約 969,251 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3916.html
部室 竜華「お疲れーって寒っ!! 京太郎「あ、お疲れ様です」 竜華「なんなんこれ!?いつもやったら暖房付いとるやろ!?」 京太郎「なんか今日整備だかなんかで付かないらしいですよ」 竜華「こんな中で部活とか無理やろ!怜とか動かなくなるで!」 京太郎「ああ……手遅れでした」 怜「保健室の布団あったかいわー」 竜華「で、他はどこ行ったん?」 京太郎「さすがに寒すぎるんで休みでもいいって監督が言って、ほとんど帰りましたね」 京太郎「でもレギュラーの3人はいますよ。今はカイロとかあったかい飲み物買いに行きましたけど」 竜華「で、京太郎は?」 京太郎「いや、こういう時こそ隅々まで綺麗に掃除できるんで」 竜華「あのな……働きすぎやで?今帰っても誰も文句言わんよ?」 京太郎「いいんですって。こういうの好きですし、これでみなさんが喜んでくれるんなら十分ですよ」 竜華「ホンマにもう……」 京太郎「それと竜華さん、どうぞ」学ラン 竜華「へ?」 京太郎「俺は体動かして温まってきましたし、無いよりいいですよ」 竜華「ええの?じゃ、ありがたく」 竜華「……あったかい」 京太郎「さっきまで着てましたしね」 竜華(ホンマあったかいわ……それに京太郎の学ランやし) 竜華(京太郎に抱きしめられてるみたい……京太郎を感じるなぁ……) 竜華「……ありがとな」 カンッ!! おまけ セーラ「帰ったでー!」 泉「もう、いきなり走りださんでくださいよ」 浩子「全く、……ホンマ……やわ」 竜華「おー、おかえりー」学ラン着用中 京太郎「早かったですね」学ラン無し セーラ「……なんで京太郎脱いどるん?」 泉「いや、清水谷部長に着せてあげたんでしょう」 浩子「ほほう……あ、うちも寒なってきたなー」 竜華「え?」 泉「ああ、そういやうちも……」 セーラ「そーいや俺も」 竜華「あんたは嘘やろ!」 浩子「という訳で貸して下さい」 泉「そーです。平等にいきましょ」 セーラ「いっそ竜華剥く?」 浩子「なるほど」ワキワキ 泉「了解しました!」ワキワキ 竜華「ちょ、ま、やめ……浩子何スカートに手ぇかけて……やめ、寒い……そっちまで脱がすなー!!」 京太郎「……役得役得」 カンッ!! おまけ2 別バージョン 竜華「ツモ!」 泉「あっちゃあ……駄目やった」 セーラ「竜華今日は調子いいなー」 浩子「ホンマですね。最高状態と同じかそれ以上ですよ」 竜華「今日のうちは一人やないからな!」 セーラ「また怜かー?」 竜華「今日は……ここに京太郎がおるからな」自分の胸叩く 浩子「ちっ、のろけか」 泉「あはは……抱きしめられたとかそんなんですかね」 竜華(昨日京太郎元気やったからな……まだ中に残っとるわ) 竜華(あ、アカンたれてきた……もう、またトイレいかんと) カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6203.html
特別編 ☆月★日 今日ネト麻をしていたら懐かしい名前を見た スーパーまほっち、夢乃マホだろう 長野にいた時、当時小学生だったマホをたまたま迷子のとこを保護してやったら仲良くなったっけ 俺が長野にいた頃から麻雀をやってて、やけに先輩の話を聞かされたな 最近連絡取ってないし、久しぶりに連絡をすると俺が麻雀を始めたと知って喜んでいた じゃあ是非、という訳でスーパーまほっちと対戦してみたが……うん、一局だけすごかったけど、後は全部4位って極端だな パソコン画面の前で涙目なマホが簡単に想像できる また今度リベンジします!とかチャットで言ってたけど、やる気が空回りしないといいな 霞「小学生まで……」 小蒔「優しいんですね!」 巴「そうですね……他意はないと思いたいです」 春「小学生も……つまり京太郎はロリもいける」 初美「わーい、やったですー……って誰がロリですか!!何やらせてんですかっ!!」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/788.html
京太郎「インハイまで残り一週間になりましたねー」 煌「そうですねぇ。須賀君はちゃんと必要なものは買い揃えましたか?」 京太郎「まだいくつか買ってないものが……。しかし、俺が着いていってもいいんですかね?」 煌「先生が言っていたじゃないですか、男手もあったほうが助かると」 京太郎「新道寺が共学になって花田先輩と一緒に通えるのに、インハイに行くのが俺だけオマケってのは悔しいですね」 煌「まあ私もオマケでレギュラーになったようなものです。頼りにしてますよ!」 京太郎「はい。花田先輩の方はもう必要なもの揃ってるんですか?」 煌「完璧です! 車酔いの薬から抱き枕まで全て取り揃えていますよぉ」スバラッ 京太郎「東京まで新幹線で移動ですよ」 煌「そ、そうでした……現地で少し車に乗るぐらいでしたね」 京太郎「抱き枕とかかさばりませんか?」 煌「うーん……あれが無いとよく眠れないんですよ」スバラクナイ 京太郎「もし抱き枕が無くなったら俺が代わりになりますよ」 煌「すばらっ!? そそそ、そーいうのは結婚してからといいますか……」ゴニョゴニョ 煌「男女同衾なんていけませんよっ」プンプン 京太郎「いつかそうなりたいって意味ですよ」 煌「ぅ……わ、私だってそうであればとは思いますが……」ボソボソ 京太郎「何か言いましたか?」 煌「何でもないですよ!」 煌「ところで、須賀君は今年の新道寺の目標が何かしっていますか?」 京太郎「団体戦だと、二年連続で優勝している白糸台を倒して優勝ですよね?」 煌「そうですね。昨年の雪辱を果たす、と特に部長が燃えられています」 煌「実は二番目の目標もあるんですよ」 煌「まあ、優勝すれば半ば達成される目標ですが」 京太郎「二番目……トバされないとかですか?」 煌「トバされたらその時点で敗退ですよぅ」 京太郎「九州最強のうちの二番目の目標ですか……」 煌「そこです」ズビシッ 煌「私も新道寺が九州最強と信じて疑いはありませんが……下馬評は北九州最強なんですよね」 煌「あくまで北の最強と呼ばれる所以は……」 京太郎「……永水ですか」 煌「去年、あそこが出てくるまでは千里山・白糸台・姫松・臨海・新道寺の五強でしたからね」 煌「まあ、実のところ新道寺は一昨年からいい成績が残せてないのですが……」 京太郎「白糸台を倒して優勝するのはもちろんのこと」 京太郎「可能なら永水との直接対決も制して、名実ともに九州最強になるってことですか」 煌「優勝すれば日本最強ですよっ」スバラッ 京太郎「まあ、トーナメントの抽選結果と勝敗によってはどちらとも戦えないかもしれませんね」 煌「まあそうなったらそうなったで優勝してしまえばいいんですよ」 京太郎「……がんばって勝たないと、ですね。花田先輩」 煌「すばらっ! 絶対優勝ですよぉ!」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6711.html
宮永照こと、照さんはあの麻雀強豪校白糸台のエースであり、その実力はプロからも一目置かれている程だ。 『宮永選手。今度の大会への抱負をお願いします。』 照「チームの事はもちろん、応援して下さるみなさまの期待を裏切らない様頑張りたいと思います。」 『ありがとうございました。では最後にカメラに向けてどうぞ!』パシャパシャ 照(ニッコリ) 麻雀が強いだけではなく、チームメイトとの仲も大切にしているしマスコミへの対応も出来る。 頭も良く美人でスタイルもスレンダー。まさに非の打ちどころの無い美少女だ……と、皆思っているらしい。 「宮永先輩、お疲れ様ですー」 照「うん、お疲れ。また明日」 照「………」スタスタスタ ガチャッ バタン 照「………」 てる「」テルーン てる「ただいまー」テルテル 京太郎「あ、照さんお疲れ様です。マスコミの取材大変でしたね」 てる「うん。相変わらず同じ事しか聞かないし、こっちも外面維持しなきゃいけないから すごく疲れた。……だから京ちゃんおかしー」ゴロゴロ 京太郎「あぁもう仮にも女の子なんだからそんなゴロゴロしないで下さいって。 っていうかまず帰ったら手ぇ洗ってうがいでしょ!!」 てる「えーいいじゃん。家なんだし」モシャモシャ 京太郎「言ってる傍から食べてるし……」 外じゃあんなに才色兼備の美少女が、うちの中じゃこんなダルダルのてるてるなんて誰も信じないだろうなぁ… てる「京ちゃんだから見せてるんだよ」 京太郎「? 何か言いました?」 てる「何も…京ちゃんプリンおかわり」テルテル 京太郎「だめです!!晩御飯食べれなくなるでしょ!!」 てる「」テルーン カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6094.html
京太郎「たまの休日だし、ゲーセンでも行こうかなー」スタスタ マホ「すーが先輩っ!」ダキッ 京太郎「おわっ!? って! マホか」 マホ「えへへ、お一人ですか?」 京太郎「うん。咲達は全国後の慰安旅行に行ってるから」 マホ「えぇ!? 須賀先輩は行かなかったんですか?」 京太郎「まぁ、俺だけ男だし。辞退したんだよ」 マホ「ふーん。やっぱり、和先輩達より私の方が……」フフフ 京太郎「マホ?」 マホ「そうですよね。あんなおばさんたちより、私の方が可愛いよね。ふふ、須賀先輩だぁいすき」ブツブツブツ 京太郎「おーい? 聞こえてるか?」 マホ「いーえ! なんでも無いです!」ニッコリ 京太郎「?」 マホ「それより、お暇なんですよね?」 京太郎「あ、ああ。まぁな」 ,ィぃ _, -――- ,_ ,ィマママム , '" ` , ,イママママム /. vママママママム , / / ヽ /マママママママム / / // / ト、 丶 付寸ママママママム / /. ///| | | 丶 ハ 寸マママママメメ、 | l _jレ代ト、 ト、 .ト、 ,ハ ト、i 寸ママママママ | | | ハ|∧ l ` 'l l l 寸マママママ 人∧,ハl \l l i | i .寸ママママ l 刈,r==く ,zx、ノノイ / /`マママ | | l/l/ , ⌒ヽ. レ⌒Y | | ┌ ―┐ l/l/l ノんノ | ,仆、 マ. 丿 rく__/| l !i ト、「>rf^h_, ィ ノ|人| / /イ |寸〈V j i | i匕 、 レ′ 人| ,rく〉V l i | ̄ ′ \` 〉 i_〉⊥i, hく ∧ ∧/ ,r一' |rヘ、 /ヽ', / r| 〈 / ̄ヽ >く l∧ / 〈 \レ' / `ヽノj_, / ! / | `ー\ /  ̄`ヽ ト一 V ∧ `| V / \ | 〉ー< \ , イ / ---く | マホ「じゃあ! 今日は私とデートですねっ!!!」 第十二章【新ジャンル!? メンヘラロリの名はマホっち】 商店街 京太郎「それにしても、久しぶりだなー」 マホ「そうですか?」 京太郎「ああ。最後に会ったのは……えっと」 マホ「一週間と二時間と十二分と三十二秒ですよ」ニッコリ 京太郎「そうか一週間かぁ……って、細かっ!」 マホ「えへへ、ちゃんと覚えてます」 京太郎「そっかー、マホは偉いなー」ナデナデ マホ「わわっ!」パタパタ 京太郎「あぁ、ごめん。嫌だったか?」 マホ「い、いえ……//」モジモジ 京太郎「ごめんな。身長差的につい、手が伸びちまう」 マホ「あのあのっ! マホ、気にしませんから! だから、そのっ、もっと……欲しいなって」 京太郎「ああ、これくらいお安いご用さ(兄弟いないんだろうなぁ)」ワシワシ マホ「んへへっ。須賀先輩の手、大きくて好きです」 京太郎「それより、今日はよかったのか? たまの休日を俺なんかと」 マホ「はいっ! むしろ、今日が好機なので」 京太郎「好機? よく分からんが、俺の行くところなんてつまらないぞ?」 マホ「社会勉強ですっ!」ビシッ 京太郎「マホは可愛いなぁ」ワシワシ マホ「んっ……//」パタパタ 京太郎「(ペンギンみたいだな)」 ゲーセン 京太郎「で、ここでクレーンを使って押し込むと」ポチッ ガシャーン マホ「うわわわっ! ぬいぐるみが獲れました!!!!」 京太郎「今日のは随分と甘めに設定してあったな。はいっ、どうぞ」スッ マホ「え? いいんですか!?」パァ 京太郎「あぁ。その為に獲ったようなもんだし」 マホ「……あ、ありがとうございまひゅ」ムギュゥゥゥウ 京太郎「おいおい、綿が飛び出ちまうぞ」 マホ「はわっ!? すみません」シュン 京太郎「そういや、ぬいぐるみって言うと」 マホ「?」 京太郎「ほら、俺とマホが初めて会った日のことだよ」 マホ「!!! 覚えていてくれてたんですか?」 京太郎「ああ。確か……マホが和のエトペンを破っちまって」 マホ「……はい」 京太郎「和に見つかったらどうしようって、泣いてるところに俺が部室にやってきたんだよなぁ」 二か月前 部室 マホ「うぅっ、ヒック……どうしよぉ」グスグス 京太郎「マホちゃん、だったか? そろそろ泣き止もうぜ」 マホ「で、でも、マホ……和先輩の」ゴシゴシ 京太郎「んーっと。和なら優しいから、謝ったら許してくれると思うぞ?」 マホ「うぅぅ、でもでも、大切なモノを壊されて怒るかも……そしたら、グスッ嫌われちゃいます」プルプル 京太郎「……そっかー。なら、こういうのはどうだ?」ポン マホ「ふぇ?」 京太郎「俺、実は魔法使いなんだ」 マホ「え、ええええええっ!? そうだったんですか!?!?!?」ガーン 京太郎「(中学生可愛い)あ、ああ。だから、俺がこの人形を元に戻してやるよ」 マホ「!」 京太郎「ただし、ちゃんと壊したことは謝るんだぞ。元に戻してはい終わり、じゃダメだろ?」 マホ「……は、はいっ。怒られるの怖いですけど……」 京太郎「よし。偉いぞ」ナデナデ マホ「あっ……//」ドキッ 京太郎「じゃあ、いっちょ魔法をかけてやりますか」ニッ マホ「……(胸が、ムズムズする)」ドクンドクン ゲーセン 京太郎「和も笑って許してくれたし、よかったな」 マホ「はい。その時から、マホは」ギュッ 京太郎「? どうかしたか?」 マホ「い、いいえ! それより、今度はあっち! あっちにしたいです!」グイグイ 京太郎「おっとと、どこだ……って、プリクラぁ!?」 マホ「一緒に撮りたいんです!」 京太郎「プリクラかぁ。プリクラねぇ……俺、こういうの獲ったことないんだよ」 マホ「!!!!!!!!」 京太郎「だから」 マホ「撮りますよ」 京太郎「え?」 マホ「須賀先輩の初めて……マホにください。ね?」ゴゴゴゴゴゴ 京太郎「あ、ああ(なんか、気配が変わった気が)」ゾクッ マホ「じゃあ、マホが教えてあげますねー♪」 京太郎「おう、頼む」 チャリンチャリーン モードヲエランデネ 京太郎「美白ってやつでいいのか?」 マホ「それ押したらお化けになっちゃいますよ」クスクス 京太郎「そうなのか……」 マホ「フレームはマホが選びます」ピピピピピピッ 京太郎「(早い……って、やたらハート系ばかり選ぶな。やっぱ女子だなぁ)」 マホ「はいっ! じゃあ撮りますよ」 京太郎「お、おう」グギギギ マホ「スマイルですよースマイル」ニコニコ 京太郎「ああ。んじゃ」ニッ パシャッ マホ「あと二回です」 京太郎「(めんどいなプリクラ)」 パシャッ パシャッ ラクガキコーナーニススンデネー マホ「お絵かきです!」スタスタ 京太郎「ん、あぁ。お任せするよ」スタスタ マホ「えへへっ、まずは二人をハートで囲んで」スッスッ 京太郎「(喜んでるようでよかったかな)」ウンウン マホ「らぶらぶカップルっと……えへへへっ」カキカキ 京太郎「(それにしても女子はこういうのが好きなんだなぁ)」 バス停前 京太郎「んーっ、今日は楽しかったな」 マホ「えへへ、よかったです!」 京太郎「じゃあ、また今度。いつでも部室に遊びに来ていいからな」 マホ「はい! あ、それと」 京太郎「?」 マホ「じゃーん! ケータイです! スマートフォンです!」 京太郎「おぉ」 マホ「これで須賀先輩ともメールできます! LINEできます!」フンス 京太郎「それは凄い」 マホ「だから先輩は私と連絡先を交換すべきです!」パタパタパタ 京太郎「おし、じゃあ交換するか」 マホ「やったぁ!」 京太郎「えーと、どうすりゃいいんだっけ?」 マホ「あ、じゃあ貸してください」 京太郎「あぁ、頼むよ」 マホ「……」スッスススッ ペタッ 京太郎「どうだ?」 マホ「終わりましたよ」 京太郎「サンキュ。じゃあ、今度こそまたな」 マホ「はい。あ、それと先輩」 京太郎「?」 マホ「剥がしたら……嫌、ですよ」クスッ 京太郎「お、おう?」 マホ「それじゃあ、後で連絡します!」タタタッ 京太郎「剥がしたら? ってなんのことだ?」チラッ ケータイ「」ゴゴゴゴゴ 京太郎「あ、俺のケータイにプリクラ貼ったな! マホのやつめ!」 これじゃあまるでアホのカップルみたいじゃないか くそ、明日学校でロリコン扱いされちまうぞ 京太郎「……はぁ、でも剥がしたら泣いちゃいそうだしな」 しょうがない 副会長の前では携帯を出さないようにしねぇと 京太郎「……帰るか」 この時の俺は知らなかった まさか、連絡先一つの交換で―― あんなことになってしまうなんて 京太郎の自室 ガチャッ 京太郎「いい風呂だったぁー」バタン ティロリン 京太郎「ん? LINEか?」スッ スーパーまほっち『須賀先輩! 今お暇ですか?』 京太郎「風呂上りだよっと」 ティロリン スーパーまほっち『興奮しました!』 京太郎「なんの報告だよ。まぁ、中学生だしな。 興奮せんでよろしい、っと」 ティロリン スーパーまほっち『えへへ。先輩はマホと話していて楽しいですか?』 京太郎「楽しいよっと」 ティロリン スーパーまほっち『私も先輩とお話すると楽しいですっ!!!!』 京太郎「流石女子、返事が早い。ありがとなっと」 ティロリン スーパーまほっち『こちらこそ、ありがとうございます』 京太郎「おし、会話も途切れたし……今の内に髪でも乾かすか」スタスタ ガチャッ バタン 夢乃家 マホ「……」ジィー 19:06 既読『こちらこそ、ありがとうございます』 マホ「既読なのに」 カチコチカチコチ 時計「19:10」 マホ「……」ジィー カチコチカチコチカチコチカチコチ マホ「おかしい」 カチコチカチコチカチコチカチコチ マホ「楽しいって言ってくれたのに」 時計「20:10」 マホ「きっと、気付いてないんだ。ふふ、そうだよね。先輩がマホを無視するわけないもん」クスクスクス スッ マホ「気付いて貰わなきゃ」 京太郎の自室 ピコピコピコ 京太郎「ゆ~め~で~ある~ように~♪」カチャカチャカチャ リォォォォォォォン!! 京太郎「やべぇ、泣ける」グスッ ティロリン 京太郎「ん?」 スーパーまほっち『須賀先輩は甘いモノが好きですか?』 京太郎『マホか。いっけね、さっきのから返信してなかったっけ』 ティロリン スーパーまほっち『マホは甘いもの好きです!』 京太郎「そうかー。んじゃ、俺も返信を」 ティロリン スーパーまほっち『そういえば、近くにスイーツショップが出来たんですよ』 京太郎「……ペース早いな。返信が間に合わ……」 ティロリン スーパーまほっち『できたら先輩と一緒に行きたいかなって』 京太郎「!?」 ティロリン スーパーまほっち『ダメですか?』 京太郎「いや、オーケーだけ……」 ティロリン スーパーまほっち『どうして無視するんですか?』 京太郎「あ、ちょっ! あぁぁ!」 ティロリン スーパーまほっち『マホのこと、嫌いになったんですか?』 京太郎「こ、これはマズイ! とりあえず!!」スッ スガ鹿男『あ』 京太郎「これで無視してないと気付いただろう」フィー 夢乃家 マホ「……」 ティロリン マホ「!」 スガ鹿男『あ』 マホ「……あ? あ……? あって、何? あ? あの意味、あって、あ?」ブツブツブツブツブツブツ ティロリン スーパーまほっち『あってなんですか?』 京太郎「いや、それはだな」 ティロリン スーパーまほっち『もしかして怒ってます?』 京太郎「んなアホなこと」 ティロリン スーパーまほっち『怒らせたなら、ごめんなさい』 京太郎「落ち着け、落ち着くんだ俺。素数を数えよう」スーハー ティロリン スーパーまほっち『ごめんなさい』 京太郎「いや、待て。LINEに対応できないなら電話すればいいじゃん」 ティロリン スーパーまほっち『嫌いにならないでください! お願いします!!』 京太郎「そうと決まれば電話を」 ブルブルブル 京太郎「ん? メール? マホか?」 【受信】 京ちゃんのこと考えてお風呂入ってたらのぼせてもうたわwwwww あのな、あのな! じっくり考えたけど、やっぱうちは京ちゃんのこと大好きや 京ちゃんもうちのこと好きやろ?wwww ホァァァwwwみなぎってくるでぇwwwwwww 京太郎「……」スッスッスッ 【返信】 嫌いじゃないし、好きですよ ていうか、しんでください 京太郎「って、こっちに返信してる場合かァ!!!!」 ティロリン ティロリン ティロリン ティロリン チョロイン ティロリン ティロリン 京太郎「う、うわぁぁぁぁぁ!?」 京太郎「い、いかん! とりあえず電話だ!」スッ トゥルッ ガチャッ 京太郎「!?(1コールで出ただと!?)」 マホ『ひっく、ぐすっ……うぇぇっ』 京太郎「ま、マホか?」 マホ『ど、どぉじで?』 京太郎「え」 マホ『どぉじで、むじずるんでずがぁ?』ズビィ 京太郎「い、いや! 無視したわけじゃないんだ!」 マホ『……ほんとぉ?』ピクッ 京太郎「ああ。俺ってフリック入力遅いから、マホのスピードに追いつけなくて」 マホ『じゃ、じゃあ……マホのこと、嫌いになってません?』 京太郎「当たり前だろ。俺がマホを嫌いになるわけないだろ」 マホ『……』 京太郎「ま、マホ?」ビクビク マホ『……う、うぇぇっ、うぷっ、うぉぼろろろろろっ』ビシャビシャビシャッ 京太郎「ひぃっ!? ど、どうしたマホ?!」 マホ『はぁっ、はぁっ……え、えへへっ、安心したらぁ、吐いちゃいましたぁ』クスクス 京太郎「っ!?」ゾクッ マホ『あははっ、頭がいたいのがスッキリしまたぁ……うふふ』 京太郎「か、風邪じゃないか? 今日はもうゆっくり休んだほうがいい」ブルブル マホ『そうです、ねぇ……あっ、でもぉ』クスクス 京太郎「?」 マホ『もし、先輩がマホのこと嫌いになったら……また、吐いちゃうかもです』クスッ 京太郎「!?」 マホ『……オヤスミナサイ』 【メンヘラロリの特徴1 「今、吐いちゃった」と言う】 翌日 京太郎「……昨日のことが気になって眠れなかった」ハァ 一体マホに何があったんだ? あんな子じゃなかったと思うんだけど…… 京太郎「中学生だし、難しい年頃なのかもな」 それなら、俺に出来るだけのことはしてやらないと ティロリン 京太郎「ん?」 スーパーまほっち『おはようございます♪』 京太郎「ああ、おはようっと」 ティロリン スーパーまほっち『今日も一日、頑張ってくださいね』 京太郎「おう、お前もなっと」 ティロリン スーパーまほっち『中学校には携帯もっていけないので辛いです』 京太郎「それはよかっ……じゃなくて、残念だなっと」 ティロリン スーパーまほっち『学校が終わったら、またお話しましょうね』 京太郎「……ひゃい」 ティロリン スーパーまほっち『学校に行こうとしたら、吐いちゃいました』 京太郎「へ?」 ティロリン スーパーまほっち『やっぱり、今日は学校を休もうかなぁ……』 ※ゲロ写真添付 京太郎「うぉう……俺が吐きそう」ウプッ ティロリン スーパーまほっち『でも、サボるのは良くないから学校に行きます。マホ、えらいですよね』 京太郎「あ、ああ。えらいよっと」 ティロリン スーパーまほっち『えへへっ! 褒められちゃった! じゃあ、行ってきます!』 京太郎「……いってらっしゃい」ゲッソリ 授業中 京太郎「ぐぅぐぅ」 咲「もう、疲れてるのかなぁ」 京太郎「うぅ、やめてくれぇ……」 咲「?」 京太郎「さきぃ……たすけ」 咲「!」ドキーン 部活中 京太郎「ぐぅぐぅ」 和「須賀君、疲れてるみたいですね」 優希「怠慢だじぇー!」 まこ「休ませてやるんじゃ。何かと忙しかったんじゃろう」 咲「染谷部長は優しいですね」 まこ「あほ。これくらいが普通じゃ」 優希「前部長に聞かせてやりたいじょ」 モゾモゾ 久「ふわぁ、なによ人の悪口言って」 和「いたんですか?!」 優希「ていうか、なんで犬と一緒のベッドで寝てるじぇ!」 咲「(妙に膨らんでると思ったら」 久「あら? だって、須賀君が暖かいんだもの」スリスリ 和「くっ!」 まこ「やめんか。もう部外者なんじゃぞ」 久「あーん、酷い!」 咲「……これでも起きないんだ、京ちゃん」 京太郎「ぐぅぐぅ」 京太郎の自室 京太郎「……俺は考えました」 カピ「きゅぅ?」 京太郎「返信が間に合わないなら、ずっと通話してればいいんだと」 カピ「きゅ」 京太郎「あぁ、そうだ。ということで」 ティロリン スーパーまほっち『今からお話してもいいですかー?』 京太郎「よし来た! LINEの無料通話だ!!」 トゥル ガチャッ マホ『先輩!』 京太郎「よし、思う存分話してくれ」 マホ『わぁい! やったぁ!』 京太郎「(その内気が晴れるだろう)」 マホ『えっと、えっと。今日は学校で色んなことがありまして』 京太郎「へー、そうなんだ(TODやりたい)』 マホ『はい。あの、同じクラスのYTちゃんに生理が来たって』 京太郎「ぶふぅぅぅぅっ!!」 マホ『きゃっ!?』 京太郎「あ、ごめん。ていうか、そういう話題は俺にじゃなくて」 マホ『ご、ごめんなさい。でも、他に相談していいか分からなくて』 京太郎「? どういうことだ?」 マホ『あ、あの……実はマホにも、その……来て……//』 京太郎「オセキハーン!! お赤飯炊いたげてー!!」 マホ『こ、こここ、これって……赤ちゃん、産める体になったってことですよね?』 京太郎「あ、はい」 マホ『……えへへ、もう赤ちゃん産めるんだ。これで、須賀先輩の』ボソボソ 京太郎「後半聞こえなかったね、うん。LINEの無料通話のクソさ加減に泣きそうだよ俺」 マホ『でも、やっぱり須賀先輩は格好良いなぁ』 京太郎「はい?」 マホ『だって、中学生の男子なんてみんな乱暴で、優しくないですから』 京太郎「まぁ、厨二には色々あるんだよ。ガソリンの味とか知らないだろ?」 マホ『ガソリンって飲めるんですか?』 京太郎「あ、いや。忘れてくれ」 数時間後 マホ『それでですね、私も言ったんです。うっうーって!』 京太郎「そ、そうなんだ」 マホ『後は、学校の先生に怒られて……私、どうしたらいいんでしょう』 京太郎「うーん。女の子のことだからなぁ。和とかの方がわかるんじゃないか?」 マホ『……でも、私は須賀先輩に相談したいんです』 京太郎「わーうれしー」 マホ『えっとえっと。それとその後に――』 京太郎「うんうん」 マホ『あと、こんな悩みもあって……』 京太郎「そっかー」 【メンヘラロリの特徴2 いつも何かに悩んでいる】 マホ『で、それから』 京太郎「な、なぁマホ」 マホ『はい! なんですか?』 京太郎「そ、そろそろ遅い時間だし……眠たくなってきたかなーって」 時計「02 14」カチコチ マホ『……』 京太郎「(ど、どうだ?)」 マホ『あ、すみません! マホったら、つい』 京太郎「(ほっ)いや、いいんだよ。じゃあ。今日はここま――」 マホ『うぷっ、うぉえぇぇえっ、おぶぇろろろっ』ビチャビチャビチャ 京太郎「」 マホ『あ、あははっ。すみません……私ったら、須賀先輩の声が聞けなくなると思ったら』 京太郎「ひっ」 マホ『もう、マホは先輩無しじゃ生きられなさそうですね……あはっ』 京太郎「お、おやすみ!! またな!!!」 ブツッ 京太郎「……はぁっ、はぁっ」ブルブルブル 夢乃家 マホ「ふんふ~ん♪ 須賀先輩っ♪ おやすみなさい」クスクスクス 一週間後 清澄 京太郎「」チーン 咲「京ちゃん、京ちゃん」ユサユサ 京太郎「ん、ぁっ?」ボー 咲「大丈夫? もうとっくに授業終わってるよ?」 京太郎「あぁ、そっか。ごめんな」 咲「いいよ。それより、部活は?」 京太郎「行くよ。雀卓の移動とかもあるし」 咲「でも、そんな体で」 京太郎「大丈夫だよ、心配すんな」ポンポン 咲「京ちゃん……」 ティロリン 京太郎「……すまん。先に行っててくれ」 咲「あ、うん」トタタタ 京太郎「……」 スーパーまほっち『今何してたんですか?』 京太郎「……これから部活だよっと」 ティロリン スーパーまほっち『部活が終わったら、連絡くださいね』 京太郎「ああ、分かったよっと」 ティロリン スーパーまほっち『和先輩達と、あまり仲良くしないでください。じゃないとマホ……』 京太郎「……善処するよっと」 【メンヘラロリの特徴3 予定を細かく把握したがる】 京太郎「……いつまで持つかな、俺」フラフラ 京太郎の自室 マホ『それでですね』 京太郎「うん……」ウツラウツラ マホ『マホもびっくりしちゃって!』 京太郎「う……ん……」コクッカクッ マホ『一緒になって笑っちゃいました! あははっ』 京太郎「……ぐぅ」スピー マホ『……先輩?』 京太郎「ぐぅ……ぐぅ」 マホ『……っ!!』ギリッ 京太郎「ぐぅぐぅ」スヤスヤ マホ『先輩っ!!!!!』キィィィン 京太郎「うぉわっ!?」 マホ『……おめざめですか?』 京太郎「あっ」サァー マホ『寝てたんですよね?』 京太郎「あ、いや」 マホ『寝てましたよね?』 京太郎「ちょ、まってくれ。今のは――」 マホ『寝ていたじゃないですかっ!!!!!!!!!』ガラガッシャァァァァアン!! 京太郎「っ!」ビクッ マホ『酷い……ひっく、マホの、ことなんて、どうでもいいんだぁ』グスッ 京太郎「ま、待てって! 俺は!」 マホ『嘘付き!!! 先輩なんて嫌いです!! うわぁぁぁぁあんんっ!!』 京太郎「ごめん、ごめんマホ! 部活で疲れてて、それで……」 マホ『ぐすっ……ほんとぉ、ですか?』 京太郎「あ、ああ。だから、お前のせいじゃないよ」 マホ『……えへへ、なら許してあげます』 京太郎「……ありがとう」 マホ『マホこそごめんなさい。先輩のこと、嫌いだなんて』 京太郎「いや、いいよ。気にしてないから」 マホ『好きです、先輩』 京太郎「っ」 マホ『好き、好き好き好き! 先輩のことだぁい好きです! あは、あははははっ!!』ガリガリガリガリガリガリ 京太郎「ひぃっ!?」ブンッ ダンッ カラカラカラ ケータイ「あはははははははっ!!!」ザザァァァ 京太郎「……くそ、どうすりゃいいんだよ」ブルブル 【メンヘラロリの特徴4 ケンカで絆を確かめる】 数日後 マホ『それでですね。マホは可愛いって、言ってくれて』 京太郎「よかったな」 マホ『えへへ、先輩はどう思います?』 京太郎「マホは可愛いよ』 マホ『やった! じゃあ、どんなところが可愛いですか?』 京太郎「んーっと。顔と声かな」 マホ『えー!? それだけですか?』 京太郎「うそうそ。こういう反応するところとか」 マホ『っ! もう! 先輩の意地悪!』 京太郎「あはは」 マホ『そういえば、麻雀についてなんですけど』 京太郎「うん」 マホ『先輩はマホのスタイルについてどう思いますか?』 京太郎「マホ自身はどう思うんだ?」 マホ『マホは先輩の意見だけ聞きたいんです』 京太郎「そうか。俺的にはもっと安定させた方がいいと思うな」 マホ『やっぱりそうですよね。じゃあ、マホの髪型なんですけど』 京太郎「自分で気に入ってないのか?」 マホ『先輩が好きか嫌いかだけでいいんです』 京太郎「……俺は嫌いじゃないよ」 マホ『んふっ♪ んへへっ!』 京太郎『マホにはどんな髪型も似合うと思うから』 マホ『じゃ、じゃあ! 他にはですね!』 京太郎「うん」 【メンヘラロリの特徴5 自分の意見を言わない】 マホ『先輩はどっちがいいですか?』 京太郎「俺なら、大きい方がいいかな』 マホ『むー! マホだってすぐに大きくなりますよ!』 京太郎「そうだと嬉しいな。あはは」 時計「05 24」カチコチカチコチ 翌日 マホ『うわぁぁぁん! また先輩が無視したぁぁぁあぁ!』 京太郎「ごめん。少し、気を緩めてて」 マホ『ぐすん、もう……次は許さないんですからぁっ!』 京太郎「あぁ、ごめん」 マホ『えへへへっ』 翌日 マホ『ひっく、ぐすっ、約束、したのにぃ』 京太郎「……許してくれ」 マホ『もぉっ! ばかばかばかぁ!』 京太郎「俺が……悪かった」 翌日 マホ『せんぱぁぁぁぁいっ!! いやぁぁあっ!』ビェェェン 京太郎「ごめんな、ごめん、ごめんな、ごめん」ブツブツ マホ『ぁぁぁぁっ! うわぁぁぁぁぁんっ!!」 京太郎「ごめんごめんごめんごめん」ブツブツブツ 翌日 マホ「うわぁぁぁぁっ!! あぁぁぁぁっ!」ビエエエエエエエン 京太郎「……」 【メンヘラロリの特徴6 すぐに涙をみせる】 翌日 通学路 京太郎「……」フラフラ あれから、何日が経ったんだろう マホとのLINEが始まって それが通話になって 気が付けば気の遠くなるような時間が流れたような気がする 京太郎「う、ぁっ……」ズルッ ベチャッ ポツッ ポツポツポツ ザァァァァァァァァァ 京太郎「……」 今は何時だ? 早く帰ってマホとLINEしなきゃ じゃないと、またあの子が泣いてしまう もう嫌なんだ 誰かが俺の前で、壊れてしまうのを見るのは だから、動いてくれ マホを壊さない為に 動いてくれ 京太郎「うごけ、よ」ズルッ ズルッ、ビシャッ 京太郎「動けよ……」 ズルズルッ 京太郎「動けよぉぉおぉぉぉっ!!!!」グググッ プツン 京太郎「あっ……」 終わった 今、俺を支えていた最後の糸が―― 切れて、真っ逆さまに堕ちて―― ギュッ 京太郎「……え?」 ???「……無理、しちゃって」ギュゥッ ??「全く……相談するのが遅すぎましてよ」ギュゥ ?「もう、ボロボロじゃん……」 京太郎「え?」 どうして、どうしてアナタ達が、ここに……? 京太郎「どうし、て……?」 ???「約束したでしょう?」  ̄ ´ \ / / ' i i ゚. ' ./ ' .| i i | i ' i_ - ´ト | 、 ` | _ ! i | | | | \| \ |ヽ. | i | , ヽ ゚.,x≠ミ. ` ,x≠ミ、! | | ゚. \.{( ℃ ( ℃.| | | | |` っー' ゙c っ' | | | |. c .| | | | |` . r──, . ´| l | | | ` ┬ ト、 .l / | ヽ | .─ ¨/ / ` / , ./ \ | ' | l¨  ̄ / .//. 、‐' /` V ゚. ./ ´/ i´ / `< __゚. / __> ´ ∧ 美穂子「また、デートしてくれるって……だから」ポロポロッ 京太郎「福路、さん……」 ??「それに、以前にも言った筈ですわ」 / / / ├-、 / / / ノ レi 〉 // / / N ' / /;' / // / /!|.| /// // r='/ , ナメ ハ!.| i/.// 《/ i,.cイナソノノ ! ト、// メ、 ! `′{ リ ノ !))/ //メ、! | __ ノ/ / ノ(. ///ノ,ハ |_ / ノ /_/ //-‐=<\ ゙、 |/ / /// ∧ \\\ハ i! 〈 (/ / \ \! i |. | 丶、ヽ 、 / \\ト-V ノ ヽノ \ \ 〉/ / ノ ヽ ヾ、( ゙、 \ Vイ ゙、 \ Y! i ` ! ゙、 透華「私は、アナタの味方だと」グスッ 京太郎「透華さん……」 ?「大体さ。きちんとした理由なんているー?」 / / // . 〃 . iト、| . | ヽ ヽ ヽ 乂 .′ / ,イ . / ! . i| | . |\ . ハ .′ i`ーァ′/ ! . i | . | | . | \ . ヽ . ____ i-‐ ´ . .′ !/ . ′| . | | . | | . | \ .  ̄| ̄ ̄ `ヽ /i| |. | | . | | . ! | . |_,,-‐====‐\ . | . | . i j〃 . i| |. |‐===┼- | j -‐ \ . . | . | . | / . i| {. ! \八 . | jノ , -‐ __,,.⊥ . } . | . 人 ′ . 八 Ⅵ ≫=ミ、 . ! ≫≦Y⌒'マハ 、 . .′ . | . .\ i . i . \{ハ 《 )i ハ\{ ″{ .) i } } 》 . / . /! . \ .\ | . | . i '. ヾ い; jj 八∨乂 _;ノ ノ . / . | . .`ー- | . | . | . | . l'. V辷ク ゞ゚-‐ ' . / . / . | . . | . | . | . | . |ハ / . / . / . . | . . | . | . | . | . | . , / . . .′ . / . | . . . | . | . | . | . | . / ,. ,イ . / . 人 . . . . |.. i | . | . | . | ゝ. 、 ノ .′ // / . / . . / \ .\ . l 从 . | . | . { / > . { /' / . / . . ′ \ .\ . 乂{ \. !\〉、 \_/ . . 〕jッ。. . ィV`ヽ /. / . . / \ .\ . . `\ \{ \;/ . . //{{ ` ´ | |│ ,// . . / \ .\ . . 淡「私は、キョウタローが好きだからここにいるんだけど?」ニッ 京太郎「……淡ぃ……」ポロポロ 透華「全く、無茶のしすぎでしてよ」ピンッ 京太郎「いたっ」 美穂子「こんなにやつれて……」 淡「ちゃんと食ってるー?」 京太郎「……でも、三人とも、どうして?」 ザッ 菫「全く、馬鹿な奴だな」 京太郎「え?」 洋榎「メールの内容見れば、何かあったのかくらいすぐに分かるっちゅうねん」 京太郎「弘世さん! それに、ひろさん!?」 久「あら? それだけじゃないわよ」 まこ「わしらだって」 優希「ちゃーんっと!」 和「いますよ」 京太郎「みんな! それに!!」 玄「京太郎くぅーん!」ブンブン 宥「揉みにきたよ……あったかぁーいの」ワキワキ ゾロゾロゾロ 京太郎「他校の、人たち……も?」 咲「みぃーんな京ちゃんを心配して集まってくれたんだよ?」 京太郎「さ、咲?」 照「……無理、しないで」 京太郎「!」 咲「京ちゃんが苦しんでいる姿なんて、見たくないから」 京太郎「咲……俺」 咲「京ちゃんが苦しいのを我慢したって、私達も苦しくなるだけだよ」 京太郎「……でも俺は」 まこ「あほっ」 京太郎「あだっ!」 まこ「人に自制が無駄だと言うとったくせに、自分が辛いのを抑えてどうするんじゃ」 京太郎「……染谷部長」 照「京ちゃん。私達は確かに、京ちゃんに甘えちゃって」 優希「迷惑をかけて」 和「困らせたりもしますけど」 透華「何より、アナタのことを大切に想っていますのよ」 美穂子「だから、私達はどんなことがあろうと」 淡「どんな時であろうと」 咲「京ちゃんの、一番の味方だから」 京太郎「……っ、ありが、とぅ……」ポロポロ 照「だって、私達――」 \ \ヾ、 / `丶、 / / ---- //、\、\ / \ / \、\\ . .// だ 仲 、 . . . . . . ′ も 間. 、 / i , i ト、 ,」L{i_ ハ i i ん 厶イ . |i 八 .|. ハ i l|ノ州 . | げ .ニニ=- |. 才Zノ\ |( 斗笊ミメ| _ -=j ! _ | i ;抖笊ミ Vーり l/ } / 八 ニニ=- l人 .乂_り  ̄ .ノ. // 、.二ニ=- 乂 { 八 、、 '__ ``.刈乂 -z ー-----‐ニ ≡=- ヾ( ヽ ノ イリ -= ニ 二 三三三__ニ= -‐ >r‐ 乂}ト。. -= = ニ 二 三三‐ / Y^} _./ 、 -=≡ニ二 z ≠ ___ / |`` '"´ / __ . \ 、 、./ / 、Vn ∧ |  ̄ ̄ / _/. ;ミメ、 \、\ 〈 ュ`Yノ ノ ′ト、 | / .. イ !′ } Ⅵ \ \. }⌒;´イ { !.! .\ ; ′ .... / ; | / ∨\ ハ \ ハ 人 八 ;、 . \l 厶イ. . /---マ !. // . } ヾ| [__フ_彡ヘ/ | ー‐ミ以r‐… ´ |// { 八 { 【 ハト、 ! )___{ j/ ≧=- 、 ∨\ } ⅵ / . . .ハ 〈 \ } 全員「……噛んだ」ボソッ 咲「はわわわっ……//」 長野 病院 マホ「……あの、どうして病院に連れてきたんですか?」 和「マホに見せたい人がいるんですよ」 優希「黙って付いてくるじぇ」 マホ「は、はい……(むぅ、須賀先輩と話したいのに)」 スタスタ 和「ところでマホ」 マホ「はい?」 和「麻雀は好きですか?」ニッコリ マホ「はい! 大好きです!」 優希「そーかそーか。ならよかったじょ」ニッコリ マホ「?」 ピタッ 優希「ここだじょ」 マホ「病室、ですね」 和「入ってください」 マホ「え? ……いいんですか?」 和「中にいるのはマホの知り合いですから」 マホ「知り合い? (宮永先輩? それとも)」 和「さぁ、どうぞ」 マホ「し、失礼します……」ガラッ 京太郎「……」(チューブグルグルマキ) マホ「えっ」ゾクッ 和「ほら、マホ。よーく見てください」ニコニコ 優希「お前の大好きな京太郎だじぇ」ニコニコ マホ「え、えっ? ど、どういう……」パチクリ 和「分かりませんか?」 優希「京太郎は……疲労のあまり、意識不明の重体になってしまったんだじぇ」 マホ「!?」 京太郎「(チューブかゆい)」 マホ「い、いやぁっ! 須賀先輩!! どうして!!!」ダッ 和「どうしてでしょうね」 優希「お医者さんが言うにはこうだじょ」 ガラッ 憩「うちが話しますーぅ」 和「荒川さん、どうして須賀君は重体に?」 憩「これはアレですねーぇ、寝不足っちゅう奴ですわー」 マホ「ね、ねぶそく?」 憩「ここ二週間以上、一、二時間しか寝てへんかったようですしねーぇ」チラッ 和「それは大変です」 優希「京太郎が疲れて倒れるのも無理ないじょ」 マホ「え? えっ」 和「どうして須賀君は……そんなに夜更しを?」 優希「分からないじょ」 和「マホは」 マホ「っ!」ビクッ 優希「心当たりある?」 マホ「あ、ぁ……」ブルブルブル 和・優希「……」ジィー マホ「う、うわぁぁぁぁっ!!」ダダ ガラガラ マホ「はぁ、はぁっ!」タッタッタッタッ 久「あらマホ」 マホ「っ?!」 久「ねぇ、須賀君が起きないの……どうしてかしら」 マホ「し、知らないです!」ダッ まこ「マホぉ……」 マホ「ひゃぁぁっ!?」 菫「どうしてだ?」 ゆみ「どうしてなんだ?」 ゾロゾロゾロゾロゾロ 洋榎「須賀が眼を覚まさへんのやぁ……」 マホ「あ、あわわっ」 淡「あわあわぁぁぁぁあ!? あわいいいいい!? !!ああああああああっ!!!」 マホ「うわぁぁぁん! ごめんなさぁぁぁぁい!!」ガクガクガクガク チョロッ マホ「ひ、ぅん……ひぅぅ……」ヘナヘナ チョロロロロロッ 数分後 マホ「ひっく、うぅ……うぇぇっ」ゴシゴシ 和「すみません。まさか、ここまで追い詰められるとは」フキフキ 優希「申し訳ないじょ」フキフキ マホ「うぁぁぁぁっ……酷いですぅ」グスッ 透華「少々やりすぎましたわね」 美穂子「替えのお洋服よ」 マホ「うぅ」ヌギヌギ 久「さて。なんで私達がこんなことしたかわかってる?」 マホ「……須賀先輩の、ことですか?」 久「ええ、そうよ。本人はほら、確かに今は元気そうだけど」 キョウタロウクンノココ、アッタカァーイ ギャアアアアアアアアアア!! スゴイコトニナッテルノデス マホ「……」 久「もし、マホがあのまま須賀君と電話を続けていたら……ドッキリが現実になっていたのよ」 マホ「そんなことっ!」 透華「この龍門渕グループ専属のドクターが診断しましたのよ。間違いありませんわ」 医者「むしろ今までよく生きていたね? なんど冥土から帰ってきたんだい、彼は」 マホ「……う、嘘です!」 和「嘘?」 マホ「だ、だって! 須賀先輩はマホのこと、好きだって!」 優希「好きだろうと、一日十時間近くも電話してたら死ぬじょ」 マホ「っ! でも、私は!」 久「あのね。そりゃマホは一人だからいいわよ」 マホ「え?」 久「須賀君はね、マホと通話しながらも……」 ~京太郎「今日はゆみさんとレポートやる約束を」~ ~京太郎「ああもう、ひろさんのメールか!」~ ~京太郎「えっと、次は淡とネトマの約束を!」~ ~京太郎「咲から借りた本を返さないと!」~ ~京太郎「宥さんにチン写メ送らないと」~ ~京太郎「またひろさんのメールか!!」~ ~京太郎「照さんにスイーツのレシピを」~ ~京太郎「後は他にも……」~ ~京太郎「またひろさんのメールかよ!!!!!!」~ 久「数十人の女性と、連絡を取り合ったりしていたんだから」 マホ「う、嘘……」 久「今までは全員がバランスを取り合っていたから、須賀君も平気だったけど」 和「マホが一人で大きな割合を持っていったので」 ゆみ「ご覧の結果ということだ」 菫「須賀は君に割いた時間の分、我々に対するメールや電話をないがしろにしようとはしなかったからな」 洋榎「待てや! なんやさっきの編集!! 悪意あるやろ!!!!」 透華「まぁ、そんな生活を続けていましたから」 美穂子「次第に私達への連絡も途絶えていって」 優希「不審に思って調べたら、こうなったというわけだじぇ」 マホ「……」 玄「あのね。須賀君は言ってたよ?」 宥「うん」 ~~京太郎「すみません! 今、俺の近くに不安定な子がいて……放っておけないんです!」~~ まこ「じゃから、わしらへの時間を取れなくて申し訳ない……とな」 マホ「せ、先輩が……そんなことを」ブルブル 淡「キョウタローは優しいからねー。嫌なことも嫌って言えない性格だし」 マホ「そんなこと無いです! 先輩は、マホのことが好きなんです!」 和「マホ」 マホ「好きな人の為にちょっと無理しただけです! 先輩だって、毎日楽しかったに違いないです!」 優希「……」 マホ「だから、だから!! 何も問題なんて……!」 / .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .゚。 . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ゚。 . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . / . . . . i . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .゚ . ' . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . ' . . / . . . . . / . . . . . i . ,| i . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ゚ . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ' . . .′ . . . /i . . . . ,|ノ | ト、 . i . . . . . . . . . . . . . . . . ゚ / . . . . . . . . i . . . . . . . . . . . . . . . .. ' . . | . . . . . ' | . . . / | | | ヽ . . ト、_ . . . . i . . . . . . . . . ゚ ./ . . . . . . | . . . . . . . . . . . . . . ' . . | . . . . ' | . . . | | |_」 -| . .Τ 丶 i | . . . . . . . . ハ / . . . . . /| . . . . . . . . . . . . . ' . . . | . . . . ' | . . . | |/| ,′ | . ./ Ⅵ | . . . . i . . . ./∧ ./ . . . . 'フ . | . . . . . . . . . . . . i. . . . | . . . . ' | . . . .i '| |' . . 」ィ芹丐 Ⅵ| . . ∧ . // . .i / . . . '´ / . ∧ . . . . . . . . . . . . |. . . ∧ .;. ′ | . . / |' . .x豕刋 芍⌒マⅥ . ∧ V .'i . . | ./ . . '´ ' . . / ∧ . . . . . . . . . /|. . . ' V ;| | . / . . . ,狄i[_ o -i| . . }! | / i i . | . ′ / . '´ .i . /i/ ∧ . . . . . . . / | . . . .' ∨| | / . . . . . .汽,. 、汐 . . リ .|イ / / . . | . ′./'´ .| . / .| / ∧ . . . . . . i′ | . . .;' V| |' . . . . . . . .`¨¨´ ' ' / |_/ / . . . |/ .| / | ./ ∧ .. . . . . | | . / ゙| . . . , '´ .| / . ∧| .|' .| / ./ .∧ . . . . | | / . .; ´ |イ . . ./ .| .| | / . / ∧ . . . . Ⅳ |' -‐--- '´ ' /i/ .| / . / /i . \ . . .| iム / 、 イ /| .| . ./ / .| . . . .\ .从_ムー---‐ ´ .イ '! / .| / ./ .| . . . . 厂 ´ト、. ヽ _.. / / |′ .|' ./ | . . . ∧ . /| . `¨¨へ '´ ./ iル′ .|/' | / ∨ !、 . / |>o。_ / .!-ー-- .._ {. | ./ ∨{. Y/ | . . . ./i . ¨7 T¨¨¨¨¨¨´ ^ー 、 ` ̄ 咲「マホちゃん。少し……頭、冷やそっか」 マホ「っ!?」ビクッ 咲「今、マホちゃん言ったよね?」ゴゴゴゴゴ 照「好きなことなら、無理してもいいって」ゴゴゴゴゴ マホ「そ、それは」ダラダラダラ 衣「ならば……衣達も試してみることにしよう」ゴゴゴゴ マホ「な、何を……?」ガクガク 和「マホ、言いましたよね?」 優希「麻雀が大好きだって」 マホ「……あっ」 ~~~~ 和「ところでマホ」 マホ「はい?」 和「麻雀は好きですか?」ニッコリ マホ「はい! 大好きです!」 優希「そーかそーか。ならよかったじょ」ニッコリ マホ「?」 ~~~~ マホ「あ、あぁ……」ブルブル 咲「それなら、これから毎晩十時間ずつ」 照「私達と麻雀を打とう」 衣「なに、気にすることはない」 菫「相」 ゆみ「手」 透華「な 美穂子「ら」 玄「沢」 宥「チン」 洋榎「おる」 まこ「けぇ」 他数十人「楽しもうよ!!」ワラワラワラワラ / . . ; . . .| . .i . .;、 .ヽ . ゙、{ _; --‐┘ / ./ . .i . . | .|、..! ヽ .ハ . . .Y´ ̄ `ヽ、 /;. . .;イ | . .| | . .|、 .!、!ナ´i .|ー! . . ゙、 / i イ i i| A .川 . .!ヽ! ;=≠ミ、リi . . ト、 / | !|. .| .!リ ,.ゝ=ミ、! f i ゙i |ノ-、 .Y あ、あぁぁ…… !|.! 人 |イ f ヽ.... ..弋ン. ⌒ } .| .f'i 「ト、 メレ . .ヾ ! ゞン ; " " __ノ . |n i | i i | | | . . . . . .i " " _,..-‐'^ヽ 人 .i .ト !.| U ゛ |、 | |. . . . . . .!、 ! ,.--┘ / ヽノ.ヽ ! 〉レ|. .| . . . . .|`ー-二´,.==ミ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ _!,..--、_.| | /! . . . ト! / ̄`ヽ ヽヽ `ー、 | i |ハ . . . ! /-‐ニ二 \ヽヽ \ .!_; --―┴、 \ |! !-‐'´ ゙、゙、゙、 \ | rへ ゛ / ,..--― 〉 ゙、゙、 ヽ 咲「じゃあ、やろっか」ニッコリ 数十分後 マホ「」チーン 宥「ちーん」 京太郎「気がついたらマホが灰になっていた」 咲「やりすぎちゃったかな」 淡「サキとテルーのコンビ相手じゃ仕方ないよねー」 久「で、この後どうするの?」 透華「専門家にお任せしますわ」 玄「お任せあれ!」ビシッ 霞「私達よ」ズイッ 小蒔「が、頑張ります!」 和「何をするんですか?」 小蒔「この子にとり憑いている悪霊を祓います!」 久「え? 悪霊!?」 和「SOA」 小蒔「見ていてください」 ゆみ「ど、どうなるんだ?」 豊音「ちょー気になるよー」ドキドキ 桃子「まさかの除霊ショーっすよ!」 小蒔「むむむっ」シャシャッ マホ「う、うぅ……?」 小蒔「呪文を唱えます!」 /. . . \ /... . . . ヽ . . . . /. . . ヽ . .. /. . . /. . . . /l ハ. . . l. . . /. . . . / | l . . .l. . .| |八{. . .fレ'\ |. . /j. . . . /i. . . | . . .l. . .| ,...---ミ //∧. ハ_〉ぅ `l. . {/. . . ,'斗―|. . . . .リ. . ′ / ̄ ̄⌒>=弍犲ハ 斧ミメ乂 彡イ ./ /. . . . /. / / / ` ̄`} `''’ f斧ミメ イ/./ } _ -―へ ' `''”.∠/// / / / / . 个 ー <r< / / .{ / j i { ¨¨´/' /j 「 \ r'⌒ | // | ヾ 〃_彡リ | ヽ / ̄` ー--rヘ { 乂〃. ヽ/ ̄/ ̄ ̄`7 / ∧ / /⌒ヽ __/ У / /Y ./ / / У / ./ / ト、 / 〉. / r'  ̄ / / { / / } V 厂ヽ 厶斗- ' __彡 / 乂 / / / ト---<ソ⌒ ./ / }ト、/ / / 〉こ{ / }三ニ=-- --=≦ / } 小蒔「コジワセルライトタレチチオミアイドウキノケッコンイキオクレモジョヒトリミサビシイアラサーショジョ」ブツブツ 京太郎「え、何この呪文」ドンビキ マホ「ぎゃあああああああああああああああ!!」ビクンビクン 京太郎「しかも効いてるぅぅぅぅ?!」 マホ「う、うぅっ、おぇえええ」デロデロデロ 京太郎「しかもなんかどす黒いのが出てきたぁぁぁぁ!?」 小蒔「霞ちゃん!」 霞「ええ、これはまさに……メンヘラめんどくさい女の悪意の塊」 ウニョウニョウニョ 霞「HAYARI!!」 HAYARI「HAYYARIIIIIIN!!!」 京太郎「ええっ?」 霞「消滅!」スッ ゼクシィ「」 京太郎「え、その本でどうするんですか?」 霞「滅!! 滅!!!」バンバンバン HAYARI「GYAAAAAAAAAAA!!」シュゥゥゥ 京太郎「あ、死んだ」 小蒔「たまごクラブでも同じ効果がありますよ」 京太郎「そ、そうなんですね」 霞「これで、彼女はHAYARIの呪縛から逃れたわ」 マホ「う、うぅ……こ、ここは?」キョロキョロ 京太郎「マホ、大丈夫か?」 マホ「すが、せんぱい?」キョトン 咲「怖いね」 照「あれのせいで変なことしてたんだ」 咲「HAYARI……でも、私達にはアラサー嬢さんがいるから」 照「問題無いね」 咲「うん」 京太郎「大丈夫か?」 マホ「ま、マホ……今まで、先輩に酷いことを」 京太郎「もういいんだよ。俺も、嫌だったわけじゃないし」 マホ「先輩……ぐすっ」 京太郎「流石に毎日何時間もは無理だけどさ。たまには連絡くれよ」 マホ「いいん、ですか……? マホなんかが、先輩と話しても」ゴシゴシ 京太郎「当たり前だろ。それに、前にも言っただろ」 ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨//////////////////>、 京太郎「俺はマホのこと、好きだからさ」ナデナデ マホ「……ふ、ふぇぇぇっ、せんぱぁぁぁいいっ」ダキッ 全員「おっふ」キュンッ 透華「さぁて、全て解決したことですし!」 ゆみ「何かするのか?」 透華「須賀京太郎の快気祝いパーティでしてよ!! ハギヨシ!!」 シュタッ ハギヨシ「はっ。皆様の分のお食事とドレスをご用意してあります」 京太郎「すげー」 洋榎「ご馳走や! ご馳走やで!」 絹恵「ええなぁ、おねえちゃんは……いまの私にはまぶしすぎるわ」フフフ 玄「おねえちゃん! パーティだって!」 宥「うん」 久「パーっと楽しむわよ!」 まこ「やれやれじゃな」 優希「タコスー!!」 和「もう、ゆーきったら」クス ワイワイ ヤッター ゴチソウダヨー! オイシソウナノヨー 咲「行こう! 京ちゃん!」 照「早く行かないとなくなっちゃう!」 京太郎「はい。あ、でもまってください」スッ マホ「?」 京太郎「ほら、マホ。行くぞ」ニッ マホ「……はい!」ギュッ こうして、マホは元の大人しい後輩に戻った それからは時折、LINEが来たり通話をしたり 節度のある交流が続いている でも、なんでだろうか あの狂人じみた、執着を見せていた頃のマホよりも マホ「えへへへっ! せぇーんぱいっ♪」 今のマホの方が――断然 ,ィぃ _, -――- ,_ ,ィマママム , '" ` , ,イママママム /. vママママママム , / / ヽ /マママママママム / / // / ト、 丶 付寸ママママママム / /. ///| | | 丶 ハ 寸マママママメメ、 | l _jレ代ト、 ト、 .ト、 ,ハ ト、i 寸ママママママ | | | ハ|∧ l ` 'l l l 寸マママママ 人∧,ハl \l l i | i .寸ママママ l 刈,r==く ,zx、ノノイ / /`マママ | | l/l/ , ⌒ヽ. レ⌒Y | | ┌ ―┐ l/l/l ノんノ | ,仆、 マ. 丿 rく__/| l !i ト、「>rf^h_, ィ ノ|人| / /イ |寸〈V j i | i匕 、 レ′ 人| ,rく〉V l i | ̄ ′ \` 〉 i_〉⊥i, hく ∧ 俺のことを、好きになってくれている気がするんだ 第十二章【新ジャンル!? メンヘラロリの名はマホっち】 カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3767.html
龍門渕家 京太郎「ふぁ~」 衣「む?なんだ京太郎、寝不足か?」 京太郎「ええ、最近どうも寝付けなくて」 衣「そういう時は、何か安心できるものが近くにあるといいぞ!」 京太郎「……安心できるもの?」 京太郎自室 咲「おじゃましまーす」 京太郎「おう、そこに座っててくれ」 咲「はーい。それにしても、帰り道でいきなり勉強教えてくれって言った時は、びっくりしたよ」 京太郎「なんだよ。そんなにおかしいか?」 咲「だって最近授業中寝てばっかだったし」 京太郎「寝不足だったんだよ。その寝不足がなくなったと思ったら小テストだ。しかも明日、そりゃ頼むっての」 咲「寝不足?眠れなかったの?」 京太郎「ああ。ま、ちょっとした快眠グッズでなんとかなったからいいけど。茶、取ってくる」 ガチャ 咲「……快眠グッズか、どんなだろ。探してみよっかな」 咲「ベッドの上……何も無い。ベッドの下……えっちな本とか。机の上……結構整理されてる」 咲「どこにもないなー……アレ?この箱なんだろ?」パカッ ガチャ 京太郎「咲ー、遅くなった……あ」 咲ちゃんぬいぐるみ 咲「これ……私?」 京太郎「そ、それは……」 咲「……京ちゃん、快眠グッズってこれ?」 京太郎「……そうだよ。眠れない時は安心できるものが近くにあるといい、って聞いて作ってもらったんだ」 京太郎「俺さ、お前と一緒にいる時は一番安心できるから……悪い、ぬいぐるみまで作って、気分悪かったよな」 京太郎「これ、処分するよ。お前も…」ギュッ 京太郎「さ、咲?おま、なんで抱きついて…」 咲「……ぬいぐるみじゃなくて、私本人だけど、安心できる?」 京太郎「え?」 咲「私は、京ちゃんと一緒だと安心できるし、ぬいぐるみ作ったっていうのは嬉しかったよ?」 京太郎「咲……」 咲「うん……ね、ぬいぐるみの私は安心できる?」 京太郎「え?そうだけど……なんだ?」 咲「……本人の方が、効果はあると思うけど、試してみる?」 カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3134.html
モモ「こちらモモ……清澄の麻雀部に潜入したっす…」 ゆみ「ご苦労、モモ。引き続き任務を遂行してくれ」 モモ「任務了解っす…」 ピッ…… モモ「今回の任務……清澄高校の麻雀部についての調査っすか…龍門渕さん達比べたら楽っすね…」 ガサガサ… モモ「普通の人間では私を見つける事は出来ない……私は存在しない」 ガタガタ…… モモ「ここから先は……ステルスモモの独壇場っすよ…!」 モモ「それにしても誰もこないっすね……何をしているっす…」 京太郎「ふぅー疲れた!」 モモ「来たっすね…!」スウッ…… モモ「アイツは確か須賀京太郎っていう空気さんっすね……呑気そうに欠伸なんかして良いご身分っす」 優希「京太郎!ここにいたのか!」 京太郎「おっ、タコスじゃねーか…どうしたんだ」 優希「この馬鹿犬!今日は一緒にタコスを食べる約束だろう!?何を呑気に欠伸なんかしてるんだじぇ!」 京太郎「あれ?それって明日じゃないのかよ?今日はちょっと用事があるから無理だ、すまん!」 モモ「…何やら揉めているみたいっすね……仲間割れっすか?」 優希「分かったじぇ!明日必ず、タコス屋に来るんだじょ……いいな、犬!?」 京太郎「はいはい分かった分かった……だから耳元で叫ぶなよタコス」 優希「それじゃあ私はのどちゃんの所に行くからな!明日の約束、絶対に破るんじゃないじょ!京太郎!」 京太郎「はいはい…転ばないように気をつけろよタコス!」 優希「ふん!犬なんかに言われなくても分かってるじょ!」 タッタッタッ…… モモ「麻雀しないっすか……?というよりも空気さんは何をしにここに来たっすか……」 京太郎「さてと……そろそろ時間かな…」スウッ モモ「むむっ……何やら始めたっすよ…!」 京太郎「もしもし……俺です、京太郎です。こっちは順調に事が進んでますよ」 モモ「一体誰と会話をしているっすかね?」 京太郎「ふふふ…分かってます…あなたの妹は相変わらずですよ……照さん」 モモ「照……?照って誰っすか…?」 京太郎「もちろん、他の皆には気が付かれてはいませんよ?」 京太郎「まさか俺が…宮永照の命を受けて派遣された白糸台のエージェントである事を…」 モモ「なんだって…!?白糸台って確か先輩が言っていた……」 京太郎「いつも通り情報は渡しておきます……まあ、あまり必要のないものでしょうけどね…ハハハ…」 モモ「すごい事を聞いたっすよ……!まさか清澄の空気さんが私と同じスパイだったなんて……」 ガタンッ モモ「しまっ……!」 京太郎「……ちょっと待ってください、何やら物音が聞こえました…調べてきます」 ギシッ…ギシッ…ギシッ… モモ「や……やばいっす……空気さんがこっちに来るっすよ…!」 京太郎「確かこのへんだよな…」 ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン モモ「目の前まで来たっす…!もう駄目っすよ…!」 そして京太郎はモモが隠れているロッカーに手をかける モモ「くっ……!こうなったら戦うしかないみたいっすね…」チャキッ ガタンッ ネズミ「チューチュー!タコチュー!」 タッタッタッ…… 京太郎「なんだネズミかよ……びっくりしたぜ…」スッ 照『どうしたの京ちゃん?何がいたの…?』 京太郎「ああ、なんでもありませんよ…ネズミがいただけです」 照『そう…なら、良いんだけど…本当にネズミで間違いないのね…』 京太郎「ハハ、誰かが隠れて聞いていた訳ではないみたいですよ…」 京太郎「無論……その場合は…ただで帰すつもりはありませんけどね」ニヤリ モモ「――――――!」ゾクリ 京太郎の歪んだ笑い顔にモモの背中に戦慄が走る モモ「……バレなくてよかったっす…もし空気さんにバレたら何をされるか分かったモンじゃないっすよ……」 京太郎「そろそろ他の部員が来る頃でしょう…また後で連絡します…それでは」ピッ 優希「京たろお~!」 タッタッタッ…… 京太郎「おいおい、どうしたんだよタコス…またタコスを買ってこいなんて言うんじゃないだろうな?」 優希「そのまさかだじぇ!」 和「もう、ゆーきったら…」 久「須賀君。タコスの他に買い出しもお願いね」 京太郎「ま…また買い出しっすか…分かりました!行ってきまーす」 咲「頑張ってね京ちゃん」 京太郎「はいよ~!」 タッタッタッ…… モモ「なんて変わり身の早い男っすか……でも、これはいい事を聞いたっす」 ゆみ『モモ、聞こえるかモモ』 モモ「あっ、先輩……どうしたっすか?」 ゆみ「いや…急にモモが心配になってな……そっちの方は大丈夫か?」 モモ「問題ないっすよ先輩……ちょっと危ない所もあったっすけど今のところは順調っす…」 ゆみ『そうか、ならいいんだがな…』 モモ「それよりも先輩、凄い情報が手に入ったっすよ……」 ゆみ『ほう……一体どんな情報だモモ?』 モモ「はい、実は清澄の須賀京太郎っていう男が白糸台のスパイだったっすよ」 ゆみ『なに…!?それは本当かモモ!?』 モモ「はい、間違いないっす…宮永照って人と話をしていた所を目撃したっす」 ゆみ『宮永照………なるほど、そういう事だったのか』 モモ「どうします先輩?まだ調査を続行するっすか?」 ゆみ『いや、もう十分だモモ…今回はもう清澄から帰って来てもいい…』 モモ「了解っす先輩」 ゆみ『だが、気をつけろよモモ…その白糸台のスパイに気が付かれないようにな』 モモ「心配ないっすよ先輩…いくら空気さんが手練れだとしても私を見つける事は出来ないっすから……」 ゆみ『そうか……だがくれぐれも油断するなよモモ』 【数時間後】 久「それじゃあ皆、解散!」 まこ「やれやれ、早く店の手伝いにいかんとのう」 優希「のどちゃーん!早くタコス屋に行こうじぇ!」 和「もう、ゆーきったら…それじゃあ、行きましょうか宮永さん」 咲「うん、分かったよ原村さん!それじゃあ京ちゃん、また明日ね」 京太郎「ああ、それじゃあな咲!」 ギイイイイ バタンッ…… モモ「そろそろ出てもいいっすよね……?…ふぅ…今日はハラハラした一日だったっすね……さてと…私も帰る事にするっす…」 ギイイイイ…… モモ「誰もいないっすね……」キョロキョロ ガシッ モモ「――――――!?」 京太郎「ふふ…ネズミはネズミでも可愛らしいネズミじゃねーか……なあ?」 扉を開けたモモの腕を京太郎は笑いながら掴んだ。 突然の出来事にモモは呆然としてしまう。 モモ「な…なんで私の姿が見えるっすかアンタ…!?私は普通の人間には見えないはずっすよ!」 京太郎「なんでもなにも……俺にはお前の姿が普通に見えるぜ……もしかしたら俺は普通じゃあないのかもしれないな?」 モモ「そ…そんな…!」 京太郎「まあ……そういう話は置いといて……」 京太郎「悪いが俺の正体がバレちまった以上、お前をただで帰す訳にはいかねえなぁ……!」ギロッ モモ「くっ…!放せ、放すっすよ!」 必死で京太郎の腕を振りほどこうとするモモであったが、京太郎はガッシリと掴んだまま放さない。 京太郎「抵抗しても無駄だぜ?大人しくしたほうがいいと俺は思うがな…?」 モモ「な……何をするつもりっすかアンタ…!?」 京太郎「さあねぇ……想像に任せるよ」 手を縛られたモモは部室の中へと連れ込まれてしまった。 京太郎「さーてと、まずはお前が何者か教えてもらおうか?」 モモ「……何も言う事はないっすよ……」 京太郎「ふーん、そういう態度を取るつもりなんだ……」 京太郎は溜め息をはくと机の中から鞭を取り出す モモ「な……なにっすか鞭なんか取り出して…!」 京太郎「ふふ…お前が俺の質問に逆らう度に鞭を使うからな…!分かったか?」 モモ「ふ……ふん…!そんな玩具で私が口を割るとでも……」 ピシィンッ モモ「きゃあっ!?」 鞭で床を叩きつける音が部室に響き渡る 京太郎「どうしたんだいお嬢さん、可愛い悲鳴なんか?鞭なんて怖くないんじゃなかったのか?」 モモ「………うるさいっす…」 自分が怯えているのを否定するかのように京太郎を睨み付けるモモ。 京太郎「おいおい、そんな怖い顔しないでくれよ全く……ゾクゾクしちまうじゃねーか」ヒュインヒュイン モモ「黙れっす、この変態!」 ピシィッ モモ「ああうっ……!」 京太郎「口の聞き方には気をつけてろよ……今のお前がいくら強がっても意味がねーんだよ!」 モモ「うう……痛い……痛いっすよ…」 京太郎「まあ、俺も鬼じゃない…お前が俺の質問に素直に答えりゃあ、鞭なんて使わないから安心しろ」 モモ(助けて…助けてっす先輩……) 大粒の涙を流しながらモモは加治木ゆみの姿を思い浮かべる。 そんなモモの姿に京太郎はニヤリと歪んだ笑顔を浮かべた。 京太郎「じゃあ改めて聞くがお前は何者なんだ?」 モモ「………………」 ピシィッ! モモ「ああうっ!」 京太郎「もう一回聞きまーす!あなたは何者ですか~?」 モモ「………………」 ピシィッ モモ「くああっ!」 京太郎「いい加減しつこいなぁ……あ・な・た・は誰ですかぁ~!」 モモ「知ら…ない……っす…」 京太郎「……………やれやれ」 ピシィッ ピシィッ ピシィッ モモ「くああああああああああっ!」 【数十分後】 モモ「ハァ……ハァ……」 京太郎「全く……しぶといなぁお前……その根性だけは認めてやるよ」 モモ「余計な………お世話っす……」 京太郎「困ったなぁ……どうすれば話してくれるのか分からねーや」 コンコンコン…… ガチャ… 京太郎「だ……誰だ!?」 ?「………………」 モモ「誰だか…知らないけど……助けてくださいっす……この男は私を……」 照「この娘が京ちゃんが言っていたコソドロさんかしら…?」 京太郎「おっ、照さんじゃあないですか!わざわざ東京からお疲れ様です」 照「フフ……京ちゃんの方こそ面白い事をしているじゃない…」 モモ「――――!そんな……この人が空気さんと話していた宮永照……!?」 照「フフフ……そんなに震えて……怖いの…?」 モモ「違うっすよ…………怖いわけ……」 ピシィッ モモ「ああんっ!」 京太郎「油断しちゃあいけないなぁ……気を抜いていいなんて言った覚えはないんだが?」 モモ「ううう………」 照「京ちゃん……あまり苛めちゃ駄目じゃない……そんなのじゃあ口を割らないと思うわ」 京太郎「なるほど、確かに照さんの言うとおりですが……ならどうすればいいと思います?」 照「ねぇ……この写真…あなたのでしょう?」 モモ「な……!いつの間に私の写真を…!?」 照「この写真に写っている女の人……あなたにとって大切な人じゃないかしら?」 京太郎「………ははあ、なるほどね」 モモ「その写真はたまたま拾ったやつっす……!私には……関係ないっすよ…」 照「そう…?そのわりには声が震えているじゃない……嘘はいけないわよ?」 京太郎(全く……いつも思うけど照さんもひどいお人だねぇ……) 照「それじゃあこの写真の人がどんな目にあってもあなたには関係ないわよね…?」 モモ「な、何を言っているっすか!そんな事私には…」 照「い い よ ね ?」 モモ「……………」ポロポロ 照「あら……どうして泣いているのかしら?私はただ、質問をしているだけなのに…」 照「それともこの写真の人の事が心配でたまらないの?」 京太郎「早く答えろよ、じゃねーと照さんがこの写真の人に何をするか分からねーぜ?」 モモ「駄目っす………」ポロポロ 照「えっ…?何が駄目なのかしら……詳しく教えてちょうだい…」 モモ「お願いっす……その人は私にとって大切な人っす…だから……」 京太郎「ほー、そういう事ですか…」 照「大丈夫……あなたが私達の言う事さえ聞いてくれるなら……この写真の人には何もしないわ……」 モモ「本当っすか………?」 照「安心して……私は嘘は言わないから……だから私達の言う事を聞いて……ね?」 モモ「…………分かったっす……先輩に何もしないっていうなら……私はアンタ達のいう事を聞くっすよ…」 照「良い子ね……私はそういう子は好きよ……」ニコリ… 京太郎「それじゃあ……最初の質問だ……ちゃんと答えろよ」 モモ「はいっす………」 【数日後】 ゆみ「今日もご苦労だったなモモ」 モモ「いえ、先輩のためならいくらでも頑張れるっすよ!」 ゆみ「そ……そうか、ありがとなモモ」 モモ「はい!それじゃあ私は失礼させてもらうっす」 タッタッタッ…… モモ「こちらモモ……鶴賀学園の情報を今から送るっす…」 先輩、私は先輩を騙している最低な女っす。けれども私はいつでも先輩の事が大好きっすよ。 例え私が闇に堕ちようとも、先輩が笑ってくれるなら私は喜んで堕ちるとこまで堕ちてやるっすよ。 先輩――――。 第4話「孤独の海よ」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2646.html
京太郎「よし、牌譜の整理は終わったな。次は掃除をしてっと」テキパキ 京太郎「牌と卓を磨いて、っと」フキフキ ・・・・・・・・・・・・ 照「・・・京ちゃん、忙しそう」 淡「だよねー。さっきせっかくわたしが麻雀教えてあげようと思って誘ってあげたのにさ」 淡「雑用が片付いてないからって断られちゃったんだよねー」ブツブツ 誠子(いやー・・・大星にフツーの指導が出来るとは思えないけど・・・。主に天才の感覚的な意味で) 尭深「はい、皆。お茶どうぞ」カチャ ガラッ 菫「済まない、少し遅れたな」 京太郎「あ、部長。お疲れ様です」 菫「お前もな、須賀。前にも言ったと思うが、雑用は程々でいいんだからな?」 京太郎「いえ、どうせやるならしっかりやりませんと」 菫「性分というやつか・・・。私たちも助かっているが、無理はするなよ?」 京太郎「勿論です」 ‥‥‥‥‥‥ 尭深「部長もお茶どうぞ」カチャ 菫「ああ、ありがとう」 誠子「で、京太郎は相変わらずですか?」 菫「そう、嫌な顔一つせずにせっせと雑用だ。本当に高校生男子なのかという感じだよ」 照「京ちゃんは昔から人がやりたがらない事を率先してやってたから」フフン 菫「何でお前が偉そうにしてるんだ・・・」 淡「性格イケメンってやつ?」 照「そういうこと」キッパリ 誠子「先輩もそう思いますか。となると、あの話は・・・」チラッ 尭深「うん・・・、実は私、その様子を偶然見ちゃって」 誠子「えっ、本当に!?」 菫「何かあったのか?」 尭深「はい。今2年の女子の間で静かに広まっているんですけど」ヒソヒソ 淡「へー、何なに、どんな話なの?」 照「私も気になる」 誠子「名前は伏せますけど、麻雀部の女子が京太郎に告白したらしいんですよ」ヒソヒソ 照「」ガタッ 淡「」ガタタッ 菫「・・・2人とも落ち着け、須賀に聞こえるだろうが」 淡「べ、別に焦ってないしっ。・・・でもさ、単なる噂でしょ?」 照「そんなデマに踊らされたらダメ」バリバリムシャムシャ 菫「焦ってない奴はそんなに冷や汗をかかない。それと照、焦りを誤魔化そうとしてお菓子を詰め込むのは止せ」 尭深「3日前の放課後に、京太郎くんが雑用で最後まで残ってた時の事です」 淡「た、たかみーはそれを見たの・・・?」 尭深「うん、偶然だったんだけど・・・」 照「ま、まさか京ちゃんは・・・」ガタガタ 尭深「いえ、京太郎くんは告白を断ったので、先輩の心配するような事にはなっていませんよ」 照「・・・」ホッ 淡「・・・」ホッ 菫「・・・2人とも、あからさまにホッとするな」 淡「し、してないしっ。きょーたろーが誰と付き合おうと、こ、この高校百年生の淡ちゃんにはか、関係ないですしぃー?」 照「菫は早とちり」ガツガツモグモグ 菫「・・・もはや何も言うまい」 誠子「でさ、尭深はそれを見たんでしょ? 京太郎はなんて言ってたの?」 尭深「えっ!? えっと、それは・・・」モジモジ 淡「いいじゃんいいじゃん、たかみーったら何もったいぶってんのさ。教えてよー」 照「私も知りたい」 尭深「えっと・・・その・・・」 ・・・・・・・・・・・・ 京太郎『ありがとうございます、俺なんかを好きになって下さって。・・・でも、ゴメンなさい。俺は貴女の気持ちには応えられません・・・』 京太郎『俺には支えたい人達がいて、その人達が真摯に、瞳に闘志を宿して麻雀に打ち込む姿が俺は何より好きで』 京太郎『俺自身は麻雀の腕はからっきしですけど、そんな俺でもあの五人は必要だって言ってくれたんです』 京太郎『って、五人って言ったらバレちゃいましたか? ・・・秘密にしてくださいね?』 京太郎『で、俺は五人を支える事に精一杯で・・・きっと貴女の事をおざなりにしてしまいます』 京太郎『ですから、ゴメンなさい』 京太郎『・・・え? その五人のことですか?』 京太郎『そう、ですね・・・』 京太郎『何よりも大切な人達・・・ですかね?』 京太郎『うあぁーっ、恥ずかしい! 絶対に秘密にしてくださいよ!?』 ・・・・・・・・・・・・ 尭深「・・・って言ってました///」カアァ 照「京ちゃん・・・///」マッカ 淡「・・・うぅー、きょーたろーのくせにぃ///」マッカ 誠子「聞いて良かったような、悪かったような・・・///」マッカ 菫「何とも、コメントに困るな・・・///」マッカ 京太郎「何の話ですか?」 淡「うひゃあっ、きょ、きょーたろー!? い、一体なに!?」 京太郎「いや、卓の掃除も終わったから伝えに来たんだけど・・・。全員で顔まっかにしてどうしたんだ?」 淡「な、なんにも無いし! 変な話とかしてないし! オトメのナイショ話を詮索するとか、きょーたろーはデリカシーに欠けるんじゃない!?」 京太郎「そこまで言うことねーだろ!?」 照「淡の言うとおり。京ちゃんは詮索禁止」 京太郎「照さんまで・・・。何かアウェイ感がすごいんですけど」 誠子「ま、そういう事で。京太郎には秘密でーす」 京太郎「何なんですか、この妙な団結力・・・」 尭深「淡ちゃんの言うとおり、秘密だから・・・ゴメンね?」 京太郎「何だろう、淡が言うのと違って渋谷先輩が言うと男子禁制感のレベルが劇的に高まりますね」 淡「何さー、私は女じゃないっていうのー!?」 京太郎「そういう言動が子どもっぽいっての」 淡「ぐぬぬ・・・! きょーたろーのクセにー!」 ギャーギャーワーワー 菫「全く・・・ほら、お前たち。練習を始めるぞ」 菫「真摯に打ち込む姿が好きなんだったな・・・」ボソッ ピタッ 照「・・・そうだね。真面目にやろうか」 淡「ん、オッケー。高校百年生の本気をきょーたろーに見せてしんぜよう」 誠子「まぁ、白糸台のレギュラーとして恥ずかしく無いようには、ね」 尭深「うん・・・期待に応えるためにも」 京太郎「・・・な、何があったんですか、いきなり」 照「ねぇ、京ちゃん」クイクイ 京太郎「え、あ、はい、何ですか、照さん?」 照「・・・絶対に、私は、私たちは、白糸台は負けない」 京太郎「・・・!」 照「その姿を、京ちゃんには特等席で見せてあげるから」 照「だから・・・ずっと、傍にいてね?」 京太郎「・・・はいっ!!」 カンッ!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4465.html
とうとう発足した須賀君の全裸を見ようの会 彼女らを待ち受けていたのはモラル、法律、そして学生にとって何よりも険しい校則の壁だった しかしここは学校、合法的に全裸になる場所がある…そう更衣室! こうして彼女達の、男子更衣室をめぐる物語は始まった ―劔谷高校男子更衣室― 美幸『えー、梢ちゃん聞こえてる?無線の調子は大丈夫?』 梢「聞こえてますよ……一応」 澄子『今、どこにいるんですか?』 梢「……今は男子更衣室のロッカーの中に居ます……」 梢「あの、暑くて汗が凄いんですけど……」 友香『我慢してください、入会のためですよ』 友香『そこからカメラで撮影できるんですか?』 梢「ええ、なんとか……いいところに穴が開いていたので」 莉子『無理しないでくださいね……』 梢「ありがとう、莉子は優しいですね」 梢「……」 梢「ううっ……」 梢(私は何故こんなことをしているのでしょう……) ~回想~ 美幸「えー」 美幸「梢ちゃん、あなたの裸に対する欲望、しかと伝わりました」 美幸「本来なら入会……と行きたいのですが1つ条件があります」 梢「条件?何ですか?」 美幸「それはね……ふふふ」ゲスガオ 澄子友香「ふふふ」ゲスガオ 美幸「須賀くんの全裸写真を撮影してくること!」 澄子友香「してくること!」 梢「え?え??」 莉子(うわぁ……) 美幸「これが出来たら入会を許可します!」 澄子友香「許可します!」 莉子(2人は黙ってた方がいいんじゃないかな……) 梢「え、でも盗撮は流石に不味いのでは……」 美幸「いいんだよ梢ちゃん!」 美幸「人の全裸を見るのには、犯罪行為しかないよ!」 澄子友香「犯罪!犯罪!」 美幸「モラル、法律、校則なんてお構いなし!」 美幸「私たちは欲望のまま行動する!」 澄子友香「煩悩解放!」 莉子(梢先輩……) 梢「で、でも……」 美幸「つべこべ言わずに行動しろっ!古塚梢っ!」 梢「ひっ……は、はいぃ」 莉子(鬼畜ですね……) 梢「で、私は具体的にどうすれば……」 美幸「えっと、須賀くんは今水泳の補習を受けてるの」 莉子「え、そうなんですか?」 友香「うん、いかんせん男子は1人だけだからね」 友香「水泳の授業、一緒に受けれないから強制的に補習なんだよ」 莉子(ちょっとかわいそうだね……) 澄子「部長には、須賀くんがプールから上がってくるまでに」 澄子「男子更衣室に隠れていただきます」 梢「か、隠れるって言ってもどこに隠れれば……」 美幸「そこは梢ちゃんのセンスに任せるよ」 美幸「で、後はこれ」 梢「カメラ、ですか……」 友香「それで京太郎の裸を取ってきてくださいね」 澄子「ばれずに帰還出来れば任務完了です、入会です」 莉子(普通に難しいと思うんだけど) 美幸「あ、あとこれを渡しておくよ」 梢「これは無線ですか……?」 友香「何か困ったことがあれば連絡してください」 莉子(何でそんなものがあるんだろう) 梢「は、はあ……」 美幸「以上、それでは行ってらっしゃい!」 澄子友香「行ってらっしゃい!」 梢「……行ってきますぅ……」 莉子(先輩、大丈夫かな…) ―再び劔谷高校男子更衣室― 梢(あ、暑い……) 梢(須賀くん、早く来てくださいよ……) ガチャ 梢(き、来た!)ドキドキ 京太郎「ふぅ~疲れた、ったくなんで俺だけ補習なんだよ」 梢(えっと……良く見えない……) 梢(……見えた) 梢(まだ、水着を着ているので撮影は出来ませんが) 梢(……こうみると中々いい体をしてますね、須賀くん) 梢(……) 梢(はっ、何を考えてるのでしょう私は) 梢(今は任務に集中しなければ……) 京太郎「早く着替えて部室に行かないと!」 ヌギヌギ 梢(どうやら水着を脱いだようですね……) 梢(……っ///) 梢(わ、私……男の人の大事なところを見るのは初めてですぅ……///) 梢(は、早く撮影しないと……///) カシャカシャ 梢(速く……早く……) カシャカシャ カシャカシャ カシャ 梢(ふう、これだけ撮れれば大丈夫でしょう) 梢(それにしても須賀くん、いつまで全裸でいるのでしょうか) 梢(……まあ、いいです) 梢(あとは須賀くんが更衣室から出てくれれば……)ゴト 梢(あ) 梢(モ、モップが倒れますっ!) ガシャーン 京太郎「ん?何だ今の音?こっちか?」 梢(不味いです不味いです不味いですっっ!!!) 梢(全裸の須賀くんがロッカーに近づいてきますっ!) 梢(このままでは見つかってしまいますっ!) 梢(ど、どうすれば!) スタスタ 京太郎「このロッカーか、開けてみるか」 梢(ああっ!もう駄目ですぅ!) 梢「神様……」 ガチャ カン!
https://w.atwiki.jp/sangamaki/pages/9.html
憩「京太郎くーん!朝やでー!」 京太郎「うん……あと五分……」 憩「もう!はよ起きへんと大変なことになるで!」ドシッ 京太郎「う、うぅ…………」 憩「起きた?」 京太郎「お、重い……」 憩「」ピキッ パシーン! 京太郎「痛いよ憩姉ちゃ~ん」ヒリヒリ 憩「京太郎くんがあんなこと言うから悪いんやで」プイッ 京太郎「そんな風に不機嫌にしてても何だかんだで朝ごはん作ってくれるんだから憩姉ちゃんは優しいよなー!」 憩「そ、そんなことないで!ウチやって……」 京太郎「ウチやって?」 憩「え……ほな今日のお弁当のタコさんウインナーイカさんにしたろっかなー」 京太郎「はいはいご苦労さん」 憩「どやーぁ?意地悪やろ?」 京太郎「むしろ憩姉ちゃんの方がマイナスな気がするんだけどな」 京太郎「そろそろ行こっか」 憩「イカさん作るん時間かかってもうた……」 京太郎「一々タコさんの足切ってるからだろ」 憩「これで京太郎くんも懲りるやろ?」 京太郎「そっちがな」 京太郎「そうだ、今日も乗ってく?」 憩「そう毎日毎日京太郎くんのお世話になると思うとったら大間違いやで」プイッ 京太郎「歩きだと遅刻しそうだけど」 憩「あ……う……」 憩「……よろしくお願いします」 チャリンチャリ-ン 京太郎「咏ーおっ先ー!」 咏「あっ、お前らズルいぞ!」 京太郎「俺と憩姉ちゃん専用だかんなー!あーはっはっはー!」 ザワザワ 憩「きょ、京太郎くん、みんなに見られとるから……」 京太郎「よし!もっと速く漕ぐな!」グングン 憩「えっ、いや、そういうことや――!」 チュドーン! 咏「どんだけスピード出すんだよあいつ……」 モブ二年「なーなー、荒川さんって須賀くんと付きあっとるん?」 憩「ひぇっ?な何を言うちょるんや?」 モブ二年生「呂律回っとらんで、でそこんとこどうなん?」 憩「ウチが京太郎くんとなんてあり得へんから!」 モブ二年生「せやかて、毎朝仲良く登校、時々自転車で二人乗りやし、それに昼休みは一緒に荒川さんのお弁当食べとるやんか」 モブ二年生「これで付き合っとらんとか、そっちの方があり得へんわ」 憩「……ウチやって、そっちの方がええけど……」 京太郎「憩姉ちゃーん、帰ろうぜー!」 憩「あ、ちょっと待ってー」 タッタッ ガチャ バタム 霞「いつも仲良しね、あの二人は」 咏「毎日毎日惚気聞かされてると腹立ってくんだよねぃ、知らんけど」 照「私だって幼馴染なのに……」 郁乃「ほんまもんのカップルさんみたいやな~」 エイスリン「リアジュウバクハツシロ!」 霞「エイスリンちゃんにこんな言葉教えたの誰かしらー?」 コキコキ 京太郎「あー!風気持ちいー!」 憩「もうちょっとゆっくりにしてー!」ギュッ 京太郎「嫌だねー!」ギュンギュン 憩「きゃあああああああ!」 京太郎「えっと……ごめん」 憩「もう……怖かったんやから……」 京太郎「坂道だし、気持ちいいかなって思ったんだけど……ほんとごめん」 憩「別に……許したるけど……一つ、言うこと聞いてもらってもええ?」 京太郎「おう、俺にできることなら何でも!」 憩「え、えっと、それで……」 憩(ど、どうしよ!勢いで言ったのはええけどどうすればええんや!) 憩『キス……して?』 憩『ウチと……付き合ってください!』 憩(ちゃう、こんなんちゃう……けど……) 京太郎「憩姉ちゃん?」 憩「そう、やな……」 憩「…………」 憩「…………よし」ボソッ 憩「これから、きょーちゃん……って呼んでもええ?」 京太郎「なんだそんだけか、って命令でもなんでもねえじゃねえか」 京太郎「一休みも済んだし、行こうか」 憩「……うん」 キコキコ 憩(なんで、こないなことしかできひんのやろな……) 憩(……けど、今はこんなんでええのかも) 憩「きょーちゃん?」 京太郎「どうしたー?」 憩「ウチ、これからも毎朝きょーちゃんのお味噌汁作りたい」 京太郎「……?それがどうしたんだ?」 憩「なんでもないですーぅ!」 京太郎「何なんだよもー」 キコキコ 憩「なーなーきょーちゃん」 京太郎「何だよー」 憩「えへへー、呼んだだけー!」 憩(……まだ、今はこれだけで) 憩(これから、ゆっくり) ギュッ 憩(……きょーちゃんの胸、ええ音する)