約 1,166,992 件
https://w.atwiki.jp/wiki14_anime/pages/105.html
〔ト〕 とある魔術の禁書目録 OP とある魔術の禁書目録 ED 桃華月憚 OP 桃華月憚 ED 同級生 OP 同級生2 OP 東京アンダーグラウンド OP1-1 東京アンダーグラウンド OP1-2 東京アンダーグラウンド OP2 東京アンダーグラウンド ED 倒凶十将伝 OP TOKYO TRIBE2 OP TOKYO TRIBE2 ED 東京ミュウミュウ OP 東京ミュウミュウ ED 闘士ゴーディアン OP 闘将ダイモス OP 闘将ダイモス ED 闘牌伝説アカギ OP 闘牌伝説アカギ ED1 闘牌伝説アカギ ED2 To Heart OP To Heart ED(TV放送版) To Heart ED(新潟放送・キッズステーション・DVD/VHS版) To Heart Remember my memories OP (Ver.1) To Heart Remember my memories OP (Ver.2) To Heart Remember my memories ED To Heart2 OP To Heart2 ED To Heart2 OVA OP To Heart2 OVA ED true tears OP true tears ED OVA TrueLoveStory(トゥルーラブストーリー)OP ドカチン OP ドカベン OP1 ドカベン OP2 ドカベン ED1 ドカベン ED2 ときめきトゥナイト OP ときめきトゥナイト ED ときめきトゥナイト 最終回ED ときめきメモリアル OP1 ときめきメモリアル OP2 ときめきメモリアル ED1 ときめきメモリアル ED2 ときめきメモリアル -Only Love- OP ときめきメモリアル -Only Love- ED ◆Dr.スランプ アラレちゃん Dr.リンにきいてみて!OP Dr.リンにきいてみて!ED1 Dr.リンにきいてみて!ED2 特装機兵ドルバック OP ど根性ガエル OP1 ど根性ガエル OP2 ど根性ガエル ED1 ど根性ガエル ED2 ど根性ガエル ED3 新・ど根性ガエル OP 新・ど根性ガエル ED 図書館戦争 OP 図書館戦争 ED どっきりドクター OP どっきりドクター ED1 どっきりドクター ED2 突撃パッパラ隊 OP TOKKO 特公 OP TOKKO 特公 ED ドッジ弾平 OP とっても!ラッキーマン OP1「ラッキーマンの歌」 とっても!ラッキーマン OP2「ラッキーマンの歌」 とっても!ラッキーマン ED1「恋のブーガ」 とっても!ラッキーマン ED2「ラッキー音頭で、日本晴れ!」 ドッとKONIちゃん OP ドッとKONIちゃん ED とっとこハム太郎 OP1 「ハム太郎とっとこうた」 とっとこハム太郎 OP2 「ハム太郎とっとこうた -つづきでちゅ-」 とっとこハム太郎 OP3 「ハム太郎とっとこうた -またつづきでちゅ-」 とっとこハム太郎 OP4 「ハム太郎とっとこうた」 とっとこハム太郎 OP5 「ハム太郎とっとこうた -ノリノリでちゅ-」 とっとこハム太郎 OP6 「ハム太郎とっとこうた2005」 とっとこハム太郎 ED1 「200%のジュモン」 とっとこハム太郎 ED2 「てをつなごう」 とっとこハム太郎 ED3 「てんきゅっ -ニューサマー便-」 とっとこハム太郎 ED4 「最近ハヤリのメイク歌」 とっとこハム太郎 ED5 「ハムハムトレイン」 .hack//SIGN OP .hack//SIGN ED .hack//黄昏の腕輪伝説(dusk) OP .hack//黄昏の腕輪伝説(dusk) ED .hack//Roots OP .hack//Roots ED .hack//liminality OP1 .hack//liminality OP2 .hack//liminality OP3 トップをねらえ! OP トップをねらえ! ED トップをねらえ2! OP トップをねらえ2! ED ドテラマン OP ドテラマン ED となグラ!OP となグラ!ED となりのトトロ 飛べ!イサミ OP-1 飛べ!イサミ OP-2 飛べ!イサミ ED1 飛べ!イサミ ED2 ドミニオン( 88 OVA) OP ドミニオン( 88 OVA) ED 特捜戦車隊ドミニオン( 93 OVA) OP トム・ソーヤーの冒険 とらいあんぐるハート Sweet Songs Forever OP とらいあんぐるハート Sweet Songs Forever 最終回ED TRIGUN トライガン OP TRIGUN トライガン ED ◆ドラえもん ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス- OP ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス- ED ドラゴンクエスト(アベル)OP1 ドラゴンクエスト(アベル)OP ドラゴンクエスト(アベル)ED1 ドラゴンクエスト(アベル)ED2 ドラゴンクエスト(アベル)ED3 ドラゴンクエスト ダイの大冒険 OP ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ED ドラゴンドライブ OP1 ドラゴンドライブ OP2 ドラゴンハーフ ED ◆ドラゴンボール トラップ一家物語 とらドラ! OP「プレパレード」 とらドラ! ED「バニラソルト」 トラブルチョコレート OP「C.H.O.C.O」 トラブルチョコレート ED トランスフォーマーシリーズ トリニティセブン OP トリニティセブン ED トリニティ・ブラッド OP トリニティ・ブラッド ED ドリモグだァ!! OP ドリモグだァ!! ED どろろ OP どろろと百鬼丸 OP どろろと百鬼丸 ED ドロロンえん魔くん OP ドロロンえん魔くん ED1 ドロロンえん魔くん ED2 どろろんぱっ! OP とんがり帽子のメモル OP とんがり帽子のメモル ED ドンキーコング(アニメ) OP「明日になったら・・・」 ドンキーコング(アニメ) ED「バナナ天国」 ドンキッコ OP とんでも戦士 ムテキング OP とんでも戦士 ムテキング ED トンデラハウスの大冒険 OP トンデラハウスの大冒険 ED ドージンワーク OP ドージンワーク ED
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/998.html
(二日目)12時13分 第一二学区にある、イギリス清教が所有する教会にインデックスたちはいた。 この学区は、学園都市で最も神学系の学校が集まっている学区であり、その修学内容は、実際にあるオカルト的なものではなく、科学的な面からアプローチしたものが多い。だが、先の『戦争』後、学園都市復興に伴い、魔術側の勢力の一部が介入した施設が存在するようになった。 その一つがこの教会であり、その教会内にある礼拝堂で、彼らの話は続いていた。 シンラは祭壇の上に腰を置いたままで、 「『神上派閥』ってのは一体…」 赤毛のシスター、アニェーゼ=サンクティスはシンラに一目向ける。 「カミジョーさんを筆頭とする組織です。今や科学と魔術に匹敵する第三勢力ですよ。表向きは『神上派閥』で通ってます。 昔は『上条勢力』っていう通り名があったんですけど、いつの間にか変わっちまったんですよねー」 「そうかな?学園都市の上層部では、未だに『上条勢力』で通ってるけど?認知度は低いし、人数も少ないけど、『実質的な』組織としての影響力はかなりすごいかも」 「…人数は少なくても、メンツが一癖も二癖もやる奴ばかりですからねえ」 苦笑いをアニェーゼは零す。 その表情から察するに、よほど強烈な個性を持ったメンツが集まっていると見えた。 「でも、今では魔術側と科学側が手を取り合える懸け橋になってるんだよ?」 「…一年前では夢にも思えなかった状況ですね。そして、私たちが魔術と科学の未来を背負う立場だと思うと……うわぁ、考えるたびに恥ずかしくなっちまいますよぉ…… それに、今回の『並行世界(リアルワールド)』作戦は、我々の組織が世界にどれほどの影響力を持っているか、それをアピールするものでもありましたからね」 「『並行世界(リアルワールド)』?」 そうだよ、とインデックスは説明を続ける。 「『並行世界(リアルワールド)』作戦は、『神上派閥』の作戦部門『ジョーカー』が主導で立案された作戦なの。勿論、私も作戦会議に加わったんだよ……と言っても、それを知ったのはつい数時間前なんだけどね」 「は?」 矛盾している発言に、シンラは首を傾けた。 その説明をアニェーゼ=サンクティスが補足する。 「『禁書目録(インデックス)』さんは、昨日の零時から今日の九時〇〇分にかけて、私はこの作戦内容を忘れるように、自分自身に忘却魔術をかけちまってたんです。 我々が半年前から用意していたこの計画(プラン)を、『ドラゴン』に悟られないためにね」 フム、とシンラは納得した。インデックスは瀕死の状態だった自分の肉体を再生できるほどの魔術が行える魔術師だ。 自分が知っている魔術師に、超能力でも不可能なことを出来る人間を彼はしらない。 シンラは今までの内容を頭に叩き込んで、言葉を切り出した。 「…俺が聞きてェのは、お前がなンで『魔神』なのかってことなンだが……」 「『魔神』は、魔術界の定義では、魔術を極めて神の領域に踏み込んだ者に与えられる称号なんだよ。神の領域っていうのは死者の蘇生とか、時間の逆流を成しえることを指すのかな? 私も一〇万三〇〇〇冊の魔道書を応用すれば出来るけど、それはあくまで理論上の話。 そんな禁忌魔術を使ったら、世界が歪んじゃうから絶対にしないよ」 「魔術を極めた者ねェ…ようするに『魔神』ってのは核兵器みたいな代物を抱えてる強ェ奴ってことか?」 「うん。大体そんな感じ。それにね、『魔神』になるプロセスは二通りあるの。一つは魔術を極めて到達すること、そしてもう一つは…」 「ドラゴンの肉体を宿した人間が、ドラゴンの能力を覚醒することか…」 「うん!シンラはとうまと違って、頭の回転が速いから助かるよ!」 インデックスの言葉を無視して、シンラは思考を巡らせた。 彼女の話と、昨日の『打ち止め(ラストオーダー)』の話を総合すると、『魔神』とは魔術を極めた者、あるいは、ドラゴンの能力を持ち、それを行使する者を指すらしい。 そして、『絶対能力者(レベル6)』とは、『神の物質(ゴッドマター)』を無色に近い性質で現世に持ち運ぶ事が出来る能力者を指し、上条当麻も『絶対能力者(レベル6)』に分類されている。 すなわち、シンラが自ら引き出した『竜王の翼(ドラゴンウィング)』がその能力を持っているということであり、上条当麻の『ドラゴン』も、『現実を理想に沿うように動かす』能力に匹敵するチカラを持っていることになる。 それもシンラを圧倒するほどのチカラ。 それに加えて、『幻想殺し(イマジンブレイカー)』の真の能力。 打ち消すのは魔術や超能力だけは無く、『幻想殺し(イマジンブレイカー)』のリミッターを外せば、現実(リアル)の物体まで打ち消してしまう。 また、シンラが『ベクトル操作』で、ドラゴンの頭上に飛行機を落とそうとして、機体が空中で止まったことや、『竜王の翼(ドラゴンウィング)』の能力が無効化されたことも、上条当麻が所有するドラゴンの能力によるものだとしたら、全て説明がつく。 それを考えて、シンラはポツリと漏らした。 「……勝てる気がしねェ」 彼の言葉を聞いたアニェーゼは苦笑し、 「カミジョーさんは、他の人間からドラゴンの能力を全て奪っちまって、今やぶっちぎりで世界最強ナンバーワンですからね。 先の『戦争』で、ドラゴンが暴走した時の凄まじさといったらもう…」 「……アニェーゼ。いやなことを思い出させないでほしいかも。 ドラゴンがまだ未成熟だったから、私たちは助かったけど…あの光景がトラウマになって、立ち直れずに廃人になった人間も多いんだよ…」 何かを思い出したように、インデックスとアニェーゼは体をブルブルと震わせていた。 二人の様子を見ていたシンラは、呆れた口調で、 「…それを繰り返すことがこの計画か?」 「逆だよ。二度と繰り返さないために、この計画は実行されたんだよ。それにね――」 インデックスは、いったん言葉を区切って、言った。 「この計画の発案者は、とうまだよ」 「なッ?!」 シンラは驚愕する。 「とうまとシンラの魂をこの時代に跳ばしたのも実はとうまなんだ。理由もちゃんとあるんだよ♪それにね、この時代の二人はシンラたちと同じで、一年前の貴方たちと入れ替わってるんだ♪ 今頃二人はタイムスリップ気分を楽しんでるかも」 予想外の事実に、シンラはすかさず突っ込まずにはいられなかった。 「おいおいオイ!世界が滅亡するかもしれねェ計画を実行しておいて、計画を立てた張本人は蚊帳の外かよ!」 「…うーん。それを言われると元も子も無くなっちまうんですが…この計画は、カミジョーさんの意識を、『ドラゴン』が乗っ取ってしまうことが前提だったんです」 「…ハァ?」 シンラはさらに困惑した。 その心情を知ってか知らずか、彼女たちの説明は続いた。 「今のとうまは完全とは言えないけど、ドラゴンを制御できるからね。でも、ドラゴンはプライドが天より高くて、とうまの意識を乗っ取るのを淡々と狙ってたから、あえてそうしてもらったの」 「一年前のカミジョーさんなら、コントロールどころか、自分にドラゴンが宿っていることも知りませんからね。 それに、『竜王の顎(ドラゴンストライク)』だけではドラゴンの思念体も存在しませんし…」 「…つまり、ドラゴンを覚醒させて、油断した隙をつこうってことか……」 フゥ、と溜息をついてシンラは思っていた疑問を口にする。 「なァ、インデックス。上条当麻と同じ『魔神』なら、オマ…いや、インデックス一人でも何とかなるンじゃないのか?」 オマエと言いかけて、インデックスの目と歯がギラリと光ったので、シンラは口を押さえた。 シンラの当然の疑問だった。彼女は自分自身を『魔神』だと言った。ならば、それ相応の能力を持っているはずだ。 しかし、インデックスの返答は、 「それは無理」 一言で断言する。 「対抗できる知識はあるけど、それを成しえるだけの魔力が無いの。 『自動書記(ヨハネのペン)』っていう、私の魔力を抑えるリミッターがあったんだけど、それを解除しても、平均的な術者の魔力しか持たない私では、ドラゴンに勝つことは無理。でもね――」 インデックスの眼光は彼の眼を捉えて、 告げた。 「シンラには勝てるよ」 静かな口調だった。 シンラは学園都市『絶対能力者(レベル6)』第二位であり、人工的な能力とはいえ、『竜王の翼(ドラゴンウィング)』を所有している。 神の領域に踏み込んだ彼に勝てると宣言したのだ。そして、彼女の目が、その言葉が嘘ではないことを物語っていた。 彼の唇が歪む。 「……へェ」 インデックスはさらに言葉をつづける。 「貴方が科学側の『最強』だとしたら、私は魔術側の『最強』だから」 不敵な微笑に浮かぶのは、絶対的な自信。それを感じ取ったシンラは、インデックスに対する認識を改めた。 不穏な空気が漂う中、アニェーゼ=サンクティスは冷や汗をかきながら、二人の仲裁に入った。 「…あー、はいはい。そこまでですよ。お二人さん。貴方がたが戦いを始めたら、カミジョーさんくらいしか止められる人はいません」 アニェーゼ=サンクティスは、二人の間に立ちながらも、シンラに強い目つきで睨んだ。彼女は魔術側の人間であり、インデックスの言葉に乗ってきたのはシンラの方である。仲裁に入るものの、当然、アニェーゼはインデックスの味方をしていた。 「…シンラさん。私も一言いっておきますが、『禁書目録(インデックス)』様は強いですよ?なんせ、先の『戦争』でドラゴンの暴走を止めたのは、他ならぬ彼女なんですから」 その言葉を聞いて、シンラは黙り込む。 彼も無駄な争いはしたくはない。だが、一年前の記憶を持っている彼としては、自分自身が最強だという自負がある。 インデックスの言葉は、彼の『自分だけの現実(パーソナルリアリティ)』に、不快感を催した。 挑発的な態度を取った自分が悪いことは分かっていても、謝ることをプライドが許さなかった。彼の心の中で葛藤が続いていると、インデックスはパンッ!と両手を叩き、話の流れを思い切り変える。 「さてっ!時間も時間だし、ご飯にしようか!今日は私の自慢のカレーだよ。ちなみにカツも鹿児島産の黒豚Xにこだわりました!」 彼女の言葉に、シンラは呆気を取られた。 インデックスの得意げな顔とガッツポーズを見て、アニェーゼ=サンクティスは年相応の笑顔を見せ、声を上げる。よほど期待していたらしい。 「うおおおっ♪」 「正午を回ったところでしょ?私とシンラが動くには、まだ時間があるから、栄養補給しようよ。日本に『腹が減っては戦が出来ぬ』という諺があるでしょ?」 「………オイ」 「『打ち止め(ラストオーダー)』。能力の制御はお願いね♪」 次の瞬間、シンラの体は自由を奪われ、祭壇から下りると、軍人の行進のような歩行を始めた。キビキビとした歩きで、インデックスとアニェーゼと共に歩きだした。 無論、シンラの意思で動いているわけではない。突然の身体の反応に、シンラは軽いパニックに陥った。 『アイアイサーッ!って、ミサカはミサカはインデックスが作ったカツカレーが食べたいって、本音を包み隠さず主張してみる!』 「ラストオーダーッ?!テメェ!」 インデックスはクスッと微笑み、アニェーゼは、ビクッ!とラストオーダーの声に体を震わせた。ラストオーダーの声はシンラの脳内に直接伝わる電気信号であり、他人には聞こえない。インデックスはテレパシーを応用した魔術を、アニェーゼと自分自身にリンクさせていた。 アニェーゼは『打ち止め(ラストオーダー)』の存在を知らないために、シンラが少女の声を発していると勘違いしていた。 『それに、シンラの体を治してくれてありがとうって彼の代わりにお礼をするから大盛りでお願いって、ミサカはミサカはっー!』 「お前は黙ってろッ!」 第三者から見れば、一人芝居をしているようにしか見えなくもない光景を見て、アニェーゼはますます奇異な目をシンラに向けた。 無邪気な笑みを零したインデックスは、シンラの手を取った。彼はインデックスの整った容姿の笑顔を見て、言葉を噤んだ。 アニェーゼは先回りして、礼拝堂の扉を大きく開けた。扉のむこうから、ステンドグラスで彩られた光が差し込んでくる。 太陽の光に照らされたインデックスの笑顔は、まさに修道女の鏡たる天使の微笑みだった。 「食べ終わったら…」 彼女の微笑みに、シンラは一瞬と言え、心奪われてしまった。 普通の男が見れば、虜になるほどの可愛らしい笑顔で、彼女は力強く告げる。 「ドラゴンを斃しに行こう♪」 バタン、と扉は閉まり、礼拝堂に人はいなくなった。 祭壇を中心として描かれていた魔法陣は、光の粒となってキラキラと霧散していく。 その光景を、十字架に吊るされたジーザス・クライストの像だけが、静かに見守っていた。 ここまでです。 説明する内容はそろそろ終盤で、次回からバトルに入ります。 『並行世界(リアルワールド)』に対する内容の疑問、要望等が書き込みがありましたら、どんどんお願いします。 オリキャラは登場しませんが、登場するキャラクターはまだまだいます。 私的には8割方説明が終わっていると思いますが…読者さんの生の声が聞きたいです(見たいです) ではではー。
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/470.html
数日後。 オルソラたちも帰った。結局罰ゲームは滝壺が飛行機代、浜面がお小遣いを出した。 浜面の財布は完全に干上がり 「だーっ!!!不幸だぁーっ!!!!!!!」 「テメエ!!それは俺のせりふだ!!!」 「最弱同士、なにやってンだか。」 そして本日は学園都市に帰る日。 さっそく朝からドタバタが。 「ないないない~っ!!ってミサカはミサカは探してみたり!!!」 「ん?どうした打ち止め?何探してんだ??」 「あの人から貰った人形がないの!!ってミサカはミサカは一生懸命に探してみたり!!」 やれやれと一方通行はヒントを与える。 「(ミサカネットワークの記憶は探したのかァ?)」 「おおっ!!その考えは思いつかなかった!!ってミサカはミサカは記憶の中を根こそぎ探してみたり!!」 しばらく目を瞑ってムムムムムムッ!!とか唸っているうちに今にも輝きそうな開眼をして、 「見つけたー!!ってミサカはミサカは急いで棚の上に乗っかってみる!!」 「このバカ!!ンなところに乗ったら危ねェだろうがァ!!」 打ち止めはそんな言葉をスルーして棚の上にあったゲコ太人形を見つけた!! 「見つけた!!ってミサカはミサカは抱きしめてみたり!!ってあれ? これ何?ってミサカはミサカはミサカにそっくりのキーホルダーを見つけてみたり。」 「オイ!!見つけてンじゃねェ!!」 「ぎゃー!!やだやだ!!ってミサカはミサカはミサカのそっくりキーホルダーをギュッと愛情こめて死守してみる!!」 ンなもンに籠めてンじゃねェ!!と言う様な感じでギャーギャー騒いでいた。 数分後… 「おーい!!みんな忘れ物ないな!!」 「「「「「「「「「「ありません!!」」」」」」」」」」 「本当に帰っちゃうのね~お母さん寂しい…」 「春休みには帰ってくるって。」 「んじゃあそれまで掃除とかその他諸々よろしく」 「はいはい、分かりましたよ。」 「みんな~!!まったねー!!」 「「「「「「「「「「また春休みにー!!」」」」」」」」」」 そして時間が経って電車の中… 「ゲッ!!ヤベェ忘れてた!!」 「おい浜面!!まさか忘れ物か!?」 「違う違う!!俺と滝壺の他にも転校生が来るんだよ!!」 「「「「「それ本当!?」」」」」 「…あぁ、俺とよくつるんでたスキルアウトの一人とその追っかけがな…」 「それと天草式学園都市支部のメンバーの一人か二人、うちの学校で働くって話にゃー」 「ちょっと待て!! それって超重要問題じゃねーか! まさか五和……来ないよな?」 「そいつは心配無用だぜいカミやん。五和だけは確実に入ってない。初春ちゃんがちゃんとしてくれてるから安心するにゃー」 当麻はそこでどうして初春の名前が出たのか土御門に聞いたが、そこで初めて初春が魔術側の事情を知ったことを伝える。 そのことに当麻は思い悩んだが、土御門はそんな杞憂を吹き飛ばすように続きを話す。 「ちなみに禁書目録とステイルが勤める学園都市の教会は俺らの寮からそんなに離れてないぜい。これを手配したのも初春ちゃんだ。カミやんが思ってるよりもしっかりしてるぜよ、あの子は」 「けど飾利は戦えないんだぞ! 巻き込まれたらそれこそ格好の餌食じゃないか! 何で止めなかった土御門!」 「それでもあの子はこの道を選んだ。それを止める権利はオレには無い。もちろんカミやん、お前にもだ。ま、心配は無用だぜい。あの子にはねーちんが付いてるからにゃー♪」 土御門から神裂のことを聞き、当麻はようやく安心したがそれと同時に自分も初春を守ることを決意する。 ちなみに初春のポジションは必要悪の教会の学園都市におけるサポート、ならびに魔術側と科学側の仲介役候補として名前が挙がっている。 後者に関しては彼女がもっと経験を積んでからの話にはなるが、その為の勉強を今からすでに行っている。 「飾利が必要悪の教会のサポーター、浜面と滝壺以外の転入生、今年は大変なことになりそうだな……」 「なんやなんや学園都市に帰るんがそんなに嫌なんかカミやん? そんなカミやんに朗報や! うちの学校に新しい先生が二人入るで! 一人は黄泉川センセの友達のお姉さん!」 「ンだとおおおおおおおおおっ! 芳川もウチの学校の先公かよ! 無職脱出は喜ンでいいンだけどよォ……」 「というか青ピ、お前はどこからその情報を持ってくるんだ? で、あと一人は?」 芳川が教師として自分の学校に赴任することを知った一方通行は、喜び2割不安8割な気持ちに。 もう一人の女教師が気になった当麻(決して邪な気持ちは無い)は青ピに尋ねると美琴と黒子が驚く名前が飛び出す。 「確か、はるき、いや、はるお、ちゃうな。せや、はるみや! 木山春生って名前の美人さん。こっちは初春ちゃんの紹介やって」 「ちょっと○○様待って下さいですの!!木山春生が高校教師ですの!?ありえませんわそんな事!!」 「いや、昔小学校の先生してたから有り得なくは無いと思うんだけど…」 「何や?2人の知り合いなん?」 「まあ、とある事件でお世話になりましてね…色々な意味で…」 「にゃー青ピ、ちなみにどこからの情報かにゃー?」 「もちろん情報屋や…」 「オイ待てゴルァ!?まさか最後の点々はバレちまったとかそう言うオチじゃねェだろうなァ!?」 「…まさかのそう言うオチ…」 ゲェ!?上条達はこれからの自分の運命を呪ったのであった…
https://w.atwiki.jp/niko-hayabusa/pages/14.html
(主の知っている)アニメ情報 [編集:2010年2月7日] ※年代別で、あいうえお順です。 ※△は途中で止まっているもの。 ※ゴールデン過ぎるアニメは除。 ※年代は書いてあるものの、その年代に見たというわけでは(ry 【2003年】 D・N・ANGEL(△) 【2004年】 スクールランブル(1期(△) 魔法少女リリカルなのは 【2005年】 いちご100%(△OVAのみ) 灼眼のシャナ 魔法少女リリカルなのはA`s 【2006年】 女子高生 GIRL`S-HIGH 涼宮ハルヒの憂鬱 ゼロの使い魔 【2007年】 CLANNAD D.C.Ⅱ School Days 灼眼のシャナ ゼロの使い魔~双月の騎士~ 瀬戸の花嫁 ななついろ★ドロップス バンブーブレード 魔法少女リリカルなのはStrikerS みなみけ(無印) らき☆すた らぶ★こん(△) 【2008年】 CHAOS;HEAD CLANNAD~AFTER STORY~(△) D.C.Ⅱ S.S. To LOVEる -とらぶる- true tears かのこん 喰霊-零- とある魔術の禁書目録 とらドラ! ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~ 乃木坂春香の秘密 みなみけ~おかわり~ 我が家のお稲荷さま。 【2009年】 NEEDLESS アキカン!(△) 明日のよいち! 怪談レストラン けいおん! けんぷファー 咲-saki- 神曲奏界ポリフォニカcrimsonS(△) 涼宮ハルヒの憂鬱 聖剣の刀鍛冶 タユタマ とある科学の超電磁砲 ドルアーガの塔~the Sword of URUK~ にゃんこい! 乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ みなみけ おかえり よくわかる現代魔法(△) 【2010年】編集:2月7日 ちゅーぶら 聖痕のクェイサー バカとテストと召喚獣 ひだまりスケッチ×☆☆☆
https://w.atwiki.jp/urasyuen/pages/2.html
メニュー トップページ 裏・トップページ 改造クエスト 改造クエスト2 活動記 フレンド紹介 狩猟団紹介 ギャラリー 交流掲示板 雑談掲示板 ボウガンファミリー専用掲示板 ゴミ箱 管理人情報 名前:yuu 年齢:1?歳 職業:学生 HR:6 About MHP3 使用武器は太刀・双剣・ハンマー・ガンランス・スラッシュアックス・ライトボウガン・へビィボウガン・弓です♪ アドホック・パーティにて オンライン活動中 Other 純粋なアニメ好き。小説、漫画が原作のアニメを中心にアニメを見ている。 「らき☆すた」や「涼宮ハルヒの憂鬱」などの本格派より、「とある魔術の禁書目録」や「けいおん!」などの、多少表に出ている作品を好んでいる。まあ、ガムのCMでハルヒが出てきたのは衝撃的だったけどw 一言 「でも、俺らは一緒」 合計: - 今日: - 昨日: - トップページの合計: -
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/731.html
上条当麻は疲弊していた。姫神秋沙は忘我していた。ステイル・マグヌスに至ってはそもそもその場にいなかった。無論、敵地において警戒を怠ることが死に直結することは周知の事実であるが、上条も姫神も歴戦の強者ではない。或いは『記憶を失う前の上条当麻』や、先程までの『姫神と再開する前の上条当麻』ならば、或いは気づくことができたかもしれないが、如何せん日常レベルにまで緊張を緩めてしまった彼には、どうしようもなかった。 がつがつと立てられる金属的な足音。ぜえぜえと鳴る荒い息。じゃらじゃらと鎖の擦れる音。 それら全てに、上条は反応することはなく。 ひゅん、と鎖が飛んで。とすん、と鏃が刺さって。 小さな呻き声を上条が認識した、次の瞬間には。 姫神秋沙の、頬が、顎が、額が、頭髪が、瞼が、耳が、眼球が、唇が、歯茎が、歯が、舌が――崩れて。 皮膚という皮膚が、筋肉という筋肉が、脂肪という脂肪が、骨という骨が、内臓器官という内臓器官が――姫神秋沙という姫神秋沙が――金色の粘液と化していた。 上条は、先程の姫神秋沙のように、ただ呆然とするしかなかった。 ――彼の認識が現実に追いつくのに掛かった時間は十数秒。しかし彼は未だ生存している。視覚を復帰させると、足元には変わらず黄金の液体。前を見れば、狂ったように笑いながら何事かを叫んでいる男。脳内の記憶領域を検索すると、魔術師アウレオルス・イザードが該当する。今作戦の第二目的は当該魔術師の排除であるため、彼は対象の情報を取得するために未だ休止していた四つの感覚を復帰させた。 ホモ=サピエンスは外部情報の七割を視覚から取得する、という常識は現在の彼には当てはまらない。視覚障害者の聴覚が常人よりも発達するのと同じように、彼の全身の感覚器官は鋭敏化していた。 「私の専門は『人間』。必然、このような異能は無用! ひゃは、認めよう、確然私は間違えていた! しかし間違いは正すのが必然! 過ちには修正! 失敗には再始! そうして道を進むのが、『人間』たる私の完然たる在り方! ひゃは、ひゃははははは!」 対象は錯乱状態にある。彼はそれだけを認識した。 魔術師の発言そのものには何ら感情を抱くことなく、彼は拳を構える。無表情にして無感情な相手に、魔術師は微かに首を傾げた。 「泰然――いや、脱然か? たかが数十秒でブッディズムにおける悟りの境地へと至るか! ひゃはは、やはり人間は素晴らしい! その性質こそが真理へと繋がるのだ! ――瞬間、錬金!」 飛来するは鏃。秘めたる異能は黄金化。彼は前傾姿勢を取り、次いで開いた右手を前に突き出す。 中遠距離では届かない。近距離でもまだ分が悪い。――故に、彼は鏃を止め、走り出す。 勝率が最も上昇するのは対象の初撃の直後。幻想殺しにて黄金化を無効化し、接近距離での戦闘へと移行する。 「――な、馬鹿な!」 彼は魔術師の驚愕に反応を示すこともせず、ただ拳を握る。筋肉の出力制限を解除し、拳撃の理想軌道を演算――終了。 ――彼は学園都市の人間であり、それは脳の開発が行われていることと直結する。現在彼に能力が発現しないのは、幻想殺しの影響か、多重能力となるからか、単に無能力なだけか。彼と幻想殺しが共に在る限り、意味のない問いであるが――一つ、揺らがないことがある。 脳開発による演算能力の向上。程度の差こそあれ、学園都市の学生ならば誰でも、この恩恵を得ている。『神様』を真似る為に、この学園都市は存在するのだから。 ――だから、稀有な事でこそあれ、在り得ない事ではないのだ。 肉体的には一般人でしかない彼の拳の一撃で、魔術師が沈むことは。 「――チッ!」 魔術師は迎撃のために鎖を射出する。しかし、鏃の当たった先は右拳。ボロボロと崩れていく鏃に魔術師は再び驚愕する。 それが迫り来るものである事すら忘れて、魔術師は自らの顔面に突き刺さるまで瞬間錬金をないものとして扱った彼の右拳を凝視していた。 「――かはっ」 上条当麻は血を吐いた。全身のあらゆる機能に掛かった過負荷のせいでただ息をすることさえ苦痛だった。 足元には、変わらず金色の液体。その中に百円硬貨が浮かんでいるのを見て、上条は意味もなく笑い出したくなった。錬金術という異能の結果を打ち消すことすら、この右手にはできないから。 「――神様の奇跡すら打ち消せる? 面白い冗談だ、全く」 魔術によって失った記憶は取り戻せない。仮に液化黄金に効力を発したところで、結果として現れるのはぐずぐずに溶け落ちた姫神だったモノでしかない。上条当麻の右手は、学園都市の判定通りの『無能力』としか言えなかった。 上条はため息をついて座り込む。ただ、いずれやってくるであろうステイルを待ちながら。 炎の魔術師は記憶を消され、禁書目録も確保された。理想とは言いがたい黄金錬成の使い手は、己が望みを達するために流儀を曲げて行動する。 無能にして全能の破壊者と、全能にして無能の創造者。 互いが互いを知らずとも、既に衝突する運命にある。 外界に繋がらないビル――否、ビルの形に納められた異界の中で、『人間』アレイスター・クロウリーは嗤う。 自らのプランの短縮を喜んで。
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/612.html
虚章 闇の魔王は裏舞台で笑う Skill_And_Magic 学園都市には窓のないビルが複数ある。そのほとんどが農業実験用のビルだが、一つだけ他とは強度もその中身も異なるものが混じっている。 学園都市統括理事長の城だ。その中では数十万ものコードが床を這い、壁際にずらりと並べられた機械や計算機の類に繋がっている。 そして、その中心には。真っ赤な液体で満たされている筒型の水槽があった。 その中には一人の『人間』がさかさまに浮かんでいた。男にも女にも見え、大人にも子供にも見え、聖人にも囚人にも見える容姿をもつ、その『人間』の名はアレイスター=クロウリー。 この城の主にして、学園都市統括理事長でもある。 (くくくくく……くく…くくくく……) 彼は笑っていた。その理由はただ一つ。――“虚数学区・五行機関(プライマリー=ノーリッジ)”について、進展があったからである。 そして、さらに今日。再び進展を望めるからだ。 (遂に、遂に、ヒューズ=カザキリの本来の性能を発揮することができる一歩手前まできた。後は、成長が不安定だった幻想殺し(イマジンブレイカー)さえ完成すれば……) 今から、約一ヶ月前に元々の計画であった、「幻想殺し・一方通行(アクセラレータ)・最終信号(ラストオーダー)、三位一体計画」から プランを2582~3116短縮する形で事を進めることのできる、「幻想殺し・天使憑き(エンジェルハウリング)・音声増幅(ハンディスピーカー)三位一体計画」に 方向をがらりと変更したアレイスターだったが、どちらの計画でも幻想殺しが最大必須条件であり、ぶっちゃけアレイスターの目下一番心配なことは幻想殺しの成長が不安定なことにあった。 (…と、そろそろか……) そう彼が思った瞬間、どういう理屈か彼の目の前に大きな四角いディスプレイが現れる。 そこには灰色の髪を後ろに流し儀礼用の法衣を着た精悍な顔立ちの男がいた。ロシア成教、アレクセイ=クロイツェフ高司祭。 とある学園都市の中学校に在学する少女の義父である。 『で、どうなのだ?万年逆立ち男』 彼らは挨拶をしなかった。それは、敵だから……と、いう訳ではなく単に互いにその必要性を感じないからであった。 「うむ、全く問題ないだろう。あれから一ヶ月、特に何も起ってはいない」 『問題ない?だが、それは……』 疑うような声を発するアレクセイ。 彼は心配だった。いくら、禁書目録の例(ぜんれい)があったとしても、そこは義娘(むすめ)・サーシャ=クロイツェフを溺愛し、 ワシリーサには「親馬鹿アレクセイ」と二つ名をつけられ、今やロシア成教の内部や観光客に留まらずイギリス清教やローマ正教の内部でも流行ってしまって、 顔で笑っていて心で頭を抱えている義父、アレクセイ。その不安が尽きることはない。 「映像を渡しているだろう?それを見れば危険なことなど一度たりともなかったことが分かるはずだが……」 だが、そこではない。アレクセイが本当に不安に思っているのは…… 『ああ、確かに見せてもらったよ、怪奇・ひきこもり男。だが、私はその映像を見て、一つ貴様に質問したいことが増えたのだが…………』 と、アレクセイの姿がディスプレイの下側に消え、何やらごそごそごそごそと漁り始めた。そして、しばらくした後、アレクセイは、一つの写真を手に、ディスプレイの中心に戻ってくる。 『……この少年はいったい何者だ?』 静かなその声には普通の人が聞いたらものすごいスピードをだして逃げ帰り出すぐらいの怒気と凄味とむき出しの敵意が含まれていた。 だが、『人間』アレイスターは、“普通の人”ではなかった。なので、今までと全く変わらない人を馬鹿にしたような――しかし、堂々とした声で返答した。 「詳しくは語らぬよ、アレクセイ。そもそも君と私はそういう間柄ではないし、どうせ私が“嘘をつこうが”もしくは“本当のことを言おうが”君は信じない、否、信じることができないことだろう…………まあ、強いていうなればその少年は、学園都市の無能力者(レベル0)の内の一人だが」 『ふーむ……まあ、いいだろう、盗撮趣味野郎。だがしかし、覚悟しておくが良い。私は近いうちに学園都市へ義娘の様子をみるため行こうと思っている。そして、もしその時義娘の身に何か起きていれば、私は貴様をただでは済ま』 「君に、一体何が出来るというんだ?」 筒型の水槽とディスプレイの間に険悪なムードが漂う。……しばらくして、沈黙を破ったのはアレイスターだった。 「ではな。私は忙しい。可哀そうな義父(おとこ)の相手などしている暇はない」 と言い、ディスプレイを消してしまった。と、同時に三つのディスプレイが現れる。アレイスターは (これでいい。これでアレクセイは学園都市に来ることになるだろう) と、考えながらディスプレイを見る。 一つ目には、とある少女が映っていて、 二つ目には、物凄い量の計算式が踊っていて、そして、 三つ目には、四角いガラスケースと、その中にあるねじくれた銀の杖が映っていた
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/160.html
【種別】 異能・技術 【元ネタ】 原則的には量子力学を下地にしている。 三巻には、小萌先生によって判りやすい例えとして「シュレディンガーの猫」の簡約が挙げられている。 とあるシリーズの世界においては「自分だけの現実」などの説明から、 波束の収縮を脳(の認識)によって意図的に引き起こし、超能力を発現させているようだ。 wikipedia-量子力学 wikipedia-シュレーディンガーの猫 wikipedia-超能力 【初出】 一巻 【概要】 【原理】 【演算】 【特性】 【学園都市において】 【余談】 【関連】 【概要】 学園都市において研究されている、物理法則を捻じ曲げて超自然現象を起こす力。 自分だけの現実(パーソナルリアリティ)と呼ばれる「認識のズレ」によって、 ミクロな世界を歪めることで、マクロな世界に超自然現象を引き起こす。 学園都市創設者にして初代統括理事長のアレイスター=クロウリーによって開発・確立された概念とされる。 学園都市の『開発術』が確立されたことで人為的に習得することが可能になったが、 それ以前から天然で能力を発現させた者である原石が存在する。 また、「才能なき人間」が原石という「才能ある人間」と対等になる為の技術として、魔術が生み出されている。 これを行使する者は『超能力者』と呼ばれそうだが総称は『能力者』。 真に「超能力者」と呼ばれるのは7人のレベル5のみである。 それぞれの能力名は、『念動力』や『発電能力』などのような学校側が命名したシンプルなもの、 『超電磁砲』、『一方通行』のように学生や研究者が申請して決めたもの、 そして能力者が勝手に自称しているものがある(『幻想殺し』はこれに当てはまるものと思われる)。 (※参考:『とらドラ!vs禁書目録』・https //twitter.com/gouranga_/status/1312042507400744960) レベル5などの特別な能力者は、能力名がある種のコードネーム・通称として一般に広まることがある。 (例:『常盤台の超電磁砲』、麦野が垣根を『未元物質』と呼んでいる、など) 【原理】 量子力学の語る所によると、ミクロな世界では、 観測されていない物は抽象的な確率や可能性でしか語ることができない。 「ある」「ない」ではなく、「70%存在する」といった表現しかできない。 そして観測されると「70%存在する」物は70%の確率で現れ、30%の確率で消えるのである。 とあるシリーズの世界ではミクロな世界の「観測者」は人間の脳であり、 故に人間の脳を適切に操作し、ミクロな世界を観測させれば、ミクロな世界を歪めることができるとされている。 例えば、自然的現象が99%存在し、超自然現象が1%存在する時には、 普通の人間が観測すると99%の確率で自然的現象が起こり、超自然現象が起こる確率はわずか1%でしかない。 しかし脳を操作された人間は、1%しか存在しないはずの超自然現象を観測し、本来の確率を無視して無理やり発生させることができる。 そしてミクロな世界の歪みが「バタフライ効果」のようにマクロな世界にも影響を及ぼし、 マクロスケールでの超自然現象、つまり本来有り得ないはずの歪んだ現象を引き起こすのである。 操作された人間の脳にある、「超自然現象を発生させる何か」を『自分だけの現実』と呼ぶ。 自分だけの現実には未だ不明な点も多く、例えば脳のどこが司っているかは判っていないし、 また脳単体では超能力を発生させることはできないようである (これについてはプロデュースという暗部の実験が行われていた)。 ともあれ、「自分だけの現実」を持っているということは「まともな現実から切り離されている」という一種の精神障害と同義であり、 事実「自分だけの現実」を極めた存在とも言えるレベル5は、全員が人格破綻者として広く知られている。 学園都市で行われている開発術とは、投薬や電気ショック、催眠術などにより、 人為的に「自分だけの現実」を獲得させる技術である。 【演算】 能力自体は「自分だけの現実」があれば発現するが、 その能力を行使・制御するためには頭脳による「演算」が必要となる。 どんな能力にも現象を起こすための計算式があり、それを正確に演算することで能力を発動させる。 演算能力は訓練や学習、実験等で向上させることができ、 そして演算能力の大きさはそのまま能力の精度の高さに繋がる。 このため、基本的に「演算能力が高い」ことは「学習能力が高い(≒頭が良い)」ことと同義であり、 その結果、高位能力者ほど知能が高くなる傾向がある (もちろん低位能力者でも知能が高い者は多いが、知能が低い高位能力者は少ない)。 ただし、黒い翼を展開させた一方通行などの例を見るに、 演算は非科学的(魔術的?)法則の様なものに基づいて使用する際にはあまり関係ない(もしくは邪魔)のかもしれない。 また、原石に分類される能力者は自身の力を全く抑えきれなかったり、 詳細を把握していない状態でも行使しているため、 彼らについても学園都市製の能力者と同様の演算が必要なのかは不明。 端的にまとめると、 能力の「種類」と「最大値」を決めるのが『自分だけの現実』、 能力使用時の「精度」と「制御可能値」を決めるのが『演算能力』 である。 能力の総合的な強さはこの二つの掛け算と考えると分かりやすい。 【特性】 観測さえすればいいので特に予備動作は要らず、使おうと思いさえすれば即座に発動可能。 ただし可能性がその場に全く存在しない現象は起こすことができず、 疲労や苦痛などで集中力が乱れると演算の精度が落ちて使用不能になったりもする。 また、観測の力と言う性質上、知覚能力と干渉能力がセットになっていることもある。 (例:御坂美琴の電磁場操作と電磁力線可視) 基本的に学園都市のカリキュラムを受ければ誰でも能力を獲得することが可能だが、 能力の種類は先天的資質に大きく左右され、どんな能力が身に付くかは開発するまで分からない。 また、能力は一人につき一種類で、一度習得した能力は変更することはできない。 応用次第で多様な現象を起こすこともできるが(例 発火能力で煙を作ったり、酸素を奪うなど)、 根本の能力が一つなのは変わらない。 ただし、努力によりある程度成長させることは可能で、 強さに応じて6段階のレベルで評価される。 【学園都市において】 学園都市の真の目的は、超能力の先にあるとされる 『神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの(SYSTEM)』に到達することであり、 超能力自体はその研究の過程で生まれた副産物に過ぎない。 そのため能力開発は能力発現までの仕組みを探る生体実験的な意味合いが強く、 基本的に学園都市は能力の効果そのものにあまり興味はない。 実際、大多数の能力は戦闘利用の観点で見れば役立たずで、 高位能力者でも銃に勝てる者は少ない。 ただし一部の上位能力者だけは別格であり、世界を敵に回しても勝てるとさえ言われる。 学園都市暗部では、能力そのものではなく、 「その能力を用いて鍛え上げた武装を作る」といった二次利用が画策されており、 一部の装備は実戦投入可能なレベルにまで達している。 垣根帝督がかなり無理をしてでも生かされていたのは、 「この世のものでない性質を物質に付与できる」という特異な能力による工業的な価値が高いためらしい。 レベル5の序列も戦闘力ではなくこの研究的な利用価値で決まっており、 やたらと戦闘能力の高い削板軍覇が第7位であるのもこれが理由である。 【余談】 前述の通り一定のカリキュラムをこなせば、誰でも大なり小なり何らかの能力に目覚めるはずだが、 それでも能力を得られない、「真の無能力者」とでも呼ぶべき人間も僅かに存在するらしい。 小萌先生はレベル5ではなく、彼らこそが『SYSTEM』に辿り着く鍵だと思っているようだ。 また上条当麻の能力の有無については、幻想殺しを有している弊害なのか、 それとも本当の意味での無能力者なのかは言及されていない。 なお、学園都市の「能力を制御する方法を学ぶ」という名目からか、 都市内には「自分の能力を自分で制御できないヤツは恥ずかしい」という風潮があるようだ。 【関連】 能力一覧表 能力者 全体論の超能力 能力者・魔術師相関図 能力開発 開発官(デペロッパー)
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/4930.html
12月 DVD-BOX 3日 廉価版 美少女戦士セーラームーンセーラースターズ DVD-COLLECTION VOL.1 10日 とある魔術の禁書目録 特装版 BOX1 〈初回限定生産〉 とある魔術の禁書目録 BOX1 〈通常版〉 15日 伝説巨神イデオン DVD-BOX Part.1 ☆ 伝説巨神イデオン DVD-BOX Part.2 ☆ 遊☆戯☆王5D's DVDシリーズ DUELBOX【10】 17日 くるねこ小箱 第1期 バリューパック 22日 廉価版 魔法騎士レイアース DVD-BOX 廉価版 EMOTION the Best ガサラキ DVD-BOX 廉価版 妖しのセレス DVD-BOX 廉価版 EMOTION the Best .hack//Roots DVD-BOX 廉価版 G-SELECTION 機動新世紀ガンダムX DVD-BOX モノクロ版TVアニメ 怪物くんDVD BOX 下巻 ONE PIECE Log Collection “GRAND LINE” ONE PIECE Log Collection “CHOPPER” TVアニメ「ひぐらしのなく頃に」スペシャルプライスDVD-BOX ☆ ウルトラマンA エース コンプリート DVD BOX 24日 こどものおもちゃ 小学生編DVD-BOX2 妖怪人間ベム 初回放送オリジナル版 DVD-BOX 31日 テイルズ オブ フェスティバル2010 Blu-rayBOX 22日 超重神グラヴィオン Blu-ray BOX 図書館戦争 BOX 【初回限定生産版】
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/919.html
4 「ち、ち、く……しょう……あの暴力スリ、今度会ったら……はぁ、はぁ………か、かみじょーさん必殺の一撃を……ぜぇ、ぜぇ…………」 結局あのスリに逃げられた上条は、自分の部屋がある学生寮に帰ってきていた。 エレベーターに貼られた『現在調整中です。階段をお使いください』という張り紙を恨めしそうに数秒見つめるが、使えない物は使えないので素直に階段で自室を目指す上条。だが朝は使用禁止になって無かった所から考えて、やはり不幸だった。 逃げられた原因は単純明快。 全力でスリを追い、距離もいくらか縮まってきたとき、スリは急に方向転換をして路地裏の道に入ろうとしたのだ。 これを今まで以上のスピードで追う上条、これまで何度も無能力者集団とやりあってきた上条には分かる。路地裏は彼らのホームグラウンド。縄張り。 逃げ込まれたらマズイ。そう思い、スピードを上げたのが間違いだった。 自らの経験をもっとよく思考すれば、こうなるかもしれない位の事は予想できたのに。 路地裏へと逃げたスリを追うため、上条も路地裏へと入ろうとしたその瞬間 ドゴン!!というすさまじい音が「自分の腹から」体全体に伝わってきた。ガハッツ!!と肺の酸素を強制的に吐き出させられ、上条はその場にうずくまる。 「奇襲」の2文字が頭をよぎる。対多数戦に有効なこの手は、上条がよくやる事でもあった。 喧嘩慣れしている上条は自分の実力を熟知していて、勝てるのは1対1まで。2対1なら危ういし、3対1なら迷わず逃げる…………のだが時々、逃げても逃げても追いかけてくる奴らがいたりする。 そんな時、手頃な脇道に入り、呼吸を整え準備をし、1番初めに入ってきた奴を殴り飛ばすのだ。逃げていると思っている&大人数と言う事で油断しきっているからこれがやたらと効く。さらに1人撃破する事で相手の指揮も乱れ、逃げ果せるチャンスも大きくなる。 …………まさかそのシュチュエーションを自分が受ける事になろうとは。 上条が蹲ったまま顔だけ上げると、案の定スリは逃げ果せた後だった。 「…………はぁ……これで少なくとも上条さんの1週間の食事は朝昼晩と食パン、そしてインデックスに頭を喰い千切られる事は決定ですはい……」 部屋で待つ超大食修道女の怒りをどうやって和らげようか考える上条が、自分の部屋がある階へと続く階段の途中の踊り場で立ち止まってから5分が経過しようとしていた…………その時だった。 「?」 踊り場から、ふと自分の部屋を見上げると、なにか違和感をおぼえる。階段を登り切り、近づいて違和感を確かめようと……した。 近くに行くまでも無かった。僅かだが確実に「ドアが開いている」 「んなッ!!」 上条は迷う事無く駆け寄り、ドアの具合を確かめる。 インデックスが部屋に居るならドアが開いているという事は無い。 部屋の合鍵も渡してあるから自由に外出が出来る……よって、鍵をかけ忘れたまま出かけるという事も無いはずだった。 考えられる可能性は………………かなり絞られてくる。 上条は、自身の不幸体質というのがあるから断言はできないが、ただの空き巣ではないと考えていた。 ただの空き巣が、学生寮、それも平凡な高校の平凡な高校生の部屋に狙いを定めるわけがない。それにこんな上の階じゃ無く、逃げやすさを考慮した下の階を狙うだろう。 …………魔術関連が1番高い、と上条は思う。 禁書目録―10万3000冊の魔道書を管理するインデックス。 ローマ政教の30億人に命を狙われている上条。 そっちの方がよっぽど納得がいく。実際には納得いってほしくないのだが、それ以外に思いつかない。 よって、誰かが無理やりこじ開けたのではと思ったのだが、その様な後は全く無い。空いている事を除けば、極々自然な状態だった だが油断は出来ない。上条の経験上、魔術師ってのは何でもありのとんでも集団だ。 聖人だったらその腕力だけでドアをへし曲げる事が出来るだろう。スパイ業を兼ねている者なら合鍵ぐらい持ってそうだし、タバコ好きの者なら人払いかなんかで人目に付くこと無く行動していそうだ。 だからいとも簡単に、かつ自然に、部屋へ侵入する事が出来る魔術だってあるかもしれなかった。 (インデックスは今どこだ!?携帯……ってどうせまた充電切れてんだろうな…………) このドアの先、自室には上条もしくはインデックスを狙う奴らがいるかもしれない。 ここでインデックスを呼ぶわけにはいかない、だが中で人質にされている場合だってあるかもしれない。 上条はドアを近距離で穴があくほど睨みつける。 その手はドアノブまであと数センチの所で止まっていた。 (……くそっ!どうする…………) 入るべきか、入らざるべきか (……どうする…………!!) と、ここで上条の意識は一度途切れかける。 ドアがいきなり内側から思いっきり開いてきたからだ。 超視近距離でドアノブとにらめっこしていた上条は、問答無用で手すりがある方の壁にぶっとばされる。 「そげふ!!??」 「………………なんだ、少年でしたか……んなとこでなにやってんです?」 顔を押さえてのた打ち回る上条の耳に、聞き覚えのある、少し生意気な女の子の声が聞こえてきて、上条はガバッ!と顔を上げる。 「な……!!」 「ちょうどよかったです、色々話したい事がありますんで早く入ってください」 いやそこ俺の部屋だし、そもそも俺に対する謝罪の言葉は無しですかそうですか、んでもってインデックスはどこ行った、つーか人の家に勝手に上がり込んでんじゃねえ。 と、言いたい事は色々あったが、とりあえず上条の口から出たのはその声の主の名前だった。 「アニェーゼ!!なんでお前がここに!!?」