約 969,264 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4151.html
京太郎3年で ガチャ 照「おはよ…」 誠子「あ、おはようございます宮永先輩」 尭深「おはようございます」 淡「おっは~テル」 菫「おはよう照、朝からダウナーだな」 照「今日、京ちゃんが朝に起こしに来てくれなかった…」 菫「うん?聞いてないのか?」 照「?」 菫「今日は京太郎に雑誌の取材があってな、今となりの部屋で取材を受けているんだ」 照「…聞いてない」 淡「キョウタローって一応優勝候補だからね~」 照「私が先生だからね!」フンス 菫「惜しむらくは団体に出れないことだな…」 淡「でも単独取材ってすごいね、さっすが白糸台の隠しボス」 尭深「先輩、取材面倒臭いって言ってたけど…」 誠子「有名税ってやつですかね」 菫「そんな訳で今日は京太郎はあっちで忙しいからな我慢しろ」 照「…わかった…終わるまでお菓子食べて待ってる…」 えり「え~っとじゃあこれで今回の取材を終わりにしたいと思います、今日はありがとうございました」 京太郎「あ、ありがとうございました」 えり「ふふ、最後まで緊張しっぱなしだったね」 京太郎「慣れていないもので…それにこんな綺麗な人を前にしたら緊張しちゃいますよ」 えり「あらら、結構うまいこというのね、そんな感じで部員を落としたりしているのかしら?」 京太郎「ははっそんなことありませんよ」 えり「まぁいいわ、今日は楽しかったし…これ私のアドレスと電話番号ね」 京太郎「えっと…どういうことでしょうか?」 えり「ふふ、君はプロの世界に来そうだしね、こういうコネを作るのもお仕事よ」 京太郎「はぁ…」 えり「それとも、男女のお付き合いの方が良いのかな?」 京太郎「へ?」 えり「私もそろそろ親がうるさいし…」 ダンッ 照「取材も終わったみたいなのでお茶をお持ちしました」営業スマイル えり「ちっ……ありがと、宮永さん」 照「京ちゃんもどうぞ」 京太郎「あぁありがとうな照」 えり「京…ちゃん?」 京太郎「あっ俺のあだ名です、と言っても照ぐらいしか呼ばないんですが…」 照「幼馴染なので!」ドヤッ えり「へ~…付き合ってるの?」 照「へ?…ままっまだでしゅ///」 えり「噛んじゃって、初心なのね~…でも」 えり「幼馴染って負けフラグよね」ボソッ 照「」ピシッ 京太郎「?」 えり「(プロになったらアプローチかけちゃおうかしら、彼活躍しそうだし…)」ボソッ 照「(ムッ…京ちゃんは絶対に譲りませんよ)」ボソッ えり照「「ふふふっ」」ゴゴゴ 淡「なんか怖いねキョウタロ~」ズズッ 京太郎「かってに俺のお茶飲むなよ…」 カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6451.html
41日目・朝- 京太郎「……今日も学校だな、試験勉強もしとかないとな」 テクテクテク 京太郎「今日はどうするか」 純「よっ、京太郎!」 京太郎「よっ、純ちゃん」 純「だからオレにちゃん付けするなって言ってんだろ!」カァッ 京太郎「お前っていつもズボンだよな」 純「まぁな、制服とかかったるいもん」 京太郎「毎日制服着て行ってる俺に対するあてつけか」 純「私服でくりゃ良いんじゃね?」 京太郎「制服が楽だ」 純「ん、そっか?」 授業- すでに授業で強化することは無いのでスキップ 昼- 京太郎「さて、昼だなぁ」 歩「たまには一緒に食べない?」 京太郎「まぁ良いけど……なんだ友達いないのか?」ニヤッ 歩「違います、まぁ気が向いたから誘ってみただけなんだけど」 京太郎「誰とも約束してないし丁度良いな、一緒に食おうぜ」ガタッ 歩「それにしても男友達、居ないの?」 京太郎「いないわけじゃないけど」 歩「……けど?」 京太郎「まぁ、お前(たち)と一緒に居る時の方が楽しいし」 歩「」カァァッ 放課後- 京太郎「たまには偵察でも、みんなと特訓もありか……」 京太郎「ホリーライトニング!」ソード 歩「ウイングス?」 京太郎「さて、どこに行くか」ブックス! 京太郎「久しぶりに偵察に行くか、清澄以外二つとも女子高だけど……大丈夫だよ、な?」 京太郎「そうと決まれば、咲に電話だ!」 プル 咲『もしもし京ちゃん?』 京太郎「おう、そっち行って良いか~?」 咲『うん、じゃあ……』 咲『じゃあ前の雀荘で待ち合わせしようよ、みんな集まるから』 京太郎「おう、みんな集まるならそれでOKだ」 咲『和ちゃんの胸ばっか見てちゃだめだよ?』 京太郎「……おう」 京太郎(無理に決まってるだろ) 咲『じゃあまた後で!』 京太郎「おう」 Roof-Top- まこ「こっちじゃけぇ」 京太郎「ん、来たか」 咲「待たせちゃったね」ニコッ 京太郎「おう、気にするな」 久「こないだぶりね」 和「お久しぶりです」 優希「久しぶりだじぇ!」ビシッ 京太郎「あれ、団体戦に出るならあと一人……」 まこ「わしじゃ」 京太郎「あぁ、なるほど……」ナットク 久「さて、誰がやりましょうか?」 まこ「じゃあわしが行こうかの、いつも見てるばっかじゃったし」 久「ふぅん、まぁ全員敵なんだけどね」 咲「私も京ちゃんと打ちたいな」ニコッ 京太郎「お、お手柔らかに」 京太郎「さて、いきますよ!」ゴッ まこ(結構見てきたが、魔物レベルじゃしな) 久(今回はどんな手を打ってくるか) 咲(京ちゃん、楽しませてね!)ニコッ 京太郎(さて、どう動くか) まこ(見せてもらおうかの)スッ P能力『グリモの魔道書』発動 次の和了判定にて自分が160以下の場合点数を+10する 久(ふぅん、最初から外すなんて全力ねまこは) 咲(うん、まだ京ちゃんの成長を見るだけにしよう) P能力『魔王の愛』発動 自分の次の和了判定結果が最上位の時、和了判定の順位を2段階下げる 京太郎(また右手が?)グググッ まこ(ん、無難じゃの) 久(さて、今日こそやらせてもらうわよ?) 咲(京ちゃん、強くなった?) 京太郎「行くぜ、俺のターン!」ドン☆ 咲(どうしたの?) まこ(なんじゃっ!?) 久(これはっ!?) 優希(和ちゃん、こんな大事な時に席を外してるんだじぇ!) 京太郎「ドロー!」カッ 能力『無限煉獄龍』発動 京太郎「いくぜ!」ピキーン まこ(どういうことじゃこいつは!)ポンター! 京太郎「死者と生者……」 久(魔物、なるほどね) 京太郎「ゼロにて交わりしとき……」 咲(京ちゃん、手加減の必要なかったかな、これは……) 京太郎「永劫の檻より魔の竜は放たれる!」ダッ 優希(なんだじぇっ) 京太郎「こいよ、無限煉獄龍(インフェルニティ・デス・ドラゴン)!」グァンッ 京太郎「デス・ファイア・ブラスト!」ゴッ 判定成功:ヒット 自分以外の者の点決めコンマ下二桁を30下げる 京太郎「さらに!」 判定大成功:クリティカルヒット 上記の効果を含め、内一人の点数をさらに半分にしライフポイントに3000ダメージ 京太郎「いくぞ咲!」バッ 咲「わ、私!?」ビクッ 京太郎「インフィニティ・デス・ブレス!」 ゴッ 咲(ッ……こ、こわっ) ボゥンッ まこ(見たことあったが、さすがにの) 久(おさまった?) 咲(熱かった……?) 京太郎「ツモ、4000・8000だ……まだまだ満足できねぇぜ」 京太郎(ふぅ、なんか長く感じるな)ギュルルルッ 咲(ん……あぁ、京ちゃん) 久(風?) まこ(んな馬鹿な) 優希「あ、のどちゃん」 和「すみません、少し頭が痛くて……ずいぶん進んでしましましたね」 京太郎(右手、凄いな)ギュルルルルルッ まこ(様子見なんてしてらんなかったの)スッ P能力『グリモの魔導書』発動 次の和了判定にて自分が160以下の場合点数を+10する 久(まったく、困ったことになったわね!) 咲(ちょっと、本気で行くよ) 京太郎(また右手が?)グググッ まこ(ん~む) 久(今回はどうしようかしら) 咲(よし、私だってやれるんだから) 京太郎(なるほどなっ……ならッ!)ギュルルルルッ! 能力『連続和了』発動:南場(後半)で和了判定が最上位の時のみ使用可能 久(やれると思わないでしょっ!)タンッ 能力『アウトロー・タウン』をチェーン発動 京太郎(もう一度もらいますよ、竹井さん!)ギンッ 久(この感じっ) まこ(結構な回数見てきたからの、わかるぞ) 咲(へぇ、部長にもやるんだ) 京太郎(喰らう!) 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル 京太郎()ニッ 久(来るっ!?) 咲(じゃあ私は……) 能力『魔王の邪眼』をチェーン発動 京太郎(悪いな、お前は塞がせてもらう!) 咲(なにかしに来る?) まこ(ならこれじゃな) 能力『ヒュグロの魔導書』をチェーン発動 効果処理開始 まこ(さて、行くぞ!)ゴッ 能力『ヒュグロの魔導書』 成功:次の点を+50する 咲(ッ……へぇ、塞がれたってわけだ) 京太郎(ハッ、悪いな)グッ 心鎮壷のレプリカ(喰) 成功判定無し 相手のオカルト能力を無効にする 京太郎(これでゆっくり喰え……あれ?) 久(よし、やらせてもらうわよ!) 能力『アウトロー・タウン』 次の和了安価を+30 以降の点数安価を+20 効果処理終了 京太郎(これなら!) 咲(ん、負けかな?) 久(よし!) まこ(さて、どうなるかの) 京太郎「行くぞッ!」ギュルルルッ 咲(ん?) 久(この風っ) まこ(なんじゃこれはっ!?) 京太郎「ハァァッ!」ガッ 和(左手で雀卓を掴んだ?) 京太郎「ツモ、12000・6000だッ!」ダァンッ 能力『連続和了』 成功:点数を+70する トップ 京太郎 72+168=240 二着 まこ 17+50=67 三着 咲 10+43=53 ラス 久 00+20=20 京太郎「ふぅ……」 まこ「わりゃ、どうなっとんじゃ?」 久「はぁ、疲れたわ」 優希「部長がラスなんて珍しいじぇ!」 久「なにかされたからね」 咲「京ちゃん、強くなったね」ニコッ 京太郎「そうか……?」 咲「そうだよ」 和(手加減してたのに、ですか)ムッ 京太郎「さて、ありがとうございました」 久「こちらこそ、良い経験になったわ」 まこ「うむ、これでもっと強くする必要があることがわかったな?」 和「はい、練習あるのみですね」 京太郎(さて、帰るか) 和「えっと、須賀君」 京太郎「あ、原村さんか」 和「須賀君の打ち方って、独特ですよね。突然打ち方が変わったり、かと思ったら安定した打筋をみせたり」 京太郎「あぁ、あれは異能を使って」 和「真面目に答えてください」 京太郎「……だ、だから」 和「そんなオカルトありえません」 京太郎「あ、うんごめん……まぁ感、かな?」 和「なんて危険なことするんですか」ハァッ 京太郎「お、おう……」 和「もうちょっと真面目に打つべきです」 京太郎「うん、そうする」 和「なら良いんです」ニコッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「よし、明日は水曜日だな!」 京太郎「よし、ネトマをしよう!」 一人目 のどっち 二人目 かまぼこ 三人目 シロ 京太郎「お、のどっちとシロと……かまぼこ?」 かまぼこ:ワハハーよろしく頼むぞ のどっち:よろしくお願いします シロ:よろしく キョータロ:お願いします! 京太郎「さて、振り切るぜ!」ゴッ 1位 京太郎 2位 シロ 3位 かまぼこ 4位 のどっち 京太郎「あれ、かまぼこさんからだ」 かまぼこ:ワハハ、すごかったぞ、あののどっちを圧倒してたしな キョータロ:まぁ、結構やってましたし かまぼこ:のどっちとか?そりゃ大したもんだなー キョータロ:まぁつい最近負けたばっかですし かまぼこ:そうなのか?案外凄いやつもいるもんだな、ワハハ キョータロ:良ければまた付き合ってください かまぼこ:任せとけー 京太郎「ん、ログアウトした」 京太郎「お、シロからだ」 シロ:エイスリンが会いたいって言ってた、なんかした? キョータロ:なんもしてないぞ シロ:まぁ京太郎だしね キョータロ:どういう意味だよ? シロ:わかんないなら良いから、また来てね キョータロ:了解だ 京太郎「ん、ログアウトしたのか」ン? カピー「カピッ」ネヨッ! 京太郎「そうだな」パチン 41日目終了- 42日目・朝- 京太郎「……もうすぐ試験と思うとゾクゾクするな」 テクテクテク 京太郎「清澄を偵察したけど、今日はどうするか……」 京太郎「おう、歩じゃん」 歩「あ、京太郎……まぁあんたといると楽っちゃ楽だよね」 京太郎「なんで?」 歩「ほら、一応私ってメイドで年下だから基本敬語でしょ?でも京太郎相手だとそんなことないから……」 京太郎「別に透華たちならそんなこと構わないと思うけどなぁ」 歩「そういう問題じゃないんだけど」ハァッ 京太郎「まぁ良いか、とりあえず行こうぜ」 歩「了解」 授業- すでに授業で強化することは無いのでスキップ 昼- 京太郎「さて、昼かぁ」 歩「あ、それちょうだい」ヒョイッ 京太郎「おい、勝手にとるなよ」 歩「じゃあこれあげるから」アーン 京太郎「んむ……案外いけるな」 歩「これでもメイドだからね」エッヘン 男子A(教室でイチャイチャと……) 女子A(おのれディケイド……) 歩「今度料理教えてよ、ちょっと作り方気になる」 京太郎「そうだな、楽しみだ」ウンウン 放課後- 京太郎「さて、偵察か部室か……いや、たまには(?)遊んでも良いよなぁ~」 部室- ガチャッ 京太郎「うぃ~」 透華「京太郎!個人戦に向けて私たちは月末合宿に行きますわ!」 京太郎「俺待ってる」 透華「ちょ!お待ちなさい!」 京太郎「三連休は旅行の予定があってな」 透華「なっ!」 アンテナ「」シュン 京太郎「すまんな」ナデナデ 透華「べ、別に……」カァァッ 透華「ねぇ京太郎、本当に来ませんの?」 京太郎「あぁ、すまない……俺にはいかなきゃならない場所がある……気がしてな」フッ 透華(やだっ、京太郎かっこよすぎでしてよっ)ポォッ 京太郎(次の休日には岩手、その次の三連休はどうするか……) 透華「えっと、じゃあ強くなって帰ってくる私たちを見て度胆を抜かすがいいですわ!」 京太郎「おう、楽しみにしてるよ」ニッ 透華(あっ、これヤバいやつですわ)キュンキュンッ 放課後2- 京太郎「さて、次は……」 京太郎「智紀、昨日清澄に偵察に行ってきたんだが」 智紀「清澄?」 京太郎「公式戦じゃ全然出てないだろうけどな」 智紀「偵察するほど不味いの?」 京太郎「五人中四人が異能持ちだからな」 智紀「凄いね」 京太郎「そうだな、じゃあ教えるからな」スッ 智紀(ちっ、近いっ)カァァッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「前の空腹ってなんだったんだ?」 京太郎「よし、ネトマをするか」 一人目 グラマス 二人目 きょーこ 三人目 とよねー 京太郎「お、小鍛冶さん、だよな?あと末原さんと豊音さんと」 グラマス:よろしくね きょーこ:よろしゅう頼みます とよねー:よろしくねーがんばるよー キョータロ:よろしくお願いします! 京太郎「さて、俺の力を見せる!」ゴッ トップ グラマス 二着 京太郎 三着 きょーこ ラス とよねー とよねー:勝てないよー! グラマス:まぁ運っていうのもあるけどあまり能力ばかりに頼ってもね きょーこ:能力便りの戦い方は、羨ましいなぁ キョータロ:まぁ確かにきょーこさんって能力便りじゃないですもんね グラマス:ん、そうなの? きょーこ:今は若干変わりましたが グラマス:楽しみだね、色々と 京太郎「俺は不安だけどなぁー」 京太郎「あれ、小鍛冶さんから?」 グラマス:さて、きょーこさんはあれだね、京太郎君と同じものを持ってるよね? キョータロ:そんなことまでわかるんですか?同類でもないのに グラマス:まぁそういうことばかりしか才能ないんだけどね キョータロ:いや、十分すげぇですよ グラマス:そうかな? キョータロ:はい、また会いましょう、今度は電話とかメールもしますね グラマス:うん、楽しみにしてるね! 京太郎「まぁ次に行くのは岩手だけど」 京太郎「末原さん?」 きょーこ:最近どうなん?能力の調子 キョータロ:あぁ、少し変わったと言うか……増えたというか きょーこ:増えた? キョータロ:元々増えるんですけど、俺の場合暴食と色欲の二つらしくて きょーこ:二つかぁ、これで納得できたわ色々とな キョータロ:どういうことです? きょーこ:また今度な♪ 京太郎「ログアウトした、なるほど」 プルルルッ 京太郎「ん、電話……あ、胡桃さんだ」 京太郎「もしもし?」 胡桃『あ、京ちゃん?』 京太郎「はい、どうしました?」 胡桃『あのね、少し……お願いがあって……』 京太郎(な、なんだ……しおらしいっ) 胡桃『ま、まぁ今度岩手に来てよ、それか行くから!』 京太郎「なら俺が岩手に行きますよ、行こうと思ってましたし!」 胡桃『そっか、ならその時は連絡してね』 京太郎「了解です!」 胡桃『おやすみ』 京太郎「おやすみなさい」 プツッ 京太郎「さて、寝るか……あれ、カピーがまたいない」 京太郎「まぁ下の階にでもいるのかな?」パチン 42日目終了- 43日目・朝- 京太郎「……そう言えば男子麻雀部の件、気になるなぁ」 テクテクテク 京太郎「お、歩~」 歩「あ、京太郎」 京太郎「どうした?ぼっちで」 歩「ぼっちじゃないっての、ただあんたと登校してるとこ見られて、変に気を遣われただけだもん」 京太郎「ん、気を遣われた?」 歩「別にわかんないなら良いけど」カァッ 授業- すでに授業で強化することは無いのでスキップ 昼- 京太郎「さて、昼はどうするかな」 透華「あ、あ~ん」 京太郎(ん、なんだこれは?) 一(透華が作った卵焼き) 京太郎(……このぐちゃぐちゃが?スクランブルエッグじゃ?) 一(良いから食べな) 京太郎「ありがとうな、んぐっ……」 透華「ど、どうですの?」 京太郎(味は、良くも悪くも普通か?) 京太郎「お、美味しかったぜ、透華、上手いんだな!」 透華「そ、そうでしょうそうでしょう!この龍門渕透華、そのぐらいできなければ良いお嫁さんにもっ……」カァァッ 京太郎「どうしたんだ?」 衣「京太郎はまだまだ子供だな」フッ 放課後- 京太郎「さて、どうするかな~」 歩「これはサボりの京太郎さん」 京太郎「サボりって?」 歩「あぁ!」 京太郎「偵察、どこに行くか……」 京太郎「そうだ、鶴賀に行こう」ビシッ 京太郎「モモに連絡だな」ポチポチ プルル モモ『もしもし、どうしたんですか京さん!?』 京太郎「あぁ、麻雀でもどうかってな?」 モモ『いいっすよ~!みなさんも良いって言います!』 京太郎「お、おう……それじゃあどこにするか」 モモ『じゃあ私が取り付けるから鶴賀に来てほしいっす!』 京太郎「え、大丈夫なのか?」 モモ『大丈夫です、部長がなんとかしてくれます!』 京太郎「そうか、じゃあ無理はしないようにって言っておいてくれ、一応行くには行くけど」 モモ『了解っす』 京太郎「さて、行くか……それにしても加治木さんには申し訳ないぜ」 鶴賀学園- 京太郎「さて、前に来たから電話してみ……」 モモ「京さ~ん!」ブンブン 京太郎「お、おうモモ」 モモ「待ってたっすよ!」 京太郎「おう、待たせたな」 モモ「さて、行くっすよ」ニコニコ 京太郎「おう」 麻雀部部室- モモ「連れて来たッす!」 京太郎「お邪魔しま~す」 ゆみ「よく来てくれた須賀君」 智美「ワハハ、久しぶりだなー」 佳織「ひ、久しぶり!」 京太郎「お久しぶりです、そう言えば加治木さんありがとうございます」 ゆみ「ん?」 京太郎「お願いしてもらっちゃって……」 佳織「したのは智美ちゃんだよ?」 モモ「部長って言ったっす」 京太郎「え、部長……」 智美「ワハハ、またこの展開か」ズーン 京太郎「あ、え!すみません!」シュバッ 智美「頭を上げてくれ、慣れてる」 京太郎(慣れてるって……) 京太郎「あ、そう言えば……」 モモ「ああ、むっきー先輩ですか?」 睦月「バイトに休みの連絡入れるてたんだよ」 京太郎「あ、どうも!」 睦月「うん、君の打筋は見ておいた方がよさそうだし」 智美「コンビニでバイトしてるからなー」 ゆみ「私たちが行った時に丁度万引きと鉢合わせて」 モモ「その時っすよね、店長が」 オッペケテンムッキー! 佳織「そのあとの追い上げは半端じゃなかったよね!」 睦月「その話はいけない!」 京太郎(凄い人なんだなー) 睦月「ともかく、はじめましょう!」 京太郎「今度は勝たせてもらいますよ、妹尾さん!」 佳織「わ、私ですか!?」 ゆみ「まぁ前回は僅差だったからな」 睦月「そうですね、私は須賀君とははじめてだから少し怖いですけど」 京太郎「ははは、そんなに大したことないですって」 ゆみ「今回は個人戦を意識して東風戦と行こうか」 京太郎「東風戦ですか」 睦月「鶴賀学園は全員出る予定だから」 智美「ワハハ、東風は最初っから飛ばしても問題ないからなー」 京太郎「なるほど、さてやりましょうか!」 京太郎(さて、睦月さんとはやったことないからな……) ゆみ(さて、この面子相手にどう立ち回るか) 睦月(単純に強い相手、私もその高みまで!) 佳織(ちょ、ちょっとわかって……あれ、足りない?)ワタワタ P能力『ビギナーズラック』強制発動 和了判定を+80する 点数を+50する 京太郎(さて、どんな感じで……)タンッ ゆみ(ん、堅実な打筋だな) 睦月(配牌が悪いっ!) 佳織(えっと、これとこれで、これとこれ……) 京太郎「俺のターン!」ドン☆ 睦月(来たっ!) モモ(やっぱ京さん素敵っす!) ゆみ(出たな気持ち悪い龍!) 佳織(またあの気持ち悪いのが来る!?) 京太郎「ドロー!」カッ 能力『無限煉獄龍』発動 京太郎「死者と生者……」スッ 睦月(きたっ!) 京太郎「ゼロにて交わりしとき……」ズズッ ゆみ(くそっ、黒い霧がっ!) 京太郎「永劫の檻より魔の竜は放たれる!」グオンッ 佳織(き、気持ち悪い竜が来る!) 京太郎「こいよ、無限煉獄龍(インフェルニティ・デス・ドラゴン)!」ズォンッ! 京太郎「デス・ファイア・ブラスト!」ゴッ 判定成功:ヒット 自分以外の者の点決めコンマ下二桁を30下げる 睦月(うぁっ!?) ゆみ(相変わらず、凄まじい威力だ!) 佳織(ま、麻雀って怖いっ) 京太郎「……ツモ、8000オール」ダンッ☆ 佳織「ツモですか?」 京太郎「また!?」 佳織「す、すみません!」 京太郎「いえいえ、怒ってるわけじゃ」オドオド ゆみ(やはり佳織は重要だ) 睦月(わ、私と先輩が飛んだ……) トップ 京太郎 80 二着 佳織 57→107→77 三着 ゆみ 21→00 ラス 睦月 04→00 京太郎「か、勝った!」 佳織「あ~負けちゃいました」 智美「須賀君が散々絞ったとはいえ二人を飛ばしておいて何言ってるんだ?ワハハ」 モモ「先輩!元気出してください!」 ゆみ「いや別に落ち込んではいないさ、ここまで行くと清々しい……須賀君なだけに」 京智「」ウワァ ゆみ「なっ!ちょっと場を和まそうと思ったらこれかっ!」 モモ「大丈夫っす、おもしろかったっす!」 ゆみ「必死のフォローはやめてくれ!」 京太郎「それじゃ、そろそろ俺はお暇します」 ゆみ「そうか?」 モモ「じゃあ私が校門まで送って行くッす!」 睦智(大好きだな……) 佳織「そ、それじゃあまた相手してね!」 京太郎「はい、こちらこそお願いします」 モモ「行きましょう!」 京太郎「おう!」…ドクッ 京太郎(ッ!?)フラッ モモ「だ、大丈夫っすか!?」 京太郎「お、おう、大丈夫だ……」 京太郎(胸が、なにかおかしかった?) 夜- 自宅・自室- 京太郎「ん、どうすっかなぁ~」 京太郎「まだ九時前なんだよなー」 京太郎「夜風が涼しいな~」 京太郎「あれ、深堀さん」 純代「須賀君?」 京太郎「はい、憶えててもらったようでなによりです」ニコッ 純代「うん、どうしてこんな時間に?」 京太郎「それは俺の台詞ですよ、女の子なんですから」 純代「……ランニング」 京太郎「俺は散歩です、でも名門校風越の麻雀部でレギュラーですもんね、あんまり時間はありませんか」 純代「特にこの時期はコーチがピリピリしてるから」 京太郎「なるほど、そりゃぁコーチとしてはピリピリしますよね……風越のコーチさん、会ってみたいですわ」 純代「うん、また風越に来てくれると嬉しい」 京太郎「はい、また行きます」 純代「うん、それじゃ私はもうちょっと走るから」 京太郎「はい、ではまた」 純代「うん」ニコッ 京太郎「ん、咲?」 咲「あ、京ちゃん」 京太郎「どうした、こんな時間に?」 咲「コンビニで少し買ってきたの」 京太郎「夜にお菓子は怖いぞ~」 咲「もう、怖がらせないでよぉ!」ムッ 京太郎「ハハハッ、そう言えば土日は俺旅行行くから」 咲「またなの~?」 京太郎「悪いな、県予選では俺の部活仲間が遊んでくれると思うぜ」 咲「ふぅん」 京太郎「家まで送ってくからさ、行こうぜ」 咲「うん!」ニコッ 自宅・自室- 京太郎「ん、メールか?」 京太郎「えっと?」 京太郎「あれ、エイスリンさんからだ」 差出人:エイスリン 本文『今度、岩手に来るって胡桃に聞いた!』 京太郎「ドッキリという手もあったんだがなぁ」 本文『行きますよ、もちろん』 差出人:エイスリン 本文『楽しみ、また麻雀打とうね! おやすみ』 京太郎「おう、嬉しいな」 本文『はい、俺も楽しみにしてます! おやすみなさい』 京太郎「もう一人は淡か」 差出人:淡 本文『ようやく照に勝ったよー!』 京太郎「マジかこいつ」 本文『おめでとうな、どうやって勝った?』 差出人:淡 本文『なんか胸の奥がぶわぁってなってそしたら!』 京太郎「……ちょっと怪しいな」 本文『はやりさん居たか?』 差出人:淡 本文『エスパー!?居たよ!』 京太郎「牌のお姉さんの匂いがプンプンするぜぇー!」 本文『自分をしっかり持てよ』 差出人:淡 本文『なに言ってるの?今度は勝つからね!おやすみ!』 京太郎「おう、おやすみっと」ポチポチ エイスリン・ウィッシュアート宅- エイスリン「キョータロート……マージャン……」ゾクッ エイスリン(体、ちょっとおかしい気がする)カァァッ 合宿所- 淡「よし!」 菫「どうした淡?」 淡「なんでもないよー」 尭深「ほら、最後に一回打ってみよ」 淡「うん!」 菫「せっかくプロを呼んだしな」 はやり「じゃあ、よろしくね☆」 自宅・自室- 京太郎「よし、寝るかな~」 カピー「カピッ!」ダリィナンダ…… 京太郎「お、カピーじゃん」 京太郎「悪いな、俺は寝るぜ!」 カピー「カピ」ソ、ソンナッ 京太郎「おやすみ~」 43日目終了- 44日目・朝- 京太郎「……放課後はすぐに岩手に出発するかな」ウン テクテクテク 京太郎「また会ったな」 歩「京太郎のせいなんだから、付き合ってもらわないとね」 京太郎「歩のためだったらいくらでも付き合うさ」 歩「~~ッ!?」ボンッ 京太郎「ん、どうした?」 歩「な、なんでもないから」スッ 京太郎「おう、どうしたんだ?」 歩(さ、最悪っ)カァァッ 授業- すでに授業で強化することは無いのでスキップ 昼- 京太郎「ん~昼だな」 部室- 京太郎「ん、一のこれいけるな」 一「な、なんでボクのこと誘ったのさ?」 京太郎「気分かな、今日の夕方あたりから長野をまた離れるからな」 一(は、離れるからボクと一緒にお昼って……そ、それってっ……あぁ、でも京太郎出しそんな気がなさそうだしっ!?) 京太郎「まぁ、とりあえずなんとなくって感じだな」 一「……だろうね!」ガッ 京太郎「痛ぇっ!なんで膝蹴った!?」 一「別に」 京太郎「こんの野郎!」グワッ 放課後- 京太郎「よし、さっさと岩手に行こう!」グッ 京太郎「誰かにメール入れとくか?」 京太郎「誰にするかな~」 京太郎「さて」 本文『今から長野出るからさ、帰ってきたらまた麻雀やろうな』 差出人:咲 本文『うん、今度は京ちゃんの家に行かせてね』 京太郎「ん」 本文『おう、歓迎するぜ!』 京太郎「こんなもんか、あとは塞さんだな」 本文『今から岩手行きます~』 差出人:塞 本文『えっ、思ったより早いね!?』 京太郎「だよなぁ」 本文『まぁ泊まる場所探したいんで』 差出人:塞 本文『じゃあ探しておいてあげるね』 京太郎「おっ、ありがたい!」 本文『ありがとうございます!お願いします!』 京太郎「宮守の人にメールして正解だったな」ウン 駅- 京太郎「さて、なんだかんだで暗くなってきたな~」ハァッ 胡桃「京ちゃん!」フリフリ 京太郎「胡桃さん、結構暗いんですけど大丈夫ですか?」 胡桃「こけるかもって?」 京太郎(いや、誘拐とか……この街じゃ無いかな?) 胡桃「ほら、部室でみんな待ってるよ!」 京太郎「まだいるんですか!?」 胡桃「うん、とりあえず麻雀はやんないけどみんなで晩御飯でもって!」 京太郎(……あったか~い) 胡桃「行こ!」ニコッ 宮守高校・麻雀部- ガチャッ 胡桃「京ちゃん連れてきたよ!」 豊音「あ~いらっしゃい!」パァ 塞「ん、メールありがとね」 エイスリン「キョータロ!」ガバッ 京太郎「うわっと!?」 塞(抱き着くとは、大胆……) 京太郎「えっと」 白望「……久しぶり」スッ 京太郎「おう」タッチ 塞「さて、じゃあ全員揃ったし行こうか!」 京太郎「ん、どこへ?」 塞「そりゃ今日の宿、トシさんの家だよ!」ビシッ 熊倉トシ家- 京太郎「純和風な、ていうか結構大きいですね」 トシ「この歳になると大きくて大変だけどねぇ」 塞「まぁちょくちょく私も来てるし」 京太郎(ヘルパーか……) 白望「……今京太郎が」 京太郎「あぁ!そう言えば今日は泊めてくださるそうでありがとうございますトシさん!」 トシ「ん?まぁ、問題が無ければ良いんじゃないかい?」 京太郎「問題って」 豊音「お風呂入ってきたよ~」サッパリ 京太郎「」 胡桃「じゃあ次、私が入ろ、シロも一緒に入ろー」 白望「ダル……」ズルズルズル トシ「まぁ、信用はしてるよ?プロ行きの件もあるんだし問題は起こさないわよね?」ニコッ 京太郎「……サー」 塞「で、誰と入りたいの?」 京太郎「え?」 塞「あはは、例えばだよ」 京太郎(からかわれてる……) 京太郎「トシさんですかね~」 塞「……」 エイスリン「……」 京太郎「えっ!?冗談ですよ、冗談!」アタフタ 塞「あ、うん」 エイスリン「オーマイガッ!」 京太郎「冗談ですってぇっ!」 トシ「……あと三十年前ならねぇ」 京太郎「!?」 京太郎「酷い目にあった……」 トシ「風呂行っておいで、晩御飯の支度はしておくから」 京太郎「あ、了解です」 ガラッ ピシャッ 京太郎「ん~、どうすっかなぁ」ヌギヌギ 京太郎「ふぅ~さっぱりした~」 豊音「京ちゃん、夜ご飯できたよー」 胡桃「ほら、座った座った」ビシッ 京太郎「了解です」 京太郎「じゃあ失礼して」スッ 豊音「うん、どうぞー」ニコニコ 塞「はい、お箸とお皿」ニコッ 京太郎(天使か、ていうかみんな薄手で良いな……良いな) 豊音「さてー焼肉食べるよー」 トシ「塞、頼んだよ」 塞「はい!」 エイスリン「?」 白望「ダル」 胡桃「沢山食べないと損だよ!」 トシ(お肉は沢山買ってきたんだけどねぇ、一触即発の雰囲気だね) トシ「京ちゃん、音頭」 京太郎「あ、じゃあ……今日は俺のためにありがとうございます!では、乾杯!」 塞白胡豊エ『乾杯』 京太郎(ミニハンバーグ、食事の支度ってのはこれか)ナットク 塞「あ、京太郎君さっきからトングでお肉ひっくり返してばっかじゃん」 京太郎「ホットプレートってすぐこびりつきますしね」 トシ「結構高めのだからそんなこと無いとは思うんだけどねぇ?」 京太郎「まぁせっかく歓迎されてるんですから」ニコッ トシ「良い嫁になるよ」 京太郎「嫁って」ハハハッ エイスリン「ハイ!」 ウェディングドレスの京太郎の絵 胡桃「あぁ~」 白望「……まぁ家事似合ってるよね」 京太郎「喜んで良いんですか?」 塞「ほら、私たちがこねたハンバーグあーん」 京太郎「ん、んむっ」 京太郎「はふっ、あ、ありがとうございまふっ」 塞「一口で食べなくても良いのに」 京太郎「いえいえ」 豊音「じゃあ、わたしもーあーん」ニコニコ 京太郎「んぐっ……はい、あむっ」 豊音「わー私はじめてだよー」 京太郎「ありがとうございます」キリッ エイスリン「」ムッ 白望「……」 京太郎「ふぅ、やっぱ全部は食べきれませんでしたねー」 トシ「まぁ山ほど買ったからね、明日食べても良いぐらいさ」 京太郎「そしたら今度は俺が作りますよ」 トシ「楽しみにしてようかね」 京太郎「はい、じゃあ片付けしてきます」 トシ「悪いね」 京太郎「いえ、家事好きなんで」 胡桃「じゃあ私手伝うよ」 京太郎「お願いします」 胡桃「うん」 胡桃「あのさ京ちゃん」 京太郎「ん、どうしました?」 胡桃「京ちゃんって強いよね、麻雀」 京太郎「まぁ、最近はそれなりに自信持ってきましたね~」 胡桃「あのさ、私を弟子にしてくれないかな、って」 京太郎「で、弟子ですか!?」 胡桃「年下だってわかってるんだけど京ちゃんには弱い所みせても良いかなって、私だってみんなと同じくらい強くなりたいし」 京太郎「弟子入りはともかく、麻雀を教えるぐらいしますよ?」 胡桃「それと明日、あそこの蔵に連れて行って欲しいんだ」ギュッ 京太郎「……」 京太郎「じゃ、明日の朝行きましょうか」 胡桃「本当?」 京太郎「嘘言う理由ないでしょ?」ナデナデ 胡桃「んっ、うん」コクッ 京太郎「さて、終わったし戻りますか」 胡桃(京太郎、私の師匠になってくれるかもしれない人だもんね)グッ 胡桃(あの背中、追いかけなきゃ!)グッ 京太郎「ふぅ、お茶って落ち着きますねぇ」 トシ「そうだね……」 京太郎「みんな寝ちゃいましたね」 トシ「布団に行けって言ったんだけどね」 京太郎「隣の部屋でしたっけ?」 トシ「そこの襖開ければ」ガラッ トシ「こっちの部屋だよ」 京太郎「了解です」 トシ「少しトイレに行ってくるから、全員お願いできるかい?」 京太郎「はい」 京太郎「よし、胡桃さんは軽いしな」ヒョイッ 胡桃「んぅ」 京太郎「よっと」ソッ 京太郎「次はエイスリンさんだな……やはり軽い」 エイスリン「ンァッ」ピクッ 京太郎「……煩悩退散煩悩退散」 京太郎「次はシロだな」スッ 白望「んっ」ユサッ 京太郎「持ちなれてるけど、やっぱこの胸は凶器だな……それに薄着だし」スッ 京太郎「さて、次は豊音さんだな……」ゴクリッ 京太郎「お、軽い、大丈夫か?」 豊音「えへへ~……」 京太郎「寝ながら笑ってる?」スッ 京太郎「最後は塞さんだな」スッ 塞「んぅ~」 京太郎「ん~俺の息子に悪い」 京太郎(さすがに四人も並んでると足の置き場が) 塞「んぅ……っひゃっ!?」 京太郎「わっ」 塞「きょ、京太郎くんっ」 京太郎「ちょ、まっ、うおっ!?」 バタンッ 京太郎「うっ……」 塞「あぅっ」 京太郎(やば、さ、塞さんが馬乗りにっ……)クラッ 塞「ちょ、ちょっと京太郎君っ!?」ユサッ 京太郎「ちょっ、動かなっ」グリッ 塞「ひゃんっ!」 京太郎「あっ」 塞「っ~~~!?」カァァァッ 白望「まさか塞がなんてね」 塞「ふぇっ!?」カァァッ 京太郎「こ、これは違いますよっ」 白望「……わかってる」 京太郎「じゃ、じゃあ俺はこれで」グッ 塞「んぁっ!」ビクッ 京太郎「あわあわっ!?」 白望「塞がどかないと」 塞「そ、そうだよねっ」ハァハァッ 京太郎「す、すみませんでしたっ」 塞(か、硬いの当たってた)カァァッ トシ「あぁ京ちゃん、居間で寝てくれるかい?」 京太郎「はい、泊まらせてもらって晩御飯までもらってほんとなんとお礼を言って良いのか」 トシ「そんな遠慮しないで良いよ、自分の家だと思ってくれて良いさ」 京太郎「ははっ、なんだかおばあちゃんみたいですね」 トシ「ふふっ、そうだね」 京太郎「トシさんは?」 トシ「私はあっちの部屋に行くよ」 京太郎「そうですか、それじゃあお休みなさい」 トシ「ええ、おやすみ」 44日目終了-
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2274.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1362492824/ 久「ねぇ、咲」 咲「なんですか? 部長」 久「今更なんだけど……」 久「なんで須賀君のこと、『京ちゃん』って呼んでるの?」 優希「あ、それ私も気になってたじぇ」 久「最初は付き合ってるのか何かだと思ったんだけど」 咲「わ、私と京ちゃんが!?」 咲「ないない! ありえないってば!」 和「また言いましたね」 咲「うう……意地悪しないでよ、和ちゃん」 和「そ、そんなつもりでは」 まこ「渾名で呼ぶくらい、普通じゃないのか?」 久「みんな呼んでるならまだしも、咲しか呼んでないのよ?」 まこ「あぁ、まぁそれは確かにのう……」 咲「薄々気付いてたんです……なんか私だけ呼び方浮いてるって……」 久「試しに普通に呼んでみたら?」 久「京太郎って」 咲「きょ、京太郎……」 咲「……」ゾワゾワッ 咲「無理です無理ですっ! なんか気持ち悪い!」 久「ぷっ」 久「(き、気持ち悪いって……)」 久「渾名は大丈夫なのに名前はダメなのね……」 優希「私は最初から名前呼びだしもう慣れたなー」 和「私や部長のように名字で呼んでみる。というのはどうでしょうか」 久「須賀君」 和「須賀君」 咲「……須賀君?」 咲「あ、これなら全然恥ずかしくないよ!」 久「それじゃあ一度、須賀君が来たらそれで通してみましょうか」 咲「はーい」 久「(ぐふふ、須賀君がショックを受ける姿が目に浮かぶわ……)」 まこ「(また、何か企んどるんじゃろうなぁ)」 京太郎「遅れましたー」ガチャ 久「(来た!)」 久「(ほら、咲!)」 咲「(は、はい)」 咲「こ、こんにちは! 須賀君」 京太郎「お、おぉ?」 京太郎「……」 久「(ふふ、驚いてる驚いてる)」 京太郎「おう!」 久「(って、あれ? 以外と普通……)」 京太郎「つーか、お前掃除当番じゃねえのか?」 京太郎「宮永」 咲「!?」 咲「お、おぉう」 和「どうしたんですか、咲さん」 京太郎「ほら、さっさと行けよ」 咲「で、でも…」 京太郎「また、授業中みたいに怒られちまうぞ」 咲「う」 咲「それじゃ…いってきます……」ガチャ 久「は、はい 気を付けてね」 まこ「何を気を付けるんじゃ」 久「……」 まこ「……」 和「……」 シーン 優希「京太郎はなんで遅れたんだー?」 京太郎「ちょっとな」ゴソゴソ 京太郎「ほれ、俺特製タコス!」 優希「おお!」 京太郎「料理部に調理室借りて作ってたんだよ」 優希「サンキュー」 京太郎「おう」 久「す、須賀君?」 京太郎「はい?」 久「さっきの、宮永って……」 京太郎「あぁ、あれですか!」 京太郎「いやー、遂ににあいつもなんか恥ずかしくなっちゃったんですかねー」 優希「なにがー?」モグモグ 京太郎「なんかあるじゃねえか、自分だけ渾名で呼んでたらよく勘違いされるし」 京太郎「俺はあんま気にしてなかったんだけどな」 久「あぁ、私も最初思ってた」 京太郎「だから、咲が名字で呼びたいのなら俺もそれに合わせてやろうと思ったワケです」 和「なるほど、それで宮永。と」 まこ「完全に保護者感覚じゃな」 京太郎「それにしても、思春期ってヤツですかね?」 久「さ、さぁ~?」 まこ「おい」 久「そ、そういえば!」 京太郎「どうしたんですか、急に」 久「須賀君は誰にでも名前呼びなの?」 京太郎「いや、染谷先輩とか普通に名字呼びですよ」 まこ「じゃな」 久「ふーん」 久「……」 京太郎「部長?」 久「それ!」 京太郎「はい?」 久「名前で思い出した……ちょっと聞いてくれる?」 和「どうしたんですか?」 久「私……最近、学校で名前呼ばれてないのよね」 和「えっ」 京太郎「それは……」 まこ「……元気出せ」ポン 優希「部長には私たちがいるじぇ!」 久「いや、そういう意味じゃなくて!」 久「ほら、私って部長である前に学生議会長じゃない?」 まこ「ほぼ肩書きだけのな」 京太郎「いつも部室にいる気が」 和「仕事されてるんですか?」 優希「この前も呼び出されてたのに行かなかったしなー」 久「さっきまでの皆の優しさは何処へ消えたのかしら」 まこ「それがどうしたんじゃ?」 久「つまりこういうことよ」 久「部活外では会長呼び」 久「部活内では部長呼び」 久「殆ど名前なんか呼ばれないのよ!」 京太郎「あぁ、納得っすねそれ」 久「最近じゃ先生とかまで会長とか議会長とか呼ぶし……」 久「名前呼ばれても一瞬気付かないことすらあるわ」 まこ「それは重症じゃの」 和「じゃあ、名前で呼んでみますか?」 久「一回お願いできる?」 まこ「おう、別に構わんぞ」 京太郎「んじゃ、一応先輩なので久さん。で」 まこ「ほい、久さん」 和「久さん」 優希「ひしゃさん」 久「私は将棋の駒か」 優希「呼びにくいじぇー」 久「自分の名前だけど、その気持ちちょっとは分かるかも」 まこ「まぁ日本人には発音しにくいしの」 和「それに、優希は舌が短いですからね」 京太郎「確かめたのか!?」 和「ただの比喩表現です……」 まこ「んじゃ、次は名字で呼んでみるか?」 久「お願い」 京太郎「じゃ、竹井さん。いや、考えてみたら竹井先輩か?」 和「竹井先輩」 優希「竹井先輩! 言いやすいじぇ!」 まこ「ほい、竹井先輩。 これで満足か?」 久「……」 久「なんか他人行儀でイヤね……」 京太郎「注文多いっすね」 久「うーん、もう名前でいっかなぁ」 咲「ただいま帰りましたー」ガチャ 久「はい、おかえりー」 久「!」 久「そうよ! 咲だわ!」 咲「え、何ですか急に……」 京太郎「おかえり、咲」 咲「ただいま、京ちゃん」 優希「呼び方戻ってるじょ」 京太郎「おお、悪い悪い」 咲「もうこのままいいや……掃除で疲れて考えるの面倒臭くなっちゃった」 まこ「適当じゃの」 和「それで、咲さんがどうかしたんですか?」 久「渾名よ」 まこ「あー、なるほどな」 京太郎「へ?」 久「渾名で呼んでちょうだい!」 咲「部長は何を言ってるの?」 優希「かくかくしかじか」 咲「なるほど」 久「咲は須賀君のこと京ちゃんって呼んでるじゃない?」 久「そんな感じで!」 まこ「いきなり渾名と言われてものう」 和「咲さんに習ってちゃん付けにしてみますか?」 京太郎「幸い一文字だしな」 咲「ヒサちゃんじゃ呼びにくいし、キュウちゃんとかですかね?」 優希「キュウちゃん!」 久「某マラソンランナーと被ってるわね」 まこ「京太郎の渾名と一文字違いなだけじゃしのう」 咲「京ちゃんとQちゃん……確かに分かりにくいかも」 久「私のは保留として……」 久「折角だから皆の渾名も考えましょうか」 咲「わぁ、いいですねそれ!」 京太郎「次は妥当に考えて染谷先輩か」 まこ「ワシか……生まれてこの方渾名で呼ばれたことなんてないからのお」 和「私もです」 優希「よし、私が付けるじぇ!」 京太郎「おっ」 まこ「じゃ、優希に頼もうかの」 優希「んーと……」 優希「わか」 京太郎「やめろバカ!」ポコ 優希「いて!」 まこ「……」 久「安直に○○ちゃんとか○○っちでいいんじゃない?」 咲「まこっち?」 まこ「うわぁぁぁぁ!!」ゾクゾク 久「我ながら酷い案だわ……」 まこ「ワシはもう今まで通りで構わん」 久「ダメよ」 まこ「何故じゃ」 久「不公平じゃない!」シャキーン まこ「お前さんが言い出したことじゃろ……」 京太郎「次は和で」 和「わ、私ですか」 優希「のどちゃんはのどちゃんだじぇー」 京太郎「それでもいいんだけど、俺がのどちゃんって呼ぶのは少しツラいものがあるな」 咲「ちょっと気持ち悪いよね」 京太郎「最近強気だな、お前」グリグリ 咲「ごめんなさいたいいたい!」 まこ「もうあれでいいんじゃないか?」 和「あれ、とは?」 久「のどっち?」 まこ「それじゃそれ」 京太郎「のどっち?」 和「は、はい」 優希「私は今まで通りのどちゃんで」 咲「和ちゃ……のどっち」 和「……」カァァ まこ「それにしても、バレやせんじゃろうか」 久「身バレってこと? 大丈夫でしょ、ありきたりだし」 まこ「そうだといいんじゃが……」 京太郎「次は優希か」 優希「可愛いのお願いするじぇ」 京太郎「俺が決めてやろう」 優希「どんと来い!」 京太郎「タコス」 優希「……」ガブリ 京太郎「いってぇぇぇ!!!」 咲「それは無いよ京ちゃん……」 久「でも優希と来たら真っ先にタコスよね」 和「でも流石にそれを渾名にするのは酷すぎませんか?」 咲「でも他に何かあるかなー」 京太郎「酷いって言いながら何も考えてないのかよ……」 咲「ム! そんなことないもん!」 咲「あ、そうだ! あの……人数多いアイドルの……」 久「ACG48?」 咲「そうそう、それだよ!」 まこ「ゆきりんか」 京太郎「似合わねー……」 優希「がぶ!」 京太郎「噛むなバカ!」 京太郎「咲は」 和「咲さんは咲さんですよ!」 京太郎「お、おう」 咲「えー、私にも何か考えてよ!」 久「じゃあ、咲ぴょん」 京太郎「ぷっ!」 京太郎「さ、咲ぴょんって……」プルプル 咲「もー、笑わないでよ!」 まこ「可愛らしくてええじゃないか」 和「さ、咲ぴょんさん!」 咲「さんは要らないよ……」 優希「咲ぴょーん!」 咲「うわぁぁん!」 ~後日~ インハイ会場 京太郎「おーい、ゆきりん! タコス作って来たぞー!」 優希「さんきゅー、京ちゃん!」 久「咲ぴょんはまだトイレ?」 和「まこっち先輩は何か知っていますか?」 まこ「いや、ワシは何も聞いとらんのう」 … …… 大沼「……」 大沼「福与アナ」 恒子「はい?」 大沼「最近の子はみんな、ああなのか?」 大沼「なんというか、チャラチャラしているというか……」 恒子「まさか、渾名で呼び合ってるのなんて一部の子たちだけですよー」 大沼「そうか……」 健夜「あれ、こーこちゃん」 恒子「おー、すこやn…」 大沼「……」 恒子「あ、あはは」 大沼「どうやら時代に置いていかれてしまっていたのは、私だけだったようだ……」 恒子「そんなことありませんって!」 大沼「だが……」 健夜「二人で何を話してるんですか?」 恒子「そうだ、大沼プロにも何か渾名を考えてあげますよ!」 大沼「私にか」 恒子「ほら、すこやんも何か考えて!」 健夜「ええ! 私!?」 健夜「え、えぇーと…」 大沼「無理はしなくてもいいぞ」 健夜「い、いえ! 是非考えさせて頂きます!」 健夜「!」 健夜「しゅ、シュウさん!」 恒子「うわ、センスが昭和……」 健夜「うるさいよ!?」 恒子「もっとあるでしょ、ぬまっちとか!」 健夜「それも大概酷い気が……」 大沼「シュウさんか……」 大沼「確かにセンスは幾年か古く感じる」 健夜「大沼プロまで!?」 大沼「だか……」 大沼「フ」 大沼「渾名というのも、案外悪くないものだな」 恒子「(気に入ったんだ)」 カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/9132.html
京ちゃんin白糸台 京太郎「部長、本当に辞めちゃうんですか?」 菫「私も受験がある。いつまでもこのままじゃいられないさ」 京太郎「でも、でも、部長がいないと、俺!」 菫「大丈夫だ、お前ならできる。困ったときは周りを頼れ」 京太郎「無理です部長! 俺一人にポンコツ二人の世話なんて!」 菫「照はもう進路決まってるからな……すまん」(目逸らし 照「モグモグ、これおかわり」 淡「キョータロー、構えー」 菫「すまない、本当にすまない! 来年からは照がいない分楽になるはずだ!」 京太郎「新入生にポンコツがいないって保証がどこにあるんですか!?」 誠子「平和だねー」 尭深「現実逃避やめよ、次期部長さん」 誠子「正視したくない!」 カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6264.html
昼1 強制イベント 女子抽選会(京太郎は試合の為に居ません) 抽選会場 塞「ふぅ…ぱっと見ただけでAブロックが地獄だね」 白望「決勝で宮永照ならまだまし…」 胡桃「そうだね。Bブロックは永水と千里山の園城寺怜…新道寺は塞が白水哩を塞げば大将戦でリザレクションは発動しないし」 豊音「今回も出番は決勝しかないのかな?」 エイスリン「私とシロ、胡桃でどうにかなるから…ごめんね、豊音」 塞「永水は副将から火力が凄いからね…できれば中堅で終わらして欲しいかな」 豊音「うぅ…勝つ為なら仕方ないか」 白望(二回戦で永水と当たる……はぁ、だるい) その頃の京太郎 京太郎「よろしくお願いします」 モブ(岩手の大魔神か…どうせ岩手の男どもが弱かっただけだろ) コトン 京太郎「ロン」 モブ(はっ?まだ二巡目だぞ?) バタバタ…京太郎が牌を倒していくと七対子だとわかり モブ(安手ならまだましか…) 京太郎「字一色。48000です」 モブ「えっ?」 アナウンサー「決まったー!岩手の大魔王は実在していた!東京一位に二巡目にして役満をあてて、飛ばす!こんなプレイングみたことありません!」 大沼「相手が悪かったとしか言いようがない。若い奴らに解るように例えるならレベル1のスライムが魔王に挑んでいるのと同じだからな」 アナウンサー「厳しいですね、大沼プロ。貴方が須賀選手に挑むならどうしますか?」 大沼「全身全霊を持って対局する。対局の後にはチリすら残さない」ゴゴゴゴ アナウンサー「そ、そうですか」 昼食時 京太郎「まさか二巡目で終わるとは思わなかった…ツモって打点を稼ぎたかったんだがな。女子は抽選会の最長だからどうしようかな」 京太郎「ぶらついとくか」 京太郎「抽選会が館内でも放送されてるのか…」 ダッダ…走ってくる音 衣「義兄様!」 ダッ…ギュ…とびついてきて 京太郎「こ、衣か…あれ、抽選会にいかなくていいのか?」 衣「衣は有象無象の多い所を好まない」 京太郎「そう言うことか」 衣「うむ。それよりも先程の試合みたぞ!流石義兄様、二巡目で役満などかっこよかった!」 京太郎「…みてたのか。偶々だ、たまたま。それに飛ばしたくなかったからな」 衣「得点を稼ぐ為か?」 京太郎「ああ。あれをツモってさらに流れを得るつもりだったんだけどな」 衣「欲張りすぎだ」 京太郎「そうかな…まあ、午後からも頑張るから応援してくれると嬉しいな」 衣「当たり前だ!衣は義兄様の義妹だからな!」 京太郎「ありがとうな」 昼2. 強制イベント 修羅場前哨戦ver嫁達の仁義無き戦い 塞「なんかこんでない?」一番前の席に座っていて 豊音「抽選会が終わった時点で一部の人が走ってここにきてたから…」 胡桃「ちらほら見覚えのある顔もいるね」 白望「記憶よりも多い…臨海の四人や有珠山の獅子原さんとかも居なかった」 エイスリン「浮気?」 塞「どうだろう…ただ、京太郎がタラしって事は確かかな」 豊音「永水の皆さんにサインお願いしたいけど…席を移動したら駄目な気もするし…」 胡桃「他校の監督がみにきてるのも今回が初めてだね…やっぱり京太郎に転校してきて欲しいのかな?」 エイスリン「たぶん…学年トップの学力、身体能力、日本最強の麻雀の資質…欲しいと思う所は多いかな」 塞「他校に行くにしても京太郎の決断だから仕方ない。私達は京太郎をおいていくんだから」 白望「卒業したら京太郎の家に行かないの?」 一同「えっ?」 白望「…?」 塞「…それもありね」 胡桃「塞も何を言ってるの!そんな事したら京太郎が…」 エイスリン「胡桃は嫌なの?」 胡桃「そ、それは…居たいけど…」 豊音「あれ、誰かがこっちに来るよ?」 塞「えっ?」 ??「……」 霞「隣に座ってもいいかしら?」 塞「かまいませんよ…永水の皆さんとはみなくていいんですか?」 霞「ええ。好きな人を見るなら一番前の方がいいでしょう?」 宮守勢「…!」 豊音(ま、まさかの一人で来るとは思わなかったよ!)目で会話 塞(落ち着いて!こんな事、記憶の中で幾らでも体験したでしょ!)目で会話 エイスリン「京太郎が好きなんですか?」 豊音(エイスリンさんが言ったーー!) 霞「ええ好きよ。貴方達もそうじゃないの?」 エイスリン「好きですよ」 白望「好き」 胡桃「好きだよ」 塞「好きです」 豊音「好き」 霞「モテモテね、京君は……でも譲るつもりは無いわ」 塞「私達もありません」 霞「そう。なら聞いておこうかしら…貴方達も別世界の記憶があるのかしら?」 白望「なにそれ?」 霞「……わからないのなら良いわ。今回は。試合が楽しみになりそう」 豊音「わ、私達が勝つよ」 霞「あら、京君の試合の事を言ってるのよ?」 豊音「あぅ…」 霞「それよりそろそろみたいだからこの話はやめておきましょうか」 宮守勢「……」頷く 霞「聞き分けのいい人達で良かったわ」ニコニコ 爽(あれ、1番良い席に人が座ってる) 慧宇(まだかな…)シードなのを良い事に誰よりも早く来ていた 爽「あ、あの」話しかけめ 慧宇「はい?…っ!」爽のチョーカーを見てかたまり 爽「そのチョーカー…まさか…」 慧宇「同志?」 爽「仲間ですか?」 慧宇「…ご主人様が居るんですね?」 爽「はい…貴方もですか?」 慧宇「ええ…フルネームでその人をいいませんか?」 爽「かまわない…せーの」 慧宇、爽「須賀京太郎」 慧宇.爽「……」見つめ合い ガシ…握手をする 慧宇「私はご主人様とデートした事があります」 爽「わ、私だって昨日デートした!」 慧宇「ご主人様の性癖は知ってますか?」 爽「そ、それは…」 慧宇「好きな食べ物や苦手な物とかは?」 爽「あ、う、これから…」 慧宇「私はご主人様と(記憶の中で)寝た事があります」 爽「えっ…羨ましい…ど、どうやったんですか!」 慧宇「教えて欲しいですか?」 爽「うん!」 慧宇「なら私と手を組みませんか?そうしたらお互いにご主人様に愛してもらえますよ?」 爽「そ、それは…」 慧宇「…ご主人様に抱かれたくないんですか?」 爽「抱かれたいです…」 慧宇「なら…」 爽「す、少しだけ考えさしてください…私はご主人様に使われたいだけで誰かと何かをしたいとかないんです」 慧宇「そうですか…貴方の意見も正しい。機会があったら相談してください。それくらいならかまわないでしょ」 爽「はい…よろしくお願いします」 慧宇「全てはご主人様の為ですから」 爽「……それでその席を譲ってくれませんか?」 慧宇「それはできません」 爽「それならじゃんけんで…」 慧宇「早い者勝ちですから…と言いたいですが、今回だけですよ?」 爽「ありがとうございます!」 爽、慧宇「じゃんけん、ぽん!」 爽、パー 慧宇、チョキ 爽「ま、負けた…」 慧宇「まだまだですね」 その頃の京太郎 京太郎(そろそろ弓を使っていくか) 梓弓発動 モブ「立直」 京太郎「ロン、8000です」 モブ「くっ…」 京太郎(絞りとって健夜義姉さんの記録を塗り替える) ーーーーーーー 咏「あちゃあ…あれは相手がかわいそうだねー」 アナウンサー「理由を聞かしてもらっていいですか?」 咏「須賀選手は点数を絞りとってから勝つつもりだ」 アナウンサー「点数を絞りとる?今回のルールでは確かに得点は多いほうがいいですが、あまり意味がないのでは?」 咏「考えが違う。須賀選手は記録を塗り替えるつもりだ。小鍛冶健夜がたたき出したあの化け物みたいな記録をね」 アナウンサー「まさか…あり得ないでしょ」 咏「どうだろうね…まあ、私が言えるのは今の須賀選手に勝てる選手は男子にはいない」 夕方 京太郎「……携帯をみたら凄いメールの数でほとんどが誰とどう言う関係なのかとかだった。一体どうなってるんだ?」 京太郎「…少しぶらつくか」 京太郎「それにしてもさすが東京…暑い」 竜華「あれ、京太郎?」 京太郎「えっ?あっ、竜華さん。お久しぶりです」 竜華「ほんまに久しぶりやな!連絡先を教えたのに全く連絡してけぇへんし…」 京太郎「す、すいません…」しょんぼりとして 竜華「じ、上段やからそんなあに落ち込まんでええよ。それより今日の試合みたで」 京太郎「そうなんですか、ありがとうございます」 竜華「圧倒的やったな…なぁ、三尋木プロがいってたみたいにほんとうに小鍛冶プロの記録を塗り替えるつもりなん?」 京太郎「…どっちだと思います?」. 竜華「本気やと思ってる」まっすぐに見つめられて 京太郎「ああ、もう…竜華さんみたいな美人にそんな真っ直ぐに見られたら言うしかないじゃないですか…塗り替えるつもりです。俺は小鍛冶プロの記録を塗り替えて、あの人の隣に立つつもりです」 竜華「…それって好きって事?」 京太郎「わかりません。家族としてなら間違いなく好きと言えるんですが…」 竜華「ち、ちょっと待って!京太郎と小鍛冶プロって家族なん?」 京太郎「ええまあ、義理ですけど姉と弟です」 竜華「…そうやったんや。だから京太郎はそんなに強いねんな」 京太郎「健夜義姉さんに比べたらまだまだですけどね」 竜華「うんうん、ウチからしたら京太郎のほうが凄い。役満三連続とか初めてみたもん」 京太郎「…そう言ってくれると嬉しいです。それより竜華さんは何をしてたんですか?」 竜華「何って怜の薬を…ああ!忘れてた…ごめん京太郎、急いでたからもう行く!」 京太郎「わかりました。皆さんによろしくと言っといてください」 竜華「わかったで。怜やセーラが京太郎に会いたいって言ってたから覚えといてや!」 ダッダッダ…走り去り 夜1. 京太郎「末原さんと麻雀だな…楽しみだな」 カピー「パカパカ(気をつけてな」 京太郎「おう。全力で挑んでくる」 カピー「パカパカ(馬鹿者。麻雀の話ではない。きちんと帰ってくるんだぞ」 京太郎「…?まあ、帰ってくるさ」 カピー「パカパカ(そうだといいんだがな」 ーーーーーーーー 恭子「ほんまにきたんやな…」 京太郎「ええまあ…楽しみでしたし」 恭子「言っとくけど私はあんたより弱い」 京太郎「……」 恭子「それでも本当にやるんか?」 京太郎「はい。俺は貴女だから打ちたいんです」 恭子「私やから?」 京太郎「負ける可能性を考えてる人間は勝てると思ってません。ただ貴女は負ける可能性を考えた振りをして麻雀にしがみついてる気がします…」 恭子「な、なにを言ってるんや?」 京太郎「貴女は多分、俺が知る中で1番勝利に固執してる人間です。数々の言葉で逃げてますが俺はそう思ってます」 恭子「だから何を…」 京太郎「だから俺は貴女をめちゃくちゃにしたいんだ」 恭子「えっ?」 京太郎「全力で貴女に挑む。チャチなプライドで傷付かずに逃げる事なんて許さない。勝つか負けるかの純粋な勝負をしましょう」 恭子「……」 ホテルCの一室 郁乃「ほんまにきたんや」 漫「お久しぶりです」 京太郎「お久しぶりです、上重さん。時計をしてくれてるみたいで嬉しいです」 漫「えっ、あっ…買ってもらったやつやし…そのお気に入りやから」ニコ 郁乃「漫ちゃんの彼氏やったん?」 京太郎「違いますよ。大阪旅行の時にお世話になったお礼です」 恭子「だから主将達も急に腕時計をしはじめたんか」 京太郎「たぶん」 郁乃「ところで須賀君、あの話は考えてくれてる?」 京太郎「…まだ考えてる途中です」 郁乃「そうか…急いでないしいいかな」 漫「なんの話ですか?」 郁乃「須賀君が姫松に転向してくるかどうかの話やで」 恭子「そんな話聞いてませんけど」 郁乃「話してないもん」 京太郎「まだ受けてませんから」 郁乃「遅くなったらあかんから打つんやったら打つで」 京太郎「そうですね」 恭子(……固執してるか) 漫「よろしくお願いします」 恭子「私の親番…」 京太郎「…勝つぞ」 マホ「京お兄ちゃんに力を貸します!」 複製者と添い遂げた者発動! 京太郎「ハオの力?」 郁乃(ああ…これは危ないかも) 玉藻前発動! 傾向の魔性発動! 京太郎(ダブルは無しだったよな…) 悪石と添い遂げた者発動! 孤独と添い遂げた者発動! 玉藻前発動! 虎将の咆哮発動! 恭子(一体なんやねん…有効牌が全くひかれへん) 慢(須賀君の能力じゃない…これは臨海の選手の能力に似てる) 郁乃(あれから成長してる…どんな化け物になるんやろ?) 京太郎「ツモ!四暗刻、四喜和、字一色…まあ、重ねは無しなんで16000.8000です」 恭子「ば、化け物…や」 京太郎 役満ツモ? 京太郎(梓弓か。あれ…矢が三本あるけど…気にしなくていいか。全力で打てばどうにかなる) 郁乃(……どうみても神器にみえるんやけど。須賀君って何者なんや?) 慢(爆発できそうやのにできひん…) 恭子(…諦めたらただの凡人や…) 京太郎「…ツモ!国士無双。16000オールです」 グサ、グサ、グシュ… 恭子(えっ?) 京太郎「俺の勝ちです」 恭子(め、めげるわ…) 京太郎 108000 恭子 -7000 慢 1000 郁乃 1000 郁乃「…やっぱり須賀君は強いな」 漫「つ、次は負けへん!」 郁乃「勝てるん?」 漫「た、たぶん…」 郁乃「ほんまに?」 漫「…も、もう部屋に帰ります!」 ダッ… 郁乃「いってもうた…私もそろそろ帰ろかな。明日頑張ってや須賀君。応援してるで」ニコニコ スタスタ 恭子「……」レイプ目 京太郎(………やり過ぎたかもしれない) 京太郎(どうしよう…) 京太郎「末原!」 恭子「ヒッ!」 京太郎(ヒッて言われた…めげそう) 京太郎「ヒッ!では無い!さっきの試合はなんだ!」 恭子「あ、あれは…」 京太郎「口答えするな!口で◯◯を垂らすなら必ず最初にサー!をつけろ」 恭子「えっ、は…」 京太郎「サー!だ!」 恭子「サー…」 京太郎「声が小さい!」 恭子「サー!」 京太郎「それでいい…さっきの試合はなんだ!振り込むのを恐れて有効牌をなぜ切った!」 恭子「それはだから…」 京太郎「言葉の最初に必ずサーをつけろと言っているだろ!わからないのか、この雌豚が!」 恭子「雌豚……」 京太郎「そうだ貴様麻雀に負けた雌豚だ!」 恭子「……」 京太郎「返事はどうした雌豚!」 恭子「……サー!し、質問いいですか!」 京太郎(乗ってきた?」 京太郎「許可する!」 恭子「私が雌豚ならす…上官はなんなのでしょうか!」 京太郎「そんなものは決まっている!雌豚を一人前に調教するのはご主人様だ!」 恭子(ご主人様……私は雌豚で……須賀君はご主人様で…) 京太郎(あれ、突っ込みがとんでこない) 恭子「サー!ご主人様と言う事は私は強くしてくれるんですか?」 京太郎「当たり前だ。お前がどれだけ弱かろうが屑だろうが、ゴミだろうがどうしようもない雌豚でも私をご主人様と呼ぶ限り強くしてやろう」 京太郎(なぜだ…なぜツッコミがこない) 恭子「……ぐす…」泣き始めて 京太郎(えっ?) 恭子「サー…強くしてください…ご主人様…この雌豚に…勝たせてください」 ギュ…抱きしめて 京太郎「…任せろ。俺だけはお前の味方でいてやる」 バリン… 京太郎(こ、これでいいのか?) 夜2. 京太郎「泣きつかれた末原さんを寝かしてもどってきたが疲れたな」 カピー「パカパカ(天然ジゴロタラしの主か…どうかしたんだ?」 京太郎「怒ってるのか?」 カピー「パカパカ(ふん…別に」 京太郎(怒ってるな) カピー「パカパカ(…………」 京太郎「…怒らないでくれよ」 ナデナデ カピー「パカパカ(強化した神託を破られたら次から最上位がデフォになる」 京太郎「それって問題なのか?」 カピー「パカパカ(いや、ただきにいらないだけだ」 京太郎「…?」 カピー「パカパカ(主の事を何も知らない人間が主の事をご主人様と呼ぶ事が気に入らない」 京太郎「それって嫉妬…」 カピー「パカパカ(そ、そんな事はないぞ!」 京太郎「ああ、もうかわいいなカピーは!」なでなで カピー「パカパカ(なでるなー!」 ーーーーーーーーーー カピー「パカパカ(それで私に何を願いたいんだ?」 京太郎「……」 カピー「パカパカ(また乳か…」 京太郎「えっ、いや、そんなことはないぞ」 カピー「パカパカ(思いついている2人がどうみても乳がでかいだろ」 京太郎「……胸には夢が詰まってるんだ」 カピー「パカパカ(それは戦争が起きる言葉だな」 京太郎「…夢の為の戦争か」 カピー「パカパカ(願い五つ分で姉妹とイチャイチャしたいか…因果をゆがめれる事を忘れてるな主。しかも片方はもうできあがってるしまつか…まあ少し頑張ってみようか」 バチん…バリン、バリン… 京太郎「…なにしたんだ?」 カピー「パカパカ(さあ…因果律が書き換えられて刷り込んで…まあ、色々とあったんだ」 就寝前 京太郎「ハオからもメールがくるようになったな…」 From 獅子原爽 試合お疲れさまでした!試合の中継を見てましたがとてもかっこよかったです! 京太郎「…ありがとうございます。明日もよかったら応援してくださいと…」 From 獅子原爽 絶対にします!明日こそ一番良い席で応援しますから! もう夜も遅いのでこれで最後にしときます。おやすみなさい。 メール、一番下 愛してます、京太郎君。 京太郎「…かわいいよな」 ーーーーーーー 爽「早く寝て席をとらないと…でもご主人様は優しいな」じたばた 早朝 京太郎「…よし、今日勝ったら決勝だ」 京太郎「…ぶらついてみるか」 ホテルC 付近 京太郎「……なんか寒い」 宥「……」歩いていて 京太郎「あれは…松実さん?」 宥「……あっ」京太郎を見つけて 京太郎「おはようございます」 宥「……」無言で近づいてくる ぎゅううう…京太郎を抱きしめて 京太郎「冷た…なんでそんなに冷たいんですか!」厚着をしているのに冷たくて 宥「あったかくないの……温かい筈なのに…何も暖かくないの…」 京太郎「話を聞きます。俺の部屋か松実さんの部屋…喫茶店でもいいですけど」 宥「須賀君の部屋がいいです」抱きついたまま 京太郎「わかりました…ついてきてください」 京太郎(これは異常だ…最悪カピーに相談する必要があるかもしれない) 宥「温かい…須賀君…とっても暖かいよ…」腕にしがみついている 部屋 京太郎「話を聞かせてもらえますか?」 宥「うん…最近になってからあったかくなくなってきて…くろちゃんにも相談したのにどうにもならなくて……」普通ぐらいの体温になっていて 京太郎「…でも今は常温ぐらいですよね?」 宥「それは多分、須賀君があったかいから…」 京太郎「俺が温かい?」 宥「うん…こうやって須賀君と入れるだけでお腹の下の辺りからあったかい…」うでを抱きしめていて 京太郎(どう言う事だ?)考えて 宥「ごめんね、須賀君…よく知らないのに抱きついて…でもこうしていたいの…」 京太郎(似てる…あの人に凄く似てる) 宥「一目惚れだったかもしれない…ねぇ…須賀君……」 京太郎(爽さんとそっくりなんだ) 宥「私を抱いてくれますか?」 ーーーーーーー ED二つ省略 ーーーーーーー 京太郎「すいません、松実さん…」 宥「えっ…」 トン…当て身で気絶させる 京太郎「…カピー」 カピー「パカパカ(なんだ?」 京太郎「これは昨日俺が願ったからこうなったのか?」 カピー「パカパカ(予想通りだと言っといてやろう」 京太郎「元に戻す事は?」 カピー「パカパカ(できない」 京太郎「…俺のせいでこうなった人間は何人いる?」 カピー「パカパカ(……知らん」 京太郎「ウソだな。答えてくれ」 カピー「パカパカ(その女を含めて三人だ」 京太郎「爽さん、ハオと松実さんか…」 カピー「パカパカ(そうだ」 京太郎「どうすれば…」 カピー「パカパカ(甘えるなよ、主」 京太郎「っ…」 カピー「パカパカ(欲望のままに願い、アイテムを使って縛った…それを怖いから逃げるなどわたしは認めない」 京太郎「……背負う覚悟がまだできない」 カピー「パカパカ(背負うつもりではいるのか?」 京太郎「……ああ。ケジメをつけて、あの人達にきちんと報告をいれてから全員に告白するつもりだ」 カピー「パカパカ(…ふん、とりあえずいまはその女の問題だな」 京太郎「ああ」 カピー「パカパカ(…はっきり言うと抱くのが一番はやいが、それはできないだろ」 京太郎「…」頷く カピー「パカパカ(なら口付けをしてやれ」 京太郎「そ、それもどうにか…」 カピー「パカパカ(無理だな」 京太郎「いや、そこをどうにか」 カピー「パカパカ(ならない」 京太郎「……寝てるからそれはないだろ」 カピー「パカパカ(起きてるぞ」 京太郎「えっ?」 カピー「パカパカ(だからさっきから起きていたぞ」 京太郎「…松実さん?」 宥「……寝てます」 京太郎「……起きてますよね」 宥「…は、恥ずかしくて…動きたくない」 京太郎「な、なんで?」 宥「告白してくれるって言ったから…」ベッドでうつ伏せになっているが耳が真っ赤で 京太郎「えっ、あっ…はい…」 宥「待ってる…これだけでとてもあったかいよ」 京太郎「…すいません」 宥「うんうん…でもキスはして欲しいかな」顔を真っ赤にしたままで体を反転させて、目を閉じている 京太郎「えっ…でも」 カピー「パカパカ(覚悟を決めろ」 宥「……」目をつぶったまま 京太郎「ああ…もう…俺からするのは初めてなんです。下手くそだったらすいません」 チュ… 宥「ありがとう…京太郎君」ニコ 朝 京太郎「……覚悟を決めないとな」 京太郎「会場にぶらつきながら行くか」 京太郎「はぁ…どう考えてもゴミだもんな」歩いており 智葉「…ひつこい」走っていて 京太郎「智葉さん?」 黒服達「……」智葉を追いかけていて 智葉「京太郎?っ!逃げろ京太郎!」 京太郎「よくわかりませんけど…とりあえず倒しますね」智葉のすこし前にでて 智葉「えっ?」 京太郎「…八つ当たりにちょうどいいかな?」 黒服A「邪魔じゃ、くそがき!」京太郎をつき飛ばそうとして 京太郎「……せや!」 ドン…腕を掴み一本投げ 黒服A「なっ……」痛みで動けず 智葉「なっ…」唖然として 京太郎「さてあと二人か」 黒服V「お前、自分が何をしてるのかわかってんのか?」 京太郎「いや、全く。ただ智葉さんを追いかけてた悪漢を撃退してるだけです」 黒服V「智葉さんだと…俺は関東の…」 京太郎「すいません、代紋を聞いてしまうとそこに喧嘩を売った事になるんで…気絶してください」一瞬で距離をつめて、鳩尾に叩き込む 黒服V「くっ…はぁ…」気絶 京太郎「さて最後は貴方だ」 黒服S「…お嬢、この方は誰ですか?」 京太郎「お嬢?」 智葉「…こいつは私の思い人だ。手を出す事は許さん」 黒服S「つまりこの方がいるからお見合いはできないと」 智葉「そうだ」 京太郎(話しがみえない…ドラマとかの展開だとこの場合俺は…) 黒服S「そこの貴方…少しお時間をとらしてもらっいいですか?」 京太郎(やっぱりこうなるのか…智葉さんは…顔が真っ赤だ!!…あれ、これってまじのやつじゃ) 京太郎「わかりました」 京太郎(今回は流石に死ぬかもしれない) 辻垣内本邸 黒服S「ここでお待ちください」 京太郎「はい」 京太郎(智葉さんは試合だから俺一人…とりあえず上座に座るのはないな。最悪脱出する事も考えないといけない…はぁ、まだ死にたくないんだがな) ガラ…引き戸が開き 老人「……」 京太郎「…」立ち上がりお辞儀をして 京太郎(…誰なんだろう) 老人「…名前は?」 京太郎「須賀京太郎といいます」 老人「…智葉との関係は?」 京太郎「友人です」 老人「恋人ではないのか?」 京太郎「…ええ」 老人「なら簡単だ。智葉から手をひけ」 京太郎「理由はなんですか?」 老人「お前には関係無い」 京太郎「ならお断りします」 老人「何を言ってるかわかっているのか?」 京太郎「…名前も聞いていない御老人からの忠告を断っただけです」 老人「あまり調子になるなよ若造」ゴゴゴ… 老人「あの子はお前みたいなどこの馬の骨には釣り合わん」 京太郎「だから手をひけと?」 老人「そうだ」 京太郎「……先に失言を詫びておきます」 老人「なに?」 京太郎「すぅ……俺は貴方みたいな耄碌な老人が大っ嫌いだ」 老人「貴様何を…」 京太郎「自分が正しいと思い、それを押し付ける。気に入らない、何もかもが気に入らない」 老人「言わせておけば…覚悟はできているんだろうな?」 京太郎「やってみろ。隣に三人、廊下に二人、屋根裏にも二人…拳銃をぶっぱなせばあんた達は終わりだ。それにさっき車内で匿名のメールで警察に連絡もしてある。嘘のメールでも駐在ぐらいなら派遣されるだろ」 老人「……最初からこうなると思っていたのか?」 京太郎「さあ。智葉さんがお見合いをしない理由が俺にあって、黒服が俺をここに連れてきた時点で死ぬ事までは考えています」 老人「…死ぬのが怖くないのか?」 京太郎「死ぬつもりはありませんから」 老人「…ふはは!これは愉快だ。お前みたいな男がまだ日本にいたのか。あの子が色気付くはずだ」 」 京太郎「……」 老人「あの子と結婚するつもりか?」 京太郎「……はい」 老人「重婚だな?」 京太郎「はい」 老人「だがそれをしていいのかまよっている」 京太郎「…はい」 老人「あの子を幸せにする自信はあるのか?」 京太郎「…あります」 老人「口で言うのはタダだ…覚悟を示してもらおう。男子麻雀で魔王と呼ばれているそうだな」 京太郎「そ、そうですが…」 老人「なら魔王らしく全国優勝をしてもらおうか。全試合トビでだ。最低二人は飛ばせ。それが無理ならあの子を諦めろ」 京太郎「…それでいいんですか?」 老人「無理なのか?」 京太郎「やります。全員薙ぎ払って俺が勝ちます」 老人「…ふん、楽しみにしておくぞ」 会場 智葉「京太郎!」 京太郎「あっ、智葉さん」 智葉「大丈夫だったのか?なにもされなかったか?」 京太郎「大丈夫ですよ。ほら、こんなにピンピンしてますし」 智葉「本当か?」涙目 京太郎「…本当ですよ。泣かないでください」ハンカチで涙を拭いて 智葉「……本当に本当に心配したんだぞ」 ギュ…しがみついて 京太郎「すいません」 智葉「本当だ…馬鹿者」 ーーーーー ED3つ省略 ーーーーー 智葉「……信じてるからな」 京太郎「…まかせてください。俺は勝ちますから」 スタスタ…歩いて行き 智葉「京太郎!」 京太郎「はい?」振り返り スッ…顔を両手に添えられて 智葉「先払いだ…待っているからな」 チュ… 昼2 男子観戦席修羅場会場 豊音「なんかやる気に満ちてるね」 塞「うん…なんかこう背負った時の顔をしてる」 エイスリン「…今、わざと役満をはずした」 白望「……」胡桃を見て 胡桃「…」黙って頷き 智葉「隣に座っていけるか?」 白望「…どうぞ」 智葉「たすかる」 胡桃「…京太郎と約束したの?」 智葉「いや、まだ何もしていない。先払いしただけだ」 白望「……後で話がある」 智葉「…明日の決勝が終わってからでいいだろ」 白望「わかった」 胡桃「京太郎は覚悟を決めるって?」 智葉「ああ。全員囲むそうだ」 白望「……戦争」 胡桃「うん」 智葉「私が勝つ」 豊音「な、何を話してるの?」 塞「たぶん結婚届の話だと思う」 エイスリン(…何かがおかしい) 魔王咲の劔谷高校狩り アナウンサー「龍門渕高校が圧倒的なリードをしています。二位の劔谷高校はほぼ無傷の状態、三位の清澄高校は四万点以上の差が開いてしまっています」 良子「かわいそうですね」 アナウンサー「どう言う事でしょうか?」 良子「清澄の大将が本気が見れますよ」 アナウンサー「えっ?」 咲「カン!」 莉子「は、はい…」 良子「スタートしましたよ」 咲「カン!」 莉子(あれじゃあまだ…跳満だよね?) 咲「…もう一個カン!」 莉子「えっ?」 咲「ツモ、清一対々三暗刻三槓子嶺上開花赤1。数え役満です」 莉子「……嘘…」 アナウンサー「き、決まったーーー!」 良子(心根が折れましたね) 咲「麻雀って楽しいよね」ニコ 莉子「……」レイプ目 夕方 京太郎「…疲れたから早くホテルに帰ろう」 莉子「……」亡霊のように歩いていて 莉子「…ふぇ…グス」泣き始めて 京太郎「えっ?」 莉子「うわぁぁぁあん」ボロ泣き 京太郎「ちょっ、俺の前で泣かないでくれ!」 通行人「おい、男が女泣かせてるぞ」 通行人「イケメンのくせに泣かせるとか屑だな」 京太郎「ああ、もう俺が何したっていうんだよ!」 ギュ…莉子の手を握って 莉子「ふぇ?」 京太郎「こっちにきてください!」 ーーーーーーー 公園 京太郎「…それでなんで泣いてたんですか?」 莉子「……」 京太郎「連れてきた事は謝ります。ただ…ああするしかなかったんです」土下座 莉子「ふふ…」 京太郎「えっ?」 莉子「怒ってないから大丈夫だよ」 京太郎「そ、それならよかった」 莉子「私の方こそ迷惑をかけてごめんなさい」 京太郎「えっあっ、いや俺は美人と手を繋げたからいいかなって」 莉子「…優しいね」 京太郎「よく言われます」正座 莉子「……話だけ聞いてもらっていいかな?」 京太郎「こんな俺でよければ」 少女説明中 莉子「それで…私のチームは負けたの」 京太郎(さ、咲ーー!お前が犯人か!) 莉子「チームの皆は仕方ないって言ってくれるけど…その優しさが辛い」 京太郎「……」 莉子「怒って欲しい。罵って欲しい。私のせいで負けたんだって言って欲しい…じゃないとどうすればいいか解らない」 京太郎「……苦しいんですか?」 莉子「えっ?」 京太郎「自分のせいで負けて、良心の呵責から涙がながれる。それは苦しいからですか」 莉子「何を言ってるの?」 京太郎「俺は許されたいから泣くんだと思います」 莉子「許されたい?」 京太郎「ええ。怒られたいとかじゃなくて…本当の意味で許されたいんですよ」 莉子「ど、どう意味かな?」 京太郎「…貴方も言ってたじゃないですか。優しい言葉が聞きたいんじゃないんです。本音で話し合って、批判されて和解したいんです」 莉子「そ、そんな事は…」 京太郎「ありますよ。だって今まで頑張ってきた仲間ですもん。俺ならそう思います」 莉子「っ……」涙目 京太郎「ここで泣いたらだめですよ。その涙をみていいのは貴女の仲間と仲間だけです」 莉子「うっ、うん…」堪えて 京太郎「送って行きますよ。目が曇って歩きづらいと思いますから」 ギュ…手を引いてやり 莉子「ありがどう…」 京太郎「困ったらお互い様です」 京太郎(近畿は確かCホテルに固まってるんだよな?) 夜1. 強制イベント ナース襲来と阿知賀のイベント ホテルC付近 京太郎「き、今日は本当に疲れた」ふらふら バン…ぶつかり 京太郎「す、すいません!」 憩「だ、大丈夫やで…あっ、須賀京太郎」 京太郎「はい?あの知り合いでしたっけ?」 憩「いや全く。ただこっちが一方的に知ってるだけ」 京太郎「は、はぁ…」 憩「そうや!いまから暇かな?」 京太郎「どう事でしょうか?」 憩「良かったら魔王の実力を見せて欲しいんやけど」 京太郎(煽られてる気がする) 京太郎「……」 京太郎「別にいいですけど…」 憩「良かった…魔王がお願い断るような肝っ玉の小さい人じゃなくて」ニコニコ 京太郎(………この人の泣き顔が見たくなった。猛烈に今すぐに) 憩「こっちやで」 スタスタ 京太郎「わかりました」 ーーーーーーーーーーーー 憩「みんなー、特別ゲストを連れてきたで!」 宥「あっ…京太郎君だ」 スタスタ…ギュ… 宥「あったかいよ…」ニコニコ 京太郎「えっ、あっ宥さん、恥ずかしいからやめてくれませんか?」 宥「駄目かな?」涙目 京太郎「問題ないです」 憧「ちょっ、玄!あれどう言う事?」小声 玄「わ、私にもわからないのです。お姉ちゃん羨ましいよ」 憧「えっ?」 灼「不謹慎」 隠乃「なかいいんですね!」 京太郎「ええまあ」 宥「あったかーい…」 憩「はいはい、そこイチャイチャしない。とりあえず一局うとか。魔王はうちと…あと誰と打つ?」 京太郎「なら宥さんの妹さんとそこのボーリンググローブを嵌めた人がいいです」 憩「なんでその二人なん?」 京太郎「前者は少し縁があって、後者はなんとなくです」 憩「そうなんや…まあ、とりあえずやろか」 京太郎(俺、結局この人の名前を聞いてないんだけどな…魔王って呼ばれたくないから全力で黙らせよう) 京太郎「親決めからですね」 京太郎(マホ、力を貸してくれ…) マホ(任せてください!マホがんばりますから!) 複製者と添い遂げた者発動! 京太郎「ちょいたんま」 玄「えっ?」 最善を引き当てる者発動! 憩(あかん…何があかんかわからんけど間違いなく碌でもない事が起こってる…) 京太郎(弓は梓弓で……初美さんの能力だな) 初美(出番ですよー…ちょっと本気を出すからみててね) 悪石招来発動! 裏鬼門発動! 悪石と添い遂げた者発動! 京太郎(ダメ出しにハオ頼む) 慧宇(任せてください!) 虎将と添い遂げた者verRe発動 京太郎(できた…T役満) ギュイーーン…弓矢が光り輝き、色々と不味い事になっていて 憩(これで聴牌…) コトん…ドスン… 憩「えっ?」 京太郎「ロン。大四喜、四暗刻単騎、字一色…96000です」 京太郎 121000 憩 -71000 玄 25000 灼 25000 憩「魔王や…本当に魔王みたいやな須賀君」 京太郎「あの、できれば魔王ってやめてくれませんか?」 憩「だって事実やし…ならあと一回やって勝ったらやめる」 京太郎「…本当ですか?」 憩「うん」 京太郎「しかたないですね。二人もあと一局だけお願いしましす」 玄「わかったよ!」 灼「なにもしてないから構わない」 京太郎(…槍もなんか久しぶりに使うな。てかこう…またヤバイ槍だな) 玄(な、なにあれ…) 灼(さすが小鍛冶プロの弟さんだ) 憩(さっきは予断したけど…これで大丈夫なはず) コトン…ドス… 憩(次は槍!?) 京太郎「ロン、国士無双13面待ちです」 京太郎89000 憩-39000 玄25000 灼25000 京太郎「これで魔王はなしです」 憩「う、うん」ポォ… 玄「また何もできなかったよ…」 灼「置物だったね…」 宥(…荒川さんが堕ちたかな?) もこ「……」 憧(なにあれ、東一局で役満二連続とかありえないでしょ!) 穏乃「こ、怖い…」 京太郎「それじゃあ俺はそろそろいい時間なので帰ります」 玄「えっ、でも時間はまだあると思うけど…」 京太郎「一応、男子個人が明日決勝なので。すいませんお邪魔して。また何かあったら呼んでください」 宥「め、メールするね!」 京太郎「はい、楽しみにしてます」 スタスタ 憩(あんなん卑怯やわ…また欲しいなってしまうやん) 夜2. 京太郎「外に出たくないな」 カピー「パカパカ(主に質問がある」 京太郎「なんだ珍しい?」 カピー「パカパカ(ゲーム等で最後にとれる神器と呼ばれる武器があるとしよう。それを最初のBOSS程度に二度撃ち込むとどうなる?」 京太郎「…一撃目で即死じゃないのか?」 カピー「パカパカ(まあそう考えるわな。気がつかなかったとしたら?」 京太郎「死んだ事にか?案外、神器のパワーを得て強くなったりするんじゃないかな。俺の知る限りそんなオーバーキルは聞いた事ないけど」 カピー「パカパカ(…ふん、知っていたのか。つまらん」 京太郎「カピー…イチャイチャしよう。てか今日は疲れた」 カピー「パカパカ(久しぶりに私とゲームでもするか?」 京太郎「勝てないだろ」 カピー「パカパカ(ふん、今の主ならどうにかなると思んだがな」 京太郎「それよりも風呂でもはいるか。洗ってやるぞ」 カピー「パカパカ(それもありだな」 京太郎「広島以来だからな。さあ風呂だ風呂」カピーを抱きかかえて カピー「パカパカ(湯の温度は私に任せろ!」 京太郎「決勝前だから大量にメールがくる」 From 松実宥 今日はありがとうございました。皆もやる気が出たみたいで良かったです。 明日の決勝は試合で観にいけませんが応援しています。 京太郎「ありがとうございます。精一杯やらしてもらいます。宥さんも頑張ってください…と」 From 松実宥 京太郎君なら大丈夫だよ。 私も頑張ります。勝ったらまた抱きしめてくれると嬉しいです。 もう遅いのでこれで最後にします。おやすみなさい。 Ps 私は京太郎君を愛してます。 京太郎「……心が痛い。嬉しいのに」 早朝 京太郎「決勝だ」 京太郎「カピーは暖かいな」クーラーガンガン カピー「パカパカ(当たり前だ」ゴロゴロ カピー「パカパカ(考えるだけ無駄だな」 京太郎「いやだってな…」 カピー「パカパカ(知らなくていい。誰も幸せでない結末に興味を示すな」 京太郎「…なんかすまん」 カピー「パカパカ(ふん…向こうもここも根本は変わらないな」 ーーーーーーー 朝 京太郎「万全だな」 京太郎「義姉さん達に連絡しておくか」 ♪ー 京太郎「電話?もしもし?」 健夜「もしもし、京君?」 京太郎「あれ、健夜義姉さんどうしたの?」 健夜「決勝だからね…今日くらいは電話していいかなって」 京太郎「いつでも電話していいのに。ありがとう」 健夜「うんうん…今日は頑張ってね。応援してるから」 京太郎「ああ。勝つよ。勝ったら俺は義姉さん達に言う事があるから聞いてくれるかな?」 健夜「…わかったよ。良子ちゃんにもそう言っておくね」 京太郎「ありがとう」 健夜「それじゃあそろそろ切るね」 京太郎「……」 健夜「また後でね」 京太郎「……す」小声で何かを呟く 健夜「えっ?」 ブツん… 京太郎「……聞こえたかな?」 カピー「パカパカ(今頃、部屋で悶えているだろうな」 ーーーーーー 健夜「……」固まっていた 昼1. 男子決勝 アナウンサー「さあついに今年もやってきました。高校生男子最強が決定します。今年は誰が優勝するのでしょうか!」 はやり「岩手の須賀選手かな☆」 アナウンサー「あ、あの瑞原プロ。解説の立場からそう言われるのはどうかと思うんですが…」 はやり「そうだね☆真実でも話したら駄目だった☆私個人から言うと今の須賀選手と戦いたくないかな」 アナウンサー「それは何故ですか?」 はやり「勝ちに貪欲だけど全てを薙ぎ払うつもりでいるから小鍛冶プロ以上にトラウマを産むからかな☆」 アナウンサー「小鍛冶プロ以上…」 はやり「うん☆今の須賀選手は正真正銘の大魔王だよ☆」 男子個人決勝 会場 京太郎(やっとここまできた…ここで勝てば男子最強になれる。やっと一つ義姉さんに追いつく) 京太郎(思えば高校に入って四ヶ月…たくさんの事があった。転向したり合宿したり…色んな人に大切な事を教えてもらった。俺はそれを糧に今ここにいる). 決勝イベブースト判定 好感度恋心以上の人数×2 判定大成功確定 オーバーキル。 モブ「お前が親だぞ、須賀」 京太郎「……東二局はこない」 モブ達「はっ?」 京太郎「チリ一つ残さない…立っているのは俺だけだ」 ーーーー ? 京太郎「ツモ.16010オール」 モブB「な、なんなんだよお前は!」 モブA「二連続役満…ありえない…」 モブC「い、イカサマだ!」 京太郎「……ならもう一局やりますか?」 モブB「そ、それはいい…」 モブC「あ、ああ…」 モブA「ありえない…」 京太郎「なら勝者は俺です。俺が高校生最強です」 ーーーーーーー インタビュー アナウンサー「優勝おめでとうございます。この喜びを誰に伝えたいですか?」 京太郎「……」 京太郎「宮守の皆とも分かち合いたいですが…それよりも義姉に伝えたいです」 アナウンサー「お姉さんにですか…何と伝えるんですか?」 京太郎「やっと義姉さん達の弟だといっても恥ない事ができた。時間がかかったけど…いつも感謝してます。ありがとうと」 アナウンサー「えっ?それはどう言う事でしょうか?」 京太郎「……秘密です。ただ言葉の通りですよ」 アナウンサー「そうですか…なら質問にいきますね」 京太郎「はい」 ーーーーーーーー はやり「泣きすぎだよ良子ちゃん…」背中をさすってやり 良子「ソーリー…ですが…涙が…涙が止まらないんです」 はやり「記憶の中で成長した京太郎を知ってるのに…やっぱり直でみると違うのかな?」 良子「は、はい…もう京太郎は立派な漢です」ポロポロ はやり「そうだね…あんなに小さかった男の子が何時の間にかあんなに大きくなった。私も嬉しいよ」 良子「はい…」 ーーーーーーーー 恒子「すこやん?」 健夜「どうしたの恒子ちゃん?」ゴゴゴ 恒子「な、なんで嬉しそうなの?」 健夜「私、嬉しそう?」 恒子「うん。なんか怖いけど嬉しそうだよ。そんなに弟君がああ言った事が嬉しいの?」 健夜「…うん。京君が約束を守ってくれそうだから」 恒子「約束?」 健夜「秘密だよ」 恒子「お、教えてよ、それくらい!」 健夜「だーめ…でもヒントだけ。私ね、公式戦でまだ誰にも負けた事がないんだ」 恒子「それくらい知ってるよ!」 健夜「ならそれが答えだよ」 恒子「…わ、わからない」 健夜「待ってかるからね…京君」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/9362.html
h119-01 京透 h119-02 京咲照 h119-03 京はやり照 h119-04 京咲 h119-05 京洋 h119-06 京咲 h119-07 京・清澄 h119-08 京・清澄 h119-09 京・阿知賀 h119-10 不明 h119-11 京淡 h119-12 京・阿知賀 h119-13 複数 h119-14 複数 h119-15 複数 h119-16 京咲 h119-17 京・清澄 h119-18 京恵 h119-19 複数 h119-20 京久洋 h119-21 京灼 h119-22 京・宮守 h119-23 京・白糸台 h119-24 複数 h119-25 京咲 h119-26 京・臨海 h119-27 京和 h119-28 京・白糸台 h119-29 京宥 h119-30 京咏 h119-31 京咲 h119-32 京咲 h119-33 複数 h119-34 複数 h119-35 京・清澄 h119-36 京・清澄 h119-37 複数 h119-38 複数 h119-39 京衣 h119-40 京咲 h119-41 京咲 h119-42 京咲照 h119-43 京・清澄 h119-44 京・阿知賀 h119-45 京咲 h119-46 京穏 h119-47 不明 h119-48 京玄
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6261.html
朝 京太郎「っ…良く寝た。あれシロも起きてたのか?」 白望「うん…さっき起きた」 京太郎「そうか。とりあえず準備したら朝御飯だな」 白望「うん」 京太郎「……なんかあったのかシロ?」 白望「なんで?」 京太郎「幸せそうだから…」 白望「幸せだよ?」首を傾げて 京太郎「ああ、もうそうじゃなくて」 白望「京太郎は幸せじゃないの?」 京太郎「えっ?いや、その…幸せだけど」 白望「同じ」 京太郎「なんか違うんだけどな…」 白望「京太郎」 京太郎「なんだ?」 白望「…おんぶ」 京太郎「…いつものシロだな」 昼1. 京太郎「どうするんだ?」 白望「……」 白望「観光しよう…怠いけど」 京太郎「どこにいくんだ?」 白望「任せる」 京太郎「やっぱりか」 京太郎「ラベンダーでも見に行ってみるか」 白望「うん」 ラベンダー畑 京太郎「綺麗だな…」 白望「そうだね」おんぶ 京太郎「香りもいいし丁度良い時期にきたな」 白望「うん…」 京太郎「売店でお弁当を買って来るからちょっと待っててくれ」 白望「鮭弁当がいい」 京太郎「了解」 ーーーーーーーー 売店 京太郎「鮭弁当と…あれでもシロが鮭食べるって俺が食べさせるんじゃないか?」 爽「気分転換にこうしてくるのも悪くない」 京太郎「俺は幕の内弁当にしておこうかな…」手を伸ばして 爽「お弁当…これでいいか」手を伸ばして ピト… 京太郎「あっ、すいません」 爽「いや此方も…岩手の魔王須賀京太郎!」 京太郎「えっ?」 爽「試合観たよ。能力を抑えてあの実力…打ってみたいと思った」 京太郎「は、はぁ…」 爽「だか今日はリフレッシュの為に麻雀は打てないんだ。残念だ。それじゃあ全国でまた会おう」キリッ スタスタ… 京太郎「な、なんだったんだ?」 白望「どうかしたの?」 京太郎「いや、変な人に絡まれてな」 白望「女?」 京太郎「おお、そうだ。なんかこう天然だった」 白望「可愛かった?」 京太郎「特に。マシンガントークだったからそんな事を思わなかった」 白望「大変だったね」 京太郎「ああ。とりあえず飯にするか」 白望「うん」 京太郎「ところで鮭は俺がむくのか?」 白望「もちろん」 京太郎「だよなー」 夜 京太郎「札幌に帰ってくるのに大分と時間がかかったな」 白望「…昼寝したからしかたない」 京太郎「そうだな」 京太郎「お土産を買って明日の朝に岩手に戻るか」 白望「何を買うの?」 京太郎「白い恋人とかかな」 白望「センスない」 京太郎「うっ…なら生キャラメルとかはどうだ?」 白望「マシになった」 京太郎「手厳しいな」 白望「普通だよ」 ーーーーーーー お土産屋 京太郎「シロにも何か買うか…ついでに俺のも」 白望「何を買ったの?」 京太郎「生キャラメルです」 白望「……」ジト目 京太郎「ま、待てシロにはこれだ」ブレスレットをみせて 白望「…ありがとう」カァァ 京太郎「どういたしまして」 ホテル 白望「一緒に寝る」 京太郎「いや駄目だろ」 白望「……」 京太郎「…襲われたらどうする」 白望「信じてる」 京太郎「都合の良い言葉だ…はぁ、俺の負けだよ」 白望「ありがとう」ニコ 京太郎「本当に知らないからな!」 深夜 白望「京太郎…」小声 京太郎「……zzz」 白望「寝てる…ならいいよね?」 ギュ…抱きしめて 白望「暖かい…」 京太郎「…zzz」 白望「皆には悪いけど…私はもう決めた」 白望「京太郎と居る」 朝 京太郎「……シロが抱きついてて動けない」 白望「…zzz」 京太郎「シロー、起きろー」 白望「うん…おはよう」 京太郎「ああ、おはよう。離してくれると助かるんだが」 白望「…うん」 ギュウ…強くなり 白望「zzz」二度寝 京太郎「寝るな、起きろー」 白望「うるさい」 京太郎「……ごめん」 昼 空港 京太郎「なんだかすぐだったな」 白望「…うん」 京太郎「…また行こうな」 白望「うん」 京太郎「また二人でな」 白望「えっ?」 京太郎「いやだったか?」 白望「そんな事ない」 京太郎「よかった」 マホと衣 衣「見つけた」 マホ「ほぇ?」 衣「義兄様は衣の義兄様なんだぞ!」 マホ「義兄様?京お兄ちゃんの事ですか?」 衣「そうだ!」 マホ「京お兄ちゃんはマホのお兄ちゃんです!」 衣「衣のだ!」 マホ「マホのです!」 衣「…それなら麻雀を決着をつけよう」メラメラ マホ「いいですよ…負けませんから」メラメラ 衣「ちょこざいな…格の差を教えてやろう!」 マホ「マホが勝つんです!」 ーーーーー 衣「なかなかやるようだな」 マホ「そっちも流石、天江さんです」 衣「衣の事を知ってるのか?」 マホ「はい!去年の試合を観てました!尊敬してます!」 衣「そ、そうか…なら特別に衣お姉ちゃんと呼ぶ事を許してやろう!」 マホ「いいんですか?」 衣「ああ、それなら義兄様は皆の義兄様だ」 マホ「か、賢いですね!」 衣「衣はお姉ちゃんだからな!」えっへん マホと美穂子 美穂子「それで京太郎はなんて言ってたの?」 マホ「自分はゲスなんだって」 美穂子「…マホちゃんはどう思ったのかしら?」 マホ「…その時は嫌いでした。でも今は嘘だって思ってます」 美穂子「何故かしら?」 マホ「悲しそうな顔でした。マホが馬鹿だったからお兄ちゃんは困ったんです」 美穂子「…そこまでわかってるなら私は何も言わないわ」 マホ「ダメです…マホは貴女に聞きたい事があるんです」 美穂子「私に?」 マホ「お兄ちゃんは何故、二番目に貴女に話したんですか?」 美穂子「えっ?」 マホ「マホ知ってるんです。美穂子さんはお兄ちゃんの過去を知ってる事を」 美穂子「……」 マホ「教えてくれますか?」 夜 京太郎「帰ってきたぞ、我が家に……マホは明日か…帰ってきてくれるかな?」 カピー「パカパカ(夢屋にあったらしいな」 京太郎「夢屋?あのキグルミの事か?」 カピー「パカパカ(ああ。夢を差し出さなかったと聞いて驚いた。悪夢と引き換えに幸運を貰えたのだぞ?何故しなかった?」 京太郎「悪夢の定義がわからなかったのと悪夢でも夢だからな。ヒトにはやれないさ」 カピー「パカパカ(主らしいな」 京太郎「変な石を手に入れたから鑑定してもらっていいか?」石を見せて カピー「パカパカ(どうしてそう面倒な物を手に入れてくるんだ」 カピー「パカパカ(これは輝石だな」 京太郎「輝石?」 カピー「パカパカ(DFの力を感じるがまあ害はないだろう。一回ぐらいなら良い事を起こしてくれる代物だな」 京太郎「なんだそれ」 朝 京太郎「……なんか変な夢をみたきがする」 カピー「パカパカ(朝から変な顔をして何かみたのか?」 京太郎「いや、夢を視てた気がするんだけど内容を覚えてないんだ」 カピー「パカパカ(夢……ヒースクリフの夢か。全く輝石などを買ってくるからだ」 京太郎「ヒースクリフって誰だ?」 カピー「パカパカ(知らなくて良い事だ」 京太郎「この前も聞いたけど鍵ってどんな意味があるんだ?」 カピー「パカパカ(お願いしにきたのか質問をしにきたのかどっちだ。はっきりしろ」 京太郎「すまん、ならまた剣に力をいれてくれるか?」 カピー「パカパカ(……刺されるぞ?」 京太郎「大丈夫だろ」 カピー「パカパカ(まあいいがな。個人的には鏡の方が便利だとは思うんだがな」 昼1 京太郎「どうしたものかな」 京太郎「咲にメールしてみるか」 From 宮永咲 久しぶりだね京ちゃん。 元気にしてた? 京太郎「元気にしてるぞっと…そっちはどうだ」 From 宮永咲 さっきまで合宿だったんだよ…そういえばマホちゃんに告白されたんだってね。 京太郎「…何で知ってるんだ?」 From 宮永咲 マホちゃんが皆に相談してたよ。 京太郎「……まじか」 From 宮永咲 本当だよ。全部話してた。 私は京ちゃんのした事は正しいと思うよ。マホちゃんの事が大切なんだね。 京太郎「大切ってか…その一人ぼっちは寂しいと思うからな」 From 宮永咲 京ちゃんらしいね。また全国で会おう。 京太郎「おう。全国でなっと…」 昼2. 京太郎「……眠いな」 京太郎「昼寝でもするか…」 男「化物め…なんでこんな奴を預からないといけないんだ」 男の子「……」虐待されていて 女「そうよ…須賀か何かは知らないけどあの子の為になるとは思えないわ」 男「一ヶ月の我慢だ。それで金が貰えるからな。そうしたら断ってこのガキをさっさと追い出せばいい」 男の子「……てやる」 女「えっ?」 男「今なんて言った?」 男の子「呪ってやる」 女「な、何を言ってるの気味が悪い」 男の子「お前達なんて呪ってやる」 男「黙れ!」 ドン…突き飛ばし 男の子「っ!……!」痛みに耐えて 男「お前にそんな力があるわけないだろ!呪われた血が!だからお前の家族も皆殺しに…ヒッ!」 男の子「……なんて言った?」 女「な、なんなのよ!」後退り 男の子「…呪ってやる。のよりお姉ちゃん以外のこの家の人を全員呪ってやる」レイプ目で立ち上がり ガタガタ…物音がし始めて 男「な、なんなんだよ!お前はなんなんだよ!」 男の子「……お前達なんて死んでしまえばいいんだ」 ーーーーーーー バッ… 京太郎「ハァハァ…な、なんだ今の夢…」汗を大量にかき 夕方 京太郎「…胸糞悪い夢だったな」 ガチャ… マホ「ただいまです!」 京太郎「た、タイミングが悪いな…」 スタスタ…ガラ…ドアを開けて マホ「京お兄ちゃん、マホ決めました!」 京太郎「な、何を決めたんだ?」 マホ「お兄ちゃんをマホの魅力でメロメロにします!」 京太郎「はっ?」 マホ「そして二年後にお兄ちゃんと結婚するんです!」 京太郎「な、何を言ってるんだ?」 マホ「マホのショーライ設計です!」 京太郎「…なんでそうなった」 マホ「合宿でそうなったんです!」 京太郎「が、合宿で何があったんだ」 夜 京太郎「マホはどうしてああなった」 京太郎「アイテムはどうしようかな」 マホ「頑張ります!」 京太郎「ち、近いぞ?」 マホ「そうですか?」膝に座っており 京太郎「いや、別にいいぞ」 京太郎「今日はこれを使って教えよう」 マホ「なんですこの本?」 京太郎「健夜義姉さんの書いた最高の麻雀の参考書だ」 マホ「難しいそうです…」 京太郎「できるだけ優しく教えるから大丈夫だ…多分」 マホ「が、頑張ります!」 就寝前判定 京太郎「一緒に寝るのか?」 マホ「駄目ですか?」涙目 京太郎「…手は出さないからな」 マホ「合宿の人が教えてくれました。そう言ってくれたら意識してるんですよね!」ニコニコ 京太郎(合宿で何を学んできたんだ!) ーーーーーーー 朝 京太郎「…腕まくらにされてる」 京太郎「朝御飯を作るか…」 ノソノソ… カピー「パカパカ(タジタジだな」 京太郎「年をとった気分だ…冗談だけどな」 カピー「パカパカ(ふん…義姉に言ったら耐久麻雀だな」 京太郎「ね、義姉さんはいないから大丈夫だ」ブルブル カピー「パカパカ(震えるなら言うなよ」 昼1. 京太郎「…言葉には気をつけないとな」 京太郎「部活に行かないとな…マホは連れて行くのは…まあ、今回はやめておくか」 ーーーーーーー 部室 京太郎「こんにちわー」 エイスリン「ヒサシブリ!」 豊音「本当に久しぶりだよー」 白望「ダルい…」ぐだぁ 胡桃「生キャラメル持ってきたの?」 塞「じゃあ私はお茶いれるね」 京太郎「…なんでこんなピリピリしてるんだ?」 豊音「二人で黙って旅行に行くからだよ」 京太郎「えっ?」 塞「私達聞いてなかったんだけどな…」 京太郎「し、シロ言ってなかったのか?」 白望「忘れてた…」 京太郎「…」ダラダラ エイスリン「オハナシダヨ!」 京太郎「は、はい」 白望「疲れた…ダルい…」 京太郎「いやまあ、黙ってた俺達が悪いからな」 白望「そうだね…前みたいに槍の事を教えて」 京太郎「お、おう。任せろ」 京太郎(なんでやる気があるんだ…) 帰り道 塞「シロと旅行どうだったの?」 京太郎「楽しかったぞ。野球観たりしたしな…シロは寝てたけどな」 塞「…他には何もしなかったの?」 京太郎「とくになにも…あっ、ラベンダー畑で変な人に絡まれたな」 塞「そんなことじゃなくて…その…シロとキスとかしたの?」 京太郎「そんな事はしてない」 塞「そ、それだったらいいや…」 塞「…私とも行ってくれる?」 京太郎「…なあ塞…俺はそんなに良い奴じゃないんだぞ」 塞「迷ってるって事は皆知ってるよ」 京太郎「それなら普通…」 塞「それでも私達は京太郎と居るんだよ」 京太郎「……重いな」 塞「うん。そうしないと何処かに言っちゃうからね、京太郎は」 京太郎「なんだそれ」 塞「経験だよ、経験」ニコ 夜 京太郎「…ふぅ…」 京太郎「この薬は不味いよな…」 京太郎「まあ、カピーの薬だから大丈夫だろ」 ガチャ…バタン… カピー「パカパカ(使い方には気をつけろと言ったんだがな。あの薬は危険だと…」 「今日はこの薬を飲んでくれ」 お兄ちゃんがそう言って私に渡した薬を飲む。 身体が熱い…お腹が熱い…駄目って言われたのに欲しくなる 「お、お兄ちゃん…」 「ど、どうしたんだ?」 お兄ちゃんが私に駆け寄ってきてくれる。 お兄ちゃんのせいで…お兄ちゃんのせいだから許してくれるよね? ドン…バタ… お兄ちゃんを押し倒して床でマウントをとる。 「マホ、こんな事はしたら駄目ってあの時に言っただろ」 お兄ちゃんが何が言っているが気にしない。私はお兄ちゃんとSEXするんです。 「知らないです…お兄ちゃんが変な薬を盛るからいけないんです…マホ…もう我慢できないですよ」 お兄ちゃんの顔が歪む。そんな顔をしなくていいのに…マホが気持ち良くしてあげるから安心してね。 「マホ…俺が…っ!」 うるさいので口で塞ぐ。Hなおとがなるけどそれ以上にお兄ちゃんの口が美味しい。お兄ちゃんの舌とマホの舌を絡める。息がしにくいけど別にいい。マホはお兄ちゃんとこうなりたかったんだから 「ぷはぁ…マホ…難しい事は解らないけど…一つだけ解ります。お兄ちゃんはマホを抱きたいって事が」 そう言いながらお兄ちゃんのおちんちんをズボンの上から触る。 「そんな事はない…ハァハァ…」 お兄ちゃんはそんな事を言ってるけどそんな事はない。ズボンの上からでもわかるぐらいに大きくなっている。 「嘘は駄目って京お兄ちゃんが言ってたんですよ?」 私は腰を浮かしてズボンごとパンツをずらす。マホの大事な所はもうぐちょぐちょに濡れていた。 「ほら、マホの大事な所はこんなに濡れてるんですよ?」 右手でお兄ちゃんのズボンの中にいれておちんちんに触り、左手を床につきお兄ちゃんによく見えるようにする。 「マホを抱いてはくれないんですか?こんなにお兄ちゃんが欲しいのに…マホを孕ましてください」 「……知らないからな…皆敵になるんだぞ」 皆が敵?…それでもお兄ちゃんが居てくれるならマホはそれでいい…マホはお兄ちゃんが居たら何も怖くない 「マホはお兄ちゃんが居たらそれでいいです…だってマホはお兄ちゃんが大好きですから」 マホはそう言っもう一度キスをした。 後日談 アナウンサー「決まった!須賀マホ三年連続全国区優勝!歴史は繰り返される!夫の須賀京太郎が男子で築き上げた大記録を女子で築きました!大魔王の嫁は大魔王だったー!」 健夜「はやく須賀選手にはプロにきて欲しいんだけどね」 アナウンサー「やはり対局してみたいですか?」 健夜「はい。是非、戒能プロや私をはじめ色々な人が彼女との対戦を望んでいますから」ゴゴゴゴ… アナウンサー「そうですか…私もその試合を是非見てみたいものですね。おっと…須賀選手のインタビューが始まりそうです」 アナウンサー女「実況席、実況席、今から須賀マホ選手のインタビューを始めたいと思います。須賀選手、三年連続全国優勝おめでとうございます。この気持ちを誰に伝えたいですか?」 マホ「応援してくださった、学校の後援会の方々や部活の仲間に伝えたいです」 アナウンサー女「須賀プロにではないんですか?」 マホ「旦…須賀プロには勝ってくるといいましたから今日の晩にでもご褒美を貰う予定です」ニコ アナウンサー女「そ、それはもしかして赤ちゃん…という事ですか?」 マホ「さぁ?公式でのコメントは控えさしてもらいます。ただ、私も女だって事だけいわしてもらいます」 アナウンサー女「そうですか。十ヶ月後に朗報が聞ける事を楽しみにしています。最後にTVの前の人に一言お願いします」 マホ「では…プロの皆様方おまたせしてすいません。旦那に手を出した事を踏まえてきっちり勝ちに行くので楽しみにしててくださいね。マホは五年前から勝者ですけどね」ニコ ニュース番組 アナウンサー「全国各地で異常気象が多発しています。東京では竜巻が、長野では夏なのに雪が降ったそうです。鹿児島では謎の嵐が起きているらしく、情報が入り次第お伝えして行きます」 END 京太郎「マホ、なんでこんなに強くなったんだ?」 マホ「えっ?そうですか?」 京太郎「ああ、ミスをしないし牌効率が良くなってる」 マホ「京お兄ちゃんのおかげかな?」首を傾げて 京太郎「いや、多分なんかがあったんだと思うんだがな…」 七月26日 水曜日 朝 京太郎「……マホがエロくみえる」 カピー「パカパカ(ロリコン、どうした?」 京太郎「待て、カピー。手は出してない、しんじてくれ!」 カピー「パカパカ(ふん…隷属さしておいてそれはないだろう。主はロリコンだったとは予想外だがな」 京太郎「ロリコンじゃない…はずなんだ。ただマホが急にエロいんだ…どうしてこうなった」 京太郎「これからの起きる一番近いアクシデントの対策を教えてくれ」 カピー「パカパカ(賢い質問に見えるがそれは神託の部類…今は神託はしていないから仕方ないか。一度しか言わないから良く聞いておけ」 京太郎「はい」 カピー「パカパカ(金糸雀は一人で岩手に来るがその後を妲己が追って来るだろう。金糸雀はその時には岩手には居ないが妲己は気付く。金糸雀が何を思ったのかを。女とは怖いが全ては男の為だ。回避するなら鎖で繋げ。妲己もそれを望むだろう。壊した責任はとるべきだ。まあ、重荷にならなければいいがな」 京太郎「全く意味が解らないんだが…」 カピー「パカパカ(終わりはもう見え始めている。主にも決断しなければならない時がくる。思考を止めるな」 京太郎「わかったよ…考えればいいんだろ」 カピー「パカパカ(そうだ。それでいい」 昼1. 京太郎「金糸雀…妲己…さっぱり解らん」 部活 京太郎「今日も皆居るな…どうしようか」 胡桃「今日は槍を教えて欲しいかな」 京太郎「槍ですか…感覚を伝えるだけなんで分かりにくいですよ?」 胡桃「多分、大丈夫だよ」 ーーーーーー 昼2. 京太郎「まだ何かできるな」 白望「もうすぐできそうだから教えて」 京太郎「そうか。ならちょっと頑張るか」 白望「うん」 ーーーーーー 白望「……」 京太郎「イメージができないのか?」 白望「うん…」 京太郎「難しいよな、急に槍のイメージって言われても…」 白望「手を握ってて」 京太郎「えっ?」 白望「たぶんそれでできるから」 京太郎「わかった…」 ギュ… 白望「ありがとう」ニコ 京太郎「槍の為だから仕方ないさ」照れ隠し 白望(私と京太郎の槍…) ドクン… ??「開闢の力を贄に我を求めるか…良かろう。ただの雑種ではないのであろう。我が力を授けよう」 白望「えっ?」 京太郎「どうかしたのか?」 白望「…なんでもない」 白望(へんなのができた……まあいいか。ダルい) 帰り道 京太郎「そういえば女子だけで合宿に行くんだろ?」 塞「うん。京太郎が丁度、東京に家族旅行の時にね」 京太郎「コーチにプロを呼ぶって聞いたけど誰が来るんだ?」 塞「確か三尋木プロと野依プロだったはず」 京太郎「火力と防御か…両方とも知り合いだけど強いから羨ましいな」 塞「京太郎は戒能プロと小鍛冶プロと骨休めしないと駄目だよ。プロのお二人にはお世話になってるんだから」 京太郎「わかってるよ」 塞「それとあんまり単独行動はしたら駄目だよ」 京太郎「なんでだ?」 塞「京太郎はモテるから」 京太郎「…からかわれた?」 塞「本当だよ」 京太郎「そんな事ないと…言えないわな。まあ、知り合い会うくらいしかないから大丈夫だろ」 塞「それだといいんだけどね」 夜 京太郎「マホが料理を作ってくれてた…美味かったな」 京太郎「アイテムの確認でもするか」 京太郎「物騒な物しかないからやめとくか」 就寝前 ♪~ 京太郎「メール?」 From 雀明華 明日、岩手に行くので良かったら会いませんか? 京太郎「雀さんか…東京から来るんだしあってみるか」 From 雀明華 良かった。明日の昼過ぎに◯◯駅で会いましょう。 京太郎「了解っと」 朝 京太郎「今日は雀さんと昼過ぎに待ち合わせだよな」 京太郎「アイテムを使ってみるか」 京太郎「……この鎖って願えばいいんだったよな?まあ、そこまでひどくないだろうし使うか」 京太郎「ハオに使ってみるか…たぶんそうでもないしな」 ガチャ…鎖が動き 京太郎「えっ?」 ガチャガチャガチャガチャ…凄い勢いで周り消滅する 京太郎「…おい、やばいやつだったんじゃないのか!」 ??「縛りましょう。逃げられぬ様に。囚えましょう、運命を捻じ曲げて。貴方の願い叶えます」 京太郎「っ!ハオに連絡しないと!」 ♪~ 慧宇「こんな朝早くにどうかしたんですか?」 京太郎「よ、良かった…」 慧宇「良かった?何かあったんですか?」 京太郎「いや、ただ騙されたみたいだ…ハオに鎖が巻きついてるんじゃないかと心配したんだ」 慧宇「鎖?」 京太郎「いや、解らないなら知らなくていい。朝早くからごめんな。それじゃあ」 プツン… 慧宇「鎖ってこの首輪の事でしょうか?急に現れたから驚きましたが…そうか…ご主人様がつけてくれた首輪か…うっ…」下腹部を弄り始めて 慧宇「ご主人様…ハァ…慧宇は…嬉しいです…っ!」はてる 昼1. 京太郎「雀さんとは昼過ぎだから部活にも少しはいけるな」 京太郎「マホに何を教えようか」 京太郎「もうマホに麻雀の基礎で教える事はあまりないのかもしれないな」 マホ「そんなことはないです!」 京太郎「そうか?基礎は完璧だから別の事も教えようと思ったんだが…」 マホ「えっ?」 京太郎「マホがそこまで言うならまだまだ基礎だな」 マホ「あぅ…そんなのずるいですよ!」 京太郎「冗談だ冗談。次からは応用とかをしていくか」 マホ「はい!」 明華「お久しぶりです」 京太郎「はい、お久しぶりです。今回はなんで岩手にきたんですか?」 明華「京太郎に会いに来たんです」 京太郎「えっ?」 明華「冗談です。母と旅行の予定だったんですが、急な仕事で母が来れなくなったんです」 京太郎「それでか。一瞬本気にしかけましたよ。雀さんさ美人なんですから」 明華「相変わらずたらしは健在ですか…エスコートを頼んでもいいですか?」 京太郎「もちろん。晩御飯は俺が奢りますよ」 明華「えっ?」 京太郎「高級フレンチに行くんですよね」 明華「お、覚えてたんですか?」 京太郎「はい。美人との約束は忘れませんから」ワハハ 明華「…あ、ありがとうございます」カァァ 京太郎(あれ思ってた反応と違う) 明華「ここがあの中尊寺」キラキラ 京太郎「嬉しそうですね」 明華「はい!母から話は聞いてましたから」ニコニコ 京太郎「そんなに走ると危ないですよ」 明華「大丈…」 バタン… 京太郎「ほら言ったじゃないですか…」 明華「うぅ…大丈夫です。っ!」 右足を抑えて 京太郎「…大丈夫に見えませんよ」明華の前でかがむ 明華「あの…」 京太郎「普通なら座るんでしょうけど、時間もないですし回りましょう。それに今日は涼しいですから汗もあまりかいてません」 明華「ごめんなさい…」 京太郎「謝らなくていいですよ」 ギュ…おんぶされ 京太郎「羽のように軽いですね」 明華「……」京太郎の匂いをかいでおり 京太郎「雀さん?」 明華「あ、なんでもないです!」 京太郎「それだったらいいんですけど…」 明華(父親の背中とはこんな感じなのでしょうか?) 夕方 京太郎「そろそろご飯にしますか?」 明華「…今日はもういいです」 京太郎「えっ?」 明華「これ以上おんぶされてるのも恥ずかしいですし…何より考えたい事もありますから」 京太郎「わかりました…それならホテルに送っていきますね」 明華「…お願いします」ニコ 京太郎(俺、なんかしたんだろうか?) ーーーーーーー ホテル前 京太郎「明日も岩手に居るんですか?」 明華「はい。用事を済まさないといけないので」 京太郎「そうですか。また何かあったら呼んでくださいね」 明華「…頼りにしてます」 京太郎「任せてください」ワハハ 明華(私はこの人の事が…) 夜 京太郎「…義姉さん達がそろそろ帰ってくるとおもうんだけどな」 京太郎「あわあわさんにメールしてみるか」 京太郎「普段の事を聞いてみるか」 From あわあわ てるてるにボッコボッコにされたらしいね 京太郎「うっ…メールとは全く関係ない事をついてきた。てかあわあわさんとてるてるさんって知り合いだったのか。でもまあ、あわあわさんには勝ってますけどねっと」 From あわあわ な、生意気!照にまけたんだから私の勝ち! 京太郎「な、なんだこの超理論は…いやいや、てるてるさんとあわあわさんはべつでしょっと」 From あわあわ 一緒なの! 京太郎「……ならあれかあわあわさんに勝った俺はてるてるさんに勝ったんだな。よしつまり俺は負けてない」 From あわあわ 何それ、そんなわけ無いでしょ。負けを認められないとかダサいよ。 京太郎「…落ち着け、落ち着くんだ俺。ブーメランの画像を送って寝よう。トンチをきかしても解ってくれそうにないがな」 ーーーーーーー ??「ブーメラン??これってどう意味なの?」 朝 京太郎「……眠い」 カピー「パカパカ(やらかしたな主」 京太郎「やらかした?何をだ?」 カピー「パカパカ(玉藻前になった彼奴はもう主の事しか考えない。賢妻良母…本物もあの小娘を気にいたらしいしな。気をつけろ。起きたら腰を振ってるかもしれないからか」 京太郎「お、覚えておく」 京太郎「そういえばもうすぐ東京にいくんだけするべき事ってあるか?」 カピー「パカパカ(墓参り」 京太郎「っ!」 カピー「パカパカ(好い加減に一人で墓参りをしてこい」 京太郎「俺が聞きたいのは…」 カピー「パカパカ(何も違わない。主の事を思うなら須賀大社のあの墓に墓参りに行くべきだ」 京太郎「無理だ」 カピー「パカパカ(何故だ?」 京太郎「…まだ、怖いんだ」 カピー「パカパカ(ふん…知っていたよ。主がそう言うのを。小娘共も主の義姉も根本を解決せずに主と結ばれた。愛とは皮肉なものだ。一方通行でしかないのだからな」 京太郎「何を言ってるんだ?」 カピー「パカパカ(あったはずの未来についてだ。今回は私が悪かった。特別にもう一度だけ質問を許そう」 京太郎「…そういえば赤土さんの教え子に会いたいんだがどうすればいい」 カピー「パカパカ(無理だな」 京太郎「即答かよ。それは一生会えないって事なのか?」. カピー「パカパカ(そうでもないが全国前には会えない。方法がない」 京太郎「そうなのか」 カピー「パカパカ(即落ちでも使えば因果は歪むが放置でもいいだろう」 京太郎「そうだな。会えないなら会えないで仕方ないか」 カピー「パカパカ(そうだぞ。決して即落ちを使う時に輝石を使ってまで求めるなよ、絶対にだ」 京太郎「…それはふりか?」 カピー「パカパカ(さあな」 昼1. 京太郎「なんだか今日はいい事がある気がする」 京太郎「咲にメールしてみるか」 京太郎「他校の友達ができたのかきいてみるか」 From 宮永咲 京ちゃんは私をなんだと思ってるのかな?友達ぐらいできるよ。 京太郎「……目頭が熱いな。人見知りで麻雀でしか対話できなかった咲にも友達ができたのか…流石に酷いか」 From 宮永咲 京ちゃんの方こそ大丈夫なの?最近何かあったからこうやって連絡してきてるんじゃないのかな? 京太郎「……そんな事はないぞ」 From 宮永咲 それならいいんだけど…何か言ってね。京ちゃんと私は幼馴染なんだから。 京太郎「…成長するんだな」 ーーーーーーー 咲「クチュン…京ちゃんが何か言ってる気がする」 昼2. 京太郎「嫌な予感がする」 京太郎「皆いるんだな」 豊音「シロとなにかあった?」 京太郎「何かって?」 豊音「うーん…例えばキスとかしたのかなって」 京太郎「塞と同じ事を聞くんだな。そんな事はなかったぞ。俺はヘタレだからな」 豊音「そうだったらいいんだけど…シロだけずるいよ」 京太郎「旅行の事か?」 豊音「うん」 京太郎「なあ豊音」 豊音「なに?」 京太郎「もし俺が皆好きって言ったらどうするんだ?」 豊音「…どうしてそんな事を聞くの?」 京太郎「何となくだ」 豊音「別にいいよ、私は。側に居れたら嬉しいから」 京太郎「世間体とかは考えないのか?」 豊音「そんなのどうでもいいよ。皆が幸せなら世間なんて後で良いんだよ」 京太郎「強いんだな」 豊音「京太郎が難しく考えてるだけだよ。私は何時だって変わらないよ」ニコ 京太郎「…」 ーーーーーーーー 帰り道 胡桃「京太郎はずるいよ」 京太郎「何がだ」 胡桃「麻雀部の皆にモテて、お姉さん達にも愛されてるのに京太郎は何も決めない。それってずるじゃないの?」 京太郎「……何が言いたいんだ?」 胡桃「悲劇のヒロインを気取るのはやめるべきだよ」 京太郎「…」 胡桃「過去を引き摺ってる事を理由にして逃げないで欲しい」 京太郎「…逃げてなんかない」 胡桃「逃げてるよ。シロと旅行に行ったのに手を出さない?ありえない事だよ」 京太郎「シロとはそんな仲じゃないから当たり前だろ」 胡桃「そこが間違ってる。私達は京太郎が好き。京太郎はそれを知ってるのに応えない…いや応えたくないだけだよね」 京太郎「な、何を言ってるんだ?」 胡桃「皆と話し合って待つつもりだったけど待てない。私は京太郎が好き。likeじゃなくてLOVEの意味で。愛してる。答えて京太郎。京太郎はどう思ってるの?」 京太郎「お、俺はそんな事を考えた事が…」 胡桃「逃げるな!!」 京太郎「っ!」 胡桃「逃げないで答えてよ。私だって怖い。京太郎が逃げる理由も知ってる。でもね…いつまでも逃げてると私達は歪んでしまう。好きな人が知らない女と仲良くなって、その人と付き合うならまだ解るよ。でもね京太郎は選ばない。私達に期待させて、宙ぶらりんにしたまま放置する。踏み込まれないと答えてくれない」 胡桃「だから私が踏み込む」 胡桃「私は須賀京太郎が好きです」 胡桃「答えて京太郎。上っ面の解答なんて認めない」 京太郎「……」 京太郎「……」目をつぶっていて 胡桃「……」 京太郎「勝手なのはどっちだ」 胡桃「……」 京太郎「確かに俺は選ばない。シロ達から向けられた好意も胡桃が今言った好意も全て無視して一定の距離にいる。久も桃子も洋榎もそうだ。皆、好きだと言ってくれる。損得勘定を抜きにして俺と居たいと言ってくれる」 京太郎「だけど俺にはその理由が解らない」 京太郎「誰かと居たいって気持ちは解る。俺も誰かに側に居て欲しい。だが俺にはその価値がない。わかってるだろ?俺は歪んだ人間だ。愛や情なんてどうでもいいんだ。感情が俺に向いていたら俺はそれを元に行動する」 京太郎「何かをして欲しいのならそれをこなそう。 近づいて欲しいのなら近づこう。 叱って欲しいのなら叱ろう。 兄になれと言うなら兄を演じよう。 俺は人の感情を返す事しかできないんだ。 なのに皆は俺に好意を向ける。 純粋な好意をだ。 俺にはその好意の理由が…」 胡桃「長い」股間に向かってグーで正拳突き 京太郎「っ!!」倒れこむ 胡桃「私はそんな長ったらしい事を聞いてないの。好きか嫌いかを聞いてるの」 京太郎「??!」地面でジタバタしており 胡桃「鏡とか厨二病くさい事を言わないで。さあ答えて、私の事が好きなのか嫌いなのか。変な事を言ったら次は蹴りをいれるからね?」 胡桃「さあ、答えて」 京太郎「……です」地面に寝転がったまま胡桃を見上げて 胡桃「大きな声ではっきりと」 京太郎「好きです!」 胡桃「それは私だけ?」 京太郎「…皆です」 胡桃「誰が含まれてるの?」 京太郎「宮守の皆、マホ、義姉さん達、鹿児島の知り合いや長野の知り合い…他にも大勢の人達です」 胡桃「男として最低だね」 京太郎「知ってますよ。だから逃げてるんです」 胡桃「誰か一人じゃ駄目なの?」 京太郎「…わかりません」 胡桃「…そこに正座して京太郎」 京太郎「は。はい」河川敷の草の上で正座 胡桃「正直に答えて。過去の事が怖いの?それとも皆好きだから逃げてるの?どっち」 京太郎「両方。ひとりぼっちは嫌だし、今だって反射的に体がうごく。それに世間的に重婚とかは駄目な風潮があるから…」 胡桃「…本音はどうなの?京太郎が一番望んでる事は何?」 京太郎「全員娶って家族にしたいです」 胡桃「軽く20人超えるよ?」 京太郎「……それでもです」 胡桃「タラしとかじゃすまないよ?」 京太郎「知ってます」 胡桃「知ってると思うけど億以上のお金を稼がないといけないんだよ?」 京太郎「どうにかします」 胡桃「はぁ…なんで私、こんな男に惚れたのかな」 京太郎「すいません」頭を下げて 胡桃「こっち向いてよ、京太郎」 京太郎「はい?」 チュ… 胡桃「手伝ってあげる。京太郎のその野望を」 京太郎「えっ?」 胡桃「まだ隠してることがあるのは知ってるけど私は京太郎の味方で居てあげる」 京太郎「……」呆然として 胡桃「だからね、私を一番最初に京太郎のお嫁さんにしてよ」 京太郎「な、何を言ってるんですか!」 胡桃「私は真面目だよ。駄目かな、京太郎?」 「…胡桃はそれでいいのか?」 彼が正座しながら私にそう聞いてきた。それでいいのかとはどう言う事なんだろう。皆が家族になる事に私は反対ではない。 「何が言いたいの?」 「俺は胡桃の目の前で胡桃以外の人も好きだって言ってるんだぞ?それでいいのか?」 真剣な目で彼はそう聞いてくる。 いいか悪いかで決まるのなら、答えは一つだ。 「そんなの良いわけないよ」 別に良い…あれ、思ってる事と言っている事が違う言葉がでる。 「私は私だけを京太郎に見て欲しい」 何を言ってるんだ。そんな事はとうの昔に捨てたはずなのに… 「豊音みたいに身長があるわけでも、シロみたいに胸もない。塞みたいにプロポーションが良いわけでも、エイスリンみたいに愛嬌もないけど…私は誰よりも京太郎が好き」 感情が止まらない。心の奥底に閉じ込めていた物が溢れかえる。皆は一人で結婚した記憶があるのに私にはそれがない。私が行動しなかったからそうなったのか京太郎にとって私はその程度の人間なのか…私はそれを確かめるのが怖かった。 でも言葉にしてしまった。 「京太郎の事を独占したいし、私以外の女とイチャイチャして欲しくない。でもね、それは私のエゴ。押し付けたらいけない」 嘘だ。押し付けたくて仕方がない。京太郎が宮守の皆と仲良くしてる事も認めたくない。 私はそうやってきて幸せだった記憶がある。 だから私は… 「嘘だな」 「えっ?」 「そんな泣き顔で言っても誰も信じてくれませんよ」 泣き顔?頬を触ると涙で濡れていた。 「俺は金的をくらって喋ったのに泣いて誤魔化すなんてなしだ」 駄目だよ京太郎、そんな事言ったら。私は我慢してるんだから。 「嘘をつくのはフェアじゃない」 我慢できなくなるよ?私は○十年間ずっと我慢してたのに… 「京太郎がタラしだからいけない…結婚記念日の時もそうだった」 今の京太郎に言っても仕方がないのかもしれない… 「結婚記念日?何を…」 「大切な記念日なのにいつもいつも家族パーティーとか言ってさ…雰囲気もロマンチックな事なんて何もなかった」 でも一度言い始めたからには止まらないし止めようとも思わない。 「だいたい、抱く人を麻雀なんかで決めたら火力の無い私やエイスリンが記念日に抱かれるわけ無いでしょ!!」 「あ、あの胡桃さん?」 「黙ってて!豊音や塞、智葉は仕方ないよ?まだ結託できるから…本気のお姉さん達なんて私達が三人ぐるにならないと一人も勝てないのに…私だって京太郎との赤ちゃんをもっと欲しかったんだから!」 「………」 呆然としてる彼の顔を見ると余計に腹がたってきた…なんでいつも怒ったらこんな顔になるんだろう。 「私だって女!京太郎を独占して、京太郎の赤ちゃんを産むのは私だけでいいと思ってる。でもね京太郎がヘタレで下半身がだらしなくて、情に弱いからそれができないんでしょ!」 彼が私の言葉一つ一つに反応して胃の辺りを抑えている。 「だいたいハオとの変態プレイは無い!ご主人様とメストラプレイとか何処の変態!私にランドセルを持たせたり、お姉さん達にセーラー服着せたり…京太郎は変態なんだよ!」 地面に倒れこんだ彼を無視してずっと思ってた事を言う。そうだ記憶があると知ってからずっと思ってた。京太郎はなんでこんなに変態なの? 一時間後 「聞いてるの京太郎?」 辺りが暗くなってきたから彼の表情が解らない。 「き、聞いてます」 弱弱しい声…覇気がない、覇気が。 溜まりに溜まった鬱憤を吐いて心の整理ができた…私が本当に思ってた事を言おう。 「京太郎」 彼の方をまっすぐと見る。 「はい」 彼が背筋を正して此方を向く。 「一回しか言わないから聞いて」 胸がドキドキする。こんな事を言う事は初めてだ…そうだ、私は京太郎に告白したことがなかったんだ。 「私だけをみてください。重い女と思われてもいい。私は京太郎を独占したい。私は京太郎が好きです。大好きです」 言えた…これで吹っ切れる。断れる事は解ってる。だから悔しくなんか…悔しくない。 「俺は変態ですよ?」 「知ってる」 「小学生プレイとかする男ですよ?」 「それでも好き」 暗くなったからか辺りがゆがんでみえる。 「…俺が他の人も好きだと言ってるのに?」 「うん」 「それじゃあ俺と結婚しますか」 「えっ?」 何を言ってるの?そんな事を軽々しく言ったら駄目なんだよ? 「俺の性癖や結婚記念日とかよくわからないけど…俺をこんなに好きで居てくれる人が居るのに誰かも好きとか言ってたら俺、殺されちゃいますよ」 彼はそう言って笑っている。 でもそれって… 「俺は生涯、貴方しか愛しません。だから俺と結婚してくれますか?」 彼はそう言って立ち上がる…だけど長時間正座してたからか足が子鹿みたいに震えていた。 「約束できるの?」 「嘘つきにはなりません」 「私は重い女だよ?」 「重い方が背負いがいがありますよ」 京太郎がゆっくりと歩いて来る。 「…幸せにしてね?」 「もちろんです」 私はその日、記憶と決別し本当に欲しかった人を手に入れた。 後日談 孫「でも結局、お爺ちゃんは重婚したんじゃないの?」 胡桃「そうだけど…まあ、それでも良いんだよ」 孫「なんで?お婆ちゃんとの約束を破った事になるんじゃないの?」 胡桃「私一人でお爺ちゃんは持て余したんだよ。それにね…皆で居た方が幸せだと気がついたの」 孫「…その結果が五十年前の結婚式?」 胡桃「おや、嫌だったかい?」 孫「うんうん…嫌じゃないよ。お爺ちゃん達能おかげで私が居るって知ってるし、お母さん達も納得してたから…ただ私はお爺ちゃんがどんな人か知らないから…」 胡桃「……変態だった」 孫「えっ?」 胡桃「全盛期の裏の二つ名は性欲大魔神だったからね」 孫「そ、そうなんだ…」 胡桃「献身的でもあったかな…家事を一手に引き受けてくれてね。20過ぎた頃には分身してるんじゃないかって言われてたりもしたね」 孫「す、凄かったんだねお爺ちゃん」 胡桃「当たり前だよ。私の夫であんたのお爺ちゃんなんだ。日本最強…いや、世界最強の雀士はあの人なんだから」 孫「…そう言えばお爺ちゃんが飼ってたカピバラって凄い長生きだったって本当?」 胡桃「カピーの事かい?あれはカピバラじゃなくて神様だよ」 孫「えっ?」 胡桃「60年もカピバラが生きてたらおかしいだろ。それにカピーは夫が死んだと同時に姿を消したからね」 孫「…冗談だよね?」 胡桃「毎年、盆になると必ず 夫の墓には季節外れの桜とお餅がおかれてる。誰が置いたかはわからないんだけどね」 孫「……あれってお婆ちゃん達じゃなかったの?」 胡桃「そんな事できるわけない。それに…カピーだけが本当の意味で夫を支えてたからね。仕方ないよ」 孫「なにそれ?」 胡桃「わからなくてもいい事。そろそろ面会時間も終わりだ。早く帰りなさい」 孫「…また会いにきていい?」 胡桃「…生きてたらね」 孫「お婆ちゃんのバカ…」 スタスタ…ガチャ…バタン… 胡桃「…ねえカピー。私は京太郎の事を支えてたのかな?」 カピー「ふん…私に聞くな。お前が最期だ。主に最後の願いを私は叶えにきただけだ」 胡桃「そう…皆が私を置いて行ったからね…そろそろ、逝ってもいいのかな?」 カピー「…主が最後に残した言葉がある」 胡桃「なに?」 カピー「…約束を護れなくてごめん」 胡桃「っ!……馬鹿…本当に馬鹿なんだから」涙を流し カピー「明日、迎えにくるからな」 胡桃「解った。ありがとうね、カピー」 カピー「ふん…本当にお前達ぐらいだ。私に遺言を頼む馬鹿共は」 END
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4356.html
咏「じゃあ今週もラジオいこっかー。知らんけど」 京太郎「もう確定事項なんですね……」 咏「え、京ちゃんこないの?」 京太郎「行きますけれども!」 ――――ラジオ局 咏「さーて今週もこの時間だ。『それいけCatChamber』始めようかねぃ。知らんけど」 京太郎「そこは知っておいてください!」 咏「メインパーソナリティは私三尋木咏。アシスタントは恒例になりつつある京ちゃんでお送りしちゃうよー。知らんけど」 京太郎「今日もよろしくお願いします」 咏「さて今回からは京ちゃんに手伝ってもらうコーナーもお便りで決まることになったよー。今週はコレ!」 咏「わっかんねーけど新コーナー。題して『京ちゃんに読み上げてもらおう!』」 京太郎「なんですかそれ、聞いてないですよ!?」 咏「えー、このコーナーでは京ちゃんに読みあげてもらうお便りを募集して、その中から1枚選んで京ちゃんに読みあげてもらうコーナーです」 京太郎「まさかのスルーですか!?っていうかそれ俺が恥かくだけじゃ」 咏「それじゃあ早速行ってみよっか!お便りはこれ!」 咏「って手渡すのはAD君なのねぃ。知らんけど」 AD(とりあえず深く考えず一気に行っちゃってください。照れが出るんで)ヒソヒソ 京太郎(わかりました、あんまり期待しないでくださいね?)ヒソヒソ 咏「なにこそこそしてんのかわっかんねーけど、早く!」 京太郎「ごほん。それじゃあ行きますよ」スゥ 京太郎「咏ちゃん愛しているぜぇ!!」 ドン!! 咏「へ」 京太郎「は」 京太郎「なんすかこれぇ!?」 \ワッハッハッハ/ 京太郎「スタッフさん笑ってないでくださいよ!ねえ咏さん!?」 咏「ふにゃぁ」 京太郎「へ?」 咏「」コテン 京太郎「咏さあああん!?」 ――― ―― ― 京太郎「嫌な……事件だったね……」 京太郎「咏さん、唐突なんですけど昨日の収録の時でのアレなんだったんですか?」 咏「ブーッ!?」 京太郎「うわっ」 咏「い、いきなりなにわっかんねーこと言い出してんのかな京ちゃんは」 京太郎「いえ、だから昨日のラジオで俺が『咏ちゃんあいs』」 咏「ストップ!」 京太郎「はい」 咏「昨日は急にクラッっと来ただけ!それだけであって別に京ちゃんが言った台詞はかんけーないし!知らんけど!」 京太郎(そこで知らんっていったら俺に原因があったようにも取れる……) 京太郎「わかりました!言い方がいけなかったんですね?」 咏「は?」 京太郎「付き人の分際でちゃん付けだのだぜ口調だのってのがいけなかったんだ!つまり正しくはこう!」 京太郎「咏さん……愛してます」キリ 咏「へっ」ボンッ 京太郎「コレでどうですかー。って咏さん?」 咏「」プルプル 京太郎「ど、どうしました?まだ悪いところが」 咏「帰れー!」 京太郎「う、うわーすみません調子に乗りすぎましたー!」 咏「いーから、帰ってって!」 京太郎「ははは、はい失礼しますぅぅ」ピュー ガチャタタタ 咏「はぁー。まったく京ちゃんは本当に」ニヤ 咏「顔がニヤつくの止まらねー。わっかんねー。ホントわっかんね」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3398.html
久「んじゃ、今日の部活はここまで!」 和「お疲れ様でした」 優希「咲ちゃん一緒に帰ろうじぇ~」 咲「うん。 京ちゃんは……」 京太郎「俺は少し残って掃除してるわ」 咲「あ、うん……」 久「それじゃあ戸締りよろしくね~」 京太郎「はーい」 バタンッ 京太郎「……さて」 スタスタ 京太郎(部員全員に与えられた、人ひとり入れそうもない小さなロッカー) 京太郎(部長曰く、盗まれても構わない程度の私物を入れる所なんだとか) 京太郎(鍵が掛からない安物だから俺でも開けることができる。 つまり―) 京太郎「オカズの宝庫って訳だ」ガチャッ 京太郎(まずは優希のロッカー)ガチャ 京太郎(菓子のゴミだとかでゴチャゴチャしてるが、それに混じって……)ゴソゴソ 京太郎「お、あったあった」 京太郎「優希の靴下GET」 京太郎(続いて染谷先輩……はスルーして、部長のロッカー)ガチャ 京太郎(部室で寝ることが多いせいか安眠用具が多め)ゴソゴソ 京太郎「この前はマスクだったし、今日は安眠枕のシーツもらっとこう」 京太郎(最後に和のロッカー)ガチャ 京太郎(流石に和のロッカーは変わらず綺麗だ。……が、後ろの奥の方には……)ゴソゴソ 京太郎「……おお、また増えてら」 京太郎(何故か咲の私物が大量にある) 京太郎「シャーペン、ボールペン、消しゴムに定規、と。 丸文字な咲の名前が書いてある」 京太郎(ついでに盗んだ日付までしてある。 流石は和だ) … …… ……… 咲「あ!」 優希「どうしたじぇ?」 咲「部室に忘れ物しちゃってた!」 和「私もついていきましょうか?」 咲「ううん、ちょっと時間かかるかもしれないから先帰っててー!」ダッ … …… ……… 京太郎「よし、今日はこんなトコロか」バタンッ 京太郎「……んっ」チラッ 京太郎(そういえば咲のロッカーを見たことが無かった。まぁ、アイツのなんて特に興味無いしなぁ) 京太郎(……ちょっとだけみてみるか)ガチャ 京太郎「……あれ?」 京太郎「無くしたと思ってた俺のYシャツ……」 京太郎「昨日の昼食ったカレーの跡があるし……間違いなく俺のだ……」 京太郎「……他のは……?」 京太郎(ハンカチ、制服のボタン、ネクタイ、手袋、マフラー、靴下……)ゴソゴソ 京太郎「全部俺の……」 京太郎「……」 京太郎「何で咲のロッカーに?」 ガチャッ 咲「失礼しまーす。 あ、京ちゃん」 京太郎「咲? どうした?」 咲「うん、ちょっと忘れものを……」 咲「しちゃっ……て……」 京太郎「……ん?」 咲「京ちゃんソコ……私のロッカー……」 京太郎「あっ」 京太郎「なぁ、咲。なんかお前のロッカーん中に俺の私物入ってたんだけど」 咲「あ……あわわわわ……」 咲(どどどど、どうしよう!? 京ちゃんの私物盗ってた事バレちゃったよぉ!!) 京太郎「これってもしかして……」 咲(ひゃぁああああああ) 京太郎「俺がロッカー間違えてたのか」 咲「へ?」 京太郎「てっきり隣が俺のロッカーだと思ってたんだけど……」 咲「……あっ」 咲「う、うんうん!そうそう、そうだよ! 駄目じゃない京ちゃん、自分のロッカー忘れちゃあ!」 京太郎「あー悪い悪い、今まで気づかなかったよ。ロッカーなんて使う機会滅多に無いし」 咲「 京ちゃんのはこっちだからね!今度から気をつけること!」ビシッ 京太郎「おう、悪かった」 咲(……ホッ) 京太郎「そっかー。 俺こんなの入れてたかー」 京太郎「あれ、ジャージまである。 俺、入れてたっけ?」 咲「ギクッ」 咲「いいい入れてた! 入れてたよ!体育の後、教室戻るの面倒だからって言ってたじゃん!」 京太郎「言ってたっけ?」 咲「言ってた言ってた」ウンウン 京太郎「ふーん」 咲「あっ! ていうか京ちゃん! なんで私のロッカー開けてたの!?」 京太郎「は? これ、俺のロッカーじゃねえの?」 咲「むぐっ……。 か、勘違いしてたけど私のロッカー開けてたでしょ!」 京太郎「あ、ああ」 咲「どーして?」ジロッ 京太郎「それはその……」ポロッ 咲「? ……なにか落ちたよ?」 京太郎「あっ」 咲「これって……和ちゃんのエトペン?」 咲「それに優希ちゃんの好きなタコス柄の靴下……」 咲「それと……枕のシーツ……。 コレ、確か部長のじゃ……」 京太郎「……」 咲「……京ちゃん……?」 京太郎「ハハッ」 咲「どうして……」 京太郎「いやその……これはちょっと……」 咲「どうして……どうして……!」ブルブル 京太郎「ほら……俺も男だし……な?」 咲「京ちゃん!!!」 京太郎「はい」 咲「なんで私のが無いのッ!!!」 京太郎「……はい?」 咲「京ちゃんだってお年頃だもん! こうしたものに手が伸びちゃうのは分かるよ!」 咲「優希ちゃんは最近京ちゃんにベッタリだし、和ちゃんは言わずもがなのダイナマイトボディだし!」 咲「部長は大人のお姉さん特有のえっちな雰囲気あるし、染谷先輩は……その……ほら!」 咲「皆魅力的だからしょうが無いことだとは思うよ!」 咲「でも!」 咲「そこにどうして私が入ってないの!!」 咲「私は京ちゃんにベタベタするような感じじゃないし、胸もペタ……ちっちゃい方だし、大人な雰囲気もない!」 咲「でも!」 咲「京ちゃんと一緒に過ごした時間の長さは、誰にも負けない!!」 咲「少なくともそう思ってる!」 咲「なのにどうして……どうして私だけ……私だけ……!」 京太郎「いや、お前のもあるけど」 咲「え?」 京太郎「ほら」スッ 咲「私の……消しゴム……?」 京太郎「ああ。ちゃんとお前のも持ってるよ」 咲「……」 咲(じゃあ京ちゃんは……私のことを……?) 咲「ふ、ふーん……。 そっかぁ……京ちゃんも私のこと……」 咲「……えへ……えへへへ……」ニヤニヤ 咲「そ、それじゃあ京ちゃん!」 咲「他の人の物を盗るのは駄目だけど……私の物なら、好きなだけ盗っていいよ?」 京太郎「いいのか?」 咲「うん! ドンドン盗ってって!」ニコニコ 京太郎「ふーん」 京太郎(ちょうど消しゴムがなくなってたもんだから盗ったもんだけど……そんなに嬉しいもんなのか……) 咲「全くもぉ……京ちゃんはしょうが無いなぁ……」ニヤニヤ ―後日 優希「あれー? ロッカーに入れてたタコス柄のTシャツ無くなってるじぇー」 久「ちょっとー! 私の抱枕盗んだの誰ー!? せっかくゆみがプリントされてたのにー」 和「エトペンからイカのような栗のような臭いが……」 まこ「わしはなんともないのぅ」 京太郎「ふぅん。 怖いことがあるもんですねぇ」 久「まぁ、ウチに複製品いっぱいあるし。 別にいいんだけどね」 和「この臭い……何だかドキドキしてくるような……」 優希「……なんか京太郎、肌がテカテカしてるじぇ」 京太郎「へへーんッ」 京太郎(全く……麻雀部にはいってからオナニーが捗るぜッ) 咲「……あっ。 私のポケットティッシュが無くなってる……」 咲(コレ……きっと京ちゃんが……) 京太郎(ティッシュにも困らねえしなッ) カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5746.html
2 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/01(火) 05 09 22.13 ID FkhuXWcNo [1/3] 【プロローグ】 如何にしてこうなったか。 今の状況を問うとすればこれが適切である問いかけだろう。 男、須賀京太郎は一人、身動きせず自答した。 京太郎は一人、暗闇にいる。 時刻は昼過ぎ、別段寝ているという訳ではない。 そもそも、自分の意思で動いたのは何時以来だろうか。 少なくとも、もう忘れてしまったこと。 相当は昔の話だ。 ひゅるり。 暗闇の中、敏感に外部の情報を察知する京太郎には少しの隙間風が身に染みる。 寒いな、と思わず身を捩る。 じゃらり。 鉄の擦れる音が響いた。 音の元は三箇所。 手と、足と、首。 目を凝らせば、僅かな明かりからそれが鎖の形状をしていると分かる。 それは京太郎を縛るもの。 京太郎の自由を奪っている、枷であった。 枷は肌との接触面に緩衝材を添えられた鋼鉄製。 力では絶対に破れず、だが拘束による痛みを目的としたものではない。 それは犬の首輪に似ている。 飼い主は首輪をつけることで犬を守ることへ繋げる。 自分より離れていかないように。 他者に連れて行かれないように。 所有物であるのを意味する枷と、京太郎に付けられた枷は似ていた。 そして京太郎も理解している。 この枷を課した相手が、そういった意図でこうしているのだと。 3 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/01(火) 05 10 16.79 ID FkhuXWcNo [2/3] 『どうしてこうなったんだ』 そんな問いは意味ないものだ。 京太郎がこうして拘束・監禁される前。 ある一人の女とよく言葉を交えていた。 京太郎の為す行為に小さく、あるいは大いに笑っていたのが印象深い女だ。 そんな、女。 あの女の家にと招かれたその瞬間が、今の状況へと繋がっている。 食事に薬を盛られ、監禁。 監禁当初の混乱から冷め、少しの余裕を持ち始めた時、見事な手際だと感心したものだ。 京太郎が小さくクシャミをする。 地下室であった。 季節はまだ日が強い時期であるが、逆にここは冷えすぎる。 何も言えず震えていると、ドアが開く音。 地下室から地上へと繋がるドアが開き、光を暫くぶりに取り込む。 眩しい。 京太郎が目を細めて見上げる。 光をバックに、人影があった。 京太郎を拘束した女だった。 ???「――――」 寒いのか? 女が問う。 寒い。 京太郎はそう答えた。 女が微笑む。 なら、暖めてあげる。 そう告げて、己の服に手をかけた。 衣擦れ音、衣服が床に落ちる音。 光のシルエットから服の輪郭が消え、女特有の丸みを帯びた肉体。 それがゆらゆらと揺れながら、京太郎へと覆いかぶさる。 『愛してる』 『暖かいね』 『気持ちいい?』 そう、無邪気に。 自分だけが独占できる宝物を楽しむように。 京太郎は一人、己の上で女の顔をする、愛欲に満ちた少女を濁った目で見つめていた。 香りがする。 それは、淫ピな匂いではない。 何処からともなくやってきた、ガソリンの香り。 家の外で、空のポリタンクを持った女が小さく笑っていた。 ――――京太郎の意識が喪失、そして巻き戻されていく。 【→最初から】 25 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/01(火) 17 08 27.81 ID K+u4DXQTo [2/4] 【~introduce~】 夢を見ていた気がする。 熱い夏の夜。 こんなにも汗がひどいのは初めてだ。 見れば、部屋のエアコンはすでに停止していた。 東京、ホテルの一室。 こじんまりとした一人部屋、男が自分だけだからこその個室の主である俺は息を吐く。 暑い、熱い夢だった。 肌と肌が触れ合う熱さ。 男と女が交じり合う熱気。 まるで毒の熱。 肉を内側から焼かれる熱だ。 夢にしたって、あれはあんまりというものだ。 京太郎「溜まってるのか、俺よ」 我が分身に声をかけてみる。 返事はない。 それが当然。 思わず苦笑すると足は風呂場に向かう。 肌に張り付く汗を流したかった。 冷水を出す。 冷たい。 同時に、火傷を冷やしたようなぴりりとした痛みがある。 火傷は当然のように、存在しなかった。 京太郎「………?」 ふーむ。 冷水を頭に浴びつつ腕を組む。 火傷するようなことをしただろうか? 優希にタコスを作ってやったくらいでしか最近は火を使った覚えが無い。 どういうことだと思いつつ、俺はバルブを閉じるために手を伸ばした。 その時、ノックの音が聞こえる。 来訪者が来たことを俺に教える。 咲「京ちゃーん、朝だよー!」 京太郎「咲か?」 声は咲のものだった。 咲、宮永咲。 俺の幼馴染。 俺は慌ててズボンを穿き、シャツを羽織る。 ノックがもう一度入る。 それに俺は「へいへい!」と声をかけてドアを開く。 目が合う。 驚いた。 咲はそういう顔をしたがすぐに視線は俺の顔から少し下に。 俺は片手で胸元のシャツのボタンを留めながら口を開いた。 京太郎「すまんすまん、風呂入ってた」 俺の声が廊下に響く。 少し顔を逸らして、咲は俺に声をかけた。 咲「……遅い!すぐに開会式に行くよ!」 開会式。 麻雀女子高校全国大会。 その開幕が、今よりほんの一時間もしない内に開幕するのだろう。 俺はの前を歩きながら、今その舞台へと立つ仲間たちを見送っていくことになる―――。 それに挑む、咲へと振り向く。 適当に髪をくしゃくしゃにして、俺は咲の手を引いていった。 咲が片手で俺がくしゃりと潰した髪を手櫛で直す。 そうして、小さく。 小さく、笑った。 少し、ほほを朱色に染めながら。 咲「うん、行こう。皆が、待ってる」 【次回より本編開始します、今夜やるかもです】