約 969,257 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6459.html
はやり「えい!」トンッ 京太郎「ぬおっ」ドサッ はやり「欲しいって、言ってるの……暴食と色欲の京ちゃん☆」ニコッ 京太郎(ッ……だめだっ、興奮状態っていうか、あぁもう、馬乗りになられるとっ) はやり「さて、京ちゃん、良いかな?」フフッ 京太郎「ッ~~!?」 京太郎「はやりさん!」グイッ はやり「ひゃうっ!?」グルッ バタンッ 京太郎「ふぅ~」ハァハァ はやり「あれ、これ不味いって……私が喰べないとっ」 京太郎「い、良いですか?」ハァッハァッ はやり「は、はやや~……」 数ヶ月後- 京太郎「いや、そのね?」 はやり「はややーニュースになってるよ」 京太郎「あのですね」 はやり「これは大ニュースだよねぇ、牌のお姉さん男の気配も無かったのに妊娠……ねぇ?」 京太郎「は、はい……」 はやり「初めてだったのに、一発だってぇ……まぁ一発じゃないけど」 京太郎「その、ねぇ?」 はやり「はやりのこと、もらってくれないの?」 京太郎「是非お願いします」 咏「うぉい!京ちゃん、ほんとに良いのか!?」 京太郎「だってぇ」 はやり「わぁ~私が一番最初に既婚者になっちゃったよ~」 晴絵「嘘だぁ!」 健夜「腹パンの修行してくる」 京太郎「やめてください!」 はやり「さ、京ちゃん!私たちの輝かしい未来のために頑張ってね♪」 京太郎「ま、まぁこんなことになったのも俺の未熟さゆえですので……ん、ちょっと待てよ、あの時って薬を?」 はやり「わ~い、私たち幸せになります♪」ギュッ 京太郎(まぁ良いか!) はやり「ね♪」 京太郎「おう!」 瑞原はやりED1 はやり「えい!」トンッ 京太郎「ぬおっ」ドサッ はやり「欲しいって、言ってるの……暴食と色欲の京ちゃん☆」ニコッ 京太郎(ッ……だめだっ、興奮状態っていうか、あぁもう、馬乗りになられるとっ) はやり「さて、京ちゃん、良いかな?」フフッ 京太郎「ッ~~!?」 京太郎「か、勘弁してくださいっ」ドンッ はやり「はやっ!?」ドサッ 京太郎「お、俺は、喰われませんよッ!」カッ はやり「ッ!?」ゾクッ 京太郎「あっ」フラッ ゴッ はやり(あれ、机の角に頭ぶつけてっ) はやり「大丈夫!?」 京太郎「うぅ……」ガクッ ?- 京太郎「あれ、ここ……」 「まったく、強欲は……色欲なんじゃないのか?」 京太郎「おう俺か」 「好きでお前の姿になってるんじゃないけどな」 京太郎「へぇ」 「ともかく、思いのほかお前のペースが速くて驚いてるんだ、あいつも」 京太郎「あいつって前の女の人?」 「そうそう、とりあえず……今の内に味方は増やしとけよな」スッ 京太郎「また扉か」 京太郎「淡、助けるって約束したしな」ギィッ 「拒絶されたなら諦めとけよ」 バタンッ 京太郎「おう、変わらないけど……」 淡「!」ダンダンッ 京太郎「壁を叩くな、俺がぶっ壊す!」グッ バリンッ バァッ 京太郎(ふぅ……あたりも氷一面から普通の部室に戻ったな) 淡「京太郎っ」ダキッ 京太郎「おわっ!?」 淡「約束通り、来てくれたんだっ……」 京太郎「まぁ、約束だし……ほら、待ってるぞ」 淡「ん?」 照「淡?」 菫「どうした淡」 尭深「行こ……」 誠子「遅いぞ」 京太郎「待ってるぞ」 淡「京太郎、私を助けてくれたお礼に……私が、京太郎を助けるから」 京太郎「……おう、頼むな?」 淡「うん、私が京太郎を守るから!」ニコッ 70日目- 朝- 京太郎「ふぅ……あれ?」ムニュッ 京太郎(あれ、ベッドの上に全裸のはやりさんと俺……) 京太郎「ぬおわぁっ!?」 京太郎(落ち着け、俺は……服を着てるってことははやりさんのいたずらかっ!) 京太郎「ふぅ、落ち着いてきた」 京太郎「さて、朝御飯作るか……」スッ 対応力100により、実に良い朝御飯ができた 京太郎(それにしても、体が重い気もするなぁ) 京太郎「暇つぶしに誰かに電話でもしてみるか」 京太郎「よし、小鍛冶さん!」 プルルルル…プルルルルル…プルッ 健夜『はい、もしもしぃ』 京太郎「あ、須賀です」 健夜『え、須賀君!?』 京太郎「あはは、今東京にいるんですよ」 健夜『へぇ、そうなんだぁ!』 京太郎「っていうことで」 健夜『あはは、大変だね~阿知賀かぁ、私も会いたい人いるんだよね~』 京太郎「へぇ~」 はやり「おはよう、私の体はどうだったかな☆」 京太郎「やわら……なに言わせるんですか」 はやり「にゃはは、とりあえず御飯食べよ!京ちゃんの朝御飯!」 京太郎「はい、どうぞ」 はやり「いただきます」 京太郎「めしあがれ」 はやり(やっぱり京ちゃんは欲しいなぁ) 朝- 京太郎(まだ朝って言って良い時間だなぁ) はやりん「ん~♪」 京太郎(なんで俺ははやりさんに耳かきしてるんだろう……) 京太郎(とりあえずもうちょっと経つまでこうしてよう) はやり「んぁっ」 京太郎「いきなり変な声出さないでください、刺さりますよ」 はやり「そうしたら京ちゃんがもらってくれるよね☆」 京太郎「重い」 はやり「むっ、牌のお姉さんの体重はリンゴ3個分なんだよ!」 京太郎「いや、ほんと動かないでくださいよ?」 はやり「うん☆」 昼前- 京太郎「お昼どうしますか」 はやり「ん~、食材ないし」 京太郎「買いに行くか食べに行くか……」 京太郎「じゃあ買いに行きましょうか」 はやり「じゃあ変装だね」 京太郎(ほんと別人みたいだな) はやり「いつもの方と今の方、どっちが好きかな?」 京太郎「……いつもの方ですかね?」 はやり「えへへ☆」 スーパー- 京太郎「さすがにこの時間は人が多いですねー」 はやり「そうだねー☆」 京太郎「さて、帰りましょうか~」 はやり「荷物持たなくて平気」 京太郎「これでも男なんで」フフン はやり「さっすがだね☆」ギュッ ムニュッ 京太郎「ぬぁっ!」 はやり「ご褒美☆」ボソッ 京太郎(落とされそう……) 昼- 家- 京太郎「ん、おいしいですね」 はやり「そうだね、さすが私の旦那様だね☆」 京太郎「か、からかわないでください」 はやり「はやや、照れてるのかな?」フフッ 京太郎(い、いかん……遊ばれてるのか!?) はやり「うん、本当においしいよ」ニコッ 京太郎「あ、ありがとうございますっ」ドキッ はやり(良い感じ♪) 昼過ぎ- はやり「そろそろどこか行く?」 京太郎「ん、そうですね~」 京太郎「そうですね、どっか行きますか!」 はやり「デートだね☆」 京太郎「だからそういうからかいはやめてください!」 はやり(ん、普通にデートじゃないのかな?) 京太郎(はやりさんと一緒にいると、理性がガリガリ削られるな) はやり「ふふ~ん♪」ギュッ 良子「Oh、これはとんでもない現場に遭遇してしまったのかもしれません」 京太郎「あぁ戒能さん、貴女が助けです……」 京太郎(ま た お も ち か) はやり「良子ちゃん!今デート中なの☆」 京太郎(まさかこの俺がおもちはもう良いと思う日がくるなんてな、すみません玄さん)フッ 良子「では私はこれで」ガシッ 良子「ホワイ?」 京太郎「お願いします、一緒に来てください」 良子(鬼気迫ってますね) 良子「わかりました」 京太郎(自然な流れで俺とはやりさんの間に)スッ はやり(むっ!) 京太郎「ふぅ……」 夕方- 京太郎(あ、そう言えば白糸台に……いや良いか、戒能さんを誘ったばっかだし) 良子「そう言えば京太郎君、学校はどうしてるんですか?」 京太郎(あ、忘れてた) 京太郎「今は偵察中なんです」キリッ 良子「さすが、と言う所でしょうか……須賀君を偵察に出すなんて龍門渕高校は凄まじい」 京太郎(どうするか……) 京太郎(まだ帰らなくて良いか!) 良子「だからあれは……」 はやり「えぇ、そうかな~?」 京太郎(どっちかに話を振ってみるか) 京太郎「そういえば戒能さんも雑誌の取材で俺の名前を出してくれたとか」 良子「まぁ、あれを見れば当然でしょう……永水のTop3をまとめて相手にしてあれですから、それに暴食と色欲」 京太郎「巫女さんたちには嫌われそうですね~」 良子「まだ言っていないのでご安心を」 京太郎(安心?) 京太郎「そう言えば、戒能さんとはまだ麻雀したことないんですよねー」 良子「ふふっ、してみますか?」 京太郎「プロの方と本気で、小鍛冶さんにぼろ負けしたんですよねー」ハハッ 良子「小鍛冶プロは別格ですからね、当然です、ノーウェイノーウェイ」 京太郎「まぁ確かに」ウンウン 夕方2- はやり「夜ご飯はどうしようか!」 良子「前みたいに居酒屋というのもあれですしね」 京太郎「まぁあれはあれで構いませんよ」 はやり「うぅ~ん、居酒屋か普通のレストランか……良子ちゃんの家か私の家か?」 良子「では決めてください」 京太郎「俺ですか!?」 京太郎「レストランで良いんじゃないですかね?」 良子「YesならばGo wayです」ウンウン はやり「よし、行くよー!」 京太郎「はい」 レストラン- 京太郎「良かった、普通だ」 良子「もっとゴージャスな場所だと思いましたか?」 京太郎「まぁ、二人が行く場所というと」 はやり「普通だよ☆」 京太郎「よし、頼むもの決めましょうかー」 はやり「うん、そうだね♪」 京太郎「戒能さんは結構飲むんですか?」 良子「まぁ、並と言う感じで……はやりさんは凄い飲みますから」 京太郎「それは知ってます、冷蔵庫みたんで」 良子「Oh、それはそれは……結構なものを見ましたね」 京太郎「はい、今は食材も入れましたけど」 良子「泊まったんですか?」 京太郎「はい」 京太郎(ん、無事か?) 京太郎「そう言えば俺の麻雀を評価してくれてるのはわかったんですけど、俺自身はどう思ってるんです?」 良子「……ナンパで」 京太郎「ナンパじゃありません」 良子「ならなんでまた」 京太郎「ほら、麻雀だけの関係って寂しいじゃないですか」ハハッ 良子「それ、シラフで言ってるなら色欲も納得です」 京太郎「へ?」 良子「いえ、とりあえず……良くは思っていますよ」フッ はやり「さて、そろそろ帰ろうか京ちゃん♪」ギュッ 京太郎(煩悩退散……色欲的にどうなんだ?) 良子「はやりさんの家は危険ですね、私の家に来ますか?」 京太郎「あ、えっと……」 京太郎「いや、今日は泊まる場所は決めてるので」 はやり「え~」ブー 良子「そうですか、安心しました」 京太郎「はい、ではこれで」フリフリ はやり「またね~」 良子「それではまた」 京太郎「さて……」 コンビニ- 京太郎「さて、適当に買うか」 京太郎「あ、弘世さん」 菫「須賀君、どうしたんだこんなところに?」 京太郎「いえ、菫さんこそ」 菫「私は夜食を買いに……いや、今のは違うぞ!」アタフタ 京太郎(なるほど……) 菫「まだ東京にいたんだな」 京太郎「まぁ、そうなんですよね」アハハ 菫「近くに泊まっているのか?」 京太郎「あはは、実は今日はネットカフェに泊まる予定でして」 菫「なに?」 菫「今日明日と丁度、親が居ないんだが……来るか?」 京太郎「え?」 菫「いや、あくまでも寝る場所を提供するだけだ、他意はない!」カァッ 京太郎「いえ、わかってますけど……」 京太郎「では、お願いしても良いですか?」 菫「ああ、じゃあ行こうか……」 京太郎「夜食は?」 菫「……買おう」 弘世家- 京太郎「お、お邪魔しまーす」 菫「あまり緊張しなくても良い、どうせ私だけだしな……上の階の私の部屋に行こう」 京太郎「了解です」 菫「一応言っておく……あまり面白みを期待しなくて良いから」ガチャッ 京太郎(おぉ) 京太郎(ベッドに人形とか置いてある……っていうか女の子っぽいなぁ、本棚に少女漫画と……麻雀の本もあるのか) 菫「あ、あまりみられると恥ずかしいんだが」カァッ 京太郎「これは失礼しました」 菫「ど、どうなんだ?」 京太郎「あ、ええっと……女の子らしくて可愛いですね!」グッ 菫「そうか、安心した」ホッ 京太郎「一人部屋でテレビがあるって羨ましいんですよねー」 菫「須賀君にはないのか?」 京太郎「一人部屋なんですけど、部屋にテレビはありませんね」 菫「そうなのか、こういう時に楽で良い」 京太郎「ですねー」 京太郎「麻雀の話なんですけど……」 菫「君は麻雀馬鹿だな」 京太郎「ありがとうございます」キリッ 菫「そう言えば君の乗っている雑誌があったな」 京太郎「恥ずかしい!」 菫「まぁ見てみると良い、ここに置いておくから」フフッ 京太郎「これ、おいしいですねー」モグモグ 菫「期間限定らしいからな、こういうのに弱い」モグモグ 京太郎「あぁ~わかります」 京太郎「そういえば弘世さんって彼氏とかいるんですか?」 菫「なななっ!君は突然どうした!?」 京太郎「なんか男受けしそうな感じなんで」 菫「皮肉か?」 京太郎「いえいえ、俺が魅力的だなと」 菫「のっ、飲んでるのか!?」カァァツ 京太郎「んなわけないっすよ、淡とか聞きそうなイメージあるんですけど」 菫(男に聞かれるのと女に聞かれるのとでは違うっ!) 菫「ま、まぁ居ないが……」 京太郎「へぇ、意外ですね!」 菫(な、なんだ一体!?)カァァ 菫(妙に意識してしまうっ)カァァッ 京太郎「ん、これもいけますよ」モグモグ 京太郎「白糸台のことなんですけど、今年も全国に来るんですよね?」 菫「そうだな、まぁ照と淡がいれば平気だろう」ウンウン 京太郎「信頼してるんですね」 菫「まぁ尭深や誠子も十分な力を持っているし、問題はなにも無いだろう」 京太郎「へぇ~」 京太郎「淡、今日はどうでした?」 菫「ん、別に普通だったが……須賀君が来るのかと聞いてきたな、なにかあったのか?」 京太郎「いえ、特には無いんですけど、戦績とかってどうなんですか?」 菫「淡は強いぞ、最近はさらに強い」フフン 京太郎「……みんなのこと大好きですね」 菫「……そうはっきり言われると」カァァッ 京太郎(かわいいなこの人) 菫「そろそろ寝ようか」 京太郎「俺はそこらで寝ますんで」 菫「いや、布団は襖の中に、ほら」ドサッ 京太郎「どうもです、色々と」 菫(お、男と同じ部屋かっ……)カァァッ 京太郎「では、おやすみなさい」 菫「あぁ、おやすみ……って風呂はいいのか?」 京太郎「まぁ今日は構いませんよ、突然泊めてもらったんですし」 菫「そうか、じゃあおやすみ」ニコッ 京太郎「おやすみなさい」 京太郎「弘世さん、ほんと今日はありがとうございます、なんてお礼言っていいか」 菫「私も友人がネットカフェで一夜過ごそうとしているのだから手助けぐらいするさ」 京太郎「ほんと、良い人ですよね弘世さんって」 菫「おだてたって何も出ないぞ」 京太郎「いえいえ、おだてとかじゃないくて弘世さんみたいな人が彼女なら良いんですけど」ハハッ 菫「……ほんと、さりげなくそういうことをっ」 京太郎「そういえば明日学校ですよね、あんまり夜更かしも良く無いでしょうし、おやすみなさい」 菫(私はおかげさまで冴えてるよ……) 京太郎(ん~菫さん寝たのかな、誰かにメールしてみよう……起きてるかわかんないけど) 京太郎(照さん、起きてるのか?) 本文『起きてますか~?』 差出人:照 本文『起きてるよ』 京太郎(意外ッ!) 本文『なんとなくメールしてみた』 差出人:照 本文『嬉しいよ、今はまだ東京?』 京太郎(……まぁ良いだろ) 本文『今、弘世さんの家に泊めてもらってるんだ』 差出人:照 本文『え、なにそれ怖い』 京太郎(そうかな?) 本文『なにもしてませんよ、泊まる場所が無かったから』 差出人:照 本文『ウチに来れば良かったのに、お母さんも京ちゃんのことは知ってるんだし』 京太郎(でも泊まるのとは別だろうなぁ) 本文『まぁ今度は頼らせてもらうよ』 差出人:照 本文『うん、じゃあまたね』 京太郎(はい、おやすみなさいっと) 70日目終了- ?- 京太郎「んぁ……?」 「これで全員の絆を手に入れたわけだ」 京太郎「そうなのか?」 「アイツに言わせればガタガタなんだろうけど」 京太郎「ガタガタって?」 「ここで手に入れた絆と、また別のところで手に入れた絆、なんだよ」 京太郎「ふぅーん」 「ちょっとしたマークを入れておいたぞ、ほら」スッ 京太郎「ん、扉かぁ」 京太郎「シロのところに行くか」ギィッ 「おいおい、別に行く必要は無いだろ、ガタガタだろうといざとなれば使える」 京太郎「ほんと性格悪いなお前」 バタンッ 「いや、俺だよ」 京太郎「あれ、ここは……どっかの神社?」 白望「怠い……」グテー 京太郎「おい、賽銭箱の上で寝るとか馬鹿か!」 白望「別に、ここは私の世界だし……」 京太郎「まったく……ん、あそこにいるのは豊音さんで、あっちは胡桃さんで塞さんで、エイスリンさんか」 白望「全員、バラバラな場所にいて真っ黒な影になってるでしょ?」 京太郎「そうだな、原因は?」 白望「わかんない……」 京太郎「ん~」 トシ「深層心理における全員の立ち位置みたいなもんさ」ハァッ 京太郎「トシさん、何者なんですか」 トシ「ま、京ちゃんが罪作りな性格だからこそどうにかなりそうだけど」 白望「?」 トシ「シロ、塞、胡桃は他のメンバーより近いだろう?」 京太郎「まぁ、確かに……」 トシ「怠いからこそ、シロが近づくことも周囲が近づくこともないってわけ」 京太郎「んなわけ」 トシ「言ってるだろ、ここはシロの深層心理の世界なんだから、シロがそう思ってるのさ」 京太郎「へ?」 トシ「とりあえず、元々『絆』はあるんだ……シロを喰いな」グッ 京太郎「く、喰うってどうやって?」 トシ「そのままの意味さ」 白望「二人ともなんの話してるの?」 トシ「ほれ、精神世界なんだからやりたい放題しちゃいなよ」フフッ 京太郎「……はぁ~」 トシ「ね?」ニコッ 京太郎「なぁシロ」スタスタスタ シロ「どうしたの?」 京太郎「……」 京太郎「……ごちそうさま」 白望「~~~ッ!?」ガクッ トシ「犯罪っぽいねぇ」 京太郎「トシさんがやれって言ったんですからね!」 トシ「まぁともかく、これで怠惰する影も消えるさ……」 京太郎「どういうことです?」 トシ「まぁ、怠惰にしろ大罪は全部諸刃の剣……莫大な力を得るし、まぁそこらへんはお約束ってわけだ」 京太郎「とりあえず、これで怠惰が緩むと?」 トシ「わかってるじゃないか、そろそろ限界だから戻るね」 京太郎「え、トシさん!?」 トシ「またね京ちゃん、シロの守るものはこの四人、それは見つかってるけどただ遠いと思い込んでいる……とりあえず、あんたが動きな」シュゥ… 京太郎「こんな状態のシロと二人にされても……」 白望「ふぁ、ぅっ……んっ」ビクッ 京太郎「ちょっと抱っこするぞー」スクッ 白望「こ、れは?」 京太郎「ほら、怠いかもしんないけど、それを抱えながら生きてくのが人間だよ、本当に怠かったら俺がこうやって手伝ってやるから、な!みんな!」 バァッ! 塞「シロ!」 胡桃「シロ!」 豊音「シロー!」 エイスリン「シロ!」 京太郎「ほら、これでオッケーだろ?」 白望「……おせっかい焼きだね」 京太郎「おう」 白望「……私も、おせっかい焼いていい?」 京太郎「怠くないのか?」 白望「怠くない……ダル」 京太郎「そっか」 71日目- 朝- 京太郎「ん……あぁ、朝、しかも弘世さんの部屋だし」 ガチャッ 菫「ん、起きたのか」 京太郎「あぁ、すみません」 菫「朝御飯はできてるから、降りてきてくれ」 京太郎「ん、了解っす」 京太郎(あ、何か忘れてると思ったら、荷物はやりさんの家に置きっぱなしじゃね?) 京太郎「ん、おいしい!」 菫「なら良かった」ニコッ 京太郎「……なんか新婚夫婦みたいっすね」 菫「ッ□△○×!?」 京太郎「どどどどど、どうしました!?」 菫「君がどうしたぁ!?」 京太郎「へぇ!?」 外- 京太郎「それじゃありがとうございました!」ペコッ 菫「あぁ、また遊びに来てくれ」 京太郎「はい、ではまた!」 菫「うん」フリフリ 京太郎「さて、どうすっかな」 京太郎「まだ終わらんよ」キリッ 京太郎「よし、電話しよう後で!」 京太郎(昼まで時間つぶさないとな~) 京太郎「そうだ、東京住まいのプロなら誰かしら暇な人がいるはず!」グッ 京太郎「良子さん、大丈夫かな?」 プルルッ 良子『私です』 京太郎「戒能さん、今日暇ですか~?」 良子『……学校休んで遊び歩いて大丈夫なんですか?』 京太郎「部活の活動ですから!」 良子『なら良いんですが、まぁ京太郎君には二本目の槍もありますからね、とりあえず今日は暇ですが』 京太郎「行っても平気ですか?」 良子『Oh……わかりました、迎えに行きますから、昨日の晩御飯を食べたレストランの前で待ってて下さい』 京太郎「迷惑ですか?」 良子『いえ、そういうわけじゃありませんから、待っててください』 京太郎「は、はい……」 良子『少々時間がかかるかもしれないので、お待ちを』 京太郎「はーい」プツッ 京太郎「……どうしたんだろ?」 昼前- 京太郎(弘世さんにも連絡入れたし、あとは行くだけだな) 良子「お待たせしました」 京太郎「いえいえ、すみません突然」 良子「別に構いませんよ、では行きましょうか……の前にお昼ですかね」 京太郎「あぁ、そうですね~」 京太郎「じゃあ、俺で良ければ作りますよ」 良子「はやりさんや咏さんから聞いてましたから、楽しみですね」フッ 京太郎「お任せあれ!」 スーパー- 京太郎「何が良いですか?」 良子「なんでも構いませんよ、須賀君の料理が楽しみなわけですから」 京太郎「よし、張り切っちゃいますよ!」 京太郎「さて、他にあとはこれと」 良子(男の人と買い物というのも、はじめてですね) 京太郎「あれ、はやりさん」 良子「」チッ はやり「あれれ、舌打ちが聞こえたよ~?」 良子「大丈夫です、ノーウェイノーウェイ……」 良子(せっかくデート気分に浸ってたのに) はやり(勝手に私の京太郎君を取らないでね?) 良子(……どうしましょうね?) はやり(おこっちゃうゾ☆) 京太郎「はやりさんはこの後どうするんです?」 はやり「私はね……」 はやり「暇だゾ☆」 良子「まぁ構いませんが、須賀君……三人分必要なようです」 京太郎「まぁそんなに変わりませんから良いんですが、ならはやりさんの家で良いんじゃないですか?俺の荷物もありますし」 はやり「そうだね♪」 良子(掃除した意味が……) 京太郎「さて、行きますか」 はやり「うん☆」ギュッ 京太郎(ぬおっ、おもちがっ!) 瑞原はやり宅- はやり「はやや!さすがの味だよ京ちゃん♪」 良子「噂に違わぬおいしさですねDelicious!」 京太郎「なら良かった」 はやり「良子ちゃんの御飯もおいしいけどね」 良子「はやりさんは作りませんね」 はやり「牌のお姉さんだからネ☆」 京太郎「咏さんは普通に上手いですし、小鍛冶さんはどうです?」 はやり「あ~」 良子「小鍛冶さんは……実家暮らしですからね」 京太郎「そういえば地元で大人気とか」 良子「らしいですねー」 昼過ぎ- 京太郎「洗物終わりました~」 はやり「さすが京ちゃん、手際が良い!」 良子(須賀君、なんて良い主夫!) 京太郎「戒能さんって新人賞とかとってましたけど、やっぱりオカルト持ちですか?」 良子「まぁ、持ってないとやっていけないですから」 京太郎「ですよねー」 京太郎「そう言えば永水って神降ろしやらを使うんですよね?」 良子「そうですね、まぁオカルトのプロフェッショナルと言って良いですから……約一人を除けばトップクラスです」 京太郎「約一人?」 良子「ええ、まぁ情報をこれ以上喋るわけにはいきませんが」 京太郎「あらら、ダメですか」 良子「えぇ、これでも従姉妹がいますので」 京太郎「じゃあ諦めますかね」 良子「頑張ってください」ニコッ 京太郎「あい」 京太郎「さて、今日は白糸台に行く予定なのでこれで失礼します」 はやり「あれ、淡ちゃんのとこ?」 京太郎「なんでってそりゃ知ってますよね」 はやり「そうだね、じゃあ行ってらっしゃい」 良子「そう言えば、今日はどうするんですか?」 京太郎「泊まる所あるんで平気ですよ」 はやり「あらら残念だよ」 良子「困ったらいつでも頼ってください」グッ 京太郎「ありがとうございます二人共、じゃあ俺はこれで!」バッ 白糸台高校前- 京太郎「さて、誰に連絡してみるかなー」 京太郎(よし、メール完了) 淡「京太郎ー!」ガバァッ 京太郎「ぬおっ、びっくりさせるな!」 淡「そんなこと言わなくても良いじゃん……あんなとこまで踏み込んできたくせにっ」ポッ 京太郎「変な言い方すんな!」クワッ 白糸台高校・麻雀部部室- 京太郎「どうもこんちゃ!」 照「京ちゃん、昨日のことなんだけど?」 菫「ッ!?」 京太郎「あぁ、弘世さんの」 菫「よし部活だ!須賀君、今日はどうする!?」 京太郎「あぁ、どうしましょう」 尭深「粗茶ですが」 京太郎「いつもありがとうございます尭深さん」 誠子「どう須賀君、昨日はリール、クルクルした?」 京太郎「持ちネタにする気ですか!?」 京太郎「いっそのこと打ちますか!」グッ 菫「なるほど、君と打つと良い経験になるしな」 淡「誰とするの!?」 淡「よし、今日は負けないよ!」 京太郎「俺も負けるわけにはいかないからなぁ」ゴッ 照(迫力すごいけど……菫の家に泊まったとかちょっと気になることもあるから、とりあえず二人を狙おう)シネン 京太郎(なんか異常な) 菫(プレッシャーが) 照「行くよ」ゴッ 菫「望むところだ!」 京太郎「よし!」 京太郎(さて、どう来るか!) 菫(狙い撃つ!) 照(咲には、勝てたのかな?) P能力『照魔鏡:モードA』発動 オカルト95までの相手の能力の効果を受けない 淡(行くよ!) P能力『傲慢:ドゥーベ』発動 最も高い麻雀力を持った相手と同じ麻雀力になる 京太郎(また見られた!) 照(京ちゃん、ちょっと前と見え方が違う?) 京太郎(さて、これは痛いなっ!) 菫(狙い撃つには十分な状況だ) 照(よし、これならまだ勝てる) 淡(私が負けるわけないって!) 京太郎「リーチせずにはいられないな!」タンッ 尭深(あれ、切るの?) 誠子(まるでわからないなぁ) 京太郎「さて……」ニッ 能力『アウトロー・タウン(喰)』発動 菫(なにをする気か知らないが、狙い撃つのみ!) 能力『シャープ・シューター』発動 京太郎(いや、あっちはどうでもいい) 菫(くっ、なんだか馬鹿にされた気がするぞ!) 淡(行くよ!)ザワッ 能力『傲慢:メラク』発動 京太郎(来たな、大罪!) 淡(来たね、暴食!)ゾクッ 京太郎(貰ったぁ!)カッ 能力『魔物喰い』を発動 京太郎「」ニッ 淡(やっば!?) 京太郎(喰らうッ!) 「おいおい、良いのか?また前みたいになるかもしないぞ?」 京太郎(喰らう!)ガルルルッ 「まさか、聞こえてない?ずいぶんイッちまってるな……まぁ好きにしろよ」 京太郎「ッ!」ギンッ グチュッ ブチッ グチッ ググッ ブチリッ 京太郎「」プハァ 淡(ひんっ!?)ビクンッ 照「え?」 菫「淡!?」 淡(や、やだっ、なにっ、~~ッ!?)ビクンッ 京太郎(今の違和感、発動したか!) 淡「んっ」ガクンッ 京太郎「淡!?」 保健室- 京太郎「おろすぞ」ソッ 淡「あ、ありがとっ……」ハァハァッ 京太郎(案の定保険の先生がいないな) 淡「京太郎っ、なんか、おかしぃっ……」ハァハァッ 京太郎「えっと……」 淡「な、なんなんだろっ……」ハァッ 京太郎「えっとさぁ」 淡「京太郎の、暴食っ……?」 京太郎「暴食じゃなくてっ」 淡「こ、これ……なんとか、してぇ?」ハァッハァッ 京太郎「あ、あのなっ!」キィンッ 京太郎(やばい、なんだこの感覚ッ!?) 淡「ね、はぁっ……良いでしょ?」ニコッ 京太郎「あ、淡ッ」 数ヶ月後- 菫「で、言うことは?」 淡「私悪くない」 京太郎「はい、全部俺が悪いです」 菫「退学だぞ退学!」 淡「別に良いもん!」 京太郎「申し訳ございません」 誠子「ほんと、不良どころの話じゃないよね」 淡「不良じゃないし」 京太郎「ごめんなさい」 尭深「進路は?」 京太郎「俺がプロになる予定です、すみませんでした」 淡「謝らなくて良いから!」 京太郎「でもなぁ、みんなに迷惑かけたし」 淡「全国優勝した後なんだし良いよ!」 京太郎「でもなぁ~」 淡「あぁ酸っぱいものが食べたい!」 菫「妊婦らしいな」 照「京ちゃんのバカ」 京太郎「もう本当に申し訳ない」 照「でもね、あんなこと言いながら菫だって内心喜んでるよ」 菫「照!」 照「この間なにかプレゼントしようって赤ちゃん用の」 菫「照ぅぅぅ!」 淡「ほら、京太郎ー病院行こー」 京太郎「なんてマイペースなんだ」 誠子「まったくあの四人は、尭深私たちは釣りにでも」 尭深「行かない」 淡「よし、行くよ京太郎!」 京太郎「わぁ!走るな危ない!」 大星淡ED1 保健室- 京太郎「おろすぞ」ソッ 淡「あ、ありがとっ……」ハァハァッ 京太郎(案の定保険の先生がいないな) 淡「京太郎っ、なんか、おかしぃっ……」ハァハァッ 京太郎「えっと……」 淡「な、なんなんだろっ……」ハァッ 京太郎「えっとさぁ」 淡「京太郎の、暴食っ……?」 京太郎「暴食じゃなくてっ」 淡「こ、これ……なんとか、してぇ?」ハァッハァッ 京太郎「そこで待ってるな、じっとしてたら治るから」 淡「ほ、ほんと?」 京太郎「おう」 淡「うんっ」 京太郎(ヤバい……) 夕方2- 淡「完全復活!」 京太郎「よかった良かった」 菫(あれは、須賀君のオカルトか?) 京太郎「さて」 京太郎(誰かと話をしよう) 京太郎「渋谷さんもオカルトもちでしたよねたしか」 尭深「なんで知ってるの?」 京太郎(匂うとは言えない) 京太郎「牌譜で、ほら、突然和了するじゃないですか高得点しかも決まって後半に」 尭深「良くわかったね、うん、確かに私はハーベストタイムがあるよ」 京太郎「収穫期ですか?」 尭深「うん、実ったものを収穫するの」 京太郎(実ったもの……)チラッ 尭深「どうしたの?」 京太郎「いえいえ、実に魅力的だなと」 尭深「そ、そう……」カァッ 京太郎「渋谷さん的に俺ってどうなんですか?」 尭深「ズズッ……どういうこと?」 京太郎「いえ、女子高にちょくちょく入ってくる男子って」 尭深「別に、みんなが信頼してるなら私も信頼してるつもりだよ?」 京太郎「それは嬉しい……」 尭深「あと、プロ四人に名指しされる人」 京太郎「あぁ、渋谷さんも知ってるんですね」 尭深「その雑誌向こうに置いてあるよ」 京太郎「まじっすか!?」 尭深(おもしろい) 夜- 京太郎「さて、お疲れさまでした」 菫「うん、お疲れ」 淡「くじびきー!」 京太郎「なんの?」 照「部屋の掃除する人を決める」 京太郎「なるほど……俺も!?」 誠子「たまには付き合えよー!」 尭深「うん」 京太郎「了解しましたっ」ネンヲオクル 菫「さすがフィッシャーだな」 照「フィッシャーは違う」 淡「やっぱここぞって時に吊り上げるよね」 尭深「釣り人だね」 誠子「くそぉっ」 京太郎「頑張りましょう!」グッ 誠子「私が掃除するから、休んでても良いよ?」 京太郎「いえ、そういうわけには……せっかくですしいつもしていないようなことしますか」 誠子「ん?」 京太郎「んっと」 京太郎「高いところ掃除しますよ」 誠子「さすが男の子だね、うちは女子高だからそこ掃除するのも一苦労だよ」 京太郎「あはは、存分に使ってください」 誠子「じゃあ今度釣りにさ」 京太郎「それ関係無いんじゃないっすか!?」 誠子「お疲れ、それじゃね」 京太郎「はい、お疲れさまでした誠子さん!」フリフリ 京太郎(泊まる場所探すか~) 京太郎「さて、誰かに助けてもらおう……!」 京太郎(でも白糸台の人たち、明日は学校だよなぁ) 京太郎(よし、健夜さんに電話してみ―――) 良子『小鍛冶さんは……実家暮らしですからね』 京太郎「いや、不味いか?」 京太郎(やめておこう、なんだか色々と気まずくなりそうだ)ウンウン 京太郎(ならば次はどこに!) 京太郎「よし、戒能さんに頼ってみよう……一人暮らしらしいが、大丈夫か?」 京太郎(やめておこう、あのおもちに反応しない自信がない)ウンウン 京太郎(ならば!) 京太郎「白糸台の誰かに……やだ恐い」フルフル 京太郎(照ちゃ~ん!) プルルッ 照『もしもし?』 京太郎「えっと照さん」 照『ん?』 京太郎「照ちゃん、泊めて」 照「ん~」 照『うん、大丈夫……お母さんもオッケーだって』 京太郎(そういやお母さんもいたのか、てか良いのか) 照『じゃあ待ってるから』 京太郎「了解~」プツッ 京太郎「よっしゃ!行くか!」 京太郎(真っ直ぐ行こう、それが良い) 宮永家- ピンポーン 照「京ちゃん、いらっしゃい」 京太郎「ああ、お邪魔します」 宮永母「いらっしゃい京ちゃん、大きくなったねぇ」 京太郎「どうもです」ペコッ 照「上行こう!」グイッ 京太郎「おう、じゃあ」 宮永母「お願いね~」 照部屋- 京太郎「ふぅ~疲れた~」 照「泊まりに来るなら待ってれば良かった」 京太郎「まぁ、結構掃除してたしなぁ」 照「晩御飯食べた?」 京太郎「食べてないけど」 照「!……しばらく待ってて、くつろいでて良いから、テレビとゲームも良いから!」 ダッダッダッ 京太郎「……なんだ?」 京太郎(ん、二十分近く経ったぞ?) ガチャッ 照「京ちゃん、晩御飯作ってきたよ」コトッ 京太郎「え、照ちゃんが?」 照「うん」ニコッ 京太郎(普通の見た目の、卵焼きだ!) 京太郎「じゃあ、いただきます」 照「召し上がれ」ニコッ 京太郎「」アムッ 照「ど、どうかな?」 京太郎「普通においしいぞ」グッ 照「」パァッ ガチャッ 宮永母「食べ終わったらどうぞ」 照「プリン!二つ!」 京太郎(片方俺のだよな?) 京太郎「ごちそうさまでした」 照「プリン食べよう」サッ 京太郎(は、はやい) 京太郎「半分食べる?」 照「……別に良い」フイッ 京太郎「ほれ、ほれ」 照「」チラッチラッ 京太郎「お腹一杯だなぁ」 照「食べるから」ウン 京太郎「ほい」 照「」モグモグ 京太郎(ペットみたいだな……) 京太郎「そう言えばさ、個人戦は咲が一位だったよ」 照「……見た」 京太郎「そっかぁ、もしかしたらぶつかるかもな」 照「うん、今度こそ勝つ」 京太郎「そっか、ところでなんで喧嘩してんの?」 照「喧嘩なんかしてない」フイッ 京太郎「いやでも」 照「してない」 京太郎「……お、おう」 照「ん……そろそろ寝ようか」 京太郎「そっか、じゃあ俺はどこで寝れば?」 照「この部屋、布団あるから」 京太郎「……不味くないか?」 照「菫とは一緒に寝たらしいじゃん」ジトッ 京太郎「oh……Okだ、ここで寝させてもらう」 照「うん」ニコッ 京太郎(でも、暗くしてみたらあまり意識してみるほどでもないよなぁ) 京太郎「照ちゃん、起きてるか?」 照「うん、起きてるよ」 京太郎「咲のことなんだけどさ、なんで喧嘩してるのか教えてくれないか?」 照「……ただ、咲が麻雀をつまらないって言いながら、私相手に±0するから」 京太郎「あぁ~でも、今じゃ楽しんでるぞ?」 照「それでも、咲に勝てなきゃ私、咲にお姉さんって言えない」 京太郎(プライドかぁ……なんとなく淡と一緒に居る理由がわからないでもないな) 京太郎「そっか、なら個人戦で当たるのが楽しみだな」 照「うん」 京太郎(照さん、寝たみたいだな……誰かにメールするか) 京太郎(透華にメールしてみよう) 本文『透華起きてるか~?』 差出人:透華 本文『起きてますけれど、早く帰ってきなさい!』 京太郎(え~) 本文『でも白糸台の偵察はしてるぜ!』 差出人:透華 本文『でも、早く帰ってきなさい』 京太郎(強情だな) 本文『まぁしばらくしてから帰るよ』 差出人:透華 本文『わかりましたわ、おやすみなさい 寂しいから早く』 京太郎(うぅん、透華にこういわれるのもなんか新鮮な感じだな) 本文『わかった、早めに帰るからな おやすみ!』 京太郎(寝るか) 71日目終了-
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5744.html
注意 安価、コンマスレのまとめなので話が途中でわからなくなることがあります 詳しくは下記の元スレを参照 本まとめはセリフのあるレスのみを抜粋しました(だいたい) 変なところで区切れていますがご了承ください(時間があれば、また修正します) 本編途中、急に小ネタが入ってたりします(時間があれば、また修正します) | | は 安価です、修正がめんどくさいので…時間があれば修正します 始めに 京太郎「救われぬ愛に救いの手を」0 本編 プロローグ 清澄 新道寺 宮守 前編 宮守 後編 永水 前編 永水 後編 龍門渕 前編 龍門渕 後編 白糸台 前編 白糸台 後編 千里山 前編 千里山 後編 阿知賀 前編 阿知賀 後編 元スレ -京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1356984411/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 仁美「2本場」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1357656690/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 エイスリン「3本場!」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1357905494/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 豊音「4本場だよー」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358001527/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 シロ「5本場……だる…」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358088072/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 小蒔「ここですか?6本場です!」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358166803/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 霞「7本場ね」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358259267/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 衣「8本場だぞ!」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359033617/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 一「9本場だね」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359643109/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 照「10本場だね、京ちゃん」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359867200/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 菫「11本場だな」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360076310/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 怜「12本場やで」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360415211/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 セーラ「13本場や!」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360592430/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 泉「もう14本場やないですか・・・」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360753702/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 玄米「15本場ですのだ」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361041289/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 宥「じゅ、16本場だね…」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361368201/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 憧「17本場よ」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1362062317/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 灼「18本場だから」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1362588770/
https://w.atwiki.jp/ekidash/pages/1835.html
しらいとだい 西武鉄道 東京都府中市白糸台二丁目 西武多摩川線 多磨←→競艇場前
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2152.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1377538255/ 京太郎(ったく、優希の奴、パンツくらい自分で買いに行けっつーの)テクテク 京太郎(でもまあ、全国大会の団体戦出場選手だからな。しゃーなしだな)テクテク ドンッ バシャッ 菫「っ・・・!?」 京太郎「す、すみません!俺が前をよく見ないで歩いていたもんだから・・・」 菫「いや、こちらも曲がり角なのに不注意だった」 京太郎「でも、飲み物がこぼれてしまってますし、服に染みも・・・」 菫「いや、そういう君の方こそ、私とぶつかったせいでズボンにを濡らしてしまって申し訳ない」 京太郎「そんな、俺のズボンなんて大したことないですよ」 菫「そういうわけにもいかない。幸いうちの高校の控え室が近い。そこでタオルで拭くくらいのことはさせて欲しい」 京太郎「そうですか?すみません。では、お言葉に甘えて・・・」 控え室 淡「菫先輩おそー・・・いぃぃぃ!?」 誠子「お、男・・・!」 照「菫が男を連れ込んだ・・・。不潔・・・」 尭深「よく見ると二人の下半身が濡れてる・・・」 照・誠子・尭深・淡「・・・・・・・・・///」 菫「な、何を誤解している!そういうのではない///」 京太郎「そ、そうですよ」 優希「京太郎の奴どこで油売ってるんだじょ」 和「やはり自分で買いに行った方がよかったんじゃ?」 優希「あいつは雑用として女子の大会についてきたんだじょ。仕事もしないで遊んでるなんて許されないじぇ!」 咲「あはは・・・」 久「まあ、そのうち戻ってくるでしょ」 染谷まこ「あんまり遅いようじゃったら携帯で連絡すりゃいいじゃろ」 誠子「・・・なるほど。つまり、弘世先輩と彼が曲がり角でぶつかり、 その際に弘世先輩の持っていたドリンクがお互いの服にかかったということですか」 京太郎「そうなんですよ・・・。すみません、他校の控え室にお邪魔してしまって・・・」 照「ふむ・・・」 尭深「確かに理屈は通ってるけど・・・」 淡「とにかく早く拭いちゃいなよ。はい、タオル。拭いたげるねー」ゴシゴシ… 京太郎「んぁぁっ・・・///」ビクッ 菫・照・誠子・尭深・淡「!?」 京太郎「す、すみません、何でもないです///」 菫「あ、ああ」 京太郎「自分で拭けるんで大丈夫です」 淡「う、うん・・・///」 京太郎「・・・・・・・・・///」ゴシゴシ 照「・・・・・・///」 淡「・・・・・・///」 尭深「・・・・・・///」 誠子「・・・・・・///」 菫「・・・・・・///」 京太郎(気まずい・・・・・・) 京太郎「タオルありがとうございました。あの、これ・・・」 菫「ああ。すまなかったな」 京太郎「いえ、そんな。こっちにも非があるわけですから。それじゃ俺はこれで・・・」スクッ 誠子「ちょっと待って下さい!」 京太郎「へ・・・?」 誠子「そのズボン、飲み物が染みになってしまってるじゃないですか!」 照「!?」 菫「!?」 尭深「!?」 淡「!?」 京太郎「!?」 誠子「これは染み抜きしないといけないですよ。そうですよね!?」 照「!?」 照「あ、ああ、そうだな。うちの生徒が迷惑をかけたんだ。ズボンをダメにしてしまってはこちらとしても立つ瀬がない」 京太郎「そんな、いいですって」 淡「そうこうしてるうちに染みが抜けにくくなってるよ!ねえ、どうするの!?ねえ!?」 菫「お、おい、お前達何を・・・」 尭深「とりあえず染み抜きするためにも、ズボンを脱いだらいかがでしょう?」ニッコリ♪ 菫「!?」 照「そうだな」 淡「さ、早く早く」 誠子「恥ずかしがらなくても大丈夫です。ズボンの染み抜きをするだけですから」キラキラ 京太郎「や、やめて下さい・・・。そんな、女性の前で下半身を脱ぐだなんて・・・」 菫「そ、そうだぞお前達!」 京太郎「!?」 京太郎(よく見ると飲み物で服が・・・胸の辺りが透けて・・・///)ムクムクッ 菫「・・・?どうかしたのか?」 京太郎「な、何でもないです・・・///」 照「!?」 淡「!?」 誠子「!?」 尭深「!?」 菫「いや、何でもないわけがないだろう。いきなりかがみこんでどうかしたのか?」 京太郎「いや、これはその・・・///」モジモジ 尭深「簡単な事です」 菫「どういうことだ?」 尭深「弘世先輩のドリンクが彼の下腹部を濡らし、腹痛を起こさせたんです」 照「それだ!」 淡「さっすが冴えてる~♪」 京太郎「い、いやっ、ちがっ・・・」 菫「そう・・・なのか・・・?」 京太郎「ち、違います!お腹は平気です。何でもないんです!」 尭深「それは違うよ!」ダンガン… 菫「どういうことだ・・・?」 尭深「その証拠に彼は立ち上がることすらできないじゃないですか!」ロンパァ! 淡「さっすが先輩♪弾丸の様に相手の矛盾を論破するなんて、そこに痺れる憧れる~♪」 誠子「もしお腹が痛くない健康な状態ならすぐに立ち上がれるはず」 照「何でもないというのなら今、この瞬間に証明して欲しい」 京太郎「うぅっ・・・・・・」 京太郎(だ、大丈夫だ・・・。少し時間が経ったから股間も落ち着いた・・・。いける・・・!) ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ 京太郎「んんっっ・・・・・・///」ビククンッ 照「!?」 菫「!?」 淡「!?」 誠子「!?」 尭深「!?」 菫「だ、大丈夫なのか?」 京太郎「だ、大丈夫です、大丈夫ですから・・・///」 京太郎(くそっ、タイミング悪くメールの着信かよ!ポケットに入れてたけど、振動で股間が・・・) 尭深「本当に大丈夫なんですか?」 京太郎「え、ええ、ほんと何でもないんですっt 尭深「それは違うよ!」 照「やはりそうか」 淡「私もそうじゃないかと思ってたんでよね~」 誠子「やっぱり違ったんですか。なら、脱ぐしかないじゃないですか!」 京太郎「!?」 菫「ま、待て!何が違うか説明しろ!彼だって違うと言ってるじゃないか!」 尭深「彼の顔を見て下さい。何かに気付きませんか?」 照(イケメン・・・?) 誠子(整った顔立ち・・・?) 菫(あまり意識して男性を見たことはないが、かっこいい・・・のか・・・?いやいやいや///) 淡「ま、まさか・・・!(わかんないけど)」 尭深「そう。彼は顔が赤らんでいるんです。我慢してたのか、結構前から!」 京太郎「!?」 京太郎(くそ、これじゃあ俺が腹痛でかがみこんでると完全に誤解されてしまう・・・!) 京太郎(何か・・・、何か相手の論理を突き崩す穴(あな)さえあれば・・・!) 菫「であれば対処は早い方がいい。早く脱いだ方がいい」 京太郎「あ、その・・・」 京太郎(早く何か反論しなければ俺は・・・) 菫「どうしたんだ?」 尭深「やはり・・・」 照「知っているのか尭深?」 尭深「彼は腹痛により立ち上がることすらできない。であれば自力でズボンを脱ぐことすら困難でしょう」 淡「あ、あわわ・・・。じゃ、じゃあ・・・」 尭深「ええ。脱がぬなら、脱がせてみせよう濡れたズボン」 誠子「それだ!」 菫「そうか・・・。自力で脱ぐことすら・・・。わかった。さ、足を開くんだ」 京太郎「や、やめて下さい」 淡「暴れんな・・・暴れんなよ・・・」 誠子「私と大星で上半身を押さえます!」ガシッ 照「ならば私と尭深で両足を押さえよう」ガシッ 京太郎(これじゃ身動きが・・・!?) 尭深「弘世先輩、彼がこうなったの責任は弘世先輩にあるんです。であればズボンを下ろすのは先輩がするのが筋(スジ)でしょう」 菫「わかった。では・・・」ズルゥッ… 京太郎(終わった・・・) 菫「どういうことだ!?これは一体・・・」 照「うわわ・・・///」 淡「あわわ・・・///」 誠子「ひゃー・・・///」 尭深「おっき・・・///」 京太郎「み、見ないで下さい・・・」 京太郎(くそぅ、くそぅ・・・。他校の・・・それも咲のお姉さんの高校の女の子達に囲まれてこんな恥辱を味わわされるなんて・・・) 菫「な、何故彼の股間がこんなに膨らんでいるんだ?」 照「ふふっ」ニコニコ 淡「えへへ~」ニコニコ 誠子「うぇひひ」ニッコリ 京太郎(くそっ・・・。手が・・・足でいいから押さえつけられてなければ隠せるのに・・・!) 菫「お前達!彼は腹痛で苦しんでいるんだぞ!何でそんなほっこりした顔してるんだ!」 尭深「・・・よくわかりませんが、炎症でも起こして膨らんでるんじゃないですか?」スットボケ 菫「炎症・・・?下半身を冷やしてか?」 京太郎「と、とにかく脱いだんですから何か着せて下さいよ!これじゃ寒いですって///」 菫「そ、そうだな。だが男性用の服などないから何かタオルでも・・・」 尭深「意義あり!」 照「!?」 淡「!?」 菫「!?」 誠子「!?」 京太郎「!?」 尭深「風邪で熱を出したりすることもあるでしょう。弘世先輩、パンツ越しでいいので触ってみて下さい」 菫「し、しかしだな・・・///」 京太郎「さ、触らないで下さい!汚いですから!」 照「菫、私はこう思うんだ。わざとではないにしろぶつかった相手に 飲み物をぶっかけ(ブッカケ)、あまつさえこんな目にあわせておいて、それはないんじゃないかって」 誠子「確かに。責任を持って熱をはかるのが筋(スジ)ですよね」 淡「いーけないんだ、いけないんだー」 菫「くっ・・・。わかった・・・。では失礼するぞ?」 京太郎「だ、ダメですって!」 尭深「私達が四肢を押さえているので早く」 京太郎「離して下さい!お願いですから!何でもしますから!」 菫「君は病気かもしれないんだ。すまないが確認させてもらう。熱があったら大変だからな。では・・・///」スッ… 京太郎「んぁぁぁぁあああっ、だめぇぇぇぇぇっ!!!!」ビビクンッ!!! 菫「うわわ!」 照「おぉ!」 淡「あわわわ・・・///」 誠子「・・・///」 尭深「すごいです///」 もとの おおきさの こかんに もどった きょうたろうは ほうしんしたような ひょうじょうで・・・ とおいめをしました 菫「確かに熱かったぞ!手の中で脈打ってた!しかし、彼の今の様子は何だ・・・? それに、股間が大きく動いて今では小さくなってしまったぞ?治った・・・のか・・・?」 京太郎「うぅ・・・」ポロポロ きょうたろうは しずかに なみだをながしました 尭深「手の中の熱は高く、脈打っていたんですよね?そして今のこの状況・・・」 菫「ど、どうしたっていうんだ!?なあ、答えてくれ!」 淡「これ、もしかすると最悪な状況かも・・・」 誠子「確かに・・・」 菫「そんな・・・。照、何か言ってくれ!」 照「菫、落ち着いて。・・・彼のパンツを見て」 菫「・・・?あっ、これは・・・!」 尭深「気付いたようですね」 菫「何故か濡れている・・・。それに、何だこの匂いは・・・?」 菫が気付いた匂い。それはとても美味しそうな匂いだった 菫「どこからこの匂いが来ているんだ?」 照「外からだな」 淡「阿知賀の控え室だ!」 阿知賀の控え室ではホットプレートの上で餅を焼いている最中だった 穏乃「うわっ、白糸台!?」 灼「何でうちの部室に・・・」 衣「差し入れのお餅の匂いに釣られたのか?」 蒲原「いやしんぼさんめ」 菫(聞くと、練習試合で仲良くなった長野の生徒が差し入れを持ってきてくれたとのことだった) 衣「ほら、焼けたらこんなに伸びて美味しいんだ」うにょー 蒲原「美味しい!美味し・・・んぐっ!?」 衣「智美、どうし・・・うぐぐ・・・!?」 憧「二人とも大丈夫!?」 菫(結局二人は餅を喉に詰まらせ、帰らぬ人に・・・) 菫(そして、私達が白糸台の控え室に帰ったとき、彼の姿はなかった・・・) 由子「わわ、この人、女児用パンツを穿いた変態なのよー///」 京太郎「ち、違うんです!これには訳が・・・。だ、誰か助け・・・」 京太郎(優希に頼まれたパンツを局部を隠したことが裏目に出るとは・・・) 全国大会女子会場の通路では、控え室を抜け出た京太郎が揉め事に巻き込まれていた 菫「困っているようだな」 京太郎「あ、貴女は・・・!?」 菫「君がいなくなったから探してたんだ。困っているようだな、助けてやる。そうだな・・・バナナミルクで手を打とう」 京太郎「!?」 その二年後、女子プロとして活躍する弘世菫は長野の一般少年と結ばれ元気な子宝にも恵まれたらしい 照「良かった」 誠子「そうですね」 淡「感動だよー」 尭深「計算通りです」 神算鬼謀! おそるべし王者白糸台! 完
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5677.html
502 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 00 56 52.32 ID MtPd7yv3O [5/11] 66=穏乃 だから慣れました 穏乃 85 prrrrr 京太郎「ん、電話だ」 安価下2 自由安価 508 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 01 13 26.30 ID MtPd7yv3O [7/11] 前週キャラ無しと言った私が悪いです 憧 75 憧「えっと……」 京太郎「ん?どちら様ですか?」 憧「ごめんなさい!」 京太郎「!?」 プツッ 京太郎「???」 一日が終わりました 511 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 01 28 05.03 ID MtPd7yv3O [9/11] 憧 95 そして…… 全国が始まる 新幹線 車内 京太郎「結局荷物持ちか……」 智葉「すまない」 京太郎「大丈夫ですよ」 ネリー「うーん助かるね」 ハオ「ありがとうございます」 ダヴァン「助かりまスー」 明華「ごめんなさい」ペコッ 京太郎「あはは……大丈夫ですよ」 0~50 てるー 51~99 お好きな白井台 514 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 01 38 04.05 ID MtPd7yv3O [10/11] 京太郎「ちょっとトイレ」ガタッ 智葉「……」 --- 京太郎「照……」 照「……」スッ 京太郎「待ってくれ」ガシッ 照「……」 京太郎「必ず守る」 京太郎「守る……から」 照「うん」 --- 智葉「……」 智葉「私は……」 智葉 上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 517 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 02 55 42.86 ID MtPd7yv3O [11/11] 智葉 181 ホテル 京太郎「さて、どうするかな」 1. 咲に会う 2.健夜と会う 3.照と会う 安価下2 525 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 13 46 39.49 ID VZstZSo/O [2/3] ゾロ目ボーナス! / . . . . ! . . .|. . . . . | | | | | .i | | i . . . . .i . . . .|. / i | | ! | i . | | i i | | | i | / | ! . . . ト、ヽ .;!、i . . | |、゙、'i´| フiナi | | | / . . . i . | . . . . ヾ、 .'i´ヾ. |!ヾ、 ゙、ヽハハヽハノ |ハ | |. /. . . .;ィ'| . . i . . . . i ヽ | ヽ! ヽ ゝ `' リ | i ノヽ | 彡 '´ リ i . .ヽ . . . ゙、 ヽ___ ;==─-ソ / / ! ヽ| . .ヾ .、 ヽ≠'´ ̄` ;;;;;;;;;;;; ノノ ノ /;イノ ソ . . / ヾー-;;;;;;;;; , """ /ノ.; ‐' / i.;イ ;ハ、 ゙、 """ ___ / / ソ レ ` ヾヽ ヽ´ ノ ィ´ /リ ` 、__  ̄ , ' |!;/ _"_〕ー--‐' |__ / . / | | /\ 京太郎「えっと……白糸台の控え室は……っと」 照「あっ……京太郎」 京太郎「照」 照「どうしたの?」 京太郎「よし、逃げるぞ」グイッ 照「え?え?」 タタタッ 健夜「へぇ…….」 0~70 外へ 71~99「待ってよ」 527 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 13 51 38.97 ID VZstZSo/O [3/3] 照「っ……!」 照「離して」バッ 京太郎「おおう」 照「……どうしたの?」 京太郎「だってこのままあそこに居たら危ないだろ?」 自分の行いが無駄にされた感覚。 このまま京太郎と関わらなければ京太郎には被害が行かない筈だったのに。 照「どうして……」 京太郎「照だけに背負わせるのもなぁ……って」 京太郎「二人で手を取り合って生きていく、そう決めただろ?」 照「京……太郎」 照「好き……」 京太郎「おう、俺もだ」 0~70 イチャイチャ 71~99 ヤクザ 530 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 14 08 00.74 ID eQqboKuIO [1/15] ゾ、ゾ、ゾロ目ボーナス! 近くのベンチ 京太郎「んっ」チュッ 照の首筋にキス。 照「あむっ」ハムハム 京太郎の耳を甘噛み。 京太郎「てるてるーあーん」スッ 照「あ、私の大好きなポッキーだ。ありがとう京ちゃん、大好き」パクッ 照「これ、本当に意味が……?」ボソッ 京太郎「こうしてイチャイチャしていればプロと咲が凶器持ってやってくるぜ。通報済みだ」ボソッ 照「……悪くないね」 照は京太郎の膝の上で馬乗りをして抱き締めて、心無し息が洗いが耳元で囁くように…… 照「ねぇ……身体が熱い」ハァハァ 身体を擦り寄せて、この季節の晴れた空の下では当然の事ではあるが火照り切っていた。 0~97 「「おい!!」」 98 動くな 534 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 14 27 42.36 ID eQqboKuIO [2/15] 咲「……もう、やめようか」ニコッ 健夜「また……嫌な目に合いたいの?」 照「んっ京太郎……」チュッ 京太郎「照……」チュッ ... ´. . . . . . . . . . . . . \ /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . /. . ./. i . . . . ハ /. ./. . ./ i i i i ', i , ′ー―ァ / 从 ト--ミ i | ' ′ //⌒/ } リ } ハ |ト i ,. / |l |l ∨__|{ } / レ' }| } i i / 从 八《´んハ. j/ r==ミ / /| . . .| // _ }ト ハ 弋 ソ 厶イ | . . | /^ / }|l ≧ゝ} ′__ /-' i | . . |. ' .i / / } 人 f ノ ./ i | i |. i し' ./ .i} i i >o。.. < i / / / | ノir―-ミ | ∧ 八 r'ス´ / ゝ-、 /} / }/ f入 `ー 〉 /' V_ゝ/.〈 Ⅹ / i`/イ、_ 辷ーく / / / rヘ/__rヘ_/ | ヽ { ̄` 入 i / | / | / . / ハ. Y i 圦 |. `> 1 / |l ∧ _彡 / ハ. // ‘, 」 / / |/ |l/ \ / |. /八_// ‘ { ;′〈 . |ト、/ 〉__ i \/ 《`ーイ V { ‘, |i i/ / | | 〉 ヽ .. L i ..........ゝ. У_彡 .........| | ./ マ . 八 \く L | ′ { `マ . ∧ ヽ} / .j マ }i i Oj / 照「京太郎…….私可愛い?」 京太郎「当たり前だろ?一番可愛いよ」 チュッチュッ 咲「もう……許さない」 健夜「最悪……だよ」 安価下10 多数決 0~97 大 正 義 未 来 永 劫 絶 対 王 者 宮 永 照 98 まさかの咲さん 543 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 14 46 38.14 ID eQqboKuIO [3/15] 98を一度でも出してくる辺り……咲さんらしい 咲「あ……」 ピーポーピーポー 健夜「しまっ……」 咲「京ちゃん……」 京太郎「咲……」 咲「お姉……ちゃん」 照「咲」 咲「結局京ちゃんは私に振り向いてくれなかったね」 京太郎「……」 咲「ごめんね、今まで」 544 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 14 49 59.85 ID eQqboKuIO [4/15] GRANDENDING 545 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 14 59 06.89 ID eQqboKuIO [5/15] ーーepilogue 長い夢から醒めて 546 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 15 01 15.39 ID eQqboKuIO [6/15] 「ーー太郎」 長くうなされていた。 長い夢だった。 夢は終わった。 今は身体が宙に浮いた気分。 だけどーー帰らないといけない。 「ーー太郎!」 待ってろよ、今起きるから。 もうやる事は無いんだ。 これで終わりなんだ。 547 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 15 03 41.53 ID eQqboKuIO [7/15] 京太郎「淡……」 淡「京太郎!」ギュッ ´ \__ / マ三三三三三三ニ=- / / \ ∨ /⌒> 三三三ニ=- ,′ ヽ \三三三ニ=- / _/ │ ∧ . | ニ二 -=ニ\三三三ニ=-. / / /│ '| |\ . . i |\  ̄`丶三三三 __/ / / │/│ | . |\ . | \三三 _/´/ / /| \| | | | |│ . | 八 ー―‐=ニマ三\ マ三 厂| |∨// 人 レl | ト-| | |│ . │ \ \ `マ三) }三__,,... -┤│レ/゙∨ /\l |_|斤テ外八 ^ト--|/--│ ー=ニ二 `マ /_三 ││|{ {. / ∧ンリ 乂ツ \|斗テ外、.| 卜、 丶、______ く_三三 | ∨\八 { / Y / / , 乂)ツ 》│ | /\ \≫==≪\ マニ三__,,,... -‐ヘ_ \,,>\∨廴_,人 / / / リ│ │ >ー──=ミ〃 `ヽ∨ニ三  ̄ \__,)) ヽ ∠/_7 イ /⌒)丿 \_ノ{ -‐~‐- }ノ三三 ≧=‐ -=≦ / ∧|/ / ,.二二二二∨|\___/| ̄ -= / / 厂∨ / -――=マ 〉| | ((⌒´ ∨ 〈 ∨/l. │ `ーヘ ∨| │ `、 ヽ、____丿 \ \ 淡「馬鹿……!馬鹿……!」 京太郎「ごめんな……長い夢を見ていたんだ」 淡「夢……どんな夢?」 京太郎「それはなーー」 カンッ 549 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 15 06 30.67 ID eQqboKuIO [8/15] ーーepilogue 照 550 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 15 12 28.89 ID eQqboKuIO [9/15] /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ . . . . . . . . . . 丶 /. . . . . . . . . . . . . . ト、. . . . . . . . ヽ. . . . . \. . . `、 /. . . . . . . . . . . . . . . . . | \. . . . . . . } . . . . . . .ヽ. . . `、 /. . . . . . . . . . . . . . l . . . . . | -─. . }、. . . . . . . . . . . . 、 .//. /. . . .. . . .l . . 八. . . . .| ´ ∨ }. ハ. . . |. . . . .| . . . .丶 /. ′|. . . . |. . . |'⌒ \. .{ ,.斗==ミ|. . .} . . . . |. . . . . . . ./. .i{. . |. . . . | . . .| \ " 乂ソ |. ./. . . ハ. . . . . . . . .. / . 八 . {. . . . ト. i .| 斗=气 ´ "" }/ }/ |!. . . . . . .丶 . . . . . . . . .イ. . i| 乂〃 Уソ リ. . . . . . . . |./. . '" |i . .リ. . . ハ ´"" ′ __/ }. . . . . | . .|´ |i /. . . . . . / i| /. . . . .i|. . | /. . . . . . . . . 込、 ´ ' イ リ/. . . . . 八 i| i . . . . . |. . . . . | ..... /| /. . . ./ リ |. . . . . .ト. . . . .| >.、_ | /. . ./ ′ 八. . . |. | \ | |i _, く} ト/. / \{──<´ ̄ \\ | イ \_ /⌒ \ \ | | } =- .,_ / 丶 、 、 } } } 、. / / / / `、 ∨ / ∧ 晴れ渡る空。 公園のベンチ。 隣同士で座る。 京太郎「優勝おめでとう」 照「うん」 京太郎「幸せだ」 照「私も」 551 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 15 17 20.08 ID eQqboKuIO [10/15] / / / / i | ハ l丶 i ∨ | / / i i /l | | | .斗‐卞  ̄ i ∨ | / ′ i i__i | | ´ ';i \ i i | / 少 | 斤i i }` ∨ | .;イ竿三ミⅥ i |. / / i i i彳=三ミ ∧ |. ら i 》i i i | // .i i i i. ら i. \i 乂 ソ i /i ト ; | _, -───- .i /i i ゙ 从 リ  ̄ / / i/ ∨ | '´ Ⅵノ '  ̄ // i | / ゞ ゞ ' ´ / | , _ Ⅴ ∧ _ _/ |/ ´ \ ゝ ゝ= 、 / i | / ゝ \ イ i | |/ ∧ ト < .i i イ イ | / i i > _ -= i i / / | | / i i ∧ / i i .i ̄//ヾ | | 照「どうしたの?」 京太郎「ちょっと疲れたから充電」 照「お疲れ様」 もう語る言葉も無いだろう。 二人を邪魔する人間は居ない。 二人を陥れる人間も居ない。 あるのは愛だけだ。 552 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 15 19 20.11 ID eQqboKuIO [11/15] 京太郎「照」 照「京太郎」 ,. ´ ヽ ,. ´ \ / , , ヽ / / / , , ヽ . , / / / | | ∨ . / / , _ _ / / i | l | / 从| /| `イ | ∧ . | / | | / ィ { /ィ-、 } ∧ | -} |-|---く , |  ̄´ | ∧ | _)雫ミ从 | _}∧ _ / }ヽ / | Ⅵ V ノ \|´_)笊雫ミ/ / / , | , | , V ノノ' イ .イ ,′ | j 从 / / /' ノ / / | ,| { . _ ´ ィ ー ´ / / | /| 从 . ‘ ’ イ | / / / | / 从{_r--'´` ー 、-=≦ ∨ / / }' / || | ∧ /,' / .イ / || | / _,./ / イ /\ / ∧ { /⌒\´/ ´ ´ 、 , { . \、 ,′ / ,. ---――‐`ヽ、 / ∧ . . . ∨ /_,. .― . .´ . . .// Ⅵ | {__ , \ . . {_/-- ´ . . . . . . ./ , マ | //≧=- 〉介、______/_ / } | //> ´ ` <≧=--r-- 、  ̄, ' | | ,く ̄´ ` / /^T \ { マ〉 r つ ` < / ∧__|>´| ∧ } 「「大好き」」 終わり 572 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/18(金) 23 47 25.03 ID XQbVCx3tO [2/2] 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 京太郎が通う高校は?(まだキャラが固まっていない高校はナシだヨ!) 安価下8 582 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/19(土) 00 24 52.57 ID cS8GkHvJO [1/11] 清々しい朝。 京太郎「よしっ」 新たな青春に心を躍らせる。 京太郎「引っ越して来た東京!」 京太郎「思ったより田舎だな……長野程では無いけどな!」 京太郎「行ってきまーす!」 --- 通学路 淡「ちょっとそこの人ー」 京太郎「ん?」 早速の新たな出会い、青春。 淡「スマホ、落としたよ」スッ 京太郎「お、ありがとな」 淡「新入生?」 京太郎「おう」 淡「私と一緒だね」ニコッ 京太郎「!」ドキッ その時京太郎、不覚にもときめいてしまっていた。 淡好感度判定安価下 584 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/19(土) 00 33 55.73 ID cS8GkHvJO [2/11] 淡 81 麻雀部 誠子「ん?君は……」 京太郎「え?」 誠子「麻雀部に相応しい、うん」 京太郎「は?」 誠子「ちょうど男手が欲しかったんだ、よろしく頼むよ」 京太郎「ええ……」 誠子「ね?」 誠子 好感度判定安価下 587 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/19(土) 00 38 24.96 ID cS8GkHvJO [3/11] 誠子 87 尭深「……」ズズッ 京太郎「お茶っ葉持って来ました……」 尭深「……」ズズッ 京太郎(無視かよ……)イラッ 尭深「……がとう」 京太郎「えっ?」 尭深「ありがとう」ニコッ 京太郎「!」ドキッ また、ときめいてしまった。 尭深 好感度判定安価下 592 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/19(土) 00 46 15.63 ID cS8GkHvJO [4/11] ゾロ目が出る事が普通な時点でおかしいですよねぇ…… 尭深 好感度max 依存度276 菫「君は……?」 京太郎「入部させられた須賀京太郎です。暇があったら麻雀教えてください、以上です」 菫「誰に入部させられたんだ?」 京太郎「亦野先輩です」 菫「亦野の奴……すまない……嫌ならば入部しなくても大丈夫だ」 京太郎「いえ、大丈夫です。麻雀には興味ありましたから」 菫「そうか……それなら良かった」 京太郎「はい」ニコッ 菫「……」 菫 好感度判定安価下 596 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/19(土) 00 53 48.51 ID cS8GkHvJO [5/11] 菫 74 京太郎「お菓子買って来ました」 照「ありがとう……そこに置いて……京ちゃん?」 京太郎「……照さん!?」 照「驚いた」 京太郎「いや、この学校に居るのは知っていましたけど、早速会うなんて思ってもいませんでした」 照「意外と冷静だね」 京太郎「ま……まぁ……それは」 照 好感度判定安価下 600 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/19(土) 00 56 50.45 ID cS8GkHvJO [6/11] 照 68 行動フェイズ夕方 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 603 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/19(土) 01 01 13.67 ID cS8GkHvJO [7/11] 京太郎「街をうろうろするか」 0~30 お好きな臨海 31~60 お好きな白糸台 61~99 お好きなプロ 609 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/19(土) 01 07 34.21 ID cS8GkHvJO [9/11] 咏 12 咏「……」チョンチョン 京太郎「はい、なんでしょう?」 咏「そこの君……少し手伝って欲しいなぁ……しらねーけど」 京太郎「ん?」 --- 京太郎「見つかりましたよー」 咏「ありがとう、助かるよ」 京太郎「はい、礼には及びません」 咏「家の鍵を見つけてくれたんだ。今度お礼をさせて欲しいなぁ」 咏「私に連絡をしてね、しらねーけど」 京太郎「プロの連絡先……」 咏 好感度上昇安価下 611 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/19(土) 01 08 54.53 ID cS8GkHvJO [10/11] 咏 42 行動フェイズ夜 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 623 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/19(土) 17 34 20.44 ID e1QK6743O [1/2] 京太郎「よし、菫さんにLINEをしてみよう」 --- ポコンッ 菫「ん?」 京太郎からのLINE。 いつもならLINEなどの類は必要な事以外では使用する事が無いが…… 菫「……」 菫「どれ、相手してやろう」 0~50 デートの約束を取り付ける 51~99 今度麻雀を教えてもらう 626 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/19(土) 17 40 11.27 ID e1QK6743O [2/2] きょうたろう 明日の放課後遊びませんか? すみれ 丁度部活もないな 菫「なにーー!!??」 菫「少し早過ぎないか……?」 菫「こんなふざけた男だとは……」 菫「いや……しかし純粋に私と遊びたいだけかもしれない……」 菫「どちらにせよ叱ってやらないと」 すみれ あまり関心しないな、私と君は異性だ。まずはそこを考えてくれ きょうたろう ごめんなさい、悪気は無いんです 菫「……」 すみれ 明日は開けておくよ 菫「ふふっ……」 菫 好感度上昇安価下 628 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 00 30 49.06 ID sRfBCGEIO [1/10] 朝 行動フェイズ 1.登校 2.サボる 安価下2 631 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 00 33 43.71 ID sRfBCGEIO [2/10] 0~20 てるー 21~40 sss 41~60 たかみー 61~80 マタ 81~99 あわあわ 633 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 00 39 09.39 ID sRfBCGEIO [3/10] 京太郎「行ってきまー……」ガチャ 照「……」 玄関の扉を開けた直ぐ目の前には照が立っていた。 京太郎「うわっ!」 照「京ちゃん……学校行こう」 京太郎「あはは……なんか懐かしいですね」 照「うん、嬉しい」 京太郎「?」 照「行こっ」 照 好感度上昇安価下 635 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 00 46 10.44 ID sRfBCGEIO [4/10] 照 98 京太郎「よし、部活だ」 0~20 てるー 21~40 sss 41~60 たかみー 61~80 マタ 81~99 あわあわ 639 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 00 51 35.07 ID sRfBCGEIO [5/10] 淡「きょーたろっ!」ギュッ 京太郎「うわっ!」 照「……」 菫「……やれやれ」 淡「麻雀やろっ!麻雀!」キラキラ 京太郎「ちゃんと教えてくれよ?」 淡「この淡大先輩に任せて!」エッヘン 京太郎「ったく……同い年だろ」 尭深「……」ズズッ 女は嫉妬深い。 淡 好感度上昇安価下 644 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 00 57 27.45 ID sRfBCGEIO [6/10] 淡 131 空き教室 京太郎「……」 菫「急遽部活が入ってしまったが……今からでも私は大丈夫だが?」 京太郎「全然俺も大丈夫です!」 菫「よし、それなら遊ぼう」 --- ゲームセンター 菫「……」 京太郎「どうしたんですか?」 菫「いや……なんでもないよ」 菫の視線の先には今流行りのキャラの人形。 京太郎「よーっし……」 0~30 失敗 31~60 成功 61~99 大成功 646 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 01 00 34.04 ID sRfBCGEIO [7/10] 菫 104 京太郎「あ!プリクラですね」 菫「あれが……」 京太郎「撮ったこと無いんですか?」 菫「そういうのは恥ずかしくてな……」 菫「いつも避けてしまうんだ」 京太郎「そうですか……」ショボン 菫「……撮ろう」 京太郎「え?」 菫「撮ろうじゃないか」 京太郎「は……はい!」 菫好感度上昇安価下 菫依存度上昇安価下2 651 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 01 07 03.77 ID sRfBCGEIO [8/10] ゾロ目ボーナス(満面笑み) 菫 114 204 菫「……」 愛おしく、愛くるしい、 二つの思い出。 人形と写真。 彼女はそれを片身離さず身に付け続ける事を心に違いーー 一つの魔性が産まれた、 菫「今日は楽しかったよ京太郎」 京太郎(あれ?名前呼びされてたっけ?) 京太郎「はい!また明日会いましょう!」フリフリ 菫「ああ、待ってるよ」 手を振る少年をずっとずっと……見送りながら彼女はこの瞬間を大切な思い出の一つとした。 --- 尭深「……」 尭深「いけない……人」 --- 菫 好感度上昇安価下 菫 依存度上昇安価下2 654 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 01 15 30.51 ID sRfBCGEIO [9/10] 菫 好感度 144 依存度 254 行動フェイズ夜 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 657 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 01 23 10.83 ID sRfBCGEIO [10/10] 京太郎「メールしようかな」 前週キャラなし 自由安価下2 661 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 02 11 25.96 ID TyWsx6prO [1/7] 今日菫先輩と遊んでたでしょー? 京太郎「バ……バレタ!?」 気のせいじゃないかな? ファンクラブに言っちゃっていいんだね?おーけー! 皆には言わないで!ごめんなさい! よーし --- 淡「ふふっ……」 淡「決まってるよね♪」 --- じゃあ私とも遊んで! 淡 好感度上昇安価下 淡依存度上昇安価下2 667 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 02 15 34.35 ID TyWsx6prO [2/7] 戦場白糸台 ゾロ目ボーナス! 淡 好感度max 231 京太郎「遊ぶだけでいいのか……?」 一日が終わりました。 --- 朝 行動フェイズ 1.登校 2.サボる 安価下2 671 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 02 19 43.90 ID TyWsx6prO [3/7] 京太郎「よし、サボろう」 京太郎「淡との約束はどうするか後で決めよう」 0~50 淡「学校行こっ♪」 51~99 行動フェイズへ 673 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 02 20 19.25 ID TyWsx6prO [4/7] 行動フェイズ朝 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 676 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 02 22 25.38 ID TyWsx6prO [5/7] 京太郎「街をうろうろするか」 0~30 お好きな臨海 31~40 淡「ねぇ……どうして学校来ないの?」 41~60 お好きなアナウンサー 61~99 お好きなプロ 685 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 15 31 23.06 ID hKoZ5YISO 京太郎「あ、咏さん」 咏「ん~また会ったねぃ」 咏「学校はどうしたんだい?」ジロッ 京太郎「今日はサボりです」キッパリ 咏「ふーん」ジロジロ 咏「ま、いっか。じゃあこの前のお礼をさせてもらうよ」 --- 京太郎「うまい」パクパク 京太郎「懐石料理は初めてですけど最高です!」 咏「それなら良かった。しらねーけど」ニコッ 咏 好感度上昇安価下 687 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 15 36 31.55 ID V87RhxIkO 咏 52 行動フェイズ昼 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 690 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/07/20(日) 16 04 21.90 ID OWntagjjO [1/12] 京太郎「街をうろうろするか」 0~30 お好きな臨海 31~40 淡「ねぇ……どうして学校来ないの?」 41~60 お好きなアナウンサー 61~99 お好きなプロ 695 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 16 12 19.04 ID OWntagjjO [3/12] 恒子「そこの少年!」 京太郎「はい、なんでしょう?」 恒子「私と遊ぼう!」 京太郎「え!?ええ!?」 京太郎(よく見たら人気アナウンサーじゃないか……) 京太郎「……」 京太郎(いいおもちだ) 恒子「なーんてね、冗談。今度は遊ぼうね」 恒子「はい、連絡先」タタッ 京太郎「なんだったんだ……」 恒子 好感度判定安価下 697 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 16 14 49.06 ID OWntagjjO [4/12] 恒子 12 京太郎「よし、淡との約束はどうするかな……」 1. 行く 2.断る 安価下2 700 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 16 20 40.17 ID OWntagjjO [5/12] 京太郎「よし、行くか」 ピンポーン 京太郎「ん?」 ガチャ 京太郎「母さんか?」 淡「京太郎っ!」ダキッ 京太郎「はぁ!?」 淡「大丈夫?大丈夫?大丈夫?どこが悪いの?早く治そうねー」ナデナデ 京太郎「ただのサボりだって!」 淡「あ……そうだったんだ」エヘヘ 京太郎「心配させてごめんな。それと早く離れろ」 淡い 依存度上昇安価下 0~30 30 31~60 40 61~99 50 702 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 16 55 31.43 ID OWntagjjO [6/12] 淡 261 街中 淡「えへへ」 京太郎「どこいく?」 淡「どこでも!」 京太郎「うーん……」 淡「……」 京太郎「どこにしよう」 1.公園 2.ホテル 3.自由安価 安価下3 706 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 17 03 00.06 ID OWntagjjO [7/12] 京太郎「……」ダラダラ 汗。 淡「ねぇ……私汗かいちゃったんだ」パタパタ 淡は軽く衣服をはだけさせ京太郎に目をやる。 京太郎(自然と淡に誘導されたら……ここに!?) 京太郎「そうだな……冗談はやめて」 淡「……」 沈黙。 京太郎(ぐぬぬ……) 淡「ーーそうだね」 淡 依存度上昇安価下 709 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 17 10 45.43 ID OWntagjjO [8/12] 淡 好感度max 依存度311 1.公園 2.カフェ 3自由安価(無理だと判断した場合安価下) 安価下3 714 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 17 43 45.39 ID OWntagjjO [9/12] ※依存度の上限は350になりました 淡「へ~」ジロジロ 京太郎「なんだよ」 何度も何度も俺に目をやる淡。 何処か誇らしげだ。 淡「京太郎がこんなオシャレなお店に連れて来て来れるって意外だからね」 京太郎「意外で悪かったな」グヌヌ 淡「全然っ!」ニコッ 淡「うれしいよ、きょーたろー」 淡の目は、麻雀をする時の目と酷似していた。 一日が終わりました 淡 依存度上昇安価下 717 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/20(日) 17 48 15.96 ID OWntagjjO [10/12] 淡 好感度max 依存度max いいね、いいねうんうん チュンチュン 京太郎「おはよう」ガバッ 京太郎「ん?」モゴモゴ 京太郎「ペッ」 京太郎の口からはぬるりと金髪の髪が複数と出てきた。 京太郎「……俺の髪ってこんなに長かったか?」 朝 行動フェイズ 1.登校 2.サボる 安価下2 731 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 20 01 58.78 ID cRPCLJk3O [1/2] ゾロ目ボーナス! 京太郎「行ってきまー……」ガチャ 京太郎「す……」 / \ / \ ヽ / ,イ ヽ . // | | ' ト、 . j/ ; | | │ !∧ i / i |¬|ト│ |八-- 一 i i . Ν 八八 Ⅴ´\ハ | | ┼ __ | \ (⌒⌒) i Λ x= ミ \ル‐ =ミV | │ i │ レ(ノ\ レ 丿 \/ | i iハ . |. | │ i │ | i i . " "" ; | . | i . | i . ∨込. マ フ / イ リ i . 人八 ∨ 个ト ,,_ <「∨ /i i . /\[ | __j_」 ∨∠ リ リ 、 / リ jレ'´ 乂 У∨ ∧ \ / / /ー --/ / /⌒>、 \ / / / / 广⌒゙ア / ///⌒\ \ / / / / / 厶イ , \ \ / イ\ ,゙ / __/ {// | \ \ // /イ 「\\_/ . ´ 八 ∨ ′ | \ ヽ (/ ノ 人; \[__/ / / \∨{ 人 ∨)_ノ \{ / > [_[\__;;;/ )У 〉 ト、 │ \__{ / 几 \ 〈 /| |ハ | [__∨ ∨| \ 丶 込,,______ノ | / ∨ |__7 ノ│ 〈 | 〈 [_____________〕 | , / 淡「待ってたよ、京太郎」エヘン 玄関の前には淡が立っていた。 京太郎「お、おお……」 淡「学校行こっ♪」 淡(私の……私の京太郎) 淡(私……だけの) 732 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 20 05 10.97 ID cRPCLJk3O [2/2] 京太郎「部活だな、部活」 0~20 てるー 21~40 sss 41~60 たかみー 61~80 マタ 81~99 あわあわ 736 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 20 14 23.19 ID 3zglKw51O [1/4] 淡「きょーたろー」ゴロゴロ 照「??」キョトン 京太郎「おいおい、あんまりくっ付くなって」 淡「問題無いよー」スリスリ 尭深「淡ちゃん……はしたない」 菫「淡、部活の風紀を乱す事は慎め」 淡「菫先輩がそれ言っていいの?」クスクス 誠子「な、なんだ……この空間」 部員達「……」ヒソヒソ 京太郎(うぅ……どうなってんだよ……) 淡「きょーたろー?」 京太郎「ん?」 淡「あーん」 京太郎「ん?」パクッ 淡「えへへ……美味しい?」 菫「……」イラッ 京太郎「ん、美味しいな」 淡「良かった。このクッキー徹夜で作ったんだよ?」 京太郎(いてっ……口の中切ったか?) 爪。 737 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 20 15 15.08 ID 3zglKw51O [2/4] 行動フェイズ夕方 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 744 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 21 04 00.85 ID 3zglKw51O [3/4] 京太郎「電話するか」 自由安価 安価下2(前週キャラ無し) 747 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 21 13 37.68 ID 3zglKw51O [4/4] 淡「京太郎から電話してくれるなんて嬉しー」 京太郎「お前キャラ変わったか?」 淡「変わってないよ、もうっ」 1.「くっ付き過ぎるのやめてくれないか?」 2.「好きな人が出来たんだ」 3.「今度は弁当を作って欲しいな」 4.自由安価 安価下3 751 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 21 42 18.06 ID i/rJOmjyO [1/9] 淡「あはは……」ゴロゴロ 淡「あははははっ♪」 淡「京太郎」ギュッ 「今度は弁当を作って欲しいな」 淡「嬉しいっ」 淡「嬉しいよ京太郎♪」 淡「私だけの私だけの」 淡「私の為の京太郎♪」 淡「……」 752 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[sage] 投稿日:2014/07/21(月) 21 42 44.04 ID i/rJOmjyO [2/9] 行動フェイズ夜 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 755 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 21 59 08.26 ID i/rJOmjyO [3/9] 京太郎「街をうろうろするか」 0~30 お好きな臨海 31~40 淡「来ちゃった♪」 41~60 お好きなアナウンサー 61~99 お好きなプロ 758 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 22 00 26.75 ID i/rJOmjyO [4/9] 訂正 京太郎「街をうろうろするか」 0~30 お好きな臨海 31~40 淡「来ちゃった♪」 41~60 お好きな白糸台 61~80 お好きなアナウンサー 81~99 お好きなプロ 764 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 22 20 05.55 ID i/rJOmjyO [6/9] 口調などキャラは保証しません アレクサンドラ「君は……」 京太郎「ん?」 アレクサンドラ「……白糸台の制服を着ていたから気になってしまっただけだ」 アレクサンドラ「悪かったな」 京太郎「いえいえ、気にしないでください」 アレクサンドラ「それなら嬉しいな」 アレクサンドラ 好感度判定安価下 766 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 22 24 14.60 ID i/rJOmjyO [7/9] アレクサンドラ 63 朝 行動フェイズ 1.登校 2.サボる 安価下2 809 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 23 00 08.64 ID 9V8xPQalO [6/7] 尭深「……」テクテク 愛しい人を迎えに行く。 自分の物にする為に手段は選ばない。 “彼”の事を思うと心が満たされる。 “彼”で満たされよう。 確かな足取りで少女は目標へと進む。 尭深「京太郎……」 尭深「今……迎えに行く」クスクス だがーー それは叶うことのない夢だった。 これからも、この先も。 811 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 23 01 07.84 ID 9V8xPQalO [7/7] 「たかみ先輩っ♪」 814 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 23 10 43.76 ID s9kot/mGO 菫「京太郎の奴ーー」 菫「しっかりと起きているのか?」 菫「私が起こしてやらないとな」 淡「菫先輩っ♪」 菫「なんだ、淡か……」 淡「どこにーー行くんですか?」 菫「少し用事があってな」 淡「これから学校なのに?」 菫「……」イラッ 淡「……」ニコッ 815 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 23 18 02.83 ID JFkBm4j/O 京太郎「いってきまー……」 ガチャ 京太郎「っっ……!」 目を合わせられない。 玄関前には淡。 どこか、どこかおかしいと。 普通なら分かる筈なのにーー 二人は仲良くなりすぎてしまった。 もう、京太郎の人生にはやり直しが無い。 淡「はやく行こーよ」ニコニコ 満面の笑顔で京太郎を見つめる淡。 目の焦点は合っていなかった。 819 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 23 30 34.91 ID NLF11p7ZO [1/3] 京太郎「……」テクテク 淡「……」ニコニコ 京太郎「学校の方向だっけ?」 淡「いいからいいから!」ニコニコ 京太郎「淡……?」 淡「あ……その前に」 淡「私京太郎が好きなんだー」 京太郎「え……?」 淡「だから……付き合ってください」ペッコリン 1.「勿論」 2.「無理だ」 3.「違う人が好きなんだ」 安価下5 826 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 23 41 38.60 ID NLF11p7ZO [2/3] 「ーーへぇ」 「ーーだからごめん」 「大丈夫、私が居ないと駄目な京太郎にしてあげるから」 「ーーは?」 「おやすみ」 ガンッ 「っつ!」 ガンッガンッガンッ ドサッ 「よいっしょ……よいしょ……」 828 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/21(月) 23 57 23.27 ID NLF11p7ZO [3/3] 京太郎「ーーここは」ムクッ 長い眠りから目が醒めた。 京太郎「たしか淡に殴られてーー」 ガシャン 思い感触。 生々しい鉄の音が虚しくも部屋中に響く。 ガシャンガシャン 京太郎「~~っ!」 京太郎(どういう事だ!?) 京太郎「まさかーー」 京太郎「監禁?」 「違うよ」 京太郎「淡……」 淡「愛を深める為には仕方ない事だよ、きょーたろー」 淡「周りを見てよー♪」デレデレ 部屋中には京太郎の写真写真写真写真。 淡「これだけじゃ私は我慢出来なくなったんだよ?」 淡「でも大丈夫」ガシッ ビリビリ ビリビリ 写真を掴んで剥がして破り捨てる。 ピトッ 冷たい手が京太郎の頬に触れる。 淡「本人とずっと一緒だから」ニコッ 830 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/22(火) 00 21 33.18 ID GWEEBXODO [1/3] 京太郎「うあ……」 京太郎「こんなの間違ってるだろ?」 淡「全然間違ってないし、普通のことだよ?」 淡「そしてこれからエッチするんだよ?」 京太郎「はーー?」 淡「よいしょ」 淡は京太郎の上に跨る。 淡「いんたーねっとでたくさん勉強したからね」 淡「大丈夫!ゴムはまだ使うよ?」 サワッ 京太郎「……」 淡「我慢してる?でもだいじょうぶっ」 淡「ゆっくりと、じっくりと、ね?」 832 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/22(火) 00 38 41.09 ID GWEEBXODO [2/3] 淡「んっ♡」 チュッ クチュチュッ 舌を絡ませたキス。 長く、濃い。 淡「んっ……ふぅ」クチュチュッ 淡(京太郎の唾液……京太郎の舌……京太郎の温もり……京太郎の身体……) 京太郎「んーっ……んー」 淡「ぷはぁ……」ハーハー 淡「京太郎……」 淡「もっとしようね」 男としての尊厳を犯される。 840 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 14 17 00.40 ID e71948a2O ガシャン ギギッ 淡「ふぅ……今日も楽しかったよ」 淡「……ね?」 京太郎「……」 淡「下向いてばかりだと……退屈だよ?」 淡「上向いて、私を見てよ」 クイッ 京太郎「……」ググッ 淡「京太郎っ……」チュッ チュックチュ 蛍光灯の光だけが二人を照らす。 その光は絶望だけを照らしていた。 京太郎「……」ギラッ だが、目はまだ死なず……心は堕ちていなかった。 841 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 14 22 54.41 ID dcZZIXNuO [1/5] 麻雀部。 淡「おはよー♪」ガララッ 菫「……」ビクッ 尭深「ひっ……」ビクッ 照(……様子がおかしい) 照(特に京ちゃんが学校に来なくなってから) 誠子(なんだかギスギスしてるなぁ……) 照「ねぇ……淡」 淡「なに?テルー」 照「京ちゃん……の事知らない?」 淡「……」 淡「知らないよ?」 842 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 14 35 01.72 ID dcZZIXNuO [2/5] ガチャ 淡「テルーが勘付いてきたよ?」 京太郎「……」 淡「こんな事……続かないって顔だね?」 京太郎「ああ……」 淡「でもね、大丈夫」ニコッ 淡「これ」 薬、淡が取り出したのは紛れもない薬。 淡「一度だけ……使ってあげる」 淡「使ったら二度と使わないけどね」 京太郎「お……おい……嘘だろ?」 淡「これで……京太郎は私の物……大丈夫♪依存性は弱いよ?」 ガシッ 京太郎「ひっ……」 京太郎「やめろ……やめてくれぇ……!」 プスッ チュー 京太郎「あ……あぁ……ぁぁーー」 淡「さっ……しよっか♡」 京太郎の何かが確実に音も立てずに堕ちた。 その場合、何かと言うのは心と言うのだろう。 844 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 16 16 44.31 ID M+62ZsC1O [1/4] 淡「良かったよ」ナデナデ 京太郎「うぅ……」グスグス 淡(ただの精力剤だけどね) 淡「ふふっ……」 --- 麻雀部 淡「はーい」ガララッ 京太郎「……」 照「京ちゃん?」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……」 照「京……ちゃん?」 淡「きょーたろー!打とう!」 京太郎「……」スッ 照の知っている京太郎はもう居なかった。 京太郎は心を何処かに置いて行ったのだ。 新たな心が目覚める時、その時にはきっと大星淡の手中に堕ちているだろうーー カンッ 846 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 16 20 41.89 ID M+62ZsC1O [2/4] ふぅ…… 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 京太郎が通う高校は?(まだキャラが固まっていない高校はナシだヨ!) 安価下8 863 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 21 59 26.46 ID 01JFbTFzO [1/2] プロローグ 須賀京太郎、高校三年生の夏。 ミーンミーンミーン 京太郎「ここが新しい住処か……」 質素なマンション、最低限の生活は送れそうではある。 とある人物の手引きによって当分の生活は保証されている。 京太郎「……」 京太郎「力だ、力……」 京太郎「まずは力を手に入れなければ……」 京太郎「さて……偽名は何にするか……」 安価下2 自由安価(酷かったら安価下) 867 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 22 08 37.88 ID 01JFbTFzO [2/2] (三浦京平になりました) 京太郎「三浦京平にするか……」 京太郎「さて、俺が通う高校は……」 安価下8 自由安価(キャラが固まっていない高校はダメダヨ!) 876 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 22 38 39.11 ID Rg5WrFgOO [1/6] ゾロ目ボーナス(震え声) 翌日 千里山高校 京太郎「転校生の三浦京平です」ペコッ パチパチパチ 泉「……」 京太郎「短い間ではありますがよろしくお願いします」 泉「三浦京平……か」 泉 好感度判定安価下 +50 879 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 22 46 23.26 ID Rg5WrFgOO [2/6] 泉 88 放課後 京太郎「さて、帰るか」テクテク ふと、足が止まる。 そこには…… 麻雀部の文字があった。 京太郎「……」 京太郎「俺には関係の無い事だ」スッ ガラッ 泉「なぁ……君」 部室から同じクラスの女の子が姿を現す。 京太郎「……」 泉「麻雀部、入らへん?」 京太郎「ーー」 1.入る 2.入らない 安価下3 883 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 22 50 48.76 ID Rg5WrFgOO [3/6] 街 京太郎「買い出しから……か」 「なぁ……あんた」 京太郎「……?」 「千里山の生徒やろ?」 京太郎「……」 「ちょっと顔貸し」ガシッ 京太郎「ちょっと……」 浩子「うちも、千里山の生徒だったんやで?」ニッ 浩子 好感度判定安価下 +50 887 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 22 58 34.11 ID Rg5WrFgOO [4/6] 浩子 68 連れられた先はーー 雀荘。 京太郎「……」 セーラ「なんやこいつ?」 浩子「後輩やで?」 セーラ「それは知っとるわ」 浩子「まぁ、なんとなくですわ」 セーラ「怜は?」 浩子「清水谷先輩を連れてそろそろ来るらしいですよ」 セーラ「連れられるの間違いやろ」アハハ 浩子「間違いないですわ」 京太郎「……」 京太郎(この男勝りな女……役に立つかもな……眼鏡をかけた女は賢いように見える……利用はできない) セーラ 好感度判定安価下 +50 890 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 23 12 02.78 ID Rg5WrFgOO [5/6] セーラ 54 ガララッ チリンチリン 怜「お待たせー」 セーラ「遅いわ」 怜「すまんなー」 セーラ「竜華は?」 怜「そろそろ来るで」 セーラ「そか」 怜「そろそろ打とか?」 セーラ「揃うまで待っとこうや」 京太郎「……」 怜「うちは園城寺怜、よろしくな金髪君」 京太郎「はい」ペコッ 京太郎(園城寺……まさか?) 怜 好感度判定安価下 +50 906 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/23(水) 23 38 07.91 ID dcZZIXNuO [4/5] とりあえずキープ 怜 max 京太郎(園城寺怜の反応がおかしい……まさか) 竜華「すまんなー遅れたわー」 怜「遅いわーアホー」 竜華「あんたのせいやろ!」ビシッ 怜「痛いわーひどいわ~」 怜「京太郎、膝枕してぇな」 京太郎「……はい」 怜「……」チョコン 竜華「……金髪君やるな」 竜華「名前は?」 京太郎「三浦京平です」 竜華「うちは清水谷竜華、よろしゅう」 京太郎(清水谷……俺はついているな……) 竜華 好感度判定安価+50 918 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 00 30 02.83 ID 6IDPoC19O [1/12] 竜華 98 2ですね、了解しました 行動フェイズ夕方 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.情報収集をしよう 安価下2 921 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 00 40 44.25 ID 6IDPoC19O [2/12] 京太郎「……」 京太郎「なるほど……今現在はまだ動いていないのか」 『うん』 京太郎「助かる」 『大丈夫』 『でも姫様はかなり焦っている』 京太郎「そうか……悪い」 『動き始めたら連絡をする』 京太郎「悪いな」 922 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 00 41 10.95 ID 6IDPoC19O [3/12] 行動フェイズ夜 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.情報収集をしよう 安価下2 925 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 00 46 25.52 ID 6IDPoC19O [4/12] 京太郎「街をうろうろするか」 0~30 お好きな千里山(OB含む) 31~60 お好きな姫松(OB含む) 61~99 プロ 933 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 00 51 44.10 ID 6IDPoC19O [6/12] 雅枝「あんま夜に街をうろうろしたらあかんで?」 京太郎「あ、えっと……」 雅枝「麻雀部の顧問、愛宕雅枝や」 京太郎(愛宕……!?) 雅枝「なんや?私の顔になんか付いてるか?」 京太郎「いえ……大丈夫ですよ」 雅枝「……」 雅枝(訳ありの一人暮らし君やったな) 雅枝「私の家で飯ごちそうしたろか?」 1.はい、是非 2.気持ちはありがたいですが遠慮します 安価下3 937 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 00 59 33.29 ID 6IDPoC19O [7/12] 京太郎「はい、是非」 --- 洋榎「オカンーー!!!!」 雅枝「なんや!?」 洋榎「お化けーー!!!」 雅枝「んな訳あるか!!アホ!!!」 京太郎(お化けって俺か……?) 洋榎「よろしゅうな、金髪」 京太郎「あ、はい」 洋榎「私は愛宕洋榎、とある強豪大学麻雀部のエースや」 雅枝「洋榎も最近はメキメキ強くなったなぁ」 洋榎 好感度判定安価下 939 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 01 07 32.25 ID ojG/fVr1O 洋榎16 絹恵「ただいま」ガララッ 洋榎「おかえりー」 雅枝「ご飯そろそろできるでー」 絹恵「お客さん?」 雅枝「うちの生徒や」 雅枝「……スカウトがてらな」ボソッ 絹恵「へぇ……って事は」 京太郎「……」ゴゴゴゴゴ 絹恵「相当やな」 洋榎「うちほどではないな」キリッ 雅枝「当たり前やろアホ」 絹恵 好感度判定安価下 941 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 01 11 50.88 ID S4yLt/v1O ハッピーエンドスレの反動かな? 雅枝「さっ……打とか」 洋榎「上等やで」 絹恵「四人で打てるのはええなぁ」 京太郎「えっ?」 雅枝「な?ええやろ?」 京太郎「大丈夫ですけど……」 安価下 4位は? 0~40 絹恵 41~60 京太郎 61~80 洋榎 81~99 雅枝 945 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 01 16 44.26 ID bOHiD3H8O 1位 洋榎 2位 雅枝 3位 絹恵 4位 京太郎 雅枝「これが本気……か?」 京太郎「正確には本気を出せないと」 雅枝「怜の奴みたいやな」 京太郎「見抜ける辺りは流石です」 絹恵「んー上手やったなー」 洋榎「なかなかうまかったなー」 京太郎の麻雀におけるオカルトは? (意味あるかは分からない) 1.神降ろし 2.落とした女降ろし 3.自由安価 安価下1~8 多数決 954 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 02 15 21.19 ID IViReYoVO 2と3で決戦多数決 安価下1~5 2か3かの投票をお願いします 959 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 02 24 57.01 ID R+F6De0/O 2ですね、かしこまりました 朝 行動フェイズ 1.登校 2.サボる 安価下2 962 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 14 32 26.89 ID 6IDPoC19O [8/12] 京太郎「……登校するか」 0~20 怜 21~40 泉 41~60 セーラ 61~80 浩子 81~99 竜華 964 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 14 43 30.44 ID 6IDPoC19O [9/12] 竜華「ん……」ウトウト 京太郎「あ、清水谷さん」 竜華「ん、京太郎か……おはよう」ファァ 京太郎「寝不足ですか?」 竜華「朝まで麻雀やっとったからなぁ」 京太郎「お体には気を付けてください」 竜華「ん、おーきに」 竜華「頑張りや、高校生」 京太郎「清水谷さんこそ頑張ってください、大学生」 竜華「……竜華」 竜華「竜華って呼んでや」 京太郎「あーーはい。竜華さん」 ※竜華が落ちました 竜華 好感度上昇安価下 966 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 15 21 30.24 ID 6IDPoC19O [10/12] 竜華 108 放課後 京太郎「顧問の人にも麻雀部に誘われたけど……どうするか」 1.顔を出す 2.帰る 3.街をうろうろする 安価下3 970 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 16 10 02.89 ID 6IDPoC19O [11/12] 偽名の存在忘れてました 竜華の場合は京平に脳内変換お願いします 泉「ん……来たんか」 京太郎「少しだけだけど」 雅枝「来た以上は教えたるさかい、卓に座り」 京太郎「はい、分かりました」 泉「行くで……」 京太郎(清水谷竜華でいいか……) 泉 好感度上昇安価下 雅枝 好感度判定安価下2 973 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 16 18 57.21 ID 6IDPoC19O [12/12] 泉と雅枝が落ちました 泉108 雅枝 210 行動フェイズ夕方 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.情報収集をしよう 安価下2 983 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/24(木) 17 56 22.85 ID ri9mJlJbO [3/3] 京太郎「園城寺怜に電話をするか」 京太郎「丁度……聞きたいこともあった」ピッ pr 怜「もしもし」 京太郎「あ、園城寺さん……すこし聞きたい事が」 怜「……えーよ」クスッ 怜「ーーただし」 怜「今から会う事が条件やで?」 京太郎「どうして会う必要が?」 怜「会いたいからじゃ駄目なん?“京太郎”」 京太郎「……」 1.会って話をする(怜ルート) 2.会わない 安価下2
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3490.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1359629361/ 亦野、渋谷入学 菫「えー、みなさん入学おめでとうございます」 渋谷「あっ…、テレビで見た弘世先輩だ」ヒソヒソ 亦野「カッコいいよね。あの人、絶対モテるよね」ヒソヒソ 菫「えー。部長と監督が、強化合宿に行ってるため副部長の私から白糸台麻雀部の掟について説明させて頂きます」 亦野「お、掟!?」 渋谷「仕方ないよ。ここは日本で一番強い麻雀部だから…」 亦野「…確かにな。厳しい練習と厳しいルールがあるからこそ、名門の麻雀部だよな」 渋谷「うん、覚悟しとかないとね」 亦野「まぁ…でも、私は中学の時とか普通に顧問の先生に叩かれたりしてたよ。」 菫「えー、みなさんも知っての通り。去年の全国大会王者は白糸台麻雀部です」 菫「今年はもちろん二連覇を狙いますので、厳しい練習と去年より過酷なレギュラー争いになる事は間違いないです」 渋谷「…」ゴクリ 菫「みなさんは麻雀の腕に自信があると思います」 亦野(私は中学ではいい成績残せたし、レギュラーくらい…) 菫「だが…。甘い。白糸台の二軍は、他の有名麻雀校のレギュラークラス。つまり一軍になるには、かなりの実力が必要になります」 菫「一年生でレギュラーになれたのは宮永照ただ一人でした。私は今月から昇格しました」 渋谷「去年の試合で出てませんでしたか?」 菫「あの時は私が補欠でな。先輩が、たまたま病欠して代わりに出ただけだ」 菫「部活動は、基本的に月曜日から日曜日まで毎日あります。朝練もする事もあります」 亦野(中学の時も毎日部活してたし、これくらいはね) 菫「アルバイトも白糸台高校は禁止です。部活に打ち込むように」 一年生「はい!」 菫「そして、もっとも大事なルールが…」 菫「白糸台麻雀部は恋愛禁止です!異性はもちろん同性との恋愛も全て禁止してます」 亦野「えぇ~~~!?」 わざわざ同性も禁止と取り付けるのか・・・ ・・・何もおかしくないな! 渋谷「…恋愛禁止。噂には聞いてたけど」ゴクリ 亦野「せっかく今日から華の女子高生になったのにな…」 菫「恋愛したいなら、麻雀部を辞めればいい。もしどうしても好きな人が出来たら、麻雀辞める覚悟で恋愛するんだな」 渋谷「どうして恋愛禁止なんですか?」 菫「簡単だ。麻雀に専念して欲しいからだ。あと、卒業生で恋愛事で揉めて不祥事が起きた事もある」 菫「なお、データによると恋愛する前と彼氏または彼女が発覚後で、異能が消えてた現象も存在する」 亦野「異能が…消えた!?」 渋谷「私の収穫の時-ハーベストタイムが消えちゃうんですか?」 菫「かもしれんな。えーと君達は」パラパラ 菫「亦野誠子に渋谷尭深か…。資料によると異能持ちの期待のルーキーだとか」 亦野「いやー、それほどでも///」 菫「まぁ、高校三年間は恋愛を我慢するんだな。なにも一生と言ってるわけではない」 渋谷「三年間ですか…」ガクッ 菫「恋愛と麻雀力の関係は小鍛治プロが証明している」 亦野「世界ランク二位の小鍛治プロですか?」 菫「そうだ。我々の調査では、麻雀のプロで唯一の年齢=恋人居ない歴の人らしい」 渋谷「そうなんですか…、だから世界でも通用したんですね…」 菫「うむ、今年から婚活するのでプロ麻雀の最前線から引退するみたいだな」 亦野「へぇ…」 菫「しかし、これだけ言っても毎年必ず、彼氏か彼女を作る輩が出て来る」 渋谷「…気持ちはわかりますよ。私も恋に憧れますし」 亦野「女子高生だからね、私達」 菫「それで去年から、恋愛に対する罰則も加わった」 渋谷「罰ですか?」カタカタ 菫「あぁ…、女の大事な髪を…」 亦野「髪の毛ですか?」 菫「剃る!丸坊主にする!」 渋谷「えっ…、切るじゃなくてですか!?」 亦野「私はベリーショートですから、切る所ないですよ」 菫「あぁ、切るではなく剃るだ。亦野はバリカンで剃った事はあるのか?」 亦野「いや、流石に美容院で切って貰ってますよ」 菫「そうだな。しかし、この罰は私達レギュラーメンバーがバリカンで、恋愛した者を剃る」 渋谷「えっ…、怖いです…」 菫「すまないな…。これがここのルールだ。無論、私に恋人が発覚したら、剃るよ」 亦野「恋愛しなきゃ大丈夫なんですよね?」 菫「もちろん、365日麻雀の事だけ考えてればいい。去年はバリカンで剃ったのは一人だけだった」 渋谷「誰ですか?」 菫「ちょうどいい、紹介しよう。白糸台のエース、宮永照だ」 照「みなさん、入学おめでとうございます(営業スマイル)」 亦野「あっ、個人戦も優勝の宮永さんだ!」キラキラ 亦野「ずっと憧れてました!この髪型、宮永さんを見て真似したんですよ!」 渋谷「そうなんだ…、何か見た事ある髪型だと思ってたら…」 照「去年の夏くらいは、私もベリーショートだったね」 菫「照は、入学してすぐレギュラー取ったんだが恋愛が発覚したんだ」 亦野「えぇ~!?そうなんですか!」 照「うん、ケジメつけなきゃと思って自分から志願したの。もう、相手の子には会わないし…」 渋谷「別れたんですか?」 照「そうだよ。この前、東京に来たけど追い返した。話もしてない」 菫「それでいい」ウンウン 照「おかげで、私は麻雀が強くなった。恋愛は駄目だな。私を弱くする」 照「私は白糸台のエースとか、最強の高校生とか言われてるけどさ」 亦野「はい、一年生ながらすごい大活躍でしたね」 照「恋愛してた頃の私は…、麻雀弱かったんだよ…。いつも負けっぱなし」 菫「私にも信じられないがな…。どうも本人の話では、恋人より麻雀弱いらしい」 渋谷「宮永先輩より強い雀士」ゴクリ 亦野「お相手は…、麻雀のプロの方ですか?瑞原はやりプロとか?」 照「違うよ。一般の人。しかも年下」 亦野「ひえぇぇぇぇぇぇ~、もしその人、女に生まれてたら白糸台の三連覇待った無しですね」 菫「私も思ったよ。男の子じゃなきゃ私が直接スカウトしに行くのになって」 照(男の子なんて一言も言ってないけどね) 照「そんなわけで、私も後輩をバリカンで剃りたくない」 菫「うむ、だから私達に剃らせないでくれ。もし、今、好きな人が居たり、お付き合いしてる人が居るヤツは、退部してくれて構わない」 渋谷「ど、どうする?」ヒソヒソ 亦野「私は残るよ。正直、中学の時も女子にしか告白された事無いし…、ここ、女子校だし」ヒソヒソ 渋谷「私も恋人出来た事ないよ」ヒソヒソ 亦野「三年くらい大丈夫だろ?白糸台でレギュラー取ったらプロの道も見えて来るしさ…」ヒソヒソ 渋谷「そうだよね。三年くらい…、大丈夫だよね…」ヒソヒソ そして、何事もなく一年が過ぎる 菫「で、あるからして…。史上初の三連覇を達成するために…」 淡(恋愛禁止ねー。まぁ、バレなきゃ別にいいっしょ) 部室 照「みんな、おはよう」 亦野「あっ、宮永先輩。これ、友達から預かって来たんですけど…」スッ 照「手紙?またラブレター?」 渋谷「相変わらずモテますね」ズズズ 照「ふぅ~む」パラパラ 亦野「ど、どうですか?」 照「うん、一生懸命、私の事を考えて書いたのは伝わった。けど、断っといて。あっ、直接断った方がいい?」 亦野「いや、いいです。私達が恋愛禁止なのは、全生徒知ってますからね。友達もわかってますし」 照「頼める?」 亦野「はい、やんわり断っておきますね」 バタン 菫「みんな居るか?」 渋谷「はい」 菫「今年は照、私、渋谷、亦野、大星の順番で三連覇を狙う」 淡「やったー!大将だ!」 菫「よし、新聞部入れ」 新聞部「はーい。失礼します」 淡「この人達、なーに?」 菫「新聞部だ。調査能力は、そこら辺の週刊誌の新聞記者すら凌ぐ」 照「調査結果でた?」 新聞部「はい、勝手に尾行させて貰いましたけど、今の所、誰も恋人らしい人は居ないですね」 菫「そうか、ならこのメンバーで大丈夫だな」 亦野「新聞部がこんな活動してたなんて…」 新聞部「全国大会まで、まだ少し日にちがありますけどね。まぁ、みなさん大丈夫でしょう」 淡「私が居る以上、白糸台三連覇に待った無しだよ!」 一方、清澄 咲「ネット麻雀か…。う~ん、やり方がよくわからない」 京太郎「おっ、ネット麻雀すんのか?」 咲「うん、部長に言われてね。まずは、基本登録してアバター作ってプロフィール書いて…、あー!もう!めんどくさいよ~」 京太郎「あっ、この会社のID、俺が持ってるわ。俺の使うか?」 咲「え?私が登録しなくても、ネット麻雀出来るの?」 京太郎「あぁ、ネット麻雀するくらいならな。男になるけど」 咲「男の人?」 京太郎「俺、ルルーシュって名前で登録してるから、これでネット麻雀にログイン出来る」 京太郎「はいはいっと」ポチポチ 京太郎「ほれ、どうぞ」 咲「わーい、ありがとう。これでネット麻雀していいの?」 京太郎「いいぞ。捨てIDだしな。やるよ」 咲「ありがとう、これでネット麻雀させて貰うね」 京太郎「あぁ、いいぜ。俺もたまにするから、メンバー紹介しとくよ」 京太郎「ここの友達一覧って所で…」 咲「ふむふむ」 京太郎「虎姫娘さんって人とよく麻雀してる。もし話しかけたい場合は…」 一週間後 咲「京ちゃん、IDありがとう」 京太郎「ん?もういいのか?一週間しか経ってないけど」 咲「和ちゃんが、須賀君のID使うなんてオカルト許しませんだって」 京太郎「あぁ、そう」 咲「和ちゃんが隣で、丁寧にIDの作り方説明してくれたから、新しいの作った」 咲「これ、私のIDのアネモネちゃん。登録しといたよ」 京太郎「わかった。また、ネットでログインしてたら話しかけるよ」 咲「あぁ、虎姫娘さんに色々と教えて貰ってたんだ」 京太郎「へぇー、そうなのか。あの人、いい人だろ?」 咲「うん!すごい親切に教えてくれたよ。ついつい毎日メールしちゃってさ」 京太郎「仲良くなったのか?」 咲「そうなんだけど、実は困った事があってね…」 京太郎「ん?言ってみろ」 咲「お礼しますって…、勝手に言っちゃった」 京太郎「お礼ねぇ…。まぁ、俺も世話になったし別に代わりにしてもいいけど」 咲「実はね…」 ・ ・ ・ 亦野『すまない。無理な事、頼んで』 京太郎「いえいえ、いいですよ。これくらいお安い御用です」 亦野『け、携帯ゲームに招待したいなんて…///』 京太郎「最近、スマホに代えたんでいいですよ」 亦野『釣りドルマスターって言って、可愛いアイドル達と釣りに出かけるんだ』 京太郎「そうなんですか、アイドルねぇ」 亦野『うん、10人招待して、バス釣りの春閣下様が貰えるから…。どうしても10人目が見つからなくてね』 京太郎「登録するだけなら無料ですよね?」 亦野『そうだな。課金しなければ、無料で遊べるが、まぁ別にしなくてもいいよ』 京太郎「へぇー、今はこんなゲームが流行ってるんですね」 亦野『あっ、これ。お互いのメールアドレスと電話番号知らないと友達として、認識されないみたい』 京太郎「電話番号ですか?今、教えますよ」 亦野『すまない、私のも教えるから…。悪用しないよ!?絶対にだ!』 京太郎「わかってますよ」 ・ ・ ・ 京太郎「まさか白糸台のレギュラーの亦野誠子さんだったとは…」 亦野『私の事を知ってるのか?』 京太郎「はい、俺、麻雀部の雑用してまして。部長に言われて、白糸台の牌譜とか集めてたんですよ」 亦野『牌譜ねぇ…。公式戦のでよかったら、送るよ。流石に部活内のは無理だけど』 京太郎「いいんですか!?」 亦野『公式戦は調べれば出て来るからね。まぁ、敵に塩を送るみたいなもんだけど』 京太郎「助かります!」 亦野『まぁ、どれだけ対策されても今年は負ける気がしないな。宮永先輩に大星、そして私が居る』キリッ 京太郎「白糸台のフィッシャー!グーグルにも登録されてますよ!」 亦野『ははは、いやー照れるな///』 こうしてネットで仲良くなっていく二人 そして… 久「え?一日、早く東京に行きたい?」 京太郎「すいません、友達と釣りしに行く約束してまして…」 久「東京の?」 京太郎「はい、どうせ全国大会で東京行くなら、一日早く行ってもいいかなって…」 久「ふ~ん」ジーーーー 京太郎「あはは…」 久「まっ…いいか。普段、雑用任せてばっかりだし、優希と咲には私が適当に誤魔化しておくわ」 京太郎「た、助かります」 久「ちなみに部費は出ないけど、どこに泊まる気?」 京太郎「漫画喫茶とかですかね?」 久「えぇ…、無計画ねぇ…。はぁ~、まぁいいけど。清澄の仕事はちゃんとしてね」 京太郎「わかってますよ」 大星淡の家 亦野「なぁ…、大星よ…」 淡「はいはい」モグモグ 亦野「白糸台の恋愛禁止についてどう思う?」 淡「ん~と~、バレなきゃいいじゃんって。あと、麻雀と恋愛は関係ない気がするよ。私は、何人恋人居ても最強無敵だし」モグモグ 亦野「だよな!」ガタッ 淡「き、急に大声出すとか、びっくりするじゃないですか!?」ビクッ 亦野「じ、実はだな…」 淡「おおおおおお、男と釣りに行く約束うぅぅぅぅぅぅぅぅ!?!??!?!??」 亦野「シィーーーー、声がデカい!新聞部に聞かれたらどうする!?」 淡「ご、ごめんなさい。にしても驚きました。亦野先輩だけは、彼氏なんか出来るわけないって思ってました」 亦野「こら…、どう言う意味だよ…」ムニュウゥゥゥゥ 頬っぺたつねる 淡「すいましぇん」 亦野「でだな。お前に相談なんだよ」 淡「ほぅ、恋愛して100年の私にですか」 亦野「この前まで中学生だった癖に…」ボソッ 淡「あー、もう協力しな~い」プクー 亦野「すまんすまん。シュークリーム食べていいから」パカッ 淡「やっふー」パクパク 淡「って言うか、親友のたかみーに相談すればいいんじゃないですか?」 亦野「あぁ、アイツは駄目だ。隠し事とか出来ないタイプ。弘世先輩に勘付かれて、私の髪の毛が…、はぁ…」ゴシゴシ 淡「亦野先輩は、一番坊主でもダメージ少ないですよ」ファサ 亦野「何でお前は、一言多いわけ!?」グリグリ 淡「あいたたたたた」 淡「いい案があります」 亦野「言ってみろ」 淡「変装しましょう!変装して堂々と、釣りくらい行ってくればいいんですよ」 亦野「変装ねぇ。バレないもんかね」 淡「だって、普段、亦野先輩はスッピン、短髪、男っぽい服じゃないですか?」 亦野「恋愛なんて諦めたから、男っぽい服装のが楽なの」 淡「だから、逆手に取るんです。まさか、白糸台のフィッシャーマタンゴが、フリフリスカートなんか着ないだろって」 亦野「い、いや…、絶対似合わないから///」 淡「似合います!私が、コーディネートしますぜ!姉貴!」 亦野「う~ん、まぁ一度くらいはチャレンジしてみるか…」 鏡の前に立つ 亦野「こ、これが…、わたしか…」ゴクリ 淡「むふふ…、化粧してスカート履かせただけですよー。そして更に…」カポッ 亦野「なんだこれ?」 淡「ウィッグです。これでセミロングヘアーになりましたよ」 亦野「ふ~む」クルリン 淡「絶対に気付かれない!これで白糸台で五番目の美少女名乗れますよ!」 亦野「結局、変装しても五番目かよ!」ゴチン イメージは、最後の方のエウレカ 淡「試しに真・誠子ちゃんの写メをテルーに送ってみます」ポチッ 亦野「う、うむ」 数分後 淡「返事来たよ」 亦野「お、おぅ…」ドキドキ 照『誰?芸能人か?銀河の果てまで抱きしめてーってアイドルかな?』 淡「ねー!気付いてない」ニヤニヤ 亦野「い、イけるのか!?」 淡「絶対大丈夫!近くで見ても気が付かない!」 亦野「よし…、須賀君にはこの姿で会おう…。淡、わかってるな?」 淡「わかってますよ。秘密だね?二人だけの、ひ・み・つ」ウィンク 亦野「お前が恋した時に、私が協力する事を誓うよ」 淡「はいはーい」 淡(恋か…) 淡(阿知賀のビデオ見て…、運命的な何かを感じたのは気のせいだよね…) そして釣りデート 京太郎「おっ…、引いてる引いてる」 亦野「思いっきり引け!」 京太郎「おおぉぉぉぉぉぉぉ…、超・重・引!」 亦野「私が後ろから支えるぞ」 むにょん 京太郎(ぐっ…、いかんいかん。今は集中集中) 亦野「って須賀君、力入れてよ」 京太郎「す、すいません」 京太郎(あぁーーーーー、もーーーー、いい匂いするな、この人ーーーーー) 帰り道 京太郎「釣りって疲れますね」トボトボ 亦野「普段は、糸たらしてボケーとしてるだけだよ。まぁ、今日はなぜか大物が居た」 京太郎「そうなんですか…。今日は忙しい日だったのか…」 亦野「つ、釣りは…。つまんなかったか?」チラッ 京太郎「いえ、普段麻雀ばっかりやって運動して無いんで、いい運動になりました。長野の釣り場にも行ってみようと思います」 亦野「ホント!?私にも案内してくれよ!」キラキラ 京太郎「えぇ、ぜひ」 亦野「にしても釣った魚、どうするんだ?」 京太郎「これ食える魚ですよ。前に、調理した事があります」 亦野「本当に!?君、すごいんだな…。色んな才能持ってて…、正直羨ましい」 京太郎「俺が才能?よして下さい。何も出来ませんよ。麻雀部に居て、タコス作るのと雑用するだけが取り柄です」 亦野「うちは二軍の子がやってるからなぁ…。私も去年まで二軍で、色々やったんだけどな」 京太郎「雑用ですか?」 亦野「宮永先輩のプリン探しに、コンビニ回ってたりしたよ」ハハハ 京太郎「何だ白糸台の人達って、生まれ持ってのエリート…つか、住んでる世界が違うと言うか…」 京太郎「そんな風に考えてましたけど、違うんですね」 亦野「あぁ、私はそんな天才型じゃないよ。それは、大星だけ…はっ!?」 京太郎「大星さんですか?」 亦野「忘れてくれ。いや、いいか。アイツは、すぐ図に乗るから…。天才とか言うのはよくない」 京太郎「へぇー…、宮永照さんは?」 亦野「あの人は努力型だよ。もちろん才能もあるけど、麻雀打ってる時間が白糸台で一番長いよ」 亦野「チャンピオンになっても、部活の下校時間ギリギリまで打ってるし」 京太郎「みんな頑張ってるんですね…」 亦野「三連覇がかかってるからね。期待され方も半端無いよ。だから恋愛禁止なんて…」モゴモゴ 京太郎「恋愛禁止?」 亦野「あぁ、すまん。それは違う話だった。ほら、今流行りのアイドルユニット」 京太郎「そうですか。亦野さんは彼氏居ないんですか?めちゃくちゃ美人じゃないですか」 亦野「じ、女子校だからなぁ…」ポリポリ 亦野(言えない…。髪の毛は男みたいな短髪で、化粧なんか今日までした事無いし、胸なんか2カップも増量してるとか…) 京太郎「ところで、キッチン使える宿とか漫画喫茶ってありませんか?」 亦野「いや、流石にないだろうな…。あってもかなり高いよ」 京太郎「えぇ…、一万円で足りますかね?」 亦野「一万円しかないのか…。あぁ、いいよ。私の家で、晩御飯くらい食べて行ったらいいよ」 京太郎「本当ですか!?俺の魚料理をご馳走しますよ」 亦野「おおっ…、魚捌ける男子高校生って、SR+くらい貴重だな!」 京太郎「SR+?」 亦野「えーあー…、その…、麻雀で言うと倍満くらいの価値って事かな」 亦野「ふぅー、食った食った」 京太郎(おもっきり胡坐かいてらっしゃる) バババッッ 亦野「し、しまった。つい癖で」 京太郎「いいですよ。ここは、亦野さんの家じゃないですか」 亦野「うぅ~、すまん。私は割とガサツな女なんだ///」 亦野(しかし部屋の中だと、頭が蒸すなぁ…) 亦野「…」ソワソワ 京太郎「そう言えば、髪型変えたんですね?」 亦野「えっ!?なんでわかるの!」ガタッ 京太郎「だって、グーグルで亦野誠子って入れたら、画像いっぱい出て来るし」 亦野(しまった~~~~!?私、一応有名人なのか) 京太郎「県大会ではショートだったから、それって…、ウィッグってヤツですか?」 亦野「…そうだ。へ、変かな?」 京太郎「そんな事無いですよ。いつもは活発そうなイメージだけど、今日はお嬢様風で…。どっちもいいと思います」 亦野「うーん、髪の毛伸ばしてみようかな。大星みたいに、ふわゆるパーマ当てるとか…」 亦野「ってか…。もう白状した方がいいな」ガバッ 亦野「す、すまん!いつもはこんなフリフリの服着てないんだ!あと、化粧とかも適当で…、いや、全てが適当で」 亦野「女として終わってる女子高生なんだ…」プルプル 京太郎「辞めて下さいよ。俺なんかに頭下げるとか」 亦野「しかし、私は君を騙そうとして…」 京太郎「いやいや、騙すなんてとんでもない。初めて会った時、すげー美人って思いましたよ!」 亦野「び、美人?今までカッコいいとか言われた事はあるけど…」 京太郎「麻雀してる時はカッコいいっす。だから、カッコよくもなれるし、美人にもなれるし、ずこい人なんです」 亦野「なんか照れるな///」 京太郎「長野にも居ましたよ。カッコいい美人、加治木さんとか井上さんとか」 亦野「井上純は、去年見たから知ってる…」 京太郎「だから、亦野さんの恋人になるヤツがすげー羨ましくて…」 京太郎「あっ、恋愛禁止でしたね」 亦野「知ってたのか!?」 京太郎「部長が教えてくれました。恋愛禁止だから、迷惑かけるんじゃないわよって」 亦野「なるほどなるほど…。全ては私の一人相撲だったか…」 ・ ・ ・ 京太郎「じゃあ、俺はどこか宿を探します」 亦野「ネットで調べておいたから、ここに行くといいよ」 京太郎「助かります。清澄と当たった時は手加減するように伝えておいて下さいね」 亦野「宮永先輩に、先鋒で終わらせるように伝えとくよ」 京太郎「優希のヤツ、トラウマにならなきゃいいけど…」 亦野「副将は、あの原村和か。叩き潰してしまって構わないんだろ?」 京太郎「和が泣いてる顔が想像できません」 亦野家のすぐ近く 新聞部「はい、亦野誠子アウトー」 パシャパシャ 準決勝先鋒戦 照(咲ちゃんが東京に居るとか…。こ、こ、この試合も見てるのかな!?) 照「…」ドキドキ 照(咲ちゃんが半径10Km圏内に居るかと思うと、緊張する。いつの間にか聴牌だ。もうリーチでいいや) 照「リーチ」 怜(ここで来るんか阿知賀) 玄「リーチ」 照(咲ちゃん、咲ちゃん、咲ちゃん…) 和「須賀君が、白糸台の試合見たいなんてどうしたんですか?」 京太郎「いや、俺も麻雀部の部員だしな。勉強になるだろ」 優希「明日は雪かじぇ?」 憧「仮病じゃ無かったんだ」 穏乃「あっ、和だ」 玄「和ちゃん?」キュピーン 京太郎「むっ…」キュピーン 玄(この人、和ちゃんの視線が私達に移ったのを確認して、おもちチェックしやがりました) 京太郎(ほぅ…、この美人おもちお姉さん、和の顔を見る前に、和のおもちに視線を…) 京太郎・玄(なかなかやりおる) 次鋒戦 菫(偶然か…。私の矢が外れるなんて) 宥「ふぅ…」 菫(松実宥か…。こんな事は初めてだ。私の矢を躱した上に、私より先に上がるとはな) 宥「…(み、見られてる)」 菫「…」ジーーーー 菫「…」ジーーーー 菫(いかん、集中集中) 菫「…」チラッチラッ 控室 淡「そーいえば、アレ使わなかったんだね」 照「決勝戦では使ってみせる」 照(なぜ私のアレが発動しなかったんだ?決勝戦は、アレ発動出来るんだろうか…。一年生の淡の前では、言えない…) 渋谷「弘世先輩もイマイチ波に乗れませんね」 中堅戦 渋谷「収穫の時-ハーベストタイム」 憧「穏乃の微乳揉みたい」 副将戦 マタンゴ携帯「夢心地の朝一番に差し込んだ光と終わってしまう恋♪明日からは別々の道♪」 亦野「メールだ」パカッ 京太郎『準決勝見に来ましたよー』 亦野「…」ビビクン 亦野「よし!頑張るぞー!カッコいい所見せてやる」 淡「頑張れー」 哩「すもももももも!」 哩「最強○×計画」 哩「切情!佰火繚乱!」 亦野「ぎょえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」ビクンビクン 菫「おいおい…、亦野のヤツどうしたんだ!?」 照「やりたい放題だね」 淡「ばばばばばばば、倍満のワゴンセールくらいくれてやる」アワアワ 亦野「私、本気出したよな?」トボトボ 亦野「やはり恋愛して弱くなる麻雀の話は本当だったのか!?」バン 淡「…」ブツブツ 亦野「淡、お前だけが頼りだ!な!頼むよ!」ドゲザ 淡「…何とかやってみるよ。獣を越え、人を超え、神の雀士になるから」ブツブツ 亦野「頼む、頼むぞ…。ここで白糸台が敗退になれば、恋愛禁止なんて騒ぎじゃない」 亦野「孤島に白糸台専用の麻雀島を立てて、そこに三年間出られなくなるとかもありえる」 淡「そんなの、やだよー」 淡(とはいったものの…) 穏乃「ティヒヒ、役満聴牌してるのはクラスのみんなには、内緒だよ」 竜華「怜や…、もっと怜を感じるんや。私自身が怜になる事で、アルター怜ちゃんは完成する!」 竜華「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」ゴゴゴ ドローン 怜「そろそろ混ぜろや」 姫子「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ…、爆ぜろ大星淡!弾けろリザベーション! バニッシュメント・ディス・ワールド」ゴゴゴ 淡「ひえぇぇぇぇぇぇ…、ダブルリーチ」バン 穏乃「…」ギロッ 怜「…」ギロッ 姫子「…」ギロッ 淡「早く来て!私の当たり牌!お願い、早く終わらせて!」 穏乃「ロン」 淡「えっ…」 穏乃「6400。一位取ったどーーーーーーー!!!!!!」 淡「ま、捲られた…」 淡「そんな…、この私が…」カタカタ 穏乃「いえーーーーい!魔法も奇跡も大逆転もあるんだよ!」 竜華「ちぇ、もう少しやったのに」 姫子「あぁ…、僅差で負けるなんて悔しかーーーー!」 淡「あわあわわあわあわわあわわわ…」 穏乃「二位でも通過出来るから、良かったじゃん」ポン 淡「ぐっ…、絶対にあんたに勝ってみせる。何度繰り返すことになっても、必ずあんたに勝ってやる!」 穏乃「繰り返す?全国大会は一回しかないよ」 淡「ただいま…」トボトボ 亦野「に、二位通過でもよくやった方じゃないかな」 渋谷「宮永先輩以外、唯一の+収支だし」 淡「一位じゃなきゃ、負けは負けだーーーーーー!」ジタバタ 菫「…」ゴゴゴ 照「…」ゴゴゴ 菫「…緊急ミーティングを行う。照、バリカンは?」 照「用意してる」ギュルルルルル 菫「亦野オォォォォ!」 亦野「はい!」 菫「お前は確定だ!この写真、今日の活躍次第では、全国大会終了後に言及しようと思ってた!」バン 亦野「か、か、返す言葉もありません」ウルウル 照「この男、どっかで見た事あるような…」 淡「なになに、亦野先輩、サキーとの三角関係!?」 亦野「まだ何もしてねーよ!咲って誰だよ!」 照「…私の大事な人」ボソッ 菫「妹じゃないのか!?」 照「血がたまたま繋がってただけ!お姉ちゃんだけど、愛さえあれば関係ないよね!?」 渋谷「うわっ…」タジタジ 淡「菫も随分、調子悪かったみたいだけど?」 菫「うっ…、今日は力を抑えて、よ、様子見て阿知賀対策をだな…」 亦野「なんで阿知賀限定なんですか?」 淡「それに次鋒戦終わってから、戻って来るのが随分遅かったし」 渋谷「連絡先、交換してたよ。阿知賀のマフラーの人と」 照「菫えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」ギュルルルルルル 菫「まぁまぁ…、待て!落ち着け!女同士で連絡先を交換するのは、普通だろ!?」 亦野「確かに」 照「騙されないで。この女、一年生の時から自分から連絡先を聞いた事ない」 菫「うっ…、だって無理に知る必要ないし…。今までは大体、向こうから聞いて来るし…」モジモジ 亦野「もう、辞めましょう。ハッキリさせましょう」 照「…何が?」 菫「…えっ」 淡「…そうだね」 亦野「私はもう恋心を隠しません。元々、坊主に近いベリーショートです」 照「いやぁ…、ハリウッド女優とかよくそんな髪型してるし」 菫「そうだな。そこまで珍しい髪型ではない」 淡「坊主って…。今時、男の子でもしないし」 亦野「宣言して下さい。今、ここで」 照「…」 菫「…」 亦野「私は宮永咲を愛して無い。ただの妹だから、それ以上それ以下でもない」 亦野「私は松実宥さんに、阿知賀女子の研究のために近づいたと」 亦野「そんな感じで宣言して下さいね。ここには私達、レギュラー五人しか居ませんから」 亦野「己の心に、嘘偽りがないと言うなら坊主になるのは私だけで構いません!」 亦野「私は須賀京太郎君にとても興味があります!彼ともっと仲良くなりたい、出来れば友達以上、もし出来る事なら恋人に…」 亦野「だから、ケジメをつけます!須賀君とは、高校卒業まで何もしません、させません」 亦野「はぁはぁ…」 渋谷「卒業後は応援するね」ウィーーーン 亦野「渋谷、バリカン頼むな」 照「…」チラッ 菫「…」チラッ 淡「はいはーい。私、さっき一目惚れしちゃいましたー」 照「!?」 菫「!?」 淡「なんかねー。もうアイツの事で頭がいっぱいなんだ。すっごい悔しいんだけど、あのバカ猿ともっと麻雀が打ちたいなって」 渋谷「麻雀打ちたいだけ?」 淡「いやいや、シズパンを頭に被ったりね」 亦野「パン?食べ物か?」 淡「いや、違うよ。まぁ、どうにも性的欲求が抑えられないみたいじゃん、私」 渋谷「性的欲求なんて難しい単語知ってたんだね」 淡「ってわけで、大星淡、恋する一年生です」イヤ~ン 照「…」 菫「…」 渋谷「私は誠子ちゃんを剃りますから、お二人のどちらか淡ちゃんを剃って下さい」 照「咲ちゃんを忘れられるわけがない」 菫「松実宥、私はどんな手を使っても、あの女を口説き落とす」 渋谷「はぁ…、四人分剃るのは大変だなぁ…」ジョリジョリー 恒子「さて、泣いても笑っても最後の決勝戦、今始まります」 健夜「今年の白糸台は、正直強さを感じません。優勝は臨海、清澄、阿知賀かもしれませんね」 恒子「最強無敵強靭、高校生麻雀界のブルーアイズホワイトドラゴン伝説、今日で終わってしまうのかあぁぁぁぁぁ!」 優希「タコスタコスっと…」モグモグ 智葉「宮永さえ凌げば、後ろが何とかしてくれるか…」 玄「お、お、お姉ちゃん…、ドラが復活してないんだけど…」カタカタ 照「みなさん、お待たせしました」ツルリーン 優希「じょ…」ポロッ 智葉「な、なんだと…、新手の心理作戦か!?そんなん考慮してないぞ!」 玄「おもちがないストレスで、ハゲてしまったのですか!?」 照「おもちが何だって!」ギロッ 玄「ひょえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」 こうして、松実玄のヤキトリ+10万点失点で、白糸台の優勝で全国大会は幕を閉じた 個人戦も、一位照、二位淡、三位菫だったらしい。 終わり
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6176.html
6月▲日 週末泊まりの練習試合、今回は鹿児島県 鹿児島と言えば親戚の春もいるのでちょっと行きたかったが、また留守番 やっぱ厳しいか 春に連絡したらすごく残念そうにしていた。インハイで会えたら黒糖でも奢ってやろう 仕方ないので今週もネト麻 最近はネト麻で調子が良く、結構上級卓に行ったりもする そこで仲良くなった人、ハンドルネーム、でーちゃんさん かなりフランクな感じな人ですぐに仲良くなれた 正座が辛いとか相談されたが、何か正座するような習い事でもやっているのか? やってる内に慣れるとだけアドバイスしておいた 穏乃「鹿児島の滝見さんだっけ?京太郎の親戚の」 灼「しれっと京太郎の隣をキープしてた人」 宥「そ、その言い方はちょっと……」 憧「でもあってるじゃない。京太郎も京太郎でそれが当然みたいな感じだし」 玄「ですね。何よりあのおもちがまたすばらしいのです!」 晴絵「玄はブレないなー」 友香「もーちゃん先輩!ちょっと聞きたいんで~」 美幸「もー、どうしたの?」 友香「こっちで好きな人を落とすって、どういう風にするんです~?」 美幸「え?……よ、よく分からないよ~」 友香「ふむ……やっぱりストレートがいいんで~……脱ぐ?」 美幸「もー!そういうのは駄目!!」 春「……今年のお正月も京太郎来てくれない」 良子「彼も彼で忙しいんでしょう。わがままはバッドですよ」 春「……ところで良子さん、その荷物とバイクは?」 良子「……なんのことですかー?決して年末特番の出演蹴って京太郎のところへトラベルしようとか考えてませんよー?」 春「……抜け駆けは許さない!!」 7月×日 今日、憧に相談された 内容は穏乃のジャージについてだった 思えば、穏乃は昔会った時と変わらないジャージだ さすがに女子高生にもなってそれはどうかと思うし、どうにかするために協力してくれないか、ということだった 確かに今のままほっといたらインハイで東京言ってもジャージで東京うろつきそうだしな 穏乃自身のためにも協力することにした といっても普通に言ってどうにかなるなら既に憧がなんとかしているはず なので、ここは男目線で色々と言ってみることにした 俺1人ではアレなので、憧にもフォローしてもらいながらやってみた その日の部室、俺と穏乃、憧の3人だけの時に、とりあえず穏乃も女子だという自覚を持たせるため、女の子らしい部分を褒め倒した まずは髪、元々ポニテにしている髪は綺麗だと思うので、そこから褒めた。というか、元は良いんだし難しくはない 次によく見せている足、山を登ったりしている割に綺麗で、正直触ってみたい 最後に顔、顔立ちは悪くない、というか結構可愛い部類に入ると思う どれもだからもっと女の子らしい恰好を、という方向で持っていったはずだが……なんか穏乃はそのまま部室を出てどこかへ走り去ってしまった 後憧から思いっきり頭を叩かれた 変なことは言ってないはずなんだがなぁ 穏乃「うぅ……いきなり『髪、綺麗だな』とか『足もしゅっとしてていい』とか『結構可愛い顔してる』とか言い出すから!!」カオマッカ 憧「褒めるから完全に口説くになってたのよねー……最終的にちゃんとジャージ以外の服買うようになったからいいけどさ」 晴絵「無自覚に口説くか。京太郎、いつか刺されないよな?」 灼「……無自覚で他でもやってそ」 宥「京太郎くんだしね~」 玄「私も言われてみたい……」 7月○日 放課後、部室に向かっているとソフトボール部の友人に話しかけられた なんでも、ボールが2つほどこっちに転がっていったが見つからないらしい 見てないと言うと、もし見つけたら教えてくれるよう頼まれた 大方どこかの茂みの中とかだろう、そう思いながら部室に着き、ドアを開けた 部室には穏乃しかおらず、その穏乃もこっちに背を向けて気づいていない様子だった とりあえず声を掛けると、穏乃は慌てた様子でこっちを向いた その時、違和感があった 穏乃の胸にはほぼ無いはず、しかしそこに確かに存在する、2つのソフトボール大のそれ それは、一目で見て分かった、偽乳だった 不自然すぎる、しかしそっとしておきたい 一瞬でそんな葛藤が俺の頭をよぎったが、それはすぐに消えた 無慈悲にも、重力に逆らえず落ちるソレ。穏乃のジャージの裾から落ち、床を転がった、2つのソフトボールだった その時、俺はどんな顔でなんて言えば良かったのか、今も分からない ただ無言で転がるソフトボールを目で追い、そして穏乃を見た 穏乃は呆気にとられたような顔をしていたが、すぐに声を上げて泣き出した 俺は転がるソフトボールを拾い、ただただ穏乃の頭を撫でてやった その後、本人の名誉のためにも、後から来て泣いている穏乃に驚いたみんなには何も言わなかった ソフトボールは帰りに友人に渡した 俺は、今日何も見なかった。それが正しいのかは分からないが、穏乃のためにもそう振る舞おうと決めた 晴絵「…………」 憧「…………」 玄「…………」 宥「…………」 憧「……次、いこっか?」 穏乃「せめてなんか言ってよっ!!」 灼「……ドンマイ」ポン 7月△日 今週の泊まりの練習試合、岡山県で俺はまた留守番 今回以外、後3回やる予定らしいが、俺、長野以外全部留守番とか無いよな? ……無いよな? とりあえず今日もネト麻 この前知り合った打倒はやりんさんやでーちゃんさんともまた打ったりした そして、新しい人と仲良くなれた ハンドルネーム、リザベーションさん チャットでやけに丁寧な言葉だっと思ったらよく分からない方言?のような言葉を使ったりする人だった でもすごく上手くて一度も勝てなかった 色々話している内に、大会で負けたことを話すと、リザベーションさんも大会で惨敗した経験を話してくれた リザベーションさんは、諦めず必ず今度の大会でリベンジする、と言っていた 俺も頑張ろう、という気になれた 晴絵「着々とネト麻でコミュニティを広げていってるわねー」 宥「お、女の子と?」 憧「まっさかー。ネト麻よ?誰が打ってるか分からないんだから」 灼「実はプロとかインハイに出場する選手とか?」 穏乃「で、こっそりインハイでその人と会ってたり?」 玄「あははー。それは無いって私でも分かるよー」 哩「うーん……なー花田ー。ちょっとよかかー?」 煌「どうしたんですか?」 哩「んー、標準語っちどがんすりゃ覚えらるっと?」 煌「あー、それは慣れとかしかないんじゃないですか?」 哩「慣れかー……でも会う時困るっちゃけどなー」 姫子「ぶちょー、誰と……まさか東京で男が!?」 哩「そ、そがんじゃなか!大体東京じゃなくて……確か本州の……」 煌「それ肯定してますよ!?」 7月□日 今日の昼、男友達ととあることが話題になった 男友達曰く、元女子校なんだから色々な部分でガードが緩いはず なのに夏服に衣替えしたのに何も良いものが見えない! 元女子校だからこそ起こりうる良いイベントも起きない! これはおかしい!!そう力強く言う男友達、もとい馬鹿野郎 女子も馬鹿じゃないし、一応元はお嬢様高校なんだから、そう上手いこといかないだろうに 冷たい目で見ていると、お前は良い思いしてるだろう!と胸倉を掴まれ。ガクガク揺らされる俺 冗談だろうけど、恨みや妬みからかやけに力が入っていた 周りも半分笑っているし、俺も笑いながらされるがままになっていた そのまま馬鹿野郎は手を離した そして体制を戻し、軽くやり返す……はずだった 何か踏んだのか、足元が滑って俺は軽くバランスを崩し、そのまま周りを巻き込んで後ろに倒れた 運が良かったのか、頭の後ろには鞄があり、それがクッションで後頭部を打つようなことは無かった しかし、仰向けに倒れた俺の視界には、何故かピンク色が広がっていた おまけに何か顔の上に乗っているのか息もしにくい そのまま顔の上に乗っているものをどかそうとするも、やけにそれは動いて、周りもうるさい やっと顔の上のがどいたと思うと、顔を真っ赤にして涙目の憧が覗き込んでいた 俺はやっとまともに息ができる、と思って立ち上がった そのまま憧にどうしたのか聞くと、 「っの、変態っ!!」と言われながら腰の入った捻りの効いたビンタをされた 午後の授業、俺は頬に手形を作ったまま受けた 後で聞いたら、ちょうど憧のスカートの中に顔を突っ込むような形で転んだらしい 羨ましいとか男友達の何人かには言われたが、そのせいか憧が今日は目すら合わせてくれなかった 明日、馬鹿野郎を〆てやる 晴絵「アレ憧だったのか。見事な手形だって職員室でも話題になってたわ」 穏乃「いやー、あの時のビンタは見事でしたよ?タイミング、威力、どっちもすごかった」 憧「うっさい!アレは京太郎も悪いんでしょ!!」 玄「でも結局3日は京太郎くんと話さなかったよねー」 灼「確か京太郎が話そうとするたびに逃げて」 宥「顔、真っ赤にしてたよね?」 憧「……あんなとこ見られちゃ、顔見れないわよ」 7月●日 今週の泊まりの練習試合、北海道 北海道かー……イクラとか、喰いたかったな…… これ見よがしに海鮮丼の写メを送ってきた穏乃は許さん 後でそのまま愛宕(貧)に転送してやる で、ネト麻で発散……できなかった 今日は調子が悪く、負けが多かった こういう日もあるか、と思いながらチャットをよくやった 何故か桃の話題で盛り上がり、ハンドルネーム二刀流さんと仲良くなった 岡山のことにやけに詳しかったけど……地元民? 岡山って桃太郎くらいしか知らなかったし、今後も色々教えてくれると言ってくれた 地元への愛にあふれた雀士か……きっと実力もあるんだろうな 灼「写メってたと思ったら……」 穏乃「こーいうのあったよー、って思って送っただけなんですよ?」 晴絵「無自覚の飯テロか……」 玄「愛宕(貧)さんが可哀想ですのだ……」 憧「オイなんて言った?……にしても岡山ねぇ……確かインハイで対戦しなかったっけ?」 宥「うーん……あ、1回戦の相手だったよ~」 那岐「見てろよ松実玄……インハイでは不覚をとったけど!」 那岐「次は三刀流よ!」 ※いつ対戦するのか、突っ込んではいけない 7月◇日 学校帰りに穏乃の家に呼ばれた 和菓子屋だと聞いて、憧や玄さんも一緒に行った いくつか食べて、素直に美味しいと言うと穏乃の母親がサービスしてくれた 少しした後、新作のお菓子作りの手伝いを頼まれた なんか穏乃に色々聞いて俺を呼んだとか、俺素人だぞ? しかし和菓子が美味しかったので手伝うことに どんなお菓子を作るか考えていると、ふと春の顔が浮かんだ 春といえば黒糖。という訳で黒糖を使った饅頭を作った 奈良で黒糖、特に産地だとか言うわけでもないのでちょっとしたもののつもりだった が、穏乃や憧に玄さんさらに穏乃の母親にも好評だった 穏乃の母親は「……ウチの婿にならない?ほら、こんなんだけど悪くないと思うわよ?」と冗談まで言ってくれた そのまま売るとか言ってたけど……売れるのか? とりあえずアイディアの元になった春に連絡し、多めに作って余った奴を冷凍して送ることにした 春の奴は久しぶりの電話だったのもあったが、黒糖の饅頭を送ると言った時めちゃくちゃテンション高くなったな そういえば春のとこもインハイに出場するらしい 東京で時間があったら会おうと約束した 穏乃「うちの人気商品をありがとうございます」 憧「翌日からバカ売れだったわよね」 晴絵「ひとつ食べてみたけど、京太郎はアレを作れるのか……女子力高いな」 玄「女子力とおもちへの愛なら負けないのです!」 灼「後ろのはいらない……でも、親戚の人といえば黒糖って……」 宥「確か、インハイで会ってた人だよね?どんな人かな~」 春「……黒糖の御饅頭が少ない。食べたの誰?」 初美「知らないですよー……ってなんで六女仙みんないるのに私だけ見るですかっ!?」 巴「もう、そんな疑っちゃダメだよ?」 霞「そうよ、決めつけはよくないわ」 初美「2人とも……」 巴「ちゃんと証拠見つけないとね」 霞「本人の証言もあるわよ?」 初美「だからこっち見ながら言うなですよー!!」 小蒔「明星ちゃんと湧ちゃんは知らないらしいですよー?」 春「なら他は……まさか」 良子「♪」 はやり「なにこの御饅頭。すっごく美味しいけどどこのお店?」 良子「そうですねー……私のダーリンと言っておきましょうか」 はやり「!?」 7月18日 今日の昼頃、愛宕(貧)から『誕生日やから豪華なの作ったでー!』というメールが届いた 鉄板の上にかなり大きなお好み焼きが乗った写メが送られてきた 明らかに学校っぽかったけど学校で鉄板持ち込んで作ったのか? しかしこのまま引き下がるわけにはいかない、という訳で昼休みと放課後を使って豪華なホールケーキを作った ちゃんとハッピーバースデーというコメント付きで写メを送った 『お祝いしてくれるんか!ありがとなー』という返事を確認した後、麻雀部のみんなでケーキは美味しくいただいた ちゃんと食べ終わった後も写メって『美味しかったです』と送っておいた 『なんか納得いかん!!』と返事がきたので、夜にお詫びも込めて、美味しそうなパーティー料理の写メを送っておいた 見てはいないが、何通かメールが来たようだ。きっと、喜んでくれただろう 晴絵「『急に部のみんなにケーキを作りたくなりました』とか言ってきたのはコレか」 玄「あのおっきいケーキにそんな意味が……」 憧「美味しかったから文句はないけど、確かにこれやられたら納得いかないわ」 灼「お祝いしてるようでしてない……」 穏乃「その後、夜にまたってのがな~……私ならまた食べたくなります。ていうか食べます」 宥「よ、夜は止めといた方がいいよ~」 洋榎「うがああああ!!なんでケーキ作りってこんな面倒なんや!!お好み焼きなんてほぼ混ぜて焼くだけやのに!!」 絹恵「お好み焼きはもっとやることあるし、ケーキと比べるもんやないで……ちゅーかお姉ちゃんが見てるケーキの作り方、難しいやつやん」 絹恵「ほら、こういう簡単なのもあるで?」 洋榎「そんなん誕生日に京太郎が写メで送ってきたやつに負けとるやん!絶対京太郎が作ったやつよりすごいの作るんやー!!」 絹恵「……なーんかお姉ちゃんが手のひらの上で遊ばれとる感じするなぁ」 7月▽日 今週の週末の練習試合、久しぶりに俺も行けたぜひゃっほーい! 場所は大阪、北大阪地区三箇牧高校が相手だった 男の俺もOKなんて……なんていい高校なんだ、と思っていた が、なんか無茶苦茶上手くて誰も勝てない選手がいた 「お、君が聞いとった男の子?よろしくお願いしますーぅ」とかのんびりした人なのか?と思ったらとんでもない 2年生の荒川憩さん、団体戦でこそ全国行きは逃したが、去年の個人戦全国2位という人だった そりゃ勝てねーわー。そりゃ俺も飛ばされるわー 練習試合の休憩中、男子1人じゃ流石に居ずらいと外に出たら、気を遣ってか興味本位か、荒川さんはわざわざ追って来て話しかけてくれた 話しやすい人で、色々と話が盛り上がった 俺のこと、荒川さんのこと、互いの学校のこと、麻雀のこと。そして、去年のインハイのこと 「去年のうちは2位っちゅう成績やけど、1位の宮永照は次元が違うんよーぉ……アレはヒトじゃない」そう荒川さんは呟いた 宮永照さん……ねぇ 色々アレなんで誰にも言わなかったが、咲の姉で俺は昔遊んだりしていた、昔の知り合いでもある人 その時のイメージから、雑誌などで見る照さんが同一人物だととても思えなかった ……咲の姉だしなぁ、あのお菓子好き そんなことを考えているのをどうとったのか、「そんな気にせんでええよーぉ。個人で強くても団体戦じゃどうなるか分からんしな?」 そう言ってくれた。多分勘違いしたんだと思うが、そんな風に言われては何も言えなかった。ここだから書けるが、自虐みたいなこと言ってたし お礼を言い、練習に戻ろうとした時、「な、連絡先交換せん?須賀くん一緒に話しとって楽しいし。な?」そう言われて断れる訳なかった 今回の練習試合はかなり充実したものになった 灼「部長の私より先に連絡先交換してる……」 晴絵「しかも荒川憩からとは……麻雀以外でも勝てない?」 穏乃「そ、そんなことないですよ!」 憧「そうよ!まだ決まった訳じゃないわよ!」 宥「ま、負けない!」 玄「おもちなら負けないですのだ!!」 憩「♪~」カチカチ 「憩ちゃん鼻歌歌いながら携帯弄ってるけど、もしかして彼氏?」 憩「いややなーぁ、そんなんやないでーぇ?」 憩「……でも、そうなったらええなっては思うけどな?」ニコッ 7月■日 今日は……なんか無駄に疲れた 朝から憧がなんかしんどそうにしてたと思ったら、休み時間いきなり人気のないところに引っ張られ 「今日だけでいいから、彼氏になって!」と頼まれた なんでも昨日他校の男子から告白されたらしい 断ってもしつこく、彼氏がいないなら、とか言ってきたからつい彼氏がいると言ったらしい どうしても断りたいからと言うので、仕方なく引き受けた そして放課後、指定された場所に憧と行き、そこで待っていたのは晩成の男子だった つーか確か個人戦で当たってね?ギリ勝てたと思うけど とりあえず見せつけるように憧の肩を抱き、「こういうことだから」とそれっぽく言った だが相手もしつこかった そんな奴のどこが、俺の方が幸せにできる、挙句君は騙されている、とまで言い出した 面倒な奴だなー、と思っていると、憧がキレた 「うるっさいのよ!!さっきから黙ってりゃ好き勝手言って!アンタが京太郎の何を知ってんの!?決めつけで言ってんじゃないわよ!!」そう怒鳴り、そこからも続いた 今まであえて黙っていたのもあるのか、かなりきついことを言い続け、それで俺のことを上げるように言った ……ちょっと褒めすぎじゃないか、ってくらい言われてたが、まぁ悪いことじゃないし、俺は止めずに黙ってた 最終的に相手が頭を下げて俺に謝罪してきた。憧やべぇ 帰りに、あれだけ言えるなら俺いらなかったんじゃね?と聞くと 「別に……アンタのこと貶すのが気に入らなかったからだし……」と返された ま、大事な仲間と思ってくれてるのかね。アレだけ言ってくれるのは嬉しいことだ しかし、これ晩成に無駄に広がったりしないよな? 変なことにならなきゃいいが 晴絵「告白されるなんて、憧もやるねー」 憧「あんなのに告白されても嬉しくないっつーの。あー、むかつく奴だった」 灼「そんなに?」 憧「そりゃもう。これには書いる以上に、散々京太郎のこと貶して自分がいい、って言ってきたんだから」 穏乃「なにそれ!」 宥「あったかくない……」 憧「だからつい頭きちゃったわー……あー、私、色々変なこと言ってないわよねー」 玄「京太郎くんを褒めたっていうの?憧ちゃんなら大丈夫!」 7月◎日 夏休みが始まった もっとも今年はインハイ関係が大半になりそうだが 今日は灼さんと部活に関する買い物に 色々なところ回ったけど、結構色々な人達がインハイ応援で声を掛けてくれる 灼さんが部長というのもあるのか。負けられないな 適当な店で休憩していると、たまたま晩成の小走さんと会った 小走さんはこっちに気付くと、いきなり何時が暇か聞いてきた まさか……灼さんとデート?そう言うと「うるさい!彼女いるのに他の女と居ていいの!?」と返された そういえばこの人誤解してた。しかし誤解を解く暇もくれず、小走さんは灼さんに壮行試合の提案をしていた 色々あるが、まぁ奈良の強豪校の晩成との試合はありがたいだろう。灼さんも快諾していた 「じゃ、今度ね……その、アンタは彼女とうまくやんなさいよ」そのまま俺の話も聞かずに小走さんは帰っていった 話聞いてくれよ。そう思っていると、ふと、灼さんが微妙な視線でこっちを見ているのに気付いた 「……彼女持ちって思われて良かったね」そう冷たく言われる。誤解って分かってるはずなのに! その後、微妙に機嫌が悪くなった灼さんに付き合って、灼さん個人の買い物にも付いていくことになった しかし……あの私服のセンスは…… 一応俺が進めたのも買ってくれたから、まぁ大丈夫か? 玄「晩成では憧ちゃんが京太郎くんの彼女なんだね」 憧「そ、そそそんな彼女だなんて……」 穏乃「……いいなぁ」ボソッ 灼「……ところで私の選んだ服がことごとく京太郎に却下されたんだけど、そんな微妙だったかな?」 宥「び、微妙というか……」 灼「まぁ、京太郎が選んだのだし……悪くないとおも……」 晴絵(京太郎、グッジョブ!!) 7月☆日 最後の泊まりの練習試合、福岡 俺は留守番、まぁ2回行けたしいいや お土産を期待しつつ、ネト麻 やけに上手い人達と当たりつつ、のんびりとやった そんな風にやっている中で、1人仲良くなれた人がいた ハンドルネーム、風さん みんなが福岡に行ったので明太子のことを話すとものすっごい食いついてきた 魚卵系が好きらしい。アレが駄目だって友人もいたっけ お互いに好きな魚卵の話をした 最後に、北海道なら安く美味しいのが食べれるって言うと、北海道に移住します、と言ってきた ……冗談だよな? 穏乃「福岡はラーメンが美味しかった!豚骨カレーラーメン、また食べたい!!」 晴絵「シズはがっつり行くわねー。ま、確かに美味しかったわよね」 憧「魚卵系かー。そこまで好きな人……あんまり魚卵食べないとこの人?」 灼「でもそれで移住って……」 玄「好きな人はそこまでするんじゃない?」 宥「実際にどうしたのかな……北海道はあったかくないから私駄目だけど」 明華「今度の合宿は北海道にしましょう」 智葉「……今は大掃除中だ」 明華「ではカウントダウンは北海道で」 智葉「……そんなに北海道のイクラが食いたいのか?」 明華「私、北海道からオファーが来たらすぐにでも行くつもりです」キリッ 智葉「はぁ……メグのラーメン好きの方がよっぽど楽だったか…… 7月★日 今日は晩成との壮行試合兼合同練習、全員で晩成まで行った 晩成では団体戦に出ていた男女のレギュラー、それと数名の部員が待っていた 余り多すぎても仕方ないだろう、という小走さんの気遣いだった 今日改めて知ったが、この人結構いい人だ。麻雀の実力もあるし 玄さんのドラ麻雀初見であの対応だ、奈良個人1位は伊達じゃない 俺も男子のメンバーと打たせてもらった どの人も実力者で勝つのは難しかった けど、個人戦で当たった人や同じ1年生など打ってて楽しくもあった そーいや同年代の男子と大会以外で打つのはかなり久しぶり……いや打ったことあったか?まぁいいや 休憩時間、男子との仲良くなれて、いっそ晩成に来ないか?等誘われたりもした 無論冗談だろう、俺も何か返そうと思ったが、後ろで聞いていた阿知賀のみんなが必死な感じで止めに入った そもそも冗談だ、と言うとみんな恥ずかしそうにしていた その後男子達から軽く叩かれたりした。酷い。でも連絡先交換したりした 休憩時間が終わってからは女子と打ったりした 団体戦のレギュラーだけでなく、他の人とも打ったりした 途中、小走さんや憧の友達の初瀬さんとも打った 色々聞かれたが、何か誤解してるっぽい。話が噛み合わない デートとかどこまでいったかとか何股かとか、絶対勘違いだろう せめて後日誤解を解こうと、連絡先だけ交換した。 でもなんか更に誤解したっぽい……誤解、解けるか? 結局そのまま壮行試合兼合同練習は終わった 色々あったが、かなりいい練習になった またこういう形で打ちたいもんだ 晴絵「あー、あったあった。京太郎引き抜きを止めるみんな」ニヤニヤ 穏乃「うー、だってびっくりしたんですよー」 憧「てかアレ、結構マジだったわよね」 玄「そうなの!?」 灼「冗談っぽいけど、気が変わったらいつでもって連絡先交換してたし」 宥「京太郎くん、晩成の人達とも仲良くなってたからね~」 憧「ってか晩成の人達はなんか私を京太郎の……か、彼女って誤解してるのよねー」 灼「……でも今は何股か掛けてるって話になってるっぽい」 玄「そんなんじゃないのに……」 晴絵「ま、全員で引き抜きを止めたりすりゃねー。いやー、京太郎って愛されてるわー」 穏乃「赤土先生……」 宥「否定はしませんけど……そーいう誤解はちょっと……」 やえ「須賀って阿知賀の誰と付き合ってたんだっけ?」 初瀬「憧……と思ってたんですけど、部長さんともとか、姉妹の方とかも聞きますよね」 やえ「まさか……ハーレムを気付いた王者なのか!?」 初瀬「そ、そんなまさか……」 7月▲日 夏休み、夏らしく海に行きたいという話が出た 練習漬けだったし、そういう息抜きもいいかもと赤土先生も乗り気だった さらにそこに水着の話まで出て……内心ひゃっほーい!とすげーハイテンションだった これが昨日の話だ で、今日 山に来ていた なんでだよ!水着の話したのに!! 聞くと、ぶっちゃけ海遠いから山で、ということになっていた 水着に気を取られて聞き逃していた!なんという失態!海で未知のおもちなお姉さんとの出会いも何処へ!! でも、山と言っても綺麗な川があるところで、みんなの水着姿が見れたからそれはそれでよかった 宥さんも一応水着ではあったみたいで、一瞬だけ見せてもらえた。すぐに厚着したけど これはこれで眼福眼福 大会前にいいリフレッシュになっただろう 灼「なんか生返事だったと思ったら……」 憧「サイッテー……」 玄「分かる!分かるよ!やっぱりまだ見ぬおもちを求める気持ちは!」 晴絵「アンタは平常運転ねー」 宥「水着……やっぱりもっと頑張った方が……」 穏乃「いやいや、宥さんは大分頑張ってましたって」 7月◆日 今日は東京行きのために色々と道具などの準備していた ついでに部室の中も整理したり片づけたりもしていた 昔、赤土先生が9年前にいた頃から使っているからか、部室には以外と古いものも多かった 9年前のジャ●プやガン●ン、当時のインハイの記事など、じっくり見たいものもあった 赤土先生が遅かったため、古いものはすぐには捨てずに部室の端に置いておいた そんな感じで色々片付けていると、いきなり憧が妙な声を上げた 一体どうしたのかと思うと、憧は古びた段ボールを前に固まっていた ゴキブリでも出たかと思って段ボールを覗き込むと、古い巫女もののエロ本が入っていた しかも相当な数が綺麗な状態で……集めた人のこだわりが感じられた つい、いつもの癖でじっと表紙と中身を見る……時代こそ感じるが、素晴らしい しかし、後ろから視線を感じ、慌てて本をしまおうするが、それをいつの間にか前に来ていた穏乃に取られた そのまま何故か5人でじっくりと俺が見た数ページを見ていた なんとなくその様子を見ていると、「……こういうのがいいんだ」とポツリと憧が呟いた 待ってくれ。いや待ってください。巫女ものは嫌いじゃないよ?でもなんか巫女だけって訳じゃないからな? 必死に弁解したが、灼さんの「じゃあ、どういうのがいいの?」という一言で固まった 性癖暴露しろと?できるか! それからは中に入っていた巫女もののエロ本のページを見せられ、 「こういうのがいいの?」「こういうポーズ?」「これは……ちょっと厳しいよ」等と感想などを求められた 興味津々でエロ本片手にそういうのはやめて 精神的にすごくダメージ大きかった。うん、マジ勘弁してください それから相当な時間が経って、赤土先生が来てそれは終わった なんでも、それらの本は当時そういうのが好きな部員がいたらしい。女子なのに 理由は分からないが、部室に置きっぱなしな罰と言いながら赤土先生がどこかに持っていった エロ本との別れが嬉しい日が来るなんて思ってなかったよ…… そして、俺の性癖がいくつか暴露されたという事実を書いておこう ……胸や巫女さんも好きだけど、うなじも結構好みなんだよ 晴絵「いやー、これは悪かったわ」 憧「ハルエ、笑顔で言っても説得力ないわ」 玄「ああいうのはあんまり見なかったけど……いいきっかけになったよ」 宥「玄ちゃん?買ったりするのは駄目だよ?」 灼「でも……ああいうのがいいなんて……少し難し……」 穏乃「ところで、結局あの本はどうしたんですか?」 晴絵「ちゃーんと持ち主に送ったわよ?着払いで、中身巫女物エロ本ってしっかり書いて」 憧「酷っ!?」 8月×日 インハイ開会式前日、今日東京入りした 移動は赤土先生が運転する車 なので途中途中休憩をいれつつの移動になった ほぼ移動で終わった1日だったが、珍しい出会いもあった 移動中のサービスエリアでの休憩中 憧達に付き合ってパンを買い、適当なベンチで食べようかと思っていた時だった 目の前にショートヘアにセーラー服の娘がいた おもち……なくはないな、うん とにかく1人でどうしたのかと思っていると、急にその娘が耐えきれなかったかのように、地面に膝をついた 慌てて駆け寄ろうとしたが、俺達より早く駆け寄った人がいた 長い黒髪で、ショートヘアの娘と同じセーラー服で、おもち大きめの娘だった 1人じゃなかったとしても、心配なのは変わりないので俺達も一応近付いて大丈夫か聞いた 急に声を掛けたので驚いたようだったが、ショートヘアの娘が何故か俺の顔をジーっと見てきた 顔に何か付いてるか?と思っていた時、グーっとそこそこの大きさの腹の音がなった 全員の視線がショートヘアの娘に向いた瞬間だった。ショートヘアの娘の視線は、俺の持っていたパンに向いていた 「……それ、どこで売ってるん?」それが、俺がそのショートヘアの娘からの第一声だった 数分後、ダッシュでパンを2つ買ってきて、俺達は6人でパンを食べていた 「お騒がせしてごめんなぁ。後、買ってきてもろうてホンマごめん」申し訳なさそうにする長い黒髪の娘 おもち大きめの娘のためなら全然OKだ 「ウチ、病弱やから……」そういうショートの方 嘘だろ、と内心みんな思っていただろう。パンすぐ食べ終わったし その後、ちょっと話した後、2人は同じ高校の人に呼ばれ、行ってしまった そしてその時、赤土先生と灼さんが来て気付いた その2人、怜と竜華と呼ばれていた2人の高校は、全国ランキング2位、シードの千里山女子だった ちょっと映像で見たので、レギュラー5人は思い出せた そして2人も、呼びに来ていた3人もレギュラー このことから導き出される結論は……千里山レギュラーで一番のおもちは、大将の清水谷竜華さん!! 千里山の試合、チェックしとかないとな 玄「だね!あのおもちは大きさもだけど形もまた素晴らしくて…」 憧「ええいおもちが出てきたからってはしゃぐな!京太郎も胸ばっかりか!!」 灼「結構印象的な出会いなのにね」 宥「あったかくない……」 穏乃「この時のパン美味しかったなぁ……」 晴絵「インハイ前だってのに緊張感の無いこと書いて……」 8月○日 今日はインハイ開会式と抽選会 ま、俺どっちも俺は別行動で見てただけだったが さすがに女子の大会でそういうのに出席まではできない 移動中に和に会えれば、とか穏乃達と話したりしていたが、そんなことはなかった が、代わりと言うべきか、懐かしい奴にあった 1人で何やってんだよ、咲…… 恐らく焦っていたのだろう、昔麻雀してる時、ギリギリのこづかいを掛けて本気で打った時に見せたような、そんな雰囲気になっていた 周りがドン引きするからやめろっつったのに 声を掛けると、俺に気付き、ぱぁっと明るい表情になった ああ、迷子でトイレでも探していたんだな、とすべて理解して、トイレに連れて行ってやった コイツ変わってねぇ…… そのまま抽選会場前まで案内してやった 同じ東京にいるんだし、時間が合ったら会おうと約束してその場で別れた それから抽選が終わり、しばらくしてネト麻で知り合った人たちから連絡がきた 8月に東京で会えるかも、とみんなに言ってはいたが、みんな丁度同じ時期に東京にいるらしいので、時間が合い次第会うことになった こういう偶然もあるもんだなー 穏乃「えぇー……アレ昔からなの?」 玄「す、すっごい怖かったのに?」 憧「京太郎のメンタルの強さの片鱗が見えた気がするわ……」 晴絵「こいつ私よりメンタル強くね?」 灼「……そんなに宮永さん怖かった?試合は確かにすごかったけど、これ見るとドジっ娘な印象だけど」 宥「……アレはなんていうか……すっごいオーラ?そんな感じかな」 8月△日 インハイ1日目 今日は阿知賀の試合もないので東京見物を、と穏乃は楽しみにしていたが、それは無くなった 試合に確実に勝つため、1日試合観戦となった 仕方ないと言えば仕方ない 俺もみんなに付き合って試合を見てはいた が、正直俺が試合をするわけでもなく、みんな俺より実力は上だ なので、みんなの買い物や用事等で昼に少し外出した 穏乃が恨めしそうに見ていたので何かお菓子でも買ってくると言ってやった いくつかの買い物を済ませ、後はみんなにお菓子でも買って帰ろうかと思い、適当なスーパーに入ったら、とんでもない人と遭遇した スーパーの駄菓子コーナーで真剣な顔をしているインハイチャンプってもはやギャグだろ 照さん変わってねぇ……う●い棒両手に持って悩んでるとことかマジで昔と同じだった その衝撃で、つい「照さん?」と声を掛けてしまった 照さんは普通にこっちを向き、しばらく俺の顔を見た後「……京ちゃん?」と言ってくれた 昔少し会った程度だが、覚えてくれていたらしい。懐かしさでその場で少し話した 覚えていてくれたことは嬉しかったが、両手のう●い棒は決して離さない照さんだった とりあえず俺も照さんとお菓子を買い、そのまま公園に寄って話の続きをした 咲からも聞いていたが、まだ喧嘩中らしい。元々仲良かったんだから、仲直りすればいいのに まぁ、そこに突っ込んだりはできないが しばらく話していると、「宮永先輩!こんなとこにいたー!!」という声が聞こえてきた 照さんにどういうことか聞くと「……ちょっとお菓子を買いに来ただけだよ?」としれっと言った 迷ったんだな。姉妹揃ってこういうとこ変わらねぇ…… 大人しく帰ってもらうよう言うと、また話したいからと、連絡先を交換して別れた インハイチャンプと連絡先を交換した、って言えばすっごいことに聞こえる 実際は昔の知り合いのポンコツ姉妹の姉だからな…… ま、覚えてくれてたことは素直に嬉しかったし、また連絡しよう 玄「み、宮永さんともうこの時に!?」 憧「玄、落ち着いて。ほら、またアンタと打つ訳じゃないんだから」 晴絵「ちょっぴりトラウマになってるな。しっかしこういう人脈はホントすごいな」 灼「私達が大会やってる裏でどれだけの人と……」 宥「そ、その言い方はちょっと……」 穏乃「すぐ仲良くなるのはいいことですよ」 照「…………」 誠子「宮永先輩、何見てるんですか?」 照「ん、これ」 誠子「雑誌?えっと……宮永照彼氏疑惑!?」 照「夏で公園で京ちゃんと会ってたのが撮られてたみたい」 誠子「京ちゃん?とにかく、いいんですかコレ?」 照「……外堀から埋めるには最適だからいい」 誠子(どこの京ちゃんか知らないけど、ものすごい手段で外堀埋められてるぞー) 8月□日 インハイ2日目、ついに阿知賀の試合も始まった 玄さん大暴れで初戦突破だ! やっぱりあのドラ麻雀には対戦相手も面食らってたな ぶっちゃけ初見のアレは同情するわ しかし三尋木プロが面白いこと言ってたな 『阿知賀のドラゴンロード』、か……二つ名とかいいな こう、中2心をくすぐられる 昔、友達と『ゼ●』だの『ダー●フレイムマスター』だの言ってたのを思い出す やっぱ有名選手だとそういうのあるのかな 照さんならチャンプになるのか? そういうのが付くくらいの上手くなりたいもんだ とりあえず、阿知賀初戦突破おめでとう 穏乃「ドラゴンロード、やっぱかっこいいですよね!」 憧「良かったわね、阿知賀のドラゴンロード」 灼「かっこいいよ、ドラゴンロード」 玄「止めてよー!インハイ終わってからすっごく言われて困ってるんだからー!」 宥「有名になって良かったってお父さん喜んでたよ?」 晴絵(私も一時期レジェンドって言われまくったなー……) 8月●日 インハイ3日目、今日は試合こそないが、再びホテルでテレビとにらめっこ まぁ今日は清澄の試合あるし、姫松も愛宕姉妹いるし、ということで観戦 清澄……和も咲も出る前に終わらせるとかどんだけだオイ つーかあのツモかっけぇ。ちょっと真似したら牌がどっかいって憧に怒られた 姫松も、愛宕(貧)が役満で和了ったのはびっくりした 散々いじったり飯テロしたりで忘れてたけど、あの人って名門校の主将だったんだよなー ちょっと今までのことを反省しようと思ったが、試合終了直後に『今日の試合見たか?見た?どやった?』というメールが来て、反省するのは止めた ドヤ顔が目に浮かぶので、飯テロ用に用意していた画像フォルダから、とっておきのたこ焼き、お好み焼き、焼きそばの画像を送ってやった それからは無視した 夕食後、ちょっと甘いものが欲しくなってコンビニに行くと、お菓子コーナーの前に一昨日見た人がいた またかよインハイチャンプ、つーか一昨日買ってた大量のお菓子はどこに行った ただ、今日は1人ではなく、隣にもう1人いた 白糸台の部長、弘世菫さんだった 照さんに声を掛けると、弘世さんが警戒するように「照のファンか?流石に今サインは…」と言ってきた 照さんが自分の昔の知り合いだと言うと心底驚いていた コンビニを出て、簡単に自己紹介をした後も「あの照に男の知り合いとは……」と弘世さんは半分信じていないような感じだった そんな弘世さんに不満そうな照さん。普段の行動のせいだろう そう言うと「え、分かるのか?」と弘世さんが言った なんとなく察した。この人、苦労してるんだなと この人とその妹のおかげで迷子を探すのが得意になりました、と言うと感極まったように俺の手を握り「分かってくれるか!分かってくれるのか……!」と言う弘世さん 僅かな時間で俺と弘世さんは分かり合い、連絡先を交換した 愚痴なら付き合います、そう言うと弘世さんはとても嬉しそうにしていた またいい出会いがあったな ちなみに照さんは横でずっとお菓子食ってた 出会いのきっかけということは感謝できるけど……感謝したくねぇなぁ 玄「宮永さんのイメージがどんどん崩れていく……」 憧「玄と打ったのは別人だったんじゃない?」 灼「流石にそれは無いとおも……」 穏乃「清澄の大将の咲さんもすれ違ったときすっごく怖かったけど、試合前は普通だったしなぁ」 宥「なんでだろうね」 晴絵「ま、そういう人もいるわよ。ある分野は優れてて、他全部駄目、とかね」 菫「……ふふっ」カチカチ 尭深「どうしたんですか?メールしながら笑って」 菫「あぁ、改めて良い奴だなと思っててな」 尭深(まさか彼氏……) 菫「互いに共感できる話題も多いし、愚痴っても分かってくれるしな……」 菫「しかし、一時期は姉妹両方を相手にしていたのか……そう思うと私は楽な方だったのか?」 尭深(……なんか違うというか、同じ苦労人?) 8月◇日 インハイ4日目、今日もホテルで試合観戦 といっても録画されていた明日の対戦相手の試合だ やっぱ千里山が明日は強敵になりそうだ 昼にホテルを抜け、ネト麻で知り合った2人と昼飯を食べることになっていた 待ち合わせ場所に行くと、世界ランカーと北部九州最強がいた リザベーションさん改め白水哩さん、風さん改め雀明華さん めっちゃ有名選手じゃん、なんて人達と知り合ってたんだよ俺 全員インハイ関係者ということに驚きつつ、適当な店に 最初はどうなるかと思ったが、哩さんの明太子の話に明華さんがすごく食いついたことですぐに打ち解けられた 時間も短かったのでほぼ魚卵談義で終わってしまった 俺も2人も名残惜しそうにしながらも、それぞれで連絡先を交換して別れた どこが勝っても恨みっこなし、という約束もした 夕方、そういえば清澄が勝ってから連絡してないと思い、咲に連絡してみた 携帯に電話してえらく時間かかってから出たと思ったら、寝ぼけてやがった…… あいついつまで寝てんだ 半分寝言で俺の名前呼んでばっかだったけど、どんな夢見てんだ? 晴絵「またすごいのと知り合ってるなぁ……」 灼「白水さん……試合でもすっごく強敵だったのに……」 玄「大丈夫ですのだ!まだおもちでアドバンテージが!」 憧「はったおされるわよ。ところでこの寝言ってなんなのかしら?」 穏乃「京太郎の夢見てたとか?」 宥「夢に出るほど、ってことかな?」 哩「うーん……高けりゃいいって訳じゃ……いや、でもなぁ……」 煌「さっきから明太子コーナーの前でどうしたんでしょう?」 姫子「なんか知り合いから『いくらかかってもいいから最高の明太子を!』って頼まれたらしか」 明華「♪~♪~」 ダヴァン「なんかすっごいご機嫌デスネ」 ネリー「どうしたんだろうねー」 8月▽日 インハイ5日目、そして今日は2回戦だった 結果としてみれば勝ち抜けた。けど、2位でギリギリだった 千里山は、全国2位は強かった 特に先鋒の園城寺さんは1人で4万近く稼ぐなんて……後、リー棒立てるのがちょっとかっこよかった アレどうやってんだろ、できねーわ。穏乃とこっそり挑戦したら憧に俺だけ叩かれた とにかく次の試合はこれに白糸台と新道寺、このままじゃ勝ち目が薄い そう思いながらも穏乃の提案でラーメンを食べにいった アイツ良くも悪くも空気読まねぇ……今回は暗くなりかけてたから助かったけどさ ラーメン屋からの帰り道、おもちの気配がした 玄さんもそれを感じ取っていた。が、見つからない 一体どこなんだ!と思っていると暗がりからいきなりおもちが現れた!! 幽霊……ではなかった。足もおもちもあったし そこで会ったのは、長野の清澄を応援に来ていた、鶴賀学園の人だった すばらなおもち!と思っていたが、穏乃達は何か思いついたのか、その人達に練習試合を申し込んでいた いきなりいいのかと思ったが、鶴賀学園の人達は快く引き受けてくれた それだけでなく、新たなすばらなおもち、もとい、長野の名門校、風越の人まで呼んでくれた そのまま練習試合は始まった 俺はどうするかと思ったが、試合に出ない俺まで打つことに まぁ、負けまくったけどなー ただ、鶴賀の加治木さんと風越の池田さんに、咲や龍門渕の人達と交流があることを言うと驚かれた さらに咲と昔初心者の頃から打っていたことを言うと2人とも何故かとんでもないものを見るような目で見てきた 「お前すげーな……アドレス交換しようぜ!」とのことで池田さんとアドレスを交換した その後しばらく打ったり、すばらなおもちを観察したりした 途中、何度も東横さんを見失いかけた。影が薄いとか言ってたけど、こんなに主張の激しいおもちがあって影が薄いとか納得できない おもちを見失う訳には!と最後には普通に見つけれるようになった もうあなたを見失わない、と東横さんに言うと、なんかえらく喜ばれ、アドレスを交換した かなり遅くなったが、かなり実のある練習になったと思う 帰りを車……車?まぁ、とにかく送ってもらって少し申し訳なかった。今度お礼でもしよう その直後、全員で集まった とにかく明日、片っ端から申し込んで練習試合だ!ということに 明日、忙しくなるかな 晴絵「ほー、またいい出会いがあったんだな」 穏乃「そりゃ、勝つためにも必死でしたから」 憧「あの人達にはお世話になったけど、ここでも京太郎がアドレス交換してるのがねー」 灼「一応、同郷の人だし?」 玄「しかしすばらなおもち……何度か見失うとは不覚……」 宥「あったかい人達だったね」 8月■日 インハイ6日目、今日は雨だった ちょっと長めの日記になりそうだ 昨日、知ってる人達に連絡を取りまくり、なんとか荒川憩さんだけはOKしてくれた 今度、個人的に何かお礼すると言ったら『ほほー……楽しみにしときますーぅ』とか言われたけど……まぁいい! ただ、女子ばかりの練習試合で無理を言ったようなものなので俺は不参加に まぁ、その分今日の試合でも見ておこうと思った どうせなので会場で見ようと思い、会場に向かっている途中、雨の中傘も差さずに駆け抜ける学ランの人がいた どんなワイルドなイケメンだと思い、信号で止まった時に隣に行ってみると、千里山の江口セーラさんだった。イケメンな女子だった 江口さんは俺に気付くと、サービスエリアでチームメイトと会っていたことを思い出したからか「すまん!ちょっとでええから入れてくれ!!」と言って傘に入ってきた 江口さんは会場近くへ向かう途中だったらしいのでそのまま一緒に会場に向かった なんで傘を差していなかったか聞くと、コンビニで色々買った後出ようとしたら、傘が壊れて泣いてる小さな女の子がいたのでその娘にあげたらしい 「雨ん中走るん気持ちええやろ?」と笑う姿はまさしくイケメン。なんだよ性格までイケメンだったよこの人 会場に着くと、待ち合わせていたのか千里山の制服を着た眼鏡の人がすぐに来た。俺にお礼を言って江口さんにすぐに着替えるように言ってセーラー服を渡していた。グッジョブ 江口さんはかなり嫌そうにしつつも受け取っていた。そのまま別れようとした時、なにかの縁ということで江口さんと連絡先を交換した 後でセーラー服を着て恥ずかしそうにするセーラさん(そう呼べと言われた)の写メが送られてきた。『お礼やでby船久保浩子 P.S.愛宕姉妹から話は聞いとる』ともあった あの眼鏡の人、愛宕姉妹の関係者か? 昼に、会場近くの店でネト麻で知り合った2人と昼飯を食べることになっていた そこに居たのは、1回戦の対戦相手と2回戦の対戦相手だった。オイ、どんな偶然だ 二刀流さん改め新免那岐さんと、でーちゃんさん改め森垣友香さん 俺も自己紹介し、正直に阿知賀の生徒だと言った 友香さんは対戦校だけど、直接俺と対戦した訳じゃないし、と全く気にしてない様子だった 那岐さんは、なんか玄さんへのリベンジに燃えていた。まぁ、悪い方向で気にされてても困るからいいけど そのまま打ち解け、話していると時間はすぐだった。昼の間だけ、ということだったので別れが早かった それぞれで連絡先を交換し、2人とも阿知賀負けるな、と残して別れた。いい人達だったな それからはまた試合観戦 中堅戦では春を応援していたが、結局は愛宕(貧)の一人勝ちに。今日は寝るまで1時間起きに画像送るか そして大将戦、ちょっとだけ面識もあり、かつ誰よりも大きいおもちの霞さんを全身全霊で応援していたが……咲……そんなにおもちが憎いか? 結果は清澄と姫松が準決勝に進んだ 試合終了後、春に連絡して永水の控室に 春以外のみんなともちょっとだけ面識はあるので、一応挨拶に行った 永水のみんなは負けはしたが、泣いたりとかそういう雰囲気ではなかった むしろもう、個人戦までどうしようか、となっていた。切り替えはええな とりあえずゆっくりして、暇があったら打たないかと言うと、それに乗ってくれたようだった 予定が合えば良子さんも来れるらしい。春達と打てるのは純粋に楽しみだ しばらく話した後、宮守の人達にサインを持っていくというので、そこで別れた 帰り道、雨は止んでいた みんなが帰ってくる前にホテルに戻ろうと思って歩いていると、ふとお茶の店が目についた 喫茶店とかじゃなく、茶葉とかそういうのだ。長野に居た頃にハギヨシさんに軽く教わった なんとなくその店に入ってみた 時間帯のせいもあるのか店内にお客はほとんどなく、俺と白いセーラー服の人しかいなかった どこかで見覚えがあるセーラー服だと思っていると、その人がちょうどこちらを向いて思い出した 白糸台の制服だった。そして、その白糸台の人は俺を見て「あっ」と声を上げた 知り合いかと思って声を掛けると、その人は白糸台のレギュラー、渋谷尭深さんだった なんでも、照さんと菫さんから俺のことを聞いて、写メまで見せてもらっていたらしい 何時の間に写メ撮ったんだと思ったが、そのおかげでこのなかなかのおもちな人とのきっかけになったと思えば許せる そのまま自己紹介から始まり、お茶についての話で軽く盛り上がった 俺は少し教わった程度だが、それでも渋谷さんはお茶の話ができたことが嬉しそうだった ポツリと、「白糸台にそういう人居なくて……」と呟いていた。まぁ、少なくとも他のレギュラー4人は無縁そうだな。内1人は消費する方専門だし そのまま連絡先を交換して別れた ホテルに戻ると、すでにみんなは揃っていた 何か話していたようだったが、もう大丈夫だと言っていた それより、明日、頑張ろう!と気合いを入れていた その通りだな 明日の準決勝、強敵や知り合いばっかりだけど阿知賀に勝って欲しい 俺も応援など、できることは全力でやろう 憧「ここまで読んでみると、準決勝で当たるどの高校とも知り合いがいたのねー」 穏乃「へー、すごいねー」 灼「対戦前に、って思わなくもないけど」 晴絵「ま、それこそ京太郎の人柄だろうね。アレはすごいよ」 宥「凄いですよね……」 玄「ですのだ!このまますばらなおもちの人達とも…」 憧「胸から離れろ!!」 8月◎日 インハイ7日目、まずは阿知賀、決勝進出おめでとう!! このとんでもない相手の中、1位通過とかやったぜ!! ただ、色々あった 先鋒戦、照さん容赦なさすぎるとか思ってたけど、先鋒戦終了後に怜さんが倒れてそれもふっとんだ 直接知り合いって訳じゃあないが、さすがに驚く 日記を書く前にセーラさんから連絡があり、特に問題はないらしいので安心した 怜さんが運ばれたのを見て、会場入り口から会場に戻ろうとした時、また驚いた 昔の憧のそっくりさんと、和がいた 穏乃に憧、玄さんも驚いていたし、和も驚いていた 「穏乃、憧、玄さん……京太郎くん?」そう名前を呼ぶ和。それもそーか、俺は1週間程度しかいなかったし、何より女子の大会の会場にいるわけだし そう呼ばれたので、俺も久しぶり、和と返した すると、隣の昔の憧のそっくりさんが「まさか……お前がのどちゃんのは、むがもご…」そう何かを言いかけ、和に口をふさがれていた 「もう!……ってなんでここに?阿知賀は女子校だったのに……」そう疑問が沢山な和に俺の現状を軽く説明をした 「……なんですかこのオカルトじみた偶然」ありえない、と言いたげな口調な和。まぁ分からんでもないが そうこうしている内に次鋒戦が始まりそうなので話も切り上げた 穏乃達は決勝で会おうと言い、和もそれに応えるように頷いた 俺はとりあえずまた話そうということで、和と連絡先を交換して別れた 試合終了後、赤土先生の勧めで決勝の会場を下見に行った すると、そこに小鍛治プロがいた 赤土先生は、阿知賀の優勝を見届けた後、またプロを目指すと宣言していた 先生も頑張ってるんだな 明後日の決勝、ここまで来たら目指せ優勝!! 穏乃「ほんっとにびっくりしたよね!和がいるんだもん!!」 玄「だよね!またおもちも成長してるし……そういえば憧ちゃんのそっくりさんもいたね」 宥「後でアルバム見てびっくりしたよ~」 灼「生き別れの妹?」 憧「他人のそら似だっつの。全く、京太郎は和と会えて嬉しそうにしちゃって。和も和だし……試合あんのに余裕だったのかしらね」 晴絵「ま、京太郎に関してはそういう性分でしょ。和は……実は京太郎に会いたかったとか」 穏乃「和にとっても大事な友達ですからね」 灼「アレはそういうのというより……」 閑話、8月◎日、某所 和「ふふ、そうですね。実は名前は思い出せなくて……」 和「えぇ、顔を見ると、結構分かって思い出すものなんですね」 和「でも、長野って知ってたらもっと早く会えたのに……」 和「はい、もしかしたら同じ清澄だったかも……なってあったかもしれませんね」 和「でもこうして話せてることも嬉しいですよ?」 和「それはそうと……胸への視線、気付いてますからね?」 和「もう!そんなところは玄さんも変わらないんですから……」 和「なっ……もうこれ以上大きくなんてなりません!!」 和「もう……はい、ではおやすみなさい、京太郎くん」 優希「のーどちゃーん?すっごくすっごく楽しそうだったじょー?」 まこ「ほうじゃなぁ。あの和が男子とここまで楽しそうに話すとは驚きじゃ」 久「ねぇ。まさか決勝前に幼馴染、そして初恋の人との再会。決勝では幼馴染との試合……これ、ドラマ化いけるんじゃない?」 優希「だなー。咲ちゃんもそう思うかー?」 咲「う、うん。だけどまさか相手が京ちゃんだったなんて……」 和「あんまり勝手なことばかり言わないでくださいっ!」 和「私だって、親しい人とは楽しく話しますよ。それに、彼自身もいい人ですし」 咲「京ちゃん誰とでも仲良くなれるからなぁ……」 和「ですねぇ……でも、胸ばっかり見てくるのはどうかと思いますが」 久「いいんじゃない?ほらほらその胸で彼を誘惑しちゃえば?」 まこ「とんでもない武器じゃからな。怖い怖い」 優希「のどちゃんのおっぱい!男はメロメロだじぇ!」 咲「いいなぁ……京ちゃん、和ちゃんのこと胸で覚えてたんだよ?」 和「それは知りたくなかったですね……でも、私は名前を忘れてましたし、おあいこですね」 優希「ん?でも会ってすぐ名前で呼んでたじょ?」 和「顔を見たら思い出せたんです。その、金髪なのは覚えていましたし」 久「へぇ。ちょっと私も会ってみたいわ」 和「意外と顔を見たら思い出せて……昔の面影もありましたし……その……」 まこ「どうしたんじゃ?歯切れが悪いぞ?」 和「ええっと……今思い返してみて……」 優希「うん?」 和「……かっこよくなってたなって」 咲「むっ」 久「あらあら……これは優希の言う通りになるかしら?」 優希「のどちゃん、初恋だな」 まこ「青春じゃのー」 和「ち、ちがっ……ただ客観的に見ても整っているというか……別に私の好みとかじゃなくて……」 咲「……負けないからね」ボソッ 久「へぇ……ま、今身内同士でどうこうっていうのは置いといて、現状一番の強敵は阿知賀じゃない?」 和「確かに……はっ、これは別にそういう訳じゃ……」 優希「向こうも幼馴染で、さらに一緒に居る時間が長いじょー」 咲「私の方が付き合い長いのに……」 まこ「お前さんも拗ねるなって。そんなお前さんを蔑ろにするような男か?」 咲「……今も気にかけてもらってます」 まこ「なら大丈夫じゃろうて」 久「それじゃ、まずは明日勝つこと!それで和と咲の大事な人に、私達の活躍を見せてやりましょうか!」 優希「さんせーい!」 まこ「阿知賀には悪いが面白そうじゃな」 和「そんなんじゃ……無いって訳でも……」 咲「……明日、明後日、みんな倒します!」ゴッ 閑話、カンッ!! 8月☆日 インハイ8日目、決勝前日 今日は準決勝を観戦しながら、明日のために打ったりした 決勝前にまたどこか他校と練習でもできたらいいのに、と憧が言ったので、ちょっと春に連絡をとってみた 春達永水も個人戦前に練習したかったとのことで、わざわざこっちに来てくれた 更に、2回戦後に知り合ったらしい、宮守の人達まで連れて来てくれた 決勝前にありがたかった。みんな驚きつつも喜んでくれた 永水のみんなとはほぼ顔見知りだ。久しぶりに会った霞さんや小蒔さんのおもちがすばらなことになっていた 思わず玄さんと固い握手を交わした ただ、春がいきなり抱き着いてきたのは驚いた 「良子さんに教わった挨拶」とかドヤ顔で言ってたけど、あの人はまた妙なこと吹き込んで…… 何故か憧は蹴られ、灼さんにはつねられた。穏乃と玄さんと宥さんも少し対応が冷たかった。解せぬ 宮守の人達とは初対面だが、みんないい人達ですぐに打ち解けることができた 特に、姉帯豊音さんがクールっぽいと思ったらかなり話しやすくてびっくりした なんか赤土先生にサインを頼み、それで気をよくしたのか赤土先生がかなり機嫌が良くなった 姉帯豊音さんとは特に仲良くなり、連絡先も交換した そうして全員で打った まぁみんなインハイ出場選手。俺は飛んだ 宮守の人達は少し申し訳なさそうだったが、永水のみんな、顔見知りだからって容赦ねーよ 途中、交代しながら休憩を取り、その都度準決勝をテレビで観戦した そんな感じで続けていると、準決勝が終わっていた 結果、勝ち上がったのは清澄と臨海。どっちにも、というか決勝の4校になにかしらの知り合いがいるのはどういうことだろう 準決勝が終わる頃、丁度いい時間になっていたので、そこで練習は終わった みんな、初めて会った人も明日は頑張れと言ってくれた 明日、決勝か……勝てるといいな 晴絵「決勝前日なのに2校も集まってくれたのはありがたかったね」 穏乃「はい。またいろんな人と打てて楽しかったですし!」 玄「特にインハイトップクラスのおもちの持ち主に会えたことが最高ですのだ!」 憧「玄はいいとして……あの永水の春って人……明らかに見せつけるように抱き着いてた気がするんだけど……」 灼「あぁ……なんかそんな感じはあった」 宥「親戚だって言ってたけど……向こうはそう思ってないっぽいよね」 憧「何よりあんなあっさり正面から抱き着いて……」 穏乃「京太郎、されるがままだったよね……」 晴絵「やってみたら?挨拶って」 灼「そ、そんなこと……恥ずかし」 8月★日 インハイ9日目、決勝だった ウチもすげー頑張ったと思う。でも、やっぱり白糸台はすごいわ 昨日1日で対策してきたのか、終始押されっぱなしだった 健闘はしたと思うが、結局最終結果は1位白糸台、2位が阿知賀、3位4位はほとんど差が無いという結果だった なんだろうな、準優勝でも充分頑張ったと思うしすごい結果だと思うけど、悔しがるみんなを見ると何も言えなかった 結局、年長者としての貫録か、赤土先生がなんとかみんなをまとめ、今日はみんなで飯を食べに行って終わった 咲や和、照さんからメールは来ていたが、ちょっと今日は返せなかった 明日からは個人戦、準優勝で終わったがそれでも充分な結果なので個人戦を見たり、観光したりしてから阿知賀に帰るらしい みんな落ち込んでいるだろうし、この数日で立ち直ってくれるといいんだがな 晴絵「あー……これはなー」 宥「うん……悔しかったなぁ……」 憧「みんな『準優勝とかすごい』って言うけど、やっぱどうせなら優勝したかったわよねー」 穏乃「うー、今だって悔しいー!!」 灼「うん……来年リベンジ」 玄「だね。諦めないよ!!」 8月▲日 今日から俺達阿知賀はフリーだが、個人戦1日目、知り合いの人達も何人か出ている みんなは和を応援すると言っていたが、俺は他にも知り合いがいたのでしばし別行動になった 別の会場に移動中、見覚えのあるショートヘアの人に声を掛けられた 千里山の園城寺怜さんだった。園城寺さんも俺を覚えていたらしい というか倒れたのは大丈夫かとも思ったが、本人曰く大丈夫だとか。それでセーラさんと清水谷さんの試合を見に来ていて、後輩とはぐれたらしい ちょうどセーラさんの試合を見に行くところだったので一緒に行った その試合はセーラさん、愛宕(貧)、清水谷さん、憩さんという大阪代表をまとめたような組み合わせだった というか分けてやれよ。途中でセーラさんと愛宕(貧)が色々言いながら打ってるからかなりやかましい試合になった 結果はトップが憩さん、あとはほぼ差が無いと言っていいくらいだった 試合が終わった後も愛宕(貧)さんがセーラさんと何か言い合っていたので、保存しておいた画像を送ろうとすると、隣にいた園城寺さんに止められた 「ちょーっと待ちや。おもろいことしてるやん。ウチも1枚噛ませてもらうで?」そう言って携帯を弄り、園城寺さんチョイスの画像を送った どうやら大阪で有名な店のたこ焼きやお好み焼きだったらしく、『誰や!?絶対大阪の奴が手ぇ貸したやろ!?』と今までで一番いい反応が返ってきた その反応をみて満足気な園城寺さん、今後もいい画像教えるということで連絡先を交換した ちょうど交換している時、セーラさんと清水谷さんが来た 愛宕(貧)への飯テロのことを教えると、清水谷さんも今回の仕返しをしたいとのことで、連絡先を交換して今後手伝ってくれることに おもち美女の連絡先ゲット!この感謝の気持ちはちゃんと愛宕(貧)にも伝えよう!画像多めで 昼にハンドルネーム打倒はやりんさんこと、真屋由暉子と会った ネト麻仲間全員と会えたことになったが、まさか全員インハイ出場者だったとは…… 向こうも俺が阿知賀の生徒と知って驚いていた。でも、元々ネト麻で打ち解けていたので、実際に会ってからもすぐに打ち解けれた なにより!穏乃と変わらない身長なのに和に負けないおもち!!これが素晴らしい!! 打倒はやりんってハンドルネームだったが、アイドルデビューしたら多いに応援するわ そのまま由暉子の先輩の試合を一緒に見て、連絡先を交換して別れた ちょうど阿知賀のみんなと合流しようと移動している時、和に会った 和も待ち合わせ場所は同じらしく、色々話しながら一緒に行った 俺が長野に居た頃の話になったが、本当にどこかで会っていてもおかしくないくらい近くに住んでいたと分かって驚いた たまたま学校が違っただけ、だ。それなのに会わず、インハイで再開なんて改めて考えてみてもすごいもんだ 和も「そういえば咲さんが小説みたいって言ってましたね……小説ならどちらかが優勝でしょうね」と少し悔しそうな顔で言った 事実は小説より奇なり、ってか。まぁその辺り抜きでも、今回は和と咲を他の人より応援してると言った 和は嬉しそうに「約束ですよ?」と言って笑っていた 和や咲も落ち込んでいるんだろうなー。他校の、しかも順位が上の学校の俺がどうこうできる話じゃないが、大丈夫かな せめて応援はしっかりやろう 玄「そーだよねー。和ちゃんだって落ち込んでるはずだし……」 晴絵「すぐに他人、しかも他校の生徒まで気遣えるのはいいところよねー」 穏乃「京太郎のいいとこですよね!」 灼「だからライバルも増える……」 憧「気付いたら増えてるって怖いわ」 宥「京太郎くんだってそんな節操なしな訳じゃ……う、うーん……」 8月◆日 個人戦2日目、今日も色々とすごかった 今日は永水の小蒔さんの試合があったので、みんなと別行動で見に行くと、霞さんに会った 春と巴さんは初美さんの試合に行っているらしい。ここで会ったのも何かの縁ということで、一緒に観戦することに 試合も見たし応援もしたけど、隣にトップクラスなおもちがあるのでテンション高くなったぜ しかしあのおもち……どうやったらあんな大きくなるんだろうか。同い年であろう人達を思い出し、人は平等じゃないと悟った その後霞さんと別れ、咲が出ている試合を見にいくと……対戦相手が照さん、愛宕(貧)、去年の個人戦3位という辻垣内さん、というとんでもないメンツだった なにこの頂上決戦的な組み合わせ。ちょっと愛宕(貧)が可哀想だった このメンツでボケたりしたらすごいが流石にそういう余裕も無かったようだった 咲も照さんも団体戦の時以上の様子だった 結果は照さんがトップ、しかし試合内容は凄かった 終わってから咲と照さんが何か話している様子だった。後で連絡しとくか そして愛宕(貧)が……燃え尽きてた。まぁあのメンツじゃなー 流石に放っておけなかったので、インハイ会場近くのからあげの出店を写メって送ると、すぐに出店まで来た メンタル強い人だな。からあげを幸せそうに頬張るのを見てそう思った。後、からあげを頬張った時の顔もしっかり写メっておいた 玄「あの霞さんと!!くぅ~、あのおもちは是非とも1回はこの手で!!」 憧「はい玄、危ない発言はやめときなさいね」 赤土「しっかし2日目のあの試合は凄かったな」 穏乃「なんか色々と他にも、想いとかそういうのも感じましたね」 宥「でも、終わった後、宮永さんどっちも笑ってたよね」 灼「うん、それは良かったと思う……でも人は平等じゃない……だよね」ペタペタ 玄「?どうしたの灼ちゃん?」 憧「黒糖なのかな……」 8月▼日 個人戦3日目、今日はみんなは午後から東京見物に出かけた 知り合いの試合は午前中に固まっていたからだった 俺はまだいくつか見たい試合があったので午後も会場にいた ある程度見終わった後、和に会った 和の試合も午前中で、午後は自由と言われていたらしい どこか行くかと話していると、赤土先生と良子さんに会った 和や赤土先生は俺が良子さんと知り合いということに驚いていた。そーいえば言ってなかったけど 2人も丁度暇だということで、4人で打つことに 結果は……うん、プロとプロ目指してる人とインターミドルチャンプ、飛ばなかった自分を褒めたい そのまま何故か3人による俺への麻雀指導になった からかっているからか、わざとらしく体を寄せてくる良子さんと、指導に熱が入っているからか、こちらは無意識に体を寄せる和 それを心底面白そうに見る赤土先生、教師なら止めようとか無かったのか 指導はかなり分かりやすく、ためになったから良かったけど 気付くと夕方になっていたので、和を清澄の宿泊施設に送った 帰り際、「今日はありがとうございました。明日の前にリラックスできました」と和がお礼を言ってきた これくらいお安い御用ってもんだ また打とうと言って俺はホテルに戻った 穏乃「自分だけ和と打ってたなんて京太郎ずるい!」 玄「何気に戒能プロとも……一体どれだけ知り合いがいるんだろうね」 憧「何気に良い目に合ってるし……というか晴絵?こんなことあったなんて聞いてないわよ?」 晴絵「いやぁ、美しい青春の1ページをペラペラ喋るのもアレじゃん?」 灼「ハルちゃん、なんか言い方が……」 宥「も、もうちょっと別の言い方じゃないと……なんというか」 憧「おばさんっぽいって言っちゃえば?」 晴絵「おば……憧、今度呼び出しね?」 憧「事実じゃない!」 8月×▼日 個人戦最終日 個人戦の優勝は照さんだった 終わってみれば白糸台と照さんの3連覇という結果、やっぱあの人すげーわ 咲や和もそれなりの結果だった。後でメールしよう 閉会式が終わった後、セーラさんが怜さんと竜華さんを連れて挨拶に来た セーラさんは憧にも打ってて楽しかった、大阪と奈良だし、そのうち合宿でもしてまた打とうと言っていた こっちとしてももちろんOKだし、憧もリベンジしたいとやる気だった 後、愛宕(貧)への飯テロも、今後続けていこうと3人と約束した。3人ともノリノリだった その後、奈良に帰るのは明日なので今日は打とう!という穏乃の提案の下、赤土先生も参加して全員で打つことに 個人戦見てやりたくなったんだろう、勿論俺も打った しばらく打った後、俺はちょっと抜けて、外に夜風に当たりに行った 1人になると改めて色々思い返すものだ 4月に阿知賀に来たこと、みんなと再開したこと、麻雀部に入部したこと 大会に出たこと、東京で色々な人と会ったり再会したこと、どれも大事なことだ ふと、背中を軽く叩かれ、振り返ると憧がいた 「1人でなにやってんの?」と言う憧、ちょっと色々考えていたと返す やっぱり、俺も勝ちたかった。勝って、個人戦だけどインハイに出たかった つい、ポツリと言ってしまった 憧は驚いた顔をしていたが、すぐに俺の背中を思いっきり叩き、「大丈夫。アンタも頑張ってるんだし、勝てるわよ」 そう笑って言ってくれる憧。やばかった。ちょっとテンション低めな状況であの笑顔、うっかり惚れるとこだった 俺も笑顔で憧にお礼を言った ありがとう。俺も、これから頑張っていく。そう言うと憧は少しぼーっとした後、すぐに後ろを向いてしまった それから早く戻るように言って、早足でホテルに戻っていった 俺、頑張ろう ここから頑張っていこう 晴絵「いやー、青春してるじゃない」 灼「ちゃっかり京太郎と2人きりだし」 穏乃「ですね。ところで憧、この時……アレ?なんでそんな顔真っ赤?」 憧「うー……実は……ちょっとこの時の京太郎が……なんていうか、すっごく良い笑顔で……」 玄「あぁ、この時に好きになったんだね」 憧「そ、そんなこと!…………ふきゅぅ……」 晴絵「それまでの積み重ねもあるけど、憧を笑顔で墜とすとは京太郎もやるわね」 宥「ど、どんな笑顔だったのかな」 8月○◆日 今日、阿知賀に帰ってきた 1日かけての移動だけどさー……また行きと同じようにサービスエリアで千里山に会うとかもう会った瞬間お互い笑うわ また同じようにみんなでパン食べて、記念にみんなで写真を撮った セーラさんの提案で『打倒愛宕の面白い方!!』というタイトルで愛宕(貧)に写メを送った それで千里山のみんなとは別れたが、またどこか思いもよらないところで会いそうだ 阿知賀に帰ると、大勢の人が出迎えてくれて驚いた 赤土先生が「私の時は無かったのに」とボソッと呟いたのは聞かなかったことにしよう 色んな人に「お疲れ様」「頑張ったよ!!」「充分すごいよ!!」と言われたり、俺だけ何故か野郎に叩かれたりしたが、帰ってきたんだな とりあえずは荷物等を学校に置いて今日は解散になった みんな、お疲れ様 穏乃「アレビックリしたよね。パン買いに行ったら園城寺さん達がいるんだから」 憧「ホント、偶然にしてもびっくりよね」 玄「みんなのお出迎えもすごかったよね」 宥「うん、また揉みくちゃにされた……」 灼「私なんて危うく胴上げされるとこだった……」 晴絵「良かったなー……なんで私の時とこうも差あるかなー……」 宥「き、気にしない方がいいですよ?」 8月△▲日 残り少ない夏休み 今日は松実館の臨時バイトに駆り出された やっぱりインハイの活躍からか、お客がかなり増えたらしい それに加え今日は団体客が入ったらしいので忙しかった 俺も色々やっていると、1人の女性客に声を掛けられた ちょっと外の店についてだったから俺でも分かる内容だった 紙に簡単な地図を書いたりして説明していたが、この女性客がどこかで見たことがある人だった 説明が終わって、少しじっと顔を見てみると、なんと瑞原はやりプロだった はやりん?と小声で呟くと、女性客、いや瑞原プロは驚いた顔をして 「バレちゃったかー。結構気付かれにくい恰好だったんだけどなー」そう笑う瑞原プロ 確かに髪型やメイクは大分変っていたようだが、そのおもちは見逃さないぜ 軽く話を聞くと、丁度オフで小旅行兼、赤土先生のスカウトで来ていたらしい 俺なんかにそこまで話していいのか聞くと 「君、阿知賀の生徒だよね?良子ちゃんから聞いてるよ☆」と言って、メモ帳の切れ端かなにかサインを書いてくれた そのままウィンクして部屋へと言った牌のお姉さん……テレビで見た時はちょっときついかもとか思ったけど、今日みたいな感じの方がいいかもなー 家に帰ってサインを見てみると、裏にアドレスと電話番号が書いてあった プロの連絡先をこんなあっさり教えていいのかと少し考えた 玄「お客さんが相当増えちゃって大変だったよねー」 宥「うん……それにしても瑞原プロが来てたなんてびっくりだね」 穏乃「お客さんの名簿とかで分からないんですか?」 憧「そこはプロなんだから、黙っていて欲しかったりするんでしょ」 灼「ところでスカウトって……」 晴絵「あぁ、あったあった。ま、スカウトってより遊びに来た感じだったよ。もうちょい頑張らないと駄目だしねー」 はやり「良子ちゃん良子ちゃん」 良子「なんですか?」 はやり「例の男の子、いい子だねー。メールとかしてて楽しいし、良い人柄が伝わってくるというかねー☆」 良子「イエス。自慢の弟分ですから」 はやり「弟、かー……ちょっと本気で狙っちゃおっかな……」 良子「ホワッツ!?」 はやり「ふふ、愛に年の差なんて関係ないよね☆」 良子「こ、これは……非常にバッドです……私も早く手を打たねば」 8月□★日 今日はみんなとプールに行った 前にも見たが水着姿は何度見てもすばらっ!! 未知のおもちを求めるのもいいが、改めて見ても阿知賀のみんなもレベル高いよなー 眼福眼福 途中、なかなかのおもちの女性客が何人も来た つい、俺と玄さんはそっちに目がいってしまった こっそりプールに入ってゆっくり観察しようと思ったが、そこで玄さんが足をつってしまった おもちに気を取られすぎていたからだろう、慌てて俺が助けた ちょっと溺れかけてかなり慌てていたので、無理矢理後ろから抱きかかえるようにしてプールから引き上げた 特に大事は無かったが、安静のため、ということで玄さんはプールから出ることに ただ、足をつって歩きづらそうにしていたので、更衣室近くまで抱えていった おもちのためにまだプールに居たいと言い張るのを、無理矢理抱き上げたからか、かなり大人しくしていた その後も反省したのか玄さんはやけに大人しかった 話しかけても、恥ずかしさからか赤くなって黙ってしまった まぁ、これでおもちを見ても冷静であってくれるならいいな 憧「あったわねー、玄が溺れかけたの」 宥「胸ばっかり見てちゃだめだよー?」 灼「でも、京太郎がすぐに玄を抱き上げたのもすごかった」 穏乃「ですよね。こう、ひょいっ、って玄さんをお姫様抱っこして運んで」 玄「あぅぅ……」 晴絵「玄ー?真っ赤だけど、まさかこの時に……」 憧「あー、水着でお姫様抱っこだもんねー」 灼「確かにあの時かっこよかったし……」 宥「玄ちゃん、落ちちゃったんだね」 玄「だって、京太郎くんがあんなに近くで……ちょっと強引だったし……」 憧「言い方言い方」 穏乃「憧に玄さん……次は誰だろうなー」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3332.html
ジュンイチロー「君はこの国の行く末を担う魂があるかね?」 京太郎「俺は……俺は……」クッ… ジュンイチロー「よろしい。決心がついたらまたきなさい」 京太郎「くそっ!」 ダッタッタッ! 京太郎「ハァ……ハァ……」 京太郎「逃げてしまった……」 京太郎「俺は……どうしたら……」 ?「そこにいるの……京ちゃん?」 京太郎「……! ……咲……か?」 咲「どうしたの京ちゃん? 汗びっしょりだよ?」 京太郎「……ああ、ちょっと走ってきてな。それより咲こそこんな時間にどうしたんだ?」 咲「うん。部室の掃除してたら遅くなっちゃった。今から帰るところだがから、一緒に帰ろ?」 京太郎「ああ、そうだな……」 トボトボ・・・ 京太郎「なぁ、咲」 咲「何? 京ちゃん」 京太郎「今、幸せか?」 咲「うん? いきなり幸せかって、何?」 京太郎「うーん……、例えばさ、戦争も何十年もしてないし、コンビニ行けば食べ物はあるし、麻雀大会も毎年開催されてるじゃん」 咲「そうだね」 京太郎「そういうのが、普通じゃなくなったらどう思うかなって」 咲「それは嫌だな……] 咲「麻雀部のみんなと遊べなくなっちゃったら困るし、麻雀大会が無くなったらお姉ちゃんと和解できなくなっちゃうかも」 京太郎「そうだよな……」 咲「でもね、京ちゃん……」 京太郎「ん?」 咲「もしも……、もしもだよ?」 京太郎「もしも?」 咲「京ちゃんが何もいわず、どっか行っちゃったら、もっとやだな……」 京太郎「咲……」 咲「なーんて! わかってるのにね。京ちゃん、いつだって私たちの知らないところで何かしてきてくれたのに……」 咲「いまさらわがまま言えないよね」 京太郎「ごめん……」 咲「ううん! いいの! でも、約束して」 京太郎「約束?」 咲「必ず、帰って来るって……」 京太郎「……おう!」 京太郎「必ず、咲の元へ帰ってくる!」 咲「……約束破ったら絶交だからね!」 京太郎「ああ、心配するな!!」 咲「じゃあ、また、学校でね……」 京太郎「ああ、またな……」 咲「ぐすっ……」 タッタッタ…… 京太郎「咲……元気でな……」 次の日…… 京太郎「衆議院議員に立候補いたしました須賀京太郎です! よろしくお願いします!」 ザワザワ… ザワザワ…… 「あれ、まだ高校生じゃない」 「あんな若造が国を動かせるものか!」 ブルルルルル…… ジュンイチロー「これが須賀君の出した答えか」 タロー「あっはっは……これは一本とられましたな! して、これからどうすます?」 ジュンイチロー「決まっている!」 タロー「はて?」 ジュンイチロー「公職選挙法、改正だ!!」 「賛成多数! よって法案は可決! 衆議院議員の被選挙権が25歳から16歳に引き下げられました!」 タロー「これで後戻りはできねぇな」 ジュンイチロー「ああ、これがどうころぶか私にもわからん……」 『本日は被選挙権が引き下げられたことにより、にわかに注目を浴びだした人物、須賀京太郎さんにお越しいただいております!』 京太郎『どうも、お招きいただきありがとうございます』 傀「ご無礼、ロンです」 「ああ! 飛びやがなぁ……」 傀(須賀……京太郎か……) 『なるほど……それが選挙公約ですか』 京太郎『はい、未曾有の危機にはこれで対処するしかないと考えます』 哲「ツモ。倍満だな」 「クソッ! もうお前とは打たねぇよ!!」 哲(須賀京太郎……覚えておくか) 『しかし党を立ち上げするには党員が足りないのでは?』 京太郎『もっともな質問です。では、少しよろしいですか?』 アカギ「ククク……ロンだ。聞こえなかったのか?」 「ああ……俺の……金……」 アカギ(須賀京太郎……) 「あ、何を!?」 京太郎「俺と一緒にこの国を! 日本を変えていける!! それだけの雀力を渇望する若者を! 我が党で募集しますっ!!!」 タロー「あちゃー……。やっこさん、本気ですぜ」 ジュンイチロー「くっくっく……。これを幹事長に出しておいてくれ」 タロー「えっっ!? これは……離党届!?」 ジュンイチロー「俺も心は若いつもりだ」 タロー「おいおい、一人でいっちまうつもりですかい?」 ジュンイチロー「まさか!?」 タロー「俺も、既に持ってきちまっているのよ!」 こののち、京太郎陣営にはジュンイチロー・傀・哲・アカギといった名だたる雀士たちが集まる…… しかしここで逆風が吹く!! 朝日『須賀京太郎氏の発言からは軍靴の足音が聞こえる』 毎日『須賀京太郎氏は高校時代に女5人男1人の麻雀部に所属しており、変態プレイにいそしんでいたようである』 京太郎を危険視した政財界からマスコミを使って圧力がかかったのだ!!! 「戦争反対!!」 「京太郎はSS速報に引きこもれ!!!」 「百合を汚すな!!!!」 ザワザワ… ザワザワ…… 京太郎「やれやれ、ひどい言われようだな」 哲「で、部活ではハーレムだったのかい?」 京太郎「そんなわけないでしょ!」 ジュンイチロー「しかしこのままではまずいことは確かだ」 京太郎(くっ……どうしたらいい……?) そのころ白糸台 パシャパシャッ!! 照「みなさん、応援ありがとうございました!」ペコッ 照「……」チラッ 菫「……」コク 照「実は今日、みなさんにぜひ伝えておきたいとがあります」 ザワザワ…… ザワザワ…… 「いったいなんだ?」 「チャンピオンが私的なことを伝えるらしい」 「どんなことを言うんだ!?」 照『それは、衆議院議員立候補者の須賀京太郎氏のことです』 照『世間では部活を利用しハーレムプレイをしていたという悪評がたっておりますが……』 照『それは根も葉もない噂です』 京太郎「こっこれは!?」 ジュンイチロー「どうやら神風が吹いたようだ」 哲「ほとほと悪運が強いようだな」 照『その証拠に、私の妹が、京太郎氏のいる麻雀部に所属しております』 咲「お姉ちゃん……お願い、聞いてくれたんだ……」グスッ 久「さあ、私達の方にも取材がくるから忙しくなるわよ。和は写真映りもいいし、取材も慣れてるんだからしっかりね」 咲「和ちゃん、お願い!」 和「ふぅ……咲さんの頼みなら嫌とは言えませんね。それに事実を言うだけですから」 『では須賀氏は雑用を一人で引き受けておられたと』 久『ええ、悪いとは思ったけど、夏合宿の買出しもお願いしたわね』 和『それでいて夏合宿には行ってませんでしたよね』 『それはちょっと……ひどいのでは……』 咲『あはは……ごめんね京ちゃん』 久『でも須賀君は一人だけ全国大会に出られなかったから、サポートさせてほしいって自分から志願したのよ』 『なるほど……須賀氏は随分献身的な方なんですね……」 「応援の電話がじゃんじゃんかかっています!!」 ジュンイチロー「これで世論はこちらに傾いたな」 京太郎「みんな……ありがとう……」ポロポロ…… 照『最後になりましたが、我々白糸台一同は須賀京太郎氏を応援しております』 『おお! チャンピオンが応援していると!!』 『明日の一面は差し替えだ!!」 龍門渕家 透華「あんなに目立ちくさって~~~!!! ハギヨシ!!」 ハギヨシ「はっ」 透華「すぐに須賀京太郎に連絡をいれなさい! 選挙資金はこの龍門渕透華が全面的にバックアップしますと!」 ハギヨシ「すぐに」 ハギヨシ(よかったですね、須賀君) 一「ああ~、また透華の悪いところがでちゃったよ」 純「いや、今回のは慧眼じゃねーの? 流れはあいつに吹いてるしな」 智紀「うん……ネットでは絶大な人気……。同情票も含めたら凄い比率になる」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3329.html
京太郎「お前らの内誰かがトップを取れば俺の命・・・・チンコを去勢すればいい。そのかわり俺が勝ったらお前らの処女をもらう」 咲「京ちゃん・・・どうしたの?いきなり・・・」 久「須賀くん、頭イカレてるの?正気の沙汰じゃないわ」 タコス「ヤクでもキメたのかじぇ?」 和「マジキチです、須賀くん」 ワカメ「ワカメ」 京太郎「この正念場でリスクを負えず退く程度のレベル・・・それがあんたたちの容量・・・全国に届きようもない」 久「カスのクセに言うじゃない。ムカツクわ。いいでしょう、その勝負受けましょう」 咲「そ、そんな部長・・・京ちゃん、いいの?去勢されちゃうんだよ?(京ちゃんみたいなザコじゃトップなんて無理だよ)」 京太郎「どうかな・・・やってみればわかるさ」 咲「京ちゃん・・・・(こいつカスだな)」 対局後 久「う、うそ・・・圧倒的点差で・・・・こんな惨敗・・・・・!」 京太郎「覚えておくんだマン公・・・。能力を使えば圧勝できるだと・・・?」 京太郎「馬鹿じゃねぇのか・・・?そういうこざかしいことと無関係のところに・・・強者は存在する・・・!」 咲(こいつ・・・・!) ……… … ドッピュルルルルル 京太郎「どうだ?初めての男の味は?」 和・久「京太郎さまぁ・・・///」 咲「うぅ・・・・・」 咲「京ちゃん・・・・赤ちゃんできちゃったらどうするの・・・・?私・・・・」 京太郎「そういう理不尽な妊娠って言うのがSEXなんだ・・・・俺はずいぶん長くそう考えてきたが違うのか・・・・?」 京太郎「ククク。どれ次は龍門渕あたりにでも顔を出すか」 ……… … 京太郎「ハァハァアッはぁっ・・・一ぇ・・・一!・・・っはぁっはぁっ」 はじめ「あ゛っあ、む゛ぁ゛っ」ズンズンズンズンズンズンズンズンズンズンッ はじめ(気持ち悪い・・・・ベロチュウされながらオナホみたいに扱われて両手持ちで上下に振られなてチンコに叩きつけられるなんて・・・!) 京太郎「あ゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ射精るッ射精るッ射精るッ射精るッ射精るッツモ!!!!!!中出し無双!!!!!!!」 どづっぢどいおどっどydpぢゅいおようdぽおydぱそ!!!どっぴゅい!!!!!!!!! はじめ「うぁあっ・・・!!」ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクッ・・! はじめ(長い・・・射精が・・・・一番深く挿入されて両腕でがっちり隙間がなくなるくらいにおさえつけられて・・・!!) 京太郎「はじめちゃん、その卵子だ」ドyピュ はじめ(うっ・・・・!子宮狙い撃ち・・・・!) 京太郎「まだまだ。俺のリビドーは収まらねぇ」 ……… … 京太郎「ロン 8000オールだ」 照「バカな・・・なんて強さだ」 菫「カタカタ」 京太郎「約束通り冬服に着替えてもらおうか」 照「わざわざ冬服に着替えさせてから孕ませるなんて・・・」 京太郎「恨むなら白糸台高校の冬服をデザインした奴を恨むんだな」 照「・・・着替えたぞ」 京太郎「おらぁ!」腹パン 照「ぐぶっ」 京太郎「なんだその目は!畜生見下しやがって!」 京太郎「ちょっと麻雀が強いからっていい気になってるんじゃねーぞ!」 どごっどごっ 照「ぐはっ・・・やめろ・・・」 京太郎「ふうふう」カチャカチャ 淡「やめろ!テルーに」 京太郎「うるっせあぁぁああぁぁ!」グイッ 淡「痛い!痛い!髪引っ張らないで!」プチプチ ぶんっ 淡「あうっ」どさっ 菫「カタカタ」 淡「やめて・・・お願いだから・・・」うっうっ 京太郎「じゃあ選べ。ここでお強い先輩が孕まされるのを手を咥えて見守るか」 ビリビリビリ 淡「いやぁっ」 京太郎「代わりにお前が冬服に着替えるかをなあ!」 渋谷「ズズズ」 淡(そんな・・・でもここで断ったらテルーが) 照「・・・・・・」ガタガタ 京太郎「早くしろ!あと5秒だ!さーん、にーい、いーち」 照「頼む・・・淡、着替えるくらいいいだろ」ガタガタ 淡「・・・ごめんね」 京太郎「ひゃあ!」 照「やめろぉっ!謝るな!頼むっ」 ……… … トゥルルルル 咲『もしもし』 照『咲か』 咲『どうしたの急に』 照『須賀京太郎』 咲『ひっ』 照『やはりお前もか・・・』 咲『うん・・・わたしだけじゃなくて麻雀部員はみんな・・・』 照『そうか・・・こっちもだ・・・菫と淡なんて冬服に着替えて髪コキまでしたのに』 照『約束通り犯されてしまった・・・多分妊娠しているだろう』 咲『ひどい 白糸台って麻雀部いっぱいいなかったっけ』 照『一人残らずだ』 咲『うう・・・もういやだよ』 咲『和ちゃんと部長は一発でできちゃって・・・優希ちゃんは危険日のたんびにされて結局・・・』 咲『わたしもデキてなかったけどもしかしたらまた・・・』 がらがらがら 京太郎『お邪魔しまーす』 咲『ひいっ!』 照『おい!咲!どうした!』 咲『いや!もうやめて!こないで!』ぶんっ がしゃぱーりーんがちゃ 照『咲!咲!』 京太郎『もしもし代わりました。須賀N.P.京太郎です』 照『貴様!咲をどうした!』 京太郎『うっ・・・ふう。なんかでかけましたよ』どくどくどく 照『ウソつけ!』 咲『いやぁ・・・許して・・・もうやぁ・・・おとーさん・・・』 京太郎『またえらそうな口の聞き方に戻ってますねチャンピオンさん』 照『うるさい!咲を離せ!』 京太郎『調子に乗るなよメス豚が』 照『なっ』 京太郎『俺に無理矢理犯されてる時に、麻雀強いのが何か役に立ったか?え?おい』パンパン 咲『お願い・・・ゆるして・・・昔の京ちゃんにもどってよぉ・・・』 照『咲を離せ・・・離してください・・・・』 京太郎『うーんそうだなー、じゃあてるてるが一生俺の子供を生み続けますって誓ったら考える』 照『ふざけるだ誰が』 京太郎『あーせっかくまだ咲が綺麗な体のまま開放されるチャンスなのになー』 咲『ひっく・・・ひっく・・・』ぱんぱん 京太郎『お姉ちゃん咲はどうでもいんだって。自分のがかわいいんだってさ』 照『っ・・・わかりました』 京太郎『愛の告白付きでよろ。ずっと子ども作るなら当然だよね』 照『・・・・・・・須賀京太郎さん、愛してます。一生生み続けますから、私だけと子作りしてください』ギリギリ 京太郎『うーん、気持ちこもってないなー。まあいいか、でも俺のこと嫌いじゃなかったの?ねえ?』 照『無理矢理犯されて嫌いでしたけど、好きになってしまいました。結婚してください』ギリギリ 京太郎『うわーすげー棒読み。まあそこまで言うなら仕方ない』 咲『お姉ちゃん・・・』うっうっ 京太郎『よかったなー咲。今日一番危ない日だったもんな』 咲『うん・・・うう・・・お姉ちゃん・・・ありが』 ドグンッ 京太郎『うっ射精る、おうっふ、うっ、くおお』 照『咲!?おい貴様』 咲『えっ?いやっ!いやっ!いやーーーーっ!!』 京太郎『すいません、溜まってたもんで気持よくておうっく』びゅるびゅる 咲「・・・ひっく・・・ひっく・・・」 京太郎「さて、次は後背位だ」 咲「いやぁ・・・もういやぁ・・・あん!んっ!っ!・・・・」パンパンパン 京太郎『じゃあ照さんまた今度。愛してますよ』 ピッ 照『・・・・・・・』 照『許・・・さない』 照『許さない!許さない!』 照『・・・ね・・・死ねぇ・・・・・・いや、殺す・・・殺してやる!』 照『私はお前を殺してやるぞ・・・須賀京太郎ぉ!!』 カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/545.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343225075/ 京太郎「ツモ。小四喜。16000オール」 京太郎100000、咲0、衣0、和0 咲「」 衣「」 和「」 京太郎「(なんか調子が良すぎると思ったら忌呪帯法の巻き方間違えてる…。やばいな)」 ※忌呪帯法とは、自分の力を抑える効果がある包帯の巻き方である 咲「まさか京ちゃんがこんなに麻雀強いとは思わなかったよ~」 衣「現世にお前のような魑魅魍魎がいるとは思わなかったぞ…」ガクガク 京太郎「いや、偶然偶然。レベル0の俺がレベル5の咲達に勝てたのは本当に偶然だって」 咲「(…今の対局で京ちゃんから感じたオーラ。私たちのレベル5より上だったような…。)」 和「(麻雀の強い須賀君…かっこいい…///)」ポッ 久「(一緒に打っていたみんなは気づいてないみたいだけど、今小四喜和了る前に何回フェイント入れた!?)」 久「(5…いや7…!?はは…考えられない…)」 帰り道 京太郎「今日はしくじったなぁ~。咲達には俺の本当の実力を隠して起きたかったのに…」 藤田プロ「お、須賀じゃないか。偶然だな」 京太郎「…嫌な偶然ですね。お久しぶりです藤田プロ」 藤田プロ「おう、久しぶりだな。で、この間の話、考えておいてくれたか?」 須賀「…またプロ行きの話ですか?」 藤田プロ「あぁ。お前、本当はレベル6くらいの実力はあるだろ?」 京太郎「ハァ…俺みたいな素人がそんなレベルのはずないじゃないですか。」 京太郎「この間の能力測定の時もレベル0って診断されましたし…」 藤田プロ「ふむ…ま、お前がそう言うのならそういう事にしといてやる」 京太郎「なんか引っかかる言い方ですね…。まぁそういう事なんで勘弁して下さい」 藤田プロ「レベル6あれば私達プロと同レベルなんだからなぁ~。また考えておいてくれよ~」 京太郎「だからレベル0ですって。それじゃあ失礼します」 京太郎「(こりゃ本当はレベル13だなんて死んでも言えんな…)」 次の日 久「今日は特別ゲストで風越の福路さんとドムさんと白糸台の咲のお姉さんを呼んできたわよ」 照「…皆さんこんにちは。咲、久しぶりね。お土産にプリン買ってきたわよ」 咲「わぁ~お姉ちゃん!来てくれたんだね!嬉しい!」 福路「上埜さん、お久しぶりです」 ドム「……」 久「久しぶり。元気してた?」 久「(まぁ今日みんなを呼んだ本当の目的は須賀君の実力を測る為なんだけどね…)」 京太郎「(包帯の巻き方忘れちまって結局昨日ままだわ…。やばいなこりゃ)」 京太郎「(なんやかんやで結局部長に乗せられて対局する羽目になっちまった…)」 京太郎「(それにしても風越のキャプテンがいるとは…いつも見たいにかっこ悪いとこ、見せる訳にはいかねぇな…)」 照「(咲が見てる…かっこ悪い所見せられない…全員潰す…。そして咲と二人でプリン食べる…。)」 福路「(上埜さんが見てる上埜さんが見てる上埜さんが見てる上埜さんが見てる)」 ドム「……」 第一局開始ッ! 親、京太郎 京太郎「(配牌で国士聴牌か…クズ手だな…)」 京太郎「(まぁここは、不要な5ピンを切るか…)」トスッ 京太郎「…」 京太郎「……」 京太郎「………?ドムさんの番ですよ?」 ドム「…滅びよ」 京太郎「…え?」 ドム「ツモ…。地和。8000、16000」 照「……クッ」 福路「」 京太郎「…なるほど」 京太郎「……この打ち筋…まさか現実で逢えるとは思えませんでしたね…。」 ワカメ「なん…じゃと…」 和「ま…まさか…」 京太郎「……おはよう…」 京太郎「おはよう…ドムっち!!」 みんな「!?」 東二局 親 ドムっち ドムっち「……///」ポォー タコス「ドムちゃんが発熱してるじぇ…」 福路「(気持ち悪い…!)」 ドムっち「………今日は……///」ボソッ みんな「!?」 ドムっち「今日は…天気がいいですね…///」 照「…?」 久「(どうして突然天気の話…?)」 京太郎「(…そういうことか)」 ワカメ「(いや思いっきり雨じゃろ…)」 福路「ドム?あなたの番ですよ?」 ドム「いや…それが…」 ドム「和了ってるんです」パタパタパタ ドム「天和。16000オール」 京太郎-7000 照1000 福路1000 ドム105000 京太郎「(まさかレベル15のドムっちがいるとはね。これは相手が悪かったか)」 照「(…咲にかっこ悪いとこ見られちゃった…)」グスン 福路「(ドム、風越帰ったら○す)」 ドム「……」 京太郎「いや~俺が飛ばされて終わっちゃったね。みんなごめん」 京太郎「(まぁなんとかドムっちのおかげで実力を隠せたからよかったぜ…)」 京太郎「じゃあ今日はこれで終わりかな。俺は帰るぜ」 ドム「……まだよ」 京太郎「!?」 ドム「絞れるだけ絞りとる…。倍プッシュだ…」 その後、ドムにたっぷり色々と絞り取られる京太郎であった おわり