約 841,873 件
https://w.atwiki.jp/nikuq-niuniu/pages/848.html
霧の中の岐路 依頼主 :ルシアヌ(グリダニア:新市街 X15-Y11) 受注条件:弓術士レベル25~ 概要 :弓術士ギルドのルシアヌは、冒険者に、ギルドのメンバーについて相談にのってほしいようだ。 ルシアヌ 「Nikuq。 お願いがあるわ。 あのふたり、レイとシルヴェルのことなんだけど・・・・・・。 ・・・・・・いいえ、私から言うべきではないわね。 今回の私からの依頼は、ふたりの弓術士のために、 あなたの弓術士の力を、目を、貸してほしいということ。 ふたりの話を聞いてあげてくれる? まずは、シルヴェルに声をかけて・・・・・・お願いね。」 シルヴェルと話す シルヴェル 「何だ? ルシアヌが俺に声をかけろって? 余計な世話を・・・・・・。 だが、それももう最後だ。 俺は弓術士ギルドを離れる。 俺は、「パワ・ムジューク」・・・・・・ あのムーンキーパーの密猟者の手がかりを追う。 神勇隊も鬼哭隊も動けずにいる今、逃すわけにはいかない。 ああ、そういえば、話していなかったな。 俺が神勇隊を辞めた理由を・・・・・・ あと一歩というところで、パワを取り逃がしたのは俺だ。 怪我をした仲間を助けたいなどという、 パワの見え透いた嘘に騙されてな。 密猟者を信じようとした愚か者は、都市の誇りを傷つけた。 その償いは、この手でしなければならない。 まあ、さすらい人の冒険者にはわからんだろうがな。 今すぐにここを発つというわけじゃない。 パワの情報を集めながら、機を見て行動に移す。 とは言え、もうそれほど猶予はないが・・・・・・ 俺に構っている暇があるなら、 あの腑抜けのムーンキーパーに声でもかけてやれ。 あんな面を晒していたら、ギルドの士気に関わるだろう。 ・・・・・・まあ、俺には関係ないことだがな。」 レイ・アリアポーと話す レイ・アリアポー 「なぁ・・・・・・冒険者には故郷ってないのか? 帰りたくなったり、しないのか? アタシの故郷はさ、森の奥の小さな村落だった。 裕福じゃなかったけど、幸せな暮らしだったよ。 ・・・・・・あの霊災で、メチャクチャになっちまったけどな。 命からがらグリダニアに逃げてきて、 知らない土地で、知り合いもいなくて・・・・・・ でも、アタシの誇り、ムーンキーパーの狩りの術・・・・・・ 「弓術」を信じて、ここまできた。 だけどそれも・・・・・・ あのパワ・ムジュークには、敵わなかった。 そろそろ潮時なのかもしれない。 確かに、シルヴェルの言うとおり、 よそ者のアタシがこの都市にいたって意味ないんだ。 アタシはこのギルドを去るよ。 Nikuq、 短い間だったけど、アンタと一緒にいられてよかった。 最後にひとつ、わがままを聞いてくれるか? アタシの行き先を・・・・・・アンタにだけは知っててほしい。 ひとりで、南部森林まで来てくれないか?」 南部森林の指定地点でレイを待つ レイ・アリアポー 「待て! この冒険者は敵じゃない!」 パワ・ムジューク 「・・・・・・嬉しいわ。 アタシの誘いに応えてくれる気になったのね。 ・・・・・・アラ、この冒険者は?」 レイ・アリアポー 「弓術士ギルドの者だ。 だけど、グリダニアは関係ない。」 パワ・ムジューク 「この子も仲間に?」 レイ・アリアポー 「違う。・・・・・・お別れを、言いたくて。 Nikuq・・・・・・。 アタシはパワに負けて・・・・・・悩んで・・・・・・ アタシのいるべき場所は、あの都市じゃないって思ったんだ。 アタシは、グリダニアとはわかり合えない。 森の中でこそムーンキーパーの弓術は生きる。 弓術・・・・・・アタシの唯一の故郷。 だから、ごめん。 アタシはパワたちと行く。 ルシアヌと・・・・・・シルヴェルには黙っておいてくれ。」 (何て言う?) (わかった) レイ・アリアポー 「Nikuq・・・・・・。」 パワ・ムジューク 「お別れは済んだ? それじゃあ・・・・・・」 (できない)@@@@@ レイ・アリアポー 「Nikuq・・・・・・!」 パワ・ムジューク 「あら、聞き分けのない子ね。 ・・・・・・でも、心配いらないわ。」 パワ・ムジューク 「やってしまいなさい。」 レイ・アリアポー 「何をッ!?」 パワ・ムジューク 「あら、都市にもギルドにも未練がないのなら、 何を困ることがあるの? 冒険者がひとり死んだくらい。」 レイ・アリアポー 「だ・・・・・・駄目だ、駄目だ・・・・・・! Nikuqは・・・・・・」 パワ・ムジューク 「その程度よ、レイ・アリアポー。 あなたは牙も、狩人たる誇りもなくした。 余計な情を持つ者を、アタシの団には入れられない。 死にかけの獣を狩る趣味はないわ。 見逃してあげるから、さっさと行きなさい。 アタシ達は、そろそろ根城を移動する。 火傷したくなければ、手を出さないことね。」 レイ・アリアポー 「・・・・・・Nikuq。 さすらい人の冒険者は、何を信じて戦っている? なんで、アンタは強いんだ? 何がアンタをそうさせている? アンタは、その目で何を見ている? 教えてくれ・・・・・・アンタの弓で。 アタシはあんたの強さの理由を見つけてみせる。 これが最後のチャンスだ。 アンタと戦って、答えを見つけられなかったら、 ・・・・・・その時は、弓を捨てる。 準備ができたら、バノック練兵所に来てくれ。」 バノック練兵所でレイと話す レイ・アリアポー 「Nikuq、 準備はいいか?」 (いいえ) レイ・アリアポー 「アンタの準備ができたら、いつでも声をかけてくれ。」 (はい) レイ・アリアポー 「アンタの強さの意味、教えてくれ。 手加減はなしだ!」 レイ・アリアポーを倒せ! 水月のレイ・アリアポー 「アンタの強さの理由、見せてくれ! 来いっ、ハンティング・ファルコン! やるな・・・・・・でも、アタシだって! くっ・・・・・・アタシとアンタ、何が違う? そうか、アンタの目は・・・・・・!」 レイ・アリアポー 「はは・・・・・・負けるわけだ。 アンタは、アタシが教えた以上のことを知ってる。 シルヴェルから教わったこと、冒険で学んだこと。 ・・・・・・わかったよ。 アタシは見てなかったんだな。 学ぶべきことが、たくさんあることを。 自分の・・・・・・故郷の弓術が正しいと盲信して、 こんなにいい仲間がいて、教えてくれる、 支えてくれることも。 ずーっと故郷のことに囚われて塞ぎこんでた。 「見る」ことが大事な弓術士として恥ずかしいよ。 ありがとう、Nikuq。 アタシの居場所は、アンタやルシアヌ、それと、 あの気に食わないフォレスターのいる弓術士ギルドだ。 さあ、ギルドへ戻ろう!」 弓術士ギルドのルシアヌに報告 ルシアヌ 「お帰りなさい、Nikuq。 詳しくは聞かないわ。 レイの目を見れば、わかるもの。 彼女の答えを見つける手伝いをしてくれて、ありがとう。 何かを懸命に見つめるがゆえに、 ほかのことを疎かにしてしまうこともある。 それは、戦いにおいても、そうでなくても同じよ。 あなたの弓と目は、必ず仲間を支えるでしょう。 視野を広く持つことを忘れずに、これからも 鍛錬に励んでちょうだい。」
https://w.atwiki.jp/bkneko/pages/400.html
キャラクター一覧|ALLキャラ進化表|デバフもち|クリティカルもち|小判&ドロップもち|キャラダメージ表 + ガチャキャラ一覧 ガチャ(レア)【体当たり(キャラ)|弓(キャラ)|魔法(キャラ)|ため(キャラ)|サポート(キャラ)】 ガチャ(激レア)【体当たり(キャラ)|弓(キャラ)|魔法(キャラ)|ため(キャラ)|サポート(キャラ)】 ガチャ(超激レア)【体当たり(キャラ)|弓(キャラ)|魔法(キャラ)|ため(キャラ)|サポート(キャラ)】 ※限界突破のステータスは上限解放が記載されていないものは未解放状態での値です ※限界突破のステータスは推測値ですので+-10ぐらい前後する場合があるかもしれません。(参考までに 箱の中のエルピス ガチャで出現するキャラ。 箱の中のエルピス 絶望の中のエルピス 闇の絶望の中のエルピス キャラ名 タイプ 属性 レアリティ レベル 体力 攻撃・魔力 CP 闇の絶望の中のエルピス 体当たり 闇 レア 30 1505 575 110 マジックスキル ファーストリキャスト50%短縮必要CP-10闇属性攻撃5%増加 説明 量産に優れた体当たりタイプのキャラクター。 狭くて暗い箱の中は、ネコにとってはとても落ち着く空間である。 また箱の中にはネコのほかに、希望も絶望も入っている。 どっぷり箱の中で生活をしていたら絶望と化した箱に半分食べられたネコ。 箱の中身はネコと絶望だけになってしまったが希望は捨てたくない。 絶望に加え闇の力を手に入れた箱にそろそろ食べられそうな猫。 大昔前に一度開けられた箱の中からすでに希望は取り出されていることを教えてくれる人はいなかった。 備考
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/9748.html
SAO/SE23-19 カード名:木漏れ日の中 シノン カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:1000 ソウル:1 特徴:《アバター》?・《武器》? 【永】 相手のターン中、他のあなたの前列の中央の枠のキャラに、パワーを+1000。 【起】 集中 [①] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。あなたは自分の山札を見て《アバター》?か《ネット》?のキャラをX枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。あなたは自分の手札をX枚選び、控え室に置く。Xはそれらのカードのクライマックスの枚数に等しい。 ……私も レアリティ:R 14/10/30 今日のカード
https://w.atwiki.jp/tbtwiki/pages/128.html
腸の中丸見え君は、紙幣の表面の49%にウンコを塗りたくる機械に内蔵されている便質判定センサーの精度が悪いことが問題になったため、その精度向上を目的に開発中の新型便質判定センサーである。ウンコタンクに格納されているTBTの下腹部に超高出力のX線を照射することでTBTの腸内状態を把握し、一定以上の硬さの無いウンコを検出した場合に生産ラインから除外する等、生産効率の大幅な向上が期待されている。
https://w.atwiki.jp/okazaky/pages/8.html
プリウス中古販売 プリウスの中古をもっているんですが もう売っぱらおうと思っています。 いちいち、修理代かかりすぎですよ、プリウス。 こんなの全然エコじゃないです。 少なくとも、エコノミーではない。 エコロジカルなのかな。 作っている過程でかなり、有害ゴミをだしているらしく。 廃棄するときも大変らしい。 なんだか、原発みたいだな。 よく知らないというのはよくないですね。 やっぱり勉強しないと。
https://w.atwiki.jp/mboxlist/pages/379.html
【登録タグ あ 星河ティア 曲】 嵐の中で輝いて http //www.nicovideo.jp/watch/sm43592048 歌手名:米倉千尋 番組名:機動戦士ガンダム 第08MS小隊
https://w.atwiki.jp/hakarowa4/pages/136.html
ある日、森の中 ◆Sick/MS5Jw 「いや、だから服をね……」 「何故ですか。今はそれより情報交換を優先すべきだと考えますが」 あらぬ方向に視線を泳がせる金髪の少年、春原陽平の言葉を、下着姿の少女が言下に切り捨てる。 少女の目は冷静を通り越して、どこか冷ややかなものを湛えているように見えた。 常識を説いたつもりが、どうしてだか責められているような気になって、春原は慌てて言い募る。 「こんなの、誰かに見られたら誤解されるだろっ」 「誤解とは何でしょう。あなたがわたしに銃を突きつけて脱衣を強制したことですか」 「それ完全な濡れ衣ですからねえっ!」 「ならばその先まで要求しますか。鬼畜ですね」 「するかよっ!」 噛み合わない会話に苛立ちを覚えた春原が拳銃をポケットにねじ込み、代わりに少女のセーラー服を拾い上げる。 「とにかく早く着ろよ! 僕の経験上、こういうときは必ずひどい誤解を受けることに……」 言いかけた、そのときだった。 「あ、あ、あなた……! 何してるの……!」 「え……?」 ぽかんとした顔で振り向いた春原の目に映ったのは、一人の女だった。 長い髪をリボンで束ねた、白いジャケット姿。 見る者に活動的な印象を与えるその女は茂みの向こうに立って、驚愕と困惑とを混合したような顔で 春原と少女を交互に見やっている。 「あ、あの、これは……」 「……」 下着姿の少女。その制服を手にして少女に迫ろうとしていた春原。 視線が往復するたび、女の顔から困惑が消えていく。 代わりに浮き上がってきたのは、明確な怒り。 女が、懐に手を差し入れる。 「その、僕の話も……」 嫌な予感に春原が力なく弁明を重ねようとするが、それよりも早く。 「……動かないで!」 誤解という言葉が服を着て、拳銃を抜き放っていた。 「やっぱりこうなるんですねえっ!」 「その子から離れなさい! 今すぐ!」 木漏れ日にもなお薄暗い森の空気が、どろりと重い。 女の声の、肌を刺すように張り詰めた雰囲気と、自らの方を向いて微かに震える銃口の威圧感が、 この状況が仲間内で行われる漫才のように冗談で終わるものではないと、春原に教えていた。 「服を放して! 手を上げて、一歩づつ下がりなさい!」 「な、なあ……」 「早く!」 女の目に、一切の妥協の余地はなかった。 じっとりと嫌な汗を滲ませたまま固まった指を無理矢理に開いて、春原が制服を捨てる。 そのまま両手を上げると、引き攣った表情のまま一歩を下がった。 二歩目を下がると、視界の端に半裸の少女が映る。 「そ、そうだ、おまえ……!」 誤解だと言ってくれ。あの女は本気だ。このままじゃ殺されちまう! 声に出せないまま、横目で必死に訴えかける春原の願いが通じたか。 少女が、微かに頷いた。 そうだ、そうだと必死に顎の先だけで頷きを返す春原の眼前で、少女が口を開く。 鼓動を抑えるように、すう、と大きく息を吸い込んで。 「―――助けて!」 と。 そう叫んだ少女の言葉の意味を、春原は一瞬、理解できなかった。 ようやく自体を認識したときには、すべてが遅かった。 「助けて! 助けて!」 「はぁ!? ちょ、おまえ、何を……」 「この……!」 叫びながら胸を隠し、肌を隠してしゃがみ込んだ少女に駆け寄ろうとした春原が、 怒りに満ちた女の声にぎくりと足を止める。 首から上だけをそちらに向ければ、女の表情は、いまや義憤の一色に染まっていた。 ぎり、と歯を噛み締めた女が、指に力を入れるのが見えた。 見えた瞬間、春原の靴の数センチ脇に、土埃が舞い上がった。 破裂するような音は、後から聞こえてきたように思えた。 限界だった。 「ひっ、う……、う、うわああああああ!!」 「ま……待ちなさい!」 踵を返して走り出した春原を、女の声が追う。 銃弾は、追ってこなかった。 口から漏れるものが悲鳴だか涎だかもわからないまま、春原は走っていた。 「……! ……! …………!」 暗い森の、湿った落ち葉や張り出した木の根や滑りやすい泥に何度も転んで、 手や足や顔に幾つもの擦り傷を作りながら、それでも足を止めずに、無我夢中で走る。 振り返ることは、できなかった。 振り返ってしまえば、ずっと追いかけてきた何かが背中に張り付いていて、にやにや笑いながら 黒光りする銃口を無理矢理に口にねじ込んでくるような気が、していた。 「……っ、……っ!」 走って、走って、何度目かに転倒した先で堅い木の根に思いきり腕をぶつけて、 痛みに立ち上がることもできず、ようやく止まった。 「くそっ……、くそっ……!」 泥の上でごろごろとのたうち回って、じんじんと痛む腕を抱えながら、春原が吐き捨てるように呟く。 痛む腕の先の指がひどく痺れていてうまく動かない。 骨にヒビが入っているか、悪ければ折れているかもしれなかった。 痛みと悔しさに涙が滲んでくる。 拭おうとして、かぎ裂きになった制服の袖と擦り傷だらけの手が見えて、春原は固く目を閉じる。 悪い夢だと思いたかった。 目を開けば寮のベッドの上だと信じたかった。 こんな殺し合いに巻き込まれたことも、最初に会ったのがいきなり服を脱ぐような女だったことも、 一方的な誤解で撃たれそうになったことも、全部が何かの間違いで、目を開けば、そこは、 暗い森の、泥の上だった。 「僕が……っ」 口を開けば、荒い息と共に、絶望が漏れた。 「僕が、何したってのさ……!」 「生きていただけよ」 返ってくるはずのない、応えがあった。 「―――え?」 目を向ければ、そこには黒。 黒の一色が、その手に銀色を閃かせた、それが春原陽平の最期に見た光景だった。 ◆◆◆ そこには黒が立っている。 闇を纏ったような少女だった。 薄日も届かぬ森の中、濃紺の制服は黒に等しい。 暗灰色のスカートと黒のストッキング。 ぼう、と胸元で炎のように浮かぶリボンの真紅をかき消すような長い黒髪は、 湿った大気を吸い込んだようにじっとりと重い。 何より最も深い黒を湛えていたのは、その瞳である。 夜の滲むような少女の瞳が、黒とは光を囚えて逃さぬ色だと如実に示していた。 「そう、あなたは生きていただけ。自分に、忠実に」 少女が、眼下の骸を見下ろして静かに口を開く。 喉に鎌を突き立てられ、ぱっくりと断面を覗かせた気管から時折ぽこりと血の泡が上り弾ける骸は、 泥に塗れて薄汚い。 ところどころが破れた制服のポケットからは銃の台尻が見えている。 力をもって女を意のままにしようとした、それは唾棄すべき醜悪の、末路だった。 「……こんなモノが、いるから」 こんなモノがいるから、世界は汚れていく。 こんなモノがいるから、綺麗だったものは穢れていく。 こんなモノがいるから、美しかった何もかもが、手垢に塗れて黒ずんで、その価値を無くしていく。 「息をすれば肺が汚れ、道を歩けば足が穢れ」 誰も彼もが醜くて、たまらない。 息を止めても笑い声は肌から滲みる。 歩みを止めれば奇異の視線が骨身を穿つ。 「だから、だから私は……!」 そうして醜い世界に染め上げられて、誰の腐臭より、彼の死臭よりも穢らわしい臭いを放つのは、 少女自身に、他ならない。 胎内から湧き上がる衝動が叫び声に変わる前に、少女の革靴が眼下の骸を蹴っていた。 ぐしゅりと濡れた音がして、ごとりと重い音がして、潰れた肉の間から拳銃が落ちていた。 血溜まりからそれを拾い上げ、ぽたぽたと粘ついた汁の垂れ落ちるのも構わずに、 少女が引き金を引く。 乾いた音が湿った空気を震わせて、骸がひとつ、ぱくりと爆ぜた。 「……」 爆ぜて散った人の残滓が、少女を汚す。 長い髪から肉の欠片がぼとりと落ちて、ぼんやりそれを見下ろせば、頬に飛んだ返り血が、 涙のようにたらりと垂れた。 冷たく粘るその返り血を指で拭って、拭った指をじっと見る。 暗く湿った森の中、白い指にこびりついた血に真紅の鮮烈はない。 それは、ただ黒く、泥のように、煤のように、肌の白を蝕んでいた。 「―――」 その黒を、そっと口に含む。 舌先の苦味が、一瞬の間を置いて鉄の臭いに変わる。 口腔から鼻腔。気道から肺へ。異臭は肺で血に溶けて、全身へと拡散していく。 青空を冒す黒煙のように毛細血管を染め上げた黒が、静脈を通って心臓へと到達する。 とくりと鳴った心臓が、どろりと粘る血を呑んで、別のものに変じていく。 黒く変じた心臓の、どろりどろりと流す血が、罪過を誘い導くように。 「透子」 穢れの中に身を浸す、心地良い妄想に耽りながら、少女がその名を呼ぶ。 栗原透子。 弱いもの。哀れなもの。愚かなもの。 怯えるもの。逃げ惑うもの。 ただ涙に暮れるもの。 けがれないもの。けがれるもの。 護られるべきもの。 そうでなければ、ならないもの。 「……透子……」 その名を呼ぶときの恍惚を、少女は舌の上で転がしている。 その声に含まれる嘲弄を、少女の指は弄んでいる。 その声に満ちる愛情と軽侮と愉悦を、少女はその身で撫で摩る。 母性に抱かれ、庇護を孕み支配を産んで、少女は独り佇んでいる。 榊しのぶという、それが少女であった。 ◆◆◆ 「……大丈夫? 痛いところはない?」 「はい、ありがとうございます高瀬さん」 「瑞希でいいよ、遊佐ちゃん」 元通りに制服を着込んだ少女、遊佐が小さく頭を下げるのを見て、白いジャケット姿の女、高瀬瑞希は ようやく心配気な顔を崩し、小さく息をついた。 「それにしてもあいつ……絶対、許せない! 逃がしちゃったけど、今度見つけたら……」 「いえ、わたしならまだ何もされていませんでしたから……瑞希、さんのおかげです」 「ううん、あたしがもっと早く来てたら怖い思いさせずに済んだんだし……」 「それに……もう、遭いたく、ありません……」 「あ……」 俯きながら零した遊佐の言葉に、瑞希が表情を変える。 「そっか……そうだよね、無神経なこと言って、ごめん……」 「いえ……」 身体の中から涌き出す怖気を抑えるように、遊佐は自らの肩を抱いている。 痛ましげに視線を逸らした瑞希は、 「―――あれよりは、扱いやすそうですね」 だから遊佐の漏らした小さな呟きを、聞き逃していた。 「……え、なに? 今、何か言った?」 「何でもありません」 顔を上げた遊佐の表情は、ぎこちなく怯えた様子で、それでも無理に笑ってみせようとしている、 どこから見ても、襲われた恐怖を克服しようとする可憐で気丈な少女、そのものだった。 「……もう、大丈夫だからね」 「あ……」 たまらず少女を抱きしめた、瑞希の胸の中。 遊佐の瞳は、しかし温度を下げていく。 (まずは、ゆりっぺさんと合流すること。何もかもそれからの話ですね) 誰の目にもとまらぬその小さな闇の中で、少女の偽装が解けていた。 つい一瞬前までうっすらと涙すら浮かべていたその瞳は、冷徹とすら呼べる色で虚空を見つめている。 (私の仕事は観測、分析、報告―――そのための手駒は、少しでも有用な方がありがたい) 少女の名は遊佐。 『死んだ世界戦線』の専任オペレーター。 下の名前は、誰も知らない。 (『次』が見つかるまで、役に立ってくださいね―――瑞希さん) 【時間:1日目午後1時ごろ】 【場所:D-3】 遊佐 【持ち物:不明支給品、水・食料一日分】 【状況:健康】 高瀬瑞希 【持ち物:SIG SAUER P220(残弾14/15)、水・食料一日分】 【状況:健康】 【時間:1日目午後2時ごろ】 【場所:D-4】 榊しのぶ 【持ち物:草刈鎌、ベレッタM92(残弾15/16)、水・食料一日分】 【状況:健康】 春原陽平 【状況:死亡】 044 Noisy Girl/Machine Maiden 時系列順 047 Come with Me!! 045 ボケまくりの完全無敵少女 投下順 047 Come with Me!! 001 ヘタレ少年とクール少女の生死を越えた出会い 春原陽平 死亡 001 ヘタレ少年とクール少女の生死を越えた出会い 遊佐 114 例え、届かなくても GAME START 高瀬瑞希 榊しのぶ 109 Monochrome-モノクローム-
https://w.atwiki.jp/hachimanjinja/pages/2000.html
しまった、入り口が崩れてしまった。 もう後戻りできない・・・ と、屋根が崩れてきた! 逃げられない! 貴方は屋根に潰されてしまった。
https://w.atwiki.jp/kisohige/pages/24.html
2010年9月から。感想や、なにやらを書きなぐって行きたいと思います。果たしてつづくかな? 読んだ本とかいろいろ(2010年9月以降) 坂の上の雲 日本神話 北欧神話 ギリシア神話 クトゥルフ神話 TRPG アリアンロッド コンピュータゲーム ファイアーエムブレム新・紋章の謎
https://w.atwiki.jp/lupinduke/pages/166.html