約 969,061 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3391.html
京太郎「こんなにたくさん女の子がいるんだ、俺にも彼女くらい出来るはず…」 京太郎「よし!じゃあハギヨシさんに告白しよう!」 京太郎「って男じゃねえか!ダメだろ!」 京太郎「まあ安価は絶対だしな…どうせ告白しても成功しないだろ…」 京太郎「それじゃあ行ってくるか…」 ハギヨシ「それで話というのは?」 京太郎「いや実はですね…」 京太郎「前からあなたの事が好きでした。付き合ってください。」 ハギヨシ「!?」 京太郎(やべー…言っちまったよ…) ハギヨシ「それは…本気で言ってるのですか…?」 京太郎「はい?」 ハギヨシ「本気で言っているのかと聞いているんです。」 京太郎「え、ええ…もちろんです。」 ハギヨシ「そうですか…分かりました…」 京太郎(怒らせちゃったかな…) ハギヨシ「実は私も貴方の事が好きでした。喜んでお付き合いさせて頂きます。」 京太郎「えっ」 ハギヨシ「それでは服をお脱ぎ下さいませ…」 京太郎「えっ?いやっ、ちょっ…やめ…」 大沼「何をしとるんじゃ!お前ら!」 京太郎「あなたは確か…大沼プロ!」 ハギヨシ「ちっ…邪魔が入ったか…」 大沼「まったく…近頃の若い奴は…ワシも一緒にやらせんか!」ポロンッ 京太郎「」 大沼「ほれ、さっさと尻を出さんか。」 京太郎「ちょっ…やめっ…」 ハギヨシ「お待ち下さい。私の方が先です。」 大沼「なんじゃと!老人に先に譲らんか!」 ハギヨシ「いいえ。こればかりは譲る訳にはいきません。」 京太郎(何なんだこいつら…) 大沼「さっさと譲らんか!この若造が!」 ハギヨシ「いいえ。こればかりは絶対に譲れません。」 京太郎「二人とも落ち着いて…」 大沼 ハギヨシ「うるせえ!黙ってろ!」 京太郎「(´・ω・ `) 」 ハギヨシ「分かりました。ならばどちらが京太郎様を満足させられるか勝負しましょう。」 大沼「ふん…小癪な…まあ良いだろう…」 大沼「それでルールは?」 ハギヨシ「お互いに挿れ合って先にイった方が負けという事でどうでしょうか。」 大沼「良いだろう…ワシに勝負を挑んだ事を後悔させてくれるわ!」 京太郎(今のうちに逃げよう…) 京太郎「やっと逃げてきた…まさか裸のまま追ってくるとは…」 京太郎「偶然警察の人にすれ違わなかったらヤバかったな…」 照「君は確か咲の高校の…」 京太郎「そういうあなたはチャンピオンの宮永照じゃないですか。こんなところで何を?」 照「それはこちらのセリフ。きみこそ何をしているの。」 京太郎「えーとですね…ちょっと危ない奴らから逃げて来たというか…そういうあなたは何を?」 照「「すがきょうたろう」とかいう咲にくっつく虫がいるそうなので始末しにきた。」 京太郎「えっ」 照「ところでまだ君の名前を聞いていなかったけど…」 照「君…名前は?」 京太郎「え…えーと赤木しげるです!」 照「アカギ…?どこかで聞いた事がある名前…」 京太郎「いやちょっと色々とやってるんですよ…はは…」 照「まあすがきょうたろうじゃないならいいよ。」 ハギヨシ「京太郎様…私達から逃げてこんなところで何を…?」 京太郎「お前…どうしてここに…」 照「おい…京太郎とはどういう事…?」 ハギヨシ「フフフ…今度は逃がしませんよ…」 京太郎(色々やべえ!こうなったら狂言を吐いて場を混乱させるしかない!) 京太郎「こいつが須賀京太郎です!錯乱して俺と中身が入れ替わったと思い込んでいるんです!」 ハギヨシ「なっ…」 照「そうなの?」 ハギヨシ「いやそんな訳無いでしょ!」 京太郎「やっぱコイツ錯乱してますよ!咲さんに手を出す前にやっちゃって下さい!」 照「よし…君たちホモセックスしよう…」 京太郎「うんうん!…って何だってええええええ!?」 京太郎「何でそんな事しなきゃいけないんですか!普通に始末すれば良いでしょ!」 照「いやだってコイツをホモにすれば咲に手を出さなくなるし….それに咲も京太郎にホモになって欲しいって言ってたからな。」 京太郎(咲…お前…) 照「さあ始めよう…逃げようとしたら…わかるよね…?」ギュルルルルル 京太郎「うう…」 ハギヨシ「( ´ ▽ ` )」 照「さあ早く」 ハギヨシ「wktk」 京太郎(もう終わりか…さようなら俺の童貞と処女…) 大沼「やめんかお前ら!」 京ハギ照「!?」. 京太郎(げええええ!よりによって今一番来て欲しくない奴が!) 京太郎(ん?待てよ…これを利用して…!) 京太郎「あのチャンピオン…ちょっといいですか?」 照「何…?」 京太郎「実は大沼プロはホモなんです。なので大沼プロとヤらせた方が色々と良いかと。」 照「そうなの…?ならそうしようかな…」 京太郎(よっしゃああああああ!) 照「さあ…早く始めて…」 ハギ 大沼「いやいやいや!」 照「…」ギュルルルルルル ハギ 大沼「はいいいい!」 京太郎(今のうちに逃げる!) 京太郎「やっと家に着いた…もう疲れた…」 京太郎(よく考えたら彼女を作ろうとしたらこうなったんだよな…もう彼女なんかこりごりだ…) 咲「あ!京ちゃんどこいってたの!」 京太郎「おう咲…ちょっと色々とな…」 咲「もう!心配させないでよ!すごく心配してたんだからね!」 京太郎「ごめん…」 咲「本当に悪いと思ってる…?」 京太郎「ああ…当然だろ。」 咲「ならキスして。」 京太郎「えええ?ドユコト?」 咲「本気で悪いと思ってるんでしょ?なら謝るかわりにキスして。ね…?」 京太郎(えーとつまりこれは告白ですか!?咲が!?俺に!?) 咲「早くしてよ…誰か来ちゃう…」 京太郎(こいつこんなに可愛かったっけ…?くそっ咲の癖に!もうやっちまえ!) チュッ 咲「んっ……はあっ」 京太郎(やっちまった…) 京太郎「…咲…何でこんな事を…」 咲「何でって?決まってるでしょ…京ちゃんが好きだからだよ。」 京太郎「そうか…………咲」 咲「何?京ちゃん?」 京太郎「好きだ。付き合ってくれ。」 カン
https://w.atwiki.jp/sakiyuriyuri/pages/302.html
宮永 照 照×咲 7-471「残酷な想いの果てに」(暴力的な表現有り) 8-777「しあわせ」 8-812「無題」(自慰ネタあり) 10-143「望みを捨てろ」 10-432「無題」(自慰ネタあり) 11-759「リーインカーネイション」 同作者による連作 8-929「無題」 9-122「無題」 9-471「無題」 9-842「無題」 10-156「無題」 9-699「無題」 9-754「無題」 9-872「無題」 10-14「無題」(9-872の過去編) 10-182「無題」 10-227「後悔」(菫視点) 10-250「春」 10-360「後悔」(照視点) 直投下 「後悔」(咲視点、完結編) 淡←照→菫 同作者による連作 11-328「私の白糸台一日目」 11-479「宮永照一年に一度の大爆発の日」 11-678「ホワイトクリスマス」 11-397「無題」 11-452「無題」 弘世 菫 菫×照 8-901「秘めた願いの先に」 12-965「私には妹がいるんだ」 13-221「無題」 17-753「無題」 17-867「最上級生―やりたい放題好き放題―」 菫×咲 11-261「無題」 渋谷 尭深 尭深→菫×照 11-616「琥珀の想い」 13-293「睡恋」(11-616「琥珀の想い」の続き) 大星 淡 照×淡 14-126「無題」 淡×尭深 24-693「桜の花が散る頃」 オールキャラ 14-279「虎の休息」 14-413「ぴかぴかてるてる」 14-449「虎の巡回」 14-495「てるてるランチ」 14-639「虎の寓話」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6185.html
特別編 文化祭おまけ 照「…………」紅茶まみれ 咲「あ、えっと……その……」 「み、宮永さん!?も、申し訳ありませんお客様!!」 「すぐに何か拭くものを!!」 照「……咲?」 咲「ひっ!?」 照「怒ってないよ?ただ、さすがにこれは無いよね?」 咲「お、お姉ちゃんごめんなさい……」 照「転んで飲み物を狙ったようにかけるなんて……私でも中1までしかやってないよ(ボソッ)」 咲「うぅ……」 京太郎「……咲?それに照さん!?」 照「京ちゃん!?そ、その恰好……」 京太郎「あ、やべ……ゴホン、照お嬢様、一体どうなさいました?大体の予想はつきますが……」 照「て、照お嬢様!?」 咲「きょ、京ちゃん……その……」 京太郎「申し訳ありません、こちらの不手際でこのような不快な思いをさせてしまって……すぐにシャワーとお召し物のご用意をさせていただきます」 京太郎「おい、シャワー室と何か女子のジャージかなんか用意できないか?」 「シャワーはすぐいけると思うけど……ジャージなんて持ってきてる人いる?」 「いても汚れてたり使ってたりでしょ。宮永さんの制服とかは?」 咲「私メイド服で帰るの!?」 京太郎「さすがに原因とはいえ咲が可哀想だな……俺もジャージとかないし、俺の服貸す訳にもな……」 咲「お姉ちゃーん、京ちゃんの制服でいいー?」 照「おっけー」 京太郎「おい咲!?照さんもいいの!?あ、よろしいのですか?」 照「別にいい。それより」 京太郎「はい?」 照「執事が失態を犯して、何も無し?」ニッコリ 京太郎「はい、照お嬢様、アーン」 照「あーん……ん、おいしい」 京太郎「それは何よりです」 照「次は紅茶が欲しいかな」 京太郎「……照お嬢様?」 照「何?」 京太郎「差し出がましいことを言うようですが……さすがに男性の膝の上にずっと座っているというのは、少々はしたないのでは?」 照「執事が命令を聞けないというの?」 京太郎「……了解致しました。紅茶の砂糖はいくつになさいます?」 照「2つで」 咲「お姉ちゃんずるい……」 「執事な須賀くんの膝の上に座ってアーンまで……羨ましすぎる……」 「おまけにそのまま30分も……これがチャンピオン……」 「宮永さん、私にこの紅茶かけて」 咲「それ熱いやつだよね!?やめてって!!」 照「次はスコーンで、もちろん食べさせてね」 京太郎「……そろそろ勘弁してもらえませんか?」 照「……だーめ」 京太郎「かしこまりました……麻雀部の方に行くまでにはお願いします」 照「……京ちゃん次第かな」 この後、嫉妬の化身と化した咲とのインハイ時以上の対局が始まるのだった
https://w.atwiki.jp/sakiapsp/pages/24.html
宮永 照 (CV:中原麻衣) ※能力有 弘世 菫 (CV:斎賀みつき) ※能力有 渋谷 尭深 (CV:豊口めぐみ) ※能力有 亦野 誠子 (CV:清水香里) ※能力有 大星 淡 (CV:斎藤千和) ※能力有 宮永 照 (CV:中原麻衣) ※能力有 白糸台高校3年生。 前年度のインターハイ覇者。 咲の姉だが、周りには「妹はいない」と話している。 ★能力 和了るたびに配牌が強力になっていく。 他家の当たり牌がわかる。(VER 1.01で追加) ◆備考 他家に和了られたり、自分の和了りが前局の和了点を下回ると能力の積み重ねが消失する。 【短評】 攻撃:★★☆☆☆ 守備:★★★★★ 攻撃--自身が和了した次の局の配牌が良くなる、という能力を持つので、基本はまず1つ和了することから始まる。 和了した次の局の配牌は、清一色などを見込める時もあるが、自分で仕上げていかなければならない配牌も あったりと、効果は様々。(前局で和了した点数が高いほど強力、和了するたびにどんどん配牌が良くなる というわけではないと思われる。) また、好ツモ補正は恐らく無い(Ver1.01で若干好ツモ補正追加?要検証)と思われるので、 役牌や食いタン等、1翻でもいいので、まずは1つ和了するのを心掛ける。 守備--Ver1.01より追加された危険牌察知の能力が非常に強力。 これにより、役無しリーチによる放銃以外では振り込まないので、点棒収支が安定する。 Comment 手牌が良くなるだけでツモが良くなる訳ではない。ツモ自体は強キャラと比べて見劣りする上、最初に和了ることさえままならない事も。更に連続和了中も衣や淡の支配を受けてしまう。弱キャラではないが原作からみると非常に残念なことになってしまった。 (2013-09-06 21 42 08) ただ嵌った時の火力は凄まじいものがある。が、火力も速度も上が何人もいる罠。それでいて能力制限だけは原作に忠実なので割を食っている (2013-09-06 23 27 03) 能力発動時、稀に、配牌から純全帯么九狙いが確定したり、数巡で清一色になったりすることもある。ただ、そのレベルは他にもいる。原作では火力より和了率のほうが脅威だったが、そっちのほうは全く再現されてない。配牌とツモは悪くないが、和了率が非常に残念。 (2013-09-09 20 35 46) 今回のcomの上がりの速さを照だけに集約すれば良かったのに (2013-09-12 21 37 03) 聴牌はするんだけどね。なんか自摸れない。 (2013-09-14 01 31 49) 戦略のところの『原作と異なり』っておかしくないか。衣については明言されてないし安全圏は照にも有効。 (2013-09-23 05 46 45) ↑で指摘があったので戦略の部分は凍結しました。また確認が出来たら復活させます。 (2013-09-23 15 35 07) 追加された危険牌察知は照魔鏡の代わりってことかな? (2013-10-02 19 26 37) 玄のアタリ掴まされたとき「あっこれは」って感じの反応してたし普通に察知できるのでは (2013-10-03 03 23 38) バージョンアップで配牌やツモも良くなってるもよう (2013-10-06 01 00 51) それでもツモはひどいと思うけどほかの人はどうですか? (2014-03-19 23 13 32) 敵にすると強い、自分で使うと一回あがるのに一苦労する。ただはまった時は1人で全員飛ばす位の力はある (2014-03-29 19 54 08) 一回上がると、三色手・一通手→染め手と配牌がグレードアップしていき、倍満三倍満まで行くと役満上がり放題モードに入る。九蓮だって簡単に狙えるぜ! (2014-04-02 12 36 47) (数え)役満を和了すると、それより大きい点数は出せない関係で、以降は配牌もツモも役満モードに入る。確認できた役満は九蓮・大三元・国士・緑一色。 (2014-04-03 19 40 21) スーアン、大三元、国士、緑一色、チューレン、字一色、地和、天和を確認 (2014-04-17 01 30 57) 能力無しの相手になら1度上がれば無双できる。満貫→跳満→三倍満→三倍満で終了(個人戦) (2014-07-30 10 20 37) ゴミ以下の配牌とツモ、相手の当たり牌はつかむわ自分の有効牌はツモれないわで麻雀にすらならない。打点制限以外全く原作が反映されていない。捨て牌を組み合わせても聴牌までいけないことが多々あり和了率が低すぎる (2014-08-05 23 11 52) 照と菫がこのゲーム内での白糸台のお荷物。 (2014-08-13 17 20 17) 能力は強力だがツモ運と通常配牌は無能力者以下 (2014-11-20 04 26 35) 無能力×3相手で捨て牌かき集めても聴牌に辿り着けない程度にはツモがクソ (2014-11-28 00 51 28) 何をどうやっても焼き鳥とかザラ、無能力者の方が強い (2014-12-15 11 25 50) 全キャラに言えるけどcomと自機の補正が強すぎる。何を考えてゲームバランス構成したのかわからん。無印の反省とかしてないんだろうな (2015-01-01 09 54 42) ↑おたくが何を求めてたのか知らないけどそういう主張は引く (2015-01-11 23 21 55) 一度上るまでが (2015-05-24 23 25 04) 一度和了するまでが大変だが、和了すると、連荘が止まらなくなる。 (2015-05-24 23 26 07) 一度目の和了はできるだけ安手の方がいい、その後の局をうまく流れに乗せていける (2015-07-07 15 04 17) チャレンジにて半荘27回目でようやく聴牌、31回目にて初和了、これほど無能力者より弱いと思ったやつはいないわ (2015-08-05 00 32 34) 能力発動したら大三元国士無双緑一色九蓮宝燈国士無双と役満5連発で団体戦飛ばしで終わった (2015-09-06 10 11 38) 前作の佳織みたいな子はいないの?無能力や京太郎相手でも先制されて役満までいけない (2015-10-05 13 11 10) コメント 弘世 菫 (CV:斎賀みつき) ※能力有 白糸台高校3年生にして白糸台麻雀部部長。 相手の浮いた牌を狙い撃ちする能力を有し、 白糸台のシャープシューターと呼ばれている。 ★能力 菫が聴牌時に狙った相手から和了り牌を捨てさせる。 ◆備考 正確には狙った相手の次順に菫の和了り牌を引かせる能力。必ず和了り牌を捨てさせる訳ではない。 狙われるのは常に1位のキャラ。菫がトップの場合は2位のキャラ。 【短評】 攻撃:★★☆☆☆ 守備:★★☆☆☆ 攻撃--自身を除く最上位のキャラに自身の当たり牌を掴ませるので、先制リーチした相手に対しては確定で放銃させる ことが出来る。(相手も同じ待ち牌だった場合は目も当てられないが…) 守備--守備に関しては、かなりの考慮を強いられることになる。 まずは聴牌した際に能力発動エフェクトが出るので、自身が聴牌していることを他家に知らせてしまうデメリット。 知られてしまったのなら火力アップも兼ねてリーチしてしまえば良いのだが、狙った相手に当たり牌を引かせて しまうので、その相手がツモり牌を止めてしまったらまず和了できない。 ロックオンされたキャラ以外が知らずに放銃、もしくは待ち牌が残っている状態で自身がツモ和了するしかない。 更には、掴ませたその牌によって相手の手が進んでしまう可能性もあり、デメリット面がやや目立つ。 ここからは戦術面の話になるので、その時の状況やプレイする個人によって意見が分かれると思われるが、 自身を除く最上位のプレイヤーを半強制的にオリさせることが出来る点を活かし、自身が2位以下の場合は 点差を縮める、1位の場合は2位との点差を維持することが出来るという考えもある。(団体戦で活きる。) バカヅキしてるキャラや、強キャラに対してのストッパー機能としては一考の余地がある。 なお、COM相手では余剰牌の場合すぐに捨てるので、一発ロンする確率が高い。 Comment ステルス状態のモモに対してはどうなるんだろ (2013-09-07 21 49 23) ステルスモモに射撃してフリテン確定w (2013-09-08 03 19 58) 狙った相手がリーチしてない限り、狙撃は確定しない。狙われた場合はカットインの後、掴んだ牌を捨てなければいい。対処は基本的に容易 (2013-09-08 21 41 45) 自分が狙われた場合はリーチさえかけてなければ当たり牌が分かるだけ、ただCOMが狙われるとほぼ一発で出すから先行されるとどうにも出来ない (2013-09-09 13 28 20) 狙われた時に、仕方なくツモを手牌に入れて浮いてる要らない牌を切ったら振り込んだ。たまたま、だよね… (2013-09-09 20 38 56) たまたま運が悪かっただけ。菫が多面待ちだったとか。菫の当たり牌がこっちの有効牌なこともそれなりにあるので、掴まされて逆にこっちの手が伸びる事もあったりする (2013-09-10 12 08 34) 園城寺 怜を使用してる時ロックオンされると割り込みがあった時と無かったときが。勘違い?残ってなかったのかも。 (2014-02-03 22 38 25) 相手に聴牌がまるわかり (2014-06-05 11 31 25) これ逆に考えれば待ち方が分かるからあんま強くないね (2014-07-30 21 57 46) 怜、モモ、照、まこに対してはほぼ無力 (2014-08-03 12 37 27) 残念ながら無能力者以上に弱い。対して配牌ツモともにいいわけでもなく、相手に当たり牌が何かわかってしまうため対人戦ではトップに対する追っかけリーチ以外では無意味。また、能力の発動先が怜、照、まこのような当たり牌がわかる能力、相手に捨て牌への関与をさせなくするモモに対しては無力もいいところでCPU相手でも射抜くことができない。総じて弱いとしか言えない (2014-08-05 22 44 53) 大して、です。すいません。しかし好きなキャラだけに悲しい (2014-08-05 22 45 39) ロード中やらギャラリーやらでSDはやたらと優遇されている (2014-08-26 05 50 25) そんなに弱いというものではないが、他の能力者に比べると見劣りする (2015-05-24 23 27 25) ゲームでは誰が狙われてるかわかるからリーチかけてない限り回避は簡単、ツモ和了でも差込でもご自由に (2015-07-07 15 07 54) ステルスモモの振リーは鬼門だからな (2016-01-19 03 29 19) コメント 渋谷 尭深 (CV:豊口めぐみ) ※能力有 白糸台高校2年生。 よくお茶を飲んでおり、対局中も飲んでいる。 ★能力 第1打目に捨てた牌がオーラスで配牌時に戻ってくる。 ◆備考 オーラスであれば何本場でも能力は発動する。 同じ牌を5枚以上第1打目に捨てると能力は不発に終わり、オーラスでは通常の配牌になる。 15枚目以降の牌は反映されない。 【短評】 攻撃:★★☆☆☆ 守備:★☆☆☆☆ 攻撃--親の連荘や、親聴牌での流局等、対局が長引けば長引くほどオーラス時の配牌の選択する数が増える。 原作では"オーラスを親で迎えたことが無い"という描写があったが、このゲームではオーラスで親を迎えることが 出来ないよう調整されてはいない。 よって、オーラス時に自身が親番で、配牌の14牌全て自身が望む牌で揃えられた場合、天和連続で他家トビ終了 という、とんでもない火力(もはや火力と言っていいのか…)を発揮することが出来る。 しかし、対局が連荘なしで進んでしまった場合、選択できる配牌は7種とかなり心許ない状態となる。 自身が親の際は、連荘出来るよう食いタンや役牌での速攻、子の場合は自身が安手で流局寸前の場合は 敢えてロン・ツモせず親の聴牌流局に賭ける等の戦術もアリ。 ちなみに、必要不可欠な牌の数が最も少ない役満は「大三元」である。 Comment 捨てた牌をメモしてないとオーラスの頃には忘れてる件 (2013-09-08 13 05 58) オーラスに国士無双を和了れと言わんばかりに、普段から么九牌が多い気がする。 (2013-09-09 20 40 47) 東風戦ではオーラスまでに牌が揃わず、弱キャラ。また強キャラ相手だとオーラス以前に箱割れも珍しくないので不利。団体戦でその真価を発揮するキャラ。 (2013-09-18 20 45 51) 親番でオーラス4本場にて能力発動せずでした。それまでに役満3回上がってました。 (2013-09-23 06 35 37) どぼん無しにしてオーラスで天和の調整したら、天和大三元四暗刻字一色48000をずっとあがりつづけてわろたwwwww (2014-03-25 22 19 51) CPUは役満あがる気がないからただの雑魚 (2014-05-27 21 13 00) 天和調整は大七星が一番やりやすい気がする (2014-07-17 13 19 39) 安定の大三元4連発(親)で他家とばして先鋒戦終了 (2014-08-09 21 38 46) CPUどうせ何も考えず捨ててるんだから警戒しなくていいやと思ってたらオーラスで小四喜直撃された。こういうたまにヤバイ奴いるのでちゃんとCPUでも警戒しましょう。 (2014-08-30 19 52 35) 北家開始時のチートっぷりがやばい。とにかく役満を上がり続ける (2015-05-24 23 29 04) 団体戦で鶴田姫子使ってオーラスにリザベーションかけたら普通に勝てた (2015-07-07 15 10 19) 意外と役満手を作るのに安定しない 清一手なら安定するだろうけどこのゲームの火力考えると割にあわない気も (2015-09-06 10 17 45) 俺が同タイトルで最初にあがった役満手がこいつの水着ノルマ達成で苦慮しまくった後の大三元な件 (2016-01-19 03 25 25) チャレンジ失敗しまくってたら、オーラスの手前で配牌白発中2枚づつから大三元あがれた (2017-07-13 02 18 40) コメント 亦野 誠子 (CV:清水香里) ※能力有 白糸台高校2年生。 白糸台のフィッシャーの二つ名を持ち、 3副露すると必ず5巡以内に和了る。 ★能力 3副露すると有効牌が引ける。 ◆備考 3副露は全てポンである必要がある。 能力発動中は山に有効牌がない場合を除き100%の確率で有効牌を引く。 手牌に対子ができやすい。 【短評】 攻撃:★★☆☆☆ 守備:★☆☆☆☆ 攻撃--能力を活かしてポンを3つして、対々和や役牌、ドラを絡めて手を作るのが吉。 また、能力の副次効果として対子が出来やすい点で、七対子も合わせて考えていく。 必然的に、鳴くたびに防御面は脆くなっていくので安易な鳴きは注意する必要がある。 Comment CPU亦野にダブリーチートイやられたwチートイ好きだねこの人 (2013-09-08 08 16 52) 最短で実現できる大三元か、局数さえこなせば成功させやすい国士を狙うのがおすすめ (2013-09-14 00 28 41) ↑渋谷の間違いでは? (2013-09-14 12 13 18) 七対子は絶対安全圏の指定外なのであわあわ対策に良い。もちろん副露して攻めても追いつけるし (2013-09-24 13 36 34) 淡相手だと、配牌時に対子がこないから七対子狙えなくない? (2013-10-04 09 13 43) 使いやすいけど火力がないのがツラい (2013-10-06 01 34 13) 能力を生かそうと思っても鳴きが全部ポンじゃないといけないのでトイトイのみとかの冴えない手になりがち (2014-02-23 00 38 51) CPUじゃ字牌ポンしないと、まずトイトイにいかないのでチートイになりやすい。 (2014-12-27 14 26 56) 能力だけだと憧の劣化。鳴いて仕掛けるよりも、チートイで戦ったほうが強い。 (2015-05-24 23 30 17) コメント 大星 淡 (CV:斎藤千和) ※能力有 白糸台高校1年生。宮永照の後継者との呼び声も高い。 照に関しても呼び捨てでフランクに話しかける。 自称「実力で言えば高校100年生」。 ★能力 自分以外の配牌を悪くする(絶対安全圏)。 ダブリーが出来る配牌が来る。 最後の山牌に入る直前のツモ牌に暗カン出来る牌が来る。 上記の牌で暗カンすると、次のツモで和了れ、カンドラの裏ドラが暗カンした牌に乗る。 ◆備考 下3つの能力は淡が2位以下の時に発動する。 絶対安全圏は照や姫子など原作では通用しないキャラにも効果を発揮する。 【短評】 攻撃:★★★★★ 守備:★★★☆☆ 攻撃--自身が2位以下の状況で発動する「配牌で確定聴牌(ダブリー)」「最後の山牌付近での暗槓→槓ドラもろ乗り」 が非常に強力。 最後の山牌付近というのは、さいの目により変わってくるが、大体"残り牌15前後" 原作では"第1ツモまでに鳴けば回避可能"の描写があったが、このゲームではそれすら無効。(ダブリーがリーチ になり1翻下げるのは可能だが、槓ドラ4つ+門前自摸で計6翻確定なので跳満確定は変わらず。) 上記のとおり、2つの能力を使えば跳満確定、赤ドラが1つでもあれば倍満と、火力も非常に高い。 "自身が2位以下"で毎回発動するので、必然的に1位に浮上出来る可能性が非常に高い。 唯一注意する点は、暗槓する前に当たり牌を他家から出和了する時。裏ドラは確定で乗らないので ダブリー+赤ドラの満貫が最高点となる。(役がダブリーのみの場合、符によるが最低2600点) 注意するというレベルではないのだが、1位との点差が大きく開いており、自身が子で和了して場を進めて しまっても良いかどうか考慮する必要がある。 守備--ダブリーをするので、防御面は脆い。というわけではなく、こちらは常時発動で"他家の配牌を悪くさせる"という 能力も持っている。これにより、他家は手を作るのに時間がかかり、聴牌や一向聴出来た頃には最後の山牌で 暗槓→ツモ、という状況に陥ることが多く、防御面もかなり強い。 そもそもダブリーしたら後は、「暗槓1巡後にツモ和了」「その前に他家から出和了」「他家が和了」の3つしか 取れる選択肢が無いので、守備面を気にする必要はほぼ皆無。 ◆対策 そもそも相手にしない。諦める………。 オーラスまでに淡を一位にして、点差を逆転できる程度に何とか抑える。 怜、竜華辺りはまだ何とか戦える。強力なツモ補正がある灼や美穂子、レジェンド、カツ丼、荒川、後半の穏乃等も何とか食い下がれる。 Comment 疑う余地もなくダントツで最強。既に麻雀ですらなく、ツモ切り作業をするだけのゲーム (2013-09-06 22 38 45) 団体戦の大将戦で大幅に負けてた時、東一局から南四局までダブリーしかしなかった。使ってる側はダブリーしてカンとツモを待つだけ。相手側はひとり聴牌してる中で最悪な配牌から和了りを目指す。どうなのこれ… (2013-09-09 20 50 01) 二位の時なのにダブリー出来ない時があったんだが… (2013-09-10 01 08 24) ぶっちゃけ微妙じゃない?負けてないとダブリーできないし (2013-09-11 20 22 59) 相手にいたら勝つのは諦めよう(提案) (2013-09-11 22 47 53) 淡相手では咲もカン材が配牌にない 衣もすでに聴牌してる淡には支配しようがない 玄も配牌にドラが集まるまで非常に順目を必要として聴牌困難 (2013-09-13 01 17 02) フリー等で淡が二人以上同卓している場合には2位以下の淡が二人以上いてもどちらか一方しかダブリーできないようです。 (2013-09-13 08 05 54) ↑×どちらか一方○誰か一人 (2013-09-13 08 06 56) 相手にしないのが一番 (2013-09-13 22 48 58) これだけ鬼性能でもまだ原作よりは弱いんだから恐れ入る (2013-09-21 12 05 03) 能力設定の都合上なのか七対子は絶対安全圏では防げない (2013-09-24 13 35 41) 先鋒戦で照の代わりに淡いれた四人(淡、怜、煌、玄)で打ったら時折ダブリーと暗カンできないときが… (2013-10-07 21 24 06) 淡はダマだと完全にカモ。役なしの聴牌のおかげで出上がりされないし、天和・地和以外はツモられても安い。おまけに、常にツモ切りで振りこみマシーンと化す。団体戦で淡と対戦するまでに白糸台を1000点未満にすれば淡の攻略ha完了。 (2013-10-11 22 50 04) ha→は (2013-10-11 22 52 04) ↑デフォルト設定では実現が難しいので、 ドボン:なし に設定します (2013-10-11 23 13 59) 能力発動時、一定確率で天和・地和になる気がする 二回できたし (2013-10-13 00 06 05) ↑補足 通常のダブリーの和了り牌をツモるんじゃなくて、天和専用の配牌になる シャンポン・単騎待ちだった (2013-10-13 00 12 37) 3つ上でとんちんかんなレスしてる馬鹿発見 (2013-10-13 06 22 43) 能力発動した姫子には絶対安全圏やぶられたよ しかもダブリーでww (2013-11-19 12 18 16) 大将戦までに10000点まで減らしたのに10本場までやられて140000点まで追い付かれたんだが (2014-02-07 10 33 31) 14連続和了で5万点から21万点にまでされ、ちょうどまくられちょうど他家がとんで負けた (2014-04-02 00 01 14) シズよりも玄に能力封じられる 全然ダブリーできない (2014-04-17 01 33 05) 絶対安全圏ってのは能力名で定着したのか・・・淡は (2014-04-26 21 41 56) もし次回作あったら弱体化不可避のキチガイ性能だな (2014-07-09 20 44 43) 団体戦で32300点から全てダブリー カンで最終的には158000点まで上がってきた。連荘されるとかなりまずい。他家に差し込もうとしても無理。このクソキチガイに殺意しか湧かない。カツ丼さんは衣に『麻雀打てよ』というのではなくこいつに言うべきだと思う。 (2014-07-30 13 25 06) 裏スジから逆に危険牌見つけて竜華に差し込んで5連荘阻止成功 (2014-08-01 12 56 49) あんあわさん皮肉なことにリザベーション状態の姫子にダブリー一発で上がられてた。ざまぁ (2014-08-02 20 08 51) 能力発動時以外だと捨て牌ループしない?毎回そうなんだけど (2014-08-03 00 33 40) モモかまこをぶつけて大将戦までにトップになって逃げよう(提案) (2014-08-22 10 42 10) 捨て牌ループはシズの関係な気がする。淡はダブリーが強すぎるからか他家の立直に対してはかなりの確率で掴まされるような。実際ダブリーじゃなくても同じ牌と両面の待ち牌が3〜4連続で来るし (2014-12-31 01 14 56) 欠点が全くなく、負けるほうが逆に難しい。 (2015-05-24 23 31 55) CPUだとカンする前でもロン和了してくれるので親番以外はダブりーのみの状態で差し込むと楽 (2015-07-07 15 14 06) 次回作発表されたけど、弱体化してる事を祈る。ぶっちゃけこいつがいるだけで面白くない。団体戦も副将まで楽しく遊んでても、大将戦で違うゲームになる。 (2015-07-23 05 57 16) 表記ミスorバグ見つけた、今チャレンジでやったんだけど、跳満確定ではないみたい。槓ドラ乗らずにダブリーツモだけだった。 (2015-08-05 01 55 08) 高校"100年生"て中二病か!!! (2016-01-19 03 26 29) そしてダブリー地獄の風雲 (2016-01-19 03 31 14) 1位にさせてダブリーを封じれば、ツモ補正中~強のキャラなら面前で和了れるようになる。オーラスに5200~満貫でまくれるよう、それより前の局は鳴き速攻で安く流しつつ徐々に点差詰めていくのが理想 (2016-11-24 18 56 09) コメント
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3403.html
咲「うーん…3ピン」タンッ 優希「あ、それロンだじぇ!12000」 咲「あー、やっぱ東場じゃ優希には勝てないなー」 優希「フッフッフ…3マだろうが東場じゃ私の独壇場だじぇ」 京太郎「おい優希、ちったぁ手加減してくれよ…俺も参加くらいさせてくれっての!」 優希「犬は南場から頑張るんだな!」 咲「うーん、3年になってもなかなか東場じゃ優希には勝てないよー、はい」チャリ 優希「これでも結構必死だったりするんだじぇ、東場とはいえさすがに咲ちゃん相手に気を抜いたら勝てないじぇ、ほい3000バック」チャリ 俺達は3年生になった。 1年の時、俺達は全国優勝はできずにその年の冬に和は転校していった。 そして、春には部長が卒業した。 部員が4人になった。 俺達は2年になった。麻雀部には誰も入部しなかった。 次の年、染谷先輩は少し心残りじゃったが、ぬしらと麻雀ができて楽しかったと言って卒業して行った。 部員が3人になった。 今年、俺達が3年になった。今年も麻雀部には誰も入部しなかった。 部員は3人のままだ。 インターハイは個人戦では出るかもしれないが、3人ともそこまで乗り気ではない。 毎日、授業が終わったら部室でダベりながら3マをする毎日だった。 咲「あ、もうこんな時間か」 時計は17時を少し回っていた。 京太郎「じゃ、今日はこのへんでお開きにしますか」 優希「そうだな、あ、帰りにタコスでも食べていくじぇ!」 京太郎「太るぞ、そのぽんぽこのお腹がもっとぽんぽこりんになるぞ」 優希「うっ、そ、そうだな…」タジタジ 咲「ふふっ、さっ、帰ろっか二人共」 二人「おー」 外 京太郎「いやー、最近随分日が長くなったなー」 咲「だね、そろそろ夏が来るしね」 優希「だじぇ、また、あの熱い夏がっ!来るっ!!!」 京太郎「あー、そういえば二人共今年は個人戦どうすんの?」 咲「うーん、優希ちゃんはどうする?」 優希「私はみんなに合わせるつもりだじぇ」 京太郎「なんだよその人任せ」 優希「うーん、まぁ、もうそこまで魅力を感じていないからなインハイには…」 咲「うん…私もぶっちゃけ…」 京太郎「じゃ、今年は清澄高校はインハイ不参加ということでオーケー?」 二人「オーケー」 京太郎「どうしようもない麻雀部員達だなおい」 優希「そうか?まぁ、私は今のままで十分楽しいからそれでいいんだじぇ」 咲「私もそんな感じかな」 京太郎「そうだな、俺もそうだわ」 咲「だめだねー、私達」 京太郎「だな、ハハハッ」 こんなダラっとした日常が俺は結構好きだった。 毎日授業が終わったらグダグダ麻雀して。 笑っていられる。 咲と優希は特別な存在だった。 こうして毎日三人並んで帰る。 何も知らない俺は幸せだった。 数日後 部室 ガチャ 京太郎「おー、まだ優希だけか」 優希「おうっ、咲ちゃん先生に呼ばれて遅くなるだって」 京太郎「へー、そうなのか、よいしょ」カバン置く 優希「なんか飲むか?」パタパタ 京太郎「あー、麦茶ある?」 優希「麦茶?」ガチャ 優希「あー、ちょうど二人分くらいあるな」ヨイショ コポコポ 優希「ほい」差し出す 京太郎「あんがと」受け取る 優希「おう」イスに座る 京太郎「ゴクゴク、ぷはっ、あー、麦茶がうまい季節になってきたな」 優希「だな」ゴクゴク 京太郎「んー?そいやお前、少しふとっ」 優希「それ以上言ったらコロス」 京太郎「その発言だけで十分だ…お前、少しは気を使えよー、一応女の子だろ?」 優希「…。京太郎は…痩せてる子の方が好きか?そんでおっぱいが大きくて…」 京太郎「え?あー、まぁ、胸はある方が好きっちゃ好きだし、あんま太ってるのも痩せてるのも…」 京太郎「まぁ、丁度いいのが好きって、お前何を言わせる?」 優希「ほほう、じゃあ、私はその基準で言ったら恋愛対象外ってことか?」 京太郎「は?お前はー、まぁ、うーん…」 優希「悩みやがるのか」 京太郎「あー、って何でそんなこと聞く?」 優希「ん?あー、今後の参考までにな、他の男の好みもきっとそんなんだろーなーって思って」 京太郎「あー、まぁ、それは人によるからなんとも言えないと思うぞ?」 優希「そうか」 京太郎「そーゆーお前はどーゆー男が好みなんだ?」 優希「私か?そうだなー、優しくて料理が上手くて気が使えて身長が高くて一緒にいて楽しい奴が好きだな」 京太郎「ほー、そんな男なかなかいないと思うぞ。お前も結構理想高いな」 優希「そうか?案外いるもんだぞ?」 京太郎「そうなのか」 優希「そういえば京太郎、咲ちゃんとは幼なじみなんだよな?」 京太郎「ん、まぁ、そうだな、腐れ縁って感じだと思うが」 優希「京太郎は…咲ちゃんの事がその…好きだったりするか?女の子として…」 京太郎「は?突然何言い出すんだよ」 優希「どうなんだ?」ジトッ 京太郎「おいおい、何でそんな睨むようにこっち見るんだよ?」 京太郎「あいつとはただの幼なじみってだけだっつーの、それ以上でもそれ以下でもないよ」 優希「そうか…」 京太郎「そうだよ…」 優希「…」ジッ 京太郎「…。なんだよ…」 優希「なんでもなーい」スクッ 京太郎「変な奴だな…」 優希「はいはい、私は変な女だじぇ」ゴソゴソ 優希「あー、麦茶もうないじぇ、京太郎、後で買っておいてくれ」 京太郎「へいへい、いつまたっても俺が雑用ですかい」 優希「あー、じゃあ私が一緒に買いに行ってやるじぇ、ついでにタコスの材料を買って…」 京太郎「お前…痩せる気無いんだなマジで」 優希「っ…。分かったじぇ…ダイエットしてみるじぇ…」 京太郎「お?ホントにできるのか?」ニヤニヤ 優希「やってやるじぇ!そんで、京太郎を見返してやるじぇ!」 京太郎「ハハッ、頑張れよ!応援してるぞ」 優希「…。おう」 ガチャ 咲「やっほー、どうしたの二人共?随分楽しそうな声が外まで聞こえてきてたけど?」 京太郎「お、実は優希がダイエット始めるらしいぜ」 優希「ちょ!おまえっっ!!!」 咲「え?ホント優希ちゃん!?」 京太郎「これで後戻りできなくなったな?」 優希「うぅっ…今に見てろと…」 咲「あはは、優希ちゃん、無理しちゃだめだからね?」 1学期末 ガチャ 京太郎「あれ?優希一人か?」 優希「おう、咲ちゃん委員会の会議だって」 京太郎「そうか、あー、喉乾いた。」 優希「麦茶しか無いぞ?」 京太郎「むしろ麦茶がいい」 優希「だよな、やっぱ夏は麦茶だじぇ、ホレ」 京太郎「サンキュー」ゴクゴク 京太郎「ぷはっ、あー、生き返る」 優希「それにしても、暑いなー」うちわで京太郎扇いでやる 京太郎「あー、涼しいー」 優希「男って夏は大変だよなー、ズボンだし」 京太郎「やっぱスカートって涼しいのか?」 優希「そうだな、靴下も全部脱げばそれなりにな」スカートパタパタ 優希「うー、私は暑さに弱いんだじぇ…」上着パタパタ 京太郎「…。あれ?お前…痩せた?」 優希「お?そこに気づいたか犬よ」 京太郎「ああ、ぽんぽこのお腹が引っ込んでた」 優希「お?エッチだな京太郎、私の素肌を見て発情したか?」 京太郎「そういうのいいから」 優希「どうだ?私はやればできる女なんだぞ」エッヘン 京太郎「おみそれしました」ヘヘー 優希「どうだ?魅力倍増か?」ホレホレー 京太郎「ちょ、お前、やめろよ!」 優希「胸は…まぁ、あれだがかわいいだろー、どうだー?ほれほれ」 京太郎「おまっ、変なポーズやめろ」 優希「ふっ、犬は今日も私の魅力に釘付けか、私も罪な女だ」 京太郎「おい、いい加減にっ…見えるから…」あっち向き 咲「…。何やってるの?」 京太郎「うおっ!咲っ!?」 咲「何してんの二人共…」ジトー 優希「おっ、咲ちゃん。実はだな、私は見事に痩せたのだ!だから京太郎に見せびらかしてたのだ!」 咲「え?そうなの?」 優希「おう、ほれ」お腹見せる 京太郎「おまっ」横見る 咲「あっ、ホントだ引っ込んでる」 優希「私は血の滲むような努力をしたんだ…」遠い目 咲「すごいなー優希ちゃんはー有言実行しちゃうんだもん」 優希「だろー?」 京太郎「だから今見直してたところだ」 咲「そうなんだー」 京太郎「よし、じゃあ今日は優希のダイエット成功祝いとして東南戦10回な」 優希「おい、それは祝ってるのか?私を疲れさせたいのか?」 咲「身軽になった優希ちゃんに勝つのは難しそうだなー」棒 京太郎「ロン!9600」 優希「うへー」 咲「ロン!7700」 優希「あべしっ!」 京太郎「うーん、やっぱ10回戦くらいになると優希も弱っちくなるな…」 優希「うへー、8回戦くらいから東場も厳しくなってしまうじぇ…咲ちゃんはともかく、京太郎にも勝てないとは…」 咲「てゆうか京ちゃんも強くなったよねー」 京太郎「そうか?」 優希「たしかにそうだな、私だけじゃなく咲ちゃんからも何回か上がってるしな」 京太郎「まぁ、いつもこのメンバーでやってるからな、なんとなくわかるんだ癖とか」 咲「え、私、癖とかあるの?」 京太郎「あー、いや、決定的にあるってわけじゃなくてなんとなくわかるっていうか」 咲「へー」 優希「犬だから鼻が効くのか?」 京太郎「お前の場合は単純に打牌がヌルくなるだけだ」 京太郎「そしてそんな俺たちの熱血麻雀奮闘記は……」 京太郎「これからだ!!」 カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6206.html
特別編 アラフォー道場 ※上の特別編の続きです あらすじ デッドエンドな京ちゃんに救いの手を差し伸べよう! 京太郎「……ん?なんだここ……道場?」 「ここは迷えるものが訪れる場所……」 京太郎「だ、誰だ!?」 はやり「その名も……牌のお姉さん道場!!」道着&竹刀装備 健夜「……どーも」ネコミミ&スク水装備 京太郎「…………夢か」 はやり「ちょっと!!いきなり何言ってるの!?」 京太郎「夢だ。だってアラフォー道場って看板が上にあってそんなこと言える訳ないし」 はやり「え?あぁ!?何この看板!?ちょっと!!どういうこと!?」 健夜「もうどうでもいいじゃん……私なんか、『ブルマ?いやいやこっちでしょ!』とか言われていい年してネコミミとスク水だし……」ズーン はやり「すこやん暗くならない!!私達まだアラフォーじゃないから!!その恰好もまだいけるって!!」 健夜「いいよ……大体なんなのブルマ枠って……そんなの咏ちゃんとか良子ちゃんがやればいいのに……」ブツブツ はやり「あー……とりあえず落ち込み始めたすこやんはほっといて、ようこそ我が道場へ☆」 京太郎「ど、どうも」 京太郎(うわ、きっつ) はやり「ここはデッドエンドった君を救うための場所です!!」 京太郎「あー……やっぱデッドだったんですね俺」 はやり「そうそう、君の今回の死因は……まぁいいとして☆」 京太郎「それよくないでしょ!?そこをどうこうするアドバイスとかする場所じゃないんですか!?」 はやり「それが……うん、ぶっちゃけ君じゃどのルートも入れないね☆」 京太郎「そんな馬鹿な!!和ルートも長野おもち制覇ルートも全国おもちハーレムルートも無理だって言うんですか!?」 はやり「あ、ロリコン副会長との友情ルートならいけるっぽいよ?」 京太郎「社会的デッドエンドじゃないですか!!」 はやり「まぁ落ち着いて☆そんな君を救うための道場だからね☆」 京太郎「アラフォー道場が?」 はやり「次そう呼んだら潰すぞ」 京太郎「さーせん。で、その……この道場はそんな役割が」 はやり「そうそう、という訳で、解決策を発表しまーす☆」 京太郎「おお、アドバイスとかじゃなく具体的な解決策ですか!是非教えてください!!」 はやり「はやりんルートに入ろう☆」 京太郎「……はい?」 はやり「だから、女子高生はスパっと諦めて、はやりんルート☆」 はやり「今ならなんと、これにサインするだけでルート確定だよ☆」婚姻届、はやり記入済み☆ 京太郎「……そんなの人生の墓場ルートじゃないですかー!?助けて!!そこのネコミミスク水の人!!」 健夜「……仕方ないなぁ……はい、これで少なくともそっちのルートからは逃げられるよ」婚姻届、健夜記入済み 京太郎「こっちも駄目だー!!」 理沙「……こっち!!」婚姻届、理沙記入済み 京太郎「増えた!?」 はやり「さぁ」ズイッ 健夜「さぁ」ズイッ 理沙「……早く!!」ズイッ 京太郎「う、うわあああああああああああああ!!!」 京太郎「……っはぁ!!死んでられるかー!!」ガバッ 照「あ、おかえりー」 京太郎「照さん!?」 照「とりあえずギュルって引き戻しといた」 京太郎「よ、良かった……あのままえらいことになるとこだった」 照「そう……とりあえず」 京太郎「はい?」 照「お菓子が切れた。作って?」 京太郎は、照専属シェフルートに確定した!! カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5753.html
833 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/19(土) 21 31 29.81 ID NDZpxqyFo [8/20] 【to the beginning】 少女が一人、泣いていた。 俯瞰的に見るそれ。 ただ涙を流すその子供を、自分は知っている。 過去の自分だ。 声にならない声。 それでもって悲痛なまでに存在を示している。 泣く赤子は、その泣き声で親を呼ぶ。 それがもっとも親が反応するものだと、本能で知っているからだ。 その時の自分は、その赤子だった。 両親が死んだ。 私を残して死んだ。 私を引き取ったのは従姉妹の透華の家。 龍門渕家。 自分はまだ、その事実を受け入れなかったのだろう。 気づけば、新たに迎えてくれた家族すら、私を恐れた瞳で見ていた。 何をしたのか。 それは、この身に潜む何かに違いない。 何でも、簡単に壊してしまうから。 私は。 ……衣は、また一人ぼっちになった。 でも、それは今度は長くは続かなかった。 透華が衣と遊んでくれた。 友達を集めてくれた。 衣は、幸せになれた。 皆のお陰だ。 835 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/19(土) 21 32 49.03 ID NDZpxqyFo [9/20] 衣「………」 衣は一人、川原に佇む。 時刻は夕暮れ。 逢魔時。 沈む太陽に比例して暗くなり、月の輝きがはっきりと目立ってくるのが分かる。 今宵は満月。 そして、衣の力が最も高まる時間。 えてして、高揚するのが分かる。 破壊への本能。 そう言えばよいのだろうか。 透華たちならば、壊れはしないだろう。 衣は足を家路、正確には今も待機しているだろうハギヨシの下へと向ける。 人気は何処までも少ない。 ほら、今だって一人の男とすれ違うくらいで―――― 京太郎「ああ、ったく。何でこうも受験勉強ってのはダルいんだ畜生……」 衣「―――――」 すれ違う。 そして、振り返る。 中学生だろう。 金髪の、衣と同じ髪色を持った男だ。 今。 震えた。 この私が。 満月の夜の私が。 一瞬とはいえ、恐怖した。 見る。 その力を、知っている。 断片的。 それですら恐ろしい、力を感じる。 あれは。 あれは……! 衣「神代の巫女の九神か……!!」 京太郎「?」 それがこんな凡夫にしか見えない男に!? その事実に衣は驚愕する。 837 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/19(土) 21 34 44.88 ID NDZpxqyFo [10/20] だが。 しかし。 まだ見える。 ……家、だ。 男と、九神の背景。 そこには、一つの家が見えた。 まるで男が何時でも帰ることの出来るようにと、待っているような家が。 見えたのだ。 そして。 そして、そこで待ち受ける、4人の女の口元の笑みも。 衣には、見えた。 衣「――――――面白い」 衣はにやりと笑い、指を弾く。 一陣の風。 そこに控えるのは、ハギヨシ。 私はハギヨシに目をくれず、ただ淡々と。 命令を下していた。 【Next Start】 840 名前: ◆VB1fdkUTPA[!蒼_res] 投稿日:2013/01/19(土) 21 37 22.50 ID NDZpxqyFo [11/20] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━ ━━━━ ━━ ……夢を見た。 幸せな夢だった。 俺は、一人の女性に纏わり付かれていた。 その人のことを、どう扱えばいいか分からなかった。 でも。 それは年月という時間が解決した。 気づけば俺は、愛するようになっていた。 ああ、そうだ。 幸せだった。 その最初こそ変わった出会いであろうとも。 俺は。 842 名前: ◆VB1fdkUTPA[!red_res] 投稿日:2013/01/19(土) 21 38 19.21 ID NDZpxqyFo [12/20] 俺は、幸せだjdAGaerさpg」skbprでpkhgあlr ――――― ――――― ―――――― 847 名前: ◆VB1fdkUTPA[!red_res] 投稿日:2013/01/19(土) 21 42 48.45 ID NDZpxqyFo [13/20] 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きょうちゃんがたすけてくれる】 【きっとだいじょうぶ】 【いつもみたいにたすけてくれる】 【いつものように、ぼくの手をにぎって、たすけてくれる】 【…いよ、たすけて、…ちゃん】 858 名前: ◆VB1fdkUTPA[!red_res] 投稿日:2013/01/19(土) 21 46 57.87 ID NDZpxqyFo [14/20] 【hvlsにhzghゃHEおhjfpJEjgjzjrjzggんhbhがrhfOegちhjfcたjけksljjflいhflhfすdlsl】 861 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/19(土) 21 53 58.97 ID NDZpxqyFo [15/20] 京太郎「――――――」 その目覚めは、何処までも。 何処までも、静かだった。 手のひらを見つめる。 俺はゆっくりと、身を起こす。 ああ、なんでだろうか。 俺は、知っていた。 あの手を、知っている。 俺の原初にある、何か。 それは。 ああ、なんだ。 単純な、ことだ。 俺は。 俺は。 俺は。 知っている。 “あいつ”を、知っている。 京太郎「お前は……」 京太郎「いや、※※……」 京太郎「そう、だ、った…………――――」 あれ、俺、何考えてたんだっけ? 6 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/24(木) 22 46 24.60 ID NGQPco96o [1/6] 龍門渕高校。 その名は全国大会会場という場所においては絶大な意味を持つ。 昨年MVPを輩出。 3人同時飛ばしでの勝利。 そしてメンバー全員が当時は1年生であった。 当時の話題性だけで言えば、あの宮永照さんをも凌ぐ。 そういう選手たちだ。 だが、今年は出場自体していないのが現実である。 清澄高校。 その今まで無名だった高校が、咲の通う高校が全国へと駒を進めることになったからだ。 俺は少し複雑なものを感じる。 なんというか、何時も手を伸ばせばそこに居た幼馴染。 それが遠くに行ってしまったような。 そんな気分だ。 気分を晴らすように俺はむくり、と起き上がる。 今、俺は東京に居る。 龍門渕高校のメンバーとして、清澄への声援という名目でだ。 時刻は現在、5時。 少々早すぎ、とも思わなくもない時間だが、そんなことは無い。 俺はこの時間から、仕事があるのだから。 京太郎「よろしくお願いします、ハギヨシさん」 ハギヨシ「こちらこそ、京太郎君」 そう。 俺はハギヨシさんに色々と雑務の極意なるものを教わっているのだ。 ハギヨシさんは龍門渕家、特に衣さん付の執事。 その家事スキルは圧倒的の一言だ。 まあ、俺は雑務をするハギヨシさんの存在に若干の肩身の狭さを感じていた。 そんなことで、今のようにお願いして仕事を教えて貰ってるのだけれど。 と、まぁそんな時、俺たちが居る部屋のドアが開く。 向く視線。 見れば、目元を擦る衣さんの姿。 薄い笑みを浮かべたハギヨシさんが、驚きを浮かべた俺が。 それぞれ「おはようございます」と挨拶をしていた。 7 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/24(木) 22 54 06.53 ID NGQPco96o [2/6] 衣「おはよう……きょうたろうは、べんきょーか?」 京太郎「そうです、うるさかったですか?」 衣「いや……衣の目が醒めただけだ」 そうは言いつつ、小さく欠伸。 まだ少し呂律が悪い気がする。 それも無理もない。 まだ時刻は早いもの。 移動の関係でそれなりに夜遅くなったので、今日の朝は皆ゆっくりとしているはずだ。 それは衣さんも同じ。 まだまだ寝てるべき時間だろう。 ハギヨシ「衣様、寝室へと戻りましょう」 衣「うむ……京太郎、案内を任せた」 京太郎「へ、俺ですか?」 衣「うむ、お前の仕事振りを見てやろう」 えへん。 そんな風に偉そうに胸を小さく張る。 俺がハギヨシさんに視線を向ければ、にこり、と笑い返されるだけ。 俺はそれに小さく、息を吐く。 そしてゆっくりとお辞儀をすると、ちょっと慣れない笑みを浮かべた。 京太郎「それではお部屋にご案内します、衣お嬢様」 衣「任せたぞ!」 変化ありませんでした 10 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/24(木) 23 01 36.52 ID NGQPco96o [3/6] 【8月14日:昼】 透華「須賀さん!須賀さんは何処にいますの!?」 俺を呼ぶ甲高い声。 何処か慌てたような雰囲気を感じるその声の主。 特徴的な声だし、俺は須賀さん、と呼ぶ人は一人だけだ。 俺は少し小走り気味に、その声の下へと向かう。 ちょっと手洗いに行ってたので席を離れたのが拙かったのだろうか? 京太郎「ここです、透華さん」 透華「そこに居ましたか。もうすぐ抽選会ですわよ!」 京太郎「もうそんな時間ですか?」 俺は腕時計を見る。 確かに、そろそろ抽選会の時間だ。 全国女子麻雀大会。 清澄高校の面々はどのブロックに配属されるか、それがこれから決まる。 まぁ、ウチの高校のメンバーは何処のブロックだろうと「清澄なら問題ない」と言うのだろうけど。 京太郎「ある意味、ブラックホースっちゃブラックホースなんですけどね、清澄も」 俺はそう告げる。 前評判では清澄の実力は原村和の実力とマスコミは評している。 また、長野のレベルが落ちた、という言葉もあるくらいだ。 少なくとも、俺にはそうは思えない。 あの決勝戦・大将戦。 あれでレベルが低いとか、なんの冗談なんだろうか。 透華「言わせておけばいいんですわ!結果は雀卓にのみ現れますわ」 京太郎「そっすね」 髪をふぁさ、と跳ね上げる透華さん。 そこにあるのは、自信だ。 龍門渕を、自分たちを倒した清澄。 だからこそ、勝って当然。 そういう信頼が、彼女にはあるのだろう。 俺は部屋に入り、そこに並ぶ面々に軽い挨拶を交わす。 テレビに写る、各校選手たち。 注目の一年、ということで去年のインターミドル覇者の原村和が写る。 その後ろ。 そこに見えた特徴的な触角を持つ幼馴染。 咲に、俺は小さく「頑張れ」と呟いた。 99 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/28(月) 22 03 58.14 ID Qt21HsCGo [3/18] 【8月14日:夜】 どうして気に入られてるか分からない。 そんなことが俺にはある。 あれは今から数ヶ月前。 受験する高校を近場の清澄にしようと思ってた頃。 唐突に担任の先生から来た話があった。 試験を受けてみないか、という誘い。 それが俺にあった、と。 しかも授業料免除、宿泊施設の格安。 そう言われて、名前もそれなり。 挑戦してみるか、という軽い気持ちで受けて合格したのが大本だ。 会場に受験番号を見に行ったあの日。 まるで当然のように合格している俺の番号を見て呆然としていると感じた制服の袖を引っ張る感覚。 視線を向ければ、ウサギの耳のような赤いリボンが特徴の子供。 衣さんが居たのが、俺にとっての初めての接触だ。 京太郎「そして現在に至る、と……」 ハギヨシ「人生とは面白いものですね」 俺はハギヨシさんと並んでカップを磨きながら言葉を交わす。 思い返せば、なんとも早い数ヶ月である。 しかもやってることと言えば執事スキルを磨いてるだけだったような…。 衣「?」 京太郎「あれ、どうしたんです衣さん?」 衣「いや、京太郎は卒業したら衣の家の執事になるのだろう?」 京太郎「………はい?」 ハギヨシ「少なくとも、そのつもりで私は須賀君に技術を教えております、衣様」 爆弾発言。 いつの間にか就職まで決まってるのか俺? いや、いやいやいやいや! 待て待て、落ち着け。 え、執事? 『パーフェクトだ、ウォ○ター』とかいう執事に俺が? いや、借金は無いから『ハ○テの如く』で無いことは確かだ。 『黒○事』がどっちかと言えばハギヨシさんだし。 そんな俺の混乱する様子に、コテン、と首を可愛らしく傾げる衣さん。 え……ええー……。 衣の従順度が1上昇しました 128 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/28(月) 22 39 39.76 ID Qt21HsCGo [7/18] 【8月15日:朝】 朝である。 もう一度言おう。 朝である。 現在時刻7時。 総員起床の時間だ。 純さんに国広さんは予定より早く目を覚まし、それぞれ各々のやることをしている。 透華さん透華さんで自分の髪の手入れなどをしている時間だろう。 衣さんはきっと、今も半分お眠。 きっと透華さんとハギヨシさんが揃って対応しているはず。 そんな中、俺は最後の一人。 沢村さんの部屋へと足を向けている。 おそらく、たぶん、まだ寝てるだろうから。 京太郎「沢村さーん、朝ですよー」 ドアを少し強めにノック。 その瞬間、ばたん、と何かが倒れる音が聞こえた。 ずる、ずる。 何かを引きずる音。 それに非常にいやーな予感を感じつつ、俺はもう一度ノックした。 その瞬間だ。 がちゃん、と。 短い音を立て、ドアのロックが開かれる。 京太郎「あ、おはよ、う……ございます」 智紀「………は、よう…」 眠たげな顔に思わず無言になる。 なんというか、あれだった。 沢村さんのメガネの無い顔には薄い隈が浮かんでいる。 ついでに言えば、髪の毛も一部一部が跳ねていた。 視線を少し下に、シャツ一枚である。 インドア派のためか、白い肌が目にまぶしい。 だけど、ここまでくるとどうにも「お、おぉ…」という反応しかできない。 智紀「これ、データだから……」 京太郎「あ、はい」 渡されるタブレットPCにはCブロックの高校のデータがあり、今までずっと纏めていたんだろう。 ふらりと、また寝るために部屋に戻っていく沢村さんに俺は何も言えなかった。 148 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/28(月) 23 07 41.67 ID Qt21HsCGo [10/18] 【8月15日:昼】 会場。 そこに向かった我ら龍門渕高校。 それぞれが思い思いに行動しだす中、俺はハギヨシさんと国広さんと一緒に居た。 京太郎「あれ、国広さんにハギヨシさんは衣さんと透華さんに着いていかなくていいんですか?」 一「純君が着いてるから大丈夫でしょ」 ハギヨシ「お嬢様方が御呼びになれば直ぐに駆けつけますので」 国広さんはからからと笑って適当に。 ハギヨシさんはそれ出来るの貴方だけですと思うようなことを言ってのける。 そんなもんかなぁ、と腕を組む俺。 そんな俺ににこりと、涼しげな笑みをハギヨシさんは浮かべていた。 ハギヨシ「そう言えば、宮永様に挨拶は?」 京太郎「あー、いいですよ」 一「宮永さんとは幼馴染なんだっけ?」 京太郎「腐れ縁ですよ、腐れ縁」 俺と咲。 昔からの幼馴染の関係なだけ。 今思えば、あの当時から俺の周りには女の友達しか居なかった。 そんな気がする。 京太郎「そういえば、しっかりとした男の友人ってのはハギヨシさん含めて本当に少数だな俺…」 『友達、いないの?』 古傷を抉られる言葉を思い出す。 いや、確かに咲くらいしかいなかったけどさ。 普通に遊ぶ相手くらい……くらい……。 京太郎「……あれ?」 一「須賀君、落ち込まないで、ボクも居るからさ」 ハギヨシ「私も居ますから」 京太郎「優しくしないで!?」 二人して哀れみの視線を向けられる。 そんな悲しいことは無い。 正直悲しいというより痛い! 優しさが痛いレベルだ。 くっ、俺だって友達くらいいるわい……! 一君の従順度が1上がりました ハギヨシとの交友ランク:親友 198 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/28(月) 23 35 04.39 ID Qt21HsCGo [16/18] 【8月15日:夜】 清澄高校、一回戦突破。 実に鮮烈なるデビューだった、というのが第一印象だ。 中堅での他家飛ばしで勝利。 実に呆気ない形だったが、それでも勝利は勝利だ。 むしろ、咲や原村の打ち筋を他高校に見せることなく終わった。 それが一番の収穫のはずだ。 俺はそんなことを思いながら歩く。 時刻はほどなく夜に近い。 衣さんがホテルに居ない。 それを受けて捜索している最中だ。 最も、ハギヨシさんならもう見つけてそうだけど。 しかし、見つからない。 結構、歩いたはずだ。 俺は空を見る。 夕日は沈んだ。 空には、丸い満月。 ……満月? 京太郎「もしかして……」 思うが早い。 俺は即座に引き返す。 行き先は、ホテルの屋上だった。 衣「――――京太郎か」 京太郎「ここに居たんですか、衣さん」 衣「ふふん、お前ならば気づいていたはずだ」 俺はヘリポートに立つ衣さんの傍に行く。 見れば、浮かべる不敵な笑み。 例の状態、らしい。 俺は普段とあまり変わってるようには見えない衣さんに、「帰りましょう」と言う。 少しきょとんとした衣さんは、何か自分の中で納得。 自然と、俺に手を伸ばしてきた。 衣「うむ!エスコートの程は任せる!」 京太郎「了解です、お嬢様」 222 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/29(火) 00 06 05.91 ID +AQOJpy3o [2/27] 【8月16日:朝】 執事。 それは仕える者。 執事。 それは、傅く者。 羊。 それはなんもかんも政治が悪い。 間違えた。 執事とは、その全てを以って主の生活を支えるフォーマルな守護者である。 執事を名乗るためにはそれを名乗るだけのスキルを持つことが求められる。 以前。 というか昨日、俺は衣さんにそんな執事になるように言われた。 そしてハギヨシさんも、そのつもりで俺にスキルを教えていたらしい。 全くもって身に覚えがない。 そう聞かれれば、嘘になるだろう。 裁縫、料理、清掃。 それらから始まり、衣装の仕立てやマナー。 そういうのも結構教わった記憶が俺にはある。 最初は龍門渕に通うことで必要とか、そう言われた。 しかし、今思えばおかしいものだ。 明らかにやってることは従者の仕事なのだから。 衣「ホットケーキー♪」 ハギヨシ「京太郎君」 京太郎「はい、メイプルシロップはどうしますか?」 衣「沢山だ!」 京太郎「了解です」 ……うん。 どう考えても執事のそれだよな、今の俺。 俺はハギヨシさんと並んで皆の朝食の用意をしている。 むしろここまでくれば慣れというか、自然と体が動くレベルで。 俺は幸せそうにホットケーキをパクつく衣さんを見る。 まぁ、あれだ。 こうして笑顔を見れるのなら、悪い気分は無いんだよなぁ。 298 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/29(火) 21 35 33.21 ID +AQOJpy3o [9/27] 【8月16日:昼】 さて、ここで一つ纏めるとしよう。 そんな関係には見えないが、国広さん、沢村さん、純さんの3人は龍門渕家のメイドさんである。 これは衣さんと遊べる相手、ということで透華さんが集めたメンバーでもあり、もはやもう一つの家族のようなものでもある。 ちなみにだが、皆給料はしっかりと貰ってるらしい。 授業料免除で給料つき、やっぱりハヤ○の如くのようである。 しかし、それは今ではあって無い様なもの。 主従という関係は屋敷の中だけ。 そんな、友達みたいな関係が居心地よいのが、龍門渕麻雀部だ。 一「須賀君、そっち洗い物終わったー?」 京太郎「今拭いてますよー」 一「了解、じゃあボクはテーブルの整理してくるよ」 京太郎「お願いします」 しかし、そうは問屋が卸さない。 こうして、食事の準備と片付けを含む雑事は当然、俺たちの仕事。 ハギヨシさんが主に料理担当で、俺たちはその他をする。 そういうのは、ここでも変わりないことだ。 水道の蛇口を止める。 手洗いして、布巾で水拭き。 これで清掃と片付けは両方完了である。 一「あー、疲れたー!」 視線を向ければ、椅子に座ってうな垂れる国広さん。 なんとも言えない気だるさを語る顔。 こういった仕事は性に合わない。 そう無言で語られてる気分だ。 京太郎「国広さん、とりあえず片付け終わりましたし部屋に戻ったらどうです?」 一「あー、うんー……そうだね、そうするー」 メイド服も脱ぎたいし。 そう服をパタパタとさせる国広さん。 ………私服になる。 それだけで、なんで俺はこんなに不安になるんだろうか。 京太郎「………ちゃんとしっかりした服にしてくださいね」 一「え、あれってしっかりしてない?」 してません。 318 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/29(火) 22 00 07.92 ID +AQOJpy3o [12/27] 【8月16日:夜】 何事にも得意不得意がある。 俺は麻雀が下手。 衣さんは麻雀の強者。 しかし、その反対に俺は料理がそれなりに得意。 衣さんはあんまり得意じゃない。 適材適所。 実にいい言葉だ。 俺は今自分の手牌を見ながらそう思う。 牌に触っていたい。 そう言った衣さんに付き添う形で俺は今、麻雀を打っている。 他のメンバーはそれぞれの仕事中だったり、お風呂だったり。 確かハギヨシさんと純さん、沢村さんは明日の料理の仕込み。 国広さんと透華さんはお風呂のはずだ。 つまり、手が空いてるのは俺だけ。 なのだが……。 衣「ロンだ!」 京太郎「ひぎぃ!?」 衣「リータンピン三色ドラドラで跳満だぞ、京太郎」 京太郎「もう点棒ありません……」 衣「また衣の勝ちだー!」 そう、蹂躙されてます。 おっかしいなー? こんなに圧倒的だったけなー? 俺、少なくともこんなに理不尽にいじめられてる覚えは無いんだけどなー? 俺が頭を抱えていると、ふと近くに気配を感じる。 見れば、俺の横に衣さん。 それに立ち上がって相手をしようとすると、鈍い着地音と軽い重圧を感じた。 俺の膝の上に乗る衣さんは、「いいか」と牌を手に取った。 衣「京太郎はドラや赤ドラを抱えすぎる。気づけば、筋からも浮き出ていることが多いぞ」 京太郎「………えっと、教えてくれるんですか?」 衣「当然だ!」 鼻歌交じりに牌を掴み、手牌を整える衣さん。 俺は目の前を左右に揺れるリボンを見つつ、そんな小さい教師の命令に従うのであった。 345 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/29(火) 22 37 36.82 ID +AQOJpy3o [17/27] 【8月17日:朝】 本日はAブロックの試合。 有名所で言えば東京白糸台高校。 そして福岡新道寺や大阪千里山の試合がある日だ。 そのためか、どうにも朝から観客が多い。 俺とハギヨシさん、衣さんというメンバーで会場入り。 しかし、その熱気はどうにも慣れないものだ。 衣さんは、どうにも楽しげなのだけど。 衣「宮永照、その力を存分に衣に示すが良い!」 京太郎「いやいやいや、衣さん試合に出れないから関係ないじゃないですか」 衣「こういうものは気分の問題だぞ、京太郎」 さいですか。 俺はモニターに目を向ける。 試合開始。 モニターには4人の先鋒戦選手が映っているのが見えた。 そこには、無表情の人が居る。 咲の姉さんの、照さんが。 俺は無言で、見る。 咲が会いたい相手。 決勝じゃなきゃ、会えないだろう相手。 俺は少し、目を細める。 なんというか、面倒な感じだな、と思いながら。 京太郎「……ん?」 そこでふと、足元に何かが当たる。 観客席の上の方から転がってきたらしい。 手に取って見れば、1本のペン。 水性マーカーだ。 衣「どうした、京太郎?」 京太郎「いや、何でかペンが転がってきまして……」 衣「ふむ」 400 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/29(火) 23 16 57.28 ID +AQOJpy3o [21/27] 衣さんが視線を後ろに向ける。 じっと、何かを見つめるように。 すると何かを見つけたらしい。 俺の手を取り、衣さんが席を立った。 衣「こっちだ京太郎」 ハギヨシ「衣様、足元にお気をつけて」 京太郎「うわっ、ちょ、引っ張らないでくださいって!!」 ずんずんと足を進める衣さん。 手を引かれる俺。 にこやかに着いてくるハギヨシさん。 歓声をBGMに、俺は最上段に行く。 そして見れば、そこに一人の少女が居た。 金髪碧眼。 そんな外国人らしい髪と目を持った可愛らしい容姿をした女の子。 スケッチブックを片手に、おろおろ。 そんな感じで足元を見てうろうろとしているのが見えた。 俺は手元のペンを見る。 ……これ、だよなぁ? 京太郎「あ、あの…」 エイスリン「!」 びくっ!と反応するその女の子。 俺がちょっと困惑気味にペンを出すと、その表情が晴やかなものになる。 間違いなく、彼女の物のようだ。 俺がそれに小さく安堵の息を漏らすと、その女の子は俺の手をがしっと握った。 エイスリン「アリガトウ!」 京太郎「ど、どういたしまして」 笑顔で礼を言われると、悪い気分はしない。 俺は思わずそう思ったが、続いて手元を見る。 ………あのー? 京太郎「……すいません、あの……手……」 エイスリン「…!」バッ ずっと手を握ってたエイスリンさんが慌てて離すと、頭を下げる。 そしてそのまま、逃げるように去っていってしまうのだった。 403 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/29(火) 23 19 00.63 ID +AQOJpy3o [22/27] 【8月17日:昼】 『試合終了―――ッ!王者白糸台!まるで当然のように一位通過ー!!』 京太郎「終わり、ましたね」 衣「うん、終わったぞ」 試合は、白糸台高校ペースだった。 勝負は2位争いだったのが、本音だろう。 福岡新道寺。 それが白糸台と共に準決勝に進出した高校だ。 先鋒が凌ぎ切り、次峰が白糸台の弘瀬選手に狙われたけども何とか逃げ切り、中堅、副将、大将と一気に高火力を爆発。 そんな展開だった。 衣さんは満足気に頷き、行くぞ、と俺に言う。 普段の雰囲気とは違う。 麻雀を打つ、本気の時の顔を衣さんはしている。 当てられた。 そんな感じだろうか。 俺が同意を得ようと視線をハギヨシさんに向ける。 だが、何時の間にかそこには居ない。 残ってるのはメモ一枚。 見れば、手が足りない純さんに呼び出しを受けたようだ。 俺は「帰りますか?」と尋ねる。 衣さんはそれに頷き、俺は周囲を見る。 混雑気味、という感じだ。 試合が終わったのだから当然、観客も帰るだろう。 昼過ぎて、夕方。 暗くなる前に帰りたいのは誰も一緒だ。 京太郎「衣さん、手を貸してもらえますか?」 衣「うん!」 俺が手を伸ばせば、衣さんは何の迷いもなく俺に手を差し出す。 小さい手。 あったかい手だ。 さてさて、ちゃんとエスコートしましょうかね。 422 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/29(火) 23 36 11.89 ID +AQOJpy3o [25/27] 【8月17日:夜】 遠足の前の日の夜。 俺はなかなか寝付けなかった思い出がある。 当然、そのせいで遅刻しかけたのも記憶のうちだ。 楽しみすぎて練れない。 ある程度、物事に対する熱が失われるとそれは徐々に無くなっていく。 感情の押さえが利くから、とかまぁそんな感じだ。 少なくとも、今の俺は何かが楽しみで寝れない。 そういう経験は無い。 しかし、だ。 それはあくまで俺の話。 どうにも、それは我が家の姫様には当たらないらしい。 俺は額に汗を浮かべる。 目の前に居るのは、姫様こと衣さん。 彼女の手には大きなぬいぐるみ。 まるで、寝付けない子供が親元に来てしまったような。 そんな格好に見えた。 衣「どうしよう、胸躍り寝付けないぞ京太郎」 京太郎「……」 頭を抱える。 なんというか、なんというか。 子供だよね、うん。 京太郎「ホットミルクでも飲みます?」 衣「それを飲めば、寝れるのか?」 京太郎「気分が落ち着いて、リラックスできるとは重い舞うけど」 たぶん、きっと、めいびー。 俺は衣さんを連れてキッチンへと行く。 鍋を取り出し、砂糖とシナモンスティックを。 火をかけてゆっくりと、ゆったりと温めていく。 視線をふと向ければ、その待ち時間でだいぶ落ち着いたのだろう。 眠たげな顔をして椅子に座る衣さんが居た。 ホットミルク。 眠れる、という飲み物で有名なそれ。 きっと、こういう待ち時間を含めて、眠れる、というんじゃないだろうか。 変化なし 439 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/30(水) 00 03 46.62 ID ANrldOUJo [3/12] 【8月18日:朝】 本日、第二回戦。 今日勝ち残った高校は準決勝に駒を進める。 清澄高校も、それに挑む一つだ。 俺たちは揃って会場に向かう。 テレビで観戦するのもいいらしいが、実際に近くで見るのもまたいい。 そんな意見もあって、朝早くから会場入りをしていた。 そして、俺は例によって衣さん付き。 人の出入りが激しいこの場所。 離れ離れは致命的、という奴だ。 そんな俺は今、非常に居心地が悪い。 向けられる視線。 それは俺を嘗め回すように見ていると分かるからだ。 龍門渕高校。 制服も一応あるが基本、私服で通学できる高校だ。 当然、試合も思い思いの格好である。 俺の服装は、半そでシャツにズボン。 あとはベストくらいだろうか。 タクシーの運ちゃんみたい、と言われればそう見えなくもない格好だ。 しかし、会場に男は珍しい。 だから視線も当然集まるのだろうか。 俺がそう思っていると、鼻歌が聞こえる。 視線を向ければ、衣さん。 そしてその隣で言葉を交し合う、エイスリンさんの姿があった。 衣「京太郎!また会ったぞ!」 エイスリン「コンニチワ!」 京太郎「こんにちわ……選手、でしたか」 俺は前試合のダイジェストで、エイスリンさんを発見していた。 宮守高校の選手だ。 困ったように微笑む、エイスリンさん。 なんというか、可愛らしい笑みを浮かべる人だ。 俺はそんなことを思った。 エイスリン「キョウタロー、コロモノバトラー?」 衣「うむ、衣のもう一人の執事だ!」 京太郎「嘘言わないでください!!」 459 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/30(水) 00 24 32.36 ID ANrldOUJo [8/12] 【8月18日:昼】 有名人は憧れるくらいが一番だ。 白糸台で言えば照さん。 千里山で言えば江口選手。 姫松で言えば愛宕洋榎選手。 永水で言えば神代選手。 その他にも家老渡の佐々野選手なんかも有名どころだ。 しかし、有名というのも考えもの。 人目に常にさらされる、注目される。 そういった人間はちょっとの不注意で激しく非難される場合が多いのだ。 心無い新聞、雑誌記事。 とくにゴシップを取り扱うような雑誌はその色が強い。 有名になるということ。 そういうのはやっぱり考え物だろう。 さてさて、有名人。 そう言うと、この大会では照さんら高名な選手たちを遥かに抜いて有名な人たちが来る。 甲子園で言えば実況アナウンサーと解説担当者。 有名高校の元監督だったり、元プロなどが解説に入るのが通例だ。 そしてこの大会には、麻雀の専門家が必要になる。 それはつまり、プロの雀士による解説。 それが行われているということだ。 近年で世界的にメジャーとなった麻雀。 そのプロの解説と言えば、注目度も同じく高いのは当然だった。 そしてそれには、ミーハーなファンも居るもので……。 京太郎「すげぇ……」 わいわいがやがや。 俺はそんな雰囲気で従業員入り口に集まっている大会参加者や関係者を見ている。 どうやらここから解説を担当したプロが出てくる、という情報を掴んだらしく、瞬く間に人が集まったのだ。 俺は物珍しさで近づいただけで、まぁ特に気にしては無いのだけれど。 俺はとりあえずその場を離れようと考え、足をくるりと反対へ。 ふと耳を澄ませば、「え、ちょ!?お、押さないでこーこちゃ…」という悲鳴。 そして一斉に上がる歓声。 その膨れ上がった空気に追い出されるように、俺はその場を後にした。 509 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/30(水) 22 40 28.07 ID FyfwaMKeo [4/17] 京太郎「凄かったなぁー……」 俺はふらふらと会場を歩く。 何処か道を外れたのだろうか? 配管が巡る、舞台裏、という感じの場所に俺は来ていた。 何も考えず歩くからこうなる。 小さくため息を吐いて、ふと見回す。 人気は流石に無い。 迷子にでもならなきゃ、こんなとこ誰も来ないだろう。 となると、俺は相当に気が抜けていたらしい。 戻るか、と俺は思う。 ここまで言っても、多分非常口とかそういうのしか無いだろう。 俺は振り返り、来た道を戻る。 そこで気づいた。 向こうからこちらに向かう人影があるということに。 ん?と目を凝らす。 服装は私服。 顔には眼鏡がある。 だが、しかし! そこには服で隠し切れないおもちがあるッ! そしてその顔は……!! 京太郎「瑞原…プロ…?」 はやり「あっ」 あっ、と声を出す瑞原プロ。 しまった、とかそういう顔だ。 何処かあどけなさすら感じる表情なのだが、俺は「ああ」と思い出す。 あの学生の集まり具合。 そして今回の解説に来たプロ集団で著名と言えば、小鍛治プロを除けばアイドルとしても有名な瑞原プロだ。 こっそりと帰ろうとする判断は間違えじゃないだろう。 どうしよう、という顔をする瑞原プロ。 俺は少し横にずれて、会釈する。 その意図を察したのか、にこりと笑う瑞原プロは小さく、口を開いた。 はやり「ありがとうねっ!」 ………うむ、やっぱり良いおもちである。 510 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/30(水) 22 41 37.68 ID FyfwaMKeo [5/17] 【8月18日:夜】 激動の一日。 夜ともなれば昼間の熱は冷めるもの。 しかし、東京の夜は暑かった。 アスファルトの大地に篭った熱。 それがビルなどに押し留められているような暑さ。 一言で言えば、いらいらしてくる暑さだ。 俺は冷たいもの。 贅沢は言わない、キンキンに冷えた水が欲しい。 炭酸の爽快感もいい。 しかし、体が求めるのはそういうものじゃない。 純粋な水分のみ。 財布片手に俺は廊下をフラフラと。 時刻は夜22時。 そろそろ寝る準備をしてる頃のせいか、廊下はやけに静かだった。 京太郎「う~自販機自販機」 俺は自販機を求めて歩く極普通の男子学生。 人と違うところを言えば、執事見習いってとこカナ。 ……アホ言ってないで、さっさと買って帰ろう。 俺は水片手に来た道を戻る。 しかし、そこで見えたものは少し違う。 さっきまで居なかった人がいるのだ。 そこに居るのは、衣さんだった。 京太郎「あれ、衣さんどうしました?」 衣「京太郎!」 とてて、と可愛らしい足音。 にこりと笑う顔からしてトラブルでは無さそうだ。 なんだろうか? そう俺は考える。 俺がそれを尋ねようと思ったそのとき、衣さんが先に動いていた。 衣「京太郎、おやすみ、だ!」 京太郎「………それ、言いに来たんですか?」 衣「うん!」 元気よく、しかし少し眠たげ。 そんな様子で挨拶してくれる衣さんに俺は笑みを返す。 ……お休みなさい、衣さん。 548 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/30(水) 23 12 33.91 ID FyfwaMKeo [10/17] 【8月19日:朝】 朝になる。 そんな俺は普段なら起きてる時間だ。 ごそりと、手元を探っては携帯を見る。 時刻は7時。 起きなければいけない時間だ。 というより、少し遅いかも知れない。 俺は力の抜けた四肢に気を入れる。 今すぐ動こう。 そう思えば動けるだけの意識はあった。 しかし、それは不意に止まる。 ガチャ、という音。 鍵が開く音が聞こえたからだ。 反射的に、俺は布団を被り直す。 何故か、それが自然に。 衣「京太郎ー……起きてる、か…?」 侵入者、もとい衣さん。 起きてますよー、と答えようと思うが留まる。 衣さんの声は低い。 どう考えてもこっそりと、そういう風にしている意図がある。 足音が聞こえる。 薄っすら目を開けば、俺の顔を見下ろす衣さんの顔がそこにはあった。 衣「よ、よし……!」 すぅっと息を吸い込む衣さん。 見れば、悪戯心満載の笑みを浮かべているのが見えた。 知ってるだろうか? 早朝バズーカ、という企画を。 バズーカ型クラッカーを寝ている対象にぶっ放す企画で、中々に面白かった記憶がある。 そんなドッキリと同じことをやろうとしている。 それが分かれば、こっちもリアクションの準備が出来るものである。 衣「朝だぞ―――――!!!」 京太郎「!?」 衣さんの大声。 俺は一拍置いて跳ね上がると、ぽん、とベッドが跳ねる。 あ、という声が俺の口から零れるとバランスが崩れて。 落ち…… 604 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/30(水) 23 40 08.13 ID FyfwaMKeo [15/17] そこで、俺は意識を失う。 ガンッ。 鈍い音。 後頭部を打ったかも知れない。 痛みより、鈍い痺れ。 こりゃ、不味い。 俺はそう考える暇も、もう………――――。 【くすくす】 何だ? 【くすくす】 誰かが、笑ってる。 【くすくす】 草原に倒れた俺を見下ろすように、誰かが笑っている。 【くすくす】 顔は、影になって見えない。 【くすくす】 でも、俺は。 【くすくす】 俺は、その影の中を知っている。 【………】 知って……… 【駄目だよ、京ちゃん】 609 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/30(水) 23 45 15.70 ID FyfwaMKeo [16/17] 京太郎「――――――ッ!!」 衣「め、目覚めたのか!京太郎!!」 京太郎「い、いたたたた……」 俺はズキンと痛む後頭部を抑えて身を起こす。 たんこぶ発見。 なんというか、間抜けだな俺。 思わずそんな自分に苦笑いが浮かぶと、目に涙を溜めた衣さんが俺を見ていた。 泣いている。 俺には、それが見えた。 さっきまで、誰かが笑っていたのは覚えている。 気分的には、どうして衣さんが泣いているのか分からない状態だった。 ただ、俺は衣さんの涙を自然と指で掬っていた。 手は衣さんの頭に。 撫でるように、手が動く。 それが当たり前であるように。 俺は、もはや染み付いたような動きで笑みを浮かべていた。 615 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/30(水) 23 49 04.65 ID FyfwaMKeo [17/17] 【8月19日:昼】 正直、後で判明したがちょっと傷があったらしい。 後頭部にはもうガーゼは無いが、少し前まで赤い染みがあったのは驚きだ。 俺はそんなことを思いながら足を薬局に向ける。 使った分の医薬品買い足しが今の俺の仕事だ。 ホテル周辺。 そこを探せば薬局はすんなりと見つかる。 元々、こうした人口密集地帯の客を相手する目的の店だ。 お菓子もあれば化粧品も揃ってるように見えた。 さすが東京。 地方と比べるとどうにも品数が多い気がする。 ふらふらと、目移りする。 買い物しないけど、見ているだけ。 そういうのを女の人が好きな理由が分かった気がする。 こういうのは確かに興味を誘われる。 しかし、前方不注意は見逃せない。 俺は柔らかい背中とぶつかる。 慌てて退けば、女性の後ろ姿。 半分上ずった声で俺は謝罪をしていた。 はやり「あ、君って昨日の……」 京太郎「み、瑞原プロ!?」 はやり「わわわ!しーっ!しーっ!」 京太郎「す、すいません!」 俺が声を上げそうになると手で押さえられる。 私服の瑞原プロ。 というか、プライベートのプロを見れるとか凄く珍しい気がする。 そんなことを考えつつ、周りに視線を向ける。 どうやら、誰にも聞かれてないようだ。 はやり「あー、びっくりしたぞっ☆」 声は小さい。 だがしっかりと“はやりん”になって声を出す瑞原プロ。 なんというか、凄まじいプロ根性だ。 俺はそれを実感しながら、乾いた笑いを浮かべていた。 なんというか、お疲れさまです。 641 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/31(木) 00 17 49.71 ID QyLVB1YEo [3/47] 【8月19日:夜】 一「はい、一応消毒終わったよ」 京太郎「どもっす」 夜。 俺は自分で買ってきた消毒液などで国広さんによる治療を受けていた。 傷は浅い。 浅いが、頭部というのは出血が派手になる部位でもある。 風呂上がったばかりでまた開いてしまったので、こうして消毒しているわけだ。 一「にしても、髪の毛邪魔だね」 京太郎「まぁ、そういう部分ですし」 一「……刈る?」 京太郎「刈りませんよ!?」 恐ろしいこと言って笑う国広さん。 これくらいで刈られたら笑えないもんである。 俺だって髪は恋しい。 というか、坊主頭は絶対に似合わないだろうし。 一「ちぇー」 京太郎「はさみを持たないでください」 やめてください、毛根は死んでません。 ぶぅ、と何故か文句ありげに椅子へと寄りかかる国広さん。 俺は医療具の片付けをしつつ、息を吐く。 なんというか、あれである。 この人は、本気なのか本気じゃないのか計りかねる時が多い。 奇術師とか、ピエロ。 そんな空気の掴めなさだろうか。 まぁ、手品は非常に上手いんだけどな。 一「……そうだ、これは手品ですって言って君の」 京太郎「俺に被害が及ぶならNGですよ」 一「……ちっ」 ………舌打ちしたよな、今確実に。 675 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/31(木) 00 58 31.54 ID QyLVB1YEo [8/47] 【8月20日:朝】 朝。 俺は枕に血の染みが無いことを確認して起き上がる。 日差しは強い。 こうもきついと朝は自然と目覚めてしまうものだ。 俺はシャワーを浴びると一路皆が集まるだろう大部屋へと向かう。 見回せば、人気は無い。 いや、正確には一人だけ。 なんともコメントに困る格好をしている人が居るんだけども。 京太郎「……」 一「あれ、どうしたの?ほっぺなんて抓って」 京太郎「ああ、そうですか。夢かと思いました」 一「変なの」 変なのはあなたの格好です。 これを言えたらどれだけ幸せなんだろうか。 露出露出アンド露出。 むしろ隠すべき部分すら隠し切れてないんじゃないだろうか。 長野の田舎で誰もいないとこならまだしもだ。 ここは大都会東京。 人人アンド人という街なのだ。 実に。 実に問題ある格好じゃないだろうか。 しかもそれを問題に思ってないことがさらに問題なのだ。 常識というものを叩き込みたくなる気分である。 いや、しかも他の皆がそれを受け入れてるのも問題なんだけどね? 一「ねぇ、言いたいことあるなら言えばいいんじゃないかな?」 京太郎「何もありません」 ……悲しいけど、面を向いて否定できないんだけどね。 くそぅ。 こういう時、優柔不断な我が身が悔やむ。 見えそうです。 その一言を言うには、それなりの覚悟が必要なり。 706 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/31(木) 01 14 46.74 ID QyLVB1YEo [12/47] 【8月20日:昼】 純「おーい須賀ー、ちょっと付き合ってくれねーか?」 京太郎「純さん、何かあったんすか?」 俺が龍門渕の中で最も気安い異性。 それを聞かれれば、真っ先に出てくるのが純さんだ。 何処か軽い雰囲気。 だけど見るべきところを見る注意力。 全てを以って、かっこいい人。 そんな評価を出せる人だ。 純さんの付き合い。 それは予想してみたとおり、ちょっとした食べ歩きの付き添いだった。 男の俺ほどではないけど、純さんは結構食べる。 こうして暇があれば何処かに出かけて散歩したりしつつ何かを巡っている感じだ。 まぁ、一人で、というのは寂しいだろう。 何かを食べるにしても一人というのは悲しい。 そんなこんなで、俺と純さんは街に出る。 適当にバーガーでも齧ったり、そういうジャンクな食い物探し。 これが意外と楽しいのである。 B級グルメというのはちょっとした楽しみとして笑える料理だ。 そんなことを思っていると、「お」という純さんの声。 純さんの視線の方角へと顔を向ければ、たこ焼きの屋台があった。 京太郎「行きます?」 純「行っちまうか?」 口を揃えて、足は屋台へ。 食べるためのスペースもあり、中々に気が利いてる感じだ。 ふと目を向ければ、先客が居る。 ………学ラン? 純「お?」 セーラ「ん?」 ふと、純さんと学ランの人の視線が合う。 見詰め合うこと、数秒。 互いが面白いくらいに反応していた。 純「お前、千里山の江口か!」 セーラ「龍門渕!?」 730 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/31(木) 01 40 03.83 ID QyLVB1YEo [16/47] 揃って反応。 俺は千里山、という純さんの言葉を聞いて脳裏に思い浮かぶ。 千里山。 全国2位の結果を残した、大阪の強豪。 去年先鋒だった江口選手と同じ先鋒の純さん。 もしかすると、接点でもあったのだろうか。 俺がそう思っていると、江口さんが口を開いた。 セーラ「ええと……龍門渕の井上やったな」 純「お、県予選敗退の選手を覚えてたか」 セーラ「うちの監督が龍門渕を警戒しとったからな」 ま、清澄ってとこが代表やけど。 そう鼻先を触る江口さん。 なんというか、勝気。 そんな印象を第一に受ける。 純さんは純さんで「ほっとけ」と苦虫を潰したような顔で言って苦笑している。 江口さんが、ふと俺を見た。 なんというか、マジマジと見られるとどうにも恥ずかしい。 セーラ「ん、ほなな」 目が合ったのは数秒。 そそくさと立ち去っていく江口さん。 俺と純さん。 揃って顔を見合わせ、首を捻っていた。 はて、何でか知らないが逃げられた気分だぞ? 731 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/31(木) 01 42 21.94 ID QyLVB1YEo [17/47] 【8月20日:夜】 夜の東京。 多くの歌にも歌われる街並みは日々変化している。 ホテルの上階に泊まる俺たち。 ふと窓の外に視線を向ければ、街の光が長野で見る夜空みたいに広がっていた。 透華「あら須賀さん、何か珍しいものでもありまして?」 京太郎「いえ、何も」 不意に声が聞こえる。 振り返れば、一人優雅にティーカップを傾ける透華さんの姿がある。 寝具姿に肩掛け。 そのまま足を組む様は何処か浮世めいたものを感じる。 いや、事実、それは間違いじゃない。 この人、透華さんも、その従姉妹の衣さんも。 何処か枠をずれたような不思議な魅力がある。 こういうのをなんというのか。 それを表現する力が微妙に足りてないことに俺は悩んでいると、透華さんが声を上げた。 透華「65点……というところですわね」 京太郎「よ、ようやく赤点回避ですか…」 透華「ハギヨシを100点としての65点、十分成長しておりますわ」 そう。 今俺は、紅茶を淹れていたのだ。 その評価。 それを透華さんが担当している。 こうして週に1~2回の割合で、俺が茶を淹れる機会がある。 紅茶、コーヒー、緑茶、ハーブティー。 それぞれの扱いも学ぶ最中、ということだ。 透華「もう一杯、戴けます?」 京太郎「はい!」 オーダー。 俺はそれに受け答え、声を張る。 どうせなら師匠に並ぶくらい、技術を高めたいものだ。 797 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/31(木) 21 41 32.01 ID QyLVB1YEo [24/47] 【8月21日:朝】 本日、準決勝開催日。 姫松、清澄、臨海、有珠山。 それぞれのベスト8校が決勝行きをかけて戦う日だ。 そんな中、俺は背中にリュックを手に一人前を行く沢村さんの後を追っていた。 京太郎「今日の相手の、譜面ですか?」 智紀「そう」 俺はリュックの中身。 数百枚はある譜面を指して会話を挟む。 智紀さんが纏めた各高校の特色的な打牌を纏めたものだ。 清澄で例えれば、優希の東場の爆発力。 竹井部長の悪待ち。 そして咲の嶺上開花とか。 それを見ればその選手の特徴が分かる、というものだ。 智紀さんは別に清澄に肩を入れてるわけじゃない。 来年。 当然のように龍門渕が全国を制するためのデータ。 そのつもりで取っているだろう。 まぁ、こっそりと差し入れみたいにデータを渡してたりもするのだけれど。 京太郎「でも、纏まりきらなかった……ですか」 智紀「有珠山は情報が少なすぎる、臨海は世界大会の譜面だけじゃ薄すぎる、姫松はデータで通じる部分は少ない」 京太郎「確かに……」 姫松の愛宕のお姉さん。 あの人は無能力者らしい。 だが、それでもあの打ち筋だ。 振り込むであろう牌を握っても、ノータイムでそれを回避。 いわゆる、場の空気を読む。 純さんがさらに鋭くなったような選手だ。 だから、それを防ぐことは出来ない。 能力という固有の、確定した力じゃない。 所謂、センスという奴だからだ。 直感とかを含むようなセンスは、数値化できないだろう。 智紀「試合中にそれを掴むから」 まぁ、それがこの人の負けず嫌いの部分を刺激してしまったのだけれど。 839 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/31(木) 22 06 28.17 ID QyLVB1YEo [29/47] 【8月21日:昼】 京太郎「先輩、飲み物仕入れてきます」 智紀「うん、お任せ」 凄い勢いでタイピングする沢村さんを横目に、俺は大ホールから出る。 今は中堅戦の最中。 結果はまだ分からない、というのが正直な部分だ。 いや、負けると思ってない。 清澄が強い。 それは龍門渕の全員が知っていることだ。 でも、舞台が全国。 その威圧感。 いや、正確に言えば、慣れないステージでの試合。 それがどれだけの影響を及ぼすか、だ。 全中に参加した原村を除けば、皆初参加なのだから。 一「あれ、何深刻な顔してるのさ?」 京太郎「うぉう!?く、国広さん!?」 一「や、須賀君」 背中に衝撃。 振り返れば俺の背中を叩いたであろう手をぷらぷらとする国広さんが居た。 片手には飲み物。 俺と同じく、買出しにでも着てたのだろう。 取れた席の関係か、微妙に離れ離れになっているのが現実だ。 一「しかし、面白い感じだね試合」 京太郎「です、ね」 一「清澄の部長さんが後ろにどう繋ぐか、今が分水だね」 何処か鋭い目で、そう呟く。 それは俺も分かる。 清澄は大きく後半で仕掛けれるだけの選手を副将と大将に据えている。 どう繋がるか、その形が重要だろう。 まぁ、とからからと国広さんは笑う。 心配なんてしてない、という顔のままで。 一「大丈夫、勝つよ。僕たちを倒したんだから」 京太郎「……はい!」 872 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/31(木) 22 35 27.94 ID QyLVB1YEo [33/47] 【8月21日:夜】 透華「まっ!清澄が勝つのは当然でしたわね!!」 一「透華、途中はハラハラして見てたのにねー」 智紀「データはそれなりに集まった」 女3人寄れば姦しい。 その言葉は実に正しいものだ。 そう俺は実感している。 清澄高校は決勝へと駒を進めた。 その結果の報告会、というような名目のお茶会だ。 純さんと衣さんは清澄のところに行ってるらしく、こんなメンバーということだ。 俺は追加のお茶を淹れつつ、耳を傾ける。 聞こえる会話は以下の通りだ。 透華さんは原村和ならあの結果は~うんぬんかんぬん。 国広さんはやっぱり副将から動いたね~うんぬんかんぬん。 沢村さんはデータを入力しながら検証をしている。 しかし、なんというか。 言い争い、というよりは主張のぶつかり合いが始まりそうな雰囲気だ。 俺がそれに冷や汗を掻いていると、「「須賀君(さん)!!」」と声が重なった。 透華「今回のMVP、それは当然原村和ですわよね!?」 一「いーや!その二人に繋げる場を作った部長さんだね!!」 京太郎「ちょ、俺に振るんですか!?」 二人揃ってそう聞いてくる。 下手な答えは許さない、という空気がそこにある。 いやいやいや、俺からすれば正直全員凄かった(小並感) この一言で会話が終わってしまう自信があるぞ? しかし、そんな答えを口にしようものならどうなるか。 俺は二人の荒ぶる視線を受け、助けを求めるように。 沢村さんを見た。 智紀「………データ上では、宮永咲の動きが一番重要」 京太郎「みたいっす」 二人「「データを読むんじゃなくて自分の意見で言ってよ!(言いなさい!)」」 京太郎「いやだって沢村さんのデータは嘘つきませんもんー!?」 智紀「そういう風に纏めてるからね」 917 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/31(木) 23 09 37.74 ID QyLVB1YEo [37/47] 【8月22日:朝】 じゃらり。 その音が鳴るたびに、目はそれに向く。 太い革のバンド。 丈夫そうな鍵。 それは手を封じる枷だ。 国広さんが着けるそれ。 最初見た時はドン引きしたが、その事情を知る今ではそうは言えない。 透華さんとの絆。 それを可視化したら、それになる。 俺は常にそう思っている。 ……それでも、やっぱり拘束具ってのはどうかとも思うんだけど。 一「須賀君はそう思うの?」 京太郎「ま、まぁ……普通は、ですが」 一「確かに視線は感じるけどね」 じゃあせめて人目あるところでは外してください。 それを言いたい。 実に言いたい。 俺の無言の訴え。 それはクリアされたのか、仕方が無いなぁ、と国広さんが呟く。 手をポケットに突っ込み、はい、と出す。 小さい、鍵。 上げるよ、と国広さんが俺へと言った。 一「僕の拘束の鍵、君に渡しておくね」 京太郎「……あの、いいんすか?」 一「信用から信頼になってるからね、京太郎」 呼び方をそう変えて、国広さんが笑む。 なんというか、こそばゆい。 そんな感じがある。 えーと。 俺は言葉に悩む。 それを見越してか、「ん」と、後ろ手を差し出す国広さん。 悪戯めいた、笑みを浮かべていた。 一「一でいいよ、呼び方。これから長い付き合いになるんだしね」 一君従順マックスおめでとー 959 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/01/31(木) 23 31 20.94 ID QyLVB1YEo [42/47] 【8月22日:昼】 京太郎「沢村さーん、お昼持ってきましたよー」 智紀「ちょっと、待って」 時刻はただいまお昼時。 ……そう言うには一時間ほど遅かった。 昼時に現れなかった沢村さんのために、俺はお盆に載った食事を運んできている。 部屋の中から物音が聞こえる。 そこまで騒がしさはない。 散らかってる、ということは無いだろう。 そう思っているとドアが開く。 見れば、眼鏡がちょっとずれていた。 京太郎「お疲れさまっす」 智紀「こっちも、ごめん。時間かかって」 聞けば、データ保存している最中だったらしい。 手を離せなかったのは作業を終わらせてしまおうとしたから。 なんというか、ワーカーホリックみたいだ。 正直、ハギヨシさんを除けば龍門渕で一番仕事しているのは沢村さんじゃないだろうか? 京太郎「何してたんですか?」 智紀「記録の譜面と、録画した試合映像の刷り合わせ」 京太郎「そ、それはまた……」 やばい。 その作業量。 想像するだけで絶句もんだぞ、正直。 そんな俺の様子に首を傾げる沢村さん。 ……そうだった。 この人は、一つに熱中すると余裕で10時間とか越える集中力の持ち主だった。 訂正しよう。 この龍門渕で、一番精神的に安定している人。 それは絶対に、沢村さんだと。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/10068.html
前話 咲「……遂にここまで来たんだ」 咲(優希ちゃんはお姉ちゃんのギュルギュルとギギギに負かされて、染谷先輩は相性最悪の面子に点数をキープ) 咲(部長は何故か右腕を骨折してたけど、その逆境を悪待ちのバネにして何とか点をもぎ取って、和ちゃんはあの場で唯一の巨乳だからという理由で集中砲火を受けたけど、それでも私まで繋げてくれた……) 咲(正直清澄はこれまでに無い程にピンチだ……。でも、負けるわけにはいかない) 咲(私は白糸台の大星さんを叩き潰して、清澄を全国優勝させて、お姉ちゃんと話さなくちゃいけないんだから!) 咲「だから、絶対に勝つよ!」 ガチャ 淡「がるるるるる……」 穏乃「むぅー……」 咲「…………」 咲(先入りしてた二人は威嚇するように睨み合ってました) 咲「あ、あのー……」 淡「サキーはZ派だよね!?」 穏乃「いいや超派だよ!!」 咲「!? 何の話!?」 淡穏「「ブ○リーはどっちの方が最高かだよ!!」」 咲「え、ええ……? あ、あの、ドラゴ○ボールの話、ですよね……?」 淡「だから! Zでのブロ○ーの方が超よりもよりサイヤ人らしく、より悪魔らしくていいんだってば! 出てきた台詞の一つ一つが名言だし、あの悟○が「おめぇちょっとは手加減しろよ」って言った時の絶望感は、メタルク○ラ軍団登場時にも負けないもんだったでしょ!? 超のブ○リーとかあれ、もうほぼ叫んで暴れ回ってるだけでしょーが!」 穏乃「それは違うよ! 確かに台詞のインパクトっていう点だと最初のブ○リーには負けるけどさ! Z時代の映画でブロ○ーは三作登場してるけど、一作目みたいに喋るような事はほとんどなくて三作目に至ってはブ○リーの台詞らしい台詞は一切無かったんだよ!? つまり視聴者がブロ○ーに求めているものは、その圧倒的な強さとダイナミックかつ破壊的な戦いなんだよ!」 淡「それは超じゃなくてもいいでしょ!? 大体超のブロ○ーは生い立ちほとんど変わらないまま優しくなっちゃって、悪魔感無くなっちゃったじゃん!!」 穏乃「それも良さの一つだよ! ベ○ータ然りバー○ック然り、サイヤ人は優しさを獲得した方が強くなれるんだから! 超でのブロ○ー見た!? 超サイヤ人ブルー二人相手に圧倒してたんだよ!?」 ドラゴン○ールファンあるあるその1 ドラゴ○ボール超は賛否両論。 淡「ほんっと信じらんない高鴨穏乃! ベジ○ト派と聞いて予感はしてたけど、ブロ○ーの事でまで意見が合わないなんて!」 穏乃「こっちの台詞だよ! しかも全○様の事まで否定派だし! あんなに可愛くて強い全○様の何が不満なのさ!?」 咲「あ、あのー……喧嘩はそこまでに……」 淡「で!? サキーはどっちなの!? Z!? 超!?」 咲「え? あ、その……タイトルだけは知ってるんですけど、Zとか超とか言われても分からなくて……」 穏乃「え!? 読んでないの!? 無印もZも!?」 咲「私、ああいうバトルマンガの痛そうな描写とか、見てるだけで痛いから苦手で……」 淡「なにそれ! ドラ○ンボール読まないとかマジで人生損してるよ! 99割くらい!」 咲「それ100%超えてます」 ドラゴン○ールファンあるあるその2 ドラゴン○ールは義務教育 咲「あ、でも同じ作品読んでても、好きな所とか嫌いな所とか分かれちゃう気持ちは分かりますよ。私も本は……」 淡穏「「ブ○リーに嫌いな所なんてあるわけないでしょ!!」」 咲「えぇ……」 ドラゴン○ールファンあるあるその3 なんだかんだでブ○リーが大好き ネリー「……試合始まる前から白熱してるね」 咲「! 準決勝の……」 淡「あ! 外人ロリ!」 ネリー「そこの金ピカで頭弱そうなのが、白糸台の大星淡か。あはは。これならネリー楽勝だね」 淡「はぁ~~!? 頭弱そうとか、この淡ちゃんのどこを見て言ってるんですか~~!? 頭にも身体にも栄養が行ってなさそうなナリしてさーあ!?」 ネリー「なんかもう全身からアホの子オーラ立ち昇ってるんだよ。てゆーか身体って。その牛乳、この前まで無かったやつじゃん」 穏乃「言われてみれば、大星さんって準決勝ではぺたーんってしてたのに、急に膨らみましたよね」 ネリー「えー? まさかパ」 淡「ちっがーう!! 前まではぺた胸メーカー使ってただけ! このきょぬーは自前のなの!!」 咲「え? ぺた胸メーカー?」 ネリー「なにそれ? 言い訳にしては酷くない?」 淡「言い訳かどうかはこれを触ってみれば分かるよ。ほれほれ、どうぞどうぞー?」 ネリー「……止めとくよ。勢い余って千切っちゃいそうだから」 穏乃「えーと、そのぺた胸? メーカー? っていうの、何で付けてたんですか?」 淡「女の子はね、胸をアピりたい時とアピりたくない時とに分かれてるの。麻雀だと手を伸ばして手元の牌を倒しちゃう事もあるし、服によっては全体的に太って見えるからね。スリムに見せたい時は大体付けてるわけ」 咲「え、じゃあなんで今日はそれを付けずに……?」 淡「この試合がひんぬーばっか集まるから、優越感に浸りたくて!!」 咲穏ネ(*1)) ネリー「まぁいいや。それじゃ、さっさと始めよっか? 準決勝で阿知賀に負けて二位進出の王者サマ?」 淡「うっさいなーさっきから! この試合ではボッコボコのボコにして100回勝ってやるんだから!! なに!? ひんぬーの妬み!?」 穏乃「大星さん。そのマウント取りは敵を増やすだけだから止めた方がいいよ」 咲(……盤外の戦いで機先を制された感じだけど、やる事は変わらない) 咲(お姉ちゃんと向き合う為にも、みんなの為にも、私は優勝するんだから---) ネリー「ああ、そうそう」 咲「?」 ネリー「この試合でネリーが勝ったら、キョウタロとの体の相性、確かめさせてもらうから」 咲淡穏「「「……………………は?」」」 穏乃「え? 体? 相性? えっと……確かめる? どういうこと?」 ネリー「まぁー平たく言えば、エッチするって事」 穏乃「エッ……!?」カァァ/// 咲「はっ!? ちょ!? えぇ!? な、何言ってるんですか!? きょ、京ちゃんとそんな! え、えっ…………なんて!!」 淡「うーわ、引くわー。外国の女ってほんとにそーゆーのゆるゆるなんだー。えーんがちょー」 ネリー「ネリーからすれば日本人の方が理解出来ないよ。男女交際するにあたって体の相性って重要事項なのに、それを確かめもせずに付き合ってしばらくしてからするのが一般的なんでしょ? そんなだから痴情の縺れや浮気が蔓延するんだよ」 穏乃「つ、付き合う気なんですか!? 京太郎君と!?」 ネリー「そだよ? むしろ、あんなに美味しい魚逃す手無くない? 流石のネリーももーちょっと手順踏みたいとこだけど、うちでもハオとかミョンファとか、なんならサトハも危なそうだし、他のとこでも色んなのいるっぽいし。モタついて掻っ攫われたら元も子もないからね」 穏乃「ええっ!? じゃあ、動画で言ってた賭けっていうのもそれが目的で!?」 ネリー「まさかあれで乗ってくるとは思わなかったけどねー」 淡「モタつかないのはいいけどさー。ほぼ騙した形で賭けやって、関係持っても続かなくない?」 ネリー「む」 淡「それにキョータローがきょぬー星人なのはしゅーちの事実じゃん。つるぺったんなだけじゃなくてロリロリのちんちくりんなアンタでどうこう出来ると思うー?」 ネリー「分かんないよー? うちの学校でも全然タイプと思ってなかったけど、付き合ってみたら相性良かったって語ってる女の子はいるしね。大体ネリーとキョウタロの賭けに口出す権利は、部外者のあんたには無いと思うけど?」 淡「へー、そういうこと言っちゃうんだ? いいよ。淡ちゃんもうちの優勝に賭けてあげる」 穏乃「大星さん!?」 ネリー「へぇ。賭けの内容は私達と同じでいい?」 淡「いいよいいよ。もし負けたら靴でも足の裏でも舐めてあげる。そんな未来は訪れないけどね」 ネリー「吐いた唾は飲み込まないでよ。いや? それもいいかもね? 元王者サマが地べたに這い蹲って吐いた唾を啜る絵面は、記者大喜びのスクープになりそう」 淡「あはは」 ネリー「ふふふ」 咲(な、なんか空気が……今までに感じてきたのとは異質の重苦しい圧を感じるよぅ……) 穏乃「ちょ、ちょーーーっと待ったぁ!!」 ネリー「は? なに?」 穏乃「ネリーさん、だっけ? そういうの! 良くないと思う! ネリーさんの国では当たり前の事かもしれないけど、ここは日本で、京太郎君は日本人なんだから! 郷に入れば郷に従った方がいいんじゃないかな!?」 ネリー「うるさいなー。もう一回言うけど、部外者が口出す権利無いんじゃない? それともこっちの金ピカのサポートでもして、ネリーを負かしてみる? どっちにせよ全員倒すつもりだから変わんないけどね」 穏乃「いや、それは……」 淡「ちなみに私が勝ったら、そこのガキンチョにはカメラの前で土下座させて、キョータローには私がプロになった時の専属マネージャーになってもらうから」 咲「え!? 何故そこで京ちゃん!?」 淡「当たり前でしょ? 二人の賭けに私も乗っかるんだから。テルーもキョータローのお菓子気に入ってたし、良い感じに人生設計できそー♪」 ネリー「って事らしいけど、どうするの?」 穏乃「ぅーーーっ。わ、分かりました! あたしも賭けます! 阿知賀の優勝に!」 ネリー「ふーん。それで? 阿知賀のはキョウタロに何させる予定なわけ?」 穏乃「い、いや、そういうのは無いですって! あくまで二人の賭けで京太郎君がどうこうされるのから守る為で……。あ、でも、ドラゴン○ールのゲームはやったこと無いから、一緒にプレイする為にお家にお邪魔させてもらうのはいいかも……」 淡「うわー……。高鴨穏乃はそーやって距離詰めるタイプなわけだ……」 ネリー「天然は怖い怖い……」 咲「い、いい加減にしてください! さっきから黙って聞いてれば、たかだか賭け一つで京ちゃんの人生を左右するような事させようなんて! 京ちゃんはうちの、清澄の部員なんです! 他所の人が勝手な事しないでください!!」 穏乃「……えっと、宮永さん。私が言えたことじゃないかもだけど。 同じ部活だからと束縛するような事は止めといた方が……」 ネリー「同じ中学とか半端にも程がある幼馴染みの負けヒロインは黙っててよ」 淡「あらゆる要素がテルーの完全下位互換のポンコツ魔王の癖に」 咲「あ、もう本気で怒りました。 全員ゴッ倒す!!」 その日、日本海のど真ん中に向けて流星群が降り、それを受け止めるかのように海中から山が隆起して、かと思いきや衝突直前に流星群が鋭利に曲がって上昇を始め、成層圏付近で爆発四散して花吹雪が咲き乱れ、風に乗ってIH会場に降り注いだという。 カン! 前話
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/983.html
【咲 -Saki-】 須賀京太郎カプ統合スレ 10 h10-1 京・咲 h10-2 京・咲 h10-3 京・咲・和 h10-4 京・淡 h10-5 京・咲 h10-6 京・咲 h10-7 京・咲 h10-8 京・咲 h10-9 京・咲 h10-10 男京太郎 おもち巡りの旅~第一部その7~ h10-11 京・咲 h10-12 京・清澄 h10-13 京・咲 h10-14 京・未春 h10-15 京太郎熟睡・清澄ver h10-16 京・淡 h10-17 京太郎熟睡・白糸台ver h10-18 京太郎熟睡・阿知賀ver h10-19 京・灼 h10-20 京太郎熟睡・新道寺ver h10-21 京・咲 h10-22 京太郎熟睡・永水ver h10-23 京太郎熟睡・千里山ver h10-24 京太郎熟睡・姫松ver h10-25 京・巴 h10-26 京太郎熟睡・宮守ver h10-27 京・穏乃
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/7335.html
須賀京太郎が登場する同人誌をまとめるページです。 一般向けと成人向けを分けてあります。 リストにないものをご存知の方はどんどん編集してください。 + 一般向け 二翻縛り タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 すとれい☆すてるす 2011/12/31 桃子 まじしゃんず☆せれくと 2012/12/31 一 おっどあいず☆りぺいめんと 2013/12/31 美穂子・桃子 まじしゃんず☆ちーてぃんぐ 2014/12/30 咲・一 でもんず☆めらんこりー 2015/8/16 咲 おっどあいず☆がいだんす 2016/8/14 美穂子・咲 しゃーまんぷりんせす☆くらいしす 2017/8/13 小蒔・初美 VISTA タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 京セラ 2015/9/21 セーラ 純愛 妄想オチ ふーるとっぷ タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 咲と京ちゃん 2016/10/2 咲 清澄本 京咲メイン 愛縁文庫 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 Summer/Shrine/Sweets 2016/12/31 小蒔・憧 ひとりぼっちの山姫は 2017/8/12 豊音 Walking Trip タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 麻雀少女は愛が欲しい 2017/8/12 オムニバス さきみっくす そのに!! 2017/8/12 ハオ 青春小説 小説合同誌 美穂子姉さんはぽんこつ? 2017/12/30 美穂子 ギャグ本 美穂子と姉弟設定 オトウフ/マテリアル タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 ハコテン女子 2009/9/23 なし ギャグ本 長野4校のギャグ本少しだけ京太郎の出番あり 空気椅子 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 のどっち大破 2013/8/11 咲・和・優希 ギャグ本 艦隊これくしょんのパロディ本咲キャラ(恭子・霞・玄・衣)に艦娘のコスプレをさせたイラストあり 西瓜BABY タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 もぉ~っと!清澄cp~相手は全員部長?!~ 2021/12/30 久 清澄本 百合メインだが京久要素あり Kiyosumi Mahjong Club Maide Café 2022/8/13 久 清澄本 百合メインだが京久要素あり 鴛鴦茶 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 あなたと過ごしたさんろくご 2022/8/13 まこ 清澄本 百合メインだが京まこ要素あり 麻雀合同誌制作委員会 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 現代麻雀 2007/12/30 なし よろず合同誌 ジャンル多数のよろず本ぎんこ氏(FLIPFLOPs)の清澄漫画で京太郎の出番あり 薄荷屋 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 プラスマイナス 総集編 2008/4/26 なし 清澄の話で京太郎が登場 山猫BOX タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 Bitter Sweet -Saki- Fanbook. 2009/6/7 なし 清澄本 えん タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 どラドら 2009/8/16 なし ギャグ本・清澄本 少しだけ京太郎の出番あり 伝説の忍風館 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 咲!!女塾 通 2009/12/31 なし ギャグ本・清澄本 コードギアスネタメイン 明日はどっちだ! タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 咲っぽい! 総集編 2012/8/12 なし ギャグ本 咲っぽい! -阿知賀編- ぽーたぶる 2013/12/31 なし ギャグ本 しおりネタ、分身ネタで登場 ぱるくす タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 PS1 咲-Saki-総集編 2012/8/12 咲・和 オムニバス モモかじゅと部キャプメインの長野4校本PV22収録回に1ページだけ登場 モザイク友の会 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 清澄高校合同誌 気まぐれカンセプト 2015/12/29 なし 合同誌 京太郎が出てくる話が少し多め かるかんはいぼーる タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 大将見本市 2016/12/30 優希 ギャグ本 冒頭のみ登場優希とは限定タコスの買いに行くという設定 サークルちるらんど タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 各校日和 総集編イチ 2016/12/30 なし ギャグ本 各校日和と各校日和3で登場 かるかんはいぼーる タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 咲-Saki- めいさく劇場 2017/8/12 なし ギャグ本 水面日和 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 一緒に観ようよ!! 2022/12/30 咲 ギャグ本 『車イスに乗った少女』本中学3年の京太郎と咲の絡みあり ryu-min BS タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 嶺上Carnival 2009/9/27 なし ギャグ本 長野4校のギャグ本 + 成人向け しじま タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 THE谷間WOWカン 2009/12/31 なし 百合 長野校もので京太郎との行為はなし清澄の話で出番あり 京太郎が主役(永水編) 2014/12/30 霞・小蒔・春・巴・初美 京太郎が主役(宮守編) 2015/8/16 白望・エイスリン・胡桃・塞・豊音 京太郎が主役(有珠山編) 2015/12/31 成香・誓子・揺杏・由暉子・爽 本番は爽だけ、由暉子は妄想 京太郎が主役(石戸霞編その1) 2016/8/14 霞 京太郎が主役(石戸霞編その2) 2016/12/31 霞 京太郎が主役(石戸霞編その3) 2017/12/31 霞 京太郎が主役(白糸台編#1) 2018/8/12 菫・淡・咲・和・優希・久・まこ 清澄は妄想 京太郎が主役(白糸台編#2) 2018/12/31 淡 京太郎が主役(石戸霞編その4) 2020/11/14 霞 RPGカンパニー2 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 はじめての裏まーじゃん 2014/08/15 久 オリキャラによるレイプ要素あり 背徳の麻雀教室 2014/12/28 美穂子 暴辱の美少女雀士 2015/8/15 恭子 和姦・避妊 オリキャラによるレイプ要素あり あるかな倶楽部 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 Awakening 2008/12/30 咲・和・優希 和姦・3P・和メイン blooming 2009/4/26 和 和姦 Confusing 2009/7/20 和 レイプ Dreaming 2009/8/16 優希 逆レイプ・睡姦 百合メインだが冒頭に京太郎との行為あり(京ハギの行為後の設定) Humming 2010/8/15 咲・和・桃子 ciaociao タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 パイパンテンション 2009/08/16 優希 強姦 鬼畜京太郎 のりたま御膳 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 Angelic flutter 2009/8/16 咲・和・優希・まこ・久 Eternal Water 2014/4/24 霞 逆レイプ Eternal Water 2 2014/8/9 小蒔・霞・春・巴・初美 和姦・巫女服 Eternal Water 3 2017/8/13 霞 母乳 まの屋 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 MMR-マージャン部男子部員モウソウ調査班 2009/8/16 咲・和・優希・久 和姦・アナル odin タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 和 2013/4/28 和 和姦・スッポン鍋 咲's FANBOOK 2013/8/11 なし イラスト本 優希のページに少しだけ登場(外枠に『KYOTARO SUGA』の記載あり) 森井さんとこの タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 狭いとこがおちつくのってなんだろうねあれ 2009/8/16 久 レイプ 伝説のロッカー、全ての元凶 HAPPY WATER タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 雀パイ 2009/12/31 和 from SCRATCH タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 のどかなペンギン 2009/5/31 和 睡姦 二本立て 16軒目 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 ふかふかてんぱい 2009/8/16 和 和姦 咲の電話番号を聞き出すために、身体を差し出すが、最後は相思相愛に 裏FMO タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 嶺上開花 2009/8/16 和 和姦 p-館 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 搾精雀士 2013/8/11 霞・春 逆レイプ 咲お漏らし 40010壱号 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 Wonderland/Ununderland 2012/8/12 一・初美 強姦未遂 京太郎の存在は消える O.I.I.H.2013W. 2013/12/31 ネリー イラスト本 AWC 2014/12/30 憧 輪姦 京太郎は登場するが、直接憧との絡みはなし 鴨川屋 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 サキトノドカ 2013/12/31 久 逆レイプ 咲和本だが、冒頭に久京シーンあり Elfin Facies タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 おーい おっきしろー 2015/12/31 衣 無邪気逆レイプ CLOSER タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 STELLA2 2016/8/14 淡 逆レイプ 咲と照の情報と交換に、身体を差し出す STELLA3 2016/12/31 淡 アナル 前回の続き 二翻縛り タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 はじめてのセーラー服 2016/12/31 一 ラブラブ和姦 妊娠 ナオノ タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 like 2016/12/31 咲 咲とか艦これのR18カラーイラスト本急遽、京咲要素追加 六道塾 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 オレX美穂 2009/9/27 美穂子 和姦 オレX久 2010/2/7 久 和姦 オレX美穂X久 2010/4/11 久・美穂子 和姦 reddish タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 roof top 2007/6/17 優希 和姦 ロマンティック身体検査 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 NODOPAN#02 2009/8/14 和 和姦 妄想オチ、名前は出ていないが状況から京太郎と判断 パワースライド タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 棒聴即立全突っ張ー 二本場 2009/8/16 優希 和姦・ギャグ Endorphin タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 Secret Time 2009/8/16 優希 和姦 表紙は和和恵の陵辱物がメイン Frendly Sky タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 和-NODOKA- 2009/12/31 和 和姦 和-NODOKA- 2nd 2010/4/29 和 和姦 桐沢技研 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 ハカナイユウキ 2009/12/31 優希・和 和姦 ハカナイ?ユウキのラフ本(未完成) ハカナイ?ユウキ 2010/12/31 優希・和 和姦 和は妄想、優希は本番 SHi's Laboratory タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 バクパイ!のどっち 2009/12/31 和・優希 和姦 ネオ・フルスクラッチ・シンジケート タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 「京ちゃん」と「咲」 2019/8/10 咲 青春小説 中学生時代の話シリアスで独自設定濃いめ 「京ちゃん」と「咲」セカンドシーズン 2019/3/31 咲 青春小説 続編、頒布はこちらが先 優希M.K.C. タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 清澄高校百合部 2008/12/30 和 強姦 百合メインだが京和要素あり妄想オチ、パイズリのみ Kaoriの日曜日 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 yu★yu★yu 2009/5/31 優希 和姦 The Latest Engine タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 のどっちおっぱい 2009/8/16 和 睡姦 睡姦は京太郎受け和池田の百合要素あり 超ゆとり教育 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 さきみだれ 2009/8/16 優希 和姦 咲・和・久のモブ姦(強姦)がメイン リオグランデ タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 これって和っちってやつかい 2009/12/29 和・優希 和姦 てるおはるお タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 MILK MARSHMALLOW 2009/12/31 和 和姦 メインは咲和京太郎を蔑ろにしている要素があるため注意 てりやきにくまん タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 たこすじ 2009/12/31 優希 和姦 Road Side Roman タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 清廉潔白 壱、伍。 2015/9/21 小蒔・春・霞・巴・初美 和姦 コピー本、pixivで公開中(https //www.pixiv.net/artworks/64264121) ちゅうに+OUT OF SIGHT タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 連開花 2007/12/31 和 和姦 京太郎が黒髪、まこ咲の和姦あり Sniff Dogs タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 CatTail! 8 2009/8/9 優希 和姦 篠原重工営業部 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 サキックス 2009/8/16 和・優希 和姦 オムニバス、京優 1作、京和 京優 1作京和は夢オチ GOLD RUSH タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 てんぱい ~天使のおっぱい~ 2009/8/16 咲・和 和姦 オチは咲和 スタジオにくまん タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 konohana nikuman 完全版 2013/8/11 和 強姦 オチはギャグ H-imagine タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 H-imagazine 3 咲-SAKI-編 2008/6/8 和 強姦 メインは和エトペン(擬人化)京太郎はおまけの2コマ漫画に登場 とりあえず(仮) タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 タコスだJ 2009/8/16 優希 和姦 スタジオBIG-X タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 Mousou theater 24 2009/4/26 和 和姦 表紙は和と優希和がふたなりの優和物あり 要(かなめ) タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 ロンだじぇ♪ 咲-saki- ファンブック vol.1 2009/5/31 優希 輪姦 モブを加えた輪姦物 コジマシキ タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 だじぇ☆だじぇ! 2009/7/20 優希 和姦 優希物2本立て 麻雀少女 2009/8/16 なし 百合 長野校もので京太郎との行為はなし清澄の話で出番あり SECRET PEACH タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 -Saki- Fan book vol.2 姦 -kan- 2009/7/20 優希 和姦 表紙は和和とモブとの陵辱物がメイン Hard Puncher Maniax タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 青春のベル鳴りっぱなし! 咲Saki -fanbook 2009/8/16 咲・和 和姦 M.L.R. 研究所H タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 ツモ切り厳禁! 2009/8/16 なし ギャグ本 清澄の脱衣麻雀物(一応成人向け) MIX-EDGE タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 sakippo 2009/8/16 和 和姦 京太郎が優希と付き合っている設定 おさるさんちーむ タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 たこのどっ! 2009/8/16 和・咲・優希 和姦 和と咲とは2P、優希とは青姦 けんろー工房 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 のどか準備号 誠京麻雀で負けて飼われました 2009/8/16 和 強姦 へびいちご タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 chocolat 2009/8/16 和・優希 和姦 和とはパイズリのみ みみくりどっとぜっと タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 おさかなはあみのなか 2009/8/16 優希 和姦 疾風堂 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 激闘!タコスカップ 2009/8/16 優希 和姦 抹茶処 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 EVOLUTION 2009/8/16 和 和姦 かに家 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 和日和 のどかびより 2009/8/19 和 睡姦 すぱぃしあ タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 少女娯楽2 咲~saki~ 咲 和本 2009/9/11 和・咲 和姦 和と咲との3Pあり ふろいんとじ~ タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 脱いでもいいですか? 2009/9/23 咲 強姦 無知シチュのモブ姦京太郎は観客席で自慰 SLOWPIT タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 Repentance comes too late 2009/9/27 和・優希 強姦 モブ姦、オチ担当で京太郎との行為はなし ししまるけんや タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 雀々乱れ咲き 2009/9/27 咲・和・優希・久 和姦 本番無し ろりこんとらっぷ タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 あ・な・た~ 先にお風呂にする? タコスにする?それとも…タ・コ・ス 2009/9/27 優希 和姦 近傍租界 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 CHAIRWARMER -third strikes- 2009/9/27 咲・和・優希・久 和姦 夢オチ、まこは冒頭のみの登場で行為はなし スタジオ・ワラビー タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 エロペン 2009/12/31 和・咲 和姦 夢先案内回覧板 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 タコげっちゅ!! 2013/12/31 優希 和姦 わんとんランド組合 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 我堕達師 2009/8/16 咲・和 和姦 よわたり工場 タイトル 出版年 カップリング ジャンル 備考 白百合の花が咲く頃に 2009/12/29 咲・和・優希・久 和姦 本番は咲のみ トップページ メニュー 上記に載っていない同人があれば下のコメントに書き込んでください。 京ちゃんの登場する同人のリストを完全なものにするために、皆さんのご協力をお待ちしています。 RPGカンパニー2の「はじめての裏まーじゃん」 オリキャラレイプあり - 名無しさん 2016-08-05 10 47 24 ciaociaoでパイパンテンション タコスで和姦? - 名無しさん 2016-08-11 01 00 53 一般向けでVISTAさんの京セラは該当する? - 名無しさん 2016-08-13 21 46 31 六道塾でオレX美穂、オレX久、オレX美穂X久。成人向け(Xはバツ) - KEN (2018-11-03 15 13 37) パワースライドの「棒聴即立全突っ張ー 二本場」京太郎(童貞)対優希(処女)で言うまでもなく成人向け - 名無しさん (2021-10-24 10 56 01) 名前