約 969,253 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/9136.html
<高校受験前・白糸台は共学だとねつ造> 京太郎「咲、俺高校は東京の高校を受けようと思うんだ」 咲「え、どうして? 親の転勤?」 京太郎「違うよ。あのさ、お前の喧嘩した姉ちゃん、そっちなんだろ? だったら会えるかもってな。べ、別に咲のためじゃないからな、俺も都会行ってみたいからだし」 咲「京ちゃん、そんな……そんなことになったら、私はどうやって受験会場に行けばいいの!?」 京太郎「真っ先に心配するポイントそこかよ!? あーでも、確かに放っておいたらたどり着けそうにないか」 はぁ、とため息を一つ。実はこんな展開になるのではないかと先に親の許可をつけておいてよかった 京太郎「ならお前も目指してみるか、白糸台。東京は賃料高いからルームシェアになるけどさ」 咲「いいの?」 京太郎「どうせ俺なしじゃ入学式の日も遅刻だろうしなー。それになんだ、お前たちのこと少しは世話させろよ」 咲「……うんっ」 その日長野に咲いた笑顔の花はとても綺麗なものだった。 なお、白糸台に入学早々同じ金髪ということで妙に絡む人間がいたり、完全にポンコツ対処犯としての戦力を期待される未来を二人は想像もしていなかった。 付け加えるならインハイチャンプ、その妹、有望な新星という卓に放り込まれた犠牲者はメンタルの強化に役立ったそうな カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3894.html
ネリー「ありがとねー」 やえ「ああ、いい時間を過ごせた」 明華「来た甲斐がありましたね」 京太郎「あ、ありがとうございました……」 まこ「おー、終わったか?」 京太郎「ええ……また強い人達とで俺じゃ相手になりませんでしたよ」 まこ「まぁ、いい経験と思っていくんじゃな」 まこ(京太郎に執事服着せて打たせたらまさか全国から強豪が来るとは……恐ろしいのぅ) まこ「すまんがまたお前さんご指名じゃ。頼む」 京太郎「は、はい。行ってきます」 京太郎「お待たせしました」 竜華「おー。かっこええやん!よろしゅうなー」 憩「楽しく打とーな?」 智葉「ああ。こういうのもいいな」 京太郎(全国2位と3位がなんでいるんだよ!!) 京太郎「……お、終わりました」 まこ「えーっと……大丈夫か?」 京太郎「だ、大丈夫ですって。伊達にいつも咲や和と打ってませんよ」 まこ「そうか……それでじゃが、また行ってくれんか?今日はそれで上がりでええから」 京太郎「え?でも予定じゃ……」 まこ「ま、行ってからじゃ」 京太郎「?はい、分かりました」 まこ「すまんな……本当にすまん」 京太郎「遅くなってすいません。須賀京太郎です」 はやり「待ってたよー☆よろしくー」 理沙「……楽しみ!!」 健夜「えっと……楽しく打とうね?」 京太郎(あ、死んだわ) その日、特別ボーナスが出たとか カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4476.html
―麻雀部部室― 友香「は~、部活終わった~」 美幸「今日は莉子ちゃんが持ってきたアニメ見るんでしょ?でしょ?」 莉子「は、はい……気に入ってもらえるかは分からないですけど……」 莉子「どうしても持ってきて、と言われたので……」 梢「ええ、私もアニメというものを見たかったんですよ」 澄子(アニメですか……普段見ているので、あまり新鮮ではありませんね) 京太郎「で、今日は何を見せてくれるんだ?」 友香「わくわく」 莉子「え、えーと……今日はこれです」 美幸「ふむ、なになに……『魔法少女まどか☆マギカ』?」 美幸「魔法少女なの?何か子供向けみたいじゃない?」 澄子(あー、よくある反応) 莉子「いや、実はそうじゃないんですよー」 莉子「まあ、見れば分かるんですけど」 梢「何はともあれ、早速見ましょう」 梢「12話構成でしょう?日が明けてしまいます」 莉子「え、一気に見るんですか?」 梢「当たり前です」 莉子「わ、分かりました」 莉子「それじゃあ……始めます」 ―鑑賞中― 美幸「可愛らしいキャラクターだねー」 友香「このほむらって奴、ムカつくなー」 梢「それよりあの白い奴ですよ、気持ち悪い」 京太郎「俺は黄色の……マミさん?、が黒幕だと思うな」 莉子(久しぶりに見ると懐かしいなぁ) 澄子(皆の反応が、初視聴時の私とまったく同じで笑えますね) 京太郎「うわ、マミさん死んだ……あっさり」 友香「く、首が……あわわ」 美幸「ま、まだ3話でしょ……早すぎ」 梢「これはまどかが契約してマミさんを生き返らせるんですね、分かりました」 莉子(今思うとそこまでグロくは無いかな……でもびっくりしたなぁ) 澄子(くっ、ネタバレしてやりたいっ) 友香「青い子が魔女になったんでー……」 美幸「ま、まあしょうがないかな……あはは」 京太郎「淫獣汚い、流石汚い」 梢「ううっ……可哀そうなさやかちゃん……ぐすっ」 莉子(な、泣いてる……早い) 澄子(私はさやかちゃん、好きですよ) 美幸「ほむらちゃんが眼鏡っこになったよー、可愛い」 友香「ちょっ、マミさんまた出てきたと思ったらあっさり死んだし」 京太郎「ほむらがループしてたんだろ、分かってた、俺分かってた」 梢「OPも10話を見た後だと、印象が変わりますね」 莉子(この後延期になったんだよね……しょうがないけど) 澄子(さあ、そろそろ終わりですね) ―視聴終了― 美幸「うわああああん!まどかああああ!」 友香「ほむらちゃあああん!」 京太郎「いやあ、いい話だったぞ」 梢「ぐすっ……うう、鼻水が」 澄子「はい、ティッシュです」 梢「あ、ありがとうございます……ズピーッ」 美幸「よし、アニメも終わったし、そろそろ帰ろ……ん?」 莉子「?……どうしたんですか先ぱ……!!!」 莉子(あれは、私が必死に撮った須賀くんの更衣盗撮ビデオ!) 莉子(しまった!このDVDの後に入れてたんだったぁ!) 友香「美幸先輩、どうし……」 澄子「何ですかまったく、騒が……」 梢「あれ?……画面に卑猥なものが……はっ!!」 莉子(ば、ばれた…終わった…) 梢「……須賀くん」 京太郎「はい?何ですか?」 梢「……一旦部室から出ていただいてもよろしいでしょうか」 京太郎「え……?分かりました……」 一同「……」 梢「出ていきましたね……」 梢「……さあ、莉子」 梢「お話を聞かせていただきましょうか……」 莉子「は、はいぃ……」 美幸「なるほど……須賀くんの全裸盗撮ビデオか……」 友香「莉子、何やってんの……」 莉子「ぐすっ……ごめんね友香ちゃん」 澄子「まったく、ウチから犯罪者が出るとは……」 梢「……いずれにしろ、莉子」 梢「あなたの犯したことは立派な盗撮です、分かっていますね?」 莉子「……はい、うぅ」 梢「まあ、あまり大事にするつもりはないので……別に罰などはありませんが」 莉子「すいません……」 梢「とりあえずその映像は、私が預かりますよ」 …… …… 友香(は?) 美幸(え?) 澄子(な!?) 梢「この映像は証拠になりますからね」 梢「じっくり検証する必要があります!」 美幸「いや、ちょっと待って梢ちゃん!」 美幸「そ、それは私が預かるよ」 美幸「ここは私が検証するべきだと思うし!」 梢「は?検証は部長である私の役目でしょう!」 梢「意味不明なことを言わないでください!」 澄子「意味不明なのは部長の方ですよ」 梢(イラッ) 澄子「部長であることを良いことに、須賀くんの裸を一人で堪能するつもりでしょう!」 澄子「見え見えなんですよ!その薄汚い魂胆が」 澄子「てことで、映像検証は私1人で行いますよ」 友香「ちょっと待つんでー!」 澄子「ん?」 友香「その映像検証は私がやる!」 友香「やっぱり親友の犯した罪は、一緒に背負わないといけないから……」 友香「私には見る義務がある!」 澄子(こいつ……正しそうな理由をつけてビデオを独り占めするつもりですね!) 莉子(あわわ、ビデオの奪い合いだ……) 莉子(全部私が悪いんです!許してください!) 莉子(な、何とかしないと……) 莉子(よし……) 梢「これは私のです!」 美幸「いーや!私の!」 澄子「どう考えても私のですね」 友香「先輩たちには渡さないんで―!」 莉子「……あの!皆さん!」 4人「あぁ?」 莉子(ひ……こ、怖い) 莉子「み、見ていてください」 バキッ 梢(な、DVDを割ったですって!) 美幸「ちょ、え、ええ?」 澄子(愚かな!貴重な映像が台無しに!) 友香「莉子……」 莉子(ぐすっ……さよなら、私の血と涙の結晶……) 京太郎「みんな、何してるんだろう……」 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6248.html
咏「京太郎の過去が聞きたいねか…覚悟はあるんだねぇ」 久「はい」 咏「なら私の知ってる事を話そう。私と京太郎が出会ったのはあいつが6歳の時だった」 咏「出会った理由は京太郎が私の義理の弟になるかの見定めだった。その頃にはもうあいつには小鍛冶プロが居たんだけどね。須賀宗家の直系だった京太郎が東京の名家だった私の家に養子に来るような話が出て当たり前だった。」 久「須賀宗家の直系ってなんなんですか?」 咏「そこからか…須賀宗家って言うのは東京にある名家の一つさ。今は鹿児島の分家に乗っ取られた哀れな家だかさけどねぇ」 久「乗っ取られた?」 咏「京太郎は本当になにも話してないんだねぇ…。今から一から説明してあげるから、一切の質問は禁止。わかんねぇは無しだ」 久「はい」 咏「京太郎は四歳の時に目の前に通り魔って名前の刺客に親を殺されたのさ。包丁で滅多刺しだったらしいね。京太郎はただ一人床の収納スペースでそれを見ていた。ここで気になるのがどこの刺客だったかだ…三尋木家がつかんだ情報では鹿児島の分家に脅された人物による凶行だったらしい…犯人は須賀夫妻を殺害してから自害したから真実は闇のなかだけどねぇ」 咏「そして一人残された京太郎は須賀夫妻の親友である小鍛冶家に預けられた。最初は鹿児島の分家が確保しようとしたらしいけど、両親が遺した遺言書によって小鍛冶家に。それから二年後、私は京太郎と出会った 。当時の京太郎に私が持った印象は嫉妬と恐怖だった」 咏「当時の私はまだ13歳のガキだった。三尋木の名前に応えようとして必死に努力して、麻雀も常に勝ち続けた。そんな時に京太郎は私の前に現れた。義理の弟になるとお父様に言われた時は素直に嬉しかった。昔から弟が欲しかったからねぇ…」 咏「でも私のその考えは間違っていた」 咏「お試しで一ヶ月間京太郎が私の家に住む事になった。そして私は本当の京太郎を知ったんだ。当時の京太郎は鏡みたいな存在だった。京太郎を見るんじゃなくて京太郎を通して理想の人物像をみていたんだ。私がそれに気が付いたのはあいつが泣きながら小鍛冶プロに電話してる時だったねぇ。誰も僕を見ていないって言葉は今でも覚えている。私もお姉ちゃんと呼ばれて浮かれてたかもしれないけど私はその時、京太郎に裏切られたと感じたんだ。それから私は京太郎を観察した。観察すればするほど私は京太郎の異常さに気がついた。あいつは一回も自分から動いてなかったんだ。誰かに望まれたから、誰かがそう思ったから…京太郎はそれを実行してただけに過ぎなかった」 咏「その事実に私以外誰も気が付かない。解るかい?自分の両親が化け物と私を見比べて化け物を褒める気持ちが。わからなくてもいいさ、私は今では京太郎の立場の人間だからねぇ。凡人に魔物は理解できないって事だ。だから私は京太郎を拒絶した。持てる全ての悪口や皮肉を言い、全てを否定したのさ。あいつはただ両手を拡げて待っていただけなのにねぇ…あいつが私の家を出る最終日に私は過ちに気がつかされた」 咏「京太郎がねえ、私の事を咏お姉ちゃんじゃなくて咏さんって呼んだんだよ」 咏「泣いたね…心から泣いた。私は尻尾を振ってやってきた京太郎に勝手に期待して勝手に失望して、勝手に捨てたんだ。ただのゴミ屑さ。さあ、つまらない昔話はこれで終わりだ。明日も打つんだろ?早く寝ないとダメだろ、しらんけど」 久「最後に一つだけいいですか?」 咏「なんだい?」 久「貴方は今の京太郎をどう思ってるんですか?」 咏「……欲しい存在かな」 久「欲しい存在?」 咏「そう欲しい存在。私達クラスの麻雀プロになると京太郎の存在は貴重なんだねぇ」 久「どういう意味ですか?」 咏「それはあんたがかんがえるんだねぇ…私はそろそろ寝るよ」 久「………」 咏「誰だってひとりぼっちは寂しいのさ」 朝 京太郎「……」 白望「…zzz」 京太郎「とりあえずどうしようか」 京太郎「……もう一回寝てから考えよう…zzz」 ぎゅう…シロを胸元まで抱き寄せて眠る 白望(……見えない、だるいな。でも暖かい…もう一回寝よう) カピー「パカパカ(起きろ、主!」 京太郎「あと十分…」 カピー「パカパカ(遅刻するぞ?」 京太郎「えっ…まじで?……八時だと!シロ、起きろ遅刻するぞ!」 白望「五月蝿い……制服がない…」 京太郎「そうだった!待ってろ、三分でアイロンを掛けるからな」 ガチャ、ダッダッダ… カピー「パカパカ(騒がしいやつだな」 白望「あれカピバラの声がわからない…だるいから別にいいか」 校門前 京太郎「ハァハァ、間に合った…」 ギュウ…ストン 白望「早かった…ありがとう」 京太郎「待てシロ、これお昼ご飯」 白望「えっ?」 京太郎「昨日の晩に仕込みをしてたんだ。サンドイッチだけど食べてくれ」 白望「ありがとう…京太郎」 京太郎「嫌だ。一人で教室に行けよ」 白望「ダルい…また後で」 京太郎「ああ、また後でな」 ーーーーーー 昼 京太郎「とりあえず何処に行こう」 豊音「あれ、京太郎君もここで食べるの?」 京太郎「ああ、はい。豊音さんもですか?」 豊音「うん、私も基本的に此処で食べるかな。京太郎君が来てくれて嬉しいよー」 京太郎「そう言ってくれると嬉しいです」 ーーーーーーー 京太郎「…味が少し薄いかな?」 パク…もぐもぐ 豊音「そのサンドイッチって京太郎君が作ったの?」 京太郎「そうですよ。良かったら一つどうですか?」 豊音「それなら一つ貰うよ」 パク…もぐもぐ 豊音「お、美味しいよ!京太郎君、料理できたんだね、尊敬するよ!」 京太郎「俺なんてまだまだですよ」ワハハ 豊音「凄いと思うんだけどな…あっ、お返しに唐揚げをあげる。あーん」 京太郎「えっ…あーん」 パク…もぐもぐ 豊音「どう、美味しいかな?」モジモジ 京太郎「はい、美味しいですよ!」 豊音「よかった」カァァ 放課後 京太郎「部活に行くぞ」 ーーーーーーー 塞「京太郎、実はお願いがあるんだ」 京太郎「なんですか?俺でよければなんでもしますが」お茶を煎れながら 塞「私達に麻雀を教えて欲しいんだ」 京太郎「なんだそんなことか…えっ?」 塞「正直、今の私達じゃあ京太郎に勝てない…全国も目指したいしお願いしていいかな?」 京太郎「は、はぁ…俺なんかでよければ」 エイスリン【怒っている絵】 京太郎「すいません、昨日あんまり喋れなくて」 エイスリン「英(シロが京太郎の家に泊まった事やお弁当の事も怒ってる…シロだけずるいよ」 京太郎「シロが喋ったのか…。英(な、なんでもするんで許してください!」 エイスリン「英(……なら、明日京太郎のお弁当が食べたい」 京太郎「えっ?」 エイスリン「英(お弁当が食べたいな」 京太郎「英(構わないけど…ご要望とかは?」 エイスリン【サンドイッチの絵】 京太郎「英(了解しました。場所はどうする?」 エイスリン「英(屋上かな。見晴らしがいいし」 京太郎「英(なら明日、屋上でエイスリンとデートだな」 エイスリン「英(楽しみにしてるよ、京太郎)」 京太郎(ど、動揺しないだと…) エイスリン(赤くなるな、赤くなるな) 胡桃「なに言ってるの二人とも?」 京太郎「ああ、エイスリンとでー」 ギュウ…口を塞がれて エイスリン「ヒミツダヨ!」カァァ 胡桃「ふーん…変な二人」 帰り道 豊音「京太郎君、良かったら一緒に帰らないかな?」シロを背負っている 白望「ダルい…」 京太郎「いいですけど…シロ、豊音さんもしんどいから俺が背負ってやるから降りなさい」 シロ「うー…」 ストン…ギュ… 豊音「別に構わなかったのに…」 京太郎「豊音さんも女性ですから、こういうのは男の役目ですよ」ワハハ 白望「私はだるくないからどっちでもいいかな…。そういえば京太郎」 京太郎「どうした?」 白望「お弁当ありがとう…」 京太郎「味が薄くなかったか?」 白望「大丈夫だった…」 豊音「えっ、京太郎君にお弁当作ってもらったの?」 白望「うん…美味しかった」 豊音「ずるいよー!」 京太郎「また今度でよければ作りますよ?」 豊音「ほ、本当?」 京太郎「はい」 豊音「やったー!」ニコニコ 白望「私も…」 京太郎「分かってるよ、要望は?」 白望「……卵焼き」 京太郎「腕が試されてる気がする…期待しとくんだな」 白望「うん…」 ぎゅうぅぅ…抱きしめが少し強くなる 京太郎(どこに行ってもする事は変わらない気がする) 夜 京太郎「さて…なにをしようかな」 京太郎「和を誘ってみるか…」 和「京太郎君からのお誘い…寝るつもりでしたけどやりましょう」 京太郎「あっ…最後の最後に親被りで捲られた。あれ、ひろえさんからウィスが着てる」 ひろえ「おしかったなー。じぶん、中々強いやん」 京「ひろえさんも強かったですよ。最初の倍満は焦りましたし」 ひろえ「あれはいい倍満やったやろ?京も手堅く三連ちゃんもよかったで。また良かったら売ってくれへんか?」 京「ええ、俺でよければ」 ひろえ「ならこれがうちのメルアドとスカイのIDな。また誘ってや」 京「ぜひ」 京太郎「まだまだ強い人はいるんだな…」 メール 一 ♪~ 京太郎「メールか?」 From 国広一 急にメールしてごめんね。岩手の方はどうかな?こっちは透華と衣がそっちに行こうとして大変だよ 京太郎「ハジメからか…あっちも大変だな。こっちはまだ来たばかりだけど良い土地だとは思うよっと…」 From 国広一 それなら良かった。近い内に会うかもしれないけど、またメールしてね。 京太郎「はいっと…。あれ変なフラグが建ったか?」 朝 木曜日 京太郎「今日はエイスリンにお弁当を作らないとな…」 京太郎「よしできた…多めに作ったけど大丈夫だよな。早いけど学校に行くか」 塞「京太郎!」 京太郎「おはよう、塞」 塞「おはよう。朝早いんだね」 京太郎「そうか?いつもこんなもんなんだけどな」 塞「昨日はシロと遅刻ギリギリだったけどね」 京太郎「うっ…知ってたのか」 塞「窓をみたら京太郎が走ってたからね…少し笑ったよ」 京太郎「まじか」 塞「それよりも日曜日どうする?」 京太郎「そうだな…塞に任せるよ。俺がエスコートをすべきなんだけどな」 塞「だ、大丈夫。私に任せてよ!」カァァ 京太郎「ああ、期待してるよ」 昼 京太郎「さて…屋上に行くか」 エイスリン「……」? ブンブン←腕を振っている シロ「ダルい…」 京太郎「シロも来てたのか」 エイスリン【捕獲された絵】 シロ「……お腹空いた」 京太郎「とりあえず食べるか。エイスリンがニュージーランド出身て聞いてたから赤身多めの牛肉のサンドイッチと匂いを抑えたミートパイ…あと、デザートに砂糖の菓子パン…作りすぎたからな。沢山たべてくれ」 エイスリン「………」呆然としている シロ「京太郎、あーん…」 京太郎「はいはい…とりあえずミートパイでいいか?自信作だぞ。ブレスケアの対策にミントのガムがあるから大丈夫だぞ」 もぐもぐ… シロ「…美味しい」 京太郎「エイスリンも食べないのか?」 エイスリン「タ、タベルヨ!」 パク…もぐもぐ… 京太郎「ど、どうだ?」 エイスリン「……」 ツー… シロ「京太郎がエイスリンを泣かせた……」 京太郎「えっ、泣くほどまずかった?ごめん、なんかそこそこできたから褒めてくれるとか思って本当にごめん!」 エイスリン「ち、チガウヨ…トッテモオイシイヨ。タダナツカシクテ…ナミダガトマラナインダヨ」 シロ「…ふん…」顎で指示する 京太郎「…こんな俺でよければまた作るからどんどんたべてくれ」 スッ…エイスリンの涙をハンカチでふき エイスリン「アリガトウキョウタロウ…」 放課後 部活 京太郎「どうしようかな」 京太郎「それを切るとロンされるので、北のベタ降りでいいですよ」 胡桃「えっ?どうみてもこれが安牌に見えるんだけど」 カチ……ロン! 胡桃「筋引っ掛け…!」 京太郎「対子落としでベタ降りをしてるのに長考してましたからね。多分待ちを変えたんだと考えたんですよ」 胡桃「うぅ…実際に打ってないから感覚が狂う」 京太郎「俺の幼馴染も昔そんな事を言って鹿倉さんみたいになってましたよ」 胡桃「…その子はどうしたの?」 京太郎「えっと…確かあの時は…手を借りていいですか?」 胡桃「手?別にいいけど…」 ギュッ… 胡桃「えっ?」 京太郎(力を別けてやるとか願ったんだよな……こんな感じか…) ドクン… 胡桃「ひゃっ!」カァァ 胡桃(京太郎から何かこう温かいのが流れてきた…お腹がポカポカする!) 京太郎「す、すいません!大丈夫ですか?」 バッ! 胡桃「だ、大丈夫…び、びっくりしただけだから…ハァハァ…ちょっとトイレに行ってくる…ハァハァ」カァァ 京太郎「わ、わかりました…何かあったら呼んで下さい。すぐ行きますんで」 胡桃「う、うん…」 ーーーーーー 胡桃「うぅ…なんだったんだろう」 パリン…… エイスリン「キョータロー、イッショニカエロウ」 京太郎「別にいいぞ…あれか。英(こっちの方がいいのかな?」 エイスリン「英(うん。そっちの方が助かるかな」 ーーーーー エイスリン「英(今日は本当にありがとうね」 京太郎「英(俺はただランチを作っただけだよ」ワハハ エイスリン「英(京太郎は優しいね。私ね、ちょっとだけ不安だったんだ」 京太郎「英(不安?」 エイスリン「英(うん。シロ達は優しいし私に気を使ってくれる。でも私は……少しさびしかった」 京太郎「英(話せる相手や今まで通り食べてきたモノの味覚の違いか?」 エイスリン「英(それもある。日本の食べ物は確かに美味しいし意思疎通はできる。でもたまにね、祖国が懐かしくなるんだよ」 京太郎「英(留学生の宿命だな」 エイスリン「英(そうだね。宿命かもしれないね…でもそれももう大丈夫かな」 京太郎「英(そうなのか?」 エイスリン「英(うん。だって京太郎がきてくれたから」 京太郎「英(……俺はそこまで万能じゃないぞ?」 エイスリン「英(ニュージーランド英語が使えて、祖国の味が作れる。それに気遣いもね。シロも私も気がついてたよ?私用に作られたサンドイッチがあった事」 京太郎「英(ばれてたのか…ばれないようにしてたのに」 エイスリン「英(女の子はよく見てるってことだよ。それじゃあね、私こっちだから」 京太郎「英(ああ、気をつけてな」 エイスリン「英(京太郎!」 京太郎「うん」振り返り チュ… エイスリン「英(今日のお礼…じゃあね」カァァ ダッダッダ… 京太郎「…俺のモテ期はもしかして今年か?」 夜 京太郎「さて…なにをしようかな」 京太郎「身内を誘ってみるか…」 透華「あら…珍しいこともあるのですね」 桃子「京太郎からの誘いっすか…これは挑むしかないっすね」 ??「おう…京からの誘いか…次はウチが勝つで!」 京太郎「また最後に捲られた!…慢心してるかな最近。ウィスが着てるな」 京太郎「ひろえさんから着てるな」 ひろえ「スカイで少し話さんか?」 京太郎「了解ですっと…なんだろう嫌な予感がする」 ーーーーー ??「もしもし、これで通じとるか?」 京太郎「ええ、聞こえてますよ」 ??「なんや、男やったんか…まあいい。単刀直入に言うで。あんたはなにもんなん?」 京太郎「なにものって……リアル話はちょっと」 ??「うちもそんな事は分かってる。ただ納得できんのや。最初の麻雀は接戦やった…でも今回の麻雀は明らかにウチのレベルが低い事を実感する麻雀やった。だから教えて欲しいんや…あんたはなにものなんや?」 京太郎「……俺は多分、ひろえさんが望んでる回答は言えませんよ?」 ??「かまへん…」 京太郎「俺はただの高校生です。麻雀部所属のね」 ??「……っ。そうか。男にも強いのがおるねんな。京とはそれなら会えそうや。来るんやろインターハイ」 京太郎「ええまあ…行くつもりです」 ??「そうか…なら全国でオフ会やな」 京太郎「えっ?」 ??「あんたの知り合い全員呼んで麻雀を打と。きっと楽しいやろ」 京太郎「ふふふ…そうですね。全員で会いましょう」 ??「ああ約束やで。それじゃあ」 京太郎「ええまた」 ーーーーーーー ??「お姉ちゃんどうかしたん?」 ??「いや、世界は広いと思ってな…ああ悔しいな」 ツー… ??「だ、大丈夫なん?」 ??「大丈夫やで…次はウチが勝つからな」 From 臼沢塞 夜遅くごめんね。京太郎の好きな食べ物とか聞いていいかな?べ、別に日曜日にお弁当の参考とかじゃないからね! 京太郎「お弁当か……手料理ならなんでもいいんだけどな。肉じゃとかかなっと」 ーーーーー 塞「肉じゃが……お母さんとトシさんに相談しないと。とりあえず…話を合わせて…いや、これってわたしも好きな物を書かないといけないのかな…」あたふた ーーーーー 十分後 From臼沢塞 私も肉じゃが好きだよ。美味しいよね。もう夜も遅いし、寝不足にならないようね。おやすみなさい 京太郎「おやすみなさいっと…さて寝るか」 ーーーーー 塞「うぅ…へんだったかな…」 朝 金曜日 京太郎「さてどうしようか」 カピー「パカパカ(久しぶりだな」 京太郎「どこに行ってたんだよ」 カピー「パカパカ(鹿児島の巫女が私を呼び出してな。久しぶりにハッスルしたぞ」 京太郎「み、巫女さんとやったのか!?」 バシ… カピー「パカパカ(私は女だ。全く…少しばかり主にも因縁がある輩をわからせてきただけだ」 京太郎「……カピーってカピバラだよな?」 カピー「パカパカ(ついに呆けたか?私はカピバラだ」 京太郎「まじか…」 カピー「パカパカ(大樹か…果実も一つ芽吹いているし刺されるぞ?」 京太郎「やっぱり俺ってモテ期なのか?」 カピー「パカパカ(モテ期ですめばいいがな。まあいい木の世界はだな。強制力もかかっているし、私の秘技を使おう」 京太郎「秘技?」 カピー「パカパカ(そうだ…全ての根源とも言うがまあいい、さっさと終わらせるぞ」 京太郎「おう」 昼 京太郎「どこに行こうかな…」 屋上 胡桃「あれ、京太郎もきてたの?」 京太郎「えっ、鹿倉さんもですか?」 胡桃「うん…この季節だけだからね。屋上で食べれるのは」 京太郎「そうなんですか?」 胡桃「うん。秋になったらもう寒いからね。夏は暑いし」 京太郎「そういうことか。なら俺は運がよかった」 胡桃「なんで?」 京太郎「だって鹿倉さんと屋上で昼食を食べれるじゃないですか。来年ではできない事ですし」 胡桃「あっ…そうだったね。私達が卒業したら京太郎は…」 京太郎「心配しなくて大丈夫ですよ。今はインターハイを考えていきましょう。来年の事は来年になってからでいいですよ」 胡桃「…うん、ごめん」 京太郎「謝る事なんて何もないですよ」 放課後 部活 京太郎「……どうしようかな」 白望「…京太郎」 京太郎「どうかしたのか?」 白望「手、貸して」 京太郎「手をか?別にいいけど…」 スッ…ギュ 白望「……なにも起きない」 京太郎「あれか、鹿倉さんにしてた事か?」 白望「そう…」 京太郎「なら…」 京太郎(シロに力を…) バリン… 白望「うっ……っ!」 バタ…蹲る 京太郎「だ、大丈夫か!?」 白望「だ、大丈夫…ハァハァ…ただ…予想外…だった…だけ…ハァハァ」 京太郎「そ、そうなのか…」 白望「…でもこれは悪くない」お腹を摩り 京太郎「…保健室に行くか?」 ギュ… 白望「このままで大丈夫…」 京太郎「それならいいんだが…」 帰り道 エイスリン「イッショニカエロウ」 京太郎「別にいいぞ」 ーーーーーー エイスリン「英(京太郎、何処かによっていかない?」 京太郎「英(ああ、何処にいく?)」 エイスリン「……」 エイスリン「英(クレープ屋さんに行こう」 ーーーーー 京太郎「英(エイスリンは何をたべるんだ?」 エイスリン「英(私はイチゴのやつかな」 京太郎「英(なら俺はチョコレートかな」 店員(ま、まさかの外人カップルかよ…英語なんて解らねえよ!) 京太郎「えっと、イチゴのやつとチョコレートを一つずつください」 店員「は、はい!920円になります!」 店員(彼氏は日本人…爆発しろ!) エイスリン「……」カキカキ 京太郎「英(何を描いてるんだ?」 エイスリン「英(これだよ」 【京太郎の後ろ姿】 京太郎「英(まさかの俺か」 エイスリン「英(うん。京太郎と居ると絵を描かないから…京太郎を描こうかなって」 京太郎「英(イケメンに描いてくれよ。あっ、これクレープ」 エイスリン「英(京太郎は普通で大丈夫だよ。クレープありがとう」 京太郎「英(ありがとう。とりあえずベンチにすわるか」 エイスリン「英(そうだね」 エイスリン「英(クレープ美味しいね」 京太郎「英(そうだな。クレープ屋でクレープを久しぶりに買ったな」 エイスリン「英(えっ?クレープ屋さんはクレープしか売ってないよ」 京太郎「英(長野のクレープ屋にはタコスが売ってるんだ」 エイスリン「英(タコス?」 京太郎「英(そうタコス。トウモロコシとかの薄い生地にチーズとかを載せた料理だな」 エイスリン「英(…そうなんだ」 京太郎「英(食べたことないのか?」 エイスリン「英(うん…」 京太郎「英(なら今度また昼ご飯に作って行くよ」 エイスリン「英(いいの!」 京太郎「英(男に二言はないさ」 パク…もぐもぐ エイスリン「英(で、でも私は京太郎に何もできないよ…」 京太郎「英(……ならそのクレープを一口くれればそれでいいよ」 エイスリン「英(そんなんじゃあ釣りあわ…)」 カプ… エイスリン「英(あっ!」 もぐもぐ 京太郎「美味いな。可愛い女の子に料理を頼まれたら作りたくなる…それが男ってもんなんだよ」 エイスリン「……シカエシ」 パク… 京太郎「あっ、最後の二口が…」 もぐもぐ… エイスリン「オイシイヨ」 京太郎「おお…俺のチョコがー」 エイスリン「英(私のクレープ食べたでしょ」 京太郎「英(あまりにも痛い対価だったぜ…」 エイスリン「英(タコス期待してるね」 京太郎「英(大丈夫だ。俺のタコスは優希ですら唸った一品だからな」 夜 京太郎「…はやりさんの気配がする。なんてな」 京太郎「透華さんでも誘うか」 透華「こちらがこいしいのでしょうか?」 京太郎「よし勝った!負け続けだったからな…三連敗は凹むからな。あっ、ウィスが着てる」 京太郎「トキさんから着てる」 トキ「今回は負けたけど次は負けへんで」 京「望むところです。トキさんは未来が視えてるみたいな打ち方なんで打ってて楽しいですし」 トキ「な、何を言うてるんや。一巡先なんて視えへんで!」 京「誰も一巡先なんていってないんですが…まあ一巡先が視えるならそれは強力な武器ですね」 トキ「…嘘と思わんの?」 京「俺も槍をつくれるから思いませんよ」 トキ「槍ってえらいぶっそうやね」 京「そうですか?作れたら相手を確実に射抜いてくれる便利な槍ですよ」 トキ「なんやねんそれw。まあいいや、これうちのメルアドとスカイのIDやからまたネト麻する時にでも呼んで。京となら楽しく打てそうやし」 京「わかりました。またやる時に誘いますね」 ーーーーーー From臼沢塞 日曜日駅前に昼前に集合でいいかな? 京太郎「塞からメールが着てる。大丈夫ですよって」 From臼沢塞 展望台に登るから覚悟しといてね」 京太郎「展望台…ああ、学校から見えるあそこかな。ならお弁当がいるのかな?一応聞いとくか」 From臼沢塞 だ、大丈夫だよ。お弁当なんて重いだけだし、楽な格好できてね。それじゃあ、おやすみなさい 京太郎「了解です、おやすみなさいっと…」 ーーーーー ♪~ 京太郎「もしもし?」 豊音「わ、私だよ京太郎君。豊音だよ」 京太郎「豊音さん、どうかしたんですか?」 豊音「あ、あの…明日良かったら出かけないかなって」 京太郎「ええいいですよ、何処に行きますか?」 豊音「ら、ラウンドワンに行きたいよ」 京太郎「ラウンドワンですか…ならボーリングとかですね」 豊音「う、うん…村からあまり出たことないから行ってみたかったんだ」 京太郎「明日の正午に駅前でいいですか?」 豊音「わかった。遅れずに行くね」 京太郎「俺も遅れないで行きますよ。それじゃあおやすみなさい」 豊音「おやすみだよー」 ーーーーーー ??「やっと見つけた☆!でもまあ、今日は別にいいかな…再開は完璧でないとね☆」 ザッ カピー「パカパカ(なんだ今の気配は…今の義姉よりは低いが圧倒的麻雀力を感じたぞ。でもまあ主には負けるがな」 朝 京太郎「……嫌な予感がする」 カピー「パカパカ(主、今日は出かけない方がいい」 京太郎「無理だな。豊音さんとラウンドワンで遊ぶんだ」 カピー「パカパカ(そうか…気をつけろよ」 京太郎「豊音さんと仲良くするにはどうしたらいいんだ?」 カピー「パカパカ(唐突だな」 京太郎「いやまあ、今日出かけるからさ」 カピー「パカパカ(遠野の後継者か…典型的な他者を思いやるタイプの人間だ。ある意味で主に似てるな。だが遠野と主には決定的に違う所があるんだがな。仲良くしたいなら今日のデートに行けばいい。ハプニングをこなしたらその時は来る。服は私が用意しといてやろう…だが気をつけろ。支えると依存は違う…まあ、主には関係のない事か」 京太郎「相変わらず難しい事を言うな。もっとわかりやすく頼む」 カピー「パカパカ(……ひとりぼっちは寂しい。いつか終わりがくると知っているとな。だから一つ約束をしてやればいい。要約すればいつも通りでいいんだよ、このスケコマシ」 昼1 京太郎「……待ち合わせはここだよな」 京太郎「…あっ、豊音さん!すいません、待たせたようで」 豊音「うんうん、全然待ってないから大丈夫だよ!」 京太郎「それでもですよ。お昼も近いですし、お詫びにお昼奢りますよ」 豊音「うぅ…そんなことしなくてもいいのに」 京太郎「させてください。男が美人待たせたら駄目だって教えられてきましたから」 豊音「…」カァァ 京太郎「食べたい物とかありますか?」 豊音「……」 豊音「彼処でいいよ…」下を向いてホルモン焼きの店を指差す 京太郎(隣の喫茶店だよな…多分。昼からホルモン焼きは 無いだろ」 豊音「だ、駄目かな?」 京太郎「大丈夫ですよ。俺もナポリタンとか食べたかったし」 豊音「良かった。私はカルボナーラを食べようかな」 ーーーーーー 京太郎「ナポリタンとカルボナーラ…あとウーロン茶二つお願いします」 豊音「……」そわそわ 京太郎(何を話そうか) 京太郎「そういえば豊音さんって何処に住んでるんですか?」 豊音「えっと…少し遠い村かな。最近になってやっとネットができるようになったんだよー」 京太郎「それは良かったですね」 豊音「うん。京太郎君が居た長野はどんな所だったの?」 京太郎「俺がいた所は少し田舎だったから自然豊でしたよ。家の裏は山でしたし…義姉さん達が良く星の観察やBQとかしてました」 豊音「京太郎君、お姉さんいたんだ…だから礼儀正しいんだね」 京太郎「礼儀は叩き込まれましたよ…義姉二人とも麻雀プロだから厳しくて」 豊音「えっ?京太郎君のお姉さんプロなの?」 京太郎「あっ…秘密ですよ。小鍛冶プロと戒能プロは俺の義理の姉なんです」 豊音「す、凄いよ!世界チャンピオンと最強新人プロ筆頭がお姉さんなんて羨ましいよ!サイン欲しいよ!!」 京太郎「良かったらもらっときますよ、サイン?」 豊音「や、約束だよ!やったよ、超幸せだよー!」 京太郎(ここまで喜んでくれるのか…義姉さん達に頼まないとな) 店員「失礼します。ナポリタンとカルボナーラ、ウーロン茶二つです」 京太郎「ありがとうございます。いただきましょうか」 豊音「うん!いただきます」手を合わせて 京太郎「いただきます」 京太郎「美味しかったですね」 豊音「うん、とても美味しかったんだよ」 京太郎「それじゃあ、ラウンドワンに行きましょうか」 豊音「うん!」 ーーーーー 京太郎「つきましたけど、何で遊びますか?」 豊音「……」 豊音「ダーツで勝負だよ!」 京太郎「望むところです!」 ーーーーーー 豊音「まず私からいくよ」 得点 104 豊音「うぅ…難しいよ…」 京太郎「最初は皆そうですよ…俺も頑張らないと…」 得点 38 京太郎「な、なんだと…」 バタ…崩れ落ちる トントン… 豊音「だ、誰にだって不慣れな事はあるよー」 京太郎「うぅ…」 豊音(むしろ私は京太郎君でもできない事があるんだってホッとしたよ) 京太郎「き、気を取り直して別の所に行きましょうか」 豊音「う、うん」 豊音「ボーリングならきっと大丈夫だよ!」 京太郎「そうですね…次は俺が最初にやりますね」 豊音「頑張って!」 得点 127 京太郎「…さ、さっきよりはできたよな」プルプル 豊音(京太郎君が産まれた子鹿みたいになってるよー…頑張るよ私!) 豊音「わ、私の番だね!」 得点 144 豊音「やったよー!」 京太郎「凄いですね、豊音さん!尊敬しますよ!」 豊音「う、うん、初めてやったけどどうにかなったよ!」 京太郎「っ…そ、そうですか、才能ありますよ」 豊音「ありがとう。これも京太郎君が連れてきてくれたおかげだよー」 京太郎「どういたしまして。他の所も見て見ましょう」 豊音「そうだね!」 キングクリムゾン ーーーーーー 豊音「今日は楽しかった…本当にありがとうだよ」 京太郎「ええ、俺も楽しかったです」 豊音「それじゃ…」 藤田「見つけたよ、須賀京太郎!」 はやり「ギュルビーン☆久しぶりだね、京太郎君!お姉ちゃんがむかえにきたよ!」 京太郎「えっ…なんで…貴方」 はやり「酷いな☆京太郎君!次は逃がさないって言ったよね?」 京太郎「は、はやりさん…」 豊音「え、え、えー!プロが二人も居るよー!」 雀荘 藤田「これはリベンジだ…私は負けない。勝ってカツ丼さんの汚名を晴らす!」 はやり「勝ったら連れて帰るからね☆」 豊音「き、京太郎君、これってどういう事なのかな」ソワソワ 京太郎「すいません、豊音さん。こんな事に巻き込んでしまって」 豊音「それは別にいいんだよー。サイン貰ったし…でも負けたら大変な事になるんじゃ…」 京太郎「大丈夫です。俺は勝ちます。でも少しだけ怖いのでいてくれませんか?」 豊音「う、うん…私、頑張るよ!」 京太郎(……八つ当たりだ。ラウンドワンでの失態をここで取り返す) はやり「はやりが親だね☆」 京太郎(…あれ…姫様達の力を感じる。全力で勝つ)ゴゴゴゴ! 豊音「っ!」 藤田「さらに成長してる…」 京太郎(できた……当てたらやばい事になりそうなくらい輝いてるけど…どうにかなるよね?) はやり(……うぅ…お姉さんパワーであれは消せない☆。強くなりすぎだよ、京太郎君☆!) 豊音(て、聴牌がやっとだよ!) 藤田「負けられない…」 コトン…ドス ギュルル…←影が藤田を押さえ込む 藤田「な…!」 京太郎「ロン…三倍満…24000です」 京太郎(これも厳つくなってる…刺したらこうなんか…染まるみたいな。でも、これをはやりさんに当てたら俺の勝ちだ!) はやり(…また違う槍☆!対象は誰なのかな☆?) コトン…ドジュ… はやり「えっ?」 京太郎「ロン…三倍満だから、32000。俺の勝ちだ、はやりさん」 はやり「は、はい…」カァァ。ジュワ… 京太郎81000 はやり-7000 豊音25000 藤田1000 はやり「強くなったんだね☆!でもまだ満たされてないんだね☆」 京太郎「……今はですよ。ようやく周りを見る余裕ができましたから」 はやり「ギュルビーン☆!今回は見逃してあげる☆!でもね…私はいつだって京太郎君の味方だからね☆」 藤田「また…負けた…うぅ…」グス… はやり「……今回は負けたからね☆藤田さんをちょうき…☆☆、京太郎君の良さを教えといてあげるよ☆」 ズルズル… 京太郎「…ふぅ…行ったか」冷や汗をかいている 豊音「す、凄いね…京太郎君…私は何もできなかったよ」 京太郎「いや、豊音さんがいてくれて助かりました。一人ではやりさんと会うのは怖いんですよ」 豊音「……何かあったの?」 京太郎「昔の話ですよ…本当に昔のね」 豊音(なんで、そんなに寂しそうなのかな…) ギュウ… 京太郎「えっ?」 豊音「ぼっちじゃないよ…」 豊音「あっ…た、大変だよ、京太郎君!」 京太郎「どうしたんですか?」 豊音「帰りのバスが無いから家に帰れないよ…どうしよう」グス… 京太郎「俺のせいですよ…すいません」 豊音「うんうん、京太郎君はわるくないよ。時間を忘れた私が悪いんだよ。でもどうしよう…何処かに泊まれる所は」 コンマ判定 神託により未来は決定される。須賀家に呼ぶ。 京太郎「あ、あの…もしよかったらうちに来ませんか?」 豊音「えっ?」 京太郎「け、決して疚しい気持ちなんかないですよ!ただ、俺のせいでこうなったので…。豊音さんみたいな美人をカプホやネカフェで一夜明けさせるのも心配なので…」 豊音「でもそんな、迷惑かけられないよ」 京太郎「迷惑なんかじゃないですよ!俺は豊音さんに助けられたからお礼がしたいんです。いやらしい事なんか絶対しません。豊音さんは俺の大切な仲間ですから」 豊音「うぅ…それならお邪魔しようかな」カァァ 京太郎「是非!」 須賀家 豊音「き、京太郎君ってお金持ちなの?」 京太郎「えっ?いや、そうでもないですよ」 豊音(は、初めて地下に小さいけど温水プールがある家にきたよ) 京太郎「晩御飯作るんでソファで休みながらTVでも見ててください」 豊音「わ、わかったよ!」 パカパカ… 豊音「わっ…カピバラがいるよ!」キラキラ カピー「パカパカ(ほら、これは貴様のパジャマだ。カシミアか何かは知らんがサイコロを振って念じたらでてきた。受け取れ」 豊音「えっ…この袋を私にくれるのかな。ありがとう!…わっ、大きな服が入ってたよー…あれ、私この服着れる気がする。これって私がきていいのかな?」 カピー「パカパカ(当たり前だ」首を縦にふる。 豊音「いいみたい…それにしてもカシミアってかいてるけど流石に嘘だよね?」 京太郎「ご飯できましたよー」 豊音「は、はい!今そっちに行くよ!」 夜 京太郎「俺が使ってるベッドが一番大きいんでここで寝てください。俺は下のソファーで寝ますんで」 豊音「そ、そんなの悪いよ」 京太郎「お客さんの豊音さんが優遇されて当たり前ですよ」ワハハ 豊音「……」 コンマ判定 神託により確定。一緒に寝る事を提案する。 豊音「それなら家主の京太郎君も優遇されないとダメだよ。だから」 ギュッ… 豊音「お、お互い離れて練れば大丈夫だよ!」 京太郎「えっ、待ってください、俺がもし豊音さんを襲ったらどうするんですか?」 豊音「大丈夫だよ。京太郎君の事を信じてるから」 京太郎「わかりました…俺は左の壁側、豊音さんは右側でいいですね?これならもし俺が寝返りをうっても豊音さんを追い詰める事はないでしょうし」 豊音「私もそれでいいよ」 豊音「京太郎君、今日は本当にありがとうだよ」 京太郎「急にどうしたんですか?」 豊音「お礼を言ってなかったと思って…本当に今日は楽しかったよ」 京太郎「そうですね…最後にトラブルが無ければ良かったんですが」 豊音「それでもだよ。サインを貰っちゃったし何より、京太郎君がとてもかっこよかった」 京太郎「そう言ってくれるとありがたいですね」 豊音「本当の事だよー。京太郎君、私ね…すこし怖かったんだ」 京太郎「怖かった?」 豊音「うん。半年前までは村から出る事のなかった私が京太郎君と遊んでも大丈夫なのかなって」 京太郎「そんな事は…」 豊音「確かになかったよ。京太郎は全力で私と遊んでくれたよ…まさかダーツとボーリングで勝つとは思わなかったよ」 京太郎「うぅ…次は勝ちます」 豊音「楽しみにしてるよ。でもね麻雀が終わった時に思ったんだよ」 京太郎「なにをですか?」 豊音「私よりも京太郎君の一人ぼっちなんだって」 京太郎「えっ?俺は一人ぼっちなんかじゃ…」 豊音「一人ぼっちだよ。京太郎君は私と真逆の一人ぼっち。誰も居ない一人ぼっちじゃなくて、誰にも居て欲しくない一人ぼっちなんだよ」 京太郎「……」 豊音「瑞原プロがそれを指摘してたよ」 京太郎「あれは別の事です」 豊音「それは嘘だよ」 京太郎「っ!」 豊音「よく考えたら色々とおかしかったんだよ」 京太郎「何がですか?」 豊音「シロが京太郎君に懐いた事や京太郎君が関わってる事がだよ」 京太郎「…やめろ…」 豊音「シロが京太郎君に懐いたのは京太郎君を見たからじゃない」 京太郎「やめてくれ…」 豊音「京太郎君を通してシロにとって一番理想的な存在をシロは投影したんだ」 京太郎「やめろよ!」 バッ!起き上がる 豊音「映し鏡のようにね」 京太郎「…あんたに何が解る」 豊音「私には何も解らないよ」 京太郎「ならなんで踏み込んてくるんだよ!三人目だ、美穂子は外から、久は不意打ち。豊音さん…貴方は正面。最近の年上は容赦がなさすぎですよ」 豊音「…年上だからしかたないよ」 京太郎「そうですか…あぁ…年上はこれがだから嫌なんだ」 豊音「それが年上なんだよー」 京太郎「昔の話ですが聞いてくれますか?」 豊音「うん…私でよければなんでも聞くよ」 京太郎「人に話すのは照以来だからうまく話せるが分かりませんが…あれは父が俺にケーキを買ってきてくれた日です」 豊音「そんなの…悲しすぎるよー」ポロポロ 京太郎「待って、待って、豊音さん泣きすぎですよ!」 豊音「だって京太郎君が可哀想すぎて…うわぁぁぁん!」 京太郎「過去の事だから今は義姉さん達が居るし俺は幸せですよ」オロオロ 豊音「それは…ぐす…嘘だよ…だって京太郎君、話してる時の声がとても寂しそうだったよ…」 京太郎「おう…厳しい所を。でも今は本当に大丈夫ですよ」 豊音「えっ?」 京太郎「ええ。高校に入ってから殆ど感じませんから。それにほら今は豊音さんが居ますし」 豊音「そ、それって…」カァァ 京太郎「今更誰かに人肌恋しいなんて誰にも言えませんよ」ワハハ 豊音「……」 もぞもぞ 京太郎「と、豊音さん?」 豊音「わ、私思うんだよ…人肌恋しいなら温めてあげるよー」 京太郎「えっ…ちょっと、何を…」 もぞもぞ、ギュッ 豊音「…大丈夫だよ。私も初めてだから…や、優しくしてくれると嬉しいよ」 京太郎「ま、待ってください!ど、同情でこんな事をしたらダメですよ!」 豊音「ち、違うよ、同情なんかじゃないよ!私は京太郎君が欲しいんだよ!」 京太郎「えっ?」 豊音「真逆だから…真逆にいるからこそ二人で一人前になれると思んだよ…」 スッ… 豊音「私は本気だよ?」 チュ…クチュ…クチュ…ぷはぁ 京太郎「…豊音…」 豊音「京太郎…私を抱いてくれないかな?」 京太郎「…責任はとるからな」 豊音「うん…二人で幸せになるよ」 ーーーーーーー 娘7「そ、それがお父さんとお母さんの初めてだったの?」 息子1「そうらしいぜ…全く40過ぎてもラブラブな夫婦なんてそういないぞ」 息子2「それにしてもあれだね…父さんと母さんって本当に年をとらないよね」 娘5「母さんは血がそうらしいけど父さんは確実に母さんとやってるからでしょ」 息子4「…お父さんって実はもてたんじゃないのか?」 娘1「本人は知らなかったらしいけど…父さんを巡って世界タイトルの大半が日本人とかつて日本で留学してたプロの壮絶な戦いなったのよ。父さんが18の時にね」 息子1「それなら俺も知ってるぞ…勝ったのは父さんの義姉さんだったらしいんだけど、その後に父さんと母さんがタッグを組んでかったんだよな」 娘4「今でも無敵と最強の夫婦って呼ばれてるもんねパパ達」 息子3「そして二年に一度か毎年兄弟ができるのはどうにかならないのか?」 息子9「無理だろ。父さんと母さんの健康診断の結果見たけど両方とも肉体年齢24だったぞ」 娘2「…まあ、いいんじゃない?二人とも 平等に私たちを愛してくれるは…結婚記念日以外ね」 一同「それもそうだけど」 京太郎「ただいま、帰ったぞ子供達」 豊音「日本一になったから今日はホルモン焼きだよ!!」 一同(なんであんなにラブラブなんだ) カン! 豊音「こうすれば温かいよ…」 ギュッ… 京太郎「と、豊音さん!」 豊音「私は京太郎君を一人ぼっちしないよ……zzz」 京太郎「……本当に年上はずるいですよ」 朝 豊音「それじゃあ、私は帰るよ」 京太郎「本当に送らなくていいんですか?」 豊音「大丈夫だよ。帰るだけだし。ご飯美味しかったよ」 京太郎「それなら良かった…それじゃあ、また学校で」 豊音「うん、またね、京太郎」 ーーーーーー 京太郎「さて…塞との時間までまだあるしどうしたものか」 カピー「パカパカ(どうした草食動物の皮を被った狼。次は私が標的か?」 京太郎「いや、なんでそんなに怒ってるんだ?」 カピー「パカパカ(別に。神託を打ち破られたから月読に馬鹿にされたからとかじゃないからな」 京太郎「……なんかごめんな」 カピー「パカパカ(謝るな!私が惨めだろうが!」 カピー「パカパカ(鑑定か。3つもするのか面倒だな」 カピー「パカパカ(…赤い糸か。今更誰に使うんだ」 京太郎「そこなのか?御守りや霊剣の刀身とかの方が大事だろ」 カピー「パカパカ(いや、八咫鏡なんて持ってるのに今更十握剣や草薙の剣になる可能性を持つ霊剣や二個目の御守りなどどうでもいいだろ」 京太郎「さらっと恐ろしい事を言うな」 カピー「パカパカ(それよりもだその赤い糸を使う時はわざわざ小指に結ばなくていいぞ。だってそれは主が顔を知らない相手等のいわば他人にしか効果がないからな」 京太郎「えっ…それって意味なくないか?」 カピー「パカパカ(……使えばわかる。人の縁を合わせて、結ぶとどうなるか…主は知らないから言えるのだ」 京太郎「どうなるんだ?」 カピー「パカパカ(一目惚れは怖いって事だ。」 京太郎「はっ?」 カピー「パカパカ(使い道を間違えるなよ!」 昼 京太郎「さてついたぞ」 京太郎「あれまだきてないのか」 ダッダッダ… 塞「ご、ごめん!待った?」 京太郎「俺もいま来た所ですよ」 塞「それなら良かった…」 京太郎「それで今日は展望台に行くんですよね」 塞「うん」 京太郎「それじゃあ行きましょうか」 塞「京太郎って山に登りなれてるの?」 京太郎「ええまあ、長野の家の裏が山でしたから」 塞「そ、そうなんだ…」 塞「あっ…」 バタン… 京太郎「だ、大丈夫ですか!」 塞「大丈夫…っ…!」 京太郎「…失礼」 スッ…脚を確認し 京太郎「痛めてますね…」 塞「これ位大丈夫…」 ツン… 塞「ッ!」 京太郎「おんぶしますよ」身体を屈めて 塞「そんなの悪いよ…」 京太郎「気にしないでください…ほら」 ギュ… 塞「ありがとう…」 道中 塞「お、重くないかな?」 京太郎「大丈夫ですよ。塞が重いなら俺は羽毛布団も持てませんよ」 塞「うぅ…それって褒め言葉なのかな?」 京太郎「当たり前の事を言ってるだけですよ」 塞「かわされた気がする」 京太郎「気のせいですよ」ワハハ 展望台 京太郎「着きましたね」 塞「そろそろ降り…」 京太郎「俺、そろそろお腹が空いたんで何所かで食べませんか?」 塞「えっ、あの…」 ギュウウウ… 京太郎「楽しみだな、塞のお弁当」 塞「あれ、なんで知ってるの?」オドオド 京太郎「…塞の事ならなんでもわかるからな」 京太郎(手に絆創膏の後やカバンの中から微かにだしの香りがするからとは言えないよな」 塞「な、何言ってるのかな!」カァァ 京太郎「あれ、もしかして違いました?それならあそこのお弁当屋さんで…」 塞「そ、そうじゃないけど…」 京太郎「なら期待するしかないじゃないか」 塞「京太郎のバカ…」カァァ ギュ… 京太郎、塞「いただきます」」 京太郎「どれから食べようかな」 京太郎「とりあえず定番の卵焼きをいただきますか…」 塞「え、あっ…」 パク… 京太郎「家庭の味がする」 塞「えっ、何言ってるの?」 京太郎「いや…まあ、美味しいよ」 塞「へんな京太郎」 京太郎「次は…」 京太郎「次はタコさんウインナーだな」 塞「……」 京太郎「うん、タコさんウインナーの味がする」 塞「ね、ねえ京太郎、肉じゃがはたべないの?」 京太郎「……」 京太郎「頼んだ品だったからさ、最後に味わって食べようかなって」 塞「そ、そうなんだ。で、でも食べて欲しいかな」カァァ 京太郎「そう言うなら…」 京太郎「……」 もぐもぐ 塞「ど、どうかな?」 スッ…パク 京太郎「……」ポロ… 塞「京太郎?」 パク…パク… 京太郎「…っ…」ポロポロ… 塞「えっ?な、何で泣いてるの京太郎?泣くほどダメだった?」 ブンブン… 京太郎「違う」 塞「じゃあ…なんで…」 京太郎「懐かしい味だったんだ…」ポロポロ 塞「懐かしい味?」 京太郎「ああ…母さんの肉じゃがの味がした」ポロポロ 塞「それってもしかして…」 京太郎「……俺の母さんと父さんは昔に死んだんだ」 塞「そうなんだ…ごめん、思い出させちゃって」 京太郎「いや、塞には感謝してるよ。俺は忘れてなかったんだって実感できたから…本当にありがとう」 塞「……」 塞(何でだろう…いま、初めて京太郎に触れた気がする) 塞「き、京太郎…足がまだ痛いから負ぶってもらっていいかな?」 京太郎「えっ?あ、はい、大丈夫ですよ」かがみ ギュ… 塞(…何でだろう、こうしとかないといけない気がす) 京太郎「どうしたんですか?」 塞「うんうん…ただ少し眠くなっただけだよ」ウトウト 京太郎「まあ、帰り道も俺が安全快適に送りますんで寝てても大丈夫ですよ」ワハハ 塞「それも…そうだね……zzz」 塞「……っ…あれ、ここどこだろう」真っ白な空間に居て 女性「ここは夢の世界です」 塞「えっ?」 塞(うわ…ものすごい綺麗な人。あれこの人何所かで見た覚えが) 女性「時間があまり残されていないので詳しい事は言えません…ただ、あの子の事をお願いします。一緒には居られなかったけれど…あの子は私と夫の大切な子供」 塞「えっ、誰の事を…」 女性「死してなお私達はあの子を愛してる。あの子と一緒に居てやって…」 ブチ…… 下り道 塞「はっ!」 京太郎「どうかしたんですか?凄い汗ですけど」 塞「…変な夢をみただけだから大丈夫」 京太郎「ならいいんですけど…もう少しで下に着きますんで少しだけ我慢しててください」 塞「うん…」 塞(あっ…あの人、須賀君に似てたんだ) 駅 塞「結局、駅まで送ってくれてありがとう」 京太郎「いえ、男として当然ですから」 塞「あ、あの…」 京太郎「あ、あの…」 京太郎「さ、塞からどうぞ」 塞「う、うん…また、肉じゃが作るから食べてくれるかな?」 京太郎「う、うん。食べる!絶対に食べるよ!」 塞「良かった…また頑張るからね」カァァ 京太郎「あ、ああ…期待してるよ」カァァ 夜 京太郎「この二日間の密度が濃すぎて疲れた」 京太郎「他人と縁を結ぶんだよな。まあそうだな…面白くて、麻雀に対して真剣で…あとできれば俺を一人にしない人!なんてな」 ??「結べない想いなんてないんだよ?」 京太郎「えっ?…気のせいか」 ーーーーーーーー 洋榎「……zzzz」 ビクン… From宮永照 生きてる? 京太郎「……こいつは素直に最近どうと打てないのだろうか。生きてるぞ。そっちはどうだ?っと」 From宮永照 大丈夫。お菓子がなくなりそうな事以外、全てが順調。 京太郎「お菓子がなくなりそうか…それは実は一大事だろっと」 From宮永照 京ちゃんとメールする方が大事。 京太郎「……岩手の名産のお菓子とその他諸々を送っとくか。そうか、ありがとうっと」 From宮永照 お菓子はポッキーよりトッポの方が良い。 京太郎「こいつ…エスパーか!」 ーーーーーーー 照「京ちゃんは相変わらずやさしい」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3418.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1355997330/ モブ「え…?」 咲「だから私と京ちゃんはいいn…もが!」 京太郎「俺と咲は幼馴染だよ!幼馴染!」 モブ「でもいま許婚…」 京太郎「言い間違いだ!咲はおっちょこちょいだな~」アハハ 咲「んー!んー!」 京太郎「お前、なんで学校で言うんだよ!?」 咲「だって嫁さんって言われたからちゃんと訂正しとかないと…」 京太郎「あいつは冗談で言っただけだよ!」 咲「でも私たち許婚だもん」 京太郎「俺は認めてないからな」 咲「でも、私のお父さんと京ちゃんのお父さんが決めたことだし」 京太郎「親が決めたからって結婚はおかしいだろ」 咲「京ちゃんは嫌なの?」 京太郎「嫌とかじゃなくてだな…」 咲「…」 京太郎「…あ~、そろそろ部活の時間だから行くわ」 咲「京ちゃん、部活やってたっけ?」 京太郎「麻雀部だよ麻雀部」 咲「麻雀…」 京太郎「一緒に行ってみるか?」 咲「私、麻雀キライ」 京太郎「お、経験者かよ?じゃあ付き合ってくれよ」 咲「つ、付き合うって!?」 京太郎「メンツが足りないんだよ」 咲「だから麻雀キライだって…」 京太郎「いーから、いーから」ズルズル 咲(わ、私達手繋いじゃってる!?) 咲(…京ちゃんの手、大きいな) 部室 京太郎「おーっす、カモ連れてきたぞ!」 咲(あ…手離れちゃった…) 優希「誰だじょ?」 和「お客様ですか?」 咲(うわ、かわいい子達…) 咲「たった二人…?」 優希「あと生徒会長と二年の女の先輩がいるじぇ」 咲(女の子ばっかり!?) 和「ええと、あなたは…」 咲「宮永咲です!京ちゃんの許婚です!!」 優希「許婚…だと…?」 和「須賀君、許婚がいたんですか?」 咲「うん、親同士が決めt…むー!」 京太郎「違う、違う!幼馴染だって!」 咲「んー!んー!」ジタバタ 和「…まあ、許婚とかそんなの現実にあり得ませんよね」 優希「だじぇ」 京太郎「と、とりあえず今日だけのゲストだから…」 咲「私、麻雀部に入ります!」 京太郎「」 咲(こんな部に京ちゃんを一人にできない!) 咲(勢いで入っちゃったけど、麻雀部か…) 咲(もし全国大会に行ったらお姉ちゃんがいるのかな…) 優希「咲ちゃーん!一緒にご飯食べようじぇー!」 咲「あ、うん」 京太郎「咲はまた学食のおにぎりかよ」 咲「りょ、料理の勉強だってちゃんしてるもん!」 咲「今日はたまたまだよ、たまたま」 和「よろしければいかがですか?」 咲「いただきます」 京太郎「いただきます」 咲「おいしい…原村さんって料理上手だね」 優希「のどちゃんは私の嫁だからな」 咲「嫁…」 京太郎『ただいま咲』 咲『おかえり、京ちゃん。お風呂にする?ご飯にする?それとも…』 咲「…///」 京太郎「和が嫁かぁ…」 咲「…」ギュー 京太郎「いたっ!何で抓るんだよ!?」 咲「ふん…!」 和「二人とも仲いいですね」 優希「さすが幼馴染だじぇ」 県大会 京太郎「他校飛ばして一回戦突破とかすごいな」 咲「みんながたくさん削ってくれてたからだよ」 京太郎「それでもお前はすげえよ」 京太郎「何をやらせても駄目だと思ってたけど咲にも得意なことあったんだな」 咲「むっ、私だって得意なことの一つや二つくらいあるよ!」 京太郎「例えば?」 咲「ま、麻雀とか」 京太郎「他には?」 咲「…ま、迷子になるとか?」 京太郎「それは得意なことでいいのか?」 咲「と、とにかく私だってやればできるんだよ」 京太郎「まあ麻雀に関しちゃこのまま全国に行けそうだよな」 京太郎「そんでそのまま全国優勝とかさ」 京太郎「ははっ、さすがにそれはあり得ないよな」 咲「…」 京太郎「ん、どうした?」 咲「…京ちゃんは私たちが許婚なのに反対なんだよね」 京太郎「またその話かよ」 京太郎「大体、お前だって親に決められた関係なんて嫌だろうが」 咲「…別に嫌じゃないよ」 咲「私は京ちゃんと許婚だって知った時嬉しかったよ」 咲「京ちゃんはその…私のことどう思ってる?」 京太郎「俺は…咲のこと嫌いじゃない…」 京太郎「でもやっぱり許婚って関係は認められない」 咲「じゃあ…もし私が全国大会で優勝できたら許婚を受け入れてくれる…?」 京太郎「それは本気なのか…?」 咲「うん」 京太郎「…わかった、もし全国優勝したら許婚も受け入れる」 咲「京ちゃん…!」 京太郎「優勝したらだからな!」 咲「大丈夫、絶対に優勝して見せるから」ゴッ 昔 照『咲に許婚ってどういうこと!?』 宮永父『昔世話になった人との約束なんだ』 宮永父『もう決まったことだ』 照『そんなの咲が可哀想でしょ!』 照『私はそんなの絶対に認めない』 宮永父『お前が何と言ってもな』 照『…だったらもし私がインターハイでまた優勝できたら咲の婚約はなかったことにして!』 宮永父『照…』 宮永父『…ふー。お前の言うことも確かだし、咲の婚約なかったことする』 照『約束だよ』 東京 照「…」バシッ 菫「ずいぶん気合が入っているな」 照「今年は絶対に負けられないから」 菫「妹さんのことか?」 照「うん」 菫「今どき許婚なんて古臭い話が残ってるなんてな」 照「でも、今年優勝さえすれば…」 照「咲の婚約はなかったことにできる!」 菫「お前は本当に妹さんが大切なんだな」 照「当たり前だ」 照「咲のためにも絶対に優勝する」 全国大会 咲「ふう…」 京太郎「お疲れさん」 咲「京ちゃん」 京太郎「まさか決勝まで来るなんてな」 京太郎「このまま本当に優勝しちまいそうだな」 咲「もちろんそのつもりだもん」 咲「約束、覚えてるよね」 京太郎「ああ、でも決勝の相手は和もいるし簡単じゃないだろ」 咲「うん」 京太郎「それにあの白糸台の宮永って…」 咲「私のお姉ちゃん…だよ」 京太郎「勝てるのか?」 咲「勝つよ」 咲「相手が誰でも関係ないもん」 京太郎「咲…俺は…」 菫「君が宮永、咲さんか?」 咲「あなたは白糸台の…?」 菫「ああ、団体戦では清澄に世話になったな」 菫「君の姉にはいつも世話になっている」 咲「ど、どうも」 菫「そっちは?」 京太郎「あ、清澄の須賀京太郎です」 菫「須賀?」 菫(須賀というのは確かこの子の…) 京太郎「どうかしたんですか?」 菫「いや、君たち仲がよさそうだな」 咲「はい!私達許婚なn…ムグッ!」 京太郎「だからそういうことを叫ぶんじゃねえよ!」 菫(これはまさかとは思うが…) 菫(…確認しておくか) 菫「許婚の話なら照から聞いている」 京太郎「ああ、咲のお姉さんのチームメイトですし知っててもおかしくないですよね」 咲「むー!むー!」 菫「だからその子の口から手を放してあげていいぞ」 京太郎「あ、はい」 咲「ぷは!もう、毎回毎回!」 京太郎「お前が悪い」 菫「君たちは許婚のことをどう思ってるんだ?」 京太郎「なんでそんなことを?」 菫「いや、許婚なんて初めて見るんからな」 菫「当人たちはどう思っているのか気になっただけだ」 京太郎「単なる好奇心ってわけですか…」 京太郎「…正直俺は、親同士が決めたことなんて反対ですね」 菫「なるほど」 菫「妹さんはどう思っているんだ?」 咲「私は…相手が京ちゃん以外の人だったら反対してたと思います」 咲「でも、許婚が京ちゃんって知って嬉しかったです」 菫「そう…か」 京太郎「好奇心は満たされましたか?」 菫「あ、ああ…なかなか興味深い話だったよ」 菫「つまり、妹さんは賛成で君は反対というわけだな」 京太郎「そういうことです」 咲「でも、私が優勝できたら…」 菫「優勝できたら?」 京太郎「俺も許婚を受け入れます」 菫「…!」 菫(照…お前のやってることはもしかすると…) 京太郎「ははは、なんか初対面の人にする話じゃないですね」 菫「いや、気にしなくていい」 咲「あの、これからもお姉ちゃんのことお願いします」 菫「もちろんだ」 菫「お姉さんのことは好きか?」 咲「はい。今は疎遠になってますけど、大切なお姉ちゃんです」 菫「ああ、任せておけ」 京太郎「じゃあ、俺たちはこれで」 咲「失礼します」 菫「はあ…」 淡「あ、スミレーおかえり」 菫「ただいま」 菫「淡、決勝進出おめでとう」 淡「ありがとー」 照「おかえり」 菫「あ、ああ」 菫(こいつにさっきのことを伝えるべきなのか…?) 菫「…」 照「菫?」 菫(決勝戦で動揺する可能性もあるか…) 菫(しかし…このままじゃ照は道化じゃないか…) 照「菫?」 菫「ど、どうした?」ハッ 照「それはこっちの台詞」 淡「なにかあったんですか?」 菫「…」 菫「いや、照以外はみんな一年になったなと思ったけだ」 淡「そういえばそうだね」 淡「妹さんとそのチームメイトだっけ?」 淡「結局また白糸台対清澄になっちゃったね」 照「誰が相手でも関係ない」 照「相手が妹でも後輩でもインターミドルでも関係ない」 照「このチャンピオンの座は誰にも渡さない」 淡「私だってテルーにも負けない」 淡「一番になるのは私だから」 菫(…これでいいんだ、これで) 全国大会決勝 久「まさかうちから二人も決勝に行けるとはね」 まこ「気合いれていきんしゃいよ」 優希「のどちゃんも咲ちゃんも手加減なしだじぇ!」 京太郎「二人ともがんばれよ」 和「はい、ありがとうございます」 咲「いってきます」 照「じゃあ行ってくる」 誠子「頑張ってきてください!」 尭深「応援してます……」 淡「お願いしますね」 菫「…」 照「菫?」 菫「…最強は白糸台だということを証明してこい」 照「もちろんだ」 久「さて私たちも応援席に行きましょうか」 京太郎「あ、俺トイレ行ってきます」 優希「迷子になるんじゃないじぇ」 まこ「咲じゃあるまいし」 京太郎「すみませんけど、俺の席も確保しといてくださいね」 京太郎「さて、トイレトイレ…」 京太郎「ん…?向こうから来るのって…」 照「…」 淡「~♪」 京太郎(白糸台の一年生と…咲のお姉さん) 照「…」 京太郎(なんつーかさすが王者…すっげー重圧感で動けない) 照「お前なんかに咲は渡さない」ボソッ 京太郎「…!?」 淡「テルー何か言った?」 照「何も」 京太郎「…」 京太郎(今のって…多分そういうことだよな…) 京太郎「咲…負けんじゃねえぞ…」 決勝戦会場 アナウンサー「ついに女子インターハイ決勝戦です!」 アナウンサー「前年度チャンピオン以外がすべて一年生という凄いことになっています!」 アナウンサー「その顔触れも白糸台の一年生にして宮永照の後継者ともいわれる大星淡!」 アナウンサー「全中チャンピオンの清澄高校の原村和!」 アナウンサー「そして、チャンピオンの妹にしてダークホースの清澄高校、宮永咲!」 アナウンサー「以上の4人で全国の頂点を競い合います!」 照「…」 咲(お姉ちゃん…)チラッ 照「よろしくお願いします」 和「よろしくお願いします」 淡「よろしくー」 咲「…よろしくお願いします!」 アナウンサー「さあ、決勝戦開始です!」 和(さすがに前年度チャンピオンは伊達ではありませんね) 和「ポン」 和(ですが…) 和「ロン」 和(私も負けません) 淡(さすがに決勝戦は違うなー) 淡(テルーも、インターミドルもそれにテルー妹も気迫が凄い) 淡(それでも勝つのはこの私…) 淡「ツモ!」 淡(大星淡だからね!) 咲(お姉ちゃん、なんか様子が変…) 咲(いつもより余裕がない感じがする) 咲(それなら今のうちに) 咲「カン!ツモ!嶺上開花!」ゴッ 照(咲もいるしさすがに連荘するのもきついな) 照「ロン」キュ 照(…まさか、咲のために優勝を目指してるのに咲と戦うことになるなんて) 照「ロン」キュキュ 照(咲、昔よりも上手くなってるな) 照「ツモ」ギュギュ 照(今家族で麻雀しても私の方がお年玉巻き上げられるかも…でも…) 照「ツモ」ギュンギュン 照(今は…今だけは絶対に負けるわけにはいかない!) アナウンサー「前半戦終了ー!やはりトップは前年度王者宮永照!」 アナウンサー「しかしまだ後半戦も残っています!」 アナウンサー「チャンピオンがこのまま逃げ切るか!他の選手が巻き返すか!」 アナウンサー「後半戦も目が離せません!」 淡(きっつー最後一気に離された…テルーってやっぱりすごいな…) 和(終盤の連荘…チャンピオンは一筋縄ではいきませんね…) 咲(勝てるのかな…?) 咲「…おトイレ行ってきます」 和「一緒に行きましょうか?迷子になりそうですし」 咲「ひ、一人で大丈夫だよ…多分」 照(まだ方向音痴は治ってないんだな) 京太郎「…」ソワソワ 久「心配なのはわかるけど少し落ち着いたら?」 京太郎「落ち着いてますって」ソワソワ まこ「どこがじゃ」 優希「そんなに動きたいのなら売店でタコスでも買ってこい!」 京太郎「お前なあ…」 久「あ、それなら私もお茶をお願い」 まこ「わしにも頼む」 京太郎「ちょっ…!はあ…わかりました、行ってきます」 優希「後半が始まる前に戻って来るんだじぇー」 京太郎「売店ってどこだっけ…?」 京太郎「お…?」 咲「…」ウロウロ 京太郎「何やってんだ、お前」 咲「わっ!きょ、京ちゃん!」 京太郎「どうせトイレにでも行こうとして迷ったってところだろ」 咲「ち、ちがうもん!おトイレにはちゃんと着いたもん…」 京太郎「戻る最中に迷ったのか…本当に迷子になるの得意だな」 咲「うう…」 京太郎「ほら、行くぞ」ギュッ 咲「あ…」 咲「…麻雀部に入った時もこうやって引っ張られてたよね」 京太郎「そういえばそうだったよな」 京太郎「まさか人数合わせに連れて行ったお前が全国の決勝で麻雀打つことになるなんてな」 咲「ここまでこれたのはあの約束があったからだよ」 京太郎「かもな」 咲「ねえ、もし私が負けたら…京ちゃんは…」 京太郎「勝つよ」 咲「え?」 京太郎「お前は勝って優勝する」 京太郎「だろ?」 咲「…うん!だから京ちゃん、覚悟しておいてね!」 淡「あ、帰ってきた」 照(良かった…) 和「ちゃんと戻ってこれたんですね」 咲「うん、心配かけてごめんね」 和「…何かありましたか?」 咲「ちょっとパワーを貰ってきたから」 和「…?」 咲(私はお姉ちゃんに…勝つ)ゴッ アナウンサー「さて選手たちが全員席に着いたようです」 アナウンサー「今年の熱い戦いもこの半荘で決着がつきます」 アナウンサー「勝利の女神は誰に微笑むのか!」 アナウンサー「いよいよ全国大会決勝戦後半戦始まります!」 淡(なにはともあれまずはテルーに追いつかないとね) 和(なるべくチャンピオンへの直撃を狙いたいところですがそううまくはいかないでしょうね) 咲「ロン、1300です」 和「はい」 淡(妹ちゃんは小さいのを刻んで行くつもりかな…?) 淡(でも、それなりに大きい手を狙わないと勝つのは難しいと思うけど!) 淡「ツモ!」 照(…咲の空気が前半戦と変わった) 照(いつもなら誰かを飛ばすつもりで打つけど今回は) 照「ツモ」 照(早めに終わらせることを考える!) アナウンサー「さて、ついにオーラスを迎えました」 アナウンサー「現在トップの宮永照選手、その後ろを大星選手、原村選手、宮永咲選手の順です」 アナウンサー「大星選手、原村選手はまだ十分逆転が狙えるところです」 アナウンサー「宮永咲選手はチャンピオンへの直撃でも跳満以上を目指さなくてはなりません」 アナウンサー「しかし、ここは全国大会決勝という舞台!何が起こるかわかりません!」 アナウンサー「さて今、運命の一打目が放たれました!」 照(淡も、原村和も注意しなければならないけど一番気を付けるのは…咲!) 照(なら、咲の力が一番発揮される嶺上開花を抑えにかかる!) 照「チー!」 和(この場面で?) 淡(もしかして順子狙いかな…?私やインターミドルよる妹ってことか…) 淡(…まあ、妹の方はここまで大きく動いてないのが不気味だし) 淡(この配牌ならテルー合わせても逆転は狙える!) 咲「…」 優希「あれってもしかして個人戦の時に部長がやった咲ちゃん対策か?」 まこ「そうみたいじゃの」 久「和はともかく白糸台の二人は完全に咲を警戒してるわね」 まこ「こりゃ咲は無理かもしれんな」 優希「配牌もあんまりよくないじぇ」 京太郎「大丈夫ですよ」 まこ「は?」 京太郎「咲の顔はまだ諦めてませんから」 誠子「宮永先輩、妹さんに狙いを絞ってますね」 菫「淡もそれに乗っかるな」 尭深「原村和も効率上結果的に協力してますね……」 誠子「でも、あの妹さんの狙いって…」 菫「ああ…」 菫(照…気づけ…) 照(残り牌も少ない…) 照(聴牌はしているが、間に合うか…?) 照(河にすでにこの牌は出ている、咲に嶺上開花はない!)ダンッ 咲「ロン」パタッ 照「え?」 咲「国士無双です」 アナウンサー「なんと全国大会決勝後半戦、オーラスでトップを走っていたチャンピオンに役満が直撃!」 アナウンサー「これでトップは宮永咲選手そして今年の全国大会個人戦の優勝者は宮永咲選手です!」 照「負…けた…?」 照(負け…?それじゃ咲は…咲は…) 淡「ちょ、テルー!?」 咲「お姉ちゃん!?」 照「え…?」 和「あの、どうぞ…」 照(あ…私泣いてる…?) 照「うう…ごめん…ごめんね咲…」 咲「お姉ちゃん…?」 咲「な、何でお姉ちゃんが謝ってるの?」 照「だ、だって…」 照「咲の婚約を解消できなかった…から…」 咲「え…?」 淡「婚?」 和「約?」 菫「そこからは私が説明してやる」 照「菫…」 咲「あ、この前の…」 菫「優勝おめでとう」 咲「あ、ありがとうございます」 淡「それでこの状況はどういうことですか?」 菫「それを今から説明する」 菫「照、お前は大きな勘違いをしている」 照「勘…違い…?」 菫「妹さん、君は彼との婚約についてどう思ってるんだ?」 咲「え!?あの…」 菫「いいからもう一度答えてくれないか?」 咲「えと、私は…許婚が京ちゃんだったから私は嬉しかったです」 照「え…?」 菫「そして照、お前はお父さんとの約束したんだったな」 照「うん…私が優勝したら咲の婚約を解消してって…」 照「親同士が結婚を決めるなんておかしいし、咲が可哀想だったから…」 咲「お姉ちゃん…」 淡「つまりテルーは咲ちゃんが婚約が可哀想だったけど」 和「咲さん自身はむしろ大歓迎だったというわけですか」 和「というより、入部した時に言ったことは本当だったんですね」 咲「あ、あははは…」 咲「お姉ちゃん、私のために頑張ってくれてたんだね」 照「お前のため…か」 咲「うん、勘違いはあったかも知れないけどお姉ちゃんは私のことを思ってくれてたんだから」 咲「でも、安心して。京ちゃんとの婚約を聞いて私、嬉しかったから」 照「嬉しい…か」 咲「うん、だから心配しなくていいよ」 照「それなら、もう私はそのことに関して何も言わない」 照「でも今は一言言わせてもらうぞ」 咲「何?」 照「優勝おめでとう、咲」 大会終了後 照「菫は知ってたんだよな、咲の気持ちを」 菫「…準決勝の後に少し話をしてな」 照「知ってて何も言わなかったんだ」 菫「…すまない」 照「ううん、知ってたらきっと私は動揺してたと思う」 照「菫は間違ってないよ」 菫「照…」 照「私のことを思っててくれてありがとう、菫」 菫「気にするな。妹さんにもお願いされているからな」 菫「いい妹さんだな」 照「自慢の妹だもの」 菫「さて、これで相手の男の子の方も決心がつくだろうな」 照「…何の話?」 菫「相手の須賀だったか?彼は許婚に関しては納得していなかったみたいでな」 菫「妹さんは彼に認めさせるために優勝を目指していたみたいだったぞ」 照「なん…だと?」 菫「あの感じじゃ多分負けたら彼らがかってに解消するつもりだったんだろうな」 照「…つまり私がお父さんとした約束は?」 菫「…」 照「…」ギュイーン 菫「おい、トルネード携えてどこへ行く」 照「私に恥をかかせた男をぶん殴りに」 菫「まて、単なる不幸なすれ違いだろう!」 照「うるさいうるさい!あんな男にかわいい妹をやるもんかーーー!!」 京太郎「ん…?」ブルッ 咲「どうかしたの?」 京太郎「いや、なんか殺気を感じたから」 咲「変なの」 咲「それよりさ、私優勝しちゃったね…」 京太郎「ああ、優勝しちゃったな…」 咲「…」 京太郎「…」 咲「それだけ!?」 京太郎「わかってるよ!約束通りお前との、宮永咲との許婚を認めます」 咲「うん」 京太郎「…やっぱり、許婚って納得いかないな」 咲「まだいうの?」 京太郎「ああ。だから聞いてくれ、咲」 咲「何?」 京太郎「俺はお前のことが好きだ!結婚を前提にお付き合いしてください」 咲「私も、京ちゃんのことが好きだよ!だから喜んで」 京太郎「…ぷっ」 咲「あはははは…!」 京太郎「はあ~これで咲が俺の嫁さんか~」 咲「まだ嫁さん違います!」 咲「許婚で、恋人です!」 カン。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3435.html
―月曜日― 和「ねぇ須賀君」 京太郎「なんだ和」 和「今日咲さんと恋人繋ぎをしました」 京太郎「……」 京太郎「うらやましい」 京太郎「……」 京太郎「中学の頃からの付き合いなのに」 京太郎「手を握ったことすらねえよ」 和「とても柔らかくてスベスベしてました」 京太郎「くっ」 京太郎「なぁ和」 和「なんですか須賀君」 京太郎「今日咲の髪をわしゃわしゃした」 和「……」 和「ヘァア」 和「……」 和「女の子の命とも呼ばれる髪の毛を」 和「わしゃわしゃさせてもらえる関係なんて」 和「やはり時間はアドバンテージなのでしょうか」 京太郎「めちゃくちゃ良い匂いがした」 和「くっ」 優希「遅れたじぇ」ガチャ 京太郎「お、優希」 和「こんにちはゆーき」 優希「うむ…それより聞いてくれ」 和「どうしました」 優希「今日咲ちゃんのお腹をなでなでしたじぇ」 京太郎・和「……」 京太郎「ホッピ」 和「ゲネポス」 京太郎・和「……」 京太郎「咲のお腹をなでなでなんて」 京太郎「一体どんな裏技使えばそんなことが」 和「うらやましい、うらやましい」 優希「咲ちゃんと一緒に学食にタコス食べに行ってな」 優希「タコス一つ食べてお腹いっぱいって言ったから」 優希「『咲ちゃんの胃袋の森林限界はそんなものかー』っつって」 優希「どさくさ紛れてお腹を触らせてもらったじぇ」 和「胃袋の森林限界ってなんですか」 京太郎「そんな手があったなんて」 優希「とても柔らかくてスベスベしてたじぇ」 京太郎・和「くっ」 和「ねぇ須賀君」 京太郎「なんだ和」 和「今日咲さんのほっぺたについてたご飯粒を取って食べました」 京太郎「……」 京太郎「ビャア」 京太郎「……」 京太郎「ほっぺたに付いたご飯粒を取って」 京太郎「気の利くアピールをしつつ」 京太郎「そのご飯粒を食べるだなんて」 京太郎「まさに一粒で二度美味しい」 和「はい、とても美味しかったです」 京太郎「くっ」 まこ「遅れてすまんの」ガチャ 京太郎「お、染谷先輩」 和「こんにちは染谷先輩」 まこ「おう…それより、聞いてほしいことがあるんじゃが」 京太郎「どうしたんですか」 まこ「今日咲をおんぶした」 京太郎・和「……」 京太郎「ホゲ」 和「アギャ」 京太郎・和「……」 京太郎「おんぶなんかしたら咲の体が密着して」 和「興奮して鼻血が出そうですね」 まこ「そうじゃろ、つーか出たし」 京太郎「出たんですか、まぁ仕方ないです」 まこ「あぁ、咲は優しく介抱してくれて」 まこ「その後咲のポケットから出てきたティッシュで鼻をかんだぞ」 まこ「この世の天使じゃ」 京太郎・和「くっ」 京太郎「なぁ和」 和「なんですか須賀君」 京太郎「今日咲のほっぺたをもにもにした」 和「……」 和「ホンギャ」 和「……」 和「昨日ご飯粒を取ろうとした時に」 和「ようやく手を近づけられた咲さんのほっぺたを」 和「あっさりもにもにしてしまうなんて」 和「もしかして私は出遅れているのでしょうか」 京太郎「とても柔らかくてスベスベしてた」 和「くっ」 久「遅れてごめんねー」ガチャ 京太郎「お、部長」 和「こんにちは部長」 久「こんにちは二人とも…それより聞いてくれるかしら」 和「どうしました」 久「今日咲の人差し指を舐めたわ」 京太郎・和「……」 京太郎「ブゲェ」 和「ドミャ」 京太郎・和「……」 京太郎「一体どうしたらそんな状況を」 久「咲が転んで地面で擦っちゃったのよ」 久「血が出ちゃってたし、これは仕方ないわよね」 和「…そうですね、仕方がないです」 和「…ですが」 京太郎「咲の人差し指、人類未踏の聖域が」 和「部長の手…舌によって陥落するなんて」 和「…それで、お味の方はいかがでしたか」 久「そうね、今まで味わったもののどれよりも」 久「甘美で、優雅な鉄の味だったわ」 京太郎・和「くっ」 和「ねぇ須賀君」 京太郎「なんだ和」 和「今日咲さんに膝枕させてもらいました」 京太郎「……」 京太郎「ッィイイン」 京太郎「……」 京太郎「咲の膝枕とか」 京太郎「咲との距離が近すぎて眠れそうにない」 和「はい、興奮して眠れませんでした」 京太郎「くっ」 咲「もう!!!!」バターン 咲「さっきの話、全部聞かせてもらったよ!!!!」 京太郎「お、咲」 和「こんにちは咲さん」 咲「もう!!!!」 咲「最近みんなしてこそこそ話してると思ったら!!!!」 咲「そういうことだったんだね!!!!」 京太郎「……」 和「……」 咲「もう!!!!」 咲「月曜日に和ちゃんと恋人繋ぎしたことから始まって!!!!」 咲「京ちゃん優希ちゃん染谷先輩部長まで!!!!」 咲「1週間毎日変なことしてきて!!!!」 咲「過剰なスキンシップはそのうち取り返しのつかない軋轢を生むよ!!!!」 京太郎「はい」 和「はい」 咲「本当に反省しているの!!!!」 京太郎・和「すみませんでした」 咲「もう!!!!」 咲「表面上だけの言葉じゃ胸に届かないよ!!!!」 咲「本気のことを話さないと怒るよ!!!!」 京太郎「咲、お前のこと好きだ」 和「咲さんのこと、愛しています」 咲「……!!!!」 咲「……っ!!!!」 咲「……もう!!!!」 咲「そんな言葉に、騙されないんだからね!!!!」 咲「二人のことなんか知らないんだからね!!!!」ダダダッ ガチャッ バターン 京太郎「……」 和「……」 京太郎・和「かわいい」 ―完―
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2776.html
小ネタ 116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/25(金) 16 02 42.81 ID E/pWI/qQo あー…… 愛宕ネキ改め、愛宕プロの話 123 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/01/26(土) 19 47 54.55 ID gGd+khcM0 『愛宕洋榎、関西大阪ライガーズに入団!』 ウィークリー麻雀TODAYの表紙を飾ったそんな記事。 たまたま本屋で見かけたから手に取ってみたけれど、えっと、誰だっけ? 愛宕さん、愛宕さんといえば……ああ、確かインハイで竹井先輩をボコった人だっけか。 まあ一応読んでみようか。 『宮永照の指名が競合するのを回避しようと愛宕に接触するチームが多い中、ライガーズは最初から愛宕を指名するつもりでいた』 『愛宕もその想いに応えたのか、関西のチーム以外の指名なら受けないと表明。結果的にライガーズが一本釣りする形になった』 『愛宕は野球の巨人阪神のように、麻雀でも東京大阪戦を名物試合にしたいと語った。彼女の今後の活躍が期待される』 ……ほー。かっけぇなー。なんというか、うん、男らしい。 こういう選手になりたいもんだ。 「あれ、須賀君何読んでるの?」 あ、竹井先輩。いやね、姫松の中堅だったあの人がウィークリー麻雀TODAYに載ってたんですよ。 先輩も見ます? ほら、これ。 「……へぇ、洋榎がねぇ。今度試合を観てあげなくちゃ」 118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/25(金) 16 12 07.09 ID zGNIOZ0go OB竹井が清澄麻雀部を襲撃 144 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/01/27(日) 14 42 18.37 ID mhwcopYz0 いつも通り俺達が練習に励んでいると、急に部室の扉が開いた。 「はぁ~い♪ 皆、久しぶりねー」 『…うげっ』 一年生の男子部員の声がハモる。おいお前ら、万が一聞かれてたら酷い目に遭うぞ。 地元の大学に進んだ竹井先輩は、講義の時間が空いているときにこうしてよく部室に来てくれるのだ。 しかしまあ、こう、一言で言い表すなら「魔性の女」というのがぴったりな彼女に、俺達は毎度してやられている。 「須賀君、今失礼なこと考えたでしょ」 うげっ。 「京太郎さんざまぁ」 「身から出た錆……」 いや、竹井先輩はいつも「結果的には」俺達のためになることをしてくれてるんだけどね? その過程で多分に彼女の趣味嗜好によるあれやこれやが挟み込まれるのが問題なだけであって。 「よーし決めたわ、今日のイケニエは須賀君ね」 へーへー、分かりましたよぅ。 今日は一体、何をするんです? 236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 00 11 52.41 ID NSJDhpdLo はやりん29歳 247 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/02(土) 15 35 32.81 ID +mfyNJ//0 ●はやりん29歳 『……それではっ、はやりんから重大発表がありますっ☆』 たまの休日。和をデートに誘う勇気もなく俺は自宅で寝そべりながらぼーっとテレビを見ていた。 17歳男子としてこれはどうなんだと思わなくもないが、麻雀番組見てるから、まあ、部活動の一環ってことで。 普段は終始明るい雰囲気で初心者向けの麻雀講座をやっている瑞原プロの番組だが、 今日はなんだか雰囲気が違うようだ。……というより、そりゃ流石に変わらなきゃおかしいよな。 いくらおもち最強と俺の脳内で名高い瑞原プロとはいえ、 流石に(29)にもなってこの路線は「うわキツ」と言わざるを得ない。 とかなんとか思ってたら。 『……最近、私のことをアイドル路線で売ってるだけの色物プロと勘違いしてるボクたちが多いみたいなので~』 テレビの画面越しですら冷や汗をかいたほどのプレッシャー。 これが……トッププロのオーラ。 『今年一年、はやりんはプロ雀士としての活動に専念したいと思いますっ☆』 『高校出たての新人プロちゃんも、色々実績のある先輩プロさんも、まとめてかかってきやがれーってことで、よろしくっ☆』 ……今年のプロリーグは、ひと波乱ありそうだ。 なんだったら、和を観戦に誘ってもいいかもしれない。 どうせそんな勇気は出せないだろうなという情けない自覚と共に、 俺の休日は至極平和に過ぎていくのであった。 ……プロリーグの試合って、テレビだとどのチャンネルでやってるんだろ? 237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 00 13 02.82 ID RTfUTX/Ho のどっちの父親 娘に男ができたのではないかと悶々 素行調査する 249 :もいっこ、小ネタ! ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/02(土) 15 38 23.21 ID +mfyNJ//0 ●のどっちの父親 娘に男ができたのではないかと悶々 素行調査する ……最近、娘の様子がおかしい。 まさか本当に全国優勝するとは思っていなかったが、まあ、それはいいとしよう。娘の人生は娘の人生だ。 私個人が麻雀のことを好意的に見ることは今後もないだろうが、親として認めてやるくらいはすべきだろう。 しかし最近、娘が帰ってくる時間が遅くなった。 インターハイが終わったから、しばらくは部活動も短縮されると言っていたはずなのに、だ。 ……それはいいとしよう。 どうやら娘に男が出来たらしい。 用があって部屋を訪れたら(恐らくは最近流行りのスカイプか何かだろう)男の声がしたのだ。 しかもやたらと親しげな口調でだ。我が娘ながら愛想のいいほうではない和が、だ。 ……まあ、男が出来ること自体はいいとしよう。 いずれは起きる事態だ。 しかし、相手の男が本当に娘に相応しいのかどうか。これは大きな問題だ。 まさかとは思うが男も麻雀をやっていたりするのではないだろうな。 もしそうなら私は絶対に認めないぞ。 そう決意を固めていたところに、家の電話が鳴る。 娘の携帯からだ。 『もしもし……あ、お父様。部活の友人に夕食に誘われたので……今日は帰りが遅くなります。それでは』 ……。 ああ、部活の友人が男か女かには触れていないな。 だがしかし、電話越しに確かに男の声が聞こえたな。 音質の問題があるから絶対そうだとは言い切れないが、 聞いた感じではボイスチャットの男と同一人物だろうな。 ………………………まずは、身辺調査からだろうな。 ここに娘の親離れを認められない男の独り相撲が始まった。 なお、麻雀部員だということ以外文句のつけようがなかった模様。 238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 00 13 20.62 ID m0f42jImo 京太郎と和の誕生日デートして 273 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/04(月) 21 46 49.20 ID FSCUQByd0 ●京太郎と和の誕生日デートして さーて、部活部活。もうすぐ俺達も三年生だ。一日たりとも無駄にはできねーからな。 そう思って定めた練習開始時間よりかなり早くに部室に向かったのだが、流石にまだ誰もいない。 携帯で部員からの連絡を確認した後でネット麻雀を始めたところで、和が現れた。 「おはようございます。早いんですね、京太郎君」 お、和か。おはよう。流石に早く来すぎたと自分でも思ってるところさ。 真面目君と女子が三人、風邪で欠席らしい。この時期だから健康には気をつけなきゃな。 「そうですか……まあ、人数的には問題ないでしょう。今日も頑張りましょうね」 おうとも、と返事をしたところで残る部員達がぞろぞろと現れた。 よっし、それじゃ練習開始なー。 ……お、もう昼か。よし、じゃあ今日は上がり。各自帰っていいぞ。 「いや駄目っすよ。まさかここまで全く触れもしないとは思ってませんでした」 ん? 俺なんか忘れてたっけ? 嘘だろ、部長に就任してから予定だけはきっちり確認するようにしてるぞ。 「だめだこいつはやくなんとかしないと」 「自分の誕生日忘れる人って実在したんですね」 誕生日? ……あぁっ、そーいやそーだな。完っ全に忘れてたよ。 この年になって誕生日なんてそうそう祝ってもらうもんでもないしな。 「去年ハンカチあげたじゃないですか」 ああっ、それはちゃんと覚えてるって和! 今でもそのハンカチ使ってるんだから! 「京太郎さんもげろ」 「京太郎さん爆発しろ」 黙れ双子っ! そーいうのは今から二週間ほど後に世間を賑わすだろう優男どもに言ってやるべき言葉だろ! (私去年チョコあげたし優希ちゃんも和ちゃんも染谷先輩も竹井先輩もあげてたけど黙っておいたほうがよさそうだな) 274 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/04(月) 21 49 01.16 ID FSCUQByd0 「ま、とにかく! 京太郎さんの誕生日を口実に騒ごうってことで、一年組でちょっとした企画をしたんですよ」 「だから帰られると困るんですけど、なんか用とかあるんですか?」 お、おう。ありがとう。別に外せない用事はないから大丈夫だけど……。 「よっし! んじゃ王様ゲームやりますよー」 うおえええっ!? 駄目なやつだろそれ! 至極まっとうなはずの俺の意見は無情にも却下され、王様ゲームが始まった。 「特別ルール。普通は何番と何番が○○しろ、ですが今回は京太郎さんと何番が○○しろ、と命令すること」 「まあ京太郎さんの誕生日なのに京太郎さんが関わらない命令とか出てもおもんねーし」 おいそれ俺にものっそい不利なルールじゃねぇか! お前らやっぱり騒ぎたいだけだろ、俺の誕生日祝う気ないだろ! こんな滅茶苦茶なルールの王様ゲームに女子の一年や咲、優希までノってきたことを、 俺はこの時点で疑っておくべきだったのかもしれない。 ……そう、イカサマだ。 (王様以外のくじは全部『1』になってる……) (そして京ちゃんと和ちゃん以外、私達はみんな仕掛け人……) (俺達の中の誰かが王様になった瞬間……) (京太郎さんの命脈は尽き果てるのだ……!) 『王様だーれだっ!』 「お、俺だっ!」 うげ、双子弟! 考え得る限り最悪の奴が王様になりやがった! さてどう出る……このお調子者が普通の命令をしてくるとは思えないが……。 「京太郎さんと1番は今から二人でデートに行くこと!」 ファッ!? おい、1番が男だったらどうしてくれるんだ! 俺はせっかくの誕生日をホモホモしい苦い思い出で塗り潰さなきゃいけなくなるのか!? 「え、えっと、京太郎君……」 ん? どうした、和。 「1番、私……です」 よくやった双子弟ォォォォォォォ!!! そんな本音はおくびにも出さないが、マジでよくやった双子弟。 俺、今日という日が終わったら死んでもいいや。 275 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/04(月) 21 51 07.89 ID FSCUQByd0 お前ら絶対ついてくんなよ! 尾行とかしてたら後が怖いぞ! 咲、優希! こいつら見張っててくれよな! 頼んだからな! 「京太郎さん必死過ぎてわろす」 「任せといて、京ちゃん(何を任せるのかは言ってない)」 「心配しなくていいじぇ(尾行しないとは言ってない)」 ……なーんか不穏な雰囲気があるような気もするけど。 正直、和とデート出来るなら多少のマイナスは甘んじて受け入れるつもりがあるぞ、俺は。 それじゃ、行こうか和。 「いいんですか? 罰ゲームにしては少々やりすぎな気もしますが」 和がいいんだったら、俺はいいさ。 和が嫌なんだったらこのまま家まで送るよ。 「……はぁ。まあ、京太郎君の誕生日ですし、せっかくだからどこかに出かけましょうか」 そう来なくっちゃ! とはいえ、特に行きたい場所もねーよなぁ。 ゲーセンでも行く? 「いいですよ。それじゃ、行きましょうか」 さて、ついたぞ。 この無駄なやかましさ、実にゲーセン。 さーてなんか二人で遊べそうなものはっと……。 「……」 えーと、おーい、和? 状況を説明しよう。場所、クレーンゲーム。中身、エトペンのストラップ。 和がその場から動かない。 これは男を見せるしかあるまいよ。 っし、じゃあまずはこいつから行くかー。 「いいんですかっ!」 あぁもう可愛いなあもう! ヤバい、俺は着々と駄目なほうの道に進んでる気がする。 ともかく、まずは500円投入。500円で6回出来るタイプの良心的なやつだから多分これで取れるだろ。 ……ぃよっし! 案外早く取れたな。 「エトペン……!」 和の目が輝いている。プレイ回数は残り二回。 これはもしかするともしかするぞ……ぃよっしゃあ二個目ゲットー! やった、和とお揃いだー! ほい和、こっちお前のな。 「あ、ありがとうございます……!」 あぁもうああもう、エトペンストラップごときで喜びすぎだろ和! なんなの! 俺だけを萌え殺す娘さんなの!? 「き、京太郎君、大丈夫ですか?」 ああごめん和、気にしないで。 俺の理性が決して負けられない戦いに臨んでただけだから。 次どこ行く? 見たところ、ここではこれ以上やることもなさそうだけど。 「んー。そうは言いましても、私も急には思いつきません」 んじゃ飯でも食いに行くか。よく考えたら食ってねえや。 どこ行きたい? ファミレスでもなんでもいいけど。 「あ、じゃあこの前連れてってくれた、あそこ……あの、ハンバーガー食べるところがいいですっ」 あー、ナクドね。オッケーオッケー、全然いいよ。 俺としては、いいとこのお嬢さんにあんなジャンクフード食わしていいもんかどうか悩むところだけど。 「♪」 ……まぁ、この機嫌のよさそうな和を止める勇気なんて、俺にはないし。 いいんじゃないかね。 276 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/04(月) 21 52 57.45 ID FSCUQByd0 そんなこんなで和と二人っきりというシチュエーションを全力全開で堪能した俺が、帰宅後に携帯を確認すると。 大量の画像添付メールが、見知らぬアドレスから送られてきていた。 え、何これは……と思いつつ開いてみると。 そこには揃いのエトペンストラップを持った見覚えのある少年少女の姿や。 向かい合って座りナクドのセットを食ってる見覚えのある少年少女の姿や。 商店街に繰り出して互いの服を選び合ってる見覚えのある少年少女の姿や。 お互いが選んだマフラーをつけて並んで歩く見覚えのある少年少女の姿があって。 …………………………………うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!??!?!?? 239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 00 13 41.27 ID PunxP+cJo 144のイケニエの内容を詳しく 315 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/07(木) 19 40 17.98 ID h5oedpI80 ● 144のイケニエの内容を詳しく はーぁ、余計なこと言うもんじゃねーな。 また俺が竹井先輩の生贄だよ。 まぁその道中に麻雀の小話とか聞けるし、練習の相手もしてくれるし、 決して無駄な時間ではないんだけど。ないんだけれども。 それでもちょっと、これはやりすぎじゃありませんかね竹井先輩。 前が見えねーっす。荷物多すぎ。 「だらしがないわねー須賀君。いい男がその程度で音を上げちゃ駄目よ」 視界を塞ぐほどの大荷物を一方的に抱えさせられて、 それでもにこやかな笑顔を振りまくのがいい男だってんなら、 俺はいい男じゃなくていいです。 「ま、和が考える『いい男』はまた違うでしょうしねー」 なんでそこで和が出てくるんですかっ! 全く誰相手でもこっちのペースで話せることなんてほとんどない俺だけど、竹井先輩だけは敵に回したくねーや。 こうして毎度毎度生贄にされてる辺り、どっかで敵に回してるんだろうけど。 わっかんねー。 「ふっふーん。いやぁ、やっぱり荷物持ちがいると買い物捗るわねー」 まぁ、この大量の荷物の八分の一くらいは部の買い出しも兼ねてるわけですし、文句は言いませんが。 ……これだと結局俺が雑用係続けてるみたいなもんだよなぁ。はぁ。 「ブーたれないっ。美穂子なんてキャプテンになってからも自分で雑用を買って出てたんだから」 それは既に何度も聞きましたよ。 そういう話は自分でやってから言ってください。 「最近つれなくなってきたわねぇ須賀君」 つれないというか、釣られないというか。 「やっぱり先生に似たのかしら?」 ……どんだけ和の話したいんですか、あんたは。 やっぱり、何年経っても、竹井先輩が分からない。 240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 00 14 27.79 ID J+jvly7w0 アラフォーとデート 354 :あんまりむしゃくしゃしたから小ネタやるわ ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/10(日) 21 49 57.54 ID yKXvNrCz0 ●アラフォーとデート 「突撃、隣の高校生雀士! 司会は敏腕アナウンサー、福与恒子でお送りいたしまーす♪」 「相方はいつも通り、私小鍛治健夜が務めさせていただきます。今日は誰を訪ねるんでしょうか」 「今回の相手はなんと! インハイ個人戦初出場! 魔王と名高い宮永咲選手を擁する清澄の男子選手、須賀京太郎選手ですよ!」 「魔王とか言わないであげて!?」 「というわけで既に須賀君には出て来ていただいていまーす!」 「うえぇ!? ちっとも訪ねてないけどいいの!? 呼び出しちゃってるけどいいの!?」 「いいんじゃなーい? ぶっちゃけ交渉とかアポとかは私の管轄じゃないので分かんないわー」 「一ヶ月前に連絡があったからちゃんと今日は練習休みにしておいたんで、大丈夫ですよ」 「現役アナウンサーよりも高校生のほうが人間出来てるんだけど!?」 「もう、こーこちゃんと一緒にいるとツッコミ疲れるよ……」 「アラフォーだからね、ちょっとしたことで疲れても仕方ないね」 「アラサーだよ!」 「おぉ、生コント」 「お恥ずかしいところをお見せしてごめんね……」 「そいじゃまあ、街に繰り出そうかー」 355 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/10(日) 21 51 24.19 ID yKXvNrCz0 突撃、隣の高校生雀士。 ウィークリー麻雀TODAYなんかで話題になってる高校生雀士を(ちゃんと事前にアポを取って)訪ね、 プロ雀士と交流してもらうという趣旨でお送りする全国ネットの人気番組である。 この番組の特徴は宮永照や原村和のような既に有名な選手ではなく一見埋もれがちになる地味な選手を発掘することで、 特に二年生の選手を訪ねるときは来年のインハイに期待できる選手が出てくると玄人ファンの間でまことしやかに囁かれている。 そんなわけで、結局のところ残った記録は団体戦予選一回戦敗退と個人戦決勝リーグ敗退でしかなかったとはいえ、 先鋒として驚異の成績を叩き出した京太郎にお呼びがかかったのはまあ不自然なことではなかった。 「……とはいえ、俺別に強豪校のエースの人とか、ウチの和と違ってこういう経験ないんですけど……緊張するなぁ」 「ははは、気にしないで大丈夫だよ。ぶっちゃけこの番組地元自慢とかして終わりみたいなもんだし」 「こうして散歩でもしながらお話を聞かせてくれたらそれでオッケーなところあるからさ」 田舎の街を三人で歩く様子を撮影しているだけというまた珍妙な番組だが、 プロ雀士とアナウンサーのコンビ漫才だけでも最低限番組としての体は成しているので良し、らしい。 「須賀君は麻雀始めてどれくらいなの? あれだけの活躍をするのに一年生の頃は特に名前を見なかったのも気になるな」 「麻雀始めたのは高校からですね。恥ずかしながらルールも全然知らなくて……去年は個人戦に出て、予選でトバされて終わりでした」 「高校から! っはー、信じらんないねー。すこやんはいつからだっけ。三十年くらい前?」 「直接表現しなくても言ってること一緒だよ! アラサーだよ!」 「はは……まあ、いい先生がいてくれたのが救いでした。おかげでこれだけ強くなれたので、俺の先生には感謝してます」 「先生ねー。調べたところによると清澄の麻雀部は顧問はいても監督はいなかったはずだけど」 「んでもって男子部員も須賀君から見ると後輩しかいなかったはずだよね。これは気になるなー」 「しまった!? 余計なこと言った!」 (すこやん、楽しそうじゃん。いや須賀君背ェ高いしイケメンだしまあ私も楽しいけど……) 「……じゃ、来年こそは全国、かな?」 「そりゃ勿論ですよっ」 「ふふっ、なら本当に全国出場決めたらお姉さんがご褒美をあげよう」 「気の長い話ですねー。多分俺忘れてますよそれ」 (……お願いだから、犯罪だけはやめてよねすこやん……) 367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/10(日) 22 19 11.02 ID Br4jvfyGo のどっちにラキスケ なお満更でもない模様 371 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/10(日) 22 44 29.09 ID yKXvNrCz0 ●のどっちにラキスケ なお満更でもない模様 「ふあぁ~あ~……おはよう、和……」 「おはようございます、京太郎君」 世界麻雀U20大会に召集され、大会に向けた合宿に参加した京太郎。 清澄からは他にも和と咲が参加しているし、インターハイで見かけた顔もいる。 なお、世界大会編がこのSSで描かれる予定はないので悪しからず。 「なんつーか、しんどい。時差?」 「落ち着いてください、ここは日本です」 基本的に京太郎は朝が強いほうではないため、試合本番には程遠いこの時点では全く気合いが入っていないようだ。 反対に和は既に準備万端。今から試合ですと言われても対応できそうな佇まいである。 たぶんその辺の差がこの不幸な事故を生んだのだろう。 「ふあ~ぁぁあ……」 「もう京太郎君、いい加減目を覚ましてください」 「わかってる……ふあぁ~……うげっ!?」 何かに躓いてすっ転ぶ京太郎。 隣を歩いていた和は当然それを助けようとするが、 流石に体格差やあれこれ的にそれは無理だった。 ドンガラガッシャ―ン!! 「なんだ!?」 「何事だ!?」 「すげェ音したぞ!」 フロア中に鳴り響く騒音! 集まる代表選手たち! そこで彼らが見たものは! 『……!?』 期待の男子選手須賀京太郎(が転ぶのを助けようとしたが体重差で引っ張られ自分も転んでしまったがために彼)を 押し倒して(いるようにしか見えないうえに不幸な事故の結果)キスまでしている有名アイドル雀士原村和の姿であった! 「あっ…(察し)」 「これは(須賀を)教育やろなあ」 「これは(原村を)教育やろなあ」 「京ハギじゃないんですか(憤怒)」 「大松「ハギ京だろ」」 「なんでホモが湧いてるんですかねえ……」 現場を目撃した選手の反応は様々であったが、とりあえず。 「……目、覚めましたか」 「……これ以上なく、はい」 当初の目的は達成できたということで、二人は無理矢理納得するしかなかった。 241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 00 15 26.43 ID 8zA+sIWqo 久、部室ロッカーに潜入し部を様子見する なお京太郎にバレる模様 411 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/15(金) 13 58 39.00 ID VW2Ii3OR0 ●久、部室ロッカーに潜入し部を様子見する なお京太郎にバレる模様 竹井久は面白いことが大好きである。 例えば麻雀でなら他の誰もしないような待ちで和了ることに至上の喜びを覚えるし。 誰も思いつかないような練習方法で後輩の実力が上がった時など身体が震えた。 清澄高校麻雀部を引退してOGとなってからも、その趣味は変わっていない。 (さーて、今日は講義が早めに終わったから顔を出してみたけど……普通に行っても面白くないわよね) どうせ練習に参加するなら、何かしら部員を驚かせたい。 それ自体には全くもって意味などないのだが、まあ、趣味なのだから仕方がない。 他人に迷惑をかけていないのなら、趣味に口出しをすることはないだろう。 竹井久の場合は、わりと迷惑をかけたりもするのだが。 ……まあ、越えちゃいけないラインだけは弁えてる人なので、大丈夫だろう。 たぶん、まあ、きっと。 (そーだっ、ロッカーの中に隠れて、皆が練習し始めたところでしれっと出てくとかどうかしら) うん、中々いい案だろう。 普段は外から入っていっては一部の男子部員にうげっと言われるけれど、 ならば中から突然現れたらどうなるのか。うん、面白そう。 よーしそうと決まれば実践よ! と、意気揚々とロッカーに入り込んでから数分、喋り声が聞こえ始めた。 そろそろか。いやでも、いきなり出ても面白くないわね。 しばらく待っていましょう。 皆が部室に集まって少し話して、さあ練習ってところで出るのが一番面白そうね。 「そーいえば京太郎さん、今日は竹井先輩来るんすよね」 「そだなー。まぁお前ら失言だけはすんなよ」 「うっす。それよか、今日は何を仕掛けてくると思います?」 「んー?」 可愛い後輩たちのその質問に、何故か須賀君が答えを言い澱む。 ……ん? まさか今こっち見なかった? 気のせいよね? 「そだなー、あの竹井先輩ならまさか既に部室に入り込んで隠れてるとか、そんな古典的なことはしねーだろうなー」 えっ。 「そっすかねー。むしろありそうじゃねーっすか? なんかこう、部室掃除するかーってロッカー開いたらドーンみたいな」 「おいおい、あの竹井先輩だぞ? もっと俺達には思いもつかないようなことをしてくるにきまってるさ」 ちょっ!? 「それもそうっすねー。んじゃ練習始めますかー」 「おーう。竹井先輩が来た時に恥ずかしくないように皆で上手くなるぞー、おー!」 『おー!』 出てくに出てけないじゃないのよもぉぉおお!? 242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 00 15 45.90 ID fOs3TQ7Co 京太郎の誕生日プレゼントにタコスを作るタコス 413 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/15(金) 13 59 48.65 ID VW2Ii3OR0 ●京太郎の誕生日プレゼントにタコスを作るタコス 「優希ちゃーん。京ちゃんの誕生日プレゼント、どうする?」 「ん? タコスにするつもりだじぇ」 「……えっ? 聞き間違えたのかな、もう一回お願いできるかな?」 「タコス作るつもりだじぇ」 「……えっ?」 「ものっ凄い失礼な反応された気がするけど、心の広い私は許してあげるじぇ」 「いやな、最近の京太郎にはタコス作れとか頼み辛いし?」 「あー、まぁ最近の京ちゃん普通に戦力だしねえ」 「気付いたら自作してたじぇ」 「そこで自作しようって考えに至るあたり、流石だと思うよ」 「そういうもんか?」 「私は手元の本を読みつくしても自分で小説を書こうって考えには至らないと思う」 「それはまた話が違うと思うじょ」 「……ほいっ、とりあえず出来たじょ。味見してみる?」 「あ、貰う貰う~。いただきまーす」 「……あっ、美味しい……」 243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/02(土) 00 15 56.64 ID Hv91Q2Zm0 和と新婚生活 415 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/15(金) 14 01 15.81 ID VW2Ii3OR0 ●和と新婚生活 「っくぁあ~……おはよ、和」 「おはようございます、京太郎君。朝ごはん、出来てますよ」 「ありがと……いただきます」 「いただきます」 「……ふぅ、ご馳走様。それじゃ、今日も頑張ってくるよ」 「ええ、いってらっしゃい」 ――ちゅっ。 「須賀君、調子はどう?」 「課長。問題ありません、順調です」 「あ、仕事のほうじゃなくて。新婚生活っ」 「あ、聞いちゃいますかそこ。相変わらずですね竹井さん」 「そりゃもうね~。まさか本当にくっつくとは思ってなかったもの♪」 「あんたホントいい趣味してますね……いやですね、本当ヤバいっす。和の嫁力ハンパないですね」 「あ、やっぱり? 高校の頃からあの子は化けると思ってたのよ」 「なんかもう同じもん食っても味が違うんですよ。昼に炒飯食って晩に和が炒飯作ってたら、俺喜びますからね」 「そこまでか」 「そこまでっすね。なんかもう、愛が違う」 「寒い、っていうか思った以上に惚気がウザい」 「いやいやマジなんですって。なんなら今度ウチ来ます?」 「あ、行く行く♪」 506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/18(月) 19 56 02.78 ID yMV6BVu2o 倒れた京ちゃんに膝枕する和の接吻未遂事件 531 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/19(火) 00 26 01.51 ID qurHBH7Y0 書き上がり次第投下していくスタイル 目指せ明日の晩までに小ネタ9個制覇(白目) ●倒れた京ちゃんに膝枕する和の接吻未遂事件 (本編のifとなります) インターハイ男子個人戦本選一回戦。 その後京太郎は滞在中のホテルまで何とか辿り着くもそこで意識を失ってしまう。 「お、俺達で冷えピタとか色々買ってくるんで原村先輩京太郎さんのことよろしくお願いします!」 そう言ったのは確か双子の弟のほうだったか。 何も部員全員が出ていく必要はまるでなかったのだが、 余りに焦っていた和は特に疑問に思わず彼らを見送った。 「京太郎、君」 幸い大事には至らなかったようで、京太郎は和の膝の上で規則正しく寝息を立てている。 ……麻雀を教え始めたあの頃、彼がここまで強くなると誰が予想したろうか。 ずぶの素人であった彼が、二年間の研鑽を経て全国区でその実力を認められるまでになると。 「……頑張りましたね、京太郎君」 現在に至るまでに彼が積んできた努力を、乗り越えてきた葛藤を想像すると。 とても彼のことが愛おしくなって。……同時に、ここまで無茶をする彼に、無性に腹が立って。 「お願いだから、お願いですから……あまり、心配させないで……」 ふと気付くと、眠りこける京太郎の頬に、一滴の涙が落ちていて。 それを自覚してしまったせいで、涙が止まらなくなって。 「京太郎君……っ」 絞り出すような声と共に思い出されるのは、今まで彼と過ごしてきた日々。 いつだって、彼は彼女の隣にいた。 いつだって、彼は彼女と笑い合っていた。 そして、ようやく、彼女は自分の想いに気付く。 「……あー。そっか」 「私、京太郎君のことが――」 ようやくのこと自覚した、止められない想い。 彼への愛情や、心配や、そんなあれこれが綯交ぜになったその想いを表現するために、 彼女が取った行動は―― 「……ん?」 「――ッ!?」 (あっ……危ない危ない危ない! 何をしようとしてたんですか私は! 何をしようとしてたんですか私は! 彼はたった今倒れてたばかりなんですよ!? そんなことしてる場合じゃないし寝かせてあげなきゃいけないですし! なのに起きちゃいましたし! なんで起きるんですかもう……じゃなくて! っていうか皆帰りがやけに遅いですし! 全くこの緊急時に皆何をやってるんですか……じゃなくて!! 一体何をしようとしてたんですか私はっ!!) 「あの……のど、か?」 「あっ、いやそのですね! 京太郎君が倒れたっていうから、その、心配でですね、あの、えっとあうあうあう……!」 「あのだな……凄い有難いんだけど、ずっと膝枕ってのは恥ずい……」 「はぅうっ!?」 532 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/19(火) 00 26 36.70 ID qurHBH7Y0 「……京ちゃんったら、ほんとタイミング悪いなぁ……」 「全くだじぇ。これだから犬は」 「弟よ、録画は」 「パーペキ。あとでメールに添付して皆に送るわ」 「……お前らなぁ」 「そんなこと言って、真面目君もしっかり見てるじゃない」 「……はぁ。あ、膝枕やめた……」 510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/18(月) 20 18 34.92 ID 49jRA89y0 麻雀部員からみた京和、で男女別で一本ずつ。 534 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/19(火) 00 27 49.28 ID qurHBH7Y0 ●●麻雀部員からみた京和、で男女別で一本ずつ 「和ー、ここってどうすりゃ良かったんだ? なんかどうやっても振り込んでた気がするんだけど」 「えっとですね、ここは……」 部室で見る、いつもの光景。原村先輩に教えを請う京太郎さん。 勿論牌譜の研究やデジタル打ちの研鑽に終わりがないことは分かっているけど、 それでも京太郎さんは人を頼らなければならないほど間違った打ち方はしていないと思う。 それでもあの人が原村先輩を頼る理由なんて、分かり切っているのだけど。 ……つーか、多分、原村先輩以外の部員全員が、分かってると思うんだけど。 いい加減くっついてくれねーかなこの二人。見ててムカつく。二流のラノベじゃないんだから。 「ほー。そういうやり方もあるのね」 「まだこのあたりの打ち方は教えていませんでしたから。また分からないことがあったら聞いてください」 「おう。ありがとな、和」 俺には、どう見てもフラグ立ってるようにしか見えないんだけどなぁ。 ほんと、京太郎さんって……。 「……おいなんだ双子兄、その表情は」 「べっつにー? 相変わらず京太郎さんはヘタレだなぁと」 「んだとコラァ!」 535 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/19(火) 00 28 34.24 ID qurHBH7Y0 「和ー、ここってどうすりゃ良かったんだ? なんかどうやっても振り込んでた気がするんだけど」 「えっとですね、ここは……」 部室で見る、いつもの光景。原村先輩に教えを請う須賀先輩。 見慣れた風景だけど、やっぱり中学時代の原村先輩とはなんだか違う気がする。 物腰が柔らかくなったというか、なんというか。 片岡先輩も同じようなことを言っていたし、多分そういうことなんだろう。 ……だからこそ、未だにこの二人が恋愛関係でないというのには驚かされる。 須賀先輩がヘタレ、というか乙女気質なのも多分にあるのだろうけど、 中学時代を知っている身としては、やっぱり原村先輩が鈍感すぎるんじゃないかなと思う。 「ほー。そういうやり方もあるのね」 「まだこのあたりの打ち方は教えていませんでしたから。また分からないことがあったら聞いてください」 「おう。ありがとな、和」 私は、というか多分部員皆、いわゆる「両片想い」の状態なんじゃないかなと思っているけど。 というか絶対そうなんだろうけど。凄くちょっかいを出したいくらい、見ててもどかしいんだけど。 「ほー。そういうやり方もあるのね」 「まだこのあたりの打ち方は教えていませんでしたから。また分からないことがあったら聞いてください」 「おう。ありがとな、和」 まあ、見てて楽しいので、これはこれでいいんじゃないかな、と思う。 せめて高校を出るまでにはくっついてほしいものだけれど。 「……裕子ちゃん? どうかしましたか」 「いーえ、なんでもっ」 面白くないから、絶対にアドバイスとかはしてあげないけど。 515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/18(月) 20 31 53.44 ID GfwOpnf2o 京ちゃんの着替えシーンに遭遇するのどっちで 544 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/19(火) 19 34 07.66 ID qurHBH7Y0 ●京ちゃんの着替えシーンに遭遇するのどっち 合宿。 学校の施設にしては無駄に豪華な合宿所を使ってやるアレである。 一年生の頃は無駄に広い和室に一人取り残され随分寂しい思いをしたものだが、 今年の俺には後輩がいる。あの和室も荷物と俺達とで随分埋まり狭くなった。 もう何も恐くない! そんなわけで合宿をやってるんだが、アレだ。 女子勢に対して男子勢が朝に弱すぎる(女子には咲という鉄壁の寝坊助がいるけど)。 そこで和に頼んで、朝起こしてもらうことにした。 恥を忍んで、というやつだ。 翌日。 ……あれ、案外早くに目が覚めたぞ。 和に起こしてもらうという罪悪感が俺を覚醒させたに違いないな! よーし、さっさと着替えて朝食の準備でも手伝いに行くかね。 そう考えた俺はさっさと寝巻を脱ぎ捨てて着替えを探す。 ……あれ、着替え着替え……鞄の下のほうに潜り込んでんのか。 めんどくせぇな、鞄引っ繰り返すか。 どさどさっ。がらがらっ。 あれ? カバンの中身が散らかる音に重なって何か音がしたような……。 「~~~~~~――――――ッッッ!!?」 ビシィイッ!! 凄まじい勢いで襖が閉まる。……え、そもそもなんで襖開いてたの? あとなんか閉まりかけた襖からピンク色が見えたの気のせいかな? ……気のせいであってください、お願いします。 気のせいじゃなかったらガチ凹みするかんな! 誰に言うでもなく叫ぶ俺。 叫び声に反応して起き始める後輩たち。 急いで服を着る俺。 ……その日一日、和は俺と目を合わせてくれなかった。 俺はその晩、枕を涙で濡らした。 516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/18(月) 20 36 09.93 ID eTblm1YA0 タコス星人に洗脳されて貧乳好きになってしまった京太郎 果たして和は失われてしまった京太郎のおもちへの情熱を取り戻すことができるのか 次回予告「のどっち大勝利!」 こんな感じで 546 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/19(火) 19 35 54.33 ID qurHBH7Y0 ●タコス星人に洗脳されて貧乳好きになってしまった京太郎 果たして和は失われてしまった京太郎のおもちへの情熱を取り戻すことができるのか 次回予告「のどっち大勝利!」 「文化祭ィ?」 「そうっ。お前のような雀キチは覚えてないかもしれないがね、今は文化祭の季節なんだよ」 「そういやそーだったな。あと雀キチ言うなし」 「とにかく、お前ら麻雀部組が来ない内に、結構話は進んでるんだよ」 「ほー。まぁ話し合いに参加してなかった俺らにも責任はあるし、大体のことなら協力するぞ」 「そうか。実はオリジナルの劇をやろうという案が有力なんだが」 「やめとけ! それ絶対爆死する奴だぞ! 中学の時にそれでエラい空気になってた奴がいるの俺知ってるぞ!」 「問題は劇の内容じゃなくて出演者だからいいんだ」 「……まぁ、和に可愛いカッコさせれば大体の奴は納得するか……」 「特にお前とかな。ちなみに主人公が原村さんでヒロインがお前、ラスボスが片岡さんの予定」 「ファッ!?」 「うぅ……なんでこんなことに」 「勇者俺が魔王タコスに負けて行方不明、王女和が勇者を取り返すために旅立つ……まぁ筋書きは面白そうだけどさ」 「のどちゃんの格好はなんか本格的でずるいじぇ。私なんていつものマントだじょ」 「それよかストーリーだよ……俺なんかものっそい最低男になってんじゃねーか」 「ウダウダ言わない! 大道具小道具のほうが辛いんだぞ!」 「お前は好き勝手書いただけだよな脚本家!!」 『勇者スガ……私のことを思い出してください! あの楽しかった日々を! 私達の約束を!』 \原村さんかわええええ/ \やばいぞあの格好/ \衣装班呼んで来い、褒めて遣わす/ 『し、知らないね! あんたみたいに無駄な脂肪を抱えた女のことは! 幼児体型最高!』 \須賀しね/ \須賀爆発しろ/ \オイ、須賀血ィ吐いてんぞ!?/ \アレ大丈夫なのか!?/ \身体が台詞を受け付けなかったんだろうな……/ 『……お、王女ノドカ! スガの洗脳を解いて欲しければ私を倒して見せるんだな!』 \片岡さん可愛い/ \魔王のコスプレ最高/ \くぎゅううううううううううううううううう/ 『……い、いいでしょう! 私には古くから続く王家の使命があるような気がしていましたが、勇者スガとの婚約の前では些事!』 『さあ来るんだじょ、実はこのマントには特に意味はないんだじぇ――!!』 (俺が出演する意味あったんかなこれー……?) 518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/18(月) 20 41 48.52 ID NaGt0G8oo 京太郎と一緒に休日に出かけたりする回数が、部内で一番少ないことに気付いたのどっち どうにかして一緒に過ごそうとする 548 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/19(火) 19 37 38.87 ID qurHBH7Y0 ●京太郎と一緒に休日に出かけたりする回数が、部内で一番少ないことに気付いたのどっち どうにかして一緒に過ごそうとする 一年生の秋からこっちはずっと京太郎君と過ごしていたものですが、最近そうでもなくなってきました。 後輩たちへの指導にそれなりの時間が取られるのと、京太郎君が部長に就任したことが大きいのでしょう。 ……練習が終わった後、お礼と称して色々連れまわしてくれたの、楽しかったんですけど。 最近はそうやって遊びに行くこともすっかりなくなってしまったような。 あ、あれ、そう思うとなんだか無性に寂しいというか……あれ……? 「京太郎さーん、練習終わったらゲーセン行きません?」 「おー、いいぞー。音ゲーでもやるか」 「いいっすね。今日こそ七段受かりますよー」 ……ってあれっ? 部長の仕事とか関係なく、普通に京太郎君は他の人と遊びに行ってるような……。 えっ、なんででしょう、凄く寂しいんですけど。うぅ……。 こ、こうなったら! なんとしてでも近日中に京太郎君を遊びに誘ってみせます! 549 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/19(火) 19 38 24.59 ID qurHBH7Y0 チャレンジ初日。 あっ、あの、京太r…… 「京太郎さんちょっといーすかー? 聞きたいことあるんすけど」 「別にいいけど。場所移す?」 「あっ、そーしてください。喫茶店でも行きましょう」 「奢らねーからな。……咲も呼ぶかー」 ……あうぅ。 チャレンジ二日目。 京太郎くーん。あの、ちょっといいですk…… 「い・ぬーっ! タコス、タコスの作り方を教えるじぇ!」 「こないだ基本的な作り方は教えたろ!? あれ以上何を教えりゃいいの!?」 「私の作ったタコスの味が京太郎の作ったタコスの味に追いつくまで、だじぇ!」 「あ゛ーっ、分かった分かった! 荷物まとめてくるから待ってろ!」 うぅう……。 チャレンジ、三日目。 あのっ! きょ、京太郎君っ……。 「あ、ムロちゃんマホちゃーん。ちょっといいかー?」 「はい、大丈夫ですよ」 「はいはーいっ」 ……ぐすっ、うぅううう……。 チャレンジ四日目……もう心が折れそうです……。 ……いやでも、毎晩一緒にネト麻するのは続けてますし。 あぁでも、京太郎君が遊びに誘ってくれるのはそのお礼だったはずなのに……。 ……うぅ。めげちゃ駄目です。発想を変えましょう。 今日は部活がお休みの日! 流石に失敗しないはず! あ、あのー……きょうたろうくーん……。 「あっ、和! 探したぞ!」 ふえっ!? えっ、あの……。 「ほらほら、早く部室行くぞっ」 えっ、ちょ、京太郎君! いきなり手を繋いでどうするつもり……! 「到着っ! それじゃお姫様、部室へようこそ!」 550 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/19(火) 19 38 57.60 ID qurHBH7Y0 京太郎君が扉を開く。 部室は普段と違ってカラフルに彩られていて。 『ハッピーバースデー和ちゃん(のどちゃん)(原村先輩)(和)!!』 ……ふえっ? えっ、あの、え……? 「いやぁ、苦労したぞ。和にここまで悟らせないのは」 「苦労した甲斐はあったけどね。驚いた顔の和ちゃんなんてそうそう見られないし」 「原村先輩! 男子部員一同からのプレゼントです! エトペンのグッズ買い漁ってきました!」 「のどちゃーん、私特製のタコスを喰らうがいいじぇーっ!」 「作ったの7割方俺だけどね……」 えっ、えっ、あの、え……? そっか、私の誕生日……。 最近京太郎君が私を誘ってくれなかったのは、こういうわけだったんですね。 ……なんだか、悩んでたのが馬鹿みたい。 「えっ……と、どうかな、和。俺からのプレゼント。去年和から貰ったのとお揃いの柄のハンカチ、なんだけど……」 ふふっ。すっごく嬉しいですよ、京太郎君! 519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/18(月) 20 45 54.04 ID /pi/xUOio 京太郎が五人に分裂したらどうなる・どうするかを 部員それぞれに聞いてみた 554 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/20(水) 19 27 15.58 ID cpjzzPHT0 ●京太郎が五人に分裂したらどうなる・どうするかを 部員それぞれに聞いてみた 「京ちゃんがが五人に分裂したら?」 「なんか雑誌の心理テスト的なんであったんすよ。面白そうだったんで」 「んー、そうだなぁ。多分私が学食に行く回数が多くなるね」 「その心は?」 「日替わりのレディースランチ」 「あぁ~……」 「京太郎が五人に分裂したら?」 「ええ。ちょっとした心理テストです」 「んー。とりあえず五人にそれぞれ違う味のタコスを作らせるじぇ!」 「知ってた」 「京太郎が五人に分裂したらぁ?」 「ちょっとした心理テストみたいなもの、ってことで」 「そうじゃなあ。そんなにいるなら一人くらいウチにバイトに来てほしいのう」 「……京太郎さんにメイド服着せる気ですか?」 「まさか。執事服着せるに決まっちょるよ」 「いいですね、それ。本人に交渉してみましょうか」 「須賀君が五人に分裂したら?」 「あ、やっぱいいです」 「何よ、聞いておいて」 「雑用が捗る、と言うだろうことは想像に難くないので」 「京太郎君が五人に分裂したら?」 「はい、ちょっとした心理テストみたいなものです」 「うーん……そうですねぇ。そうしたら、毎日忙しくなりますね」 「忙しく? 京太郎さんが五人いたら、むしろ雑用全部終わらせてくれそうですけど」 「皆に麻雀教えて、皆と遊びに行かなきゃいけませんから」 「原村先輩……」 528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/18(月) 21 32 39.69 ID rzND0bKN0 部活動の様子を後輩視点で 556 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/20(水) 19 29 58.35 ID cpjzzPHT0 ●部活動の様子を後輩視点で 「はいっ、集合!」 須賀先輩がぱんぱんと手を叩く。 竹井先輩を真似たらしい練習開始の合図だ。 「今日は一年組はひたすら特打ち。和は半荘ごとに指導を頼む。咲と優希はネト麻。今日のノルマは半荘5回な」 「んで俺は学生議会言って部費の話した後、備品の買い出し行ってくるわ」 いや、須賀先輩! 部長に買い出しに行かせるわけにはいきませんよ! 俺らで分担して行ってきますって、買い出しくらい。 「ばーか、練習が必要なのはお前らだろ? 集中モードの俺から直撃の一回でも取ってから言うんだな」 ぐぐぅっ。 そう言われると反論できないんですけど! 「いーじゃん、せっかく京太郎さんが行くって言ってくれてんだし甘えようぜ」 全く、お前らはなぁ……。 分かりました。けど先輩、明日は俺と打ってください。 「わーったわーった。ほいじゃ練習開始っ」 不真面目だからではないことは知ってるけど、須賀先輩はこうして練習を抜けることが多い気がする。 俺達のためを思ってやってくれていることだとは分かっても、なんとなく納得がいかない。 先輩にとっても次のインターハイが最後なのに、こんな調子でいいんだろうか。 ……俺が須賀先輩が自宅でネット麻雀とスカイプを駆使して原村先輩と個人練習に勤しんでいるのを知るのは、 これからもう少ししばらく先のことだった。なんというか、もう、うん。 双子じゃないけど、いい加減くっついてくれないかなこの二人。 529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/18(月) 21 39 52.35 ID yMV6BVu2o 後輩にバレンタインチョコを貰ってデレデレしてる京太郎に嫉妬しながらもチョコを渡す和 558 : ◆NZD.UFKqaQTc [saga]:2013/02/20(水) 19 32 24.93 ID cpjzzPHT0 ●後輩にバレンタインチョコを貰ってデレデレしてる京太郎に嫉妬しながらもチョコを渡す和 今日は2月14日、バレンタインデー。 小学校・中学校時代はなんというかこう、クラスがざわめきだったりしたものだけど、高校ではもうそんなことはない。 大体みんな「貰えねーし、知ってるし。むしろ俺らそれを話のネタにしてるくらいだし」ってなもんである。 だが俺は違う! 競技人口数億人を超える超大人気知的スポーツ麻雀! その麻雀部に入っているのだからそりゃもう俺も大人気! ……ってわけではないんだけど。 まあとりあえず、部員からはチョコが貰えるので嬉しい。 そんなわけで期待に胸を膨らませながら登校する。 道中、(リボンの色から判断するに後輩の)見知らぬ女子からチョコを貰った。 「去年の県大会、須賀先輩の活躍見てました! 今年は全国行けるように祈ってますね!」 だそうだ。これは思わずにやけざるを得ない。 そうか、一回戦負けでも見てくれてる人は見てくれてるもんなんだなー。 なんかちょっと幸せ。 そんなこんなで学校に到着。下駄箱を開けると手紙付きでチョコが入っていた。 「去年の県大会見ました! 麻雀部の活躍に期待してます!」 だってさ。それなら、実際に勝って全国に行った咲あたりに渡すのが筋だと思うけど。 でもまあチョコ貰って悪い気はしないよな! うん、ちょっと幸せ。 そして教室に行く。机の引き出しのなかにまたもチョコレート。 わざわざ朝早くに来て設置してくれたんだろうか。 「県大会見ました! 麻雀してる時の須賀先輩、格好良かったです!」 なーんて。そこまで言ってくれるとこっちも嬉しくなってくるね。 そういえば女子部員の後輩たちも、集中モードの俺は格好いいって言ってたっけ。 自分でその様子を見れないのが残念だぜ……なんてな。 例の友人が嫉妬するふりをしつつおちゃらけてきたので、俺は思いっきり自慢しかえしてやったのだった。 放課後。 バレンタインだろうとなんだろうと部活は部活、最後の大会に向けて練習に励むのだ。 けどまぁ、練習後に何をやろうが、校則に反しない限りそれは皆の勝手だよね。 「須賀せんぱーい、一年の皆でチョコ作ってきたんですよー」 「勿論一年男子組のぶんもあるよー」 「やっふー! ムロさん達ったら大天使ー!」 ははは後輩ども、はしゃぎすぎるなよー。 「京太郎さんこそ、終始口元緩んでるの気付いてるんですよー?」 うっへっへ、今日はもう人生最多のチョコ量を誇る日だからな。 そりゃもう俺史上ベストバレンタインデーだ。機嫌だってよくもなるさ。 もう俺には怖いものなんざ一つも……ぞくぅぅううっ!? えっ、何これ!? 合同合宿で衣さんと透華さんを同時に相手取ったとき並の圧力を感じ…… 「……京太郎君?」 の、和……いや、はい、あのですね、確かにちょっと年甲斐もなくはしゃいでしまったけど、 ちゃんと部活動は真面目にやりましたよ? 本当ですよ? ネト麻で半荘2回に後輩相手に半荘3回打ったけど一回も振り込んでないんですよ? 「はぁっ。チョコレートを貰えるのがそんなに嬉しい事なんでしょうか……」 小声でそーいうこと言うのやめてくれっ! 抉られる! 心が抉られる! そりゃ嬉しいよ、テンション上がるよ男の子だもの。 和が隣の席にいるのにはしゃいじゃったのはちょっと不愉快だったかもしれねーけど…… 「……それはいいんですけどっ。はい、京太郎君」 えっ? 「チョコレートですっ。味の保証は、できませんけど」 ……うわっ。超嬉しい、超幸せ。 去年は市販品だったのに今年は手作り! やっほーい! もう俺今日死んでもいいぞーっ! 今年はベストどころか、モストバリュアブルなバレンタインデーになりそうだ。 前編へ|後編へ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6082.html
美穂子「お邪魔します」 久「あら? また来たの?」 優希「おー!」 咲「部長に用事ですか?」 美穂子「ええ。ついでに清澄の皆さんと打ちたくて」チラッ 京太郎「わーい福路さんだー!」 和「もう、須賀君ったら」 美穂子「……//」モジモジ 久「……ふーん? 私に用事、ねぇ」クスッ 美穂子「ひ、久?」 久「須賀君には借りもあるし、たまにはいい目にあわないとね」 美穂子「?」 京太郎「どういう意味ですか?」 久「須賀君、今度の休みは……」ヒソヒソ 京太郎「え、えええええええっ!?」 . -‐…‐- . ´ ` 、. / ヽ. / / 〃 ′ ! ¦ l i ヽ ‘, ,′ i ! l ¦¦ l ! ¦i ', |{ ,斗l‐l十 ¦¦ H‐l-! l、l } | | . _l」..l⊥ ⊥⊥ l L」_|¦j ,' | | Y 'h77k.Yv' / | でーと? | } ,ィ抖芋 v//,ハ} }イ i | } .{ ,, , , ,, '|l | 八 ハ | l | / ,′ 丶. ‘’ イ | l i| ′ { / | Tl lT爪 |l i | l l |. { { l,.斗} lく l ,ソl l | l l| ‘, }ノ { }, \,ノ,ノノ , l | \ ' |-―-/ `'く/ ノノ `7、 | / , ´/`Y /\丶 | / , /{ ‘, ,ノ /\丶 |/ , ' / V ‘,. / {. \丶| / } ___ヽ 〈⌒ ー-〉 \l'/ 〈_,ノ _} `7⌒7 `) }--‐'|-‐' 第七章 初デート! キャップの恐るべき女子力! 京太郎と美穂子のデート当日 久「いよいよね」コソコソ 和「あの、部長? これはどういうことですか?」 優希「京太郎のデートの尾行をして、邪魔でもするじぇ?」 久「違うわよ。いい? 美穂子は須賀君がよくデレデレするくらい、美人で包容力があるでしょ?」 和「まぁ……否定はしませんが」 久「だから美穂子と須賀君のデートを見て、私達が参考にするのよ」 優希「なるほど」 和「(何か大きく間違っているような気がします)」 久「それと、私達が覗いてることは美穂子も須賀君も知らないんだからね」 優希「じゃあ、コードネームがいるじぇ」 放課後のロッカー「じゃあ私はロッカーね」デーン 紅騎士カレン「ではカレンで」デーン 聖雀士タコス「じゃあタコスで」デーン カレン「それにしても、須賀君と福路さんに接点があったんですか?」 ロッカー「どうやら全国大会の会場で仲良くなったそうよ。その後、色々雑用のことで気が合うようになったとか」 タコス「部長のせいだじぇ」 ロッカー「失礼ね。ロッカーと呼びなさい」 ガヤガヤ ザワザワ 駅前 美穂子「……」ソワソワ その頃 宮永家 咲「ねぇねぇお姉ちゃん。見てこれ」カタカタ 照「? なにそれ」 咲「男子を落とす方法はこれだ! 初デートでポイントの高い女子の行動ランキング! だって」 照「へぇ……内容は?」 咲「うーんと」 1位 店員さんに「ありがとうございます」とお礼を言う 2位 電車や休憩スペースで席をお年寄りや妊婦に譲る 3位 こちらが恐縮してしまうような高すぎるお店をチョイスしない 4位 エレベーターで「開」のボタンを押してほかの人を先に出そうとする 4位 一緒に歩くのが恥ずかしくなるような場違いな服ではなく、無難な服を着てくる 6位 自分から手をつないでくれる 7位 会計時に財布を出そうとする 8位 足が痛くなるようなヒールの高い靴を履いてこない 9位 次のデートの提案をしてくれる 10位 約束の時間より早く来ている 11位 帰り際に「まだ帰りたくない…」と言う 12位 「疲れていない?」とこちらの体力を気遣ってくれる 13位 別れ際に振り返って何度も手を振ってくれる 14位 こちらの姿が見えなくなるまで、手を振ってくれる 15位 歩くスピードをこちらに合わせてくれる 16位 マフラーをまいてくれる 17位 以前自分が好きだと言っていた髪型にしてくる 18位 コートを着る時、手伝ってくれる 19位 以前自分が好きだと言っていた色の服を着てくる 20位 手作りのお弁当を2人分持ってくる 21位 違う路線なのに、こちらが使う路線の改札まで見送ってくれる 22位 「終電大丈夫?」と終電時間を気にかけてくれる 23位 事前にお店を予約しておいてくれる 24位 トイレから出てくる時、かわいいハンカチを持っている 25位 水筒を持ってくる 咲「……」 照「……」 咲「無いね」プークックック 照「うん。こんなのありえないよ」クスクス 咲「こんなこと実践する人がいたら見てみたいね」 照「私達の神、女子力マスターであるアラサー嬢も苦笑いするレベル」 咲「ねぇ、それより! これを試すのはどうかな?」 照「うん、いいね」ニヤリ 駅前 美穂子「……(少し、早く来すぎたかしら?)」 現在時刻:約束の三十分前 美穂子「(私ったら、須賀君とのデートを……楽しみにしてる?)」モジ ガヤガヤ ザワザワ 美穂子「(まさか、そんなことは)」 タッタッタッタッ 美穂子「!」 京太郎「すみません! 待ちましたか?」ハァハァ 美穂子「須賀君! どうしたの、そんなに急いで」 京太郎「向こうから、福路さんが待っているのが見えて。それで、急がなきゃって」ハァハァ 美穂子「もう……だからって」クスッ 京太郎「あはは。これでも急いだつもりだったんですけど」 美穂子「ううん。私が早く来すぎただけだから、気にしないでいいわ」ニッコリ 【10位 約束の時間より早く来ている】 京太郎「あ、福路さん。その髪型……」 美穂子「あっ、え、えっと……その。ほら、前に……後ろを結んだ方がいいって」ソワソワ 京太郎「はいっ! すっげぇ可愛いです!」ニカッ 美穂子「あ、ありがとう……」モジモジ 【17位 以前自分が好きだと言っていた髪型にしてくる】 京太郎「あ、それに……その服も」 美穂子「うん。須賀君が前に褒めてくれた色の……」 京太郎「やっぱりそれ似合いますよ! 福路さんらしというか」 美穂子「ほ、褒めすぎじゃないかしら」カァッ 【19位 以前自分が好きだと言っていた色の服を着てくる】 京太郎「それに、俺の服となんだかお揃いっぽいというか」 美穂子「そう言われると、確かにそうね」クスクス 【4位 一緒に歩くのが恥ずかしくなるような場違いな服ではなく、無難な服を着てくる】 京太郎「っと、立ち話もなんですね。そろそろ行きましょうか」 美穂子「ええ。ここは少し寒いから」スッ 京太郎「歩きは大丈夫ですか? 靴とか……」 美穂子「ふふっ。今日は動きやすい靴だから大丈夫なの」 京太郎「流石ですね」アハハ 【8位 足が痛くなるようなヒールの高い靴を履いてこない】 京太郎「じゃあ、こっちへ」 美穂子「うん」タタッ 京太郎「今日はありがとうございます。なんだか付き合わせちゃって」 美穂子「いいのよ。私も、大会後で息抜きしたかったから」タタッ 京太郎「そう言われると……って、すみません!」 美穂子「?」 京太郎「俺、歩幅が大きいから。合わせるの大変でしたよね」ペコリ 美穂子「そんなこと無いわ。安心して」 【15位 歩くスピードをこちらに合わせてくれる】 京太郎「でも……」 美穂子「うーんっと……じゃあ、いい考えがあるわ」スッ 京太郎「え?」 美穂子「はいっ♪」 , - '"´... .. .. ___ , -''´ / / `/⌒`ヽ、 ̄ ̄ プ'"´ ___ , -‐ ノ '"´ ̄ ,' i , イ ノ、/ , -‐ '"´ `` ‐--‐''´ i l/', ヽ ; イ/ , -‐'"´ ` ‐ 、 、 _ ` ‐ 、 l,イ ヽ、 `"´ノ_,、- ' ´ノ / `` ‐-ー、二` ヽ / ヽ ``,-'"´ 7"', l / / ` ‐-ー─-、 / ヽ 。ゝ_/ ,' ヽ l / / ̄ ̄ゞ`ヽ,. -ー─'´l / ヽ/ ,' . i ヽ、 / /, ' / 、ー'´ / / . i .. l ', / ` ‐ 、 \ / / ,' / \ ,' l ... l .l ',ノ ヽ、',` ‐- ` ‐- 、 ,イ i l ヽ i ';... . l l ` ‐ 、 iー-l '; i l ヽ . l l \ ', 〉-イ`r 、 ノ ヽ ,イ l ヽ、 l ` ‐-‐''´ ノ ',  ̄ ̄  ̄ ̄ l l ` ーl l l \ l l ̄ヽ \ l / ... l L ヽ l ... / l ヽ . . ` ‐ 、._ 「 .. / l l . . .. `` ー- 、 l. / L -‐''´ . . .... /´il l / . . . ... . ./;;;;;;;l ', / . . . . . . . /;;;;;;;;;;;;l ヽ / . . . . /;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ,' __, ィー''´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ i , - '"´ l l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ l / l l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ l / l l;;;;;;;;;;;;;/ l イ l l;;;;;;/ l ,';l l l"´ li;;;l l l ヾ;l l ', l ハ`` ‐- 、ヽ l `` ‐ 、 美穂子「これなら、大丈夫でしょう?」 京太郎「っ」ドキッ 美穂子「離さないでね」 京太郎「絶対に離しません」キリッ 【6位 自分から手をつないでくれる】 京太郎「福路さんの手、手袋越しでも分かるくらい……暖かいです」ギュッ 美穂子「……//」ドキドキ 公園 京太郎「到着っと!」 美穂子「うわぁ、綺麗な公園ね」 京太郎「天気も晴れてよかったです。少し寒いけど、風が気持ちいぃ」 美穂子「ふふっ、須賀君は疲れてない?」 京太郎「え? あ、はい! 大丈夫です!(本当はちょっと疲れたけど……)」 美穂子「……」カッ !| | | |ト|、_ |i |i | | _,A-┼―‐!| |.| |i |i !、A |V| 川. -H ! /| ゝ! _」┘ー‐┘  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`  ̄ ̄` `ニー┘L-┬ !^´ 彡'=≠==ミ、、 | !.| ´ / ヽヽ | N __,............、 L i i i ヾi | | | __彡ィ≠ーテ‐┬- ィ..{ !.....! | | i. 7'")_!、__ノ_C′ ! ..、;;;;;ノ..r┘ | | | ゝ=====シ .!.| .! ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,, |.ト、 ! /////// /////// | | ヽ! " " " " ′ " " " " 美穂子「そう。でも私は少し疲れちゃったから……」ファサッ 京太郎「あ、シート」 美穂子「ここでゆっくりしましょう。ね?」ニッコリ 京太郎「は、はいっ!」 【12位 「疲れていない?」とこちらの体力を気遣ってくれる】 京太郎「あっ! 俺、自販機で何か買ってきますよ! 近くに極めて便利な……」スクッ 美穂子「あ、待って」ギュッ 京太郎「!」ドキィーン 美穂子「水筒、持ってきてるの」スッ 京太郎「(ありがてぇ)」ドキドキ 【25位 水筒を持ってくる】 美穂子「アップルティー。口に合うかしら?」 京太郎「すごく美味いです!」 美穂子「よかった」ホッ 京太郎「……俺もこんな風に淹れられたらなぁ」ハァ 美穂子「え?」 京太郎「いや、俺って……麻雀じゃ役に立てないから。雑用や、みんなのケアくらいは一人前になりたくて」ウツムキ 美穂子「……」 京太郎「未だにお茶淹れるのも下手だし……情けないです」 美穂子「そんなことは」 京太郎「福路さんは凄いですよ。麻雀でも、指導でも、雑用でも……俺なんかとは、大違いで」 美穂子「むっ」 美穂子「須賀君」ピシャリ 京太郎「え?」ビクッ 美穂子「デートで愚痴なんて、酷いわ」ムスー 京太郎「あっ、いや! そんなつもりじゃ!」アセアセ 美穂子「だーめ。許してあげない 京太郎「そ、そんな……じゃあどうしたら」オロオロ 美穂子「そうね。なら……はい、横になって」ポンポン 京太郎「え? 横って……」 美穂子「膝枕……ほら、早く」 京太郎「あ、はい」ゴロン フニッ 京太郎「(なんだこれなんだこれ……柔らかくて、すげぇいい匂い……)」ドキドキ 美穂子「……ふふっ」サラサラ 京太郎「あ、頭を撫でないでください」カァ 美穂子「あら? 須賀君はよくやってるって聞いたわ」クスクス 京太郎「それは咲とかだけで」 美穂子「なら、私も須賀君だけ」 京太郎「えっ!」ドキッ 美穂子「ほーら、いい子いい子~♪」ナデナデ 京太郎「う、うぅ……(恥ずかしいけど、うれしい)」 美穂子「……ねぇ、須賀君」 京太郎「は、はい」 美穂子「私は、須賀君の方が凄いと思うわ」 京太郎「? 俺の方が?」 美穂子「うん。私、須賀君みたいに優しい男の子……見たことないもの」 京太郎「買いかぶり過ぎですよ。俺なんて、どこにでもいるような普通の……」 美穂子「それを決めるのはアナタじゃないわ」 京太郎「福路さん……」 美穂子「ふふっ、もっと自信を持って。じゃないと、私が悲しくなっちゃう」 京太郎「……ありがとう、ございます」グスッ 京太郎「……」スゥースゥー 美穂子「あらあら、寝ちゃったのね」ナデナデ 京太郎「んぅっ」ギュッ 美穂子「甘えん坊さんね」クスクス サァァァッ 美穂子「いい風……」 京太郎「……うぁ、さきぃ……てる、さぁん……やめ、やめてくれぇ」ウーンウーン 美穂子「色々と大変なのね。せめて、夢の中くらい……」ヨシヨシ 京太郎「あぁ……うぅ、ふく、じ、さん」 美穂子「はい。ここにいるわ」 京太郎「……」スゥスゥ 美穂子「このまま――時が止まってしまえばいいのに」ボソッ ヒュォォオッ 京太郎「んっ……あれ?」バッ 美穂子「起きちゃった?」 京太郎「福路さん! あ、俺……寝ちゃってたのか」 美穂子「ごめんね。あんまり気持ちよさそうにしていたから」 京太郎「い、いえ! こちらこそデートで爆睡だなんて!」 美穂子「いいの。それより、お腹は空いてる?」 京太郎「へ? あ、えっと」ギュルルル 美穂子「……イエスってことね」クスクス 京太郎「……はい」ズゥーン 美穂子「それじゃあ。お弁当にしましょう」スッ 京太郎「え? まさか用意してくれたんですか!?」 美穂子「ふふっ、張り切りすぎかしら?」 京太郎「そんなことないです! 俺、感動して泣きそうです!」 【20位 手作りのお弁当を2人分持ってくる】 美穂子「はい、取り皿ね」 京太郎「うわぁ、どれも美味そう! 頂きます!」パクパク 美穂子「もうっ。口に付いてるわ」フキフキ 京太郎「う、ぁ……」カァァ 美穂子「はい。綺麗になりました」ナデナデ 京太郎「~~~~//」ドキドキ 京太郎「ふぅー、食った食った。ご馳走様です!」 美穂子「喜んでくれて嬉しいわ」ニッコリ 京太郎「こんなに美味い弁当食べたのは初めてですよ! いいお嫁さんになれますよ! 絶対!」 美穂子「おだてたって何も出ないんだから」カァッ 京太郎「(可愛い)」 美穂子「そ、そろそろ行きましょう」 京太郎「そうですね。えっと、次は……」 美穂子「少し、買い物に付き合ってくれる? もうすぐ誕生日の部員がいて」 京太郎「プレゼント選びですね! 任せてください」ニッ 美穂子「ありがとう」 とある駅 京太郎「お、来ましたね」 プシュー ガチャーン 京太郎「ここ、空いてますよ」 美穂子「ありがとう」スッ 京太郎「……俺もなんとか座れ……ん?」 一般乗車爺「腰が痛いのぅ……」プルプル 一般乗車婆「……ええ、痛いですのぅ」プルプル 京太郎「……」チラッ 美穂子「……」チラッ 京太郎「同じ気持ちですよね?」 美穂子「ええ、きっと」クスクス 京太郎「よし」スクッ 一般乗車爺「!?」 美穂子「ここ、どうぞ」 一般乗車婆「あ、ありがとう……お若いカップルさん」 一般乗車爺「まるでわしらの若い頃のようじゃな」 美穂子「っ」カァァァ 京太郎「い、いやぁ」テレテレ 【2位 電車や休憩スペースで席をお年寄りや妊婦に譲る】 プシュー ガタンガタン 京太郎「立っていて疲れてないですか?」 美穂子「ううん、平気よ」 京太郎「よかった。じゃあ、行きましょうか」 美穂子「ええ」 スタスタ 美穂子「あ、ここね」 京太郎「スコップのお店ですか?」 美穂子「うん。その子はスコップが好きなの」 京太郎「へぇ……穴掘りでもするんですか?」 美穂子「ゼノグ……まぁ、近いことね」 京太郎「え?」 美穂子「と、取り敢えず入りましょう」 京太郎「あ、待ってください!」 カランカラン 京太郎「この雪女のぬいぐるみ可愛いですね」モフモフ 美穂子「そう? 私はこちらのぬらりひょんぬいぐるみの方が……」 京太郎「ぬらりひょんって……」 美穂子「プレゼントとは別に買っていこうかしら」 京太郎「あ、なら俺がプレゼントしますよ」 美穂子「え? でも」 / / | | | | | l l | | | | | / / | |__ | | | | | l l /| | | | |. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ リ リ | | / / - 、 | x===ミx|‐-| | `ー /x===ミノ// / ∧{ / | .八 _/ { { 刈`| | l /´{ { 刈\,_| イ /ー―‐ ..__. / / | |/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } / . . . . . . . . . . `「⌒ .. // /| l、 ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/ . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . / _,/ . ..| | \ ! j/ ′/ . | . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . . / . . . . { |\ハ_, ノ ,___/{ . .| . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . .∧. / . . . . . . . ′ | . .|\圦 / j/l/. . ′ . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . .∧. /. . . . . . . . . . ′_,ノ⌒ヽ | 、 、 _ -‐' / . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . / . . / . /\ . . . . . . r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /. ./ . . . . . . . . . . . . . . / . / . . ./ . . / . . . . . .\ . .ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/ . / . . . . . . . . . . . . . . / . / . / . . . . . . . . . . . . . / ‘, ‘, ./、 \ / /. . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . // . . . . . . . . . . / . . . . .{ ---- 、 ‘, } / . . } ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ / .{/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . -<⌒ . . . . . ./ . . . . ./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/ . . . . . . . . . . . . . . . . . /´ \ . . . . / . . . . . .{ . . ‘, 人U{ . . . . . . .| \ / .| . . . . . . . . . . . .―‐┐ / \ . . . . . . . . } -- /\ . ノ r/ / . . . . . .| . . . \ ,/ . . . | . . . . / . . . . . . . . . . . ./ 京太郎「弁当のお礼です。受け取ってくれますか?」ニッ 美穂子「……うん。ありがとう」ギュッ 京太郎「(可愛い)」ホクホク アザッシター 京太郎「プレゼントも買いましたし……結構暗くなってきましたね」 美穂子「あれから色々回ったものね」 京太郎「どこかで夜ご飯を食べて行きますか?」 美穂子「……えっと」 京太郎「あれ? 嫌でした?」ビクビク 美穂子「ううん、そうじゃなくて」 | ! ! i | |_,.. -‐|弋T下、\ヽ_八 | i | | | i { l ヽ -|=-`ー一'⌒´ \! | | | l 、 ヽ. ヽ 〆二ニ==ミx. ||. 八 { {ヽ \ \Y´ _彡ヘ ヽ `ヽ || \ヽ\\,ン⌒ 、 、 ハ \ || \r'`′ li\ ヾ (_, ′! l ! |i ヽ \ノハ || ! |i } ン'′ || ! |i ノ / / / / || ! l / | l i | \ |l i |i \ || ! |i ヽ.__ ノ ! ! ! || ヽ || ! 美穂子「もう、お店予約してあるの」 京太郎「……(天使だ)」 カレン「!!!」ガタァーン!! ロッカー「専売特許が取られたからって驚かないの」 【23位 事前にお店を予約しておいてくれる】 京太郎「それで、どこを予約したんですか?」 美穂子「知ってるかしら? 龍門渕さんが経営している……駅前の」 京太郎「ああ! あの安いけど、めちゃくちゃ美味いって評判の!!」 美穂子「龍門渕さんにお願いして、窓際のいい場所を取って貰ったの」 京太郎「流石だ」 オーッホッホッホッホ! トウゼンデスワー! 京太郎「今度俺もお礼を言っておきます」 美穂子「ええ。きっと喜ぶわ」 京太郎「そういえば、あそこのエビフライが美味しいんだそうですよ」 美穂子「へぇ、楽しみね」クス レストラン もんぶち 京太郎「思ったより普通の見た目ですね」 美穂子「意外と庶民はなのかもしれないわ」 【3位 こちらが恐縮してしまうような高すぎるお店をチョイスしない】 京太郎「三階か。エレベーターを使いましょう」 美穂子「ええ」 ピンポーン 京太郎「……」スタスタ 美穂子「……」テクテク 恵「……」 京太郎「(なんだこのおっさん。どっかで見たことあるような)」 恵「……」ジィー 京太郎「(めっちゃ見られてる。怖い)」 ピンポーン 京太郎「(お、着いた)」 美穂子「どうぞ」ポチッ 恵「……ありがとう」スタスタ 京太郎「ふぅー……」 美穂子「?」 【4位 エレベーターで「開」のボタンを押してほかの人を先に出そうとする】 京太郎「うぉぉぉぉ、美味しいですね!」 美穂子「ほんと、凄く美味しいわ」 京太郎「これで1000円以内だなんて……採算取れてるのか?」 美穂子「どうかしら……?」 京太郎「っと、少し……トイレに」ブルッ 美穂子「気にしなくていいわ。ゆっくりね」クスッ 京太郎「は、はい」スタスタ 美穂子「いってらっしゃい」フリフリ 京太郎「……」スタスタ クルッ 美穂子「……」フリフリ 京太郎「(まだ俺に手を振ってくれてる)」キュン 【14位 こちらの姿が見えなくなるまで、手を振ってくれる】 京太郎「……ふぅ、やっぱり福路さんには癒されるなぁ」ドキドキ ジョボボボボッ 京太郎「よし、戻るか」スタスタ 京太郎「すみません、戻りました」 美穂子「ふふ、じゃあ私も少し……お化粧を直してくるわ」 京太郎「あ、はい。ごゆっくり!」フリフリ 美穂子「……」クスッ 京太郎「(女の人のトイレは……照さんのせいでトラウマになりそう)」ハァ スタスタスタ 京太郎「……」ソワソワ 美穂子「ごめんなさい。待ったかしら?」フキフキ 京太郎「あ、福路さん(可愛いハンカチだなぁ)」 【24位 トイレから出てくる時、かわいいハンカチを持っている】 美穂子「そろそろデザートが来る頃ね」 京太郎「デザート付きだなんて、いいお店ですね」 美穂子「景色も綺麗で、本当に……」 京太郎「(そう言って、窓の外の夜景を眺める福路さんの姿は――本当に美しかった)」ドキッ 美穂子「?」 京太郎「あ、いえ。綺麗だなって」 美穂子「ええ、そうよね。こんなにも月が……」 京太郎「じゃなくて、綺麗なのは福路さんの方で――」 美穂子「え?」 京太郎「あっ」ドキッ 美穂子「い、今……//」カァァ 京太郎「っ……//」カァァ ウェイター「んっふ、デザートより甘い物を見てしまいましたね……」 ,..-/ . . . /. .. ! .. . .. . \ //. . / / .. .. .ヽ 〃// / / / i | i l | .. i 〃/ / i i ィ /!. ! | | | ..i .. . ..| 〃/イ./ | i /! ハ | | !ハ | | !| |i レ |i !‐廾‐| !、 ! /---、| リ | | !ノi i ! |.ャ伝テ、 けメ、迂テァ∧| | | ! | !ハ iハj iイ /| ! !. |ハ| | ト、! ; !ノ | ハ ! | !ハ!ハ丶 ′ / /レ' リ | ′ iヘ丶 `  ̄´ イ /レ′ )|__\_/__K / L_\ /_/\ ,...-イ ∧  ̄7 !  ̄ / i \-、 __,...-‐' ´ / i i / || 、 / i 丶 `ー-..、 / / | i / | | Y | ゙、 ` ...、 / i 〈 , | 〈 | .! 〉 |、 / ゙、 ! | ┌-、.二/ | `t' ケ´ | \∠-‐'7 / i. | i i | .、/ | [| / / |. | | i | / | / / | 京太郎「デザートも美味しかったですね」 美穂子「うん……そうね」 京太郎「じゃあ、そろそろ」ガタッ 美穂子「……」 京太郎「っと、あれ? くっ」バサッ 美穂子「もう、ほら。手伝うわ」サッ 京太郎「あ、ありがとうございます。このコート、ちょっと着づらくて」 【18位 コートを着る時、手伝ってくれる】 美穂子「はい。マフラー」クルクル 京太郎「そ、そこまで」ドキッ 【16位 マフラーをまいてくれる】 京太郎「……ふ、福路さん」 美穂子「?」 京太郎「ありがとう、ございます」 美穂子「……どういたしまして」ニッコリ 京太郎「(めちゃくちゃ可愛い)」 テクテク ウェイター「お会計でよろしいですか?」スッ 京太郎「はい。えっと」 美穂子「私の分は……」スッ 京太郎「あ、いいですよ! 俺が払います!」 美穂子「え? でも」 【7位 会計時に財布を出そうとする】 京太郎「俺、男ですから」 美穂子「そういうわけにはいかないわ」 京太郎「いえ、俺が出します」 美穂子「……」プクー 京太郎「ふ、福路さん?」 美穂子「分かったわ。じゃあ、こうしましょう」 京太郎「?」 美穂子「私が須賀君の分を払うから、須賀君は私の分を払って」 京太郎「え?」 美穂子「ね?」 京太郎「でもそれじゃあ対して……」 ウェイター「須賀君」 京太郎「!」 ウェイター「奢ることだけが、女性が喜ぶ術ではありませんよ」 京太郎「そう、ですね。……ありがとうございます」 美穂子「……」 京太郎「じゃあ、お互いに奢り合いましょうね」 美穂子「ええ」ニッコリ ウェイター「では、お支払いを」ピッピッ ガシャコーン 美穂子「ありがとうございます」 ウェイター「いえ。ではよい夜を」ニッコリ 京太郎「(出張なのかなぁ)」 【1位 店員さんに「ありがとうございます」とお礼を言う】 カランカラーン 京太郎「いいお店だったー。人気なのも頷けますよ」 美穂子「また来たいわ」 京太郎「っ」 美穂子「……」ジィー 京太郎「う、うぁっ、えっと、その」 美穂子「……言ってくれないの?」ウルウル 京太郎「可愛いぃぃぃぃぃっ!!!!」 美穂子「!?」 京太郎「あっ」 美穂子「」ボシュッ 京太郎「(やべぇ)」 公園 京太郎「……」ソワソワ 美穂子「……//」ソワソワ 京太郎「(あれからちょっと気恥ずかしくて、ずっとベンチで横並び)」ドキドキ 美穂子「(時折触れる手が)」 京太郎「(ぬくもりが)」 京太郎・美穂子「(凄く、心地いい)」ギュッ ドクンドクン 京太郎「(どれくらい時間が経ったんだろう)」 美穂子「(誰もいない公園)」 京太郎「(星だけが俺達を見ている)」 美穂子「……(離れたくない)」 京太郎「(一緒にいたい)」 ギュッ 美穂子「ねぇ、須賀君……」 京太郎「!」 美穂子「もう、そろそろ時間……ね」 京太郎「え?」 美穂子「終電が、近いわ」ブルブル 京太郎「あっ」 【22位 「終電大丈夫?」と終電時間を気にかけてくれる】 改札前 京太郎「……もう、終わりなんですね」 美穂子「ええ、一日だけの約束だもの」 マモナクー サイシュウデンシャガマイリマスー 京太郎「すみません。方向が違うのに、わざわざ」 美穂子「ううん、いいのよ」ニコッ 【21位 違う路線なのに、こちらが使う路線の改札まで見送ってくれる」 京太郎「……ここで別れたら、俺達は前の二人に戻りますね」 美穂子「そう、なるわ」 京太郎「(俺は……)」 美穂子「まだ帰りたくない……」ボソッ 京太郎「!!」 ,,、=-ー'''''"""'''''ー-x、,, 、イ "'''' . // ', ヾ . \ / / i i l 、 キ '. / / / /i | ' ', ',/ / /i ,' .| l i. ', iレ ,' ,' ,l いi l ト、, l l ..i . i. l ,ノ.i....l、 l l "アーx、,' l ,ムーア~、 ノ レ、 ',ノ ノ ノテ ,イ~ ! ', ’ z=zxxュ _ て い ' "~ zーx、”ミx、シ、i レ^汁i猿 ヾ, l _xx=≠ rノ皿取. レ.i i l 〃~ ー-⊂⌒)l l l ~ /// ’ /// il l .l . ; l | .l r- - 、 . ノ | iヽ、 'ー---’ イ | | 為 、 ,イ~ | | i ~>x __ x<~ | i | | | | | | l | | |/2ノ |.へ.l | -ー ̄ .| 、─--- ソ ヽ~" | ’ / 美穂子「まだ……まだまだ、須賀君と一緒に」ジワッ 【11位 帰り際に「まだ帰りたくない…」と言う】 京太郎「福路さん……」 京太郎「大丈夫ですよ。ここで別れても、いつでも会えますから」 美穂子「……本当?」 京太郎「はい。いつでも、駆けつけます」 美穂子「じゃ、じゃあ」ギュッ 京太郎「?」 美穂子「……また」 京太郎「!」 美穂子「また、私とデートしてくれる?」 京太郎「……福路さん」ギュッ 美穂子「っ! 手を……//」 京太郎「俺の方からお願いしたいくらいですよ」 美穂子「須賀君……」 ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨//////////////////>、 京太郎「また、デートしましょう」 美穂子「うんっ」ポロポロ 【9位 次のデートの提案をしてくれる】 ガタンガタン プシュー 京太郎「じゃあ、俺行きます」 美穂子「……」 京太郎「そんな顔、しないでください」 美穂子「!」 京太郎「福路さんは、笑った顔が素敵ですから」 美穂子「……うん」 - ´ ` / / ' \ / ' ./ / / / ' ./ /- ./ ' ! ゚. , i ' / / `/ / ' | | .斗≠ミ、 / / / ' | ' | | {トィ炒 ` ' / / `ヽ ' i | | ` ‐' _' /i ./ | | | 芹iミ、 // | | | ' ヽ沙′' | | | | 、 / | | | |、  ̄ ' | | | | | 、 . ´ | | | .| | / ´ | | ! < | | .i、ヽ | l .<. | |. ヽ > . | , /- .、 \ .ルリ//j _ ' > .| ./ 美穂子「またね、須賀君!」タタタタッ クルッ 美穂子「……」フリフリ 京太郎「……はい」フリフリ プシュー ハッシャシマース クルッ 美穂子「……」フリフリ 【13位 別れ際に振り返って何度も手を振ってくれる】 京太郎「(ありがとうございます、福路さん。もし、俺に……使命が無ければ、きっと)」ギュッ ガタンガタンガタン 京太郎「(咲、照さん、和、優希、部長……まだ、俺にはやるべきことがあるから)」ギュッ ギュッ 京太郎「(俺はまだ、誰かを選ぶことなんて出来ない)」 /イ / V ヽ、 ` , ´/ | \ _/ ' ' , | \  ̄ ̄/ / // } | / / 〃 / | | / { /.' ∧ } | /_, ィ ∧ /_ | / V ∧ / / / ∧{tォミ、 , / | ' 、 / イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ | / , ー' , ∨/ イ乎(_ ヽV | ∨ {/ ' / / Vzソ V} { 、 リ ∧ ` 、 ∧ ` |l∧  ̄ < 「´∧ ´ . '//>--==≦ゞ ////////\ / /////// / ∧ {/////〈/{ / | //, ∧//// ∨、 , } , // {// ∧// ∨V{ | 「 ̄/´/// 京太郎「さようなら、福路さん」 ガタンガタン / \ . ' / / i i__/ ./ / ./ ′| .| '. └、/ / -/ ,i .| `ー// / `/ . | i i `i xミ、 ´ ′ | | | {/ | '. / l l . ' ヒン / ' l´ ./ .′ ' - / . ' .′ / ー ´ / .' .' . ' / / .' ' > ´ ./ > ´' l/ / > ´ ' / ' .' > ´ l / > ´_ | l/ / /_ -‐ ´ '. ヽ / -=´ , < > . '. -=≦ . 'ー‐、 , < ≧=- _ i / `/ , -ヽ 美穂子「……ウソツキ」 第七章 初デート! キャップの恐るべき女子力! カンッ おまけ その頃 ロッカー「」 カレン「」 タコス「」 ,..、__ ,.ィ 、フ、 \ ` ヽ.、 / ハ !-‐i 、 ヽヽ-、 ゙、 / / ハ 、 }ハ j!`、i!ト、 、\ i.i | __,...__ iリ _ル.._| i iー-ゝ | !_ i! rェ ェ、,. /ィ ェ、 };!! {^}j 、 i !} !、_, i ,. 〉 'i i i ! , _.. .._ / ゙i"\ ` 二 / /i_ \___,.イ _/ \_ /,ノ\ _,..-'′\ /― ト、_ _,....-‐''" \ ∧ _ ;!\ | `ー--、 /'" `′ヽ i `゙′ \ 恵「……」 ウェイター「やれやれ、困ったものです」んっふ 咲「ねぇねぇお姉ちゃん! 次はこれ試そうよ!」 照「これで京ちゃんもメロメロ」ニヤリ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3374.html
菫「いつも雑用係を押し付けて済まないな須賀」 京太郎「いえ、俺に出来るのはこれくらい何で」 菫「そう自分を卑下するな。私達はとても助かっている」ナデナデ 京太郎「あの……高1にもなって頭を撫でられるのは恥ずかしいんですけど」 菫「嫌だったか、なら止めるが?」ナデナデ 京太郎「…………嫌じゃないっす」 京太郎「というわけで竜華さん、膝枕オナシャス!!」 竜華「拒否。 唐突過ぎるし頼み方腹立つわ」 京太郎「男だって甘えたくなる時があるんです!!! わかるでしょう!?」 竜華「知るか!! ウチの膝は怜専用や! 須賀なんかにゼッタイやらん!!」 京太郎「そこをなんとか!!先っぽ! 先っぽだけでいいですから!!」 竜華「ささ、ささささ、先っぽおお!? な、何言うとんのや!! ……つか、どこのことや!!!」 京太郎「おかーさん!!!!」 竜華「やかましいいい!!!」 京太郎「……とまぁ散々でした」 怜「そりゃあ残念やったねぇ。ウチの膝枕で堪忍なぁ~」ナデナデ 京太郎「それに比べて怜さんときたら、もう女神ですよ女神。 最高ッス」 怜「そうかぁ? 嬉しいこと言うなぁ京太郎はぁ。 もっと撫でたるなぁ~」ナデナデ 京太郎「あぁぁぁぁ……ええわぁ……」 竜華「うぇえええええええええ!? と、怜いいいいいいい!!!??」 京太郎「ということでなでなでしてください!」 智紀「…………」スタスタ 京太郎「無視された!」 衣「どうした、きょうたろー。」 京太郎「今俺はモーレツにお姉さんになでなでしてもらいたいんです!」 衣「何だそんなことか、それなら衣が……」 京太郎「あ、国広さーん! なでなでしてくださーい!」 一「何を言ってるの君は?」 衣「だから衣が……」 京太郎「国広さんみたいなお姉さんになでなでしてもらいたいんですよ。」 一「あぁ……僕忙しいからパス、他の人にしてもらいなよ。」 京太郎「そんなー。」 衣「なんだきょうたろー、だめだったのか。」 京太郎「失敗でしたよ、でもなでなでしてもらうまではメゲない、諦めない!」 衣「あー、なんか衣はなでなでしたくなってきたなー。」チラッ 京太郎「こうなったら透華さんに頼み込んで……」 衣「今なら膝枕もつけちゃいそうな気分だぞー?」チラッチラッ 玄「えへへへ~。京太郎く~ん」ナデナデナデ 京太郎「うおう、玄さん。 今日もご機嫌っすね」 玄「京太郎くんを撫でる今があってこそだよ!う~りうりうりうりうり~」ナデナデナデナデ 京太郎「うおうおうおう」 玄「えへへへぇ~」ナデナデナデナデ 京太郎「玄さんにも参ったもんだなぁ……合う度頭撫でられてたら俺の理性が保たないぜやっほい」 宥「あ……す、須賀くん……」 京太郎「お、宥さん。 こんにちは。 何か用ですか?」 宥「あ……う……そ、そのぉ……」 京太郎「?」 宥「……わ……私も…………あたま……」 宥「なで……………なで…………」 宥「…………~~~~~ッ!」 宥「や、やっぱりなんでもないですぅ~!!」ダッ 京太郎「……?」 京太郎「……」ナデナデ シロ「……」 京太郎「……」ナデナデ シロ「……」 京太郎「あの、シロさん」ナデナデ シロ「?」 京太郎「歳的にシロさんが俺を撫でるのが普通だと思うんスけど」ナデナデ シロ「ん……まぁ……」 シロ「……」 シロ「……京太郎は……嫌?」 京太郎「嫌だったらこんなことしませんよ」ナデナデ シロ「……」 シロ「ん……」スッ ギュッ 京太郎「美穂子さーん」 美穂子「あら京太郎君。どうしたの?」 京太郎「さっきの卓で俺1位とったんですよ1位!」 美穂子「まぁ!やったじゃない京太郎君!日ごろの努力が実を結んだようで私までうれしくなっちゃう」 京太郎「というわけでご褒美がほしいです」 美穂子「もぉ、現金なんだから……いいわ。私にできることなら何でも言ってね?」ニコ 京太郎「なんでも……」ゴクリ 京太郎(それはもしかしてその突き立った双子山を自由にしていいということだろうか……揉みしだいていいということだろうか……) 京太郎(いやいや考え直せ須賀京太郎15歳!ここで美穂子さんの信頼を裏切ってどうする) 京太郎(美穂子さんは俺が決して外道なことを信じたうえでこんな迂闊なことを言ってるんだ) 京太郎(その信頼に報いることができなくて何が雀士だ!) 京太郎(しかし少しでも美穂子さんの母性に甘えたいと思うのは悪いことだろうか……) 京太郎(……いや悪くない) 京太郎(ここは……) 京太郎「頭なでてほしいです!美穂子さん」 美穂子「まぁそんなことでいいの?」 京太郎「はい!お願いします!」 美穂子「ふふふ。京太郎君は無欲ね。分かったわ、心行くまでなでてあげるわね?」 美穂子「なでなで」 京太郎(ふぉおおおおおおおおおおおお) 京太郎(まるで夢見心地。このまま脳髄がとろけて行きそうだ!) 美穂子「京太郎君、気持ちいい?」ナデナデ 京太郎「みほこさ~ん。もっとぉ」ゴロゴロ 美穂子「まったく……甘えん坊さんなんだから」ナデナデ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5690.html
4 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/24(土) 13 04 05.76 ID Qa23EiLRo [3/4] 【須賀京太郎】 <アイドルランク> アイドル候補生 <容姿> B(51) <雀力> G(6) <歌唱力> F(10) <演技力> E(23) <特技> タコス作り <担当> 清水谷竜華(プロデューサー) 花田煌(マネージャー) <アイドル経歴> 無し |. G | F | E | . D |. C | . B |. A | . S | SS |SSS―――┼―――――――――――――――――――――――――容姿 |lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll雀力 |llllll歌唱力|llllllllll演技力|lllllllllllllllllllllll <須賀京太郎のファン> 宮永照 弘世菫 117 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/24(土) 23 55 42.31 ID 498zWFIQo [3/3] 一旦締切ります。 リクエスト全員は出せないけど、いずれ機会があったら出す予定ですのでお許しを 【恋人】恋に恋する雀士の総合スレpart810【欲しい】 231 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku/ 出会いが欲しいよー 232 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID uSIsAnMoo なんで出会いが無いのかなぁ! もー! 233 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIndaIchi 出会いは自分で見つけるものって、ジッチャンが言ってた 234 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SawAmuRaa 篭ってるからみつけようが無い 235 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 出ればいいじゃん 236 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NekiYadEE なっさけないでアンタら、いい歳して何辛気臭い話しとんねん うちが恋愛のイロハを教えたる! 237 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ATGsisteR ↑ 出たでぇぇぇ!? 自称恋愛の達人!! 238 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NO/Wakame ライアー! ライアー! 236ライアー! 239 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ああ……いつものあの荒らしね 240 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NeeDLEeri 荒らしというより、勘違いしてるだけの可哀想なだけの子じゃ…… 241 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Waka/LoVe きょうもごきょうじゅおねがいします 242 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 こいつの話を鵜呑みにしない方がいい 地獄を見るぞ 243 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO この間ウチの先輩がwwww240の言ってたことやってたッスwwww 偶然って怖いっすよね…… 244 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NekiYadEE 242 それはアンタが喪女だからや ウチと一緒にしてもろたら困る! 245 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ATGsisteR ↑一緒wwwしてwwwwもろwwwたらwwww困るwwwww 246 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CharginG0 うるさい244!! 247 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 こっちは真剣なんだよ!? 邪魔しないでよ!! 248 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Hukuyo5kO ↑アラフォー乙 249 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 ↑アラサーだよ!!! 250 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID RedLeGend ↑自爆してるんですがそれは…… 121 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 00 15 33.78 ID k6MJ8DL9o [1/6] ~~~訂正部分~~~ 239 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID BIGoMochi ああ……いつものあの荒らしね 243 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO この間ウチの先輩がwwww236の言ってたことやってたッスwwww 偶然って怖いっすよね…… ~~~~~~~~~~~ 251 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KuchiBetA でも恋愛って難しいよね、こっちが好みでも相手がそうだとは限らないし 大事なのは一緒に長い時間を過ごして、お互いのことをよく知っていくことだと思う そうやって少しずつ相手の嫌な部分も受け止められるようになるのがいいよ そうすれば長く相手のことを好きでいられるし、何より我慢しなくて済むから 相手のいい部分ばかり見ようとしても、きっといつか嫌な部分で幻滅するものだし 252 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CopY/maHO ↑いつも感動してます! きっと恋愛経験豊富なんですね! 253 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID AiteNAran 252 これだからにわかは…… 254 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii 251はどう見てもスイーツ脳やで 255 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HotpLeAse ぎゅっと抱きしめてくれる人がいいなぁ 256 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 ↑ぎゅっとおもちを揉んでくれる人?(難聴) 257 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi ↑うわ……最低 258 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Maho/LoVE お持ちなんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ 幼女ペロペロ 259 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CopY/maHO ひっ!? 260 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU 258 キモッ!? ホンマキモイわ!! 261 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID anTenAcuP 258はキモいですけど、胸がいらないというのは同意ですわ 262 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KitaROu0 ↑ 素敵です 263 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID UmbRellap 割とどうでもいいですね 264 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Storoberr 胸とかそこそこあればええじゃろ 265 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 ↑ あぁ? ぶち殺すよ? 266 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CharginG0 うるさい264!! 267 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT 胸とか腐る程あるしぃ~? 肩凝って本当に辛いんだし~~~? あーはーんだし? 268 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KiLLiKedA ↑ なんでもいいから一発殴らせろ 269 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID sHadeMooN ……くだらんな 270 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR ワハハー! なき者の苦しみをしるべきだなー 127 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 00 29 05.25 ID k6MJ8DL9o [2/6] 271 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO でもまぁ、肩凝るってのは同意っすね 272 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 そうなのか、凝るものなのか 273 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OpPekEten 凝るんですね…… 274 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 3tUzuTu0 で、でもでも! 本当に辛いんだよ? こんなものいらないよ! 275 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID anTenAcuP ↑じゃあ寄越しやがれですわぁぁぁぁ!!! 276 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Waka/LoVe おもちってなんですか? 277 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? 24.22 ID NekiYadEE うちの妹は胸が風船みたいで、ホンマ可哀想やわwwwww 時代は細身の方が受けるんや! 278 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? 24.22 ID ATGsisteR うちの姉は胸がまな板みたいで、ホンマ可哀想やわwwwww 時代はグラマーの方が受けるんや! 279 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID DaIkoyaDe 277 278 !? 280 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku/ 奇跡だよー! 281 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HimeSAmar 神様を呼びますね 282 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii なんや胸胸胸って!! ふとももがあればええんや!! 膝枕があれば、飯が無くても生きていけるで! 283 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur うわぁ……そんなこと思う人いるんやな もう、知り合いの子にはさせたらん 284 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii ↑ こんなスレ見とる奴の膝枕とかwww 285 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TeMpTress 膝枕……してあげたい人がいるんだが、喜んでくれないだろうか? 286 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru ↑ 私もしてあげようと思ってる。頑張って 287 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID osero/ka2 /  ̄  ̄ \ / _ノ ヽ、_ \/ o゚|⌒| |⌒|゚o \ / / / | _|_ ― // ̄7l l _|_| | (__人__). | | _/| _/| / | | ― / \/ | ―――\ | `|⌒|´ | / | | / | 丿 _/ / 丿/ ̄ |川!| ̄|川i| ̄\ 140 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 00 45 56.26 ID k6MJ8DL9o [3/6] 288 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi そろそろ本題に戻ろうよー;; 289 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID JSAsumiYo 結局いつも通り、荒らしの流れに乗るパターン 290 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ONdIsKdes ではこうしましょう 異性にまず求めるモノをレスしていくというのは? 291 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SuGALoVE+ ・金髪 ・長身 ・優しい ・忠実 ・犬 きょうたろろきょうたろきょうたろうたろたろたろたろ 292 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID koSI+MIZU 私をちゃんと見てくれる人 293 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Maho/LoVE 幼女 294 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO 声っすかね 痺れるような歌声とか 295 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR ワハハー ジャ○ヲタとしてはやっぱり顔だなー 296 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 身の潔白さ 後は信念のようなものか 297 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OpPekEten 麻雀強い人って素敵だと思う 298 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 3tUzuTu0 優しくて笑顔が似合う人、かなぁ 299 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIndaIchi 面白い人! 300 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID anTenAcuP エンターテイナー 301 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID sHadeMooN 容姿、雀力、歌唱力、演技! 全て揃わぬ者に興味は無い 302 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SawAmuRaa 歌唱力かな 303 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ONdIsKdes 私は責任感、でしょうか 304 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT とにかく顔だし! 私と釣り合うには相当なレベルが必要だし! 305 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Waka/LoVe きさくなひとがいいです 306 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID JSAsumiYo 内面を見てくれる人かな 見た目に自信無いし 307 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KiLLiKedA 私を女の子扱いしてくれるような……いや、そんな奴いないか 308 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 元気な人でしょ、やっぱ 309 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi 演技力ある人とかいいなぁ、楽しそう! 310 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 おもちのよさについて語れる人 311 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HotpLeAse あったかーい人がいいなぁ 148 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 01 03 25.62 ID k6MJ8DL9o [4/6] 312 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? 35.89 ID NekiYadEE 顔や顔! 妹に見せつけたるんや! 313 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? 35.89 ID ATGsisteR 顔や顔! 姉に見せつけたるんや! 314 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID DaIkoyaDe 努力してる子がええね~ 抱きしめたくなるんよ~ 315 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku/ 話していて面白い人がいいよー! あと、カッコイイともっと嬉しいよー! あとあと、歌が上手いともう最高だよー! 316 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NO/Wakame マージャンツヨイ! ワカメヲクリムゾン! ヤッター! 317 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CharginG0 容姿がシャキっとしている人 318 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KitaROu0 何があっても諦めない人がいいですね 319 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID uSIsAnMoo 麻雀が強い人がカッコイイかもー 320 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HimeSAmar 優しくて頼りになる……麻雀が強い人ですね 321 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID BIGoMochI 麻雀が強い人 せめてプロレベルは無いと姫様の相手は務まらないもの 322 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii 容姿と雀力は絶対条件やなー 323 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur 誰かの為に、本当の努力が出来る人や 324 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU 顔がカッコイイのがええなー 325 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TeMpTress 本当の優しさを知っている人だな 326 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru 京ちゃん 159 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 01 20 27.58 ID k6MJ8DL9o [5/6] 327 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID RedLeGend 母性本能をくすぐるような……いや、やっぱり顔で 328 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KuchiBetA さっきも言ったけど、いい部分に関しては特に欲しいものはないかな 個人的に好みなのは何度失敗しても、前に進み続けようとする強い意志を持った人なんだけど 失敗したその人の頭を撫でながら、次は頑張ろうねって言いたい それで赤くなったその人を優しく抱きしめてあげるの 329 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID uTaChamBer ぶっちゃけ歌だねぃ 枕元で好きな曲をリクエスト……たっまんねー! 330 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Lu/OosIba ハンサム! 顔がよくて麻雀が強い人ですねー 331 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID osero/ka2 ドラマとかで演技上手い人を見ると胸が熱くなるな 332 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 顔 334 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 若さ 335 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Hukuyo5kO 一緒に盛り上がってくれるような人がいいね! 336 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NeeDLEeri 真面目な人……顔がいいと更にいいです 337 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID UmbRellap 歌が上手い人がいいですね 338 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID AiteNAran にわかじゃない雀士 339 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CopY/maHO 頼りになる先輩がいいですっ! 340 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Storoberr アイドルみたいな奴がええのう 341 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Kapibaraa ごしゅじんさま 【千里山 パソコン室】 竜華「ふむふむ……最近の傾向はこんな感じなんやな」カタカタ 怜「おーい竜華ー!」ブンブン 竜華「怜?どないしたん?」 怜「えへへ、またいつものお願いしてもええ?」 竜華「……あー、それなんやがな怜」 怜「???」 竜華「しばらく休業することにしたんや」 怜「」 竜華「悪いけどそういう事やから。ほなうち、仕事行ってくる」スタスタ ガラガラガラッ ピシャッ 怜「」ミイラーン カンッ!! 231 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 21 11 11.22 ID sgYv2DCNo [5/22] ――照と咲が再開してから一時間後 【京太郎の家から100M離れたファミレス ワグ○リア】 咲「……」 照「……」 店員「ご注文お決まりになりましたら、ベルでお呼びくださいー」 照「いつものを」キリッ 店員「あーい、かしこまりましたー」 ワイワイ ガヤガヤ 照「……」 咲「……」 照「何か言わないの?」 咲「……何を言って欲しいの?」プルプル 照「言わなきゃ分かるわけないでしょ」 咲「っ!!」バンッ ビキッ 咲「はわっ!?」ズッキィィィン 照「??」 咲「い、痛いよぉ……」ウルウル 照「バカだね。常に麻雀牌を握ってればいいのに」キラッ /`ヽ . - ─ ─- . /`ヽ . - ───<_人 _ .┼ ./ /´ __.rr.─‐┐ノ ´Y´ . _ 人 _ \し ' r<´ |ll | /. .`Y´. ヽ } └ .─ ┴‐─ ┴,. // / ! _人_、 .斗 ‐‐─ァ── < ./ / / / / . / i .`Y´ > ´  ̄ フ./ / .// ./_ /_ / _ /. / / ! ∧___..斗< / /i { / / / /`ヽ. ./ / i .! / ∧. / /´ ! . 从 芹竿ミx. | ./ / `メ .! / / .∧ / /!/ | |人{弋 _メckj / / /. ム リ / / / .∧. / /人.N | ⌒ ー '' 「笊ckくj / / ./ / .∧ / // ヽ! .| """" 辷..ソXl| / / / .∧. / //__人_ j | , """ノリルイ⌒ `ヽ/ .∧ / // .`Y´.| ト、 、_ /. i . | `マ}ー/ // _人_ .j . | .|\ ー ' . イ. 人_ | i∨`Ⅴ「ー`Y´─.! | .|. \ . イ .! .`Y´. ! ___ 人 ___ \ \ ! l .|  ̄「 i j . | l . l `Y´ \ \ 从 .j .| |N\ l ! .リ . .リ l ト、\ 人 l .| } jト、 \j リ / / | .\ \ ヽ j\ _ _j ハハ ` <' ./ | \\ \ \ ⌒ } i `<}ト、 | \\ \ \ .N // ト、 咲「……今度からはそうする」 店員「お待たせしましたー」 ドンッ ジャンボパフェ「」ゴゴゴゴゴゴッ 照「美味しそう」 咲「こんなの食べきれないよ……」 照「やろうと(完食)思えば」オウジャノフウカク 242 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 21 20 02.88 ID sgYv2DCNo [6/22] 照「それで咲……どこまで知ってるの?」 咲「え?」 照「京ちゃんが東京にまで来た理由」 咲「……夢があるんだって」 照「夢?」 咲「それを叶える為に……出て行ったって京ちゃんのおばさんが言ってた」 照「!!!」ガタッ 咲「お姉ちゃん……?」 照「(やっぱり……私との結婚の為!?)」ズッギャァァアン! ※違います 咲「やっぱり、心当たりあるの?」 照「(そこまで私のことを……!!)」カァッ ※違います 咲「……?」 照「(どうしよう……咲に本当の事を言ったら邪魔されちゃう)」ウーン 咲「隠さないで教えてよ……」ウツムキ 照「(しょうがないから、適当な理由でごまかそう)」ウンウン 咲「……」 照「咲、京ちゃんは……」 咲「……」ゴクリ -─===‐-ミ ´. . . . . . . . . . . . 、/. . . . . . . . . . . . . . . \. . . . . . . . . . . . ト、 . . . . `、. . . . . . . . .|. . . . | \. . . . ',. . . . . . . |. . . . | \|. . .. . |. . | |. ‐/、|. . l . | -‐. |、. . .. . |. . | |. / |. . 八ノ ハ . | . .. 八. |┬─┬}/ ┬‐┬‐ . . |`ヽ}. /⌒ヽ} | | 三 | | .'. . |. { '└─┘  ̄ └‐┘ l. . |人_ u j. . |i. . . .> )‐┤ イ.l 'i. . . i . _;〕ト _/| h ≦. . .| 八/ト、. . |/⌒ 、_| | | | ト、`〉、|/| \{ .,_ \| |/ ハ / ヽ > | ノ / ∧ 照「アイドルになる為に、ううん……清澄のみんなの為に東京に来たんだよ」 咲「え?」 ※ 大 正 解!!!! 258 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 21 33 58.00 ID sgYv2DCNo [7/22] 咲「どういう、こと……? アイドル?」 照「優しい京ちゃんの事だからこれまでずっと、ダメダメな咲の面倒を見てくれてたんでしょ?」 咲「……うん」 照「京ちゃんにとって咲は【妹】みたいなもので、ずっと守ってあげようって、あくまで【妹】として思ってた筈なの」 咲「……そうかも、しれない」 照「なのに咲は【女】として見てもらおうと、京ちゃんと対等な態度ばかりとってきた」 咲「うん、だって恥ずかしかったから」 照「それくらいならまだいいよ。京ちゃん自身も気にしてないだろうから(咲の誘惑なんて)」 咲「じゃあ、何がいけないの?」 照「咲……」 咲「……」 照「京ちゃんが今、麻雀を打てないの知ってる?(照だけに)」 咲「え……?」 照「役も覚えてない上に……この間は対面からチーしようとしてた」 咲「え? え?」 照「昔はあんなに強かったのに、京ちゃん死んじゃったね」 咲「あ、ありえないよ……そんなの」 照「誰が殺したか、知ってる?(照だけに!)」 咲「だ、だって、でも……だけど!」 照「清澄が殺したんだ」 咲「!!」 照「昔のこと……覚えてる?(照だけに!!!)」 ~~~回想~~~~ 【十年近く前 正月 宮永家】 咲「ふぇぇぇん!」 宮永父「あーもう、泣くな咲」 照「やった、これで今年も乗り切れる」ホクホク 宮永母「あーあ、今年はあんまりふんだくれなかったなぁ」 咲「お年玉返してよぉ……」エグエグ 照「やだね。悔しかったら実力で取り返せば?フフン 咲「うぅ……」グスグス ピンポーン 宮永母「? はーい!」 ガチャッ 京太郎「あけましておめでとうーっす!」 ペコリ 272 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 21 41 40.06 ID sgYv2DCNo [8/22] 咲「京ちゃぁぁん」メソメソ 京太郎「おまえ正月から泣いてんのかよ……」ドンビキ 照「泣き虫咲ー!」 京太郎「照ちゃんも泣き虫だろー?」 照「な、泣き虫じゃないもん……」ジワッ 京太郎「やーい泣き虫ー!」 宮永父「こらこら、やめなさい」 宮永母「お年玉上げるから大人しく引き下がるのよ」スッ100 京太郎「やっす!? せめて1000円は頂戴よお姉さんー!」 宮永母「あら上手ね」つ10000円 宮永父「おいおい……」 咲「うぇぇ京ちゃん……」カクカクシカジカ 京太郎「え!? 麻雀やったら金が増えるの!?」 宮永母「!!(カモの予感!)」 宮永父「あー、知らんぞ」 照「???」 その時の私は京ちゃんのことは普通の友達くらいにしか思っていなかった。 むしろ、意地悪する分……少し嫌いだったかもしれない。 宮永母「麻雀、やってみる?」 京太郎「え? 今日は麻雀やってもいいのか!?」 宮永母「ええ。おかわりもあるわよ!」 京太郎「うまうま」 宮永父「やめろぉぉぉぉ!!」 【なんやんかんやで雀卓】 京太郎「よーし、稼いでやるぜー!」 咲「ねぇ、京ちゃん……麻雀打ったことあるの?」 京太郎「ん? ねーけど?」キョトン 咲「」 宮永母「(ダメだ……まだ笑うな、しかし)」プルプル 宮永父「モウヤメルンダッ!」 照「早くやろうよー」バンバン 284 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 21 48 38.44 ID sgYv2DCNo [9/22] 京太郎「んー」 咲「ね、ねぇ京ちゃん。やっぱり私が……」 京太郎「いいから引っ込んでろよー」 この時、京太郎は卓につく5分前に咲から麻雀のルールを簡単に説明されただけで、 役などいっさい知らない。ど素人以前の状態だったという ... 宮永父「(しょうがない。ここは俺が巻き上げて京太郎君に返してやるか)」 宮永母「(まぁ、軽く相手して、大人の厳しさを教えてあげないとね)」 照「(なんでもいいから早く打ちたい)」 京太郎「よーし、じゃあ行くぞー!」カチャカチャ 配牌「」ズラッ 咲「え?」 宮永父「よし、じゃあまずは京太郎君から……」 京太郎「えーっと、これがまずみっつずつ揃って。これが数字順に並んでるから」カチャカチャ 宮永母「ふふ、ゆっくりで――」 京太郎「ツモ!」 宮永夫妻「「は?」」 照「え?」 京太郎「あ、でもツモってねぇのにツモってできるのか咲?」 咲「」 京太郎「????」 【天和】 299 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 21 59 04.41 ID sgYv2DCNo [10/22] 宮永母「な、なんですって?」ガタガタガタ 京太郎「いやだから、ツモってないのにツモできんの?」 宮永父「ちょ、ちょっと見せるんだ!」 配牌「」ピンフ 京太郎「平和、ツモでえーっと?」ヒーフーミー 宮永母「あ、あはは……あるのよねービギナーズラック」ヒクヒク 宮永父「次だ次」アハハハ ジャラジャラジャラジャラ 京太郎「うおー?! 滅茶苦茶点数もらえたぞ咲!! サービスか!?」 咲「う、うん。そうかもね」 照「……」 ジャラジャラジャラ 京太郎「ほいっと」 配牌「」イーシャンテン 京太郎「あー、流石に一発は無理かー! リーチ」スッ カランッ 宮永母「こ、これは……」ヒクヒク ウーシャンテン 宮永父「」ウーシャンテン 照「……」ウーシャンテン 京太郎「あ、ツモ!!」 宮永家「」 京太郎「……白、中、発で、東……四翻ついて、リーチしたから満貫か!?」キラキラ 【終了】 316 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 22 08 46.59 ID sgYv2DCNo [11/22] 宮永母「こ、この子……(どうして気づかなかったのかしら?)」 京太郎「???」 宮永母「(牌に愛されているというレベルじゃない……!!)」ゾッ 京太郎「なー? これ満貫じゃないのー?」 宮永父「君の勝ちだよ、京太郎君。ほら」つお年玉 京太郎「うぉ! こんなにくれるの?」 宮永父「君がそんなに強いとは思わなかったからね」アハハ 京太郎「うおー! やったぜー!」ガッツポ 咲「京ちゃん……すごい」パチパチ 照「……」ギリッ 京太郎「あ、そうだ咲」 咲「え?」 京太郎「はい、やるよ」ポン つお年玉 咲「え?」 照「!!!」 京太郎「照ちゃんにも、ほら」つお年玉 照「ど、どうして……?」 京太郎「だって俺だけ金持ってても、みんなでお菓子買えないじゃんかよ」 咲・照「!!」 京太郎「だから、今からお菓子買いに行こうぜ!」ニッ 咲・照「……」ドキッ 京太郎「それにしても麻雀ってつまらないよなー、簡単じゃん」 咲「……私が、もっと強ければ」ギュッ 京太郎「ん? 強くなりたいのか?」 咲「うん……みんなをプラマイゼロに出来るくらい、強く……」 京太郎「じゃあ、おまじない」ギュッ 咲「うぇっ!?」 京太郎「咲が麻雀を強くなれるように、な」ニギニギ 咲「……暖かい」 照「わ、私も!!」 京太郎「ん?」 照「……私も、強くなりたい……//」ドキドキドキ 初めての感情だった。 咲の手を握る京ちゃんを見て……胸がざわついた さっきまで怒っていたはずの京ちゃんがかっこよくみえて…… 気がつけば、好きになっていた―― 京太郎「いいぜ? 照ちゃんにもおまじないだ」ポンッ 333 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 22 17 10.06 ID sgYv2DCNo [12/22] 照「あぅ……//」カァッ 京太郎「強くなれー、強くなれー!」ミョンミョン 咲「……むぅ」ムスッ 宮永母「ねぇ京太郎君……君、プロになる気は無いの?」 京太郎「え?」 宮永母「私が指導すれば君は日本……ううん! 世界一の雀士になれるわ!」 京太郎「……興味ねぇっす」 宮永母「!?!?」 京太郎「俺がなりたいのはヒーローなんだぜ!」ニッ 宮永母「なっ!? そんなことでこの才能を――!」 宮永父「やめないか」ガシッ 宮永母「!?」 宮永父「子供に大人の感情を押し付けてどうする?」 宮永母「だけど!? これほどの才能を――!!」 ガチャッ 京太郎「んじゃ、失礼しましたー!」タタタッ 照「待ってよー!」 咲「京ちゃーん!!」 【街中】 ???「折角の旅行なのに……みんなとはぐれてしまいました……」オロオロ ダダダー!! ???「!!」 京太郎「ん! おまえ迷子だろ!」ズビシッ! ???「ふぇ!?」ドキッ 京太郎「俺の幼馴染と同じ匂いがするんだよ」ポンポン ???「あ、あのー?」ナデラレェッ 京太郎「よしよし。なんとなるって、おまじないだ」ニッ ???「え……?」 京太郎「じゃあなー!」ドヒュゥゥゥン! ???「???」 ヒメサマー! ドコデスカー! ???「あ……本当になんとかなりました」 345 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 22 24 20.06 ID sgYv2DCNo [13/22] 【レストラン前】 ?「エビフライ! エビフライが食べたい!」ピョンピョン 父親「はいはい、後でね」 母親「もう少し我慢してね」 ?「……うーっ」ウルウル ダダダッ! 京太郎「おーっと! お前今、わがまま言ってるだろ!」キキーッ ?「!?」 京太郎「俺の幼馴染のお姉さんにそっくりなんだよ」ナデナデ ?「???」ナデラレェッ! 京太郎「なんとかなるおまじないだ。んじゃ、頑張れよ!タタタッ ?「あっ……!」 父親「待たせたね。ほら、入ろうか」 母親「行きましょう」クスクス ?「……うんっ!」パァッ 【駄菓子屋前】 京太郎「ふーっ、やっと着いた」アセアセ おばあちゃん「あらいらっしゃい」 京太郎「おい、咲、照ちゃん! 早くお菓子を……」クルッ シーン 京太郎「あっ……」 【道中】 咲「京ちゃぁぁぁぁん!!」ビエーン! 照「うわぁぁぁぁん!!」ビェーン! 353 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 22 32 15.07 ID sgYv2DCNo [14/22] 336 今はただの顔だけ凡人やで 京太郎「仕方ねぇなあいつら、迷子になりやがって」ハァ おばあちゃん「そうだ京太郎ちゃん。今日はおばあちゃんの親戚の子が来ていてねぇ」 京太郎「親戚の子?」 おばあちゃん「少し相手してあげてくれない?」 京太郎「おー! いいぜ!」 おばあちゃん「ほら、おいで」テマネキ ?「……」ヒョコッ おばあちゃん「もっとこっちに来なさい」オイデオイデ ?「……」コクリ トコトコトコッ 京太郎「ん? お前……俺に似てるな」 ?「っ!」ビクッ おばあちゃん「あら本当。兄妹みたいだねぇ」クスクス 京太郎「よし、今日からお前は俺の妹だ」ポンッ ?「……」 京太郎「よろしくなっ!」ナデナデ ?「……うん」ナデラレェッ! ヨーシソンジャアソブゾー! ワーイ! カメレオンゴッコシッテルカ?! カメレオン? コウヤッテキャンディーヲ…… ~~~~~~ 照「……結局あの日以来、京ちゃんは私と打つことは無かったね」 咲「思い出した……。どうしてこんな大事なこと、忘れていたのかな?」ブルブル 照「きっと……京ちゃん本人も覚えていないと思う」 だけど、私は違う。 何年経っても、何十年経っても忘れない。 だって―― 照「私が、京ちゃんを好きになった日のことだから」 363 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 22 40 38.48 ID sgYv2DCNo [15/22] 350 SSS京ちゃんの全貌が明らかになってきましたね…… 咲「……」ワナワナ 照「麻雀が打てなくなった理由は分からないけど、原因はどこにあるのかは分かる」 咲「それが、私達……?」 照「さぁ、どうだろ。だけど私には関係無い」 咲「え?」 照「京ちゃんがそこにいる。それだけで私は満足だから」 咲「……」 照「だけど、京ちゃんはそう思わなかったみたいだね」 咲「!!」 照「京ちゃんがなんて噂されてたか知ってる?(照だけに!!!)」フフン 咲「え……?」 照「……清澄の雑用」ボソッ 咲「それは違うよ!!!」ダンッ! シィーン 照「随分必死に否定するんだ……」 咲「あっ」 照「心当たりあるんだね、やっぱり」 咲「……」ギュッ 照「今まで妹のように可愛がっていた相手に、置いていかれる気持ちって……どれほど苦しかったのかな?」 咲「……!」 照「ねぇ、咲。咲は点数はプラマイゼロに出来ても」 咲「やめて……」 照「二人の関係を、ちゃんとプラマイゼロに出来ていたの?」 咲「やめて!!」 照「与えて貰うだけ貰って……京ちゃんに何をしてあげたの?」 咲「……」ガクッ 照「……それは残酷だよ、咲」 377 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 22 51 20.14 ID sgYv2DCNo [16/22] 照「京ちゃんを置いて……東京に出た(京ちゃんへのストーカー容疑にて強制連行)私が言えることじゃないけどね」トオイメ 私の場合――貰ったモノを返そうと必至だったのかもしれない…… 咲「……私、京ちゃんに嫌われちゃったの?」ブルブル 照「さぁ、どうだろう。だけど一つだけ言えることがあるよ」 咲「え?」 照「京ちゃんは京ちゃん」 咲「!!」ガタッ 照「……今、京ちゃんは頑張ってる(照だけに)」 咲「京ちゃんが……?」 照「私達に追いつこうと必死にもがいて戦ってるの(照だけに)」 咲「……」 照「だから、待ってあげれば? きっと……そのうち京ちゃんは追いついてくるから」 咲「……お姉ちゃんは今、そのお手伝いをしてるの?」 照「自慢じゃないけど、結構いい仕事してる(照だけに)」ウフフフ 咲「そう、なんだ……」 照「まぁ、なんでアイドルかは知らないけど」トオイメ 咲「知らないんだ……そこ」 照「……」 咲「……」 ジャンボパフェ「いい加減食えよ」 照「京ちゃんに、会いたい?」 咲「……会いたいよ。会いたい、けど」 照「今咲に会ったら、きっと京ちゃんの決意は揺らいじゃうよ? それでもいいの?」 咲「……そうだよね。私、また京ちゃんの邪魔をしちゃうところだったんだ」ギュッ 照「(や、やった! これで京ちゃんは……)」ホクホクッ 咲「でも私! ちゃんと謝りたい!!」 照「(あるぇー?)」 391 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 22 59 26.72 ID sgYv2DCNo [17/22] 咲「だから私……京ちゃんが帰ってくるまで待ってる!」 照「いや、だからね咲! 今会っても」アセアセ 咲「……」キリッ 照「……分かった。好きにすればいいよ」ハァ 咲「ありがとう、お姉ちゃん!」 照「……(どうしてこうなったんだろう)」ウーン ヒョイパクッ! ジャンボパフェ「」スッカラカーン 照「ふぅ、美味しかった」フキフキ 咲「は、速い!!」ガビーン! ~~~~~ 【一方その頃 アクセル1】 竜華「ほな、今日も気合入れていくで!」 京太郎「はい!」 社長「頑張ってくれよ!」 煌「目指せトップアイドル!」 京太郎「ゴマエー↑↑↑ ゴマエェェェ↑↓」 一同「「「うっ!?」」」ガクッ 京太郎「あっ……」 選択安価 ↓3 まずはアルファベットだけ選んでください A営業に行く(実力により成功率上昇) レコード会社 ドラマオーディション 麻雀イベントに参加 B仕事する(仕事を成功させれば営業が増えます) 雑誌モデルの仕事 Cレッスン 各種パラメーターを上昇させます 409 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 23 07 33.13 ID sgYv2DCNo [18/22] 竜華「はぁ、はぁ……京太郎君はしばらく歌うの禁止やな」ゼーゼー 煌「実にすばらくないです」 京太郎「そ、そんな!」ガビーン! 社長「大丈夫かひのちゃま!」 ひのちゃま「」ブクブクブク 竜華「そんで、今日の予定やけどな」 京太郎「容姿のレッスンですか? それとも演技ですか?」イジケ 竜華「仕事や」 京太郎「ほーらね! またですよ! どーせ俺なんて……」 /⌒ _>、/⌒ Y¨¨¨ 、 /´> ´ , } \ , ´ / 、 ヽ / / ' | | ∨ . ー‐イ' / / | | l } | | | . / ' ' / |{ | / /| } l | | // / { |-+-|、 | ,-}/-}/- / } { / ,..イ , 从,ィ=从{ l / ィ=tミ}イ/ /_ 从  ̄´ |∧ { Vリ ∨' Vり /' /- } / } / 从ム , ム,イ-、/l , . r ' /|/ 八 __ _ / / ん……? 、 イ Ⅵ \___ イ |ヽ 「 、 | r <///| |/}_」 |//(_)//|_ , <///〈 ,」////イ////> 、 r--- <////////∧ /////////////////> 、_ //////////////〈/ }---{///////////////////////ハ {//|////////////Ⅵ |////////////////////////} |//|//////////////| /////////////////////////l| |//|//////////////{__/////=====///イ///////| 竜華「仕事やで!」ニッコリ 煌「すばらっ!!」 社長「おめでとう!」 京太郎「し、仕事ぉぉぉぉ!?」 果たして、京太郎が挑戦する初仕事とは――!? SUGA―― NO107/おわり 京太郎「いやいや、終わらせないでください!」 竜華「落ち着くんや!」チョップ! 418 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 23 17 03.99 ID sgYv2DCNo [19/22] 【撮影スタジオ】 イケメンI「……」テクテク イケメンN「……」テクテク イケメンU「……」テクテク イケメンI「……」テクテク イケメンT「……」テクテク イケメンA「……」テクテク イケメンK「……」テクテク イケメンU「(ん、今二回……)」テクテク イケメンM「……」テクテク イケメンI「(なんで俺だけ三回……?)」テクテク 京太郎「はぇー」 竜華「おー、えらいイケメンがおるな」 煌「流石と言ったところでしょうか」フンフム 担当「あら、アクセル1の方かしら?」 竜華「そや。期待の新人連れてきたで!」 担当「へぇ、そうなのぉ……」チラッ! 京太郎「ど、どうも」ペコリ イケメェーン! 担当「やだ……かっこいいじゃない」ポッ 京太郎「え?」 担当「いやん、何これ。ジャ○ーズにもそうそういないわよこのレベル!」 京太郎「ど、どうも」 担当「いいわ。本当なら端役の予定だったけど……」クネクネ コンマ安価↓3 00~49 特集一ページ 50~99 表紙 成功判定↓4 ゾロ目で大成功! 00~39 普通 40~89 成功! 90~99 大反響!! 451 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 23 28 05.07 ID sgYv2DCNo [20/22] 担当「貴方の特集を一ページ組んじゃうわぁ!」 京太郎「へ?」 竜華「ホンマ!?」 担当「ええ、こんなに可愛い子初めてだものぉ」ペロリ 京太郎「」ヒィィィ! 担当「本当に将来が楽しみだわぁ」 サワッ 京太郎「ひぇぇぇ!?」ゾクゾク 煌「業界にそっちの人が多いというのは本当だったんですねー」ドンビキ 竜華「ほんなら、なんであんなに筋肉隆々にするんやろうなぁ」フシギ 担当「それじゃあ、早速ヤりましょうか?」ウフフフ ジョリジョリ 京太郎「ほわぁぁぁぁぁ!?」 竜華「メイクは任せとき!」チャッ 煌「プロにお任せしなくていいんですか?」 竜華「京太郎君の魅力を引き出せるんはうちだけや!」ドヤッ 煌「(ちゃんと専属メイクさんも募集しておかないとダメですね)」ウーン こうして、撮影会が始まった―― 担当「いいわよぉ、もっと笑って!」 京太郎「こ、こうですか?」ギギギッ 担当「あぁ~ん、ダメダメェッ! もっとナチュラルにぃ!」 京太郎「こう、かな?」グギギギギ 担当「ちぃがぁうわ~ん」 京太郎「(む、難しい……!)」ガビーン パシャパシャッ 竜華「難航しとるなぁ」 煌「表情の練習もしませんと」 竜華「せやな」 担当「そうそう、その感じよぉ~」ウィンクッ 京太郎「(ひぃぃぃぃ!)」 こうして、収録は終了した! ※発売は後日になります! ※雑誌担当の人に気に入られました! 467 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 23 39 34.96 ID sgYv2DCNo [21/22] 【帰路】 京太郎「ふーっ、なんとか終わりましたねー」ツカレタ 煌「立派でしたよ?」クスクス 京太郎「そうですか? なんだか実感が無くて……」 煌「来週発売だそうですし、それを見たら変わりますよ」 京太郎「うわぁぁ! 緊張する!」 だけどこれでようやく……アイドルとしての一歩を踏み出したんだ! 京太郎「よし! これからも頑張るぞ!!」ニッ 煌「もうすぐ着きま――あれ?」 京太郎「ん? どうしたんですか?」 煌「家の前に人影が……」 京太郎「ん? アレは……」 タタタタッ!! 咲「京ちゃぁぁぁぁん!!」ダダダッ! 京太郎「げぇっ、咲ぃっ!?」 咲「会いたかっ――」 石「」フムナヨ? 咲「あっ」 フミィッ! ズルッ! 咲「」ゴッチィィィィン! 京太郎「ば、バカ! あれだけ走るなって言っただろ!!」ダダッ ギュッ 咲「あぅ、頭が……」ズキズキ 京太郎「たくっ。ほら……」ナデナデ 咲「……あはっ、本物の京ちゃんだぁ」ギュゥゥゥ ミョンミョンミョン 宮永ホーン「」シャッキィィィン!! ∨ / / ; ≠/77─.- /! | ! ‐ト l、! | ', | ', ∨ / イ´ / // / ! | l l !l ` ト、 ! | \ ', l l / /' ,'⌒ / / / イ` ! | ∧| \ | l ! l ト、 j / / / /. ,' l / リ レ lヘ | l ト| ヽ | ! ! V |_ 三!∠、 / /--_./- ヽ ', ! , ! ヽ \ | l | /{ ;、 /ト レ' イ 三 ト、 ヽ ! / l  ̄ ト、 ', l ヽ 廴Y二!ニヽ . .... 廴Y ノ イ` ゞ/ y ノ / !. ∧ ', !  ̄ ̄ {イ / ' { | \ ///// ' /////⊂ レ イ i 、 | ! ト、 ,' / / \ ', | | ', li ヽ `ー -- ノ { \ ', | l li '., ノフ ヽ ', ', | li ト <{ / 丶 | /∧ li ヽ > イ ` ', // ', li \ ` - ´ ,' ',. // ∨ li \ {.、 グサッ! 京太郎「なんか刺さったぁぁぁ!?」ドピュゥゥ 照「デジャブ……」ウーン 483 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/25(日) 23 49 49.44 ID sgYv2DCNo [22/22] 469 なでなでしてた手に刺さったんやで 【京太郎のアパート】 京太郎「なるほどな……それでわざわざ」 咲「ごめんね京ちゃん。いきなり来て……」 京太郎「いや、俺の方も黙って出て来たようなもんだしな」 咲「……ねぇ、京ちゃん」 京太郎「ん?」 咲「麻雀打てないって、本当?」ブルブル 京太郎「うっ!?」ドキッ 咲「本当なんだ……。私達のせいだよね?」 京太郎「バーロー、んなわけねぇだろうが!」チョップ ペチンッ! 咲「きゃっ!」 京太郎「俺は俺の好きにやって、俺が勝手に弱くなったんだ。お前らのせいじゃねぇ」 咲「でも!」 京太郎「あーもう! いい加減にしろ!」コチョコチョ 咲「ひゃあっ!?」 京太郎「辛気臭い顔ばっかしやがって! この! この!」 咲「あひっ、や、やめっ……! あひひ!」 京太郎「ほら、笑え! 笑うんだ咲!!」 咲「……」 _____,ノi / . . < / . . 、 ヽ ヽ _ ゙、 ヾ、 / . . 、__゙、 i!゙ 'ハ ゙、 、-ヽ i. .. i ;イi |リiノ ソ;--、! ヽ あーうー |.. .i i イ ;ハ;ン . ヽ i、| i . .| i ゙、ヾ/ _ } | ノ .;i |\゙、 (´ ノ / ー'リ ゙、 {'ヾ U / /ノヽiヾー-‐'ヽ -‐'゙、__,....--rrァ ヾヾi´`ヽ 、 . . . . . |.| ハヽ /ヽ_,.- _,. 、 . .//i 、| \ / . . . . . . ` . ヽ/ /-‐\ \ /;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;`ー-、ソ/ ヽ \ i'""-------――' ´/o)、 ゙、 \ 京太郎「気絶したフリしやがって!」コチョコチョ! 咲「」ビクンビクンッ! 京太郎「あれ? 咲? 咲ー? 咲ぃぃぃぃ!!」 照「……」バリボリバリボリバリバリボリ 煌「こんな時間に食べ過ぎると太りますよ宮永さん」 492 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 00 00 50.02 ID noapBdbro [1/10] 京太郎「正直すまんかった」 咲「うん……いいよ」←煌さんの服に着替えた 照「これはひどい」 煌「大丈夫、綺麗にしておきましたので」ニコッ 咲「あぅっ……//」カァッ 京太郎「そ、それで本題なんだけどよ!」アセアセ 咲「う、うん! それが重要だよね!」アセアセ 照「いや、でも咲はおも……!」 煌「はい。少し静かにしましょう」つポッキー 照「んー」ポキポキポキ 京太郎「転校した理由、だったな」 咲「……うん。本当の事を教えて欲しい。京ちゃんの口から」 本当のこと…… そうだよな、しっかり話さなきゃいけないよな 京太郎「最初は……確かに悔しかったよ。お前に、みんなに置いていかれた気がしたんだ」 咲「そんなことない。みんな……京ちゃんがいないとなにも出来ないんだよ?」 京太郎「そうだとしたら嬉しいけど、でも……やっぱりそれも間違ってる」 咲「え?」 京太郎「今まではみんなを支えていられるだけで幸せだった。俺自身、それでいいと思ってた」 咲「京ちゃん……」 京太郎「だけど、お前達が全国優勝して……気づいた」 本当はアイツらに言われて、だけど…… 京太郎「俺はみんなに憧れていたんだ」 咲「え?」 京太郎「全国で戦うみんなの、綺麗な姿に……!」 照「そんなことない……//」テレテレ 煌「……//」テレテレ 499 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 00 09 25.88 ID noapBdbro [2/10] 咲「本当……に?」 京太郎「ああ。そんで、思っちまった」 咲「思った?」 京太郎「俺もこうなりたい……! 咲達と同じ舞台に立ってみたいってな」 咲「京ちゃん……」 京太郎「だけどほら知ってのとおり、麻雀は壊滅的に弱いだろ俺?」アハハ 咲「それは!!」 京太郎「だけど、ある人に言われたんだ。お前は面だけはいいってな」 / / /| | | ヽ \. / / / / / | |. | | | | ', ヽ ∧ / / /./ / | | | | _|L.--|.,,,_ | | l ', / / | ト|_,r|''´|` | | |\ | `ト| | | | / | | ィ| |─ト |ヽ | / ̄V| | | | | | / | レ´| \|_\| ト、. | 彡三=、 | ./ / / ! /彡イ | ト| 彡 ─ヾ \| \ /,'⌒ヽ \/ / / |、. | ヽ ゝ///;'⌒',ヽ | ! ! | ||イレ' | ハ!. | ト、 || | '; ! | ヾ、;;;;;;;ノ |/ ハ / |. | ハ, \ ヾ.;;;;;...' , ハ / /. | /ヘ ヽ..ハ ハ// / / \トハ ー_,ア ノ'´// |ゝ、 //イ/ |人> ._ < | / / \|\| ー< |´ | |> 、 /| / \ 咲「え? 誰……? そんなこと言ったの?」ゴッ . ´ ` 、 . , , ,. / ′. / , / ′. ∧ .i. | i| . | 、 i /_\ | .| | i| . | | ハ l |i | ./ ,イ '| .| _|_ il ト、 . | }/_, ∨ |i | / /' | l| .|_l |__ x、八. | \} '",,_ i´) |i | .// | 八 | 乂_弋ツ>\ |<弋ツ.ノ . ∧ リ. | ′ | \| ハ  ̄ \{  ̄´ / ∨ | |l λ , ハ | i| 込、 __ __,. ,イ ! 、 | __| |__,. ー‐ ´ ./| | ハ |-‐= ' | .l| | . /> . イ.>| | / ‐ | |l 八 |. ′ / | /| /_ '} 八 / \ | |-- 、 --/ . | / | / \| ト-========イ }' .ノ' 照「私も聞きたい」ゴゴゴゴッ 煌「同じく」ムカムカ 京太郎「いや、それはいいだろ。それよりも、それで気づいたんだ」 煌「気づいた?」 京太郎「ああ。容姿を売りにすれば咲達と同じステージに並ぶことができるんじゃないかって」 咲「そんなのおかしいよ! 私はいつだって京ちゃんの横に……!」 照「……咲!」 咲「っ……!」ウツムキ 518 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 00 19 48.31 ID noapBdbro [3/10] 512 ヤンデレとストーカーやで? ポンコツだけど 煌さんの反応くらいが普通かもね 京太郎「だから……俺、何も考えずに東京に飛び出したんだ」 咲「え?」 京太郎「帰り賃も持たないでジャ○ーズ事務所に乗り込んで、アイドルになれませんか?ってな」 照「即採用、待ったなし!」 咲「メジャーデュー決定! オリコンチャート一位!」 煌「……」 京太郎「結果は散々、蹴りだされたよ」ハハハ 咲・照「「ちょっとジャ○ーさんと麻雀打ってくる……」」 京太郎「いいから聞けっての!! あとジャ○ーさんとは会ってねぇよ!」 煌「そもそも、事務所までたどり着けないと思いますけど」 京太郎「こほん。それで帰り賃も無くて困っていたとき……竜華さんに出会ってな」 咲「竜華さん?」 照「京ちゃんのプロデューサーだよ」 京太郎「その人が俺をスカウトしてくれたお陰で、今俺はなんとかアイドルを目指すことができるんだ」 咲「……そうだったんだ」 照「(京ちゃん、私との関係を隠したいからってこんなに上手い設定を考えてたんだ……)」テレテレ 京太郎「だから、俺がこうしてアイドル目指すことになったのは……奇跡みたいなもんなんだ」 咲「……」 京太郎「……頼む咲。俺みたいな凡人が……こんなチャンスを手にできるのは、これが最後かもしれないんだ」 照「京ちゃん……」 京太郎「頼む!! 俺のアイドルへの道を応援してくれ!!」バッ 咲「……」 531 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 00 30 32.80 ID noapBdbro [4/10] 咲「ずるいよ……」ボソッ 京太郎「え?」 咲「そんな言い方されたら、反対、できないよぉ……」ブルブル 京太郎「咲……」 咲「でも、それが京ちゃんだもんね。私の……大好きな」ゴニョゴニョ 京太郎「……ありがとう」 咲「うん! だけど、一つだけ約束して」 京太郎「え?」 咲「もう、勝手にいなくならないで……」ウルウル 京太郎「……」 咲「イヤだよ、もう……大事な人がいなくなるのは」グスッ 照「咲……」 京太郎「……ああ、そうだな。ごめん、もうこんなことはしねぇよ」ポンポン 咲「約束、だからね?」ゴシゴシ 京太郎「おう、約束だ。だから安心しろ、な?」ユビキリッ 咲「うん!」 ポゥ…… 京太郎「ん? なんだ、この感じ?」 咲「なんか……胸が暖かい」 照「……?(京ちゃんの空気が変わった?)」 煌「???」 京太郎「今のは……?」 グーギュルルルルル 京太郎「?」チラッ 煌「お腹の音?」チラッ 照「違う。私じゃない」チラッ 京太郎「じゃあ……」チラッ _........----......._ ,. ´ ` 、 / 、 ' , 、 ヽ / / / | | ∧ .' ' / / , イ | } | | ∧ , | / /l / / } , .イ / } } ! . | | / { _/_}ム/ / /、_| _/ / / | . { / | ィ´}//イ /} / / }/`ヽ イ ' 〉, , { | ,ィ斧汽 /´ ィ斧汽、} / |\ | {八 { \ {とヒこソ ヒこソっ イ | \} | 乂ム . . . . . . .、 . . . ムイl / 从{∧ _ _ 人 ∧{ |/ > ../^} /⌒l、` .イ } ./ リ ___/-'-'-- 、/〉「-、/ ' ,.. < {======ミ`ヽ|〉 ` ...._ /⌒\\ /`ヽ ∨, { >-、 {==、 { \/ 〈7 ー、{ ̄| //,ィ^. , \Ⅵ / | , /イ . ./ ∧ { `| 、 |_/= ´イ . . ,イ / } | Ⅳ \ | ̄´ . . . /= }イ | | / } /-r ´ | ∧ , | /__」 , | 咲「あぅぅ……//」