」バゴーン バタッ 豊音「うーん、どうすればいいのかな……あっ!そうだ!」ガサガサ 豊音「どうぞ!!」スッ 霞「これは……ひよこ饅頭ね」 豊音「お願いします!」 衣「ひよこ饅頭の前に屈服しない者はいないな」 透華「ひよこ饅頭美味しいですからね」 京太郎「俺だったら3秒だな」 純「1秒だろ?」 塞「低レベルな争いしないでよ」 エイスリン「マンジュウコワイ!」 霞「……このひよこ饅頭は頂くわ」 豊音「じゃあ!」 霞「それとこれとは話は別よ」 豊音「ガーーーン!!」 透華「ならばひよこ饅頭を返しなさい!」 胡桃「そうだよ詐欺師!」 霞「なんとでも言うといいわ」 透華「……ならば、京太郎さんお願いしますわ」ボソッ 京太郎「ん?ああ。俺でどうにかなるか分かんねーけど」 一「やってみる価値はあると思うよ」 京太郎「わかった。なぁ、俺からも頼むよ」 霞「え?」 京太郎「ハギヨシは俺の大切な友人なんだ。だから無理は承知で勇者にしてやってくんねーかな?」 霞「で、でも……」 京太郎「頼む!土下座しろって言うならトリプルアクセル土下座だってする!!」 霞「うぅぅぅ……」 透華「フフフッ、効いていますわ」 胡桃「案外チョロイんだね」 エイスリン「チョロリア!」 一「君達には言われたくないと思うよ」 霞「でもね……」 透華「あらあら、せっかく京太郎さんがお願いしてると言うのに断るつもりですの?やはり、胸は大きくても器は小さい人ですわね」 霞「くっ……この私を恫喝するつもり?」 透華「なんとでも言えばいいですわー」 智紀「ここぞとばかり口撃してる」 一「性格悪すぎ」 豊音「ちょー怖いよー」 京太郎「俺からももう一度頼む!」パンッ 霞「……」 霞「……はぁ」 霞「分かりました」 京太郎「おっしゃ!かすみん愛してるー!」 霞「うっ……」カァァァ 塞「なんともまぁ」 純「以外と純なもんで」 胡桃「純なだけに?」 純「うるせー」 霞「ただし!条件があります」 透華「いいですわよ。ただし変な条件でしたら霧島神宮の巫女は痴女で売女なケガレ巫女と言い触らしますわよ」 透華「龍門淵を敵に回したら恐ろしいですわよー」 一「悪魔だ」 白望「食券乱用」 豊音「それを言うなら職権乱用だよー」 白望「訂正するのダルい」 胡桃「それってさすがにやり過ぎでしょ!」 透華「黙らっしゃい!!いいですか?」 透華「もし仮に婿にでも入れなど言われたら、京太郎さんは一生窮屈な神社で生涯を過ごさなければなりませんのよ」ビシッ 胡桃「それは……」 透華「それでしたら、我が龍門淵で最高に満喫した生活を優雅に送る方がいいに決まってますわ」 霞「金を掛ければいいってもんじゃないのよ?必要なのは愛」 透華「貴女が愛を語ると胡散臭く聞こえますわね」 純「にしてもコイツら初対面でよくもまあこんだけいがみ合えるな」 塞「誰だって好きな人は取られたくないでしょうからね」 エイスリン「」カキカキ スッ #aa(){{{ 発 者 同 . 。_ ____ 争 生 同 .じ . /´ | (ゝ___) い .し 士 .レ .__/ r-┴ ゝi,,ノ ro、 は、 .な で .ベ ∠ゝ (ゝ.//` ./`| }⌒j .い し .ル } ⌒ /`ヽ、_∠l,ノ ・ヽ´ .! ! か の / ´.. .} >、、___, .r、 ソ、`\ / .. . .} / |∨ ` ̄ / .. . ./ | 丶 / _、 .. . . .{ .{. . . \ { .. Y .ゝ、 {. . . . . ヽ |、 .. / 丿 . 〉 .- ⌒ . ヽ / {. .. ./ ソ .. ./ .( .. . . ` .. } ./.. . }. . ./ ヘ、 .. ./ .\ .. . r_,ノ、. . } ./.. . /|. / {. ./ X. . }.} X X /.. . / .}. | } / .Y丶ヽ Y. Y . __/. / { } 《.〈、 _,,__ . 》丶 Y. \ /. . . . . / !. . ゝ ゝ. . ̄ヾ ´ . . . . . . . . ヾゝ \.  ̄>}}} 智紀「愛が愛を重過ぎるって理解を拒み憎しみに変わってく前にどうにかしないと」 衣「きょうたろー二人の醜い争いに終止符を打つんだ」 京太郎「へいへい」 京太郎「はいはい、二人とも喧嘩は止め止め」 透華「ですがこの売女巫女が!」 霞「高飛車女に言われたくないわよ!」 京太郎「俺は可愛い女の子が喧嘩する所、見たくないなー」 透華「……」 霞「……」 京太郎「仲直りの握手だ」 透華「分かりましたわ。石戸さん」スッ 霞「ええ」ギュ 透華「……」グググッ 霞「……」グググッ 一「……駄目じゃん」 胡桃「目も血走ってるんだけど」 衣「一件落着だな」 エイスリン「ソウダネ」 一「そう見える君達はお気楽でいいね」 霞「……それで、先程の条件だけど大した事じゃないわよ。用件が終わったら勇者の職業を返してくれればいいだけだから」 透華「そ、そうでしたの……おほほほほ」 一「これは透華が悪いね」 エイスリン「センパン!!」 胡桃「だからエイちゃんは何処からそんなの覚えてくるの……」 京太郎「謝っとけよ」 衣「トーカ、己に非がある時はきちんと謝罪するのが礼儀だぞ」 透華「わ、分かってますわよ」 透華「済みませんでしたわ。はやとちりをしてしまって」 霞「いいのよ、過ぎた事だし。それに、罪を認め赦すのは巫女のお仕事です」 透華「ありがとうございますわ」 霞「……」チラッ 京太郎「おー、さすが巫女さんは言う事が違うぜ」 霞「フフッ……」 一「……腹黒巫女だ」 塞「ええ」 霞「では参りましょう」 京太郎「所で他のみんなは?」 霞「小蒔ちゃんならいるわよ」 京太郎「残りの3人は?」 霞「近くに妖怪ワカメ王女が出たって話だから退治に向かったわ」 エイスリン「ワ、ワカメ……」ガクガク 胡桃「エイちゃん!」 京太郎「大丈夫だぞ。怖いワカメは巫女さんが退治してくれるからな」 エイスリン「ウ、ウン」 霞「なるほどね……」 京太郎「あーでも残念だな」 霞「なにが?」 京太郎「はっちゃんがいたらロリプルロリスターが出来たのに」 塞「ロリって……須賀君ってロリコンなの?」 一「本人はミニコンって否定してるけど、多分そうだよ。アニメ見てても小さい子ばっかり気に入るし」 塞「良かったわね胡桃」 胡桃「だったらあの胸だけBBAはどう説明するのよ?」 霞「聞こえてるわよミジンコ」 胡桃「ミジンコより大きいわ!!」 一「京太郎はおっぱい魔人でもあるからね」 胡桃「それって要するに誰でもいいんじゃ……」 豊音「私にもチャンスあるかなー」 一「大丈夫じゃないかな?姉帯さん美人だし」 豊音「び、美人って、そんな事ないよー」フリフリ エイスリン「トヨネカワイー」 霞(巨人族がぶりってんじゃないわよ) 霞「さぁ、着いたわよ」 -転職の間- 霞「小蒔ちゃん、お客様よ」 小蒔「はい。どちら様ですか?」 京太郎「こんにちは」 小蒔「京太郎様!!」 京太郎「久しぶり」 小蒔「お会いしたかったです!!」タッ ギュ 京太郎「……っと、俺もだよ」 一「あー、やっぱりそうなるんだ」 ハギヨシ「京太郎爆発しろです」 一「萩原さん京太郎の親友じゃないの?」 ハギヨシ「勿論です」 胡桃「脆い友情だね」 小蒔「そちらの方達は?」 霞「京太郎くんのお連れよ。インターハイでも見た事あるでしょう」 小蒔「わざわざ遠路遥々起こし下さってありがとうございます。私はこの霧島神宮の巫女をやっております神代小蒔と申します」 エイスリン「ジンダイコマダ?」 霞「こまきよ。間違えるんじゃないわよエイドリアン」 エイスリン「……」カキカキ スッ #aa(){{{ ∨  ̄. ―< .. .| ,.ィ二ヽ │ { ノ .〉 __\ / ⌒ヽ | | /ゝ ニ==〉 レ ィ/ `ヽ { { 〉 . | ,.< 艾//ミ {-丐 乂 ∧ } 〈 | .. | / , } > . 小、__j .. { \ ∨ /レ{ ト、{ r= . . | │ - .>′ ´~| \乂_| / .. \ } , /  ̄ ̄ 〈 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .....| \ `¨フ .. . \ { ィ ´ ̄Yハ` < 話は聞かせてもらったぞ! .....{ 丶 `ヽ \ ー=== } い、 | 胸だけBBAとワカメは殲滅する! .......丶 丶 \ .. \_,ィ_,ィノヽ八 ヾ\ \____________ ............\ \ ヾ } \ 、}}} 霞「……」 小蒔「お上手ですね!」 エイスリン「アリガトウコマダ」テレテレ 霞「だからコマダじゃなわよ」 エイスリン「?」 小蒔「構いませんよ。えっと……」 京太郎「エイちゃん……エイスリン・ウィッシュアート。ニュージーランドからの留学生なんだ」 小蒔「よろしくお願いしますねエイスリンさん」 エイスリン「オマエモナコマダ」 小蒔「はい。そうだ!あれを差し上げますね」スタスタ ガサガサ 塞「何を渡す気かしら?」 霞「まさか……」 小蒔「どうぞ。これを読んで日本語を沢山覚えて下さいね」スッ エイスリン「オー!アリガトウ!」 透華「なんの本ですの?」 エイスリン「コレ!」スッ 純「なになに、『ペガサス・J・クロフォードのジャパニーズ講座 これでアナタも日本語マスターになれマース』だって」 ハギヨシ「ほぅ」 一「うわっ、インチキくさっ!」 胡桃「そんなので覚えてられるの?」 エイスリン「スゴイ!コレヨンダラニホンゴスラスラハイル!」ペラペラ 小蒔「良かったですね」 エイスリン「アリガトウデースコマダ!」 霞「いい加減コマダを直しなさい」 エイスリン「カスミババアムダチチデース☆」 エイスリン「HAHAHAHAHAHAHA」 エイスリン「マインド☆スキャン」 霞「ウザい……」 胡桃「やめて!ペガサスの日本語講座で、インチキ日本語を覚えたら」 胡桃「宮守で浮いてるエイちゃんが更にハブられて精神まで燃え尽きちゃう!」 胡桃「お願い、覚えないでエイちゃん!あなたが今ここで覚えたら、私達との約束はどうなっちゃうの?」 胡桃「ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、トシBBAに勝てるんだから!」 胡桃「次回、「エイスリン死す」デュエルスタンバイ!」 塞「わけがわからないよ」 小蒔「お茶をお持ちしますね」 透華「それには構いませんわ。私達は転職に来ましたの」 小蒔「まあ!では京太郎様が?」 霞「所が違うのよ」 小蒔「え?」 小蒔「霞ちゃん、違うって?」 霞「転職するのは京太郎くんでは無くそこの執事さんよ」 ハギヨシ「どうも」 霞「しかも勇者にね」 小蒔「えっ!?ですがそれは!!」 霞「分かってるわ。一時的だから安心して」 小蒔「……分かりました。京太郎様は転職のご希望はありませんか?」 京太郎「今の所は無いかな」 小蒔「そうですか。では執事の方、こちらへ」 ハギヨシ「はい」 小蒔「この転職一覧から成りたい職業を選んで下さい」 ハギヨシ「畏まりました」 ハギヨシ「……むふ」 転職一覧 んふっ ふんもっふ 戦士 魔法少女 魔法使い 決闘者 コック ニート ガンダムパイロット 忍者 騎士団長 超魔王 勇者 ハギヨシ「たくさんありますね」 京太郎「気になるのはあるか?」 ハギヨシ「んふっ ふんもっふに心惹かれます」 京太郎「なるほどなー」 透華「おかしいですわね。情報の伝達に齟齬が発生してますわ」 京太郎「なんか世界を大いに盛り上げたくなるな」 一「そんな事はどーでもいいからさっさとやりなよ」 京太郎「巻きに入って来たなイチ君」 一「だからそう言うフリはいいから!」 京太郎「しょうがねーな。ハギヨシ、サクッとやろうぜ」 ハギヨシ「そうですね。では……」スッ 衣「ハギヨシ、衣も見たいぞー」グッ ハギヨシ「おっと……」グニッ ピッ 京太郎「あっ」 透華「え?」 一「……」 純「おいおい」 小蒔「では執事さんが転職する職業は『魔法少女』ですね」 透華「ち、違いますわ!ころもー!」 衣「こ、衣も悪くないぞ!」 胡桃「やり直せばいいじゃん」 小蒔「残念ですが一度決定したら最低三ヶ月はその職業に就いて貰います」 京太郎「なんで?」 霞「最近、自分に合わないってすぐに職業を変える人間が多いのよ。だから規約変更した訳」 京太郎「なるほどな」 エイスリン「ザンネンデシター」 小蒔「では、転職の儀式を行います。はっ!」カッ ハギヨシ「これは!!」グワッ 豊音「見て!ハギヨシさんが!」 ハギヨシ「レイジングハート!セーットアーップ!!」バッ 胡桃「うげーー」 白望「気持ち悪過ぎてダルい……」 エイスリン「グロチュウイ」 京太郎「じゃあ俺もネイキットセーットアーップ!!」 透華「京太郎さんはいけませんわよ!!」グイッ 一「女の子ばっかりなのに脱いだら駄目だよ!」グッ 京太郎「ノー!!」 霞「はぁはぁはぁはぁ……京太郎くんの裸」 智紀「ヤバイ奴がいる」 ハギヨシ「魔法少女リリカルハギヨシ!全力全壊頑張ります!」バーンッ 塞「キモ過ぎ」 透華「うぅぅ……ハギヨシが魔法少女に」ガクッ 小蒔「お似合いですよ」 ハギヨシ「ありがとうございます。私、告って参ります!」 一「うん、頑張って。結果は見えてるけど」 ハギヨシ「では!」ドシュゥゥゥン 京太郎「行っちまったな」 胡桃「うん」 純「俺らも帰るか」 透華「私達は、なんの為にここまで来たのでしょうか……そう問わずにはいられない気持ちですわ」 -長野 龍門渕邸- 透華(あれから一ヶ月。ハギヨシは予想通りフラれ変質者扱いされてしまい) 透華(気が動転した彼は福路さんに全力全壊零距離スターライトブレイカーを撃ち込んだ後その場を逃走。未だに帰って来てません) 透華「今頃ハギヨシは何をしてるのでしょうか」 京太郎「トーカ、なにしてんだ?」 透華「いえ、空を見上げていると何時かハギヨシが帰ってくるかと思いまして」 京太郎「そっか。でも、きっとハギヨシは自分の居場所を見付けてるさ」 透華「それは何処ですか?」 京太郎「俺達とよく似た場所。そうだな『極めて近く、限りなく遠い世界』……そんな場所かな?」 透華「そうですか……ハギヨシは本当の魔法少女になったのかも知れませんわね」 透華「……そうそう。例の件、考えてくれましたか?」 京太郎「俺が龍門渕の執事になってこっちに転校する話か?」 透華「ええ。もしこっちに来てくれれば皆さんも喜びますわ」 透華「もちろん、私も」 京太郎「……トーカ」 透華「京太郎さん……」スッ エイスリン「キョタロー!トーカガール!!」バンッ 透華「ひゃう!!」ビクッ 京太郎「ん?」 エイスリン「ヌケガケハユルシマセーン!」 透華「エイスリンさん、これは……」 エイスリン「バンシニアタイスル!」 豊音「エイスリンさん駄目だよーそんな言葉を使ったら」 胡桃「いいのいいの。抜け駆けしようとしてる人なんだもんねー」 白望「……透華はあくどい」 透華「うっ……」 一「当分は無理かもね」 塞「ごめんなさいね」 透華「……はぁ、いいですわよ。お招きしたのは私ですから」 透華「それに、時間はまだまだありますわ!」 京太郎「そうだな。みんなこれからもよろしくな」 ~END~
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4352.html
咏「じゃあラジオ番組のアシスタントでもしてもらおっかなー」 京太郎「へ、俺機材とか扱えませんよ?」 咏「違う違う、お便りとかを読み上げるアシスタントだよ。それぐらいならできるっしょ?知らんけど」 京太郎「は、はぁ」 ――――ラジオ局 咏「――じゃあ、お悩み相談のコーナー行っちゃおうか。アシスタントを紹介するねぃ。京ちゃん、よろしくー」 京太郎「へ、はい!お便りを読ませて頂きます京太郎です。よろしくお願いしまーす」 咏「京ちゃんは私の付き人なんだよねぃ。それじゃあ今日のお便りはー?」 京太郎「それじゃー読みますよ。ラジオネーム、リンシャンサンさんからのお便りです」 京太郎「えー、『最近幼馴染がちっともかまってくれないんです、どうしたら良いですか?』とのことです」 咏「んー、そうだねー。いっそのこと構ってもらう側から自分が構う方に回ってみればいいんじゃねー?知らんけど」 咏「その幼馴染にただ構って欲しいのかそれともそれ以上の何があるのかは知らんけどね」 咏「ま、そんな感じじゃないかなー。わっかんねー」ケラケラ 京太郎「とのことです。リンシャンサンさん頑張ってみてください!」 ―――― ―― ― 咏「はーいお疲れぃ。意外と様になってたねー」 京太郎「いやー、内心は心臓バックバクでしたよー」 咏「これなら次回以降も頼めるかもねー。毎週水曜に生放送だから、気が向いたらこの仕事も手伝って欲しいかな」 京太郎「わかりました。俺なんかで良ければ手伝いますよ」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6266.html
夕方 京太郎「……疲れた」 ホテルB 和「須賀君」 京太郎「お、和久しぶりだな」 和「はいお久しぶりです」クマができていて 京太郎「どうかしたのか?」 和「えっ?」 京太郎「目元にクマができてるぞ」 和「そ、それは…」涙目になり 京太郎「…俺には話せないか?」 和「…転校するんです」 京太郎「えっ?」 和「全国一位になれませんでしたから…もう私は清澄を転校するしかないんです」 京太郎「……」 和「父との約束で…全国で一位にならなければ長野を離れると」 京太郎「咲達には話したのか?」 和「…いえませんでした」 京太郎「…時期は決まってるのか?」 和「二年に上がる前に転校だそうです」 京太郎「そうか…」 和「すいません、こんな話をして。最初に須賀君の男子優勝を祝うべきのに」 京太郎「……無理をしなくていい」 和「む、無理なんかしてませんよ」 京太郎「…そうか」 和「はい」 京太郎「……嫌だったらすまん」 ギュ…抱きしめて 和「す、須賀君!」 京太郎「……こうしないといけない気がした」 和「……汗臭いです」胸元に顔を埋めて 京太郎「すまん」 和「他の女の匂いがします」 京太郎「なんだそれ」 和「……もう少しだけこうしといてください」 京太郎「ああ」 和「…なんで転校してしまったんですか」 京太郎「…すまん」 和「転校してから部室が少し広く感じるんですよ?」 京太郎「…すまん」 和「みんなさびしかったんですからね」 京太郎「…すまん」 和「謝るしかできないんですか?」 京太郎「すまん」 和「…長野に帰ってきてください」 京太郎「……」 和「なんで返事してくれないんですか…」 京太郎「……」 和「謝ってくださいよ」 京太郎「……」 和「ずるいですよ…」泣き始めて 京太郎「すまん」 和「なんでそこで謝るんですか…」 京太郎「…すまん」 和「…須賀君なんて大っ嫌いです」ボロ泣きして 夜1 京太郎「……動きたくない」 京太郎「……過程が飛んで結果が残るんだったよな」石を眺めながら 京太郎「和が転校しないようにしてやってくれ…とかできないかな」 ??「キングクリムゾン!」 鬼巫女「キングクリムゾン!!」 京太郎「えっ?」 夜2 京太郎「なんだったんだ今の…」 京太郎「ポカリが切れてる…」 ダヴァン「英(はい、京太郎」 京太郎「えっ?あっ…英(こんばんわ、ダヴァンさん」 ダヴァン「英(智葉が言っていた事は本当だったんですね。英語がペラペラだと」 京太郎「英(智葉さんから?なんで知ってるんだろ…それよりこんな夜にどうしたんですか?」 ダヴァン「英(さっきまでラーメンを食べてました。日本のラーメンは美味しいですから」 京太郎「英(ラーメンが好きですね…そう言えば知り合い(カピー)が言ってましたがAラーメンとか美味しいらしいですね」 ダヴァン「英(よく知ってますね。Cラーメンとかも美味しいんですよ」 京太郎「英(そうなんですか…ならDラーメンとか知ってましたか?」 ダヴァン「英(知ってますよ。それ位。それよりも…」 30分後 京太郎「英(そろそろ夜も遅いので俺はこれで」 ダヴァン「英(そうですね…また良かったらラーメンにでも行きましょう」 京太郎「英(はい、俺でよければ」 就寝前 京太郎「……爽さんからメールがこない…流石に凹んでるのかな?メールしてみるか」 From 獅子原爽 優しいですね。私は大丈夫ですよ。宮守には頑張って欲しいです。 京太郎「………してます、爽さん」 京太郎「寝よう…携帯の電源を切って」 ーーーーーーーーーーー 爽「……」メールを見て固まっている 成香「どうかしたんですか?」メールを覗き込み 爽「……」かたまっている 成香「……ふわぁぁぁ…、すいません!」真っ赤になりあたふたして 爽「…幸せ」 早朝 京太郎「どうしたものか」 ゆみ「久しぶりだな」 京太郎「そうですね…モモ達の応援ですか?」 ゆみ「ああ。二校を応援の為にきたんだがな」 京太郎「…そうですか」 ゆみ「…すまない、不謹慎だった」 京太郎「事実ですから仕方ないです」 ゆみ「……」 京太郎「それじゃあ俺はこれで」 ーーーーーーーー 朝 京太郎「…暇だな」 京太郎「皆と合流しておくか」 ーーーーーーーー 京太郎「……シロ、なんで起きてるんだ?」 白望「…気分」 京太郎「…皆は?」 白望「まだ寝てる」 京太郎「……」 京太郎「ならせっかくだし、何処かに出かけるか」 白望「どこにいくの?」 京太郎「……どうしよう」 白望「……」 白望「…散歩しよう」 京太郎「外は真夏だぞ?」 白望「大丈夫…多分」 京太郎「シロがそう言うなら別にいいけど」 白望「うん…」手を差し出して 京太郎「…はいはい」 ギュ…手を握り 白望「行こう」 ーーーーーー 散歩中 京太郎「……」 白望「……」歩いていて 京太郎「案外、悪くないな」 白望「うん…ダルくない」 京太郎「…こうやって歩くのは北海道以来だな」 白望「うん」 京太郎「なあ、シロ」 白望「何?」 京太郎「臨海に勝てるか?」 白望「…勝てる」 京太郎「そうか」 白望「…清澄の為?」 京太郎「…それもある。臨海の選手に恨みはない。ただ臨海に俺の大切な幼馴染が泣かされた…ごめんな、こんな器の小さな話をして」 白望「構わない…私も決着をつけないといけないから」 京太郎「決着?」 白望「うん」 京太郎「…なら任せた」 白望「任された」 昼1. 京太郎「あの後、塞達に説教された…起きてない方が悪いと思うんだがな」 コンコン… 京太郎「はーい」 健夜「京君、私だけど」 ガチャ 京太郎「どうしたんだ?」 健夜「……」真剣な顔でガチメイク 京太郎「…?」 健夜「京君…いや京太郎」 京太郎「はい」 健夜「好きです」 京太郎「はっ?」 健夜「私は須賀京太郎が大好きです」 京太郎「………」思考停止 健夜「likeじゃなくてLOVEで…だからわたしと結婚してください」指輪をだしてきて 京太郎「え、えっ…?」 健夜「だ、駄目かな?」 京太郎「あっ、その…」思考がこんがらがり 健夜「……」涙目になり 京太郎「ほ、本気なのか?」 健夜「…冗談でこんな事は言わないよ」 京太郎「……」 京太郎「とりあえず中に入ってもらっていいかな?」 健夜「う、うん」 スッ…ガチャ…健夜が入ると鍵を閉めて 健夜「そ、それで応えを…」 京太郎「正座」 健夜「えっ?」 京太郎「そこに正座」怒っていて 健夜「な、なんで怒ってるのかな?」 京太郎「なんで怒らないと思うんだ?」 健夜「わ、わからないよ…」 京太郎「第一になんで朝にプロポーズなんだ?」 健夜「そ、それは…京太郎がいつ居るかが解らなくて…」 京太郎「第二に俺と義姉さんの関係はなんだ?」 健夜「義理の兄弟です」 京太郎「第三に…俺が悩んでるのになんでそう一直線にくるんだよ」右手で自身の頭を抑えて 健夜「えっ?」 京太郎「俺と義姉さん…健夜は一回り年が違う。しかも健夜は日本…いや世界最強の称号を持つプロ雀士だ」 健夜「そんな事関係…」 京太郎「あるんだ。俺達が関係ないと思っても周りはそうは思わない」 健夜「……」 京太郎「それに俺はどうしようもないクズだ」 健夜「えっ?」 京太郎「全国が終わったら墓参りに行って覚悟を決めたら、三十人近い人間と関係をもとうとしてる」 健夜「さ、三十人…?」ゴッ… 京太郎「そうだ…誰かが一番なんじゃなく皆が好きなんだ」 健夜「……それは流石にやりすぎだと思うけど」 京太郎「俺もそう思う。きっと三十人全員が俺の事をクズ認定して見限ってくれるはずだ。重婚の人数制限がないとはいえこの国で重婚したらそれだけでニュースになりかねないんだからな」 健夜「…待って、京太郎。その三十人の中に私も入ってるの?」 京太郎「当たり前。筆頭は健夜と良子義姉さん」 健夜「……」立ち上がって 京太郎(あっ…これは殴られる) ギュ… 健夜「なら私のプロポーズを受けてくれるんだよね?」 京太郎「えっ?」 京太郎「いや、俺の話を聞いてた?」 健夜「聞いてたよ?三十人と結婚して29人に振られて私と結婚するんだよね?」 京太郎「……健夜…義姉さん…怒らないの?」 健夜「なんで怒るの?」 京太郎「いや普通怒るだろ。真面目にプロポーズしたのにその相手が自分を含めて三十人と結婚しようとしてるんだぞ?」 健夜「でも29人に振られる予定なんだよね?」 京太郎「……もしかしたらその29人が認めるかもしれないんだぞ」 健夜「別にいいよ。京太郎が私との約束を守ってくれたんだから」 京太郎「約束…まだ守れてないぞ」 健夜「うんうん…そっちじゃない。もう一つの約束。京太郎はちゃんと魔物になってくれた」 京太郎「魔物?」 健夜「そうだよ。魔物。私と同じステージにきてくれた。十年前に約束した事を覚えてる?」 京太郎「……健夜義姉さんに麻雀で勝つ事だろ」 健夜「うーん…やっぱり忘れてるんだね。京太郎の三つの約束をした」 健夜「一つは私を麻雀で倒す事」 健夜「二つ目は魔物になる事」 健夜「最後は私を独りにしない事」 京太郎「あっ……」 回想 健夜「…なら貴方は私と居てくれるの?」 京太郎「…いっしょににいてくれるなら」 健夜「なら私も約束する。京太郎が三つの約束を守ってくれたら私も京太郎と……」 ーーーーーーーーーー 健夜「思い出したみたいだね」 京太郎「あっ…ああ」 健夜「なら話ははやいよ」 京太郎「……」 健夜「私は君が…京太郎が欲しい。側に居て欲しい。側で君をみてきた。誰よりも長くね…君の成長が私の喜びで、君の悲しみが私の悲しみだった。必死に私と良子ちゃんの背中を追っていたはずの君はいつの間に私の隣に立ってくれた」 健夜「だから私も約束を護るよ…違う、そんな事はどうでもいい。私は京太郎が好きで好きで仕方がないんだよ」 健夜「京太郎…私と結婚してはくれないのかな?」 京太郎「……断る」 健夜「えっ?」 京太郎「俺はまだ義姉さんに勝ってない」 健夜「……」 京太郎「約束は全部護る。俺は義姉さんに勝つ。勝って俺から伝える。だから…」 健夜「待っとけばいいの?」 京太郎「ああ」 健夜「私は全力で打つよ?」 京太郎「当たり前だ」 健夜「…負けるつもりはないよ?」 京太郎「勝つのは俺だ」 健夜「わかった…全力で勝負だよ」 京太郎「ああ、絶対に勝つ」 昼2 京太郎「…zzz」 カピー「パカパカ(爆睡してるのに私を呼んだのか…何をするんだ主」 京太郎「…zzz」 カピー「パカパカ(煩悩の塊が。相変わらず女の事を考えない」 京太郎「…zzz」 カピー「パカパカ(ふん…まあ、惚れた私が言える事ではないがな。なあ主、 今の主ならあの時の私の問いに答えてはくれるのか?」 夕方 京太郎「はっ…凄く寝てた」 京太郎「…体を動かすか」 衣「義兄様、どこに行くんだ?」 京太郎「おう衣か。身体を動かすかついでに晩御飯でも食べに行こうかなって」 衣「衣も行っていいか!」 京太郎「別にいいぞ」 衣「やったー!」 ーーーーー 衣「♪ー」手を繋いで歩いている 京太郎(機嫌が良いな) 衣「…幸せは刹那の中にある」 京太郎「急にどうしたんだ?」 衣「…義兄様は衣と居て幸せか?」立ち止まる 京太郎「当たり前だろ」 衣「……衣も義兄様といられたら幸せだ」 京太郎「ならよかった」 衣「でもな義兄様…衣は本当の意味で家族になりたいとも思ってる」 京太郎「はっ?」 衣「男女七つにして同衾せず……あの時は深くは考えなかったが離れて想った。衣は義兄様と居たい」 京太郎「……」 衣「駄目か?」涙目 京太郎「……衣」屈んて衣と向き合い 衣「…なんだ」 京太郎「俺は衣が思ってる人間じゃない。30人と結婚しようとしているただのクズだ」 衣「ふぇ…さ、三十人?大奥でもつくるのか?」 京太郎「大奥じゃない。全員幸せにする」 衣「…衣はその中に入っているのか?」 京太郎「…ああ」 衣「そうか…それならいい」 京太郎「……衣も怒らないのか?」 衣「幸せにしてくれるんだろ?」 京太郎「それはそのつもりだけど…」 衣「それなら衣は文句は無い…ただ証だけは貰っておこう」 チュ… 衣「その時を待っているぞ義兄様…いや旦那様」ニコ 夜1. 京太郎(…結婚しよ) 寝る 京太郎「……zzzz」 カピー「パカパカ(疲れてるのか…それとも…まあいい。終わりと始まりはもう見えてきているのだからな」 カピー「パカパカ(夢の終わりは突然やってくる。迷い路を抜けた時、主は私になんと答えてくれるんだ?」 ーーーーーーーー 夜2 京太郎「……はっ…また寝てたのか」 京太郎「…熱帯夜の中を歩いて来るか」 京太郎「あれ…霞さん?」 霞「こんばんわ、京君」 京太郎「もう夜遅くにどうかしたんですか?」 霞「少し息抜きをしてたの…宮守に小蒔ちゃんがこてんぱんにやられたから落ち込んじゃって…」 京太郎「そうですか……」 霞「気にしなくていいわよ。小蒔ちゃんも神様を使ってたんだから」 京太郎「…そう言ってもらえると助かります」 霞「……ねえ京君」 京太郎「なんですか?」 霞「今でも鹿児島に行きたくない?」 京太郎「……」 霞「この前、当主と須賀分家当主がその地位を放棄した」 京太郎「はっ?それは嘘でしょ」 霞「本当よ。信じてもいない神の神罰を恐れて隠居したの」 京太郎「神の神罰?…滑稽ですね、金しか信じてないあの人達の隠居理由が神の神罰だなんて」 霞「…そうね。だから今の当主代行の権限を六女仙が分割して担当している」 京太郎「………つまり姫様の手助けの為に鹿児島に来て欲しいと?」 霞「それも無いとは言えないわ。でもね私はまた貴方と暮らしたいと思ってる」 京太郎「……」 霞「前にも言ったわ。私達は京太郎に抱かれたいのよ」 京太郎「…もし俺が他の女も一緒なら良いと言ったらどうしますか?」 霞「構わないわ」 京太郎「即答ですか…霞さんが想像してるより遥かに多いですよ?」 霞「構わない。小蒔ちゃん達はどうかはわからないけど私は貴方が愛してくれるならそれでいいわ」 京太郎「っ…」 霞「それに京太郎の性欲は私達だけじゃ処理できない」小声 霞「ただし証は貰って行くわ」 京太郎「証?」 チュ…クチュ…ぷはぁ…クチュ…凡そ二分 霞「ぷはぁ…これで良いわ。待ってるから。迎えにきてね」 京太郎「は、はい」真っ赤 霞「本当に初心なんだから」 就職前 京太郎「…宥さんからメールが着てるな」 From 松実宥 今日は皆と東京観光に行ってきました。そっちはどうでしたか? 京太郎「…今日一日の事か。寝てすこじてました」 From 松実宥 疲れが溜まってるのかな…ゆっくりして身体を休めてください。今日はこれくらいにしておきます。おやすみなさい。 京太郎君、愛してます 京太郎「………ありがとうございますと………もっと」 ーーーーーー 宥「あったかい…やっぱり私は間違ってなかったよ」ベッドの中で携帯を大事そうに持っていて 早朝 京太郎「今日は準決勝だな」 京太郎「少しだけ歩くか」 明華「あら…」 京太郎「お久しぶりです」 明華「また追い出されたんですか?」 京太郎「ち、違いますよ。ただ少しだけ身体を動かしておこうかなって」 明華「…合宿の時もそんな事を言ってましたね」 京太郎「ええまあ習慣ですから。そういえば足は大丈夫ですか?」 明華「大丈夫です。誰かさんにおんぶされて大事にされましたから」 京太郎「うっ…まだ怒ってるんです?」 明華「別に冗談ですよ」 京太郎「冗談に聞こえませんでしたよ。そういえば今日の夜は空いてますか?」 明華「大丈夫ですけど…どうかしたんですか?」 京太郎「約束を守ろうかなって」 明華「約束?…あっ、覚えててくれたんですか」 京太郎「美人との約束は忘れませんよ」 明華「相変わらず口は上手ですね、ロリコンさん」 京太郎「うっ…そ、それもできたらやめてくれませんか?」 明華「考えときます」ニコ 京太郎「いつもそれですよね…それで俺とデートしてくれますか?」 明華「はい、喜んで」 昼1. 試合観戦中 京太郎「…シロが抑えられてるのか…すごいな」 次鋒 京太郎「…エイスリンの後ろに阿修羅がみえる。やっと公式戦での戦いだからな」 試合終了 京太郎「……エイスリンを迎えに行くか」 ーーーーーーーーー 廊下 エイスリン「京太郎ー勝ったよ」 京太郎「いや、嬲っただろ」 エイスリン「嬲ってないよ。ただ本気で打ったらああなったんだよ」 京太郎「本音は?」 エイスリン「シロばっかり褒める京太郎が悪い」 京太郎「ああ…ごめん」 エイスリン「許してあげる…でも次は無しだよ」 京太郎「わかった」 ギュ…手を握られ エイスリン「おんぶ」 京太郎「はいはい」 昼2 京太郎「エイスリンをおんぶして行ったら、豊音達もおんぶする事になった…どうしてこうなった」 ホテルB レストラン 久「……」隅で一人で飯を食べて居て 京太郎「ランチだランチ…あれ、久がいる」ちかづいていき 京太郎「相席大丈夫か?」 久「えっ、あっ、京太郎」わたふたして 京太郎「……寝てないのか?」 久「寝てるわよ、ちゃんと」 京太郎「嘘だな」 久「嘘じゃないわよ!」声を荒げて 京太郎「…ほら寝不足だから怒る」 久「だから…」 京太郎「俺は怒ってないぞ」 久「何を言ってるのかしら?」 京太郎「俺との約束を破ったからどうすればいいとか考えてたんじゃないのか?」 久「うっ…そんな事を思ってないわよ」 京太郎「そうか…てっきり咲達の前だと泣けないから内側に溜めたままだと思ったんだがな」 久「…どうしてそう思うの」 京太郎「久は良い女だから。強くなろうとする。一人で全部背負って。言っただろ、俺といる時ぐらいは素でいいんだって」 久「でも京太郎は私との約束を守らなかったわ」 京太郎「…そうだな。ずっと居るって言ったのに転校したからな」 久「そうよ。麻雀で私達を倒してね。咲達には連絡をするのに私にはしてくれなかったし」 京太郎「ごめん」 久「謝らないでよ…責めてるわけじゃないわ。私も貴方に連絡をとろうとしなかったし」 京太郎「……」 久「……私ね、本当は少しだけ怖かったの。京太郎が長野県大会で優勝して、私は個人に出られなかった。それでも団体で優勝したら大丈夫と思ったのに…二回戦で臨海に負けて…ごめんね、約束を守れなくて」泣いていて 京太郎「…泣く事じゃないだろ」 久「でも…悔しくて…」 京太郎「全く…久は泣き虫だな」 久「京太郎の前だけよ」 京太郎「…」 久「相変わらず純情なのね」 京太郎「久が可愛いからだ」 久「っ…」真っ赤になり 京太郎「久も相変わらず純情だな」ワハハ 久「……バカ」 久「…改めてだけど男子個人優勝おめでとう」 京太郎「ありがとう」 久「……」 京太郎「……」パク…もぐもぐ 久「ねえ京太郎」 京太郎「はい?」 久「長野にはもう戻ってこないの?」 京太郎「……」 久「考えてるみたいね」 京太郎「俺は岩手からでるつもりはない」 久「…嘘ね」 京太郎「どうしてそう思う」 久「勘よ」 京太郎「…はぁ、女の勘は卑怯だと思うな。大阪と鹿児島に誘われてる。多分、臨海にも誘われる気がする」 久「なら長野に戻ってくる選択肢もあるのよね?」 京太郎「二年になってから清澄に戻っても久は卒業してるだろ」 久「別に構わないわ。近場に京太郎が居るだけで嬉しいし」 京太郎「全く…だいたい俺は岩手を離れるつもりはまだない」 久「理由は?」 京太郎「宮守にだって友人達が居る。それに麻雀部がないから転校とかは無しだろ」 久「それもそうね…でも麻雀が無い環境に耐えれるのかしら?」 京太郎「……どうにかなるだろ」 久「目が泳いでるわよ。ああもう…なんで私がいつも後手なのよ。京太郎、私と転校する前に話した事は覚えてる?」 京太郎「…ああ」 久「ならいいわ。改めて言わしてもらうけど私は貴方の隣に立ちたいのよ」 京太郎「それは断ったはずだら」 久「生憎と諦めは悪い方よ。進学も貴方が岩手に居るなら東北大でも受けようかと考えてる」 京太郎「……」 久「だからはっきりとまた言っておく。私は須賀京太郎が好き。貴方の隣に立ちたい」 京太郎「俺は…」 久「言わなくていい…答えはわかってるから。流石に二回振られると今度は泣いちゃう」 京太郎「いや、久聞いてくれ。俺は久が好きだ」 久「えっ?」 京太郎「でもな…それと同じように宮守の皆や義姉さん達、他の人が好きなんだ」 久「つまり好きな人がたくさん居るの?」 京太郎「ああ…屑だと罵ってくれてかまわない。俺はケジメをつけたら全員に告白しにいくつもりだ」 久「因みに何人?」 京太郎「30人ぐらいだ」 久「……ふふふ…あははは」腹を抱えて笑って 京太郎「なっ、わ、笑いすぎだろ!」 久「だ、だって…30人と結婚なんて…普通考えないわよ?」笑いすぎて涙目になり 京太郎「そうだが…」 久「それにどうしてそれを覚悟したのか気になる」 京太郎「……カピーと約束したからだ」 久「カピー?あの言えで飼ってるカピバラの事」 京太郎「そうだ」 久「ふふふ…」 京太郎「なんでまた笑うんだよ」 久「いやだって…まあいいわ。なら覚悟が決まったら私の所にくるのね?」 京太郎「ああ」 久「ならその時に私をだきなさい」 京太郎「はっ?」 久「孕ましてくれてもかまわないわよ」 京太郎「何を言ってるのかわかってるのか?」 久「当たり前じゃない。好きな男が重婚する。なら一番最初に子供くらい生みたいじゃない」 京太郎「……」頭をかかえて 久「それにね京太郎…私はあの時からこの覚悟をしてたの」京太郎の頬を右手で触り 久「京太郎が私に女を意識させたの…責任はとってもらうから。覚悟してなさいよ」 夕方 京太郎「……預金大丈夫かな」ATMの前でカードの残高をみていて 憩「あれ須賀君?」 京太郎「えっ、あっ、荒川さん」 憩「こんな所でなにしとるん?」 京太郎「今からデートだから金を降ろしにきたんですよ」 憩「デート?」 京太郎「ああ…まあ、俺がそう思ってるだけですけどね」ワハハ 憩「……彼女と違うん?」 京太郎「違いますよ。ただ約束をしたからご飯に行くんですよ」 憩「そうなんや…なぁ、それやったらうちとも約束したらご飯に行ってくれるん?」 京太郎「ええまあ、荒川さんみたいな美人となら喜んで行きますよ」 憩「美人なんて…須賀君は口うまいんやから」 バチ…つっこみ 京太郎「はは、事実ですから…荒川さんどうかしました?」 憩「……」叩いた手を見ていて 京太郎「荒川さん?」 憩「……ん、ごめんな須賀君」 京太郎「えっ?」 憩「痛くなかった?大丈夫?」レイプ目 京太郎「大丈夫ですから落ち着いてください」 憩「本当?嘘とかついたらあかんで?」 京太郎「本当ですよ」 憩「なら私を一発殴って…それでおあいこや?」 京太郎「はっ?」 憩「一発は一発やから」 京太郎「いや、冗談ってわかってるからそんな事をしなくても…」 憩「ケジメは必要やで?」 京太郎「いや、男が女を殴るのはケジメ以前に屑がすることです」 憩「…それってうちの事を女の子と思ってるん?」 京太郎「いやまあ、荒川さんは女の子ですから」 憩「…女の子やから殴られへんの?」 京太郎「はい」 京太郎(爽さんと初めて会った時の感覚に似てる…でも麻雀を打った時は大丈夫だったし…) 憩「でもそれやったらうちの気がすまへん」 京太郎「そう言われても…」 憩「それにうちは京太郎に殴られてもぜんぜん平気やで」 ピキピキ… 京太郎「そんな事を言ったらダメです。暴力はいけません」 憩「暴力は確かにあかん。でも京太郎は別やから」 京太郎「はっ?」 憩「だから京太郎は別…」 京太郎「……」 京太郎(爽さんと同じパターンだ!!!)冷や汗だらだら 憩「なんでそんな汗かいてるん?」 京太郎「な、なんでもないです…すいません、俺もうそろそろいかないと」 憩「でもうちも…もしかして焦らしプレイ?」 京太郎(に、逃げないと) スタスタ… 憩「あっ、言ってもうた…まあ、次はすごい事されるんやろうな」カァァ ホテルB 京太郎「服は持ってきてたよな…たぶん明華さんもわかってくれてると思うし真面目に着飾っていこう」 京太郎「大丈夫だな」 カピー「パカパカ(今日は何時もじゃ考えられないほどにおしゃれだな」 京太郎「まあな…義姉さんのツテの店だから恥をかかしたら駄目だろ」 カピー「パカパカ(普段の三倍かっこよく見えるからな…相手は金糸雀か…交じりっけ無しの愛情か。珍しいな。願いの補正はあまり意味が無かったようだしな。影も鎖さえいまごろは…」 京太郎「何をいってるんだ?まあ、いって来るわ」 カピー「パカパカ(気をつけてな」 明華「おまたせしました」着飾っていて 京太郎「いえ、そんなに待っていませんから大丈夫ですよ」 明華「……」見惚れていて 京太郎「雀さん?」 明華「な、なんでもないです、はやく行きましょう」 明華(な、なんでいつもよりかっこいいんですか)思考回路がパンクして ーーーーーーー ウェイター「お久しぶりです、須賀様」 京太郎「あの急にすいませんでした」 ウェイター「かまいません。シェフも喜んでいました。須賀様の男子優勝とデートの場に使って貰えるんですから」 京太郎「あぅ…あまりからかわないでくださいよ」 ウェイター「そうですね。こちらです」 スタスタ… 明華「……」真っ赤 ーーーーーーー 明華「美味しい…」 京太郎「ならよかった」 明華「……高いんじゃないですか?」 京太郎「…ノーコメントで」 明華「まさかこのレベルだと思ってなくて…私その…」 京太郎「お金なら大丈夫ですよ。そんなにかかりませんから」 明華(…メニューが値段が書いてないから判断ができない。でも間違いなく私が行った店で一番高い) 京太郎「ほら次の料理がきましたよ」 明華(ごまかされた…) 明華「今日はありがとうございました」 京太郎「いえ、俺の方こそこんなに長くなってすいません」 明華「そんなことないですよ。私の方こそこんな所に連れてきてもらってなんて言えば…」 京太郎「約束でしたから。それに雀さんみたいな美人と食べれたら幸せですから」ワハハ 明華「明華です」 京太郎「えっ?」 明華「私も京太郎と呼びますから」 京太郎「は、はい」 明華「呼んでくれないんですか?」 京太郎「…明華…さん」カァァ 明華「はい…京太郎さん」カァァ 京太郎「また一緒にご飯を食べてくれますか?」 明華「はい。また誘ってくださいね、京太郎さん」 京太郎「是非」 夜2. 京太郎「……」本を読んでいて 売店 京太郎「……」物色していて 美穂子「何してるの?」 京太郎「えっ?あっ、読書してたからそれのつまみと飲み物の補充」 美穂子「なら甘い物は駄目よ?虫歯になるから」 京太郎「わかってるさ。珈琲にしとくから」 美穂子「…約束よ。あと男子優勝おめでとう」 京太郎「ありがとう…美穂子はなんで居るんだ?」 美穂子「…九月の国麻での情報収集の為よ」 京太郎「そうか」 美穂子「……聞かないのね」 京太郎「あの時に聞いたからな」 美穂子「そうね。なら私も待ってるから」 京太郎「えっ?」 美穂子「知らなかった?私と上埜さんとは仲良しなの」 京太郎「上埜さんって誰?」 美穂子「あら……秘密。それじゃあね京太郎」 京太郎「ちょっ、えっ?あっ、行ってしまった」 ーーーーーーー 就寝前 京太郎「ハオからメールがきてるな」 From ハオ慧宇 明日は全力で打ちます。私達は負けません。 京太郎「……気を遣わしたな。宮守が勝つ…」 From ハオ慧宇 楽しみにしてます。 それではもう夜遅いので。 おやすみなさい。 京太郎「…おやすみなさいっと」 ーーーーーー 慧宇「……勝つのは私達ですよ、ご主人様」ゴゴゴゴ 早朝 京太郎「…決勝だ」 京太郎「皆と合流するか」 ーーーーーーー ホテルA 塞「あれ、京太郎はやいね?」 京太郎「流石に皆の決勝だからな」 白望「……大丈夫だよ」 豊音「勝つのは私達だから」 エイスリン【優勝している絵】 胡桃「京太郎は心配性なんだから」 京太郎「場なれしてる感じがする…なんなんだこの差は」 一同「経験(かな)」 京太郎「……ふっ…なんだそれ」少し笑い 白望「京太郎…おんぶ」 京太郎「どうかしたのか?」 白望「京太郎分の補給…」 京太郎「なんだそれ」 ギュ…… 白望「勝つから…智葉を倒して神代さんを倒す」耳元で囁き 京太郎「お、おう…」 白望「だから応援してね…信じてるから京太郎」 京太郎「任せろ…今日だけは皆の応援しかしない」 白望「うん…でも」 京太郎「でも?」 白望「私の時は私だけを見ていて欲しい」 京太郎「……わかった」 白望「約束だよ」 京太郎「ああ、約束だ」 白望「ありがとう京太郎…好きだよ」 朝 トシ「さあ今日が決勝だよ。悔いが残らないように頑張りなさい」 一同「はい!」 トシ「勝ったら個人戦まで遊んでもいい。ただし負けたら特訓だからね」 一同「えー」 トシ「信じてるよ。このメンバーなら優勝できるって」 京太郎「トシさん…」 豊音「大丈夫だよ。私達は負けないから」 胡桃「そうだよ」 エイスリン「勝ちます」 塞「気張っていくよ」 白望「ダル…でも頑張る」 塞「京太郎、ちょっとだけいいかな」 京太郎「別にいいけど」 ーーーーーーー 廊下 ギュ…抱きついて 京太郎「どうしたんだよ」 塞「ちょっとだけ…ちょっとだけこのままにしてて」震えていて 京太郎「……」 ギュ… 京太郎「大丈夫だ」 塞「……本当にそう思ってる?」 京太郎「思ってるぞ」 塞「……京太郎も決勝の時こうだったの?」 京太郎「…本当はな。だが俺には塞達が居た。惚れた人達の前で恥をかくわけにはいかないからな」 塞「…その言い方は卑怯だよ」 京太郎「そうだな…でも塞の後ろには豊音がいる。俺の後ろには誰も居なかった。だから塞は安心していい。団体戦は皆で戦うんだから」 塞「…京太郎は戦ってくれないの?」 京太郎「……俺も戦うさ」 塞「…ありがとう」 京太郎「どういたしまして」 塞「あともう少しだけ強く抱きしめて貰っていい?」 京太郎「…ああ」 ギュ… 塞「…勝ってくるから」 女子団体戦決勝 白望「よろしく」 智葉「よろしく」 小蒔「よろしくお願いします」 漫「よろしくお願いします」 漫(うちが親か…) 九面判定失敗 小蒔(頑張らないと) 白望(様子を見る…) 智葉「…立直」 漫(おりるしかないんか…) 白望(……役満?) 小蒔(…これで) コトン 智葉「ロン、32000」 智葉(このまま決めさしてもらう) 白望「……ちょいタンマ…」 革新者発動! ジークリンデコンマ判定失敗 智葉(小瀬川!!) 小蒔「……」 コトン…ザシュ 小蒔「えっ…これって…」 智葉(京太郎の槍!!) 白望「ロン、32000」 白望(親は全力で流す) 最善を引き当てる者発動! 乖離槍発動! 小蒔(力が出ない…何故ですか…)涙目 漫(…また何もできひんままなんか?) 智葉(……厄介だ) コトン…ザシュ 白望「ロン、16000」 東四局 東家白望 148000 北家智葉 116000 西家小蒔 36000 能力全封印 南家漫 100000 白望(蓮荘する…私は誰にも負けない)ゴッ… 最善を引き当てる者発動! 乖離槍発動! 小蒔(皆…)涙目 漫(私は何もできないんか…) 智葉「…っ…」 智葉(厄介だ…あの能力だけは本当に) コトン…ザシュ 白望「ロン、24000」 智葉(はった…) 白望「ちょいタンマ…」 革新者発動! 智葉(させるか…) ジークリンデコンマ判定成功! 革新者を無効! 白望「あれ?」 智葉「カン!」 千刀一閃発動! 智葉「ツモ、4100.8100」 白望(聴牌…) 乖離槍発動! 智葉(させるか!) 小蒔(………) ??「させませんよ」 千刀一閃発動! 玉祖命発動! 乖離槍コンマ判定失敗 智葉(すり抜けられた?) 白望「えっ?」 白望(槍が消えた?) 漫以外「聴牌」 漫「ノーテンです」 小蒔(……) 智葉「ポン」 千刀一閃発動! 白望(仕方ない…) 漫「……」 コトン… 智葉「ロン、12000」 白望(今度こそ…) 智葉(させるか!) ジークリンデ発動! 一同「聴牌」 小蒔(これ以上長引かすわけには…本気で行きます!!)ゴゴゴゴゴ 智葉(くっ…神代の能力か…) 白望(……安牌で逃げよう) 漫(なんや、何が起きてるんや!) 小蒔「ツモ、8000.16000」 白望(…ここで一つ多く上がっておく)ゴゴゴゴゴ 革新者発動! 乖離槍発動! 智葉(蓮荘などさせない) ジークリンデ発動! 白望(目障り…) 乖離槍のコンマ判定成功 ジークリンデ場が終了まで封印! 智葉(…あの槍か!!) コトン…ザシュ 白望「ロン、12000」 オーラス 一本場 白望(負けない…) 革新者発動! 乖離槍発動! 智葉(神代の能力が最後にくると読んだのが間違いか…京太郎、力を貸してくれ) 時を超えた絆発動! 白望(邪魔された…) 一同「聴牌!」 漫(きた……) 白望(…厄介だな。させない) 怠惰の真髄発動! ジュ…火が消えた音がして 漫「えっ?」 一同「聴牌」 白望(……きた) 乖離槍発動! 智葉(打点を下げるだけでも…) ブリュンヒルデ発動! 乖離槍判定成功! ブリュンヒルデを場が終了まで封印 智葉(これも干渉してくるのか!) コトン…ザシュ… 白望「ロン、36300」 白望「立直」 乖離槍発動! 智葉(止めれない!) コトン…ザシュ 白望「ロン、24600!」 白望(…狙い打つ) 乖離槍発動! 小蒔(…はやく終わってください)涙目 漫(…うちにだって意地はあるんや) 智葉(……) コトン…ザシュ… 白望「ロン、24900」 小蒔(聴牌です!) 白望(させない) 時を超えた絆発動! 漫以外「聴牌」 漫「ノーテン」涙目 小蒔(今度こそ!) 白望「ポン!」 怠惰の真髄発動! 一同「聴牌!」 漫(貼り直した…でもこれじゃあ辻垣内さんが飛ぶ…) 漫(きた…今度こそあがる!) 白望「ポン…」 コトン… 漫「ロン!34400!」 東家白望 221300 北家智葉 8500 西家小蒔 65900 南家漫 104300 先鋒戦が終了しました 小瀬川白望が勝ちました。 咏「一泡吹かせる事には成功したけど圧倒的だねー」 えり「後半戦に入るまでは臨海が有利だと思ったのですが…」 咏「英水の神代選手がタイミングを間違えたから仕方ない」 えり「はい?」 咏「オーラスにあれを打てばこうならなかった。まあ、私が神代選手の立場なら同じ事をしただろうけどね」 えり「……」 咏「それにしても今年のインターハイは怖いねー。どうしてこうなってるかわかんねー」 ーーーーーーー 京太郎「お疲れ様」 白望「ごめん飛ばせなかった」 京太郎「十分だろ」 ギュ… 白望「…疲れたからこうさせて」 京太郎「…部屋に着くまでだぞ」 白望「うん」 エイスリン「よろしくお願いします」 慧宇「よろしく」 巴「よろしくお願いします」 由子「よろしくなのよー」 エイスリン(親…終わらせる!) エイスリン「立直!」 創造槍発動! 慧宇(させるわけにはいかない!) 時を超えた絆発動! エイスリン(私の邪魔はさせない) 創造槍により無効! 慧宇「っ!」 コトン…ザシュ エイスリン「ロン、18000」 東家エイスリン 239300 北家慧宇 -9500 西家巴 65900? 南家由子 104300 宮守女子が優勝しました。 京太郎「お疲れ様」 エイスリン「ありがとう…何もしなかったけど」 京太郎「シロが暴れたからな…」 エイスリン「豊音達も出番が無かったからね……それより京太郎」 京太郎「はい?」 ギュ…抱きついて エイスリン「おんぶ!」 京太郎「…はぁ…今回だけだからな」 エイスリン「やった!」 女子優勝インタビュー アナウンサー「この優勝を誰に一番伝えたいですか?」 白望「…同じ仲間の須賀京太郎」 アナウンサー「須賀選手ですか…小瀬川選手と須賀選手の成績から岩手の魔王夫婦と呼ばれてますがその点については?」 白望「悪くない」 アナウンサー「それは須賀選手に好意があるという事ですか?」 白望「ノーコメント…そろそろいいかな…ダルいんだけど」 アナウンサー「さ、最後に個人戦にも出場するそうですが一番好敵手になりうるのは誰ですか?」 白望「臨海の辻垣内…」 アナウンサー「えっ?先ほどの試合で倒されていましたが…」 白望「運が良かった…次やったらどうなるか解らない」 アナウンサー「はぁ…」 白望「それじゃあ…」 スタスタ… アナウンサー「えっ、あっ、待って下さいよ!小瀬川選手!」 インタビューを受けている時 京太郎「……夕方までかかると思ったんだがな」 アレクサンドラ「少し話せるかな?」 京太郎「…誰ですか?」 アレクサンドラ「臨海の監督をしているアレクサンドラだ」 京太郎「は、はぁ…」 アレクサンドラ「単刀直入に言おう。臨海転校してこないか?」 京太郎「…何故ですか?」 アレクサンドラ「私の使命は麻雀が強く結果をだす子供を見つける事。だから君が欲しい」 京太郎「お断りします」 アレクサンドラ「理由は?」 京太郎「俺は宮守が好きなんです」 アレクサンドラ「なら取引をしよう」 京太郎「取引?」 アレクサンドラ「君はネリーを知っているそうだね」 京太郎「知ってますが…」 アレクサンドラ「ならあの子がお金がいる事も知っていたかい?」 京太郎「っ…下衆ですね。それが臨海のやり方ですね」 アレクサンドラ「私はまだ何も言っていないがネリーがこの大会で結果を出せなかったのは事実だ」 京太郎「……」 アレクサンドラ「返事は今じゃなくていい。良い返事を期待しているよ」 スタスタ 京太郎「ゲスが…」 ??「っ!!」 スタスタ… 京太郎「えっ?」振り返り 京太郎「気のせいか」 ーーーーーー ??「ごめん京太郎…」涙を流していて 昼2. 京太郎「皆はインタビューとかで忙しいみたいだな」 和「須賀君!」 京太郎「うん?あっ、和かどうした?」 和「私が転校をする話をしたのを覚えていますか?」 京太郎「覚えてるぞ」 和「……何故須賀君は覚えてるんですか?」 京太郎「えっ?」 和「父は転校の話を知らないといっていました」 京太郎「…話がみえないんだが」 和「無かった事になってるんです。私が転校する話が…覚えてるのは私と須賀君だけです」 京太郎「つまり俺が何かをしたといいたいのか?」 和「そんなオカルトありえません…普段ならそう言ったんですが今回は別です。もし須賀君が何かをしたなら私はお礼がしたい」 京太郎「……ならお門違いだ。俺は和の話に合わせただけだ。転校の話なんて知らない」 和「須賀君!」 京太郎「和、誰も知らないことなんだろ。それならそのままにしておけばいい。和が泣かなくていい結果ならそれでいいだろ」 和「えっ?」 京太郎「…それじゃあな。俺も用事があるから」 スタスタ… 和「待って下さい!」 京太郎「…なんだ?」 和「……ありがとうございました」頭を下げて 京太郎「なんの礼かわからないな」ワハハ スタスタ…歩き去り 和「……京太郎君」みていて 夕方 京太郎「……はっ…寝てたのか?」 カピー「パカパカ(どうした?」 京太郎「いやまあ抱っこしておこうかなって」カピーを抱きしめて カピー「パカパカ(…ふん、まあいい」 カピー「パカパカ(知ってしまったのか…いや、欲望に取引を持ちかけられたか」 京太郎「よくわかったな」 カピー「パカパカ(境遇はどうにもならん。あの小娘を救いたいなら覚悟を決めろ。生半可な気持ちで関わるな。あの小娘は言っていただろ金は必要なのだと」 京太郎「…どれくらいいるんだ?」 カピー「パカパカ(さあな…まあ、主なら大丈夫だ」 京太郎「答えになってないんだが」 カピー「パカパカ(昔、当てた金は持っているか?」 京太郎「24個の数字を全部当てたやつだろ。一銭も使ってない」 カピー「パカパカ(上出来だ。大事にしておけよ。金はひとを救うからな」 京太郎「…わかった」 夜1. 京太郎「シロ達はまだ忙しいのか…男子より女子の方が需要があるからか?」 アレクサンドラ「さっきぶりだな」 京太郎「……」 スタスタ…ホテルに戻ろうとして アレクサンドラ「嫌われたね…少し話さないかい?」 京太郎「貴女と話す事なんて何もありません」 アレクサンドラ「アプローチの仕方を間違ったか…」 京太郎「…それじゃあはこれで」 アレクサンドラ「…私はてっきりネリーが幾ら必要なのかを聞いてくると思ったよ。君の義姉に頼ってね」 京太郎「……」 アレクサンドラ「君の評価を一段階あげよう、須賀京太郎」 京太郎「…」歩き去り 夜2. 京太郎「……」ふてくされていて 公園 京太郎「あれ、ネリーか?」 ネリー「えっ?京太郎?」目が真っ赤で 京太郎「どうした?なんで泣いてたんだ?誰かに何か言われたのか?」 ネリー「違う…違うよ」涙目になり 京太郎「ならどうしたんだ?」 ネリー「ご、ごめんね、京太郎!」泣きながら抱きついてきて 京太郎「えっ?」 ネリー「聞いたんだ、ネリー…監督と京太郎の話」 京太郎「……」 ネリー「京太郎は関係ないのに…ネリーのせいで迷惑かけてごめんなさい」ボロ泣き 京太郎「…迷惑なんかかかってないさ」 ネリー「でも、でも…」 京太郎「大丈夫だ。それに俺はネリーの力になりたい」 ネリー「ネリーはそんな事をされる価値はない」 京太郎「俺には価値があるから大丈夫だ」優しく頭を撫でてやり ネリー「うわぁぁぁん」感情が抑えきれずに泣き 十分後 ネリー「…ぐす…」なんとか泣き止み 京太郎「落ち着いたか?」 ネリー「うん…ぐす」 京太郎「……ネリー」 ネリー「何?」 京太郎「理由は聞かないがネリーはどうして欲しい?」 ネリー「……」下を向いてしまい 京太郎「……」 ネリー「ネリーは……京太郎に…」 ネリー「迷惑をかけたくない」 京太郎「…ならどうする?金がいるんだろ?」 ネリー「まだ個人戦があるから大丈夫…頑張る」 京太郎「そうか…ならどうしても駄目になってまた一人で泣きそうなときは呼んでくれ」 ネリー「うん…」 京太郎「約束だぞ」 ネリー「約束する」 ギュ…指切りをして 京太郎「それじゃあもう夜遅いから気をつけろよ」 ネリー「わかってる。京太郎も気をつけてね」 京太郎「おう」 スタスタ… ネリー「…ネリーはね京太郎。個人戦でれないんだ。ごめんね」 就寝前 From ハオ慧宇 今日はお疲れ様でした。 次やる時は負けません。 後できれば…ネリーに連絡をとってやってください、お願いします。 京太郎「ネリーに?さっき会って話したぞ。個人戦を頑張るって言ってた…と」 ♪ー着信音 京太郎「えっ…」携帯を見ていて From ハオ慧宇 ネリーは個人戦に出ませんよ? 京太郎「……」携帯を閉じて ♪ー着信音が鳴る 京太郎「カピー」 カピー「パカパカ(どうした?」 京太郎「ネリーはどうなるんだ?」 カピー「パカパカ(…さあな」 京太郎「カピー!」怒鳴り カピー「パカパカ(………猶予は三日だ。会え。会って話してこい」 京太郎「……わかった」 カピー「パカパカ(私は言っただろ。生半可な気持ちで関わるなと。強引に奪ってこい」 京太郎「……」 早朝 京太郎「…奪うか」 京太郎「身体を動かしてくるか」 小蒔「…」浮き輪装備で歩いていて 京太郎「………なんだあれ?まだ朝だぞ」 小蒔「あっ、京太郎様!」走ってくる 京太郎「姫様、走ったらこけま…」 バタ…こけて 小蒔「……」 京太郎「ほら言ったじゃないですか…」 スタスタ… 京太郎「大丈夫ですか?」 小蒔「……」倒れたまま 京太郎「姫様?」 ガシ…腕をつかまれて 京太郎「えっ?」 小蒔?「捕まえたぞ、須賀の子よ」 京太郎「な、何を言ってるんですか姫様?」 小蒔?「時間が無い。簡潔に言うぞ。お前は大社に戻るな。あそこにはしんじ………」 バタ…また倒れて 京太郎「なんだったんだ?…とりあえず姫様をおぶっていくか」 ギュ…おんぶして 小蒔「ふぇ…あれ、京太郎様?」 京太郎「今度こそ姫様ですか?」 小蒔「何がですか?」 京太郎「いやなんでもないですよ。それより海に行くんですか?」 小蒔「はい!姫松の皆様と鹿児島の海に行くんです!」ニコニコ 京太郎「鹿児島まで行くんですか?」 小蒔「はい!」 京太郎「楽しんできてくださいね」 小蒔「皆で遊んできます!」ニコニコ 昼1 京太郎「海か…いいな」 京太郎「……」出かける準備をしていて カピー「パカパカ(探しにいくのか?」 京太郎「ああ。嘘をつかれたからな。そのケジメをつけてもらう」 カピー「パカパカ(主もあの女も素直じゃないな」 京太郎「……」 カピー「パカパカ(公園だ」 京太郎「えっ?」 カピー「パカパカ(この前、デートしただろ。あそこに居るから早くいけ」 京太郎「…ありがとう、カピー」 カピー「パカパカ(……ふん、早く行け馬鹿者」 神様なんてこの世にいない。 神様の代わりにお金がある。 お金さえあれば、私は良い。 だってお金が無かったら誰もたすけられない。親兄弟も自分すらも“お金”が無いから助からない。 でも何故だろ。 お金抜きで彼は私を助けようとしてくれた。 何も知らないのに彼の仲間のせいでこうなったのに。 彼は私を助けようとしてくれた。 「京太郎…」 差し出された手を掴みたかった。 縋り尽きたい気持ちを必死に私は抑えた。 私は知っていたからだ。 彼では私を助けられない。迷惑をかけるだけなのだと。ありもしないものに縋るのはそれだけで罪なのだから。 「京太郎…」 頬を伝う涙が私に問いかける。本当にそれでいいのか?本当に彼に助けを求めなくてよかったのか?救われたかもしれないのに… 「救われるはずなんかない…」 甘い考えを切り捨てる。それを認める訳にはいかない。認めたら私はもう立てなくなる。弱かったあの頃に戻ってしまう。 戻ってしまったら私は国に帰される。 帰ったら待っているのは地獄だ。 「どうすればいいの…誰か教えてよ…誰か」 私の言葉に誰も応えてはくれなかった。 「暑い」 気がついたら公園にいた。 彼とデートした公園。居るはずがないのに私はどうしたんだろう。 会ったら駄目なのに私は彼に会いたい。 「京太郎…会いたいよ」 「ハァ…呼んだか?ネリー…ハァハァ…」 「えっ?」 振り返ると汗だくの彼が居た。 「なんで…なんでここに居るの?」 「…なんでだろうな…自分でもよくわからない」 そう言って彼は木陰に歩くと座り込んでしまった。 「暑いわ…走って来たのは間違いだった…ハァハァ」 私は彼のその様子を黙って見ているしかできなかった。彼に何を話しかけたらいいのかがわからないのだ。 「…なあ、ネリー」 「な、何かな?」 彼の言葉にびくついてしまう。彼は多分知ってしまっている。ハオか智葉かどっちかわからないけど伝わってるはずなんだ。 私が個人戦に出ないって事を。 「…助けるのをやめるわ」 「えっ?」 今なんて言った?助けるのをやめるそれって私の事を見限ったの?やめて、それだけはやめて… 私を助けて(救って)よ京太郎! 「嫌だよ、そんなの…助けてくれるって言ったよ…」 「でもネリーは頑張るんだろ?」 彼の表情は見えない。いや私が見ようとしていない。見ようと思っても見えない。だって怖いから。 信頼した人に見捨てられるのが怖い。 「知ってるくせに…なんで意地悪を言うの?」 「俺が何を知ってるんだ?」 黙りこんでしまう。本当に知らないのだろうか…彼は私が個人戦に出ない事を…もし知らなくて他の事で怒ってるなら言う訳にはいかない。これ以上見捨てられる要素を作りたくはない。 「……なんでもない」 私はそう言って誤魔化した。 「そうか……それで頑張れそうかネリー?個人戦にでないのに」 「…っ!」 顔をあげて彼を直視する。その表情は害虫を見るようにとても冷ややかな表情だった。 「見捨てないで…お願い」 謝罪よりも先に私はその言葉を口にした。頭ではわかっているのに言葉にならない。言葉を発したら全く違う本音がでてしまう。 「……頑張るんだろ?一人で」 彼は冷酷だった…いや、私が馬鹿だったのかもしれない。思えばまだ出会って二ヶ月も経っていない。一回デートした位で彼の中では私の価値など女友達なのだ…私が想っている程に彼が私を想ってくれている訳がないのだ。 「違うの…ネリーは、ネリーは…」 「何も違わない。俺に嘘をついて頑張るって言ったんだ…頑張れよ、一人で」 身体が震えているなかで私は彼に向かって歩き始めた。違うの、本当に違うの…ネリーはハオにしたみたいにして欲しかっただけなの… 全部壊して欲しかっただけなの! 「許して、京太郎…ネリーを助けてよ」 「嫌だ」 彼は表情を変えないままこちらをみている。あと数歩でわたしは彼に辿り着く。 「どうしたら助けてくれるのかな?」 「何があっても俺はネリーを助けない」 彼の言葉を聞く度に身が震えて冷や汗をかく。私はこんなに依存していたのか… 「そんなの嫌だよ…」 あと四歩。私と彼の距離はそれ位に縮まっていた。 「嫌じゃないだろ。頑張るんだろ?なら頑張れよ」 彼はその場から動かない。私を見上げてるその視線に感情は篭っていない。 「………ないよ」 あと三歩。私は小声で言ってはいけない事を紡いだ。 「聞こえないな…はっきりと喋ってくれ」 「……ばれないよ」 あと二歩。私の中で大切な何かが崩れ落ちていく。私が言葉を放つたびにそれは私に返ってきて確実に壊していく。 「…聞こえない」 「頑張れないよ…」 あと一歩。私はついにその言葉をはっきりと宣言してしまった。身体から力が抜けていくのが解る。ダメ…このままではネリーはまた弱くなってしまう。 「誰が頑張れないんだ?」 私はその言葉を聞いて気がついた…彼はわざとそう言っている事に。そう考えると私はゾッとする反面に喜んでいた。ハオが言っていた事は正しかったのだから。 だから私は言ってしまう。 「ネリーはもう頑張れないよ…京太郎」 そう言った直後に全身から力が抜けていく。薄れていく意識の中で私は誰かに抱きしめられたような気がした。 目が覚めたら知らない天井だった。さっきまで公園にいたはずなのに…首だけを動かしてみると点滴が施されていた。 「目が覚めたのか?」 反対側を見てみると彼が林檎を剥いていた。 「京太郎…なんでいるの?」 私は彼に見捨てられたはずだ…なんで彼が居るのだろうか? 「ネリー」 ああ…まだ私の悪夢は終わってはいなかったようだ。 「本当にすまなかった」 彼は剥いていた林檎を皿の上に置き全力で土下座をしていた。あれ…私はせめられるんじゃないの? 「熱中症の危険性があるのを知ってたのにネリーを苛めて本当にすいませんでした」 彼は床に頭を擦り付けて謝っている…京太郎は謝る事なんて何もないんだよ?ネリーが嘘をついたから自業自得だよ。 「もういいよ、京太郎」 私は身体を起こしながらそう言った…確かに少しだけ身体がだるい。 「よくない。ネリーの事が心配で仕方がなかったのにネリーが今にも死にそうな顔をしてたから逆上させて元気にしようとつまらない事をしたせいでこうなったんだ…本当にすいませんでした」 「それって…怒ってないって事?」 「怒ってない。嘘をつかれたのは悲しかったが俺が逆の立場だったら同じコトをすると思うから」 怒ってない…京太郎は私に対して怒ってにない!それなら…あれも冗談だよね? 「なら助けてくれる?」 私は期待を込めてそう聞いた。彼はまだ私を見捨ててはいない。そう思えるだけで嬉しい。 「いや、助けないぞ」 「えっ?」 なんで?怒ってないなら助けてくれるんじゃないの? 「奪う事にしたから」 「奪う?」 何を言ってるのだろう…助ける代わりに奪う?意味が解らない。 「俺はもうネリーに選択権を与えない」 「それってどういう事なのかな?」 「考えたんだ。一人で背負い込んで今にも泣きそうな女の子がいるのに何もできないのかなって…そして気がついた。屑は屑の方法を相手に押し付ければいいかなって」 京太郎はそう言いながら顔を上げた。その目には決意と野心が浮かんでいた。 「ああ、俺はネリーを買おう。必要な金を全て俺が払おう。その代わりネリーは俺にその金を少しずつ返してくれ。返さなくてもべつに構わない。ただし一つだけルールがある」 「もう誰かの為にそこまで必死に頑張るな。泣きたい時に泣かないと人は壊れてしまう。おれは義姉さんにそう教わった」 「無理だよ…京太郎にそんなお金があるわけないよ」 私は彼が言った事を否定する。日本が幾ら裕福でもそれ程のお金を学生が持てるわけがない。 「ネリーはロト24って知ってるか?」 「100の数字の中から24回選ぶ宝くじだよね…絶対に当たらない」 彼が私に変な事を聞いてくる。同じロトでも6つの数字を当てるだけで遊んで暮らせるお金がもらえるのに24個の数字を当てて何世代も遊べるお金を狙うのか…私からしたら無駄でしかない。 「ならそれを全部当てた人間がいるのは知ってたか?」 「…知ってるよ。でもあまりにも金額が高いから秘密にされたんだよね?」 「そうだ。それでだネリー…もし俺がその当選者だと言ったらどうする?」 何を馬鹿な事を言ってるんだろう…そんな事はあり得ない。当選したのは何年も前のはずだ。 「むっ…信じてないな。通帳を見せてもいいんだが義姉さんにすら見せた事がないからな…昔話で勘弁してくれ。昔、ある少年がカピバラに願ったんだ。お金が欲しいと。その少年はお姉さん達にプレゼントがしたかった…お姉さん達から貰うお小遣いではなく自分で手に入れたお金で。カピバラは少年にこう言った。どれくらい欲しいんだと。少年なこう答えた。たくさん欲しいと…そして少年はカピバラから24の数字を聞いた。あとはわかるだろ。その数字がロトの数字だったんだよ」 嘘見たいな話を彼は黒歴史を語るように私に教えてくる。そんな事はあり得ない…カピバラがまず喋るわけがないんだ。 「仮にそれが本当だとしても京太郎が私にそうするメリットがないよ?」 至極まともな事を私は彼に尋ねた。彼にとって私は女友達ぐらいの勝ちしか無いはずだ。なのにあきらかにいまの説明は度を超えている。 「それは簡単だ。俺がしたいからするんだ。どうせ誰にも話せない事だしな…一人くらい共犯者がいてもいいだろ」 悪戯ッ子が浮かべそうな笑みを浮かべながら京太郎はわらっていた。 「私が裏切ったらどうするの?それに京太郎に必要以上にお金をせびったら?京太郎、何度も言うけどお金は…」 「俺は金よりもネリーの方が大事だ」 彼のその言葉に思考が止まる。 大事?何が?お金より私の方が大事なの? 「それにだ言っただろ、ネリーに選択権は無いんだ。俺はネリーに押し付ける。黙って従え。嫌なら一人で頑張れ。その代わり従う限り俺がネリーを救ってやる」 私は改めて気がついた。 この人に従わないといけないのだと。 ハオに教え込まれたあの日からこの日が来るのをずっと夢見てたのだと。 私は悪くない…悪いのは全部ご主人様(京太郎)なんだから。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4357.html
京太郎「どうも健夜さん。直接お会いするのは久しぶりですね」 健夜「うん、そうだね京太郎くん」 恒子「おやおやー?いつの間に二人は名前で呼び合うようになったんですかねー!?」 健夜「べ、別にいーでしょ!」 恒子「あ、そろそろはじまるってさー」 ―――― 恒子「さあ始まりました!『ふくよかすこやかインハイレディオ』の時間です!」 恒子「進行はわたくしふくよかじゃないスーパアナウンサー福与恒子と!」 健夜「すこやかじゃない鍛冶屋健夜でお送りします」ワタシハスコヤカダケド 恒子「今日は更にアシスタントに最近ウワサのこの人!三尋木咏プロの付き人こと須賀京太郎くんをお呼びしてます!」 京太郎「こ、この番組でもよろしくお願いします」タハハ 健夜「京太郎くんは本当に付き人かってくらいラジオ出てるよね……」 京太郎「いやー。自分でもなんでかはわからないですねぇ」 恒子「とうとう我らがふくすこラジオにも登場だしね!」ズビシ 健夜「何その略称!?しかもそのポーズの意味は!?」 恒子「それにしてもインターハイも終わったのにインハイレディオとはコレいかに」 恒子「そういえばすこやんもインターハイでたんだよね。20年前だっけ?」 健夜「10年前だよ!ていうかこーこちゃんもう何回も同じ事間違えてるよね!?」 京太郎「あの、そろそろ進めないと時間が……」 健夜「ごほん。それじゃあお便りのコーナーから行こうか。こーこちゃんお手紙選んで?」 恒子「お任せあれ!これだ!」バーン 恒子「それじゃあ須賀くんよろしく!」 京太郎「えー、ラジオネームてるてる坊主さんからのお便りです」 『すこやさんは海外にも遠征に行かれたこともあると思いますが、何か遠征先で食べた甘いスイーツについて教えて下さい』 『あと旅先で迷子にならない方法は有りますか?』 京太郎「とのことです。健夜さん、ご回答おねがいしますね」 健夜「そうだねー。甘いスイーツについては、中国の杏仁豆腐が私はすごく好きだったなぁ」 恒子「スイーツ(笑)」 健夜「こーこちゃん!ごほん。迷子にならないためには、地図を持って行動するようにすればいいんじゃないかな」 健夜「それでもだめなら一人で行動しないようね。探す人も大変だろうから……」 京太郎「はい、健夜さんありがとうございましたー」 ――― ―― ― 京太郎「はあ、お疲れ様でした」 健夜「京太郎くんすごいね、本当に慣れてるっていうか……」 恒子「すこやんが咏さんのとこから引き抜いてきてレギュラーにしちゃおうよ!」 健夜「こーこちゃんってば、思いつきでものを言わないでよ……」 京太郎「あはは……」