約 3,876,953 件
https://w.atwiki.jp/osananajimisanbon/pages/250.html
俺「まだ犯されたいの?」 幼「さーね、ふふ」 俺「お前、生だと滅多にヒリヒリしたりしないのか?」 コンドームしてた時は何回もするとよくヒリヒリしていた。 幼「和くんのが小さいから平気なんだろ」 俺「ち、小さくないわ! 普通だ普通」 幼「あはは」 俺「小さくないわ……」 幼「泣くなよ」 俺「泣いてねーよちょっと興奮してんだよ」 幼「バカ、余計悪いだろ」 俺「コンドーム付けて疑似包茎セックスして『包茎だからカリが小さくて全然気持ち良くない』とか言われたい」 幼「じゃあ私が浮気して、和くんのが小さいから浮気したって言ったらどうする?」 俺「それは、俺が動けなくされて目の前で浮気相手にみおが犯されて『和くんのより全然おっきい』とか言ってるわけ?」 幼「お前はいちいちシチュエーションを決めなきゃダメなのかよ」 俺「だって決定的な現場を見ないと浮気したって信じられないもん」 幼「じゃあ決定的だったら? そんで和くんは全然悪くないの。嫌いになったとかでもなくて」 俺「そうだな……」 幼「……」 俺「んー……」 幼「そんなマジに悩まなくても」 俺「みおの左手の薬指を……」 幼「……?」 俺「いや、ハハ。許すよ」 幼「えっ、何!? かわいた笑いやめてよ。薬指どうするの!?」 俺「なんでもないよ」 幼「いや、こわいから! なんか猟奇的なんですけど。しかもなんでちょっと勃起してるの!?」 俺「俺って優しいなと思って」 幼「絶対鬼畜なこと考えてる」 俺「みおが良ければまったりもう一回しようか」 幼「この殺伐した空気で!?」 俺「なんだか興奮しちゃった」 幼「変態!」 ◇ みおに激しくピストンする。 幼「お前ちゃんと入れてるの?」 俺「入れてるよ……」 幼「えー、全然気持ち良くないんだけど。スカスカしてる」 俺「ごめん」 幼「あの人の入れられちゃった後じゃ、こんなの入れられても冷めるわ。 抜いてよ。もう別れよ?」 俺「頑張って気持ち良くするから別れないで」 幼「気持ち良くするの無理だろ。お前ので一度もイッたことないし。 ショボ過ぎんだよお前の。中で引っかからないもん」 俺「どうしたら気持ち良いか教えてくれたら頑張って覚えるからお願い」 幼「覚えるとかじゃねーだろ。あの人にはピストンされただけで全身ビクビクするし。 抜き差しの抜きの時にカリがものすごい引っかかって声が自然に出ちゃうもん。もう思い出しただけでゾクゾクしちゃう。 お前のじゃ絶対に無理」 ◇ 俺「じゃあ前戯とかで頑張るから」 幼「それならお前もう中に入れなくて良いじゃん。手とか口とかだけ使えよ」 俺「え……お互いクンニしたりフェラしたりってこと? 幼「フェラなんかするわけないだろ。 あの人が、自分からフェラせがむのは男のワガママって言ってたし」 俺「うう……じゃあどうすれば……」 幼「だからさ、あんたは私がイクまでそういうの続けるわけ。 私がイッたらそれオカズにするとか勝手にしなさいよ」 俺「え、みおとエッチ出来ないの?」 幼「だってお前のやつ気持ち良くないから入れる必要ないじゃん。代わりにバイブ入れてよ」 俺「でも子供とか作らないの……?」 幼「あの人にいっぱい中に出してもらうから大丈夫」 俺「そんな……」 幼「どうする? やっぱ別れる? 私はどっちでも良いけど」 俺「別れたくないよ……」 幼「じゃあとりあえずバイブ持ってきてよ」 俺「うん……」 ◇ 俺「持ってきた……」 幼「そうそう、これこれ。このキノコになってるとこが良いのよ、分かる?」 俺「なんとなく……」 幼「あんたのも、あの人のみたいに先がこうなってたら自分から舐めちゃうんだけどね」 俺「それはどうして?」 幼「だってそんなの入れてもらえるんだから嬉しいじゃん、お礼しなきゃ」 俺「そうなんだ……」 幼「早くバイブ入れて」 俺「あ、うん……」 バイブを入れ、動かす。 幼「んん……気持ち良い……。 あんたのより百倍良い……」 俺「……」 幼「何じっと見てんの? 本当のこと言われて怒ってるの?」 俺「いや、声かわいいなって……」 幼「余計なこと考えてないでちゃんと動かしてよ。気持ち良くするから別れないでって言ったのあんたでしょ」 俺「ごめん……」 ◇ 幼「ああん、イキそう……」 幼「あーイク……イッちゃう……」 幼「あっあっ……あー……イク……」 幼「らっめぇぇぇええ……イッちゃ、イッちゃうう!」 幼「ひゃんんっ、はあっ、イッた、イッたの……」 バイブを止めて抜き、すかさず正常位でみおの中に挿入する。 俺「みおっ」 幼「ふああ……」 俺「みおイッた後なら入れて良いよねっ!? みお、みお大好き……気持ち良いっ……」 幼「あんっ……」 俺「イキたい、みおの中でイキたい……」 幼「んんっ、はあん……」 強く抱きしめ、みおの頭を抱えて唇を何度も吸う。 俺「中に出して良い? 愛してる」 幼「……好きにすれば」 そっぽを向かれる。 もう一度強く抱きしめ、みおの手を握りしめる。みおはそっぽを向いたままだが、手を離そうとはいない。 なんだかケンカ中のセックスみたいでやけに興奮する。 ◇ 俺「イクッ!」 みおの中で絶頂。もう精巣が空っぽだから精液が尿道を通る射精の快感自体は弱かったが、セックスを嫌がられてるのに中出しするシチュエーションはやはり何度やっても興奮する。 セックスレスの夫婦で夫が我慢出来ず襲うイメプレなんて、お互いキャラに入り込みやすいんで相手の言葉に吹きにくい。演技力とか必要ないし手軽でオススメだ。 俺「はあ……気持ち良かった……」 幼「ふふ、出されちゃった」 イメプレが終わったので、みおが遠慮なく足を絡めてくる。 精液が中に浸透(?)するまで抜いちゃダメって合図だろう。 みおにぴったりくっついて、相手の体をなでながら息をととのえる。 俺「ふう……」 幼「好きって言ってほしい?」 俺「うん」 幼「じゃあ好き」 俺「じゃあ俺も好き」 幼「じゃあ嫌い」 俺「じゃあもっと好き」 幼「じゃあ大大大っ嫌い!」 俺「あんまり言われるとまた勃起しちゃうからやめようぜ」 幼「じゃあ好きってことにしとく」 俺「それが良い」 幼「……」 俺「疲れたー……」 幼「今日の私たちって振り返るとアレだよね」 俺「振り返るな、前に進め」 幼「多分これ以上進むとガケだぞ?」 真顔で言ったみおには悪いが爆笑した。
https://w.atwiki.jp/sare/pages/22.html
妻が浮気 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1124902095/ 1 名前:1[] 投稿日:2005/08/25(木) 01 48 15 0 妻が浮気してました。。。 体の関係があったかどうかまではわかりませんが・・とにかくショックで・・・。 オレはこれからどうしたら・・・。 浮気したら即!別れるなんて普段は豪語してたんですけど、いざ現実を目の当たりにすると 簡単にその言葉を口にできなくて。 スレ起てたのも書き込みも初心者のオレですが、皆さんの意見などが聞きたくて。 どうかお願いします。 6 名前:1[] 投稿日:2005/08/25(木) 01 59 09 0 多めに見ようとは思ってみたんですが、例えばこれから先、妻が遊びに出かける時 はたしてオレは素直に信じてあげられるんだろうかと。 ちなみに今、妻は家にいません。 さっき電話でどこにいるのか聞いたら「教えたくない」だそうです。 9 名前:1[] 投稿日:2005/08/25(木) 02 00 49 0 オレは30で、妻は24です。 結婚して1年と3ヶ月で、子供はまだいません。 14 名前:1[] 投稿日:2005/08/25(木) 02 05 50 0 >10さん ですよね・・・ でも間違った答えを出したくないから落ち着いて考えてるとも言ってたんですよ。 何か完全に妻のほうが立場が上って感じで・・ 22 名前:1[] 投稿日:2005/08/25(木) 02 18 50 0 少し経緯を話しますと、 部屋に投げてあった妻の以前使っていた携帯の中を 何気なく見てしまいまして、そしたらメールが出てきたんですね。 オレはふだん妻が遊びに出掛けるのも止めたりしませんでした。 信じていたし、何か友達と遊ぶの止めたら可哀想な気がして。 メールの内容からして3日置きくらいに会っていたみたいです。 1度はお互いが離れれよかなんてやり取りもありました。 でもそれからも続いてるみたいなんですけど。 25 名前:1[] 投稿日:2005/08/25(木) 02 29 37 0 皆さんいろいろご意見ありがとうございます。 オレが甘かったのかもしれません。 妻が遊びに出てる日はいつも洗濯や次の日の支度なんかをしてから寝て。 おまけに「おやすみ。先に寝るけど気をつけて帰ってくるんだよ。」 なんてアホなメールまで送ってました。 バカにされるかもしれませんが妻のことがホントに好きで仕事してる時も 何かしらで妻の事を考えてました。 でもそんなメールを妻が受信してる隣に浮気相手がいたかと思うと・・・。 29 名前:1[] 投稿日:2005/08/25(木) 02 42 18 0 今日も仕事があるんですけど寝れません。 妻はまだ帰って来ません。普段から出掛けるといつも3時くらいに帰って 来てるみたいなんですけどね。 >24さん 数年後ですか~・・正直、今は自信がありません。今許して数ヶ月は 黙ってるかもしれませんが、喧嘩か何かの時、蒸し返しそうです。 35 名前:1[] 投稿日:2005/08/25(木) 02 48 50 0 >32さん そんなに状況が似てるんですか? 興味はありますけど、今は読みたくない本です。 36 名前:1[] 投稿日:2005/08/25(木) 02 53 07 0 妻が帰って来たらこれからのことを話合いたいと思います。 てか、別れる方向でこられたら許すも何もないんですけどね。 39 名前:1[] 投稿日:2005/08/25(木) 02 56 41 0 妻が帰ってきたみたいです!!! 皆さんありがとうございました。 54 名前:1[] 投稿日:2005/08/25(木) 20 36 42 0 皆さん、あれから沢山の意見ホントにありがとうございました。 朝方、妻が帰ってきたと思って慌ててPCの電源を落としたんですけど 勘違いで、隣近所の車でした。結局、妻が帰宅したのは、6時くらいで、 それまで一人でいろいろ考えていたのですが答えが見つからず、 でも妻の顔を見たら今までのムカつきとかがなくなって、ただ別れたくないって素直に 思いました。 会社は休むことにしてゆっくり二人だ話し合った結果、妻は相手とは関係を切って オレと続けることを選んでくれました。 オレも妻の顔を見るまでは少し別れるほうに考えていたのですが、別れてしまっては 二度と笑い会える時間は過ごせないけど、自分が耐えて許せばこれからも 笑える日は続くかなって思ったんです。 相手の男も今回は許すことにしました。独身の男にとって人妻がどれほど おいしいってゆうか、魅力的は存在であることは少し理解できるんで。 甘いでしょうか?やっぱり侍には中々なれませんよ。情けないですけど。 これからはしばらくオレの中で今回の出来事が頭から離れないかもしれないけど 妻を信じて頑張ってみます。ホントに皆さんありがとうございました。 ---- 72 名前:1[] 投稿日:2005/08/26(金) 12 51 31 O 〉57さん パンドラの箱 読ませて頂きました。 本当にそうですね。覗き見しても何の解決にもなりませんよね。 でも問いただしてもきっと白状はしなかったと思うんで話合うチャンスを得れた事は正解だったかなと思ってます。 結構皆さん的確な意見で正直、痛いとこを突かれてます。 やはり許してみたものの全てを信じきれなくて自分の中で格闘中です。 ボ~っとすると色々考えてしまいす。昨夜もそれを妻が気づき自分を責めてか泣かれてしまいました。 73 名前:1[] 投稿日:2005/08/26(金) 12 55 16 O 〉修さん 痛いほど気持ちがわかります。 穏やかな生活に戻りたいですよね。 76 名前:1[] 投稿日:2005/08/26(金) 15 31 47 O もし妻が友達と遊びに行きたいって言ってきたら出させてあげても良いですよね?甘いですかね? 今までは何時でも良いよって言ってたけど今後は帰る時間を決めようと思うんですけど。 ---- 223 名前:1[] 投稿日:2005/09/01(木) 14 50 37 O 皆さん、お久しぶりです。1です。スレ起てておいてホッタラカシにしてすみませんでした。 事が起きてから1週間ちょっとが過ぎて、あれこれありましたが結局、妻はオレと一緒に居ても相手の事を考えてしまうみたいで…やっぱり新鮮な方、未知の方には勝てないって事ですかね。今日、離婚に踏み切りました。 1週間ちょっと、決断するには早すぎる時間ですが苦しむには十分な時間だったと思います。 「パンドラの箱」はけっして開けてはいけない物でした。とわ言っても何も知らずに過ごしていてもウマくいったかと思えばそうでもない気がしますね。 離婚届けはまだ出してませんが双方の親も既に状況を知った今、進む方に進むんだと思います。 ここでもし、妻に「やっぱり別れたくない」って言われても受け入れちゃダメですよね?てか無理ですよね? 両親にも言われましたがオレは筋がね入りのバカでして、どうしても妻を憎く思う事ができなくて。 242 名前:1[] 投稿日:2005/09/01(木) 16 31 32 O 〉226サン 〉239サン 意見ありがとうございますm(_)m でも、ますます悩んでしまいました。オレの両親はもうカンカンで「お前が許してもこっちが許さん!」って勢いなんです。親の意見で動く訳ではないのですが、1度そんな目で見られた妻と両親が上手く行くとも思えず…。 オレは今回、妻を殴ろうとも相手を殴ろうとも思いませんでした。 キレイ事を言う訳ではないんですけど人が人を好きになってしまうのは例え自分が、相手が結婚していても仕方ない事じゃないかと思って。 ---- 261 名前:1[] 投稿日:2005/09/02(金) 12 12 12 O 244 こうですか?すいません何もわからないもので(^^ゞ ちょくちょく話が変わって申し訳ないんですが離婚はなくなりました。 親には「この先また裏切られたら後悔するのはお前だぞ」とかあれこれ言われましたが 先の心配は誰にもわからない事だし大切なのは 今の気持ちだと判断しました。いまいち妻の気持ちがはっきりしてなかったのが辛く離婚という判断を下しましたが泣きながらオレとやり直したいと言う妻を素直に信じてあげようって思いました。 それから2人でオレの実家に行き「もう1度オレといっしょにコイツを信じてくれ」と親に頭を下げました。 妻とオレの両親の間には溝ができてしまいましたがこれから時間をかけて埋めていきたいと思っています。 ---- 275 名前:1[] 投稿日:2005/09/03(土) 08 19 25 O 皆さんおはようございます。沢山の厳しいご意見ありがとうございます。書きたい事が沢山あるんですが時間がないもので…。 とりあえず昨夜は久しぶりにお互いがリラックスした時間をいっしょに過ごしました。 妻もあそこまで話が行ってすっきりしたのか迷っている頃とわ明らかに違う元通りの彼女でした。 必要以上にベッタリもしてこないで憎らしいくらいに元通りでした。 何よりもそれがオレを安心させてくれましたよ。 285 名前:1[] 投稿日:2005/09/03(土) 10 40 43 O 何でも妻は友達の生活を聞いたりして羨ましかったみたいです。 その話ってのが友達の不倫の話なんですけどね。 新鮮な感じがしてたと言ってました。 その友達は妻の事を羨ましく言ってたらしいですが 妻にはそれが理解できず他人の姿だけが自分より良く見えたと言ってました。 299 名前:1[] 投稿日:2005/09/03(土) 12 57 20 O 284 ありがとうございます。m(_)m以前、他の方に教えて頂いたレスでした。この方は精神的にタフですよね。そのくらいの余裕があればと… 根本的な原因がオレにあるのは十分わかっているんです。 それはオレの両親、妻の両親も同じく思っているんですよ。 それはオレが結婚してから変わったんですよ。 変わったって言うと優しかった人が 結婚してから冷たくなったみたいなのが良くある話ですが、オレの場合はその逆なんです。 自分の中で彼女が家族になった時、「守らなきゃ」って自然な感じで思うようになって… うまく言えないんですけど、すいません…時間がなくていつも中途半端なレスばかりで。 ---- 323 名前:1[] 投稿日:2005/09/04(日) 23 27 03 O 306 106さん しっかりケジメとして離婚を選択したんですね。 よほどの勇気と意思の強さがないと決断できない事だったと思います。 お互い選択した道は違いますが頑張りましょう。 ---- 556 名前:1[] 投稿日:2005/09/17(土) 01 18 20 O 久しぶりに来ました 放置ですみませんでしたm(_)m 535サン 今の我が家と似てますね。2日置きくらいに喧嘩してますよ。 喧嘩の内容と言えば…オレが浮気を許したにも関わらず 胸の中にモヤモヤが溜まった状態でいて ちょっとした事で怒ってしまったり 不安になったりするオレを妻が見ていられなくて どうしたら良いのか分からなくってお互いがぶつかり合うって感じですかね。 1ヵ月半後 874 名前:1[] 投稿日:2005/11/08(火) 00 10 01 O 1です。久しぶり見に来ました。何気なく覗いたらまだレスがあったので少しビックリです。 スレ起てたは良いけど見に来てる場合じゃないぐらいグダグダになっていたので…。 最初のレスを読むと懐かしさすら感じますね。 問題の妻と言えば、今オレの隣りで携帯をイジイジしてます。 まだ、たま~にオレが疑ったりして喧嘩が勃発するくらいで普通の仲の良い夫婦って感じに戻ってますね。 815サンだったかな?間違ってたらすみません。 あの日、妻はションボンリしながら帰って来ましたよ。いかにも反省してますみたいな感じで。 あれだけお互いの両親も交えて大騒ぎしたのに何事もなかったかのように日々を過ごしているのはオレがアホなんでしょうか? それとも妻が図太いんでしょうか? どちらにせよ、あの時別れなくて良かったなって今は思ってます。あの頃、背中を押してくれた皆さんほんとにありがとうございました。また、時間があったら覗きに来ます。 902 名前:1[] 投稿日:2005/11/08(火) 22 48 55 O 815サン 最初の話合いの時ですか…思い出すとリアルに辛くなりますね。 オレ「どうするんだ?別れたいのか?」 妻「やだ…ごめんなさい。」 そんな感じでしたね。ま~グダグダと2時間ぐらいは話ましたけど。体の関係になってたかどうかについては触れませんでしたね。 聞いたところでって感じですしね。 その後1週間ぐらい「やっぱり向こうが気になる」「別れたくない」を妻が繰り返して結局、別れなかったわけです。凄く疲れましたよ。アレはもう勘弁してくれって思いますよ。 それと、浮気って許すのは意外と簡単だと思うんですが問題はその後、相手を信じれるかって事ですよね。 ---- 907 名前:1[] 投稿日:2005/11/09(水) 07 30 04 O 905サン まだ1回目の浮気ですしね…妻のどこが好きで結婚したのか?ってのを良く考えてたら浮気しないとこってのがなかったからですかね。 906サン かなり難しいですよね。実際、信じられないから何回か携帯チェックしましたし(^^ゞ 以前ここのレスで浮気発覚から1.2年目で離婚する夫婦は少なくないってのがありましたけど、何となくわかる気がしましたよ。 909 名前:1[] 投稿日:2005/11/09(水) 10 32 51 O 908サン 良いとこ突きますね。相手の男と会ったり話をオレが一度もしてないってのが今だに引っかかってまして。 今さらだから会うわけにもいかず…。 でも、元々オレの頭が軽い作りになってるからなのか、たまに思い出してモヤモヤする程度なんですけどね。 妻が何で最終的にオレを選んだのかもオレには分かりません。都合が良かっただけかも知れませんし。でも、まあそれはそれでアリかなと。 妻の友達から聞いた話だと相手の男はかなり妻にハマッてたらしく 浮気が発覚する前に彼は付き合ってた彼女と別れてまで妻に真剣な交際を求めてたらしいです。 浮気をされたオレも惨めだなと思いますけど人妻にハマッた男もまた惨めですよね。 912 名前:1[] 投稿日:2005/11/09(水) 13 01 44 O そうなったら、そうなったですよw嘆き悲しんで離婚するのもつまらないし、今は今で面白く過ごしていたいですから。 それよりオレも今夜の大作戦ってのが気になりますね。 ---- 918 名前:1[] 投稿日:2005/11/10(木) 10 09 30 O 916サン 体の関係があったかは聞いてないんでわからないですねぇ。 もっとも子供どうしが遊んでたわけじゃないし、ましてや夜中ですから、それは当然だと思いますね。 3日置きぐらいに出掛けてたから「イヤッてほど」だったんじゃないんですか。 相手と切れた保証なんてまったくありません。ただ妻の言葉を信じるのみですね。 今はまた普通に遊びに出掛けさせてますよ。帰る時間は前より早くさせてますけど。 浮気されて縛り付けるのはちょっと小さいかなと思いまして。 それなら離婚した方が楽ですしね。 ---- 927 名前:1[] 投稿日:2005/11/11(金) 00 33 06 O 925サン ちょっと違いましたか?(^^ゞ 926サン 妻に対して冷めてはいませんよ。文章作るのがホント苦手でして…すみません。 気持ちは前と全く変わりませんね。 928 名前:1[] 投稿日:2005/11/11(金) 00 45 25 O 926サン もしかしてオレが淡々とした感じで妻と相手の男の体の関係を書いたからですか? 浮気発覚時はそんな事考えるだけで嫌だったんですけど、 何故だか徐々にそこら辺はあまり重要な事ではないなと感じるようになりまして。 これって現実逃避ですかね? 抽出レス数:30
https://w.atwiki.jp/tainakasatoshi/pages/89.html
その1・人生バラ色 「田井中君、好きです」 放課後、クラスの女子に呼び出され人生初の告白というのを経験したのは聡が高校に上がって間もない時だった。 新庄「で、どうすんの?」 聡「分かんない。いきなりだったし…。とりあえず返事は待ってもらった」 自然と小声になってしまうのは斜め後ろから感じる彼女の視線のせいだろう。 同じクラスというのは何ともこそばゆい。 新庄「ふぅーん、良かったじゃん。聡君?」 新庄がニヤニヤして言う。 聡「なっ、なんだよ、俺は別に…」 否定しようとする聡に新庄はちょいちょいと足下を指差した。 聡「あ」 見ると無意識につま先で軽快なリズムを取ってしまっていた。 単純な俺の馬鹿馬鹿っ。 聡「…―――俺はモテるお前と違ってこういうのは初めてなんだよ…」 新庄「それはお前が悪いのー。知ってたか?中学の時もお前の事好きだった奴結構いたのよ?誰かさんは全然気付いてなかったみたいだけど」 聡「うっそ」 新庄「いいんじゃない?明るいし楽しい子だし。お前に合ってるよ、笹木さん」 聡「わ、馬鹿!」 名前を出されて焦った聡は思わず手が出てしまった。 部活を終えて家に帰ると母が出迎えた。 今日お父さん遅くなるみたいだから先に食べちゃいましょ。 母はそう言うと既に用意していた料理をテーブルに並べた。 食事中母はずっと近所に居るチワワについてやたら熱く語っていたが、 聡はそれに相づちをうちながら頭の中は今日の告白の事でいっぱいだった。 翌日、今度は聡の方から彼女を呼び出した。 最初は緊張の面持ちでいた彼女だったが聡の返事を聞いて喜びを隠し切れない様子だった。 その時、ふわりと風が吹いたのを覚えている。 彼女の決して長くはない髪がさらさらと揺れるのを見ながら聡も無性に嬉しくなったのだ。 田井中聡、人生初の恋人誕生の瞬間だった。 その2・予兆 まさにバラ色だった。 聡の高校生活は恋に部活に友情にと充実したものになった。バイトもした。 彼女との付き合いは高校卒業後も続き、大学を出る頃には二人安いアパートを借りて同棲を始めた。 ピンポーン。 インターホンが鳴った。 休日の午後、彼女に「ごめん、今日は友達と遊びに行く約束しちゃったんだ」と誘いを断られた聡は特にする事もなくソファーでくつろいでいた。 新庄「よっ、近くに用事があったから来てみたぞ」 ドアを開けるとそこに立っていたのは新庄だった。 新庄は手に持っているビニール袋を掲げると「手ブラもなんだからこれ」と言った。 …ていうかそれすぐそこのコンビニの袋じゃないですか。 聡は苦笑しつつも新庄を中に招きいれた。 新庄「あれ?笹木さん今日は居ないの?」 聡「出掛けてる。友達と映画だってさ」 新庄「ふーん」 新庄はリビングのテーブルに袋を置くとどさっとソファーに身を沈めた。 新庄「ふ~…。…にしてもお前らがこんなに続くとはあの時は思わなかったなー」 聡「お前人んちでくつろぎすぎ」 だらっと座る新庄があまりにも部屋に馴染んでいるので聡は思わず苦笑した。 新庄「このままゴールイン?」 聡「んーーー……………実はかなり、考えてたり」 新庄「そっか。親父さんとはどうなんだ?」 聡「それなんだよなぁ…」 聡と父は言わば喧嘩別れのような状態にあった。 仲直りをしようにも、どうすればいいのか分からないのが現状だ。 なにせ、原因がはっきりしないのだから。 新庄「お前、一人息子だもんな」 聡「分かってるよ」 暫く部屋でだらだらと話をしていた二人だが久しぶりにカラオケでも行くかという流れになり、 そのまま近くのカラオケボックスに転がり込むと夜までぶっ通しで歌い続けた。 そして食事も含めて5時間ほどそこで過ごした後、現地解散したのだった。 自宅に帰ると電気はついておらず、まだ彼女が帰宅していないのだとすぐに分かった。 携帯を確認するとメールの着信が一件あった。 『ごめん!少し遅くなるかも(汗)冷蔵庫に昨日の残り物があるので良かったらチンして食べてください。ごめんね~( _ ;)』 確か中学校以来の友人に会うと言っていたから話が盛り上がっているのだろう。 メールの着信時刻は二十時と表示されていて、今は二十時半だ。 聡はぱたんと携帯を閉じる。 その時、インターホンが鳴った。 「宅配便でーす」 聡は「はい」と玄関を開けた。 「田井中さんのお宅ですね。一万三千円になります」 ジーンズのポケットから財布を取り出す。 げ、千円足りない。 聡はちょっとすみませんと言い置いてリビングへと引き返した。 ちょうどリビングの棚の上に彼女が普段使っている鞄があった。(今日は別の物を持って行ったのだろう) 聡は軽く中を探ると内ポケットに折りたたんだ千円札を二枚見つけた。 一枚だけ抜き取って引き返すと宅配員にお金を渡しサインをする。 「お疲れ様です」 荷物を受け取り軽く頭を下げてドアを閉めた。 聡はリビングに戻ると荷物を下ろした。 聡宛てだったが開けることはせずに、それよりも棚の上で開いたままの鞄の前まで行った。 …――――さっき、お金を出す際に気になるものを見たのだ。 こんな事は良くないと思う。 それでも気になって聡は鞄へと手を伸ばした。 やめた方がいいと本能が告げている。 見ない方が、お前の為だと。 聡は鞄の中からそれを取り出した。 写真だ。 その3・暗転 それはどこにでもあるような家族写真だった。 夫婦の様に寄り添う男女と、その女の腕の中にまだ1、2歳ほどの赤ん坊と幼稚園年長くらいの女の子がいる。 この女の子は、彼女だ。 だけど問題はそこじゃない。 幼い彼女の頭に手を置き、妻らしき女性の肩を抱き寄せて穏やかに笑っている男性、それは――――… 「父さん…?」 見間違いようがない。 今よりずっと若いが、それはどう見ても聡の父親だ。 (なんだよこれ……どういう事?) 胸がどきどきする。 嫌な感じがつま先の方から身体をはい上がって来る。 …―――ガチャリ。 その時、玄関の鍵が開く音がした。 彼女が帰ってきたのだ。 いけない、早く隠さないと。 だけど身体はぴくりとも動かない。 ドアが閉まる音の後に、リビングへと近付いて来る足音。 「ただいま聡ー。遅くなってほんとごめん。何か食べた?」 彼女はリビングに入ってくると、よいしょと鞄を下ろした。 聡は何も答えない。 彼女は不思議そうに聡の顔に視線をやり、次にその手に握られているものを見て表情を強張らせた。 「…………」 聡は彼女に向き合った。 ゆっくりと息を吸う。 「お前は一体誰なの?…――――――――――――――――― ――――――――――――――――なあ、律。」 その4・さらに暗転 律は何も答えない。 『笹木 律』 それが聡の恋人の名前だ。 高校で知り合い、彼女に告白されて、恋人として寄り添って生きてきた。 二人が出会ったのは偶然のはずだ。 だけどこの写真は何だ? 意味が、分からない。 聡「…これは、何?」 聡は写真を律に向けて突き出した。 聡「この男、俺の父さんなんだけど。なんでこんな物持ってんの?」 大学に入った頃、律を自宅に招いた時の事を思い出した。 彼女を見た時の、父の顔を。 だからなのか? だからあの時、父は俺と彼女の事をあんなに反対したのか? 信じたくない。 嘘だろそんなこと。 聡「…――――なあ、お前は一体誰なの?」 僅かな望みに縋って聡はもう一度聞いた。 彼女が違うと言えば、それを信じるつもりだった。 そう言ってほしかった。 だけどその希望はすぐに打ち砕かれた。 律「…その男は私の父親で、その赤ん坊は聡、あんただよ」 律は続けた。 私達は血のつながった姉弟だと。 その5・姉弟 聡「嘘だろ…」 頭を金槌で殴られたようなショックだった。 律「…嘘じゃないよ」 聡「だって、姉弟っていっても俺の誕生日が3月14で律が8月21だぞ? …―――同い年じゃん、俺ら」 律「………………………実は聡より三つ年上だって言ったらどうする?」 聡「………」 律「6歳までの私の姓は『田井中』。田井中律。 その写真の一年後…―――父さんが母さんを捨てるまではね」 聡「……うそ、だろ…」 律は愕然としている聡から視線を外すと静かに目を伏せた。 律「私達の父さんは…、あの男は、母さんより違う女をとった。母さんを捨てて浮気相手と再婚したんだ。 聡はあの男に、私は母さんの方にそれぞれ引き取られた。『笹木』は母方の姓だよ」 頭がぼうっとする。 母の顔が浮かんだ。あの母が、父の浮気相手… 律「あの男に捨てられて母さんは女手一つで必死に私を育ててくれた。朝から晩まで働いてさ」 これは夢だ。悪い夢。 律「…―――――私が中学2年の時のクリスマスイブの夜だったな。母さんが死んだのは。 車同士の衝突事故だった。原因は母さんの方の前方不注意。多分家で待ってる私の為に 急いで仕事場から帰ろうとしてたんだと思う。……疲れてるのに」 夢なら早く覚めてほしい。 律「なんでこんな目に合わないといけないんだろうって思った。母さん何にも悪い事してないのに。 その時は神様なんていないんだって絶望したよ。もうどん底。だって酷過ぎる。 …結局私は母の姉に引き取られたよ。叔母は親のいない私に同情して良くしてくれた。 けど私はそれに甘えたくなかったし迷惑もかけられないと思ったから中学を出たらすぐにバイトを始めた。 高校に行くお金は、出来るだけ自分で貯めようと思って」 当時の苦しい日々を思い出してか、律の眉間にはしわが寄っていた。 聡は律の言葉を耳に聞きながら、この8年間を振り返っていた。 二人で泣いて笑って、たまに喧嘩をして、でも結局仲直りをして。 コロコロといろんな表情を見せてくれた律。 あれは全部、嘘だったのだろうか。 聡「…父さんが憎い?」 律「憎いよ」 聡「俺と同じ学校で学年だったのは偶然?」 律はゆっくりと首を横に振った。 聡「父さんに復讐したくて俺に近付いてきたの?」 律「………………………………………………………………… ………………………………………そうだよ」 力が抜けた。 全てが終わった気がした。 聡「父さんへの復讐に俺を利用したんだ?」 律「…」 律は何も答えない。 つまりそれは、肯定しているのと同じだ。 聡「…………酷いね」 律は何も答えず唇を噛んでうつむいた。 長い沈黙が落ちた。 『出てってよ』 『もう二度と顔も見たくない』 そんな言葉が喉元まで這い上がって来るたびに結局飲み込んだ。 突き放す言葉をためらうのは、事実を聞かされてもなお聡が彼女を好きだからだ。 この八年間、本当に彼女の頭の中には父への復讐の事しかなかったのだろうか。 拗ねた顔も照れた顔も笑顔も全部演技だったのだろうか。 本当のことが知りたいと思った。 でも聞けなかった。 もし肯定されてしまえば、とても耐えられそうになかったからだ。 律「…――――――聡、私は」 聡「明日も早いからもう寝るよ」 聡は律の言葉を遮って背を向けた。 もうこれ以上傷つきたくなかった。 聡は何か言いたげな律を残してそのまま寝室へと向かうと着替えもせずにベッドに身を沈めた。 疲れた。 もう疲れた。 その6・後悔 翌朝、部屋のどこにも彼女の姿はなかった。 彼女の荷物がなくなった部屋はガランと寂しいものだった。 テーブルの上には紙切れが残されていた。 そこにはこう書かれていた。 『ごめんなさい。今までありがとう』 彼女の字だ。 視界がぐにゃりと歪んで、紙にぽつぽつと染みをつくった。 聡「ちくしょう…」 うやむやにして逃げる事を選んだのは自分なのに、胸に残ったのは激しい後悔と痛みだった。 「さむ…」 律はコートの襟を引き寄せるとぶるりと身震いした。 風が切るように冷たい。 吐いた息が白い跡を残して消えていく。 12月24日、クリスマスイブ。今日は母の命日だ。 律は母の墓を前に立っていた。 あれから半年が経った。 聡の部屋を出てからは、友達の家を転々としながら仕事を探す日々だった。 今は事務の仕事に就いて安いアパートを借りて一人暮らしている。 律は用意していた花を墓前に供えて線香をあげると静かに手を合せた。 『酷いね…』 聡のあの言葉が、傷ついた顔が、今も脳裏にこびりついている。 酷い。 その通りだ。 私はあの子にとても残酷な事をした。傷付けた。 父への復讐のために聡に近付いたのは事実だ。 聡の恋人として自宅に招かれ、対面した時の父のあの顔。 ざまあみろと思った。 忘れるなんて許さない。私の事も、母の事も。 律「…―――ほんと、曲がっちゃったなぁ私も」 思わず自嘲する。 母が今の私をみたらどう思うだろうか。 やっぱり悲しむのだろうか。 分からない。 あの時、父と対面したことで律の目的は達成した。 だけどその後も聡の恋人として居つづけたのは、欲が出たからだ。 実の弟であるところの彼は、真っ直ぐで優しい心の持ち主だった。 側にいると不思議と心が安らいだ。 聡が笑うと自分も幸せな気持ちになれた。 できればこのままずっと側に居たい。 ―――欲が出てしまった。 聡と律は血の繋がった姉弟だ。 だけど二人が家族として一緒に暮らしていたのはたったの三年間で、 しかも聡はまだ赤ん坊だった。 事実として解かっていても、姉弟だという実感はほとんどなかった。 から、あんな事ができたのかもしれない。 『酷いね…』 …―――そうだね、酷い。 私は酷い。 自分の勝手でなにも悪くない聡を傷付けた。 酷いことをしてしまった。 聡、ごめん。 ごめんなさい。 「…っう…」 視界が一気に歪んだかと思うと喉の奥から嗚咽が洩れた。 ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい―――… 胸がきりきりと痛んだ。 今さら謝っても遅いのだ。 「―――律」 突然、懐かしい声が聞こえた。 律は思わず息をするのを忘れた。 じゃり、じゃりと土を踏む音がして、それは律のすぐ近くで止まった。 律はゆっくりと顔をあげる。 聡がいた。 彼は律と同じく黒一色をまとい右手には花を持っている。 聡「律じゃなくて、姉さんって言った方がいいのかな。 …――全然実感ないけどさ」 律「さと、し…」 聡は律の顔を見て少し困った様に目を逸らすとうなじを掻いた。 そのまま墓へと視線を移す。 聡「今日が母さんの命日だって言ってたから、 きっとここに来るはずだと思って張ってた」 律「……」 聡「会えて良かった」 律「……」 なんて答えればいいのか分からない。 聡「……線香あげてもいい?」 穏やかで優しい声だった。 律は黙ったまま頷くと聡に場所を譲った。 聡は線香に火をつけて墓前にさすと、手を合せて目を閉じた。 細い煙がゆっくりたなびいている。 聡の横顔を律はただじっと見つめていた。 聡「…―――父さんが」 どきりとする。 聡はゆっくりと目を開けると前を見たまま言った。 聡「父さんが、姉さんと一度ちゃんと会って話したいって」 律「え…」 律は動揺した。 思いも寄らない言葉だった。 会って話したい?父さんが?私と?? ――――――無理。 無理だそんなの。 あんな再会をしたのに。 聡「姉さんが会ってもいいって思えた時でいいって。無理にとは言わないってさ」 律「………」 聡「いつでも待ってるって」 聡は真っ直ぐこちらを見ている。 よっぽど狼狽した顔をしていたのだろうか、 聡は「うーん」と困ったように視線を巡らせた。 聡「…――まあ、父さんの事はいいよ。別に伝言を伝えるために来たわけじゃないから」 律「え…」 聡は立ち上がると咳払いをした。 聡「俺の方の話をしてもいい?」 律「…………いいよ」 その真剣な瞳に律は覚悟を決めた。 聡「俺さ、あなたが居なくなってからずっと考えてたわけ」 律「うん」 聡「一時はやっぱりあなたの事憎んだし、 出会わなきゃ良かったって思ったりもしたけど」 律「……うん」 聡「でももし八年前の、律が告白してくれたあの瞬間に戻ったとしても やっぱり俺はOKするんだと思う」 律「…………は…?」 聡「―――――俺さ、これでもほんとに傷ついたわけ。 頭の中ぐちゃぐちゃだし心はボロボロだし」 律「………」 律は何も言えない。 聡「だから責任とってよ」 律「え?」 聡「これからのこと一緒に考えよう。…少なくとも家族なんだし」 聡はそう言って律の目の前に拳を突き出すとすっと小指を立てた。 聡「だからこの後ドロンとか絶対ナシな」 律「……」 聡「な!」 ポカンとしている律に聡はさらに小指を突き出して来る。 …これはつまり指切りげんまんしろという事なのだろうか。 律「ぷっ…」 あまりに聡らしくて思わず律は笑ってしまった。 風が吹いた。 八年前のあの時のように二人の髪を優しくさらっていく。 聡も笑っている。 律はゆっくりと手を伸ばした。 《終》 【罪滅ぼし映研バージョン:冒頭】 律「田井中君、す、すすす、すすすすきで」 聡「ぶぶっ」 新庄「はい、カットカーット!お姉さんすみません、 初々しくていい感じだとは思うんですがここはプロローグなので もう少しサラッと言ってもらえると…」 律「わーー、すみませんすみませんっっ」アセアセ 聡「ちょ、やばいやばい!これ相当恥ずかしいんですけど!!」 新庄「お前も落ち着け、ぴょんぴょん跳ねるなっ」 鈴木「―――カントク、あの二人本当に大丈夫なんですかね…?」コソッ 新庄「くッ、これもリアリティーの為だ…!」 ※※※ 聡 律「はぁーーーーーー…」 律「冒頭だけなのに終わらなかった…」 聡「ダメだ俺、こういうの向いてない…」 律「そりゃ私もだわ…」 聡「………はぁ……」 律「―――聡」 聡「なに?」 律「好き」 聡「な、なんだよ…」 律「あーー、ほら笑っちゃ駄目じゃん!」 聡「仕方ないだろ?自分だって今ニヤけてたじゃん!」 律「…………」 聡「…………」 二人「はぁ~~~~~…」
https://w.atwiki.jp/sare/pages/133.html
「今週妻が浮気します」のまとめとOKWaveの紹介 全文はこちらで QNo.763621 今週妻が浮気します。 http //okwave.jp/kotaeru.php3?q=763621 rev=1 質問投稿日時:04/01/28 18 57 質問者:GoAhead 共働きで、2人の子を保育園に通わせています。 実は、妻がW不倫をしています。相手は地方の支社に勤める上司です。 昨年の8月頃に出張に行った時に始まり、過去の証拠も押さえているのですが、地方ということもあり、普段はメールくらいなので黙殺していました。 問い詰めなかったのは、総合職の仕事をこなしながら、家事も人並み以上にこなす妻に浮気の一点以外に不満は無く、何よりも妻を愛していたからです。私さえ我慢すればうまくいく・・・メールを盗み見たこっちが悪い・・・ ただ、抱こうとするのを阻まれたり、仕事が遅いことで文句を言われたりすると、浮気を知っていることで、必要以上に逆上しそうになってしまいます。 それでも、私さえ我慢すればという気持ちが、今まで自分を支えてきました。 しかし・・・ そうもいかなくなってしまいました。 今週、地方から、彼が上京し、会うのを知ってしまったのです。 昼食をとり、ホテルに行き、夕方普段通り子供を保育園に迎えにいくようです。 過去は、必死に黙殺してきました。 ただ、これから行われることがわかっていながら見過ごすことは、出来そうにもありません。 会うのがどこのホテルなのかは分かりませんでした。 でも、運命なのでしょうか、広い東京で、ためしにかけた一軒目で「デイユースでご予約を頂いています」!!! 今は、そのホテルに乗り込み、何かしらの決着をつけようと思っています。 それは正しい方法でしょうか? 乗り込んでどうするのがいいのでしょうか? ANo.1 04/01/28 19 05 関係をどうしたいかについては、混乱しています。 これ以上私が我慢をする必要があるのか?好転することはあるのか?夫婦喧嘩を見る子供の気持ちは? 「何かしらの決着」は、 相手の男には、私の味わっている苦悩を味わせたいというか、軽い気持ちで遊んだコトを後悔させたい。 具体的には、相手の奥さんにその場で電話するなどです。相手が、マイホームパパなのは分かっているので・・・ 妻には、離婚を突きつけ、気持ちを確認したいと思っています。 ANo.2 04/01/28 19 06 アドバイスありがとうございます。 スパッと離婚するのが一番楽になるとは思うのですが・・・自分でも、ここまでなって踏み切らない自分を、おかしいんじゃないかと思ったりしています。 ANo.3 04/01/28 19 06 向こうが好きということは言ったとしても、向こうが受けないと思うんです。 完全に遊びですから。子供とどこに遊びに言ったとか平気でメールしてますからね。それがまたむかつくんですけどね。 ANo.4 04/01/28 19 09 う~ん。やはりそれが一番正しいのでしょうね。 同じ気持ちを味あわせてやるっていう邪心が相当判断を危うくしている気はしてます。 ANo.6 04/01/28 19 25 いま、一応目立つメールは転送して保存しています。 でも携帯なくしたらパーですもんね。パソコンに送るなどもっと確実な方法を考えます。ありがとうございました。 ANo.7 04/01/28 19 25 あ~!ホントにそうしたいんです。 今まで苦しんでいる私を尻目に、家庭を大事にしながら必要な時だけ会える女を相手に楽しんでいた奴に目に物見せてやる!って気分なんです。そんな男に走った妻も問題なんですが・・・今は相手の男への怒りが・・・ ANo.8 04/01/28 19 28 「今の時代は、家庭で俺の帰りを待つだけなんて人生じゃなく、お互いに生きがいを持つべきだ」なんてことを言ってしまったんだろう・・・専業にさせておけば・・・携帯を持たさなければ・・・後悔ばかりです。 失った時間を取り返すためにも、びしっと言ったほうがいいんでしょうね。 ANo.9 04/01/28 19 43 私の仕事が朝も昼も無いような仕事なので、一緒にいる時間が少ないのは相当不満のようです。 結婚前にも、妻が妻子持ちに傾きかけたことがあったのですが、その時は、仕事の愚痴などに意見されるのが嫌だと言ってました。その男性は黙って聞いてくれると・・・それは、お前がどうなろうと関係ないからだろ!と思っても、そんなことが男の度量のように変化するんだと絶望を感じたのを覚えています。 不倫へ臨む妻の気持ち・・・確かに想像しかしていませんでした。 ANo.10 04/01/28 19 47 十分参考になります。 今は、子供を愛する気持ちと、相手を憎む気持ちが、整理できて内容に思います。 弁護士を連れて乗り込むってのもあるのかも ANo.11 04/01/28 19 59 そうですね。 今は、携帯を世に送り出したNTTさえ恨む気分です。携帯が無くなったら、どれだけの裏切りが無くなり、どれだけの幸せが生まれるんでしょうね。 どんな結論になっても、携帯だけは取り上げます。 ANo.12 04/01/28 20 01 相手への直接の電話は考えていませんでした。 2番目のほうは出来そうです。ありがとうございました。 ANo.13 04/01/28 20 05 私は妻の何を愛しているんでしょうか? ホントに分からなくなってきました。 子供を片親にしていいのか?こんな状況で子供を育てていいのか?ホントにわかりません。 仕事場で、『僕と彼女と彼女の生きる道』観て号泣する私を、部下たちが不思議そうな顔で見ています・・・ ANo.14 04/01/28 20 07 ありがとうございます。 ただ、家事に関しては、分担部分を、ということです。 私の仕事が遅いので、保育園の迎えは妻ですが、妻は朝が早いので、子供を起こして、朝食を与え、着替えさせて保育園に連れて行くのは私の仕事です。送りが終ると洗濯をして、干してから仕事というパターンなので、すべて妻任せということではありません。徹夜の仕事でも、その時間には帰ってきて、送りだけはこなしてます。 ただそれが、俺もこれだけやってるのに、という物言いになっているところはあるかもしれませんね。 ANo.15 04/01/28 20 08 確かにこのままでは、自分が破壊されそうですしね。 何で俺だけがって言う気持ちを一番近い妻にするのは普通のことですもんね。 ANo.16 04/01/28 20 09 落ち度といえば、過去の浮気のことを責めたことでしょうか。 ANo.18 04/01/28 20 23 そうですね、どこに行くにも連れて行った、楽しかった学生時代の亡霊にひきづられているのかもしれません。 ANo.22 04/01/28 20 58 確かに、妻は自分の今やっていることが離婚に繋がり、子供まで失うことになるとは、夢にも思っていないと思います。 そういう意味では甘えているのかもしれませんね。実際何度も許して来ましたし。 私は過去に一度も妻に手を上げたことはありません。 自分のすべてを解放した時どうなるのか? やり直そうと思っていても、暴力もありますが、暴力とは違う意味で、修復不能になる方法を考えていたりして、戸惑っています。 現場に向こうの親を呼ぶとか、子供を連れて行くとか。 ANo.23 04/01/28 20 58 皆さんの指摘が次々に的を得ていて驚いています。 実際妻は、過去、手帳に浮気の一切を記していたのですが、それを読んで責めて以来、一切書かなくなりました。携帯を見ていることを伝える以上、今回はラストチャンスと肝に命じて、対応しようと思っています。 ANo.24 04/01/28 21 48 感情が乱れている私より、まずは興信所外囲かもしれませんね。 今まで書いてませんが、私には、妻に対して、全てにおいて優位にたつことを考えすぎている気がします。 妻が全面的に間違っていることを認めさせたい。 相手の男がどんなにいい加減な気持ちか伝えたい。 圧倒的に私のほうが愛していることを伝えたい。 そうして得た生活は果たして楽しかった頃の二人なのか・・・もう少し冷静に考えて見ます。 ANo.25 04/01/28 22 28 少し前、仕事のことで喧嘩になった時「俺はお前を愛してるけど、お前は俺を愛してないんじゃないか?愛してればそんな態度にはならない」と言ったことがあります。 そのとき彼女は、「子育てやってると愛とか言ってられない」と言いました。 男は愛し、女は愛されるのが幸せ。そういう意味では成立してますが(笑)ちょっとは愛して欲しいな(笑笑)って思います。そういう意味では、妻は、愛と生活を分けて考えているってことでしょうか? ここまで読んでくださった人には、私は、愛してもらえない情けない男に映っているんだろうなぁ・・・ ちょっと馬鹿らしくなってきました。 ANo.26 04/01/28 23 00 厳しい指摘ありがとうございます。 実際、私の周りもtabkeyさんのような意見が多いです。「顔3倍くらいにしてやれよ!」みたいな(笑) 前の方のお礼にも書きましたが、多分他人だったら、私も情けない奴だなぁって思ったかも・・・ メール見た瞬間、携帯叩き割ってつかみかかろうと思ったこともあります。なぜしないのか? 圧勝を目指してたのかなぁ?もっと決定的な時という思いがありました。多分それが今なんでしょう。 今まで我慢してきて報われなかったのは事実。ここでけりをつけます。 ANo.27 04/01/28 23 00 何を呑気なと思われるかもしれませんが、妻は勘違いをしてると思うんです。 浮気を繰り返す、すべて年上、すべて妻子持ち。 勝手な分析ですが、相手の、遊びだからこその余裕、帰るところがあるからこその余裕、時間に余裕があるからこその余裕、そういう偽りの余裕を男の度量だと思ってしまっているんです。 それが勘違いだということをを知らしめてやりたいんですよねぇ。 ANo.28 04/01/28 23 12 初めて質問して、こんなに回答いただいて、必死でお礼を書いているうちに、最初の質問の数倍、自分のことを書いていることに気づきました(笑) それでも意味があると思うので書きますが、テレビを見ていたのは仕事中です。何度も仕事が遅いと書いていますが、私はマスコミで仕事をしているので、忙しくなるとホントに朝も昼もなくなってしまうんです。 平日は夜帰るのは2、3日。残りは朝、出社する妻とバトンタッチで子供の準備という感じなんです。 今は極力土日は家族と過ごすようにしていますが、普通の奥さんからしたら、そりゃぁ寂しいし大変だよって感じかもしれませんね。 ANo.29 04/01/28 23 13 #28の方のお礼にも書きましたが、仕事が遅いことで何度も喧嘩になります。 浮気を責めたときも、「もっと一緒にいられたらそんなことは最初からしない!」といって泣かれたこともありました。 その時は、「そんなことが浮気していい理由になるか!」って怒鳴りましたが、彼女の言い訳かもしれませんが、寂しい思いをさせているのが原因の一つであることは確かかもしれません。 そういう意味では、zasikinekoさんの言われるやり方でやり直したのがいいかもしれませんね。 ANo.30 04/01/28 23 28 何度もありがとうございました。だいぶ霧が晴れてきました。 『もう一度、奥様と同じ位置に立つ目線を持ってみたら』という考え方が決定的に欠けていたんだと思います。 暴力を振るわないというだけで、高圧的に責めていたかもしれません。 一度素直に今の気持ちを伝えてみます。 ANo.31 04/01/29 00 21 知らないうちに、プライドや甘えが、いびつな鎧になっていた気がします。 暖かい応援、ありがとうございます。 これだけ多くの人に考えていただき、本当に感動してます。 ANo.32 04/01/29 00 29 これだけ多くの女性の話を聞いたのは多分初めてです。説明を重ねるうち、自分が気がつかない自分が見えてきたような気がします。 「僕と彼女と彼女の生きる道」の草薙くんを見た時、こんな極端な奴はいないだろうと思っていましたが、今、自分もそうかもしれないと思いはじめました。(見てなかったらごめんなさい) 確かに私の態度は、「俺は我慢していた」だったと思います。ありがとうございました。 ANo.33 04/01/29 00 34 45歳の主婦の質問見ました。 あはは・・・って感じですね。うちの妻は違うと思いたいです。でもそれは「うちの子に限って・・・」ですかね。 「憎しみかくして墓場まで共に逝く覚悟が、あるか、無いか」ですか。うーん。重いですね。 ANo.34 04/01/29 01 08 一つ言えるのは、最初の回答を頂いた頃と、中盤、そして今とはまるで気分が違います。 本当のこと言いますと、質問を載せる前は、感情に任せて、ホテルに乗り込み、相手を殴り飛ばして、奥さんに電話して目の前で全てを告げ、相手の会社に電話して、仕事せずホテルにいることを暴露し、丸裸にして、着る物すべてを持ち去って置き去りにしてやれ!くらいの勢いでした。 でも、それはちょっと違ったかなと。誰もが異論を挟まない状態で舞台に上がった気分になっているだけの一人よがりだったように思っています。今は、後半何人もの方が言われているように、同じ感情に任せるでも、妻に今の本当の気持ちをぶつけようかと思っています。 ANo.35 04/01/29 07 07 何度もありがとうございます。 あまりの説得力に圧倒されました。確かに暴力は駄目ですね。 馬鹿な質問させてください。暴力は駄目。それは、相手の男に対してもでしょうか? ANo.36 04/01/29 11 06 2度にわたる育児休暇の影響で、会社で嫌な思いをする事も多くなった妻にとって、残業も出来ず、当然飲みに行く事もなく、 退社時間と同時に一目散に保育園へ迎えに行き、一人で子供の世話と家事をして寝る生活は、かなり寂しいと思います。 何度も助けてやらなくてはならないタイミングを、見る事さえ出来ず、気付こうともしなかった責任は私にあると思っています。 私がいくら口で愛してるといったところで、妻には、一番助けて欲しいときに助けてもくれないで・・・という思いがあるのかもしれません。 こうして気持ちを整理すると、他人事のように、よく見えてくるもんですね。 今までは、自分自身が睡眠を削ってかなり協力してるという気持ちでいたので、ここまで妻の気持ちを思ってやってませんでした。 「なるべく協力するよ」って言った時に、「協力って言葉が出るのが悲しい」と言っていたのを思い出しました。 ANo.37 04/01/29 11 25 #36の方へのお礼を書いているうちに、自分がどうすればいいのか本当にわかっていないことに気がつきました。私のお礼を読まれている方は、今更「妻に悪い事をした」ってナンダそりゃって感じかも・・・ 確かに、過去に引きずられ、戻れもしない所に戻れるかも、という気持ちを持っている事が諸悪の根源なのかもしれません。 ANo.38 ANo.38 事前に妻と話し合うなら、感情をそのままぶつける。 ホテルに乗り込むなら理性的に振舞う。 いずれにしろ暴力は振るわない。今はこんな感じで考えています。 ANo.39 04/01/29 12 20 emirinn0さんのシミュレーションの後では暴力を振るおうにも振るえません。刑法と民法・・・そうですね。 ANo.40 04/01/29 12 25 妻とは、学生時代から12年付き合って結婚。現在結婚五年目ですから、もう17年の付き合いになります。 evikoさんの言うとおり、彼女はもてました。別に超美形というわけでもなく、男に媚びるタイプでもないのですが・・・どちらかというと、特定の数少ない女友達とだけ付き合うような感じです。同世代の男にはキツイ性格なので結構怖がられていたかな。 でももう30代後半ですからねぇ。どうなってるんでしょう? 関係ないですけど、私のかばんが空いたまま放ってあっても、携帯が置き去りになっていても絶対見ません。自分が後ろめたくなるほど・・・何かプロファイリング出来たりしないですかねぇ。 ANo.41 04/01/29 12 45 書き方が悪くてスイマセン。もしかしたらそう思われてる方が多かったのかな? 地方の支社に勤める上司とは、妻の会社の上司です。 つまり本社と支社という離れたオフィスラブですね(苦笑) 私とは職種も違うので、私は相手の名前以外の事はまったくわからないのです。 誤解される描き方ですいませんでした。 ANo.42 04/01/29 12 54 いずれにせよ、この事態を生んだ原因の一端は自分にあると思っています。 相手の男とどう対峙するかですねぇ。 ANo.43 04/01/29 13 01 最終手段ですね。思えば、最近ずっと離婚の2文字を背負ってるような。 ANo.44 04/01/29 13 13 やり直すとしたら、今は私が、妻にどう映っているかだけが大事ですからね。 堂々と胸を張っていきます。 ANo.45 04/01/29 16 44 ちょっと気持ちが悪くなるくらい当たってます。全てが・・・ 決定的チャンスが来るまでと思っていたので、知ってても言えない。言えないから向こうにしてみれば意味の分からない過剰な反応をしてしまう。または、反応を押し殺して、内に溜め込んでしまう。悪循環でした・・・ 今、貴方は貴方らしいですか? 涙が出そうです。確かに今の私は、私らしくありません。仲間から兄貴のように慕われ、胸張って歩いていた頃の私(ちょっと美化しすぎですが)に惚れた妻に、今の私はどう映っているのでしょう。会社では昔のままのつもりなんですけど、妻の前では確実に違うと思います。 僕が僕であるために・・・ Xデーは明日、残り少ない時間、真剣に考えてみたいと思います。といってもまだ仕事中なんですが。 何度も親身な回答を頂き、本当にありがとうございました。 ANo.46 04/01/29 17 14 決行は明日です。 ご意見に反するようですが、これだけ多くの方に真剣に意見していただいたことに対し、どうやってお礼をしたら良いか分かりません。 明日全てが終わったとき最後の方へのお礼の形で、結果を記そうと思います。っていうか今そう思いました。お許しください。 どういう行動をとるかは独りで静かな気持ちになって決めようと思います。 ANo.48 04/01/30 00 30 まだ仕事をしている以上(現在1月30日午前2時30分)夜、妻に話をするという選択肢はなくなりました。 多分、あと数時間後、ホテルに入る二人を前に妻に離婚を突きつける形をとると思います。その時、妻がどういう態度をとるのか? 17年間に幕を閉じるときが来るのかもしれません・・・ ANo.49 04/01/30 16 30 決行しました。私と妻、不倫相手の3人でホテルの部屋で話しました。 「離婚しよう」最初に切り出しました。もしそこで、妻が全力で「離婚したくない、許して」と言ってきたら、全てを許して連れて帰り、もう一度だけやり直すつもりでした。たとえそれが子供のための言葉だったとしても・・・ しかし、妻の答えは、「しようがないね、こんな事やってしまったんだから」でした。 体中の力が抜けましたね。妻は離婚を突きつけられてもなお、謝る事、すなわち、私の下手に立つ事、彼の前で取り乱す事を避けたんです。 答えは一つでした。私との関係は、そうまでして守るものではなかったということでしょう。 後はもう何も言う事はありませんでした。あまり内容も覚えていません。とにかく相手の奥さんには、その場で電話をかけさせ、私からこのことを伝えました。「気が付いてくれてありがとうございます」と震える声で話す奥さんには、悪い事をしたのかもしれません。 「でもやっぱり、離婚はしたくないけど」「これ以上私がいたらあなたに悪いと思う」最後に交わした言葉で、以前の私なら、揺らいでしまい、なあなあで同じことを繰り返したかもしれません。 しかしもう、俺は俺を失う事はできない。 結局許すんだ・・・と思われて下手に立ってで生きていく事は出来ない。こう思えたのは、情けないですが、ここで答えていただいた皆さんのおかげだと思います。 離婚するにしてもまだまだこれからですが、妻を愛していた事も含めて、後悔しないよう強く生きて行こうと思います。 本当にありがとうございました。 ANo.52 04/01/30 18 47 相手の奥さんは、全く気付いていませんでした。まあそれだけ嘘の上手な男だったということでしょう。 去年の8月からだということを伝えると、「そんなに長い間、何も知らずに裏切られ続けてきたんですね」と泣かれてました。 いずれにしてもこれから先30年のことを考えるつもりです。 ANo.53 04/02/01 03 50 子供だけは幸せにします。 ANo.54 04/02/01 05 16 決行の後、その晩の仕事も飛ばして、久しぶりに(普段は妻の担当なので)子供たちを迎えに行きました。 「パパだ~」喜ぶ子供たちを見ながら、この子達を片親にする判断は正しかったのか?正直悩みました。 ただ、両親が信じあい、愛し合っていない家庭で育てるよりは、たとえ片親でも全力で愛を注いでやれば・・・と振り切りました。 当面は私の両親を呼び寄せるなどしなくてはどうにもなりませんが(汗) 以前、anikimaeさんが、もう閉じれば?と言われた時に、まだ続けさせてもらったのは、書いたように報告という目的もありましたが、 決行どうこうよりも、決行したときの自分の態度に、一抹の不安があったのだと思います。 今、anikimaeさんの言われるように、美学を優先して、気持ちから離れてしまうような感覚が少しあります。時間が必要ですね。 ANo.56 04/02/01 12 39 多分決行したとき、ずっと感じてた違和感は、evikoさんの言われるとおりのことだったと思います。 私は戻ってきて欲しい。彼女も戻りたい。でも、だから戻せばいいのか? 子供を保育園に預け、その間に男に抱かれる事実を、私の中で消し去るには、そのときの彼女の態度では足りませんでした。 このまま許せば、私は生活の中でその足りない部分を補完する事を求めるでしょう、責めるでしょう。そこには、まともな生活があるとは思えません。 彼女の為にも、きっぱり離婚したほうがいい。 確かに鎧を着ていったと思います。頑丈な鎧を・・・ しかし、今までのことを考えると、どんな結果になろうと、ここで終わらす必要がありました。もうこれ以上、こちらから助け舟を出すわけにはいかないんです。 彼女が、私がどういう気持ちでいるかを考え、どういう言葉を言ってくるか?それだけが私に必要でした。 そのための気は遣ったと思います。 実は、「行く所がないから、ちゃんと離婚が決まるまで帰らせて」ということで妻は、今家に帰ってきました。ほとんど話をしていませんが。 現在私は仕事中で、今晩話をすることにしています。 今も彼女の本心を聞きたい気持ちはあります。 気持ち悪いかもしれませんが、まだ愛しているので・・・ 何度も回答を頂き本当に申し訳ないのですが、このような状況で、私はどう話をすればいいんでしょうか? 妻と相手の二人を残してホテルの部屋を出るとき、声をかけようともせず、何も言わずに立ち尽くす二人、閉まるドア。 その時の、俺だけが動いていたんだ、俺に動いてくれる人はいないんだ、という絶望的な気持ちからは、とても、這い上がれそうにはないんです。 ANo.61 04/02/01 16 21 離婚以外の道ですか? 離婚と許す。この距離の間に身をおくことの難しさに直面している感じです。 ANo.62 04/02/01 17 23 月曜日の夜中に話をしました。 大きな声も出していないのに、上の子が起きてきて、中断してしまい、何の結論も出ていませんが・・・ 妻は、ただ、やり直させてくれと。 私は許そうとする自分への不信感と戦っている感じです。 ANo.63 04/02/01 21 32 妻の目が何を見つめているか・・・ まだ見つけてないと思います。 ANo.64 04/02/01 22 40 本当にevikoさんには何度も真剣に相談に乗ってもらい感謝しています。 二人の17年に終止符を打つべく望んだ先週の金曜日でしたが、今でもそのこと自体は全く後悔していません。 これから私はどこに行くのか? 決行前以上に混迷は深まっています。 ただこの状況を長引かせることが最も良くないことだとも思っています。自分が幸せになるために今週末結論を出します。 ANo.66 04/02/01 23 45 そうですね。私も子供中心に考えなければと思っています。 私自身、両親そろった家庭に育っているので、片親の気持ちは分かるべくもありませんが、ちゃんと説明して、細かい気持ちに気付いてあげるようにすれば、親の数より、家族としてのつながり、かたまりとしての力のようなもので幸せを感じられないかなぁと・・・ 違いますね、どうやっても両親と手をつないでる友達を見たときの子供の気持ち、母の日の子供の気持ち、辛くない訳ありませんもんね。 少なくとも悲しませる場面を作る決断だってことは、常に頭に置かなくてはいけないですね。 ANo.67 04/02/02 02 37 私が離婚を突きつけたのは、離婚したかったからではなく、彼女の本音を聞く一番いい方法だと思ったからです。 ここで何人もの方が言われているようにそれ自体が間違いだったかもしれませんが・・・ ただ、あの日を最後に、妻の気持ちに関係なく私だけが動くのはもうやめようと決めましたから。 今でも、それは変わりません。 ANo.68 04/02/02 05 55 もしかして、というよりかなり確実に私は、ponponさんの様に、妻がいない世界という大海に出て行くのを恐がっているだけかもしれません。 だとしたら、今までの相談は何だったんだっていう感じですね。会社でもDVの被害者がそれでも相手を好きだって言うのと同じだと言われ、 少し衝撃を受けています。最も許せないと思っているDV、知らないうちにその被害者と同じ立場に立っているかもしれないという事実に・・・ ANo.69 04/02/02 12 57 そんな妻を誠心誠意の侘びなく許すのであれば、ご質問者様はこれからもナメられ通しの人生 それだけは避けます。何のための決行だったかわからないですから。自分が十分と思うまで誠心誠意を要求するつもりです。 相手の男に対しての慰謝料のことは、離婚どうこうとは別に進めようと思っています。単純にこのことに対して私が受けた精神的ダメージの責任は取らせたいですから。ただ、それが相手の奥さんへも、ダメージを与えることになるなら、何かしら考えないととは思っています。罪のない奥さんに、あの日相当ショックを受けさせたと思っていますから。 ANo.70 04/02/03 16 18 こんなに心配いただいて御礼が遅れてすいませんでした。 しばらく自分の中で整理がつかなすぎてました。といってもまだ整理ついていませんが。 夜遅く帰ると、妻と子供が何事もなかったように寄り添って寝ている・・・一体何か起こったんだろうか?という気分になったりしました。 決行というあの二人との戦いから、バカになろうとする自分、考えるのを止めようとする自分との戦いが始まりました。 ANo.75 04/02/06 00 45 今週末しっかり話をして、決着をつけようと思っています。そこで、ひとつ質問したいことがあるのですが、今は書けないんです。明日書きますので、この質問は、今週末まで開けさせてください。新たに質問を立てるのにこれまでの経過を、どう説明したらいいのか見当も付かないので。 ANo.76 04/02/06 05 23 これだけは言えるのは、妻は妻で苦しんでいます。それは見ていてわかります。 今回の問題も、自分が何もいえない立場、私の判断に委ねるしかない立場だと理解していますから。私に今苦しいと伝える事も出来ない・・・私がそれ以上に苦しい事を理解しているから。 ただ、逆に言うと、彼女がわかっているのは、意見できない、言う立場じゃないというところまでなんですよね。彼女からのアクションはまったくないところが悲しい・・・それがevikoさんが言われるように「彼女の目は・・彼女に向いてる」って事かもしれません。少なくとも自分のことなんかどうでもいい、という感じはありませんから。 あの日、戻ってくるなら携帯をやめさせると言った私が、今も携帯を持ち歩く彼女を見てどう思うかくらいは、せめて考えて欲しいんです。 相手との連絡を続けるために必要としているのなら論外ですけどね(笑)さすがにそこまでは・・・(汗) どこまで自分の気持ちをフラットに出来るかわかりませんが、私の心の穴を埋めるに足る態度を彼女がとるまで・・・それができないんだと確認できるまで・・・とにかく納得いくまで話をするつもりです。 ANo.77 04/02/06 13 31 苦しんでるかもしれないが、携帯を捨てるなどのアクションがない限り、許したりする以前の問題で、反省したと言葉で言われても意味がないと言いたかったのです。(全然伝わってない?文章力ないもんですいません) とにかく、今日の話で最後にしようと思っていますので。納得行くまで話すつもりです。 ANo.78 04/02/06 18 05 むしろ妻は、「私はこの人を愛しているんだろうか?」と疑問に思っているのではとも思います。また想像ですが・・・ 今この生活を失うということにすぐには対応できない・・・離婚したくないという答えは、その程度の思いから来ているんだとしか私には取れません。今の妻の態度からは、愛してる夫を失いたくないという思いは、悲しいですが伝わってきません。 苦しんでるというのは、圧倒的に弱い立場という現実に苦しんでいるんだと思います。残念ながら、子供がいなかったら、彼女はこんな100対ゼロの立場からは、逃げ出してたかもしれないと思います。 ただ、それも想像ですから、今晩じっくり確かめようと思っています。 ANo.79 04/02/06 19 41 ありがとうございます。確かに想い出は勝手に自分で置き換えていますもんね。 白黒ハッキリさせてきます。 ANo.80 04/02/06 20 34 #75でお礼に書いたように、今日しか書けないのには理由があります。 それは妻がこの相談を月曜日に一度見ているということです。 しばらく私がお礼を書かなかったのは、そういう理由です。多分お怒りの方も多いでしょう。ほんとうにすいません。 週末話したとき、インターネットで相談もした、そこまで追い込まれていたんだというようなことを口走ったのが原因です。 なんてバカなことをと思われるでしょう・・・恥ずかしながら、ここが日本一の相談サイトなんて知らなかったものですから・・・ 結果は皆さんの想像通り、逆効果だったと思います。彼女は一段と今回のことの重みに耐えかねています。それとともに、こういう場所で全てを話している私とやり直すということに疑問を持ったと思います。 ただ、私がこれだけ考えているということだけは伝わったと思います。その私と、目の前で遊びと言い切った浮気相手を比べたら、どちらが妻を大事に思っているかは分かるはずです。(でも、見られるんだったら、もっと書き方があった・・・) もう見ていないと思いますが(また勝手な憶測・・・)見ていたとしても、妻は会社でしかwebに触れられないので、週末の間は見られることはないので、ここまで書けませんでした。 そしてこの週末に全てを決するつもりです。そして、多くの方にお世話になったこの質問を閉じるつもりです。 ANo.81 04/02/06 22 38 離婚か仮面夫婦・・・ まだそんなことをといわれるでしょうが、私は離婚か元の夫婦の2択しか考えていません。 仮面夫婦になるくらいなら、別れます。 私がいいように言いくるめられて(誤魔化されて)結果的に仮面夫婦になっている。という結果にならないよう、神経を研ぎ澄ませて行こうと思っています。 ここまできたら、all or nothingです。 ANo.82 04/02/07 04 42 多分、妻はあの一度でもう見ていないと思います。でも、見てるかもしれないと書いた時点で、ここで続けるのは終わりかなぁと思ってました。ただevikoさんは、来てくれそうな気がしてました。(こういうこと思う事態が弱ってるってコト?)妻へ向けての言葉まで書いていただいたのは感謝しますが、このことを書いたのは、妻へ向けての言葉を書いて欲しいからではありませんので。誤解しないでくださいね。 今日はというか今日も仕事が遅くなり、あれだけ気合入っていたのに帰ってきたら妻は子供とひとかたまりで寝てました。 明日決着をつけます。いずれにしろ、こういう状況ですから今週末で全てを終わらせなくてはなりません。 妻が家にいる以上、休めないし、休んだら逆効果、最も望まない、なあなあの結果を呼びそうで・・・ どうにも眠れないので、決行以降始めて、他の方の相談など読ませてもらいました。結構不倫している女性っているんですねぇ、馬鹿らしくなってきました。でも、逆にすごく仲の良い人もいる。 しっかり自分なりの答えを出さなければならないと実感しました。 ANo.83 04/02/07 10 04 ホテルに二人を残したという時点で、その後何がなされようとという覚悟はしてます。当時の私にはあそこまでが限界でしたから。 emirinn0さんが言われるように、あの後フォローしたかもしれない。SEXしたかもしれない。「ほとぼりが冷めるまで待とうね」かもしれないし「携帯は見られるから社内メールにしようね」かもしれない。「月曜もう一日休みとって会おうよ」ってなったかもしれない。へたすりゃこっちに尾行つけてるかも、とまで考えました。 人一倍想像力あるほうですから(笑) ただ、向こうがどう思おうと、どうしようと、関係ないんですよね。こっちが見せた事実、想いは変わらないので、それを向こうがどう考えるかだと思います。 そして、私に対しての妻の返事や態度が、世間的にではなく私的に納得のいくものかどうか。それだけですね。 ANo.84 04/02/07 13 38 ありがとうございます。 目が覚めました。 「一個の人格として尊敬尊重するなら別れる」 自分の気持ちを知らせたい。間違いを認めさせたい、気付かせたい。俺がいないと彼女は・・・ 確かに、一個の人格として認めていなかったかもしれません。わかっていないという決めつけと、わかって欲しいという押し付け。私が考える正しさの中に入る事を強要していたのかも。 当たり前ですが、一人の人間なら、間違ってたらそのツケは一人の人間として自分で払うべきですね。 「行動の結果を、自分のものとして引き取らせる」ことこそ必要かもしれません。 ANo.85 04/02/07 18 35 ホントにもう、歩み寄りだけです。 でも、そういう意味ではもう限界かなぁ。このまま、普通に生活が始まって、あの事が過去になっていけばって感じですもんね。妻は。 携帯を持ち続けている事でこっちがどんな嫌な想像をするかを気付かない。こっちは朝まで寝れないのに平気で寝続ける。 今までなら、仕事で携帯は必要だからなぁとか、仕事と子供の世話で疲れてるから寝るよなぁ、で済ましてと思うけど・・・今回は・・・ ANo.86 04/02/08 00 09 そうですね、別居して気持ちの整理するか、別れるしかないかも。いやまだ愛しているってのが、自分でもお前アホか?って感じになってきました。 復縁を諦めているのではなく、復縁したと思っているんだと思いますよ。この程度で復縁なんだと。 今日は妻は休み、私は仕事・・・でもまた寝ていました。明日はお互い休みなのでやっと話ができると思います。 ANo.87 04/02/08 13 55 貴方は奥さんを愛しているから悩んでいる。 奥さんは貴方を愛していないから話し合いを避けて眠る事ができる。 thewhitesさんの言われる通りです。 妻の愛がなくなっていることは確認する必要を感じなくなりました。 ANo.88 04/02/09 14 35 そうですね。 結局一組の男女として、子供に胸を張って説明できる結果を出し、生き方を見つけるすことが、大事なんだと思いました。 ANo.89 04/02/09 16 38 おっしゃるとおり、今週ずっとグレーでした。 平日は一度も話すことが出来ず。土曜日もダメ。 今日はと望んだ日曜日。昼間は仮面夫婦のように過ごし、夜、上の子を風呂から上げると妻は居間で寝てました(苦笑) しばらく酒を飲みながらボ~と考えていると、それまでほとんど寝てなかったからでしょうね、私も寝てしまいました。妻が布団に移動するのに気付いたのは夜中の2時ごろでした。朦朧としていた私は、「寝ようか」という妻を制し、水で顔を洗って体を覚ましながら思いました。「俺がここまでする気持ちを少なくとも妻は持っていない」と。やはりall or nothingだと ANo.90 04/02/09 22 29 日曜の夜中、話をしました。これで最後のつもりで。 この顛末を書いてどう思われるかわかりません。 これだけ多くの方に意見を貰いながらのこの決着のつけ方に怒りを覚えられる方もいるかもしれません。 とにかく彼女の意見を聞こうとする私に「私は言える立場じゃない」を繰り返す妻。 その後ぽつぽつと話し始めましたが、「疲れてた」「寂しかった」どの言葉にも私を失いたくないという気持ちは全く感じられず、虚無感だけが残りました。 何のために頑張ってきたんだろう。 「許して」「ごめんなさい」でも、心に開いた穴を塞ぐのには全然足りませんでした。 「別れよう」「どうして?」「君はもう俺を愛していない」・・・ 「許してく・だ・さ・い!」彼女は土下座して言いました。 「私がここまでしてるんだから」と言わんばかりの逆切れ気味に放たれたその言葉に、体中が冷え切るのを感じました。 17年が終わりました。涙も出てきませんでした。 最後に一言声をかけようと思いました。 「俺は心の底から君を愛していた。ほんとに好きだった」そこまで言ったのは覚えています。 しかしその瞬間、今まで経験した事のない感情に襲われました。 感情が決壊して濁流となって噴き出したようでした。号泣?嗚咽?私は大声で泣いてました。変な声で。 止めようとしても駄目。まるで5歳位の子供のようだったと思います。 自分でも、身体が小さくなっていくような不思議な気分でした。 「ごめんね、ごめんね」気が付いたら、妻も泣いてました。 「今でも好きだから、だから別れて下さい」 「いやだ私は別れたくない」そんな会話を繰り返していたようです。 上の子が起きて来て2人の間に入ってきました。 それでも私の涙と声は止まりませんでした。 どれくらい泣いていたかはわかりませんが、泣き終えた時、今までのことが無かった事のように気持ちが楽になっていました。 私はどんな顔をしていたんでしょう?彼女の顔からは険が消えていました。 そして・・・どうやら僕は全てを許したようでした。 ANo.91 04/02/10 10 14 翌日、思い返すと、あれは何だったんだろうか?という気持ちでいっぱいでした。 女々しいと言うより、女の子のように泣いたあれは・・・ 結局いいように許しただけ?これで何事もなかったように毎日が始まるのか?何か変わったのか? しかし家に帰ると、妻の態度が明らかに変わっていました。 妻は先に寝ていましたが、私が床につくと起きてきました。そして、自分から語り始めました。 「今あなたのことがすごく好き」 ずっと好きだったんじゃなく、今好き?昨日までのつっけんどんな態度とはまるで別人のようにしゃべり続けました。 「そういう気持ちになって気付いたんだけど、私、あなたのこと好きじゃなくなってた」 「キスされるの抱かれるのも嫌だった。自分でもそれを認めたくなくて疲れたせいにしてた」 「愛してるって言葉で言われても、もう昔のあなたじゃない・・・」 「私が元とはいえ、携帯盗み見たり、ホテルに踏み込んだり、webで書き連ねたり、どうして私が嫌いになるようなことするんだろうと・・・」 「手伝ってよって、早く帰ってよって、でもそうしてくれてもまだ足りないとこ探したかも・・・」 それがどうして・・・ 「好きになった」「昨日好きになった」 そういう彼女の顔も瞳も、真剣というより、無邪気に嬉しそうな感じでした。 「本当にありがとう」「あんなに真剣に想ってくれてありがとう」彼女は何度も繰り返しました。 昨日までが嘘のように彼女の言葉が胸に届いてきました。 これでいい。 今、戻れないと思った学生時代に戻っていました。少なくとも僕は・・・ 解決していないと思っていたがん細胞が消えていきました。 2人の関係をあんな風にしてしまっていたのは、私にも責任があった。 面子、代償、悔恨、復讐・・・私にはたくさん欲しいものがありました。 いくら落としたつもりでも落とせなかった鎧をバラバラと落として、大泣きした時、昔の姿で二人はもう一度出会えたのかもと思いました。 「結婚しよう」 また涙が出てきました。 全く解決していないかもしれません。 すぐ、あれはなんだったんだと思う事になるかもしれません。 またいいように騙されただけと思われる人もいると思います。 でも、私には予想していない十分すぎる結果でした。 少なくとも今の妻の目は、結婚するよりずっと前の目で私を見ているように感じる。 今はそれだけで十分です。 ANo.96 04/02/11 07 49 今は5歳の子供があの日のことを覚えていても、自信持って説明できる気持ちでいます。 無風で生きていくより、逆風を抜けたほうが、強く生きていける。前向きに考えていきます。 ANo.97 04/02/11 09 47 私は結構思い込みの強いほうなので、冷静な分析は助かりました。 確かに、今のままで万歳万歳!にはならないと思います。すごく、危うい橋を渡っていると思います。 ただ、一時的にせよ、こういう形で終れるとは、どの時点でも思っていなかったので。 今はこの船に乗ってみようかなって感じですかね。 上の子にはつらい思いをさせてきたと思っています。 激しい夫婦喧嘩に泣き出したこともありましたし、妻のヒステリーに、過剰反応を見せることもありました。 まだ二日間ですが、子供は両親の変化に気付いているようです。本当に楽しそうに兄弟で遊んでいます。 もう、かわいそうな思いをさせないよう、これからは子供中心にものを考えていかなければと思っています。 ANo.98 04/02/11 13 20 仮面夫婦でした。完全に。。 口にはしなくても私はいつも浮気のことは許したわけじゃないという気持ちが常にありました。 常に完全な謝罪を待っていると言うような・・・ そんな気持ちで、うまくいくはずが無いですよね。 私は口に出していないんだから、夫婦関係に影響していないと勝手に決めてました・・・ お互いが下手に立つことを受け入れない関係でした。 上手も下手も無い、泣きじゃくりの中で初めて分かりあえたんでしょうか?本当に見えざる手を感じました。 一泊旅行。いいですねえ。行こうかなぁ。 でも、一番被害をこうむったのは子供たちですから、やっぱり家族旅行かな。 ANo.99 04/02/11 13 41 #84でのmimulaさんの回答で目が覚めたのが、今回の結果に繋がったと思っています。本当に。 今までの相手の対応を見るための離婚という言葉が、本当の離婚という言葉になったことで、あの感情が溢れる結果を生みました。 本当に感謝しています。 まだ見たことのなかった夢を実現させてください。 涙。。。 普通の夫婦に戻れるのだろうかと思っていたところから、普通以上の夫婦になれるかもと思えているだけで、十分夢みたいですが、目の前にずっとあった壁がなくなった今、確かに夢を持って行きたいという気持ちです。本当にありがとうございました。 ANo.100 04/02/11 13 49 妻と話すうちawiさんが#90で言われた「奥さんにそうさせたのは、あなたではないか」ということを強烈に感じました。 夫婦なのに隙を作らず正論で押す、みたいな。 寂しい思いをさせたのが、不倫に繋がっていいわけない。以上!考える必要なし!って感じですかね。 今は、夫婦ってホントに理屈じゃないと思います。 ありがとうございました。 ANo.101 04/02/11 14 19 言葉ではうまく言えませんが、あれだけ欲しかった謝罪すら必要と感じなくなった。って感じでした。 一応謝罪はしてましたが。 演技かも知れない。騙されてるかも。。。でもいいんです。 少なくとも今は、私は自分を信じていますから。 以前masarinnさんが言われた 女だって、一人の男性を幸せにするために生まれてきたんだから。 これがあなたの妻にあてはまりますか? 「昨日好きになった」と言った妻の目は、これからあなたを幸せにするために生きると言っている。 それでいいと思っています。 ちなみにまだセックスはしてません(笑) ANo.104 04/02/11 15 39 ホントにevikoさんにはお世話になりました。 ホテルに乗り込んだ時、離婚を突きつけた事を怒られたのが遠い昔のことのように感じます。 お願いだからもう一度行って来て! 後悔したくないなら本心を話してきて・・ 子供の為にもお願い。。彼女の鎧を脱がせて来てよ~ (。>0 。)びええん(。>0<。)びええん 違うから 絶対違う・・・ こんなの間違ってる!!! この言葉がずっと心に引っかかってました。 結局以前evikoさんに言われた どうするか、どう受け止めるかはその時に感じた感情じゃなく気持ちに任せて流れに身を委ねてみるのも有り って言葉そのままになったようです。 ホントevikoさんのおかげです。 今朝、家族で朝食をとりながら、妻が「ご飯がおいしい」とつぶやきました。 「米変えたの?」 「ちがう、昨日からご飯がおいしい。最近何食べてもおいしくなかった・・・」(涙) ここでの100回以上のアドバイスが今の幸せな気持ちを作ってくれたのだと思っています。 どうお礼を言えばいいのか見当もつきません。 本当にありがとうございます。 ANo.107 04/02/11 23 42 汚れちまった悲しみに いたいたしくも怖気づき 汚れちまった悲しみに なすところもなく日は暮れる あそこまですさんでいた関係が、一気に浄化できたかどうかは分かりません。 ただ、あの時の、身体からいろんなものが剥がれる様な、 子供になっていくような、周りが黄色くなっていくような、不思議な気持ちから、二人の関係は確かに変わりました。 妻がどういう感覚だったかは聞いてませんが。。。 ただ不可能と思っていたものが、現実になったのは事実です。 出会った頃の二人に も一度戻ってみよう そして二人で手をつなぎ しあわせになろうよ 中原中也から長渕剛じゃ怒られるかな(笑) 本当に皆さんのおかげです。ありがとうございました。 ANo.108 04/02/12 03 39 お礼なんてとんでもないです。 ponponさんが昔言われていた、一度別れるという方法をとろうと思っていました。一人になれば向こうも気付くだろうと・・・ ああいう感じでやり直すと決めた時も、心の奥では、こんな形でリセットできるのかと言う不安がありました。 向こうにとって都合がいいだけでは? 俺だけ損してる。。 でもそれも、思い知らせたいという私の汚れた大人の感情だったのかも知れませんね。 別れずにリセットできるんならそれに越したことはないのに・・・ 今は、はた目には、以前と何も変わらない家族。 でも中身はまるで別の家族です。 不安があるとすれば、あまりに急な変化ということくらいですかね。 本当にありがとうございました。 ANo.109 04/02/12 04 46 今週、月火水と私が帰ると妻は起きてきます。 昨日は帰宅が朝5時前でしたが、それでも起きてきました。 起きてくる彼女に、謝罪やみそぎ、義務感といった雰囲気はありません。 ただ起きてくるんです。 別に何を話しているわけでもありません。たわいのない会話です。 でも私はこの一週間を振り返るような会話は避けています。 前向きでも今触れるとズレが出てきそうな、漠然とした不安はあります。 しばらくはお互いにいたわりながらかな? このまま行けば笑って話せる日は来ると思っています。 皆さんから戴いた幸せを壊さないよう大事に育てていこうと思っています。 ANo.110 04/02/12 06 33 以前banana777さんが今までのことを冷静に書き出してみれば?と言われた時、 今までのことを思い返して、いまさらですがぞっとしました。 最初の頃に書いた妻の以前の浮気は、結婚直前でした。 私は「間違っている」「不倫に未来はない」「俺と結婚したほうが幸せになれる」 と、ちゃんと解決しないまま、なかば強引に結婚しました。 幸せになれるわけないですよね。 私は最初から妻をそういう力関係の中に放り込んで時間を重ねてきていました。 そういう意味では、今は昔に戻ったのではなく、初めてちゃんとした形で結婚できたと言えるのかもしれません。 今の彼女の態度は、完全に私を向いています。 変な言い方ですが、ほんとにうれしそうに感じるんです。 今なら彼女が私といないときどんなことをしてようが、どうでもいいとさえ感じます。 結局大事なのは二人の関係でした。 こんなに簡単で大事なことに5年も気付きませんでした。 気付かせていただいて本当にありがとうございました。 ANo.111 04/02/12 15 12 様々な方に、様々なご意見を戴きました。 決断が正しいかどうかは私にもまだ分かりません。 確実なのは、ここで100を超える意見を戴いたこと。 結果として笑顔で笑い合う一組の夫婦と二人の子供がいるということ・・・ この2週間は、まさしく人生の岐路でした。 こんなに真剣にものを考えたのは初めてのことでした。 気がつけば、日記どころか、手帳さえ持たない私が、気の遠くなるくらいの事を記していました。 自分で出した結論という自信はあります。 しかし、この場がなければ、今こんなに自信を持ててるかどうか? 潰れていたかもしれないし、考えるのを止めていたかもしれないし、逃げていたかもしれない。 あえて質問を閉じず、「こんなに意見を戴いて中途半端な報告は出来ない!」という立場に身をおいたのが、今回で決めるという大きな力になりました。 そういう意味では、情けないですが、この場がなければ全く違う結果になっていたと思います。 私が出した結果に多くの方が書いてくださる感想。 感動を通り越して、一体俺はこんなことをしてもらう権利があるのか?という気持ちになりました。 今感じられる幸せが、多くの人の行為に支えられた結果だということを噛み締めて、大事にしていこうと思います。 何とお礼を言っていいか分かりません。皆さん本当にありがとうございました。 このことは一生忘れません。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/48024.html
【検索用 つかれたからさ 登録タグ VOCALOID つ 初音ミク 曲 瀬名航】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:瀬名航 作曲:瀬名航 編曲:瀬名航 唄:初音ミク 曲紹介 瀬名航氏の40作目。 写真:テルハ 歌詞 (動画説明欄より転載) 一番にはなれなかったよ 諦めて 期待され 諦めて 大人にはなれたけど 慣れてきたけど 少し疲れたかな 悪口の方が盛り上がりやすくて 正義の方が肩身が狭かったものだ 好きなら媚びてけ 嫌いなら拒め 最上級の心理戦争 元々得意じゃないよ ただ生き抜くためなのだ 僕は疲れたんだ 躁鬱とその間 努力は無駄じゃないと言い聞かせて 生きづらさもきっと笑い話になって ただそれでいい ただそれでいいから 少し休もうか 一番にはなれなかった 自分をすり減らして食い繋ぐ どこまでも加速する世界の中で 静かに心が薄まっていく また夜が明ける 顔のしわが一つ増える 感情を曖昧に殺して 「大丈夫」と言いふらした 身体が浮遊する 言葉が溶けていく 白黒の間のその間の色 不安定でいいんだよ それが僕なんだよ 僕は疲れたんだ 躁鬱とその間 努力は無駄じゃないと言い聞かせて 生きづらさもきっと続くもんだと受け入れるその日まで 少しだけ休むんだ もう少し生きるんだ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dattai/pages/800.html
6-673 673 :(○口○*)さん [sage]:05/03/09(水) 01 08 ID 8HTKn4ho まあ、なんだ このスレに書く理由の大半は ギルマスかギルメンの行動や思考が 痛い、厨房、アフォ、直結系だったりする訳で 稀に公平ギルドとかで、抜けざるを得ない環境の元になるのやリアルの為に引退で抜けるのもあるけど… とりあえず私自身では無いけどかなり昔の溜り場に居たヤツのその溜り場身内ギルド脱退理由×2+2 一つ目、俺に惚れた相方が別の男に浮気してるみたいだから別れ話される前にこちらから別れたので脱退します 二つ目、自分の女になるかと思った女がギルメンに居たけど、既に相手いるみたいから脱退します プラス1、そんな私が新たな相方出来てソイツからエンペ貰ってギルド作った。 でも俺の方針(房行為マンセー)についていけないから相方が抜けた。そしたら、ギルド解体とエンペ返せだって。 もう、あんたはギルメンでも相方でも無いから、あんたの指図なんか受けないよ プラス2、もうここには、私が好きな女が居ないようだし、どっかに行くよ なんつうか、もう呆れたよ その男のした行動で溜り場は荒れて人が消えまくり。 私も消された人ですけどね。 687 :673 [sage]:05/03/09(水) 12 42 ID aPdBRDOc すんません、眠気と酔いで確認せずで混乱招く書き方して 682の通りです 一度目の脱退ですがその知り合いは、マリッジ未実装時だったですがケコーン式を挙げてたから 脳内変換は無かったかと その2は、その通りで +1の方は、その知り合いが相方からエンペ貰ってギルド立ち上げて 相方を入れたけど、あまりのひどさに相方が抜けて解体を依頼したけど 先の通りと言う感じです +2時にその知り合いが溜り場連中に、どうやら+1の事で 責任取って垢消して引退すると言ってたようですが(この時点で私は溜り場には別件で居れなくされたので聞いた話状態です) 現在もどこかでその垢で活動してると情報を… それでは失礼します 前ページ次ページスレ6
https://w.atwiki.jp/83452/pages/14376.html
梓「久しぶりに食べたけど、本当に美味しいです」 律「そこまで喜んでもらえたら作ったかいがあるな」 梓「また、食べたいなぁ」 律「しみじみ言うなって、別に最後の晩餐って訳じゃないんだから」 梓「……」 律「また今度来たら作ってやるよ」 梓「……今度っていつになるんでしょうか」 律「うん?」 梓「な、何でもありません」 うっかり口を滑らせてしまった。 消えたと思っていた不安はまだ残っていた。 慌ててその場は取り繕ったが、律先輩は怪訝な表情を浮かべていた。 夕飯を食べ終えて、テーブルの上はきれいさっぱり片付けられた。 時計の針は既に八時過ぎを指している。 梓「……」 律「なぁ、梓」 梓「……」 律「そろそろ帰らないとまずいんじゃないか?」 梓「……」 律「梓ってば」 梓「見えない聞こえない」 律「たくっ、仕方ないやつだな」 梓「外は真っ暗ですよ」 律「だな、あっち帰る頃は深夜近くになってるよ」 梓「恐いなあ、変質者に襲われたらどうしよう」 律「職質されないように気をつけろよ」 梓「麗しの女子高生がこんな時間に出歩いていたら襲われますよ!」 律「誰が麗しいって?」 梓「むっ」 律「それに、駅まで送ってやるから大丈夫だよ」 梓「むー……」 梓「今日ここに泊まりたいな」 律「だーめ」 梓「けちっ、何でですか!」 律「明日部活あるだろ?」 梓「……あります」 律「しかも、新しい軽音部として最初の部活だったろ?」 梓「……そうです」 律「じゃあ、早く帰って寝ろ」 梓「そうですけど! ……お昼からだから、朝帰れば大丈夫です」 律「遅刻したらどうすんだ」 梓「……」 律「お前は新しい軽音部のリーダーだろ」 梓「リーダーだったら、わがままも言えないんですか」 律「ばか言ってんな」 梓「……」 律先輩の言うとおり、今の私はどうしようもない子だ。 でも、今日だけはわがままを許してほしかった。 律先輩とまだ離れたくないから。 律「私が言いたいのは、リーダーなんだから去年よりずっと責任が重いってことだよ」 梓「……」 律「遅刻したら、憂ちゃんたちに申し訳が立たないだろ」 人の上に立つリーダーの責任は重い。 そんなこと分かってたし、覚悟してたつもりだけど。 何だか理不尽だなって思う。 今の私は部長失格だ。 梓「……だったら」 律「うん?」 梓「明日、朝一で帰ります」 律「……」 梓「これなら絶対遅刻しません」 律「……」 梓「だから、泊めてください。わがまま言うのは今日だけにしますから!」 律「……」 律「……分かったよ、泊めてやる」 梓「本当ですか?!」 律「ただし、条件が一つ」 梓「!」ゴクリ 律先輩の言葉の続きを、固唾を呑んで待つ。 律「……両親に、連絡すること」 梓「はいっ!」 大きく返事をしたと同時に、嬉しくて思わず律先輩の胸に飛び込んだ。 律「ととっ」 梓「律先輩だいすき!」 律「現金なやつ」クスッ 梓「お泊まりお泊まり嬉しいな」 律「小学生かよ」 梓「りーつせんぱいっ」 律「なんだ?」 梓「……」ギュウゥ 律「いっ、締めすぎだって」 律先輩はあったかい。 律「お風呂わいたぞー」 梓「お先にどうぞ」 律「いいよ、梓が先に入っちゃいな」 梓「えっ、でも」 律「いいからいいから」 梓「うーん……」 家主より先にお風呂というのは少しためらいがある。 私がうんうん唸っていると。 律「じゃあさ、一緒に入ろっか」 梓「へっ? そ、それは」 律「別に合宿のときに一緒に入ったじゃん」 梓「あのときは大勢だったから……」 律「それにもう付き合ってるんだし、いいだろ?」 梓「あ、うぅー……」 律「やっぱ恥ずかしい?」 梓「……」 かぽーん。 梓「案外広いお風呂ですね」 律「だろ? 立派な風呂がある物件を選べって教わったからさ」 梓「足をまっすぐ伸ばせて快適です」 律「あー私も早く入ろ」 そう言って律先輩は髪を洗いはじめる。 梓「い~い湯だな」 律「あははん」 梓「い~い湯だな」 律「おほほん」 梓「ここは上州、り~つの湯」 律「……私の湯ってなんだよ」 梓「何かえっちいですね」 律「バカなこと言ってないであがれ、髪洗っちゃる」 梓「えっ、いいですよ」 律「遠慮すんなって、サービスだ」 梓「……じゃあ」 律「……」ワシャワシャ 梓「ふんふ~ん♪」 律「力加減はいかがですか、お嬢様」 梓「ちょうどいいですよ」 律「かしこまりました」 律「……」ゴシゴシ 梓「頭があわあわ~」 律「……」ピタッ 梓「? どうしたんですか?」 律「梓の髪はきれいだな」 梓「へっ?」 律「長くてつやつや、羨ましい」 梓「そ、そんなことないですよ」 律「謙遜すんなって、本当にそうだから」 梓「うぅ……」 律「私の髪じゃ、伸ばしてもこうならないよ」 そのとき、律先輩はちょっとだけ寂しそうな目をした。 梓「……私は律先輩の髪、好きですよ」 律「……梓」 梓「さらさらで柔らかそうで。それに、ショートカットは元気な先輩にぴったりです」 律「ふふっ、ありがと」 律先輩はいつもの明るい笑顔を浮かべた。 律「よっしゃあ、ラストスパートだ!」ワシャワシャワシャ 梓「きゃー♪」 律「おらおらおらおら」ゴシゴシゴシ 風呂から上がると、買っておいた牛乳を一気に飲んで喉を潤した。 テレビのバラエティを見たり、律先輩と何気ない話をしたりして寝るまでの時間を過ごす。 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、気がついたらもう日を跨ぐ時間に差しかかっていた。 梓「……」 律「梓、もう寝るぞ」 梓「もう少し起きていたいです」 律「夜更かしは体に悪いぞ。それに、めぼしい番組も終わったろ?」 梓「起きてるだけでいいんです」 律「明日朝早いんだから、早く寝ないと」 梓「そうですけど」 律「約束したろ」 梓「……分かりました」 律「よし、電気消すぞ」 梓「はーい」 暗くなった部屋の中で、一枚の布団に律先輩と並んで寝ころぶ。 律「おやすみ」 梓「おやすみなさい」 一日の終わりに布団の中で、その日の反省をすることは私の習慣だった。 律先輩との楽しい一日。 引っ越しを手伝って、ハンバーグをごちそうになって、一緒にお風呂に入って。 本当に楽しかったなぁ。 こんなに楽しい日が次に来るのは、一体いつになるだろう。 楽しい一日の終わりというのは、どうしても感傷的になってしまう。 まるでその時を狙いうちにしたかのように、不安がよみがえる。 律先輩と過ごした高校生活。 私があと一年残すなかで、律先輩は一足先に卒業した。 明日からは文字通り、律先輩のいない部活がスタートする。 律先輩だけじゃない。唯先輩も、澪先輩も、ムギ先輩もいない。 私が軽音部を引っ張っていかないといけない。 新しい軽音部への不安と、律先輩と離れてしまう不安。 二つの不安が私につきまとう。 梓「先輩、起きてますか?」 律「んー、どした?」 梓「……眠れません」 律「目つぶって深呼吸してみな」 梓「……」 律「……」 梓「……やっぱり眠れません」 律「不眠症か」 梓「普段はもっと寝付きがいい方なんですけど」 原因は分かってる。不安で眠れないんだ。 この不安はどうしたら消えてくれるのか。 そもそもどうして私はこんなに不安になってるんだろう。 律先輩は私より一個年上、卒業で離ればなれになることなんて当たり前だ。 とっくの昔に分かっていた。 そんなこと覚悟の上で、告白したはずなのに。 あのときの私は、ほんの一年我慢すればいいって甘く考えていた。 その一年がどれほど辛いものになるかなんて分からなかった。 どうして私と律先輩は同い年じゃないんだろう。 律先輩が一年遅く生まれていれば……私が一年早く生まれていれば、こんな思いをせずにすんだのに。 やっぱり律先輩と離れるのが恐い。 きっと、私と律先輩との間に何もないからだ。 律先輩はどちらかといえば消極的だ。 最初のキスを除けば、今まで何もなかった。 多分私の気持ちを第一に考えて、焦ることはしないんだと思う。 その心遣いはすごく嬉しい。 でも今は、確かなものが欲しい。 離れていても安心できるように。 もんもん悩む私の頭の中に一つだけ、正解らしきものが思い浮かぶ。 その瞬間、頬が熱っぽくなったのが分かった。 それはあまりに唐突で、しかも大胆なものだった。 でも、今の私にはこれ以外の解答は思いつかない。 だから、言うしかない。 心を決めた私はゆっくりと起き上がって、律先輩を見つめる。 律「どした、梓」 梓「……律先輩」 律「うん?」 梓「お願いがあります」 律「なんだ?」 心臓が鼓動を速める。緊張して手に汗をかく。 体全体の温度が上がったように感じて、心なしか目頭が熱い。 呼吸のペースが上がる。 梓「……」 律「梓?」 声が裏返らないようにゆっくり慎重に口を動かす。 胸が張り裂けそうだった。 それは、私にとって初めての体験。 絞り出すようにして、言葉を発する。 梓「……抱いてください」 その一言が物音一つない暗がりの部屋に溶けこんでいく。 律先輩にはっきりと聞き届けてもらうために。 梓「私を、抱いてください」 もう一度、繰り返した。 3
https://w.atwiki.jp/wanwan-o/pages/8.html
「人が空想できる全ての出来事は起こりうる現実である」 今までに出現した大犬さんの二次創作要素についての項目です。 あくまで踏まれたいスレの変態紳士達によって創りあげられた二次設定であり、公式設定ではありません。 生い立ち Virkato Wakhmaninovの娘であり、20歳の時にvirkatoの不幸なミスにより不老不死に。 そのため、外見上は20歳前後だが実年齢は100歳前後である。ババアと呼ぶと秒間2290回の蹴りを叩き込まれる。 ちなみにvirkatoの不幸なミスであるが、virkatoが作った曲の中にたった一つだけ 「演奏者の望まぬ願いを叶える魔譜」 というものがあった。これは本人が演奏する前に「駄作だ」と切って捨てたものであり、 本来ならば他の楽譜とともに焼却炉行きになるはずだったものである。 が、部屋の掃除に来た大犬さんがvirkatoの部屋に置いてあったこの楽譜に興味を持ち、自室に持ち帰ってしまう。 結果、自室で父の曲を演奏した大犬さんは自身の望まぬ「不老不死の化け物」となってしまうのであった。 性格 スーパードSである。 恋愛がかなり下手。 好きな物 熱い温泉。熱燗。クッキー(320円税込み)。 人物ではショタっ子が大好きで、ショタっ子を目の前にするとドMの可愛いお姉ちゃんになってしまう。 なんというダメ犬さん。 蠍火お兄さんの作ったsteel needleという名の防犯用ストラップを気に入っている。ちなみにポータブルの癖にすっごい強いらしい。黒い二匹がくっついてるのは特に。 嫌いな物 寒い場所。そのため、冬はコタツに入ったままでてこない。 人物では理屈っぽい人が嫌い。 そのため、ゼクトバッハ叙事詩に登場する女神シグマとは何度も激突しており、 最近では女神シグマに対して「貧乳」という単語を投げつけているとか。 趣味 将棋とチェスを好む。実力は鬼のように強いらしい。 絵画にも精通しており、アマチュアに関してはスキルよりも愛を重視する。 ちなみにbeatmaniaIIDXではサファリに悪戦苦闘している。 人望 大犬戦隊ワンワンオーという信者団体がある。 機動戦士オオイヌ00という信者団体もある。 「踏んで欲しい!」というパトロン達もいる。 必殺技 ウルフファング。 ウルフストンプ。 お姉さんフラッシュ。 「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」 使う時には某世紀末救世主伝説のキャラになるとか。 犬のスタンドを持っているという目撃情報もあり。 特殊状態 たまに頭だけのいわゆる「ゆっくり状態」になることがある。 天元突破グレンワルツ状態になると人智を超えたサイズになる。 ストーリーモードの変遷 IIDX17及びIIDX18におけるストーリモードは、実は大犬さんとピアノ対決をするモードであった。 が、勝利時のご褒美が大犬さんの水着リザであったため、青いボディペイントをした謎の人物から圧力が掛かり あえなく中止となった…という噂がある。 身体的特徴 大犬さんはお風呂に入らなくてもとても良い匂いがする。 virkatoの魔譜の影響により、複乳になったという噂がまことしやかに流れている。 真偽のほどは大犬さんに尋ねるしかない。 ちなみにバストは110のIカップだとか。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/14375.html
律先輩への一年越しの想いが実ってはや一ヶ月。 三月も後半を迎え、春の陽気が訪れようとしていた。 N女子大に無事合格を決めた律先輩。 実家通いは厳しいということで、一人暮らしを始めることにした。 今日は引っ越しの日。私は律先輩のお手伝いに来ていた。 梓「先輩、これどこに置いたらいいですか?」 律「あ、それはここに」 梓「分かりました……よいしょ」 律「ふー、これで荷物は全部運んだな。ありがとう、後はやるから大丈夫だよ」 梓「あの、よろしければ荷物整理も手伝いたいんですが」 律「でも整理まで手伝ってもらっちゃったら大変だし……それに、帰りが遅くなるぞ」 梓「大丈夫です、是非手伝わせてください!」 律「そっか。それじゃお願いするよ」 梓「はい!」 まだ、律先輩と離れたくない。 律「机はここで、テレビはここ」 梓「コンポはこの辺りで大丈夫ですか?」 律「うん、そうだな。それから……」 律先輩と私は顔を見合わせる。 律「ドラムはここ」 梓「ですね」 十畳近いワンルームの半分以上を占めてしまうドラムセット。 持ってくるのは一番大変だったし、大きさという点でも厄介ものだが。 律先輩の相棒として、一番必要なものだった。 律「やっぱり場所とるなあ。騒音もあるから夜中は叩けないだろうし」 梓「でもちゃんと練習しておいてくださいよ。来年、絶対バンド組むんですから」 律「分かってるって」 律先輩はあまり物を持たない性格だ。 必要最小限の家電と生活品だけが置かれた一室は、がらんとしている。 その中でドラムは異様な存在感を誇っていた。 律「ぜってー上手くなってやるからな。来年バンド組んだときに驚くなよ?」 梓「くすっ……楽しみにしてます」 荷物整理の中で一番大変だったドラムの設置が終わると、後の作業はスムーズに進んだ。 律「それじゃ皿とかコップはそこに並べて」 梓「はーい」 律「フライパンとか料理器具一式はここだな」 梓「自炊も大変ですね」 律「全くだ」 梓「面倒臭いからって外食やコンビニ弁当ばかりじゃダメですよ。健康に悪いから」 律「大丈夫だって。何とかやっていくよ」 梓「……心配です」 律「ばっか、私の料理スキル知ってるだろ? 料理はお手の物だよ」 梓「律先輩の手料理かあ」 何度かごちそうになったことはある。 中でも、軽音部みんなで食べたハンバーグは絶品だった。 グゥー 梓「……!」 律「何だ、お腹空いたのか?」 梓「だ、だって!」 律「もう夕飯の時間だもんな」 律先輩はにやにやとした顔を近づけてくる。 律「片付けも終わりそうだし、そろそろ帰るか?」 梓「!」 律「ご両親も心配してるだろうからな」 梓「うぅ~~」 律「へへ、そんな顔するなよ。冗談だって」 梓「意地悪っ!」 律先輩は私の頭をわしゃわしゃと撫で回した。 律「よし、大分片付いたし、夕食の材料でも買いに行こうか」 梓「はい!」 季節はすっかり春になったとはいえ、夜になるとまだまだ寒さが厳しい。 突然吹き荒れる冷たい風が肌を突き刺した。 梓「くしゅんっ」 律「寒くないか?」 梓「大丈夫です」ズズ 律「鼻水垂らしてるやつが言うことじゃないっての。そんな格好してるから」 梓「私、寒さには強いんですよ」 律「強がるなって……ほらよ」 律先輩は自分の上着を脱いで、私に着せてくれた。 梓「……ありがとうございます」 そっと手を触れてみる。 まだ律先輩の温もりが残っていた。 律「風邪ひかれちゃ親御さんに顔向けできないしな……そういえば、ちゃんと連絡はしたのか?」 梓「はい、律先輩のところにいるから遅くなるって」 律「そっか。よかった」 梓「先輩によろしくって」 律「助かってるのはこっちだけどな」 そのとき再び、風が吹く。 律「くしゅんっ」 大きなくしゃみをした律先輩は、ばつの悪そうな顔を浮かべていた。 梓「上着、返します」 律「いいっていいって」 梓「律先輩が風邪ひいちゃ元も子もないじゃないですか」 律「大丈夫だよ」 梓「でも……」 律「それじゃあさ」 律先輩は私の手を取った。 律「手だけでも温めてもらおうかな」 梓(……ばか) 握った手から、律先輩の温もりが流れ込んできた。 私たちの間で言葉がとぎれる。 言葉が無くなると、私の頭には余計な考えが浮かび上がってくる。 桜ヶ丘から律先輩の家までは一時間半、あまり気軽に会いに行ける距離ではない。 律先輩は大学生活で忙しいだろうし、私も部長の仕事や受験で忙しくなってしまう。 顔を合わせる機会が少なくなれば、すれ違いが生まれるというのはよくある話だ。 このままどんどん会う時間が少なくなると、お互いの気持ちが離れてしまいそうで怖い。 大学生になれば交友関係が格段に広がる。 いつも笑顔で明るい律先輩。話もとても面白いし、一緒にいるとすごく楽しい。 きっと、友達がたくさんできるだろう。 それだけじゃない。 律先輩はあれでいてかなり美人だ。性格だって良い。 男性からの人気もかなり高いはずだ。 もしも男の人から告白されたとき、律先輩はきちんと断ってくれるだろうか。 私と付き合っていると、声に出して言ってくれるだろうか。 ……何だかすごく気が重い。 数ヶ月後には、「別れよう」って言われてしまうような気がして。 律先輩に限って、そんなことありえないのに。 信じていますとはっきり口にすることができない。 律「……お、こんな所にコンビニがあるんだ」 律先輩が口を開いた。 急なことだったので、返事ができなかった。 律「これからお世話になるだろうな。あ、こっちには喫茶店が」 律先輩はあちこちに目を移している。 新しい自分の町に胸が躍っているようだ。 律先輩は、不安じゃないのかな。 律「おお、向こうに楽器店が!」 梓「ちょっと先輩! スーパーここですよ!」 律「あぁ、また今度……」 名残惜しそうな律先輩の手を引っ張って、私はスーパーに足を踏み入れた。 律「何食べたい?」 梓「ハンバーグがいいです!」 律「よし、りっちゃん特製のハンバーグを作ってあげよう」 梓「やったあ! 何が必要ですか?」 律「挽肉だろ、野菜だろ……米は持ってきたのがあるから、後は味噌ぐらいかな」 梓「はい、それじゃ順番に買っていきましょう」 梓「このレタスどうですか?」 律「キャベツがいいなあ」 梓「ハンバーグにはレタスですよ」 律「そんなことないぞ、私の家では……」 梓「レタスでしたよ」 律「あれ、そうだっけ?」 梓「よく覚えています。先輩、ハンバーグとレタスの相性は抜群だーって言ってたじゃないですか」 律「忘れちゃった」テヘッ 梓「お肉見に行きましょう」スタスタ 律「ああん、きゃべつぅ!」 梓「もう、行きますよ……あっ」スタッ 律「きゃべ……むぎゅっ」 梓「……」 律「梓?」 男「この魚がいいんじゃないか?」 女「こっちも良さそうよ」 男「それじゃそっちにしよう。次、行こうか」 女「うん!」 新婚さんだろうか。仲睦まじいカップル。 手を握りしめて笑顔を交わす様は、傍から見てもとても微笑ましい。 私と律先輩では、仲の良い女友達か、せいぜい姉妹というぐらいにしか見られない。 他人の目なんかどうでもいいはずなのに、何だか悔しい。 律「どうした、梓」 梓「……律先輩。カチューシャ、取ってください」 律「何だよ急に。髪下ろしたら変になるから嫌なんだって」 梓「変じゃないです。とても似合っています。だから、お願い……」キュッ 律「梓……」 律「分かったよ。これでいいか?」スッ 梓「はい!」 前髪を下ろした律先輩は、文句なしに格好いい。 そこらの男の人なんかより、ずっと。 梓「……律先輩」ギュッ 律「何だよ、甘えん坊」 梓「いいじゃないですか、少しだけ」 律「仕方ないなあ」 女「見て、あの子腕にしがみついちゃって」 男「本当だ、よっぽど仲がいいんだろうね」 律「なあ梓、周りの視線が気になるんだけど……」 梓「私は気になりませんけど。先輩は嫌なんですか?」 律「べ、別にそういう訳じゃないけど」 梓「ならいいじゃないですか」 律「うぅ……」 今の私はかなりわがままだと思う。 だけど、意地でも律先輩の腕を放したくなかった。 律先輩に触れていると、何だか安心するから。 この手を放したら、すぐに不安になってしまうから。 会計を済ませて、買った物を袋に詰め込む。 律「カチューシャ、もう付けていいか?」 梓「はい、いいですよ」 律「ふーよかった、やっと落ち着ける」 梓「わがまま言ってごめんなさい」 律先輩がカチューシャをあまり取りたがらないのは私自身よく分かっているはずだった。 それなのに、私は半分強引に取らせてしまった。 ……今さらながら、少し反省。 律「いいよ、別に。カチューシャ取ってほしい理由があったんだろ?」 梓「……はい」 やっぱり律先輩は優しい。 律「じゃ、帰ろうか」 梓「あ、荷物半分持ちます」 律「いいって、重いだろ」 梓「大丈夫です!」 律先輩から買い物袋を引ったくるようにして受け取った。 律「おっと、変な奴だなぁ」 梓「その代わり」 律先輩の空いた方の腕に目をやって、すかさず抱きつく。 律「……なるほど、これがしたかった訳ね」 梓「えへへっ」 だって、律先輩と腕組むの好きだもん。 律「……で、いつまでこうしてるんだ」 梓「お家に着くまでです」 律「構わないけどさ。買い物袋、重くないか?」 梓「大丈夫です。だから、このままでいさせてください」 律「はいはい」 重いものは律先輩が全部持ってくれたから、左手一本でも全然堪えない。 それに、こうやってくっついていると、とても暖かくてほっとする。 後少しでこの不安も消えると思うから、もうちょっとだけ甘えさせてください。 ―――― 律「よし、できたぞ!」 お皿の上にジュウジュウ音を立てるハンバーグがのせられる。 梓「わぁ、すごくおいしそう」 律「しばらく料理から離れてたけど、腕は落ちてないな」 梓「ね、ね、早く食べましょうよ」 律「慌てるなって、野菜盛りつけないと」 梓「それじゃ早く盛りつけましょう!」 律「はいはい……って、野菜はお前の係だろ」 梓「あ、そうでした……」 ご飯、味噌汁、漬け物、ポテトサラダに、人参とコーンが添えられたハンバーグ。 豪華な夕食がずらりとテーブルに並べられた。 どれも目移りするほど美味しそうで、思わずよだれをすすってしまう。 律「じゃあ、そろそろ」 梓「はい!」 私がご飯茶碗に手を伸ばしたそのとき。 律「おあずけ」 梓「!」 律「……」 梓「……」 律「……」 梓「うぅ……」ソワソワ 律「ぷっ、くくっ」 梓「もう、律先輩!」 律「ごめん、ちょっとやってみたかったんだ」 律先輩はいたずらっぽく笑う。 もしかして私をペット扱いしてないだろうか。 梓「むーー」 律「悪かったって。ほら、早く食べよう」 梓「……はい!」 梓「この味噌汁すごく美味しいです」 律「そっか、よかった」 梓「もやしと味噌汁ってこんなに合うんですね」 律「もやしは万能の材料だからな。安くて、簡単に料理ができる」 梓「へぇ~」 律「一人暮らしの必需品だ!」 自信満々に答える律先輩を横目に、メインディッシュに手をつける。 箸で切れ目を入れた瞬間、湯気と一緒に肉汁が溢れでてきた。 ちょいちょいとケチャップをつけて、口の中に運ぶ。 梓「……」 律「どう、上手くできてるか?」 梓「はい、とても美味しいです。親に作ってもらったのより……」 律「おいおい、褒めすぎだって」 梓「だって本当ですもん」 両親が共働きの我が家では、手間のかかる料理はそれほど頻繁に出ない。 その中でもハンバーグは滅多に出るものではなかった。 出たとしても、スーパーで売ってるような焼くだけのタイプのものだ。 美味しいけど、声に出して美味しいって言うほどのものでもない。 だから、ずっと前に律先輩の家で食べたハンバーグは。 ……律先輩の作ってくれたハンバーグは、私の心に深く残っていた。 2
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/2631.html
月曜の夜、電話がかかってきた。 相手は・・・泉こなた。 卒業式の日に告白され、正式に付き合いだして3ヶ月になる、 私の大事な、大事な「彼女」 大学は離れてしまったので、そうそう毎日逢っているわけじゃない。 でもなるべく連絡は取るようにしていた。 それが昨日・一昨日の土日、こなたは全く音信普通だった。 例のコスプレ喫茶のバイトが入っていることは私も知っている。 それでもメールにも留守電にも返事がないなんて・・・ 寂しさと不安と、ちょっとの苛立ちを覚えながら携帯を眺めていたところだった。 こなたの名前を確認した私はすぐに電話に出た。 「もしもし!」 「もしもし、かがみ・・・」 愛しい愛しいこなたの声。 心拍数も血圧も一気に上がってしまったようだ。 「どうしたのよ!電話もメールも返事くれないで・・・」 「う、うん。ごめんねかがみ」 「何かあったの?」 「・・・うん」 いつもと様子が違う。 ものすごく落ち込んだ声。 こなた、泣いてる? 少しの間があって、 「ねえかがみん」 「うん?」 「私、わたし・・・」 「・・・」 「私、かがみんが思ってるほどいい子じゃないから!」 泣き叫ぶようにこなたが言った。 いい子じゃないって、どういうこと? 「え?なんなの?・・・こなた」 「・・・・・」 「・・・・・」 「今から私が言うことに、もしかがみが『許せない』って思うんだったら、 もう逢わないし、電話とかもしない」 普段のこなたからはあまり想像できない、低く、落ち着いた声。 でもその声は震えていた。 こなたは何を言うつもりなの? さっきまでとは比べ物にならない不安と焦りと、そして・・・ 諦めの気持ちが私の中で渦巻いた。 「こなた、いいわよ。言って!」 もう本当はこの時点で泣き出してしまいたい・・・でも私は努めて冷静を装ってこなたを促した。 また少しの間があった。 そして・・・ 「付き合ってるの・・・かがみんだけじゃないってこと・・・」 小さいけれど、はっきりした声でこなたは言った。 想像していたとおりだった。それも最悪の。 すぐに返事ができないでいると、 「さ、最初は、告白したときはもっと軽い気持ちだったんだよ!」 こなたが勝手に続きを話し出した。 だまって聞いていることしかできない私。 「大学も分かれちゃったし、このまま疎遠になるのも嫌だなって」 「・・・・・・」 「もうちょっとかがみんと遊びたかったなって」 「・・・・・・」 「こんなに、かがみのこと、好きになるなんて思わなかったから・・・」 「・・・・・・」 「かがみん、優しすぎるから・・・」 時間だけが経過していく。 電話の向こうで、泣いているこなたの声。 何も言えない。 何を言っていいのか分からない。 どうしてこなたは私に・・・・ 私をどうしたいの? 私はどうしたいの? こなたの気持ちは? 私の気持ちは? 「ねえ、かがみ」 我に返った。 もう、こなたは泣いていない。 「どうするの?私と別れる?」 「そんなこと・・・」 「言っておくけど、私は私だよ。変わらないよ」 「・・・・・」 「お願い!別れるなら別れるでいい。かがみんも変わらないでいて!」 これは、「二股でいいなら付き合ってあげる」というこなたからの最後通牒だ。 答えははじめから一つしかない。 こなたと別れるなんて、できない。 「今までどおりでいいわ」 泣きそうになるのをこらえて、私は言った。 「ふふ」 安心したようなこなたの声がする。 「かがみんも私の虜なんだね」 いたずらっぽくこなたが言った。 そう、わたしはこなたの虜。 「かがみんも」・・・こなたの虜って何人いるんだろう? 「でも」 本当はとてもつらいのよ・・・と言おうとした矢先、 「あのねあのねかがみん、実はバイト先でね」 遮るように突然こなたがしゃべりだした。 こなたの彼女の一人は、あのバイト先の子だった。 以前バイト先に遊びに行ったとき長門有希のコスプレをしていた子。 雰囲気や声が岩崎みなみちゃんに似ていて、ちょっと印象に残っていた。 だけど長門さん(仮名)は最近常連客の一人と付き合いだして、 要するにこなたとの三角関係になってしまい、 この週末はその事でひと悶着あったということだそうだ。 店長まで巻き込んで話し合いの場が持たれ、一応こなたが身を引く代わりに 常連客も店やほかの客に迷惑をかけないということで決着したらしい。 しかしこなたは、実は身を引く気など全然なくって・・・・ 以上がこなたが(一方的に)私にした話。 私は、待ち受け状態の携帯をふたたび眺めながら考えていた。 (こなたはバイト先のトラブルを誰かに聞いて欲しかったんだ) (でも、話せる相手は私しかいない) (私に話せば、私以外の人と付き合っていることがばれてしまう) (だから、こなたは悩んだ末に私に二股を告白した) 『聞いてくれただけでも嬉しかった。ありがとうかがみん』 電話を切る直前こなたは言った。 私がこなたにとって必要な人であるということ。それは素直に嬉しい。 だけど・・・ 「いいわ!」 着替えを終えて、ベッドにもぐりこむ私。 「何人『彼女』がいたってかまうもんですか!いつかきっとこなたを」 「私だけのものにしてみせるわよ!」 頭から布団をかぶる私の頬を 涙が伝っていった。 続き コメントフォーム 名前 コメント コナビッチときたかw -- 名無しさん (2009-11-20 01 52 09) 7行目 こなたは全く音信普通だった。→こなたは全く音信不通だった。 -- 誤字指摘 (2009-11-03 10 56 51)