約 969,257 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3159.html
京太郎「お、IH出場チームにインタビューやってるのか……相手は宮守高校?」 白望「ダルい……須賀、白望です」 胡桃「そこ、テレビなんだからちゃんとやる! あ、須賀胡桃です」 エイスリン「Aislin Suga、デス」 塞「あ、須賀塞です……ハァ…ハァ……」 豊音「わー! テレビだってすごいよー! 須賀豊音です!」 京太郎「」 京太郎「い、いやいや……うん、この人たち姉妹なんだよな? で、偶然苗字が被っちゃっただけなんだよな?」 塞「ふぅ……きっつ…」 胡桃「大丈夫?」 塞「うん……頑張るから、お腹のこの子のためにも…」サスサス 豊音「京太郎くん見てるー!?」 白望「後で迎えに行く」 エイスリン「マッテテ!」 京太郎「」 京太郎「な、なにがどうなってるんだ……俺はあの人たちのことなんて知らないぞ……?」 京太郎「あ、画面が切り替わって……今度は王者白糸台へのインタビューか…」 照「須賀照です。長野の夫のために頑張ります」 淡「須賀淡だよー! キョータローしっかり見ててね!」 京太郎「」 京太郎「お、おかしいな、夢でも見てるのかな……ハハッ」 京太郎「こ、今度は巫女さんのチームへのインタビューか……」 京太郎「さ、さすがに今度はマトモだよな?」 小蒔「婿養子という形になってしまうので神代京太郎となってしまいますが……」 霞「ええ……必ず勝利を捧げますので、待っていてくださいね。旦那様」 春「……」ポリポリ 京太郎「……なんでぇぇぇ?」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5696.html
2 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/05(木) 02 35 08.59 ID pMZkOtLJo [2/3] \ . \ \ ; イ .i . ヾ\ つ /\/ .,' ハ .} .i// ハ;/ \//i / ! /i i′ / 气テテZ=, // -‐‐''" ! }{. l ;;; i テ=ェx_ / .} .;' 乂 ソ | ;;; 「./ ./i/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ xxxx 乂ソ厶イ _;ィ′ | 必 お ま | 、 "" i ノ \\ |. 然 っ. : | \ r‐ ― ァ U 八i' // | な か : |..r‐/≧ ..._  ̄ __, イ i / | ん け ま |" \ /  ̄ ! i < や .は あ .|i /‐'iハ | .;' | け |ハ__,/》《∧_}\. |/ | ど |,/ /|| |ト、! \ | な |_/ .|| || i } \________/ /ハ! ,/ i { / .! i/ |\ } \ / / 【須賀京太郎】 <アイドルランク>(ファン人数) Fランクアイドル(0~1000) <容姿> B(54) <雀力> F(14) <歌唱力> F(13) <演技力> D(30) <特技> タコス作り <担当> 清水谷竜華(プロデューサー) 花田煌(マネージャー) 弘世菫(麻雀コーチ) 瑞原はやり(トレーナー) 竹井久(事務員見習い) <アイドル経歴> 雑誌特集 パンフレット |. G | F | E | . D |. C | . B |. A | . S | SS |SSS―――┼―――――――――――――――――――――――――容姿 |lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll雀力 |lllllllllllllll歌唱力|lllllllllllll演技力|llllllllllllllllllllllllllllll <須賀京太郎のファン> 宮永照 宮永咲 蒲原智美 愛宕洋榎 愛宕絹恵 江口セーラ 鹿倉胡桃 染谷まこ 98 名前: ◆RwzBVKdQPM[sage] 投稿日:2013/09/05(木) 23 34 43.30 ID 6hvUCspUo [2/4] いかん、スレが殺伐としてきた…… ここは、ぽんこつで清めるしかない……!! ということで 【第一回 ぽんこつ会議】 照「ということで、みんなに集まってもらった」キリッ 咲「ふぇ?」 和「あの、これはどういうことなんでしょうか?」 菫「……」 照「さっきも説明した通り、私達は不名誉にもぽんこつの烙印を押されている」 咲「ぽんこつ?」 和「そんなオカルトありえません!!」バンッ 菫「そうだ! 私のどこがポンコツなんだ!?」クワッ 照「……」 咲「え、それは……」 和「……」メソラシ ---、...--<¨\-...、 / -- --\ \ \ // \ \ \ /´ \ .. / | | \ _| . l\__ | | 、l _ _ Ⅵ | . l_/ _l イ|\ | \ 〉| | . 八 ´ l八|  ̄ =苧芹| | え? |`¨Τ=苧芹 V_ノ | | | | . V_ノ l /| | | ∧ ' イ | |. 八/i .、 rっ /| | | | 个 .... /| | | | | | Τ ∨| | | | l | /У り l―┴ 、 | | 斗{/-、 , -/| | /-、 ┌‐  ̄ |´ ̄ ̄/ | |--// ∧ \ | / . /// | { `ト \ l / . -=/ /´ / { ノ |二ニ=- { -=ニ二/ { / \ / /\二二ニ、∠二ニ= i | | } / / >‐〈ニニ/ニニ\ | ∧ | \__/ /. ∨ { /二ニ/¨¨゙\ニニニl/、∨| l「 ̄ ̄ ̄ `く ∨--/二ニ/ } `¨¨¨¨¨ /{ニニニニニニニ | } 厶=イ 〉 / |_ ┬―‐┬v' /__} { / `¨| |¨′ 照「(どうしよう、気づいてない)」ヒソヒソ 和「(それとなく教えてあげるというのはどうでしょう?)」ヒソヒソ 咲「(で、でも……!)」ヒソヒソ 菫「おーい」 107 名前: ◆RwzBVKdQPM[sage] 投稿日:2013/09/05(木) 23 43 58.38 ID 6hvUCspUo [3/4] 照「ということで、脱ぽんこつを目指して頑張ろうと思う」 咲「う、うん!」 和「何を持ってぽんこつなのかはわかりませんけど」 菫「いや、だから私はぽんこつじゃ……」 照「それじゃあ、進行役を呼ぼう」パンパン 菫「頼む、聞いてくれ……」 はやり「はぁーい! 呼ばれて飛び出て、はやりだよっ☆」キャピキャピッ 咲「(こっち側じゃないんだ)」 照「(こっち側だと思ってた)」 和「(どう見てもこっち側ですよね)」 菫「なぜ、瑞原プロが……?」 はやり「まぁまぁ、細かいことは気にしない♪ 早く始めちゃおうよ!」 照「そうだった。私達はぽんこつを脱却しないといけない」キリッ 咲「頑張らなきゃ!」 和「(もっとまともな人はいなかったんでしょうか)」ウーン 菫「私はしっかりしている。しっかり者なんだ……」ブツブツブツ はやり「はいはい! それじゃあ、最初のお題はこれだよ!」 安価↓3 1 京ちゃんのいいところ 2 好きなモノ 3 苦手なこと 4 自由安価 ※内容によっては安価↓ 118 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/05(木) 23 59 06.52 ID 6hvUCspUo [4/4] はやり「はい、これっ!」デケデンッ! 【ファン度自慢】 はやり「ファン度自慢だって☆」 咲「ファン度自慢?」カキカキ 和「一体なんのファン度でしょう?」カキカキ はやり「そこらへんも踏まえて考えてみてね」フフフ 照「……」カキカキカキカキカキカキ 菫「う、うーん」カキカキ ピンポンパンポーン はやり「はい、時間だよっ! 一斉にカードをオープン!」 咲「えっと」 <雑誌を三冊ずつ買った> 和「こんなものでしょうか?」 <実は声を録音して目覚ましにしている> 照「このくらい当然」 <おはようからおやすみまで見守っている> 菫「まぁ、こんなものか」 <出ているCD全てを揃えている> はやり「……えぇ?」ドンビキ 咲「ちょっとお姉ちゃん!? それどういうこと!?」 照「当然でしょ」ドヤッ 咲「それに和ちゃんも!」 和「特注です」フフフッ カチッ 時計「オハヨウノドカ! キョウモカワイイナ!」キョウタロウボイス 和「ふふふっ」ニッコリ 咲「私も欲しいよっ!!!」 照「是非作り方を……」 菫「みんな、須賀君の事を書いているのか……」 はやり「この空気の読めなさ具合が、ぽんこつの所以だね!」 菫「」 はやり「今回のお題、優勝者はこの方ですっ!!」キャピン! 安価↓1~3 で一番コンマが大きい人 1 咲 2 照 3 和 4 菫 131 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 00 11 16.47 ID h7KEr7qZo [1/2] はやり「弘世菫ちゃんでーす!」 菫「や、やった!!」 はやり「おめでとうございまーす」パチパチ 菫「どうだ!? 私はぽんこつじゃないんだ!」 はやり「ということで、優勝者の弘世さんは一抜けですね☆」 菫「え?」 はやり「ここはぽんこつだけの会議ですから」 菫「そ、そうだな。うん、もうここに用は無いか……」 咲「イヤー、ザンネンダナァー」 照「ユウショウデキルトオモッタノニー」 和「ツギガアリマスヨ、ツギガー」 菫「……」 菫「ハメられた!?」ガビーン ※ 祝 菫さんポンコーズ卒業です はやり「これから新ぽんこつが出現する度に、増えてくるからね!」 照「最後まで残ったものが……ぽんこつおぶぽんこつくいーん」 咲「ほのぼのスレにおいて、最も優遇されるPOPQ!」 和「ある意味、シリアスのヒロインを取れない人にとっては……こちらが本命!!」キラーン はやり「それじゃあ、次回のぽんこつ会議もお楽しみねっ☆」 菫「な、なぜだ……なぜ私がこんな目に」ガクッ さて、次回はどんな新メンバーが現れるのか? そして最後にPOPQに輝くのは一体……!? .i. . . {. . !. . . .} .}! . .i} . . }i . . .', .ハ.!.; . . {. . i i . . .}! }i . .}i リ .}i . . . ,ハ{. . . .{.,i;;;;!};;;;;;;;}!;;} !;;_}ェz-チ} . . . i ハ.i.}. ',. ヽ乍示勿 ゞ=゙'チ. . . . .i}从 (ん? ということはシリアスヒロインの座は私が……).ヾ!',.',. ヾー ´ i . i . i;;;i゙ }.i. ;ヾ; .ゝヽ 丶 ハ;;i尤リ! i .}.ヾ,,ヽヾ、 ‐ - イ . ! .ii}i. i } . l . . . }> .. _. . '. {. . . i .i} ! ! i . !i'´`ヾー 、 . , '. ./、 . . . i.! !. { .i . { .. i≡ヾ .iノメ.ヾ、 i.i i,メi i ! i. .ゝ i./ . ヽ,冫i i//i .!/ヽ、 !ヾ、 ゝ、. }ゝ .i ノリ从ゝ、//i !///ヽ、! ヾ、 〈 .iノ. }. i }/////i//ヽ 竜華「ん? 何か言った?」 煌「すばらっ!」 淡「……」 菫「……急に敵のハードルが上がった気がする」 菫さんの戦いはこれからだっ!! カンッ! 143 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 00 38 31.64 ID h7KEr7qZo [2/2] 【おまけ】 【白糸台 正門前】 京太郎「ふわぁぁ」 菫「こら!」 京太郎「ほへっ!?」ビクッ 菫「こんな場所で大口を開けてあくびとは、関心しないな」フフッ 京太郎「す、菫さん?」 菫「君はもうアイドルなんだ。少しは周りの目を気にした方がいい」ツンッ 京太郎「うっ」ドキッ 菫「私はこっちだ。ちゃんと遅れないように教室に行くんだぞ?」 京太郎「は、はい……」ポーッ ,r‐─===‐- _ / ´ `ヽ \ `ヽ . "/ . / / / .. / / / / |i | li } . //イ /⌒i | | |i l⌒|i } i .'/ ∨ ,,__|i_| 」_八_/i リ } |. 〔// 〔 ̄` =ミ、/ } . //| | ′ "" / リ ′ /_ | 从 / / / / / 〔 |_ /ハ ー /___ / _/ ' / .*゚ / . ./ , |i ′ ゚+'.. / / ーr‐ ´/ ハ |i | '% / ' _.ノ〕 . //> | . 〔´ / ' / `ヽ ' 〃 / / ' \. / | ∧_/ / /⌒\/ | .′/ / / ヽ 菫「また放課後に……な」ニコッ 京太郎「~~~っ!?」ドキドキ ガヤガヤガヤ ザワザワ 京太郎「一体なんなんだ……今日の菫さん」 なんだかいつもより大人っぽくて…… 京太郎「綺麗だったな……」ポーッ ぽんこつレイプ! クール美女と化した菫!! カンッ! 170 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 21 28 43.54 ID TrGzLH8zo [1/15] 遅くなってすいません まぁ、雑談に関してはスレに関係ある内容なら何も言わんお 変な内容があってもスルーでオナシャス! マホちゃんがなんでもしますから! 【今日の内容】 アイドル活動 祝 soulcatcher(s) 1巻発売! サイン会していいんかい?(サイン会だけに) 祝 soulcatcher(s) 一巻買えた 後おっかけの洋榎とはうちのことやで!! ~~~~~ 和「京太郎君、大丈夫ですか……?」 京太郎「優希は味方だ! 絶対に!! 味方にしなきゃいけねェ奴だ!」 咲「!!」 京太郎「怖ェ……けど、やらなきゃ……やってやる!!」ガチガチガチガチッ 煌「須賀君……明日はサイン会ですよ」 京太郎「!!」キッ / , / / / / | | . . . / / / ' | | | | i| | . イ ' /| /| l | | | | l| | |// / | | { ' . | | } | l| | { ' 〃 | | | | ト, /| /| /| ' ∧|/ / .' , ' Ⅵ |_'. | | | | l | ' }/ }/ / .イ `\{/ / / / / { | Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム斗七 / . / }' ' ,イ / | { 从 | イ { しメ∧ l Ⅵ イ { し刈 `ヽ' ' }/' / /イ Ⅵ . Ⅵ Vzり \ 、 } / Vzり }/ // | 从 | \ ∨/ , / _∨∧ . ` \ , _ノ> 、_ , <//////{/{{`∧ 、 / }}//////> 、´//////////// l| ,∧ _ ∧ ||///////////>/////////////从 { 、 _ ィ -vノ ' } /'//////////////////////////{/∧ l\ ー=≦__ , ´ /' / イ∧//////////////////////////|//∧ . \ / / /'////}///////////// 京太郎「悪ぃな、明日のサイン会……荒れるぜ!!」 はっじまるよー! 178 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 21 35 15.02 ID TrGzLH8zo [2/15] 【某日 朝 京太郎のアパート】 京太郎「う~ん……」ムニャムニャ ピピピッ (こ)ロ个ロ(こ) ⌒~´`'7,... _ /7´ ̄ ̄ ヾヽ , -‐ ゝ-‐_ ニ-‐-'| || |_ .| | <テルサンオハヨウ! キョウモカワイイデス! l ̄ ̄ ̄ ! ,!. || | | |ニニニニニ|_ -‐ ' " ヾ、____,〃  ̄ ̄ ̄ ’ ’ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _. . ----- . ._ ドゥフフ __ ryーv‐ー.,. ´ ` .、 . 、_r-r-vー┐....ryーv‐ . /´ ̄ \ ¨¨¨ 、..゙、_r-r-vー┐.....f , -‐.,. ´ \ -- 、 〈 . f , , -- | 、 、 \ -- 、 〈. } i|... / ヽ 、. |!; }'..} ゙/イ , | |、 \ \ \ \.... |!; }'...゙{ l|... ' , '. \...|l {、 l| . / / { ∧ \ \ ヽ |゙'" |l {、 f l|......| | | ヽl )f...../ / / 从 { 、\_ \ | ト、 、 . |l ). 〉 i| - | | | 、 .、 / イ / , { \ ∧ ´ \ | } /l } |`\..゙ ....{ l|......| { | },、 l  ̄ `..゙〉.. l|....Ⅵ / 从- \ { ,ィ==从}/ イ_,ノ ,.... |l 〉 ン~,ウ~ン…….゙〈 ;l! | | | | / { .| | .|. |! {..〈 ;l / イ/ ∧ ィ= ` /' , / /.... |! {...._ l!.....| l .| | |_ノ 从 j. |! ´.._ l! ,./ イ从{ 、 u | ハ}. |! ´...゙i ;i|.....| , , | | | | | ' l! 〉..i ;i|. 叭 _ .._ ., 从{.... l! 〉.....}/ . | | | | | | | . --\{......}/ー-====..゙\´ ./ |\. --\{_└ー^...| , / , |ィ} ,..=ー^ー┘ . ー^ー--'''~`ー-ー..` r ´ ! 、.ー^ー┘. | { / / | .| , / / .. / | ∨、. | /| , { / // イ_ _ _ .} , | .〉 \. |' , / | | ̄ / イ ヽ / .\/ 〉 / \_. \ {/、 .从 / , < ∧ ./ ,イ ☆ > 、. / }/{ \{. ,. -──────- 、_...★.... ,. -───- 、_.. ★ } ____ __ ,. - - ‐ ''''' " ̄ ̄ >--" ̄ ゙ '''ー  ̄ ̄` 丶 、 ̄ ̄ ー‐ ''' " ̄ \__ 京太郎「はっ!?」 チュンチュン ピヨピヨー ミキリツ……ムヒョー! シゴテシクダサイ 京太郎「夢、か……?」 ガラガラ 煌「おはようございます、京太郎君。朝ごはんできてますよ?」ニッコリ 京太郎「……はいっ!!」パァッ 184 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 21 47 04.47 ID TrGzLH8zo [3/15] 【白糸台 京太郎の教室】 キーンコーンカーンコーン 教師K「はい、それじゃあ授業は終わり。各自寄り道せずに帰りなさい」テクテク ザワザワ ガヤガヤ モブ子I「ねぇ須賀君、放課後暇? 一緒に遊びに行こうよ!」キャハ 嫁助「(無駄だぞモブ子I)」 京太郎「ごめん、今日はレッスンあるからさ。事務所行かないと」アハハ 嫁助「(須賀の心完全に閉じてっから)」 淡「タロー……」バキッ 嫁助「(それ見て大星が傷ついてるし)」グッ 京太郎「お前さっきから何言ってるんだ?」 嫁助「言ってねェス、言ってねェス」 京太郎「??」 淡「今日は麻雀部来ないの?」 京太郎「ん? ああ、もうすぐサイン会があるからそれの準備だな」 淡「……そうだったね」 京太郎「やるのは日曜日だから、お前も来いよ」 淡「もうサイン持ってるし」 京太郎「別に二枚あってもいいだろ? それに、あのサイン字汚いから書き直したいんだけど」 淡「ダメ!!!」クワッ 京太郎「え?」 淡「……いいの。私はあれがいい」テクテクテク 京太郎「……なんだったんだ?」キョトン 安価↓3 1 今日は事務所に行く 2 まっすぐ家に帰る そのレスのコンマが50以上で優希がいる 200 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 21 57 40.73 ID TrGzLH8zo [4/15] 【芸能事務所 アクセル1】 ガチャッ 京太郎「おはようございます!」 竜華「おはよう京太郎君」 京太郎「あれ、竜華さん早いですね」 竜華「サイン会が近いんや、ボヤボヤしてる暇はないで!」 京太郎「そうですね! 頑張りましょう!」 社長「頼むよ須賀君。ファンに直接会う第一印象というのは、かなり大事だからね」 京太郎「はいっ!!」 メラメラメラメラ 煌「燃えていますね、すばらっ!」 久「あー、忙しい忙しい」カタカタカタカタ 煌「でも、事務仕事かなり早いんですね」 久「これでも会長だったからねー当然よ」フフッ 京太郎「(凄い、なんだか本当に……みんなに支えられてアイドルに導かれているみたいだ!)」 竜華「さぁ、今日のスケジュールはこれや!」 京太郎「!!」 安価↓3 A営業に行く(実力により成功率上昇) レコード会社 ドラマオーディション 麻雀イベントに参加 B仕事する(仕事を成功させれば営業が増えます) グラビアの仕事 Cレッスン 各種パラメーターを上昇させます 210 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 22 06 51.37 ID TrGzLH8zo [5/15] 竜華「ビシバシ、レッスンや!」 京太郎「はい! 頑張ります!」 竜華「サイン会前やからって緊張はせんでもええよ。普段通りや」 京太郎「そ、そうですね!」 煌「今日の京太郎君は、なんだか硬くなっているようですね」 久「硬くなってる……//」カァッ 煌「?」 社長「事務員はスケベなことしか考えないのか?(偏見)」 竜華「そんでな、今日のメニューはこれなんやけど」 京太郎「あ、はい!」 選択安価 ↓3 1 容姿 2 雀力 3 歌唱力 4 演技力 5 はやりんスペシャル☆ 220 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 22 15 15.46 ID TrGzLH8zo [6/15] 竜華「今日はトレーナーの先生がおるんや!」 京太郎「トレーナー? ということは……」 ガチャッ はやり「お待たせ! はやりんだよっ☆」 京太郎「瑞原プロ!」 はやり「もう、はやり先生って呼んでよ!」 京太郎「すいません、はやり先生」ペコリ はやり「うん! いい子いい子♪」ナデナデ 京太郎「こ、子供扱いしないでくださいよ!」テレテレ はやり「ふふっ、可愛いねー」ニコッ 竜華「……うちはプロデューサー、うちはプロデューサー……」ブツブツブツ 煌「?」 久「こういうのを気にしないあたり、貴女も相当な聖人ね」 煌「ほへ?」 はやり「ということではやりんスペシャルいっちゃおうか?」 京太郎「はやりんスペシャル!?」 はやり「うふふ、じゃあ行っくよ~☆」 京太郎「!?!?」 シュババババッ!! 竜華「こ、これは!?」 煌「!!!」 コンマ安価↓3 ゾロ目で大成功 00~29 失敗 弾道が114514上昇 30~89 成功 雀力以外+1 90~99 大成功! 雀力以外+2 234 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 22 22 18.54 ID TrGzLH8zo [7/15] はやり「はい、完成っ!!」 京太郎「す、すげぇ!!」デデーン / イ/ / / /! / j .7 ', i、 /.∠/ 7 77 7| / i 7 ', .i ', // / , i .ヽi.7'i! / ! .7 ∨ .i ', 〃 / ン' ,.! .7! i心! 7 | .i ∨ ..| ', j / ン´7 y'/i i`'弋z| .7 _! .i====='', .|--ヘ イ / 7 /〃.i ! , '.i .i . i i,七士ニ__,', .7 ヘ /イ 7 / ,イi', i / ヤ i ヤ.彳 ヒ艾心 i ..7フT ヽ 彳´ 7 / イ≠ / ヤi', ヘ| `゙''ゝー--Ⅶ.7 7 、 j / 彳 ヽ ヾ i 7 7/∧ ※ 京ちゃんです |.7 ',ヽ 、 . 7,' //// ヘ レ ', _ . 7,' /// ハ ヾ、_ . 〃 〃´ ヘ \ . 彳 , ハ ヽ .. ;イ ', ... , < ', ... _ , -‐ ' ´ ` ─── ¨¨ヘ ヘ 竜華「い、今何が起こったんや!?」ビクビク 煌「超スピード!?」ガタガタ 久「私が遅い? 私がスロゥリィ?」ガタガタ 社長「私が説明しよう」ズイッ 竜華「見えたんかおじさん!?」 社長「今瑞原プロは一瞬にして須賀君の喉、丹田を入念(意味深)にほぐし、乱れているメイクを整えたんだ」 竜華「そ、そないなことできるわけ……!」 はやり「ふふっ、アイドルたるもの、一瞬で身だしなみを直せなきゃね☆」 京太郎「す、すげぇ!!」 はやり「じゃあ、続けて細かいところの修正もしようか?」 京太郎「お願いします!!」ペコリ はやり「はやり~んスペシャル!!」カッ 一同「「「!?!?!」」」 コンマ安価↓3 ゾロ目で大成功 00~29 失敗 何も無し 30~89 成功 雀力以外+1 90~99 大成功! 雀力以外+2 250 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 22 30 09.35 ID TrGzLH8zo [8/15] はやり「ふぅ~」アセアセ 京太郎「す、凄い!」ツヤツヤ 竜華「京太郎君の顔がまるでゆでたまごみたいみたいや!」 煌「ツルッツルですよ! すばらっ!!」 京太郎「お、おぉぉぉお!!」 _, ...... / . イ .ヘ >'" >'" . イ / i ヘ ヘ >'" __ _ ,..... >'" -‐' ./ ./ // .j i 7', ヘ , イ__, -- フ , ... -‐ 7 _i / / / / .// ≠7 i i',',\\ / ィ'´ i ', ン , y / //=、// ≠' / 7 ! i | `ヽ、 '´ i /// // .ン〃弋Zフ¬ ハ / .7', .! .i.! フイ7 //≠ 〃.//  ̄ ///ij ヘ/7 7 ハ.i リ >-イ ;; ; 7 .// i ! イ 〃 イ ヘ 7 .ヾ >'"´‐ / ; イ≠ /i | 〃 レ' , , イ7 ; イ´ ./イ´≧---'-、ヾ ヽ _, -‐ jイ i,'イ´ 彳 ,、/ >-、>、 i > . / / >、\ ヾ / > _/ ./ \\ ./ヘ_ . イ \\ヽ .',>.、 , -‐'" \\ ヘ > 、/ \\ヘ > 、 \\ \ ヘ ヘ ヘ 久「やっぱり似合うわねぇ、こういう格好」ウンウン 京太郎「か、かつらが重いですけど……」 煌「歌舞伎役者みたいでカッコイイかな!」 はやり「うん、やっぱり男前だね!」 京太郎「はっ!? もしかすると……んあー!」キュピーン 社長「声の張りもよくなっている!!?」 久「凄い!!」 竜華「じゃ、じゃあ歌唱力も!!」 京太郎「妖↓精↑たち↑が↓夏↑を↓刺↓激↑する! ナマ足↓魅惑の↑マーメイド↑↑!!」キィィィン 一同「「「「」」」」ブクブクブクブク 京太郎「あっ……(察し)」 雀力以外が少しだけ上昇した!! 260 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 22 43 19.76 ID TrGzLH8zo [9/15] 256 ナイナイナイナイ! ナイナイナイナイナイ!! あれ、キャップが沸かない……? キャプ出現は見送りだし! 華菜ちゃんの出番を増やすしかないし!! 【京太郎のアパート】 煌「いよいよサイン会ですね」 京太郎「そうですね……ふんっ」フンフン 煌「自分のファン達に、初めて会うなんて……すばらっ!」キラキラ 京太郎「ファンが居てくれればの話ですけど」グググッ 煌「きっとたくさん来ますよ。ふふっ、たーくさんっ!」 京太郎「……(優希も、くるのか)」 ~~和「ゆーきを、救えるのは須賀君だけなんです」~~ 京太郎「いや……あいつがオレがアイドルだなんて知ってるわけないんだ」 煌「京太郎君?」 京太郎「いえ、なんでもないです」 大丈夫、明日は何も起きない きっと……大丈夫 【長野 優希の部屋】 優希「……京太郎、明日。お前を連れ戻して見せるじょ」 お前は私の……大切な人なんだじぇ 優希「勝手に、ヒグッ傍を離れたら…うぇぇ…許さない、ん……グスッ」ポロポロ こうして、それぞれの思惑を胸に夜はふけていくのであった 268 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 22 54 28.83 ID TrGzLH8zo [10/15] 【サイン会当日 舞台裏】 京太郎「うわぁぁぁぁ緊張してきたぁぁぁ!!」 竜華「落ち着いて深呼吸や!」 煌「ヒッヒッフー! ヒッヒッフー!」 竜華「何を産む気や!?」 久「花田さんも緊張することあるのねー」 煌「きき、緊張なんてしししててて」ガタガタガタ 京太郎「お、落ち着いてください!」アセアセ 煌「で、ででででももも!?」 京太郎「俺は大丈夫ですから、ね?」ナデナデ 煌「は、はい」ホッ 竜華「(なるほど、京太郎君を落ち着かせる為にわざとやな)」メイスイリ 久「(コンディション管理はマネの仕事だけど、花田さんレベルマネが業界にどれだけいることか)」 京太郎「よし、頑張ろう」 煌「ふぃー、なんとかなりそうかな?」クスッ 京太郎「え?」 煌「いいえ、なんでもないですよ」ニコッ 竜華「そろそろ時間やで!」 京太郎「本当に並んでるんですか?」ジトッ 竜華「当たりまえやん! ほら、見てみぃ!」 京太郎「……」コソッ ガヤガヤガヤ ザワザワ 京太郎「す、すごいっ!」 久「あれが全員須賀君のファンなのよ?」クスクス 京太郎「俺のファン……」ドクンッ 久「胸を張りなさい須賀君。貴方はもう、私に使われていただけの男じゃないわ」 京太郎「部長……」 久「さぁ、開演よ!!」ニッ 京太郎「はいっ!!!」 279 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 23 02 27.62 ID TrGzLH8zo [11/15] 煌「皆さんお待たせしました! これからアクセル1の期待の新人、須賀京太郎君のサイン会を始めます!」 ワイワノワイノ ヤッタゼ アァ~イイッスネ アクシロヨ イキマスヨ、イクイク! 煌「それでは、須賀京太郎君の登場です!」サッ パチパチパチパチパチパチ 京太郎「ど、どうも」オズオズ ファン一同「……」ピタッ 京太郎「須賀、京太郎です」ニコッ / / | ハ | | i 、 ヽ \ \_. i / | | | | | |、 i ゙、 、 \_ _> | i | i | | | | ハ ハ _i!_ i \ ヽ` ̄ ̄ | | |+--|、_|! | | i! ,/.ィ'|"i´ ハ | i ヾ 、 ヽ | | |.|ヽ |、_|王!ー |./i .;"´/=、!/ | ! | \ 、i 人. !. r| i.|、!,,ィ'" ._iミi! |/ /彳 r !ヽ,| ,イ | 、_ \ `Y´. | |^!. N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ ! | i、i、 ゙、 ` ̄ ̄ メ( /^|イ `、| ノi \ヾi .、、 i! i ノリ ` | ヽ__i |イ|/ ヽ i、 i ____...., |/ ヽ!、 i\ `ー-- ―'´ /、! i !i 、 \  ̄´ /!/ 人 |ハ,i、! 、 \ / ./.| `Y´ ト、! ゙、 `ー---'′ /|V ファン一同「!!!」 キャァァァァ!!! カッコイィィィ!! ダイテェェェ! フゥゥゥ!! 京太郎「え?」 竜華「掴みはオッケーやな!」 久「よしっ!」 煌「それではまず、京太郎君に挨拶をもらいたいと思います」 京太郎「あ、挨拶!?」 ガンバッテー! 京太郎「はい、頑張ります」ニコッ ファッ!? クゥーン…… バタンッ ファンガタオレタゾ! ナンテハカイリョクダ!! 京太郎「???」 293 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 23 13 06.59 ID TrGzLH8zo [12/15] 京太郎「あーえっと、皆さん。今日は俺なんかの為に集まってくださってありがとうございます」ペコリ ダイジョウブダヨー ナガノカラキタヨー 京太郎「え? 長野ですか? 俺も長野出身なんですよっ!」パァッ アゥッ…… キャー! 京太郎「それで元々は冴えない日陰者で、目立たないような男だったんですけど……」 ソンナコトナイヨー チョーカッコイイヨー! 京太郎「あ、ありがとうございます!!」ペコリ ウゥッ!? トヨネシッカリー! 京太郎「えっと、それで俺は元々……大したことない奴だったんです」 竜華「(京太郎君……)」 京太郎「だけど、そんなオレがこうしてファンの方にサイン会を開けるのは……ある人のおかげなんです」 ザワザワ エー? ダレー? 京太郎「その人は頑張り屋で、時々怒るけど……根は誰よりも優しくて」 竜華「っ!!」 京太郎「今この場を借りて、その人にお礼を言わせてください」スッ ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨//////////////////>、 京太郎「俺をここまで導いてくれて、ありがとうございます」 ガヤガヤ ザワザワ 京太郎「これからも俺がトップアイドルになるまで、よろしくお願いします!!」 ガヤガヤ ガンバッテー! ナレルヨキットー! ソンナスガヲオウエンシテル ケッキョクタダノファンッテワケヨ オ ウ エ ン カクテイネ!! チョウガンバッテホシイデス 竜華「な、何を言うとるんや……ヒック、あの、バカ……グスッ」ウルウル 久「自分を誇っていいのよ。貴女は須賀君の……恩人なんだから」 309 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 23 30 31.43 ID TrGzLH8zo [13/15] 【なんやかんやでサイン 握手会スタート】 京太郎「応援ありがとうございます」カキカキ 鯖缶好きな女の子「中々見所ある男なわけよ」ニギニギ 京太郎「中学生かな? ありがとう」ニコッ 計算されてミニスカの女の子「超応援してます! B級映画に出たら絶対見ますから!」キラキラ 京太郎「……具合悪いんですか?」 ぼーっとしてる女の子「ううん、大丈夫。ちょっと記憶してるだけだから」ミョンミョン 京太郎「こ、個性的な右手ですね(声が和に似てる……)」ヒクヒク むちむちボディの鮭弁好きの女の子「関係ねぇよ!! カァンケイねェェんだよォォォオ!!」ニギニギニギ 京太郎「し、白い!」 白もやし男「あァ? てめェ、喧嘩売ってんのかァ? あ、あっくんへってください」ニギニギ 京太郎「これからもよろしくお願いします」パキィィィン! 幸薄そうなウニ頭「おぉぉ! ついに俺の右手にも運が向いてきたぁぁ!!」ヤッタゼ! 白いシスター「いいからご飯食べに行くんだよ! お腹空いたんだよっ!!」ガブリッ 竜華「京太郎くんのファンは個性的やなぁ」コソコソ 久「個性的ってレベルじゃない気もするけど」コソコソ 煌「でも、中には見知った顔もいるようですよ?」ヒソヒソ 咲「京ちゃん!!」 京太郎「咲、来てたのか!?」 咲「うん、サイン欲しくて」エヘヘ 京太郎「バカだな、言えばすぐにやるのに」カキカキ 咲「えへへ、じゃあ握手!」ギュッ 京太郎「おう、これからもよろしくな!」 咲「うん!」パァッ 照「お待たせ」デデドン 京太郎「うん、分かってましたよ」カキカキ 照「テルテル愛してる(照だけに)って書いて欲しい」テレテレ 京太郎「あ、はい」 サイン「テルテル愛してる(照だけに)」ババーン 照「家宝化不可避」パァァァッ 329 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 23 45 01.92 ID TrGzLH8zo [14/15] 京太郎「お、大きいんですね……」ビックリ 豊音「うぅっ、恥ずかしいよー」テレッ -‐=====‐- /二二二二二二二\ __ /二二二二二二二二二\ / } /二二二二二二二二二二二∨ {_ /二二二二>''"´ ̄ ____,,.斗<二ニ=‐┐ /二>'''"´ ,.. -=ニ二二二二二二二二二>''"´ |/ ,,... -=ニ二>''" {\\ ∨二>'". 斗<二二| l |_,ノ ' \ . _\∨ |´ <二二| | |从 _ \ \ \刈|∨ | ∠二二二二| |l l |_/γ心` \ i\ \| l∨ ト. --――━━┥ 八从^ 乂ツ ,\ \ \ | . | | l∧ ,,, Χ \ | . | | |⌒ .、 ~ー'^~ .. i \ } | . | | | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| \ \ / / / /| | \ \ / / / -- 、 ┴- 、___ \ \ / /´/  ̄\) /二、 ∨\∨ ∧. / /ニニ{ /二二) (__ \ |ニニ| | . / |ニニニ{ ´ ィ^'´ |{ヽ ∧ニ| | .. / |ニニ/∧ 」 |{ /ニ}ニ| | | / / lニニiニニニ二|_________|ニニニニ{ニ| | l |. / / lニニl二二二二二\二ニ∨ニ二二二二二二〉ニ | l | 京太郎「その服似合ってますよ。これからも応援よろしくお願いします」 豊音「ちょー応援するよー!」 胡桃「お、おぉおぉぉ」ブルブル 京太郎「大丈夫ですか?」ギュッツ 胡桃「は、はひっ!」ニギニギニギニギ 京太郎「これからも応援よろしくお願いしますね」ニッコリ 胡桃「」ビリビリビリビリビリッ!! 京太郎「!?」 豊音「充電しすぎだよー!」アセアセ 短髪の女の子「(誰よあのビリビリ……見ない顔ね)」 モブ子A「お、お姉様ぁぁぁ!? なんでこんな冴えないアイドルのサイン会に!?」 煌「はて、何やら親近感の沸く人が……」ウーン 智美「ワハハー。清澄の須賀君、久しぶりだなー」 京太郎「あ、蒲原さん! 来てくれたんですね」 智美「今じゃすっかり須賀君のファンだぞー」ワhワh 京太郎「な、なんだか照れますね」ギュッ 智美「わ、ワハハ……//」マッカッカッカ 京太郎「以前は買い出しを手伝ってくれてありがとうございました」フフッ 智美「どうってことない……さ」フラフラ 340 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/06(金) 23 53 42.75 ID TrGzLH8zo [15/15] まこ「盛況のようじゃな」ニッ 京太郎「染谷先輩!!」 まこ「なんじゃ、わしが来らいかんのか?」クスクス 京太郎「そんなわけないですよ」アハハ ギュッ 京太郎「これからも、応援よろしくお願いします」ペコリ まこ「当たり前じゃ、バカタレ」 セーラ「君が須賀京太郎君やな?」 京太郎「そういう貴方は江口セーラさん」 セーラ「あれ、なんで分かったん?」パチクリ 京太郎「あはは、プロデューサーから噂は聞いてますから」ニッコリ セーラ「うっ……竜華の奴余計なこと言うとらんやろな?」 京太郎「さぁ、それはどうですかね?」クスクス < _ / ヽ フ / / ヽ / ;/ / / / / \ / / /\_ハ l ハ \ \ ∠―フ l /fァミミ l ト LLレ ! ト ヽ  ̄ / レ i 辷ソ ∨‐ァミハ / { ` / /j "" 、 (z/ソ 〉 /V j ヽ レ { _ ""´ /;イ ./ /\ ゝ \ ヽつ u -イ ∧ / rァァ―ミ..┬ T´ < レ' /// /'┘ / z彡ミ\ /〈〈 /⌒フ´ ///⌒Y ハ / \ ' / // / } i / / iヽレ イ i / ! ヘ / i _ 小< ∨ V ヘ く\/ . ノY\ .ヽ /___ノ! ヘ \!⌒´ ´ ヽ _. 〈____ノー―' l/ / / / / / セーラ「かなわんわ、ほんま……//」ドキッ 京太郎「???」 竜華「(スカート嫌いなくせに、わざわざ着てるんやな)」ニマニマ 煌「……」パシャッ!パシャッ! 久「何やってるの?」 煌「いえ、誰かに撮って欲しいと言われたような気が……」 【千里山】 | . . .| . . . . . . . . . .| | l八{\ . . . . / ___ ∨ . . . . . . \ . . . . . . . . . . | | . . .l . | . . . . . . . .lノ } \_  ̄ ̄ ̄ ∨ . 、 . . . . .| . . . . . . . . . . | | . . .l . | . . . .. .//_' ´ ̄ ∨ . \ . . | . . . . . . . . . . | | . . .l l l\// ´ =芋 苧苧芋= ∨ . . . ┴ 、 . . . . . . . | | . . .l从  ̄ /〉 .| ( ) | } ∨ / ∨ . . . . / 八. . . . . . /..ベ 乂 ノ / }/ | . . . . / \ . . . . =彳 ( ハ. .==、 ¨¨´ / 八 . / \∧ 乂 } } .ー―― / . . ./ {\ . ¨¨´ノ ' )`ヽ 〈___/ . . . ′ ごちそうさんですー \ .__ //ノ /「 . . . . . . . .| / ´ .イ . | . . . . . . . . | | __ -‐ , | .| . . . . . . . . | | . 、 `¨´ / .| .| . . . . . . . . 乂__ノ . / | .| . . . . . . . . . . . . . . . . . 个 ... / | . 乂 . . . . . . . . . . . . . . . 350 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/07(土) 00 03 37.80 ID u/yJ2W55o [1/13] 怜「……」ツカツカ 竜華「ん、あれは……怜!?」ガビーン | ./__// } } ./ | |___} | | ./ // ` //| /´ l ./ |/| .. | | ./ /イ 〃 , ィ ../ 〃 ,ノ .| | .. .ト、/___j!__,/__/ / ../ /_,j!______ | | | .. i!〃つ。ノ.V/l|\-‐ ´ '´つ。ノ.V/l}㍉ | ハ , fヘヽ弋l(......)ツ 弋(......)lツ / , イ .. ′ | i ¨¨¨¨¨ ¨¨¨¨¨ / | い i.| .| , ゚. . . . . . . . . . . . . .゚ , | .. ..| |i |ハ | ′ . . . . . . . ' . . . . . . . ′ノ | || || | .\__j j_/ .. | || || l .∧ / , l| リ 乂 个 .. ´  ̄ ` .. 个 ゚ リ \} .ト、 >... イ ./ \ い乂 .. .| > __ <│ j ./} /} /j/ `ー―ヘ ヽ}ィニ| |ニヽ ノ}ノ/_,イノ ィ __ -=ニニニニニノ ∨ニニ=- __ 怜「……」ジーッ 京太郎「あ、あの?」 怜「……」ジジーッ 京太郎「あの、後ろが混んでいるので……」 怜「……」ジジジーッ 京太郎「(聞こえてないのかな?) じゃあ、握手しますね」ギュッ 怜「」ピシィィィィィン!! その時、怜に電流走る(トキだけに) 怜「は、はぁぁぁぁぁ!?」 駆け巡る怜の脳内物質!! βエンドルフィン! チロシン! エンケファリン! バリン! リジン! ロイシン! イソロイシン!! 京太郎「!?」 怜「……」 京太郎「だ、大丈夫ですか?」 怜「……もっかい」ボソッ 京太郎「え?」 怜「もっかいや」 , -──- (⌒ i / \ ( ) / | ! \ もっかい、もっかいや!! / l / /{ | _人_ l l ヽ : __ ./. | /ハ X.u| i `Y´ | | ヽ : /整 握 / \ : / l. |レ_」上__\ l / . | | il /理 手/ /、 : / .| l.〃厂_人气ヽゞ /斗七チ} i||/券 /. / / : /. | | ゞ乂`Y´ノ .芹人气ルr j |リ/ ) _// / i | | | |. { `Y´ }ノイメイ u / \/ l | | | | /\ ー - ' ./ l / : | | | | | u ヽ / { |/l : レ∨ル ヘ| lヽ __ u _ノ |ヽ} (⌒ ヽ /!∨‐ !トL. ! ¬丁  ̄ ̄ノ イ ハ j/ ( ノ / j‐‐ 、 \ !⌒/ /⌒ レノ リ \ { i⌒ i 、ノ \__∨ __/ / : \! '⌒ヽ{⌒怜⌒} / : ̄ ̄ ̄ ̄ ⌒ー ' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 京太郎「」 竜華「」 363 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/07(土) 00 11 45.23 ID u/yJ2W55o [2/13] 怜「お願いや! もっかい!」 京太郎「でも……」 怜「お、お願いや……じゃないと、ウチ……」ブルブル この時、長らく膝枕パワーを得ていなかった怜の体には反動が来ていた。 突然のパワーの補給により、体がついてきていないのである。 そして……その時は訪れた(怜だけに) 怜「がはっ!?」ブシャァァァ 京太郎「ぎゃぁぁぁぁ吐血したぁぁ!?」 竜華「あかん!! 限界や!!」 煌「こんな事もあろうかとスタッフさんを用意しています」パンパン BJ「また仕事か」 幼女「ちぇんちぇー!! 早くするのよさ!」 三 三三 /; "ゝ 三三 f; 二iュ 三三三 三 _ゞ .ニ! ,..'´ ̄`ヽノン /.; . }^( ; i . } } 三三 〈 .´ . ;.へに)二/. i ,.イ ト ヽ__ ,へ; ヾ-、ll__/. 、 f=ー'==、`ー-="⌒ヽ ←怜 . 〈 ミ/;;;iー゙ii====| .` Y ̄ ̄ ̄,.シ'=llー一'";;;ド' };;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄| .ヽ\-‐'"´ ̄ ̄ll BJ「あんた、今日は運がいいぜ。依頼料は前払いでもらってるからな」 幼女「須賀君のサイン貰ったのよさ!!」ワーイ __/ / / \ /. / / / \ / / / / /}/ / \ / / / / / / / / . / / / / / / // / /| | . / / / / 7´~~//-/ // / ! ! l . ∨ l /l/ /´___/ /、,/ / ! ! l | / /|l /xァ≠=-ミ l / /__彡 へ | | | | / i 八/{ /三三 ハ| //  ̄ ̄、 \ 从 l | | |. . --./ l ′rうく三/ }/´ ____ // l | | | / / l ′ `う ⌒7三≧x // / 从 / ; / / l ′/// /三三三ハ/ / )イ ; ウチ、勝てへんかった…… / . / / ′ / てうぅ三ジ 厶イ / 勝てへんかったよ竜華…… . / . / / / { し `う゚ ´ / / { / . / / / / .| /// /イ l l .. / | / / / .| / .、 乂_) / l l . / l/ l / |l ∧ .、 U / l l l l .. / l/ 八{ ∧ | \ / l l l |\{\{.. /----=ニ二. \从 l≧=--------‐┬=≦>-/ l l l | ニ=- 二/ /二二二二二ニ===ニ二ニ==\/ / / l l |)ノ \/ニ/ /二二二二二二二ニ二二二二′ / / l l / / ̄| lニ/ /二二二二二二ニニニ二/ / / / l l / / . | 京太郎「一体なんだったんだ……?」 竜華「あのバカ……」マッカッカッカ 久「中止にならなくてよかったわ」 376 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/07(土) 00 30 49.60 ID u/yJ2W55o [3/13] 洋榎「お、おぉぉぉ!? ホンマもんの須賀京太郎や!!」バーン 京太郎「ど、どうも……(姫松の人だっけ?)」 洋榎「やっぱホンマもんはちゃうな。これからも応援したるで!」ニギニギ 京太郎「ありがとうございます。今サインを……」スッ \ . \ \ ; イ .i . ヾ\ つ /\/ .,' ハ .} .i// ハ;/ \//i / ! /i i′ / 气テテZ=, // -‐‐''" ! }{. l ;;; i テ=ェx_ / .} .;' 乂 ソ | ;;; 「./ ./i/ xxxx 乂ソ厶イ _;ィ′ あ、それなんやけど……一つええか? 、 "" i ノ \\ \ r‐ ― ァ U 八i' //..r‐/≧ ..._  ̄ __, イ i /" \ /  ̄ ! ii /‐'iハ | .;'ハ__,/》《∧_}\. |/,/ /|| |ト、! \ 京太郎「あ、名前ですか? 漢字は……?」 洋榎「絹ごしの絹に、恵むって書いて絹恵や」 京太郎「(あれ、絹恵さんって妹さんの方じゃ……)」キョトン 洋榎「? なにか問題あるん?」 京太郎「いえ、なんでもないですよ」ニコニコ カキカキカキ スッ 洋榎「あんがとさんさん、さんころり~♪」ニコッ 京太郎「これからも応援よろしくお願いしますね、洋榎さん」 洋榎「当然や! 後おっかけの洋榎とはうちのことやで!」バーン テクテクテク 京太郎「あははっ!」 洋榎「……んん?」アレ? 【一時間後】 絹恵「お、お願いします!」 京太郎「はい。応援ありがとうございます」ニギニギ 絹恵「はぁぁ、ええなぁ」ホンワカー 京太郎「それじゃあ、サインを……」 絹恵「あっ、えと……」 京太郎「(もしかして……)」 絹恵「洋榎……洋楽の洋に榎の木で洋榎で書いて貰ってもええ?」 京太郎「……はいっ! もちろんです」ニッコリ 絹恵「ありがとな、須賀君。これからも応援しとるわ」ヤッタ 京太郎「……いい姉妹ですね。これからもファンでいてください、絹恵さん」 絹恵「???? ようわからんけど、またの活躍楽しみにしとるで!」テクテクテク 絹恵「ん? あれ?」 381 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/07(土) 00 41 40.37 ID u/yJ2W55o [4/13] 京太郎「次は……」 健夜「お、お願いします!」 京太郎「こ、小鍛治プロォ!?」ビクッ / . . . . . . ./ . . /. . . . . . . . .| . . . . . . . .| . . . . . . . . . . \ / . / . / . / . . | i | | . | . . | . . . | . . . . . . . . . . . . .ヽ. / . i. . ハ . ./}ノ\|八|\| . N\ . | | . | . . . . . . . . . . . . . . . . ′ . |/{ V ヽ{ Vレ'}ノ| . . . . . . | . . . . . . . i i . . . .| | . . . . . . | . . . . . . . | | . . . .| __,ノ´ 廴___ | . . . . . . | . . . . . . . | | . . . .| __ ___ l . . . . . . . .| . . . . . . . | | . . . .| ィfチ芋ミ ィfチテテ芋ミ . . . . . . . . | . . . . . . . | | . . .爪〈 し i} し i} 〉 . . . . . . . .| . . . . . . . | | . . . .| 弋辷ソ 乂辷ン | . . . . . . . . | . . . . . . . | | . i . .| .| | . . . . . . . . | . . . . . . . | | . l . .| .|/ / / / ' / / / / / | . . . . . . . . | . . . . . . . | | . | | .} / . . . . . . . | . . . . . . . | | . | . . 人 r‐、 / . . | . . . . . | . . . . . . . | | . |i . . . . .\ ー' ′ | . . . . . | . . . . . | | | . |l . . . . . . . . ヽ ィリ | . . . | . . . . . | . . . . . | | | .八 . . . . i . . . . .个ー‐┬ ´ | . .| . . . | . . . . . | .| . . | | | . | \ . |\{ヽ从 . | . .| | .i | . . . | . i . . 八{ /八| | . | \| ヽー } | 八 . . .|/}/ ヾ ,. -‐ァ…'厂 ′ ノ \| `丶、 / / ./ / // /⌒トミ 健夜「あぅっ……// やっぱり知ってるよね」カァッ 京太郎「光栄ですよ、小鍛治プロに来ていただけるなんて!」 健夜「あ、ありがとう」ギュッ ニギニギニギニギニギニギ 京太郎「これからも応援してくださいね!」 健夜「(やっぱり生はいいなぁ……)」ポヤー 京太郎「じゃあサインを」スッ 健夜「あ、その前に、す、須賀君!!」 京太郎「はい?」 健夜「……ごめんなさい」ペコリ 京太郎「へ???」 健夜「とにかくごめんなさい」 京太郎「(何を謝ってるんだろう?)」コンワク 健夜「こ、これからも応援してるからねっ!!」ダダダッ 京太郎「あ、ちょ、ちょっとー!?」 優希「……」テクテク 400 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/07(土) 01 22 10.02 ID u/yJ2W55o [7/13] ザワザワ 竜華「ふーっ、大分数が減ったなぁ」 久「もうすぐ終わりね」 煌「色々ありましたけど、無事終わりそうでなんとか……」 京太郎「はい、どうぞ」ニッコリ なんか偉そうな金髪「このサイン、大事にして奉りたるけりね」 バーコード十四歳「いいから、早く帰りましょう」ゲンナリ 京太郎「次の人どうぞ!」 優希「……」テクテク 京太郎「え?」 優希「……」ピタッ 京太郎「優……希?」 優希「……」 コンマ安価↓3 ゾロ目で大成功 00~29 優希「キョウタロォォォ~~? アイタカッタジェェ~~~?」 30~89 優希「京太郎……久しぶりだじょ」 90~99 優希「うわぁぁぁぁん!!」ビエーン 427 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/07(土) 01 34 01.25 ID u/yJ2W55o [8/13] 京太郎「なんでここにいるんだ、優希……?」 優希「うっ……ぐすっ……」ウルウル _ _ _ _ _ _ _ , ‐  ̄  ̄ 、 / 丶、 _ .、/ , ヽ.,-.‐.、 ../ / , / / ヽ _)_ /〈 / / ./ .| , i /⌒ヽ' `ヽ ./ ヾ| | /| | | λ .i 丿 ヽ / .| i | | | .λ λ ハ |、 ., `ーi ' |.i ヽ .| | l λ ハ | | ヽ .|ヽ、 | ヽ | ! ノ | | | i | ゝ、ヘ | ヽ |. \ヽi ヽ、 | 丶/.丶 | !/| | |/ , i .| ハ ハ | 丶、 | イ.⌒ヽ 丶 /⌒ヽ, .| | '// / Y ヽ _| ゝ | ◯、_ノ ヽ、_.,◯ i | |/ , / / イ ! / / / / / / / / ∠ _ / / / ノ | ヽ、 /~~\ ∠ / / `' ' ヽ、 lヽ` 、 イ /ノ!ノ `'ヾ` ー ‐ - - - ‐ 一 ' ’ ''' ’’' 京太郎「優希?」 優希「う、うぇぇぇ!!」ポロポロッ 京太郎「!!」 優希「うわぁぁぁぁん!!」ビエーン 京太郎「」 優希「会いたかったじょぉぉぉぉ!!」ダダダッ . . // . .! / \_/ 、二ニ==ー- . . . / . .〈!. . .| / . . . . . . . .. 、 . ..f' ヽ . . . . . . . .`ー-、_, . . . ! . . ゙i'´`y'´ . . . , . . . ./ . . . . . . . .、 .ヽ ゙、._.ノ 、 . . . . .`ー---='´ー'ノ . .. .. . . . . . . __ \__!‐'" . . . / i | . !. .. . . ヽ . ゙、... !、.、` . . . .、___ ,ノ'´ . . .. / `i . 、ー-‐/ i ;. .i -+-| | . .i . .゙、-ヽ-| . . i . . |iヽ丶、 . -=ニ二_ ,、 . . . . . . . . | | `ー'| ハ i、 、 i . | .;ハ .|ヽ、 、ー-\ V| . .i . . .| . . .ヾー- ̄二´----r-r' / . f´ \ . ! i . 、i ゙、! \i と=ミ `ー /⌒うイ . . . | . . . . .i-‐ '´ / /_/ . . ! \ . .i ! . / . . . . ..//// , __ ////ノ;. . . .ノ;,;,;ハ! / ... / ̄ 丶 \ ゙、 ! ,/ハ .i . . . .! r‐'´ ~ヽ 彡_;.ノ } | |! / _/-‐'´ . . \ \ ゙、 i . " ヽ!、i、_` ..、_ 丶、_ ノ _,.イ ハ! / / . . .. . . . . \ \_ノ 丶 _ ; -、-‐'´`ヽ `ー-<´kュ! /」 \/ ,..-.、 ( ̄ ` ー-、 _ `ヽ \-、 _,>――-、ー-、ー-、 \ | // ヽ¬-| ノ__ . . . \  ̄`´ `ー ' ノー-、゙、 `=ニ==fコー-、__l -― '´ / . `ー- 、 ___ _,..-‐'´ ,...-‐\ ハ!ー-<____/ヽ . . . . Τ ,. イ´ / .. \ 〈_ーヾー--‐ ' ´,..イ┘ // . ._,..ノ _,..ノ/ / _,../ . . r 、 ‐'Yヽァー--イ 人、_// ,..-―‐ '´ __ // //-'― ' ´ . .. ( .,、・ノ 〈__,ノ / /7`| (_ _,...-‐'´ `ー---‐' `ー ' ´ . . . . .`フiヾ、___,ノ / ! . .  ̄ ̄ . . . . . . . . iハ! ヽ_!__ェ.-^‐' |/ . . .. . . . .、‐|^~~~~~~~~K ̄.. . . . . . ..、!"" "" " /´ . 京太郎「ば、バカっ!! こんな場所で!?」 432 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/07(土) 01 37 23.71 ID u/yJ2W55o [9/13] 竜華「なんやしらんけど、このままじゃイベントが台無しや!」 煌「な、なんとかしないと……」オロオロ 久「まさか優希がこのタイミングだなんて……!!」 ?「私がなんとかしよう!」シュバッ 竜華「あ、あんたは!?」 煌「そんな、ぽんこつの筈じゃ……!」 久「無理よ!!」 ?「ぽんこつではない……」 /_ ̄` ヽ_ ゚ マ /////ヌ ム / ̄ ´ ̄ヽ ゚ヽ`ヽ マ ム ム / ア \ ゚ \ 、 マ //r v≦オ{ // ヽ ハ . _ゝュ/八_j≠‐' ア i ハ ....i l i ィf 」ム__jムハ / ! ! '; ゚ i! | i . Y 三三. ム ' ...i iハ ヽ ゚ィz i i i ⌒ヾ 「 マ ム i.. l };> ´ 7マ tji | ! {_リ ハ ム L 」 ; ィハテj ゞ'´! ; j j | マ Vハ ム _ ―rォ | ハ ゞ' j L;!/ / ! ! マ Vハ_ム __ ―=  ̄ ̄ | ハ ` ィ{ l | r≠キ /////ハ―=  ̄ ̄ | ム ゚ ` イ { i |__ ―=  ̄ ヾ=<///`ー― j> ´ ̄ ̄ `ヽ,_, _ ―=7  ̄ ̄_\_ >-、 マ///[ ヽ -ー  ̄ ̄ ヾ{` 〉≦ ̄ ̄ / /ィ ̄ ア7⌒7 ̄ 7{ ヽ マ// イ / _z、__ ヽ_)/ / / / イ/ / 仁ニニ{! ; > __)イ / ヽ { ,ィ T ハ` ´ /=≠ / /| リ / 「≦'==ヘ! |八_ ィ { `ヾ _ イ | ! { | / / ィ/ ム| { ! !r―ニ二{. i/(_ イ ノ ` ヽj j! ! i八 ! /゚ /{ /ニi| ム 、 マニニニ人 |!_( _ ィ {  ̄ ̄ 、 个ミ丶{ / /゚j/ニニム ム≧ュ_ゝ=キ ´ ̄ L≧ュ__ イ / `ヽ j }`ヾj/ ムニ゚ニニ八 了/ i j了 ///| / 7 ゝア ムニニ.゚ニニヽ ! | h! /////{ / / /イ⌒ ムニニニニ゚ニニュ、 人 i 人丶///ハ 菫「菫だ」シャキンッ 竜華「何をする気やねんっ!!」 煌「」 久「あーもう滅茶苦茶よ」 440 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/07(土) 01 45 07.26 ID u/yJ2W55o [10/13] 京太郎「お、落ち着けって!!」 優希「京太郎ぉぉぉ!!」ダダダッ 久「ゆうきぃぃぃぃい!! やめてぇぇぇぇぇ↑↑!!」 竜華「あかん! もう間に合わん!!」 菫「はぁっ!!」バシュッ ギュィィィィイン!! 矢「」ドスッ 垂れ幕「須賀京太郎サイン会!!」ファッサァァァ パサッ 優希「じぇ?」フミッ ズルッ ドシャッ!! 優希「」ゴッチィィイィン 京太郎「ゆうきぃぃぃぃぃい!?」 優希「うぐぐぐっ……こんなのって無いじょ」ウルウル / ̄ ̄ ̄ミヽ⌒'x___ / ,.ィ(⌒)" ` 、 | / `¨ \ { / ヽ \|ヽ/ /|/| |‐"/ ゙, ,' / (◯)´Χ /゙ . | i≦ミ(⌒)_.レ| |\| U  ̄ フ / . ト、. /⌒xヘ/⌒{ <___Χ . . | .) { //__|_/沁、 \ `ー_.\ . リ"ヽ ,.ィ" ̄ ∪)、{i込. } (◯)/` / . . } {||───⊂) ̄/\ ∪ / , ,ィ | `ー───‐゙ー" `゙''ー---‐'ー─‐'゙ム彡" ソ 竜華「」 煌「」 久「」 菫「ふっ、こんなものか」ニヤリ 453 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/07(土) 01 56 54.02 ID u/yJ2W55o [11/13] 煌「ちょ、ちょっと垂れ幕が落ちるハプニングがありましたので、少し休憩にしますね!!」アセアセ エーソンナァァ! イイジャン、マッテルアイダニパンツミセテアゲナヨ-! ヒャァァァ!! ナニスルンデスカ!? サイン、ホシイ 京太郎「皆さんすみません!! すぐに再開するので!」 ソウデアリマスカ サインホシイジャン? ハヤクシテホシイノデスヨー ボカァイケメンケイアイドルカラジョソウケイアイドルモイケルンヤデ? ウッセェンダヨドシロウトガ!!! キョウタロウクンハスガオガイチバンナンデス! 京太郎「本当にすいません! すいません!!」 優希「うぅっ……」グスグス 京太郎「回収班!!」 竜華「今や!!」 久「もう、心配かけて!」ガシッ 優希「じょ?」 煌「ほら、こっちです!!」ガシッ _,.......-―--...、_ ,..=ニ二二ヽ,. ‐-.、,.... . ' ´ `ヽ、 _ ,..- .ニニ 丶 ,..-‐ ' ´( / \ Y∠.-‐-.、 `ヽ / ; ' i | | i ∨、 \ / / // i ! | ハi |i |i | i ヽ \ 、ヽ 、 ヽ / / ィ/ i / .i | !i | | i! |.! . .| i | .! i } ヽiヽ i i { / / / !| l.i! ! ! ! |―|、Τ`ト、 i`!  ̄!`!ー!- } ! | i ! ヽ ! } !ハ i / リ 人j、 ! i N ィ==ミ、 \{ ヽ;ィ=キ;ィ'| ノ!/ ;ィノ | ! ヽ! !. ハ从! ./ / ヾーヽ!メ. r' ; } _,} i゙ヽiイ ノ ヽ ゙、 リ | / ヽ! .i / i| ハ (.__)--u uー-(_.)/|' i、 i }ノ 仆 | i ト、_! . " " " ' " " " i .,! i i |i } __ リ、 i、 ! | .丶 /' | ハ ! }リ _ヲー-ユ、_ \{ `ー!、|、 `;..、⊂ニニニニ⊃.ノ , . .リjイ;ノ;ノ rニ巳⊂二ヽ  ̄-―{ __`二ニー----‐πフj;丿'"__ '" (_,.--‐ \ -イ ,,ィ' i !i |~~^^^~~| i.! /)i、 ヒ_ー \ ,.イ´ r' |! i ゛、 匸_)(二) ;;" / .iハ )ー---、_/、 ̄ \ /′ i! i\\ Vハ} / ;; " ;/i / 丶 / / \. ゙、 \ rイ \ \!、 \ ー=\/=='_; イ! レ / \. / / \ 丶. \/\\ \ ゙| 丶、 二ヽ◇フ'二∠_|! / / 〉 / / 優希「じぇぇぇ!?」ズルズルズル 京太郎「(なんとか回収できたか……)」ホッ 457 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/07(土) 02 08 29.28 ID u/yJ2W55o [12/13] 【そうこうして、サイン会も終わり】 シーン 京太郎「お、終わった……」ガックリ 菫「お疲れ様。よく頑張っていた」ポン 京太郎「ありがとうございます、菫さん」 菫「ほら、アク●リアスを飲むといい」フッ 京太郎「助かります」ゴキュゴキュ 菫「100人はいたと思う……好評じゃないか」 京太郎「自分でもビックリです」 竜華「お疲れ様やな、京太郎君」テクテウ 京太郎「竜華さん……」 竜華「せやけど、もう一仕事残っとるで」 京太郎「……はい」 煌「お願いします……」 京太郎「もちろんですよ」ニッ 久「……ごめんなさい。須賀君だけに押し付けて」 京太郎「いいんですよ。それに、これは俺の問題ですから」 だから、俺が解決しないといけないんだ 京太郎「なぁそうだろ、優希」 ガチャッ 優希「あっ」ビクッ , ´ / .' / .' ' | l | l | | / / ' | | | l| | l | , } l | | _/ イ / l| |_,∧_{ . ,-|-}-/、 , | { _ ___,-、 __  ̄ ´ / / { |、{ l∧ {、 | }/イ/},イ / l_、 { Y´ / ' }- 、 {〃 r∧ |ィ斧ミ从 、Ⅵ , イ斧ミ、 } /l| l、r  ̄ { { | / _ }、 / /{ 从{、 Vzリ \Ⅵ/ Vzり /イ } / | 乂_人_/、_/ / \ / //从 l∧\ ,\ | /イ/ }==  ̄ ̄ ̄ ー く / イ' {/l∧ ∧ 、 ,イ/j' / \  ̄ ̄ ー∧ _, 从 , \ ヽ 、 ` ¨  ̄ ィ }/ / / ' ∧ \ / |/> , / {(从_| -- ´ 「/// | { |/ ̄}} |////|_ | _,. <|///|| l/////` | _,.. -=<///// \//} ,r-/////// | <//////////////////∧-- 、 {///////l{ 京太郎「よう、優希。タコス食うか?」ニカッ 518 名前: ◆RwzBVKdQPM[sage] 投稿日:2013/09/07(土) 23 43 03.23 ID AngjAgDLo 【期待の】須賀京太郎を応援するスレッドpart1【新人!】 99 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID koSI+MIZU イケナカッタ…… 100 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ONdIsKdes 是非とも行きたかったのですが、主人が熱を出してしまいまして 101 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT にゃぁぁぁぁぁ!! コーチの奴許さないんだし!! 行く遅れのくせに偉そうなんだし!! 102 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KiLLiKedA ↑池田ァァァァァ!!!! 103 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT ひぃぃぃ!? 池田じゃないんだし!? 可愛い華菜ちゃんじゃないんだし!? 104 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Waka/LoVe がっしゅくとかさなってざんねんです 105 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR ワハハー! すっごくよかったぞー! 106 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO 凄い盛り上がりだったっす!! 107 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 おもちの無いアイドルなんて何がいいのか分からないのです 108 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU ところどころハプニングあったみたいやけど、結構いい感じやったで 109 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 サイン貰い損ねてしまった……死にたい 110 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku0 ちょー興奮したんだよー!! 111 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CharginG0 充電完了 112 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Hukuyo5kO あのインハイチャンプ宮永照選手と妹の宮永咲選手! さらにはあのアラフォー小鍛治プロまでいたとの噂は本当!? 113 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 ↑ アラサーだよぉぉぉぉぉぉ!!!! 114 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CopY/maHO 行きたかったのに、お母さんがダメだって…… 115 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Kapibaraa あいたい 116 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur やっぱ須賀京太郎は期待の星やなぁー ほんまええ男やでー 117 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SGAsister サイン会とかくだらないって、それ一番言われてるから 118 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TeMpTress しかし、まだアイドルとして日は浅いのに……その才能の片鱗が見えていたな 119 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Roof/top0 ↑ どういうことじゃ? 120 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru ファンの一人一人をしっかり見て、それぞれにちゃんと言葉を用意していた 表情も笑顔一つではなく、その人に対して色んな顔をくるくる見せる 流れ作業ではなくファン一人一人と向き合って、楽しもうとする気持ちがひしひしと伝わってきた 121 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi え? そんなに凄いの? 122 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID RedLeGend 仕事がなければ見に行きたかったなー 532 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/08(日) 00 00 52.81 ID 5wvlSv5Oo [1/8] 123 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NekiYadEE 妹の為にとサインを貰ったんやけど……妹もウチと同じことしてた 泣けるでほんま……最高の妹や! 124 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ATGsisteR ↑ アンタも最高の姉や うちが保証したる 125 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID MaSaEATG 娘二人が泣きながら抱き合ってるんやけど…… なんか寂しい 126 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku0 確かに須賀君、すっごく優しかったんだよー! それに……か、可愛いって言われたよー……// 127 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OHimeSAKi やっぱり格好よかったなぁ 128 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TAMAnnee0 当然じゃない、これからトップアイドルになる男なんだから 129 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Maho/LoVE サイン会には可愛いシスターや、ミニスカロリっ子がいたというのは本当ですか? 130 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Sikorinn0 ↑ 哀れだなァお前……本気で言ってんなら、抱きしめたくなっちまうくらい哀れだわ 131 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NekiYadEE しかもウチ、妹の名前でサインしてもらたんやけど…… 最後ホンマの名前の方で呼ばれたわ なんで知ってたのかは分からんけど…… 一生この人のおっかけでいたいって、本気で思えたんや 132 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ATGsisteR ウチもそうや! 須賀君のこと、ホンマ応援しとる! 133 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur せや! 関西人総須賀京太郎ファン化計画や! 134 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU え、それは…… アリやな!!! 135 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Lu/OosIba アンビリーバボー 少しはマシになったようですね 136 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 マシどころか、これから大活躍だよっ☆ 537 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/08(日) 00 21 07.27 ID 5wvlSv5Oo [2/8] 137 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NIjyou123 正直、まだどこがいいのか分からへん 138 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii 何がいいって、あんなん卑怯やろ!! 破壊兵器や!! 核や!! 麻薬や!! 139 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID uTaChamBer ↑ 意味わっかんねー 140 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HimeSAmar お会いして、確かめたかったです 141 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID BIGoMochI もしこの人が姫様の探す人なら…… 142 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SGAsister ファンが増えて来た……最悪 143 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TeMpTress ? 喜ぶべきことじゃないか? 144 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru 京ちゃんがこんなにも人気になって嬉しい 145 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SGAsister やだもん 146 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 3tUzuTu0 友達がすごくハマってるから……私も、応援しようかな? 147 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID sHadeMooN あ 148 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Roof/top0 これからも頑張って欲しいのぅ 149 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OHimeSAKi うん、きっとトップアイドルになってくれるよ 150 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID koSI+MIZU 当然です 151 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO これからに期待っすねー 152 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 おもちの無いアイドルにハマるわけがないのですよwwwwwww 153 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HotpLeAse この人、あったかそう…… ~~~●ヶ月後 松実館にて~~~ 544 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/08(日) 00 27 51.87 ID 5wvlSv5Oo [3/8] ( ) i ニlニ○ _L/、 / (⌒ ⌒) { cト ´ | ノ ⌒ ーノ{__ノ て人_) . ―― .. / .. . . . . . . . . . . . . . ` ..、 ' . . . . . . . . . . . . \ / / . . . . . . . . . . . } . } .. / } ハ / . ′. . } 斗/L/! . . . / 、i . . .}...... .  ̄ / . | ... . /| . / j/ | . . /} /リ|\| . .}.‘ ― { /.! |. . .. | / -- _} /ノ' /十/,「 ..ハ .i おねーちゃーん! rぅ' ,| .| . .| ;{z≦三 三ミメ.| /| .ト{ \ 京太郎君のテレビ始まるよー!! / { V | .| . .|´i `| | .| | .|/ . , . . . l |/// 、__ /// | .i! .! {i { ハ . 込{. __ (__ ノ .ィ} リ| 乂 / . ∧ . .V/⌒ヽ.--r >ォ抓/ ./ |′ / /. . . . /\ ハ´  ̄`V ´  ̄`∨ /| ( )イ. / . . . . / /\ { { 小{ (⌒ ⌒) // . . . . . . { fノ |! 人.} .{ て人_)./ . . . . . . 人 ,八 ノト{' . . . . ./ . . . ト、 / 乂 / . | _ __  ̄ ̄ ̄ . ヽ _ / '" ` 、 ` / \ ^ヽ / \ / / / ヽ / / . ヽ . . . } {i / ′ ,′. ト、 | | .、 ', ,′ l .! . ! . . .| ! .| | . . .| . 〈 l . | . . | . . 斗匕 ̄ メ | . .ハ-┼- 、. . .| . 〉 | . . i! | / / / l/ | / .l ∧ . ハ ヽ! | | . . .i| . . | /x = x. |. . ハ/ j/ l | | . . || | ,〃 ヾ j/ 〃 ̄`ヾ ハ .′! く、くくくく玄ちゃん!? | . . . .|| |/ {{ }} {{ jイ ! /. /| || | ヾ _ '′ ヾ _ ノ . // / / | || | 、 、 、 、 、 、 `¨¨¨´ ムイ´ { │ i ! . .| ` ` ` ` ` ` ` | | | たたたた大変だよぉ!! ヽ. | . .| ! ト、 _, ~~ ┐ ! ! ! i! .| | | . 、 丶 __ ノ _ ィ ,′ ′\ i! | ! . / __> _ .. - ´ / ./ . ヽ i| . . .| \ 、 \ .. - ‐ ムイ i! !. / | .|. . ./ \\ \__  ̄ ̄ ヽ ハ ′| . . | / /`¨\ >'´ -‐∨. / !/. / . | . . .レ′ _{__ .〕、__ イ / V / . | | /| / !\ . イ /. レヘ | . . l / \/i/| ー '_| / | \ |. . . . | ./ | / 、 ,′ \ | . ′ . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . . . . . . . . . . . .ヽ . ./ . . . . . . . ./ . . . イ . . . . . . . . . . . /! . . . . . . . . . . | . . . . . . ‘, . . . . . . . ./ . . . ./ } . . . ._ . . . ./ i . . . . . . . _∧ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 斗 . . ̄ . / . ./ . . . . . . . イ . . i 丁 .丶 . . . . . . . . . . | . . . . .| . . ./// / . . . . . ./ . ./ |/! . . . . . . . . . . . . . | . . . . .|/ /_ . . -‐'′}/ ! . . . . . . . . . . . /| . . . . .|γ⌒ヽ γ⌒ヽレ . . . . . . . . . ./ . | . . . . .|弋 丿 弋 丿 | . . . . .| . ./ . . .| . . . . .| ¨ ¨ | . . . . ほへ? .◯ . ./^! . . . . .| 、、 、、 . . . . / . .{ .‘,| . . . . .| r‐----r V . . . . . i . . .`| . . . . .| { } /. . . . Ⅳ . . . . | . . . . .|≧ ..._ ゝ _.ノ _. イ . . ./ . .V . . . . . . ‘, . . .|斗-‐ ≧=‐----‐=≦ 、 . . .| . ./ . ./ . . . . . . . . . ∧ . . ‘, { { } } ヽ .| / . ./ . . 549 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/08(日) 00 30 41.95 ID 5wvlSv5Oo [4/8] 宥「きょ、今日のお客さんが!!」ガタガタガタ 玄「お客さん?」チラッ ,. ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、 /_,..- ヽ ` 、 / /´ / ∨ \ , ´ / ,' 、 ヽ / , , / /| | . | | | ∨ _/ / / |_|__'_| | _}_|_|_| | |  ̄ ̄´/ イ ' { ´| |/__{ | , ´/}/_}∧ | | | / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | | / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{ ´/イ }从lム \ ,ノ / \ | ∧ i| ∧,イ 今日、予約していた須賀ですけど―― Ⅵム. ,__`_'_, .イ // ヽl \ ー‐ .//イ .イl| \ / lハヽ _/ ノ ヽ 、 ̄ V ヽ \_ _ .ィ´ ′ ヽ . / i \ ‐ 、_ _.. -‐ ‘ / ! ム ム { ヽ 、 `゙"''‐-..,,__ ,. -‐'"`゙´ 〈 l / l__ __」 ∧ |_ 〉 \ ``丶 / ___> | ハ \ / ハ | `<__、 | ¦ . ' | | |/\\ V // \ ! |ヽ ! | l | l 「 、\\j// ヽ{ | | ! | | | ¦ \ l ̄ ̄! 'l | ! | ゙i . l l | ヽ . . / | l ! ヽ l .l i | j丁{ | | _, -‐v ' ) . } i l ! ! .|! | i'⌒゙_.-‐'/ く . ∧ l ! , . l! { 厂 / ヽ ! '、 . l { / l| | 厂 ,' ..... (_ 〉 . ; . ! ' / l| / l , ; ... /. } } . 、 | ∨ !| / | / {、__ ⌒i ! . '、 ! / ! !´ /! ∧ | . ............ 〈 j 、 ! /. l .! ! ' { ....ー- .\_ { 、 l ! . . l .| l / | .... .....L._ 」 、 ¦ | . . |/ { ,' 「\ .......'、 〉 ' ! ! . . . . l } ! | \ -―… \ } リ | . . . . ! '、{ {, 丶 / ' ノ ;i { ! . . . . | ∧! 八 ∨/ ̄ ̄ | 玄「……」 宥「」ガタガタガタガタ / / ... / ′ / . . ..... ./. / ! . . .i ..! . ..... { . . . . . ハ /. /.〃/ ...../ ′'. | i . . . . | i _{__| .| . . .i | . .../  ̄`ヽ/ ふ ' // ′ /斗 十 | . . . . . . }}ハ ハ { ≧ト| / な な な ぅ {// { /|i 八 {=从 { i N孑弐{ミト∨ | ′ る. る .る (. i 从 {イァ う{ミト爪ト . ! ん) ハヽト、 { | ほ ほ ほ ). |. | \《 { } ヽ\{ { リ | ヽ! ど ど ど む. | ! |ハト.乂__ノ ー ' | < | 八 | | i /i, , , /i/ , } }i 人 __ ノ\ (__) l . i. / 厂「{ { ` ー― ´ / { | V 入 { ̄`ソ }/} }/ l.| | { |人 ∨ >... ` . ィ升| / 八 { 551 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/08(日) 00 33 37.22 ID 5wvlSv5Oo [5/8] 宥「」ガタガタガタ 京太郎「震えてますけど、大丈夫ですか?」テヲギュッ 宥「あっ……」 / | | ハ | ii ヽ / / | | / /| | i.i ヽ i / | | / /_Lノ| | |.iヽ ヽ | / / | | _; r- ''ナ´| j.| j| | i 〉 ヽ ル 1 j j / | , r ' ´ ノ / _.j j | /| j`\ 1 i i / j / | |´ // / .j / | /.j / 、 |.1 ヽ | |.i | / | | | ///--- j/__j / j / .|i .| | j i |/ | ノ| | /_イr===t''ヾ / ノ /'' __.'_ .| / リ リ iリ | / | //o心 ミリ`/ / /' ==ミ、j ノ| / / / i |/ | |∥ .《毛 卅ii ' '´ ワ ミヾ |i ノi ノ i | '´`ヽゝ |.` つゞ 乍彳 ii リ }.///r' i |´⌒ヽ | | 弋 少 .っ ノ '7 | i | | i  ̄ ̄ .ヾ / | | ヽ | i | ///// .| | ヽ | i i ヽ ///.| | ヽ |\_ 1 i .| | ゝ_ `ゝj-1 i ,_ .| | あったかい…… \`'イ. ヽ 1. ゝ、____フ __.丿 | \ \ヾ 1 , r ' ´ ` ヽ、 j \ ヽ 1 , r '´ \| _ゝ、 \ ヽ , r 、ゝ -, /⌒i / .ヽ´ 1-、 ゝ- \ -/´ ヽ ヽ / .ヽ .1 .| 、 ヽ 、 / ヽ ヽ ヽ' | i | 7 ヽ、 _ノ、 ヽ 〉 〉 | / | ./ヽ 京太郎「え?」 | /〃 斗-- 、 ヾメ、ヽ / /. / / / /} | | / / {~⌒ヽ_ V》. { / / / / // / / /} ヽ/ぃ 十 ヽ | { / r'⌒ヽ } ` レ / ' / / / / / // (__ j⌒) | | ん 〃⌒) v‐ ' } / / ⌒// ./ / / / ー l Ⅳ __{ {{ し' 〃 / / / 斗=≡メ // / / ⌒) .フ|'⌒) | ( ゝ⌒) `- ´ ./ / / , -‐-ミx / /} / / レ| α | 〉- <\\\\ .// ./ { )ヾメ/ / / | | | { ノ \\\\\ ′' >-=' 〉ヘ / / 廴ノ .| |l. } /´ { { { し 〃 }}/ / ├ ナ 八 { { 乂` `ー=' _/ /' /}/ / _ト、 '⌒) ヽ} } ′ \\\/ `ヽ}/ / / | ー や \ 斗-―- \\>- r' \/ | | ⌒) / \ ヽ { ⌒~`ヽ __ } j \,′ ハ | / /⌒し ヽ \ `ヽ // j / } | : 京太郎「なんで泣いてるんですか?!」ガビーン 玄「うぇーん!!」 果たして松実姉妹の運命やいかに!? 続く
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2224.html
京太郎「では白糸台高校麻雀部全国制覇おめでとう…乾杯っ!!」 『『『かんぱーいっ!!』』』 俺達白糸台高校麻雀部は全国3連覇という偉業を成し遂げた 照「…」モグモグ 先鋒で個人戦王者の宮永照、俺の幼馴染でもある 菫「照…他の人の分まで食べるなよ?」 次鋒で我らが白糸台高校麻雀部の部長である弘世菫 尭深「あっ、これおいしい…」 中堅で白糸台で一番すばらなおもちの渋谷尭深、俺の恋人でもある 世界一かわいいよ!! 誠子「だろ?今朝東京湾で釣ってきた石鯛だからな!」 副将で一人暮らしの俺によく魚を差し入れてくれる亦野誠子 淡「キョータローも食べなよっ!すっごいおいしいよこれ!」 大将で1年ながら白糸台1軍の大星淡、俺と同じ金髪だ 準決勝では敗退のピンチに陥ったが決勝では気合を入れなおし清澄、臨海、阿知賀をおさえ見事に優勝を決めた 地元に帰りひと段落した今日、俺と尭深で開いたささやかな祝勝会である 誠子「これもいけるぞ、知り合いの漁師にお祝いにもらったマグロに…」 …ささやかなはずだったのだが一人が釣った高級魚など持ち込んだり 照「これお母さんが作ってくれたから揚げ、京ちゃんも好きだったよね?」 尭深「うん、この卵焼きに煮物よくできた…」 みんな色々と食べ物持ち込んできたり… 淡「このチューハイおいしーよ、みんな飲もーよっ!」 菫「最初から飲みすぎるなよ?数もあまりないのだから…」 酒を持ち込んだりもう完全に宴会である 会場は俺の家なのだが今から片付けを考えると頭が痛くなる… 京太郎「てか酒なんて飲んで大丈夫なんですか…見つかったらまずいんじゃ?」 菫「高校生なんだからこういうときに少し嗜む程度ならいいだろう…無論ばれないようにだが」 照「そうそう、京ちゃんは少し遊び方を覚えた方がいい」グビグビ まあ言い分は分かるのだが… 淡「2本目いっちゃうよー」 尭深「次は緑茶ハイ飲むね…」 誠子「宮永先輩っ!から揚げに飲むときのつまみならレモンは必須ですよっ!!」 照「から揚げにレモンはダメ、たとえどんな理由があろうとも…」グビッ 明らかに酔いつぶれそうな勢いなんだけどなぁ… ~2時間後~ 尭深「…」スヤスヤ 照「キモチワルイ…」マッサオ 淡「あれぇ?てるーが3人いりゅよっ?」フラフラ 時刻は夜の8時、見事に2人の酔っ払いと眠り姫が生まれていた 菫「この2人は…」ヤレヤレ 誠子「まあいつものことですけど尭深が潰れるとは…」ヨソウガイデス 京太郎「どうするんです?」 正直このまま置いていかれるのも困る・・・尭深はいいけど 結局、照は弘世先輩が、淡は亦野先輩が持って帰ることになった 尭深は彼氏である俺に任されることとなった 帰り道が心配だがまああの2人なら大丈夫だろう… 京太郎「じゃあ、まず片付けちまうか…」 尭深「…」スヤスヤ 尭深をベッドに運び、起こさないように静かに片付けをした …照と淡のところは食べこぼしがすごかった 1時間弱できれいに片付けはすみ、時刻はもうすぐ9時といったところだ とりあえず寝ている尭深を起こすことにしよう 京太郎「尭深ー、おきてくれー」ユサユサ 尭深「んっ…京太郎くん?」 幸いにもすぐに起きてくれた 体を揺らしたときに揺れるおもちがすばらしかった 京太郎「もう9時になりますし帰りましょうね?」 尭深「やだっ、泊まるもん…」 あーかわいいなくそっ! 京太郎「そんなこと言わないで…帰りましょ?」 尭深「だって夜も京太郎君と一緒にいたいし…」 尭深「インハイからあんまりお話できてないんだん…」 たしかにインハイ最中はホテルに泊まって部屋も別々 レギュラーである尭深はやることも多く時間も取れなかった 京太郎「でも着替えとかもないですし…」 尭深「大丈夫…ちゃんと持って来たから…」 どうやら最初から泊まるつもりだったらしい ならあまり追い返そうとするのもかわいそうだよな…? 京太郎「わかりました、今日だけですよ?」 それに尭深が泊まるってことは…今日はよく体を洗わないとな 京太郎「お風呂沸かしたんで先に入っちゃってください」 尭深「わかった…」 少し眠そうに眼をこすりながら尭深は浴室へ向かった さて、尭深が風呂にはいっている間に部屋の掃除をしてしまおう 特にベッドの周りはきれいにしてティッシュも補充しとかないとな… 京太郎「早く夜にならないかなぁ…」 そして夜の11時、ついに俺と尭深はベッドに入っていた 京太郎「…いい?」 尭深「…//」 沈黙を肯定と受け取った俺は尭深のパジャマを脱がせていった 尭深「・・・あっ//」 暗くて顔は良く見えないがなんとなく赤くなっているのはわかった 尭深は寝るときはつけない派なのでパジャマの下にはきれいな桜色の乳首がうっすら見える 京太郎「いただきますね…」 おれはそれにむしゃぶりついた 尭深「んっ…」 いきなりの刺激にか思わず声が漏れていた 京太郎「ジュルッ…チュッ…」 尭深「ああ…っ!」 尭深は胸がすごい感じやすいのだ、なのでもっといじってあげる事にする 右は口で乳首を嘗め回し、左は手で乱暴にもみしだく 尭深「うんっ…気持ちいよ//」 激しすぎるかと思ったがこれくらいでも大丈夫なようだ なら… 尭深「…っっ!!」 歯と指で少し強く乳首に刺激を与えた 尭深「ああぁぁあぁっっっ!!」 大きな声を出しながら背中を反らした どうやら尭深はいってしまったようだ 尭深「はぁ…はぁ…」 京太郎「いきましたね…」 尭深「…うん//」 少し涙目になりながらそう答えた、かわいい 尭深「今度は…私がしてあげるね…」 そういって尭深は俺の股に顔をうずめた 尭深「んっ…んぐっ…」 そして尭深は一気に俺のを根元まで加えた 尭深「…ふぃつもふぉりふぉっきい??」 いつもより大きいといってるのだろうか?咥えながら話されると少しむずむずする 京太郎「溜まってるからかな?」 自分ではわからないが尭深が言うならそうなのだろう 尭深「ちゅっ…れろぉ…」 大きかろうと関係ないようで尭深は根元までしっかりと咥えてくれる 喉まで使い精液を搾り取ろうと亀頭をぎゅっと締め上げる 京太郎「気持ちいいよ…」 素直な感想をいい尭深の頭をなでてやる 尭深「んっ…♪」 なでられたのがうれしいのか舌を使い全体を激しく舐め上げてくれる それも気持ちいいのだが・・・ 京太郎「ねえ…久しぶりに胸でしてくれない?」 このまま口でもいいのだがおもち好きな俺としては尭深のパイズリも堪能したい 尭深「わかった…」 尭深も素直に言うことを聞き俺のものを胸ではさんでくれる 尭深「えいっ…」ムニュ 尭深のやわらかくおおきな胸が俺を包み込む 尭深「れろっ…」 まず俺のモノに潤滑油として唾液をたらす 尭深「んっ…ふぁ…」 そしてぐじゅっと音を鳴らしながら尭深は胸を動かし刺激を与える 尭深「ぺろっ…ちゅっ…」 そして口でも亀頭を舐めさらに刺激を与えてくる しばらく尭深の頭をなでながらその刺激を堪能する しかしそんな時間も長くは続かない 京太郎「出していい?」 久しぶりなので限界はすぐにやってくる 尭深は上目遣いで俺を見つめ首を縦に動かした…なら遠慮は無用だ 京太郎「出すぞっっ!!」 そういった瞬間尭深は先端を咥えた そして俺はそのまま精液を尭深の口に流し込んだ 尭深「んぐっ…ぐっ…んきゅ…」 尭深はそれを一生懸命飲み込んでいた しかしインハイから1週間以上溜め込んでいたので量が多く飲みきれなかった分が口からあふれ尭深の胸を汚した 尭深「んっ…多いよ…」 口の端に精液をつけながら尭深が言った 京太郎「そりゃ溜まってたし…」 一人で処理しようとも思ったがやはりティッシュより尭深を汚したいと思っていたからしていなかった 尭深「でもまだ大きい…」 男子高校生が長い間溜め込んだのだ、それは1回で満足するようなことはまず無い 尭深「まだまだここに入ってるんだね…」 そう言って玉袋をペロリと舐め上げる そのときの顔は普段からは想像もできないような妖艶な顔をしていた そんな尭深は俺の上にまたがってきた 京太郎「今日は尭深が上なの?」 尭深「うん…溜めさせちゃったから…私が全部収穫してあげる…」 …なかなかうれしいことを言ってくれる 尭深「…いくよ?」 俺のものを割れ目にあてがい… 尭深「ああぁあぁっっ!!」 根元までズブリと腰を落とした 尭深「んあっ…あっ…ふぁあぁぁっっ!!」 そして最初から全力で腰を振り始める 尭深「はっ…んんっ…しゅごいぃぃいっ…」 京太郎「尭深も溜まってたんだろっ!いつもより中がぐちゃぐちゃだぞっ!」 尭深「そんなことっ…ないもんっ…//」 京太郎「うそつけっ!それにいきなり激しくしてるのにっ!」 俺も負けじと下から突き上げる 尭深「はっ…奥まで…すごいよっ…」 そして揺れている尭深の胸を掴み乱暴にもみしだく 尭深「ひぐっ…あっ…気持ちいっ!!」 よだれや汗を撒き散らしながら尭深はさらに腰を振るう 尭深「わたしっ…もうらめっ…きてるのぉ!!」 もう限界が近づいてきたらしい、なら俺も… 京太郎「うおおぅっ!!」 尭深「ひゃあぁ!!」 最後のスパートをかけ尭深を攻めていく 尭深「あっ…いやっ…イッちゃうっっ…ああぁぁああぁぁっ!!」 京太郎「うおっ…おおっっ!、尭深いぃいぃいいぃぃっっ!!」 お互い同時に果てる 京太郎は尭深の奥へと精子を放出し、尭深はそれをこぼさないように締め上げる 尭深「はぁ…あっ//」 中が満たされる感覚に尭深はとてつもない幸福感を味わった 京太郎「はぁ…はぁ…」 尭深「久しぶりだから…気持ちよかったよ//」 京太郎「うん…こっちも良かった…」 尭深「でも…まだできるよね…?」 京太郎「まあもちろん…」 尭深「ずっと溜めてたから…あと10回くらいは…」 京太郎「はっ!?」 尭深「大丈夫…全部収穫してあげるから…」 京太郎「ちょっ…すこしやすま…」 尭深「また気持ちよくしてあげるね…」 尭深の収穫の時は早朝になっても続いていたそうです カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/7372.html
照「京ちゃん」 京太郎「……なんですか?」 照「お菓子取っ「あーはいはいポッキーですねーはいどうぞ」 照「……京ちゃん、もしかして怒ってる?」 京太郎「…別に怒ってないですよ?」 照「嘘。顔は引きつってるし、声も震えてる。」 照「何かあったの?私に出来ることなら頑張る。」 京太郎「だったら今すぐ俺の膝から降りて下さい。」 照「それは出来ない。いくら京ちゃんの頼みでも、それは無理。」 京太郎「……っ、いや、ま、マジで降りて下さい……頼みますから……死ぬ……」 照「むっ。私は京ちゃんの生命を脅かす程重くない。それに、今の発言は女性に対して失礼。」 京太郎「あ、ああ、すみません……って、違う、違うんですよ……そういうことじゃないんですよ……」 照「?私にはさっぱりわからない。京ちゃん教えて?」 京太郎「ーーー暑いんですよ!今は八月!気温は三十七度!この猛暑の中、何で俺は公園で照さんを膝に乗せてるんですか!これは何の試練ですか!?」 照「……京ちゃんうるさい。周りの人に迷惑。」 京太郎「あ、そ、そうですね……すいません……」 京太郎「ーーーじゃなくて!ああもう、何なんだよさっきからこのノリは!」 京太郎「だいたい、照さんは何で今日に限ってそんな厚着なんですか!?熱中症直行コースですよそれ!」 照「ほら、阿知賀の次鋒。凄い厚着だったでしょ?」 京太郎「…まぁ、そうですね。なんか体質が関係してるらしいですけど。それが何か?」 照「だから、真似してみた。」 京太郎「何故に!?そして、何故今!?」 照「それはそうと、そろそろ限界。」フラッ 京太郎「ファッ!?え、ちょちょ、照さん!?て、照さーん!?」 その後、照をお姫様だっこし、白糸台に向かったものの、目的地を目前に控えた場所で倒れてしまい、それを発見したあわあわがテンパって、オロオロするあまり泣き出してしまうのはまた別の話。 ※京太郎と照は適切な処置により回復しました。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3309.html
洋榎「アカン。道に迷うてもうた……」キョロキョロ 京太郎「えーと部長に頼まれたバナナは買ったし、タコスの材料もあるよな……ん、アレは?」 洋榎「このままじゃ主将としての威厳が」 京太郎「あの~、どうかしたんですか?」 洋榎「ん?誰や。ナンパならお断りやで、今そんな場合とちゃうねん」 京太郎「いや、俺は清す」 洋榎「あ~、わかったわかった。じぶんアレやろ?ウチのファンやろ」 洋榎「いや~有名人は辛いわ。ま、あと引っ掛けの洋榎ゆうたらちょっとしたもんやからな」 京太郎「偶然って言ってましたよね?」 洋榎「おぉ!?なんや試合見てたんかいなぁ」 京太郎「いや、見てたというか対戦相手の清す」 洋榎「それにしても珍しいこともあるもんやな。どいつもこいつ絹、絹いいよるからな」 京太郎「たしかに妹さんも美人ですけどお姉さんも愛嬌があっていいと思いますよ」 洋榎「せやろ~?東京もんのくせに見る目あるやないか」 京太郎「東京というか長野……」 洋榎「長野!?」 洋榎「長野ゆうたら清澄やんけ!」 京太郎「だからさっきからなんども言ってるじゃないですか」 洋榎「なんや、じぶん清澄の関係者かいな!アカンでウチから姫松の弱点聞き出そうとしても」 京太郎「別にそんなつもりじゃないですが」 洋榎「ほんまか?」 京太郎「ええ。ところで俺から見ると姫松に弱点なんてないように見えるんですが本当に弱点なんかあるんですか」 洋榎「そらいろいろあるんやで。例えば漫の不発ばっかりやったり……って、なに言わすんや!」 京太郎「すみません、つい」 洋榎「ほんま、東京もんは油断ならんわ」 京太郎「だから長野から」 洋榎「長野ゆうたら清澄やんけ!」 京太郎「ちょっとパターンはいりかけてますよ」 洋榎「繰り返しはギャグの基本やで!」ニッコリ 京太郎「はあ……」 洋榎「それでなんのようや?そもそも清澄に男子部員なんておったんか?」 京太郎「これでも一巻の頃は出番も多かったんですよ」 洋榎「じぶんも大変なんやなぁ。せやけどウチかてコンシンのギャグかましたっても『うるさい』だの言われてんねんで」 洋榎「あ、今のは渾身と懇親のダブルミーミングやで!」ドヤッ 京太郎「ウザ」ボソッ 洋榎「ひどい」 京太郎「そんなことよりキョロキョロしてましたけど道にでも迷ったんですか?」 洋榎「なっ!そないなわけあるかいな。ウチは後引っかけの愛宕洋榎やで!」 京太郎「それが今なにか関係あるんですか?そもそも呼ばれてませんよね」 洋榎「うっ……。そないなことより自分こそなにしてんねん?」 京太郎「俺は買い出しですよ。所詮付き添いの身分ですからこれくらいはしないと、ね」 洋榎「付き添いてじぶんも出場者じゃないんか?」 京太郎「いや、俺は麻雀下手なんで予選負けです」 洋榎「そうやったんか」 京太郎「ほんとなにやってんだろ、俺。何の取り柄もないと思ってた咲とはずいぶん差をつけられちゃったし」 京太郎「あんな強かったら男のファンも……」ボソッ 洋榎「?なんかゆうたか?」 京太郎「あ、いや、なんでもないです。それより迷子なんだったら送りましょうか?」 洋榎「だれが迷子やねん。ま、まあどうしても言うなら送られてやらんこともないで」 京太郎「じゃあ『どうしても』です」ニッコリ ――姫松宿舎前 洋榎「……世話になってもうたな」 京太郎「気にしないでください。姫松の主将がいなくて不戦勝じゃ部長も残念がるだろうし。今度はぶっちぎるって言ってましたよ」 洋榎「ははん!そないなもん返り討ちや、言うといてや」 京太郎「わかりました。それじゃあ」ペッコリン&スタスタ 洋榎「……ちょっと待ちぃ!えーと、名前も知らんおにいやん」 京太郎「須賀京太郎ですよ」 洋榎「さよか。ほんなら京太郎!貸しをつくったまんまや愛宕家末代までの恥や」 洋榎「せやからウチが麻雀の指導してやったってもええで!なんや知らんが弱いの気にしてたみたいやからな」 京太郎「でも大会中でしょう?他校の、それも次の相手校の生徒と。まずいんじゃないですか」 洋榎「なにいうてんねん。相手校いうたかて京太郎がでるわけやなし。大会本部かてそないケツの穴の小さいこと言わんて」 京太郎「そうですか」 京太郎(愛宕さんってあの姫松の主将で全国でも上位の力を持ってるって話だよな) 京太郎(この人に教われば咲に追いつけるとは言わないけど少しくらい近づくことができるんじゃないか……) 洋榎「黙りこくってどないしたんや。強くなりたいかどうか、簡単なことやろ!」 京太郎「……お願いします。強くなりたいんです」 洋榎「ほんまか」ニパァ 京太郎「はい」 洋榎「……ハッ!先に言うとくけどウチの特訓は鳴尾浜での練習なんかより何倍も過酷やで!」 京太郎(鳴尾浜?) 洋榎「返事は!?」 京太郎「はい!よろしくお願いします」 ――清澄宿舎 久「ずいぶん遅かったわね、須賀くん」 優希「どうせそのへんでサボってたんだじぇ」 咲「そんなことないよね、京ちゃん」 京太郎「え?ああ、うん」 ――姫松宿舎 絹恵「お姉ちゃん、どうしたんやろ。散歩行くって言ったまま帰ってこおへん……まさかなにかあったんとちゃうか」 ドアガチャー 洋榎「いやあ、東京はやっぱり魔境やなあ。迷子になってもうたわ」ホクホク 末原「そのわりには妙に嬉しそうというか楽しそうというか」 絹恵「ほんまや。なにかあったんか?お姉ちゃん」 洋榎「なぁ!?な、な、な、なにもないわ。散歩行ったくらいでなにがあるっちゅうねん」 絹恵「逆に怪しいで」 洋榎「お姉ちゃんがウソ言うてるいうんか?」ジトッ 絹恵「せやで。どない言うたかてお姉ちゃんのことは私が一番知ってるんやもん。嘘かどうかくらいわかるわ」 洋榎「なんと言われたってなんもなかったんや!清澄の部員とも会うてへんし、また会う約束なんか勿論してへん!」 末原「主将?」ゴゴゴゴ 洋榎「な、なに怖い顔してんねん。ちょ、来るな。寄らんといて!」 ――― 末原「つまり、その須賀とかいう人に麻雀のレクチャーをするという話なんですね」 洋榎「うう……。もうお嫁に行けへん」 末原「主将!」 洋榎「あ、はい。そうです」 絹恵「せやけど、須賀川紅葉なんて部員が清澄におったんやなあ」 洋榎「須賀京太郎や!」 絹恵「どっちでもええやん」 洋榎「よくない」 絹恵「なんやムキになって。まさかお姉ちゃん、杉下右京とかいうのに惚れたんとちゃうか?」 洋榎「せやから須賀京太郎て言うとるやろ!」 絹恵「どうなん?」 洋榎「はぁ……、アホかいな。ちょろっと道教えて貰ったくらいで惚れるわけないやないか。」 絹恵「ほんならええけど」 洋榎「ただの恩返しや。恩返し」 洋榎「鶴かて受けた恩を返すんやから、ウチが恩返しせんかったら愛宕家の品格が疑われるっちゅうもんやで」 洋榎「京太郎?」 洋榎「……絹となにしてん?」 洋榎「そりゃ、見りゃわかるけど……なんで……?」 洋榎「ウチの事好きやったんちゃうんか……?」 洋榎「確かにウチは絹ほど可愛くもないし、おっぱいも大きゅうない」 洋榎「ぎゃあぎゃあ喧しい女でお淑やかさなんてひとっつも無い」 洋榎「けど……それでも京太郎は……好きって言ったやん……」 洋榎「……嘘?」 洋榎「あの言葉は……嘘やったんか?」 洋榎「そうじゃない? なら今スグ絹から離れろ」 洋榎「好きやろ? ウチのこと好きやろ? な? な?」 洋榎「ちょこっと魔が差しただけやろ? ウチがお預けし過ぎたから絹にちょっかい出しちゃったんやろ?」 洋榎「ごめんなぁ。 悪かったなぁ。 我慢させちゃったなぁ」 洋榎「お詫びにホラ、ウチの事スキにしてええから」 洋榎「絹恵から…………離れろ」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6169.html
8月△▲日 久しぶりに男友達と出かけた 大会の間のことを色々聞かれたが、優勝したこと以外特に言うようなことも無かったので適当にみんなで遊んだりしたことを話した 何故か「死ね!」と中指立てて言われた 逆に大会中のこっちのことを聞くと、かなりの大騒ぎになっていたらしい 人数ギリギリの部が全国の強豪校に勝っていったんだ、それも当然といえば当然か 特に2回戦は本当に盛り上がったらしい そりゃ全国ランキング上位の2校を相手に勝ち抜いたんだしな ……今更だがとんでもない人達の連絡先知ってるんだな俺 準決勝はみんなタコス片手に応援したらしい 一時、タコスが売り切れたとか 一部のおっさん達がタコスとエトペンで町おこしとかアホなことを言い出したらしいが、和の父親が一括したとか 染谷先輩のとこの店は連日大繁盛しているとか 俺の写真と藁人形が一部で出回ったとか 最後はなんだ 一通り話した後、久しぶりに男だけで馬鹿みたいに遊んだ おかわりし放題の店で限界チャレンジとかほんっと久しぶりにやったわ おそらく次に来る時はおかわり有料になってるかな 久「やっぱり須賀くんも男の子ねー」 和「ずっと私達といましたからね」 優希「おかわり自由から有料……こいつらのせいか……」 まこ「まぁアホなことやりたい時期なんじゃろ」 咲「もう、中学の時もそれで大変だったのに」 8月□★日 昼前に少し出かけたら部長に会った 今日まで色んな人にお祝いを言われたりしていたらしい 夢って言ってたし、叶って良かったですね、と言うと部長はじーっと俺の顔を見た 「……ねぇ、須賀くんは私が酷いことをしたって思わないの?」 いきなり言われて、一瞬意味が分からなかった 「1年生の夏、麻雀を始めてすぐのこの大事な時期に、ずっと雑用をさせていたのよ?」 「同じ1年生の咲や和、優希には打たせて、須賀くん1人雑用。恨まれていたっておかしくないわ」 「大会が終わって、今言うのは卑怯かもしれないけど、須賀くんがどう思っているか、教えてくれないかしら?」 その時の部長が少し震えていたように見えたのは気のせいだったんだろうか 「別に、俺は部長を恨んだりしていませんし、部長はすごい人だって思ってますよ?」 そう言った時の部長の顔は、咲が入部して俺が雑用宣言した時と同じように、心底驚いた顔をしていた 「ずっと諦めず全国優勝だけ夢見て、それを実際に叶えた。そんな部長をすごい人って言う以外どう言えっていうんですか?」 「え、や、だから……こう、嫌われてるかなって……いや、雑用やらせてて好かれてるとも思ってなかったけど……」 普段の余裕のある笑顔はどこかにいったようで、全く余裕がなく、思ったことをそのまま言っているようだった 「……えと、私はね?自分のやりたいことやれたんだし……その、須賀くんになんでもしてあげるくらいの気持ちで聞いたのよ?」 部長は顔が真っ赤だった 「……そんなつもり無いんですけどね」 元々和の胸目当てでの入部だしな 「それこそ、俺もやりたくて雑用やってたんですし、部長がそのことを負い目に感じることないですよ?」 頑張ってる部長が羨ましかったし 「むしろ全国優勝した学校の部長で議会長なんですから、いつも通りの部長が一番ですよ」 大したことをやったわけでもないし、いつも通りが一番だ 「あ、でも色々と程々でお願いしますね?」 うん、買い出しはもう程々がいいわ 「…………ありがとう、須賀くん」 今までで、一番いい笑顔だった。正直、見惚れた 「でも、してほしいこととかないの?議会長の権力で色々やってもいいわよー?」 部長はいつものように聞いてきた 「麻雀上手くなりたい……あ、今一番は昼飯食いたいです」 「ふふふ、いいわよ。お昼だけと言わず、今日一日丸々いいわ」 それから俺は、部長に手を引かれて1日遊び倒した 帰り際、今後は卒業するまで俺の指導をしてくれると言ってくれた 部長も受験とか忙しいのに、と断ろうと思ったが、「受験なんて今までの実績あれば推薦で一発よ」とのことだった やっぱり、この人に勝てる気がしないな まこ「部長、アウト」 和「部長まで陥落ですか」 優希「まぁ当然だな!」 咲「だね」 久「うるさいわよ!」 まこ「わしらん時は散々からかってくれたしのぅ。で、どこでやられたんじゃ?」 久「……5月の時から、ちょっと危なかったんだけどね。もうこの時に完敗よ。何あの聖人かつイケメン」 和「その直後からデートに持ち込んでいる辺りはさすがですね」 優希「私なんて恥ずかしくて顔も見れなかったのに……」 久「これでも顔が赤いのとにやけるのを抑えるの大変だったのよ?」 咲「でもここまで言っちゃう辺りさすが京ちゃんだなぁ……」 久「くっ……思いのほか恥ずかしいわね。こうなったら次の和に八つ当たりするわ」 和「な、なんでですか!それに私が…」 久「じゃあ咲が一番最後だって言うの?」 和「……お手柔らかにお願いします」 咲「……なんか私の扱いが酷い」 8月●☆日 夏休みも残り少なくなったもんだ 今日は新道寺の鶴田姫子さんと打った ネト麻でだが、姫子さん(向こうが下の名前でと言った)がス●イプを使い、話ながら打たないかという話になり、 ス●イプでお互いの顔を見ながらの対局になった さすが新道寺の大将、全然勝てなかった しかしネト麻だけど相手の顔を見ながらだとやっぱり違うな ネト麻じゃ結構顔に出てしまうので、姫子さんに「分かりやすくて可愛い」と言われた 可愛いのはそっちだ! 途中で寮の同室らしい哩さん(こっち下の以下略)が帰ってきたらしく、途中からは哩さんと代わっていた 2人と雑談したりしながら打った やっぱり相手の顔が見えるのはいいね 可愛い娘の顔が見える方がいいですね、と言ったら向こうにカメラを切られてしまった また打とうと言っていたから嫌われてはいないと思うが、いきなり切ってなんだったのだろう 和「ス●イプしながらと言いだしたのはこっちが先とは……もっと早く思い付いていれば……」 まこ「わしは本人と実際に向き合ってがええわ」 久「そうね。やっぱりちゃんと対局するのが私もいいわ」 優希「ネト麻でも負ける気はないけど、全然東場で活躍できないじぇ」 咲「?……えっと、スガ●プ?何それ?」 和「咲さん、濁点いりません」 姫子「♪~」 哩「姫子、片づけば……それ、新しか京太郎の写真?」 姫子「はい!こっそりス●イプしてる時に撮ってるから京太郎にはばれませんし、よか写真がまた取れました」 哩「お、この前京太郎が和了って一番笑顔やったやつか。私にもくれん?」 姫子「勿論です!」 8月??日 なんだかまだ頭が少しぼんやりしている けど、今書いておかないと忘れそうなので覚えている範囲で今日のことを書こうと思う 朝、親父が知り合いの雀荘を手伝ってくれ、と言ってきた 別に予定もなかったし、バイト代もちゃんと出るということだったので引き受けた そして親父に渡されたメモに書いてあった住所に向かったが……なんというか、そこは廃ビルだった おかしいと思っていると、黒いスーツを着てサングラスを掛けた人が「遅かったなこっちだ」とか言って案内してくれた よくわからないままついていくと、無理矢理椅子に座らされ、いきなり打つことになった 「ほぅ……まさかまたわしの前に来ることになるとは……」なんか見たことあるような人がいた気がする そこから何故か記憶が曖昧になっている 何かいきなり牌を投げつけられたり、別の卓からノーカンノーカン聞こえたり、鬼がいたり……いや、さすがに夢か何かか? はっきり覚えているのは、目の前が暗くなってきた時、いつか見たような気がするアゴが尖った白髪の人が来たことだ 「おいおい……なんでここにいるんだ?確かくるのは伊××とか×海いう奴だろ?」とか言っていた気がする 名前のところはよく聞き取れなかった そこから覚えているのは終わった後の卓と土下座をどうこう言う老人がいたことくらいか はっきりと目が覚めた時にはどこかの公園のベンチの上だった 少し頭がくらくらする以外、体におかしいところもなかった ただ、財布の中に何故か諭吉数枚が入っていて、お守りに持っていた透明なガラス製の牌が粉々に砕けていた 帰って親父に聞いてみると、メモの住所を間違えていたことを謝られた そのメモももうない また夢でも見たんだろうか? まこ「……いやいやいやいやいや」 久「……えー」 和「そ、そんなオカルト……オカルト、なのでしょうか?」 優希「さ、さすがに分からないじぇ……」 咲「……京ちゃん」 8月◇◎日 適当に目的もなくふらついていたら、珍しい人に会った 阿知賀の高鴨穏乃だ なんでも親戚の用事か何かで付いてきて和に会おうと思ったらしいが、丁度和がいなくて駄目だったらしい 暇らしいので一緒に遊ぶことになった 適当に長野を案内したり、一緒に大食いチャレンジしたり(穏乃もクリアした)、適当な雀荘で麻雀したり、結構楽しかった そこまで長い時間じゃなかったが、かなり仲良くなれた 俺が奈良県に来た時は案内する、という約束をして別れた 優希とはまた違う感じの元気なやつだ しかしジャージなのが惜しいな もっと別の恰好をすれば可愛くなるのに 和「玄さんだけでなく穏乃まで……」 まこ「ここでもダークホース阿知賀か」 優希「むむむ……だったら私ももっと元気に!」 咲「うーん……決勝でもっと……」 久「可愛いねぇ……可愛いのが好きなのかしら」 8月▽■日 夏休み終わり間近 そんな時に照さんが長野に帰ってきた といっても一時的に顔を出しにきたようなものらしい 母親の方は仕事の都合で来れなかったらしい。 照さん、よく東京から長野まで迷わなかったな…… という訳で今日は咲と照さんと俺の3人で昔のように遊んだ 照さんは長野を懐かしく思いながら、色々変わっているところに驚いていた 咲は久しぶりに照さんと一緒なのがうれしいのかとにかく楽しそうだった 姉妹が仲良く微笑ましい。だけど2人が雀荘に入るのは同卓する人が可哀想だから止めた そして所々迷子になりかけるのは相変わらずだった。そこと胸は成長してないな 途中で照さんのファンにばれたり、咲だけ迷子になったり、色々あったが俺も楽しかった もうすぐ学校も始まるし、明日には帰ってしまうらしい また照さんと会えるといいな 和「やはり幼馴染……なんて大きなリードを」 久「幼馴染は負けフラグ……のはずなのにね」 まこ「アレか。年上の幼馴染を姉呼びするようなものか」 優希「麻雀では負けてもこっちで負ける訳にはいかないじぇ」 咲「……ところでなんで私はまた手足を抑えられてるんですか?」 和「それは」ミギテコテイ 優希「もちろん」ヒダリテコテイ まこ「罰ゲームじゃな」アシコテイ 久「さて……10分間くすぐられるのと、600秒くすぐられるのと、6分の1時間くすぐられるの、どれがいい?」ワキワキ 咲「……って全部かわらな」 この後10分以上くすぐられた 9月×日 今日から2学期が始まった といっても特に変わったことは無かった……と書きたかった 朝、たまたま途中で会った咲、和、優希と一緒に登校しているとやけに視線を感じた そして教室に着くと、いきなり咲がクラスメイトに囲まれた まぁ落ち着いて考えりゃ、インターハイで活躍した選手がいるんだもんな おまけにチャンピオンの妹、そりゃ色々聞かれるだろう 後で聞いたが和や優希、染谷先輩に部長もこんな状況だったらしい 俺は何故か野郎共にめちゃくちゃ叩かれただけなのに、なんだろうなこの差は 結局始業式が始まるまでその状態だった 始業式でも、体育館に入った途端視線が集中したり、麻雀部(俺以外)が壇上に呼ばれたり、大変そうだった 学校自体は昼前に終わったが、咲はそれからがさらに大変そうだった 話したことのないクラスメイトに誘われたり、知らない男子に話しかけられたり、人見知りのあいつにはつらいだろう 結局部活を理由に逃げていた。無理もないか 今日の部活は、ただの引継ぎだった といっても染谷先輩が部長になって、元部長、もう竹井先輩か。竹井先輩が引退するだけだ まぁ引退してもがっつり来るって言ってたからあんまり今までと変わらないんだろうな 引継ぎが終わると今日は解散だった。先輩も店が忙しいって言ってたしな 帰りに1年生4人でファミレスで昼飯を食った 当分はみんな注目されてるのは気の毒だな 俺はなんかおまけみたいな扱いだからまだマシか 咲「この時は辛かったな……知らない人がどんどん話しかけてくるんだもん」 和「私は中学でもありましたし、知らない男性からも割と話しかけられますし」 優希「私は大体知ってる奴ばっかだったぞー」 まこ「優希は知り合い多いからじゃろ。わしはまぁ店でいろんな客と話しとるし」 久「ああ、私も色々知り合い多いしね」 咲「……アレ、私だけ?」 9月○日 久しぶりのレディースランチうめー!! ああ、やっぱりこれ食わないとな…… なんか咲といるせいか色々見られてる気もしたけど気にしないのが一番か それと休み明けのテストがあった まぁ、大体夏休みの宿題から出たし、赤点は取ってないだろ 部室に行ったら優希が燃え尽きてたが、うん、気にしないのが一番だ その後軽く打って俺が点棒が燃え尽きたがな 優希「テスト……なんのことかなー?」 和「ゆーうーきー?」 咲「あはは……相変わらず京ちゃんレディースランチ好きだなぁ」 久「結局咲ばっかり頼まれてるのよねー」 まこ「まぁ上級生の教室まで来て頼むことはないじゃろうしな」 9月△日 クラスで文化祭の話し合いがあった やっぱり店とかをやるのだろうか 今日はとりあえずの説明みたいな感じで、具体的にどうするか来週までに決めないといけない 大変そうだが、やっぱり中学の時と違って結構大がかりなものになりそうだ そういえば麻雀部でも何かやるのだろうか 今までやってたとかそういう話聞いてないし、今度聞いてみよう 久「文化祭……楽しかったわよねー」 まこ「そうじゃなー。確か久のクラスはお化け屋敷やったか?」 和「あぁ、確かあまりに怖すぎるって後から苦情がきたんでしたね」 優希「のどちゃん本気で泣いてたなー」 咲「アレは怖かったな……出口付近で首を後ろから掴まれるのとか、後で見たら赤い跡まで付いててリアルでしたよ」 まこ「ん?そんなんあったか?」 優希「私はなかったけど……のどちゃんは?」 和「い、いえ……そんな印象的でしたら忘れるわけないですけど……」 久「…………そんな仕掛け、用意してなかったわよ?」 咲「…………え?」 9月□日 最近秋の大会に向けてか、俺への指導が増えている 今日なんて竹井先輩付きっ切りで見てくれたな 今日の部活で文化祭について聞いてみたら、簡単な麻雀教室でもやろうという話になった 初心者にネト麻で教えるコースと、全国優勝の選手と軽く打つコース、ということになった 安い入場料でも設定してやれば少しは部費になるだろう、ということで決定した 部室も特に飾りつけなどせず、普段使ってるものをそのまま使えば準備も片づけも楽になる、とトントン拍子で決まった 当日の各クラスの状況でまた変わるが、とりあえず各コースに1人ずつ、受付に1人の3人居ればいいからそこまできつくはならないだろう まだ10月の話だが、早く決まって良かった 当日、俺ができることはあまりないだろうが、できることをやろう 久「やったわねー。確か思いのほか人がきて大盛況だったわよねー」 まこ「気付けば他校の生徒も来て、軽くのつもりが本気で打つことになったりもしたな」 和「私は初心者コースでしたが、結構色々な人が来て大変でした」 優希「私はずっと打ってたなー。ずっと東場みたいだったから無敵だったじぇ!」 咲「私も大変だったなー。打ってると怖がる人もいて……」 久「そりゃーずっと+-0やってりゃねー」 まこ「確か、どこかの高校のが泣いてなかったか?見たことない奴じゃったが」 9月●日 今日、部室に行くと俺が一番乗りだった 少し眠かったので、部活が始まるまでと思ってベッドに横になって寝た 少しして目が覚めると、何か柔らかいものが右手に触れていた 半分寝ぼけたまま向くと、和が隣で寝ていた。ついでに右手は和に抱きしめられ、おもちに埋もれていた 一瞬、何が起こっているのか分からなかったが、状況を理解すると、すぐに起き上った その時出た声で和も目を覚ましたらしく、普通に起きて「あ、おはようございます須賀くん」ときた とりあえずベッドから出てなぜ隣で寝ていたか聞くと、寝ている人の布団に入るという起こし方を聞いたらしく、俺で試したらしい 俺より頭いいはずなのになんでこんなことするかな その起こし方は駄目、というか野郎の布団に普通に入るなと少し説教した 「少し眠くて……あ、普通の人にはやりませんよ?須賀くんだったからです」って、警戒心持とうぜ。一応俺も男 でも欠伸する和が珍しくて可愛かったので許す その後、今日は他のみんなは来ないらしく、ネト麻をしながら指導してもらい、和を送って帰った 右手……柔らかかったな 優希「のどちゃん?これはどういうことだじぇ?」 和「……いえ、本当にこういう起こし方があったんですよ?」 久「どこかの面白話レベルで聞いたことあるけど、大胆なことするじゃない」 まこ「というかエトペンがないと眠れんかったんじゃなかったんか?」 和「あ、それは須賀くんをエトペン代わりにしました」 咲「京ちゃんは人形じゃないよ?」 和「結構安眠できましたよ?」 咲「そういう問題じゃないって!」 9月◇日 気付くと9月半ば、もうすぐ体育祭だ 9月に体育祭やって10月頭に文化祭って結構一気にイベント消化するよな…… そろそろ他のクラスとの合同練習も増えてくる たまに和や優希のクラスと一緒になるが……いやぁ、揺れるおもちはすばらだね!! 今日の合同練習は全校生徒全員参加だった 入場の練習とか、小学校や中学校ほどじゃないが、結構あるもんだなー 割と数回で終わったからいいけど そういえば、この前「入場練習て1回でよくない?駄目?じゃ、2回ね」って竹井先輩が言ってたけど……まさかな 合同練習の後、参加競技に関する話し合いもあった なんで文科系の麻雀部員の俺が体育会系の部の連中と同じ扱いなんだ 後咲、ちょいちょい転ぶな 本番で転ぶなよ 放課後の部活はみんなしんどそうにしてた そういえば、和から聞いたがもうすぐ優希の誕生日か 何か用意してやるかな …………喜びそうだが、誕生日くらいタコス以外のものを送ってやろう 久「あー、大変だったのよ?全体練習を去年より減らすの」 まこ「マジでやったんか……どうりで今年は去年より楽じゃと思うたわ」 咲「それでも大変でしたよ」 和「私としてはあんまり男子に見られなくていいですけど……優希?」 優希「……へっ!?な、なんだじぇのどちゃん!?」 久「そういえば優希の誕生日にみんなでプレゼント送ったわよね」 まこ「ああ、最低条件が『タコス以外』で」 咲「そういえばあの時京ちゃんからもらったのが……」 優希「つ、次いくじぇー!!」 9月??日 ……またあまり覚えていない フラッと寄った雀荘に見たことあるような人が居て、本能的に逃げようと思った でも、顔ははっきり思い出せないが、見たことあるような金髪と眼鏡とおもちの人が居た なんかその人ともう一人の老人が同時に「「ロン!!役満!!」」とか言っていたような気はする すげーやばい雰囲気になったから俺が入ったら何故かまた貧血気味になった そこからは本当に断片的にしか覚えていないが、最終的に左頬や指先に傷がある人と打って、何か直撃とったような気がする 目が覚めたら黒服の人に「またお前か……!!」とか言いながら家の近くまで送ってもらった あのおもち……もしかしてと思って鶴賀の妹尾さんにメールしたが、分からないと言われた 最近変なこと多いな……少し休んだ方がいいかもしれない 久「またなの……」 まこ「何やっとんじゃ……つーか鶴賀の……」 和「……もうオカルトでいいんじゃないですか?」 優希「のどちゃんが諦めた!?」 咲「京ちゃん、大丈夫かな」 9月▽日 今日は体育祭だった ずっと体動かしてて疲れた ただ俺がグランド走ったりしてると途中で「こけろー!!」「顔からいけー!!」「いっそ爆ぜろー!!」って言ってきた奴誰だ 午前中はそれくらいで特に変わったことはなかったが、午後に色々あった 昼飯食ってすぐ、『全部活動対抗障害物競走』があった なぜ障害物競走なのか、なぜ体育会系も文化系も一緒にやるのかは無論竹井先輩の仕業だろう 途中の障害も網くぐり、平均台、パン食いなど普通の物もあった ただ飴を食う障害が何故かタコスになっていたり、借り物がすげー無茶振りだったりした 俺は借り物だったが……誰だよ『巨乳』ってお題書いた奴!!1人しかいないけど!! 迷わず和呼んだけど、お題の内容は言えなかった 麻雀部の総合順位は真ん中ぐらいだった 体育祭の終盤くらい、男子だけ参加の騎馬戦があったが……なんで俺を狙う奴は殺気だってるんだよ 「須賀どこだ!?」「あそこだ!行け!!」「潰せ!!あの見た目チャラいのだ!!」とか! 恨み買うようなことはやってないっつーの!! そんな感じで体育祭は終わった 片づけをしている時、たまたま和と一緒になった 軽く話しながら片づけていると、和が落ちていたボールで足を滑らせて転んだ どうやら転び方が悪かったらしく、膝をすりむいて足首を捻っていたらしい そのまま歩かせる訳にもいかないので和をおぶって保健室まで行った 途中で恥ずかしそうに色々言っていたが、今歩くことができないと諦め、大人しくなった 背中の感触が気になった、というかやばかったが和の足が優先で和に負担にならない程度に急いだ 普段なら絶っっっっっ対にゆっくり歩いたのに……まぁ仕方ない まだ片づけで忙しいのか、保健室は開いていたのに誰もいなかった 放っておくわけにもいかないので、簡単な治療をした ハギヨシさんに教わったことがこんなところで役に立つとは思わなかった 治療しながら、少し話した 俺が見た目の割りに真面目だとか、軽い感じのくせに大抵のことはできるとか 麻雀についても、いつまでもあまり上達しないくて悪いと話したが、 「悪いなんて言わないでください!須賀くんはいつも真剣にやっているじゃないですか!!」と和に怒られた その後和はいきなり怒って悪い、と言っていたが、気にしないと言っておいた むしろ、ちゃんと見てくれていることが嬉しい、と言うと、顔を背けられた その後もあまりこっちを見てくれなかったが、変なこと言ったせいかな しばらくしてから保険医も戻ってきたが、和の足も特に酷いわけではなく、俺の治療で充分だったらしい 和は父親に迎えに来てもらうということで、そこで俺は教室に戻った しかし、あんまり上達してないけど、ちゃんと俺のことも見てくれてるんだな これからも、もっと頑張ろう 久「落ちた?」 まこ「落ちてるな」 優希「全員アウトだじぇー」 咲(やっぱり私もカウントされてるんだ) 和「…………黙秘権を」 久「あるわけないじゃない」ニッコリ まこ「ここまで来てお前さんだけ言わんとかできる訳ないじゃろ」 優希「顔か?それとも優しくされたか?」 和「違います!!……こう、普段は私の胸とかばっかり見てるのに、あの時はすっごい真剣な顔で治療してくれたんですよ」 和「普段真面目に麻雀してる横顔を良いなって思ってたんですが、それを改めて正面から見たら……」 久「へーぇ、顔ね」 まこ「ほほう、顔か」 優希「顔は分かるじぇ」 咲「うんうん。かっこいいもんね」 和「はっ……いやでも顔とかだけじゃなくてですね!!こう、優しさとか、真面目な感じとかですね!?」 久「ま、意識するきっかけは人それぞれよ」 まこ「そうじゃな。ところで借り物の紙に『巨乳』書いたんは久か?」 咲「そういえば私も借り物で引っ張られたけど……まさか巨乳の反対も……」 久「アレ軽い方よー?『ハゲてない、しかし髪がギリギリ薄い中年男性』とかもあったんだから」 まこ「ひっどいわー……」 和「もう!!聞いてるんですか!?」 優希「大丈夫だじぇ。みんな同じように落ちてるから、分かってるじょ」 9月16日 今日は優希の誕生日だった なので部活を早めに切り上げて、簡単なお祝いをした 優希のやつ、小さ目のケーキとタコスを出したらすげー喜んでた その後みんなでプレゼントを渡した 咲は栞とブックカバー、和はぬいぐるみ、染谷先輩は店の割引券を1万円分、竹井先輩はいい笑顔で数学のドリルを数冊渡していた 俺はかわいいデザインのマグカップとハンカチを渡した 適当に入った店で選んだものだったが、みんないいデザインと言ってくれて受けは良かった 優希自身も嬉しそうに大事にすると言ってくれた 喜んでもらえて良かった 咲「この時からよくこのハンカチ持ってるよね?」 和「ええ。毎日、という訳ではありませんけど、ハンカチを持ってこないこともあったのによく持ってきていますね」 優希「だ、だって京太郎にもらったものだし……ちゃんと洗わないわけにはいかないじぇ……」 まこ「その様子じゃとマグカップは毎日使っとるな」 久「いいじゃない。ところで私が渡したドリルは終わったー?ちゃんと応用編も用意してるわよ?」 優希「え、遠慮するじぇ!」 久「そう?実はあのドリル、学食の割引券2000円分を真ん中くらいに貼ってたんだけど気付いた?」 優希「じぇっ!?」 久「しかも有効期限は年内」 まこ「おいおい……」 和「ちゃんとやっていれば……」 咲「あはは……そういえば今日もこのハンカチ持ってるの?」 優希「持ってるじぇ。このハンカチ持ってると、なんかいつもより調子がいいような気がするから大事な時はいっつも持ってるじぇ!!」 和「むぅ……少し羨ましいです」 9月■日 近々、インハイ前のような合同合宿をすることが決まった と言ってもまだどことやるかは決まっていない 染谷先輩曰く、インハイ優勝校でもあり、そのメンバーの大半が残っているということもあって、いくつかの高校から申し込まれているらしい 少し遠くの学校とでも、インハイの実績から学校側が予算を出してくれるということだ また出してくれるとはありがたい話だと染谷先輩も言っていた 合宿を申し込んできているという高校のリストがあったので見てみたが……見事に名門校ばっかりだった いくつかはインハイで当たった高校の名前もあった 染谷先輩はどことやっても勉強になるし、この中から希望があるならなるべく聞くと言っていた といっても男子の俺が希望を出すわけにもいかないだろう 正直、おもちがあるかわいい女の子がいる高校ならどこでもいいけどな! 帰り際に聞いたが、今回竹井先輩は来れないらしい ほぼ毎日顔は出しているが、引退しているからと残念がっていた どこになるんだろうな まこ「やったなー。わしが部長になって最初にやったでかいことじゃ」 久「よくやってくれてたわー。私も行ければ文句無しだったけどね」 和「さすがに無理でしょう」 優希「思い出すじぇ、あの激闘を」 咲「うん、楽しかったな」 9月◎日 昨日から少し大変だった 昨日の朝、学校に行く時にバイクと事故った といってもそんな大きいものでなく、怪我も擦り傷程度だ 病院に行き、一応頭を打ったので一泊だけ検査入院ということになった 既に特に大きな怪我等はないと結果は出ている が、学校には俺が事故って入院した、としか伝わってなかったらしく、一泊だけ検査入院なのにやたらとお見舞いが多くなった まずかなり慌てた様子の清澄のみんなが来た。咲なんて涙目だった ただの検査入院だと分かるとみんなホッとした様子だった そこで竹井先輩が申し訳なさそうに、風越、鶴賀、龍門渕に連絡してしまったと言った すぐに訂正すると言っていたが、訂正の連絡をする前に、風越の福路さんと池田さんが来た 福路さんなんてお見舞いのフルーツまで持ってきてくれて本当に申し訳なかった 結局その場のみんなで分けた みんなが帰った後、龍門渕の人達が来てくれた 検査入院ということは分かったらしいが、久しぶりに会いに来てくれたらしい 確かに会うこと自体久しぶりだったので、少し楽しく話した 帰り際、ハギヨシさんがこっそりナース物のエロ本を置いていってくれた。誰にも悟られず置く辺りさすがだ 鶴賀の人達はさすがに遠すぎて来れなかったらしく、5人全員からメールが来た 一泊の検査入院だったが、結構色々な人達が来てくれたり連絡をくれたのでありがたかった 久「この時か、あの時はびっくりしたわね」 和「いきなり事故で休み、ですからね」 まこ「無事でなによりじゃがの。全く、和まで慌てよって」 和「だ、だって心配じゃないですか!染谷先輩だってそうでしょう!」 まこ「当たり前じゃ。内心すっげーびびっとったわ」 咲「結構落ち着いてたように見えたのに……」 久「みんなそうでしょう。私も結構聞いた時は驚いたのよ?」 優希「私は無事だって信じてたじぇ!」 咲「優希ちゃん、ずっと大丈夫かな大丈夫かな、って言ってたよね?」 和「咲さんもあまり変わりませんでしたよ。私も似たようなものでしたけど」 和(最後の方のは……触れない方がいいですね) 9月☆日 今日は連休を使って大阪の千里山高校での合同合宿で大阪に来た 合同合宿が千里山に決まったのは知っていたが、まさか俺まで行くことになるとは思わなかった 女子高なのにいいのかと思ったが、なんか普通に受け入れられたみたいだった 合宿先では千里山の1、2年生だけでなく、一部の3年生までいた 監督の愛宕雅枝さん曰く、打ちたいと言って聞かなかったらしい 俺なんかでいいのかと思っていたが、千里山も強豪とはいえ高校から麻雀を始めた人もいるらしい むしろ新しい相手と打てるからちょうどいいと言われた 合宿が始まってすぐ、俺はいきなり竜華さん、怜さん、セーラさんの3人と打った こんなに早くまた会えたことを喜びつつ、普通に飛ばされた そりゃ元レギュラーだし、分かってたさ……でもセーラさんいきなり役満直撃は酷い 次に船久保さんと二条さんと、何故か入ってきた監督の愛宕雅枝さんと打った 愛宕雅枝さんは「なんか娘が仇を~とか言うてな?頼まれたんや。体重計に乗りながら」と言っていた そうか……メールの度に食ってたんだな 船久保さんは微妙に納得したような顔で、二条さんはよくわからないといった顔だった 普通に4位だったが、色々教わることが多い対局だった 後で愛宕洋榎さんにメール送ろう。この前テレビでやってたラーメンの写メを付けて それからも色々な人と打った 普通に上手い人、初めてみるオカルトのような打ち方の人、超堅実な打ち筋の人、俺と同じような初心者の人 今日だけでもかなり勉強になったし、楽しかった。来て良かったと思える一日だった 他のみんなも色々な人と打てて満足そうだった 咲は照さんと打った相手ということで怜さんと打ちたがっていたが、怜さん自身がそれを拒否していた 「もうあん時みたいな無茶はできへんし、勝てる気せーへんもん」と、休憩中に竜華さんの膝枕の上で怜さんは話していた 膝枕しながら話すのはアリなのか。ちょっとでいいから変わって欲しい 優希はセーラさんと打って意気投合していたし、和はやたらと二条さんに話しかけられていた 染谷先輩はなんか船久保さんと連絡先を交換していた。なんかどっちも悪い顔していたのは気のせいだろうか 明日も頑張ろう 和「やけに須賀くんと千里山の人達が仲良いと思ったんですが、今思えば当然のことだったんですね」 まこ「インハイの時からと、その前から知り合っとたらなー」 優希「知り合った早さも麻雀でも負けないじぇ!」 和「最後にまくられてませんでした?」 咲「私はもっと打ちたかったな。千里山の大将さんとか、すっごい上手い人だったし」 久「いいわねー。私も行きたかったわー」 9月★日 今日も合宿 今日は千里山の元レギュラーの人達など上手い人達と打った トップにはなれなかったが、飛ぶことも無かったし、結構大きい和了りもあったりで上達していると感じることができた インハイで知り合った以外の千里山の人達とも結構仲良くなれたし、結構いい合宿だったと思える 夜に千里山の元レギュラーの5人が俺の部屋に来た なんでも、5人の内に誰の膝枕が一番かという話になったらしい 竜華さんでいいんじゃないかと思ったが、何故かセーラさんや船久保さんも乗り気で、怜さん以外の人に判断してもらおうということになったらしい で、俺が選ばれたって……なんで他校の男子をチョイスした千里山元レギュラー しかも全員分試せって……いいのか!?……太ももの誘惑には勝てなかったよ…… 浴衣から出る太ももは、それはそれはすばらでした まずは怜さんの膝枕からだった 病弱であまり肉が付いてないと本人は言うが、しっかり柔らかかった 普段膝枕される方で膝枕するのに慣れてないのか、やたら照れていたのが可愛かった 次は二条さんだった やっぱり柔らかく、すべすべしたいい感触だった こちらの一言一言に反応するのでついついからかってしまった その次にセーラさん 本人はよく動くし硬いかも、とか言っていたが、硬いと言っても前の2人に比べたら、という程度 男っぽい恰好をしているが、なんというか、やっぱり女の子なんだ、と思える。なんかいい匂いがした やっぱり女の子ですね、と言ったら顔を真っ赤にして叩いてきた。やべ、ボーイッシュの可愛さに気付けたかもしれん その次の船久保さん 膝枕してすぐ、頭をなでてきた。セーラさんや二条さんがずるいとか言っていたが、これは結構気持ちよかった 少し恐る恐ると言った感じがまた良かった。いいデータが取れました、と言うとさらに撫でてくれた。 表情は変わらないようだったが耳が真っ赤だった 最後に竜華さん アレだな、怜さんが膝枕膝枕言うのも頷ける 白い太ももと程よい柔らかさ、ちょうどいい大きさ、何より上に見える豊かなおもちがすばらしい 完璧ですありがとうございます 5人全員分終わった時、いきなり部屋の扉が開いた 監督の愛宕雅枝さんだった 怒られる、と思った時 「誰が1番かって?うちも混ぜんかい!」そう言われた 人妻ものが好きな人の気持ちが少し分かった気がする 結局はうやむやで終わった でもどの膝枕も素晴らしかった 本当に、本当にいい合宿だった 咲「……何やってるの京ちゃん」 久「ほんっとうに行けばよかったわ……絶対に乱入したのに」 まこ「次からはわしがそうするわ」 和「須賀くんが戻ってきたら膝枕してあげましょう」 優希「おお!千里山になんか負けないってことを教えてやるじぇ!!」 久「それ乗ったわ。順番はどうする?」 まこ「じゃんけんじゃな」 咲「それじゃ、最初はグー!」 5人「じゃーんけーん!!」 9月▲日 部活に行く前、うっかりサッカーボールが顔面に直撃してしまった ちょっとおもちのことを考えていて反応が遅れてしまった 鼻血は結構出たが、それ以外は大したことなかったのでそのまま部室に行ったら、入った瞬間みんな驚いた よく見たら制服やその下に来ているシャツにかなり血が付いていて、刺されて服が血まみれで来たように見えたらしい 咲や優希は泣くわ、和と染谷先輩と竹井先輩は慌てるわで大変だったが、なんとか事情を説明して納得してもらった しかし、さすがに血まみれの服のままでいる訳にもいかないので上は脱いだ ジャージでもあればよかったのだが、丁度持ってなく、上半身裸に血がそれほど目立たない学ランということになった 少し違和感を感じるが、仕方なくそのままでいた 帰ってからお袋に血は落ちにくいんだとかなり叱られた まこ「これはビビったな。ついに刺されたか、と思ったわ」 久「私も私も。嫉妬に狂った男子についに……」 和「私は女の子に刺されたと思いましたけど」 咲「どう転んでも京ちゃんは刺されるんだね」 優希「普段からアレだしなー」 9月◆日 彼女ができた 咲「ふぁっ!?」 優希「じぇっ!?」 和「はいっ!?」 まこ「なっ!?」 久「えっ!?」 和「ど、どどどどういうことですか!?」 優希「おおおおお落ち着くんだじぇ!!」 まこ「お前ら2人が落ち着かんかい!!」 久「これはアレよ。前の告白されたと同じようなものよ。咲?続きお願い」 咲「は、はい」 子供もできた 5人「………………」 久「えっと、落ち着きましょう」 和「大丈夫です、ええ大丈夫ですとも」 優希「……はっ!?一瞬メキシコにとんだじぇ」 まこ「まぁ、きっと次の行で『友達に』とかあるじゃろ?な?咲?」 咲「…………」 この前仲良くなったと思ったが……早いもんだ まぁ、出会った時から相性はよさそうだったし、時間の問題だったかもな 可愛い子が生まれた 5人「」 和「高校生で子持ち……」 優希「あいつ……大人だったんだな」 久「あ、あはは……なるほど、子持ちの余裕ってやつね」 まこ「じゃの……なんて奴じゃ」 咲「京ちゃん……そんな……あ」 写真も貼りたかったが、ちょっとこのページに収まりそうにないから次のページに貼る 咲「……このページに、絶望が」 和「……いくんですか?」 優希「逃げるのもいいと思うじぇ……」 まこ「そうじゃのぅ……」 久「……咲、あなたが決めなさい」 咲「……っ……はい……いきます」 生後ひと月のカピージュニア(笑顔の京太郎と、カピバラの赤ちゃんの写真) 5人「 」 5人「紛らわしい(よ・です・じぇ・わ・わよ)!!!!」 9月▼日 もうすぐ文化祭だ ずっと日記には書き忘れていたが、うちのクラスはメイド喫茶になった 一部男子が猫耳メイドだのスク水、エイドだの堕天使エロメイドだの色々主張していたが女子達に速攻で却下されていた 興味がない訳ではないが、無謀すぎるだろうに その後、女子だけでは不公平だということで男子は執事の恰好をすることになった ただし、普通では面白くないということで、女装でメイドだったり、逆に女子が男装して執事をするということにもなった 女子の男装はまだいいが、男子の女装は悲惨なことになったり、アレ?コイツ男?ってなったりと衣装合わせの時点でカオスな状況だった 俺は身長のこともあって、執事兼料理人ということになった まぁ、俺の背で女装はなぁ……豊音さんとは純さんとかは特例だろうしな 準備も順調に進んでいる しかしこんなところでハギヨシさんのところでの執事のアルバイトが役に立つとは思わなかった クラスメイト達から本物みたいという評価ももらった 文化祭当日では麻雀部の方も行かないといけないし、少し大変かもしれない ま、なんとかなるか ちなみに和と優希のクラスはタコス屋をやることになったらしい 優希が試食して認めた味だ、なかなかのものなんだろう 是非行ってみよう まこ「そういや京太郎のクラスにメイド服貸したな」 久「ああ、どうりで見覚えのあるメイド服だったんだ」 和「丁度言ったら思いっきり転んでるメイドがいましたが」 咲「ごめん、それ私」 優希「本物のドジっ娘メイドだったなー。後あのタコス、実は結構妥協したんだじぇ」 和「えっ!?料理部の人達、かなり苦労してたんですよ!?」 優希「正直言えば、インハイの時食べた京太郎のタコスのが美味かった」 和「……アレと比べるのはちょっと可哀想でしょう」 久「いつの間にそんなレベルになってたのかしら」 まこ「大体龍門渕の執事の教えじゃな」 咲「なんで麻雀以外の部分はすっごい速さで上達していくんだろう……」 10月×日 今日は文化祭だった クラスの方も麻雀部の方も結構人が来て疲れた…… クラスの方の喫茶店では麻雀部の方があるからと俺の担当は時間短めだったが、 何故か俺を指名してくる人が多かったり、ドジっ娘メイドになった咲の片づけをしたりとかなり大変だった 龍門渕の人達や風越の人達、鶴賀の人達まで来てくれた この日のために教わったハギヨシさん直伝の執事スキルのおかげでミスはしていないはずだ そろそろ麻雀部の方にいくか、というところでなんと照さんが来てくれた 咲から文化祭のことを聞いてわざわざ東京から来てくれたらしい 周りは照さんが来て驚くわ、咲は張り切りすぎて紅茶を照さんにぶっかけるわで大変だった 汚れた照さんの服の代わりに俺の制服を貸し、しばらく照さん専属執事をやってなんとか許してくれた 代償として今日一日執事姿で過ごすことになったのは……まぁ、良い宣伝だと思おう 執事姿のまま麻雀部の方に行くと、かなり人が多かった 和や竹井先輩が教える初心者コースも、咲や優希と打てるコースもかなり人気だった 染谷先輩は家の店で慣れているのか相当な速さで接客していた 執事服で行ったらかなり驚かれたが、むしろ良いと竹井先輩が言ってくれたので良かった どうせだから執事のまま受付やれと言われて、執事で受付した 何度か俺と打てないかと聞かれたが、有名選手もいるのに無名選手と打つことないだろう、と断った 初心者コースはあの和が教えるということでお前経験者だろ、という奴まで初心者コースを選んでいた 打てるコースは他校の麻雀部等が腕試しとか言いながら選んでいた その後、+-0やられて出ていくのも結構いた こっちのコースでも龍門渕の人達や風越の人達、鶴賀の人達も来てくれた 特に天江さんや池田さん、加治木さんが咲と対局した時は盛り上がった だが、それ以上に盛り上がったのが咲がやっていた時に照さんが来た時だった 流石に一時初心者コースを中断し、和と竹井先輩に入ってもらった 咲も照さんもインハイの個人戦の時以上にやる気で、今日最大の盛り上がりだった その後、色々落ち着いた後、和と優希のクラスのタコスを食べたり、咲と竹井先輩のクラスのお化け屋敷に行ったり、 照さんと染谷先輩のクラスの駄菓子屋を冷やかしたりして、楽しんだ そういえばお化け屋敷の時、咲が泣いていたがそこまでか? 出口付近で見つけた赤いマントの人が出てこなかったのは気になったが、少しオーバーだろう 久「いやー、楽しかったわね文化祭」 まこ「特に執事姿の京太郎のおかげで予想以上に売り上げが伸びたこととかな」 和「いきなり執事姿で来るんですから驚きましたね。また似合ってて、ひとつひとつの仕草も様になっていたのがすごかったですね」 咲「クラスでも京ちゃんすごかったなぁ……指名制じゃなにのにずっとどこかから指名されるんだもん」 優希「つーか咲ちゃんなんでチャンピオンに紅茶ぶっかけたんだじぇ?」 咲「お姉ちゃんのアイスティーとケーキ運んだんだけど……転んじゃって……」 久「さすが咲。でも今回は許すわ」 咲「それクラスの人達にも言われました。でもその後30分くらいお姉ちゃんが京ちゃんの服着て京ちゃん独占してたのは許せませんけど」 まこ「だからあんとき本気だったんじゃな」 和「おかげで部室の外まで人がいっぱいで大変でした」 優希「そもそもチャンピオンが来てた時点でそうとう人がいたじぇ」 咲「あ、そういえばこの赤いマントの人が私の首に赤い跡付けた人ですか?」 久「…………そういう担当は居なかったんだけど」 咲「…………本物?」 10月3日 今日は和の誕生日ということで、部活を早めに切り上げて軽いお祝いをした 竹井先輩が和が面白い反応するかもしれない、と言うのであえて文化祭の時の執事の恰好で祝った 勿論口調も執事だ。和お嬢様、とか言ったらさすがに恥ずかしかったのか顔を赤くしていた あえて執事のままでプレゼントを渡した 咲はおすすめという小説家の本、優希は猫のぬいぐるみ、染谷先輩は店で和が来たというメイド服、竹井先輩は麻雀のオカルト考察本、 俺はハギヨシさんに教わって作った、エトペンのストラップとエトペン編みぐるみを渡した 編みぐるみは苦労したが、和は喜んでくれたようで良かった 今度の秋の大会で今までのものと今日渡した編みぐるみ、どっちを抱いていくか悩んでいたのが少し面白かった 和「このストラップはずっと付けてますよ」 まこ「エトペンはどうしたんじゃ?」 和「とりあえず日替わりで寝る時に抱いてます」 久「私が渡した本は面白かったかしら?」 和「一応読みましたけど……ありえない内容ばかりでしたよ」 久「そう?楽しんでもらえて何よりね」 咲「京ちゃん、そういえばこの辺りから編み物の本借りたりしてたな」 優希「ああ、練習用かなんかのちっさいやつ、もらったじぇ」 咲「結構苦労したみたいだしね」 和「当然大切にしますよ。だって、須賀くんがくれた物ですから」 10月○日 少し前の衣替えから冬服の制服を着ているが、入学時は少し大き目を買ったのに今はぴったりだ まだまだ俺も成長しているということか 部室で和と俺しかいなかったのでこのことを話すと、和も分かると同意してくれた 「入学した時は良かったんですけど……最近きついんですよ」と和は自分の胸を見ながら言った まだ……成長している……だと……!? 馬鹿な、あれほどのものを持ちながら、更なる可能性を秘めているというのか!? ついついガン見してしまい、和に怒られた でもそういうこと男に不用心に言う和もどうかと思う。いやいいけど 気にしているのに不意に言っちゃう辺り、可愛いと思う でも、アレ以上か…… 咲「胸って、どうやったら大きくなるんだろうね……」 優希「人間って不平等だじぇ……」 まこ「人それぞれって言うてもなぁ……」 久「高1から大きくなったけど、制服がきつくなる程か……」 和「なんで胸ばっかりなんですか!……でも、可愛いって……」 咲「ある人から奪えばいいのかな?」 優希「むしろ吸い取られてる?」 まこ「久、なんか知らんか?」 久「どりあえず揉んどく?和だけ可愛いって書かれてるのも癪だし」 10月△日 休日、適当にフラフラしていたら竹井先輩に会い、買い物に付き合うことになった からかうように下着売り場に連れて行かれたり、喫茶店でふざけてカップル用のメニューを頼んだりと振り回された 途中、いきなり雨が降ってきた 止みそうに無かったので適当な建物に入ったら……ラブホだった 竹井先輩がここでも散々からかってきた 仕方ないだろ!ラブホがこんな建物なんて知らなかったんだよ!!童貞なめんな!! 雨に濡れてしまったからと竹井先輩がシャワーに行った間に服を乾かし、これ以上からかわれる前にとベッドに横になった 寝たふりしてやりすごそう、そう思った 竹井先輩はシャワーから出るとさっそく俺をからかうようなことばかり言った タオル1枚で出ちゃったとか、コンドームあったーとか、咥えゴムって言うのかしら?とか 正直咥えゴムはちょっと見たかった!! しばらくそういうことばかり言っていたが、いきなり静かになった 「……本当に、寝ちゃったの?」と、普段とはまるで違う不安なような声だった 「寝てる、わよね?」そう言って俺に抱き着いてきた 今だからこそ落ち着いて書けるが、あの時は驚いて声を上げそうになった あの竹井先輩がいきなり抱き着いてきたんだぞ?しかもそっと、ゆっくりとだ 正直いい匂いがしたり、本当にタオル1枚だったのか胸や太ももの柔らかい感触とか、やばかった 「正直ね、今日は結構はしゃいでたのよ?」そう耳元で囁いた 「ここに入った時も、内心覚悟したりしたのよ?ちょっと期待もしたけど」そう囁くと竹井先輩は俺から離れた 竹井先輩は最後に何か言った気がする。なんて言ったのか、聞き取れなかった ただ、頬に柔らかい感触があったことだけは覚えている 正直、本当に寝て、夢を見たのかもしれない 少しして目を開けると竹井先輩は服を着ていて、今まで通りだったから 現実だったのか?……今考えて、こうして日記に書いて整理してみても分からない 咲「…………」 和「…………」 優希「…………」 まこ「…………おい久」 久「…………起きてたの」カオマッカ 和「何やってるんですか」 優希「というかこれやばかったじぇ」 咲「なんて言うか……詰み一歩手前というか……」 まこ「つーかこっから一押しすりゃ京太郎落ちとったんじゃないんか?」 久「だ、だって!!……起きてると思わなかったし……あんなこと、起きてたらできないし……」 和「でも須賀くんは起きていたわけですが」 久「だから!!……だからこうやって恥ずかしがって……ああもう!!」 優希「……結構ヘタレ?」 咲「私としては結果的には京ちゃんが落ちてないからいいかな」 まこ「マジで危なかったが……まぁラブホに行ったことはなんも言わんでやろう。ヘタレてなんもできんやった訳じゃし」 優希「さんせーい」 和「異議無しです」 久「ああもう恥ずかしいやらもったいないやら……ていうか須賀くんも起きてたなら起きてたで何か反応してよ!!」 咲「そこは京ちゃんだからとしか……ところで最後なんて言ったんですか?」 久「……好き、って……言った」 和「ちょうどそこは聞こえてなかったみたいですね」 久「っ……馬鹿っ!!須賀くんの馬鹿!!……ばかぁ」 10月□日 今日の体育の授業がハンドボールだった 中学卒業して以来、久しぶりにだったが、結構動けたのは驚いた ただ授業が終わってからサッカー部の友人達に「なんでそこまで動けて麻雀部なんだお前!」と言われた なんでって言われてもなぁ……そこまでハンドボールにこだわりがあるわけでもないし 他の体育会系の部の奴にももったいないとか言われた 別に俺の勝手だろうに 咲「京ちゃん、中学の時ハンドボール部で県予選の決勝までいったんですよ」 まこ「普通に運動できるしなぁ、確かにこのサッカー部の言うことも分かるな」 久「そういえば何度か他の部の部長から須賀くんを助っ人として貸して欲しいって言われたわね」 和「まぁ、ありえない話じゃないですよね。合同授業の時見てましたが、他の運動部の人と比べてもあんまり差はありませんし」 優希「この前の時は京太郎が逆転まで持っていってたじぇ!」 咲「アレは見ててすごかったなぁ……」 まこ「で、その他の部の部長はどう断ったんじゃ?」 久「須賀くんを借りたければ和以上の巨乳の娘を部に入れなさいって言ったら引き下がったわ」 和「なんですかそれ!!」 優希「まぁ無理な条件だじぇ」 咲「だねー」 10月●日 いやったああああああああ!! 咲、優希、和の3人と打って初めてトップとったああああああああ!!! 3人が削りあってるとこで最後に大きいの和了れて僅差のトップだけどめちゃくちゃ嬉しいわ 咲、優希、和の驚いた顔が忘れられねー、染谷先輩も褒めてくれたし、竹井先輩まで普通に褒めてくれた 今日の牌譜は取っておこう、そしてこのことを何人かにメールしとこう よっしゃ、この調子で秋の大会もやってやるぜー!! 咲「この日は忘れられないね。京ちゃんがまさかの逆転だったから」 和「ええ。この時は驚きましたし、須賀くんが心の底から喜んでいる顔が忘れられませんね」 優希「負けたのは悔しかったけど、京太郎が成長してたってのが嬉しかったじぇ!」 まこ「そうじゃな。まさかインハイで活躍したお前ら相手にトップ取ったのは流石に驚いたし、褒める以外ないじゃろ」 久「本当よねぇ……正直須賀くんがあなたたち3人相手でトップ取るのは後1年はかかると思っていたもの」 咲「結構酷いこと言いますね」 まこ「いや久の言うとることの一番でかい要因のお前さんが言うな」 和「+-0ですからね」 優希「アレをなんとかできるのなんてチャンピオンくらいだじぇ」 咲「うっ……まぁ京ちゃんの成長は私も嬉しかったです」 和「ですね」 10月◇日 友人からエロ本を借りた なんでも麻雀部の5人とよく似た子が載っているらしい 期待していたが……期待外れだったな なんというか……微妙だ 正直この女優達より麻雀部の5人のが可愛い 何より咲はこんなにスタイルよくないし、和はもっとおもちが大きい 期待しただけあってがっかり感が大きかった……残念すぎる 明日、こいつは叩き返そう 久「まぁ男の子だしねー」 まこ「じゃなー。仕方ないわ」 優希「のどちゃんほどの胸の持ち主はそうそう居ないしなー」 和「これは喜んでいいんでしょうか?」 咲「私は怒っていいよね?」 10月▽日 今日のネト麻の成績、大体2,3位、時々4位 トップこそ取れなかったが悪くはない ネト麻のみんなも最近は上達していると言ってくれる ネト麻が終わってから、小蒔さんとメールで話した 最近は小蒔さんもメールに慣れたようで、ひらがなだけだったり、漢字が間違っていたりすることがなくなっていた メールも手軽でいいけど、やっぱり直接話すのがいいという話になった 実際に相手の顔を見た方がいいとは俺も思う 最後に今度実際に会って話そうというメールで終わった アレ、今思うと、これデートの約束? いや、でも会って話そうってだけだし……いやでも滅多に会えるような距離じゃないし……デート、なのか? 優希「ぐぬぬ、ちょっとメールするじぇ!」 和「私はパソコンでもタイピングの方が得意なんですけどね……」 久「いっそ手紙とかどうかしら?」 まこ「電話でどうじゃ?」 咲「うぅ、メールはまだ……もういっそ京ちゃんちに行くしか……」 4人「ちょっと待て」 10月■日 今日、いや昨日か 咲と龍門渕家まで遊びに行った 本来なら他の麻雀部のみんなとも行きたかったのだが、みんな予定が入っていたとかで俺と咲だけになってしまった で、大会前ということで俺、咲、衣さん、透華さんで打った 健闘はした……したんだ……3人とも本気じゃ無理ゲーになるわ…… 後で一さんとか純さんが前より良かったとは褒めてくれたけど、あの3人相手じゃどう良かったか分かんねーって それからもずっと打っていたら遅くなってしまい、俺も咲も泊まることになった ハギヨシさんが作ったというすげー美味い夕食と、驚くほど広い風呂を堪能した 残念なことに、覗きは不可能な構造だった 惜しかった せめて智紀さんだけはおもちを確認したかった 実に惜しかった 翌朝、つまり今朝 わざわざ車で家まで送ってもらった 龍門渕の皆さんから、応援していると言われた 少しくすぐったくも感じるが、頑張ろうと思えた 久「あら、泊まったなんて初耳ね」 咲「私も京ちゃんもいいって言ったんですけど、ハギヨシさんが是非って」 優希「龍門渕かー。豪華だったんだろ?」 咲「豪華といえば豪華だったけど……味が見た目以上だったからなぁ。何よりずっと打ってたし」 まこ「しかしまたとんでもないメンツじゃったのう」 和「須賀くん、上級者との対局経験だけはとんでもなくありますよね」 久「何気に普段から打ってるのも全国クラスだしねー」 10月◎日 もうすぐ大会だ 今日友達に言われて気付いたが、改めて考えると女子のインハイ優勝校唯一の男子部員なんだよな俺 やっぱり色々言われたりするのかな…… 女子は優勝なのに男子は弱いとか、初心者がなんでいるんだとか 今回も夏みたいに残念な結果だったらそれこそ本当にみんなに泥塗るようなもんだよなー みんなに色々教わって、必死でやってきて、あっさり負けたくねーなー ……誰かにメールでもしてみるかな 和「須賀くんでも大会前に怖くなったりするんですね」 久「あら、和は須賀くんをそんな風に見てたの?私だってぶるぶる震えたりしてたのよ?」 和「ち、違います!大会の時も普段と変わらない感じでしたから……」 まこ「インターハイ優勝校、っちゅうのは結構なプレッシャーになっとったかもしれんなぁ」 優希「京太郎にとっては2度目の大会だしなー」 咲「京ちゃんこういうことあんまり表に出さないから……頼りないのは分かるけど、もっと頼ってくれていいのに……」 10月☆日 大会1日目、つっても2日間だけど 1日目、個人戦予選突破できたぁぁぁ!! すっげー怖かったけど、すっげー楽しかったわ 最後にまくった時なんてやばかった どの相手もなんか警戒してくるからちょっとビビったけど、最初に和了ったらあからさまにこっち意識してくるわ たまたま変な待ちで和了れたらその後相手が普通に打ってこないわ、挙句に1回だけたまたま槓したらめっちゃ震えるわ さすがに眼鏡外したりエトペン持ってったりはできないけど、俺はみんなみたいな麻雀は打てないっての みんなも団体に出られない分、予選で暴れたみたいだった 当然の如く予選は突破していた そして俺の予選突破は大いに喜んでくれた 普段負けてばっかだけど、やっぱり勝つともっと楽しいな 明日もこの調子で頑張るぜ!! 咲「京ちゃんすっごい笑顔だったよね」 和「昼に集まった時、勝ったぞーって大声で言って少し恥ずかしかったですよ」 優希「それくらい嬉しかったんだろー。のどちゃんだって嬉しかったろ?」 まこ「嬉しかったんは全員じゃ」 久「私も嬉しかったけど……やっぱり参加できないのが少し悔しかったかなー」 まこ「ずっと京太郎の試合見とったくせに言いよるわ」 10月★日 大会2日目、すごく調子は良かった 頭も冴えて教わったことがすぐに出てきて、普段以上、いや、アレは今の俺の最高の状態だったと思う 気付けば決勝まで行っていた 個人戦、3位までなら全国に行ける、最悪4位にならなければいい 今の俺ならやれる、そう思っていたんだ 「狂気の沙汰ほど面白い……」 「さて……打(ぶ)つか」 「……御無礼」 今回は最初から最後まではっきり覚えている 夏に当たった3人だったのも、思い出した そして……負けた 夏の時よりはマシだったが、敵わなかった 戻った時、みんな心配してくれたが、さすがに泣いたりできなかった 少し1人になりたいと言ったら、竹井先輩が察してくれたのか、しばらく自由行動ということになった 会場内はまだ人が多かったので、しばらく外を歩いていると、照さんに会った 今こうして書いてても思う……東京にいる人が何してるんだよ なんでも咲から俺が1日目を突破したと聞いて、わざわざ来てくれたらしい わざわざ来てくれたのに、みっともないところを見せてしまった、そう言ったら、抱きしめられた 流石に驚いた。おもちは咲と同じくらいとはいえ、やっぱり女の子だし、何よりいきなり抱きしめられるなんて予想もしていなかった 「頑張ったね。でも、ここには私しかいない。……泣いていいんだよ?」照さんがそう言ってくれた それを聞いて、堪えきれなくなって、俺は照さんの胸で泣いた 本気で勝ちたいと思って、全力以上を出して、負けたことが何よりも悔しかった しばらく泣いて、照さんの服がえらいことになった辺りで離れた 少し恥ずかしくもあったが、すっきりした そのままの恰好では帰れそうにない照さんに俺の上着を貸し、みんなのところに戻った 照さんはこっそり来たらしく、そこで別れた 照さん上着は咲に渡すって言ってたけど、そーいや明日学校なのに大丈夫なのか? まぁ、大丈夫だろう…………多分 帰り道で聞いたが、咲と和は個人で全国出場を決めたらしい 俺も今回の負けをバネに、もっと頑張ろう 久「やっぱり、泣いてたか」 まこ「そりゃあなぁ。決勝まで行くと思わんかったし、あそこまで行ったら期待もするじゃろう」 和「その分、結構ショックも大きそうですけど、須賀くんは大丈夫そうですね」 優希「泣くとすっきりするしな」 咲「うん……でもお姉ちゃんの胸で泣いたなんて聞いてない……」 久「ちなみに上着はちゃんと返したの?」 咲「はい。なんか普通に京ちゃんの上着着て、『ただいま』って帰って来て」 咲「それで普通に頼まれました」 まこ「さらっと東京から長野まで来る辺りすごいの」 和「学校、間に合ったんでしょうか」 咲「……翌日帰ったから、サボったんじゃないかな」 優希「さ、流石だじぇ……」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6879.html
京太郎「遅く成ったが白糸台一軍と初詣当然大吉」 菫「私も大吉だ」 誠子「私も大吉でした」 淡「私も大吉」 尭深「私もハーヴェストタイム【大吉】でした」 照「私も大吉」 終わり
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2138.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1362270655/ 優希「それでは再会を祝して乾杯ー!」ゴクッ 京太郎「乾杯!」ゴクッ 咲「かんぱーい」ゴクッ 和「乾杯です」ゴクッ 京太郎「ぷはあっ! いやあ、まさにこの一杯の為に生きてるってやつだな!」 優希「京太郎、親父臭い」 京太郎「んだと、このやろー!」 優希「おおっ、やるか、こらー!」 和「クスクス……ゆーき、せっかくの席なんだから喧嘩はいけませんよ?」 優希「うっ」 京太郎「やーいやーい、怒られてやんの!」 咲「京ちゃんもだよ! 久しぶりに当時の清澄高校一年生部員で集まったって言っても、もう大人なんだから少しは落ち着きなよ」 京太郎「ぐっ」 和「いくら顔馴染みだけの集まりとはいえ、皆それなりに知名度もありますからね…… 同じ麻雀の世界にいるのになかなか会えないのはちょっと寂しいですけど」 咲「最後にあったのは……3ヶ月前の京ちゃん達の結婚式だっけ?」 京太郎「そうだったな。 それにしても、もうあれから3ヶ月も経つのか……まだついこの前ような気もするぜ」 優希「うふふ、ラブラブで毎日が楽しいから時間が経つのが早いんだよな、あなた♪」 京太郎「そうじゃなくて誰かさんのお守りに忙しくて時間の間隔がおかしくなってんだよ、奥さん!」 優希「なにを!」 京太郎「なんだよ、このやろ!」 和「もう、だから2人共……」 咲「まあまあ、もう2人は放っておこうよ和ちゃん」 和「……そうですね。 夫婦喧嘩は犬も食わないと言いますし」 咲「と言うより、2人からしたらこんなの喧嘩の内に入らないんじゃないかな?」 優希「むきー!」 京太郎「ぐぬぬ……!」 和「確かに、笑ってますね2人共」 咲「仲がよくて羨ましいよね。 私もいつかはあんな風にじゃれあってみたいなあ……ね、和ちゃん」チラッ 和「えっ!? いや、しかし私は……」 咲「むう……いいよ、未だに手すらまともに繋げない和ちゃんにそういうのを期待した私がバカでした」ツーン 和「さ、咲さぁん」 優希「修羅場か?」ムニー 京太郎「痴話喧嘩じゃね?」ムニー ―― 京太郎「えーっと何の話してたんだっけ?」 咲「4人でなかなか会えないよねーって話と和ちゃんがヘタレって話だよ」 和「咲さん!?」ガーン 京太郎「まあ和がヘタレなのは置いといて……確かに結婚して 地元の俺と優希、東京の咲と和で一緒に会える事はほとんどないよな」 和「須賀君まで!?」ガガーン 優希「咲ちゃんものどちゃんも東京のチームで活躍するプロ雀士だからなー。 テレビでもしょっちゅう紹介されてる……のどちゃんはヘタレだけど」 和「もう関係ないじゃないですか!」 優希「でも咲ちゃん達はすごいよなー、この前とうとうプロ麻雀せんべいのカードになったって聞いたし」 咲「そういう優希ちゃんだって地元のチームじゃエースだって聞いたよ?」 優希「ふふん、実はこの前【東風の神】という二つ名を頂戴したのだ!」 京太郎「鳴きと高火力を組み合わせた速攻型雀士。 特に東風戦の彼女は誰にも止められない。 今日もタコス片手に点棒の山を築く東風の神……だったか?」 咲「あっ、それこの前優希ちゃんの特集記事が組まれた時の……」 優希「なんだ京太郎、見てないとか言ってたくせにやっぱり私の特集ちゃんと読んでたのか!」 京太郎「まあ、な。 それにしても随分持ち上げられてたよなあ。 その正体が未だに 子供っぽいタコス娘だとわかったらイメージ崩れんじゃねーの?」 優希「むかっ! それはこっちのセリフだ!」 咲「あっ、確かに今の京ちゃんはテレビで見る時と全然違うね」 優希「こんなところ見られたら子供達の夢を壊しちゃうな、【牌のお兄さん】?」 京太郎「……頼むからその名前で呼ばないでくれ」 咲「最初に見た時はビックリしたなー……だって京ちゃんがテレビで 『みんなー、今日も京太郎お兄さんの麻雀教室の時間だよー!』って言ってて……きゅふふ……」プルプル 京太郎「笑うなよ! 瑞原先輩みたいに30過ぎでも頑張ってやってる人だっているんだぞ!」 優希「本人に聞いたらボロボロにされるぞ京太郎……それにしても昔は あんなに弱かった京太郎が今や誰かに麻雀を教える立場……世の中はよくわからないな」 京太郎「まあ、それは俺も正直思う。 麻雀始めたのも高校からな俺が誰かに麻雀を教えられる立場なのかってな」 咲「京ちゃん……」 京太郎「でも、まあ……やってみてわかったけど教えるのってすっげえ楽しいんだ。 あの清澄の皆で行ったインターハイの熱気とか、色んなものを少しでも次の世代が 感じられる手助けが出来てるのかもしれないって思うと……そういうのって最高だろ? だから今の仕事はすごく充実してる」 優希「京太郎……」 京太郎「まっ、俺は結局3年間打ち込んでも自分の手で全国には行けなかったけどな…… そんな奴が何言っても恥ずかしいだけか」 咲「そんな事……」 優希「そ、そんな事ない!」 京太郎「優希?」 優希「魔境長野なんて呼ばれてた私達の世代3年間で、最終的に県大会ベスト4に なれただけでもすごいんだ! 確かに京太郎は全国には行けなかったけど……私はそれを恥ずかしいなんて思わない!」 京太郎「優希……」 優希「私は、あんなに部内の対局で負けても全然折れなかった京太郎が好きなんだ……だからそんな事、言わないで」 京太郎「……ありがとな」ナデナデ 優希「……うん」 咲「うーん、なんだか入り込めない雰囲気だなあ……これが夫婦の絆ってやつなのかな和ちゃん」 咲「和ちゃん?」 和「私はヘタレなんかじゃないのに……いいじゃないですか、未だに私から手繋げなくても、キ、キ、キスできなくても……」 咲「まだ落ち込んでたんだ……ごめんね和ちゃん」ナデナデ ―― 咲「そういえば……ねぇねぇ京ちゃん」 京太郎「ん?」 咲「京ちゃん達は子供とかどうするの?」 京太郎「ぶっ!?」 優希「んぐっ!?」 和「さ、咲さん! いきなりなんてことを言い出すんですか!」 咲「えっ、でも2人は結婚したんだし別におかしいこと言ってないよね?」 和「そ、それはそうですけど……」 京太郎「子供、子供かぁ……」 咲「あれ、あんまり乗り気じゃないの?」 優希「……私はいつでも構わないけど」 京太郎「まだそんなに安定してないからなあ……俺も優希も忙しいし そんな状態で子供の面倒ちゃんと見てやれる気がしないんだよ」 和「確かにゆーきも須賀君も大会やら何やらで忙しそうですね……」 京太郎「それでも2人の時間は取れるだけマシなんだけどな……だからもう少し落ち着くまでは俺は子供を作る気はないな」 咲「そっか……」 京太郎「……産まれたら優希似のすごい可愛い子なんだろうけどな」 優希「んうっ!?」 和「ゆ、ゆーき大丈夫ですか!? はいお水です!」 優希「んくっ、んくっ……はあはあ、喉詰まらせて死ぬかと思った……おい京太郎!」 京太郎「なんだよ」 優希「い、今のはいくらなんでも恥ずかしすぎるぞ! だいたい、それを言うなら……」 優希「京太郎に似てかっこいい子の間違いだろ!」 咲「うわあ」 和「2人共完全に出来上がってますね……」 京太郎「なんだとぉ、そんなわけないだろー。 最近の出生率を考えたら優希に似た可愛い可愛い女の子に決まってらあ!」 優希「それはIPS細胞での出生が増えたからだろー! 京太郎と私の子供なら京太郎に似てかっこいい男の子が産まれるに決まってる!」 京太郎「女の子!」 優希「男の子!」 咲「……もういっそ2人産んだらどうかな?」 和「双子という手もありますよ」 京太郎・優希「それだ!」 ―― 京太郎「……」 優希「……」 咲「黙っちゃったね」 和「2人共、自分達がどれだけ恥ずかしい発言をしたのか理解したんでしょうね」 京太郎「……」チラッ 優希「……」チラッ 咲「なんだろう。 すごくカンしたい気分だよ」 和「お、落ち着いてください、咲さん」 咲「むむむ」 京太郎「……そ、そういえば」 咲「なにかな京ちゃん、子供の名前でも決まった?」 京太郎「」 和「私もさっきのお返しに同じ話題をぶつけましょうか……ねぇ、ゆーき」 優希「の、のどちゃんが怖い……」 京太郎「そ、そうじゃなくて! 咲と和は付き合ってるんだろ?」 咲「そうだけど」 京太郎「い、いつになったら結婚とかするつもりだ?」 和「はいっ!?」 咲「……」 優希「そ、そうだそうだ! もう同棲してるんだし結婚しててもおかしくないな!」 咲「……」 和「え、えっと、あの、その」 京太郎「まさか世間体とか言い出さないよな? 同性婚が認められてそれなりに経つんだぜ?」 優希「そうだぞ、のどちゃん。 部長なんて染谷先輩と風越のキャプテンから同時にプロポーズされて困ってるらしいし」 京太郎「なんだそりゃ、竹井部長そんな事になってんのか?」 優希「うん、付き合ってもいないのにプロポーズされても困るのよねー……って苦笑いしてた」 京太郎「そりゃ困るわ……」 咲「……私は」 和「」ビクッ 咲「私は、別に結婚できなくてもいいよ」 和「えっ……」 京太郎「咲!? お前何を……」 咲「そりゃあ、ね。 そうなれたらいいなーとは思うよ?」 優希「だったら!」 咲「だけど和ちゃんにそれを求めるのが酷なのもわかってるつもり…… 未だに和ちゃんの両親に私がよく思われてないのもね。 だからこのままでいいの。 今だって私は十分幸せなんだから下手に波風立てたくない……もう、大切な人を失うなんて嫌だよ……」 優希「咲ちゃん……」 和「……」 咲「……ごめん、ちょっとトイレ行ってくるね!」 京太郎「咲! おい、和……いいのか、咲にここまで言わせておいてだんまりなんて」 和「……」 優希「私もそう思うぞ、のどちゃん。 最終的には当人同士の問題だけど今の咲ちゃんは見てて痛々しい……泣いてないのが不思議なくらいだった」 和「私、は……」 ―― 優希「きゅう……」 京太郎「全く、飲み過ぎでダウンしやがって……よいしょっと」 咲「あはは、優希ちゃんハイペースだったからね」 和「……」 京太郎「4人で集まれたもんだからテンション上がっちまったんだろうな……しょうがない奥さんだよ」 咲「京ちゃん、そんな事言ってるけど本当はそんな優希ちゃんが好きなんだよね?」 京太郎「……まあな。 たまには風に当たるのも悪くないし俺達歩いて帰るわ」 咲「んふふー、頑張って家まで背負ってあげなよ京ちゃん? じゃあ、私達はタクシー捕まえたいからこっち……ここでお別れだね」 京太郎「おう。 今日は楽しかったぜ咲、和」 咲「私も楽しかったよー。 ねっ、和ちゃん?」 和「あっ、はい……」 京太郎「そりゃあ良かった。 じゃあまたいつか会おうぜ2人共!」 咲「うん! 京ちゃん達も末永くお幸せにー!」 京太郎「もちろんだー!」 咲「ふう……じゃあ私達も少し歩いてから帰ろっか和ちゃん」 和「はい」 咲「綺麗な星空だね」 和「そうですね……東京だとあまり星なんて見られませんから余計にそう感じます」 咲「見てる余裕もあんまりないからね……やっぱり地元は落ち着くよ」 和「咲さん……」 咲「どうしたの、和ちゃん?」 和「……いえ、なんでもありません」 咲「ふふっ、変な和ちゃん」 和「……」 咲「……」 和「……あの」 咲「なぁに?」 和「手、繋ぎませんか?」 咲「うん、いいよ」ギュッ 和「あ……」 和(私が決死の想いで伝えた事をあなたはこんなにもあっさりと……) 咲「えへへ、和ちゃんの手あったかいね」 和「……///」 和(おまけにこんな言葉までセットで……咲さんにはかないません) 咲「嬉しいなあ」 和「えっ」 咲「いつもは私から手を繋ごうって言うから……今日和ちゃんから言ってくれて本当に嬉しいの」 和「……!」 和(こんな些細な事でここまで喜んで……私が、そうさせてしまったんですか?) 咲「あはは、私も酔っちゃったのかな? なんだか頭がフワフワしちゃってるや」 和「……」 咲「そんなに飲んではいないはずなんだけどなあ……」 和「咲、さん!」 咲「今度はなにかな、和ちゃ……」 チュッ…… 咲「……へ?」 和「あ、う、その……」 和(寸前で恥ずかしくなって唇じゃなくて頬にキスしてしまいました……ああもう、私ったら何をしてるんですか……!) 和「あ、あの咲さん……」 咲「……」ポロポロ 和「!?」 和(さ、咲さんが泣いてる!? ま、まさか嫌だったんですか? それとも土壇場で怖じ気づいた私に情けなくなったとか……) 咲「和、ちゃん」 和「は、はいぃ……!」 咲「ありがとう……」 和「……はい?」 咲「それとごめんなさい、さっきちょっと嘘ついちゃった」 和「嘘?」 咲「うん……私が結婚しなくていいってあの時言った理由は本当はたいした事じゃなかったの」 和「それ、どういう……」 咲「本当は私ね、正直わからなくなってたの……和ちゃんは本当に私が好きなのかなって」 和「えっ……!?」 咲「だって和ちゃん、私から言わないと何もしてくれないし、 私が何かしても反応悪いし、付き合ってから一度も……好きって言ってくれなかったし」 和「あ……」 和(ああ、なんという事ですか……私、そんな簡単な事すらしてなかった…… そのせいで咲さんをこんなに不安にさせて……最悪、です) 咲「だから嬉しい……今日は和ちゃんから手を繋いでくれた、 和ちゃんがキスしてくれた……私の事を好きだって表してくれたのが本当に、嬉しいよ……」 和「っ、咲さん!」ギュッ 咲「和ちゃん……」 和「好き、です……告白したあの日から変わらず……いいえ、今はそれ以上に咲さんが好きなんです……!」 咲「あ……」 和「ごめんなさい……私は自分の気持ちすらちゃんと伝えようとしてませんでした……本当にごめんなさい……!」 咲「あはは、なんだろう……私夢でも見てるのかな? あんなにこうなったらいいなって思ってた事が1日でいっぱい叶っちゃった……ぐすっ」 和「夢じゃありません、夢なんかにしてたまるものですか! それにこんなのまだまだ序の口なんです、これからはもっとたくさん私の気持ち伝えますから……」 咲「うん……和ちゃん」 和「なんですか?」 咲「大好きだよ」 和「私も大好き、です……」 ―― 京太郎「……で、いつまで潰れたふりしてるつもりだ優希」 優希「んっ……」 京太郎「2人きりにしてやりたいからって下手くそな芝居打つか普通」 優希「しょうがないだろ、他に思いつかなかったんだから……もうおろしてもいいぞ京太郎」 京太郎「……いや、このままでいい。 たまにはこういうのもいいからな」 優希「そうか……じゃあお言葉に甘えるじぇ」 京太郎「……」 優希「どうしたの?」 京太郎「いや、その口調久々に聞いたから」 優希「ああ……そういえば私、いつの間にか普通に喋ってたっけ」 京太郎「嫌いじゃなかったんだ、お前のその喋り方。 久しぶりに聞けてちょっと嬉しいかも」 優希「そ、そうなのか? 私京太郎に振り向いてもらえないの、この喋り方のせいもあると思って必死に直したのに……」 京太郎「……いつの間にか普通になったんじゃなかったのか?」 優希「あっ……」 京太郎「なるほどなあ、俺の嫁さんは意外に努力家だったと」 優希「う、うるさいうるさいうるさい!///」ポカポカ 京太郎「いてて……」 優希「……」ギュッ 京太郎「優希?」 優希「京太郎、咲ちゃん達大丈夫かな?」 京太郎「……」 優希「2人共大切な友達だからどうしても気になっちゃう……大丈夫だってわかってるはずなのにどこかで不安でもあるんだ」 京太郎「なるほどね……でも大丈夫だと思うぜ」 優希「どうして?」 京太郎「根拠なんかないさ。 ただあいつらがダメになるのが想像できないってだけだ」 優希「なんだそれ?」 京太郎「なんなんだろうな?」 優希「……京太郎は単純過ぎるじぇ」 京太郎「ははっ、確かにな」 優希「でも……京太郎の言葉なら信用できるから不思議だな」 京太郎「お互いに単純ってわけか?」 優希「そうなのかもしれない」 京太郎「じゃあお似合いってわけだ」 優希「っ……うん///」 京太郎「そうかそうか……おっ、流れ星」 優希「……」 京太郎「今日も星が綺麗だなー」 優希「京太郎」 京太郎「んー?」 優希「私があの時言ったのは本心だから」 京太郎「……」 優希「京太郎が望めばいつだって、私はいいから」 京太郎「……ああ、その時は俺もフォローするし頑張るよ」 優希「んっ……京太郎、大好き」 京太郎「俺も大好きだよ、優希」 ――1年後 京太郎「優希、優希!」 優希「ドタバタ走るなー! それでどうしたんだ?」 京太郎「届いたぜ、招待状!」 優希「本当か!?」 京太郎「ああ、やっとだよ」 優希「そうかー、のどちゃんもとうとう覚悟を決めたんだな」 京太郎「だからほら、早く出かけようぜ」 優希「えっ、なんで……」 京太郎「おいおい、そんなの決まってんだろ」 ―― 咲「ううっ、ドキドキするなあ……」 和「本当ですね……」 咲「でも、これが私達の門出の第一歩なんだから頑張らないと」 和「はい……咲さん」 咲「な、なに?」 和「愛してます」 咲「……」 和「咲さん?」 咲「不意打ちはやめようよ和ちゃん……」 和「す、すいません」 咲「ううっ、なんか言うことが頭から飛んじゃったよ」 和「だ、大丈夫ですよ、簡単な話ですから」 咲「い、行く前にもう一回復唱しとくよ……こほん」 ※ 京太郎「妊婦でも着れるドレスを買いに行くんだよ!」 ―― 咲「私、宮永咲は原村和さんと結婚します!」 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6084.html
透華「まぁ、お店に彼が?」 ハギヨシ「ええ。大変喜んでいましたよ」 透華「当然ですわね。なにせ、この私がプロデュースしたお店ですもの!」ドヤッ ハギヨシ「連れの方ともいい空気で……」 透華「は?」ピクッ ハギヨシ「あっ」 透華「今……なんて言いましたの?」ニコニコ ハギヨシ「い、いえ。お戯れを」スッ 透華「ハギヨシ」ギロリ ハギヨシ「(私としたことが……すみません、須賀君)」グッ / / ./ ヘ Y. \ | j / / / ヤ | -―‐t ` |. / / .//\ /,ヘ .| イ 7 | ヽ レ ’/.. /,イ /へ レ / ハ / / \ /./ /′  ̄`ー‐-≦7. ハ ’ / / /ヽ/ /' . / .ヘ } / / 不、 lハ {| . / } // / { ;;;≧x、V | / /. / ’ // ./. 弋__ツヘ | ー=--――十 ./ / / // ,イ """ ノ て≧芯x_ノ ./ / /. / ./ // | 弋;;;__ ツクイ / / / ./ // |. ハ r """/介 ヤ / / /' / i |. ヽ ト、 /"/ | マ / /{ { . | ||./{ 、 ヽ ` ァ ー‐' /__ ヤ |. ヽ _廴_込 ヽ、 | |´ ヘ \ __ _チ'´ _. ヽマ ヽ { ヽ ` .ト.! ヘ / ∨「〈.', マ¨ . マ ハ ト、 λ マ } .ハ ヽ ヽ /_ .| | マ、 ー-、 ヽ / .l ! ._ / ハ. /ヤ /ハ| ) /ミ≧≦チ_,マ ヽ` く ̄¨¨¨. \,.へj ̄`ヽ. / / ヤ / У′ リ / ィチ 二 < マ フ`ーへ ヽ `ソ `ヽ ヘ / / ヤ / / / レ// / 厂|、ヾ、\、/ /> _`ー / `マヘ / マ .i / / / / / / | ヽヘヽ \ ,イ / // ̄`ヽ{ マ ヽ ヽ 八 .{ | .| ./ /| | iマヘ. / | λ. |.{三三/ .〉` 透華「須賀京太郎――貴方が誰のモノなのか、分からせて差し上げますわ」ニヤリ 第八章 ラブイズマネー! 恋するお嬢様 数ヶ月前 京太郎「よう、和」 和「す、須賀君!」テレテレ コソッ 透華「……あれがのどっちの彼氏ですの?」ヒョコッ ハギヨシ「いえ、正確には付き合っていないようです」コソッ 透華「あんな冴えない男の……どこが」ウーン ハギヨシ「彼は優しい少年ですよ」フフ 透華「それくらいで、あののどっちが?」 和「(はわぁ、ゼロぉ……)」ポワーン 透華「ハギヨシ。彼の素性を調べなさい」 ハギヨシ「え?」 透華「あの男がのどっちにふさわしい男かどうか、見極めてやりますわ」フフン ハギヨシ「……はっ」シュタッ 透華「……」チラッ 優希「京太郎ー!」 京太郎「よう、優希」 久「須賀君!」 咲「京ちゃん!」 京太郎「咲、それに部長も!」 透華「(なぜ、あんな男が……)」ウーン 数週間後 ハギヨシ「調べて参りました」 透華「ご苦労ですわね」 ハギヨシ「映像形式にしてありますので、どうぞご覧ください」スッ 透華「このDVDの中に、須賀京太郎の秘密が……」 ハギヨシ「……あの、透華お嬢様」 透華「? なんですの?」 ハギヨシ「ご覧にならない方がよろしいかと」 透華「え?」 ハギヨシ「……」トオイメ 透華「解せませんわね(あのハギヨシがここまで動揺するなんて)」ウーン ハギヨシ「とにかく、私はこの映像をオススメしません」 透華「そう言われるとますます気になりますわ! さぁ、早く流しなさい!」 ハギヨシ「……はい」 ガチャッ 透華「……」 ハギヨシ「流します」 透華「(さぁ、せいぜい無様な痴態を晒すがいいですわ! 須賀京太郎!!)」ニヤリ l´ ,' \ヽ∨//_ ヘ l . ', l !| ̄  ̄/' ´ ',ト ',. ,' Ⅵ /' l!∨ ', / ,'_!|__.{( _≦千‐<へヽ. //レ//「 ',l -- ´ \ ‐‐ / ',iヽヘ`ト、 //ノヘ // -ヽ_‐ | , ====ミ !| `\ // i! ! '´ ̄ ̄` / ` jレi . ', \. /// |ヘ.', ' /!´ ! ∧ `', // { | ト ー-....‐ 丶l ,' } ノ i!. l ! ヽ \.ヘ ', ,' -'/ /ヘ. j! ヾ / \ ヽ人 ヽ ; -'-‐っ /「/ ∧. ∨ \ ∨!> . /, ィ≦ イ / ∧ ヘ / / ヽ ∨ _レ ´ ヽ _.,ィl }┤ | / ∨ \. / / !_ |/ \ ヽ'‐ヘ」つ、 ! { \ \ / --‐‐ フ ヽ /´__ l ├──-ヽ _ \. / / \ イ ト r‐‐ {/ / ヽ \ | `.i \ ト、. / ! イ⌒ヽ ∧ヽ __ 、イト 、 / \ ヽ l \ \ / /` 彡' ∨ ∧ク ̄ // .!', `ヾ /、 Y i ! |、 \ \. / /イ ∨ イ. /イ | ヘ `i } ノj/ i ,' ,┐、 ヽ ___./_/´ ∨ / ヾ//i !. !|ヽ\ /,' / i / ' | \ ∧ 、ヽ テレビ「」ザザッ 咲「あ~ん! このケータイ本当にマジでチョームカつくんですけどぉぉお~!」ジタバタ 咲「はぁぁぁぁ!? マジありえないんですけどぉぉぉぉお!! このケータイぃぃぃぃ!!」ガンガンッ 咲「使いにくいんですぅ~! ぷんぷくり~ん(怒)」 咲「私かわいそーなコ★」 咲「キュンキュンキュン! キュンキュンキュン!」グルグル 咲「赤ちゃんかわいそうですぅ! まだ生まれてないのにぃぃ~(悲)」 透華「は?」 照「乾燥肌で困っているんですよ~><」 照「(一気に脱がすっ!!)」ギュルギュルギュルギュル! 照「かーっぺっ!」ペチャッ 照「京ちゃんの手あったかぁ~い」ニギニギ 照「え、えっと。まずは……指を、コーラに突っ込むッッッ!!」ボシャッ 照「んぅっ……じゅるっ、んずぅぅっ……れろぉ、んちゅっ、ちゅるるっ」ジュボジュボ 照「しゃぶってみ♪」スッ 照「(無理やりねじ込む!!!!!)」ズボォォォッ 照「うんっ♪ なぁにぃ? 京ちゃんっ★」キャルゥン 照「容疑者予備軍マジウケルんですけどぉ~(笑)」 照「彼氏の家に泊まったら彼氏のトランクスはいてお弁当作るの♪」 照「分かんなぁい、あぁ、漏れちゃうかもぉ!」ジタバタ 照「アファーッ!!!!」ピタッ 照「アッファ~~ン! やあよ……やあよゆうたのに」ダババババッ 照「やあよぉ……止まらんよぉ」ビジョバババババッ 透華「は?」 ハギヨシ「……」 透華「これはなんの冗談ですの?」 ハギヨシ「これは比較的新しい映像です」 透華「え」 ハギヨシ「過去には、このような映像も……」 優希「京太郎が使った……んちゅ、ぺろぺろ……ちゅるるるっ」 優希「私を誰だと思っているんだ。新世界の聖雀士(H・T)だじぇ!」 優希「冤罪が露見するのが怖けりゃ私を見逃すんだな」ドヤッ 和「たくっ、いい子ぶるのも疲れるわぁー」コキッコキッ 和「こちらカレン。ゼロに異常はありません」 和「す、スガァァァァァァァァァァクゥゥゥゥゥ!!!?!!」ガッタァーン! 透華「……」 その後、透華が見た映像は凄惨なものだった ストーカー行為を繰り返され、涙し、苦しむ京太郎の姿 なぜ、この大人しい少年がこれほどの苦しみを背負っているのか どうしてこの少年がこんなにも業を背負うことになったのか 透華には分からない ,r'´ ̄ ̄ ヽ /丶 _//∧ l'⌒ヽ-、_ / .|ヽヾ、7/ i| ヘ_/^ヽヘヘ / |,⊥ミ∨/l| ト、 └ユ ! .i ト、 ヘ ヌ二¨ ヽ ! l |L_ ゝヽ_/ ャ=ヽャ‐ \-、 i '7_,.≧=- }} ′ ` ヘ. \ヽ j ff'"⌒ヽ ノ 、_,.ィi レ、 l ヘ!. ノ 7弋 , , 爪从 . i l. イ ハ tt彳′ l j ∧ // ! ト、 _ ‐ュ /7 ∧ヘ. /,ハ ヽヽヘ f二´-‐'' " / / / ヘ ヘ { { ヘ 丶 ゝ _ /∨ / ヘ ヘ ヘ! ゝ \ ` ┬-‐' /! ィ′ ヘ ヘ 丶、_ \ 广弌irく l l 〉────'┼‐-、 !| \ Y/ /V ≦ヽl ∨ l ト !| ハ l| ィイ' 7ソトミ、 ヽヽ ヽ. l l 厶イ j ∧/ //ハヽ\∨lルl l f´ i ノ/ ∧∨// ヾ 、 ゝ'.ノ l 透華「……は、ハギヨシ」ガタガタガタ ハギヨシ「……はい」 透華「こ、これは合成ですの? それとも私が夢を見ていますの?」 ハギヨシ「全て現実です。なお、彼が受けたストーカー行為で、映像に起こせなかったものがこちらです」 透華「……家の周りに小便マーキング……変態メール、変態ラブレター……」 ハギヨシ「……文面はこちらです」 透華「うわぁ……あの掲示板の紙は、清澄の部長の仕業でしたのね」ドンビキ 透華「犯罪ですわ!!」 ハギヨシ「犯罪ですね」 透華「な、なら! どうして彼は!?」 ハギヨシ「……それは」 透華「いてもたってもいられませんわ! ハギヨシ! 車を!」 ハギヨシ「お嬢様!?」 透華「直接、私が話しますのよ!」 ハギヨシ「……はっ」 透華「(このようなこと、許すわけにはいきませんもの!)」ダダッ 一「なんか透華燃えてるね」 純「部屋に篭ってDVD見てたようだけど」 衣「……邪悪な気配を感じる」ムムム 清澄 京太郎「ふぅ。今日も疲れたぁ」テクテク ブロロロロロロロロ 京太郎「?」 キキキキキィィィィィッ 京太郎「な、なんだぁっ!?」 バタンッ 透華「おーっほっほっほっ!! 私ですわ!」 京太郎「龍門渕さん!?」 透華「ようやく見つけましたわよ! 須賀京太郎!!」ビシッ 京太郎「あ、どうも」ペコリ ハギヨシ「私もいます」 透華「挨拶はいいですわ! それより、アナタに聞きたいことがありますのよ!」 京太郎「俺に聞きたいこと?」 透華「……」ジッ 京太郎「?」 透華「なぜ、なぜアナタは……」ワナワナ 京太郎「龍門渕、さん……?」 透華「……」 三十分後 京太郎「そう、ですか」 透華「……」 京太郎「全部、知られちゃったようですね」 ハギヨシ「申し訳ありません。暴くつもりはなかったのですが」 京太郎「いえ、別にそれは責めませんよ」 透華「お詫びといってはなんですが、私が力になりますわよ」 京太郎「力に?」 透華「警察沙汰になっても、清澄の名が汚れないようマスコミに圧力を……」 京太郎「あの」 透華「安心なさい。仮に彼女達が貴方に危害を加えようとしても、私が責任を持って……」 京太郎「いえ、それはいいです」 透華「えっ」キョトン 京太郎「それよりも、お願いしたいことがあります」 透華「お願い……?」 京太郎「ええ」 透華「(あのストーカー達から、守ること以外に何を望みますの?)」 京太郎「このことを、誰にも話さないで……胸の中にしまっておいて欲しいんです」 / \_/\-―‐-y'´ \ /-‐y'" ,ヘ ヽ / ∧ \ / ! \ヽ/ //i ヽ , !. |'"´`゙ y''"´ ´| i | | i | /′ | i .|. i | ハ| 〈.! | | | !/ / |! ヾ、 |ハ | / 廾ー-_、__, )!、_,._-‐┤ .゙、 / /./ fr、)) /′ fr、i) ゙、 `、 /.イ ∧| ゛'" `゙'" ト、 丶. /// ハ._ヾ⊂⊃ ⊂⊃ !人 ヾ、、 i/ i ,i 〈 `,! / .リ ) i、 ヽ!. /リ 、ソ Y´;/i\. ∠ニゝ ,..イ / |ノ ノ / 、 ヽ! `ー---イ´| . . `ヽ/ / \/ / Y´ . . \ \ / | . . . / イ、 \ 透華「え!?」 透華「(な、何を言ってますの?)」 京太郎「俺は大丈夫です。だから、ことを荒立てないでください」 透華「ちょ、ちょっと待ちなさい! なぜ、彼女達を庇いますの!?」 京太郎「庇う? そんなつもりは無いですよ」 透華「アナタは彼女達にストーカーされていますのよ! いつ、大変なことになるか!」 京太郎「なりませんよ」 透華「ど、どうして!?」 京太郎「俺にとって、大変なことっていうのは……」 ___/ ̄ ̄\_ , ´ <⌒ , ' `ヽ、 , \_ \ } ̄´ ' , \ / , |/} ∧ }`ー` {∧ 「ノ|/}/イ ' 、 | /`/ } ' } ∧ /イ / |' ,} \__/イ__ / //////////∧ _,.{///////////| -=≦//////|////////≧=-- 、_ r≦//////////////////////////////ヽ |//l///////////|///////////////////∧ |/∧//////////l|///////////////|/////} |//∧/////////l|///////////////|/////| |///∧////////l|///////////////|/////| |//// }////////l!///////////////}/////} 京太郎「俺自身がどうにかなることじゃなくて、みんなが傷つくことですから」 透華「っ!」ドキッ | ト、ヽV'// | | ヽ | |`゛゛/'""´| i ゙、. | |.| i |.,ィ ゙、 | / . ‐∧ー-ャ ー/‐i'´ ゙、 |. / __,/テ 〒、\ ケテ〒ミァ ヾ、 / λ2 } ) } \ ヾ、 どう、して……? /,ィ ,.イ `´ ;/ `´ |゙、 ヽヽ // i 人| レ| | ソ レ' ! /| .∧ r‐‐'つ ,ノ ノ| ノ ゙、 ゙、゙、. 、 ` ̄ ,.イ 、 / / \ _,..- ´\ ゙、 /〕` ー ' ト、/ / \ \____ / 、 i ,ノ `ー、 , -┘| / \ ヾ´ ̄/へ /| _/--) /i´ ^ ヽ ト-------、 \| / |/ i´ ./ / | / 天 ヽ ゙、 ゙、 i ゙、 、ヽ. | | i / / ゙、/ / | |゙、 ゙、 ,ヘ i /. | i .|ヽ| | ..| i | | 〈 /| 〉 ゙、/ | `| / | | | リ 透華「格好つけるのも大概に――!」 京太郎「龍門渕さん」 透華「っ!?」ゾクッ 京太郎「心配してくださって、ありがとうございます」スタスタ 透華「あ、えっ」 京太郎「でも」 ズイッ 透華「っ!」ドンッ 壁 ド ン 京太郎「俺から、大切な人達を――奪わないでください」 透華「……」ゾクッ 京太郎「すみません。それじゃあ、失礼します」 透華「……」ヘナヘナ ガクッ ハギヨシ「お嬢様」 透華「な、なんですの……!! こ、こっちが善意を言っているのに!」 ハギヨシ「……」 透華「ふ、ふんっ! どうせ虚勢ですわ!! 後で泣きついてきても知りませんわよ!!!」 京太郎「……」 透華「……ふーん、だ」ギュッ 龍門渕邸 透華「……」ボフボフ 純「なぁなぁ、さっきから透華は何をやってんだ?」 一「さぁ? クッションを叩いてるね」 智紀「何か悩みでもあるのかも」 衣「……ふむ」 透華「(くだらない。あんな戯言、頭がおかしいとしか思えませんわ)」ボフボフ ハギヨシ「……透華お嬢様」 透華「……自室に戻りますわ」 ハギヨシ「はい」 透華の自室 透華「……」ピッ 京太郎「……皆さん、もうやめませんか? 話を大きくした、俺が悪いんです」 京太郎「俺が、責任を持って優希を元に戻します。だから、だからっ!」バッ 京太郎「久しぶりに顔が見れて安心した。学校でお前を待つ」バッ 京太郎「須賀君へ。麻雀弱すぎ! もっと頑張りなさい!!」 京太郎「これからも、精進してください。竹井久より……ありがとうございます! 部長!」ニッ 京太郎「俺、ダメな奴だったよ。だけど、これからは頑張るから」 京太郎「い、一緒に……ヒグッ、戦っていこうな……グスッ」 京太郎「お願いします……ヒグッ、じゃないとぉ……俺、おかしく、グスッ」プルプル 京太郎「……ぅぅっ、わ、わかっ、ヒック、分かりましたぁ……うぁぁっ」グスッ 京太郎「照さん、俺……絶対に、見捨てたりしませんから」ギュッ 透華「……」 翌日 京太郎「(今日も遅くなっちゃったな)」スタスタ 透華「……」 京太郎「あっ……龍門渕さん」 透華「あっ」ビクッ 京太郎「どうしたんですか、こんな場所で」 透華「……」ソワソワ 京太郎「?」 透華「あの、えっと」 京太郎「……!」 透華「私は……」 京太郎「龍門渕さんが気にすることはありませんよ」 透華「え?」 京太郎「俺の方こそ、昨日は生意気言ってすみませんでした」 透華「そ、そんなことは!」 京太郎「心配してくれたのに、あんな態度で……」グッ 透華「いえ。私が余計なことを言ったからいけませんのよ」 京太郎「でも、それは!」 透華「……私は、アナタが嫌いですわ」 京太郎「うぇっ!?」 透華「顔もイマイチですし、麻雀は弱い。お人好しで、スケベで、まるでいいところがありませんわ」 京太郎「うぐっ!?」グサッ 透華「そのくせ、複数人に好意を持たれて……その全てを本気で大切に思ってる」 京太郎「……」 透華「……気に入らないですわ。一人を見ることも叶わずに、全てを見ようとして……自分さえも押し殺して」 京太郎「龍門渕、さん」 透華「だから。私はアナタが嫌いですわ」 京太郎「……すみません」 透華「でも」 京太郎「……え?」 透華「個人的には嫌いでも、世間の目から見ると……アナタは応援すべき人間なのでしょうね」 京太郎「俺が……?」 透華「だから、私もアナタを……応援することにしますわ」 京太郎「俺を、応援?」 透華「……彼女達の暴走も、私なら抑えることが可能ですもの」 京太郎「じゃあ」 透華「か、勘違いしないで欲しいですわね!!」 京太郎「へ?」 透華「わ、私はアナタが嫌いですのよ! し、仕方なく手伝ってあげるだけですわ!」 京太郎「でも、それってつまり」 透華「違いますわっ!!」 京太郎「……そうですか」 透華「ええ、そうですのよ」プイーッ 京太郎「……」ジィー 透華「……」ジィー 京太郎「?」 透華「~~~っ//」ダダダッ 京太郎「うぇっ!? なんで逃げるんですか?!」 透華「(あぁぁもぅぅぅ! なんなんですのぉぉお!)」ダッ 京太郎「……あ、あははっ(何がなんだかよくわからないけど)」ポリポリ 透華「(あの男は一体何者……!?)」 京太郎「なんだか、胸がスッと楽になったな」クスッ 龍門渕邸 透華「……ぁぁぁぁぁっ!」モフモフモフ 一「なにあれ」 純「ぬいぐるみに抱きついて奇声を上げてるな」 智紀「……不気味」 衣「邪悪な気配を感じる」 ハギヨシ「透華お嬢様にも、思春期が訪れたのでしょう」 一「好きな人でも出来たのかな?」 純「あの透華が? 無いだろそりゃー」 智紀「でもあの顔を見ると」 透華「ぁぁぁぁぁあっ!!」ゴロゴロゴロゴロゴロ 純「そんだけすごかったのかね、須賀って奴」 一「はぁ。しょうがないなぁ」 純「あれをどうにかする策があるのか?」 一「まっかしといてー!」 ハギヨシ「何をなさるつもりですか?」 一「こういうまどろっこいの嫌いなんだよね」ピピッ プルルル 一「あ、須賀? 久しぶり」 透華「!?」 一「うん。そうそう、透華がね」 透華「!?!?!?」 一「デートしてあげてよ。うん、次の日曜日」 透華「!?!?!?!??!!?」 一「ありがとう。それじゃ、よろしくー」ピッ 透華「は、はじ、はじじじはじめ!?」 純「うわー、やっちまったなぁ」 一「須賀とのデートを約束しといたよ」 透華「な、なななななんっ!?」カァァ 純「知り合いだったのか?」 一「まぁね」 透華「だだ、だからといってデデデ! デートォ!?」 純「落ち着けよ透華」 透華「私は落ち着いていますわ!!!」ダンッ 智紀「どう見ても慌ててる」 透華「うぅぐっ!?」 衣「……子供だな」ドヤッ 透華「衣に言われたくありませんわ!」 一「そんなに嫌なの?」 透華「い、嫌じゃありませんけど……急過ぎるといいますか、その」ドキドキ 一「じゃあ、ボクが代わりに行こうか?」 透華「……えっ」 純「お、いいな。じゃあオレが行こうかな」 透華「!?」 智紀「なんなら、私が……」 透華「だ、ダメですわ!!」 一・純・智紀「「「へー?」」」ニヤニヤ 透華「あぅっ」 / ∧| /| \ \// i´ ト、i| //| ヽ | i.トヾ|///| | ゙、 ! |.|| /"´´|.i ! | !. __|.!|_,/ 、__| ! ゙、. |. / W | !ハ`ー- ゙、. | ノ `メ==ミ゙、 /;===、_ 丶| / . /`廴!` \ 廴_) ヘ´ ヾ. /,ィ' ∧! " ; ) "i 、 ゙、 |.ハ /. ! ノ ノィ i、.ト、 |!. ゙、 | / \ ー- -=彡 ノ. || .) ヽ ! // / i.ー -‐ ´ / / リ / __/ Y/ / /´\ __i ,イ 丶 ヽ、__,ノ.r'´ r/ ノ--イ 冫イ \ ゙、`ー--、 `ー-、'´. i |/ /./ | /.フK゙、 \ . i. \ `ー、 | ゙、 .N ゙、 / /,ハ i゙、 / i ノ' / ヽ ゙、 透華「ま、参りましたわ」ガクッ 一「じゃあ、オッケーってことだね」 透華「はぁ……」 ハギヨシ「本当に須賀君の番号を?」 一「ううん。演技ですよ」クスクス 純「やっぱな」 智紀「騙されるのは透華ぐらいだと思う」 一「後は萩原さん、お願いします」 ハギヨシ「ええ。須賀君には伝えておきます」クスッ 透華「(デート……私が? あの須賀京太郎と?)」パタパタ 一「しっかし、透華がデートだなんて」 純「どうなることやら」 智紀「不安」 透華「しょうがありませんわ。なら、デートの前に……」 透華「まずは街を買い占めますわ。土地一つ残らず、買いますのよ」 ハギヨシ「!?」 透華「ハギヨシ、エキストラを雇いなさい。街一つ分の」スタスタ 一「ちょ、え? えええっ!?」 透華「それと、この前直木賞を取った作家に脚本を書かせますわ。それと、新たな服を作らないと」ブツブツ 純「」 透華「エステにも行きたいですわね。そうだ、まずはサロンに」ブツブツ 智紀「と、透華?」 純「お、落ち着け透華! いいか、それはもはやデートの規模を超越してるぞ!」 透華「ふふ、乗り気ではありませんけど……」ソワソワ { ` /,ヽヽ \ _, -‐ ´ ∟_ \ ヽ / \ /λ ヾ 、 \ へ / |iミ V.彡} l } ヽ 、 ー 、 j |l ノ j| | ゝ 〉 >、 ` ヽィュ_ |i ハ ゝ, {| ヘ \i / \ \``ゝ, }. / ヾ、ヽ ヽゝ `, ヽ / | , -‐ ` ヽ \ ノ. ∠`へ, ' ノ x弋 ヾミ 、 \ 〈 ',. | } } \ }´`ゝ~ ュ _ . 〃 i'〈弋 リ` ´{テ } 〉ヽハ , ヽ }. | ´ / ,,_ ゝ,,._ \ゝ 从 ,, , ` ,,, / 从 / ′. ヽ ヘ.__, -‐ ト _ >、  ̄ ` ヽ .\ ', ヘ ャー― , . /ヘ ゙,ソ /j ゝ ゝ ー,,ュ, -‐ ´ ー´,, ` ー- , } ヘ ` ヾ , ヽ ノ , ´{| ゝ /ノ\ `ゝ、  ̄ ゝー‐< ,, _`` ‐- ´ } ヽ ー < | f メ ⅳ \ \ `\ , -‐ `>ー- ェ 〉 \ /V ,ヘー- ュ ゝ ゝ、 ` ,, / /´´ \ \ .` ひ二つ ∧ `ヽ } ー 、 \ , -‐ ´ / ' / ヘ 〉 \ | 、 ノ ヘ ヽ } / ノ ノ 〉、 / i \ ', { 〉 \ \ 透華「このデート! 完璧にこなしてみせますわ!」バーン 純・一・智紀「「「めっちゃ乗り気だぁぁぁぁぁ!!」」」デーン ハギヨシ「(あぁ、お嬢様……悪い病気が)」ホロリ 衣「トーカェ……」ドンビキ 透華「おーほっほっほっ!! 覚悟しておくことですわね! 須賀京太郎!」 京太郎「っ!」ゾクッ 後日 駅前 京太郎「……(ハギヨシさんからの電話で呼び出されたけど)」 今日は俺に龍門渕さんと出かけて欲しいとのこと なんでもハギヨシさんが用事で、龍門渕さんの同伴が出来ないからだとか 京太郎「(まぁ、息抜きになるかな)」フゥ 最近、色んなことがあり過ぎた 咲や照さん……あの二人を、どうにか以前のように戻す その為なら、俺は例えこの身が朽ちようと 京太郎「……」 デデデーデーン デデデデーデーン 京太郎「ん? なんだこのBGM……ワルキューレの騎行?」 バラバラバラバラバラッ 京太郎「え?」バッ 凄い風だ 一体何が……?! -+ l l l-l--t ____________,,,__ .、 , _______________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙-- ,-≡ l!!≡ 、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ,__.,l_l___,7 --.t-,- ,lr=./_二ヽ=tl l´  ̄ ̄`./ /l----- l、.`l´ ̄ ̄ `l l.l (○)_ .l/ l' 'lヘ.l (○) l ヽ `--' ll l'───‐'l l l `--' 丿 '==========.l .l______'l l ----''=====, rニ_ニニニニニニニニニ.l .._,,..--o--,,.. l lニニニニニニニニニ_ニt l l ! ̄ ̄ l l !ー──ltl (l^ lニニニl =ヾ,ゞー─‐ '' l l! ̄ ̄ l l ! l_l ! l_l ! /ヽ、l__l ,,...「 l- , ,i ̄`l l_l! l_l ! r ェ t r ェ t . l / l,_,,jl__lOl ヽo l r ェ t r ェ t Qll Q Qll Q ヽ'y,-,,___,,、、 ──、 t'´ Q ll Q Q.ll Q Q-Q Q-.Q ,,.. // llヾ ヘ ヘヘ ,,. Q -.Q Q ‐Q l l !/__. lll・l= ) .ヘ.l l!l l l != =l l!i l lj l l!j ~" ~" 京太郎「」 ?「おーっほっほっほっほっほ!!! 久しぶりですわね!!!」 京太郎「あ、あれは!?」 /\. ,. ´ ̄ ̄ 〔` _厶 / ̄` ー ヽ / ∧/彡ヘ i.. / i { Y´ } ハ ヽ i / /≧ζ x≦八 \!. { /{ r抃尓 ィ坊ミx ヽ . { ハ ` _ ー' ヽ 「` } V > ‘ ' _ィ....^ー' } f7ヽ /i / / r' トイ/ `ヽ.....{ / ハ. {/i { / /〈 央~= i .{..../〉....| リ. |/........〉 L∧_ 」ィ i〃 i...i. VV( _ノ { { | /レ' / / ヾハ }/ 〈 / i Y ト- _rァ__ 」 ト-{ ‘, {. r 、j ‘ー!  ̄ r’、j 透華「私ですわ!!!」デーン ざわっ ざわざわっ 女生徒H「見てみて! ヘリですよ! ヘリ!!」 女生徒A「あらあら~? 珍しいわね~」 女生徒R「な、なんでこんな場所にヘリが?!」 女生徒A「軍事ヘリですな→」 女生徒M「軍事ヘリですぞ→」 女生徒T「別に、なんでもいいですけれど」 京太郎「龍門渕さん!」 透華「約束の三十分前に到着とは、中々いい心がけでしてよ!」 京太郎「あのー! このヘリなんなんですかー!?」 透華「細かい説明は後でしますわ! まずはこれに捕まりなさい!」バラッ 縄梯子「」バラバラ 京太郎「え? 俺も乗るんですか!?」 透華「当然ですわ! さぁ!」 京太郎「こ、こぇー……けど、おもしろそうだ」ヨイッショ ガシッ 透華「さぁ、引き上げなさい! 純!」 純「へいへい」グイグイ プラーンプラーン 京太郎「うわぁぁぁ! すげぇぇぇ!! 俺、飛んでるぅ!」ワイワイ 透華「(第一の作戦は成功ですわね)」ニヤリ 【龍門渕透華の華麗なるプラン1 移動はヘリで男心をくすぐる】 ヘリ内 京太郎「おぉ、これが軍事ヘリの中か」 透華「急でいい機体が取り寄せられませんでしたのよ」 操縦者「AHAHA! ソーリーネー」 京太郎「あれ、井上さんもいるんですね」 純「オレのことは黒子だとでも思ってくれ」 京太郎「?」 透華「そ、それよりなんだか狭いですわね」 京太郎「そりゃまぁ、軍事ヘリですし」 透華「あ、あ、アナタも窮屈でしょうから……ほら、もっとこっちへ」 京太郎「すみません。少し体が当たりますけど」フニッ 透華「……//」カァッ 【龍門渕透華の華麗なるプラン2 軍事ヘリは密着の大チャンス!】 操縦者「オット、ミスッタネー」グルン グラグラ 透華「キャー(棒)」フラッ 京太郎「おっと!」ガシッ 透華「!?」 京太郎「大丈夫ですか?」 , -‐ ´Y´ ̄`Y` ー-、_ / ∧、 / | `ヽー-、 i. ト、ヽ // | |ヽヽi | i.|ヽ、.V;-'"i | i リ / |.| / ゙、、 ゙、 | / __|_!_i 、__i人___ ヾ / | .! ! リ \` \ ノ, `=テrミ \ ,;==;ィ=iy- \ / / / ゜ー" ゙、 ゜‐',イ 、 i // i ,イ ' ノ /ノ i リ |.| |\ i. ヽ ,.-、 ,ノ|/ 人' !,! / \ ヽV / ┐._!_,ノ,..ィ'、 !/ /i `ー-‐' !、 /__/_) 〉'´ \ / Y /___ `ヽ ヾ、-‐' / 、 / /| / ^ 、. | / / ヽ ) /´ | / / i / ,艾 ゙、 ! | / |( |! | ( ,.イ V /.| |.| ヽ∧ V/ / 丶、__,ノ 透華「だ、大丈夫でしてよ」ドキドキドキ 【龍門渕透華の華麗なるプラン3 故意のハプニングは恋のオープニング】 純「げっろ」 操縦者「ソレチガウヒトノネタネー」 純「あぁ、ごめん」 京太郎「流石は龍門渕さんですね。こんなヘリを用意できるなんて」ガシッ ※揺れる為に透華の肩を抱いたままの京太郎 透華「そそ、そんなことありませんわ! この程度、朝飯前の猪口才ですもの」モジモジ 京太郎「そういえば、どこに出かけるんですか?」 わざわざヘリを用意するくらいだし、結構な遠出か? いくらなんでも国外は無いと思うが 透華「龍門渕島ですわ」フフン 京太郎「龍門渕島?」 透華「ええ。元は彼岸島だとかいう島を買い取って、私有地にした場所ですのよ」 京太郎「へぇ……って、えええええ!? すげえええええ!?」 透華「きゃっ! 耳元で叫ばないでくださいな」 京太郎「あ、すみません(でもやっぱスケール違うな)」 純「(本当は街を買おうとしたんだけど、必死に説得して島にしたんだよなぁ)」 操縦者「モウソロソロミエテクルネー」 京太郎「おぉ、アレですか!? 意外にデケー! 日本にあんな島あったのか!?」 透華「なんでも地図に乗っていないとか、なんとか。まぁ、買ってしまえば一緒ですわ」フフン 京太郎「俺、こういう島旅行始めてなんですっげー楽しみっす! 長野じゃ海もあまり見れないし!」 透華「喜んで頂けてうれしいですわ」ドヤァ 【龍門渕透華の華麗なるプラン4 島デートで自分の女子力(資金)を見せつけちゃえ!】 京太郎「あ、でも水着とか持ってきてねぇなぁ」ショボン 透華「島の店に用意してありますわ」 京太郎「やっふぅーい!!」キャッキャ 透華「(可愛い)」ホクホク 純「げっろ」 操縦者「ガマンスルネー」 龍門渕島 京太郎「ふぅー、結構揺れたなぁ」 透華「気分は大丈夫?」 京太郎「ええ、問題無いっす!」 透華「今日はこの島の視察も兼ねていますの。まずは、少し見回っても?」ソワソワ 京太郎「はい! 後で一緒に泳ぎましょうね!」ワクワク 透華「も、もう! 気が早すぎでしてよ」ドキドキ 純「あー、疲れた」グター 一「お疲れ様。じゃあ、次はボクがバトンタッチだね」 純「気をつけろ。あいつらマジでヤバイ」 一「それマジ?」 純「マジ」 京太郎「色んなお店があるんですね」 透華「最終的にはレジャーランドのようにする予定ですのよ」 京太郎「そこそこ人もいますね」キョロキョロ 透華「一般客ですわね。既に集客も始めてますの」 一「(まぁ、全員エキストラなんだけどね。ありがとう劇団ひ●わり……etc)」テクテク 【龍門渕透華の華麗なるプラン5 公募の1万人のエキストラは基本】 通行人S「(こちらウルズ7だ。護衛対象に問題は無し)」 通行人K「(ウルズ6りょーかい)」 京太郎「外人さんもいるんだなぁ」 透華「まぁ、多少は」フフフ テクテク 京太郎「少し小腹が空きませんか?」グー 透華「それもそうですわね」クー 京太郎「お、あんなところに串焼きのお店が!」 透華「串焼きが好きですの?」 京太郎「そういうわけじゃないんですけど、こういう場所だと美味そうに見えて」 透華「へぇ。では一つずつ」スッ 京太郎「あ、俺に奢らせてください」 透華「??? どうして? 私はお金に困っていませんわ」 京太郎「ヘリまで出してもらって、何もしないわけにはいきませんよ。それに」 透華「……それに?」 京太郎「やっぱ、可愛い女の子の前じゃ格好付けたいじゃないですか」ニッ 透華「」ドキュゥーン! 一「(あーあ。奢られるとか生まれて始めての経験の上に、あんなこと言われちゃ……)」 タタッ 京太郎「すみませーん、串焼き二つください」 店員「あいよ。一本500万ね」 京太郎「あはは、よくある冗談ですね。はい、合わせて1000円です」 店員「? おい、兄ちゃん。これは……」 一「げふんげふんっ! あー! あー!!」ギロリ 店員「! そ、そうだ。 じゃあ、二本な」スッ 京太郎「ありがとうございます。龍門渕さーん」タタタ 店員「……」 京太郎「うわぁ、これすげぇ美味いですね! こんな美味しい肉、始めて見ました」ガジガジ 透華「そうですわね、お肉自体は安物でしょうけど、アナタといると……//」モジモジ 京太郎「ですよね。一緒に食べると美味しいです!」ニッ 透華「もぅっ!」カプカプ 【龍門渕透華の華麗なるプラン6 露店の商品は最高級のモノ(そのせいで金額が4桁はズレている)】 京太郎「おいしかったですね、ガララワニの串焼き」 透華「ええ、また食べたいですわ」 京太郎「さて、次はどこを回ります?」 透華「そうですわね……お土産の店を」 ワーンワーン 京太郎「ん? この声は」 透華「! あれを!」 幼女「おかぁーさーん!」 京太郎「迷子か。お嬢ちゃん、お母さんとはぐれたのか?」 幼女「ヽ(`Д´)ノウワァァァン」ジタバタ 京太郎「あちゃー、俺じゃダメか」 透華「代わりますわ」スッ 京太郎「龍門渕さん?」 透華「アナタ、迷子ですの? ふふ、大丈夫でしてよ」ナデナデ 幼女「ふぇ? おねーちゃん」 京太郎「おぉ、泣き止んだ! 凄いっすね」 透華「まぁ、当然の実力ですわ」ドヤッ 幼女「おかぁさんさがしてー」グイグイ 透華「勿論でしてよ」ニコッ 京太郎「(優しいんだな、龍門渕さん)」ホクホク 幼女「(よし、この辺りだな) ねーねー」 透華「あら? なんですの?」 幼女「おねーちゃんたちってー? つきあってるのぉー?」 京太郎「えっ」ドキッ 透華「な、ななななっ!?」カァァァ 幼女「おかあさんとおとうさんみたぁーい」ダキッ 京太郎「あはは、照れるなぁ」 透華「~~~っ//」モジモジ 幼女「(これでギャラは跳ね上がるな)」ニヤリ 【龍門渕透華の華麗なるプラン7 島の住民は京透の為にあの手この手を尽くす】 一「(ちなみに透華はこの小芝居の作成に関与してないよ。安心してね)」ボソッ 透華「(全く、エキストラが迷子になるだなんて……問題ですわ!)」プンプン 京太郎「ふぅ、これで安心だ」 透華「……」 京太郎「龍門渕さん?」 透華「あ、いえ。ぼーっとしてごめんなさい」 京太郎「どうしたんですか? あの子に何か?」 透華「……少し、衣とダブってしまって」 京太郎「天江さん、ですか?」 透華「ええ。アナタは知らないかもしれませんが……」 オーケストラ「「「「「……」」」」」ゾロゾロ BGM ~悲しみのメロディ~ 透華「衣には、両親がいませんの……」 京太郎「え?」 指揮者「もっと! もっとだ! 虹だ! 虹を出してくれ!」 透華「それで、衣は――」 京太郎「そんなことが……」 透華「……湿っぽい話でしたわね」 京太郎「いえ。聞けて嬉しいです」 透華「……ありがとう」クスッ 【龍門渕透華の華麗なるプラン8 二人のデートを彩る一流のオーケストラが常駐!】 幼女「ありがとぉぉwwwwおねえちゃんたちwwwww」 母親「どうも、助かりました」ペコリ 京太郎「いえ、見つかってよかったです」 透華「もう迷子になっちゃダメですのよ」 幼女「うぇーいwwwww」 京太郎「ふぅ、これで安心だ」 透華「……」 京太郎「龍門渕さん?」 透華「あ、いえ。ぼーっとしてごめんなさい」 京太郎「どうしたんですか? あの子に何か?」 透華「……少し、衣とダブってしまって」 京太郎「天江さん、ですか?」 透華「ええ。アナタは知らないかもしれませんが……」 オーケストラ「「「「「……」」」」」ゾロゾロ BGM ~悲しみのメロディ~ 透華「衣には、両親がいませんの……」 京太郎「え?」 指揮者「もっと! もっとだ! 虹だ! 虹を出してくれ!」 透華「それで、衣は――」 京太郎「そんなことが……」 透華「……湿っぽい話でしたわね」 京太郎「いえ。聞けて嬉しいです」 透華「……ありがとう」クスッ 【龍門渕透華の華麗なるプラン8 二人のデートを彩る一流のオーケストラが常駐!】 京太郎「一通り見て回りましたね」 透華「ええ。それでは、そろそろビーチに」 京太郎「よし! 泳ぐぞー!」 透華「まずは水着ですわね」 テクテク 一「げっろ」 智紀「バトンタッチ」 一「結構辛いよー」 智紀「ゲームで慣れてる」 一「あ、そう」 ビーチ 京太郎「うわぁ、この海パンの素材凄くいいな。ちょっと高いだけあるなぁ」 ※京太郎の海パン 一流のデザイナーによるオーダーメイドで一品物 価格3980万円 京太郎「四千円の海パンなんて初めてだ。いつも安物だし」 わいわいきゃっきゃ 京太郎「それにしても……うーん。ビーチギャルが眩しい」ホクホク トントン 京太郎「ん?」クルッ 透華「あ、あの……」モジモジ ,.-‐| ト/ ノt//!j _{ゝ / ヘソ } ¨ ニソ `ii‐ / tyイ ノ _∠| ,,, ,,, ,,ii、 / /ifアtュイ≠リf@}.@}@}ヘ| /-‐ ´ fトムリ ゝニノ水 ゝソ ヽ. /´ /∨ 、 〈/三|」 ノ / /\ ハ >―┴≠┴ 、/ i. ゝ-―‐< \ ` ‐V } ', `‐-\ ∧ ハ ', i i .', ', ノ i . i ', ', / j . 〈 ヽ 丶 _rtk ' . . \ \ /{ゝW\ . . _i ヽ ヽ. fニニゝ{@}Z三ミ、_ .ィ彡ヘ _ 丶 Lィfヨ|l~^ヘ ゚゚゚===o。イ/ i \ `ー、 (⌒ { || || ヽ 、_ノゝ/ i く (⌒ 、l || ll ヽ_ノ /ゝん、 V ノ んん_l、|l_ハハん-‐ヘz'′ `i´ ヘ 8 8 ヽ | ヘ8 8 ', l 透華(髪型アップサイド)「ど、どう……ですの?」モジモジ 京太郎「(い、意外に大きい)」ゴクリ 【龍門渕透華の華麗なるプラン9 パッドは基本】 京太郎「……」ポー 透華「だ、ダメ……でしたの?」ウルッ 京太郎「あ、いえっ! その! あまりに綺麗なので見蕩れちゃって!!」 透華「えっ」ドキッ 京太郎「水着も可愛いんですけど、それ以上に……龍門渕さんが、綺麗で」ポリポリ 透華「……ふふっ、嬉しいですわ」ギュッ 京太郎「わっ!? 腕を!?」 透華「さぁ、泳ぎますわよ!」グイグイ 京太郎「はいっ!」 智紀「あっ、二人とも――」 京太郎「わっ! 波だ! すげぇ!」ジャブジャブ 透華「きゃっ! 水をかけないでくださいまし」 京太郎「あははっ!」 ザプーン ザプーン 智紀「……」 ,、,、 ,、 ///.〉 ノノ//,',ハ , -=ニ -‐ .,>‐ァ←ーミ、__,...ノ ` フ´ ´ / i. ヾ¨ ' / ,.イ>'"フ´ / / マ,.. ニ._ { ./ .〉 ,.' ,ィf '´ / ..{;;; i .. , '彡-‐'T7、 `'ー、 / / `7´ ,ィf '´ / /乂_ ノ ' /... / i ∨ ./ / 〃 //フ ;/ / / /、 .. ,′ ,ノ ∨ , ' / 〃 // / >''´ ,.イ´./ , ' / .` 、 ._ , イ/ヽ. \ / / {! レ' / / ,.イ ./; ' / `T,才´ ..ヽ \/ / / ,イ レ'´ , < iヽ ` / // / / . i ヽ / // | / i ` 、/ ,..-一'T゙´/ j _,,.. -‐''"V .i .i ソ´ / ,.-‐''" ,! ′ ,! 」 ,-‐7゙ {__/ , ' / i ヾtつフ , ' ,.' ,イ ..i ,.' , ' イ // ノソ ./ , ' イ / ノ . ./ ´ ../ / , < __>'´ フ . / / ./ , <  ̄ <_/ 智紀「結構頑張ったのに」ショボーン 純「あるある」 京太郎「あー、気持ちいいなぁ」プカプカ 透華「そうですわねー」ポヘー 京太郎「っと、結構泳ぎましたし。少し休憩しましょうか」ザブッ 透華「ええ」ザプン 京太郎「じゃあ……どこか売店で飲み物でも」 コソコソ 一「(さて、そろそろかな?)」 京太郎「何飲みます?」 透華「そうですわね」ウーン ザッ ?「ひゅーひゅー、お熱いねぇお二人さん!!」 ??「イチャつくなら、混ぜてくれますか?」 京太郎「え!?」 透華「!?」 一「(キター! こういうのに欠かせないチンピライベント!!)」 智紀「(これの監修は私。だから、クオリティは高い)」ニヤリ 水着ギャルH「自分、完璧な水着ギャルだぞ!!」 水着ギャルT「まこと、よい顔立ちのお方。どうです? 私と一夏のあばんちゅーるを」 京太郎「え? 俺っすか?(うわぁ、めちゃくちゃ美人じゃん!)」 透華「」 一「(ええええええええええええっ!? なんで須賀ぁぁぁあ!?)」 智紀「女の方が絡まれるなんてありきたり過ぎ」 【龍門渕透華の華麗なるプラン10 ヒロインはあくまで京太郎】 水着ギャルH「ねーねー、にぃにって呼んでいいー?」 水着ギャルT「らぁめんを食べに参りましょう」 京太郎「え、ちょっ、えぇ!?」 透華「……」プルプル 18×4「あの二人何をやってるのかしら?」 水着ギャルM「お仕事なの」 京太郎「あー、気持ちいいなぁ」プカプカ 透華「そうですわねー」ポヘー 京太郎「っと、結構泳ぎましたし。少し休憩しましょうか」ザブッ 透華「ええ」ザプン 京太郎「じゃあ……どこか売店で飲み物でも」 コソコソ 一「(さて、そろそろかな?)」 京太郎「何飲みます?」 透華「そうですわね」ウーン ザッ ?「ひゅーひゅー、お熱いねぇお二人さん!!」 ??「イチャつくなら、混ぜてくれますか?」 京太郎「え!?」 透華「!?」 一「(キター! こういうのに欠かせないチンピライベント!!)」 智紀「(これの監修は私。だから、クオリティは高い)」ニヤリ 水着ギャルH「自分、完璧な水着ギャルだぞ!!」 水着ギャルT「まこと、よい顔立ちのお方。どうです? 私と一夏のあばんちゅーるを」 京太郎「え? 俺っすか?(うわぁ、めちゃくちゃ美人じゃん!)」 透華「」 一「(ええええええええええええっ!? なんで須賀ぁぁぁあ!?)」 智紀「女の方が絡まれるなんてありきたり過ぎ」 【龍門渕透華の華麗なるプラン10 ヒロインはあくまで京太郎】 水着ギャルH「ねーねー、にぃにって呼んでいいー?」 水着ギャルT「らぁめんを食べに参りましょう」 京太郎「え、ちょっ、えぇ!?」 透華「……」プルプル 18×4「あの二人72をやってるのかしら?」 水着ギャルM「お仕事なの」 水着ギャルH「そんなパッド女は置いてさー! って、自分はパッドじゃないぞ!」ウガー 水着ギャルT「月に参りましょう! さぁ!」 グイグイ 透華「あ、アナタたち……」ブルブル 京太郎「ま、待ってください!!」 水着ギャルH「ほら、いいじゃん! 行こう!」 京太郎「で、でも」 通りすがりの海賊王「うるせぇ! 行こう!!!」 ド ン ッ 京太郎「あ、行かなきゃ……」フラフラ 一「(ああああ!! 洗脳されちゃったぁぁ!?)」 智紀「ありったけの~♪」 水着ギャルT「なぜ海賊王が……」 水着ギャルH「多分、自分が主題歌をカバーしたからだぞ」 京太郎「俺は海賊に、万能薬に……」 水着ギャルH「未来だけ信じてる~♪」 水着ギャルT「このまま撤退です!」ギュッ 京太郎「あ、柔らかい」 透華「」 プッツン 透華「い、い、いい加減にしなさいっ!!!!!!!」クワッ 水着ギャルs「「!!」」ビクッ 透華「こ、この人は私のモノですのよ!!! 譲りませんわ!」ガシッ 京太郎「と、透華さん……」ドキン 透華「そりゃあ、私はパッドですわよ!! でもパッドの72が悪いんですの!?」スポッ 水着ギャルH「」 透華「好きな男の人の前で、自分をよく見せようとして!! 何がいけないんですの!?」ブンッ 水着ギャルT「」ベチャッ 一「(パッドを抜いて投げつけたァァァ!?)」ガビーン 透華「こ、この人は私が、わたくしが……う、うぅっ……うわぁぁぁんっ!」ビエーン 水着ギャルH「(あ、これやばい)」サァー 透華「と、取らないで……ひっく、だって、私、初めて……」ゴシゴシ 京太郎「……ごめんなさい、透華さん」ポン 透華「うぇっ?」 京太郎「俺が、ハッキリしないばかりに……すみません」 透華「う、うぅ……」ツンツンツン 智紀「(怒るに怒れなくてお腹を突く透華が可愛い)」ホクホク 純「写真に撮ろうぜ」パシャッ 京太郎「悪いけど、俺はこの人と遊ぶよ。大事な人なんだ」キリッ 水着ギャルH「う、うん。ごめんなー」 水着ギャルT「申し訳ありません。水を差したようですね」 ソソクサー 透華「うぅ……」ツンツンツン 京太郎「……透華さん」 透華「あっ、名前で……?」ドキッ 京太郎「嫌、でしたか?」 透華「……もう」ダキッ 京太郎「!」 透華「嫌なわけ――ありませんわ」グッ 京太郎「……はい」 ビーチ脇にありそうな、なんか星を見るのに適してそうなベンチ 京太郎「……」 ジャリッ 京太郎「あ、透華さん。着替えてきたんですね」 透華「ええ。胸のところが、その」モジモジ 京太郎「あはは、スカスカになっちゃいました?」 透華「……」ポカッ 京太郎「す、すみません」 透華「隣、座っても?」 京太郎「はい。どうぞ」 透華「……もうじき、日が沈みますわね」 京太郎「ええ。水平線に夕陽が煌めいて、綺麗ですよ」 透華「綺麗……」 京太郎「……」 潮風に揺れる髪を流しながら、夕陽を見つめる透華さん その顔は、俺なんかじゃ手の届かない程の――美しさを持っていて 俺は身の程知らずにも、その柔らかな芸術品に 京太郎「透華さん」スッ 透華「ひゃっ」 そっと触れた 透華「……んっ、くすぐったいですわ」 京太郎「すみません。つい、手が」 透華「手は離さないでくださいな。そのまま――」 俺の手が透華さんの頬を撫でる 頬から首筋――うなじに伸びた手はやがて肩まで伸び 俺は自然と、透華さんを抱き寄せていた 透華「……陽が、沈みきってしまいましたわ」 京太郎「……真っ暗ですね」 灯りの無い暗闇の世界 互いの吐く吐息と、肩ごしに伝わる心臓の鼓動だけが――俺達を包む 透華「いいえ、真っ暗じゃありませんわ」 京太郎「え?」 透華「ほら、空を見れば星がありますもの」 京太郎「……あぁ、本当ですね」 夜空に輝く無数の星達 俺は星座なんか詳しくないが、この時ばかりは知識の無い自分を呪っちまう 京太郎「カッコイイセリフの一つも言えなくて、すみません」 透華「……いいえ。言葉なんて、必要ありませんわ」ギュッ 透華さんが俺に甘えるように、頬を擦り合わせてくる 猫みたいだと、つい思っちまった 京太郎「透華さんって……すげーいい匂いがします」 透華「あら? アナタだっていい匂いですわ」クスクス 京太郎「匂いのこと言われるのって恥ずかしいんですね」モジモジ 透華「女性の気持ちが分かりまして?」フフフ 京太郎「……あの、透華さん」 透華「はい」 京太郎「今日は……ありがとうございました」 透華「?」 京太郎「俺、これまで色んなことがあって――辛くて、でも、俺が弱音を吐いちゃいけないから」 透華「……」 京太郎「だから、透華さんが俺に怒ってくれたことが凄く嬉しくて。嫌いだって、言ってくれたことも」ギュッ 透華「そう、ですの」 京太郎「俺の、勘違いだったら――すみません。でも、言わないといけない」 透華「いや」 京太郎「もし、透華さんが……奇跡的な低確率なことだけど」 透華「やめて」 京太郎「俺のことを、好きになってくれていたとしても」 透華「聞きたく、ない」 京太郎「俺は――その気持ちには、答えられません」ポロッポロポロッ 透華「いやぁぁぁっ! どうして!? 私は、こんなにも、こんなにもアナタを!」ギュッ 京太郎「俺には、守るモノがあるから」 透華「そんなもの! 私と二人で!」 京太郎「ごめんなさい。これは、俺とあいつらの問題なんです」 透華「っ」ズキッ 京太郎「だから、龍門渕さんの気持ちは嬉しいけど――今の俺は」 透華「……ます、わ」ブルブル 京太郎「え?」 _, -‐ ´ iY´ ̄/i `ー-、____ i´ ∧i //| `i--、ヽ |. ト、 | |//|. iヽ ヽi | ||`ヽY'"´! i i ゙ i . |.| / ゙、、 ゙、 | / ―┼-┤ ー-|A--、 ヾ / __!_ ゙、 _リ__ヽ_ \ / `メ2 iヾ \ "´2 i ー' 丶 / / / ; ) /i ヽ | // i /゙、 /イ !ソ |.|. ト、 i | 、 -―- ,.ィ´!ノ 人 ヾ ノ \ \ /r」ー- イ、,.! / /i `ー-‐'ヾ 、___/ __/_). i-'´ \ / Y /__ `) >--‐ / 、 / ,.イ ,ヘ^ノi | / /ヽ(. ( /i | / / ゙、 / ,艾 ゙、. 、 ( // | 丶、__,ノ ゙、Y i|| ,.ヘ V / | i.|. V \ \ / 、 `ヽ 透華「私は、いつになっても――アナタのことを、ずっと」プルプル 京太郎「……それが、何十年先でも?」 透華「何十年だって、何百年だろうと……待ちます、わ」グスッ 京太郎「それに、仮に俺がみんなを戻せても……透華さんを選ぶとは」 透華「あら? わ、私を誰だと思って、ますの?」スック 京太郎「え?」 透華「泣く子も黙る龍門渕透華! アナタ如き、私に夢中にさせるのは簡単でしてよ!」ニッ 京太郎「……透華さん」 透華「おーっほっほっほ! 覚悟するんですのね! 私のアタックはしつこいですわよ!」 京太郎「……」グスッ 透華「だから、だから――その頑張る為の力を」スッ 京太郎「えっ――」グイッ 透華「私に、ください」 俺の頬に添えられた両手 目の前には涙目の透華さんの顔が迫っていて―― そして、気がついた時には 透華「んっ」 柔らかな感触が……俺の頭の中を駆け巡っていた 京太郎「透華、さん……」 透華「これで百年は余裕ですわ!」クスッ 京太郎「……」 透華「そんな顔はダメでしてよ。これは私が勝手に選んだ道ですもの」 京太郎「すみません」 透華「ほら、いいムードが台無しですわ。もうすぐフィナーレだというのに」 京太郎「フィナーレ?」 透華さんが空を指差す そこには綺麗な星空だけが広がっている と、その時だった 一「行ったれやぁぁ!」 純「ドカンと一発!!」 智紀「やってみよう!」 ヒュゥーン ドンッ * ~ ~ * * ※ ※ ※ * * ※ ☆ ★ ☆ ※ * * ※ ★ ※ ※ ※ ★ ※ * * ※ ☆ ※ ※ ※ ※ ☆ ※ * * ※ ★ ※ ※ ★ ☆ ★ ※ ※ ★ ※ * * ※ ☆ ※ ※☆ ☆※ ※ ☆ ※ * * ※ ★ ※ ※★ ★※ ※ ★ ※ * * ※ ☆ ※ ※☆ ☆※ ※ ☆ ※ * - * - * ※ ★ ※ ※★ ☆ ★※ ※ ★ ※ * - * - * ~ ★☆★ ~ * ※ ☆ ※ ※ ※ ※ ☆ ※ * ~ ★ ☆ ★ ~ * * ☆ ※ ※ ※ ☆ * ※ ★ ※ ※ ※ ★ ※ * ☆ ※ ※ ※ ☆ * * ★ ※ ※★ * ※ ☆ ★ ☆ ※ * ★ ※ ※★ * * ☆ ※ ※ ☆* * ※ ※ ※ * * ☆ ※ ※ ☆ * * ★ ※ ※★ * * ,,,, ,,,, * * ★ ※ ※★ * * ☆ ※ ※ ※ ☆ * * ☆ ※ ※ ※ ☆ * ;;;;;;;;;;;;;* ,,,, ★☆★,,,, *;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;* ,,,, ★☆★,,,, *;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 二二 - * - 二二 二二 - * - 二二 三二二二二二三 三二二二二二三 =二二二= =二二二= =二二 二二= ─≡二 二≡─ ─==─ ─==─ ─===─ 京太郎「花火……」 透華「ふふっ、祝勝の花火にならなかったのは、残念ですわ」 京太郎「透華さん……」 透華「さぁ、主役が沈んだままではダメでしてよ!」グイッ 京太郎「はい!」 純「おーい! こっちこっちー!」 一「アイドル達がライブやってくれるってさー!」 智紀「このために来た」パシャパシャ 京太郎「あははっ!」 京太郎「(俺達は、花火に似ている)」 昇り、輝いて――そして必ず最後には散り散りになって離れてゆく 透華「ステージに上がりますわよ!」 なら、せめて――その時が来ても 一「よっ! 待ってました!」 俺は――ううん、俺達は花火のように消えることなく 透華「今日の主役は!」ニッ 京太郎「俺達だ!!」ニッ 輝いていよう、いつまでも l´ ,' \ヽ∨//_ ヘ l . ', l !| ̄  ̄/' ´ ',ト ',. ,' Ⅵ /' l!∨ ', / ,'_!|__.{( _≦千‐<へヽ. //レ//「 ',l -- ´ \ ‐‐ / ',iヽヘ`ト、 //ノヘ // -ヽ_‐ | , ====ミ !| `\ // i! ! '´ ̄ ̄` / ` jレi . ', \. /// |ヘ.', ' /!´ ! ∧ `', // { | ト ー-....‐ 丶l ,' } ノ i!. l ! ヽ \.ヘ ', ,' -'/ /ヘ. j! ヾ / \ ヽ人 ヽ ; -'-‐っ /「/ ∧. ∨ \ ∨!> . /, ィ≦ イ / ∧ ヘ / / ヽ ∨ _レ ´ ヽ _.,ィl }┤ | / ∨ \. / / !_ |/ \ ヽ'‐ヘ」つ、 ! { \ \ / --‐‐ フ ヽ /´__ l ├──-ヽ _ \. / / \ イ ト r‐‐ {/ / ヽ \ | `.i \ ト、. / ! イ⌒ヽ ∧ヽ __ 、イト 、 / \ ヽ l \ \ / /` 彡' ∨ ∧ク ̄ // .!', `ヾ /、 Y i ! |、 \ \. / /イ ∨ イ. /イ | ヘ `i } ノj/ i ,' ,┐、 ヽ ___./_/´ ∨ / ヾ//i !. !|ヽ\ /,' / i / ' | \ ∧ 、ヽ 京太郎「(ありがとうございます、透華さん――)」 あの眩しい、笑顔を守る為に 【第八章 ラブイズマネー! 恋するお嬢様】 カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3334.html
京太郎「そろそろインハイも終わってから結構経つし東京から帰らないとなぁ」 京太郎「こないだのプールの帰りにキスされてから一回もキスできていない……」 京太郎「それにこっちからキスするまでは自分からはしないって言ってたし」 京太郎「ここは男としてバッチリキスしてから長野に帰りたい!!」 京太郎「……だけどなぁ」 京太郎「しようと思って咏さんの顔見ると」 京太郎「すっげぇ緊張してきて結局いつもキスできずにいるんだよなぁ」 京太郎「はぁ、どうしよ……」 prrrrrrrr 京太郎「おっと、電話だ」 京太郎「もしもし」 咏『あ、もしもし京太郎くん?』 京太郎「何かあったんですか?」 咏『いやぁ、そろそろ京太郎くん長野行っちゃうじゃん?』 咏『だから長野に帰っちゃう前にまた会いたいなぁって』 京太郎「いいですね、今度はどこ行きましょうか?」 咏『えっとそれなんだけどね』 咏『どこかに行くのもいいんだけど……』 京太郎「??」 咏『京太郎くんさえいいならうちに来て欲しいかな~つって』 咏『ダメ?』 京太郎「いいに決まってます!」 咏『そ、そっかなら良かった』 咏『じゃあ明後日は仕事ないからその日に遊びに来て』 咏『え~と住所は○○××だから!』 京太郎「了解です、んじゃまた明後日に」 咏『ん、バイバーイ!』 ブツッ 京太郎(家に呼ばれた……) 京太郎(ということは一日中ふたりっきりだし) 京太郎(おれからキスする絶好のチャンス!) ~~~三尋木宅~~~ 咏「呼んじゃった」 咏「なんか知らんけど京太郎くん呼んじゃたぁ!」ゴロン 咏「男の人家に呼ぶのとか初めてだわ~緊張してきたわ~」バタバタ 咏「明後日は一日中二人っきりだし」 咏「ヘタレな京太郎くんでもキスしてくれるはず!」 咏「京太郎くんからしてもらうの初めてだからなぁ」 咏「こんな感じかな?」クチビルニユビアテル 咏「……って何しちゃってんだ私!」/// 咏「あぁ恥ずかしぃ~」ジタバタ 咏「ふぅ……」 咏「は!掃除しないと!」 ~~~二日後~~~ 京太郎「一応住所どおりの場所には来てたけど……」 京太郎「咏さんこんなどでかいマンションに住んでんのか」 京太郎「とりあえず入るか」 ピンポーン 咏『ほいほーい、どちらさん?』 京太郎「京太郎です」 咏『あ、京太郎くん?今開けるから待ってて』 ガチャ 咏「いらっしゃい!」ニコ 京太郎「あ、どもです」 咏「うん、まぁとりあえず上がってよ!」 京太郎「お邪魔しまーす」 京太郎(おぉ、初めて来たけどすごく広いな……) 京太郎「すごく広いですね」 咏「まぁ、自慢の我が家だしね♪」 京太郎「ん?このボタンなんすか?」 咏「ふーん、やっぱ気になっちゃう感じ?」ニヤニヤ 京太郎「ええ、まぁ」 咏「押してみ押してみ?」 京太郎「じゃあ失礼して」ポチッ ウィーーーン 京太郎「!! スクリーンですか!」 咏「そそ、結構すごいっしょ?」 京太郎「すごいっていうか初めて見ましたよ」 京太郎「スクリーンがある家なんて……」 咏「まぁ、普段はあんまり使ってないんだけどね」 咏「でも今日は京太郎くんが来てることだし」 咏「これ使って映画でも見ようかと思ってるんだよね」 京太郎「映画ですか、いいですね」 京太郎「でも映画って何見るんですか?」 咏「フフン、そういうと思って昨日のうちにDVD借りてきたよ」ジャジャン 京太郎「ん?これって結構怖いって評判のやつでしたよね?」 咏「だいじょぶだじょぶ、子供じゃないんだから」 咏「じゃさっそく見よっか?」 咏「京太郎くんここに座って?」 京太郎「ありがとうございます」ポフ 咏「んで私はここ♪」チョコン 京太郎(おうふ、咏さんが俺の膝の上に) 咏「重くない?」 京太郎「全然大丈夫ですよ」 咏「そっか、じゃあちょっと腕かして」 京太郎「どうぞ」スッ 咏「えへへ、シートベルトつって」ギュッ 京太郎(おうふ、咏さんかわええ……) 咏「じゃあスタート!」ピッ ~~~~~~~~~ <ギヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアア! 咏「ひっ!」ビクン <ガタン! ウワアアアアアアアアアアアアア!! 咏「っ!」ビクン 京太郎(やっぱり怖いんだ……) 京太郎(なら無理してホラーなんか見なくてもいいと思うけどなぁ)ナデナデ 咏(あぅ……京太郎くんに頭ナデナデされてる……)/// 咏(なんか知らんけどやっぱホラーにしといてよかったわ~) <オ、オマエノウシロニ…… <エ?ナンノコト? <クルッ キャアアアアアアアアアアアア! 咏「わっ!」ビクン 咏(本気で怖いけど…) ______________________ __________________ ____________ 咏「ふぅ、すんげー怖かったわー」 京太郎「でしたね」 京太郎「でもその割にはなんか上機嫌じゃないですか?」 咏「ん~そうでもないよ?」 京太郎「え?でもなんかにこにこしてるし……」 咏「してないし~そんなん知らんし~♪」 京太郎「そうですか……」 京太郎(やっぱ上機嫌だ……) 京太郎「それでこのあとはどうしましょうか?」 咏「ん~そだねぃ……」グー 咏「あ……」 京太郎「お腹すきました?」 咏「ちょこっとだけ……」 京太郎「じゃあ少し早いですけど夕飯にしますか?」 咏「オッケー!」 咏「んで、どうする?出前でもとる?」 京太郎「うーん、出前もいいですけど」 京太郎「簡単なものでいいなら俺がつくりましょうか?」 咏「え?いいの?」 京太郎「もちろんです!」 咏(京太郎くんの手料理~♪) 咏(すんげーたのしみだわ) 咏(ちょっと様子見てこよーっと) 咏「調子どう?」ヒョコッ 京太郎「キッチンも使いやすいんでかなりはかどってます」 京太郎「というか、もうご飯が炊けるのを待つだけですね」 咏「そっかそっか~」 咏「そいえば何作ってたの?」 京太郎「親子丼と野菜炒めですね」 咏「うっは、なんか知らんけどうまそー」 京太郎「そんなに手は混んでないですけどね」 ピピー 京太郎「んっとご飯たけましたね」 咏「やた~♪」 咏「いただきま~す」パク 京太郎「どうですか?」 咏「おいしいよ!」 京太郎「それは良かったです」 咏「こんなにうまいもん久々に食べたわ~」 京太郎「大げさですよ」 咏「全然大げさじゃないし」 咏「あぁまた作ってもらいたいな~」チラ 京太郎「分かりました、また今度作りますよ」 咏「やった!」 ____________ _________ ______ 咏「はぁ~もうおなかいっぱいだわ~」 京太郎「俺もです……」 京太郎「ってもうこんな時間か、帰らないとな……」 咏「帰っちゃうの?」 京太郎「ええ、部長に買い出し頼まれてるの忘れてましたし」 咏「そっか……」 京太郎(あれ?なんか他にも忘れてないか?) 京太郎(なんか買い出しより大事なことだったような……) 京太郎(……あ、キスのこと忘れてた) 京太郎「忘れてた……」ボソ 咏「え?なんか忘れもの?」 京太郎(やべ、ついうっかり頭の中のことが……) 京太郎(いや、むしろこれは不意打ちのチャンスか) 京太郎(こないだは不意打ちされてしまったしな……) 京太郎「はい、忘れ物です……」 咏「??どしたの難しい顔して?」 咏「そんなにすごいもの忘れt」 チュウ 咏「!?」 咏(あわわ……なんか知らんけど京太郎くんにキスされてる!!) 咏「……んむ……ぷは」 咏「どどどどうしたん急に??」/// 京太郎「いえ、咏さんにキスするの忘れてたんで」 咏「……そういうことかぁ」 咏「不意打ちとはなかなかやるねぇ」 京太郎「こないだ不意打ちされましたからね、そのお返しです」 咏「んじゃ今度会うときにでもまた不意打ちしちゃおっかな~」 京太郎「いつでも来いですよ!」 咏「次会うときは覚悟しといたほうがいいよ?」ニコニコ 京太郎「覚悟ならもうバッチリです」 咏「そっか、じゃあ向こうに行く時見送り行くから」 京太郎「了解です、それじゃ」 バタン 咏(……京太郎くんにキスされた) 咏(……仕返しの方法考えとかないとな) ~~~数日後~~~ 久「もうこの街ともおさらばね……」 タコス「東京観光たのしかったじぇ」 まこ「そういえば京太郎は東京観光についてきとらんだのぉ」 まこ「どっかに行っとったんか?」 京太郎「まぁ知り合いに会いに……」 咲「知り合い?」 咏<京太郎くーん!! 和「あれは三尋木プロでは?」 京太郎「あ、咏さん」 咏「ごめんごめん、寝坊しちゃって……」 京太郎「間に合ったんで大丈夫ですよ」 咏「ありがと」 咏「それでね、京太郎くん」 京太郎「はい」 咏「帰る前に見せたいものがあるんだけど……」 京太郎「見せたいもの?」 咏「うん、それでね、驚かせたいから目つむって欲しいんだよね~」 京太郎「いいですけど……」メヲトジル 京太郎(見せたいものってなんだろう?) チュッ 京太郎「?!」 久「ほほう」ニヤニヤ まこ「おあついの~」ニヤニヤ タコス「すごいじぇ……」 和「こんなところで……」 咲「こ、こんなオカルトありえません!」 咏「へへ、不意打ち成功♪」 京太郎「また、やられちゃいましたね……」 久「あ、もう電車が来るわ」 咲「京ちゃん年上が好きだったなんて……」ボソ タコス「おい、犬!イチャイチャしてないでさっさといくじぇ」 京太郎「わかったいま行く!」 京太郎「それじゃ咏さん、また」 咏「うんバイバイ~!」フリフリ ~~~列車内~~~ 京太郎(なんだかんだで結局最後にやられちゃったな~) 京太郎(まさかみんなの前でされるなんて思わなかったし) 京太郎(しかも、みんなすごい顔してたしな~) 京太郎(咲なんかなぜだか知らんがこの世の終わりみたいな顔してたし……) 京太郎(まぁみんなの前とは言え悪い気はしなかったし) 京太郎(別にいいんだけどさ……) ~~~数日後~~~ 久「須賀くん、ちょっといいかしら?」 京太郎「なんですか部長?」 久「咲なんだけど……」チラッ 咲「京ちゃんが年上好きというなら」ボソ 咲「ドラゴンボールを集めて京ちゃんを不老不死にして」ボソ 咲「その一年後にもう一度ドラゴンボール使って私が不老不死になれば」ボソ 咲「私は永年に京ちゃんのひとつ年上……」ボソ 咲「ふふふ、これで京ちゃんもきっと……」ボソ 久「あれどうにかならないかしら?」 京太郎「ははは……」 京太郎「俺の手に負えそうにないっす……」 おしまい!!