約 969,244 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5846.html
http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420351389/ 春の日差しは暖かく、風は涼しい。 外に出て運動するには絶好の日で、用事が無くても何となく散歩に出かけてみたくなる、そんな日。 京太郎「けど、なぁ」 だからと言って、屋上にシートを敷いて読書に勤しむのは彼女くらいだろう。 呆れたような溜息で彼女はやっと俺に気付いたらしく、読んでいた本を閉じてそっと俺に手を伸ばしてきた。 俺は白く細いその手をとって、ゆっくりと彼女を起き上がらせた。 京太郎「それじゃ、行こうぜ……照」 レディースランチ。 手頃な量と味を両立させた素晴らしいメニュー。 残念ながら、その名の通り女子専用メニューなので今日も照に代わりに頼んで貰ったわけだが。 照「……」じー ガン見である。 手元の本に視線を落とさず、俺をガン見している。 京太郎「……それ、読まないの?」 照「もう読み終わったから」 京太郎「……あ、そう」 照「……」じー ガン見である。 「おっす。また嫁さんつれてメシ?」 照「どうも、旦那が世話になってます」 嫁さん違います。 尭深「おつかれさまです」 京太郎「ありがとう」 部室に顔を出すと、後輩がお茶を淹れてくれた。 熱過ぎず温過ぎず、甘過ぎず苦過ぎずな丁度いい塩梅。 京太郎「うん、うまい……渋谷、結婚してくれ」 尭深「え、あ……」 照れている。可愛い。 ちょっとしたジョークにこんな反応をしてくれるのは渋谷くらいのもの。 色んな意味で嫁に欲しい逸材である。 菫「あまり後輩を困らせるなよ」 そんな小言を引っ提げながらやってきたのは我らが部長。 顔良し、スタイル良し、性格良し――なれどチーム虎姫で婚期を逃しそうな女子No.1と 密かに陰で囁かれている苦労人こと、弘世菫さんである。 菫「ああ、あと少しプリント運ぶのを手伝ってほしいんだが……」 京太郎「おっす、了解」 なのでまぁ、せめて卒業するまでは色々と手伝ってやろうと思う。 俺は菫の後を追って、部室を後にした。 尭深「……」ズズッ 京太郎「ふー……」 菫「ありがとう。大分楽になった」 京太郎「いいってこんぐらい」 菫「そうか……ところで、もし良かったら今度――」 誠子「あ、おつかれさまです!」 京太郎「お、おつかれー」 誠子「あ、そだ。先輩、今度の日曜空いてます? ボーリングの券貰ったんですけど」 京太郎「いいね、空けとくわ」 菫「……」 菫「……」クシャッ 放課後。 部活が終わってさあ帰ろう、という時。 淡「せーんーぱーいー」 不意に背中に感じる重み。 すわ心霊現象か、視界の端に髪の毛らしきものが映る。 淡「あーそーぼーおーよー」 幻聴まで聞こえる。 恐らく疲れているのだろう、早いとこ帰って寝よう。 淡「せんぱいー? どこいくのー? あ、もしかして私お持ち帰りされちゃう?」 訂正。 ちょっとだけ寄り道して帰ろう。 よく喋るお荷物を女子寮に送り届け、さて帰ろうとした矢先。 照「それじゃ、帰ろうか」 何故か、照が俺の後を着いて来る。 照「……どうしたの?」 京太郎「いや、お前がどうしたの」 照「今日明日明後日といないから、京ちゃんをよろしくってお義母さんが」 京太郎「……まじか」 照「うん」 照「夕飯はなにがいい?」 京太郎「確か昨日の麻婆がまだ残ってる」 照「じゃあ、明日の朝ごはん」 京太郎「朝もトーストとかでさっさとやっちゃうからなぁ」 照「……じゃあ、昼は」 京太郎「学食の日替わりランチを食べたい。明日は確かハンバーグだし」 照「むぅ……京ちゃんはワガママ」 京太郎「そうか?」 照「うん」 京太郎「そうか」 京太郎「……」 照「……」 会話が止まる。 何となく、気まずい。 京太郎「そういやさ」 照「?」 京太郎「妹さんも……もう、高1だっけ?」 照「……」 照「……うん」 京太郎「そっか。元気だといいな」 照「会えるよ」 京太郎「……?」 照「多分、会える。インターハイで。そんな気がする」 京太郎「そうか……」 照「……」 京太郎「照がそう言うなら、会えるんだろうな」 照は、小さく頷いた。 照「……ん」 照が控え目に手を握ってきたので、少し強めに握り返す。 小さい手が、ちょっとだけ震えていた。 京太郎「……妹さんへの挨拶、考えといた方がいいかなぁ」 そんなことを考えながら、俺は照と並んで帰路に着いた。 カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2298.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1357650773/ --1月1日・須賀家-- 京太郎「新年ねー、ついこの前清澄に入学したと思ったのにもうそんな時期なのか」 京太郎「去年は色々あったな。 高校入学して、和目当てで麻雀部入って、 中学からの付き合いだった咲の意外な一面を知って、優希のためにタコス作りの修行して、清澄が団体で全国制覇して……」 ピンポーン 京太郎「おっ、来たか」 京太郎(まっ、本当に色々あったけどやっぱり俺にとって一番のビッグニュースは……)ガチャッ 優希「あけましておめでとうだじぇ、京太郎!」 京太郎「あけましておめでとう、優希」 京太郎(須賀京太郎、16年の人生で初めて彼女が出来ました!ってところだな) 優希「どうだ京太郎、新年という事で着飾ってみたじぇ!」 京太郎「へぇ、振袖か。 お前にしては色気を出したじゃん、よく似合ってるぞ」 優希「お前にしてはってところが引っかかるが、褒められたのは悪い気がしないな!」 京太郎「それにしても、お前が着物の着付けなんて出来たとは意外だったな」 優希「なに言ってるのだ、私にそんなの出来るわけないじぇ」 京太郎「うん、だろうな。 わかってたよ、そんなの」 優希「いくらなんでもひどくないか!?」 京太郎「いや、だって着付けできる優希とかイメージ不可能だろ?」 優希「うっ……だからといって納得されるのも複雑だじぇ」 京太郎「まあ、お前の事をよくわかってるって事で1つ。 それより寒かっただろ、早く家に上がってくれ」 優希「むう……とりあえずお邪魔するじぇ」 京太郎「邪魔するなら帰れ」 優希「やっぱりひどい!?」 カピ「キュー」 優希「カピー、一年ぶりだじぇー!」 京太郎「お前昨日もいただろ」 優希「昨日は去年だから一年ぶりで合ってるじぇ!」 京太郎「んっ? 言われると確かにそうなのか? いや、でも、やっぱりなんかおかしいような……」 優希「まあまあ細かいことは置いとくじぇ、京太郎。 それより私はアレを所望する!」 京太郎「なんだよ、物欲しそうに手なんて出して……おい、お前まさか」 優希「うむ、優希ちゃんはお年玉が欲しいのだ!」 京太郎「同年齢にお年玉要求すんな、アホ」 優希「アホとはなんだ、アホとは! かわいい彼女にそんな事を言うなんて酷いわ、あなた……よよよ」 京太郎「まるで人を暴力亭主みたいに……わかったわかった、じゃあ手出せ」 優希「えっ?」 優希(まさか本当にくれるのか? 冗談だったんだけど、言ってみるもんだじぇ) 京太郎「ほらよ」ポンッ 優希「おぉ……なんなのだ、これは」 京太郎「五円玉九枚だ」 優希「おい、これは中途半端すぎるぞ京太郎!」 京太郎「お前にはそれで十分だからな」 優希「くうう、京太郎のケチめ。 だけどせっかくだからもらっておくじぇ」 京太郎「おーおー、お賽銭にでもしてくれ。 それより昼飯まだだろ? 初詣行く前に食べていけよ」 優希「いいのか?」 京太郎「なにも食わせないほど冷たくはないつもりなんだがな?」 優希「じゃあいただくじぇ!」 京太郎「わかった、ちょっと待っててくれよ」 ---- 優希「モグモグ……」 京太郎「こたつでおせちってのは日本人だからこその贅沢だよなあ」 優希「全くだじぇ。 最近は作るところも減ったし、買う方が多いって聞くけど」 京太郎「あー、確かに。 ちょっと前まで正月っておせちが当たり前みたいな感じだったのにな」 優希「家も結局買わなかったけど悩んでたみたいだじぇ。 えっと、確かグルー……」 京太郎「おいばかやめろ」 ---- 京太郎「さてと腹も膨れたし初詣行くか」 優希「おー、早く行こう京太郎!」 京太郎「おいおい、あんまりはしゃぐと裾がめくれて下着見えるぞー」 優希「えっ」 京太郎「んっ?」 優希「着物着る時は下着を着けないのが常識ってのどちゃんから聞いたじぇ。 だから今も下着は着けてないじょ」 京太郎「」 --神社-- ガヤガヤガヤガヤ…… 京太郎「うわ、すごい人ごみだな」 優希「京太郎、なんでさっきから私にピッタリくっついて離れないんだ?」 京太郎「自分の胸に聞けよ」 優希「わからないから聞いてるんだじぇ」 京太郎「じゃあわからなくていいから、俺から離れるのだけはやめろよ?」 優希「それは任せろ! 離れたら京太郎が迷子になりそうだからな!」 京太郎「端から見たら間違いなく迷子に見えるのはお前だろ。 おっと、そろそろお賽銭の用意しとくか」 優希「お賽銭……えっとさっき京太郎からもらった五円玉を奮発して二枚入れようかな……」 「ワハハ、そういえば知ってるかー?」 優希「む? どこかで聞いたような声が……」 「えっ、何がです?」 「お参りの時のお賽銭は五円玉がいいのは有名だけど、数によって意味が違うんだぞー」 「そうなんすか?」 「ああ、五円玉はその名の通り『ご縁』を意味しているんだが数によって確かに意味は変わる。 例えば二枚なら重ね重ねご縁がありますように、三枚なら十分ご縁がありますように、みたいにな」 「へー、そんな事を知ってるなんて智美ちゃんすごいね!」 「ワハハ、実は私もゆみちんから教わったんだけどなー」 「さすが先輩、物知りっすね!」 「たいしたことじゃないさ。 ああ、そういえば五円玉二枚には縁が遠のくという意味もあるから気をつけた方がいいな」 優希「……」ピクッ 「……もう二枚入れちゃったぞ、ワハハ」 「か、蒲原先輩、私五円玉多めに持ってますから気を落とさずに……」 「そ、そうだよ! 昔から一緒なんだし私は智美ちゃんから簡単に縁は遠のかないから!」 「ワハハ、むっきーもかおりんも優しいなー」 「ふむ、じゃあ私は九枚入れるか」 「九枚にはどういう意味があるっすか?」 「始終ご縁がありますように、だな。 私達の縁は長いこと続いてほしい」 「もちろんっす! 私は先輩から一生離れないっすから!」 「……いや、みんなと、という意味だったんだがな?」 優希「……」 優希「……」 優希(五円玉九枚で始終ご縁がありますように……) 京太郎「えっと、あれ五円玉分けといたはずなんだけどな……」 優希(そういえば京太郎、この五円玉くれる時お賽銭にしろって……) 京太郎「おっ、あったあった。 ひーふーみー……よし、九枚あるな」 優希(つまり京太郎は……) 京太郎「よし、優希行くか」 優希「う、うん……」モジモジ 京太郎「……どうしたのお前」 優希「な、なんでもない!」 京太郎(……まさか五円玉九枚の理由がバレたのか? いやいや、俺に教えてくれた咲も優希には黙ってるって言ってたし、それはないはず) 優希(私とずっと一緒にいたいなんて、京太郎もかわいいところがあるじぇ……) 京太郎「と、とりあえず邪魔になるからさっさとお参りするかー」 優希「そ、そうだな!」 チャリンチャリン、パンッパンッ 京太郎・優希「…………」 京太郎「……よし、戻るか」 優希「うん」 京太郎「なにを願ったんだ?」 優希「タコスを去年以上にいっぱい食べられますように、だじぇ!」 京太郎「お前のタコスへの情熱は本当にぶれないな」 優希「むっ、そう言う京太郎はなにを願ったんだ?」 京太郎「優希の胸が大きくなりますように」 優希「なぬっ!?」 京太郎「あっ、悪い。 そういえば願い事って人に言ったら叶わないんだったっけ」 優希「じょ!?」 京太郎「すまん、優希……俺が口を滑らせたばかりにお前は一生幼児体型……いてっ!?」 優希「…………」ポカッ、ポカッ、ポカッ 京太郎「あの優希さん、無言で殴るのは怖いから、ちょっと、地味に痛い、本当に痛いからやめ」 優希「…………」ポカポカポカポカッ 京太郎「あっ、馬鹿、あんまり暴れるな! はだけて色々見える、見えちゃうから! 人の話を聞け、おーい!」 ---- 優希「京太郎のバカバカバカ! もう大っ嫌いだじぇ!」 京太郎「悪かったって……タコスやるから機嫌直してくれよ」 優希「そういうタコスさえ与えておけば簡単に扱えると思ってるところが、ますます腹立たしいんだじょ!」 京太郎(タコスでも動かないとか相当怒ってんなこれ……さすがにやりすぎたか) 京太郎「本当に悪かった! 俺に出来ることなら何でもするから許してくれ、頼む!」 優希「……本当に何でもするか?」 京太郎「ああ」 優希「……じゃあ、私とずっと一緒にいろ」 京太郎「えっ?」 優希「あっ……だ、だから、お正月の三日間は私のために時間を使えと言ってるのだ!」 京太郎「いや、俺はいいけど……本当にそんなんでいいのか?」 優希「いいから言ってるんだじぇ」 京太郎「……わかった、元々そのつもりだったしな」 優希「よし! なら許す!」 京太郎「ありがとうございます、お姫様。 じゃあそろそろ家に戻るか」 優希「帰る前におみくしでも引いてくじぇ」 京太郎「そうだな」 優希(思わずずっと一緒に~なんて言っちゃった。 これで願い事叶わなくなったりしてないかな……) 京太郎(別に正月限定にしなくてもいいと思うんだがな……まあ、本当の願い事は叶ったっぽいけど) 優希(照れくさいから願い事タコスについてにしちゃったけど、 きっと京太郎は私のそんな気持ちわかってないんだじぇ……よりによって願い事があれだったし) 京太郎(しかし俺もちょっと子供過ぎたな、優希の願い事が俺についてじゃなくて意地悪するとか小学生かっつーの) 優希(でも、もし京太郎の願い事が私と同じだったら言って叶わなくなっちゃってたかもしれないし、これでいいのか?) 京太郎(あー、でも言ってたら叶わないらしいし、優希の願い事が俺と同じじゃなくて助かったのか?) 京太郎・優希(隣の人とずっと一緒にいたいなんて願い事、自分しかしてないってのはちょっと寂しいけど) 1日目終了 --2日目-- 京太郎「優希、餅焼けたぞ」 優希「ご苦労だじぇ」 京太郎「お前本気で餅をタコスに入れて食うの?」 優希「何事もチャレンジだからな!」 京太郎「まあ、お前がそれでいいならいいけど。 俺は磯部焼きにでもするか」 優希「むぐぐ……」 京太郎「ぷっ、お前噛み切れなくて伸びまくってるぞ」 優希「ええーい、笑うな、笑うな!」 京太郎「いやあ、なかなか微笑ましい光景だぞ? 小さな子供が悪戦苦闘してるみたいで」 優希「むきー!」 京太郎「くくっ……むぐっ?」 京太郎「あれ、上手く切れな……うわ、醤油たれた!? ティッシュティッシュ!」 優希「あっはっはっは! 人の事を散々笑った罰だじぇ!」 京太郎「うるせーやい! お前こそソースこぼしそうじゃないかよ!」 優希「じぇ!? き、京太郎、ティッシュを早くよこすんだじょ!」 京太郎「だああ! 今行くからちょっと落ち着け、おいこらカーペットにこぼれるからおとなしくしてろー!」 ---- 京太郎「な、なんとかセーフ……」 優希「一時はどうなることかと思ったじぇ……」 京太郎「この前新調したばかりのカーペットに染みなんてつけたら、洒落にならなかったな……」 優希「怒られるのを考えただけで寒気がするじょ」 京太郎「気をつけないとな……さっさと食って片しちまおうぜ」 優希「そうだな」ガンッ! 京太郎「あ、馬鹿! 言ったそばからこたつ揺らすな!」 優希「へ?」バシャッ 京太郎「」 優希「」 ---- 京太郎「すっげー怒られた……しかも俺だけ」 優希「身代わりご苦労!なーんて……」 京太郎「……」ジトー 優希「うっ……そ、そういえば咲ちゃんから聞いたんだけど」 京太郎「露骨に話題変えやがって……なんだよ?」 優希「今日ってひめ始めらしいじぇ」 京太郎「ぶうっ!?」 優希「わわっ!? 京太郎、汚いじぇ!」 京太郎「お前がいきなり変な事言うからだろうが!」 京太郎(つーか咲の奴、優希になんてこと教えてんだよ!) 優希「そんなに変な事か? 確かに変わってるとは思うけど」 京太郎「変というかあまり声を大にして言うことではないから。 とにかくこの話は終わ……」 優希「うーん、でも私は興味あるじょ」 京太郎「」 京太郎(なにこれ、俺誘われてんの? いや、そりゃいずれは そういう事もするとは思ってたけど、こういうのはもうちょっと雰囲気とか大事にするものじゃないのか?) 優希「龍門淵あたりに頼めばなんとか出来るかもしれないし」 京太郎「はい!?」 京太郎(なに言い出してんだよこいつ! 龍門淵ってまさかハギヨシさんとか……気持ちぐらいしか勝てる要素がないぞ、おい!) 優希「どうせなら京太郎も一緒にやろうじぇ!」 京太郎「ほわぁ!?」 京太郎(いやいやいや、そんな腐った女の子達が喜ぶような展開いらないから! つーか本当に何を言ってるの優希の奴!?) 優希「よし、そうと決まれば早速連絡するじぇ!」 京太郎「そんなのダメに決まってんだろう!」 優希「えっ」 京太郎「姫始めに興味があるのは百歩譲ってまだいい。 だけど龍門淵に頼むってなに、仮にも彼氏の前で浮気宣言か!?」 優希「えっ、えっ?」 京太郎「さらにその次の俺も一緒にとかもうわかんねー、全然わかんねー! 浮気推奨してんの? それともあれか、俺にお前と一緒にハギヨシさん辺りに抱かれろと? どんなプレイだよそれ! 姫始めなら俺が付き合ってやるからそんな事言うなよ! つーか男同士だと殿始めになっちまうだろうがぁぁぁっ!!」 優希「」 京太郎「はあはあ……」 優希「京太郎……何を言ってるんだ?」 京太郎「俺が聞きてぇよ……お前姫始めの意味わかってんのか?」 優希「もちろん! 初めて馬に乗る日の事だじぇ!」 京太郎「はい?」 優希「咲ちゃんが昔読んだ小説にあったらしいじょ。 1月2日は飛馬(ひめ)始め、初めて馬に乗る日だって」 京太郎「」 優希「他にも初めてご飯を食べるとか、初めて火を使うとかあるらしいけど……私は馬に乗るってところに興味がわいたのだ!」 京太郎「」 優希「龍門淵はお金持ちだからな、きっと馬だっているはずだじぇ!」 京太郎「そうか……そうだろうな……龍門淵なら馬の一頭や百頭いるだろうな……あはは」 優希「まあ京太郎が馬に乗るのが怖いというならしょうがない、今年は諦めるじょ」 京太郎「気を使ってくれてありがとうございます……」 優希「気にするな! 愛しあう者の気持ちを考えるのは当然の事だ!」 京太郎「……」 優希「京太郎?」 京太郎「ちょっと電話してくるわ」 優希「あ、うん、いってらっしゃいだじぇ」 パタンッ 優希「うー……何も反応がないとちょっと恥ずかしいじぇ」 優希「そういえば……殿始めってなんなんだ?」 京太郎「……ふふふ、諸悪の根元に鉄槌は下さないとなあ、咲ぃ……」 咲『私、関係ないよね!? 勝手に勘違いした京ちゃんが悪……』 京太郎「問答無用……今から竹井先輩含めた麻雀部全員にお前の中学時代の恥ずかしい秘密をメールしてやる……!」 咲『ちょっと、京ちゃんやめてー!!』 2日目終了 --3日目-- 京太郎「うーん……ここは捨てるならこの牌か?」カチカチ 優希「なんだか微妙な気もするじぇ、オーラスで親なんだから慎重にいったほうがいいじょ」 京太郎「だよなあ……じゃあこれで」カチッ 優希「通った!」 京太郎「よし、このままいけば満貫、ツモでも二位からトップになれる!」 優希「いけ、京太郎!」 京太郎「おうよ!」ツモ 優希「あっ」 京太郎「うげぇ!? や、役満ツモ……親被りで一気にハコかよー!」 優希「京太郎は相変わらず運もダメダメだな!」 京太郎「自覚してるから言わないでくれよ……とほほ」 優希「でも、最近京太郎が振り込んでるとこあんまり見てない気がするんだじょ」 京太郎「……えっ、そうか?」 優希「うん、確実に腕は上がってると思うじぇ」 京太郎「あんまし実感わかないな……でも優希がそう言うなら素直に信じるよ。 麻雀に関してはお前の方が経験もあるし」 優希「まっ、私が教えてるんだから成長して当然なんだけどな!」 京太郎「ははは、そりゃ心強いこって……よし、もう半荘やるとしますか!」 優希「今度こそ狙うはトップだじぇ!」 京太郎「もちろんだ!」 ---- 京太郎「……」カチッ 優希「……」 京太郎「ここは……」 優希「そこはだな……」 京太郎「これか?」カチッ 優希「そうだじぇ」 京太郎「よし、通った……これで待ちが広がったぞ」 優希「まだ河に京太郎の待ち牌は一枚しか出てない……十分可能性はあるじぇ!」 京太郎「……」カチッ 優希「……」ドキドキ 京太郎「……!」カチッ 優希「……! 京太郎!」 京太郎「わかってる、ロン!」 優希「ドラも乗って三倍満……ラスから一気に大逆転だじぇ!」 京太郎「いよっしゃあ!」 優希「よくやったな、京太郎! 教え子が成長して私も鼻が高いじょ!」 京太郎「おぉ、ありがとうな優希! お前のおかげで俺も強くなってるみたいだ!」ギュッ 優希「うえっ!?///」 京太郎「すっげー嬉しいぜ……本当にありがとうな」ナデナデ 優希「あっ、うっ……」 京太郎「もう優希先生様々だなー」ナデナデ 優希「う、うむ……ぞ、存分に感謝するがいいぞ!」 京太郎「へへ、もちろんだ。 なあ優希、お礼もしたいしなんか欲しいものとかないか?」 優希「欲しいもの……」 京太郎「そうだ、何でもいいぜ? 今の俺は気分がいいし、それこそタコス一年分とかでも受け入れるかもしれないぞ?」 優希「……物じゃなくてもいいのか?」 京太郎「んっ? ああ、いいぜ」 優希「じゃあ……」ギュッ 京太郎「優希?」 優希「もう少しだけこうやってギュッとしていてほしい……」 京太郎「……それでいいのか?」 優希「……出来れば頭も撫でてほしいじぇ」 京太郎「……まったく、一昨日の時といい本当に俺も得するようなお願いしかしないな、優希は」ナデナデ 優希「別にいいじゃないか……なんでもって言ったのは京太郎なんだから」 京太郎「そうなんだけどな、いつも俺まで得してていいのかなーとは考えちまうんだよ」 優希「……」 京太郎「あはは、これこそわがままなのはわかってんだけどな」 優希「なら、京太郎の要望に応えてもう1つリクエストするじぇ」 京太郎「へっ?」 優希「--今日、京太郎の家に泊めてほしい」 3日目終了 --1月7日・清澄高校-- 京太郎「……でな、こいつときたら俺が親からOKもらってからベッタリくっついて離れないんだよ。 もうしょうがないよな本当に……」 優希「えへへ///」 和「あの、須賀君」 京太郎「んっ、どうした?」 和「確かに、最近ゆーきとどうですかと聞いたのは私なのですが……」 咲「中学からの友達がバカップルになってた時ってどこに相談すればいいんだっけ? お姉ちゃんでいいのかな?」 和「ああ、咲さんが現実逃避を……」 京太郎「おいおい、ちょっと待て! 人をバカップル呼ばわりするのはいくらなんでも失礼だろ! なあ優希?」 優希「んん……なんか言ったか京太郎?」 和「だいたいゆーきはどうして須賀君の膝に座ってるんですか!?」 優希「充電だじぇ」 咲「充電……つまり京ちゃんと優希ちゃんが繋が……」 和「咲さん、それ以上はいけません!」 京太郎「優希がインターハイで戦った宮守高校の人に教えてもらったんだってよ」 優希「京太郎とタコスで充電してから麻雀するといつも以上に調子がいいのだ!」 咲「次に和ちゃんは『そんなオカルトありえません』って言う」 和「そんなオカルトありえませ……はっ!?」 京太郎「それより話を続けてもいいか?」 和「まだ続けるんですか!?」 優希「のどちゃんから聞いてきたからしょうがないじょ」 咲「うん、しょうがないよね」 和「咲さんまで!」 京太郎「えーっと、どこまで話したっけかな」 優希「泊まりを許可してもらってからだじぇ」 京太郎「ああ、そうだったな。 それでだな優希の奴が……」 咲「あははは、ほら和ちゃん、一緒に京ちゃんの惚気を楽しもうよ!」 和「……咲さんは楽しいんですか?」 咲「……」プイッ 和「ちょっと咲さん、目をそらさないで答えてください! 咲さんってば!」 優希「あ……京太郎が私の中に満たされて……」 和「ゆーきもそれ以上はダメですからね!」 京太郎「でだ、そこで俺が優希に……」 和「須賀君は人の話を聞いて……ああ、もう誰でもいいから助けてください!」 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/608.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343732741/ 京太郎「よし、まずは三尋木プロのところだ!」 京太郎「よろしくお願いします!」 咏「修行とか、何したらいいかわかんねーけど、まずは瞑想しようか」 京太郎「瞑想ですか、これに一体何の意味が?」 咏「ここぞって時に集中できるようになるんじゃねーの、知らんけど」 京太郎「そんな他人事のように」 咏「いいからいいから、とりあえずやってみなって」 京太郎「分かりました」スー 咏「そうそう、いいねー」 京太郎「(いつまでやればいいんだろう?)」 咏「(この間に次の修行でも考えるか…)」 咏「もういいよ」 京太郎「えっ、もういいんですか」 咏「私じゃ、指導力不足みたいだからもっといいひと教えてあげる」 京太郎「ありがとうございます。いきなり来たのにこんなに親切にしていただいて」 咏「いいっていいって、それじゃあ、場所はここだから」 京太郎「本当にありがとうございます」 京太郎「ここか」 大沼「あー…君か修行に来たのは」 京太郎「はい。よろしくお願いします」 大沼「あー…まずは君の鬼門を見せてくれるか?」 京太郎「鬼門ってなんですか?」 大沼「まずは、ズボンを脱いでくれ」 京太郎「えっ、ちょっ、待って」アッーーーーー 一週間後 京太郎「ひどい目にあった…次は気を取り直して咲のところに行こう」 京太郎「咲、頼む。オレに修行をつけてくれ」 咲「修行って言っても……私何したらいいか分からないよ」 京太郎「そこを頼む」ドゲザ 咲「分かった。まずは京ちゃんの弱点を直そう」 京太郎「弱点?」 咲「そう、京ちゃんの弱点はエッチした経験がないことだよ」 京太郎「ど、ど、ど、ど、童貞ちゃうわ!」 咲「その反応が童貞の証だよ」 京太郎「うるせー。おまえだってどうせ処女なんだろ。だがなオレの処女は大沼プロに捧げたんだ」 咲「えっ?」 京太郎「おまえはどうなんだ咲?処女の癖に偉そうな口利くんじゃねえ!」 咲「私は京ちゃんにあげれば非処女だもん」 京太郎「おまえ、なに言ってるか分かってるのか?」 咲「分かってるよ!京ちゃんに私の処女をあげて、京ちゃんの童貞をもらえばいいの」 咲「京ちゃんは弱点を克服できるし、非処女同士になれるんだよ」 京太郎「咲、本当にいいのか?」 咲「もちろん、私、京ちゃんのことが好きだから。京ちゃんは私のこと好き?」 京太郎「オレもおまえのことが好きだ。だからおまえの気持ちはうれしい」 咲「京ちゃん……私、うれしい」 京太郎「それじゃあ、いくぞ?」 咲「待って」 京太郎「なんだ」 咲「まずはキスから……」 京太郎「そうだな、それじゃあ改めて」ガシッ 咲「う、うん」ビク 京太郎「咲」 咲「京ちゃん」スー 京太郎 咲『…………』バッ 京太郎「咲」 咲「ありがとう、京ちゃん」 京太郎「ああ、こちらこそ」 咲「ふふ、変な京ちゃん」 京太郎「茶化すなよ」 咲「ごめんごめん。茶化すつもりはなかったんだけど……」 京太郎「それじゃあ、続きいいか?」 咲「うん。でもここじゃなくてあそこがいいな」 京太郎「あそこって部長が良く寝てるベッドか?」 咲「そう。でも、こういうとき他の女の人の名前を出すのはやめて。私だけを見て」ムー 京太郎「たしかにデリカシーがなかったな。ごめん(やベー、膨れてる咲、超可愛い。このまま押し倒したいくらいだ)」 咲「分かればよろしい」 ベッドの上 京太郎「咲、ぬ、脱がすぞ」 咲「う、うん。私も脱がしてあげるね」 下着の二人 咲「すごいね、それ。いつもそうなの?」 京太郎「いつもはもっと小さいんだ。だけど、咲の下着姿を見たらこうなったんだ」 咲「私でそうなったの?」 京太郎「ああ」 咲「でも、私なんて全然、スタイルとか良くないし……」アセアセ 京太郎「そんなに謙遜するな」 咲「ありがと。それで、もっと、見てもいい?」 京太郎「ああ、オレもおまえのことをもっと見たい」 咲「うん」 裸の二人 京太郎「咲、綺麗だ」 咲「ありがとう。ねぇ、それ、さっきより大きくなってない?」 京太郎「ああ、正直もう、ヤバイ。はちきれそうになってる」 咲「それ、大丈夫なの?」 京太郎「あ、ああ、大丈夫だ。まだ何とかなる」 咲「本当に?無理はだめだよ」スッ 京太郎「だ、大丈夫だから、触るな」 咲「えっ?」ピトッ 京太郎「うっ!出る!」ドピュッ 咲「きゃっ!」 京太郎「咲、大丈夫か?」 咲「うん、びっくりしたけど。京ちゃんは?」 京太郎「オレは……咲に手伝ってもらえばまだいける」 咲「手伝うって、どうすればいいの?」 京太郎「ああ、まずは手でなでてくれ」 咲「なでるってこう?」オソルオソル 京太郎「いいぞ、咲」 咲「次はどうすればいいの?」 京太郎「その次はさおの部分を握ってくれ」 咲「その部分ってここ?」ギュー 京太郎「ひっ!もう少し優しくだ」 咲「ごめん。このくらいなら大丈夫?」 京太郎「大丈夫だ。それじゃあ次は上下に動かしてくれ」 咲「分かった。こ、こう?」ソロソロ 京太郎「もう少し速くても大丈夫だ」 咲「これくらい?」 京太郎「ああ」 咲「だんだん大きくなってきてる……」シコシコ 京太郎「咲、離してくれまた出ちまう」 咲「あっ。ごめん」 京太郎「大丈夫だ。それじゃあ、咲、続きいいか?」 咲「うん、大丈夫だよ。来て、京ちゃん」パタン 京太郎「あ、ああ(童貞の俺はどうすればいい?) 京太郎「とりあえずインサートしとくか」 スブズブ 京太郎「うっ!(き、きつい)」 咲「きょ、京ちゃん、そこ違う」 京太郎「えっ?す、すまん。今抜くから」 咲「だ、大丈夫だから。このまま、続けて」 京太郎「で、でも……」 咲「これで京ちゃんとおそろいだから……ね?」 京太郎「咲……」 京太郎「だから、咲が傷つく理由がないじゃないか!」 咲「それは、京ちゃんのすべてが知りたいじゃだめかな?好きな人のことを知りたいって思うことはいけないことなの?」 咲「京ちゃんの痛みを知るためなら、私どんなに傷つこうとかまわない」 京太郎「」 咲「じゃあ、京ちゃんこうしよう?」 京太郎「なんだ?」 咲「京ちゃんが私に傷をつける間、ぎゅって抱きしめさせて」 京太郎「そんなことでいいのか?」 咲「うん。でも、私、いま爪が伸びてるから京ちゃんのこと傷つけるかもしれない。でも、私はそのことに罪悪感を持たない」 咲「だから、京ちゃんも私を傷つけることに罪悪感を持つ必要はないの。だからいっぱい傷つけて。私もいっぱい傷つけるから」 京太郎「それでいいのか?」 咲「そして、傷つき合ったら、もう傷つくことがないように、新しく始めよう!」 京太郎「分かった。辛い日々から新しい一歩を踏み出して幸いの日々を進もう!」 咲「うん!」 事後ベッドの上 咲「傷つけ合うとはいったけど、すごいねこれ」 京太郎「まさか、こんなことになるなんてな」 咲「ごめんね。背中、大丈夫?」 京太郎「あんなに力があるなんて思ってもみなかった」 咲「ごめん」 京太郎「いいって、それよりおまえのほうこそ大丈夫か?」 咲「まだ、痛むけど大丈夫。むしろうれしいし」 京太郎「咲ってマゾだったのか」 咲「違うよ。京ちゃんがつけてくれたからだよ」 京太郎「やっぱりマゾだ」 咲「もうこの話は終わり。それよりこの血塗れのシーツをどうするか考えよう?」 京太郎「そうだな。とりあえずシーツを交換するか」 咲「そうだね。でもどこにあるんだろう?」 京太郎「どこかにあるだろ」 咲「ほんとに?」 京太郎「だから行こうぜ、お姫様?」 咲「エスコートよろしく、王子様!」 おしまい
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/9179.html
白糸台で怒られる京ちゃん 京太郎「ほい淡、あーん」 淡「うむうむ食べて進ぜよう、むきゅもきゅ、うまー」 照「むぅ」 京太郎「照さんも拗ねないの、ほら好物取っておきましたから」 照「京ちゃん好き、結婚して」(もぐもぐ 菫「照、淡! 真面目に練習しないか! もうインターハイまで一週間なんだぞ! あと須賀! こいつらを必要以上に甘やかすな!」 京太郎「うっ、でもなんだか実家で飼ってるペットみたいで、保護欲が」 菫「こいつらは人間だ! そうやって際限なく甘やかすから調子に乗って」 照「くいくい」 京太郎「あ、なんですか?」 照「ペットだから、ご主人様に甘えるにゃ~」 淡「あ、それ面白そう! 私もやる―!」 菫「何故だ、なぜ世話係を読んだのに前より疲れるんだ……」 誠子「監視しようとするからじゃないですか? もう丸投げしておけば平和な空気に」 菫「そんなことしてたら! ピンク色の空気でインハイを迎えることになるだろうが!」 尭深「お茶おいしい」 誠子「尭深、一人高みの見物してないでどっちでもいいからどうにかしてよ」 カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/574.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343112345/ 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 15 45 45.79 ID 1LnFi1+X0 京太郎「そんなわけで共学になったばかりの宮守高校にやって来たのだ」 京太郎「早速麻雀部の見学に行ってみるか…」 麻雀部部室 京太郎「すみません、見学希望の者ですけれどもー」 部室にいたのは誰? 5 宮守メンバーでよろしく。無効安価は下で 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 15 47 32.52 ID kKt5IjqG0 エイスリン 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 16 03 30.89 ID 1LnFi1+X0 部屋の中にいたのは、まるで妖精のような金髪美少女だった。 京太郎(おお、外人さんだ。可愛い人だなぁ) 京太郎「あー、麻雀部に入部したいと思ってるんですけど、見学って出来ますか?」 エイスリン「……」カキカキ 腕で丸を作る人の絵 京太郎「…これは見学OKってことでいいんですかね」 エイスリン「ハイ!」コクコク 京太郎(よかった、日本語通じるみたいだ) 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 16 15 25.86 ID 1LnFi1+X0 京太郎「長野から転校してきた須賀京太郎です。よろしくお願いします!」 エイスリン「スガキョウタロー?」 京太郎「はい」 エイスリン「ワタシハAislinn Wishartデス、ヨロシク」 京太郎「エイスリンさんって呼べばいいですか?」 エイスリン「……」バッ さっきのOKっぽい絵を前に差し出す 京太郎「…了解です、エイスリンさん」 (なんでスケッチブックなんだろう?上手いけど) 22 名前: 18 いいなぁそれ[] 投稿日:2012/07/24(火) 16 26 47.24 ID 1LnFi1+X0 京太郎「他に何人くらい部員の方はいらっしゃるんですか?」 エイスリン「……」カキカキ ダルそうな子、小さい子、頭にお団子を乗せた子、大きい子の絵 京太郎「つまりあと4人いるってことですか?」 エイスリン「……」コクコク 京太郎(清澄と人数は同じなのか) 京太郎(しかし慣れてきたとはいえ会話のテンポが掴みづらいな) 京太郎(ここは何か話題を振ってみるか) 23 23 名前: 忍法帖【Lv=19,xxxPT】 [] 投稿日:2012/07/24(火) 16 27 30.62 ID ZSbwcuKi0 好きな食べ物とか 27 名前:好物とか適当や[] 投稿日:2012/07/24(火) 16 37 17.91 ID 1LnFi1+X0 京太郎(とりあえず無難なところで攻めてみるか) 京太郎「エイスリンさんの好きな食べ物って何ですか?」 エイスリン「……」カキカキ サンドイッチの絵 京太郎「サンドイッチ美味しいですよね。俺も好きですよ」 京太郎「サンドイッチとはちょっと違いますけど、前いた高校にはタコスが大好きな奴がいて、タコスが尽きると人間の形が保てないって言ってました」 エイスリン「……」クスクス 京太郎(笑った!超かわいい!) 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 16 42 13.19 ID 1LnFi1+X0 京太郎(うん、結構良い感じに会話できたな) タッタッタ 京太郎(お、足音だ) 京太郎(誰か来るのかな) 誰が来た? 30 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 16 42 44.65 ID 1LnFi1+X0 ごめん 33 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 16 43 43.16 ID Z+karbe70 塞ちゃん 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 16 55 44.48 ID 1LnFi1+X0 塞「遅くなっちゃってごめんね、エイスリンさん…」 塞「って男の子!?」 京太郎「は、はじめまして、見学希望の須賀京太郎です!」 (おお、お団子だ) 塞(ああ、そういえば何故か共学になったんだっけ…) 塞「コホン、麻雀部3年、臼沢塞です、よろしくね」 塞「部活のメンバーはあと3人いるんだけど、来るまで時少し時間がかかりそうなんだよね」 塞「だから部活開始はもうちょっと待っててくれるかな」 京太郎「はい、大丈夫です!」 42 名前: 38 そういうものとして読んでください[] 投稿日:2012/07/24(火) 17 03 28.73 ID 1LnFi1+X0 エイスリン「……」カキカキ 三麻の絵 塞「あー、三麻して待ってるのもいいかもね、どうする?須賀君」 京太郎(おお、いきなり牌に触れるのか。清澄では基本雑用だったから嬉しいな) 京太郎「じゃあよろしくお願いします!」 塞「おお、元気だね。じゃあはじめよっか。手加減はしないよ?」 エイスリン「ヨロシク!」 結果 43のコンマで判定 0~50 当然のラス 51~80 健闘して2位 81~99 まさかのトップ 内部で処理してる好感度に関わるよ 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 17 13 10.40 ID 1LnFi1+X0 結果→ラス (好感度変動なし、以後は好感度変動について特にアナウンスしません) 京太郎(エイスリンさんの聴牌スピードについていける気がしなかったぜ…) 京太郎(塞先輩も要所でエイスリンさんを躱して点棒を拾ってたし) 京太郎「お疲れ様でした。先輩方強いですねー」 塞「ふふっ、ありがとう。でも須賀君もリーチまでは辿りつけてたしあと一歩だったと思うよ」 エイスリン「……」コクコク 京太郎(フォローが逆につらい…) 京太郎(俺も強くなりたいなぁ) 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 17 22 09.50 ID 1LnFi1+X0 ダルイ…ソ-ユ-ノイイカラテンスウシンコク!チョーカワイイヨー 塞「あ、ちょうどみんな来たみたいだね」 胡桃「ただいま!」 姉帯「ただいまー、遅くなっちゃったよー。ごめんねー」 シロ「ただいま…」 姉帯「うわぁ、金髪のヤンキーさんがいるよー!?」 京太郎(ヤンキー!?) 胡桃「こらトヨネ!初対面の人に失礼でしょ!」 シロ(ダルい…) 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 17 29 48.55 ID 1LnFi1+X0 京太郎「麻雀部の活動を見学しに来ました、1年の須賀京太郎です。よろしくお願いします!」 京太郎「あ、俺はヤンキーじゃないですよ」 姉帯「ご、ごめんねー。怒っちゃったよねー…。金髪の男の子なんてテレビでしか見たことがなかったんだよー」グスグス 京太郎「いえ、全然怒ってないですよ!」アセアセ (しかし背が高い人だな…2メートル近いんじゃないか?) 姉帯「ほんとー?」 京太郎「はい、本当です」 姉帯「よかったよー。3年の姉帯豊音だよー。よろしくねー」 64 名前:きっと揃って近くの大学に進学するからぼっちじゃないよー[] 投稿日:2012/07/24(火) 17 40 14.35 ID 1LnFi1+X0 京太郎(お、こっちは同級生かな?先輩ばっかりじゃなくてよかった) 胡桃「さっきはトヨネがごめんね、悪気はないから許してあげて?」 京太郎(先輩を呼び捨てか、フランクな部活なんだな) 胡桃「鹿倉胡桃!よろしく!」 京太郎「許すも何も最初から怒ってないよ」 京太郎「こちらこそよろしく!」 京太郎「いやー、先輩ばかりかと思ってたけど同級生がいてくれて良かったよ」 塞「えっ」 胡桃「」 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 17 49 06.11 ID 1LnFi1+X0 京太郎「すみません、3年の先輩だったとは!」 胡桃「どうせ私はチビですよ!…ってウソウソ」 胡桃「年下に見られるのは慣れてるよ。お互い許しあっておあいこってことでいいよね!」 京太郎(良かった、いい人で…) 胡桃「ほらっ、シロも自己紹介!」 シロ(ダルい…) 72 名前: 68 すまんやめるわ[] 投稿日:2012/07/24(火) 17 54 38.34 ID 1LnFi1+X0 シロ「小瀬川白望…。3年…」 シロ「……終わり」 京太郎「よ、よろしくお願いします」 京太郎(なんだろうこのほっとけないオーラは) 京太郎(雑用魂が疼く…!) 自己紹介だけでこんなに手間取るとは思わんかった。SS書く人ってすげーな 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 10 17.21 ID 1LnFi1+X0 ・地区予選開始までの14日、一日二回安価で行動 ・内部パラメーターに麻雀力と好感度がある ・特訓によって(京太郎も含めて)メンバーの麻雀力を上げられる。〇〇と特訓って書くと麻雀力上昇は二人だけど好感度も上がるかもしれない ・ある程度麻雀力を上げないと清澄にゴッ倒される ・好感度が低いと難易度の高い安価は失敗する確率が高い じゃあ童貞だけど続けます 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 16 11.84 ID 1LnFi1+X0 あ、安価は自由だけどあんまりにも無理そうなのが来たら下にするよ 京太郎も個人戦に出ます 地区予選開始まであと14日 京太郎「大会までもうあまり日がないな」 京太郎「今日は何をしよう?」 95 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 16 42.25 ID byx/9xc4O 姉帯さんと麻雀 101 名前: 92 あんたじゃないと思う。初SSだし…[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 24 21.17 ID 1LnFi1+X0 京太郎「姉帯さん、麻雀の特訓に付き合ってもらえませんか?」 姉帯「特訓?いいよー。頑張ろーねー!」 姉帯「それにしても、この時期になって後輩が出来るなんてちょーうれしーよー!」 京太郎「そういえば全員3年生ですもんね」 (そうは見えない人もいるけど…) 姉帯「須賀君は人生初の部活の後輩だからねー。ビシビシしごいちゃうよー」 京太郎「ハハ、お手柔らかにお願いします…」 特訓成功判定 0~20 失敗 21~80 成功 81~99 大成功 101 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 26 15.41 ID 1LnFi1+X0 すまん思いの外レスが付いてた 105 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 32 36.11 ID 1LnFi1+X0 結果→失敗 姉帯「ごめんね、須賀くん…」 姉帯「走り込みって麻雀には関係ないよね…」 京太郎(そらそうよ) 京太郎「で、でも体力は付いた気がしますよ!」 京太郎「野球選手とか目指しちゃおうかな、ハハ」 姉帯「優しいね、ありがとー」クスッ 好感度アップ! (やっぱアナウンスすることにします) 麻雀力変動無し 112 午後は何をする? 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 33 31.03 ID g0d4350F0 姉帯さんとブー麻雀 118 名前:すまんブー麻雀調べてたら時間掛かったわ[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 43 28.47 ID 1LnFi1+X0 姉帯「今度こそ汚名返上で麻雀の特訓だよー」 姉帯「ブー麻雀の特訓をするねー」 京太郎「ブー麻雀?」 姉帯「うん、ブー麻雀っていうのはかくかくしかじかっていうルールだよー」 http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E9%BA%BB%E9%9B%80 京太郎「なるほど、決着が早いんですね」 姉帯「点数計算も鍛えられるルールなんだー」 特訓成功判定 0~20 失敗 21~80 成功 81~99 大成功 120 128 名前:コンマ運ないなぁ、ゴッ倒ルートか 117出来る範囲でがんばるよー[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 48 47.24 ID 1LnFi1+X0 京太郎「初心者にはハードルが高いルールでしたね…」 姉帯「うう…、ごめんね、ごめんね須賀くん…」グス 京太郎「ああ、泣かないで下さい!特訓は上手く行かなかったけど豊音さんが俺のことを考えてくれてるのはすごく伝わりましたから!」 姉帯「グスッ、うん、ありがとー…」 好感度アップ! 麻雀力変動なし 130 名前:姉帯さんはきっと人教えるのに向いてないんやな[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 51 43.07 ID 1LnFi1+X0 ミスって名前呼びさせてもた 128 豊根さん→姉帯先輩に変換よろしく 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 52 36.70 ID 1LnFi1+X0 地区予選開始まであと13日 京太郎「麻雀はさっぱり上手くならないけど姉帯先輩とは少し仲良くなれた気がするぞ!」 京太郎「さて今日は何をしようかな」 133 133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 53 01.67 ID J4dRZFkP0 17歩 137 名前:シロが「ダルい…」としか言わない風潮[] 投稿日:2012/07/24(火) 18 57 11.01 ID 1LnFi1+X0 塞「今日は部内で17歩大会をやろう!」 京太郎「カイジに出てくるあれですね」 http //lenai.sakura.ne.jp/text/17.html エイスリン「……」カキカキ 札束の絵 胡桃「お金は賭けないよ!」 姉帯「でも負けたら罰ゲームとか面白いかもー」 シロ「ダルい…」 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 19 01 33.21 ID 1LnFi1+X0 京太郎「結局優勝者が最下位に一つ命令を出来るルールになったぞ」 京太郎「ここは勝つしかない!」 特訓成功判定 0~30 最下位 31~80 その他 81~99 優勝 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 19 02 09.95 ID 1LnFi1+X0 安価入れ忘れてた 144 149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 19 05 35.46 ID 1LnFi1+X0 わかりにくかったか。その他=2~5位な 大成功ではないけど麻雀力やや多めにアップって感じの位置づけ。続き書いてくる 155 名前: 153 (はちゃめちゃしても)ええんやで[] 投稿日:2012/07/24(火) 19 11 42.72 ID 1LnFi1+X0 京太郎(このルールならオカルトは関係ない。手作りと読みの勝負ならチャンスはあるはずだ!) …… 京太郎(決勝で負けはしたものの2位だったぞ!ちょっとは手作りが上手くなった気がする) 全体麻雀力アップ!京太郎麻雀力アップ! 罰ゲームはビリだった姉帯さんに優勝者シロが逆充電でした 午後は何をする? 157 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 19 12 27.61 ID xKpxo2Fm0 プールに行こう 161 名前: 158 画像班はよ[] 投稿日:2012/07/24(火) 19 17 20.48 ID 1LnFi1+X0 京太郎「突然ですがプールに行きましょう!」 一同「え?」 京太郎「最近練習ばかりでしたし、リフレッシュも大事ですよ!」 成功判定 姉帯、エイスリン コンマ31~99 塞 コンマ41~99 シロ、胡桃 コンマ51~99 163で判定 168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 19 23 43.10 ID 1LnFi1+X0 判定→全員成功 姉帯「わー、みんなでプールかー。ちょー楽しそーだよー!」 塞「うん、たまには息抜きも必要よね」 エイスリン「プール イク!」 胡桃「こら、シロ!逃げないの!」 シロ(ダルい…) 塞「じゃあ一旦解散して、1時間後に市民プール前集合ね」 京太郎(みなぎってきた!) 172 名前:サンキュー 162 166[] 投稿日:2012/07/24(火) 19 30 19.68 ID 1LnFi1+X0 ちょいごめん、このシーン時間掛かりそうだわ ちくしょー、参考画像さえあればー 177 名前:地の文とかむりぽ[] 投稿日:2012/07/24(火) 19 46 28.83 ID 1LnFi1+X0 須賀京太郎は幸福の絶頂にいた 白いワンピース型の水着を着たエイスリンは控えめに言って天使であったし、 塞はバランスの取れた肢体をチャイナドレスを連想させる水着に包み、妖艶ささえ醸し出している。 胡桃とシロは学校指定の水着を着ているが、胡桃の姿はその手のマニアに大受けしそうな可愛らしさであり、 シロの方は意外と大きな胸がスク水で強調されてイケナイ気持ちになりそうだ。 しかしなんといっても圧巻なのは豊音だ。モデル並のスタイルに黒のビキニとパレオ、そりゃ弾道も上がるというものである。 京太郎「ここが天国か…」 ???「天国?」 誰に話しかけられた? 179 179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 19 47 26.71 ID z3OXEdMv0 エイスリン 186 名前:初SSやし大目に見てくれ もうやめるよ[] 投稿日:2012/07/24(火) 20 02 57.82 ID 1LnFi1+X0 エイスリン「テンゴク?」 どうやらエイスリンに独り言が聞かれてしまってたらしい。 流石にプールにまでスケッチブックは持ち込んでいないようだ。 京太郎「はい、エイスリンさんたちが綺麗で、幸せだなって」 エイスリン「…!…ワタシ、キレイ?」 京太郎「は、はい。天使みたいだなって思いました!」 エイスリン「~~~ッ!」タッタッタ 京太郎(あ、行っちゃった…。顔真っ赤で可愛かったなぁ先輩) その後部活の皆と合流し、日が暮れるまで遊んだのであった 全員の好感度アップ! エイスリンの好感度アップ! 190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 20 06 38.13 ID 1LnFi1+X0 地区予選開始まであと12日 京太郎「昨日は有意義な一日だったな!」 京太郎「今日は何をしよう?」 193 193 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/07/24(火) 20 07 35.33 ID 751EHdYi0 麻雀 198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 20 10 37.37 ID 1LnFi1+X0 京太郎「昨日遊んじゃった分、今日は部活で特訓だな!」 特訓成功判定 0~20 失敗 21~78 成功 79~99 大成功 199 208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 20 20 26.73 ID 1LnFi1+X0 結果→成功 京太郎「リーチ!」 豊音「追っかけるしー」 京太郎「げっ!?」 塞「させない!」 モノクル 京太郎(臼沢先輩ありがとう…) 「ツモ!2000、4000!」 シロ(親被った…) 塞「今日はよかったね、須賀くん」 京太郎「結局3位でしたけどね」ハハ… 全体麻雀力アップ! 京太郎麻雀力アップ! 午後はなにをする? 212 212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 20 21 28.03 ID xKpxo2Fm0 瞑想 218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 20 24 01.55 ID 1LnFi1+X0 京太郎(よし、午後は瞑想することで精神ポイントを獲得するとともに体力を回復するぞ!) 京太郎(ピンチ4とか欲しいしな!) 特訓成功判定 0~20 失敗 21~78 成功 79~99 大成功 220 231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 20 26 57.16 ID 1LnFi1+X0 判定→失敗 京太郎(邪念を捨てて自然と一体となる…) 京太郎(しかし昨日のエイスリンさんは可愛かったなぁ) 京太郎(他のメンバーの水着姿もすばらだった…) 京太郎(いかん鼻血が…) 麻雀力変動なし ごめんごはんたべたい 237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/24(火) 20 29 42.69 ID 1LnFi1+X0 地区予選開始まであと11日 京太郎「瞑想は失敗したがやはり牌に触れたら麻雀って上手くなるもんだな」 京太郎「今日は何をしよう」 239 239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 20 30 17.00 ID H6ikdujw0 たまには雑用 247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 20 33 23.42 ID 1LnFi1+X0 京太郎「いつもお世話になってる先輩たちにお礼がしたいな」 京太郎「大会前なのに俺の指導に時間使わせちゃってるし」 京太郎「よし、今日は雑用として頑張るか!」 飯食ってきます 落ちたら立て直すから保守はいらないよー 258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 20 47 59.49 ID 1LnFi1+X0 パスタ食べながら書く。ペースは遅くなるかも。保守ありがと 京太郎「…というわけで今日は何でも言いつけて下さい!」 塞「そんなに気を使わなくても良いのに…」 姉帯「そうだよー?須賀君に教えることで基本を復習できてるしねー」 エイスリン「……」コクコク 京太郎「……」 京太郎「前にいた高校ではいつも雑用ばかりで、それはそれでやりがいがあったんですけど」 京太郎「こっちに来てから先輩たちに指導してもらえて、日々成長してることが実感出来て、本当に嬉しいんです」 京太郎「だから少しでも恩返しがしたいんです。俺に雑用させて下さい!」 胡桃「須賀君…」 266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 20 56 36.77 ID 1LnFi1+X0 シロ「わかった、そこまで言うんならお願いする…」 塞「シロ!?」 シロ「私の注文は厳しいよ…?」 京太郎「はい、何でも言って下さい!」ニッコリ シロ「お腹減った」 京太郎「タコスとサンドイッチ作って来ました!皆さんも食べてみて下さい!」 エイスリン「……」パァァ 姉帯「何これちょー美味しいよー!」 シロ「喉かわいた」 京太郎「コーヒーと紅茶と緑茶入れて来ました」 胡桃「はや!」 塞「しかも美味しい…」 273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 02 22.81 ID 1LnFi1+X0 シロ「ダルい」 京太郎「マッサージでもしましょうか?」 塞「せ、セクハラにならないかな…」 シロ「トイレ」 京太郎「そ、それはちょっと…」 胡桃「こら!」 シロ「…満足した」 京太郎「ありがとうございます!」 姉帯「あはは、今日の須賀君執事さんみたいだよー」 京太郎「師匠が本物の執事さんなんですよ」 京太郎(ハギヨシさん元気かなぁ) 280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 07 31.91 ID 1LnFi1+X0 部員の好感度が上がった! シロの好感度が上がった! (雑用イベント初回ボーナス) 京太郎「先輩たちに満足してもらえてよかった!」 京太郎「さて午後は何をしようかな?」 282 282 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/24(火) 21 08 04.27 ID z3OXEdMv0 特訓するぞ!特訓するぞ!特訓するぞ! 290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 11 37.96 ID 1LnFi1+X0 塞「さて、須賀君のお陰でモチベーションも上がったことだし」 塞「午後は特訓するぞ、特訓するぞ、特訓するぞ!」 エイスリン「……」カキカキ 尊師の絵 胡桃「やめなさい!」 特訓成功判定(モチベーションアップにより+10補正) 0~10 失敗 11~68 成功 69~99 大成功 293 308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 17 06.39 ID 1LnFi1+X0 判定→大成功 シロ「ロン、3900…」「ツモ、3100、6100…」「ロン、8600…」 塞(見た目じゃ分かりにくいけどシロがやる気出してる!?) 京太郎「シロ先輩すごいなぁ。よーし、俺も負けてられないぜ!」 姉帯「うわあ、須賀君もすごいやる気だよー」 エイスリン「……」カキカキ 炎の絵 全体麻雀力がグーンとアップ! 京太郎の麻雀力がアップ! 316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/24(火) 21 23 07.43 ID 1LnFi1+X0 トシさんは残り一週間で出すつもりでした (安価で出してくれても)ええんやで 地区予選開始まであと10日 京太郎「やっぱ俺雑用の才能があるのかもしれないな…」 京太郎「雑用したら麻雀の方まで調子が上がるとは…」 京太郎「さて、今日は何をしようかな」 319 318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/24(火) 21 23 49.92 ID KRZae3Ip0 雑用しながら麻雀 319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 23 58.83 ID H6ikdujw0 318 327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 28 09.47 ID 1LnFi1+X0 京太郎「よし、今日も雑用をするぞ!」 …… 胡桃「ダメ!」 京太郎「え、どうしてですか?」 姉帯「だって、須賀君も個人戦に出るんでしょー?雑用ばかりじゃダメだよー」 京太郎「先輩…」ジーン 京太郎「じゃ、じゃあ一人だけお世話しながら特訓ってことで!」 胡桃「むぅ、それならまぁ…」 誰をお世話する? 329 329 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/24(火) 21 28 40.03 ID z3OXEdMv0 胡桃 344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 33 55.92 ID 1LnFi1+X0 京太郎「じゃあ胡桃先輩に正心誠意お仕えするってことで」 胡桃「えぇ!?」 京太郎「俺の事考えて雑用禁止してくれたのが嬉しかったですから」ニッコリ 胡桃「うぅ…じゃあ、お願いするね!」 京太郎(あれ?ちょっと顔赤い?) 特訓成功判定 0~20 失敗 21~66 成功 67~99 大成功 346 362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 39 40.63 ID 1LnFi1+X0 京太郎(どうしてこうなった…) 胡桃「充電!充電!」 エイスリン「……」ジトー 姉帯「わぁー!わぁー!」/// 京太郎(先輩方の視線が痛い…) 京太郎「あ、あの…胡桃先輩?流石にこれは…」 胡桃「正心誠意仕えてくれるんでしょ?」 京太郎「ぐぬぬ…」 胡桃(先輩をドキッとさせた罰だよ!) 胡桃の好感度がグーンと上がった! 全体麻雀力が上がった! 366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 41 49.66 ID 1LnFi1+X0 京太郎(胡桃先輩いい匂いがしたな…) 京太郎(いかんいかん、気を取り直して午後何をするか決めよう!) 369 369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 42 35.75 ID XE//k9Fq0 エイスリンと特訓 384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 45 58.70 ID 1LnFi1+X0 京太郎「エイスリンさん、午後の特訓に付き合ってもらえませんか?」 エイスリン「!……」カキカキ 腕で丸を作る人の絵 京太郎「やった!」 0~20 失敗 21~67 成功 68~99 大成功 385 400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 49 17.56 ID 1LnFi1+X0 判定→失敗 京太郎(流石に絵だけじゃ教わるのに限界があったか…) エイスリン「……」カキカキ ペコペコしてる人の絵 京太郎「ああ、エイスリンさんは悪くないから!謝らないで下さい!」 エイスリンの好感度アップ! 麻雀力変動なし 行動選択安価はもうちょっと遠目の方がいいのか 405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 51 59.68 ID 1LnFi1+X0 地区予選開始まであと9日 京太郎「さて、予選開始までいよいよ10日を切ってしまった」 京太郎「頑張らないとな!」 京太郎「さて、何をしようかな」 409 409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 52 22.00 ID I1fLQFGp0 シロとだらだら 418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 54 39.91 ID 1LnFi1+X0 京太郎「よし、シロ先輩とダラダラしよう!」 難易度極低 0~7 失敗 8~67 成功 68~99 大成功 420 420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 54 56.33 ID XE//k9Fq0 こい! 430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 21 59 43.79 ID 1LnFi1+X0 判定→成功 京太郎「シロ先輩、ダラダラしましょう!」 シロ(なんであんなに意欲的にダラダラしたがってるんだろう…) シロ「いいけど…」 京太郎「じゃあお茶入れてきますね!」 シロ(ダラダラ…?) 京太郎「こうしてると落ち着きますねー」 シロ「……そうだね…」 存分にダラダラした! シロの好感度がグーンと上がった! 434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 02 22.95 ID 1LnFi1+X0 京太郎「いやー、ダラダラしたなー」 京太郎「シロ先輩といるとすごく落ち着けるな!」 京太郎「午後は何をしよう?」 438 438 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/24(火) 22 02 58.71 ID z3OXEdMv0 塞と特訓 443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 06 44.52 ID 1LnFi1+X0 京太郎「塞先輩、特訓お願いしていいですか?」 塞「え?私?もちろんいいけれども」 京太郎「ありがとうございます!いや、最近塞先輩とあんまり喋れてない気がしたんで…」 塞「それは描写されてないだけだよ!?」 京太郎(描写?) 成功判定 0-20 失敗 21-77 成功 78-99 大成功 445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 07 24.77 ID 1LnFi1+X0 すまん 447 458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 11 52.74 ID 1LnFi1+X0 判定→成功 京太郎「塞先輩って教え方上手いですよね」 塞「トシ先生の一番弟子だからね。自称だけど」フフ 京太郎「トシ先生って顧問の先生ですよね?まだ一度も会えてないですよ」 塞「今は出張中だからねー。もうすぐ戻ってくるけど。すっごく麻雀が強い素敵な人だよ」 京太郎「へぇ、早く会ってみたいなー」 塞の麻雀力アップ! 京太郎の麻雀力アップ! 塞の好感度アップ! 459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 14 37.83 ID 1LnFi1+X0 地区予選開始まであと8日 京太郎「いやー、昨日は久々に塞さんと話せた気がするぞ!」 ←気のせい 京太郎「さて、今日は何をしようかな!」 462 462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 15 15.22 ID I1fLQFGp0 みんなで特訓 トシが指導 479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 21 46.69 ID 1LnFi1+X0 もうちょっと妙な安価も多くなると覚悟してたんだが、難易度のバランスミスったかもしれんな 塞「さて、今日も特訓しよう!」 姉帯「みんなで特訓だー」 エイスリン「オー!」 ???「おや、盛り上がってるねぇ」 胡桃「あ、トシ先生!おかえりなさい!」 シロ「おかえりなさい…」 京太郎(あの人が昨日塞先輩が言ってたトシ先生かー) 488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 29 02.44 ID 1LnFi1+X0 妙な安価しろってことじゃないからね。ヌルゲーになっても怒らないでねってことや トシ「それで…、君が新入部員の須賀君?」 京太郎「はい。新入部員の須賀京太郎です!ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします!」 トシ「ハハ、礼儀正しくて元気な子だねぇ。こちらこそよろしく」 トシ(麻雀力はそれほどでもないけれど…高い潜在能力は感じるね) トシ「じゃあ久々に皆の指導をしようかね」 胡桃「やった!」 成功判定(トシさん初回イベントに付き判定+15) 0-5 失敗 6-65 成功 66-99 大成功 489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 29 34.46 ID 1LnFi1+X0 またやらかした 493 510 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 34 42.12 ID 1LnFi1+X0 判定→大成功 京太郎(なんだこの人…) 京太郎(圧倒的な強さもあるけれども、それ以上に指導のひとつひとつが的確だ…) 京太郎(この人がウチの顧問なのか…。確かに全国も夢じゃない!) トシ「さて、ちょっとした用事があるから、今日はこれくらいにしておこうかねぇ」 一同「ありがとうございました!」 全体麻雀力がグーンと上がった! 513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 36 18.82 ID 1LnFi1+X0 京太郎「いやー、すごい人だったな…」 京太郎「さて、午後はどうしよう?」 516 516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/07/24(火) 22 36 46.61 ID xzwHrf+60 能力開発 524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 40 41.23 ID 1LnFi1+X0 京太郎(実はさっきトシさんに、麻雀力が大幅に上昇する潜在能力解放法を教わったんだよな) 京太郎(リスクも高いらしいけど…どうしよう?) 527 やる?やらない? やらない場合は通常特訓。キャラ指定特訓も可 527 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 40 55.83 ID aljJS13s0 やる 534 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 42 51.94 ID 1LnFi1+X0 能力開発 難易度高 0-36 失敗 37-76 成功 77-99 大成功 536 552 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 48 05.06 ID 1LnFi1+X0 京太郎「えーと、ここに電極を挿せばよかったんだっけ?」 京太郎「これでスイッチオン!」 京太郎「って痛い痛い痛いぎゃああああああああああああああああ」 ……… ……… 京太郎「はっ、意識を失っていた…」 京太郎「身体も動かないだと…」 京太郎「くそっ、失敗か…」 麻雀力が下がった… 次の半日行動不能になります 568 名前: 559 そのアイデア頂こう[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 53 37.54 ID 1LnFi1+X0 地区予選開始まであと7日 京太郎「かろうじて体調不良で遅れる旨の連絡は出来たけれど、まだほとんど身体が動かないぞ…」 京太郎「これは午前は休みだな…」 ピンポーン 京太郎「ん?誰か来たのか?」 571 571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/24(火) 22 53 57.26 ID 1uwAVojc0 咲 593 名前:夏休み期間のつもりだから全然OK[] 投稿日:2012/07/24(火) 22 58 44.49 ID 1LnFi1+X0 京太郎「親は…留守か…」 京太郎「はーい」ズルズル (身体が重い…) ガチャ 咲「京ちゃん、久しぶり!来ちゃった!」テヘ 京太郎「さ、咲!?」 608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 23 05 38.18 ID 1LnFi1+X0 咲「って京ちゃん大丈夫?今にも死にそうな顔してるよ!?」 京太郎「ああ…昨日ちょっとな…。すまないけど肩貸してくれないか…?」 咲「う、うん!」 (京ちゃんの匂いだぁ♪) ……… 京太郎「それでわざわざ俺に会いに来てくれたのか…。嬉しいよ」 咲「あはは、タイミングは悪かったみたいだけどね…」シュン 京太郎「そんなことないって!体調悪い時って人恋しくなるもんじゃん?」 京太郎「咲が来てくれて嬉しいよ」ニッコリ 咲(恋しいって言った!今私のこと恋しいって言ったよ!) 622 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 23 11 16.26 ID 1LnFi1+X0 京太郎「それで、いつまでこっちにいられるんだ?清澄ももうすぐ地区予選だろ?」 咲「うん、ホントはもっと早く来る予定だったんだけど、電車に乗り間違えちゃって…」 咲「明日にはもう帰らないと行けないんだ…」 京太郎(それでお土産が大阪名物たこ焼きクッキーなのか) 京太郎「まぁ、じゃあ今日は家でゆっくりしていけよ」 京太郎「俺は午後から部活に行こうと思ってるんだけどな。良かったら一緒に来るか?」 咲「部活?」 京太郎「ああ、こっちの高校にも麻雀部があったんだ。結構俺も強くなったんだぜ?」 咲「ふーん…」 627 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 23 13 14.14 ID 1LnFi1+X0 京太郎「いやー、幼馴染っていいものだな!」 京太郎「咲の看病のお陰で体調もマシになったぞ!」 京太郎「さて午後はどうしようかな」 630 630 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/24(火) 23 13 37.31 ID z3OXEdMv0 姉帯さんと特訓 643 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 23 20 07.69 ID 1LnFi1+X0 京太郎「じゃあ俺は部活に行くけど咲はどうするんだ?」 咲「…行くよ」ニコォ 京太郎「お、おう。じゃあ一緒に出るか!」 (なんだこのプレッシャー…) ……… 部室 京太郎「というわけで長野からわざわざ来てくれた幼馴染です」 咲「宮永咲です。よろしくお願いします」ニコニコ 姉帯「咲ちゃんって言うんだー。よろしくねー」 (宮永って確かチャンピオンも…偶然?) 京太郎「あれ、今日は豊音先輩だけなんですか?」 豊音「そうだよー。今日は自主練なんだってー」 京太郎「じゃあ特訓お願いしても良いですか?」 豊音「もちろん!まかせてよー!」 650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 23 26 04.05 ID 1LnFi1+X0 豊音「じゃあ折角だし三麻でもやろうかー」 咲「いいですね!」ニコニコ 京太郎「よろしくお願いします!」 (豊音パワーアップイベント前なので、力関係は原作ママです) 難易度 激高 0-12 大失敗 13-72 失敗 73-92 成功 93-99 大成功 654 677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 23 33 34.54 ID 1LnFi1+X0 判定→失敗 イメージ:カン、もいっこカン、もいっこカン、もいっこカン… 姉帯「そ、そんなー…」グス (まるで歯が立たないなんて…) 京太郎「咲…」 咲「どうしたの京ちゃん?」クスクス 京太郎「い、いや…」 (今日の咲の打ち筋…鬼気迫ってたな…) 咲「ほら、麻雀なら私が教えて上げるから、家に帰ろ?」グイグイ 京太郎「お、おい咲!すみません、豊音先輩!失礼します!」 --- 姉帯「………」 (やっぱり宮永ってあの…) 姉帯「強くならなきゃだよー」グス 好感度変動なし 麻雀力変動なし 693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 23 41 11.55 ID 1LnFi1+X0 京太郎「咲!どうしてあんな…」 咲「え?私は普通に麻雀を打っただけだよ?」 咲「おかしな京ちゃんだなぁ」クスクス 京太郎「………」 (あんな力を誇示するような麻雀…どうして…) 咲「ね、あんな先輩より私の方がずっと麻雀強いでしょ?」 咲「だ、だからさ、強くなりたいなら私が麻雀教えて上げるよ!」 咲「ネット麻雀でチャットしながらさ、楽しいよ?」/// 京太郎「………」 (まさか…俺のせいなのか?) 京太郎「俺はさ、あの先輩たちと本気で全国目指してるんだ」 咲「!?」 707 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 23 48 18.64 ID 1LnFi1+X0 京太郎「だから…、だから清澄とは敵同士だ」 咲「……嘘」 咲「京ちゃんが私の…敵?」 京太郎「……ああ」 咲「京ちゃん、その冗談全然面白くないよ?」アハハ 京太郎「………」 咲「そっか…。そうなんだ…」 咲「…私長野に帰るね、特訓しなきゃ」 京太郎「お、おい」 咲「次会う時は敵同士だね、京ちゃん」ニッコリ タッタッタ 京太郎(あっちは駅じゃないんだが…) 京太郎(大変なことになった気がするな…) 723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 23 52 46.08 ID 1LnFi1+X0 魔王化なんてさせるつもりじゃなかったのに,、お前らの期待に応えようとした結果がこれだよ 地方予選開始まであと6日 京太郎「咲のやつメールに返信もしてこないし大丈夫かな…」 京太郎「まぁいい、昨日はあまり練習にならなかったし、切り替えていこう!」 京太郎「さて、何をしようかな」 727 727 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/24(火) 23 53 19.59 ID z3OXEdMv0 皆で特訓するぞ! 737 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/24(火) 23 57 09.21 ID 1LnFi1+X0 京太郎「今日も今日とて特訓だ!」 京太郎「豊音先輩、昨日はごめんなさい!一人残していく形になっちゃって…」 姉帯「ううん、全然いいよー。折角来てくれた幼馴染なんだもんねー」 姉帯「それにしても咲ちゃん強くて驚いたよー。私も頑張らなきゃだねー」 京太郎「はい、特訓頑張りましょう!」 成功判定 0-19 失敗 20-72 成功 73-99 大成功 741 760 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/25(水) 00 03 38.74 ID /+DEBc+k0 判定→大成功 姉帯「ポン、ポン、ポン、ポン」 姉帯「一人ぼっちじゃないよー」 姉帯「ツモ、6000オールだよー」 塞「塞ぎきれない…!?」 京太郎(姉帯さん、今日は全開だなー) 京太郎(よし、俺も全力だ!) 全体麻雀力がグーンと上がった! 午後は何をする? 764 764 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/25(水) 00 04 28.70 ID za0SfA9S0 全員でだらだら 785 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/25(水) 00 07 58.02 ID hOj0ZdmS0 全員でダラダラ 難易度低 0-9 失敗 10-69 成功 70-99 大成功 787 800 名前:正直に言うとここまで続くとは思ってなかった。どうしよ[] 投稿日:2012/07/25(水) 00 13 39.49 ID hOj0ZdmS0 判定→成功 京太郎「午前中の特訓で燃え尽きたぜ…真っ白にな…」 京太郎「というわけで午後は全員でダラダラしましょう!」 シロ「異議なし…」 塞「シロの反応はやっ!…全員って私達も?」 京太郎「もちろんです!」 姉帯「みんなでダラダラっではじめてかもー」ワクワク エイスリン「……」コクコク 塞「ちょ、ちょっと胡桃!なんとか言ってやってよ!」 胡桃「……」 胡桃「めっ」 塞「oh…」 (胡桃の注意がゆるくなってる…) 825 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/25(水) 00 18 16.81 ID hOj0ZdmS0 805 そこはご都合主義ってことで とりあえず次スレ立てるにしても2はつけないことにするよ 流れ早くて焦るし 京太郎(さて、お茶を入れてダラダラしているのはいいのだが) 京太郎(ちょっとした刺激は欲しいな) 京太郎(誰かと話でもしようかな) 828 828 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/25(水) 00 18 28.83 ID mPWnnxWQ0 姉帯さん 848 名前: 843 ぶっちゃけそこにインスパイアされとる[] 投稿日:2012/07/25(水) 00 25 24.64 ID hOj0ZdmS0 京太郎(よし、豊音先輩と話をしよう) 京太郎「豊音せんぱーい」 姉帯「ん?どうしたのー?」 京太郎「いえ、改めて昨日のことを謝ろうと思いまして…」 姉帯「あはは、本当に須賀くんは気を使えるいい子だねー」ヨシヨシ 京太郎(な、撫でられてるだと…?) 京太郎(男としては複雑な気分だが、年上のスタイル抜群なおねぇさんに甘やかされる感覚、すばらだ!) 京太郎「ちょっと先輩、やめてくださいよ!」 姉帯「あ、ごめんねー。嫌だったよねー」シュン 858 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/25(水) 00 32 02.08 ID hOj0ZdmS0 京太郎「いえ、嫌なわけ無いじゃないですか!でもその、恥ずかしいんで…」 一同「……」ジー 姉帯「あ、あははー。みんなに見られてたみたいだねー」テレ 胡桃「こら!トヨネ!須賀君!」 胡桃「風紀を乱しちゃダメ!」 姉帯、京太郎「ごめんねー」「すみません…」 シロの好感度アップ! 姉帯さんの好感度アップ! 870 名前: 868 YES[sage] 投稿日:2012/07/25(水) 00 36 18.22 ID hOj0ZdmS0 スレタイは参考にさせてもらうやで 地方予選開始まであと5日 京太郎「結局あの後怒られたり冷やかされたり散々な目にあったな…」 京太郎「でもあの撫でられる感覚は癖になりそうだ…」 京太郎「機会があったらまた撫でて欲しいかもしれん」 京太郎「さて、今日は何をしようかな!」 873 873 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/25(水) 00 36 47.94 ID oUOEBuAE0 姉帯さんと麻雀と添い寝でお昼寝 885 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/25(水) 00 41 18.09 ID hOj0ZdmS0 麻雀で添い寝でお昼寝ってどういうことなの…。シチュが浮かばないんでちょっと休憩 落ちたらまたVIPに立てると思います。SS速報で好感度、麻雀力引き継ぎで1からってのも面白いかもしれんけど SS書くってこんな労力かかるとはしらなかった。これからはもっと書いてる人に敬意を払って読むことにするわ 902 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/25(水) 00 48 36.06 ID hOj0ZdmS0 SS速報だとリスペクトしてるスレと被りまくるから悩むなー。俺もあっちのスレ追いかけないといけないし しかしVIPでパートスレとして叩かれるのもつらいんだよな。メンタル弱いから 何にせよ立てるなら明日の夜になるとおもいますです 914 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/25(水) 00 59 34.94 ID hOj0ZdmS0 911 SS速報はhtml化されて落ちても残るんじゃねー?知らんけど 人気のSSはWIKI作られたりするやで 919 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/25(水) 01 13 19.40 ID hOj0ZdmS0 すまん、このスレ1から見直してたけど信じられんくらいミスが多いわ やっぱりSS速報で好感度、雀力引き継ぎで1からやることにします。安価取ってくれたみんなすまんな 麻雀から添い寝の流れも必ず挟むから許してくれ… 927 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/25(水) 01 21 59.85 ID hOj0ZdmS0 925 そういう意見があるのも当然だよな。ホント申し訳ない 言い訳になるけど、最初はこんなに伸びるとは思ってなかったんや。初SSだったし そのせいで序盤かなり適当に進めてしまったのが痛かった。 SS速報移るからにはクオリティも上げていきたいと思うから許してくれ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6463.html
71日目・朝- 京太郎「ふぁ~」 ハギヨシ「朝食ができあがっています」 京太郎「はい……って、はい!?」 ハギヨシ「起きた気配がしたので」フッ 京太郎「どうも、じゃあ着替えていきます、あとこの寝間着ありがとうございます」 ハギヨシ「いえいえ、それでは」シュバッ 京太郎「さて、行くかなぁ」ノビー 食堂- 京太郎「ん、おはよう」 衣「んぅ~おはよう」 透華「ふわぁ~おはようございますわ」 純「お前ら揃って」 一「兄妹みたいだね」クスッ 智紀「食事できてるよ」 京太郎「今日も二人が隣か」 一「思ったより京太郎の食べ方が普通でつまんないけど」 京太郎「失礼な奴だな!」 衣「よし、すっかり覚醒したぞ!」 京太郎「透華はまだ眠そうだけどなぁ」 京太郎(なんか話すかなぁ) 京太郎「さて、どうするかなー」 衣「みんなで外に行くとか?」 京太郎「それも良いかな、提案してみるか……」 衣「インハイもあるが?」 京太郎「それだ、あーでも今日からしっかりと計画立てれば……」 衣「うん、衣は行きたいな、みんなでどっか……京太郎と一緒に」ギュッ 京太郎「おう、そうだな」ナデナデ 透華「食事中にイチャイチャしない!」ビシィッ 京太郎「さて、どうするかな」 ハギヨシ「おや、また聞きたいことですか?」フッ ハギヨシ「いえ構いません、私はなにがあっても貴方の味方ですから」 ハギヨシ「現在の危険について、ですか特にはありませんね」フム ハギヨシ「岩手の二人も大丈夫のようですし西の方は愛宕洋榎さんのようですが問題はないでしょう、連絡も取っているようですしね」フッ ハギヨシ「東京の方も問題は無いようです、実に良い状態ですね……これなら当分は大丈夫でしょう、安心して他の方との交流を深めてください」ニコッ 昼前- 京太郎「さて、次は……」 ハギヨシ「おや、またまたですか」フッ ハギヨシ「次はなにを聞きたいのです?」 ハギヨシ「力の器について、ですか……あれはチャージするんですよ、力を」 ハギヨシ「良くわからないでしょう、あれは衣様の力を入れる入れ物です……衣様に力を注いでもらいましょう、そうすれば三度ほど能力が使えるようになるでしょうから」フム ハギヨシ「三度使ったら?使い終えたらまたチャージしましょう、すればわかりますから」フッ 京太郎「ん、次は……てかまだ昼前か」 京太郎「さて、雑用するか!」 ハギヨシ「やることは、ないことはないですが」 京太郎「じゃあ掃除します!」バッ ハギヨシ「おやおや、困ったものです」フッ 歩「仕事がとられる!?」 昼- ハギヨシ「お昼ですがどうしますか?」 京太郎「ん~」 京太郎「まだいますよ」 ハギヨシ「では食事としましょうか」 京太郎「じゃあ俺も手伝い」 歩「終わってるから」 京太郎「……」シュンッ 食堂- 京太郎「さて、ハギヨシさんのおいしいごはん~っと」 歩「私も手伝ってるんだけど?」 京太郎「ハギヨシさんの仕事に手伝うことあるんだ」 歩「た、たまに」 京太郎「美味いなやはり!」 透華「だって私の執事が作っているのですもの」 京太郎「ハギヨシさんにあまり迷惑かけんなよ?」 透華「わかっていますわ!」 衣「もうちょっとハギヨシ頼りは直さないとな!」 透華「衣が言いますの!?」 京太郎「そういや透華、今度みんなで出かけないか?」 透華「ん、なんですの藪から棒に」 京太郎「衣が行こうって」 透華「なるほど、では近々行きますわよ!」ビシィッ 一「うわ、どうしたの透華?」 純「いつものことだろ」 智紀「まったく」 衣「騒ぎすぎだぞ」 京太郎「おい透華」 透華「……」 アンテナ「」シュン 昼過ぎ- 京太郎「もう昼過ぎかぁ……」 京太郎「さて、どうしましょう一さん?」 一「なにがです京太郎さん?」 京太郎「色々となー」 一「そっかー」 京太郎「中堅としての役割果たせそうか?相手は蒲原さんだが」 一「あぁ、ワハハの人か、余裕でしょ!」 京太郎「本当に大丈夫なのか?」 一「平気でしょ、私だってパワーアップしたんだし」ニッ 京太郎「そうか、なら期待してるぜ」グッ 一「任しておいてよ、龍門渕を必ず決勝まで連れてくから!」 夕方- 透華「もう夕方だけど、良いのかしら?」 京太郎「ん、大丈夫じゃね、知らんけど」 京太郎「衣、OKだってよ」 衣「おぉ、それは僥倖!」 京太郎「はは、良かったなぁ」ナデナデ 衣「うん!」 京太郎「さて、俺も麻雀修行の旅にそろそろ出るか」 衣「またどこか行くのか?」 京太郎「でも今日ずっとここにいるんだよなぁ」 衣「時間の無駄遣いだな」 京太郎「無駄ではないだろ、みんなといれるんだから」 衣「ははっ、京太郎はそういうと思ってたよ」 京太郎「……喜んで良いのかいけないのか」ムムッ 夕方2- 京太郎「そ、そろそろ帰るか……」 ハギヨシ「おや、忠告はされましたからね?」フッ ハギヨシ「ついさっき言ったばかりだと思うのですが……?」 ハギヨシ「えぇ、女性関係の危険は皆無ですので大丈夫です」フム ハギヨシ「あとは鶴賀のみなさまには注意してください、一緒に打てば飲まれかねませんし、あとは宮永咲さんとここのみなさんとの麻雀も今の暴食の力ではやめておくべきでしょう」コクリ ハギヨシ「では、これぐらいですね」ニコッ 夜- 京太郎「うわぁ、こんな時間になってる」 透華「計画性がありませんわねぇ、いつぞやの個人戦の話を思い出しますわ」 京太郎「うっせ」 衣「道中気を付けるのだぞ京太郎!」 京太郎「おう、了解」 京太郎「さて、帰ろう帰ろう」 京太郎「ちょっと遠回りして帰るかー」 京太郎「んぁ、咲か?」 咲「ん……京ちゃん?」 京太郎「どうしたよ」 咲「ちょっと散歩してたんだよ」 京太郎「ったく、こんな夜中に」 咲「京ちゃんも一緒でしょ?」 京太郎「俺はこんなナリだから良いんだよ、送ってくから帰ろうぜ?」 咲「……うん」 京太郎(……なんか、妙な違和感がする?)ゾクッ 自宅・自室- 京太郎「ふぅ……あとは寝るだけ、ってメールか?」 京太郎「んっと?」 京太郎「ん、歩から」 差出人:歩 本文『色々とお疲れ、麻雀してなかったみたいだけどなにかあったの?』 京太郎「避けろって言われたからなぁ、夢で」 本文『特には理由はないぞ、しいていうならみんなと話したかったから、とかかな?』 差出人:歩 本文『龍門渕家を内から掌握しようというなんて、悪だね!』 京太郎「何言ってんだこいつ」 本文『お前とももっと話したかったんだけどな』 差出人:歩 本文『はいはいありがと、またね おやすみ!』 京太郎「おやすみっと……次は美穂子さんか」 差出人:美穂子 本文『先日の合宿ではあまり二人で話せなくて残念です』 京太郎「こうみると美穂子さんもメールうまくなったなぁ」 本文『そうですね、でも今度風越に行ったときとかには沢山お話しましょう!』 差出人:美穂子 本文『楽しみにしてるわね、それじゃあおやすみなさい』 京太郎「おやすみなさいっと、次は洋榎さん」 差出人:洋榎 本文『ガースーは東京行ったことあるんやろ?』 京太郎「脈絡がない!?」 本文『えぇ、何度か』 差出人:洋榎 本文『いやな、東京行くんやったらなんか色々調べようと思ったんやけど、それやったら案内してもらえばええか!』 京太郎「そういうことか」 本文『おまかせあれです!』 差出人:洋榎 本文『ん、じゃあ楽しみにしとるな! おやすみ』 京太郎「ん」 本文『こちらこそ楽しみにしてます おやすみなさい!』 龍門渕家・歩部屋- 歩「ったく、またあいつは」カァッ 歩「別に、学校でいつでも話せるのに」フッ 福路家・美穂子部屋- 美穂子「つまり京太郎君、今度風越に来てくれるってことよね」ニコッ 美穂子「そこまで遠くなくて良かったぁ、今度須京太郎君が来るのが楽しみね♪」 愛宕家・洋榎部屋- 洋榎「えへへ、その前にガースーが大阪来たらどうしよ!?いや、今度はうちが唐揚げ作ってガースーの胃を掴んで!」グッ 洋榎「そ、そのあとはうちを食べて……って早い言うとるやろが!」ビシィッ オネエチャンウルサイワ! 自宅・自室- 京太郎「さて、寝るかなぁー」 カピ「カピ!」アシタハドウスル? 京太郎「んぁ、旅行もありだよなぁ……いや、偵察だった」 京太郎「偵察に行こうッ!」グッ 京太郎「そうだ、岩手に行こう!」 カピー「カピ」イッショニイク! 京太郎「いや、ダメだろ」 カピー「ピカッ!?」ソンナッ!? 81日目終了- 82日目- 朝- 京太郎「さて、岩手行くし誰かに連絡するかな」 『トシ』 京太郎「出るかな?」 プルルル プルルル トシ『もしもし、どうしたんだい京ちゃん?』 京太郎「今日からそっちに行こうと思いまして」 トシ『そうかい、ならウチを使っていいからね』 京太郎「え、良いんですか?」 トシ『今更だろう』フッ 京太郎「あはは、返す言葉もありません」 トシ『じゃあ、放課後あたりに連絡を入れるからそれまで時間潰しててくれるかい?』 京太郎「了解っす」 岩手- 昼前- 京太郎「やることないなー、昼ついでに時間つぶすか」 京太郎(前にシロと来たファミレスだけど……まぁ昼を食うには丁度良いな!)ウン 京太郎「ふぅ、なんか落ち着くなぁ」 京太郎「ふぁ……腹八分ってとこだな、動くのダル……」グテー 京太郎(12次元の間、行くか?) 京太郎(今はやめとくか、さて夕方までドリンクバーだな)ウン 夕方- プルル 京太郎「もしもし?」 トシ『ん、授業も終わって放課後だしおいで、入る前に誰かに連絡するんだよ』 京太郎「了解です」 トシ『気を付けてね』 京太郎「さて、行くか!」スッ 京太郎「そして来たわけだが、誰に連絡するか」 京太郎「ダルがらないかな?」 プルルル 白望『もしもし?』 京太郎「おうシロ、今お前の学校の前なんだけど」 白望『すぐ行くから』 京太郎「お、おう、頼む」 白望『うん』 白望「お待たせ」 京太郎「いや、全然待たなかったぞ」 白望「そっか、じゃあ行こっか」 京太郎「おう!」 麻雀部部室- 白望「連れてきた……」ボフッ 胡桃「さっそくソファーで寝ない!」ビシッ 京太郎「どうもー」 豊音「京ちゃん、いらっしゃいだよー!」 エイスリン「イラッシャイ!」 塞「久しぶり!」 京太郎「どうも久しぶりです」 トシ「良く来てくれたね」 トシ(偵察目的だろうけど) 豊音「たくさんお話しようよー!」 エイスリン「シヨ!」 京太郎「あはは、久しぶりですねこの感覚も」 京太郎「あの、蔵に行こうと思うんですけど」 豊音「えー」 エイスリン「」シュバッ (落ち込んでる絵) 京太郎「あう、すみません」 トシ「まぁまぁ、まだ岩手にいるんだろうし良いじゃないか……そういえば新しい世界が見えるかもしれないよ?」 京太郎「へ?」 トシ(一度死んだことがあるみたいだからねぇ) 塞「誰か連れて行くの?」 京太郎「あぁ、えっと……」 トシ「どっちにしろ私は一緒に行くけどね」 京太郎(誰を連れて行くかなぁ) 京太郎「胡桃さん、行きましょうか」 胡桃「うん!」 トシ「それじゃあ言ってくるね、四人ともしっかり練習するように」 豊音「はーい!」 エイスリン「Yes!」 白望「ダル……」 塞「ほら、やるよ!」 トシ「それじゃあ行こうか」 京太郎「はい」 胡桃「うん」 12次元の鏡の間の祠のある蔵前- 京太郎「さて、来ましたね」 胡桃「うん!」 京太郎「どうしますかねー」 トシ「ちなみに、新しい世界に関しては一人で入らないと見れないからね」ボソッ 京太郎「なるほど……」ムムッ 京太郎「では、一人で行きます!」 トシ「ん、待ってるね」 京太郎「じゃあ、行ってきます!」 胡桃「気を付けてね!」 京太郎「はい!」グッ 京太郎「ん、久しぶりだなぁ」 鏡「12次元のお前の記憶、その記憶を呼び覚ます鏡だ」 京太郎「おう」 鏡「さぁ、今お前が選べる三つの異なる次元から、お前の記憶を呼び覚ます」 京太郎(三つの次元の俺かぁ、なんか決闘者以外の俺の顔って暗いな) 鏡「決闘者の記憶、そして破壊者の記憶、新たな蘇生者の記憶……どれにする?」 鏡「なんだ、俺か」 京太郎「よう俺」 鏡「俺の力が欲しいのか?」 京太郎「お、おう」 鏡「ハァ、イラつくな、ほら……見せてやるよ」 京太郎(なんか違う……) 鏡「さぁ……地獄を楽しみなッ!!」 京太郎「!?」 ギィッ トシ「おかえり」 京太郎「はい、ってあまり時間経ってない?」 胡桃「うん、早かった!」 トシ「部室に帰ろうか、まぁ部室に帰れば解散の時刻だろうけどね」 京太郎「そうですねぇ」 麻雀部部室- 京太郎「ただいまです」 塞「おかえり、もう終わりだよ?」 白望「ダル……」グデー 豊音「ずっと打ってたからシロが限界だよー」 エイスリン「」バッ (シロがばたんきゅーしてる絵) トシ「ん、どうしたんだい?」キョトン トシ「あぁ何か聞きたそうな顔してるね、知ってることは答えるよ?」 トシ「なるほどね、それに関してはふつうのEXEDなら七月から、つまりは明々後日からいけるようになるよ」ウン トシ「七月からちょくちょく『デートをする』ってコマンドが出るようになるから、好感度がMAXでフラグが建っている相手そのあと連絡を取ってデート内で上手くやるんだね……」フッ トシ「ちなみ、『○○家EXED』や『○○高校EXED』とかをしておくと次週ではその学校から始められたりもするからね、覚えておいて損はないよ」 トシ「まぁつまり、明々後日からがEXEDへ向けての本番ってわけだ、頑張りな」 夜- トシ「さて、解散したわけだけど、このまま帰るよ」 京太郎「了解です、そしてよろしくお願いします!」 トシ「まぁいつでもおいでって言ったしね」フフッ 京太郎「晩御飯はどうします、作りましょうか?」 トシ「今日はうちにあるもので適当に作るよ」 京太郎「はい!」 熊倉トシ宅- 京太郎「ふぅ、ごちそうさまでした」 トシ「お粗末さま」 京太郎「洗い物ぐらいしますよ」 トシ「じゃあお願いしようかねぇ」 京太郎「さて、洗い物も終わったし、どうするかな」 京太郎「ん、メールが来てるな」 京太郎「んっと、誰だろ?」 京太郎「ん、絹恵さんからだ!」 差出人:絹恵 本文『最近メールしてへんからしてみたよ』 京太郎「おぉ」 本文『そうですね、洋榎さんや雅枝さんとはしてるんですが』 差出人:絹恵 本文『ごめん、今日はこれで、またメールしてな♪』 京太郎「んぁ?」 本文『はい、それじゃまた!』 京太郎「どうしたんだろ、あ、照ちゃんからだ」 差出人:照 本文『最近、咲はどう?』 京太郎「ん、照ちゃんが咲を気にするなんて珍しい」 『珍しいな、照ちゃんが咲のことを気にするなんて』 差出人:照 本文『ごめん、そろそろ会うかもって思って気になっちゃってるんだと思う』 京太郎「やっぱり姉なんだなぁ」 本文『会いにくればいいのに』 差出人:照 本文『それはできないよ、だから東京で会うのを怖いけど楽しみにもしてる』 京太郎「怖い?」 本文『わかりました、じゃあ今度東京行ったときには沢山話しましょうね!』 差出人:照 本文『うん、楽しみにしてる!』 京太郎「次は、新子さんか」 差出人:新子憧 本文『えっと、最近どう?』 京太郎「あちゃー、緊張してんな?」 本文『悪くないですよ、今は岩手に旅行に来てるんです』 差出人:新子憧 本文『岩手かぁ、前に行ったなぁ』 京太郎「あぁ、例の特訓かぁ」 本文『また会えたら色々話しましょうね』 差出人:新子憧 本文『うん、リハビリだから楽しみにしてる!』 京太郎「まぁ練習といえど新子さんみたいなかわいい子とメールできてるだけ上々だしな」 本文『はい、また!』 京太郎「さて、次になにかしたら寝るか」 京太郎「ん、電話がきた」 京太郎「あれ、新子さん……もしもし?」 憧『いやさ、リハビリに付き合ってくれるってなら電話してみようかなって……い、忙しかった?』 京太郎「いや、全然、それよりそっちはまだ練習とか行ってる?」 憧『うん、週末にハルエが車出してくれてね』 京太郎「晴絵、体を労われって伝えといてくれ、無理しそうでなぁ」 憧『うん、そこは私たちも気を付けてるけど須賀君が言った方が喜びそうだし伝えとく』 京太郎「なんでオレ?」 憧『え、晴絵って京太郎のこと明らかに好きな感じじゃん』 京太郎「へ?」 憧『え、気付いてなかったの!?やば、言っちゃった!?』 京太郎「いや、まぁ落ち着いてくださいよ、よくよく思えば心当たりがないことも」ハハハ 憧『そ、そっか、じゃあとりあえずハルエには伝えとくね』 京太郎「頼む、あとなにかあったらいつでも電話くれて良いからな!」 憧『うん、ありがと、それじゃおやすみ』 京太郎「おやすみなさい!」プツッ 京太郎「さて、そろそろ寝ます」 トシ「私も隣で失礼するからね」 京太郎「はい、おやすみなさい」 トシ「えぇ、おやすみ」 82日目終了- 83日目・朝- 京太郎「ふぁ~」 トシ「京ちゃん、朝ご飯できてるよ」 京太郎「あ、どうもです」 トシ「合鍵渡しとくね、好きに出かけていいよ」 京太郎「ん、なにからなにまで」 トシ「まぁ良いって、私は朝ご飯食べたら学校に行くから、また夕方あたりに電話するね」 京太郎「はい」 京太郎「さて、トシさんも行ったしどうするかな」 京太郎(こうやってテレビだけ見てるのもなぁ、まぁそれでも良いかもしれんが、外でるのもありだよなぁ) 京太郎「外に行くか、でもどこ行くよ?」 京太郎(行きつけの喫茶店とかカッコいいよなぁ) カランカラン マスター「どうぞ」 京太郎(超渋い)ドキッ 京太郎(まぁ良いか、とりあえず端の方の席にしよう)スッ 京太郎(おいしいなぁこのコーヒー、ハギヨシさんとタメ張ってるんじゃないか?) 京太郎「ふぅ、おいしい」 マスター「どうも」フキフキ 昼前- 京太郎(さて、昼はどうするかな……) 京太郎(家で食うか、あ、トシさんに晩御飯のことも聞くかな) 京太郎(飯を作るぐらいしないとな!) 熊倉トシ宅- 京太郎「さて、いただきますっと」ズルル 京太郎「……この時期になるとソーメンが最強だな」ズルル 昼過ぎ- 京太郎「さて、どうするかな」 京太郎(ふむ、最近はちっぱいも良いと思えてきた……おもちはふくらんでこそ、だがふくらんでいないおもちは何と呼ぶ?だめだ、やはりちっぱいという単語しか出てこない……)ムムム 夕方- 京太郎「さて、誰かに連絡入れないとだな」 京太郎「さて」 プルル 豊音『もしもしー?』 京太郎「豊音さん、今学校の前にいるんですけど」 豊音『迎えに行くよー!』 豊音「来たよー」 京太郎「早いですね」 豊音「近いからねー、行こっか!」ギュッ 京太郎(なっ、手を!?) 京太郎「りょ、了解です!」グッ 麻雀部部室- 京太郎「お邪魔しまーす」 豊音「連れてきたよー」 塞「なんか二人って仲良いね」 豊音「なんだかアパートで上の階と下の階に住んでそうだよねー」 京太郎「あぁ、なんかわかります」 胡桃(わけわかんない) 京太郎「塞さんは、最近どうですか?」 塞「ふふん、京太郎とやっていらい防げる回数が上がってるし上々だよ!」ビシッ 京太郎「おぉ、そりゃ楽しみです!」 塞「全国がねぇ、組み合わせによっては最悪な展開になるけど」 京太郎「あはは、決勝で会いたいですねー」 塞「そうだね!」 夕方2- 京太郎(さて、次はどうするか……) 京太郎「豊音さんは、エイスリンさんと同時期に転校してきたんですよね?」 豊音「うん、まぁ来るまでに数日かかったんだけどねー、だからこの麻雀部じゃ私が一番後かなー?」 京太郎「……村なんでしたっけ?」 豊音「うん、みんな優しかったんだけど同じ歳の人もいなかったんだよねー……うっ」グスッ 京太郎「!?どどど、どうしました?」 豊音「うぅん、こうやって京太郎君とお話ししてるの楽しいなーって」ニコッ 京太郎(天使か……) 夜- 熊倉トシ宅- トシ「ごちそうさま」 京太郎「お粗末様です」 トシ「ありがとうね」 京太郎「いえいえ、お礼ってことで」 トシ「律儀だねぇ」 京太郎「さて、どうするかな」 トシ「ん、どうしたんだい?」キョトン トシ「あぁ、次は何を聞きたいんだい?」 トシ「その他のルートの出現方法か、『蘇生者』は比較的楽な出現方法だったからねぇ」 トシ「他のか、どれを聞きたいかね?」 トシ「そのルートに限っては色々と大変だけど、まぁ出現方法だけだよ」 トシ「とりあえず、それに関してはハギヨシに麻雀で勝つ必要があるわけだね」ウン トシ「ハギヨシに勝った上で、さらに臨海女子の誰かと仲良くなる必要があるわけだけど、色々大変だねぇ、頑張りな」 京太郎「さて、どうするか」 京太郎「んぁ、メールだ?」 京太郎「んっと、誰だろ?」 京太郎「ん、良子さんからだ」 差出人:良子 本文『京太郎君、今度また鹿児島に行きませんか?』 京太郎「んぁ?」 本文『これまたどうして?』 差出人:良子 本文『前々から話そうとは思っていたんですが、貴方の力を検証するためにもですね』 京太郎「ん、そうだな」 本文『わかりました、今度連絡します』 差出人:良子 本文『えぇ、行きたい時に連絡をくださればそれで大丈夫ですので、では goodnight!』 京太郎「ふんふむ、次は菫さんか!」 差出人:菫 本文『照と淡にやけに懐かれている君に質問だ あの二人の舵の取り方を教えてくれ』 京太郎「切実だなっ!?」 本文『いや、俺もわかりませんし!?ていうか俺も舵は取れてませんよ、でもあの二人だったらおやつ抜きにしてみるとか?』 差出人:菫 本文『それはいい考えだな、それをやってみよう ありがとう おやすみ!』 京太郎「いえいえ、おやすみなさいっと……よし、そろそろ寝るかな!」 トシ「ん、おやすみ」 京太郎「おやすみなさい」 83日目終了- 84日目・朝- 京太郎「さて、トシさんも行ったし、どうするかなー」 京太郎「さて、どこに行くかなー」 12次元の鏡の間の祠のある蔵前- 京太郎「さて、入るか?」 京太郎「よし、突撃だ!」 京太郎「ん、昨日ぶりだ」 鏡「12次元のお前の記憶、その記憶を呼び覚ます鏡だ」 京太郎「わかったわかった、ここまでは記憶あるんだよ」 鏡「さぁ、今お前が選べる三つの異なる次元から、お前の記憶を呼び覚ます」 京太郎「さて、こっからだな、いつも記憶がないの……」 鏡「決闘者の記憶、そして破壊者の記憶、新たな蘇生者の記憶……どれにする?」 鏡「おい、決闘してんだろうな?」 京太郎「いや、知らんし」 鏡「半端な気持ちで決闘の世界に入ってくんじゃねぇよッ!」ギリィッ 京太郎「お、おう」 鏡「俺の友にもらった力、これが!行くぞ、トップ・クリア・マインド!デルタ・アクセル・シンクロォォ!」ゴォッ 京太郎「もう、なんなんだよ」 ギィッ 京太郎「ふぅ、やっぱり記憶が飛んでるんだよなぁ」ハァッ 京太郎「まぁ良いか、新しい力は手に入ったみたいだしな」 昼- 京太郎(さて、昼だなぁ) 京太郎「なにかしら買っていくかぁ~」 熊倉トシ宅- 京太郎「さて、いただきますっと」ズルル 京太郎「……やっぱソーメンは飽きやすいな」ズルル 昼過ぎ- 京太郎「さて、どうするか!」 京太郎「さて、どこ行くかぁ!」 京太郎「さて、打つかな!」 京太郎「よろしくお願いします」 男I「よろしく、須賀、京太郎!?」 女I「え、うそ?」 男子I「誰だこいつ?」 京太郎「ま、まぁまぁ」 モブ(っぶねー!危うくぶつかるところだったぁぁっ!?)ゼェハァッ 京太郎(ん、あの後姿?) 京太郎「改めて、お願いします!」 男I「よろしく」 女I「おねがいしまーす」 男子I「よろしく!」 京太郎(さぁ……) モブ(なにあれ、緑色の光、違う、刃!?) 京太郎(楽しみなぁッ!) モブ(なにこれっ!?)ビリビリッ ◇効果処理開始 京太郎(ハァッ!)ザンッ 能力『ブラッディヘルブレイド』 効果:相手一人の点数を-40する 女I(ッ!?なに、斬られた!?) ◇効果処理終了 京太郎「さて、半分ですね」フッ 女I(じょ、冗談ッ!?) 男子I(ど、どうなってんだこれ!?) 男I(いやぁ、さすが須賀京太郎……) モブ(ま、また強くなってる)カタカタ 京太郎(さて、どう打つかな)タンッ 男I(いやぁ、趣味でやってるような奴じゃ勝てないかぁ)タンッ 女I(キッツいなぁ)タンッ 男子I(化け物かよっ!) 京太郎(さて、見るかッ!)スッ モブ(目が青く……ッ!?)コソッ 京太郎(ここで、この場を視て、支配する!)カッ 能力『青眼の預言者』発動 条件:成功安価でオカルトの数値『95』以下を出す 京太郎(すべて、見える!)ギンッ ◇効果処理開始 京太郎(さぁ、もらうぞ) 能力『青眼の預言者』 効果:点数が+15され、その後一度の和了安価の数値が+10 女I(くそっ!) 男I(目が青くなってから、変わった?) 男子I(オカルト持ちかよ!) ◇効果処理終了 京太郎「ツモ、3000・3900」ダンッ 女I「お疲れー」 男子I「お疲れさまっす」 男I「いやぁ、負けた負けた」 モブ(さっさと出よう!)ダッ ◇結果 トップ 京太郎:90+89=179 二着 男子I:50+72=122 三着 女I:41+55=96 ラス 男I:32+31=63 夕方- 京太郎「さて、電話電話~っと」 白望「お待たせ」 京太郎「いや、全然待たなかったぞー」 白望「じゃ、行こうか……おんぶ」 京太郎「お、おう」スッ 白望「ダルくない……」 京太郎(背中にっ、おもちをおもちのシロがっ、やっぱおもちは最高だぜっ!) 白望「」フッ 麻雀部部室- 京太郎「お邪魔しまーす」 白望「いらっしゃい」 胡桃「なんで背中に乗ってるの!」ビシッ 豊音「シロと京ちゃんもアパートの上下に住んでそうだねぇ」 塞「あれ、豊音じゃなかったの?」 豊音「なんだかその時には同居してそうだよー」アハハ 白望(なんの他意もなく言ってるから恐い) 京太郎「あぁ、なんかわかります」 胡桃(京ちゃんも大概だなぁ) 京太郎「エイスリンさんは、大学に行くんですか?」 エイスリン「コトシ、デ、コキョウ、カエル」シュン 京太郎(やべっ、まずいこと聞いちゃったかなぁ?) エイスリン「デモ、ガンバッテ、セットクチュウ!」 京太郎「そうですか、なにか力になれそうなことがあったら必ず言ってくださいね!」グッ エイスリン「ウン!アリガトウ!」ニコッ 夕方2- 京太郎「さて、次はどうするかなぁ……」 塞「麻雀を教えて?」 京太郎「教えるって塞さんに教えることねぇ」 塞「んーじゃあ、ひたすら塞がれ続けてみてよ」 京太郎「鬼!?」 塞「まぁ良いから、ほら雀卓について、ね?塞げなくなったら終わりね」 京太郎「まぁ、了解です」ハァッ 夜- 熊倉トシ宅- 京太郎「ごちそうさまでしたー」 トシ「ごちそうさま」 京太郎「さて、どうしようかなー」 トシ「ん、EXEDは明日から解放だよ……学校なんてさぼらせちまいな」グッ トシ「その他のルートの出現方法だね、どれを聞きたいかね?」 トシ「そのルートを出すには、第一条件が三人の好感度をMAXにする、一人目が豊音、二人目がシロ、そして三人目が永水女子の狩宿巴……まぁその前でもあとでも、宮守EXEDを見れば良いわけだ、それで次のルートでこのルートが選べるよ」ウン トシ「頑張りな」グッ 京太郎「さて、次はどうするか!」 京太郎「ん、電話だと?」 京太郎「一からだと?」 一『もしもし京太郎、どこ行ったの?』 京太郎「あぁ、岩手」 一『なんか岩手率多くない?』 京太郎「気のせいだろ、東京とかも行くしさ」 一『そうかな?』 京太郎「そうだって、てかどうして電話を?」 一『あ、えっと……ちょっと声を聞きたくなったから、とか?』 京太郎「なんだそりゃ」ハハ 一『と、とりあえず、もうちょっと居ても良いかもしれないけど帰ってこないと怒るからね!』 京太郎「了解だ」 一『それじゃ、おやすみ』 京太郎「おう、おやすみ」プツッ 京太郎「ちょっとは可愛いとこあるんだなぁ」 京太郎「じゃ、おやすみなさい」 トシ「はい、おやすみ」 84日目終了- ?- 京太郎「んぁ、ここは……」 「久しぶりだな」 京太郎「あのさ、お前って結局なんなんだろうか?」 「……いずれわかるだろ、ほら」パチンッ 京太郎「んぁ?」 「さて、お前の暴食と色欲が少しばかり暴れだしてるわけだが」 京太郎「え、どうすりゃいい?」 「自分で考えてくれ、俺は答えを出す役じゃないからな」 京太郎「……放置かよ」 85日目・朝- 京太郎「さて、どうするかな」 京太郎(そりゃちっぱいも良いって思ってた差出人、だけどな……シロをおんぶしたときに悟ったんだ、やっぱりおもちはおもちが良いって……)ムムッ 昼前- 京太郎(さて、昼はどうするかな) 京太郎「結構混んできそうだな」 京太郎「ん、あれ?」 京太郎「あれ、晴絵」 晴絵「あれ、京太郎?」 晴絵「いやぁ、びっくりしたよー」 京太郎「俺もだよ」 晴絵「こりゃ運命だね!」 京太郎「ハハハ、かもなー」 晴絵(脈あり!?) 京太郎「晴絵はなんで岩手に?」 晴絵「監督に会いに来たんだけど、京太郎は?」 京太郎「まぁ他校の偵察にな」 晴絵「へぇ、そういえば近くの旅館に泊まってるから暇だったら遊びに来てよ」 京太郎「おう」 昼過ぎ- 京太郎「晴絵とも別れたし、どうするかなぁ」 京太郎(誰かデートに誘ってみるか) 京太郎「シロを誘うか」 プルルルル 白望『もしもし?』 京太郎「シロ、学校中だってことはわかってんだけどさ……遊びに行こうぜ!」 白望『……良いよ』 京太郎「マジで、そりゃ良かった」 白望『どこに行く?』 京太郎「まぁそりゃ後で決めれば良いだろ」 白望『……ダルいからそれで良いや、また後でね』 京太郎「おう!」 京太郎「おうシロ」 白望「ダル……」 京太郎「荷物は、家に置いておくか」 白望「うん、どこ行くの?」 京太郎「ん~」 京太郎「水族館あるんだったよなぁ」 白望「……電車乗らなきゃだよ?」 京太郎「暗くなる前に帰ってくれば、まぁ?」 白望「じゃ、行こうか」 京太郎「ダルくないか?」 白望「うん、京太郎と一緒だから」フッ 京太郎「そっか」 水族館- 京太郎「おぉ、おもしろいなぁ」 白望「疲れそうだね、泳ぎすぎで」 京太郎「マグロなんかは泳がないと死ぬけどな……」チラッ 白望「ん?」 京太郎「いや、なんでもない」カァッ 白望「……えっち」 京太郎「だぁっ!考えないようにしてたのにっ!?」 京太郎「結構広いなぁ」 白望「そうだね、ダル……」 京太郎「ベンチかぁ、ゆっくり見れるな」 白望「でも、早く帰れなくなるかも……」 京太郎「ん~」 京太郎「しょうがないな、ほら乗れよ」スッ 白望「……目的は?」 京太郎「いや、そんなつもりは、ほら人少ないし特に目立たないだろ」 白望「まぁ良いけど」トサッ 京太郎「ん、相変わらず軽いな」スクッ 白望「ん、進んで」 京太郎「はいはい、ほれ見ろ」 白望「あざらし……」 京太郎「あのずっと寝てるのお前みたいだな」 白望「京太郎が可愛いって言ってくれるならそれでも良いや」 京太郎「お前はまた」カァッ 白望「おもしろいね」フフッ 京太郎「俺は一方的に遊ばれてるだけだけどな」 夜- 京太郎「帰ってきたなぁー」 白望「疲れた?」 京太郎「あの後ほとんどお前のこと背負ってたしな」 白望「どうだった?」 京太郎「そりゃ柔らかって、なに言わせんだよ!」 白望「良かった、京太郎が反応するってわかって」フフッ 京太郎「お前なぁ、からかうなよぉ」 白望「からかってるつもり、ないよ?」ギュッ 京太郎(なっ、抱きついて!?) 京太郎「し、シロ!」グイッ 白望「っ……」 京太郎「だ、ダメだって……」 白望「わざわざ呼ばれて、水族館まで連れてってもらって……期待しすぎたのかも……」 京太郎「いや、お前が嫌いってことじゃないんだよ、俺が優柔不断なだけで」 白望「……良いよ、京は優しいから」 京太郎「京?」 白望「いちいち京太郎って呼ぶの、ダルい」 京太郎「そっか、とりあえず家まで送っていくよ」 白望(それに、特別な呼び方したかったし……) 夜- 熊倉トシ宅- 京太郎「ただいま帰りましたー」 トシ「お帰り、遅くなるのは良いけど、みんな怒ってたよ?」 京太郎「あらまぁ……」 京太郎「さて、どうするかな」 京太郎「あれ、電話だ」 京太郎「あれ、咏さんだ」 咏『京ちゃん、今ってどこいんの~?』 京太郎「岩手ですけど」 咏『お義父さんとお義母さんに聞いたら旅行に行ったって聞いてさ、なんだよ一声かけてくれれば行ったのにー』 京太郎「あぁー今度からは声かけますよ」 咏『うん、できれば一緒にいたいしねー知らんけど』 京太郎「あはは、俺も一緒に居たいですよ」 咏『お、おう、それじゃまだ今度ね!』 京太郎「了解です、また今度!」 咏『うん!』 京太郎「さて、次は……」 京太郎「次は、メールか?」 京太郎「誰からだ?」 京太郎「お、玄さんからだ」 差出人:玄 本文『オモチマイスターとして、和ちゃんの水着姿を送るのです』 京太郎「なに!?おぉ、さすが!でも隣の玄さんもやはり良いものを」 本文『さすが和、でも玄さんの水着姿も可愛いですよ!』 差出人:玄 本文『別に私は良いから!お姉ちゃんの写真も送るからね!』 京太郎「おぉ、水着にマフラー……宥さんが凍死しなくて良かったぁ」 本文『実にすばらです!玄さんも映ってますけど、やはり玄さん似合ってますね!』 差出人:玄 本文『だから私のことは良いって! またメールするね おやすみ♪』 京太郎「照れてるな」 本文『はい、おやすみなさい!』 京太郎「次は、歩からか」 差出人:歩 本文『一さんから岩手に行ったって聞いて透華様が怒ってたよ』 京太郎「んぁー!」 本文『まぁ埋め合わせはするつもりだし、大丈夫だろ』 差出人:歩 本文『ほんと行き当たりばったりだよねー』 京太郎「くそっ、言い返せない」 本文『放っとけ!』 差出人:歩 本文『わかったけど、私も心配してるんだからね』 京太郎「む……そういわれると」 本文『悪かった、今度から気を付けるよ』 差出人:歩 本文『わかればよろしい おやすみ』 京太郎「おう、おやすみっと」 京太郎「あれ、次はハギヨシさんだ」 差出人:ハギヨシ 本文『そちらの方でも問題はなさそうなようでなによりです、トシ様もいらっしゃるようですからね』 京太郎「なんでトシさんのこと知ってるんだ?……まぁ良いか」 差出人:ハギヨシ 本文『EXEDについては、そうですねわかりやすいからこそ気を付けてくださいということだけです』 差出人:ハギヨシ 本文『デートに誘った最後の選択肢ではEXEDに行けますが、最後の選択肢によっては相手の「??」を上げてしまうことがありますよ』 差出人:ハギヨシ 本文『そしてさらに注意するのであれば、一度BADENDを見たキャラクター以外は「??」が上がったことや下がったことは警告されません』 差出人:ハギヨシ 本文『京太郎君、お気をつけて』 京太郎「では、おやすみなさい」 トシ「おやすみ」 83日目終了- ?- 京太郎「あれ、またか?」 「まぁな、とりあえずまだ本題を話す必要はない」 京太郎「じゃあなんでここに?」 「とりあえず、今度からここに来ることがあるかもって話だ」 京太郎「はぁ?」 「今は良いさ、とりあえず選んでみろ」 京太郎「はぁ?」 「選ぶだけだぞ」 「わかった、憤怒で良いんだな?」 京太郎「おう」 「わかった、じゃあ次の夜だな」 京太郎「ん?」 「そろそろ、起きろよ」 京太郎「お、おう?」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6099.html
第十四章【小悪魔テク! 女子力粉砕スーパーノヴァ!】 淡「エェーっ!? 東京に須賀が来てるの?」 菫『あ、ああ。東京見物でホテルに泊まってるらしい』 淡「ずるいずるい! 一人で須賀と遊んだんでしょ!?」 菫『遊んでなどいない。照について話しただけだ』 淡「じゃあさじゃあさ! 明日は私が遊んでいい?」 菫『なんでそうなる』ハァ 淡「いーじゃん! ねね! お願い!」 菫『はぁ、分かった。須賀の電話番号を教えるから、自分で交渉しろ』 淡「やった!! ありがとー!!」 菫『それにしても、お前はいつ須賀がお気に入りになったんだ?』 淡「お気に入り? 別にそんなことないけど?」 菫『……とてもそうは見えないが』 淡「んー、まぁ強いていうなら興味があるのかな」 菫『興味?』 淡「アイツってさー、こう! 強い雀士を惹き付ける何かがある気がするんだよねー」 菫『……否定はしないが』 淡「だからさ、確かめてやるんだ!」 / \ _人_ ' ` 、 \ Υ'/ / / ト、 丶 / / / | | | Χ } .′ il / | | \ | / `、 リ | i | _|l__∧ト、八 | メ´ ニニ / } | | | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j | |l l|斗示芋ミ、 ''h! } ,′ , |l 八 И'h! } 乂___ノ / / || \| 乂__ノ /i/i/ / /l| .八 ゝ /i/i/i i / / / / | ‘,\ ハ r ア /l/ / / | ト、 込、 _ノ // ,イ l| |l l\ \> .,_ /∨ /l| 八_ |ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ | | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧ | |/─、_ / |∨ __ Ⅴ__=| / 〕\ \ | | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶 淡「この恋のテクニカル! スーパーノヴァになったあわいちゃんがねっ!!!」ニッ 第十四章【小悪魔テク! 女子力粉砕スーパーノヴァ!】 カチコチカチコチ 京太郎「……驚いたな」 まさか大星が俺と遊びたいって電話をくれるなんて まぁ、東京見物にも飽きてきたところだから嬉しいんだけどさ 京太郎「あの時は、悪いことしたし……今日はあの時のお詫びをしねぇと」 照さんの様子がおかしくなったせいで、途中で別れることになったからな 京太郎「……大星、か」 同じ金髪ってこともそうだけど 妙に親しみやすいんだよな、あいつ それに、金髪っていうと…… ~透華「泣く子も黙る龍門渕透華! アナタ如き、私に夢中にさせるのは簡単でしてよ!」~ 京太郎「透華さん……」 ほんと、俺の周りには俺には勿体ほどの良い人たちがいる 染谷先輩も、豊音さん、透華さんだって、俺が、俺がもし――出来ることなら 京太郎「いや、そんなこと考えてたって仕方ねぇ」 俺にはやるべきことがあるんだ だから、それを背負わなきゃいけない 俺には――それしか選ぶ道は無いんだから ?「んふふー」ソローリ 京太郎「ん?」 パッ 京太郎「わっ!?」 ?「だぁ~れだっ!」ガバッ ムニィィッ 京太郎「ほわぁっ!? 暗い!? 柔らかい!? なんだこれ?!」 ?「ほらほら~? 当てないといつまでも闇の中だよ~?」グニグニ 京太郎「あわわわっ!?」 ?「うわっ! だ~いせ~いか~い♪」パッ 京太郎「っとと! って、大星!?」 ____ ´ `丶 / \ / \ ヽ / ,イ ヽ . // | | ' ト、 . j/ ; | | │ !∧ i / i |¬|ト│ |八-- 一 i i . Ν 八八 Ⅴ´\ハ | | ┼ __ | \ (⌒⌒) i Λ x= ミ \ル‐ =ミV | │ i │ レ(ノ\ レ 丿 \/ | i iハ . |. | │ i │ | i i . " "" ; | . | i . | i . ∨込. マ フ / イ リ i . 人八 ∨ 个ト ,,_ <「∨ /i i . /\[ | __j_」 ∨∠ リ リ 、 / リ jレ'´ 乂 У∨ ∧ \ / / /ー --/ / /⌒>、 \ / / / / 广⌒゙ア / ///⌒\ \ / / / / / 厶イ , \ \ 淡「お待ちかねの、大星淡ちゃんでーす!」イェイ 京太郎「び、ビックリさせるなよ」ドキドキ 淡「少しくらいのサプライズが無いとね!」 京太郎「どういう理論だよ……まぁ、いいけどさ」 淡「えへへ、久しぶり!」 京太郎「おう。この前は悪かったな」ポリポリ 淡「いいっていいって。それより、須賀こそ大丈夫?」 京太郎「大丈夫?」 淡「菫先輩に変なことされなかった? いやらしいこととかさー」ワキワキ 京太郎「いやらしいことはされなかったな」 淡「じゃあ何されたの?」 京太郎「……不器用なこと?」 淡「へっ?」 京太郎「ははっ、いや! なんでもない」 淡「むっ! なにそれー! 教えてよー!」グイグイ 京太郎「知りたきゃ弘世さんに直接聞くんだな」ニヤニヤ 淡「くそー! 覚えてろよー!」ゲシゲシ 京太郎「あいたっ!? 蹴るなって!」グイグイ 淡「がるるるるっ!」ウゥー 京太郎「犬かっ!」 淡「ちがーう!! 孤独のロンリーウルフ様だー!!」 京太郎「ヤムチャかよ! 孤独とロンリーでダブってるし!」 淡「まぁ、ダブリーの淡様だし? って感じ?」 ドヤッ 京太郎「」 俺ら「「「「「あわわわきゃわわわわっ!!!」」」」」 ダヴァン「ラーメンはやっぱり美味しいデス」ズルズル ネリー「また食べてるの?」 ハオ「これで六杯目」 京太郎「まぁいいや。そんで、どこ行く?」 淡「んっとねー。どこでもいいよ!」 京太郎「うわぁー」 淡「なんだよー」ペチペチ 京太郎「普通さ、どこでもいいとか言う? いや、無いわー」 淡「いいじゃん! 好きな男とだったら、どこでもいいっていう……乙女心?」ウーン 京太郎「そこで疑問形じゃなきゃ可愛いんだけどな」ポンポン 淡「ガキ扱いするなー!! 私の方が年上だぞー!」 京太郎「何月生まれ?」 淡「十二月」 京太郎「俺二月」 淡「(`・ω・´)」ドヤッ 京太郎「あーはいはい。参りましたよお姉さま」ワシワシ 淡「えへへっ♪」 京太郎「じゃあ、どうするかなー」 淡「んー」グーキュルル 京太郎「あっ」 淡「あっ! お腹空いた!!」 京太郎「腹が鳴ってから気づくのかよ!」 淡「便利じゃん! 腹時計!」 京太郎「……フリーダムに生きてんなぁ、お前」 淡「別に守りたい世界は無いよ?」 京太郎「そんなストライクに言うんじゃねぇよ」 淡「いいからほら! ご飯食べに行こっ!」グイグイ 京太郎「おわっとと! 引っ張るなって!」 ナニタベヨッカナー コノヘンクワシイノカ? ゼーンゼン! マジカヨ ?「……」ギュルギュルギュルギュル レストラン ほむほむ 京太郎「ここか?」 淡「なんだか人気らしいよー。行ったこと無いけど」 京太郎「えぇ? じゃあ行列で入れないんじゃないか?」 カランカラーン 店員「……二名様?」 京太郎「あ、はい。でも混んでますよね」 店員「……そこの人。声を聞かせて」 京太郎「え? コイツですか?」 店員「そう」 淡「はーい! 淡ちゃんのプリティボイスだよー」 店員「……優先席にご案内するわ」スタスタ 京太郎「え?」 淡「マジかー……私の声すげぇ」ゴクッ 京太郎「確かにいい声だもんな」 淡「ほんと? 須賀もいい声だよ」 京太郎「そうか? あんまり言われたこと……あるな」トオイメ 淡「?」 ち な み に 穏乃「え? 私の声ですか?」 店員「!!!! 特別席にご案内するわっ!! さぁ!!!」 穏乃「えぇっ!?」ビクッ 春「私の……声?」キョトン 店員「チッ、ちゃんと列に並んでちょうだい。さぁ」 春「」 京太郎「やけに女性率の高い店だな」 淡「でしょー? 女性に大人気の店だからさ」 京太郎「マジか! でもいっか、俺レディースランチとか好きだし」 淡「へぇー、でも普段どうやって頼んでるの? 女装?」 京太郎「するか! 咲に頼んでもらって交換してるな」 淡「サキに? 付き合ってるの?」 京太郎「まさか! 咲は今、そういう状態じゃないんだ」ギリッ 淡「……そっか。ごめんね、変なこと聞いて」 京太郎「いや、いいんだ。気にしないでくれ」 淡「(フリーなんだ。ふーん? ま、私には関係ないけどね)」ニマニマ 京太郎「顔がニヤケてるぞ?」 淡「いつもこういう顔なんですぅー」 京太郎「そういうことにしておくか」ハァ 淡「まぁ、いいや! 何か頼もうっとー」 テレテレテロリン♪ 淡「およ?」 京太郎「着信か?」 淡「んー」 ガサゴソガサゴソ 淡「えっと、相手は菫先輩かー」 京太郎「弘世さん?」 淡「ここを触って……あれ? 違ったっけ?」 京太郎「大丈夫か?」 淡「うん。はい! 淡ちゃんでーす!」 菫『あ、淡か? はぁ、はぁ、き、気をつけろ』 淡「え? 何? 電波が悪くて聞こえないよ?」 菫『奴に、ザザッ、気づかザザザザ、食い止め、ガガッ、なかっ』 淡「後でかけ直すねー」ピッ ツーッツーッ 京太郎「なんだって?」 淡「さぁ? 多分大したようじゃないよ」 京太郎「いいのか?」 淡「多分だいじょーぶ! って、あぁもう! これよく分かんない!」プンプン 京太郎「随分と古い携帯使ってるんだな? 2、3世代くらい前の携帯だろ?」 淡「うん。ケータイとか詳しくなくてさー、ずっとこれ使ってるんだけど」 ピロロロロロピロロロロ 淡「むきぃっ!! 使いにくぅぅぅい!!」ウガァァ 京太郎「おいおい、物に当たるなよ」 淡「マジでこの携帯ムカつくんだけど! ぷんぷくり~んだよ!」 ´ \__ / マ三三三三三三ニ=- / / \ ∨ /⌒> 三三三ニ=- ,′ ヽ \三三三ニ=- / _/ │ ∧ . | ニ二 -=ニ\三三三ニ=-. / / /│ '| |\ . . i |\  ̄`丶三三三 __/ / / │/│ | . |\ . | \三三 _/´/ / /| \| | | | |│ . | 八 ー―‐=ニマ三\ マ三 厂| |∨// 人 レl | ト-| | |│ . │ \ \ `マ三) }三__,,... -┤│レ/゙∨ /\l |_|斤テ外八 ^ト--|/--│ ー=ニ二 `マ /_三 ││|{ {. / ∧ンリ 乂ツ \|斗テ外、.| 卜、 丶、______ く_三三 | ∨\八 { / Y / / , 乂)ツ 》│ | /\ \≫==≪\ マニ三__,,,... -‐ヘ_ \,,>\∨廴_,人 / / / リ│ │ >ー──=ミ〃 `ヽ∨ニ三  ̄ \__,)) ヽ ∠/_7 イ /⌒)丿 \_ノ{ -‐~‐- }ノ三三 ≧=‐ -=≦ / ∧|/ / ,.二二二二∨|\___/| ̄ -= / / 厂∨ / -――=マ 〉| | ((⌒´ ∨ 〈 ∨/l. │ `ーヘ ∨| │ `、 ヽ、____丿 \ \ 京太郎「どうどう。新しい携帯にすればいいんじゃないか? 最近のはつかいやすいぞ」 淡「最近はIPhone7ってのが新しいんでしょ? あれってどうなの?」 京太郎「7? いやいや違うぞ、新しいのは6だ」 淡「そうなの? 新しいの欲しいんだけど分かんない!」 京太郎「まぁ興味無いとなぁ」 淡「んふふ……でもでもぉ? このかわいそーな淡ちゃんにぃ、救いの手を差し伸べてくれる人が目の前にいるんだよねー」ニヤリ 京太郎「お、俺か?」 淡「ねねっ! 今度一緒にケータイ見に行ってよ! いいでしょ?」 京太郎「ああ……別にいいぜ(どうせ咲の件で一度はショップに行くし、まぁいっか)」 淡「やったぁー!! ありがとー!!」 【大星淡の女子力スーパーノヴァ1 古い世代の携帯で彼の気を引いちゃう(天然)】 淡「あっ! そういえば!」 京太郎「ん?」 淡「菫先輩から電話番号は聞いたけど、LINEのIDとメルアドもらってない!!」 京太郎「そういそっか。んじゃ交換すっか」 淡「やったー! はい、ケータイ出して!」 京太郎「おう。んで、これをこうして」ふるふる 淡「ふるふるー♪」ふりふり ティロン 京太郎「これでオッケーだ」 淡「よっしゃー! 次はメアドだー!」 京太郎「LINEで贈るぞ」 淡「ばっちこーい」 京太郎「うし」 ティロリン スガ鹿男『ほれ、受け取れ』 淡「あははっ!! なにその名前!」ケラケラ 京太郎「い、いいだろ別に」 淡「じゃあじゃあ、私も!」 ばぶるがーる『ほほーい>< 登録してねっ』 京太郎「オッケー。ってか、お前も同レベルじゃねぇかよ!」 淡「……」 ティロリン ばぶるがーる『ひどいよっ><』 淡「(´∀`*)」 京太郎「目の前にいるんだから口で言えよ。ていうかお前のLINE、一々可愛いな」 淡「淡様の可愛さに恐れいったか!」エッヘン 京太郎「あぁ、参っちまうな」クスクス 淡「! んへへっ」キュッ 【大星淡の女子力スーパーノヴァ2 LINEやメールで記号を駆使しちゃう(天然)】 京太郎「じゃあ、今度一緒にショップ行こうな」 淡「やったー♪ おごってくれてもいいよ?」ニヤリ 京太郎「出来るか! ちゃんとお小遣いもらっておけよ?」 淡「はーい。この間の大会で、お母さんから頑張ったで賞もらったかんねー」 京太郎「頑張ったで賞?」 淡「うん。決勝進出祝いだって」 京太郎「そりゃいいな。俺なんて県予選敗退だからなー」トオイメ 淡「え? 須賀って弱いの?」 京太郎「直球だなオイ!」 淡「まぁ、確かにオーラ感じないけどさー」ケラケラ 京太郎「むぐぐぐっ」 淡「でもさ。いーじゃん弱くても」 京太郎「へ?」 淡「そりゃあさ、私みたいなスーパーウルトラメチャストロングなあわいちゃんが言うとイヤミかもしれないけどさ」 京太郎「あ、うん」 淡「……正直言うとね。全国大会は、格下ばっかで楽勝だって思ってたんだ」 京太郎「……」 淡「でも負けちゃった。侮りは捨てて、最後が全力を出したのに――負けちゃった」 京太郎「大星」 淡「でもね! お陰で、麻雀じゃ何があるか分からないんだって知ることが出来たんだ!」 京太郎「!」 淡「えへへ、それ以来! 前よりもっともぉーっと! 麻雀楽しいよ?」 京太郎「……あぁ、そうだよな。大星の言う通りだと思う」 淡「だから! 須賀も麻雀に楽しみを見つけてこーよ。そしたら、あっという間に強くなれるから!」 京太郎「おう。ありがとな」ポンポン 淡「わっぷ、もぉー頭撫でるなー」ニヤニヤ 京太郎「おお、悪い」スッ 淡「あっ……」ズキッ 淡「そーだ、私のことより須賀の話をしてよ」 京太郎「俺のか?」 淡「うん! 色々知りたいからさ!」 京太郎「うーん、とは言ってもな。最近の趣味はゲームくらいか」 淡「ゲーム?」 京太郎「ああ、今はTODやってんだ。その後にTOD2のPSP版をだな」 淡「えー? 何それ何それ!?」 京太郎「ゲームの話なんて聞いても退屈じゃないか?」 淡「ううん! 知りたい知りたーい♪」 京太郎「そ、そうか?」ソワソワ 淡「色んなゲームのこと教えてよ。あんまそういうのやらないからさー」 京太郎「おう。じゃあ、まずは……」 数分後 淡「じゃあヒロインはラスボスの同一存在なんだ! レンズを破壊するとヒロインも消える、と!」 京太郎「そうなんだよ……(泣)」グスッ 淡「覚えたぞーメモメモ」 京太郎「ばかっ! 覚えなくていいんだよ!」 淡「えー? でもそれはもう聞いちゃったからさー。別のやるよ別の」 京太郎「ちくしょぉ、名作なのに……」 淡「えへへ、でもさ! その代わりに!」 京太郎「?」 淡「須賀がやってるのを、横で見ていてもいい?」 京太郎「お、おう!! 見てくれるか?! いやー咲とかはこういうのダメでさ!」キラキラ 淡「うん! 楽しみにしとく!」 京太郎「じゃあ今度俺の家でゲームだな! うっし!!」 淡「(須賀の家で……部屋で、ゲーム)」ドキッ 京太郎「(大星は本当にいいやつだなぁ)」ジィーン 【大星淡の女子力スーパーノヴァ3 男には「なにそれ!? 知りたい知りたーい♪」と言っておく(天然)】 京太郎「んでな、その時主人公が言うんだよ」 淡「うんうん」 京太郎「俺は悪くねぇ!! ってな」アハハ 淡「あはははっ!」グーキュルル 京太郎「あっ」 淡「あっ……//」カァ 京太郎「すまん。話に夢中になりすぎてたな」 淡「う、ううん! いいよ!」 京太郎「そろそろ注文しないとな。何にする?」 淡「えっとねー、えっとねー」パラパラ 京太郎「俺はレディースランチにしようかな」 淡「レディースランチもいいけど……うーん」 京太郎「決まりそうか?」 淡「コレにしよっかなー」ボソッ 京太郎「それって、オムライス?」ビクッ 回想 咲「「あーん! 私オムライス食べられないんだよねぇ~(悲)」 咲「嫌いじゃないし食べたいけど食べられないのっ><」 咲「……だって、……だって、卵割ったらヒヨコが死んじゃうんだよっ!」 咲「赤ちゃんかわいそうですぅ! まだ生まれてないのにぃぃ~(悲)」 咲「ピヨピヨとすら鳴けないんだよ……」ブルブルブル 京太郎「っ」ゾワッ 京太郎「……」ブルブル 淡「……あっ」 京太郎「お、大星……?」 淡「うん。ハンバーグにしよっと」 京太郎「えっ……?」 淡「何? どうかした?」ニコニコ 京太郎「だ、だってお前……オムライスが食べたいんじゃないのかよ」 淡「!」 京太郎「この前だって、結局俺のせいで……食べられなかったみたいだし」 淡「……」 京太郎「じゃあ、なんで?」ブルブル 淡「私、オムライス食べられないんだ」 京太郎「!!!(まさか、大星も咲みたいに!?)」ゾクゾク 淡「だってさー」 京太郎「っ」ブルブル / / // . 〃 . iト、| . | ヽ ヽ ヽ 乂 .′ / ,イ . / ! . i| | . |\ . ハ .′ i`ーァ′/ ! . i | . | | . | \ . ヽ . ____ i-‐ ´ . .′ !/ . ′| . | | . | | . | \ .  ̄| ̄ ̄ `ヽ /i| |. | | . | | . ! | . |_,,-‐====‐\ . | . | . i j〃 . i| |. |‐===┼- | j -‐ \ . . | . | . | / . i| {. ! \八 . | jノ , -‐ __,,.⊥ . } . | . 人 ′ . 八 Ⅵ ≫=ミ、 . ! ≫≦Y⌒'マハ 、 . .′ . | . .\ i . i . \{ハ 《 )i ハ\{ ″{ .) i } } 》 . / . /! . \ .\ | . | . i '. ヾ い; jj 八∨乂 _;ノ ノ . / . | . .`ー- | . | . | . | . l'. V辷ク ゞ゚-‐ ' . / . / . | . . | . | . | . | . |ハ / . / . / . . | . . | . | . | . | . | . , / . . .′ . / . | . . . | . | . | . | . | . / ,. ,イ . / . 人 . . . . |.. i | . | . | . | ゝ. 、 ノ .′ // / . / . . / \ .\ . l 从 . | . | . { / > . { /' / . / . . ′ \ .\ . 乂{ \. !\〉、 \_/ . . 〕jッ。. . ィV`ヽ /. / . . / \ .\ . . `\ \{ \;/ . . //{{ ` ´ | |│ ,// . . / \ .\ . . 淡「須賀が、悲しい顔しちゃうから」 京太郎「え?」ドクン 淡「何かあったんでしょ? 嫌なこと」 京太郎「え、あ……あ、ああ」 淡「うん。だからオムライスは食べない」ニッ 京太郎「なんで、そんな……」 淡「当たり前じゃんかよー。そんな顔しちゃってさー」ナデナデ 京太郎「お、大星……」 淡「オムなんていつでも食べられるし。でもさ、須賀との食事はたまにしかできないじゃん」 京太郎「!」 淡「だからさ! この瞬間だけは楽しく食事しなきゃ! 私も、当然須賀もね!!」ニッ 京太郎「……」ドクン 淡「ということで、淡ちゃんはハンバーグを食べちゃうぞー!」 京太郎「……は、ははっ。やっぱお前、いい奴だ」 淡「ほぇ?」 京太郎「なぁ……大星」 淡「なーに?」 京太郎「淡って、呼んでもいいか?」 淡「うん、いーよ。私もキョウタローって呼ぶから」 京太郎「そっか。俺もいいよ」 淡「オッケー★」 京太郎「後さ」 淡「んー?」キョトン 京太郎「一緒にオムライス……食べてくれないか?」 淡「え? 大丈夫、なの?」 京太郎「ああ。お前と一緒なら、食べられる気がするんだ」 淡「っ!」ドキッ 京太郎「だから俺に、付き合ってくれるか?」 淡「……うん、いいよ」 京太郎「よっしゃ。じゃあ。オムライスパーティだ」 淡「オムライスパーティだね」 京太郎「デミグラスかな」 淡「ケチャップがいいな……」 京太郎「選べるみたいだぞ」 淡「デミグラスも捨てがたいね」 京太郎「捨てがたいな」 淡「どうしよっか」 京太郎「どうしよーか」 淡「どっちも食べる方法を探そうよ」 京太郎「じゃあ半分こだな」クスクス 淡「半分こしちゃいますか」クスクス 京太郎「淡」 淡「なーに?」 京太郎「ありがとうな」 【大星淡の女子力スーパーノヴァ4 オムライスを食べられない女をアピールせよ(天然)】 店員「お待たせしました」コトッ 京太郎「ありがとうございます」 淡「ありがとー」 店員「ごゆっくり」フッ カチャッ 京太郎「頂きます」 淡「頂いちゃいます」 モグモグモグ 京太郎「ケチャップ付いてるぞ」 淡「キョウタローもデミ付いてる」 京太郎「拭いちゃうぞ」 淡「拭いちゃいますか」 フキフキ フキフキ 京太郎「交換だな」 淡「交換だね」 ススス 京太郎「頂きます」 淡「頂きまーす」 モグ モク ゙モグ 京太郎「デミ付いてるぞ」 淡「ケチャップ付いてるよ」 京太郎「拭いちゃうぜ?」 淡「拭いちゃうからね?」 フキフキ フキフキ 京太郎「あっ」 淡「?」 京太郎「オムライスうまい」 淡「うんっ。美味しいね」 カランカラーン 京太郎「お腹いっぱいだな」 淡「いっぱいだね」 京太郎「このあとどうする?」 淡「どこでもいいよ」 京太郎「またか」 淡「まただよ」ククク 京太郎「じゃあ、俺にも聞いてくれ」 淡「んーっと。このあとどうする?」 京太郎「どこでもいい」 淡「キョウタローもかい!」 京太郎「あはは、だってさ」 / l ′ ,′/ / | ∧ , / l / ./ l ′ ∧ ′ / イ|l | l| / ,イ ィ} /! ′ |l ∧ ヽ |l 八 | lレ\// / / l , / l / |l | l|ー一 |l /¨! .从{-==≧、 / ヌ } ./ / .!∧ |l | l| 从 { λ/ ` 弋丕 /´ l} //Ⅳ_ 斗< |l | l| ∨V ヽ / ´、ニ赱 | /l .八 l| } ` ┤ 从/ |l / ヽ |Ⅳ ∧ {! _ノ |/ ′∨ 仆、 八 ∨ ` _ /≧ュ. / \ . ィ _/二二二≧ュ \ /}/ -=≦二ニニ=- 二二ニ()≧ュ ー</∨ __. -=≦二二二二二ニニ -=ニ()ニ=-/ {=ニニ{0=- | r=≦三三二二二二二二二二二ニニ//二=-/ 八 ニニ|0=- |__ /二二二=-\ニニニニニニニニニニ{ /二二二 >、 ,<-=ー ヽ\__,r======ミ , .r ー―――――――― /、 ̄ ̄ ̄> / , ―| |-=ニニニニニニ{ニ┐ }ニニ\ 京太郎「お前と一緒なら、どこだって楽しいに決まってる」 淡「……えへへっ//」 _, -──- .,_ '´ `丶、 / \ , / \. / . / ヽ ′ / / `、. .' / /, // /| | ` i . / 」_ ′/ | | i| . i. i | j/, /イ`メ、 | 小 || ト.! j .| ∨/ / |/ ヽ | ァT丁l | | ノ i| V j 抖竿ミ ノ ノ ,ノイjノ | i___ ____彡' , i| i| j 八| x x /ィ竿ミ 刈 | } ̄¨ え≠ / 八 i|/l | | x x / ノ | ′ / -‐ ' ハ 八 ト、 ヘ.__ ` 厶 イ ノ/ __,.斗‐=≠衣 ヽ八\ 丶.__ソ . イ(⌒ソ イく jア¨¨^\ \ \ >-=≦廴_ ア /ノヘ\ 斗ァ'′ \ \ ヾ. \___ ⌒ヾく<,_ `ヽ )ノ/圦 | 、\ ヽ 、∨tl `ヽ . ∨ V\ i { `| Vi \ ハ i } | } i } ∨,} }≧=- | 辻_V\`i} i } | /} iハ} 辻ノ ノ ¨〕V//リ iノ ////V〔 ¨〕淡「うんっ!!」 京太郎「じゃあ行くぞ」 淡「あいあいさっさー!」タタッ ウデクンデイイ? アア、イイゼ ヤッター! オイムネガ!? アテテンダヨー! 「……」 / \ / . .. . .. ... ヽ. / / . . . . . i / /;. ;ィi i i i .| | . .. |. / i | . ハ!_|.|. | i | . | / ..|. | ! '|´|_И ! i | | |./ . /! { ハ i f"| ヽ| i |-、 | .|i/ | };ハ{. Lン| ;ル'^ } | | | ノ "" j/ / | | | .、 '^リ ! | | | ハ` ! / i i |ノ |/ ヽ.__,.. 、 / / / / /! / V | / ノi! /! ノソ }ノ ,..-‐y/‐j/フ‐'" ̄\ ,...-‐'" `ー- 、 r=、´ `ir、 /\ヽ、 ||.ト、 ハ | | | ||.| |. i ゙、 | | | ||.|/!| ゙、 !.i i ||.|| 照「……」スタスタ ザッ 照「!」 菫「……よかったのか?」 照「……何が?」 菫「邪魔する予定、だったんだろう? チャンスもいくらでもあっただろうに」 照「別に。私はなにも見ていないし、なにもする気は無いよ」 菫「ふっ、そうか。それより、私は今からスイーツバイキングでやけ食いもしようかと思ってる」 照「!」 菫「……付き合ってくれると、嬉しいんだが?」 照「っ……う、うん」ブルブルブル 菫「ありがとう」ポン 照「ありが、とう……」 菫「なぁに、いくらでもチャンスはあるさ。私も、諦めるつもりはない」 照「うん……!」 淡「でねー! このクレーンゲームがさー!」 京太郎「任せろ!」 淡「頼んだぞー!!」 それからの数時間は、まるであっという間に過ぎて 二人を包む空間が加速していく感覚に、俺達はただただ酔いしれて 気が付けば―― 淡「手、つないでもいい?」 京太郎「ああ」 二人の距離は、ゼロになっていて 淡「ほら! 時間いっぱいまで遊ぶよー!!」 京太郎「おい、急に走るなって!!」 俺達は思う この時間がいつまでも続くなんて、幻想を抱くほど子供じゃないけど 淡「あわわ!」コケッ 京太郎「あぶねぇ!」ダキッ せめて、この瞬間だけは―― 淡「んっ」 京太郎「っ」 チュッ 熱の覚めない、夢であるようにと 第十四章【小悪魔テク! 女子力粉砕スーパーノヴァ!】 カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5907.html
h68-01 京照菫淡 h68-02 不明 h68-03 京咲淡久 h68-04 京怜 h68-05 京初 h68-06 京・清澄 h68-07 京白 h68-08 京照 h68-09 京照 h68-10 京菫 h68-11 不明 h68-12 京咲照 h68-13 京もこ h68-14 京憧 h68-15 京いちご・臨海 h68-16 京淡 h68-17 京一 h68-18 京・臨海 h68-19 京はやり真 h68-20 複数 h68-21 京・白糸台 h68-22 京和 h68-23 京照・白糸台 h68-24 京姫桃怜 h68-25 京照菫淡 h68-26 京咲照
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6242.html
久「須賀君、どうしたの?」 京太郎「いや、今姉さん達の名前が聞こえたので反応してしまって」 和「何言ってるんですか。私たちが話をしてたのは戒能プロと小鍛冶プロの話ですよ?」 京太郎「だから姉さん達の話だろ?」 和「え?」 咲「きょ、京ちゃん!皆知らないんだよ、京ちゃんが良子さんと健夜さんの弟だって・・・」 久まこ「えっ?」 京太郎「あれ、俺話してなかったっけ?」 咲「うん、話してないし京ちゃん一回も打ってないよね?皆が知らなくて当たり前だと思うな」 京太郎「まじか・・・その二人俺の義理の姉なんすよ」 ??「ここが京太郎の高校ですか?」 ??「そうみたい・・・でも私たちが行ってもも大丈夫なのかな?」 ??「ノープログレム。可愛い弟に会いにきただけなんですから。それに私たちの事を知ってる人なんていません」 ??「そうだといいけど・・待ってってね、京君」 ___________________________________ 京太郎「あの先輩、俺はなんで正座させられてるんですか?」 久「いやだってね」 まこ「黙っとったからのう」 優希「わ、私は犬が他とは違うってわかってたぞ」 和「声が裏返ってますよ、優希。私も少し怒ってます。同じ部活の部員なのに黙っていたなんて」 京太郎「いや、聞かれなかったら答えなかっただけで…」 まこ「わしはきちんとヌシに聞いたぞ?麻雀は打てるのかと。」 京太郎「だから答えたじゃないですか、家族の中では一番弱いって」 久「言い訳は無用。まさか高校最後の年にインターミドルチャンピオンとプロを姉に持つ男の子がくるなんて…ついてるわ」 和「とりあえず一局打ちましょう。須賀君の実力が知りたいですし」 咲「や、やめといた方がいいよ!」 和「宮永さん?」 優希「咲ちゃん、どうしたんだじぇ?いくらプロの弟でものどちゃんなら犬なんかには負けない…」 咲「え、あの、結果が見えてるし、私はまだ原村さんに壊れてほしくなくて」オロオロ 和「それはどういう意味ですか?」 咲「だって京ちゃんは・・・ ??「なんで京君が正座してるのかな?」 健夜「なんで京君が…」 良子「おっと、手が滑った」 ゴンッ…バタン 健夜「むきゅうぅぅぅ・・・」 良子「ヘロー、京太郎。面白い恰好してるね」ニコニコ 京太郎「ね、義姉さん」 久「戒能プロと小鍛冶プロ…」 良子「私は健夜義姉さんよりはものわかりがいいつもりだけど…限度ってものがあるよ?」ゴッ 京太郎「黒糖」ボソッ 良子「…」 京太郎「カピーのもふもふの権利」ボソ 良子「…ツ!」 京太郎「晩御飯な・・」 良子「わ、わかった。トークしよう京太郎」 良子「京太郎がバッドね」 健夜「京君が悪いよ」 京太郎「…はい、俺が悪かったです」 健夜「だいたい京君はいつも…」 良子「そうです、京太郎はいつも…」 ーーーーーーー 久「流石お姉さん、須賀君が低姿勢ね」 咲「京ちゃんは良子さん達には弱いですから…中学生の時からああですよ」 和「そういえば宮永さんは須賀君と一緒の中学生だったんですよね?」 咲「そうだよ、三年間殆ど一緒に居たかな」 優希「三年間…まさか咲ちゃんは京太郎と付き合ってる?」 咲「ないない…京ちゃんと付き合うならあの二人を麻雀で倒さないといけないんだよ?」 和「あの二人って戒能プロと小鍛冶プロですか?」 咲「うん…私やお姉ちゃんがタッグを組んでも勝てない。でもいつかは倒すけどね…ボソッ」 まこ「あの二人を倒さんといけんのは無理じゃろうて…京太郎は一生独身かもしれんの」 良子「それで京太郎は麻雀を打つべきです」 京太郎「えっ?」 健夜「私達の義弟が麻雀を打てないと思われてたなんてお姉ちゃんは少し悲しいな」 良子「それに京太郎は咲や照、姫様達以外の同学年とあまりプレイした事ないですよね」 京太郎「そうだけど、それはいつも義姉さん達がじゃ…」 健夜「私達の事は関係ないよ。幾ら、掃除洗濯から車の整備ができても麻雀は私達には勝てないよね?」 良子「私達の義弟ならハイスクールチャンピオンぐらいにはなって欲しい」 京太郎「つまりこれからは誰とでも打っていいと?」 良子「Yes」 健夜「お姉ちゃんに良いとこ見せてよ京君」 京太郎「結局こうなるのか…」 久「あら私と打つのがいやなのかしら?」 京太郎「そんな事はないですよ…ただまあ、義姉達に色々と言われまして」? 久「お姉さん達にね…今日は全力で挑ましてもらうわよ?」 京太郎「かまいませんよ。ただ俺は負けませんから」 優希「私やのどちゃんも忘れてもらっては困るじぇ!」 和「須賀君がプロの義弟でも私は全力で挑むだけです」 東一局一本場 優希にロン 3翻 20符 京太郎(優希は東場に強かったはずなんだが…ノーテンの気配。逆に部長と和は張ってる。ここは優希の出鼻を挫いておくかな) 京太郎「ロン!東ドラ2で3900!」 優希「なっ、東場の私に直撃だと!犬のくせになまいきだじぇ」 東二局一本場 久 満貫ツモ 久(これが来た…つまりそういう事なんでしょうね) 久「通らば立直!」 京太郎(満貫…いや跳にいきそうだよな。ズラさないとダメっぽいな…) 京太郎「ポン」 久(ずらしにきた…でも) 久「ツモ!立直ツモ七対子ドラ2…裏ドラは無しか。一本場だから2100.4100」 ーーーーーーー 健夜「……良子ちゃん」 良子「ノーウェイ…まだ京太郎の親じゃないです。ですが私もアングリーです」 咲「優しいの驕りは違うんだよ京ちゃん…」 まこ「?」 東三局 久 満貫ツモ 久(これが来た…つまりそういう事なんでしょうね) 久「通らば立直!」 京太郎(満貫…いや跳にいきそうだよな。ズラさないとダメっぽいな…) 京太郎「ポン」 久(ずらしにきた…でも) 久「ツモ!立直ツモ七対子赤ドラ…裏ドラは無しか。一本場だから2100.4100」 ーーーーーーー 健夜「……良子ちゃん」 良子「ノーウェイ…まだ京太郎の親じゃないです。ですが私もアングリーです」 咲「優しいの驕りは違うんだよ京ちゃん…」 まこ「?」 京太郎 跳満 ロン 対象優希 京太郎(…なぜかこのまま流してたら後で義姉二人から練習と言う名の徹夜麻雀に誘われる気がする。それに直に打ってだいたいの実力も解ったしな。そろそろ本気でいくか) トクン… 京太郎「通らば立直!」 久優希「……!」 久(須賀君の雰囲気が変わった…) 優希(なんなんだじぇ…この感覚は。とりあえずは降りないと) コトン… 京太郎「ロン。立直一発東…裏がドラ3。跳満だな」 和(私の親番と出番が……) ーーーーーーー 健夜「あれやる気だした?」 良子「…相変わらずの危機察知スキルですね」 ーーーーーーーー 京太郎「…一回だけ…一回だけ使ってもいいよな」ボソッ… 京太郎の能力発動&公開 覇者と自在者の後継者発動 相手のオカルトの対象(全体能力も含む)にならず、アガり判定+15、アガり確定した時に合計値が偶数の場合、一段階高いアガりになる。常時発動型だがonOFFの切り替えが可能。 優希「ヒッ…!」 優希(こ、怖いよ…) 久(これが須賀君の本気!) 京太郎 三倍満 ツモ 京太郎「ダブル立直…」ゴッ… 久(速い!) 優希「うぅ…」半べそ 和(……SOA) ーーーーーー 健夜「流石私の義弟…」二マー 良子「顔が緩んでますよ」ニコニコ まこ(京太郎は本当に結婚できそうにないの…) ーーーーーー 京太郎「…ツモ!立直一発ツモ清一ドラ2。12000オールで俺の勝ちですね」 竹井久 18800 片岡優希 -3100 原村和 8600 須賀京太郎 73500 ーーーーーーーー 京太郎「…あのなんでまたおれは正座なのでしょうか?」 健夜「本当にそう思って言ってるの?」にこっ… 京太郎「いえ滅相ございません。私が全て悪いです」 良子「グッドラック、京太郎」敬礼 ーーーーーーーー 久「まさか須賀君があれ程の打ち手だったなんてね」 和「人は見かけによらないって事ですね」 久「そうね。特にオーラスの須賀君には冷や汗をかかされたわ、ねえ優希?」 優希「えっ、べ、別に犬の事なんて怖いなんて思ってないじぇ…!」 まこ「自爆しとるの?」 咲「あの京ちゃんは慣れてる私でも怖いですから…優希ちゃんが慣れないのもしかたないですよ」 まこ「そうじゃの…見ていたワシですら冷や汗をかいた。 実際打っていた優希はそれ以上のなにかがあったのだろうし」 咲「……最後のあれで京ちゃんの普通なんて皆に言えないよ…」ボソッ 久「あら…もうこんな時間。そろそろここを閉めないと。プロの御二方、今日はご指導ありがとうございました」 健夜「こちらこそ京君がいつもお世話になってます」 良子「ノーウェイ。それにここのメンバー達は才能があってティーチしてる私達も楽しかったですよ。何処かの愚弟は最近、お姉ちゃんに甘えて…」 京太郎「良子義姉さん、あまり恥ずかしい事言わないでくれよ!」ワタワタ 良子「ただの世間話ですよ。京太郎は黙って片付けをしてたらいいんですよ」 京太郎「う?…今日の晩飯の時に復讐してやる」 まこ「京太郎、お主は先にこの紅茶を片付けるのが先じゃ…雑用ができると思ったらここまでとは。うちに誘う算段をせんとの」 京太郎「何か言いました?」 まこ「いや、なんもいっとらん」 京太郎「?」 ーーーーーーー 健夜「京君はこれからどうするの?私と良子ちゃんは久しぶりに実家に帰るけど…よかったら送っていくよ?」 京太郎「俺は」 京太郎「義姉さん達と久しぶりに帰るよ」 良子「OK。車を回してくるので少しウェイトしててください」 健夜「わ、私が運転するよ?」 良子京太郎「「それだけはない」」 健夜「う?…」 ーーーーー 健夜「京君?!」 京太郎「ちょっ、義姉さん、車の中に入ると同時に抱きつかないで!色々とヤバイから!」 健夜「義弟に抱きつくのは姉の特権だから関係ないよ?」 良子「…羨ましい」 京太郎「良子義姉さんまで!」 良子「義姉は姉の物ですから」ニコニコ 健夜「そういえば京君…部活に入ったって聞いてたけど女の子居たけど気になる子とかいるの?」ゴッ…… 京太郎「気になる子か…」 京太郎「咲かな…麻雀部に誘ったって事もあるけど中学からの付き合いだし」 健夜「咲ちゃんか…ならいいや。あの子とはきちんと約束したし」 京太郎「約束?」 健夜「京君には関係の無い事だよ?」 京太郎「……」 京太郎「…教えてくれないなら、義姉さんが話すまでくすぐるまでだー!」 健夜「えっ、ちょっ、京君やめてーー!」 京太郎「やめない…例えこの後地獄を見る事になってもな」ワキワキ… コンマ判定 雑用補正コンマ+99により強制昇天 ーーーーー 健夜「もっ…も…もう…はぁ、あぁぁ…!」ビクンビクン… 京太郎「悪は去った…ふぅ…」 ポン… 良子「京太郎…少しお話があります」 京太郎「やっぱりそうなりますよね…いやあぁぁぁ!」 須賀京太郎、享年15才。幽霊に呪殺される。 カン!! 夜 京太郎「死ぬかと思った…除霊してもでてくる幽霊とか反則だろ」 京太郎「義姉さん達は何処かに行ったみたいだしどうしようか」 3鍛錬 京太郎「日々精進…義姉さん達も帰ってきてるし久しぶりに豪華なご飯でも作るか」 京太郎「どっちの好みに合わせようか…」 2、コンマボーナス 京太郎「良子義姉さんの好みにするか…健夜義姉さんは月に一度は帰ってくるし」 京太郎「そうと決まれば洋風のものだな…グラタンとロールキャベツとか好きだったしいいよな。よし、一丁本気だすか」 ーーーーーーー 良子(ミスりました…まさか健夜義姉さんが悪酔いするなんて…京太郎に連絡もとれなかったし…ああもう健夜義姉さんの馬鹿) 健夜「むにゃ…もう飲めないよー良子ちゃん…」おんぶ状態 良子「…午後零時。折角久しぶりに京太郎とスキンシップがらとれるはずたったのに。ただいまー」ノッソリ… 良子「流石にもう寝てますか…あれこれは」 京太郎「良子義姉さんへ。健夜義姉さんが悪酔いして帰ってくるのが遅くなったと思うので作った料理はレンジにいれて置きました。良かったら食べてください」 ガチャ…←レンジを開ける 良子「グラタンとロールキャベツ…覚えてくれてたんですね、京太郎。全く私達には勿体無いできたブラザーですね、義姉さん」 健夜「……ごめん」 良子「許しません…今からこれを一緒に食べたら許します」 健夜「それなら食べるしかないね」 良子「はい、私達の大切なブラザーの料理だからね」 朝 京太郎「聞いてくれ、朝起きたら義姉さん達が俺のベッドで寝ていてペットのカピーがこっちを見てニヤニヤしてやがる…どうすればいいんだ?」 3制裁 京太郎「…昔の俺ならいざ知れず、今の俺には抱きつかれて居ても抜け出す技術はある」 シュっ…ぷにゅ… 良子「あっ…///」 京太郎「…煩悩退散、煩悩退散、煩悩退散…」ブツブツ… カピー「パカパカ(訳、諦めてもいいんだぜ、旦那?)」 京太郎「…煩悩退散!」 シュッ… 京太郎「さあカピー、お前の罪を数えろ。幾ら美人で可愛くて綺麗でドストライクでも寝込みを襲うのはギルティーだろ?」 カピー「パカパカ…(な、なんだってー!)」 京太郎「あの世で会おうカピー、京太郎百烈拳!」アタアタアタ…! カピー「パカー(やられたー!) バタン… 京太郎「悪は滅んだ……朝ご飯でも作るか」 2、良子義姉さんだけ最初から起きていた 良子「へ、へロー京太郎」 京太郎「えっ、あっ…良子義姉さん、いつから起きてた? 良子「京太郎が私の胸を触った所か…」 京太郎「本当に申し訳ありませんでした」ジャンピング三回転土下座 京太郎「な、なんでもしますのでどうか、どうか健夜義姉さんにだけはご内密に…」 良子「…?いま、なんでもするっていいましたか?」 京太郎「は、はい…」 良子「そ、それなら私と…」 健夜「う?…ん…あれここ何処?」 良子「ちっ…邪魔が入りましたか…京太郎、これは貸しですよ」 京太郎「…」無言で何回も首を縦にふる。 カピー「パカパカ(いつか…いつか逆襲してや…る…)」バタン… 1、一人で学食に行く 京太郎「……昼を抜くと言ったら余計にお腹が空いた。学食に行くか」 京太郎「初めて学食に来たな…自炊しだしてから金の管理もし始めたしな。これじゃあ咲にお母さんみたいって言われても仕方ないか」 ??「あら、珍しい」 まこ「京太郎もここで飯か?」 京太郎「あっ、染谷先輩、こんにちわ。ええ、初めての学食で何を食べようか迷ってた所です」 まこ「そうか。咲から京太郎の弁当を作っとると聞いてたけんの、少し意外じゃった」 京太郎「咲がそんな事言ってたんですか…」 まこ「そうじゃ。それに女としての自信を木っ端微塵にすると聞いとる」 京太郎「それほどでもないですよ。それより、一人ならよければ一緒に食べませんか?そろそろ混んで来たみたいですし」 まこ「…」 まこ「すまん、これから友人と食べる約束なんじゃ」 京太郎「ああ、そうなんですか。気にしないでください。それではまた部活で」 まこ「またあとでの」 ーーーーーー 放課後 京太郎「最速で部室に着いたぜ。誰か居るかな?」 京太郎「流石に誰も居ないか…あれベッドのカーテンが閉まってる」 ガシャ… 久「…zzz」 京太郎「……」 ガシャ… 京太郎「今起こった事を話すぜ (ry」 京太郎「どうしたものか…」 1.紅茶を淹れて待つ 京太郎「部長の事だからそろそろ起きるだろうし、紅茶でもいれて待っとくか」 京太郎「紅茶は茶葉も大事だけど水も大事だよな…♪」 久「上機嫌ね、須賀君」 京太郎「そりゃもお、部長の寝顔が見れてかつ良子義姉さんに頼んでた水でやっとまともな紅茶がいれれますからね」 久「私の寝顔を見たのね…どう思ったの?」 京太郎「あどけないって思いましたね。普段は頑張って気丈に振舞ってますけど女の子なんだと改めて…あっ、あれ俺は誰と話して…」 ギィィー…←首をゆっくりと曲げて後ろを見る 久「……」 久「へー…須賀君はそんな事を思ってたんだ?」ピク…ピク… 京太郎「起きてたんですか…?」 久「カーテンを閉め開けされて変な独り言がしたら誰だって起きるでしょ?それより須賀君、何か言う事があるんじゃないかしら?」 京太郎「……」 京太郎「寝顔可愛かったですよ?」 久「なっ///…私は咲と違ってちょろいんなんかにはならないわ!そこに座りなさい。教育してあげる」ゴッ… 京太郎(あっ、部長の背後に阿修羅が見える。俺…死んだかもしれない) ーーーーーーーー 咲「こんにちわ…えっ、あれなんで京ちゃんが燃え尽きてるの!?」 京太郎「阿修羅怖い…阿修羅怖い……部長可愛い…阿修羅怖い…」ブツブツ… 久「私が来た時にはもうああなってたわ」 京太郎「……はっ!何かとてつもなく恐ろしい体験をした気がする。皆集まってるしどうしようか」 咲と話す 京太郎「咲と話すか。咲ー!」 咲「あっ、京ちゃん。元に戻ったんだね!よかった…」 京太郎「元に戻った?何を言ってるんだ?まあいいや。そういえば今、家に義姉さん達がいるから麻雀挑むなら挑めよ」 咲「そ、そうなんだ…今は良いかな。(言えない…昨日お父さんとご飯を食べに言ったら健夜さんが悪酔いして麻雀挑んできた悪い虫を瞬[ピーーー]るとか聞いたって事を)」 京太郎「いつもならやる気満々で挑むのに珍しいな」 咲(それは手加減してくれるとわかってるからだよ)ブルブル… 咲「それよりも京ちゃん、麻雀の練習相手になってもらっていいかな?IHでお姉ちゃんと会うって約束したんだ」 京太郎「…別にかまわないが、最近照と話したのか?」 咲「うん、昨日も電話がかかってきたよ」 京太郎「そうか…おれ嫌われたのかな?」ボソッ… 咲「何かあったの?」 京太郎「いやさ、メールを送ってもエラーレポートになるからさ…」しょんぼり 咲「お姉ちゃんがそんな事するわけないよ!……あっ」 京太郎「どうかしたのか?」 咲「お姉ちゃん最近になって慣れてた携帯からスマートフォンに乗り換えたって……」 京太郎「まさか…」 咲「多分…」 京太郎「変更メールが打てないんだな…」 咲「うん…」 京太郎「流石麻雀以外に関してはポンコツ姉妹の姉だな」 咲「私はポンコツじゃないもん……」 ーーーーーーーー 帰り道 京太郎「さてどうしたものか」 京太郎「よし、久しぶりに気の向くままにぶらぶらするか」 ーーーーーーー 桃子「高校に入ってもなんにも変わらないっすね…誰も私を見つけられないっす」ブラブラ… ポトン…←鍵を落とす 京太郎「あっ。あの、すいません鍵を落としましたよ!」 桃子(鍵を落とした人がいるんすね…まあ、私には関係ないっす)スタスタ… 京太郎「……これは無視されてるのか?もしくは見えないだけで音楽を聞いているのかな」 ガシッ… 京太郎「これ落としたの貴方ですよね?」 桃子「えっ、あっはい、私のっす」 京太郎「良かった…声をかけても反応がなかったか違ったのかと思って」 桃子(顔が近いっす!それよりなんでこの人私が見えるっすか!) 京太郎「それじゃあ、次から気をつけてくださいね」 桃子(えっ、もう行くっすか?やっと見える人がいるのに…) 桃子「えっあの、ちょっと待って欲しいっす!」 京太郎「えっ?」 桃子「いや、そのお礼…そうお礼をさせて欲しいっす」 京太郎「これ、よかったらどうぞ」 桃子「あ、ありがとうっす」 桃子(勢いで誘ったのはいいっすけど男の子なんかと喋った事なんてあんまりないから何を話せば良いのか…う?) 京太郎(とりあえず公園までついてきたけどオレンジジュースを睨みつけてる…あれ、もしかしてオレンジジュース嫌いだったか?なにより…) 桃子京太郎(気まずい…) 京太郎「あ、あの…」 桃子「あ、あの…」 桃子京太郎(被った!?) 桃子「そ、そちらからどうぞ」 京太郎「は、はあ…とりあえず自己紹介しませんか?俺は清澄高校一年の須賀京太郎です」 桃子「私は鶴賀学園一年生の東横桃子っす」 京太郎「同い年だったのか…ならよかった」 桃子「何がよかったんすか?」 京太郎「こんな可愛い子が同期だったら嬉しいだろ…あっ…今のは聞かなかった事にして」 桃子「ふふっ…面白い人っすね。一つだけ質問していいっすか?」 京太郎「俺に答えれる事ならなんでも答えるよ」 桃子「そうっすか…なら、一つだけ。なんで私が見えるっすか?」 京太郎「えっ、東横さんって幽霊だったの?」 桃子「幽霊…ある意味、あってるっすね。私は普通の人には見えないんっす」 京太郎「?」 桃子「少し長くなるっすけど聞いてくれますか?」 京太郎「俺が聞いてもいいんなら」 桃子「聞いてください。私を初めて見つけた人なんっすから」 京太郎「これ、よかったらどうぞ」 桃子「あ、ありがとうっす」 桃子(勢いで誘ったのはいいっすけど男の子なんかと喋った事なんてあんまりないから何を話せば良いのか…う?) 京太郎(とりあえず公園までついてきたけどオレンジジュースを睨みつけてる…あれ、もしかしてオレンジジュース嫌いだったか?なにより…) 桃子京太郎(気まずい…) 京太郎「あ、あの…」 桃子「あ、あの…」 桃子京太郎(被った!?) 桃子「そ、そちらからどうぞ」 京太郎「は、はあ…とりあえず自己紹介しませんか?俺は清澄高校一年の須賀京太郎です」 桃子「私は鶴賀学園一年生の東横桃子っす」 京太郎「同い年だったのか…ならよかった」 桃子「何がよかったんすか?」 京太郎「こんな可愛い子が同期だったら嬉しいだろ…あっ…今のは聞かなかった事にして」 桃子「ふふっ…面白い人っすね。一つだけ質問していいっすか?」 京太郎「俺に答えれる事ならなんでも答えるよ」 桃子「そうっすか…なら、一つだけ。なんで私が見えるっすか?」 京太郎「えっ、東横さんって幽霊だったの?」 桃子「幽霊…ある意味、あってるっすね。私は普通の人には見えないんっす」 京太郎「?」 桃子「少し長くなるっすけど聞いてくれますか?」 京太郎「俺が聞いてもいいんなら」 桃子「聞いてください。私を初めて見つけた人なんっすから」 桃子「…ってわけなんっすよ」 桃子(あれなんで私、初対面の人にこんな重い話をしてるんすか) 京太郎「……」 桃子(ほら黙っちゃったじゃないっすか……ああ友達ができると思ったんすねどね) 京太郎「なら俺は東横さんに初めて言うんだな」 桃子「初めて?」 京太郎「ああ初めてだ。初めて俺は貴女に初めて言います。俺と友達になってください」 桃子「…」 桃子「嫌っす…頼まれて友達になんかなりたくないっす」 京太郎「うっ…そう言われたら何も言えない」ショボーン 桃子「それにもう京太郎と私は友達っすよ///」 ーーーーー 夜 京太郎「危なかった…おもち耐性が一年に一回会うか会わない霞さんとはやりプロの俺には東横さんの笑顔は勘違いを起こしそうになったぜ…」 京太郎「さて何をしようかな」 京太郎「東横さんにメールを送ってみるか」 京太郎「とりあえずよろしくって事と趣味でも聞いてと…返信くるといいな」 ーーー ♪ 桃子「携帯がなってるっす……あれうちの両親は目の前にいるし…誰からだろう。」 From 須賀京太郎 桃子「須賀京太郎……京太郎くんからメール?……やったーー!落ち着け、落ち着くっす私…ここでテンパって失敗したらメールが二度と来ないかもしれないっす…とりあえず内容を確認してと」 桃子「よろしくって事と趣味を聞かれてるでいいんっすよね…えっととりあえず、こちらこそよろしくって打ってと。趣味……読者か麻雀しかないっす……とりあえず麻雀って事にしておくっす」 ーーーーーー ♪? 京太郎「うん?ああ東横さんからメールが返ってきたのか…30分過ぎたからもう来ないと思ったな」 京太郎「……麻雀が趣味なのか。強いのかな?待て待て、落ち着け。これじゃあ咲の事をバトルジャンキーなんて呼べないだろ…でもまあ気になるから誘ってみるか。俺も麻雀が趣味なんで今度よかったら麻雀を打ちませんかと」 ーーーーーー ~♪ 桃子「きたー!…今度麻雀をうちませんか…これはまさか遊びの誘い!でも男の子と2人で遊ぶってデ、デートじゃ…まだはやいっすよ京太郎!」キャーー 健夜「京君?、照ちゃんから電話が着てるよー」 京太郎「わかったー!…咲が何かいったな」 ガタガタ… 京太郎「もしもし照か?」 照「うん…久しぶりだね京ちゃん」 京太郎「久しぶりに照の声を聞いたよ。今日はどうしたんだ?」 照「…咲に新しい連絡先を教えたから…」 京太郎「…教えたから?」 照「……京ちゃんの意地悪」 京太郎「わかってるよ、また連絡するから。あとあれだぞメールが無理でも電話できただろ」 照「………」 京太郎「今、そうだったと思ってるだろ?」 照「思ってない…」 京太郎「そういう事にしとくよ。もう夜も遅いから切るぞ。また連絡くれよ」 照「うん、また連絡する。おやすみなさい…」 京太郎「ああ、おやすみ」 ピッ… 照「京ちゃん…」 早朝 京太郎「…今日はお弁当ができたぞ。義姉さん達の分も作ったから久しぶりに楽しめたな」 京太郎「さてどうしようか」 京太郎「健夜義姉さんは起きないからとりあえず良子義姉さんだな」 コンコン… 京太郎「良子義姉さん?、起きてますか!」 カピー「パカパカ(家に帰ってきたらだらける姉達が起きてるわけないだろ)」 京太郎「……起きてないな。入るよ、良子義姉さん」 ガチャ… 良子「う?ん…」スケスケ… ガチャ… 京太郎「なんであんなに透けてるんだよ…やばいだろ」ダラダラ カピー「パカパカ(所詮義理だから…襲うのか?)」 京太郎「馬鹿言え…相手は傭兵経験ありで悪霊すら従える義姉さんだぞ、勝てるわけないだろ。ただ、俺は義姉さんを起こしに行くだけだ…煩悩退散、煩悩退散…」 ガチャ… 良子「う?…」 京太郎「煩悩退散…煩悩退散…義姉さん、そろそろ起きないと時間がまずいよ」ダラダラ… ゆさゆさ… 良子「あと五分…」 京太郎「健夜義姉さんみたいな事を言わないではやく…」 ガシ… 良子「キョータローもレッツ…スリープ……」 京太郎「えっ、ちょっと待って!」←ベッドに引きずりこまれる 良子「グッドなだき心地です…zzz」 京太郎「……」 カピー「パカパカ(こっちだ)」 健夜「う?ん…カピー…どうしたの?」 ガチャ… 健夜「あー…きょー君と良子ちゃんがイチャイチャしてる…私も混ぜて?」 ドン…←ベッドに飛びつき良子とは反対方向から抱きつく 京太郎「ちょっ、健夜義姉さんまで!カピー、ハカリヤガッタナ!」 カピー「パカパカ(昨日の復讐だ)」 京太郎「…やばい、良子義姉さんも健夜義姉さんも全力で抱きしめてるから逃げれない…」 京太郎「良子義姉さんの方を向いて寝るのは色々とまずい…香りも見た目も鋼の自制心にミサイルぶち込まれるみたいなもんだ…健夜義姉さんなら大丈夫だよな?」 健夜「きょーくん…」だらぁ 京太郎「……可愛い。これで俺より一回り上なんて信じられないよな」 健夜「きょーくん……」 京太郎「あっ…やばい眠くなってきた…学校、行けそうにない…や…zzz」 ーーー ??「…っ」 京太郎「ここは…リビング…あれ俺は確か…」 カピー「パカパカ(目が覚めたかい…あのままだも死亡フラグを踏んでたから助けさせてもらった。安価に感謝するんだな」 京太郎「えっ、なにいってるんだ?」 カピー「パカパカ(知らない方が幸せさ…それより遅れるぞ?」 グッ…8時半を指した目覚まし時計 京太郎「ち、遅刻だーー!!」 カピー「パカパカ(まだまだ尻の青いガキだぜ」 ーーーーーー 昼間 京太郎「二限目にギリギリ間に合った…帰ったらカピーに優しくしよう」 京太郎「どこで飯をたべようか」 京太郎「中庭に行くか。屋上は咲達が食べてるはずだし行ったら図々しくおもわれそうだしな」 ーーーーーー 京太郎「あれは染谷先輩?」 まこ「おお、京太郎か。今日はお弁当があるんじゃな」 京太郎「ええ、自信作ですよ。一緒に食べませんか?」 まこ「昨日断ってしまったからの…今日は良いぞ」 京太郎「やった!」 まこ「そんなに喜ぶ事じゃないだろ」 京太郎「先輩みたいな美人とご飯が食べれるなら嬉しいですよ。丁度あそこの木の下が空いてるので確保してきますね」 ダッ… まこ「び、美人…全くあやつは天然のたらしじゃないのか」 京太郎「先輩?!」 まこ「はいはい、今行く!」 ーーーーー 京太郎「これが俺の弁当です」 まこ「そこらへんの女子よりも凄い弁当じゃの…」 京太郎「そうですか?俺からしたら普通ですよ」 まこ「…本当にお主が結婚できるビジョンが見えんぞ」 放課後 京太郎「さて放課後だ…どうしたものか」 京太郎「部室に行くか」 京太郎「こんにちわ…あれ、今回は本当に誰も居ないだと。とりあえず紅茶の準備をするか」 優希「こんにちわだじぇ!」 京太郎「なんだ優希か…」 優希「むっ、犬のくせになんだとなんだいったい」 京太郎「いやまあ、昨日まで俺を避けてる節があったからトラウマになったんじゃないかなと思ってさ…元気そうならそれでいいや」 優希「さ、避けてなんかないじょ!ただ…ただ、麻雀の時の京太郎と普通の京太郎があまりに違うからどう接していいか解らなくて…ごめん」 京太郎「謝る事はないさ。俺もあの時は加減ができてなかったからな…久しぶりだったんだよ、知らない誰かと打つ事がさ」 優希「久しぶり?」 京太郎「そう久しぶり…俺の麻雀の相手はいつも義姉さん二人と咲か照…たまに巫女さん達やプロ達ばかりでさ。久しぶりにやった普通の麻雀が楽しすぎたんだ…こっちこそ、ごめんな。あの時の俺は怖かっただろ?」 優希「べ、別にびびってなんかないもん!」 京太郎「そうだな優希はびびってなんかないな…」ハハハ… 優希「犬のくせに生意気だぞ!」 京太郎「生意気で結構。そういえば優希、タコス食べるか?朝に作ったヤツだがそこそこいけるぞ?」 優希「食べるじぇ!」 ーーーーーー 京太郎「みんな来たし何をしようか…」 京太郎「丁度一人足らないみたいだし麻雀をうつか」 久「あら須賀君が打ってくれるの?これは負けられないな」 優希「この前のリベンジだじぇ」 和「今日は勝たせてもらいます」 和「私の勝ちですね」 京太郎「ああ…負けた。やっぱり麻雀は楽しいな」 優希「あとちょっとで和ちゃんを捲れたのに残念だったじぇ」 久「悪待ちがとことん外れた…今日は厄日ね」 京太郎「そんな時もありますよ。義姉さん達も俺に負ける時があるんですから」アハハ 久「それはそれで私は怖いんだけどね」 ーーーーーーーー 寄り道 京太郎「どうしたものかな」 京太郎「義姉さん達がいるからそろそろ買い出しといけないからな…隣町のスーパーに久しぶりに行くか」 ーーーー 京太郎「昨日はお肉だったから今日は魚だな…丁度ヒラメが安かったはずだしムニエルにしてエンガワは小鉢に使うか」 ドン… 京太郎「これは失礼しました」 ??「いえいえ、此方こそ失礼しました」 京太郎??(この人はできる…) ??「失礼でなければ名前を伺ってもよろしいでしょうか?」 京太郎「須賀京太郎といいます。貴方は?」 ??「私の名前は…」 ??「ハギヨシー!」 衣「ハギヨシ、駄目ではないか衣を置いて何処かへ行ってわ」 ハギヨシ「申し訳ございません、こちらの須賀様と少しお話をしていたもので」 衣「ほほう…ハギヨシのお眼鏡に適う奴が居るとは。衣が見極めてやろう」 京太郎「どうも須賀京太郎といいます」ペコリ… 衣「……ハギヨシ良くやったぞ。これは当たりだ。キョータローと言ったな、この後は暇か?暇なら衣と麻雀を打って欲しいのだが…」 京太郎「別に構いませんが、義姉に電話させてください。心配をかけてはいけないので…」 衣「構わん…今宵は満月だ。衣の力が最大限に発揮されるからな、精々楽しみにしておけ」 京太郎「はいはい…あっ、そういえば飴がありますけどいりますか?林檎とブドウの二種類ありますけど」 衣「欲しい!衣はお菓子が大好きだからな!」 京太郎「ご飯前だろうから一個だけですよ?」ナデナデ 衣「ころもを子ども扱いするなー!」 衣「ここが衣の部屋だぞ!」 京太郎「人形がいっぱいあるんですね。それにここからだと月がよく見える」 衣「ふふ、そうだろう。月を見ながら眠る…実に衣にあってると思わないか京太郎?」 京太郎「そうですね…今日の月は一段と綺麗ですし」 衣「なっ、えっ…まだ衣達は出会ったばっかりだし、お互いをもう少し知ってからでも…け、決して嫌だったわけじゃないぞただ急だったから衣は驚いてだな…」アタフタ… ーーーーーーーー 透華「本当にあの方は衣と麻雀を打って大丈夫なのかしら?」 ハギヨシ「問題ないです。私能人物鑑定眼によると素の麻雀力は本物のプロと遜色が無く、衣様の言葉を借りると奇異な打ち手です。それに加え、家事のスペック及びその他諸々の雑用スペックも私に匹敵します」 透華「あんな見た目不良がプロレベルの打ち手で衣と同じ魔物……」 ハギヨシ「はい。ほぼ間違いなく」 透華「…宅には私と…」 透華「一と打ちますわ。一なら安心して私の後ろを任せることができますし…何より私が勝つ事を誰よりも望んでくれていますから」 ハギヨシ「ご武運をお祈りします」 透華「ええ、勝つのは私ですわ」 ーーーーーーー 京太郎「よろしくお願いします」 衣「ああ、よろしく頼む」 透華「よろしくお願いしますわ」 一「よろしくお願いします」 親透華 透華「私が親番ですわね」 透華(いつもなら様子を見る所ですが今回は最初から本気でいきますわ) 衣(キョータローの手配からとてつもなく大きな気配を感じる…) 京太郎(…できた国士無双13面待ち。これは勝ったかな?) 衣「面白い、だが上がるのは私だ。立直!」ゴッ… 京太郎「……ミスった」ボソ 衣「ツモ!立直一発ツモトイトイ三暗コウ役牌ドラ3。12000、6000!!」 透華「なっ……衣が最初から本気!…」ピキ… 透華「……立直」 衣(透華から冷たい感触が伝わってくる…) コトン… 透華「ロン…立直一発タンヤオドラドラ。8000」 衣「とーかもこちら側だったのか!!」 一(透華が遠い所に行ったみたいだ…そんなの嫌だよ) 衣(衣は…一人じゃないのかもしれない。透華も奇異の打ち手で京太郎も隠しているが間違いない…) 衣「立直!」 衣(麻雀とはこれ程までに楽しかったのか!) 衣「ツモ!立直一発ツモハイテイドラ2!6000オール!」 透華15000 京太郎13000 衣59000 一13000 透華「……っ!」 パキン… 透華覚醒により氷華が発動します。 京太郎(…国広さんが心配だけど負けたくないよな!)ゴッ! 後継者発動 一(嫌だ、透華から離れたくない…僕だって頑張れるんだ!) 不滅の心発動! 京太郎(天江さんも龍門渕さんも強いな……でも義姉さん達ほどじゃない。だから俺は負けられない) 京太郎「立直!」ゴッ… 衣(来たか!) 京太郎「ツモ!立直一発ツモ清一の一本場…8100.4100」 透華「立直…」 京太郎(あれは…) 衣(まずい!) 透華「ツモ…立直一発ツモ*混全帯小三元役牌2ドラ2…12000.6000」 透華34900 京太郎17300 衣44900 一2900 京太郎「……」 京太郎の??が使おうか迷い始めました 京太郎(聴牌にはなった…でもこれをツモッても国広さんが飛んで一位にはなれない…それなら少し無理してみようか!) 京太郎(できた…これを上がれれば) 衣(これは通るか?) コトン… 京太郎「ロン!ホンイツ、ホンロー、ドラドラ!16000!」 ーーーーーーー 一(あと…二局、あと二局でこの試合が終わる。透華が勝ってさえくれれば僕はそれでいいんだ!) コトン… 京太郎「…ロン」 一「えっ?」 バタバタバタ… 京太郎「国士無双で32000点です」 バリン… 一「は、はい…」 透華34900 京太郎65300 衣28900 一 -29100 京太郎が勝利しました 京太郎「ふぅ…ありがとうございました」 一「……」ブルブル 衣「強いのだな京太郎」 京太郎「…義姉さん達にしごかれてますからね。麻雀で負けてられません」 衣「義姉さん達?」 京太郎「自慢の義姉さんですよ…麻雀は強いですがそれ以外は目も当てられませんけどね」ワハハ… 衣「そうなのか」 京太郎「ええ。あと天江さんよかったら…」 バタン… 透華「……」 一「透華!」 京太郎「落ち着いてください…ただ意識を失ってるだけです。気道の確保はしていますし、安静にしたら起きますから」 一「なんで君はそんなに冷静なの!」 京太郎「…煩くしててもしかたがないですから。ハギヨシさん後は頼みます」 ハギヨシ「はい、後は任せてください」 一「わ、私もついていきます!」 ダッ… 京太郎「衣さんは行かないんですか?」 衣「ハギヨシが行けば大丈夫…それよりも京太郎は優しいな」 京太郎「なんの事ですか?」 衣「…まあいい、今日は泊まっていくといい。京太郎とは話したい事がたくさんあるからな」 4月19日土曜日 朝 京太郎「………あれ…これってなんか最近あったぞ」 衣「キョータロ?」ムニャムニャ…… 京太郎「畜生、服をガッチリ掴まれてる…こんな所を誰かに見られたら一環の終わりだぞ」 コンコン… 京太郎「あっ…これは詰んだ」 ハギヨシ「須賀様、おはようございます」 京太郎「は、ハギヨシさん、俺は…」 ハギヨシ「大丈夫です。衣様が寝ぼけて須賀様のベッドに入った事も須賀様がそれに気が付いて頭を悩ましていた事も私は知っています」 京太郎「えっ?」 ハギヨシ「執事には必須スキルですよ」ハハハ… 京太郎「執事すげー…」 ハギヨシ「それと須賀様、ご家族の方が御迎えにきています。出来るだけはやくきて頂けると助かります」 京太郎「家族?」 ハギヨシ「ええ、綺麗な方でしたよ」 健夜「あっ、京君!」ブンブン… 京太郎「健夜義姉さん?あれまだ夢を見てるのかな…朝早くに健夜義姉さんが起きてるだと…」 健夜「わ、私だって朝起きれるよ!」 京太郎「…そういう事にしとくけど…それでなんで居るんだ?」 健夜「それは京君が…朝帰りだって良子ちゃんに聞いたから……うぅ…しんぱいだったんだよぉ…ぅ」 京太郎「朝帰りって…そんな相手はいないから」 健夜「そうだけど…」 京太郎「まあいいや、義姉さん少し待ってて。最後に会わないといけない人がいるから」 健夜「わかったよ…怒ってないよね?」 京太郎「帰ったら久々に激辛鍋を作る事にするよ」 健夜「それだけはやめてー!」 京太郎「……何処にいるんだろう」 ハギヨシ「国広一ならこの先の部屋にいますよ」 京太郎「えっ?」 ハギヨシ「国広を頼みます…それでは」シュッ… 京太郎「…あの人には勝てそうにないな」 ーーーーーーーー 一(…須賀君には悪い事をしたな。普通に考えたらあの時の須賀君は正しかった。慌てずに対処しただけなのに僕は怖いって理由で須賀君にあんな事を言った…) 一「でも怖かったんだよ…」 一(そうどうしようもなく怖かったんだ…麻雀の時の彼は衣を超えるナニかだったんだ。衣以上なんて僕には無理だよ) コンコン… 京太郎「須賀ですかど国広さんいますか?」 一(えっ、なんで須賀君が僕の部屋を知ってるの!) 京太郎「おかしいなハギヨシさんはここだって言ってたんだけど…」 一(萩原さんか!なんでこんな事するんですか!) 京太郎「もしかして居留守か?」 一(…ッ!) 京太郎「まあそれも仕方ないか…最後に役満ぶち当てた輩と俺も話したくはならないしな。国広さん、もし居たら一言だけお礼を言わしてください。あの時の俺から…いや、麻雀から逃げないでくれてありがとうございました」 一(えっ…?) 京太郎「やっべ、もう20分も経ってる…健夜義姉さんに怒られる!」 バタバタ… 数分後 一(もう行ったのかな?) ガチャ…←ドアを開ける ??「ようやく出てきたか」 一「ひっ!…なんだ衣か…」 衣「なんだとはなんだ…全く衣はお姉さんなんだぞ!」 一「はいはい…僕もう仕事があるからもう行くね」 衣「待て、京太郎の言葉の意味は解っているか?」 一「意味?」 衣「解っていないようだな…なら衣お姉さんからの特別な手掛かりを教えてやろうではないか。京太郎はわざと謝罪しなかったんだ。その意味だけを理解してやってくれ…あれは衣を凌ぐ存在なのかもしれん」 一「それってどう言う事?」 衣「ここから先はハジメの問題…幾ら衣がお姉さんでも踏む混むわけにはいかない。そうあえて言うなら衣も京太郎も孤独は嫌いなんだ」 昼 京太郎「……ハァハァ…義姉さんの…運転が…下手…いや、地獄だったのを忘れてた。土曜日なのに死にかけた…さてなにをしようか」 京太郎「疲れたからもう今日はゴロゴロしとこう」 カピー「パカパカ(なんで昼間なのに寝てるんだ?」 京太郎「いやさ、健夜義姉さんの車に乗って帰って来たんだ…」 カピー「パカパカ(あれに乗ったのかよく生きて帰ってきたな)」 京太郎「いやまあ、死にかけたけどな…」 カピー「パカパカ(…こっちも朝は地獄だった。お前の女二人が朝から迎えに行くいかないで二人打ちをして…新聞屋の兄ちゃんが気絶してた」 京太郎「おいおい麻雀で二人打ちして家の外の人間が気絶するわけないだろ?」 カピー「パカパカ(お前のその能天気さが私には羨ましい)」 ーーーーー 良子「また京太郎がカピーとトークしてる…」 健夜「なんで私達には聞こえないんだろうね」 良子「アイドンノウ…京太郎はスペシャルな存在なのかもしれません…」 夜 京太郎「カピーとダラダラしてたら何時の間にか夜になっただと…」 京太郎「……ダメだ、何かをする気になれない」 健夜「あれ京君何してるの?」 京太郎「昼間の続き…」 健夜「つまりダラダラしてるんだね…それならお姉ちゃんとお話しようよ」 京太郎「…なら良子義姉さんもよんで家族会議をしよう」 健夜「う?…まあ、たまにはいいか、待ってて呼んで来るよ」 京太郎「久しぶりに皆でダラダラしてるな」 良子「私が年始から四月まで忙しかったですからね…」 健夜「私も忙しかったしね…」 京太郎「えっ?」 健夜「わ、私だってプロなんだから忙しいよ!」 カピー「パカパカ(月一に東京から帰ってきてるのに忙しいわけないだろ)」 京太郎「俺はカピーに賛成かな」 健夜「カピーは私の味方だよね?」 カピー「パカパカ(私は餌をくれる京太郎の味方だ)」 京太郎「カピー、お前だけは俺がまもるからな」よしよし 京太郎「そういえば姉さん達はいつまでこっちに居るんだ?」 良子「私は月曜日のナイトには九州の方に行かないといけないかな」 健夜「私も火曜日の朝からプロツアーだから月曜日までかな」 京太郎「そうなのか…」 健夜「もしかして京君、寂しいの?」 京太郎「そ、そんな事ないぞ!」 良子「京太郎は昔から寂しがりやからですからね」 京太郎「…もう寝るから」 健夜「おやすみ?」 良子「おやすみなさい」 健夜「……良子ちゃん、京君にあの事言った?」 良子「いえ…まさか高校で部活に入ってあそこまで楽しんでるとは知らなかったので…転校しなければならないなんて言えませんよ」 健夜「…だよね」 健夜良子「はぁ…」 カピー「パカパカ(な、なんだってー!」 四月二十日 日曜日 朝 京太郎「日曜日の朝五時に起きる俺…どうしたものか」 京太郎「とりあえずシャワーを浴びるか」 京太郎「♪?」 京太郎「…何故だろう、嫌な予感がする」 ガチャ…←洗面所の扉が開く 京太郎「そうあえて言うならあり得ない確率の事が成功して…」 バサ…←洗面所で誰かが服を脱ぐ 京太郎「俺の大事な何かが奪われかねない事態が起きるような…」 クイ…←風呂場のドアノブが回される 京太郎「まあ、そんな事はないか」 ガチャ←ドアが開き 京太郎「えっ?」 ?健夜「あっ…京君だ」←寝ぼけ眼 京太郎「………義姉さん?」 健夜「…えっ、京君?」←京太郎を見てから自分の身体を見直し 京太郎「あっ、まずい!」 健夜「きゃあ…!」←叫ぶ瞬間 バッ←健夜を抱き寄せ グッ←口を塞ぎ シュ←お腹に手を回しホールドする 京太郎「義姉さん、落ち着いて。頼むから俺の話を聞いてくれ」 健夜「……」←何が起きたか理解できていない 京太郎(煩悩退散…煩悩退散)←こっちはこっちで健夜の身体で欲情しないように必死 健夜(これってあれなのかな…私襲われるのかな?初めてはベッドの上が良かったけど別に良いかな……)←意外に直ぐに冷静になる 京太郎{非常にまずい…何処のエロゲーだよ!義姉さんを風呂場で羽交い締めとか…良子義姉さんからCQCや実践に役立つ格闘技なんて教えてもらうんじゃなかった…) 健夜(それにしても改めて思うけど京君の身体って暖かくて堅いな…私や良子ちゃんには黙ってるつもりなんだろうけど鍛えてるだけはあるな…) 京太郎(どうする…時間が経てば経つほど健夜義姉さんの中で俺は怖がられてるに違いない…どうすればいい) 良子(朝なのに京太郎も健夜義姉さんもいない?) カピー「パカパカ(馬鹿主人が…とLOVEるじゃねえんだぞ。朝から妙なフラグばっかりたてやがって。助けに行くか)」 良子(カピーが急いでるように見える…あの先はお風呂の筈。なにかあったな) 良子「カピー、ストップ…私が行きますから」 カピー「パカパカ(えっ、なんであんたがここに?いつもまだ寝てるじゃないか)」 良子「さて京太郎はなにをしてるんでしょう…」 ガチャ…←洗面所のドアを開ける 良子「お風呂のドアがオープンしてますね…」 スッ…←気配を消して忍び寄る 良子「なっ…!」 良子(京太郎が健夜義姉さんを羽交い締めにして口を塞いでる!!) 良子「見損ないましたよ、京太郎!!」 京太郎「良子義姉さん!」 ドン!←京太郎の顔面に的確に右ストレートを叩き込む バタン…←京太郎がたおれた 良子「健夜義姉さん大丈夫ですか?」 健夜「えっ、あっ、うん。私は何もされてないよ」 良子「えっ?」 ーーーーーーーーー 良子「つまり寝ぼけた健夜義姉さんがシャワーに入ってきたから慌てて拘束してしまったと…?」 京太郎「はい、その通りです」 健夜(京君の胸板厚かったな…それにあそこも硬かったし…これで三ヶ月は闘えるよ!) 良子「ずるいです……」 京太郎「えっ?」 良子「ノーウェイ…今後ともこんな事はないように。健夜義姉さんは少しわたしとお話しましょう」ゴッ 健夜「えっ、私は悪くな…」 良子「義姉さん…?」 健夜「リ、リョウカイしました…」 カピー「パカパカ(ある意味最善か…あのまま2人でしてたら京太郎がSに目覚めるか覇王が子を孕むかのニ択だったからな…)」 昼 強制イベント 他県の高校のパンフレットと特産物が幾つか届く 京太郎「…宅配が着たと思ったら高校のパンフレットと特産物が届いた。カピー、これはどういう事なんだ?」 カピー「パカパカ(知らない事の方が幸せな事があるって事だろ)」 京太郎「…カピーがシリアスモードだと」 カピー「パカパカ(それより見ないのか?)」 京太郎「いやだってさ、宛先は俺でも開けたくない…開けたら色々と修羅場が起きそうな気がする」 カピー「パカパカ(骨は拾ってやるから、さっさと開けろ」 京太郎「…仕方ないか」 京太郎「……東京や鹿児島とかはだいたい何処かは予想がつくから岩手を見てみるか」 カピー「パカパカ(岩手か…安牌だな)」 京太郎「俺さ、たまにお前がわからなくなるぞ」 カピー「パカパカ(私からしたら言葉が解るお前に驚きだ)」 京太郎「宮守女子高校…女子高?いやまて、今更そんな事を気にしてても仕方がない。大事なのは麻雀部があるかどうか……あった。あれこの叔母さん何処かで見た気がする。どこでみたんだっけ」 カピー「パカパカ(京太郎の好きそうな女の子もいるな…)」 京太郎「えっ?」 カピー「パカパカ(ほら手前の怠けてる女の子やモノクル着けてるこの娘も好みだろ…昔は乳ばかり追いかけてたのに姉二人によってオールマイティになったからな)」 京太郎「えっ、おもちは大きい方が…ぐっ、頭が痛む…や、やめてくれおもちがなくても義姉さんは魅力的だよ!!嫌だぁぁぁ!」 カピー「パカパカ(トラウマを思い出したか…次のパンフレットを決めよう」 京太郎「はっ!…夢だったのか。パンフレットの続きを見るか」 カピー「パカパカ(これは面白いパンフレットがあるぞ)」 京太郎「面白いパンフレット?」 カピー「パカパカ(これだ)」 京太郎「阿知賀女子学院……えっと健夜義姉さんに一撃あてた人の出身だったっけ?」 カピー「「パカパカ(そうだ。お前の姉がたまに連絡をとっている奴の出身校だな)」」 京太郎「思い出した、赤土さんだ。中学の時に一度だけ会った覚えがある…何をしたかは覚えてないけど」 カピー「パカパカ(それよりも見てみろ。新しく麻雀部ができたらしいがこっちもお前の好みしかいないぞ)」 京太郎「なんか俺がギャルゲーの主人公みたいに年下から年上まで幅広いストライクゾーンみたいじゃないか?」 カピー「パカパカ(違うのか?)」 京太郎「違うぞロリ枠は初美さんまでで年上ははやりさんぐらいまでだろ」 カピー「パカパカ(…それって全部ってことだぞ」ボソッ 京太郎「出掛けたいから次で最後だな」 京太郎「有珠山高校?」 カピー「パカパカ(…良子と同系かもしれないな)」 京太郎「良子義姉さんは鹿児島の巫女系だけど…北もそをな所があるのか」 カピー「パカパカ(ああ、だがお前なら何処にいっても大丈夫だ)」 京太郎「何を言ってるんだ?」 カピー「パカパカ(いや、カピバラは無力だと思ってな)」 京太郎「なんだこのシリアスは…俺はカピーが居てくれて助かってるぞ」 カピー「パカパカ(そうか…それより此処から送られてきた札とかどうする?)」 京太郎「…霞さんの所に送る」 ーーーーー 昼 京太郎「その他のパンフレットはまたあとでみよう。さて何処へ出かけようか」 京太郎「本屋にいくか…」 ーーーーーーー 京太郎「麻雀の本を買うよりも料理の本だな…レパートリーが増えれば義姉さん達も喜ぶしな」 店員「4冊で5890でございます」 京太郎「6000円でお願いします」 店員「110円のお返しです。ありがとうございました」 京太郎「さて帰るか」 佳織「や、やめてください!」 チンピラA「いいじゃねえ、俺達とカラオケ行こうぜ!」 チンピラB「ご飯でもいいぜ?」 京太郎「…すげー、絵に描いたようなチンピラがいる。しかもわかりやすく周りの大人は助けないと…」 佳織「だ、誰か助けて…」グスン… 京太郎「……」 スタスタ… 佳織「えっ?」 京太郎「いや?、待たせた。今日は好きなもん奢るから許してくれよ」 ギュ… 佳織「えっ、あっ…」 チンピラA「ちょっと待てよ、お前なんのつもりだ?」 チンピラB「その子は今から俺達と遊びに行くんだぜ?お前みたいなチンピラにようはねえんだよ」 京太郎「いやだな、この子は俺の彼女ですよ?人の彼女に手を出して覚悟はできてるんですか?」 チンピラA(な、なんなんだ、こいつ!こいつの阿修羅が見える…化物だ、こいつは化物だ!) チンピラB「あん?お前ちょっと顔かせ…」 チンピラA「すいませんでした!こいつには後でよく言っとくので本当にすいませんでした!」 チンピラB「はっ?」 チンピラA「お前も頭を下げろ!死にたいのか?」 チンピラB「なんで俺がこんな雑魚に頭を下げなきゃ…」…ザワ… 京太郎「もう良いからサッサと何処かにいってくれない?彼女も怖がってるしさ」ゴゴゴ… チンピラB「は、はい!?」 ーーーーーー 京太郎「あ、あのこれ良かったらどうぞ」 佳織「あ、ありがとうございます」 京太郎(なんでだろ…つい最近も似たような事があった気がする)」 佳織(どうしよう…助けてもらったのにお礼が言えてないよ) 京太郎(とりあえず家の近くまで送って行く事を提案するか…いや、男に絡まれてたのに男が近くにいるのは不味いか。それならさっさと去るべきだな) 京太郎「それじゃあ、俺はそろそろ行きますね。さっきは勝手に手を繋いだりしてすいませんでした、それでは」 佳織「え、いやこっちこそ助けて頂いてありがとうございました!」 京太郎「当たり前の事をしただけですよ」 スタスタ… 佳織「あっ…名前を聞くのを忘れてた」 夜 京太郎「良子義姉さんがイキイキしながら帰ってきてたな。さて何をしようか」 京太郎「ネット麻雀を久しぶりにするか…」 ーーーーーーー ぼっち「よろしくだよー」 ピーチ「よろしくっす」 ズーミ「よろしくお願いします」 京「よろしく」 京太郎「久しぶりに起家な気がする…」 京太郎 ツモ 京太郎「……よし、ツモった!3900オール」 桃子「京さん、やるっすね」 ??「この人強そう…」 ??「まだまだこれから!」 京太郎「ボッチさんがダマテンの気がする。現物切ってベタ降りかな」 桃子「あれ、京さんはベタ降り?」 ??「あちゃあ。京さんにはばれたみたいだけど…ロン、一本場の12300だよ?」 ??「…なっ!ダマテン!」 京太郎「…勢いに乗られたら面倒だから少し狙うか」 桃子(あれこれ通るっすか) ??(ピーチさんが通してくれたから良かったよ?!) 京太郎「ロン。3900…少し露骨すぎたかな?」 ??「う?、狙われた…」 ??「ついていけてない…」 ??「ウチにだって維持があるんや!ツモ、500.1000!」 ??「これで勝負……っ!ツモ…12000、6000」 京 34100 ピーチ 8600 ぼっち 22900 ズーミ 34800 ズーミが勝利しました 京太郎「ああ…最後の最後に捲られたか。止めたと思ったんだけどな」 京太郎「あれ…ボッチさんからウィスが来た…」 ボッチ「最後の最後に捲られて残念だったね…次も良かったら打って欲しいな」 京太郎「普通の人なら煽りだと勘違いするがこれはそうじゃない…純粋に言われてることだと俺には解る。何故ならズーミさんがずっとログアウトせずにまだいるからな…あれは一言欲しいんだろうけどお疲れ様でしただけで俺は済ます。捲られたのがいやだったんじゃないからな!」 京「是非、またよかったら打ってください」 ボッチ「ありがとうだよ?!」 ??「京さんはいい人だよ?!」 夜 強制イベント ?家族団欒 コンコン… 良子「京太郎、入りますよ?」 京太郎「…?どうしたんだ義姉さん?」 良子「いえ、健夜義姉さんがケーキを買ってきたから一緒に食べませんか?」 京太郎「食べる!」 良子「…ネット麻雀を打ってたんですか?」 京太郎「あっ、ああ…久しぶりにね」 良子「負けたんですね…」 京太郎「最後の最後に三倍満で上がられた…慢心して負けた」 良子「……そうですか。負けた理由も理解してるんですね」 京太郎(よしこれなら生き残れる…) 良子「久しぶりに特訓ですね」 京太郎「えっ?」 良子「健夜義姉さんー、京太郎が慢心して負けたらしいですよ」 京太郎「あっ…俺、終わった」 健夜「それで慢心して負けたって本当なの京君?」 京太郎「はい…負けました」←正座 健夜「…それで何を慢心したの?」 京太郎「一発を消さずスピード勝負に持ち込んで勝てると判断して…三倍満をツモられて負けました」 健夜「…何時もなら久しぶりに一局打って凹ませるけど許してあげる。良子ちゃんが明日朝早いから徹麻ができないからね。ただ罰ゲームは必要だよね?」 良子「…Yes。敗者には罰が必要です」 京太郎「えっ?」 健夜「でも私も良子ちゃんが朝早いからやる事は一つだよね」 良子「そうですね…昔良くやったあれですね?」 京太郎「まさか…?」 健夜良子「「抱き枕の刑」」 京太郎(…世の中の男性がみたら俺は即刻、処刑なんだろうな) 健夜「えへへ…きょーくん」ダラァ… 良子「キョータロー…」すぅ… 京太郎(左は健夜義姉さん、右は良子義姉さん…地獄なような天国を俺はここ数日で何回目味わったんだろうか) 健夜「えへへ…」 良子「のーうぇい…」 京太郎「……負けたくないな…この人達にいつか…追い付き…たい…な…zzz」 ギィ… 健夜「大丈夫だよ…京君」 良子「ノーウェイ、京太郎」 健夜良子「「私達はいつまでも待ってるから」」 チュ…… カピー「パカパカ(なんだこの砂糖を吐きたくなるような展開は…)」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2108.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1380058656/ 京太郎「合同で旅行ですか?」 久「そっ。全国も終わったし、ちょっとは羽目を外さないとね」 和「確かに、たまにはいいかもしれませんね。でもどこに行くんですか?」 久「ふふ……なんとね……二泊三日で、海よ!」 咲「海ですか!」 京太郎「おおっ!!」 まこ「しかし、合同っちゅう事は他にも呼ぶんじゃろ?」 久「そうね。長野からわざわざ応援しに来てくれた皆も誘おうと思ってね」 咲「わあ、楽しそうですっ」 京太郎「まじすか!!よっしゃあ!」 優希「うおーっ!!楽しみだじぇ!!」 久「だから皆、来週末は空けておいてね。ほかにも決まり次第連絡するわ」 一同「「「はーい!」」」 ―週末― ブロロロ 久「よし、バスも来たわね。皆準備できてるー?」 優希「できてるじぇー!」 咲「大丈夫です」 和「あれ?でも……須賀君が見当たりません」 まこ「京太郎は遅刻か?」 久「あ、須賀君には買出し頼んでるのよ。もうそろそろ」 タッタッタ 京太郎「遅くなってすみませーん!」 久「ほら、来た」 優希「犬ー!早く来るじぇー!」 ドサッ 京太郎「ふうっ……これ、頼まれてた物です」 久「御疲れ様。それじゃ、行きましょうか」 優希「おー!乗り込むじぇー!」タッタッタ 和「こら!ゆーき!運転手さんに挨拶でしょう!」スタスタ 咲「優希ちゃんは元気だなぁ」スタスタ まこ「ちっと静かにしてくれりゃせんかの」スタスタ 久「はいはい、ほら乗った乗った」 京太郎「了解です。それじゃ俺も」 久「え?」 京太郎「え?」 久「……?」 京太郎「え、どうしたんですか?」 久「いえ、それじゃ行ってくるわね」 京太郎「はい……あ、先乗ります?」 久「え?」 京太郎「え?」 久「いえ、ええ。乗るけど」 京太郎「?」 久「……須賀君?」 京太郎「はい?」 久「えっと、行ってきます」 京太郎「はい?」 久「留守番よろしくね?」 京太郎「はい」 京太郎「……」 京太郎「はい?」 京太郎「あの、俺は」 久「あれ……言ってなかった……っけ?」 京太郎「……」 久「……」 ダッ!! 京太郎「えっ」 久「……」タッタッタ!! ガチャッ バタン!! 久「それじゃ!御土産買って来るわね!!」 京太郎「えっ」 久「運転手さん、もう出て大丈夫です」 ブロロロロ 京太郎「えっ」 咲「えっ!?あれ!?京ちゃんは!?」 優希「ぶちょー!?犬は!?」 和「須賀君が置いてけぼりなんですが!」 久「えっとね……須賀君は留守番って事言い忘れちゃってたみたい。てふふ」 まこ「鬼じゃ!!糞鬼じゃアンタ!!」 咲「きょ、京ちゃん……」 和「あんなに楽しみそうに旅行用具買い揃えてたのに……」 久「ま、まぁまぁ!須賀君の分まで楽しみましょ!」 ブロロロ 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……部室、行くか」 ―部室― ガチャッ 京太郎「……」 シーン… 京太郎「……」 スタスタ ガラッ ストッ 京太郎「ふぅ……」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「ふふっ」 京太郎(楽しみにしてたんだけどなぁ) 京太郎(親にも旅行に行くって言っちまったし) 京太郎(なんだろう……凄い虚無感だ) 京太郎「……」 シーン… 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「ふふ」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「笑えねぇ」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎(風越の福路さんとか、和とか、咲の水着姿) 京太郎(凄く、楽しみにしてたんだけどなぁ) 京太郎(何日も前から、天気予報気にして……) 京太郎(当日は何して遊ぶとか……予定立てて……) 京太郎(青い海……青い空……) 京太郎(夢にまで……見て…………) 京太郎「……」 京太郎(……ここは……部室だ) 京太郎(青い海も、白い浜辺も、水着の女の子達も居ない) 京太郎(茶色い、木造建築だ) 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……?……」 京太郎「…………!!」 京太郎「…………いや」 京太郎「いや、……いや!」 ガタッ……! 京太郎「ここは……青い海じゃないか……!?」 京太郎「……俺が今立っているのは……」 京太郎「白い砂浜じゃあないか……!!!」 京太郎「ヤッター!!」 京太郎「海だ!!!」 京太郎「ヤッター!!!!」 京太郎「ここは海なんだ!!!!ヤッター!!!!」 京太郎「そうと決まれば……!!」ダッ ガサゴソ 京太郎「早速水着に着替えるぞ!!」 ―廊下― スタスタ 一太(しまった……会長に書いてもらわないといけない書類を忘れていた) 一太(会長、全国大会終わったけど部室にいるだろうか……) 一太(まぁ居なかったら家まで届ければいいか) 一太(着いた。誰かいるかな) コンコン 一太「すみません、生徒議会の者です」 「どうぞ」 一太(野太い声が聞こえた) 一太「失礼します」 ガチャッ 京太郎「……」←全裸 一太「……」 京太郎「……」 一太「……お邪魔しました」 バタン スタスタ 一太(……悟った目をしていた……) 京太郎(何だったんだろう、副会長……) 京太郎(まぁいいや。海パン履こう) ………… ザッ 京太郎「海っっだ――っっ!!」 京太郎「ヤッホ――――――!!!!」 京太郎「くぅ~っ!!太陽に身を焼かれる様だぜ……!!」 京太郎「……潮風が気持ち良い……」 京太郎「へへっ!よし!それじゃあ」 京太郎「早速海に飛び込むか!!」 京太郎「よーし……」 京太郎「……」 京太郎「海……」 京太郎「……」 ―水道― ジャァァァァァァ 京太郎「……」 ジャァァァァァァ 京太郎「……」 ジャァァァァァァ 女子「なんであの人海パン姿で水汲んでるんだろう……水泳部かな」 女子「何か真顔で怖いね……」 ―部室― ガチャッ 京太郎「……」 ブンッ!! バッッシャァァーン!!! 京太郎「海だァ―――――――!!!!」 ピシャピシャ 京太郎「ははっ!!冷たくて気持ち良いー!!」 京太郎「潮辛くねえ!!すげえ!淡水だこれ!!」 京太郎「ほら!!皆も来いよ!!すっげえ気持ちいいから!!」 京太郎「皆……も……」ピタッ シーン…… 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……皆……」 京太郎「……おいでよ」 フルフル 京太郎「おいで……てばぁっ……!」フルフル 「……」 京太郎「……!」ピクッ バッ!! 京太郎「……!!」 京太郎「……今の……声」 京太郎「……」 京太郎「…………み」 京太郎「皆……?……居るのか……?」 京太郎「おい!皆!どこだ!?」 京太郎「どこに居るんだよ!!皆!!」 京太郎「皆!隠れてないで、出て来いよ!!」 京太郎「じゃないと、俺」 京太郎「俺……一人ぼっちに……!!」 「……」 京太郎「……!!」バッ!! 京太郎「……あ」 京太郎「…………あぁぁ……!!」 京太郎「……そこに……そこに居たのか……!!」 麻雀牌「……」 京太郎「皆ぁ!!」 スタスタ 京太郎「もう、皆ここにいたのかよぉ~!」 牌「……」 京太郎「ほら!皆も一緒に海に入ろうぜ!!」 牌「……」 京太郎「む、ノリ悪いな……」 ガシッ!! 京太郎「それっ!!」 バシャァーン!! 京太郎「ははは!どうだ?気持ちいいだろ!?」 牌「……」 京太郎「……う……わ、悪かったよ……そんな皆して睨むなよ」 牌「……」 京太郎「あーもう!!はいはい!!手を貸します貸します!!ふて腐れるなって!」 京太郎「よいしょっ……っと」 牌「……」 京太郎「悪かったってば、そんな睨むなって」 京太郎「でもほら、何人かはそのまま泳いでるぞ?」 南「……」プカプカ 京太郎「ほら。お前も泳いでみたらどうだ?」 牌「……」 京太郎「あはは、悪かった。お前カナヅチだもんな」 牌「……」 京太郎「ああ、知ってたよ。お前とは幼馴染だしな」 牌「……」 京太郎「え?あぁはいはい。お前たちも引き上げてやるって」 ヒョイッ 京太郎「全くお前はいつまで経っても高飛車でお嬢様なんだから」 牌「……」 京太郎「……そんな目してるともう一回投げ込むぞ」 牌「……」 京太郎「……ぷっ、あはは!!冗談だっての!!」 牌「……」 京太郎「えっ!?なんで次はお前が俺を睨んでるの!?」 京太郎「……ひょっとして嫉妬ぉ~?」 牌「……」 京太郎「隠すな隠すな!いやぁもてるオトコは辛いなぁ~!」 萬子「……」 京太郎「わっ!?せ、先輩!!前隠してください!!前!!」 …… スタスタ 京太郎「ふう……ちょっと泳ぎ疲れたぜ」 京太郎「あれ?」 牌「……」チョコン 京太郎「ああ、お前も休憩中なんだ」 牌「……」 京太郎「え?俺?いやちょっと泳ぎ疲れちゃってさ」 牌「……」 京太郎「しっかし……こんな大所帯じゃそりゃ疲れちまうよなぁ」 京太郎「136人も居るからなぁ」 牌「……」 京太郎「……どうした?いつもうるさいくらい元気なお前がやけに元気ないじゃんか」 牌「……」 京太郎「……何かあったのか?」 牌「……」 京太郎「元気がないのは俺の方だって?…そんなこと、ねーよ」 牌「……」 京太郎「そんなことねーって。いい加減しつこいぞ」 牌「……」 京太郎「わかったような口をきくのは止めてくれ…いーじゃねーか、お前だって楽しいんだろ?」 牌「……」 京太郎「ならそれでいいだろ。わかったならもう…」 牌「……」 京太郎「…うるせーよ」 牌「……」 京太郎「うるせえって言ってんだろ!黙れよ!」 牌「……」 京太郎「何でお前は俺に現実を突きつけてくるんだよ…頼むからもう黙っててくれよぉ…」 牌「……」 京太郎「俺はもう嫌なんだよ…こんな…報われない現実…」 牌「……」 京太郎「…ははっ、諦めるな…ってか…安っぽいセリフだな…」 京太郎「本当は青い海なんて見えてなかった…白い砂浜だってな…」 牌「……」 京太郎「全部、ただの茶色なんだよ…」 牌「……」 京太郎「わかってるって…お前にそんなことを言わせてるのだって俺なんだ…だからさ」スッ 牌「……」パタン 京太郎「もう、逃げるのはやめだ。」 タッタッタッ… 京太郎「…ん?誰かが走って…?」 ??「ふぎゅっ!」ドテッ 京太郎(おいおい…まさかな…) ??「あぅぅ…」プルプル 京太郎「やっぱりか…」ハァ スタスタ ガラッ 京太郎「よう。咲」 咲「きょおちゃあん…」グスッ ーあの後咲はやっぱり俺のことが気になってバスを降りてここまで来たわけだ。 こんなに時間がかかったのはいつものことだな。その後は特筆する事もない。ただ… 咲「なんで京ちゃん水着着てるの?」 京太郎「へっ!?あぁ、これはな…ブシツヲマルットソウジスルタメダヨ?」 咲「…何で目をそらすの?」 京太郎「ソラシテナンカ…ナイヨ?」 咲「…もう、京ちゃんは私がいないと何するかわかんないね!」フフン 京太郎「てめぇ咲!ふざけたこと言ってんじゃねえ!」グリグリ 咲「痛い痛い痛い~!!」 京太郎「ま、ありがとな…わざわざ来てくれて」ナデナデ 『if -心神喪失ルート-』 京太郎「所詮、俺は雑用係だからな…あいつらと同じなんてただの思い上がりなんだよ」 京太郎「ただ部室をきれいに、牌符を見やすいようにするだけで役に立つんだ」 京太郎「人の役に立つことは良いことだ。これをずっとやってれば誰にも嫌われないし疎まれることもない」 京太郎「あぁ、でも心は邪魔だなぁ。仕事を邪魔するのはいつも感情なんだから」 京太郎「心なんて、キエテシマエバイイノニー」 ーーーーー 久「あ、あのね須賀君…ごめんね?連絡忘れちゃってて…」オドオド 京太郎「いいですよ別に。俺は気にしてませんから。皆が楽しんできてくれたならそれで良いです」ニコッ 久「須賀君…」ウルウル 和「許してもらえて良かったですね部長」 まこ「たまには怒った方が薬になると思うんじゃがなぁ…」 優希「ま、所詮犬だからな!」 咲(なにか…おかしい…) 京太郎「どうした、咲?なんか暗いぞ」 咲「う、ううん。何でもな…!?」ズサッ 京太郎「?」 咲(何がおかしいのかわかった…今の…今の京ちゃんは…) 咲「笑ってなんか…ない…」 京太郎「…気付かれたか?まあいい」ボソッ 優希「犬!とりあえずさっさとタコスをよこせー!」 京太郎「はいはい。買ってくるから少し待っててくれよ…」タッタッタッ 優希「…んん?」 和「どうしましたゆーき?」 優希「いや、なんか…素直すぎる気がするじぇ…んー?」 和「言われてみれば…でもいつもに比べたらってぐらいだと思いますよ」 優希「…のどちゃんが言うなら多分…そうだな!」 まこ「全く…咲?おんし…泣いておるのか?」 咲「…え?」ポロポロ 優希「咲ちゃん!?」 咲「あれ?なんで…涙が…?」グシグシ 和「何か嫌なことでもあったんですか!?」 咲「わかんない…わかんないけど…止まらない…」ポロポロ ーもしかしたら、このとき私は分かっていたのかもしれない… ーもう、「京ちゃん」には会えないのだと… カンッ 『if -京子ちゃん未遂ルート-』 京太郎「……」 京太郎「……うん、分かった」 京太郎「俺だって部員の一人なんだ、と思っていたけれど。 どうやら皆はそう思っていないらしい」 京太郎「まあ、麻雀が弱いからな。仕方ないか」 京太郎「……本当にそうか?」 京太郎「皆の俺に対する態度は、もっと根本的な部分にあるんじゃないだろうか」 京太郎「……」 京太郎「ああ、そうか。俺が男だからか」 京太郎「……しょうがない」 京太郎「取るしかないか」 京太郎「えーと、確かリンゴを剥くときとかのナイフがあったはずだよな」 京太郎「……お、あったあった」 京太郎「よし、やるか。せーの」 一太(……どうもさっきのが気になる。ちょっと様子を見てこよう) 一太「あの、須賀君いるか、い…………!?」 京太郎「あ、副会長」 京太郎「すいません、今取り込み中なんで」 一太「い、いや。待て、待ってくれ! 何をやってるんだ君は!」 京太郎「邪魔しないでください! 麻雀部になるために必要なんです!」 一太「いいからそのナイフを離せ! きゅ、救急車!」 ピーポーパーポー 京太郎「……」 一太「や、気がついたかい?」 京太郎「あれ? ここ、病院……?」 一太「覚えてないのかい?」 京太郎「ええと、確か、確か俺は――――ああ」 京太郎「思い出しました」 京太郎「……バカみたいだ、俺」 一太「親御さんとは連絡がついた。もうすぐ来ると思う」 一太「それで。まあ、傷は浅かった。ちょっと痕が残るかもしれない けど、ほら、付け根の部分だしね」 京太郎「……」 一太「それで。どうしてあんなことを?」 京太郎「……自分でもよく分かりません」 京太郎「ただ、部員として扱われていない気がして」 京太郎「それは、俺が男だからって思って。それで……」 京太郎「女になれば、仲間になれると思ったんです」 一太「――須賀くん、いいかい?」 京太郎「……」 一太「ムゴいことを言うようだけど、君は彼女たちの仲間になれない」 一太「たとえ君が女になったとしても、それは変わらない。むしろ、 部の雰囲気は変わり果てるだろう」 一太「それは多分、君が望むことじゃない。君が気を遣われて、 ひたすら怯えられる毎日なんて、想像したくもないだろう」 京太郎「……じゃあ! 俺にどうしろって言うんですか!」 一太「そんなの簡単だろう、須賀くん。いいかい?」 ――部を、辞めてしまえばいいのさ―― 京太郎「……」 京太郎「……ああ」 京太郎「……そうですか。もう、それしかないんですか」 一太「ない。君がこのまま、精神を削られる毎日に耐えるなら 別だけどね。心を鉄にして、機械みたいに」 京太郎「無理です。……もう、耐えられない」 一太「退部届。書いておく?」 京太郎「……一晩考えさせて下さい」 一太「うん。どこかの部に入部するなら、問題ないよ。中途入部は 珍しくもないからね」 一太「それから……会長たちには連絡していないから」 京太郎「ありがとうございます」 その後、親がやってきて泣かれて怒られた。 申し訳ないな、と俺も泣いて謝った。 京太郎「……」 京太郎「退部か」 京太郎「……いや、でも……」 ???「なあにが「デモデモダッテ」さ。バカか、てめぇは」 京太郎「……」 京太郎・裏「分かっているだろう? お前にもう、麻雀をする理由は ない」 京太郎「そんなことは、ない」 京太郎・裏「和目当て? そんなの夏が来る前に終わった、恋ですら ない憧れだろう」 京太郎・裏「雑用係としてコキ使われることに幸せを感じる? そこまでドMって訳でもないだろ」 京太郎・裏「とうの昔に、麻雀は飽きていた。いや、諦めていただろう」 京太郎・裏「お前が麻雀部にしがみついていた理由は、ただ一つしかないじゃないか」 京太郎・裏「……咲のためだ。あいつが自分の足で立って、前に 進むためだろ」 京太郎「……」 京太郎・裏「中学のとき、あいつと知り合って俺たちは誓った。 宮永咲が、きちんと前を向いて歩いて行くために全てを捨てると」 京太郎・裏「なのに、お前はそれを中途で歪ませた。何故だか分かるか?」 京太郎「……やめろ」 京太郎・裏「やめない」 京太郎・裏「簡単な理屈さ。お前はあいつが、自分の足で立ったことを 認めたくなかっただけじゃないか――」 京太郎「やめろって言ってるだろ!」 ――初めて出会ったときのことを覚えています。 ――今にも消えてしまいそうに、儚いあの娘の姿を覚えています。 ――手を引っ張っても動かなくて。 ――だから、彼女を担いで歩き出しました。 京太郎・裏「よくあることさ。父親が、娘の結婚を認めないのと同じ 理屈でしかない。お前は単に、嫉妬しているだけだ」 京太郎「うるせえ! お前に何が分かる!」 京太郎「咲は、アイツは、俺がついていてやらないと――」 京太郎・裏「諦めろ。もう俺たちの役割は終わったのさ。 ……でも、いいじゃないか。俺たちの、俺の望みは、そうだったろう」 京太郎・裏「アイツが、俺のいないところでも立って歩けるように。 胸を張って、生きていけるように」 京太郎・裏「――そう、願っていたからじゃないのか」 京太郎「違う! 違う、違う、違う! 俺は、俺は、俺は――」 京太郎・裏「まだ分かってないのか、お前は。 咲はここで終わらない。そしてお前も、ここで終わらない。別に 死んだ訳じゃない、一つを失っただけだ」 ――失ってはならない、大切な陽だまりのような彼女を。 ――失うことを、ただ恐れたからじゃないのか。 京太郎「……」 京太郎「……ああ」 京太郎「……そうか。俺は、咲を失っていたのか」 京太郎・裏「とっくの昔にな。お前が麻雀に誘って、彼女が自分の 意志で麻雀を始めた頃に」 京太郎「振られた……いや、何か違うな。いや、振られたで 正しいのか」 京太郎・裏「それも、自分から振らせておいてだ。……だってそうだろ? お前は、麻雀なんかやらせなければ良かった。アイツは一生、 お前だけを見て生きていただろうさ」 京太郎「……そっか。これで終わりなのか」 京太郎「彼女を守り続ける日々も。彼女の傍にいる日々も」 京太郎・裏「さてな。守り続ける日々は終わったが、傍にいる日々が 終わるかは分からないぜ」 京太郎「……そんなものか?」 京太郎・裏「スゴい、我ながらこの鈍さは相当だ」 京太郎「……まあいいや。で、俺はこの後何をすればいい?」 京太郎・裏「さあな。お前が死のうが生きようが、男になろうが女に なろうが世界は続き、世界は回り、世界は動く」 京太郎・裏「だから、走るしかないんだよ。須賀京太郎」 京太郎・裏「大体お前、走ることしか能が無いんだから」 京太郎「……そうだな。明日からは何の為に進もうか」 京太郎・裏「決まってるだろ。自分の為に進め」 京太郎・裏「じゃあな、俺。もういちいち呼び出すな」 京太郎「……」 京太郎「うん。麻雀部、辞めよう」 そう決めた。 ――数日後 京太郎「お。みんな、お帰り」 咲「ただいま……ね、ねえ京ちゃん」 京太郎「おう、咲。楽しかったか?」 咲「え? あ、うん……」 京太郎「ならいいんだ」 和「……?」 和(須賀くん。何か普段と違うような……) 優希「お、おーす! 元気してたか、京太郎ー!」 京太郎「おう、色々あったが何とかな!」 優希「そっかー! ……あ、あのな。咲ちゃんとも話したんだけど、 今度一年生だけで、また海に……」 久「た、ただいま~」コソコソ まこ「お主……今更何をやっとる。大人しく沙汰を受けい」 京太郎「部長、お疲れ様です!」 久「あ、あうあう……お、お疲れ様です」 京太郎「……?」 京太郎「まあいいや。ええと、部長。こちらを受け取ってくれます?」 久「あ、うん。ええと…………た、退部、届?」 全員「!?」 京太郎「ウッス。色々と考えて、こういう結論に達しました。 あ、勘違いしないでください。今回の一件は関係ないです。 ただ、別の何かをやりたくなったんです」 咲「きょ、京ちゃん!」 優希「きょ、きょうたろお……」 京太郎「ああ、いいからいいから」 久「……」 久「……そう」 久「……そう、よね。はい、分かりました」 部長はがっくりと項垂れて、退部届に必要なサインをくれた。 京太郎「掃除は済ませておいたし、ええと……和。これいいか?」 和「あ、あの須賀くん! 辞めるって……」 京太郎「多分、この中じゃ和が一番しっかりしてるから。受け取ってくれ。 雑務関係の引き継ぎ書類」 和「……はい。ありがとう、ございます」 優希「京太郎! ほ、ほ、本気なのか!? ねえ……やだ、やだよ」 京太郎「心配するな。タコスなら、時々作ってやるから」 優希「違う! そうじゃ、そうじゃなくて……」 京太郎「……ごめんな、優希。でも、もう俺はいいんだ」 優希「……」 優希「……わたしのこと、嫌いになった?」 京太郎「まさか。お前の騒がしいところも含めて、嫌いな点なんか 一つもないぞ」 優希「……」 優希「……そっか」 京太郎「まこ先輩、色々お世話になりました」 まこ「……ん。その、部を辞めてからどうするつもりじゃ? 帰宅部か?」 京太郎「うーん、まだ決めてませんけど。何か別のことをやりたいな、 と思ってます」 まこ「そうかあ。……おんしがそう思っちょるなら、これが一番ええん じゃろうな」 京太郎「うっす。まこ先輩も、ありがとうございました!」 咲「……」 咲「……京、ちゃん」 京太郎「……頑張れよ、咲。お前は頑張れるんだから。 心配するな。俺が保証する」 京太郎「それじゃ、すいませんが。失礼します」 ガラガラガラ。 久「……」 久「……ごめんなさい。私のせいだわ」 久「頼って、縋って、背負わせて。……見返り一つ、与えなかった」 まこ「……そうかのお」 まこ「……いや、実際そうなんじゃが。どうも、京太郎はそういうもの とは違う何かが理由な気がする」 久「……」 和「ゆーき……」 優希「あ、あいつっ。あいつっ、わ、わたしのこと嫌いって言ってないよな?」 和「ええ、大丈夫ですよ。須賀くんは、多分誰も嫌いになってないと 思います」 咲「……」 咲「……やだ」 咲「やっぱり、やだ!」 ――咲。お前は走るとコケるんだから、迂闊に走るなよ。 そんな言葉を思い出す。 中学のときだったか、高校に入ってからだったか。 人生のどん底にいた私は、京ちゃんに手を引っ張られてここまで来た。 他の女子生徒にやっかまれたこともある。 金魚のフンみたいに言われたこともある。 ……それでも良かった。京ちゃんと一緒にいられるなら、 どんな扱いだって、我慢できた。 京ちゃんの傍にいることだけが、私にとっての自慢で誇りで報酬だった。 ――ああ、そうか。 でも、京ちゃんの報酬は何だったのだろう。 私に構わないでいれば、彼女なんて幾らでも作れたはずだ。 趣味の合う友達と遊ぶことも、できたはずだ。 ――私はいつだって、須賀京太郎に「縋る」だけしかなくて。 ――あの人の報酬を、一度でも考えたことがなかった――。 咲「京ちゃん!」 ごめんなさい。 咲「京ちゃん!」 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。 咲「京ちゃあん!」 ごめんなさい――――――! 京太郎「……はあ。どうした、咲」 咲「わわっ!?」ツルリ 京太郎「お、危ねえ!」 ダイブ キャッチ。 滑って転びかけたわたしを、いつものように京ちゃんはあっさりと 助けてくれた。 京太郎「……はあ、本当咲は先が思いやられる」 咲「……ダ、ダジャレ?」 京太郎「我ながら上手いだろ」 全然上手くない……。 ――屋上。 橙色の光が、運動場を染め上げていた。 野球部の声と、バットの甲高い音が、遥か遠くから聞こえてくる。 青春小説の世界だな、と私は思う。 京太郎「……で、どうしたんだ?」 咲「……京、ちゃん」 辞めないで、と言いたかった。 でも、言える権利があるはずもなかった。 今までもずっとずっと、私たちは京ちゃんを酷く扱っていた。 私はそれを、どうしてかずっと見過ごしていた。 だって、京ちゃんはいつだって――いつだって、傍にいてくれると。 そんなことを、思っていた。 京太郎「……なあ、咲。どうもお前は勘違いしているみたいだから、 言ってやるぞ」 咲「何……?」 京太郎「もう、お前は俺がいなくても大丈夫なんだ」 咲「え――――?」 そんなはずはない。 そんな訳がない。 京ちゃんがいないと、私は何もできない。 京太郎「……すまん。俺はそこまで、お前を追い込んでいたのか。 違う。そうじゃない。お前はもう、大丈夫なんだ」 ――俺がいなくても、蹲って助けを待ったりしない。 ――たとえ、何かに転ばされたとしても。 ――お前はきっと、立ち上がる。 京ちゃんは、そう誇らしげに言ってくれた。 咲「無理だよ……無理、無理、絶対無理!」 咲「私は一人じゃなんにもできない! 一人じゃ立てない、 一人じゃ歩けない! 一人じゃ、前に進めない!」 京太郎「それは嘘だ。咲、俺が手を引っ張る時期は終わった。 お前の幼年期は、もう終わったんだ」 咲「違う! 違う、違う、違う……!」 京太郎「咲、哀しいことを言わないでくれ。俺に誇らせてくれ。 お前はもう、立って歩けるようになったと」 咲「――わた、しは」 京太郎「報酬のことなら心配するな。 俺は、お前が幸せであるならそれが報酬だ。有り余るほどの報酬だ」 咲「……わたしは、前に進めるの? こんなに鈍臭くて、麻雀以外 何にもできない、こんなわたしが?」 京太郎「俺はそう、信じている」 ――誇らしげに。私の傍にいてくれた少年は、笑った。 咲「……でも、不安だよ。また転ぶかもしれない、また蹲るかもしれない。 また……」 京太郎「助け起こすことくらい、俺じゃなくてもできるさ。 重要なのは、立ってから前に進めるかどうかだ」 咲「……そう。京ちゃんは、私を信じてくれるんだね」 京太郎「――ああ。俺のことは心配するな、大丈夫だよ。 お互いに頑張ろう、咲」 ――ああ。そうか。 はらはらと、眼から涙がこぼれ落ちる。 なのに、その涙はどこか温かで。 私はようやく、宮永咲を認めることができたのだ。 ――それで、ようやく私も理解できた。 ――別れることで、再会できる喜びもあるのだと。 咲「……ねえ、京ちゃん。お別れの儀式をやろう」 京太郎「儀式?」 咲「ほら。背中向けて」 京太郎「お、おう」 戸惑う京ちゃんの背中に、私はぴったりと背中をくっつける。 咲「振り向かずに、前に進もう」 京太郎「フェンスに到着するんだけど」 咲「儀式だからいいの。京ちゃん、私、まだ自分が信じられない。 私が前に歩けるかどうか、分からない」 京太郎「……」 咲「……でも。進もうと、思えたよ。京ちゃんが保証してくれるなら、 私は前に進める」 京太郎「……おう」 咲「お互いに振り返らないで、行こう」 京太郎「そうだな」 咲「じゃあ、いっせーのー…………で!」 決して振り返らない。ただ前だけを見る。 振り返りたくなるのを堪える。きっと、京ちゃんも堪えているはずだから。 居るはずだった人が隣にいない寂しさを。 その人が保証してくれた喜びで埋め尽くす。 お互いに前に進むのだ。時に道が曲がりくねることだってあるだろう。 ――だったら。いつか、道が交わることだってあるだろう。 誓いは心臓に。想いは胸に。 私には、立って進むための足がある。 和「……」 ――私は思うのです。 ――せめて、二人が女同士であれば良かったのだろうと。 ――終生変わることのない親友でいられたのだろうと。 ――でも、咲さんと須賀くんは異性同士で。 ――恋心がヘンに絡むから、きっとこれほどややこしくなったのでしょう。 ――何より、互いに自覚はないのが最悪です。 ――だから、これで良かったのです。 ――須賀くんが咲さんを導いたように。 ――須賀くんも、きっと何かに導かれる。 ――だから、多分大丈夫。 ――前に進んでも、道を間違ったとしても。 ――咲さんの恋心は、きっと、変わることなく―― ――二年後。卒業式 髪を伸ばした。 少しだけ、化粧もするようになった。 残念なことに、胸は残念なままだったけれど。 いや、それでも、まあ、少しくらいは。 いけないいけない。 私はようやく慣れてきたスマートフォンのメールを見直し、 場所が合っているかどうかを確認する。 うん、合ってる。 ……結局、前に進む速度はのろかった。 少しだけ転ばなくなった。 少しだけ道に迷わなくなった。 少しだけ――自分に、自信がついた。 それでようやく、自覚できた。 成長することで、初めて認められることがあったのだ。 ――彼は私の初恋だった。 ――ずっと、ずっと、そうだったのだ。 ――依存することでそれを隠した。 ――自分は、彼におんぶにだっこすることでしか生きられないと。 ――そう、誤魔化し続けた。 ――それに別れを告げて、一人で前に進んだ。 ――友達から助けて貰って。道筋を教えて貰いながら、 ――前に進むことだけは、自分の力でできた。 京太郎「咲ー!」 咲「……ああ」 手を振る少年の姿は、二年前より精悍になっている。 私は、須賀京太郎が好きです。 だけど、振られても構わない。いや、泣くだろうけど。最低一週間は泣き通すだろうけど。 「それでも、人は前に進める」 この人が、そう教えてくれたのだから。 京太郎「……咲、綺麗になったな」 咲「京ちゃん、かっこよくなった」 京太郎「……じゃ、やっぱり同じことを考えていたのか?」 咲「多分そうじゃないかな。……そうだといいな」 京太郎「せえの、で言おう」 咲「そうだね。……せえの!」 オレ キミ ――須賀京太郎は、宮永咲が大好きです―― ワタシ アナタ ――宮永咲は、須賀京太郎が大好きです―― かくして、二人は共に歩き出す。 カン!