約 969,096 件
https://w.atwiki.jp/sangamaki/pages/33.html
. エイスリン「ネエネエキョウタロー」 京太郎「何ですかエイスリンさん?」 エイスリン「ンッ!」つ 京太郎「何ですか?」 エイスリン「ンッ!」つ 京太郎「エイスリンさんが何をしたいのかわからないなー」ボウヨミ エイスリン「~~ッ」ウルウル 京太郎(涙目かわいい) エイスリン「フンッ!」プイッ 京太郎「エ、エイスリンさん?」 エイスリン「…………~~!」カキカキ エイスリン「キョウ、タロー……」ウルウル バッ |京太郎とエイスリンが手をつなぐ絵| エイスリン「キョウタロー、キライ?」ウルウル 京太郎「そんなわけないじゃないですか」ニギッ エイスリン「!」 京太郎「エイスリンさんの考えは全部わかりますよ」 京太郎「意地悪してみました」 エイスリン「…………」ウルウル 京太郎「ちょっ、泣き止んでくださいよ!」 エイスリン「メソッ、メソッ」 京太郎「エイスリンさーん、許してくださいよ!」 エイスリン「キョウタロー、キライ」 京太郎「えっ」ガビーン エイスリン「メソッ、メソッ」 京太郎「許してください!エイスリンさんに嫌われたら俺どうやって生きていけばいいんですか!」 京太郎「許してくださいよぉ、なんでもしますからぁ」 エイスリン「イイヨ!」ニコッ 京太郎「あっ、エイスリンさん嘘泣きしてましたね!」 京太郎「無効ですよ、無効!」 エイスリン「フッフ~ン」ピッ 京太郎『許してくださいよぉ、なんでもしますからぁ』 京太郎「」 京太郎「……エイスリンさんを可愛がればいいんですね?」 エイスリン「」グッ 京太郎「はぁ……」 京太郎(へへっこのまま流されてたまるかってんだ!) 京太郎(この状況を楽しんでやるぜ!) 【肩車】 京太郎「肩車をしましょう!」 エイスリン「カ・タグルマ?」 京太郎「どこの人ですか」 京太郎「肩車ですよ、えーっと」カキカキ 京太郎「こんな感じです」バッ エイスリン「umm……」グッ 憩「エイちゃんと京太郎くん、何してるんやろか?」キキミミ 京太郎「じゃあ、俺に跨ってください」 エイスリン「んっ……っ」 京太郎(ああ、やわらけえ) 京太郎「それじゃ立ちますよー」 エイスリン「ウン!」 京太郎「よいしょ、っと」 エイスリン「んっ!」 京太郎「どうかしましたか?」 エイスリン「No problem!」 京太郎「了解です、動きますよ」 憩「はっ、こ、これって」カァァ 京太郎「ぅっ、ど、どうですか?」 エイスリン「タノシイ!」 京太郎「俺もですよー」 京太郎「じゃあ少し跳んでみましょうか」 エイスリン「エ?」 憩(と、跳ぶ?跳ぶって何や?) 咏「おーす、何やってんのー」 照「遅くなった」 郁乃「中入らんの~?」 憩「しーっ!今いいとこなんやから!」 京太郎「いっちにー、さんしーっ」ピョンピョン 京太郎「どうですかー?」 エイスリン「んっ、あっ……んっ」 京太郎「楽しいですか?じゃあもっとやりますねー」ピョンピョンピョンピョン エイスリン「ヤメッ、ああっ、んっ、はぁっ!」 京太郎(だんだん頭が濡れてきたな……いい匂いだ) 京太郎「休憩しますよー」 エイスリン「はぁ……はぁ……」 京太郎「さっきから息荒いですけど、大丈夫ですか」 エイスリン「ダメ、ウゴカ、ナイデ」フルフル 京太郎「えっ?何か言いました?」フリムキ モゾッ エイスリン「ん~~~~~っ!」ビクッビクッビクッ 京太郎(あ~なんかめっちゃ濡れてる) 憩「///」 照「///」 咏「///」 郁乃「///」 【膝枕】 京太郎(エイスリンさんが寝てしまったので膝枕してます)ナデナデ エイスリン「あうっ……」ビクッ 京太郎(寝顔が可愛い) 憩(京太郎くんとエイちゃん……///)トン 照(部室で、あ、あんなことして///)トン 咏(だぁーっ!変なこと考えちまったじゃねえか!///)トン 郁乃(私も、いつかは……///)トン 京太郎(嗚呼、なんと幸せな日々よ) 憩照郁咏(うらやましい……///)
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3314.html
京太郎(蛍光灯と単三電池と……よし、これで買い出しは終わりだな) 京太郎(さっさと帰ってタコス買っていかないとまた罵詈雑言が浴びせられるんだろうなぁ) 京太郎(お、ゲームコーナーか……) 京太郎(麻雀始めてから、ゲームやってねぇなあ) 京太郎(中学の頃はあんなに夢中になってたのに……) 京太郎(ちょっと覗いて行ってみるか) 京太郎(おぉ、コレ新作出てたのか……主人公変わってね? タイ人みたいだな) 京太郎(うーん、この空気に触れてしまうと、買わずにはいられなくなってしまう……) 京太郎(ベスト版でも買ってくかな) 京太郎(アクションはハマると極めるまで抜け出せなくなるし、クリア前にブランクあけちまうとリハビリが必要だしな) 京太郎(RPGか……アドベンチャーもいいな) 京太郎(いっそギャルゲーでも……お、これなんか良さそうだな) 京太郎(『アカイイト』か……『少女の視点で体験する和風伝奇ホラー』?) 京太郎(ホラーなのか……弟切り草みたいな感じか?) 京太郎(っていうか主人公女なのか? じゃあ恋愛ものじゃないってことか) 京太郎(主人公女が女で他のキャラも女……珍しいな) 京太郎(よし、値段も手頃だし、コレにすっか) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 京太郎「なるほど……」 京太郎(田舎に住んでる人間には、別段珍しい光景じゃないな……) 京太郎(それにしても、今のところはホラー要素が見当たらないな) 京太郎(不気味な洋館が出てくるわけでもないし、何か変なものを見かけるわけでもないし……) 京太郎(もうちょっと進めないとわからんな) 京太郎「うお……吸われてる……」 京太郎(首から出血って、結構やばいんじゃね?) 京太郎(…………っていうか、なんか) 京太郎「……エロいな」ボソッ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ~次の日~ 咲「おはよう京ちゃん……なんだか眠そうだね」 京太郎「あぁ……ちょっとな……」 咲「もしかして、また朝までゲームしてたの?」 京太郎「なんでわかるんだよ……」 咲「去年までそんな感じだったし……最近はそうでもなかったけど」 咲「で、今度は何のゲームしてるの?」 京太郎「あぁ……まぁ……」 咲「……ひょっとして、エッチなやつ?」 京太郎「なっ!? ち、違うぞ!」 咲「……」ジトッ 京太郎「うっ」 咲「……ちゃんと寝ないで授業受けるんだよ」 京太郎(マズイ……今の反応は図星っぽかったか……) 京太郎(それにしても……やはりユメイさんは最高だな) 京太郎(あの包容力あるキャラ、胸も結構ありそうだし) 京太郎(……だが) 京太郎(今までのゲームのキャラに対する感じとは…………何かが違う) 京太郎(なんだろう、これは) 京太郎(なんていうか、その……何なんだろうなぁ……) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ―部室― 京太郎(面白かったんだけど、未だに消えないこのモヤモヤ感……) 京太郎(これは一体……)モンモン 和「ここのターツは愚形ですから、この場合は……」 咲「へぇ……そっか、そっちのほうが確かに確率は……」 咲「やっぱり原村さんの教え方はわかりやすいね! さすが原村さん!」 和「そ、そんな……こと///」 京太郎「……」ピク 京太郎(今の和……咲に褒められて照れてる、のか) 京太郎(そういえば今までも結構そういうことが……) 京太郎(なんていうか……なんかイイな……こういうの) 京太郎(何が、っていうのは、よく分からないけど……) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 京太郎「う、烏月さんが……そんな……」 京太郎「アカイイトって……こういう意味だったのか……」 京太郎(ええい、やり直しだ! こんな結末納得できるか!) 京太郎(待ってろよ桂! 必ず俺が幸せにしてやるからな!) 京太郎「…………ん?」 京太郎(……そうか、俺はこの主人公に自分を投影してるわけじゃないのか) 京太郎(純粋に桂とその他のキャラが関わり合っているところが見たいだけで……) 京太郎(ユメイさん単体じゃなく、ユメイさんと桂の関係が好きだったんだ……) 京太郎(いや、でもコレっておかしいか?) 京太郎(……いや、漫画でも男同士の熱い友情に感動することあるしな、うん) 京太郎(問題ない、ゲームを続行する) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 京太郎(ふふふ……ざまあみろ……主だかなんだか知らんがな……)フラフラ 咲「ねぇ京ちゃん……また徹夜したの?」 京太郎「おう……まぁな」 咲「流石に二日連続は……ちゃんと寝ないとダメだよ?」 京太郎「あぁ……とりあえずあと二人だからな……それが終われば……」 咲「え?」 京太郎「! い、いや……なんでもない……」 咲「?」 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ―部室― 和「……」タン 咲「え?」 和「なんですか、咲さん?」 咲「えっと……その……」 咲「も、もうちょっとソレ持っといたほうが良かったかなぁって……」ヒソヒソ 京太郎(咲が和の耳元で……)ボケー 京太郎(構図的に、なんだか咲が和の血を吸ってるみたいに……)モンモン 京太郎(咲と……和が……) 京太郎「!?」 京太郎(お、俺は今何を……) 京太郎「うおおおおおおおおおお!!」ガンガンガンガン 久「ちょっ……何してるの須賀くん!?」 優希「気でも狂ったのか!?」 京太郎「いえ……ちょっと煩悩を……」ゼェゼェ 咲「京……ちゃん?」 京太郎「いや、大丈夫だ……」 咲「やっぱり寝不足で疲れてるんだよ……ちょっと寝てたほうがいいよ?」 まこ「寝不足?」 咲「京ちゃん、二日連続で徹夜でゲームしてて……」 和「どうしようもないですね」ハァ 久「須賀くん……今日はもういいから、とりあえずそこで寝てなさい」 京太郎「いや、でも」 まこ「また机にヘドバンされるのは迷惑じゃ」 京太郎「……はい」 京太郎(そうだよな、寝不足でおかしくなってるんだ) 京太郎(寝て起きれば、今の変な妄想も消えてる……さ) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 京太郎(結局今日も徹夜してしまった……) 京太郎(しかし、これで一応すべてのキャラのエンディングは見たわけだ) 京太郎(あとはエンディングとCGをコンプリートするだけだが……面倒だしネットで攻略情報見るか)カチカチ 京太郎「……ん?」 京太郎(アオイシロっていう続編もあるのか……) 京太郎(…………明日買いに行くか) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ~翌日~ 京太郎「なんだこれ……完璧にキスしてんじゃねぇか……」 京太郎(た、確かにそういう人がいることは知ってるが……)ドキドキ 京太郎(し、しかし一般的なゲームでこういう描写は……)ドキドキ 京太郎「……進めよう」 チュンチュン チュンチュン 京太郎「終わった……もう朝か」 京太郎(なんかコピペしたようなEDとバグっぽいのも見られたけど、よかったな、うん) 京太郎(それにしても、あのキスシーン……どういう評価されてるんだ?) 京太郎(出かける前にネットで調べてみるか……) 京太郎(えっと……ん? 『三大百合ゲー四天王はアカイイト、処女宮、あとひとつは?』って……) 京太郎「…………百合? なんだこれ?」 槓
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3341.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1388485491/ 咲「…」(読書中) 京太郎(さっきからパンツがチラチラ見えてる…) 京太郎(今日は白か) 京太郎(というかこいつ男の前でミニスカ体育座りとかしやがって…防御力低すぎだろ…) 京太郎「なあ咲」 咲「なに?京ちゃん」 京太郎「パンツ見えてるぞ」 咲「ふぇっ!?」 咲「きょ、京ちゃんのエッチ!変態!」 京太郎「いやもう何とも思わん。見慣れてるし」 咲「見慣れてるの!?」 京太郎「お前無用心だから結構見た」 咲「も、もう私帰る!バイバイ!」 京太郎「おいそんな焦ったら…」 咲「あっ!?」 京太郎「やっぱつまずいたか」 咲「いたた…」 京太郎「大丈夫か?あと言いにくいけど…」 咲「どうしたの?」 京太郎「転んだ拍子にスカートめくれてる」 咲「み、見ないで変態京ちゃん!」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「う~こたつぬくいなあ」 シロ「京太郎」 京太郎「……」 シロ「……京太郎」 京太郎「……何ですか?」 シロ「飲み物持っ」 京太郎「嫌です」ズバシ シロ「……」 京太郎「そんな目してもムダですよ。大晦日の俺は省エネ京太郎ですから」 京太郎「年越しそばなら、どん兵衛とポットがもう用意されてますからね」 シロ「この目は元から……ん~」 京太郎(……なんか考えてる) シロ「京太郎、リモコン取ってくれる?」 京太郎「リモコン? すみません、何処にあるかちょっと……」 シロ「こたつの中かも」 京太郎「入れたっけな」ゴソゴソ 京太郎「!?」ガタッ 京太郎(そう言えばシロさん今日スカートだった……あと少しで見えそう……) シロ「……」クイッ 京太郎(!? シロさんの白さんが!!) シロ「……」 京太郎(うおお……何だかこたつのヒーターの橙色の光に照らされ、神々しく見え……あっ、熱、あれ今何秒経って)ジリジリ シロ「京太郎、リモコン」 京太郎「あひゃい!? って痛ぁっ!」ガツン シロ「頭打った?」 京太郎「だ、大丈夫です、リモコンは……」 シロ「ごめん、こっちにあった」 京太郎「あっ、そっすか」 シロ「……ところでさ、京太郎……長いこと、こたつの中で何を探してたの?」 京太郎「えっ、いや、その、あの……」カアァ シロ「飲み物欲しいな」ボソッ 京太郎「今持ってきまっしゅ!!」ダッ シロ「……」 シロ「……流石に、ちょっと恥ずかしかったな」ゴロン カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「パンチラっていいよな」 優希「は?」 京太郎「なんだよ、そのお前は何言ってんだって目は」 優希「京太郎、お前私が前にパンチラした時いらねーで一蹴したよな?」 京太郎「あれはパンチラじゃねぇ、ただの痴女だ。俺がいいと思うのは不意に見えるパンチラなんだよ」 優希「理解出来ないじぇ……」 京太郎「まっ、お子様のお前にはわからん世界ってこった」 優希「なんでそんなに偉そうなんだじぇ……」 京太郎「はぁ……」 優希「……」 カン >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 淡「んーっ! んーっ!!」ピョンピョン 京太郎「何跳び跳ねてんだ淡」 淡「あ、きょーたろー。あのねー、たかみーが転んだら眼鏡がすぽーんって本棚の上に入っちゃったの」 尭深「見えない……」 京太郎「そげな漫画みちょーな……怪我はないっすか?」 尭深「うん、大丈夫」 淡「たかみー、きょーたろーはこっちだよ」 京太郎「本気で見えないんすね」 尭深「私、目が悪いから……」 淡「たかみー、それ湯呑みじゃなくてケトルだよ……」 京太郎「おお、もう……とりあえずじっとしといて下さい。俺と淡で眼鏡取りますんで」 尭深「うん。ごめんね?」 京太郎「いえいえ」 淡「で、どーするの? 結構高いとこだけど」 京太郎「俺でも微妙に届かねーな……なんか椅子でも」 淡「あっ、閃いた!」 京太郎「うん?」 淡「きょーたろー、しゃがんでしゃがんで!」 京太郎「おう」スッ 淡「とーっ!」ピョコンッ 京太郎「うおっと! なんだ、なるほど肩車か」 淡「そそ。ほらほら立って立って」ペチペチ 京太郎「叩くなこら。よっと」スクッ 淡「おーっ! あはは、高い高い!」 京太郎「あんまはしゃぐなって。眼鏡見えるか?」 淡「うん。結構奥の方みたい」 京太郎「落ちないように気を付けろよ」 淡「まっかせてー! んー……ん! 取った!」 京太郎「よし、んじゃ下ろs」 淡「とうっ!」ピョンッ 京太郎「ちょ、ばっ!」 淡「ほっ……わあっ!」トッ ズデンッ!! 京太郎「おい大丈──ぶふっ!?」 京太郎(じゅ、純白!?) 淡「いったぁー……、あわ?」 淡「…………」 淡「あわっ」ボフンッ 京太郎(あ、爆発した) 淡「わ、わー! わー! わー!!」ポイポイポイポイッ コッ コーンッ カンッ パリーンッ 京太郎「ちょっ! 淡落ち着けテキトーに物投げんな!? ──ぐはっ!」ゴンッ!! 京太郎「ゆ、湯呑みは鈍器だろ……」ドサッ 淡「はーっ! はーっ!! うぅぅ……パンツ見られた……」シクシク 尭深「あの、淡ちゃん……眼鏡は……」 淡「あ」 京太郎「いつつ……ん?」 眼鏡だったもの「」チーン 京淡「「ああっ!?」」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 絹恵「あー昨日のサッカー凄かったな!特に終盤のあのシュートとか!」シュ 京太郎「先輩スカートでシュートのマネ止めてくださいよ」 末原「なんや須賀はパンツ見て恥ずかしがっとんのか?」 末原「ならいくらでも見てええで」ピラッ 京太郎「や、止めてくださいよ」 末原「何てな。スパッツはいとるから平気やで」ピラッピラッ 絹恵「あ」 漫「あ」 代行「末原ちゃんスパッツはきわすれとるで~」 末原「へ?」 京太郎「///」 末原「ア……アホーーーー!!!!」パンチ 京太郎「ありがとうございます!」バキッ カン >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「奈良の大仏見ようと思い立って勢いで奈良まで来てしまった…」 京太郎「携帯の地図頼りにしてたけどこんなときに電池切れだし」 京太郎「さてどうしようか…」オロオロ 憧「あの人…なにしてるんだろ」 京太郎「すいませーん」 憧「あ、なんでしょうか」 京太郎「この辺の娘かなぁ…ちょっと奈良の大仏までの道が知りたいんだけど聞いてもいいか?」 憧「大丈夫ですよ。良かったら私案内しましょうか?」 京太郎「え、大丈夫?予定とかは…」 憧「はい。私の目的地もそこら辺なんでついでにってことで」 憧(…それにこの人結構カッコいいし) 京太郎「じゃあ…お願いしちゃおっかな」 憧「じゃあ行きましょ」 ーーー 憧「そうなんだぁ須賀君も麻雀部の……」 京太郎「って言っても初心者も初心者。全国大会が終わるまで専門書読んでネトマやるぐらいしかしてなかったけどな」 憧「雀荘は?近くにないの?」 京太郎「あぁ部活の先輩がRoofTopって雀荘のオーナーの一人娘でな」 京太郎「割と気軽に顔出せはするんだけどこれが見事に鴨られるんだわ」 憧「はぁそういうレベルなわけね」 憧「っと、見えてきたわよ、あれが奈良の大仏」 京太郎「おお!ありがとな。俺にこの試作品のタコスをもらってくれ」 憧「いやいやなんでタコスなんか持ち歩いてんのよ」 京太郎「知り合いにな。三度の飯よりタコスってほどのタコスジャンキーがいてな逐一備蓄しとく癖がついちまったんだ」 憧「清澄。恐ろしい所…和も染まってなきゃいいけど」 京太郎「へ、今和っt」 「憧ー!!」 ドーン 憧「きゃっ」 京太郎「ぶっ」 京太郎(黒とピンクのレース…見た目おしゃれな娘だったけど下着にまで拘ってるのか…ごちそうさまです) 憧「いたたた。もぉなにすんのよシズ」 穏乃「なにじゃないよー約束の時間になっても一向に来ないから心配してたんだよ」 穏乃「そしたら男の人と仲よさそうに談笑しちゃってて」 憧「あーごめんごめん。道を聞かれたからここにくるついでに案内してたんだけど同じ麻雀部だっていうから話しこんじゃってさ」 穏乃「麻雀部?そうなの?」 京太郎「あぁまだヒヨッコだけどな」 穏乃「じゃあこれから部の皆で麻雀するから混ざらない?」 京太郎「お!いいな。でも部の皆って当然女子ばっかだよな。俺も混ざって大丈夫か?」 穏乃「全然平気!」 穏乃「憧!」 憧「なによ」 穏乃「そういうことだから!」 憧「はぁまぁいいけどね。じゃあ須賀君一緒に行こうよ。ついでに私もできる限り教えてあげる」 京太郎「あざーっす」 穏乃「じゃあしゅっぱーつ!」クルッ 京太郎「……」 京太郎(吐いてない)(確信) 憧「じゃ、行きましょっか」 京太郎「よろしく頼むよ」 京太郎(片や黒とピンクレース、片やノーパン……か) 京太郎(永住しよ) カン >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 哩「京太郎、私と姫子の能力はリザベーションばい」 京太郎「哩さんの和了が姫子の和了と連動する能力ですよね」 哩「そう」 哩「そしてそれは麻雀に限らんと」 京太郎「え」 哩「そい、パンチラ//」リザベーションクリアー 京太郎「うわっ!?女の子がそんなことしちゃいけません!」 哩「これで京太郎は明日姫子のパンチラを二回見ることになると」 京太郎「なにそれこわい」 カン >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「うーっす」 まこ「京太郎、あんた何でジャージなんじゃ」 京太郎「ああ、これ。体育長引いて、そのまま着てきたんですよ」 まこ「はや着替えんさい」 京太郎「だって楽じゃないですか、ジャージ」 和「もっとしゃんとした方がいいと思いますよ」 京太郎「そ、そう? あはは、手厳しいな……」 和「そうですよ……ん?」 京太郎「でも染谷先輩も―――」ペラペラ 和(……ちゃんとシャツを入れてないから、須賀君のズボンから、その、青いのが覗いて……) 和(やっぱり、言った方がいいんですかね……でも、それは恥ずかしいような……) 和(……須賀君ってああいうの穿くんですね。確かに須賀君のイメージに合ってるような……って、私は何を考えて!?) 咲「和ちゃん?」 和「ひうっ!?」ビクン 咲「どうしたの、和ちゃん?」 和「えっ? い、いえ、あの、す、すがく……」 咲「京ちゃん?」 京太郎「おっ、咲来てたのか」 咲「もう、京ちゃんまだジャージのままなの? だらしないなあ。ほら、パンツ見えてるよ」 京太郎「えっ、そう? あはは、ご愛嬌ご愛嬌」 和「……流石咲さん」ホッ カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 穏乃「京太郎ー!お昼一緒に屋上で食べよう!」 京太郎「おう。いいぜ」 ~屋上~ 京太郎「よし、じゃあ食べようぜ」 穏乃「ここでクイズです。今日の私のお昼ご飯はなんでしょうか?」 京太郎「パンだろ」 穏乃「え!?なんで分かったの?」 京太郎「お前の後ろにあるコンビニの袋からパンがチラ見してる」 穏乃「しまった」 カン >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 久「別にタイツだからって恥ずかしくない訳じゃないのよ?」 京太郎「はあ」 久「生じゃなくても、それなりに恥ずかしいわけ。分かる?」 京太郎「何をおっしゃりたいのかが分かりません」 久「つまり、タイツは恥じらいが無いからダメ、なんて言うのは止めなさいってこと!」 京太郎「俺そんなこと言ってませんから!」 京太郎「じゃあ部長はタイツを履いていても、風かなんかでスカートがまくれあがったりしたらそれなりに恥ずかしいってわけですね?」 久「そういうことになるわね」 京太郎「でもさすがにノータイツで捲れるほど恥ずかしくはないと」 久「うん」 京太郎「ならそーい!」ペラリンチョ 久「………………」 久「どーん!」ドカッ 京太郎「なにするんですか。痛いじゃないですか」 久「私の心はもっと痛んでるわよ。須賀君ならそういうことしないと思ってこういう話してたのにひどい裏切りよ」 京太郎「タイツ履いてるから恥ずかしくないんでしょ?」 久「さっきの話をもう忘れてしまったのこのニワトリ脳は」 京太郎「そんなに見られたくないなら今度からタイツでなくジーパンでも履いてくるんですね」 久「怒った。久もう怒った」 久「反省のない。須賀君にはお仕置きね」 京太郎「うわあああああああああああああああああああ」 カン >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「俺実はおっぱいよりパンチラが好きなんですよ」 「そんな俺にとって、清澄麻雀部はとても過酷な環境でした」 「事あるごとにパンツを見せつけようとする優希、やめてくれ俺が見たいのはパンツじゃないパンチラなんだ」 「鉄壁のガードを誇る和、膝丈スカートもさることながら」 「何より胸部に搭載した防衛機構OO(ダブルオー)は視線を吸い上げて数少ないパンチラ目撃のチャンスを奪ってしまう」 「そして部長と咲!!」 「初めての出会いから今までずっとそのポンコツっぷりでいつもパンチラを楽しませてくれた咲」 「それなのにパンチラを見られたくないからってパンツ履かないってどんだけポンコツなんだよ!!」 「ポンコツぶりは変わらないんだから色々見ちゃいけないものが見えちゃうんだよ!」 「部長に関しては…思い出すだけでも恐ろしい…」 「パンスト越しのパンツ、そんな最上級のパンチラを期待していつも目を凝らしていました」 「そしてやっと見えたと思ったそのとき目に飛び込んだのは…」 「パ ン ス ト 越 し の 茂 み だ っ た …」 「まさかのノーパンパンストに呆けている俺に気づいた部長は妖しくも魅惑的な笑みを浮かべながら俺をロッカーへ…」 「あぁ思い出しただけでもう…」 「本当、この状況どう思います?染谷先輩!!」 まこ「爆発して死ねばええんじゃね?」 カン >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 部室にて 京太郎「こんにちはー」 玄「うへへ~、待つのです二人とも~」ダダダダダッ 憧「待つわけないでしょ!」 穏乃「玄さん、やめてくださいよ!」 京太郎「はあ……部活前だからか、皆元気が有り余ってるな」 玄「大人しくおもちを揉ませるのです!」 憧「誰がそんなことを許すか!」 穏乃「私たち、宥さんと違って大きくないですよ!」 玄「大きさは問題じゃないですのだ~」 京太郎(こういう時に女子との見えない壁を感じるよな) 玄「捕まえたのです!」ガシッ 憧「あっ、こら! シズ、助けなさいよ!」 穏乃「ごめん、憧。玄さんに捕まったら抜け出すのが難しくて…」 憧「ちゃっかり距離とってんじゃないわよ!」 玄「ぐへへへ~、さあて、おもちをご賞味させていただきますのだ~」ワシワシ 憧「こんのぉ…、いい加減にしろ!」ドンッ 玄「あっ!」ガシャンッ 憧「ちょっ、大丈夫!?」 玄「じゃ、雀卓にぶつかってしまったのです」 憧「ごめん……でも、玄も悪いんだからね。いつまでもしつこくおもちを揉ませろだのわけわからない言うから」 玄「面目ないのです」シュンッ 憧「うっ、急にしょげられるとツラいわね。まあお互い様ってことで…」 玄「う、うん……」 京太郎「……」 京太郎(……見えた) 京太郎(はっきりと全部は見えなかったけど) 京太郎(雀卓に体をぶつけた時の衝撃で、ちらっとのぞかせるような感じだった) 京太郎(パ、パンツも玄さんらしく、かわいく柔らかそうで…) 京太郎(じゃなくて!) 京太郎(今のはなかったことにした方がいいよな…) 京太郎(「パンツ見えましたよ」なんて言われて嬉しい人なんていないだろ) 京太郎(というか玄さんだけにパンツも……) 玄「……」チラッ 京太郎(おっ、目が合った) 玄「///」サッ 京太郎(頬が赤い……やっぱり俺の目を気にしてるんだよな) 憧「本当に大丈夫なの、玄?」 玄「ひゃっ、はい!」 憧「そろそろ部活の準備するわよ。手伝って」 玄「はい!おまかせひゃれ!」 憧「大丈夫じゃないでしょ、あんた」 玄「あうぅ…///」 京太郎(焦って縮こまってる玄さんもかわいい……) 京太郎(ちげえよ! そうじゃないって) 京太郎(本人も恥ずかしがってるんだし、やっぱりここは黙っておこう) 憧「あんたはね、高校生にもなってあんなことばっかしてるから…」 玄「は、はぃ…」モジモジ 京太郎(黙ってるのが優しい男だよな。さて、俺も準備を…) 穏乃「……」ジーッ 京太郎(げっ!) 京太郎(そういや穏乃も俺のそばにいたから見えてたよな) 穏乃「……」ジーッ 京太郎(玄さんを食い入るようにじっと見てる。やっぱりお前も気になったか……) 穏乃「……」チラッ 京太郎(こっち見た!なんかすげえ言い出しちゃいそうな雰囲気) 京太郎(でもダメだ!もの申したい気持ちもわかるけど、玄さんにもメンツがある。たぶん) 京太郎(こいつ、空気の読めないところがあるし、釘を刺しておいた方が…) 穏乃「玄さん」 玄「な、なに?」ギクッ 穏乃「玄さんは」 京太郎(言うな!) 穏乃「クマさんが好きなんですか?」 灼「悪くないとおも…」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 晴絵「きょ、京太郎~」オズオズ 京太郎「あ、晴絵さん年越し蕎麦はどれくらい食べられま――って、その格好…」 晴絵「い、いやね…大掃除してたら阿知賀の頃の制服が出てきてさ…ど、どうかな?」 京太郎「どうって…」 晴絵「あ………そ、そうだよね!さすがに似合わないよね、今着替えてく「待ってください」…京太郎?」 京太郎「その…いきなりで驚きましたけど、に、似合ってますよ」 晴絵「ほんと…?『こいつ歳考えろよ…』とか考えてるんじゃ?」オソルオソル 京太郎「そんなことないですって。晴絵さんは綺麗ですから今でも全然似合いますし……」 京太郎「そ、その、こ、恋人のそういう姿が見れるって凄く嬉しいですよ…」ポリポリ 晴絵「あ、あはは…そ、そうかな」テレテレ 京太郎「ええ、それに俺が見ることができなかった昔の晴絵さんが見れてよかったです」 晴絵「そっか、よかった………あ~なんだか安心したらお腹空いたな!」クルクルッ 京太郎「ああもう、埃立つから食事前に部屋の中d――ぶっ!?」 晴絵「ん?どうしたの京太郎?」 京太郎「え、え~と…その…」 晴絵「なあに~言いたい事があるなら言いなさいよ~うりうり」ダキツキ 京太郎「その…さっき晴絵さんが回ったときにス、スカートが捲れてその…」 晴絵「スカートって…あ///……もしかして、見えちゃった?」 京太郎「はい…」 晴絵「………どうだった?」 京太郎「その、大人っぽい黒で…」 晴絵「ふんふむ」 京太郎「………サイコーでした」 晴絵「ふ~ん、普段からそれ以上の物見てるくせに?」 京太郎「それとこれとは別です」キリッ 晴絵「な~に真面目な顔して言ってるのよこの」ハナフニ 京太郎「はにふるんでふか」 晴絵「さ、お蕎麦伸びないうちに食べようか」 京太郎「ほうでふね」 晴絵「ほら拗ねない。あとでこの格好のまま膝枕してあげるから、ね?」ギュ 京太郎「…あい」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「ああ……いい天気だ」 京太郎「部活での先輩からのしごきも、癒やされていく……」 京太郎「屋上開放してる高校なんて、なかなか無いよな……ん? 上の方から何か音が」 ??「……」バッ 京太郎「え!?」 ??「な!?」ドスッ 京太郎(階段室の上から人間が、正確には女の子が舞い降りてきた。舞い降りてきて……墜落した、俺の上に) 京太郎「ぐえあ」バタン ??「す、すまん。大丈夫か」 京太郎「お、俺は大丈夫ですけど……」 京太郎(綺麗な人だ……長く艶のある黒髪、きりっとした目元、それになかなかのおもち) 京太郎(その女の子は、寝転がった俺にのしかかった体勢になっており……こちらからは下着が伺えた) 京太郎「……いちごパンツ」ボソッ ??「へっ? ……きゃぁッ!!」バチコン 京太郎「ふもげ!!」 京太郎「それで今日は遅れてしまった訳で」 ダヴァン「オー、ジャパニーズエロゲ?」ズルル 京太郎「違います」 ダヴァン「ヘンタイ?」 京太郎「違いますって!」 ダヴァン「それデ……そのストロベリーパンティーの子ニ……」 京太郎「一目惚れをしまして」キリッ ダヴァン「パンティーニ?」 京太郎「違いますよ!いやもちろん、いちごパンツも重要な要素です」 京太郎「清楚で綺麗な女性が、いちごパンツを穿いているというギャップに俺は猛烈に―――」 智葉「楽しそうだな」 京太郎「ひっ!? 先輩!?」ビクッ ダヴァン「折檻は止めてあげた方がいいデスヨー」 智葉「ああ、怪我をしているみたいだしな」 京太郎「気がついたら保健室にいたんですよね。あの、今日はご覧の通り体の調子が悪いので……」 智葉「外傷と麻雀は関係ないだろ? さあ来い、みっちりしごいてやる」 京太郎「ひいいぃ……」 智葉(……決して、知られる訳にはいかないな) カンッ! >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「……部長、俺の精液には雀力を上げる効果があるらしいです」 久「須賀君、頭打った?」 京太郎「……すみません、俺どうかしてたみたいです」 久「そんなことより、パンチラをゲットしに行きなさい。そうすると雀力上がるらしいわよ」 京太郎「はい、分かりました!」 来年へ続く >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「こんな真夜中なのに、人がいるもんだな」 咲「そうだね」 京太郎「はぐれないようにしろよ?」 咲「もう、また子供扱いするんだから!」 京太郎「咲がすぐはぐれるのは事実だろ?」 咲「それはそうかもしれないけど……ほらっ」 京太郎「ん?」 咲「手、つないでるから大丈夫、でしょ?」 京太郎「ははっ、それもそうだな」 咲「願い事、どうしようかなあ」 京太郎「何でもいいだろ、優勝でも、新入部員でも」 咲「……」 チャリーン 咲(なんて言ったけど、願い事は決まってる) 咲(京ちゃんと今年も、いやずぅーっと一緒にいられますように) 咲(京ちゃんは、何を願ってるのかな? 私と同じ? それとも……) 京太郎(パンチラパンチラパンチラパンチラパンチラパンチラパンチラパンチラパンチラパンチラ) 咲「ねーえ京ちゃん、何お願いした?」 京太郎「バカ、願い事は秘密にしないといけないんだぞ」 咲「えへへ、そうだよね。私も秘密だもん」 京太郎「なんだ? そう言われると気になるな」 咲「だから秘密だってばー」 カァーンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 洋榎「脱衣麻雀や」 京太郎「どうしてこうなった?」 京太郎「姫松に転校して数ヶ月・・・だいぶ麻雀強くなった気がする」 洋榎「そやな、京太郎中々上手くなったやん、まぁうちにはおよ」 京太郎「そーでしょ?いやぁそろそろ洋榎先輩にも勝ってしまったりして」 洋榎「ほぅ?・・・じゃあ勝負するか?ついでやしなんか賭けようか?」 京太郎「賭けですか?」 洋榎「そうや、金以外なら何でもいいで?物でもいいし何か命令してもええ?負けたら何でも言うこと聞いたる」 京太郎「何でも・・・」ゴクリ 洋榎「おっ!今なんかエロいこと考えたやろ?なんや?脱衣麻雀でもするか?」 京太郎「そ、そんな!俺が勝ったらとんでもない事になっちゃうじゃないですかぁー」 洋榎「うちは負けるつもりで卓につくことはない・・・それより京太郎本気でうちに勝てる気でおるんか?」 洋榎「・・・ええやろ脱衣麻雀で勝負したる!さらに負けた方は勝者の言うことを聞く!やるで」 京太郎「ええぇ~」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 霞「手伝ってくれてありがとう、京太郎君」 京太郎「神社って色々大変なんですね……」フゥ 霞「まあ行事の時はそうね。普段もそれなりにすることはあるけれど」 霞「休みましょうか。夜食にお蕎麦でもどう?」 京太郎「はい、ありがたくいただきます」 初美(霞ちゃん、大人の女性っぽい余裕を醸し出してますねー。ここははっちゃんの出番ですよー) 初美「……」ソローリソローリ 霞「姫様とも仲良くしてくれてありがとうね」 京太郎「いえ、そんな……ん? あれは」 初美「シィーッ」 霞「? どうしたの?」 京太郎「いえ、その……」 初美「隙あり! 袴取ったり、ですよー! 」バッ 霞「えっ、きゃぁあーっ!!」ヒラー 京太郎「なああっ!?」 霞「ちょ、ちょっとはっちゃん!」シャガミ 京太郎「ま、まる、みえ……」 初美「うっかりすべっちゃいましたよー」 霞「絶対嘘でしょ、もう!」 京太郎「か、霞さん、とりあえず俺のコートで隠して……」ササッ 霞「あ、ありがと……」 初美「良かったですね、霞ちゃーん」タタッ 霞「もう……」 京太郎「霞さん、これ袴。どこかで着て……」 霞「そ、そうね……」 京太郎「霞さん……」 霞「な、何?」 京太郎「確かにその色なら、袴に擬態して」 霞「もう忘れて!!」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「あー、あっちぃー」 京太郎(なんでこんな炎天下で買い出しとか行かせるんだよ部長のバカー) 京太郎(どっかで休みたいなぁ……あ、あんなところにベンチ) 京太郎(……と汗だくの女の人だ) 京太郎(日陰になってるベンチに横になって……いいなぁ) えり(暑い……) えり(例年よりも暑い夏って何年言い続けてるんでしょうかこの街は) えり(日陰が気持ちいい……って早く会場に戻らないと休憩が終わってしまう!)ガバッ 京太郎「あっ」 えり「へっ」 えり「君……一体何を……」 京太郎「べ、別に怪しい者ではないですよ!金髪ですけどこれ地毛です!」 京太郎「ゴミを拾うふりをしてお姉さんのパンツを見ようなんてこれっぽっちも微塵も全然全く思ってませんから!」 えり「好きな色は?」 京太郎「水色が好きになりました!」 京太郎「……はっ!」 京太郎「通報はしないでくださいご勘弁ください!俺が連行されると咲たちの夢が壊れてしまうんですお願いします!」 京太郎「つい!ついふと魔が差したんです!」 えり「そんなに謝らなくてもいいですよ」 えり「今回はこんなところで寝ていた私も悪かったですし、同じ金髪が地毛で悪いようにみられてしまう者同士ということで」 京太郎「ぁぁぁありがとうございます!」 えり「その代わり、私のパンツを見た罰としてペットボトル一本を請求します」 京太郎「そのくらいお安い御用であります!今すぐ買って参ることも可能ですがいかがいたしましょう!」 えり「どうしてそんなに堅い言葉を……君は清澄高校の生徒ですよね?」 京太郎「えっ、どうしてそんなことを知っているんですか?」 えり「男子部員含めて6名の急造チーム、清澄高校」 えり「内訳は三年女子部員1、二年女子部員2、一年女子部員3、一年男子部員1」 えり「Bブロックの試合が開始される直前で一年生の男子部員が買い出しに行かされる部活環境」 えり「このことから、清澄高校の唯一の男子部員かな……と」 えり「近隣で麻雀以外の競技大会が行われていることもなかったのでそれも加味しました」 京太郎「……なるほど、そんな情報まで知ってるってことはお姉さんは大会の関係者とかでいらっしゃったりいらっしゃらなかったり?」 えり「針生えり、職業はアナウンサーです」 京太郎「え……あ……一昨日くらいに夜の報道番組で見たような……すみません、わからなかったです」 えり「いえ、気にしてないですよ」 京太郎「俺は須賀京太郎です、須賀はお茶っぽいやつで京太郎は西村です」 えり「何となくわかるような……わからないような」 えり「とにかく、自己紹介も終わったところで、早く会場へ向かいましょうか」 えり「エスコートお願いしますね、須賀君」ニコッ 京太郎「は……はいっ!」 カン! >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 照「……」ピラッ 京太郎「……」 照「どう、パンチラ? 嬉しい?」 京太郎「うーん、嬉しいか嬉しくないかで言えば、どう反応していいか分からない、です」 照「嬉し過ぎて?」 京太郎「Noです」 照「どうして? 淡はこれで喜ぶと言ってたのに」 京太郎「あんな子の言うことを信じるんじゃありません。あのですね、3つ、問題点があります」 京太郎「まず、恥じらいがありません。露出狂が現れて、喜ぶ人がどこにいますか?」 照「でも瑞原プロが水着姿で現れたら?」 京太郎「それはもうさいこ……ってそれはともかく!」 京太郎「次に、下着は見慣れてます」 照「京ちゃん、いつの間にそんな性豪に……」 京太郎「照さん、あなたの下着ですよ。まあ下宿してる身ですから、何でもしますけどね」 京太郎「それにしてももう見慣れ過ぎて、今の照さんの下着のサイズ、メーカー、洗い方も暗唱できるレベルです」 照「……京ちゃんのえっち」 京太郎「違いますよ!? 違いますからね!」 京太郎「えー、それと最後になりますが……」 照「やっぱり♭な私じゃ……」 京太郎「違いますよ。……そんなことしなくても、もう好きですから。余計だってことです」 照「ほんとに?」 京太郎「本当です! だから、もうそんな風にピラピラめくったりしないで下さいね」 照「うん、分かった。その代わり」 京太郎「その代わり?」 照「家に帰ったら、京ちゃんにめくらせてあげるね」ニコッ 京太郎「……えっ」プシュー カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「パンテラって良いよな」ボソッ 咲和タコま久「「「「「!!」」」」」ピクッ 咲和タコまこ久「「「「「包茎! 包茎! 包茎! 包茎の人~!!! 」」」」」 京太郎「!?」 京太郎「ほ、ほ、ほ、ほ、包茎ちゃうわ!しかも皆パンテラファンかよ!」 カンっ! >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「パンチラってさ、良いよな」 咲「京ちゃん、今日はどうしたの? お薬飲む? 私持ってるよ」 京太郎「別に病気じゃないけど」 咲「はいこれ」スッ 京太郎「でも、ありがとう」 京太郎「……」 京太郎「咲、これ抗鬱剤って書いてあるけど」 咲「うん。京ちゃんの為にいつも持ち歩いてるんだ」 京太郎「なるほど」 京太郎「咲は将来良い嫁さんになるな」 咲「えへへ、そうかな///」テレテレ 京太郎「で、パンチラの話なんだけど」 咲「あ、やっぱりそこに帰結するんだ」 京太郎「こう、翻ったスカートの隙間から僅かに垣間見えるその奥は如何に?」 京太郎「清楚な白? 大胆な黒? パンチラ。ああ、なんと甘美な響き」 咲「そっか……じゃあ」ゴソゴソ 咲「恥ずかしいけど、京ちゃんが喜ぶなら見せてあげてもいいよ?///」スルスル 京太郎「」 京太郎「はっ!? あ、こら。スカートをたくし上げようとするんじゃない!」 京太郎「咲、咲おい! いいから、そんなことしなくていいから」 咲「もう! 見たいって言ったりいいって言ったりどっちなの!?」 咲「私はどうすればいいの? どうすることが正解なの?」プンプン 京太郎「え? ご、ごめんなさい……」 京太郎「なんで俺が謝ってるんだ?」 京太郎「違うんだ。そうじゃないんだ」 京太郎「確かにパンツが見たいけど、でもそんな安易に見えちゃダメと言うか……」 咲「見たいけど見えちゃダメなの? それっておかしくない? 語義矛盾だと思うけど」 京太郎「う~ん、なんて言えばいいんだろうな?」 京太郎「実は今だから言うけど、お前、前よく川の土手のとことかでよく本読んでただろ」 咲「うん」 京太郎「あん時とかたまにチラチラ見えてたんだよ」 咲「ええっ!? まさか京ちゃん見てたの?」 京太郎「御恥ずかしながら」 咲「き、京ちゃんのえっち…………///」 京太郎(かわいい)ホッコリ 咲「もしかして他の人とかにも……」 京太郎「いや、誰か来そうになったら俺がすかさず学食に誘ってたから俺の知る限りでは他人には見られてないと思う」 京太郎「咲のパンツを外のヤローなんかに見せてなんてやれねぇからな」 咲「そうなんだ。ありがとう京ちゃん♪」 京太郎「任しといて」 京太郎「だが、ある時を境に咲のパンチラを見れなくなってしまったんだよ」 咲「そうなの?」 京太郎「それはインターハイの開会式と抽選会の日。咲は染谷先輩の丈の長いスカートをはいていた」 咲「え、もしかして似合ってなかった……?」 京太郎「いや、ぜんぜん」 京太郎「むしろバッチ来いだったけど」 咲「そっか///」 京太郎「しかしその日以降、咲のパンチラを拝むことは出来なくなってしまった……」 京太郎「その抑圧された感情が……」 京太郎「……」 京太郎「なぁ咲、もしかしてお前」 咲「なぁに?」 京太郎「俺のこと嫌いか?」 咲「そんなことないよ? 大好きだよ」 京太郎「そうか。俺も咲が大好きだ」 京太郎「と、言うわけで」 京太郎「パンツ見せてください」平身低頭覇! 咲「もう! しょうがないなぁ京ちゃんは///」 カン! >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「ハオさんの家って豪華ですね」 ハオ「父が幹部だから」 京太郎「あれ、この部屋は……」 ハオ「っ!?」バタン 京太郎「あの、今白と黒の生き物が何頭も……チラリと……」 ハオ「……京太郎君、生きて帰りたいよね?」 京太郎「あっ、はい」 カン >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「……」 衣「ほう、ネリイはグルジヤから来たのか!」ヒラリ ネリー「うん、そうだよ」ズリッ 一「グルジアって……何処だったっけ」ピラピラ 初美「ヨーロッパの東側だったような気がしますー」ポロッ 京太郎「あの……暖房、少し気温下げません?」 一「ん、暑かった? でも今日特別寒いからね」 京太郎「皆さんあれですよね、軽装ですよね」 初美「鹿児島は温かいので、薄着でも平気なのですよー」 京太郎「もう少し厚着した方がね、色々とよろしいんじゃないかと」 衣「ハギヨシと同じことを言うのだな、キョータロー」 ネリー「私のこれは、民俗衣装だから」 京太郎(着方だよ、問題は!!) カン >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 尭深「…今日は売り子よろしくお願いします」 京太郎「おう、任しといてくれ」 尭深「あ…くれぐれも本の中は見ない様に」 京太郎「え?あー…何か知らんけどそう言うなら見ない様にするわ」 尭深(流石にハギ×京本作ってるとは言えない…) 京太郎(これ何か誰かに似てる気がするんだけどなー) 京太郎(しかし…) 尭深「どうぞ見ていってください」 京太郎(改めて見ると尭深って良い体してるよなー) 尭深「ありがとうございました」ペコッ ピラッ 京太郎「うぉっ!?」 尭深「?どうかしました?」 京太郎「い、いや…何でもない」 尭深「あ、京太郎さん、本の在庫ダンボールから出してください」 京太郎「お、おう」ゴソゴソ 京太郎(今確実に見えたよな…)チラッ 尭深「……」ピラッ 京太郎「うぉっ!!」 尭深「?何か…」 京太郎「いや、何でもない、何でもないぞ」 京太郎(ヤバい、スカートが短いからしゃがんだらモロ見えじゃないか…) 尭深「~~」 京太郎「……」チラッ 尭深「~~」 京太郎「……」チラッチラッ 尭深「……あの」 京太郎「ふぁい!?」ビクッ 尭深「気付いてますからね?」 京太郎「な、何の事だかさっぱり…」 尭深「……」ジトー 尭深(まったく…この人は…)ハァ 尭深「…帰ってからならいくらでもしてあげますから」ヒソッ 京太郎「!!」 尭深「…だから今は真面目にお願いします」 京太郎「お、おう!」 京太郎(ふ、不覚にも勃っちまった…) 京太郎(これどうしよう…)ビンビン カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「だから、恥じらいが無ければいけないんだ」 淡「そうなの? 同じじゃない?」 京太郎「違う! 例えば清楚な尭深さんなら、きっとパンチラで顔を赤らめるはず、その恥ずかしがり方こそ至宝なんだ!」 淡「恥ずかしがるとも限らないけどね。意外と自分から見せてきたりして」 京太郎「そんなことはないだろ、尭深さんならきっと恥ずかしがってくれるはず」ウンウン 淡「じゃあ逆に恥ずかしがらない人は……」 京太郎「照さんとか菫さんじゃないか? あの人達いつもクールだし」 淡「うーん、それじゃ試してみよっか」 京太郎「えっ」 菫「ん? 二人だけか」ガラガラ 淡「菫せんぱーい♪」ダッ 京太郎「ちょ、ちょっと淡……!」 菫「ん?」 淡「えいっ!」ガバァッ 菫「んなっ!?」ピラァ 京太郎「」 菫「あ、あわ、あわ淡、何するんだ! ちょっ、離せ、離してくれぇ!」ジタバタ 淡「あれっ、菫先輩普通の下着ですね。菫だけにバイオレットとかじゃ」 京太郎(下着。それは白の下着だった。部長の潔白さ、純潔を証明するかのような) 京太郎(スカートは茶巾とまではいかないが、へそを露出するほどにはまくられていた) 京太郎(部長の白い脚と、柔らかくそれでいて引き締まったお腹が露わになっている) 京太郎(部長は必死に抵抗していた。だがこういう時の淡を止められる者は―――) 菫「あわっ、あわ、京太郎! こいつを離せ! 京太郎!」 京太郎「……はっ! はいぃ!! ただ今!」ダッ 淡「あわわっ、今離すから!」バッ 菫「……ハァ」ドサッ 京太郎「ぶ、部長、大丈夫ですか?」 菫「……京太郎、見た?」プルプル 京太郎「あっ、いえあの……はい」 淡「ちょ、ちょっとやりすぎちゃったかな?」 菫「うぅぅ……見られ、ちゃった……」グスッ 京淡「!?」 京太郎「ごめんなさい部長! 俺頑張って記憶無くしますから!」 淡「す、菫先輩ごめんなさい! ほら、元気出して!」ヨシヨーシ 菫「……ううぅ」 亦野「なんかエラいことになってる……」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「……どうしたものやら」 灼「京太郎、頭抱えてどうしたの?」 京太郎「あ、部長、いやちょっと悩み事がありまして」 灼「悩み事? 最近玄が男の胸筋にも目覚めて京太郎の胸をよく見てるけどそれ?」 京太郎「……今知ったことで玄さんも悩みの種になりましたけど、さっきまで悩んでたのは穏乃のことです」 灼「ああ、そういえば最近穏乃が九九を七の段から言えないって判明したね」 京太郎「……すみません、このまま会話を続けると知らなければよかった事実が増えて行きそうなんで推測を言わないでくれませんか?」 灼「ん、わかった」 京太郎「ありがとうございます。それで話を続けますけど、穏乃ってジャージの上しか着てないじゃないですか」 灼「たまに普通の格好もするけど殆どそうだね」 京太郎「そのせいで色々と、その、見えてはいけないものが見えるんですよ」 京太郎「この前の休日一緒に山を登った時なんかは木を飛び移ってたんで完全に丸見えで」 京太郎「目のやり場に困ってずっと下向いてたら崖から落ちそうになっちゃいまして」 京太郎「せめてパンツくらいは穿いて欲しいんですけど、ってどうしたんですか部長、いきなり不機嫌そうな顔になって」 灼「……なんでもない、京太郎が穏乃とデートに行ったことなんてどうでもいいし」 京太郎「別にデートじゃないですよ、一緒に遊んだだけで」 京太郎「それで最近穏乃と居るのがちょっと気不味くてですね、どうにかしたいなー、と」 灼「なら、私にいい考えがある」 京太郎「本当ですか! 良かったー今週末は穏乃と、ってなんでいきなり脱いでるんです部長!?」 灼「要は、京太郎が女の子の裸に慣れればいいんだよね」 京太郎「いや、その解決方法は絶対に間違って、んぐっ」 灼「……ぷはっ、大丈夫だよ京太郎、もう穏乃のことなんて視界にも入らないようにしてあげる」 この後京太郎を盗られてガン曇りする穏乃が見られますが無害です >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 一「えっ?トモキーのパンツみたいの?」 京太郎「お願いします!」 一「驚くと思うよ?ほら」ピラッ 智紀「・・・。」 京太郎「こっ!これは!!オムツ!?」 智紀「廃人はshortsなど履かぬッ!!」 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「至高のパンチラとは……」ブツブツ 咲「きょーうちゃんっ」ポンッ 京太郎「ん? 何だ咲か」 咲「京ちゃんってば、またそんな変なこと考えてるの?」 京太郎「変じゃない、男の浪漫だよ」 咲「そんなことばっか言ってるから、京ちゃんモテないんだよ」 京太郎「……痛いところ突いてくるじゃないか、咲の癖に」 咲「……黙ってればイケメンなのに」 京太郎「イケメン? 俺が?」 咲「どっちかって言うとね。どっちかって言うと」 京太郎「俺がイケメンねえ」 咲「だからもっと言動をそれらしく……」 京太郎「咲」キリッ 咲「な、何?」 京太郎「パンツ、見せてくれ」イケメンスマイル 咲「バカじゃないの!」バシンッ 京太郎「いてえ!?」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「おおっ、美幸先輩着物ですか」 美幸「そうだよ。どう?」 京太郎「似合ってますよ。うんうん」 美幸「嬉しいかもー」 友香「私も着付け手伝ったんでー」 京太郎「へえ、友香が。……それって、大丈夫なんですか?」 美幸「大丈夫だよ。色々上達したんだよ、友香ちゃんもー。ほら、この通り」ピョンピョン 美幸「……って、あれ?」ズルッ 京太郎「ちょっ、先輩! 帯が、裾が!」 美幸「いやあっ!! やだこれもー!」ズルズル 友香「すみませんでー!」 京太郎(下着も和風で……よろしゅうございました) 美幸「うう……京太郎君見た? 見たよね?」 京太郎「……正直にもーせば、見ました」 美幸「こんなはずじゃなかったのにもー……」 京太郎「いや、でも、下着も似合ってましたし……って俺は何を!」 美幸「ほ、ほんと?」 京太郎「本当です!」 美幸「それなら、もー少し見せてあげてもいいかもー」 京太郎「え、それって……」 友香「めでたしめでたしでー」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 穏乃「京太郎~」ドタバタ 玄「京太郎く~ん」ジタバタ 京太郎「部室で走り回るなって穏乃。玄さんも年長者なんだから落ち着いてください」 穏乃・玄「「は~い」」 憧「ハルエより先生っぽいわね」ジャラジャラ 灼「先生って言うより…お兄ちゃん?」ジャラジャラ 宥「ふふ…あったかいね~」ジャラジャラ 晴絵「………………」ジャラジャラ 帰宅 京太郎「ただいまーっと。それじゃあ夕飯出来るまでテレビでも見て待っててくださいね」 晴絵「………ねぇ、京太郎」 京太郎「ん、なんですか晴絵さん?」カチャカチャ 晴絵「今日さ…玄たちがはしゃいでたよね?」 京太郎「そうですね、麻雀でずっと座ってるから体動かしたくなる気持ちも分かりますけど部室では勘弁して欲しいですよね」アハハ 晴絵「うん、それでさ………その時に京太郎、玄のスカートの中見てたっしょ?」 京太郎「ぶふっ!?な、なんで・・・」クルッ 晴絵「憧たちは気付いてなかったけど私からは見える位置だったからね」 京太郎「そ、それは…」 晴絵「別に怒る気はないよ。でもさ、そんなに玄の下着が見たかった?」ジー 京太郎「い、いえ、別に玄さんのが見たいとかじゃなく、そこにおもちや下着があるなら見るのが男の本能と言うか…」 京太郎「あ、だからと言って別に玄さんに魅力がないってわけじゃなく…」アセアセ 晴絵「なるほどね…」フーン 京太郎「えっと…晴絵さん?」 晴絵「ああ、だから怒ってないよ。たださ…それって私でも?」 京太郎「え…?そ、そりゃ勿論ですよ」 晴絵「そっか………よし!それじゃあ見るがいいさ!」ヌギバサッ 京太郎「おお!………って、ズボン脱いだパンモロはちっがーーーーーーーーーーーーーーう!!!!!!!!!!!!」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「急に呼び出してどうしたんです?年始ぐらいゆっくりしたかったんですけど…」 揺杏「ごめんってばー、いいもんみせてあげるからさー」 京太郎「はぁ…で、いったい何なんです?」 揺杏「まーあわてなさんなって…いやー君は幸運だよ、うん」 揺杏「なんせこの岩館さんフル監修のパーフェクトユキが見れるんだからね!」ドヤッ 京太郎「なにそれ詳しく」ガタッ 揺杏「お、乗り気だね少年?もう少し微調整があるから…まー大体五分くらいかかるけどさ、期待しててよね!」バタンッ 京太郎「新年由暉子かー…」 京太郎(振袖…いや一応ここミッション系っぽいしそれはないか…) 京太郎(いやいやでも…はっまさかエロい修道服とか!?あ゛あ゛あ゛気になるぅぅ!!)モンモンモンモン …五分後 オーイジュンビデキタヨーカクゴハイーカイ? ムシロカクゴヲキメルベキナノハコチラナノデハ? コマケーコトキニシナイノ 京太郎「来たか…!」ガタッ 京太郎「んんっ…どうぞお入りください」 揺杏「おっ、いい声だねぇ…じゃあ、お披露目たーいむ!」ガチャッ 由暉子「…どうも」(最新刊裏表紙はやりスタイル) 京太郎「これは…!」 京太郎(新年に着るような振袖やらはたまた修道服を期待していた分肩透かしな部分があることも否めない) 京太郎(しかし!この服もなかなかどうして…!) 京太郎(おっぱいを強調、そしてパンツが見えそうで見えない申し訳程度のぎりぎりのライン…!) 京太郎「揺杏さん、揺杏さんちょっと」クイクイ 揺杏「ん、なんだね?ちょっとごめんねユキ」トテトテトテ 由暉子「えぇ、構いませんが…」 …… 京太郎「これは…これはけしからんですよマジに!」ヒソヒソ 揺杏「まあねー。はやりんがあれを着たとなればユキも着るべきだと思ったんだよ。なんせ打倒はやりだし!」 京太郎「はやりさんもあれを…何と言いますか、熱くなっちゃいますね…」 揺杏「股間が?」 京太郎「下ネタかっ!」 揺杏「えー、違うのー?」 京太郎「そりゃ違っ…わなくはなくもないですけどもだ!揺杏さんがそれを言ってはいけませんよ!」 揺杏「まぁいいさ、とりあえず君は『エロ可愛い』ってことでいいんだね?」 京太郎「くれぐれもそれ直接伝えないでくださいよ?せめてすごく似合ってるぐらいまで濁してくれると…」 揺杏「おっけーおっけー…ユキー!京太郎がめちゃくちゃエロ可愛いってさー!」 京太郎「アイエエエエ!?」 由暉子「可愛い、ですか…そう言われるとこの服を着た甲斐がありましたね…」モジモジ 京太郎「なにこの子めちゃくちゃ可愛いんだけど」 揺杏「実はこれだけじゃないんだぜ…?ユキ、その場でターン!」 由暉子「はぁ…わかりました」クルン ピラッ 京太郎「パン…チラ…!?」 由暉子「…!」バッ 京太郎「あっやべっ、声に!?」 揺杏「うん、まーそんな短いの着てたらそりゃあ見えるよねー」ウンウン 由暉子「…揺杏さん、まさか…」 揺杏「知っててやらせたに決まってんだろ!いいパンチラだったぜ!」グッ 由暉子「…」ゴゴゴゴ 揺杏「あ、やべ。逃げろー!」ダダダダ 由暉子「ふ、ふふふ…」スタスタ 京太郎(い、今のうちに…)コソコソ「京太郎くん」「ハヒィ!?」 由暉子「後で…お話ししましょうね?」ニッコリ 京太郎「アイエエエエ…」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 清澄高校 旧校舎 廊下 京太郎「お前もさ、スカートを買い換えたらいいじゃねえか? 部長たちくらいの長さならパンチラもなくなるだろ」 咲「なんで京ちゃんの目を気にしてスカートを買い換えなきゃならないの…」 京太郎「お前がパンチラを気にしないなら別にいいんだけどさ」 咲「気にするよ!すっごく気にするよ!」 京太郎「だったらロングにすりゃいいじゃん。前から思ってたけど、咲にはロングの方が似合うって」 咲「ええー、じゃあどうしようかなぁ。うーん、迷っちゃうなぁ…」 京太郎「……なんか嬉しそうだな、お前」 咲「ぜんぜん嬉しくなんかないよ!何を言ってるのかな!」 咲「……あっ、そうだ」 京太郎「?」 咲「ごめん京ちゃん、先行っててくれる?私、頼まれごとがあったの忘れてた」 京太郎「そっか、じゃあ先に部室行ってるわ」 咲「ごめんねー、すぐ行くから」 咲「~♪」 京太郎「やっぱり嬉しそうだな……スキップしてるし」 ガチャッ 京太郎「こんにちはー」 京太郎「って、誰もいない。少し待つとするか」 京太郎「おっ、ちょうど優希から連絡が……優希と和も遅くなる、か」 京太郎「こうして一人だと、この部室もだいぶ広く感じるなー」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「天気も穏やかだ」 京太郎「ふぅ、こうゆったりとした時間になると、眠くなってくるな」 京太郎「へへへ、たまには俺もベッドとか使わせてもらえたらいいんだけどな」 京太郎「……ちょっとくらい横になるのもアリだよな」 京太郎「じゃあ失礼して」 久「……」クゥ~w 京太郎「……」 京太郎「まったく、この人も本当に自由だよな、生徒会長なのに」 久「学生議会長よぉ…」 京太郎「うわっ、起きてた」 久「うぅーん、ムニャムニャ…」 京太郎「寝言か……。ベタすぎる気もするけど」 京太郎「そういや部長もロングスカートが似合うよな。大人の女っぽい感じが様になってるし」 久「……zZZ」 京太郎「なんとなく部長の寝顔を見てると自然とにやけてきちゃうな」 京太郎「一緒に狭いところに入りたくなるというか」 久「……zZZ」 京太郎「……喋ってたら起こしちゃうな」 京太郎「さて、じゃあ俺はお茶でも…」 久「んっ……」クルンッ 京太郎「あっ、ふとん蹴飛ばさないでくださ…」 京太郎「!!」 久「……zZZ」 京太郎「おぉ……」 京太郎(今まではふとんで隠れて見えなかったけど) 京太郎(部長のロングスカートが普通じゃありえないほど、めくれあがって) 京太郎(太もものあたりまで丸見えじゃないか!) 京太郎(普段は足を露出させないからこそ) 京太郎(すげえそそる!) 久「んんっ…」 京太郎(しかもシチュエーションがレアだ) 京太郎(あの部長が寝息を立てている) 京太郎(綺麗な片足だけをむき出しにしてるのもまたいい) 京太郎(これはひょっとして…) 京太郎(すごくおいしい状況にいるのでは!) 京太郎「いや、だめだ」 京太郎(いくらパンチラを愛する俺でも) 京太郎(いくら部長のパンチラが拝めるといっても) 京太郎(これ以上先に踏み込んだらダメだ) 京太郎(ここは涙を呑んで、ふとんをかけ直してやるのが正義) 久「……」クルッ 京太郎(あっ!) 京太郎(寝転がった拍子にまたスカートが…) 京太郎「あと少し、あと少しなんだ……!」 京太郎「もう足の付け根辺りまで見えている」 京太郎「ここで俺が少しでも部長のスカートに手をかけたら…」 京太郎「いやっ、でも待て! それはパンチラとは言えないだろ!」 京太郎「なんていうか、それは、恣意的で、作為的で、介入行為は、パンチラの定義に当てはまらないっていう感じで…」 京太郎「やっぱり俺は…!」 久「……んっ」ゴロッ 京太郎「……!!」 京太郎(また寝転がった) 京太郎(仰向けで無防備な体勢) 京太郎(これは……) 京太郎(……) 京太郎(……) 京太郎(……) 京太郎「小指だ…」 京太郎「俺は寝入っている部長のスカートを戻してあげようとした」 京太郎「しかし偶然にも小指がスカートの端にひっかかってしまった」 京太郎「めくりあがるスカートを戻そうとしたが、目に焼き付いた光景は消えずに留まる」 京太郎「実に不運な出来事だった」 京太郎「……」 京太郎「よし!」 京太郎「通らばリーチだ!」ガバッ 咲「通るわけないでしょ!」ドンッ 京太郎「ぐえっ!」 咲「何をやってるのっ、京ちゃん!」 京太郎「いやだから、部長のスカートを戻そうとして…」 咲「そんなの嘘に決まってるでしょ!さっきからずっと声に出てたよ!」 京太郎「えっ!マジかよ…」 咲「人がせっかくいい気分でやって来たっていうのに…なんでそれを台無しにしようとするかな!」 京太郎「やっぱりお前嬉しかったんじゃ…」 咲「うるさいよ!ほら早く来てよ!」グイッ 京太郎「おい、どこに連れて行く気だよ!」 咲「いいから黙ってついてきて!」 バタンッ アッ サキチャン キイテクレ ノドチャンガワザトパンチラーヲー シテマセン フカコウリョクデス! 久「……」 久「……」 久「…………///」 久「~~~~!!!」バタバタバタ まこ「で、どのあたりから起きとったんじゃ?」 久「どこにいたのよ!?」ガバッ カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎(み、見てしまった…憧のパンツを…) 俺、須賀京太郎は国内留学で奈良吉野の山奥にある阿智賀にやってきた。 通う学校は阿智賀女子学院。そう、女子高だ。 まさか男の俺が女子高に通える日が来るなんて夢にも思っていなかったぜ。 憧「おっ、京太郎じゃん。一緒に帰ろうよ」 京太郎「おぉ、憧か。別にかまわないけど…」 この娘は新子憧。同じ阿智賀女子学院に通っている俺と同じ1年生だ。 見た目は小悪魔的なのだが、かなり知的で、県内偏差値トップクラスの高校も狙えたほどらしい。 実は麻雀部で、たまにだが相手をしてもらっている。 京太郎「ぜーはーぜーはー、それにしても、ここの坂道は辛いなぁ」 憧「あははは…だらしないなぁ。あたしにとっちゃこんな坂、全然たいしたことないよ~。てか、長野もけっこう坂あるんじゃないの?」 京太郎「同じ内陸部だからって、長野を田舎だと馬鹿にするなよ。まぁ、否定は出来ないんだが…」 阿智賀の坂道は急ではないが長く続いていて、普段から運動をしていない俺にとっては過酷な道であった。 汗だくの俺とは違って、憧は汗1つかかず俺の前を進んで行く。なんという体力だ。 京太郎(はぁはぁ、憧のやつすげぇな。息切れもしてないとは。こんな道毎日歩いてるんだから、相当足を鍛えられているんだろうな) 京太郎(でも見るからにそこまで筋肉質な足じゃないんだよな~。すらりとして綺麗で、太股はいい感じにぷっくらしてるし…) 京太郎(にしてもやっぱスカート短いなぁ。普段から短いけど、坂道だとなおさらだな。あれじゃ中が見え―――――っ!!!) その時、俺に電流が走った。 一瞬だった… 憧が調子良く坂道を歩いている最中、彼女のスカートがなびき、すらりと伸びる2本の両太股の間に"白いモノ"がチラッと見えたのだ。 京太郎(おい、さっきのって…パ、パンツじゃね?まじかよ、へへへ、ラ、ラッキ~~~☆) 憧「ん…どうしたの~京太郎?」 京太郎「えっ、あっ、いやっ、なんでもないよ。ハハハハ……はは…」 憧「?」 京太郎(憧のやつ全く気付いてないな。上手くいったらまだまだ憧のパンツを見れるんじゃないだろうか?) 京太郎( 都合よく坂道まだ続くし。よし、これは狙ってみる価値があるぜっ!) この時、さっきまでヘトヘトだった俺の体だったが不思議なことに異様な回復を果たし、 あれほど苦であった坂道がどうにも感じなくなっていた。 恐るべしパンチラパワーというべきなのだろうか。 憧は何事もなかったの様に再び坂道を昇りだした。それに連れて憧の後を追う俺。 憧がこちらを向かないよう、当たり障りのない会話を心掛けつつ、何度も姿勢を低くしスカートの中を覗いてみる。 その度に白い布切れがチラチラと姿を現した。 京太郎(間違いない、あれはパンツだ!素材からしてサテンだな…いわするテカパンってやつか~、憧らしいな) 京太郎(本人に気付かれずに見れるパンツ。まさにチラリズムの醍醐味だな~。ありがたや~、ありがたや~) 思わず憧に向かって手を拝む。 京太郎(そういや、直にテカパンを見たのは初めてだな。全体的にはどうなってるんだろうか?) 京太郎(……見たい。あぁ、見たい。憧のならなお更見たい!まだチャンスはあるっ!チャンスがあるなら高い点、狙ってみるかぁ!) 欲望と探求を胸に秘め、憧のパンツの全貌を解明すべく、俺は憧に向かって前進した。 全体的にパンツを見るためには、出来る限り近くでスカートの中を覗き込むしかない。しかも超低姿勢、這いつくばってだ。 勝負は一瞬で決めないとならないだろう。這いつくばってしまえば足音がなくなり、 憧に不審に思われ振り向かれてしまう確率が高いのだ。 京太郎(よしっ、いくぞっ!) 両頬をパンッと叩き、気を引き締めて憧に近づく。 憧「おっ、急に元気になったじゃ~ん」 京太郎「ま、まぁな」 憧「うむ、よろしいよろしい。ほれほれ、頑張れ~~~~」 さっきまでへたっていた俺に励ましの声を掛けてくれる憧。そんな優しい憧のスカートの中を、俺はこれから覗こうとしている。 彼女の心を踏みにじる最低な行為だ――――――だが、見たいのだ。パンツを・・・新子憧のパンツを。 坂道は尚も続く。 昇り始めた頃は5mほどあった憧との距離であったが、気付けばもうそこまで迫っていた。 そしてとうとう辿り着く!憧との距離、およそ50cm。 あとは覗くだけだ・・・這いつくばって、愚かに、情けなく、欲望をむき出しにし、上を見上げ、パンツを覗くのみ! 京太郎(やばい、心臓がドキドキする。手足も震えてきた・・・はぁはぁ。憧、ごめん。お前のパンツ、見せてくれ!) 憧の良い匂いが鼻をくすぐる中、俺はその場に這いつくばろうと、膝を曲げ、瞬時に姿勢を低くする! ―――――がっ!!! ・・・最悪の事態が起こった。 さっきまで何事もなく歩き続けていた憧が、俺の行動を見計ったかのようにピタッと立ち止まったのだ。 京太郎(っ!ヤバいっ!!!) 俺は後ろへと蛙が飛び跳ねるようにジャンプし、すぐさま体勢を立て直した。 明らかに不自然な行動。が、憧はこちらに振り向いてはいない。どうやら不審がられてはいないみたいだ。ふぅと胸をなでおろす。 京太郎「ど、どうしたの、憧?」 明後日の方向に目を向け、俺は恐る恐る憧に話しかけた。 憧「え?いや、あそにコンビニあるでしょ。何か甘いもの食べたいな~って」 京太郎「あ、ああ、そう。そうなんだ、ははは・・・」 京太郎(コ、コンビニかよ。助かった~) 憧「ん~、何食べよっかな~?」 そう言うと、憧はその場に立ちすくみ、悩みだした。 京太郎(くっそ~ビックリさせやがって~。寿命が縮んだぜ~・・・ん?立ち止まってる・・・ビックチャンスと~ら~い!) 京太郎(よ~し、憧、そのままずっと考えてろよ~。それ、今だっ!) 俺は再び憧の後ろに近づくと、彼女の足元で堂々と這いつくばり、そして彼女のスカートの中を見上げた。 京太郎(うおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!) 見上げた先・・・それは絶景。 ピンクのスカートの中、ぷっくらとしたすべすべしていそうな白い太股。その先にはプリッとした形のいい尻。 そして、その尻を包み込む白のサテンのパンツが俺の目に飛び込んできた。 京太郎(こ、これが憧のパンツ!はぁはぁ・・・) 俺はこの光景を脳裏に焼き付けるため、食い入るように憧のパンツを覗き続けた。 憧はというと、今の状況に全く気が付いていない様子だ。 京太郎(白のサテン地に・・・うおおっ、淵は黒のレース!ぶほぁっ、しかもサイドは黒のヒモじゃないかっ!) 京太郎(な、なんてエロい下着を穿いてるんだ、憧は!) 憧「京太郎、アイス買ってよ。バニラ」 京太郎「バ、バニラ?バニラ・・・白・・・あぁそうだね白はいいね。く、黒のレース、やべぇ~(ボソボソ)」 憧「え、黒?あぁ、チョコクッキーか~。いいね、チョコクッキー入りのバニラアイス。買ってくれる?」 京太郎「い、いいよ。チョコクッキー入りのバニラパンツ、いやバニラアイス。買ってあげる」 憧「やった~!」 俺は憧のパンツを存分に堪能し、何事もなくその場を立ち上がった。もちろん俺の股間も立ち上がっているわけだが・・・ 憧「へへ~、京太郎ありがとう」 チョコクッキー入りのバニラアイスを片手に満面の笑みで俺に感謝する憧に対し、俺も彼女にお礼を言った。 京太郎「いえいえ、こちらこそいいものありがとう」 憧「?」 こうして俺は見てしまったのだ、憧のパンツを。 その晩、京太郎は脳裏に焼き付けたあの光景をを再生し、オカズにしたことは言うまでもないだろう。 だがしかし、数日後、京太郎が憧のスカートの中を覗いていたことが町内で噂になったとか・・・ -カン- >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「怜さん、パンツ見せてくれませんか」 竜華「京ちゃんあんた何言い出すのん…ほら、ちゃんと怜も断らんと」「ええよー」「怜ーーーー!?」 怜「なんや竜華、うっさいなあ…なんかえーことあったん?」 竜華「いやえーこともなんも何言うてんのん!?」 怜「えー…別にパンツなんて…処女と違うていくらでもあるやん」 竜華「しょっ…!?…とーーきーー…!」 京太郎「ていうか今の流れってことはみせてくれるんですか!?やっ「ただし条件がある」たー…ってえ?」 怜「条件。これやらんと見せられへんで?」 京太郎「なる程…してその条件とは?」 怜「」チョイチョイ 京太郎「」トテトテトテ 怜『あんな?監督含めて千里山全員のパンツを見せてくれたら私のも見せたるで?』 京太郎『それなんて無理ゲーですか』 怜『ヘーキヘーキ、いけるって。うちも協力したるし』 京太郎『協力って…例えば?』 怜『そうやなぁ…ちょっと離れてみ?』 京太郎『はぁ…わかりました』 京太郎「」トテトテトテ 怜「おっ、そんくらいそんくらい。そんでこっち向いて」 京太郎「はい」クルッ 怜「とー」バサッ 竜華「ひゃあっ!?」ピラッ 京太郎「なんとぉー!?」 京太郎(黒の…レースパンツだと…!?大人しい竜華さんからは想像できないほどの大胆さ…だかそれがいい!)グッ 怜「」グッ 竜華「あ・ん・た・らー…!」ゴゴゴゴ 京太郎「これは…」 怜「せやな」コクリ 「「逃げろー」」ダバダバダバ 竜華「こらーー!!」 ……… 京太郎「いやー、竜華さんは強敵でしたね」 怜「ほんまやなぁ。まさか走ってすぐ転ぶ→パンツ見えるのコンボかましてくるとは…萌えはなんたるかをわかっとる」ウンウン 京太郎「しかもフィニッシュとして真っ赤になりながら『…見た?』でしたからね…あれは悶えざるを得ません」 怜「さて…お次は誰に行こうか」 京太郎「迷いますねぇ…」 カンッ? >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> ??「あんた、いろんな女の子のパンツを見てまわってるんだって?」 京太郎「い、いえ…そんなことは…」 ??「見てないって言うのかい?」 京太郎「いえ、見てない訳じゃないんですが…」 トシ「だったら遠慮する事はないさ♪私のも見たいんだろ?」 京太郎「勘弁してください…」 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「漏れる漏れる!」ガチャ 京太郎(ん?先客か、あの人は…) 大沼「あー…」ガチャガチャ 京太郎(あれは確か…大沼プロ!ベルトを外そうとしてるのか…あっ!)スルスルスル…パサッ 京太郎「Oh…」 大沼「あー…」ジョボボボボ…ブンブン 大沼「ふぅ…お先に」ガチャ 京太郎「ちょっと!ズボンあげ忘れてますよ!!」 京太郎(まさか大沼プロが金のTバックを履いているとは…) >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 菫「な、なあ京太郎。お前に関して妙な噂を聞いたんだが……」 京太郎「げっ、菫先輩!」 菫「その様子を見ると、本当みたいだな」 京太郎「……先輩。俺は―――」 菫「大丈夫だ。た、確かに風紀の乱れを生じさせるかもしれないが、だからと言って止めさせるようなことはしない」 京太郎「菫先輩……ありがとうございます」 菫「そ、それでだな。早速……」 京太郎「うーん、そうですね」 京太郎(菫先輩にはどのようなパンチラが似合うだろうか……風に吹かれてか、後ろを向いてか、それとも……)カチャカチャ 京太郎「って何俺のベルトいじってんですか!?」ビクッ 菫「こ、この中に雀力の上がるせ、せ、精液があるんだろ……」ハァハァ 京太郎「何ですかそれ!? そんな訳ないじゃないですか!」ガビーン 菫「じゃ、雀力を上げるためだからな。は、恥ずかしいけど仕方ない……!」ズルッ 京太郎「マズいですよ先輩!!」 菫「暴れるな、暴れるなよ京太郎……すぐ済むから、すぐ済むから、な?」パクッ 京太郎「あひぃん」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 智紀「……」カタカタ 京太郎「……」ジー 智紀「……」カタカタカタカタ 京太郎「……」ジーッ 智紀「……」カタカタッターンッ 智紀「…つまらなくない?」 京太郎「いや、全然そんな事ないですよ」 智紀「…そう」カタカタ 京太郎(しかし…)ジー 智紀「……」カタカタ 京太郎(普段と違って部屋着ラフだよなー) 智紀「……」チラッ 京太郎(ただでさえスタイル良いのにこれは反則だよなー) 智紀「……」チラッ 京太郎(普通に見えそうだよなー…気にしてないのかなー)ジローッ 智紀「……///」 京太郎(角度変えたら見えないか?)ソーッ 智紀「……」 智紀「…見たい?」 京太郎「!?」ビクッ 京太郎「い、いやそんな」 智紀「…バレバレ」クスッ 京太郎「ゴメンナサイ」 智紀「…いいよ?」スルッ 京太郎「え?ちょ!?」 智紀「……」スルスル 京太郎「……」ゴクリ 京太郎(黒か…) 智紀「…どう?」 京太郎「い、いや、凄い良いですけどこんなんされるとヤバいと言うか我慢できなくなるというか」 智紀「……うん///」コクッ 京太郎「あ…」 京太郎「……いいん…ですよね?」 智紀「…これ…結構恥ずかしいから…///」 京太郎「…智紀」 智紀「あ…///」 …… 智紀「…とまぁ、初めてはそんな感じだった」 佳織「はわわわ///」 未春「沢村さん意外と大胆ですね…///」 まこ「アンタらもやるこたぁやっとるんじゃのぉ」 佳織「で、でもそれ失敗したら立ち直れないですよね!?」 まこ「魅力ないって言われる様なもんじゃからのぉ」 未春「よく思い切りましたよねー」 智紀「…恥ずかしかったけど」 智紀「…多分、女が本気で誘惑したら堕ちない人はいないと思う」 佳織「ほえー///」 未春「…チッ」 まこ「…チッ」 智紀「?」 カン >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「お待たせ、とよねえ」 豊音「ううん、全然待ってないよー」 京太郎「本当は?」 豊音「……三時間前から玄関で待ってたよー」 京太郎「いやいや待ちすぎですって。せめて温かくして待って下さいよ」 豊音「大丈夫! ストーブ玄関に持って来てたからー!」 京太郎「ええー、そこまで……。まあとりあえず、行きましょうか」 豊音「うんっ!」 ビュオオォ 京太郎「うっ、寒!」 豊音「あはは、京太郎くんには岩手の冬はちょっと……ちょー寒いよー」プルプル 京太郎「岩手育ちだからって、皮膚が厚くなる訳じゃないでしょうに。……いや、寒いほど体が大きくなるって説があったな」 豊音「それ、ちょっと失礼かもー」ムー 京太郎「ああ、いや、ごめんごめん」 豊音「ふーんだ」 京太郎「あーと、ほら、とよねえ! 手をつなぎましょう手を!」スッ 豊音「手?」 京太郎「そうすれば、少しは温かくなるかと……」 豊音「うん、つなごっ。それじゃ手袋外して」スルッ 京太郎「えっ、手袋? ……そう言えば、手袋したままじゃ手つないでも意味ないか」 豊音「ほらっ、京太郎くん!」 京太郎「はい、とよねえ」ギュッ 豊音「ここが神社かな?」 京太郎「年越しだから、こんな夜中なのに人がいますね」 豊音「桂明神?」 京太郎「はい。昔々飢えた少年達のいる村に、ご飯を散らしてあげたことから、飯散ら神として崇められたそうです」 豊音「へー」 京太郎「他にも矢吹神社、河下神社もあるんですが、ここが一番近かったので……」 豊音「京太郎くん、詳しいんだねー」 京太郎「何でもは知りませんよ、飯散らのことだけ……」 豊音「あっ、京太郎くん、お蕎麦! お蕎麦あるよ!」 京太郎「えっ、そば? 本当だ、あれ売ってるのかな」 豊音「食べよう、ねっ」グイグイ 京太郎「ちょっ、行くから、行くから引っ張らないで下さいって!」 豊音「お蕎麦ちっちゃかったねー」アハハ 京太郎「ただで配ってましたからね。それじゃ、お参りしましょうか」 ガランガラン パンッパンッ 豊音「……」ムー 京太郎(……とよねえは何を祈ってるんだろう。いや、とよねえのことだ。考えなくても分かる) 京太郎(ずっとみんなと一緒にいたい) 京太郎(そう願ってるんだろう。だが……そんな願いは叶わない、叶うはずもない。俺達はやがて、バラバラになってしまう) 京太郎(俺はとよねえのように優しくはなれない。だから俺はこう願った) 京太郎(とよねえと一緒にいられますように、と―――) 豊音「じゃあ帰ろうか、京太郎くん」 京太郎「とよねえ、とよねえは何を願いました?」 豊音「えー? 願い事は人に言うと叶わないんだよー?」 京太郎「あはは、そうでしたね」 豊音「うーん、でも……」 京太郎「どうしました?」 豊音「神様が叶えてくれなくても」ギュッ 京太郎「と、とよねえ、そんな体寄せて……」 豊音「私が自分で叶えてみせるから、大丈夫だよー」ギュギュッ カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「パンチラ……うっ、頭が」 咲「なあに、パンチラって?」 京太郎「いや、頭の中に突然浮かんできたんだ、パンチラって言葉が」 咲「変な京ちゃん」 京太郎「ん、咲、今日はズボンがやけに長いな」 咲「これ? うん、ズボン汚しちゃって。洗ってる間染谷先輩に借りてるんだ」 京太郎「へえ」 咲「どう、似合うかな?」 京太郎「あー、かわいいかわいい」 咲「もうっ、適当に答えないでよ!」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 憧「じゃあ今日はこれくらいにしとこっか」 京太郎「ふぃ~ありがとうございましたー」 憧「ございました~」 憧「京太郎もようやく初心者に毛が生えたね」 京太郎「えーまだそんなレベルかよー」 憧「ふふ、ローマは一日にして成らずってやつよ。みんな子どもころからやってるんだから」 京太郎「いまから追い付きたかったら人の何十倍も努力しろってことな、先は長ぇぜ」 憧「まぁまぁ、いくらでも付き合ってあげるからさ」 京太郎「今後とも宜しくお願いします憧先生」 憧「先生、先生か・・・チョットイイカモ」 京太郎「ん?おーい憧ー?どしたー?」 憧「ふぇ!?あ、ごめん、ちょっとトリップしてた」 京太郎「疲れたか?もうこんな時間だし」 憧「ん~ん、全然ヘーキだから。ごめんね」 憧「そーだ!こないだ部活のみんなと遊びに行ったときの写真があるんだー」 京太郎「あ、見たい見たい!」 憧「ちょっと待ってね、いまそっち送るから」 京太郎「おぉ来た来た。かわいいかわいい愛しの憧ちゃん最新画像を見せてもらいましょうかねーっと」 憧「な、なななに言ってんのよ!」 京太郎「照れてる憧ちゃんちょーかわいい」 憧「うっさい!バカ!変なコト言ってないでさっさと写真見なさいよ!」 京太郎「本心なんだけどなぁ、まぁいいや。どれどれっと」 京太郎「おぉ・・・!!これはなかなかのなかなかだな・・・」 憧「・・・・・・京太郎、いま玄か宥姉のこと見てるでしょ」 京太郎「い?なんでわかった?」 憧「・・・やらしい顔してる」ジトー 京太郎「oh・・・」 憧「サイテー」 京太郎「すみませんでしたー」フカブカー 憧「かわいいとか愛しいとか言っといてなによもう」ブツブツ 京太郎「おーい、あこーあいしてるーお前に夢中だー」 憧「ふんッ」 京太郎「悪かったよ。ごめんな、わりぃ、すまね・・・ん?」 京太郎「おい、憧」 憧「なによ」 京太郎「これ、誰かに見せたか?」 憧「京太郎が初めてだけど、なんなのよ?」 京太郎「写ってる」 憧「はぁ?なにが・・・」 京太郎「ばっちり写ってる・・・」 憧「だからなに・・・もしかして心霊写真、とか?」 京太郎「憧のパンツ」 憧「は?」 京太郎「淡いピンクの・・・・」 憧「はあああああああああああああああ!!????????????」 憧「ちょっと!なに!どれ!?何枚目よ!!??」 京太郎「6枚目の高鴨さんと二人で写ってるやつ」 憧「6枚目って・・・げ」 京太郎「な?見事に見えてるだろ?」 憧「き、京太郎これ」 京太郎「わかってるって」 憧「うん、お願いね?」 京太郎「ちゃんと保存しとくから!」 憧「ちがーーーーーーう!!」 カン >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「よいしょ、と」フゥ 由子「また雑用?」 京太郎「由子先輩。ええ、まあそんなところです」 由子「代行も人使い荒いのよー。手伝ってあげよか?」 京太郎「いいんですか? 助かります」 ガサゴソ 由子「~♪」 京太郎「由子先輩って優しいですよねー」 由子「え~? そんなことあらへんのよー」 京太郎「いや、そうですって。優しくて、穏やかで」 由子「おだてても何も出えへんのよー」 京太郎「いや、そういうつもりじゃなくて」 由子「京太郎くんはいっつも……って、うわわわ」バサバサッ 京太郎「あー、資料が……」スタッ 由子「あ、ありがと。手伝ってるはずやのに、余計な手間増やしちゃったのよー」パシパシ 京太郎「いえいえそんな……ん?」パシパシ 京太郎「あ、あの、由子先輩、その……」 由子「ん? どしたん?」 京太郎「そういう風にしゃがまれるとですね、その、スカートが……」 由子「へ? うわわっ、み、見んといてー!」パサッ 京太郎「見てません、見てませんよ!!」 由子「うー……」 京太郎「さ、さっさと拾いましょうか」 由子「……京太郎くん、いつもあんなの穿いてる訳じゃないのよー」 京太郎「だから、見てませんってば」 由子「代行の差し金なのよー」 京太郎「えっ、あれ代行の何ですか!? あんな穴空い」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「ふわぁ~、今日も疲れた~。明日も学校行かなきゃいけないのか~」 京太郎(ん?あそこにいるのは・・・玄先輩と宥先輩だ。2人とも両手にレジ袋・・・学校の帰りついでにスーパーに寄ったのかな?) 京太郎(結構重そうだな。よし、ここは俺が代わりにあのレジ袋を持って、2人にかっこいいところを見せるチャンスだな、へへっ!) 京太郎(あ、結構急な階段を上がり始めたぞ。あんなところでバランスを崩したら大変だ。急いで手伝わないと) 京太郎「おーい、せんぱ~い。玄せんぱ~い、宥せんぱ~い。あれ、聞こえないのかな?もう少し側に行かないとダメか」 京太郎(よし、階段の手前まで来たからら流石に聞こえるだろう) 京太郎「せんぱ~い、重そうですね~。よければこの僕がお持ち――――――っ!?」 京太郎(うおっ、玄先輩のミニスカートと黒のニーハイソックス、そしてその2つの間に存在する神秘的空間、絶対領域!) 京太郎(いや、そんなものよりも・・・ここからだとみ、見えそうだっ!玄先輩、その制服姿で階段は流石にヤバイですよ~。ごくり) 玄「お姉ちゃん、重そうだけど大丈夫?」 宥「大丈夫だよ玄ちゃん。これくらい平気。私はお姉ちゃんなんだから、しっかりしないとね!」 京太郎(うわ~、平気とか言ってるけど辛そうだぞ~。あぁ~、どうする?すぐに助けるか?) 京太郎(それともこのまま黙視して玄先輩のパンツを見るべきなのか~)オロオロ 京太郎(くそっ、何を迷ってるんだ!ここは2人のか弱い女の子を助けるべきだろ!) 京太郎(そうだよ、俺は漢だ。漢の中の漢、須賀京太郎だぁ!キリッ) 京太郎「先輩っ、その荷物、僕が―――ぼふぅおっ!!!」 京太郎(あ、あああ・・・し、白・・・あ、あぅ・・・ムチムチのお尻に・・・く、食い込んで・・・)鼻血ブー 京太郎(お、落ち着け俺。わざと見たわけじゃないんだ。もう見えてしまったんだ、仕方がないんだ!) 京太郎(く、玄先輩の純白パンツ・・・ごくり。お尻に食い込んで割れ目がはっきりとわかるじゃないか) 京太郎(はぁはぁ・・・階段を1段1段上るにつれてパンツがよじれてっ!)鼻血再ブー 京太郎(だ、ダメだ!このまま見続けると玄先輩に失礼だ。見ちゃだめだ、見ちゃだめだ!でも・・・見てしまうんだぁ~~~!)ニヤ~ 宥「京太郎・・・君?」 ビクッ 京太郎(あぁっ、宥先輩に気付かれた!) 京太郎「こ、こんにちは。先輩、荷物重そうですね」 玄「あわわ・・・京太郎君、こんにちはなのです」 京太郎「・・・・・・・・・」 玄&宥「?」 京太郎(―――玄先輩・・・両手塞がったままでこっちに向いちゃダメですよ) 京太郎(無防備すぎて・・・前からパンツが・・・丸見えです。フロント部分が、クロッチが・・・反則っす!)鼻血再々ブー バタンッ 宥「きゃっ、京太郎君!?」 玄「え?京太郎君、大丈夫?大丈夫ですかっ?」 須賀京太郎、大量出血。が、松実姉妹の迅速な救護により、その一命を取留めることができた。 だがしかし、数日後、京太郎が松実玄のスカートの中を覗いていたことが町内で噂になったとか・・・ -カン- >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「はぁ…」 怜「んー?どないしたんや京太郎?ため息なんかついて」 京太郎「怜さん…千里山のみんなのパンチラを見続けてきたわけなんですが…」 怜「割と最低やな」 京太郎「手伝ってたくせに何言ってんすか…まあ、とりあえず…なんかこう、足りない気がするんすよ…」 怜「んー…見たんて誰やったっけ?」 京太郎「えーっと…まず竜華さんでしょ?」 怜「うん」 京太郎「セーラさんに船久保さん…あと泉に…」 怜「うんうん」 京太郎「…あっ!そう言えば怜さんのパ「あー、あーあーあー!監督の分ちゃうかなー!」 京太郎「いや怜さんの「監督のやなー監督の分だけ見てないんやなー!」 京太郎「…確かに監督の分はまだ見てませんでしたね」 怜「せやろ?まだ見とらんやろ?」 京太郎「そうするにしても…どうやって見ましょうか…?」 怜「まあ確かになー…緩そうな顔してるくせに割とそういうとこ鉄壁やしなー」 京太郎「やっぱり怜さんの方から見た方がはや「京太郎よ…男はなぜ山に登るんや…?」 京太郎「それは…」 怜「そこに…山があるからやろ…? 京太郎「…!!」 怜「難しいことに挑んでこそ男なんや!手近なとこで済まそうとしたらあかんねんや!」 京太郎「怜さん…!俺…間違ってました…!」 京太郎「俺…やります!そして…監督のパンツを…絶対に見ます!」 怜「よう言うた!それでこそ日本男児や!」 京太郎「はい!」 怜(ふぃー、京太郎が単純で助かったわー) 怜「それで作戦なんやけどな…」 京太郎「ふむふむ…ほうほう…なるほど!」 怜「どや、いけそうやろ?」 京太郎「確かに!いける気がしてきました!」 怜「合い言葉は…」 京太郎「愛(パンツ)のために!」 怜「よっしゃ!オペレーション・アンダーウェアの開始や!」 京太郎「イエス・マム!」ピシッ ……… …… … 雅枝「ん?部室の明かりが…まだ誰か残っとんのか…?」 …… ガラッ 雅枝「おい、誰が残っとんのや?」 京太郎「あ、監督。お疲れさまです」 雅枝「須賀か…そろそろ下校時間や。キリの良いとこまでいったら帰るんやぞ?」 京太郎「うす。帰る準備ができたとこなんでもう出まーす」スタスタ 雅枝「お疲れさん」 ー怜「いくら鉄壁やゆうたかて少ないながら隙は当然ある。今回はその隙が出来る状況を作り出してパンツを見るんや」 ー怜「ええか?作戦はこうや。明かりがついてたら監督なら誰が残ってるか確認するはずや」 ー怜「残ってるのが京太郎一人で、かつ帰るとこっていう情報を与える」 ー怜「帰るところ。ここが情報で一番大事なところや」 ー怜「帰るところっていうことは部屋を出てすぐ閉めるわけやろ?」 ー怜「普通そういう状況なら窓全部閉まってたり電気も消えてたりせなあかんわけや」 ー怜「まあまだ出てないから明かりは除外するとして…入り口からでも窓の鍵は見えるから自然とそこに意識がいくやろ?だから…」 京太郎「お疲れ様でーす」トコトコ 雅枝「おー」キョロキョロ ー怜「その隙を…狙う」グッ …… 怜「足払いじゃー!」ズシャー 京太郎「ぬわーー!」ステーン 雅枝「!?」 ー怜「そしてもう一つの重要ポイント。うちが唐突に出現して」 ー怜「京太郎に足払いをかける」 ー京太郎「いや、それさすがに意味不明過ぎません」 ー怜「あほ。意味不明なんが重要なんや」 ー怜「人間、予期してへんことが重なったら一つ一つを理解するまでのラグが出来んねん」 ー怜「いきなり予期してへん人物が出てきて、意味分からん行動したら止まってまうやろ?」 ー怜「まして監督は窓の戸締まり確認の方に意識いっとるからな。隙だらけや」 ー怜「足払いのタイミングはうちがダブルで確かめて最適のところでやったる。京太郎は覚悟だけしといたらええ」 ー京太郎「ダブルって…!?そんなことしたら怜さんが!」 ー怜「京太郎…男には、どんな犠牲を払ってでもやりたいことがあるやろ?」ニコッ ー京太郎「怜、さん…!」 ー怜「京太郎…」 ーうちの屍を… 越えていき…? …… 京太郎(俺が…俺が見なきゃ…!) ー俺が見なきゃ… 誰が見る…! 怜(まあそんな下らんことに使ってられるかって話やけどなー。タイミングはテキトーや) 京太郎(俺の決意台無しィ!) 怜(こいつ直接脳内に…!?) スッ…テェェェェン… 京太郎(何はともあれ監督のパンツパンツパンツゥ!はてさていったいどんなパンツをば…) チラッ… ラッ… ッ… 京太郎(なん…だと…!?) 京太郎「黒…+ガーター…?」 雅枝「…っ!!」サッ 俺の言葉を理解した監督はさすがと言うべきかすぐに両足を閉じて隠した。 だがそんなことをしてももう遅い。 なぜならもう俺の網膜に焼き付いているのだから。 シンプルな黒のパンツ。そしてガーターベルト。極めつけは厳密にはパンツではないがタイツ。 この三つのアイテムから連想されるものは一つ。女教師だ。 女教師のイケナイ個人授業。男子高校生ならば一度は夢見るシチュエーションである。 しかもこの衣服の着用者は眼鏡も装備している。まさに完璧。 ザ・女教師という出で立ちだ。正直、ピッタリ似合いすぎてて興奮を隠せない。 なあ、雅枝さん。知ってるか?あンた、100回は俺にヤられてるぜ…? もちろん、俺の妄想の中でだがな。正直、自分の妄想力が恐ろしいね。あっという間にシチュが思い浮かんだんだからな。 京太郎(ま…これを堪能出来たしあとはこのまま帰るだ)ドゴォ「げはぁ!?」 京太郎(こ、この京太郎が吐き気催すだと…眩暈もだ!) 雅枝「…」ゴゴゴ 京太郎(あ、当然ですね。むしろ今までこんな反応無かった方がおかしいですよね) 京太郎「か、監督…不可抗力です…すみませんでし」「死ね!」ゲシッ「ぶべらっ!」 京太郎「」ドサァ 怜「」ソソクサ 雅枝「園城寺ィ…!」ゴゴゴ 怜「ひぃっ!」ビクーン 雅枝「見たところ…あんたも関わってるみたいやなぁ…」ゴゴゴ 怜「あ、あははー…うち、病弱やし何のことかわからんなーって」フイッ 雅枝「ほぉ…」ギリギリギリ 怜「いだだだ関わってましたごめんなさいごめんなさいだからこれは勘弁してててて」ミシミシミシ 雅枝「なるほどな…」パッ 怜「ぉぉぉ…脳が…頭蓋骨が…」 京太郎「」チーン 雅枝「ま…罰の続きは明日やな…お前等今日はとっとと帰れ」 怜「え…京太郎気絶しとるんやけど…」「じゃーなー」 怜「えー…どないしよ…まぁとりあえず引っ張ってこか…」 京太郎「」チーン 怜「よいっしょお!」グイー「おっもーい!これ校門まで無理ー!ここに捨ててこかなーもー!」 京太郎「」チーン ……… …… … 泉「えーっと…」 セーラ「なんなんこれ…?」 竜華「まぁ…罰にはちょうどええんちゃうかな…?」 怜「あ゛ー足がしびれるー」セイザ[私はパンツ覗きに荷担しました]←フリップ 京太郎「監督ゥ!これ…なんかこれェ!めっちゃ恥ずかしいんですけど!」セイザ[私はパンツを覗きました]←フリップ 雅枝「当たり前やボケどもが」フン 浩子「ま、おもろい写真ごちそうさんです」パシャパシャ 「「撮るなー!」」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「こんちわーっす」 雅枝「おっ、早いな」 京太郎「HR終わってすぐに駆け付けましたんで」 雅枝「そこまでしなくてもええのに」 京太郎「いえ、監督の為にご奉仕する肉体ですから」キリッ 雅枝「あはは、そうなん? ありがとな、京太郎」 京太郎「いえいえ」 雅枝「とりあえず今日はこの資料をやな……っとっと」バサバサッ 京太郎「だ、大丈夫ですか?」 雅枝「だ、大丈夫。一人で拾えるわ」ヒョイ 京太郎「それなら……って!?」 京太郎(向こう向いて、しゃがまずに立ったまま拾ってるから、スカートの中が……) 京太郎(なまめかしく光るタイツが透けて、その中の白い、白い……) 浩子「おばちゃん、パンツ見えてんで」ヒョコッ 京太郎「うわーっ!!??」 雅枝「えっ、ほんま?」 浩子「ほんまほんま、須賀君も困っとるわ」 京太郎「い、いえいえそんな……」 浩子「須賀君も、言ってあげんとあかんで」ニヤリ 京太郎「ソ、ソッスネ……」 雅枝「ごめんな京太郎、変なもん見せて」 京太郎「そんなこと無いですから、大丈夫ですから」 雅枝「あはは、そか」 浩子「言うてもおばちゃんのパンツやからな、男子高校生にはちょっとキツ……」 京太郎「そんなこと無いです! 眼福でしたから!! 人妻パンツ最高ぉ!!!!!!」ガタッ 雅枝「……そ、そうなん? あ、ありがとな」 浩子「愛やね」 京太郎「うわぁぁあああぁ!!!! 今のナシ、今のナシでお願いします!」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 美穂子「あの……相談があります」 京太郎「はぁ、俺っすか?」 美穂子「う、上埜さんのパンツ写真一枚一万円で買います!お願いします、撮って来て下さい」 京太郎「ええっ……俺が?」 美穂子「お願いします、お願いします……」ポロポロ 京太郎「うーん」 京太郎「女の涙には弱いんだよなぁ」 京太郎「あの人、携帯のカメラ使おうとしたら爆発したらしい。困ったもんだ」 部室 久「……」ペラッ 京太郎「ちーす」 久「あら、おはよう。須賀君。早いわね」 京太郎「そうっすか?早めに起きたんで……」 京太郎(さて携帯のカメラを起動して……。後はチャンスを待つのみ) 久「須賀君と二人きりなんて緊張するわ~」 京太郎「何を今更」 久「もちろん嘘よ。須賀君は掃除でもしてなさい」 京太郎「たまには手伝って下さいよ。いい加減、バチが当たりますよ?」 久「そうねぇ……たまにはしましょうか」 京太郎「部長は窓を拭いて下さい」 久「ええ、わかったわ。そう言えば一年の時は私しか居なかったから掃除大変だったの」 久「年末なんか掃除してるだけで一日が終わったりしてね」 京太郎「その大変さわかってるのに俺に押し付けますか!」 久「……てへっ」 京太郎「俺、ゴミ捨てて来ますからね。ちゃんとやっといて下さいよ」 久「わかってるわよ」 久「よし、窓を拭くわよ」 フキフキ……フキフキフキフキ…… 久「流石に一番、上までは届かないわ。須賀君の身長なら……って無理か」 久「椅子、椅子っと」ガタッ 久「んっ~~~~~、ぎ、ギリギリかも」プルプル 京太郎「……」ジーーーー 久「くっ……つま先立ちすれば……、ええぃ」プルプル ササッ 京太郎(チャンス到来だぜ) 京太郎(俺は気配を消す事が出来る。部長は俺が部室に戻って来た事に気付いてないみたいだ) 京太郎(このまま後ろから近付いて……撮る) 京太郎「そおっと…そおっと……」ソロリソロリ 久「も、もう少し」プルプル カシャッ!グラッ…… 久「きゃっ!」 京太郎「危ねぇ!?」 ドンガラガッシャーン!!!! 久「いたた……ってあれ?痛くない」 京太郎「ぶちょー、重いでーす」 久「須賀君!?私を庇ってくれたの!」 京太郎「へへっ、部長がバランス崩してとっさに体が動きましたよ」 久「須賀君……あなたって子は……」ジーン 久「よっと。さぁ、私の手に掴まって」 京太郎「はい」ギュッ 京太郎を起こす久 京太郎(上手く撮れたかな) 久「須賀君、怪我はない?」ポンポン 京太郎「あーケツが痛いかもっす」 久「ごめんね。私がドジしちゃったばっかりに」サスリサスリ 京太郎「もっと右っす。あーそこそこ」 夜、須賀の家 京太郎「上手く撮れてっかな」 京太郎「おーばっちり。パンツは黒か!流石、久姉たまんねぇ」 京太郎「とりあえず抜いとくか」シコシコ 後日 美穂子「あのぉ……上手く行きましたか?」 京太郎「家庭用のプリンターなんで画質悪いですけど……、これ」スッ 美穂子「きゃあ///く、黒ですか///」 京太郎「黒っすね」 美穂子「上埜さん、こんな下着で学校に///や、やだなぁ///」 京太郎「福路さんは黒のパンツ持ってないんですか?」 美穂子「私は水色とか白が好きだから……って!?」 京太郎「水色と白ね。ふむふむ」キリッ 美穂子「……///」プシュー 京太郎(この人、スカート覗いても怒らなそうだよなぁ) 美穂子「こ、これお代です。失礼します」ピューーーーン 京太郎「くれぐれも部長のパンチラ写真悪用しないで下さいよー!」 美穂子「了解です~」 京太郎「福路美穂子さんの美乳揉みたいぜ……」 カン >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> ガチャ 京太郎「こんちゃーっす」 咲「あ、京ちゃん」 京太郎「ん? なんだ咲だけか?」 咲「うん。まだ誰も来てないよ」 京太郎「そっか。だから一人で本読んでたんだな」 咲「えへへ、まぁね」 京太郎「寂しい奴め」ニヤニヤ 咲「むぅ。いいじゃん、別に。騒がしいのは好きじゃないの」 京太郎「左様で。なんか飲むか?」 咲「ん~。うん」 京太郎「紅茶でいいよな」 咲「うん。ありがとう」 咲「……」ペラ 京太郎「……」 咲「……」ペラ 京太郎「ん……」ジー 京太郎「ぶふぅ!?」 咲「えぇ!? ど、どうしたの京ちゃん?」 京太郎「いや、いい。大丈夫、咽ただから」 咲「ホントぅ? 背中擦ってあげようか」 京太郎「大丈夫大丈夫。騒ぎ立てて悪かった」 咲「う、うん。次からは気を付け飲んでね?」 京太郎「おう」 京太郎(突然だが状況を説明しよう) 京太郎(咲は今、部室に置かれた仮眠用のベッドに座って本を読んでいる) 京太郎(そこまではまだ良い。問題はその座り方だ) 京太郎(咲は所謂体操座りの姿勢でヘッドボード側を背凭れにして読書に耽っている) 京太郎(これらの意味するところは) 京太郎「白…………か」 咲「ん? 京ちゃん、なにか言った?」 京太郎「いや、なんでもない」 京太郎(咲よ。そんな無防備だとおにーさんちょっと心配になるぞ?) 京太郎(ふむ、しかし……これは) 京太郎(決して豊満とはいえない華奢な体躯。だがそれでも女性らしい丸みのある肉付き良さそうな太もも) 京太郎(その白磁器のような美しく滑らかな両脚の付け根から僅かに覗く尻) 京太郎(そして中央に位置する魅惑の逆三角形) 京太郎「……」 京太郎(やべ、自分の解説で勃起してきた)ギンギン 京太郎(もしかして……咲は俺を誘ってるんではなかろうか?) 京太郎「咲~……」ボソ 咲「ん~、なぁに?」 京太郎「いや、ただ呼んだだけ」 咲「ふふ、さっきから変な京ちゃん」クスッ 京太郎(あ、これ完全に誘ってますわ) 京太郎「……」スタスタ 咲「? 今度はどうしたの?」 京太郎「咲、お前さっきからずっとパンツ見えてたぞ」ボソ 咲「ふぇ? き、きゃあ!?///」バッ 咲「もしかして京ちゃんずっと見てたの?」 京太郎「まぁ、な」 咲「う~、京ちゃんのえっち///」 京太郎「なぁ、咲」 咲「な、なに?」 京太郎「俺、咲がほしいよ」ガシ 咲「え、なっ!? だ、ダメだよ! こんなところでみんな来ちゃうよ」 京太郎「しょうがないだろ咲のパンツ見てたら我慢できなくなったんだ」 咲「私の所為にして自分を正当化しないで、あ……」チラ 京太郎「……」ギンギン 咲「っ……///」フイッ 京太郎「なぁ咲。愛してる」 咲「昼間の学校で下半身目一杯腫らした人にそんな真剣に言われても……」 京太郎「咲、愛し合う2人にも性生活には変化が必要なんだよ」 咲「変化っていうか、変態っぽい気がするけどなぁ~……」 京太郎「咲」 咲「……」フイッ 京太郎(無言で視線を逸らすのはOKのサイン。いちいち可愛い奴だよな) 京太郎「咲」 咲「京ちゃ、ん……ちゅ、んん……」 コンコン 京咲「え……」 久「あーこほん。あなた達、今日は部活休みでいいからもうホテルでもどこでも行きなさい」アキレ 京咲「」 ――――― ――― ― まこ「なんじゃ、今日は咲と京太郎は休みか」 久「知らなーい」 カン! >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「はい。分かりました、伝えておきます。……えっ、いやそれは……あ、愛してるよ。うん、それじゃ」ピッ 姫子「……どうしたと?」 京太郎「あ、ああ、哩さんは今日は用事があるって」 姫子「それは知っとーと。私が言っとるのは最後の言葉ばい」 京太郎「最後の言葉って……! いや、それはその」タジタジ 姫子「ふふっ、冗談たい。二人がそういう関係なのはよく分かっとるけん」 京太郎「からかうのは止めてくれよ……」 姫子「ごめんごめん。……まだ誰も来ないみたいやね」クイッ 京太郎「そうだな。……そんな短いスカートで脚組み替えたら、見えちゃうぞ」 姫子「えっ、見えたと?」 京太郎「見てない。見えたかは知らないけど」 姫子「そ? ぶちょーに操立ててるんやね」 京太郎「そういうのじゃないけど……」 姫子「いけんね。ぶちょーの彼氏たぶらかしちゃ」クスッ 京太郎「たぶらかすってそんな……」 姫子「ほら」ピラッ 京太郎「な、何してるんだよ姫子!!」 姫子「あっ、赤くなっとる。いけん子やね、ぶちょー以外の女の子のパンツ見よるなんて」クスクス 京太郎「……お前、マジでそういうこと止めろよ。俺の心臓がもたないよ」ハァー 姫子「んー、京太郎君って反応が可愛いけん。ついいじめたくなっちゃうとよ」 京太郎「哩さんに報告しとくよ。部内でいじめ問題が起きてるって」 姫子「ごめんごめん、あっ、お詫びにポッキーあげるけん」ガサゴソ 京太郎「いりませーん」 姫子「まあまあ遠慮せんと。はい……って、おっとっと!?」スタスタ、コケッ ドサッ 京太郎「なっ!?(椅子に座ってる俺の上に、姫子がこちら向きで……というか今……)」 姫子「あ、あはは……京太郎君の上に乗っかっちゃったばい」 京太郎「姫子、今わざと転ばなかったか?」ジトッ 姫子「えっ、そ、そんなことなかとよ?」 京太郎「転んだんなら、そんな綺麗に開脚できる訳ないだろ!」 姫子「か、開脚だなんて京太郎君、えっちいばい……」 京太郎「そこに反応!? と、とにかく、早く降りて……」 姫子「うん……京太郎君、そう言えばこの体勢って」 京太郎「言うな言うな言わないでお願」 姫子「対面座位……やね?」 京太郎「……俺の操返して」 姫子「でもこれくらい、親子でもやるけん」 京太郎「……俺達親子だったのか」 姫子「親愛の証ってこと」 京太郎「親愛ねえ……まず哩さんとこうなりたかったけど」 姫子「ぶちょーと、ね」 京太郎「とりあえず早く降りて下さい。もうそろそろ……」 姫子「ね、京太郎君」 京太郎「な、なんだ?」 姫子「ぶちょーだけで足りてる?」 京太郎「……何を言ってるかよく」 姫子「ねえ、京太郎君」ピラァ 京太郎「ちょ、姫子―――」 姫子「ぶちょーで物足りんくなったら、いつでも待っとるけん」 姫子「予約しといても、ええばい」 カンッ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 京太郎「穏乃……いい加減にしてくれよ」 穏乃「え?」 京太郎「なんでみんなのSS投下を邪魔するんだ?」 穏乃「え?え?な、何言ってるの京太郎?」 京太郎「とぼけるな!みんな一生懸命書いてるんだぞ!!どういうつもりなんだよ!?」 穏乃「いや、そう言われても本当に何を言ってるのか……」 京太郎「このっ……!いい加減にしろっ!!」ドカッ! 穏乃「きゃ!!」 京太郎「今日という今日は許さないからな!」ヌガシヌガシ 穏乃「や、やだ。やめてったら京太郎!」 穏乃(み、見られてる。京太郎に私のお尻見られちゃってるよぉ///) 京太郎「この格好もそうだ。いつもこんなふざけた格好で尻もパイパンのアソコもチラチラ見せつけてきて……どういうつもりだよ?」 穏乃「だ、だってこの格好涼しくて気持ちいいから……そんな事よりもうやめてよ、京太郎。私が何か悪い事したならあやま…」 京太郎「なるほどな、この……ド変態が!」バチーン! 穏乃「ムキャッ!?」 京太郎「このっ!露出狂!山猿!」バチーン!バチーン!バチーン! 穏乃「やめっ!お尻痛っ!キャウッ!」 京太郎「ん?なんだ?股間からなんかポタポタ垂れてるぞ?……まさか叩かれて感じてるのか?」 穏乃「グスッ…お尻が……お尻がぁ……」 京太郎「返事し……ろっ!」バチーン! 穏乃「キャン!はいっ!!はいぃ!お尻叩かれて気持ちよくなってましたぁ!!ごめんなさい!ごめんなさい!」 京太郎「謝る相手は俺じゃないだろ?お前にSS投下を邪魔されたみんなだろ?」バチーン! 穏乃「はっ、はいっ!ごめんなさい、皆さん!ド変態の山猿がSS投下邪魔してごめんなさいっ!」 バチーン!バチーン! 穏乃「ごっ、ごめんなさい!ごめんなさいぃ!!」 ……… 京太郎「ふぅ、これくらいでいいかな」 穏乃「……」ブツブツ 京太郎「じゃあな、穏乃。もうこんな事はするなよ?」 穏乃「…なさい……SS投下の邪魔してごめんなさい……SS投下の…」ブツブツ 穏乃ちゃんも反省してくれたようです。これで安心してSS投下出来るね! カンッ! >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 塞「で、この人が例の、不思議な能力を持ってるっていう……?」 トシ「そうだよ。ほら須賀君」 京太郎「須賀京太郎って言います。よろしくお願いします」 塞「私は臼沢塞。よろしく。それで、この人の能力って……」 トシ「うーん、実際に見てもらった方がいいかもね。ほら、上がりなさい」 塞「お邪魔しまーす」 京太郎「……」 トシ「須賀君、そんな離れてないで」 京太郎「いや、でも……」 トシ「大丈夫だよ。それに須賀君から来なくても、じきに塞の方から来るから」 塞「私? まあとりあえず二階に上がるね……って、うわぁ!?」タンタン、ズルッ 京太郎「危なっ、むぐぅ!?」ドシーン トシ「早っ」 塞「いたた……って、きょ、京太郎君!?」 京太郎「パ、パ、パ……」 トシ「顔に塞のお尻を押し付けられ……うーん、清々しいまでのラキスケだねえ」 塞「き、きゃぁあああ!?」 京太郎「ぷはぁっ! い、息が……」 塞「ハッ! ご、ごめんなさい京太郎君! こんな……お、お尻ぶつけちゃって」 京太郎「いえ、これくらい……」 トシ「ボリューミーだったかい?」 京太郎「それはもう、まんまるで肉厚で……」 塞「……」ジィー 京太郎「じゃなくて、すみませんでした! 信じられないかもしれませんが、これが俺の能力みたいなんです」 塞「ど、どれが? 何が君の能力なの?」 京太郎「えーっとその、何と言いますか……ToLoveると言うか、ラッキースケベと言うか」 塞「ラッキースケベ?」 京太郎「それは……偶然、乳やらお尻を目撃したり、触ったり、押し潰されてしまうってことです!!」 塞「……何それ?」 トシ「ともかくそういうことなの」 京太郎「トシさん、肝心な時に喋りませんね」 塞「それで、それを塞ぎたいの?」 京太郎「はい、切に」 塞「まあ、トシさんの頼みだし、危険性は垣間見れたし」ジトッ 京太郎「うっ」 塞「それじゃ、私が能力を……って、一時的に塞いでも意味無いよね?」 トシ「そうだね。だから、一週間かけて能力を完全に塞いでもらおうと思ってね。生活費は用意するから」 塞「えっ、それって……」 トシ「それじゃ、共同生活頑張って」 京塞「ええええええええええええ!!??」 塞「って、君も聞いてないんだ……」 トシ「まあ続かないけどね」 カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2290.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1383923580/ 清澄の部室 久「おはよー」 ガラガラ 和「……おはようございます」グスン 優希「……」モグモグ 久「その表情から察するに……お亡くなりになったのね」 和「はい……。長い闘病生活を送っていた父ですが、昨晩睾丸が破裂してるのを確認してそのまま病院で……」 久「……そっか」 優希「私はもう涙が乾くくらい泣いたじぇ。パパの分まで長生きするじぇ」モグモグ 久「うん。優希のお父さんも天国からきっと優希を見守ってると思うわ」 ガラガラ まこ「おはよう。かー、もう!商売あがったりじゃ」 久「まこよね?随分、髪の毛が短くなったのね」 髪をバッサリ切ったまこの姿があった まこ「すまんの。しばらく部活を休んで」 久「いえ、いいのよ。今は日本全体いえ世界全体が大変な事態だから。本来部活なんてしてる場合じゃないし」 まこ「そうじゃの。お前さん達の所の父親も逝ってしもたんか?」 和「……はい」ポロポロ 優希「……」コクコク まこ「わしの所も爺ちゃんと親父が逝ってしもた」 久「そうなの……」 まこ「親父から受け継いだ雀荘を守るために改装工事しておった。もうメイド雀荘じゃ食って行けん」 久「女の人はメイドに興味ある人なんて少ないものね」 まこ「そうじゃ。もう長野に残ってる男性も数十名だそうじゃ。ニュースで言ってた」 優希「はぁ~、これも変な難病のせいだじぇ」 和「今だ治療法や抗体なども確立されてないらしいです。一度、発病すると睾丸が破裂して最後は死に至るとか」 まこ「そういや、部長の所の親父さんは?」 久「私、母子家庭だからね。父親の顔知らないの。まぁ、普通に考えて死んでるんじゃないかしらね」 まこ「なんか悪い事聞いたの」 久「別に気にして無いからいいのよ。髪を切った理由って男装でもするの?」 まこ「そうじゃ。男装か執事雀荘にしようと思ってな」 久「なるほどね。女性客向けにするのね」 まこ「もう長野にはほとんど女性しか居ないからの。女性向けの雀荘じゃないと生き残れんわい」 久「ゆみとか男装が似合うから紹介してあげる。アルバイト探してたし」 まこ「加治木さんか!そりゃいいな」 久「ところで咲だけど……、今日も病院?」 和「はい。お姉さんと交代で病院で付きっきり看病してます」 病院 パーーーーン 破裂音が響き渡る 咲「お父さん!」 宮永「ぐふっ……、どうやら……俺もここまでのようだ……」ゴホゴホ 照「諦めないで。まだ……まだ助かるかもしれない」 宮永「俺はもう無理だ……。すまないな。お年玉を賭けて麻雀なんかして…」 咲「そ、それは……」 宮永「そのせいでお前達姉妹が仲違いした。全部俺が悪い。最後に謝りたかったんだ……」 宮永「お前達は俺の誇りだ……、これからは姉妹仲良く過ごし……」ドサッ 咲「お…と…う…さ…ん…」 看護婦「ご臨終です」 照「……」ポロポロ -------------------- ---------- 照「咲、学校に行って来いよ」 咲「え?」 照「後の事は私と母さんに任せてさ。いくらここで泣いてても父さんは帰って来ないよ」 咲「……うん」 照「麻雀やってれば嫌な事も忘れれるから……きっと」 咲「わかったよ」 照「咲の学校って共学だよな?友達もみんな死んでしまったのか?」 咲「うん。クラスメイトも担任の先生も死んだよ。あっ、でも一人だけ生き残ってる子が居るよ」 照「全国大会に同行してた須賀京太郎か。いや、京太郎様か」 咲「うん。京ちゃ……ではなくて。京太郎様は長野県で唯一発病してない10代の男の子なんだよ」 照「10代で発病してないのはすごいね。もう全世界探しても数名らしいよ」 咲「20代の人も居るよ。龍門渕の所の執事のハギヨシさん」 照「そうなんだ。長野県は奇跡の県だね」 咲「じゃあ……学校に行ってくるね」 -------------------- ---------- 咲「学校来るの久しぶりだなぁ」 ガラガラ 咲「おはようございます」 和「咲さん!」 まこ「久しぶりじゃのぉ。学校に登校するって事は……」 咲「はい。今日、亡くなりました」 優希「タコス食って元気出すじぇ」スッ 咲「ありがとう。なんか実感がわかなくて、涙が出て来ないんだよ」 和「多分、お葬式とかした日の夜にキますよ。私がそうでした」 久(睾丸が潰れるのが合図で、そして心臓麻痺。とんでもない伝染病よね。睾丸の破裂ってどれくらい痛いのかしら?) 久(アソコに腕一本挿れるくらい痛かったりして……。まぁ、思ってても言わないけど) ぷ~~~~お~~~~ 突如法螺貝の音が聞こえる 和「こ、この音は!?」 優希「犬が社長出勤して来た音だじぇ。けっ!」 久「優希、須賀様への暴言は極刑の可能性もあるからね」 優希「そのくらいわかってるじぇ!私は……もう…、アイツに何も言わないじぇ」 穏乃「うんしょ……うんしょ…」ゴロゴロ 人力車を引くは穏乃 京太郎「よぉ!下人共、元気にしてたか」 和「……」プルプル 久「おはようございます、須賀様」フカブカ 優希「おはよ……うございます」フカブカ 咲「およはうございます」フカブカ まこ「ははっ~~~~」ドゲザ 京太郎「よいしょっと。俺も清澄麻雀部の一員だからな。たまには部活出ないと」 京太郎「猿、ご苦労だったな。これ取っとけ」 ジャージの中に万札を入れる京太郎 穏乃「ありがたき幸せでございます。私はこのまま、待機しております」 京太郎「うむ。ついでに男子トイレの掃除もしてやれ。もう誰もやんねぇから」 穏乃「はい」 憧「人力車って降りる時怖っ……きゃあああああ」ドスン 和「……なぜ憧がここに」 憧「いたた……。あー、和じゃん。おひさー」 憧「あっそれはね」 京太郎「俺が説明しよう。清澄って久が卒業すると四人になるじゃん」 和「はい」 京太郎「だから俺が気を利かせて部員を補充してやったわけ。憧と玄と宥を阿知賀から連れて来た」 久(それで長野を留守にしてたのね) 京太郎「他にも可愛い子が居れば……ゲフンゲフン、役に立ちそうなのが居ればどしどし清澄に連れて来るつもりだ」 久「そうですか。来年も須賀様のおかげで全国優勝待った無しですね」 京太郎「ふん。俺も全国大会出たかったんだけどな。男子がもう俺を残して全滅してたらなー」 久「そうですね。内木君も死んでしまいましたし」 京太郎「仕方ないから監督で出てやるよ。ん?うれしいだろ、人間国宝の俺が監督って」 咲「とてもうれしいです」 優希「うれしいじぇー」 和「……はいはい」 まこ「ははっ~~~~」ドゲザ 和「松実さんの姉と穏乃はどういった理由なんですか?」 京太郎「宥はいい体してたから。穏乃って言うのか?このジャージ猿」 穏乃「はい!」 京太郎「体力有り余ってそうだから、人力車を引く下人として連れて来た。憧もどうしてもってうるさくてな」イチャイチャ 憧「はい、ありがとうございます」イチャイチャ 京太郎「さてと。監督の俺、自ら相手してやるか」 久「まこ、麻雀卓の用意して」 咲「手伝います」 京太郎「ちっ、時間かかるのかよ。俺が帰って来るのに合わせて用意しておけよ」 久「申し訳ありません。急なお帰りだったので」 京太郎「まぁいいや。憧とでもイチャイチャして……」 プリンッ! 穏乃「おっ、100円玉見つけー」 穏乃は100円を拾うために尻を突き出していた 京太郎「んっ……、アイツも一応女だったな」ムクムク 京太郎「いい尻してるじゃねぇか」 憧(げっ……このゴミ、朝に宥姉と散々ヤッてたくせにまだ回復するの!?) 京太郎「おぅ、猿。こっちこいよ」 穏乃「あっ……あの……、私…」ガクガク 和(可哀想に。穏乃が今日の奉仕係ですか) 憧「いけません!京太郎様」ドゲザ 憧「穏乃は小さい頃から野生動物と交尾するのが日課で、変な病気を持ってる可能性があります」 穏乃「!?」 京太郎「うわっ……汚ねぇ」 憧「穏乃の体より私の体の方が京太郎様を満足させる事が出来るはずです!ぜひ、私の体をお使いください」 京太郎「そうだなぁ。俺も病気は怖いし」 憧(ごめんね、シズ。変な嘘ついて) 京太郎「んーとー」 優希「……」カタカタ 京太郎「原点に帰って優希でいいか。お前は俺が最初に抱いた女だ」 優希「ひぃ…ひえっ……」 憧「さぁさぁ、私と片岡さんで3Pと行きましょう!ええ、私達似てるって言われた事もあるのよ……あるんです」 久「あぁ、須賀君。……いえ須賀様が部費を100倍にしたからキングサイズのベットにしたんだった」 和「そうですね。他にも高校とは思えないくらいイヤラシイ道具もたくさんありますよ」 ギシアン中 京太郎「おおっ…ふぅーふぅー、優希の体は小さくてキツキツだぜ」パンパンパンパンパンパンパン 優希「いやーーーーーーーーー!!!!!!!」 憧「うっさい!その高い声で叫ぶな!」ペロペロ そして、30分後 咲「準備が整いました」 京太郎「おっそうか」フニャー 優希「うっ…うううっ……」ポロポロ 憧「ほら、元気出して。万が一妊娠しても、国から補償金がたんまり出るからさ」 ジャラジャラ 京太郎「久しぶりの麻雀だぜ。腕が落ちてないといいが」 咲「……」 久(咲、わかってるわね) 和(一応、それなりに力は入れて打ちますが……。咲さんに任せましょう) 京太郎「これ、どれ捨てたらいいの?」 憧「ドラの方が効率良かったりします♪」 京太郎「ふーん」トン 半荘三回終わって 一位京太郎 二位和 三位咲 四位久 一位京太郎 二位久 三位咲 四位和 一位京太郎 二位和 三位咲 四位久 京太郎「俺TUUUUUUUEEEEEEEEE!!!!!!!!!」 憧「流石、京太郎様。日本で一番強い男子高校生」 京太郎「リーチだ」トン 咲「……」スチャ 京太郎「そうだな。お前達弱すぎるし、何か罰ゲーム考えよう。二位と四位のヤツ、レズセックスな」 和「!?」 久「げっ……趣味悪っ」 咲(京ちゃんの打ち筋も思考もとっても読みやすいから、何百回やっても一位取らせる事は出来るよ) 咲(このリーチに私が振り込んで、終わり) 咲「はい」トン 京太郎「へへっやーりぃー。ローーーーーーーー」 和「ロン、頭ハネです」 咲「!?」 和「ごめんなさい。逆転手作るつもりでしたが、ついロンしてしまいました。私が最下位ですね」 京太郎「和はドジだなー。まぁ、俺から逆転手なんて取れるとは思えねーけど」 京太郎「じゃあ、モンハンやってるからよ。ヤれよ、レズセックス」ポチッ 穏乃「モンハンですか?お手伝いしましょうか」 憧「私もー」 和「咲さん、すいません。私のミスで……」 咲「いいよいいよ。気にして無いよ。おっぱい出して」 和「は、はい///」ペローン 咲「吸うね。んっ……ちゅーちゅー」コリコリ バターン まこ「ちょ、ちょっと待たんかい。今は取り込み中じゃて」 はやり「失礼しまーす☆」 和「あんっ!あんあん!!!!」 咲「はむ……、もごもご……、はむはむはむ」 はやり「うきゃーーーーー!お取込み最中!?いやーん☆」 久「もう男の人居なくなったし、無理にキャラ作らなくていいと思います」 はやり「あっそっかー☆てへっ」 京太郎「何ですか?瑞原プロ?悪いけど、俺、アラサー女子には興味ないですよ」ポチポチ はやり「精子売って下さい!お願いします!何でもしますから!!!!!!」ドゲザ 京太郎「いくらですか?」 はやり「五億ほど用意しました」パカッ アタッシュケースを空けるはやり 京太郎「五億ねぇ……。まぁ、金なんてどうとでもなるんだけど」ポチポチ 憧「売ってあげればいいんじゃないですか」ポチポチ 京太郎「そうか?じゃあ、これっきりにして下さいよ」 京太郎「出るかなぁー、おい咲。こっち向け」 咲「んっ…んんっ……///」 和「咲さん咲さん咲さん、咲さんのアワビ」ペロペロペロペロペロペロ グイッ、ズボッ 咲「んぐっ!?」 咲の口の中にアレを挿れる京太郎 京太郎「よーし、歯を立てるなよ」 咲「うぇ……んぐっ……」ジュボジュボ 京太郎「うっ……出そうだ!」 はやり「私の手の平に下さい!」 チロチロ 京太郎「今日はこんなもんかな」 はやり「ありがたやーありがたやー」 京太郎「和、掃除」 和「はい」 和(須賀君のアレはとても汚い汚物ですが、咲さんの唾液がたっぷりついてます。咲さんの唾液だけ舐めるようにしゃぶりましょう) 和「はむっ……んちゅ……」レロレロ こうして京太郎は、高校性活、大学性活を悪行の限りを尽したが 10年後 京太郎「なんだよ、和。こんな所に呼び出して」 和「……うふっ。お久しぶりです須賀様。いえ、須賀君」 憧「アッハハハハハハハハ!須賀京太郎!ここで会ったが百年目よ、 あーーーーーあんたの顔を見てると腸が煮えくり返って来るわ」 京太郎「お、おぅ。久しぶりだな。最後に会ったのは四年くらい前か」 憧「ヒッヒヒヒヒヒヒ、ずっとこの瞬間を待ってたわけよ!あんたのガードが甘くなる瞬間を」 和「須賀君。ボディガードは一人ですか?その程度ではあの人は止められません」 京太郎「な…ん…だ…と」 ドサッ セーラ「きゅーーーーー」バタン ハギヨシ「んふっ♪なかなかの手練れでしたが、男の手練れである私には敵いません」 京太郎「ハギヨシさん!?」 和「ふー、あまり興奮するとお腹の子に悪影響が」サスサス 憧「須賀京太郎、和のお腹を見なさい!これがどういう意味だか、わかる!?」 京太郎(ボテ腹だと?あれは太ったんじゃなくて……妊娠してるのか!?しかし一体誰と…… 俺が最後に和としたのは四年以上も前の事) 京太郎「わかった、ハギヨシさんの子だな?長野には俺を除いて男性が数人しか居ない。 その中で可能性が高いのはハギヨシさんだ」 和「違います」 ハギヨシ「もう女性はこりごりです。私にも娘も息子も居ますが」 京太郎「なんだと?」 憧「ハギヨシさんは可哀想な事に監禁されて、射精管理される毎日を送っていたのよ」 ハギヨシ「えぇ、娘のように可愛がってた衣様と性交するのは、とても心が痛みました。しかし、私に拒否権など無かったのです」 憧「可哀想なハギヨシさん……。望まない性交をさせられたのは私と同じ」 京太郎「一体、誰の子なんだよ!」 和「咲さんです」サスサス 京太郎「バカな!咲と和は女性同士……もしや!?」 和「完成しました。iPS細胞による同性同士の妊娠」 憧「みんな必死になって研究したのよ。この究極の男尊女卑のクソったれの世の中から抜け出すために」 ハギヨシ「私の男性としての役目も終わったのです。残りの人生は私は自分自身のために使いたい」 京太郎「バカな!女同士で子供なんて!?生まれて来る子供も女だぞ」 和「それが!」 憧「どうした!」 ハギヨシ「男性は男性と。女性は女性と愛し合うべきなのです!」 和「憧は右の睾丸を」ニギッ 憧「わかった。和は左の睾丸ね」ガシッ ガシッッ 京太郎を脱がせて、玉袋を掴む和・憧 和「ハギヨシさん、いいですね?」 ハギヨシ「残念ですけど仕方ないですね。私が攻め、京太郎君が受け。これは鉄板です」 憧「やるぞーーーーーーー、うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 和「ヒィ―――ート・エンドオォォォォォォ!!!!!!!!」 ブチッ!パーーーーン! ギュウゥゥゥゥゥゥ!グシャアアアアア! 京太郎「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!??!?!??!!?」 こうして睾丸を潰された京太郎は、誰にも見つからない山奥でひっそりとハギヨシさんと二人きりで余生を過ごしましたとさ 終わり
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/945.html
あらすじ 第一部 京太郎「セック○!」(裏声) 京太郎「……」 第二部 咲「○ックス!」 京太郎「んほー」 第三部 京太郎「セ○クス!」 和「んほー」 第四部 ダイアモンドは砕けない 京太郎「セッ○ス!」 優希「んほー」 第五部 黄金の旋風 和『ハァ……ハァ……咲さん、今日も……幸せでした……』 和『……え?咲さんそれは……』 咲『んふふ~和ちゃんとの、愛の記録を残しておこうと思って~』 和『きゃっ!そ、そんな、駄目です、撮らないで下さい』バサッ 咲『いいじゃない、ね~お願い』 和『うう~誰にも、絶対誰にも見せないでくださいよ?』 咲『は~い。じゃー和ちゃんおっぱいは何カップですか?』 和『えっ』 咲『男の人が見るHなビデオだとね、なんでかこういう質問コーナーがあるの』 和『そ、そうなんですか』 咲『何カップですか?』 和『え……Hです///』 咲『やだなぁ、和ちゃんがHな体なのは知ってるよ、おっぱいのサイズだよ』 和『だから、Hカップです!もう、いじわる言うなら止めますよ』 咲『あはは、ごめんごめん。じゃあ、ラブレターとか今まで何通くらい貰いましたか?』 和『数えたことはないですけど……60……80通くらいでしょうか』 咲『すごいねー。やっぱり下駄箱に大量に入ってたりして、その場で破り捨てたりとかしたの?』 和『気持ち悪いので本当はそうしたいのですが、余計な恨みを買うのも怖くて……一応取ってあります』 和『でも、咲さんが捨てろというならいつでも捨てます燃やします!』 咲『あはは、ありがとう、捨てなくていいよ。ていうか持っておいた方がいいことあるかも』ニヤニヤ 咲『気持ち悪いっていうのは、男の人からの手紙が?』 和『はい、皆さん手紙には色々綺麗な言葉が書いてあるんですけど……私の胸とかお尻とか脚とかを這いまわるような視線が思い出されてしまって』 咲『和ちゃんとセックスしたがってるのがバレバレって事?』 和『セ…/// ダメですよ咲さん、女の子がそんなはしたない言葉を使っては』 咲『あははごめんごめん』 和『……まあ決め付けるわけではありませんが、そういう下心があるように感じるのは確かですね』 和『女性の身体だけ見て性欲しか抱けない「男」は、はっきり言って最低だと思います』(キリッ 和「チ○ポォォーーー!オ、オ、ンォんひぃーーーーっ!ひさ、久しぶりの、オ○ンポっ♪、最高ですぅ!」 グボ グジョ グボ ヂュボ 京太郎「なるほど、和はっ……くっ、性欲丸出しの男は、嫌いか」 京太郎(うはぁ~やっぱ和の生マ○コ良い……っ産んだらゆるくなるって聞くけど、前より柔らかくてっ…最高) 和「あんっ、あれは……ぁんっ、ちっ違うんですっ!知らなかった……だけなんですっ、はぅん♪」 和「誤解してましたぁ、私が間違ってました、女の身体はっ、ぃひん、チン○を気持ちよくするための、ただの道具、なんですっ」 ズコ ズコ ズコ ヂュコ ヌュコ 和「はぅーん♪だから、こうやって奥まで生チ○ポハメ込まれて幸せになっちゃうのは、自然な事なんですっ、あっ、○ンポ好きっ」 京太郎「じゃあ、今までラブレターくれた男達に謝らないとな?」 和「あ……はいっ、ごめんなさい、ごめんなさいぃ、今までせっかくラブレター送ってくれた人、全部お断りして、ごめんなさいっ」 和「チン○大好きな雌犬のくせに、馬鹿にしてましたっ、見下してましたぁっ……今から一人一人お伺いして、お詫びセックスして、許してもらいたいです……けどぉっ」 ズゴ ズゴ ヌ”コヌ”コ 和「あん……ひぃん!本当にごめんなさい、もう、ダメなんです。私のメス穴は、先着一名の……須賀くんチ○ポ専用なんです、この○ンポじゃないともうダメなんですっ」 京太郎「!?」 和「本当にごめんなさい……うふふ……」チュウッ 京太郎「和ぁ……」ジ~ン 和『須賀くん……ですか?別に悪い人ではないと思いますが……まあ特に取り上げる所も無い、平均的男子高校生かと』 京太郎「……」 和『ええ、時々、胸とかにいやらしい視線を感じたりはしますね……対面の時に捨て牌を読む振りをして 私の胸を凝視してる時があるんですよ。気付いてないと思ってるんでしょうが、あれはやめて欲しいです』 京太郎「おっぱい見て悪いか!くそ、こんなでかいの揺らして歩いて、見てくださいって言ってるようなもんらろ!」チュウチュウカミカミ 和「ごめんなさいぃ、取り消します。次からは、ちゃんとおっぱい丸出しで打ちますからぁ、好きなだけ見てくださいぃ」 和「おっぱいいっぱい触って欲しいです!いやらしい乳首もいっぱい吸ってくださいっ」 和「千切れそうなくらい激しく揉まれるのも好きなんです、あっ///」ピュ… 京太郎「んむっ!?」ヂュウヂュウ 和「こんな、須賀君の赤ちゃんを産ませて頂いて、母乳まで出るように変えられちゃった、私のHな体をいっぱい味わって欲しいんです!」ピュピュッ 和『優希は懐いてるみたいですけど相手にされてませんし……まあ他と同じ、女性の体しか見てない煩悩の塊ですね』 京太郎「煩悩の塊で悪かったなぁぁぁあああ!!」 ズゴズゴズゴ ニュゴ ズコニュゴズコ 和「ひぃん、ごめんなさ、ごめんなさい、お詫びに、須賀君の、煩悩の塊、子宮で飲み干します、2人目も、須賀くんの種で仕込んで欲しいですっ」 和「須賀くん、大好き、好き、○ンポ、チ○ポ、須賀君のオチ○ポも大好きです♪」ブチュップチュッペロッレロッ 京太郎「んぐおおっ和ぁぁぁあああああ!!」 ドグドグドグドグビュリビュリ 和「んっほぉぉぉぉぉおおおおぉぉおおぉぉぁぁぁおおおん!」 京太郎(仕込む…っ仕込む…っ和に……このエロい体に……2人目ぇ…っ) ビュヂビュヂュリ ビュクリビュクリ 和「んぉほっ!、イってます、イってますっ!受精しながらあああまたイクゥゥゥゥゥっ!」 京太郎「……っむ……くぉっ!……」 ドブリュブリュ ビュクル ビュクリ ビュックン 京太郎「ふぅっ……くふぅ…………っぷぅ……」 和「~~っはぁ……はぁ……奥に、こんなタップリ……はぁ……んくっ……はぁ……ふふ、ありがとうございます……」ニコッ 京太郎(ああ……幸せーーーーーっ!) 和「……今度、私の貰ったラブレター朗読しながらHしちゃいましょうか」 京太郎「えっ…の、和?」 和「うふふ……咲さんが言っていましたよ…セックスは、イケナイ事をしているって思うほど、興奮するものだって……んっ」 和「また、硬くなっちゃいましたね……内緒で……もう1回しちゃいましょうか?」 京太郎「う……」 ガチャ 優希「ドーン!そこまでだ!1人1回の約束だじょ!」 咲「ご飯もうできるよ~シャワー浴びてねー」 京太郎「はぅ……」ガックシ 和「ふふふ、行きましょうか、お背中お流ししますね」 テトテト 咲「……」 ゴソゴソ ピッ 咲(再生…っとおお!撮れてる撮れてる) 咲(ああ~和ちゃんがお淑やかだった頃の自分を否定して、いかに今の自分が○ンポが大好きか説明してるよ、うう~みんなに見せたい) 咲(特に和ちゃんのお父さんとかに送って見せてあげたいよ~) 咲(ほほう……ラブレターを朗読しながらSEX!そこに気づくとはやはり天才か……!和ちゃん、成長したね……)ジ~ン 咲(和ちゃんはああ言ってたけど、本気で和ちゃんを好きだった人も……) 咲(……ううん、今でもまだ、ずっと好きな人だって絶対いるだろうし。もしそんなDVDが送られて来たら……) 咲(甘酸っぱい気持ちを込めて一生懸命書いた手紙を……他人の前で朗読されるどころか) 咲(自分以外の男との、ラブラブ子作りセックスを盛り上げるためのネタに使われて) 咲(京ちゃんはきっとゴム無しの膣奥射精が気持ち良過ぎるせいで、いつもみたいに腰振りがカクカク止まらないから) 咲(だらしな~い阿呆面で和ちゃんにチュッチュされながら、下半身ではドックンドックン種付けしてる京ちゃんを、殺したいほど憎んで、嫉妬して) 咲(……でも多分、結局それをオカズに一人寂しくオナニーするよね。しかも泣きながら)ゾクゾク 咲「もし撮れたら、目線入れて送っちゃおうかなぁ……」ボソ < オーイ サキチャン? 咲「あ、はーい今行くよー」パタパタ ~ 修羅の国福岡 ~ 咲一行は一週間前から、とあるウィークリーマンションの一室にねぐらを定めていた カチャカチャ モグモグ 優希「京太郎は、和ちゃんとキスしながら射精す時だけ何か量が多い気がするじぇ」ムグムグ 京太郎「う……こ、こら、食事の時にそういう話をするんじゃありません!」 優希「んぐ……なんか誤魔化された気がするじょ」 咲「そのナス炒めは優希ちゃんが作ったんだよ」 京太郎「うん。うまい。優希も大分料理の腕上がってきてるな」 和「そうですね」 優希「本当か!?ふっ、まあ、才能の塊だから当然だけどな!」ドヤァ 京太郎「調子に乗り過ぎだろ」 和「うふふ」 ピリリリ 咲「!」 京太郎「!」 優希「!」 優希「!」 ピリリリリリ 食卓を囲む人数よりも1つ多い、5つ目の黒い携帯が鳴った瞬間、和気藹々としたリビングに僅かに緊張が走る 京太郎「はい、もしもし……ええ、はい。……わかりました、それでオーケーです。…………了解です」ピッ 咲「……」 京太郎「……1位取ったら6200万、2位で1300万でまとまったぜ。アガリの4%だ」 咲「すごーい。今までで一番大きいね」 和「咲さん、頑張ってくださいね!」 優希「それだけあれば、今よりもっとでっかいお家に引っ越せるじょー!」 咲「長野はド田舎だから地価が安いもんね」 和「お時間はかかるんですか?」 咲「今日のはねー、トビなし5万点持ちの半荘10回だっけ?」 京太郎「おう。そこはそのままだ」 優希「東風戦のみならあたしでもいけるのになー」 京太郎「ねーよそんなの」 和「よかったですね、短くて」 京太郎「ああ……こないだの一荘戦100回みたいのはもう勘弁して欲しいな。眠いし疲れるし」 咲「ム、一番疲れるのは打ってる私だと思うんだけどなー」 京太郎「まあ一応早めに出とくか。花田さんて人は何時くらいにくるんだっけ?」 和「あと2時間くらいだと思うんですけど」 咲「そっかー、顔は合わせられないけど、よろしく言っといてね」 優希「おう!行ってらっしゃいだじぇ!」 ~ 2時間後 ~ ピンポーン 和『はーい』 煌「すばらです!」 ガチャ 優希「花田先輩久しぶり!だじぇ!」 煌「いやあ思ったより道が混んでまして、ギリギリでしたよ」 煌「おお!やっぱり赤ちゃんは可愛いですね~。こちらの桃色の髪のが和さん、茶髪の方が優希さんのお子さんですかな?」 優希「優太郎だ!いずれは麻雀世界ランキング1位になる男だじぇ!」 煌「おお!それはとてつもなくすばらですね!」 和「気が早過ぎです。しかも目標が大き過ぎです」 優希「連絡が遅れてすまなかったじょ。一応ハガキも用意してあったんだけどな……、ほい!」 煌「これはどうもご丁寧に」 優希「オムツはここ、哺乳瓶はここ、エアコンのスイッチはあっちだじぇ」 和「花田先輩すみません、突然連絡して頼みごとを押し付けるなんて便利に使うみたいで」 和「しかも詳しい事情もお話出来ず……」 煌「いいってことですよ、丁度大学も暇な時期でしたし……報酬も破格ですしなにより」 煌「大切なお子さんを預けるほど信頼をおかれる……こんなにすばらなことはありません」 優希「花田先輩……」 ドン(袖を捲る音) バン(エプロンを着ける音) ギュッ(ガラガラを握り締める音) 煌「子守、まかされましたぁ!」 優希「まかせた!じゃあ行ってくるじょー」 和「おみやげ、買ってきますね」 バタン 煌(きっといつかは、全てを話してもらえますよね……和さん、優希さん) ~ どこぞの高級サロンの個室 ~ 咲「カン。……ツモ。16000・8000です」 代打ちA(馬鹿な……嶺上開花で四暗刻だと……)カタカタ 代打ちB(クソッ!捲くられた!) 代打ちC(終わった……母ちゃんごめん……)ガクッ 黒服B「終わりだな」 バラララララララララ ピシ バラララララララララ ピシ 京太郎「はい……6200万、確かに」 黒服A「今時キャッシュで揃えるのは苦労したぜ」 京太郎「……すみませんね。いつもニコニコ現金主義なもんで」 咲「終わった?」 京太郎「おう。流石に重いから帰りはタクシーだな」 ~ 福岡駅前 ~ 咲「大分溜まっちゃったね。ほら、コインロッカーのカギだけでこんなに」ジャラ 京太郎「まあ、明日帰るしな」 咲「そうだね……何事も無く帰れるかなぁ」 京太郎「結局今日まで何も起きなかったじゃねーか。咲の心配し過ぎじゃないのか?」 咲「杞憂ならそれが一番いいんだけど……」 京太郎「俺なんかコンクリブロック100個も運んで筋肉痛だぜ」 咲「私達だって花火ほぐすの頑張ったもん」 京太郎「やっぱりただのイタズラだったんじゃないか?」 咲「そうだといいんだけど」 咲「長野を離れてる間に接触してくる人がいると思……ったんだけどなー」 咲「!!」 京太郎「? どうした?」 咲「来た。見られてる……気がする」 京太郎「気のせいとか……」 咲「知らないけど絶対そう。なんか弓で狙われてるような感じ」 京太郎「マジでか……」 咲「ここで別れるね。手紙が本当なら京ちゃんの方狙ってくると思うから」 咲「ここからだと……ポイントCのビルに向かってね」 京太郎「俺、死ぬの?」 咲「大丈夫だよ、私を信じて。インカム忘れちゃだめだよ」 京太郎「ああ……一応咲もきをつけてな」 咲「うん。京ちゃん……愛してる。またあとで」 宮永咲は雑踏の中に消えていった 京太郎(……行くか!) ~ 福岡によくある妙に人気の無いビルのそば ~ 咲『京ちゃん聞こえる?』 京太郎「ああ、感度良好だ」 咲『こっちは準備OKだよ。優希ちゃんも。和ちゃんも』 京太郎「了解っと」 咲『遠くて顔はわからないけど、誰か近づいてる……いい、京ちゃん。もしそれが誰でも敵だと思ってね』 京太郎(誰が……誰が来るんだ) ザッ 照「あれ?もしかして京ちゃん?、久しぶりだね!」 京太郎「照……さん?」 京太郎(最悪だ……) 照「偶然だねー、どうしたの?こんなところで。旅行?」 京太郎「ふー……」 照「?」 京太郎「いや、そういうのいいです。なんで俺を狙うんですか?」 照「え?え?」 咲『もう一人来た』 菫「駄目だな、照、何故かはわからんが、完全にバレてるらしい」 照「……そう」 京太郎「あなたは……えーと確か、白糸台の部長さんだった人?」 菫「弘世菫だ。一応プロの端くれでもある」 菫「聞こう。何故わかった。まさか密告があったのか?」 京太郎「それを言うなら何故俺を狙うのか先に説明してもらえませんかねぇ……」 菫「自分の胸に聞いてみろ」 京太郎「私は神に誓ってやましいところはありません。アーメン」 菫「……言いたくないなら私が言ってやろう」 菫「父親の不在を狙い、幼馴染の宮永咲の自宅に不法侵入し、強姦」 照「……」ギロリ 菫「その一部始終を撮影したビデオをネタに、今度は同じ麻雀部員である原村和を脅し、強姦」 菫「両親の不在を狙い同じく麻雀部員である、片岡優希の自室に押し入り強姦致傷」 菫「そして現在、3人を連れ回し原村和と片岡優希を人質にすることで、宮永咲に非合法な賭博麻雀を打たせ、その利益を巻き上げている」 京太郎「いやいやいやいや待って、ホント待って下さい。誤解です」 菫「往生際も悪いな……私情を挟むつもりは無いが、客観的に見てもお前は女の敵、クズの中のクズだな」 京太郎「いやマジでマジで誤解ですって。俺、誰かに訴えられてたりします?」 菫「確かにな……貴様がどんな手を使ったのか知らんが、どの家庭も警察に被害届も捜索願も出していない」 京太郎「だから、そもそもそんな犯罪起きてないんです。ちゃんと説明しま」 菫「お前のやった事が法で裁けないのなら……連盟(我々)が裁くしかあるまい」 京太郎「あの、聞いてくださ」 菫「照を破る程の宮永咲の才能が、無法の世界で使い潰されていくのはプロ連盟にとっても大きな損失だ」 照「……」 菫「それに今回の連盟への情報提供は被害者の家族からだぞ?」 京太郎「そんな一体誰が……」 京太郎(やっぱり和の父ちゃんか?) 菫「依頼者は咲の母親の」 京太郎(!?) 菫「宮永――」 バカン! バカン! 菫「ばむぐっ!?」 照「あべし!」 和と優希が屋上の13階から手放したコンクリートブロックは、充分な速度と質量でもってほぼ同時に照と菫の頭部に直撃。拳大に四散し、その生涯を閉じた 和「当たりましたね」 優希「やったか!?」 京太郎(やったか?) 咲『やってないよ』 弘世菫はその場に崩れ落ちたていたが、宮永照は立ったままだった 照「……」 京太郎「あの、痛くないんですか?」 照「痛い。けど、我慢したから大丈夫」 京太郎「弘世さん、ピクリとも動きませんけど、病院に連れて行ってあげたほうがいいんじゃないですか?」 照「プロなら対局前に襲撃されるのはよくある事」 照「菫もそれなりに鍛えてあるはずだから問題ない。軽い脳震盪を起こしただけ」 照(多分) 京太郎「なんか明らかに血溜まりが拡がっている気がするんですが……」 照「菫を助けて貴様を逃がす方が恨まれる。プロならたとえ殺されようともあとちょっとでツモれるっていう手を決して崩したりはしない」 京太郎(くそ、やっぱり闘うしかないのかよ……) 照「背中にバットを隠してるみたいだけど――」 京太郎「!」 武器を隠している事を看破された京太郎は、コートの下から素早く金属バットを抜き出す 照「仮にフルスイングで頭を殴られても効かないから、攻撃は諦めた方がいい」 京太郎「……照さん、一応聞きますけど、人間ですよね?」 照「よく聞かれる」 ヒュォォォ…… 京太郎(風が!?) 照「もちろん人間。……でも―――」 ビュゥゥゥゥゥ 照「信じてもらえたことは一度も無い」 キュルキュル……ギュルギュルギュル 不自然な風の流れが宮永照を中心に円を描き、右手を中心に更に濃く強く渦巻いていく 照「抵抗しなければ怪我はさせない」 バカン! 照「あべし!」 優希「うおりゃ!そいや!どりゅあ!」ポポイポーイ 和「優希、狙わなくていいですから、とにかく数を!」 優希「合点承知!」 ゴン ドコン バカッ 照「しまった。忘れてた」 京太郎「うぉああああ当たる、当たる、俺にも当たる!」 照「誰が考えた作戦だ?襲撃を読んでおいてこれでは流石にお粗末過ぎるぞ」 咲『……』ムカッ 照「誰かは知らんが……邪魔をするなら制圧させてもらう」 下に溜めを作った宮永照が真上に向かって右手を打ち上げると竜巻が屋上に向かって襲いかかっていった 手加減してはあるがそのの威力ならばコンクリートブロックを空中でカステラのように粉砕するのは容易いことであり 襲撃者を鎮圧するのに充分な一撃であっただろう。唯一の誤算は粉砕した落下物が全てがブロックというわけではなく 巧妙に混ざっていた灰色の段ボールがいくつか破壊された瞬間。その風圧のせいで辺りに大量の粉塵が舞い散ったことだった 照「!?」 バフア 宮永照を中心に白い粉が広がり包んだ 照「うごっほ」 照「小麦粉?……と、この臭いは……火薬!?」 咲『今だよ!』 京太郎「照さんごめんなさい!」 カチシュボッ ポイッ 咲『京ちゃん伏せて!』 ババッ バチバチッ バオーーーーーーン 低い爆発の音が辺りに響いた 京太郎「うゲッホ ゲッホ……ふぅ……」 京太郎「咲、どうだ?流石に――」 咲『! ダメみたい! 』 煙の中心で、ボロボロの衣服を纏った人影がフラつきながらも立ち上がる 京太郎(いける!) 京太郎「もうフラフラだぜ、俺がなんとか決めてやる。うぉりゃーーー!」 一見フラフラの宮永照を見た京太郎はミスを犯した 照「……」 想定以上のダメージを負った宮永照は 意識を半分失ったことにより生存本能と闘争本能のみが暴走し 正気でもなく 曖昧でもなく 動くもの全てを破壊する魔人へと変貌を遂げていたのだ 照「……」ブンッ 咲『京ちゃんダメ!』 京太郎「!」 咲の必死の呼びかけに、京太郎は金属バットをとっさに攻撃ではなく防御に使った 宮永照の右手が僅かに掠っただけのバットが容易く捲れ上がる 金属バットが曲がるでも折れるでもなく「破れる」という状態に 京太郎「ううぉわっ!」 京太郎は生まれて初めての生命の危機を感じていた 冷え切った体に汗が吹き出し、心臓が早鐘のように鼓動を刻む 照「……」 再び、恐怖の元凶が腕を振りかぶる 咲『京ちゃん逃げて!いいから、逃げて!!』 芯まで凍りついたように動かない体に咲の声で僅かに感覚が戻り、京太郎は後ろに跳んだ その瞬間はスローモーションのようにゆっくりと流れた 京太郎は今出せる全ての力で跳んだ。 照「……」 宮永照は追いかけない 京太郎は理解していた 追いかけてこないのは追いかける必要がないから 右手から放たれる「死」の射程圏内だからだ 理解したからといって何が変えられるわけでもない 別に覚悟を決めたわけでもない ただ、認識した 京太郎(俺は―――) 今 ここで 死ぬ 咲『お願い、間に合って……』 京太郎の本能が死の痛みからの逃避のために意識を手放そうとした時、宮永照の動きが止まった 唸りをあげるエンジン音が聞こえたと思った刹那に、照の側面から巨大な無人トラックが煙を割って顔を出す いわゆる10tトラックと呼ばれるその大型の輸送車両は、エンジン性能の限界までの加速を果たしており 次の瞬間には宮永照をバンパーに張り付けミサイルのようにビルに激突し、轟音と共にひしゃげた その衝突の衝撃は厳しい建築基準をクリアした鉄筋コンクリート製の建物の壁面へ蜘蛛の巣のように亀裂を走らせ 亀裂の先端はビルの3階部分にまで達していた ~ 街を一望できるどっかのビルの屋上 ~ ○○「あ~っはっはっは、滅茶苦茶かましよるな~咲ちゃん!容赦ないで~」バシバシ ○○「いや~ごっついな~まるでハリウッド映画やん。逆に笑えるわ~」ヒーヒー ○○「ふぅ~~。で、多分この辺が引き際やろ~?」 ××「まあ、独断先行でプロ2人、しかもあの宮永照まで潰されたとなったら、先天急進派もしばらく大人しくするしかないだろうねぇ」 ○○「もしかして、そっちが狙いだったりするんちゃいます?」 ××「……どうかねぇ」 ○○「ま、ええわ。ほな撤収ってことで~」 ××「一応、それなりに偽装しておいたほうがよくないかい?」 ○○「大丈夫やろ~、福岡やし、こんなん週一であるやん。暴力団関係のトラブルってことになるんちゃう~?」 ××「やれやれ。福岡にだけは隠居しないようにするよ」 ○○「せやせや、大阪が一番お勧めやで~」 ××「もっと嫌だよ」 ~ 1時間後 ~ 照「う……ここは」 優希「おお、起きたじょー」 菫「よかった……目が覚めたか」 京太郎「……よかったよかった」 照「……京太郎、貴様」バッ 菫「もういい、照、誤解だった。依頼は偽物だったんだ」 菫「さっき藤田さんからメールが送られて来ていたよ」 咲「手紙をくれたのもその人かな?」 照「咲……」 菫「それはわからん。が、今回の件は先天急進派が宮永咲のiPS細胞狙いで仕掛けた独断専行だったらしい」 優希「全然話が読めないんだじぇ」 和「先天急進派というのは……?」 菫「うむ、プロ連盟も一枚岩ではないからな」 菫「麻雀の強さを先天性によるもの、つまり生まれつき段階で決まっているという説を支持するのが先天派だ」 菫「なら、その生まれつきの才能を人工的に作ればいい、と考えているのが先天急進派」 優希「麻雀強い人どうし結婚させるとかかー?」 菫「まあ、今まではせいぜいその程度だった。だがあの科学技術の実用化のせいで別の道が見えてきた」 菫「先天急進派の奴らは造り出す気なのさ。iPS細胞の力で」 菫「今まで誰も見たこと無い、史上最強の雀士を」 菫「『魔物』『異能』『化物』などと呼ばれる雀士同士の遺伝情報を掛け合わせてな」 照「……」 和「そんなオカルトありえません」 菫「ああ、確かにこの方法は、日々牌を握り技を研鑚し続けることなど無意味。と断じているに等しい」 菫「お前たちも覚えているだろう。インターハイで全国の猛者達と競い合った日々を」 菫「ただ才能だけであの頂点に立つということは、強くなる為の血の滲むような努力を全て否定することだ」 菫「要するに今回はその先天急進派が依頼無く独断で出した指令で、正当性は無かったんだ」 照「やっぱり。実は最初から少しおかしいと思っていた」 菫「気付いていたのか……ならどうして」 照「菫を信じた」 菫「…………すまん」 菫「話に聞いたこの男の所業があまりに酷かったもので、焦りすぎたようだ……」 菫「女の敵は生かしておけないと思って……」 京太郎(私情入りまくりじゃねーか) 咲「……」チラッ 和「……」コクン 和「もう少し詳しく話してもらいますね。取り敢えずリビングの方へどうぞ」 菫「ああ」 咲「お姉ちゃんはまだ寝てたほうがいいよ。ちょっと話したいこともあるし……」 照「咲……わかった」 京太郎(そういう空気じゃねえけど、なんで照さんがあれで生きてるのか突っ込みてぇ……) 輝いて―♪ ここいちばーん♪ 照「こんなこともあろうかとお腹と背中に月刊少年ガンガンを入れておいたんだ」 咲「流石お姉ちゃん!定価540円の月刊少年ガンガンならバンカーバスターを喰らっても安心だね!」 照「ああ、ちなみに少年ガンガンでは咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-Aが好評連載中だ」 自分の直感を信じてー♪ 照「で、咲、何故私の服を脱がしているんだ?汗はかいてないぞ?」 咲「だって邪魔でしょ?」 照「意味がわからん。そして京太郎、何故服を脱いでいる?」 京太郎「いや、邪魔かなと」 咲「まーまーちょっと歪んだ性癖を持つお姉ちゃんにイイコトを教えて上げようとしてるだけだから」 咲「女の子が、本当は、チ○ポのためならなんでも言うこと聞いちゃうような」 咲「ただ、そういうふうに作られてる生き物だっていう真実を分かって欲しいだけなんだから」 照「そんなこと……あるはずないだろ!」 照「それに私には菫が……」 京太郎「……咲、流石に無理無理っていうのはよくないと思うような……」 咲「本当にぃ?京ちゃんスケベだもんねぇ……食べたいよね?……姉妹丼」 咲「姉と妹の間を何回も往復して、好きな方の穴でドックンて射精したいよねぇ?」 京太郎「……」ゴクリ ムクムクムク 咲「うわぁ……凶悪ぅ……絶対、いつもより一回りくらい大きいよ」 咲「大丈夫、お姉ちゃんは寝たまんまでいいから。私が上から抑えててあげる。ふふ」 京太郎(姉妹のお尻ス!) 京太郎「咲……もうっ……もうっ……」ハーッハーッ 咲「もう我慢できないの?京ちゃん本当にドスケベだね~いいよ、じゃあ私からっ あん♪」 ジュブォォォォォ 咲「んっ……ホントにおっきぃん……はぁっ」 グポ グポ グポ ジュボ ジュボ 咲「んっ、髪……伸ばしたから、お姉ちゃんにそっくりでしょ。ふふふ、これがチ○ポ挿れられてる時の、女の顔だよ」 照「咲……なんていやらしい」 咲「んふふ…んっ、もうすぐ、お姉ちゃんもこういう顔になるんだよ、んっ、うん♪」 照「やめろぉ……」 チュッ 咲「ちゅっ……ちゅ……ちゅるちゅる……」 照「んむっ……」ピクン 照「ふぁ……こんな、体が火照って、ドキドキして、おかしい……咲、なにか盛ったな?」 咲「寝てる間にね、んっ、静脈から、ちょっとだけアルコール注射しておいたんだぁ」 グボ グブ グボ ジュボ 京太郎「咲、咲、下の、じゃない、もう、照さんの方いいか?」 咲「ぅうん、もう、スケベな京ちゃん、私だけじゃ足りないのぉ?うふふ」 咲「お姉ちゃん、処女じゃないよね?」 照「処女は……菫にあげた」 咲「んっ、じゃあ、きっと最初から、ぁんっ、気持ちよくなれちゃう、ね」 咲「きょうちゃん、いいよっ、お姉ちゃんに、いっちゃえっ♪」 グブリュウウウウウ 照「はへぇぇぇぇぇん!」 京太郎(~~~~っ、キツ良い!) 咲「ぷっ。お姉ちゃんかわいい♪」 照「んぐううう、ウソっ、今の、私の声?///」カ~ッ 咲「どう、お姉ちゃん。おもちゃなんかと違うでしょ?熱くて、ボコボコしてて」 グブ グブ グブ グブ 照「やぁっ!んぐぅ、おっき、やだぁっ……こんなのっ……知らないっ」 咲「もっともっとお腹の中に集中してみて?カリの開いた太い○ンポで、壁をゴリゴリ削られて」チュッ 照「やだってっばっ、ふぅんおっ、ぅんおっ、んひぃ!」 咲「どんどんオチン○の形に合うように、地ならしされてるんだよ?」ペロペロ 京太郎「ふぅ……ふっ……ふぉおお……」 咲「どんどん、拡げられて、奥の方突かれるともうすごいんだよ~」チュウウ 京太郎「咲っ!」 グポッ グブグブパンパン ジュリュジュパンパングジュリュ 咲「んぁん!やだ、急に挿れられたら、あっ、あっ、やっ、ぁん♪」 京太郎(はうぅ…はぅ、咲はまったり締め付けて吸い込まれる感じで……) グボッ ジュウウウブジュ 照「くぅうううん、またおっき、あっ、もうダメだってば、京ちゃん、許してっ!」 京太郎(照さんはキツくてああっっく、ギュルンギュルンひねられる感じでっ……) 京太郎(こんな…こんな…姉妹なのに全然違くて……二種類で……) 咲「京ちゃん、楽しみ過ぎぃ!ああん、また、あっ、あっ、あっ」 京太郎「ぅぐお、これ、おかしくなる……!」 ズブズブ ジュブジュブ パンパン ジュブジュブ 照「あっ、あっあっ、ああ~っ、~っ、すごい、すごいひぃ!」 咲「お姉ちゃん、どう、こんなに激しいのに、気持ちいいよね、ねっ?」 照「……ひもち、いい……んぅんっ!」 照(ああ……認めちゃった……菫……ごめん) グボグボジュボジュボパンパン 咲「んん!あん!ほら、もっと声に出して、もっと気持ちよくなれるよ?」 照「気持ちぃいよおおお!!ごめんなさい、○ンポ気持ちいいのおおぉ!」 ズブジュブパンパンパン 咲「あはあ、認めちゃったね、お姉ちゃん、はぁん、かわいいっ」 京太郎「んぐぐ、咲、射精るっ!」 咲「いいよぉ、京ちゃん、好きな方に出して、どっちに出しても許してあげるよ?」 京太郎「うぉぉおおおおお射精るっ、射精るぅぅぅう!」 ドグドグドグッドボビ 照「んきゅっ!?ああ~っ熱っ、熱い、あっ、ドクドク」 京太郎「ほぉおお~っ、くふぉ~っ、ふふぉ~~っ」 咲「うふふ、やっぱりはじめてのおまんこの中に射精したいんだぁ……京ちゃんってば、本当にオスなんだからぁ……」 京太郎「~~~~っ、~~~っ、くぉっ……」 ドグッドグッドグッドビュン 咲「どう?お姉ちゃん、わかるでしょ?」 照「あ……ああ……射精されてる……中に広がってる……これ赤ちゃん出来ちゃう……」ハァハァ 咲「んふふーでも幸せでしょ?」 照「なんで……こんな……幸せな気分なのが……怖いよぉ、咲」 咲「大丈夫、セックスはね、子どもを作るだけの行為じゃなくて」チュッ 咲「メスがオスに支配されるための行為でもあるんだよ?体も、心もね」ギュッ 咲「もう、京ちゃんのこと嫌いになれないでしょ?」 照「う……ん……でも、菫が……菫が……」 咲「京ちゃんを好きになったからって、別に菫さんのことを嫌いになるわけじゃないんだよ?」 咲「菫さんも、京ちゃんも、両方好きでいいの」ハァハァ 照「………」 咲「みんなで一緒に楽しもうよ!」 照「みんなで、一緒に……いいかも」 咲「やったぁ、お姉ちゃん、好き」チュッ 照「ん…咲…」チュッ 咲「じゃあ、京ちゃんがもっと興奮させる方法とかも教えてあげる。あのね……」 照「……そんな恥ずかしいことするの?///」 咲「えへへーその方がこっちも興奮するの」 ツンツン 京太郎「ふぅ…フゥ……フゥ……ん?」 咲「京ちゃん、次は私の膣奥に射精してね」フリフリ 照「京ちゃん、次はちゃんとイカせてね?」フリフリ 照・咲「姉妹二人一緒に、孕ませてください」 京太郎「……」 京太郎「ううぉぉぉぉああおおおおおお!!」 咲「きゃああん、けだものぉん、あん♪」 照「あっ、あっ、あっ、咲、今回のこと、咲を信じてあげられなくて……ごめんなさい」 咲「ううっぅ、ん、大丈夫。うんっ♪全然気にしてないよ。じゃあ仲直りの印に、んっ、一緒に、京ちゃんの子ども育てようね」 照「……うん///」 京太郎「うほほぉぉぉおぁあああおおおおおん」 ググブブパンパングブグブパンパン 第五部 黄金の旋風 完 エピローグ 咲「つまり菫さんにも多大な責任があると言いたいわけですよ」 菫「……いいだろう、敗者が負け分を払うのは当然の事だ」 菫「煮るなり焼くなり好きにしろ」 咲「言質いただきました。ありがとうございます」 咲「と、いうわけで京ちゃんの子どもを孕んでもらいます」 菫「えっ」 咲「ほ~ら京ちゃん、ヤクザの孫娘だよ。悪い虫が付かないように、大事に大事に育てられた箱入り娘だよ~」 咲「ねぇ、そんなお嬢様の綺麗な身体を楽しむだけ楽しんで、孕ませて放りだしちゃおうよ」 京太郎「そ……そんな悪いいけないこと……」ハァハァ 咲「本人がヤリ捨てOKって言ってるんだよ?」 菫「言ってない!」 京太郎「箱入り娘……ヤリ捨て……」ビキビキギンギン 菫「……っ。なるほどな、宮永咲、お前が黒幕か」 咲「な、なんのことですかね。じゃ、あとは若い二人にまかせて私はこれで」ピュー バタン ガチャ 菫「待て、お、おい、こら、くそっカギが」 京太郎「はーっ はーっ はーっ」 菫「待て、話せばわかるんむっ!」 菫「いやあ……男が、男が挿いってくるう……」 菫「優しくするなぁっ……こんなの、無理矢理犯された方がマシだぁ……あっ」 菫「やあああああっ照、照、てるぅぅぅぅ」 その後、部屋に響く泣き叫ぶ声がいつの間に甘い叫び声に変わっていたとかいなかったとか…… エピローグ 完 第6部 アローンオーシャン ……カチンッ 菫「……っ」 京太郎「……ふーーっ」ゴトン 組長「……………ふむ」 組長「いいだろう。漢に二言はねぇ。菫は連れて行け」 京太郎「ありがとう……ございます」ドサッ 咲「京ちゃん!」 優希「京太郎!」 京太郎「大丈夫だ。安心してちょっと気が抜けただけさ」 舎弟頭「うう……お嬢……」 若頭「お嬢、お元気で」 菫「もうお嬢はやめろ……みんなも元気でな」 ~ 東京湾のとある埠頭 ~ 咲「よかったねー今回は殴られなくて」 京太郎「確かに怪我はしなかったけど、命の危険的には今までで№1だったぞ……」ゲッソリ 咲「いきなりリボルバーが出てきて『てめえのコマした女の数だけ弾入れてハジけ』だもんね」 優希「北○たけしの映画みたいだったじょ!」 和「生存率16.6%でしたからね。よく、くぐり抜けてくれました」 菫「ある意味自業自得だろう」 照「まさか本物のロシアンルーレットが見れるとは思わなかった」 咲「ロシアンルーレットは1発だけじゃなかったっけ?」 照「ていうかみんな……よく止めなかったね」 咲「京ちゃんがこれくらいで死ぬわけないもん」 優希「京太郎を、信じてただけだじぇ」 和「ですね」 照「……羨ましいよ。そこまで京ちゃんを信頼出来るなんて」 咲「お姉ちゃんだって落ち着いてたじゃない」 照「私は別に……当たりだったら着弾前に摘まむつもりだっただけ」 京太郎「頼むから冗談だと言ってください……」 菫「多分、覚悟を見たかっただけで全部不発弾だったんだろう。と思うぞ」 京太郎「そう思うことにしよう……」 京太郎「まあ正直、あの時みたいな『死ぬ』感じがしなかったから引けただけで……ある意味照さんのおかげですよ」 照「京ちゃん……」キュッ ボーーーーー 京太郎「おっとそろそろ時間か」 京太郎「じゃあ行ってくるぜ!」 和「3ヶ月ですか……長いですね」 照「お前なら大丈夫だ。体には気をつけてな」 優希「オホーツク海はきっと寒いからな!風邪引くなよ!」 咲「自分でしたらダメだよー全部溜めといてねー」 菫「ま、せいぜいくたばるなよ」 ボーー ボーー ボーー 咲「行っちゃったね……」 和「……」 ~ 2ヶ月後 大都会東京の青山の高級マンション~ カチャカチャ モグモグ 照「……それから咲、もう代打ちからは足を洗え」 咲「え~」 照「噂になってるんだぞ。鉄火場にファンシーなベビーカー押して来る子連れ狼みたいな代打ちがいるって」 菫「情操教育に悪いにも程があるな」 和「咲さん!またそんな危ないところに一人で行ってたんですか!」 優希「何かあったらどうするんだじょ!」 咲「う~ごめん。あの緊張感で牌を握ってないと、どんどん弱くなるような気がして……」 照「私が推薦してやるから、適当なプロリーグにでも入るんだな」 優希「京太郎ぉ……」グスン 和「そういえばお二人の検査の結果は……」 菫「ん。はっきりわかるのは来月だそうだ」 ~ 3ヶ月後 ~ 優希「照ちゃん、菫ちゃん、和ちゃん、妊娠おめだじぇーー!」 咲「和ちゃんだけ2人目だね~」 優希「京太郎にも知らせたら嬉しくて泣いてたじょ!」 菫「ふん、軟弱な。あと3日で帰ってこれるじゃないか。これだから男はダメなんだ」 咲「そんな事言っちゃっていいんですか? 咲「こないだちょっとだけ菫さんのお父さんと話したんですけど」 父『あの小僧が漢気を見せた時の熱っぽい視線、俺ぁ菫があんな目をしてるのを初めて見た」 父『いつも仏頂面で愛想なんて見せたことも無ぇが、いつの間にかちゃんと「女」になってたんだなぁ……ありゃ間違いなく惚れてる』 咲「って言ってましたよ」 菫「そ、それはお前、父が勝手に勘違いしているだけだろう。あくまでも個人の感想じゃないか」 菫「大体、それなりに金はあるんだ。婚約指輪だけは自分の手で稼ぎたいなんてエゴのゴリ押しじゃないか」 菫「それで妻達に寂しい思いをさせてたら本末転倒というものだ」 咲「わたしは京ちゃんのそういうとこも好きだけどなー」 照「……やっぱり菫も早く会いたいんだ」 菫「私は別に全然寂しくはないぞ!」 和「菫さんだって、ちゃっかり京ちゃんの子供身篭ってるじゃないですか」 菫「ふん、無理矢理孕まされたんだ。あの男に特別な愛情などない。まあ義理で1人くらい産んでやるだけだ」 優希「……」ムッ 菫「本当は早く腹から追い出して照との子が欲しいくらいだ」フン 照「菫……」 和「……じゃあ堕ろせばいいじゃないですか」 優希「そうだじょ」 菫「……」ギロリ バチバチバチ 咲(ん~よくない。照れ隠しってわかってたら、菫さんの態度もかわいいもんなんだけど) 咲(言葉を額面通り受け取る和ちゃんと、京ちゃん命の優希ちゃんには諍いの火種になりそうだよ。これはよくない) 咲「まあまあ。ところで菫さん、それにしてはさっきからずいぶん愛しそうにお腹を撫でてる気がしますけど」 菫「そ、それはまあ自分の腹を痛めて産む子だからな、当然子どもにはそれなりに愛情はある」 咲「なるほど。ところで、そのお腹の中の赤ちゃんの制作風景の一部がここにあるんですが」 菫「な、おい!お前、いつの間に」 咲「京ちゃんと2人でする時だけ、三つ指ついて頭を下げて『旦那様』とか呼んじゃってましたね?」 菫「っっっ!!」ブホッ 照「ほう」 優希「でゃは!」 和(……そういうのもアリですね) 咲「菫さん綺麗な黒髪だから似合いますよね~。そういう古風でお淑やかな、乙女な仕草」 咲「そのくせ、オチ○ポでハメ回して頂くためなら何でも致します、尽くしますっていう、オス棒に媚びきったメスの顔丸出しで」 照「ほ、ほほう」ゴクリ 咲「奥までハメ込まれるだけで何回も小刻みにイッちゃって、ちょっと腰を使われるだけですぐ我を忘れて『んほぉ』だの『おほぉ』だの乙女らしさなんか欠片もない声を出しちゃって」 和「『はしたない』ですね」 照「いい感度だ」ドキドキ 咲「本気でイク時なんか、髪を振り乱して涙まで流して、何かの動物みたいなとんでもない喘ぎ声で絶叫しながらですよ?」 優希「おおぅ……わいるど」 咲「上の口でもセックスしてるのかって思うくらい、ベロンレロンに舌を絡めまくって目と目で見つめ合ってて」 咲「『お願いですからこの○ンポで孕ませてください』『奥に生で撃ち込んで受精させてください』『何人でも孕んで産みますから、メス穴だけじゃなくて子宮も使い込んで下さい』なんて懇願しながら」 菫「~~~っ///」プルプル 咲「京ちゃんとの間に隙間があるのが許せない、みたいに全身使ってしっかりぴったり巻き付いて種付けをおねだりしてるんですから」 照「ラブラブもいいとこだな」 咲「ええ、もうなんか見てるこっちが恥ずかしくなるくらいですよ。なんなら皆で観ましょうか?」 菫「やめろォ!」ガタッ 咲「あんまり興奮すると、せっかく『旦那様』にお願いして孕ませてもらったお胎の子に障りますよ~?」 菫「ぐっ……///」ストン 照「菫は一度惚れたらとことん尽くすタイプだな」 優希「意外とかわいいとこあるじゃないか、長髪!」 菫「うう……ぬ……ぐぅ……///」カ~ッ 咲「家族に隠し事は無しですよね?」ニッコリ 優希「ふぅ……京太郎、早く会いたいじょー……」 咲「……」 照「……そうだな……」 咲(ていうか3人は妊娠してるんだから、順番からいって私と優希ちゃんが先だよね?)ウズウズ 優希(きょーたろぉ、はやくかえってくるじょ……)キュンキュン 照(お腹の子と一緒に可愛がってもらいたい……)ウズウズ 菫(旦那様のせいで恥をかいた。しっかり責任取ってもらうからな)モジモジ ピロリン 和「あっ……須賀くんからメールで、予定より早く……えっ今日帰ってくるそうです」 優希「じょっ!?」 ピンポーン 京太郎『ただいまー』 咲・和・優希・照・菫「!」 3ヶ月間、溜まりに溜まった性欲を美しい妻(予定)達で発散させるつもりだった京太郎が 精魂吸い尽くされて白旗をあげるのは帰宅からおよそ5時間7分後のことであった。 第6部 アローンオーシャン 完
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2266.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1361454483/ バタン 久「ちょ、須賀くん!?」 まこ「京太郎!?」 優希「ただいまー」ガチャ 優希「タコス買ってきたじぇーっと……あれ?」 優希「京太郎はどこ行ったんだじぇ?」 咲「優希ちゃん……」 和「そ、それが…別ブロックの準決勝戦のビデオを見ていたら急に……」 優希「急に?」 まこ「発狂して出て行ったんじゃ」 久「ちょっと、まこ……」 優希「は、発狂?」 和「……」 咲「わ、私行ってきます!」 久「やめておきなさい」 咲「でも…」 久「咲じゃすぐ迷っちゃうわ、龍門渕の執事さんに頼んでみるから」プルル 久「皆、大人しくしててね……あ、龍門渕さん?」ガチャ まこ「……」 まこ「やはり京太郎は、耐えれんかったか…」 優希「耐えられなかったって、どういうことだじょ……」 和「……」 まこ「京太郎は、麻雀向いてないってことじゃ」 和「そ、そんなのありえません!!」 咲「和ちゃ……」 和「麻雀に向き不向きがあるなんて!!」 和「それも天性の…そんな」 和「そんなオカルト……」 和「……」 優希「ど、どういうことだじぇ?」 咲「……」 まこ「ま、ワシらにはよう分からん世界ってことじゃ」 優希「結局京太郎は……」 まこ「分からん」 優希「分からん、って」 まこ「何が見えたんじゃろうな、この試合で」 … …… 京太郎「はぁ…はぁ……」 京太郎「げほっ、げほ!!」 京太郎「……」 京太郎「気持ち悪ぃ……」 淡「でねー、テルー」 照「……」 照「あの人、気分悪そう」 淡「えー、酔っ払いでしょー?」 照「学生服着てる……」 淡「もー!仕方ないなぁ」トコトコ 淡「お兄さーん、どうかしましたー?」 京太郎「あ、いえ……」 京太郎「ひっ!?」 淡「?」 京太郎「う、うわぁぁぁぁぁあ!!!!!??」 淡「な、なになに?」 淡「え、どうしたの!?」 京太郎「うわぁぁぁあ!!!!!」ダッ 淡「……」 淡「い、行っちゃった…」 照「……」 淡「何あの人、怖い……」 淡「テルー?」 照「ん…」 照「なに」 淡「なにじゃないですよ、本当怖かったんだから!」 照「ごめんごめん…」 … …… 京太郎「じゅ、準決勝の…バケモンが、なんで街歩いてんだよ……」 京太郎「も、もういやだ、頭がいてぇ…」 京太郎「帰りたい……」 京太郎「……」 健夜「あ、あの……」 京太郎「は、はい」 健夜「君、大丈夫?」 健夜「具合悪そうにしてたから……」 京太郎「あ、あぁ…なんでも」 京太郎「ウッ」 健夜「?」 京太郎「オ、オエェェッ!」ゲロ 健夜「え!?」 健夜「……」 健夜「た、大変だよこれ!」 健夜「え、えーっとえーっと!」 健夜「とりあえずこーこちゃん!」 京太郎「はぁ…はぁ……」フラフラ 健夜「ちょ、ちょっと、どこに行くの!?」 京太郎「……」フラフラ 京太郎「……」ドサ 健夜「……」 健夜「た」 健夜「大変だ!!」 健夜「えーっと…」 健夜「とりあえず寝かせなきゃ」 健夜「ここが公園で良かったよ…ベンチがあそこに……」 健夜「あそこに運ぼう…よいしょ」 健夜「う、うー!うー!」 健夜「……」 健夜「重い!!」 健夜「……」 健夜「引きずってごめんねー……」ズルズル 健夜「お、重」 健夜「ふー、ふー……」 健夜「よいしょ……っと」 健夜「ふー」 健夜「あ、こーこちゃんに電話してたの忘れてたよ」 健夜「まだ繋がってないし…」 健夜「仕事中だもんね、ごめんねこーこちゃん」 健夜「……ふぅ、疲れたー」 健夜「……」 健夜「休憩しちゃダメだよ私!」 健夜「えーっと、吐いてたし……」 京太郎「……」 健夜「顔色、良くないよね……」 健夜「息も荒いし……」 健夜「水は、水道水じゃダメだよね」 健夜「……か、買ってこなきゃ」 健夜「こんな時に限ってなんで誰も居ないの、この公園」 健夜「いつも居ないけどさ……」 … …… 健夜「つ、疲れた……久しぶりに走ったよ…」 健夜「まだ誰も来てないし…」 健夜「ウェットティッシュで、口の周りを拭いてあげなきゃ」 健夜「……」 健夜「(犯罪に見えてないよね、これ)」 健夜「そんなことどうでもいいよ!」 健夜「人の命が掛かってるから!」 健夜「セーフ、セーフ!」 健夜「つ、次は水を……」 健夜「……」プルプル 健夜「悪いけど、起きてもらおっと…」 健夜「あのー…ちょっと起きてー…」 京太郎「……」 健夜「起きてー!」ポンポン 京太郎「う……」 健夜「く、苦しそう」 健夜「起こしちゃダメかな……」 健夜「おかーさんに電話しよう…」プルル 健夜「……」 健夜「……」 健夜「なんで出ないの!?」 健夜「いや、パートだからなんだけどさ」 健夜「いつもはバンバンかかってくるのにぃ」 健夜「このままじゃ、私……」 健夜「だ、ダメな20代になっちゃうよ」 京太郎「……」 健夜「ごめんね、ごめんね……ダメな独身20代でごめんね……」 京太郎「う、うーん」 健夜「お、起きてくれた!」 京太郎「うぅ……」 京太郎「どこだここ…」 健夜「あ、あの!」 京太郎「えっ?」 京太郎「だ、誰っすか」 健夜「き、君…吐いて、倒れちゃったから……」 健夜「とりあえず水飲んで!」 健夜「はい、これ」 京太郎「あ、はい…」 京太郎「ありがとうございます…」 健夜「ゆっくり、少しずつね」 京太郎「はい、分かりました…」 京太郎「……」 ゴク…ゴク… 健夜「……」ジー 京太郎「っはあ」 健夜「……大丈夫?」 健夜「まだ、気持ち悪い?」 京太郎「い、いえ…大丈夫です」 健夜「君、学生だよね?」 健夜「見たことない制服だけど…」 京太郎「俺、長野の方から来たんで」 健夜「長野?」 京太郎「はい、麻雀のインターハイで…」 京太郎「高校の…」 健夜「あ、そうなんだ!」 京太郎「はい」 健夜「……」ジー 京太郎「……」 健夜「……」ジー 京太郎「ど、どうかしましたか」 健夜「えっ!?」 健夜「い、いやー…気にしないで……」 健夜「(私って知名度低いのかなぁ……)」 京太郎「……」 健夜「もう一度聞くけど、体調とか大丈夫?」 京太郎「あ、大丈夫です……」 京太郎「よいしょ」 京太郎「ほら、立てました」 健夜「良かったぁ」 京太郎「すいません、助けてもらったのにお礼も…」 健夜「いいよいいよ、そんなの」 健夜「困った人は助けなきゃね、大人の女性たるもの」 京太郎「本当すいません」ペコ 健夜「いいよ、良かったよ本当に」 健夜「念のため病院とか…」 京太郎「い、いいですいいです!」 健夜「そうかな?」 京太郎「それじゃ、俺はこれで」 健夜「気をつけてねー!」 健夜「……」ヒラヒラ 京太郎「ありがとうございましたー」ヒラヒラ 健夜「……」 京太郎「……」テクテク 健夜「……」 京太郎「……」フラフラ 健夜「や、やっぱりダメダメ!!」ドドド 健夜「君、フラフラじゃん!!」ドドド 京太郎「うぅ……す、すいません」 健夜「とりあえずもう1回ベンチに戻ろう?」 健夜「ね?」 京太郎「はい…」 健夜「そういえば名前聞いてなかったよね」 京太郎「あ、そうでしたね」 京太郎「須賀京太郎です」 健夜「私は小鍛治健夜だよ」 京太郎「……」 健夜「……」ジー 京太郎「……」 健夜「……」ジー 京太郎「小鍛治……」 健夜「!」 京太郎「珍しい名字ですね」 健夜「だよね……」 京太郎「あ、すいません失礼っすよね」 健夜「いやいや、いいのいいの」 健夜「よく言われてたから……昔は」 京太郎「昔?」 健夜「!!」 健夜「い、いや違うよ?」 健夜「そういう昔じゃないよ?」 健夜「ちょっと前まではー……って意味でね」 京太郎「は、はい」 健夜「……」 健夜「(最悪だよ私、気にしすぎだよ)」 健夜「(話題変えよ…)」 健夜「それで、須賀くんはどうしてここに?」 京太郎「それは……」 健夜「ごめん、あんまり言いたくないことだったかな……」 京太郎「……」 京太郎「いや、誰かに聞いて欲しかったんで」 京太郎「ちょっと、変な話かも知れないですけど聞いてもらえますか」 健夜「うん、いいよ」 健夜「任せて、こう見えて私って聞き上手なんだよ!」 京太郎「へぇ、すごいですね」 健夜「……」 京太郎「……」 健夜「ご、ごめんね話の腰折っちゃって」 健夜「どうぞ」 京太郎「はい……」 … …… 京太郎「ていう感じで」 京太郎「白糸台の大将からグワーって来て……」 京太郎「あ、すいません意味不明っすねこれ」 健夜「……」 京太郎「小鍛治さん?」 健夜「あ、あぁ…なんでもないよ!?」 京太郎「や、やっぱり頭おかしいですよね、俺」 健夜「……」 京太郎「幻覚まで見えて……」 健夜「おかしくないよ」 京太郎「え?」 健夜「それは須賀君に才能があるからだよ!」 京太郎「さ、才能ですか」 健夜「そう、麻雀の才能!」 京太郎「麻雀に才能なんて……」 健夜「あるよ、才能!」 健夜「須賀君はきっと凄い選手になれると思うよ!」 京太郎「……」 健夜「きっと全国の人たちとも渡り合えるような!」 京太郎「……」 健夜「なんだったら私と打ってみようか。今から!」 京太郎「え……」 健夜「近くに雀荘喫茶もあるし、ほら」グイ 京太郎「おわっ……」フラフラ 京太郎「あ、すいません俺、またふらふらしちゃって」 健夜「……」 京太郎「え、今から行くんですか?」 健夜「……」 京太郎「小鍛治さん?」 健夜「さ、最低だ私……」 京太郎「こ、小鍛治さん?」 健夜「病み上がりの人を無理矢理打たせようとするなんて……」 健夜「これじゃ学生時代と変わってないよ……」 京太郎「ど、どうしたんですか急に!?」 健夜「ご、ごめんね……急に」 京太郎「いきなりどうしちゃったんですか」 健夜「……」 健夜「た、たまにね…」 健夜「すごーく、麻雀が打ちたくなるの」 京太郎「はぁ」 健夜「すごくね」 健夜「打ちたくなるんだ…」 京太郎「……」 健夜「で、打ってるときは凄く楽しいんだけど」 健夜「麻雀ってこんなに楽しいんだ!」 健夜「ってね」 京太郎「……」 健夜「でも、打ち終えた後、相手の顔は……」 健夜「……」 健夜「さっきの須賀君」 京太郎「はい?」 健夜「さっきの須賀君みたいになるの」 京太郎「え……」 健夜「だからプロになったんだ」 健夜「……」 健夜「い、意味不明だね!?」 健夜「何言ってんだろ、私……やだなー」 京太郎「ていうか、小鍛治さんってプロだったんですか!?」 健夜「そ、そうなの…一応……」 京太郎「うわ、凄い!!」 健夜「え?」 京太郎「いやー、やっぱりプロから見たら白糸台なんてまだまだなんですか?」 健夜「え?」 健夜「ま、まぁ…宮永照と大星淡は凄いと思うよ」 健夜「他にも弘世菫、渋谷尭美、亦野誠子と粒揃いだよね… 準決勝では成績不信だった人もいるけどやっぱり対戦相手との相性とかもあるし」 健夜「全体的に見てもかなり強い学校なんじゃないかな?」 京太郎「……」 健夜「(何言ってんだ私)」 京太郎「や、やっぱりいかにもプロって感じですね」 京太郎「まぁ、私よりはまだまだだけど?みたいな感じが……」 健夜「ごめんなさいごめんなさい!」 京太郎「え、どうしたんですか?」 健夜「そ、そうじゃないのそうじゃないの!」 京太郎「いや、まさにプロって感じですね」 健夜「やめて!」 健夜「私のせいでプロに変な先入観持たないで!」 京太郎「は、はぁ…」 健夜「違うのアレは…うっかりしてたの……」 京太郎「……」 京太郎「いや」 京太郎「実は俺、まだ麻雀始めたばっかりのペーペーの初心者なんですよ」 健夜「え、そうだったの!?」 京太郎「はい、役とかもまだあんまし…」 健夜「本当に初心者なんだ……」 京太郎「あ、なんかすいません」 健夜「いや、いいよいいよー」 京太郎「それで、皆大会で忙しいから…最近は雑用ばっかで」 健夜「そ、そうなんだ……」 京太郎「ネト麻でもあんまり振るってないんですよ」 京太郎「それで、あのー」 京太郎「もし、良かったら……」 健夜「!!」 健夜「い、いいよいいよ!」 健夜「全然いいよ!」 京太郎「ほ、本当っすか!」 健夜「むしろ指導させて下さいってお願いしたいくらいだよー!」 京太郎「いやいや」 健夜「……」 京太郎「え?」 健夜「また急にテンション上がっちゃった……みっともないよね…私」 京太郎「(また急にどうしたんだろうこの人)」 … …… 健夜「着いたよー」 京太郎「うわ、いかにもこだわりのって感じの…」 健夜「こう見えて結構安いんだよ」 健夜「……見た目通りかもしれないけど」 京太郎「はは……」 健夜「プロの常連さんも沢山居るんだよ」 京太郎「え、それって結構すごいことなんじゃ」 健夜「秘密だよ、これ!」 京太郎「わ、分かりました」 健夜「あと軽食メニューとかも美味しいし!」 京太郎「へぇ」 健夜「……」 京太郎「……」 健夜「私はちゃんと家で料理もしてるよ!?」 京太郎「何も言ってませんよ俺!」 健夜「ごめんごめん……いつもはツッコミがくるから」 京太郎「そうなんですか」 健夜「いやー、これがまた…」 良子「そこのお二人、店の前に立っていては他の客人の迷惑になりますよ」 健夜「あ、すみませんでした…」 良子「!?」 良子「こ、小鍛治プロ!?」 京太郎「あ、すみませんでした……って知り合いの人ですか」 良子「……」 良子「……こちらの少年は」 健夜「ま、まぁまぁ良子ちゃんの言う通り、迷惑になっちゃうから中に入ろ」 良子「そうでした」 健夜「お邪魔しまーす…」ガラガラ 良子「今日もお世話になります、店長」 良子「アイスコーヒーひとつお願いします」 良子「……」 良子「小鍛治プロ、今日は……」 健夜「な、なにかな良子ちゃん」 良子「まさかその少年と…」チラ 京太郎「はい?」 健夜「ち、違うよ違うよ!」 健夜「今日は指導、この子初心者らしいから」 良子「そうでしたか、では」 良子「また時間が空きましたら、私にもご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします」ペコ 健夜「う、うん」 良子「では」スタスタ 京太郎「今の人、凄いきっちりした人ですね」 健夜「良子ちゃんもプロだよ」 健夜「新人なのに何本か賞も取ってるんだよ」 健夜「最近の若手プロの中では多分、1番強いんじゃないかな?」 京太郎「へぇ……」 健夜「須賀くんも5年後はああならなきゃ」 京太郎「男ですよ俺」 健夜「いや、そういう意味じゃなくてね」 京太郎「あの、小鍛治さんってもしかしてかなり凄い人だったりするんですか」 京太郎「さっきの人もすごい頭下げてたし」 健夜「いやいや、良子ちゃんは礼儀正しいから」 健夜「先輩と後輩の関係を凄くきちっと守ってるというか…」 京太郎「なるほど」 健夜「……」 京太郎「なに落ち込んでるんですか」 健夜「気にしないで……」 健夜「あ、須賀くん何か頼む?」 京太郎「いや、いいですよ」 京太郎「さっきもらった水もありますし」 健夜「そう?」 健夜「遠慮しないでいいんだよ、カツ丼とかでも」 京太郎「カツ丼なんてあるんですか」 健夜「あはは…今から麻雀するのにカツ丼は無いよね」 健夜「(食べながら打つ人もいるけど)」 健夜「じゃ、私もアイスコーヒーでお願いします」 京太郎「奥の卓の方で待ってますね」 健夜「お願いしまーす」 … …… 京太郎「ありがとうございました」ジャラジャラ 健夜「うーん……」 京太郎「ダメダメですね、俺……」 健夜「だ、ダメだよ…すぐマイナスの方向行っちゃ」 健夜「さっきも言ったけど、ちゃんと反省してプラスの方向持っていかないと」 京太郎「はい…」 健夜「(あれから後ろに付いて何回か見たけど)」 健夜「(本当に初心者なんだなぁ)」 健夜「(対人戦もあんまりやったことないみたいだし…)」 健夜「(いいもの持ってるとは思うんだけど…)」 健夜「……」 健夜「(良子ちゃんは、今どんな感じかな)」チラ 健夜「……」ソワソワ 京太郎「小鍛治さん」 健夜「ひゃい!?」 京太郎「気になるなら、見てきても…」 健夜「え、でも」 京太郎「いや、俺はしばらくこの卓でおじさんたちに相手してもらうんで」 京太郎「さっきのはちょっといけそうだつた気もするんで」 おっさん「おいおい、ペーパー免許のボウズが何言ってんだ」 \ドッ/ 京太郎「多分、しばらく見てもらってもすぐモノには出来ないと思いますから」 健夜「そ、それじゃあ少しだけ…ごめんね」 京太郎「はい) … …… 健夜「良子ちゃん、どんな感じかな」 良子「小鍛治プロ」 おっさんB「相変わらず全く歯が立たねぇ」 良子「ありがとうございました」 おっさんB「はいはい、俺は抜けるぜ」 良子「1人空きが出来ました」 良子「小鍛治プロ、良かったらお願い出来ますか?」 健夜「ちょ、ちょっと外ではあんまり…」 良子「申し訳ありません、小鍛治さん」ペコ 健夜「……」 良子「ご指導、よろしくお願いします」 健夜「……」 健夜「うん」 … …… 良子「……」 良子「(やはり……)」 良子「(この人、小鍛治プロとの対局は)」 良子「(本当に牌が……『来ない!』)」 良子「(だがいくら無敗王者といえ、もうプロという同じ土俵に立っている者同士)」 良子「(非公式でも関係ない)」 良子「(この試合、勝つ気で行かせて貰います)」 良子「……」ゴウッ 健夜「(良子ちゃん、打ち方かなり変えてきてる)」 健夜「(完全デジタルの子だと思ってたけど…)」 良子「ポン」 良子「(感覚で、掴みにいく)」 健夜「(非公式だからかな、こんな打ち方も出来る子なんだ…)」 健夜「……」 健夜「(ふふ)」 健夜「(やっぱり麻雀って楽しいね、こーこちゃん)」 健夜「(でも私、負けないよ)」ゴウッ おっさんB「側から見てると素人同士の打ち合いに見えるんだけどなぁ」 おっさんC「あれがプロの打ち方なんだよ、あれで来るの」 おっさんB「マジかよ、シャレにならねぇ」 ガタッ! おっさん「お、おい!兄ちゃん!?」 京太郎「あ、は…い」 京太郎「……はぁっ、はぁっ!」 おっさん「だ、大丈夫か!?」 おっさんB「なんか向こうが騒がしいな」 おっさんC「この対局、見逃すと後悔するぞ」 おっさんB「分かってるよ」 健夜「(向こうでなにかあったのかな?)」 良子「小鍛治プロ」 健夜「あぁ、ごめんね」 良子「(さっきのポンでも顔色一つ変えませんでしたか。まぁ当然かも知れませんが)」 良子「(かなりプレイスタイルを変えて臨んでいるハズなのですが)」 良子「……」 良子「(本当この方は…)」 健夜「……」ゴウッ 良子「(得体の知れない、モンスターですね)」 京太郎「……あ」フラフラ ドサ おっさん「お、おい!?」 おっさん「大変だ、人が倒れた!!」 おっさんD「すぐ救急車「それには及びません」 おっさん「だ、誰だあんた?」 ハギヨシ「その方の友人です」 ハギヨシ「この店で大事になるのも避けたい」 店長「……」コク ハギヨシ「彼は私が責任を持って、連れていきます」 京太郎「は、ハギヨシさ…」 ハギヨシ「喋らないで、京太郎くん」 ハギヨシ「男にお姫様だっこされるのは、嫌かもしれませんが」 京太郎「はぁっ、はぁっ……」 ハギヨシ「(かなり、苦しそうですね)」 ハギヨシ「(それにしても何故こんな場所に)」 ハギヨシ「……」 ハギヨシ「(考えるのは後回しですね)」 ハギヨシ「ふッ!」ヒョイ おっさん「すげぇな、あんた」 ハギヨシ「執事ですので」 ハギヨシ「では、私はこれで」ペコ おっさん「お、おう…大事にしてやってくれな」 ハギヨシ「……」ペコ 良子「!」 健夜「良子ちゃん?」 良子「人が……」 健夜「えっ?」クル 健夜「……」 健夜「あ……」 健夜「す、須賀……くん?」 良子「お連れの少年でしたか」 良子「すいません、今回は私の負けということで」 健夜「え?」 良子「失礼します」ガタ 良子「……」ダッ 健夜「わ、私も行くよ!」ガタ … …… 良子「どうなされたのですか」 ハギヨシ「少し気分が優れなかったようです」 ハギヨシ「熱も少し出ていますしね」 良子「何か手伝うことはできますか」 ハギヨシ「大変ありがたい申し出ですが、私1人で十分です」 ハギヨシ「親切にありがとうございます、淑女のお二人方」ペコ 良子「いえ、当然の事ですので」ペコ ハギヨシ「それでは、お騒がせいたしました」 健夜「……」 良子「(小鍛治プロのお連れの方ではなかったのでしょうか)」 健夜「……」 健夜「っ!」ダッ 良子「小鍛治プロ、どこへ?」 健夜「ご、ごめんなさい、店長さん!」 健夜「ツケでお願いします!」ガチャ バタン 良子「……」 良子「(まぁ)」 良子「(対局中のそれと人間性は、同じものではありませんよね)」 良子「(私としたことが、年長者に対するリスペクトが足りなかったようです)」 良子「彼女の分は私が払いますので」 店長「……」コク ハギヨシ「吐き気はしますか?」 京太郎「す、少し……」 ハギヨシ「病院までなるべく早く揺らさずに行きますが、吐きたくなったらいつでも言ってくださいね」 京太郎「は、はい……」 ハギヨシ「……」バダム 健夜「すみません!」ガチャ ハギヨシ「おや、あなたはさっきの……」 健夜「あの……」 ハギヨシ「……もしかして、小鍛治プロでは」 健夜「そ、そうですけど!」 健夜「お願いします、私も乗せて下さい!」ペコ ハギヨシ「……」 ハギヨシ「後部座席へ、彼を看てやっていて下さい」 健夜「!」 健夜「ありがとうございます!」 … …… 健夜「は、はやい」 ハギヨシ「法定速度は守っていますので、心配なさらず」 健夜「えっ、あの…はい」 京太郎「……」 健夜「ごめんね、須賀君……」 ハギヨシ「……」 ハギヨシ「小鍛治プロ、彼の容態に何か心当たりが?」 健夜「……倒れたんです、須賀君」 健夜「私、散歩してたんですけど」 健夜「そうしてたら、彼が苦しそうにしてるのが見えたので……」 健夜「その後、話しかけたら吐いたあと気絶しちゃって…」 ハギヨシ「それは、ご迷惑を」 健夜「い、いえ!その後がいけなかったんです」 健夜「彼が、起きた後に私が麻雀喫茶になんか……つ、連れていったから…」 健夜「うっ…ぐす……」 健夜「す、須賀君、インハイの試合見て、気持ち悪く、なったって、言ってたのに……」グス ハギヨシ「……」 ハギヨシ「小鍛治プロは悪くありませんよ」 健夜「ふ、ふぇ?」 ハギヨシ「彼らや、彼女らに関して無知すぎる私たちが悪いのです」 健夜「そ、それってどういう……」 ハギヨシ「私が仕えているお方も、小さなころは大変でしたから」 ハギヨシ「窓ガラスの修繕スキルが上がりましたよ」 健夜「ま、窓ガラスのですか」 ハギヨシ「おや、私もおかしな話をしてしまった」 ハギヨシ「これでおあいこですね。しばらく運転に集中します」 健夜「は、はい…」 京太郎「……」 健夜「ごめんね、須賀君……」 ハギヨシ「……」 … …… 京太郎「お待たせしましたー」 ハギヨシ「京太郎くん」 健夜「!」ガタッ 京太郎「すいません、色々迷惑かけちゃって」 ハギヨシ「いえいえ、竹井さんから保険証のコピーを借りておいて良かった」 健夜「す、須賀君……わ、私」 京太郎「えっ、小鍛治さん!?」 京太郎「す、すいませんわざわざ!」 京太郎「俺また倒れちゃって、ホントいつの間に病弱キャラになっちゃったのか…」 健夜「……」 京太郎「小鍛治さん?」 健夜「よ、よかったよぉ……」グズ 京太郎「え!?」 ハギヨシ「私は先に車で待っていますので」 京太郎「ちょ、どうしたんスか!?」 健夜「ごめんね、私、私が悪いのに、ピーピー泣きすぎだよね……」 京太郎「え、いやー…俺の方こそなんかすいません」 京太郎「まさかこんなに自分が貧弱だとは……」 健夜「ち、違うんだよ……須賀君のせいじゃないんだよ…」 京太郎「……」 京太郎「……小鍛治さん」 健夜「な、なにかな?」 京太郎「俺、実は麻雀やめようかなーって思ってたんですよ」 京太郎「ホントに」 健夜「え……?」 京太郎「だって女子でアレですよ?」 京太郎「男子だったらどんな事になるか…」 健夜「……」 京太郎「でも、やめました」 健夜「え……」 京太郎「あ、辞めるのをやめたって事です。ややこしいっすね」 京太郎「小鍛治さんに教えてもらってちょっと自信もらったんですよ、実は」 健夜「で、でも私、すぐに良子ちゃんの方に」 京太郎「いや、プロのお姉さんに後ろで見てもらって強くならない男は居ませんよ!」 健夜「そうかなぁ…?」 … …… おっさん「いやー、でもボウズが抜けてくれて一応助かったわ」 おっさんB「何言ってんだ、縁起でもねぇ」 おっさん「そうだけどよ」 おっさん「だって見ろよ、ボウズの手牌」 おっさんB「どれどれ」 良子「これは……」 おっさん「お、戒能プロ」 良子「失礼」 おっさん「後ろについてた小鍛治プロが居なくなって、しばらくしたらコレだよ」 おっさん「ワザと弱いフリでもして甘えてたのかね?」 良子「ふむ」 良子「……結局」 良子「あの少年は一体何者だったんでしょうか」 おっさん「さぁ?」 おっさん「小鍛治プロのツバメじゃねえのか」 おっさんB「ツバメって、おい」 良子「そんな話は聞いたことありませんが…」 おっさん「そうなのか」 良子「今日、初めて会いました」 良子「ですが私自身、小鍛治プロとプライベートの付き合いがそれほど多い訳ではありませんので…」 おっさんB「ま、もしそんなん囲ってたら、こーこちゃんが言いふらして回ってるだろうさ」 良子「……それもそうですね」 … …… 京太郎「ただいまー」ガチャ 京太郎「心配かけてすいませんでしたー!」 久「……」 まこ「……」 咲「……」 和「……」 優希「……」 シーン 京太郎「あ、あれ?」 まこ「お、おう…」 まこ「まぁ、よう帰「どこ行ってたんだバカこの犬!!!」 咲「優希ちゃ」 優希「皆がどれだけ心配したと思ってるんだじぇ!!」 京太郎「わ、悪い悪い……」 京太郎「ちょっと気分悪くなってさ」 咲「京ちゃん、もう大丈夫なの?」 京太郎「ああ、もちろん!」 京太郎「今なら5キロ先のスーパーでもダッシュで買い出しに行けますよ、部長!」 久「え、えぇ……はぁ」 和「大事にならなくて良かったです、本当に」 京太郎「和、もしかして心配してくれたのか!?」 和「当たり前ですよ……」 京太郎「ま、マジか」 京太郎「そ、そうだ!帰ったら皆自慢しようと思ってたんだよ!!」 優希「何を?」 京太郎「ちょい待ってろ」ゴソゴソ 京太郎「じゃーん!!」 咲「色紙?」 京太郎「小鍛治プロのサイン色紙!!」 久「え!?」 京太郎「しかも宛名付き!!」 まこ「そんなもんどこで……」 優希「京太郎の事だから怪しい露店商に引っかったに違いないじぇ!」 京太郎「チッチッチ、違うんだなそれが」 京太郎「もちろん、本人から直接書いてもらったんだよ」 京太郎「なんなら本人に直接確認取ってもいいんだぜ?」 優希「なに!?」 京太郎「ちょっと待ってな」プルル 咲「よ、よくわからないんですけど…」 咲「京ちゃんはその、小鍛治プロって人に助けてもらったって事ですか?」 久「龍門渕の執事さんによるとね……って」 久「咲、小鍛治プロのこと知らないの?」 咲「は、はい」 和「元世界ランキング2位の超有名選手ですよ」 まこ「ま、最近テレビでは解説でしか出番がないからの」 咲「そ、そんなに凄い人だったんですか……じゃあ、このサインってかなり貴重なんじゃ」 久「好きな人は何十万も出すんじゃないかしら」 咲「そ、そんなに!?」 まこ「店に飾っておこうかの」 久「……」 和「部長、まさかオークションにでも出品する気じゃ」 久「そ、そんなことしないわよ!?」 久「ホラ、宛名も付いてるし!!」 和「焦りすぎです」 久「ぐぬ…言うようになったわね、和も」 咲「なんにしても、京ちゃんが無事で良かったです」 久「ホント、その通りね」 和「試合には出れなくても同じ仲間ですからね」 まこ「……」 久「まこ?」 まこ「あ、あぁ……いや、なんでもない」 京太郎「ほら!」 優希「もしもーし?」 小鍛治『も、もしもし、健夜ですけど』 小鍛治『須賀君?』 小鍛治『どうしたの?』 小鍛治『も、もしかしてサインの名前間違ってたとか……』 小鍛治『ど、どーしよ……あ、またご飯でもご馳走させてね、その時ついでに』 優希「ふん!」 ガシャーン! 京太郎「ぁぁぁあ!!!俺の携帯がぁぁあ!!!!」 優希「手が滑った!!」 京太郎「俺のサイン色紙に水がぁぁあ!!!」 優希「心配させた罰だじぇ!!」 京太郎「ふふふ……」 優希「な、何笑ってるんだじぇ」 京太郎「こんなこともあろうかと!!」 京太郎「サイン色紙にサランラップを巻いておいたのだ!!」 優希「何!?」 京太郎「ははは、俺の作戦勝ちだな優希!!」 優希「く、京太郎の癖に生意気だじぇ!」 京太郎「これは渡さん、家宝にする!!」 優希「アラフォー手前のベテラン選手のサイン色紙を家宝にするなんて情けないやつだじぇ!!」 京太郎「何とでも言え!!」ガチャ バタン 優希「待てこのやろー!」ガチャ バタン 和「携帯の方はどうでもいいんでしょうか……」 … …… 健夜「……」ソワソワ 恒子「なにソワソワしてんの、すこやん」 健夜「し、してないよ!?」 恒子「ふーん」ニヤニヤ 健夜「な、なに?」 恒子「もしかして例のツバメくん?」 健夜「何で知ってるの!?」ガタ 健夜「ていうかツバメじゃないよ!?」 恒子「え、当たってたの!!」 恒子「つぶやこーっと」 恒子「すこやん、親鳥なう。っと」 健夜「……」グググ 恒子「冗談冗談」グググ 健夜「やめてよ……本当そんなんじゃないんだから」 恒子「へぇー」 健夜「ていうかもう1回聞くけど、なんで知ってるの?」 恒子「教えなーい」 健夜「……」サッ 恒子「……」ガッ 健夜「……」グググ 恒子「……」グググ 恒子「ちょ、強い!今日のすこやん力強い!」ギギギ 健夜「うるさいよ!?」 健夜「結局誰に聞いたのこーこちゃん……」 恒子「すこやんのお母様からお聞きしました」 健夜「……」 健夜「え……」 健夜「なんでおかーさんが知ってるの……」 恒子「さぁ」 健夜「良子ちゃんがバラすはずないし……」 恒子「え、なに?」 恒子「戒能プロも知ってるの?」 健夜「一応……」 恒子「選手生命終わったね!」 健夜「……」 恒子「冗談冗談!」 健夜「びっくりさせないでよ……」 健夜「プロで知ってるのは良子ちゃんだけだと思うんだけど」 健夜「……と、思いたい」 恒子「え?」 恒子「なんで戒能プロだけ」 健夜「えーっと、それはね」 恒子「待って!」 恒子「私、当ててみるから」 健夜「ハズレ」 恒子「まだ何も言ってないよ!?」 健夜「だって、こーこちゃん絶対ふざけたこと言うもん!」 恒子「真面目に答えるから!」 健夜「えー…」 恒子「う~ん……」 恒子「2人で高校生相手に逆ナンしてお持ち帰りしてきた!」 健夜「(ほら来た……)」 恒子「違う?」ドヤ 健夜「なんで自信ありげなの……」 恒子「もー、今日のすこやんノリ悪いよー?」バンバン 健夜「え、そうかな……ごめんね」 恒子「気を付けてよね!」バンバン 健夜「いたいいたい……」 健夜「……」 健夜「(……考えてみたら、私がこーこちゃんのギャグに乗った事って数えるくらいしかないんじゃ)」 健夜「あれ、私っていつもこんな感じだからノリ悪いも良いも無いんじゃ……」 恒子「今思えばそうだねー」チュー 健夜「……」 恒子「ストローで飲むグレープフルーツジュースってなんでこんなに美味しいんだろ」 健夜「いや知らないよ……」 健夜「……」 健夜「私も頼もうっと」 恒子「で、どうなの」 健夜「え、何が?」 恒子「何が、じゃないよすこやん!」 恒子「ツバメくんのことに決まってんじゃん!」 健夜「そのツバメくんってのやめない!?」 恒子「ごめん、なんかリアルだもんね」 健夜「今日のこーこちゃん言いたい放題だね」 恒子「じゃ、仮称Tくんで」 健夜「イニシャルも何も全然関係ない名前になっちゃったよ……」 恒子「じゃ、名前教えてよ」 健夜「う……」 健夜「や、やだ」 恒子「うわ……」 健夜「うわ……ってなに!?」 恒子「いや、なんかすこやんが別の生き物にメタモルフォーゼしたかのような空気を感じ取ったの」 健夜「なにソレ……」 恒子「で、どうなの」 健夜「どうって……」 恒子「須賀京太郎くんとはどんな感じなの?」 健夜「……え」 健夜「うわぁぁぁぁあ!?」 恒子「ふふふふふふふふ」 恒子「私が知らないとでも思ったか魔人アラフォー!!」 健夜「何、その嫌な名前の魔人!」 恒子「昨日の仲間は今日の敵!」 恒子「仲間を疑うことも考えた方がいいよ!」 健夜「……」 健夜「どうせ、おかーさんでしょ……」 恒子「まぁ、そうなんだけどね!」 恒子「で?」 健夜「……」 健夜「まぁ、一応今度ご飯どうかなって…」 恒子「……」 恒子「手出すの早ッ!!」 健夜「そういうツッコミやめてよ!?」 恒子「ごめんごめん、なんか興奮しちゃって」 健夜「ていうかまだ会って2日しか経ってないんだけど」 恒子「大会終わったら帰っちゃうしね!」 健夜「……」 恒子「もう1年遊べるドン!」 健夜「ぷっ! な、なにそれ……」 健夜「しかもちょっと似てるし…」 恒子「ね、それっていつ?」 健夜「右ブロックの準決勝戦終わってからの夜だけど…」 恒子「マジ!?」 健夜「う、うん…」 恒子「私その日解説終わったら、後何もないから」 健夜「う、うん?」 恒子「一緒に行く!」 健夜「え……」 健夜「本気で言ってるのそれ」 恒子「マジマジ! ツバ付けとかなきゃ!」 恒子「もちろん、すこやんがね!」 健夜「急に行きたく無くなってきたよ…」 … …… 京太郎「……」 京太郎「や、やべぇ緊張してきた」プルル 京太郎「あ、電話かかってきた」 ガチャ 透華『もしもし、ハギヨシですか?』 京太郎「え、須賀ですけど……」 透華『も、申し訳ありません。間違えましたわ』 京太郎「いえ」ガチャ ツーツー 京太郎「……」プルル ガチャ 透華『もしもし、ハギヨシですか?』 京太郎「いえ、須賀です」 透華『ど、どうなっていますの!?』 京太郎「すみません。俺、今日携帯壊しちゃってハギヨシさんに貸してもらってたんです」 透華『ああ、そうでしたか』 京太郎「あ、今帰ってきたんで変わりますね」 ハギヨシ「申し訳ありません。透華お嬢様」 透華『気にしていませんわ』 ハギヨシ「京太郎くんも、すみません」 ハギヨシ「それで、何か御用でしたか」 … …… … …… 健夜「須賀君!」 京太郎「小鍛治さん! ……と」 恒子「おっす少年!」 京太郎「え……」 京太郎「も、もしかして福与アナ!?」 京太郎「本物!?」 健夜「(そっちは知ってたんだ…)」 恒子「え、あたしのこと知ってるの?」 京太郎「ええ、そりゃもう」 京太郎「……顔くらいは」 恒子「顔だけかい」 京太郎「もしかして今中継してたり?」キョロキョロ 健夜「あはは…大丈夫、大丈夫…」 京太郎「ですよね」 恒子「うんうん」 恒子「ネット配信はしてるけどね!」 健夜「今すぐやめて!」 京太郎「……」ポカーン 健夜「ハッ!」 健夜「(つい、いつものノリでツッコミしちゃったよ……)」 恒子「すこやん、ちょっと落ち着きなよ」 恒子「Tくん困ってるよー」 京太郎「Tくん?」 健夜「……」 健夜「……」ゴゴゴゴゴ 恒子「じゃ、入ろうか須賀君」 京太郎「え…あ、はい」 健夜「入る前から疲れたよ……」 健夜「ファミレスでごめんね…」 恒子「いきつけのファミレスです」 健夜「(また余計な事を!)」 京太郎「えっ」 京太郎「プロ御用達って事ですか」 健夜「……」 恒子「……」 健夜「変なコメント重ねないで、こーこちゃん!」 恒子「正直反省してます」 京太郎「?」 京太郎「えーっと、福与アナ?と…小鍛治プロはすごい仲いいんですね」 恒子「年の功だね!」 健夜「意味不明だよ…」 恒子「あ」 恒子「こーこちゃんって呼んでもいいんだよ」 京太郎「こ、こーこちゃん?」 恒子「そうそう」 恒子「で、こっちがすこやん」 健夜「え、私にも振るの」 京太郎「す……」 京太郎「すこやん……」 健夜「……」 健夜「……」カァ 恒子「おー、照れてる」 健夜「やめてよ!?」 … …… 恒子「ドリンクバー3つで!」 京太郎「え、俺は…」 恒子「いいっていいって!」 恒子「今日はすこやんが奢ってくれるから!」 京太郎「いや、悪いですって」 健夜「いいんだよ、須賀君。色々迷惑もかけちゃったしね」 恒子「金なら浴びるほど持ってるしね!」 健夜「……」ヒュッ 恒子「飲み物取ってくるよー!」スカッ 健夜「(躱された!)」 京太郎「あ、それなら俺行きますよ!」スタスタ 恒子「え……」 健夜「……」 恒子「調子乗ってすいませんでした」 健夜「え? 何? 聞こえないよ?」 恒子「もー!ごめんってば」 健夜「あー……疲れた」 健夜「本当ドッと疲れたよ……」 恒子「……」 健夜「……」 健夜「歳のせいじゃないよ!?」 恒子「いや分かってるよ!」 健夜「こーこちゃん、ちょっとはしゃぎ過ぎだよ」 恒子「いやー、なんか久しぶりにプライベートであういう世代の子と話したからさー」 恒子「いやー、いいわ……汚れてない男子高生って」 健夜「おじさんみたいだよ、こーこちゃん……」 健夜「それに須賀君からしたら、おばさん2人がはしゃいでるように見えてるかもしれないんだよ!?」 恒子「それは嫌だな!!」 恒子「でも私まだ、20代前半だよ?」 健夜「私だって20代だよ」 恒子「……」 健夜「……」 恒子「やめようか、この話……」 健夜「うん……」 京太郎「すみません」トトト 恒子「おろ、少年」 健夜「須賀君、どうしたの?」 京太郎「考えたら俺2人の飲みたいもの聞いてないと思って……」 健夜「そんな、なんでもいいのに…」 健夜「ごめんね、気を使わせちゃって」 恒子「いい子だなー」 健夜「(こーこちゃんは悪過ぎるよ……)」 恒子「よし、ここはおねーさんが行ってきてあげよう!」 恒子「何がいい?」 京太郎「え、いやでも」 恒子「遠慮すんな!」 恒子「私ドリンクバー大好きだから!」 健夜「(どんな意味で言ってるんだろう)」 京太郎「えーと、んじゃ炭酸で」 恒子「炭酸ね、炭酸!」 京太郎「すいません」ペコ 恒子「いいっていいってー!」 恒子「じゃ!」 京太郎「ちょ、小鍛治さんは…」 健夜「私はいいよ……」 京太郎「え?」 健夜「どうせ違うの持ってくるし…」 健夜「(流石に須賀君のはちゃんと入れてくると思うけど)」 京太郎「俺、なんか持ってきましょうか?」 健夜「いやいや、いいよ」 京太郎「でも…」 健夜「えーと、ほら」 健夜「私、水が好きだから!!」 健夜「……」 健夜「(我ながら苦しいフォロー)」 京太郎「水、水ですか…」 健夜「う、うん」 京太郎「……」 京太郎「も、もっと持ってきましょうか!?」 健夜「え、いいよ!?」 健夜「(須賀君もなんかたまにボケるんだよなぁ……)」 健夜「本当に気なんて使わなくていいから」 京太郎「いやー、でも皆に聞いた相当凄い選手って言ってまして」 京太郎「元世界ランキング2位って」 健夜「あぁ……それは、まぁ」 京太郎「……」 健夜「……」 健夜「ちょ、ちょっと頑張ったなぁ私っていうのはあったから……」 健夜「謙遜しませんでした、ごめんなさい……」 京太郎「(なんで謝ってるんだろう)」 健夜「こーこちゃん、遅いなぁ」 京太郎「もしかしてファンにサインでも求められてるとか」 健夜「無くはないけど、多分違うと思うよ」 健夜「多分また混ぜてるんだと思う…」 京太郎「混ぜてる?」 京太郎「……」 京太郎「まさか」 健夜「ホント小学生みたいでしょ……」 京太郎「は、はは……」 健夜「須賀君からもビシッと言ってやってよ…」 健夜「年下に言われたらきっとこーこちゃんも」 健夜「……」 健夜「いや、あの子は直さないな」 京太郎「(最近咲に同じことやったからな、俺も)」 恒子「お待たせー!」 京太郎「あ、帰ってきた」 健夜「うわ、うわうわうわ……」 健夜「やっぱり混ぜてるし!!」 京太郎「すげぇ色してますね…」 恒子「いやー、やっぱり」 恒子「これがなきゃファミレス来た意味がないでしょ!」 恒子「ねぇ?」 京太郎「……」 京太郎「はい!」 恒子「おお」 健夜「……」 健夜「(あれ?)」 健夜「(須賀君もそっち側?)」 健夜「誰が飲むのこれ…」 恒子「すこやん」 健夜「無理」 京太郎「じゃあ俺が!」 恒子「行け、若人!」 健夜「や、やめときなよ須賀君」 健夜「お腹壊しちゃうよー……」フルフル 京太郎「……」 キュン 恒子「あ、今キュンと来たでしょ」 京太郎「!?」 恒子「見た目はヤンキーなのに可愛いなー!」ガシガシ 京太郎「ちょ、やめ……やめて!」ガシガシ 恒子「はいやめた」パッ 京太郎「早ッ」 恒子「メニューメニューっと」 健夜「わ、私は、えーと、えっと」 健夜「な、なんにしようかなー」 恒子「うわ露骨」 恒子「すこやん焦りすぎー」 健夜「誰のせいだと……」 恒子「あ、ねぇねぇ須賀君」 京太郎「はい?」 恒子「目の前のお姉さん、いくつか当ててみ!」 健夜「……」ピク 健夜「……」シュバ 恒子「お花摘みにいってきまーす☆」スカッ 京太郎「えぇ!」 健夜「……」ゴゴゴ 恒子「ふんふふんふすこーやん」スタスタ 京太郎「行ってしまった……」 健夜「……」 京太郎「……」 シーン 健夜「す、須賀君」 京太郎「はい!?」 健夜「あ、あの……」 健夜「私、いくつに見える……かな……」 京太郎「(続くのかよこれ)」 京太郎「えーと」 健夜「……」 京太郎「(この質問、どう答えてもいい方向に転ばない気が)」 京太郎「あぁー、もう最初見た印象で」 京太郎「23、4くらいかな?」 健夜「……」 健夜「え!? ウソでしょ!!」 京太郎「(ほらやっぱり!)」 京太郎「いや、今は正直福与アナより1、2歳上くらいかなと」 京太郎「さっき小鍛治さんのが年上みたいなこと言ってましたから」 健夜「……」 健夜「マジ?」 京太郎「はい、割りとマジです」 健夜「お、おぉ……」 健夜「うおぉお」 京太郎「(割と面白い反応するんだなこの人)」 京太郎「結局のところ本当の年齢は?」 健夜「……っ! えーと!」 健夜「ひ、秘密!」 京太郎「ですよね」 健夜「……」 健夜「(なんだろう、このあしらわれてる感)」 咏「ファミレスファミレスーっと」 えり「子どもですか」 咏「いいじゃんよお、えりちゃん」 えり「やめて下さいよそれ……」 健夜「あれ、咏ちゃんだ」 京太郎「咏ちゃん?」 咏「およ」 咏「あれ、すこやんプロじゃね?」 えり「あなた達に上下関係というものは無いんですか?」 咏「こかじプロー」フラフラ 健夜「咏ちゃーん」 えり「聞いてないし……」 咏「奇遇ですねぃ、小鍛治プロ」 健夜「そ、そうだね…咏ちゃんはあんまりここに来ないし」 咏「……およ?」 京太郎「え?」 咏「お、おぉぉぉぉお……?」ズイ 京太郎「!?」 えり「三尋木プロ、初対面の方に失礼ですよ」ヒョイ 咏「ぐえ」グイ 健夜「あはは……」 咏「相席いいですかー?」 健夜「え……あ、いい?」 京太郎「お、俺は構いませんけど」 えり「迷惑ですよ、三尋木プロ……その」チラ 京太郎「……」 えり「お、お二人方に?」 京太郎「(まぁ、疑問系だよな)」 咏「そのお二人方は付き合ってらっしゃるんですか?」ニヤニヤ えり「な……」 健夜「は!?」 健夜「……」 健夜「えっ!?」 健夜「……」 健夜「え、えぇ!?」 京太郎「(相当混乱してるな小鍛治さん……)」 健夜「な、何言ってるんだろ!?」 健夜「ねぇ!?」 京太郎「え、俺!?」 咏「おー……」 咏「これが、じゅんじょ」 咏「う痛っ!」ポコ えり「流石にからかい過ぎです!」 咏「何も叩くことないじゃん…」 えり「年長者は敬うべきです!」 健夜「……」 京太郎「(また落ち込んでる……)」 恒子「あれ、針生アナ?」 えり「……」 チッ 京太郎「(今、舌打ちの音が……)」 恒子「うわ、やっぱり!」 恒子「針生さんだー!」バッ えり「触らないで下さい」スカッ 恒子「……」バッ えり「……」スカッ チッ 恒子「ちょ!?」 恒子「今の聞いた!? 須賀君!」 恒子「舌打ちしたよこの人!」 えり「気のせいです」 えり「……小鍛治プロが居るからにはもしかしてとは思っていましたが」 えり「やはり居ましたか…」 … …… 健夜「あ、須賀くん…この子……この人はね」 咏「おっす」 京太郎「ちゅ、中学生?」 咏「……」 咏「ぷっ…」 咏「あっはっは!なんっだ、それ!」ケラケラ 健夜「(見えるけどね)」 咏「ひー」 健夜「三尋木咏プロだよ」 京太郎「ぷ、プロですか?」 健夜「そう、それに日本代表選手も兼ねてるんだ」 京太郎「日本代表!?」 咏「ピース」 京太郎「ほ、本当はいくつなんですか?」 咏「なになに、気になんの?」 京太郎「いや、マジで一瞬小中学生かと……」 健夜「ま、まぁ…わかるよその気持ち」 咏「おいおい!」 咏「なになに、機嫌取ろうとしてんの?知らんけど」 咏「褒めて何か出させようとしてんの?」 京太郎「いや、別に……」 咏「アメとかならあるけど」コト 京太郎「黒飴……」 咏「もひとつあった」コト 京太郎「キンカンのど飴……」 咏「ほい」コト 京太郎「パインアメ……」 咏「いやー」 咏「ほんとババアかってのね! はっはっは!」ケラケラ 健夜「……」ピク 京太郎「……」 健夜「まだ何も言ってないよ!?」 京太郎「俺も言ってませんよ!?」 恒子「よいしょっと」 えり「行きましょう、三尋木プロ」 咏「え」 えり「ここよりいい店知ってますから、ほら」 咏「今日のえりちゃん強引だね」 えり「一刻も早くここを離れたいので」 咏「じゃあねぇーい」フリフリ 恒子「ここよりいいチェーン店なんてあるもんか!」 健夜「なんでチェーン店限定なの……」 恒子「ったくよー、態度悪いよ針生アナ!」 京太郎「ヤンキーですか」 恒子「お前の方がヤンキーだろうが! キンキンの髪しやがって!」ガシガシ 京太郎「じじじげですって!」ガシガシ 健夜「こーこちゃんの方が後輩なんだから……」 恒子「関係無いね!」 健夜「え、あるでしょ!?」 京太郎「まぁ、側から見たら仲良く見えましたけど」 恒子「まっさか!」 恒子「私が仲良くしてあげてるんだよ」 健夜「いないからって好き放題言っちゃダメだよこーこちゃん…」 恒子「針生アナって友達少ないからさー」 恒子「しかもロリコンだし!」 健夜「それは違うと思うな……」 恒子「あ、そういやメニュー頼んでない」 京太郎「……」ギュルルル 健夜「……」 京太郎「……すいません、俺です」 恒子「育ち盛りか!!」ガシガシ 京太郎「ぐわぁぁ……」ガシガシ 健夜「い、いやその通りだよこーこちゃん! やめてあげてよ!」 恒子「ほら、すこやんもやってやれ!」 京太郎「うぇ!」ズイ 健夜「え!?」 健夜「……」 健夜「……」ソーッ 健夜「……」サワッ 京太郎「……」ピクッ 恒子「何やってんのあんた達……」 恒子「ま、そんなことよりメニューっと」 恒子「……」 恒子「ステーキ食べなよ、須賀君」 恒子「一番高いやつね!」 京太郎「え」 健夜「もー、こーこちゃんダメだよ……」 健夜「ほら、もひとつメニューあるし」ヒョイ 京太郎「あっ ありがとうございます」 健夜「好きなの選んでいいんだよ」 京太郎「……」ペラ 京太郎「……」ペラ 京太郎「……」ピタ 京太郎「れ、レディースセットって……」 健夜「ん?」 京太郎「美味しそうだなぁって、ははは…」 恒子「男ならステーキでしょ!」 健夜「もう、絡まないの」 健夜「……!」 健夜「じゃ、私が頼むよ!」 京太郎「え、いいんですか?」 健夜「私の分は、須賀君が頼んでくれたらいいし……」 京太郎「そ、それじゃあお言葉に甘えちゃっていいですか」 健夜「全然いいよー」 恒子「……」 恒子「(す、すこやんが……)」 健夜「こーこちゃん?」 恒子「保護者してる!」 健夜「……ど、どういう意味なのそれ」 恒子「いや、深い意味はないよ!」シャキーン 健夜「……」 京太郎「いや、実は長野でもこうやってレディースランチ頼んで食ってた事があるんですよね」 恒子「!?」 健夜「!?」 恒子「(も、もしかして彼女持ちなのこの子)」 健夜「……」 恒子「すこやん?」 健夜「え、何?」 恒子「(案外冷静だ……)」 健夜「(こーこちゃんが珍しく難しい顔してる…)」 恒子「(よし、ここは私がすこやんの為にひと肌脱ぐよ!)」 健夜「(また余計なこと考えてないといいんだけど…)」 恒子「須賀くんやーい」 京太郎「はい」 恒子「そのレディースランチの子って…」 恒子「コレ?」 健夜「(小指!)」 京太郎「いえ、違いますけど」 恒子「なぁーんだ」 健夜「ホッ……」 健夜「(その前に意味が通じてよかったよ)」 … …… 恒子「以上でお願いしまーす」 京太郎「ありがとうございます」 健夜「ふぅ……」 京太郎「疲れてるんですか、小鍛治さん」 健夜「ご、ごめんね…」 恒子「すこやん体力無いからね!」 京太郎「注文前に話し過ぎましたね、ちょっと」 京太郎「俺はかなり楽しかったですけど」 健夜「そ、そう!?」 恒子「(落ち込んだり元気になったり忙しいなぁ)」 … …… 恒子「以上でお願いしまーす」 京太郎「ありがとうございます」 健夜「ふぅ……」 京太郎「疲れてるんですか、小鍛治さん」 健夜「ご、ごめんね…」 恒子「すこやん体力無いからね!」 京太郎「注文前に話し過ぎましたね、ちょっと」 京太郎「俺はかなり楽しかったですけど」 健夜「そ、そう!?」 恒子「(落ち込んだり元気になったり忙しいなぁ)」 … …… 久「須賀くん、今頃いいもの食べてるんでしょうねぇ」 まこ「ホテルのレストランも十分豪華じゃと思うが」 優希「決勝、前に! 1人外食なんて! 気がたるみすぎだじぇ!」 和「優希、行儀悪いですよ」 優希「ヤケ食いだじぇ!!」ガツガツ 咲「……」 和「どうしたんですか、咲さん」 咲「京ちゃんは、麻雀やってて楽しいのかなぁって」 和「……」 咲「い、嫌味じゃないよ!?」 咲「ただ、私たちが試合してるとき、京ちゃんは1人きりで見学してて」 咲「私の方が後から入ったのに……」 咲「それで、京ちゃんは麻雀を楽しめてるのかなぁって」 咲「そう、思ってたんだ…」 和「咲さん……」 久「心配してもラチがあかないわよ、そんなこと」 和「部長」 久「案外、麻雀でもなんでも、今1番楽しんでるのは須賀くんだったりしてね?」 … …… 京太郎「食い足りない……」 恒子「ほらー、やっぱりレディースセットなんてシケたもの頼むから!」 健夜「シケたものって……」 健夜「あ、良かったら私の食べる?」 恒子「アラフォーが攻撃をしかけた!」 健夜「うるさいよ!」 京太郎「じゃ、じゃあ一口だけ」 恒子「ほら、あーんってしろ!」 京太郎「え!?」 京太郎「むぐ!」 健夜「ちょ!? こーこちゃん?」 京太郎「死ぬかと思った……」 恒子「ほら、すこやんも!」 健夜「え!? 私!?」 京太郎「え」 恒子「ほらほら!」 健夜「え、えーと! ……じゃ、じゃあ」 健夜「あ、あーん?」 京太郎「……」モグモグ 京太郎「あ、ありがとうございます」 健夜「……」 健夜「……」カァ 恒子「また照れてやんの」 健夜「う、うるさいよ……」 京太郎「……」 京太郎「小鍛治さん、福与さん」 小鍛治「何かな?」 京太郎「俺、今最高に楽しいっす!」ニカ 恒子「ふむ?」 小鍛治「な、なんだかよく分かんないけど……」 小鍛治「須賀君が楽しんでくれて、良かったよ」ニコ … …… 京太郎「ごちそうさまでした、小鍛治さん」 恒子「いいってことよ!」 健夜「全然いいよー」 健夜「って、なんで私より先にこーこちゃんが返事してるの……」 京太郎「つーか、あの」 恒子「んー?」 京太郎「ホテルの方向こっちじゃないんですけど」 健夜「え!」 恒子「当然じゃん」 京太郎「はぁ!?」 恒子「今、デパート向かってますから!」 … …… えり「本当に、こんなデパートでいいんですか?」 咏「いいんだよー」フラフラ えり「(まさか一杯で酔うとは…)」 えり「それで、何が欲しいんですか?」 咏「えりちゃんかねぃ」ニヤニヤ えり「またそんなことを…」 咏「冗談冗談ー」 えり「はぁ……」 えり「で、何が欲しいんですか?」 咏「うーん」 咏「……」 咏「下駄?」 えり「えっ……」 えり「(デパートで下駄?) えり「デパートで下駄って売ってるんでしょうか…」 咏「わっかんねー」フラフラ えり「……」 えり「(普段の倍、適当さが増している気が)」 えり「ま、まぁとりあえず靴売り場に」 咏「あつい……」 えり「お願いですから脱がないで下さいよ」 咏「えりちゃん固すぎだぜー」ケラケラ えり「脱ぐのに硬いも柔らかいのもないのでは…」 咏「……」 えり「……」 咏「なんか急に頭がスッキリした」 えり「?」 … …… 恒子「着いたー!」バタン 健夜「ご、ごめんね須賀君」 京太郎「……」ポカーン 健夜「このおバカさんが…」 恒子「おバカさん……」 恒子「まぁまぁすこやん、ちょいちょい」 健夜「なに……」 恒子「(もうすぐ須賀君帰るんだし、記念にプレゼントくらい買ってあげないと!)」 健夜「(なんか重くないかなそれ)」 健夜「(会って2日の相手にプレゼントって)」 恒子「(大丈夫大丈夫!)」 恒子「(出会って2日でご飯奢ってる時点で十分重いから!)」 健夜「……」 健夜「(それもうアウトじゃん!?)」 恒子「須賀君やーい!」 京太郎「ってな感じです……はい、遅れます……はい…はい」 京太郎「えっ、お土産?」 健夜「電話中みたいだね」 京太郎「……す、すみません…ちょ、手持ちが……」 京太郎「…ごめんなさい、ごめんなさい……明日はバリバリ働きますんで……」 恒子「……」 健夜「こーこちゃん?」 恒子「……」 恒子「急に罪悪感がしてきた……」 健夜「遅いよ……」 京太郎「お待たせしましたー!」タタタ 恒子「お、おう…」 京太郎「?」 健夜「ちょっと反省してるみたいだから放っておいてあげてね…」 京太郎「はい?」 恒子「……」 恒子「須賀少年や」 健夜「(もう復活した!)」 恒子「須賀少年が長野に帰る前に私たちがなんかプレゼントをと思ってねー」 京太郎「え」 恒子「このイ○ンでな!」 健夜「(急にスケールが小さくなった感が)」 京太郎「え、いいですよそんなの……あと須賀少年ってなんすか」 恒子「ま、細かい事は気にせずに」グイ 京太郎「ぐえ」グイ 健夜「ちょ、こーこちゃんダメだよ引っ張っちゃ!」 恒子「……」 健夜「どうしたの?」 恒子「今、一瞬針生さんが見えた気がする」グググ 京太郎「ぎ、ギブギブ!」グググ 恒子「おっ、ごめんよ」 京太郎「はぁ…はぁ……」 健夜「大丈夫?」 京太郎「は、はい」 恒子「……」 恒子「ちょっと驚かしてやろっか」 京太郎「え?」 … …… えり「流石にスニーカーくらいしか見当たりませんね……」キョロキョロ 咏「んー」 咏「……」 咏「おっ、これは」 えり「どうしました、三尋木プロ」 咏「見て見て!」 えり「?」 咏「このスニーカー、ピッタリじゃね?」 えり「……」 えり「(小学生に見える……)」 咏「おおー! 走れる走れるー!」トトト えり「ちょ、商品ですよ!」 えり「(着物でも走れるのか)」 恒子「いやー、困りますねお客様」 恒子「我が社の商品で勝手に遊んでもらっては」 京太郎「(我が社の商品?)」 健夜「(色々おかしいよ…)」 えり「す、すいません! 今すぐ…」クル 恒子「……」ニヤ えり「……」 えり「あ、あなた達は…」 えり「(何故全員サングラスなのだろうか)」 … …… 恒子「で、何してたのー?」 えり「少し、買い物を……」 健夜「あ」 健夜「そういえば今日、咏ちゃんの誕生日だったよね」 京太郎「あれ、そうだったんですか」 恒子「……」ジー えり「な、なんですか」 恒子「……」ニヤニヤ えり「……」 恒子「邪魔しちゃ悪いから私たちは退散しよっかー☆」クル 京太郎「……」 健夜「……」 京太郎「(今さら何を言ってるんでしょうか、あの人)」 健夜「(絶対何か企んでるんだよ…)」 えり「ま、待って下さい!」 恒子「んー?」 えり「ど、どうせなら一緒に行動を…」 えり「(このまま目を離すと何をされるか分かったものではありません)」 恒子「全然いいよー!」 恒子「……」 恒子「(計画通り)」 京太郎「すごく悪い顔してますね」 健夜「生まれながらのイタズラっ子なんだよ、多分」 えり「三尋木プロ、三尋木プロ」 咏「んー?」トトト 恒子「ちはす!」 咏「おー、さっきの三人組じゃん」 咏「何してんの?」 恒子「いやー、今日が三尋木プロの誕生日と聞いて」 恒子「駆けつけました!」 咏「おぉ……マジで?」 恒子「もちろん」 京太郎「……」 健夜「……」 えり「……」 えり「急に大所帯になりましたが……」 えり「そちらの少年、時間は大丈夫なんですか?」 京太郎「あ、よく考えたらダメですね」 恒子「だーいじょうぶだって!」 えり「何を根拠に……」 恒子「この時間イ○ンで騒いでるチャラチャラした集団なんてよく見かけるし!」 健夜「それがどう関係あるの…」 咏「わっかんねー」 えり「頭痛が……」 恒子「ま、姉妹でなんとか通せるでしょ!」 健夜「どうやって通すの!?」 京太郎「……」 えり「……」 恒子「……」 恒子「がんばれ、四女!」ポン 京太郎「四女!?」 恒子「プチ女装プチ女装!」 京太郎「ちょ、本気ですか!?」 恒子「いけるいける!」 京太郎「無理無理無理!」 恒子「素材はいいから!」 恒子「ね、すこやん!」 健夜「……」 健夜「え、私!?」 えり「今のうちに置いて行きましょう」 恒子「どこ行く気だこら!」 チッ 咏「おもしれぇー」ケラケラ えり「面白くありませんよ……」 … …… 咏「ふーん、じゃあもう暫くしたら帰るんだ」 京太郎「はい、まぁそうです」 京太郎「三尋木プロ? は今日が誕生日だったんですね」 咏「そうなんだよねぃ」 咏「今日で25になりました!」 京太郎「25!?」 恒子「因みに私より年上だから」 京太郎「……」 京太郎「お、おめでとうございます……」 咏「せんきゅー」 咏「お、アイス」 恒子「デパートといえばスイーツ」 恒子「入るよ!」 健夜「私はちょっといいかな…」 えり「私も遠慮しておきます」 咏「誕生日なのに……」ボソ えり「……」 えり「はぁ……」 恒子「甘いね、お母さん」 えり「誰がお母さんですか」 … …… 咏「ちょっと見ててみ」ニヤ 京太郎「?」 咏「……」トコトコ 咏「抹茶ひとつ、コーン」 咏「学割で」 京太郎「!?」 店員「はい、どうぞ」 咏「さんきゅー」トコトコ 健夜「学割……」 恒子「うわ、いいなアレ」 恒子「いっつもあんなことやってんの」 えり「初めて見ました……」 恒子「ダメだよ、パートナーの事はしっかり把握しとかなきゃ!」 えり「別にパートナーという訳じゃ……」 恒子「ま、この話はここまでにして……」 えり「……」 恒子「おーい、須賀君は何がいい?」 京太郎「俺、自分で払いますよ」 恒子「素直に奢られとけって!」 京太郎「……じゃあ、バニラで」 恒子「オッケー」 恒子「すみませーん」 店員「はい」 恒子「バニラお願いします」 店員「はい」 恒子「あ、三段で!」 京太郎「三段!?」 … …… 店員「どうぞ、バニラのトリプルになります」 京太郎「う、うぉぉお……」 恒子「落とすなよー」 京太郎「ちょ、ちょっと無理が……」ヨタヨタ 恒子「……」 恒子「つんつん」 京太郎「うわっ!?」 健夜「こーこちゃん、余計なことしちゃダメだよ」 京太郎「俺、三段も食べれませんよ」 恒子「大丈夫!」 恒子「私たち3人で食べるから!」 京太郎「は!?」 健夜「!?」ガタッ 咏「えりちゃん、ひと口あげよっかー?」 えり「!?」 えり「い、いりませんって!」 咏「かてーこと言うなっての」 えり「う、う……」 咏「ほら、あーん」 えり「ちょ、ちょっ待っ……」 咏「あははは!」ケラケラ 咏「えりちゃん焦りすぎ!」 えり「……」グター えり「(疲れた…今までで間違いなく一番疲れてる……今日……)」 京太郎「……」プルプル 恒子「ガブっといけ!ガブっと!」 健夜「無理だよ!? なに言ってるの!」 恒子「じゃあ私が!」 健夜「それもダメだよ!?」 えり「(何をやってるんだろうあの人たち……)」 咏「……」パクパク 咏「……」 咏「お、おお!?」キーン えり「何やってるんですか」 京太郎「あ」 恒子「三段目ー!!」 健夜「お、落ちちゃう!」 えり「!」 えり「……ッ!」シュバ ビチャ 咏「おお…」 咏「えりちゃん、ナイスキャッチ!」 恒子「ナイスキャッチ!」 えり「……」ズーン えり「カップ貰ってきます……」 京太郎「す、すいません!」 えり「いえ……」 えり「自然に体が動いた自分が悪いので」スタスタ 京太郎「(自然にだったのかあれ)」 咏「えりちゃん、勿体ないのが嫌いだからね」 恒子「なんか、すこやんみたいだねー」 健夜「……」 健夜「私がおばさんみたいってこと!?」 咏「絶好調ですねぃ」 京太郎「(小鍛治さん……)」 … …… 久「で、お土産は?」 京太郎「……」コト 咲「アメ?」 ~~~~~~ 咏「ほー」 咏「長野に帰るからプレゼントを……」 恒子「そうなんですよ!」 咏「んじゃ、私からもなんかあげようかねぃ」 京太郎「え、本当ですか!?」 恒子「やったじゃん!」 咏「はい、アメ」 コト 京太郎「……」 恒子「……」 ~~~~~~ 京太郎「もうひとつ……」コト 咲「ボールペン、かな?」 久「某テレビ局のマークがあるわね」 ~~~~~~ 咏「えりちゃんもなんかあげなよー」 えり「え、私ですか!?」 京太郎「そんな、無理してもらわなくても…」 えり「……」ゴソゴソ えり「こんなのなら……」コト 恒子「私も持ってるよこのボールペン…」 京太郎「あ、ありがとうございます」 ~~~~~~ 久「他には何かないの?」 京太郎「一応、皆にと思って自腹でお菓子なんかを」ガサ 咲「ありがとう、京ちゃん」 京太郎「ああ」 久「サインは?」 京太郎「貰ってないですけど」 久「なんで貰ってこないの……」 京太郎「流石に図々しいかと思って」 咲「小鍛治プロには何も貰わなかったの?」 京太郎「ああ……まぁ」 久「煮え切らないわね」 久「私は部屋に戻るから」 久「須賀君も寝過ごしちゃダメよ」 京太郎「はい」 久「それじゃ、お休みなさい」ガチャ バタン 京太郎「咲も戻れよ、試合近いんだから」 咲「……」 咲「京ちゃん、何か貰ったでしょ」 京太郎「……」 京太郎「一応、最後に3人でプリクラ撮った」 咲「え、見せて見せて!」 京太郎「ダメに決まってんだろ」 京太郎「もう早く寝ろ、試合近いんだから!」 咲「京ちゃんのケチ!」ガチャ バタン … …… 恒子「それケータイに貼るの?」 健夜「いやいや絶対無理だよ!」 恒子「じゃ、どーするの?」 健夜「……」 健夜「どーしよ…」 恒子「額縁に入れて飾っておくとか!」 健夜「なんか怖いよそれ……」 健夜「でも」 健夜「……」 健夜「大切にはしたい、かな」 恒子「……」 恒子「いい顔しちゃって!」 おわり
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6346.html
京太郎「背景に溶け込んでかなり立ったが潮時だ」 京太郎「このままこの立ち位置に居るだけじゃ世界から消されちまうな」 京太郎「いつの間にかいなくなってました、なんてシャレにならねぇし……なんとか目立たないと」 京太郎「そうと決まったら早速行動開始だ」 京太郎「孕ませレイプとかいいかもな……へへ」 京太郎「どうせ消えゆく身だ、なら今のうちに好き勝手なことしてから消えようじゃねーか」 京太郎「っと、する人物決めてなかったな」 京太郎「誰にしようか悩むなー…人数が多すぎるし」 京太郎「すいません、一つお尋ねしたいのですが」トントン 菫「ん?」 京太郎「白糸台麻雀部部長の弘世菫さんですよね?」 菫「誰だ君は?どうして私の名前を知っている?」 菫「……おや?確か君は清澄の……すまない、名前は何て言ったかな?」 京太郎「須賀です。須賀京太郎です」 菫「ああ、確かそんな名前だったな。今度は覚えておこう」 菫「それで私に何か用事か?」 京太郎「はい、あのですね」 菫「何だ?」 京太郎「突然だがレイプさせてもらうぜ!」ガバッ 菫「!?」 京太郎「おお、すっげーいい匂い!」クンカクンカ 菫「貴様……これは何のつもりだ!?」 京太郎「髪の毛サラサラですねー」ハミハミ 菫「離せっ!」ブンッ 京太郎「おっと」パシッ 菫「っ!?」 京太郎「女性の方は普通平手ですよ?今グーで殴ろうとしましたよね?」 菫「あまり……見くびるなよ小僧が!」ブンッ 京太郎「うおっ!」ヒョイ 京太郎「今度は蹴りですか。まるで猛獣みたいな人ですね」 菫「もう一度だけ言う。私を離せ!」 京太郎「いや、それは孕ませ後で離すんで」 菫「なっ……」 京太郎「ちょっと大人しくしててください」バキッ 菫「ぎゃっ!」 菫「げほっ、げほっ!……お前!」ギロッ 京太郎「いいからとっと脱ぐんだよ!ほら!」ビリビリッ 菫「うわああっ!」 京太郎「おお、なんて透き通るような真っ白な肌なんだ……!」 京太郎「これは舐めなきゃ罰が当たるってもんだ」ペロペロ 菫(うぇぇ、気持ち悪い!) 菫(どうしてこんな奴なんかに……) 京太郎「とまぁ、前戯はここまでにして一発やっちまっていいですよね?」 菫「お、おい待て……!やるって……何をだ!?」 京太郎「決まってるでしょう?ナニですよ」ボロン 菫「ひっ!そんなもの近づけるな!」 京太郎「それじゃ行きますね」 菫「やめろ……やめろおおおおおおっ!!」 ―― ―――― 京太郎「くっ……!また出しますよ菫さん!」 菫「………」ブツブツ 京太郎「うおっ!」ドビュル 京太郎「……おおおおおっ!搾り取られるー」 菫「………」ブツブツ 京太郎「菫さん何か反応してくださいよ、面白くないじゃないですか」 菫「…ろす……殺す……殺す」 京太郎「何か怖いこと呟いてるな」 京太郎「そんな人には、こうだ!」グリン 菫「ひぎぃっ!」 京太郎「なんだちゃんと反応できるじゃないですか」 菫「あっ…あっ……うあああ」ジョロロ 京太郎「ははははっ、あの白糸台の部長ともあろう人が漏らしてるぜ」 菫「もうやめて……やめて………くれ」ポロポロ 京太郎(まぁ、流石に何回か中に出したし孕んだだろ) 京太郎(この辺で勘弁してやるか) 菫「………」ブツブツ 菫「………………ははは!」 菫「ははは……!あーっははははははは!!」 菫「あはははははははははははははははははは!!」 京太郎(うわ……股から精液出しながら白目向いてるし) 京太郎(ありゃイっちゃってるな) 京太郎(今のうちに他のトコへ急ぐか)イソイソ ピンポーン 咲「はーい!どなたですかー!?」ガチャ 咲「……ってなんだー、京ちゃんか」 京太郎「なんだは無いだろ、なんだは」 咲「えへへ…そうだね、ごめん。それで今日はどうしたの?」 京太郎「いやー、用事っていう用事は無いんだけどさ」 咲「なにそれ。用事もないのに来たの?」 京太郎(うーん、何て言おうかな) 京太郎「好きだよ、咲」ボソッ 咲「……えっ?」 京太郎「聞こえなかったか?じゃあもう一回言うからな」 京太郎「この俺、須賀京太郎は」 京太郎「宮永咲を世界で一番愛しています」 咲「えっ?ぇっ?えええっ?」 咲「ええええええー/////!?」ボン 京太郎「よかったら、返事を聞かせてもらえないだろうか?」 咲「ちょ、ちょっと待ってよ!突然にもほどがあるってば!」 京太郎「咲!」 咲「は、はいっ!」 京太郎「頼む、返事を聞かせてくれ」 咲(うう……そんな真剣な眼で見られると逃げ場ないじゃん) 咲「ごめん、私まだ分かんないよ……そんなの」 京太郎「……そっか」 咲「あ、でも勘違いしないでね!?私は別に京ちゃんのこと嫌いとかそんなんじゃ!」 京太郎「咲」ポンッ 咲「わふっ!」 京太郎「ありがとな、正直に伝えてくれて」ナデナデ 咲「京ちゃん……」 京太郎「今言ったことは忘れてくれ。そんで、また明日からいつも通りだ」 咲「………」 京太郎「時間取らせて悪かったな」 京太郎「じゃ、またな」 咲「あっ………うん。またね」 咲(なにこれ!?こんなシチュエーション小説の中だけじゃなかったの!?)ドキドキ 京太郎「振られちまったか」 京太郎「ま、まぁ次があるよな」 京太郎「やって来ました北海道」 京太郎「野も気温低い方だけど、やっぱ北海道は別格に寒いな」ズズッ 京太郎「ここで何をしようかな」 京太郎「ナンパでもするか」 京太郎「ここならいくらナンパしても俺の顔知ってる奴なんて出てこないだろうし」 京太郎「あわよくばムフフなことも……!」 京太郎「……おっ、早速女子校生の集団を発見」 京太郎「どの子に声をかけようかな」 京太郎「ねぇ、そこのキタローヘアーがお似合いのキミ」 成香「………?」 京太郎「キミだよキミ」 成香「えと、私でしょうか?」 京太郎「そうそう。つい可愛かったから声かけちゃった」 成香「はぁ」 京太郎(反応イマイチだな) 京太郎「ねぇ、よかったら今から俺とお茶でもどうかな?」キラーン 成香「お茶……ですか?」 京太郎「うん。君の事たくさん知りたいな」 成香「お断りします」 京太郎「ええー、どうして!?」 成香「知らない人についていくなと先輩方に言われていますので」 京太郎「いいじゃねーかちょっとぐらい、なぁ?」 成香「本当にすいません……お断りさせていただきます」 京太郎「ちぇっ」 京太郎(小動物みたいな顔してるくせにしっかりしてるな) 京太郎(仕方ねーな。んじゃ、別の奴狙うか) 京太郎「なぁ、そこのお姉さんはどうだ?」 揺杏「え?今度は私?」 京太郎「うん。よかったら俺とお茶でもどう?」 揺杏「何て言うか、節操ないねーアンタ」 揺杏「……まぁ、私は別にいいけどさ」 京太郎「本当に!?よっしゃー!」 爽「おーい、揺杏。お前何言ってんだー?」 由暉子「やめといた方がいいと思いますけど……」 揺杏「え?だってナンパとか初めてだしさ、面白そうじゃん」 誓子「そういう問題じゃないと思うけど」 揺杏「だーいじょうぶだって、ちょっとお茶飲むだけでしょ?」 京太郎「おう」 揺杏「ほら?あー言ってるんだしさ、心配しないで先に学校行っててよ」 爽「……そこまで言うなら止めないけど、後でちゃんと連絡しろよ?」 揺杏「じゃ、どっかの茶店に入ろっか」 京太郎「うーん」 揺杏「どした?行かないの?」 京太郎「……やっぱりさ。お茶じゃなくて別のにしていいか?」 揺杏「え?いいけど、別のって何?」 京太郎「ほら、ここだ」 揺杏「ほー…ーこんな所に温泉リゾートなんてあったんだ」 揺杏「ずっとこっち暮らしてたけど知らなかったよ」 京太郎(そりゃ実はラブホだからな。女子校生には縁が無いだろ) 京太郎「ここで足湯にでもつかって、ゆっくりしていこうぜ」 揺杏「いいね足湯、さんせー」 ――――― 揺杏「はぁぁぁぁ、気持ちいいなー」 京太郎「ドクターフィッシュとかも居るから美容にも聞くらしいしな」 揺杏「マジかーちょっとは肌綺麗になるかなー?」 京太郎(へへ、すっかり油断しきってるな) 京太郎(ここで俺がするべき行動は一つ……) 揺杏「送ってくれてありがとね。完璧なデートだったよ」 京太郎「ああ、喜んでもらえてなによりだ」 揺杏「あれだけエスコートできるなら、ナンパとかしなくてもモテるだろ?」 京太郎「ほっとけよ」 京太郎「それより早く部室行ってやれ。みんな心配してるんだろ?」 揺杏「うん。それじゃ、またね……金髪の兄さん」 京太郎「おう、達者でな」 揺杏「ただいまー」 誓子「揺杏!!」ガシッ 揺杏「えっ、ちょっ、なにさ?」 誓子「何も変な事されなかった!?」 揺杏「いやー別に何も。むしろ楽しかったし」 由暉子「……口封じされてるとかじゃなくて本当にですか?」 揺杏「いやいや、お前らドラマの見すぎだって」 爽「それならいいんだけどさー。ま、無事に帰ってきてくれて良かったよ」 揺杏「……あっ!?しくじった!」 成香「どうかしましたか?」 揺杏「やっべ、名前!」 揺杏「名前聞くの忘れてた!」 京太郎「まぁ、それにしてもだ……」 京太郎「レイプに告白にナンパと結構好き勝手やってしまったけど大丈夫かな……俺消されたりしねーかな」 京太郎「……いや弱気になったらダメだ」 京太郎「今日も一日、頑張るぞ!」 ピンポーン 京太郎「っと、誰だろ?」 京太郎「はーい!今でまーす!」タッタッ 京太郎「お待たせしました、どちらさまでー?」ガチャ 菫「こんにちはだ、須賀京太郎」 京太郎「………」 京太郎「うわあああああ!!ひ、ひ、ひっ……弘世菫!?」 菫「久しぶりだな」 京太郎(何で!?どうしてコイツが俺の家知ってるんだ!) 京太郎(この前の復讐でもしに来たのか?!いや、ていうかそれ以外無いだろ) 京太郎(とっ……とりあえず逃げ……!)ダッ 菫「おい、待て!」ガシッ 京太郎「すいませんでした!!許してくださいどうか殺さないでください!!!!」 菫「あの日以来なぁ……キミのせいで身体の疼きが止まらないんだよな」 京太郎「すいませんすいませんすいま………へっ?」 菫「この責任、どうとってくれるつもりだ?」 京太郎「……」 菫「なっ!?」 京太郎(そもそもレイプされ男の家に訪ねてくるかよ普通……) 京太郎「身体が疼いてるんだったら一人で家で自分を慰めればいいじゃないですか」 菫「誰のせいだと思ってる!?キミが私をこんな風にしたんじゃないか!」 京太郎「俺はあなたをレイプしただけであって調教とかは別にしてません」 京太郎「つまりあなたの疼きを収める義務は俺には無い」 菫「そんな……!頼む、あれ以来身体が疼いて仕方がないんだ!」 京太郎「それならそこら辺のおじさん捕まえてヤらせてあげればいいじゃないですか」 菫「キミじゃなければダメなんだ!!」 京太郎(面倒くさい人だな) 京太郎「とりあえず、もう俺には関わらないでください。それじゃ」キィィ 菫「あっ!待って……待ってくれ!」 バタン!! 京太郎「チェーンと二重ロックもつけて、と」ガチャン 京太郎「……ああ、怖かった!」 京太郎「普通はレイプした奴にもう一度犯してくれとか来ないだろ!」 京太郎「とにかく、これからは夜道に注意しないと……」 京太郎「次は何をしようかな」 京太郎「長野にいたら弘世さんが怖いから大阪に来たぞ」 京太郎「それにしても流石に大阪は人がたくさんいるな。長野とは大違いだぜ」 京太郎「さーて、可愛い子はどこかに居ないかなっと」キョロキョロ ドンッ 京太郎「いって!」 怜「……」 京太郎「えっ」 京太郎(な、なんだ?急に女の子が寄りかかってきたぞ) 京太郎「あの……どうかしましたか?」 怜「……」 京太郎「返事が無いな」 京太郎「まさか死んでるんじゃないだろうな」ペチペチ 怜「勝手に殺すなや」 京太郎「うおっ!」 怜「すまんなぁ兄ちゃん。急に意識無くなってそのまま倒れこんでもうたわ」 怜「ご迷惑おかけしてしもたけど……堪忍してくれへんか?」 京太郎「ああ、それは別にいいですけど」 怜「おおきに。じゃあ、私はこれで」フラフラ 京太郎「いやフラフラじゃないですか!」ガシッ 怜「ええんや、こんなのいつものことや」 京太郎「肩貸しますよ。捕まってください」 怜「それは兄ちゃんに悪いわ……気持ちだけ受け取らせてもらうで」 京太郎「いいからいいから」スッ 怜「あっ……」 京太郎「ね?こうした方が楽でしょう?」 怜「せやなぁ……えらい楽でええわ」 京太郎「少しでも負担が軽減できるなら幸いです」 怜「ホンマええ兄ちゃんやなぁ、涙でてくるわ」 京太郎「はは。困ってる人が居たら見過ごせない性質なんで」 怜「じゃあ、目的地まで少しだけ世話になるな」 ―――――― ―――― ピロリロリン♪ 竜華「なんやろ……怜からメールて珍しいな」 竜華「………!?」 竜華「この女は預かった、返してほしければ指定された場所まで来い……」 竜華「あかん、怜が!怜が危ない!!」 ――――― ―――――――― 竜華「怜!!」ダッ 京太郎「こんにちは、初めまして。清水谷竜華さん」 竜華「っ!あんたが怜を攫ったんか!?」 京太郎「はい」 竜華「怜はどこや!?今すぐ怜を返さへんとしばくで!!」 京太郎「心配しなくても園城寺さんは無事ですよ」 京太郎「ただし……」 竜華「ただし、なんや?!」 京太郎「園城寺さんを無事に返して欲しければ……」 京太郎「分かってますよね?」ジロジロ 竜華「!」 竜華(嫌な目つきや……完全にうちの体をジロジロ見るおっさんと一緒の目や) セーラ「竜華、警察呼んできたで!」 竜華「セーラ!ようやった!」 ファンファンファン 京太郎「警察!?お前、園城寺さんがどうなってもいいのかよ?!」 竜華「アホか!怜が大事やけ来たんやないかい」 竜華「もうあんたに逃げ場はないで。さっさと怜を帰し!!」 京太郎(くそ……こんなことなら警察呼ぶなら殺すとでも付け加えてりゃ……!) 京太郎(けど今はそんなことより逃げるとのが先だ) 京太郎「捕まってたまるかよ!」ダッ 竜華「あっ、待ちや!逃がさへんで!セーラ手伝ってや!」 セーラ「おう!任しとき!」 京太郎「はぁっ……はぁっ……」タッタッ 京太郎「……ははははは!逃げきってやったぞ!」 京太郎「あんなポリ公なんかに捕まってたまるかってんだ!」 京太郎「けど、大阪にいたんじゃまたいつ見つかるか分かんねーし、さっさと出た方がいいな」 京太郎「東京まで来れば流石に大丈夫だろ」 京太郎「来たのはいいけど、何をするかが問題なんだけどな」 京太郎「それにしても風すっげーなここ。都心なのにこんなに吹いてんのかよ」ブルッ ~~~~♪ 京太郎「?」 ~~♪~~~♪ 京太郎(歌声?どっから……) 京太郎(……ひょっとしてあれか?) 明華「A A A A~♪」 明華「O O O O O O~♪」 明華「AAAFFF~♪」 京太郎(何語?さっきから風起こしてるのもあいつなのか?) 明華「AAAAA~♪」 京太郎(まぁ、それはともかく……よく見ると可愛いな。ヨーロッパ系か?) 京太郎(ちょっとお近づきになってみよかなーっと)タッタッ 京太郎「あのー、すいません」 明華「LLLLL……?……?」 京太郎「あっ、その、えっと」 京太郎(やべ、よく考えると俺日本語しか話せねーよ) 京太郎(英語ですらさっぱりなのに……こういう時は何ていうんだ?) 京太郎(レッツレイプオーケー?それともファックオーケー?) 明華「はい、何でしょうか?」 京太郎「って……日本語話せるのかよ!」 明華「ええ、簡単な会話ぐらいならお話しできますよ」 明華「それでどうかしましたか?」 京太郎(なんだよ、それなら話は早いじゃねーか) 京太郎「一発ヤらせろ!!」 智葉「ほう」ガッ 京太郎「いでっ!?」 智葉「ウチのモンに向かって大層なこと言ってくれるじゃないか」ギリギリ 京太郎「いででででで!!」 京太郎(なんだなんだ!?いきなり出てきてなんだこのごくせんは!?) 智葉「大丈夫か明華?」 明華「え、ええ。私は何も」 智葉「じゃあ問題はこの馬鹿の始末か」ギロ 京太郎(怖っ……!) 智葉「強姦未遂は犯罪だ。それなりの覚悟をしておくんだな」 京太郎(くっそ!また失敗かよ……けど) 京太郎(まだ捕まるわけにはいかねぇんだよ!) 明華「サトハさん、許してあげてもいいんじゃないですか?」 京太郎「へ?」 智葉「おい……馬鹿な事を言うな」 智葉「けじめはちゃんと取らせろ。さもないとまた同じことをするぞコイツは」 明華「いえいえ、そんなことはありませんよ」 明華「ね?」 京太郎「お、おう……」 明華「もうこんなことしないって約束できますか?」 京太郎「ああ。するする」 明華「私との約束ですよ?」 京太郎「ああ、約束だ」 明華「成立ですね」ニコッ 明華「彼を離してあげてください。サトハさん」 智葉「……はぁ、本当にお人好しだなお前は」 智葉「行け。二度と私たちの前に姿を見せるな」パッ 京太郎「はーい」 京太郎(なんだか知らねーがついてるぜ!) 京太郎(外人さんよ一つ教えといてやる) 京太郎(約束は破るためにあるんだよ……次会った時が楽しみだ) 京太郎「結婚するのじゃダメですか?」 菫「……すまない、もう一度言ってくれ」 京太郎「いや、今どう責任取るつもりだって言ったから……」 京太郎「それなら結婚して責任を取ろうと思いまして」 菫「……」 京太郎「弘世さん?」 菫「その、なんだ?キミは結婚するということがどれだけ大変かを分かって言ってるのか?」 京太郎「えっ?」 菫「須賀君のご両親と私の両親双方が学生結婚を認めるとは思えないし学校のこともある」 菫「お金だって莫大に必要だ。簡単にできるとじゃないし、第一にキミはまだ十六だろう?」 菫「だが結婚することに関しては異論は無いぞ」ボソッ 京太郎「は、はぁ……意外にリアリストなんですね」 京太郎(何だかすごい冷静に反論されたな。さっきまで身体が疼いてどうこう言ってたのに) 京太郎(でも確かに弘世さんの言う事も一里ある。俺には結婚できる金も無いし年も若い) 京太郎(こうなったら……) 京太郎「逃げましょう」 菫「はっ?」 京太郎「俺と菫さんで、遠くの地へ行って、そこで二人で式を挙げましょう」 京太郎「それなら両親の承諾は必要無いし世間体も気にする必要も無い」 菫「ちょっと待て!話が飛躍しすぎだ、そんなことできるわけないだろ!」 菫「すぐに私たちの捜索願も出されるだろうし、まだ親のお金で食べている身なんだぞ?資金だって……」 京太郎「何とかなりますよ、人生意外と」 京太郎「ほら行きますよ」ギュッ 菫「お、おい!」 菫「しかも何の用意も無しに行くのか!?」 京太郎「大きな荷物持ってったって邪魔になるだけですよ」 京太郎(大層な短歌を切ったのはいいものの……) 京太郎(どこに行こうかな) 京太郎「ここが福岡かー、東京や大阪までは無いにしても中々都会ですね」 菫「ああ……本当に来てしまった……」 京太郎「そんないつまでも気にしても仕方ないですって」 京太郎「もう俺達は世間から抜け出したんですから」 菫「それは分かってる。しかし、完全に受け入れるまで時間がかかりそうだ……」 菫「福岡に来たのはいいが、今から何をするんだ?」 京太郎「それは……」 京太郎「誰も来なくて、誰も居ないところに行って……家を建てましょうか」 京太郎「そこで二人でひっそり暮らしましょう」 菫「……テレビの見すぎじゃないか?」 菫「家なんてそう簡単に建てれるものじゃないだろう」 京太郎「やってみなければ分かりませんって」 京太郎「捜査網がここまで来る前に急ぎましょう」 菫「はぁ……分かったよ」 ――――― ―――― 菫「随分山奥まで来たな…」 京太郎「ここら辺なら良さそうですね」 菫「本当に家を建てるなのか?」 京太郎「でなけりゃこんなとこまで来ませんって」 京太郎「こんな山奥なんだから人もきやしませんよ」 菫「それは本当か?」 京太郎「へ?」 菫「……私は先ほどから見られてる気がするんだがな」クルッ 哩「っ!」ビビクン 菫「出て来い。さもなければ木ごと射抜く」 哩「………バレとったんね」スッ 京太郎「え?だ、誰だ!?」 京太郎(あと、菫さん弓なんてどこに持ってたんだ?) 菫「その制服、新道寺……」 菫「いや、顔を見れば分かる……お前は白水哩だな?」 哩「そういうあんたは弘世菫やね?白糸台の部長の」 菫「答えろ。なぜ私たちをつけてきた?」 哩「……答えな分からんか?そんなん決まっちょるやろ」 哩「制服着た二人の男女が山奥に入るとこなんか見てみんしゃい」 哩「普通はどけん見ても何かあるっち思うばい。自殺するのかと思われてもしゃーないやろ」 菫「む……」 哩「地元モンとしてはそげんなこと冗談やなかとよ」 京太郎「い、いえ、別に俺達はそういうことしようとは……」 哩「じゃあ、あんたらここで何しよったん?」 哩「わざわざこんな福岡の辺境まで来て何もないっちことはなか?」 菫「……」 京太郎「……」 菫(おい、何て言うんだ?まさか正直に言うんじゃないだろうな?) 京太郎(そんなことできませんって) 京太郎(見られてしまったからには仕方ないから……) 京太郎「ここは口封じにヤってしまいましょう」 哩「!?」 菫「………」 京太郎「不満ですか?」 菫「不満だ……が、けどこの際仕方ない、許す」 哩「なんつーこと言っとんねあんたら!?それ以上近づい」 菫「悪いな」ドシュッ 哩「がっ!」 哩(はっ……!?) 京太郎「すいませんね。見られたからには口封じさせてもらいますよ」グイッ 哩「げほっ、げほげほっ!よせ!!」 京太郎「菫さんが見てる前なんで前戯無しにいきますね」スッ 哩「ひっ……!やめ、こげんことしてどげんなるか……!!」 ―――――――― ――――――― 姫子「あああああああああ!!痛い痛い!!!」 煌「すばらっ!?」ビクッ 哩「ううっ……姫子……姫子ぉ……!」グスッ 哩「ごめん…ごめん……姫子!」 京太郎「何で犯されてるのに女の名前言ってるんですかね?」パンパン 菫「そいつのリザベーションとやらの所為じゃないのか?」 京太郎「リザベーション?」 菫「私が知ってるのは感覚を共有することしか知らないがな」 京太郎「へぇ、いいじゃないですか白水さん。俺もリザベーションしましょうよ」 哩「ふざけるな、誰がお前なんかと!」 菫「いいじゃないか。そうしたら口封じにもなる」 京太郎「俺達姫子さんより深い関係になったんですから、できますよね?」グリッ 哩「ひうっ!?じょ、冗談じゃなかと!絶対お前なんかと……!」 京太郎「うおっ!?」 哩「っ!?」 哩「ま、まさか……」ガクガク 京太郎(なんだこれすっげ、気持ちよさが格段に上がったぞ!)ブルッ 京太郎「てことはリザベーションクリアですね、白水さん!」 哩「あ……ああ……」 哩「うわあああああああ!!」 京太郎「で、でもこれじゃすぐに出ちまいそうですね」 京太郎「もう膣内でいいですよね?!」 哩「ダメだっ……ダメだダメだ!!」ガクガク 京太郎「じゃあ遠慮なく、出しますよ!」 京太郎「うっ!」ドビュル 哩「あっ!!あああああああああ!!」ビビクン 哩(姫子……ごめん………) 哩(コイツのリザベには勝てんやったよ……) ―――――― ――――― 姫子「」ブクブク 仁美「姫子が泡拭きながら倒れるばい」パシャパシャ 煌「のんきにしてないで救急車!!」 菫「私たちがここに居ることは一切他言無用だ、いいな?」 哩「……よか」 菫「よし。約束できるなら行っていいぞ」 哩「………」トボトボ 京太郎「……」 京太郎(何だかな、人生めちゃめちゃにされて上にリザベまで強要されて) 京太郎(ちょっと可哀想だな……よし!) 京太郎「哩さん!」 哩「……?」 京太郎「一緒に暮らそうぜ」 哩「……えっ」 菫「何!?」 京太郎「どうせなら、もう一緒に暮らしましょうよ」 京太郎「俺達リザベで繋がっちゃったわけだしね?」 菫「おい、京太郎!それはいくらなんでも……!」 京太郎「いいじゃないですか菫さん。後であなたもたっぷり可愛がってあげますから」クイッ 菫「あっ……そ、そうか?それならいいんだが」 京太郎「それで、どうします?哩さん?」 哩「……」 哩「断る!!」 京太郎「ええー!?」 菫「まぁ、そうだろうな」 哩「お前のリザベーションなんかに私は負けない!」 菫(ついさっき完敗してただろうがお前) 哩「待ってろ……その内必ず見返してやるけな!」ダッ 京太郎「いつでも遊びにきてくださいね」 ―――――― ――――― 菫「余計な時間をとってしまったな。夕暮れも近いし、作業に入ろうか」 京太郎「そうですね、二人が住めるぐらいの家だからそんなに時間はかからないでしょうけど」 京太郎「最低でも三日はかかりそうですね」 菫「最初の内は雨風さえ凌げればそれでいい。それから改良していこう」 京太郎「はい。んじゃ、早速とりかかりましょうか」 京太郎(菫と家を建てて何年経っただろうか……) 京太郎(外界から完全に切り離された生活は最初の内はそりゃきつかった) 京太郎(けどまぁ、哩さん使ったりしたしそう不便なことは無かったけどな) 京太郎(夜の方も菫と哩さんで充実してるし……) 京太郎(今じゃ子供の数も) 娘1「父さん、今日もイノシシ狩ってきたぞ」ガチャ 京太郎「おー、またか。お前は母さんに似て弓矢が上手だな」ナデナデ 娘1「えへへ」 娘2「そげんことばっかすっけ傷ばっか作るたい。長女ならしゃきっとし」 京太郎(この博多弁話す子、俺と菫さんの子供のはずなんだけど) 京太郎(なぜか哩さんそっくりなんだよなぁ……) 娘3「姉さん、今日の夜は空いてますか?」 娘2「い、いや……空いてないけ」 娘3「ウソ。私姉さんのことならなんでも分かるもん」 京太郎(娘2にベッタリなのは娘3。この下睫毛は一体誰に似たんだ?) 京太郎(ちなみに残り二人の娘は……) 娘4「………なんですかお父さん?」 京太郎「ん?ああ、いや…なんでもないよ」 娘4「あ、そう言えば昨日も言いましたけど洗濯物は早めにだしてくださいね」 娘4「後から出されると洗うのが面倒になるんで」 京太郎(俺も菫も身長はかなり高いんだけど、随分小さい子が生まれたなぁ) 京太郎(その分おもちはとんでもないことになってるが……これは将来化けるぞ) 娘5「キョータロー!」ダキッ 京太郎「おわっ!」 娘5「アソボウ!キョータロー!」 京太郎「分かったから、頭にのらないでくれ」 京太郎(五人姉妹の末っ子の娘5……金髪なのは俺の遺伝ってことで分かるが) 京太郎(どう見ても日本人じゃないんだよなぁ、カタコトだし。どこで外人成分が混ざったんだ) 菫「ただいま、みんな」 京太郎「おかえり」 菫「すまないな。子供たちのお守大変だっただろ? 京太郎「そんなことはないさ、みんな案外しっかりしてるし」 菫「ははっ、それもそうか」 菫「……久々に家族麻雀でもするか」 娘5「ホント!?ヤロウ!」 娘3「姉さんがやるならいいよ」 京太郎「俺は抜きで」 菫「馬鹿か、まず亭主がやらなくてどうする」 京太郎「んなこと言ったって、コイツら既に俺より強いしなぁ」 京太郎「みんなお手柔らかに頼むな」 京太郎(と言った感じに美人な妻と大勢の子供に囲まれて俺は幸せだ) 京太郎(しっかし、初対面で孕ませようとした相手と結婚するとは思わなかったなぁ…) 京太郎(背景に徹してた人生だったけど、ホント何があるか分かんねーもんだ) 娘1「ロン」 娘2「ロン」 娘4「それ、ロンです」 娘3「うわ、お父さんダサい」 娘5「キョータローダサイ!」 京太郎「あっちゃ……」 娘1「父さんを射抜くのは本当に容易いな」 娘4「そんなんでよく麻雀が強いお母さんと結婚できましたね、不思議です」 菫「いや、お前たち油断するなよ」 菫「ボーっとしていると射抜くつもりが射抜かれてしまうぞ」 カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6166.html
1 名前: ◆5mnfjK5ySU[sage saga] 投稿日:2014/01/05(日) 22 58 05.95 ID ibH80Pgx0 [1/11] 京太郎SSです。苦手な方はブラウザバック推奨。 元々は2chの京太郎スレで書いていましたが長く書けそうだったので、こちらでスレ立てしました。 なので少し2chで書いたものと同じ内容のものがありますのでご了承ください。 色々とおかしな部分は気にしないで下さい。 安価も程々にあります。できる限りは安価通りにしますが無理なものは再安価になります。 エロネタは程々に。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3958.html
本編 鹿児島で巫女さん0 鹿児島で巫女さん1-1 鹿児島で巫女さん1-2 鹿児島で巫女さん2 鹿児島で巫女さん3-1 鹿児島で巫女さん3-2 鹿児島で巫女さん 断-1 鹿児島で巫女さん 断-2 鹿児島で巫女さん 断-3 鹿児島で巫女さん 断-4 鹿児島で巫女さん4-1 鹿児島で巫女さん4-2 鹿児島で巫女さん4-3 鹿児島で巫女さん4-4 鹿児島で巫女さん4-5 鹿児島で巫女さん4-6 鹿児島で巫女さん4-7 鹿児島で巫女さん4-8 鹿児島で巫女さん4-9 鹿児島で巫女さん4-10(終) 小ネタ 番外編 元スレ -京太郎「鹿児島で巫女さん!」 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1344258974/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 霞「2スレ目よ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1344535913/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 初美「3スレ目なのですよー」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1344963455/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 春「4スレ目……」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1345445210/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 巴「5スレ目だよっ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1345778890/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 小蒔「6スレ目ですっ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1346555777/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 衣「7スレ目だぞっ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347290687/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 桃子「8スレ目らしいっすよ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1348937126/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 小蒔「9スレ目です」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1350574479/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 豊音「10スレ目だよー」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1351619916/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 良子「11スレ目らしい」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1352224856/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 咲「ふふっ……12スレ目だよっ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1353340397/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 初美「13スレ目、幸せでした……」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355062957/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 「14スレ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1356616177/ 【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん! 15スレ目!」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364221970/ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5680.html
10 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/10(日) 23 53 31.08 ID nYX9CyuqO [1/2] 良子「イエス、打ちましょう」 京太郎「……ぷ……プロだ」 ――― 良子「……」 京太郎(おもちでけえ) ――― 良子「ロン」 京太郎「ぐはっ」 ―― 良子「なかなか筋が良かったですよ」 京太郎「本当……ですか?」 良子「イエス」 良子「色々と必要な物もありますが、今はまだ大丈夫ですよ」ニコッ 良子「また……会いましょう」 京太郎「は……はい!」 良子 好感度上昇安価下 15 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/10(日) 23 58 55.05 ID nYX9CyuqO [2/2] 良子 66 朝 行動フェイズ 京太郎「……」 1.学校に行く 2.サボる 安価下2 21 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 00 10 41.32 ID c4qEX4WSO [2/31] 哩「……」 京太郎「部長駄目ですって……」 哩「気にする事なか、私の勝手けん」 京太郎「……」 哩「さっ……学校行くと」 ――― 煌「あまりすばらではありませんね……」 煌「どうしましょうか」ムムムッ 哩 好感度上昇安価下 煌 好感度上昇安価下2 25 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 00 18 21.26 ID c4qEX4WSO [3/31] 煌 98 哩 266 放課後 京太郎「どうしようかな」 1.部活行く 2.帰る 3.街をうろうろ 安価下2 31 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 00 30 34.78 ID c4qEX4WSO [5/31] 姫子「きょーたっ……」 哩「ここはこう」 京太郎「あ、はい」 哩「まだ筋が悪か」 京太郎「……」 哩「まだ私の事見てくれなかね」 京太郎「部長……」 姫子「……きょーたろー」 哩 好感度上昇安価下 34 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 00 35 09.68 ID c4qEX4WSO [6/31] 哩 336 行動フェイズ夕方 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 44 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 00 40 45.15 ID c4qEX4WSO [8/31] ――― 部長には困っちょる どうしよう 無視が一番 それは流石に出来ないですよ 京太郎は部長が好きなの? そんな訳じゃ…… ごめんなさい いえ……俺の方こそ ――― 京太郎「どうしよう……」 45 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 00 41 12.99 ID c4qEX4WSO [9/31] 行動フェイズ夜 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 54 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 02 27.86 ID c4qEX4WSO [11/31] あのさぁ……ヒロイン忘れてない? 煌 148 煌「おや……京太郎君」 京太郎「煌……さん」 煌「……打ちましょう」 京太郎「……はい」 煌「辛い……ですね」 京太郎「はい……」 煌「大丈夫……大丈夫ですよ?」 煌「――私が守りますから」 煌 好感度上昇安価下 56 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 04 38.41 ID c4qEX4WSO [12/31] 煌 178 朝 行動フェイズ 京太郎「……」 1.学校に行く 2.サボる 安価下2 59 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 06 55.43 ID c4qEX4WSO [13/31] 京太郎「サボるか!それがいい!」 京太郎(今日ぐらい伸び伸びとな!) 行動フェイズ朝 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 69 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 22 04.55 ID c4qEX4WSO [16/31] 姫子ちゃんに愛を 煌「私もサボリです」 京太郎「えっ……?」 煌「さぁ……遊びましょう」 煌(許されないでしょうね……) 煌「ごめんなさい……」ボソ 煌(芽生えてしまいました) 京太郎「……」ゾクッ 煌の無償の愛が。 煌 好感度上昇安価下 73 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 25 27.70 ID c4qEX4WSO [17/31] ゾロ目出ないの最高 煌 228 行動フェイズ昼 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 76 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 28 45.14 ID c4qEX4WSO [18/31] 京太郎「電話するか」 この周で出会ったキャラ 安価下2 79 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 34 32.36 ID c4qEX4WSO [19/31] 部長 max 哩「なぁ……姫子の事で話があっんだばってん」 京太郎「姫子さんの事で……?」 哩「だから、よければこれから近所の公園に……」 京太郎「……?」 1.姫子に確認をする 2.行く 安価下2 82 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 39 50.63 ID c4qEX4WSO [20/31] prrrr 姫子「もしもし」 京太郎「実は――」 ――― 姫子「怖い……怖い」 姫子「きょーたろー」 姫子「ぶちょーが怖か……」 京太郎「姫子……」 京太郎「――」 1. 部長は極力避ける 2.とりあえず公園にはいかない 安価下 88 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 44 54.83 ID c4qEX4WSO [22/31] 姫子「きょーたろー」 姫子「私はきょーたろーの事信じとるよー?」 京太郎「姫……子さん」 姫子「さん付けやめて」 京太郎「姫子……分かった」 京太郎「明日二人でデートしよう」 姫子「……」 姫子「愛してるよ、きょーたろー」 0~30 すばらっ! 31~99 ある事をしに姫子を迎えに行く 90 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 47 17.93 ID c4qEX4WSO [23/31] 京太郎「今、行くからな」ガチャ 京太郎「姫子」スタスタ ――― 学校 京太郎「えっと……姫子の教室は」キョロキョロ 0~30 部長 31~99 姫子の教室 92 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 50 04.06 ID c4qEX4WSO [24/31] 京太郎「失礼しまーっす」ガララッ ザワザワ 姫子「きょーたろー?」 姫子「がっこ……」 ガシッ 京太郎「来てくれ」グイッ 姫子「ちょっ……きょーたろー!?」 0~30 哩ANDすばらっ! 31~99 屋上へ 95 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 52 51.56 ID c4qEX4WSO [25/31] 屋上 姫子「ちょっ……きょーたろー!?」 京太郎「よし……」 姫子「何するつもり!?」 京太郎「愛を叫ぶんだよ……」 姫子「!?」 姫子「正気なの……?」 京太郎「おう、あの人を黙らせるぞ」 0~30 哩ANDすばらっ! 31~99 愛を叫ぶ 100 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 56 20.87 ID c4qEX4WSO [26/31] 京太郎「行くぞ――」スウゥ 姫子「……///」スウゥ この二人の行動は数十年は語り継がれる伝説となったのは言うまでも無い。 ――― 数日後。 京太郎「軽い謹慎で良かった……」 姫子「ねー///」スリスリ 京太郎「ちょっと姫子……!」 姫子「んー?」 京太郎「いや……なんでもない」 姫子「うん!」スリスリ 0~30 ぶちょー 31~99 エピローグ 106 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 02 00 03.11 ID c4qEX4WSO [27/31] エピローグ 京太郎(なんやかんやで) 姫子「きょーたろっきょーたろっ」ギュウウ 京太郎(学校を代表するバカップルになりましたとさ)チラッ 姫子「?」 京太郎「いや……なんでもない」 ――― 哩「……」ゴゴゴ 煌「ほらほら、落ち着いてください」 哩「ぐぬぬ……」 ――― 京太郎「会えて良かったよ」 姫子「お互い様!」 . ´ / / \ニ\ \ ΛУ /i{ i| | \ \ ∧ ,./ / / レ八 「゛ー__\ \ \ハ // / / ‐__′ \| x庁示 、ト、 〉 \ト / / |i /ィ竹冬 ∨ソ' | ∨ \ \ ヽ />/ 八;ハ 乂ソ , /i/i/i レ⌒ヽ \ } // 〃. / | ./i/i/i 人 . ノ ′ ( /; ;/ |i . v´ ) ,.イ´ | \ \ | / { / |i 込、 ,イ l ;| ハ } 〕 l { / ,八 > _,. |_ /l/ }/ | / ∨ \ トミ _;〕__,.,イ´ ̄〉=─-ミ }/ ヽ} __,ノ УΛ / -‐= 〈/⌒ヽ_/⌒ / {⌒// ./ / /′ / Λ / / / / ___∧ / / ノ' //ニニニニハ 京太郎「ああ――幸せだ」 カンッ 108 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 02 02 36.20 ID c4qEX4WSO [28/31] 復讐編は一旦中断です。もし再開をしたかったら、復讐編再開と打ってください 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 京太郎が通う高校は?(まだキャラが固まっていない高校はナシだヨ!) (プロ編解禁!プロ編が良かったらプロ編と打ってください) 安価下10 174 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 17 13.61 ID wZYzqQpsO [1/24] 鹿児島 霞 私室 霞「……」 京太郎「……」オズオズ 京太郎(どうして俺は呼ばれたんだ?) 霞「京太郎君を呼んだのは他でも無いの……」 京太郎「は……はぁ……」 霞「プロ雀士5人が鹿児島にロケでやって来ます」 京太郎「はぁ……」 霞「その五人の付き人をしてもらいたいの」 京太郎「!?」ビクッ 霞「大丈夫、怖いのは最初だけだから」 京太郎「なんですか!?その犬と触れ合う前みたいな謳い文句!?」 ガララッ 霞「ほら……噂をすれば」 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 180 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 22 51.53 ID wZYzqQpsO [2/24] ついに宣言通りゾロを出す人が…… 理沙 126 理沙「こんにちは!」プンスコ 京太郎「うわっ……」ビクッ 京太郎「こんにちは」ビクビク 京太郎(怒ってるー!?) 理沙「よろしく!」プンスコ 京太郎「よ……よろしくお願いします」 理沙「……///」 理沙 好感度上昇安価下 184 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 26 02.21 ID wZYzqQpsO [3/24] 理沙 146 京太郎「さて……スケジュール管理と案内役と身の回りの世話か……」 京太郎「マネージャーかよ!?」バンッ 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 187 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 28 56.88 ID wZYzqQpsO [4/24] 咏「ぬふふ、粋が良さそうだねぃ……」 咏「よろしく少年」 京太郎「あ……よろしくお願いします」 咏「知らねーけど」 京太郎「ええ!?」 咏「私は咏。君は?」 京太郎「あっ……」 京太郎(そういうことか……) 京太郎「須賀京太郎です」 咏 好感度上昇安価下 189 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 31 08.43 ID wZYzqQpsO [5/24] 咏 95 京太郎「えーっと……これから海の案内か」 京太郎「どうすっかな……」 京太郎「うーん……」 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 191 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 33 56.80 ID wZYzqQpsO [6/24] 良子「ノープロブレムです。私は理解していますから」 良子「親戚に教えて貰いました」 京太郎「それなら良かった……」 良子「それでも海の案内はお願いしますよ?」 京太郎「今大丈夫って言いませんでしたか?」 良子「念のため、です」 良子 好感度上昇安価下 194 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 36 23.25 ID wZYzqQpsO [7/24] 良子 56 京太郎「えっと夜は……旅館の料理に舌鼓」 京太郎「それには俺が必要……なのか?」 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 197 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 46 52.97 ID wZYzqQpsO [8/24] 健夜「あ、こんばんは~」オズオズ 京太郎「こんばんは」オズオズ 健夜「今日はよろしくお願いします」 京太郎「どうもご丁寧に」ペコッ 京太郎(常識人で良かった……) 健夜「……」 ゴゴゴゴゴゴ 健夜 好感度上昇安価下 199 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 50 05.12 ID wZYzqQpsO [9/24] 健夜 75 京太郎「あとは……タオル等のセットか」 京太郎「おもち……戒能プロ……」ウヘヘ 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 202 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 52 06.28 ID wZYzqQpsO [10/24] 咏「おっ……助かるじゃん知らねーけど」 京太郎「ちっ……」 咏「失礼な少年だなー?」 京太郎「タオル、置いときますね」 咏「ゴミを見る目初めて見たよ」ワッカンネー うたたん 好感度上昇安価下 205 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 54 52.09 ID wZYzqQpsO [11/24] 咏 105 京太郎「ん……最後は……子守唄?」 京太郎「ガキかよ……」 京太郎「週刊誌に売れるかな?」 京太郎「無理か……」ハァ 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 207 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 57 35.53 ID wZYzqQpsO [12/24] 健夜「よろしく……ね///」 京太郎「ねーむれーねーむれー」 健夜「ええ!?」ガーンッ 健夜「話が違うよこーこちゃん!」 京太郎「え?」 健夜「あ……なんでも無いです」 京太郎「良かった……じゃあ」 京太郎「はーはーのむーねー」 ――― 健夜「……」スヤスヤ 京太郎「子供だ……」 健夜 好感度上昇安価下 210 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 59 31.50 ID wZYzqQpsO [13/24] 健夜 105 朝 京太郎「なになに……プロの朝はラジオ体操から始まる」 京太郎「学校の先生かよ……」 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 213 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 01 21.59 ID wZYzqQpsO [14/24] 良子「グッドですね」 京太郎「いい朝ですね」 良子「今日はラジオ体操は無しです」 京太郎「えっ……?」 良子「大丈夫です」 京太郎「でも……」 良子「……大丈夫です」 京太郎「は……はい」 良子 好感度上昇安価下 233 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 08 03.25 ID wZYzqQpsO [19/24] はやり 146 はやり「……」 京太郎「おっ……!」 京太郎(霞さん程ではないけど……やべえ) 京太郎(このおもちマジやべえ) はやり「ねえ」 はやり「触って……みる?」☆ はやり 好感度上昇安価下 235 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 09 55.18 ID wZYzqQpsO [20/24] はやり 176 京太郎「えっと……お昼ごはんの用意」 京太郎「配膳の人間の手伝いか」 京太郎「雑用だな……本当」 京太郎「まぁ給料分はやりますよ」 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 238 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 12 52.22 ID wZYzqQpsO [21/24] 良子「イエス、アイラブユー」 京太郎「はいはい、今用意しますからね」 良子「……」ショボン 京太郎「よしっ…出来た」 良子 好感度上昇安価下 249 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 22 48.04 ID wZYzqQpsO [24/24] 三連続 ゾロ目ボーナス! 良子max 良子「……ここで終わりです」 良子「ハッピーエンドです」 京太郎「?」 良子「京太郎、私は貴方が好きです」 京太郎「またまた冗……」 良子「……」 良子の目は本気だった。 京太郎「本当……ですか?」 良子「本気……ですよ」 京太郎「俺は――」 1,好きです 2.ごめんなさい 安価下2 253 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 45 45.09 ID mnICoZpnO [1/4] 京太郎「俺も好きです」 良子「そうですか、良かった」 京太郎「……?」 京太郎「あれ?」 京太郎(随分とあっさり……) ガチャンッ 血の気が引いた。 京太郎「え?」 良子「手錠ですよ、手錠」 京太郎「は……?」 良子「逃げられないように……ですね」 良子「大丈夫です。衣食住は困らせません」 京太郎「嫌……嫌だ……」 良子「……」ギュッ 254 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 49 03.01 ID mnICoZpnO [2/4] 良子「ノープロブレム。手錠はいずれ外します」 良子「さぁ家に帰りましょう」 京太郎「――!」 良子「――逃げようとしても無駄ですよ?」 良子「地の果てでも追いますから」 京太郎「……」 良子「従順ですね」ナデナデ 良子「さぁ行きましょう」 良子「バージンロードへ」 256 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 56 54.40 ID mnICoZpnO [3/4] 翌日 良子「本当、偶然ですね」 良子「たまたま鹿児島で運命の人に出会えたのですから」 京太郎「……」 良子「京太郎、ご飯です」コトッ 京太郎「……」 良子「レトルトでは不服ですか?」 京太郎「……」 良子「なら出前を取りましょう」ポイッ 良子「お寿司がいいですね、京太郎の為なら安いものです」 京太郎「良子さん……」 良子「心配無用ですよ、私は稼いでいます」 良子「貴方が望むのなら毎日出前でも大丈夫ですよ」 良子「あっ……分かりました。私の手作りが食べたいんですね?料理を必死に勉強するから待っていてください」 257 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 59 58.22 ID mnICoZpnO [4/4] 京太郎「出してくれ……」 良子「出す……どこから?」 京太郎「ここから……」 良子「答えはノーです」 良子「諦めてください。それだけは無理です」 良子「大丈夫。きっと両想いになれます」 良子「私の胸、好きですよね?」 京太郎「……」 良子「なら、大丈夫です」 ピンポーン 良子「ほら、出前が来ましたよ」 良子「待っていてくださいね」 260 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 02 06 33.59 ID z60TvbLkO [1/5] 良子「高級店ですからお口に合うと思います」コトッ 良子「さっ……口を開いてください」 京太郎「……」 京太郎は意地でも口を開かない。 良子「仕方ないですね……」パクッ クチュクチュ 良子「はむっ……この時の為に開口具を……クチュ……用意しました」 京太郎「っ……!」 ガチャグイグイ 良子「グッド……」 デロォ 良子の口から京太郎の口へ流し込むように。 口移しをするように、良子の口の中で咀嚼された寿司が京太郎の口の中へ垂らされる。 良子「んっ……♡」 良子「これが……ハッピーライフですね」ニコッ 261 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 02 15 46.29 ID z60TvbLkO [2/5] 翌日 良子「漏らしましたね」 京太郎「……」 良子「取り替えてあげましたから大丈夫です」 良子「身体も洗ってあげましたから」 京太郎「…….悪魔」 良子「さっ……朝食にしましょう」 京太郎「……」 良子「喜んで欲しい物ですが……」ハァ 良子「仕方ないですね。時間をかけましょう」 270 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 02 40 56.90 ID z60TvbLkO [5/5] ゾロ目ボーナス! 良子「……」 良子「仕方ないですね」 良子「私の力で……」 スッ 良子の手が京太郎の瞳に触れる。 京太郎「!?」 違和感。 違和感どころじゃない。 目が見えない。 京太郎「嘘……だろ?」 良子「ノー」 良子「京太郎の目はずっと――」 良子「使えません」 京太郎「え……」 良子(嘘……ですけどね) 良子(私の気分次第……ですが) 272 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 02 47 19.41 ID x3nxVbajO [1/2] イッチのコンマ自体ゾロ目が多いんですよ。暇な人は良ければ見返して確認してみてください 京太郎「あ…….あ……怖い」ガクガク 良子「大丈夫ですよ、私がいますから」ギュッギュッ 京太郎「良子さん……?良子さんですよね?」 良子「ふふっ……可愛い」 良子「大丈夫ですよ。私です」 京太郎「どうしてこんな事を……」ブルッ 良子「愛を深める為ですね」 京太郎「どうかしてる……どうかしてる」ガクガク 良子「……」ギュッ 274 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 02 52 59.20 ID x3nxVbajO [2/2] HAPPY ENDING 282 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 11 36 02.91 ID EOOOPjKVO [1/3] ――epilogue 光 283 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 12 26 49.20 ID EOOOPjKVO [2/3] 数日後 京太郎「あ……あぁ」 手錠も足枷も無い。 でも、出られない。 京太郎「良子さん……良子さん……!」ポロポロ 京太郎「良子さんっ……!」ガクガク 良子「どうしましたか?」ガチャ 京太郎「良子さん……!」 良子「ふふっ……ずっと一緒ですから安心してください」ギュッ 良子「ほら、キスしましょう」 チュッ 良子「んっ……はむっんんっ」 284 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 12 30 13.04 ID EOOOPjKVO [3/3] 喜びだった。 ついに。 目が見えるようになるらしい。 良子「目を開けてください」 京太郎「は……はい」 ゆっくりと目を開く。 ゆっくりと。 京太郎「……」パチッ 眩しい。 でも…… 良子「……」ニコッ 京太郎「……良子」 怖くない。 良子「愛していますよ」 光と一緒だから。 カンッ 285 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 20 02 35.93 ID xx/LrdSGO [1/2] 復讐編は一旦中断です。もし再開をしたかったら、復讐編再開と打ってください 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 京太郎が通う高校は?(まだキャラが固まっていない高校はナシだヨ!) (プロ編解禁!プロ編が良かったらプロ編と打ってください) 安価下10 313 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 21 11 31.15 ID jgjKKvFwO [3/3] これ終わったらおしまいかな 怜 98 泉 65 セーラ 49 裕子 5 竜華 74 京太郎「千里山に入学してずいぶんと経ったなぁー」 京太郎「よし、行くか」 京太郎「行ってきまーす」 0~20 怜 21~40 泉 41~60 セーラ 61~80 浩子 81~99 竜華 317 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 08 23.59 ID cx8mSARYO [1/14] 怜「ん?」 京太郎「あ、怜さん」 怜「おはようさん」 怜「!」ピコーンッ 京太郎「?」 怜「あー……ゴホゴホッ」 怜「倒れそうやわ……」フラッ 京太郎「大丈夫ですか!?」 怜「お……おんぶ」 ――― 京太郎(騙された気が) 怜「♪」 怜(心地ええなぁ……)ギュッ 怜 好感度上昇安価下 319 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 17 55.71 ID cx8mSARYO [2/14] 怜 108 放課後 京太郎「どうしようかな」 1.部活行く 2.帰る 3.街をうろうろ 安価下2 323 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 20 42.70 ID cx8mSARYO [3/14] 京太郎「部活に行くか」 0~20 怜 21~40 泉 41~60 セーラ 61~80 浩子 81~99 竜華 326 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 25 33.07 ID cx8mSARYO [4/14] ... -―━━..、―- .. / \ \ / { \ \ / ∧ \ \ . / | \ 、 \〉 l | . // l l | \ {≧=┤ 从{ . __ | | l ト、从 y'´_)心}〉 / .. \\ 八{ l |∧y'心 V炒 l/ /⌒ . __ \\__ r┐\ハ八ハ`Vリ . . / /_/ . \\ /´} ∨//し' /. ∧ . ' ___ / / / . _____ 、  ̄ ', 〈 1i { / .、 Vノ / / イ . `_ー‐ァ ∨∧ \ } / 介 .. _... ´ /」__| . ゝ-‐ァ _ ∨∧ )ノ / /≠ニ二フ~ ̄Ⅴl | || . / ', ∨ } ' / / /∠二ニ=- l l | || .. ' ∨ { / /{ /∠~\ l | || \ ', ‘, _」' / ̄|从/\ \ /ノl | || \ \ ', ∨/ / ∨∧ /´ l .| || \ \ /∧ ‘, / /'∨∧/ l .|_|| {\ \ \ ..... --//∧ ‘、/ ,/⌒ヽ∨/ | 从 { \ \ \ ... {///∧ / / ̄/~~\ _ _ \ \ ̄`丶 \.  ̄| ̄‘, / / / } _/\ \ \ \. | ^`ー=彡 / ー┬ 、 \ \ \. |__ . -‐ / / \ \ \ } 〉 ノ / { \ \ \ \// { / { \ }\ }\ \ / { __〉 | \ | \}\ 〉 / }  ̄\ | } | } / /___ } \ ノ | / / /__/  ̄ ‐- { 、 \ | / /匚_/__ . -- . _ ○| \___∧ j/ ∨ ` . .___」 \○ ∧ /  ̄ .{ / \ 竜華「ん、ちゃんと来たんやな」 京太郎「部員ですし」 竜華「怜がおんぶしてもらったって喜んでたで~?」コノコノ 京太郎「あぁ……やっぱり」 竜華 好感度上昇安価下 328 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 32 35.09 ID cx8mSARYO [5/14] ゾロ目ボーナス! 竜華 124 行動フェイズ夕方 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 336 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 44 56.23 ID cx8mSARYO [7/14] 熱いりゅーか推し 竜華 134 竜華「も、もしもし!?」 京太郎「いやー明日練習ってありましたっけ?」 竜華「……」 竜華(人の気持ちも知らんで……このアホ) 竜華「毎日あるで」 京太郎「マジですか!?」 竜華(怜がおるのに……なんでや……) 竜華(怜がおるんやろ……?) 竜華(うちは……うちは……) 行動フェイズ夜 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 344 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 51 05.22 ID cx8mSARYO [9/14] 泉 75 京太郎「お前明日部活出るの?」 泉「当たり前やろアホ」 京太郎「ひ……ひどい」 泉「ちゃんと部活にきぃや?」 京太郎「おう!」 泉「もう……真面目にやってや」 京太郎「俺は至って真面目だぜ?」 一日が終わりました 345 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 51 35.40 ID cx8mSARYO [10/14] 朝 行動フェイズ 京太郎「……」 1.学校に行く 2.サボる 安価下2 353 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 59 31.07 ID cx8mSARYO [12/14] セーラ「どーん!」 バチコーン 京太郎「いたい!」 セーラ「手加減したで?」 京太郎「もっと手加減して下さい!」 セーラ「あはは、ごめんな」 京太郎「もう……」 セーラ「よし、学校行くで」 セーラ 好感度上昇安価下 355 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 23 04 25.44 ID cx8mSARYO [13/14] セーラ 79 放課後 京太郎「どうしようかな」 1.部活行く 2.帰る 3.街をうろうろ 安価下2 362 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 23 18 03.10 ID dHfnyyn4O 怜「ええなー」 京太郎「何がですか?」 怜「幸せってことや」 . \. / 丶 / / / / ∧. / / / / / ⌒ / i |/ ──- / ∧ | | . l | / / / // /___Ⅵ | ,′ / /| Ⅳ笊示ミ、 厶イ i| | /! 八| | 乂 ソ ァ==、 ,i| | ,/ | / | i| | メソ' / | | l/ l| i| | '' , `¨ / | i| ' 八 /i| ト、 _ '' / i| i| リ ∨从 | \ , イ.! /i| /! / _.ノマ'\ | ーr ≦/ /| / | / |/ _,.‐=ニニニニニ\ ∧\ // _ノ'′ノ' ∠ニニニニニニニニニ\ { ∨ニ=‐- .,_./ `\ニニニニニニニニ丶 ‐=- Ⅴニニニニ7 、i \ニニニニニニニニ\ 〕ニニニニニニ∧ 京太郎「?」 怜「ふふっ……」 怜「最萌no1のウチには敵なんておらんで」 京太郎「やめてください」 怜 好感度上昇安価下 364 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 23 20 39.54 ID PCatDGXfO [1/5] 怜 138 行動フェイズ夕方 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 374 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 23 38 14.57 ID PCatDGXfO [4/5] セーラ「ロン」 京太郎「」 セーラ「また俺がトップやな」 京太郎「勝ち目……無いですね」 セーラ「でも、上手くなっとるで?」 京太郎「そうだと良いんですけどね……」 セーラ「ま、そう気を落とすのはアカンで?」 京太郎「はい……」 セーラ「元気だしぃや!」パンパン セーラ 好感度上昇安価下 376 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 23 41 54.10 ID PCatDGXfO [5/5] セーラ 109 行動フェイズ夜 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 386 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 00 57 35.07 ID 4E+GEz7rO [1/6] 怜「なぁ……結婚しようや」 京太郎「え?」 怜「結婚や結婚」 京太郎「またまたご冗談を」 怜「うちは本気やで?」 京太郎「……」 京太郎「恥ずかしい事を平気でいいますね」カァァ 怜「養ったるで?」 京太郎「それはプライドが……」 怜「ふふっ……その代わり京太郎はうちの看病してや?」 怜 好感度上昇安価下 391 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 01 13 38.45 ID 4E+GEz7rO [3/6] 怜「駄目……なん?」ゴホッ 怜「うち……このままやと死んでまうで?」ゴホッ 京太郎「……え?」 怜「うち……後少しの命なんやで?」ゴホッ 怜「冗談やけど」 京太郎「おい」 怜「……」ジッ 京太郎「……」ドキッ 怜「なぁキス……してや」 京太郎「怜さん……」 怜「それで返事……聞かせてや」 怜「嫌なら嫌でもええから……」ウルウル 1.キス 2.キス 3.キス 安価下 京太郎「おい」 394 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 01 29 07.79 ID 4E+GEz7rO [4/6] 京太郎「……」 スッ 怜「……!」 触れるようなキスのひとつで。 でもそのひとつで二人は分かり合えた。 お互いの気持ちが通じ合えた。 怜「京太郎……!」 京太郎「これが……俺の気持ちです」 怜「……!」 京太郎「大好きですよ、怜さん」 怜「うちも……うちも大好きや」 405 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 17 17 07.31 ID HYm4q2x/O [1/4] 京太郎「公園にでも行きましょうか」 怜「早速デートに誘ってくれるなんて照れてまうわ~///」テレテレ 京太郎「公園で遊ぶってデートなんですかねぇ……?」 怜「デートや」キッパリ ――― 公園 京太郎「早速ベンチですか」 怜「うち疲れたし」 京太郎「まぁ……こうノンビリするのも悪くないですね」 怜「京太郎は常に動き過ぎやねん、うちみたいになってまうで?」 京太郎「まぁ……気を付けます」 怜「分かればよろしい」ナデナデ 406 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 17 24 31.92 ID HYm4q2x/O [2/4] 怜「ん~」 怜「眠くなってもうた」ウトウト 京太郎「……」スヤスヤ 怜「……」 怜「ちょっと足借りるで?」 ボスッ 怜「んっ……」 陽射しが暑い。 でも、心地いいからこのまま寝てしまおう。 怜「……」スヤスヤ 京太郎「……」スヤスヤ 0~50 京太郎が先に起きる 51~99 怜が先に起きる 408 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 17 37 12.03 ID HYm4q2x/O [3/4] 怜「っ……んんっ」パチッ 怜「まだ……寝とるんか?」 京太郎「……」スヤスヤ 怜「ふふっ……」 怜「髪が濡れとるなぁ……雨でも降ったんやろか?」スッ ベチャア 涎。 怜「……」プチッ 怜「ふふっ……ええ度胸やないか」プルプル 怜「……」スゥゥ 唾を舌先で溜めながら京太郎の顔に接近する。 怜「んんっ……」レロォ ベチャア 怜「なんやろ……うちが変態みたいやないか……!」 413 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 20 37 56.42 ID drn0xxVyO [1/6] 怜「ゴホッゴホッ」 京太郎「大丈夫ですか?」 怜「家やから平気やで?」 京太郎「そうですけど……」 怜「親おらんからよろしゅうな」 京太郎「え?」 怜「……///」 京太郎「いやいや!」ブンブン 怜「連れない奴やなぁ……」プンスコ 京太郎「もう……」 0~50 スケベハプニング 51~99 ドキドキハプニング 417 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 21 01 22.06 ID drn0xxVyO [2/6] 京太郎「……」 風呂。 とても広い風呂。 京太郎「どうして怜さんはいきなり風呂に入れって……?」 京太郎「まっいっか……」 京太郎「きもちいいし――」 怜「失礼しまーす」ガララッ 京太郎「もべー!?」 怜「うへへ」 怜「ゴホッ」 怜「スケベしようや……」 京太郎「逆だろ!?」 422 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 21 36 49.90 ID drn0xxVyO [4/6] 怜「ゴホッゴホッ」 怜「体調悪いー面倒くさいーだるいー」 怜「あー撫でてやー」 京太郎「……」ナデナデ 京太郎「風邪で大袈裟な……」 怜「一度倒れたからなぁ……ごめんなぁ」 京太郎「ま……いいけど」 怜「ふふっ……」 怜「ゴホッ」 0~50 事情を知る 51~99 事情を知らされない 426 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 21 53 12.31 ID drn0xxVyO [6/6] ――epilogue 怜 427 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 23 30 23.82 ID JkYSWmxuO [1/2] 屋上 怜「……」 京太郎「――なぁ見えるか?」 京太郎「空だよ、怜」 怜「……」 京太郎「綺麗だろ?」 京太郎「これからもずっと一緒だ」 怜「……」 京太郎「……絶対一緒だ」 「当たり前やろ」 京太郎「!」キョロキョロ 京太郎「……」 京太郎「ああ、一緒だ」 437 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 23 55 12.01 ID dREVS7NVO [5/5] 京太郎「……海だぞ怜」 カラカラッカシャッ 怜「……」 京太郎「綺麗だなぁ……」 怜「短い時を共に過ごして来た二人。 怜の身体には限界が来ている事を京太郎は承知の上で愛を契った。 遂には意識を失った怜の身の周りの世話すらも献身的に行う京太郎……/// そして余命が宣告された今日。 京太郎は怜の大好きな場所で大好きな怜と別れを告げるのだった――」 京太郎「はぁ!?」 怜「何勝手に別れようとしとんねん!」ゲシィ 京太郎「なんで生きてんの!?」 怜「[ピーーー]なアホ!」 怜「奇跡や!奇跡!」 怜「これで文句無いやろ?」 京太郎「もういいよ……疲れた」 怜「ほらっ」 白いワンピースを着た最愛の人。 440 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 02 40.76 ID Rfw78qS2O 怜「怜ちゃんは信じとったからな、こうなる事も予想済みや」フフンッ 京太郎「もういいよ」 怜「京太郎……」 京太郎「今、ここに居てくれるだけで十分幸せだ」 怜「また惚れさせるなぁ……///」 ′ / // /j / l l. ′ / / ′| / ,' / | } ′ /,斗-++! / ' /─--.+ !_ l / | i .|j .| / ./ / | l .} | ! |l { .| l .|l l / ./ / .j / | ∧ .| { l | l |--+-弋 / .// _'_ j / | ′ l ∨≧=≠≦ミ、/ ノ' ,升=≠≦ミ〈 | . l l /´ _ )o い _ )o 刈 ヽV ′ 代. トiv li! ,刈 トiv li! rf;} }.| ′ |. ∨ っ ∨ っ /.| ./ ト ゝzz r,ノ ゝ zz ツ | |.} .| | l. 〃〃〃 , 〃〃〃 .| | } .| ` l | l ノ´ 、 ── ' イ > ,< > < .| > 、 <. | __ } |r ⌒j _ 斗'´ ! .| //j / r ' j /// ' ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / | / // / / 京太郎「――怜」 怜「さっ……次はどこ行くん?」 京太郎「うーん……公園?」 怜「お互い様やな、もう」 京太郎「あはは……」ポリポリ 怜「ほらっデートするで」 その人が大好きだった。 お わ り 443 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 06 36.92 ID ijjTqgUjO [1/6] ――last epilogue 軌跡 444 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 18 50.36 ID ijjTqgUjO [2/6] 白望「ご飯出来てる」 京太郎「どわぁぁぁ!ちこくだぁぁぁ!」 「ちこくだぁぁぁ!!」 白望「ここまで要領が悪いとは」 白望「親子揃ってダルイ……」 京太郎「行ってきまぁぁす!」 「お母さん!ご飯!」 京太郎「裏切ったな息子め!」 白望「できてるよ」コトッ 京太郎「シロも裏切った!?」 カンッ 448 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 25 30.47 ID ijjTqgUjO [3/6] 絹恵「キャァァァ!」ガバッ 京太郎「どうした!?」 絹恵「怖い夢見たねん……」 京太郎「怖い夢……?」 絹恵「うちが犯されて自殺したと思ったら生きてて、お姉ちゃんが失明とか色々したけど奇跡的に治って何故か由子先輩が生き返ってる夢」 京太郎「俺そんな夢見たら腹筋使い物にならなくなるって」 カンッ 454 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 35 10.45 ID ijjTqgUjO [4/6] 一「京太郎」 京太郎「ん?」 一「部屋から盗聴器と小型カメラが……」 京太郎「は――?」 京太郎「それは不味いな」 京太郎「透華さんだったら……」 一「もうっ!透華はそんな事しないよ!」 京太郎「俺がひっ捕まえてやるよ……」 一「頼りにしてるよ……?」 ――― 深夜 某執事「……」コソコソ 龍門渕家の執事「一はまたこんなふしだらな服を……けしからんですね」 執事「今度は精密な盗聴器を……」 一「お・と・う・さ・ん・?」ゴゴゴ ハギヨシ「はっ!?」 京太郎「生きてるんかい!」 ハギヨシ「身体が資本ですから」 京太郎「墓入ったよね!?」 ハギヨシ「イリュージョンです」 一「お父さんの馬鹿ぁぁぁ!!!」バチコーンッ ハギヨシ「ぐはっ!?」 カンッ 457 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 41 54.28 ID ijjTqgUjO [5/6] 衣「……」ギュッ 衣が抱き締めるのはハギヨシの亡骸。 衣「立派な賢人だった」 衣「……」ギュッ 京太郎「衣」 衣「京太郎……」 京太郎「俺……こんな立派な人になりたいな」 衣「なれる……絶対」 京太郎「二人で追い越そう」 衣「ふふっ……」ニコッ 衣「うん!」 カンッ 459 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 49 59.50 ID ijjTqgUjO [6/6] 怜「お医者さんごっこは飽きたなぁ……」 京太郎「プロになってから精神年齢落ちたな」 怜「やっとることは大人やからええやろ!?」 京太郎「ま……そうだな」 怜「せやせや」 怜「というわけで……次はキスを」 京太郎「朝したじゃん」 怜「足りんの……あかん?」 京太郎「喜んで」 カンッ 461 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 17 45 45.80 ID xgcmY51LO [1/2] ゆみと京太郎とモモの家 ゆみ「おはよう」 モモ「おはようっす」 京太郎「おはよう」 ゆみ「モモ……私の下着をどこにやった?」 モモ「!」ビクッ 京太郎「俺の下着も……」 モモ「テヘッ☆」ペロッ ゆみ「ベランダで縛っておこう」 京太郎「そうだな、それでいい」 モモ「ごめんなさい~っ!」 ギャーギャー カンッ 462 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 17 53 18.18 ID xgcmY51LO [2/2] 千里山 麻雀部 憩「んー出来たっ」ニパーッ 京太郎「何が?」 憩「指輪やでー」 京太郎「医者の娘ってレベルじゃねぇ……」タラリッ 憩「ふふっさぁさぁ……指輪をはめて!」 京太郎「今日は元気だなぁ」スチャ 憩「似合うで~!」ギュッ イチャイチャ 雅枝「そろそろ千里山に編入させたろか」 怜「千里山の優勝まったなしですねぇ」 466 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/15(金) 15 15 55.16 ID HqhRHntCO 山 ガサガサ 京太郎「居るか?」 穏乃「あ、見つかっちゃった」 京太郎「何やってんだ?」 穏乃「うーん……散歩」 京太郎「そっか、まぁ怪我しないようにな」 穏乃「京太郎が居たら大丈夫。ね?」 京太郎「……」 穏乃「次は、何処に行く?」 京太郎「時間はいくらでもあるんだ」 京太郎「ゆっくりと決めよう」 穏乃「……うん!」 カンッ 469 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/15(金) 17 49 23.42 ID 0N6x4UmxO [1/2] 洋榎「若い頃に見た夢を教えたるわ」 京太郎「……」 洋榎「絹恵が犯されて自殺したと思ったら生きてて、うちが失明とか色々したけど奇跡的に治って何故か由子が生き返ってる夢」 京太郎「なんだそれ」ハハハッ 洋榎「そして、昨日は京太郎に告白をする夢を見たんや」 洋榎「初めて見た時から好きでしたって――」 京太郎「今も?」 洋榎「当たり前やろ」ゴホゴホ 洋榎「でも。どっちの夢も幸せそうな顔をしとった」 洋榎「京太郎のおかげやで?」 京太郎「ああ、ありがとう」 洋榎「あとはよろしく頼むわ」ニッ 春「……約束は守る」ポリポリ オカーサン……オバーチャン…… 洋榎「先……言ってますね?」スゥゥ 洋榎「――貴方」ガクッ 京太郎「洋榎。綺麗な花が咲いてるよ」 京太郎「お前が残した子供達だ」 カンッ 475 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/08/16(土) 00 59 10.33 ID NyyKJlpqO 訂正 洋榎「若い頃に見た夢を教えたるわ」 京太郎「……」 洋榎「絹恵が犯されて自殺したと思ったら生きてて、うちが失明とか色々したけど奇跡的に治って何故か由子が生き返ってる夢」 京太郎「なんだそれ」ハハハッ 洋榎「そして、昨日は京太郎に告白をする夢を見たんや」 洋榎「初めて見た時から好きでしたって――」 京太郎「今も?」 洋榎「当たり前やろ」ゴホゴホ 洋榎「でも。どっちの夢も幸せそうな顔をしとった」 洋榎「京太郎のおかげやで?」 京太郎「ああ、ありがとう」 洋榎「あとはよろしく頼むわ」ニッ 春「……約束は守る」ポリポリ オカーサン……オバーチャン…… 洋榎「先……行ってますね?」スゥゥ 洋榎「――貴方」ガクッ 京太郎「洋榎。綺麗な花が咲いてるよ」 京太郎「お前が残した子供達だ」 カンッ 476 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/16(土) 13 54 44.46 ID H7wAwuI1O 愛の巣 煌「……」 京太郎「煌……」 煌「おや……あなたは……えっと」 京太郎「京太郎……だよ」 煌「そうですか、貴方が京太郎ですか」 煌「素敵な方ですね」 京太郎「昔の方がかっこ良いさ」 煌「ふふっ……思い出しましたよ」 京太郎「煌……」 煌「私……もう長くないみたいですね」 京太郎「……」 煌「ありがとうございました」 京太郎「こちらこそ」 煌「本当にすばらな人生でした」 京太郎「またな」 煌「はい。また会いましょう」 京太郎「おやすみ」 煌「おやすみなさい」 477 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/16(土) 14 12 39.68 ID kSm1N8KvO 淡「じゃーん!」 京太郎「あれ……胸が」 淡「ヌーブラだよ!」 京太郎「……」ハァ 淡「えっ……?」ウルッ 京太郎「そんな事しなくても淡は十分……その……魅力的だから気にすんなよ」 淡「京太郎……」 淡「大好きっ!」ギュウウウウ カンッ 478 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/16(土) 14 35 52.94 ID FlHkyIZPO [1/7] 照「……」ナデナデ 京太郎「……うえぇん」グスグス 照「どうしたの?」ナデナデ 京太郎「だって……だって……」グスグス 照「どうしてお酒飲んだの?まだそういうのは駄目だよ?」ギュッ 京太郎「監督が……監督が」ヒックヒック 照「へぇ……」ゴゴゴ 京太郎「それと……はい」 カチャ 照「ペンダント……?」 京太郎「とっても似合ってるよ、照」 照「……」 照「今日は寝かさない」ガバッ 京太郎「それは逆だろ!」 照「でもね、色々あっても私は幸せだよ」 京太郎「照……」 照「ずっと一緒」 カンッ