約 109,480 件
https://w.atwiki.jp/jewelry_maiden/pages/611.html
あわただしい厨房が、いつもの落ち着きを取り戻したころ。 ペリドットがテーブルの上の包みを眺めて溜め息をついていた。 「どうかした? そんな顔して溜め息なんて、いままで見たことなかったけど」 「あ、マスター。いえ、なんでも……」 「これは?」 「あ、それは……」 「……ガラナ……って、どーしたのこれ?」 「ある人からいただいたのですが……私には、どうしても使う気になれなくて……」 「ま、まぁ、ね……こーゆーのは……」 「はい、こちらをどうぞ、マスター。私がはじめからすべて一人で作ったものです。やっぱり、マスターに食べていただくのですから。私が納得いくものでなければいけませんね」 「これはすごい。見るからに美味しそうだ。いただきます」 「いかがですか?」 「……素晴らしい……いままで食べたことのあるどんなチョコより美味しい……いったい……何が違うというんだ……」 「お口にあってよかった」 「はじめから作ったって言ってたね。どうやって作ったのかな?」 「ええ、カカオの選別から始めましたので、思ったより時間がかかってしまって……」 「そこからか……」 そのころ、ある人は……。 「さあ、旦那様。召し上がれ……」
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/13590.html
はもん【登録タグ Alicenotes は 初音ミク 曲】 作詞:Alicenotes 作曲:Alicenotes 編曲:Alicenotes 唄:初音ミク 歌詞 (ピアプロより転載) この世に流れるオトと言う名の毒は 私の全身をじわりと駆け巡る それは喜ぶ事も悲しんで沈む事も傷つく痛みも全てを含む いつもそのドアの向こうに誰かの足音 この胸の中にまた聞こえる 高く満ちるソラに零れ落ちた雫 広がる波紋 遠く響くコエは瞬く間の煌き 聴こえるだろう 静かに朽ちるウタに訪れるこの溜め息 悲しむココロ この血に混ざり開花したのは あの時夢見た儚いオトの花 この身に流れる止まらぬ衝動は 私のココロを今日も駆けて行く それは喜ぶ事も 哀しみで満ちる事も 傷つく痛みも 全て・・・ いつもこのソラの向こうに たくさんの「ありがとう」 この胸の中にまた聴こえる 過ぎる時の中に忘れかけていた記憶 消えそうな波紋 追いかけたあの日の事 この意識のカケラに 残るのだろう 確かに書き記したあのウタはもう遠い日 懐かしむココロ この知に混ざり開花するのは あの時綴った儚い言の花 高く満ちるソラに零れ落ちた雫 広がる波紋 遠く響くコエは瞬く間の煌き 聴こえるだろう 静かに朽ちるウタに訪れるこの溜め息 悲しむココロ この血に混ざり開花したのは あの時夢見た儚いオトの花 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/46074.html
【登録タグ I VOCALOID 早蕨凪音 曲 鏡音レン 麟崇】 作詞:麟崇 作曲:麟崇 編曲:早蕨凪音 唄:鏡音レン 曲紹介 罪の玉座のその先に。 音源提供 yellow ch. イラスト 晶 動画 ツカダサオ 歌詞 (動画概要欄より転載) 夜に溶けていく 溢れた剥き出しの本能 眩しい闇に溺れ 罪の玉座に凭れ掛け 泡沫の夢に 行き場を失う感情の在処 痛みになって残り続ける 心に鍵を掛けた様にずっと 満たされる事も出来ずにいるまま 流れる只の日々に 疑問を抱くのなら 微熱を帯びた目が眩む夜に 消えない透明な罪を ねぇ…愛して?堕ちる快楽の果て 冷たい蜃気楼を抱きしめる様に… 突き刺す過剰なxxx 溜め息に混じるノイズに誘われ 悪魔の囁きに抗うこともできぬまま 孤独の楽園に 虚な人の形をした器 不似合いな自由という名の枷 陽だまりはもう求めない 煌めいた時は戻らない 凍てつく青白い炎で灰にして 全て無に帰して 鏡に映るボクは 別の誰かの様で 目を閉じた瞼に焼き付いたキミに… 消えない透明な罪を ねぇ…愛して 記憶の烙印の跡 冷たい蜃気楼を抱きしめる様に… 突き刺す過剰なxxx 溜め息に混じるノイズに誘われ 悪魔の囁きに抗うこともできぬまま 刻まれたこの罪と共に 孤独の楽園に… コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/1519.html
「今日からここが、君の新しい家だ」 冥土返しに案内された部屋に入って、壁に掛かったセーラー服を見て、天井は自分が変わってしまったことを再認識させられた。 セーラー服を着る日がくるなんて想像もしていなかった。 「どうしたんだい? そんな熱心にセーラー服を見詰めて。あ、もしかして今着てみたいのかな?」 「いや、まさかセーラー服を着る日が来るなんて思ってなかったから……って、服を脱がそうとするな!」 「いいじゃないか。着てみなよ。サイズが違っていないか確かめたいしね」 「……わかった」 服に手を掛けようとしてやめた。 天井の本能が、冥土返しの前で服を脱ぐのは危険だと告げている。 「ん? どうしたんだい。着替えないのかい?」 ニヤニヤした冥土返しが話しかけてくる。 天井は無言で、壁に掛かったセーラー服を手に取り、脱衣所に入り鍵を掛ける。 「ああ、体のチェックは忘れないようにね。姿見は置いてあるから」 「わかっている……ふぅ」 溜め息を吐いて、服を脱いでいく。 下着になったところで冥土返しに言われたことを思い出し、下着も脱ぐ。 全裸になって姿見の前に立つ。 鏡に映るのは、起伏の少ない未発達な体を持つ深緑色の髪の少女。 未だにこの少女が自分だとは信じられない。 体を捻ったりして全身をチェックする。 「特に、異常なし」 本当に付ける意味があるのかどうか解らないブラジャーを着けながら、溜め息を吐く。 なんだか、最近溜め息ばかり吐いているなと思いながら。 四苦八苦してセーラー服を着て脱衣所から出る。 天井は嫌な予感を感じながらも、リビングに入る。 途端、顔が柔らかい何かに包まれる。 「可愛いなぁ! やっぱり、僕の見込んだ通りだった」 「むぐぅむぅぅ!(は、離して!)」 状況がわかりにくいと思うので説明するが、天井の頭が冥土返しの豊かな胸に抱き込まれているのだ。 俗に言うパフパフ。 男性なら一度は夢見る物であるが、冥土返しのは窒息するレベルの圧迫である。 感触を味わう余裕などない。 「サイズもピッタリみたいだし。ああ!着せたい服が他にもあるんだよ、着てくれないかなぁ?」 冥土返しは勝手に興奮して勝手に加速していく。 「む、むぐぅぅぅ(し、しぬぅぅぅ)」 「あ、ごめん」 「きゅうううううう……」 目を回している天井に、冥土返しは「これから学校へ行くから心しておくように」と告げた。 こうして天井の転校前日は過ぎていった。 半分以上は、冥土返しに服を着せ替えられていたような気もするが。 長くなるので割愛する。
https://w.atwiki.jp/bemanilyrics/pages/92.html
リンク/空澄みの鵯と/あさき 水霜に濡れた星に手をそえて 隣で眠るあなたの指に光を繋ぐ 豁然とある景色はさ揺らぎに 凍みる指に息吐くことさえ 溜め息と紛らう 指の先あやす 二羽の鳥の仲睦まじきよ 定まらぬ遠くを見て 滔々と揺れた 「ねえ 見て 手を握り返してくれるの」 嬉しそうに笑う あなたの手は あえかなる波の花に散り行く 斑の雪 (long ver.) 水霜に濡れた星に手をそえて 隣で眠るあなたの指に光を繋ぐ 豁然とある景色はさ揺らぎに 凍みる指に息吐くことさえ 溜め息と紛う 指の先あやす 二羽の鳥の仲睦まじきよ 定まらぬ遠くを見て 滔々と揺れた 「ねえ 見て 手を握り返してくれるの」 嬉しそうに笑う あなたの手は あえかなる波の花に散り行く 斑の雪 雀色時になって 迎えに行く蘖抱いて すれ違う日々は木立に透ける あと少し もう少しだけでいいですから と願う 蒼見えぬ木下闇 羽ばたく強さを 風の道抜けて 白日の二つに手を差しのべ 彼方 明かり瞬きてはじめて 人は笑い 幸せの意味に気付く 林立の光の木々 かき分けて見つけたものが 舞いきて擦れ違う 広がっていく白 畳なわる羽が 吾子の声と昇る 静々 ただ手を握り 問わず語り 彩なす莞爾に花舞う 虚空の深い吐息にかき消されていく 篠突く雨去りし後 麗ら仰ぎ 人は知る 幸せの在り方を
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2485.html
半兵衛が寝息を立てるのを待ってから部屋に戻ると慶次がこたつに入ったまま眠っていた。 があがあとイビキをかく慶次に思わず溜め息が出る。 この元気の一欠片でも半兵衛にわけてやりたいものだ。 半兵衛の使っていたはんてんをはみ出た体に架けてやり、元の場所に座る。 読みかけの書を読んでいると足に何かが触った。 それはさわさわとあぐらをかいた我の足の裏や太股を撫で回してくる。 じろりと睨みながら隣を見下ろすと、慶次がにやりと笑った。 「これありがと。」 かけてやったはんてんを片手で持ち上げてそう言うが、こたつに入っている、もう片方の手は依然として悪戯を続けたままだ。 「いい加減にしろ慶次。悪戯が過ぎるぞ。」 危うく、そこに伸びかけた手を制して我は脚をこたつから出した。 「だって、つまんないんだもん。」 「ならば、下らないことをせずに始めからそう言えば良いだろう。」 溜め息をつき、水を飲もうと立ち上がると慶次の手が我の足首を掴んだ。 「どこ行くの?」 「水を飲みに——…。慶次。」 慶次はこたつに入ったまま、掴んだ我の足首に唇を寄せた。 少しこたつからずり出ると、腕をふくらはぎに絡ませ脛に舌を這わせてくる。 こたつネタ(秀吉×女慶次)3
https://w.atwiki.jp/k-onvip/pages/655.html
このSSは『【けいおん!】唯×梓スレ 2』というスレに投下されたものです http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1247988782/l50 776 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 10 36 37 ID 3QxVxWve 「はぁ…」 最近、こうやって溜め息をつくことが多くなった気がする。 違う。紛れもなく多くなった。 そのせいか、この頃はまともに寝ていない。 自分の感情に違和感を感じたのが少し前。違和感の正体に気付いたのが、つい最近。 自覚をしてしまえば、答えはあっけないほどに簡単で、 けれど、それをあっさりと認めてしまえるほど私は器用な人間じゃない。 「どしたの、あずにゃん。なんか悩み事?」 「いえ、今日はちょっと寝不足で…」 先輩方に気付かれないよう溜め息をついたつもりだったけど、目の前には私をこんな風にした原因がいて、 しかも、顔が近いんですけど… 突然のことで身構える余裕のなかった私は自分が思っている以上に挙動不審なのだろう。 「だったら、私が膝枕をしてあげるよ~」 「け、結構です!」 「もう、あずにゃんったら恥ずかしがり屋さんなんだから」 一瞬でも諦めてくれたと思ったのが間違いだった。 777 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 10 39 22 ID cUT3p0Qj 「ひゃうっ!」 膝枕を諦めたかと思えば、今度は急に私に抱きついてきた。 助けを求めようと回りを見ても、皆さんこれをいつもと同じ唯先輩のスキンシップと捉えたようだ。 澪先輩はこちらに向けた視線を再び雑誌へと移し、ムギ先輩はただニコニコと笑っているだけ。 律先輩にいたっては「なんだかんだ行って、今日は素直なんだな、梓」と無責任なことを言っている。 …全然、素直なんかじゃないですよ。 素直になりたい自分と天邪鬼な自分とを天秤にかけてしまえば勝のは後者で、 素直になれない無器用な私はこうやって先輩を怒鳴る振りをして心の均衡を図るしかないのだ。 「ふふ、なんなら私の胸で寝てもいーんだよ」 唯先輩はずるい。 辛うじて平静さを保っていたのに、甘い声でそんな言葉を囁かれたら、おかしくなっちゃうじゃないですか。 振り払おうにも耳の奥で焼き付いてしまったそれは私の中で何度もリフレインする。 あぁ、きっと今夜も眠れない。 容易に想像できる情けない自分の姿に、また溜め息がこぼれた。 すばらしい作品をありがとう
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2201.html
屋根の上で仰向けに寝転んだ佐助は星を眺めていた。 空にはあの夕暮れの時と同じ宵の明星が輝いている。 あいつは元気にしているかな、などという佐助の感傷をよそに、 さっきから熱血師弟が互いを呼び合いながら殴り合っていた。 いい加減止める頃合だ。佐助は溜め息を吐くと胡座をかいた。 遠く越後で彼女も溜め息を吐いているだろう。 そろそろ彼女の主が晩酌を始める時間だ。 謙信は大胆にも毎晩独りで縁側に腰掛け、梅干しだけを肴に手酌で呑む。 危険だからせめて供を付けるか屋内で嗜んで欲しいとかすがは嘆いているらしい。 今一つ考えの読めない謙信だが、佐助は感謝している事があった。 高潔な彼は決してかすがを閨に送らないのだ。 あのまま閨に送られる日々が続いていたら彼女は遠からず自害していただろう。 皮肉な結果だが武田を出たからこそ彼女は今日まで生きている。 いつか夜明けが訪れたら、約束通り彼女を自分の故郷へ連れて行きたい。 一緒に暮らすのもきっと悪くないと思う。 それまで悪態をつかれようが邪険にされようが、危なっかしい彼女を見守って行こう。 それが暗闇から彼女を救えなかった自分への罰だ。 さてと、と佐助は立ち上がる。 (お互い、頑張ろうな) 佐助は微笑み掛けた。 彼女も見ている、この星空へ。
https://w.atwiki.jp/legends/pages/553.html
秋祭り2日目~夕方1 「…はぁ」 思わず、深い溜め息をつく。 何にか? 勿論、今自分が陥っている状況にだ。 "周囲を武装したグー○ィーと無数の黒服たちに取り囲まれている"。 な、何を言ってるのか(ry。 そんな下らないボケをセルフでかましている内に、剣を構えたグ○フィーがこちらに突っ込んできた。 ズドン!! という盛大な踏み込みの音、そのスピード、更にはその余波によって吹き荒れる風。 全ては、そのグーフ○ーがただの着ぐるみではないということを、雄弁に物語っていた。 だが。 向こうがただの着ぐるみでないというのなら。 ―――こっちは、普通の人間(ヒト)ではない。 「…っ、よっ…と」 着ぐるみにあるまじき速度で繰り出された斬撃を、紙一重の差でかわす。 唸る剣に引き裂かれた空気がこっちの肌を痛めつけるが、それだけだ。 黒服たちはまだ動かない。逃げ出さないよう防いでいるのか、それともグーフィ○一体が勝負をつけるつもりなのか。 必殺の斬撃をかわされた○ーフィーはこちらへの警戒を強めたようで、ほぼ棒立ちだった先程までとは違い、その手に持った剣と盾を構えている。 それと同時に黒服たちにも動きがあった。 いつでも飛びかかれる体勢へと移行し、その圧倒的な数で以て文字通りこちらを"圧倒"しようとする。 「……はぁー」 また溜め息を一つ。 ○ーフィーだけならなんとか逃げ切れもしたかもしれないが、黒服が加わるとなるともう無理だ。 数のせいで逃げ場がない。 となれば、もう能力(ちから)を使うしかないだろう。 ―――人間(ヒト)にあらざるそのチカラ。 ―――今向かい合っている敵と同じ、都市伝説のチカラを。 自らの都市伝説を発動させる前に、最後の確認を行う。 これまでに経験した戦いの中で、癖になってしまった確認を。 「―――嘆願一。 武器を捨てて、退いて貰えませんか?」 返事はない。 ただ、殺気が満ちていく。 「―――忠告二。 武器を捨てて、早く退きなさい」 返事はない。 辺りに、殺気が充満した。 「―――命令三。 武器を捨てて、さっさと退け」 返事の代わりに、アスファルトを踏みしめる、ザリザリという音が重なった。 「―――宣告四。 いい度胸だ……さっさと死ね」 その瞬間。 地を揺るがすドン!! という轟音と共に、人外たちの戦いが始まった。 グーフィ○は、その少年のことを侮っていた。 確かにこの町には強大な契約者が多い。 だがたった一人で、契約した都市伝説すらその側に従えていないその少年をそこまでの脅威だとは到底思えなかったし、しかも対峙するのは自分だけではない。 夢の国の象徴(マスコット)の一体である自分ほどでなくても、黒服たちはそれなりに強い―――並みの契約者ならば、その数の前に呑み込まれてしまう程度には。 だから、真正面から突撃した。 この程度の相手、すぐさま取り込んでみせるとでもいうように。 …結論から言うとするならば、それがグーフ○ーの命取りとなった。 真正面から突っ込んだグ○フィーには、少年が何かを呟いた瞬間に現れた巨大な鉄の塊を避けることが出来なかった。 その鉄の塊はグー○ィーの剣をへし折り、盾をへしゃげさせても止まることはなく、その身体を数十メートルも吹き飛ばす。 無様に地面に叩きつけられそれでも何とか身体を起こしたグーフ○ーの眼に、しかし少年の姿は映らない。 グーフィ○に出来たのは自分を覆った影を感じ、振り向くことのみ。 ―――次の瞬間。 ズドン!! という轟音と共に降り下ろされた巨大な鉄塊に、○ーフィーの身体は潰され、粉微塵となって消えた。 「…はぁ」 溜め息。 同居人には「幸せが逃げますよ?」と散々たしなめられているのだが、こればかりは直らない。 何に対しての溜め息か? …当然、さっきの戦闘に対してのだ。 祭りに参加するため、自分+同居人二名は南地区へと向かっていたのだが、途中で財布を忘れたことに気付き、ちゃっかりと準備万端だった同居人たちを残して自宅であるマンションに帰ってきた。 それだけならよかったのだが、再度祭り会場を目指す途中で《夢の国》の黒服部隊+グー○ィーと首なしのバイクマン バールっぽいものを装備した女の子との戦いに遭遇し、そのバイクマンたちが逃げ去った後にコソコソとやり過ごそうとしているところを黒服の一人に発見され、その結果として(心の底から不本意ながら)戦闘が始まった。 …のだが、その戦闘自体は既に終わっている。 油断していた○ーフィーに不意討ち気味のカウンターを喰らわせ、さらに高速かつ高威力の追撃を行うことで速攻撃破。 残りの黒服たちは適当に整地用ローラーで薙ぎ払いつつ、全速力で離脱し撒いた。 グ○フィーが油断していなかったらもっと苦戦していただろうが、それでも敗けはしなかったと断言出来る。 しかし、一月ほど前にこの町に引っ越してきて以来、「のんびりまったり平和に暮らす!」という目標のもとに「都市伝説? ハ、何ですかソレ? 美味しいの?」という態度で生活していたのが、これでもうパァだろう。 夢の国にはもう捕捉されただろうし、その他の組織に身元がバレるのもおそらく、時間の問題。 となれば。 「とりあえず、合流しますか…」 まずは今頃祭りを楽しんでいるだろう、同居人たちを回収して、襲撃に備えよう。 後のことは、彼女らと相談して決めればいい。 手札は三つ。 幸いにして、こっちの都市伝説《ジェットばあさん》のスピードはかなりのものだ。 人の身でありながら100キロ近くの速度を叩き出し、さらに高速のホッピングを可能とする上攻撃用の鎌を造り出すことも出来るその能力ならば、黒服くらいからなら簡単に逃げられる。 さらに高い汎用性を誇る《地震発生装置》に重量たっぷりの整地用ローラーを出現させる《重いコンダラ》の二つも合わせれば、物理的な戦闘力ならば相当なものになる。 マスコット連中とやりあっても、易々と敗けはしないはずだ。 …物理的な能力に特化している分その穴もあるのだが、夢の国の能力が噂に聞く限りなら何とか大丈夫だろう。 「……はぁ」 また溜め息が漏れる。 脳裏に浮かんでいるのは、ほんの少し未来の映像(ビジョン)。 楽しみにしていた祭りを邪魔された同居人たちはきっと、その恨み辛みをこっちにぶつけてくるだろう。 何らかの埋め合わせを要求される可能性もある。 自分のせいでないのにその責任を追求されるのは中々に不条理だが、世の中そんなもんだ。 「…はぁ」 最後にもうひとつ溜め息を吐き、同居人たちがいるであろう、南地区の祭り会場を目指すのだった。 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/44443.html
ようかてん【登録タグ VOCALOID ゆりぼう よ アサイウミ 曲 音街ウナ】 作詞:アサイウミ 作曲:アサイウミ 編曲:アサイウミ 唄:音街ウナ 曲紹介 アサイウミ氏の4作目。 絵:ゆりぼう 歌詞 (piaproより転載) 春が訪れて一年目、狭い新宿で まだ肌寒いのに薄着の僕だ 俯く僕の足元に広がる養花天 鈍色の空を歩いた 朝が怖くなったのは 大人になった証拠だ また今日も夜が沈む 自分に嘘ばっか吐いて まだ暗い空を見上げ 今日も溜め息混じりに桜泣く 真っ白な人生にそっと 涙が舞い散ったら 昨日までよりもずっと、ずっと 色付いているだろう 長い眠りから覚めて後、僕らは四十年 僕の生きる価値に値は付かないし 夕暮れの電車置き去りの心は養花天 今日も生きていたのかな 春が嫌になったのは 君の所為だった筈だ また僕は夜に沈む 心にも無いことを言って やりたくも無いことをやって 今日も風に晒された夢は亡く 真っ黒な感情はきっと 過去の僕への対価だ 今の事さえもずっと、ずっと 分からないままなのに 涙は美しい、美しい、だから 堪えるのはもうやめて 散り際は美しい、美しい、だから 生きることが全てじゃないだろ 自分に嘘ばっか吐いて まだ暗い空を見上げ 今日も溜め息混じりに桜泣く 真っ白な人生にそっと 涙が舞い散ったら 昨日までよりもずっと、ずっと 色付いているだろう コメント 名前 コメント