約 969,193 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4319.html
京太郎(拝啓蝉の泣き声が大人しくなった晩夏の季節お父さんの方は如何お過ごしでしょうか? こちらは今俺の目の前で二人の女性が激しい口論が繰り広げられております) ゆみ「須賀は聡明な女の子の方が好みに違いない」 ゆみ「いっつも私に麻雀を教わりにくるんだしな」 哩「ハッなんば言うちょるか思たらそげなこと」 哩「こっちはもうお互いタメ口をきく仲とよ?」 哩「そっちはいつまでも敬語っちゃもんね~?」 ゆみ「ふん、それはそっちが2浪して同じ学年になったからだろ?」イラ 哩「あぁん?確かに2浪ばしたばってん、最初はバイトでのれっきとした先輩後輩で始まってからのタメ口けんそんじょそこらのタメ口と一緒やなかよ」 ゆみ「私は春先図書館で寝てたら知らぬ間に須賀の服をかけて貰ってな」 哩「ま、まさか…」 ゆみ「ああ、菅野服の臭い嗅ぎ放題だ!」ドヤァ 哩「せ、せこかあああああああ」 京太郎(あ、忘れてた)ポン 哩「でも、冷静に考えて返すんが普通っちゃなかと?」 ゆみ「え、持ってちゃダメか」ウルウル 京太郎「や、やー俺の服一枚でいいなら別に良いんじゃないすかねー」メソラシ ゆみ「ほ、ほら!」 哩「ばってん人間としてどうか思うとよ…」 ゆみ「そそ、それを言ったらそっちだって休み中の部室で二人身体を重ねていたじゃないか!」 ゆみ「そっちのがどうかと思うぞ!」 哩「ああああ、あれは事故ったい!」 ゆみ「いーや、いくらもつれたからって普通あんな恰好になるわけないだろ」 ゆみ「どうせ色目使ってワザとあんな態勢になったってとこじゃないのか?」 哩「ど、どーせワザとするなら私が下になって色々してもらいたいけん…」ボソ ゆみ「えっ…」 京太郎(何て言ったんだろう?) ゆみ「まぁそんなことはいい」 ゆみ「だが」 ゆみ「私は須賀のことがメチャクチャ好きだ!」 ゆみ「この気持ちは変えられない!」 哩「そったこつ言うなら…」 哩「私は須賀にメチャクチャにされたいくらい好きとよ!」 京太郎(あれ?何か微妙に違う気がする…?) ゆみ「あーもうじれったいな」 哩「こうなったら…」 ゆみ「須賀はどっちが好きなんだ!」 哩「須賀はどっちば好きと!」 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6251.html
早朝 京太郎「よし…起きた」 朝ご飯を作る 京太郎「義姉さん達がいるから朝ご飯を作るか」 ーーーーー 京太郎「よしできた…時間も丁度いいし行くか」 ガチャ…バタン 健夜「行ったみたいだね」 良子「こっちも準備ができてますよ」 健夜「気に入らないけどあの人達を呼んで赤坂をわからせよう」 良子「はい」 トシ「みんな揃ったね。それじゃあ、東京に行くよ」 ーーーーー 新幹線の中 京太郎「誰かと話すか」 京太郎「嬉しそうだな、エイスリン」 エイスリン「ウン、タノシミ!」 京太郎「人が多いから迷わないようにしないとな」 エイスリン「英(こうするから大丈夫」 ギュ… 京太郎「そうだな、手を繋いでたら迷わないな」 エイスリン「ソウダヨ」 トシ「京太郎、ちょっと」 京太郎「はい、なんですか?」 トシ「あの二人が合宿に来るって本当なのかい?」 京太郎「…たぶん。今日も起きてたのに朝ご飯を食べに降りてきませんでしたから」 トシ「厄介な事になりそうだね」 京太郎「迷惑をかけます…」 トシ「私はかまわないよ…ただ、あんたの方が大変だろう」 京太郎「俺は別に…」 トシ「いや、大変さ。あの二人だけがコーチに来るとは限らない」 京太郎「えっ?」 トシ「他のプロも来るかもしれないって事よ」 京太郎「……帰ろうかな」 トシ「諦めなさい」 トシ「このホテルみたいだね…」 豊音「グランドホテル…懐かしいよー」 塞「と、豊音!」 豊音「えっ、あっ、昔TVで見たって意味だよ!皆で結婚式をあげたとかじゃないよ!」 胡桃「結婚式って…東京に来たからってはしゃいだら駄目なんだよ!」カメラ片手に 白望「ダルい…」 京太郎「俺もここに泊まるんですか?」 トシ「いや、あんたは隣のホテル」 京太郎「ふぅ…それなら良かった」 エイスリン「ザンネン…」 豊音「遊びにいくよ!」 塞「京太郎はみとかないと何をするかわからないからね…」 京太郎「俺はガキかなんかですか」苦笑い トシ「それじゃあ、各自部屋に荷物をおいてグランドホテルの菊の間に集合すること」 一同「はい!」 京太郎「よっと…流石グランドホテルの隣にあるだけあって豪華だ。一人部屋なのにベッドはダブルサイズだし。荷物も置いたし、菊の間にむかうか」 ーーーーーー 菊の間 シーン… 京太郎(く、空気が凍ってやがる。臨海も姫松もインターハイ常連校だったはずだから今回の合宿であまり手を晒したくないんだろうな) トントン 京太郎「うん?」 ??「君が京太郎君?」 京太郎「ええまあ、そうですけど貴女は?」 ??「私は姫松高校で監督の赤阪郁乃っていいますー」 京太郎「…それで赤阪さんがなんのようですか?」 郁乃「嫌やわ、そんなに警戒せんといてよ。ただあの二人の義弟を見て見たかっただけなんよ」 京太郎「…それで俺は貴方のお眼鏡にかかりましたか?」 郁乃「正直、ただの一般人とは思わなかったかな。あの二人や三尋木プロが固執する価値が無いように見えるわ」 京太郎「毒舌なんですね」 郁乃「正直者の間違いやろ?」 京太郎「良い捉え方をするとね。でももう少しまともな挑発をするといいですよ。そんな安い挑発にはのりませんから」 郁乃「…残念やわ」 京太郎「それは良かった」 郁乃「あの二人の義弟がこの程度やったなんて。あの二人も底がしれたかな?」 京太郎「っ!」ゴゴゴゴゴ! 郁乃「えっ?」 京太郎「…姫松高校でしたよね。期待してます。合宿なんだ…一度くらいそっちと対局することもあるでしょう。その時にそちら生徒全員に全力で当たりますからね」ゴゴゴゴゴ… 郁乃(あ、あかん…このままやったら皆が…) 京太郎「さぞかし俺よりも…」 バシ 豊音「駄目だよ、京太郎。人が怖がる事をしたら」 塞「私達は向こうに集まってるからさっさと行こうね」ズルズル 京太郎「お、俺は別に悪く…」 豊音、塞「京太郎」 京太郎「すいません」ズルズル 京太郎「……」 エイスリン「ナンデオコッテルノ?」小声 塞「姫松の監督と話してたからそれが原因でしょ」小声 胡桃「京太郎が怒ってる所を始めてみたよ…」 豊音「大丈夫だよー、ほっといたらなおるから」 白望「…詳しいんだね」 豊音「た、たまたまだよ!」 トシ「とりあえず開会式があるから並びなさい。京太郎は豊音の後ろに並ぶ」 一同「はい!」 ーーーーーー 郁乃「この度はこの合宿に…」 京太郎(…俺が悪いのか?確かに大人げなかったかもしれないが相手が先に挑発してきたんだぞ…ああ、イライラする) 郁乃「以上です。なにか質問があればどうぞ」 スッ 郁乃「辻垣内さんどうぞ」 智葉「臨海三年の辻垣内智葉です。私が聞きたいのは何故、岩手の無名校しかも男が合宿に参加してるのですか?」 京太郎(……俺は着たくてきたんじゃねえよ) 郁乃「無名校やと参加したらあかんのかな?」 智葉「ええ、今は都大会目前で無名校と合宿するよりも強豪と呼ばれる他校と合宿をした方が有意義です」 京太郎(正論だな。でもまあ…みたてが正しいならあの人は宮守の誰にも勝てないだが) 郁乃「なら打ってみるといいよ。私も伝手で売り込まれたからあの子らの実力をあまり知らへんし…問題ありますか、熊倉さん」 トシ「ないわよ。ただ一つ訂正するならうちの須賀を連れてくるように言ったのは赤阪。須賀はうちで一番強い打ち手で基本敵に人畜無害だから気軽に麻雀を打ってあげてね。泊まるホテルも一人、隣のホテルだから夜も襲われる心配はない」 郁乃「まあ、強いからきてもらったんやけど…とりあえず各校から選抜して宮守の選手の腕前をみてもらうでいいかな?」 智葉「…意義はなしです」 ガチャ… 健夜「失礼します」 ざわ…ざわ… 良子「赤阪さんの依頼でコーチを頼まれたプロ五人今到着しました」 はやり「ぎゅるびーん☆」 野依「よろしく」プンスカ 靖子「なんで私が…」ぶつぶつ 京太郎(帰ろうかな…まじで) 京太郎(…逃げよう)こそこそ… 理沙「京太郎!」 京太郎「は、はい!…あっ」 理沙「逃げない」 京太郎「うぅ……わかったよ」 健夜(相変わらず理沙には弱いな京君) 郁乃「えっ、あ、なんで…」 健夜「私達も困りましたよ。まさか、昨日の夜に来れないかと聞かれたんですから…頑張って教えますね(副音声、私の京君に興味本位で近づいてただで済むと思なよ、赤阪。あとで飲みに行くからその時に覚悟しろ)」 郁乃「き、急な申し出にきていただいて…」 京太郎(トイレだ、そう俺はトイレに逃げよう) そろり…そろり… ガシ… 理沙「駄目」 京太郎「…いや、トイレに行こうかなって」 理沙「嘘」 京太郎「なぜバレるし」 理沙「目」 京太郎「……あとで昼ご飯でもどうですか?」 バッ。 理沙「いってらっしゃい」プンスカ 京太郎(めちゃくちゃ喜んでるよ) 昼1 京太郎「……よし、脱走には成功した。豊音に一言言っておいたからたぶん問題ないはずだ。それにそろそろ昼ご飯の時間だし自由時間になるだろうし」 京太郎「野依さんとご飯を食べに行くか」 理沙「京太郎!」 京太郎「すいません、待ちましたか?」 理沙「大丈夫!」 京太郎「それなら良かった。何を食べに行きますか?」 理沙「お勧め!」 京太郎「お勧めがあるならついて行こうかな」 理沙「こっち!」 ギュ… 京太郎「はいはい」 ーーーーーー はやり「逃げられたかな☆」 理沙「ここ!」 京太郎「結構近い所にあるんですね」 理沙「はやく!」 京太郎「あっ、待ってくださいよ!」 ーーーー 京太郎「それで何を頼むんですか?」 理沙「いつもの!」 京太郎「明太子パスタですね」 理沙「そう!」プンスカ 京太郎「なら俺はカルボナーラにでもしとこうかな」 理沙「呼ぶ!」 ポチ… 店員「ご注文はお決まりでしょうか?」 京太郎「明太子パスタとカルボナーラのサラダセットを。飲み物は烏龍茶で」 店員「かしこまりました」 サッ… 理沙「ありがとう!」 京太郎「どういたしまして。かれこれ何年知り合いしてると思ってるんですか」 理沙「8年!」 京太郎「もうそんなになりますか」 理沙「成長した!」 京太郎「俺がですか?まだまだガキですよ」 理沙「大人!」 京太郎「理沙ね…ゲフン…そう言われると嬉しいですね」 理沙「お姉ちゃん!」 京太郎「いや流石に昔みたいに言うのは」 理沙「お姉ちゃん!」プンスカウルウル 京太郎「…うぅ…駄目なモノはダメです!」 理沙「強情」 京太郎「美味しいですね」 理沙「うん!」プンスカ 京太郎「そう言えばなんで今日はきたんですか?」 理沙「呼ばれた!」 京太郎「健夜義姉さんにですか?」 理沙「そう!」 京太郎「はやりさんもですか?」 理沙「たぶん!」 京太郎「…なんて言われて?」 理沙「お願い!」 京太郎「そこまでしたのか…でも教えれるんですか?」 理沙「大丈夫!」 京太郎(大丈夫じゃないような気がする) 理沙「一口!」 京太郎「ああ、別にいいですよ。あーん」 パク…もぐもぐ 理沙「お返し」プンスカ パク…もぐもぐ 京太郎「美味しいです」 理沙「良かった」プンスカ 京太郎「そろそろ戻りましょうか」 理沙「うん!」 ーーーーーー 理沙「京太郎!」 京太郎「どうしたんですか?」 理沙「幸せ?」 京太郎「……どうなんでしょうね」 理沙「居る!」プンスカ 京太郎「変わらないですね」 理沙「お姉ちゃん!」 京太郎「…本当に貴女には勝てそうにないですよ」 理沙「強い!」 昼2. 京太郎「…どうしようか」 京太郎「豊音達の方は人が多いし結果がわかってるからいいか…それより他校の生徒だな」 ーーーーーーー 京太郎「どこを見ようかな…」 洋榎「立直!」 京太郎「…あそこで良いかな」 漫「あっ…ロン.18000!」 洋榎「な、なんやて!また漫に一位取られてもうた」グダァ…チラ 京太郎「…?」目が合う 洋榎「……」カァァ 京太郎「どうかしました?」 洋榎「な、なんでもない!てか自分、そんな所でなにしてるん?仲間の応援に行かんでええの。」 京太郎「いやまあ、シロ達は負けませんから」 絹恵「信頼してるんですね」 京太郎「ええ、同じ部活の仲間ですから」 明華「貴方はそこでのトップなんですよね?」 京太郎「あれはトシさんの勘違いですよ。皆、成長してて俺なんてまだまだですよ」 洋榎「成長する前は勝ってたって言い方やな」 漫「煽ったら駄目ですよ!」 京太郎「大丈夫ですよ。今日はもうそれ以上の煽りを受けたので」ワハハ 洋榎「一局打たへんか?」 京太郎「構いませんが…そっちはいいんですか?」 明華「ちょうど今終わった所ですから大丈夫ですよ」 京太郎「でも人数が…」 絹恵「うちが抜けます!お姉ちゃんが言い始めた事やから、これで大丈夫ですよね」 京太郎「はぁ…仕方ないか。ああ、そう言えば大事な事をいってませんでした」 洋榎「なんや?」 京太郎「最初に姫松の監督に煽られたんで姫松の生徒には全力で挑みますから」ゴゴゴゴゴ… 一同「なっ!」 明華「わ、私が親ですわね」 京太郎(さて実はお昼ご飯を食べた時点で忘れてたけど、赤阪さんと目があったからな…全力で行くぞ)ゴゴゴゴゴ… 洋榎(完全に化物やないか!) 漫(な、なんなん、この人!) 京太郎(槍を出したつもりが弓が出た…それになんかこう久しぶりだからか俺の中に力が溢れてる……慢心するな…慢心するな…) 明華(なんなのですか、あれは…祖国のプレイヤーにもあんなのは居なかった!) 漫(巨大な樹に金と黒の弓…あんなんがおるなんて末原先輩言うてなかったで!!) 洋榎(……あいつが化物なのは解る。ならウチの中にあるこの感情はなんや。一つは認めたくけどまだ解る…もう一つはなんでこんなにドキドキするんや!!) コトん…バシュ… 洋榎「なっ!!」ビクン… 京太郎「ロン、清老頭…32000」 洋榎(つ、強すぎやろ…)カァァ 京太郎「ありがとうございました」 洋榎「……」 明華「あ、ありがとうございました」 漫「ありがとうございました…」 京太郎(東一局で役満……流石にやりすぎたかな?) ガシ… 京太郎「えっ?」 良子「カモン、京太郎。少し話があります」真顔 京太郎(ああ…真面目に怒ってる時の顔だ) 京太郎「…わかった」 スッ…スタスタ… 洋榎「なあ、絹…」 絹恵「どうしたん、お姉ちゃん」 洋榎「うち、惚れてもうたかもせえへん…」カァァ 絹恵「えっ?」 洋榎「運命ってあるんやな…」カァァ 絹恵「えええぇぇぇえ!!!」 良子「正直に答えてください」 京太郎「は、はい」 良子「岩手で女を抱きましたか?」 京太郎「えっ?」 良子「大事な事です。答えてください」 京太郎「いや、待て、あんな新顔な顔でそんな事を聞くんだ」 良子「はやく!」 京太郎「彼女居ない歴=年齢の俺にそんな事を聞かないで欲しいんだが…」 良子「抱いてないんですね」 京太郎「だ、抱いてません」 良子「それなら女の子を家に泊めた事は?」 京太郎「部活の子を何回か…や、やましい事はしてないぞ!」 良子「…まあ、嘘は言ってないからいいでしょう」 京太郎「な、なんでそんな事を聞いたんだ?」 良子「いえ、私の勘違いでした」 京太郎「はぁ…」 良子(言えるわけないじゃないですか。私達の事をお姉さんと呼ばれたからなんて言えません) 良子「今夜辺りに話を聞くのはいいかもしれませんね」小声 白望「ダルい…」 京太郎「どうしたんだ、シロ?」 白望「…麻雀を打ちっぱなしで疲れた」 京太郎「そんなに打ったのか?」 白望「うん…四連戦はしんどい」 京太郎「まじか…どれだけ勝ったんだ?」 白望「全部…」 京太郎「流石だな」 白望「うん…ありがとう」 京太郎「他の皆は?」 白望「同じ…豊音が一番勝ってた」 京太郎「予想通りか…」 白望「京太郎はどうだった?」 京太郎「俺は一回だけやって諸事情で外に居たんだ」 白望「そうなんだ…」 ぎゅう…抱きつき、おんぶさせる 京太郎「急にだな…」 白望「…敵は多いから」 京太郎「なんだそれ」 白望「京太郎には関係ない…」 夕方 京太郎「…精神的に疲れた。カピーカムバック…俺の癒しはお前だけだ」 京太郎「旅に出よう…これ以上ここにいたら間違いなく何かに巻き込まれる」 京太郎「よし誰にもあわなかった」 京太郎「………虚しいから帰ろう」 ーーーーーーー 夜 京太郎「サイゼリヤはどこにでもあって便利だな」 京太郎「…皆打ってるな」 恭子「凡人ですから」 京太郎「うん?」 はやり「自分の事を凡人って呼べるのは凡人じゃないんだよ☆」 京太郎「うお…はやりさんがいる」 靖子「そうだな、お前はもっと柔軟な対応力をつけるべきだ」 恭子「柔軟力?」 はやり「オカルトの対策をより早く正確にすればいいってコトだよ☆」 恭子「は、はぁ…」 京太郎「あの二人が真面目だと少し違和感がある」 明華「そうなんですか?」 京太郎「ええまあ…っ?あ、さっきぶりです」 明華「ええ。先ほどみたいに怖くはないんですね」 京太郎「…怖かったですか?」 明華「…正直、鬼に見えました」 京太郎「まじか…気をつけます」 明華「いえ、悪いのはこちらです。同年代に貴方みたいな人がいると知れてよかった」 京太郎「そう言ってもらえると嬉しいですね」 明華「話は変わりますがネット麻雀はなさりますか?」 京太郎「嗜む程度には…」 明華「…貴方は京ってプレイヤーじゃないですか?」 京太郎「あれ俺、話しましたっけ?」 明華「いえ、話してませんよ。そうですか…貴方がですか。少し用事ができたので私はこれで。さようなら京太郎」 京太郎「あっ、はい、さようなら…つかみどころのない人だったな」 夜2 京太郎「一日目が終わった…まあ、慣らしみたいなものだから本番は明日からか」 咲にメール 京太郎「咲にメールしよう。部長達がどうしてるか知りたいしな」 From 宮永咲 皆元気だよ。京ちゃんはどうなの? 京太郎「俺も元気だぞ。合宿中…」 From 宮永咲 合宿頑張ってね!私達も今週県大会だから頑張ってくるよ 京太郎「おう、頑張れ。見に行くからな…と」 From 宮永咲 えっ、本当?それならもっと頑張るよ。それじゃあ、おやすみ京ちゃん。 京太郎「おやすみ…と」 良子「なんできてもらったからわかりますか?」 豊音「わ、わからないよー」 塞「……」 良子「単刀直入に聞きます…貴方達は京太郎と結ばれた記憶がありますね?」 豊音「えっ…なんでそれを」 塞「っ…!戒能プロもあるんですか?」 良子「やはりそうですか…お互い、腹を割って話しませんか?」 豊音「えっと…その…」 塞「…メリットは?」 良子「情報の共有と最悪の未来の回避」 豊音「…最悪の未来?」 塞「……京太郎と結ばれない未来の回避か」 豊音「そ、そんなの嫌だよ!」 良子「それが嫌なら私達と手を組みませんか?」 塞「私達?」 良子「義姉の小鍛冶健夜も記憶の保持者です」 豊音「…もし手を結んだら私達は京太郎と結ばれるのかな?」 塞「豊音!」 豊音「…私は京太郎と居たいよ」 良子「確定はしません。ですが協力は惜しみません」 塞「…話を聞かしてください」 豊音「……」頷き 良子「まず私達がどうやって結ばれたのかを…」 朝 京太郎「よし目が覚めた」 京太郎「少し早いけど朝ごはんでも食べに行くか」 理沙「京太郎!」 京太郎「あれ、なんでいるんですか?」 理沙「泊まってる!」 京太郎「そうなんだ…なら今から朝ごはんですか?」 理沙「そう!」 京太郎「なら一緒にどうです?」 理沙「行く!」 ーーーーーーーー 京太郎「他のプロも此方に泊まってるんですか?」 理沙「向こう」 京太郎「そうですか…良かったた」 理沙「二日酔い」 京太郎「…まさか昨日、飲みにいったんですか」 理沙「うん」 京太郎「…義姉さん達も」 理沙「ベロンベロン」 京太郎「…頭が痛くなってきた」 朝2 京太郎「……はぁ」 京太郎「皆の所に行こう」 ーーーーー エイスリン「オハヨウー!」 白望「おはよう…」 胡桃「おはよう!」 京太郎「あれ、塞と豊音は?」 胡桃「用事があるってさっき戒能プロの所に行ったよ」 京太郎「義姉さんの所か…嫌な予感がする」 エイスリン「ダイジョウブ、ダイジョウブ」 京太郎「最近、それを言うのが好きだなエイスリン」 エイスリン「キノセイダヨ」ニコニコ 白望「京太郎ー」 京太郎「なんだ?」 白望「…お腹空いた」 京太郎「ご飯まだなのか?」 白望「うん」 京太郎「でも俺はこっちのバイキング券を持ってないし」 白望「ある…」 ゴソゴソ… 京太郎「…なんで持ってるんだ?」 白望「渡すの忘れてた」 京太郎「はぁ…まあ、ありがとう」 白望「どういたしまして」 京太郎「胡桃やエイスリンは食べたのか?」 胡桃「うん、さっきエイちゃんと食べたよ」 エイスリン「タベタヨー」 白望「私だけ食べてない」 京太郎「いや、面倒とか言って行かなかっただけだろ」 白望「……」 京太郎「図星か。まあ、シロとご飯食べてくるよ」 エイスリン「イッテラッシャイ」 ギュウ… 白望「怠くない…」 胡桃「明日からシロに朝ごはんは合わせよう」 京太郎「それじゃあ、行きますか」 白望「うん」 京太郎「適当に見繕ってくるぞ」 白望「任せた…飲み物は珈琲がいい」 京太郎「珈琲とは大人だな」 白望「砂糖三つとミルクも…」 京太郎「台無しだよ」 京太郎「野菜と卵と…スープも居るよな」 智葉「あれは…」 京太郎「珈琲って時点でパンなんだよな…朝から菓子パンはあまり良くないから、トーストだな」 智葉「……」 京太郎「まあ…念のためにお粥と鰹だし…鮭だな」 スタスタ… 白望「京太郎…襲い」 京太郎「いやまて、結構早く見積もってきたぞ」 トントン… 智葉「相席構わないか?」 京太郎「構いませんよ」 白望「別に…」 智葉「助かる」 白望「京太郎、アーン」 京太郎「はいはい、とりあえず野菜からな」 パク……もぐもぐ 白望「…美味しい」 智葉「お前達は付き合ってるのか?」 京太郎「いや、付き合ってないですよ」 白望「それ以上の関係…」 京太郎「いや、それも違うから」 智葉「なら、何故食べさしてる?」 京太郎「…なんでだっけ?」 白望「京太郎だからしかたない…」 智葉「…いや、おかしいだろ」 京太郎「まあ、シロだから仕方ない」 白望「仕方ない」 智葉「はぁ…ダヴァンと同じ種類の人間か」 智葉「それで私はお前達に聞きたい事がある」 白望「私達に?」 京太郎「なんですか?」 智葉「まず小瀬川、何故お前達はそれだけの実力がありながら全国に来なかった?」 白望「……だるかった」 智葉「なっ!」 白望「嘘……人が居なかっただけ」 智葉「どういう事だ?」 京太郎「半年前まで宮守の麻雀部は三人しか居なかったんですよ」 智葉「…そういう事か。すまない失礼な事を聞いたな」 白望「別にいい」 パク…もぐもぐ 京太郎「次は俺ですか?」 智葉「そうだ…明華から聞いたがお前が京でいいのか?」 京太郎「そうですが…それがどうかしたんですか?」 智葉「いや、用があるのは私じゃない。だが昼頃の練習の時に楽しみにしてるといい…お前に会いたいやつがいる」 京太郎「はぁ…」 智葉「その時は小瀬川にも頼むかもしれないがな」 白望「何を?」 智葉「一つしかないだろ…対局だ」 昼1 京太郎「全国三位と対局か…楽しみだな」 京太郎「他校の対局を見てみようかな」 由子「それロンよー」 ネリー「うぅ…流石姫松」 絹恵「ウチも負けてられへん!」 明華「忘れ去られてる…」 京太郎「臨海2.姫松2か…見応えがありそうだな」 ソッ… 絹恵「うん…あっ!」 京太郎「あ、あのどうかしました?」 絹恵「な、なんでもないです!」 絹恵(お姉ちゃんが惚れた相手なんて言えるわけないやろ!!) 明華「あっ、京さん」 京太郎「雀さん、ネトマのネームで呼ばないでくださいよ」 絹恵「えっ…須賀君って京って名前でネトマしてるん?」 京太郎「ええまあ…安易な名前でしょ」 絹恵(確かお姉ちゃんの言ってたネトマのプレイヤーも京……ああどないすればいいんや!) ネリー「これが噂の京って人ですか?」 明華「そうですよ」 ネリー「ふーん…金の匂いがしますね」 京太郎(初美さんや衣と同じ匂いがする。しかも金が好きだと…) 明華「お金の事はわかりませんが、麻雀の腕は確かですよ」 ネリー「なら一局打ちますか?」 京太郎「ああ、いえ。すいませんがこの後先約があるので集中しときたいんです」 ネリー「残念です…」 昼2 智葉「須賀、約束通り打ってくれるな?」 京太郎「ええ、俺でよければ」 慧宇「お前が京とは本当なのか?」 京太郎「本当ですよ」 慧宇「…中(なら私が誰かわかるか?」 京太郎「……ハオさん?」 慧宇「…そうか本当みたいだな。須賀京太郎、私はお前に全力で挑む!」 白望「…なんかだるいな」 白望「私が親…」 京太郎(全力全開で挑む!!)ゴゴゴゴゴ… 智葉(宮永照を超えている…) 慧宇(これが現実の京!) 慧宇(聴牌……) 白望(あがられそう…京太郎がいるから本気で行く) 境界の選択発動! 智葉(またこの捻じ曲げられる感じ…斬れない) 京太郎(…シロに連荘されたくないんだがな…仕方ない使うか) 開闢の大樹発動! 慧宇(複数の何かに邪魔されただと) 京太郎(また弓…でもこれでも十分か) 智葉(弓…白糸台にも似た能力者が居たな) コトン…ばしゅ 智葉「なっ!」胸元に漆黒の矢が刺さっており 京太郎「ロン、8800です」 白望(京太郎の能力に干渉はしたくないな…) 京太郎(なんかやばい弓矢ができた……全力で撃ち抜くか) 智葉(あ、あれは…やばい!) 白望(………全力で回避) 慧宇(それが全力なのか…) コトン…ドシュ…ドシュ 慧宇「なっ…!!」 京太郎「ロン…四暗刻単騎、清老頭…Wは無しだから32000だ」 京太郎「ありがとうございました」 智葉「ありがとうございました」 白望「ありがとうございました」 慧宇「ありがとうございました」カァァ 智葉「須賀すまなかった」 京太郎「急にどうしたんですか?」 智葉「合宿初日の発言を撤回しよう。お前にはここにいる資格が充分にある」 京太郎「ああ、その事ですか。俺も逆の立場ならああ言いましたから仕方がないですよ」 智葉「そう言ってくれると助かる…だがケジメは必要だ」 京太郎「…なら、俺は辻垣内さんの事を智葉さんって呼びますね」 智葉「はっ?」かあ 京太郎「いやぁ、全国三位を名前呼び。しかも美人ですからね。俺は充分特してるな」 智葉「ば、馬鹿かお前は!」 京太郎「男は馬鹿ですよ」ワハハ ガシ… 京太郎「えっ?」 白望「お昼ご飯食べに行こう」若干機嫌が悪い ズルズル… 京太郎「あれいつもと立場が逆転してるような…」 白望「京太郎が悪い」 ーーーーー 智葉「全く…あいつはデリカシーがないのか、なあハオ…」カァァ 慧宇「須賀京太郎…京……ご主人様…」 智葉「ハオ?」 慧宇「…っ。どうかしたんですか?」 智葉「いやお前がどうかしたか?」 慧宇「私は普通ですよ?」 智葉「…それならいい」 智葉(明らかにおかしかった…気をつけておくか) 慧宇「……」カァァ 京太郎「シロ、どこに食べに行くんだ?」 白望「……」 白望「外で食べる」 京太郎「知ってる店があるのか?」 白望「…ない」 京太郎「なら適当にぶらつくか」 京太郎「食べたい物とかあるのか?」 ぎゅう… 白望「ない…」 明華「あら、京さん」 京太郎「雀さんじゃないですか、どうかしたんですか?」 明華「いえお昼ご飯でも食べようと思って」 京太郎「それじゃあ俺達と…」 明華「それも良いんですが、久しぶりに母と会う約束ができたので私はこれで」 京太郎「それは残念ですね。また機会があったらお願いします」 明華「その時はぜひ。それでは」 ぎゅうぅ… 京太郎「し、シロ?」 白望「……」 京太郎「わ、わかった、昼飯奢るから機嫌を治してくれ」 白望「嫌だ」 京太郎「ならどうしたら機嫌がよくなる?」 白望「…このまま散歩」 京太郎「うちの姫様はわがままだぜ、まったく」 白望「……だるくない」 ーーーー 明華「おんぶされてるのに気持ちは子犬みたいな方でしたわね。京さんさモテモテですわね」 夕方 京太郎「シロの機嫌は治ったみたいだな」 絹江「それロンです」 ネリー「満貫くらいくれてやるです」 ダヴァン「顔が引きつって…」 ネリー「うるさい!」 恭子(めげるわ…) 京太郎(なんか荒れてるな) ネリー「…金の匂い、なんだ須賀さんか」 京太郎「なんだって酷いですね」 ネリー「私は素直なだけですよ」 京太郎「開き直っただと…」 ダヴァン「貴方が京デスカ?」 京太郎「ええ、そうですよ…臨海のメンバー全員にそれを聞かれたんですが俺は何かやらかしましたか?」 ダヴァン「イヤ、ハオが貴方に…」 バシ ネリー「情報はお金です」ニコニコ 京太郎「ちゃっかりしてますね…なら俺が麻雀で勝ったら…」 ネリー「それはなしです」 京太郎「…なぜ?」 ネリー「さっきの試合を見てましたから」 京太郎「…ならどうすればいいんですか?」 ネリー「それを考えるのが交渉の基本です」ニコニコ 京太郎「諦めろって事ですか…」 ネリー「さあ」 京太郎「……意外に腹黒いですね」 ネリー「褒め言葉です」ニコニコ 恭子(何言っとるんや…この人達は) 京太郎「ああ、それと末原さんでしたよね」 恭子「は、はい」 京太郎「俺は一回貴方とも打ってみたいと思ってます。プロ二人が鍛えようとした程の逸材が凡人とは思えませんので」 恭子「嫌味ですか?ウチはただの凡人です」 京太郎「…その凡人が姫松の大将なら姫松全員が凡人になりますよ?」 恭子「っ…!」 京太郎「俺も最近思ったんですが自制はいきすぎると慢心に見えるみたいですよ」 恭子「……覚えておきます」 恭子(なんなんや、この男は。あの宮守の頂点に立つ男がうちの気持ちなんて解るわけないやろ!!) 洋榎「ち、ちょっと時間あるか?」カァァ 京太郎「えっ、あの俺ですか?」 洋榎「そ、そうや」 京太郎「ええ、大丈夫ですけど…どうかしたんですか?」 洋榎「いや、良かったら晩ご飯でも食べへんかなって…」もじもじ 京太郎(…なんだ、この人物凄く可愛いんだが) 洋榎「駄目やろか?」 京太郎「いやまあ俺でよければ…愛宕さんの誘いですし」 洋榎「洋榎や」 京太郎「えっ?」 洋榎「うちを四回も負かしたんや、洋榎って呼んでかまへん」 京太郎「四回?」 洋榎「うちはひろえや。あんたが京なんやろ?」 京太郎「えっ、ひろえさん?」 洋榎「そうやで」 京太郎「おお…全国前に会ってしまいましたね」ワハハ 洋榎「お、覚えてたんか」 京太郎「ええ、約束ですから」 洋榎「…律儀なんやな」 恭子「主将、なにしとるんですか?」 洋榎「き、恭子!なんでおるんや。絹達と晩ご飯を食べに行ったんと違うんか?」 恭子「いや、今日のデータを纏めようと思って…須賀君となにしてたんですか?」 洋榎「べ、別になんも…」 京太郎「洋榎さんにご飯に誘われたんですよ」 洋榎「き、京太郎!」 恭子「ほー…あの主将が男とご飯ですか」 洋榎「わ、悪いか!」 恭子「いえ、悪くはないですよ…ですが、節度は守ってくださいね」 洋榎「な、何を言ってるんや!!」カァァ 京太郎「末原さん、あんまり虐めたら駄目ですよ」 恭子「……宮守の大魔神、主将を泣かしたら承知せえへんで」 京太郎「だ、大魔神ですか…」 恭子「それじゃあ、うちはこれで」 洋榎「後で覚えときや」カァァ 恭子「それはそのままお返しします…何があったらたっぷり聞かしてもらいますから」 スタスタ… 洋榎「な、なんも話す事なんてない!!」カァァ 京太郎「…仲がいいんですね」 洋榎「ただの腐れ縁や」 京太郎「そういえば何処に行きますか?」 洋榎「……」 洋榎(ホテルの中やとまた誰かに会うかもしれへん…外に行くか) 洋榎「そ、外で食べへんか?」 京太郎「なら少しぶらぶらしながら探しますか」 洋榎「せやな」ニコニコ ーーーーーーーーー 京太郎「そういえばなんで俺を誘ったんですか?」 洋榎「えっ?」 京太郎「いや、さっき学校の皆でご飯に行く予定があったんじゃ…」 洋榎「そ、それはやな…あ、あれや、昨日皆で行ったから今日は他校の人間とやな」わたふた 京太郎(…好意を寄せられてるのは解る。でもなんで俺なんだろう?) 洋榎「め、迷惑やったか?」 京太郎「いえ、俺も洋榎さんみたいな人とご飯を食べれて嬉しいですよ」 洋榎「なっ!…あ、ありがとう」カァァ… 京太郎(よ、予想と反応が違うだと…) ぎゅう…手を握られて 洋榎「ほな、行こか」カァァ 京太郎「は、はい!」カァァ 京太郎(調子がくるう) 京太郎「……」 京太郎(これじゃあまるでデートじゃないのかいやデートか……デートなのか!!財布には何かがあったように宮守のみんなが帰れるようの代金と咲達のお土産用、長野のホテル代とかコミで12はある。見栄を張るべきなのか?久の時はフレンチに行ったし) 洋榎(やっぱり迷惑やったんやろうか…麻雀だけに打ち込んできたからどうしたらいいかわからんし……うぅ、帰ったら母さんに素直に相談しよ) 京太郎「よし、お寿司でも行きましょうか」 洋榎「えっ、でもウチそんなにお金持ってないけど…」オロオロ 京太郎「男は女の前では見栄を張りたがるんですよ」 京太郎(とは言ってもここら辺に高い寿司屋はなかったはずた) 洋榎「そうなんか…」カァァ 洋榎(女…ウチをそんな眼でみてくれてたんか)乙女フィルター 京太郎「なら行きますか」 洋榎「うん…」 洋榎「ごちそうさまでした」 京太郎「それは良かった」 洋榎「でも本当によかったん?」 京太郎「何がですが?」 洋榎「いやあの…お金とか…けっこうかかってたみたいやけど」 京太郎「ああ、全然大丈夫ですよ」 京太郎(諭吉一枚が飛んだくらいで済んで良かった…まさか時価の店にはいるとは思わなかったからな) 洋榎「それやったらいいんやけど…」 京太郎「本当に気にしなくて大丈夫ですから」ワハハ 京太郎(変な気遣いをさしてしまったかな?) 洋榎(諭吉が二枚とんどるのをみてそれを言われても…なんかお返ししたいけど…何をすれば…) 京太郎「それよりもまた良かったら誘ってくださいね」 洋榎「えっ?」 京太郎「いや、ご飯ですよ。次は定食屋とかで」 洋榎「ぷ…せやな。次は定食屋にでもいこか」 京太郎「はい、是非」 ーーーー 洋榎「そういえば京太郎はか、彼女とかおるんか?」 京太郎「彼女ですか?…残念ながら彼女いない歴=年齢ですよ」 洋榎「そ、そうなんか…なら良かった」小声 京太郎「洋榎さんはどうなんですか?モテたりするでしょ?可愛いですし、話してて楽しい人だから」 洋榎「う、うちは…」 洋榎「う、ウチも京太郎と同じやで…」 ぎゅうぅ… 京太郎「えっ?」 洋榎「だ、だから彼氏とかおった事ないし…それに今まで麻雀ばっかりしてきたから…」カァァ 京太郎「そ、そうなんですか」 京太郎(や、やばい…ただでさえ可愛いのにギャップで三倍は可愛く見える!) 洋榎「し、失望した?」 京太郎「なんでですか?」 洋榎「イヤだって…17にもなって彼氏おらんとか普通ちゃうやろ」 京太郎「い、いや、そんな事はないです!寧ろドキッとした…あっ…あのそのこれは」 洋榎「なんやねんそれ…やっぱり京太郎は面白いな」真っ赤な顔で笑顔 京太郎「うぅ…すいません」 洋榎「謝る所違うし…まあ、いいか。またご飯食べに行こう。次は折半な」 京太郎「は、はい!」 ーーーーー ホテル前 スタスタ… 洋榎「後な京太郎」 京太郎「はい?」 洋榎「ウチはあんたの事が好きやで」カァァ 京太郎「えっ?」 洋榎「そ、それじゃあ!」 バッ… 京太郎「ま、まじか…」カァァ 夜1. 京太郎「…あれは告白なのか?多分、告白だよな……ああ、モテ期がきてるのに素直に喜べないなんでだーーー!」 明華「また会いましたね」 京太郎「雀さん、こんばんわ」 明華「ええ、こんばんわ…どうかしたんですか?」 京太郎「顔に出てましたか?」 明華「はっきりと。嬉しいのに喜べないって顔をしてますよ」 京太郎「最近、幸せ過ぎてなれないんですよ」 明華「…幸せではいけないんですか?」 京太郎「…幸せすぎるからこそ怖いんですよ。あれじゃないですか、一寸先は闇って言うでしょ」 明華「それが貴方の強さの秘密ですか?」 京太郎「えっ?」 明華「あの弓も後ろに視えたあの樹も唯の人間が持つ物じゃありません。特に前者には……」 京太郎「それ以上は言わなくていいです。いえ、言わないでいてくれますか?」 明華「人の事に踏み込むつもりはありません。ただ…私には貴方の在り方が酷く歪に見えます」 京太郎「手厳しいですね」 明華「貴方が甘いだけです」 夜2 京太郎「歪に見えるか…」 京太郎「困ったらアイテムを使え…カピーの教えだな」 京太郎「雑用の神様か……よし読むか」 京太郎「やっぱり飛行機の免許が取れてからが一流なのか……俺も精進しなければ」 エイスリン「♪?」 テクテク… 健夜「…なんで貴方がその歌を知ってるのかな」 エイスリン「えっ?」 健夜「……どこでその歌を聞いたの?」 エイスリン「キョウタロウノオネエサン…」 健夜「京君の知り合い?でも京君はあの事を覚えてないはず…貴方はどうやって知ったのかな?」 エイスリン「わ、ワタシハ…」 健夜「それとも貴女も京君と結ばれた記憶があるの?」 エイスリン「キオク?」 健夜「…知らないならべつにいいかな。それでなんで知ってるのかな?」 エイスリン「…ヒミツデス」 健夜「っ!…なら私と取引しませんか?」 エイスリン「トリヒキ?」 健夜「貴方が知らない京君の情報を私が教える…もちろん趣味とかじゃない、さっき言った記憶について。その代わりに私に貴方が何故その歌を知ってるかを教えてもらっていいかな?」 エイスリン「…英(私の言葉を信じられるんですか?」 健夜「英(貴方が知ってるその歌は私と京君の最後の秘密。京君に思い出して最後の事。だから貴方にそれを京君の前で歌って欲しくないんだよ)」 エイスリン「英(三つの約束ですか?」 健夜「っ…英(そこまで知ってるの…私と取引してくれますか?」 エイスリン「英(わかりました…私が知ってる事を話します」 雅枝「もしもし、どないしたん?合宿の途中じゃないの?」 洋榎「あ、あのな、オカン…相談があるねん」 雅枝「なんや珍しい、どないしたん?」 洋榎「好きな人ができてん」 雅枝「そうかそうかついに洋榎にも好きな人が…はっ?」 洋榎「だから好きな人が…」 雅枝「…どんな奴を好きになったんや?」 洋榎「麻雀が強くて、優しくてかっこ良くて…」 雅枝(あかん、これは間違いなく乙女フィルターがかかっとる…) 洋榎「それでなとりあえず告白してん…」 雅枝「えっ?」 洋榎「さっきまでな一緒におってご飯食べに行ってたんやけど…その別れ際にな好きって言ってもうてん」 雅枝「ちょい待ち…合宿中でご飯って事は他校の生徒なんか?」 洋榎「う、うん…須賀京太郎って言って、よくウチがネト麻で打つ京ってプレイヤーなんやけど…」 雅枝「勘違いとかじゃないんか?あんまり男と関わってこなかったとかじゃ…」 洋榎「違う!ウチは本気や!」 雅枝「そうか…それで私に何が聞きたいんや?」 洋榎「ライバルが多いから…オカンにアドバイスを聞こかなって…」 雅枝「洋榎、目をつぶり」 洋榎「…つぶった」 雅枝「それでその須賀の事を私が良いって言うまで考え」 洋榎「わ、わかった…」 数分後 雅枝「もういい…どこが一番熱い?」 洋榎「えっ?」 雅枝「だから身体のどのあたりが一番熱いか聞いてるんや」 洋榎「……頭」 雅枝「嘘やな。お腹の少し下のあたり違う?」 洋榎「な、なんでわかったん!」 雅枝(……こないな所まで遺伝するんか) 雅枝「本気って事は良くわかった…どうしてもその須賀と居たいんやな」 洋榎「う、うん…ウチは須賀と居たい」 雅枝「なら今からオカンが秘策を授けたる。ウチはこれで旦那を落とした」 洋榎「な、なんなん?」 雅枝「簡単なコトや…用意するのは……」 塞(…なんで健夜さんや良子さん、豊音は二つ記憶があるのに私は記憶が一つしかないんだろ。思い出せないだけなのか、それとも一つの世界でしか愛されなかったのか…豊音だけずるいよ、1人だけで25人も子供を作って…幸せそうで。私も京太郎に私だけを愛して欲しいな) コトン…小瓶がおかれる。 塞(他の人の記憶は京太郎に抱かれた後から始まってる…つまり京太郎に抱かれたら私は私だけを愛してるもらえるのかな?) パシ…バタ…コロコロ… 塞(重い女だな…京太郎は皆平等に愛してくれたのに、皆が自分だけを愛してくれている記憶を持ってるだけで自分もそうして欲しいって思うなんて) コロ…コロ……ピト… 塞(それに結ばれない未来が存在する…プレイボーイ過ぎるよ京太郎) 塞「…これを使わないといけないのかな?」 【臼沢家秘伝媚薬】 塞「…ちょっと出かけてこようかな」 スッ…ポケットに小瓶をいれて 塞「私だって愛されたいんだよ、京太郎」 深夜 京太郎「……zzzz」 京太郎「……っ…目が覚めた…」 京太郎「風に辺りに行くか…」 トシ「こんな夜遅くにどうしたんだい?」 京太郎「どうも目が覚めてしまって」 トシ「そうかい…それにしてもあの子達の成長が目覚ましいねぇ」 京太郎「そうですか?」 トシ「そうだよ。全国のエースをはれくらい強くなった。シロは打点力、エイスリンは圧倒的な聴牌率とアガリ率、胡桃の回避率、塞の防御率、そして豊音の破壊力。あれなら全国優勝も充分に狙える」 京太郎「皆が勝手に強くなったんですよ」 トシ「私にはそう思えないけどね」 京太郎「ほ、本当ですよ」 トシ「まあいい。はやく寝るんだよ」 京太郎「はい、おやすみなさい」 トシ「おやすみ」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6193.html
特別編 side永水 ※京太郎は昔から永水にいたという設定です。日記発見から中身拝見までの流れは省略します ★月◆日 買い物に行くと、福引をやっていた 久しぶりにやってみると、特賞という枕崎紅茶『姫ふうき』というのが当たった 紅茶には詳しくないので帰ってから調べてみると、なんでも世界一になったことがある紅茶だとか 結構すごいもの当てたんだな、俺 これを1人で飲む訳にはいかないので、小蒔さん、霞さん、初美さん、巴さん、春、それに明星と湧も呼んで飲むことになった 調べられるだけ調べて、できることをできる限りやって『姫ふうき』を淹れた みんな世界一ということで期待した様子で飲んだ 紅茶には詳しくないが、これはすごい なんというか、今まで飲んだものと明らかに”違う”と分かるほどの味だった 普段紅茶を飲まないみんなも驚いたような顔をしていた にぎやかな初美さんは静かになり、春に至っては普段手放さない黒糖を置くほどだった しばらくみんな無言で『姫ふうき』を味わった 巫女服で紅茶は似合わないが、これほどの紅茶ならまた飲んでみたいと思った 小蒔「あの紅茶は美味しかったですね!」 霞「ええ。私も驚いたわ」 巴「ですね。当てた京太郎くんに感謝しないと」 初美「もう一回当ててきて欲しいですねー」 春「ん。アレは黒糖といいレベル」 初美「あくまで黒糖基準なんですかー?」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5686.html
5 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 20 43 24.79 ID Ru6mPtrNo [2/22] 3 まさかこんなに早く見つかるとは……(困惑) ~~~アイドル が 生まれた 日~~~ 麻雀界では半荘に一度も和了れず、カモにされることを焼き鳥という 麻雀の【雀】にちなんでスズメが上がれない(和了れない)飛べないなら焼き鳥になるしかない、という説があるらしい。 上手い表現だが、言われる側からすれば迷惑なものあるのが玉に瑕だな、と思った。 そう、言われる側からすれば…… 【須賀家 京太郎の部屋】 【東一局】 katudon:悪い、ロンだ ピピピッ 満貫 -8000 【東二局】 utatan:つーか弱くねー? ピピピッ 跳満 -12000 【東三局】 hayarin そんな待ちはダメダメだぞ☆ ピピピッ 倍満 -16000 終了 25000→-12000 ブッブー kapibaraさんの持ち点がゼロになりました utatan ……まぁ、気にすんなって katudon 明日があるさ hayarinn また今度遊ぼうね♪ カタカタカタカタ タァーンッ kapibara ありがとうございました 京太郎「……」カチカチ kapibaraさんがログアウトしました 6 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 20 51 30.10 ID Ru6mPtrNo [3/22] 京太郎「……今日も惨敗か」カタカタ 麻雀が楽しくなくなったのは、一体いつからだろう? 一体なぜなんだ? 負けることに何も感じなくなったのは…… 京太郎「俺は……」 グッ 携帯「ク、ク、ク、クロアゲハチョウノヨウニホコラシイハネデトビタイ!」ブルブル 京太郎「ん?」スチャッ 差出人【片岡優希】 タイトル:旅館に着いたじぇー! 本文: お留守番ご苦労だじょ。 咲ちゃんがバスで酔って大変だったけど、のどちゃんが持ってた薬でなんとかなったじぇ。 それじゃあ、お土産を楽しみにしてろよー! 添付:旅館をバックに楽しそうに笑う清澄麻雀部女子メンバー 京太郎「……そうか。もう着いたのか」カチカチ 俺達、清澄高校麻雀部が全国優勝を果たしてから一ヶ月が経った。 とは言っても俺はあくまで雑用係で、ただ同伴しただけなんだが…… 京太郎「……」 そう、ただ見てることしか出来なかった。 みんなが頑張っている中、俺はただ見てるだけ。 まるで、モニター越しのアイドルに憧れるだけの一般人 ……感じたのは、孤独だけだった 7 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 20 57 24.99 ID Ru6mPtrNo [4/22] 【一ヶ月前 校長室】 京太郎「……」 普段は一人で篭っている場所なのに無駄に広い校長室。 こんな場所なんて、悪さやらかした時くらいしか足を運ばないと思っていたが…… 校長先生「いやはや、おめでとう! 君達は我が校の誇りだ!」パチパチ パチパチパチ こうして、褒められることになるとは……とてもじゃないが思わなかったな。 教師A「いやー、素晴らしい!」 教師B「いつかやってくれると思っていたんだ!」 ワイワイ ヤイノヤイノ 咲「ど、どうも……」オドオド 久「何してるの? 胸を張りなさい」クスクス まこ「そうじゃ。そもそも咲がおらんかったら、大会への参加すら無理じゃったしのぅ」 和「そうですよ」 優希「スーパースターだじょ!」 咲「そ、そんなこと無いよ!」カァッ ワイワイワイ 校長先生「これで来年からの我が校の受験者も増えることだろう」ハハハハ 教頭先生「実に素晴らしい!」 久「あの、先生方。それで要件というのは?」ハァ 校長先生「お、そうだった。教頭先生アレを」パンパン 教頭先生「はい。これをどうぞ」スッ つチケット 久「え、これは……?」 教師A「保護者の方々が、君達に是非と渡してくれたものだ」 教師B「奈良への旅行券だ」 一同「「「「!?!?」」」」ピカーン! 校長先生「今度の連休を使って、のんびりしてきなさい」ハハハ 京太郎「う、うぉぉぉ!?」 まこ「これはたまげたのぅ」ワクワク 優希「イェーイ! 旅行だじょー!」ピョイン! 和「奈良……またみんなに会える」ジーン 咲「……え? え?」オロオロ 京太郎「おいおい、どうしたんだ咲? もっと喜べよ!」ニカッ 咲「だ、だってこれ……」つチケット 京太郎「ん? 旅行券がどうかしたのか?」 咲「……五人分しか、無いよ?」ウツムキ 11 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 21 04 26.29 ID Ru6mPtrNo [5/22] 京太郎「……は?」 久「え?」クルッ まこ「ん?」ピクッ 優希「じょ?」ピタッ 和「……?」キョトン 咲「……」オロオロ これはどういうことだ? だって……俺達麻雀部は六人なんだぞ? なのにどうして旅行券が五人分しかないんだ……? 校長先生「……何か、問題があるかね?」 京太郎「いや、だって俺らは六人……」 教頭「俺、ら?」キョトン 教師A「あー……須賀、ちょっと来い」テマネキ 京太郎「え?」 教師B「いいから、来い」グイッ ガラガラ ピシャッ 【校長室前 廊下】 京太郎「あの、どういうことですか?」 教師A「……あのなぁ、須賀。よく考えてみろ」ポン 京太郎「?」 教師B「お前が宮永達と同価値だと、本気で思ってるのか?」 京太郎「え?」 教師A「お前ももう二年生だ。そろそろ身の程をわきまえる時期じゃないか?」 その時――俺は確かに聞いた パキンッ 俺の中の、何かが壊れる音―― 京太郎「……」ドクンドクン そして……何かが始まる音を 17 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 21 14 39.44 ID Ru6mPtrNo [6/22] 教師A「そもそも県予選ですら惨敗のお前に、誰も期待なんてしてないんだ」 教師B「それに女子だけの部にお前一人だけ男子がいるっていうのもな……」 教師A「悪影響なんだよ宮永達にとっても。学校ではよくない噂も流れている」 教師B「そもそも火のないところに煙は立たないと言うし……お前も随分と美味しい思いをしたんだろう?」ニヤニヤ 教師A「そろそろ潮時だ。なーにお前は面がいいからな、すぐに他の女が引っかかる」ハハハハ 教師B「そもそも女子だけの旅行にお前が混ざって学校のスキャンダルになるわけにもいかないんだ」ハハハh 京太郎「……」 ハハハハハッ ゲラゲラゲラゲラ ギャッハハハッハ ヒーッヒッヒッヒッヒッヒ 【放課後 麻雀部 部室】 ガチャッ 京太郎「……お待たせしました」バタンッ タタタッ 久「須賀君!? 一体どうしたの?」 まこ「何を言われたんじゃ!?」 優希「京太郎……?」 和「須賀君?」 咲「京ちゃん……?」 京太郎「みんな……」ドクンッ 正直、全てを打ち明けたかった。 あらいざらい吐き出して、楽になりたかった。 だけど…… 悔しいけど、分かっていたんだ ~~~「同価値だと、本気で思っているのか?」~~~~ だから…… 京太郎「いやー! 実は俺、その日は大事な用がありまして!!」ニコッ 一同「「「「「え?」」」」」 京太郎「だからその日は行けないので、辞退したんすよ!」ニコニコ 俺は俺のやるべきことをやる 22 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 21 24 32.27 ID Ru6mPtrNo [7/22] 19 いずれは京ちゃん無双やで! 久「ちょ、ちょっと! それ本当なの!?」グイッ 京太郎「はい!」ニコニコ 作る 仮面を……笑顔の仮面を まこ「京太郎……?」 京太郎「いやー、面目ないです!」ペコリ 悟られてはいけない。 俺に出来ることはただ一つ。 優希「おい、荷物持ちはどうするんだじょ!?」 京太郎「仕方ねーだろ、いけねぇもんはいけねぇんだから」ハハハ みんなの幸せを願って、自分の身をわきまえること 和「みんなで旅費を出し合えば……」 京太郎「だーかーら! それは関係無いっての!」ブンブンッ 咲「京ちゃん……」 京太郎「咲……俺は行けないけど、しっかり楽しんで来いよ」 咲「でも、でも……」ウルウル 京太郎「バカ、泣く奴がいるかよ」ポンポン 咲「あっ」 京太郎「俺はいつだって、みんなと一緒だ」ニッ ゼロ 漆黒の仮面で…… 俺はオレでなくなっていく 京太郎「お土産、待ってますから」 【現在 京太郎の部屋】 ゴロゴロゴロ 京太郎「……俺、今まで何をしてたんだろうな」 ただ麻雀を打てるだけで楽しかった。 みんなと夢を追いかけているだけで幸せだった。 みんなと一緒にいられるだけでよかったのに…… 23 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 21 32 05.73 ID Ru6mPtrNo [8/22] 京太郎「今じゃ、一緒にいるだけで悪い噂だもんなー」 俺は一体どうすれば……みんなと同じ舞台に立てるんだ? 麻雀で強くなる? いや、そんなこと出来れば苦労しない 京太郎「とは言っても……俺に、なんの取り柄があるってんだよ」ギュッ ハギヨシさんに習ったタコス作りくらいしか、自慢できるモノは無い。 そもそもそれだって、ハギヨシさんには遠く及ばないレベルなんだし…… 京太郎「ああ!! くそっ!! なんなんだよっ!!」ゴロンッ キランッ 京太郎「ん?」 鏡「」キラーン 京太郎「鏡……?」 鏡の京太郎「」 京太郎「なんだ、俺の顔かよ……」ハァ 落ち込んでる時に自分の面なんか見ても嬉しく…… 京太郎「ん? 面……?」ドクンッ ~~「なーにお前は面がいいからな、すぐに他の女が引っかかる」~~~~ 京太郎「っ!!」ガバッ なんだよ、それ……!? 今まで気づきもしなかった……!! 京太郎「俺、もしかして……?」ペタペタ 鏡の京太郎「」イケメェーン 京太郎「結構、イケてる?」ドッギャァァァン!!! その時――京太郎に電流走る 32 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 21 40 52.84 ID Ru6mPtrNo [9/22] 【数時間後 ジャ○ーズ事務所 受付】 ドドドドドドッ!! ウィィィイン タタタタッ!! 京太郎「はぁ、はぁ……!」ゼーゼー 受付嬢「いらっしゃいませ。何かお約束の方ですか?」ニコニコ 京太郎「あ、あの!? 受付のおねーさん!」ガバッ 受付嬢「はい?」 / / | ハ | | i 、 ヽ \ \_. i / | | | | | |、 i ゙、 、 \_ _> | i | i | | | | ハ ハ _i!_ i \ ヽ` ̄ ̄ | | |+--|、_|! | | i! ,/.ィ'|"i´ ハ | i ヾ 、 ヽ | | |.|ヽ |、_|王!ー |./i .;"´/=、!/ | ! | \ 、i 人. !. r| i.|、!,,ィ'" ._iミi! |/ /彳 r !ヽ,| ,イ | 、_ \ `Y´. | |^!. N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ ! | i、i、 ゙、 ` ̄ ̄ メ( /^|イ `、| ノi \ヾi .、、 i! i ノリ ` | ヽ__i |イ|/ ヽ i、 i ____...., |/ ヽ!、 i\ `ー-- ―'´ /、! i !i 、 \  ̄´ /!/ 人 |ハ,i、! 、 \ / ./.| `Y´ ト、! ゙、 `ー---'′ /|V 京太郎「お、俺って格好いいですか!?」バァァン! 受付嬢「……は?」キョトン 京太郎「ジャニーズ入れますか?!」 受付嬢「……」 京太郎「……」ドキドキドキ 受付嬢「こ、この……」ワナワナ 京太郎「!?」 . -‐ ー― 、 | / ! ,. ‐≠=====ミ 、 \ |/ | // ヽ\ 、 く | 〃 ' \ヽ ∨ ! /' Ⅵ _j i| , / / イ | } '.{ j| / / イ / X 从 | / ハ イ { { !/て心 Ⅵ j / / } / / ∠ { / Ⅵ `込ツ ー ィ心 幺/ / / 八 { ゝ{ 、 込ツ / / / Ⅵ从 人 , -‐ 、 . / 「ビチグソがぁぁぁぁ!!!」ダンッ ヽ{ \.( . / /{ -=7 ヽ、ー‐'/ イ /ニ! / r┬≦三/ ノ ´/ .| /ニ| / / {ニニニ/ }へ ∠ -‐.{/ニニ! / _/ マニ斗-‐ 7 ¨¨ ≧=- _{ ニニニl ′ { ∧ 〉 へ 〉.ニニ! ' / . .,.ーz__ / / \ ムニニム / / / .∠.. _ 〃 -‐ ヽ 〈 . . .マニニ}/ / { . . . . . . . . . .} / {/ . . . . . . . .ー ' . . . . マ 〃 ./ '. . . . . . . . .ゝ . L . . . . . . . . . . . . . . . . . . }/ /У≧==‐ . . .¨¨ o`Y¨¨ . ー- .、 . . . . / { ヘ く . . . ./ . . . . . . . . . . . . .l . . . . . . . . . . . . ./ . / { { . . ./ . . . . . . . . . . . . . .l . . . . . . . . . . . V 、 ノ . . / . . . . . . . . . . . . . . .! . . . . . . . ./ 京太郎「!?」 36 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 21 49 37.80 ID Ru6mPtrNo [10/22] 受付嬢「ジャ○ーズ舐めてんじゃねぇよオラァァァン!!」ダンッ 京太郎「!?」ビクッ 受付嬢「まず服装! 何、そのお母さんにしま○らで買ってきてもらったようなのは!?」 京太郎「いや、これ安かったんですよ」 受付嬢「第二に!! メイクしろとまでは言わないけど、何その妙に飛び出た鼻毛はぁぁぁぁ!?」ガシッ ブッチィィィィン!! 京太郎「いっでぇぇぇ!?」ゴロゴロ 受付嬢「第三に!! 少しは礼節を覚えなさいっ!!」 京太郎「……」ガーン 受付嬢「そもそもアイドルって言うのはファンの想いに答える、厳しい仕事なのよ?!」 京太郎「!!」 受付嬢「軽い気持ちで勘違いイケメンが図に乗るなぁぁぁ!!」ロザンショウリュウハ! 京太郎「」バッキャァァァン!! ヒュゥゥゥゥゥン!! ウィィィン 【道端】 京太郎「」ドシャッ ポツッ ポツッ ザァァァァァァァ!! 京太郎「……」ズブヌレ 【ジャ○ーズ 事務所 受付】 受付嬢「全く……」ハァ ???「今のは、新入りの子かね?」スッ 受付嬢「あ、ジャ○ーさん!」 ジャ○ー「その様子だと、違うのか」フム 受付嬢「あんなの、ただ顔が少しいいだけの若者ですよ」 ジャ○ー「……そうだといいんだがね」フッ 受付嬢「(あのジャ○ーさんが、笑った?)」ゾクッ 37 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 22 00 13.25 ID Ru6mPtrNo [11/22] 京太郎「……」テクテク ザァーッザァーッ 京太郎「傘、持ってくりゃよかったな」テクテク 馬鹿だよな、俺……冷静に考えればアイドルなんて楽な仕事じゃないって分かってるのに なのに……期待しちまった。 もしかしたら、きっと……! そんな風に思ってしまった。 京太郎「うっ、ぐっ……ヒグッ」ポロポロ やっぱり俺には何も無い。 俺なんて…… 京太郎「もう、帰るか」ゴソゴソ ん? あれ…… 京太郎「あ……そっか。ここまで来ることだけ考えて、金あんまり持ってこなかったのか」ビショビショ 残っているのはクシャクシャの千円札一枚 こんなんじゃ、長野まで帰れねぇな…… 京太郎「あー、ついてねぇ」フラフラ ガクッ ドシャァァ!! 京太郎「……」バシャン 咲、俺……もうダメだ。 こんなに暗い闇の底じゃ、お前に追い付けない。 もうお前達と一緒にいられない だから…… シーン 京太郎「……?」 あれ? 雨がやんだ? いや、違う…… 目の前の水たまりには相変わらず雨粒が降り注いでいる。 じゃあ、なんで……? 赤い傘の持ち主「……風邪、引くよ」 京太郎「え?」 それはきっと……今を変える運命の出会い。 赤い傘の持ち主「立てる?」 この人に会った瞬間から―― 京太郎「……」ドクンッ 俺は、アイドルへの道を踏み出したんだ 62 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 22 25 50.82 ID Ru6mPtrNo [14/22] ※関西弁に違和感あっても許してくらはい まず初めに綺麗な人だと思った。 それから、胸に目が行って……その綺麗な太もも。 こんな状況じゃなきゃ、飛びかかってしまいそうなほど……この人は魅力的だった。 でも…… /.......... / | ハ ハ ..ノヽ..∧. /....../... / | | \ 斗-、 i ∧ '....../..{ 〃 { 弋{ 〃ヽ 廴 \ | ∧ i...../... | ト-| { \ ぅ 斗=ミ、 i | / ∧ |... 7.. | | | {_ ヽィ乏) ハ 入 φ / ∧ 「……?」 |ハ ヽr y 弌 弋辷ツ ′ 〉 / i / ∧ |{ i ∧〃_) ハ ` _厶ィ ハ | / ∧ |{弋 〈 ハ ゞ -'' 、 ´ } | / ∧ ` >へ i u / | / ∧ }. . -‐- 、 rー ' | / ∧ |.∧ V_ ノ イ | | / ∧ |... ゝ / | | | / ∧ |... > < 八 | | \_ |... i `¨ハ 〉 | |/ ̄ ̄ ̄〃 へ ^ヽ |... | 〉 / | | // ⌒ヽ.∧ |... |__// _/{ | | // V∧ r―|... / ./---、 ' ./ { | |_彡 ' V∧. ∧ { |... / // ̄ ̄ 7 | | |=- / V 京太郎「あ、すいません……」スクッ ??「こないなとこで行き倒れ?」 京太郎「……そんなとこです」ハハハ 心配そうに俺を覗き込んでくる だけど、俺はどう返していいか分からなかった ??「……何かあったんか?」 京太郎「え?」 ??「顔に書いとる。嫌なことがありましたって」ムニッ 京太郎「ほへっ?」ムギュウウ ??「……この後用事か何かあるん?」パッ 京太郎「え? 何もないですけど……」 ??「よし、じゃあ着いてきて」グイグイッ 京太郎「え? え?」キョトン そう言って無理やり俺を引っ張っていく謎の関西弁美少女(仮) 京太郎「あ、あの?!」 ??「いいからうちに着いてくればええんや」グイグイ 京太郎「ちょ、ちょっとー!?」ガビーン ズルズルズルズル 63 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 22 38 03.05 ID Ru6mPtrNo [15/22] 【芸能事務所アクセル1】 ガチャッ バタンッ ??「おじさーん。ただいま!」 ???「ん? 竜華ちゃん、もう見つけてきたのかい?」 竜華「半分正解ってとこやなー」 京太郎「え?え?」キョロキョロ ど、どこだここ? ただのボロいビル……じゃないよな? 竜華「まずは自己紹介からやな。うちは清水谷竜華や」 京太郎「あ、俺は須賀京太郎です」ペコリ 社長「私は社長。業界じゃ帝王なんて呼ばれてもいるよ」ハハハ 京太郎「スゲェかっこいい声ですね……」 竜華「せやろ? 取ったるで、業界ナンバーワン!」グッ 社長「アクセルワン!」バシッ ハイタッチ! 竜華社長「「イェーイ!」」 京太郎「あ、じゃあ帰ります」ガチャッ 竜華「ちょちょちょ、待ちぃ!」ガシッ 京太郎「は、離してください!!」ギャー!! 社長「ふむ……君、なかなかいい声をしているね」ニヤリ 京太郎「え?」ドキッ 社長「ルックスも悪くない……」フーム 京太郎「え? え?」 これは、一体何の話だ? 68 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 22 50 18.34 ID Ru6mPtrNo [16/22] 67 敬愛しています(洗脳済み) 社長「見ての通り、ここは立ち上げたばかりの声優事務所でね」 竜華「うちは親戚のおじさんへお祝いに来たってとこやー」 京太郎「声優事務所……」 通りでいい声してるわけだよ、この社長。 俺が女だったら妊娠してたかもしれねぇ…… 京太郎「普段の声からそんなに格好いいんですね」 竜華「うちは聞き慣れとるから、そうは思わんけど」フフ 社長「酷いよ竜華ちゃん」ガビーン 京太郎「あれ、てことは……これって!!」ピキーン もしかして、これはアレか!? 俺の才能を買って……スカウトしてくれた的な感じか!? 京太郎「もしかして俺を声優としてスカウ――」バッ 社長「それはない」バッサリ 京太郎「」 社長「いくら君の素材がよくても、声優は一朝一夕で務まるものじゃないさ」 京太郎「そ、そうですよね……」 社長「声だけの仕事というのは、才能だけじゃ務まらないからね」 竜華「まぁ、どんな仕事でもそういうもんや」 京太郎「じゃあ、俺に一体なんの用があるんですか?」ムスッ ぬか喜びして損したぜ。 これなら……ついてくるんじゃなかった 京太郎「からかうなら、もう俺本当に帰り――」 社長「君、ここでアイドルをやってみないか!?」 京太郎「……え?」 _,.. -- 、__, 、___ ⌒> ´ ´ ヽ `ヽ、 _,. ´ , , 、 | 、 、 ヽ  ̄7 / / 从 、 | | | . /イ / /l/ | | | l}从} | { _/_ { 从ヽ、 { | |/ イ´∨}  ̄´ {∧ { ○ 从{ ○ }'⌒}、{ {从 r-く| \ 叭 __ 八}イ 、 └―┘ ィ/∨ 「¨>-- rく「 ̄ } , ------ ∨_」 , ∨]/|ィ¨7ー-- 、 ////////「//| ー- 」 }ヽ// ///////} {/{////// \∧ r' ヽ }' {/////// |l∧////////Ⅵ,〈 | |///////| |/∧/////////|l∧ ,l |///////| |//∧/////////() \//∧}/////// 京太郎「俺が……アイドル?」ドクンッ 社長「アイドルだよ、君ィ!」 75 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 22 59 04.44 ID Ru6mPtrNo [17/22] 京太郎「……」ポカーン 竜華「おじさんが即決なんて、随分と気に入ったんやな」オドロキ 社長「実はもう一人、小清水……じゃなくて原村という子をスカウトしているんだが、中々返事をもらえなくてね」ハァ 竜華「原村? どっかで聞いた名前やな」ウーン 京太郎「はっ!?」 竜華「お、気がついたようやな」 京太郎「ほ、ほほほほほ本当ですか!?」ガバッ 社長「ああ。私は嘘はつかんよ」 京太郎「う、うぅっ……」ブルブルブルブルブル 社長「?」 京太郎「うぉぉぉぉぉ!! やったぁぁぁぁ!!!」ガッツポーズ! 竜華「!?」 社長「おや、これは……」 京太郎「嘘じゃないんですよね! 俺、アイドルになれるんですよね!?」 社長「勿論だとも。ただし、辛い道のりだけどね」 京太郎「や、やった……! 俺が、アイドルになれる!!」グッ これは夢じゃないんだよな? 俺……有名人になれるんだよな? そうすればきっと……! 京太郎「あいつらに、追いつけるんだ」ポロッ あれ、おかしいな…… なんでだ? 京太郎「嬉しいのに、涙が、グスッ、出ちま……う」ポロポロ 竜華「……」キュンッ 社長「竜華ちゃん?」 竜華「な、なんでもないっ!!」アセアセ 社長「……」ニヤニヤ 竜華「(男の人が泣いとるとこ、初めて見たから動揺しただけや……//)」カァッ 82 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 23 13 24.60 ID Ru6mPtrNo [18/22] 京太郎「俺、アイドルになります! 絶対に有名になってみせます!」ズビィー 社長「いい心意気だ。だが須賀君、実はかなり問題があってね……」 京太郎「え?」 社長「知っての通り、ここは声優事務所なんだ」 京太郎「あっ……」 竜華「それも立ち上げたばかりの実績無しのペーペーや」 社長「私や、私について来てくれた数人は既に業界で名の売れたメンバーだ」 ミズシマデース! ゴトゥーザデース! ヒノチャマデス! ナージャデス! アマトウデス! ウチハサスケデス! ゾロゾロ 社長「このメンバー、声の聞き覚えがあるだろう?」 京太郎「た、確かに!!」 社長「我々はパイプこそ少ないものの実力で仕事を貰える。だが、君に大きな仕事を持ってこれるほどのコネはまだないんだ」 竜華「そもそも、それも声優としてのコネやしな」 京太郎「そうです、よね」 こんな上手い話、そうそうあるわけない。 でも、それでも……! 京太郎「俺、やります!!」 社長「!!」 京太郎「どうしてもアイドルになりたいんです!!」 社長「須賀君……!!」ジーン 竜華「せやけど、おじさん。おじさんはアイドルの育て方とか分かるん?」 社長「……竜華ちゃん。なぜ私が急にアイドル事務所も併設しようと思ったか、分かるかい?」 竜華「?」 社長「ある人物に言われたんだ」 ~~~某所 飲み会の席~~~ ???「はやり、アフレコなんて初めてで緊張しましたー☆」アハハ 社長「いえいえ、とてもお上手でしたよ」 ???「もー、そんなこと言ってー。社長さんはお上手ですね!」キャピッ 社長「そうですか?」ハハハ ???「はやりー、社長さんともっとお話したいです☆」 ズザザザザ!! 社長「……(キツイ)」ニゲノシセイ ???「……」ゴゴゴゴゴッ ←ハンターの目 87 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 23 23 21.37 ID Ru6mPtrNo [19/22] ???「そういえばー、社長さんの事務所って格好いい人ばかりですよね?」 社長「そ、そうですかね?」ハハハ ???「特に寺し……」 オーット! コンナジカンダカエラネェート!! ???「あと、あの人もいいですよね。日野ちゃ……」 ヒノチャマミツケタ! コノバカイヌゥゥゥ!! リ、リエ!? チガウ、ゴカイダァァ! ???「社長さんも格好いいですよね♪」ニコニコ 社長「(このままじゃまずい……どうすれば!?)」ゴクリッ その時、私は思いついたのだよ。 完璧な作戦をね。 社長「あー、瑞原プロは事務所とか作らないんですか?」 ???「え?」 社長「ほら、若い男の子をアイドルとして育成するとかそそりませんか?」ゲスガオ ???「あー、それいいかも……」ウフフ 社長「じゃあ、それで!」 ???「でも……そんなの現実的に無理ですから」シュン 社長「で、ですよね」ヒクヒク ???「じゃあ、社長がアイドルスカウトしてくださいねっ☆」 社長「え?」 ???「名案ですねっ!」 社長「い、いやでもうちは声優事務所ですし……そもそもアイドルの育て方なんて」アセアセ ???「大丈夫♪私が手とり足取り教えますから!」 社長「いや、でも……!」 ???「教えますから……」ゴゴゴゴゴッ 社長「……はい」 ~~~~~~~~~~~ 社長「という、ことがあってね」HAHAHAHAHA 竜華「ただのスケープゴートやないかいっ!!」ガビーン 京太郎「頑張るぞー!!」メラメラ! ←聞いてない 90 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 23 30 37.53 ID Ru6mPtrNo [20/22] 社長「ということで須賀君。君にはこれから幾つもの試練が待っている」キリッ 竜華「今更カッコつけてもあかんて、ほんま」ゲンナリ 京太郎「俺、なんでもがんばりますよ!!」 竜華「ん?」 社長「今」 竜華「なんでもするって」 社長「言ったよね?」 京太郎「え、それは……」イッテナイ 社長「とまぁ、冗談はさておき」 竜華「そろそろ本題やな」 社長「今の君にアイドルとして足り無いモノはざっとこれくらいだ」 京太郎「……」ゴクッ 歌唱力 ビジュアル ダンス 演技力 トーク 京太郎「こ、こんなに!?」ガビーン 社長「細かいモノを言えばまだまだ増えるが、まぁこんなものだろう」 竜華「前途多難やなぁ」 社長「だが、君には一流のアイドル候補生達にも負けないモノがある!」 京太郎「そ、それは?!」 社長「【覚悟】だ!!」バーンッ!! 京太郎「!!」 91 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 23 44 28.17 ID Ru6mPtrNo [21/22] 竜華「なんか、燃えてくる展開やな」ワクワク 京太郎「……絶対、アイドルになるんだ!」ギュッ 社長「細かい契約の話は後日にしよう。君はまだ学生だろう?」 京太郎「あ、はい」 社長「親御さんも一緒に、これからのことを話し合うんだ」 京太郎「……あの、やっぱり東京に出てこないとダメですか?」 竜華「ん? なんや、須賀は東京モンじゃないんか?」 京太郎「はい。俺は長野モンです」キリッ 竜華「ま、マネすんなっ!」カァッ 社長「あーそれは少し困ったね」ウーン 京太郎「やっぱりそうですか」 社長「転校してこっちに出てくるか、それか学校を辞めるか」 京太郎「!!」ドクンッ 社長「でなければアイドルになるなんてとてもじゃないが……」 京太郎「そんな……」ガクッ なんでだよ? せっかく……みんなと一緒にいる為の方法が見つかったってのに!! これじゃあ……! 京太郎「っ!」ギリッ 竜華「須賀……」 社長「こうしている間にも、君のライバルは成長している。君よりもずっと若い頃から練習してきた子達がね」 京太郎「!!」 社長「芸能界に入るなら、何かを犠牲にしなければならない」 京太郎「何かを犠牲に……?」 社長「ある者にとっては時間、またある者にとってはお金。そして、またある者にとっては……」 ~~~咲「京ちゃんっ!」~~~ ~~~優希「このバカ犬!」~~~ ~~~久「須賀君!」~~~ ~~~まこ「京太郎!」~~~ ~~~和「須賀君」~~~ 社長「大切な者との別れ」 京太郎「……」 94 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/20(火) 23 52 17.60 ID Ru6mPtrNo [22/22] 社長「須賀君、君はどうしてアイドルになりたいんだい?」 京太郎「え?」 社長「君のアイドルへの思い入れはかなりのモノだ。私はその理由を知りたい」ジッ 竜華「うちもや」ジーッ 京太郎「……」 社長「話したくないのかい?」 京太郎「いえ……分かりました。全て、話します」 話さなきゃいけないと思った。 いや、違う きっと、話して楽になりたかったんだろう…… だから俺は止まらなかった。 水流を塞き止めていたダムが決壊するかのように、感情が爆発した。 京太郎「――っ!! ~~~~っ!!!」 自分でどんな風に喋っていたのか覚えていない。 ただ覚えているのは…… 竜華「ふぐっ……ぐすっ……えぐっ……」ポロポロッ 俺の話を聞きながら嗚咽を漏らす清水谷さんと―― 社長「……」 何も言わず、じっと俺を見据えている社長の姿だけだった。 96 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 00 02 50.54 ID hafmpD9oo [1/16] 京太郎「……」ウツムキ 竜華「うぅっ、うぇぇっ……」グスグス 社長「……」 麻雀部に入って、咲を誘って……県予選を突破して みんなを陰で応援しながら、雑用を頑張って そして気がつけば俺一人が取り残されていた。 英雄になったみんなと違って、俺には何も無かった。 みんなと一緒にいる資格も、権利も…… 京太郎「きっと、どこかで落としちまったんだと思います」ウツムキ 竜華「そんなんちゃう!!」バンッ 京太郎「え?」 竜華「なんで? 須賀は頑張ったやん!? 資格や権利なんていらへんよ!!」ガシッ 京太郎「清水谷さん……」 竜華「好きに会うたらええ! それでええんや……」グスッ 京太郎「……俺だってそうしたいですよ」 でも、それは出来ない。 みんながよくても、俺がよくても…… きっと周囲は認めないから 必ず、みんなに迷惑がかかるから だから…… 京太郎「だから、アイドルになるんです」 社長「……じゃあ、答えは決まったようだね?」 竜華「須賀……」 京太郎「はい」 社長「そうか。では、君を我がアクセル1の新たな一員として迎えよう」ギュッ 京太郎「社長!」 社長「私が必ず、君をトップにしてみせる!」 あんなに土砂降りだった外は、いつの間にか晴れやかな青空へと変わっていた。 まるで、俺の新たな旅路を祝うかのように その空には綺麗な虹がかかっていて…… 京太郎「ああ、くそ」 竜華「須賀……?」 京太郎「どうやって、帰ろう」ズーン 社長「え?」 竜華「は?」 ※ 結局竜華さんにお金を借りました 103 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 00 15 34.23 ID hafmpD9oo [2/16] というわけでプロローグというか導入はこんな感じ 色々と無理やりな部分あるけど、多めに見てくださいっす ちなみに今回京太郎君に用意するのは以下のステータス 【容姿】 モデルの仕事やモテ度に関わります 【雀力】 麻雀関連の仕事が増えます(強くなればプロ資格も?) 【歌唱力】 歌関連の仕事が増えます(くっ……) 【演技力】 ドラマや映画、アフレコなどの仕事が増えます どのステータスを特化させるかによって京ちゃんの未来が変わります。 お好みのステータスを上げていきまっしょい ちなみに、みなさんはどんな感じのネタが見たいですかねぇ? あくまで参考ですが 1 そりゃもう純粋にトップアイドルを目指す京ちゃんの勇姿! 2 アイドルの仕事をする京ちゃん→咲キャラの反応(2ch?)←これは流石に腹パンされてまう 3 女の子にモテまくりの京ちゃんと咲キャラのイチャコラ流行らせコラ! 4 全部やらなきゃいけないのが、京太郎スレの辛いとこだじぇ 128 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 00 40 24.95 ID hafmpD9oo [3/16] 意外にも4が多い…… まぁ、多少はね ちなみにアイドル詳しくないんやけど、こんなランクわけでええかいな? これでよければステ決めやりたいんやけども 何か変えた方がいい意見あったら教えてください SSS 【容姿】目が会っただけで想像妊娠してしまうレベル 【雀力】アラフォー三人同時に完封するレベル 【歌唱力】宇宙レベル 【演技力】アカデミー賞総なめ SS 【容姿】微笑んだだけで気絶するレベル 【雀力】アラフォーと互角レベル 【歌唱力】世界レベル 【演技力】ハリウッド主演レベル S 【容姿】歩いているだけで全ての女性が振り返るレベル 【雀力】牌に愛されているレベル 【歌唱力】人間国宝レベル 【演技力】ハリウッドオファーレベル A 【容姿】福山雅治 【雀力】プロ上位 【歌唱力】オリコンランキング一位 【演技力】国内映画主演レベル B 【容姿】ジャニーズ上位 【雀力】プロ合格レベル 【歌唱力】オリコンランキング入り 【演技力】仮面ライダー主演レベル C 【容姿】ジャニーズ崩れ 【雀力】全国大会出場レベル 【歌唱力】CD契約出来るレベル 【演技力】ドラマ脇役出演レベル D 【容姿】イケメンもどき 【雀力】県大会レベル 【歌唱力】カラオケで褒められるレベル 【演技力】演劇部レベル E 【容姿】フツメン 【雀力】雀荘のおっさん 【歌唱力】下手でも上手くもない 【演技力】ただの素人 F 【容姿】キモメン 【雀力】始めたての素人 【歌唱力】音痴 【演技力】棒読み G 【容姿】グロメン 【雀力】そもそも打てない 【歌唱力】そもそも音程って何? 【演技力】そもそも演技って何? 140 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 00 58 02.28 ID hafmpD9oo [4/16] 134 なんでや! てつをや半田さん頑張ってたやろ! 139 こんなもんだと思うんだけど、どうなんだろうか…… <<京太郎ステ初期値決定>> 0=100 【容姿】30+コンマ一桁(0の場合は10扱い) 【雀力】コンマ÷3 【歌唱力】コンマ÷3 【演技力】コンマ÷3 SSS 100 SS 80~99 A 60~79 B 50~59 C 40~49 D 30~39 E 20~29 F 10~19 G 0~9 こんな感じでいいですか? 148 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 01 07 40.39 ID hafmpD9oo [6/16] <<京太郎ステ初期値決定>> 0=100 割った数字の小数点以下は繰り上げ 【容姿】30+コンマ一桁(0の場合は10扱い) ↓2 【雀力】コンマ÷3 ↓3 【歌唱力】コンマ÷3 ↓4 【演技力】コンマ÷3 ↓5 SSS 100 SS 80~99 A 60~79 B 50~59 C 40~49 D 30~39 E 20~29 F 10~19 G 0~9 165 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 01 16 06.19 ID hafmpD9oo [7/16] なんなのだこれは……? どうすればよいのだ!?(困惑) こうなったらこのスレでのクロチャーの扱いは……ラキスケ要員ですね、間違いない 【須賀京太郎】 <アイドルランク> アイドル候補生 <容姿>D(34) <雀力>G(6) <歌唱力>G(10) <演技力>(19) <特技> タコス作り <担当マネージャー> 無し <アイドル経歴> 無し 173 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 01 23 45.82 ID hafmpD9oo [8/16] <番外編> 竜華「ほら、とっとき」つ五千円 京太郎「あ、ありがとうございますっ!!」ドゲザッ 竜華「全く、とんだもんを拾ってもうたわ」プイッ 京太郎「この恩は忘れません!!」キラキラ 竜華「ほんと、捨て犬見たいやな」フフ 社長「そう言えば竜華ちゃん。どうして彼を連れてきたんだい?」 竜華「うっ……!?」ドキッ 京太郎「そういや、そうっすね」キョトン 社長「私は確か【カッコイイ男の子】を連れてきてくれと言ったんだけどなぁ」ニヤニヤ 京太郎「!?」コレマジ? 竜華「……」チラッ 京太郎「?」 __,.ィ ̄ ̄`ヽ/ヽ__ > ´ ̄ / ` `、 、、 - ´ / ' } ヽ ヽ\ \ `  ̄ >' / , | ∧/! | } ヽ ヽ /,ィ / ' / /| _/,.ム斗}-/ ハ . {/.' ,| ,.|-}/-{ | / ,ィチ斧ミ }/ } | . / イ/{ ! ィ斧从}/ Vzソ ノ /イ , <__ ´// 从{ Vソ / / イ- 、 | 容姿D!! {'{ { , ' /' ⌒ } | 从Ⅵ /. ノ | 叭 v_ ̄ヽ ,rー' 从 、 イj / / . < |' /}/ 、__ ´ } イ从/ | |/ 「 ̄| 「 ̄ ̄ ̄ ̄} 竜華「せ、せやから……顔はそこそこええやん……//」カァッ 京太郎「う、うぉぉぉ?」ウレシイ 174 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 01 29 26.97 ID hafmpD9oo [9/16] 社長「こらこら、顔だけで食っていける程甘い業界じゃないよ?」 竜華「せやっ! そういや須賀は麻雀部やったな!」ズビシッ 京太郎「へっ? そうですけど?」 竜華「なら一緒に打ってみるんはどう? 麻雀アイドルや!」ニコッ 京太郎「……」フッ 竜華「須賀……?」 京太郎「実はですね、清水谷さん」ニッコリ 竜華「?」 京太郎「俺、俺……」ワナワナ 京太郎「雑用のやりすぎで麻雀のルール忘れてましたぁぁぁぁ!!!」ウワァァァァン! 竜華「」 京太郎「お陰で今朝のネトマはストレートでトばされましたぁぁぁ!!」 社長「Oh……」 竜華「麻雀部やのに……」ドンビキ 京太郎「エグッ……ヒグッ」グスグス 竜華「な、泣かんでもええやん」ナデナデ 京太郎「ず、ずびばぜん」チーン 179 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 01 37 24.29 ID hafmpD9oo [10/16] 社長「ま、まぁ麻雀はアイドルと関係ないから(良心)」アセアセ 竜華「アイドルに必要なんは歌や!! 歌ってみて!」アセアセ 京太郎「歌ですか……?」 竜華「なんでもええから! ほら!」 京太郎「歌うのは結構好きなんですよ」ハハハ 竜華「ホンマ!?」ヤッタ 京太郎「では……俺の好きな歌を」スッ ラジカセ ガチャッ チャラララ~♪ 竜華「お、FLOWやん」 社長「いいね」 京太郎「じぃ↑ぶん↓をー↑ せかぁーいぃぃ↑ さぁぁえ↑ もぉぉぉ↓」ネッショウ 竜華社長「「!?」」 京太郎「かえぇぇ↑てぇぇぇ↑しまぁぁえそなぁぁぁ↓」ネッショウ 竜華「うっ!!」ガクガク 京太郎「しゅぅぅぅん↓かんはぁぁぁ↑いぃぃぃぃつもすぐそばにぃぃぃぃ↑↑」キィィィン 社長「」ブクブクブク 歌唱力 G 京太郎「……ふぅ、どうでした?」クルッ 竜華「」ビクンビクンッ 社長「」チーン 京太郎「え?」キョトン 186 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 01 47 51.93 ID hafmpD9oo [11/16] 【数十分後】 竜華「こ、個性的やったな……」フラフラ 社長「個性的でいいと思うよ……」フラフラ 京太郎「慰めないでください……」シクシク 竜華「歌がなんや!! 今は演技派が売れるんやで!」バーン! 京太郎「!!」 社長「そのとおり。そもそも私が持ってくる仕事は演技の仕事ばかり!」 京太郎「そ、そうですよね!」 社長「では早速、やってみようか!!」 京太郎「はいっ!!」 ~~~~~~~~~~ 京太郎「オ、オレハエ、エイ、あっ、エイユウニナルンダー!」ボウヨミ 社長「……」 京太郎「せ、セカイヲコワシ! セカ、セカイヲ、セカイヲツクル!」ボウヨミ 竜華「……」 京太郎「ひ、ひまわ、んっ、げほっ! ひぃまわり、チャーン!」ボウヨミ 社長「あー、須賀君」 京太郎「は、はい?」 竜華「もうええ。もうええんや……」ギュッ 京太郎「」 演技力 F 194 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 02 10 40.39 ID hafmpD9oo [13/16] ※某スレとは何の関係もありません 【帝王】「アクセル1を語るスレ」part12【独立】 234 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 なんかブログに更新が来てる 235 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO え? 新入りっすか? 236 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku/ 男の子だよー しかもちょーかわいいよー 237 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 アイドル枠……だと? 238 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii そんなんより、ブログ写真に載ってる帝王の親戚の子かわいない? 天使やわー マジ天使やわー 239 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 美味しそう 240 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi 問題なのは演技力でしょ? って!? 声優じゃないの!? 241 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIndaIchi 来月からデビューだって いきなり所属とかマジうらやま 242 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii だからそれより親戚の子可愛いやろ! いい加減にしろや!! 243 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur 242 少し黙って 244 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 顔は悪く無いけど、アイドルって程かな? 245 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO 帝王はなんでアイドルなんて地雷を作ろうとしてるんすかね? 246 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 ふふふふふふっ 198 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 02 27 17.24 ID hafmpD9oo [14/16] 247 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU 帝王の親戚の子と知り合いやけど、えらく惚れ込んでるみたいやったで? 248 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 247 kwsk 249 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 247 詳細はよ 250 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur 247 おいやめろ お願い やめや! やめてください! 251 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO 247 お願いするっす! 252 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIndaIchi 247 風邪引くから早く 253 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID AcuPanTen 252 お洋服くらい着なさいな 254 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIndaIchi 252 布がどっか行っちゃった 255 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU ・顔はカッコイイ ・すごく優しくて、頑張り屋 ・音痴 ・演技力皆無 ・麻雀弱い 先週からコイツの話しかせぇへんようになってしんどいわ 256 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi 演技力無いんだ……少し残念かな 257 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 好青年と言った感じか だがとでもアイドル向きではないな 258 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii 255 はぁぁぁぁぁ!?!?? 殺すでホンマ!! ぶち転がすで!! 259 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT こいつ見たことある 確か清澄の奴隷だったし 260 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur 255 特 定 し た 202 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 02 37 28.36 ID hafmpD9oo [15/16] 【後日 千里山 麻雀部室】 カチャカチャ 怜「なーフナQー?」 浩子「なんや?」 怜「セーラ見ぃへんけど?」 浩子「そう言えば、見ぃへんな?」キョトン 泉「……」ブルブルブル 怜「……?」 竜華「……ふふふ」ニコニコニコ ジャラジャラジャラ 【地中深く】 セーラ「イヤヤー シニタクナーイ シニタクナーイ」 その後、たまたま芋掘りを始めた愛宕監督が地中に埋まったセーラを見つけ出したという。 ちなみにセーラは警察からの事情聴取に対し、何も覚えていないと答えているという。 セーラ「須賀京太郎……覚えておけや!」サカウラミ なぜか京太郎絡みだということだけは覚えているらしい? カンッ! 237 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 14 25 48.60 ID YtyrBRSbo [3/42] 【後日 芸能事務所 アクセル1】 社長「ということなんですが、いかがでしょう?」 須賀ママ「……」 社長「現状の彼ではまだまだアイドルなんて遠い目標です。ですが……」 須賀ママ「社長さん。私はこの子の母親ですよ」 京太郎「母さん?」 須賀ママ「この子のことは誰よりも理解しているつもりです」 社長「……」 須賀ママ「だから……本気だって事くらい、目を見れば分かります」クスッ 京太郎「え!?」 社長「それでは……!!」 須賀ママ「こんな馬鹿な子ですが、よろしくお願いしますね」ペコリ 京太郎「母さん……本当にいいのか?」 須賀ママ「何言ってるの。あんたが言い出したことでしょ?」 京太郎「……ああ」 須賀ママ「やるならしっかりやりなさい。半端な気持ちでやったら承知しないわよ」 京太郎「……おう!」グッ 社長「では、彼は責任を持って私が預かります」キリッ 須賀ママ「あ、その前に一つだけ」ポン 社長「……?」 須賀ママ「サインください……//」モジモジ 京太郎「」 238 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 14 37 18.76 ID YtyrBRSbo [4/42] 【長野行き 新幹線】 須賀ママ「……」ホクホク 京太郎「恥ずかしかっただろ……」ハァ 須賀ママ「あら、いいじゃない。貰えるものは貰っておけば」 京太郎「だけど本当にいいの……かな」 須賀ママ「え?」 京太郎「……俺、転校することになるわけだし」 須賀ママ「そうね。手続きやら何やらで大変よ」ハァ 京太郎「それに、一人暮らしを始めることになるんだぜ?」 須賀ママ「それも並大抵のことじゃないわね」 京太郎「なのにどうして、あんなにあっさり許可してくれたんだ?」 須賀ママ「……」 京太郎「親父だってすっごくうるさいと思うぞ」ウツムキ 須賀ママ「思えば……アンタが我が儘を言ったのはいつ以来かしら」 京太郎「え?」 須賀ママ「カピを飼いたいって言い出したのが、最後だったわね」 京太郎「……」 須賀ママ「……バカな子ね。親に迷惑かけない子供がどこにいるの?」クスクス 京太郎「母さん……」 須賀ママ「アンタがやりたい事を見つけて、お母さん嬉しいんだから」ナデナデ 京太郎「……」ポロポロ 須賀ママ「私の自慢の息子を馬鹿にした学校なんて、こっちから出て行ってやりましょ」フフ 京太郎「……ああ」コクリ 京太郎「ちなみに、どこの学校に転校するんだ?」 須賀ママ「白糸台ってとこよ」 京太郎「え?」 須賀ママ「ほら、照ちゃんのいるところよ」 京太郎「……」 照「……」ヘックチ 菫「風邪か?」 照「多分違うと思う」モグモグ 241 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 14 42 54.73 ID YtyrBRSbo [5/42] 京太郎「照さんか……」ボーッ そう言えば、咲達がそろそろ帰ってくるころか。 あいつら、俺がスカウトされたって聞いたらどんな顔するんだろ? 京太郎「……」 話した方が、いいのか? 京太郎「だけど……」 安価↓3 1 そらもう正直に打ち明けんとね 2 何も言わずにグッバイ清澄! 254 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 14 56 36.65 ID YtyrBRSbo [6/42] 京太郎「言えるわけ、ねぇよな……」 きっと引き止められる。 いいや、それだけじゃねぇ。 京太郎「今の俺がアイドルを目指すなんて言っても、心配かけちまうだけだ」ギュッ 俺はアイツ達を不安にさせたくない。 だから…… 京太郎「だから俺は、何も言わずに去るんだ」ギュッ 悪いな咲、みんな。 だけど俺は必ず……みんなと同じ舞台に立ってみせる! 京太郎「よーし! やるぞー!!」メラメラ 俺がテレビで出てるところを見て、ビックリさせるんだ。 京太郎「……だけど、完全に黙っていなくなるのはまずいよな」 よし。それじゃあ…… 京太郎「……」カチカチカチ 【翌日 清澄高校 麻雀部室】 ダダダダッ! バタンッ!! 優希「たっだいまだじぇー!!」バーン! 久「須賀君ごめんねー。留守中に部室の掃除をお願いして」テクテク まこ「お前さんは本当に鬼じゃな」ハァ 和「須賀君、メールで呼び出して何の話なんでしょうか?」 咲「京ちゃんっ! お土産持って――」 ガラァァァァン 一同「「「「「……え?」」」」」 264 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 15 08 00.20 ID YtyrBRSbo [7/42] 部室「」ピカピカァァァン 麻雀卓「」ピッカァァァン 麻雀牌「」ビッガビッガビッゲストドリィマァ ベット「」ピシィィィィッ! キラキラキラァァァン! 久「凄い……綺麗」 まこ「なんじゃ京太郎の奴、用事ってこの事じゃったんか?」 咲「うわっ、埃一つ無いよ!」 和「本当に凄いですね」キョロキョロ 優希「おぉぉっ!? タコスが置いてあるじぇーっ!!」ダダダッ 久「タコス?」 まこ「隣に手紙も置いてあるのう」カサカサ 和「なんて書いてあるんですか?」 まこ「っ!?」ギリッ 咲「どうか、したんですか?」 久「まこ……?」 まこ「あの……バカモンが」ブルブル 一同「「「「え?」」」」 まこ「京太郎が……この学校をやめおった」 咲「え?」ドクンッ 281 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 15 29 48.05 ID YtyrBRSbo [8/42] <京太郎の手紙> みんな、旅行お疲れ様でした! 旅行に参加しなかった理由なんですが…… 実は俺、転校することになったんです。 その準備とか色々あったわけでして! いやぁ、参りました! 転校の理由なんですが、実は俺みたいなバカにもようやく夢が出来たんです。 それが何かはまだ自信が無くて言えないけど……でもいつか、胸を張って報告出来ると思いますので! だからその日が来るまで、俺を信じて送りだして欲しいです。 それからみんなへ 言われていた掃除は既に終わらせておいたので安心してください 部長、これからはちゃんと自分で買い出しとかやってくださいよ? 次に優希、タコスは作っておいたけどあんまりがっつくなよ? しばらく京太郎スペシャルは食べられなくなるかもしれねぇし。 和には、いくつか謝らねぇといけないな。 いや、ほら……視線とか、気になってただろ? 染谷先輩には……いつも面倒を見てもらっていてすごく助かりました。 これからも、咲達を頼みます。 そして、咲……お前は中学の頃から本当にポンコツでさ いっつもハラハラしながら見てた だけど、いつからかな……お前が雲の上の存在に思えるようになったのは お前はもう一人じゃない。 だから……これからも頑張れ きっとすぐに……追いついてみせるから だかその日まで。 みんな、さようなら いずれBIGになる男 須賀京太郎 ~~~~~~ 優希「あっ……え? ど、どういうことだじぇ?」オロオロ 久「……」ウツムキ まこ「……」グシャッ 和「須賀君……」ギュッ 咲「……」フラフラッ . ¨  ̄ ̄ ¨ . . ´ `ヽ . ´ . ′ . / . ,′ ;. / / / { / / \ / イ /\_ \ _ ∠ イ | / ,ィ  ̄ ̄ | │ l | | | | |. 厶イ | i | ト. ト、 . ト、 .| | | |/ j j从| | |、 | | | ト、 │゚. | ゚. | | │! | ト、圦乂| 乂| \| \| ヽ{ヽ{ イノ 乂_{ jハ 从イ/´ -=ニ`ト . - .イ二ニ=‐- 、_ r=ニ =ニ二|`ト _ . r |二ニ ニ7 }ニ〉 ハ マニ ニ二ハ !二ニ / / /ヽ. / Vハ \ ニ二ハー- -一 j二ニ / / / ∧ ′ \\\ ニ二ハ───‐/二ニ //イ / 293 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 15 41 49.34 ID YtyrBRSbo [9/42] 【数日後 東京 白糸台】 ガヤガヤガヤ 教師「静かに。今日はこのクラスに転入生を連れてきました」 モブ子A「本当ですの!? 新入りですの!?」 モブ子W「でもまぁ、気になりますけど」 モブ子X「しっ、静かにして!」 モブY「興味ねぇな」 モブZ「男だって噂だしな」 ザワザワ 教師「ほら、入ってきて」 ガラガラ テクテクテク 教師「さぁ、自己紹介して」ニッコリ ウワー ケッコウイケテル? カッコイイカモ? イケメンモドキ! 京太郎「長野から来ました須賀京太郎です。将来の夢は――」 ザワザワ ピタッ 京太郎「トップアイドルになることです!!」バーン 淡「……?」 ∧ ト、\ヽ ヽ 〃⌒》 /ハ/ } |ヽ , -‐ ! l 《 ハ_」/ .| | /Vり l | __ oィチ∨_ ̄`| l ィ巧ミ | | ⌒》 / |ァ豸坏| ソ ' i } 〉| ! ヽ。 / ト l〈 { j レ' -‐'' リ 八 / ッ ト `  ̄ ' "" ノ ハゝニニ二! プ ヽ "" ∧ ノ人\ヽ | ア.\\ゝ し' / } \\ < イ\ \ ヽ ー- r i, -- / \ヽ! \ | ド \ } }-、 r‐/ / \ ヽ!ヽ | ルヽ. ト j !` ̄ / / \ | } ? 京太郎「よろしくお願いしますっ!!」ニコッ OP いーまーをっぬけっだそー! てーにふれーたー 京太郎「Glossy future!」キリッ 323 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 17 46 48.49 ID YtyrBRSbo [11/42] 途中飯抜けするけどとりま再開 ザワザワ クスクス アイドルダッテー? マジカヨー? 京太郎「……(や、やっちまったぁぁぁ!?)」ガビーン! 教師「そ、それじゃあ須賀君。席についてくれるかしら?」ヒクヒク 京太郎「あ、はい!」 教師「席は……大星さんの隣がいいわね」 淡「……」ブンブンッ 京太郎「(あいつは……確か決勝で咲と戦った)」テクテク 淡「やっほ。キョウタローだっけ?」 京太郎「ああ。須賀京太郎だ、よろしく大星」ガタッ 淡「長野から来たんだっけ?」 京太郎「ああ、清澄高校からな。決勝でやっただろ?」 淡「ああ、そういえば」 京太郎「実は俺、麻雀部だったんだぜ?」フフン 淡「へー? じゃあ強いんだ?」キョウミシンシン 京太郎「……」トオイメ 淡「おーい、どこ見てんのー?」ツンツン 教師「大星さん、静かにしなさい」 淡「はーい」 京太郎「……」シクシク 淡「ねぇ、今日暇?」コソコソ 京太郎「ん?」 淡「うちの部に遊びに来ない?」ニッ 京太郎「はぁ? なんで急に?」 ぶっちゃけ照さんがいるから行きたくねぇんだよな…… 淡「……ダメ?」ジーッ 京太郎「うっ……!?」ズキッ こいつは悪い奴じゃないし、あまり邪険にしたくない だけど照さんと再開するのは…… 京太郎「どうする? どうすんのよ俺!」 安価↓3 1 麻雀部に行く 2 今日は事務所に行く そのレスのコンマが50以上で淡が着いてくる 3 まっすぐ家に帰る そのレスのコンマが50以上で淡が着いてくる 335 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 17 58 06.65 ID YtyrBRSbo [12/42] 初期値最低→ストイックに練習漬け うっ、頭が…… 332 好きなキャラ選ぶよろし、ただ3年組の方が上手く話が展開できそう ハギヨシさんとかもいいんじゃない?(きゅふふ) 京太郎「悪い大星。今日は事務所に行かなきゃいけねぇんだ」ゴメン 淡「事務所?」キョトン 京太郎「芸能事務所だよ。さっきも言ったけど俺はアイドル候補生なんだよ」 淡「あいどるこーほせー?」 京太郎「いやだから、俺はアイドルなんだよ」 淡「あーそっか。アイドルなんだね」ウンウン 京太郎「まだ駆け出しだけどな」 淡「って!! すごいじゃん!!」ガタッ! クラス一同「「「!?」」」 淡「サインくれる?」キラキラ 京太郎「いや、だから俺はまだ見習い……」 淡「いつか値打ちが出るんでしょ?」 京太郎「そりゃまぁ、な」ドヤァ 淡「だからはい。サインして」キラキラ 京太郎「……変わってるな、お前」カキカキカキ サイン「英雄になる男 須賀京太郎」バーン! 淡「うわー。字が汚いけど、まぁいいか」 京太郎「うっせぇ!」 教師「仲がいいのねー、二人共」ニコニコ 淡京「「あっ……」」 教師「廊下……出ましょうね」ニッコリ ウボァァァァ!! 【廊下】 淡「全部タローのせいだからねっ!」 京太郎「いや、完全にお前だろ!」 淡「うるさぁーい!」 ギャーギャー! 大星淡と出会いました 339 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 18 08 37.52 ID YtyrBRSbo [13/42] 【芸能事務所 アクセル1】 京太郎「という感じで災難でしたよ」ハァ 社長「転校初日からやらかしてくれるね」ハハハ 京太郎「だけど、なんとかやっていけそうです」 社長「それはよかった。では、芸能活動も頑張ってもらうよ」 京太郎「はい!!」ビシッ 社長「まずそこで、今後の方針なんだが」 京太郎「方針ですか?」 社長「本来、アイドルにはプロデューサーとマネージャーが付いているものなんだ」 京太郎「そりゃまぁ、そうでしょうね」 社長「しかし、うちの事務所には声優担当の経験者しかいない」 京太郎「え? じゃあ俺の担当は……?」 社長「……」チラッ 京太郎「……」チラッ ... -―━━..、―- .. / \ \ / { \ \ / ∧ \ \ . / | \ 、 \〉 l | . // l l | \ {≧=┤ 从{ . __ | | l ト、从 y'´_)心}〉 / .. \\ 八{ l |∧y'心 V炒 l/ /⌒ . __ \\__ r┐\ハ八ハ`Vリ . . / /_/ . \\ /´} ∨//し' /. ∧ . ' ___ / / / . _____ 、  ̄ ', 〈 1i { / .、 Vノ / / イ . `_ー‐ァ ∨∧ \ } / 介 .. _... ´ /」__| . ゝ-‐ァ _ ∨∧ )ノ / /≠ニ二フ~ ̄Ⅴl | || . / ', ∨ } ' / / /∠二ニ=- l l | || .. ' ∨ { / /{ /∠~\ l | || \ ', ‘, _」' / ̄|从/\ \ /ノl | || \ \ ', ∨/ / ∨∧ /´ l .| || \ \ /∧ ‘, / /'∨∧/ l .|_|| {\ \ \ ..... --//∧ ‘、/ ,/⌒ヽ∨/ | 从 { \ \ \ ... {///∧ / / ̄/~~\ _ _ \ \ ̄`丶 \.  ̄| ̄‘, / / / } _/\ \ \ \. | ^`ー=彡 / ー┬ 、 \ \ \. |__ . -‐ / / \ \ \ } 〉 ノ / { \ \ \ \// { / { \ }\ }\ \ / { __〉 | \ | \}\ 〉 / }  ̄\ | } | } / /___ } \ ノ | / / /__/  ̄ ‐- { 、 \ | / /匚_/__ . -- . _ ○| \___∧ j/ ∨ ` . .___」 \○ ∧ 竜華「うちや!」デデーン! 京太郎「」 345 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 18 17 19.40 ID YtyrBRSbo [14/42] 京太郎「え? 冗談ですよね? それとも、もうドッキリの仕事が?」ハハハハ 竜華「ちょい待ちぃ! なんやねんその態度!」ウガー 京太郎「いやだって! 明らかにただの女子高生じゃないですか、やだー!」 竜華「ちゃうで、もうじき大学生や!」ドヤァ 京太郎「それでも素人じゃないですかぁぁ!?」 社長「時給980円で働いてくれるっていうから」テヘッ 竜華「いや、ほら。上京してくるのにも金がいるからなぁ」 京太郎「何これナニコレェェェェェ!?」 社長「ちなみに須賀君。君の時給は255円だよ」ニッコリ 京太郎「労働基準法ぉぉぉぉぉ!?」 竜華「住む部屋の家賃、水道、光熱費出してもろうとって何言うとんねん?」ヤレヤレ 社長「レッスン費も無料だしね」 京太郎「いや、それを言われると何も言えないですよ」ズーン 竜華「安心せぇ須賀」ポン 京太郎「清水谷さん……?」 竜華「何があっても、うちがついとる……//」テレッ 京太郎「あ、そうですか」ホジホジ 竜華「なんやねんワレェェェ!?」ガクガクッ 京太郎「」ブンブンブンッ 社長「いやぁ、お茶が上手い」ズズーッ 356 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 18 28 10.40 ID YtyrBRSbo [15/42] 京太郎「」ボロボロ 竜華「こらからはビシバシしごいたる! 覚悟しときや!」プイッ 京太郎「もう既にしごかれているんですが、それは……」ピクピク でも蹴られる時にスカートの中見れたからそれはそれで…… 京太郎「ふへへ」ニヤニヤ 竜華「なんや、にやけて気持ち悪い」ザザッ 社長「夫婦漫才はそこまでにして、話を戻してもいいかな?」 京太郎「あ、はい」 社長「続いてマネージャーの件なんだが……」 竜華「!?」ガタッ 京太郎「清水谷さん?」キョトン 竜華「ちょ、聞いてへんよおじさん!!」 社長「ん? 何がだい?」 竜華「え、ここはうちが須賀の面倒を全て見るってシーンやないの!?」 社長「そんなの無理に決まってるでしょ。765プロじゃあるまいし」 京太郎「765プロ……あの超絶ブラック企業と有名な」ゴクリ 竜華「うぅ……」 社長「まぁ、我慢してくれ。若い子だから君たちも気に入ると思うよ」 京太郎「え? もう決まってるんですか!?」 竜華「どんな奴や?」ジトーッ 社長「では、早速入ってきてもらおうか」パンパン ガラララッ テクテクテク ???「……」 京太郎「あ、貴方は!?」 京太郎が出会った女性とは一体誰? ※これから京太郎のマネージャーとして活躍するかもしれない人です ※口調等は気にしなくていいです(後でなんとか話合わせます) ※咲キャラの女性で、清澄メンバー以外(アラフォー達も当然おk) ※三年以上推奨、別に↓でもおk 最初に数人安価で決めて、その後に多数決します なので、まずは候補を決めましょう(同人物、清澄勢の場合はひとつずつズレます) 一人目 ↓2 二人目 ↓3 三人目 ↓4 四人目 ↓5 五人目 ↓6 394 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/21(水) 18 47 31.11 ID YtyrBRSbo [17/42] ,≠´ `ヽ /. \_ . ∧ マ ``丶、 // 、 / ' / W*、 \ ,′ | \| ∨ | } i i \ }\. ,.≠ { | | ∧| i i /| /| i|!| ヽ / .. / ; W ∧ / ヽ }从,x=≠≪jノリ j / } ,, ゙ / V V ,z==ミ、 'ブ ノ},灯‐く ,.≠´ /. / { ;/ ヽ ぅ*イ ,ノ ハ 弋辷ソ .!' < / i 乂 i{ 〉^ヾ 弋辷ソ /// ! < / ! ≧=‐-‐ ヤ_,,゙ , /// ′ j''′`¨¨¨¨´ ‘ ; /\_゚ r  ̄, ′ |. \ _;; *''´ ゝ. 、__/ / __人,r-、 , ‐- 、. `¨⌒ ` .,_, イ__ `Y´\ ヽ/ / `ヽ ハ] _少゙ \ _____ | ' , `〈_,/ / } __/ `7V¬ i `ヽ { ∨_,z / , ´ | o / ' , o / ' , A / / \/\_/\/ |\ /} / \ {___} / ', |  ̄ ̄i| / Y i ´ 厶=-‐/ | xく/\ ∨ i | ∨'///,/ } / \/\ | || } ̄ ̄| / / \/\ | | | j / 煌「花田煌です。よろしくお願いします」ペコリンチョ 京太郎「煌さん!」 煌「ふふっ、お久しぶりです京太郎様……」ボソッ 京太郎「しっ! ここでそれはやめてください!」アセアセ 煌「承知しました」フフフフ 竜華「花田、煌……」 煌「あっ、清水谷さん。お久しぶりですね」スバラッ! 竜華「待ちぃ、確か花田さんは二年やったろ? 学業はどうするん?」 煌「それはどうかな! そもそも、どうして私はここにいるのでしょう?」ニヤリ 竜華「は? もしかして……?」 選択安価 ↓3 1 煌「転校してきました」バーン 2 煌「辞めてきました」ニッコリ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6218.html
特別編 牌の……? ☆月●日 学生時代にできた知り合いから、とある番組の手伝いを頼まれた 番組とかそういうのは素人だが、麻雀関係の番組らしい。軽い手伝いなら、ということで承諾したら…… なんだよ、牌のお姉さんの助手って 軽い手伝いどころか、ガッツリじゃねぇか。新レギュラー登場って扱いだったじゃねぇか つーか牌のお姉さん、瑞原プロ(年齢××歳)が途中途中マジで俺を狙ってるような感じで超こえーよ 番組とかは普段見るような感じだし、初めての俺をうまくサポートしてくれて超ありがたかったけど、途中途中でボディタッチしてくるんだけど 軽くとかじゃなくて、ガッツリ。もう手とか何回握られたか分かんねぇ 番組終わった後「京太郎くん?あ、はやりでいいよ~。これからも末永くよろしくね?……色々と、ね?」とか超こえーよ!! 下手なホラーよりはるかにこえーんだけど!! マジでどうなるんだよ俺!! はやり「ふふふっ、怖がらなくていいのにね☆」 はやり「もう、せっかく色々と手を回して来てもらったんだから……」 はやり「ね?京太郎くん……逃がさないぞっ☆」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6179.html
特別編 京太郎は今 「ふー、やれやれ。鶴賀の近くまで来たと思ったら龍門渕に行けとか、竹井先輩も人使い荒いな」 「……しかし和の写真か……どんな格好なんだろうな……また玄さんに送って」ピリリリ 「電話?照さんか。はい、もしもし」 「ええ、はい。じゃあ年末年始はこっちで過ごせるんですね」 「咲も喜んでるでしょう。え?麻雀?いやだなー、せっかくの家族水入らずなんですから、ゆっくりとやってくださいよ」 「あはは。いや、本当勘弁してください。おじさんとどっちが先に飛ぶかということはしたくないんです」 「ああ、そういえばこの前思い出したんですけど、昔結婚するーとか約束してましたよね?」 「ああ、覚えてました?まぁ今となっては俺なんか照さんと釣り合いませんし、無理な話ですよねー。アレ?どうしたんですか?」 「え?なんか涙声っぽいですけど……ああ、そういえばこの前言ってたシュークリームとケーキ、なんとか作れるようになりましたよ」 「ええ、楽しみにしててください。それじゃ」ピッ 「途中で泣いたり、どうしたんだろ」ピローン 「メール?愛宕洋榎さん、新ネタ考えました?」 「…………うわっ、つまんねぇ。面白さとおもちが足りない、っと」 「えっと、後こないだ小蒔さんに送ってもらった鹿児島の地鶏の刺身の写真を付けて、送信っと」 「新ネタってか古いネタじゃねーか。ん?他にもいくつかメール?」 「豊音さんから『シロが炬燵から全く動かないよー』……こたつむり状態の白望さんの写メ……」 「こたつの電源切りましょう、っと」 「阿知賀から穏乃か。『みんなで憧の神社の手伝い!』……巫女服っていいなぁ……でも宥さんはそれでも厚着するのか」 「みんな似合ってるぞ、っと」 「他にメールは」ピリリリ 「また電話?今度は怜さんか」 「もしもし。え?今ですか?今1人ですけど…」 「未来が見えた?俺の見られたくないものが見られてる未来?」 「なんだろ……副会長から押し付けられたロリ物のエロ本か?最近買った参考書表紙ダミーの巨乳巫女物か?」 「それとも友達から借りた先輩物エロゲか……ちょっと和に似た女優の巨乳物DVDか……こっそり撮ってたインハイおもちブロマイドか」 「ああ、はい。ええ、ありがとうございます。気を付けます」 「え?声に出てた?あー……忘れてください」 「へ?病弱娘物?確かハギヨシさんのコレクションから借りたことはありましたけど」 「あの、なんでいきなり『よっしゃ!』とか言ってるんですか?」 「いやまぁ大丈夫ですけど……分かりました。それでは」ピッ 「怜さん大丈夫なのか?それにしても見られたくないものか」 「ま、怜さんが昼寝しながら変な夢でも見たんだろ」 「お、電車来た。さて、早いとこ行ってしまうか」 カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/618.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344178225/ 京太郎「俺小説家を目指してみようと思う」 咲「何でまたそんなことを」 京太郎「いやぁ、今までも趣味で書いてたんだけど」 京太郎「試しにネット上にアップしてみたら大反響でな」 京太郎「それで小説家にって思ってな」 咲「そうなんだ」 咲「それで私に頼みたいことってなに?」 京太郎「俺の書いた小説を読んで感想を聞かせてほしい」 京太郎「ラノベの公募用に一本書いてみたんだけど自信が無くてさ」 咲「なるほどね」 京太郎「他のみんなに見せるのはまだ恥ずかしいし」 咲「(なんだろう。まるでお姉ちゃんと打ってる時みたいな不安が……)」 京太郎「ほい。これだ」ドサッ 咲「え?なにこれ」 京太郎「何ってさっき言った俺の書いた小説だよ」 咲「(この月刊少年ガンガンみたいな紙の束が!?)」 京太郎「もしかしてフロッピーとかUSBで渡した方が良かったか?」 京太郎「手書きじゃなくてパソコンのwordで印刷したやつだから汚くて読めないとかはないと思う」 京太郎「あとこれも」ドサドサッ 咲「へ?」 京太郎「小説を読むにあたって必要な設定集だ」 咲「(本編の二倍の厚さがある)」 咲「こ、これを読めと」 京太郎「ああ」 咲「(しばらく徹夜かな)」 ~~一週間後~~ 咲「……京ちゃん。一応全部読んだよ」 京太郎「おおそうか!!」 京太郎「で、どうだった?」 咲「えっとそうだね。何から言おっかな」 咲「とりあえず言えるのは」 咲「何から何まで『全部駄目』ってことかな」 京太郎「え?」 咲「まず最初に指摘するのは文字数」 京太郎「え、少なかった?」 咲「逆だよ!!多すぎるよ!!この厚さはもはや凶器だよ!!」 咲「どこの出版に送るのかは知らないけどレギュレーションを守らないと、読まれずに落選だよ」 京太郎「何文字くらいなら良かったんだ?」 咲「う~ん。例えばMF文庫Jだと『1ページ40文字×34行の書式で80~150枚』って決まってるよ」 咲「ライトノベルはどこの出版社でも基本的にこのくらいの分量かな」 咲「そして設定集なんか問題外」 咲「長期連載作品ならともかく、続編が出るかも判らない公募作品にそんなもの作る暇があればもう一本書きなよ」 咲「そもそも設定集が必要になるってことは、本編内で設定を自然に出す力量がないか」 咲「その設定が物語の展開に不必要な死に設定かのどちらかだよ」 咲「京ちゃんのは典型的な後者タイプ」 咲「名前すらも出てこないモブキャラの家族構成とかどーーっっっでもいい!!」 咲「他にも言いたいことは山ほどあるよ」 咲「大して力量も無いのに一人称で書くなとか」 咲「何度も何度も視点変更するなとか」 咲「主人公の名前が『キョウ』って……とか」 咲「でも一番言いたいのはね」 咲「何で台詞の前に名前が入ってるの?」 京太郎「俺がネット投稿してる小説サイトではみんなそれだぜ?」 京太郎「それに掲示板とかでもみんな台詞の前に名前付けてるし」 咲「ひょっとしてそれはギャグで言ってるのかな?」 京太郎「?」 咲「いい、京ちゃん。台詞の前に名前を付けるのは俗に『台本形式』って呼ばれてるの」 咲「はっきり言って台本形式は小説ではありません」 京太郎「な、なんだってーー!!!!」 咲「……続けても?」 京太郎「あ、どうぞ」 咲「台本形式っていうのはね、文字通り『台本』で使われる手法なの」 咲「舞台とかドラマとかアニメとかetcとにかくそういうので使われるやつ」 (キャラ名)「(台詞)」 俳優・キャラクターの動作 (キャラ名)「(台詞)」 咲「みたいにね」 京太郎「ふんふむ」 京太郎「じゃあ今まで書いてきた台本形式のやつは小説扱いされないのか」 咲「うん。そうだよ」 咲「でもね、より詳しく言うと掲示板での台本形式は正確には台本形式じゃないんだよ」 咲「これを台本形式って表現するのは失礼にあたるね」 京太郎「台本形式だけど台本形式じゃない???」 京太郎「どういうことだ?」 咲「ネット掲示板で使われる台本形式は正確には『小窓形式』って言った方が正しいの」 京太郎「小窓形式?」 咲「京ちゃんはシミュレーションゲームとかする?」 京太郎「ん、まぁそれなりには」 京太郎「(女性の裸が出てくる奴だけど)」 咲「なら分かりやすいと思う。シミュレーションゲームなんかだと」 咲「画面の上部分にキャラクターの立ち絵。下部分に枠線で囲まれたウィンドウが表示されてて」 咲「キャラクターが台詞を喋るとウィンドウ内に台詞とキャラ名が出るでしょ」 京太郎「ああ。ほとんどそういうタイプだな」 咲「こういう手法がさっき言った『小窓形式』なの」 咲「画面下部分の小さな窓(ウィンドウ)に台詞とキャラ名がでるから小窓形式」 咲「だから掲示板で使われてる手法は正確には小窓形式って呼ぶのが正しいの」 咲「ともかく、小説を書く時は台本形式はNG」 京太郎「分かった」 咲「それじゃあ次の指摘をするね」 京太郎「よろしくお願いします。先生」 咲「うむ」 咲「京ちゃんの小説を読んだところ、やけに『メタ発言』が多いなって感じたの」 京太郎「メタ発言?」 咲「メタっていうのは『高次の~』って意味のギリシャ語か何かだったかな?」 咲「メタ発言っていうのは本来なら作中のキャラクターが知覚することの出来ない事象を話すことをいうの」 京太郎「……さっぱり意味が分からない」 咲「例えば京ちゃんは相手に背中を向けてる時、その人がどんな表情をしてるか分かる?」 京太郎「普通は無理だろ」 咲「メタ発言っていうのは相手に背中を向けてるのに一人称で相手の表情について主人公が語ったりすることだよ」 京太郎「分かったような分からないような」 咲「よくある例だと」 この時の私はまだ知らなかった。この別れが彼女との最後の別れになるということを……。 咲「ってな風に未来予知しちゃう」 京太郎「こういうのはよく見掛けるな」 咲「ちなみにメタ発言には大きく分けて二種類があって、今私が言ったのは作風や表現によるけど使ってもOKなメタ発言ね」 咲「京ちゃんのメタ発言は使っちゃ駄目なやつね」 京太郎「使ってもいいメタ発言と駄目なメタ発言か」 咲「使って駄目なのは例えば」 「お前は確かに殺したはず!!何故生きている!!」 「読者投票で一位を取ったからだ!!」 咲「とか」 「うぅ……最近こんな展開ばっかだ。作者の俺の扱いが酷い」 咲「みたいな」 京太郎「でも俺が読んだラノベや漫画ではそんな展開もたまにあったぞ」 咲「こういうメタ発言もコメディではある程度許容されてるんだよ」 京太郎「『アニメ化前に連載を終了させる』とかは?」 咲「ああいうのは作風だから例外ね」 咲「そういう作風が受け付けないって読者も実際いるわけだし」 咲「後書きとかで作者とキャラクターが座談会したりするのも受け付けないって人もいるけど」 咲「ともかく京ちゃんはまだワナビ未満だから作中でのメタ発言は控えようって段階ね」 咲「あと気になったのは擬音」 京太郎「擬音って『ドカーン』とか『ザシュッ』とかだろ」 咲「うん。それのこと」 咲「京ちゃんはさっきいった小窓形式を使ってるから、それも合わさって酷いことになってるよ」 咲「戦闘シーンなんか」 照「死にたい奴からかかってこい!!」ギュルギュル 咲「みたいのばっかりだよ」 咲「擬音の扱いは色々だから、今回は大雑把に四つのタイプに分類して説明するね」 京太郎「頼む」 咲「まずはAタイプ」 照「死にたい奴からかかってこい!!」ギュルギュル 咲「みたいな小窓形式を使ってかっこの最後に擬音を持ってくるタイプ」 咲「掲示板では小窓形式と合わさってこれが主流だね」 咲「次はBタイプ」 「死にたい奴からかかってこい!!」 ギュルギュル 咲「みたいに、擬音を台詞や地の文と別枠で持ってくるタイプ」 咲「これは絵本からケータイ小説・ラノベ等広く使われている手法」 咲「でもちょっと幼稚に見られがちな表現かな。こういう表現を嫌う人もいるよ」 咲「次はCタイプ」 「死にたい奴からかかってこい!!」 そう言うと照はギュルギュルと音を立てて回転させ始めた。 咲「地の文に擬音を組み込むタイプ」 咲「これは現在は勿論、昔から使われてきた手法だよ」 咲「あらゆるジャンルで使われているから、初心者のうちはまずこれを使ってみるのが一番いいかな」 咲「最後はDタイプ」 「死にたい奴からかかってこい!!」 そう言うなり照は右腕を回転させ始める。錆びた掘削機を強引に起動させたような、耳をつんざく厭らしい音が辺りに響き渡る。 咲「みたいに擬音そのものを使用しないタイプ」 咲「これはかなり作者のセンスが問われるから、上級者向け」 咲「さらに言うと最近ではDタイプはあまり使われなくなってきてるの」 咲「京ちゃんに聞くけど錆びた掘削機を動かしたらどんな音がする?」 京太郎「え、う~ん……ガリガリかな」 咲「他にも人によっては『ギャリギャリ』かもしれないし『ガラガラ』かもしれないし『グワラォングワラォン』かもしれないし」 咲「こんな風に受け取り手によって想像するものが変わるの」 咲「最近ではそれがあまり好まれない風潮にあるの 咲「本来なら、その受け取り方の違いこそが文学の面白さの一つではあるんだけどね」 咲「あくまでも一過性の流行とかそういうレベルのもので出版社や編集者や作者によって考え方は違うし」 咲「何年かしたらBタイプが流行したりするかもしれないね」 京太郎「そうか。小説ってのは奥が深いな」 咲「言っておくけど、今までの話を全て呑み込んでやっと京ちゃんは小説家志望のラインにたった段階だからね」 京太郎「え」 咲「とりあえずネットで『ラノベ』『書き方』とか検索すればたくさん出るから細かい書式については私からは何も言わないよ」 咲「その辺りは数学の公式みたいなものでただ覚えるしかないから」 咲「出版社によっては三点リーダとか『!』『?』等の後の空白とか、そういうのが出来てないと無条件で落選なんてとこもあるからね」 咲「さあお待ちかね!!ストーリーについてだよ!!」 京太郎「急にテンション上がったな」 咲「テンション上げないと無理なくらい酷い内容だからね!!」 京太郎「」 咲「まず物語は異世界ファンタジーもの」 咲「麻雀要素はからっきしだね」 咲「主人公は普通の高校生」 咲「ある時、剣と魔法のファンタジーな異世界に行く」 咲「何故か身体能力や魔力とかが物凄く高い主人公は代々家系に伝わる古武術を使って、盗賊に襲われているお姫様を助ける」 咲「なんやかんやあって国を狙う悪者をやっつける」 咲「元の世界には戻れないけど、この世界で生きていくぜ!!END」 京太郎「いいストーリーだろ」 咲「……もうね、なんかあれだよ」 咲「学校に乗り込んできたテロリストを格好良く撃退する妄想をひたすら聞かされた気分だよ」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5959.html
照「私がぽんこつであるという風潮に大いに不満がある」 京太郎「突然なんですか」 照「お菓子食べてるだけでぽんこつ扱いなのは納得がいかない」モグモグ 京太郎「食べながら言うと説得力半減ですよ」 照「咲と違って一人で出歩いても迷子にならないのになぜか迷子になるようなSSが多い」モグモグ 京太郎「まぁ……」 照「田舎者の咲と違って私は東京で暮らしてるんだからそうそう迷子にはならない」モグモグ 京太郎「そうですね」 照「あと、機械だってきちんと使いこなせる。菫の癖を見つけようと探すときにタブレットを華麗に使いこなしてた」モグモグ 京太郎「そういえば……あれってもしかして白糸台の生徒全員に配布されてたりするんですか?」 照「そう」モグモグ 京太郎「へー……ちょっと見せてくれませんか。いろいろ話題になってるけどまだ一回も実物見たことないんすよねー」 照「む。乙女の恥部を見ようだなんて、見ない間に京ちゃんは随分とプレイボーイになったんだね。まぁ、別に見られて困るものはないから良いけど」ハイ 京太郎「タブレット見せてくださいって言っただけでここまで言われるとは思わなかった」ドウモ 京太郎「っと。以外に軽いんですね」 照「うん。長時間持っても疲れないよ。目は疲れるけど」モグモグ 京太郎「ですねー。今はこれで電子書籍とか見れるみたいですけど照さんも視力低下とか気を付けてくださいね」 照「でんし……しょせき?」 京太郎(やっぱり使いこなせていないんじゃないだろうか) 京太郎「ってあれ。インターネットの履歴ページ開いたまんまですよ」 照「あー……さっき使った後終了してなかったから……」 Search History 美味しいお菓子 お店 東京 お菓子 有名 長野 高校生 麻雀 長野 お菓子 おいしい 東京国際フォーラム 近場 スイーツ 食べ放題 ケーキ 低カロリー 京太郎「……」 照「……」モグモグ 京太郎「若干、咲たちの結果を検索しようとした痕跡が残ってますね。すぐにお菓子の誘惑に負けたみたいですけど」 照「私をここまで夢中にさせるお菓子が悪い」ゴックン 京太郎「……あとでケーキ屋さんでも行きましょうか。晩御飯が食べられなくなるくらい食べるのはダメですけど」 照「それは約束できない」 京太郎(咲ほどじゃないけどやっぱりぽんこつだこの人) カンッ!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1247.html
宥「あったか~い」 京太郎「……やっぱりこたつですね」 宥「うん……ストーブもホットカーペットもいいけど、こたつはまた別のあったかさがあるの」 京太郎「別の?」 宥「こたつだとね、みんな来るの。玄ちゃんも、灼ちゃんも、穏乃ちゃんも憧ちゃんも」 宥「……お父さんも、お母さんも、一緒に入って、あったかかったな」 京太郎「宥さん……」 宥「……そっち行っていい?」 京太郎「はい」 宥「ん……ふふっ。大丈夫だよ?」 京太郎「大丈夫って……」 宥「私が寂しがってると思ったんでしょ?京太郎くんがいるから、寂しくないし、あったかい」ギュッ 京太郎「……俺も、あったかいです」ギュッ 宥「うん……ねえ、京太郎くん」 京太郎「なんですか?」 宥「今日は、ずっとこうしててくれない?」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4323.html
ゆみ「まさか須賀に麻雀を教わる日が来ようとはな」 京太郎「はは、何言ってるんですかもー」 京太郎「今でも加治木さんには教わってばっかですよー?」 ゆみ「ふっ」 ゆみ「これはこれでいいのかも知れんな…」 京太郎「ん?何がです?」 ゆみ「なんでもない」 カン!