約 969,128 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5673.html
692 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 00 02 00.46 ID g1NOVr9xO [1/5] | / } / | }i ゚。 ト _ _ ` …‐- _ _ ト .,_  ̄ `ヽ/ / ハ | ゚。 / ..|―/― / / \ | // ! | _,. .| ゚。 / -| / /__/ィ′ \ | //,.斗|'"´ j | ∧. /. -‐…| / |/ | . イ¨んィi ≧=ュ、 !ハ //´ j八 ハ !--== 、 ´ ̄ ∨ { | ./ { | . {lilノ . /∧ j′| /斗 f斤「㍉} / || { ∨{ ∧ } / 乂 jソ │ / んィilノ / /.| / .. .リ 、 , ∨ ハ ″ `¨¨´ |/ { ソ / . | / ハ .i| \ 〉 \__ `¨¨´ / .. . |/ | Ⅵ \ /ニリ / ヽ . . ' ' ' . 、 /⌒ , .l リ \ /ニニr}/ \ . ' ' ' . /\ ∨ .′ ィニニニ∧ 、 `ー-- .,,__ /.| ヽ ∨ / /二ニニニニ∧ \ >=} } } ∧ 乂/. /ニニニニニニ=∧ 丶 <二二// ∧. /二二二ニニニニニ∧ / > -- <二二二二// \/ニニニニニニニニニニ∧ / }ニニニニニニ// | <二二ニニニニニニニニ∧__ / |二二二ニニ// / |ニ> <ニニニニニニニニ∧ ` /|ニニニニ/イ / \ セーラ「京太郎ー!」ダキッ 俺に飛びかかるセーラさんはもう千里山では見慣れた光景らしい、ちなみに糞痛い。 京太郎「ゴフッ」 セーラ「あ……強くし過ぎたわ」 京太郎「それ……いつもの事ですよ」ゲホッゲホ セーラ「あはは」 セーラ 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 695 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 00 25 59.91 ID g1NOVr9xO [2/5] セーラ 好感度max 京太郎「痛かったです」 セーラ「入学祝いや、嬉しいやろ?」 京太郎「やめてください」 セーラ「うぅ……京太郎が冷たくなった」 京太郎「怒りますよ?」 --- 京太郎「よしっ……!」 京太郎「失礼します!」ガララッ 竜華「セーラから話は聞いとるで~」 . / . | ヽ .. / . / /| V . .′ / / | V | , ′| / | | | | | \ / \ | | | | | 八 |_ \{\ \ | | |.八 Λf笊心、 イ笊心rァ | ハ| |. \{\ . Vり V/タ j/ ヽ | | ハ , ,,. / | | r-イ | | \ マ ノ / | | | | >.. イ | | | | | |三三=千 /=| | | r| |三ニニ/ | /三| |=\ | /| | ムニニ| /ニ三| |ニニ 、|. / V /三三ニ|――- /=ニニ/ /ニ三三 / / /三三ニニ| /==ニ/ /三三/ |. / / /三三ニニ| /ニ三/ /=三/ / | 竜華「さぁ打つで~」 京太郎「……」 あっさり過ぎる……! なんだこの学校。 竜華 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 698 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 00 35 45.77 ID g1NOVr9xO [3/5] 竜華 19 浩子「あんたが須賀京太郎か」 京太郎「あ……」 浩子「話は聞いとるで、よろしく」 京太郎「はい、よろしくお願いします」 浩子「うん、よろしく」 京太郎「はい!」 | . . .| . . . . . . . . . .| | l八{\ . . . . / ___ ∨ . . . . . . \ . . . . . . . . . . | | . . .l . | . . . . . . . .lノ } \_  ̄ ̄ ̄ ∨ . 、 . . . . .| . . . . . . . . . . | | . . .l . | . . . .. .//_' ´ ̄ ∨ . \ . . | . . . . . . . . . . | | . . .l l l\// ´ =芋 苧苧芋= ∨ . . . ┴ 、 . . . . . . . | | . . .l从  ̄ /〉 .| ( ) | } ∨ / ∨ . . . . / 八. . . . . . /..ベ 乂 ノ / }/ | . . . . / \ . . . . =彳 ( ハ. .==、 ¨¨´ / 八 . / \∧ 乂 } } .ー―― / . . ./ {\ . ¨¨´ノ ' )`ヽ 〈___/ . . . ′ \ .__ //ノ /「 . . . . . . . .| / ´ .イ . | . . . . . . . . | | __ -‐ , | .| . . . . . . . . | | . 、 `¨´ / .| .| . . . . . . . . 乂__ノ . / | .| . . . . . . . . . . . . . . . . . 个 ... / | . 乂 . . . . . . . . . . . . . . . 0~30 小 31~60 中 61~99 大 702 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 01 10 45.38 ID g1NOVr9xO [4/5] 浩子 63 泉「私の方が目立って悪いな、えっと……」 京太郎「須賀京太郎です」 泉「おお、思い出した」 泉「私は二条泉、よろしゅう」 京太郎「おう、よろしくな」 泉「がんがん打とうな」 京太郎「俺、全部負けるぜ?」 泉「知ってたわ」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 704 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 01 20 24.06 ID g1NOVr9xO [5/5] 泉 46 怜「ん?」グテー / . / . . . . │∨ . . ‘。 . . . ゚, } ゚ . / . . . . . | Vト . . ‘。 . . . .゚, __,ノ , { | . 〃 . . . . j. . ゚ } い . . ‘。 . . . 。 . ´ ̄{ |{ . .| . /{ . . . . 〃 ' --| |‐∨…{ . 。 . . .i. . , | ゝ.__| . | |,.斗- . // / | | } . 八 . i . . .| . ′ |/ . .| . .匕゚。 . .// / jイ |/ }ハ| . . .| . . { | | . ト .| い ./ /ィ゚ ,ィ==≠=ミ 、| . . .| . . 八 | l . ∧ リ 斗-==ミ {_)゚ i i i i i | / . . . .|ヽ . , | 乂\ハ /{_)゚ i i i i i| ∨ゝイノ .| . . .| } . i トヘ | | . .ヽい ∨ゝイ ノ `¨¨´ 1.. . . | /.. . | | }i | |i . . ∧ `¨ ¨´ ' ' ' ゚ | . . .|′ . .| | }| | |{ . . ∧゚ ' ' ' ′ } |j . .. , . . . ..j│ }! | |o . . .∧ し ゚| . ./ . | . /./ / | | ゚ . . . ∧ r‐ュ イ j. . イ /} /jイ | l ゚ . . . \ ´ / //∨イ// l{ V . . .ト . > 。.. __ ィ __,,,... -=ニニニニ=- 乂 \ ト } 乂 . .{\ {∨ _}/ニニニニニニニニニニ\ ヾ{ リ `ー /二ニニニニニニニニニニニニ\ 京太郎「……」 あからさまに見られてる…… こと人がエース…… 絡み辛い。 怜「……」ジロジロ 京太郎「……」 怜「眠い……」ムニャムニャ 怜「竜華~膝枕~」 竜華「しゃあないなぁ……」 怜「よろしくな、京太郎」 京太郎「は、はい!」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 707 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 01 35 49.03 ID hyzwYip6O 怜 37 雅枝「ほれ、新入部員ははよ打てや」 京太郎「は、はいぃぃ!!」 オーラ凄え……これが監督…… 雅枝「私が直々に教えたるわ」 泉「え?」 怜「え?」 京太郎「え?」 セーラ「おかしいやろ」 浩子「え?」 竜華「え?」 雅枝 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 710 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 01 41 22.07 ID qAydyza2O 雅枝 97 行動フェイズ 夕方 京太郎「やっぱりキャラが濃い部活だった」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 715 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 01 57 32.48 ID cLLOT2YFO [1/8] 京太郎「よし、麻雀の勉強をするか……」 雅枝「なんや、まだ残ってたんかい」 京太郎「はい、少しでも強くなろうと思って」 雅枝「ええ根性や、よし……教えたる」 「ーー!」 0~15 怜 16~30 泉 31~45 浩子 46~70 セーラ 71~99 竜華 719 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 02 09 25.95 ID cLLOT2YFO [2/8] セーラ「なんや、そんなに俺に教えられたかったんか」 京太郎「え?」 セーラ「そこまで言うなら教えたるわ」 雅枝「丁度三麻出来るな」 京太郎「そ、そんな」 雅枝「手加減なしや」 セーラ「全力やで」ニコッ 私の物に……手出さない方がええで、監督。 雅枝「うるさいわ、アホ」ボソッ 安価下1 セーラ 安価下2 雅枝 0~30 小 31~60 中 61~99 大 725 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 02 16 36.37 ID cLLOT2YFO [3/8] セーラ 好感度max 依存度 110 雅枝 好感度max 依存度127 雅枝「そこ、甘い」 京太郎「あ、はい」 雅枝「そこ、普通捨てたらあかんやろ」 京太郎「うっ……」 雅枝「何やっとんや、役覚えとらんのか?」 --- 雅枝「お疲れさん」ポンポン 京太郎「……」ボロッ セーラ「……簡単に頭撫でおってからに」ボソッ 京太郎「?」 セーラ「帰るで京太郎!」 京太郎「は、はい」 雅枝「美味しそう……や」ペロッ --- 行動フェイズ 夜 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 731 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 03 04 05.97 ID cLLOT2YFO [4/8] 京太郎「よし、バイトするぜ!」 土方「おらおらおらぁぁぁ!!!」 京太郎「ごめんなさいいいぃ!」 土方「どうして謝るんだよ?」 京太郎「ごめんなさい!!!」 --- 土方「ほら給料」 京太郎「ごめんなさい!」 --- 京太郎「電話するか」 安価下4 自由安価 前週キャラあり 736 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 03 45 09.04 ID kXL4gvF7O [1/2] トクンッ 因果の渦から……解き放たれる。 一人の獣。 あの時から彼女は血を欲して、人としての自分を狂わせていた。 智葉「ーー京太郎」 京太郎「え?」 智葉「お前からかけてくれるなんて、最高だ」 智葉「必ず迎えに行く」 智葉「必ず、まとわりつく虫は追い払ってやる」 0~30 通報 31~60 電話を切る 61~99 電話はまだ続く 739 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 03 49 39.26 ID kXL4gvF7O [2/2] 京太郎「……」プツッ 京太郎「あ、もしもし?」 京太郎「はい……ストーカーが……はい」 京太郎「よろしくお願いします」 京太郎「よし、電話するか」 自由安価 前週キャラあり 安価下4 744 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 04 52 00.55 ID 5wbGxbfGO [1/5] 竜華 29 竜華「ん?なんや?」 京太郎「また、麻雀教えてもらって大丈夫ですか?」 竜華「おやすい御用や、これからも沢山教えたるさかい」 京太郎「流暢な関西弁ですね」 竜華「うち、馬鹿にされた?」 京太郎「いえいえ、褒めてます」 竜華「それなら良かった」 --- 京太郎「誰かに電話するか」 安価下3 自由安価 前週キャラあり 748 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 05 03 24.11 ID 5wbGxbfGO [2/5] モモ「……♡」 モモ「ふふっ……」 京太郎「もしもし?」 モモ「今、どこっすか?」 モモ「きょーさん」 モモ「きょーさんきょーさんきょーさんきょーさんきょーさんきょーさんきょーさんきょーさんきょーさん」 京太郎「なんだあんた……」 モモ「早く教えるっす」 0~30 通報 31~60 電話ん切る 61~99 家を教えるっす 753 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 05 12 27.92 ID 5wbGxbfGO [3/5] 京太郎「えっえーっと……」 京太郎「本当に教えていいのか?」ボソッ モモ「早く教えるっす」 京太郎「……」 0~50 教えない 51~99 教える 755 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 05 16 32.18 ID 5wbGxbfGO [4/5] 京太郎「……」 教える訳ねーだろ!!! 馬鹿か!! モモ「じゃあ……自分で探す事にするっすよ」 京太郎「マジで……?」 モモ「運命的な再会……素敵っす」 0~30 電話を切る 31~60 話を聞く 757 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 05 19 47.01 ID 5wbGxbfGO [5/5] プツッ 京太郎「携帯って怖い」 京太郎「おやすみ」 一日が終わりました。 --- 京太郎「良く寝た」 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 762 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 14 59 51.52 ID n4RE17QaO [1/3] 範囲間違えてた……めげるわ 京太郎「よし、学校行くか」 --- 通学路 京太郎「んー気持ちのいい朝だ」テクテク 0~20 怜 21~40 泉 41~60 浩子 61~80 セーラ 81~99 竜華 764 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 15 02 42.26 ID n4RE17QaO [2/3] 浩子「おお、京太郎か」 京太郎「あ、浩子さん」 浩子「折角や、一緒に学校行こか」 京太郎「はい!」 浩子「ついでに麻雀教えたるさかい」 京太郎「は、はい!」 変な人だなぁ。 0~30 小 31~60 中 61~99 大 766 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 15 10 32.60 ID n4RE17QaO [3/3] 浩子 83 京太郎「放課後か……」 1.部活 2.帰宅 3.ブラブラ 4.まだ学校にいる 安価下2 772 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 15 22 16.18 ID oKOZQA+uO [2/2] ガララッ 浩子「お、こんな所におったんか」 浩子「ほれ、麻雀やるで」 浩子「教えたる」 京太郎「なかなかスパルタですね」 浩子「……」クスッ 浩子「当然やろ?」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 775 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 15 28 13.29 ID G9Kk23eTO 浩子 93 行動フェイズ 夕方 京太郎「ほいほい」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 780 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 15 50 01.97 ID cLLOT2YFO [5/8] 京太郎「LINEでもするか」 京太郎「誰にLINEしようかな」 自由安価 安価下3 784 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 15 59 54.09 ID cLLOT2YFO [6/8] セーラ なんや 京太郎 久しぶりにLINEしようかと思って セーラ「構ってちゃんやん」ジタバタ セーラ「ふふっ……」 セーラ ええで、相手したるわ 京太郎 ありがとうございます セーラ そやな、代わりに今度付き合えや 京太郎 え? セーラ「~~///」ジタバタジタバタ --- 京太郎「なんて会話を振ろうかな」 安価下3 自由安価 788 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 16 31 18.70 ID cLLOT2YFO [7/8] セーラ 好感度max 依存度120 京太郎 大きな役を上がれたらやっぱり爽快ですか? セーラ 当然やろ!あれ程スカッとする時は無いで! 京太郎 やっぱりツキがあるんですね セーラ まぁまぁやな、まぁまぁ セーラ 時と場合によるで セーラ それが普通やけどな 京太郎 セーラさんの場合ツキにツキまくりじゃないですか セーラ まぁそうやな、恐れ入ったか 京太郎 ははー --- 行動フェイズ 夜 京太郎「もう夜か」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 793 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 16 40 26.69 ID cLLOT2YFO [8/8] 0~30 お好きなプロ 31~60 お好きな千里山 61~99 憩ちゃん 798 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 17 43 14.22 ID kHwyZ+pjO [1/2] 憩「それじゃあ打とうか~」 京太郎「はい」 憩「緊張しとるやろ?」 京太郎「……別に」 京太郎「緊張はしていませんよ」 怖いけどな……全国二位の荒川憩が居るなんて考慮してねーよ!! --- 憩「ロン」 京太郎「」 --- 憩「ロン」 京太郎「」 ーーー 憩「ロン」 京太郎「もうやめて!」 憩「あはは~弱いな~」 憩「教えたるからこっちおいで~」 京太郎「はい……」グヌヌ 憩 好感度 判定 安価下 801 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 17 48 10.81 ID kHwyZ+pjO [2/2] 憩「ん、上手くなった」 憩「やるやないですか~」 京太郎「あはは……それほどでも」 憩「あ、元気になった」 京太郎「えへへ」 憩「ほんなら次はこの筋やけど……」 京太郎「はい!」 憩(頑張る男の子って、最高やわ……) 憩 好感度上昇 0~30 小 31~60 中 61~99 大 804 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 17 51 29.37 ID oNGW/MyGO [1/2] 憩 58 京太郎の部屋 京太郎「ん、電話だ」 prrrrrrr 809 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 00 27 22.05 ID GsXiLQZaO [1/2] 怜 47 怜「今日部活来てなかったけど、どうしたん?」 京太郎「雀荘行ってました」 その前に浩子さんに教えられてたけどな…… 怜「雀荘行ってたんか~」 怜「どうや?進歩した?」 京太郎「ま、まぁまぁシゴかれました」 怜「部活より?」 京太郎「同じぐらい……」 怜「御愁傷様」アハハ 京太郎「あ、相手が相手だったから」 京太郎「結構……」 怜「京太郎の事やからそんな事かと思っとったわ」 怜「私よりは伸び代あるで~おやすみ」 京太郎「……?」 私よりは……? 怜さんはエースなのに……どういう事だ? 怜「ま、頑張ってな~」 プツッ 一日が終わりました 811 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 00 30 09.98 ID GsXiLQZaO [2/2] 京太郎「あ~力が湧いてきた」 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 816 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 00 35 35.02 ID vTdCFvNwO 京太郎「学校に行くか」 0~20 怜 21~40 泉 41~60 浩子 61~80 セーラ 81~99 竜華 820 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 01 08 35.20 ID dwW3zh5xO [1/17] 浩子「おはようさん」 京太郎「あ、おはようございます」 浩子「どうや?上達したか?」 京太郎「まぁ実際の麻雀でもネトマ並みには打てるようになってきた……かも」 浩子「そうか、男子は一人だけやからな頑張りや」 京太郎「はい!」 浩子「私の理論を……男子でも」ボソッ 0~30 小 31~60 中 61~99 大 823 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 01 17 27.70 ID dwW3zh5xO [2/17] 浩子 好感度max 依存度103 京太郎「放課後だ……」 1.部活 2.帰宅 3.ブラブラ 4.まだ学校にいる 安価下2 826 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 01 29 54.11 ID dwW3zh5xO [3/17] 京太郎「よし、部活に行くか」 0~20 怜 21~40 泉 41~60 浩子 61~80 セーラ 81~99 竜華 安価下1 安価下2 二人選択 830 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 01 40 06.88 ID ew7loLbYO 浩子 好感度max 依存度1?? 浩子「皆が来る前に……」コソッ 京太郎「浩子さん」 浩子「京太郎、私の事は好きか?」 京太郎「え……?」 1.好きです 2.いや、別に 3.自由安価 安価下7 838 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 02 38 47.96 ID sGR8IDrhO [1/18] 愛宕の血は何かを持っている 浩子 依存度 2 0 3 京太郎「いや、別に好きでは無いですね」 浩子「……」 怜「ん?」 京太郎「あ、怜さん」 怜「はよ部活行こ」 浩子「ああ、そうやな」 京太郎「はい!」 なんだったんだろう? 怜 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 841 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 02 45 40.31 ID sGR8IDrhO [2/18] 怜 57 行動フェイズ 夕方 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 846 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 02 59 33.48 ID sGR8IDrhO [3/18] 京太郎「街をウロウロするか」 0~30 憩ちゃん 31~60 監督 61~99 千里山 850 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 03 10 15.02 ID sGR8IDrhO [5/18] 竜華「お、京太郎」 京太郎「あ、竜華さん」 竜華「きょうもお疲れさん」 京太郎「竜華さんもお疲れさまです」 竜華「ところでどうしたんや?」 京太郎「竜華さんこそ」 竜華「私はちょっとショッピングや」 京太郎「俺はウロウロしてました」アハハ 竜華「そか、なら付き合ってーな」 京太郎「え」 --- 竜華「荷物持ちありがとさん」 京太郎「それぐらいお安い御用ですよ!」 竜華「そか、なら行こか」 京太郎「え?まだ?」 竜華「まだまだ買うで?」キョトン 京太郎「は……はい」 竜華「~♪」 竜華(うちの胸……ジロジロ見てるやろあいつ///) 0~30 小 31~60 中 61~99 大 853 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 03 29 07.67 ID sGR8IDrhO [6/18] 竜華 59 行動フェイズ 夜 京太郎「流石に腕が痛い」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 859 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 04 16 19.28 ID sGR8IDrhO [7/18] 京太郎「街をウロウロするか」 0~30 憩ちゃん 31~60 監督 61~99 千里山 861 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 04 19 29.50 ID sGR8IDrhO [8/18] 0~50 浩子 51~60 怜 61~70 泉 71~80 セーラ 81~99 竜華 863 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 04 26 28.99 ID sGR8IDrhO [9/18] 浩子「おっさしぶり~」 京太郎「あ、浩子さん」ギョッ 浩子「なにしとったんや?」 俺の顔を凝視する……眼鏡の奥の瞳は何を考えているかも分からない。 浩子「私との練習は?」 無表情ーー 浩子「誰と居たんや?」 淡白。 京太郎「竜華さん……と」 本当の事をありのままに教える……本当のことを教えなければどうなるか、それを俺は純粋に恐れていた。 浩子「どうして?」 まだ問い詰める。 京太郎「え、たまたま」 浩子「たまたまじゃない可能性もあるんや」 データに乗っ取るこの人がそんな事を言う。 浩子さんらしくない、浩子さんじゃないみたいだ。 京太郎「え?」 浩子「自分、気を付けた方がええで」 警告、深い……厳しい。 浩子「どこにおったんや?」 京太郎「この街をウロウロしていました」 浩子「そうか、それなら次からは簡単に会えるな」 京太郎「え……?」 浩子「練習や、練習……四六時中……練習やで」ニコッ 何かに、締められる音がした。 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 865 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 04 28 25.25 ID sGR8IDrhO [10/18] 浩子 233 prrrrrrr 京太郎「あ、でんわだ」 自由安価 安価下2 868 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 04 46 13.48 ID sGR8IDrhO [11/18] セーラ 130 京太郎「あ、セーラさん」 セーラ「元気か京太郎」 京太郎「ま、それなりに」 セーラ「最近、浩子がお前に付きっ切りみたいで怖いねん」 京太郎「そうですね……確かに最近は酷いです」 セーラ「なんか嫌な事されたら俺に言えや、助けたる」 京太郎「あはは、頼りにしています」 セーラ「おうっ」 一日が終わりました 869 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 04 48 39.65 ID sGR8IDrhO [12/18] 京太郎「腕が痛い……」 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 875 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 05 10 38.94 ID sGR8IDrhO [14/18] 浩子「おはよう」 京太郎「……」 京太郎「ここ、俺の部屋ですよ」 浩子「細かい事は気にしない方がええでー」 おかしいなぁ……家は鍵を閉めているのにどうやって入ったのかは分からないけど、この人には常識は通用しないらしい。 浩子さんは眼鏡をクイッとさせて、俺の事をジロジロと味見をするように見てきた。 浩子「中々ーーいい体しとるやん」 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 878 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 05 21 21.25 ID sGR8IDrhO [15/18] 浩子263 京太郎「放課後だ……」 1.部活 2.帰宅 3.ブラブラ 4.まだ学校にいる 安価下2 883 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 06 08 12.26 ID sGR8IDrhO [17/18] 怜「お、まだ残っとったんか」 京太郎「あ、怜さん」 怜「元気か~?」 京太郎「怜さん……部活は?」 怜「少し、休みたいんや」 怜「そや、なぁ膝枕してぇな」 京太郎「え?」 --- 怜「……」スヤスヤ 京太郎「これ、良いのか?」 京太郎「足が痺れる……」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 885 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 06 15 09.73 ID sGR8IDrhO [18/18] 怜 77 ここまで展開が停滞すると怜ルートを解禁したくなってしまう 行動フェイズ 夜 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 891 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 16 46 55.72 ID YZiHrSUkO 京太郎「街をウロウロするか」 0~30 憩ちゃん 31~60 監督 61~99 千里山 897 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 18 56 15.68 ID gOTHdtw9O [1/2] 浩子「ほれ、何やっとんのや」 京太郎「……!」 嘘……だろ? 浩子「お前が何処に居るかなんて、簡単に分かるんやで?」 浩子「ほら、麻雀打つで」 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 900 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 19 00 00.02 ID gOTHdtw9O [2/2] 浩子 依存度max もう……無理かな? 行動フェイズ 夜 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 906 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 21 25 57.40 ID LFN1C0qHO [1/10] 京太郎「雀荘に行くか」 0~30 お好きなプロ 31~60 お好きな千里山 61~99 憩ちゃん 914 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 21 34 50.75 ID LFN1C0qHO [4/10] 咏 71 咏「なにやってんの?」 京太郎「あ、え、え?」 咏「暇なら打つよ、知らねーけど」 --- 京太郎「」 --- 咏「それ、ロン」 --- 京太郎「強すぎる……」 咏「ふーん」 --- 咏「お疲れさん」ツヤツヤ 京太郎「」 咏「これからも教えてあげるよ、ほら連絡先」 京太郎「あ、ありがとう……ございます」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 917 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 21 40 48.65 ID LFN1C0qHO [5/10] 咏 91 prrrr 京太郎「ん?誰だ」 自由安価下3 922 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 21 46 41.91 ID LFN1C0qHO [6/10] 憩 68 憩「こんばんは~元気~?」 京太郎「あ、憩さん!」 京太郎「今度また教えてくださいよ!」 憩「お安い御用ですよ~」 憩「じゃあまた今度ね~」 京太郎「はい!」 一日が終わりました 923 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 21 47 34.00 ID LFN1C0qHO [7/10] 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 927 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 06 58.78 ID LFN1C0qHO [8/10] 京太郎「サボるか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 932 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 10 39.39 ID LFN1C0qHO [9/10] 京太郎「街をウロウロするか」 0~30 憩ちゃん 31~60 監督 61~99 千里山 935 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 16 30.14 ID LFN1C0qHO [10/10] 憩「おはよ~」 京太郎「あ、憩さん」 憩「学校はどうしたん?」 京太郎「ちょっと休憩です」 憩「休憩?」 憩「どうして?」 京太郎「要するにサボり……です」 憩「うちと一緒やな~ええな~サボるってたまにはやりたくなるもんなー」 憩「一緒に遊ぶ~?」 憩好感度上昇安価下 1.遊ぶ 2.断る 3.自由安価 安価下3 940 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 22 56.94 ID dwW3zh5xO [4/17] 憩好感度max 憩「あ……その前に聞いて欲しい事があるんやけど……大丈夫?」 京太郎「はい、なんでしょう?」 憩「うち……京太郎の事が好きなん」 憩「つ、つ、付き合ってくだしゃい!」 憩「噛んでもうた……///」 1. 勿論 2.断る 安価下9 多数決 948 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 30 01.56 ID dwW3zh5xO [5/17] / / / / \ \ / / / // / ./ | | ゚ . / / / . / / ./ ./ . Ⅳ . . .| ゚ . . ′/ // _/__,/ _ / ./ . | ゚ . .| ゚ .. | /.| . /7´/ _」 / . /┼ ┼ ゚ .l | |. |// l /| | ./ ∧ ,」 . . | ゚ .\ .リ | |. |/ | ./ . | l/ l/ ‘ .| 八 | | / l | | / | / | | ___--、 ‘ .| ‘ | | /} / リリ . .| / 从{ |ァ´ ̄ ̄`ヾ \{ __-‘__, |// / / / | | / | ´ ̄ ̄`ヾ/イ / / | | __彡 / | 〃〃 ′ | /Χ | | `ー------=彡ク | _ 〃〃 |/´ ̄`∨ ∨ / .人 |  ̄`ヽ. / l \ / / / \ / 、__彡イ ト、 .\ /_ _ _ _ 彡 //l \ `ー‐ _. . ≦ | .从 八 --- ` l/ ./`ト . _ _ -‐ | _ _ _ /| / \ \ 八 ./ | .∧ Τ {_ノ∧ l/ ` \ ∨ j/ /´ | __ -‐ \  ̄ ̄ __/ /lノr‐ \ --‐ / /~⌒l / \ / { / ∧ \ / \ 憩「うちは幸せ者や~☆」スリスリ 憩「京太郎~」スリスリ 京太郎「あはは……じゃあ何処に行きますか?」 1.荒川病院 2.レストラン 3.自由安価 安価下3 953 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 37 31.96 ID dwW3zh5xO [6/17] レストラン 憩「今日はうちがだすよ~」 京太郎「俺が全部出しますよ!」 憩「えぇ…出させてや~」 京太郎「嫌です!」 憩「……♡」 憩「優しいんやな」チュッ 京太郎「ーー!!」 憩「あ、ついキスしてもうた」 京太郎「ふにゃふにゃ」 954 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 38 09.28 ID dwW3zh5xO [7/17] 行動フェイズ 夕方 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 960 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 47 59.06 ID dwW3zh5xO [8/17] 京太郎「バイトするか」 --- 土方「ほれ、がんばれ」 京太郎「はい!」 --- 土方「まあまあだな」 京太郎「はい!」 --- 行動フェイズ 夜 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 965 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 53 52.82 ID dwW3zh5xO [9/17] ゾロ目ボーナス! 憩「なあなぁ……うちに来ない?」 京太郎「憩さんの家ですか?」 憩「病院やけどな、部屋開けとくな~」 京太郎「はい、向かいますね」 --- 浩子「なんや……この、圧倒的にうまくいっていない感覚」 --- 京太郎「よし、憩さんの病院に向かうか」 0~70 憩ちゃんと合流 71~99 浩子ぉ! 968 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 57 22.78 ID dwW3zh5xO [10/17] 京太郎「浩子……さん?」 浩子「麻雀の練習、するで」 浩子さんは大きな大きなボストンバッグを持っていた。 不味い。 本能的に危ない匂いがする。 0~60 憩ちゃんと合流 61~99 愛宕家へ 977 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 23 05 19.04 ID dwW3zh5xO [13/17] __ / ヽ、 , . '  ̄  ̄ ` 丶、 | i / `ヽ、 \ 〉 | / ' `ヽ \-._\| // lヽ、 ヽ、 、 ',ヽ 丶_ ゙>.、 /,'/ / ! .l .X∧ヽ i ハi ゙', l ;`iヽ、丶 / / / | i !| ', レ' ヽリ ∨! 〉 .}`〉!丿 | ヽ. ゙、 i / / ! l .l iハ '\ xヤ叭カ 〉 k┤ ´ ヽ /!. 〉. 〉 / { /l i .-什ー \ .〉 弋 _ソ /イ Y´丶 ! / / / / /.! i ! i i xヤ叭 `゙ ´ l i. ,!リ./ ./ _ / / ヽ !ヽ i', ` 弋ソ l レ,'.;/ ´ /´冫\/ /. \'マヘヽ. ` - | ト'. 〈 _ ヘ、\゙/ / ( { ! 〉. く l /|!{iヽ!. /´ 〉 .! / /.i ! _./ヽ 、l ! ヽ、 ` - ′ / }!ヽ , -─ ‐ 、 〈 ,弋!丶.v` / .! _ -彡 ` ゙ -! _ ≧‐ _ .イ /|! /./ \ i. ヽ 〉 ≦彡 ´ , -! { / }- ´ .' / ′ \ ヽ )イ/ / l .! .//.マヽ / .l ! l \ ヽ ′く / / i ! _ -/イ / 冫__./ .l i .! ! \ ', ヽ /; / , -ヽ ´ ' _.十_' ´ i l!/ ! ∧ V .;' / / , '` /´.入. \ |、´. |. / 冫 ∨i i / / / ./ l.∧ ! ヽ、 _. -. { / i 弋 { / ./ ヽ_イ /.|! ヽ _./ × γ. l { ヤ 丶 匕 、 / |i. / li l 丶 ./ l ! l. ゙.冫` 〉 .i |! / .|i / ! /\ ヘ ヽ ヽ ゙丶_i ゙ | 丶 / .∨_ _冫、 ヽ 入二| ! ゙ / \ \ ./ !. i | 洋榎「久しぶりやな、京太郎」 京太郎「……!」 浩子「洋榎……うちにも」 洋榎「なんのことや?」 浩子「っつ!」 洋榎「京太郎はうちだけの物やで?」 絹恵「???」 浩子「は、話が……」 洋榎「浩子にも……絹にも……荒川憩にも絶対渡さへんで」 0~50 こっそりと脱出 51~99 憩の所、ICOCA(ニッコリ) 979 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 23 07 57.08 ID dwW3zh5xO [14/17] 京太郎「つきあってられない」コッソリ --- 京太郎「よし、追ってこないかな?」 0~70 憩ちゃんと合流 71~99 「なんや、連れない男になったな~」 985 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 23 12 50.91 ID dwW3zh5xO [15/17] 鎖に囚われた感覚。 洋榎「浩子は大人しくうちにゆずってくれたわ」 洋榎「泣きながらブツブツ言っとったけど可愛い奴やったわ」 京太郎「~~っ!」 洋榎「ん?どや?」ツツーッ 京太郎「!」ビクビクッ 洋榎「京太郎が喜ぶ所、うちが一番知っとるんやで?」 洋榎「次は何に挑戦する……?」クスクス 0~60 脱出 61~99 憩の所、ICOCA
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5737.html
435 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 00 01 26.98 ID pIp6YL3+o [1/20] 玄「おもちを持たぬ男に人権は無い」 京太郎「そして何やら悟った顔で妙なことを!?」 穏乃「悪い癖みたいなものだから気にしないで」 京太郎「そうはいくか!」 玄「ふむふむ、そのいやらしい顔は君もおもち道を進む者なんだね?」 灼「おもち道!?」 玄「でも負けるわけにはいかない! 私こそがおもちマイスター!」 京太郎「おもちマイスターだと? くだらないですよ、おもちは万人が楽しむ為のもの!」 玄「!」 京太郎「おもちを持ちながらそれに気づかぬとは――笑止」 豊音「何か熱いバトルが始まったよー!」 京太郎「ここで俺が! アナタにおもち道の真の姿を教えましょう!」 玄「この私に!? おもち道を!?」 京太郎「俺は乙女座じゃないが、センチメンタリズムな運命を感じずにはいられない!」 この人はなんとしても手に入れる! そう、何をしても!! 京太郎「くらえ! 掟破りのぉぉぉぉポチっとなぁぁぁぁ!」 豊音「あっさり卑怯な手を使ったよぉぉぉ!?」 玄「!!」 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 神様お願いします クロチャーに光あれ 454 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 00 08 38.55 ID pIp6YL3+o [2/20] 91 先生 ぼふんっ 京太郎「おもちとは宇宙だ!」 玄「へぇ」 京太郎「考えるのではない、感じるんだ!」 玄「ふむふむ」 京太郎「だからその、えっと」 くそっ! なぜだ!? なぜうまく言葉に出来ない!? 一体俺はおもちの何を理解してるというんだ!? 玄「……焦らないで」ポン 京太郎「!?」 玄「君の気持ちはよく伝わったよ。おもちを持たぬ身でありながら、よくぞここまで」 京太郎「く、玄さん……」 玄「でもね、おもちを愛するにはおもちの協力が無くてはダメ。君のはただの一人よがり」 京太郎「なん……だと」ガクッ 俺のおもち道が……オナニーだっていうのか!? 玄「おもちの声を聞いたことある?」 京太郎「おもちの声?」 玄「須賀君、君の手からはおもちの乳の匂いがするのです」 京太郎「!?」 玄「さぞかし強く、乱暴におもちを扱ってきたのか……手に取るように分かるよ」 京太郎「お、俺がおもちを!?」 確かに、俺が関係を持つ桃子は…… いいおもちを持ってはいるが、俺はそれをまるで物みたいに乱雑に 京太郎「う、うあぁぁぁっ……俺は、なんてことを!!」 玄「過ちは誰にでもあるよ。おもちはないけど」 460 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 00 17 46.16 ID pIp6YL3+o [3/20] 京太郎「玄さん……俺は、どうしたら?」 玄「慈愛の心を忘れてはダメ。おもちを触る時は持ち主に最大の敬意を」 京太郎「敬意、それが俺には欠けていた」 情けねぇ 俺はたった二つのおもちも幸せに出来ない……ちっぽけな男だ 京太郎「く、玄さん俺!」 玄「百の言葉より、一つのおもち。私のじゃ物足りないかもしれないけど――」 ぎゅっ 京太郎「くろ……さん?」 むにゅぅー 玄「聞こえる? おもちの声」 どくんっ どくんっ 京太郎「……あぁ、聞こえます」 心臓の鼓動 高鳴る興奮と……熱く火照る肉体の歓喜の声 玄「須賀君は男の子だけど、きっといいおもちマイスターになれるよ」 京太郎「く、玄先生……俺……パフパフ、したいです」 玄「諦めたら、そこで試合終了だよ」 むぎゅー 豊音「何これ」 白望「パフパフくらい、出来る」むにむに 灼「出来ない」 穏乃「それってドラクエネタだよね?! 確かそれドラクエネタだよね!」 こうして俺は松実玄先生の元でおもち道とは何かを学ぶことになった いつか――一人前のおもちマイスターになりたいなぁ 玄「(よくよく考えたら、男の人に胸を――)」かぁぁっ 京太郎「(いい乳やった)」じぃーん 465 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 00 24 54.69 ID pIp6YL3+o [4/20] 京太郎「……」すりすり 玄「ふふっ、須賀君は甘えん坊さんだね」なでなで 京太郎「すみません、玄さんのおもちの声に聞き入っちゃって」 玄「もうっ、恥ずかしいから」もじもじ 豊音「ちょー腹立たしいよー!」 灼「京太郎! スケベ! 私にもそういうことしたいんでしょ!?」 京太郎「姫様! 誤解です! 俺は姫様にはこんなことしません! いえ、できません!」 灼「うるさいっ!」 穏乃「そういえばパフパフって具体的にどういうのなんだろう?」 玄「しずちゃんにはちょっと早いかな?」 穏乃「パフパフって奥が深い……」 ?「パフパフ?」 京太郎「ん? アナタは!?」 灼「ゾロゾロと……みんな堪え性ないなぁ」 ?「?」 京太郎「……」ゴクリッ ↓2 このドスケベボディはまさか!? 471 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 00 32 35.82 ID pIp6YL3+o [5/20] 憧「遅いから様子を見に来たら……何やってんの?」 穏乃「憧! 凄いよ! パフパフだって!」 憧「だからそのパフパフって何?」 京太郎「(この子は新子憧……一見普通に見えるけど)」 どうも身に纏ってるオーラがエロイんだよなぁ フェロモンバリバリというか、なんというか 灼「憧ちゃん、挨拶しないと」 豊音「姉帯豊音だよー!」 憧「あ、どうも。新子憧です」 京太郎「俺は須賀京太郎、よろしく」 憧「あ、和の従者みたいな人だ」 灼「違うよっ!! 私の! 京太郎は私の!!」 憧「っ!?」びくっ 京太郎「姫様! しーっ! しーっ!!」 灼「ふぅーっ! ふぅーっ!」 憧「灼さんがこんな風に……須賀、アンタって一体?」 京太郎「フッ、その秘密が知りたいのなら――」スッ 憧「その機械が何なの?」 豊音「やるんだね! 今! ここで!」 京太郎「テンポ早くやらなきゃ! 全国なんて回りきれないんだよぉぉぉ!」 憧「へ?」 京太郎「喰らえ!!! かーめーはーめー! ポチッとなぁぁぁ!!」 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 ありゃそーとーうってる 483 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 00 40 02.11 ID pIp6YL3+o [6/20] 89 カモ ぼふんっ 憧「……あっ」ドキッ 京太郎「?」 憧「(なんでかな、急にコイツの顔がものすごくかっこよく――)」 <憧視点> / / | ハ | | i 、 ヽ \ \_. i / | | | | | |、 i ゙、 、 \_ _> | i | i | | | | ハ ハ _i!_ i \ ヽ` ̄ ̄ | | |+--|、_|! | | i! ,/.ィ'|"i´ ハ | i ヾ 、 ヽ | | |.|ヽ |、_|王!ー |./i .;"´/=、!/ | ! | \ 、i 人. !. r| i.|、!,,ィ'" ._iミi! |/ /彳 r !ヽ,| ,イ | 、_ \ `Y´. | |^!. N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ ! | i、i、 ゙、 ` ̄ ̄ メ( /^|イ `、| ノi \ヾi .、、 i! i ノリ ` | ヽ__i |イ|/ ヽ i、 i ____...., |/ ヽ!、 i\ `ー-- ―'´ /、! i !i 、 \  ̄´ /!/ 人 |ハ,i、! 、 \ / ./.| `Y´ ト、! ゙、 `ー---'′ /|V 憧「はぅっ」きゅーん 京太郎「おい、熱でもあるんじゃないか?」ピトッ 憧「はひぃっ!?」ずてーん 玄「憧ちゃん!? どうしたの!?」 穏乃「普段の憧らしくないよ!」 憧「だ、大丈夫だから……大丈夫」ゼーハー 京太郎「そうか? それにしても、話してばかりで喉が渇きません?」 憧「!?」 豊音「あ、あんな場所自動販売機があるよー」 京太郎「よし、じゃあ買ってきま……」 憧「!!」タタタタタッ チャリンチャリン ピッ がたーんっ タタタタタッ 憧「……こ、これ! おすすめ、だから」 京太郎「ヤシの実サイダー? うまそうだな、じゃあ金を」 憧「別にいらないわよ。ジュースくらい、ケチケチしなくても」 京太郎「え? いいのか?」 憧「う、うん」 京太郎「おー! サンキューな!」ニッ 憧「はぅっ!」ずきゅーん 穏乃「憧!?」 491 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 00 48 41.92 ID pIp6YL3+o [7/20] 憧「あ、お腹……空いてるんじゃない? 今、何か買ってくるから」 京太郎「え? そんな気を使ってもらわなくても」 憧「待ってて」タタタッ どどどどっ 憧「お、お待たせ」 京太郎「二秒くらいしか待ってないけど」 穏乃「あー! それ学食で限定発売の人気弁当じゃん! どうやって買ったの?」 京太郎「え? そんないいもの貰っちゃ悪いなぁ」 憧「たまたまよ! たまたまだから、気にしないで」あせっ 京太郎「そうか? じゃあ後で頂くよ」 憧「そ、それとよかったらこれ」すっ 京太郎「腕時計? なんか高そうだな」 憧「あげる。なんか、サイズがあまり合わなくて」あせあせ 灼「え? それってバイトを三ヶ月頑張って貯めて買ったって」 玄「腕にピッタリで最高って、喜んでいた時計じゃ?」 憧「ダイエット! 痩せたのあれから凄く痩せちゃったから!!」 京太郎「だからって初対面の俺じゃなくても」 穏乃「そうだよ! 私にちょうだい!」パシッ 憧「しずっ!!!!!」 穏乃「ひぃっ!?」 憧「しずは腕時計なんていらないわよね?」にっこり 穏乃「う、うん……」ぶるぶる 京太郎「なんかもらってばかりで悪いなー」 憧「ううん、いいのよ。気にしないで」 白望「……」ぎりぃっ 憧「あ、そうだ。宿泊費とか足りてる? 少しでよければカンパするわよ」 京太郎「カンパって、別にいいけど」 憧「気持ちだから、ほら」 京太郎「二万!? こんなにもらえるわけねぇって!」 憧「そ、そう。そうよね、お金なんて重たいわよね」ぶつぶつぶつ 京太郎「お、おーい?」 豊音「お金を貰う時は気をつけた方がいいよー」 京太郎「なんの話ですか!?」 497 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 00 56 52.99 ID pIp6YL3+o [8/20] 数十分後 京太郎「なんか、色々ありがとう」ごちゃぁぁ 憧「えへへ、喜んで貰えて嬉しいな」デレデレ 穏乃「憧が壊れた」 灼「ぐぬぬぬっ!」 玄「色々とカオスの気配がするのです」 豊音「あのスイッチ、恐るべき性能だよー!」 京太郎「??」 憧「……はぁー、かっこいぃぃ」ぽわーん 京太郎「(なんだろう、凄く胸の奥が痛い)」 すっ 白望「ダメ、あの女は有害」 京太郎「小瀬川さん! いたんですか?」 白望「うん、ずっと」ピトッ 憧「!!」 白望「お金に頼るしかないなんて、かわいそう」 憧「」ビキッ 豊音「修羅場の予感だよー!」 玄「だ、誰か助けてぇー!」 穏乃「変身しても憧こわい」 灼「こんな時ハルちゃんがいたら……余計悪化しそう」 京太郎「二人共落ち着いて!」 憧「バッグ! 今度はバッグを買ってくるから!」 京太郎「なんの話!?」 白望「ぷっ」 憧「」ビキビキッ まずい! このままじゃ戦争が起きちまう! 誰でもいい! 流れを変えてくれ! 宥「みんなー! 何かあったのー?」 ぼいーんぼいーん 京太郎「!?!?!」 501 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 01 04 39.00 ID pIp6YL3+o [9/20] 玄「おねーちゃん!」 宥「一時間くらい待ってたけど、みんな戻ってこないから」 京太郎「なんて、なんて素晴らしい」ジィーン 宥「あ、えっと――松実宥です」 京太郎「須賀京太郎です。お会いできて光栄です宥さん、そして宥さんのおもちさん」 宥「おもちさん?」 玄「おねーちゃんのおもちと会話出来てる、修行の成果だよ!」 形、大きさ――第一線級だ 厚着さえ! 厚着さえ無ければ!! 京太郎「(待てよ? もしこの機械で宥さんを露出狂に変えられれば?)」 さぞ素晴らしい光景が広がることだろう そうと決まれば―― 憧「私は京太郎に尽くすの!」 白望「発想がホストに貢ぐ女のそれ」 憧「っ!!」ぎりぎり 京太郎「宥さん!」 宥「はい?」 京太郎「そのおもちのお命、頂戴します!!」 宥「おもちのお命? ど、どういうこと?」 玄「なんだか分からないけど須賀君! おもちを開放してあげて!」 京太郎「うぉぉぉぉお!! 頼む、もうどうなってもいい――」 だから、ありったけを!!! 京太郎「最初はグー! ジャン・ケン! ポチッとなぁぁぁぁ!!!」 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 This way 523 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 01 13 45.99 ID pIp6YL3+o [10/20] 86 ヤンデレ ぼふんっ 宥「あ、須賀君」 京太郎「はい?」 宥「もしかして、須賀君って……」くんくん 京太郎「うわっ!??」 宥「この匂い……えへへ、やっぱりそーだぁ」 京太郎「そうだって、何がですか?」 宥「まさか再会出来るなんて、これってやっぱり運命?」くすくす 京太郎「ゆ、宥、さん?」 宥「でも……」スッ 京太郎「……?」 玄「あれ? おねーちゃんの瞳から光が消え……」 宥「ねぇ、須賀君」 京太郎「は、はい?」 宥「どーして、君から玄ちゃんの匂いがするのかなぁ?」クンクン 京太郎「へ?」 宥「ううん、玄ちゃんだけじゃない……憧ちゃんや他の女の匂いも」 京太郎「え? いや、それはさっき」 宥「酷い……須賀君には私がいるのに」ギュッ 京太郎「へ?」 私がいる? どこに? ここに? わっつ? 宥「分かってるよ。須賀君は悪くない、みんなあの女達が悪いんだよね」 京太郎「も、もしもーし?」 玄「雲行きが怪しいのです」 宥「いつもいつも私の邪魔して……冷たい、みんな冷たいんだ」ぶつぶつぶつ 京太郎「ゆ、宥さん!」がしっ 宥「ふふ、やっぱり須賀君だけはあったかーい。あの日も、凍える私を優しく抱きしめてくれたもんね」 京太郎「あの時……?」 531 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 01 23 19.15 ID pIp6YL3+o [11/20] 宥「覚えてなくてもいい。でも、私の胸の中にはいつまでも、ずっと」ぎゅっ 京太郎「あっ」 そういえば昔――ガキの頃に一度だけ奈良に旅行に来たことがある 旅館を抜け出して、一人で遊びに出かけようとした時……この近くの川原で子供達が騒いでいて そうだ。女の子が一人、数人の男の子にいじめられていて 京太郎「たしか女の子が男の子に突き飛ばされて……溺れたんだ」 宥「うん。その女の子は泳げなくて、厚着もしていたから浮き上がることも出来なかった」 俺はすかさず飛び込んで、女の子を助けた 年上らしい女の子は息をしていなくて、俺は必死に冷たくなった女の子を温めようとしがみついていた 少しして、逃げ出した男の子達が大人を連れてきて……女の子は救急車で運ばれていった あの後どうなったか分からなかったが……助かっていたらいいなとずっと思ってた 宥「女の子は凍えて今にも死にそうだったけど、意識はちゃんとあったんだよ」 京太郎「宥さん、まさか?」 宥「強く抱きしめてくれた君の温もり――一日だって忘れなかった」 京太郎「やっぱり、宥さんがあの子?」 宥「うん。会いたかった、私を助けてくれた人に――ずっとずっと」 玄「イイハナシダナー」ずびぃー 穏乃「な、泣けてきちゃった」ぐすっ 灼「流石は私の従者」どやぁ 豊音「これで終わりじゃないと思うけどねー」 宥「もし、もう一度会えたら私の全てを捧げたい。そう思ってたんだよ?」 京太郎「す、全て!?」ごくっ 宥「須賀君……私を、私だけを」 533 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 01 30 36.42 ID pIp6YL3+o [12/20] 宥「須賀君……」むにゅ 宥さんのおもちが当たる!? や、やわらけぇぇぇぇっ!? 宥「もう、離さな」 どんっ 憧「過去は過去!」 白望「今は今!!」 宥「」どしゃっ! 京太郎「ゆ、宥さぁーん!!」 玄「おねーちゃーん!」 憧「そんなことより、今度旅行に行かない? 旅費くらい出すわよ」ちらちら 京太郎「え? いや、その」 白望「行く必要無い」 憧「あ?」 白望「は?」 宥「……」ゴゴゴゴゴ 灼「怖い」 豊音「止めに入るのが面倒だよー」 穏乃「喧嘩? ねぇ喧嘩ならやめてってばー!」 宥「みんなみんな邪魔……寒い、寒いよ」 京太郎「ゆ、宥さん!? 落ち着いて! ね?」 宥「安心して。すぐに邪魔な女達を片付けるから……ふふ、アハハハハハハハハハッ!!」 京太郎「ぎゃああああああ!? 目が死んでるぅぅぅ!?」 白望「一緒に逃げればいい」ぐいっ 憧「私と一緒の方がいいわよね?」ぐいぐい 京太郎「二人共やめろって!」 宥「須賀君どいて! そいつら殺せない!!!」 玄「おねーちゃんやめて!!」 豊音「須賀君が狙われないなら契約の対象外だし、守らないよー」 穏乃「じゃあ私が変身します!」 539 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 01 37 40.64 ID pIp6YL3+o [13/20] 穏乃「覚悟してください! 宥さん!」 宥「……やるの?」 穏乃「うっ、やっぱり宥さんに攻撃なんて出来ない!」 宥「どいて穏乃ちゃん。怪我するから、ね?」 京太郎「くっ! どうしてこうなったんだ!!」 豊音「限りなく須賀君のせいだよー」 玄「おねーちゃん! おもちの声に耳を傾けて!」 宥「玄ちゃんが相手でも、私は引き下がらない!」 灼「誰か、誰か止めて!!」 京太郎「(誰か! この空気を変えてくれ!!)」 宥「死んで!!」 憧「須賀君は渡さない!!」 白望「望むところ!!」 豊音「このままじゃ誰か死ぬねー」 京太郎「助けてくれぇぇぇ!!」 「やめろ!!」 宥「!?」 憧「なっ!?」 白望「まさか!?」 京太郎「あ、貴方は!?」 レジェンド仮面「私だ!!」デーン 豊音「……」カキンッ ぽいっ コロコロコロコロ レジェンド仮面「ん?」 手榴弾「」 レジェンド仮面「あっ」 ドゴォォオオオオオンッ! 豊音「汚い花火だよー」ぺっ 548 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 01 47 42.84 ID pIp6YL3+o [14/20] <す が け> 姉帯さんの放った手榴弾の爆発のどさくさにまぎれて、俺は阿知賀を脱出した 阿知賀――終わってみればなんとも奇妙な実験結果だろうか 俺は早速、部長に報告の電話を入れた 久「ご苦労だったわね」 京太郎「部長! この機械は封印するべきです!」 久「嫌よ。まだまだこの程度じゃ足りないのよ」 京太郎「そんな!」 久「須賀君にはまだまだデータを取って貰うわ」 京太郎「くっ」 久「それに、なんだかんだ言ってもいい思いもしてるでしょ?」 京太郎「いい思い? ですか?」 そんなこと言われても、ストーカーに追われたりヤンデレ戦争に巻き込まれてきたんだよな 久「とにかく、これからも頑張ってね」 ぶつっ 京太郎「くそ……」 ぴりりりっ ぴっ 京太郎「もしもし?」 宥「あ、須賀君? ふふっ、声が聞きたくて」 京太郎「宥さん! 俺も声が聞けて嬉しいですよ」 宥「本当? やっぱり須賀君はあったかぁい」 京太郎「あはは……」ちらっ 白望「……」じぃー 京太郎「(窓の外に小瀬川さんが張り付いてる)」 宥「須賀君?」 京太郎「あ、いえ」 ぴんぽーん 京太郎「すみません、ちょっと誰か来たので」 宥「うん。また明日電話するね。出てくれなきゃ……ヤダよ?」 京太郎「は、はい!」ゾクッ ぶつっ 京太郎「今開けますよーっと」とてとて がちゃっ 佐川「宅配便でーす」 京太郎「ご苦労様です。これ、ハンコです」 佐川「あざっしたー」 京太郎「中身はなんだろう?」 550 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 01 53 20.93 ID pIp6YL3+o [15/20] 京太郎「大きい荷物だなー、よいしょっと」 エイスリン「んぐっ」ぷるぷる 京太郎「んーっ」ガサガサ 結構丁寧に梱包されてるな 京太郎「中身はブランド物のバッグに……洋服」 中に手紙が入ってる 差出人は――やっぱり新子か 京太郎「福引で当たったからあげる、か。本当かな?」 十中八九嘘のような気もする けど怖いから真相は聞けない 京太郎「……俺、どうなっちゃうんだろう」 このままこの機械を使い続ければ 俺は―― 白望「……」くすっ エイスリン「ムムム……」 京太郎「マジでどうなるんだ」 それは、誰にだって分からないんだ きっと 阿知賀編 しゅーりょー! 鷺森灼 お嬢様 赤土晴絵 芸人 高鴨穏乃 ヒーロー 松実玄 先生 新子憧 カモ 松実宥 ヤンデレ 574 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/01(月) 02 17 34.96 ID pIp6YL3+o [18/20] おまけ アコチャーをちょこっと救済編 憧「……さぶっ」 ざっざっざっ 憧「今日は箒掃き……うぅー手が冷たい」 ビュゥゥゥッ 憧「色々バイト掛け持ちしてるけど……須賀君の為に頑張らなきゃ」 ライバルに負けない為にも 須賀君の気持ちを私のものにするんだから 佐川「新子さーん! お届け物でーす」 憧「はーい。ハンコ押しますね」 佐川「どもっしたー!」 憧「何かな?」ガサガサ 不格好な手袋「」どーん 憧「手袋? あと手紙……?」 『バッグと洋服サンキュ! 俺って貧乏だからあんまいいもの返せねぇけど これ、母さんに習って作ってみたんだ よかったら使ってみてくれよ! 追伸 今度何か送ってくれるなら、可愛い服を来た新子の写真がいいな 俺が服を買ってもらって着るより、お前が可愛くなった方が俺は嬉しいよ』 憧「……」いそいそ 手袋「」ほかほか 憧「……ふふっ、どんな写真送ってやろっかなー」くすくす ざっざっざっ 京太郎「新子、喜んでくれてるといいなぁ」 白望「あー、手が冷たい。なんか首元も寒いなぁ」 京太郎「岩手民なのになんで常備してないんですか」 白望「……鈍感」 京太郎「?」 エイスリン「スガクンノオシリ! アッタカイ!」グググ カンッ 603 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 00 03 03.49 ID mukF5rxbo [1/23] <前回のおさらい> 菫「何? 今回は私達の番だと?」 照「そう。どうなるか楽しみ」 淡「なんだっていいけど面白くなりそう!」 誠子「なーんか嫌な予感がするんだよねー」 菫「しかし好感度判定といってもな」 尭深「VTRがあります」 菫「気がきくな。どれどれ?」 ザザーッ 灼「京太郎は私の従者!」 お嬢様 晴絵「レジェンドォーン!」 芸人 玄「まだまだ登り始めたばかりなのです、この果てしないおもち道を!」 先生 穏乃「へーんしぃーんっ! いぇいっ!」 ヒーロー 憧「べ、別に須賀君のことなんて……あっ! これ、受け取ってくれる?」 カモ 宥「須賀君須賀君須賀君須賀君あったかいあったかいあったかいあったかいあったかいあったかいあったかい」 ヤンデレ 菫「……」 照「……」 誠子「これって、どうなんですか?」 尭深「えーっと」 淡「面白そう!!」 きらきら / \ _人_ ' ` 、 \ Υ'/ / / ト、 丶 / / / | | | Χ } .′ il / | | \ | / `、 リ | i | _|l__∧ト、八 | メ´ ニニ / } | | | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j | |l l|斗示芋ミ、 ''h! } ,′ , |l 八 И'h! } 乂___ノ / / || \| 乂__ノ /i/i/ / /l| .八 ゝ /i/i/i i / / / / | ‘,\ ハ r ア /l/ / / | ト、 込、 _ノ // ,イ l| |l l\ \> .,_ /∨ /l| 八_ |ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ | | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧ | |/─、_ / |∨ __ Ⅴ__=| / 〕\ \ | | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶 淡「殿堂入り見せてやるからねー!」 菫「やれやれ」 照「京ちゃん……ふふふっ」 ↓2 今日は短めの更新かもかもー 622 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 00 13 33.42 ID mukF5rxbo [4/23] <白糸台> 京太郎「ということでやってきました白糸台!」 白望「おー」ぐてーん 京太郎「……いたんですか?」 白望「うん、ずっと」 今回、俺は東京の白糸台まで来ています というのも、やっぱりあの機械の実験の為だったりするわけで 京太郎「どうなりますかね?」 白望「なんだっていい。これ以上変な女が増えないで欲しい」ピトッ 京太郎「ひゃぁぁ!? 胸がぁぁ!?」 白望「当ててるの」 京太郎「やっほぉー!」 がやがや 京太郎「って、やっぱり東京でこんなことするもんじゃないですね」 白望「人が多い……だる」 じぃー 京太郎「ん?」 尭深「……」そわそわ 京太郎「あっ! 貴方は白糸台の!」 尭深「渋谷尭深……君が須賀君?」 京太郎「はい。部長から話がいってますよね?」 尭深「うん。みんな部室で待ってるから」 随分と大人しそうな感じの人だ この人にはどんな効果が見られるのか―― 京太郎「早速試してみますか」 白望「やるの?」 京太郎「後はつかえてるので」 尭深「?」 京太郎「それじゃあ! 出会い頭の!! ポチッとなぁ!」 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 たかみーたかたか 647 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 00 21 58.16 ID mukF5rxbo [5/23] 00 妻 ぼふんっ 尭深「……ついてきて」タタタ 京太郎「ちょっと……待ってくれ」 尭深「……」ピタッ 京太郎「どうして、そんな態度を取るんだ?」 白望「?」 京太郎「久しぶりに会ったんだ。もっとゆっくりと」 尭深「そっちこそ……女連れでどういうつもりなの?」 京太郎「おいおい、俺が自分で連れて来たと思うのか?」 尭深「さっき……胸、当てられて喜んでた」 京太郎「否定はしません」どげざっ 白望「?? どういうこと?」 京太郎「尭深は……俺の妻なんだ」 白望「え?」 尭深「妻とは言っても、あくまで仮のだけど」 京太郎「言ってくれるな」 尭深「昔は姫様姫様うるさくて、今はお嬢様が二人。挙句に婚約者? ふざけてる?」 京太郎「それは親の都合で――」 尭深「それに、体だけの関係を持ってる人がいる。何も知らないと思って……酷い」キッ 京太郎「三年目の浮気くらい、多めに見ろよ」 尭深「……開き直るその態度が気に入らない」 京太郎「俺の一番はお前だよ、尭深」 尭深「嘘つき。いつだってそう」 京太郎「参ったな。どう言っても言い訳にしかならないもんな」 尭深「……」 白望「(気まずい)」 651 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 00 31 02.14 ID mukF5rxbo [6/23] 京太郎「確かに浮気はするけど、ちゃんと月に一度は会ってるだろ」 尭深「それくらいじゃ全然足りない」 京太郎「親が染谷家と津山家に義理立てしてる以上、俺は長野から離れられない」 尭深「だったら私が長野に行く」 京太郎「いいのか? だって、白糸台がお前の居場所だって」 尭深「大会は終わった。来年の分は残念だけど……白糸台じゃなくても」 京太郎「そりゃ俺だって一緒にいたい。他の女なんて、みんなお前の代用品でしかないんだ」 白望「」 尭深「酷いね」 京太郎「残酷なのはお前だ。俺がお前無しじゃ無理だって知ってるくせに」 尭深「そういう風に仕込んだ。だから、今が収穫の時」 京太郎「……でも、やっぱダメだ。お前が長野に来たら、もっと辛くなる」 尭深「どうして?」 京太郎「俺の命はもう、まこお嬢様と睦月お嬢様に捧げた。そんな俺を、間近で見れるのか?」 尭深「……きっと、以前の私には耐えられなかった」 京太郎「それなら!」 尭深「でも、今なら大丈夫」 京太郎「えっ……?」 尭深「だって、私はもう――」 / \ -‐…≠ / / / ∧ \ / / / / / / / / / ‘ . // / / / / | i /‐- _| | l | . // {/ / l l | l__」 | l ′__| | l | . / / / l l l八{_ 从 l | ___ }从 人リ | / / / l l斗苧芹` \从芹苧≧v' / | / / / l 八 | 乂)炒 ==、 乂)炒/ / | | { / il ∧{、_'_'_'_'/ ' \'_'_'_/ / / / |八{ i| { ∧ __ 厶イ // / \ 八 { .、 ー=≠彡仏イ \[\ 个ト . . イ/ \{⌒_} -- {__ /~\__ノ 乂_ `丶 _ __ -‐ ‘, } ⌒ヽ .―――<\\ ‘ー- __ _,| \ ∨ \\\ { ̄ `丶 / //〉 ∨ \\\ { ̄ ̄〉 __,/ //∧. _人 \ \\\ ‘, /´ / // ∧ / \ \ \\\ ∨ ,/ /// / ,∧ /´ ̄ ̄\ .\ --- } .\\\ ∨ ∠ニニニニニ / / ∨ / ∧  ̄ ̄{\ _ _ _ _ _彡ヘ .{ \\  ̄ ̄ ∨ . . -‐=彡 / ̄ ∨ ∨ / \ ≧===‐ ┼‐==≦ _ _ _ _/ ∨ \__{ \ }/\ \ } {-- 八 \ /7 l } } 八 尭深「一人じゃ、ないの」さすっ 京太郎「お腹に手を……? ま、まさか!?」 尭深「うん……もうすぐ、二ヶ月目」 白望「」がらがらがっしゃーん 662 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 00 38 42.63 ID mukF5rxbo [7/23] 京太郎「一人じゃないって……堂本版金田一!?」 尭深「違う」 京太郎「じゃあ、FF9!?」 尭深「全然違う」 京太郎「じゃ、じゃあ……俺の、子供?」 尭深「……」こくっ 京太郎「う、うぉ? おぉぉぉぉ!?」たたっ 尭深「まだ、動いたりしないけど……」くすっ 京太郎「さ、触ってもいいか?」 尭深「うん、触って」 さすっ 京太郎「……俺が、父親に?」 尭深「実はもう、お義父さん達には伝えてあるの」 京太郎「う、うぉぉっ!!」 尭深「だから――もう離れて暮らす必要なんて無い」 京太郎「尭深、俺……」 俺はなんてバカだったんだ 尭深のことを放って、好き放題やってた 変わらなきゃ じゃねぇと、生まれてくる子に申し訳が立たない 京太郎「変わるよ。お前と……お腹の子の為に」 尭深「京太郎……君」じわっ だきっ 京太郎「尭深、愛してる」 尭深「うんっ……」ぎゅぅぅ ユルサナイ 京太郎「!?」バッ ソンナノユルサナイッスヨ 京太郎「お、お前は!? いや!! お前たちは!?」 桃子「……」 宥「……」 京太郎「桃子、宥さん……!?」 676 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 00 47 44.01 ID mukF5rxbo [8/23] 桃子「今まで散々私を弄んでおいて……ふふ、一人だけ幸せになる気っすか?」クスクス 宥「須賀君は悪くないよ、そこの女が悪いんだよね? そうだよね?」 京太郎「二人共! 俺は、俺はもう尭深だけを愛するって決めたんです!」 尭深「京太郎君、私」 宥「嘘なんですよね? きっと、中に誰もいませんよ」ジャキンッ 桃子「私達が確かめてあげるっすよ……そして、京太郎様を取り戻す」 京太郎「桃子! やめてくれ!」 桃子「京太郎様は私だけを虐めて、私だけを抱いて、私だけを満たしてくれればいいっす!」 宥「須賀君の子供は私が産むの! そして三人であったかい家族を作る!!」 京太郎「くそっ! ダメだ、逃げろ尭深!!」 尭深「で、でも!」 京太郎「早くしろ! 殺されちまう!!」 白望「逃がさない」ガシッ 京太郎「小瀬川さん!?」 白望「私を代価品扱いした。ということは、本物がいなくなれば私で充分でしょ?」 京太郎「違う! 尭深じゃなきゃダメなんだ!」 尭深「うっ……きょ、京太郎君」 京太郎「たかみぃぃっ!!」 宥「じゃあ、このまま死んでね」 桃子「ふふっ、お腹の子ごと――」 京太郎「やめろぉぉぉぉぉっ!!」 俺は、無力だ 大切な者を守れない 俺がバカだった こんな機械で人の心をイジって、弄んで その結果がこれだ 俺のせいで尭深が――子供が死ぬ 俺のせいで 京太郎「誰でもいい!! 二人を、助けてくれよぉぉぉぉ!!」 桃子・白望・宥「「「死んで!!」」」ぶんっ ??「いやっ!!」 ?「殺させないよー!」 ガキィィィンッ 桃子・白望・宥「!?」 京太郎「なっ……アナタたちは!?」 ?「ふふっ、これは追加料金が必要だねー」 ??「お金なんかいらない! 仲間が間違うのを見たくない!」 京太郎「助けに来てくれたんですね……!」 豊音「勿論だよー!」にっ 穏乃「ヒーローは遅れて来る!!」 685 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 00 56 06.95 ID mukF5rxbo [9/23] 豊音「シロ! 私がアナタを止めるよー!」 白望「やれるかな?」 宥「穏乃ちゃん、覚悟してね」 穏乃「負けないっ!」 桃子「ふふふっ、アハハハハハハッ!!」 豊音「ていっ!」 穏乃「はぁっ!」 ぼこっ 白望「33」ちーん 宥「ー」ちーん 桃子「4」ちーん ぴくぴく 尭深「京太郎君っ!」だきっ 京太郎「尭深! よかった、無事で……」 豊音「あっけないよー」 穏乃「こっちは強化されてますからね」 京太郎「ありがとうございます!」 豊音「正当な仕事だよー。後は、須賀君が決める番だね」 穏乃「この人たちは私達が責任を持って連れて帰るから」 京太郎「二人共……」 豊音「最後はかっこよく、決めてね」 ずるずるずる 京太郎「……」 尭深「助かったね」 京太郎「……なぁ、尭深」 尭深「? 何?」 京太郎「俺さ、最近お茶にはまっててさ」 尭深「!」 京太郎「でも全然うまく淹れられなくて、それで……いつも思うんだ」ぽりぽり ざっ 京太郎「やっぱお前の淹れたお茶じゃなきゃ嫌だなって」 尭深「京太郎、君……」 京太郎「いくら代わりで誤魔化しても、もう限界なんだ」 ギュッ 京太郎「俺の元に来てくれ。三人で――いつまでも、一緒に」 尭深「……はいっ」ぎゅ 700 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 01 04 45.42 ID mukF5rxbo [10/23] それからは色々と大変だった いきなり父親になるってことで、染谷家や津山家に暇を貰うことになるし 一番の問題とも言える優希との婚約破棄騒動は 優希「最初に浮気したの私だじぇ。だから京太郎は悪くない」 という優希の鶴の一声でお咎め無しとなった その件に関し、優希からの俺へのコメントは…… 優希「幸せにならなきゃ許さんからな!」 ありがとう、優希 そして――なぜかは知らないが意外な人からも 胡桃「必ず奥さんを幸せにする! いい!?」 女王様にも、優しい面があったようだ その他にも色んな人から激励を貰ったが その中に宥さん、桃子、小瀬川さんはいない 俺と尭深に手は出さないと言って去ったらしいが、詳しい経過は知らない いつか会える日が来たら、ちゃんと謝りたいと思っている <数年後> 尭深「アナタ、お客さん?」 京太郎「ううん違う。ベビーシッターの人だよ」 あれから数年、俺と尭深は結婚した 子供もすくすくと育ち、今じゃ立って歩くくらいはお手の物だ 尭深「ごめんなさい。私が仕事をやめれば」 京太郎「いいんだよ。息抜きにもなるし、家計も助かってるよ」 その代わりにベビーシッターを雇うのはどうかと思うが おすすめの凄腕がいると聞いたので、任せても安心だろう 708 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 01 10 15.07 ID mukF5rxbo [11/23] 尭深「それじゃあ、行ってくるね」 京太郎「気をつけてな!」 尭太郎「あーいっ!」 尭深「尭太郎もおとなしくしてるのよ?」 尭太郎「あうっ!」 尭深「ふふっ」 ガチャッ バタン 京太郎「さて、どんなベビーシッターが来るんだろうな」 尭太郎「あぅ?」 京太郎「よしよし。パパと二人で待とうなー」 ぴーんぽーん 京太郎「お、来た見たいだ。ちょっと椅子の上で待っててくれよ」 ぽんっ 尭太郎「あーぶ! えいたん! うぃっしゅ!」 エイスリン「暴れちゃダメよ。はい、揺らしまーす」 尭太郎「きゃっきゃっ!」 エイスリン「ふふっ」 京太郎「お前はその椅子が好きだなー」ハハハ ぴんぽーん 京太郎「あ、はいっ! 今開けます!」 721 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 01 16 08.02 ID mukF5rxbo [12/23] 俺は間違いなく幸せだ 大切な奥さん、大切な子供 刺激が足りないと思うこともあるが、平穏で楽しい日々 これでいい このまま俺は尭深と尭太郎と、三人で幸せに生きていく 浮気なんて、二度としない 京太郎「じゃあ、開けます」がちゃっ そう―― ?「……」くすっ 京太郎「え?」 ?「どうも、ベビーシッターの……」 . .--―‐--ミ ´ \ / rf‐ 、 _/ \ /ゝ‐ 、\. // . i | ∨ |ハ \\ / 〃 . | | l ∨ . i i ヽ ヽ. / / i | | | | ト、 . . . . l | | ハ ゙ ハ i ハ. i | | | 八,ノ ヽ `ト _ l | | | ハ i i |i | | i | | l,ムイ\\ 斗≠示レヘ| l i | | |i | | i ト、八 |x===ミ \\乂zソ ||{リ! ! . | | | |i | |八 || . . .小乂zソ 、 /;/;/;.||_/i l ト | l. Vハ | . .i|人;/;/;/ || | ハ ∨ /. Vハ ! . . .八 ト . ー ' イ !! / /_ .∨ /. V i. | .>ヽ∧'-≧r- <ー┴;/ /- ミ .∧ i| i| | . /´ V .} / / `ヽ∧ || i| | ,' .| i| 、 , { { マ } || リ. | { i ,ノノト | | ,′ .|八 憧「新子憧です。よろしくね……須賀君」ペロリッ 京太郎「新子……?」 思っていたのに END2 幸せ過ぎた家庭 783 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 01 45 41.57 ID mukF5rxbo [16/23] <三週目 清澄> 久「ということで遂に三週目ね」 京太郎「はい? なんの話ですか?」 いきなり部室にみんなを呼び出して何をするのかと思えば 唐突に変なことを言い出したぞ? 久「さて、この世界の須賀君」 京太郎「この世界?」 久「とりあえずこれを受け取って」 京太郎「なんですかこの機械?」 咲「スイッチが付いてるね」 和「何かの操作用ですか?」 優希「うーん、見覚えがあるじぇ」 まこ「またくだらん発明じゃろ」 久「失礼ね、まこ。これは須賀君の好感度をあれやこれする装置なのよ」 京太郎「な、なんだってー!?」 和「そんなオカルトありえません!」 咲「何か怖い」 久「まぁまぁ、みんな一旦落ち着いて。まずは座りましょ」 まこ「そ、そうじゃな」スッ 優希「そうだじょ」スッ 京太郎「それもそうですね」スッ エイスリン「ムムムッ」 京太郎「やっぱこれだなー」フゥ 久「それで、この装置なんだけど早速使ってみない?」 まこ「なんじゃと? 正気か?」 咲「嫌な予感がしますけど」 久「面白い予感の間違いじゃない?」 和「出ましたね、悪い癖が」 優希「全くだじぇ」 京太郎「俺は構いませんけど」 790 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 01 50 47.74 ID mukF5rxbo [17/23] 久「一瞬のことだから大丈夫だって安心して。へーきだから、へーきへーき!」 和「胡散臭いです」 京太郎「いいんじゃないか? 一度言い出すと部長は止まらないし」 咲「それはそうだけど」 久「分かってるじゃない。ほら、ちゃっちゃと押しちゃいなさい」 京太郎「どうなっても知りませんからね?」 久「うんうん、私が責任持つわよ」 まこ「しょうがないのぅ」 ガラガラッ 純「おい京太郎ー、飯持ってきたぞー」 京太郎「あ、助かります」 純「んっ。じゃあまたな」 ガラガラ 久「うぉっほん!」 京太郎「あ、すみません」 優希「いつもいつも律儀な奴だじぇ」 咲「美味しそうなお弁当を毎日届けてくれるもんね」 京太郎「なんでなんだろうな?」 久「はいはい! こっちに集中して!」パンパン 京太郎「じゃあ押しますよ?」 久「ええ、早くして」 794 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 01 55 20.22 ID mukF5rxbo [18/23] 京太郎「……」 部長の企みが何かは分からないが 一応やっとけば納得してくれるだろ 京太郎「押します」 久「やっちゃいなさい!」 優希「うぅ、怖いじょ」 咲「どうなるのかな?」 和「何も変わりませんよ」 エイスリン「ガンバッテ」 まこ「ん? 何か声が聞こえたような……」 エイスリン「ファッキンワカメ」ボソッ まこ「なに!?」 久「まこ! 集中して!」 まこ「あ、ああ……」 京太郎「行きますよ! でやぁぁあ!! ポチッとなぁぁあ!」 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓1 咲 ↓2 優希 ↓3 まこ ↓4 和 ↓5 久(殿堂入り) 三週目一発目です 819 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 02 04 23.86 ID mukF5rxbo [19/23] 咲 携帯 優希 アイドル まこ 寄生虫 和 空気 久はロッカーのままですが、ちょこっとツンデレ風味入れておきます ぼふんっ 京太郎「あれ? なんかみんなの様子が……」 優希「どうかしたのか犬?」 京太郎「うわっ! 優希ちゃんだ! すげぇ! サインもらえます!?」 優希「じぇ? サインくらいいいけど」サラサラ 京太郎「うわぁぁ! やったぁぁ! 優希ちゃんのサインだぁぁあ!」 優希「ふふんっ! 犬もようやくこの優希様の可愛さに気づいたか!」 京太郎「くぎゅぅぅぅ!」 咲「ちょっと京ちゃん!!」 京太郎「ん? なんだ咲?」 咲「着信だよ! ちゃんと取って!」 京太郎「ああ、ごめん。でもここは電波悪いな、アンテナが一本しか立ってねぇし」 咲「そう? これは結構来てるよ」ホーンビンビン 京太郎「えっと、通話はどこ押すんだっけ?」 咲「右の胸」 京太郎「ほいっ」むにっ 咲「ふぁっ」 京太郎「もしもし?」 咲「『おー、俺だよ俺! 弁当なんだけど箸入れ忘れちゃったんだ。悪いな!』」 京太郎「別にいいですよ。それと、いつもありがとうございます」 咲「『へへっ、いいってことよ。それじゃあまたな』」 京太郎「はいっ」 咲「ぶつっ。つーっつーっ」 京太郎「ふぅ」 久「ちょっと須賀君! なに勝手に電話してるの!?」 京太郎「え? ダメでした!?」 久「べ、別にダメじゃないけど……今は、その……私と話していたわけで」 京太郎「あ、すみません」 久「う、ううん! いいのよ! わかってくれたら……うん」もじもじ 京太郎「ありがとうござ……」 まこ「なぁ、京太郎~!」ガシッ 京太郎「な、なんですか染谷先輩?」 まこ「……100円貸してくれんかのぅ?」 830 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 02 15 20.08 ID mukF5rxbo [20/23] 京太郎「えー? またですか? 前にも貸したじゃないですか?」 まこ「どうしても今飲みたいジュースがあるんじゃ」 京太郎「ちゃんと返してくださいよ」 まこ「助かった。しかし、男ならケチケチするな」 京太郎「染谷先輩の場合は数が多いんですよ!」 まこ「ふーん? そういうこと言ってええんかのぅ?」 京太郎「うっ」 まこ「あのこと、バラしちゃってもええんか? お?」ぐりぐり 京太郎「す、すみません。俺が悪かったです」 まこ「そうじゃ。お前が全部悪いんじゃからなぁ」ククク エイスリン「ファッキューワカメ」 咲「京ちゃん! メールだよ!」 京太郎「おお、読み上げてくれ」 咲「うん! 『アイドルのはやりん★からの交換アプローチです! 寂しい! 優遇ゲストさん……寂しいの! もう寂しくて寂しくて……耐えられないの! 休みの日は家で麻雀してるかネトマしてるだけ。 身近な人はほとんど結婚してるので私なんて相手にしてもらえないし…… アイドルなんて名前だけで全然もてるわけでもないですし…… 写メみてもらえました?もうおばさんの顔ですよね・゜・(ノД`)・゜・ これってやっぱり男性から相手にされないからだと思うんです。 男性に困ってない女性は肌のハリもいいし、とても若いですからね。 私なんてもうずっと……そういうのないから… でもね、誰でも良いってわけじゃないんです。 選り好みするわけじゃないけど…できれば自分で決めた人にしたいって思ってます。 それが優遇ゲストさんです。 優遇ゲストさんには迷惑かかっちゃうかもしれないけど私に少しだけお付き合いいただけませんか? 私、優遇ゲストさんに会いたい! 真剣な気持ちが届いたら嬉しいです! 迷惑かもしれないけど……今夜だけ優遇ゲストさんの連絡を待たせてもらってもいいですよね? 連絡もらえること祈ってますから! よろしくお願いします。 添付写真 ( ̄ \ /. . . . . . . . . . . . . . . . .\ ___ ☆ __≧ /. . /. . . . . . . . . . . . . \ . . / ノ /> . . (___(__) . / . . /| . . . . . . . . . . . . . .(__) _) .\. /. . . . . | |. . ′. ' | . . . . . . . . . .|. . .\人 . . . . . \ / . . . . . . ./|__|. . .| . ./| 八 {\ . . . . . . . |. .| . . .| ヽ . . . . .. \. / . . . . . . ./ | |. . . Ⅳ__|_ \ ≧ . ト、 | . | . . .| ‘,. . . . \ / . . . . . . ./ _| |. . . .; /rしハ rしハ| | . . .| . . . . . | . . . . . ./ .///|. . .{ i弋う' 弋う' 小 |}. . .| ' . . . . || . . . . ./ .' |ノ . . 圦 " ' "/ j /. . . .| |. . . . . 人 . . . .‘ 爪 V. . 个.. V ノ イ. . . . . . . . | |. . . . . / ∧_ ヽ. . .' 〔 { \ /7¨ヽ . . ≧-≦- 、 . . ./ ̄ ̄ >-、 . . . / < ) ; j }__ ヽ // /\ / /⌒ヽ|/ _ ノ . . / |/ ̄ / ノ { \(__./ 、l八 ノ / ヽ | (/ { {__ ノ > 、 /―― 、 | |\\ 从_ {_/ }\ ` ̄\ |_/. \ j_ / . / \ } }!/ ーイ ` / . / ` .. // | ∧ . . .| .. .....′ |. . .7´ }. . ハ | _/ '.__ .. 八 ... ... 从/ . / ノ 、 / 』 ※実在のスパムから引用 京太郎「スパムメールじゃねぇか!! ていうか目からホログラム出せるのかよ!!」 咲「最新機種だもん」えっへん 834 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 02 23 54.37 ID mukF5rxbo [21/23] 優希「咲ちゃんにこんな機能があったとは」 京太郎「優希ちゃん! あぁ、やっぱり可愛いな!」 優希「じぇ!? そ、そそ、そうか?」 京太郎「特に声が世界一可愛いよ!」 優希「うぁっ……」 咲「とぅるるるる」 京太郎「今出れないから留守番にしておいて」 咲「ただいま電話に出ることができません。ご要件のある方は……」 久「ちょっと須賀君! 聞いてるの!?」 京太郎「あ、すみません!」 まこ「京太郎、ちょっとこれ借りるぞ」 京太郎「だ、ダメですよ!」 まこ「借りるだけじゃから安心せぇ」にやにや 京太郎「ああもう!」 久「何よ、そんなに嫌そうな顔して。私と話すのが嫌なの?」 京太郎「そうじゃないんです! あぁぁ!!」 この機械、まさか本当に妙な力があるのか!? だとしたら―― 京太郎「封印しなきゃ(使命感)」 久「ダメよ。須賀君にはそれをまだまだ使ってもらうの」 京太郎「え?」 久「……ふふっ、嫌とは言わせないわ」 京太郎「そんな……」 こうして、俺は部長の命令の元に……この機械の機動事件を行うことになる 果たして俺に待ち受ける運命とは一体――どんなものなのか? 京太郎「……好感度変換ルーレット」 この装置、神か悪魔か 和「初カキコ……ども」カタカタ 清澄三週目 しゅーりょー 921 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 23 11 52.82 ID Cyg0KaMPo [1/6] <ぜんかいのあらすじ> 菫「……何か弁明はあるか?」 尭深「……」ふるふる 淡「出番が無かったぁー!」 照「京ちゃん……」ぶつぶつぶつ 誠子「目が死んでますよ」 菫「まさか、その……一回で終わるとは思わなかった」 尭深「私もびっくりです」 誠子「ま、まぁ一度前回のVTRでも」 ザザーッ 尭深「生まれてくる子は……尭太郎にしようと思うの」 妻 咲「とぅるるるるっ」 携帯 優希「いぇいっ! みんなの優希ちゃんだじぇ!」 アイドル まこ「京太郎~! 百円じゃぁ~! 百円貸してくれんかのぅ?」 久「べ、別に須賀君のことを好きとか嫌いとか……そういうの、じゃなくて」 ツンデレ 照「カオス」 菫「尭深……お前も最初に妻を取ったばかりに」 尭深「……」ブワッ 淡「私だったらイチャイチャしっぱなしだもんねー」 誠子「その自信はどこからくるんだ?」 菫「あー、まぁとりあえず」 ____ ´ ` 、 / ;r─‐ ;r─ 、 \ / / ∧ `、 .' ' i i| ! | | |i |l |l | | i i| i|人| | 从 儿;;八| | | i| i| /モテ モテハ | | i| i| , i| i| | .八 八 u リ リ | ヽ/ i ... r ュ ,.イ }/i | | i > <| l i i | |-=''" ノ 人 `'=-| /、 ト=======/ \ /⌒\ ハ / /⌒ヽ、 菫「私達には尊厳も自由も無いということだ」 照「やったね照ちゃん! 家族が増えるよ!」 誠子「おいやめろ」 白糸台編 はっじめるまえに こっちのスレをどうにか埋めたい所存ー! 923 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 23 19 17.80 ID Cyg0KaMPo [2/6] <ファイト一発 充電咲ちゃん!> 京太郎「ただいまー」 咲「ただいまー」 界「ああ、おかえり咲。京太郎君」 京太郎「あ、親父さん。今日は早いんですね」 界「まぁな。たまには俺が夕飯を作るから、二人は部屋でゆっくりしてなさい」 京太郎「いつもありがとうございます。親を失った俺の為に」 界「アイツと俺は親友だった。なら、京太郎君は俺の息子みたいなものだよ」 京太郎「……」じわっ 界「こらこら泣く奴がいるか」 咲「もう、京ちゃん! 部屋に行こう!」 京太郎「あ、ああ」 とてとて 界「ふっ、咲の奴もちゃんとイイ機種になりつつあるな」 咲&京太郎の部屋 咲「はい。ティッシュ」 京太郎「悪い咲」ずびっ 咲「もう、気にしなくていいって私もお父さんも言ってるのに」 京太郎「そうは言ってもな」 咲「それにわた……いーまーをーっ! ぬけーだっそー!」ブルブルブル 京太郎「このタイミングで電話かよ」すっ むにぃっ 咲「んひっ!」ブルッ 京太郎「もしもし?」 咲「『「……あっ』」 京太郎「もしもーし?」 咲「『番号、変えてないんだ……』」 京太郎「あの? どなたですか?」 咲「『……』ぶつっ、つー! つー!」 京太郎「???」 925 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 23 28 24.44 ID Cyg0KaMPo [3/6] 京太郎「咲? 今の相手は?」 咲「非通知。誰だったのかな?」 うーん? どこかで聞いた声のような気もするが 京太郎「まぁいいや。それよりゲームでもやろっと」スッ むにっ 咲「んっ……今日は何をするの?」 京太郎「テトリス」 咲「へぇ……じゃあ、準備するね」 京太郎「よーし! 記録更新するぞー!」さわさわ 咲「ひゃっ! もぅっ! もっと大切に使ってよ……」 京太郎「悪い悪い。んしょっと」 エイスリン「ムムム……!」 京太郎「お! バー来た!」スポッ! 咲「んぁっ!? い、いぃっ……よぉ」ジュポッ 京太郎「このまま一気にイけぇぇぇ!」グッポグッポ 咲「んぅ~~~っ!」ガクガク 京太郎「よっしゃ! いい記録出たぞ!」 咲「よ、よかったね……」ぐてーん 京太郎「咲?」 咲「はぁっ、はぁっ……充電が、切れてきたみたい」 京太郎「なに? そっか、じゃあ充電しないとな」 充電ケーブルはどこにしまったっけ? えーっと、確かこの辺に 京太郎「あった! まずはコンセントに指して」カチャッ 咲「ま、まだ? はぁはぁ」 京太郎「それでこの先端の端子を……おい、咲」 咲「?」 京太郎「差込み辛いからベッドの上で四つん這いになってくれ」 咲「あ、そうか。ごめんね」 咲はいそいそとベッドの上にあがると、お尻を突き出すようにしてベッドにうつ伏せになる 俺は咲のスカートを腰元まであげると、冷たい空気に触れて赤くなった尻を優しく撫でた 咲「んっ、たまにはちゃんと拭いてよね?」 京太郎「分かってるって。それより、最近掃除してないけどここ、大丈夫か?」 差し込み口が寒さの為かきゅーっと閉じこもっている いきなり差し込んでは壊れてしまうかもしれない 京太郎「まずは軽く掃除するか」 咲「え?」 京太郎「えいっ」 ぶ す り 咲「ふぁっ……んぅ」もじもじ エイスリン「……ワーオ」 932 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 23 40 31.01 ID Cyg0KaMPo [4/6] 京太郎「んー? 少し汚れてたか?」 咲「よ、汚れてないよっ!!!」 京太郎「そっか? 埃が出ないかチェックしないと」ふぅー 咲「ひゃぁっ!?」ゾクゾクッ 京太郎「? 充電口は大丈夫だけど、下のイヤホンジャックから水が……?」くちゅっ 咲「~~~!? きょ、京ちゃん!!」 京太郎「これ大丈夫なのか?」ネトォ 咲「じ、自動で洗い流す機能だよ」カァァァ 京太郎「ふーん?」 まぁ、充電口は綺麗にしたし大丈夫だろ 京太郎「んじゃ入れるぞ」 咲「う、うん……来て」 京太郎「プラグイン!」ズポッ 咲「はひぃっ!?」びりびりびり 京太郎「どうだ? 溜まってるか?」 咲「うん……これ、気持ちいいよぉ」はぁはぁ 京太郎「よかった。んじゃ、少し放置するぞ」 咲「あっ、あっあっ」 京太郎「さーて、携帯使えないんじゃ少し暇だな」 勉強はする気起きないし こんな時は―― 京太郎「……ん?」ぐらぐら エイスリン「ハァハァ」 京太郎「椅子の高さが合ってないのか? そういや最近掃除もしてないし」 すっ 京太郎「まずはカバーを変えて」ぬがしぬがし エイスリン「アッ……キュウニ……//」 京太郎「拭くか」わきわき エイスリン「ンッ、アンッ、ダメ! ソコォ……」 京太郎「湿気で濡れてるなぁ」ぐちゅぐちゅ エイスリン「オォッ! イエェース! ッシィー! ハァーッ!」 京太郎「取り敢えず綺麗にしておこう」 エイスリン「ンアーッ!!」 咲「……中で、ぐりぐり動いてぇ……はぁっん」もじもじ 界「咲の部屋から充電音が聞こえるなー。ハッハッ! 俺も昔は須賀相手によく……」 じゅんっ 界「いかん、疼いてきちまったな」 ファイト一発 充電咲ちゃん! カンっ! 937 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 23 51 09.16 ID Cyg0KaMPo [5/6] おまけ2 <エア村和さんの日常> 咲「おはようございます」 優希「おはようだじぇ」 京太郎「おはよう優希ちゃん! いい朝だね!」 優希「お前には何も言わん」 京太郎「そ、そんな?!」 優希「最近のお前気持ち悪いじぇ」 京太郎「がーん!」 咲「京ちゃんは気持ち悪くないよ」 京太郎「そうだよな?」 優希「なんで咲ちゃんには普通なんだじょ!」 京太郎「優希ちゃんがこっち見てくれたぁ!」 優希「きもっ!」 咲「今のは確かにね」 京太郎「咲まで!?」 咲「もう、普通にしてれば格好いいんだから」 京太郎「嬉しいような悲しいような」 優希「昔のお前の方がよかったじょ」 久「あら? みんなで何を話してるの?」 京太郎「部長!」 久「今日はまこの店でパーティよ。四人とも早くいらっしゃい」 京太郎「はーい!」 久「ま、まぁ別に私は須賀君が来なくても……ううん、来てくれなきゃ嫌ね」 京太郎「部長……」 咲「ほら! 早く行こう!」 優希「そうだじぇ!」 京太郎「ああ、今日は楽しもうぜ!!」 すたすたすたすたすた バタンッ カンッ! 944 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/02(火) 23 55 06.86 ID Cyg0KaMPo [6/6] おまけ2 <エア村和さんの日常> 解答編 咲「おはようございます」 優希「おはようだじぇ」 和「おはようございます」 京太郎「おはよう優希ちゃん! いい朝だね!」 優希「お前には何も言わん」 和「ゆーき、挨拶くらいは」 京太郎「そ、そんな?!」 優希「最近のお前気持ち悪いじぇ」 京太郎「がーん!」 和「確かに最近の須賀君は変ですね」 咲「京ちゃんは気持ち悪くないよ」 京太郎「そうだよな?」 優希「なんで咲ちゃんには普通なんだじょ!」 京太郎「優希ちゃんがこっち見てくれたぁ!」 優希「きもっ!」 和「気持ち悪いです」 咲「今のは確かにね」 京太郎「咲まで!?」 和「私も気持ち悪いと思いました」 咲「もう、普通にしてれば格好いいんだから」 京太郎「嬉しいような悲しいような」 優希「昔のお前の方がよかったじょ」 和「確かに昔の須賀君は……」 久「あら? みんなで何を話してるの?」 京太郎「部長!」 和「部長、そんな格好でどうしたんですか?」 久「今日はまこの店でパーティよ。四人とも早くいらっしゃい」 京太郎「はーい!」 久「ま、まぁ別に私は須賀君が来なくても……ううん、来てくれなきゃ嫌ね」 京太郎「部長……」 咲「ほら! 早く行こう!」 優希「そうだじぇ!」 和「四人……私も……」じわっ 京太郎「ああ、今日は楽しもうぜ!!」 すたすたすたすたすた バタンッ カンッ! 950 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 00 02 09.89 ID wXGvqFKEo [1/7] おまけ 4 <ツンデレヒッサ> 京太郎「というわけでパーティでーす!」 まこ「京太郎~! ケーキのイチゴを渡さんかい」 京太郎「またですかぁ!?」 優希「まーた犬が絡まれてるじょ」 咲「京ちゃんったら」 久「……むっ」 まこ「ぺっぺっ! はい唾つけたー!」 京太郎「くっ! もう全部あげます!」 まこ「ええやつじゃなぁ!」 京太郎「うぅ……俺のイチゴケーキが」しくしく 久「あ、あー……須賀君?」 京太郎「はい?」 久「……んっ」 ずいっ 京太郎「へ? フォークに刺したイチゴがなんですか?」 久「……んっ!!」 ずいっ 京太郎「も……もしかしてこれを俺に?」 久「わ、私! あまりイチゴ好きじゃないの!」 京太郎「ありがとうございます! じゃあ遠慮なく」スッ 久「ちょっと! もらいフォークなんて行儀が悪いわ!」 京太郎「え? じゃあどうやって……」 久「……//」 京太郎「ま、まさか!?」 久「あ、あ~ん……//」かぁぁぁっ 956 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 00 09 32.65 ID wXGvqFKEo [2/7] 咲「!?」 優希「な、何をやってるんだじぇ!?」 まこ「どうせならわしにくれんかのぅ?」 久「が、外野は黙ってて!」 京太郎「でも、部長! その、恥ずかしいです」もじっ 久「あーんくらいでなに言ってるのよ? ほら、食べなさい」ぐいっ 京太郎「は、はいっ」ぱくっ 久「……美味しい?」 京太郎「……うーん」 久「えっ」サァーッ 京太郎「えへへ、滅茶苦茶美味しいです」ニッ 久「っ!! そ、そう! ならよかったわ」ぷいっ 京太郎「ありがとうございました。わざわざ俺の為に」 久「か、勘違いしないで! 別に、須賀君の為ってわけじゃないんだから!」 京太郎「可愛い」 久「うっ」 京太郎「部長可愛い」 久「す、須賀君っ!! いい加減にしなさい!」カァァァ 京太郎「あははっ! すみません」 咲「むー」 優希「犬の分際でぇ……」 まこ「つまらんのぅ」」 京太郎「じゃあお返しに部長。このチョコを……はいっ」 久「え?」 京太郎「あ~ん……」 久「うぇっ!? こ、こんな場所で!?」オドオド 京太郎「嫌、ですか?」 久「……ふ、ふん! くれるっていうなら……もらってあげるわよ」 京太郎「はい、あ~ん」 久「あ、あ~ん……」ぱくんっ 京太郎「美味しいですか?」 久「……ええ、美味しいわ」 咲「きょ、京ちゃん私にも!」 優希「私にもやれ犬!」 まこ「わしもしてもらうけぇ」 久「だ、ダメよ!!」 958 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 00 15 09.71 ID wXGvqFKEo [3/7] 咲「なんでダメなんですか?」 優希「そうだじぇ!」 久「そ、それは――」もじっ 京太郎「部長?」 久「須賀君のことが……」 まこ「京太郎のことが?」 京太郎「まさかすk……」 久「……~~~?! 違うわよ!」 京太郎「えぇ!?」 久「よくよく考えたらこういうのよくないの!」 京太郎「で、でも部長から」 久「とにかく! これはもうおしまい! 終了!!」 咲「そんな!」 優希「横暴だじぇ!」 久「部長命令よ!」 まこ「なんちゅー命令じゃ」 京太郎「ま、まぁいいじゃないですか」 久「……(だって、たまにはいいじゃない)」ちらっ 京太郎「部長も息抜きくらいしたいでしょうし」 まこ「そういうもんかの」 久「(須賀君……今でもずっとアナタのこと)」 大好きよ ツンデレヒッサ カンッ 47 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 00 54 29.49 ID wXGvqFKEo [8/22] <京太郎の部屋> 始まりは京太郎のこんな一言だった 京太郎「あーあ、新しい椅子が欲しいなぁ」 咲「え?」 エイスリン「」 京太郎「そうなんだよ。最近この椅子、調子悪くてさ」 エイスリン「」ブルブルブルブル 咲「あ、揺れてる」 京太郎「だからさ、AMAZOOONで注文したんだ。新しいの」 エイスリン「うぅっ……ぐすっ」 咲「えー? じゃあこの椅子捨てるの? 勿体無いよー」 エイスリン「ヒドイ、コンナニガンバッテルノニ」グスグスッ 京太郎「違う違う。ほら、俺っていつもこの椅子を持ち歩いてるだろ?」 咲「うん」 京太郎「だから傷んだのかなってことで。マイ椅子を二台に増やすんだ」 エイスリン「!!」 咲「あ、そっか。そういうことなんだ」 京太郎「そうそう」 咲「なーんだ。それならいいと思うよ」 京太郎「そう思うか? だから携帯も二台持つことにしたんだ」 咲「え?」 京太郎「お前ばっかりだと壊れた時が心配だし」 咲「……」 エイスリン「ヒドイ!」 ぴーんぽーん 京太郎「あ、届いたぞ!」 咲「あ、待ってよ!!」 エイスリン「オイダシテヤル!」 54 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 01 02 27.53 ID wXGvqFKEo [9/22] 京太郎「今あけまーす」 がちゃっ 透華「お待たせしましたわ! 超・高級! 龍門渕透華チェアーですわ!」 智紀「……新機種の沢村智紀」 京太郎「おー! 来た来た! 入ってください」 透華「中々に綺麗な家ですわね」 京太郎「きっと気に入りますよ」 智紀「パソコンはある?」 京太郎「あるけど、お前携帯なのにPCいるの?」 智紀「同期できる」 京太郎「そりゃ助かるな。咲はそういうの全然出来なくてさ」 智紀「宮永機は簡単ケータイ。所詮は子供向けだから」 咲「」ビキッ 透華「あら? 随分と貧相な椅子がありますわね?」 エイスリン「」ビキッ 京太郎「どっちも愛用してるんですけどー」 透華「まぁいいですわ。じきに私以外の椅子に座ることなど出来なくなりましてよ」 エイスリン「グヌヌヌッ!!」 京太郎「じゃあ早速いいですか?」 透華「勿論ですわ。さぁ、存分に座るといいですわ!」ガバッ 京太郎「それじゃあ、早速」 ぽふんっ 京太郎「おー! これは中々!」 透華「あひぃぃぃんっ!?」ガクガクガクッ 智紀「!?」 透華「にゃ、にゃんでしゅのぉぉ!? このきもちよしゃぁぁ!?」ガクガクガク エイスリン「フッ、ハンニンマエ!」 咲「ふふ、京ちゃんに座られるのがどういうことか分かってないね」 智紀「どういうこと?」 咲「京ちゃんのお尻はエ椅子リンによって鍛えられている。その美尻に座られることは……」 エイスリン「イスニトッテ、サイコウノエッチトオナジ!」 透華「おっほぉぉぉお!!」 京太郎「この椅子、座り心地は最高にいいけどうるさいな」さわさわ 透華「んぎぃっ!?」 智紀「お、恐ろしい」 咲「まぁ、なれるまではずっとこうだね」 エイスリン「ショジョチェアーガチョウシニノラナイデ!」 透華「わ、わたくひのはじめれひゃぁ……//」ポアァン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6180.html
特別編 side阿知賀 ※京太郎は昔から阿知賀にいたという設定です。日記発見から中身拝見までの流れは省略します ○月×日 今日はみんな用事があったらしく、俺と玄さんだけだった いい機会なのでおもちについて徹底的に語り合った やはり玄さんの方が柔らかさや形など詳細まで分かっている 実際に触れることができない俺では到底届かないところまで知っているのが羨ましい 小さいおもち、穏乃や灼さんのおもちについても褒めていたのは意外だった 曰く、2人とも小さいがその分とても綺麗でささやかな自己主張がすばららしい 憧のおもちについてはバランスの取れたすばらなものだと言っていた。大きすぎず小さすぎず、そっちが好みの人にはたまらないらしい そして一番熱弁していたのは宥さんのおもちについてだ 厚着してなお、はっきりと分かる大きさ。何より形と柔らかさが一級品らしい 手を激しくワキワキさせながら語っていた とてもいい話を聞けたのだが、玄さん自身は自分のおもちについて無関心っぽいんだよな 玄さんは何も言わなかったが、充分な大きさで俺にはとても魅力的に見えていたのに やはり一回本人に言わないと駄目なんだろうか 灼「…………なにこれ」 宥「……玄ちゃん?」 玄「えっと……あ、私用事が」 憧「シズ」 穏乃「確保ー!!」ガシッ 玄「は、離してー!!あ、背中に感触が……微かにある!!」 憧「ったく、2人っきりってだけでも羨ましいのに、ずいぶん言ってくれたみたいじゃない?」 玄「褒めただけ!褒めただけだよ!!」 灼「小さい……小さいって褒め言葉?」 穏乃「うん、玄さんちょっとこれは駄目ですよ」 宥「形とか柔らかさって……京太郎くんに言っちゃったの?」 玄「ばっちりきっかり隅々までですのだ!!……あ」 憧「へぇー……こういうのって、みんな平等じゃないと不公平よねぇ?」 宥「う~ん……でも私達じゃ玄ちゃんみたいに伝えられないよ?」 穏乃「いっそ見せます?ほら、百聞は一見にしかずって言いますし」 灼「それがい……」 憧「じゃあまずは上を脱がして……あ、こら玄、暴れない!宥姉も灼も手貸して!」 玄「ご、ごめんなさい~!!」ジタバタ ※ある程度揉みくちゃにされたら許してもらいました △月◇日 久しぶりに子供麻雀クラブのみんなに会った 結構会ってなかったがみんな俺のことを覚えていたみたいで歓迎された 懐かしさからか抱き着いてきたり、俺の膝に座って打ちたがったりで結構大変だった 何人かの女の子が「私が勝ったらチューして!」とか言いだして大変だった そこから何故か女の子みんなそうしてと言い出し、結局は全員と対局することになった 流石に本当にキスするわけにもいかないから、額で誤魔化したが それが不満だったのか、帰り際、綾と凛とひなにいきなりほっぺにキスされたのは驚いた そういうのは好きな人にやってやれ、と言ってはおいたが、最近の子はませてるのかね 憧「き、きききキスって……」 穏乃「お、落ち着いて憧!ほっぺだから!」 玄「でも京太郎くんからしてくれたんだよねー」 灼「うらやまし……」 宥「私達なんて全然なのにねー」 穏乃「これ、本気かな……」 憧「本気でしょ。京太郎は気づいてないっぽいけど」 玄「こうなったら私も京太郎くんに勝ってしてもらおう!!」 灼「…………できるの?される直前に逃げたりしない?」 玄「……おねえちゃ~ん」 宥「多分私もそうだし……」 憧「悔しいけど、同じだわ」 穏乃「私も……うぅ、小学生に負けてるのか、私達」 灼「言わない方がいいとおも……」 ☆月●日 今日は松実館で話し込んでいたら遅くなってしまったので泊めてもらった しかし、大浴場で風呂に入っているとき、宥さんが「背中、流します……」と言って入ってきたのは驚いた 何が驚いたってあの宥さんがタオル1枚だったのが驚いた 大丈夫と言っていたのでありがたく背中を流してもらっていたが、途中でやっぱり寒かったのかいきなり抱き着いてきた 背中に当たるタオル1枚隔てたおもちの感触がすばらすぎて色々あぶなかった 宥さんが「あったか~い」とか言いながら抱き着いていると、今度は玄さんまで入ってきた 玄さんは「お姉ちゃんずるい!私も!!」とか言って抱き着いてきた 色々な意味で限界だったので、そこで俺は意識を失った 目が覚めたら部屋で2人に謝られた。おもちの感触がすばらだったのですぐに許したが その後はゆったりと3人で麻雀をして過ごした ……そういえば倒れた時全裸だったのに、どうやって浴衣着たんだ俺? 憧「アウト」 灼「アウト」 穏乃「アウトです」 玄「元々はお姉ちゃんですのだ!!」 宥「私!?く、玄ちゃんも入ってきたじゃない~」 穏乃「いや、そっちもですけど、最後の方ですよ」 憧「そうそう。その、きょ、京太郎の……アレを……」 灼「京太郎の裸見たの?」 憧「あ、ああ灼!?」 玄「…………」 宥「…………」 憧「ふ、2人とも?どうして黙ってるの?」 玄「……立派、だったね」 宥「……あったかかった、よ」 穏乃「え!?やっぱり見たんですね!!京太郎の…」 憧「す、ストップシズ!!それ以上は駄目ー!!」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4318.html
咲「京ちゃん、最近新婚ごっこが流行ってるらしいよっ」 京太郎「何を冗談見たいな…」 咲「ほんとーだって」 咲「だからその…私も流行りに乗りたいから京ちゃんとどうかなって思って」モジモジ 京太郎「つってもな~」 京太郎(はっ!?) 京太郎(だが待てよ…これが本当だとしたら恐らく後々和ともする機会があるやもしれん) 京太郎(そのときのための予行演習には丁度良いのかも知れんな) 咲「ダメ?」 京太郎「いや、いいぞ」 咲「やったぁ」パァ 京太郎「ゴホン」 京太郎「ただいま~」 咲「おかえりなさーい」 咲「ご飯にする?お風呂にする?それとワ・タ・シ?」裸エプロン 京太郎「って待てい!」シュタ 咲「イテ」 咲「な、何するの京ちゃん…?」 京太郎「何で裸エプロンになってるんだよ」 京太郎「いつの間に着替えたんだよ」 京太郎「早く服を着なさい」 咲「えーしょうがないなー」ヌギヌギ 京太郎「てい」シュタ 咲「イテッ」 京太郎「俺が部屋を出てからな!」 咲(うーん…部長に教えてもおらった新婚ごっこから流れに任せてお色気作戦\( ヮ )/が失敗に終わっちゃった…) カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3344.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1391715645/ インターハイ会場 霞「小蒔ちゃーん!」キョロキョロ 霞「小蒔ちゃーーーーん!」キョロキョロ 霞「どうしよう…」オロオロ 初美「霞ちゃーーん!」タタタタ 霞「初美ちゃん…どう?」 初美「ダメです。見つかりませんー…」 霞「そんな…」 春「もうすぐ試合が始まる…」 巴「どうしましょう。小蒔ちゃん先鋒なのに…」 霞「参ったわね…一人でお花摘みなんて行かせるんじゃなかったわ」 初美「このままでは不戦勝になってしまいますよー」 巴「どうしましょう…」 霞「仕方ないわ。もう一度探してみましょう。巴ちゃんと初美ちゃんはあっちを。私はこっちを見てみます」 初美「わかりましたー」 霞「二人共行ったわね。それじゃあ私もすぐ行かなきゃ。小蒔ちゃん、一体どこに…」 霞「…あら?あれは…」 小蒔「どうもすみませんわざわざ送って頂き」 京太郎「いえ。部長の命令でしたし。ところで、もし良かったら連絡先とか聞いてもいいですか?」 小蒔「私ったら自分の高校の控え室と間違えて清澄さんの控え室に…」 京太郎「あはは。でも意外でした。あの神代小蒔選手がうちの咲みたいに方向音痴だったなんて。ところで連絡先交換いいです?」 小蒔「恥ずかしいです。私年上なのに」 京太郎「かわいいなー。ところで連絡先…」 小蒔「あ、霞ちゃんだ!」 京太郎「れんらく…」 霞「小蒔ちゃん!」 小蒔「すみませんでした!迷子になっちゃってて!」 霞「もうっ!危うく試合もせずに失格よ!」 小蒔「本当にすみません…」 霞「まあいいわ。間に合ったし。初美ちゃんたちにメールしましょう」 京太郎「あの…」 小蒔「あ。ありがとうございました。この子私のチームメイトです」 京太郎「うお…すげ…」 霞「あらあなたは?」 小蒔「清澄の1年生マネージャーさんで、須賀京太郎くんっていうそうです。ここまで送って頂きました」ニコッ 京太郎「あ。ど、どうも。須賀京太郎です…すみません、ところで良かったら連絡先交換出来ませんか?」 霞「そうだったの。ありがとう須賀君。お陰で助かったわ」 京太郎「あ、いえ…それで、もし良かったら携帯番号を…」 春「姫様見つかったの?」ヌッ 霞「あら春ちゃん。そうらしいの。この子が連れてきたらしくて」 春「そう。ありがと」 京太郎「あ、いえ…すみません。もし良かったらケーバンの交換を…」 春「おかえり」 小蒔「ご迷惑をお掛けしました…」 春「危なかったね。あとで霞さんからお説教」 小蒔「ううー…」 京太郎「ま、まあまあ。ところでみなさん、俺マネージャーちゃうっす」 京太郎「一応選手であって…あ、それよりもし良かったら、みなさんアドレスの交換を…」 初美「姫様見つかったんですかーー!」タタタタ 霞「初美ちゃん、おかえり。ええ、何とかなったわ」 小蒔「はい!清澄高校の1年生マネージャーさんで、須賀京太郎くんが助けてくれました!」 初美「そうだったんですかー!ありがとう少年!ですよー!」 初美「むむ、よく見たら結構あどけない可愛い顔してますねー。お礼におねえさんが携帯の番号交換してあげましょうかー」 京太郎「(無視して)あ、ところで試合時間大丈夫っすか」 霞「あ、そういえばそうだったわね」 小蒔「いけない!もう5分と無いわ!」 春「今度は私が会場に付きそう」 小蒔「うう…信用ありません…」 霞「当たり前ね」 京太郎「それじゃあ、俺ももう行きますね。あ、ところで最後にメアド…」 小蒔「それでは、行ってきます!」 永水「行ってr──」 京太郎「いってらっしゃい!!!!!」 小蒔「………」 霞「……………死になさい」ブチッ 京太郎「ぐあああああああああああああああああああああああ」 カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6141.html
その目だれの目? 京太郎「ったく…モモの制服を買いに行くのになんで俺まで…」 ??「……ちゃんっ!」 京太郎「へぇあの制服って風越だよなぁ」 京太郎「それに俺と同じ金髪か…って地毛が金髪なんてそうそういないよなぁ」 ??「あ、あの…すいません。ちょっといいですか?」 京太郎「俺っすか?」 ??「はい。ご迷惑でしたか?」 京太郎「いやいや大丈夫ですよ」 ??「ありがとうございます」ペコリ 京太郎(おもちも大きいし礼儀正しいい超綺麗な美少女さんだなぁ…右目を閉じてるのが気になるけど…) 京太郎「それでなんのようですか?」 ??「えっと…ネコみたいな女の子を見てないですか…?」 京太郎「ネコみたいな…ですか」 ??「身長は私と同じくらいなんですけど…」 京太郎「見てない…っすね」 ??「そうでしたか…ありがとうございます」ニコッ 京太郎「いえこちらこそ力になれなくて申し訳ないっす」ペコ ??「いえいえこちらこそ」ペコリ 京太郎「いやいやこっちこそ」ペコペコ ??「……ふふっ」 京太郎「…あはは」 ??「初対面なのになにか可笑しいですね」 京太郎「そうっすね」 京太郎「あ、笑うと更に可愛いっすよ!」 ??「かわっ///」 京太郎「あ、すいません。なんか髪の毛とか似てるからつい馴れ馴れしくしちゃって…」 ??「だ、大丈夫ですっ」 ??「ただ言われなれてないもので…」 ??「でも女の子にそういうことばっかり言っちゃっ、めっ、ですよ?」フフ 京太郎「 」キュン ??「どうかなさいました?」 京太郎(天使だ…天使がいる…) ??(あら…この人の右目の色が…?) ??「あの…その右目は…?」 京太郎「あぁ、やっぱりわかります?」 京太郎「俺オカルト持ちでしてちょっとしたことがあるとすぐオッドアイになっちゃうんですよねぇ」アハハ ??「似た者同士みたいですね、私達」フフフ ??「福路 美穂子」 京太郎「え…?」 美穂子「私の名前ですよ」ニコニコ 京太郎「俺は須賀 京太郎っす」 美穂子「よろしくね」 京太郎(一瞬開かれた彼女の右目はオレの真っ赤な右目と対照的な真っ青な瞳だった) 機械音痴と携帯電話 京太郎「えっと…メモによると…」アレトコレトソレト 京太郎「いいのが売ってるよなぁこのショッピングモール」ホッコリ 京太郎「ん? 遠くになかなかのおもちの金髪の美人さんが…って福路さんか?」 美穂子「はぁ……困りました」 京太郎「どうかしました?」 美穂子「あ、須賀くん」 美穂子「少しお聞きしたいのですが…」モジモジ 美穂子「これの使い方教えてくださいませんか?」 京太郎「これって…携帯電話…ですよね?」 美穂子「お恥ずかしいことにこういう機械は少し苦手で…」モジモジ 京太郎(モジモジしないでくださいおもちが強調されてますからっ!) 美穂子「あ…また目の色が…」 京太郎「気にしなくても大丈夫です」キリッ 京太郎「それで携帯電話で何をしたいのですか?」 美穂子「私が触った途端画面が真っ暗になってしまってどうしたらいいか分からなくて…」オロオロ 京太郎(あっ…これ咲以上に機械音痴だ) 京太郎「たぶん電池切れで電源が落ちただけだと思いますから充電すればまた異常なく使えますよ」 京太郎「電源を入れるときはこのボタンだけ押して下さいね」 美穂子「…なるほど」ウンウン 美穂子「須賀くん、ありがとね」ニコッ 京太郎「困ったときはお互い様っすよ」 美穂子「じゃあ困った時は私になんでも聞いてね?」フフ 京太郎「了解っす」 美穂子「助けてくれたお礼にこれあげるね」 京太郎「これは?」 美穂子「私の携帯番号よ」 美穂子「これで困った事があったら聞けるでしょ?」ウィンク 京太郎「……は、はい///」 美穂子「じゃあね須賀くん」フリフリ 京太郎「お姉さん系っていいよな…//」 照「京太郎が私のことを呼んでる!」 咲「それだけはないから!」 清澄~麻雀部に入ろう~ 京太郎「どもっす」ガラガラ 久「あら見ない顔だけど入部希望かしら?」 京太郎「そんなところっす」 京太郎「中学から麻雀を始めたばかりっすけど」 久「年数なんて関係ないわ」 久「やる気さえあれば麻雀なんてどうにでもなるわよ?」 京太郎「その点なら任せてください!」 京太郎「やる気なら人一倍ありますから」 久「中々頼もしい一年生ね」 久「私は竹井久。この清澄麻雀部の部長もやってるわ」 久「須賀くん、この麻雀部の目標はとても高いわよ?」 久「ついてこれる?」 京太郎「もちろん」ニカッ 久「ふふ・・・・」 久「ようこそ、清澄麻雀部へ」 モモちゃん雨にも負けず風にも負けず 桃子「うぅ・・・風邪ひいたっす・・・」ズズズ 桃子「はぁ・・・こういう時は京さんの姿が見れたらどんなに嬉しいことか・・・っす」 京太郎「呼んだか?」ヒョコ 桃子「えぅっ!?」ガバッ 桃子「なんで京さんが私の部屋にいるっすか?//」 京太郎「そりゃモモのお母さんから風邪ひいたって聞いたからお見舞いに来たんだよ」 京太郎「もしかして迷惑だったか?」 桃子「いやいやいやそんなことはないっす・・・・ないっすけど・・・・」 桃子(うぅ・・・こんなことになるならもっと可愛い下着つけておけばよかったっす・・・・・) 京太郎「そっか、ならよかった」 京太郎「あ、そうだ、さっき台所借りてお粥作ったんだけど食べれるか?」 桃子「も、もちろん食べれるっす」 桃子(京さんの手料理なんて久々だからすっごく嬉しいっす!) 京太郎「ふーーふーー」 桃子(まさか京さんのふーふーしたお粥が食べられるなんて・・・やっぱり風邪ひいてよかったっす///) 京太郎「ほらモモ、口あけて」アーン 桃子「あ、あーん////」モグモグ 桃子(あぁ幸せっす・・・幸せすぎるっす・・・・・・・/////)トロン 京太郎「どうだ? 熱くないか?」 桃子「らいひょうふっふー」フワフワ 京太郎「ほら、まだお粥残ってるからな」 桃子(もう幸せすぎて死んでしまいそうっす////) ※このあとめちゃくちゃあーんした 雑用だって辛くない! 京太郎「すいません。いきなり電話して」 美穂子『ちょうど暇だったので大丈夫ですよ?』 京太郎「話したいことがあって」 美穂子『はい、なんでしょう?』 京太郎「俺、清澄の麻雀部に入ったんですよ」 京太郎「でも、麻雀部は女子5人に男子は俺だけなんです」 京太郎「それで、先輩にあれやってこれやってって言われて」 京太郎「雑用・・・なんですかね? そればっかりやらされてて」 京太郎「実は俺は麻雀部に要らないんじゃないかって最近思い始めてきて」 京太郎「こんなこと部員に言えるわけなくて」 京太郎「福路さんに電話して・・・・いや、やっぱりいいです」 京太郎「ここまで話しといてなんですけど、この話は無かったことに」 美穂子『須賀くん』 京太郎「はい?」 美穂子『実は私も須賀くんみたいに部の雑用をやってるわ』 美穂子『でも嫌だと思ったことはないの』 美穂子『なんでだと思う?』 京太郎「・・・・・・・・・・・・・・わかりません」 美穂子『私は今年で引退するけど、他の子は違う』 美穂子『沢山打って沢山学んで沢山強くなって欲しい』 美穂子『私が雑用をやることによって誰かが時間を有効に扱える』 美穂子『皆で全国へ行けるように』 京太郎「・・・・・・・・・」 美穂子『須賀くん?』 京太郎「やっぱり福路さんはすごいっす」 美穂子『いきなりどうしたの?』 京太郎「俺、なんか考え方変わったっす」 京太郎「俺が雑用をやることで先輩の夢が叶うなら俺が全力でそのサポートをすればいいだけ」 京太郎「三年待った先輩の思い無下にになんてできない」 京太郎「福路さん、ありがとうございます!」 美穂子『ふふふ、どういたしまして』 美穂子『須賀くんってその先輩のこと好きなの?』 京太郎「や、やめてくださいよっ」 京太郎「人としては尊敬してますけど・・・」 美穂子『ならまだ私にもチャンスってある?』 京太郎「・・・・え?」 美穂子『なんでもないでーすっ』フフフ 美穂子『ほら、他に聞きたいことはないのですか?』 京太郎「あ、そういえば部員にタコス好きな奴がいて――――――。」 華菜「福路先輩なんだか最近楽しそうだし」 美穂子「ふふふ、池田さんにもそのうちわかるわ」 膝枕ってなんであんなに魅力的なんだろうね 美穂子「どうですか?」 京太郎「最高っす!」 美穂子「ふふふ、好きなだけ使っていいんですからね?」 京太郎「もちろんですっ」スリスリ 美穂子「んっ・・・くすぐったいですよ///」ナデナデ 京太郎「だってこんなことされたらやりたくなっちゃうっすって」スリスリ 美穂子「きゃっ///」 美穂子「そんなことする京太郎さんにはこうですっ」フゥー 京太郎「いぃっ///」 美穂子「えへへ/// 私の勝ちですねっ///」 京太郎「ま、まだ負けてないっ!///」ギュゥ 美穂子「いやっ///それ以上したら///」 美穂子「だめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!////」 美穂子「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・///」 美穂子(私ったらなんて夢を見てしまったのかしら・・・///) 美穂子(でも・・・もうちょっとだけ見たかったかな・・・///) 「ん・・・・・・ふぅ・・・」 先ほどあんな夢を見てしまった美穂子は、悩ましげな声を漏らしてしまった。 あの夢から覚めてから身体が疼いて仕方なかったのだ。 「干してある洗濯物、取らないと・・・・」 それなのに、洗濯物を取ろうと思ってもパンツの中がジワッと熱くなってしまう。 「・・・・濡れてる」 触らなくても分かるくらい濡れていた。 「ここ・・・すっごく熱くなってる・・・」 自らの身体を探っていくかのように、秘裂に指を這わせ潜り込ませていく。 「んんっ」 膣口を探り当てて、そこに中指の先っちょだけを入れてみる。 その部分はうねうねしていて、なんだか自分とは別の生き物のように感じてしまう。自分の身体にこんなところがあったなんて。 (もっと奥はどうなってるんでしょうか・・・?) 思って、少しずつ指を進ませていってみる。 自分とは別の生き物のような動きをする入り口を抜けると――――――。 ワカメ「キングクリムゾンじゃけ」 ステルス少女とデート 桃子「京さんっ」 京太郎「んー?」 桃子「喉が渇いたので飲み物買ってくるっすよ。何飲むっすか?」 京太郎「俺が代わりに買ってくるよ。モモは何が飲みたい?」 桃子「じゃあ、お茶がいいっす」 京太郎「買ってくるからそこのベンチで待っててくれ」スタスタ 桃子「はーいっす♪」 桃子(まさか京さんからデートのお誘いを受けるとは思わなかったっす) 桃子(これはそういうことでいいってことっすか?) 桃子(・・・・・意識するとなんかすっごく恥ずかしくなってきたっす///) 5分後 桃子「遅い・・・・遅いっす」 桃子「まさか京さんの身になにか・・・」 桃子「こんなところでじっとしてなんかいられないっす!」 桃子「探しにいくっす!」 「ちょっといいかな?」 京太郎「はい?」 「君ってこの辺の人なの?」 京太郎「はぁ・・・まぁそうですね」 「ふーん」ジロジロ 「見たところお一人だけどもしかして暇かしら?」 京太郎「いやあの・・・一人じゃないんだけど・・・」 「君の事見てたけど一人でずっと歩いてたじゃない」 京太郎(あーモモのこと見えないもんなぁ。ずっと見えてるからそれが当たり前だと思ってたけど) 「私もちょうど暇してるの。せっかくだし遊びましょう?」 京太郎(この人わりと綺麗目なんだけど、周りにいる女の子に比べるといまいちパッとしないよなぁ) 桃子「ぐぬぬ・・・京さんにナンパするなんて100万光年早いっすよ!」 「で、遊んでくれるんでしょ?」 京太郎「すいません、ツレ待たせちゃってるんで」ダッシュ 桃子「京さんが私の方に向かって走ってくるっす」 京太郎「ほら、行くぞ」テヲニギリ 桃子(えへへ京さんから手を握ってくれたっす///) 京太郎「やっぱり俺にはモモが一番だわ」ニコッ ステルスさんは恥ずかしがりや? 桃子「京さーん」 桃子「遊びにきたっすよー」 <モモ-ヘヤニハイッテテクレー 桃子「了解っすー♪」トテトテ 京太郎「おう、来たな」※E.腰巻タオルのみ 桃子「 」 京太郎「やっぱり朝風呂は最高だぜ」 京太郎「ん、どうした? 何かあったか?」 桃子(京さんの格好の方がどう考えてもどうかしてるっすよ!///) 桃子(もしかして私誘われてるっすか!? もうこの想い我慢しなくていいんっすよね!?) 桃子「あ、あの私もお風呂入ってもいいっすか・・・?///」 京太郎「ん? あぁ別にいいけど汗でもかいたのか?」 桃子「そ、そんなところっすーーー//////」ピュー 桃子「はぁ・・・はぁ・・・今日の京さんはなんか積極的っす///」 桃子「まずは落ち着いて身体を清めてからベッドに入って・・・・ぐふふっす」ニヤニヤ 桃子「服は洗濯カゴに・・・!!??」 桃子(こ、これは・・・京さんの脱ぎたてほやほやの下着!? ほ、欲しい・・・っす///)ソー 桃子(後20センチ・・・・後10センチ・・・5センチ・・・・よし取れt) 京太郎「タオルはここにおいておくからなー」ヒョイ 桃子「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」ビクンッガバッギュウ 桃子「もう終わりっすこんなとこ見られたら人生お先真っ暗っすお嫁にいけなくなっちゃったっす」グスグス 京太郎(モモのおもちが俺のマイサンに押し付けられてるんですけど!) 京太郎(すっげーやわらかい! おもち最高!) 桃子「えへへー京さんのパンツゲットしたっすよー」ホッコリ 京太郎「うっ・・・ふぅ・・・・・・・おもちってすばらしい」スッキリ てるてるスマイル 京太郎「照さん・・・どうしたんですか?」 照「いつも通りだよ?」ニコニコ 京太郎「さいですか・・・」 照「うん」ニコニコ 京太郎「なんで膝の上に座ってるんですか?」 照「いつも通りだよ?」ニコニコ 京太郎(こえーちょーこえーやべーよ俺なんかやったっけ? 三日前に照さんにお菓子あげただけなんだけどなぁ変なものでもはいってたのかなぁ) 照「~~♪」ニコニコ 京太郎「笑顔の照さんも素敵だと思いますけど・・・・」 照「はい?」ニコニコ 京太郎「いつもの照さんの方が俺はずっと好きですよ?」 照「・・・・・・・・・・・・・」 照「仕方ないなぁ京太郎は」 京太郎「で、さっきのは何なんです?」 照「麻雀で活躍したからインタビュー受けることになって身に着けた」 京太郎「なるほど」 京太郎「照さんも大変みたいですね」 照「お菓子があれば大丈夫」 照「あと、京太郎の膝」 京太郎「ありがとうございます」 照「さっきの私はどう思った?」 京太郎「あれも照さんだって思うとアリですね」 照「そっか」スリスリ 照「京太郎はいつでもカッコいいよ」 京太郎「唐突になんです?」ハハ 照「・・・鈍感」ボソッ 照「なんでもないよ京太郎」スリスリ 京太郎(スリスリするのやめてもらえませんかねぇ・・・いい加減我慢できそうにありません)
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/708.html
いろいろあって、長野駅前のデパート開店5分前 開店5分前 デパート正門前 京太郎「そろそろ開店だなー」 優希「楽しみだじぇ~」ワクワク 3分前 デパート隣コンビニトイレ内 咲「あううう…そろそろお店開いちゃうよぉ」 咲「…けど、緊張して、尿意が…」 咲「早く済ませなきゃ…」アセアセ 1分前 デパート裏口非常用ドア前 照「…ふん。所詮田舎のデパートか。見た目は立派でも、開店直前に入口に誰も居ないとは…」 照「第一、見窄らし過ぎる。設計者の神経を疑うな」 照「ふん。これだから田舎は嫌なんだ」 デパート、開店 照「京ちゃん、カッコよくなったね」京太郎「えっ!?」 真ルート デパート地下一階 タコス屋 店員「いらっしゃいませー」 優希「一番乗りだじぇー!」 京太郎「だから走るなって…おっ!マジで美味そうな匂い!」 優希「これは久々の大ヒットな予感がするじょ」 京太郎「メニューも色々あんな。ビーフにポーク、チキン、ラム、シーフード…豆、ミックス…etc.すげー…」 優希「素晴らしい!」 京太郎「テイクアウトもあるみたいだけど…」 優希「この場で食う!そしてお代わりも有りだよな?」 京太郎「…ま、いいんじゃないか?」 優希「うっは~♪」 優希「はむっ!はふはふ!」ムシャムシャ 京太郎「おっ!こりゃやべえ!超美味い!」ムシャムシャ 優希「ふふふふ。来て良かっただろー?」ムシャムシャ 京太郎「おう!」ムシャムシャ 同時刻 デパート一階 咲「地下一階、地下一階…あうう。地下への階段どこぉ?」ウロウロ もいっこ同時刻 同一階 照「まさかあれが非常口だったとは…。流石長野、わざわざ都会人向けに陰湿なトラップを用意してくれるじゃないか…」トボトボ 照「どれどれ…案内板によると、フードコーナーは地下一階か。…さっきエスカレーターを見たな」 咲「とにかく、早くエスカレーターでも、階段でも、エレベーターでもいいから、見つけなきゃ…」チョロチョロ 照「確か、あっちの方に…いや、こっちだったか…」キョロキョロ 咲「どこかなぁ…」ウロウロ 照「…む?ここはさっき見たぞ?おかしい。おのれ長野。デパート内に狐を飼って、客を惑わしてでもいるのか」グルグル 咲「あうっ!?」ドンッ 照「うわっ!?」ドンッ 咲「」ペタン 照「」ペタン 咲「いたたたた…」ジンジン 照「む…う…」サスサス 咲「あうう…誰かにぶつかっちゃった?」 照「くぅ…私とした事が、他者に迷惑をかけようとは…」 咲「はっ!あ、あのっ!すみません!私、余所見してて!お怪我ありませんか!?」ガバッ 照「む?いや、こちらこそ済まなかった。私も他の事に気を取られていてな。そちらこそお怪我は無いだ…」ムクッ 咲「えっ?」 照「ろ…う…?」 咲「…お、お姉ちゃん…?」 照「か…」 咲「え…?嘘…?な、なんでお姉ちゃんが長野に…」 照井「さ、咲!?なんで貴様がここに…」 咲「そんな…なんで…ただでさえ京ちゃんの事で大変なのに、こんなところでお姉ちゃんにまで会うだなんて…」フラフラ 照「むっ!京ちゃん!?」 咲「…私どうしたらいいのぉ…もう分けわかんないよぉ…」 照「おい咲!京ちゃんが大変とはどういう事だ!?答えろ!」 咲「…」 照「…」 咲「…ねえ、お姉ちゃん?」 照「なんだ?」 咲「…地下一階への階段…知らない?」 照「…一緒に探そうか」 地下一階 タコス屋店内 優希「ふい。ポークタコス。ご馳走様だじぇ」 京太郎「お前すげーなぁ。これでビーフとチキンとポーク完食か」 優希「こんな遠くまでなんて、滅多に来れんからな!目標は全メニュー制覇だじぇ!」 京太郎「マジか…」 優希「次はラムタコスだじぇ!京太郎はいいのか?」 京太郎「俺は今食ってる一個でいいかな…これ、ボリュームあるし。あとはコーヒー飲んでるわ」 優希「むう。そうか…」 京太郎「ラムタコスだったな?コーヒー頼むついでに頼んできてやるよ。待ってな」ガタッ 優希「おう!すまん!」 タコス屋前前 ザッ 咲「や、やっと着いた…」 照「ここに…ここに京ちゃんが…」ジーン 咲「…」ソワソワ 照「…」ウロウロ 咲「…」モゾモゾ 照「…」クルクル 咲「…ね、ねえお姉ちゃん」モジモジ 照「…な、なんだ?咲」キョロキョロ 咲「…行かないの?」 照「…お、お前こそ」 咲「…こ、怖いよ…」 照「…ふ、ふん。この臆病者め。情けない…」 咲「…」 照「相変わらずだな貴様は…方向音痴だし、鈍臭いし、泣き虫だし…」 咲「…」 照「ああ。格好悪い。情けない。無様だ。いっそ見ていて憐れだぞ」 咲「…お姉ちゃんだって迷子になりかけてた癖に」ボソッ 照「なにぃ!?」 咲「…」 照「おい、咲!貴様、姉に向かってなんだその口の利き方は!」 咲「ふんっ!お姉ちゃんに妹は居ないんじゃなかったの!?私にもお姉ちゃんなんか居ませんから!」 照「こいつ…!」 咲「べー!っだ!!」 照「あ、アッカンベー…だと!?この私に!?このちんちくりんが!」 咲「お姉ちゃんの方こそ、高3にもなってスタイルこっちに居る頃とあんまり変わってないじゃない!」 照「馬鹿を言うな!胸だって大きくなっているわ!その…3センチくらい」 咲「中学から3センチ!?」 照「う、五月蝿い五月蝿い!黙れこの無礼者!貴様に私を笑う権利など無いぞ!」 咲「なにさ!」 照「どうせ貴様も私と同じ宿命を負った、同孔の狢に過ぎんと言っている!」カッ! 咲「っ!」ビクッ 照「牢記しておくが良い!二年後、貴様が今吐いた言葉が、今度は貴様の喉を食い破らんと牙を剥くのだ!」 咲「くっ…」 照「ふはははは!己が言葉に羽根を切り裂かれる無様な貴様の姿が目に浮かぶわ!楽しみにさせて貰う!」 咲「ちゃ、ちゃんと牛乳、毎日飲んでるもん!」 照「甘い!それも既に私が通った道よ!」 咲「ううううー…」 照「諦めろ!運命とは…決して逆らえぬ、大河のうねりにも似たものよ!」 咲「あう…」ガクリ ※日本人は牛乳の吸収効率が悪いので、小魚等でカルシウムを採りましょう。また、同時に鉄分も 京太郎「すいませーん。追加注文したいんですけど…」 咲照「「!?」」 ヒュッ 京太郎「…ん?今、どっかで聞いた事有る声が聞こえたような…」キョロキョロ 店員「お客様ー?どうかされました?」 京太郎「…ああ、すみません。えっと、ラムタコスと、コーヒーを…」 店員「お待たせ致しました。はい、どうぞ」スッ 京太郎「ありがとうございます」 京太郎「さって、と。優希のとこに戻るか」スタスタ 照「…何故隠れた。臆病者」コソコソ 咲「…お姉ちゃんこそ」コソコソ 照「…」 咲「…」 照「…京ちゃんは…行ったな」 咲「…うん」 照「…よし咲。まずは説明しろ。一体何故今日、京ちゃんが長野駅くんだりまで来ている。お前は何故京ちゃんと一緒じゃない?」 照「いや、そもそもお前は何故京ちゃんに気付かれる事を恐れている?京ちゃんのことで大変…とはどういう事だ?」 照「…納得のいく説明をして貰おう」 咲「…うん。わかった。…私もお姉ちゃんに聞きたい事いっぱいあるけど、取り敢えずは時間がないから…」 咲「…まずは、お店に入ろっか」 照「ふう…いい席を取れたな」コトン 照「多少姿の確認はし辛いが、ここなら見つかる可能性は低そうだし、会話の聞き取りも容易だしな。それに延長上にトイレや注文カウンターが無いのも大きい」 咲「…」 照「さあ、咲。そろそろ事情を説明して貰えないだろうか」 咲「…うん。わかった」 咲「…ねえ、お姉ちゃん。京ちゃんの席の向かい側に…女の子がいるの、わかるでしょ?」 照「…え?」 咲「…あの子、ね。片岡優希ちゃんって言うんだけど…私の麻雀部の友達でね?」 照「な…な、なななななな…」ガクガクガク 咲「…タコスが好きで…京ちゃんと仲が良くて…それで、最近調子が悪いからって、2人で気分転換に新しく出来たタコス屋…ここなんだけど、に遊びに行こうってなって…」 照「あ、あわわわわわ…」 照「…そ、それって、デートじゃないか!」 咲「うん…それで、私も居ても立ってもいられなくて…思わずこっそり様子を見に来ちゃって…だから、私はあの2人にばれたら凄く都合が悪いから…」 照「ば…馬鹿な…そんな…!嘘だ…!」 ブルブルブル 咲「嘘だったらどんなに良かったか…」ハァ 照「…ど、どんな奴なんだ?その、なんとか優希って奴は・・・」 先「明るくて、優しいいい子だよ。それに…見てみれば分かるけど、凄く可愛い子…見てみたら分かると思うけど」 照「ほ、本当だ…遠目からだけど、確かに可愛い」 照「…はは。私では、とても太刀打ち、出来ん…な…」ガクリ 咲「やっぱりお姉ちゃんも、そう思う?」ガクリ 照「…ああ。成りは小さいが、アイドル級の容姿じゃないか…」 咲「だよね…私達姉妹みたいな地味な子じゃ、太刀打ち出来ないよね…」 照「ううう…」ジワッ 咲「ううー…」クスン 京太郎「どーだ?優希。ラムタコスは」 優希「うむ!独特の風味の柔らかいラム肉がタコスのスパイシーなソースに不思議なほどマッチして、それをシャキシャキの野菜が引き締め、香ばしいトルティーヤが全てを包み込んで調和させてるじょ!」 京太郎「そ、そうか。美味いか…」 優希「私は今、最高に幸せだじょ~…」 京太郎「ははは…」 優希「京太郎。お前も一口食うか?」 京太郎「お?いいのか?」 優希「勿論だじぇ。メニュー制覇の道はまだまだ長いしのう」 京太郎「んじゃ、お言葉に甘えて」パクッ 京太郎「うん!美味い!」モグモグ 優希「えひひ~。だろだろ~?」パクッ 照「…」 咲「…」 照「…なあ、咲。アイツ、殺していいか?」ニコッ 咲「だ、駄目だよう!」ビクッ 照「ぎぎぎぎぎ!!な、なんだアイツ!!さり気なく京ちゃんにあ~んしやがって!」ギリギリギリ 照「し、しかも!間接キスだと!?まだ付き合ってもいないのに、なんて破廉恥な!なんだあのサノバビッチ(意味分かってない)!!」ワナワナワナ 咲「…」←昨日の朝こっそり間接キスした人 照「や、やはり許せん…!あんな変態女、京ちゃんには相応しくあるまい!引導を渡してくれる!」 咲「だ、だから駄目だよ!それに京ちゃんの目の前で優希ちゃんに悪さしたら、お姉ちゃんまで嫌われちゃうからね!」 照「ぐおぉお!?あ、あのタコス女め!そこまで計算済みとでも言うのか!」 照「なんという恐ろしい相手だ…!」 咲「いやいやいや。…あ、でも」 照「なんだ!」 咲「優希ちゃん、大会では先鋒務めてる…」 照「よし、団体戦頑張れ咲。勝ち進めばどこかで当たろう?清澄とは良い試合が出来そうだ」 咲「お姉ちゃん顔怖いよ!?」 優希「ふう。ご馳走様!ラムタコス完食だじぇ!」 京太郎「お粗末さん。次は何食べる?」 優希「シーフード!…けど、その前にちょっとお花を摘みに行ってくるじょ」 京太郎「ん?そうか?なら、俺はこのまま待ってるぜ」 優希「すぐ戻るっ!」ガタッ 京太郎「行ってらー」 京太郎「…」 京太郎「…コーヒーも地味にうまいなここ」ズズズ 照「…小娘が席を外した。…どうした?」 咲「…」モジモジ 照「…咲?」 咲「ご、ごめん、お姉ちゃん。私ちょっとおトイレに…」 照「ああ。行って来い」 咲「行ってきます…」ガタッ 照「ん」 照「…」 照「…」チラッ 京太郎「」ボケーッ 照「…今なら、京ちゃん一人だけか…」 照「…」ガタッ 照「…」スチャッ 照「…」ガタッ 照「…」スチャッ 照「うう…」ソワソワ 照「くっ…やっぱり…怖い…」 照「ねえ京ちゃん。京ちゃんは、私みたいな地味な女、覚えてくれてる?」 照「…忘れられてたりしたらどうしよう」 照「嫌そうな顔されたりしたら、どうしよう…」ジワッ 照「露骨に他人行儀な態度取られたりしたら…」 照「…だが、こうして悩んでいる間にも、時間は過ぎて行く…」 照「さっさと覚悟を決めろ!宮永照!さっきの小娘が戻って来ては、尚更声をかけにくくなるぞ!」 照「…ぐううう…!」 照「ううううう~っ!」 照「…ええいっ!南無三!」ガタッ 京太郎「ふぁ~あ。今日も早起きしたから、ちょっと眠みーや…」ゴシゴシ 「あの…京ちゃん」 京太郎「…優希が戻って来るまで、ちょっと寝ておこうかな…」 「京ちゃん…」 京太郎「…コーヒーって、あんま眠気覚ましになんねーのかな?」 「京ちゃんっ!」 京太郎「…ん?」クルッ 照「ああ…良かった。…気付いてくれた」ホッ 京太郎「……」ポカーーン 照「……」モジ… 京太郎「…」 照「…えへへ」 京太郎「…あれ」 照「…ひ…ひさし…ぶり…」 京太郎「………もしかし、て」 照「私のこと…お、覚えて…る?」 京太郎「…」 照「…」 京太郎「…照ちゃん?」 照「………ふふふ」 照「京ちゃーん?何度も言うけど、私は君の2つもお姉さんなんだぞ?尊敬の念を込めて『照さん』と呼ぶように」 照「…ふふふっ。なんてね。…うん。照だよ。大きくなったね。…けど、一目でわかった」 照「会いたかったよ。京ちゃん」 京太郎「照ちゃん…」 照「…ふ…ふふふ…懐かしいなぁ…そうやっていつも君は、私がどんなに訂正しようとしても『さん』付けしてくれないんだ。ああ…やっぱり京ちゃんだなぁ。変わってないなぁ…」 照「うう…」ジワッ 照「本当に…グスッ…懐かしいなぁ…」 京太郎「懐かしいって…そりゃあ俺の台詞だよ。今までどこに居たんだよ。急に居なくなって、連絡取ろうにも連絡先もさっぱりわからないし…」 京太郎「今、確か高校3年生だっけ?どこの高校なんだよ。長野駅で会ったって事は、この辺の学校なのか?」 照「ん。ああ…そっか。そうだよね」 京太郎「?」 照「その件に関しては、ごめんね。ちょっと込み合った事情が有って…引っ越したんだ。今は東京の高校に通ってる」 京太郎「そうだったのかよ」 照「だから、長野で会えたって言うのは、結構偶然…いや、半分くらい偶然…かな」 京太郎「半分?」 照(…実は、ね。京ちゃんに会いたいから、わざわざ東京から京ちゃんの家まで行く途中だったんだよ?) 照「…ん。なんでもない」 京太郎「…ん?あ、そう?」 照(…ふふ。そんな事、言える訳無い、よな…) 京太郎「いや~。それにしても、びっくりしたなー。まさかこんなとこで照ちゃんに会うなんて…」 照「うん。うん。私もびっくりだよ…」 京太郎「最初一目見たときは、一瞬誰かと思ったよ」 照「え?」 京太郎「だってさー。照ちゃんって、昔から背高くて結構美人だったじゃん?」 照「えっ!?」 京太郎「けど、やっぱ高校3年生にまでなると違うね。前よりずっと美人になった…気がする。なんつーの?大人っぽくなったっつーか」 照「えっ!?あっ?えっ!?なっ…」オロオロ 京太郎「ははは。そうやっておだてられるとすーぐアワアワしちゃうとこは昔のまんまだな!」 照「こ、こら京ちゃん、年上をからかうな!それに私の事は照『さん』!照さん!!と呼びなさい!怒るよ!」 京太郎「ごめんなさーい。照『ちゃん』!」 照「もうっ!直ってない!」 京太郎「あははは!」 照「…ふふ。まったく…京ちゃんめ」 照(…まったく、悪ガキめ。そうやってすぐ調子に乗って人の事からかって…いつまで昔のノリを持ち出すんだ。私達はもう高校生なんだぞ?分かっているのか君は…) 照(…でも、お陰で昔の事、ちょっと思い出せた) 照(長野にあまり良い思いでは無いけど…けど…楽しかった思い出も、長野にはいっぱい有ったんだよね。そうだろう?京ちゃん…) 照「…」 京太郎「…照ちゃん?」 照(…ちょっと仕返ししてやれ。私だって向こうでちょっと…いや、かなり成長したんだ。君を手玉に取るくらい訳無いんだぞってところ見せてやる) 照「…けど、さ」 京太郎「ん?」 照「そういう京ちゃんの方こそ、かなり変わったと私は思うよ」 京太郎「そう?」 照「うん。まず…」 照「…背は、沢山伸びたね」 照(昔は私より小さかったのに、今は頭一つ分くらい追い越されちゃった…) 京太郎「まあね。中3で一気に伸びたんだ。昔は照ちゃん見上げてたのに、今じゃ見下ろしてるんだもんな。なんか不思議な感じ」 照(優しそうな風貌は、ちっとも変わらないね) 照「筋肉も付いた?」 京太郎「まあ、そこそこかな。クラスでも運動は結構出来るほうだし」 照(胸板も厚くなって…男の子らしくなった) 照「…それに表情もちょっとキリッとして」 京太郎「ふふん。まあね?」 照「…男らしくなった」 京太郎「…えっ!?」 照(うん。やっぱりだ。君は私の思い描いてた通り) 照「…」ジーッ 京太郎「えと…照ちゃん?」 照「…」ジーッ 照(いや、それ以上に…) 京太郎「おーい、照ちゃーん?」 照「」ゴクリ 照(い、言うか言わまいか…) 照(…京ちゃん、カッコよくなったね) 照「…」モジモジ 照(け、けど、こんな事言ったら…なんか、告白みたいだし…その…) 京太郎「…あの……照、さん?」 照(…よし。この際だ、言おう。私は勇気を出すと決めたのだ) 照「…あ、あのね?京ちゃん」キッ 京太郎「おっと、どうした?照ちゃん」 照「えーっと、ね?」 京太郎「うん?」 照「きょ、きょきょきょきょ京ちゃん、さ」 京太郎「うん」 照「えーっと、ね?その…ね?」 京太郎「うん」 照「ひゃっ!ひょよひゅなっひゃ…」 京太郎「…うん?」 照「…」 照(…噛んだ) 照「…コホン」 京太郎「…」 京太郎(相変わらず良く噛むなー照ちゃん) 照「…京ちゃん、カッ「おっ待たせだじょー!!京太郎ー!!」ね」 照「…」 京太郎「おっ。優希。お帰り」 優希「うむっ!いやあ、なんか混んでて時間かかっちゃったじょ…って、おりょ?こちらのお姉さんどちら様だじょ?」 照「…」 照「」ズーーーーーーン 京太郎「ああ。この子、俺の古い友達の照ちゃん。昔よく遊んで貰ってたんだけど、しばらく疎遠になっててよ。お前がトイレ行ってる間に偶然再開したんだ」 優希「ほー。そうなのか。私は片岡優希だじょ!よろしく、照ちゃん!」 照「…」 優希「おりょ?返事が無い…っていうか、なんかあっちの世界へ行っちゃってるじぇ。大丈夫かや?」 京太郎「おいおい、優希。これでも照ちゃん、今年高3で俺らの2個上だぞ?ちゃんと尊称付けろよ。さんとか、先輩とか」 優希「なにー?そうだったのか!道理で大人っぽい人だと思ったじぇ!すみませんでしたじょ。照さん!」 照「」 京太郎「ん。よしよし。それでいい」 優希「…って言うか、お前はなんでちゃん付けなんだじょ!先輩のこと舐めてるのかー!?」 京太郎「俺は良いんだよ。付き合い長いから」 優希「そりゃあ不公平だじょー!いいか?親しき仲にも礼儀有りと言ってな?どんなに仲良しの人でも、調子に乗って接してると愛想尽かされちゃうんだじぇ」 京太郎「俺はその言葉をお前にそっくりそのままお返ししてやるよ。いや、マジで」 優希「…はぁ~ん?何が言いたいんだじぇ!?」 京太郎「お前のそのえぐれ胸に聞いてみろ!」 優希「何を~!?このっ!犬の癖にご主人様に歯向かうとは何事だじぇ!!」ギューッ 京太郎「いててて!こら優希!顔抓んな…」 照「」 優希「くのくの」ゲシゲシ 京太郎「あー。こら優希、いい加減に…ああ。もういいや。ところで照ちゃん?」 照「はっ!な、なんだ!?京ちゃん!」 京太郎「えーっと、照ちゃんは、もうタコス食った?何にも持ってないみたいだけど…」 照「…うん?なんでそんな事聞くの?」 京太郎「いやぁ。良かったら、積もる話も有るし、ちょっと話したいなーって。まだ食べて無かったら、一緒のテーブルで食べない?」 照「え…でも…二人の邪魔じゃない…か?」チラッ 優希「ん。おお、そりゃあ良いじぇ!私も照さんとお話してみたいじょ!ねーねー。一緒に食べよー?」 照「え…あ…う…」 京太郎「もしかしてもう食べ終わったところ?」 照「…」 照(…咲と座った席にラムタコス置いたまんま…) 照「…あー…」 照「…いや。まだ何も食べてない……」 照(…許せ、咲) 優希「じゃあ決まりだじぇー!ね!ね!照さんはどれ食べる?私は次シーフードにするじょ!」 照「あ。じゃあ、私はこのスパイシーソーセージミックスに…」 京太郎「オッケー。じゃあ、俺二人の分頼んで来るよ」ガタッ 照「…」 優希「うっきうっき~♪照さん、知ってる?ここのタコスすっごい美味しいんだじぇ~」 照「…あ、ああ…そう…か」 優希「そうなんだじぇ~」 照「ふ…ふーん…」 照(…気まずい) 優希「…私タコス好きでなー。清澄も、学食にタコスがあるから入学することにして~…」 照「…あ、ちょ、ちょっとスマン!」ガタッ 優希「おりょ?」 照「ちょ、ちょっとトイレ…」ソソクサ 優希「いってらっしゃ~い」 照(とりあえず、事情だけは説明しておかないと…)スタスタ 照「…あれ。まだ帰ってきていない」 照「あいつめ…また迷ってるのか」 照「…仕方ない。事情を説明した断り書きだけはメモ紙に書いて置いておくか」 照「」カキカキ 照「…よし」 照「…あんまり待たせてもいかんよな。早く戻ろう」スタスタスタ 2分後 咲「ただいまー。ちょっと迷っちゃった」スタスタ 咲「…あれ?お姉ちゃん?」キョトン 咲「入れ違いにおトイレ行っちゃったのかな…って、あれ?なんかメモ紙がある…」 『咲へ。すまん、諸事情があって京ちゃん達と食事を摂ることになった。牽いては新しいタコスを注文する事になったので、私の分のラムタコスはお前が食べて良いぞ』 咲「…」 咲「」チラッ 京太郎「お待たせー。二人ともー」 優希「おー!待ちわびてたじょ~!」 照「ありがとう、京ちゃん」 京太郎「どういたしまして。俺もなんかもう一個食いたくなったから頼んじまった」 優希「おう!お前もだんだんタコスの魅力に嵌ってきたか?」 京太郎「いや、別に…」 優希「まあ、素直じゃないわ!」 照「ふふふ。さあ。食べよう。美味しそうだ」 京太郎「そうだね。いただきます」 照「いただきます」 優希「いっただっきまーす!」 咲「…」チラッ 冷えたラムタコス×2 咲「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 咲「…え?」 咲「…は?」 咲「…」チラッ 優希「ねーねー照さんー!この後何か用事あるー?」 照「い、いや…別に大した用事は無いが…」 優希「じゃあじゃあ、私達と一緒に遊びに行こうじぇ!」 照「は?」 優希「お姉さん良い人っぽいし、もっと仲良くなりたいじょ!」 照「けど…」 京太郎「ああ、いいねぇ。優希ナイスアイディア!久しぶりに一緒に遊ぼうぜ?」 照「い、いいの…?」 京太郎「もちろん!」 優希「だじぇ!」 照「…じゃあ」 優希「よーし!なら、これ食べ終わったらゲーセン行くじょ!!」 京太郎「さんせーい」 優希「照さんゲーセン経験は有りか?」 照「うん。たまに後輩に付き合ってUFOキャッチャーするぐらいかな…あんまり上手じゃないけど」 優希「よっしゃ!なら京太郎!私達の腕を見せてやるじぇ!きっと照さんビックリするじょ!」 京太郎「よし来たー!」 照「…ふふふ。期待してるよ」 咲「…何これ」 その頃の白糸台 尭深「もぐもぐ」 誠子「あれ?尭深、何食べてるの?」 尭深「…ノドグロの干物。部室のコンロで焼いた」 誠子「道理で魚臭いと…って、あー。例の宮永先輩のお土産か。なんで東京駅行ってわざわざこんな変なもん土産にしたんだかあの人は。これで嫌がらせじゃなくて善意100%ってのが恐ろしい」 尭深「…初めて食べた」 誠子「だよなぁ…ってか、アンタもこんなのよくすぐ食う気になったな。あれか?もったいない精神ってやつか?」 尭深「そのつもりだったけど…」 誠子「お前、ほんと良い奴だなぁ…華の女子高生に見た事も聞いた事も無い変な魚の干物って…一応私も寮の冷蔵庫に入れてるけどさぁ」 尭深「…正直、めっちゃうまい」 誠子「あん?」 尭深「…あーん」ヒョイ 誠子「」パクッ 誠子「…もぐもぐ」 誠子「…うまっ!!?」 尭深「…ね?」 誠子「…うわっ。何コレマジヤバ。ちょっと、私も寮戻って持ってくる!」 尭深「ついでにご飯が欲しい」 誠子「心得た。10分で戻る!!」ダッ 尭深「…なんだかんだ、やっぱあの人は間違えない」 尭深「…かも」 尭深「…だったらいいな」 尭深「…ま、ちょっとは覚悟してる」 173 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga] 投稿日:2012/06/20(水) 02 02 33.12 ID jZIJXaJ1o 淡「ふいー…おはようございますぅ~…」トボトボ 菫「おはよう。どうした?淡。そんな疲れた顔して」 淡「いや…なんか、昨日宮永先輩にキャラメル貰った後なんですけど…」 菫「おう」 淡「普通に練習してたら、よくもあんな悪夢を見せてくれたなぁあああ!!っていきなり走ってきて」 菫「…おう」 淡「…コークスクリューきっちり食らいました」 菫「…淡。今日の帰りラーメン食いに行かないか?奢ってやろう」ホロリ 淡「ゴチです。私いつものトンコツラーメン屋がいいです。味玉も食べれたら立ち直れるかもしれません」 菫「わかったわかった。…というか、さすがに横暴すぎるな。しかも昨日一昨日と半休しておいて、今日は完全に休むと言ってきた。そろそろ叱っておこうか」 淡「まあ、いいんじゃないですか?普段なら毎日誰よりも早く来て、誰よりも遅くまで練習してるのは他ならぬ宮永先輩ですし。部活が休みの日も普段は絶対って言って良いくらい練習してますし」 菫「だが…」 淡「なんだかんだ言っても私達一年生にもきっちり指導してくれますし、厳しいけど、悪い先輩だとは口が裂けても言えません。あの人はやっぱり、エースですよ」 菫「…淡?」 淡「そりゃあ普段はボケボケで横暴なところも結構ありますけどね。それくらい抜けたところが無いと、逆に完璧超人過ぎて近寄りがたいです」 菫「…」 淡「コークスクリューだって、見た目は派手ですけど、思ったよりダメージ低いって言うか…あの人運動音痴で非力ですし?あれくらい、別にどうってことありませんよ。だからそう怒らないであげてください」 菫「…おい。淡」 淡「…はい?」 菫「何で懐柔された」 淡「…コークスクリューの後、東京プリンを箱で貰っちゃいましたんで♪」 菫「安いなぁ~。お前…」ハァ 淡「何言ってるんですか!東京プリンですよ!?世界最強のおやつプリン!その中でも私的にかなりグレードの高い奴です!!滅多に買えないし!!」 菫「あー。わかったわかった。お前、本当、照の後継者だよ色んな意味で」 淡「むきー!なんですかその言い草!!なには無くともその『いろんな意味で』だけは訂正してもらいます!!」 菫「はいはい。じゃあ今回はお前の顔と東京プリンに免じて不問だ不問」 淡「やった~!宮永先輩に貸しが出来たー!」 菫「いい性格してるよお前…」 淡「えへへ」 菫「…さて。それじゃあそろそろ練習に…ん?どうした?淡。そんな嬉しそうな顔して」 淡「くふふ…。いえ。大したことじゃ無いんですけど…ね?やっぱ、あの人にもたまにはお休みくらい取って貰わないと」 菫「…?」 淡「…たまにはお休みして貰わないと、あの人との差を一気に詰められないじゃないですか。…ね?」 淡「くふふふふ♪」 菫「…はっ」 菫「頼りにしてるよ。大将」 淡「はいっ♪」 タコスを食べ終わった3人は外に移動しました ゲーセン前 優希「着いたじぇ!ゲーセン!!」 京太郎「おう。流石長野駅だ。俺らの地元に比べて都会だなぁ。ゲーセンもでっけえ」 照「そ、そう…か、な?」モジモジ 京太郎「そうかな…って、俺らの地元にこんだけの規模のゲーセン無いよ?カラオケとボーリングが複合してるなんて、凄くないか?」 照「う…ん…まあ、確かにこんなに色々くっついてるのはあんまり無い…かな」モジモジ 優希「まあ、照さんは東京に住んでるんだもんな。この程度の規模のゲーセンいっぱい知ってるんのであろー」 京太郎「ああ、なるほどね」 照「な、なんかごめんね。いきなり盛り下げるようなこと言っちゃって…」シュン 京太郎「いやいや。気にすんなよ照ちゃん」 優希「うむ!それに、照さんあんまりゲーセン行かないんだろ?だったらここでも十分楽しめるじょ!」 照「ありがとう…ごめん…」 京太郎「そんなかしこまるなよ照ちゃん。照ちゃんが一番年上なんだぜ?」 照「あ…う…」モジモジ 優希「こら!京太郎!」ペチッ 京太郎「いてっ!何すんだよ優希!」 優希「女性に年齢の話をするとは何事だ!だからお前はアホ何だじぇ!」 京太郎「うぐぐぐ…」 照「あ、いや、私は気にしてないから…」オロオロ 優希「だめだじょ照さん!コイツはそうやって許してくとどんどん付け上がるタイプだじょ。いいか?犬のしつけは初めが肝心で…」 京太郎「俺は人間だ!!」 優希「ほら、これは駄目な例だじょ。甘やかした犬は自分のことを人間だと思い込んでしまうのだ。飼い主も犬も不幸になるパターンだじょ…なんとかこの関係を改善せねば」 京太郎「ぐぬぬぬぬぬ…ああ言えばこう言うタコスめ…」 優希「タコスを悪口の意味で使うでない!」ゲシッ 京太郎「痛いです!」 照「ぷっ…」 優希「っ!」 京太郎「!」 照「あははははは!」 優希「照さん…」 照「あはははははは!なにやってるんだ二人とも。子供みたいな喧嘩して。あはははは」 京太郎「はは…やっと笑ったか」 優希「よかったじょ」 照「ふふふふ…さあ、二人とも。いつまでもこんな往来で遊んでいてもキリがない。それにちょっと恥ずかしいしね。中に入ろうか」 京太郎「了解!」ダッ 優希「了解!」ダッ 照「ふふふふふ…そんなに走らないでもいいのに。子供みたいだ」スタスタ 咲「…」 咲「…」スタスタ ゲーセン内 京太郎「おおー!」 優希「すっげーじょー…」 照「本当だ。ゲームセンターって、こんなに活気があるんだね…」 優希「よっしゃ、それじゃあ、まず何するじょ!?照さん!」 照「えっ?」 京太郎「そうだな。折角だし、照ちゃんがやりたいやつを最初にやろーぜ」 照「そんな…悪いよ」 優希「何言ってるじょ!今回の主賓は照さんだじょ?一番最初のを決めるくらい、いいでしょー?」 京太郎「そうだな。あんまりゲーセン来ることも無いんだろ?だったら、楽しまなきゃ!」 照「けど…そもそも私、どんなのが有るのかさえ…よく知らないし」 優希「適当でいいから!」 京太郎「な!な!?」 照「う…そ、それじゃあ…」キョロキョロ 照「…じゃあ、あれやってみたい」スッ 優希「おお、あれは」 京太郎「なんだ?あれ」 優希「流石照さん。お目が高い」 照「え?」 照(えっ?そうなの?よくわからないから適当に指さしてみただけなのに…) 優希「なんだ。京太郎も知らんのか?あれ」 京太郎「わっかんねー。全てがわかんねー」 優希「あれはな、最近流行りの趣向を凝らした最新麻雀ゲームだじょ」 照「えっ?麻雀ゲーム?」 照(そんなのもあったんだ…) 京太郎「へー。結構面白そうだな。…だ、そうだけどどうする?照ちゃん」 照「…うん。そうだね。やってみようかな…」 照(…麻雀ゲームなら、いいとこ見せれるかも) 咲「…」コソコソ 照「…なんだこれ」 照(い、いっぱいボタンが有って、よくわからない…) 京太郎「うげ…なんだこりゃ。なんで麻雀ゲームなのにこんないくつもボタンがあるんだよ…それに、一番の謎はこのサンドバックだ。訳わっかんねー。全てがわかんねー…」 優希「うむ。これがこのゲームのハードなトコだじょ」 照「ハード?」 優希「そうなんだじぇ。この麻雀ゲームはな。まず最初にこのサンドバックをぶん殴って、それからこっちのいくつものボタンの中から正確なボタンを押して牌を捨てていかねばならんのだ」 照「…理由が分からない。どういう理屈?」 京太郎「わっかんねー。理由がさっぱりわかんねー」 優希「だと思ったじぇ。それを理解するためには、まずはこのゲームのストーリーを説明せねばなるまい」 照「ストーリー?」 京太郎「麻雀ゲームなのにんなもん有るのか」 優希「うむ。実はこれ、続編ものでな。私は前作で結構ハマったので知っているのだが…」 優希「これ、前作はいくつも有る高校の中の一つからチームを選んで、全国大会での優勝を目指すゲームだったんだじょ」 照「へえ」 京太郎「おお。なんかそれっぽい!」 優希「で、このゲームはその流れを汲んだ正当な続編だったのだが…冒頭のストーリーって言うのが存在するんだじぇ」 照「うん」 京太郎「どんなのだ?」 優希「見事全国大会を優勝した主人公の高校。しかし喜びも束の間、凱旋する主人公たちを待ち受けていたのは宇宙からの侵略者だった!」 照京太郎「「…はい?」」 優希「地球をかけた闘牌に数多の少女が傷付き倒れていく。…あ、前作は女子の大会が舞台だったんだじぇ。…その圧倒的な戦力差に、世界は絶望の淵に追いやられていった…」 照「訳がわからない。全てがわからない」 京太郎「俺もです。はい」 優希「だがその時一人の少年が立ち上がった!その名は○○○。…あ、主人公の名前は自由に付けれるじょ。面白そうだから以下京太郎な」 京太郎「おい」 優希「前作主人公の無念を果たすため、少女たちの仇を討つため。京太郎は単身、怪異ひしめく戦場へ乗り込んでいくのだった……」 優希「…っと、そこから第一ステージ開始なー」 京太郎「…で、それとなんでこの俺の身長よりでっかいサンドバックと阿呆みたいに沢山のボタンが必要になってくるんだよ」 優希「うむ。このサンドバックはな。敵のATフィールドだじぇ」 京太郎「わっかんねー以下略」 優希「敵は謎の宇宙勢力。そして闘牌方法は宇宙麻雀。敵の常套手段は、まず対戦相手の目の前にバリアを張って、牌に触れさせないことだったんだじぇ…」 優希「このサンドバックは、そのバリアを見立てたものだ。つまり、まずはこのバリアをぶん殴って破壊する」 照「取り敢えず、企画者の頭が宇宙レベルなのは分かった。じゃあ、この七色に輝くボタンは?」 優希「このボタンは、中和装置だじぇ…」 京太郎「なんでそこで中和という言葉が出るのかわっかん以下略」 優希「宇宙牌には幾つもの人体に有害な物質が素材として使われていて、牌に触るにはそれぞれを中和する7つのボタンでその物質を無害化しなくてはいけないのだ」 優希「これらの物質の中和方法を発見、技術化するまでに幾人もの若き闘牌少女達が犠牲になったんだじぇ…それは、今作主人公の恋人も…」 照「無駄にハードな設定」 京太郎「なんでそこまでして宇宙にこだわった」 優希「で、バリアの破壊と有害物質の中和を一巡毎にやってって、最終的に相手を飛ばした方の勝ちだじょ。ちなみに持ち時間有り」 優希「参考: 180」 京太郎「それ、もう麻雀ゲームの域を超えてるよな。どっちかって言うと、東京フレンドパーク的なノリだよな。もう」 照「自信がなくなってきた」 京太郎「前作やってるなら、お前ならいいとこいけるんじゃないか?優希」←自分じゃもういけると思ってない 優希「…実は前作は何度も全クリしてるのだが、今作はまだラスボスまで行けた事無いんだじょ…」 京太郎「マジか」 照「…取り敢えず、やってみる」チャリーン 京太郎(照ちゃん、チャレンジャーだ…) 優希(お手並み拝見だじぇ) 『まずは敵のバリアを破れ!サンドバックにパンチだ! 合計 100kg で打ち破れるぞ!』 照「100kg!?」 優希「照さんガンバだじょ!」 京太郎「照ちゃんガンバー!」 照「く…っ!うおおおおお!!」ペチッ 『20kg!』 照『ええっ!?』 京太郎「よわっ!」 照「このっ!」ペチッペチッ 『23kg!25kg! 合計68kg!』 優希「もう少しだじょ!頑張れ照さん!」 照「はああああああ!!」ペチッペチッ 『24kg!26kg! バリアが破れた!急いで牌を掴め!』 照「ぜえぜえ…っ!」ダッ 照「えっと…この牌は…黄色だから、黄色いボタンを押して…」アタフタ 照「これだ!」ポチッ 照「はぁはぁ」 ポイッポイッポイッ 『君の番だ!さあバリアを破るんだ!合計100kg!』 照「もう!?」 優希「走れ!照さん!」 照「うわああああああ!!」ダッ 照「やあ!」ペチッ 『18kg!』 照「じゅっ…!」 優希「頑張れ照さん!」 照「ぐぬぬ…おりゃあああああ!!」ペチペチペチペチ 『21kg!24kg!22kg!26kg!バリアが破れた!走って戻れ!』 照「ひいいいい!」ダッ 照「ぜえぜえ…つ、次は…こ、この緑の牌を捨てて…」ヨロヨロ 照「はぁはぁ…」ポチッ ポイッポイッポイッ 『君の番だ!さあバリアを破るんだ!合計100kg!』 照「」 優希「照さん!」 京太郎「照ちゃん!」 照「ぜひ…ぜひ…」フラフラ 京太郎「…おい優希」 優希「…なんだじょ?京太郎」 照「はぁ…はぁ…」ペチ…ペチ… 京太郎「これ、無理だろ」 『14kg!12kg!』 優希「うーむ…私は3面までは結構楽に行けたんだがなぁ」 照「ふぅー…ふぅー…」ペチ……ペチ…… 京太郎「化け物かお前は」 『8kg!8kg!合計42kg!どうした時間が無いぞ!』 照「ふ…ふ…はぁ…はぁ…ちょ、まって…」ペチ… 『2kg!逆に凄いな!合計44kg!』 優希「ちなみにこのゲーム、ネットで全国のスコアが見れるのだが、一番最初にこれクリアしたのは奈良のゲーセンの人らしいじょ。次が岩手。次は南大阪で、ここがハイスコア。 京太郎「そこにどんなモンスターが…」 『しまった!あと10秒で時間切れだ!急ぐんだ!』 優希「…まあ、南大阪の人は相方に殴る専門の人付けて、しかもキックまで使わせたって問題になってたが」 照「ぜえ…ぜえ…」フラフラ 京太郎「あの照ちゃん見てたら、俺は殴る専門は有りだと思う」 『7!6!5!』 優希「うむ。難易度調整が難しいので、公式でも最近はそれが推奨されてるじょ」 照「も…ダメ…だ…」バタリ 『2!1!ゲームオーバー!!』 京太郎「それを先に言ええええええええ!!」 照「はあ…はあ…はあ…はあ…」グッタリ 優希「おおう、見ろ京太郎。照さん、汗びっしょりで頬を上気させ、ぐったりしてるじょ。なんて艶っぽい…」 京太郎「うわああああ!?ちょ、照ちゃん!大丈夫か!!」 照「わ、私は…負けたのか…麻雀で…」ズーーン 京太郎「認めねー!俺はアレを麻雀とは認めねーぞおおおおお!!」 優希「…ちょっと休憩するじょ」 咲「…」ボスッ 咲「…」チャリーン 咲「…」ボスッ 店員(あの子、さっきからずっと無言でパンチングマシーンやり続けてる…) 休憩後 京太郎「…大丈夫か?照ちゃん」 照「ああ。すまない京ちゃん…」 優希「はい、これジュースだじょ」 照「ありがとう…」プシュッ 照「こくこくこく…ぷはあ…」 京太郎「それにしても、ありゃちょっと酷すぎるな。どうにもなんねーだろ」 照「…」 優希「そうだなー。照さんの体力考えたら、麻雀以前の問題っぽいしな」 京太郎「じゃあ、他のやりに行こうぜ、次は…」 照「やだ」 京太郎「…照ちゃん?」 照「もう一回アレやる」 優希「照さん…」 照(…この私がゲームとはいえ麻雀であんな無様を晒すなんて…) 照「リベンジする。もう一回やる」 優希「おおう。なんという闘争心」 京太郎「けど、本当にやめといたほうがいいんじゃないか?下手したら怪我するぞ照ちゃん」 照「ううー…やだ。復讐する」 優希(意外に駄々っ子だじぇ…) 京太郎「照ちゃん」 照「やだ」 京太郎「…」 京太郎「…はあ。仕方ない」 照「…京ちゃん?」 京太郎「わかったよ。じゃあ、俺がサンドバック殴り代行務めるから。照ちゃんは麻雀の方に専念してよ」 照「!!」 京太郎「それくらい良いだろ?このまま照ちゃんに殴るの任せたら、どっかで手首でも捻りかねねーし」 優希「そーだな。よし、行け!京太郎!日頃の修行の成果を今こそ見せるんだじぇ!!」 照「きょ、京ちゃん…!ありがとう!!」パァア 京太郎「よっしゃ。頑張ろうぜ。照ちゃん」 照「うん!」 照(おいおいおいおい!ちょっと待ってよ!) 照(こ、これって…まさか…!!) 照(初めての共同作業っていうやつじゃないか!?) 照(いいところ見せたいいいところ見せたいいいところ見せたいいいところ見せたいいいところ見せたい頑張るぞ頑張るぞ頑張るぞ頑張るぞ頑張るぞ!!) 咲「…」ベシドガバキメキョ グチャッ メリメリ ブチッ グチョグチョ ゴリッ ドーン ウーワ!ウーワ!ウーワ! KO!Player Win PERFECT!! 数十分後 京太郎「ぜえ…ぜえ…つ、疲れた…」 優希「うおおおお!すっごいじぇー!照さん!」ガバッ 照「うわっ!?ゆ、優希…ちゃん?」 優希「パンチのスコアはともかく、麻雀の方で稼いだ得点と全クリ速度のスコアがなんと全国一位だじょ!」 照「え…」 照(そうなんだ…?デジタルはあんまり得意じゃないし、ボタン覚えるのにいっぱいいっぱいで何度かミスもしたんだけど…) 優希「私は鼻が高いじょ。今私は、全国一位の人とこんな間近でお話してるんだじぇ?それも友人として!まさかこんな所にこんな逸材が居ただとは…」 照「は、ははは…」 照(私が宮永照だって、もしかしてこの子気付いてないのか?…麻雀部なのに) 照(…まあ、周りにバレてあんまり騒ぎになったら遊べなくなって嫌だしな。それに私が宮永照だと気付かれたら、今みたいに接してくれなく成るかもしれないし。こっちの方がいいや) 照「そんな。たまたまだよ。間違えて牌を選んだ時に、考えてたよりも上手く手が進んだりもして、運が良かったんだ」 優希「ええー?そんな感じだったかな?」 照「そうそう。それより、大変だったのは京ちゃんだ。よく頑張ってくれたね。ありがとう」 優希「ん!そうだったな。まさかラスボスはバリア破壊に一巡1,000kgも必要だったとは…」 京太郎「ふふふふふ…最後の5巡くらいは…光が…見えた…身体が急に軽くなって、楽しくなってきて…負ける気がしなかったぜ…」フラフラ 照「ゾーンに入ってたのか…」 優希「こっちも地味に凄いことになってたんだな…」 照「まあ、兎に角だ。私はもう満足したよ。京ちゃんの息が整ったら、他のゲームをしよう。みんなは何をしたい?」 京太郎「エアホッケー…今なら誰にも負ける気がしねえ…休んでからと言わず、今行こう。すぐ行こう」ヨロヨロ 優希「おおっ!?生意気な台詞を吐きおって。ならば叩きのめしてくれる!行くじょ!照さん!」 照「ああ。そうだな。私も、今の弱ってる京ちゃんになら勝てる気がするよ」 優希「照さん&私VS京太郎だじょ!勝負!!」 京太郎「望むところだ!!」 咲「…」 咲「…」 咲「…へえ」 咲「…エアホッケーか」 照「」 優希「」 京太郎「ふふん」 照「…参った。完敗だね」 優希「おのれ須賀京太郎…む、ねん…」ガクッ 京太郎「…あー。けど、流石に疲れたわ。ちょっと休憩がてらトイレ行ってきます」ヨロヨロ 照「ちょっと、本当に大丈夫かい?京ちゃん。フラフラだよ」 京太郎「なんとか」ヨロヨロ 照「…」 照「…あ、そ、それじゃあ…」 優希「おう、京太郎!それなら、私もちょうどお手洗い行きたくなってきたし、一緒に行ってやるじょ!!」 照「あ…」 京太郎「ああ。悪いな優希」 優希「おお。まあ、今回は特別だじょ。感謝して敬え」 京太郎「言い過ぎだ」クスッ 照「…」 優希「ん?どうしかしたか?照さん」 京太郎「そういえば、今照ちゃん、なんか言いかけてたような…」 照「あ…い、いや。なんでもないよ。私も少し疲れたんでね。君等がお手洗いに行くというのなら、私はここで少し休んでるよ」 優希「…そっか」 京太郎「わかったよ。それじゃあ、また後でな。照ちゃん」 照「うん…」 優希「…じゃあ、行こうか。京太郎」 京太郎「そうだな」 スタスタスタ 照「…はぁ」 照(優希ちゃん…可愛いな…) 照(明るいし、優しいし…私みたいな怪しくて口下手な女相手なのに、今日出会ってもうこんなに仲良くしてくれてる…) 照(それどころか、懐いてきてくれて…私なんかデートのお邪魔虫だっていうのに、あんなに嬉しそうに話しかけてきてくれて…一緒に居て凄く楽しい) 照(…京ちゃんを巡るライバルの筈なのに…) 照(…嫌いになれないよ。あんなに素敵な子) 照(今だって、私がうだうだやってる間に疲れた京ちゃんを気遣って一緒にお手洗いにまで行ってくれて…) 照(…二人、お似合いだな…仲も良いし、息もピッタリだし…本当は京ちゃんともっとくっついて居たい筈なのに…エアホッケーだってわざわざ私と一緒のチーム組んでくれて…) 照(それなのに、私は麻雀で京ちゃんと一緒に共同作業だーなんて、優希ちゃんの事も蔑ろにして浮かれてて…)ジワッ 照(…私なんかじゃ、相手にならないよ。可愛さも、性格も、気遣いも…) 照(…馬鹿だ、私。こんなんじゃ、年上として二人に申し訳が立たないよ) 照(…二人が戻ってきたら、帰ろう。急用が出来たって言って) 照(…もういいや。京ちゃんには、優希ちゃんが居るんだもん。…私なんか、もう京ちゃんには必要ない…ううん。京ちゃんの、邪魔だよね) 照(…もう、京ちゃんの事、諦めよう。忘れよう。私なんかがいつまでも京ちゃんに付きまとってたら、二人に迷惑だ…) 照「うう…」コツン 照「痛…」 照「…?なんだ?何か頭に当たった…のか?」 照「ん…これ…エアホッケーのパック…?」ヒョイ 照「どうしたんだろう。どこかから飛んできたよう…な…」クルッ 咲「…」ニコニコ 照「…」 咲「…」ニコニコニコ 照「…」 咲「…」ニコニコニコニコ 照「…」 咲「…」ニコニコニコニコニコ 照「…」 咲「…」ニコニコニコニコニコニコ 照「…」 咲「…」ニコニコニコニコニコニコニコ 照「…」 咲「…」ニコニコニコニコニコニコニコニコ 照「…」 咲「何か、私に言うこと有るよね?」 照「…咲」 咲「どちら様ですか?ちなみに私、一人っ子ですけど」ニコニコニコニコニコニコ 照「…」 咲「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 照「…」ドドドドドドドドドドドドド 咲「…ところで、初めてお会いしたお姉さん?」 照「なんだ。初めてお会いした小娘」 咲「ここにエアーホッケーのパックがあります」 照「ああ。ここにも一枚ある。お前の仕業か」 咲「折角なので、私と遊びませんか?」ニコリ 照「…いいだろう」 咲「じゃあ、この台でやりましょうよ。ほら、こっちです」 照「ああ」スタスタ 咲「…」ドキドキ 照「…」ピタッ 咲「!?」 照「…ふん。バナナの皮、か」ヒョイッ 咲「…」ギリッ 照「…ゴミはゴミ箱に捨てないとな」ニヤッ 咲「!」 照「」ポイッ 咲「…」 照「…ふん。随分と狡(こす)い手を使う。雑魚が雑魚なりの知恵を絞って勝つ手段を考えたのだろうが…」 照「この程度の浅はかさでは、底が知れるというもの。今の貴様では私には勝てない」 咲「くっ…」 照「…だが、先に牙を剥いたのは貴様だ。いいだろう、後悔するがいい。私にアイスホッケーで勝負を挑んだことを」 咲「…」ギリギリ 照「…さあ。どっちが先攻だ?選ばせてやる。お前が決めろ」 咲「…そっちからどうぞ」 照「ふん。つまらん見栄を張る。素直に先攻を取っておけば多少は勝負になるやもしれんのに…な」 咲「ま、負けないもん!」 照「ふっ…吠え面をかけ…!!」ゴッ!!! 咲「っ!!!」 咲(くっ!こ、このプレッシャー…!凄い圧力…!)タジ… 照「くくく…どうした?咲。腰が引けているぞ!」 咲「ま、負ける…もんか…!」ゴッ!! 照「…ほう」 咲「ま、負けない…お姉ちゃんなんかに…絶対…!!」グググ 照「…ふん。多少は気概を示すか。…だが、その程度だ。矢張り私の敵では無い」 照「見せてやる。私の力を。そしてその圧倒的なまでの力量差に打ちひしがれるが良い!!」クワッ 咲(…来るっ!集中しろ、私!!)ググッ 照「…あ、京ちゃん」 咲「えっ!?」クルッ 照「今だ喰らえ!!」スカッ 咲「しまっ…」 咲「…た」 照「ふんっ!」スカッ 咲「…」 照「ふんっ!」スカッ 照「…」 咲「…」 照「あれ」 照「…」 照「…ふん。戯れは仕舞いだ。感謝するがいい。今、私がその気だったなら貴様は既に一度失点している」 咲「…相変わらず運動音痴だね、お姉ちゃん」 照「…お前には言われ」カチッ 照「たくない」 咲「あわわわ!会話してる時にいきなり始めないでよ!」スカッ ピシューン ヤッタネ!赤チームゴール! 咲「こ、この卑怯者!」 照「ふん、馬鹿め。咲、お前に良い格言を教えてやる。勝てば」 ピシューン ヤッタネ!青チームゴール! 照「…」 咲「官軍?」ニコッ 照「」ギリギリギリ 照「咲!お前、そうやって狡いてばかり使って…」 ピシューン ヤッタネ!青チームゴール! 照「」 咲「きゅふふふ。実はもう一個パックを隠し持ってたのでした」 照「」カチッ 咲「」スカッ ピシューン ヤッタネ!赤チームゴール! 咲「…」カチッ 照「…」スカッ ピシューン ヤッタネ!青チームゴール! 咲「」ゴゴゴゴゴゴ 照「」ドドドドドド カチッ スカッ ピシューン カチッ スカッ ピシューン カチッ スカッ ピシューン カチッ スカッ ピシューン カチッ スカッ ピシューン カチッ スカッ ピシューン カチッ スカッ ピシューン カチッ スカッ ピシューン カチッ スカッ ピシューン カチッ スカッ ピシューン 咲「ぜえぜえ…」 照「はあはあ…」 咲(マッチポイント…!) 照(くっ…まずい。ここを何とか凌がなくては…!) 咲「たあ!」カチッ 照「くっ…!」スカッ 照(しまった!外した…!) 咲(やった!勝っ…!!) カチッ シュー… ピシューン ヤッタネ!赤チームゴール! 咲「そ、そんな…」ガーーン 照(た、助かった…咲のパックの軌道が、ゴールから外れてたのか…しかもそれが跳ね返って咲のゴールに吸い込まれた) 照「ふふふ…どうやら、天は私に味方したらしいな」 咲「く…ぐぅ」 照「まあ、当然か。お前のような卑怯者に、天が!味方!する訳が…ないっ!」カチッ!! カチカチカチカチカチカチッ 咲「なっ!これは…!!」 咲(!!乱反射!!) 照「どうだ!!これが貴様に見切れるか、咲!!」 咲「あわわわ…」 照「ははは!残念だったな!貴様にしては頑張ったようだが、だが未熟!」 咲「」スカッ 咲「そんな!」 照「覚えておけ!真剣勝負ではこのように切り札は最後まで取っておく」 カチッ シュー… ピシューン ヤッタネ!青チームゴール! バンザーイ!青チームの勝ちー!! 照「」 咲「か、勝っ…た…」 照「そ、そんな…馬鹿…な…乱反射が…帰って来た…だと?」ガクッ 咲「勝った…勝ったよ…私…京ちゃん。私、お姉ちゃんに勝ったよ…!」ジワッ 照「この、私が…さ、咲に…?」ガクガクガク 咲「勝ったんだ!私が…!『あの』お姉ちゃんに…!真剣勝負で!」 ※隠し持ってたパックの差です 照「馬鹿な…あ、有り得ん…!!わ、私が…咲なんかに…!!」 咲「やったあああああああ!!お姉ちゃんに勝ったぁああああああああああああ!!」 照「くっそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 本格熱血美少女麻雀ストーリー 咲-Saki-エアーホッケー編 episode of side-A 完!!! 咲「やーいやーい!お姉ちゃんのばーか!運動おんちー!私の事置いてけぼりになんかするからこんな目に合うんだよーだ!やーい!!」 照「おのれええええええええええ!!さきいいいいいいいいい!!お前、実の姉を馬鹿にするか!!許さない!!」 咲「あれあれぇ~?どこからか、負け犬の遠吠えが聞こえるなぁ~。どこだろうな~?しかも、妹が居ない人なのに姉名乗ってるな~。不思議だな~」 照「」ギリギリギリ 咲「あっれー?なんか、ここでうち拉がれてる人が居るけど、もしかしてこの人かな~?けど、違ったら悪いしな~。すみません。おなかでも痛いんですかー?」 照「おいっ!咲!!お前、なんだそれ!お前いつからそんなに性格悪くなった!!」 咲「さっきだよーだ」ツーン 照「ぐぐぐ…タ、タコス屋の件は悪かったから…」 咲「ホントだよ!結局あの後、私無理して二つもタコス食べたんだよ!?もうおなかきつくてきつくてしょうがなかったんだからね!?」ガルルルル 咲「しかも、トイレから帰ってふと見たら、みんなもう会計済ませてお店出てくところだったから急いで食べなきゃだったんで尚更おなかに響いたし!」 照「残してそのまま置いてくという発想はなかったのか…」 咲「そんなの食材になってくれた命や農家の人や作ってくれたお店の人に失礼じゃない!何言ってるのお姉ちゃん!!」ガオーーー!! 照「…そ、そうだな…私が悪かった…」 咲「本当だよまったく!!」 咲「ところで」 照「…なんだ」 咲「喉乾かない?」 照「…そうだな」 咲「だよね」 照「ああ」 咲「…」 照「…」 咲「…」 照「…咲?」 咲「喉乾いたよね」 照「…ああ」 咲「…」 照「…なんだ。何が言いたい」 咲「どっちが勝ったんだっけ?」ニコリ 照「」ギリギリギリ 咲「私オレンジジュースがいいなー♪」 照「ちょっと待ってろぉおおおおお!!!」ダッ 咲「…」 咲「…勝った。完全勝利。気持ちいいなぁ…」 咲「…」 咲「…はぁ。でも、私がここに居る事、京ちゃん達にばれたらメンドクサイよね…」 咲「もう帰ろうかな…」 京太郎「あれ?咲?」 優希「あれー?咲ちゃんだじぇ。なんでこんなところに?」 咲「」 京太郎「なんでお前がここに…部活はどうしたんだ?」 優希「謎だじぇ…」 咲「あー…え、えっとぉ…」 咲(し、しまったあああああ!お姉ちゃんとのエアホッケーに熱くなりすぎた!二人とも、もう帰ってきちゃったよぉおおおおお!!) 京太郎「しかもすっげー汗かいてるし…」 優希「エアホッケーでもしてたのか?」 咲「あー…えっと…その…う、うん!そうなの!」 咲「実はね?今日突然、東京に住んでる従姉妹がこっちに来る事になっちゃって!それでお父さんに言われて、従姉妹を長野駅まで迎えに来てたの!」 咲「それで、合流した後、家に行く前にちょっとゲームセンターで遊んで行こうってなって、さっきまで一緒に遊んでたの!」 優希「おお!そうだったのか!」 京太郎「しっかし、お前を迎えに寄越すとか随分とチャレンジャーだなお前の親父さん」 優希「確かに、ミイラ取りがミイラになる可能性がかなり…いやこういう場合は二次被害というのか?」 京太郎「それともか、お前の従姉妹がメダリスト級の方向音痴なのか」 咲「ううう…酷い言われようだ私…」 照「…くそっ!咲め。この私をパシリに使うなどと…後で覚えてろよ」ブツブツ 照「…あれ?京ちゃんと優希ちゃん…」 照「…げっ!咲の奴、二人に見つかったのか。あの馬鹿。…なんだか面倒な事になってきたな…」コソコソ 照「…何を話してるんだ?」 京太郎「それにしても、咲。お前、東京に従姉妹なんて居たのか。そりゃ初耳だ」 咲「う、うん…まあ…そ、そう…だ、ね…言ってなかったもんね…」 優希「どんな人なんだじょ?」 咲(うぐ…そ、そんなの設定考えてなかったよ…) 咲「…えーっとね。結構抜けてる人でね。私よりも方向音痴なんだ」 京太郎「ほえー。マジでお前より方向音痴か!」 咲「うん。それに、私より背は高いけど私より運動音痴で、2つも年上なのに胸の大きさもあんまり変わらなくて…」 京太郎「従姉妹相手とはいえ、お前が他人をそこまでdisるの初めて見た」 優希「私も。仲あんま良くないのか?」 京太郎「だったらエアホッケーなんかしないだろ」 優希「ああ。それもそうだな」 咲「あははは…」 京太郎「で、その従姉妹は今どこ行ってるんだよ?」 優希「そういえば、照さんもいないじょ」キョロキョロ 咲「あー…えっとねー…」シドロモドロ 京太郎「ん?」 優希「あれ~?照さーん!」 咲「…」 咲「え、えっとねぇ…い、従姉妹は…帰っちゃった」 京太郎「え?」 咲「と、東京の方でね。どうしても急用の用事が入っちゃったらしくて…あ、慌てて帰っちゃった」 京太郎「そうなのか」 優希「あらら。残念だったの、咲ちゃん」 咲「うん…」ズキッ 京太郎「…」 優希「…じゃあ、さ。咲ちゃん」 咲「え?」 優希「咲ちゃんも、一緒に遊ぼうじぇ」 咲「…え?」キョトン 咲「…え?え?え?」オロオロ 優希「あははは!なんでそんな慌ててるんだじぇ!なー?いいだろー?」 咲「け、けど…」 優希「いいじゃんいいじゃ~~ん!な?京太郎!」ギュッ 咲「きゃっ!ちょ、ちょっと、優希ちゃん…」 京太郎「ん。お前がいいんなら」 優希「あったりまえだじぇ!」 咲「…じゃ、じゃあ…私も…い、いい…かな…?」 優希「やったー!!」 京太郎「…そうだ、な」 照「…やあ、帰ってきていたのか。二人とも」スタスタ 京太郎「あ、照ちゃん」 優希「おお!照さん!どこ行ってたんだじょ?」 照「ん…いや、ちょっと喉が渇いたんでジュースを買いに行っていたんだよ」 優希「なんだそうだったのかー」 咲「…」 照「…」 照「…ねえ京ちゃん」 京太郎「ん?なんだ?照ちゃん」 照「…この子は誰?」 咲「…」 京太郎「ああ。そっか、悪い悪い。この子は咲。宮永咲。昔言ったことなかったっけ?中学で知り合った幼馴染の子って」 照「ああ。そう言えば聞いたことがあったね。例の子か。実際には会うのは初めてだけれど、『私の弟分の京ちゃんが』お世話になっているらしいね」 照「ハジメマシテ。照だ」 京太郎「咲。この人は照ちゃん。俺らとは2個上の同じ中学の先輩だよ。確か、当時、お前にも話した事あったよな?」 咲「…うん、覚えてるよ。こちらこそ『1年だけとはいえ』『私の幼馴染の京ちゃんが』お世話になったみたいで。ハジメマシテ。照さん」 照「…」 咲「…」 優希「ねえねえ照さん!これからは咲ちゃんとも一緒に遊びたいんだけど、いいかー?」 京太郎「そうなんだよ。咲とは偶然出会ったんだけど、急に用事が無くなっちまったらしくてさ。照ちゃんさえ良ければ、折角だし一緒にどうかな?」 照「そうだね。………いいよ。宮永さんさえ良いなら」 咲「…ありがとうございます。それじゃあ、ヨロシクオネガイシマス」 照「ああ。コチラコソヨロシク」 京太郎「?」 優希「?」 京太郎(…なんだ?この二人…すっげー重苦しい雰囲気…) 優希(なんか、不穏な感じがするじょ…) 照「…」 咲「…」 咲「…ふふ。嫌だなあ、照さん。年上の人にそんな呼び方されても、なんだかくすぐったいですよ。咲って呼んで下さい」 照「…ああそうだな、悪かった。これからは咲と呼ばせてもらうよ。君も、私が年上だからってそんなに畏まらなくてもいいよ。この二人だってざっくばらんに話しかけてきているだろう?タメ口でいい」 咲「…うん。それじゃあ、改めてよろしく。照さん」 照「いや、こちらこそ改めて宜しく、咲」 優希(あれ、馴染んだじょ?) 京太郎(気のせいだったか?…ってか、人見知りのこの二人がこんなに早く人と馴染むのも珍しいな) 照「さて、それじゃあこの後は何をしようか京ちゃん、優希ちゃん」 咲「私も、早く遊びたいな」 京太郎「あ…あー!そうだな。えーっと…な?優希」 優希「おう!」 咲照「「ん?どうしたの?」」 京太郎「こっち戻ってくる途中で、ボーリングの受付見つけてさ」 優希「ボーリングやりたい!」 咲「ボーリング…」 照「…ボーリング」 咲照「「ボーリングかぁ…」」 ボーリング場 京太郎「さて、着いた」 優希「さー!それじゃあ、第一球は私の番だじょ!京太郎ジュースかけて勝負!」 京太郎「おっしゃ!」 咲「…」 照「…」 京太郎「…って、どうした?二人とも。さっきからやけに静かだけど…」 咲「ううん」 照「なんでもない」 京太郎「そうか…?」 京太郎(やっぱ、この二人の人見知りが発動しちまったのかな…) 優希「よしゃー!ストラーイク!」 京太郎「げ!いきなりかよ!」 優希「次はお前だじょー」 京太郎「わかった!見てろくそー!」ダッ 咲「…」 照「…」 京太郎「くっそー。9本か…」ガックリ 優希「くくく。これは早くも私の勝ちっぽいかのう?」 京太郎「うっせ!まだ全然始まったばっかだろ!すぐ逆転してやるからな!」 優希「無駄無駄だじぇ。…ん。次は咲ちゃんだじょー」 咲「…あ、わ、私?」 優希「おう。頑張ってな!」 咲「うん。頑張ってみる。えっと、これで…」フラッ 咲「あわわわ」 照「…」 京太郎「おいおい、大丈夫か?」 優希「危なっかしいじょ…」 咲「だ、大丈夫だよ。…よーし」 咲「たあ!」コロッ コロコロ…コロコロ……コロ…フラ…ゴトン… 咲「…ガータ」ガックリ 京太郎「どんまいどんまい」 優希「次があるじょ!」 咲「よーし!それじゃあ、今度こそ……たあ!」 コロコロ…コロコロ……コロ…フラ…ゴトン… 咲「…あう」 咲「…ダメかぁ」フラフラ 京太郎「…ま、まあ、次があるさ」 優希「う、うむ。まだゲームは始まったばかりだじょ」 照「…さあ、次は私だね」スッ 咲「うーん…投げ方が違うのかなぁ…こう?それともこう…」ブツブツ 照「…ふふっ。無様だね、咲」ボソッ 咲「!?」 照「よく見ているといい。私の華麗な投球フォームを」ボソボソ 咲「な…」 京太郎「頑張れー!照ちゃん!」 優希「いいところ見せるじょ!」 照「ああ。今日はどうやら初心者も居るみたいだしね。ここはお手本を一つ見せてやろうじゃないか」ニヤッ 咲(むっ) 京太郎「おお。自信満々!」 優希「これは期待できるかー!?」 照「すー…はー…」 照「…行くぞ!」ガニガニ 咲(な!?何あの投球フォーム!?) 京太郎(あれ…球を指に入れずに両手で持って、がに股で移動を始めた) 優希(なんかすっごい中腰で、格好悪いじょ…) 咲(こんなの見たこと無い…まさか、東京で上手い人に教わった必殺技とか!?) 照「…たあ!」コロッ コロコロ…コロコロ……コロ…フラ…ゴトン… 照「…」 京太郎「…」 優希「…」 咲「…」ホッ 京太郎優希「「ど、どんまい…」」 咲(…そんなわけないか。第一、お姉ちゃんがそんなの使いこなせるはずないもんね…) 照「…も、もう1球」ガニガニ 照「…たあ!」コロン 咲(…どうせ外れるんでしょ)フフン コロコロ…コロコロ……コロ…フラ…フラ…カコ…ポト…ポト…ポト…ポト…ポト… 『第一投 -/⊿』 照「…ふっ!」 咲「」ガーーン!! 京太郎「おおー!!」 優希「おおー!!」 照「よし!」グッ 咲「そ、そんな…馬鹿な…」 照(やった…!初めてスペア取った…!ありがとう菫。この投球フォームを教えてくれて!) 照(白糸台麻雀部ボーリング大会に向けて、せめてスコア0は避けるようにって教わったこの投げ方、役に立ったよ!) 京太郎「照ちゃんいえ~!」スッ 照「…え?」 京太郎「ん!手!手!」スッスッ 照「あ、う、うん」スッ 京太郎「照ちゃんいえ~!」パチーン 照「!」 優希「あ~!いいないいな!私も私も!いえ~!」パチーン 照(し、しかも京ちゃんにハイタッチまでしてもらっちゃった!) 咲「ぐぬぬぬ」 照「さあ、次は優希ちゃんだね?」 優希「おう!頑張るじょ!」 照「…」チラッ 咲「…!」 照「ふふん」 咲「ぎぎぎぎ」 照「ふふふふ…どうだ、見たか咲、姉の威厳」ボソボソ 咲「ぐうう…ま、マグレだよ。あんなのマグレに決まってる…」ボソボソ 照「ほう?そう思うか。なら、面白い。ここは一つ賭けをしようじゃないか」ボソボソ 咲「賭け?」ボソボソ 照「ああ。賭けだ。そうだな。どうせ私が100%勝つ勝負だ。あんまり意地悪な条件を付けるのも可哀想だから、敗者は今日の晩御飯を勝者に奢ること。これでどうだ」ボソボソ 咲「…そんな事言って、実は勝てるか自信無いだけなんじゃないの?」ボソボソ 照「ほざけ。なんなら『京ちゃんの前で裸踊りをする』にしてやってもいいんだぞ」ボソボソ 咲「なっ!」 照(…言い過ぎた。咲お願い、断って) 咲「…分かった。私だって負けるつもりは無いけど、お姉ちゃんが可哀想だからさっきの条件でいいよ」ボソボソ 照「…ふふ。契約成立…だな」ボソボソ 咲「ふふふふ。お姉ちゃん、さっきの負け、もう忘れちゃったの?今や運動神経は私のほうが上なんだよ。ちょっとくらい技術を知ってたって、このゲームの間にコツを掴んで私が勝つ」ボソボソ 照「ふふふふ。愚か者め。あんなのどう見ても事故だ。また勝負すれば私が勝つ。ボーリングなら尚更さ」ボソボソ 咲照「「ふふふふふ」」 京太郎「なんだ。なんだかんだで仲良さそうじゃん。二人でヒソヒソ話し合って」 優希「良かったなぁ、京太郎」 30分後 優希「ふむ。187点。まあまあだじょ」 京太郎「くっそ。179点負けた…」 優希「ジュース奢れ」 京太郎「はいはい…」 咲「じゅ、18点…」ズーーン 照「ふふ…ふふふふふ…はははは…!…21点。勝った!」 照(け、結構危なかった) 照「さあ咲、約束だ。後で夕飯を奢ってもらおうじゃないか」ヒソヒソ 咲「ぐううう…分かった…」 照「ふふふふ…♪」 京太郎(照ちゃん嬉しそうだなー) 優希(咲ちゃん悔しそうだじょ) 京太郎「さあ、次はどうしようかね」 優希「んー…そうだなぁ…結構遊んだしなぁ」 咲「…」 照「…」 京太郎「…じゃあ、最後、締めにカラオケでも行くか!」 優希「おう!」 咲「!?」 照「!?」 カラオケボックス内 京太郎「さーて、と。何歌おうかなー」 優希「うーん…迷うじぇ」 照「」コソコソ 咲「」コソコソ 京太郎「ん?何コソコソしてるんだよ二人」 優希「挙動不審だじぇ…」 照「い、いや…だって…その…」モジモジ 咲「ひ、人前で歌うことってあんまり無いし、その…」モジモジ 照「は、恥ずかしいって言うか…」モジモジ 咲「自信ないって言うか…」モジモジ 優希「そうかー?けど、二人とも綺麗な声してるし、歌上手そうだけどなー」 京太郎「うんうん」 咲「あう…ま、まあ、歌うのは嫌いでは無いけど…」モジモジ 照「わ、私も…その…たまーーーーに後輩達に誘われて歌いに行くことはあるんだが、あんまり流行りの歌も知らないし…」モジモジ 咲照「「そ、それに…」」 咲照( (きょ、京ちゃんに歌聴かせるとか!!) ) 京太郎優希「「?」」 京太郎「…まあいいや。それじゃあ、誰から歌おうか?」 優希「そうだなー。やっぱ此処は咲ちゃ…」 咲「あっ!て、照さん!照さんがいいと思いまっす!!一番年上だし!!」 照「何!!?」 京太郎「あー。確かにそれもそうだなー」 優希「おー!咲ちゃんナイスアイディア!それなら文句無しだじょ!」 照「さ、咲!お前、なんてことを!」ヒソヒソ 咲「い、いいじゃん!お姉ちゃん歌上手いんだし!」ヒソヒソ 照「そ、そう意味じゃない!だいたいお前だって上手いだろうが!なんで私にそこで振るんだ!」ヒソヒソ 咲「だ、だっていきなりは恥ずかしいし…」ヒソヒソ 照「私だって恥ずかしいの!…兎に角、私は嫌だからね。お前が歌え!」ヒソヒソ 咲「やだ!…それに、もう遅いよお姉ちゃん」ヒソヒソ 照「…何?」ヒソ 咲「…あの二人の目を見て、果たしてお姉ちゃんは拒否できますか?」ヒソヒソ 京太郎優希「「」」キラキラ 照「う…」 照「…」 照「仕方ないな。じゃあ、私から行くよ」 京太郎優希「「待ってました!!」」 照(…とはいえ、本当に最近の歌はあまり良く知らないんだよな…どうしようか) 照「うーーん…」 照(…あ。思い出した) 照(…そう言えば、ちょっと前に淡が、私に物凄く相応しい歌があるからって…教えてくれた曲があったっけ) 照(綺麗な曲だったし、我ながら上手く歌えたし、よし。それじゃあ、これにしようかな) 照「うん。決めた」ピッピッ 京太郎「おお!」 優希「やた!」 咲「へー。どれどれ?なんて曲…」 咲「…テルーの唄?」 照「ゆう~やみせ~まるくものうえー」 優希「Oh…」 京太郎「照ちゃん、それは、まさかギャグのつもりなのか…それともガチか…」 照「いつもいちわでとんでいる~た~かはき~ぃっとかなしかろ~」 優希(しかもやたら上手いじぇ…) 咲(…マズい、すっごいくだらない事思いついちゃった…) 京太郎(これ…ツッコミ待ちなのだろうか、いや、しかし…) 京太郎咲優希( ( (…照ーの唄かぁ…) ) ) 昔の話 照が行ったカラオケボックス 尭深「いっらなーい!なにもー!すててしまおうー…」 菫「うん。いつ聴いても尭深のLOVE PHANTOMは最高だな」 淡「なんてイメージに合わない…」 誠子「あー。はい。はい。ポテト盛り合わせとアンチョビピザLお願いします。あとコーラ2つ!」 尭深「……ホット番茶と、抹茶パフェ」 誠子「あ、すみません。追加で注文。ホット番茶と、抹茶パフェも」 淡「あっ!宮永先輩!宮永先輩!」 照「ん。なんだ淡」 淡「私、次、宮永先輩のこの曲が聴いてみたいです!ぜひ歌って下さい!」 照「ん?テルーの唄…。確か、ジブリの何かの主題歌だったか?」 淡「いい歌ですよねー」ニヤニヤ 照「ああ…まあ、うろ覚えだが、そこそこいい曲だった気はする」 淡「私、この曲は宮永先輩の為にあるような曲だと思うんです!」 照「はあ?」 淡「お願いします!私、どうしても宮永先輩のこの曲が聴きたいんです!1回だけでも!是非!歌って下さい!そしてあわよくば持ち歌に!」 照「ああ…まあ、お前がそこまで言うなら歌ってみてもいいが…うろ覚えだぞ?期待するなよ」ピッピッ 淡「ありがとうございます!!」 菫「…おい、淡…」ヒソヒソ 淡「…照ーの唄…」ボソッ 淡「…くふふふ」プルプル 菫「…お前って奴は」ハァ しばらくして 咲「ポンッ!カンッ!チー!フリッ!テンッ!ツモ!♪」ピョンピョン 照(咲の奴め、随分と楽しそうに歌っているな) 優希「…な、京太郎。そろそろ…」ボソボソ 京太郎「…ん。わかった」ボソボソ 照「…ん?」 優希「ごめんだじょ、照さん。私らちょっと外すな」コソコソ 京太郎「ちょっとしたら戻るから、咲と二人で回しててくれな」コソコソ 照「え?ちょっと、二人とも、いったい何を…」 京太郎「じゃあ、また後でなー…」コソコソ バタン 照「…行っちゃった」 咲「脳異常野良知恵の大笑い!煩悩に猛悪ライフ!脳異常野良知恵の大笑い!煩悩に猛悪ライフ!♪」フリフリ 咲「北北北捨てりゃポンじゃ!エゲツ金亡者!北北北捨てりゃポンじゃ!エゲツ金亡者!♪」フリフリ 照「…」 照「…なん…だと…?」 照「…」 咲「燃え上がって!燃え上がって!アガって逝け!オレは何故っ!なっぜ行っく!♪」ピョンピョン 咲「それっはーオレっのかっげ!♪鳴り止まないオレーの風ー」ピョンピョン 咲「ろーん!ろーん!…くっぴゅ」 咲「…ふう!」 咲「あー楽しかった!…って、あれ?お姉ちゃんだけ?京ちゃんと優希ちゃんは?」 照「…」 咲「…ど、どうしたのそんな怖い顔して」 照「……咲」 咲「う、うん…」 照「…実は、な、さっきあの二人…その…」 咲「…え゙」 咲「ちょっ…ちょっと待ってよ、お姉ちゃん。それって…まさか…」 照「…ああ。有り得る…というか、可能性としてはほぼ100%と言ってもいいんじゃないのかこのシチュエーションは」 咲「そ、そんな…まさか…え…?」 咲「…」ゴクリ 咲「…すでに、二人はそういう関係だったってことなの?」 照「…」 咲「…お姉ちゃん!」 照「騒ぐな。…大きい声を出さないでも聞こえている」 咲「…」 照「…みんなでカラオケ中に、コソコソと抜け出す男女」 咲「…」 照「…しかも、普段からのあの仲の良さ」 咲「…」 照「役満だろ」 咲「やめてよ…そういう事言うの…」 照「…今頃二人は非常口を出たドアの影あたりで濃厚なキ…」 咲「やめてよ!!」 照「…」 咲「やめて…そういう事言うの…」 照「…しかし」 咲「まだ、そうだって決まった訳じゃない」 照「…」 咲「無い…筈…」グスッ 咲「う…うえ…えええ…無いもん。そんな…うう…うええ…」 照「咲…」 咲「やだ…やだよ。そんなの…京ちゃん…とられるのやだ…」ポロポロ 照「…咲」スッ 咲「…ええええ…ええええ…」シクシク 照「…私だって嫌だよ」ギュッ 咲「おねえ…ちゃ…」ポロポロ 照「…やださ…嫌だけど…」ナデナデ 照「しっしか…しかかか…仕方ないじゃないか…!」ジワッ 照「ヒッグ!」 咲「お姉ちゃん…」 照「うええ…」 咲「…」ギュッ 照「ええええええ…」 咲「う…」ジワッ 照「うえええええええええええええん!」ポロポロ 咲「ええええええええええええええん!」ポロポロ 二人で10分ほど泣いた後 照「」スッ 咲「…おね…え…ちゃん?」グスグス 咲「…どうしたの?…今持ったそれ…マイク…?」 照「…いつまでもこうしていても、仕方ない」 照「…悔しいけど、私達は負けたんだ」 照「…いや。そもそも、土俵にすら登ることが出来なかった。臆病だったから…弱虫だったから」 照「そうだろう?咲。お前も、今日こうやって京ちゃんの後をつけて来てたって言うことは、京ちゃんに気持ちを伝えるようなこと、今までして来なかったんだろう?」 咲「…」 照「だったら…私達に優希ちゃんの事を京ちゃんを奪った人なんて思う資格は無いし…そもそも、あんなに素敵な子相手に、そんな気持ちにすらなれない」 咲「…うん」コクン 照「だったら…私達に出来る事はもう、一つしか無いだろう?京ちゃんと、優希ちゃんが幸せになれるよう、祈るだけだ」 照「そのためには、私達がこんなところで泣いていちゃダメだ」 照「…歌おう。咲。思いっ切り歌って、気持ち吹っ切って…それで、二人が戻ってきた時、笑顔でおかえりって言ってあげれるように」 照「せめて、暗い感情をあの子にぶつけないで済むように…今は、思いっ切りこの気持ちを発散させよう」 咲「…うん、うん…そうだよね。お姉ちゃん…そうだね…歌おう」 照「…ああ」 咲「…それじゃあ、私から歌って…いい?」 照「…ああ。好きにすればいいさ」 咲「…じゃあ、これ歌うね…」ピッピッピ 『FUNKY MONKEY BABYS 告白』 照「ふふ…咲は、男性歌手の歌、好きだね…」 咲「君に伝えたいことがある♪胸に抱えたこの想いを♪」 照「麻雀部で行くと…みんな男性歌手の曲を歌わないから…なんだか新鮮だよ…」 咲「うまく言葉にできないけど♪どうか聞いて欲しい♪」 照「…」 咲「いつの間にか♪夜も眠れないぐらい♪君を想っていた♪」ジワッ 照「…」 咲「眠ったって♪夢の中で探すくらい♪想いが募っていたぁ…ヒック」 照「…ううう」グスッ 咲「き…みに全部伝えった…らヒック♪この関係壊ヒック…れ…いそうで♪」 照「ば、馬鹿、お前…咲…」 咲「でも友達のままじゃ辛くて! だから全部伝えたくて…グスッ」 照「こ、こんな歌…」 咲「いざ…みの目のまえに立つと… うう…ゆ、勇気…が!臆病風に吹かれっ!♪」 照「今歌うの、反則だよぉ…!!」 咲「散々予習したフレーズ… 胸から溢れ出して忘れる…うえ…」 照「私達…出来なかったんだよ…?」 咲「熱く…っなる鼓動が痛いぐらい… ほんとに僕らしくないっ!」 照「こ、こここ、こくはくっすら!出来なかったんだよ!?」 咲「…」チラッ 咲「もうカッコ悪くてもいいや とにかく 君に聞いて欲しいんだ!」 照「ああっ!咲!今こっち見たな!?こっち見ただろ!咲!」 咲「大好きだ! 大好きなんだ!」サッ 照「読めたぞ!お前、わざとこんな歌うたって私泣かせるつもりだろ!」 咲「それ以上の言葉を もっと上手に届けたいけど♪」 照「なんて性格の悪いやつだ!誰が泣いてっ!やるもんか!負けないぞ!お前なんかに負けないからな!」ジワ… 咲「どうしょうもなく 溢れ出す想いを伝えると♪」 照「だ、誰が、お前の歌なんかで…お、お前こそ、泣きそうだし…自爆すればいいんだ、ばか…」グスッ 咲「やっぱ大好きしか出てこない…」ジワッ 照「うええええええ…」 咲「ただ それヒックだけで でも それがすべて…」 照「うわあああああああああん!!」 咲「うえええええええええええん!!」 照「ばかああああああああああああああああああ!」 咲「ごめえええええええええええええええええええん!」 照「…」ピッピッピ 咲「…あの」 照「…」ギロッ 咲「すみません…」シュン 照「…」スクッ 咲「…」 咲(…お姉ちゃんはこんな時、何歌うんだろう…)チラッ 『西野カナ 会いたくて会いたくて』 咲「!!?」 照「会いたくて 会いたくて 震える♪君想うほど遠く感じて♪」 咲「しかもすっごい上手ッ!?」 照「もう一度聞かせて嘘でも♪あの日のように“好きだよ”って…♪」 照(菫がよく歌うんで覚えた) (中略) 照「I love you 本当は I m in love with you baby♪」 照「I love you But still I can t tell my words of love♪」 咲(こんなスイーツなお姉ちゃん見とうなかった…) 照「「幸せになってね」と君の前じゃ大人ぶってそんなこと心の中じゃ絶対に思わない♪」 咲(ああ、感情篭ってるなぁ…さっき言ってた事と思いっ切り矛盾してるけど) 照「Baby I know 誰より君の全てを知ってるのに でもどうしてもあの子じゃなきゃダメなの? So tell me why♪」 咲(重ッ!怖ッ!!それが本音じゃないよね!?お姉ちゃん!!) 照「会いたくて 会いたくて 震える♪君想うほど遠く感じて♪ もう一度二人戻れたら… 届かない想い my heart and feelings♪」 咲(ああ。でも、私、こんなにこの歌本気で聴いたの初めてかも。これがかの有名な『会いたくて震える』のフレーズかぁ…) 照「会いたいって願っても会えない 強く想うほど辛くなって♪」 咲(…まさかお姉ちゃんの境遇にここまでマッチした歌詞だったとは…世の中ってよくわかんない) 照「もう一度聞かせて嘘でも あの日のように“好きだよ”って…」ジワッ 咲(…けど、言われてないからね!?私の知ってる限り、お姉ちゃんそんな事京ちゃんに言われてないからね!?…言われてないよね!!?) 照「何度も愛してると言ってたのにどうして♪」 咲(そして話がどんどん怪しい方に…エアー付き合ってる状態…?) 照「抱きしめてやさしい声で名前を呼んで もう一度」 咲(お姉ちゃん…) 照「あ、あいたくて 会いたくて 震える…うううう…」メソメソ 咲(あ、自爆した…) さらに30分後 咲「…」ソワソワ 照「…」ソワソワ 咲照( (…い、いくらなんでも遅過ぎない(か)!!?) )ソワソワ 咲「…ね、ねえ…お姉ちゃん」ソワソワ 照「…言うな」ソワソワ 咲「け、けどこれって…まさか…」ソワソワ 照「言うんじゃない!」ソワソワ 咲「まけどこの遅さはまさかキスだけじゃ飽き足らずに」 照「そ!そそそそそそそそそそそそそそそそ!!」 咲「動揺しすぎ…」 照「そんなわけ有るか!」 照「だ、だだだだ、だってまだ二人、高校1年生だぞ!?そんな、いや、まさか…」 照「HaHaHa 何を言うんだい咲。冗談はよしておくれよ」ヤレヤレ 咲「お姉ちゃん、リアクションがアメリカ人みたいになってる…」 照「…だ、だってだって、そんな、京ちゃんと優希ちゃんがそんな…」 照「既に日も暮れ、ひと目もつかないカラオケボックス裏の非常口のドアの裏二人佇んでるだなんてそんな…」 照「邪魔者(わたしたち)に見つかる心配もなく、お互いやっとふたりきりに成れたねと、潤んだ瞳と上気した頬で京ちゃんを上目遣いに見やる優希ちゃんだなんてそんな…」 照「目が合った瞬間、京ちゃんが優希ちゃんの柔らかく形の良い唇に貪り付く。優希ちゃんそれに応えるように進んで京ちゃんの口内に舌を侵入させるとか…ありえないし」 照「じゅぶじゅぶといやらしい音を立てながら絡み合う濃厚なキスがしばらく続き、やがて京ちゃんの我慢の限界が訪れるとか…まさか二人に限って…」 照「舌を貪りながらも、するすると片手を優希ちゃんの服の中へ差し込む京ちゃん。抵抗しない優希ちゃんなんて想像も付かないし…」 照「ゆっくりと上着のボタンが下へ落ちてゆき、やがてブラも外れる。遂に優希ちゃんの白く幼い、剥き出しの上半身が夏の夜の蒸し暑く絡みつくような濃厚な闇に晒されるとか…考えるなよ?咲」 照「京ちゃん、興奮を抑えそっと膨らみかけの優希ちゃんの乳房へと手を伸ばす。優しい愛撫に思わず漏れる優希ちゃんの甘い声とか…はは。馬鹿らしい」 照「その声に遂に我慢できなくなった京ちゃん、一気に優希ちゃんの乳首にむしゃぶりつく…なんて、破廉恥な真似…」 照「過去何度も京ちゃんに吸い付かれてきた優希ちゃんの桜色の小さい『ソレ』は、その快楽を伴う刺激に飼いならされ、瞬時に意識を真っ白に飛ばす程の衝撃を優希ちゃんに与える…とか、まだそこまで進んでる筈ないし…」 照「それでも手を緩めること無く優希ちゃんを攻め続ける京ちゃん。段々優希ちゃんの喘ぎ声が大きくなってきてきたのでハンカチを渡す。優希ちゃん慣れた様子で、声を殺すために布を噛む…とかそもそも考えるのも二人に失礼だろ」ハァハァ 照「優希ちゃんがおもむろに京ちゃんのおしりポケットから財布を抜き出す。京ちゃん気付いてるけど無視。財布を開けて中身を確認する優希ちゃん…とか」ハァハァハァハァ 照「財布の中に手を入れ、中から一つの袋を取り出す。その薄い色の着いた半透明の袋から原色のゴムの何かを取り出した優希ちゃん、財布と開いた袋を、二人の脇に置く…とか」ハァハァハァハァハァハァ 照「そしてそのゴムを何度か手で揉んだ後に京ちゃんの下半身へと手を伸ばして…」ハァハァハァハァハァハァハァハァ 咲「いろんな意味でもうやめておねえちゃああああああああああああああああああああん!!!!」 照「はっ!」 咲「なんなの!?お姉ちゃん!なんなのもう!!なんでそんな一瞬で想像出来るの!!変態!!」 照「な、なんだと!?この無礼者!!もういっぺん言ってみろ!!」 咲「変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!」 照「うぐぐぐぐぐ…忌々しい!!なんて腹立つ妹だお前は!!お前の方が変態だ!」 咲「何を根拠に!!」 照「変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!」 咲「何さいきなり人の真似して!!」 照「…想像してみろ!今のを京ちゃんに言われたと!!」 咲「」キュン 照「ほら今キュンとした!変態!!」 咲「んなっ!そ、そういう発想があるってことは、お姉ちゃんだって考えてたんじゃないの!?変態!!」 照「!!」 咲照「「ぎぎぎぎぎぎ」」バチバチ 咲「…」 照「…」 咲照「「…はあ」」 咲「歌おうか」 照「ん」 咲「…何歌う?」 照「…『あれ』」 咲「ん」ピッピッピ 照「…ほら、咲。マイク」サッ 咲「ありがと」スッ 照「…」 咲「…」 チャラランランランラー♪ 照「…」 咲「…」 『石川さゆり 天城越え』 咲「かくしきれない~ うつーりーがぁが~♪」 照「いつしかあなたにぃ~しみぃついたー♪」 咲「だれかにとられるぅ~♪」 照「くぅ~らい~ならぁ~♪」 咲照「「あなたぉおおおお!殺してぇええ!いいですかぁああああ!!」」 優希「…」ガチャッ 咲照「「!?」」ビクッ 優希「…ふう」 咲「…あれ?優希ちゃん?」 照(…なんか元気ないぞ?) 優希「ん?なんだじょ?咲ちゃん!」コロッ 咲(あれ…?) 照「…優希ちゃん、京ちゃんは?」 優希「ああ。あいつなら、追い出したじょ。今頃ゲーセンでブラブラしてるんじゃないか」 咲照「「ええ!?」」 優希「あっ!今誰も歌ってないのか?じゃあ私が歌っていーい?」 咲「い、いいけど…」 照「優希ちゃん?追い出したって、その…どういう…」 優希「マイクマイク」スッ 咲「ゆ、優希ちゃ…」 優希「…」 照「…ねえ優希ちゃん。追い出したって…なんでそんな事したの?良かったら聞かせてくれないか」 咲「そ、そうだよ優希ちゃん!さっきまであんなに仲良さそうだったのに…」 優希「…」 照「黙っていられたら私達も困るよ。喧嘩したのか?さっき部屋に入ってきたとき元気無かったよな。だったら、何が原因だ?追い出したって、京ちゃんが悪い事としたのか?」 優希「…すううううううう~~~~…」 照「おい!優希ちゃん!いい加減に…」 優希「京太郎の馬鹿やろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」 咲「」キーーーン 照「」キーーーン 優希「…」 優希「…ふう。すっきりしたじょ」 咲「」 照「」 優希「ん。ごめんな。二人とも。私はもう平気だじょ。これから何があったか話す」 咲「」 照「」 優希「…って。…あれ~~~~?二人とも?どうしたの?」 優希「…」 優希「…おーい。咲ちゃん?照さん?」 咲「」 照「」 優希「…」 優希「…ハッ!こ、これは…!!」 優希「……二人とも、死んでるじょ……」 優希「あはははは!ごめんごめんだじょ!二人とも」 咲「…耳痛い」フラフラ 照「…頭痛い」フラフラ 優希「いや~。それにしても、まさかこんなでっかい声出るとは、私もびっくりだったじぇ…よっぽど堪えてたっぽいな」 咲「優希ちゃあああん…」 照「な、なんなのもう~…」 優希「ホント、ごめんな二人とも。八つ当たりっぽい事しちゃって。けど、許せ。今の私にはそれくらいする資格あってもいいと思うんだじょ」 照「何があったんだ本当、一体…」 優希「ん。私な、さっき京太郎に振られちゃった!」ニコッ 照「…え」 咲「えええ!?」 優希「咲ちゃんも知ってると思うけど、さっき私、照さんとエアホッケーした後でトイレ行ったろ。実はそこでもう京太郎には、後でカラオケ行こうって伝えてたんだがな」 優希「…あいつめ、多分薄々感付いてたんだろうな。平静に振舞ってはいたが、たまにちょっと様子が変だったりもしてたし」 咲「ちょ、ちょっと待って!?私も知ってると…って、優希ちゃん達、もしかして私が尾行してたの気付いてたの!?」 優希「私だけな。咲ちゃんタコス屋でトイレ探してうろうろしてたろ?すぐ分かったじょ。…京太郎は気付いて無いと思うよ。アイツ馬鹿だし」 咲「あう…」 照「馬鹿…」 優希「…私が声かけてカラオケ部屋出た後も、すっごい表情が硬かったんでな」 優希「その時点で私も、あ~。こりゃなんか駄目っぽいな~とは思ってたんだがな」 優希「…けど、もう今更引き下がるわけにも行かなかったし。当たって砕けろでアタックして、見事粉々になってみせてやったじょ」 優希「ふはは。いっそ清々しい気分だのう。須賀京太郎だけあって」 咲「ゆ、優希…ちゃん…」グスッ 優希「あはははは!ごめんな咲ちゃん。抜け駆けしちゃって。けど、こうでもしなきゃ咲ちゃんに勝てないと思ってたんだじょ」 咲「え…?」 優希「だって、そうだろ?咲ちゃんみたいな可愛い幼馴染…私が京太郎の立場だったら、絶対傍から手放さないじょ。死んでも嫁にする」 咲「な、ななな、何言ってるの、優希ちゃん!こんな時にからかわな、い…で…」 優希「…ふふ。ほんと、ごめんな」 優希「ごめん…ごめんね…咲ちゃん…友達なのに…こんな…裏切るような…抜け駆け…!」 咲「優希ちゃん…」 優希「うえ…」ジワッ 優希「うえええええええ…」ポロポロ 咲「あ…」 照「咲」 咲「…お姉ちゃん?」 照「抱きしめてやれ」 咲「…?」 照「友人だろ。抱きしめてやれ。…それとも、本当に裏切られたと思っているのか?」 咲「…そんな、まさか!!」 照「なら」 咲「うん。そうだね。優希ちゃんは、私の大切お友達。例え私達の間にどんな事があっても…きっと、いつまでも…」ギュッ 優希「うええええええええええええん!!ごめんな!ごめんな!本当にごめんな!咲ちゃん!咲ちゃん!咲ちゃん!!」ギューッ 咲「ううん…いいの。謝らないで。優希ちゃん、頑張ったんだもん。一生懸命、思いを伝えたんだもん」 咲「私より、優希ちゃんの方が強かっただけだから…抜け駆けなんて、死んでも思わないから…」 咲「だから…謝らないで…お願いだから…自分を責めないで…お願いだから…お願いだから…お願いだから…」 優希「えええええええええええええええええん!!えええええええええええええええええええええええええん!!!」 咲(…それに、本当に謝らなきゃいけないのは…私のほうだ) 咲(…ごめんね。優希ちゃん) 照「…」 優希「…ありがとうな。咲ちゃん」スッ 咲「ん。もう大丈夫?優希ちゃん」 優希「うん。…大丈夫」 照「優希ちゃん…」 優希「二人とも、もう気にしないで欲しいじょ。思いっ切り泣いたらすっきりした」 咲「けど…」 照「わかった」 咲「お姉ちゃん…?」 照「…」コクン 咲「…うん」 優希「…」 優希「ふう…それにしても、びっくりしたじぇ!」 咲「…ん?どうしたの?優希ちゃん」 優希「いやあ、まさか照さんが咲ちゃんのお姉ちゃんだったとは」 咲「hんvるいうぇgヴぁmrしいえfkjヴぇうい!!?」 照「ういrc7いhgx7いあえろあhヴぁshvdf!!?」 優希「うはははは!!二人とも面白い顔してるじょ」ケラケラ 咲「ななななななななな!」 照「なんでそれを!!?」 優希「だってなー。さっき、咲ちゃん照さんの事お姉ちゃんって…」 照「さきいいいいいいいいいい!!」 咲「ごめんなさあああああああああい!!」 優希「しかも、あの宮永照がお姉ちゃんとは。いやあ、血は争えないもんだじょ。どーりで麻雀させても強いわけだ」 照「いうぱmgsvww78j,おい、jcヴぃdfすmv8dfmkvlんd!!」 咲「いおjヴぃあdふぉvm8え9vへあ、かえ89rch,g8vfd!!」 優希「うむ。その顔が見たかった」 照「き、気付いてたの!!?」 優希「当然だじょ。普通、麻雀やってる女子高生で『あの』宮永照を知らないとか有り得ないじぇ」 照「あううう…」ヘナヘナ 優希「まあ、照さんが目立ちたくなさそうだったから黙ってたんだがな。…恥ずかしいところ見られたお返し」 照「ゆ、優希ちゃん…」 優希「わーはっはっは!」 咲「あ、あの…優希ちゃん?聞きたいがあるんだけど…」 優希「なーに?」 咲「その…私たちが姉妹って気付いたのは…いつ?」 優希「確信持ったのは咲ちゃんの発言だけど、前々からなーんか、二人、似てるところあるなーって思っていたじょ」 咲「そ、その話…誰かには、した?」 照「…!!そうだ!ねえ優希ちゃん。もし君がまだ京ちゃんにこの話を伝えてないのなら、お願いだから彼にはこの話は黙っていてくれないか!」 優希「ふむ…って事は、やっぱり京太郎も知らなかったのか?姉妹なのにお互いを初対面みたいに紹介してたし、なーんか複雑な事情あるっぽいじょ」 咲「そ、それは…その…」 照「えっと…その…」 優希「…ん。まあいいじょ。あんま込み入った話聞いてヘヴィーな問題に巻き込まれたくないし」 咲「ごめん…」 照「本当にごめんね、優希ちゃん…」 優希「よっし!それじゃあ、この話終わり!次は私の話を聞いてもらうじょ!」 咲「えっ」 照「は、話?」 優希「うむ。振られた時の話。…まあ、愚痴だと思ってくれればいいじょ」 咲「け、けど…」 照「そ、それは…」 優希「おお、渋い反応。だが問答無用だじぇ」 咲「ちょ、ちょっと待って!」ワタワタ 照「まだ心の準備が!」ワタワタ 咲(と、友達が好きな人に振られたときの話なんて!) 照(どう対処すればいいのかわからない!!) 優希「…」 優希「アイツな。好きな人が居るんだと」 咲「…!!」 照「…え?」 優希「ちなみに無理言って名前も聞きだしたじょ?せめてそれぐらい聞かないと納得できないって泣き落としてな。ふふふ、どこまで言っちゃおうっかなー♪」 咲「え…えええええええええ!!?」 照「ゆ、ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ優希ちゃん!その辺の話詳しく!いややっぱり駄目!!言わないで!!」 優希「おーおー。この私が圧倒的にこの場を支配してる感じ。まさに愉悦」 咲「で、でもなんでそんな事聞いたの…?」 優希「ん~?だって、二人ともアイツの事、好きだろ」 咲照「「 」」 優希「うむ。今ならお遊びの練習試合とかやったら、この二人相手にでも揺さぶりで勝てそうだじぇ。三麻してみようか?」 咲「あ、あの…その…」モジモジ 照「なんでそれを…」モジモジ 優希「同じ立場だったからな。…むしろ、あれでわかんないくらいだと、流石に女子力低すぎだじょ」 咲「きょ、京ちゃんには…」 優希「ぬっふっふ。まだ伝えてないけど、どうしようかな~。…あ、あとな。あとな。好きな人とは別に、理想の女性像とかも聞いてきたんだが…」 照「あの…優希ちゃ…優希さん。様。お肩は凝っておりませんでしょうか…多少なりとも心得がございますが」キリッ 咲「あ、ずるい!…片岡先生。平日に手作りタコスは如何でしょうか?私、その、最近お料理に凝っておりまして…登校後のおやつにでも…」 照「ああ!咲!それ反則!」 咲「そんな事言ったって、お姉ちゃんが先に始めたんでしょ!」 照咲「「やいのやいの」」 優希(この二人って…なんていうか、そういう目で改めて見たら実に姉妹してるじょ…) 優希「…ま、でもやっぱやーめた!二人にはそういう事、おしえてあーげない!だじぇ」 咲照「「 」」 優希「だって、私が振られたばっかなのに、元ライバルにそんな事教えるのもなんかムカつくしな!わははは!」 咲「優希ちゃん…」 照「…」 優希「…あ、やっぱ一個だけ教えてあげよう。京太郎の理想の体型は、ボンキュッボンだそうだじょ。…渾身の力でもってぶん殴っておいたので安心するように」 咲「ありがとうございます」ペコリ 照「重ね重ねお世話になります」ペコリ 優希「んむ!」 咲「…」ペタペタ 照「…」ペタペタ 優希「…」ペタペタ 咲照優希「「「…はぁ」」」 優希「…一個だけ言っとくじょ」 咲「ん?」 優希「私、まだ完全に諦めてないから」 照「優希…ちゃん?」 優希「…だから、二人、どっちが勝つにしても、早いとこ京太郎モノにした方がいいんじゃないか。…私が追い上げる前に」 咲「…」 照「…」 優希「…ふふ。なんてな。私から言いたいことはそれだけだ!」 咲「…」 照「…」 プルルルルルルルル 優希「おっと!…はーい!もしもしー。こちら乙女の花園だじぇ。なんのようだ。…あ、はい。はい。あと5分。了解だじょ」 優希「…さあ、出ようじぇ。待て!させておいた犬もそろそろ、ソワソワし始める頃だ!!」 ゲーセンにて 京太郎「…」ボーッ 京太郎「…はぁ」ガクリ 京太郎「…なんなんだろうな~。俺ってば」 京太郎(普段は彼女欲しいだなんだ散々吹いといて、いざ告白されたらコレだ) 京太郎「あーあ!もったいないことしちまったなーッッッ!!」 京太郎「……だァッ!!!」 京太郎「…はぁ」 京太郎(優希、泣いてたな…) 京太郎(…けど…俺は…) 京太郎(…俺は) 京太郎「…」 京太郎(…昔から、好きだったんだ。今更、この気持ちを忘れられっかよ…!!) 京太郎(自惚れじゃ無く、友人として好かれてる自信はある。あとは、それ以上の気持ちをどんな風に相手に伝えられるか、それだけなんだ。…優希が俺に見せてくれたみたいに) 京太郎(アイツの気持ちに当てられちまったのかな。…もう俺も、我慢出来なくなっちまった。この気持ちを、相手にまっすぐ伝えたい) 京太郎(…それで、どうなるのかはわかんないけど…最悪、駄目だったら駄目だっただ。当たって砕けろってのも、案外格好良いもんだって分かったしな) 京太郎(…はは。悪いな、優希。俺、お前の気持ちまで自分の告白の出汁にしちまおうとしてる。…最悪な男だな) 京太郎(…だからお前に直接こんな事言えないけどさ。けど、心の中でだけは言っておくぜ。…ありがとな) 京太郎「…よっし!」 優希「おーい!京太郎ー!」 咲「ごめんね、京ちゃん!待たせちゃった!」 照「もう外は真っ暗だ。名残惜しいけど、そろそろ帰ろうか」 京太郎「おっ、優希。咲。照ちゃん」 優希「えー!まだ遊び足りないー!」 照「ワガママ言っちゃだめだよ、優希ちゃん。もう大分遅いしね」 咲「…そうだね。帰ろうか、優希ちゃん」 優希「むうー…」 京太郎「…そうだな。それじゃあ、そろそろ」 優希「やだー!せめて後30分!ね!お願いだじょ!」 照「優希ちゃん…」 京太郎「何がお前をそこまで駆り立てるんだよ」 優希「だって、まだUFOキャッチャーしてないじょ!!」 照「あ…」 京太郎「あっ。そういえば」 咲「え?え?え?」 優希「うむ、咲ちゃんは知らんかったか、私達な、さっき照ちゃんに、UFOキャッチャーで実力見せてやる約束してたんだじょ」 照「忘れてたよ」 京太郎「そういえばそうだったな。悪い悪い。じゃあ、それだけやったら解散にするか」 優希「おう!」 咲「あ…じゃ、じゃあ、私もやって…こう…かな…」 京太郎「当たり前だ。お前をこんな遅い時間に一人で帰らせてたまるか」 咲「えっ?」ドキッ 照「っ!」ズキッ 京太郎「明日の3面記事的な意味で」 優希「うむ。この時期に美少女女子高生行方不明事件とか、洒落にならないじょ」 咲「…」シュン 照「…」ホッ 優希「おっと、小銭が切れてたじょ。ちょっと両替してくる!」タタタタタ 照「…えっ?」 咲「あ、私も小銭無いや。ちょっと行って来るね」トテテテ 照「あっ…」 京太郎「おー。行って来い行って来い」 照「…」 照(えええええええええ!?ちょ…ちょっと待って!この状況、いきなり京ちゃんと二人っきり!!?咲あんた、なんであんな話した後ですぐに私を京ちゃんと二人に出来るの!) 京太郎「…さって、それじゃあ俺らは先に遊んでようか。な?照ちゃん!」 照「っ!あ、ああ、そ、そうだね!」 照(うええええええ!?) 京太郎「つっても、さっきから色々物色はしてたんだけどさー。俺的にどーもピンと来るものが無くって。照ちゃん、なんか欲しいもんある?」 照「え、え~っと…そ、そうだね!私もちょっと物色してみようかなっ!」 照(ひぎゃあああああああ!) 京太郎「んじゃあ、俺ももう一回、照ちゃんと一緒に見て回ろうかな。なんか見落としてた面白いもん有るかもしれないし」 照「そ、そう!?じゃあじゃあ、一緒に行こうか!うん!一緒に!」 照(ぬええええええええええ!なになに!?何なのこの状況!!) 京太郎「えーっと…どれどれ…」キョロキョロ 照「…」ソワソワ 京太郎「んー…やっぱあんま俺の欲しいものは無いかな~…」 照「…」キョドキョド 京太郎「照ちゃんは、なんか欲しいものある?」 照「うえっ!?」ビクッ 京太郎「欲しいもの」 照「えっ!えっ!あ、えっとえっと…」オロオロ 照「…あっ」 京太郎「ん?」 照「…あれ、可愛い」スッ 京太郎「あれって言うと…」 京太郎「でっかいバナナの頭にリボンが付いてる抱き枕…?…って、アレは…」 京太郎(東京ばな奈じゃねえか!!) 照(可愛い…) ※直径60cmくらいのぬいぐるみ素材。同様に、ハットを被ったイチゴも有ります 照「1回200円か。やってみる」チャリーンチャリーン 京太郎「あ、ああ…」 照「」ウイーン 照「…駄目だ」ショボン 京太郎(こりゃ難易度たっけーなー…) 照「…」チャリーンチャリーン 照「」ウイーン 照「…駄目」 照「…」イラッ 照「…500円で3回か」 照「」チャリーンチャリーン 京太郎「!?」 照「」ウイーンウイーンウイーンウイーンウイーンウイーン 照「…」イライラッ 照「…!ちょっと両替してくる!」 京太郎「待て待て待て!落ち着け照ちゃん!!」 照「けど…このまま引き下がれない!」 京太郎「熱くなったら負けだって!ここは俺に一回やらせてくれよ!」 照「!!」 京太郎「な!?」 照「うん…!」パアア 照(えっ!こ、これって…!まさか、ここで京ちゃんが取ってくれて、私へのプレゼントって展開では…!) 京太郎「よーっし。それじゃあ、俺の実力見てろよー?照ちゃん!」チャリーンチャリーン 京太郎「…あれっ」 京太郎「あ、あははは…まあ、こういうでっかいのは取るの難しいしな!流石に一回じゃ取れねーよ」 照「そ、そうだよね。うん。あはは…」 京太郎「…もう一回」チャリーンチャリーン 京太郎「」ウイーン 京太郎「…」イラッ 京太郎「…500円で3回か」チャリーンチャリーン 照「!?」 京太郎「」ウイーンウイーンウイーンウイーンウイーンウイーン 京太郎「…」ゴソゴソ 京太郎「…財布の中…小銭は100円だけか。ちょっと両替してくる」 照「ま、待って!京ちゃん!!」 京太郎「うおおおお!ここで引き下がって堪るか!男には絶対に負けられない戦いがあるんだ!!」 照「多分それ、この場面じゃないから!落ち着いてよ!熱くなったら負けだよ!」 京太郎「くっ!だからと言って!!」 照「この子は私が最初に目を付けたんだ。京ちゃんの小銭が尽きたのなら、次は私の番だよ」 京太郎「ぐう…」 照「京ちゃんはここに居て。そして私が帰ってくるまで、他の人にこれを取られないように見張ってて欲しいの」 京太郎「いや、それはマナー的に問題が…」 照「…じゃあ、取り敢えずここに居てくれればいいや」 京太郎「大丈夫?迷わない?」 照「大丈夫。そこに東京ばな奈が有るなら、私は迷わないよ」 京太郎「あ、そうですか…?」 照「じゃあ、行って来る」 京太郎「…」 京太郎「…何してよ」 5分後 優希「おっ!居た居た。京太郎!」 咲「京ちゃん!…あれ?おね…じゃなかった、照さんは?」 京太郎「あれ?さっき両替に行ったんだけど…会わなかったか?」 咲「…?うん」 優希「まさか、迷った?」 京太郎「うわ…やっぱ一人で行かせたの失敗だったか?…あと10分して来なかったら迎えに行こう」 優希「ところで、何してたのだ?」 京太郎「ああ、これな。照ちゃんが欲しいって言ってたんで、二人で頑張ってチャレンジしてたんだけど…」 優希「おお…東京ばな奈…そう言えば、今スカイツリー限定で豹柄のチョコバナナ味が売ってるらしいじょ(ステマ)」 京太郎「ああ、そういえば5月22日にスカイツリータウンの商業施設『東京ソラマチ』に新店舗オープンしたんだっけか(ステマ)」 咲「うわぁ。可愛い抱き枕…ちなみに去年の8月10日にはキャラメル味も出てるんだよっ!(ステマ)」 両替機械の前 照「…今後の新商品の展開も、目が離せないね(ステマ)」 優希「…おっ!咲ちゃんも欲しいのか?これ」 咲「うん。いいなぁ。可愛いなぁ。ちょっとやってみようかな」 京太郎(うーん…ま、いいか。まだ何個かあるみたいだし) 優希「じゃ、やってみるじょ。咲ちゃん」 咲「うん!」チャリーンチャリーン 咲「」ウイーン 咲「…」 咲「…500円で3回」チャリーンチャリーン 優希「!?」 京太郎「…」 咲「」ウイーンウイーンウイーンウイーンウイーンウイーン 咲「もういっか…」 優希「つ、次は私な!私!!」 優希「こ、こういうのにはコツがあるんだじょ…」チャリーンチャリーン 優希「」ウイーン 優希「…」 優希「…500円で3回」チャリーンチャリーン 咲「…」 京太郎「…」 優希「」ウイーンウイーンウイーンウイーンウイーンウイーン 優希「むきょおおおおおおおおおおおお!!」ドッカーン!! 優希「うおおおお!ここまできたら引き下がれないじぇ!女には絶対に負けられない戦いがあるんだじょ!!」 京太郎「お、落ち着け優希!!」 咲「そうだよ!優希ちゃん!熱くなったら負けだよ!今度こそ私が取るから!!」 京太郎「いや、待て咲!今度こそ俺が取って見せるから、ちょっと両替してくるまで待ってろ…」 優希「駄目だじょ!私がやるの~!」 やいのやいの 照「ただいま、京ちゃ…って、何やってるのみんなで…」 ※この後、話し合いの結果、一人ずつ順番で挑戦する事に決まりました そして、このキャッチャーに掛けた金額が総額5,000円に達そうかと言う頃… 京太郎(つ、疲れた…) 優希(もう誰でもいいから頼むから奴を倒してくれ…) 照(咲…頑張れ…) もうみんな、既に意地だけでチャレンジしていた 咲「…」ウイーン 咲「…」 ポロッ 咲「!!!」 京太郎「!!」 優希「!!」 照「!!」 咲照優希京太郎「「「「やった!!!!」」」」 咲「取ったぁああああああああああああああああああ!!!」 優希「おめでとう!!咲ちゃあああああん!!」 京太郎「やってくれたな!!ついにやってくれたな!!咲!!」 照「頑張った!よくやってくれた!!ありがとう!おめでとう!!」 咲「ありがとう!みんな!本当にありがとう!みんなのお陰だよ!みんなが支えてくれたから、私、ここまで頑張れた!だから、これはみんなで掴んだ勝利だよ!!」 咲照優希京太郎「「「「わああああああああああああああああああ!!!」」」」 咲「…で、これ…どうしようか?最初、おね…照さんが欲しかったんだったよね?」 照「…いや、これは咲だって欲しかったんだろう?なら、取ったのは咲なんだし、咲の物だ。取っておくといい」 咲「…ありがとう。大事にするね」ギュッ 優希(…しっかし、ふと我に返ってみると、これって凄い構図だじょ。直径60cmのでっかいバナナを愛おしそうに抱きしめる女子高生…) 京太郎(…いかんいかんこれいかん。考えるな俺。心を無にせよ) 照(…いいなぁ。咲。けど、もう一個これに挑戦するのは、流石の私もちょっと…なんだ、その…めげる) 京太郎「…」 照「…さあ、みんな。もうそろそろ電車が無くなるよ。いい加減帰ろうか」 咲「あ…そ、そうだね!」 京太郎「あ、やべ。結局1時間近くコイツにかかりっきりだった」 優希「むう…しまった。私としたことが」 照「それじゃあ、行こう。駅に」 京太郎「そうだなっ!」 咲「うん」 優希「じゃ、みんなで駅までいこー!」 照(…結局京ちゃんと二人でじっくりお話とかは出来なかったけど…まあ、いいか。楽しかったし) 照(…私だけ、違う電車か。ちょっとだけ、寂しいけど、ね) 電車ホーム 照「それじゃあ、私はこっちのホームだから」 優希「ありがとうな、照さん。楽しかったじょ」 照「私もだよ、優希ちゃん。友達になれて良かった」 優希「私も!ねえ、携帯の番号、交換したいじょ…」 照「ああ。私の方こそお願いしたいな」 京太郎「おっ!そう言えば、俺もいいかな?折角久しぶりに会えたんだし、これからもたまには連絡取り合おうぜ」 照「そうだね。私も京ちゃんの番号、知りたいな」 咲「あ…」 咲(…いいなぁ) 京太郎「咲は…ああ、携帯持ってないんだよな。家電の番号でも交換するか?」 咲「…ん。私はいいや…」 咲(…一応、知ってるし) 京太郎「?そうか…」 京太郎(そう簡単には打ち解けれなかったか。やっぱ咲は人見知りだなぁ) 照「はい、優希ちゃんとの赤外線交換終わり。…次、京ちゃん、いい?」 京太郎「おっと、んじゃ、お願いしますっと」 咲「…」 咲(…やっぱり、いいなぁ) 照「…じゃあね。みんな。また会おう」 照(全国の会場で…敵同士だけど…ね) 優希「…」ピポピポ 照「?」ブルルル 照(あれ、メール着信…)チラッ 『from 片岡 優希ちゃん 今度会うときは全国だじょ!負けないからな!』 照「…!」 優希「にひひ」ニコッ 照「…」クスッ 照「…」ピポピポ 優希「」ブルルル 優希「」チラッ 『from 照さん そう簡単に勝てると思うなよ?今年も優勝は私達白糸台だ』 優希「にひっ」ニコッ 照「…ふふ」 照「ばいばい!みんな!」 優希「…行っちゃったじょ」 京太郎「…ああ」 咲「…」 京太郎「…俺らもホーム行こうか」 優希「だな」 ローカル線・清澄行きホーム 優希「…って言ってもなー。お別れの挨拶してるうちに予定の電車行っちゃってたじょ」 京太郎「しまんねー。次は30分後か」 優希「退屈だじょ」 咲「うん…」 京太郎「…」 優希「…」 咲「…」 京太郎「…あ、悪い二人とも。ちょっとトイレ行って来る」 優希「おう」 咲「…うん」 京太郎「…」タタタタ 優希「…なあ、咲ちゃん」 咲「…うん?」 優希「照さんいい人だったな」 咲「…うん」 優希「美人だし」 咲「うん」 優希「優しいし」 咲「うん」 優希「自慢のお姉ちゃん?」 咲「…うん」 優希「…なんで喧嘩したの?」 咲「…」 優希「本当はあんなに仲良しなのに」 咲「…」 優希「なんか、二人とも無理して喧嘩してるような気がしたじょ」 咲「…気付いてたんだ。私たちが喧嘩してるって」 優希「私から言わせれば、喧嘩とも言えないと思うけどな。あんなの」 咲「…」 優希「…」 優希「…けど、まあ、やっぱりそれは私が口挟む問題じゃないか。いいじぇ?別になんにも言わないで」 咲「…ごめん」 優希「謝んないで。私がつらいじょ」 優希「でも、これだけは覚えておいてな」 咲「?」 優希「照さんがどんなにいい人でも」 優希「私はどっちかって言うと、咲ちゃん派だ」 新幹線ホーム 照「…あと10分…か」 照(ちょっと、名残惜しいかな。…ふふ。まさか、大嫌いな長野でこんなに楽しく過ごす事出来るなんて、ね) 照(ありがとう、優希ちゃん。京ちゃん。…それと、ごめんね。咲) 照(私、今日ここに来れて、本当に良かった。少しだけ、故郷の事、好きになれた) 照(本当に、良かったよ…良かった…良かった…) 照「…また、明日から頑張ろう」 照(そして、またいつか、みんなで遊ぼうね…) 照(…ふふ。今度は、東京だもんね。再開したら、菫や淡達の事、紹介できたらいいな…) プルルルルルル!! 『間も無く、東京行き、新幹線が到着します』 照「…」 京太郎「照ちゃん!!」 照「…え?」 京太郎「はぁはぁはぁ…っ!よ、良かった、間に合った…!」 照「ど、どうしたの?京ちゃん、そんな息切らして…それに、帰りの電車は…」 京太郎「へへ、一本乗り過ごしちゃって」 京太郎(…まあ、実は乗り過ごさなくてもなんだかんだ理由付けて俺だけ残るつもりではあったんだけど) 照「そうだったんだ…けど、なんでこっちに?」 京太郎「忘れ物」スッ 照「…え?何、これ…ハート型の…ストラップ?」 京太郎「さっき照ちゃんが両替しに行ったときにな。残った100円でなんとか取れそうなの取っといたんだ。照ちゃんにあげたくて」 照「え…け、けど…でもなんで…」 京太郎「…だって、あそこで帰って来た照ちゃんがばな奈取っちゃったら、俺格好悪すぎだろ!」 照「」パクパク 京太郎「…余計だった?」 照「…」 照「…ううん。凄く嬉しい。ありがとう」 京太郎「…ふう。良かった。喜んでくれてほっとした」 照「ありがとう…ありがとう…本当に嬉しい…」ギュッ 京太郎「…」 京太郎「あ~…あと、ね」 照「…?」 京太郎「あと…どうしても言っておきたい事があって…その…」 ガタンガタンガタン… 照「…京…ちゃん?」 京太郎「えーっと、だ。その…あー…」ポリポリ ガタンガタンガタン… 照「…」 京太郎「…」 ゴオオオオオオオオ… 京太郎「…俺、照ちゃんの事、好き…………なんだけど」 キイイイイイイイイイッ!!! 照「…………………………………」 照「…えっ」 京太郎「…だから、照ちゃんの事…………………………好き………………………………………………です」 照「…………………………………………………………」 照「…………………………………………え」 照「」パクパクパク 京太郎「…その…良かったら、俺と、お付き合い…して……欲しいかな…って…その…」 照「」パクパクパク 京太郎「…む、昔っから、さ。その…好き…だったんだ。実は」 照「」パクパクパク 京太郎「照ちゃん、その、今東京だしさ。…二つも年上だし、その、今更俺みたいな田舎のガキ、その、男として見てもらえないかも…と思ったんだけど」 京太郎「ご、ごめんな。いきなりこんな事言っちまって…迷惑かもしれないけど……ど、どうしても、我慢出来なくて…」 京太郎「もし良かったら…なんだけど…さ…返事…くれないか…?」 照「な、なん…で…?」 照(なんで京ちゃんが、私の事を!!?) 京太郎「…正直、もう二度と会えないと思ってた」 照「…」 京太郎「…照ちゃんがいきなり俺の目の前から居なくなって、もう何年も過ぎて…さ」 照「…」 京太郎「…正直、すっげー寂しかった。あと、ショックだった。あんなことあった後だし、やっぱ避けられちゃってんのかと思って…」 照「っ!!」 京太郎「自惚れかもしれないけど、照ちゃんの前では俺、結構格好いいところも見せられてたとか、その、傲慢で打算的な考えかもしれないけど、そういうのも考えちまってたし…」 照「そ、そんな事無い!!私、京ちゃんの事避けてなんか…!!避けてなんか…無い…」 京太郎「…ありがとう。その言葉だけで、俺、救われた気分だ」 照「…」 京太郎「…けど、さ。それだけじゃ我慢出来ないってのも…確かなんだ。照ちゃんの事…好きなんだ。大好きなんだ。大大大大好きなんだ」 照「きょ、京ちゃん…」 京太郎「その…どう…かな…東京の男みたいにおしゃれでも、スマートでも無いし、照ちゃんみたいな美人と、今更釣り合わねーかもしんねーけど…良かったら…」 京太郎「その…お、俺と、お付き合いしてください!!!」 京太郎「…ははは。情けねーな、俺。もっと言わなきゃいけない事いっぱいあるはずなのに、こんな事しか言えない…」 照「わ、私…私…その…!!」 照(嬉しい…!) 照(嬉しい…!) 照(嬉しい…!) 照(嬉しい…!) 照(嬉しい…!) 照(嬉しい…!) 照(嬉しい…!) 照(嬉しい…!) 照(嬉しい…!) 照(嬉しい…!) 照(嬉しい…!) 照(嬉しい…!) 照(嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!嬉しい…!) 照(嬉しい…!!!!!!) 照「わ、私…その…」 照(嬉しい!うれしい!嬉しい!!) 京太郎「…うん」 照(京ちゃんが私のこと…好きだったって…私の事好きだったって!!!) 照「そ、その…あの…」 照(うれしい!うれしい!うれしい!うれしい!うれしい!うれしい!うれしい!嬉しすぎて、死んじゃいそうだ!!) 京太郎「…うん」 照(私も!私も好きだよ!京ちゃん!!大好きだよ!!京ちゃん!!!!) 照「わたし、わた、わたし…わ…」 照(あとは、『うん』って!『うん』って言ったら、それだけで私達は両想いなんだ!!!) 照「えっと…あの…!その…!!」 照(『うん』って!!) 京太郎「…」 照「あの…わ、わたし…は…その…!」 照(『うんっ!!』) 京太郎「…」 照(『うんっ!!!!!!!!!!!!!』) 照「…」 照(あ、あれ…?) 照「えっと…!あ、あう…あ…あう…あ…あっ!うう…うう…!」ジワッ 照(な、何やってるの!?私!) 照「あ、あう…あうう…あ、あう…!ううー!」グスッ 照(な、なんで…?) 照「ううー!うううー!!」ポロポロポロ 照(なんで、一言、『うん』って、出てこないのぉ!?) 京太郎「…」 京太郎「…うん。悪い、照ちゃん。変な事言っちゃって。…今の、忘れて」 照「!!!」 京太郎「…そうだよな。いきなり昔の友達に会って、そんな、久しぶりに会って告白なんて…訳わかんねーよな…ごめんな…ほんとごめん、照ちゃん…」 照「あうっ…あっ!あっ!!」ポロポロポロ 照(ち、違うの京ちゃん!!) 照「そ、その…あの…」 照(わ、私!もっ!京ちゃんの事!!) プルルルルルルル 『東京行き、新幹線間も無く発車しまーーーす』 照「あっ!」 照(あっ!で、電車!けど、あっ!うわっ!!) 京太郎「っ!」 『ドア、閉まりまーす』 照(か、帰らなきゃ!) 照「京ちゃんごめんっ!!」ダッ 京太郎「あ…」 プシューッ 京太郎「 っ!! !! !!? !!!」 照「…っ!!!!」ダダダダダッ 京太郎「 !!!」 照「うわああああああああああああああああああああん!!!」 照「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!」 照「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!」 照「馬鹿!!馬鹿!!馬鹿!!馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!私の馬鹿!!!!!」 照「ごめんね!!!ごめんね!!!ごめんね!!!ごめんね!!!ごめんね!!!ごめんね!!!ごめんね!!!」 照「ごめんね!!!京ちゃん!!!!!」 京太郎「待ってくれっ!!また!!また会えるよな!!?照ちゃん!!!」 京太郎「照ちゃん!!!」 京太郎「…」 京太郎「…」 京太郎「…」 京太郎「…」 京太郎「…」 京太郎「…」 京太郎「…」 京太郎「…」 京太郎「…」 京太郎「…」 京太郎「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」 京太郎「…」 京太郎「…くそっ!!」 京太郎「…馬鹿野郎…!!」 京太郎「馬鹿野郎馬鹿野郎馬鹿野郎馬鹿野郎馬鹿野郎馬鹿野郎馬鹿野郎馬鹿野郎馬鹿野郎!!!!」 京太郎「…………俺は…………馬鹿だ…………!!!」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5656.html
注意 安価、コンマスレのまとめなので話が途中でわからなくなることがあります 詳しくは下記の元スレを参照 本まとめはセリフのあるレスのみを抜粋しました(だいたい) 変なところで区切れていますがご了承ください(時間があれば、また修正します) この物語はループものです | | は 安価です、修正がめんどくさいので…時間があれば修正します だいたい1時間で適当にまとめました、ミス多々あります 始めに 京太郎「ヤンデレ……?」0 本編 京太郎「ヤンデレ……?」1 京太郎「ヤンデレ……?」2 京太郎「ヤンデレ……?」3 京太郎「ヤンデレ……?」4 京太郎「ヤンデレ……?」5 京太郎「ヤンデレ……?」6 京太郎「ヤンデレ……?」7 京太郎「ヤンデレ……?」8 京太郎「ヤンデレ……?」9 京太郎「ヤンデレ……?」10 京太郎「ヤンデレ……?」11 京太郎「ヤンデレ……?」12 京太郎「ヤンデレ……?」13 京太郎「ヤンデレ……?」14 京太郎「ヤンデレ……?」15 京太郎「ヤンデレ……?」16 京太郎「ヤンデレ……?」17 京太郎「ヤンデレ……?」18 京太郎「ヤンデレ……?」19 京太郎「ヤンデレ……?」20 京太郎「ヤンデレ……?」21 京太郎「ヤンデレ……?」22 京太郎「ヤンデレ……?」23 京太郎「ヤンデレ……?」24(終) 京太郎「ヤンデレ……?」座談会 元スレ -京太郎「ヤンデレ……?」【安価】 京太郎「ヤンデレ……?」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398960866/ 京太郎「ヤンデレ……?」照「その2……」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399179751/ 京太郎「ヤンデレ……?」霞「その3ね」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399656717/ 京太郎「ヤンデレ……?」白望「その4……だるっ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400606625/ 京太郎「ヤンデレ……?」ゆみ「その5だな」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401001615/ 京太郎「ヤンデレ……?」洋榎「その6やでー」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401377079/ 京太郎「ヤンデレ……?」煌「その7……すばらな数字です」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402751995/ 京太郎「ヤンデレ……?」怜「その8や」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403445335/ 京太郎「ヤンデレ……?」衣「その9だ!」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404540082/ 京太郎「ヤンデレ……?」小蒔「その11……復讐……ですか?」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406217308/(10スレ目) 京太郎「ヤンデレ……?」淡「その130……なんてねっ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407660402/(11スレ目)
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6143.html
夜中にホラー映画とか見るとなんでちょっとした物音でもビビるよね 京太郎「なんでホラー映画なんて見ようと思ったのさ・・・」 桃子「夏と言えばこういうものを見て肝を冷やすのが醍醐味っす!」 京太郎「いやそうなんだけどさ・・・・」 照「 」ガタガタガタ 咲「 」ガタガタガタ 美穂子「 」ガタガタガタ 咏「こ、怖くねーし、し知らんけど」ガタガタガタガタ シロ「・・・・・ダル」ゴロン 京太郎(なんでこのメンバーなんだろうか・・・) 京太郎(咲と美穂子さんはなんとなく予想はついてたけど) 京太郎(照さんと咏さんもこういうのが苦手なんだなぁ) 京太郎(やっぱり女の子って感じだけど・・・) 京太郎(シロさんだけはぶれないなぁ・・・) 京太郎(咲と美穂子さんは恐怖のあまり意識を失った) 照「きょーたろー」グイッ 咏「きょーたろー」グイッ 京太郎(照さんと咏さんは怖さのあまりに幼児退行してしまった) シロ「・・・・・」zZZ 京太郎(シロさんは俺の膝の上で寝てしまった) 桃子「京さーん」ギュウ 京太郎(モモはいつも通り抱きついて離れなくなった) 桃子「京さんあったかいっすー///」スリスリ マッサージってなんであんなにエロいんだろうね? 「咏さん・・・やりますよ」 「おう、しっかり頼むぜぃ」 そう言ってベッドの上で仰向けになる咏さん。 普段は隠れてる素足が丸見えになり、それがとても扇情的に見えた。 そっと壊れ物を扱うようにのふくらはぎに触れる。 「ふふ・・・緊張してるのかぃ? 知らんけど」 咏さんはこっちを見るとからかうように笑った。 早くしろと言いたげなそんな表情だ。 意を決してふくらはぎに触れている指に力を入れる。 「んっ」 咏さんが声を上げる。 もう少しだけ力を入れてみる。 「んくぅ・・・」 更に声が漏れる。 指をくるぶしまでスライドさせ、ゆっくり痛くない程度の強さで上に押し上げていく。 「ふ・・・ふぅ・・・くっ」 プルプルと小さく咏さんが震えた。 「だ、大丈夫ですか?」 「だいじょうぶ・・・だから、もっとしろぃ」 少しだけ咏さんの声が震えてるような気がした。 「わかりました。でも痛かったら言ってくださいね?」 少しずつ少しずつ押す位置をスライドさせながら刺激を与えていく。 「っ・・・ぅぅ・・・」 咏さんを見ると耳が真っ赤になっていた。 膝の裏側まで到着した指を来た道を戻るように押す。 「あっ・・・だ・・・・めぇ・・・」 声が散り散りになってうまく聞き取れない。 ふくらはぎが指圧によって変化する様は征服欲を駆り立て、悪戯をしたくなる。 咏さんのふくらはぎを両手の手のひらで包みゆっくり挟み込むように圧をかける。 「やっ・・・んっ・・あんっ」 更に強く押す。 「それ・・ダメ・・・気持ち・・・いい・・・」 マッサージをしていない片方の足を小刻みにパタパタしてる咏さんの姿はとても艶かしく、今もプルプルと震えてる。 「きょ・・・たろ・・・」 咏さんの方を向くとそこには瞳いっぱいに涙を溜めた咏さんがいた。 「それ以上・・したら・・・・・・だぜぃ」 よく聞き取れなかった。 きっとこれ以上やったら怒られるだろう。 でも、見たかった。 自分のテクニックで自分の師匠が、咏さんが乱れる姿が。 「咏さん・・・ごめんなさい」 「え、ちょ、待って」 咏さんの制止を聞かず、マッサージを続ける。 「ひゃ・・・そこ・・弱いのぉ」 強く――――。 「そんなっ・・・押したら・・・・くるっ・・・きちゃう・・・っ」 更に強く―――――。 「も・・・だめっ・・んぁ・・我慢・・・出来ないっ」 咏さんが乱れる姿を――――。 「ば・・・ばかぁ・・・もう・・・・ふぁっ・・無理ぃ・・ひゃうっ・・・・」 見たい――――。 「だっ・・・だめぇぇぇぇぇぇぇぇ」 咏さんはそれだけ言うとベッドの上でぐったりと倒れこんだ。 肌はうっすらピンクに染まり、吐く息も途切れ途切れになっていた。 「絶対・・・覚えてろ・・・」 咏さんが涙の溜まった目で睨んでいた。 「何いってるんですか、咏さん」 「まだ反対側の足も残ってますよ?」ニッコリ この後無茶苦茶マッサージした 京ちゃんクッキング 京太郎「今日はソフトクッキーを作ります」 桃子「はーい」 咲「はーい」 照「はーい」 京太郎「まずはバターをヘラで崩します」 桃子「任せるっす」シャカシャカ 京太郎「クリーム状になったらグラニュー糖を二回に分けて入れて更に混ぜ合わせます」 咲「これって結構大変だね」シャカシャカ 京太郎「女の子はハンドミキサーとか使ったほうが楽だぞ」 咲「そんなの使わないよーっだっ」 京太郎「そうかい、無理しない程度に頑張れよ?」 京太郎「じゃあ次に混ぜたやつに卵黄を1つずつ加えてよく混ぜ合わせる」 照「京太郎まだ?」 京太郎「まだですからベーキングパウダー舐めようとしないでください」 照「はーい」テルーン 京太郎「次は薄力粉とベーキングパウダーを入れて粉っぽさがながくなるくらいまで混ぜて」カシャカシャ 京太郎「手のひらに2cmくらいに丸めて・・・真ん中を押して平べったくしてその中にチョコチップを好きなだけ入れてそれを包みこむようにして平たく形を整える・・・っと」コネコネ 京太郎「照さん勝手にチョコチップ食べない」 照「うぅー」 桃子「京さん、出来たっす!」 咲「京ちゃん、出来たよ!」 京太郎「おっ、じゃあオーブンシートを引いた天板に乗せてくれ」 京太郎「170度くらいのオーブンで12分から14分くらい焼いて軽く色がついてきたら完成だ」 桃子「京さん」 咲「京ちゃん」 桃子「あーんっす」ドウゾ 咲「あーんして」ドウゾ 京太郎「二人同時には食えないって」 照「じゃあ私が」パクッパクッ 桃子「あーーー!」 咲「お姉ちゃん!」 照「まだまだだね」 桃子「ぐぬぬ」 咲「ぐぬぬ」 照「京太郎、もっと頂戴」 京太郎「はいはいっと」 見えなくてもそこにあるもの 京太郎「っ・・・」 桃子「京さん、どうかしたっすか?」 京太郎「・・・ちょっと目使い過ぎたか」 京太郎(・・・・モモの姿が見えない・・・本当に使い過ぎた) 桃子「大丈夫っすか?」ピョンピョン 京太郎「・・・・」 桃子「京さん?」 京太郎(多分モモのことだから俺の目の前にいるんだろうな)スッ 桃子(両手を広げた・・・っすか?) 京太郎(ここだ)ギュッ 桃子「ひゃうっ///」 桃子(いきなり抱きしめられたっす////)ドキドキ 京太郎(よかった・・・やっぱりここにいた)ギュゥ 桃子(はわわ・・・もっと強くなったっす///) 桃子(えっと・・・こういうときは・・・///)スッ 京太郎(うっ・・・モモが抱きしめ返してきた///) 京太郎(モモのおもちが・・・やわらけぇ///) 桃子(京さん京さん///)クンカクンカ 京太郎(多分目の前にモモの頭があるんだろうなぁ・・・///) 京太郎(・・・・////)もふもふ 桃子(!?///)ドキドキ 桃子(京さんがいつもより積極的に///)ドキドキドキ 桃子(あ、もう・・・ダメっす・・・意識飛びそうっす・・・///) 桃子(きゅぅ~////)グテン 京太郎(やべ・・・やりすぎた・・・///) 京太郎(この瞬間にモモをベッドに移そう) 桃子「はっ!?」 京太郎「よう」 桃子「京さんっすか?」 京太郎「それ以外に何に見えるんだよ」ハハ 桃子「なんだ・・・さっきのは夢だったっすか・・・」ハァ 京太郎「さっきの夢って?」 桃子「なんでもないっすー」 京太郎「そっか」 桃子(夢じゃないってわかってるっすよ) 桃子(だって京さんの顔は見えないっすけど、耳真っ赤っすよ)エヘヘ キャプとラブホ 京太郎「あ、美穂子さん」 美穂子「あら、京太郎くん?」 京太郎「奇遇っすね!」 美穂子「まだ雑用で買出しかしら?」 京太郎「まぁそんなところっす」 美穂子「私もちょっと時間あるからご一緒してもいい?」 京太郎「もちろんっすよ、美穂子さんのお誘いを断れる男がいるならみてみたいっすよ」 美穂子「そんなおだてても何もでませんよーだっ」ベー 京太郎「いやーあんないきなり雨が降ってくるとは思っても無かったっす///」 美穂子「本当ね//」 京太郎「あの・・・先にシャワー入ってきてください///」 京太郎「女性は身体を冷やすと良くないっていますし///」 美穂子「え、ええ、そうね。じゃあ先に入る・・・わね///」 京太郎(あー緊張した・・・まさか美穂子さんとラブホに入ることになるなんて・・・・) 美穂子「えっと・・・覗かないでね?///」 京太郎「はいっ///」 京太郎(すっげー覗きたい・・・・・あのおもちを生で見る機会なんてコレを逃したら一生ないんだろうなぁ・・・) 美穂子「えっと・・・あがりました///」 京太郎(なんでバスタオル一枚なんです誘ってるんですかもう我慢できないっすよ) 美穂子「制服が雨で濡れちゃって乾かそうと思って///」 京太郎(ですよねーわかってましたとも)シクシク 美穂子「それで、制服を乾かしたいんで京太郎くんもシャワーに入ってきてください///」 京太郎「俺のこと気にしないで乾かしちゃってもらっても大丈夫っすよ?」 美穂子「あの・・・えっと・・・下着とかも・・・乾かしたいから///」 京太郎「失礼しました今すぐシャワー浴びてきます」ダッ 美穂子「・・・・///」トテトテ 京太郎(すっげー気まずい) 美穂子「あの、京太郎くん?///」 京太郎「はい?」 美穂子「今日のことは誰にも言わないでね?///」 京太郎「ええ、もちろん誰にも言わないっすよ」 美穂子「えっと・・・その・・・ごめんね///」 京太郎「そんなことないっす。俺のほうが謝らなくちゃいけないのに」 美穂子(違うの京太郎くん) 美穂子(私が謝りたいのは京太郎くんがシャワー浴びてる時に) 美穂子(京太郎くんの下着の匂いを嗅いじゃったことなのっ///) 全国大会決勝 京太郎(高校生活最後の試合) 京太郎「よろしくお願いしますっ」 京太郎(女子も団体で優勝、個人戦は咲が優勝した) 京太郎(照さんも美穂子さんもシロさんも咲も咏さんも) 京太郎(そして何よりモモも応援に来てるんだ) 京太郎(カッコ悪いところみせられねぇよな) 「狂気の沙汰ほど面白い……」 「傀……と、呼ばれています。よろしくお願いします」 「さて……打(ぶ)つか」 京太郎(俺のラス親の番で)ジャラ 京太郎(俺の持ち点は1000) 京太郎(奇跡でも起きないと優勝なんて不可能な点差) 京太郎(でもなんでだろう・・・負ける気が全くしない) 京太郎(・・・・やっべ・・・今まで一番楽しい) 京太郎(俺が飛んで終わるか、それとも優勝して終わるか) 京太郎(このラス親に全てを・・・賭けるっ!!)ゴッ 京太郎(照さん・・・前はいつも俺の膝の上に乗ってましたけど最近会えなくてちょっと寂しいっす) 照「京太郎、頑張って」 京太郎「ツモ。面前のみ」 京太郎(美穂子さん・・・雑用も気配りも全部教えてくれてありがとうございました) 美穂子「京太郎くん・・・・」 京太郎「ツモ。面前平和一盃口」 京太郎(シロさん・・・あの時の言葉すげー嬉しかったです。でもごめんなさい) シロ「・・・京太郎」 京太郎「ツモ。面前小三元」 京太郎(咲・・・お前には色々迷惑かけたこともあったけどいつも楽しかったぜ) 咲「京ちゃん・・・勝って」 京太郎「カン!」 京太郎(咏さん・・・俺を強くしてくれてありがとうございます。貴方は俺の最高の師匠です) 咏「負けるんじゃねぇぜぃ、京太郎」 京太郎「更にカン!」 京太郎(そしてモモ・・・俺はお前のこと・・・っ!!) 桃子「京さんっ!!」 京太郎「もう一個、カン!」 「おいまさか・・・」 「・・・字牌のみで、か」 京太郎「そして最後にカン!」 京太郎「これが俺に出来る最高の上がりだっ!!」 京太郎「ツモ。四槓子」パララッ 決勝その後 はやり「今の気持ちはいかがです?」 京太郎「最高っす!」 はやり「最後の四槓子、とても見事だったぞ☆」 京太郎「あはは・・・たまたまっすよ」 京太郎「またやれって言われたら二度と出来ないっす」 はやり「えっと・・・じゃあ今この気持ちを伝えるなら誰に伝えます?」 京太郎「それはもちろん」グイッ はやり「マイク勝手に取っちゃダメだz」 京太郎「モモーーー!」 京太郎「優勝できたぞぉぉ!」 京太郎「今から重要なこと言うから聞いててくれ!」 京太郎「須賀京太郎こと俺は、東横桃子のことが大好きだぁぁぁぁっ!」 京太郎「だから俺と付き合ってくれぇぇぇぇ!!!」 桃子「はいっ!!」 観客席 咏「・・・最近の若い子は熱いねぃ」 美穂子「そうですね・・・なんか羨ましいです」 シロ「全く・・・周りのことも考えて欲しい」 照「同意」 咲「あーあ、あの二人には敵わないなぁ」グスグスッ 照「咲、この後皆でどっか行こう」 咏「お、それいいねぃ」 美穂子「私も参加させてくださいね」 シロ「だるいけど私も行く」 照「じゃ、いこっか。あの二人の邪魔にならないように」 京太郎「モモ」 桃子「なんっすか?」 京太郎「やっぱ俺なんかでいいのか?」 桃子「えへへー」 桃子「京さんでいいんじゃないっす」 桃子「私は京さんがいいっす」ニコニコ 京太郎「・・・・」ギュゥ 桃子「京さん?」 京太郎「なんかこうしたくなった」 桃子「なら私もするっす」ギュゥ 桃子「もう絶対に離さないっすよ?」 京太郎「おう、俺もモモのこと離さないから」 桃子「京さん///」 京太郎「モモ、目を瞑ってくれ」 桃子「・・・//」メヲトジ ゆっくりとモモの唇に自分の唇を押し当てる――――。 少しだけ目を開けるとモモの瞳から涙が流れていた――――。 それを指で拭い取りながら唇を更に押し当てた――――。 この少女をこれからも護っていこう――――。 ....-―…―-... / \ / l ヽ / ハ ハ , | ; ヽ ' , | ! | | { } | | , | | | ! ト、 | ト厂 ̄l/l / , 京さん | ト、ト、ト、! ヽ x=≠ミ!/ , 大好きっす | ',x=≠ミ . . . |! | , | | ∧|. . . . ' __ |! .| l , | | ' 込 v´ ) |! , ハ , | '; / 个 ., ヽ-- ' |!イ / / / ! ヽ ヽ | > --イ |/ィ / / / __\ト、 ト|;イ | { /厶イ{メ7彡' / ヽ ヽヽ!/ ! \ ノ | '; ` .、 / ', / | ハレ、 / ', l ヽ } ヽ ヽ .|/! Yヽハ / ! / } / | .〉' .!ヽト=={// ヽく !' ,′ ヽ / 《 ', ! |/ / | ./ ステルスモモの独壇場っすよ! ゆみ「で、モモ。彼とはどんな経緯で出会ったんだ?」 桃子「小学校の時に彼が私を見つけ出してくれたのが最初っす」テレテレ 智美「それで一目惚れしたと・・・青春だなー」ワハハ 佳織「いいなー私もそんな相手が欲しいかも」 桃子「かおりん先輩にもきっと出来ますっす」 睦月「して、彼はどんな人なんだ?」 桃子「優しくてカッコ良くて私が何処にいても見つけてくれる人っすね!」 ゆみ「つまりベタ惚れってことか」 桃子「もちろんっすよ」 桃子「というか、同窓会で私だけ話すのもあれっすからみんなのことも聞きたいっす」ニコニコ ゆみ「・・・・・」 智美「・・・・・」 佳織「・・・・・」 睦月「・・・・・」 桃子「あれ?」 男性が結婚するとアピールする女性っているけどあれってなんなんだろうね? 京太郎「かんぱーい」 咲「かんぱーい」 照「かんぱーい」 シロ「かんぱい」 咏「かんぱーい」 美穂子「乾杯」 桃子「乾杯っす」 京太郎「なんかこの面子で集まるの久々な気がするよ」 咲「そうだね、京ちゃんとか他の人は仕事で会ったりするけどモモちゃんは、ね」 桃子「今は専業主婦っすからあんまり会えなくて申し訳ないっす」エヘヘ 一同(ぐぬぬ・・・初っ端から惚気・・・)ハァ 咲「きょーちゃーん」 照「きょーたろー」 美穂子「きょうたろーさん」 シロ「きょうたろ」 咏「きょーたろうー」グスッグスッ 京太郎(咲と照さんはお酒弱いのにどうしてこんなになるまで飲んでるんだよ・・・) 京太郎(美穂子さんとシロさんも目の焦点合ってないし) 京太郎(咏さんは飲みすぎると泣き上戸になるんだよなぁ) 桃子「えへへ」ニコニコ 京太郎(モモは自分のペースを守ってるからそこまでじゃないけど) 咲「わらしーきょーちゃんのころ好きだったんだおー」ヒック 照「わたしもー」ヒック 美穂子「私もですー」ヒック シロ「ずっと前に伝えたし」ヒック 京太郎「!?」 京太郎(ちょっと待て皆俺のことが好きとかなんの冗談なんだ・・・お酒の勢いでつい場の流れで言ってるだけじゃ・・・) 咲「わらしなんてーずっと登下校も一緒にしてお昼も一緒に食べてたのにーなんでわたしじゃないのよー」ヒック 京太郎「いやいやモモとずっとそういうことやってきたから別にそこまで考えてなかったんだって」 照「わたしも膝の上とかずっと密着してたのに気付いてもらえないなんてー」テルーン 京太郎「アレが愛情表現ならもっと考えた方がいいっすよ!」 シロ「京太郎のファーストキスは私が貰った」ヒック 京太郎「そんなことも・・・・ハッ!」クルッ 桃子「ニコニコ」ゴゴゴッ 京太郎(モモの背後からすごいオーラが出てる気がする!命の危機を感じるんですけど!) 美穂子「わたしなんてー一緒にラブホテルまで行ったんですよー」ヒック 京太郎「 」 桃子「京さん? 後でお話があるっす」ニコニコ 京太郎(笑顔がちょーこえー・・・・・)アハハ 桃子「まぁそれは置いといて、今まで本当に気が付かなかったっすか?」 京太郎「ちっとも」キッパリ 京太郎以外「・・・・はぁ」 京太郎「え、なにこれ俺がいけないの?」 桃子「朴念仁は家に入れてあげないっす」 京太郎「そ・・・そんなぁ・・・」 シロ「なら私の家に来ればいい」 シロ「イイコトしてあげるよ?」 桃子「ダメええええええええええ!!!」 桃子「ダメっす!京さんは誰にもあげないっす!」 幼馴染みと恋人になるとなにしていいかわかんなくなるのってよくあるよね 京太郎「俺たちって恋人になったんだよな?」 桃子「もちろんっすよっ♪」 京太郎「なんかいつも一緒に居たから実感ないな」 桃子「それ私も思ってたっすよー」 京太郎「恋人って何やるんだろうなぁ・・・」 桃子「手とか繋いでみるっすか?」 京太郎「お、いいなそれ。ちょっとやってみるか」ギュ 桃子「えへへー」ギュ 京太郎「・・・・・」 京太郎「なんかいつもと変わらないな」 桃子「そうっすねー」ニコニコ 京太郎「どうするか」 桃子「どうするっすかー?」ニコニコ 京太郎「ま、このままでもいいか」 桃子「もちっす♪」 ※モモが京太郎の膝の上に座って向かい合ってますが何もありませんでした。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4327.html
京太郎「海」 京太郎「それは数多の生命の源」 京太郎「人は皆それを前にするとつい童心に帰ってしまう」 ゆみ「ど、どうしたんだ急に…」ドンビキ 京太郎「要はですよ」 京太郎「はしゃぎましょうっ!」 京太郎「いやっふーーーーーーーーぅ!!」ドビュン ゆみ「あ、おい!」 ゆみ「少しくらいは準備運動をだな―――」 京太郎「はぅ!?」ビキ 京太郎「いててててて」 ゆみ「ああ、ほら言わんこっちゃない…」 京太郎「や、マジで!痛いですよこれ!」ゴロゴロ ゆみ「どれ、貸してみろ」グイ 京太郎「いちちちちち」 ゆみ「まぁ我慢しろ」グイ 京太郎「ちょーちょーマジで痛いですって――」 京太郎「あっ…」 ゆみ「どうだ?落ちついてきたか?」 京太郎「は、はい…なんとか」 ゆみ「うむ、これに懲りたらしっかりと準備運動をしてだな――」 京太郎「いゃっほーーーーーーーー!!」ドビュン 京太郎「ほぅ!?」ビキ 京太郎「こむら返ったああああああああああああ」ドタバタ ゆみ「少しは懲りろよ!」