約 555,498 件
https://w.atwiki.jp/v2cwiki/pages/208.html
参照: V2C 使用法 外部コマンド:スクリプト の「スレッドの更新が完了した時にスクリプトを実行できるようにした。」「レス表示タブを作成した時にスクリプトを実行できるようにした。 」 threadld.jsとは、スレッドを更新、あるいは開いたときに実行されるスクリプトです 統合された現行のthreadld.jsの機能は以下です。テキストエディタで開き、注意書きにしたがって必要な機能を有効化してください。 ダウンロードはスクリプト一覧にある『threadld.js』から同ファイルをダウンロードできます。 スレッドの更新が完了した時に実行 機能説明 詳細 新着がNGのみの場合、未読状態を解除 元レス 速報/実況地震/携帯headlineスレを開くと本スレにリダイレクト 元レス テレビ番組欄板のスレを開くと番組名を元に一番勢いのあるスレッドにリダイレクト 元レス 元レス2(避難所) スレを開いた時に自動で書き込み欄表示(=常に書き込み欄を表示する) 元レス 閾値以上書き込みIDをNG判定 元レス レス表示タブを作成した時に実行 機能説明 詳細 開いたスレが2chの場合、書き込みパネルを自動で開く 常に特定のカラムで開く 元レス 2カラムの状態で、特定の板を特定のカラムで開く 元レス 現行のひとつに統合されたthreadld.jsには含まれていないthreadld.jsの一覧 スレッドの更新が完了した時に実行 スクリプトDL 機能説明 詳細 なし なし レス表示タブを作成した時に実行 スクリプトDL 機能説明 詳細 なし なし
https://w.atwiki.jp/iwannabethewiki/pages/3467.html
製作者 Mauricio Juega IWBT DL先↓ http //www.mediafire.com/download/dpiet62o1de10tg/I+Wanna+M+Needle.rar
https://w.atwiki.jp/k66by0428/pages/27.html
ここには、モンハン3rdのDLクエストのデータが入っています。 主にインターネットにPSPをつなげなくてDLクエストや特典を受け取れない方を対称にしています。 DLクエスト 更新情報 2011/5/16現在最新版に更新 セーブデータをダウンロードする方法 DLページにいったらそこにあるフォルダにカーソルを持っていってそうすると現れるダウンロードというところを押しますそれだけです。 動画で説明します
https://w.atwiki.jp/iwannabethewiki/pages/1738.html
製作者 Ario147 DL先↓ http //www.mediafire.com/download/i352ic09knt80y2/I_Wanna_N33dle.v2.rar
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/439.html
137 名前:帰って来たら帰って来たで忙しい男 1/4[] 投稿日:2011/07/01(金) 01 41 02.77 ID OgB6pCOlO [1/7] 前スレ(前々スレ?)の続き 「はー疲れた疲れた。ただいま~」 【おとーさん、おかえなさい!!(ガバッ)】 「うわっと、いきなり抱き着いてきたら危ないだろかなみ~」 【いーのいーの、おとーさんならだいじょーぶ!】 「ははっ、理由になってないぞ。それにこんな時間まで起きてたらダメじゃないか。 明日もいつも通り幼稚園あるんだろ?」 【えへへ、きっとおとーさんおしごとでつかれてるし、かながいやしてあげたかったの! ねっ、ねっ、げんきでた!?かなのハグでげんきでた!?】 「……まったく、かなみにこんなことされて元気にならないわけがないだろ?ありがとうな(なでなで)」 【……んっ/////】 138 名前:帰って来たら帰って来たで忙しい男 2/4[] 投稿日:2011/07/01(金) 01 43 28.91 ID OgB6pCOlO [2/7] 「とまぁこんな風に親子のスキンシップをしているわけだが」 【?】 『……(ジーッ)』 「……無表情で睨むの止めてもらえませんか尊サン、かなみが見たら間違いなく泣きますよ」 【わっ、お、おかーさん!?】 『……生れつきこんな顔なんだ。悪かったな(ギロリ)』 「はははっ、何だかすごい機嫌悪いみたいだな」 『機嫌が悪い?私が?……何をバカなことを。いったい何に対して怒っているというのだ』 「う~ん、まぁそれについて一から説明してあげるのもやぶさかじゃないんだが……(グイッ)」 『……あっ!?』 「……ただいま、尊(ギュッ)」 『だ、だから……キスといいハグといい、不意打ちは止めろとあれ程言っているだろうが!! こ、これだからお前みたいな万年発情してるような男は嫌なんだ気色悪いっ!!』 「……だって、尊とかなみをこうして抱きしめると、本当に疲れが吹き飛ぶからさ」 『だからって、帰って来て早々これはないだろっ!!……か、かなみだって…見てるんだぞ……!//////』 「いいじゃないの、かなみだって両親の仲が良い方が嬉しいだろうし」 139 名前:帰って来たら帰って来たで忙しい男 3/4[] 投稿日:2011/07/01(金) 01 50 19.86 ID OgB6pCOlO [3/7] 【……むー(ぷんぷん)】 「って、あれ~!?」 【ずるーい、おかーさんずるーい!!】 『はあ!?わ、私がズルイだと!?』 【おかーさんって、いつもおとーさんひとりじめするんだもんっ!! かなだって、おとーさんとチューとかハグとかしたいもんっ!!】 『なっ……何を言うんだかなみ!!私だって本当は嫌なところを、我慢しているのであって……』 【うそだもんっ!ギュッってされてるときのおかーさん、すごいうれしそうだもんっ!!】 『う、うれしいわけあるか!!……ぐっ、は、早く離れんかバカ者っ!!』 「いや、今積極的に抱き着いてきてるのは尊のほ(ドゴォッ)……ふごあっ!?」 『ず、頭突きっ!!!!//////』 140 名前:帰って来たら帰って来たで忙しい男 4/5[] 投稿日:2011/07/01(金) 01 52 28.21 ID OgB6pCOlO [4/7] 【……あっ、おかーさんがはなれた!いまだっ!!(ぴょ~ん)】 「おっとと!?」 『あっ!?』 【やったーきょうはおかーさんにかった~(ギュッ)】 『こ、コラッ!!早くお父さんから離れろ!!なんというかその……病原菌とかが移るぞっ!!』 【やだもんっ!!きょうはおとーさんからはなれないもんっ!!(ギュッー)】 「……あ、あのさ、二人とも喧嘩はよくないと--」 【おとーさんはっ】『貴様はっ』【だまっててっ!!】『黙っていろっ!!』 「す、すみません……」 『はーなーれーろぉっー!!(ぐいっぐいっ)』 【いーやーだー!!(ぐいっぐいっ)】 「(……やれやれ、相変わらずうちは平和だなぁ)」 142 名前:帰って来たら帰って来たで忙しい男 5/6[] 投稿日:2011/07/01(金) 01 56 35.25 ID OgB6pCOlO [5/7] 【くー……すー……】 「ようやく眠ってくれた。はぁ、今日のかなみを宥めるの大変だったなぁ。 それにしても、かなみと喧嘩するなんてダメじゃないか尊」 『ふん、別に私は悪くない。かなみがあること無いこと言うから悪いんだ(ぷいっ)』 「……くくくっ」 『な、何がおかしい!?』 「……だってさぁ、今まさにこの瞬間俺にくっついて寝ようとしてるわけだろ? まったくもって今の台詞に説得力ないと思うぞw」 『……ふ、ふん、私にこうされると疲れが吹き飛ぶんだろう? だったら仕方ない、ダメ亭主を働かせる為ならいくらでも我慢してやるさ……!(ギュッ)』 「はいはい、分かってますよ。まったく、いつまで経っても尊は変わらないね」 『おい、それはどういう意味だ!?』 「昔から可愛いって意味だよ。気に障ったならゴメンな(なでなで)」 『……あっ……そ、そんな見え透いたお世話を言われても、お小遣は上げてやらないからなっ!!///』 「別にお世話でも小遣の為でも無いんだけどなぁ。……っと、もうこんな時間だし、そろそろ寝ようか尊」 143 名前:帰って来たら帰って来たで忙しい男 6/6[] 投稿日:2011/07/01(金) 02 00 11.15 ID OgB6pCOlO [6/7] 『…………(くいくいっ)』 「んっ、どうしたの尊?」 『……おい、まだ約束守ってもらってないぞ』 「や、約束!?な、何か約束してたっけ……?」 『わ、忘れたのか!?これだから自分の言葉に責任を持てない男は……!』 「ご、ゴメン!?本当に覚えてないんだけど…」 『……さっさと思い出せ。できれば私の口からは言いたくない』 「……えっと、できればヒントぐらいは欲しいんだけど……?」 『……朝、出社の前に約束しただろう』 「出社前?えっと、朝はかなみにキスされて、尊にキスをして……あっ!?」 『……ふん、ようやく思い出したか』 『……その……き、キスの続き……してくれるんだろう……?//////』 娘が見てないとこでは意外にデレてるみこちんでした
https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/77.html
タイトルを思いつく能力がありません。 後編という名の追加分。 誰かタイトル決めてくれ。 小さいうそを細かに吐きながらお送りします。 昨日エイリアスを切って転送させておいたサーバーに、SSHで110ポートへアクセス、コード変換を入れてから、ログインしてlistを取る。ダミーで幾つか紛れ込ませているメールのファイルサイズは覚えているから、それ以外があればつまり、あの子からのメールが来ているということだった。 書くものも持たず伝える術にも乏しいあの時の九龍には、普段持たされていた名刺は確かに一番有効な手段だった。今でもそれは間違いなかったと思っている。 けれどそう確信を深める度(それはひょっとしたら後悔を上塗りする為の心理であったろうが)、あの子に大きな迷惑を掛けたのじゃないかと、メールのやり取りを繰り返す度に九龍の心の底で澱の様に溜まっていた。 自分はどうやらあまり一般的でない機関に属していて、他の人々と積極的に関わることは褒められることではないらしい。九龍もそのくらいのことは判っている。たまに出かけることになるような時は誰か大人が着いてくるし、周りに居る同じような状況の人間達を見るに付け、そう思わざるを得ないところがあるからだ。 けれど、つながりを持ってしまった。相手からではなく、自分から手を伸ばしてしまった。 だから、自分は出来る限りの対策は取らなくちゃならないという一種の義務感を九龍が抱いたのは、ある種当然の心理だ。 涙ぐましい無駄な努力なのかもなあと思わないでもない。結局外部へ出るまでに使っているのは普段どおりのマシンと回線だから、きっとログも取られているし定期的に監視もされているんだろう。 ―――定期的じゃないにしろ、ルータやスイッチのパケットだって、いちいち細かく見たりしてるのかも。 そう考えてから、根気の要る話だなとなんだか奇妙におかしくなった。 九龍は自分では自分に価値がどれだけあるかなどと考えたこともないし、仮に何かあったとしても、そこまで手を掛けられる理由まではさっぱり判らないから。 ―――あの大人達は、何かにムキにでもなってるのかな? 特別面白いことがあるなら別だけれど、そうでないパケットの流れを見続けるだなんて絶対やりたくない仕事だし、本当にやっているのだとしたら大層なことだ。 だがそれを大人達が大真面目にやっていそうなのが、どうにも笑えてくる。 今日使っているボックスには13通。7番目が見知らぬサイズの、そう、しゃんどぅからのものだ。 ――― RETR 1。 気が急くのをなんとか押さえ、九龍はリズムを変えずに一つ一つのメールを順に辿る。 ――― DELE 2。RETR 3。スパム。DELE 3。RETR 4。普通のメール。まずIDを拾って、1行ずつスクロール。少し時間をおく。DELE 4。 ダミーで入れているメールはよそから拾ってきたものが殆どだから、時々スパムも混じっている。自分で仕込んだのだから判りきっているそれらも、あくまでも普通にメールを閲覧するときのように、メールボックスに入っている順番に開いていく。返信の必要そうなものについてはRefferのためのメッセージIDを拾う。 そこまでする必要はないかもしれないと思うけれど、常の九龍はそうしている。だからここでそれを違えることの理由はない。 ――― RETR 7。 見慣れたヘッダ。 区切りの空行。それから本文。1画面で容易に収まってしまう程に、しゃんどぅからのメールはどこかそっけない。けれど、なんだかそれが特別な温度でも持っているようで、九龍はうれしく思う。 だんだん暑くなってきた天気のこと。前に九龍が送った内容へのレス。それから。 今日学校で、中学受験の話になったんだ。 ロンは中学校、受験とかするの? 受験? その単語だけ脳に刻んで、もう一度だけ全部にざっと目を通し、それからいつものように名残惜しい気分でDELEをタイプする。DELE 7。RETR 8 ―――。 110から抜けてすぐ587に入るつもりだったが、その前に確認が必要になった。メールサーバーを抜け、経由していた幾つかのサーバーからも抜けていって、それからいつものように、他の必要そうに見せかけたコマンドに紛れ込ませつつ自分のアドレスへのエイリアスと転送を掛けなおしてログアウト、即座にLANケーブルを抜いた。 ノートの蓋を閉じ、ベッドで腹這いのまま、顔を右手に向けた。 「ミツキ、質問、いいか?」 「うん、どうぞ」 ミツキは同室の日本人だ。九龍と反対側の壁際のベッドで背凭れに体を預けて、なんだか針金をかちゃかちゃしている。確か年が10ばかり上なことは知っているけれど、九龍はミツキが何をしている人なのかは知らない。多分向こうも同じだろうと思う。 九龍にとって大事なのは、ミツキは九龍に一番近い、日本語の実践相手であるということだ。 早速訊ねようとして、音がわからないことに気づいた。腹這いのままもぞもぞと前にすすんで、手を伸ばして紙とペンを机の上からもぎ取る。 「これ、なに?」 閉じたノートの蓋の上で 受験 と書いて、ミツキに見せた。ちらりと目で紙を見たミツキは短く返事をする。 「受験」 「ジュケン。なに?」 「難しい学校とか、新しい学校に入る為に、試験を受けること。examination for entering」 「I see. Thanx, ミツキ」 ミツキは英語のほか、九龍の母語も多少使うことが出来る。でもミツキが九龍にそれを使うことはあまりない。九龍はその方がためになると思うから、特別母語を使って欲しいとは思っていないし、要請したこともない。 大体はそうして必要なことをやりとりすれば話は一度終わるのだけれど、ミツキもヒマを持て余していたのだろうか。九龍に相槌を返してから、質問を投げた。 「no probrem. ロン達の習慣には無いの? 受験」 ジュケン、と、覚えたての音と文字を脳で反芻しつつ、九龍は応える。 「あるよ。けど、字違うます。ゼンゼン」 「違“い”ます」 「ちがい、ます」 「うん。同じような字を使っていても、やっぱり通じないことも多いんだね」 「うん、多いネ。けどそれ、ボク楽しいよ」 喋っている間もミツキはかちゃかちゃと針金をいじっていて、九龍にはやっぱりそれはよく判らない。 「ロンは今、いくつだっけ?」 「いくつ。歳? 11よ」 「今年11歳になったの?」 「今年は12歳なるよ」 喋りながら、九龍は再びノートパソコンの蓋を開いている。サスペンド状態だったマシンが、メモリから環境を引き戻し始める。 「中学校、ロンはどうするのか聞いた?」 ミツキの手の針金が、別の物に変わっていた。そういえば最初に会った頃に一度、それが知恵の輪なんだと聞いたことを思い出す。 「日本の中学、泊まることなたよ」 ミツキの眉間に少し皺が寄って、目が少し彷徨った。マシンが立ち上がったので、LANケーブルを刺しながらミツキを見て、九龍はまた少し日本語を間違えたのかな、と思う。 唇を湿しながら、ミツキは確認の為の英語を口にした。 「ロン、you will pass in a domitory and study in junior high school?」 「yes. I ll...」 そのまま英語で続けようとした九龍の言葉は、ミツキに遮られる。 「うん、それは“泊まる”じゃなくて、“寮に入る”とか“寮で過ごす”とかだ」 「リョウ?」 「まあ、ここみたいなもんだね」 そっかと納得して、ロンは目をモニタに向けた。SSHで潜って潜って、目的のサーバーに辿り着いたら今度は587へ。ehlo、auth。 「そうすると、ロンは遅くても来年の春にはここからいなくなるね」 「多分もう少し早いなるよ」 返信が必要なのは、4番目と7番目と11番目のメール。まずは4番目から。MAIL FROM、RCPT TO、DATA。 「ボク、試験運用必要ね。仕事してた使うよ。研究もあるね。秋か、冬にはここいないあるよ」 「ロンが作った何かを、そこで使うの?」 「うん」 次はしゃんどぅへのメール。どう打とう。天気の話? 今日は外を見ていないし、学校の話をいきなりしたらおかしいだろうか。でも他に何かあったかな? 「そのテストの為に、ロンは早く行くんだ」 「うん」 学校の話の他に、思いついた2・3のセンテンスを足して、ピリオド一つ。エンター。送信成功のログを見てから、今度は11番目の返信を作る。 「じゃ、またしばらく一人かな」 手だけでなく思考も止めて、九龍はミツキを見た。ミツキの針金は止まっていた。 つづくよ! つうかこの針金野郎誰だ(前回に引きつづき 後編という名の追加分。 「いや、…そうか、そうなるのかな」 ミツキの独白に、なぜか奇妙な空虚さと寒気を感じて九龍は身体を縮めた。半身を起こしてぺたりと膝をつく。 モニタでは11番目のメールに対するつくりものの返信が中途のまま止まっていた。 つくりもの。ふと浮かんだその言葉に、何故か妙な引っかかりを感じる。 「…すぐ、ボクのあと、くるよ。この部屋。一人ないよ」 「こないよ」 ミツキは、ずっとこの部屋にいる。理由はわからない。そして手慰みの様に、針金をかちゃかちゃと鳴らしている。 九龍がこの部屋に来た5年前から、ずっと。 「ロン、君はどこまで知ってるの?」 「…な、にを?」 「いや、知らないんだな、君は。多分知らないことが大事なんだね」 「…ミツキ、わからないね、なに?」 次第に焦りの様な物が沸いてきて、九龍は助けを乞うようにミツキに尋ねる。けれど、それは言下に拒絶された。 「私一人で喋るから」ミツキは九龍を見ようともしない。「ロン、パソコンしていなよ」 針金の代わりだろうか。ミツキは先程から、手の中でパチパチと何かを弾いて鳴らしている。 「私は見つかったのが大分遅かったしどうやら価値もなかったみたいでね。取り敢えずって云う形でここにいる。たまに妙な仕事が廻ってくることはあるけれど、私にはどうでもいいことだったから云われるまま適当にやってた。そういう無気力さが買われたってことなのかもね。私の部屋に、ロンが来ることになった」 身動きも取れず、九龍はミツキの言葉を聞いている。パチリパチリと鳴っている音も止まる気配がない。常よりいくらか早口な日本語に、そして定期的に鳴っているその音に邪魔され、九龍は理解が追いつかない。 「だからね」 けれど、聞き返せない。先の拒絶で心が萎縮している。 「ロンがいなくなったら多分、私は要らなくなるんだ」 要らない。ミツキが? 反射的に九龍は口を開いていた。 「なんで? 要らない、ないよミツキ」 「ロン」漸くミツキが九龍を見た。うっすら苦笑を浮かべている様に見えて、九龍の呪縛がほんの少し解ける。「自分で外に行きたいって云った?」 「…ううん。学校行く決また。から、行け、云われた…」 「そういうこと。ロンが悪いことは何もないよ。うん。そうか、私がいやなのは一人になることじゃなくて」 パチリ。 ミツキの手が止まった。漸くそこで九龍は音の正体に気づいた。爪だ。ミツキが弾いていた爪の音。 「一人で、終わりを待つのが嫌なんだな」 「ボクいれば、ミツキ要らない無いね?」 要らない、という響きが嫌だった。胸の奥がぎゅうと掴まれる気がする。 理由はわからないし覚えもない。けれど、根源的な何かが九龍に嫌悪を齎している。慌てて言い募る。 「ボク、云うよ。学校行かない、ここで仕事する云うよ。要らない無いよ」 「ロン、ねえ学校、なんていうの?」 話を逸らそうとしているのだろうか。今までの独白も全部無かったことにするかのように、ミツキは全く関係なさそうな事を口にする。九龍はその言葉に被せる様に口を開く。 「ミツキ、行かないよボク」 「あの人達から聞いてないの? 学校の名前」 顔は向いているのに、ミツキの言葉は全く九龍を見ていない。九龍の息が胸が詰まる。 詳しいことは何一つわからないけれど、ミツキが“要らなくなる”のは、自分がこの施設にいなくなるからだということはどうやら間違いない。けれどそれを拒絶しようとしている自分の言葉を、何故かミツキは聞き入れようとしてくれない。 ―――何を伝えたら、ミツキに届くんだろう。 頭が混乱する。論理的な思考がさっぱり出来なくなっている。酷く不安定だった。 「…しちりゅう」受け答えの糸口をなんとか掴もうと、まず、訊かれた事に答えた。「島、行くよ。名前、七竜ね。学校、新しい出来」 と。 「…ああ、ロン、君…」 ぽつりぽつりと探るように出された言葉を、ミツキは溜息と共に遮った。 「ミツキ?」 ミツキは目を閉じ顔を伏せた。九龍はしばらくじっとしていたが、次第に耐えられず、ミツキの側に歩いていった。 変な風に足を固定してしまっていたから少し痺れていて、九龍はよたよたとミツキのベッドに辿り着く。 ミツキの頭の側で立って、九龍は待った。 「…お願いがある。ロン」 俯いたまま、ミツキは呟いた。九龍はうんと頷く。 「その島で、君に会って欲しい人がいる。私も一度しか会ったことはないけれど、そこにいる筈なんだ。誰よりも私に近しい人が」 「ちか…しい?」 「うん。私とね、…同じ人がいるんだ」 ミツキは、指を組んでぎゅうと握りしめた。知らず、九龍の指にも力がこもる。 「伝えて欲しいんだ。私がここにいたことを」 「…ミツキの事、云うね? ボク」 「うん。頼むよ。それだけでいいから」 「…わかたよ。でも、ミツキ、ボク」 「いいんだ」 顔を上げたミツキは、にっこりと九龍に笑いかけた。 「うん。大丈夫。もう大丈夫だよ。ロンがちゃんと伝えてくれれば、それで私は大丈夫」 「ミツキ?」 「ごめんね、変なことを云った。要らないとか、もうそういうのは無いから。安心していいよ、ロン」 「ミツキ」 嘘を吐かれている。けれど、それを覆す術を自分が持っていないこともわかった。 悔しさか知らず肩を落とし俯いていた九龍の頭に、ふわり、手が置かれた。 「頼むね、ロン」ミツキの熱が、九龍に伝播する。「私を、見つけて来て」 「ロン、向こうに着けば、お前はただの学生のうちの一人になる。けれどお前が優先するべきはこの機関だ。忘れるな」 「…解ってるよ。けど、とにかくまずはシステムの構築と入れ替えなんでしょ。そっちに先に集中させてもらうからね」 数ヶ月後。本格的に移り住む日取りも決まり、九龍は下準備に追われていた。 あの日から、ミツキには会っていない。それどころか、どこにいるのかも解らなかった。 内部のネットワークからカメラのログを漁ったけれど、その姿の一つも、映ってはいなかった。 「ねえ」 常から世話役か目付として脇にいる李の袖口を引っ張り、顔を向けさせた。 「向こうで、ひとつ頼みがあるんだけど」 「何だ。物資なら都度送ると云ったが」 「違うよ。会ってみたい人がいるんだ」 眉を寄せる李に「我も一応、行く場所のことくらい調べてるんだよ」小さく呟き、笑って見せた。 5年の歳月を共に過ごした。互いに互いの詳しいことは、多分知らなかった。 必要だったのはその場所と時間だけだったから。 あの日。ミツキは笑って云った。こう云えば、見つかるはずだからね。 「“月水”の一番新しい人。…その人に会わせて」 約束を果たす為に。 やりたかったこと |コマンドラインでメールの送受信 |料理属性の付加 |なんかトラウマっぽいこと |「ボクが日本ね」「日本いれば安全、ダイジョブね」 やれたこと |コマンドラインd(ry |多少トラウマっぽいこと |取り敢えず、しゃんどぅはどのルートでもダイジョブね(辻褄的な意味で -【急募】残りの要素orz
https://w.atwiki.jp/sin-changerowa/pages/100.html
「俺、消えたよな……?」 不気味な月を見上げつつ後頭部を右手の平で掻きながら、一人の男が呟く。 彼の言葉には殺し合いについてではなく、まるで別の事柄に動揺しているような口ぶりがあった。 それもそのはず、なぜなら彼は消滅した筈だからだ。 ユウナを救うためにスピラを千年に渡って蝕み続けた『シン』、そしてエボン・ジュを倒し、その果てに夢の存在だった自らも故郷のザナルカンドと共に。 納得できたかはともかく、受け入れた上で消滅した筈なのだ。 にも拘わらず、彼はここに居る。 最初は戸惑いしかなかった。 消えたと思ったら知らない女が現れて、そいつが殺し合いの開始を宣言した。 しかも体を入れ替えた上での殺し合いだ。 正直、『シン』の毒気にやられたなんて言わなくても訳が分からないといってもいいくらいだ。 だが状況を受け入れたとき、彼はこう思ってしまった。 もし殺し合いを勝ち抜けば、またスピラに戻り、仲間と再会できるのではないかと。 ワッカ、ルールー、アーロン、キマリ、リュック。 そして、ユウナ。 会いたくないわけがない。 きっと向こうだって歓迎してくれるはずだ。 だけど―― 「できないよな、ユウナ……」 できる訳がない。 そんなことは、決して。生きて悲しみと戦った皆に誓って。 それだけじゃない。 この体は彼の物ではない。 この体の持ち主は彼によく似ていた。 夢と現実を股にかけた大冒険の末、最後には現実を選んだ王子。 違いがあるとするなら、夢の存在は体の持ち主ではなく、その仲間だった。 彼とは似ていたが、決定的な部分が真逆だった。 そう、この体の持ち主は現実を生きている。 ならば、返さなければならないだろう。 夢ではなく、現実を生きるのなら。 「んじゃ、行くか! まずは他の参加者と合流して、それからのことはあとで考えるっス!」 【ティーダ@ファイナルファンタジーX】 [身体]:主人公@ドラゴンクエストVI 幻の大地 [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3 [思考・状況]基本方針:魘夢と仲間を倒して、体を元の人に返す 1:まずは他の参加者と合流したいっスね 2:もし叶うなら、もう一度スピラに行って仲間に会いたいけどさ…… [備考] ※参戦時期は消滅後です。 ※主人公@ドラゴンクエストVI 幻の大地 の名前は当選した場合、次の書き手氏にお任せします。 61 アイムカムバック! 投下順に読む 63 サル野郎
https://w.atwiki.jp/dldoujindekifu/pages/20.html
このページでは「東日本大震災にDL同人で寄付するキャンペーン」を広く紹介するためのプロモーションビデオへのリンクを貼っています。 プロモーションビデオ YiuTube「東日本大震災にDL同人で寄付するキャンペーン PV」 ニコニコ動画「東日本大震災にDL同人で寄付するキャンペーン PV」 FC2動画「東日本大震災にDL同人で寄付するキャンペーン PV」
https://w.atwiki.jp/iwannabethewiki/pages/3463.html
製作者 patrickgh3 DL先↓ https //www.mediafire.com/folder/fc6bgul1uz9ao/indigo_needle
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/853.html
H1-52氏 無題(H1-50) 無題(H1-66) 無題(H1-87) 無題(H1-98)(↑の続き) 無題(H1-273)(かがみの誕生日記念) 春の空 星に願う者―遠すぎた想い 18-817氏 境界線 輝く欠片(↑の続き) ナチュラル(↑の続き) カローラ ◆cKDLcxC5HE氏 6月の結婚前戯 7月の花嫁(かがみの誕生日記念/↑の続編) スウィート・ホームにようこそ!(↑の続編) 夏の一日(↑の続編) 5-974氏 泣き虫こなたん・保護者のかがみん 柊姉妹の誕生日・こなかが、ところにより、つかゆき(かがみの誕生日記念/こなたの誕生日とリンク) だだっ子こなたん・保護者のかがみん~お前…唇で教育が必要か?~(泣き虫こなたん・保護者のかがみんの続編) naniw氏 一日自由券(かがみの誕生日記念) こなたとかがみの無人島生活0日目 ~始まり~ Aパートかがみ こなたとかがみの無人島生活0日目 ~始まり~ Bパートこなた 18-40氏 輝け(かがみの誕生日記念) 18-236氏 星紡ぐ想い(かがみの誕生日記念) 星紡ぐ想い(2)(↑の続編) 星紡ぐ想い(3)(↑の続編) 星紡ぐ想い(完結)(↑の続編) 18-447氏 こなたのリボン巻き 私だけの恋人 10-45氏 七夕の夜に on Mon(かがみの誕生日記念) ウチナルカンジョウノニナイテ(ホントウノオモイヲの続き/完結) 7-438氏 パーフェクトスター番外編 Interlude:優しさ-起点 6-774氏 無題(H1-349) 花火大会 9-310氏 and many more ~それとたくさんの幸せを~(こなかがライフの続編) 23-91氏 コンプ・卒業式ネタ 10-79氏 10話 for me(9話 stand byの続き) 12-676氏 三次元へ 19-149氏 無題(H1-436) 1-166氏 彼方へと続く未来 最終章 (前編)(彼方へと続く未来 第三章 (後編)の続編) H1-715氏 私の可愛いこなた 1-500氏 リバーシ H1-875氏 眠りの姫に