約 12,468 件
https://w.atwiki.jp/zengwar/pages/68.html
補給物資について 通常の航海時には物資の欄にある「水、食料、資材、弾薬」を積み込む方が多いと思います。 しかし参戦者は補給回数を減らしてより長い時間を戦えるよう、転用することによってそういった物資に変えられる交易品を利用することが多いです。(そういった交易品を通称「補給物資」と呼びます。)会戦時間が経つにつれて不足した分はバザーで購入することが多いため、大海戦時には彼らが物資の補給を出来るよう、洋上、または陸上で転用可能な交易品のバザーを行います。 ここではそういった交易品の種類や販売港についてご説明します。 転用量についてですが、補給スキルがある場合転用量は大きくなりますがあまり一般的ではないため、スキルがない場合での数字を記載します。 水 船員が飲むだけでなく、外科スキルを1度使うたびに1減ります。 (水がないと外科スキルは使えません) 酒類を転用すると水に変わります。 転用量が1の(水を積み込むのと同じ)酒類は省略しました。 交易品 転用量 販売港 ビール 3 ロンドン、ハンブルグ、ブレーメン ワイン 2 ボルドー、アゾレス、オポルト、セビリア、マルセイユ、アンコナ、トリエステ、ファマガスタ ヤシ酒 2 アルギン、サントメ、ザンジバル ラム酒 2 サンフアン、サントドミンゴ、ジャマイカ、ハバナ、ナッソー、カイエンヌ 資材 修理1回につき1消費します。 交易品 転用量 販売港 木材 4 ヴィスビー、ダンツィヒ、オスロ、ベルゲン、カッファ、トレビゾント、アビジャン、サンジョルジュ、ルアンダ、ベニン、ルアンダ、ソファラ、マリンディ、ペグー、ジャンビ、ブルネイ、ダバオ、クガリ、ホバート、ワンガヌイ 丸太 2 アゾレス、ラスパルマス、ウィレムスタッド、ホロ 弾薬 大砲を撃つ他、機雷を撒くと消費します。 特に機雷は1ヵ所につき通常1個、強化機雷は2個消費するため、参戦者のプレイスタイルによっては消費が激しいです。 交易品 転用量 販売港 砲弾 4 リスボン、バルセロナ 弾丸 3 セビリア 火薬 2 バルセロナ、アレクサンドリア 食料 精鋭艦隊の多くは食料は積まず、そのスペースを水や資材に回しています。 食料がないことで忠誠度が落ちていきますが、それは盟約の美酒で補っています。 しかしそれ以外の参戦者は食料を積む人も多いため需要があります。 転用量2の交易品は多数ありますのでここでは割愛します。 交易品 転用量 販売港 牛肉 4 コペンハーゲン、エディンバラ、ナント、ボルドー、ピサ、ナポリ、セヴァストポリ、モガディシオ、バイーア、ブエノスアイレス、サンアントニオ 豚肉 3 アントワープ、ダブリン、オポルト、カンディア、ファマガスタ 羊肉 3 ボルドー、ベイルート、ヤッファ、イスタンブール、アルギン、カリビブ、モガディシオ、ジェッダ アヒル肉 3 リガ、ベルゲン、ボルドー、バレンシア、マルセイユ、ラグーザ ソーセージ 3 コペンハーゲン、アントワープ、カレー、ダブリン、ナント、オポルト、ファマガスタ チーズ 3 コペンハーゲン、ベルゲン、アントワープ、プリマス、オポルト、マラガ、カルヴィ、ラグーザ、カッファ、バスラ ハム 3 アムステルダム、リスボン ベーコン 3 ダブリン、ボルドー
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6930.html
100: ひゅうが :2021/02/22(月) 04 14 29 HOST p185191-ipngn200303kouchi.kochi.ocn.ne.jp 海神の雷世界 ネタSS――――「第1次ニューファンドランド沖海戦(栄光)」 ――「本日、天気晴朗なれども波高し」 大英帝国グランドフリート司令長官ブルース・フレイザー ――「合衆国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」 合衆国艦隊司令長官アーネスト・キング ――西暦1942年12月1日、中部大西洋において合流した大英帝国陸海空軍は「ホワイトナイト」作戦を発動 カナダ救援に向けて一路、西へと向かった 陸上部隊10万名(4個師団)は英国海外遠征軍(BEF ドイツ・キール橋頭保駐留)から書類上は、実際は英本土各地から極秘裏に抽出されていた 当時最新の高速客船20隻に分乗したことで、平均艦隊速力を強引に25ノット近くに押し上げた艦隊をもって、米軍側の対処能力を超えるスピードでいまだ米軍に占領されていないカナダのニューファンドランド島へ橋頭保を作る これにより目と鼻の先にあるケベックへと海上機動する それこそが彼らの作戦の主眼であった それを読み切られているとはこの時点で英軍は考えていなかった だが、米軍はそれを読み切っていた この日のために10年以上も検討が重ねられ続けた対英作戦計画「レインボー1号」 またの名を漸減邀撃作戦 彼らはその原案からすれば20年以上かけて軍備を整え続けていたのである ゆえに――先手を許す 1942年12月7日、英国第2海外遠征軍と名を変えた上陸部隊はカナダ・ニューファンドランド島へ上陸を開始 しかしそこに米海軍の姿はなかった おっとり刀で駆け付ける、英艦隊は自らの作戦成功に自信を持った 事前情報によれば大西洋艦隊配備の戦艦の数は8 太平洋上で大演習を敢行中の日本海軍連合艦隊への対抗上、ハワイへの前進配備が実施されるとの情報にほぼ間違いはない となれば、戦艦15を集中させた英グランドフリートは数的に圧倒的優勢 さらには橋頭保上からの弾着観測に加えて航空部隊の展開によって制空権の確保もできることだろう 「勝ったな」 とグランドフリート指揮官 フレイザー元帥はそうつぶやいたという だが、12月8日、ニューファンドランド島橋頭保はのべ1000機に達する米陸軍機による猛攻にさらされる。 続いて響くのは、敵艦隊発見の報告。 その数、実に戦艦14 空母3 米艦隊はこのタイミングを読み切り、西海岸サンディエゴ駐留の太平洋艦隊から主力戦艦6隻を抽出 11月中に秘密裡に拡大パナマ運河を通航させて現在地に向かわせていたのである それは、英艦隊が米艦隊の哨戒網に最初からひっかかっており、さらには情報部もまた偽電を発信し続ける太平洋艦隊に騙されていたことを意味していた さらには、陸上戦闘機部隊の支援を受けたB-17爆撃機から大量に投下されたもの、それは連繋機雷 数個の機雷を100メートル近いケーブルで結ぶことで、その範囲を通った軍艦の艦首に引っかかり必ず爆発するという古典的な浮遊機雷であった 英艦隊も直掩機を上げてはいたのだが、彼らの空母が有する航空機は(装甲空母の性質上)のべ300機にも満たない さらには橋頭保構築から時間が浅いことから満載されていた英空軍戦闘機部隊は現地に展開できていなかった すべてが最悪のタイミングであった これにより、針路を妨害された英艦隊は、こともあろうにT字を描く米艦隊に向かって突っ込む態勢になる 101: ひゅうが :2021/02/22(月) 04 15 13 HOST p185191-ipngn200303kouchi.kochi.ocn.ne.jp フレイザー提督はなんとかして同航戦に持ち込もうと艦隊を一斉回頭させた それこそが最大の罠であった 距離5万メートルから米艦隊は砲撃を開始。 砲弾を大型化し、砲弾直後に「第2装薬」を設置することで砲身の内部でまるで多薬室砲(ポンプ砲)のように2次加速を行い射程距離を大幅に延伸させた通称「ノーフォーク矢型弾」(実際は回転を前提としてスクリュー状に羽根が設けられていた)の連続斉射であった そして、艦隊針路の一斉回頭を行うということは、それが完了するまでの5分から10分間は距離がまったく変わらず、敵側からみれば極端にいえば静止目標を撃つほどにたやすいのである さらに米艦隊には切り札があった 海軍所属の大型飛行船「アクロン」「メイコン」「シェナンドー」 この3隻の大型飛行船はこの日、高度1万メートルに陣取り、高度3000メートルから1000メートルおきに展開するB-17改造の気象観測機とともに極めて正確な気象データを送っていた さらには、3角測定によって英艦隊旗艦の正確な位置までも把握しつくしていたのである これに加えて米艦隊は禁じ手を使っていた 東京海軍軍縮条約には、「既存主力艦の主砲換装による口径増大はこれを厳に禁じる」という条項が存在していた だが、ノーフォーク矢型弾の特性上、発射される弾体は従来よりひとまわり小さくなってしまう (形状からしてのちの装弾筒安定翼付き徹甲弾ことAPFSDSによく似ているため) であるならば、主砲の方を巨大化させてしまえば、射程距離も伸び、一石二鳥である この論理から米海軍は軍縮条約を無視し、サウスダコタ級以降の戦艦の主砲口径を18インチ級や20インチ級に拡大させていたのである このことから、落下してくるノーフォーク矢型弾の重量は16インチ、いや17インチ砲級に大きく、さらには奇襲兵器であることや命中率があまり期待できないと判断されたことから大量の焼夷弾子を搭載した、いわば榴散弾であった 12月8日午前11時15分 英グランドフリート旗艦「セント・デイヴィッド」(セント・ジョージ級戦艦)はその身に12発ものノーフォーク矢型弾を受け、艦橋構造物をしたたかに炎上させられた うち1発は、18インチ砲艦のわりには薄い艦橋防御を貫いて炸裂 一瞬のうちにフレイザー提督以下、グランドフリート首脳陣を全員戦死に追い込んでいた さらに悪いことには、同様の悲劇が巡洋戦艦部隊旗艦であった巡洋戦艦「インコンパラブル」にも発生 こちらは基本設計がWW1の最中であったことからいまだ薄い水平防御を貫かれて一撃で轟沈してしまったのであった 英グランドフリートは、この一撃で頭脳を失ってしまったのである 三次席指揮官であったトーマス・フィリップス大将が事態を掌握するにはさらに15分を要した その間に、接近してきた米艦隊は通常砲撃に切り替える 18インチ砲が次々に唸り、さらに制空権を確保したことによる航空機からの諸元情報はグランドフリートを次々に血祭りに上げつつあった 「卑怯者のヤンキーが!奴ら主砲を換装していやがるぞ!!」 普段の穏やかさをかなぐり捨てた「親指トム」が絶叫する このときまでに3隻のグランドフリート所属戦艦が海底に送り込まれていた 当然、その中には総旗艦「セント・デイヴィッド」も含まれていた この時点で炎上していた「インヴィンシブル」(インヴィンシブル級巡洋戦艦)および「インドミタブル」(同上)および「セント・ジョージ」(セント・ジョージ級戦艦)もまた同様の結末をたどりそうであった 102: ひゅうが :2021/02/22(月) 04 15 49 HOST p185191-ipngn200303kouchi.kochi.ocn.ne.jp 戦闘可能な戦艦の数はこの時点で英艦隊9 米艦隊は14隻全隻が健在 しかも、浮足立った英グランドフリートの水雷戦隊は、数的に劣勢のはずの米艦隊の突破を許しつつあった このままでは、漸減邀撃の名のもとに英艦隊は包囲殲滅を許してしまっただろう だが、そうはならなかった 「命捨てがまるは今ぞ!全艦突撃!!」 突如、ジョージ・スコット代将率いる2個駆逐隊が米艦隊に対して突撃を開始 後世、「ランス・チャージ」と称えられるこの突撃に参加したのは、日本から貸与されていた同国製の特型駆逐艦群であった 彼女たちが装備していたのは、日本海軍が気前よく供与した酸素魚雷ならびに、秘密兵器の「97式噴進魚雷」であった 前者は、魚雷の動力に酸素を用いて従来の圧縮空気で燃料を燃やすものより射程を大幅に伸ばすというもの。 米海軍が秘密兵器としていたそれを10年以上も早く日本海軍は実用化していたのである 彼らはもはや旧式化したそれを射程距離を大幅に削るかわりに雷速44ノットで1万メートル、弾頭に魚雷最適化炸薬TOPEX800キログラム採用という常軌を逸した魚雷に仕立て上げていたのである さらに、これに続く「97式噴進魚雷」はこの酸素魚雷に続く距離5000メートル以下での近接格闘戦を前提とした「絶対にあたる魚雷」であった 水中にマイクロバブルといわれる小さな泡を放ち、その中をロケット推進で突っ込むことであたかも水上を飛んでいるかのような状態を水中にて作り出す「スーパーキャビデーション現象」を発生させる これにより得られる雷速たるや、実に200ノット 30ノット程度で回頭したところで、避け切れずに命中するのである そして、日本製の特型駆逐艦群はこの両者を搭載していた 彼らが突撃した先、そこには米国水雷戦隊およびその護衛についていた戦艦「マサチューセッツ」「ヴァーモント」があった 「われ、血路を切り開かんとす。さらば」 「諸君。彼らこそが駆逐艦なのだ」 駆逐隊旗艦「サンダーチャイルド」(旧名吹雪)からの発光信号に、帽子を目深にかぶったフィリップス提督は幕僚たちにこう語ったという 結果、慌てた米艦隊が包囲網を形成する前に、グランドフリートは「尻尾を巻いて」(米機動部隊指揮官 ハルゼー中将の表現)逃げ出すことに成功した その意味は、計り知れないほど大きかった ここまでの罠を張ったにも関わらず、米海軍は英艦隊の完全殲滅に失敗したのである 英国には、何より欲していた本土防衛用の兵力が残されたのだ だがその代償はあまりに大きかった この時点で上陸していた兵力7万名は、降伏許可を得られたにも関わらず現地固守を決定 事実上、英本土の編成上から脱落する さらにはカナダ本土救援の手段も断たれてしまったのだから 最後に、のちに第1次ニューファンドランド沖海戦と称されるこの海戦における双方の被害を記して本稿をいったん閉じよう 【第1次ニューファンドランド沖海戦 両軍損害】 グランドフリート喪失艦 戦艦「セント・デイビッド」「セント・パトリック」「セント・ジョージ」 巡洋戦艦「インコンパラブル」「インヴィンシブル」「インドミタブル」 巡洋艦8 駆逐艦24 合衆国艦隊喪失艦 戦艦「マサチューセッツ」(大破後自沈) 巡洋艦10 駆逐艦12 ――だが、戦争はまだはじまったばかりであった 103: ひゅうが :2021/02/22(月) 04 18 57 HOST p185191-ipngn200303kouchi.kochi.ocn.ne.jp 【あとがき】――いやー難産でした。双方ともに新兵器を出しまくりです 空にはF4UコルセアとシーファイアにB-17が舞い、20インチや18インチ砲弾が飛び交う大海戦 双方の詳細な動きを書こうかとも思いましたが、こんな感じに簡略化させていただきました 途中、諦めかけてはいふり劇場版に逃避したことも付け加えておきます ご堪能いただければこれに勝る喜びはありません
https://w.atwiki.jp/sakusouzu2/pages/81.html
海戦フラッグPVP!!!エビチリVSわんこたん imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ebiwanko1.jpg) 【概要】 チームに分かれてPVPするよ! 青チーム・わんわんシップのフラッグを破壊すれば勝ち!!! 参加条件:生放送視聴必須このイベントは放送視聴を前提とされており、以下の点を守って下さい。1.生放送の視聴 (ルール変更・注意・警告もここで行われます)2.放送内でminecraftIDの公開3.放送内で184を外しコテハン付け コミュニティの参加もお願いします。 プラグイン:colormeの使い方以下のコマンド入力で、名前をチームカラーに変更して下さい。赤チームの場合:/color me red青チームの場合:/color me blue緑チームの場合:/color me green TABでも色の確認ができます。 プラグイン:ClassSignの使い方看板を左クリックするとクラス変更が出来ます。 ※1:表示がActiveでない場合は、右クリしてActiveにして下さい。※2:図では、Builderのでダイピと皮装備をしています。※3:クラスが複数あるPvPもあります。 【禁止行為】 放送を見ずに参加している 対戦MAP以外でのPVP チーム内でのPVP MOD等によるチート行為全般 連打ツール等、PVPに有利になるツールの使用 会場、スイッチ、看板の破壊 会場から脱走する行為 以上の行為は全て禁止です。 運営の指示に従わない方は、BAN・KICKやマイクラニコニコID、IPの公開などの対応をさせて頂きますので、気をつけて下さい。 【ゲームの流れ】 鯖へ入ったら、チーム分けが始まるまでしばらくお待ちください。 チーム分けが済んだら、自動的に控え室にテレポートされます。 装備を身に着けて下さい。 看板を左クリックすることで、装備が貰えます。 運営の合図で対戦MAPへ移動、PVPスタート!!! (MAP破壊はできません!) わんわんシップにある、黒曜石5個を全て破壊すれば赤チームの勝利です。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ebiwanko2.jpg) ゲーム終了後、運営の合図で全員初期リス付近に戻されます。 運営の指示があるまで待機して下さい。(PVP禁止!) 【IP】 sakusouzu2.ddo.jp
https://w.atwiki.jp/kyoyuhakoniwa/pages/385.html
第4.1回移籍 予定日 8/26 実施日 8/28完了 お知らせ 最近登録した方は全てCC海域になります。 開発期間について 現在、開発期間の島のみ予定のターンまで開発期間となります。 アイテムについて 同じアイテムを持つ島が1つの海域に複数出ることがあります。既に持っているアイテムを奪った場合、アイテムが1つに結合します 今回の移籍後、アイテムの自然発生を凍結します。 島に入れない場合 ブラウザのクッキーを削除してみてください 移籍まとめ 全海域の島を移籍ptという「島の強さ」を計る基準で並べ、上から50人をAA海域、残りをCC海域に移籍します。 細かい違いがあるかもしれませんが、多めに見てください。ターンが少し進んだ影響です。 再開は多少遅れる可能性があります。 BFは全海域リセットします。 重大なお知らせ 実施日は近日告知致します。 全てのプレイヤーは全ての隊を自島に帰還してください 上記を確実にしていない島は艦隊が消えることがあります。その場合補償はしません。 各海域の振り分け AA海域 CC海域 移籍ptについて 島の実力を移籍ptという基準で並べました。 移籍ptの計算方法は非公開です。
https://w.atwiki.jp/z_venezia/pages/86.html
#blognavi ★17日・ヴェネツィア ■フランス私掠艦隊とポルトガルの投資家が起こしたマリンディの騒動から1ヶ月、両国の関係は急速に悪化しつつあったが、そこへイスパニアが近づくのは必然であったのか。14日から15日にかけ、イスパニアをはじめとして、イングランド、フランス、ヴェネツィアの4カ国が、世界各地のポルトガルの同盟港への投資攻勢を行った。 イスパニアはモロッコ西岸のカサブランカ、西アフリカのカーボヴェルデ、シエラレオネ、アビジャン、サンジョルジュ、イングランドは東アフリカのキルワ、インド西岸のディヴ、フランスは西アフリカのベニン、東アフリカのマリンディと、攻撃は広範囲へ渡った。ヴェネツィアも参加はしたものの、国を挙げた参加ではなく、ごく一部の投資家が東地中海シリア地方のヤッファの再奪取を試みるに留まった。勿論ポルトガルも黙ってはおらず、奪還投資を開始、サンジョルジュ、マリンディ、ヤッファなど、各地を奪還に回っているようである。 この攻勢でポルトガルの同盟港は一時8港まで減り、逆にイスパニアの同盟港は28港まで増えた。勿論これらの投資戦は各国一般航海者の総意ではなかろうし、資金の力が正義となっている時世、結果的にパワーバランスが大きく一強に片寄った状況になってしまったとしても、それは現実として受け止めるしかない。 しかし、そんな中でも、国同士の関係においては、ここまではよい、これ以上は駄目だという線引きの感覚差はあれ、正々堂々な紳士たる行動と態度が求められるのは、人々の感覚として間違ってはいないだろう。 ■イスパニアは17日午前、西アフリカのドゥアラをイスパニア同盟に変える。この知らせに、ロンドンとヴェネツィアでは大混乱が生じた。 ドゥアラはイングランドがポルトガルから軍事奪取を目指していた場所であり、既に西アフリカへ向け艦隊を進発させた後だったからである。ヴェネツィアも今回はイングランドに協力する条約を結び、既に外洋艦隊を進発させた後である。大西洋に出てしまった艦隊に中止の命令を出す術はない。 以前のジェノヴァ事件を批判していた国が、同じことを行い、かつ未遂ではなく成功してしまった-これでは、関係する各国へどういった説明をするのであろうか。ドゥアラの同盟奪取の陰には、海戦に一枚噛みたいフランスの私掠海賊の工作であるとか、様々な説が飛び交っているが、仮に旗を儀装したスパイだったとしても、今そこにあるのはイスパニア同盟になったドゥアラの街であり、イスパニアに責任などないと言い張ったところで、批判は避けられない筈だ。 進発した艦隊はそれぞれドゥアラを攻撃する旨を記した、女王と元首の勅命文書を携えている。一度振り上げた拳を下げるわけにもいかず、恐らく19日頃にはそのままそのままドゥアラを攻撃することになるだろう。が、ドゥアラで待ち構えているのはポルトガル・ネーデルランド海軍ではなく、イスパニアとフランスの海軍である。 カテゴリ [投資戦] - trackback() - 2006年05月18日 17 30 15 #blognavi
https://w.atwiki.jp/oriton/pages/60.html
名称 建造レベル 耐久力 破壊力((対空も含む)) 攻撃数 攻撃範囲 射程範囲 経験値 建造費 工期 弾の費用 維持費用 維持食糧 航続ターン((航空機のみ)) 軍港 1 10~20 - - - - 3 6000億 隣接する陸地の数により変化3~12ターン - 30億 3万t - カメレオン対獣艇 1 5~10 4 7 4(対地,対潜) 4 1 400億 - 100億 15億 1.5万t - スパイダー工作艇 1 5~10 1 7 1(対地) 1 3 2000億 - 200億 20億 1万t - シュミット戦闘機 1 1~2 2 1 0 5 3 800億 - 10億 40億 0.5万t 6ターン ホーク攻撃機 1 2~4 4 1 0 5 3 1200億 - 20億 60億 1万t 6ターン 投網漁船 2 5~10 4 1 1 3 3 1000億 - 100億 30億 3万t - 護国攻撃機 2 1~2 0(特攻) 0 0 0 1 1500億 - - 120億 0.5万t 3ターン メテオ潜航艇 3 5~10 0(特攻) 0 0 0 3 1000億 - - 10億 0.5万t - 霞級駆逐艦(対潜型) 3 15~30 3 1 0 4 6 8000億 16ターン 5億 30億 6万t - 霞級駆逐艦(水雷型) 3 15~30 3 1 0 3 6 8000億 16ターン 5億 30億 6万t - 霞級駆逐艦(防空型) 3 15~30 1 1 0 3 6 8000億 16ターン 5億 30億 6万t - 霞級駆逐艦(対地型) 3 15~30 2 1 0 3 6 8000億 16ターン 5億 30億 6万t - ひゅうが級護衛空母 4 15~30 0(発艦) 0 0 0 9 24000億 48ターン 5億 60億 12万t - 零式潜水艦 4 8~16 5 1 0 2 8 12000億 24ターン 5億 45億 9万t - 金剛級戦艦 5 30~60 4 7 0 4 15 24000億 48ターン 10億 120億 24万t - フォートレス爆撃機 5 2~4 1 7 0 5 4 2000億 - 40億 80億 1万t 12ターン 豪華客船タイタニック 6 5~10 - - - - 1 2000億 - - 30億 3万t - 大和級巨大戦艦 7 50~100 6 6 0 5 25 60000億 120ターン 20億 240億 48万t - フェニックス戦闘攻撃機 8 2~4 3,1(対艦,対空) 1 0 5 4 2000億 - 20億 100億 0.5万t 9ターン メデューサ電子戦機 9 1~2 2 1 0 5 4 2200億 - 20億 90億 0.5万t 9ターン ニミッツ級攻撃空母 9 15~30 0 0 0 0 18 48000億 96ターン 5億 120億 24万t 一式攻撃潜水艦 10 8~16 3 1 0 2 13 20000億円 40ターン 5億 50億 10万t 要塞軍港 11 10~20 6 7 1 5 15 36000億円 72ターン 10億 100億 17.5万t ミラー級イージス巡洋艦 11 18~36 1 1 1 6 13 40000億 80ターン 40億 100億 20万t 百式戦略潜水艦 12 8~16 4 1.4 4 7 13 36000億円 72ターン 400億 90億 18万t ヴァンパイアステルス攻撃機 13 2~4 2 1 0 3 5 3600億円 - 20億 140億 0.5万t 6ターン シャドーステルス戦闘機 13 1~2 1,2(対空,対地) 1 0 4 5 4800億円 - 10億 200億 0.5万t 6ターン 空中空母スフィルナ号 14 10~20 0 0 0 0 25 60000億円 120ターン 20億 720億 3.5万t 潜水空母ポセイドン号 14 10~20 0 0 0 0 25 60000億円 120ターン 5億 600億 20万t 海上採掘基地 ★ 10~20 0 0 0 0 0 3 12ターン - 30億 3万t 海上防衛施設 ★ 10~20 0 0 0 0 0 3 12ターン - 30億 3万t 定置網 ★ 10~20 0 0 0 0 0 3 12ターン - 30億 3万トン
https://w.atwiki.jp/jp-summons/pages/1362.html
この海域めっちゃ油浮いてそう - kani (2020-10-12 02 09 08) グ帝の技術サンプルを求めてサルベージ業に転職した - 名無しさん (2020-10-14 18 57 15) 冒険者ギルドがサルベージギルドになるんじゃねえか? - 名無しさん (2020-10-14 18 58 01) 引き上げた船の残骸で剣や鎧を作ったら下手な魔法強化品よりすごいとかありそうw - 名無しさん (2021-06-09 23 04 50) これほどの惨敗の後だから、カイザルの後任は駆逐艦に将旗を掲げる事になるのか・・・ - 名無しさん (2020-10-23 19 45 55) 最早グ帝は、笑えない状況になって来たって事だよなぁ - 名無しさん (2020-11-19 16 40 31) 一応、まだ戦艦自体はあると思うよ。対艦誘導弾2,3発で沈むようなスペックだろうけど。 - 名無しさん (2020-11-23 16 52 08) まだGAの姉妹艦が残ってる - 名無しさん (2021-02-21 19 26 08) メルトとダウン以外の中、小型艦艇の名前、全部天王星の衛星名だね。省いた二隻はメルトダウンからで………トーガーナのもとネタなんだろう - 名無しさん (2020-11-23 01 14 30) ベタだけど長門の逆さ読みかと - 名無しさん (2020-12-02 04 12 08) なぜグ帝の誰も感付かないのだろう。「ニホンが皇太子を返さなかったのは、我が軍をおびき出して殲滅するためだったのだ」と。 - 名無しさん (2020-11-23 10 47 35) 自衛隊側も完全に有利ってわけじゃないんだよな。割りとギリギリな戦だった。書籍ではどうなることやら。 - 名無しさん (2021-05-09 23 18 27) 最終的にグ帝は1000隻以上もの艦船を失ったけど、果たしてその全てが海の藻屑となったのだろうか?戦艦や空母といった大型艦艇は航行不能という形で何隻か残っていて、それを日本側が鹵獲している可能性もあるし。…そうなる前に自沈処分されてたら話は別だけど。 - 名無しさん (2021-05-10 11 31 36) WW2級装甲のグ艦を撃沈出来なかった反省から、対艦タンデム弾頭の完成を急ぐ必要があるのでは? - 大艦巨砲 (2021-05-19 10 27 58) 自衛隊側からしたらかなりギリギリの戦いしてて1歩間違えたらホントに基地が灰燼にされる可能性があったけど、グ帝側からしたら一切の損害なくしかも敵戦力の詳細すらわからずに自海軍の主力を完膚なきまでに一掃されてるんよな、、、。 - 名無しさん (2021-09-01 10 50 35) 地対艦誘導弾がなんちゃら山に配置されてたんだから砲艦戦はしなくてよかったんじゃね ゴトク平野みたいに有効射程まで進んでもらってりゃ無駄玉使わんでも・・・ね - 名無しさん (2022-08-17 04 33 02) 総員退艦!総員退艦! - オカノール (2021-10-06 12 26 13) 沈め 沈め 沈めー! - 名無しさん (2021-10-06 14 30 14)
https://w.atwiki.jp/jp-summons/pages/350.html
4400隻が8隻に滅多打ちにされて1400隻沈んだ、と言われて信じる人はいません。 -- 名無しさん (2017-12-21 00 14 55) 1400隻(ガレー船や朱印船位)だとして50から100人だとしても1万4000人位(もっとかも)死んでるのか -- AGM-88 (2017-12-21 00 18 55)1隻あたり50~100人が乗り組んでいて死亡率50%とすると、戦死者数は3万5千人~7万人ということになる。(残りが救助されたとすると捕虜も同数となるが、これはさすが多すぎるので、死亡率はもっと高かったのだろう) - 名無しさん 2018-03-15 10 08 51 乗組員の大部分は漕ぎ手になるわけだが、漕ぎ手が兵士でなく奴隷だった場合は、逃亡防止のため足枷や鎖などで船に縛り付けられているので、船が撃沈された際はほとんどが脱出できずに船と運命を共にしたことになり、死者は多数になる。 - 名無しさん 2018-03-15 10 14 45 中世レベルなのに、戦闘中に味方が3分の1やられたことが、すぐにわかるのかね? -- 名無しさん (2017-12-21 05 12 34)それがわかるのでシャークンは名将なのだよ。 - 名無しさん 2018-03-14 21 01 18 死者は一桁多いだろ。撃沈1隻について漂流生存者10人いたとしたら、1万人以上の捕虜を救助したことになるのだが、乗せて帰れたのかね? -- 名無しさん (2017-12-21 05 19 37) 「撃沈」という描写だけど、木造ガレー帆船なので、たとえ砲撃で引き裂かれても、沈没せずに残骸となって浮いているのでは? -- 名無しさん (2017-12-21 10 51 12) 原作でも「撃沈」だからしゃーない -- 名無しさん (2017-12-22 04 23 20) 木造船でも破片は浮くが本体は普通に沈む -- 名無しさん (2017-12-22 05 52 31) 木造船で構造弱すぎるので、対艦用の多目的弾は爆発前に船体を貫通してしまうのでは? -- 名無しさん (2017-12-23 07 38 22) 今の信管なら大丈夫でしょ、それにけ鉄とはいっても中から大型木造船よりぺらい小型船撃つのも想定してるんだから -- 名無しさん (2017-12-23 08 38 52) 最初に良く確認したくなる情報をまとめるのは良いけど、基本時系列に目に入ると良いからこの結果は最後に目に入った方が良いな -- 名無しさん (2017-12-30 18 05 59) 1400隻撃沈後に、みょうこうが機銃攻撃しているので、撃沈数はもう少し多いと思われる。 -- 名無しさん (2018-01-23 06 06 16)艦砲で1400隻沈めた後で、ヘリ5機がロケット弾と機銃で攻撃してさらに沈めている。ロウリア艦隊は全体の三分の一を失ったらしいので損害は約1500隻くらいだろうか。艦砲の発射数から1400という数字をブルーアイに伝えたためその数値が独り歩きしたのかもしれない。 - 名無しさん 2018-03-14 20 57 23 ヘリからの攻撃は船体の舵板のみを狙って戦闘不能にする目的だったので、小破中破しても沈没はしていないはず。 ヘリ5機が各1機あたりロケット弾152発搭載して一度補給しているので、最大約1500隻の船が戦闘不能になった可能性がある。 - 名無しさん 2018-03-15 10 29 46 今気付いたが護衛艦8隻だと弾数足りないな、元寇に例えられるから大半が上陸用船艇で牽引してた大型艦諸共に沈んだか漂流したのか? - 名無しさん 2018-03-15 12 41 32 ヘリの機銃とロケット弾で撃ってる - 名無しさん 2018-03-15 20 58 45 即応弾は少ないけど127mm砲は600発程度は砲弾を積んでるはず - 名無しさん 2018-03-16 01 19 06 予備弾使ってたとすると、結構長期戦だったのか。装填も数十分はかかるだろうから、描写されなかっただけで複数回に分けて攻撃したのかな。流石に艦内とは言え、敵前で再装填はやらないだろうし - 名無しさん 2018-03-16 09 52 14 いずもは艦砲を搭載していないので護衛艦7隻で攻撃してわけだが、1400隻撃沈時点で速射砲の弾切れが近くなったので、平均すると一隻当たりの砲弾搭載数は200発+αということになる。 装甲弾は別に積んでいたのかもしれないが。 いずれにせよ最悪の場合は艦艇4400隻とワイバーン多数をすべて殲滅する必要があるため、それなりの量の弾薬や装備を積んでいたと思われる。 - 名無しさん 2018-03-16 05 58 26 SH-60の短魚雷や対潜爆雷でも対処可能じゃね? - 名無しさん (2019-07-06 12 35 47) 余裕あるのに勿体ないだろ - 名無しさん (2020-06-11 13 17 57) SH-60のドアガンで十分じゃね? - 名無しさん (2020-07-04 01 15 14) 74式機関銃でもブロック塀貫通するから、木造船なら十分。 - 名無しさん (2020-10-14 23 17 34) コミカライズ版では撃沈されることもなく普通に撤退してるけど、何か修正入ったのかな? - 名無しさん (2021-01-19 00 58 03) 北の港の残存艦隊の場面で、船尾に国章を付けた旗艦らしき船が描かれているので、旗艦は無事撤退できたみたい。 ただ、海将はホエイルに代わっているので、シャークンが無事かは不明。 - 名無しさん (2021-01-20 08 05 09)
https://w.atwiki.jp/maikuragunzibu/pages/777.html
第二次東地中海戦争(Second east the middle sea war)は、レグルス第二帝国(獅)による最も高貴な共和国モレラへの宣戦布告を発端とする、レグルス帝国とモレラ国及びその同盟国間の戦争である。 基本情報 戦争名  第二次東地中海戦争 場所  欧州から中東 交戦勢力 モレラ国 レグルス帝国 反レグルス同盟諸国 OFC シェラルド Holy Nation義勇軍 戦争目標 レグルス第二帝国 レグルス第二帝国による、最も高貴な共和国への侵略戦争。 背景 【レグルス第二帝国】 レグルス帝国は長年に渡り地中海における覇権を画策していた。その過程としてまず目標は西の隣国、モレラの領有するクレタ島に定められた。同島はレグルスの地中海での勢力拡大を防ぐ蓋であり、確保すればレグルスの東地中海への展開の拠点となり得る戦略的重要拠点であった。 故に同帝国はモレラ国から同島を奪取すべく同国に最後通牒を発し、第一次東地中海戦争が開戦する。(東地中海戦争) 第一次東地中海戦争において戦争目標を達成し得ず苦い休戦を味わったレグルス帝国は、モレラに対抗するべく急速な富国強兵を開始した。その拡大はあらゆる分野に広がり、植民地の確保、軍拡、プロパガンダに至るまで全てであった。 そして2020/02/19、レグルス第二帝国は満を辞してモレラに対し最後通牒を発する。 【最も高貴な共和国モレラ】 各戦線の攻防 地中海海戦(獅 第二次クレタ島海戦) + ... 【接敵】 未明の中、モレラ海軍偵察艦隊はレグルス海軍強襲部隊を探知。 偵察艦隊より敵艦見ゆの電報を受け、モレラ海軍主力艦隊に出航命令が下る。 早朝にはモレラ海軍主力艦隊が出航を終えたが、既にレグルス海軍は目と鼻の先に位置取りしていた。 【戦闘(午前)】 出航を終えたばかりで陣形の乱れたモレラ海軍主力艦隊を目掛け、レグルス海軍強襲部隊が突撃。 駆逐艦以下の小型艦艇による大規模奇襲は大いなる混乱を与えた。 モレラ海軍は、巡洋艦を始めとした機動力の高い艦艇による機動防御を試みる。レグルス海軍の魚雷艇、駆逐艦を多数撃沈するものの、数的有利を活かした執拗な強襲は次第に迎撃網を浸透した。 【戦闘(午後)】 レグルス海軍強襲部隊の攻撃を凌いだものの、戦闘は夕暮まで続いた。 モレラ海軍は緒戦闘により、陣形、士気ともに大きく乱れていた。 モレラ海軍は戦闘の合間を縫い陣形を再編し、敵艦隊へ反撃。攻勢によって消耗していたレグルス海軍に対し突撃を敢行した。 雷撃を受け速力の低下していた戦艦部隊も攻勢に駆り出されたが、戦果は芳しくなかった。 被害 モレラ海軍 レグルス海軍 戦艦 6隻撃沈 1隻大破後自沈3隻大破 巡洋戦艦 4隻撃沈 重巡 12隻撃沈 軽巡 20撃沈 駆逐艦 30隻撃沈 32隻撃沈 魚雷艇 45隻撃沈 地中海上航空戦 + ... 第二次クレタ島海戦と同時にレグルスとモレラ両国空軍による大航空戦が展開された。 レグルス軍にとっては海戦を優位に進め、モレラの島嶼攻略を優位に進める上で制空権確保は重要課題であり、それを防ぐ為にもモレラにとっても制空権の確保は重要であった。 よって必然、両国空軍の激戦が繰り広げられることになったのである。 初期の展開において戦況は流動的であった。両軍の莫大な空軍が惜しみなく投入された空戦は第二次世界大戦の航空決戦、バトルオブブリテンに匹敵するとまで言われるほどであった。 戦況が動いたのは第二次クレタ島海戦の決着である。 モレラ海軍主力を撃破し喪失の可能性を排除したレグルス海軍はその機動艦隊を大規模投入、対等であった両軍の戦略バランスを完全にレグルス優位に傾かせた。 エーゲ海海戦 + ... クレタ島海戦の勝利によって東地中海の制海権を奪取したレグルス帝国海軍は更なる戦果と補給路の寸断を計画した。 この案は帝国大本営によって承認され、実行に移された。 まず艦隊から高速艦隊が抽出され、同艦隊はクレタ=ドデカネスラインを突破しエーゲ海に侵入した。 モレラ空軍はこれを捕捉、海軍に伝えられた。 主力艦隊を喪失したモレラ海軍であったが、未だに交戦能力は健在であり、軽巡洋艦を主体とした艦隊が臨時編成、迎撃に出撃した。 数時間後、両艦隊は接触し交戦を開始した。 モレラ側は射程優位を活かし砲戦を継続、レグルス海軍駆逐艦多数に被害を生じる。 レグルス艦隊司令は不利を察すると艦隊に水雷突撃を命令、雷撃能力を残す艦による一斉突撃が行われ、雷撃後の混乱の隙を突いて撤退した。 被害 モレラ レグルス 駆逐艦 28隻撃沈 軽巡 8隻撃沈 ロードス島の戦い + ... 東地中海の制海権を握った事を確認したレグルス参謀本部はクレタ島上陸作戦の助攻としてのロードス島の攻略を開始する。 ロードス島は事前に要塞化されていたがレグルス本土からの重列車砲の射撃と空襲により防御力は半減しており上陸を容易とした。 レグルス海兵隊は早朝にかけて艦隊の援護の下上陸を開始、当日には沿岸部を制圧する。 完全な包囲下にある事を認識した防衛隊司令は負傷兵を残された飛行場より輸送機に乗せ脱出、残存兵力は夜間にレグルス陣地に突撃、完全な奇襲を成功させ、玉砕した。 第二次クレタ島の戦い + ... ロードス島上陸作戦と同時、レグルス海兵隊主力は尾鷲・中華軍と共にクレタ島への上陸を開始した。 最重要拠点であるクレタ島の防御は極めて頑強であったが、ロードス島と同じくレグルス側の鉄の暴風と呼ぶに相応しい105cm砲の砲撃、戦艦群の艦砲射撃、そして爆撃機による絨毯爆撃により陸上トーチカは排除されていた。 しかしそれほどの攻撃を持ってしても地下構造物を破壊するには至らず、激戦が展開された。 地下通路を活かしたゲリラ戦を展開するモレラ陸軍・民兵部隊であったが、物量に任せて進撃するレグルス軍に対し次第に劣勢となり、上陸戦開始から5日後、最大の都市イラクリオンが陥落する。 その後も抵抗を続けたモレラ軍であったが、10日が経過した頃には西端に追い詰められ、ついに玉砕、クレタ島はレグルス軍によって制圧された。 メソポタミアの戦い + ... 開戦時よりアナトリア軍はレグルス北方要塞線に対し猛烈な攻撃を行なっていた。 レグルス軍は陸軍主力を展開して防衛に当たっていたが、クレタ島攻略と同時、遂に西部が圧力に耐えられず突破される。 シェラルド・アナトリア軍はこれを見逃さず機甲師団を展開、突破から僅か1週間でベイルートを攻略、更に1週間後イスラエル防衛軍と接続しレグルス帝都ダマスカスに迫った。 エルサレム攻防戦 + ... 開戦と同時にエルサレムは完全に包囲され陸の孤島と化した。 しかしシェラルド側防衛指揮官アーベルトフルト第六軍司令官は継戦し続け、都市を木っ端微塵に粉砕する程の砲撃を掻い潜り地形を生かした機動防御を展開、レグルス軍の攻撃を退け続けた。 そして遂に物資が尽きる直前にして強行南下してきたシェラルド軍と接続、エルサレム包囲戦は終結する。 第二次メソポタミアの戦い + ... 陸戦において完全な優位を確保したシェラルド軍はレグルス帝都ダマスカスの攻略作戦を計画し、戦力を整えつつあった。 一方でレグルス軍は国家非常事態令を発動、国民祖国防衛突撃隊を編成、ありったけの兵力をかき集め反攻を試みる。 敵の攻勢作戦を阻止できなければ最早シェラルド軍を止める事は出来ないと理解していた帝国大本営は残存兵力による一斉反攻作戦の発動を命令する。 機甲師団を一挙に投入しハタイ県で敵を分断、殲滅すると言うこの作戦は「Operation Over Drive」と命名され、実行に移される。 シェラルド軍はこの動きを察知し、防衛命令を発動したものの攻勢準備中であった部隊にとっては寝耳に水であり、混乱を引き起こした。 結果として劣勢であったレグルス軍は、シェラルド側の卓越した指揮により敵主力の撃滅には失敗したものの国内から敵軍を追い出すことに成功、敗北の可能性を一先ず避けることができたのであった。 アナトリアの戦い + ... 国内からの敵軍排除に成功したレグルス軍参謀本部は追い討ちとして更なる攻勢計画を立案する。 アナトリアは山岳であり攻撃には大きな困難が伴うが、敵の疲弊・再編成の可能性を考慮した結果大本営は作戦を承認、第一次アナトリア攻防戦が勃発する。 この戦いには双方の主力戦車同士の戦闘が数多く発生し、さらに双方の兵力が膨大であったことから被害も拡大の一途を辿った 最終的にシェラルド軍は防衛を断念、防衛線の再編を図り後退したことからこの大規模戦闘は一旦の終結を迎えた。 第二次アナトリアの戦い + ... アナトリア攻勢作戦を成功させたレグルス軍はアナトリアを戦争から脱落させる為に対アナトリア最終攻勢作戦を立案する。 またシェラルド軍もこの動きを察知し決戦準備を整えつつあった。 そして第一次アナトリアの戦いから75日後、攻勢準備を整えたレグルス軍による最終攻勢が発動される。 この戦いには双方合わせて150万以上の陸軍兵力が投入され、第二次東地中海戦争最大の陸戦となった。 地面を丸ごと掘り返す様な濃密な砲撃が交わされ空では大激戦が繰り広げられた。 そして遂に被害の終わりのない拡大を憂いたアナトリア指導者によってアナトリアは降伏、第二次アナトリアの戦いは終結する。 終結 第二次アナトリアの戦いによってシェラルド・アナトリアが脱落したことによって陸軍戦力のバランスは崩れ去り、モレラはレグルスに対し講和の打診を行う。 シェラルドの侵攻によって国内産業に重大な打撃を被ったレグルスにもこれ以上の交戦は困難であり講和を受諾、仲介役を買って出た北連戦艦上で終戦協定が締結される。 北連戦艦の位置からクレタ島条約と命名されたこの条約において ドデカネス諸島の割譲 ハタイ県の割譲 アナトリア・モレラからレグルスへの賠償金 イスラエルの自治の承認 が確定、第二次東地中海戦争は終結する。 しかしレグルスはクレタ島の奪取に失敗、モレラは領土の喪失と手痛い敗北を被ったことから、第三次東地中海戦争の火種は残されることになった。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2736.html
550 :名無しさん:2014/09/19(金) 16 15 42 ドイツ軍でも沖縄沖海戦に似た伝説作るにはどうすべきか妄想してみたが どうしてもぎりぎりでヒトラーが綺麗にならないと難しいことに気付く 東プロイセン攻囲が想定以上に早く進み、市民の脱出が危うい状況に そこでソ連にだけはひき殺されたくない総統、戦力ガン振りを決意 海軍が空軍の掩護の下、脱出の時間を稼ぐために残存艦隊抜錨 そして、脱出港を攻囲するソ連軍相手にシュレスヴィヒ・ホルシュテインが最後の咆哮を…… 551 :ひゅうが:2014/09/19(金) 16 22 03 そこでプリンツ・オイゲンが大活躍していれば、西ドイツへの返還時にソ連への強烈なメッセージになってそうですね。 なんだか征途の大和っぽいですが…欧州だからいいかw 554 :名無しさん:2014/09/19(金) 16 36 42 551 脱出船に群がるソ連機やソ連艦を身を挺して守り続けた、ならどうでしょう アルハンゲリスクあたりが突入してきたのを、歴史の悪戯で生き延びたアドミラル・シュペーと共に迎撃 脱出船に意地でも喰らい付こうとするアルハンゲリスクのどてっぱらに 格上相手の砲戦で満身創痍のシュペーが突っ込み、最後は『我々ごと沈めろ』と無線を送ってきたシュペーごとオイゲンが魚雷斉射で沈める そして、そんな燃える展開の裏で、ホルシュテインとシェレジェンは脱出港直援の水上砲台として弾尽きるまでほえ続けた模様 555 :ひゅうが:2014/09/19(金) 16 39 13 554 御存じか? 前弩級戦艦シュレジエンの艦首には「アレ」があるのです。 その名も「衝角(ラム)」! 556 :名無しさん:2014/09/19(金) 16 46 55 555 WWIIに衝角戦?!本当に出来るのなら面白すぎる。 557 :名無しさん:2014/09/19(金) 16 49 06 「艦長! 無理です!」 「なんだ、何が無理だと言うのだ」 「たった三隻では守りきれません!」 「何か意見があるのか」 「せ、船団を解くべきです! 各船独航で本国に!」 「つまり、我々は責任を放棄すべきだと言いたいのだな」 「違います! 現在の戦力では……」 「見ろ! あの船団が何を運んでいるのかを思い出せ! それとも君は、今と同じ言葉を、船に乗せられた人々に対しても口に出来るとでも言うのか!」 「しかし」 「我々は国防海軍軍人だ。我々は諦めない。誰も見捨てない。 彼らは我々を信じている。ならば、その信頼にこたえねばならない。 そう誓ったのだ。私も君も。どうだ、思い出したか? ……よろしい、ならば義務を果たせ」 ――― <アドミラル=グラーフ=シュペー>艦長と同艦航海長のやり取り 東プロイセン脱出船団(通称ザイドリッツ船団)に喰らい付こうとするソ連艦隊を前にして 560 :名無しさん:2014/09/19(金) 16 56 09 RSBCのかの有名なやり取り弄っただけなので、投下だなんて立派な代物では……(汗) 561 :ひゅうが:2014/09/19(金) 16 56 39 554 こんなのでしょうか? 【嘘予告】 ――1945年4月、東プロイセン ケーニヒスベルクはまさに陥落しようとしていた。 だが、王手をかけつつあるソ連軍は強固な抵抗を受ける。 官民をあげた大脱出計画「ケルベロス」。 残存したほぼすべての客船や漁船、果てはボートまでもをつぎ込んだ大脱出を敢行しつつあったドイツ海軍の総力をあげた船団護衛は成功をおさめつつあったのだ。 これに怒りを覚えた独裁者スターリンは厳命する。 「ファシストをこれ以上逃がすな。海軍をつかえ。」 ドイツ海軍を撃滅し、シベリアへ送る労働力の離散を阻止すべし―― この命令に、リトアニア騎士階級出身の艦長率いる戦艦「アンハゲリスク」とバルト海艦隊は戦火に包まれた町へと突入を開始する。 一方のドイツ軍も、この動きを察知。 残存艦艇のうち稼働状態にあった「プリンツ・オイゲン」、戦艦「ティルピッツ」などの稼働艦艇のほぼすべてをキールから出撃させた。 中には、前弩級戦艦「シュレジエン」すらまじっているそれは、極東で発生しつつあった沖縄沖海戦に比べればささやかではあったが、それでも海軍のすべてをかけた「最後の戦い」であることに違いはない。 待ち受けるケーニヒスベルクには2万名近い避難民をつめこんだ「ヴィルヘルム・グストロフ」など20隻あまりの船団… その避難民の大半は、妊婦や子供、女性。 ここに――ケーニヒスベルク沖海戦がはじまる… 660 :557:2014/09/20(土) 09 13 31 流石に改変ネタである 557だけで済ませるのは問題だと考えたので ケーニヒスベルク沖海戦、ウィキ風にでっち上げてみました。 5レスほどお借り致します。 483 :557:2014/11/24(月) 10 52 06 ※戦後夢幻会支援ネタSS ・ ケーニヒスベルク沖海戦(改定版) ケーニヒスベルク沖海戦は、第二次世界大戦中の1945年4月10日に 当時の東プロイセン州、ケーニヒスベルク(現カリーニングラード州、カリーニングラード)沖合いで発生した海戦。 ドイツ海軍とソヴィエト海軍による最初で最後の本格的な海戦であり、 主力艦を喪失しながらも作戦目標を達したとして、ドイツ海軍が勝利を収めたとされている。 ほぼ同時期に起こった沖縄沖海戦と並んで知名度が高い。 なお、正式にはツェルベルス作戦(ドイツ語 Unternehmen Cerberus)とも呼ばれるが 1942年に行われた同名の作戦と区別するためにツェルベルス(Ⅱ)(ドイツ語 Unternehmen Cerberus 2)作戦とも呼ばれる。 ツェルベルスとはドイツ語でギリシャ神話における地獄の番犬ケルベロスを意味する。 背景 1945年1月半ばに開始されたソヴィエト軍による東プロイセン攻勢であったが、 ケーニヒスベルク周辺に至り、その進撃は一気に停滞を見せた。 これはアドルフ=ヒトラー総統が発した東プロイセンからのドイツ市民脱出作戦(ハンニバル作戦)が大きく関係していた この作戦で市民の脱出港に指定されていたケーニヒスベルク港を死守すべく、 同州に残存していたほぼ全てのドイツ軍戦力がケーニヒスベルク周辺に集結しており、頑強な抵抗を行っていたのだ。 また、海上でも残存する主力艦艇への燃料供給を最小限にしてまでドイツ海軍が繰り出していた 多数の駆逐艦がソヴィエト海軍の潜水艦を徹底的に狩り出しており、 それによって船団の脱出が比較的順調に進んでいたこともドイツ軍の抵抗をより強固なものとしていた。 しかし、成功を収めつつあるこの大脱出に焦りを憶えたソヴィエト軍は、 英国から給与されていた戦艦アルハンゲリスク(旧リヴェンジ級戦艦、ロイヤル=ソブリン)と 浮揚修理が終了したばかりの戦艦ペトロパブロフスクを含むバルト海艦隊(以下、アルハンゲリスク艦隊)を ケーニヒスベルクに差し向け、これ以上の脱出を阻止すると共に呼応した陸軍の一斉攻撃によって、 残存するドイツ軍を撃滅する作戦(グロズヌイ作戦)を打ち出した。 これは当時、ドイツの主力艦艇がほぼ壊滅しており、彼らを阻むものは無いという判断の下の作戦だった。 1945年に入っても潜水艦を除き、相変わらず行動が不活発だったバルト海艦隊であったが、 この作戦の発令後は一気に活性化し、わずか数日で出撃準備を整えると相次いで出撃。 海上で順次艦隊を整えると、一路ケーニヒスベルクを目指し始めた。 だが、こうした急速な動きは哨戒中であったドイツ海軍のUボートに察知され、直ちに情報がドイツ本国へと齎された。 それまで不活発だったはずのバルト海艦隊の主力艦艇が突然行動を始めた姿に、 目撃したUボートの乗組員は得体の知れない恐怖を覚えたという記録が残されている。 そして、この情報が齎されたドイツ本国は戦慄した。 不活発だったはずのバルト海艦隊の主力艦艇がわざわざ向かう先など、 渦中のケーニヒスベルクしか考えられなかったからだ。 戦艦2隻を含む有力な艦隊が補助艦艇と輸送船しか存在しない ケーニヒスベルクに突入すればどうなるかは想像にし難くない。 ここに至り、ヒトラーは残存する主力艦艇に全力で迎撃を命じた。 なお、この際にヒトラーは残存艦隊を指揮するハンス=ラングスドルフ少将に対し、 「東プロイセン市民を何としてでも守って欲しい。頼む」と電話で直に話したという記録が残されているが、 従来のヒトラー像とはあまりにかけ離れているとして、真実であったかどうかは現在でも意見が別れている。 484 :557:2014/11/24(月) 10 52 37 戦闘突入まで 1945年4月9日深夜、夜陰に紛れてキール軍港からドイツ海軍に残存する主力艦艇が一斉に出撃した。 出撃したのは、北海での誤爆による損傷から復旧していたリュッツオウ級重巡洋艦のアドミラル=グラーフ=シュペー。 稼動状態にあったアドミラル=ヒッパー級重巡洋艦、アドミラル=ヒッパーとプリンツ=オイゲン。 そして、ゴーテンハーフェンより脱出していた第一次世界大戦時の旧式戦艦ことドイッチュラント級戦艦の シュレジェンと同じくドイッチュラント級戦艦のシュレスヴィヒ=ホルシュテインである。 この5隻は随伴する軽巡洋艦のエムデンと3隻の駆逐艦(レーベレヒト=マース、マックス=シュルツ、 リヒャルト=バイツェン)を除けば、当時のドイツ海軍が有する稼動可能な主力艦艇の全てであった。 出撃の際、全艦で足並みを揃えて航行するかどうかで意見が交わされたが、事態が急を要すること。 また、旧式戦艦2隻とそれ以外の主力艦3隻の速力が大きく異なっていたことから断念され、 5隻の主力艦艇と4隻の補助艦艇はアドミラル=グラーフ=シュペー戦隊(以下、シュペー戦隊)6隻と シュレジェン戦隊3隻に別れ、各戦隊が取りうる最も速い速度で航行を始めた。 結論から言えば、この選択は正解であった。 この選択により、快速のシュペー戦隊はアルハンゲリスク艦隊が来襲する直前に ケーニヒスベルク沖へ到着することができたからだ。 会敵 1945年4月10日朝方、シュペー戦隊はケーニヒスベルク沖に到着。 当時、ケーニヒスベルク港からはソヴィエト艦隊来襲の一報を受けた脱出船が 駆逐艦の護衛を受けながら一斉に離脱しつつあったが、 未だ20隻もの船舶が港から然程離れていない位置に存在していた。 そして、シュペー戦隊がその様子を目撃して間もなく、 北方から戦艦アルハンゲリスクを先頭にしたアルハンゲリスク艦隊が来襲した。 このアルハンゲリスク艦隊はアルハンゲリスク以下、ペトロパブロフスク級戦艦のペトロパブロフスク。 キーロフ級重巡洋艦のキーロフと、マキシム=ゴーリキー級重巡洋艦のマキシム=ゴーリキー。 そして、6隻の駆逐艦(オピトヌイ、グネフヌイ、グロジャシュチイ、ゴールドィイ、 ステレグシュチイ、スメトリーヴイ)から構成されていた。 彼我の戦力差は圧倒的であった。 ソヴィエト側は戦艦が2隻。それもアルハンゲリスクは旧式ながら38.1センチ主砲8門を有する超弩級戦艦であり、 ペトロパブロフスクも30.5センチ主砲12門を有する弩級戦艦であったのに対し、 ドイツ側のアドミラル=グラーフ=シュペーは重巡洋艦に類別されるほどの小型戦艦でしかなく、 主砲も28.3センチ主砲6門と大きく劣っていた。 残る巡洋艦の数ではエムデンを含めればドイツ側がわずかに上回っていたが、 戦艦の差は如何とも埋め難く、ソヴィエト側が優勢は明らかであった。 あまりの戦力差にアドミラル=グラーフ=シュペーの艦橋では、戦隊指揮官兼艦長のラングスドルフ少将に対し、 航海長がこれでは脱出船団を守りきれないとして、船団を解いて各艦独航で本土に退避させる案を具申したものの、 厳しい声で却下されていた、という証言を艦橋では唯一の生存者であった操舵員が述べている。 彼の証言が正しければ、この直後にシュペー戦隊は、脱出船団へ迫ろうとしたアルハンゲリスク艦隊に対する 単縦陣での突撃を慣行しており、これによってケーニヒスベルク沖海戦の幕が上がったとされている。 485 :557:2014/11/24(月) 10 53 48 戦闘経過 戦力面に圧倒的に劣るシュペー戦隊だったものの、アルハンゲリスク艦隊に勝っていた点が二つ存在していた。 まず一つは、速度である。 アルハンゲリスク艦隊が旗艦であった戦艦アルハンゲリスクの最大20ノットという速度に合わせて 戦速を保たざるを得なかったのに対し、シュペー戦隊は最大28.5ノットという快速での行動が可能だった。 この優速を活かした結果、シュペー戦隊はアルハンゲリスク艦隊が予期せぬドイツ主力艦隊の出現に 散発的な反撃しか行えないうちに、不完全ながら丁字戦に持ち込むことができたのだ。 なおシュペー戦隊が接近するまでの間、射程に勝るアルハンゲリスクやペトロパブロフスクからの砲撃は 当然ながら行われていたのだが、それらの砲弾がシュペー戦隊を捉えることは無かった。 これがシュペー戦隊がアルハンゲリスク艦隊に勝っていたもう一つの点、錬度である。 アドミラル=グラーフ=シュペーが、北海で友軍からの誤爆を受けるまでは 通商破壊戦やラプラタ沖海戦で猛威を振るった歴戦の古兵であったのに対し、 アルハンゲリスクは前年に英国から譲渡されたばかりで錬度が大きく不足していた他、 ペトロパブロフスクも浮揚修理後に訓練らしい訓練は行えておらず、高速のシュペー戦隊を捉えきれなかったのだ。 不完全ながらも丁字戦に持ち込むことができたシュペー戦隊は、どうにか丁字戦の状態から逃れようとする 先頭のアルハンゲリスクとそれに続くペトロパブロフスクに対し、一糸乱れぬ砲撃を開始した。 この砲撃で滅多打ちにされた両艦のうち、特にアルハンゲリスクは副砲や高角砲の過半が損傷し、 艦上構造物にもかなりの被害が生じたとされる。 しかし古く、そして練度が劣っていたとはいえ、アルハンゲリスクは間違いなく超弩級戦艦であった。 何故ならば、シュペー戦隊による猛射を浴びてもアルハンゲリスクの主砲塔と司令塔は 破壊を免れており、主砲戦には何ら支障が無かったからだ。 そして、シュペー戦隊はそんな超弩級戦艦に接近した代償を支払うことになる。 丁字戦が崩れ、反航戦に移行しつつあった時、アルハンゲリスクの38.1センチ砲弾が アドミラル=グラーフ=シュペーの前部砲塔付近を直撃したのだ。 航行にこそ支障は無かったが、砲塔は大きく損傷して使用不能となり、大きな黒煙が上がった。 これを好機とし、続くペトロパブロフスクとマキシム=ゴーリキー、キーロフも同艦への攻撃を集中。 結果、アドミラル=グラーフ=シュペーの被害は加速度的に高まり、ついには炎上する。 さらに惨劇は続き、アドミラル=グラーフ=シュペーの後ろに位置していたアドミラル=ヒッパーが 次なる目標として狙われ、飛来したうちの一発が艦橋を直撃。 艦長を含む司令部要員を壊滅し、また操舵員も戦死したことでアドミラル=ヒッパーの操舵は一時混乱。 最大戦速を維持したまま、戦列からの落伍することになる。 だが、それでもアドミラル=グラーフ=シュペーとアドミラル=ヒッパーの行き足が鈍らなかったのが幸いした。 両艦の行き足が曲がりなりにも鈍らなかったがために、後続のプリンツ=オイゲン以下の部隊が 陣形を崩すことなく、砲雷撃戦を慣行することができたからだ。 この時点でラングスドルフ少将はプリンツ=オイゲン艦長のヴェルナー=エアハルト大佐に指揮権を移譲。 プリンツ=オイゲンを先頭にエムデン、レーベレヒト=マース、マックス=シュルツで構成されていた 戦隊後列は飛来する砲弾に構わず、横腹を晒すアルハンゲリスク艦隊に近距離から魚雷を見舞った。 486 :557:2014/11/24(月) 10 54 20 そして、この水雷攻撃がペトロパブロフスク以下のアルハンゲリスク艦隊主力を見事に捉えた。 まずプリンツ=オイゲンとエムデンの放った魚雷が、それぞれペトロパブロフスクの艦首と艦尾を捉えて切断したのだ。 これによって生じた歪みが関係したのか、以後ペトロパブロフスクは全主砲塔の旋回が不可能となる。 さらには戦速で航行していたのが災いし、加えて艦尾の被害で速度を緩めることも適わず、 水圧で艦首の破壊が加速していったペトロパブロフスクは、じりじりと艦体を沈めていった。 両艦の攻撃はそれでも収まらず、健在であったペトロパブロフスクの副砲塔群に対する砲撃を続行。 ペトロパブロフスクも黙ってはおらず、それら副砲塔群による反撃を試みようとした。 しかし、行き足が鈍ったペトロパブロフスクを避けるべく、その横を抜けようとしたマキシム=ゴーリキーが プリンツ=オイゲンらの攻撃をもろに浴びる形となり、しかもペトロパブロフスクが沈み始めるまでに行おうとした 反撃さえも自らの身をもって妨害するという醜態を晒す。 強力な20.3センチ砲弾と、それよりは小ぶりながらも威力十分な15センチ砲弾を猛射を浴びたマキシム=ゴーリキーは 沈没こそ辛うじて免れたものの、射程外に逃れる頃には艦上構造物のほとんどが壊滅していたとされる。 そんなマキシム=ゴーリキーに続かざるを得なかったキーロフとソヴィエト駆逐艦群は悲惨であった。 この頃にはプリンツ=オイゲンとエムデンは順次目標を変えており、 後ろに続くレーベレヒト=マース及びマックス=シュルツも魚雷を放っていた。 それらの砲雷撃が次々とキーロフやソヴィエト駆逐艦群を襲い、 キーロフが三番主砲塔を吹き飛ばされ、直後に魚雷を艦尾に受けて航行不能。 その後、三番主砲塔弾薬庫の誘爆で爆沈した。 続いていた駆逐艦群もオピトヌイがレーベレヒト=マースの放った魚雷の直撃で撃沈された他、 キーロフが航行不能になったことで陣形を乱されたところへ砲撃を浴び、 グネフヌイが艦首断裂で航行不能、さらにゴールドィイが煙突付近への直撃で炎上し、相次いで艦隊から落伍する。 この丁字戦からの反航戦が終わった段階で、ソヴィエト側の被害はペトロパブロフスクとキーロフ、駆逐艦1隻が沈没。 マキシム=ゴーリキーと駆逐艦2隻が大破戦闘不能。アルハンゲリスクが中破。 対するドイツ側の被害は、アドミラル=グラーフ=シュペーが前部主砲使用不能の上で中破炎上していたものの、 航行に支障は無く、後はアドミラル=ヒッパーが艦橋壊滅で戦列から落伍した以外の被害は エムデンと駆逐艦2隻の小破に止まっていた。 一見するとドイツ側に優勢が傾いたかのように感じられるが、それは間違いである。 何故ならば、アルハンゲリスク最大の問題たる主砲は未だ健在であり、 後少しでも脱出船団に接近させれば、船団がその射程に収まってしまう可能性が残されていたからだ。 さらにドイツ側は最大の打撃力を持っていたはずのアドミラル=グラーフ=シュペーの主砲が アルハンゲリスクへの有効打にならないことが明らかとなっており、 アルハンゲリスクを阻止する有効な手段は、プリンツ=オイゲンらの魚雷を除いて存在していないかに思えた。 しかし、その一撃が確実に当たるとは限らない。他に手立ては残されていないのだろうか。 そうした思考がラングスドルフ少将に決断をさせた、と後世では結論付けられている。 487 :557:2014/11/24(月) 10 55 08 ラングスドルフ=チャージ シュペー戦隊の猛撃を抜けた時点で、アルハンゲリスク艦隊で戦闘行動可能な艦は 戦艦アルハンゲリスクと駆逐艦3隻にまでその数を減じていた。 しかし、ドイツ側の小型戦艦は炎上しており、2隻の重巡洋艦も片方は戦列から落伍。 総合的な打撃力は、戦艦が健在であるソヴィエト側が優勢であった。 そこでアルハンゲリスクは駆逐艦3隻にプリンツ=オイゲンらの牽制を命じると、単独で脱出船団へと向かい始めた。 これは彼らに対する命令があくまでも脱出船団撃滅であり、乗り合わせた政治将校が頑なに主張したためであった。 また実際問題として、ここまでの大被害を被りながら命令を果たせなかった場合、 彼らアルハンゲリスク艦隊の面々がどのような扱いを受けるかは火を見るより明らかであろう。 このような焦燥からの判断が、ドイツに最後の好機を作り出した。 もしもこの時、アルハンゲリスクがあくまでもドイツ艦隊の完全な撃滅を志向し、 アドミラル=グラーフ=シュペーに止めを刺していたのならば、海戦の結果は変わっていたと考えられるからだ。 かくして脱出船団に向かい始めたアルハンゲリスクであったが、やがて煤煙を上げながら脱出船団の横を抜け、 船団とアルハンゲリスクの間に立ち塞がろうとする2隻の小型戦艦の姿を捉えた。 それはシュペー戦隊と別れた後も諦めず航行を続け、ようやく海域に到着したシュレジェン戦隊であった。 随伴していた駆逐艦リヒャルト=バイツェンを船団の護衛に合流させた結果、 シュレジェンとシュレスヴィヒ=ホルシュテインの2隻だけとなっていたものの、 アルハンゲリスクの行く手を遮り、脱出船団が離れる時間を稼ぐだけのことができる貴重な戦力には変わりなかった。 アルハンゲリスクの行く手を遮るように展開し、シュペー戦隊が成し得なかった完璧な丁字戦を試みるシュレジェン戦隊。 いくら相手が旧式で小型の戦艦とはいえ、艦体が損傷している以上は砲撃を受ける危険を冒せない。 そんなシュレジェン戦隊の勇壮な姿がアルハンゲリスクに転舵を強い、そしてドイツに最後の好機を物にさせた。 転進するアルハンゲリスクに対し、後方から火炎と黒煙を噴き上げながらも 鈍ることが無かった最大の戦速で追い縋ろうとする小型戦艦が居たのだ。 アドミラル=グラーフ=シュペーである。 この接近するアドミラル=グラーフ=シュペーの目論みを、アルハンゲリスクは誤解した。 否、誤解したというよりは、常識的な判断を下したと言っても差し支えないだろう。 前部主砲が使用不能である以上、アドミラル=グラーフ=シュペーの有効な攻撃手段は 後部主砲しか残されていない。それさえ注意すれば後は副砲に稀な一撃に警戒するぐらいである。 今ならば、労せずに止めを刺せるかもしれない。 そこでアルハンゲリスクは急遽予定を変更しアドミラル=グラーフ=シュペーに対して丁字戦の形を描く。 先ほどと逆の立場で、アドミラル=グラーフ=シュペーに止めを刺そうと動いたのだ。 だが、それにも係わらずアドミラル=グラーフ=シュペーは突撃を継続した。 アルハンゲリスクがその異変に気付いたのは、彼我の距離が相当に縮まった後であった。 本来、丁字戦はいつまでも理想的な丁字を描き続けるものではない。 何故ならば、頭を抑えられた艦はそれを避けるように転進するため、 然程時間が経過しないうちに丁字が瓦解してしまうからだ。 だがこの時、アルハンゲリスクはアドミラル=グラーフ=シュペーに対し、理想的な丁字を描き続けていた。 経験の浅いアルハンゲリスクの乗組員は、この異常に気付くことが出来なかったのだ。 488 :557:2014/11/24(月) 10 55 42 そして、アルハンゲリスクが異変に気付いた時には既に手遅れであった。 次の瞬間には、アドミラル=グラーフ=シュペーがアルハンゲリスクの左舷艦尾付近に体当たりしたのだ。 戦史上最後のラムアタックとされるこの一撃は、アドミラル=グラーフ=シュペーの艦首大圧壊と引き換えに アルハンゲリスクの艦尾を抉り取り、航行不能へと至らしめた。 さらに直後、アドミラル=グラーフ=シュペーは限界まで旋回させていた後部主砲塔の3門を斉射。 体当たりの衝撃で照準器は狂っていたと推測されるが、この距離ならば関係は無かった。 放たれた28.3センチ砲弾は全てが艦上構造物を直撃し、司令塔基部ごとアルハンゲリスクの司令部要員を薙ぎ倒した。 これは小型戦艦が超弩級戦艦に致命的な一撃を与えた瞬間であり、 同時にアドミラル=グラーフ=シュペーによる最後の一撃であった。 直後、ようやく旋回を終えたアルハンゲリスクの三番主砲塔と四番主砲塔が アドミラル=グラーフ=シュペーに反撃を加え、最早満身創痍だった同艦に止めを刺したからだ。 アドミラル=グラーフ=シュペー、轟沈。 これはハンス=ラングスドルフ少将以下乗組員1150名中、生存者わずかに3名という凄まじいものであり、 この際に立ち上ったきのこ状の黒煙は離れつつあった脱出船団からも十分に目撃できるほどだった。 だが、そんな大爆発の余波を至近で受けてしまったアルハンゲリスクもただでは済まなかった。 衝撃波が副砲や高角砲を吹き飛ばし、さらには抉り取られた艦尾から大量の熱風が艦内に吹き込んだ。 その結果、アルハンゲリスクは大炎上を起こし、アドミラル=グラーフ=シュペーに 引きずり込まれるかのようにやがて艦尾から沈んでいった。 なお、こうしたアドミラル=グラーフ=シュペーとアルハンゲリスクの最期は、 シュレジェンに乗り合わせていた宣伝省関係者が回していたカメラに録画されており、 戦後ナチスに対する評価に厳しい制約が加えられたドイツにあって、 唯一公式の場でも放映することを認可された旧宣伝省の映像として有名である。 その後 アルハンゲリスクとアドミラル=グラーフ=シュペーの沈没は、海戦の終了を決定付けるものであった。 満身創痍のマキシム=ゴーリキーを含むソヴィエト側の残存艦艇は大慌てで撤退し、 そしてドイツ側の残存艦艇もケーニヒスベルクへの攻勢が強まったとして、 逃げるソヴィエト側の残存艦艇を追うことなく、ケーニヒスベルクの支援と脱出船団の護衛に 散っていくことになったからだ。 シュレジェン戦隊の2隻は操舵が回復したアドミラル=ヒッパーと共にケーニヒスベルク港に突入。 市内外周に達しつつあったソヴィエト軍に対する猛烈な艦砲射撃を続け、 最後のドイツ軍が撤退するその瞬間まで、ケーニヒスベルクの守護神であり続けた。 一方、プリンツ=オイゲン以下の5隻は脱出船団を護衛しながら本土へと帰還し、 キール軍港にて作戦行動を終えた。 これはドイツ海軍が行った最後の水上戦闘作戦となった。 参加艦艇 ドイツ海軍 ・ アドミラル=グラーフ=シュペー戦隊 重巡洋艦 : アドミラル=グラーフ=シュペー、アドミラル=ヒッパー、プリンツ=オイゲン 軽巡洋艦 : エムデン 駆逐艦 : レーベレヒト=マース、マックス=シュルツ ・ シュレジェン戦隊 戦艦 : シュレジェン、シュレスヴィヒ=ホルシュテイン 駆逐艦 : リヒャルト=バイツェン ソヴィエト海軍 ・ バルト海艦隊 戦艦 : アルハンゲリスク、ペトロパブロフスク 重巡洋艦 : キーロフ、マキシム=ゴーリキー 駆逐艦 : オピトヌイ、グネフヌイ、グロジャシュチイ、ゴールドィイ、ステレグシュチイ、スメトリーヴイ 損害 ドイツ海軍 沈没 : アドミラル=グラーフ=シュペー 大破 : アドミラル=ヒッパー(後に本土に帰還) 小破 : エムデン、レーベレヒト=マース、マックス=シュルツ ソヴィエト海軍 沈没 : アルハンゲリスク、ペトロパブロフスク、キーロフ、オピトヌイ、グネフヌイ、ゴールドィイ 大破 : マキシム=ゴーリキー 小破 : ステレグシュチイ 489 :557:2014/11/24(月) 10 56 55 余談という名の参加艦艇裏話 ・ アドミラル=グラーフ=シュペー 大戦初期の大西洋通商破壊戦で活躍した武勲艦。 ラプラタ沖海戦後に大西洋単独で横断し、帰還しようとした最中、 北海上でドイツ空軍機からの誤爆を受けて機関を損傷。 辛うじてキール軍港に帰り着き修理を受けたものの、以降数年間は原因不明の機関不調に悩まされる。 それが原因で長らく港内生活が続いていたが、1944年末にようやく機関不調の原因が判明。 主力水上艦艇の修理優先度が下がる中、ケーニヒスベルク救援までに修理が完了したのは半ば奇跡と言える。 作戦中に戦没したが、1999年に沈没地点の調査が行われ、同艦の錨が回収された。 現在、その錨はキールにて展示されている。 なおこのシュペーに対する誤爆が原因で以降、海空軍の意思疎通が綿密に行われるようになり、 ヴィーキンガー作戦におけるレーベレヒト=マースとマックス=シュルツの喪失回避の遠因となる。 ・ アドミラル=ヒッパー 作戦後、火力支援のためにケーヒニスベルクに留まるも、東プロイセンからの最終脱出船団と共に撤退。 無事にキール軍港へ帰還したが、艦上構造物の損傷が激しかったことから 修繕は不可能と判断され、港内に繋留。特設武装を施し、防空砲台として利用された。 しかし終戦間際の空襲によって大破、着底。史実同様1948年に浮揚、1952年に解体。 ・ プリンツ=オイゲン 作戦後、キール軍港に帰還。 燃料枯渇のため以降の出撃は控えられたが、終戦時も稼動状態を維持。 米軍に接収されたものの、1956年のドイツ再軍備の際に返還。 ドイツ連邦共和国海軍籍に復帰し、旗艦として活用される。 ・ エムデン 作戦後、キール軍港に帰還。 損傷が軽微だったことから以降、数次に渡って脱出船団護衛に組み込まれる。 最終脱出船団護衛時、疎開船ゴヤに対するソ連潜水艦の雷撃を庇い、爆沈。 490 :557:2014/11/24(月) 10 57 52 ・ レーベレヒト=マース 作戦後、キール軍港に帰還。 損傷が軽微だったことから以降、エムデンと共に脱出船団護衛に組み込まれる。 終戦時も稼動状態を維持しており、米軍に接収される。 その後、プリンツ=オイゲンらと共に1956年のドイツ再軍備の際に返還。海軍籍復帰。 1970年代に退役。キール港内に記念艦として展示される。 なお史実ではヴィーキンガー作戦中に誤爆が沈没するも、この世界ではシュペーの先例によって回避している。 ・ マックス=シュルツ 作戦後、キール軍港に帰還。 損傷が軽微だったことから以降、エムデンと共に脱出船団護衛に組み込まれる。 終戦時も稼動状態を維持しており、米軍に接収される。 その後、プリンツ=オイゲンらと共に1956年のドイツ再軍備の際に返還。海軍籍復帰。 1970年代に退役。部品の一部を記念艦化されるレーベレヒト=マースに供出の後、解体。 なお史実ではヴィーキンガー作戦中に誤爆が沈没するも、この世界ではシュペーの先例によって回避している。 ・ リヒャルト=バイツェン 作戦後、キール軍港に帰還。 損傷が軽微だったことから以降、エムデンと共に脱出船団護衛に組み込まれる。 終戦時も稼動状態を維持しており、米軍に接収される。 その後、プリンツ=オイゲンらと共に1956年のドイツ再軍備の際に返還。海軍籍復帰。 1970年代に退役。部品の一部を記念艦化されるレーベレヒト=マースに供出の後、解体。 ・ シュレジェン 作戦後、火力支援のためにケーヒニスベルクに留まるも、東プロイセンからの最終脱出船団と共に撤退。 キール軍港へ帰還したものの機関が既に限界を迎えていたことから、 キール軍港の入り口に近いラーボエの海岸に埋め立てられ、簡易要塞としての利用が計画された。 しかしキール軍港に敵軍が押し寄せることはなく終戦を迎えたため、武装解除後に放棄。 今でも船体は現地に存在している。 なお史実ではソ連に接収されたが、この世界では埋め立てられたために接収を免れている。 ・ シュレスヴィヒ=ホルシュテイン 作戦後、火力支援のためにケーヒニスベルクに留まるも、東プロイセンからの最終脱出船団と共に撤退。 キール軍港へ帰還したものの機関が既に限界を迎えていたことから、 キール軍港の入り口に近いラーボエの海岸に埋め立てられ、簡易要塞としての利用が計画された。 しかしキール軍港に敵軍が押し寄せることはなく終戦を迎えたため、武装解除後に放棄。 今でも船体は現地に存在している。 なお史実ではソ連に接収されたが、この世界では埋め立てられたために接収を免れている。